ID:9yvdCiBZ0期待age
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:46:21.10 ID:nmCCe2/w0
パート死
終了
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:46:56.52 ID:sz0jDESa0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:53:13.33 ID:tBwszw+gO
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:55:50.71 ID:dY/e9K/D0
おチンチンびろーん
∩___∩
| ノ ヽ/⌒)
/⌒) (゚) (゚) | .| 彼女
/ / ( _●_) ミ/
.( ヽ |∪| /
\ ヽノ /
/ /
| _つ /
| /UJ\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
おチンチンびろーん びろろ〜ん べろーん びろんぬ
∩___∩ ∩___∩ ∩___∩ ∩___∩
| ノ ヽ/⌒) ヽ/⌒) ヽ/⌒) ヽ/⌒)
/⌒) (゚) (゚) | .| (゚) | .| (゚) | .| (゚) | .|
/ / ( _●_) ミ/ ( _●_) ミ/ ( _●_) ミ/ ( _●_) ミ/
.( ヽ |∪| / |∪| / |∪| / |∪| /
\ ヽノ / ヽノ ./ ヽノ / ヽノ /
/ / ./ / ./ / ./ /
| _つ / | _つ / | _つ / | _つ /
| /UJ\ \.| /UJ\ \| /UJ\ \.| /UJ\ \
| / ) )| / ) )| / ) )| / ) )
∪ ( \ ( \ ( \ ( \
\_) \_) \_) \_)
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 00:56:30.73 ID:b13fvWe/0
よっしゃ、俺が書いてやる
クオリティ高めの小説
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:21:13.43 ID:YVQwjLuSO
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:24:48.99 ID:b13fvWe/0
タイトル「クオリティ高めの小説」
本文「クオリティ高めの小説」
〜完〜
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:27:06.46 ID:YVQwjLuSO
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:31:34.46 ID:b13fvWe/0
許せ、ただでさえ文才無いのに、あんな腕のいい作者が投下した後じゃますます惨めだ
>>13 やってみなくちゃあわかんないだろ?
ホラ、早く。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:35:53.27 ID:YVQwjLuSO
>>13 だったらやらなきゃいいだろ…もうwktkしてんのに…
変わりになんか書くか?
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:40:04.77 ID:YVQwjLuSO
>>16 寝落ちしたらゴメン
ちょっと書いてくるから保守頼む
あいよ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:44:50.92 ID:YVQwjLuSO
>>18 んじゃ、ちょっと書き貯めがある『人のオルフェ』晒します。
wkwk
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:48:03.56 ID:YVQwjLuSO
例えば今、まさしく全てを吹き飛ばすような、空前絶後な変化、それこそ、今まで自分が培ってきた、総てが吹き飛ばされるような、そんな変化が起きたなら。
そんな変化、望まないほうがどうかしている。君だって、望んだろう? 君だって、考えたろう? ……けれど、君たちは、その変化を迎えるために、何かしたかい?
しなかったろう?
しなかったよね?
しなかった人間は、
死んだほうがマシなんだよ。
努力しないで餌だけ待つなよ
魚じゃなくて、人間だろ?
……いや、魚でも努力する
そうじゃないと、死ぬからね
じゃあ、努力しない人間と、魚では、
一体どっちが上かな?
■
さもありなん。
そんな厳しいとも、ある意味真理とも言えるような、微妙な言葉を我が担任、関ヶ原最上(せきがはら、さいじょう)に頂いたのは、ちょうど(と言っていいのか)二週間前だった。
2年生に進級し、新しい担任や、新しいクラス、その他諸々の新しい環境に若干の期待を寄せながら、教卓から聞こえてきたその言葉を聴いた。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:51:33.46 ID:YVQwjLuSO
なんというか、掴みに若さを全否定されても、こちらとしては、リアクションに困ってしまう。若いんだから、怠惰くらい、若いんだから、惰性くらい。
そういうのは、年老いてから考える物。なんじゃないの?
その言葉は、彼に言わせれば、やらない言い訳にもならない、クズの言う事
なんだとか。
その理論でいけば、僕もクズらしい。
クズ、ね、別に気にしないが、さすがに引きずるものがあるな。
「気にしないでいいんじゃない? 私、キミがクズなんて、少しも思った事ないよ?」
不意に、隣を歩くクラスメイト、月見里水澄(やまなし みずみ)。
水色の髪を腰まで伸ばし、前髪を赤いカチューシャで止めている。身長は僕の肩ほど、163cmほどらしく。その割には、第二次性徴期で得られた成長は著しく、スタイルはなかなか、山あり谷ありだ。
今は我らが高校の制服である、茶色を基調とした白い襟に赤いリボン、紺のスカートのセーラー服を着ている。
「……え?」
ごめん、全然聞いてなかった。でも、いちいちそんなことを彼女に言うほど、僕は粋狂じゃないし、会話が好きというわけじゃない。―――だから、この話は、ここで終わり。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:54:40.26 ID:YVQwjLuSO
「うん、そうだね。」
適当に返しておく。
「面倒?」
「そうじゃないよ、聞き逃しただけ。……いいだろ、別に。」
「そんなんじゃ友達できないよー」
「いらないよ。なんだか知らないが、最近、友達の多さ=人間の価値。みたいな傾向があるけど、気に入らないね。人間の価値は、何が出来るかで決まるんだよ。」
「ふーん、……なんか、寂しい考え方なようだけど。正しくて、カッコイイね!」
アホか彼女は。
僕を称してカッコイイとは。
■
僕だって、昔からこんな風だったわけでなく、昔はもうちょっと、夢や希望もあったし、友達だっていた。しかし、そんなもんは、小学校中学年で無くなった。僕は野球ができないし、ドッジボールもできない。なぜなら、右腕が上腕から無いのだ。
これは生まれつきで、元からなかった。
気味悪がった母親からは捨てられ、今現在は父親と二人暮らし。父親からも、半ばネグレクト(育児放棄)を受けている。……とはいえ、それは彼に言わせれば、修行のようなものになるのだが。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 01:59:06.22 ID:YVQwjLuSO
話を戻すが、小学校の時などは、そういった、スポーツが出来ないなどの子供は、迫害を受ける。役立たず、馬鹿、死ね、身障、などの中傷は当たり前。酷い時には、その無い腕をからかわれた。
中学、高校にもなれば、まぁ、腕が無いくらいでイジメられるほど、周りは暇じゃない。イジメは無くなったが、今度は小学校で形成されてしまった人格が、友人を作ることを拒絶する。
拒絶して
拒絶して
拒絶して
拒絶して
拒絶しきった時に、彼女は現れた。
『……ねぇキミ、退屈そうだね?』
ありがたい、と思ったわけじゃないし、どう思ったかは、もうよく覚えてはいないが。
あぁ―――……彼女は、僕の隣にいてくれるのか。
そう、思った。
――――さて、
別に僕は、彼女の話がしたいわけじゃない。いわばこれは、前置き。プロローグでも構わない。――――実際そうだし、これから話すことこそが、本当に本題。
僕が話したいのは、先刻宣言したように、右腕が上腕から無いということだ。無いだけなら、『無い』と、ただ宣言すればいいだけ。無いだけなら問題はないが、最近何故か、『無いはずの右腕の感覚がある
さるよけ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 02:03:48.73 ID:YVQwjLuSO
―――――これが、僕の物語の始まりで、なんだか厄介なことの始まりだった。
■
言うなれば、僕には人を思うというか、自分以外を思いやる気持ちが欠落していた。それは、このない右腕の所為だろう。
というより、ない右腕をからかってきた、あいつらの所為だろう。
あいつらの所為にするわけではないが、とにかく、僕の人格形成に問題があったのは、紛れもない事実。そこさえ頭に入れてくれれば、後は問題なし。
今更右腕が欲しいとは、思わないけれど。もし、もしも右腕が手に入ったなら、自殺しよう。
僕は無意識に、そう決断していた。それはもう予定であり、決定であり、まだいつになるか、未定なことだった。
始まりは奇しくも、13日の金曜日だった。
学校も終わり、珍しく水澄は用事とかなんとかで、僕に着いては来なかった。―――そのため、今は一人。夕暮れの帰路を、ただ一人、黙々と前を見つめて、歩いていた。
水澄が隣に居ないだけで、その日は何も変わらない。ただ、それだけだったはずなのに、突然
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/06(月) 02:07:53.38 ID:YVQwjLuSO
「……ん?!」
無い右腕が、軋み始めた
しかも、とんでもない激痛。火焙りでも、されているのか。これ―――幻肢痛(ファントム・ペイン)……!!
噂には聞いていた。
無い右腕が痛みを発する。原因不明の激痛。
しかし、僕はそれを、今まで体験したことはなかった。
だって僕は、“右腕という概念を、母の胎内に置いてきたんだ。”
そんなの、今更過ぎる。
今更、僕になんの用なんだ。「うっ、ぐぁ、ぁぁぁぁああ……!!」
熱い。右腕があるはずの、右肩の断面が、熱い。
地獄の種火が、僕の右肩にあるのか。そう錯覚してしまいそうな、そんな激痛。
「熱い……! ―――なんだよ、畜生……!!」
意識が遠のいてきた。……不味い。……せめて、この場に水澄が居たなら―――。
そんな、僕らしくもない、下劣な、助けてもらおうとするような、みっともない感情が生まれた時に。凛と、声が聞こえた。
「それは―――貴方の、オルフェです」
霞む目が、前方5mにいる、人影を捉えた。夕焼けをバックに、ほとんどシルエットしか見えないが、どうやらフリルのついた服を着ているらしく、その人影は派手だった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
僕はとにかく、その少女と、少女の言った、オルフェという言葉が気になった。
「……オ、ルフェ―――?」
あまり長くは、意識が持たないらしく。声が出づらい。その為、小さくかすれた声だったが、無事彼女に届いてくれたらしく、凛とした冷たい声が返ってきた。
「貴方の、幻肢痛の原因は、近くに貴方が嫌う、悪が居るから。貴方のオルフェが、反応している。」
「僕の嫌いな―――悪?」
一部をオウム返し。
それはもちろん、彼女の言う、僕が嫌いな悪。その発言が、あまりにも白々しく、あまりにも偽善的で、あまりにも、僕に似つかわしくない言葉だから。
―――僕は悪が、嫌いじゃない。好きとは言わないが、別に、僕に迷惑をかけなければ、それでいい。
僕に触るヤツが、僕に関わるヤツが、僕を想うヤツが、悪なんだ。
「それは、貴方の表層。うすっぺらい、膜の部分。―――あなた本当は、悪い人とか、大嫌いでしょう。反吐が出るんじゃないの? うだうだやってる、馬鹿な人間。」
「―――別に、他人が何しようが、僕には関係ない……」
本格的に、不味くなってきた。