____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | ________ 本編ですが、アルジェリア戦争を本気で語ると
\ ` ⌒´ ,/ .| | | やる夫で家康並に分量と登場人物溢れてしまうので
ノ \ | | | 簡略版で行きます。とりあえずは第一弾から。
/´ | | |
| l | | |
ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________|
ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 本編ではやる夫と
| ` ⌒´ノ 俺はナレーターだと思ってくれたいいいだろ、常s
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
2 :
1:2008/11/09(日) 05:00:44.19 ID:a7Rw6a2r0
アルデンヌの森を越えたドイツ装甲軍団に敗北したフランスは2つに分かれた。
1940年6月の敗北後、第一次世界大戦の英雄フィリップ・ペタン元帥を戴くヴィシーフランスと
ダンケルクから辛くも脱出した無名の陸軍准将シャルル・ド・ゴール率いる自由フランスに分かれて戦っていた。
当初、自由フランスはまがい物扱いされまともな戦力を有さなかった。
/ニYニヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) 装備も失って兵士もいないおめーらカエル野郎に何が出来るっていうwwwwwwwwwwwwwww
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \ それよりドイツ軍がブリテン本土にくるかもしれねーし
( ___、 |-┬-| ,__ ) おめーらの相手なんかしてらんねえよっていうwww
| `ー'´ /´ 大英帝国マジヤベェwww
| /
英国首相 W・チャーチル
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 05:01:11.64 ID:yJX/enpZ0
ハ,,ハ
、v ´/´< ( ゚ω゚ ) お断りします
ーヘゞ、、,, 、ヽ、 ̄ーニ ソ / )
イ::/`不ヾ :.:.`\ \、 _ ===、.____// ./
ハ:.:.rj:.:|:ト`:.:.:.:.:.:.:. `ヾ `<=-= .ノノ!!!__//
i:.:.:.:.`|Yヾ:.:.:.:.:.:.:. .:.:`ハ-ニく_,/ ´__y /
'r==k==ァ--―:==―  ̄ ヾ\( __ノ
,ハ_'`,イ,/ ゞ:.:.:.:.:.:.〉:..:. /`T:ォ \ \}ー--
/ ,/ .r⌒`ー--、:.-:.: .:. / |:::| i // `ヽ
`ー´ .|: ハー:._.:_:. ):./. ゝ、./:/ ,. -ニ:/ }:.:.: ヾ 、 - ― - _
___|: {-ゞ:::::::::::.:.:.:.:.:.:. /:/ ̄ ̄ .:./ ト、ー '' ̄ 三
/:::;--}: i:::::::::::::::、:::::::::.:.:.rz:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ :.:.:. ! ヽ::_:.:.:.:._ -― - 二ニ=
. // ゝ、`ー、 ̄ `ー __::::::::::::::::::::Y: : /  ̄
// v::ノ {:::::::::::/ ̄ヘ:.: {
r´/ ゝ:::::::i `ー:.:._:. ゝ
i::ゝ .〉:::::> /:.:/
{/ /::/ i:.:/
// i:./
,ノ:/ i:.{
ノ::イ /:.:Y
4 :
1:2008/11/09(日) 05:01:13.74 ID:a7Rw6a2r0
/ ̄\
| |
\_/
ノ L__|__
⌒:::\:::::/::\ ふざけんな!俺は自力ででも祖国フランスに帰ってみせる!
/ <●>::::<●>\
/ (__人__) \
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!|
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE | ドンッ!
`ー、_ノ 煤@l、E ノ >
レY^V^ヽ
自由フランス代表 シャルル・ド・ゴール准将
勢いあまったド・ゴールは英国にあの手この手でねじ込んで(詳細は割愛)1940年9月にはヴィシー勢力下にある
フランス領西アフリカの首都ダカールに必死こいて集めた2個大隊を送り込もうとした。しかし英海軍はヴィシー海軍ン相手に海戦で敗北、
そのままひきかえすこととなる。
5 :
1:2008/11/09(日) 05:01:59.55 ID:a7Rw6a2r0
/ ̄\
| |
\_/
__|__
/ \
/ :::─:::::::─\
/ <●>:::::<●> \
| (__人__) | どうするよ、マジ領土が無いと交渉のテーブルにすらつけさせてくれねえ・・・
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /___| |
\ /___ /
/ ̄\
| |
\_/
| /)
/  ̄  ̄ \ ( i )))
/ ::\:::/:: \ / /
/ <●>::::::<●> \ノ / そうだ!中央アフリカがあった。
| (__人__) | ,/ あそこ拠点に北上して残る植民地を占領するのだ!
\ ` ⌒´ /
/__ ヽノ /´
(___) /
1940年11月、フランス領中央アフリカ・ガボンに進出、現地のヴィシー軍を傘下に迎え遂に自由フランスは自前の領土を
持つにいたった。
6 :
1:2008/11/09(日) 05:02:24.39 ID:a7Rw6a2r0
同じ頃北アフリカリビアではイタリア軍がエジプトへ侵攻。あっという間に追い返されて逆に奥深くに進攻される始末。
とうとうドイツは軍を派遣するに至る。
一進一退の攻防戦が続くなか自由フランス軍はさらなる領土拡張に勤しんでいた。
ほとんど兵士がいない自由フランス軍にとって(自分勝手に扱える)植民地のマンパワーは死活問題であった。
在英フランス人やカナダ・ケベック人義勇兵やフランス系アメリカ人の志願兵だけでは必要とされる十分な数を
そろえることは出来なかった。
/ ̄\
| |
\_/
__|___
/ u \ よ、よーしチャドは手に入れたし紅海経由でパレスチナに部隊を配置して
/:::::ノ::::::::::::\::::\ シリア信託統治領をとりもどす・・・!
/ <●>::::::<●> \ しかし、我が主力が外人部隊とアフリカ植民地兵とはな・・・
| (__人__) u. | 在シリアのフランス人(白人ね)を懐柔して戦力うpを目指すのだ!
\ u .` ⌒´ /
7 :
1:2008/11/09(日) 05:02:54.66 ID:a7Rw6a2r0
∧_∧ ∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ ⊂≡⊂=(・ω・ )
(っ ≡つ=つ ⊂=⊂≡ ⊂)
./ ) ババババ ババババ ( \
( / ̄∪ ∪ ̄\)
ヴィ「裏切り者!降伏しろ」
自「ナチに穴を振るな!フランスの誇りと栄光を取り戻せ!」
ヴィ「うっせー!はげ!外人部隊とクロンボ部隊でなにがフランスの栄光だ!」
自「ザケンナ!このファシスト!」
懐柔工作もむなしく同族相打つ結果となったがなんとかシリアを占領することが出来た。
これでトルコやバルカン半島そしてソ連に対する牽制も出来るようになった。
もっとも、貴重な白人マンパワーはそれほど集まらなかった。
捕虜にはしたものの、半数近くが帰国を希望したのである。
流石に当初志願を建前にしていた以上やむを得なかった。
8 :
1:2008/11/09(日) 05:03:20.55 ID:a7Rw6a2r0
この頃には、エチオピアを占領していたイタリア軍を撃滅。(当然英軍主力、しかもインド兵師団w)なんやかんやでアフリカ中東における戦いは天王山を迎えつつあった。
チャドにあった自由フランス軍主力は北上を開始、サハラ砂漠を横断して南リビアを占領そのままエジプトの英軍に合流した。
勿論主力は外人部隊と植民地兵である・・・
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ♪月の〜
| 砂漠〜
∧_∧ <______
(´∀` ;)
|| ⊂⊃⊂ )/ _/二二二 l
____| |__/__// / ̄__)/ / ___l_
|0≡0| === |/(__)====/ / /\/ \
|IIIIIIII| └─┘  ̄ /,// /. ̄ヽ. l
|IIIIIIII| // ̄ヽ_________|\ | l l |
l l ̄ ̄l l l. l ノ l ヽ,_,ノ ,l (◎)(( ))
ヽヽ ヽヽ__ノ ヽ,, \,__ ノ ヾlヘヽ|ノ
'''"""''`"`"'''''""'"'''"""''""'''""'""""''"'''""''""'''"'''''""'''"'''"""''"""'''''"""''""''''""''"''''""
自由フランス第2機甲師団長 フィリップ・ルクレール少将
9 :
1:2008/11/09(日) 05:03:40.85 ID:a7Rw6a2r0
色々割愛して、北アフリカでは遂に米軍が上陸、フランス領北アフリカ軍は寝返り自由フランス軍とは別個の行動をとりつつあった。
しかし、ド・ゴールは北アフリカ軍司令官ジロー将軍の権限の奪い自由フランス軍の隷下に入れた。
そして、1943年7月シシリア島占領作戦に1個大隊を派遣。同年10月にはコルシカ島を奪還のため1個師団を送り込み、
レジスタンスとヴィシー軍に対する懐柔工作に占領。このときのある在コルシカ連隊の連隊長が後にインドシナとアルジェリア重要な役割を果たす。
/  ̄'´ ̄` ヽ
/ `´ ヽ \
//, '///`´| | | ヽ 、ヽ
〃 {_{ レ| レりりリ .l彡||
|!小 l━ ━レ| |、| | にょろ?
ヽ| | ● ● |.| |ノ.| | 波は見極めないといけないにょろ。
| |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃| |i | | 世渡りの基本にょろ。
| |/⌒l,、 __, イァト|/| |
|./ /::|三/::// ヽ||
|| l ヾ∨:::/ ヒ:::::彡,|
第6セネガル狙撃兵連隊長 ラウル・サラン大佐
10 :
1:2008/11/09(日) 05:04:02.52 ID:a7Rw6a2r0
1943年9月、イタリア本土戦開始。11月には北アフリカ軍を統合した自由フランスは総勢10万人のイタリア派遣軍を送り込んだ。
この頃には自由フランス軍はアルジェリア人部隊が主流となっていた。彼等の中にはフランス語だけしか話せず自らを半フランス人と考える者もいた。
第一次世界大戦ではアルジェリア住民29万人が参加、内イスラム教徒は11万人に及び、第二次大戦では24万人が参加、内11万人が戦死している。
1944年6月。ノルマンディー上陸作戦開始。しかしド・ゴールには事前に通知されず、泥縄で上陸軍最後の船でバイユーに入城した。
8月には、ド・ラトル・ド・タシニー将軍率いるB軍集団(自由フランス軍最大の7個師団)で南仏プロヴァンスに上陸、ただちに北上を開始した。
,. ―――- 、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ヽ、.
/.:.:.:.:.:.:.:∧.:∧.:∧.:.:.:.ヽ.
. /.:イ.:.:.:.:l/ V V ヽ.:.:.N.
Vl,. ィ.:.:.|  ̄゛  ̄ヽ.:.|
| |.:.:.| ´ ̄ l  ̄ V|
ゝ」.:.:.| ヽ |.:.| さて、ジャガイモ野郎共を成敗してくれる。
ト.N ´ ル.
. |. ヽ ― /
」、 ヽ、_/
イ´| ヽ、__」
/: :|: : ト、 /::ヽト-、.
/: : : :|: : :ヽ Vゝ;;;;人|: :ト、
: : : : |: : : :ヽ /::::| |: : |: :ヽ、
: : : : |_; : ヽ /:::::::| | 、: 〉: :ヽ
: : : : : :/: : :V:::::::::V: :Y: : : : :|
: : : : : \: : : :ヽ:::::::|: : : : 〉: : : |.
: : : : : : : :\: : :ヽ:::|: : : :/: : : : :|
B軍集団司令官 ジャン・ド・ラトル・ド・タシニー大将
11 :
1:2008/11/09(日) 05:04:33.34 ID:a7Rw6a2r0
8月25日、ルクレールの第2機甲師団はパリ目前のドイツ軍を撃破。占領軍司令官は降伏、ド・ゴールはパリに入城。おなじくド・タシニーの軍は
スイス国境に近づいていた。祖国解放まであと一歩である。
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \ フランス万歳!
/ \ / \
/ ⌒ ⌒ \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
1944年9月南北仏軍部隊は合流、連合軍はアルザスロレーヌ地方を目指していた。フランス軍は連合軍最右翼、つまりスイス国境沿い
に展開していた(そーいや湾岸戦争でもフランス軍は多国籍軍最左翼に展開していたな、この扱いはry)
12 :
1:2008/11/09(日) 05:04:55.35 ID:a7Rw6a2r0
,. ―――- 、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ヽ、.
/.:.:.:.:.:.:.:∧.:∧.:∧.:.:.:.ヽ.
. /.:イ.:.:.:.:l/ V V ヽ.:.:.N.
Vl,. ィ.:.:.|  ̄゛  ̄ヽ.:.|
| |.:.:.| ´ ̄ l  ̄ V|
ゝ」.:.:.| ヽ |.:.| まあ何にせよ戦後をにらんで少しでも多くのドイツ領土を占領しなければならないな。
ト.N ´ ル. 連合軍の事情など・・・知るのものか。ド・ゴールの若造もそうするだろうJK。
. |. ヽ ― /
」、 ヽ、_/
イ´| ヽ、__」
/: :|: : ト、 /::ヽト-、.
/: : : :|: : :ヽ Vゝ;;;;人|: :ト、
: : : : |: : : :ヽ /::::| |: : |: :ヽ、
: : : : |_; : ヽ /:::::::| | 、: 〉: :ヽ
: : : : : :/: : :V:::::::::V: :Y: : : : :|
: : : : : \: : : :ヽ:::::::|: : : : 〉: : : |.
: : : : : : : :\: : :ヽ:::|: : : :/: : : : :|
もっとも、ド・ゴール達の企みは連合軍指導層にバレバレでブレーキがかけられていた。
ベルフォール、ストラスブールと順調に占領地を開放していったがコルマール包囲戦の頃にはフランス兵達の士気に変化が生じていた。
戦争の勝利は確実であり多くの兵士達は動員解除を待ち望んでいた。戦後のパワーバランスを見ていたド・ゴールやド・タシニーの考えなどは
疲弊した国民にとってどうでもよく政治・戦争指導層との乖離は日に日に進んでいた。
1945年3月末、ライン河の渡河を開始。フランス軍は南ドイツ西部とスイス国境沿いを舐めるように進撃。オーストリアにまで進んだ。
北部イタリアでは戦前の飛び地を火事場泥棒的に奪取したがこれは連合軍に咎められ、占領地警備は英軍と交代した。
13 :
1:2008/11/09(日) 05:05:15.41 ID:a7Rw6a2r0
ヒトラー自決、ベルリン陥落。デーニッツ総統以下降伏。
遂にヨーロッパの戦争は終わった。
_,. -‐¬ー- ._
,. '´ 、、、 \
,.ィ',./.,:ヽ、ヾ、ヾ、\トi|、:.ヽ
,','//ノ \`ヽヾ`N|!i|i i
ii ||i,' \.ヾ、トi!|!| |
!|i|i! ヾ、、i!!|!| | ムッソリーニに貸したドラクエ3はどうなったんだ!?
i i!! ,.. _ ヾ、i!i|i!:|
rゝ!、 ィ:_'ソノ :、 :Tッォ; :、i!リj
! ゞ、 `~´,. !`゛"´ .リji
i ` "´ , i `` '" |
ヽ . " | ;ノ
`i └-:' !
,.| 峨髭 |、
,.'":::| ,.-┘ |::ヽ
/:::::i::::| !:、::::`ヽ、
/::::::::::::!::::::! ノ!:::',::::::::::::``i:.
r'"::,::::::::::::::::!::i!_i``ヽ、___..r''" i:::::::',::::::::::::::::!::、
!::::::::!:::::::::::::::i:::::::`、 ,.へ、 ,:::::::<::::::::::::::::|::::',
ソ:::::::|:::::::::::::::7::::::::V^ヽ,.' `、,':::::::ノ:::::::::::::::::|:::∧
総統閣下は相当カッカしておられるようです。
14 :
1:2008/11/09(日) 05:05:34.20 ID:a7Rw6a2r0
そして5月8日、フランス各地では戦勝を祝う人々で街頭はごった返していた。
植民地においても同様であった。もっともその意味合いは少々異なっていたが…
アルジェリア北東部の小都市セティフにて事件は起こった。
i、 i、
| .l .__.,. ly .、゙l i、 ,,._,,,,,
, .____,|,__ニン'''゙`| r゙i、〉._ ノ\
.゙l ` | .,ン>,i´.リ }|~~>'^.| |\
゙l |rsii二, .| `-广 | | |\
.| .,ン''゙,,! l/ λλ_,| | .|| \<戦争終わったどー
| ._/" _ノ'゙l / ヤッタ(´∀`) レ| \|.| .| |
l.`_,._-''^ ∧∧ U U ̄ f゙'-," \|
′ ,コ ⊂(Д゚ ) レ `-., 〉
,x!" |l と´ | l゙゙''i、, ュ,ン´
._.ッ!'~ -''| | 〜 ∧∧| `| .\
/ /゛ l ./U U (.*゚ー) ロ i\ \
" _, r'" l゙ (i 〉つ l \ `ヽ,、 /
´ _,__、 / 〜| |i、 .| \ \,ノ
、 l″ ヽ f UU ヽ、 | r'"| .|\ i
ヽ | }.l゙ ゙l | f十| |  ̄i
| ト' ∧_∧ ヽ| Lソ | .l
| / ⊂( ´∀`) .'-、'″ | .|
ヽ-, ,! ヽ ⊂_) \ . |
| (⌒) ノ \ .l゙
(__ノ ''-.″
゙'-
15 :
1:2008/11/09(日) 05:05:55.38 ID:a7Rw6a2r0
戦争勝利を慶祝しアルジェリア人戦没者を供養するためのデモが開催されたのだが、横断幕には
ド・ゴールの名ではなく独立運動化メッサーリ・ハジの名が書き込まれており、
人々が口にする言葉もフランス万歳ではなくアルジェリア万歳であった。
わずか20名の国家憲兵隊セティフ分権隊は8000人nデモ隊に対して横断幕の押収とデモの解散を命じた。
しかしデモ隊はこれに応じず、逆に投石する有様であった。もっとも、デモ隊の中に武器を持って
いた者は当初から騒乱状態を引き起こすこと目的にしていた節があったとされる。
どちらからとも無く銃で発砲がはじまり混乱は憲兵隊を圧倒し、遂に近隣ピエノワールの農場に迫った。
そして白人達は殺害され家や農場は焼き払われた。
※ピエノワールとは白人入植者のこと
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 集団心理をついた
| ` ⌒´ノ 巧妙な手口だろ、常識的に考えて…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
16 :
1:2008/11/09(日) 05:06:13.67 ID:a7Rw6a2r0
犠牲者はヨーロッパ人死者103人、負傷者100人このうち数名の女性は「暴行」を受け遺体は激しく損壊していた。
男は性器を切り取られ口に突っ込まれ、女は乳房を切り取られていた。
これに対する報復としてフランス海軍は巡洋艦「デュゲイ・トルーアン」による艦砲射撃やセネガル狙撃兵部隊による
「掃蕩作戦」が実施された。損害比は1対10。とされるが現地人被害に関してはフランス側は100人説からアルジェリア側の
45000人説とかなり幅がある。
____
/::::::─三三─\ 貴重なマ○コが…
/:::::::: ( ○)三(○)\
|::::::::::::::::::::(__人__):::: | ________
\::::::::: |r┬-| / | | |
ノ:::::::::::: `ー'´ \ | | |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) <ちがうだろーが・・・
. | (__人__)____
| ` ⌒/ ─' 'ー\
. | /( ○) (○)\
. ヽ / ⌒(n_人__)⌒ \
ヽ |、 ( ヨ |
/ `ー─− 厂 /
| 、 _ __,,/ \
17 :
1:2008/11/09(日) 05:07:43.83 ID:a7Rw6a2r0
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) いずれにせよこの事件を境に白人は現地人を恐れ侮蔑し弾圧し
| ` ⌒´ノ 、現地人は怒りと復讐心と独立への思いを持つに至る。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
というわけで、本番に入る前にいったん休みます。
有る程度書き溜めしたらまた。
18 :
毒男 ◆B.DOLL/gBI :2008/11/09(日) 05:10:54.06 ID:yn0z+y7/0 BE:1720678098-PLT(12350)
|A`) 教科書にすると覚えやすそう…
おつかれね…
ついに始まってしまった…
乙乙乙
1乙アンド支援
乙&支援 フランス好きにはたまらない戦場ですね!!
主人公は誰なんだろ…
たしかジャミラもアルジェリアだっけ?
アルジェリアの隣の国のクォーターの俺が来ましたよ
ベルベル人の血が混じってるの
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 06:34:12.29 ID:bh/ApWkE0
ん?コテのシエナーなの?
26 :
1:2008/11/09(日) 06:47:03.29 ID:a7Rw6a2r0
再開
>>18 アルジェリア戦争って日本じゃドマイナーですからね・・・orz
>>19 >>21 ニヨニヨw
>>22 残念ながらやる夫でフューラーや家康みたいに物語性はありません。
>>23 ジャミラはフランス軍につかまって拷問された女性ですね。
>>24 おお!mjsk!
27 :
1:2008/11/09(日) 06:47:45.12 ID:a7Rw6a2r0
さて、セティフ事件から少々時間をさかのぼる。
_,,....;:''''"~ ̄~`''
_,,....;:''''"~ ̄~`''-、_ _,,....;:''''"~ ̄~`''-、__,,....;:''''"~
_,,....;:''''"へ/二| へ^i  ̄~`''-、__,,....;:''''"~ `''-、
 ̄~`''ー-|Π| ||Πi ̄! _,,....;:''''" `'';';.,,;;`;
,.;;.;i;';.,,;;`;;i`、、_ ____________________.;;:。;:;;::、;;:`''-、__
_,._,._,.,;:;;`;;i`:;:i;,|i!''",./|\|/|\|/|\|/|\|/|\/|\|\|/|\|/|\:;;`;;i`:;:;,i
_,,...--―.;.;.-'"~ ̄~`''-、_ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ,r'''''lイトli"~~`''-、__
--―''''"~_,,...i''''"~ ~`''-、,''",''"゙ヽ,_,._,._,._,.._,.,._,._,_,_,,,r''"゙ヽ,.r'''
_,,...!''''"~ _,,....;:''''"~,''"゙ヽ, '""~""~' ,''"゙ヽ ,''",''"゙ヽ,,._,._,
_,,....;:''''"~ ~"'"~ ~"'"~ '""~""~ ;:''''"~
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1945年8月15日、インドシナハノイ
28 :
1:2008/11/09(日) 06:47:52.62 ID:a7Rw6a2r0
日本はポツダム宣言を受け入れて降伏したその日の午後にはハノイ市内各地において戦勝を祝う
デモが発生した。連合国は事態を憂慮しまた日本軍もヴェトミンの動きに対して警戒していた。
敗戦国であるが当面の間は日本軍に警備を任せた。
9月には南部ベトナム(コーチシナ)にビルマから英軍が、北部ベトナム(トンキン)に雲南省から中国国民党軍が駐留を開始した。
翌年までにフランス軍7万人が上陸を開始。2カ国軍と逐次交代した。
極東派遣軍総司令官にはあのルクレールが就任した。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 戦後フランスの復興には植民地という市場が必要なのだ。
| 断固鎮圧する。てかこれじゃ日本占領軍に入れないだろーがJK
∧_∧ <______
(´∀` ;)
|| ⊂⊃⊂ )/ _/二二二 l
____| |__/__// / ̄__)/ / ___l_
|0≡0| === |/(__)====/ / /\/ \
|IIIIIIII| └─┘  ̄ /,// /. ̄ヽ. l
|IIIIIIII| // ̄ヽ_________|\ | l l |
l l ̄ ̄l l l. l ノ l ヽ,_,ノ ,l (◎)(( ))
ヽヽ ヽヽ__ノ ヽ,, \,__ ノ ヾlヘヽ|ノ
'''"""''`"`"'''''""'"'''"""''""'''""'""""''"'''""''""'''"'''''""'''"'''"""''"""'''''"""''""''''""''"''''""
29 :
1:2008/11/09(日) 06:48:20.14 ID:a7Rw6a2r0
ルクレールはただちにハノイ近辺のヴェトミン軍を攻撃し地方へ撃退した。ヴェトミン軍師団を撃破しヴェトミン軍は正規戦
からゲリラ戦へと戦術転換せざるを得なかった。もっとも山間部に逃走した部隊を捕捉しきれず、中国大陸に
おける日本軍同様点と線を結ぶ範囲内だけしか支配することが出来無かった。しかも、フランス本国の政争と同じく派遣軍
司令官も頻繁に交代し、ヴァリー、ブリゾー、カルペンティエールとほぼ1一年ごとに入れ替わり戦闘指導は揺れ動いていた。
1950年、ビドー政権になり元帥となったド・ラトル・ド・タシニーを起用。戦争に決着をつけようとした。
朝鮮半島では戦争が始まりいよいよ共産勢力との大戦争が始まる危機感があった。
まずはハノイを防衛すべくド・ラトル線を構築、900箇所に及ぶ小要塞を結び竜騎兵(機械化歩兵と戦車)連隊と落下傘大隊で移動するヴェトミン軍に打撃を与えた。
ド・ラトル線にはソミュア戦車の砲塔や日本軍の兵器も活用された。ド・タシニーの防御的戦略は一片ではうまく、都市部では平和が訪れていたが
山村では苛烈な戦いが続いていた。つまりゲリラと疑われた住民虐殺も行なわれていた。
,. ―――- 、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ヽ、.
/.:.:.:.:.:.:.:∧.:∧.:∧.:.:.:.ヽ.
. /.:イ.:.:.:.:l/ V V ヽ.:.:.N.
Vl,. ィ.:.:.|  ̄゛  ̄ヽ.:.|
| |.:.:.| ´ ̄ l  ̄ V|
ゝ」.:.:.| ヽ |.:.| 戦争終わったばかりで貧乏してるからしょうがないな。
ト.N ´ ル. ま、アメリカの支援を受ければそのうちに良くなるだろJK
. |. ヽ ― / それよりさっさと新しい兵隊を!
」、 ヽ、_/
イ´| ヽ、__」
/: :|: : ト、 /::ヽト-、.
/: : : :|: : :ヽ Vゝ;;;;人|: :ト、
: : : : |: : : :ヽ /::::| |: : |: :ヽ、
: : : : |_; : ヽ /:::::::| | 、: 〉: :ヽ
: : : : : :/: : :V:::::::::V: :Y: : : : :|
: : : : : \: : : :ヽ:::::::|: : : : 〉: : : |.
: : : : : : : :\: : :ヽ:::|: : : :/: : : : :|
30 :
1:2008/11/09(日) 06:48:46.19 ID:a7Rw6a2r0
1949年、中国では共産党軍が勝利。ヴェトミン軍は中共軍の援助を受け始めた。
;=' "  ̄`ゝ、
,.r'" `ヽ
___ _____ ク" =・= =・= ヽ
~ヽ.`ヽ,r'",/" i" ヾ 中国人は嫌いだが利用できるものは利用しよう。
,.r''''" "ヽ、 レ __,.;ノ;''"`v'-、i、_ 、|
ン ヽ/ |
{ , ” ” タ i i }
_,リ <> _"5/ `-{_
`-i , }" |,, ,ノ
`!、__、 ,.__,イ'" `!、、 、 ,. ノ'
|」 " |」 ⊂⊃''`-''"-''"そ⊃
ヴェトミン軍司令官 ベトナム人民共和国ホーチミン首相
ヴォー・グエン・ザップ将軍
1950年にはトンキンデルタ地方において数次にわたる大攻勢を仕掛けたが
ド・ラトル線に阻まれ膠着状態に陥った。同じく1950年にはフランスもアメリカから膨大な援助を受けつつあった。
しかし、フランス軍を終始悩ませたのは人的資源の問題であった。1949年には本国徴集兵の海外派遣を禁止する法律が成立。
ますます現地募集兵に頼わざるを得なくなっていた。
1951年のフランス軍人種構成は
インドシナ兵33%
フランス人職業軍人と志願兵30%
北アフリカ兵17%
黒色アフリカ兵10%
外人部隊10%
と植民地兵頼みであり士気も外人部隊を除いて低かった。
31 :
1:2008/11/09(日) 06:49:29.87 ID:a7Rw6a2r0
1952年1月。航空機で移動中にド・タシニー元帥は急死。副司令官であったサラン中将があとを引き継いだ。
/  ̄'´ ̄` ヽ
/ `´ ヽ \
//, '///`´| | | ヽ 、ヽ
〃 {_{ レ| レりりリ .l彡||
|!小 l━ ━レ| |、| | にょろ?
ヽ| | ● ● |.| |ノ.| | 急にボールが(略)にょろ。
| |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃| |i | | とりあえず前例踏襲にょろ。
| |/⌒l,、 __, イァト|/| |
|./ /::|三/::// ヽ||
|| l ヾ∨:::/ ヒ:::::彡,|
32 :
1:2008/11/09(日) 06:49:54.18 ID:a7Rw6a2r0
しかし、この頃には戦局はgdgdになっていた、南部ベトナムは制圧していたが中部から北部山岳地帯にかけて
ヴェトミンが支配しており挙句の果てには隣国ラオスやカンボジア北部にまでsenkaは広がっていた。
尚、このころに築かれた山岳道路網は後のホーチミンルートと重なる。
∠二`-=-''"<~,,_
,,=''"~ =
,/ \ フランス軍を山岳地帯に引き込んで
_,,_ __ lイ ⊂●⊃ ⊂●⊃ 'l, 少しずつ消耗させるのです。
`ヽ=、\/~ ,// ,, .,,人,,_. `lヽ コミンテルンの陰謀なのです!
∠ ̄ < レ ー'"'" ``''' '‐ N
/ `V" |'
レ ・ ・ て,,/ (_,人
(_,,. -◇- ┌'"レ| ,, /
'l, i, 、 , i,,/ 火 ,;_ .,, ,. ,, ,/"
゙(_/`'"\) (ニニ!`ヽ'"-'"!ニニ)
戦果が芳しくなく1953年にサランは事実上の更迭となりナヴァール将軍が司令官を引き継いだ。勝利への終焉に燃える
ナヴァールはヴェトミンをラオスとカンボジアから分断させ、ハノイ地方に集中した大兵力で一挙撃滅せんとした。
その第一歩がラオス国境に程近いディエンビェンフーであった。ハノイから植民地道4号線をくだりライチャウ方面へ
向かい途中で西へ曲がった先にあるインドシナ有数の盆地帯であり補給基地兼落下傘部隊の出撃拠点となるはずであった。
35 :
1:2008/11/09(日) 06:56:26.61 ID:a7Rw6a2r0
____
/ \
/ ─ ─\ なるほど、ヴェトミン軍を分断して
/ (●) (●) \ 各個撃破するつもりだったのかお
| (__人__) | これならうまくやってかてるかも
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/ \ でもはずであったって・・・
/ \ ,_\ どうしてさ?
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
36 :
1:2008/11/09(日) 06:57:42.88 ID:a7Rw6a2r0
救済age
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) それはな、派遣軍司令部が現地の状況を
| ` ⌒´ノ 甘く見ていたことに、っておまえいつの間に各個撃破なんて言葉覚えたんだ…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
おはようございます、みなさん^^
今日はドゴールの命日だそうですね・・・
>>1グッド・タイミング!
38 :
1:2008/11/09(日) 07:00:25.72 ID:a7Rw6a2r0
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/ ふ、いつまでもやらない夫に蹴られるキャラじゃいないんだお
| (__人__) l;;,´ ちったあお勉強したのさ
/ ∩ ノ)━・'/ (作者的にめんどくさくなったとも、てかやらない夫はできすぎw)
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
先生!あとでいいので「ヴェトミン」とか個別の用語について解説しないと
自分のような若い子には通じないと思います!!
フランス軍なのにドイツ語軍歌歌いながら突撃してくる外人パラとか知りませんし!
41 :
1:2008/11/09(日) 07:05:39.97 ID:a7Rw6a2r0
,. - ‐ ''l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l゛` ‐ - 、
,. - ‐ '' " ̄ | / // |  ̄ ゛` ‐ -、
|. // | // // .| / |
| / // | ____ | / // |
|. // | / \. | // .|
| / ̄ ̄\. | / _ノ ヽ、_ \. | ./ ̄ ̄\ |
| / _ノ \. | / ((●)) ((●)) .\...| ./ ヽ_ \ |
| | ( ●)(●) | | (__人__) | .| (●)(● ) | |
|. | (__人__). | \ ` ⌒´ /.. | .(__人__) | .|
| | ` ⌒´ノ. | /  ̄ ̄ ̄\ | .ヽ`⌒´ | |
|. | } . | / \ | . { | .|
|. ヽ } | / \ .| { ノ .|
| ヽ ノ | | | | ヽ ノ |
| / ヽ | \ / | / ヽ . |
| ,. - ‐ ''  ̄ / ヽ ̄゛` ‐ - 、 |
|,. - ‐ '' " ̄ | |  ̄゛` ‐ -、..|
実はこうなのかもしれないお
ベアキャットが活躍するんですね。分かります。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 07:08:57.63 ID:N3VEw6sF0
>>26 ごめんね遅れたよ
チュニジア行ったら一回ブリックっていう揚げ餃子みたいなの食べたほうがいい
あんまり行く機会ない国みたいかもしれんけど本当にいいとこだよ
44 :
1:2008/11/09(日) 07:09:43.20 ID:a7Rw6a2r0
45 :
1:2008/11/09(日) 07:15:19.86 ID:a7Rw6a2r0
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) でだ、ディエンビエンフーに話は戻る
| ` ⌒´ノ 甘く見ていたはともかく、あくまでも拠点であって要塞じゃあないのが肝なんだ。
. | } それにヴェトミン軍は徒歩で山岳地帯を歩いているので大砲などの重火器は
. ヽ } 持ち込めないと見込んでいた。軽装備の落下傘部隊で十分だと判断した。
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
46 :
1:2008/11/09(日) 07:18:04.30 ID:a7Rw6a2r0
____
/⌒ ⌒\ ホジホジ
/( ●) (●)\ だったら直ぐに片付くお?
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ ちょちょいのちょおいだおww
| mj |ー|しm |
\ 〈__ノ \__} /
ノ ノ \ \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) ところがな、ヴェトミン軍は
| ` ⌒´ノ 持っていないはずの大砲を持っていた
. | } わんさかとな
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 07:20:56.92 ID:eZ/hM4zwO
今北
支援
支援
49 :
1:2008/11/09(日) 07:28:25.53 ID:a7Rw6a2r0
1953年11月20日、フランス軍7個落下傘大隊はディエンビエンフーに降下。その後10日間で1万2千人と重宝28門軽戦車10輌からなる一大拠点が完成した。
アメリカの援助の賜物である。実際この頃のフランス兵は小銃や機関銃以外は頭の先からつま先まで
アメリカ兵と瓜二つであった。当初はフランス軍有利であったがホーチミンが停戦交渉をしている隙にザップの包囲軍は人力で
重宝を高台に移動させていた。そして3月13日夕方、その重砲から放たれた砲撃により総攻撃が始まった。
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . _,,. .-──‐-. 、.._
. . . . . . . . . . . . . . ..,. ‐''"´. . . . . . . . . . . . . .``'‐.、
. . . . . . . . . . . . ,.‐´. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..`‐.、.
. . . . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\.
. . . . . . . . ,i´_,,. .--───‐‐.、.._.._,,─‐‐-. 、.._.._,,. .-. 、.._`:、
. . . . . . . . \. . . . . . . . . . . . . . |. . . . . . . . . . ../. . . . . . . ./
. . . . . . . . . . \. . . . . . . . . . . .|. . . . . . . . . ./. . . . . . . ./
. . . . . . . . . . . . \. . . . . . . . . . ..|. . . . . . . . . ./. . . . . . /
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. . . . . . . . . . . . . . . . \. . . . . . |. . . . . . /. . . . /
. . . . . . . . . . . . . . . . . . \. . . . ..|. . . . . . /. . ../
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \. . ..∧_∧. . ../
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .○..(..・∀・..). .○
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..\..))-))/
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..|⌒I、│
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . (_)..ノ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..∪
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 07:31:19.14 ID:TDj25V2U0
ザップ支援
52 :
1:2008/11/09(日) 07:35:44.03 ID:a7Rw6a2r0
___ __
`ヽ-、\/ /
∠ ̄ < フランス帝国主義者に鉄槌を!
/ `V
レ ・ ・ ヽ
(__ -◇- ┌'
l_ , /
゙(_/`'"\)
ディエンビェンフー駐屯部隊はこの攻勢を予期して周辺の山々に攻撃を仕掛けようとしていた矢先
出鼻をくじかれた格好となる。しかもヴェトミン軍の砲兵は的確に陣地に攻撃し、包囲網は狭まってゆく。
植民地道4号線から増援と補給を送ろうにもゲリラが活発で思うにまかせず。結果輸送機からの空中補給に頼ることとなる。
フランス軍砲兵隊指揮官は射撃位置の特定が出来ないことに対して責任を感じ手榴弾で自決するほどであった。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 07:42:30.68 ID:frOlWrvNO
>>52 ∧_∧
<`∀´>
「手榴弾で自決って迷惑な奴ニダ!
ベトナムなんぞにてこずるようではウリナラにはかなわんハムニダ!
ウェーッハッハッハ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 07:43:15.69 ID:TDj25V2U0
ザップのターン支援
55 :
1:2008/11/09(日) 07:44:04.35 ID:a7Rw6a2r0
事態を重大視したハノイの司令部はただちに増援を送ることを決定した。しかし直ぐに動かせる部隊はほとんど無く
落下傘部隊だけが頼りであった。逐次大隊単位で投入するも、ほとんど追証のごとく消耗していった。
ここでアルジェリア戦争で重要な役割を果たす軍人が登場する。増援部隊としてやってきたマルセル・ビジャール少佐
である。ビジャールが到着してからただちに守備隊を再編成し逆襲に転じた。しかし、衆寡敵せず予備部隊がない攻勢は
持続しなかった。やがて包囲は狭まってゆく。
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . _,,. .-──‐-. 、.._
. . . . . . . . . . . . . . ..,. ‐''"´. . . . . . . . . . . . . .``'‐.、
. . . . . . . . . . . . ,.‐´. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..`‐.、.
. . . . . . . . . . /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\.
. . . . . . . . ,i´_,,. .--───‐‐.、.._.._,,─‐‐-. 、.._.._,,. .-. 、.._`:、
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. . . . . . . . . . . . . . \. . . . . . . . ..|. . . . . . . . /. . . . ../
. . . . . . . . . . . . . . . . \. . . . . . |. . . . . . /. . . . /
. . . . . . . . . . . . . . . . . . \. . . . ..|. . . . . . /. . ../
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \. . ..∧_∧. . ../
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .○..(..・∀・..). .○
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..\..))-))/
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..|⌒I、│
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . (_)..ノ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..∪
マルセル・ビジャール少佐(戦闘中に中佐に昇進、AAは後ほど)
ソマリア知りたいw
58 :
1:2008/11/09(日) 07:55:11.54 ID:a7Rw6a2r0
1954年5月9日、ついにディエンビェンフーは陥落した。戦死1500人、負傷者4000人、捕虜の1万人はほとんどが捕虜収容所で死亡した。
ヴェトミン軍も戦死負傷者2万人を超えたが人的資源の供給源を考えれば勝利は明白であった。
なお、捕虜収容所での扱いについてはジャン・ラルテギーの小説『名誉と栄光のためでなく』にその様子が書かれている。
ぶっちゃければ、毎日あてどない行軍をさせ空腹と苦痛を与え続け赤痢やマラリアに罹患しても放置、時たま救済するように見せかけて
自らの罪を自白させようとする。従順な人間には権力を与え、そうでないものにつらく当たらせたりし、そうして共産主義の教えを植えつけようとした。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 早い話が
| ` ⌒´ノ 洗脳だ。
. | } 体力をそぎ落とし思考を麻痺させる。
. ヽ } オウムとか赤軍派とか一緒だな、いやオウムその他がこっちを真似たのかな。
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
C
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 08:04:39.19 ID:TDj25V2U0
またもやザップの勝ち!支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 08:05:55.57 ID:frOlWrvNO
>>59 ∧_∧
<`∀´>
「チョッパリはウリの大活躍を聞いてればいいニダ!
ソマリアはNATOの艦隊に任せるニダ」
63 :
1:2008/11/09(日) 08:06:18.59 ID:a7Rw6a2r0
時は戻って
1954年11月1日、カトリックの万聖節にあたるこの日。他のフランス地方と同じくアルジェリアでも各地で
祭りが始まろうとしていた。もっとも祝うのはヨーロッパ人入植者達であって現地土着のイスラム教徒にとってはあまり関係の無い話であった。
. †
∧
./;' ヘ,
、_/,: ,、゙.ヘ._,,
i゙7;' li^il ゙Vi
レ´l ̄ ̄`ト、:
〔;'´l ̄ ̄`ト、〕
| | | | _,。/) パタパタ
╋ |^i| r^'i |i^| `ー'" _,。/) _,。/) バタバタ
┃ |ヒi| .l韮l .|トi| `ー'" `ー'" パタバタ
./\. | | :| | _,。/) _,。/)
.//\\. i幵iェェェェェェェェi幵i `ー'" `ー'"
.// \\. 冂| ̄ ̄ ̄ ̄|冂
.// .仝. \\. | |l ∧∧ l| | _,。/)
.// i燹! \\.! |l 目目 l| | `ー'"
.// \\.|l .且且 l| |(;;"'',,,;;゙);;゙)
</ \> .. (;;"'',,,;;゙);;゙);;;:::::::Y:;;;;;:::ヾ
| | (;;;;;(;;;;;;;;;;;,,):::;;::::,,, ;;;;,):;,,)
| ,r'全ミ、 | (rill;;::(;;;,,,, ,,,;;ヾ,,,,;;;;,,;ゞ::::::)
| |田l田| | 丶;;;l;;;;il;;;;;,,, ;;;;;;;;;; 、'゙,;;, ,,;;)::::)::)
| |田l田| | ((;;;;;;;;;;(リ;;;;;;,, ;;;ノ ;;;,,,ゞ;;,,,ゞ;;;;)
| |田l田| |巫巫 ゙'''''';'レ;;;li:;;ヾ゙~ ';;lii;_ヾlii;ヾ
__辷辷辷辷 iニニニニニニi 辷辷辷辷辷... ヽ;ii;l;ツ `!ii,|゛Y:;iツ
辷辷辷辷辷 iニニニニニi 辷辷辷辷辷辷 |ll|i;| lil;| |:;|
64 :
1:2008/11/09(日) 08:10:45.92 ID:a7Rw6a2r0
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/ その目出度い日がどうかしたのかお
| (__人__) l;;,´
/ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) あのな、カトリック教徒にとって・・・
| ` ⌒´ノ 総ての聖人を祝う日なんだ・・・
. | } そんなときに祝い事ひっくり返すことが起きてみろ…
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
65 :
1:2008/11/09(日) 08:14:20.78 ID:a7Rw6a2r0
だろ?
____ _______
|/
/ ̄ ̄\
/ ノ ^ヽ
| ( ●)(●) ____
. | ⌒(__人__) / \
| `⌒ ' ノ /─ ─ \
. | } \ / (●) (●) \ まずいよな
. ヽ } \ カラン | (__人__) |
ヽ__ ノ \ \_ ` ⌒´ __/
/:::::::::::::く. \ ヽニ/ \ ノ /:::| l><l /::::::/ \
|:::::::::::::( \ \ || (⌒二 l:::::ヽ_/:::::::::| f |
|::::::::::::::|ヽ、二⌒)、  ̄ \l::::::|:::::::::::::::::| l |
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 08:14:27.92 ID:TDj25V2U0
なるほど!
本編突入支援
67 :
1:2008/11/09(日) 08:24:14.91 ID:a7Rw6a2r0
945年のセティフ事件以来アルジェリア政策はとにかく現地民とって過酷であった。年々農地は縮小し
教育は男児は5人に一人、女児は16人に一人という有様で内容も同化政策の一環で歴史教科書などでは
冒頭から「我らの祖先ゴール人・・・」のような具合で(ゴール人とはフランス人の祖先に当たる民族)、イスラムたちにとって反発を招くものであった。
失業問題も深刻で大の大人が昼間からブラブラしている。そんな有様であった。
/ ̄ ̄ ̄\
/─ ─ \
/(●) (●) \
| (__人__) | 自宅警備員とは優雅なことだ
\ ⌒´ /
▼/ ̄  ̄ ̄)____
〃(⊥) ´/ / ̄ ̄/ / 〃 ⌒i
___i /⌒\./ /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i
/ ̄ ̄\
/ノ( _ノ \ なわけねえだろ!!
| ⌒(( ●)(●)
.| (__人__) /⌒l 常識的に考えて…
| ` ⌒´ノ |`'''|
/ ⌒ヽ } | | (;;ノ;; (′‘ ・
/ へ \ }__/ / ′・ ( (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ; ’、′
/ / | ノ ノ ●=)) ((=● . ’, ・
( _ ノ | \´ _ / (__人__)’,∴\ , ’ギャアアアアア
| \_,, -‐ ''"  ̄ ゙̄''―---└'´ ̄`ヽ/ \ て
.| __ ノ | (そ
ヽ _,, -‐ ''" ̄ヽ、 ̄ `ー'´ _/r'" ̄
\ , '´ / ./
\ ( / |
\ \ / |
69 :
1:2008/11/09(日) 08:32:32.40 ID:a7Rw6a2r0
選挙では不正が公然と行なわれ、一見対等なように見せかけてその実何も与えない。民族系政党や団体は即弾圧。
かといって選挙に行かなかったり抗議すれば国家憲兵隊が銃撃する有様。(ヲイヲイ逮捕しないのかよ・・・)
人口も爆発的に増加しアルジェリアの沸点は限界に達しようとしていた。
そこへディエンビェンフーのフランス軍敗北の知らせ。水面下での民族運動に火がついた。
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/
| (__人__) l;;,´ ひどいことするなフランスも
/ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
C
71 :
1:2008/11/09(日) 08:43:11.33 ID:a7Rw6a2r0
選挙では不正が公然と行なわれ、一見対等なように見せかけてその実何も与えない。民族系政党や団体は即弾圧。
かといって選挙に行かなかったり抗議すれば国家憲兵隊が銃撃する有様。(ヲイヲイ逮捕しないのかよ・・・)
人口も爆発的に増加しアルジェリアの沸点は限界に達しようとしていた。
そこへディエンビェンフーのフランス軍敗北の知らせ。水面下での民族運動に火がついた。
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/
| (__人__) l;;,´ ひどいことするなフランスも
/ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
民族主義者たちが集まり、独立に向けての話し合いが始まった。1954年4月末に歴史上の九人と呼ばれる
アルジェリア戦争を指導する重要人物達が集まった。
ホシーネ・アイト・アーメド
アハマド・ベン・ベラ
モステファ・ベン。ブライド
ラルビ・ベン・ムヒディ
ラバ・ビタト
モハメド・ブーディアフ
ムーラッド・ディドゥーシュ
モハメド・キデル
ベルカセム・クリム
平均年齢33歳の集団であった。彼等はフランス軍に勤務する兵士の家族を説得したり、元兵士を集めて
軍事訓練や武器の調達を始めた。
「武装せよ!訓練せよ!準備せよ!」
10月10日、アルジェリア民族解放戦線が結成された。(以降はFLNと呼称します)
大事なことなので
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 08:48:21.74 ID:frOlWrvNO
歴史上の9人って呼び名カッコいいな
74 :
1:2008/11/09(日) 08:55:04.56 ID:a7Rw6a2r0
さて、万聖節の決起したFLNは北東部のオーレス山地を中心にフランス軍施設や行政機関、憲兵隊
対仏協力イスラム教徒富裕層の入植者の財産のみを攻撃することを軸にセティフのような悲劇を
繰り返さないことを誓っていた。当初はエジプトのナセルから武器を援助してもらうつもりであったが
蜂起してから援助をするといい、自力で武器を調達しなければならなかった。また、フランス側もこの不穏な状況に気付きつつあった。
FLN時間がなかったのである。
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Σ ,r‐:":.:.:ヽ!:.:`ヘ
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l_:.:fリ `' '´ | 憲兵の目前で武器取引をするのは
f Y ○ i ○ | 怖いね・・・
ヽ,_ 〉 l
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,,rへ、_ ` 〔´__
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ベン・ブライド
ちなみに蜂起の1週間前に自身が発生しベン・ムヒディの組織は壊滅していた。
75 :
1:2008/11/09(日) 09:14:01.89 ID:a7Rw6a2r0
10月30日深夜に各地で配置についたFLN部隊は時間が来るのをまっていた。しかし、錯誤により予定時間よりも攻撃は早める事態も起きた
オーレス山地の西の都市ビスクラでは爆弾のタイマーセットに失敗し30分早く警察署に攻撃を開始。東にある町アリスの憲兵隊屯所にも銃撃を開始。
重要都市パトナへは郡役所、憲兵隊と兵舎を。哨所にいた兵士2名は銃には弾薬が未装填、弾薬自体がポケットに縫いこまれていた。事故を防止するための処置が仇となった。
アルジェリア戦争初の戦死者となった。
道路上を通行していたバス車内においても「戦闘」は始まっていた。バスの中には対仏協力者のイスラム教徒が乗っており彼を殺害することが目的であった。車内にはFLN側の運転手と
工作員、無関係なフランス人教師夫妻も同乗していた。
バリケードに引っかかるとただちに車内の客を出して対仏協力者を殺害する手はずであったが、手違えで教師夫妻の夫を銃撃そのまま妻にも銃撃してしまった。
民間人を巻き込まない方針は初日に崩れた。
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/ _ノ \
| ( ー)(ー)
. | (__人__)のっけからgdgdだな
| ` ⌒´ノ
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ゝ ノ ノ
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. / / |ヽ、二⌒)、
ヽ__ノ
76 :
1:2008/11/09(日) 09:34:11.89 ID:a7Rw6a2r0
この日だけで死者7名。他の地方でも蜂起していたがどれもgdgdである。参加人数約500人
軍の武器庫を襲撃して武器を奪いはずが弾を撃ちつくして怪我人を出しただけで終わり、アルジェ市内のガスタンク爆破は
小火で終わった。ただちに大規模な人狩りが開始されFLNは四散した。
この事態をアルジェリア派遣軍司令官シェリエール将軍は今までどおりの散発的な部族反乱と捉え派遣軍5万人
の内機動部隊は3500人しか抽出できなかった。緊急派遣計画ではフランス本土の第25落下傘師団から7個大隊が
派遣される計画であったが3個大隊のみとなった。落下傘部隊指揮官デュクルーノー大佐は叛徒のいる可能性の高い
集落から掃蕩戦を開始し、シェリエール将軍指揮下の機械化連隊もアルジェ周辺の掃蕩戦に突入した。
しかし、山間部では道路上でしか戦車部隊は活動できず結局は軽歩兵部隊での作戦となった。準備不足で冬の山で
作戦する兵士達には厳しく増援が来るまでわずかな戦力で叛徒討伐と実行しなければならなかった。
行く先々の村々では親仏派の原住民や警官が無残な姿で殺されていた。敵愾心にとらわれたフランス兵たちは
やがて見境無くなってゆく。
FLNも活動可能な戦力は350人程度に減っていた。
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ヽ,_ 〉 l 無線機なんかも当然無いしね・・・
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77 :
1:2008/11/09(日) 09:34:55.41 ID:a7Rw6a2r0
ではここで一旦切ります。
保守要るのだろうか・・・
再開はいつ?
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/09(日) 11:39:24.92 ID:0zy6uIfA0
ほしゅ
ho