>>1乙でしたー
連日の睡眠不足をありがとう
久々にvipにきてよかったよ!
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 09:15:54.21 ID:PRD/o9XM0
ポケスペ好きとしては乙と言わざるを得ない
イエロー編までしか読んでないけどな!作画変わってからは…
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 09:30:18.19 ID:MwhgoiHkO
ここが神スレか
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 09:48:34.90 ID:9dt/2lGXO
まだほ
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 10:03:06.33 ID:9dt/2lGXO
ほ
『シロガネの山』という場所がある。機械工業が発展した今の世に豊かな自然が残り、
生物にとって本来最も適正した環境を宿した大自然の一つ。
森が作り出す空気は濃く味があり、そこはいるだけで集中力がつき、
体力回復や自己治癒能力の向上にも効果があると言われている。
山を下ってゆるやかに流れる川の水は、どこまでも澄んでかの有名な『おいしい水』の元となっているほど。
しかし、それほどまでに修行に適した環境でありながら、健在する建物は麓にひっそりと建っているポケモンセンター
が一つと、驚くほどさびれたものだった。
答えはたった一つ、そこに住まう『住人』たちが、異常に強いからに他ならない。
山のかすかな恩赦を受けている、麓にいる住人――野生ポケモンたちでさえ、他の地方には並ぶものは
なしと断言できるほど――匹敵するといえばかつてハナダ北西にあった洞窟だが、数年前に謎の崩壊を起こした――ただ強い。
半端な覚悟で来たものは即座に泣きを見る。
シロガネ山はいったん一区切りまで強さを極めたものが、さらに上を目指す場所だった。
その最奥――まるで誰かのために造られたようにちょうどいい広さの空間に、一人の少年はいた。
「なぁ、究極の力を手にしたとしたら、そのあとはそいつはどうなるんだろうな?」
「あん?」
突然の友人の問いかけに、机に突っ伏していたグリーンは気だるそうに返事をした。
頭をかきむしって彼が問答する机上の一枚の紙には、『ジムリーダー資格試験』の文字が見える。
「その質問は現役最強のトレーナーさまが言うセリフじゃねぇだろ、馬鹿かおまえ?」
ちらりと一瞥すると、またペンを片手に問題を見つめ、頭を抱える。
レッドはふっと息を吐いて口の端をわずかに上げた。
「……いや、仮にもチャンピオンだったお前なら、何かわかると思ったんだけど……そうだよな」
「なんだイヤミかよ。チャンピオンだったおれをあっという間に引きずり下ろしたのはどこの誰でもなくお前だろうが!」
がーっと吠えると机の上にペンを放り捨て、椅子を回転させてグリーンはレッドを見た。
そこにいるのはまぎれもなく、自分を超える最強のトレーナー。幼い頃からその成長を共に見てきた
ただ一人のライバルの変わらない姿。
「おお! レッドじゃないか! どうしたんだいきなり?」
「ども、久しぶり」
その場所にたどり着き、軽く挨拶をする。
岩で囲まれたフィールドの奥に立っていたニビシティジムリーダーのタケシは、大きな笑顔を浮かべた。
「連絡をくれれば出迎えの用意をしたのにな! はははッ!」
「いやいいんだ少し話があるだけなんだ」
まぁ座ってくれ。と言うタケシの誘いを丁寧に断り話題を切り出す。
それはグリーンに話したものと、寸分たがわず同じ話題。同じリズムで同じ口調で問いかけた。
「究極の力を手に入れたら……か」
「ああ、たとえ話なんだけど。もしタケシさんだったらどうするかな、って」
ふっ、とタケシ鼻で笑った。
「そんなのわからんさ! 永遠に。誰にもわかるはずない!! ……ってあれ?」
タケシが自分を指さして堂々と胸を張ったとき、目の前からレッドはいなかった。
視線をまっすぐ伸ばした先に、半開きのドアが、寂しそうにキィキィ鳴いた。
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 10:33:52.73 ID:nY3SMm3vO
なんか始まってる
スレ終わりそうなのに平気かな?かな?
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 10:53:27.65 ID:nY3SMm3vO
まあここまで来たら埋めちゃいたいよな
別人。即興で書いてるから整合性もないけどすぐに終わるますですぽえーん。
「おお!? どっかでみた顔やー思うたら、いつかの色男かいな!?」
ハナダを歩いていると、甲高い独特のイントネーションを放つ声に足を止められた。
振り向いた先にいたのは、いつか岬で出会った人。こっちに向かって小走りでよってくる。
「えーっと……アサヒさん? それともマイニチさんでしたっけ?」
「ガーン! 忘れられとるんかい自分! こらちょっとしたショックやで!」
サントアンヌ号のチケットを渡したやないか! と叫ぶマサキ。
当然覚えていたが、思い出す要素が合成してたことではないのは
あれはこの男にとっての黒歴史だからだろう。今となってはいい思い出だろうが。
「んで、今やさいきょうになりはった大統領が、こんなところでなにしてはるん?」
「カスミに会ってきた帰りです。ここにも答えはなかった」
答え……? とマサキは顔をかしげた。
しばらくたって、
何かをひらめいたようにぱんと手を合せた。
「あーあれか! 残念やったのぉ、カスミちゃんにはもうおるんや、コレが!」
「マサキさん……そういえばあなたはボックスの管理者でしたね」
いやそれが本職や。というマサキを見ずに、レッドは頭を下げた。
「今まで、ありがとうございます」
「なんや自分あらたまってからに……最強のトレーナーにそう言われるとなんか恥ずかしいやないか」
顔を上げるとレッドは微笑みを浮かべていた。
腰のボールからリザードンを出すと、軽い身のこなしでのその背にまたがった。
「さよなら」
レッドは短く言うと、空に消えていった。
966 :
◆53KngwTLJk :2008/09/07(日) 11:03:09.68 ID:ejGi8ORb0
残ってた……お前らの保守に俺涙目(いい意味で)
今書いてる人頑張ってくださいですますぽえーん。
思い出の中にある墓石を、レッドは撫でた。
ここは懐かしい場所。己の人生に少なからず影響を与えてくれた、大切なところ。
目の前で天に召し行くただ純粋な母の思い。その無念の集まりを倒したとき、
初めて同種である人を憎いと思い、悲しみが胸に込み上げた。
シオンタウン――今はラジオ塔となってしまったタワーの前、レッドは目を閉じて立ち尽くしていた。
思えば、ここから本当の死闘が始まった。それまでもオツキミ山、ゴールデンブリッチなどで戦ってきたが、
ただ冒険とポケモンが好きな自分がカントー全域にその悪名をとどろかすマフィアと本格的にかかわるなどと
思ってもみなかった。世話話で聞く他人事のような軽い気持ちが意識のどこかにあった。
しかし、階段の前に立ちふさがり、捕まえることも逃げることもかなわず、ただ無念が故に暴れまわる
それを見たとき、ただ悲しくてしょうがなかった。
ポケモンの言葉もわからない自分は、結局あのポケモンが本当に何を伝えたかったのかわかるはずもない。
それがただ悲しくて、あの頃はどうしようもなく空しかった。
「バカだよなぁ……」
目の前にそびえたつラジオ塔を見上げ、自嘲気味につぶやいた。
仕方のないことではある。
そのときその事情を知らなかった者にとっては、悲しいあの塔は暗く
不気味な気味の悪いものにしか映らないに、違いないのだ。
レッドは腕のポケギアから流れてくる陽気な音楽に耳を傾けながら、その場にすっとしゃがんだ。
そしてポケットから取り出した何かをそこに置くと、リザードンに乗ってどこかへと去った。
「―――――おや?」
白くなった口髭を貯え、目ジリにたくさんのしわを寄せた老人は、すっかり新しくなったラジオ塔の
前を通り過ぎる際、眼の端を掠めたなにかを、さっと拾い上げた。
「ほっほっ……来てくれていたのかのぅ……」
使い古された一本の笛を握った老人は、空を見上げてつぶやいた。
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 11:36:51.58 ID:+uQZyMMhO
今読み終わったー!
>>1も保守してた人もありがとう楽しかった感動した…!!
あと今書いてる人も頑張って下さい!
「あなたが来ることは――わかっていたわ」
目の前のワープパネルからあらわれたレッドに、背を向けた髪の長い女性は言った。
「曲げたくもないスプーンが曲がったとき、いやな予感がしたの」
レッドはパネルから一歩外に出た。
いつまでもこの上にいるとまた別の場所に飛ばされかねなかったからである。
「あなたは、どこに行くの?」
「それを、オレも知りたいんだ……」
女性へと近寄る足を、その一言で止めた。
「あなたが抱く疑問は、よくわかってる……でも、わたしでは答えられない」
女性――ナツメは振り返ると、まっすぐに自分を射抜くレッドの視線をしっかりと受け止めた。
二年前より大人びたその顔は、看板の通りもう少女の面影はうすく、一人の、美しい女のそれだった。
「…………わからなくてもいい。ここには、ただ来たかっただけなんだ」
踵を返す、靴音がした。
続いてワープパネルが正常に動作した機械音。
たった一人がいるにしては広すぎる個室は、とたんに静寂に包まれる。
「さようなら、レッド」
でも大丈夫。あと、たったの一年後……
悔しくもそれは自分ではないが――――
「あなたの望む答えがきっと、あなたのもとに……」
閉鎖された扉を無理やりあけ、レッドは最後、そこに寄った。
――最後の地。
自分にとって、ここは一つの終わりを告げた場所。
トキワジム最奥の何もない個室。ロケット団のボスににして最強のジムリーダー
サカキと戦い、そして打ち勝った場所。
ところどころ地面がえぐれ、壁には大きな穴があいている。ここは何も変わっていなかった。
掃除もされてないのか、ほこりが降り積もっている以外、何も変わらずあの時の爪痕があるがままだ。
彼は最強ではなかった、ジムリーダーとしては破格の実力を誇っていたのは確かだが、
四天王やチャンピオン。そしてグリーンや自分など彼よりも強い者がいることもまた事実。
ならなぜ、ここにきてしまったのだろう。
ここを最後にしたのだろう?
フィールドに立って目をつむると、自然とあの頃を思い出す。
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:05:55.20 ID:nY3SMm3vO
ほ
>目の前のワープパネルからあらわれたレッドに、背を向けた髪の長い女性は言った
なんか日本語おかしいなこれ。表現がリアル鬼ごっこ?になっとる。
サカキは最後、笑っていた。
自分を嘲笑するような、その頃はその意味がわからなかった。
ただ喜びを感じていた若い自分。どうしようもない程純粋だった。
今なら、なんとなくわかる。それが喜ばしいことなのか、悲しいことなのかは別として。
――――ああ、なるほど。
閉じていた眼を開く。照明の付いてない天井が見える。
サカキは止めてほしかったのかもしれない。
誰かに、自分を、
これは勝手な妄想だとわかっていたが、その一方でなぜか確信をもっていた。
最強のポケモンですら、自分の前では膝をついた。
飢えでもない、乾きでもない。
最強とは退屈で、誰からも愛されるが、そのかわりだれも愛せない存在なのだ。
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:17:31.97 ID:nY3SMm3vO
支援
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:37:30.48 ID:nY3SMm3vO
保守
子供は誰だって、勇者に憧れる。
だが、勇者となってしまった者の話を誰が知るだろう?
――――ありがとう。
オレの冒険はもう終わってしまった。
だからといって、このままただ朽ち果てるのは御免だ。
なら、オレは待とう。
過去のすべてを捨て去って、チャンピオンでもなくマサラタウンのでもなく、
ただの、一人のトレーナーとしていつか来る日を待とう。
――――――――――――――――――――――
シロガネ山の最深部に、今、足音が響ている。
その奥に、一人立ち尽くしている少年に話しかけた。
「……………………………」
語る言葉は何もない。
来るべき日が来たのなら、それを受け入れよう。
さぁ、久しぶりのポケモンバトルを始めよう。
終
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:45:36.38 ID:nY3SMm3vO
お疲れさん
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:54:13.97 ID:56hontTI0
乙
さすがにもう終わりだな
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:56:22.22 ID:nY3SMm3vO
後20か
正直人気にあやかっただけだから整合性もなにもない
>>1の凄さがやくわかるます。
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 12:59:32.00 ID:nY3SMm3vO
埋めようか
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:00:43.57 ID:rrw7n4OGO
お別れだ
梅
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:02:06.32 ID:nY3SMm3vO
面白かったなあ
梅
この四日間、ありがとう
埋め
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:04:30.94 ID:lxuw84kz0
良スレ梅
988 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:04:52.09 ID:gXRURpQ/0
素晴らしかった
梅
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:05:02.79 ID:nY3SMm3vO
梅
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:08:02.45 ID:Z6CZvd810
楽しかったぜ
またサカキで検索するわ
埋め
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:09:23.48 ID:nY3SMm3vO
埋め
うめ
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:16:15.42 ID:nY3SMm3vO
うめぇ
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:19:53.35 ID:3GvcppazO
うめ
うめぇ
996 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:21:10.56 ID:nY3SMm3vO
うめ
うめ
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:21:46.73 ID:Bu7/a77c0
ここだけの話だけど、俺、
強いポケモンしか好きじゃあないんだ…。
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/07(日) 13:22:18.85 ID:nY3SMm3vO
1000 :
☆西大寺 ◆STAR/DM7N2 :2008/09/07(日) 13:22:20.70 ID:kwvlo/fx0
\(^▽^)/1000なんじゃ!
1001 :
1001:
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お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
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>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
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化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
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