1998年11月16日毎日デイリーニュースでのマーク・シュライバーの記事である Zipangu vs. The New York Times -- Japan Rise in Defense of Their Country's image.は、 シュライバー自身の見解として書かれていが、この記事に1語を挿入するだけで、 その全文(2つのパラグラフで構成されている)が 1999年1月12日アジア・タイムスでのマスオ・カミヤマの記事(24のパラグラフで構成されている)である Zipangu vs. The New York Times に、一言一句違わずに、すべてそのままカミヤマの文章として、そしてカミヤマ自身の見解としてでてくる。
Mainichi Daily News: Zipangu vs. The New York Times -- Japan Rise in Defense of Their Country's image. November 16, 1998. Japanofile/Books Japan (B, p.6) by Mark Shreiber
Spot checks of the two halves of the book confirmed that translations from Japanese to English and vice versa are reasonably accurate, but ironically, the titles used are quite different. The English title is a rather ambiguous "Japan Made in U.S.A."; the Japanese half of the book is identified by the considerably more inflammatory "Warawareru Nihonjin -- New York Times ga Egaku Fukashigi na Nihon" (Ridiculed Japanese -- Inscrutable Japan as depicted by The New York Times)... <以上2センテンスは、カミヤマ第10パラグラフ第2及び第3センテンスと同文> Although, these responses to the NYT articles reflect the writers' anger, the book's overall approach is, to their credit, well-measured, civil and coherent... <以上はカミヤマ第12パラグラフ第1センテンスの前半とほぼ同じ。writers' とangerの間にcollectiveを挿入で完全に同じ。 ただしカミヤマ文はcoherent...のあとにconsiderably more restrained than thevisceral reactions often observed in the Japanese mass media.と続く> The book itself is not entirely one-sided. To the authors' credit, they include a 9-page interview with NYT's Tokyo Bureau Chief Nicholas D. Kristof that allows him to present his own side. <以上はカミヤマ第12パラグラフ第2及び第3センテンスと同文>
訳 和英の翻訳とその逆の英和の翻訳も、(完ぺきではないにせよ)十分に正確だが、皮肉にも、使用されるタイトルが全く異なっていることを、 この本の2つの半部分<英語部分と日本語部分の2つ *1参照>からの抜き取り検査は、明らかにした。 英語タイトルはかなりあいまいな「Japan Made in U.S.A.」 もう一方の日本語タイトルでは、注意を引くとても扇動的な「笑われる日本人--ニューヨーク・タイムズの描く不可思議な日本」 (Ridiculed Japanese -- Inscrutable Japan as depicted by The New York Times)となっている・・・ ニューヨークタイムズ記事へのこれらの反応は、著者の怒りを反映してはいるが、この本の全体としてのアプローチは、感心にも、慎重で、礼儀正しく、明快である… この本自体は完全に一方的、というわけではない。 感心なことに、彼らは、ニューヨークタイムズの東京事務局チーフであるニコラス・D.クリストフの言い分を明らかにする、9ページのインタビューを載せている。
...Of course in this world of political correctness, articles that offend unnecessarily are to be avoided. Zipangu's complaints on the shortcomings of American journalism should not be ignored outright... <以上2センテンスはカミヤマ第21パラグラフ第1及び第2センテンスと同文> While its glass-houses stance leaves flaws, "Japan Made in U.S.A." nevertheless deserves a once-over by anyone who reads, or writes, about Japan. <以上はカミヤマ第24パラグラフ(最終パラグラフ)第3センテンス(最終センテンス)と同文>
訳 ・・・もちろん、ポリティカル・コレクトネス<*2参照>の現世では、不必要に怒らせる記事は、避けられるべきだ。 アメリカのジャーナリズムの短所に関するジパングの苦情を、完全に無視することは、あるべきではない・・・ その温室の中で言ったかのような意見が間違いを残す一方で、それにもかかわらず、「Japan Made in U.S.A.」は、日本について読むなり書くなりしている誰かによる、一瞥を稼いでいる。