さくらももこがバトルロイヤルに巻き込まれたそうです

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1笑み社 ◆myeDGGRPNQ
 ――空を見上げた。

 色なんてとっくに褪せてしまった世界。
 それでも、私という色はまだ落ちてはいない。
 寂しい世界でも、辛い世界でも。

 私という存在がここにあれば、それでいい。
2笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:07:07.78 ID:D/aL57yn0
「――!」

 起床したその瞬間。私の目は丸くなる。
 時刻は午前八時。どんなに急いでも遅刻してしまう絶望的時刻。
「な、なんで起こしてくれなかったのさ!」
「起こしたわよ! それに――」
 母がなにかを言おうとして口ごもる。
 居間のテレビにはニュース番組が流れている。
 しかし、私にはそんなものを見ている時間もなければ聞いている時間すらない。
 テーブルに置いてあった私の分のトーストを銜えて、私は学校へ走った。

「ちょ! ちょっと待ちなさい!! まる子!!」

 母の声が聞こえた。
 そんな気が、した。
3神宮司 ◆lNtuyZFFMs :2008/11/22(土) 11:08:14.05 ID:Z5hxoK6zO BE:417758944-BRZ(10534)

アバラ骨の次スレ?
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:08:37.11 ID:J70uoJJXO
新規?
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:12:43.63 ID:CayhRQ9N0
まとめてうpしろよ 
6笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:13:12.97 ID:D/aL57yn0
 ――学校へ来ている者は、あまりにも少なかった。
 教室にも数人しかいない。
 たまちゃんもいないというのが、何よりも不気味だ。

「よう、さくら」
 はまじと挨拶を交わし、私はいつもの席に着く。

 ――なにか、変だ。
 変というよりも奇妙だ。
 このクラス、否。この学校の人間がなにかに怯えている。
 その要因がなにかはさっぱり判らないが、皆の目が何かを願っている。

『――帰りたい』と。
7笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:19:28.50 ID:D/aL57yn0
「ねえ、はまじ」
「なんだよ」
「今日、なにかあったっけ? たまちゃんが休んでるなんてね〜」
「……お前、知らないのか?」
「え?」
 はまじの表情が固まる。
 私が流行に一歩遅れるのはいつものことだ。
 しかし、今までこんな目で見られたことは、一度も無かった。
「そうか、なら教えてやる――」
 はまじが口を開いたのと同時に、教室の扉が開いた。

「――全員動くなぁ!!」

 その姿は、クラスの優等生。長山だった。
 その手には刃渡り20センチの包丁。
 その表情は人の道理を踏み外したもの。

「お、おい! 長山――!」
 はまじが叫んだ刹那――

「あ」

 赤い、液体が飛び散った。
8笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:26:47.05 ID:D/aL57yn0
「――か、は――!」
 はまじの腹部。
 突き刺さるは長山の包丁。
「ぼ、ぼくに逆らうなあ!!」
「あ、あ――」
 教室はその瞬間――

「うわああああああああ!!!!!!!!!」

 クラスメートがクラスメートを刺したとしても関係ない。
 自分の命の惜しさに、教室にいた人間全てが廊下へ走り出した。
 ――無論、私も自らの命が惜しい。
 死にたくない。
 しかし、足が動いてくれなかった。

「さくら、逃げ、ろ――」
「そんなこ……と」
「逃げろっつってんだろ!! いいか? この街は殺し合わなきゃ生きられねえんだよ!!」
「うるちゃい!!!」
「――!!」

 ――殺した。
 長山が、はまじを――
9笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:31:35.61 ID:D/aL57yn0
 ――逃げなきゃ。

 逃げなきゃ、きっと死ぬ。
 目の前で冷たくなっているはまじと同じ、ただの肉塊になってしまう。
 厭だ。
 死ぬのは、どうしても厭だ。

「死んだ! 死んだ! 死んだ! 死んだ!」
 何度も、何度も、何度も、何度も冷たくなったはまじに包丁を突き立てる長山。
 今ははまじを刺すことに熱中しているが、私が走り出したらそうはいかない。
 私を追って、きっと私は殺される。

『逃げろ!』

 誰かが言っている。
 逃げろ、と。
 それは他でもない。冷たくなってしまった、はまじの声。

「そう、だ、よね――」
 立ち上がる。
 足に震えはない。
 今は、とにかく逃げよう。そして、今、この街がどうなっているのかを知ろう。

 ――私は、一目散に逃げ出した。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:31:55.57 ID:CayhRQ9N0
―――――― ←カッコいいと思ってやってるんだろうけど、イライラするからやめろ
11笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:37:10.82 ID:D/aL57yn0
 ――家までの距離が、こんなに長いなんて思わなかった。

 静かすぎる道。
 その中で、時々聞こえる断末魔。
 それを一つ聞く度に、また一つの命が尽きてしまっている。
 この街は、おかしい。
 簡単に人が死に、簡単に人を殺す。

 ――こんなもの、人間がすることじゃない。

 そんなことを思案している間に、私は家に到着した。
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:37:36.75 ID:VWJ1gMBS0
しえん
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:39:23.97 ID:A7ASHDwPO
スレタイには突っ込まなくていいか?
14笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:40:03.35 ID:D/aL57yn0
 ――不気味だ。
 
 家であって、家ではない。
 そんな感覚。
 要因は判っている。

 ――母の、生活の気配がしない。

 血の、匂いが、する――
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:41:54.48 ID:Eu1gyPKXO
さくらももこが巻き込まれるのか
まるこのバトルロワイヤルってのがあったから二番煎じかと思ったら違うんだな
16笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:46:04.86 ID:D/aL57yn0
「おかあ、さん?」
 
 台所。
 お母さんが毎日、御飯を作ってくれる場所。

 それが、赤い。
 ひんやりとした空気と、鉄の噎せ返るような匂い。
 ここは、台所じゃない。

「――まるこ――」
「――!!」

「残念だったねえ……おばあちゃん、役に立てなくて……」
「おばあちゃん……」
「男が、入ってきてね。まる子が出せって。
 お母さんがいないっていったらいきなり追いかけて――」

 ――聞きたくない。
 お母さんは生きている。
 お母さんが死ぬ筈無い。
 今日も、おいしい晩ご飯を作ってくれる筈なのに――

「どう、して――さ――」
17笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:52:46.89 ID:D/aL57yn0
 ――その後。私はおばあちゃんから全てを聞いた。

 この街は新型ウイルスに汚染されていて、そのウイルスを撃退出来るワクチンが世界に一つしか
ない、ということだった。

 つまり、簡単な話。
 そのワクチンの奪い合い。つまるところそういう話だ。
 殺し合い、最後に残った者が助かる。

 なんて馬鹿なこと。
 しかし、実際に死んだ者がいる。
 助かりたいと、死にたくないと、人の命を踏みにじる。
 矛盾どころの騒ぎではない。しかし、それは人の道理だ。

 生き残った者が、助かる。

 ――戦わなくては生き残れない――
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 11:54:29.88 ID:YBUFSRcb0
長山って誰だよ
19笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 11:55:18.94 ID:D/aL57yn0
休憩する。
20笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 12:18:26.88 ID:D/aL57yn0
interlude

 ――フリルのカーテン。
 整理されたレイアウト。
 少女らしいその部屋に似合わぬ惨状。

 一人の少女が父親を殺害していた。
 眼鏡から垣間見える表情は恍惚としていて、殺人を悦楽していた。
 父だったモノにもはや体温は無い。
 彼女は手慣れた、というよりも二回目の殺人なのでまだおぼつかない手つきで胸をもう一度
刺した。


「――さすが私のお父さん。
 カメラを持ったまま果てるなんて、ね――」

 血液を口元に塗る。
 それが、彼女が初めてした口紅だった。

interlude out
21笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 12:24:48.65 ID:D/aL57yn0
 居間は静まり返っていた。
 姉は辛うじて生きて帰って来れたが、父と祖父がまだ帰ってきていない。
 父は会社へ、祖父は散歩へ。
 
 もう、帰ってこないのかもしれない。

 莫迦な考えが浮かび、頬を叩いた。
 それでも私の頭に浮かぶ厭な予感は拭えない。
「お姉ちゃん。お父さんとお爺ちゃん、大丈夫だよね……」
「当たり前でしょ!? 莫迦ッ!」
 姉の声も震えている。目には涙が浮かんでいる。

 ――ピンポーン。

 呼び鈴。
 無論、出られる筈が無い。
 
 ――そうして、3時間。
 私たちの緊張は臨界だった。

「ちょっと、私に外出てくる」

 私は痺れがきれて、外に飛び出した。
 ――たまちゃんのところへ、私は走った。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:30:33.31 ID:0UzSDU8HO
3連休の初日だけど、これで1日終えるの?
23笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 12:35:24.96 ID:D/aL57yn0
 ――私は親友のたまちゃんの家に向かおうとしている。
 しかし、その道中で小杉に出会った。
 小杉はいつも食事のことしか考えていない。その執念にはクラスメートも脱帽している。
 
「なんだ、さくらか」
「なんだとなにさ。
 アンタも――私を殺すのかい?」
「――そんなことするかよ。
 俺は襲ってきた奴は殺すが、自分からは殺さねえ。決めたんだよ。お袋が殺された時にな」
「――」
 同じ、だ。
 小杉も、母親を喪ったのだ。
 ならば信用しよう。

「ところで、何食べてるの?」
 小杉が口に運んでいる赤黒いモノ。
 今まで見たことがないが、きっと何かの肉だろう。
「くれって言ったってやらないぜ? これは――俺のものだからな」

 小杉が裏路地に目をやる。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:35:50.81 ID:x8UfeelKO
      (お 約 束)
この手のスレの王道的展開

とりあえず最初は>>1が叩かれる
やがて生き残った奴らが「早く続き書け」と急かし、
話が終わるとマンセーの山となる
25笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 12:37:18.75 ID:D/aL57yn0
 その視線の先には――
「――――――――――!!!!!!」

 胃液が逆流して、黄色の液体が口からこぼれる。
 それは、それは、その、肉は――

「人の、肉――」

「――ああ。そうさ。
 今は屍肉だろうが、泥水だろうが構わない。旨い物を食うのは後だ。今は、なんとして生きる」

 小杉は、死者の肉を食らっていた。
 その死体は、ブー太郎だった。 
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:38:02.60 ID:VWJ1gMBS0
ぶーたろおおおおおおwwww
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:38:50.64 ID:rpztkk820
 か っ も  |  / // メ,/_,,. /./ /|   i   Y   //
 ァ  て う.  |'´/ ∠. -‐'ァ'"´'`iヽ.// メ、,_ハ  ,  |〉
  |  約 ク  ヽ! O .|/。〈ハ、 rリ '´   ,ァ=;、`| ,ハ |、  /
  |  束 ソ   >  o  ゜,,´ ̄   .  ト i 〉.レ'i iヽ|ヽ、.,____
  |  し  ス  /   ハ | u   ,.--- 、  `' ゜o O/、.,___,,..-‐'"´
  |  た  レ  |  /  ハ,   /    〉 "从  ヽ!  /
  |  じ  は  |,.イ,.!-‐'-'、,ヘ. !、_   _,/ ,.イヘ. `  ヽ.
 ッ .ゃ .立   |/     ヽ!7>rァ''7´| / ',  〉`ヽ〉
 ! ! な  て   .',      `Y_,/、レ'ヘ/レ'  レ'
   い  .な    ヽ、_     !:::::ハiヽ.   //   /
   で   い   ./‐r'、.,_,.イ\/_」ヽ ',       /  /
   す      /    `/:::::::/ /,」:::iン、 /    /
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:39:36.25 ID:MnteCe+cO
ひええ‥
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:41:21.10 ID:SyJV/fT6O
まるこバトロワスレこれで3回目くらいか
30笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 12:47:42.27 ID:D/aL57yn0
 ――ブー太郎が何者かに殺された。

 この状況に於いて、それは驚くべきことではない。
 今、この街では油断した者。弱い者が消える。そういう場所なのだから。

「ブー太郎が死んだのは残念だが、俺は食わなきゃいけねえ」

 小杉が別れ際に放った言葉。
 それは今の状況ならば仕方のないコトだ。
 しかし、感覚の麻痺。これが最も恐ろしい。

 殺人を躊躇しない。否、悦楽を感じてしまう。
 これが最も恐ろしい。目覚めた時、精神が壊れてしまう。

「――ママ、ママ、ママ――」
 そんな子供が、私の目の前にいた。
 いつもの優雅さなど微塵も無い花輪だった。
31笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 12:53:47.44 ID:D/aL57yn0
「殺した、僕が――殺した――」
「――くん」
「あ、はははははははは!!!!」
「花輪くん!!」

 堪えられなかった。
 いつも余裕で、でも少し寂しがりやな花輪のこんな姿を見て、堪えられなかった。
 誰かを殺してしまった。
 彼はその罪悪感に苛まれ、心が摩耗してしまっていた。

「僕は――僕は――」
「花輪くん、私だよ! まるこだよ!! しっかりして!!」
「あ、あ――さくら、か――」
「そうだよ、なにがあったのさ!」

「僕は殺人鬼さ。ママに顔合わせ出来ないよ――みぎわさんを――殺してしまったのだから」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 12:53:54.50 ID:DPg9lOGa0
はやくしろ なえる
33笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 13:00:28.23 ID:D/aL57yn0
 ――彼は、この状況を好機に迫ってきたみぎわさんを殺した。
 ずっとずっと煩わしく思っていた彼は、みぎわさんを殺していた間、笑みを浮かべていた。
 
 ――それが赦せなかった。
 自分で自分が赦せなかった。
 殺人を犯した際、唯一赦してやれる存在である自分が、自分を罰せようとした。
 そうした時、人は壊れる。
 自分で許容出来ないものを自分がしてしまったとき、人は崩壊してしまうのだ。

「僕は、なんて、ことを――」
「――そっか。
 いいんだよ、自分が赦してあげられなくても。私は、花輪くんを赦してあげるから」

 そっと抱きしめた花輪くんの震えは、止まっていた。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 13:04:01.60 ID:53EgDOfT0
久々に笑み社みた
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 13:09:31.07 ID:0FkmUUZYO
北石照代笑み社三
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 13:10:42.66 ID:gAuawiVw0
(思いつきでノベルゲーム制作スレ立てて企画からも追い出された可哀想な)笑み社久しぶりに見た
37笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 13:13:55.67 ID:D/aL57yn0
昼ご飯食べてくる。
38笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 13:42:02.98 ID:D/aL57yn0
interlude

 僕の罪を赦してくれる人。
 僕は彼女の為に生きていこう。
 
 みぎわさんの気持ちが、なんとなく判った気がする。

 ――後ろから音が聞こえる。

 この件が終わったら、どうしようか。

 ――きっと、これは僕を――す音。

 ママに会いたい。

 ――ママに会いたい。

 ぐしゃり、という音。

 ――僕自身の音。


「おい、これ以上弾まないボール作ってどうすんだよ」

 ――最後に、こんな声が聞こえた。

interlude out
39笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 13:54:04.35 ID:D/aL57yn0
 ――たまちゃんの家に到着した。
 
 不思議な静けさ。
 胸騒ぎがする。その予感が的中しないことを祈りながら、呼び鈴を押した。
 
 ――ピンポン。

 間の抜けた音。
 無論、扉は開かない。
 予想はしていたのだが、私は押さずにはいられなかった。
 
「おじゃましまーす……」
 ドアを開くと、そこは静寂の世界だった。
 音一つしない。
 何の気配もない。

 ――家の中を回っても、誰にも会えなかった。
40笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 14:05:08.89 ID:D/aL57yn0
 この家には誰もいない。そう確信し、家を出た。

「たまちゃん……」
 彼女は一体どうしているのだろうか。
 今も生きているだろうか。
 それとも、誰かに――
 否。そんな筈が無い。
 彼女はこの街にきっといる筈だ。
 
 
 ――帰宅途中の空き地の前を通った時、私の横に黒の車が止まった。
 その車は花輪くんの家のものだ。しかし、いつも窓を開けて挨拶する花輪くんの姿が無い。
 代わりに運転席の扉が開き、ヒデじいが私に尋ねてきた。

「坊ちゃんを殺したのは、どなたですか?」

 ――何を、言っているのか。
 私が理解するのは、些かの時間を要した。
41笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 14:16:41.52 ID:D/aL57yn0
 ――黒の外車に乗っている。

 以前なら、これを幸せと感じただろうが今は違う。
 花輪くんが殺された。
 その加害者を、ヒデじいは捜している。
 ヒデじいの目は本気だ。花輪くんを殺した奴を殺す。何も言わなくても、それは判った。
「――それで、手がかりはあるの? ヒデじい」
「あります。坊ちゃんの側に落ちていた包丁から指紋が検出されましたからね。
 大野という少年らしいのですが、私では些か確認が取れません。故に、さくらさんに大野を
確認して頂きたいと思いまして」
「……う、そ」
 大野くんが、花輪くんを殺した?

 ――愕然としている私の手を、ヒデじいが握った。

「坊ちゃんの仇をとる為ならば、私は死んでもいいのです」
42笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 14:30:36.49 ID:D/aL57yn0
「――あ」

 見て、しまった。
 大野くんと、杉山くんが駄菓子屋さんから出てくるのを。
 その手は真っ赤に染まり、チョコレートを食べていた。
 ――あんな人じゃなかった。
 彼らは弱い者いじめは許さない、正義感が強い筈じゃなかったのか。
 その2人が、駄菓子屋さんのおばあさんを殺し、お菓子を奪って笑っている。
 
「――あの方ですか?」
「――」
 何も言えなかった。 
 しかし、その沈黙を肯定と受け取ったのか、ヒデじいは車から降りた。

「貴方たちのどちらかが大野ですね?
 坊ちゃんと同じところへ逝って貰います――」
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 14:34:06.58 ID:I4bQZ/NOO
まる子「つまんなくてアタシゃ死にそうだよ」
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 14:42:01.47 ID:MnteCe+cO
たまちゃんがまるこを襲った、まで読ry
読んでるから続けてね。
10分〜15分おきのレスだから1時間後にくるわのし
45笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 14:42:53.39 ID:D/aL57yn0
 ――一歩、ヒデじいが2人に近づく。
 
 それだけで2人は怯む。ヒデじいの迫力は普通では有り得ないものだからだ。
「坊ちゃんを殺したのは、どちらですか?」
「――」
 2人は、声が出ない。
 完全に怖じ気づいている。
 しかし、大野くんが口を開く。

「はっ! あんな奴。どうだっていだろう?」
 それに乗じて杉山くんも口を開く。
「そうさ! アイツの足を切り刻んだときはゾクゾクしたね!」
「最後の最後までママだのさくらだのと言ってやがるから首をもいでやったよ!! あはは!」

 ――話している間に気分が高揚したのか、大野が嗤い声をあげる。


「――そうですか。では、足を貰っていきましょう――」

 大野のなにかが吹き飛ぶ。
 この位置からでは確認出来ないが、あれはきっと大野の左足だ。
 サッカー選手を目指していた彼の夢。それをヒデじいは鋭利なピアノ線で断ち切った。

「次は、右足ですか――?」
46笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 14:55:03.58 ID:D/aL57yn0
休憩する。

レスが無くて不安……
47笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 15:07:35.12 ID:D/aL57yn0
こうして自分で保守するなんて。
48笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 15:17:01.93 ID:D/aL57yn0
捕手。
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:18:08.88 ID:43VOqxwFO
見てるぞー
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:18:32.23 ID:p0/l+CCTO
まるこバトルロワイヤル経験しすぎワロタw
51笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 15:19:44.26 ID:D/aL57yn0
>>60から書き始める。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:20:33.99 ID:IluhQonA0
支援
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:22:52.04 ID:CV/5so13O
文章が下手っぴすぎる
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:25:05.88 ID:t0XWCuDIO
何番煎じだよ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:26:06.22 ID:43VOqxwFO
支援
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:26:59.25 ID:VXo2f05fO
支援
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:34:52.34 ID:MnteCe+cO
しえん
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:35:36.79 ID:43VOqxwFO
ksk
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:37:55.78 ID:43VOqxwFO
笑み社たんハァハァ
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 15:42:06.51 ID:43VOqxwFO
支援
61笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 15:52:52.35 ID:D/aL57yn0
もう少し舞ってほしい。
62笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 16:05:30.81 ID:D/aL57yn0
今から少し席を外すことになってしまった。

必ず帰ってくるから保守していてくれたら嬉しい。
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:09:16.21 ID:BsQckUHIO
>>53-54
笑み社ズクリエイティブストーリーを侮辱する人は帰って下さい
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:23:30.08 ID:ZJvVzm5P0
うはぁwwwwww神スレすぎるwwwwwwww
これはまとめサイトに載るだろwwwwwww
おwwもwwwしろwwwすぐるwwwwwwwwwwwww
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:33:03.43 ID:43VOqxwFO
笑み社たんハァハァ
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:36:06.25 ID:NfrCzvMdO
wktk
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:51:12.16 ID:43VOqxwFO
今ってどのくらいで落ちるんだ?
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 16:59:07.76 ID:NfrCzvMdO
支援
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:07:01.73 ID:ICSlP/8oO
>>1
さっさと死ね文才皆無厨二病
70ふゆう ◆Huyuu..GNg :2008/11/22(土) 17:17:43.81 ID:C+yhYGMXO BE:1319328768-PLT(13297)

ほっしゅー
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:26:39.61 ID:VXo2f05fO
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:37:11.45 ID:4A3nZcvo0
ひどいな
まんま茄子じゃねえか
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:37:13.05 ID:NfrCzvMdO
\(´・ω・`)/
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:51:20.63 ID:YljXyCIV0
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 17:51:55.81 ID:g6cYrv2g0
百番煎じ
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 18:03:09.78 ID:YKwTDa6UO
ひろしって会社勤めだっけ?
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 18:07:56.16 ID:NfrCzvMdO
八百屋?
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 18:33:08.60 ID:43VOqxwFO
笑み社たん・・・
79笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:01:43.45 ID:D/aL57yn0
ただいま。

保守ありがとう。
もう少し待っていただけたら始められる。
80笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:14:56.05 ID:D/aL57yn0
 ――それは、凄惨な光景だった。

 50代の男が、無抵抗の子供を切り刻んでいる。
 大野くんは既に絶命している。両足を切断されたことによるショック死だろう。
 杉山くんも既に虫の息だ。右腕を落とされ、さらに頸動脈にも致命的な傷がついている。
 死んでしまう。それは間違いない。

「坊ちゃんは――貴方たちに――」


「もうやめて! ヒデじい!!!」
 思わず叫んだ。
 恐ろしくて、車から出るコトは出来ないけれど、私は力一杯叫んだ。

「――こんなことしても、花輪くんは帰ってこないよ!!」

 その声が聞こえたのか、聞こえていないのか。
 ヒデじいは杉山くんの首を切断した。
81笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:28:29.08 ID:D/aL57yn0
 ごろり。

 ごろり。

 ごろり。

 杉山くんの頭が転がってくる。
 その表情には恐怖が刻み込まれ、身体との接合部分からは噴水のように血が噴き出していた。
 黒と赤の競演。それが私の声を失わせた。

「おや、お行儀が悪いですね。死んでも尚!!!」

 ヒデじいが車に乗り込み、アクセルを踏む。
 
 ぐちゃり。
 
 不気味すぎる、頭蓋骨が潰れる音。
 真っ赤な景色。

 ――そこから、意識は飛んでしまった。
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 19:37:24.53 ID:43VOqxwFO
おかえり笑み社ー
83笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:43:15.05 ID:D/aL57yn0
interlude

 殺したい。
 もっともっと殺したい。

 今まで馬鹿にしていた奴らを、皆。
 僕の力を、皆に見せつけて殺して、僕が生き残ってやる。
 生きて、生きて、たとえその生き様が汚くても。
 生きていれば勝利だ。死者とは、そのまま敗者を意味するのだから。

 ――道を歩く。時刻は午後9時。こんな時間に活動する者は少なくなっている。
 大人を殺すのもいいが、やはり子供だ。子供が無抵抗に殺される様は何よりも面白い。
 ……正体が分からないものに殺される。これもまた一興。
 故に僕は常にマスクを着け、殺人を犯してきた。

「――ああ。そうだ」
 家に、押し掛けよう。
 あの娘ならば、僕を迎えてくれる筈だ。

 ――城ヶ崎さんなら。僕を受け入れてくれる筈だ――
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 19:47:22.91 ID:NfrCzvMdO
キタ──(゚∀゚)──!!!
85笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:48:28.18 ID:D/aL57yn0
 ――彼女の家は知っていた。学校帰りによく後をつけていたからだ。

 不用心に明かりを付けている。この状況で自分の存在を知らせるのは自殺行為だ。 
 僕はそんなことはしない。家に押し掛けてくる者を迎撃する自信があるから明かりは消しておく。
 それでも侵入する者を、暗闇に乗じて殺す。
 息を荒くしてドアを開ける。
 きっと、この中に城ヶ崎さんがいる。暖かく迎えてくれる筈だ。

「あ」
 手に、暖かそうなシチューを持った城ヶ崎さんの母と鉢合わせしてしまった。
 だから、どうしたのだろうか。
 ガチャンという音を立てて落ちるシチューの鍋。
 足に熱々のシチューが掛かっていても彼女は構えない。

「きゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」


 ――ああ。五月蝿い。
86笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:53:00.61 ID:D/aL57yn0
 白が溢れる。 
 胃液の、黄色っぽい白と、シチューの白。

「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」

 城ヶ崎さんの母は、僕の手の中で命尽きた。
 可哀想に、最後まで旦那の名前を呟いて死んでいった。
 さらに可哀想なのは城ヶ崎さんだ。
 父親も今朝、僕に殺されて、母親まで僕に奪われるんだから。

「――ふふ」
 嗤いながら、居間へと向かう。
 シチューを期待した城ヶ崎さんは、きっと押し入れかどこかで震えているか。動けなくなって
いるかのどちらかだ。

「――やっぱり。待っていてくれたんだね――」
 案の定。城ヶ崎さんは居間で凍り付いていた。
87笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 19:57:19.70 ID:D/aL57yn0
「イケナイ子だなあ、城ヶ崎さんは、お漏らししちゃって」
 彼女は失禁し、それでもガクガクと震えていた。
 まるで小動物だ。可愛らしいったら、ない。
 
 一歩。
 一歩。
 少しずつ距離を詰めていく。心配は要らない。彼女は決して逃げられない。

「あ、なた。誰?」
 城ヶ崎さんは震えた声で言った。
 答えてやってもいいが、それではイマイチ面白くない。僕の楽しみが減ってしまう。
 
 持っていたカッターで、城ヶ崎さんの服を切り裂いた。


「■■■■■―――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 声にならない声で、城ヶ崎さんは叫んだ。
 誰も、助けになんて来ないというのに――


interlude out
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 19:58:29.96 ID:TDCkeplqO
藤木?
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:01:26.86 ID:NfrCzvMdO
ささやまさん
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:02:53.94 ID:PpIF6e9kO
何番煎じだよカス
91笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 20:03:30.65 ID:D/aL57yn0
interlude

 ――ああ。腹が減った。
 死んだ人間の肉はもう飽きた。
 生肉を食ったことで腹の調子が良くない。
 これを治すには野菜とかで食物繊維を採る必要がある。

「タマネギとか良いな」
 ――と言っても、八百屋はとっくの昔に使えない。
 この街の食料問題は既に臨界状態にあったのだ。

「タマネギタマネギタマネギ」

 ――あ。
 見つけた。
92笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 20:08:17.34 ID:D/aL57yn0
 ――タマネギ。見つけた。
 永沢。今なら食える――

「何をするんだ! 小杉!!」
「あ? いいじゃねえかよ〜」
「――君も、おかしくなってしまったんだね」
 何を言っているんだ? コイツは。
 俺は襲ってきた奴しか殺さない。
 食うのは殺すことではないだろう?

「そうか、なら仕方ない――
 ――君を、僕の家と同じく、灰にしてやる!」

「はっ!! タマネギ風情がいきがるなよ!!」
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:08:49.61 ID:TDCkeplqO
永沢wwwww
94笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 20:16:12.28 ID:D/aL57yn0
 永沢の手になにかが握られている。
 あれはライターだ。
「笑わせる! ライターなんぞ!!」
 口を大きく開ける。
 今の俺なら食える。
 
 食える。食える食える食える食える食える食える食える食える食える食え!!!

「なっ!!」
「ヒャーハハハハッハ!!
 うめえええええええええええええええ!!!!!!!!!」
「ちっ! 化け物め!!」
 そのまま噛み付いてやろうと考えたが、それは反応の早い永沢に躱される。
 しかしその反動で地面に転がった永沢。
「もらったあああああああああああああああ!!!!!!!!」

 ――がぶり。
 食った。
 
「うままままままま!!!」
 旨すぎる。
 これが、これが――

「残念だね。それはタマネギだよ。
 そしてやらせてもらった、先刻君が口に入れたのはライター型のロケット花火さ」

 ――タマネギの、味――


interlude out
95笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 20:18:23.50 ID:D/aL57yn0
お風呂にはいってくる。
同時に休憩もいれるから>>110まで休む。
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:28:17.67 ID:EMJUX1HzO
なんでそんな物持ってんだよw
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:29:03.26 ID:43VOqxwFO
任せろ笑み社たん
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:46:15.14 ID:43VOqxwFO
城ヶ崎さん・・・
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 20:53:11.08 ID:NfrCzvMdO
城ヶ崎さん襲ったの永沢かとおもた
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:07:38.91 ID:TDCkeplqO
加速
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:08:12.31 ID:TDCkeplqO
加速
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:08:50.88 ID:TDCkeplqO
ksk
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:09:18.34 ID:Dcm/NXcV0
ロイヤル()笑
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:10:24.69 ID:TDCkeplqO
ksk
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:10:49.59 ID:TDCkeplqO
ksk
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:11:36.00 ID:bn97JnzE0
面白いな

いや、面白いです
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:12:53.03 ID:TDCkeplqO
ksk
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:13:29.56 ID:TDCkeplqO
ksk
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:14:08.60 ID:TDCkeplqO
ksk
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:15:21.00 ID:TDCkeplqO
よし
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:32:08.22 ID:bn97JnzE0
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:39:35.30 ID:TDCkeplqO
まだか
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:45:38.94 ID:43VOqxwFO
笑み社たーん
114笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 21:47:42.73 ID:D/aL57yn0
ごめんなさい。
もう少し待ってほしい。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 21:51:33.45 ID:43VOqxwFO
いつまでも待つお
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 22:02:55.65 ID:Mm5FboUl0
>>80まで読んだ
魅入る。文章読んで、容易に文章内の世界を想像できた
おもしれえwwwww
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 22:06:59.34 ID:ycqquxdZO
保守
118笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 22:08:39.12 ID:D/aL57yn0
 ――目が覚めた。

 眠っている間。一体どれだけの命が失われたのだろうか。

「おはようございます。さくらさん」
「――!?」
 思わず身構えた。
 今、油断は出来ない。油断はそのまま死に繋がるのだから。
「おっと。大丈夫ですよ。朝食を持って来ただけですから」
 ――ヒデじいの手には暖かそうなスープとフレンチトーストが乗ったお盆があった。
「? これって――」
「ええ。坊ちゃんの大好物です。朝はこれに決まっているのですよ」
「……そう。花輪くんが…………」
 
 フレンチトーストは、少しだけ塩辛かった。
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 22:15:54.63 ID:yDrg47+M0
アンチしか能の無い阿呆など気にせず頑張って
120笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 22:22:13.07 ID:D/aL57yn0
 ――朝食を採って、私は自分が眠っていたベッドで休養をとった。

 ヒデじいなら安心出来る。私はここで、眠っていられる。
 事実、ヒデじいの能力は何か別の生き物を感じさせる程だ。その上、昨日見せた非常さ。
 あれは間違いなく獣のモノ。故に、人の身で倒すことは不可能なのだ。

 そう、安心して眠りについた。
 最高級の羽毛布団に包まりながら――
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 22:24:02.60 ID:Mm5FboUl0
小説スレたてたことあるけど全然文才なかったわけで
数少ないレスの中で一番むかついたのが応援レス。
俺の無力を知ってて称える。最高に胸糞悪かった。
素直にお前才能ないよとか言ってくれれば楽になれたのに
122ロロロ ◆2IMwLoLoLo :2008/11/22(土) 22:41:30.76 ID:9g+sXFtn0
(ow)/ wwww
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 22:46:24.98 ID:yDrg47+M0
>>121
………………………ふあ〜あ…。
…ああ、わりわり。
言いたいことは終わった?
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 22:59:58.18 ID:lR+bIrvK0
>>121
気持ち悪い
125笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 23:08:31.31 ID:D/aL57yn0
今、色々立て込んでいる。
これでは書けない……
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 23:11:37.96 ID:43VOqxwFO
また暇なときスレ立ててくれたらいいんじゃね?
スレ立て怠かったら保守し続けるし
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 23:15:38.84 ID:1IFlAiPjO
保守しとく
128笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 23:16:22.43 ID:D/aL57yn0
>>126
ありがとう。

このままだと笑み社史上初の何日にも渡る長編になりそう。
でも、新規スレは……って感じ。
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 23:20:42.55 ID:jR4rzzk8O
>>1のレス気持ち悪い
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 23:21:37.32 ID:43VOqxwFO
笑み社初の長編に立ち会えて嬉しいいいいいい!

保守は携帯なりに頑張る
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/22(土) 23:37:29.80 ID:7nWKWe7e0
書くなら見るし書かないなら別にそれでもいいし
どっちゃでもいい
132笑み社 ◆myeDGGRPNQ :2008/11/22(土) 23:38:32.70 ID:D/aL57yn0
今からパソコンが使えなくなる。
明日も残ってたら続きを書く。
保守してくれたらもの凄く嬉しい。
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします