1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
( ゚毒゚)< まとめ で やれば良い のに。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:28:14.37 ID:xYWcTaKI0
thx
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:28:30.90 ID:xYWcTaKI0
無知ななあんたのために講説してあげるとね、
タマムシシティはあたしたち若者の羨望と憧憬の的なわけ。
流行の最先端にして、確かな文化と歴史を持ち、
由来の玉虫色に違わぬ色彩鮮やかな景観が訪れた者を魅了するの。
地下にはタマムシメトロが網目のように張り巡らされていて
交通の便を求めすぎた結果、逆に不便になってしまったという批判の意見もあるほどよ。
路を歩けば有名人に出会い、
辺りを見渡せば、いつかTVで見た風景が広がっているの。
シティ内に点在するデパートの数は300店舗を悠に超えていて、様々なニーズに応えているわ。
内在するブティックの数は、それこそ数え切れないくらい。
また街の中心には誰もが一度は通うことを夢見る「知識の蒐集所」、タマムシ大学があって、
ポケモンを主とした幅広い分野の研究、研鑽に力を入れているわ。
同大学内にある図書館の蔵書は約十万五千冊で、もちろん一部を除いて全て一般公開されているの。
あたしもヒナタと旅に出なかったら、今頃家でタマムシ大学に入るための勉強に明け暮れていたでしょうねー。
あとタマムシシティを語る上で欠かせないのが、食の豊かさ。
世界各国の食文化を取り込み、昇華させたことで、タマムシは美食の都とも呼ばれているの。
信じられる? 有名パティシエが腕を振るって作ったスイーツが、出来たてで食べられるのよ?
都心のレストランは食材からシェフの技量までなにもかもが一流で、一皿一万円以上なんてザラ。
でもでも、女の子なら人生で一度くらい、
高層ビルの最上階で、極彩色の夜景をバックに恋人と一緒に食事したいわよね。
あ、もちろんその恋人っていうのは、タイチくんのこと。てゆーか、それ以外考えられないし?
それでー、まだまだ語り足りない部分はあるけどー、
とにかくタマムシシティっていうのは、そういうところなの。分かった?
――と、カエデはあたしに語り聞かせてくれた。
これでもかなり削った方なんだから。
あたしがどれほど長い時間カエデの鼻息荒い語りに我慢しなければならなかったは、
それこそ筆舌に尽くしがたいのでやめておくことにするわ。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:29:56.20 ID:xYWcTaKI0
事の発端は、二時間前。
タマムシシティ郊外に訪れたあたしたちは、
日が半分暮れかかってたこともあって、
今日のところはひとまずポケモンセンターで部屋の予約をとることにしたの。
タマムシシティ郊外は都市部を中心とする、
所謂ドーナツの形をしたベッドタウンで、
ポケモンセンターの構造も、これまで訪れたのとほとんど変わらなかった。
違うと言えば、センターの周りに立ち並んだ真新しい塗装の家々や、綺麗に舗装された道路くらい。
カエデは肩すかしを食らったみたいで文句を垂れていたけど、
あたしはタマムシティの中心部を想像して、ワクワクしていた。
それで、あたしとカエデが順番にシャワーを浴びて、
後は寝るだけだけどまだ眠たくない、特に何をするでもない時間に、
あたしはつい、
「ねぇカエデ、タマムシシティって、どんなところなのかしら?」
と聞いてしまった。
後悔先に立たずとはこのことで、
カエデは惜しげもなく自分が持つ知識を披露してくれて、
一生懸命相槌をうつあたしを余所に、勝手に喋り疲れて眠ってしまった。
横目でカエデを見る。
さっきまでの豪快な大の字から、寝返りをうったのだろう、ベッドの端で赤ちゃんみたいに丸くなっていた。
すやすや眠っちゃって、さ。
あんたの長話のせいで、こっちは眠気が吹っ飛んじゃったじゃない。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:30:23.42 ID:Oy9Qlbk70
3日ルール忘れてた・・・すぐまとめて来ます
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:36:20.10 ID:NnWRx2sT0
wktk
最近見てないから話がつかめてない…
誰か何行でもいいから軽くまとめてくれ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:38:21.19 ID:0tFXLVqOO
終了
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:39:07.75 ID:/1zXbWC4O
>>8 まとめ読め
それに最近って言われてもわからん
ほしゅ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:53:23.48 ID:xYWcTaKI0
静かにベッドを抜け出して、窓際に寄る。
最近は、夜は秋の涼しさが感じられるようになった。
もそもそ、という気配を感じて振り返る。
ヒトデマンがいた。
「ごめんね、起こしちゃった?」
コアがパッと赤く光り、消える。
あたしはなんとなく、
『カエデさんのお話がうるさくて、最初から寝てないです……』
という意図を感じとれた気がした。
何故ヒトデマンがですます口調なのかは、あたし自身、分からない。
ヒトデマンの体を持ち上げて、桟の上に乗せる。
外から差し込む、淡い街灯の光を浴びて、
床に星形の影が出来た。なんだか可笑しくて、あたしは意味もなく笑ってしまった。
でも、すぐに可笑しくなくなった。笑えなくなった。
眠れないのは、カエデの長話に掴まってしまったからじゃない。
あたしは不安だった。
もしもこのタマムシシティで――世界中から情報が集まる大都市で、
ピカチュウを攫ったあの男や、アヤという女の子が所属する組織の手掛かりが見つからなかったら、
あたしはこれから、どうすればいいのかしら?
闇雲に旅を続けても、ピカチュウを見つけられる確率は零に等しい。
それこそ、ピカチュウの方から会いにきてくれない限り、
もう一度一緒に旅が出来る未来なんて、夢のまた夢だ。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 20:57:26.19 ID:DXx/7l9nO
ですます口調のヒトデマン可愛い
でもやっぱりゲンガーかな
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:13:17.27 ID:E01efNB+O
まさかと思ったら落ちてたのか
ヒトデマン可愛いよツルザラしてそうな表面の体を抱きしめたいよ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:19:17.20 ID:xYWcTaKI0
思考が泥濘にはまりそうになる。
でも、はまりきる前に、ヒトデマンがあたしを救ってくれた。
ヒトデマンは足の一つでコアをぐしぐし擦りながら、二回コアを点滅させて、
もう一方の足であたしのワンピースを引っ張った。
「そうね……くよくよ考えていても、仕方ないわ」
ベッドに戻ると、隣にヒトデマンも潜り込んできた。
あたしが子供の頃、夜遅くになっても眠れなくなくて困っていたら、ママが教えてくれたっけ。
眠れない時は、楽しかった過去の記憶を、
数珠つなぎのように次々と思い浮かべていけばいい、って。
ただし、一つの記憶に囚われすぎてはダメ、とも言っていた。
そうすると、逆に目が冴えちゃうんだって――。
それからあたしは、ずっと昔に忘れたママの子守歌を、記憶を追っている間に自然と思い出した。
ママの声は、優しくて、柔らかくて、温かくて、でも、どこか寂しさと悲しさを感じさせて――。
その矛盾の理由を探ろうとしたけれど、それよりも先に、あたしは眠ってしまった。
風呂
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:21:16.24 ID:Nq2mFB5N0
ごゆっくり
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:23:02.57 ID:E01efNB+O
毎日風呂入るなんて偉いねぇ
任天堂はポケモングッズをもっと出すべき
ピカチュウの原寸大ぬいぐるみ800円だったから買っちまったい
風呂は毎日入るだろjk
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:31:33.01 ID:/1zXbWC4O
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:33:15.35 ID:DXx/7l9nO
やっぱり作者は俺たちと親近感が沸いてきたから一言だけになったんだな!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:39:05.65 ID:E01efNB+O
お前等冗談だろ……?
いいさ俺にはベトベターが居る
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:40:36.94 ID:SXxjooEpO
体長40aのまっ黄色な鼠って想像するとなんかやだな
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:42:31.99 ID:cQpYnMCj0
昔あったぞそのぬいぐるみ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:51:46.77 ID:XPMdW+uXO
窓際にミュウのぬいぐるみ置いてたら、カビはえて勝手に捨てられたわ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:53:26.59 ID:103uuzKR0
友達の家にあったがカビ生えた挙句中から変な虫が這い出てきてたな
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 21:56:03.12 ID:DXx/7l9nO
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 22:05:30.43 ID:E01efNB+O
俺のせいでこのような気持ち悪い流れになってしまった事を
本当にすまないと思う
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 22:21:40.46 ID:M5Lu6ZkSO
ジャックバウアーさん乙
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 22:45:19.37 ID:lgRQ+qtjO
☆ゅ
誰か前のスレのdat貼ってくれると嬉しい
31 :
◆ihjpPTk9ic :2008/11/02(日) 22:46:16.34 ID:xYWcTaKI0
>>20 初期の頃に戻すことにしたんだ
翌朝。あたしとカエデは地下鉄に乗って、都心に向かった。
何もかもに圧倒された。
駅構内の大きさからして、マサラタウンのそれとはスケールが違っていたし、
通勤、通学する人たちの押し込められた車内に割り込むのは、ちょっとした勇気が必要だった。
目的の駅についてからも、
今度はどこの出口から地上に出ればいいのか、そもそもどうすれば出口に辿り着けるのか分からず、
あたしはカエデに頼りっぱなしだった。
「やっぱりヒナタはあたしがついていないとダメね。
はぐれて迷子にならないように、ちゃんとついてくるのよ?」
「わかってるわよ……」
したり顔のカエデに無性に腹が立ったけど、仕方ない。
それにしても、どうしてカエデはこんなにタマムシの地理に明るいんだろう。
訊いてみたら、
「タマムシシティで一人暮らしたいと思ってた時期があって、その時色々調べてたから」
という返事が帰ってきた。
地上に出ると、日光の眩しさに目を覆うことを忘れるくらい、
衝撃的な景観が目に飛び込んできた。
「凄い……こんなに人がたくさん……」
「ヒナタ、ここがどこか分かってる?
タマムシシティよ。人口、面積ともに最大クラスの大都市なのよ。
今あたしたちは、その都心部にいるの。人が多いのは当たり前じゃない」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 22:52:51.59 ID:E01efNB+O
タマムシは東京みたいなもんか
初心に返る
良いことじゃないか
別に質が落ちたわけじゃないから原点回帰してもあんまりいみないんじゃね?ww
タマムシが東京都心並みの都市だったらヤマブキはいったいどうなっているんだろう…
横浜ぐらい?w
タマムシ→セキチク→タマムシ→セキチク→タマムシ…以下無限ループ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:03:49.54 ID:xYWcTaKI0
「それはそうだけど、実際に目にしたらなんか……」
「なんか?」
「感動しちゃって」
「はぁ……」
目頭を押さえるカエデ。
べ、別に感動したっていいじゃない。
あんなに高いビルが、あんなに大きな交差点が、
あんなに多くの人が、当たり前のように存在してるのよ?
「御上りさん全開ね、あんた。
一緒にいてるあたしが恥ずかしいから、さっさと行くわよ」
「ま、待って!」
そう言って颯爽と歩き出すカエデの後ろ姿は、
どこからどうみてもハナダシティ出身者には見えなくて、
あたしはカエデと同じような露出度の高い服装の女の子と見間違えないよう、
必死になって追いついた。
でも、やっぱり視線があちらこちらに泳ぐのは、止められない。
地上から少し仰いだだけで、
タマムシシティがどれほど爛熟した都市なのかが理解できる。
クチバシティを訪れた時は、なんて近未来的なデザインの街なのかしら、
と嘆息したものだけれど、今から思えば、あんなのただの見せかけだわ――。
「お嬢さん、見たところポケモントレーナーのようだが、違うかい?」
肩を叩かれて、初めてその声があたしに向けられていたものだと気づく。
反射的に逃げようとしたけど、
その男の人が、とても人懐こい微笑を浮かべていたので、あたしはつい、「はい」と頷いてしまった。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:04:50.19 ID:WsHZqL43O
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:08:51.99 ID:E01efNB+O
モフモフしたぁぁぁぁぁぁぁい
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:17:56.94 ID:WsHZqL43O
なんだ女の子か・・・ふぅ・・・
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:28:44.56 ID:xYWcTaKI0
「ついでに言うと君、今日初めてこの街にやってきたんじゃないのかな?」
「はい、そうですけど」
「こんなにデカい都市だと、慣れるまでが大変だよ。実際、ここに来るまでも苦労しただろう?」
「はい」
「ところで、耳寄りなポケモンに関する情報があるんだけど、少し聞いてくれないかな?」
「はい」
言ってから気づく。どうして断るつもりだったのに、「はい」って言っちゃったのかしら?
「……ごめんなさい、やっぱりあたし、これから行くところが、」
「ほんの少しだけさ。時間は取らせないよ。
ささ、道の真ん中で話もなんだから、こっちに来て」
背中を押されるようにして、路地裏に連れて行かれる。
ここまで来たら、少しだけ聞いていこう、と思った。
耳よりポケモン情報って、ちょっと気になるし。あたしは訊いた。
「あの、どうしてあたしがポケモントレーナーだってことや、
タマムシシティが初めてだと分かったんですか?」
「そりゃあ分かるよ。この時間帯、君みたいな年代の女の子が
学校も行かずに街中をうろついてたら、ポケモントレーナーだと思うのが普通だろう?
あと、君からはこの街の人間が持たない純粋な雰囲気を感じてね。
――俺の話も、無視しないで聞いてくれると思ったんだ」
男の人は、ハハハ、と頭を掻いて笑った。
あたしはますます、この男の人に対する警戒心を解いていった。
根拠はないけど、この人は悪い人じゃない気がする。
ふいに、男の人は声を潜めて、
「本題に入ろうか。耳よりなポケモンに関する情報というのは、簡単に言えば、ポケモンを強くする方法のことなんだ」
まy… ゲフンゲフン
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:29:53.07 ID:M5Lu6ZkSO
ウチにもピカチュウいるよー
振動させると♪ピカチュウって鳴くの。
ただ小さい頃に買ってもらったやつだから、今鳴らすと死にかけのロボットみたいな声で鳴く。
電池換えたら?
最初のスレからずっと読ませてもらってるが…
作者すげえ!同じ高校生とは思えん
頑張れ、応援してるぜー
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:33:53.70 ID:6EOAF9H30
コイキング売られるのかと思った
カエデもヒナタが連れて行かれたの気づいてない(?)あたり結構浮かれてんのかな?w
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:39:33.35 ID:E01efNB+O
コイキング+強化骨格=ギャラドスより強く
タマムシが首都なの?
じゃあヤマブキは政令指定都市みたいなもんなのかね
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:50:33.15 ID:QZ8ijhlx0
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:51:50.94 ID:dYjYIPHT0
>>44 ……ガzyuヴヴ……ビガ゛ヂヴヴ……ビグァ…ju…
って鳴くよな
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:52:01.53 ID:xYWcTaKI0
「ポケモンを強くするって……
素早くレベルアップさせる方法のことですか?」
「うーん、ちょっと意味合いが違うなあ。
俺が知ってるその方法は、
ポケモンバトルの経験による、技能的な強さじゃなくて、
ポケモンのフィジカルな強さを上げる方法なんだ」
あたしはその言葉を、にわかに信じることが出来なかった。
フィジカルな強さ、つまり基礎能力値を上げるには、
ポケモンの成長や進化に任せるしかなかったはずでしょ?
「しかもその方法を実践するのに、
時間は10分とかからないし、リスクもない」
「夢のような話ですけど……いったい、どんな方法なんですか?」
「薬さ。特殊な成分を含有する薬物をポケモンに投与することで、
驚異的な能力アップを図ることができるんだ」
あたしは"薬"という単語が気になった。
「危なくないですか?
その、人間が呑む薬でも、副作用とかあったりしますよね?」
「だいじょうぶだよ。その薬の安全性はきちんと科学的に証明されている。
絶対にポケモンに害が出ることはない。僕が保証するよ」
男の人の目に、嘘の色はなかった。
時間による成長を待たずとも、ポケモンを強くすることが出来る――。
その言葉の響きは、あたしの胸を高鳴らせた。
でも、心の隅で何かが、警鐘を鳴らしていた。
それを静かにするために、あたしは現時点での疑問を、全部潰すことにした。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 23:52:25.96 ID:QZ8ijhlx0
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 00:00:33.29 ID:QYqhuCn/0
「どうしてあたしみたいな初めて会った人間に、そんな話を教えてくれるんですか?
それに、もしそんな薬が本当にあるのなら、
世界中のポケモントレーナーがこぞってポケモンに使っているはずですよね?」
「ああ、それはね。まず一つ目は、俺の好意さ。
君みたいな綺麗な女性ポケモントレーナーを見かけると、つい、手を差し伸べたくなってね。
もちろん、誰にだって声を掛けているわけじゃないよ。
言うなれば、君は俺の眼鏡に適ったというわけさ」
男の人は、慣れた感じのウインクを見せた。
タイチのキザな仕草と比べると、全然嫌な感じがしない。
寝る
明日は昼過ぎから再開
乙
タイチは嫌な感じを持たれてたんだなwww
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 00:02:42.22 ID:cWOCi4/hO
作者乙〜
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 00:04:14.56 ID:koAhgtng0
乙
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 00:08:32.19 ID:33iE3QZ8O
乙
怪しげな気配がプンプンするぜ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 00:19:18.86 ID:wIgKOZCxO
事件の匂いがwww
乙wwwwwwwwwwwww
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 00:58:33.29 ID:K/e5edWyO
タウリンとかマックスアップならいいんだが、騙されたらかわいそうだな
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 01:07:57.27 ID:hnhSE/OBO
ブルーに騙されるレッド的な
でもお金が・・・・
↓
君みたいな可愛い娘ならすぐ稼げるよ
的な
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/03(月) 01:32:27.06 ID:/urafTcMO
最初のニャースとピカチュウがぼやいてた頃から読んでる事を誇りに思ってます