1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
2 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:03:38.39 ID:0qBX01uwO
>>1乙です
まとめサイト(ブーン芸さん)
http://boonsoldier.web.fc2.com/maiden.htm 初北産業
サイバーパンク
のパの字を
ピに変えて
登場人物紹介
从゚∀从…ドクオの隣に越してきた変人。どこかズレた感性とドクオへの偏執的な愛情で、今日も山吹荘に嵐を呼ぶ。
('A`)…何処にでも居る引きこもり君。口数が少ないのと順応力が高いのだけが取り柄の浪人生。今日も今日とてハインに振り回される日々。
ξ…自称キャベツ星人。レタス星人との星間戦争から逃れてきたとか言いながら、ちゃっかりドクオの部屋に住み着いている変質者。ゴボウが嫌い。
从'ー'从…作中唯一の常識人。ドクオが密かに想いを寄せている。
マト#>д<)メ…来るべき“審判の日”に備えて、富士山麓の洞窟に籠もって己を鍛えている不振人物。
特殊部隊顔負けのサバイバル知識と、四十八のサブミッションを得意とする武闘派だが、びっくりするほど純情。ドクオに密かな想いを寄せている。
(=゚ω゚)…ネギ。それ以上でも以下でもない。
3 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:08:48.10 ID:0qBX01uwO
☆お知らせ☆
前回、次の投下で外伝はひとまずおしまいと宣言しましたが、図らずも文章が肥大化してしまい、章を分けなければならなくなりました。
本日は、その分割された章を二つ連続で投下させて頂きたいと思うのですが、猿の事を考えて投下時間を前編・後編と分けたいと思っています。
ご理解のほど、宜しくお願いします。
それでは、前編いってみましょうー
4 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:10:11.71 ID:0qBX01uwO
〜track-γ〜
━━チャットルームの扉を開けると、そこには何時もの顔触れが揃っていた。
ノパ听)「おぉブーン、体調の方はもういいのか?」
(’e’)「おーっす、女とのデートはもういいのか?」
(#゚;;-゚)「こんばん…は」
lw´‐ _‐ノv「ドブリー・ブェチェル」
それぞれに挨拶を投げてよこす皆の視線を黙殺し、僕は環状に並んだ彼らの中心へと歩いていく。
(’e’)「おい、どうした?振られたのか?」
lw´‐ _‐ノv「あ、ドブリー・ブェチェルってのはチェコ国立語で“こんばんは”って意味ね」
5 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:12:11.96 ID:0qBX01uwO
明らかに何時もと様子の違う僕に、皆は戸惑っているみたいだ。
ノハ;゚听)「おい、何だよそんな気持ち悪い顔して……」
lw´‐ _‐ノv「あれ?それともこんにちはだったかな?」
怪訝な顔の皆の真ん中まで来ると、僕は歩みを止めて一同の顔を見渡す。
(;’e’)「なんだなんだ……」
(#゚;;-゚)「どう…したんですか…?」
lw´‐ _‐ノv「ザワ…ザワ……」
こいつはどうしたんだろう。一体何を始めるんだろう。
奇異の眼差しの集中放火の中、僕は意を決して口を開いた。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:12:17.94 ID:4eqx0udE0
つC
7 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:13:11.36 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「みんな、力を貸してくれお!」
瞬間、チャットルームの中を水を打ったような静寂が覆い。やがて。
(’e’)「力を貸してくれって……」
ノパ听)「何を……」
(#゚;;-゚)「唐突に……」
皆は訝しげに、疑問を返してきた。
確かにこれでは主語が不足している。
やっぱり、僕は随分と一人だけで突っ走って来たんだなと反省しながら、改めて口を開いた。
( ^ω^)「こないだ話してた荒巻屋の件で、皆に力を貸して欲しいんだお」
荒巻屋。
予想できていたとは言え、その単語が出た途端皆の僕を見る目が、一気に胡散臭いものを見る目に変わった。
(’e’)「…なぁブーン、言っただろ?どんなに世話になったからって、オレ達が首を突っ込むような事じゃないんだよ」
ノパ听)「……世話焼きと詮索屋はこの世界じゃ早死にするって、わかってんだろ?」
(#゚;;-゚)「何を…言うかと思えば…馬鹿馬鹿しい……」
(=゚ω゚)「……」
皆の口から出る言葉はどれも辛辣。
さて、これをどう説得するかだが。不思議と、不安は無かった。
8 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:14:29.68 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「……皆の意見はごもっともだお。この問題は、結局のところ荒巻のじっちゃんと陳龍の間だけのもの。本来なら、僕たちが関わるべきものじゃないってのも正論だお」
(’e’)「わかってんなら話は早ぇや。いつまでも駄々こねて無いで、現実を受け入れようぜ。その話はあまりしたくないんだ」
ノパ听)「ジョーンズの言うとおりだぜ。私も、荒巻屋の事はあまり話したくねぇ」
(#゚;;-゚)「右に…同じく……」
苛立たしげに、諦観の籠もった言葉を吐く一同。
ここで、僕は一つの賭けに出る。
( ^ω^)「……ふぅ。予想していたとは言え、やっぱり情けないお」
あからさまに肩をすくめ、手で顔を覆う。いかにも、“情けない”といった感じで、だ。
ノパ听)「あぁん?」
(’e’)「どういう意味だよ」
よし、食い付いた。
( ^ω^)「そのままの意味だお、ジョーンズ。僕は皆の事が情けなくて仕方ないんだお」
再び肩をすくめ、首を振る。
( ^ω^)「たかが、華僑のゴロツキ相手にビビっちまって……それでも、お前らはハッカーかお?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:14:30.99 ID:Al6QEqYwO
キタ――――┏(┓。w。)┓―――!!
10 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:15:59.08 ID:0qBX01uwO
(#’e’)「おい…てめぇ…そりゃどういう……」
( ^ω^)「ハッカーハッカーってこれ見よがしに言ってるけど、結局は権力だとか組織だとかが怖くて仕方ない、口先だけのガキの集まりでしかないのかお?」
(#゚;;-゚)「……あなたの意図が…わかりません…私達を…怒らせたいのですか…?」
一触即発。皆の怒気は、爆発寸前。
後一押しと言ったところか。
さぁ、ではトドメの一押しといこう。
( ^ω^)「そこらの企業の防壁を破っては悦に入る事しか出来ない、口先だけの臆病者なのかお?」
(#゚;;-゚)ノハ#゚听)(#’e’)「「「てめぇ喧嘩売ってんのか!?あぁ!?」」」
フィッシュ!
( *^ω^)σ「そう!その反骨精神だお!」
手を叩き、皆の顔を見渡す僕の顔には満面の笑みが浮かんでいただろう。
ノハ#゚听)「あぁ!?」
( ^ω^)「“ムカつく奴にはウイルスを送り付けてやろう”。“偉そうにふんぞり返りやがって。いつか蹴落としてやるからな”」
(#’e’)「……はぁ?」
( ^ω^)「僕たちは、そういった反抗心を長い事忘れちまってたんじゃないかお?」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:16:53.79 ID:4eqx0udE0
つC
12 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:17:14.31 ID:0qBX01uwO
(#゚;;-゚)「……反抗…心」
( ^ω^)「みんなの履歴書なんか見た事ないから、どんな事情が有るのかは知らないけど……みんな、何かしら社会に不満が有るんじゃないかお?こんなとこでハックをしてるんだから、少なからずはそういったものは有るはずだお」
(’e’)「……」
ノパ听)「……」
一様に黙り込むハッカー達。
( ^ω^)「“いつか見返してやる”。そんな想いが、ある筈だお。なんとなくだけど、わかるお。僕らの共通点は、そういう所にあるんじゃないかって」
(=゚ω゚)「……」
( ^ω^)「でも最近はどうだお?あれだけ夢中になってたハックもしないで、毎日毎日このチャットルームに籠もっては下らない馬鹿話ばっかりして……」
ノパ听)「……」
( ^ω^)「勿論、僕だってここで馬鹿話してるのは嫌いじゃないお。むしろ、好きだお。でも、僕たちの本来の“遊び”が何だったかまで、忘れるつもりは無いお」
(’e’)「……本来の、“遊び”…」
( ^ω^)「忘れたのかお?みんなで渡辺重工のデータバンクにアバタークラッシャーを仕掛けた時の事を!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:17:41.49 ID:4eqx0udE0
つC
14 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:18:33.47 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)「……」
( ^ω^)「S&Kインダストリーの構造体(ストラクチャ)のサーバーをダウンさせた時の、高揚感を!」
( ^ω^)「あの、病みつきになるほどのスリルを忘れちまったのかお!」
(#゚;;-゚)「……」
( ^ω^)「ここで喧嘩を売る相手は、本当に僕なのかお?もう一度、考え直してみて欲しいお」
沈黙。黙して語る者は非ず。歯を噛みしめ、皆は俯いている。
やがて、ヒートがポツリと呟いた。
ノパ听)「……勝算は、有るのかよ」
( ^ω^)「それだったら、任せて欲しいお。シュール先輩が、とっておきの作戦を考えてくれたお」
ノパ听)「……それは、信頼出来るのか?」
( ^ω^)「ノープロブレム、だお」
ノパ听)「……」
正直、シュール先輩の考えた“策”がどんなものかは僕にも未だにわからない。
だが、今重要なのはそういう事じゃないんだ。
みんなが、力を合わせて何かをする。
青臭いとは言われればそれまでだが、僕にはそれが一番大事な事なのだ。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:19:23.56 ID:4eqx0udE0
つC
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:19:42.63 ID:Al6QEqYwO
支援
17 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:19:54.77 ID:0qBX01uwO
ノパ听)「……いいだろうよ。てめぇの挑発、乗ってやるぜ」
(;’e’)「お、おいヒート!」
ノパ听)「言われてみりゃあ、最近の私達は弛んでた。ここらで一つ、パーッとド派手な花火を打ち上げてみるのも悪かねぇやな」
( ^ω^)「有難うだお、ヒート。ヒートのとっさの機転は、今回の作戦には外せないところだから、参加してくれて助かるお」
ノパ听)「へっ、あれだけ焚き付けてくれたんだ。主役級のポジション、寄越せよな?」
へへへ、と不敵に笑ってヒートは僕を見つめる。
(#゚;;-゚)「あの…シュールさんが…作戦を用意してるって…本当ですか?」
lw;´‐ _‐ノv「え?あ、あぁ…う、うん」
( ;^ω^)「もっと堂々としてて下さいお……」
(#゚;;-゚)「それなら…私も…参加させて…貰いますね。……シュールさんの考えた策なら…信頼出来ると思いますし……」
(;’e’)「でぃちゃんまで……」
( ^ω^)「でぃちゃん、有難うだお」
(#゚;;-゚)「勘違い…しないで下さいね…シュールさんが、どんな策を用意したのか…それが、気になっただけ…です」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:20:39.76 ID:4eqx0udE0
つC
19 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:21:26.42 ID:0qBX01uwO
(;’e’)「お、おいお前らちょっと待てよ。ま、マジでやんのか?そんなん現実的じゃねぇよ。なぁ、ぃょぅ?」
狼狽えた様子で、セントジョーンズは隣に座っていたぃょぅを振り返る。
(=゚ω゚)「……」
今まで話の中に加わらずに黙して静観していた彼は、セントジョーンズの言葉にゆっくりと腰を上げた。
(;’e’)「お、おいぃょぅ?」
無言のまま彼はみんなの間を横切り、僕の前まで来るとその足を止める。
( ^ω^)「……」
(=゚ω゚)「……」
見つめ合う僕達。
ぃょぅは僕の顔を見据えたまま、言った。
20 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:23:00.61 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)「…スパッツ」
( ^ω^)「…スパッツ」
(*=゚ω゚)人(^ω^* )「「スパッツ大好き!!」」
ノパ听)「……」
(#゚;;-゚)「……」
lw´‐ _‐ノv「……ブルマだろ、jk」
(;’e’)「……」
唖然とする皆を振り返り、ぃょぅは大きく頷くと意味深に呟く。
(=゚ω゚)「つまりそういう事だ」
こいつと一緒なら、負ける気がしない。
改めて、そう思った。
21 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:24:58.39 ID:0qBX01uwO
※ ※ ※ ※
━━携帯端末を閉じると、僕は目の前の背中に語りかける。
( ^ω^)「電脳パペットはでぃちゃんが用意出来るらしいお」
(=゚ω゚)「おk、これで後はオレ達だけだな」
頷き、腕時計を確認する。
目の前にそびえ立つ塗炭壁のシルエットは、こないだ僕が潜入に失敗したスクラップ処理場。
( ^ω^)「隊長、突入の合図を」
(=゚ω゚)「おk……レディ……」
人影が居ないのを確かめ、僕達は腰を上げ。
ノハ*^竸)「おぉぉっす!」
(;=゚ω゚)( ;゚ω゚)「「ぎゃぁぁぁあ」」
後ろから唐突にかけられた声に、腰を抜かした。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:25:22.94 ID:4eqx0udE0
つC
23 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:26:17.55 ID:0qBX01uwO
ノハ;゚听)「な、なんだよおめぇら。まるで怪獣を見たみてぇによ……」
( ;^ω^)「な、なんだヒートかお……いきなり話しかけんなお」
(;=゚ω゚)「ったく……アナルにつららぶっさされたかと思ったぜ…」
ノパ听)「わりぃわりぃ。でもよ、水臭ぇじゃねぇか。私に何も告げないでよ……」
( ;^ω^)「って…ヒート…なのかお?」
ノパ听)「そう…だけど…?」
(=゚ω゚)「おいおい…マジ、かよ……」
24 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:27:49.24 ID:0qBX01uwO
目の前の、ヒートを名乗る少女をまじまじと見つめる。
赤いタンクトップに太ももまで切り詰めたジーンズ。
小麦色に日焼けした顔と、背中まであろうかという赤毛をポニーテールにした彼女は、スラムを根城にする健康不良優良少女といった感じだ。
ノパ听)「そういや、リアルで会うのは初めてだったなぁ。んでも、お前らがアバターどうりで助かったよ。見つからなかったら、どうしようかと思ってたんだぜ」
ぶっちゃけ、そんな彼女を不覚にも可愛いと思った自分に少し腹が立った。
( ;^ω^)「それより、どうしてここが?」
ノパ听)「あぁ、シュールさんに聞いてよ。買い出しの方はジョーンズとでぃが殆ど済ませちまったみたいだし、私も何かやれる事はねぇかと思ってさ」
一昨日のチャットルームでの僕のおちゃらけた演説で、僕達六人は本格的に荒巻屋救済計画に乗り出す事になった。
作戦名は「オペレーション・ホーンテッド」。
あの後、作戦の概要をシュール先輩から聞かされた僕らは、取り敢えず「お使い班」と「実働班」に別れる事にした。
25 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:29:18.29 ID:0qBX01uwO
「お使い班」は、作戦に必要な物資…つまるところ、僕が先日にシュール先輩から渡されていたメモの内約を揃え、それを作戦に相応しい形に加工する係として。
「実働班」は、実際に荒巻屋へと赴いて荒巻屋の内部構造を把握し、作戦の地理的な骨幹をすりあわせる係としてそれぞれに行動した。
僕とぃょぅは、リアルで一度会った事が有るという事で、「実働班」に任命された。
荒巻屋の内部構造をちゃっちゃと調べ上げ、打ち込んだデータをシュール先輩に送った僕達は、この作戦で唯一まだ揃っていない最後のファクターを入手する為、こうして再びここを訪れていたのだったが。
( ;^ω^)「手伝える事って…いったって…」
これから僕達が行おうとしている事は、極力少人数である事が好ましい。
そりゃそうだ。どこの世界に、一個師団を率いたスパイが居るだろう。
ノパ听)「何だよ…私が邪魔だって言うのかよ?」
はいそうです。
( ;^ω^)「……とは口が裂けても言えないお……」
ノパ听)「そうか…私、要らないのか……」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:31:21.80 ID:4eqx0udE0
つC
27 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:33:46.99 ID:0qBX01uwO
( ;^ω^)「え?あ、いや、その…え、と……」
ノパ听)「…そうだよな…私みたいな落ち着きが無い奴なんか、居ても邪魔になるだけだしな……」
( ;^ω^)「えーと……」
ノハ- ー-)「……ふっ、お節介焼きのヒートはクールに去るぜ……」
(=゚ω゚)「まぁまぁまぁ、そう早合点すんなよ。いいじゃねぇか、別にヒートが居たってよ。な?」
( ;^ω^)「え、あの…」
(=゚ω゚)「な?」
( ;^ω^)「うん!ヒートさん大歓迎!是非ともヒート先生のお力を貸して欲しいぐらいでございますお!」
足の小指を踏まれたら、こう言わざるを得ない。
ノハ*^竸)「へ、へへっ…馬鹿野郎!そんな…当然の事とはいえ…照れるべ……」
( ;^ω^)「……はぁ」
なんだか釈然としないが、まぁいいか。
(=゚ω゚)「なぁよ、ちょっと面白い事考えたんだけど、聞いてくれないか?」
( ;^ω^)「いや、さっさとしないとイイ男が帰ってきちまうお」
それだけは何としても避けなければならない。
再びアレに遭遇してしまったら、今度こそ僕は自らのアスタリスクの純潔を守りきる自信が無かった。
28 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:35:26.24 ID:0qBX01uwO
ノパ听)「いいじゃねぇかぁぁあっ!聞いてみようぜ?」
( ^ω^)「……はい」
でもやっぱり、結局は勢いに流されるんですけどね。
(=゚ω゚)「あんな、オレ達って実は結構長い付き合いじゃないか?」
まぁ、ネットで出会ってからこの二人とは一年近く一緒に連んでいる。
一期一会の電脳空間では、これは珍しい事だ。
(=゚ω゚)「お互い、今までリアルで会う事は無かったとはいえ…オレ達は今じゃ、なかなかナイスな関係にあると思うが…異論は有るかね?」
ノパ听)「異議なーし」
( ^ω^)「おっおっおっ」
(=゚ω゚)「長い事、お互いに“干渉”しないで今までやって来たオレ達だが、色々あって今日、初めてリアルで顔を合わせた。
これは、何だか記念すべき第一歩を踏み出したと思えるのだが、異論は有るかね?」
ノパ听)「……」
( ^ω^)「……」
(=゚ω゚)「沈黙は肯定と受け取ろう。……そこで、だ。その記念すべき第一歩を踏み出した証として、何か儀式の一つでも執り行いたいと思うのだが……」
29 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:37:10.43 ID:0qBX01uwO
異論は無いかね?
その言葉を飲み込み、ぃょぅは僕達二人の顔を代わる代わるに覗く。
ノパ听)「……儀式、ね」
( ^ω^)「……まぁ取り敢えず最後まで言ってみたまえ」
(=゚ω゚)「宜しい。……えー、あー、おほん。そうだな、これからはオレ達三人はお互いに“干渉”しないという暗黙の掟を排除し、お互いにお互いの助力を拒まない……」
( #^ω^)「あーもう、長ったらしいお!詰まるところ何が言いたいんだお?」
(;=゚ω゚)「あー、つまり!つまりだな!」
( ^ω^)ノパ听)「「つまり?」」
(=゚ω゚)「義兄弟の契りを、結ばないか?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:37:38.78 ID:4eqx0udE0
つC
つC
31 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:38:13.78 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「義兄弟の……」
ノパ听)「契り……」
僕とヒートは、顔を見合わせる。
義兄弟、か。うん、その響きは悪くない。
( ^ω^)「……ふむ、ぃょぅ君にしてはなかなか面白い趣向だお」
ノパ听)「しぶいねぇ…全くおたく、しぶいぜ」
(=゚ω゚)「よぉぉっし!じゃあお前ら、右手を出せ!」
勢い良く、拳を握って突き出す。
三人、輪となり突き出した右手が重なるのを見届けたぃょぅは、高らかに声を張り上げた。
32 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:40:23.37 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)つ「いいか、いくぞ。お前らオレに合わせろよ?」
ノパ听)つ「おkおk」
( ^ω^)つ「さっさと始めるお」
気恥ずかしいのか。顔を真っ赤にしながら、ぃょぅは口を開く。
(=゚ω゚)つ「我ら三人!」
ノパ听)つ「生まれた時は違えども!」
( ^ω^)つ「願わくば!」
(=゚ω゚)つ「同年同月同時刻に!」
ノパ听)(^ω^)(゚ω゚=)「「「電子の海で果てる事を誓う!!!」」」
燦然と輝く太陽の下。
桃の木など、この荒廃した大地には何処にも見当たらないけれど。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:42:30.44 ID:4eqx0udE0
つC
34 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:42:42.93 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)つ「オレ達は、義兄弟だ!」
それは間違い無く、桃園の誓いだった。
( *^ω^)つ「……」
ノハ*^竸)つ「へ、へへ……」
(*=゚ω゚)「へへへ……」
嗚呼、なんだろう。無性にこそばゆい。畜生、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないか。
N| "゚'` {"゚`lリ「ん、お前ら……」
二度あることは三度有る、とはよく言ったものだ。
だが。
( ^ω^)「今なら、負ける気がしねぇお」
N| "゚'` {"゚`lリ「なんだ、今日は相手をしてくれるってぇのかい?嬉しいじゃないの」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:43:50.32 ID:4eqx0udE0
つC
36 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:44:05.76 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)「へへ、お生憎様だけどよぉ……」
ノパ听)「私が、囮になる。ここは私に任せて……」
( ^ω^)「バーカ。死亡フラグなんて格好良いもん、お前一人だけに立てさせるかお」
(=゚ω゚)「あぁ、今誓ったばかりだろう?オレ達は……」
ノパ听)「わりぃわりぃ…へへ、そうだったな」
N|;"゚'` {"゚`lリ「な、なんだ?三人一辺にか?おいおい、オレの肉棒は一本だけだ。そんなに焦らなくても……」
( ^ω^)「そうだお。僕達は……」
N|;"゚'` {"゚`lリ「お、おいちょっと待て。その前に、こいつを見てくれ。こいつを見て……」
ノハ#゚听)( #^ω^)(#=゚ω゚)「「「義兄弟だ!」」」
N|;"゚'` {"゚`lリ「アッー!」
記録的な日本晴れの空の下。
一つの菊の木が、その雄々しい花びらを散らせた。
何をしたんだw支援
38 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:53:14.78 ID:0qBX01uwO
※ ※ ※ ※
━━熱気。熱気だ。そこには、熱気が満ちていた。
<ヽ`∀´>「ホルホルホル……この肌を刺激して止まない空気、興奮を喚起せんと漂う匂い…」
今宵、それらは爆ぜて一つの渦を作る。
<ヽ`∀´>「たまらん…全く持ってたまらんニダねぇ……」
場内を見回す。
ドームの中に溢れんばかりに押し込められた戦士たちは、今まさにその欲望を爆発せんばかりに血気立っていた。
(-_-)「へへへ…兄貴、あっしはゾクゾクしてきましたよ」
傍らに立つひょうろく玉が、体格には不釣り合いな獰猛な笑みを浮かべる。
おそらく、自分も今は同じような面構えをしているのだろう。
<ヽ`∀´>「……この日を、どれだけ待ちわびたことか。思えば長い間、ウリたちは苦汁を飲まされ続けてきたニダ……」
思い返すだけで、血管が破裂してしまわんばかりの、雪辱の日々。
だが、それも今夜で終わる。
<ヽ`∀´>「今日こそは、憎き奴らをなぎ倒し!我等の頭上に勝利の華を咲かせてみせようぞ!」
39 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:54:45.01 ID:0qBX01uwO
高らかに突き上げる拳。
握るは、夢を掴むための一枚の切符。
(-_-)「兄貴……」
<ヽ`∀´>「ヒッキー……」
(-_-)「やっぱ、メジロステイツの一点張りなんすね……」
<ヽ#`∀´>「こぉのうつけものぉぉお!」
(;-_-)「ひぃぃぃい!すんません!すんません!すんませぇん!」
<ヽ`∀´>「奴はな、今日こそはやってくれる。……今日こそはな!」
(;-_-)「それ、先月の天皇杯でも言ってませんでしたっk」
<ヽ#`∀´>「愛の指導ぉぉお!」
(#)3-)「ぶぅぉっちゅ!?」
40 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:56:00.42 ID:0qBX01uwO
我が鉄拳が、愛すべき弟分の頬にめり込み、その身を吹き飛ばす。
<ヽ#`∀´>「漢なら、一度信じたものには全てを捧げねばならない!全身全霊をかけて、その“仁”を貫き通さねばならぬのだぁ!」
(;-_-)「は、はいっ!兄貴!」
<ヽ#`∀´>「例えそれが、万年最下位で安楽死寸前の、駄目競走馬だとしても!一度信じると決めたものは、絶対に曲げてはならぬ!曲げてはならぬのだっ!」
(*-_-)「兄貴……」
<ヽ`∀´>「ヒッキー……」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 18:56:42.14 ID:4eqx0udE0
つC
42 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 18:59:08.62 ID:0qBX01uwO
交錯する視線。
重なる想い。
(*-_-)「オレ…間違ってました……」
<ヽ`∀´>「いいニダ。いいニダ、ヒッキー。若さとは、時として過ちを犯すもの……それを克服し、正しき道を見つける事こそが、若者の使命なのだから!」
(*-_-)「兄貴ぃぃい!」
<ヽ`∀´>「ヒッキィィイ!」
抱擁。嗚呼、なんと美しい言葉だろうか。
今まさに、我々は肉体という枷を超えて、一つに……。
<ヽ`∀´>「ん?」
振動する胸ポケット。何事かと、つまみ出せばそれは呼び出しを告げる携帯端末。
<ヽ`∀´>「師弟の触れ合いを邪魔するとは、全く無粋ニダね……はい、もしもしニダーニダ」
( `ハ´)『ニダーニダ…ね。またく笑えないジョークよ』
<ヽ;`∀´>「し、シナー香主!」
掌の上に展開されたホロに映し出されていたのは、我等が陳龍の誉れ高き大香主、シナーその人であった。
( `ハ´)『……やれやれ、ね。どこで油売てるかと思えば、また競馬場か』
<ヽ;`∀´>「こ、これには訳が……」
43 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 19:00:47.34 ID:0qBX01uwO
( `ハ´)『典型的な言い訳は聞きたくないね。さっさとあの偏屈爺のとこに行って、ショバダイの50万円、耳を揃えて回収してくるね』
<ヽ;`∀´>「りょ、了解!」
( `ハ´)『いいか、先方がまだ拒む場合は、遠慮はいらないね。爺の店を薪に、綺麗なキャンプファイヤーでも見せてやるよろし』
<ヽ;`∀´>「はっ!承知しましたニダ!」
ぷつり。そこでホロは途切れる。
(;-_-)「あ、兄貴……」
愛すべき弟分が、我の顔を見つめる。
(;-_-)「もう、レース始まっちゃいますよ……」
44 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 19:02:00.28 ID:0qBX01uwO
<ヽ`∀´>「ヒッキー……」
(;-_-)「な、なんですか兄貴?」
<ヽ`∀´>「漢は…時として、抗えない運命の渦というものの中に投げ出される事がある」
(;-_-)「は、はぁ……」
<ヽ`∀´>「だが……だがな。それは、漢ならば必ずいつかは超えねばならないものニダ」
(;-_-)「超えねばならない…もの……」
<ヽ`∀´>「ウリ達は、今まさにその渦中に居るといえよう。ならば、する事は一つだけニダ」
(;-_-)「……ごくり」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:02:42.91 ID:4eqx0udE0
つC
46 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 19:03:09.10 ID:0qBX01uwO
<ヽ`∀´>「この運命の渦を!我等が熱き魂の血潮で持って、見事泳ぎきる事!ただ、一つ!」
(*-_-)「兄貴!」
<ヽ`∀´>「往くぞヒッキー!この運命の渦を見事に渡りきり、必ずやここに帰って来るニダ!」
待っていろ、メジロステイツ。
必ず。必ずやまたここに戻ってきて、お前の戦いを見届けてやる。
next track coming soon...
47 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 19:06:47.62 ID:0qBX01uwO
というところでtrack-γはおしまい。次回最終回!やっとこさ完結だよ兄さん!
ちょっと休憩を挟んで、track-δは21時から投下させていただきます。
それまでご飯食べるなりアヌメ見るなりオナニーするなり、皆さんマターリ過ごして下され。
ではまた、後ほど
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:08:59.18 ID:4eqx0udE0
おつ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:09:01.92 ID:xYxtUSqvO
何と言う投下速度
そこに痺れる憧れる保守!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:25:40.23 ID:0qBX01uwO
ほ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:33:31.42 ID:BPJ8/9lcO
支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:33:48.98 ID:4eqx0udE0
ほ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 19:51:35.88 ID:4eqx0udE0
ひほ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:03:02.81 ID:4eqx0udE0
ほ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:07:30.73 ID:4eqx0udE0
ほ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:21:39.58 ID:lGcRCcsqO
ほ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:22:32.55 ID:0qBX01uwO
ほ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:24:15.41 ID:X2T7CaGdO
も
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:34:26.87 ID:lGcRCcsqO
野
口
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 20:50:00.56 ID:0qBX01uwO
哲
弥
63 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 20:59:06.83 ID:0qBX01uwO
さて、それではお待ちかねtrack-δの投下を始めたいと思います
マト*>д<)メb「スレッドを見るときは、部屋を明るくしてパソコンから離れて見てね!マトマトとの約束だよ☆」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:00:04.92 ID:yiRxf2p4O
戻ってきたか
支援
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:00:14.98 ID:IvtUPPts0
ktkr
66 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:00:47.43 ID:0qBX01uwO
〜track-δ〜
━━月の無い夜だった。
( ^ω^)「あーてすてす、てすてす。ブラボーからチャーリーへ。月見酒をするにはちょいと不向きな空模様。ちょいと不向きな空模様。応答を願うお」
インカムを耳にあてがい、僕は回線の向こう側に居る彼等へと見たままの状況を伝えた。
(#゚;;-゚)『こちらチャーリー。準備の方は万全ですか?』
( ^ω^)「こちらブラボー。全て順調だお。トラップの配置及び、アルファの避難は終わったお」
/ ,'3「おい、これは一体どういうつもりじゃ?ブーン、お前さん、何を考えて……」
“アルファ”が口答えしてきたので、僕は黙ってその口にガムテープを張ると、眼下に迫る狭苦しい裏路地を見下ろした。
( ^ω^)「異常、無し」
「荒巻屋」の両脇を固めるようにしてそそり立つ二本の雑居ビル。
その向かって右側の五階、今はテナントの入っていない空きフロアの窓枠に腰掛け、僕達は“その時”を待っていた。
(=゚ω゚)「でぃが拾った陳龍の通信ログによると、奴らは今晩中にはここにやってくる」
67 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:01:51.04 ID:0qBX01uwO
携帯端末から伸びた結線コードを首筋のニューロジャックに差し込みながら、ぃょぅが言う。
(=゚ω゚)「奴さん方は、時間に五月蝿い種類の人間だからな。もうしばらくすれば、でぃが奴らのゴーサインを傍受してくるハズだ」
( ^ω^)「うん。それじゃあぃょぅは一足先に店内の監視カメラを掌握しておいてくれお。僕は引き続き、路地の見張りを。ヒートは、ぃょぅの合図が有るまでは待機」
(=゚ω゚)b「おk」
ノパ听)b「おうともよ、兄者」
(#゚;;-゚)『こちらチャーリー、聞こえますか?シュールさんが今、ターゲットの通話を傍受しました。間もなく、そちらに到着する筈です』
いよいよか。
( ^ω^)「把握した。没入の準備は整ってるかお?」
(#゚;;-゚)『はい。合図があれば、いつでも』
( ^ω^)「おk でぃちゃんとジョーンズはそのまま待機していてくれお」
(#゚;;-゚)(’e’)『ヤー』
大きく深呼吸する。いよいよだ。いよいよ、始まろうとしているのだ。
( ^ω^)「あー、おほん。諸君、ちょっと聞いてくれお」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:02:59.05 ID:lGcRCcsqO
支援
69 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:03:08.56 ID:0qBX01uwO
インカムを通して電子の海の向こうに居る仲間達と、傍らに控える義兄弟達に僕は呼びかける。
( ^ω^)「この数日の間、諸君はよく頑張ってくれたお。思えば、僕の我が儘から始まった事とはいえ、諸君は予想以上に働いてくれた。その尽力に、感謝するお」
(=゚ω゚)ノパ听)「「……』』』(#゚;;-゚)lw´‐ _‐ノv(’e’)
( ^ω^)「その成果は今夜必ず実を結ぶだろうと、僕は断言するお」
滔々と、淡々と。
( ^ω^)「諸君。我々はこの数日間、この日の為に結束し、力を併せ、一つの目標へ向けてただひたすらに走ってきたお」
だが、確実に。
( ^ω^)「そこには、確かに仲間としての“絆”があったお」
確かな想いを込めて。
( ^ω^)「今宵、我々はその“絆”の下に旗を掲げよう」
恥ずかしいけれど、言うよ。
( ^ω^)「僕はここに宣言する!只今を持って我々は、チーム“ピーチ・ガーデン”を名乗り、全ての面白可笑しい事に首を突っ込む事を誓うと!」
ノハ*><)ノ(*=゚ω゚)ノ「「Yeahhhhhhhhh!!!!!』』』(#゚;;-゚)ノ(’e’*)ノlw´‐ _‐ノv ノ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:04:35.97 ID:lGcRCcsqO
三國志支援
71 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:04:47.41 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「総員配置に付け!現時刻をもってオペレーション・ホーンテッド発動をする!」
ノパ听)(=゚ω゚)「「サー!イエスサー!』』』(#゚;;-゚)(’e’)lw´‐ _‐ノv
夜気を切り裂き、六人の愛すべき馬鹿達の歓声が響く。
( ^ω^)「さぁ、パーティー始めようぜ」
見下ろす裏路地。二人の人影を発見する。
作戦、開始だ。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:05:02.14 ID:J3JeAPPs0
支援支援
73 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:06:12.49 ID:0qBX01uwO
※ ※ ※ ※
━━ニューロジャックに結線コードを挿入。目を閉じ、光輝く電子の海へとダイブ。
エメラルドグリーンのグリッドが錯綜する仮想現実の海を素潜りで泳ぐ時、僕は肉体という枷から一時的に解き放たれた解放感と全能感に、一種のトリップに陥った用な気分になる。
( ^ω^)「ネット依存症かおかね……」
荒巻屋のアドレスを入力。店内の監視カメラの統括システムへとアクセス。
防壁は既にぃょぅが解除してくれていた為、僕はすんなりと入室を許可された。
(=゚ω゚)ノ「いよう、隊長殿。遂に始まったのかい?」
無数の英数字の羅列が形作るプロトコルと、セキュリティーロジックを包括した管理室。
ぃょぅのアバターが、僕に右手を上げた。
( ^ω^)「おっおっ。ついさっき、奴らが荒巻屋に到着したのを確認したお。後は、みんなの活躍をここで見守るだけだお」
(=゚ω゚)「そうか。……しっかし、さっきの演説は聞いてて恥ずかしがったぜ」
( ;^ω^)「ぼ、僕だって最後までアホやるか真面目に締めるか迷ったんだお」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:06:14.48 ID:lGcRCcsqO
支援
75 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:07:12.95 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)「ピーチ・ガーデン、ね。へへへ、それじゃあさしずめお前は劉備ってとこか」
( ^ω^)「お前が関羽かお?似合わねえwww」
(=゚ω゚)「ヒートが張飛で、シュールさんは孔明先生といった感じで」
( ^ω^)「ぶはwwwなかなかのキャスティングだおwwwww」
馬鹿で阿呆で頭の悪いやり取り。そうだ。これでいい。
あんな絆だとかこっ恥ずかしい演説をしていてなんだが、つまるところ僕らはただ面白ければ何だっていいのだ。
快楽と娯楽は全てにおいて優先される。そんな刹那的な考えに、身を任せるのが僕らにはお似合いだ。
(=゚ω゚)「さぁて、それじゃあその偉大なる諸葛亮先生の策とやら、とくと拝見させていただきやしょうか」
芝居がかった口調でぃょぅが監視カメラの一つにアクセスする。
僕もそれにならい、英数字の羅列に身を埋めた。
ノイズがかった風景が脳内に流れ込み、やがてそれは一つの像を結ぶと暗闇に浮かぶ荒巻屋の店内の様子を映し出す。
76 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:08:32.97 ID:0qBX01uwO
※ ※ ※ ※
━━新月の晩。月明かりも無い闇夜に、照明を切られた荒巻屋の中を照らす明かりは無い。
(#-_-)「おらクソじじい!集金の時間じゃボケェ!」
<ヽ`∀´>「ホルホルホル!遂に年貢の納め時ニダよ!」
その真闇の中に、二人組の闖入者が扉を蹴り開け登場した。
( ^ω^)「0824時、対象の侵入を確認。これより状況を開始する」
脳核通信でもって全部隊に通達すると、僕は監視カメラの暗視レンズ越しに闖入者共の格好を確認する。
(-_-)『……って、何だこの店は。電気もつけないで。もしかして、もう寝ちまったんですかね?』
小柄で痩せ細り、いかにもひょうろく玉といった感じの男が、傍らに立つエラの張った男を仰ぎ見る。
<ヽ`∀´>『ふん。だとしたら、随分と我々を舐めきった奴ニダね。とにかく、店主のじじいを捜すニダ』
恐らく、小柄な方が子分でエラ張りがその兄貴分といったところか。
暗視レンズ越しですら解るどぎつい色彩のシャツに悪趣味な龍の刺繍が入ったスーツは、いかにもヤクザやってますよといった出で立ちだ。
77 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:10:21.95 ID:0qBX01uwO
彼らはスーツのポケットに手を突っ込んだまま、歩き出す。
( ^ω^)「対象が移動を開始。まもなくポイントデルタに差し掛かる。ジョーンズ、準備はいいかお?」
(’e’)『……来い、来い……』
( ^ω^)「ジョーンズ!準備はいいかお!?」
(’e’)『行け!行け!そのまま突っ走れぇ!……ん?あぁ、わりぃわりぃ。競馬中継聞いてたわ』
( ;^ω^)「阿呆かお。今は作戦中だお。そんなん聞いてる場合かお」
(’e’)『わぁったわぁった。で?』
( ^ω^)「まもなく対象がポイントデルタに差し掛かるお。準備はおk?」
(’e’)『おうよ、任せとけ。先鋒の役目、きちんとこなして見せるぜ』
( ^ω^)「……頼んだお」
少し不安が残るが、通信を切る。
監視カメラに再び注意を向ければ、奴らは混沌とした陳列棚の間へと入って行く所だった。
(-_-)『いやぁ、なんか薄気味悪いとこっすねぇ……』
恐る恐る先導を切るのは小柄な弟分。
抜き足差し足で棚の間を歩いて行く彼は知らない。
78 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:12:02.09 ID:0qBX01uwO
雑多な陳列棚。電子機器に混じって、彼の背後に迫る小さな小さな姿を。
( ^ω^)「ちょっくら、脅かしてやりましょうかね」
僕の呟きと同時、店内に二人の足音以外の物音が響いた。
(-_-)『…!?兄貴、今……』
<ヽ`∀´>『何か、動いたみたいニダね』
足を止め、辺りを伺う二人組。
キョロキョロと頭を左右させるひょうろく玉の首筋。
lw´‐ _‐ノv“先ずは、触覚と聴覚に訴え不安感を煽る”
身の丈程の“何か”を抱えた、筆箱大の電脳パペットが棚伝いに近付き、それを思い切り押し付けた。
(;-_-)『うひゃあぁぁぁあっ!』
すっ頓狂な悲鳴をあげて飛び上がるひょうろく玉。
<ヽ;`∀´>『な、なんだヒッキー!ヒッキー何事ニダ!?』
(;-_-)『い、今!今首筋が何かヒヤッと!ヒヤッと!あばばば!』
<ヽ;`∀´>『落ち着け!落ち着けニダ!』
狼狽える二人。辺りを見渡すひょうろく玉。
彼の首筋に触れた「ヒヤッと」の正体は、こんにゃく。
僕がちゃんこ鍋の材料だと思っていたものは、このオペレーション・ホーンテッドにおいて実にベタな使われ方をした。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:13:17.21 ID:J3JeAPPs0
支援
80 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:13:39.24 ID:0qBX01uwO
(;-_-)『ヒヤッと!ヒヤッとしたニダ!』
<ヽ#`∀´>『うつけぇ!』
(#)3-)『ぶゅわっちょ!?』
<ヽ#`∀´>『その語尾はウリのアイデンティティニダ!今度やったらジャスラックに訴えるニダよ!』
(;-_-)『す、すんまへん……いきなりヒヤッとするから驚いて……』
<ヽ`∀´>『とにかく、あのじじいを捜しだすニダ。ヒヤッとだかなんだか知らんが、どうせ気のせいニダ』
(;-_-)『……すんまへん』
ドタバタやりながらも、再び歩き出す二人組。
その足が陳列棚の間を間もなく抜けると判断した僕は、回線を開いてでぃちゃんを呼び出す。
( ^ω^)「作戦の初期段階は成功。対象はポイントデルタを抜けようとしている。今度はでぃちゃんの番だお。思いっ切り脅かしてやってくれお」
(#゚;;-゚)『ヤー……くっくっくっ……』
返事の後に陰鬱な忍び笑いを残して、でぃちゃんは回線を切った。
何だかんだ言って、今回の作戦に一番乗り気なのは彼女ではないのかと思うと、苦笑が漏れる。
81 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:15:53.74 ID:0qBX01uwO
陳列棚を抜け、突き当たりの壁に差し掛かったひょうろく玉が、左右を確認する為に首を振る。
(-_-)『クソじじいめ…どこに隠れてやがる……』
彼が左へと視線を巡らせた時、そこに彼は青白く光る鬼火を見つけた事だろう。
(;-_-)『いっ━━!』
<ヽ`∀´>『い?居たのか?』
lw´‐ _‐ノv“そして次に、視覚に訴えて恐怖の引き金を引く”
(;-_-)『イビョォォオンフォォオン!』
ふわふわと宙を漂う青白い光が、絶叫するひょうろく玉目掛けて迫る。
(;-_-)『お助け!お助けぇぇぇえ!』
<ヽ;`∀´>『お、落ち着けヒッキー!朝鮮人はうろたえない!朝鮮人は…って!』
親分の制止も振り切り全力で通路の反対側へと走り出すすひょうろく玉。
それが発光ダイオードを積んだ反重力推進式のラジコンヘリだとはつゆ知らず、彼はシュール先輩の思惑通りに右側の通路の突き当たりまで逃げ出す。
( ^ω^)「逃げ道は、無いお」
無我夢中で走りつづけるひょうろく玉。
店内のカメラを切り替えながら、僕はその背中を追う。
(;-_-)『はぁ…はぁ…はぁ…ひぃ…』
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:16:14.19 ID:IvtUPPts0
紫煙
83 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:17:56.52 ID:0qBX01uwO
やがて、彼はボロ切れが蜘蛛の巣が如く垂れ下がった通路へと飛び込む。
(;-_-)『ひぃ!ひぅ!ぅわっあぁぁう!邪魔だ!邪魔だぁぁぁあ!』
「お使い班」が総力をあげて集めたありったけのエプロンは、ちゃんこ鍋大会を開く為のものではない。
恐怖にかられたひょうろく玉が逃げ道を切り開く為にそれをかき分け、引きちぎりながら進む先。
そこに、このエプロン達の意味が有る。
lw´‐ _‐ノv“弾かれた弾丸の如き恐怖に、ここで一先ずトドメだ”
(;-_-)『くそっ!くそっ!くそっ!くそぉぉおっ!』
ビリビリと引き裂かれるボロ切れ改めエプロン。
( ^ω^)「あらあら、そんなに見境無く千切ってたら……」
恐慌状態のひょうろく玉の手が、“そのエプロン”にかかり引き裂いた瞬間。
(;-_-)『えっ━━?』
今までエプロンによって宙に吊られていた「土鍋」が戒めを解かれ、勢い良く彼の脳天に直撃した。
☆⌒(#)3-)『ぐぶぇっ!』
鈍い音と共に、床に崩れ去るひょうろく玉。そのままピクリとも動かなくなった彼は、起き上がる気配も無い。
( ^ω^)「0839時、対象の片方の沈黙を確認」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:18:14.53 ID:yiRxf2p4O
支援
85 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:19:52.77 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)『ひゅー。先ずは一匹ノックアウトだ!』
回線越しに、メンバーの歓声が聞こえてくる。
ささやかな戦果に浮かれる間はない。
僕はカメラを切り替え、もう一方の兄貴分を捜す。
<ヽ;`∀´>『おいヒッキー!どこに行ったニダ!?今の音は!?一体何があったニダ!?』
律儀にも彼は、先の位置から動かずに弟分の名を大声で呼んでいる。
( ^ω^)「……全兵員に告ぐ。我々ピーチガーデンは、これより作戦の第二段階に移行する。繰り返す、これより作戦の第二段階に移行する」
ノパ听)(=゚ω゚)「「ヤー!』』』(#゚;;-゚)(’e’)lw´‐ _‐ノv
( ^ω^)「残る目標は現在、ポイントデルタに待機中。でぃちゃんとジョーンズはこれを誘導、ポイントダガーへ引き込まれたし」
(’e’)(#゚;;-゚)『了解』
通信を終えると同時、兄貴分の背後の棚でセントジョーンズの操る電脳パペットが、物音を立てる。
<ヽ;`∀´>『に、ニダ!?』
ぎくりと背筋を強ばらせ振り返る兄貴分。
タイミングを合わせるようにして、でぃちゃんが鬼火に扮したラジコンヘリを棚の角から飛び出させる。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:20:18.56 ID:lGcRCcsqO
韓流支援
87 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:21:40.76 ID:0qBX01uwO
<ヽ;`∀´>『人…魂……?』
ゆらゆら、ふわふわ。
不安を駆り立てるように舞い飛ぶそれを凝視したままに立ち竦む彼を誘うよう、ラジコンヘリは棚の陰に隠れた。
<ヽ;`∀´>『お化け……』
ポツリと呟かれた単語。それを否定するよう頭を振り、彼は腰から拳銃を抜き構える。
<ヽ;`∀´>『笑わせるニダ……この現代社会において、そんな下らないものなんか居るはずが無いニダ。ど、どうせトリックに決まってるニダ』
lw´‐ _‐ノv“残る目標は、好奇心で釣る”
( ^ω^)「鉄砲かお……それを撃たせる訳にはいかないお。ぃょぅ!」
(=゚ω゚)『安心しろー。もしもの為に、入店なさった時から、奴らのチャカのセキュリティは落としておいたぜ。どう頑張っても、あのチャカの引き金は降りない』
電脳化によって全ての機器類が電脳制御になった便利なこの時代。正確な射撃を追求する為、拳銃の火器管制システムにもそれは及んでいる。
利便性の裏を返せばそれは、ハッカーが付け入る隙が大きくなったこととも言えよう。
中途半端に電脳制御された銃なんかは、僕らのようなハッカーにとっては格好の餌食だ。
ちぇい
89 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:23:53.19 ID:0qBX01uwO
<ヽ;`∀´>『あまり、ウリを舐めない方がいいニダよ……』
油断無い足取りで、兄貴分は偽人魂の消えた棚の陰へと歩いていく。
<ヽ`∀´>『そうら捕まえた!』
勢いをつけて曲がり角の向こうへと銃を突きつけるが、それを嘲笑うかのように偽人魂は通路の奥へと消える。
<ヽ;`∀´>『ちっ、逃がすか!』
追い掛ける兄貴分。狭く暗い通路を早足で進む彼は、突き当たりで偽人魂が不意にその姿を消失させた事によって立ち止まった。
90 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:25:48.93 ID:0qBX01uwO
<ヽ;`∀´>『むっ、一体何処に…?』
銃を構えながら、偽人魂の消えた辺りを凝視する兄貴分。
( ^ω^)「対象のポイントダガー到着を確認。ジョーンズ!」
(’e’)『あいあいさー!』
彼の視線の先で、突然仄かな灯りが点る。
<ヽ;`∀´>『ん?』
電脳パペットが点したジッポーライターの小さな灯りの中、ぼんやりと浮かぶもの。
<ヽ;`∀´>『な、な、な……』
壁に、無数の釘で打ちつけられたビスクドール。
手首を、足首を、頭を、胸を、無骨な五寸釘によって戒められた彼女の濁った瞳。
lw´‐ _‐ノv“ここまでくれば、後は先に述べたものと同じ”
91 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:27:45.22 ID:0qBX01uwO
<ヽ;`∀´>『……あ、悪趣味な真似を…こ、こんなの…』
勇敢にも足を踏み出そうとする彼の背後で、物音がする。
<ヽ;`∀´>『ひぅっ!』
とっさに振り返ったその顔面目掛けて、電脳パペットが唐辛子の詰まった生卵を投げつけた。
lw´‐ _‐ノv“相手の視覚を奪い…”
<ヽ;`∀´>『のわっぁあ!?』
湿った音と同時、兄貴分の顔面を覆い尽くす唐辛子と卵白、黄身。
<ヽ; ∀ >『ぐぉぉぉお!?何だ!?何だ!?溶解液かぁぁぁぁあ!?』
視界を塞がれ、カプサイシンに眼球を刺激され、慌てふためく兄貴分。
両手をばたつかせ、たたらを踏むその足が、踏んではいけないものを思い切り踏み抜いた。
lw´‐ _‐ノv“痛みにより、動きを封じたところに”
<ヽ; ∀ >『ギャァァァァァア!!』
三枚の板に打ち付けられ、剣山の形をとった総計三十本の五寸釘。
その中央、一番釘が密集した地点を彼の右足は見事に踏みしめていた。
二本ばかりが足の甲を貫通している様は、見ているこっちですら顔をしかめる程に痛々しい。
<ヽ; ∀ >『痛っ!痛っ!あがぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃいやぁぁぁあ!』
92 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:29:33.57 ID:0qBX01uwO
右足を上げ、片足で跳ねる彼の体が棚にぶつかりその場に倒れていく。
( ^ω^)「ジョーンズ!」
(’e’)『そうら追い討ちだっ!』
小さな体躯を全力で稼働させ、電脳パペットが棚から床に着地。
身の丈以上のカセットボンベを背負い、ジッポーの灯りへと走り。
(’e’)『その汚ねぇ尻をローストしてやるよ!』
炎を挟んで向かい側に迫る兄貴分の尻へと向け、ボンベの中身を吹き付けた。
<ヽ; ∀ >『ぶびゃぁぁぁぁぁぁぁあ!?』
凄まじい勢いで燃え盛る炎。一歩間違えば火事寸前。
真っ赤な舌先に炙られた尻が二、三メートル程宙に飛び上がり、間抜けな音を立てて着地する。
<ヽ; ∀ >『あちっ!あちっ!ひぇっ!ひぇぇぇ!ひゅうっ!』
尻を叩き、右足をばたつかせ、顔面を拭う為両手をフル稼働する兄貴分。
( ^ω^)「さぁて、いよいよ仕上げだお。ヒート、準備は?」
ノパ听)『ついに私の時代がきたぜぇぇぇぇえ!』
忙しなくのたうち回る兄貴分から少し離れた、カウンターの中。
何かがゆっくりと立ち上がる音がした。
私怨
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:31:41.44 ID:J3JeAPPs0
支援
95 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:32:07.91 ID:0qBX01uwO
<ヽ; ∀ >『あひっ!あひっ!うひっ!』
自らに課せられた難行を消化するのに必死な彼は、それに気付かない。
lw´‐ _‐ノv“焦る敵。最早奴には冷静な判断力も残っていないだろう”
ノハ*゚ー゚)『へへへ……今会いに行きますよぉ……』
ゆっくりと、這い上がるようにカウンターを脱した“それ”は、引き摺るような音を立てながら兄貴分へと一歩一歩近づいていく。
<ヽ;ノ∀´>『はぁ、はぁ、はぁ……』
やっとこさ、顔面に張り付いた卵白を拭い落とした兄貴分は、肩で息をしながら銃を構えたところで、“それ”の存在に気付いた。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:32:13.45 ID:jPog9gcEO
支
97 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:33:22.44 ID:0qBX01uwO
<ヽ;`∀´>『ふふふ…じじい、ついに観念して出てきやがっ……』
不敵に笑い、立ち上がろうと腰を浮かしかけた彼の顔面の筋肉が硬直する。
<ヽ;`∀´>『あっ……あっ……あっ……』
ボロ切れを纏い、有り得ない方向に折れ曲がった手足をぶら下げ、彼へと迫ってくる“それ”。
<ヽ;`∀´>『ぞ、ぞ、ぞ……』
“それ”はまるで……。
lw´‐ _‐ノv“そこで、トドメを刺す!”
<ヽ;`∀´>『ゾンビィィィイ!?』
叫ぶと同時、彼は銃の引き金を思い切り引く。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:34:59.82 ID:lGcRCcsqO
支援
99 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:35:05.02 ID:0qBX01uwO
引こうとする……が。
<ヽ;`∀´>『え?え?え?えぇぇえ!?』
頑として動かない引き金。
迫り来る、生ける屍。
<ヽ;`∀´>『ギャァァァァァア!』
人間とは、恐怖によって追い詰められるとここまで凄まじい力を発揮するのか。
驚異の反応速度で回れ右すると、彼は五寸釘が突き刺さったままの足で駆け出す。
<ヽ;`∀´>『堪忍!堪忍してくだせぇぇぇぇぇえ!』
壁にぶち当たり、棚をなぎ倒し、電子機器を蹴飛ばし、まるで局地的な台風のようにして、彼は荒巻屋のドアを蹴り開け去っていった。
ノパ听)「……」
その余りの勢いに逆にゾンビが驚き、立ち尽くす。
ボロ切れを纏ったその不気味なシルエットは、僕ら義兄弟があの日イイ男を退けて勝ち取った廃棄ドロイドに、引きちぎったエプロンを被せたものだ。
lw´‐ _‐ノv“以上が、本作戦の概要だ”
オペレーション・ホーンテッド。
即席のお化け屋敷は、予想以上の観客の盛り上がりによって、大盛況のままに幕を閉じた。
100 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:37:17.17 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「……」
しばらく、兄貴分が飛び出していった後のドアを呆然と見つめていた。
思い出したように脳核回線を開くと、僕は呟く。
( ^ω^)「0902時、対象の消失を確認……作戦、成功」
ノパ听)(=゚ω゚)『『……』』
(#゚;;-゚)(’e’)lw´‐ _‐ノv『……』
( *^ω^)「僕達の……勝利だお!」
ノハ*><)ノ(*=゚ω゚)ノ『『Yeahhhhhhh!!!!!』』』(*゚;;-゚)人(’e’*)lw´‐ _‐ノv
割れんばかりの歓声が、回線を通して聞こえてくる。
僕達は、勝ったのだ。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:37:23.03 ID:jPog9gcEO
援
102 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:39:46.58 ID:0qBX01uwO
(’e’)『……でも、ちょっと待てよ』
そこへ、水を刺す輩が一人。
(’e’)『奴ら、陳龍だぜ?あいつらが、これしきの事で引き下がると思うか?』
( ^ω^)「……」
ノパ听)(=゚ω゚)『『……』』
(’e’)『近いうち、また来るんじゃねぇのか?今度は、もっと重武装、大人数でよ……』
(#゚;;-゚)lw´‐ _‐ノv『……』
(’e’)『そしたら、今度は……』
誰も、反論する者はいない。
しえん
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:40:46.99 ID:jPog9gcEO
し
105 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:41:26.23 ID:0qBX01uwO
目先の物事を解決する事ばかりに頭がいっていて、その後の事は全く考えていなかった。
そうだ、一回の失敗で奴らが引き下がる筈が無い。
マフィアとしての対面を保つため、必ずや第二陣を送り込んで来るに決まっている。
そうなったら、僕達に打つ手は無い。
( ;^ω^)「……」
ノハ;゚听)(;=゚ω゚)『『……』』』(;゚;;-゚)(;’e’)lw;´‐ _‐ノv
僕らの間に、重苦しい沈黙が立ち込める。
結局、刹那的な考えしか持てない僕らには、どうにもならない事なのか……。
106 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:42:38.19 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)『……なぁ、どうでもいいんだけどさ…』
( ^ω^)「……なんだお?」
力無く返答する僕の視角回線に、ぃょぅが店の入り口の映像を転送してくる。
(=゚ω゚)『あれ…あそこに落ちてる紙切れ……ありゃなんだ?』
ぃょぅが言う紙切れを探し、ズームしてみる。
兄貴分が散らかしていった電子機器達の中。
白く浮き彫りになったそれは、どうやら馬券のようだった。
( ^ω^)「馬券だお。馬券。それがどうし……」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:43:45.09 ID:jPog9gcEO
え
108 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:44:37.32 ID:0qBX01uwO
(’e’)『なぁなぁ、番号は?』
( ^ω^)「え?いや、そんなの聞いてどうす……」
(’e’)『いや、ちょっと気になってよ』
そういえば、ジョーンズは作戦中にも競馬中継を聴いていたっけ。
( ^ω^)「あーえーと……13-13」
大局的な敗北に落胆していた僕は、半ば投げやりにそこに書かれた番号を読み上げる。
(;’e’)『……なん…だと』
( ^ω^)「だから、13-13だって……」
(;’e’)『……お前ら、ちょっと落ち着いてこれ音声回線をオープンにして欲しい』
言われるがままに、設定する。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:45:02.14 ID:IvtUPPts0
なるほどね!
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:45:43.50 ID:jPog9gcEO
ん
111 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:46:03.79 ID:0qBX01uwO
『……りました!まさかの逆転!これは競馬史に残る偉大な快挙です!』
競馬の中継だろうか。ギャンブルに興味の無い僕には、実況のキャスターが叫んでいる単語の意味がよくわからない。
わからないが。
『メジロステイツ!優勝は赤いゼッケン13番、メジロステイツ!メジロステイツです!誰がこんな結末を予想していたでしょう…』
(;’e’)「うわぁ〜。万馬券だぁ〜」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:47:46.30 ID:jPog9gcEO
シ
114 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:47:51.34 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「これって……」
(;’e’)『今日のレースの実況だ』
(;=゚ω゚)『お、おいまさか……』
(;’e’)『落ち着け。いいか、みんな落ち着いて今からオレが言う事を聞いて欲しい』
(;゚;;-゚)『……え…と』
(;’e’)『荒巻の爺は、ショバダイを払えないから陳龍に目を付けられた』
ノハ;゚听)『おいおい、こんな事って……』
(;’e’)『その額は、幾らだった?』
( ;^ω^)「えと…50万円…だったかお?」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:48:07.85 ID:4eqx0udE0
116 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:48:47.90 ID:0qBX01uwO
(;’e’)『そこの馬券は、万年最下位の駄目競走馬として有名なメジロステイツの馬券。大穴中の大穴だ』
(;=゚ω゚)『しかも、一点張り……』
( ;^ω^)「じゃ、じゃあ……!」
(;’e’)『いいか、落ち着け。落ち着くんだ。ブーン、今からそいつを拾ってきて、換金所に持って行け。そうすれば……』
( ;^ω^)「荒巻屋のショバダイは……」
(;’e’)『……払った後のお釣りで、支店も建てられるだろうよ』
ノハ*><)(*=゚ω゚)『『Wohhhhhhh!!!!』』(*゚;;-゚)lw´‐ _‐ノv
電子の海に、勝利の雄叫びが木霊した。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:49:28.52 ID:7+LOhcDEO
支援
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:49:52.98 ID:jPog9gcEO
エ
119 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:50:55.39 ID:0qBX01uwO
epilogue
/ ,'3「しっかし、お前さんがいきなり店に押し掛けてきてわしを縛り上げた時は、遂にお前さんも堕ちるとこまで墜ちたかと思ったわい」
( ;^ω^)「あ、あれはいちいちじっちゃんに説明してる暇が無かったから仕方なく……」
/ ,'3「ふぇっ、よく言うわ。お前さんにこそ真のドン・キホーテよ」
( ;^ω^)「まぁまぁ、結果オーライだお。結果オーライ」
/ ,'3「運良く解決出来ただけじゃろうが」
( ;^ω^)「いやぁ、あの時は本当に奇跡が起きたようなもんだったお」
荒巻屋の粗末なカウンターにもたれかかり、僕は懐かしい思い出の終幕を締めくくった。
/ ,'3「奇跡……か。若いもんはすぐに奇麗事で片付けたがるからいかん」
あの日以来、メジロステイツはもう二度と一位の栄誉を得る事もなく、再び最下位を舐めるように独走した後、一昨年の春に一部のファンに惜しまれながら天へと旅立った。
走る為に生を受けながら駄馬の烙印を押された彼は、その苦しい生涯の中で一度だけ“奇跡”を起こした競走馬として、競馬界に名を残したとかなんとか。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:50:59.00 ID:4eqx0udE0
つC
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:52:15.00 ID:jPog9gcEO
ン
122 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:54:00.33 ID:0qBX01uwO
そして僕達の活躍がネット中に知れ渡った結果、荒巻屋の存在が多くの人に知られる事となり、店の売上は少しずつ伸びていき、今でもなんとかこうして商売を続けられているというわけだ。
/ ,'3「いいか、現実ってのはな、そう上手くは……」
説教を始める荒巻老を尻目に、僕は再び思考の渦に埋没していく。
“奇跡”
それに回数制限が有るとしたら、それを使い切ってしまった僕は、もう二度とあの日々には戻れないのだろうか。
( ^ω^)「……いや」
どこかで聞いた言葉を、思い出す。
123 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:55:35.41 ID:0qBX01uwO
( ^ω^)「あの頃は楽しかった、じゃなく……」
“あの頃も楽しかった”
そんな風に、人生を振り返る事が出来たなら。
/ ,'3「…であるからしてじゃな…っておい、聞いとるのか?」
( ^ω^)「あーはいはい、聞いてます。聞いてますおー」
今はただ、いつの日かそう言える為に毎日を生きよう。
この下らなくも愛おしい、毎日を。
-fin-
さあマトマトのブチギレタイムがはーじまーるよーー
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 21:57:03.75 ID:jPog9gcEO
乙〜
126 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 21:58:41.41 ID:0qBX01uwO
†今週のぃょぅs'ベスト!†
〜寝耳に水、と君は言うけれど〜
……
……
(=゚ω゚)ノ「いよう!みんなハッピーかい?今週もやってきました、ぃょぅ'sベストの時間だよう!」
(=゚ω゚)「ブーン外伝での僕の活躍はもう見てくれたかな?電脳空間狭しと暴れまわる僕の雄志に、世界中の可愛い子ちゃんが股を濡らさん勢いだったろう?」
(=゚ω゚)9m「“オレ、あとがきとかオマケから読む派だから”とか言ってまだ見てないとか言ういけない子は、今すぐスレを最初から追い掛ける事!ここを読むのは、その後だ!」
(=゚ω゚)「さて、第二回となったこのコーナー、今回紹介するのはこの作品!」
『AKIRA』
(=゚ω゚)「日本が誇る巨匠、大友克洋が送る近未来サイバーアクションの傑作だ!」
(=゚ω゚)「有名過ぎて、ここで紹介するのはいささか今更な気がするけれど、とにかく突っ走らせていただくよう!」
ぃょぅの菊門に興味シンシンでございます
128 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:01:11.81 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)「自称“健康優良不良少年”の金田は、仲間達とバイクに跨って来る日も来る日も公道を暴走する、職業訓練学校に通う不良少年」
(=゚ω゚)「そんなある日、何時ものように仲間達と公道を爆走している途中で、彼の友人である鉄雄が突然飛び出してきた子供を避ける為に、事故を起こしてしまう」
(=゚ω゚)「奇跡的に一命を取り留めた鉄雄だったが、彼はその日を境に不思議な力に目覚め、次第に変わっていく……」
129 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:02:57.40 ID:0qBX01uwO
(=゚ω゚)「手に汗握るアクションシーン、圧倒的筆力で描き出される近未来の東京、一刻も早く次のページを捲りたくなるような展開」
(=゚ω゚)「まさに、漫画・アニメ史上に残る不朽の名作だと僕は思うんだよう!」
130 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:04:53.53 ID:0qBX01uwO
( ∵)「この作品が描く、荒廃した東京の描写は凄くツボにハマります」
(=゚ω゚)「とか熱弁をふるっておきながら、( ∵)は漫画版は三巻までしか持ってないという悲しい事実」
( ∵)「アニメ版と漫画版とでは結末が違うらしいですね。誰か、小生に漫画版の四〜六巻を買って下さい」
(=゚ω゚)9m「といったところで、今回はおしまい。次回も君のハートに火をつけちゃうぜ!」
( ∵)「オレに命令するんじゃねぇぇぇぇえ!!」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:05:07.83 ID:jPog9gcEO
shi
さんをつけろよデコスケ野郎
133 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:07:15.82 ID:0qBX01uwO
☆マト#>д<)メが、まとめて あ・げ・るっ☆
……
……
('A`)「ぴんぽんぱんぽーん」
从゚∀从「今回の☆マト#>д<)メが、まとめて あ・げ・るっ☆は、両司会者の不在により、私達が代理を務めさせていただきます。ご了承下さい」
('A`)「……あームカつく。マジでムカつくわぁ。外伝とはいえ、本編で一回もオレの出番が無いってのはどういう事だよ」
从゚∀从「誰も貴様の活躍なぞ望んでおらぬ。それどころか、あの塩豚を主人公に饐え直して、『( ^ω^)が電子の海を泳ぐようです』という新作を作ろうかという案が企画部で出ているそうだぞ」
(;'A`)「おいおい、君は腐っても主人公だろ?それでいいのかよ……」
从゚∀从「勘違いするな。貴様の代わりに今度はあの塩豚が私の相方になるというだけで、私の出番は削られないそうだ」
('A`)「……ちょっと編集部に殴り込みかけてくるわ」
从゚∀从「あ、おい待て。今は……」
ミ3
从゚∀从「今は先客が居る…と伝えたかったのだが。まぁよいか」
オゥラ!テメェフザケンナコノヤロウ!エ?ナンデアナタガギャーヤメテヤメテ!ワタシハムジツダワ!イヤーンバッカーンソコハオチチナノアッハン!ソッチヘイッタゾーオエー
134 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:10:11.98 ID:0qBX01uwO
从゚∀从「……さて、それでは雑音は気にせずに解説のコーナーを……」
マト#゚д゚)メ「……ふぅ…」
从;゚∀从「…と思ったが、正式な司会がお帰りになったようなので、私はこれにて失礼させていただこう」
マト#゚д゚)メ「おい、ちょっと待て」
从;゚∀从ノシ「では、次回の本編で会おう!」
ミ3
マト#゚д゚)メ「ちっ……どいつもこいつも気にくわねぇ…」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:10:20.38 ID:jPog9gcEO
e
136 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:13:29.54 ID:0qBX01uwO
マト>д<)メ「……やっほぅ。こんばんみぃ。みんなの画面の中の嫁、マトマトだよーん」
マト>д<)メ「今日はー、気分が乗らないのとー、激しい白兵戦の疲れとでー、テンション当社比0.5倍でお送りしまーす」
マト>д<)メ「……はぁ」
マト>д<)メ「乙女とは、かくも悩み多きものね」
マト>д<)メ「さてー、今日解説するのは電脳パペットとー、反重力推進式ラジコンヘリの二つでーす。いぇーい……」
マト>д<)メ「先ずは電脳パペットからー。これはー、作中の時代における玩具ねー。ペットロイドっていうのに分類されてー、簡易のAIによって動く小さな人形よー」
マト>д<)メ「人間サイズのドロイドと違ってー、お粗末なロジックしか組まれてないからー、大した事は出来ないんだけどー、本編ではセントジョーンズがAIをハックする事によってー、大活躍したわねー。凄ーい」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:15:19.76 ID:VllC561N0
最終回って番外がかよ!
釣られた
138 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:18:47.17 ID:0qBX01uwO
マト>д<)メ「お次はー、反重力推進式ラジコンヘリー。反重力力場を生み出す事によって飛ぶ、ラジコンヘリー。はいそのまんまー」
マト>д<)メ「反重力っていってもー、オモチャだから大して長い間は飛行してられないのー。せいぜいが一時間ちょっとってところねー」
マト>д<)メ「本編ではー、反重力で浮く事で音を出さないところに目を付けたシュールちゃんがー、人魂を演出するのに使ったわねぇ。きゃー怖いー。以上」
マト>д<)メ「さぁてお次は読者さんの声だよー。今日はどんな質問が飛び出るのかなー。わくてかわくてかー」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:22:19.23 ID:jPog9gcEO
n
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:23:17.36 ID:diaKo2OB0
乙
作者の休日の過ごし方は?
141 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:27:13.57 ID:0qBX01uwO
( ∵)「
>>140ギレンの野望です」
マト*>д<)メ「こないだは、ネオジオンに虐められたって泣きながら電源落としてたよね」
( ∵)「あと、ネタをひねり出すのと萌えキャラ考えるのに一日中唸ってます」
マト*>д<)メ「太陽の下には出ないんだね!」
( ∵)「紫外線怖い」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:27:24.06 ID:jPog9gcEO
乙〜
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:28:05.82 ID:oSai7aUpO
まだγまでしか読んでないけど乙
作者はブラクラ読んでる?
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:28:08.88 ID:diaKo2OB0
外でろwwww
ラウパには行った?
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:32:54.08 ID:e2knZdqk0
おーう帰宅したら来てるじゃん
いまから読むんだぜヒャッハー
>>143 ブラクラについてkwsk
ブーンがブラクラ〜みたいな作品でもあんの?
ところで
>>63について、携帯という残念なデバイスを使っている俺に一言
147 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:35:43.89 ID:0qBX01uwO
マト*>д<)メ「
>>143超読んでるよ!超!バラライカ姐さんカッコ良すぎ!」
( ∵)「姉御に拷問されてぇぇえEEEEE!!!」
( ∵ )「
>>144ラウ…パ…?」
マト;>д<)メ「こっちみんな……」
( ∵ )
マト;>д<)メ「と、とにかく!
>>143さん、ラウパ詳しく!早く!早くぅ!」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:37:02.11 ID:diaKo2OB0
メタラーなのにラウドパークを知らんと!?
マーダラーされてこい!!!!
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:38:01.58 ID:Y2ZWuhnHO
じゃあ作者はシルバー&ブラックは読んでる?
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:39:59.50 ID:diaKo2OB0
>>146 もうわかるとおもうが・・・
広江礼威のブラックラグーンかと
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:40:32.72 ID:e2knZdqk0
ラウドパークを・・・知らない・・・?
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:43:01.39 ID:lGcRCcsqO
作者は柱の男なんですね、わかります
153 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:47:17.51 ID:0qBX01uwO
マト*^д^)メ9m「
>>148プギャーwww( ∵)はにわかだと証明されますたwwwww」
( ∵)「畜生…こないだやる夫スレで勉強した筈なのに……何故だ!」
マト*>д<)メ「でも雑誌はたまに立ち読みしてるよね」
( ∵)「う、うん。……BOMBだっけ?」
マト;>д<)メ「うわぁ……マジ引くわぁ……」
マト*>д<)メ「
>>149シルブラでござりますか」
( ∵)「バトル物という噂は聞いてますが」
マト*>д<)メ「最近現行は短編しか読んでないよね。穀潰しのくせに」
( ∵)「馬鹿!それじゃニートみたいに聞こえるだろ!」
マト*>д<)メ「違うの?だっておかしいじゃん。何でこんなに投下感覚が短いわけ?」
( ∵)「違う…僕はニートじゃない…僕はニートじゃない…僕はニートじゃない…」
マト*>д<)メ「
>>149取りあえず、まとめサイトを回って来ることを約束しよう」
154 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 22:52:25.84 ID:0qBX01uwO
マト*>д<)メ「
>>146、
>>150さんが言ってくれた通り、ブラックラグーンという漫画・アニメだよっ」
( ∵)つ「二行目」
マト;>д<)メ「え、私が一言送るの?」
( ∵)))
マト;>д<)メ「えーと……同じ携帯厨同士、肩身が狭い中手を取り合って頑張っていきましょうまる」
(´゚ω゚`)「よく出来ましたぁぁぁあ!」
マト゚д゚)メ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:52:38.31 ID:diaKo2OB0
やる夫スレ俺も見てたわwwww
ラウパは行った方がいいよ!(埼玉)
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:53:49.99 ID:VqQH5lDJO
既出かもしれんが、マトマトが本編出る予定ありますか?ネットアイドルとかで。
あと、番外編、義兄弟達の今後がすごく………気になります…………ゴクリ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:54:29.86 ID:8Oi5mSTd0
お〜
今北だがこれは面白い&好感もてる作者。
まとめよんでくるね!
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:56:25.34 ID:e2knZdqk0
読み終わったおもすれー超乙!
>>2 不振人物→不審人物?
それとも作者による意図的なマトマト叩き?
是非マトマトさんのコメントをいただきたく
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 22:57:28.29 ID:VqQH5lDJO
忘れてたぜ………
乙!
乙!
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:01:59.07 ID:0qBX01uwO
マト*^д^)メ9m「
>>148>>151( ∵)涙目wwwwwざまぁwww」
( ∵)「だが待って欲しい。
>>152は小生を柱の男だって言っている。これを踏まえた上で、もう一度考えてみて頂きたい」
マト*>д<)メ「つまり、半ヒキだから外界の情勢に疎いと」
( ∵)「あぁぁぁぁあんまりだぁぁぁぁぁあ!!」
マト*>д<)メ「取りあえず、
>>158さんもこう言ってることだし、お外…出ようか?」
( ∵)「オレに命令するんじゃねぇぇえ!」
161 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:05:58.04 ID:0qBX01uwO
( ∵)「やっべww酉落っことしちまったわwwww」
(´・ω・`)つ酉
( ∵)「サンキューwwwマジ恩に着るわwww何でも言ってくれよwww」
(´・ω・`)「じゃあ……」
( ∵)「うちのオヤジヤクザだからよwww」
(´゚ω゚`)「体で払って貰おうか!」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:08:42.38 ID:diaKo2OB0
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:08:53.05 ID:lGcRCcsqO
アッー!
164 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:10:28.76 ID:0qBX01uwO
(´・ω・`)「突然だが、このコーナーの司会は……」
(´゚ω゚`)「このショボン様さ!」
(´・ω・`)「あー語呂悪いな。まいっか」
(´^ω^`)「それじゃあてめぇらバシバシ質問に答えてくぞおらぁ!」
(´^ω^`)「
>>156あんな乳臭ぇガキ達よりオレ様の活躍を楽しみにしてやがれ!」
(´^ω^`)「
>>158残念だったな、あのガキじゃなくてよ!ひひひ!まぁ、あんなんどうせ( ∵)の誤字だ!気にすんな!」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:12:12.36 ID:lGcRCcsqO
まんじゅうと引っ越しのパロですね、わかります
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:14:13.13 ID:VqQH5lDJO
スルーされたと思って枕を濡らしたのは秘密だ!そして作者=阿部さんというのも頭ではなく心で理解した!!
こう、頭ん中真っ白にしたいというか……ぶっ壊れてしまいたいというか……。そんな時にオヌヌメの曲はなんですか?@メタル初心者
あ〜ブラックラグーンか!d
ちょうどシルブラ投下きたっぽいし
読んでみては?
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:21:40.49 ID:lGcRCcsqO
>>168がそんな事いうから…( ∵)が読みに行っちまったぜ…
170 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:21:59.28 ID:0qBX01uwO
(´^ω^`)「
>>165君、よくわかったな!先生、察しがいい子は大嫌いです!氏ね!」
(´゚ω゚`)「
>>166カンニバルコープス聴けや!ファック!おめぇのけつまんこガンガン言わせてくれるだろうよ!」
マト゚д゚)メ「おい」
(´^ω^`)「うるせぇなクソガキ、好きに生きて何が悪いんだよ!あぁん!?」
マト゚д゚)メ「……ふぅ。やれやれだぜ、しこたまやってくれたな。ひでぇもんだぜ、まったくよ」
(´^ω^`)「やるってのか、嬢ちゃん?」
マト゚д゚)メ「聖杯が帰ってきたからって、ちょいと調子に乗りすぎたな。てめぇはこのマトマトが(省略されました。めんどくさいので続きは書きません)
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:22:30.65 ID:e2knZdqk0
聖杯が帰ってきただと・・・?
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:26:43.11 ID:diaKo2OB0
コープスの初期は下水道
IRONICAを聞けええええええ
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:27:02.01 ID:VqQH5lDJO
一昨日のドクオルート完結ですねわかります。
d聴いてくる。
とりあえずショボン及び作者並びにマトマト。全員ケツこっち向けろ。
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:31:57.90 ID:nEHO4fFDO
ダークヒーロー時代は「あ…君いたの?なんか頑張ってるね」的ポジションだった印象だが…
出世したな
努力は報われる
175 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:37:27.31 ID:0qBX01uwO
( ∵)「ただいまー」
マト*>д<)メ「
>>168さんに言われたから、まとめでちょっと読んできました」
マト*>д<)メ「GASOLINE!の人だったんだね。出だしの引き込み方が凄く上手かったから、ちょっと前までまとめサイト探してたんだけど……そうか、蛇屋さんにあったか」
( ∵)「ワクテカ」
マト*>д<)メ「
>>171>>173そうなの!そうなのよっ!ネタバレはあれだから、深くは言及はしないけど…」
('A`)つ******←けつまんこ
マト*>д<)メ「これでおk」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:39:45.82 ID:VqQH5lDJO
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:42:10.70 ID:diaKo2OB0
>>176 あ、IRONICAは超マイナーだからたぶん探してもないわwww
178 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:43:00.36 ID:0qBX01uwO
( ∵)「
>>174なんとかレスを貰えるようになりました。どうやら、古くからお付き合いしていただいてる読者さんも居るようで、有り難い限りです」
( ∵)「べ、別に感謝してるって意味じゃないんだからねっ///有り難い→なかなか無いって意味なんだからっ///」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:44:47.92 ID:diaKo2OB0
俺はダークヒーローはまとめで一気読みしたなぁ……
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:48:35.78 ID:e2knZdqk0
そうだひとつ聞きたかった
>>1は楽器やってる人か?
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:50:59.44 ID:VqQH5lDJO
>>177 ( ゚д゚ )
カンニバルコープスは携帯でも試聴できるとこあったがIRONICAはなかった。そういうことか……
ジャケ買いしたんだが、スリップノットはメタラーの皆様にとってどんな位置?
ダークヒーロー。あの設定は好きだった………いや、好きです。フォックスとでぃの発動の仕方がディモールト好きだった。
183 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:52:33.90 ID:0qBX01uwO
マト*>д<)メ「
>>180ウィリアムのギブスン?ニューロマンサーとクローム襲撃しか読んだことないけど、大好きよ!」
( ∵)「読んだのが大分昔だったので内容を思い出そうとこないだもう一度開いたら、中学の頃に自分が作ったオリキャラのプロフィールがしおり代わりに挟んであって泣いた」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:55:44.42 ID:e2knZdqk0
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 23:56:48.02 ID:lGcRCcsqO
>>183 それを次回新キャラで出すのはわかってます
186 :
◆cnH487U/EY :2008/11/20(木) 23:58:19.82 ID:0qBX01uwO
マト*>д<)メ「
>>181ここで、“下手くそだけど…一応、ギター弾けるよ///”と返せたなら、( ∵)もクリスマス中止委員会になんか所属してないわ……」
( ∵)「タンバリンとリコーダーなら任せろ!」
マト>д<)メ「……」
( ∵)「あ、あと太鼓の達人も得意だぜ!でも、ビーマニだけは勘弁な!」
そうそう、そのギブスン。
「フラットライン」とかその辺の言い回しが出てくるもんだからニヤニヤしながら読んでたよw
マトマト可愛いよマトマト
マトマトマトマトマトマ…………マト………マン………コ…………?
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:16:38.87 ID:vgj/51hL0
新参メタラーはスリッペ批判する奴多いらしいけど俺はすきだ
リコーダーなら負けないぜ?
学校で友人とバッテリー三重奏やったからなwwwww
190 :
◆cnH487U/EY :2008/11/21(金) 00:16:49.49 ID:wRMD8DtgO
マト人*>3<)メ〜☆「
>>188 CHU!」
マト*//д//)メ「誰にでも…するわけじゃ、無いんだからねっ…///」
マト*>д<)メ「…さてそろそろお別れの時間が近付いてきました。エンディングテーマは、ブラックアイドピーズでホエアイズラブです」
マト*>д<)メ「ダークヒーローという名前を覚えていてくれた人達が居たことで、マトマト少し感動の涙が出てきちゃってます……」
マト*>д<)メ ノシ「それじゃあ、みんな元気でね!愛してる!ばいちゃっ!」
(≠)ω・`)ノシ(=メ)ω`)ノシ(#)A`)ノシ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:18:32.87 ID:jwKaINolO
今初めてダークヒーローの作者だと知った……
頑張ってくれー
では、風邪気味だからとっとと寝るか……
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:19:36.46 ID:vgj/51hL0
乙!
193 :
◆cnH487U/EY :2008/11/21(金) 00:27:33.70 ID:wRMD8DtgO
はい、皆様お疲れ様でした。
次回投下は二週間以内には出来ると思いますが、リアルでのスケジュールを考えると少し遅れるかもしれません。
次回は久し振りに从゚∀从が活躍するメタルなお話だということらしいです。
では、皆様よい夜を。
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:30:01.40 ID:c2rja+ihO
メタルな話?
期待してるぞw
乙
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:32:47.59 ID:AxXd1zJW0
メタル超期待
ギター装備して待ってるぜ。乙!
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/21(金) 00:35:24.78 ID:7GcRwBOs0
今読んだ乙乙乙!
しかしブーン系作者って案外メタラー多いんだな
嬉しいぜ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙
次回はギコに負けたことに怒り心頭のハインたんが、
ガンダムによる宇宙からの狙撃で黒狼をギッタギタにする物語ですね。
わかります。