1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
真紅 「翠星石、悪いけれど、買い物を頼まれてくれないかしら」
翠星石「え、翠星石がですか?」
真紅 「ええ。貴方にしか頼めないことなの」
翠星石「……しゃーねぇですね、どうしてもってんなら、
可愛い妹のために翠星石が人肌縫いでやるですぅ。
何を買ってこればいいですか?」
真紅 「ありがとう。買ってきてほしいものは……
>>5よ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:30:38.97 ID:u7B/m21w0
カブトムシ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:31:33.13 ID:uxO736Do0
マムシドリンク
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:31:47.60 ID:GJ8y1dZlO
はんぺん
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:31:50.93 ID:lA6fBY1U0
じゃがいも、にんじん、たまねぎ、牛肉
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:32:02.40 ID:Id3l89y+O
爪爪爪
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:38:25.40 ID:Yeaaz5N/0
庭で花に水をあげていた翠星石は、如雨露をしまい真紅に向き直る。
「ふーん、カレーかシチューでも作るですか?
真紅が料理なんて珍しいこともあるもんですぅ」
「まあそんなところかしら」
いつも通り淡々とした受け答えをする真紅。どことなくはぐらかされた感じだが、
用途については特に興味がないので、翠星石はそれ以上の追求をやめた。
買い物程度であれば翠星石でも出来ないことではない。
しかし、翠星石はふと疑問が浮かぶ。
「ところでさっき、『貴方にしか頼めない』と言ってたですね。
なぜ翠星石ですか? のりあたりに買ってきてもらえばいいじゃないですか」
翠星石の質問に、真紅は少し顔を伏せ、言いにくそうに答えた。
「……その理由は、
>>10だからよ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:39:02.85 ID:ZmqtQGHl0
↓
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:39:43.33 ID:ZmqtQGHl0
↓
めんどくさいから
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:40:12.56 ID:lA6fBY1U0
肉じゃが
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:45:14.95 ID:Yeaaz5N/0
「……面倒だからよ」
「え?」
真紅はそう言い、傍らに置いたステッキでテレビ画面を指す。
翠星石がステッキの先を見ると、ちょうどくんくん探偵が佳境に入った場面であった。
「あー、それは真紅らしい理由ですぅ……」
「そういうわけで、頼まれてくれないかしら?」
「うーん、そうですねぇ……」
一肌脱ぐと言ったものの、理由が理由であるために翠星石は躊躇っていた。
しかし、真紅が何をするつもりか全く気にならないと言えば嘘になる。
思えば、姉妹思いの真紅が『面倒だから』の一言で翠星石を使うのも妙な話だ。
熟考の末、翠星石が出した結論は
>>15
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:46:57.56 ID:bN+/POvK0
ぬるぽ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:47:22.72 ID:u7B/m21w0
桜田のりと真紅は不仲
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:47:52.27 ID:0t20ADIV0
いかねぇ
しぶしぶ行く
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:48:23.34 ID:vcBYgXGp0
じょうろオナニー
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:53:44.98 ID:Yeaaz5N/0
「やっぱやーめた、ですぅ」
「え?」
「そんな理由でわざわざ翠星石が行くのもそれこそ面倒ですぅ」
「ちょ、ちょっと翠星石、貴方さっきは一肌脱ぐって言ったじゃない!」
思いのほか真紅が慌てている。翠星石はやはり何かある、と確信を持った。
「そうですけど、そんな理由なら翠星石だってくんくん探偵を見たいですよ。
面倒ならチビ苺あたりに頼んだらどうですか? 喜んで行くと思いますけどー」
食い下がる真紅に追撃を行う翠星石。少々いじわるな言い方だが、
これで真紅が買い物に行かせたがる理由がわかれば御の字である。
翠星石の言葉に、真紅は
>>22
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:55:17.58 ID:u7B/m21w0
真紅は激怒した。必ず、かの 邪智暴虐 ( じゃちぼうぎゃく ) の翠星石を除かなければならぬと決意した。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:56:30.50 ID:0t20ADIV0
↓
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:57:17.17 ID:vcBYgXGp0
杖オナニー
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:58:46.69 ID:6scDBYfI0
アリスゲームを申し込む
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 00:59:40.46 ID:Pj2yuDlh0
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:00:33.08 ID:rdI18+C30
>>22 ここからシリアス展開ですか
ていうかこのスレ過疎杉
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:05:18.69 ID:Rs/ZKky/0
>>22 これは冒険どころじゃないなwwwww
まぁ伸びたら人増えるだろ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:08:43.12 ID:Yeaaz5N/0
「……そこまで拒むなら、わたしにも考えがあるのだわ」
「ほほー? それはなんですか、お姉さんが聞いてあげるですぅ」
「翠星石……あなたにアリスゲームを申し込むわ」
「えっ!?」
突然の告白に、翠星石は
しかしそれも当然のことだ。アリスゲームは、ローゼンメイデンの命であるローザミスティカを
お互いが奪い合う行為。人間であれば戦争とも言える行為だ。
アリスゲームを誰よりも避けたいと思っている真紅がそれを申し込むとまで言ったのは
ただ事ではないという事実が伺える。
「しょ、正気ですか真紅! 真紅は真紅のやり方で、って言ってたじゃないですか!」
「背に腹は変えられないのよ蒼星石。あなたが拒むなら、わたしも覚悟を決めるわ」
「……買い物ごときにそこまでするのですか、真紅」
「あなたには”ごとき”でも、わたしにとってはそれだけの覚悟を持つに値するものよ」
心底辛そうな表情で告げる真紅。その目は本気のようであった。
理由は不明だが、翠星石はその覚悟を察し、ふう、とため息をつく。
「……わかりました。翠星石もそこまで言われてしまったら
行かざるを得ませんね。でも、せめて理由だけでも教えてくれませんか?
翠星石をどうしても買い物に行かせたがる理由を……」
長い沈黙の後、真紅はようやく重い口を開く。
「実はね……
>>30」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:10:36.05 ID:rdI18+C30
全然冒険してないwwwwwwwwww
kskst
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:10:50.76 ID:RVZSpGERO
途中で蒼が出てきてる
↓
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:10:55.92 ID:ZmqtQGHl0
↓
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:11:25.72 ID:vcBYgXGp0
翠星石がいない間にオナニーしたいから
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:11:40.66 ID:Yeaaz5N/0
「背に腹は変えられないのよ蒼星石。あなたが拒むなら、わたしも覚悟を決めるわ」←ここはつっこまないでおこう
安価は↓
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:12:29.42 ID:Pj2yuDlh0
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:13:51.10 ID:Rs/ZKky/0
>>31 どれだけオナニーに固執してるんだよお前
もう色々な意味で冒険だな
>>34 ID:vcBYgXGp0は今までのレスからしてなんとしてもオナニーにもっていきたいようだ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:22:06.03 ID:Yeaaz5N/0
「あなたがいない間、自慰にふけっていたいからよ……」
「そうですか、そんな理由が…………え?」
真紅はぼそりと告げた。しかしその声ははっきりとしていた。
聞こえたが、一瞬なにを言われたかわからない翠星石は、真紅にもう一度問う。
「真紅、どうやら翠星石は耳が遠くなってしまったようです。もう一度お願いするですぅ」
「……だから、その、自慰を――」
「翠星石は何も聞こえないです。早く理由を言ってほしいですぅ」
「だからね翠星石、あの、自慰行為を――」
「聞こえないったら聞こえないです! 早く言いやがるですぅ!」
「だからっ!! 貴方がいない間にジュンを想ってオナニーをしたいのよ!
これだけ大きい声で言えば満足でしょう!?」
もはや言い逃れができないほどはっきりと聞こえてしまった翠星石。
頭は混乱状態にあり、理解するのに数秒を要した。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? アリスゲームまで持ち出しておいて、
結果がそれですか!? 誇り高きローゼンメイデンが、じ、じ、じ……
いったい何を言ってるですか真紅! 恥を知れ、ですぅ!!」
「だ、だだだ、黙りなさいっ! だってしょうがないじゃない、
昨夜偶然ジュンのあれを見てしまったんだから――」
ハッとする真紅。しまったという顔をするが、引き続きの大声で
翠星石にはバッチリと聞こえていた。それはニヤリと笑う表情からも伺える。
そしてもちろんそれを逃す翠星石ではない。
「……ほほう、ジュンの? それは聞き捨てならないですね」
「な、なんでもないのよ翠星石。そう、なんでもないのだわ」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:27:06.77 ID:vcBYgXGp0
いいよいいよー^^
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:27:23.12 ID:Pj2yuDlh0
冒険してねぇwwwww
いやある意味か
意外といい感じにまとまってるな
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:30:51.47 ID:Yeaaz5N/0
「嘘はいけないですね じゃあ、交換条件ですぅ。その『ジュンのあれ』を
事細かに教えてもらうのを条件に、翠星石は買い物に行ってやるです」
「な……!?」
「不服ですか? おかしいですねぇ、アリスゲームを持ち出す覚悟があるのに」
「だって、だって……!」
「しゃーねぇですね。じゃあジュンに教えるしかないですねぇ。
真紅がこんないけない子なんて大発見ですし、マスターには聞く義務があるですぅ」
「!?」
ニヤニヤ顔で翠星石はここぞとばかりに攻め立てる。
「わ……わかったのだわ」
何を言っても無駄と察した真紅は、がくりと肩を落とし負けを認めた。
それを見て満面の笑みになる翠星石。
「交渉成立ですぅ。じゃ、ひとっ走り行ってくるですぅ」
「あ、翠星石」
真紅はにこにこ顔で出かけようとする翠星石を呼び止めた。
「なんですか?」
「雛苺も連れて行って頂戴」
「……ああ、なるほど。了解ですぅ。ごゆっくりどうぞ」
「……! は、早く行って頂戴!」
「ねえねえ翠星石、真紅の様子が変だったみたいなの」
「ああ、真紅はちょっと大切な仕事があるのですよ、ちびちび。
さて、頼まれた以上はしっかりやらないと、ですね。この材料は……
>>45(店)に行けば揃いそうです」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:32:04.78 ID:ZmqtQGHl0
やっと買い物にww
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:32:55.97 ID:rdI18+C30
冒険 が はじまる !
大銀河
ここは無難に
スーパーマーケット
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:33:28.16 ID:KSIGteVO0
工具店
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:33:28.36 ID:gZpL/P8U0
洞窟
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:33:33.17 ID:rdI18+C30
家に戻ればある
オナニー
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:33:46.51 ID:0t20ADIV0
楽天
工具店か・・・
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:35:26.24 ID:Rs/ZKky/0
これは完璧にストーリー破綻するだろwwwwwww
作者の力量に期待
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:42:04.33 ID:FsCzc+tw0
こんな時間に見つけてしまった・・・
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:42:22.14 ID:Yeaaz5N/0
「じゃがいも・にんじん・たまねぎ・牛肉なら、きっと工具店に売ってるはずです。
ええと、確かあの角を曲がって、ちょっと行ったところにありますね」
「こーぐてん?」
「そう、工具店ですぅ。ヤオヤとも言うらしいですよ。野菜がいーっぱいあるそうです」
ローゼンメイデンは、マスター以外の人とあまり接することがない。
とくにこの現代、人形が自立歩行で歩いていると確実に奇異の目に晒されるため、
ドール達を外へ出すマスターは少なく、また翠星石のマスターであるジュンがその一人であった。
ゆえに外をあまり知らない翠星石が、ジュンの悪戯によって「工具店」を「八百屋」と
勘違いさせられていても、別段おかしなことではないのである。
「ふーん……でもでも、ジュンに『人に見つかるな』って言われてるのよ?
おかいものの時、絶対に見つかっちゃうと思うjの」
「ふっふっふ。ちびちびはこれだからチビなんですぅ。
翠星石はそのあたりもちゃーんと考えてあるですぅ」
「ええっ、どうするの? ヒナにおしえてー!」
興味深く聞く雛苺、ふんぞり返る翠星石。
翠星石は得意げに説明した。
「いいですか、見つからずにものを買う方法は
>>56」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:43:41.88 ID:fvnKT6rH0
おぉ、うまく繋げたなw
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:45:02.57 ID:FsCzc+tw0
kskst
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:45:28.45 ID:lpSyEMzx0
↓
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:45:31.01 ID:ZmqtQGHl0
段ボールかぶってスネーク
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:45:39.73 ID:rdI18+C30
>ローゼンメイデンは、マスター以外の人とあまり接することがない。
>とくにこの現代、人形が自立歩行で歩いていると確実に奇異の目に晒されるため、
>ドール達を外へ出すマスターは少なく、また翠星石のマスターであるジュンがその一人であった。
>ゆえに外をあまり知らない翠星石が、ジュンの悪戯によって「工具店」を「八百屋」と
>勘違いさせられていても、別段おかしなことではないのである。
うん、全然不自然じゃないよ!
安価↓
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:45:50.49 ID:vcBYgXGp0
そう、オナニーである
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:46:09.23 ID:Rs/ZKky/0
うまく繋げたなwww
安価なら↓
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:52:40.85 ID:0t20ADIV0
ところでマスを掻いてる真紅が気になる
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:56:23.54 ID:Yeaaz5N/0
「これを装着するですぅ。スィドリーム!」
翠星石はスィドリームを呼び出し、四角い箱のようなものを取り出した。
「これ……ダンボールなの?」
「そうですぅ、この前ジュンがやってたゲームを見た時に発見したことです。
これをかぶるとあら不思議、なんと全然見つかることなく行けるですぅ!」
「おお〜、不思議アイテムなのー!」
存在自体が不思議なローゼンメイデンに、現実と虚構を混同するなというのは無理な話である。
しかし幸いにも周りは人の目の多い商店街ではなく、人通りのない少し細い路地であった。
「じゃあ店の前に来たし、早速かぶるですよ。いざ、買い物へ……!?」
そこで翠星石は気づく。自分が致命的なミスをしたことに。
「……大変ですぅ」
「ど、どうしたの翠星石?」
「このままじゃ、店に入れないじゃないですか」
そう、小さな工具店の扉はチェーン店のような自動ドアではなく、押して入る扉である。
ただでさえ人形には荷が重いのに、ダンボールをかぶってしまったのではどうしようもない。
「かといって、これを脱いじまうわけにはいかねぇです。誰かに見つかるですぅ」
「ど、どうするの!? 大ピンチなのー!」
翠星石は暫くうむむと唸っていたが、ふとアイデアを思いついたのか顔を上げた。
「そうです……こうすれば!」
翠星石がドアを開けるためにとった行動は……
>>65
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:57:04.36 ID:FsCzc+tw0
ブチ壊す
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:58:32.73 ID:6scDBYfI0
ここは肩車
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:58:33.74 ID:ZmqtQGHl0
ksk
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:59:09.43 ID:vcBYgXGp0
もうオナニーするしかない!!
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:59:22.17 ID:Fq9oymVT0
親切な人が来るのを待つ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 01:59:49.36 ID:6scDBYfI0
ついにID:vcBYgXGp0の考える方向へ進むのかw
またオナニーかよwwwww
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:01:00.54 ID:/oaPpcjXO
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:02:26.24 ID:fvnKT6rH0
vcBYgXGp0の執念ワロタwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:02:43.78 ID:FsCzc+tw0
真面目に安価狙おうかな・・・
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:04:22.70 ID:Rs/ZKky/0
ID:vcBYgXGp0は
>>1の事も考えてやれwwwww
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:08:23.46 ID:Yeaaz5N/0
「興奮すればきっと、いいもっとアイデアが……!」
翠星石はおもむろに自分の右手を股間へと伸ばす。
「……んあっ!?」
ダンボールのなかに嬌声が響く。
雛苺は、翠星石が奇妙な行動を続けるのを訝しげに見ている。
「翠星石、なにしてるの?」
「ち、ちび苺には関係のないことですぅ……あっ」
普段と様子の違う翠星石に疑問符を頭に浮かべる雛苺。
翠星石は自らの気分を高揚させるためにひたすら自慰に耽っていた。
しかし次の瞬間、何者かによってダンボールが持ち上げられた。
「……んんっ、んっ、……あっ?」
「あっ!」
「な、なぜ見つかるですか! カモフラージュは完璧なはずですぅ!」
翠星石と雛苺は外の空気に晒される。
二人は目の前に立つ、ダンボールを持ち上げた何者かを見据えた。
「!? お、お前は……!」
そこに居たのは翠星石たちも顔見知りの人物であった。
その人物とは……
>>79
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:09:22.00 ID:FsCzc+tw0
kskst
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:10.07 ID:YZH+Qmj2O
オナニーマスター黒沢
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:17.39 ID:RVZSpGERO
くんくん
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:29.94 ID:0t20ADIV0
桃種先生
JUM
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:35.25 ID:gZpL/P8U0
ジュン
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:36.09 ID:KSIGteVO0
伝説の賞金稼ぎと名高い橘正平さん!
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:37.28 ID:w5A6nI2Q0
スネーク
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:40.82 ID:FsCzc+tw0
スネーク本人
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:10:54.76 ID:Yeaaz5N/0
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:11:53.44 ID:Rs/ZKky/0
公認ktkrwwwww
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:22:06.34 ID:Yeaaz5N/0
「……なにやってんだよ、お前たち」
翠星石たちの前に、ダンボールを抱えたジュンが立っていた。
「あっ、ジュンなのー!」 「じゅじゅ、じゅ、ジュン…!?」
「おわっ、こら雛苺! こんなところで上るんじゃない!」
見られたかもしれないという羞恥心と、変装を見破られたショックで
ぱくぱくと口を開けながら、翠星石は真っ赤になっていた。
「な、なぜですか! 翠星石たちのカモフラージュは完璧だったはず……!」
「……あのなあ、店の扉の前でゴソゴソ動くダンボールが目立たないわけないだろ」
「そ…そうなのですか? そ、それならしゃーねぇ、ですね」
ジュンはため息をつく。どうやら先ほどの行為はバレなかったようだ。
翠星石は安堵し、後ろで濡れた手をそっと拭いた。
「で、なんでお前らがここにいるんだ?」
「真紅に買い物を頼まれたですよ」
「真紅に? へぇ、珍しいこともあるな」
(……おや? ジュンは買い物のことを知らないようですぅ)
真紅は買い物で何をするつもりか知らないが、それはマスターのジュンすらわからないことらしい。
「ジュンはこれからどうするのー?」
「ん? そうだなぁ……図書館で勉強も終わったし、もう帰ろうかな」
ここで翠星石はふと考える。現在、時間からして真紅は今で事に及んでいるはずだ。
それを知らせてもいいし、敢えて黙っているのも面白そうだ。
それとも、それとなく時間稼ぎをするか? 悩んだ末に翠星石は
>>90をすることにした。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:23:33.99 ID:ZmqtQGHl0
時間からしてってww
真紅wwwww
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:24:42.91 ID:gZpL/P8U0
真紅のオナニーをネットで公開
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:24:47.93 ID:KSIGteVO0
ジュンにストリートファイトの申込
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:24:50.51 ID:RVZSpGERO
蒼を呼ぶ
すげぇ
安価無茶苦茶なのに、よく繋げているな
だれか登場させようと思ったが、もう俺の好きなキャラはみんな出てるからいいや
安価↓
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:25:12.81 ID:vcBYgXGp0
時間稼ぎのためにオナニーを見せる
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:25:34.42 ID:ACYDf+7F0
スレタイに惹かれて
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:30:12.68 ID:w+nU5dE/0
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:30:25.47 ID:UVDqd5XyO
>>1の安価の出し方がオナニーを誘ってるように見えてきた
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:34:30.37 ID:Yeaaz5N/0
「んじゃ、僕はもう帰るからな。お前ら、あまり目立つんじゃないぞ」
「うん、わかったの!」
そう言って雛苺を下ろし、踵を返すジュン。
「じゃあ、そういうことで」
「――待つですぅ、ジュン!」
「え? 一体なんだよ――」
バキィッ!
小気味良い音と共に、翠星石のパンチがジュンの頬にクリーンヒットする。
ジュンは予想だにしない攻撃に、思わずよろめく。
「す、翠星石? 何でジュンを殴るの?」
「……っ、痛ってーな! 何するんだよ!」
(今ジュンを家に帰したら、真紅から例の情報を聞き出すことは困難になるですぅ)
そう、黙っていようと教えようと、せっかく人払いをした真紅が痴態をジュンに目撃され、
翠星石と接触をしたことが万一知れたら、真紅はおそらく翠星石に情報を教えることはないだろう。
ここは時間稼ぎをするのが一番の得策であると、翠星石は判断を下した。
「ジュン、お前は翠星石のカモフラージュを見事に破りました……。しかし、
それはローゼンメイデン第3ドールである翠星石のプライドが許しちゃおけねーですぅ!
その汚名を返上するため、今ここにストリートファイトを申し込むですぅ!」
いきなりの宣言に戸惑うジュン。ジュンの反応は……
>>104
意外とまともな展開に見えてきた
ksk
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:35:57.21 ID:FsCzc+tw0
頭大丈夫か?
よし、受けて立つ!
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:36:27.23 ID:gZpL/P8U0
下半身を見せつける
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:36:33.71 ID:Rs/ZKky/0
もっと殴ってくれ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:36:37.49 ID:w5A6nI2Q0
スネーク乱入
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:38:46.57 ID:KSIGteVO0
よかろう・・・そのストリートファイト受けようではないか
セガールの写し身とも言われたこの俺には向かうとは笑止千万。愚の骨頂
貴様は大地に臓物をぶちまけ勝者のための血のカーペットを用意することになるだろう
大丈夫なのかこれ・・・
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:48:03.12 ID:ZVZm1W6h0
支援
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:48:44.92 ID:Yeaaz5N/0
ファイティングポーズを取る翠星石の横で、
ガシャーン、という凄まじい音と共に突如工務店のガラスが割れた。
「うわっ!?」
「な、なんですか!」
「何か飛び出してきたの!」
割れるガラスと共に、店の中から特殊なスーツを着た男が飛び出してきた。
「……クソッ、オセロットめ! …ダンボール!? すまない、少し借りるぞ!」
「あっ!?」
謎の言葉をつぶやき、その男はジュンからダンボールを引っ手繰り、
そのまま路地の奥へと消えていった。
「あの人、なんだったのー?」
「……男のようですね」
「いや、それはわかるんだけど……あんな格好して、頭は大丈夫なのか?」
先ほどの騒動に呆然としていると、店の中から鞄に乗った何かが飛び出す。
「あっ、翠星石! ……ジュン君に雛苺も?」
ローゼンメイデン第4ドールにして翠星石の双子の姉妹、蒼星石であった。
思わぬ場所で鉢合わせ、翠星石たちも蒼星石もお互いに驚いた。
「蒼星石! どうしてここにいるですか?」
「話は後。いま、nのフィールドが大変なことになってるんだ」
「nのフィールドが?」
「こっちへ来て! 道ながら説明するよ」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:52:43.38 ID:YxPHR/tAO
いくら何でも人目につくだろこれはw
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 02:53:36.71 ID:RVZSpGERO
安価を踏まずとも出てきてくれた流石
>>1 ksk↓
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:00:45.09 ID:Yeaaz5N/0
一同は工務店の中にあった大きな鏡からnのフィールドへと侵入し、
移動しながら蒼星石の話を聞く。
「なぜかは知らないけれど、nのフィールドに大きな穴が開いているんだよ」
「穴……ですか?」
「そう。僕たちドールはその穴の先にはどうやら行けないみたいなんだけど、
そこはどうも別の世界と繋がっていて、そこの住人がnのフィールドを介して
こちらに転がりこんでくるようになってしまったみたいなんだ」
「じゃあ、さっきの人はもしかして……」
「うん、さっきの人もそうだよ。本来僕たち以外は入れないnのフィールドが
こんな使われ方をするなんて……。今、原因を探っているんだけれど……
――着いた。ここだよ」
話を続けているうちに、一同はその場所に到着した。
不確定なnのフィールド内だが、そこにはさらに形容しがたい禍々しい模様をした穴が開いていた。
「これが穴なの?」
「確かにこれは不気味な感じですね」
「これって、かなりまずいんじゃないのか? nのフィールドにこんなのが開いていたら」
「うん、アリスゲーム云々はともかくとして、こんなものがあったら
僕たちのミーディアムだけじゃなく、さらにほかの人にも迷惑がかかってしまう。
どうすればいいのか考えているんだけど……」
顎に手を当て考え事をする蒼星石。
方や翠星石は、ふと思いつくことがあった。それは……
「……もしかして、
>>116をすれば穴が塞がるかもしれません」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:01:31.99 ID:gJc9FzqK0
通りすがりの巨馬がおもむろに穴にイチモツを入れる
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:01:41.13 ID:FsCzc+tw0
kskst
超展開wktk
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:02:11.46 ID:yeHnzky20
自慰
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:04:01.02 ID:ZmqtQGHl0
天丼(てん-どん)
同じギャグやボケを2回繰り返すことによって笑いをとる手法。
またオナニーか
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:04:21.00 ID:YxPHR/tAO
>>116 wwwwwwwwwwww
みんなでするのか?wwwww
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:05:59.83 ID:Rs/ZKky/0
スネークで壊れた世界観をよく修正出来たなwwww
>>116 JUMもいるんだぞ……!?
オナニーしすぎだろこいつらw
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:13:49.01 ID:Yeaaz5N/0
「……もしかして、自慰をすれば穴が塞がるかもしれません」
「はぁ!?」「じい?」「ええっ!?」
突然の台詞に、戸惑いを隠せない三人。
「こ、こんなときになに言ってんだ性悪人形!」
「そうだよ翠星石、こんなときに何を――」
糾弾するジュンと蒼星石だったが、なおも翠星石が
真面目な表情であることに気付き、口を閉ざした。
「少しふざけた台詞だったかもしれませんが、
翠星石はいたって真面目です……蒼星石、ちょっと質問です」
「な、何かな」
「真紅のところに行きませんでしたか?」
「……え? うん、さっきのお店に来る前に行ったけど」
「もしかして、この穴からくんくんが飛び出してきたからですか?」
「!? 翠星石、なんでそれを知って――」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:16:09.63 ID:YxPHR/tAO
>>122 ダンボールの中でシてたくせにwwwww
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:19:43.21 ID:1u4js4B7O
翠冴えてるな
安価なら下
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:20:33.01 ID:Yeaaz5N/0
「やはりそうでしたか……この際全部話したほうがいいですね……」
そう言いながら翠星石は穴を見つめ、は説明を始める。
「恥ずかしい話ですが、翠星石はさきほどダンボールの中でちょっとオイタをしていたですぅ」
「オイタって…お前…」 「翠星石……」 「おいた? それ美味しいの?」
「話は最後まで聞きやがれですぅ。その少し後に先ほどの男が工務店から飛び出してきました。
考えてみれば、タイミングが合いすぎていた気がしたんですぅ」
全てを理解したかのように、うんうんと頷く翠星石。
「いや、意味わかんないぞ。お前がその……おいた、をしたのと
さっきの男と、それに真紅とかくんくんとか、話がさっぱりわからない」
一人頷く翠星石に対し、ジュンが問う。
その問いに、翠星石は指を指して答える。
「ずばり、そこですよ」
「そこ? どこだよ」
「ついでに言っちゃいますけど、おそらく、くんくんが現れた時と同じくして、
真紅も自慰行為に耽っていたはずですよ」
彼女らの思念が別世界への扉を開いた、とでも言うのだろうか…
なんと
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:24:47.95 ID:WjaJbTOhO
真紅涙目wwwwww
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:24:52.30 ID:Rs/ZKky/0
この展開でどう話に収集つけるつもりだよwwwwwww
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:27:57.39 ID:Yeaaz5N/0
翠星石のセリフに、蒼星石はハッとした。
「翠星石、もしかしてこう言いたいのかい?
『ドールの自慰行為によって異世界のモノが召喚された』と」
信じられないような顔で自身が達した結論を
「……ええ、流石は双子ですね。翠星石も信じられねーですけど、
そうとしか考えられないです」
先ほどからハテナマークを浮かべている雛苺が、翠星石に問うた。
「ねえねえ、ヒナはジイってわかんないけど、ドールがそれをしたらダメなの?」
「ちびちびにはちょっと早いかもしれないけど教えてやるですぅ。
人間にとって自慰は大切なものであり、必須ともいえる行為ですぅ。
ただ、ドールがするかどうかは話が別ですね。後で蒼星石にも聞いてみるですか」
「なっ……! ぼ、僕はしないよそんなこと!!」
ともかく、と続け、翠星石はひとさし指を立てる。
「原因は不明ですけど、共通する条件はこうです。
『ドールが自慰行為をしたとき、そのときの思考や近くにある物に関連する物を呼び寄せる』
……真紅はそのとき、くんくん探偵を見ていたはずですから、条件とも一致するですね」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:29:49.17 ID:xygYIFUp0
よくこの安価をすべて1つの話にまとめたな。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:31:15.18 ID:ZmqtQGHl0
必須ともいえる行為www
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:32:48.24 ID:VKkMArQV0
てすと
「そうでしょう、真紅?」
翠星石はジュンたちの背後に声をかける。
「……だからあなたには黙ってたのに、台無しなのだわ」
その声に応えるかのように、物陰から真紅が姿を現した。
「真紅! どうしてここに……」
「知らなかったとはいえ、穴を開けた私には責任があるでしょう、ジュン?
実は、翠星石が水をあげていたときには既に行為に及んでいたのだわ。
だから人払いをして、なんとか解決させようとしたのだけれど……」
「試してみたんだね。どうだったんだい?」
「……失敗だったわ。どうやら一度行為をしたドールでは
召喚を行う能力がないみたいね」
「……さっきから、ヒナだけおいてけぼりなの。ずるいの」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:45:02.56 ID:Yeaaz5N/0
「つまり、穴が発生してから現時点まで自慰をしていないドールで、
”穴が塞がる”というイメージを持つ物を付近に設置して自慰を行えば
理論上、穴が塞がるということですぅ」
「うん、確かにそういうことになるかな…?
今のところさっきの人と、くんくんしか出てないみたいだけど」
「ジュン、家から何かそれっぽい物を見繕ってきて頂戴」
「わ、わかった」
真紅の言葉に、ジュンは自宅へと戻る。
「さて、私と翠星石は自慰を試したからダメね。
雛苺は自慰自体を理解していないっぽいし、となると……」
全員の視線が一同に蒼星石に集まる。
「……え? 僕、なの?」
「しゃーねーですね、蒼星石、派手にやってやるですぅ」
「い、いやだよ! みんなの前でそんなこと……!」
「仕方ないでしょう? ほかのドールが協力してくれるとは限らないわ」
「よくわかんないけど、蒼星石がんばるの!」
顔を真っ赤にする蒼星石。しかし流石に
「そ、相談して考えようよ! ドールは僕だけじゃないでしょ!」
程なくしてジュンが戻り、ドールが揃い、穴を塞ぐ準備が整った。
自慰を行うドール:
>>137 穴を塞ぐイメージの道具:
>>142
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:46:03.38 ID:FsCzc+tw0
kskst
なぜかきらきー
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:47:11.02 ID:ZVZm1W6h0
水銀燈
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:47:45.88 ID:g+Qig8Um0
金糸雀
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:48:17.52 ID:ZmqtQGHl0
↓
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:48:43.09 ID:KSIGteVO0
卑猥な翠星石の写真
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:49:24.27 ID:Rs/ZKky/0
>>137 実体無いのにオナニー出来るのか……?
安価なら↓
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:49:50.59 ID:5/bLIojLO
ガムテ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:50:36.07 ID:5/bLIojLO
orz
「穴を塞ぐイメージ」で真っ先にアレを思いついた俺は異端なのか
むしろ多数派だと思ってたのに…
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:57:58.84 ID:Rs/ZKky/0
>>145 アレって何?教えてくれよ
これで満足か?満足したら寝ろ
夏休みはもう終わったんだぞ
大丈夫だ。俺なんて「穴」が出てきた時点でアレを思い出したからな
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 03:58:45.92 ID:Yeaaz5N/0
相談の結果、第7ドールの雪華綺晶ということになった。
「雪華綺晶……協力してくれるかしら?」
「実体がないらしいですから、穴が開いてnのフィールドが崩壊したら致命傷。
そのネタとこの供物で釣ればイチコロで協力してくれるハズですぅ」
「でも、これはちょっとひどいんじゃないかな……?」
「ひ、ひどいの! みんなオニ、アクマなのー!!」
懸念する真紅、自信満々な翠星石、苦笑いの蒼星石、
そして宙に吊られる雛苺。ジュンこの状況を見ては冷や汗をかいた。
「……おいお前ら、いいのかこれで」
「ええジュン、ガムテープで十分だわ。穴を塞ぐのにも使えるから」
「いや僕が言いたいのはそっちじゃなくて雛苺の――」
――くすくす、面白そうなことをしていますね、お姉様方。
声が響く。聞きなれない声に、ドールたちは身構える。
「この声は……!?」
「大成功のようね」
「ほら、やっぱり釣れたですよ! 雪華綺晶ですね、状況は深刻ですぅ!
雛苺を甘噛みさせてやるですから、協力しやがれですぅ!」
「い、イヤなの! 甘噛みでもイヤ!! 雪華綺晶怖いのー!!」
くすくす、と笑いながら、雪華綺晶が実体を表した。
そして、翠星石の取引に対する回答は……
>>152
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:01:18.16 ID:ZmqtQGHl0
蒼の子ひでえww
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:02:07.61 ID:g+Qig8Um0
NoNoNoNoNo
襲ってくるきらきー
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:02:25.93 ID:ZmqtQGHl0
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:03:32.38 ID:fvnKT6rH0
じいっと翠の子を見つめる
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:03:43.64 ID:5/bLIojLO
雛は当然ガムテでぐるぐる巻きだよな?
安価下
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:04:20.67 ID:ACYDf+7F0
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:10:17.24 ID:rdI18+C30
>>155は間違い
これは翠襲われフラグ(^o^)
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:12:07.41 ID:Rs/ZKky/0
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:15:50.63 ID:Yeaaz5N/0
――くすくす
雪華綺晶は微笑みながら、取引には応えずに翠星石をじいっと見つめていた。
「な、何見てるですか! まさか翠星石が目当てですか?」
――くすくす、苺のお姉様の味は別の世界で飽きちゃったの……
――翠のお姉様の味が欲しいわ。ちょうだい」
言うな否や、雪華綺晶はゆっくりと蒼星石の方に近づいてくる。
「……まっぴらごめんですぅ! いいから言うこと聞きやがれです!
――スィドリームっ!!」
人工精霊スィドリームが如雨露を形成し、翠星石はその如雨露で樹を生やす。
実体がないとはいえ、nのフィールド内であれば攻撃も当たる。
翠星石の樹は、雪華綺晶の体をすっぽりと包み込んだ。
――くすくす、抵抗するの、お姉様…?
「なに言ってやがるですか、状況をよく考えろですぅ。
このまま倒されるか、その中で心置きなく自慰を行うか、どちらか選びやがれですぅ」
既に真紅も蒼星石も雛苺も、雪華綺晶を狙っている。
その雰囲気が伝わったのか、樹の中に包まれた雪華綺晶の敵意が消えた。
シリアスなのかギャグなのか分からんなw
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:21:46.91 ID:Yeaaz5N/0
――くすくす……素敵なお姉様……
――わかりました、お楽しみはとっておくことにしましょう……
「それは協力すると見做していいですね!?」
――くすくす、それもまた一興……nのフィールドは大事ですもの
敵意から一転して、雰囲気が変わる。
「今だよ!」
「ジュン、すぐにあの穴に向かってガムテープを投げなさい!」
「あ、ああ! ……それっ!!」
蒼星石と真紅に言われ、急いでガムテープを穴に投擲するジュン。
シュン、という音と共に、ガムテープが穴に吸い込まれた。
「あっ、穴が塞がっているの!」
その直後、少しずつ穴が縮小し、遂には完全に塞がった。
「……作戦成功、ですね。気にくわねーですけどお礼を言っておくですぅ。
ご協力ありがとさんですぅ」
――次はあなたをいただくわ、翠のお姉様。御機嫌よう……
その言葉を最後に、樹の中の気配が消え、nのフィールドに静寂が戻った。
「……おい性悪人形。終わったんだよな?」
「ええ、この翠星石にかかればこれくらい、お茶の子さいさいですぅ」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:25:50.17 ID:FsCzc+tw0
買い物の話はどこへいったんだw
きらきーのオナニー省略されたwww
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:27:43.65 ID:Rs/ZKky/0
一件落着だけど別にめでたくねぇwwwww
しかしうまく冒険?に持ってったな
ただこれ俺は何時になったら眠れるんだwwwww
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:28:32.11 ID:fvnKT6rH0
うおっ、すげぇスマートに繋げやがった
きらきーが翠の子オカズにしてあひあひ言いながらぶっ壊れる展開期待してたが・・・
>>1GJ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:30:32.78 ID:Rs/ZKky/0
>>165 俺は百合展開期待してたわ
そして買い物のにんじんなどを使って……
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:30:57.36 ID:Yeaaz5N/0
その後のことを少しだけ語ろう。
nのフィールドの穴は戻ったが、結局原因はわからずじまいであった。
おそらくはラプラスの魔のイタズラであるとの結論に達したが、真相は不明である。
あの後、翠星石に問い詰められた蒼星石は、
「……ジュン君で」
とだけ残し、顔を真っ赤にして去っていった。
その後、nのフィールドに穴が開いた事件を語ろうとはしない。
雛苺は意味をどうしても知りたいのか、巴に対し、
「ジイってなんなの?」と聞いたらしい。
のちにジュンがものすごい勢いで叱られていたのを見て、さらに疑問符を増やしていた。
そして、以下は見逃したくんくん探偵の再放送を見ていた、真紅と翠星石の会話である。
「そういえば真紅」
「何かしら、翠星石」
「あの時に頼まれた、じゃがいもやらにんじんやらは
結局有耶無耶になっちまいましたけど、よかったんですか?」
「使うつもりだったのだけれどね……色々あったから次の機会にするのだわ」
「ほほー、何に使うつもりだったんですぅ?」
「私に」
「へ?」
END
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:32:08.54 ID:FsCzc+tw0
終わったw
乙〜
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:32:50.80 ID:Rs/ZKky/0
乙wwwwwwww
安価酷いのに良く頑張ったなwwwwww
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:36:08.30 ID:1u4js4B7O
乙
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/01(月) 04:39:07.66 ID:fvnKT6rH0
いちもつ
乙!
お疲れ…楽しませてもらいましたよ
乙!
って、終わりかいw