1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
彼はたった一言それだけを言い残し、今し方開いたばかりの扉を静かに閉めた。
その向こうに彼の去る足音が響いている。
みくる「……え?」
古泉「……彼は、何と言いましたか?」
あまりと言えばあまりにも急すぎる事態に二人はついて行けていないようで、一度互いを見つめ合った後に困惑した眼差しを私に向けた。
長門「涼宮ハルヒが死んだ、と」
これ自信満々に書いてるんだぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
泣かせるだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:03:19.84 ID:6o+aMQ7C0
みくるは未来に帰り古泉はもっと頭のいい学校に行き長門は無かった事にされてキョンは一人ぼっちって流れですか、正直アレですわ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:04:01.85 ID:95BtJMSQ0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:05:50.25 ID:WvnJ9sln0
いいから自分を貫いてみたまえ。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:07:27.80 ID:pgcmocu3O
二人もそうだがもちろん私も困惑していた。
なぜ彼がそんな嘘をつくのか。
今日は四月一日でもなければお菓子の代わりにイタズラをする日でもない。
涼宮ハルヒになんらかの異常があれば私達が気づかないわけがないし、仮に私達より先に彼がその事態を知ったのだとしてもあれほど冷静でいるはずがない。
彼の目的が、動機がわからない。
だから今、この部室にいる三人は困惑している。
彼がそっと閉めた扉を六つの瞳で凝視したまま。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:14:25.76 ID:pgcmocu3O
みくる「……帰りましょうか」
朝比奈みくるが唐突にそう言った。
手に持っていたメイド服をかけ直し、鞄を掴んでそそくさと部室を出て行ってしまった。古泉一樹が制止する間もなく。
古泉「いったいなんなんでしょうか」
古泉「あなたは何かわかりますか?」
長門「涼宮ハルヒも彼も何も異常はない。朝比奈みくるには多少の変化はあった物のそれはあなたと同じ」
古泉「……」
構わん続けたまえ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:24:01.20 ID:pgcmocu3O
とにかく本部に連絡してみます、今日はもう帰りましょう、もしかしたら明日は、涼宮さんも彼も何ともない顔でいるかもしれませんよ。
矢継ぎ早にそう言うと彼もまた朝比奈みくると同じように鞄を掴みスタスタと部室から出て行った。
私は私で一人残された責任として戸締まりと電気の確認をしなくては、と鍵を探した。
鍵はなぜかパソコンのキーボードの上にあり、訝しく思いながらもそれに手を伸ばした。
その時、なぜそのキーボードの異変に気づかなかったのか今でも不思議で仕方がない。
いや、もしかしたらそういう風になっていたのか、あるいは異変は後から訪れていたのかもしれない。
いずれにせよ、その日私の頭の中は彼の奇妙な言動のことでいっぱいで、家に帰ってからももんもんとそのことばかりを考えていたのだった。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:25:14.18 ID:SkaMVbZW0
長門視点か
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:25:51.54 ID:/ewQlNMXO
みくる「古泉くんって、やっぱり結構モテますよね?」
古泉「いえ、それほどでもないですよ」
みくる「………その…………ッチしたこと、あるんですか?」
古泉「はい?すみません。よく聞こえませんでした」
みくる「…え……え、エッチはしたことあるんですか!?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:26:58.32 ID:WvnJ9sln0
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:27:48.29 ID:/ewQlNMXO
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:34:38.49 ID:pgcmocu3O
翌日
いつもと同じ場所で本を読みながら団員が来るのを待っていると、ガチャリと少々派手な音を立てて扉が開いた。
彼だった。
キョン「……古泉と朝比奈さんは?」
長門「まだ来ていない」
キョン「そうか」
彼はそのままいつもの定位置に着く、のかと思いきや歩みを進めまっすぐ私の隣まで来た。
壁にもたれそのままズルズルとしゃがみ込み、完全に床に座り込んで頭を垂れた。
そしてそのまま、何も言葉を発さない。
キョン「……」
精神は安定していた。とてもとても深く暗いところで。
微動だにしていない様に見えた彼の背は、よくよく見れば僅かに振動しているようだった。
そして微かに、横隔膜を痙攣させたような声をあげている。
泣いている。
そう気づいたのは、彼の嗚咽が徐々に大きくなってきた頃だった。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:43:11.32 ID:pgcmocu3O
キョン「長門」
長門「なに」
キョン「長門」
長門「なに」
キョン「……長門」
しゃくりあげながら彼は何度も私の名前を呼んだ。
その度に彼の震えは大きくなって、息が荒くなっていった。
本を膝に置いて彼の髪に触れる。
短くて硬い髪はゴワゴワしていたけれど構わず撫でた。
彼は顔を手で覆ったまま上体を起こし、私の座っている椅子にもたれかかった。
キョン「……長門」
長門「……」
キョン「……ハルヒが死んだ」
長門「昨日も聞いた」
キョン「あぁ、昨日も言った」
徐々に徐々に彼の呼吸は整いだし、徐々に徐々に震えは収まっていった。
キョン「ハルヒが死んだんだ、長門」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:44:28.09 ID:nS6+cey40
なんかssスレは携帯ばっかで投下遅すぎるな
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 01:54:22.42 ID:pgcmocu3O
長門「涼宮ハルヒには何ら異常は見られない。古泉一樹、朝比奈みくるも同意見」
キョン「長門」
彼は自分の目を覆っていた両手をそっと離し、赤くなった目で涼宮ハルヒの定位置を見つめた。
キョン「ならなぜあいつはここに来ない。なぜ昨日も今日もここに来ていないんだ」
長門「わからない、けれど彼女は安定していて」
キョン「長門」
彼の頭を撫で続けていた私の手を彼の手が制止した、温かくて大きな掌が私の手の甲を覆い隠している。
キョン「それをハルヒが望んだのだとしたら?」
長門「何を?」
キョン「お前らがハルヒの死に気づかないでいることが、ハルヒの望んだことだとしたら?」
虚ろで光のない瞳が、キーボードを見つめている。
キョン「ハルヒは気づいたんだ、自分のことに」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:03:06.72 ID:Tux3XY/yO
気になる
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:03:38.91 ID:qobJo1bP0
遅すぎるが私怨
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:04:27.98 ID:7V9ff4mrO
おもいっきり欝になりたい気分です
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:07:53.80 ID:nmvpRCcHO
シエソ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:07:54.52 ID:R175yGVjO
しえん
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:09:47.78 ID:5vWU9fepO
長門「スペース オブ ボンバー!!」
キョン「やられるか!食らえ、ファットイン肉の塊!!」
みくる「うあおおおおおおおおおおwwwwwwwwwwww」
古泉「ここは僕がちんこちんこちんこちんこちんこちんこ」
キョン「古泉にエラーを発見した!長門、一時停戦だ!」
長門「そんなんだからあまちゃんって言われんだよボーイ!」
みくる「やべぇ、シラミ潰すの楽しすぎるwwwwww」
古泉「ちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこピーガシュン……我はメシアなり」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:11:45.08 ID:pgcmocu3O
まさか支援されるとは
初SSですが頑張ります
でも今日はもう寝ますごめんなさい
続きは残ってたら股明日
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:15:32.26 ID:wyTjTTSBO
嘘だといってよバーニィ
お・・・
あdsf
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:37:50.77 ID:qobJo1bP0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 02:38:51.41 ID:Hp5dSZ0c0
ハルヒ「ちょっとキョン!!死んじゃったじゃないの!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 03:02:59.62 ID:bK4IUb6TO
みくる「ざまぁwwwww………涼宮さん……うっ……」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 03:10:10.86 ID:npW0jDs9O
これは気になる
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 03:14:05.92 ID:5tSJXzelO
こんなすぐ寝られてるとは思わなかったしゅ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 03:41:37.90 ID:H4OubaM7O
悪くない保守
長門「!?(エラー?)」
長門「キョン!明日は不思議探索に行くわよ!!」
キョン「……長門!?」
長門「遅刻したら罰金よ!覚悟しなさい!」
キョン「…長門!悪ふざけはよせ!」
長門「……涼宮ハルヒの…生前の意思が私に干渉……」
長門「これは団長命令よ!」
キョン「どうすればいい!?」
長門「…
>>1が戻るまでみんなで保守して……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 04:37:20.30 ID:bK4IUb6TO
もう限界なので誰か保守をよろしく
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 04:42:28.67 ID:SVDVZvHwO
一回だけほ
俺も寝ますほ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 04:46:49.43 ID:NHj5f10PO
ほーーーーーーしゅ!!!
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 05:36:23.93 ID://UinFAI0
は
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 05:41:54.37 ID:LwI6FHhH0
保守
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 06:16:03.31 ID:8BrQEU2W0
保守
まったく同じネタで書いてたやつあったな
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 06:48:52.07 ID:LxJL9MDcO
保守します
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 07:03:34.96 ID:vRe0uR0eO
ま
おはようオマエラ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 07:43:37.22 ID:7V9ff4mrO
あぅ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 08:17:36.57 ID:5tSJXzelO
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 08:30:00.91 ID:5NBFEqxIO
う保
49 :
保守感激です:2008/11/04(火) 08:40:34.73 ID:pgcmocu3O
キョン「先週の、不思議探索」
彼がまっすぐ見つめるキーボードが、どことなく異質な存在感を醸し出し始めた。
彼の言葉、呼吸の音意外なにも聞こえない。
異常な静寂。
古泉一樹、朝比奈みくる
なぜ来ない?
キョン「おまえと古泉、俺とハルヒと朝比奈さん。ちょっと珍しかったよな」
ぽつりと語る、まるで思い出話のように。
故人を偲ぶかのような。
キョン「ハルヒが言ったんだ。世の中はおかしい」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 08:56:15.07 ID:k/rjug4+O
まだか
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:00:12.59 ID:UrcaZbU8O
最初からの鬱展開は泣けないな
明るい展開からズドンとくるあだち充みたいなやり方が正攻法な気がするが…
支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:09:51.44 ID:wj9DzSfKO
文句をいいつつ保守支援しちゃう皆様に萌えた
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:16:43.04 ID:lJ1Q9uexO
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:16:51.48 ID:k/rjug4+O
ええい!もうねる!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:21:01.44 ID:tOFWJR3oO
空振り三振
スリーアウトだVIPから消えろ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:21:25.74 ID:R175yGVjO
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:27:53.42 ID:5tSJXzelO
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:31:09.04 ID:SOSCGzPu0
ハルヒを助けてやらねば支援
ライダー175www
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 09:56:21.31 ID:DFVY82MkO
私怨
これは支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 10:39:28.89 ID:5tSJXzelO
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 10:43:28.65 ID:tO9a4Tk5O
寝て起きたら進んでるかと思えば…
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 10:45:30.47 ID:QR+xmJp4O
投下遅すぎだろww
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 11:07:55.27 ID:5tSJXzelO
まぁほ
し
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 11:55:30.96 ID:5tSJXzelO
ょ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 12:07:57.98 ID:eSFRwkOY0
ぅ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 12:17:48.13 ID:8BrQEU2W0
じ
ょ
を
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 12:56:26.92 ID:NHj5f10PO
ほ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 13:04:12.37 ID:nt4+x82NO
か
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 13:05:46.70 ID:74xwvPuMO
の
と
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 13:38:59.87 ID:mouKfSsxO
こ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 13:51:04.51 ID:W79vPGf9O
に
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 13:55:05.74 ID:63We9ip70
あ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 13:57:28.12 ID:Sir590s+0
ず
vip931 vip931
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 14:26:04.45 ID:wj9DzSfKO
まだかな
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 14:55:17.28 ID:Khp9jkAO0
キョン「手マン!手マン!手マン!手マン!手マン!手マン!手マン!」
ハルヒ「ぬっひょうー。」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 14:55:48.06 ID:bK4IUb6TO
キョン「ハルハル〜目を覚ませ〜」
ハルヒ「zzz…保守」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 15:24:24.45 ID:hvmmMpSeO
ほ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 15:32:28.21 ID:xcpnfhE8O
ほ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 16:12:26.92 ID:5tSJXzelO
マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
ず
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 16:56:35.33 ID:bK4IUb6TO
あげ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:01:58.44 ID:9sfONu2Q0
ほ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:03:49.72 ID:WhHIE5MI0
ho
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:06:52.72 ID:NHj5f10PO
t
ま
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:07:38.68 ID:sx+Wnn800
またハルヒ死んだのか
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:19:49.14 ID:bK4IUb6TO
キョン「ザオリク」
ハルヒ「…」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:19:58.95 ID:P2sBfTkJO
☆
ho
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 17:46:34.07 ID:WhHIE5MI0
mo
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 18:00:24.92 ID:vRe0uR0eO
さ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 18:03:36.89 ID:bxRhqcdN0
俺SSでハルヒ2回殺したけどまだ殺されるとはww
ハルヒならあっさり生き返ったりして
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 18:21:06.50 ID:5NBFEqxIO
全然進んでねぇ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 18:23:35.29 ID:GvSwsgPwO
>>94 杉田が唱えてるの思い出しちまったじゃないかww
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 18:27:57.94 ID:Khp9jkAO0
◎
◎ ◎
◎
◎ ◎ ◎ ◎
◎ ◎
ティウンティウンティウン
ティウンティウン
◎ ◎ ◎ ◎
◎ ◎
◎ ◎ ◎ ◎
◎
◎ ◎
◎
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 18:50:42.93 ID:bK4IUb6TO
谷口「死姦しようZE☆死姦☆」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 19:23:48.44 ID:bK4IUb6TO
age
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 19:26:05.86 ID:tgbdCRKNO
www
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 19:36:19.83 ID:NHj5f10PO
か
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 20:18:06.21 ID:nmvpRCcHO
ほし
い
これ書く気無いだろ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 20:51:21.62 ID:NHj5f10PO
もう書かないのか……??
一応ほ
112 :
ごめんなさいごめんなさい保守ありがとうございます:2008/11/04(火) 20:53:14.70 ID:pgcmocu3O
世の中はおかしい。
ねぇ、私の思い通りになりすぎだと思わない?
今だってそうよ、私とキョンとみくるちゃんで不思議探索しつつ新しいコスチュームを探したいなって思ったの。そしたら本当にこの三人でしょ?
ねぇみくるちゃん、みくるちゃんってもしかして超能力者?
え!?……い、いいえ!何言ってるんですかぁ?
じゃあ宇宙人。
違いますよぅ、もうどうしちゃったんですかぁ涼宮さん。
わかった未来人だ。
おいハルヒ。
そうねー、みくるちゃんが未来人なら…宇宙人は有希ね。古泉君は超能力者っぽいし。
ハルヒ!馬鹿なことを
三人で私のこと見張ってるんだったりして。
ハルヒ「みくるちゃん」
朝比奈「……はい?」
ハルヒ「閉鎖空間って何?」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 20:56:03.62 ID:JUjJ48su0
気まぐれに投下しすぎだろwwwwwwwwwww
┏┓ ┏┓ 巛 ヽ. ┏┓ ┏┳┓
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ヽ ヽ | .|.ヽ ヽ (___) 、 〈 く/ ヽ__,」 + ) ミ;;★:;:;:;ミ/ / | |/ /
ヽ ヽ,, ´∀`) ヽ ヽ ´∀`)__ノ ヽ__) / ,ヘ | __,, '´ ̄`ヽ__ (・ω・´/ / (・∀・ / /
,.へ ■ヽ ヽ ー、 ヽ ー、 / / |. | ★((ハヾヽ,.べ, ミ三彡 f ,- f+
l ァ'^▽^) i ,rュ ', i rュ ', ||| ( 〈 .| .| ハ^ω^*`ァノュヘ | / ュヘ |
ヽ ○.| /{_〉,.へ∧ ∧{_〉 << \ ヽ .| .| O☆゙ _ノ_,} ) | 〈_} ) |
| 、 〈 | 〈 l ァ';・∀・) \ノ |_,,| ノ´ ̄ゞ⌒'ーァ ! ||| / ! |||
||| l__ノ ヽ__)| ,ヘ. ヽ ヽ ○ヽ + |__ノ| ) `7゙(´〈`ー''´ | / ,ヘ | ガタタタン!!!!
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:01:08.44 ID:pgcmocu3O
長門「なぜ涼宮ハルヒが閉鎖空間のことを」
キョン「古泉が機関と連絡を取っているのを聞いたらしい」
長門「古泉一樹がそんな失態をするわけ」
キョン「ハルヒが知りたいと願った。たぶん意識していないところでな」
古泉一樹、朝比奈みくる
なぜ来ない。
長門「話したの?」
キョン「あぁ、話した」
長門「なぜ」
私が死んだら世界はなくなってしまうのね。
あぁ、そうだ。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:02:27.97 ID:NHj5f10PO
やっと来た!!!
さあ早く続きを書くんだ!!!
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:04:01.80 ID:H4OubaM7O
今回は区切りのいいとこまでは頑張ってほしい
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:05:37.43 ID:pgcmocu3O
私が暴走しないように見張ってたのね。
そうです。
そう。
今までごめんね。
大変だったでしょ、私に振り回されて。
ごめんね。
もういいわよ。
ハルヒ?
涼宮さん?
さぁ、じゃー今日の不思議探索は終わり!
じゃあね二人とも!
あ、おい!
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:10:41.33 ID:pgcmocu3O
長門「それから」
キョン「それから、日曜になってメールが届いた」
長門「なんて」
彼は制服のポケットから携帯電話を取り出し、少し操作してから私に差し出した。
彼の頭に乗せていた手を離し、代わりに携帯を受け取る。
キョン、昨日はいきなり帰って悪かったわね。
それから今までごめんね。昨日も言ったけど。
ねぇキョン。私あんた達とSOS団やれて楽しかった。なんでも全部私の思い通り。欲しい物はなんでも手に入って何でも出来た。
その代わり、あんたや有希やみくるちゃん古泉君が大変だったのよね。
ごめんね。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:15:41.16 ID:pgcmocu3O
しみったれたようなこと書いてるけど心配すんじゃないわよ、死ぬわけじゃないから。
でも、もうあんた達に迷惑はかけない。
明日から私、消えるわ。世の中から。
涼宮ハルヒという存在を消すの。
あんた達は全部忘れて、元の生活に戻って。
私に振り回されたことなんか全部忘れて。
大丈夫よ。
私が消えても、世界は消えない。
私が願えば叶うんでしょ?
だから願うわ。
私が消えた後、世界は平和で
あんた達は全部忘れて幸せで
こんな異常でおかしな毎日から脱却するように。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:19:15.81 ID:pgcmocu3O
少しずつ忘れていくわ。
クラスメイトも担任も私の親も、少しずつ私を忘れていくわ。
でもねキョン、あんただけは一番最後。
世界中のみんなが私を忘れるまで、あんたは私を忘れないで。
忘れないでね。
好きよ。キョン。
じゃあね、さよなら。
キョン「すぐに電話した。でも、かからなかった。月曜学校に行くと、ハルヒの席はなくて、谷口も国木田もみんなハルヒのことを忘れてた、そんな奴知らないと言っていた」
支援
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:23:16.66 ID:+u5jFdnJO
うおお、ちょっとじわっときた…
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:24:28.74 ID:S+PC/dya0
ほんとメンヘラ女ってめんどくせぇな
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:24:54.03 ID:pgcmocu3O
キョン「死ぬわけじゃない、ハルヒはそう書いた。でも全ての人に存在を忘れられてしまうということは、つまり死ぬと一緒じゃないのか?なぁ長門、ハルヒは死んだ。ハルヒが死んだんだ」
世界がかすんでいく。慣れ親しんだ文芸部の部室、初めはなかったはずのパソコンが一台。
古泉一樹、朝比奈みくる
長門「二人は、忘れてしまったの」
キョン「そうだ、だから来ない」
長門「機関は」
キョン「わからない、全部忘れた。そんな事実、なかったんだ」
彼が再び頭を垂れた。外はいつの間にか茜色に染まって、窓ガラス越しにその鮮やかな暖色を部室に映し込んでいる。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りすっしょ。。:2008/11/04(火) 21:26:06.23 ID:b/C5IhFJ0
今北・・・
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:33:25.13 ID:pgcmocu3O
私は立ち上がり、彼女の定位置に近づいた。彼女のパソコン。そのキーボードに、昨日には気づかなかったある異変が見て取れた。
アルファベットのSが割れて、Oが陥没している。
いつから壊れていたのだろう。昨日だろうか。それよりもっと前からだろうか。
もう誰も触れないであろうそのキーボードが、今はなきSOS団の最後の砦に思えた。
長門「涼宮ハルヒが死んだ」
キョン「あぁ」
長門「死んだのね」
キョン「あぁ」
長門「そう」
書き換えられていく情報。フラッシュバックする記憶。茜色の部室、パソコン。
長門「きっと、平和な世の中が訪れる。誰もが幸せになる。」
忘れていくのだろうか。これが、忘れてしまうということなのか。
長門「彼女が願った。私は信じる」
背後で一人の男子高校生が、再び涙を流し始めた。
これは・・・ありだな
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:39:36.35 ID:ICs/WsBKO
ハルヒは一人でいるのか…?
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:40:26.94 ID:bK4IUb6TO
谷川のより面白い
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:40:41.77 ID:pgcmocu3O
割れたS、押せないO。
いつも力強くキーを叩いていた。
力強く団を率いて
力強く生きていた。
このSOSの意味を
今はもう、思い出せない。
壁の時計は五時半を指していた。
もう帰ろう、鞄はどこに置いたっけ。
振り返ると見知らぬ男子生徒が、今し方私が座っていた椅子の隣でしゃがみ込んで泣いていた。
長門「……誰?」
男子生徒「……俺か?俺は」
彼は涙の溢れる両目を押さえながら顔を上げて、無理矢理作ったような笑顔を私に向けた。
男子生徒「ただの一般人さ」
涼宮ハルヒの死亡
完
不覚にも泣いた
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:42:28.32 ID:G1RYkZzc0
乙だ
ちょっと短いけどいい終わり方だった
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:42:59.69 ID:pgcmocu3O
というわけで終わりです。
間あきすぎなうえグダングダンで本当にすいませんでした。
こんな自分の初SSを読んでくれた方がいること、スレ保守してくれた方がいることがすごく嬉しかったです。
またいつか機会があったらよろしくお願いします、その時はどうかお手柔らかに。
では、ありがとうございました。
乙
良かった
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:43:13.22 ID:6KclfyiHP
・゚・(ノД`)・゚・
楽しかったにょろーん
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:50:03.45 ID:hvmmMpSeO
乙
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:50:22.55 ID:+ZOq4ZuAO
アニメ版Dカー・・・なんでもない
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:51:14.99 ID:bK4IUb6TO
乙!(;A;)
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:54:55.04 ID:BsgcLh29O
久しぶりに面白いハルヒSSを読ませてもらいました。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:55:06.31 ID:fQDgAdgrO
面白かった。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 21:56:17.90 ID:PavcMalqO
ハピエン版も書いてくれ;キョンが可哀想過ぎる;
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 22:02:47.45 ID:S+PC/dya0
面白かったが、もうちょっと変化が欲しかった
だがまぁ乙
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 22:04:04.37 ID:Ml7prNYL0
ここから一人記憶が残ったキョンのルートですね
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 22:29:28.55 ID:zP5W15cPO
報われなさすぎだ……ハッピーエンドルートとかないよな…
乙
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 22:48:56.99 ID:yXZLksksO
ここからのキョンの逆転劇ですね
148 :
完結させておいてあれだけど:2008/11/04(火) 22:56:17.66 ID:pgcmocu3O
最近、奇妙だ。
特に生活に変わったことはない。私は変わらず一人で過ごし、ほとんど誰とも口をきかず暮らしている。
そう、私はずいぶん前から一人でいたはず。
けれど何かおかしい。
何かあったはずなのだ。
こんな私にも、何かあった気がする。誰かと話した気がする。
考え事をしながら廊下を歩いていると、以前文芸部の部室に突然現れた一人の男子生徒と擦れ違った。
一瞬合った目はあの日のような涙は溢れておらず、隣を歩き友人との談笑に細められていた。
その笑顔が懐かしい。
長門「キョン」
口が勝手に動いた。男子生徒は目を丸くして立ち止まり、私を凝視した。
はっと我に返り、私は走り出した。後ろで彼が呼び止めようとしたのが聞こえたが構わない。
今のはなんだったのか。キョン?彼のこと?私は彼の名前なんか知らない。
にも関わらず、私の脳内には茜色の世界が溢れ出し、手の甲には誰かの温もりがよみがえり、瞼の裏に謎のアルファベットが浮かぶ。
最近、奇妙だ。
(もしかしたら続くかも)
体言止めバカ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:02:41.97 ID:6KclfyiHP
続けろ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:04:02.23 ID:pgcmocu3O
やっぱりくどくなるから止めた。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:05:05.02 ID:bK4IUb6TO
支援
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:05:50.39 ID:NGgR1ankO
続けてくだぱい
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:07:26.65 ID:pgcmocu3O
続けていいのだろうか。
どちらにしろ今日はもう落ちなきゃならないので続けたとしても明日になりますです。
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:07:38.63 ID:6KclfyiHP
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:10:16.18 ID:5NBFEqxIO
続けて下さいお願いします
待ってますとも待ちますとも
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:11:50.61 ID:bK4IUb6TO
続けてほしい
保守しようぜ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:28:45.46 ID:Fh6Ot8P1O
ほ
>>148 それもハルヒが望んだことなんだろwwwwwwwww
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:54:25.21 ID:nmvpRCcHO
保守派
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:57:42.57 ID:2d75vREY0
なんだろうね、最近職人気質さんが多いね
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/04(火) 23:59:51.77 ID:6KclfyiHP
続けるのかやめるのか
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 00:29:44.97 ID:M+CC1o1SO
ほしするよ――
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 01:02:23.97 ID:jmA7xS9M0
とりあえず保守
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 01:14:49.84 ID:2U30enEqO
はるひはしんだ
きょんはないた
すいーつ(笑)
支援
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 01:43:52.02 ID:aDY08jM4O
ほし
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 02:02:29.22 ID:uhEwV8Ul0
かなり期待してる
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 02:27:06.30 ID:2U30enEqO
キョン「…ザオリク」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 02:28:02.07 ID:biemzR8GO
シィーチ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 02:41:14.69 ID:Qt08RZHXO
キン
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 02:57:29.51 ID:RTqCmZYNO
一日待ってこれだけだと…!?
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 03:16:40.17 ID:M+CC1o1SO
ひょろろ〜〜〜〜んwww
長門「長門ではなく『ゆきりん』と呼んでほしい」
キョン「ゆ…ゆき…りん…」
長門「///」ポッ
この宇宙人、訳がわからん
保守
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 06:30:06.63 ID:M8mtc3rbO
ほー
まだ残ってると思ったらまた書いてたのか 保守
この時間はあんまり保守らなくてもいいんかね
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 07:50:00.47 ID:M8mtc3rbO
お尻臭い虫!
>>177さん、
それを言うなら、おしりかじり虫、ですよ^^;
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 09:07:57.67 ID:M8mtc3rbO
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 09:49:58.88 ID:M8mtc3rbO
捕手
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 10:05:59.19 ID:72KQqVdfO
放課後の日課として、誰もいない文芸部の部室へ行く。
いつもここで本を読んで、夕方になったら帰る。
どうしてそういう習慣が身についたのかはわからない。
今日も変わらず私の定位置に座る。
ここが私の定位置。
ガチャリ
男子生徒「おや」
突然扉が開いた。私は鞄から本を取りだそうとした姿勢のまま視線だけをあげ、予期せぬ来客の存在を確認する。
長門「誰」
男子生徒「あ、いえすいません。足が勝手にというか、気づいたらこの部屋に」
長門「誰と聞いてる」
男子生徒「……古泉一樹です、長門有希さん」
とっさに立ち上がった。長門有希さん、なぜ私の名前を?
古泉「あ……あれ?いえ、その」
明るい廊下に立ちすくんでたった今自分の口をついて出た言葉に混乱している。
彼は私だ、さっきの私。
古泉「……すいません、失礼します」
長門「!待……っ」
女子生徒「!きゃっ」
古泉「わっ!」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 10:08:27.80 ID:fFqsquq8O
きた…だと…?
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 10:09:02.47 ID:11Q6Gs0kO
wktk
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 10:18:07.62 ID:72KQqVdfO
女子生徒「いたたた……」
後ろ足に去ろうとした古泉一樹の背中に何者かが衝突した。
そっと近づいて伺い見ると、髪の長い女子生徒がいた。
古泉「すみません!お怪我はありませんか?」
女子生徒「大丈夫ですぅ…、文芸部の方々ですかぁ?」
古泉「いえ、僕はたまたま……」
長門「あなたも足が勝手に?」
女子生徒「ふぇ?なんのことですかぁ?
私は団活に来たんですよ」
団活。
バチンと頭の中で何か弾かれた。途端に今まで感じたことがないくらいの安堵感に包まれた。
古泉一樹、朝比奈みくる
やっと来た。
長門「朝比奈みくる」
朝比奈「ふぇ!?なんで私の名前を知ってるんですかぁ?」
初めて会ったはずなのに、懐かしくて苦しい。
あともう一人、いいや二人。二人くれば、きっとよみがえる。
古泉「団活、とはなんですか?」
朝比奈「え?えーっと……なんなんだろう」
足りないのは誰?
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 10:32:50.89 ID:M8mtc3rbO
キタワァ
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 10:48:52.20 ID:Z1Z6Emy9O
支援
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 11:19:17.61 ID:fFqsquq8O
☆
ほ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 11:53:30.18 ID:M8mtc3rbO
し
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 11:57:39.36 ID:8PVW34YDO
うわぁ来てた!!頑張って書いて下さい!!!
続きは?ねぇ、続きはまだなの!?
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 12:36:57.20 ID:M8mtc3rbO
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 12:57:35.62 ID:M8mtc3rbO
ほ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 13:30:40.67 ID:72KQqVdfO
長門「彼は」
思い浮かぶのは一人の男子生徒。
茜色に染まった壁と、淡い逆光を背負った姿。
無理矢理に作った笑顔。ぐしゃぐしゃの表情。
長門「彼は今も、泣いているかしら」
一人で泣いているかしら。
それとも忘れてしまったかしら。
辛すぎる役目を終えて。
全て見届けて。
今は幸せなのかしら。
それならば
長門「あなたはここに来ては駄目」
古泉一樹、朝比奈みくる
その後ろにもう一人懐かしい影。
キョン「なんだよ、俺だけ仲間外れかよ」
だから、長門に長文喋らせるのやめろ。
あとキョンとかいわねー
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 13:39:51.35 ID:M8mtc3rbO
ほっしゅほしゅにしてやんよ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 13:40:44.73 ID:72KQqVdfO
私達はなぜここにいるのだろう。彼女が望んだ?……彼女?彼女とは?
朝比奈「団活っていうのはぁ……SOS団の活動のことです!」
SOS団
バチン
割られたS押せないO。
いつも力強くキーを叩いていた。
力強く団を率いて
力強く生きていた。
そのSOSの意味を
長門「世界を」
今は
古泉「大いに盛り上げるための」
朝比奈「涼宮ハルヒの」
キョン「団」
思い出せる。
その日の記憶は鮮明で色鮮やか、私の隣で泣いていた彼。その前日、彼の突然の発言に反応できない私達。それより以前のこと。不思議探索団活文化祭映画。
私のこと。
長門「……記憶情報復元完了」
朝比奈「ふわぁ〜っ、私未来から来たんでしたねぇ〜!」
古泉「機関!そうか携帯の謎の着信履歴は機関からだったんですね!」
キョン「おいおい騒ぐな騒ぐな、とりあえず入りましょう朝比奈さん」
ktkr
C
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 14:06:17.67 ID:RaHlagDSO
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 14:43:09.95 ID:fFqsquq8O
はしゅ
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 14:53:21.80 ID:M8mtc3rbO
ワクワクテカテカ
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 15:18:48.80 ID:PNQLhoSSQ
このスレのBGM
BJCの彼女は死んだな
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 15:24:40.67 ID:yZaUTPUG0
きれいな顔してるだろ
死んでるんだぜ、それで
嘘みたいだろ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 15:43:29.67 ID:agGNYqEvO
C
支援
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 16:07:35.03 ID:ndTIHCiE0
ほしゅ
210 :
a:2008/11/05(水) 16:10:14.09 ID:T6mW85QU0
nn
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 16:10:56.34 ID:R0NeoiW1O
素敵だわぁ
記憶がぶっ飛んでたときは長門もみくるも普通の女子高生だったんだよな。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 16:18:23.68 ID:ndTIHCiE0
>>212 あぁ、そーか
なつかしいな
衝撃的なシーンだったよな
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 16:43:13.07 ID:fFqsquq8O
呼吸を止めて
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 16:46:28.09 ID:JwbwwuN10
三千里
216 :
1:2008/11/05(水) 16:48:23.32 ID:72KQqVdfO
これから十時か十時半くらいまで携帯触れなくなります、ごめんなさい
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 17:05:37.01 ID:/pQ9RWhyO
>>216 なん…だと…
バイトか?とりあえず保守
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 17:13:02.72 ID:M8mtc3rbO
呼吸をとめて三千里
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 17:45:42.66 ID:2I9HrgyYO
も
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 18:04:35.58 ID:9Yh1NfGz0
ho
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 18:24:24.11 ID:6Q/vgDTzO
ゅ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 18:24:36.95 ID:M8mtc3rbO
ほい
ほっしゅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 18:28:59.56 ID:POhvwxUS0
早く帰ってくるべき
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 18:41:24.40 ID:unhppDr5O
ほす
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 19:07:44.38 ID:tZ63uoDHO
もす
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 19:20:31.25 ID:g3ATRM42O
ほ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 19:38:40.68 ID:NO+m8FgI0
涼宮ハルヒの生還
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 19:42:46.33 ID:611h2X+TO
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 19:53:33.12 ID:ckxxi9tL0
ほ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 20:00:12.00 ID:ckxxi9tL0
z
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 20:09:17.20 ID:2MkdIunTO
まぅー
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 20:22:08.64 ID:M8mtc3rbO
ほ
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 20:31:48.91 ID:ckxxi9tL0
bgfhhhg、gjほ
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 20:56:51.85 ID:POhvwxUS0
がんばれ、あと一時間くらいだ
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 21:17:56.59 ID:1rpu53pL0
長門はかしらっていわないよ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 21:41:57.16 ID:M6nG8GcxO
密かに応援してる
保守
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 21:56:13.95 ID:72KQqVdfO
保守本当にありがとうございます、感激です。
お察しの通りバイトでした。電池と電波の関係で更新は帰宅後になりますのでもう少々お待ち下さい。
長門「キョン」や〜かしらは演出だと思って下さい。
では。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 21:57:50.36 ID:wZjbHscU0
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:09:44.07 ID:A4aRKEk80
hoshu
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:20:00.66 ID:LEIzFLbj0
ほ
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:23:00.63 ID:8PVW34YDO
っ
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:42:17.38 ID:LEIzFLbj0
と
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:49:33.82 ID:wZjbHscU0
コ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:51:06.54 ID:72KQqVdfO
彼に背を押され、朝比奈みくるが部室という空間に踏み込む。古泉一樹もそれに続く。
同じように一歩入りかけた彼の前に私は立ちふさがった。
長門「忘れていた方が」
キョン「ん?」
長門「幸せだったのでは」
キョン「……」
長門「特にあなたは」
彼はしばらく揺れる瞳で私の目を見つめ、ふっと微笑を取り繕うと私の頭を一瞬撫で横をすり抜けていった。
振り返った先には、先ほどとは打って変わって賑やかになった部室。
朝比奈みくるは床に落ちていたメイド服を抱えあげはしゃいでいる。
古泉一樹は仕舞われていたボードゲームを発見したようだった。
ほんの数週間、いや数日かもしれない。いずれにせよ忘れていた期間はそれほど長くはなかったはずなのに、酷く懐かしい。
私も彼らにならい、懐かしい情景を作り出すべく
定位置に着いた。
視線をあげると、それぞれがそれぞれの定位置に着いていた。
ここが私の居場所。
キター
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:53:30.79 ID:3670b4vIO
ふむふむ
ホシュー
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:57:25.39 ID:wZjbHscU0
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 22:58:30.87 ID:72KQqVdfO
そんなほぼ完璧な状態に戻った空間にも
たった一つ欠落があった。
パソコンが置かれたデスク。
本から視線をあげれば必ず目に映ったはずの彼女は、欠席だ。
古泉「……涼宮さんは、どうなったんでしょうか」
朝比奈「キョン君……」
二人の声に、彼は私に話したのと同じように全てを彼らに告げた。
けれどあの日のように、泣いてはいなかった。
涼宮ハルヒ。
今、どうしているのだろうか。
長門「―――……っ!?」
朝比奈「……涼宮さん……」
古泉「しかし、僕達がこうしてSOS団のことや涼宮さんのことを思い出せたという事は、もしかしたら」
キョン「帰ってくるかもって?まぁあいつのことだし、それもありえなくないかもな」
朝比奈「そ……そうですねぇ〜!」
キョン「なぁ、長門」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:01:26.68 ID:NgJbq7o5O
wktk
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:04:48.78 ID:tZ63uoDHO
おかえり!
今更だが「好きよ。キョン」
で、うるっときた
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:07:17.47 ID:72KQqVdfO
長門「帰ってこない」
キョン「え?」
長門「涼宮ハルヒは死んだ」
古泉「それは……」
長門「違う」
長門「この世界の何処にも、涼宮ハルヒを感じない」
綿のように柔らかく作られていた空気が、凍ったガラスのように冷たく固まった。
小さな希望に細められていた六つの目が、大きく揺れ出した。
キョン「……今、か?」
長門「わからない」
なぜ、記憶が戻ったとき、すぐに彼女のことを考えなかったのだろう。
私はおそらく帰ってきた自分の居場所に浮かれていた。
もしそのせいで、彼女の最後を感じ取ることが出来なかったのだとしたら。
私は
古泉「……僕らが、SOS団や涼宮さんのことを思い出せたのは、彼女が死んでしまったからなのでしょうか」
キョン「古泉!」
古泉「死によって、涼宮さんの影響力が薄れ僕らの記憶が戻ったのだとしたら」
壁が少しずつ暖色に染まっていく。
古泉「魔法が、とけてしまったんですね」
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:07:21.09 ID:POhvwxUS0
わくわくてかてかてかりんぐ
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:07:43.28 ID:Rs2OZ+MgO
下のスレがハムスターが死んだ
だったのでちょい感動して開いた
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:14:45.94 ID:72KQqVdfO
きっともう世界は平和にはならない。
私達は特別幸せになったりしない。
世界は消えてしまうかもしれない。
涼宮ハルヒの死亡とともに
彼女の魔法はとけてしまった。
涙のことも別れも忘れた、あの幸せじみた日々は
とけてしまったのだ。
キョン「ハルヒが死んだ」
それはいつかも聞いたセリフで、最初に聞いたときは誰もが理解できなかった。
それが今では、否定することの出来ない状態にある。
彼はまた泣くだろうか。
いや、彼より先に朝比奈みくるが泣くだろう。
古泉一樹も泣くかもしれない。
けれど誰も泣き出したりはせず、ただ黙って俯いていた。
侵入してきた鮮やかな茜色が、彼らの肌を彩る。
白いパソコンのボディをも染め上げ、そのキーボードを際だたせた。
私は立ち上がり、いつかのようにそれに近づいた。相変わらずSは割れていてOは陥没している。
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:23:19.07 ID:72KQqVdfO
朝比奈「……お茶、入れますね!」
最初に声を発したのは朝比奈みくるで、その声色には暗さなど微塵も含まれておらず明るさ一色だった。
その心は激しく揺らいでいるというのに。
古泉「さて、久々にどうですか?今日こそは負けませんよ」
古泉一樹も同様、いつものような笑顔を浮かべている。
キョン「……おまえ、どうするんだ。これから」
古泉「どうするって…どうもしませんよ。これまでどおりです」
朝比奈「私もですぅ」
キョン「でも朝比奈さん……」
朝比奈「卒業するまで、ここで皆さんにお茶を振る舞いたいんです」
彼は少しの間呆然とし、そして力なく笑ったあと私に視線を移した。
キョン「おまえはどうするんだ、長門」
指先だけで、キーボードの使い物にならなくなった部分に触れる。
いつも、力強く
長門「観測を続行する」
キョン「そうか」
茜色に染まった彼の笑顔。古泉一樹、朝比奈みくる。部室の壁もパソコンも全て同じ色。おそらく私自信も。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:28:51.77 ID:72KQqVdfO
いつも力強くキーを叩いていた。
力強く団を率いて
力強く生きていた。
そのSOSの意味を
二度と忘れることはない。
SOS団。
その名がこの世に残っている限り
涼宮ハルヒは存在し続けるだろう。
永遠に。
SOS団の生還
完
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:33:27.32 ID:72KQqVdfO
というわけで終わりです、ちょっと微妙だったかな。
まばら投下な上グダングダンSSなのに保守してくれたり期待してるとか言ってくれたり感動したとか言ってくれたり本当嬉しかったです、こっちが感動したわ。
本当は長門がハルヒは死んだって言った辺りで谷口から「そういえば涼宮ってどうしたっけ?転校?」みたいなメールをキョンが受信するはずだったんですがうっかりうっかり。
では、またいつか機会があったらよろしくお願いします。
好きよ。>>all
>>1でした。
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:33:44.95 ID:QbjEcWO+0
終わり? 乙
乙。楽しませてもらったぜ
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:37:29.89 ID:wZjbHscU0
>>1乙
最後にハルヒが「不思議探索に行くわよ!」とか言いながら、部室に戻ってくると思ったのにw
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:38:01.41 ID:gptpXh+1P
乙
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:38:04.07 ID:hgtWTeuW0
おっつ〜
乙
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:41:35.33 ID:KqsOFeozO
乙 楽しませてもらった
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:42:12.40 ID:NO+m8FgI0
乙
おもしろかったぜ!
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/05(水) 23:54:13.16 ID:o+QU0NgEO
ハッピーエンド希望
そうだ、ヤツは死んだのさ。
今まで散々俺らを振り回した揚げ句、自分だけサヨナラ。
なんだってんだ。
そうさ俺にヤツは必要ない。
むしろいなくなって清々した。
いつも思っていたじゃないか。
こんな迷惑なヤツ、いなければ良かった・・・と。
俺は平穏な日々を望んでいたじゃないか。
それが叶ったんだ、悲しむべきではない。
そうさ、俺の願いが叶ったんだ。
俺の願いが・・・叶ったんだ。
可愛い朝比奈さんがいて、無口だがそれなりに可愛い長門がいる。
いつもうすら笑いを浮かべて屁理屈を並び立てるが、一緒にいて楽しい・・・古泉。
「よし、古泉・・・勝負だ!」
「ふふ・・・いいでしょう、大富豪なんてどうです?」
「ああ、なら人数が必要だな。朝比奈もどうです?」
「え・・・わたしですかぁ?・・・わたしでよければ。」
ゲームに誘っただけなのに告白した気分だ。
「長門も・・・どうだ?」
「いい」
「そんなこと言うなよ・・・、4人がちょうどいいんだって」
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:00:22.73 ID:kzpGa3+BO
面白かったけど
ここからハッピーエンドにもってってほしかったのが正直なところ
「・・・なら。」
「よし!全員揃ったな。」
「・・・そうですね。」
そう、全員・・・SOS団の全員。
「でははじめましょうか。」
古泉が手慣れた動作でカードをきり、配りはじめる。
「じゃあ朝比奈さんが先攻で。」
「えっ・・・いいんですか?」
「時計まわりでいいですよね。」
ごめん間違えた。
キョンはみくるに敬語だったな
そんなこというなよ
↓
そんなこといわずに
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:06:16.81 ID:Fhpw1Gzs0
ゾフィーも死んだ!
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:08:32.14 ID:RMFI+oTi0
しぇん
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:09:00.73 ID:AwgCRaXy0
>>1乙
ハルヒ復活みたいなハッピーエンドにならなくてほっとした
終わり方としてはすっきりしていていい
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:17:14.43 ID:eWEUk/edO
また間違えた。
朝比奈→朝比奈さん
「うわ、また最下位かよ!」
「あそこで3枚だすからですよ。」
「わー、2位になっちゃいました。」
「・・・おもしろい。」
何回も勝負しているうちに、本当にあいつを忘れていた。
だが・・・なんともない一瞬。
それこそ強カードを最後まで残していたのに朝比奈さんが革命したときや、長門が完璧に俺の手札を読んでいるとしか思えないあがり方をしたとき・・・。
あいつの顔が浮かんでくる。
涼宮・・・ハルヒ
驚いたハルヒ
笑ったハルヒ
怒ったハルヒ
泣いたハルヒ
照れたハルヒ
あんなやつ、最初からいなかったんだ。
俺が望んだことじゃないか。
何が不満なんだ。
「・・・大丈夫ですか?」
「・・・キョンくん?」
俺の番だ。
だが頭がまわらない。
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:24:10.04 ID:ezY+7G5YO
保守!・v・
手が動かない。
なぜ?
俺には悲しむ理由なんかない。
そうさ、最初からこの部活には4人しかいなかった。
ならなぜ俺は・・・。
あんなやつ、はじめっからいなかったんだ。
いなかった
いなかった
いなかった
好きよ。キョン
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:32:29.70 ID:ywcjrlVu0
sienn
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:35:13.76 ID:eWEUk/edO
・・・。
好きよ・・・?
なにが、好きよ・・・だ。
いいか・・・悪いが、言わせてもらうぞ。
言いたいこと言って人の話を聞かない。
他人の意見なんか無視・・・いつだってそう、お前は身勝手な人間だった。
最初っから・・・最後の最後まで。
そんなお前を止めなかった俺も悪かったさ。
なんで引き止めなかったんだろうな?
いつでも一緒にいた、俺になら止めることはできたんじゃないか?
・・・もしかしたら。
・・・もしかしたら、・・・だったのかもな。
だから止めないで、お前の言うことに従ったんだろうな。
あぁ、そうさ俺はハルヒが好きだ!
俺は自分勝手で人の言うことをきかなかったハルヒが大好きだったさ!
泣きじゃくりながらも俺にあたるお前が好きだった。
ポニーテールの似合うお前が好きだった。
照れ隠しに怒るお前が好きだった。
お前がいなくなった途端、頭が真っ白になってお前のことでいっぱいになって・・・何もできなくなるくらい・・・お前のことが・・・
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:48:01.04 ID:eWEUk/edO
「なにやってんのよ」
ついに幻聴まできこえはじめた。
もうダメかもな・・・ははは。
気付くと俺の顔はびしょびしょだった。
多分とんでもない顔してるんだろうな・・・俺。
・・・こんなとこハルヒに見られたら笑われるな。
・・・
「もう見たわよ。」
?
「え・・・?」
「涼宮・・・さん?」
「涼宮・・・ハルヒ」
「涼宮さん!」
・・・ハルヒ・・・だと・・・?
意味がわからなかった。
「まったく、あんたが泣いて同情するヤツなんていないわよ?」
「・・・ハルヒ?」
「キョン、あんたついにボケた?」
「な・・・なんだとっ・・・っ!?」
「ほらハンカチ」
ハンカチなんてどうだっていい。
「お前・・・どこ行ってたんだよ!?」
「は?どこって、家よ。まったく風邪ひいて休んだだけでこのザマだなんて。」
SOS団の名が泣くわ・・・やっぱりわたしがいないと駄目ね、なんてブツブツ呟いている奴は間違いなく・・・ハルヒだ。
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:52:49.46 ID:k169CyV00
支援
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:53:51.36 ID:IC/UPTEj0
続きは見たいが眠気が・・・
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 00:55:36.86 ID:f0Yqel8VO
まさかの遅れて追い付いて干す
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 01:04:41.82 ID:eWEUk/edO
「風邪・・・?」
「そうよ、あんたみたいに馬鹿じゃないからね。」
風邪・・・ではない、まわりをみわたすと
今にも泣き出してハルヒに飛び付きそうな朝比奈さん。
ウィンクをしてなにかのサインを送る古泉。気持ち悪い。
平然な顔をして散らばったトランプを見つめる長門。
「いやぁ・・・お久しぶりね、心配していたんですよ・・・特に彼は。」
話をあわせろということだろうか。
なにごともなかったように。
なにもなかった。
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 01:08:46.51 ID:eWEUk/edO
「ハルヒ・・・。」
「なによ。」
いつもの不機嫌な顔。
「もう時間も時間だし、帰っていいか?」
「・・・いいわよ。まったく・・・あいつ何考えてるのかしら・・・連絡しないで休んだだけでこんな時間まで残すなんて。相当暇なのね、教師って。」
ブツブツと愚痴を呟いているハルヒを残し、俺はカバンを回収する。
「あ・・・私もそろそろ・・・。」
カードをきれいに片付けた朝比奈さんが部室を出ていく。。
「僕も久しぶりにバイトがあるので・・・。」
ハルヒが帰ってきたことで再開しなければならないバイトとやらをするために、部室を出ていく古泉。
「・・・。」
長門も何も言わずに部室をでていく。
二人っきりの部室でハルヒは呟いた。
「あんたの願い・・・また叶ったわね」
「・・・ん?なんだって?」
「なんでもないわよ。はやく帰りなさい。」
「・・・あぁ、じゃな。」無言で睨みつけるハルヒ。
すっとハルヒの横を通りすぎる俺。
きっと、俺が願ったからハルヒは・・・もどってきたんだろうな。「この幸せを続けさせてくれ
」
俺は願った。
終わり
たてよみとかしない
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 01:13:36.12 ID:eWEUk/edO
すまん眠気に勝てなかった
おつ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 01:33:09.25 ID:+ldoKliK0
おつおつ。
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 01:38:47.13 ID:HITlt87zO
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 01:46:44.68 ID:UPacsf2CO
乙!!!
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 02:16:16.30 ID:k169CyV00
乙
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 02:24:00.81 ID:li1V/bvl0
乙!
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 02:42:04.39 ID:1Cwii0ueO
うおお乙
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 03:29:29.03 ID:JOU59ZiWO
長門にかしらはさすがにないわ。
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 03:33:19.49 ID:XV34KmqLO
全く読んでないけど乙!
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 04:06:27.12 ID:CHcO3AJh0
彼はたった一言…まで読んだ
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 04:10:50.83 ID:wuUruOAYO
昨日から長かった・・・乙
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 06:41:37.19 ID:mkb89cH1O
イチオツ!
気づいたら、キョンも消えていた くらいの オチでよかったかもなw
いいはなしだなあー
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 08:23:14.99 ID:1xT5QKrSO
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 11:38:45.62 ID:UUNtGmYr0
いいはなすだ
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/06(木) 13:25:18.71 ID:yspX7vkgO
今から読むよ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
深いなあ‥‥乙!