( ^ω^)ブーンはドクオの結婚式を盛り上げたいようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
( ^ω^)"
( ^ω^)「手紙だお……」
( ^ω^)「何々」
---------------------
( ^ω^)へ
今度結婚することになった。
よかったら結婚式来てくれ。
('A`)より
---------------------
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:49:01.13 ID:7E45s6fJ0
構わん、続けろ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:50:59.62 ID:JHAfP9BGO
もう少し様子見てみるかな
( ^ω^)支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:51:56.07 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「おっおっ。ドクオもとうとう結婚かお!」
( ^ω^)「写真が入ってるお。これが嫁さんかお」
--------
川 ゚ -゚)
--------
( ゚ω゚)「うおう! カワユス!」
( ^ω^)「うらやまーだお」
ブーンは携帯電話を取りだし、電話帳の“ど”の行を探す。
( ^ω^)「久々に会ってみるお」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:54:09.52 ID:jKDtT6S0O
と の行なんてないよ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:54:49.30 ID:d8k+J7V40
ウェディングケーキに無明逆流れか
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:55:21.49 ID:1w3iwjtg0
次の日。
ブーンは待ち合わせ場所の喫茶店で、そわそわした様子でドクオを待っていた。
( ^ω^)(凄いイケメンになってたらどうしよう……)
学生時代は、年中二人でモテない事を愚痴りあっていた仲だった。
ドクオに出し抜かれたのは少々癪だったが、友人の晴れ舞台に心はときめいている。
( ^ω^)「おっ」
('A`)「よう。久しぶり」
やってきたのは、予想と違い学生時代と変わらないドクオだった。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:58:18.24 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「座れお。今日は奢ってやるお」
('A`)「そのつもりできた。財布は家だ」
( ^ω^)「なんて野郎だ……」
つもる話はあれど、聞きたい事は一つだ。
(*^ω^)「どうやってあの人とつきあえたんだお?」
('A`)「ふ……」
('A`)「運命ってやつかな」
( ^ω^)「き、きんもー」
ちなみに二人の馴れ初めはこうだ。
チンピラにからまれていたドクオをその人が助け、そこから交際が始まった、との事。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 00:59:47.06 ID:DySC58Jz0
支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:00:00.87 ID:k8MciwW70
眠いけど支援するよ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:00:35.93 ID:d8k+J7V40
しえn
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:00:54.87 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「普通逆だお」
('A`)「人と同じ生き方なんて俺には似合わないのさ」
( ^ω^)「きんもー」
('A`)「ひがむなひがむな」
店員がやってきて、二人に注文を聞く。
ブーンはアイスティで、ドクオはランチを注文した。
遠慮が無かった。
( ^ω^)「遠慮ねえなお前」
('A`)「ところで結婚式は来られるのか? 来月末なんだが」
( ^ω^)「ニートに暇じゃない日などあるものか。あるものか決して!」
('A`)「すまんかった」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:03:44.60 ID:k8MciwW70
ニートに奢らせるなよ・・・
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:03:59.73 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「他には誰を呼んだんだお?」
('A`)「……」
( ^ω^)「?」
('A`)「お前だけだ。お前しか友達いねえし」
(;^ω^)「あ……そうか」
小中高、ずっと共にしてきた二人だが、生活水準は大きく異なる。
かたやクラスのお調子者、かたや教室の空気のような存在だった。
ドクオに結婚式に呼べるような友達など、ブーン以外いなかった。
( ^ω^)「僕はいくお」
('A`)「ありがとな」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:05:14.76 ID:1w3iwjtg0
いや、空気ならまだ良かったかもしれない。
*(‘‘)*「お待たせしました。ランチとアイスティです」
( ^ω^)「僕アイスティー」
('A`)「俺ランチ」
ドクオはずっと、いじめられっ子だったのだ。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:05:50.37 ID:d8k+J7V40
ブンブン
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:07:21.83 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「……」
ドクオと別れた後、ブーンは自分の家で、一人悩んでいた。
このままでは、ドクオ側の出席者がとても寂しい事になってしまう。
( ^ω^)(僕が何とかしてやるお……)
世界でただ一人の親友の為、彼は卒業生名簿を取り出した。
住所と電話番号が書いてあるものだ。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:09:09.59 ID:m1dHvCqJ0
四円
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:09:18.97 ID:d8k+J7V40
ブーンったら・・・
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:11:12.04 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「あ、もしもし。杉浦さんのお宅でしょうか?
僕はブーンという者で、ロマネスク君の……はい、小学生の頃の……」
ドクオと繋がりがあった者ならば、誰でも良い。
手当たり次第連絡し回った。
しかし返ってくる答えは、無残なものだった。
『悪いな。ちょっと学校の勉強が忙しくてさ』
『ごめんねー。旅行に行くのと被っててー』
『ドクオ? 誰だっけ。めんどくせえ』
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:13:56.49 ID:1w3iwjtg0
どれだけ断られ続けても、ブーンは粘った。
そして一週間の間に数十人と連絡を取る事に成功する。
結果は、
(;^ω^)「うううう……」
ゼロ。
(;゚ω゚)「こうなったら影分身しかねえ……!」
その時、リストにまだ斜線が引かれていない名前が目についた。
彼らはブーンがわざと連絡を避けた者たちである。
ドクオを虐めていたグループだ。
ブーンはバカなのか?
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:16:28.81 ID:1w3iwjtg0
(;^ω^)「駄目もと……駄目もとだお」
彼らのうちの一人に連絡を取る。
連絡先は実家だったので、彼の母親が電話に出た。
事情を話し、彼の電話番号を教えて貰った。
さっそく電話番号をプッシュする。
(;^ω^)「……」
『はい。モララーです』
(;^ω^)「もしもし、ブーンだお」
『は?』
(;^ω^)「あの……だから」
『あー……あーあーブーンか。急にどうした。誰から聞いたんだ?』
支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:18:19.32 ID:DySC58Jz0
支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:18:31.04 ID:1w3iwjtg0
(;^ω^)「実家に電話して、携帯の番号を教えて貰ったんだお」
『ふーん。あ、もしかして誰か亡くなったのか……?』
( ^ω^)「逆だお!」
『逆? ああ、出産?』
(;^ω^)「ああ、いや逆は言い過ぎた。結婚式があるんだお」
『お前結婚するんだ。いつやんの?』
( ^ω^)「ドクオだお」
『……』
( ^ω^)「ドクオの結婚式があるんだお」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:19:56.56 ID:k8MciwW70
支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:21:05.85 ID:1w3iwjtg0
『で?』
(;^ω^)「……出て欲しいなーって」
『あのなあ』
(;^ω^)「駄目かお?」
電話先の声は、困っているような、苛立っているような口調だった。
『俺がどの面下げてあいつに会えばいいんだよ。俺が何したかわかってんのか?』
(;^ω^)「わかってるお」
『じゃあなんで俺なんだよ』
( ^ω^)「ドクオの結婚式だお! あいつが結婚するんだお! 超めでたくね!?」
『別に。ていうか馴れ馴れしいなお前』
(;^ω^)「ごめん……」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:24:33.82 ID:DySC58Jz0
支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:24:51.28 ID:kEJFNa610
>俺がどの面下げて
って辺りが良いな。支援
支援
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:25:25.47 ID:1w3iwjtg0
『そんだけ?』
(;^ω^)「え?」
『用事。そんだけ?』
(;^ω^)「そ、そうだお」
『あっそ。じゃあな。また同窓会でな』
( ^ω^)「あ、待っ……」
受話器から、ぶつっと電話の途切れた音が聞こえた。
ブーンはそっと受話器を下ろし、肩を落とした。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:26:06.96 ID:d8k+J7V40
しえn
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:26:48.56 ID:m4Xf/oq5O
支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:27:54.38 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「……」
ξ゚听)ξ「ねえ、誰から?」
シーツで胸を隠した半裸の女が、猫なで声を出す。
( ・∀・)「人違い」
ξ゚听)ξ「嘘。親しい人っぽかった」
( ・∀・)「昔のツレだよ」
ξ゚听)ξ「ふーん……やあっ」
モララーは女を押し倒し、口を口で塞ぐ。
答えるのも面倒だっただけだが、女は恍惚した顔で彼を迎え入れた。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:30:18.55 ID:d8k+J7V40
ヘイッ!
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:30:52.59 ID:1w3iwjtg0
ξ///)ξ「んん……」
( ・∀・)「……」
( ・∀・)(今更会って、どうしろっていうんだよ)
首筋にキスをしながら、昔の事を思い出す。
トイレの中で、泣いて許しを請うドクオ。
背中に張り紙をされた状態で、校内を歩かされるドクオ。
みんなモララーがやった。
モララーが主犯で、それ以外の者は面白がって見ていた。
あのとき世界はとても狭く、その狭い世界の中で、モララーは王様だった。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:30:55.92 ID:kEJFNa610
支援
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:32:18.73 ID:WJP2JS5eO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:33:15.07 ID:VNLCRb6O0
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:35:04.04 ID:1w3iwjtg0
ξ///)ξ「……」
( ・∀・)「……」
大人になるにつれて、世界は狭くなった。
優等生で、いじめっ子のリーダーで、世界の王だったモララーは、今はフリーターだ。
ξ///)ξ「口でするから……」
何もかもが色あせた世界で、彼はどうしようもなく退屈していた。
( ・∀・)(みんなは、今何やってんだろう……)
昔の友人とは長い間連絡を取ってなかった。
誰かと会いたかった。
その時頭に浮かんだ最初の人物は、彼が一番嫌いな人だった。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:35:05.15 ID:rxAXY3QN0
これは期待
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:35:38.14 ID:WJP2JS5eO
支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:39:02.28 ID:1w3iwjtg0
(´・_ゝ・`)「ジョルジュ。携帯ブルってるぞ」
_
( ゚∀゚)「ウス」
工事音がけたたましく鳴り響く中、ジョルジュは首にかけたタオルで、黒くなった顔を拭った。
軽トラックの荷台に放り投げてあった携帯を取って、その場から離れる。
_
( ゚∀゚)「もしもし」
『もしもし、ブーンだお。今大丈夫かお?』
_
( ゚∀゚)「ブーン?」
聞こえてきたのは、懐かしい名前だった。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:42:13.01 ID:VILvdzIy0
いい。こういうの好きだ支援
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:42:47.56 ID:DySC58Jz0
支援
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:42:51.46 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)「悪いが仕事中……」
(´・_ゝ・`)「おーい休憩すっぞ! スイッチ切れ!」
_
( ゚∀゚)「……だが大丈夫だ。何の用だよ」
『実は、今度ドクオの結婚式があるんだお』
_
( ゚∀゚)「ドクオの?」
『そうだお』
記憶の中のドクオを思い浮かべる。
ダーツの的にされて泣きながら逃げるドクオや、制服を隠されて体操服で授業を受けるドクオ、などだ。
_
( ゚∀゚)「結婚、するんだ」
『是非結婚式に来て欲しいんだお!』
_
( ゚∀゚)「悪いけど……」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:44:02.78 ID:Us3XiEV1O
支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:45:17.19 ID:1w3iwjtg0
(´・_ゝ・`)「ジョルジュ! 茶買ってこい!」
_
( ゚∀゚)「今行きます!」
_
( ゚∀゚)「仕事が忙しいんだ。嘘じゃなくてよ。
とても結婚式なんて行ける余裕は無いんだよ」
『そこをなんとか……』
_
( ゚∀゚)「あー」
(´・_ゝ・`)「聞こえてんのか!」
_
( ;゚∀゚)「すいません! すぐ行きます!」
_
( ゚∀゚)「悪いなブーン。俺は駄目だ。それじゃ」
電話先でまだブーンが喋っていたが、ジョルジュは携帯を切った。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:46:58.17 ID:vOYVwNxpO
支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:47:02.18 ID:bDJoOIwBO
地雷でなければ良いが
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:47:18.18 ID:kEJFNa610
支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:47:45.26 ID:qVaupQGRO
(´;ω;)支援・・・・
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:48:38.12 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)「たく……」
駆け足で近くのコンビニへ急ぐ。
後ろでは、先輩たちが地面に腰を下ろして談笑していた。
_
( ゚∀゚)(死ね。クソが)
ジョルジュはモララーと同じグループにいた者だ。
王であるモララーと共に、いろんな悪事を働いた。
中学校では喧嘩で負け無しと恐れられていた。
教師も年上も警察も怖くなかった。
モララーと一緒にいれば、何でも出来る。
彼はそう考えていた。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:48:49.64 ID:futPws8e0
しえn
支援
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:49:18.38 ID:+DRE4KMZO
全力で支援
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:50:18.99 ID:WJP2JS5eO
支援
これは私怨
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:55:12.40 ID:d8k+J7V40
支援するから、もうちょーっと早く
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:56:47.05 ID:1w3iwjtg0
しかし彼の王国は長くは続かなかった。
モララーが進学したのだ。
勉強どころか学校にすらほとんど行かなかった彼は、高校に進学する事など考えてなかった。
ブレインを失うと、彼はますます荒れ、警察と家を往復する事が多くなった。
たまにバイトをしても、すぐに辞めるかクビになる。
何でも出来た世界は、彼を縛り付ける鎖となった。
_
( ゚∀゚)「やべ、お茶の種類聞くの忘れてた……クソ」
親にも見放され、ほぼ絶縁状態となった。
生きていくには働かなければならない。
ドカタになった彼は、毎日殴られながらも働き続けた。
この頃彼は、望んでいた未来から、どんどん遠ざかっていく感覚を覚えていた。
中学を出てから今まで、自分の居場所など、何処にも無かった。
_
( ゚∀゚)「……」
見上げた空に、懐かしい男の泣き顔が見えた気がした。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:56:53.08 ID:WJP2JS5eO
支援
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:57:24.72 ID:d8k+J7V40
シャイン
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:58:03.90 ID:VNLCRb6O0
眠いけど支援しとく
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 01:59:56.81 ID:1w3iwjtg0
(-_-)
暗い部屋の中で、パソコンに向かっている男が一人いた。
長い間掃除を怠っていたのか、部屋の中は散らかり放題だ。
(-_-)
彼は一日を無言で過ごす。
誰とも会う必要の無い、引きこもりだからだ。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:00:17.16 ID:YRZhQNxb0
ヒッキーwwwこれまた懐かしいww
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:02:11.05 ID:d8k+J7V40
しえn
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:02:24.03 ID:1w3iwjtg0
「ヒッキー?」
(-_-)
「いるわよね?」
部屋の外から、母親の声が聞こえた。
気づいているのかいないのか、彼は相変わらずパソコンのモニタに釘付けになっている。
「貴方に電話が来てるわよ」
(-_-)
カタカタ。カタカタ。
キーボードとファンの音だけが響く。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:02:50.51 ID:d8k+J7V40
ザ、しえん(近畿ローカル)
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:03:30.46 ID:1w3iwjtg0
「……」
(-_-)
カタカタ。カタカタ。
「ブーン君っていう人からだけど、友達?」
カタカタ。カタ―――。
(-_-)「……」
キーボードを打つ手が、止まった。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:04:40.30 ID:pOBSZoQOO
眠い…支援
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:05:03.77 ID:YRZhQNxb0
しえん
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:06:03.56 ID:WJP2JS5eO
支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:06:23.27 ID:VILvdzIy0
>>63読んでドカタの知り合いから「俺のようになるなよ、絶対お前はなるなよ!」
って言われたの思い出してちょっと泣いた。
引き続き支援。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:06:37.33 ID:ixp6nxEDO
支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:06:42.85 ID:1w3iwjtg0
「ブーン君、あのね、今ちょっとヒッキーは出られない……」
母親が電話を切ろうとした時だった。
バン―――とヒッキーは思い切り机を叩いた。
小さな悲鳴が廊下から聞こえる。
「ヒッキー……?」
(-_-)
「……ドアの前に置いておくから。私、ちょっと買い物に出るから」
(-_-)
スリッパで歩く音が、ぱたぱたと遠ざかっていった。
階段を下りる音を聞いてから、ヒッキーは三重にかけてある鍵を外し、そっと廊下に出る。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:06:49.72 ID:+DRE4KMZO
支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:07:17.48 ID:1C7nrq+S0
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:07:20.01 ID:d8k+J7V40
しえん
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:07:50.67 ID:WJP2JS5eO
支援
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:08:38.27 ID:OaFXGNYQO
ワクワクさーん
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:08:53.01 ID:1w3iwjtg0
(-_-)
コードレスの子機が、床に寝かせてあった。
ヒッキーはそれを手に取ると、素早く部屋に戻り、鍵をかけた。
『ヒッキー? いるのかお? おーい』
(-_-)
遠い記憶の果てにある、あの笑い顔が浮かんでくる。
ヒッキーは返事の代わりに、子機の番号をプッシュした。
『ヒッキー。今聞いてるのかお?』
(-_-)
ピ。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:09:12.87 ID:d8k+J7V40
ぼん
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:09:50.57 ID:WJP2JS5eO
支援
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:10:16.24 ID:d8k+J7V40
といんおちん
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:10:43.26 ID:K7R+3DRZO
頼む…
明日まで残っていてくれ…
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:10:53.09 ID:1w3iwjtg0
『……引きこもりになったって噂、本当だったのかお?』
(-_-)
ピ。
『声が出ないのかお?』
(-_-)
ピ。
『ま、まあそれはいいんだお。ところで来月末……じゃなくて、もう今月末か。
予定は空いてる……のかお?』
(-_-)
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピ。
がんばって〜
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:12:24.78 ID:d8k+J7V40
うがんだ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:12:29.74 ID:Sv3lnE7O0
ヒッキーwwなんだかんだで素直に返事かw
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:12:51.92 ID:1w3iwjtg0
『ご、ごめんお! 許してお!』
(-_-)
『それで、今度ドクオが結婚するんだお。
良かったら結婚式に来て欲しいんだお』
(-_-)
彼の指は固まったかのように動かない。
『だ、駄目かお? 大丈夫だお。ちょっと顔を出すだけでいいんだお』
番号を押す素振りすらしない。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:13:44.86 ID:Mtfdy4BlO
>ピピピピピピピピピピ。
なんか知らんがデジモン思い出した。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:14:44.31 ID:1w3iwjtg0
『……』
(-_-)
『わかったお。でも気が変わったら、僕の番号に電話をかけて欲しいお』
(-_-)
『ヒッキー?』
(-_-)
『……ばいばいだお』
数秒間だけ、電話先のブーンはヒッキーの返事を待っていた。
しかし何も反応が無いとわかると、電話は向こうから切られた。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:15:37.55 ID:d8k+J7V40
しえn
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:16:56.72 ID:WJP2JS5eO
支援
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:17:25.01 ID:d8k+J7V40
しえんしんえもん
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:17:30.09 ID:1C7nrq+S0
駄目、もう眠い
朝まで残っててくれ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:17:34.42 ID:xLESmy/5O
つらかった時思い出す…
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:18:30.41 ID:1w3iwjtg0
(-_-)
彼は元々、モララーに虐められていた。
しかし標的がドクオに変わった時、彼はいじめっ子のグループに入ったのだ。
とは言っても、パシリにされたり、からかわれたりする事が多く、仲間とは言い難い。
モララーに対する恐怖から仲間になっていたという部分はある。
しかしそれ以上に、人を虐める快感を覚え、身を委ねたという部分が大きい。
(-_-)
モララーといれば、まるで自分が強くなったかのような錯覚を覚える事が出来た。
不良仲間の後輩もいたし、それなりに楽しくやっていた。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:18:34.28 ID:fYjjd6wxO
支援
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:18:35.76 ID:IP56zPUPO
期待
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:18:55.70 ID:pNzkOp9b0
今追いついた支援
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:19:03.88 ID:d8k+J7V40
ガブリエルがぶり
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:21:06.63 ID:ixp6nxEDO
支援
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:21:50.01 ID:WJP2JS5eO
支援
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:23:06.84 ID:ppT/nr2uO
支援
だが落ちる!朝まで残ってますように!
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:23:31.93 ID:fYjjd6wxO
支援
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:23:50.78 ID:1w3iwjtg0
変わったのは高校からだった。
県内で最低ランクの普通校に入った。
するとそこで、新しい虐めが彼を待っていた。
シカトだ。
クラスのみんなはそれぞれグループを作り、決して崩さない。
グループ間での交遊はあれど、グループから外れた者には目を合わす事すらしない。
ヒッキーはコミュニケーション能力で大きく劣っていたので、どのグループにも入れなかった。
学校の中で、授業中での発言以外何も話さない日も多くは無かった。
(-_-)(ブー……ン……)
そのうち彼は高校に行かなくなり、部屋に閉じこもるようになった。
その実、彼の生活に本質的な変化は無かったと言える。
自分に閉じこもるか、部屋に閉じこもるかの違いだ。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:28:00.45 ID:1w3iwjtg0
(-_-)
パソコンの画面には、電子世界の彼が映っていた。
ネットゲームという空間で、伝説の戦士として剣を振るう彼だ。
(-_-)
カタカタ。カタカタ。
彼の世界は、気がつけば敵だらけだった。
牙を隠した野獣が、命を狙って襲ってくるのだ。
(-_-)
カタカタ。カタカタ。
生きていく為には、誰かを犠牲にする必要があった。
中学校の頃は、それがドクオだった。
今は、自分自身を犠牲にして、生きているに過ぎないのだ。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:28:46.74 ID:d8k+J7V40
うーん、むにゃむにゃ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:29:43.93 ID:VNLCRb6O0
支援するよ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:31:18.54 ID:WJP2JS5eO
支援
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:31:33.36 ID:fYjjd6wxO
しえん
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:33:13.32 ID:1w3iwjtg0
( ;ω;)
( ;ω;)「誰も捕まらなかったお……」
式はもう一週間後に迫っていた。
この数週間、必死に電話をかけ続けたが、誰一人として呼びかけにこたえてくれる人はいなかった。
( ;ω;)「こうなったらもう……」
( ゚ω゚)「リアルに影分身を会得するしかない!」
( ;ω;)「ああでも変化の術が使えないとただのブーンさん大集合になるお……」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:34:32.28 ID:d8k+J7V40
''';;';';;'';;;,.,
''';;';'';';''';;'';;;,.,
;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
rっ vymyvwymyvymyvy、
|| mVvvMvyvmVvvmvyvmVvv、
|/⌒ヽ /^ヽ (^^) /^ヽ (^^) /^ヽ(^^)/^ヽ
(^ω^ )(ω^ )/⌒ヽ(^ω^)/⌒ヽ^ω^) ( ^ω)-っ
/⌒ \ | _二二二つω^ )(\ ( ^ω^ )二⊃ /⌒ヽr
⊂二(^ω^ )二ノ /( ^ω^ ) ⊂二\\_/⌒ヽ二二( ^ω^)二⊃
ヽ | (´ ._ノ ヽ /⌒ヽつ \( ^ω^) | /
ソ ) \\⊂二二二( ^ω^ )二二二⊃ ⊂_) ( ヽノ
( < \ レ’\\ ヽ / i ) ノ ノ>ノ
\|\| レ (⌒) | /ノ ̄ レレ
⌒| /
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:35:47.09 ID:1w3iwjtg0
「ブーン。電話来てるわよ。ドクオ君から」
煤i;^ω^)
( ^ω^)「お、おうドクオ」
『よう。式は来週だけど、大丈夫だよな?』
( ^ω^)「もちのろんろんだお!」
『そうか。良かった。一応友人代表って事でいいか?』
( ^ω^)「光栄だお。今から貫徹して2万文字の挨拶を作るお」
『あー適当でいいよ適当で』
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:37:00.44 ID:eLTyut6v0
しえーん
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:37:20.26 ID:fYjjd6wxO
( ゚Д゚)ポカーン
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:38:34.69 ID:WJP2JS5eO
支援
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:38:47.82 ID:d8k+J7V40
nyoro-nn
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:41:06.16 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「ドクオの晴れ舞台だお。盛大に祝福してやるお」
『一人で騒ぐと恥ずかしいから、あんま目立った事するなよ』
( ^ω^)「念願のお嫁サンバ熱唱が出来るお」
『そういうのって普通女がやるもんじゃねえの? しらねえけど』
(;^ω^)「うう……母ちゃんも来るから、母ちゃんに歌わせるお」
『余計恥ずかしーっつーの。まあ大丈夫ならいいんだ。またな』
( ^ω^)「おっおっ!」
( ^ω^)「……ドクオ」
実際結婚式に来る友達が、たった一人というのはどうなのだろうか。
考えるだけで、悔しくなる。
ブーンは深呼吸をすると、再び卒業式名簿をめくり始めた。
彼の最後のあがきだった。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:43:46.30 ID:Sv3lnE7O0
俺も結婚式・・っつーか結婚すらできないと思うが
実際、式あげるのに新郎側に友達一人もいないとかすんげーやだな・・
つかマジで友達いねえし・・
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:44:04.13 ID:xLESmy/5O
ブーンいいやつ過ぎる
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:44:35.21 ID:m1dHvCqJ0
このブーンは良いブーンだな・・・
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:45:33.93 ID:1w3iwjtg0
_
( ;゚∀゚)「や、やべえ!」
ジョルジュは寝癖だらけの頭を掻きむしり、目覚まし時計をもう一度確認した。
時刻は21時37分。
今日は夜通しやる工事で、集合時刻は21時ちょうどだった。
_
( ;゚∀゚)「うううううくそ、くそ」
昨日の夜は先輩に付き合わされ、徹夜で麻雀をしていた。
解放されたのは昼過ぎで、眠ったのは15時頃だ。
_
( ;゚∀゚)「うわあ……」
案の定、携帯の着信履歴が十件以上たまっていた。
先輩の怒張した顔が頭に浮かぶ。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:45:55.30 ID:WJP2JS5eO
女が歌うのはてんとう虫のサンバじゃね?
支援
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:46:17.99 ID:d8k+J7V40
すまん・・・脱落・・・
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:48:49.56 ID:jgRVbtijO
支援
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:49:25.08 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)(ん)
その着信の中に、見慣れない番号が一つあった。
以前かけてきたブーンからのものだ。
_
( ゚∀゚)「しつけえなこいつも……」
携帯をしまい、顔を洗って作業服に着替える。
家を出ようとした時、もう一度だけ携帯の履歴を眺めた。
_
( ゚∀゚)「……!」
その時感じたのは、強烈な圧迫感だった。
仕事に行こうとする足は、その圧力に押し止められ、前に進めない。
_
( ∀ )「く―――」
_
( ;゚∀゚)「んだよクソが……」
しえんぬ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:50:41.02 ID:rxAXY3QN0
支援
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:50:43.31 ID:Us3XiEV1O
結婚は人生の墓場です
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:52:55.86 ID:1w3iwjtg0
戻りたい。
もう一度あの頃に戻りたい。
やり直したい。
全てをゼロに戻して、もう一度、最初から。
_
( ;゚∀゚)「……」
金縛りにあっていた足が動き出す。
アパートの前に止めてあった原チャリに乗り込むと、規定速度を超えて走り始めた。
仕事が待っている工事現場とは逆の方向、彼の、中学校がある方だった。
_
( ;゚∀゚)(何やってんだ俺は……仕事に行かなきゃ……仕事に……)
頭上で星がゆるやかに流れていく。
現実とは別の、夢の中を走っているような感覚を覚えた。
久しぶりに、風が心地良いと感じた。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:53:00.90 ID:+bn584MV0
しえん
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:55:52.36 ID:futPws8e0
しえn
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:56:43.99 ID:WJP2JS5eO
支援
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:57:46.59 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)
グラウンドに大の字に転がって、モララーは星空を眺めていた。
彼の記憶にあったグラウンドより、そこはずっとずっと狭かった。
( ・∀・)
女との約束をすっぽかし、彼は地元に帰っていた。
何故か唐突に、本当に突然に、中学校に行ってみたくなったのだ。
( ・∀・)「ああー……ああー……」
かぼそい声が、夜空に吸い込まれていく。
一つ一つの星の動きがわかるくらい、澄んだ空をしていた。
中学生の頃は、空を見上げる事なんてしなかった。
ただ前だけを睨みつけて、全てを傷つけようとしていた。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:59:06.09 ID:5GEMXtm9O
しえん
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 02:59:56.98 ID:VNLCRb6O0
悪い 脱落・・・
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:01:15.20 ID:pNzkOp9b0
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:02:11.85 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)(ちょっと上を見上げれば、気がついてたのかな。この星空に)
あまりもロマンチストな言葉に、自分で気持ちが悪くなる。
( ・∀・)「……?」
その時モララーの思考は、けたたましい排気音によって遮られた。
グラウンドに猛スピードで原チャリが突っ込んできたのだ。
( ・∀・)「ガキか。うるせえな」
久々に喧嘩でもしてやろうかと立ち上がる。
それと同時に、雨で出来た溝にでもはまったのか、原チャリは一回転して転倒した。
( ・∀・)(馬鹿だ……)
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:02:47.45 ID:WJP2JS5eO
支援
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:02:51.87 ID:pNzkOp9b0
支援
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:03:09.31 ID:Us3XiEV1O
忘れてたが、もう二時間以上投下してんだな
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:03:40.84 ID:fYjjd6wxO
支援
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:04:46.44 ID:1w3iwjtg0
( )「いってえ……」
( ・∀・)「うるせえんだよ」
頭を抱える男に、後ろから声をかける。
モララーに気がつくと、男はヘルメットを外し、大声で叫んだ。
_
( #゚∀゚)「っせーな! テメーに迷惑かけたか!? あぁ!?」
( ・∀・)「だからうるせえって……」
_
( ゚∀゚)
( ・∀・)
いつものグラウンド。
いつもの顔。
それはまるで、あの時にタイムスリップしたかのようだった。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:05:54.47 ID:rxAXY3QN0
支援
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:07:12.70 ID:XGE3Z5h00
ダメだ涙腺が緩んできた支援
腹減った
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:07:56.81 ID:Tpsv8FpxO
支援する
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:10:26.49 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)「なあ、お前今何やってんの」
( ・∀・)「んあ、何?」
_
( ;゚∀゚)「だから……」
( ・∀・)「煙草持ってない?」
_
( ゚∀゚)「持ってっけど、メンソールだぞ」
( ・∀・)「ハイライトだろ。よこせよ」
_
( ゚∀゚)「ほらよ」
( ・∀・)「サンキュ」
ポケットをあさり始めたモララーに、ジョルジュはオイルライターをかざす。
それに小さな火が灯った時、二人は無言で顔を寄せ合い、煙草に火をつけた。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:12:20.47 ID:WJP2JS5eO
支援
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:12:26.22 ID:Sv3lnE7O0
それに小さな火が灯った時、二人は無言で顔を寄せ合い、そっと唇と唇を重ね合わせた。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:12:45.92 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「フゥ―――」
_
( ゚∀゚)「はあ……」
( ・∀・)「一昨日までフリーターやってた。今無職」
_
( ゚∀゚)「嘘だろ?」
( ・∀・)「マジ」
_
( ゚∀゚)「お前結構いい高校いってたじゃん」
( ・∀・)「いってたな」
_
( ゚∀゚)「大学にいったかと思ってたぜ」
( ・∀・)「冗談。勉強は女の次に嫌いだ」
煙草をくわえながら、二人は笑いあった。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:13:55.68 ID:fYjjd6wxO
支援
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:14:25.50 ID:futPws8e0
しえん
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:14:43.79 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「お前は?」
_
( ゚∀゚)「あー、粘土とか練ってる」
( ・∀・)「あー、はいはい」
_
( ゚∀゚)「もうクビかもしれねえけどな。今サボってここ来てるから」
( ・∀・)「ちゃんと働けよ社会のクズ」
_
( ゚∀゚)「クズにクズって言われたくねーよクズ」
( ・∀・)「……」
_
( ゚∀゚)「……」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:14:57.04 ID:Tpsv8FpxO
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:15:36.55 ID:rxAXY3QN0
支援
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:17:27.96 ID:WJP2JS5eO
支援
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:17:46.66 ID:1w3iwjtg0
中学校の頃、彼らはよく大人から言われていた。
お前はクズだ。どうしようも無い、と。
彼らは気にもとめなかった言葉なのに、今は心に染みるようになっている。
( ・∀・)「なあ」
_
( ゚∀゚)「……あ?」
( ・∀・)「あー、いや、やっぱいいわ」
_
( ゚∀゚)「何だよ」
( ・∀・)「いいって」
_
( ゚∀゚)「言えって。気になるだろ」
( ・∀・)「……結婚式があるって話が来たんだが」
_
( ;゚∀゚)「あ、ああ。そんで?」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:19:55.57 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「お前も来ただろ?」
_
( ゚∀゚)「……来た」
( ・∀・)「行く?」
_
( ゚∀゚)「お前は?」
( ・∀・)
_
( ゚∀゚)
数瞬の沈黙のあと、二人は盛大に吹き出す。
( *・∀・)「く……ぷははは! いかねーよなあ!?」
_
( *゚∀゚)「いくわけねーだろうが! ていうか、いけねーっつーの!」
( ・∀・)「ああ」
_
( ゚∀゚)「……誘われた理由自体わかんねーし」
( ・∀・)「俺もだ」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:20:22.65 ID:fYjjd6wxO
しえん
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:21:35.87 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)「……」
( ・∀・)「お前さー、夢とかあった?」
_
( ゚∀゚)「は?」
( ・∀・)「夢。将来の夢」
_
( ゚∀゚)「あれだよあれ。宇宙飛行士」
( ・∀・)「ちっ」
_
( ゚∀゚)「……ねえよそんなもん。お前は」
( ・∀・)「あるわけねーじゃん」
_
( ゚∀゚)「だろうな」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:25:03.99 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「高校に行ったのだって、可愛い女とヤりたかったからだしな」
_
( ;゚∀゚)「お前そんな理由で勉強してたのか!?」
( ・∀・)「そうだよ」
_
( ゚∀゚)「お前って天才的な馬鹿だな」
( ・∀・)「ありがとよ」
二人の煙草から出る紫煙が、星空と混ざって消えていく。
永遠に続くかのように、ゆったりと時間が流れた。
( ・∀・)「何が駄目だったんだろうな」
_
( ゚∀゚)「は? 何の事だよ」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:26:40.60 ID:rmVblXQuO
しえん
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:27:01.16 ID:uHP2Uf2wO
しえーん
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:27:16.19 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「今の生活に満足してるのか?」
_
( ゚∀゚)「……」
( ・∀・)「こんなはずじゃなかったんだよ。未来の俺は、今の俺じゃ無かった」
_
( ゚∀゚)「それって哲学的な話か?」
( ・∀・)「そうかもしれねえな」
_
( ゚∀゚)「じゃあ俺にはわかんねえ。あーでも……」
( ・∀・)「でも?」
_
( ゚∀゚)「……元々、未来なんて無かったんじゃねえの?」
( ・∀・)「……」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:28:03.33 ID:pNzkOp9b0
しぇん
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:28:57.50 ID:nFAEabWaO
しえんた
深紫
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:29:58.53 ID:Tpsv8FpxO
限界!寝る!どこかまとめてくれることを祈る!!!
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:30:31.58 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「哲学だ」
_
( ゚∀゚)「お、おお。そうだよ。哲学だよ」
( ・∀・)「どういう意味だよそれって」
_
( ;゚∀゚)「いや、俺にもよくわかんねえんだけどさ。
大人になってよ、やっぱ上下関係とか知ってよ、現実を知る訳じゃん」
( ・∀・)「ああ」
_
( ゚∀゚)「そんで……あの時、俺らがチューボーだった頃はさ、現実なんて何も見えて無かったんだよ」
( ・∀・)「……」
_
( ゚∀゚)「あの時俺らがいたのは、別世界で、こっちが本物の世界だから……」
_
( ;゚∀゚)「やっぱよくわかんねえや。あとは頼む」
( ・∀・)「頼まれてもなあ……」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:30:50.76 ID:WJP2JS5eO
支援
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:30:57.68 ID:fYjjd6wxO
支援
あっげっげ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:32:27.71 ID:fYjjd6wxO
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:33:02.36 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「でも」
モララーは立ち上がり、煙草を靴の裏で踏み消した。
( ・∀・)「例えあの頃が夢だったとしても、俺はもう一度夢が見たい」
_
( ゚∀゚)「……」
( ・∀・)「それは現実が見えて無いって事か?」
_
( ゚∀゚)「わかんねえ。けど、たぶん、そうだな……」
ジョルジュも立ち上がった。
視界一杯に広がっていた星空が、途端に狭くなる。
_
( ゚∀゚)「現実から逃げてるのが、俺たちなんだろ」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:35:04.80 ID:uHP2Uf2wO
支援
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:35:44.89 ID:rxAXY3QN0
支援
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:36:09.38 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)
_
( ゚∀゚)
( ・∀・)
_
( ゚∀゚)
( ・∀・)「だな」
_
( ゚∀゚)「おう」
短い会話のあと、二人は歩き出した。
全てをゼロに還す事は不可能だ。
時間を戻すのは誰にも出来ない事なのだから。
( ・∀・)「ジョルジュ」
_
( ゚∀゚)「何だよ」
( ・∀・)「やっぱ俺さ……」
_
( ゚∀゚)「……」
それでも、止まった時計の針を動かすのは、出来るはずなのだ。
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:37:07.25 ID:WJP2JS5eO
支援
支援
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:39:19.19 ID:pNzkOp9b0
支援
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:39:42.55 ID:nFAEabWaO
寝る前にしえん
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:40:09.80 ID:1w3iwjtg0
(-_-)
カタカタ。カタカタ。
青白い顔を、青白い液晶モニタの光に照らし、今日も彼は電子の世界にいた。
現実に居場所が無い彼は、ここでしか息継ぎが出来ないのだ。
(-_-)
カタカタ。カタカタ。
言葉が喋れなくなってから、既に三年が経った。
無理矢理医者につれられ、薬を処方されても、治るものでは無かった。
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:41:07.41 ID:m1RuuKVQ0
追いついた支援
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:41:33.34 ID:vaqSDeX7O
携帯で追いついてしまった…支援
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:42:00.61 ID:WJP2JS5eO
支援
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:42:32.87 ID:1w3iwjtg0
誰かと喋る事など無いのだから、不都合は無かった。
むしろ、現実から逃げる手立てとして、言葉を発しない事は役に立ったと言える。
カタカタ。カタカタ。
「ヒッキー……」
カタカタ。カタカタ。
キーボードの音に、母親の声が混じる。
それは現実という虚像の音だ。
彼は今、電子の世界の戦士なのだから。
「電話が来てるわ」
カタカタ。カタカタ。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:42:35.49 ID:uHP2Uf2wO
支ー援
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:44:00.79 ID:1w3iwjtg0
カタカタ。カタカタ。
「ブーンさんじゃないみたい。えっと……すみません、どなたでしたっけ?」
カタカタ。カタカタ。
「ジョルジュさん?」
(-_-)「!」
虚像と実像の境界が揺らいだ。
涙が出そうになるほど、懐かしい名前だった。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:44:47.18 ID:PzglTo8iO
追いついてもうた
支援
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:44:51.53 ID:fYjjd6wxO
支援
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:46:23.39 ID:uHP2Uf2wO
支援すっぜ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:47:24.79 ID:Us3XiEV1O
まだまだ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:47:33.47 ID:WJP2JS5eO
支援
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:47:40.72 ID:1w3iwjtg0
「えっと……伝言、ですか」
(-_-)
カタ……カタ……。
「あの、それだけでいいんですか?」
(-_-)
カタ……。
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:49:14.17 ID:1w3iwjtg0
「ヒッキー。聞こえてる?」
(-_-)
「ジョルジュさんから伝言よ。えっと……」
「“シドヴィシャスはまだ死んでない”って……」
(-_-)「―――!」
支援
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:53:04.22 ID:1w3iwjtg0
伝説のパンクロッカー、シドヴィシャス。
ヤク中で死んだクソ野郎共のアイドルだ。
(-_-)
ヒッキーの貧相な体つきや、痩けた頬。
そして鼻をすする仕草から、モララーが彼に言っていた言葉。
お前はシドヴィシャスだ。
イカれて死んだクソの中のクソだ。
お前はもう死体なんだよヒッキー。
死体は死体らしくしてろ。
そうだ、ちょっと煙草買ってこいよ―――。
(-_-)
“シドヴィシャスはまだ死んでない”
(-_-)(僕は……生きてる……?)
+(0゚・∀・) + ワクテカ +
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:55:05.28 ID:WJP2JS5eO
支援
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:55:54.14 ID:1w3iwjtg0
「ジョルジュさん……ジョルジュさん? あら、切られちゃった……」
(-_-)
(-_-)「ズズ……」
モニタの中では、剣を持ち、依然勇敢に戦うヒッキーがいる。
(-_-)「ズズズズズ……」
モニタの前に座っているのは、引きこもりで言葉すら喋れない、シドヴィシャスのなれの果てだ。
それでも、この世界に息づいていた、確かな命でもあった。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:56:04.72 ID:uHP2Uf2wO
wktk
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:56:57.49 ID:kEJFNa610
最近ブーン系でやたらパンクな単語を聞くけどこれはどうしたことか
支援
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:58:02.53 ID:1w3iwjtg0
とうとう結婚式当日がやってきた。
会場となったホテルのパーティルームには、既に招待客が詰まっている。
( ^ω^)「……」
それでも、花嫁側の席だけだ。
ドクオの方は、空席の方が断然多く、丸テーブルに母親と一緒に座っているブーンは浮いていた。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:59:07.38 ID:WJP2JS5eO
支援
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 03:59:42.81 ID:pxw5DWg/O
すげぇ身に染みる
支援
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:00:07.99 ID:7FhXb8eJO
支援
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:01:23.94 ID:SH9UmTHF0
紫煙
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:01:46.72 ID:uHP2Uf2wO
しーえーん
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:02:26.31 ID:1w3iwjtg0
(-@∀@)「それでは新郎のご友人を代表されて、ブーン様に挨拶をして頂きます」
司会がブーンの名前を呼ぶ。
ちらりとドクオを見てから、マイクの前に立った。
(;^ω^)「ど、ど、どうもこんに、ひわ」
(-@∀@)「……」
(;^ω^)「きょ、今日は天気も良く……」
(-@∀@)「雨ですよ」ボソ
(;^ω^)「良いとか悪いとか……それはどうでも良くてですね」
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「……」
ブーンの挨拶はグダグダにも程があった。
司会のフォローのおかげで、何とかやり終える。
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:02:41.52 ID:rxAXY3QN0
支援
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:04:01.98 ID:2304ZpKWO
支援
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:04:20.05 ID:uEZ33KqpO
畜生寝れねえ…支援
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:05:12.10 ID:uHP2Uf2wO
支援だよ
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:05:39.52 ID:fYjjd6wxO
支援
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:05:47.34 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「緊張したお」
J( 'ー`)し「よく頑張ったねえ」
( ^ω^)「かーちゃんさっきから食ってばっかだお。
そんなんじゃお嫁サンバ歌えないお」
J( 'ー`)し「かーちゃんこんな豪勢な料理久々でテンション上がっててねえ」
( ^ω^)「全然そんな風には見えないお……」
(-@∀@)「えー続きまして……?」
ホテル側のスタッフが司会に耳打ちをしていた。
進行が一時中断し、辺りが微かにざわめく。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:06:23.31 ID:fGj7DHs8O
ねむたいけど支援
頑張れ
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:07:00.48 ID:uegWkzxjO
えんし
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:07:07.40 ID:kEJFNa610
支援
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:07:26.73 ID:1w3iwjtg0
(;^ω^)「何か問題でもあったのかお?」
J( 'ー`)し「ングングさあモグモグあったのかもクチャクチャしれないねえ」
( ^ω^)「かーちゃん恥ずかしいからやめてくれお……」
(-@∀@)「失礼しました。どうやら新郎のご友人一行がただいま到着されたようです」
( ^ω^)
( ^ω^)「え?」
('A`)「え?」
川 ゚ -゚)「え?」
しえん
シドカッコいい
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:08:28.82 ID:rxAXY3QN0
さあどうなる…
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:08:30.04 ID:WJP2JS5eO
支援
支援
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:12:30.63 ID:2304ZpKWO
支援
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:12:32.59 ID:rmVblXQuO
しえん
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:13:24.77 ID:WJP2JS5eO
支援
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:13:35.80 ID:m1RuuKVQ0
どうなるんだお…
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:13:51.14 ID:1w3iwjtg0
(,,゚Д゚)「あ、どもども」
(*゚ー゚)「うわ、本当に結婚してるし」
('、`*川「花嫁美人ねー。どうやって捕まえたのかしら」
( ´∀`)「ご飯だご飯だモナー!」
(;'A`)「え……あれ……?」
( *^ω^)「き……奇跡ktkr!!」
爪'ー`)y‐「ふぃー久々の日本だ」
(;@∀@)「あの、申し訳ありませんが喫煙はちょっと……」
从'ー'从「花嫁かわいい〜私の次くらいに〜」
( ФωФ)「ドクオは変わってないな。おっと、席はこっちか」
( ^Д^)「おーっすドクオ! ブーン! 久しぶりー!」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:14:07.79 ID:fYjjd6wxO
もいっちょ
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:14:37.00 ID:kEJFNa610
なんだとー
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:14:47.13 ID:rxAXY3QN0
支援
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:15:18.31 ID:OaFXGNYQO
うぉ !これは!
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:15:22.19 ID:wi2E2xM00
支援
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:15:22.61 ID:WJP2JS5eO
うおおおおおお支援
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:15:28.10 ID:m1RuuKVQ0
(´;ω;`)ブワッ
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:16:50.14 ID:BP0qrshfO
うわああああああ(´;ω;`)支援
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:17:17.42 ID:rxAXY3QN0
ブーンがとうとう影分身を会得したか…と思った
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:17:36.39 ID:1w3iwjtg0
(;'A`)「どうしたんだよおまえら……」
('、`*川「いやさ、急に会社が休みになって、暇が出来たからさ。
まああんたが結婚するっていうのちょっと興味あったしーみたいな?」
( ФωФ)「教授が研究レポートの期限を先延ばしにしてくれたから、時間が出来たんだ。
何故か顔中傷だらけだったけど……」
(*゚ー゚)「ギコくんがいくっていうからー」
(,,゚Д゚)「しぃがいくっていうからー」
(,,゚Д゚)「「ていうのは嘘で、冷やかしにきた」」(゚ー゚*)
( ;ω;)「おっおっ。これが友情パワーかお!」
('A`)「……」
川 ゚ー゚)「……」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:18:12.83 ID:wi2E2xM00
支援
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:18:43.01 ID:rxAXY3QN0
支援
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:18:49.37 ID:kEJFNa610
支援
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:18:54.16 ID:BP0qrshfO
支援
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:19:15.78 ID:2304ZpKWO
おおおお
これは支援せざるを得ない
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:19:43.04 ID:WJP2JS5eO
支援
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:20:01.98 ID:fYjjd6wxO
支援
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:21:27.57 ID:IHXGtclIO
支援
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:21:57.92 ID:1w3iwjtg0
会場がにわかに慌ただしくなる。
今までずっと静かだった結婚式が、騒々しいパーティに変わっていった。
( ´∀`)「うおおおお飯だ飯だモナー!」
J( 'ー`)し「渡させるものか! この身灰になろうとも!」
从'ー'从「ドクオく〜ん。おめでと〜」
('A`)「お、おう」
爪'ー`)y‐「俺に連絡つけるなんてよくやるぜ。
エジプトにいたのに、モララーはどうやって連絡先を調べたんだ?」
(;^ω^)「モララー?」
爪'ー`)y‐「ああ。あいつが教えてくれたんだ。
いい加減旅行も飽きて帰りたかったし、ちょうどいいと思って来たんだけどよ」
(;^ω^)「モララーがいるのかお!?」
(;'A`)「も、モララーが……?」
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:22:30.50 ID:wi2E2xM00
支援
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:23:11.17 ID:BP0qrshfO
カーチャンwww支援
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:23:32.43 ID:WJP2JS5eO
カーチャンwwwwww
支援
いいやつなんだなDQNって・・・
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:24:39.38 ID:fYjjd6wxO
モララー…
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:26:04.21 ID:1w3iwjtg0
ドクオの表情が曇る。
彼の名前を聞いて、思い出すのは暗い過去ばかりだった。
川 ゚ -゚)「ドクオさん。他にもお友達の方が?」
('A`)「う、うん。でも……」
( ФωФ)「彼は廊下にいるよ。
まだ人が来るらしくて、その対応をしてるみたいだ」
(;'A`)「……」
(;^ω^)「あの、ドクオ……」
(;'A`)「いってくる」
(;@∀@)「あ、ちょっと、新郎は動いちゃ駄目……!」
( ´∀`)「肉を出せ! もっと我に肉を!」
J( 'ー`)し「血が足りぬのだ!」
(@∀@:)「あんたら何しにきたの!?」
。・゚・(ノ∀`)・゚・。
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:26:17.24 ID:uHP2Uf2wO
いいやつのDQNなんてほんの一部だ(;ω;)
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:26:18.68 ID:rxAXY3QN0
支援
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:26:57.47 ID:wi2E2xM00
支援
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:27:23.19 ID:rxAXY3QN0
邪気眼が二人wwwwwwww
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:27:27.23 ID:2304ZpKWO
カーチャンwwww
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:27:43.94 ID:uHP2Uf2wO
すえん
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:28:16.36 ID:1w3iwjtg0
(;'A`)「……」
(・∀・ )
廊下に出ると、携帯電話を片手に、通話中のモララーがいた。
彼が話し終わるのを見計らって、声をかけようと近寄る。
(・∀・ )「よう」
(;'A`)「!」
( ・∀・)「久しぶりだな」
声をかけるまでもなく、振り返ったモララーは言った。
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:28:20.97 ID:WJP2JS5eO
支援
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:28:51.36 ID:wi2E2xM00
支援
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:29:19.04 ID:rxAXY3QN0
支援
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:29:19.22 ID:fYjjd6wxO
支援
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:29:42.70 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)
(;'A`)「ど……どういうつもりだ」
( ・∀・)「何が」
(;'A`)「だから……」
_
( *゚∀゚)「ようドクオ! 相変わらずシケた顔してんなあ!」
(;'A`)「ジョルジュ!」
いつの間にか、スーツ姿のジョルジュが後ろに立っていた。
この二人には、数え切れない程泣かされた記憶があった。
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:30:26.84 ID:uegWkzxjO
支援支援
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:30:54.96 ID:fYjjd6wxO
支援
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:30:57.24 ID:wi2E2xM00
支援
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:31:29.32 ID:WJP2JS5eO
支援
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:31:55.95 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)「モララー。ワカッテマスとビロードは一緒に来るそうだ」
(・∀・ )「そうかい。さっきニダーからも連絡がきた。ちょっと遅れるってな」
(;'A`)
( ・∀・)「ドクオ」
(;'A`)「な、なんだよ……」
( ・∀・)「どうしてみんなが集まったか、わかるか?」
答えられず、かぶりを振る。
( ・∀・)「みんな後悔してたんだよ。お前の事をな」
(;'A`)「後悔……?」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:32:49.56 ID:Jgrs+mLRO
( ^ω^)内藤支援
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:33:27.57 ID:rxAXY3QN0
支援
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:33:30.89 ID:2304ZpKWO
支援
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:33:31.16 ID:mSogWte1O
おいついた
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:36:17.74 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「見えてるのに、見ないふりをしてた。
助けられたかもしれないのに、助けなかった」
(;'A`)「……」
( ・∀・)「お前はみんなの後悔のカタマリなんだ。
だから最初はここに来るのをしぶったし、出来れば忘れたい事だったろう」
_
( ゚∀゚)「……」
( ・∀・)「でもな、それじゃあ駄目だって気がついたんだ」
(;'A`)「気がついた?」
( ・∀・)「いつまでも子供のままじゃいられないって事だよ」
(;'A`)「……俺には何が何だか」
_
( ゚∀゚)「お前はとっくに大人になってたから、わかんねえんだろ。
さあ中に戻れよ。友達作るチャンスだぜ」
(;'A`)「お、おう……」
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:36:33.89 ID:uEZ33KqpO
シェーン
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:36:58.20 ID:WJP2JS5eO
支援
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:37:56.19 ID:fYjjd6wxO
支援
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:39:30.81 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「ドクオ」
(;'A`)「?」
( ・∀・)「俺はお前に謝らない。謝って消えるものじゃないからな。
だから、そうだな……えっと……その……」
(;'A`)「な、何だよ……」
( ;・∀・)「あーちくしょう。もういいよ」
_
( ゚∀゚)「照れ屋なんだよこいつ」
(・∀・; )「うるせえ」
('A`)「……」
( ・∀・)
「がんばれよ」
口で言った訳じゃないのだが、モララーの唇がそう動いた気がした。
ドクオには、そう感じた。
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:39:35.74 ID:wi2E2xM00
支援
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:40:45.91 ID:2304ZpKWO
支援
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:40:46.24 ID:WJP2JS5eO
あーちくしょう、目が霞むなぁ
支援
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:41:29.26 ID:1w3iwjtg0
_
( ゚∀゚)「ん?」
( ・∀・)「早く行け。みんなお前を待ってる」
('A`)「ああ。ありがとう。本当に」
( ;・∀・)「だからそういうの苦手なんだってマジで……」
_
( ゚∀゚)「ちょっと待て」
('A`)「え?」
ジョルジュは開いたままの携帯を、ドクオに手渡した。
誰かと繋がっている状態だった。
_
( ゚∀゚)「話してみろよ。そいつも出席者だ」
('A`)「?」
( ・∀・)(誰だ?)
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:41:41.07 ID:rxAXY3QN0
支援
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:41:57.46 ID:wi2E2xM00
支援
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:42:24.63 ID:OaFXGNYQO
この2人が何して回ったのか気になる
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:43:07.96 ID:1w3iwjtg0
('A`)「もしもし」
『……』
('A`)「もしもし?」
『……』
('A`)「電波繋がってるか?」
_
( ゚∀゚)「耳を澄ませてみろ」
(;'A`)「……?」
『ズズ……ズ…………』
('A`)「……!」
_
( ゚∀゚)「な?」
イタズラをする子供のように、ジョルジュは笑っている。
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:43:16.26 ID:kEJFNa610
支援
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:43:16.96 ID:rmVblXQuO
しえん
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:43:53.52 ID:WJP2JS5eO
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:44:33.07 ID:fYjjd6wxO
支援
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:44:56.56 ID:1w3iwjtg0
('A`)「なあ」
『……ズズ』
('A`)「パンクもロックも死んだって話だが」
『……』
('A`)「お前は生きてるみてえだな、シド」
『……』
『……ズズズズズ』
('A`)「……へ」
_
( ゚∀゚)「もういいか?」
('A`)「ああ」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:46:05.91 ID:uHP2Uf2wO
300の式に俺参加してくる
支援
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:46:11.45 ID:2304ZpKWO
支援
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:47:49.34 ID:rxAXY3QN0
支援
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:49:10.74 ID:1w3iwjtg0
( ・∀・)「うあーしんど。煙草吸いに行くぞ」
_
( ゚∀゚)「おう」
二人はドクオを置いて、さっさと歩いていってしまった。
彼らの背中に、もう一度「ありがとう」と呟いてから、会場へ戻る。
(#´∀`)「「うおおおお!!!」」J( 'ー`#)し
(#@∀@)「てめえら表でやがれ! 俺がじきじきに相手してやんぞコラ!」
从'ー'从「何処が気に入ったの〜?」
('、`*川「顔じゃないわよね。夜のテクが凄いとか?」
川;゚ -゚)「えっと……性格とか、色々……」
( ФωФ)「それで僕は思うんだ。人間は神によって作られたプログラミングなんじゃないかって」
爪'ー`)y‐「そりゃあスゲーや。今すぐ学会に発表したらどうだい?」
(*゚ー゚)「はい、あーん」
(,*゚Д゚)「あーん!」
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:49:23.47 ID:pxw5DWg/O
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:51:10.60 ID:rmVblXQuO
しえん
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:52:45.25 ID:rxAXY3QN0
支援
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:53:12.85 ID:1w3iwjtg0
('A`)「……何だこりゃ」
会場はパニックに近い騒ぎようだった。
新婦はドクオを見つけると、困った顔でほほえむ。
ドクオは小さく笑い返すと、マイクスタンドの方へ歩いていった。
('A`)「あーあー」
( ^ω^)「お?」
川 ゚ -゚)「ドクオさん?」
(;@∀@)(;´∀`)つと( 'ー`;)し「?」
('A`)「今日は……集まってくれてありがとう。
えっと、クーさんの親族や、ご友人の方には、ちょっとごめんなさい」
('、`*川「ひど!」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:54:13.49 ID:rxAXY3QN0
支援
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:54:42.41 ID:2304ZpKWO
支援
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:55:13.82 ID:1w3iwjtg0
('A`)「俺は……」
水を打ったように会場が静まりかえる。
人前で話すのは苦手だった。
それは今でも、変わらない。
('A`)「俺は正直、結婚とか無縁だと思ってた。
学生時代を知ってる人ならわかると思うが、俺はかなりの、駄目な奴だった」
( ФωФ)「……」
('A`)「だから、クーさんと出会えた事や、それからの事は、本当に奇跡だと思う」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:55:38.13 ID:pxw5DWg/O
カーチャンww
支援
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:57:13.57 ID:rxAXY3QN0
支援
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:57:17.34 ID:fYjjd6wxO
支援
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:57:57.75 ID:x5lBa4M3O
私怨
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:57:59.51 ID:wi2E2xM00
支援
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 04:59:29.22 ID:1w3iwjtg0
川 ゚ -゚)「……」
('A`)「中学校の頃、とにかく時間が過ぎれば良いって、そういう事考えてた。
何もやる気が起きなかったし、他人にもほとんど無関心だった」
从'ー'从「ドクオくん……」
('A`)「でも、かけがえの無い友達がいてくれた。そいつは本当に最高の奴だ。
ピザでニートでどうしようもない、最高の友達だ」
( ^ω^)「……」
('A`)「俺は人から救われた。きっと一人じゃ、こんな世界生きていけないんだ。
子供の頃憧れてたようなヒーローはいないし、格好いい仕事にも就けないけど」
('A`)「でも、それでも、俺たちは誰かを救える力を持ってるんだ」
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:01:03.41 ID:rxAXY3QN0
支援する
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:01:19.72 ID:2304ZpKWO
支援
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:01:25.02 ID:pxw5DWg/O
(´;ω;`)
支援
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:01:33.27 ID:LDKINLJzO
もう限界寝る
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:02:46.18 ID:fYjjd6wxO
支援
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:02:54.13 ID:1w3iwjtg0
('A`)「みんなからはたくさん貰った。だから、俺……」
( ´∀`)「ごたくはいいモナ」
('A`)「え?」
('、`*川「もうさー、何かさー、あんたは幸せになればいいじゃん!?」
爪'ー`)y‐「俺は煙草さえあれば何でもいい。でもお前は違うだろ」
( ФωФ)「一人じゃ生きられないのは、人が単独で働くプログラムじゃないからさ」
(*゚ー゚)「こんな言葉しか言えないけど、おめでとう。ドクオくん」
(,,゚Д゚)「めでたい! めでたいのー!」
(;'A`)「俺の話聞いてたよな? ああ、まあいいや……」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:05:22.12 ID:uEZ33KqpO
支援
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:05:24.91 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)「ドクオ! 記念写真撮るお!」
爪'ー`)y‐「最高の笑顔を出せよ。そうだ、モナーの顔を正面から直視してみろ」
( ´∀`)「どういう意味だコラ……」
m9( ^Д^ )「笑え笑えー!」
(;'A`)「ええっと……笑顔笑顔……」
川 ゚ -゚)「ドクオさん」
('A`)「クー」
川 ゚ー゚)「私を見て」
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:05:47.63 ID:rxAXY3QN0
支援
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:05:49.14 ID:pxw5DWg/O
支援するよー
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:05:55.63 ID:2304ZpKWO
いいなあ
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:06:36.67 ID:rmVblXQuO
支援
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:08:09.38 ID:1w3iwjtg0
川 ゚ー゚)
('A`)
('∀`)
川 ゚ー゚)「笑えたよ」
('∀`)「ああ。笑えた」
( ^ω^)「一足す一足す一足す一足す一引く三はー?」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:08:48.49 ID:uHP2Uf2wO
支援
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:08:55.21 ID:1w3iwjtg0
「「「「「「「「「「2―――――!!!!!」」」」」」」」」」
携帯から支援(´・ω・`)
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:09:45.09 ID:pxw5DWg/O
俺もクーみてぇな嫁が欲しいなあ
支援
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:09:49.97 ID:1w3iwjtg0
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:09:56.04 ID:jKbJEIRj0
支援
そして世界は核の炎につつまれた
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:12:31.50 ID:1w3iwjtg0
(-_-)
雨はすでに上がっていた。
既に通話が途切れた携帯電話を片手に、彼はあのグラウンドに立っていた。
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:12:55.67 ID:hgiow7qCO
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:14:09.03 ID:1w3iwjtg0
足下に、二つの煙草が落ちている。
彼はそれを拾い上げると、空を見上げた。
(-_-)
(-_-)「ギター……買ってみようかな……」
(-_-)「……バイト、探さなきゃ……」
煙草を投げ捨てると、ゆっくりと歩き出した。
背後にそびえる校舎に、振り返る事はしなかった。
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:14:21.67 ID:fYjjd6wxO
支援
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:14:32.19 ID:rxAXY3QN0
支援
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:14:39.55 ID:1w3iwjtg0
( ^ω^)ブーンはドクオの結婚式を盛り上げたいようです ―完―
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:15:09.62 ID:pwEWZmzU0
乙
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:15:47.67 ID:+bn584MV0
乙
よかった
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:16:11.07 ID:uHP2Uf2wO
乙!
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:16:15.79 ID:rxAXY3QN0
乙、とても良かった
俺、影分身会得するわ
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:16:29.69 ID:1w3iwjtg0
遅くまで支援ありがとうございました。
最後まで
>>6の“ど”の行が気になってました…正しくは“た”の行ですね。
たくさんの支援ありがとうございます。
徹夜の方はおやすみなさい。
これから出勤の方は、今日一日頑張って下さい。
( ;∀;) カンドーシタ
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:17:10.28 ID:pxw5DWg/O
乙
優等生だったのに汚れて落ちて親を泣かせてピザった俺には心底染み入る話だったぜ
同期で働いてないのは俺くらいか……
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:17:15.41 ID:x5lBa4M3O
乙
>>1 くっそおおおおお!!!学会のパワポ作ろうと思ってたのにwwww
>>1ホントに乙!!そしてありがとう!!!!
俺マジで今からがんばるわ!!!
乙
たまにこういうスレに出逢えるから2chやってるのかもってスレだった
朝だしさっぱりした気持ちになれた。晴れたらいいな
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:18:12.75 ID:fYjjd6wxO
おつかれさまでした
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:19:01.91 ID:2304ZpKWO
ストーリーも台詞回しも実に良かった
心から乙!
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:19:14.84 ID:wi2E2xM00
乙。
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:19:54.37 ID:m1RuuKVQ0
感動した
おつかれさま
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:22:38.53 ID:07/IBfA2O
乙
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:24:09.97 ID:hgiow7qCO
乙
俺も今年で23になって改めて専門いって頑張るんだけど色々不安なわけよ…主に将来や職やら
でもこの話に合えてよかったぜ
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:25:45.60 ID:uEZ33KqpO
乙ー
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:29:44.13 ID:Jc3K2k0w0
__,イ|__ ... .
, :<´ : : : |: : : : :ー<..
/: : :/: :/} :小: : : : : : : : ≧ー
__,/ /: : /: :/ ,| : | ∨| : : : : : 廴
f´/ }:/.: :.ム斗' | /| `ヘ}ヽ: : : : ヘく
∨ ,イ: : :{ :/ j/ V | : : ∨ イイハナシダナー
ヽ、{∧ 圷旡≧/ / /≦乏ア:| ト、:ハ
|:ヽ}ヘ:/ | |/ / / / | | W |:「ヽ}
|: :|:`ー.、| | , -- 、 | | {ム/:{
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|: :|: : :|:| ,.≦厂 「x |: : :|: :|
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366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:32:44.22 ID:QH15V0IUO
乙
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:39:04.58 ID:TrNABY3AO
ベースじゃなくてギターなのか…
乙!
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:40:35.69 ID:f7gVeS6IO
良かったあああ
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:45:51.14 ID:rmVblXQuO
おつかれー
面白かったよー
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 05:48:45.11 ID:kEJFNa610
/ ̄ ̄\
.ノ \,_. .\
(ー)(ー ) |
>>1乙!
/ ̄(__人__) //// |
/ _ノ .ヾ⌒ ´ | ほんとにお疲れ様だお!
/ ゚⌒ { . /
| /// (__人\ .カ
\ ` ⌒´ン .ノノ ギューッ
/  ̄ ./ . .. し}
.(⌒二_刄j⌒) .i
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 06:10:12.00 ID:WJP2JS5eO
乙!!
保守
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 06:15:14.84 ID:lSmiMMuiO
泣いたわ乙
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 06:50:35.78 ID:fYjjd6wxO
まとめ希望あげ
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 06:53:21.52 ID:Us3XiEV1O
乙!
畜生、途中で力尽きちまった……。
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 06:54:51.37 ID:EKYPSQXk0
うん、面白かった
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 06:59:16.92 ID:cXSrXzBvO
乙さん
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 07:33:50.87 ID:umClmTx60
後半、目から水出そうになりながら読んでた
心から乙
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 07:50:59.42 ID:mb8KkmHGO
あげ
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 07:51:04.78 ID:BP0qrshfO
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 07:54:57.92 ID:gusWu7Tf0
ほ
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:19:41.40 ID:30/uqAOH0
これは乙
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:21:05.32 ID:ugtzuUFB0
乙
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:24:24.02 ID:WDfleksQ0
384 :
◆3m0SptlYn6 :2008/09/02(火) 08:26:53.95 ID:VxgwXKlWO
まとめさせて下さい
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:28:02.73 ID:ppT/nr2uO
乙!!
残っててよかった!
通勤中に読んだ。鳥肌たったよ。もっかい読みたいから、誰かまとめて〜
>>1さん、間が本当によかった。また投下よろしく!
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:28:32.44 ID:oNNI+8r8O
ブンノベ?
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:36:48.63 ID:eAqnGm1WO
乙
身に染みた
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 08:59:12.03 ID:fYjjd6wxO
あげ
389 :
◆3m0SptlYn6 :2008/09/02(火) 09:12:57.04 ID:94T5guJ+0
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 09:14:51.06 ID:OJ8aDI7ZO
>>1最高に乙!よかったぜ!
おまいのおかげで、俺の心にも日が射してきたようだ。ありがとな
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 09:16:01.94 ID:OJ8aDI7ZO
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 09:22:28.57 ID:Ywv3a6G60
授業中での発言以外何も話さない日も多くは無かった。
ならいいじゃん
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 09:52:48.28 ID:VrD+oyF5O
乙です
良かった
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 10:24:06.41 ID:jKDtT6S0O
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 10:26:00.59 ID:26GNInxh0
乙!よかった!
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 10:32:17.08 ID:Sv3lnE7O0
正直言って友達いないからどうしようもねーな、俺は
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 10:39:37.08 ID:pNzkOp9b0
乙!ブーンみたいな友達がほしいぜ
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 11:10:49.75 ID:kBFVdLMT0
乙です。まとめさせていただきました。
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 11:27:37.60 ID:hut/p2AQO
よむほ
しかしブーンとドクオが同じクラスでドクオがいじめられっ子だったってことはブーンは・・・
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 12:03:49.70 ID:pNzkOp9b0
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 12:27:43.76 ID:mySQeEaQ0
乙、ありきたりな言葉で悪いけど・・・
感動した
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 12:55:01.23 ID:Xo59Szn8O
どうしたらこんなに良いブーン系が書けるようになるんだ
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 13:16:32.19 ID:ltIwVPIS0
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ 俺も式に呼んで欲しかったお…
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 13:36:15.16 ID:IAEXYxfWO
乙
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 13:38:08.78 ID:nNJJlbNWO
乙
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 13:43:27.81 ID:ydafYqQL0
おもしろかった
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 13:49:03.02 ID:xTRR22FX0
一つ・・・一つだけ・・・
五時間早く投下しろ、と・・・・
伝えて・・・おいて・・・くれたら・・・俺・・・結婚するんだ・・・
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 13:55:22.99 ID:aqOwibMTO
乙
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 15:16:35.13 ID:n1iJMgkm0
/\___/ヽ
/ :::::::\
.| .::::|
| '''''' '''''' .:::|
.|(●), 、(●)、::::|
\ ,,ノ(、_, )ヽ、,,.:::::/
/``ーニ=-'"一´\
_/((┃))_____i |_ キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒) ̄ ̄ ̄ ̄ (,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/\___/ヽ
/'''''' '''''':::::::\
. |(●), 、(●)、.:| +
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
. | `-=ニ=- ' .:::::::| +
\ `ニニ´ .:::::/ +
/ヽ、ニ__ ーーノ゙\_
.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.| トン
_(,,) おめでとう (,,)_
.. /. |.. | \
/ .|_________| \
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 15:40:31.14 ID:30/uqAOH0
後半のブーンは割と用無しなのなww
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 16:01:47.27 ID:FSnIfp8n0
今読んだ
リアルに目汁が溢れてきた・・・いい話をありがとう
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 16:54:50.61 ID:wWh29nW5O
ほ
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 17:09:52.47 ID:jKDtT6S0O
,! \
,!\ ! \ ワロタ
i \ l \,,..__
,i′ ,\___,,--―l \::゙'冖ーi、、
i :;\::::::::::..l `'‐、、
/__,..;:r---―-、,..__. ,;'il:;} .;:::`L__
,.:f''""゙゙゙´ 、 ̄ヽ,// ...::::::l;;;:;;::::
_/ ...... 、 \//、 ::::::::リ;;:::::::::....
// ......:;::::::::::::. ヽ、\ ゙ヽ ヘ ● ....:::::::::i';;;;::::::::::::
;;/ ::::::::::::;;;;;ノ ̄\:: 〉 〉゙'、 `ヽ_ノ ......:::::::.;;;:ノ:;;;:::::::::::::
/ ..::::、__;;ノ;;;`ヽ_/: / /⌒)メ、_ノ/ .....:::::;;;/;;;:::::;;:::::::::
..:::イ;;.ヽ::;;;;;;;;;(__ノ /'"..:::::::::::::/ ...............:::::::::::;;;,;ノ;;::::::::::::::::
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..::::::::::,!;;;;;:;;;;;:::;;;;;:::;;;;;;`゙ ̄'''冖''―--―'";;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 17:28:19.28 ID:aqOwibMTO
乙
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 17:50:27.65 ID:TfJ6lm/8O
よむほ
ブーンをニートにさせる意味がわからん
親近感持たせようとしてるの? それか自分自身を慰めてるの?
ブーンって大抵ダメ男設定じゃない?
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 18:17:10.94 ID:fHv4bHiJ0
月並みだけど感動した
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 18:41:08.38 ID:k8MciwW70
最近良作が多いのは何故なんだ?
夏休みだからって投下遠慮してたのか?
とにかく乙!!
まだ残ってるとは思っていませんでした。
返事が遅くなって申し訳ありません。1です。
>>389 不都合なんてとんでもないです。ありがとうございます。
>>398 どなたか存じませんがありがとうございます。
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 19:20:18.71 ID:mb8KkmHGO
支援
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 19:23:08.37 ID:xgn9vMXwO
よむほ
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 19:36:01.01 ID:mb8KkmHGO
乙
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 19:46:44.24 ID:u+aPVCgfO
よむほ
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 19:57:30.37 ID:NeGIfeAxO
ほ
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 20:11:07.41 ID:u+aPVCgfO
保守
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 20:18:32.23 ID:260PHoxsO
乙。楽しめた
韓国人の血は汚いから、付き合ってはいけない。
結婚すると子供がいじめられる。
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 20:28:57.93 ID:mWc/Tq2w0
私女だけど感動しましたw
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 20:29:00.19 ID:u+aPVCgfO
保守
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 21:05:30.56 ID:DJ4AX6mpO
おもしろかった
433 :
!yome:2008/09/02(火) 21:29:25.11 ID:fxPHHGTd0
いい話だな
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 21:41:37.80 ID:5VOBfWUNO
よむほ
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 21:58:49.97 ID:xgn9vMXwO
(><;)
/つと ノ
しーJ よむほ
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 22:27:04.57 ID:tzwD3y2kO
保守
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 22:38:16.51 ID:5VOBfWUNO
ちょっと泣いた・・・
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 22:47:20.94 ID:swjsAumpO
面白かった
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 23:19:03.99 ID:f0cu20kbO
ブーンはニートのままなのであった
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 23:22:08.64 ID:WJP2JS5eO
>>439 あれだけエネルギッシュなカーチャンが居ればニートでも問題ないような気がしてきた
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/02(火) 23:28:30.56 ID:kZBH5+F+O
まとめてたのを読んで来たがまだスレが残っていたとな?
乙と言わざるを得ない
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ