真紅「ルパン×ローゼン・LAST×GAMEなのだわ。」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:07:41.88 ID:VIAkdNx60
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:07:44.77 ID:utQfYGc2O
日本・都内
某歌舞伎座
五ェ門「蒼星石殿、この話は拙者の先代様が主役になっているでござるよ。」
蒼星石「あ…そうなんですか?楽しみです。」
五ェ門「拙者もでござる。」
五ェ門「ん?まだ開演まで時間があるでござるな……蒼星石殿飲み物は何がいいでござるか?買って来るでござる。」
蒼星石「あ、僕も行きますよ。」
五ェ門「ついでに、パンフレットも買うでござる。蒼星石殿の分も拙者が買ってあげるでござるよ。」
蒼星石「ありがとう、師匠!」
五ェ門「師匠と呼ぶのはやめられよ………照れるでござる。」
蒼星石「ふふ」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:08:49.93 ID:utQfYGc2O
都内・某ゲームセンター
次元「………」
真紅「ルパン!早くクンクンを取るのだわ。」
雛苺「雛もー欲しいのー」
ルパン「任しとけよ〜……あ〜……チキショー…」
次元「……おいルパン、もう三千円もすっちまってるじゃねーか。」
翠星石「まったく、下手クソですね?」
ルパン「っるへー!狙った獲物は必ず手に入れるのがルパン家のモットーなんだよ!」
真紅「ルパン、そのクンクンではないわ。その隣の探偵衣装のクンクンよ。」
ルパン「へいへい……」
次元「おい、それよりルパン。今日は久しぶりにみんな日本にいるからって…晩飯食いに行くんじゃねーのか?」
ルパン「いやな、五ェ門のやつが歌舞伎見に行っててさ……なんでもご先祖様の話なんだとよ。」
次元「歌舞伎だ〜?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:09:35.46 ID:utQfYGc2O
ルパン「ああ、だから今は五ェ門待ちなんだわ……い〜ま頃、五ェ門やつは
ご先祖様の話でうるうるきてるんじゃねーの…
で〜も、いくらご先祖様が主役だからって歌舞伎はねぇよ……っな。」
ルパン「ほらよ、真紅。」
真紅「遅いわ。まったく使えない家来ね。でも一応お礼を言うわ。ありがとう。」
ルパン「か〜わいくねぇの。」
雛苺「ルパンー。次は雛のー!」
翠星石「ずるいですよ!ちび苺〜次は翠星石のですぅ!」
ルパン「………はぁ」
真紅「ルパンどこへ行くの?」
ルパン「……両替してくる。」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:10:53.50 ID:utQfYGc2O
日本・都内
某歌舞伎座
五ェ門「………感動だ…」
蒼星石「……(師匠は泣いてるけど…ごめんなさい…よくわからないよ)」
五ェ門「………!!」
蒼星石「な、なんだ?舞台から銃弾が?だ、大丈夫ですか?」
五ェ門「………」
蒼星石(マスクをした女の人間達に囲まれた…?)
蒼星石「……これは劇の演出じゃなさそうだね。」
女アサシン「…大人しく斬鉄剣を渡せ……」
五ェ門「…!」
五ェ門「…蒼星石殿……逃げられよ。」
蒼星石「師匠……僕も一緒に手伝います。」
五ェ門「いや……手出し無用……これは拙者一人の問題ゆえ……」
蒼星石「あ……師匠……待って……」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:12:07.86 ID:utQfYGc2O
日本都内・某ゲームセンター
ルパン「ヌフフ……」
雛苺「……ドキドキなのー……」
翠星石「あと少しです……揺らさないように……」
ガッシャーン
翠星石「な、なんです?コラー!人間ー何をしやがるですぅ!……蒼星石?……と修業馬鹿?」
ルパン「次元、追われてたの五ェ門と蒼い方の双子ちゃんだよな?
歌舞伎にハイレグのお姉ちゃん達なんて出てきたか〜?」
次元「いや出てこねぇな。」
ルパン「ヌフフ…俺は追うぜ!次元、車まわしてくれ」
次元「わかった。」
真紅「ルパン。」
ルパン「真紅、しっかり捕まってろよ〜!」
次元「おい、お嬢ちゃんたち行くぜ。」
翠星石「……翠星石のお人形さん……」
雛苺「雛も……」
次元「そんなもん!あとで買ってやるから、早くこい!」
翠星石「は、はいですぅ!」
雛苺「雛も……?」
次元「ああ、わかったから早くしろ!」
雛苺「えへへ〜はいなのー。」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:13:09.66 ID:utQfYGc2O
日本都内・某ガードレール下
ルパン「ふぅ……まいたか?でも五ェ門……何もビルを斬ることはないんでないの?」
真紅「まったくなのだわ……」
ルパン「それで……」
五ェ門「奴らの狙いはこの……斬鉄剣でござる……」
蒼星石「……師匠…」
ルパン「ヌフフ…それじゃあ俺様も……ってどこ行くんだ五ェ門?」
五ェ門「蒼星石殿にも申したが…狙われておるのは拙者のみだ、関わりあいにならないほうがいい。これ以上首を突っ込むと、お主たちでも……斬る。」
蒼星石「………」
ルパン「はぁ……」
五ェ門「……さらば」
蒼星石「……そんな……」
ルパン「……行っちまいやんの……」
真紅「蒼星石……どこへ行くの?」
蒼星石「………」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:15:36.61 ID:utQfYGc2O
都内・某所
ルパン「あ、そうだ次元に連絡しないと………お、次元。お前今どこにいるんだ?」
次元(携帯)「…ルパンか?ちょっと待っててくれ……
「ち、違うって言ってるじゃねーかよ!……俺のじゃねぇから包んでくれって言ってんだよ!!…警察だ〜?」
……すまんルパン、かけ直す。……ガチャ……」
ルパン「……なんだぁ〜?」
真紅「ルパンどうしたの……?」
ルパン「………さぁ?」
「見つけたぞー!!」
ルパン「げげっ?とっつぁん?」
銭形「ルパン!夜の都内で暴れまわるとは……」
金糸雀「許せないかしらー」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:16:13.69 ID:utQfYGc2O
銭形「行け〜新兵器ルパンキャッチャー!」
金糸雀「カナのアイデアかしらー」
ルパン「うげっ!」
真紅「捕まってしまったわね。まるでUFOキャッチャーね……凄いものを造ったのだわ。」
ルパン「……ど〜せゲームセンター辺りで思いついたんでしょ。」
銭形「ガハハ〜!ついに捕まえたぞ〜ルパン。」
金糸雀「楽してズルして逮捕かしらー」
真紅「どうするの?」
ルパン「う〜ん、忍法ってのはどうだい?」
真紅「忍法?」
ルパン「に・ん・ぽ・う!」
真紅「?」
ルパン「ジャケット摺り抜けの術〜!」
銭形「な、なんだとぉ〜?」
金糸雀「逃がしたかしらー」
銭形「ま、待て〜ルパン!」
金糸雀「真紅も待つかしらー!」
ルパン「またな〜とっつぁ〜ん〜!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:19:02.57 ID:utQfYGc2O
日本
都内・某所
五ェ門「なにものでござる?」
「………」
五ェ門「……蒼星石殿か?」
蒼星石「あの……」
五ェ門「手出し無用と申したはず……係わり合いになればおぬしにも危害が……」
蒼星石「いいんです!」
五ェ門「……?」
蒼星石「僕は、マスター…いえ、師匠の役に立ちたいんです…たとえ、どんな危険があっても……だから…連れて行ってください…」
五ェ門「蒼星石殿……お気持ちは嬉しいが……」
蒼星石「なんと言われようと僕は着いていきます!」
五ェ門「駄目でござる!」
蒼星石「行きます!」
五ェ門「………」
蒼星石「………」
五ェ門「………フハハハハ」
蒼星石「?」
五ェ門「まったく頑固者でござるな。」
蒼星石「ごめんなさい……」
五ェ門「ふ……」
蒼星石「あの…どこへ?」
五ェ門「何をしてるでござる、さぁ行くでござるよ。」
蒼星石「はい!」
翠星石に甘い言葉を囁かれながら耳朶を甘噛みされたい
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:26:10.41 ID:utQfYGc2O
都内・某所
ルパンの新アジト
次元「ま〜ったく、お前らのせいで変態扱いされちまったじゃねーか!!」
翠星石「〜♪」
雛苺「クンクン可愛いの〜♪」
次元「…………けっ(聞いちゃいねぇか…)」
ルパン「あれ?……なんだよ?帰ってたのか?」
次元「……おう……ルパン悪いな……」
ルパン「次元、なんか老けたかお前?」
次元「………ああ。それよりルパン、五ェ門は?」
ルパン「それがさ〜聞いてよ次元ちゃん。ひどいんだせ〜」
次元「……?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:31:21.33 ID:utQfYGc2O
次元「なるほどな……まぁ、あいつらしいちゃあらしいがな…で?
どうするんだルパン?関わんなって言われても…どうせ、かむんだろ?」
ルパン「はぁ……いやな、本気で今回は遠慮すっかな〜…なんて…」
翠星石「そんな事よりサル人間!蒼星石は…」
雛苺「夜ご飯はまだなのー?」
翠星石「黙ってろですぅ。蒼星石は無事…」
真紅「いえ、ご飯が先ね。ルパン空腹だわ。なんとかしてちょうだい。」
翠星石「真紅〜貴女まで…」
真紅「蒼星石なら無事よ……」
翠星石「そうですか……よかったですぅ…」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:33:18.30 ID:utQfYGc2O
ルパン「さ〜て、んじゃ晩飯にでも行きますか〜。」
雛苺「賛成なのー」
真紅「早く行きましょう」
ルパン「ちょ〜っと、時間も遅いからメニューは限られるけどな〜。何がいい?」
真紅「そうね……お寿司が食べたいのだわ。」
翠星石「翠星石もあっさりしたものがいいですぅ。」
雛苺「雛はうにゅーが食べたいの〜」
次元「俺はバーボンが飲めりゃなんでもいいぜ。」
ルパン「なるほどな〜……んじゃ〜間をとって〜ステーキでも食いに行きますか…」
翠星石「コラー!!サル人間なんでステーキですか?あっさりしてないですよ。意味がわからないですぅ!」
真紅「……全然あいだじゃないのだわ……」
ルパン「まぁまぁ、落ち着きなよ。いや〜ちょっと前に美味い店見つけたんだわ〜。」
次元「あん?この辺に美味い店なんてあったか?ルパン…どこだ?」
ルパン「ヌフフ…アメリカ合衆国〜。」
次元「………」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:39:33.09 ID:XU6kUMJp0
なんか今日寒くない?
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:51:36.79 ID:utQfYGc2O
ルパン「まぁ、だから少しの間ファーストフードで我慢してくれ。行き掛けに買うからよ。」
次元「ルパン…まさか今から行くのか?」
ルパン「ああ、自家用セスナでひとっ飛びだぜ?」
翠星石「…じ、自家用セスナってあのオンボロ飛行機の事ですか?翠星石はお留守番でいいですぅ。」
真紅「わ、私も遠慮しとくのだわ。」
雛苺「やったー飛行機なのー」
ルパン「真紅〜翠星石ちゃ〜ん?可愛い娘は遠慮なんてしちゃ駄目だよ?それに〜本場のステーキはうまいぜぇ?」
次元「ルパン。お、俺は遠慮できるよな?」
ルパン「相棒〜そんな事言うなよ〜。来てくれるよな?」
次元「………ああ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:54:38.86 ID:utQfYGc2O
日本都内・某所
ルパン新アジト、格納庫
ルパン「よ〜しみんな乗ったか〜?」
真紅「ルパン…狭いのだわ……」
ルパン「少しの辛抱だ我慢しなって」
ルパン「後ろはどうだ〜?」
翠星石「狭過ぎですぅ〜。ヒゲ人間〜もっと詰めろですぅ!」
次元「うるせー!じっとして…」
雛苺「飛行機なのー楽しいのー」
次元「おい!!叫ぶな!大人しくしてろよ。…」
翠星石「やっぱり降りるですぅ!」
ルパン「ヌフフ…それでは離陸しま〜〜す。」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 00:56:26.04 ID:utQfYGc2O
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 01:11:13.17 ID:utQfYGc2O
上空・自家用セスナ内
ルパン「あらら〜?」
真紅「………」
翠星石「いやぁ〜ですぅ〜!墜ちるですぅ〜!」
次元「うわぁ、ルパーンこいつで本当にアメリカまで行けるのかよー?」
雛苺「くるくる回転してるのー」
ルパン「ま〜…俺の計算だとよ、どこかのサービスエリアで二、三回休憩しなきゃ駄目だな。」
翠星石「ひぃ〜お助け〜〜ですぅ〜!」
次元「うわぁ〜」
雛苺「目が回るの〜」
ルパン「まったく、だらしねぇ〜の……少しは真紅を見習えって……」
真紅「………」
ルパン「真紅、おい?なんだぁ……気絶してんのかよ……」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 01:12:29.10 ID:utQfYGc2O
日本・某山頂
五ェ門「……でやぁ!」
蒼星石「うわぁ……山頂が割れた………」
五ェ門「……あったでござる。」
蒼星石「……巻物ですか?」
五ェ門「さよう……これさえ、無事なら大丈夫でござる。」
蒼星石「それには何が書いてあるんですか?」
五ェ門「その昔……斬鉄剣を造った刀匠は斬鉄剣の素材より強度の優れた金属を編み出し刀を作ったでござる……」
蒼星石「……」
五ェ門「それの切れ味があまりにも優れ、あまりにも強力だった為……
その製造方法の一切をこの巻物と竜の置物に封印したでござる。」
蒼星石「それをあの人間達が狙ってるんですか?」
五ェ門「さようでござる。」
蒼星石「では……竜の置物の方は?」
五ェ門「……噂では香港マフィアから買い取った輩がいるでござる。」
蒼星石「そうですか……それは一体……」
五ェ門「まだ、そこまでは……だが拙者はこの巻物と斬鉄剣を守るでござる。
蒼星石殿……協力してもらえるでござるか?」
蒼星石「もちろんです。」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 01:45:00.82 ID:utQfYGc2O
五ェ門「………何者?」
蒼星石「また現れましたね……」
女アサシン「巻物をよこせ。」
五ェ門「…やはり本当の狙いは巻物か……」
蒼星石「あ……」
五ェ門「……く…」
蒼星石「師匠!大丈夫ですか?」
五ェ門「油断したか……」
蒼星石「師匠…腕から血が……」
五ェ門「逃げるでござるよ…」
蒼星石「…し、師匠?…あのこっちは崖で……ひゃあ〜……落ちてるよ〜……」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 02:36:33.48 ID:utQfYGc2O
U.S.A・某海岸
ルパン「はい、到〜着。思ったより時間くっちまったな〜。」
次元「…死ぬかと思ったぜ……」
真紅「……」
翠星石「………」
雛苺「到着なのー」
ルパン「ん?どしたん?さぁ〜本場のステーキを食いに行こうぜぇ〜。」
雛苺「行くのー」
翠星石「……具合悪いですぅ……」
次元「俺もだ……」
真紅「………(あら?もう着いてる……ラッキーなのだわ)」
ルパン「行くぞーみんな。」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 02:37:24.29 ID:utQfYGc2O
U.S.A・ロサンゼルス
某高級ステーキレストラン、個室
翠星石「なかなか美味いのですぅ。」
雛苺「とっても美味いのー」
真紅「まぁまぁね……ルパン。それも盛ってちょうだい。」
ルパン「は〜いよ。」
次元「ルパン……そろそろ話たらどうだ?」
ルパン「ん〜?」
次元「本当の目的だ。だから、わざわざこんなところまで来たんだろ?」
ルパン「さ〜すが相棒。わ〜ってるじゃない。」
次元「……ふん、まぁな。」
真紅「……そんな事だと思ったのだわ。」
翠星石「モグモグ……どう言う…ん…事ですか?」
ルパン「なぁ〜みんな……UFOってロマンがあると思わないか〜?」
次元「おりる!」
真紅「私もだわ!」
翠星石「いい歳こいてUFOって……馬鹿も休み休み言えですぅ!」
雛苺「ねぇ、ユーフォーってなにー?ねぇ、雛もー。ユーフォーってなにー?」
ルパン「……はぁ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 03:11:44.20 ID:utQfYGc2O
U.S.A・ネバダ洲
某ホテル
ルパン「まずは久しぶりに予告状をとっつぁんに送るか〜…きっと喜ぶぜ〜。ヌフフ…」
真紅「ねぇ……ルパン、UFOなんて本気で信じてるの?」
雛苺「UFOなのー」
翠星石「宇宙的な馬鹿ですね。」
ルパン「生きてる人形たちに言われたくないぜ……」
真紅「そう……それよりルパン。紅茶…」
ルパン「ロマンのないやつには煎れませ〜んよ」
雛苺「ルパンいじけてるのー」
翠星石「まったく、大人げないですぅ。」
真紅「………可愛いわね……」
翠星石「……はぁ?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 03:12:33.57 ID:utQfYGc2O
日本・警視庁
銭形「ルパンから警視庁宛てに予告状が届いただぁーー?」
金糸雀「キターー(゜∇゜)ーーかしらー」
銭形「……ネバダ州・エリア51にあるUFOのかけらを頂きに参ります。
厳重に警備されたし、近日参上ルパン三世……うぬぬ…」
金糸雀「UFO……かしら?」
銭形「あいつめ…いつまでもロマンを忘れんやつだな……」
金糸雀「幸ちゃん。いざ行かんかしらー」
銭形「それにしても……UFOのかけらとは……」
金糸雀「作戦はカナに任せるかしらー今度こそルパンと真紅を逮捕かしらー」
銭形「すぐに行くぞ!カナ!」
金糸雀「了解かしらー」
いろいろ混ざってるんだな
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 03:34:26.68 ID:utQfYGc2O
日本・某日本料理店・個室
五ェ門「蒼星石殿。竜の置物の買い手が見つかったでござる。」
蒼星石「本当ですか?それで竜の置物があるのは?」
五ェ門「ああ、話によればブラッディーエンジェルスなる組織が買い取ったらしいでござる…
本拠地は米国らしいでござる…」
蒼星石「米国ですか?……ん?誰か来た……」
「もし…失礼致します。あのよろしければ、お酒をおつぎ致しましょうか?」
五ェ門「……かたじけない。」
カオル「私はここの女将を任されております。カオルと申します…ひとつごひいきに…」
五ェ門「……うむ」
カオル「まぁ、綺麗なお人形ですね…可愛いわ。綺麗なオッドアイね…」
五ェ門「…ああ、拙者もそう思うでござる。」
蒼星石「……」
カオル「あら?このお人形さん…顔が少し赤くなったような……」
蒼星石「………」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 03:35:29.13 ID:utQfYGc2O
カオル「それでは、ごゆっくり……フフ…」
五ェ門「蒼星石殿……もう、いいでござるよ。」
蒼星石「ふぅ……あ、あの師匠…よかったら僕もお酒おつぎしますよ?」
五ェ門「そうでござるか……かたじけない。」
蒼星石「フフ…」
五ェ門「ん?……ま、巻物がないでござる。」
蒼星石「え?そんな…さっきまで……」
五ェ門「……あの女将でござるか?」
五ェ門「女将!」
五ェ門「くっ……居ないでござる!」
蒼星石「それどころか……従業員も一人も居ない……」
五ェ門「やられたでござる…おそらくブラッティーエンジェルスの……蒼星石殿、すぐにアメリカに行くでござるよ!」
蒼星石「はい。」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 03:39:24.39 ID:utQfYGc2O
>>27 劇場版とかアニスペを混ぜてますです。
てか、なんかレスが嬉しいです(笑)
ありがとう。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 04:03:30.25 ID:utQfYGc2O
アメリカ・ネバダ州エリア51
某基地前
ルパン「まぁ〜〜ったく、ロマンの固まりみたいな癖にロマンのない奴らだぜ〜……まぁ、俺様一人で充分だ。」
ルパン「そんじゃ行くぜぇ〜」
エリア51・基地内
博士「これは、これはインターポールの……」
銭形「銭形です。この度はルパン三世から予告状が届きましたので警備をさせて頂きたいのです。」
金糸雀「助手かしらー」
博士「そうですか…それでルパン三世の狙いはなんですかな?」
銭形「それが……UFOのかけららしいのですが。」
博士「やはり、オリジナルメタルですか……」
金糸雀「オリジナルメタルって何かしらー?」
博士「まぁ、いいです。だが警備のいらんでしょう?」
銭形「甘〜い!そんな事を言って今まで何人もの人がルパンに〜…
博士「わかりましたよ。それではオリジナルメタルを別の場所に移しましょう。それではこれを特別金庫に……」
銭形「待てぇ……ルパン。」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 04:04:11.85 ID:utQfYGc2O
博士「……はい?」
金糸雀「その手は古いかしらー、正体を表すかしらー!」
博士「いやですね、そんな根も葉も……」
銭形「ハッハッハー!証拠なら……お前がカナを見て何も言わんかっただけで充分だぁ!」
博士「………」
銭形「ルパン逮捕だー!」
金糸雀「かしらー」
ルパン「フフ……」
銭形「……ぬぅ…ルパン!今日と言う今日は逃がさんぞ〜」
ルパン「さ〜すがは、とっつぁ〜ん。でも、オリジナルメタルは確かに頂いたぜ。あ〜ばよ〜」
銭形「ふ……回りはすでに包囲済みだ〜。」
金糸雀「今回は完璧かしらー」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 04:07:29.79 ID:utQfYGc2O
眠いのですが…朝には落ちてますよね……読んでくれてる人いますか?
前もこんな書き込みしたなぁ……
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 04:31:12.95 ID:utQfYGc2O
ルパン「げげっ!こっちもか?あら?こっちからも〜。」
銭形「追い詰めたぞールパン!」
金糸雀「追い詰めたかしらー」
ルパン「うげっ。こいつはちょ〜っとヤバイかも……」
銭形「逮捕だぁあぁぁあ!」
「ルパン、こっちだ!」
ルパン「おお、次元〜」
次元「ま〜ったく世話がやけるぜ。早くしな。」
ルパン「助かったぜ〜」
銭形「しまった次元か?」
金糸雀「かしらー?」
ルパン「でもお前?なんで来たんだ?」
次元「あの赤いドレスのお嬢ちゃんに頼まれてな。」
ルパン「ふぅ〜ん、ところでどこから入ったんだ?」
次元「よくわからねぇが、鏡からだ。」
ルパン「……なぁ、少〜し寄り道していいか?」
次元「あん?……………ここは?」
ルパン「これこれ……アメリカの国産UFOだ。こいつで脱出しようぜ〜。」
次元「………また、オカルトじみたもんかよ……もう勘弁してくれ……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 05:22:46.93 ID:r7L8f+nC0
スレ立ての時間が悪いお
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 06:05:38.78 ID:iB2BsrGH0
ほ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 06:07:55.54 ID:YlVKJVt5O
ていうか
またルパン?(笑)
懲りろよ(笑)
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 06:26:10.60 ID:r7L8f+nC0
セブンドールズのウンコ
>>1じゃなくて
完全に別の人が書いてる
39 :
キラ速”管理”人:2008/10/21(火) 08:29:38.86 ID:Twd4O24RO
ルパンローゼンをのせさせてもらったキラ速ですが
よければ その3のdat持ってましたら送ってくれませんか?
是非前スレものせたいのでお願いします
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 11:17:14.68 ID:Kv46pFm40
ほ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:00:18.62 ID:utQfYGc2O
書いてる途中に寝てしまいました……
正直残ってるとは思いませんでした……ありがとうございます。
>>37 最後なので……
>>38 セブンドールズ……越えられない壁ですね……
>>39 わざわざありがとうございます。datは……必要ないかなと思って……持ってません。すみませんm(_ _)m
では再開します
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:03:32.15 ID:utQfYGc2O
某U.S.A行きの飛行機内
五ェ門「蒼星石殿、飴舐めるでござるか?」
蒼星石「あ、ありがとうございます。」
五ェ門「…痛っ……」
蒼星石「傷が痛みますか?」
五ェ門「心配無用だ……それより巻き込んですまないでござる。」
蒼星石「いえ、そんな……」
五ェ門「……かたじけない。」
蒼星石「あの……師匠…これが終わったら……その…」
五ェ門「なんでござるか?」
蒼星石「僕の……マスターになってくれませんか?」
五ェ門「…マスターとはなんでござる?」
蒼星石「……とにかく…お願いします。」
五ェ門「ああ……拙者にできる事であれば良いでござるよ。」
蒼星石「本当ですか?……約束ですよ?」
五ェ門「ああ約束でござる……でもまずは巻物と置物を取り返すでござるよ。」
蒼星石「はい。」
キラ速死ね
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:04:54.30 ID:utQfYGc2O
U.S.A・某シティーホテル
真紅「あら?ルパンに次元。早かったのね。」
ルパン「まぁ〜な。」
次元「……うぅ…(最悪の乗り心地だった…まだ気持ち悪いぜ……)」
翠星石「それで……その丸い玉がUFOのかけらですか?なんか…しょぼいですぅ。」
雛苺「しょぼいのー」
真紅「確かにしょぼいわね……」
ルパン「シャラーップ!いいか〜?これはな〜宇宙の何千、何万光年の彼方から…」
真紅「それより、ルパン。紅茶を煎れてきて。ぬるいのは駄目よ。」
翠星石「翠星石のもですぅ。」
雛苺「雛もー雛もー」
ルパン「………はいよ。」
次元「それでルパン?そんなガラクタ何に使うんだ?」
ルパン「いや、不二子がな。これで世界にひとつだけの指輪を作って欲しいんだとよ〜。」
真紅「!?」
真紅「ルパン。この玉……よく見ると、とても綺麗なのだわ。私も指輪が欲しくなったのだけれど……」
ルパン「ふぇ?どしたの急に?いや〜でも不二子ちゃんに頼まれてるし〜……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:05:54.99 ID:utQfYGc2O
真紅「でも……その指輪私も欲しい……。」
雛苺「え〜真紅もさっきまでしょぼい玉…ん〜ん〜…」
翠星石「ちび苺は黙るですぅ。」
ルパン「いや……あのね〜…真紅…その……」
真紅「……(上目使い)」
ルパン「だぁ〜!もう、わ〜ったよ。やるよ。」
真紅「本当に?」
ルパン「……でも加工すんのには五ェ門に頼まないといけないから、少し待ってなよ。」
真紅「フフ…楽しみにしているわ。(……勝ったのだわ)」
翠星石「……(真紅……やりますね。)」
雛苺「?」
次元「おい?いいのかよ?」
ルパン「……まぁ、ど〜せ不二子にやっても売るだろうからな……はぁ」
次元「……(わかってんなら盗むなよな…)」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:07:07.95 ID:utQfYGc2O
次元「そういや、五ェ門のヤマは手伝わなくていいのか?」
ルパン「ん〜……まぁ、一枚かんだと言えばかんだかな。」
次元「どういう事だ…ルパン?」
ルパン「例の……歌舞伎座で五ェ門を追ってた連中の胸に付いてたバッジだが〜。ど〜っかで見たことあると思ってな……」
次元「調べたのか?」
ルパン「ああ、どうやら奴らはブラッティーエンジェルスって反米テロ組織らしいぜ。」
次元「反米テロ組織だ〜?ルパン、それが俺達とどう関係があるんだ?」
ルパン「このオリジナルメタルを不二子から買い取ろうとしてるのが、そのブラッティーエンジェルスらしいのよ。ヌフフ〜。」
次元「ルパン……わかっててやってるんだろうから今更文句は言わねぇが……不二子の事よぉ。真剣に考える時期まできてると思うぜ?」
ルパン「まぁまぁ、次元。昔から言うだろ〜?裏切りは女のアクセサリーみたいなもんだって。」
次元「………」
真紅「ルパーン、何をしているのー?早くするのだわー」
ルパン「はいはい…ただいまー」
47 :
キラ速”管理”人:2008/10/21(火) 12:29:00.62 ID:Twd4O24RO
回答いただきありがとうございます。
datがなければ、ssの原稿テキストでもいいので、時間がありましたら
是非送ってください。
お願いします。
キラ速死ね
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:42:03.82 ID:utQfYGc2O
次元「まぁ、なんにしても俺は少し一人になりてぇ……じゃあな。」
ルパン「おい……次元ちゃん?」
雛苺「雛も帰るのーまたねー」
ルパン「え?」
翠星石「翠星石もお邪魔虫になりたくないですから、蒼星石を探しに行くですぅ。」
ルパン「いやいや、みんな。これからワクワクドキドキが始まるんだぜぇ〜?」
ルパン「お〜い………」
真紅「ルパン……これからどうするの?」
ルパン「……さぁ〜てな?」
真紅「いい加減なのね…」
ルパン「んじゃま〜、デートでもしますか〜?」
真紅「ええ。」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 12:42:53.72 ID:utQfYGc2O
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 13:01:59.37 ID:utQfYGc2O
U.S.A・某所
某古本屋
ルパン「あいっかわらず…散らかってんな〜」
真紅「デートなのよ…」
ルパン「まぁまぁ、ち〜っと用事を済ませるだけだからよ。」
真紅「………ここは?」
ルパン「俺様のじっちゃんの知り合いのアジト兼研究所さ。」
真紅「研究所?……汚い古本屋さんなのだわ……」
ルパン「じいさ〜ん。居るんだろ〜?」
珍幻斎「うるさいね〜店はまだ……」
ルパン「よぉ、久しぶりだな〜珍幻斎。」
珍幻斎「これは、ここは、坊ちゃん。どうしまたんだい?」
ルパン「ちょっと調べて欲しいものがあるんだ。」
珍幻斎「まぁ、入りなさいな。」
ルパン「こいつはスゲーなぁ……外見と違って地下はハイテクノロジーって感じだな〜」
真紅「凄いのだわ……」
珍幻斎「おや?坊ちゃん、そちらのお嬢さんは……ローゼンメイデンだね?」
真紅「……ええ。」
ルパン「さ〜すが物知りだな。」
珍幻斎「ふふ…伊達に年はとってないよ。」
ルパン「でも、今日調べて欲しいのはこれさ……」
珍幻斎「これは?」
ルパン「なんでもUFOのかけららしいんだが……」
珍幻斎「ちょっと借りるよ。調べてみよう。」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 14:09:40.69 ID:utQfYGc2O
珍幻斎「わかったよ。こいつはどうやら坊ちゃんの言うUFOのかけらではないようだね……」
ルパン「なんだって?じゃあこれは……?」
珍幻斎「どうやら電磁波系の兵器の一部みたいだね……」
ルパン「な〜んだよ。ロマンのかけらもないな……」
真紅「本当ね。」
珍幻斎「坊ちゃん……よかったらこれを貸しといてくれないかい?」
ルパン「別にいいけど何に使うんだ?」
珍幻斎「まぁ、ちょっとね……。面白いものを作ってあげるよ。」
ルパン「真紅、いいか?」
真紅「ええ……。」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 14:13:52.27 ID:utQfYGc2O
U.S.A・某JAZZ喫茶
次元「………なかなかいい店じゃねぇか……」
「こんばんは…やっと見つけたわよぉ……」
次元「ん?……水銀燈…だったか?」
水銀燈「久しぶりね……」
次元「何の用だ?まぁ、とりあえず一杯どうだい?奢るぜ。」
水銀燈「いえ、いらないわぁ……さっそくで悪いんだけど…」
次元「……?」
水銀燈「私と契約しなさい。」
次元「はぁ?」
水銀燈「もちろんアリスゲームの為よ……真紅のミーディアムに対抗できる方法を探していたけど……
見つからなかった。不本意だけど私もミーディアムを…」
次元「これでも一応あいつの相棒なんでな……悪いが他をあたってくれ。」
水銀燈「いえ、私の知るかぎり……あの人間に対抗できる人間は貴方くらいなのよぉ……」
次元「すまねぇが……」
水銀燈「お、お願い……」
次元「おいおい…(プライドがやたら高そうな、このお嬢ちゃんが頭を下げるたぁ?)」
水銀燈「……………」
次元「…わけありか?話てみな……」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 14:35:11.78 ID:utQfYGc2O
U.S.A・某所
ブラッティーエンジェルス本部
リンダ「出来たみたいだよ……新合金のステルスが……」
ソフィ「いよいよ、この国に復讐できる時がきたのね……」
エミリ「ああ…腐った国をぶち壊してやろうぜ。」
リンダ「ギャッ……な……」
ソフィ「リンダ!?……カ、カオル貴女……ぐぁ………」
エミリ「な、なにをしてんだよ!」
カオル「……だよ……」
エミリ「え?何を言って……」
カオル「この新合金で生まれ変わった妖刀・新紅桜の試し斬りだよ……」
エミリ「カ、カオル……ぐぁっ……」
カオル「反米もオリジナルメタルも…
もうどぅでもいい……こいつを抜いちまったんだからな……」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 14:36:19.49 ID:utQfYGc2O
次少し遅くなります……
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/21(火) 16:05:34.87 ID:utQfYGc2O
五ェ門「これは…?」
カオル「……五ェ門かい?遅かったじゃないか……」
蒼星石「ひ、酷い……みんな斬られてる……」
五ェ門「妖刀か?その刀はこの世にあってはならぬもの……斬る。」
カオル「なんでもいいさ、今は早くあんたの血をこいつに吸わしてやりたい……」
五ェ門「……(くっ…手負いなうえ……妖刀に斬鉄剣以上の切れ味か……拙者に勝つ事ができるだろうか……)」
カオル「行くよ…」
五ェ門「くっ……」
カオル「なんだい?手負いかい?…まるで手応えがないね。」
カオル「ふん……終わりさ……往生しな……」
五ェ門「…無念……」
蒼星石「危な!!」
五ェ門「………な…」
蒼星石「……う……」
カオル「へぇ…この人形は動くのかい?人形に庇われたか……まぁどうでもいいわ……」
五ェ門「………く…」
カオル「大丈夫よ…今、後を追わせてあげるから……」
五ェ門「……覚悟なされよ……」
カオル「あぁ…?」
五ェ門「だが斬るのはおぬしではない……
今、拙者が斬るのは自分の弱さ…」
カオル「!?」
五ェ門「でやぁ!」
カオル「ぁ…?」
カオル「そ、そんな…紅桜が折れるなんて……く……大丈夫よ……私の血をあげるわ……」
カオル「……………」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
五ェ門「蒼星石殿……なぜ拙者を庇って………」
蒼星石「よ、よかった……師匠…無事で……」
五ェ門「喋ってはいかぬ……」
蒼星石「いえ………はは…駄目そうです」
五ェ門「この宝石は……」
蒼星石「あの師匠……一つだけ……お願いしていいですか?」
五ェ門「ああ、なんでも申してくれ。」
蒼星石「僕の…ローザミスティカとレンピカを翠星石に渡して……そして翠星石を守って……」
五ェ門「ああ…必ず。」
蒼星石「ふふ……師匠…いえ、マスター……楽しかった……」
五ェ門「拙者もだ……」
蒼星石「また……歌舞伎とか…一緒に修業の旅…行きたかったです…」
五ェ門「ああ……ああ……行こうでござる。歌舞伎以外でも、どこでもいいでござる。」
蒼星石「ふふ……楽しみに…して…ま………」
蒼星石「…………」
五ェ門「くっ………うぅ…………うぅ……」
五ェ門「………無情だ…」