15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:03:00.29 ID:83HmKXH9O
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:05:58.37 ID:AbYqImMj0
いちょつー
今日は早いな
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:21:33.78 ID:83HmKXH9O
ほ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:31:45.52 ID:I/JydmnG0
いちおつ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:48:03.91 ID:83HmKXH9O
今日は誰もいない?
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:57:25.71 ID:AbYqImMj0
どーいう意味で?
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 22:59:25.93 ID:83HmKXH9O
>>57 いや、特に深い意味はない。でも人いないと寂しいじゃん。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 23:00:17.01 ID:S8THSrFx0
執筆中ほ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 23:07:36.11 ID:83HmKXH9O
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 23:27:02.13 ID:C66Iv8Z+O
ねまらほ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 23:41:03.78 ID:cDPdmfEO0
t
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/26(水) 23:41:54.87 ID:cDPdmfEO0
おや?
>>1乙
ありがたいことだが一日で規制解除ってのはなんぞや?
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:00:21.72 ID:q1iw0yVt0
投下していいかな?
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:01:31.39 ID:3tsVNmKC0
GOGOGOGO
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:03:17.51 ID:q1iw0yVt0
おk
先に言っておきます、今から投下するお話は著作権はフリーですので
ネタが困った時、話題のクロスはどうしようって時に直面してしまったら皆さん遠慮せず
ご自由にお使いくだしあ><
では始まり
17 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:04:46.98 ID:q1iw0yVt0
のんびりとしたこの雰囲気、そしてまったりとしたこの日常・・これを幸せというらしい。騒がしい世間とは対象的な
一日がまた始まる・・
〜主婦(仮題)
「あらやだ、白根さん。お買い物?」
「ええ」
いつものスーパーの買い物終わり、いつものようにレジ袋をぶら下げてそのまま自宅へ帰ろうとした時に
これまたご近所の奥さんと視線が会い挨拶をかわす。ここ最近はこういったご近所付き合いが蔑ろにされつつ
ある中で私は何となく大切にする、これでもある程度はマシだと言える方なのかもしれない。
おっと自己紹介が遅れてしまった、私は白根 美由紀(しらね みゆき)。どこにでも居る何ら変哲のない
ごく普通の子持ちの主婦で旧姓は佐竹。趣味は独身時代から培ったカラオケとお酒。更に過去を遡ると・・
「白根さん知ってた? 3丁目の奥さん、お子さんと一緒に旦那さん置いて出てったらしいわよ」
「そうなんですか」
「旦那さんも大変よね〜」
オバチャンというものはそのマシンガントークを武器に噂話と言う凶器を振り回して相手をねじ伏せて自分の
ペースに持っていく、この奥さんもその例に漏れない存在だ。敵に回すと恐ろしい物ではあるが味方について
くれればコレほど頼もしい存在はないだろう・・多分。とは言いつつも私的には面白い人物なのでお世話に
なる事が多々あるもので結構有難いものだ。
談笑を続けていくうちにオバチャンの数はチラホラと増えていき、俗に言う井戸端会議にまで発展する。
18 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:05:22.05 ID:q1iw0yVt0
「世の中何が起きるか解らないわね」
「そうそう、ここのスーパーの特売見た?」
「鶏肉が300gが170円の奴だったね。そういえばさっきまで白根さんが買い物してたけどどうだった?」
「ああ、今夜は昨日のカレーが沢山残ってしまったのでグラタンにしようと思いまして」
今日はグラタンにしようと思ったので足りなくなった調味料と足りなくなった生活用品を買い込みに来ただけ
なので今日の特売は手を出していない、オバチャンたちの表情は残念そうなのが少しばかり可愛らしいところである。
「そういえばあれって5時からじゃないですか? まだ3時前ですから早いと思いますけど・・」
「ハァ〜、まだまだ甘いね」
「そうそう、特売の日はいつもより2時間前に戦場に張りこむのが常識だよ!!」
「白根さんはまだ若いけど経験積んだらわかるだろうけどね」
・・この領域を踏み込むには私も修行あるのみなのかもしれない。そのまま芸能人のスキャンダルや
晩御飯のおかずに旦那の操縦方法(?)などを語り合いながらのんびりと時間を進める。
19 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:07:31.54 ID:q1iw0yVt0
ささやかな談笑を終えてオバチャン達と別れた私はそのまま自宅へ帰り、買いこんだ物を片付ける。
単調なものではあるがこれが結構重要なものでちゃんと考えて片付けなければ後で少し泣きを見る事に
なるのでちょっとばかし頭を使わなければ出来ないものだ、少しばかり粗相なあの人にも教えてあげようかな。
片付けが終わった後、この時期には必需品とも言えるおこたに入ってポットと予めお茶葉を準備しておいた
急須をテーブルの上に置いて湯飲みに暖かい緑茶を淹れてワイドショーを見ながら至福の一時を過ごす。
この場合は昼ドラがお約束だと思いがちなのだが最近の昼ドラは少し子供向けに作られているので
全然物足りない、こればかりは先ほどのオバチャンたちも私と同意見なようだ。
“最近は世代層によって女体化による考え方が・・”
「女体化ね・・」
この世界には昔っから“15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する”という変な病がある、周りは
原因を掴もうと必死に色々研究を進めているようだけども中々発展はしていない。私もその例に漏れず
女体化してしまい最初は戸惑ったものの状況によって徐々に慣れていき、高校を卒業して2年制の短大を
出た後で極普通に2年間OLをして高校の頃から付き合って就職先も同じだった旦那のプロポーズを
受け入れてなり崩し的に結婚。結婚をして1ヶ月後、旦那が転勤を会社に命じられて旦那と一緒に
今の住居へと引っ越すこととなる。引っ越してきた当初は夫婦共々見知らぬ土地に戸惑いながらも
ご近所さんが優しかったためのんびりと腰を落ち着けられる事が出来たのではあったが、その矢先に
私が妊娠が判明。旦那がこの見知らぬ土地に転勤したのが幸か不幸なのかはよく解らないところでは
あるが、結婚生活2年目には無事に息子が生まれて人並の幸せを手にしている。
その息子は現在、遊び盛りの小学校1年生・・旦那を恨むことと言えばその間に私が30歳になってしまったことだろう。
20 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:08:04.06 ID:q1iw0yVt0
「ま、考えても仕方ない事だけど・・息子が中学生になるのが先か女体化がなくなるのかが先か、よく解らないところですね」
“女体化が発見されて50年以上・・差別や偏見は弱まりましたが未だにないとは言えません。
それに思春期と言う多感な年頃になってしまえば・・深く思い詰めて悩む人は大勢いるでしょう。
女体化で思い詰めない人は居ないでしょう”
「悪かったわね、今まで女体化で思い詰めてない人生を歩んで」
テレビに突っ込むのは少しばかりの癖になってしまう、考えて見れば今まで私は女体化はすれどそれで
思い詰めた事は一回もない。女体化してしまった時期がたまたま高校の入学前というのもあるけれども
最初は女物の下着とかに人並の抵抗感を示したのだが姉とその女友達に無理矢理履かされて以来は
それが妙に癖になってしまったのかあっけなく慣れてしまって、それから徐々に女の生活に慣れ親しんで
しまったのだ。その事を同じ女体化を経験している親友に語ったのだが“あんたは変”と酒の席で断言されてしまった。
自分では普通だと思うのだけども客観的に見られるとやっぱり私はちょっと変なのか? まぁ、そこまで思い
詰めることもないもので、それ以降は私が女体化で考えた事と言えばそれぐらいだ、というか結婚もして
子持ちになれば女体化について考える暇すらない。
21 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:09:03.41 ID:q1iw0yVt0
“政府主導による女体化の研究が進んでいますが、それが叶う事を願うばかりです。続いては・・”
「女体化よりも車の税金下げてくれるか色んな保険の簡略化してくれたほうが有難いんだけど」
軽くぼやきながらテレビを切って時間を確認する、時刻は夕方の5時ちょっと・・もうすぐで息子が帰宅する
時間帯だ。おやつ用意しないと色々五月蝿いので私はそのまま立ち上がると戸棚の在庫をチェックする、子供の
おやつがちゃんとある事を確認するとそのまま冷蔵庫から材料と棚から鍋を取り出して晩御飯のグラタンに
使うホワイトソースの準備に取り掛かる、そういえば前にテレビで簡単なホワイトソースを作る裏ワザが
紹介されていたが、どうせ手抜きはそこまで味を出せれないだろう。
“主婦ならば家計と家事に旦那の操縦ぐらいはしっかりとしておけ”と母親に耳タコができるぐらいまで
言わされている、それに料理の方も未だに嫁ぎ先がない3つ上の姉から教わっているので対して支障はない。
それにしても料理やお裁縫など私よりも家事が万能に出来るあの姉は未だに独身なのは何故だろう?
男をやって10数年の私でも未だに男心だけはわからないものだ。
「さて、これで仕込みはお終い。後は晩御飯に合わせて・・」
“ピンポーン”
「帰ってきたか。全く、自宅のチャイムは鳴らすなとあれほど言ったのに・・」
出来上がったホワイトソースは蓋をして鍋ごと焜炉上に放置して今度は学校から帰ったばかりの息子を
出迎える、悪戯真っ盛りに差しかかる息子のブームは自宅のチャイムを鳴らして宅急便に成りすますこと・・
何に影響を受けたのか良く解らないがこちらも一計案じる事にする。
22 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:09:36.13 ID:q1iw0yVt0
“奥さん、おとどけものでーす!!”
「あらら、悪いわね」
まだ変声期を迎える前の甲高い声、これで引っかかる人物などまずいないだろう。
最初の内は何度か合わせて引っ掛かった振りをしたのだけどもこれ以上癖になられて他人様に迷惑を
掛けられても困るのでここら辺りで終わらせることにしよう。
「あー、宅配屋さん? 悪いんだけど別の人が先に荷物届けてくれたのよ。中身を確認するとなんとお菓子の詰め合わせ」
“えっ・・お菓子?”
「そうなんですよ、しかもクッキーの詰め合わせ。それに最近は物騒ですもんね、荷物の住所は間違えると
会社に帰らなきゃいけないし・・まぁ、私はその間は貰ったお菓子を食べることだけどそちらもお仕事大変ですよねぇ〜」
明らかにドアの外にいる息子はお菓子という言葉に動揺している、さてさて後何分持つことだろうか・・
“・・・い・・”
「どうかしましたか? 宅配屋さんならハッキリと仰ったらどう」
“は・・早く家に入れてー!!!”
「はい、よく言えました」
まだまだ青い息子はすぐに根を上げ、私に軍配が上がるのであった。
23 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:10:32.08 ID:q1iw0yVt0
無事に家に入れた息子・・もとい白根 卓(しらね たく)。卓はランドセルを放り投げて泥んこのまま、ただいまよりも
真っ先に私にお菓子の行方を聞く。
「お母さん!! お菓子は・・お菓子どこ!!!」
「そんなものあるわけないでしょ、それにね家のチャイムは鳴らすなって言ったよね」
「そ、そんな・・反則だよ・・・」
「大人の世界に反則も糞もないの。覚えて置きなさい」
姉の言葉だけどね・・っと小さな声で呟きながらいつものように息子を出迎える、まぁしかし・・ここまで泥んこに
なるぐらいに遊べるたくましさは確実にあの人の影響だろう。
「おやつは戸棚に置いてあるからそこに放ってあるランドセルを片付けてそのまま手を洗ってから食べてよ」
「へぇ〜い」
先ほどとは対照的に力のない返事をしながら卓は自分の部屋に戻っていく、そのまま私は少し冷えてしまった
身体を再び温めるためおこたに入る。再び緑茶を啜りながら晩御飯まで待ったりとくつろぐ。それにしても
おこたというものは人類史上の発明品だと思う、夏になれば物置へとボツシュートされてはしまうのが
勿体無い気もするが夏になれば布団が余計にかさばってしまうのでその時はお役御免となるのだ。
卓はと言うと戸棚からおやつであるポテチを取り出すとそのまま私と同様におこたに入ってテレビを見ながら
ポテチをほうばる、まるで先ほどの悲壮感が嘘のようだ。
24 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:11:34.99 ID:q1iw0yVt0
「今日は何があったの?」
「いつものように学校が終わったら勇輝たちと遊んだよ。
やっぱり外が寒い分だけおこたのありがたみがよくわかるもんだ!!」
「なんじゃそりゃ。宿題はちゃんとやってるの」
「ポテチ喰ったらここでやる」
「・・自分の部屋でしなさい」
「ケチ」
おこたで宿題なんて卓の年齢では10年早い、私の子供の時を考えて見ればおこたで宿題なんて贅沢の極みだ。
昔、おこたで宿題をしようとしてた私達に母親が叱った気持ちが今になって良く解る。
25 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:12:12.52 ID:q1iw0yVt0
「あ〜あ、俺の部屋におこたつけてくれないかな。・・美人のママ、可愛い息子のお願い聞いてくれない」
「ダメ。・・どうしても欲しいんならテストで10連続で100点取ったら考えてあげる」
「ちぇ・・」
子供部屋におこたなんてつければ光熱費がとんでもない事になる、自分の部屋があるだけでも有難いと
思わないかなこの息子は・・?
「じゃ、今日の晩御飯は何?」
「美人のママお手製のカレーグラタン、美味しいわよ」
「やりぃ!! んじゃ宿題してくる!!!」
卓は一気にポテチを食べ終えると笑顔で自分の部屋に舞い戻る、全く子供と言うのは分かり易いものだ・・
26 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:14:07.11 ID:q1iw0yVt0
おこたで卓と一緒にまったりした後、あの人が帰ってくる時間がそろそろ近づいてきたのでこっちも晩御飯の
準備に取り掛かる。前日にカレーを多く作りすぎたら味も深くなるし、色々な料理に応用が出来るので家計には
とてもお優しい最強の調味料だと思う。
カレーに先ほど作っておいたホワイトソースと軽くマカロニを茹でてピザ用チーズをグラタン皿に適当に
盛りつけて後はオーブン兼レンジに入れるだけ・・こんなに簡単で味も美味しいお手ごろメニューはいい物だ。
一応花嫁修業の最中に私に料理を教えてくれた姉には本当に感謝したいもので礼として愚痴を聞いて
あげよう。グラタンが出来るのを待ちながら優雅に雑誌を読んでいると自分の部屋でやっているはずの卓が
よそよそしい様子でこちらを伺っている。
もしかして学校で何か会ったのだろうか? ここは素直に聞いてみる事にしよう。
「あ、あの・・」
「ん? どうかしたの」
「・・母さんこれ」
恐る恐る卓が渡してきたのはテストの答案用紙、しかも点数は30点・・お世辞にもいい点数とは言えない。
どうやら卓は私にテストの点数について叱られてしまうのではないかという気持ちなのだろう、事実私も母親に
テストの点数についてはこっぴどく叱られた経験がかなりある。
旦那はどうか知らないけど私にとってテスト後の結果というものは常にヒヤヒヤとさせられたものでどう
やり過ごそうかを少ない頭でやりくりしながら考えたものだ。まぁ、卓は私と違って隠したりせず堂々と見せて
きたのは褒めてあげよう、それに私や旦那はテストの点数なんて余り気にしない人間だ。
27 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:15:57.61 ID:q1iw0yVt0
「まぁ、こんな点数なんて取らない方がおかしいわ。
100点なんてそんなボンボン出るもんじゃないし、私はテストごときでガミガミ言いやしないわよ」
「本当・・?」
「子供に嘘ついてどうするのよ」
「よっしゃぁぁぁぁ!!!! これで俺の人生もハッピーだぜ!!!!!」
多分卓は私の事が天女のように写っているだろう、しかし調子に乗らしてもいけない。
「調子に乗るな。さっさと宿題やっちゃいなさい」
「イテ・・わかったよ」
軽く卓のでこを小突くとそのまま卓はテストを持ったまま自分の部屋へと向かうのであった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:16:48.32 ID:ddLhM9Wg0
つC
29 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:17:02.76 ID:q1iw0yVt0
小一時間後、もう少しで旦那が帰宅する時間に差しかかる。時刻は丁度7時前・・レンジからはカレーと
チーズの匂いが混ざり私の鼻に晩御飯時を知らせる。
「さて、ご飯も出来るし。もうそろそろ・・」
「美由紀ちゃーーん!!! 愛しの旦那様が帰ったぞ」
「・・帰ってきた」
いつまでも変わらないその軽い性格に愛情溢れる仕草、そしてこの家の大黒柱であり私の旦那・・
白根 優治(しらね ゆうじ)のお帰りだ、私はいつものように玄関先で旦那を出迎える。
「お帰り」
「ただいま! う〜ん、やっぱり美由紀ちゃんは綺麗だね」
「あなたはいつも幸せそうね」
この人とは高校時代からの付き合い、とにかく明るい性格で私を元気にしてくれる。出会いのきっかけは
なんと言うか・・たまたまのんびりしてた私に話しかけてくれたのが始まりでそこからは色々話していくうちに
男女の付き合いとなり、同じ大学を出てそのまま就職先も一緒になったのだ。そのままお互い普通にOLと
サラリーマンをしているころにこの人からプロポーズを受けて結婚したのだ。
その時は既にお互いの家を行き来もしていてお互いの両親には付き合っていることは報告済みでは
あったので今更結婚してもいいだろうと言う軽い考えからなったものだ。旦那の帰りに自室で宿題をしていた
卓もウキウキ顔で、旦那のほうも同じようにウキウキ顔で卓を出迎える。傍から見れば本当に良く似た
親子だろうと思うだろう、事実家族である私もそう思う。
30 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:19:05.76 ID:q1iw0yVt0
「お帰り、父ちゃん!! お土産は」
「おおっ、卓よ。帰ってきたぞ!! お土産は・・これだ!!!」
そういって旦那は体一杯卓をハグする、おそらく卓の方は玩具かなんかを期待していたのだろうと思うが
突然の旦那のハグに軽く呆然している状態だ。旦那が卓を解放するが卓の表情はさっきと同じように
まだ呆然としたままである。
「お土産・・」
「何を言っている。父ちゃんのお土産は良かったろ?」
「はいはい。卓、手を洗って台所で待ってなさい」
「うん」
そのまま素直に卓は洗面所へと向かい手を洗う、毎度の事ながら旦那は自分の子供をからかうのが
非常に好きなようだ。まぁ、私も付き合ってた頃は散々からかわれた経験があるので慣れっこなのだが
子供には少し抑えて欲しいものではあるがそれがこの人の良さだ。
31 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:19:49.05 ID:q1iw0yVt0
「からかうのはいいけど、程々にしてよね。後が大変なんだから」
「わかってるって」
この人は本当に分かってるのだろうか・・? そんな私の疑問もすぐに立ち消えて卓が待っている台所へと
向かう、その卓はというと先ほどの呆然とした表情はなく目の前にあるカレーグラタンに幼さが出すギラギラした
視線を出しながら食い入るように見つめていた。どうやら心配した私がアホだったようだ・・
「ま、まだ食っちゃだめ?」
「お父さんが来るまで待ちなさい」
子供と言うのは現金なものだ、そうこう言っているうちに着替えを済ませた旦那が台所に到着して卓の
お待ちかねである晩御飯が始まる。
32 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:20:23.96 ID:q1iw0yVt0
「おっ、今日はグラタンか!」
「昨日のカレーが余ったからね。それじゃ・・」
「「「いただきます!!!」」」
開始早々、卓はどこぞやの大食い選手みたいにカレーグラタンに頬張りつく、旦那のほうも卓と同じように
グラタンを食べる。
「う、うめぇ!! やっぱ母さんの料理はうめぇよ!!」
「だろ? 美由紀ちゃんの料理はうまい!!!」
「・・2人とも詰まらせても知らないわよ。言っておくけどお代わりないからね」
「「ウ、ウグッ!!!」」
私がそう言った瞬間に親子はグラタンを喉に詰まらせ慌てて水を一気飲みする、やっぱり親子だ。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:20:26.87 ID:6eZ6gZca0
さるさる
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:20:30.68 ID:3tsVNmKC0
っC
35 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:20:51.23 ID:q1iw0yVt0
「あなたは兎も角として・・卓、行儀が悪いからちゃんとゆっくり味わって食べなさい」
「ひゃい・・」
「なんで俺には言わないの」
「あなたは昔から言ったって聞かないでしょ」
「ううっ・・そりゃないだろ」
そういって私も自分の作ったグラタンを味わう。うん、うまい! さすが私。
36 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:21:37.47 ID:q1iw0yVt0
楽しい食事も終わって卓に洗い物を手伝わさせて終わらせると待っているのは食後の雑談タイム、旦那の方は
ビールを呑みながらいつもの笑みを更に発展させたご満悦の表情を浮かべる。
「卓〜、学校は楽しいか」
「楽しいよ」
「そうかそうか。あっ、そういえば昼頃にお義母さんから電話が掛かってきてな、美香(みか)義姉さんの
お見合い相手紹介してくれってさ」
「姉さんの?」
旦那の言葉に少し驚きながらも私はじっくりと話を伺う、今までにも姉はお見合いをしていたのだが何故か
どれもお気に召さないようで全てご破談。やっぱり母からしてみれば未だに独身の姉が心配なのだろう、それに
女体化を経て結婚している私を見てるとまだ孫の顔が見てみたいのかもしれないが・・
「ああ、会社で手ごろな独身の奴を紹介してくれだってさ」
「姉さんもいい年通り越し掛けてるからね。母さんも心配なんでしょ」
「俺、叔母さんの結婚相手になってもいいよ!!」
「あんたは首を突っ込まないように。で、どうするの?」
大人のお話にしゃしゃり出る卓を抑えながら私は旦那に是非を聞いて見る、やっぱり私として見れば姉は家事は
万能だし嫁に入ってもおかしくはないと思う。旦那はビールを一のみしていつもの口調であっけらかんと答える。
37 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:22:23.39 ID:q1iw0yVt0
「まぁ、紹介するさ。職場でも女体化は逃れど結婚願望の強い奴は結構居るからな」
「あっ! 女体化と言えば俺の担任の佐藤先生は女体化してたんだぜ」
「えっ、そうなの?」
「うん。今日の道徳で女体化について勉強したんだけどそう言ってた」
卓の担任の先生が女体化をしていたとは少し驚きだ、まぁ今じゃそんなに珍しい事ではないので
どうでも言いが・・家庭訪問の時も少し馬が合ったこともあったがもしかしたらそれも一つの理由なのかもしれない。
「へー、じゃあ卓が女体化したら俺も娘持ちか。それはそれでいいかも」
「するわけないじゃん!! 俺は野球選手になるのが夢なんだし、女になったら野球出来ねぇよ!!!」
「まぁ、プロ野球は男の職業だからな。頑張れ、俺と美由紀ちゃんは応援するぞ!」
そう言いながら旦那はビールを置いて卓の頭を撫でる、女体化云々に着いてはいろいろな偏見があるようだけども
私は考えた事すらないので考えなくてもいいだろう。私も淹れておいた緑茶を啜りながら寒い身体を温める・・
まったりとした時間が静かに流れて穏やかな気持ちになっていた私ではあるが卓がそれをぶち壊す衝撃の事を口走る。
「なぁ、父ちゃんお母さん・・俺、兄弟が欲しい!!」
「「ブッ――!!!」」
卓の衝撃な一言に私は飲んでいた緑茶を盛大に吹き出し、滅多に驚かない旦那も呑んでいたビールを吹き出して
夫婦共々変な醜態を我が子に見せてしまう。
38 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:23:03.31 ID:q1iw0yVt0
「兄弟って・・兄弟よね?」
「何言ってるんだよお母さん。皆兄弟が居るのに居ないのは俺だけだぜ」
「おおおっ、俺も一人っ子だがそんなに寂しくはない・・ぞ」
「だけど俺・・弟か妹が欲しい!!!」
私達夫婦になんて無理難題を押し付けるかな、この息子は・・もしかして情操教育がない分、納得させるのは
骨を折りそうだ。旦那の方も珍しく口篭って何を切り出そうか悩んでいる、せめて情操教育が必要なお年頃に
なってほしいのだけどそこまで待っていれば私も旦那共々かなり歳取ってしまうだろう。
「あの・・卓君? 私には叔母さんがいるけど楽じゃないわよ。それでも良いの?」
「ああ!! 俺が愛情込めて可愛がる!!!」
「ダメだなこりゃ・・卓よ、まずは風呂に入ってスッパリとあk」
父親として最悪な言葉を言おうとしている旦那の口を両手で慌ててふさぐと話題を必死に転換する。
39 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/11/27(木) 00:23:43.86 ID:q1iw0yVt0
「フガガガッ!!!」
「おおお、お風呂ね!! 準備してるからお父さんと入りなさい!!!」
「オッケー!!」
まるで脱兎の如く、卓はそのまま脱衣場に向かう。卓が居なくなったのを確認すると私は旦那を解放する。
「気持ちは解るけど、その一言は父親としてはNGよ」
「あ、ああ・・俺も気が動転してたよ。・・卓と風呂入ってくる」
旦那に卓を任せると私は体中から盛大な溜息をつきながらどうするかを必死に考えていた。・・主婦ってやっぱり難しい
―fin―
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:24:27.88 ID:3tsVNmKC0
乙であります!
おきて読むまでスレのこってると良いなぁ…
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:24:37.78 ID:ljbyiV9Y0
乙!
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:25:56.74 ID:ByF8Hv9d0
乙!おもしろかった!
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:30:05.84 ID:q1iw0yVt0
はい、終了です
前途の通りこの作品に関しては著作権云々に関してはこのスレに寄贈する形を取りますのでもしネタに困ったり
クロスに困りの作者様がいらっしゃいましたらこの作品をご自由にお使いください
いや、自分がこのスレでクロスに関して愚痴ってしまったお陰で様々な混乱を呼んでしまった責任・・ではあり
ませんがこの作品を思いつきました。今回の騒動?についてはまずはこの場を借りてお詫びを申し上げます。
大変申し訳ありませんでした
このような自分の身勝手かつ無責任さは謝って済むものではありませんし今回の自分の行動についても
賛否両論あるとおもいます。
今回は騒動に関するお詫びと責任も込めて、一スレ住人としてこのような決断を下しました。
今日も見てくれてアリガトさんでしたwww
皆にwktk
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 00:32:45.49 ID:6eZ6gZca0
乙乙、なごんだぜ
騒動、というほど騒動でもない気がするけどな
ただ単にひとつの転機のきっかけくらいにしか俺は思わんかったよ
45 :
七兄:2008/11/27(木) 00:47:13.47 ID:r7J2Ies10
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:05:30.75 ID:ddLhM9Wg0
>>45 _ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
残業しておっぱい分を補給してくださ。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:07:27.96 ID:ddLhM9Wg0
>>43 乙でした。
そんなに真剣になる必要はないのでは?
クロスに関してはまぁ、確かに色々それぞれが思うところはあると思うが。
まぁ、避難所の方ですこしづつ方針決めて行きましょうよ。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:09:39.53 ID:ljbyiV9Y0
>>45 _ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
俺もそのおっぱいクッションを味わいたいです
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:21:40.54 ID:q1iw0yVt0
なんと言うか・・救われた気持ちです。皆優しいなぁwww
この作品がどのようになるか楽しみです
>>45 おっぱいは正義
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:27:27.35 ID:ddLhM9Wg0
う〜。完成させてからと思ったけど、なんか出したくなったから途中までだけどよろしく。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:28:07.05 ID:ddLhM9Wg0
『』←まだ決まってない・・・。
1.「そういえばさ、ちょっと聞いていい?」
「なんですか?」
「修の旧姓ってなに?」
「旧姓?」
「うん。修、言ってだじゃん。結婚する時は、今の叔母さんの苗字じゃなくって、両親の旧姓に変えるって。」
「まぁ、そうですけど。」
「べっ別に、将来のことを考えてとかじゃないんだからね。私が興味あるだけなんだからね。」
「ははっ。」
「・・・。なに笑ってるのよ。」
「いえ。そうですね。俺の旧姓は・・・。」
「うん。うん。」
「『如月』って言います。」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:28:23.72 ID:ddLhM9Wg0
2.「まだ、つらい?」
「いきなりなんだよ。」
「昔のこと、思い出す?」
「まぁ、な。それは五月も一緒だろう?」
「そうだけど・・・ね。」
「そんなつらそうな顔をするな。・・・五月には笑顔が一番似合うよ。」
「・・・、クサッ。なにその科白。」
「おまっ・・・。」
「でも、うん。嬉しい!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:28:43.90 ID:ddLhM9Wg0
3.「光ぅ〜!」
「勇気っ!こっちこっち!」
「ごめん。僕が遅れたせいで待たせちゃったね。」
「いいよいいよ。で、どうした?また、憧れのオジさんの話?」
「いや、その、それは・・・、別に・・・。」
「うろたえてる、うろたえてる。」
「ほっといてよ・・・。」
「勇気、可愛い〜。なんか、あれだね。」
「う〜。・・・何よ?」
「やっぱり、勇気の告白、OKしておけば良かったかなぁ?」
「・・・今更そういうこと言う?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:29:07.24 ID:ddLhM9Wg0
4.ずっと悩んでいた。どうして私は子供たちにつらくあたってしまったのか。
言い訳はあったし、それを言えば同情してもらえただろう。
私のせいで、息子にもつらい思いをさせてしまった。
自分と同じ道を歩ませるなんて・・・。
私は母親失格だ。
「純一・・・。真弓・・・。ごめんなさい。」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:29:29.97 ID:ddLhM9Wg0
5.「オジさん!」
「また、お前か。」
「へっへ〜。」
「・・・なに笑ってやがる。」
「だって、最近僕のこと『坊主』って呼ばなくなった。」
「・・・。坊主、別に深い意味は無いぞ。」
「う〜。わざわざ言い直すなよ!」
「ふっ。少なくとも自分を『僕』って言ってるうちはレディー扱いはできないな。」
「そうですか!ふんっ!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:33:22.45 ID:ddLhM9Wg0
6.我が『如月探索・・・』ではなく。
『如月探偵事務所』は金はないが、元気はある。
坊主がココに居座ってすでに二年近くが経過していた。
このまま、のんびり捜しモノをする生活っていうのも悪くない。
そんなことを最近思い始めていた。昔の俺からは想像もつかない。
なんだか、気恥ずかしくなって、最近はめっきり本数が減ったタバコに火をつけた。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:34:07.63 ID:ddLhM9Wg0
7.「さてと。」
「ん?どっか行くの?」
「あぁ。今日はちょっと大事な用があるんでね。」
「ふ〜ん。・・・なんか、去年もこれぐらいの時期にドッカ行ってたよね・・・。」
「良く覚えているな。ちなみに、一昨年も行ってるぞ。」
「・・・。そんな昔のことは覚えてないよ。」
「なに照れてんだ?まあ、いい。帰りは遅くなる。今日は帰れ。」
「ちょっと!どこ行くの?」
騒ぐ坊主の背を押して事務所から追い出す。
上着を羽織ると、ドアの外で待っている坊主を家まで送った。
今日ばかりは邪魔されたくは無い。悪く思うなよ。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:34:49.20 ID:q1iw0yVt0
wktk
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:34:53.44 ID:ddLhM9Wg0
8.一つの墓石の前でタバコに火をつける。
「今年も来たぞ。」
「・・・。」
「いい加減、来るなって言ってるのか?そう連れないことを言うなよ。」
「・・・。」
「でもな、最近はこれでも少しは楽しく過ごしてるんだぜ。」
「・・・。」
「それでも・・・。」
「・・・。」
「まだ、前には進めないんだ。俺は弱いままだな。」
久々に苦く感じたタバコは、何かが始まる予感をさせた。
「よっ、『捜し屋』、久々だな。」
そう懐かしい呼び名で呼ばれた。安田康弘。職業警察官。
紫煙は俺の顔に容赦なく流れてきた。
俺が顔をしかめたのはそれが理由だけではないが。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:35:47.19 ID:ddLhM9Wg0
9.日常が崩れるのはあっけない。それはまるで、トランプで作ったタワーのようで。
作るのにあんなに時間が掛かったのに、崩れるのはあっという間だ。
それを何度も何度も味わってきた。
そして、今日。
この再会は何を意味するのか?
もうこれ以上、なにも崩したくない。
61 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/11/27(木) 01:37:03.49 ID:ddLhM9Wg0
ここまでしか出来てません・・・。
長いと風呂敷たたむの難しいよね・・・。
のんびり書いてくんで、また後日お付き合いください(><)
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 01:50:26.76 ID:q1iw0yVt0
乙
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 02:04:38.22 ID:q1iw0yVt0
そして誰も居なくなった・・
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 02:09:00.18 ID:LZ+TqPKN0
女体化を防ぐために政府から童貞を奪うお姉さんが来たが
主人公の男の子は女として生きたいため(いわゆる性同一性障害)逃げ回るって言うお話を
考えたんだが需要あるかな?
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 02:14:02.80 ID:cgzytrxuO
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 02:18:28.84 ID:LZ+TqPKN0
>>65 いや考えただけでまだ書いてないんだ
期待させてすまん
需要あるなら書いてみるわ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 02:21:14.73 ID:6eZ6gZca0
書き出しばかり5個ほど思いついたがオチがちっともないぜ
ねまらほ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 02:59:22.52 ID:q1iw0yVt0
あれ、何だか眠れない
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 03:28:50.80 ID:hPISZUiTO
今起きた。ぶっちゃけ一時間くらいしか寝てないのに眠くないってどういうことか
>>43 流れ的に今さらだけど…
俺の時と違って、そんな責任を感じるようなこととちゃいますよw
むしろ色々考えるいい基点になったと言うか…。
とにかく後ろ向きに捉える必要はないと思いますよ。
優しいとかじゃなくてねw
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 04:34:27.56 ID:hPISZUiTO
よし、寝よう
らすほ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 06:45:24.97 ID:cgzytrxuO
おは
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 07:49:59.52 ID:3tsVNmKC0
おふぁよー
今日こそ書き上げるぜ…
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 08:30:06.98 ID:cgzytrxuO
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 08:39:41.18 ID:q1uGSDJUP
+(0゜・∀・)+
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 10:07:32.14 ID:Wpe5+s/FO
★
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 10:08:39.34 ID:reepAwH/O
おはいも
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 11:18:08.84 ID:reepAwH/O
バイト前ほ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 11:42:30.79 ID:6eZ6gZca0
ho
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 11:56:46.01 ID:6eZ6gZca0
ho<ごあーん
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 12:35:22.65 ID:3tsVNmKC0
ここいら〜夕方にかけてが、保守の穴、かねぇ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 12:40:06.63 ID:cgzytrxuO
>>80 何気に18〜21時ぐらいにあっさり落ちたりもする。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 13:42:20.72 ID:3tsVNmKC0
はい一時間〜っと
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 14:23:18.35 ID:reepAwH/O
>>69 いやいや、優しいですよ。これ以上は避難所かな
皆も主婦使ってねwwwwww
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 15:10:48.23 ID:3tsVNmKC0
あげげ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 15:42:57.19 ID:6eZ6gZca0
ho
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 16:26:56.70 ID:3tsVNmKC0
ほ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 17:37:19.68 ID:QFEAKI+UO
ま
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:05:00.94 ID:cgzytrxuO
魔の時間帯。
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:05:35.22 ID:8OmJEcSNO
ほしゅー
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:21:40.23 ID:cgzytrxuO
今日は帰宅するまで持つかな〜。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:24:25.95 ID:3tsVNmKC0
まとまらNEEEEEE
最近こればっかだな('A`)
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:29:35.85 ID:cgzytrxuO
>>91 俺は
エピソードから考える→中〜長編
オチから考える→短編って感じ。
先にオチを設定すると結構まとまるのでは?
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:38:33.85 ID:QFEAKI+UO
>>92 どちらかと言えば人を書く感じの俺からしたら
オチありきの書き方はできないんだぜ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:40:18.48 ID:3tsVNmKC0
こう…パーツは浮かぶんだけどうまく溶接できないというか。
やっぱムリはするもんじゃねーかなぁ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:49:47.74 ID:Y/44wvSH0
ならオチだけ出しておいて
そこから前部分を好きに書いてもらうとか
と、久しぶりに書き込みをする俺
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 18:50:35.99 ID:q1iw0yVt0
>>91 こっちは書きながら考えて終わるかな
軽く話の全体を考えてから細部を埋める感じ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:08:51.67 ID:cgzytrxuO
>>93 人で書くなら「この二人は絶対ラブラブしか考えられない!」とか「悲しい別れしか無いな」とか考えればオチからも考えられるのでは?
>>94 1〜2レスぐらいで終わる短編ならパーツだけでも結構読めるものになるよ。多分。逆にそのパーツをオチにしちゃうって感じ?
>>96 俺もたいていそんな感じだわ。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:09:10.29 ID:vl+xJABx0
おし
思い切って書き直そう
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:13:46.35 ID:Wj7HwoWC0
皆色々考えてるんだなあ
なんでもおっぱいに繋げちまえばいい俺とは大違いだな
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:25:15.19 ID:QFEAKI+UO
>>97 キャラを設定でくくり切れないから中盤以降、
キャラを自分が完全に理解できるまできちんとしたオチは決められないんだ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:29:23.80 ID:q1iw0yVt0
絶好調だと賢者タイムに近いもので気がつかないうちに書いてしまうんだよな
昨日投下した奴だってすぐに出来ちゃったwww
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:29:46.27 ID:cgzytrxuO
>>98 もし全然別のに書き直すつもりなら、今のを夢オチでもなんでもいいから終わらせるのがおすすめ。
俺も未作を何作も放置したら、成仏出来なかったキャラが取り付いてきて、同じ様なキャラばっかり書くことになるw
>>99 逆にどんなスタートでも全部おっぱいに繋げられるならそれは才能だわwww
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:30:54.15 ID:vl+xJABx0
>>102 ちょwwwそれ怖ェwwwww
余裕できたら、投下しない分も完結だけはさせとこ
104 :
七兄:2008/11/27(木) 19:33:10.95 ID:Wj7HwoWC0
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:36:53.00 ID:q1iw0yVt0
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:40:43.16 ID:cgzytrxuO
>>104 七兄のは絶対才能だと思いますwww
もし元気なら今日も楽しみにしてますわ。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 19:45:51.79 ID:cgzytrxuO
>>103 ダイガードの原作やってた菅野博士(うろ覚え)って人の言葉なんだけどね。確かにその通りになるのよ。
>>105 それが出来るならおっぱいを(ry
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 20:11:57.00 ID:cgzytrxuO
>>100 キャラ設定を細かくしすぎると逆にそれに縛られちゃう事もあるよね。
古典的だけど、キャラ作るときに自分を一部いれるのがおすすめ。嫌なキャラなら自分が嫌な部分をいれるとか。そうすれば自分の考え=キャラの考えになるから考えやすいよ。
安価『毛糸のパンツ』
「お誕生日おめでと〜!」
ここ数年、誕生日パーティなんて全く開かなかった我が家。
そんな我が家で久方ぶりのパーティが開かれた。
理由はもちろん…。
「我が家の息子の、新たな人生に乾杯〜!!」
「お父さん、もう息子じゃないでしょう。」
「そーだったそーだった、ワハハハハ。」
勝手に乾杯の音頭をとる親父に、それに突っ込むオカン。
なんでこの両親は、息子の変貌にこんなに呑気なのだろうか。
「諦めなさい。お父さん、どうしても娘が欲しかったみたいだから…。」
「んなコト言ったって、2人ともさせるか普通…。」
両親のノリをよそに、呆れたように2人を眺めているこの姉貴も、
かつて中学時代、野球部でエース投手だったのに、
今では花の女子大生をやっていると言うのだから、この現象は侮れない。
「大丈夫。私だけは、あんたの味方だからね?」
「散々弟を誘惑してからかっておいて、何言ってやがんだよ…。」
「はいはい。そういうコトはコレ見てから言いなさい。…というワケで、はい。」
そう言って、姉貴は俺に綺麗に包装された包みを手渡す。
「ん、なんだこれ。」
「誕生日プレゼント。この時期必須の女の子アイテムだよッ。」
態々ヘタクソなウインクをしてみせる姉気。
姉貴がこうやって可愛い子ぶる時はロクなコトがないのだが…。
その予想は、裏切られること無く俺の元に届いた。
「…なんだこれ。」
「毛糸のぱ・ん・ちゅ☆コレで冬もバッチリだNE☆」
「ッはぁ〜〜〜〜。」
俺の女体化後、何度目かの溜息は、知りたくもない女性の秘密に、
激しく盛大なものとなったのであった…。
おしまい!
やっつけだのう…
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 20:40:59.31 ID:q1iw0yVt0
乙です
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 20:41:52.67 ID:ljbyiV9Y0
GJ!
兄貴…いや、姉貴か、いいキャラしてるなwww
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 20:43:38.50 ID:cgzytrxuO
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 21:08:55.66 ID:QFEAKI+UO
おつーんこ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 21:29:03.50 ID:cgzytrxuO
ほ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 21:41:52.78 ID:q1iw0yVt0
さて次のネタはどうしようかな・・
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 21:51:11.11 ID:vl+xJABx0
困ったら安価 というか最近安価でしか書いてない
腐らせてる分、書いておかないとなぁ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 21:56:37.78 ID:cgzytrxuO
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:01:52.57 ID:q1iw0yVt0
>>119 あんまり考えてないwwww
まぁ、いつものように過ごすだけです
現在の野望は昨日書いた主婦をリリカルのような感じにする事かwwww
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:03:04.17 ID:vl+xJABx0
んじゃ、姉ちゃん安価↓
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:04:38.63 ID:cgzytrxuO
バットとピアス
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:04:43.91 ID:Tnf+EsQo0
姉、ちゃんとしようよっ!!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:06:30.35 ID:cgzytrxuO
>>120 じやっ、リリカルでシリアスで萌えで主婦な感じでw
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:06:46.20 ID:Wj7HwoWC0
今ものすごく懐かしい感じに囚われた
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:07:15.78 ID:Tnf+EsQo0
子持ち魔法少(?)女ですね
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:07:18.94 ID:vl+xJABx0
おうwwww僅差wwwww
バットとピアス把握
何か元ネタとかあるんかのー
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:11:54.09 ID:cgzytrxuO
>>123 ごめんね。俺もそっちの方が良かったよ…。
>>127 無い。あえていえば蛇とピアス的な?読んだことないけど。響きが。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:13:21.84 ID:cgzytrxuO
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:16:21.53 ID:q1iw0yVt0
>>120 訂正
リリカル×
現在のリリカルのポジションと知名度○
ご免ね、略し過ぎてご免ね><
ぶっちゃけ誰かあの主婦の作品書いてください
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:17:49.08 ID:vl+xJABx0
>>128 うぃーす了解。
野球ネタ確定だなこりゃ。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:23:49.73 ID:Wj7HwoWC0
もし俺がその安価もらってたら
ピアス穴開けてもらおうと女体化少年が身構えてたら、
友人がなぜかシャツをビリビリ破いてきて、先っちょに開けようとしたのでバットで殴打
おっぱい的にはこうだな!
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:27:25.36 ID:cgzytrxuO
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:28:17.85 ID:vl+xJABx0
>>132 やwwwwwめwwwwwwてwwwww
そんな素敵なの先に出されたら恐ろしくて書けないwwww
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:30:54.03 ID:Wj7HwoWC0
IDが7エッチウォウ!だからしょうがないな
じゃあ安価↓
風呂から出たら描くよ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:33:01.25 ID:ljbyiV9Y0
安価なら「行き過ぎたスキンシップ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:41:48.59 ID:cgzytrxuO
>>136 しまった…。安価なら
姉、ちゃんとしようよっ!!
にするつもりだったのに…。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:46:56.53 ID:Wj7HwoWC0
俺、
>>136にGJとカイジ風に叫びたくてしょうがないわ
なにそれ、どう考えても・・・おっぱいじゃん・・・っっ!
>>136の思考
おそらく おっぱいを意図しているはず
一直線におっぱいへと直結する そういう読み
ざわ・・・ざわざわ・・・ざわ・・・
よし・・・!よし・・・っっ・・・!!考えるまでも無い・・・
愚直なまでに・・・おっぱい・・・だ・・・っっ!!
すいません、とっとと行ってきます
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 22:58:02.80 ID:ljbyiV9Y0
>>138 当然じゃないですか…っ!
wktkして待ってますw
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:16:32.38 ID:q1iw0yVt0
これは全裸待機するしかない・・!!
141 :
652→653:2008/11/27(木) 23:32:30.07 ID:2i5xMMnU0
じゃ、今日も七兄のほしゅを
続きぃ。まだ終わってないけど(><)
10.「安田・・・さん。」
「『捜し屋』、元気にしていたか?」
「その呼び方は辞めてください。もう、昔の話です。」
「昔ね・・・。ちょっと変わったか、お前?」
「・・・。別に。俺は何も変わっていないですよ。」
「そうだよな。そう来なくっちゃな。だって、お前は、まだ、ケリつけてないもんな。」
142 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/11/27(木) 23:33:16.50 ID:2i5xMMnU0
名前がオカシカッタヨ。
「・・・回りくどいですね。俺も色々忙しいんですよ。」
「女子高生の相手をしながら、猫を捜すのが忙しいのか?」
「・・・。」
「そう怖い顔をするな。『捜し屋』、お前の力が必要だ。」
「今更・・・。」
「それにお前にも悪い話じゃないはずだ。」
「どういう意味ですか?」
「12年前からお前がずっと追っていた奴。奴がまた出たぞ。手伝ってくれ。」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:35:55.06 ID:2i5xMMnU0
11.行きつけのバーで少しアルコールを摂取すると、事務所に帰る。
思いの他、早く帰った。
時間を再度確認し、失礼な時間でないことを確認すると、坊主の自宅に電話をかける。
この2年ですっかり顔見知りになった母親に、坊主を呼び出してもらう。
心無しか、嬉しそうな声を出す坊主に、暫く事務所には来るな、と伝える。
なにやら、電話の向こうで文句を言っているようだが、最後まで聞かずに電話を切った。
事務所から必要最低限の生活用品をカバンに詰める。
ふと台所のコーヒーメイカーが目に入る。
俺には眩しすぎる2年間だったのかな?
ドアを閉め、鍵をかける。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:36:26.07 ID:2i5xMMnU0
12.2駅ほど離れたビジネスホテルに向かう。
暫くはココで生活することになる。願わくば、すべて片付けて、あのうるさい事務所に戻りたい。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:39:41.71 ID:2i5xMMnU0
13.墓地近くの古臭い喫茶店に入り込む。薄暗くタバコ臭い。
それだけで、なんだか昔の自分に戻ってしまったようだ。
「これからはココで?」
「ああ。一応携帯の番号も教えておく。落ち合う時はココだ。」
「分かりました。」
「さて、早速仕事の話だ。おっと、お前には金は発生しないからな。仕事ではないか。」
「別に。そんなことはどうでも良いです。」
「ふっ、ようやく昔のお前に戻ってきたな。」
「・・・。早く始めましょう。」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:40:05.44 ID:2i5xMMnU0
14.「さて、とりあえず、おさらいから始めようか?」
くしゃくしゃになった箱から同じくくしゃくしゃになったタバコを取り出した。
俺にしてみれば、あんなタバコ美味くない。
運ばれてきたコーヒーを口に運び、まずいと思う。
そして、それを思い出さないように、わざと旨いと思い込むことにした。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:42:43.88 ID:2i5xMMnU0
15.「やってることは連続轢き逃げ。何故連続だと“俺ら”が判断したかというと・・・。」
「同じ車を使っているから。」
「そうだ。全部盗難車にも関わらず。つまりわざわざ同じ車種の車を盗んでるってことだ。」
「それに加えて・・・。」
「・・・。お前もマスコミの虜か?それはこじつけだ。」
「俺は、そう思いません。」
「女体化間際の男が近くに居る女ばかりを狙っている。」
「はい。」
「それこそ、周りくどい言い方だ。マスコミは喜びそうな見出しだがな。奴はただ、14〜15歳の女を狙っているだけだ。」
「見解の相違です。そして、その違いは大きい。」
「兄弟、友達、恋人。14,5歳の女のそばには14,5歳の男が居る。それだけだ。」
「・・・。」
「未だ被害者面か?やめておけ。」
「・・・俺がそれを辞めれば、手伝う理由はなくなりますよ。」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:43:09.99 ID:vl+xJABx0
っC
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:44:46.59 ID:2i5xMMnU0
>>146 あんがとなんだぜ。今日は気をつけてのんびり行きます(><)
16.シングルのベッドから起き上がる。部屋は狭く薄暗い。
灰皿にたまった吸殻をゴミ箱に捨てると、また吸殻を作るために火をつけた。
頭はまだ回らず大量に買い込んだ“旨い”インスタントコーヒーを炒れた。
久々にあの時の夢を見た。
12年前のあの光景。
「和美・・・。」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:45:26.78 ID:2i5xMMnU0
17.如月和美。
出会ったのは中学一年の夏だった。
英語の授業について行けず、無理矢理参加させられた補習の教室だったかな?
まだ、小学生気分が抜けない俺に、眼鏡の奥から鋭い視線を浴びせてた。
偶然帰り道が同じだった俺と和美はそれから“偶然”時間が合った時に一緒に帰るようになったのだ。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:46:25.32 ID:2i5xMMnU0
18.付き合ってるなんて言えたのか?恋人?愛しい人?
どれも、しっくり来ない。
二人の関係は。
そう、それはただ、如月和美と、左近肇(ハジメ)の関係だったのだ。
今はもう持てないであろう、そんな関係だったのだ。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:48:16.59 ID:ljbyiV9Y0
しえん
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:49:06.10 ID:6eZ6gZca0
さるさる
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 23:58:57.29 ID:vl+xJABx0
さるった?
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:01:23.57 ID:Ly1zOZrn0
気をつけると言った瞬間に・・・。猿・・・。
19.なんとかスーツに着替えると、昨日の話を元に動きだす。
事件が起こったのは一昨日の深夜。
後、少しすれば、マスコミが騒ぎ出す。その前に行動に移す必要があった。
いつか通った道をたどり、目的地にたどり着いた。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:02:36.59 ID:toA94/su0
もういっちょ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:03:23.55 ID:Ly1zOZrn0
20.「あら、探偵さん・・・。」
「おはようございます。奥さん。」
「ええ、おはようございます・・・。」
「去年は大変申し訳ございませんでした。お力になれず・・・。」
「・・・いえ。お気になさらずに・・・。で、今日はどのようなご用件で?」
「一昨日の件で、真弓ちゃんに話を聞きたくて、参りました。」
「一昨日の・・・。」
「はい。つらいことだとは思いますが・・・。」
「お仕事ですか?」
「いえ、個人的なものです。」
「・・・。分かりました。どうぞ。今二階の自室に居りますので。」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:05:31.02 ID:Ly1zOZrn0
21.「左近さん!」
「よぅ。久々。」
「今、何してるんですか?勇気、心配してましたよ。」
「まぁ、色々。で、今日は真弓ちゃんか。」
「はい。良く分かりましたね。私です。真弓です。」
「俺を苗字で呼ぶ女子高生は真弓ちゃんだけだよ。」
「ふふっ。」
「で、本題。一昨日のはどっちよ?」
「それも、私です・・・。」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:07:41.18 ID:Ly1zOZrn0
22.あの後、純一と真弓は一週間程度で入れ替わっているらしい。
さすがに友達の目はごまかせなかったみたいだが、
逆に協力してもらいなんとか学校生活を送っているとのこと。
ベストではないがベター。
儚いことにはなんら変わりは無いが。
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:09:21.06 ID:Ly1zOZrn0
23.猛烈にタバコが吸いたかった。ぐっと我慢すると喉が痛くなった。
「つらいとは思うが聞かせてくれ。一昨日、何があったかを。」
自分がひどく真剣な目をしていたのだろう。
真弓ちゃんは少しひるんだ感じで、はい、と言って続けてくれた。
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:09:28.24 ID:bzS2v5wL0
さる
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:09:35.34 ID:oAppohYZ0
実際さるぼってどのくらい効果あるんだ?
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:11:33.80 ID:Ly1zOZrn0
24.ホテルに帰り着くと、見計らったかのように携帯が鳴る。
安田からの電話だ。
収穫はなしだと、安田からの電話を切ると、コーヒーを飲みつつタバコに火をつける。
電気をつけていない部屋なのに、煙ははっきりと分かるぐらい、白かった。
部活の帰り道、暗くなり始めた細い路地で無灯火の車が突っ込んできた。
一緒に帰宅していた友達の男子高校生に突き飛ばされて難を去ったとのこと。
変わりにソイツは足を折り入院中だとか。
さっきテレビをつければ、俺が午前中、足を運んだ風景が映し出されていた。
明日は病院に行ってみるか。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:13:47.05 ID:Ly1zOZrn0
>>161−162 猿が軽いトラウマになりそう・・・。
怖くて投下できない・・・。2〜3分あければ大丈夫なんだよね・・・?
25.病室には何処かで見たことがある女子高生がリンゴを剥いていた。
その目をみて思いだした。純一に初めて会ったときに話を聞かせてくれた女子高生だった。
佐々木康太と名乗った男子高校生に話を聞きたいというと、
横に居る女子高生を見て、五月も一緒で良いなら、と肯定の返事をもらう。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:15:06.27 ID:Ly1zOZrn0
26.「最初はなんでもない。そう日常の風景でした。」
「無灯火でしたけど、稀にはありますし。」
「でも、車種が分かるぐらいに車が近づいて来た時に、ちょっと昔を思い出して。」
「ああ、これはマズイって思って。」
「そう、またかって。」
「気付いたら相良さんを突き飛ばしてました。」
言葉に違和感を感じる。車種?昔?マズイ?また?
遠くを見だした俺から目線をはずした男子高校生は慌てたように言葉を発した。
「五月・・・?大丈夫か!?」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:18:21.72 ID:Ly1zOZrn0
27.つられて女子高生を見た俺は不覚にもギョッとしてしまった。
女子高生が顔面蒼白になっていたからだ。
「康ちゃん・・・。それって・・・。」
「五月・・・?」
「その車の車種って・・・なに?」
「えっ?」
「なに!?」
「えっと・・・。なんて言ったかな・・・。あの、CMでよくやってるコンパクトカー・・・。」
「一緒だ・・・。一緒だよ!康ちゃん!」
そういうと女子高生は泣き崩れた。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:18:35.98 ID:7lOf5+Gt0
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:20:26.45 ID:Ly1zOZrn0
28.突然鳴り出した携帯電話。電源を切り忘れたか。
取り乱す女子高生を前に却って居ない方が良いだろうと病院を出る。
駅前の喫煙所で着信を確認すると安田からだった。
折り返しの電話をする気にならず、タバコを吸っていると、
似合わない大きなジッポーを使っている女子大生らしき娘が隣に座った。
ひどくおいしそうにタバコを吸うその娘を見ていると、自分のタバコもすごく旨く感じた。
そんな折、後ろから急に声をかけられた。
「左近さ・・・ん?」
「お前は・・・。」
その男を見て女子大生が、慌てたようにタバコをもみ消していたが、今はどうでも良い。
「『如月』修・・・。」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:22:39.29 ID:oAppohYZ0
>>164 まぁ、のんびり行こうや、このスレ限りじゃないんだしさ
…微妙に気が急くけどw
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:46:39.94 ID:toA94/su0
おおう?
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:48:08.34 ID:bzS2v5wL0
支援
172 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/11/28(金) 00:50:52.07 ID:0xz9aW1dO
はい。猿ってます。
もう嫌だ…。眠い…。
猿ってどれくらいで外れマスカ(>_<)
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 00:54:14.55 ID:toA94/su0
未だに猿ったことないからわからんぜよ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:01:15.57 ID:Ly1zOZrn0
>>169そうなんですけどね。でもスレ変わっちゃうと、なんか投下するのに気後れしちゃうというか・・・。
>>173私もココで初めてナッタヨ・・・。
29.女子大生に急用が出来たと、修が告げている。
少し怒った顔をしたが、修の顔をみると素直に分かったと応じていた。
「良い娘をみつけたな。修。」
「・・・そうですね。どうしましょうか?」
「近くに行きつけの店がある。そこで。」
「分かりました。」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:01:50.62 ID:Ly1zOZrn0
31.「おい、『捜し屋』。ちゃんと電話に出ろ。」
「・・・。頻繁にかけすぎですよ。俺だって出れない時もあります。」
「なに、お前が抜け駆けしないか心配でね。」
「しませんよ。そんなことは。俺は名誉がほしいわけじゃない。」
「であれば良いが。で、どうだ?状況は?」
「そっちこそ、どうなんですか?」
「お前さ、知ってるだろう?“俺ら”の手口を。」
「知ってますよ。・・・嫌と言うほど。」
「なら、良い。で?」
「芳しくありません。」
「本当か?」
「はい。」
「そうか・・・。何かあればすぐに連絡をよこせ。」
「分かりました。」
やけに潔く引き下がったな。今の俺にはそちらの方がありがたいが。
176 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/11/28(金) 01:02:53.65 ID:Ly1zOZrn0
取り敢えず今日の分はココまでっす(><)
長々とスレ汚しすまぬ。
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:13:27.67 ID:74AyGHt4O
ハードボイルドの条件。
それはくしゃくしゃのソフトパックで、くしゃくしゃになった煙草を伸ばして吸うことさ
乙!また続き待ってるぜ!
そういや、コーヒーを炒れるって表現は間違ってると思うな。
予測変換に出る『炒れる』は、『炒ることができる』の意味のはずだから。
入れる以外なら、『淹れる』が正解だと思うよ。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:17:11.74 ID:Ly1zOZrn0
>>177 ういっす。私も次元と日向あたりをイメージして作ってたりします。
そこはまだ若いからって事で一つ。
辞書引いてないんですよね・・・。確かに今調べたらおっしゃる通りでした。直しておきます。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:17:46.31 ID:Vo72qvfZ0
安価 行き過ぎたスキンシップ
「ま、待って!そこ肩じゃない!肩じゃないよ!!」
「肩が重いんだろ?絶対こっちも揉んどいたほうがいいって」
「おっぱい揉んだって、肩軽くなんないよ!」
「まあまあ、スキンシップだよスキンシップ。それ揉み揉みっと」
「あぁぁああぁう……」
こうですか、わかりません!
ttp://72anka.img.jugem.jp/20081128_447829.jpg なんか連日適当感が増してきたぜ・・・
明日はもっとちゃんと描こう
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:22:35.96 ID:Ly1zOZrn0
>>179 _ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
これで、適当・・・!?
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:26:29.54 ID:rSqHIGWz0
何かネタ出し頼む!
時間的に流れ遅いし、安価はヤメトク
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:31:10.78 ID:toA94/su0
>>176 おつおつ
>>179 ( ゚∀゚)o彡°お(ry
絵一枚でその背景ストーリーを完璧に想像させるんだからすごい
俺も投下しようかな。毒にも薬にもならない短編でも
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:32:22.52 ID:0xz9aW1dO
>>181 具体的にはどんなん?
キャラ?シチュ?単語?
184 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2008/11/28(金) 01:32:25.07 ID:toA94/su0
うちの親は馬鹿だと思うんだ。
いきなり何事かと思われるだろうし、親に対してそれはないだろと怒られるかもしれないけどしょうがない。
だってさ? うちの名字は『横井』で、それなのに普通俺に『梢』なんて名前つけるか?
元々女の子に付けるつもりで用意しておいたらしいこの名前を、いざ生まれてみたら男だった俺にそのまま付けたってエピソードは未だに納得が行かない。
『女だったら「こずえ」と読むところだけど、男だったんだから読み方は「しょう」だな』
……この短絡な両親の発想をなぜ誰も止めなかったかだ。
爺ちゃん婆ちゃん合わせて四人! 父方叔母さん夫婦、母方伯父さん夫婦これまた合わせて四人!
近県に住んでる計八人ものいい大人がいて、なんで『よっこいしょー』が成立してしまう名前を許したのか、未だにまともな説明をもらえないままだ。
もちろん『梢』は悪い名前なんかじゃない。だけど組み合わせってもんを考えて欲しい。
カレーライスのおかずにシチューなんか誰も出さないだろ? それと同じようなもんだ。
名字と名前。どちらも単体ならぜんぜん悪くないのに、この名前のせいで周りのガキ共が多少分別つくようになるまでの十五年間、ずっとからかわれっぱなしだった。
が、それも高校に入ってからは激減。
さらに最近では名前へのからかいは完全になくなっていた。
その理由はといえば、俺が女体化したからだ。
「結婚しようぜ」
「まさか告白もなしにプロポーズが来るとはな」
焦らず動じず驚かず。俺の言葉に淡々と竜神は感想を漏らした。
「で? 返事は?」
「好意とか恋心ってものを身に付けてからまたいらっさい」
ひどすぎるほどてきとーな返事にとくに傷つくこともない。竜神の言うとおりだからな。
「やー、ぶっちゃけ十八になったら名前と判子貸してくれるだけでいいんだけどさ」
「じゃあ代わりに身体と心を献上してみろ」
……ちっ。
いくら軽口とは言え、ここまで先を読まれて反論できなくされると少しだけ腹が立つ。
「ただ俺の名字目当てだろう? どんなに可愛いおなごだろうともそんなんじゃ願い下げだな」
――おなごって……。
古めかしい言い回しをするこの竜神。竜の神と書いて『たつがみ』と読む。かっこいい。
中学時代に『勅使河原って名字の人と結婚するのが夢』と語ってた、当時のクラスメイトの女子の気持ちが今なら多少わからんこともない。
「こないだ調べたら竜神の名字って全国に千人もいないじゃん? 可愛い嫁でも貰って一族を増やそうとは思わんのかね?」
185 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2008/11/28(金) 01:32:49.40 ID:toA94/su0
「結婚して名前変えてすぐに離婚しそうな奴を嫁に貰ってもな」
「でも可愛いってとこは認めてくれんだ」
「顔はな。…………女体化した奴はツンデレっぽくなるのが普通だと思ってたんだがなぁ……」
とてもとても残念そうに溜息を吐く竜神。
その風潮はなんとなくわかるけど、結局千差万別十人十色だ。
「なに? 『あ、あんたのことなんか好きじゃないんだからねっ! み、名字を変えるためにしょうがなくなんだからっ!』とでも言えばオッケーなのか?」
「おまえはツンデレを何も理解していない」
真顔で返すな。
「いいか? ツンデレとか萌えとかいう概念はな、型にはまるもんじゃないんだ」
はいはい。
「心とか命とか、そういう概念を百人が百人納得できるように説明しろって言っても無理なのとようにだな……」
はいはいはい。
コレが童貞でなくて、どうして俺が童貞だったんだろう……。
聞くところによれば、こいつのかつての彼女はこの語り癖に引いて竜神を捨てたとか。純正の女の子にコレはきついだろうな。
「横井、ちゃんと聞いてるのか?」
「…………。『聞いてやってるんだから感謝しなさいよね』」
「だからそれがわかってないって言うんだ」
――わかってないのはどっちだかな。
いかにも冗談めかしてるとはいえ。そして俺が元男とはいえ。
『女の俺』が自分のほうからプロポーズをする理由が、『竜神』って名字だけが目当てなんて本当に思ってるんだろうか。
冗談めかしてこんなこと言って、なのに本気にされたり勘違いされるのは想像だけでもうざい。
だからこそ、こんなふざけたことは竜神にしか言ったことはない。
プロポーズを切り捨てられても『冗談』なんだから痛くもかゆくもないし、もし本気にされたら……またそれはそれだ。
それに…………やっぱり『よっこいしょー』はもういやだし。
「『竜神梢』。ほら、なんか森の神様っぽくて良くね?」
「人の話を聞け。人のノートに勝手に書くな、しかもボールペンで」
「さぁ無駄に修正液を使うがいい〜」
「へたくそなドラえもんを描くなっ」
だけどまぁ、とりあえずしばらくのうちは、こんなふうに馬鹿みたいなやり取りを楽しむことにしよう。
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:36:33.37 ID:Ly1zOZrn0
P90さん!
握手してツカサーイ!
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:37:24.07 ID:toA94/su0
以上。
『よっこいしょういち』って言葉を聞いてふと思いついた
毒にも薬にもならないシリーズ『よっこいしょー』でした
長編モノと違ってすかすかの内容を書いてくシリーズにしていこう
好きな男のタイプネタも今度書こう
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:40:31.26 ID:toA94/su0
>>186 ( ・∀・)人(・∀・ )
おやすみなさい
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:41:32.35 ID:Ly1zOZrn0
>>188 ワーイ。
おやすみなさ〜いノシ
楽しみしてます。
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:43:22.37 ID:Vo72qvfZ0
そうか、Pさんはツンデレ好きか
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:52:04.86 ID:mCfkD6RcO
>>190 好きなのを無理やり押し隠してるのが好きなんでさぁ
よく言えば秘するが花って感じで
ツンはキャラによってはうざかったりするときも
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 01:56:47.22 ID:Vo72qvfZ0
>ツンはキャラによってはうざかったりするときも
これはかなり共感するなぁ・・・
ハルヒとか無理だわさ
僕、実はおっぱい大好きなんですよ。もちろんバレてないから秘密だけど
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 02:06:35.20 ID:0xz9aW1dO
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 02:11:48.88 ID:Vo72qvfZ0
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 02:43:10.72 ID:rSqHIGWz0
>>183 どっちかっていうとシチュが良いな
なんか、久しぶりすぎてひらめかないんだよねぇ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 02:52:57.26 ID:oAppohYZ0
じゃあ…
>>183じゃないけど
曲がり角で激突
少女マンガの定番だよNE☆
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 03:10:33.85 ID:74AyGHt4O
まとめ行ったらまだ前スレの投下分追加されてなくてショボン(´・ω・`)
誰かやっといてくれないかなぁ…
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 03:13:43.53 ID:oAppohYZ0
199 :
ロリ大僧正 ◆lWD6I8D30g :2008/11/28(金) 03:32:30.58 ID:74AyGHt4O
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 04:35:12.81 ID:74AyGHt4O
よし、寝よう
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 06:04:22.36 ID:+ZgGmLEhO
ほ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 06:46:33.08 ID:1STlsEfg0
>>179 _ ∩
( ゚∀゚)彡 朝からおっぱい!おっぱい!
⊂彡
ふぅ…GJです。
>>187 GJ!
何故か頭の中に某365なOP曲の替え歌が浮かんだ…w
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 07:43:07.74 ID:4PpNx8kSO
おはほ
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 08:28:13.52 ID:0xz9aW1dO
おは
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 09:17:33.51 ID:2lqS7wyvO
ほ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 10:05:36.55 ID:mCfkD6RcO
あぶ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 11:16:15.63 ID:mCfkD6RcO
人稲
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 11:32:01.04 ID:NV9CKwqRO
また今日もスレを保守する仕事が始まるお…
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 11:55:39.22 ID:mCfkD6RcO
おひる
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 12:07:39.84 ID:0xz9aW1dO
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 12:24:02.77 ID:mCfkD6RcO
つ[そうじんさん]
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 12:39:20.54 ID:+ZgGmLEhO
さてバイトが終わったら次の作品書いて売り込むか
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 12:47:10.26 ID:0xz9aW1dO
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 12:50:55.46 ID:+ZgGmLEhO
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 13:21:51.58 ID:NV9CKwqRO
やっべぇwwww
バットとピアスがマジで先着と似たようなのしか浮かばねぇwww
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 14:18:11.79 ID:+ZgGmLEhO
ほ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 14:29:19.21 ID:+ZgGmLEhO
ねまらほ
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 14:59:49.28 ID:mCfkD6RcO
ねたらしぬぜ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 15:01:49.63 ID:Huttcfc20
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1215781599/ http://changi.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1225930924/ ↑これらのスレに
,..-――--、._
/::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::/  ̄ ̄ ̄ \ヽ
|:::::| '' \,,, ,,,/'.|:::| ←腐女子
|:::::| (・) .(・) .|:::| もっとイケメンキャラ出せ!
|:::::| ・ (● ●) |:::| 女キャラはいらん(怒)!!!
|:::::|. <三三> ノ:::| ______
ノ:::::: ヽ、. _ _ /:::人 カタ | | ̄ ̄\ \
/ ヽ | | | ̄ ̄|
/ ,ィ -っ、 カタ カタ/⌒';、 | | |__|
| / 、__ う , uuυ |__|__/ /
| / | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〕
ヽ、__ノ |二二二二二二二二二二二二|
このAAを貼り付けるとなんでも願いが叶います
恋人が欲しい、仕事が決まらないなど悩みがある人は是非一度お試しあれ♪
早速宝くじ当選の報告も確認されました!:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 15:01:52.34 ID:SftkuOpH0
マジでか
安価『バットとピアス』
…ブン!…ブン!
棒状のモノが風を切る音が、リビングから俺のいる廊下まで聞こえてくる。
「オイ、危ねーからやめろって言っ…!?」
言いながらドアを開け、入った瞬間に俺の真横、数cmの場所を通過する金属バット。
姉貴はまーた室内で素振りをしてやがったのだ。
「…った傍からコレかぁーッ!」
「あははは、ごめんごめん。」
焦ったようにバットを後ろに回して隠す姉貴。
しかし、今更そんなコトしてもわからないワケがない。
「ごめんじゃなくてさ!前にもやってて、俺の後頭部掠めたじゃんか!」
「でも当たらなかったじゃーん。だーいじょうぶだって、間合いの把握には慣れてるんだから。」
もう、このやりとりも何度目だろうか。
言ってもさっぱり聞かないこの人に、果たして嫁の貰い手がいるのか、おと…妹ながら心配だ。
「ハァ…まぁいいや。ん?何これ。」
説得を諦め、素振りを続ける姉貴から離れてコタツに入ると、その上には小箱が乗っていた。
「ああそれ?戦利品。いるならあげるよー。」
開けてみると、それはピアス…しかも、姉貴のセンスでは選びそうもないド派手なヤツだ。
「戦利…何の?」
「それはナイショ。」
「…エンリョシテオキマス。」
「あらそう?…じゃ、ちょっとシャワー浴びてくるねー。」
一息ついて風呂へと向かった姉貴が置いていった金属バット。
何気なく、それを手に取ると、
かなり使い込まれているが綺麗だったそのバットに新しく、微妙にヘコんだ跡が…。
しかしその発見は、ただなんとなく恐ろしく、俺の心の中へと、大切にしまっておくコトとなった…。
おしまい
はい、再びやっつけしごとー
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 16:17:43.10 ID:GA3/64em0
おつ
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 17:22:49.62 ID:3uJQfhYnO
乙
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 17:32:50.32 ID:mCfkD6RcO
おつ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 18:15:47.71 ID:e1KYIFJl0
ほっしゅーとです
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 18:20:04.88 ID:0xz9aW1dO
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 18:59:24.05 ID:0xz9aW1dO
腹痛い…。帰りたい…。
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:15:49.62 ID:4PpNx8kSO
あまりにもなにかいたらいいのかわかんね
ってことで適当にネタになりそうなのないかな
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:18:02.28 ID:e1KYIFJl0
すごく難易度高いの思いついた
女体化前の自分に恋してしまう話
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:23:16.40 ID:oAppohYZ0
そもそも写真やビデオ使うのか
タイムスリップでもしちゃうのか
そっからもうねw
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:28:10.39 ID:0xz9aW1dO
妥協案としては双子兄弟で片方に惚れちゃうとか?ちょっと違うか…?
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:28:24.27 ID:e1KYIFJl0
タイムスリップなら「相手」として存在する分ありきたりじゃないか!
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:30:47.72 ID:oAppohYZ0
>>233 でも、ヤッちゃったら、自分というか、女体化後の存在がなくなるんだぜ?
そんなパラドックスも、面白いと少し思うんだな
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:32:29.19 ID:4PpNx8kSO
>>230 そういや女体化した自分に本気で惚れちゃう話しは書こうとしたことあるな
それすらなんだこの不毛すぎる話はってな感じになってなげたた俺には書ける気がしねえw
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:34:20.61 ID:e1KYIFJl0
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:38:23.66 ID:4PpNx8kSO
>>234 ただそれじゃあ落ちが
女体化した自分が行った過去は自分が行ったせいで、もといた未来とは違うパラレルワールドになってしまっているみたいなのか
過去の自分とやったあとに、パラドックスに気が付いたとこで終わらせて、落ちは読み手に任せるリドルストーリーっぽくするか
ぐらいしかなくない?
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:41:25.02 ID:oAppohYZ0
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:42:46.81 ID:e1KYIFJl0
らんま1/2でそんな話あったような。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:46:41.96 ID:e1KYIFJl0
鏡から出てくる奴だな
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:52:29.87 ID:oAppohYZ0
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:53:39.14 ID:e1KYIFJl0
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 19:56:55.82 ID:oAppohYZ0
未遂…未遂か…それは…残念だ…
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 20:16:42.16 ID:4PpNx8kSO
しばらく足掻いてみたけれどやっばり書けん
というより女体化する以前の自分のキャラクターが上手くつくれない
とりあえず女体化したあとから書きはじめてようと、自分の昔の写真を見てるとこを書こうとしたけれどなんか上手く書けない
自分の想像力と文章力の無さに泣きそう
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 20:40:21.85 ID:e1KYIFJl0
写真とかよりは卒業文集みたいな思想が分かるものの方がいいかも
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 20:56:05.11 ID:4PpNx8kSO
文集はいいかもしれん
将来なんか仕事についてそこでこれこれこういう感じの女性と結婚したいですみたいなのを読んで
その理想の女性がまさに今の自分で、なんかもしも今の自分と昔の自分が付き合えたらみたいな妄想をしちゃうみたいな……
よし、とりあえずもう少し頑張ってくる
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 21:02:51.56 ID:nVahMJGt0
何かお題ください
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 21:03:02.93 ID:e1KYIFJl0
がんばれそしてありがとう
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 21:04:13.94 ID:e1KYIFJl0
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 21:26:05.30 ID:QcPUvzmX0
ほ
252 :
がんばれそしてありがとう:2008/11/28(金) 21:38:01.19 ID:nVahMJGt0
「ねえ、聞いてるの?」
「え? ああ、うん。聞いてる、聞いてる」
慌てて返事をするが、もちろん聞いてなどいなかった。
「でもホラ、メールで告白なんて味気ないって言うか……、どう思う?」
「ワタシに意見求めるのぉ?」
急にそんな色恋話を持ち出されても。
「だってさ、佐々木さんてば去年までオトコノコだったじゃない? オトコの気持ちとか私なんかより分かるんじゃないのかなー、って」
「思い越しだよー」
これは本当。確かに他の人よりオトコの気持ちは分かるだろうけれど、こと恋愛に関しては全く分からない。分からないからこそ、オンナになったわけだし。
「けど、確かにメールで言われるよりかは、直接言ってくれた方が嬉しい、かも?」
「やっぱりー」
阿部さんは「よおし」と、小さくガッツポーズを作った。
そんな姿を見て、知らず微笑む。
「あーあ、でもショックかな」
ポツリと聞こえるように呟いてみる。
「何が?」
「だってさ、ワタシってオトコだった時は、阿部さんのこと好きだったんだよ?」
「え? ………ええ!?」
「そんな憧れの人が、目の前で平然と他の人が好きだとか言って、しかも相談してくるんだよ?」
「え、え、あう、…………ごめんなさい?」
阿部さんはみるみる小さくなっていく。その姿を見て、より一層笑顔になる。
「んふふ、なーんてね。冗談だよ。ちょっとからかってみただけ」
「な、なによう! 今ちょっと、本気で慌てたんだからねっ」
阿部さんは顔を赤く染めて講義する。けれど、
これはウソ。ワタシは本当に、阿部さんに恋していた。
だけど、だからこそ。
「頑張ってね」
「うん、頑張る」
そして、ありがとう。
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 21:42:30.70 ID:e1KYIFJl0
乙
あべさんっていうとあのかおがあたまにこびりついて…
254 :
げろしゃぶ ◆psSj1vTgwI :2008/11/28(金) 21:44:17.98 ID:nVahMJGt0
謝れ! 全国の阿部さんに謝れ!
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 21:46:24.03 ID:e1KYIFJl0
ごめんなさい
256 :
七兄:2008/11/28(金) 22:18:46.27 ID:s8RIDM9+0
>>254 まあ肩の力を抜けよ
いい事思いついた、お前
>>255のケツの中で(ry
安価もらおうと思ったけど、マジ眠い
あ、これもうアカンわ。眠すぎパネェ
よいこチャンは寝る時間だし、おっぱいの神様も寝ろって言ってるからしょうがないな
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:22:09.04 ID:QcPUvzmX0
七兄ktkr
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:26:14.17 ID:rSqHIGWz0
>>256 おっぱいの神様が寝ろって?
ああ、それ起きたらおっぱいついてるわ。
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:27:49.51 ID:e1KYIFJl0
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:34:35.46 ID:s8RIDM9+0
>>258 何言ってんの?おっぱい自分についたら価値ネェダロ!?
あ、ダメだ。昨日のちゃうわから4時間も寝て仕事行ったのに、眠すぎオワタ
マイクロファイバーの敷き毛布が俺を呼んでるからそろそろ行かないと
まあ、安価だけもらっとこう↓
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:39:31.61 ID:oAppohYZ0
うつ伏せ寝
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:50:02.20 ID:4PpNx8kSO
兄貴最近の出現頻度高めだな
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:50:32.46 ID:mCfkD6RcO
話題はおっぱいか……
下乳≧横乳>谷間
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 22:55:49.32 ID:4PpNx8kSO
>>263 ちがうね
下乳=横乳=谷間だね
ついでに言うなら
貧乳=微乳=巨乳だね
おっぱいは等しく素晴らしいものだと俺は思う
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 23:01:31.63 ID:QcPUvzmX0
おっぱいは大きくても小さくてもOK
理由などない
それがおっぱいだからさ
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 23:05:59.17 ID:0xz9aW1dO
>>260 _ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
俺も眠いけど頑張る!七にぃも…。
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 23:11:00.26 ID:tD/HukGE0
七兄←「ななにい」と読むのか「しちにい」と読むのかどっちが正しいの?
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 23:14:05.61 ID:QcPUvzmX0
>>267 「ななにい」でおk・・・だと思う
俺も眠いけど頑張って作品書くよ
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 23:22:51.97 ID:0xz9aW1dO
>>268 眠いのは日常としても俺は酒がきつい…。タイプミスとかしそう…。
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/28(金) 23:45:16.74 ID:QcPUvzmX0
眠いのは所定ですね
さて、明日仕事終わったら風邪薬でも買ってくるか・・・
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:04:12.15 ID:SRDVdlkEO
つ[パブロンエース]
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:06:03.21 ID:heO1yLMXO
眠いけど一度やってみたかったから安価+3
甘甘なのが書きたいなぁ…。
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:16:13.26 ID:L0G9dsmf0
ksk
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:33:44.44 ID:/0zNJsmE0
ksk
安価なら「だっこ」
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:33:48.56 ID:6Abue8UgO
加速
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:42:06.73 ID:heO1yLMXO
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:42:15.84 ID:L0G9dsmf0
オレンジジュースに砂糖をぶちこむ人
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:49:31.00 ID:k/i2/rth0
おお、懐かしいコテの人がいる
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 00:54:21.17 ID:sLubYIrv0
明後日時間があるはずだから、その時にまとめられていない作品をまとめとくぜよ
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 01:13:01.04 ID:/0zNJsmE0
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 01:14:53.67 ID:CQ1gIw4Z0
安価『加速』
1.今日寝るのが楽しみだ。
なぜなら、明日は僕の誕生日だから。去年はがっかりした。何事も無く朝を迎えたから。
今年こそはと思うと、なかなか寝付けなかった。
282 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:15:26.87 ID:CQ1gIw4Z0
2.今日寝るのが楽しみだ。
なぜなら、明日は環の誕生日だからだ。去年はがっかりした。何事も無く一日が過ぎたから。
今年こそはと思うと、なかなか寝付けなかった。
283 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:16:02.82 ID:CQ1gIw4Z0
3.健ちゃんの家に向かう。
健ちゃんはチャイムを鳴らすとすぐに出てきた。
「おはよう。」
「・・・、た、環か?」
「うん。おはよう、健ちゃん。」
「環ぃ!」
「ちょっ、いきなり抱きつかないで。」
「環、可愛いよ、環。」
「健ちゃん・・・。へへっありがとう、嬉しいよ。」
284 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:17:12.78 ID:CQ1gIw4Z0
4.でも、忘れてたよ僕は。ずっと誕生日のことを考えてたから。
幼馴染で。ずっと格好良くて。ずっと好きで。去年が駄目で、今年をずっと待ってて。
285 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:17:39.34 ID:CQ1gIw4Z0
5.でも、忘れてたよ俺は。ずっと環のことばっかり考えてたから。
幼馴染で。ずっと可愛くって。ずっと好きで。去年が駄目で、今年をずっと待ってて。
286 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:18:20.03 ID:CQ1gIw4Z0
6.少し小さくなった環を見下ろす高さは変わらなかった。
「誕生日、おんなじ日だったね・・・。」
「ああ。そうだった。」
「せっかくだったのにね。」
「ああ、まったくだ。」
287 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:19:27.82 ID:CQ1gIw4Z0
7.でも。それでも。
大好きだから。
15、6年待てば許される。それだけで今日まで来た。
もう、待つ必要も無い。変わることはもう、無いのだ。
つないだ手から伝わる鼓動が嬉しくって、
自分の鼓動も少し加速した。
おしまい。
288 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:20:14.21 ID:CQ1gIw4Z0
手抜きじゃないよ。コピペしないでちゃんと打ったから。
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 01:43:55.58 ID:/0zNJsmE0
おつです
290 :
『加速』:2008/11/29(土) 01:49:41.22 ID:CQ1gIw4Z0
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 01:59:18.02 ID:sLubYIrv0
いまさらだけど乙
こんな文章形式もなかなかいいもんですな
小説というか詩みたいだね
さあて、俺も頑張ろうか
つうか全然書いてなかったら、リハビリ&保守がてらに安価くださいな
>>295
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 02:01:56.53 ID:L0G9dsmf0
ksk
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 02:02:43.82 ID:CQ1gIw4Z0
加速ぅ
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 02:08:46.77 ID:4TucJZtZ0
鍋
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 02:11:22.76 ID:L0G9dsmf0
カップ麺
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 02:18:28.81 ID:sLubYIrv0
カップ麺承知
おっと、よく考えたら今日は仕事だった・・・
昼間寝過ぎて今眠れないとか、結構きついんだぜ・・・
という訳で、次回をお楽しみに!
297 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/11/29(土) 02:36:52.51 ID:heO1yLMXO
>>291 いまさらですがアリガトです。楽しみにしてますね〜。では、おやノシ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 03:09:01.93 ID:bZuSGPgK0
保守
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 04:00:31.07 ID:InfZ+Pp4O
原稿終わった……
明日こそ女体化する
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 05:08:45.61 ID:4TucJZtZ0
ほ
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 07:07:46.18 ID:etq7pN7s0
ほ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 08:20:00.27 ID:etq7pN7s0
ほ
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 08:51:40.70 ID:xagzwc2pO
おはやうございます
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 09:26:05.31 ID:JzahooQF0
おはようございました
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 10:31:21.14 ID:heO1yLMXO
おはほ
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 11:30:09.94 ID:SRDVdlkEO
いちじかーん
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 11:30:22.18 ID:heO1yLMXO
ほ
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 12:08:43.31 ID:g5PtRp1a0
ho
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 12:43:32.84 ID:xagzwc2pO
保守がわりに安価でしてみる↓
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 12:46:56.66 ID:L0G9dsmf0
入学式
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 12:55:46.58 ID:xagzwc2pO
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 13:48:36.50 ID:xagzwc2pO
ほ
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 13:57:49.54 ID:IzobjOCeP
か
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 14:11:48.70 ID:IzobjOCeP
ほ
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 14:23:00.22 ID:/PUdVyMYO
か
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 14:25:48.17 ID:4TucJZtZ0
弁
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 14:36:47.93 ID:L0G9dsmf0
護
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 14:47:04.32 ID:xagzwc2pO
団
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 15:06:33.01 ID:xagzwc2pO
そういやVIPってエロはどんくらいのまであり?
あんまり酷いと規制とかある?
いまパソコンの方が規制くらってるからこっちでは規制くらいたくないんだけど
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 15:38:51.10 ID:4TucJZtZ0
実質無い
VIPはほとんど運営にほっとかれるから
まあ遊ばれはするけど
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 15:47:32.35 ID:SRDVdlkEO
二、三エロは書いたことある
エロと見なされなかっただけかもだが
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 16:10:09.62 ID:xagzwc2pO
んじゃ貰った安価書く前に、前に貰った安価途中まで(あんまエロくないとこまで)投下しとくわ
続き書いて大丈夫そうだったら教えてくれ
ただ前に書いたやつの続きなんだけど、まとめれてないから、一度投下したやつも少し手直ししてから投下しとく
時間帯的に投下する人もいなそうだしいいよね?
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 16:15:28.71 ID:L0G9dsmf0
いんでなーい?
俺は完全に安価進められずに腐ってっからw
324 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 16:22:11.09 ID:xagzwc2pO
じゃあまずは安価「ハロウィン」から
これはまとめにあるけどついでにちょっと直したから、これも投下しとく。
「とりっくおあとりーと?」
なんかチャイムが鳴ったので玄関に行ってみれば、なんかカボチャ被ってマント羽織った女の子がこんなことを言ってきた。しかも疑問形。
自信ないならちゃんと調べてくればいいのに。というか今は十月十日、ハロウィンにはまだ遠い。ていうか明らかに何となくで来てやがるなこの野郎は。いや今は野郎じゃないが。
明らかに聞いたことのある声だし、カボチャの目から見える顔にも覚えがある。顔はよく見えないが目の前の変な物体は間違いなく我が親友だろう。残念ながら。
「とりあえず高橋、そのカボチャはとれ」
「えー、結構かっこいいと思ったんだけどなあ」
しぶしぶとカボチャをとる高橋。かっこいいってどんなセンスだ。流石すぎるぞ。
「まあいいや、とりあえずもう一回。とりっくおあとりーと」
くそう可愛い、一月前までは男だったくせに可愛い。というか明らかにキャラ作ってやがるこいつ。くそう、それが分かってるのに可愛いいよこいつ。そりゃあもうお菓子なんていくらでもあげたくなるくらいに。けれど
「まだハロウィンじゃないんだから、蕪の菓子なんて持ってないないぞ」
ハロウィンまでにつくる気もないが。
「蕪の菓子とか、細かいこと気にするね」
「そうか?」
一応ハロウィンには蕪の菓子ってのが決まりだろう。確か。
「そうだよ、だから蕪のじゃなくていいから菓子をくれ。じゃないといたずらしちまうぞー」
ふむ、蕪の菓子じゃなくてもいいのか、だが残念なことに
「うちには菓子の買い置きなんてのはねーぞ」
高校生の息子一人しかいないしな、親もわざわざ買っておくなんてことはしないで食べたい時に買ってくる。俺もそうだし。
「ふーん、じゃあ、いたずらをしないといけないね……」
「だからまだハロウィンじゃないっていうのに」
高橋は俺の意見を華麗に無視しつつ、黒いマントを脱いだ。中に来てる服は意外と普通で、前開きボタンの黒いシャツに、黒いフレアスカートだった。
シンプルだけど可愛らしくて似合ってるな――上下とも黒いのはマントを羽織ったときの事を考えてだろうけど、意外と雰囲気があっていい。とか考えていたら、いきなり突き飛ばされた。痛い。
325 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 16:29:33.07 ID:xagzwc2pO
「んふふー」
高橋は突き飛ばされて倒れてる俺の上に馬乗りになってやがる。おいおいあんまり痛いいたずらはいやだぞ俺。
「あんま痛くすんなよ」
思ったことをそのまま言うと、高橋が噴き出した。
「この状況でその台詞、ありえねーよ」
「いや、ただあんまり痛いいたずらはいやだな〜って思っただけなんだけど」
「じゃあ何、素? マジありえねー。超面白いよ、おまえ」
うん、なんで俺はこんなに笑われてるんだ。マジでわけがわからんぞ。
「とりあえず、おまえは女か。とだけつっんでおこう」
「ますますわけがわからんな」
「気にすんな、実際に痛くしないでっていうのは俺のほうってこった。このいたずらは」
「? お前が痛いってそんないたずらなんでするんだよ」
俺が痛いのも嫌だけど、高橋が痛いのだって俺は嫌なんだが。
「いや、お前がこのままだと女の子になっちゃうんじゃないかと思ってね、それを止めようと」
なるほど、おれの誕生日はハロウィンの翌日、十一月一日だし、それで俺は十六歳になるし、
なんか今十六歳まで童貞だと女の子になることがあるらしいし──こいつはそれで女の子になったし──、俺は童貞だし。
ここまで考えて漸く思い当たる
「ってことはまさかいたずらって……」
いやまさかそんな筈はないと思いつつも心臓ばくばくな俺。流石の小心かつ小胆だぜ。
「そ、えっちな悪戯」
326 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 16:42:19.33 ID:xagzwc2pO
そうかそうかエッチなことしてくれんのかー。お菓子あげないでよかったー。って。
「いやいやいやちょっとまて、いくらなんでもそれはいろいろまずいだろう」
「なんで、俺とじゃいやか?」
「いや、そうじゃな、いやこの際そうでいい。お前とエッチなことなんてしたくない」
「……そうだよな、元男とえっちするなんていやだよな」
あれなんか高橋泣きそうなんだけど、どうしようどうしよう。ああ泣きそうな顔も可愛いなあ、泣き顔も可愛いんだろうなあって何考えてんだおれきめぇ。
「いやちがうんだ、元男だからとかそういうんじゃないんだ」
「じゃあなんでいやがるの」
「だってさ、俺らもともと友達だっただろ。それが高橋が女の子になったからって、こう……そういうことをして、俺は女の子にならないで済みましたって。そういうのなんかいやじゃん。
友達のおまえにさ、そんな無理させてまで俺は女の子になりたくないなんて思ってないんだよ。
お前は俺が友達だからそういうことをしようとしてくれてるのかもしれないけどさ、俺はお前が友達だから、そういうことがしたくないんだ。……わかりにくいかも知んないけど」
言い終えて高橋のほうを見ると、いやな感じの笑みを湛えて、こちらのほうを見ていた。
「いやーほんとおもしろいなーお前、まさかちょっとした泣きまねでそこまで心情を語ってくれるなんてね」
「こ、このやろう……」
涙は女の武器とは言うけれど、ちょっと使い方が悪質なんじゃないかな、今のは。それに何時からこんなころころとキャラを変えられるような演技派になりやがったんだこいつは。色々と狡いぞこんなに演技がうまいのは。
「流石に悪いからな、俺の気持ちも少し語ってやろう。恥ずかしいからひとつだけな。どうも誤解もあるみたいだから特別だ。
……俺が、こんなことをしている理由は、お前が言ってるようなややこしいことじゃない。
もっと簡単なことなんだよ」
そう言って俺を見つめる高橋は凄く綺麗で――
「ただ単純に、したいから、だ」
――その発言は俺にすさまじい衝撃をくれた。
「え?」
「これで文句はないはずだ。さあ続きを始めよう」
「え、え、え、え、え、え、え?」
「なあ祐樹」
今日初めて高橋が、おれの名前を呼んだ。
「あんまり、痛く……しないでね?」
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 16:45:58.12 ID:xagzwc2pO
そのあとダッシュでコンビに行ってチョコ買って、高橋に渡してかえってもらいました。
帰り際に「ああ、おれハロウィンまで毎日来るから、この恰好で、よろしく」って言って行きました
さてどうしよう
上のレスにここまで入れようと思ったけど文字数が多すぎるとかで入らんかった。
んで安価ハロウィンがここまでで、つぎからまとめにない、安価一級フラグ建築士になるよ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 16:49:41.23 ID:4TucJZtZ0
wktk
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 16:51:06.15 ID:L0G9dsmf0
っC
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 16:55:05.31 ID:xagzwc2pO
「なー」
「んー」
この前のことがあってから一週間、高橋は本当に毎日来てやがる。ただハロウィンネタには飽きたのか、あんな奇抜な恰好では来なくなったし、いたずらをされる心配もないようだった。
「毎日毎日なにしに来てるんだよ、もうハロウィンネタも使ってないみたいだし」
「……お前の童貞を奪いに?」
訂正。いたずらされる心配は残っているらしい。
「それ本気でいってるの? 初めの日はかなり本気っぽかったけど」
はじめの日以来、こうなんかあのときみたいに……押し倒されたような状況にはなっていないから、あの時もその場のノリでの悪ふざけだったとおもっているんだけど。
そもそも高橋に俺の女体化をとめてくれるような義理はないと思うんだよな。さすがに友達ってだけでそこまでしてくれるとは思えないし。
いやまあ本気なら嬉しい訳だけど。正直俺はあれから、こいつが家にいる間はドキドキしっぱなしだ。小心小胆なので顔にでないよう必死に取り繕ってはいるけれど。
ばれるなんて考えるだけで恥ずかしい
「んー。マジだよマジマジ」
「じゃあなに、俺がやらせてーっつったらしてくれるわけ?」
すると高橋はその大きな可愛らしい瞳でこちらのほうを見つめると、色気のある笑みを浮かべて
「したいの?」とだけ言った。
うわ、何だこれすごい照れるんだけど。高橋の表情が本気だ。綺麗なのにすごいエロい感じがするとかいう高等な表情をしてやがる。なんでこんな破壊力のある表情を女になったばかりのこいつが会得しているんだよ。
「ふーん、お前もまんざらでもないんだな。そんなに顔を真っ赤にするなんてさ」
そんなことを言う高橋は、どこか嬉しそうだ。何故かは分からないけれど
「え、何がだ」
けど、あんな表情をされたら誰だって真っ赤になるだろうに。こいつ、案外自分の表情の威力を分かってないらしい。
「いや、俺みたいな元男に好かれてるの」
――へ?
331 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:02:26.78 ID:xagzwc2pO
えーと? 今なんか妙な単語が聞こえた気がしたんだけど。こう、なんか、高橋が俺のことをす、好きだとかなんとかいうような感じのような気がするような……。
いやまて早まるな俺、単純に友達として好きってだけかもしれないだろ。というかそうじゃなかったらどうしたらいいんだ。喜べばいいのか? よし、すごい嬉しい。
「ん、どうした? 顔がさらに赤くなったぞ。……実は熱があっただけでしたとか言うなよ。喜び損になるから」
「……い、いや、何でもないぞ。うん、何でもない。熱なんてあるはずもない」
「そうか、ならいいんだけどさ」
うん、どうしよう。さっきの言葉が気になって仕方ない。ほんとにどんな意味で言ったんだろう。……それっぽい質問して探りを入れるか。
「なあ、さっき俺のこと好きとか言ってたけどそれは本気じゃないよな」
ええ直球です。え? そんな細かい探りを入れるなんて技能俺にはないですよ。当然じゃないですか。
「いや本気だけど。なに? もしかして気づいてなかったってやつ? だからさっきすごい顔赤くなったのかお前」
「……いや、気付かないだろ普通。だって俺らもともと友達だったし、この前のもちょっとした冗談だと思ってたし」
「いや、さすがに好きでもないやつにあんなことはしないだろ。冗談でも」
やばいやばい、高橋がほんとに俺のことが好きだなんて……もとから友達だったとは言ってもさすがに照れるし焦るね、こんな可愛い子に好かれてると思うと。
けどなんでだ? 俺は普通に友達してただけなのに、なんか好かれるようなことしたっけな。
「いつから? そして何で好きになったのさ。俺みたいなやつのこと」
はいはいまた直球。うんそろそろヒットくらい打たれても仕方ないね。でも変化球なんて投げる技量はありません。
332 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:12:04.10 ID:xagzwc2pO
「お前、それを本人に聞くのかよ。まあ答えてやるけどさ。
ただ、いつからって言われてもなあ、ほら、こういうのって気づいたらなってるもんじゃん。だからいつの間にかって感じなんだよね、俺としても。
けど、なんでって方はちゃんと理由があるんじゃないかな。
……お前、女になった元男によく話しかけられるだろ。俺みたいに前から仲の良かったやつ以外からも」
唐突に聞かれて思い当たる。そういえば確かに多い。
名前をいわれても元の顔が思い浮かばないような娘からも話しかけられたことがあるし、高橋だって前はこんなに家に入り浸らなかった。けど、それが何か関係あるのか?
「やっぱ思い当たるみたいだな。俺も後から知ったんだけど、それには理由があってさ、女体化したやつらん中で噂になってるんだよ。
お前は女になったやつにでも前と変わんないで接してくれるいいやつだってさ」
「いや、さすがに変わらないってことはないぞ、やつらみんな顔がいいから話してるとすごく照れるしさ」
「んー、その発言はちょっと気になるけど今はいい。そして前と変わんないってのはそういうことじゃない。わかりやすく言えば、下心がないってことかな」
「……それってそんなに言われるようなことか? 下心がない奴なんてほかにもいくらでもいそうな気がするけど」
それち、なんかそんな言われ方をすると、俺がイ○ポ○ンツみたいに思われてるようで結構いやなんだが。
それに、実際女体化した元男子達に、下心なしで優しい奴がそんなに珍しいのかな。
普通の女子に下心なしで優しくする人よりも多い気がするんだけれど。
……まあ俺にはどちらにも下心なんて出せるような勇気はない訳だが。
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:13:49.49 ID:bZuSGPgK0
wktk
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:16:58.87 ID:L0G9dsmf0
フラグ建築士かw
335 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:17:23.01 ID:xagzwc2pO
「いや、それがそうでもないんだよ。下心のないふりをする奴はいっぱいいるけれどさ。ほんとにないって思えるのはお前くらいらしいぜ。俺がそこに惚れてんだから間違いないよ」
「いやおれだって心んなかはエロいことでいっぱいかも知れんよ。案外さ」
「……あそこまでされても逃げる男がよく言うよ」
うう、確かにそれを言われるとどうしようもない、けどあの時は心の準備ができてなかったし仕方ないだろ。……とか言うとまたお前は女かって笑われるんだろうな。
「実際、相当人気あったみたいだよ、お前。そのフラグの立てっぷりは一級フラグ建築士ってあだ名がつきかけたくらいだからな。元男限定のだけどさ」
「あった。つきかけた。ってことは今はそうでもないのか?」
「ん、そうだね。なに、未練でもあったの?」
ちょっと拗ねたような表情で高橋が尋ねてくる。
いや、ないと言えばうそになるかも知れんが……まあこいつは好いてくれてるわけだし、こいつはとっても可愛いし、別にいいか。
「いや、そんなにはないけどさ、なんで人気がなくなったのかは気になるよね」
「んー、それはだな。俺が、お前と付き合ってるって言って回ったから」
「……まじか」
「まじまじ、こう、外堀から埋めていこうと思ってね」
「なるほど、俺には逃げ場がないわけか」
「そゆこと。で、どうするよ。俺はお前のことが好きなわけだけど、付き合う?」
「……逃げ場は?」
「ないんじゃないかな」
「おうけい、付き合おうか、高橋さん」
本当、ひどいことをする彼女が出来たもんだよね。まったく。すごく可愛いって言うのは救いだけど。あ、顔じゃないよ、性格な。
「それは俺のことを好きだと受け取ってもいいんだろうな?」
「んーと、まあそういうことでいいんじゃないかな。まあ俺だって気になってもいないような女の子を、毎日毎日家に入れたりはしないってわけだね」
「……そうか、うん。うれしいね。やっぱり。けど、言葉もほしいかな、やっぱり」
くそう可愛い。こんなことを言われちゃあこっちも言うしかないだろう。俺みたいな恥ずかしがりにこんなセリフを言わせるなんて、高橋はひどいやつだよね、ほんと。
336 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:24:41.90 ID:xagzwc2pO
「好きだよ、高橋」
我ながら、歯が浮くどころか砕け散るかと思うようなセリフだな。頑張ったよ俺。
「基本、そこは名前だろう」
ところが高橋はご不満らしい。……ええと、高橋の名前は元の名前の明弘から一字をとって、読みを変えて、漢字をあてた
「好きだよ、朱里」
「うん。祐樹、俺も好き」
うん、とってもかゆいな。だけどとっても気分がいいね。
まあ付き合うって言っても何か特別な変化がある訳じゃないだろうし、高橋となら何やってても楽しいしってことで。これからの毎日がとっても楽しみだよね。うん。
「さて祐樹。これで俺たちは正式に付き合ってるわけだ。もう文句はないよな」
「ん? 何がだ」
くそう。人がせっかくきれいに終わろうとしてるってのに何なんだ一体。
「エロいこと。しようぜ」
「……お前俺の下心のないとこがいいんじゃなかったのかよ」
こいつ実はエロいこと大好きなんじゃないかな、この前のこともあるし。
「いやいやそれとこれとは別。……だってお前もう誕生日は真近ですよ。彼女の俺としてはお前に女になられちゃ困るわけで」
「ちょっとまて、俺にも心の準備ってものがあってだな……あ」
「おまえは女の子かっての。そこはおとなしくやりたがっとけばいいんだよ。ほんとにもう時間ないんだから」
「そうはいってもな、俺はあんま体調悪くなったりしてないしきっと大丈夫だと思うぞ」
「だめだ。もしもの事があると嫌だし……決めた、今絶対にするぞ。わかったな。押したおすから。今、俺が。
だいたいもう俺たちは付き合ってるんだから何も変なことじゃないだろうに、なんでそこまで緊張するかな」
どうしようこれ、もしかして、というかやっぱり今回は……。
逃げ場、ないよね。
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:29:25.59 ID:xagzwc2pO
ここまでが安価一級フラグ建築士
こっからは安価尻に敷かれるです
ただ物理的に尻に敷かれてもらうとこまで書けてないないって言うね。エロになるとじっくりとしか書けないよ。コテ通りの超遅筆orz
338 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:32:48.70 ID:xagzwc2pO
言い忘れたけどこっから視点が高橋です。やっぱり女体化スレなんだからエロはにょたっこ視点で書きたいよね。
「うわっ」
宣言したとうり、俺は祐樹を突き飛ばしてそこに馬乗りになった。
つまりは押し倒してやった訳だ。
とはいってもこのあとどうすれば良いのだろうか? 女の側からリードするやり方なんて俺にはわからない。
そしてなにより恥ずかしかった。
もともと男だった俺が女になって、祐樹と「あれ」をする。そんな倒錯的な状況を自らつくりだそうとしているのだから。
全く、少し位はリードしてくれたっていいじゃないか。いくら祐樹がしたがってないとはいっても、一応俺の彼氏なんだから。
ふと考える。
もしかしたら祐樹は本当にしたくないんじゃないか、と。
この前、祐樹と俺が付き合う――付き合い始めたのはついさっきだけれど――前の時は、逃げた。
「……とりあえず」
だから、取りあえずは試してみよう。
そう考えて、顔を近付ける。
祐樹の特別格好いいつくりをしている訳じゃない、だからといって格好悪い訳でもない、普通の顔。
それが近付いて来るにつれて、なんだかとっても格好いいように見えて、胸が高鳴った。
今すぐにキスをしたいような衝動が生まれたが、こらえた。
試して、嫌がってなかったら、しよう。
そう決めて、口を開く。
「……キスしよっか」
祐樹はまた逃げるだろうか? もし、逃げたならもうしない。逃げなかったら、続行。そう決めて、少し待つ。
祐樹は俺のことを少し見つめてから、目を閉じた。
これは、いいってことだよな……。
「今度は逃げないんだな」
思わず、からかってしまう。ただ、目を閉じるだなんて女の子みたいな仕草をされたら、からかってしまうのが俺ってものだろう。
祐樹が言い返そうとしているのが分かったので、急いで口を塞いでやる。
もちろん俺の唇で、だ。
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:33:39.59 ID:4TucJZtZ0
わっほー!
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:38:05.69 ID:L0G9dsmf0
うっほー!
341 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:38:33.46 ID:xagzwc2pO
「……んっ」
自分の口から妙な声が漏れるのが分かる。けれど、始めてのキスは想像していたよりずっと気持ちよくて、恥ずかしいのにやめられない。
うわ、俺、男とキスして気持ちよくなってる。
でも、変なことじゃないんだよな……今の俺は女なんだから。
「ん、あっく……ちゅ」
どうしよう、止まらない。
しかも気付けば祐樹が俺の背中に手を回していて、俺は抱きしめられている。
嬉しいけれど、さっきより気分が高揚しているからだろうか、祐樹にリードされるよりも自分がリードしてあげたくなっていて、主導権をとろうと俺は祐樹の口の中に舌を入れてしまった。
――くちゅ……ぐちゅ……
キスという行為からは想像もつかないくらい卑猥な音が、口の中から頭に直接響いてきて、俺の思考を麻痺させる。
祐樹の口のなかをくまなく、それこそ舌の裏側や歯茎も全部なめ回してやる。
お互いの唾液が混ざりあいながら、いやらしい音をたてているのがわかる。
そして祐樹の唾液と混ざりあってできたそれが、例えようもなく美味しいもののようにに思えて、これまで以上に丁寧に祐樹の口のなかを嘗めしたあと、口付けしたまま燕下した。
――なんだ、これ。
一度口にしてしまったそれは、簡単に俺の思考を蕩かしてしまった。俺はどうしようもなくそれを欲して、もう一度祐樹の口内を舌で蹂躙する。
「んふっ、あ……」
口の端から漏れる自分の声すら、劣情を煽る要素の一つになってしまう。
俺は今、どうしようもないほどキスに夢中で、どうしようもないほど、この後にするあれへの期待が溢れていた。
だから俺は仕方なく、名残惜しんで――最後にもう一度だけ舌を絡ませてから、祐樹の口から自分の口を離した。
342 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:46:03.34 ID:xagzwc2pO
――ちゅぷ……。
いやらしい音をたてながら口を離すと、――ツゥ、と俺の口から唾液の糸が垂れる。それはしばらくの間口と口とに架かっていたが、やがて祐樹の口に全てが垂れた。
そのいやらしい光景を眺めて、俺はとてつもない倒錯感を覚える。
ほんの少し前まで男だった俺が、男である祐樹を犯そうとしている。まだ、俺の中に確実にこの状況を拒絶している部分があるのを自覚する。
それと同時に俺の心の大部分は、自分の好きな男である祐樹を好きなようにしていることに、大きな幸福を感じている。
そんな倒錯感。
あるいは、祐樹が自らリードして俺を抱いてくれていれば、俺は女性としての幸福だけを感じていられたのかもしれない。
けれども、祐樹はリードしてはくれない。そして、祐樹は今のうちに性交をしなければ俺と同じに、つまりは女体化してしまうかもしれなかった。
それだけは受け入れられない。どうしてか俺は祐樹に心の底から恋していたし、祐樹も俺のことを好いていてくれたから。
だから俺は、祐樹に男のままでいてほしかった。
それに、俺の中にある女の部分が、祐樹としたいと。そう言っている気がした。
だから俺は、祐樹をリードして、あれを――セックスを、しなくちゃならない、したい。
「ファーストキスがこんななんて、俺らエロいな」
「エロいのはお前だけだろう」
「……ふうん、じゃあもう今みたいなキスはしたくないのか?」
「……したくない」
少し予想外の反応。祐樹もそれなりによろこんでくれていると思っていたのだけれど、どうやら違ったのかもしれない。
けれど、答える顔が真っ赤なあたり、ただ照れているだけだったりして。
ちょっと確かめてみたくなって、手を自分の後ろにのばして、祐樹の股間に手を当ててやる。
そこには服の上からでも、全然大きくなっていることが分かる、祐樹のあれがあった。
祐樹が興奮してくれていて、少しうれしい。ただ、実際に祐樹がしたくてもしたくなくても、ここが反応してしまうのは分かる。俺も元は男だったから。
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:46:06.46 ID:RSXxVIO50
しえん
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 17:47:38.89 ID:L0G9dsmf0
わっふる!わっふる!
345 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:51:49.67 ID:xagzwc2pO
「祐樹のここ、おっきくなってるよ……とっても」
そういいつつ、祐樹のそこを軽く撫でるようにしてやる。
そんな行為だけでもそこは反応してしまうようで、服の中なんて窮屈だ。と、自己主張している。
「ちょっ! 高橋なにしてっ!」
こんな風に切羽詰まったような声をあげる祐樹が面白くて、俺は右手に触れる熱いそれを、撫でるのをやめられない。
それに、そこから伝わる祐樹の熱さは、俺の理性が蕩けるのを更に加速させ、俺がより淫らな思考をしてしまうのも楽しくて、手を離せなくなってしまっているのだ。
そして俺は、止められなくなった淫靡な考えを、実行に移さずにはいられなくなっていた。
だから、こんなことも言えてしまう。
「ねぇ祐樹。俺……いや、私のあそこがどうなっているのか、知りたい?」
「……知りたくなんて、ない
だからお前もやめろよ。その、そういうことするの」
帰ってきた言葉が拒絶で、俺は少し、いやとても悲しくなる。
「祐樹はやめてほしいの? ……こうされるの嫌?」
俺の右手はいまだ祐樹のそこを撫で続けている。俺はそれを止めたくはないのだけれど、祐樹が嫌がるのなら、止めるしかない。
「いやだから、前にも言っただろ。俺は元々親友だったお前が、女になっちゃったからってこんな、自分が女体化しないために利用するようなのは嫌なんだよ。
恋仲になったとは言ってもついさっきだし、何も俺が女になるなんて決まった訳じゃないんだから、こんな無理してやらなくても、なんかこう……もっと時間をかけてだな」
そう言った後も、なにかもごもごと言葉を続けようとする祐樹の口を、一度キスで塞いでやってから、俺は言葉を返す。
346 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 17:55:02.12 ID:xagzwc2pO
「なあ祐樹、お前は俺が今無理しているように見えるのか? それに前もお前は似たような事を言ったけれど、その時だってしっかり言ったはずだ。
俺が、お前に、こんなことをするのは、お前が女になるかもしれないのが嫌で仕方なく……なんかじゃない。
……そりゃ確かに少しは関係があるけど、それは背中を押してくれただけ。
俺がお前とこういう行為をしようとする何よりの理由は……。
――したいから、だ。俺が、お前と」
ここまで言ってやらなくちゃ分からない祐樹に少し腹がたつ。
だけど、そんな祐樹の優しさを、嬉しく思っている自分もいる。
「……本当にいいんだな?」
「いいどころか大歓迎だっつの。
ほら、こんなマジな会話をしちまったせいでさっきまでの気分が台無しだ。
だからほら、今度はお前がムードつくってくれよ、ほら……」
と、言って、俺は目を閉じて唇を差し出してやる。
「オウケイ分かった。お望み通りにしてやろう」
そう言う祐樹の口調はどこか嬉しそうで、気分がよくなる。
そうして俺は、初めて自分から俺の唇に口付けをしてくれた祐樹の身体を、ゆっくりと抱き締めてやった。
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 18:03:54.75 ID:L0G9dsmf0
わ、わっふる!わっ……ふぅ。
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 18:13:53.81 ID:L0G9dsmf0
避難所より
>>346はここで一旦終了。
この先は書けていない模様
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 18:15:29.43 ID:4TucJZtZ0
なん…だと…
乙
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 18:17:32.83 ID:RSXxVIO50
続き執執筆に期待込めて乙の代わりに
わっふる!わっふる!
351 :
ちふでさん:2008/11/29(土) 18:27:39.71 ID:xagzwc2pO
>>348 さんくす
最悪なタイミングでサルった訳だけどここまでです。残念? ながら
この先すでにギシアンしか書くことないわけで
書いても平気そうなら書くけど、気合いいれて書くのはつかれたから今日貰った安価で馬鹿な話を書いたあとに
と言うわけで拙いエロ描写でもこの先が読みたいかたはいつものあの単語を書き込んでくれ
エロは慎めって方は細木数子って書き込んでくれ
よろしくなんだぜ!!
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 18:31:20.88 ID:JrqMYoI3O
ゆびさき続編祈願しつつwktk
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 19:03:11.75 ID:xagzwc2pO
書いてる捕手
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 19:21:00.80 ID:xagzwc2pO
いまってどれぐらいのペースで保守ればいいんだ?
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 19:40:57.66 ID:xagzwc2pO
分からんから一応ほ
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:13:00.23 ID:xagzwc2pO
これくらいは平気なのか
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:18:33.63 ID:L0G9dsmf0
WA☆KA☆RA☆N
一応俺は下層に降りてきたのを目安に上げてるけどね
基準になるかは不明
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:21:12.26 ID:RSXxVIO50
600前後ぐらいまで落ちてるの見たら保守上げしてるな
何分程度なら平気って形だと時間帯やその時の状況によって違うしなー
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:29:53.09 ID:heO1yLMXO
じゃっ、保守ついでに安価+2
投下は日付変わる頃を目安に…。
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:31:56.75 ID:L0G9dsmf0
ksk
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:41:34.80 ID:xagzwc2pO
妊娠
ごめんやっぱり蜜柑で
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 20:55:01.63 ID:heO1yLMXO
おk。蜜柑でいいねの。ノシ
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:19:24.43 ID:SRDVdlkEO
漢字の蜜柑を見ると
ミツカンあじ〜ぽんっ☆
が出てくるぜ
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:22:16.47 ID:xagzwc2pO
というか安価の入学式書き終わったんだけど、読み返して見たら明らかに俺の頭がわいてることが分かる出来なんだが
本当にひどすぎる文だけど
投下してもいいかな
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:23:16.58 ID:L0G9dsmf0
どこから?
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:24:27.00 ID:L0G9dsmf0
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:28:16.49 ID:RSXxVIO50
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:29:00.50 ID:xagzwc2pO
じゃあとりあえず投下する!
馬鹿な話を書こうと思ったら意味分かんない話になってたから
読み終わったあと、ていうか最後まで読めないかもしんないけど、後悔させるかもしれん
凄まじい駄文だから気をつけて
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:29:58.35 ID:xagzwc2pO
いま俺は入学式ってものに参加しているわけだ。
初めは高校の入学式ということで小中学とは一線を画した入学式――例えば新入生全員が肩パットを着けて、パンの耳を牛乳に浸けつつ、胡瓜を糠に漬けつつ、ヘアピンを付けながら、マイムマイムを踊るような――を期待していたのだが、今までと大差ないものだった。
いくら入学したからといって、なぜ校長の面白味のない話、それこそ友達の家族自慢を聞かされるよりもつまらない話を聞かなければいけないのか。
――こんなものを聞かされるくらいなら入学式などに参加せず、大人しく家族とペタンクでもしていればよかったな。
なんて事を考えていた時だった。
型にはまったような面白味のない進行しかできない司会が、新入生代表を壇上へと上がらせたのは。
何の気なしに、呼ばれた女子生徒を見てみると、そこにはとんでもない美少女がいた。
俺は長い髪を揺らしながら、凛として壇上へと向かうその美少女とペタンクかブリッジかトライアスロンを、ヘルメットを小脇に抱えながら楽しんだ後に将来を誓い合いたい衝動にかられた。
なので俺はその美少女を幸隆と呼ぶことにした。
そんなことを考えてしまった為に自己主張を始めた我が愚息を鎮めようとしていると、幸隆が挨拶をはじめようと、なにかしらの文句が書かれているのだろう紙をひろげていた。
どんな挨拶をしてくれるのだろうかと、幸隆ならきっと中々面白いものだろう――少なくとも友達に今日見た夢について語られるよりは――という期待を胸に、幸隆の挨拶を俺は待っていた。
すると幸隆は手にもった紙を前につき出すと、両手でそれを破いた。
そうして紙を捨てると紙は風に飛ばされ遥かなる大空へと旅立った。そう、彼は自ら危険な旅へと向かっていったのだ。きっと、より強靭な紙へと成長して、帰って来てくれることだろう。
なので俺は、その紙をタサナカミノコンと名付ける事にした。――さようなら、タサナカミノコン。心の中で手を振ってやる。
見ると、幸隆もまたタサナカミノコンんの旅立ちを祝福しているようで、行く先を眺めていた。
暫くたつと幸隆がマイクをとって、此方を向いた。どうやら挨拶が始まるようだ
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:31:50.68 ID:xagzwc2pO
「俺の事を可愛いと思うやつ、挙手」
なんて素晴らしい挨拶なんだ。俺はそう思いつつも起立してから挙手をした。
どうやら皆同じ気持ちだったようで、新入生が全員起立しながら挙手していた。
そうして始まる校歌斉唱。みなが好き勝手な歌をうたう。俺はライフタイムリスペクトを歌った。
終わると幸隆は感動の余り泣いているようだった。どうやら俺のライフタイムリスペクトがよかったようだ。
幸隆は涙を拭きつつも、挨拶を続けた。
「君たちの気持ちはよく分かった。だがここで一つサプライズなお知らせがある。そうサプライズお知らせがある」
途端に周囲がざわめきだす。サプライズなお知らせとはなんだろうと。
だが俺には分かっていた。この後にサプライズお知らせがあることを分かっていたのだ。そうサプライズお知らせがあることを。
「俺は元男だ」
壇上に立つ幸隆がそう言った。
こいつはずいぶんなサプライズお知らせだぜ。そう思いながら俺は椅子に座った。
「それを知った上で俺と付き合いたいと思う奴、挙手」
俺は急いで起立してから挙手をした。どうやら半分程度の新入生は同じ気持ちだったようで、起立してから挙手していた。
そうして始まる校歌斉唱。皆が好き勝手な歌を――略。
俺のライフタイムリスペクトがきいたのだろうが、壇上にに立つ幸隆がまたも涙を流していて、拭いながらこう言った。
「ありがとうございました」
そうして席へともどる幸隆。その顔はどこか吹っ切れたようだった。
そうして俺は理解した。幸隆は喧嘩して幸隆に勝ったやつと付き合ってやると言いたかったのだと。
なので俺は入学式が終わるなり幸隆の所へ行き、交際を申し込んだ。
予想通りに始まる喧嘩。幸隆は強かった。蜜柑を投げつけたりレモンを食べたり俺のジャブに合わせてローを出したりしていた。
俺は負けないように、林檎を握りつぶしたりした。幸隆に食べ物を粗末にするなと起こられてしまった。
――俺は負けた。
しかし、幸隆は負けた俺にこう言った。
「俺は決して約束をまもらないことが誇りなんだ」
俺と幸隆は付き合うことになった。
帰ってきたタサナカミノコンが俺たちを祝福してくれた
終わり
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:33:47.55 ID:xagzwc2pO
はっはー自分でもこんなものを書いちまったことが悲しいぜ!
寒すぎて体感気温が下がった人ごめんなさいorz
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:39:42.94 ID:q0jiYuxpP
カオスすぎるだがそれがいい
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:40:13.54 ID:RSXxVIO50
GwwwJwwwww
色々とカオスすぎるwww
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:53:20.89 ID:heO1yLMXO
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 21:58:00.28 ID:L0G9dsmf0
これはwwwwwカオスwwww
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 22:00:30.83 ID:xagzwc2pO
こんなものを読んでくれた人サンクス
とりあえず俺は好き勝手に書いたから楽しかったし、次は全力でエロの続き書いてくるわ
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 22:18:35.49 ID:heO1yLMXO
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 22:40:45.85 ID:xagzwc2pO
進まない捕手
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 22:59:53.80 ID:SRDVdlkEO
クロスされたい野手
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:00:51.70 ID:xagzwc2pO
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:06:10.54 ID:SRDVdlkEO
>>381 強制するみたいだから名乗りたくはないんだぜ
クロスした側された側の両方のストーリー読んでニヨニヨしたいっていうのが主な理由だから
自分じゃなくてもいいからクロスストーリーを誰かやってほしいんだぜ
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:13:17.17 ID:xagzwc2pO
ただやっぱり人のキャラクターって扱い方に気にするからなあ
どんな話にすればいいのかも分からなくなるんだよね
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:25:03.04 ID:heO1yLMXO
>>383 それには同意。作者さんが持っているイメージ崩しちゃうんじや無いかとびくびくしちゃう…。
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:43:03.60 ID:/0zNJsmE0
te
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:45:46.39 ID:/0zNJsmE0
半日規制に一体何の意味があるというのだ・・・?
あえて人のキャラを積極的出演させずに、ほんの1シーンにちょっとだけ通りすがる感じでも
クロスされた方はにやりとできるぜ
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:48:15.23 ID:L0G9dsmf0
勝手なコト言えば、感じたままに書いて欲しい って思うな。
それでイメージと違う描かれ方をした、ってコトは、
表現にまだまだ改善の余地があるってのがわかるのと、
自分の文章表現で、他人はそれをどう読み解くのか、っていうのは書く上で良い刺激になる。
まぁ、俺がクロスされることは無いだろうケドね。
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:49:41.22 ID:xagzwc2pO
どうせ出すなら自分のキャラクターとも絡ませたいんだぜ!
ただ技量がないからそんなんうまく書けないんだぜ!
はーたんが書いてたPさんとのクロスの奴は上手かったなあ
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:50:19.19 ID:heO1yLMXO
>>386 せっかく借りてるのにちょい役ってのもどうなの?って考えちゃう。
安価完成したので準備できたらPCから投下するわ。
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/29(土) 23:52:37.18 ID:Z0U7ngmw0
安価『蜜柑』
1.ただいま〜と玄関を開けると、見慣れない靴が一足。
もう来てるんだと思いながらローファーを脱ぎ我が家に上がる。
2階から物音が聞こえているので、今は2階に居るのだろう。
今日は久々に泊まっていくと言ってたから、部屋の準備でもしてるのかな?
391 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:53:18.10 ID:Z0U7ngmw0
2.私の部屋も2階にあるので、鉢合わせるのがなんとなく嫌で、
1階の居間に入った。真ん中にドンっと構えるコタツに潜り込む。
コタツに入ればスカートのスソとか、座り方とか気にしなくていい。気楽だな。
コタツの上には、カゴの中に蜜柑が入っていて、それを一つ取り出す。
毎年、親戚から送られてくるこの蜜柑は冬の蜜柑にも関わらず、甘くて、私は好きだ。
392 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:53:47.00 ID:Z0U7ngmw0
3.一つを丁寧に剥いて口に放り込む。
スッパイ・・・。珍しいな。
思わず顔をしかめていると、階段を降りる音が聞こえてきた。
トントンっと軽い音で、同じリズムで聞こえてくる。
その音がなんだか時限爆弾の秒読みみたいで、急いで蜜柑を飲み込んだ。
フッと息を吐くと心の準備をする。
393 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:55:07.91 ID:Z0U7ngmw0
4.それでも、気持ちは落ち着かず、それを待ってもくれず、ガチャっと居間のドアが開く。
亮ちゃんが、お久しぶり、お邪魔してるね。と言った。
うんとか、はいとか何とか返事をした。
394 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:55:33.16 ID:Z0U7ngmw0
5.もう部屋着に着替えたのかラフな格好だ。
薄手のセーターに、ぴったりしたジーンズ。
服の上からも分かるぐらい、胸は大きくて、
ジーンズから分かるお尻はちっちゃかった。
スタイルいいなぁ・・・。
胸もちっちゃくて、幼児体系な私からすれば憧れる。
本当にキレイになったなぁ・・・。
395 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:56:26.05 ID:Z0U7ngmw0
6.亮ちゃんは私の2つ上のイトコだ。
中学の時はおんなじ中学校に通ってて部活も同じテニス部。
勉強もできて、テニスも上手い。
私の憧れだった。
396 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:57:03.34 ID:Z0U7ngmw0
7.中学を卒業した亮ちゃんは少し遠い場所にある高校に進学した。
中学の時は毎日のように顔をあわせていたのに、今日会うのは卒業式以来、9ヶ月ぶりぐらいかな。
397 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:57:34.08 ID:Z0U7ngmw0
8.私の向かいに座った亮ちゃんは蜜柑を一つ取り出した。
少し手荒く蜜柑を剥く仕草は昔と変わらない。
そんな亮ちゃんの顔を正面からみつめながら
蜜柑をもう一房口に放り込む。
そのスッパさと、その他もろもろで自然とため息が漏れた。
ため息つくと幸せ逃げるぞ♪なんて亮ちゃんに突っ込まれる。
ぞ♪って・・・。そんなんじゃなかったじゃん。亮ちゃん・・・。
398 :
『蜜柑』:2008/11/29(土) 23:58:42.29 ID:Z0U7ngmw0
9.こんなことになるなら、私が亮ちゃんの童貞を奪えば良かった。
幼児体系な私じゃ見向きもしてくれなかったかもしれないけど。
今みたいに何もせずに後悔するよりはずっとましだった。
399 :
『蜜柑』:2008/11/30(日) 00:00:39.47 ID:HOF/M7ByO
あと一つで終わりなのに、猿…。なんだかなぁ…。
400 :
『蜜柑』:2008/11/30(日) 00:06:13.54 ID:Rvn9JaS60
10.亮ちゃんは、今年のも甘いでしょう、というと本当甘くて美味しそうに蜜柑を食べている。
私が選んだのがはずれだったのかな?
それに習って口に含んだ“私の”蜜柑はやっぱりスッパくて、
なんだか悲しい気分になり、もう一度小さくため息をついた・・・。
おしまい。
401 :
『蜜柑』:2008/11/30(日) 00:07:19.25 ID:Rvn9JaS60
冬にはコタツとミカンが正義なのです(><)
日付変わる前に終わらせてもぐろうと思ってたのに・・・。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:12:25.36 ID:sKxZGyKVP
+(0゜・∀・)+乙乙
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:12:52.03 ID:zZN9v/1q0
乙であります!
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:14:00.85 ID:DEAeG+hz0
乙!
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:15:30.25 ID:tjb/0hIY0
すっぱい…
406 :
『蜜柑』:2008/11/30(日) 00:16:34.43 ID:Rvn9JaS60
>>402−406
ありがとです。
私は猿と巧くつきあってく術をなんとか身につけていきます・・・。
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:35:36.70 ID:ZQDy3xSkO
おっつおっつ
408 :
『蜜柑』:2008/11/30(日) 00:44:24.58 ID:Rvn9JaS60
>>407 どうもっ〜す。
寝る前にもう一つもらって行きます。
保守代わりに安価+3
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:44:31.54 ID:N4FgGp2vO
方法は色々あるよ。単純に投下するレス数減らすとかさ
つーかこのスレってあんまエロ需要ないよな?
今書いてるのがちょうどエロ分添付できそうだから、
個人的には久々にちょい書いてみたいんだけど、どうなんでしょ
レス戴けると幸い
あー、それと避難所にてクロス議論停止中。みんなもっと意見出そうぜ?
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:51:25.30 ID:N4FgGp2vO
ksk
安価ならもんじゃ
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:56:11.80 ID:DEAeG+hz0
>>409 すごく個人的な意見としては、
エロいのも、エロくないのもどちらもそれぞれ良いと思う
脳内全俺会議による結論:にょたっ子ハァハァ出来れば非エロ系でもエロ系でもどっちでもおk
安価なら「商店街の福引き」
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:56:53.97 ID:zZN9v/1q0
>>409 俺的にはある。書けたんなら投下してホスィ
議論はもう書いちゃったんで、集めるか動かすか決めないとな俺。
安価なら「コスプレ撮影会」
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 00:58:55.25 ID:EddPi8/s0
>>409 『みんな違ってみんな良い』
いらない話なんかないぜ
414 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 00:59:56.26 ID:Rvn9JaS60
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:00:22.58 ID:tjb/0hIY0
もう議論は終わってね?
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:06:39.57 ID:N4FgGp2vO
おkじゃあエロありで書いてくるわ
>>412 すまん、まだ書き終わってはいないんだ。投下はいつになるかはワカンネ
>>415 いや、いくつか案が出た程度だろ
出た案についての是非とかまだまだ議論の余地はある
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:11:15.30 ID:tjb/0hIY0
そーなのか
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:11:33.20 ID:ZQDy3xSkO
ていうかエロに需要なかったら今まさに書いてる俺はどうすりゃいいんだろうって感じだぜ
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:19:30.86 ID:zZN9v/1q0
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:43:45.09 ID:ZQDy3xSkO
>>419 リレーはやってみたいが書くなら自分が書きたい展開のときに参加したいんだぜ
じゃないと何処か無理してそういう好みの展開に持っていっちゃいそうだしね
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:43:48.21 ID:HOF/M7ByO
出来た。保守投下。
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:46:34.44 ID:zZN9v/1q0
>>420 それはそーなんだけど、今現在続いてないのは、単に知名度の問題だからかな、と思ってネ
とは言え、ちょっと続き書きづらいかなーとは思う、コレ。
423 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 01:49:07.98 ID:Rvn9JaS60
議論中にクウキ読まず失礼(><)
安価『商店街の福引き』
1.冬も深まる今日この頃。
さすがに履き慣れた制服のスカートだが、この季節は寒すぎる・・・。
皆どうやって耐えているのかなぁ?なんて考えていると、いつもの商店街に人だかりが出来ていた。
なんだろう?とみていると、年末恒例の福引きをやっているみたいだ。
424 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 01:49:26.29 ID:Rvn9JaS60
2.少し興味を持って覗いてみる。
参加賞のポケットティッシュをはじめに1等の温泉旅行まで。いかにも福引きって感じだ。
そんな中3等の商品に目が向いた。携帯ゲーム機だ。
そういえば、隆司くんがこれ欲しがってたなぁ。
425 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 01:51:19.65 ID:Rvn9JaS60
3.次の日、学校に行くと隆司くんが教壇に上がっていた。
HR5分前なので、ほとんどのクラスメイトが集まっている。
『この中で福引き券がいらないヤツは俺が引き取ろう!』
いかにもらしいなぁ、と思って少し可笑しくなった。
その小さな小さな、僕の笑い声が隆司くんに届くことは無いけど。
426 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 01:53:10.11 ID:Rvn9JaS60
4.僕と隆司くんは親友だった。
いつも教室の隅で本を読んでいる僕と、クラスの中心で馬鹿やって人気者な隆司くん。
なんで、仲がいいのって皆に不思議がられていたけどね。
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:53:44.03 ID:zZN9v/1q0
っC
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:55:17.24 ID:ZQDy3xSkO
>>422 >>370みたいなのをかいちまうおれはリレーには向いてないと思うんだがどうだろう?
あんな駄文を書いてしまうような作者で良ければ、起きたら参加するかもしれん
そしてワクテカなんだけど起きてから読む
眠くてしむ
429 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 01:55:51.34 ID:Rvn9JaS60
>>427ありがとう。猿らないように気をつけるよ(><)
5.でも、それも今は昔。そう、あの日が来てから変わってしまった。
僕の誕生日が来てから。
430 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 01:56:51.04 ID:Rvn9JaS60
>>428おやすみ〜ノシ
6.あの日から、僕の隆司くんを見る目は変わってしまった。
しゃべるのも恥ずかしくなってしまって・・・。
隆司くんは優しいから、そんな僕に嫌われたとでも思ったのだろう。
いつの間にか僕に話し掛けることは無くなってしまった。
それでいいんだ。隆司くんのためにもそれでいいんだ。と僕が言う。
自分の気持ちに嘘をついていいの?と私が言う。
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:57:24.33 ID:tjb/0hIY0
しえん
>>420 むしろ流れ読まないほうがリレーの意義として面白いと思う
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 01:58:29.78 ID:zZN9v/1q0
>>420 繋がれば、なんとか…
完成度の高いリレーってかなり難度高いと思うしw
433 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:04:06.38 ID:Rvn9JaS60
7.いつの間にかちょっとしたお笑いライブになっていた隆司くんの心からのお願いは、
担任の先生の登場と共になし崩し的に終わった。
座っている僕の横を通過する隆司くんを見ていたら、不意に目が合った。
434 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:05:47.33 ID:Rvn9JaS60
8.時間にして数秒。
隆司くんの足が止まった気がする。
僕を見ていた気がする。
顔が赤くなるのを感じて、恥ずかしくって顔を伏せようとしたら、先に隆司くんはそっぽを向いて歩いていってしまった。
その、耳が赤くなっていた気がした。
熱く語っていたから、興奮してるんだよ。と僕が言う。
隆司くんも恥ずかしかったんじゃない?と私が言う。
435 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:10:46.72 ID:Rvn9JaS60
9.次の日、隆司くんはまたしても教壇に上がる。
『昨日はありがとう。3回出来たぜ!そして、これが戦利品です!』
と3つのポケットティッシュ。笑いが起きる。
『福引きも今日が最後。俺は今4枚福引き券を持っているから、1回引く為には後一枚必要だ。下さい!!』
熱いシャウトが轟くけど、さすがに今日は誰も持っていないみたいだ。
436 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:12:13.10 ID:Rvn9JaS60
10.ポケットに手を入れると、福引き券が一枚。
昨日、欲しかった本を、お小遣い前だけど無理して購入した。
前みたいに話せるようになるだけで良いんだ。と僕が言う。
もっと近づきたいんじゃない?と私が言う。
気が付いたら立ち上がって手を挙げていた。
437 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:14:10.21 ID:Rvn9JaS60
11.『一枚あるよ。』
みんなが驚いていた。それを気にせず、隆司くんだけをずっと見ていた。
隆司くんは少し驚いたように“私”を見た後、
すごく嬉しそうに『ありがとう』って言った。
私は自分によく出来ました。と言ってあげた。
おしまい。
438 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:14:43.64 ID:Rvn9JaS60
以上でした。
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 02:15:19.56 ID:EddPi8/s0
ほっこり乙
なんで猿に襲われやすいんだろうねぇ
440 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:21:55.98 ID:Rvn9JaS60
>>439 ほっこりどうもです。
やっぱり、短くぶった切って、投下量が多くなっているのが原因だと思われ。
ちなみに今回は灰皿倒して、雑巾がけしてただけです(><)
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 02:21:58.99 ID:tjb/0hIY0
乙
442 :
『商店街の福引き』:2008/11/30(日) 02:23:44.93 ID:Rvn9JaS60
>>441 さんくすあろっと。
さて、私も寝ます。長々とお付き合いどもです(><)
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 02:24:38.16 ID:zZN9v/1q0
>>442 おつやすみー
確かにかなりレスが細切れだなぁ…
ある程度の忍耐も必要か
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 02:25:35.85 ID:mnscLzBZO
おつおつ
この投下の仕方は作風にあってていと思う
隙間無し22〜28行ぶっこむ俺は風流じゃない
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 02:30:48.13 ID:ZQDy3xSkO
寝る前に トイレにいったら 眠れない
ガキか俺は
という訳で眠くなるまでなんか書いてみる
>>444 隙間無しとかナカーマ
446 :
風紀委員 ◆txs2ZvksOQ @株主 ★:2008/11/30(日) 02:34:31.99 ID:UWpPavmpP BE:1224626257-S★(1533756) 株主優待
変なスレに迷いこんだw
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 02:42:46.41 ID:tjb/0hIY0
>>446 フハハハハそのままどっぷりはまるがいい
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 03:02:25.21 ID:ZQDy3xSkO
とりあえずリレーの続き一レス文だけ書いてみたから見直しつつ投下してみるよ
449 :
リレー (ちふでさん):2008/11/30(日) 03:09:19.22 ID:ZQDy3xSkO
「……桃源郷」
部室に入るなりそう呟いた彼――北川君の動きは凄まじかった。
南部長に対して「入部すればここの設備全部使えるんですか? このミシンも? あの生地も?」といきなり尋ねはじめ
南部長が唐突にハイテンションになった彼に戸惑いつつも「ええまぁ」と答えると「なら入部します!」と即答。
ただここで流石に自分のテンションがおかしいことに気が付いたのか、一度赤面する。
けれど南部長はまだこのイマイチ性格の掴めない男を警戒していたようでこんなことを言った。
「入部しますと言われても、貴方がこの部に入部する資格があるかまだ分からないわ。
だからとりあえず今ここにある道具と布や何かで、一着服を作ってみてくれるかしら。まあ、テストみたいなものね」
とかいいだしてしまった。
いくら何でも服を一着つくるって言うんじゃ時間がかかりすぎるだろう。そう思って彼の方を見れば、なにか嬉しそうな表情をつくっていた。
――彼は凄まじい速度で作業を初めた。
生地に大まかな線をひいたと思えば直ぐに裁断をはじめ、そのまま素早く仮止めをした後ミシンをセットして縫い始めた。
あまりの素早さに南部長も驚いていたほどだ。
そうして一時間と少しというあり得ないスピードで、可愛らしい無地のワンピースを作ったのが十分前。
そして今何故かそのワンピースを着ているのが私だったりする。
寸法は彼いわく「まあ一目見れば大体分かります。それに、ある程度余裕のある作りでも大丈夫ですしね、これなら」だそうだ。
ちなみに南部長はいま、嬉々として彼にチャイナドレスを作ってくれるように頼み、身長、肩幅、股下、スリーサイズetcを教えていた。
南部長のではなく――私の、だ。
それどころか彼の歓迎会が私を着せ替えて遊ぶという計画すらたっている。これは一体どういうことだ。くそう、しまいにはまた泣くぞ私。
これだけです。そんなにはっちゃけなかったし大丈夫だよねきっと。そして今度こそ寝ますノシ
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 03:22:21.45 ID:tjb/0hIY0
乙
北川君いいキャラ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 04:00:13.24 ID:tjb/0hIY0
ねまらほ
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 05:56:59.20 ID:sKxZGyKVP
早朝保守
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 06:40:40.68 ID:6t98jDKlO
おはよう
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 07:41:51.99 ID:mnscLzBZO
おは
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 08:10:30.05 ID:AshoPafR0
よふ
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 08:19:26.36 ID:sKxZGyKVP
ござ
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 08:22:17.96 ID:DEAeG+hz0
おはようー
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 09:03:27.25 ID:ZQDy3xSkO
おはよう
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 09:42:21.85 ID:kgJSU8WY0
もはよー
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 10:56:32.00 ID:mnscLzBZO
る?
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 11:24:42.46 ID:HOF/M7ByO
おはほ
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 11:36:58.92 ID:ZQDy3xSkO
なんか朝からエロ書いてで死にたくなったから一旦休止して
安価してみる↓
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 11:45:27.92 ID:zZN9v/1q0
ファミレスでホールのバイト
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 11:45:47.71 ID:+VeLDWD90
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 11:52:44.13 ID:ZQDy3xSkO
さて二つをどう組み合わせたものか……
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 11:59:19.27 ID:mnscLzBZO
間を取って、
風邪で寝なきゃいけないのに無理してたら
バイト先の後輩にょたっ娘にしかられて看病されるってなのを……
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 12:19:00.51 ID:ZQDy3xSkO
>>466 そんなアイデアがあったか、だがもう俺はもっと普通なやつを書き初めちまったぜ
468 :
ちふで:2008/11/30(日) 12:31:32.66 ID:ZQDy3xSkO
ていうか書けたから湯かしちまうぜ!
ちょっと睡眠分が足りない気がするけどそこはスルーで
469 :
ちふで:2008/11/30(日) 12:35:09.88 ID:ZQDy3xSkO
うわぁもう無理。マジで無理。
大体なんで男がファミレスでウェイトレスやらなくちゃならんのだ。そこはウェイターだろう常識的に考えて。
いやまあ俺だって鏡を見れば常識的に考えること事態が間違ってるのはわかる。
だって、朝起きたら女の子になってましたなんて事態は常識じゃあおこらない。近頃は常識でもおこりえるって事になりつつあるみたいだけど俺は認めない。あり得ないんだこんなこと。
しかも、こんな状況におかれた俺を助けてくれる立場だろう母は、なんだかとっても嬉々として学校には休みの連絡をいれたかと思えば。
素早く俺を連れ出して、次々と衣服の類いを買い漁る旅へと出発し、ただでさえどこか追い詰められたような気分だった俺を、さらに追い詰めてくれやがった。
そして追い討ちをかけるように、俺は今日のバイトに休むなとのお達しをくれやがったのだ。
曰く、学校よりも休んでしまうと迷惑がかかるから、だそうだ。
そうしてものすごく嫌々、女物の服を着て、果てしなく嫌々、バイトへと付いたと思えば、なぜか従業員がとても楽しそうに俺の新しい仕事着を持ち出して来やがった(女になったことは母が事前に連絡してくれていたらしい、流石に)
しかもその仕事着は以前の俺の物のサイズを変えたものなんかではなく、なんだか妙なフリルがついていて、なんだか長い靴下――いわゆるニーソも置いてあって、スカートがついていて、それも丈がすごい短くて……。
そうして俺はファミレスホールで働いていたがために、女になってから一日でウェイトレスなんて役職につくことになってしまったのでした。……他人事みたいにいわないとやってらんないな。うん。
そして、今の俺は不本意ではあるがなかなか可愛らしく、ウェイトレス働いていればそれなりに客の視線を集めてしまっていて、俺はその顔や胸や脚――いわゆる絶対領域に――に不躾に投げられる視線に耐えられないでいるのだった。
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 12:41:20.53 ID:87UwWwO20
http://ike26.blog21.fc2.com/ このURLを見た方おめでとうございます。上のURLにアクセスしてから、
いろんな所この文章とURLをコピペして、1時間以内に3つのスレに貼ってください。
すると3日以内に好きな女の子か男の子に告白されます!
じゃないと、貴方は一生いやな人生を送るでしょう・・・
471 :
ちふで:2008/11/30(日) 12:42:08.40 ID:ZQDy3xSkO
そうして最初の心の叫びをあげていた訳だ。
だから俺は
「なあ、大城。大丈夫か? 流石に可哀想だから休んできてもいいぞ? 仕事は変わっといてやるから」
なんて優しく声をかけてくれた同僚に、可哀想とか言うんじゃねえとか思いつつも甘えて、休憩室にてお休みしている。
だが俺は気が付いてしまった、俺に気を使ってくれた同僚の目も、どこか下心を持っていたことに。
そして今思えば俺を気遣う同僚の声がとてもキモかったことにも。
くそ、しまいにゃ泣いまうぞこの野郎。
これは新手の嫌がらせなんじゃないか? なぜか皆が皆俺が女体化したとかいう、あり得ない事態を楽しんでいやがる。嫌がっているのは俺一人。
うん。これは神様の嫌がらせだな、きっと。
くそ、ここの数年正月すら神社に行ってないのが不味かったのか?
――――…………。
「…………んっ」
なんてあほらしい思考をしているうちに、どうやら俺は眠ってしまったらしい。
しかも誰かが俺にタオルケット書けてくれたようだ。少し感動したのだけれど、よく見れば紙が張ってあり、そこにはメールアドレスと電話番号+なんだか読みたくない言葉の羅列。しかもさっきの同僚の。ふむ、吐き気がするな。
俺は鳥肌をたてつつもそれを社員の連絡帳に張り付けておいてた。
ふと時計を見ればすでに十一時、慌てて携帯を取り出して、家に連絡をいれようと思えば、母から一件のメール。
――こんな時間まで何の連絡もなしなんて、もしかして朝帰り? 明日は赤飯炊いておくわね――
……………………。
俺は泣いた。
ああーもうこういうスレいいから
そんなに自分語りしたけりゃブログでも綴ってろカス
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 12:43:35.17 ID:ZQDy3xSkO
終わりっす
ああ、女体化してえなあ……
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 12:45:17.70 ID:zZN9v/1q0
乙ー
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 12:49:58.31 ID:6t98jDKlO
乙鰈!
よし、ファミレスへ行こう!
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 13:09:54.76 ID:sKxZGyKVP
+(0゜・∀・)+乙♪
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 13:51:21.32 ID:ZQDy3xSkO
奉仕
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 14:33:46.50 ID:HOF/M7ByO
ほ
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 14:46:02.65 ID:DEAeG+hz0
480 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:09:40.27 ID:eGGJUgRD0
>>175の続きが出来ました。
色々、なんでもう完成させるの辞めようかとも思いましたが、
探偵さんがとっとと俺の役目を終わらせろとすごんでくるので、何とか完成させました。
題名は上の通り。同じスレで終わらせられそうでよかったよ。
では、また時間かかると思いますがよろしく。
481 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:11:03.30 ID:eGGJUgRD0
32.電話を切ると、事務所からもってきたファイルに目を通す。
10年前、10月2日 『如月 和美』
2年前、7月20日 『桜井 朋子』
1年前、3月3日 『相原 淳』
今年、10月1日 『相良 真弓(未遂)』
当然、この他にも被害者はいるが、この町に事件の関係者がこんなにいるなんて・・・。
これは何かの偶然か?
いや、違う。偶然が集まればそれは必然になる。
俺はタバコに火をつけると、この4つの事件を最初から整理し始めた。
482 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:11:31.09 ID:eGGJUgRD0
33.何本目か分からなくなったタバコをもみ消したところでふと気が付いた。
今年の事件だけおかしい。俺の考えがあっていれば。
相良純一の女体化をヤツが知らなかったとしても、すでに16の誕生日を迎えているからだ。
もし、佐々木康太を彼氏と勘違いしていても、こちらも16の誕生日を迎えている。
俺の考え方が間違っていたのか?
483 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:13:05.31 ID:eGGJUgRD0
34.翌日。悩んでいてもしょうがないと、相良家に向かう。
チャイムを鳴らすと、奥さんが出てきた。
相良薫(カオル)。
もう二度と会うまいと思っていたのに、ココ数日間で2度目の顔合わせとなった。
484 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:13:45.99 ID:eGGJUgRD0
35.娘は今学校に言っていますが、との言葉に、
今日は奥さんに御用がありますと。居間に通された。
向き合って座るのはあの時の事務所以来か。
485 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:15:14.81 ID:eGGJUgRD0
36.「私の考えでは、真弓ちゃんに狙われる理由は無かった。奥さん、何か心当たりはありませんか?」
俺の犯人像と、犯人の目的を伝えた後、そう聞いてみた。
大した情報が入るとは思っていないが、藁にもすがる気持ちだった。
「女体化前の・・・。」
「はい。あくまで私の想像ですが。」
「・・・。昔、私には双子の妹が居ました。」
「・・・、昔?」
「はい。22年前。美鈴は殺されました。考えられるとしたらこれぐらいです。」
「・・・。」
「私はそれがショックで。ぽっかりと何かをなくしてしまったようで。」
「そんなことが・・・。」
「気が付いた時には“女”になっていました。その時から2年後の話です。」
「奥さんも“元男”・・・。」
486 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:15:39.46 ID:eGGJUgRD0
「その後は本当に荒れました。そんな私を唯一支えてくれたのが、最初の主人でした。」
「・・・。」
「でも、駄目でした。私が妊娠して、双子を出産した時から。」
「・・・。」
「純一と真弓にはひどいことをしてしまった。本当は今からでも2人と一緒に暮らしたい。」
「それは・・・。」
「でも、二人が決めたことなら。二人がそれが幸せなら。私は何も言わないことにしました。」
「・・・。最後に、一つだけ。」
「はい。」
「妹さんを殺した犯人。捕まってますか?」
「いえ、捕まっていません。容疑者は出ました。でも、証拠不十分で起訴できなかった。」
「・・・。」
「同級生です。父親が警察官だったから、それも多少関係があったのかもしれません。」
「名前、覚えてますよね。教えてください。」
「・・・。そいつの名前は・・・。」
487 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:17:30.64 ID:eGGJUgRD0
37.10月の終わり。だいぶ寒くなってきて、夜中にずっと張り込んでいると、すごく寒い。
朝方になって今日はもう来ないだろうと、尿意を感じ、久々に事務所に戻って用を足す。
帰り際に、ドアのノブに紙袋がかかっているのに気が付いた。
見慣れた字で『オジさんへ』とかかれている。中には携帯音楽プレイヤーが入っていた。
それを再生すると懐かしい声が聞こえてきた。
488 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 15:17:54.45 ID:eGGJUgRD0
38.『元気にしていますか?いつ帰ってきますか?』
『オジさんは、ぼ・・・私に会いたくないといいますが、私はオジさんに会いたいので、せめて声だけでも送ってみます。』
『早く事件を終わらせて、帰ってきてくださいね。竹下勇気より。』
最近の機械はこんなこともできるのかと、感心すると、火をつけようとしたタバコをしまい、
ちょっとだけやる気が出てホテルに戻る。
その帰り際に、木島修と、佐々木康太に電話をかける。
「ちょっと、手伝って欲しいんだが。」
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 15:37:01.27 ID:zZN9v/1q0
ぼへ
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 15:41:30.89 ID:sKxZGyKVP
つC
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 15:42:29.93 ID:aj5S+UBeO
さるさる帽子いかがかな〜
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 15:43:23.96 ID:sKxZGyKVP
おじちゃん 一個ちょーだい
つC
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 15:44:21.02 ID:aj5S+UBeO
つΩ
494 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:00:48.17 ID:eGGJUgRD0
すまねぇ、いつものように猿と戯れていたよ・・・。
39.そこから一週間。結果は出ていない。今日も駄目かなと、佐々木康太に電話して、今日は帰るように伝える。
続いて、修にも帰るように伝えようと携帯をいじっていると、逆に修から電話が掛かってきた。
「左近さん、今すぐ来てください。来ました、怪しいのが。」
場所だけ聞くと、全力で走り出した。
495 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:01:04.73 ID:eGGJUgRD0
40.伝えられた場所に駆けつけると、電柱の影で様子をうかがっている修を見つけた。
お前はもう帰れと、修に伝えると、俺はポケットに手を突っ込んで電柱から出た。
コンパクトカーをいじっている怪しい人影に近づく。
修は俺のその堂々とした態度に戸惑っていたようだが、素直に俺の言葉に従い消えていった。
「安田さん。何やってるんですか?」
496 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:04:31.13 ID:eGGJUgRD0
41.俺に呼びかけられた人物。安田康弘は緩慢に振り返ってフッと笑った。
その態度には余裕がにじみ出ていて、俺はやっぱり警察ってのはいけ好かない人種だと再認識した。
497 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:06:49.68 ID:eGGJUgRD0
42.「『捜し屋』、こんな時間に何をしている?」
「いや、八方塞がりでして。しょうがないから、町中にあるコンパクトカーを全部張ってたんでよ。犯人が来るから。」
「・・・。何故だ?ヤツがまたこの町で事件を起こすなんて確証はないだろう?」
「確かにね。ありません。でも、確立は高いと思いますよ。」
「何故?」
「だって、今回の失敗してますから。完ぺき主義の犯人がこのままあきらめるとは思っていません。」
「そうか。まあ、“俺ら”もそう思う。だからこそ、俺もこうして張っていたんだが。」
「そうですか。・・・。でも、それって嘘ですよね?」
498 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:08:29.32 ID:eGGJUgRD0
43.「・・・何を言っている?」
「22年前。相良美鈴を殺したのって安田さんですよね?」
「・・・。」
「よく捕まりませんでしたね。コネっていうか、警察の力ってすごいですね。」
「知らんな、そんなことは。」
「それも嘘です。だから、相良真弓を狙ったんでしょう?少々ポリシーに外れても。相良薫をおびき出したかったとか?」
「どういう意味だ?」
「他の事件の被害者もココに集まっていたのは予想外だったでしょ?でも、俺はおかげで多くの人の協力を得れたのでよかったです。」
499 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:11:01.04 ID:eGGJUgRD0
44.「『捜し屋』、なかなか面白いことを言う。そして、お前はやっぱり優秀だったよ。」
「なぜ俺に声をかけたんですか?」
「お前はほっといても首を突っ込んでくるだろうからな。だったら最初から縄をつけておいた方が都合が良かった。」
「道理で。いつも良いタイミングで電話をかけてくるはずだ。」
「でもな、お前の推理、少し違う。」
くしゃくしゃのタバコに火をつけると、旨そうに吸い始めた。
俺も負けじと左手だけで、器用に火をつけた。
500 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:12:52.35 ID:eGGJUgRD0
45.「22年前。相良美鈴をさっ、犯そうとしたわけよ。」
「そしたらよ、あのヤロウすげー抵抗してきたわけよ。俺はカッとしたね。俺に逆らうのかって。」
「気がついたらさっ、死んでやんの。なさけねぇ。ま、親父の力で何とか逃げられたけどな。」
「でよ、その後が傑作なんだよ。相良美鈴には双子の兄がいたんだけどよ、精神ぶっ壊れてるの。」
「シスコンだっけか?あれは笑った。しかもさ、女になってやんの。15,6で童貞って笑わせるわ。」
「その後も俺は気になって、兄、薫の人生を覗き見させてもらった。笑える。幸せつかんでもすぐ手放してるの。」
「薫が双子産んだ時なんかサイコーだった。幼児虐待とかアホかと。」
「でよ、薫が女体化して俺は思ったわけよ。他のヤツも女体化させて、人生狂わせたら面白いんじゃないかって。」
下品に笑う口にくわえられたタバコ。その口から出る紫煙。
そのどちらも可愛そうになって、同情した。
501 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:15:12.73 ID:eGGJUgRD0
46.「やっぱさ、結構な確立で女体化してさ、不幸になっていくの。それが楽しくって楽しくって。」
「おまえもよ、女にはならなかったけど、良かったぜ。」
「俺が殺してからお前の誕生日までの2ヶ月とかまじウケタ。もう12年も経つのにずっと引きづってるとかよ。」
「でもさっ、中にはよ、女にもならず、しかものうのうと次の幸せつかもうとしてるヤツとかも居るわけよ。」
「ひでーな、おい。お前のせいで死んでるのによ。」
「この町に集まったのは偶然?そうだろうよ。でも、俺がココに来たのは偶然じゃないぜ。」
「あいつらにもう一つ不幸を与えてやろうと思ってよ。」
遠くから複数人の足音が聞こえてきた。もう十分かな。
502 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:16:55.07 ID:eGGJUgRD0
47.ココです、と修の声。
その後ろには制服警官が二人いた。
二人は安田を目にとめると、少し驚いたように話し掛けた。
「安田刑事。何をされているのですか?」
「なに、ここで車をいじっている怪しい人影を見つけたので、ちょっと話を聞いているところだ。」
チラッと俺のことを見ながらそう応えた。
なに、言ってやがるそれはお前だ、と色めき立つ修を左手で制する。
503 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 16:18:09.97 ID:eGGJUgRD0
48.「ちょっと、署で話を聞かせてもらおうか。」
そう言って近づいてくる警察官。
俺は修を制した左手を挙げ、ポケットにずっと突っ込んでいた右手も挙げた。無抵抗をあらわすバンザイのポーズ。
その右手には携帯音楽プレイヤー。
右手だけで、器用に再生して見せた。
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 16:26:05.58 ID:sKxZGyKVP
地下鉄で ちょろっと移動してたwww
さるさる帽子くださいなっ♪
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 16:27:23.22 ID:aj5S+UBeO
(´・ω・`)つΩ
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 16:27:59.51 ID:sKxZGyKVP
+(0゜・∀・)つC
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 16:58:30.62 ID:mnscLzBZO
ほ
508 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 17:00:52.77 ID:eGGJUgRD0
みなさんアリガトです。
お猿さんと戯れると、喫煙量が増えるから困る(><)
49.『22年前。相良美鈴をさっ、犯そうとしたわけよ。』
何度も確認したから、大丈夫だという確信はあったが、やっぱり本番までは気が気でなかった。
音声は十分だった。最近の技術の進歩はすごいなと思う。
509 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 17:01:21.87 ID:eGGJUgRD0
50.慌てて飛び掛ってくる安田を前蹴り一発で追い返す。
その間もずっと続く“自白”に二人の警察官は唖然としているようだ。
これで全部終わったかな。今度は両手で丁寧にタバコに火をつけた。
510 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 17:02:14.61 ID:eGGJUgRD0
51.もうだいぶ遅い時間。最近、寝てる間にオジさんから連絡が来る気がして、なかなか寝れなかった。
そんな私に光は付き合ってくれる。優しい娘だ。さすが、“僕”が惚れただけのことはある。
家の安いコーヒーメイカーで淹れたコーヒーを口に運ぶと、すごく美味しかった。
今までで、一番の出来だ。
「今度ね、亮ちゃんと買物行くんだ。」
「仲直りできて良かったね。」
「別に喧嘩していたわけじゃないって。それにちょっともめてたのはずっと昔の話だよ。って、勇気どうしたの?」
「ううん。なんかさっ、いいことがありそうな気がして。」
「?なんで?」
511 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 17:02:32.86 ID:eGGJUgRD0
52.久々の事務所。机にふんぞり返るとタバコに火をつける。
やっぱりココで吸うのが一番旨い。
しばらく、紫煙を見つめていると、階段を登る軽い音が聞こえてきた。
最初にかける言葉は決めていた。
少々キザかなとも思ったが、ハードボイルドはそれぐらいで丁度良い。
『ようこそ、左近探偵事務所へ、お嬢さん。』
おしまい。
512 :
『ようこそ、探偵事務所へ』:2008/11/30(日) 17:04:26.27 ID:eGGJUgRD0
どうも、相変わらず長々とすみません(><)
先にも言ったとおり、辞めようかなと思ったぐらいグタグタな話になってしまいました。
反省しきり。取り敢えず、探偵さんたちの出番はコレで終わりです。
お付き合いいただきましてありがとうございました。
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 17:28:09.15 ID:tVmiqF3K0
乙!
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 18:00:35.05 ID:A+w8X75nO
乙!
しかし規制が痛いぜ…
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 18:05:31.01 ID:sKxZGyKVP
乙でした♪
516 :
◇Zsc8I5zA3U:2008/11/30(日) 18:26:25.31 ID:A+w8X75nO
せっかく投下しようと思ったけど規制なんて…
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 18:40:00.31 ID:ZQDy3xSkO
しばらくしたらとけるでしょうし期待して待ってます
俺なんてもうずっと規制されっぱなしですからね
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 18:57:13.71 ID:A+w8X75nO
しかも全板規制だから時間がかなり…
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 19:12:20.37 ID:HOF/M7ByO
>>516 残念です…。
じゃ保守で。安価+3
甘いの希望。
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 19:12:56.59 ID:tjb/0hIY0
ケーキ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 19:15:49.13 ID:zZN9v/1q0
ぷりん
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 19:34:39.76 ID:A+w8X75nO
女体盛り
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 19:43:49.34 ID:ZQDy3xSkO
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 19:48:52.06 ID:HOF/M7ByO
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:25:52.49 ID:ZQDy3xSkO
★
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:47:27.63 ID:sKxZGyKVP
ほ
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:47:59.90 ID:ZQDy3xSkO
つうか俺はエロ書いてたはずなのに、読み返してみると全然エロくないとかどうしたらいいんだ
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:02:23.80 ID:tjb/0hIY0
きにしない
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:02:25.75 ID:zZN9v/1q0
構わん 続けろ
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:12:21.69 ID:jNsdqm7H0
安価できた〜。投下すんよ。
だいぶ悩んだ・・・。
531 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:13:08.76 ID:jNsdqm7H0
安価『女体盛り』
1.俺には夢があった。それは何よりも優先されている。
俺には夢があった。どんな困難も排除して達成しなければならない。
俺には夢があった。決してあきらめることは出来ない。
2.俺がそれに興味を持ったのは小学校の高学年のことだったか。
いつ、その夢をもったのか。しっかり思い出すことが出来る。
それを実現させるために、どんな努力も惜しまず、行ってきた。
532 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:13:53.63 ID:jNsdqm7H0
3.美容院に行き。
ブランドの服に見を包み。
それらのためにバイトもした。
たるんだ身体にしないように運動も欠かせない。
馬鹿になるわけにも行かないから勉強もした。
よく見られるために、偽りの自分を演じてすらいた。
4.いまや、地元では有名人だ。
俺が歩くと、女の子が振り返る。
クラスメイトの女子は顔だけじゃなくて、性格もいいねと俺を褒め称える。
それは決して、お世辞ではない。それは事実なのだ。
決してうぬぼれているわけではない。だって、それは俺の努力の成果だ。
それでも、俺の夢をかなえることは出来なかった。
533 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:15:18.65 ID:jNsdqm7H0
5.俺にはライバルが居た。同じ目的をもったライバル。
名は佐久間謙治。
切磋琢磨し、磨きあった。
いがみ合い、お互いを蹴落とそうと、時には酷く幼い喧嘩もしたものだ。
学校も違う。携帯の番号も知らない。それでもまるで、惹かれるように俺たちは良く出会った。
6.いつしか俺たちは親友と呼んでも良い仲になった。
ライバルなのには変わらないが、自分を磨くために偽りの生活を続ける俺にとって、
唯一素顔の自分をさらけ出せる、そんな仲になっていた。
それはどうやら、佐久間にも同じだったようだ。
534 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:16:42.92 ID:jNsdqm7H0
7.たまたま出会ったときは二人でクラブによく行った。佐久間はよくタバコを吸った。
親父からもらったと言う銀のジッポーで器用に火をつける。
肌に悪いから俺はやめろと言ったが。その仕草は様になっていて格好良かった。
そんな俺ら二人の周りには何人もの女が寄ってきた。
それでも俺らの夢をかなえることは出来なかった。
8.しかし、ある日を境に佐久間にはばったり出会わなくなった。
元々、それぞれのプライベートは一切知らなかった。
多少心配にはなったが、連絡する術は無い。
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:16:45.05 ID:tjb/0hIY0
4en
536 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:19:37.68 ID:jNsdqm7H0
>>535さんきゅ〜
9.いい加減クラブに一人で行くのもなれた頃。
この頃になると、俺の名声はクラブ中に轟いていたらしく、話し掛けてくる女もめっきり減ってきた。
たまに話し掛けてくる女も俺の夢を聞くと離れていった。
タバコでも吸ってやろうかと、自棄になっていると、一人の女が話し掛けてきた。
俺の隣に来ると、妖艶な仕草でタバコを吸う。
他の女とは明らかに雰囲気が違う。
10.クラブに来るような女は馬鹿だ。俺のそんな思い込みを覆すように聡明でもあった。
女なんて、俺の夢を叶えるためだけに存在する。そんな俺の考えすら覆すように完璧な女だった。
夢とは関係なく、俺はただただ、その女に惹かれていった。
付き合ってくれ。俺からそう告げたのは出会ってから一ヵ月後のことだった。
537 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:20:18.23 ID:jNsdqm7H0
11.良いわよ。と静かに微笑んだ、彼女はなぜか少し寂しそうだった。
その理由は俺には分からなかった。
それでも、彼女との時間は楽しかった。
一緒にいてただただ幸せだった。
幸子と名乗った彼女とはほぼ毎日会った。
家に帰れば携帯で2時間は喋った。
12.そして、ついに今日。俺は今俗にいうラブホテルと言うところにいる。
一足先に風呂からでた俺は備え付けのガウンに見を包みイスに座っている。
緊張でガチガチだ。それをごまかすため、幸子のタバコに火をつけてみた。
見よう見まねで一本に火をつけると思いっきり咳き込んだ。
そんな時フッと佐久間のことを思い出した。
今どこで何をやっているのか?まだ、夢を追っているのか?
夢を諦めつつある俺をみたら、佐久間はどう言うのか?
538 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 21:20:57.77 ID:jNsdqm7H0
13.このまま逃げると佐久間に馬鹿にされる気がする。
タバコをもみ消すと、風呂から出てくる幸子を待つ。
真剣な顔をする俺をみて少し不思議そうな顔をする幸子。
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:22:00.43 ID:tjb/0hIY0
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:27:37.53 ID:r9aje0kBP
支援
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:54:19.36 ID:ZQDy3xSkO
しえんとるまん
542 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 22:01:06.48 ID:jNsdqm7H0
さんきゅ。はいはい、猿猿っと。
14.「幸子、俺にはずっと昔から夢が有ったんだ。」
「夢?随分大げさね。」
そういいながら備え付けのライターで火をつける。
幸子のタバコは様になる。
「その夢を叶えるのには・・・、お前の協力が必要なんだ。」
「私の?何?取り敢えず、聞くだけ聞いてあげるわ。」
そう、ちょっと嬉しそうに幸子が微笑む。
良い女だ。
「子供の頃、深夜番組でみてずっと憧れていた・・・。」
「うん?」
小首を掲げて先を促す幸子。
「“女体盛り”、やらしてくれないか?」
543 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 22:01:28.04 ID:jNsdqm7H0
15.緊張した。どんな女もこの瞬間逃げ出すから。
俺がどれだけ男としてのレベルを上げても、ココをクリアしたことは無かった。
今回は尚更。幸子に逃げられるのには耐えられない。
でも、それでもだ。この夢を諦めるのは、俺の人生を否定することになる。
16.「ふふっ。そんなこと?」
「そんなこと?馬鹿にするな。俺には人生すべてをかけてもいい夢だ!」
俺の夢を馬鹿にされて、頭に血が上った。すぐに我に帰る。
まずい!どうやって取り繕うかと考えていると・・・。
544 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 22:03:00.54 ID:jNsdqm7H0
17.「良いわよ。どうすればいいの?」
意外な言葉。幸子からの肯定の言葉だった。
幸子は立ち上がると、自分のカバンから何かを取り出した。
また、俺のそばに戻ってくると、吸っているタバコをもみ消した。
佐久間!見ているか?俺はついに夢を実現できるんだ!
545 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 22:05:35.82 ID:jNsdqm7H0
18.ガウンをシュルリと脱ぐ幸子。
均整のとれたキレイな裸だった。
一糸まとわぬ姿で、幸子はタバコを取り出すと、銀のジッポーで器用に火をつけた。
「夢、諦めてないみたいで、安心したわ。」
おしまい。
546 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 22:06:34.44 ID:jNsdqm7H0
う〜んさすがに無理矢理か?
今回なんとか猿と戦ってみましたが、結局敗北しました。
ありがとでした(><)
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:07:38.18 ID:tjb/0hIY0
乙
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:15:03.18 ID:ZQDy3xSkO
乙
549 :
『女体盛り』:2008/11/30(日) 22:24:33.32 ID:jNsdqm7H0
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:32:38.50 ID:ZQDy3xSkO
>>549 流石にいないだろw
さて俺も
>>346の続きでも投下しておきます
また中途半端なとこで終わるけど逐一投下しとかないと投げ出しそうだからね
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:35:06.01 ID:tjb/0hIY0
wktk
552 :
ちふでさん:2008/11/30(日) 22:37:51.62 ID:ZQDy3xSkO
――……っふぁ
抱きしめ合ったまま、口を離す。セカンドキスはあんまり深くはない、普通のそれ。けれど祐樹からしてくれたことが嬉しくて、なんだかまた気分がのってくる。
そうしてふと、思い付く。
祐樹は、どんな俺と「それ」をしたいのだろうか? 聞けばきっと照れるだろうが、あえて聞いてやる。
「なあ、これからさ、その……「する」訳だけどさ」
「……おう」
いい顔だ。ありがちな比喩だけど、まるで林檎みたいに真っ赤になってやがる。
もっとも、俺の方もそうなっていることはあまり認めたくないのだけれど。
「……俺には幾つかの用意がある。
一つは恥じらう美少女。
一つは淫乱な美少女
一つは素の美少女、つまり素の俺
さあどれがいい?」
美少女だって部分を強調してみた。
「……えっと、なにが?」
「これからするにあたっての俺のキャラだ。一つ目を選べば可愛らしく恥じらってやるし、二つ目を選んだのならどんなに痛かろうと淫乱らしくよがってやる。
三つ目は――これはあまりおすすめしないが、何の演技も無しにヤってやる。さあ、どれがいい?」
俺としてはやはり恥じらう美少女がおすすめなんだが。やはり初体験の時には恥じらってこそ乙女ってもんだろう。
「……そんなもん、三つ目に決まっているだろう。俺は、ありのままのお前がいい」
顔を真っ赤に染めながら、見事に地雷を選んでくれやがる馬鹿。
でも、恥ずかしがりな祐樹がこんな、歯の浮くような台詞を言ってくれた事は素直に嬉しい。
けれど祐樹は気が付いているのだろうか、俺が今の今まで、俺の中の女を出来るだけ隠しながら、演技しながら、話し、動いていたことを。
けど、もう隠せない、演じれない。なぜなら祐樹が隠さないことを、演じないことを望んでいるのだから、俺はそれに従うしかない。
「……三つ目を選んでくれて、嬉しい。けど、素の俺を見ても驚かないでくれ」
そう耳打ちしたところで、「俺」は「俺」を演じるのを止めた。
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:39:23.54 ID:jNsdqm7H0
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:40:46.69 ID:A+w8X75nO
みんな乙
555 :
ちふでさん:2008/11/30(日) 22:41:31.79 ID:ZQDy3xSkO
「とうぜ……っ!」
また恥ずかしい台詞を言おうとしたのだろう祐樹に、無理矢理キスをする。歯と歯があたってカチリと鳴ったが、気にせず祐樹に口を、舌を押し付ける。
祐樹が顔を更に赤くして、驚いているのも気にしない。自分の思考力が失われているのも、気にしない。
今はただ、私の口に触れる祐樹を、貪ることしか頭にないから。
ぐちゃぐちゃと、互いの舌が絡まる音が頭に響く。その音が蕩かす筈の理性はすでに失われていて、ただ私を心地好く、気持ちよくさせているから。
私はキスという行為が、他のどんな行為よりも素敵で――淫らな行為に思えてしまって、やめることが出来ないでいる。
始めての時以上に、私の舌は祐樹の粘膜を求めていた。互いの唾液が混ざりあった液体も麻薬のように働いて、私にとってのキスは、媚薬のようなものになっているのだ。
触れ合った唇の間から、唾液が溢れて祐樹を汚してしまうのも気にせずに、私はキスを貪り続けてしまう。
ただ、一度口を離そうしてくる祐樹をみて、私は気が付いた。
――続きも、しなくちゃ。
ようやく先に進むことを考えた、私の動きの悪い思考回路が、口を離せと命令する。
それでも私が口を離したのは、祐樹の口腔を十分に舐め回して集めた唾液を、三回ほど燕下した後のことだった。
「……祐樹、好き。大好き」
離した口は考えずとも祐樹への思いを伝えてしまう。それも止めることができない。止めたいとも思えない。
ただ祐樹は今の私の状態に、やはり戸惑っているようで、ぼうっとしながら私の方を見つめてい、わかりやすい表情で、驚いていた。
仕方なく、私は「祐樹」と「好き」以外の言葉を喋ってやる。
「やっぱり、驚いたね」
「い、いやだって、素のお前だって」
「そう。だから、これが素の私。祐樹のことが好きで好きでしょうがなくて、どうしようもなく祐樹を求めちゃうようなのが、素の、私」
やはり、驚かれてしまったのは少し、悲しい。
「……うん、確かに吃驚だな。高橋の素が、こんなに可愛いなんて。さっきまでより可愛くなってるなんて信じられない」
――いつから、祐樹はこんな恥ずかしい台詞がジャラジャラと出てくるようになったんだろうか? 分からないけれど、そうなったきっかけは間違いなく私で、祐樹がそうしてくれることがどうしようもなく嬉しくて。けど。
556 :
ちふでさん:2008/11/30(日) 22:46:31.86 ID:ZQDy3xSkO
「……名前で読んでって言ったのに」
――それ以上を、求めるのをやめられない。
「あ、うん。ごめんな朱里」
こうして、素直に呼んでくれただけでまた、私の気持ちが祐樹に染まっていく。
祐樹がこんなにいいやつだから、私はこんなに「女」になってしまっていて、こんなに祐樹としたくてたまらないんだ。
私はさっきやったように腕を後ろに回して、祐樹のアレに触って、大きくなってくれているのが嬉しくて、一撫でしてからもう一度聞いた。
「ねぇ祐樹、私のここが今どうなってるのか、知りたい?」
この質問はさっきした時よりも祐樹を照れさせたようで、視線をキョロキョロと慌ただしく動かしてから、ようやく私の方を見つめて、口を開いた。
「……知りたい、です」
理由の分からない敬語に笑いそうになりつつも、私は祐樹の期待に応えるために、ゆっくり立ち上がった。
そうして私は祐樹の顔の上とあそこを持っていって、近づけていく。
「朱里? ちょっ! なにして?」
恐らく私の口から聞くだけか、精々手を当てられるだけだと思っていたのだろう祐樹が、慌てて口を開く。
前の私は、こうして、祐樹の反応を楽しんで、また元の体勢、つまりは馬乗りの状態に戻るつもりだった。
けれど、今の私はさっきまでの私よりもずっと理性を無くしていて、その思い付きを止められないまま、実行してしまう。
――……くちゅ。
私のそこは今、いやらしい音をたてて、祐樹の顔に「のって」いた。
祐樹が何か言おうとしていたけれど、私は少し動いてその口を塞いでしまう――所謂私の「あそこ」で。
「ひゃん!」
思わず声が出てしまう。ただ、祐樹の息があたっただけなのに、身体全体に軽く痺れるような刺激がはしり、私の気持ちを高揚させる。
その刺激は私にとって初めての経験で、――何故か女になってから、自慰をしようとは一度も思わなかった――そのなんだか心地よいような感覚は、私をもっと淫らな気分にさせた。
だから、こんなことだって出来てしまう。
私は空いている自分の両手を「あそこ」に持っていき、パンツの上から触れてみる――祐樹の頭にのせたまま。
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:48:57.92 ID:tjb/0hIY0
わっふる
558 :
ちふでさん:2008/11/30(日) 22:50:26.25 ID:ZQDy3xSkO
「ひぁっ…………あ、はっ……」
初めて覚える快感。男の時のそれとは違う種類の感覚で、男の時のそれよりも、ずっと大きな気持ちのよさが身体中に広がっていく。
そして私はそんないやらしい事を、祐樹の頭の上でおこなっているという倒錯した状況だからこそ、余計にこの快感を楽しんでしまっている。
それに気が付いて、今の私は一体どうしてこんな変態みたいになってしまったんだろう。と思った。
けれどただ指でそこをなぞっているだけでも凄まじい、倒錯的な快楽が、私の思考を止めてしまう。だから私は、変態であることをやめられないでいた。
……私は今そんな変態だから、こんなことだって言えてしまうのだ。
「祐樹」
名前を呼んで自分の股の下にある顔が反応するのが分かって、私は腰を少し上げる。
「……私のここ、舐めてくれる?」
恥ずかしがるだろうと思ったのだが、祐樹もとうにこの雰囲気に侵されていたようで、なんだか余裕のない表情をして、頷いた。
――――…………
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:53:52.52 ID:zZN9v/1q0
わっふる!わっふる!
560 :
ちふでさん:2008/11/30(日) 22:54:16.78 ID:ZQDy3xSkO
――カチッ
祐樹のざらついた舌が、私のあそこに触れた瞬間。私の身体のどこかで、スイッチを入れたような音がした。
――あぁ、どうしよう。
――きもち、いい。
頭の中に僅かながら残っていた羞恥心が快楽によってかき消され、私の口は壊れてしまったように、淫らな言葉を紡ぐことしかできない。
「あはぁっ! ゆうきっ……そこ、きもちいっ!」
――もっと、もっと。
口の端からは次々と祐樹を求める言葉がもれる。
けれども仕方ないだろう。私は今まで自分でしたことすらない行為を、祐樹の、舌によって、されているのだから。
つまり、これは女性として感じるほとんど初めての感覚で、困ったことに男だった時のそれとは比べ物にならないほど凄まじい快楽だったのだ。
そりゃ少しはおかしくなるってものだろう。
祐樹の舌の動きも徐々に大胆になっていって、いつの間にか私のあそこの、「なか」に入ってきていた。
「ふぁっ! それ、すごい、すごいきもちい!」
粘膜と粘膜が擦れあって、全身に今まで以上の快楽が溢れ出す。
身体の奥から火照りだした私の体は赤く染まり――所謂セックスフラッシュが浮かんでいた。
――きもちいいけど……これはせっくすなんだから、ゆうきもきもちよくしてあげなきゃだめ、だよね。
けど、ゆうきをきもちよくしたげるには、どうしたらいんだっけ?
……そうだよね、まえのじぶんがおんなのこにしてほしかったことを、してあげればいんだ。
朦朧とした頭でそんなことを考えると、私はそっと手を伸ばして祐樹のそれ――ペニスに触れようとしたけれど、届かない。
腰を曲げてみたら、届いた。……けれどこの体勢、俗に言うシックスナインってやつなんじゃあ。
いや、気にしない。私は祐樹も気持ち良くしてあげなきゃいけないんだから。
服の上から、祐樹のそこを撫でてやるろうとしたけれど、腰の方から送られてくる快感のせいで、手付きがおぼつかない。
それでも祐樹のそれはビクビクと反応してくれていたけれど。
――ふくのうえからじゃ、だめだよね。
すでにまともじゃない私は、素早く祐樹のズボンとトランクスを剥ぎ取ってしまう。
すると目の前には、屹立した怒張。
――うわ、すごいえっちだ。これ。
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:56:29.17 ID:ZQDy3xSkO
残念? ここまでっす
ていうかこの二人前置き長すぎるだろ。
最後の一レスでようやくまともにエロ書いてる気分になったぜ
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:58:35.78 ID:jNsdqm7H0
>>561 なっ、なんだって〜ぇ!
生殺しか・・・。
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 22:59:23.00 ID:tjb/0hIY0
なんという寸止めwwwwwwww
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 23:05:07.59 ID:ZQDy3xSkO
生き殺しですまん
とりあえずち○こいじりだすまえに一端投下しようと思ったんだ
だから次の投下からは本格的にエロに出来る気がするぜ!
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 23:23:06.81 ID:A+w8X75nO
生殺し…
こっちも全板規制が解ければ
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 23:49:04.03 ID:jNsdqm7H0
エロイのって書くの難しいよね。
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 23:52:57.70 ID:N4FgGp2vO
>>566 映像や画像で見てることはあっても、文章で見ることが少ないからじゃないかな
どんな表現したらいいかわからない
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 23:58:04.30 ID:tjb/0hIY0
>>566 ぼく(この世界だったら)おんなのこだからわかんない
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 23:59:17.81 ID:HOF/M7ByO
>>567 確かに。今や動画、画像なんていくらでも手に入るからなぁ。文字だけで欲情させるのか…。やっぱ読んで表現を学ぶしかないのか?
570 :
!omikuji:2008/12/01(月) 00:07:03.58 ID:03Bl716W0
てす
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 00:32:48.88 ID:sdFejhErO
>>569 一度だけ官能小説ってもんを読んだことがあるけど、気持ち悪くて読めたものじゃなかった
単純に作家が下手だったんだとは思うが、
わざわざそれを調べながら何作も読むような真似はしたくないのが正直なところ
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 00:42:56.66 ID:8y/uOegyO
>>571あれらは普通のエロ本より買いづらいしな…。『秘所から甘い甘い蜜が大量に流れ出した。』とかだべ?
エロゲのノベルなら読んだことある。そもそもエロが重視されない作品だったからそこまでのエロさは感じなかったが…。
a
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 00:52:41.96 ID:sdFejhErO
>>572 いや、買ったわけじゃないんだけどな?w
ん、会話文にしろ、地の文にしろ、
どことなく言い回しがアレだったり不自然だったりして気持ち悪いんだわな
だから参考にするならエロゲのがいい
夕方から夜にかけて、たまに酒飲みながら官能小説を読み耽る。
そんなおっさんが出没する路線を利用しています
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 00:58:51.69 ID:8y/uOegyO
>>574 素敵路線ですね。
久々にエロゲでもやってみるかねぇ。あんがと。
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 01:05:22.65 ID:o0vlKtc80
ライトノベル的に読める官能小説も最近多い
表現は参考になるけど、シチュは参考にしづらい
ヒロインが複数人でその全員とやっちゃうのが多いこと多いこと
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 01:10:06.48 ID:sdFejhErO
>>575 素敵でもねぇよ。まあ、モノ食ってても恥ずかしくないってのは大きいけど
礼を言われるようなこと言ったかな?
俺はここのために官能小説なんかを買って悲しむ人を見たくなかっただけさ
…いや、官能小説に影響されたような文を読みたくないってのが一番大きいんだが
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 01:14:30.72 ID:sdFejhErO
>>576 俺が数年前に読んだのはその前身だったのかも
表現はラノベっぽくもなく、参考にできるわけでもなく、ただひたすらにキモかったけどな
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 01:46:31.12 ID:rr09Vp6c0
つうか、500とうに過ぎてんだな、今回のスレ…。
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 01:50:03.05 ID:sdFejhErO
>>579 頑張って久々に1000目指しましょうや
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 02:06:30.73 ID:o0vlKtc80
ねまらほ
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 02:30:08.91 ID:2g47SIuAO
スイーツ
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 04:05:10.56 ID:wOH3fPd40
ほ
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 04:56:29.02 ID:wOH3fPd40
ほ
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 05:01:07.94 ID:FTLgnbKAO
ただただ、かつて読んだ作品が更新されるのを待つのみ
げろしゃぶの巫女さんとか……
元男の女の子が泣いちゃうシチュはたまらんな
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 06:10:25.49 ID:nMmEepacO
保守
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 06:51:34.79 ID:2g47SIuAO
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 06:52:57.88 ID:FTLgnbKAO
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 07:17:03.81 ID:34RoNk+OO
くそっ夜中の官能小説談義に参加したかった
官能小説だってちゃんと作家を選んで買えばまともな文書いてる人だって一杯いるんだよ
ただ大部分の人が、普通の小説よりも表現下手くそなだけで
しかも日本語は官能表現が他国語よりずっと多いんだぜ? エロ大好きなだけあってさ
だから官能小説全部を一まとめにして否定するなんて俺は認めねぇ
ああでもエロゲ原作の官能小説は大抵糞。原作から文章減らしてまとめただけのが大半だからね、それ買うくらいなら原作をやった方がいい
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 07:39:36.78 ID:8y/uOegyO
おは
エロは奥が深いな。流れとしては取り敢えずエロゲをやり込むところからスタートって事か?
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 08:08:04.62 ID:34RoNk+OO
>>590 エロゲやったら次はジュブナイルポルノとかだね
ただジュブナイルポルノは平易な文体で書かれてるのが多いからそんなに参考にならないかも
そしてこんなこと書いておきながらあれだけど、官能小説の表現ってのはあんまり普通の文章を書くときには必要ないから
特別エロい表現を知りたいって時以外に読む必要はないとおもうけどね
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 08:44:57.84 ID:34RoNk+OO
ほーし
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 09:35:27.08 ID:q2rB5bojO
初めて買った官能小説が夜勤病棟な俺はもうダメですね、わかります
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 10:26:54.94 ID:2g47SIuAO
にゃ
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 11:16:18.39 ID:34RoNk+OO
>>593 それは性癖的な意味でもう駄目なんじゃないかな
>>595 違うよ。全然違うよ。
なんとなく絵が好みだっただけだよ
信じてくれおやっさん!!
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 11:56:43.02 ID:o0vlKtc80
昼マック
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 12:11:50.10 ID:2g47SIuAO
乳首いじめが好きです
挿入前後のねっとりいじりが大好物です
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 12:13:22.11 ID:8y/uOegyO
ジュブナイルポルノって初めて聞いたわ〜。80年代半ばにもう有ったってgoogle先生が言ってる〜。売ってるの見たこと無いが?
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 12:22:37.11 ID:34RoNk+OO
>>599 エロゲ原作の官能小説なんかも一応そこに入るんじゃない?
あと二次ドリとか
ていうかこのスレ変態ばっかりだね。俺含めて
まあこのスレの自体が軽くアブノーマルだしな
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 12:31:52.73 ID:8y/uOegyO
>>600 おっしゃる通り。Wiki見たらそれらを入れることが多いみたいね。
確かに何故エロ流れなんだ?とは思うが、人間の本能的なものに訴えかけるようなものが書ければそれは技術の極みかな?と思ったりもする。
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 13:07:50.91 ID:/DCB0ts7O
夜勤病棟と聞いて飛んできました
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 14:16:30.21 ID:/DCB0ts7O
なかなかの伸び保守
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 14:19:26.44 ID:8vxRyiFGO
このスレ住民の五割はショタも逝ける
ソースは俺
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 14:41:40.24 ID:2g47SIuAO
ショタは虹に限る
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 15:29:18.44 ID:o0vlKtc80
ho
ちょっと時間空いたからまとめに新しいカテゴリでも作ってみるか
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 16:09:58.28 ID:o0vlKtc80
ほ
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 16:30:27.21 ID:4GcXhQP30
ん
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 16:57:27.53 ID:o0vlKtc80
ば
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 17:14:29.69 ID:q2rB5bojO
の
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 17:53:21.44 ID:o0vlKtc80
に
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 17:58:41.27 ID:rr09Vp6c0
ょ
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 18:02:19.88 ID:HcKLGC7m0
た
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 18:15:47.16 ID:Zc4NPS7XO
っ
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 18:24:17.58 ID:q2rB5bojO
こ
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 18:28:18.31 ID:2g47SIuAO
ど
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 18:38:41.09 ID:o6MDHPwB0
り
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 19:03:51.50 ID:2g47SIuAO
ら
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 19:30:24.75 ID:rr09Vp6c0
ー
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 19:50:54.10 ID:8LvwYeo00
今帰宅保守
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 19:58:34.87 ID:2g47SIuAO
本場のにょたっ娘ドリラー
うむぅ
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 20:20:01.87 ID:2g47SIuAO
だれかー
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 20:31:25.05 ID:8y/uOegyO
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 20:55:12.14 ID:2g47SIuAO
ひといた
よかった
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 21:09:42.62 ID:8LvwYeo00
俺もいるお
ノ
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 21:33:37.81 ID:8LvwYeo00
執筆中保守なんだな
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 21:42:34.59 ID:8y/uOegyO
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 21:45:25.58 ID:8LvwYeo00
wktkしないでくだしあ><
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 21:46:43.02 ID:8LvwYeo00
ちょっと風呂入って体温めてくる ノシ
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 21:53:10.73 ID:HcKLGC7m0
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:12:38.28 ID:8LvwYeo00
お風呂アガター\(^o^)/
ぽかぽかして眠気MAX
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:23:53.16 ID:8y/uOegyO
人いないけど、安価+4で。
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:24:20.81 ID:na1L3LZJ0
ksk
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:24:31.66 ID:8LvwYeo00
kskst
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:25:56.12 ID:na1L3LZJ0
kskst
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:26:44.51 ID:8LvwYeo00
安価なら「上京」
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:29:42.39 ID:8y/uOegyO
人いたのね。思ってたよりすぐ来ててびっくりしたw
>>636把握です。ID変わる前にはちと難しそうですが、その近辺でノシ
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:38:06.44 ID:8LvwYeo00
よろすくです
俺も何とか起の部分が終わりそうだぜぃ
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 22:49:08.71 ID:8y/uOegyO
>>638 wktk頑張れ!ようやく帰宅だ。安価早めに決めてくれたおかげで暇せずかえれたんだぜ。お二人さん、さんきゅ。
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:05:13.58 ID:8LvwYeo00
wktkは勘弁だって><
そろそろ起が書き終わる保守
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:09:02.76 ID:na1L3LZJ0
頑張ってくださいー
いい加減保守&読み専やめようかな……
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:09:45.71 ID:8LvwYeo00
you書いちゃいなyo!
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:10:47.47 ID:rr09Vp6c0
ROM専になるのは、枯れてからでも遅くないぜ!
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:10:52.66 ID:o0vlKtc80
クロス人口を増やすためには自分からうごかなあかんのか・・・
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:13:59.38 ID:na1L3LZJ0
ちょっと書いたけど文才がないあうあうあーwwwwwwww
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:14:01.69 ID:8LvwYeo00
そんなボクがクロス実践中です
まだ終わらないのかよと突っ込みが来そうですが、勘弁してくだしあ><
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:21:21.17 ID:LxHpKvs6O
>>645 文才なんて気にしない!
折角書いたんだ、投下しちゃいなよ。
それに、書いてる内にどんどん筆力が上がると思うよ
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:22:50.56 ID:na1L3LZJ0
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:23:07.57 ID:8LvwYeo00
>>645 俺だって文才がないのに投下しまくってるぜ
自分が楽しめればいいんだよ、それで全然おkおk!
さてさて、投下しちゃうけどいいかな?
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:24:41.19 ID:na1L3LZJ0
OKです、どうぞ
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:28:24.96 ID:8LvwYeo00
おk、投下させていただきます
このお話は、ロリ大僧正氏とのクロス作品
「大きく前進できるかな?」の序章部分です
結構前に1レス分だけ投下したけど、それもまた投下し直します
7レスを予定しております(多分サルにはならない・・・かな?)
登場人物、舞台設定諸々は後ほど詳しく
652 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:29:36.79 ID:8LvwYeo00
一時限目の授業が間もなく始まろうとしている。だが、席に座ろうという気の者は誰一人としていない。
連休明けという環境も相重なってしまっているからだろう。そんな他の人たちを後目に、ボクは淡々と授業の用意をする。
ボクが女体化してから2ヶ月が経とうとしている。
最初のうちは、鳥山とか大前とかがびっくりしていたけれど、今は平気。
前と変わらない付き合いが今でも続いているよ。
「おうい、水月ぃ」
バシッ、と力強くボクの背中を叩く。次第にジンジンとした痛みが背中全体に伝わってくる。
「全く、相変わらず手加減してくれないな、大前は」
「ん? お前が女になったからって、接し方は昔と変わらんよ」
野球で鍛えた太い腕を組みながら、ニコッと満面の笑みをボクに見せてくれる。
女体化してしまい、ボクと接するのを遠慮がちになってしまう人がいる中、大前と鳥山だけは男の頃と変わらずの付き合いをしてくれている。
本当に、感謝してもし足りないくらい、二人には頭が上がらない気持でいっぱいだ。
「そう言えばさ、今日鳥山はどうしたの?」
いまさらだが、大前の傍らにいつもいるはずの鳥山がいない。
「あいつ? 珍しく風邪引いちゃったみたいでさ、今日休みだよ」
「風邪? 鳥山が風邪かい?」
「ああ、そうみたいだ。 恋の病でも患ったんじゃないか?」
ガハハハ、と下品な笑い声を響かせながら、またボクの背中を叩く。
鳥山が風邪かあ、なんか意外だな。
俺は自己管理が徹底しているから、風邪を引くことなんてないぜ、ってこの前豪語していたのに。
「大丈夫でしょ、あいつなら」
ボクの後ろから透き通った綺麗な声が聞こえた。
「なんでそう思うの?」
「まあ、あいつのことだし、風邪なんて引いてないはずよ」
短く整えられた髪を掻き上げながら、妙に自信あり気に言う。
「ズル休み、ってことか」
「まったく、部活がきつくなったのか? どうしようもないなあ」
いや、部活がきついなんてことはないだろう。言い方が悪いかもしれないが、大前なんかよりも野球に対する情熱は、彼の方が数倍も上だ。
「ほらほら、そろそろ授業始まるわよ」
つつじが席に座るように促す。彼女が立ち去る間際に、フフッと口元が微笑んでいたように見えたが、ボクは気に留めず席に着いた。
653 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:29:57.61 ID:8LvwYeo00
「水月ぃ〜、一緒にご飯食べよ〜」
四時限目の終了を告げるチャイムが鳴ると同時に、勢いよくボクたちのクラスに乗り込む女子が一人。
ボクたちのクラスは、まだ授業が終わっていないのだが、そんなのお構いなしにボクの席に向かってくる。
「ほらほら、早く教科書しまって、ご飯食べようよ」
「いや・・・ あきら・・・」
「ん? なに? どした?」
早速弁当の包みを解くあきら。ていうか、勝手に傍らにあった椅子を持ってきて座ってるし。
クラス全員の視線がボクのところに集まる。
ボク自身のことではないのに、何故か顔が真っ赤になってくる。体もどんどん熱くなってきているし。
「どうした? 顔が赤いぞ?」
「ん・・・ いや・・・」
少し心配そうな顔をしながらボクのことを見つめてくる。
ボクは軽く目でサインを送るが、彼女にそんなものが届く訳がなかった。
これほどまでに天然、いや、阿呆なヤツはいないだろう。
改めて、あきらの大物っぷりには底がないということを確認した。
654 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:30:14.35 ID:8LvwYeo00
長く感じた授業もようやく終わり、帰りのホームルームが行われる。
大前たち野球部員は、すぐに部室へ行ける用意ができており、まだ終わらないのかと地団駄を踏んでいた。
「よし、今日はこれでお終い。 気をつけて帰れよ」
先生がお決まりの言葉を放つ。それと同時にボクのクラスの野球部員たちは一斉に教室の外へ飛び出していく。
いつもの見慣れた光景だが、改めてこいつらは野球が好きなんだなと認識させられる。
ボクも野球は好きなんだけど、あんまり体が強くないし、上手でもないから、高校ではやろうと考えもしなかった。
でも大前たちの姿を見ていると、無性にやりたくなってくるんだよなあ。
「水月ぃ〜、一緒に帰ろうよ」
教卓横の扉から、あきらが軽快にこちらに向かってくる。
つい数時間前に見た光景と同じようだが、あまり気にしないことにする。
「うん、一緒に帰ろう」
「早く帰らないと、陽が暮れちゃうよ」
そう言われ、ボクは窓の外を見る。青々としていた空が、どんどん朱色に染まっていく。
つい先日までは、この時間でもお天道様は燦々と輝いていたのに、そそくさと隠れようとしている。
何だか風も吹いてきたみたいだし、このままだと結構冷えそうだ。
「そうだね、早く帰ろう」
ボクはそそくさと鞄に教科書やらノートやらを入れる。
今一度机の中や鞄の中を見て、忘れものがないか確認する。
「全く、水月は偉いなぁ」
「偉くないって。 てか、あきらちゃんが何も持ち帰らなすぎるんだよ」
「持ち帰らないのが普通だよ。 教科書とかノートなんて、学校に置いておくのが所定でしょ」
弁当箱とお菓子しか入っていない鞄の中を見せつけながら、きっぱりと言い切る。
ボクはどう答えていいのか分からず、少々困惑気味。
「まあ、テスト前とかになったらちゃんと持ち帰るから安心してよ」
アハハハと笑いながら、バシッとボクの背中を強く叩く。大前より痛いのはいつものことだ。
「ホラホラ、こんなことしてると本当に真っ暗になっちゃうよ」
「うん、そうだね。 陽が照っているウチに早く帰ろう」
教室に残っていたクラスメイトたちに声を掛け、ボクたちは学校を後にした。
655 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:30:31.40 ID:8LvwYeo00
太陽はすっかり落ち、バックネットに備え付けられている照明設備を使っての練習。
内野だけを使ったノックや、ネットに向かってのティーバッティングなど、軽めに行っている。
秋季大会も終わり、後は冬を越え、春夏を待つシーズンとなった。
先輩たちの代までは、あまり強くはなかったが、俺たちの新しい代は、結構期待できる。
大黒柱の鳥山、それを支える俺、そして中学時代に都下三本指に入っていたと言われているスラッガー中河原、その他突出してはいないが、一定以上の力を持っている選手ばかり。
うまくいけば・・・ふふふふふ。
「おい、大前、どうした?」
顧問の高幡先生に、軽く頭を叩かれる。
気を抜いていたところを思いっきり見られてしまった。
「ああ、先生。 少し考え事をしていて・・・」
「お前がキャプテンなんだから、ぽけーっとしてないで気を引き締めろよ」
「はい、すいませんでした」
平謝りでこの場をしのぐ。先生の言うことはごもっともなのだが、俺は人から叱られると急激にやる気がなくなるタイプ。
やる気のない表情で練習を続けていたら、今度はチームメイトに怒られる。
「おい大前、やる気がないなら帰れよ」
「ああ? うるせぇな」
「うるせえじゃねえだろうよ。 お前キャプテンだろ? チームの士気を殺ぐようなことしてどうすんだよ」
「だから、分かってるっての。 俺だって大変なんだよ」
「大変なのは分かってるけど、それを周りに見せるのはどうかと思うぜ?」
「あーあーあー、うるさいなぁ。 分かったから俺を一人にしてくれ」
「ったく、本当にガキだな、お前は」
そいつは舌打ちをして俺の目の前から立ち去る。
全く、頭では分かっていてもこういう言動、行動をしてしまうんだから、本当に自分が嫌になってくるよ。
「あーあ、こんな時に慰めてくれる女の子がいてくれればいいのになぁ・・・」
一人ぼっちになった俺。寂しく隅っこで素振りをしている自分が、何だか痛々しくなってきた。
656 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:30:46.96 ID:8LvwYeo00
翌日、ボクはいつもより遅めに学校に行った。と言っても、十分程度。
あきらちゃんみたいに、一時間とか、お昼過ぎてからとか、そんなに遅いことはまずないだろうけどね。
教室に着くと、すぐに今日の授業のスケジュールを確認する。
「一時限目は現代文、二時限目は数学U・・・」
「お、今日も勉強熱心だね」
野球鞄を持った少年が、横から声を掛けてくる。
昨日は聞かなかったその声の主。ボクは声のする方へ体を向ける。
おやおや、昨日ズル休みをした鳥山翼くんじゃありませんか。
「なんだ、ズル休みでもしたんだろうって顔してるぞ?」
「あれ? ばれてた?」
「俺は人の心まで読める力を持ってるからな」
「またまた御冗談を」
「それはいいとして、俺は昨日はいろいろ訳あってな」
「訳?」
「まあ、風邪ってことにしておいて」
誰かの声がすると同時に、鳥山はそそくさと自分の席へ向かっていった。
聞き覚えのある透き通った声だが、その声の主が誰なのかは確認できなかった。
妙に焦っていたというか、顔が赤くなっていたというか、何だかその声が聞こえた途端にいつもの冷静な鳥山ではなくなっていた。
何がどうなっているのかよく分からない。
まあ、分かった時点でボクがどうこうできるってものでもないのだろうけどね。
自由気ままに流れる雲を眺めながら、朝のホームルールが始まるのを待っていた。
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:31:35.98 ID:3DP0/qPv0
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:32:17.65 ID:na1L3LZJ0
支援です
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:33:33.73 ID:/DCB0ts7O
やっぱサル食らいましたwwww
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:36:09.88 ID:na1L3LZJ0
あばぁwwwwww遅かったwwwwwwww
661 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:36:14.15 ID:8LvwYeo00
「よーし、皆よーく聞けよー」
朝のホームルームが始まる。
いつもは面倒くさそうに話しはじめる先生だが、今日は何かが違った。
妙にテンションが高く、クラスメイト全員が怪訝な目で先生を見ている。
「なんだお前らー、そんな目で先生を見ないでくれよー」
(なんだ・・・ 今日は先生がおかしいぞ・・・)
おかしいのはいつものことなのだが、今日は特別おかしい。
どれぐらいおかしいのかっていうと、めざましテレビが日曜日にやっているってくらいにおかしい。
「先生、何でそんなにテンション高いんですか?」
どの学校でも必ず一人はいるであろう、空気を読まないヤツ。いてもたってもいられなくなり、先生に質問をする。
「おお、よく聞いてくれたな! なんでこんなにテンションが高いのかって・・・」
しーんと教室が静まりかえる。ごくりと唾を飲む音が教室中に響きそうなくらい静かだ。
「修学旅行の行先が変更になったからだよ!」
ほえ?と気の抜けた声が至る所から聞こえてくる。
たかだか修学旅行の行先が変更になるだけで、こんなにテンションって高くなるものなのか?
まあそれはいいとして、今度はボクが先生に質問をする。
「それで、行先はどこになったんですか?」
「京都、奈良方面だったのが、なんとなんと沖縄だよ!」
沖縄!?
その二文字を聞いた瞬間、教室が瞬時にざわめく。
「うみんちゅだぜ、うみんちゅ!」
「シーサー! シーサー!!」
「青い海青い空青いおっぱいやっふー!」
教室全体がカオス空間となる。ちなみにボクは至って冷静。
「そうだ! もっと喜べ喜べ!」
うおー、と教室がクラスメイトの叫び声で揺れる。
何事かと隣のクラスの先生が見に来るが、どうにもしようがない状態。
近くの席の大前のことを見ると、ボクと似たような状態。神妙な顔つきで一点を見つめている。
鳥山にしろ、大前にしろ、何だか野球部員もおかしいなあ。
この騒ぎは、朝のホームルームが終わる十分後まで続いた。
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:37:20.25 ID:/DCB0ts7O
またサルだあばばばはばば
663 :
大きく前進できるかな?(ロリ大僧正氏とのクロス) ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:37:40.57 ID:8LvwYeo00
三時限目が終わり、疲れも軽く出てきた頃の休み時間。
次の授業の用意を済ませ、自分の机でのんびりしていたら、大前がゆっくりとボクの傍に近づいてくる。
「なあ水月。 ちょっと話があるんだけど・・・」
「どうしたの?」
キョロキョロと辺りを見回し、その人物がいないことを確認すると、ボクの耳元で囁く。
「なあ、あきらさんの携帯のメールアドレス知ってるか?」
「知ってるけど、どうして?」
ギクッ、と体が硬直する。それに関しては突っ込まれてほしくなかったのだろう。
「いや、あきらさんと前々から喋ったりしているんだけど、なかなか携帯の番号を交換する機会がなくてね」
「ふうん、それじゃああきらちゃんに聞いてみるよ」
「よろしく頼むな」
バシッ、と背中を叩くのかと思いきや、両手を合わせながらお願い、と懇願している。
ボクもそこまで馬鹿ではない。理由は深く聞きはしない。
その辺りの事情はくみ取って、言葉にしないというのが優しさというものだろうか。
「まったく、大前も大変な女の子好きになっちゃったな」
早速携帯を開き、あきらちゃんに確認のメールを送った。
カチンと携帯を閉まった瞬間、メール受信を知らせるバイブレーターが振動する。
早いな、と思いながら、再びそれを開く。
『全然構わないよ♪ むしろあたしも大前くんの知りたかったしね』
ふんふん、思ったより大前とあきらちゃんの仲はよかったみたいだね。
にやにやとしながら、この文面を大前に見せると、すんごく喜んだ。
「ありがと水月! 本当にありがとうな!」
喜んでいて力加減を忘れているみたいで、精一杯の力でボクの手を握ってくる。うん、ものすごく痛いです。
でも、親友にいいことをしてあげるっていうのは、何だか気持がいいもの。
頑張れ大前。ボクは君のことを応援してあげるよ。
温かい目で大前のことを見ていると、鋭い殺気を感じた。
どこからかは分からないが、この教室の中からというのは間違いない。
背中に悪寒を感じたボクは、ゆっくりと教室を見渡す。
だけど先ほどのような殺気は消えている。気のせいだったのだろうか。
気のせいであることを願いながら、ボクは授業が始まるのを大人しく待った。
なんとか「起」の部分終了!
まだまだ続くよ!
自分達の世界に、他の作者さんのキャラクターがいるってのは楽しいね
「承」の部分やその後の展開に関してはまだまだ時間がかかるよ!
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:45:27.48 ID:o0vlKtc80
猿ルート
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:45:56.22 ID:exM+NuWX0
よっしゃぁぁぁぁl規制とけたぁぁぁぁぁっ!!
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:47:22.18 ID:na1L3LZJ0
>>664 パラレルワールドってやつ?
ちょっと憧れるな……
668 :
鉄オタ ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:47:52.80 ID:8LvwYeo00
サルしまくりで涙目wwwwwww
>>664に書いてあるとおり、まだまだ続くよ!
そんじゃ、明日仕事(泊まり)だから寝る!
風邪引いてるから寝る!
支援してくれた人ありがとう!
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:48:11.60 ID:rr09Vp6c0
乙乙
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:50:23.92 ID:na1L3LZJ0
乙です
671 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:52:10.58 ID:sdFejhErO
鉄オタいるうちにレスしたかったぜ…
俺は他の人に自分のキャラ動かしてもらってると思うとwktkするよw
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:52:11.82 ID:HcKLGC7m0
乙!
673 :
鉄オタ ◆yhNqGdIG7M :2008/12/01(月) 23:53:07.10 ID:8LvwYeo00
俺はまだ寝ていない!
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:56:20.95 ID:sdFejhErO
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:56:55.04 ID:8LvwYeo00
>>674 大人しく眠らせてもらうw
遅くなって本当に申し訳ないっ
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/01(月) 23:58:18.63 ID:sdFejhErO
>>675 お大事になw
いやいや、コレはお返しをしなくちゃいけないんじゃないかと思ってるぜ…w
で、おやすー☆
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:00:05.49 ID:dD6k2kmj0
規制解除ktkr
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:02:27.91 ID:g1rvfYp10
>>676 お返しなんていらないさ
してくれるのだったらありがたく頂くw
明日朝には全快でいることを願ってるよ(100パーセント無理w)
それじゃあ、おやすー★
>>677 解除おめ!
記念に投下なんてしちゃってみないかい?
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:06:04.05 ID:urlbKSXzO
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:07:47.50 ID:dD6k2kmj0
>>678 もう寝るしSSなんて書いたことないぜ!!
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:08:46.21 ID:Q+YKbjs0O
夜勤な保守
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:20:17.69 ID:prZRS/on0
>>680 ここで書けば0が1になって、書いたことある になるんだぜ!
0と1の差は、1と2の差よりも大きいと思うんだぜ!
買わない宝くじは当たらないんだぜ!
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:23:10.06 ID:urlbKSXzO
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:24:25.38 ID:ZR+sCq3dO
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:27:25.70 ID:urlbKSXzO
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:31:31.59 ID:15A3Nzga0
宣言した時間を大幅に過ぎてますが、まだ未完です。お題がよかったおかげで、以外に長くなってるのさ。
コレもなにも、俺を帰らせない社会のせいです。
取り敢えず途中だけど出しときます。
安価『上京』
1.気が付けば、もう上京して5年になる。
夢を持って向かった東京だが、やはりどうして、そう簡単には叶わない。
2.ミーン、ミーンとセミの鳴く声。ココはいつ来ても変わらない。
昔はそれが嫌だった。今はそれが何よりも心地良い。
687 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:33:28.41 ID:15A3Nzga0
3.中学を卒業すると、『ミュージシャン』になりたいと、ギター片手に上京した。
母はずっと反対していたが、父の応援を受けて東京へと旅立った。
あの頃は自分にも未来を切り開く才能があると信じて疑わなかったが、現実は早々甘くない。
今ではこうして、一年に一回、夏に実家に戻ってくるのがなによりも楽しみになっていた。
母はまだ、許してくれてはいないらしく、父がいない午前中、家にいるのが少々苦痛だが。
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:35:36.74 ID:prZRS/on0
ねまらほC
おきるまで↑が残ってますように
689 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:35:44.23 ID:15A3Nzga0
4.滞在は一週間と決めている。それ以上長くココにいると東京に戻れなくなるから。
そして、それはあの子との約束でもある。
今年は昔の思い出を辿ってみようと決めていた。
そう、夏になると必ず出会っていた、女の子のことを。
690 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:36:50.31 ID:15A3Nzga0
>>688 ノシお休み〜。
@一日目。
の今日は近くの神社の境内に来てみる。
その子と初めて出会ったのがココだ。
夏休み、暇をしてセミでも取りに行くかと、ブラッと来た子の境内で見慣れない女の子に出会ったのは
小学校あがる前の話か。
麦藁帽子に白いワンピース。それは今考えればいかにもって感じだ。
691 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:38:32.94 ID:15A3Nzga0
「・・・なにしてるの?」
「・・・セミ。とろうと思って。」
「ふ〜ん。」
「おまえ、一人か?」
「うん。おばあちゃん家に来たの。だれもトモダチいないから。」
「そうか・・・。」
「・・・。」
「おまえ、なまえは?」
「なまえ?」
「うん。俺はケンタ。」
「なまえか・・・。う〜ん、どうしよう・・・。」
692 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:40:29.81 ID:15A3Nzga0
「なんだ、おまえ自分のなまえもわからないのか?」
「そんなことないよ。うん、きめた。ワタシはマイ。」
「マイ?」
「うん、マイ。」
「そうか。マイ、いっしょにセミとるか?」
「いいの?」
「おう。」
「うん。とる!」
693 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:43:41.97 ID:15A3Nzga0
A2日目。
自転車で10分ぐらいの海岸にやってくる。もって来た釣竿をたらすと、釣る気も無いのに釣りをはじめた。
おばあちゃん家に遊びに来たと言っていた、その女の子は毎年決まった時期にこの町にやって来た。
それが何年も続くうちに、俺はいつの間にか、その時期はその子のために予定を開けて置くようになった。
一度それを友達に見つかって、からかわれたな。確か小学校低学年ぐらいの時か。
694 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:46:45.29 ID:15A3Nzga0
「釣れるの?」
「あんま、釣れない。」
「じゃ、何で釣りするの?」
「ちっちっち。釣りの楽しみは魚を釣ることだけじゃないんだぜ。」
「・・・。なに、それ?じゃ、釣りする意味無いじゃん。」
「いや、あるよ。」
「どんな意味が?」
「えっと・・・。うん、お父さんが言ってたから、なんかの意味があるんだよ。」
「え〜。なにそれ。分かって無いじゃん。」
「いや、分かるって・・・。」
『健太、女と遊んでる〜。』『ひゅうひゅう。』『女ったらし〜』
「あれ、友達?」
「うるせ〜!」
「あっ、ケンちゃん!ちょっと、待ってよ!」
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 00:49:14.45 ID:aWr1rKFw0
四円
696 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:49:16.26 ID:15A3Nzga0
からかわれることは良くあったけど、その子は、気にする必要ないじゃん。とちょっと怒ったようにいつも言ってた。
自惚れかもしれないが、その子は俺のことが好きだったのかもしれない。
俺?俺は当然のように好きだった。ガキだったからそんなこと言葉にしたことは無かったけど。
中学に入ると、読書、特に詩がマイブームだった俺は、よく図書館に行っていた。その子ともよく一緒に言った。
最後にその子と会ったのも図書館だった。
「私、しばらくこの町には来れないかも・・・。」
「・・・。なんで?」
「お母さんとお父さんが離婚したから。私、お父さんに着いていくの。」
「なんで、それで来れなくなるのさ?舞には関係ないじゃん。」
「だって、ココ、お母さんのおばあちゃん家だから。」
「そんな・・・。」
「ごめんね。でもね、私が大きくなったら、一人でココに来るよ。」
「本当か?」
「うん。約束。」
「約束だ。」
697 :
『上京』:2008/12/02(火) 00:50:56.81 ID:15A3Nzga0
C4日目。
舞にあったのはその時が最後だ。あの時の約束覚えているかな?
俺らもだいぶ大きくなったぜ。
4日目にして、すでに何処に行くべきか悩んでいる俺は取り合えず、
この近辺唯一の駅に着てみた。
電車の音なんてしなくて。
車の音も稀で。
ただただ、セミが鳴き喚く。
ベンチに座ると、タバコを吸おうと、家からもってきた食堂のマッチを取り出した。
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 01:01:26.43 ID:8A30XXHnO
いつの間にかこたつで寝てた……
支援
699 :
『上京』:2008/12/02(火) 01:04:39.93 ID:15A3Nzga0
>>695>>697 ありがと。コタツで寝ちゃうんなら寝たほうが良いんだぜ?
猿と戯れすぎて逆に猿が愛おしくなってきたんだぜ。これって・・・恋?
ちょうど、日に何本しかない電車が来たようだ。少しだけ駅が活気付く。
そういえば、花火をしたこともあったけな。マッチをみて思い出す。
舞はマッチで火を付けることが出来なかった。俺が付けてやるとムキになって練習してたっけな。
少し、ほんの少しの笑顔を浮かべると、タバコをくわえた。
「火。私がつけてあげようか?」
「・・・えっ?」
「へへっ。もう、マッチもつけられるよ?」
700 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/12/02(火) 01:06:42.00 ID:15A3Nzga0
いつも支援ありがとうございます。紫煙です。
みなさんの協力があっても現れる猿は多分私に恋してますね。
別室にて喫煙待機してて、眠くなったので、今日は寝ます。
明日には終わらせよ〜。ノシ
701 :
『上京』:2008/12/02(火) 01:10:18.57 ID:15A3Nzga0
あっ、
>>696一行目に
B3日目。
が入ります。大したことではないですが。では今度こそノシ
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 01:18:34.98 ID:8A30XXHnO
乙ノシ
いや、五時くらいから寝っぱなしていうね
炬燵の魔力は凄まじいね、うん
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 01:20:30.43 ID:g1rvfYp10
乙
いいね、田舎の雰囲気がよく出てる作品だぜ
紫煙さんの作風は、今後もスタイルを変えずにやっていって欲しいよ
と、まだ寝ていない鉄オタでした
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 01:32:12.70 ID:8A30XXHnO
>>703 寝るつってから一時間は経ってるぞwww
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 01:40:37.47 ID:g1rvfYp10
寝る!
今度こそ寝る!
6時30分起きだから、いい加減寝る!
706 :
紫煙 ◆sE1I99uaec :2008/12/02(火) 01:44:12.45 ID:urlbKSXzO
>>702-703 ねまらぎわ。さんきゅです(>_<)
てかね、こういう書き方しかできんのですよ。後、さん付けとか木っ端ずかしいんでやめて下さい…。
最近お芋タンと戯れるのが楽しい…。
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 01:54:16.28 ID:8A30XXHnO
>>706 そりゃあそうだよ
だってお芋たんはこのスレの萌えキャラだもん
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 02:11:24.37 ID:7J9oX5mYO
ねまらほ
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 02:54:32.23 ID:f0eUYV3b0
保守
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 04:26:42.19 ID:8A30XXHnO
あぶ
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 05:42:55.26 ID:8A30XXHnO
さん
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 05:58:50.84 ID:Q+YKbjs0O
さけ
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 06:36:08.48 ID:7J9oX5mYO
いい
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 07:39:57.81 ID:Q+YKbjs0O
あっ
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 08:46:31.17 ID:urlbKSXzO
ほ
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 09:42:56.27 ID:prZRS/on0
うはほー
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 10:51:19.08 ID:7J9oX5mYO
開闢
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 11:36:55.32 ID:7J9oX5mYO
ほ
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 12:06:04.81 ID:urlbKSXzO
昼休ほ
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 13:05:23.50 ID:7J9oX5mYO
肩凝りつらい
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 13:28:24.98 ID:m8iNFg37O
安価+2
初めてだから…優しくしてね////
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 14:17:09.57 ID:0YL0DiAp0
マッチョ
温泉旅行
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 14:48:16.44 ID:m8iNFg37O
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 15:08:19.22 ID:Q+YKbjs0O
保守する
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 15:57:38.05 ID:fR2tgU+M0
ほ
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 16:40:22.84 ID:fu2wY8a6O
休憩中★
さーて、時間あっから安価ちょーだいな!
+3
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 17:03:04.03 ID:FRxsTxJS0
ksk
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 17:21:08.79 ID:FRxsTxJS0
ksk
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 17:22:00.83 ID:MBgIiRUyO
フードファイト
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/02(火) 17:22:37.08 ID:6Nq+endIP
+(0゜・∀・)+
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ