1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 20:24:40.26 ID:fBvx6O4e0
、 l _,
ヽ/⌒ヘ~
., 't,_,ノ丶 ハ ∧
/ ! '` | :ヽ ヽ :\ 俺ちこちゅうだよな
|: : :ヽ | : :/
/,:. '/‐―イ:: : :} イェイ!!
| (・) (・) /
丶 ○ / それは格別にジューシー
! ヽ、,,,.ノ ノ
,-、 | |
||`:、 __ _ノ 丿
/ 'i、 ̄~~ ij 乙__,-、
|焼 |-ァ __,| .|
|酎 | i' 'l /いヽ
|_ | ! l | い |
~^''!, ,_ ,!_... | ち |
\ l,~^''‐--:.,,⊃| こ |) ) ) )
`'‐’ ~
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 20:34:51.32 ID:E3K0zgNf0
〜〜〜
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 20:35:32.05 ID:OKfBHVIiO
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 20:38:42.94 ID:E3K0zgNf0
前スレのレスは転載しなくていいかな?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 20:45:12.71 ID:CZzkW4LVO
いちおつですぅ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:02:05.28 ID:CZzkW4LVO
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:09:22.81 ID:pEjHQ85zO
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:17:06.98 ID:sxviMgINO
乙女
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:29:08.90 ID:pEjHQ85zO
ほ
書いてる内によく分からなくなったけど、投下するよ!
『名無しの花とヤキモチ』
「………お花………」
「え?」
そう呟いた薔薇水晶の指がさす方向に、視線を向ける。そこには、花が一輪咲いていた。太陽の光をいっぱい浴びて、綺麗に咲いた花。
「……何の、花…ですか…?」
「……さぁ…見た事無いなぁ……」
花に詳しい蒼星石すら、名も知らなかった。
言葉にならない呟きを漏らすと、薔薇水晶はじっ、と花を見つめた。
「……私…この花、好きです」
「……うん。僕も」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:41:54.91 ID:OKfBHVIiO
ちょwwwwww間違って削除してしまったwwwwwww
すまない、もう一回書いてくるorz
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:46:26.16 ID:sxviMgINO
蒼薔薇和むよ蒼薔薇
>>11 「薔薇水晶、そろそろ帰ろう」
「…………」
花から視線を外し、薔薇水晶に呼び掛ける。だが、蒼星石の呼び掛けが聞こえていないのか、薔薇水晶は未だ花を見つめていた。
「……薔薇、水晶…」
もう一度呼び掛けるが、薔薇水晶は反応を示さず、視線と意識は花へ向いていた。
「……………」
蒼星石の表情は曇っていた。悲しげに俯き、肩を叩いて気付かせようと、薔薇水晶に近付いた。
その瞬間。
>>14 「んっ……?」
突然薔薇水晶がこちらを振り向き、唇と唇が触れた。
「……えへへ、」
唇が離れると、悪戯っ子の笑みを浮かべる薔薇水晶が、笑っていた。
「……ヤキモチ…」
「!!」
「……嬉しい…」
暫くすると、薔薇水晶に遊ばれていた事に漸く気付いた。
薔薇水晶の言う通り、名も知らぬ花に妬いていたのかもしれない。
「……なんか、くやしいなぁ…」
そう呟いて、また花に視線を向けた。
花はただ、綺麗に咲き誇っていた。
end
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:51:23.50 ID:CZzkW4LVO
雛「うゆ…眠いの…。絵本読んで欲しいの」
紅「じゃあ私が特別に読んであげるわハアハア」
銀「まちなさぁい、私のが上手よぉ」
翠「しょ、しょーがねーですぅ。私が読んであげるからありがたく聞きやがれですぅ」
蒼「いやいや、ここは僕が甘いポエムで…」
雪「ふふ、私が読んで差し上げますわ。さあこちらへ…」
薔「…何でも読んであげるよ…」
紅「何言ってるのあなた達、下僕の面倒は主である私が見るものよ!」
銀「鼻血垂らしてよく言うわぁ。あんたみたいな変態危険すぎるわぁ」
蒼「そうだよ。ここは僕が…」
翠「いやいや私ですぅ!」
雪「お姉さま方に面倒かけさせる訳にはいきませんわ。末妹である私が…」
薔「…私でいい…」
ガヤガヤガタガタ
雛「のり〜、絵本読んでなの〜」
の「いいわよー(ヒナちゃんの添い寝ktkl!!)」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:51:23.06 ID:OKfBHVIiO
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:53:24.84 ID:sxviMgINO
薔薇水晶が仕掛けたあああああ
嫉妬石も可愛いよ
乙!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:55:45.51 ID:sxviMgINO
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 21:56:14.41 ID:CZzkW4LVO
無邪気なばらしーは可愛すぎですごちそうさまでした。
一瞬割り込んだかと思ってヒヤヒヤした。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 22:01:40.51 ID:pEjHQ85zO
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 22:10:29.03 ID:E3K0zgNf0
>>15 GJ!今回は薔薇×蒼 風味か
えんじゅ涙目
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 22:11:48.78 ID:E3K0zgNf0
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 22:28:39.75 ID:sxviMgINO
翠
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 22:42:23.25 ID:CZzkW4LVO
夕食後、ホラー番組を見ているのりとめぐ。
「……」
「……」
二人とも無言だがその質は大分異なっている。
めぐは退屈そうに、のりは怖くて声が出せないといった感じだ。
『……振り替えるとそこには生首が!』
「きゃあぁ!!」
思わずめぐに抱きついて、めぐはおかしそうに笑った。
「あはは、のりったら怖がりね」
「だ、だって怖いんだもん…」
「じゃあ何でこんなの見ようって言ったの」
「…めぐちゃんがいるなら怖くないって思ったのよぉ…」
笑われたのが恥ずかしかったのか、のりは少し頬を赤く染めて体を離してテレビへ向く。
「…めぐちゃんは怖くないの?」
「私は別に。だってずっと心霊スポットみたいな場所で暮らしてたわけだし。」
「心霊スポットって…」
「だって病院なんて毎日人が死んでくのよ? 何が出たっておかしくないじゃない」
「そ、そうなの…?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 22:58:45.31 ID:OKfBHVIiO
ほ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:02:12.81 ID:sxviMgINO
のりは失禁してるなw
小ネタ 原作ネタ YJで復活期待。
「君の勝ちだ。・・・僕を、君の一部に・・・。」
「・・・や、やぁ・・・ですっ・・・、そう・・・せ・・・?」
握っている手の力も自分のほうはどんどん弱くなっていく。
体が動かない。
僕はもう此処で終わりなんだと悟る。
彼女にもっと触れたい。
抱きしめたい。
・・・でも、もうそれも終わり。
いや、終わろう・・・?
ぎしぎしと球体関節が軋む。
・・・言いたいこと、やりたいこと、いっぱいあったのにな。
もっともっと、君に甘えたかったな。
元々はすべて君を守るためだったのに・・・、本当に君と違って僕は馬鹿だよ。
「・・・っ、そう、せ・・・!」
「・・・君は、僕が居なくてももう大丈夫だろう・・・?そんなに、泣かないで・・・?」
「・・・や・・、です・・・!翠星石は・・・貴方がいないと・・・」
「・・・・もう、大丈夫。君は僕がいなくても・・・ね?」
僕は君がいないと何もできない。
・・・でも、君は・・・もう。
「・・・っ。」
・・・・あれ・・・?視界がぼやけて・・・。
・・・そうか、もうすぐなんだ。
僕が翠星石とこうして話していられるのも。
・・言いたいこと、ちゃんと言わなきゃな。
風邪、引かないでね?とか?
・・・ううん、ちがう。
もっと、僕の気持ちを、今までの気持ちを伝えられるように・・・。
「・・・ねぇ、翠星石。」
「・・・何ですか・・・?」
「・・・・もう、僕は君と話せない。・・・だから、僕の気持ちを・・・。」
「・・・・え?」
「・・・世界でいちばん、大嫌いだけど、大好きだよ。・・・翠星石。」
「・・・・や・・・!翠星石を置いていくなです!・・・翠星石も、蒼星石の事・・・!」
そこで、意識は途切れた。
原作で復活しないのかなぁ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:24:24.12 ID:CZzkW4LVO
>>25 「…そう言えば私も何か見たような…」
「え、嘘…」
視線を宙に移して呟いためぐの台詞に、のりの顔が青くなる。
それを気にせず、めぐは続ける。
「夜中にトイレに行こうと思って廊下に出たのよ。そしたら後ろから何か這うような音が…」
怖さ半分興味半分、そんな感じでのりは耳を傾ける。
「それで後ろを見たら…そこには髪の長い白目の老婆が!」
「いやあぁぁ!」
のりは思わず耳を塞いで悲鳴をあげてしまった。
それを見てめぐはおかしそうに笑った。
「ぷっ…! あっははは! 嘘よ嘘。幽霊なんて見たことないわよ」
のりはそれを聞いてきょとんとめぐを見た。
「のりったら面白いわね本当に」
「…! もう、お姉ちゃんをからかうんじゃないわよ!」
「ごめんごめん。…それじゃ、お風呂沸いたみたいだから入ろうかな」
「え…」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:26:05.89 ID:CZzkW4LVO
>>31 のりを軽くあしらいつつ立ち上がったが、その裾をのりが掴んだ。
それでめぐは視線をのりに向ける。
「のり?」
「…その…」
「…一人じゃ怖いから…一緒に入っていい…?」
顔を赤く染めて上目遣いで見てくるのり。
めぐはそんなのりを抱き寄せ軽くキスをした。
「いいわよ。でもこれじゃ、どっちが年上か分からないわね」
「めぐちゃんが悪いのよ…!」
「わかってるわよ。…それじゃ、行こうか」
「うん…」
二人の夜はまだ長い。
終わり
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:28:40.33 ID:CZzkW4LVO
携帯できちんとしたSS書こうと思ったらすげえ時間かかった…。
間違えて消去したときは絶望した。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:41:01.81 ID:OKfBHVIiO
二人とも乙
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:41:52.83 ID:CZzkW4LVO
蒼なら翠の一部になるなら本望だろうな。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:45:26.48 ID:sxviMgINO
>>30 乙!双子復活してほしいな。でも流れ的に敵として出て来るかも
>>32 乙!風呂で豊乳を弄りまわす情景が浮かんできますた
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:48:11.75 ID:sxviMgINO
>>33 SS考えてるだけで凄い時間が経つ希ガス
俺の場合ほとんど妄想で終わってしまうけど
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/05(金) 23:51:56.78 ID:CZzkW4LVO
もう寝るほ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 00:19:37.16 ID:niJbn3QZ0
>>30 ああ・・・双子・・・
双子死別ネタ好きな俺ってどの部類の変態なんだろうか
>>33 めぐの裸・・・ゴクリ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 00:34:08.17 ID:niJbn3QZ0
しゅっしゅっぽっぽ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 00:54:37.40 ID:XEg1zIT+O
ほ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 01:04:00.04 ID:r6g5mT5XO
ほ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 01:41:26.60 ID:niJbn3QZ0
ほ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 02:00:43.27 ID:niJbn3QZ0
しゅっしゅっぽっぽ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 02:23:27.77 ID:niJbn3QZ0
ほ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 02:51:13.10 ID:niJbn3QZ0
ほ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 03:10:09.72 ID:niJbn3QZ0
ほ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 04:25:01.91 ID:niJbn3QZ0
しゅっしゅっぽっぽ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 04:38:12.13 ID:MDu937OdO
保守
たってたのか
いちもつ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 05:16:35.22 ID:dsOJVp1xO
おはほ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 06:03:13.93 ID:r6g5mT5XO
おはようほ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 06:39:22.61 ID:yDKV0Mam0
ほす
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 07:02:20.57 ID:MDu937OdO
保守
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 07:37:40.35 ID:dsOJVp1xO
ほ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 07:37:43.88 ID:JDmBoWsMO
おはほ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 07:40:00.73 ID:UdueHp8g0
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 08:15:06.26 ID:MDu937OdO
ふと思ったけどめぐはひんぬー?きょぬー?
個人的には成長期で現在ひんぬーというのが希望。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 08:37:23.75 ID:MDu937OdO
保守
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 09:05:17.69 ID:MDu937OdO
保守するの〜
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 09:29:29.37 ID:MDu937OdO
保守ですわ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 09:48:02.56 ID:MDu937OdO
雛苺が缶の蓋でケガをした時のみんなの反応
真紅
雛「うゆ…指切っちゃったの…」
紅「何ですって? どれ…これなら舐めておけば大丈夫よハアハアジュルリ…」
水銀燈
雛「うゆ…指切っちゃったの…」
銀「何ですってぇ!? 大丈夫なのぉ!?」
雛「うん、痛いけど丈夫なの…」
銀「ならよかったぁ…。でもこのメーカー、雛苺に怪我を…許せないわぁ。乗り込んでジャンクにしてやるわぁ」
雛「す、水銀燈…?」
銀「覚悟なさぁい!」
雛「…飛んでいっちゃたの…」
蒼星石
雛「うゆ…指切っちゃ(略」
蒼「な、なんだって!? あああ大変だ、早く手当てしないと…!」
雛「別にそんな大したこと…」
蒼「え、えっと消毒薬にバンドエイドに…ああ、バイ菌が入ったら指が…救急車呼んだ方がいいかな…」
雛「…そこまでしなくていいのよ」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 10:09:42.89 ID:MDu937OdO
>>62 翠星石
雛「うゆ…指切(略」
翠「何ですって? まったくドジですねおバカ苺は」
雛「う…」
翠「はい、バンドエイド貼ったから大丈夫ですよ。これからはもっとしっかりするですよ」
雛「…ありがとなの…それとごめんなさいなの…」
トボトボ
翠「ああああんなこと言うつもりなかったのに何であんなこと言ったですか〜! 雛苺を泣かせちまったですぅこのバカ星石〜!」
きらきー
雛「うゆ(略」
雪「おやおや、大丈夫ですか? 見せてくださいませ」
雛「ん…」
雪(苺お姉さまの指…綺麗ですわ…)
雛「…」
雪(ああ、どんな高級菓子もこの美しさには敵いませんわ…甘くて美味しそう…少しぐらいなら…)
雛「…き、きらきー顔が怖いの…」
雪「はっ!? え、えっとバンドエイド持ってきますね(私ったら何を、はしたない…)」
ばらしー
雛「(略」
薔「…え…大丈夫…?」
雛「少し痛いの…」
薔「…傷は浅いから大したことないよ…。バンドエイド貼ってあげるね…」
雛「うん…ありがとうなのばらしー」
薔「ふふ…どういたしまして…」
ばらしーはなんか壊しにくい
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 10:25:12.31 ID:MDu937OdO
保守
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 10:26:06.83 ID:gF9hwF1RO
壊すなw
そうか翠星石はそういうことだったのかw
「ね、寝坊なのぉー!」
「やっと起きたですか。皆とっくのとうに出かけちゃいましたよ」
「うゆ…起こしてほしかったのよ…」
「いい加減自分で起きられるようになりやがれですぅ…。ほら、朝飯と弁当ですよ」
「あ、ありがとうなの………あれ?翠星石は学校行かないの?」
「………チビチビがちゃんと家に鍵かけられるか確認するんですよ」
「そ、そこまで子供じゃないもん!」
「どうでしょうねぇ…?イーヒッヒッヒ……」
(チビチビが起きるの待ってた…なんて、言えるわけないですぅ……)
起こさなかったのは寝顔を見つめてたから
保守
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 10:50:21.83 ID:MDu937OdO
素直じゃないけど優しい翠星石かわいいw
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:14:03.43 ID:MDu937OdO
保守
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:17:40.48 ID:bfHL5Rag0
金糸雀のことを忘れないであげてください
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:37:29.93 ID:niJbn3QZ0
翠星石本領発揮だな
投下するよー
『タルトの代わりに』
「……………」
テレビに映る苺のタルト。それを見つめる雛苺の瞳は、キラキラと輝いていた。口の端から涎が垂れているのは、見なかった事にしておこう。
『……うん!サクサクのタルトと苺の甘酸っぱさがすごく美味しいです!』
「……ほぇ〜…………」
テレビの向こうの人がタルトを一口頬張る度、雛苺は言葉にならない呟きを漏らしていた。
乙女の品格を重んじる真紅が見たら、みっともないと叱りつけそうな光景だった。
だが、そんな光景を見つめるのは蒼い瞳ではなく、紅と翠と瞳だった。
―――――
翌日。昨日のタルトが忘れられない雛苺は、色んなケーキ屋を回っていた。だが、時期のせいか苺のタルトはなかなか見付からなかった。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:46:23.87 ID:DmsUkjviO
きらきーとばらしーのキャラが違いすぎる
>>71 次のケーキ屋もタルトはなく、とぼとぼと家路に着いた。
「…ただいまなの……………うゆ?」
玄関を開けた瞬間、ふわ、と甘い香りが鼻を擽った。急いで台所に向かうと、緑色のエプロンが目に入った。
「ん?チビチビ、帰ったですか」
「す、翠星石…何かつくってるの?」
「えぇ、まぁ。もうすぐ焼き上がると思いますよ」
翠星石の言葉通り、たいした時間はかからずオーブンは焼き上がりを知らせた。
翠星石がオーブンを開けると、そこには雛苺が望んでいたものがあった。
「い、苺のタルトなのー!!」
「い、いきなり大声で叫ぶ嘗ですぅ…」
「ヒナもタルト食べたいのー!」
「別に良いですけど……タダではやらんです」
「ふぇ…?」
>>73 雛苺の不安げな表情を見て、翠星石の口の端が僅かにつり上がった。
「世の中ギブ&テイクです。タルトが欲しかったら何か寄越すです〜」
「な、何を渡せば良いの…?」
「んー…そうですねぇ……………」
翠星石は一旦タルトを机の上に置くと、雛苺の肩に両手を乗せた。
「ほぇ………………?」
そのまま雛苺の唇と自分の唇をくっつけた。
「……確かに頂いたですぅ。タルトは冷やすから明日まで我慢するですよ」
そう言いながら、タルトを持って去っていった。
雛苺はポカンとしたまま朝まで立ち尽くしていたとか。
end
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:49:01.09 ID:XEg1zIT+O
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:56:14.76 ID:DmsUkjviO
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 11:57:30.68 ID:niJbn3QZ0
っしゃああおらあああ!!!GJ
朝まで立ち尽くした噴いたww
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 12:01:58.98 ID:XEg1zIT+O
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 12:05:19.79 ID:MDu937OdO
乙!
二人とも可愛すぎる! 翠雛やっぱりいいなあ。
>>69 いちいち何の存在価値もないクズの名前出すなボケが
あーあ最近ずっといい雰囲気のままスレが進んでたのに
>>69の馬鹿のせいで台無しだー
>>69 何で気に入ってるスレにこんな嫌なことさせるんだろ
ほんと腹立つわー
>>69 クズとクズの信者って何でこんなに空気読めないんでしょうねー
>>69 何でわざわざローゼン一嫌われてるクズをSSに出す必要があるの?
頭おかしいの?
>>69 糞キム関連の書き込みしたいなら隔離所行ってくれませんか?
そこなら僕も現れませんから^^
>>69 クズのせいで僕も不快になるしスレにも迷惑かかるんですよ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 12:37:54.81 ID:gF9hwF1RO
投下するYo
『深夜零時』
太陽の姿はなく、そろそろ日付が変わる夜中の頃。
いつもは既に夢の中なのだが、今日は珍しくソファに座り、ボーっとテレビの画面を眺めていた。
内容はよく分からないけれど。
「………暇」
何故かベッドに入っても、眠れなかった。いつもはすんなり眠れるのに。理由も分からぬまま、ただ時間だけが過ぎていった。
「………蒼星石…まだ、起きてるかな…?」
ふと、愛しい人の顔が出てきた。なんとなく声が聞きたくなり、薔薇水晶は蒼星石の携帯に電話をかけるべく、自分の携帯の短縮コールのボタンを押した。
だが、聞こえてきたのはコールの音ではなく、電話が切れた音だった。
>>88 「……ありゃ…電話、中……」
ちょっぴり残念そうな表情で、携帯を下ろした。だが、これで起きていると分かったので、落ち込む事は無かった。
「………そろそろ」
暫くして、携帯のリダイヤルを押した。
だが。
「……まだ、電話中………」
ふぅ、と溜め息を一つ溢して、携帯をソファに投げた。
ちょっぴり肌寒く感じてきたので、あったかいココアでも飲もう、と台所に向かった。
「……ココア…ココア…………無い……」
どうやら使いきったまま、買い置きしていなかったらしい。
「……はぁ………」
>>89 大きな溜め息を溢し、ソファに深く座り込んだ。
真横にある携帯を拾い、再びリダイヤルを押した。
けれど、やはり聞こえてくるのは電話中の音だった。
「……ぐすん…」
何だか蒼星石に避けられているような気がして、悲しくなってきた。そんな確証は無いのに、思い込んでしまうと止まらなかった。
「…ひぐ……ぐす……そ、うせ…………」
呟きをかき消すように、携帯の着信音が流れた。薔薇水晶は無意識に携帯を取った。その着信音が、愛する人のものとは気付かず。
「…もし、もし……」
『あ、薔薇水晶?』
「! 蒼星、石…」
『……あれ、薔薇水晶…ひょっとして泣いてる?』
「な、泣いてなんか…ないよ…っ……ずっと、電話してたのに…繋がらなかった…だけだもん……」
『………僕達、同じ事してたみたいだね』
>>90 そんな言葉の後、蒼星石の微かな笑い声が聞こえた。
「……ふぇ?」
『僕もね、ずっと薔薇水晶に電話してたんだ。でもなかなか繋がらなくてさ』
「……そう、だったんですか…」
そう聞いた瞬間、薔薇水晶の中にあった悲しみや、涙が急に引いていくのが分かった。
『そういえば、電話した用件は?』
「! ……えっと……」
今思えば、電話したのはほど無意識であり、特に用件がある訳では無かったのだ。
「……そ、蒼星石は…?」
『え、僕?……あ、明日暇かなぁ…って思って…』
「…明日、ですか…?」
『う、うん…。一緒に買い物でもどうかなー…なんて……』
「……はい、一緒に行きましょう…。何を…買うんですか…?」
『大したものじゃ無いんだけど、ココア飲もうとしたら無くってさ。買いに行こうかなぁ、って』
>>91 携帯の向こうから、アハハ、と誤魔化すような笑い声が聞こえた。
薔薇水晶はくす、と笑い、優しい笑顔で言った。
「…私も、ココア…買いに行こうと…思ってました…」
暫く会話は続き、電話がかかってきてから三十分程たつと、漸く電話は終わった。
「…えへへ……明日は、デート……」
携帯を胸に抱き、スキップしそうな足取りで自分の部屋のベッドに潜り込んだ。
何気無く時計を見ると、短針は十二と一の間を。長針は六をさしていた。
「もう…こんな時間……早く、寝なきゃ…」
電気を消して、瞼を閉じた。さっきは全然眠れなかったのに、今回はすんなりと眠りについた。
開かれたままの携帯の画面には、着信履歴、恋人、0:00と表示されていた。
end
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 12:46:03.56 ID:XEg1zIT+O
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 12:56:04.52 ID:gF9hwF1RO
なんという純情乙女物語
薔薇水晶可愛いよ蒼星石
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 12:58:23.91 ID:MDu937OdO
乙! ばらしーかわいいよばらしー
この二人はほのぼのラブラブでいいなあ。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 13:12:21.80 ID:MDu937OdO
保守
「だぁいすきですぅ♪」
「僕も大すきだよ。」
「いや、翠星石の方が蒼星石の事は好きですぅ!」
「・・・僕の方が絶対好き。」
「・・・むー。ひどいですぅ。絶対翠星石の方が好きなのにぃー」
「・・・・。」
ちゅっ
「・・・へ?」
「・・・、僕の方が君の事は好き。これで分かった?」
「・・・・はいですぅ。」
何か書いてみた保守。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 13:35:04.89 ID:gF9hwF1RO
nice hutago
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 13:43:02.95 ID:MDu937OdO
バカップル双子w
hoshudesu
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 14:34:30.09 ID:gF9hwF1RO
ほ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 14:41:37.45 ID:6yEtsZCXO
ほ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 15:11:03.86 ID:MDu937OdO
保守
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 15:36:03.42 ID:MDu937OdO
保守
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 15:47:55.50 ID:niJbn3QZ0
>>92 ぬおおおおGJ
電話繋がらなくて泣くばらしー(^p)^)
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 15:52:30.52 ID:niJbn3QZ0
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 16:02:32.24 ID:dsOJVp1xO
>>75 雛苺を観察して裏でタルトを作る翠星石の健気さにキュンと来た…
そのうちHな要求をしそうだがw
>>93 こういうのメチャクチャ萌える!!お互い電話掛けあってて繋がらないとかココアがなくなってるのまで同じとか…
きっとメーカーや甘さ加減も同じハズ…という電波をキャッチした
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 16:19:26.69 ID:dsOJVp1xO
ほ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 16:41:18.39 ID:gF9hwF1RO
し
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 17:00:42.99 ID:dsOJVp1xO
保守
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 17:20:55.90 ID:JDmBoWsMO
雛受け分多くて嬉しい
本当嬉しい
翠星石は今日も雛苺に悪戯
しかしいつもとは調子が…あっ、雛苺のパンツに指を突っ込んでる…わぁ…エロいな…
ん?
┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″┣″
ガラッ!
「話は全て聞かせてもらった!翠星石!」
ゲエェッッッ!!蒼星石!!
さて次に蒼星石の発した台詞とは…?
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 17:54:09.34 ID:MDu937OdO
蒼「雛苺は僕のものだ!」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 18:20:23.86 ID:RcqbG21vO
蒼「3Pや ら な い か」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 18:20:33.06 ID:gF9hwF1RO
私のものなのだわ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 18:35:18.13 ID:MDu937OdO
保守
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 18:54:09.58 ID:MDu937OdO
保守
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:19:21.88 ID:XEg1zIT+O
ほ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:21:20.19 ID:dsOJVp1xO
雛受けは俺の動力源だ…
ってなわけで雛受けでお題欲しいです
エロ、グロ、鬼畜、なんでもOK
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:30:10.31 ID:MDu937OdO
銀が雛に無邪気攻めされてタジタジされるのを
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:32:07.80 ID:MDu937OdO
あ、雛受けかごめん…
じゃあみんなで雛の奪い合い(雛はその事に気付いてない)
蒼雛でいちゃいちゃらぶらぶを。
やっぱ、双子と蒼雛は正義。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:39:05.78 ID:JDmBoWsMO
普段雛受け書きの者としては人様の雛受けは本当嬉しい
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:40:19.66 ID:dsOJVp1xO
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:42:50.67 ID:MDu937OdO
ありがとう、ワクテカしてるよ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 19:52:04.87 ID:MDu937OdO
しかし今回は雛総受け祭りだな。
いいね!
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 20:14:16.81 ID:XEg1zIT+O
ほ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 20:15:11.11 ID:MDu937OdO
蒼「保守がわりに翠星石の×××を見せてあげよう」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 20:30:34.67 ID:JDmBoWsMO
蒼「ほぉら、翠星石の えがお だよ」
翠「にぱー☆」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 20:47:14.20 ID:XEg1zIT+O
ほ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 20:48:48.43 ID:MDu937OdO
>>翠「にぱー☆」
萌えた
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 20:53:15.12 ID:dsOJVp1xO
すまん
ちょっと時間かかりそう…
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:00:08.07 ID:MDu937OdO
ワクテカワクテカしてるよ。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:21:31.85 ID:MDu937OdO
保守よぉ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:28:55.27 ID:niJbn3QZ0
蒼星石特製紅茶:600円ですぅ
蒼星石の帽子:80000円ですぅ
蒼星石の鋏:2000000円ですぅ
蒼星石の寝顔:pricelessですぅ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:38:08.51 ID:dsOJVp1xO
できたぁぁぁ!!
>>121-122を敢えて混ぜてみた
エロが入ってしまったが許して欲しいです
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:39:30.24 ID:dsOJVp1xO
「雛苺。こっちへ来なさい」
夕食後、ソファでテレビを見ながら寛いでいる真紅は、食卓から動こうとしない雛苺へ声をかけた
しかし、返事はない
「雛苺?聞こえているの?」
さっきよりも大きな声で言う
だが、返事はない
「雛苺…?」
もしかして気付かないうちにリビングから出て行ったのだろうか?
そう思いソファから身を乗り出すと、テーブルに突っ伏して寝ている雛苺が目に入った
蒼×雛
【薄紫の魔女の毒】
「いるんじゃない…寝てるの?」
こちらから行くハメになるとは…
とボヤキながら近付くと妙な臭いが漂ってきた
「何の臭い…?…まさかお酒?」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:40:53.61 ID:dsOJVp1xO
どこかで嗅いだ事のある臭い
でも何故お酒なんか───
考えて2秒、答えは出た
「のりね…」
夕食の飲み物が足りないから適当にある物で我慢してと言い、いろいろな飲み物を出して来た
その中にビンに入った飲み物があり、雛苺がブドウジュースと勘違いして飲んでしまったのだ
「まったく…普通なら味で気付きそうなモノだけど…」
雛苺のコップに残っているワインを一口だけ飲み、ブドウジュースとは似ても似つかぬ味に、雛苺の味覚を疑った
そしてコップを置き、もう一度雛苺を凝視する
アルコールのせいか、ほんのり朱く染まった頬、可愛らしい小さな唇、
無邪気な幼い寝顔
「…自業自得よ。無防備なあなたが悪いのだから…」
そう言い、雛苺のドレスに手を入れる
自分より小さな胸の突起に触れた
「んっ…」
体が僅かな反応を示すが、起きる気配はまったくない
「ただの睡眠なら起きたでしょうね…つくづく自業自得だわ」
体を起こさせ、背もたれに凭れさせる
そしてドレスをたくし上げ──
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:42:33.26 ID:dsOJVp1xO
「そういえばこの前水銀燈が来た時もチャンネル争いで真紅とケンカしてたよね」
「真紅が悪いのよぉ…ヘキサゴンなんか見たいなんて言うからぁ…」
「翠星石はヘキサゴン派ですけど…それより真…く…」
突然ドアを開けられ、リビングでお楽しみ中だった真紅と目が合った
お互い硬直する
特に真紅は、完全に露出した雛苺の乳首を吸っていた場面のまま静止していた
「…何…して…るの?」
重い沈黙を破ったのは蒼星石の言葉
「…雛苺がお酒を飲んでしまったみたいだから心配で…検査してたのよ」
「バカも休み休み言いやがれぇぇぇですぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
翠星石が怒鳴りながら真紅へ駆け寄り、思いっきりグーで殴り飛ばした
「あでふっ!!」
吹っ飛び、床に叩きつけられる真紅
「ここここここの淫乱!変態!雛苺が酒で寝てるのを良いことに変な事をしようと思ってたですね!!」
「失礼ね…そんな事…って水銀燈!あなたは何してるの!?」
「えっ?いや…真紅みたいな変態から雛苺を守ろうと思ってぇ…」
さり気なく雛苺を抱きかかえ、連れ去ろうとしていた
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:44:22.23 ID:dsOJVp1xO
「ちょーーっと待てです!!お前らは危険過ぎるです!翠星石が責任持って…」
「あなたは雛苺の何なのぉ?」
「同感ね。翠星石、あなたこそ雛苺に変な事したいんじゃないの?」
「現行犯には言われたくねぇです!!それに水銀燈にとっても雛苺は何ですか!」
「守りたくなる唯一の可愛い妹よぉ…」
「さっき守れてなかったじゃねぇですか!!」
「何ですってぇ…!!」
「守るも何も私と雛苺は主従関係にあるのよ。別にHな事ぐらい…」
「ダメです!翠星石が全面的に阻止するです!」
「だったらぁ…勝った人が雛苺をモノに出来るって事でぇ…」
「望むところです…絶対負けませんですよ」
「あなたには殴られた恨みも晴らさせてもらうわ…」
「うおりゃゃゃゃゃゃ!!」
3人の乙女の、醜い格闘が始まった
「こういうのを…漁夫の利って言うんだっけ?」
水銀燈が床に下ろした雛苺を蒼星石が抱きかかえる
そのままリビングを後にした
「少し暗いけど…ここでいいかな…」
ベッドのある部屋に行きたかったが、ジュンものりも自室にいるためそれは不可能
物置に入り、適当な布を広げるとそこに雛苺を寝かせた
「…訂正、計画的な犯行は漁夫の利とは言わないのかな?」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:45:51.37 ID:dsOJVp1xO
水銀燈が床に下ろした雛苺を蒼星石が抱きかかえる
そのままリビングを後にした
「少し暗いけど…ここでいいかな…」
ベッドのある部屋に行きたかったが、ジュンものりも自室にいるためそれは不可能
物置に入り、適当な布を広げるとそこに雛苺を寝かせた
「…訂正、計画的な犯行は漁夫の利とは言わないのかな?」
雛苺に多い被さり、耳を愛撫する
とても小さな声が、だけどとても可愛い声が部屋に響いた
「理由は知らないけど、この家の親は別居、のりさんもジュン君もお酒は飲まないのに、何で家にあったと思う?」
答えるハズのない雛苺の耳元で問い掛ける
「答えは簡単…だろう?」
そうして口付けをすると、雛苺はうっすらと目を開けた
「気が付いたみたいだね?」
「うゆ…ここは…?」
「物置だよ」
「蒼…せ…石?んっ…」
もう一度、キスをする
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:47:00.01 ID:dsOJVp1xO
「眠りの姫を起こす王子が、実は毒を盛った犯人だったなんて…斬新だとは思わない?」
「ほぇ…?」
「難しかったかな…?」
「ひゃっ…!」
「自由に動けないでしょ…今夜はゆっくりと…可愛がってあげるからね…」
首筋を舐めながら服を脱がしていく蒼星石
雛苺の微力な抵抗と、かすかに漏れる甘い吐息が気持ちよかった
「蒼…星…石…」
「ん?」
「そのお話ね…お姫様の方も…わかってて毒を飲んだなら…どうなるの…?」
驚きのあまり蒼星石の一瞬動きが止まる
そして何事もなかったかのように攻めを再開した
「悪いお姫様だね…」
「えへへっ…んっ!そこはダメぇ…!」
「お仕置きだよ…可愛い声、聞かせてね」
一本取られちゃったけど…
結末は…一緒だよ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 21:47:55.82 ID:dsOJVp1xO
投下終了
2時間もかかって申し訳ない
蒼雛・・・やっぱいいなぁ!
萌え!乙です!GJ!
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:13:32.73 ID:XEg1zIT+O
ほ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:14:30.78 ID:MDu937OdO
GJ! エロで来るとは予想外だった。
真紅が腐女真紅から変態真紅へとチェンジしていく…w
>>147 了解
下のほうなんてスレ立て宣言すらしてないもんな
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:38:05.52 ID:XEg1zIT+O
ほ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:41:14.89 ID:r6g5mT5XO
ほ
蒼雛便乗
『乙女×乙女』
「やっぱり蒼星石って男の子っぽいわよねぇ」
「なぁ!?蒼星石は正真正銘乙女ですぅ!」
「いっ…痛いじゃな………あ、あら…蒼星石ぃ……」
「あ……す、すまんです!今からちゃんと訂正させますから!」
「別に気にしてないし、そんな事しなくても良いよ」
昔から、男の子っぽいと言われ続けていた。
確かに、翠星石の様な可愛さもなければ、水銀燈の様な美しさもない。けれど、今までそんな自分を否定した事はない。今更自分を変えたって、一番始めに拒絶するのは自分なのだから。
むしろ…。
「やぁ、雛苺。何してるの?」
「あ、蒼星石!んとね、日向ぼっこしてたのよ」
>>151 そう言いながら笑う君は、太陽そのもののような気がした。
僕は彼女に恋をしていた。おかしいかもしれない。自分も女なのだから。
そんな想いに気付いてから、一度だけ、本気で男になりたいと願った。僕が男なら、雛苺に想いを寄せたって、特別おかしな事ではないのだから。
「………ねぇ、雛苺」
「うゆ、なぁに?」
「もし、僕が僕じゃ無かったら…どうする?」
「………ほぇ?」
よく分からない、といった表情で、ポカンとする雛苺。当たり前の反応だった。ましてや、普通より幼い雛苺にとっては、理解しがたい。
「蒼星石が蒼星石じゃなくて…でも蒼星石で……あれ?」
「…ごめんね。忘れて」
話を変えようと、話題を模索した。けれど、雛苺から言葉が紡がれて思考は止まった。
>>152 「蒼星石は蒼星石だから、蒼星石で良いと思うの」
「え……?」
急に雰囲気が大人びた雛苺に、ちょっとだけ戸惑ってしまった。
「……えっと…違ってた…?」
不安げに覗き込む雛苺。その雛苺はいつもの雛苺だった。
「…ありがとう」
なんだか自分の中にあったもやもやが、無くなったような気がした。
女としての自分は、女である雛苺を好きになった。たったそれだけの事。それで、良いんだ。
end
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:50:25.06 ID:XEg1zIT+O
>>151-153 投下終了
独り言だが
蒼雛に関しては『未熟な紳士と背伸びしたお姫様』
みたいな関係が好きだなぁ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:52:41.49 ID:dsOJVp1xO
>>154 GJ!
すげぇ萌える…
俺もそんな関係好きだが同時にエロを入れたくなるので紳士は無理になる…
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:57:54.36 ID:MDu937OdO
乙&GJ!
確かに完璧な紳士よりこの蒼星石みたいなのが萌えるなぁ…。
それで雛苺が少し大人っぽいのも良いなぁ。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 22:57:54.79 ID:XEg1zIT+O
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:02:02.40 ID:MDu937OdO
今回は豊作で結構なことだ。
という訳で寝る保守
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:17:02.42 ID:XEg1zIT+O
ほ
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:23:30.01 ID:niJbn3QZ0
>>155 薔薇紳士は総じて変態へと変貌します
投下お疲れ様です
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:24:13.33 ID:dsOJVp1xO
お休み
俺は日本対バーレーンをリアルタイムで見たいから今日は寝れないぜ…
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:30:33.94 ID:dsOJVp1xO
露骨な変態もアレだが、ちょっと壊れてるぐらいがいいかもね…
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:41:09.89 ID:dsOJVp1xO
ほ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:46:37.34 ID:gF9hwF1RO
俺も寝て起きるのは無理ポ
蒼星石×真紅のつもりで試合みるぜ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/06(土) 23:52:44.39 ID:gF9hwF1RO
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 00:04:26.42 ID:92BrDje3O
ほ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 00:20:11.68 ID:92BrDje3O
ほ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 00:30:45.95 ID:92BrDje3O
ほ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 00:45:03.18 ID:92BrDje3O
ほ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 01:02:06.32 ID:AzRaJrCSO
翠
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 01:14:22.74 ID:Y5cSCp8fO
星
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 01:21:20.51 ID:92BrDje3O
石
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 01:30:38.44 ID:92BrDje3O
保守
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 01:47:41.30 ID:92BrDje3O
ほ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 02:03:59.68 ID:3Wiv+vre0
ほ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 02:23:38.16 ID:92BrDje3O
ほ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 02:47:45.24 ID:3Wiv+vre0
と
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 03:12:29.49 ID:92BrDje3O
ば
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 03:29:46.07 ID:92BrDje3O
ほ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 03:35:33.29 ID:AzRaJrCSO
キター
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 04:03:45.08 ID:92BrDje3O
ほ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 04:30:12.15 ID:92BrDje3O
ほ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 05:03:00.73 ID:92BrDje3O
ほ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 05:36:24.04 ID:AzRaJrCSO
蒼星石、真紅に終盤反撃をくらうもなんとかイカせた
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 05:47:51.00 ID:92BrDje3O
真紅、蒼星石を攻めるつもりが雛苺にオウンゴォォーール!!
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 05:54:43.14 ID:92BrDje3O
寝る保
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 06:52:28.55 ID:2B3lh3A7O
おはようほ
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 07:33:34.27 ID:Wte+ttZMO
保守
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 07:36:47.67 ID:2B3lh3A7O
め「〜♪〜♪」
の「めぐちゃん、そんなに海外旅行のパンフ出して何してるの?」
め「ちょっと調べごと」
の「ふーん…」
め「…ねぇのり」
の「なぁに?」
め「同性婚出来る国いろいろあるけどどこがいい? カナダとかアメリカとか…」
の「…え…」
保守
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 07:42:51.20 ID:d2VB8r0YO
残ってたほ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 08:00:16.06 ID:2B3lh3A7O
保守
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 08:33:02.60 ID:2B3lh3A7O
保守ですぅ!
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 09:02:11.09 ID:2B3lh3A7O
☆
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 09:39:02.16 ID:2B3lh3A7O
俺しかいない予感!
保守
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 10:18:20.76 ID:GIeRUpDrO
今沖田
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 10:35:36.90 ID:2B3lh3A7O
蒼「元気な朝翠星石の×××から!」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 11:20:53.16 ID:GIeRUpDrO
ほ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 11:34:57.15 ID:2B3lh3A7O
ほ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:06:01.34 ID:AzRaJrCSO
ほ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:35:22.17 ID:7CYPGBHv0
ほ
「ちび苺ー、お昼ご飯出来ましたよー」
「はーい!いっただっきまーす!」
「ごちそうさまでしたなのー!」
「さて、翠星石はデザートのプリンでも……ん?」
「……美味しそうなの…」ジー
「ち、ちび苺にはやらんですよ!」
「……プリン………ふえぇぇ……」
「! な、泣くなですぅ…」
「……ひっぐ……」
「…………………ほれ、あーん」
「! …あーん」
「……これで我慢しやがれですぅ」
「…えへへ、翠星石だーいすき!」
「……ふん」
「…具材…切り、終わりました……」
「ありがとう。じゃあ、盛り付けようか」
「九月になっても、冷やし中華は美味しいね」
「まだまだ、暑い…ですからね……」
「そうだよね。…それにしても、大分薔薇水晶も切るの上手くなったね」
「…でも…まだ、大きさバラバラ……」
「これから練習すれば、もっと上手くなるから大丈夫だよ」
「…ありがとう、ございます…」
「ふふ。…あ、薔薇水晶、頬にタレ付いてるよ」ペロ
「! …あ、あの……」
「どうしたの?顔真っ赤だよ?」クスクス
「…もう…」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:59:59.02 ID:3Wiv+vre0
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / 翠雛イヤッホオォォォォォォォウ!!!!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} )
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:00:48.41 ID:3Wiv+vre0
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / 蒼薔イヤッホオォォォォォォォウ!!!!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} )
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:09:44.90 ID:2B3lh3A7O
2つともGJ!
蒼星石は確実に狙ってやってるなw
この二組のダブルデートとか読んでみたいぜ
といってみる
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:44:36.85 ID:3Wiv+vre0
雪
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:55:15.89 ID:2B3lh3A7O
を
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 14:05:57.30 ID:Y5cSCp8fO
薔
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 14:41:33.17 ID:AzRaJrCSO
薇
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 14:50:00.01 ID:Y5cSCp8fO
が
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 14:56:39.76 ID:2B3lh3A7O
シ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 15:47:04.33 ID:GIeRUpDrO
ン
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 16:19:29.53 ID:GIeRUpDrO
デ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 16:47:03.60 ID:2B3lh3A7O
レ
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 17:01:03.77 ID:7QVRxxdqO
>>202 蒼薔薇読んでばらしーが前より好きになったよ
落ち着いた蒼星石も良いね
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 17:11:22.88 ID:3Wiv+vre0
あのぼそぼそとした喋りがたまらんぜばらしー
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 17:32:34.29 ID:2B3lh3A7O
保守
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 17:50:44.60 ID:2B3lh3A7O
今日で完走だったっけ?
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 17:59:45.90 ID:3Wiv+vre0
明日じゃね?
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 18:14:24.20 ID:2B3lh3A7O
明日だったっけ。
携帯じゃ分かりにくい。
>>205 「わぁ…!凄いのー!」
「…おっきい…」
「さて、今日は」
「いっぱい遊ぶですよー!」
『Twins デート』
事の始まりは一週間前。商店街のくじびきで、偶然遊園地四名様ご招待券を引き当てた双子。という事で仲良しの四人で遊びに来たのだ。
「翠星石!ヒナあの風船欲しいのー!」
「わ、分かったから引っ張るなですぅ!(雛苺…可愛いです…食べちゃいたいですぅ……)」
「…人、いっぱい…」
「はぐれないようにね(今日一日離すつもりは無いけどね…)」
純粋な二人をよそに、欲望渦巻く二つの影があるのは、見なかった事にしておこう。
>>221 ―――――
次々と乗り物を制覇していく四人。だが、双子の方が乗り物に強くないのか、ついて行けず、後半は雛苺と薔薇水晶が乗り物に乗っていた。
「いってきまーす!」
「…待ってて、下さい」
はしゃぎながら手を振り、乗り場へ消えていく二人。
そんな二人の後ろ姿を、『休日に家族で遊びに来て、子供達のはしゃぎっぷりについて行けず、ベンチで一休みする両親』のような表情で双子は見送った。
「な、なんであいつらあんなに元気なんですかぁ…!?」
「薔薇水晶…こういうのスイッチ入るタイプなんだね…」
お互い同時に、溜め息を吐いた。
>>222 ―――――
「…暗くなってきましたし、そろそろ…帰りましょうか…」
「ヒナもうくたくたなのー」
「じゃ、じゃあ最後に…」
「あ、あれ乗らない?」
このまま収穫0で帰るのは悲しいので、せめて、と双子は同時に観覧車を指差した。
「賛成なのー!」
「…そうですね」
二人も賛同し、四人は観覧車乗り場へ向かった。
「何名様ですか?」
「四に…」
「「二名ずつで!」」
四人、と言おうとした雛苺の声を遮り、双子がまた同時に叫んだ。
「…どうして、ですか?」
「ま、まぁたまには良いじゃないですか」
「そ、そうだよ。ほら、乗ろう」
なかば無理矢理、雛苺と翠星石、薔薇水晶と蒼星石に分かれて観覧車に乗った。
>>223 ―――――
「わぁー!高いのー!」
無邪気な笑顔で景色を楽しむ雛苺。隣にいる狼が涎を垂らしてるとは気付かずに。
(うぅ…いっそ此処で食べちゃいますかねぇ…下に着くまで結構時間かかりそうですし……)
そんな思考を止めるものもなく、狼はゆっくり雛苺に歩み寄り、そして…。
「あ、流れ星なの!」
盛大にずっこけた。
「うゆ?翠星石何してるの?」
「…き、聞くなです…」
泣きたい気持ちを抑え、視線を外に向けた。その瞬間、翠星石は目を奪われた。
>>224 「……綺麗、ですぅ………」
夜空一面に、沢山の星が輝いていた。丁度翠星石達が乗ってる観覧車は頂上で、いつも地上から見る星空とはまた違っていた。
「…………ちび苺」
「なぁに?」
「……今日、楽しかったですか?」
「うん!」
「……そうですか」
雛苺が笑顔で答えると、翠星石は優しい笑みを浮かべた。
「翠星石、なんだか嬉しそうなの」
「ま、翠星石も今日は退屈しませんでしたからね」
(今日のところは……雛苺の笑顔で我慢してやるですぅ………でも………)
>>225 ―――――
「…どんどん…皆が小さくなってる……」
観覧車に乗った事があまりないらしく、ちょっと珍しそうにする薔薇水晶。背後に狼…否、エロスの悪魔が微笑んでいるとは知らずに。
(さて、どうやって襲おうかな…)
翠星石とは違い、襲うのは決定事項らしい。無理矢理唇でも奪おうかと考えていると…。
「…蒼星石」
いきなり呼び掛けられた。
「な、何?」
「…今日は、誘ってくれて…ありがとうございました…」
「……え…?」
>>226 ポカンとする蒼星石をよそに、ちょこんと頭を下げる薔薇水晶。頭を上げた時、笑顔を浮かべていた。
「とっても…楽しかった、です…」
「………そっか」
そんな薔薇水晶の笑顔を見て、蒼星石は優しく微笑んだ。
「……あ、流れ星…!」
「………薔薇水晶」
「…なん、です………ん、」
薔薇水晶が振り向いた瞬間、唇と唇が触れた。
「い、いきなり…なんて、恥ずかしいです…!」
「あはは、ごめんごめん」
(今日のところは……薔薇水晶の笑顔と真っ赤な顔で我慢しようかな……でも………)
―――――
((でも………今度は……二人きりで……))
end
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 18:31:17.64 ID:GIeRUpDrO
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 18:40:37.61 ID:d2VB8r0YO
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 18:54:05.79 ID:92BrDje3O
うぉぉぉぉぉ!!!!!!!!
ラブラブなデートの中にもエロス!!
今度は二人きりで!?二人きりでなにをするだぁぁぁぁぁぁ!!
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 18:58:43.54 ID:2B3lh3A7O
おおおありがとうマジで嬉しいサンクス!
雛もばらしーも無邪気で可愛すぎる!
そして双子が変態一歩手前w
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 19:28:06.44 ID:92BrDje3O
保守!
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 20:01:53.02 ID:AzRaJrCSO
ほ
蒼翠成分少ないんで投下ー。
むぎゅー
「あ、あの・・翠星石・・・さん?」
反応、無し。
寮室の扉を開けた瞬間、倒れ込むように抱きついてきた双子の姉は、
僕の胸に頭を埋めたまま、離れようとしない。
最初こそ、おかえりなさいの挨拶(新妻風♥)なのかと思ったが、
この様子からすると、どうやら違ったらしい。
「ね、翠星石。どうしたの?」
首に絡み付いてくる腕に触れながらもう一度話しかけると、
解かれると思ったのか、その腕を更に強く巻き付けてきた。
・・・苦しい。正直。
それでも抵抗せずに彼女の言葉を待っていると、翠星石は突然顔をあげ、僕を見上げた。
唇を引き結んで頬を染め、瞳に涙を溜めて。
至近距離に迫っていたその赤い唇に、自分のものを重ねようと、
無意識に彼女を引き寄せる体勢になっていた。
・・・仕方ないよね?だって蝶が蜜に引き寄せられるのは罪ではないのだから。
しかし。
「・・・ッッ!」
僕が身を乗り出す前に翠星石は慌てたように腕を外して、
部屋の奥へと隠れるように逃げてしまった。
訳が分からない僕は、扉を背に立ち尽くすしかなかった。
・・・・・もしかして、嫌われた?
だって今日の翠星石は反則級に可愛いかったから!
それ以前に僕たちは所謂そういう間柄で、キスだって何度もしてきたわけだし!
頭の中でいくつも言い訳を並べ立てる。
ああ!こんなことしてる場合じゃない、謝らなくちゃ。
翠星石を追って奥へと入った僕は、すぐに彼女を見つけた。
一瞬分からなかったが、翠星石は二段ベッドの上段、自分の"陣地"で上掛けに包まっていた。
ベッドに備え付けられている梯子に足を掛け、一段、二段、三段だけ登る。
―――因みに翠星石が梯子を使うのを、僕は数回しか見たことがない。
彼女は、僕が使う二段ベッドの下段に足を掛け、上段に手を掛け、ひょいっと上ってしまうのだ。
勿論、降りるときも猫のように、とんっ、と降りる。
「翠星石?」
猫のように丸くなった彼女は少し身動ぎしただけ。
・・・"それ"が見えたのも一瞬。
「翠星石」
今度は動かない。
だけど僕にはもうはっきりと分かっていた。
彼女が、どうしてこんな態度をとっているのか。
「翠星石・・・・・それ、僕の枕だよね?」
ピクリと肩が跳ねるのを見て、確信。
梯子を上りきって翠星石の肩を掴んで引き、無理矢理向き合わせる。
顔は未だ赤いままで、額にかかった前髪は汗で張り付いてしまっている。
可愛い。思わず抱き締めたくなる衝動をぐっとこらえる。今は、まだ。
「翠星石・・・寂しかったんだね?だから、僕の枕抱いて寝てたんだ?」
「・・・・だって、・・」
わざと意地悪に言うと、そこで初めて翠星石が口を開いた。
声は、掠れていたけど。
「そうせ・・せき、が・・・おいていっちゃ、から・・・」
しゃくりあげながら途切れ途切れに話す様子が、まるで小さな子供みたいで、
僕は苦笑を漏らさずにはいられなかった。
三泊四日の夏合宿。軽い風邪を引いた翠星石を寮母さんに任せて、僕はこっそり寮を出たのだ。
彼女は出発ギリギリまで自分も行くのだと言って聞かなかったから。
「ふふっ、ごめん・・・ごめんね」
「・・・許さない、です」
そう言って再び布団を引っ被ろうとするのを、頬へのキスで止める。
「そんなこと言わないで。僕だって寂しかったんだよ?それに・・・」
こちらに腕を伸ばしてくるのに答えて、その体に腕を回して抱き締める。
・・・僕の姉はこんなに甘えん坊だっただろうか?
「いつもの、言ってくれないの?」
・・・少し間を空けて、彼女は僕の耳元で囁いた。
「おかえりなさいです・・・蒼星石」
投下終了。
最近双子分が足りなかったので甘いの目指して頑張った。
もしかしたら後でまた双子投下するかも。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 20:38:13.41 ID:Y5cSCp8fO
GJ!蒼翠分足りなかったからマジ嬉しい!
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 20:51:01.74 ID:3Wiv+vre0
>>228 乙GJ
獣蒼wwそろそろばらしーとあれな関係になるのかな?
>>240 GJ乙
寂しがり翠かわゆすなぁ
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 20:54:38.50 ID:1P2Turt10
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:17:05.44 ID:3Wiv+vre0
Hos
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:33:46.65 ID:3Wiv+vre0
Jos
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:46:32.07 ID:2B3lh3A7O
投下まえ保守
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:52:58.14 ID:2B3lh3A7O
のり×めぐ投下します。
前に書いた「心に虹が掛かる時」と同じ時間軸ですが、読んでなくても楽しめる…かな。
慣れない携帯からの投下なのでミスがあるかもと先に言い訳しておきます。
『こわいゆめ』
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:54:47.85 ID:2B3lh3A7O
目の前で沢山の白い服を着た人が慌てている。
何か言っているみたいだけど聞き取れない。
ただ普通の事態じゃない事が分かって、酷く怖くなった。
その時、人と人の間に隙間ができてそこから人だかりの中が見えた。
見えたのは、ちょうど白い手がお腹から滑り落ちた、ベッドに横たわっているのは…めぐ。
その瞬間、のりの視界は見慣れた自分の部屋に変わった。
酷く息が乱れ、嫌な汗を全身にかいて酷く不快だ。「…夢…また…」
体を起こし、夢だということが分かり汗を拭い溜め息を吐いた。
喧嘩した次のお見舞いにあっためぐの発作が起きた場面。
あの時、あのままめぐが消えてしまいそうな気がして酷く恐ろしくなった。
それと同時にあの光景が焼き付き、大分時間が経った今でも時々夢に見る…。
「やだな…なんでこんな日に…」
今日はめぐとデートの日。それなのにあんな夢を見た自分を呪った。
「汗だく…シャワー浴びよう…」
汗が気持ち悪く、のりは朝食を作る前にシャワーを浴びようと立ち上がった。
ーーーー
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:55:42.35 ID:j53M8OCzO
蒼翠マジGJもっと書いてください
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 21:56:41.20 ID:2B3lh3A7O
時間は流れて、のりは今待ち合わせである街中の広場でめぐを待っていた。
ベンチに座って辺りを見渡すが、未だめぐが来る気配はない。
とはいえ、携帯の時計はまだ待ち合わせ時間より二十分ほど早い時間を指しているのだが。
「めぐちゃんまだかなぁ…」
いつもならこの待ち時間はどこに行こうかとか、何をしようかとワクワクしているのだが、あの夢を見たせいで今日はそんな気分になれない。
ただただ不安で、めぐに会って安心したい…それだけだ。
「…めぐちゃん…」
「だーれだ」
溜め息を吐いたと同時に目の前が真っ暗になり、そして今一番焦がれていた声が聞こえてきた。
それを確認して、のりは少し安堵した。
目を覆っている手を握って後ろを向くと、笑顔を浮かべているめぐがいた。
「めぐちゃんだ…」
「待たせちゃった? ごめんね」
「ううん、そんな事ないわよ」
「なら良かった。じゃ、行こう」
そう言ってのりに掴まれたままの手を握り返し、お互いに微笑みあった。
だがめぐはのりの笑顔を見て首を傾げた。
それを見て、のりは不審に感じた。
「めぐちゃん、私の顔に何か付いてる?」
「…何でもない。気のせいかな?」
「…? おかしなめぐちゃん」
それだけかわすと二人は歩き出し、街へと向かって行った。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:02:03.64 ID:2B3lh3A7O
ーーーー
それから二人は映画を観たりショッピングをしたりしてデートを進めていった。
その間は大分のりの夢による不安は紛れたが、時々脳裏を掠めその度に怖くなった。
「楽しかったわねぇ。次どこ行こうか」
少し休憩にと入った喫茶店で、のりはめぐにそう尋ねた。
めぐはジュースを一口ストローで飲んでのりの顔を見ると、少し考える素振りをして俯いた。
しばらくすると顔を上げ、もう一度のりの顔を見て口を開いた。
「…私の家に来ない?」
「めぐちゃんの家?」
「今日、パパ休日出勤だし水銀燈は真紅に会いに行ってていないからさ。どう?」
どう、と聞かれても断る理由は無い。
「うん、じゃお邪魔しようかな」
「決定。じゃ行こうか」
次に行く所も決まり、二人はグラスを空にすると店を出ていった。
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:04:07.70 ID:2B3lh3A7O
ーーー
「はい、ミルクティー。砂糖多目にしておいたから」
「ありがとうめぐちゃん」
めぐが淹れてきてくれたミルクティーを受け取ると、めぐは小さなテーブルを挟んでのりの向かい側に座った。
のりがミルクティーを一口飲むと、めぐも同じように一口飲んだ。
「ん、美味しい」
「前にのりから教えてもらった淹れ方したのよ」
「そうなんだ。前より美味しいわ」
「良かった、美味しいって言ってもらえて」
それから二人は他愛もない話をしていった。街中を歩き回るのも良いが、こうゆったりとしたデートも良いものだ。
「…ところでさのり、何かあった?」
「え…何かって?」
やがてカップの中が少なくなってきた頃、めぐが心配そうな目でのりの顔を覗き込んできた。
「何だか元気無いと言うか、不安そうと言うか…いつもののりと違う気がするわ」
「…そう見える?」
「のりの事は分かるのよ。なんとなくね」
優しい笑顔でそう言われ、のりは目を伏せて少し笑う。
結局お見通しだったのか。
「…夢を見たの」
「夢?」
こうなったら全部話してしまおう。そう思ってのりは口を開いた。
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:05:52.75 ID:2B3lh3A7O
「まだめぐちゃんが入院してたときに発作を起こした、あの時…。ほら、喧嘩した次に会ったとき…と言うか、私がめぐちゃんに告白した時の事」
「…ああ、あの時…」
めぐも思い出したのか、少し頷いた。
「あの時、めぐちゃんが消えちゃうような気がして、凄く怖かった…悲しかった…」
のりはミルクティーを一口飲むと、話を続ける。
「…その光景が凄く怖くて頭から離れなくて…今でも夢に見るのよ」
「そう…」
「その度にめぐちゃんがまた消えちゃうんじゃないかとか不安になって…」
「…その夢を見たんだ」
めぐにそう尋ねられ、のりは静かに頷いた。
めぐはフッと微笑むと立ち上がり、のりに近づくと抱きしめた。
行きなり抱き締められた事に少し驚いたが、少ししてからのりからもめぐを抱き締め返した。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:06:40.73 ID:2B3lh3A7O
「…大丈夫よのり。私はのりを置いてどこにも行かない」
「…めぐちゃん…」
「私はずっとのりのそばにいる。何があったって、ずっと一緒…そういう約束でしょ?」
「…うん」
「だから、何も不安になることはないわ。安心して」
めぐはのりの頬に手を添えると、優しく口付けた。
触れる程度の優しいキスだったが、のりの不安を取り除くには十分だった。
やがてめぐが口を離して見つめ合うと、二人は微笑んだ。
「めぐちゃん」
「なに?」
「…大好き。世界の誰よりも…めぐちゃんが大好き」
「…私も」
それからはそのまま何するでもなく、抱き合ったまま時間を過ごした。
そんなデートの一コマ。
終わり
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:08:47.99 ID:2B3lh3A7O
投下完了。
猿こなくて良かった。
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:24:28.21 ID:92BrDje3O
GJ!
めぐ大人っぽいなぁ…
のりよりお姉さんっぽい
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 22:42:19.27 ID:2B3lh3A7O
保守?
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 23:02:41.80 ID:2B3lh3A7O
保守
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 23:17:05.72 ID:3Wiv+vre0
乙GJ
めぐのキャラいいな
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 23:31:12.25 ID:3Wiv+vre0
巴×蒼の双子対決!
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 23:53:07.28 ID:GIeRUpDrO
寝るほ
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 00:08:01.25 ID:c6i7OZrxO
ほ
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 00:30:20.59 ID:3AxfY5PX0
じょ
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 00:36:50.55 ID:PoONH+AFO
俺も寝る保
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 00:39:19.67 ID:3AxfY5PX0
PoONwww
ごめんなんかふいたwww
予告通り蒼翠投下ー。
彼女のすべてを知ろうとは思わないけど
せめて彼女を一番知っているのは、自分でありたかったんだ―――
変化
「・・・・・何、見てるですか?」
桜田家の一階リビング。
いつも通り姉の様子を見に訪れたその場所で、さっきまで彼女はうたた寝をしていた。
きっと時間通りに窓ガラスを叩かなかった僕を待ちくたびれた故なんだろうけど。
「いや・・・頬に、ジャムがついてるよ翠星石。」
そう告げると、彼女はあわあわと頬を抑える。
そんな双子の姉に僕は布巾を渡す。
「ありがとですぅ。蒼星石。」
ようやくジャムを落とした姉はにっこりと微笑みかけてきた。
前ならば、その笑顔さえも見ることができるのは自分だけだと、喜んだのだろう。
「蒼星石?」
しかし今は違う。確かに僕の前でだけ見せる顔があるのは確かだけれど、
僕の前では見せないような顔が増えたのもまた確か。
僕の居ないところで翠星石が見せる表情なんて、
そんなに多くはないものだと思って・・思いこんでいたのだろうか・・・・・
否。桜田家という場所が、そして彼という存在が彼女を変えてしまったのだろう。
それは勿論、良いことなのか悪いことなのかと言えば、やはり良いことなのだ。
でもやっぱり、おもしろくない。
「蒼星石ってば!蒼星石はスコーン、食べないのですか?」
「あ、うん。頂こうかな。」
姉の声によって"こちら側"に引き戻された僕は、
言われるままに目の前の皿からお菓子を取った。
今日のは自信作なのですよと、翠星石は嬉しそうに僕が食べるのを見ていた。
「で、さっきから何を一人で考えていたですか?」
そう言って僕をのぞき込むその目は心配そうに細められていた。
・・・いちいち可愛いなぁ・・・・・
「ううん、別に・・・」
そこで一端言葉をきると、僕は姉の肩に手をかける。
そのまま力を掛ければ、数十分前のようにくっついてしまう、翠星石の背中とソファ。
「え、あっちょ・・・・・!」
最初きょとんとし、その後赤くなっていく姉の頬に手を添え、
そのまま彼女の唇に自分のものを寄せる。
深く長い キス
「・・・・・・ぁぅ・・」
「別に・・・翠星石とこういうことがしたいなーと思ってただけ、かな?」
クスリと笑う僕の顔を、翠星石は頬を染めて睨んでいたけれどしばらくすると、
「蒼星石、元気になったですね。翠星石は蒼星石の肥料みたいなのです。」
そう言って、ちょっとだけはにかんだように、笑った。
僕は少しの間、翠星石の顔を見つめ、そして微笑みを返した。
「どっちかって言うと、水かな。翠星石が居ないと僕は死んじゃうの。」
こんな風に
"新しい彼女"を見つけることが出来るのなら、
変わって行くことも悪くはないのかもしれない。
願わくば、彼女のその笑顔をいつまでも守っていけますように・・・・・・
蒼翠かんりょー。
バレンタインネタとかにしようかと思ったけど、それはまた今度で。
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 00:55:24.26 ID:AxtO/7gNO
なんかこれどっかで読んだことある
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 01:08:58.57 ID:3AxfY5PX0
乙
二人ともかわいいのだわ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 01:12:56.11 ID:3AxfY5PX0
寝る保
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おつ!
嫉妬する蒼い子かわいいよ。