1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
それは俺が2年生に進級した年の夏の日の出来事だった――
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:07:20.21 ID:G2vceJn80
wktk
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:09:12.85 ID:6Y539BZRO
続かないだと
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:10:30.25 ID:KxIdbHQc0
古泉「ええ、そのようです、どうやらクラス内で深刻ないじめを受けていたようですね」
俺とハルヒと長門、古泉は進級した時、それぞれ別のクラスになった
また朝比奈さんは大学受験で忙しくなり、次第にSOS団の活動、文芸部室での集まりも悪くなっていた
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:10:45.36 ID:iXR5Dxma0
キョン「ハルヒが登校拒否に!?」
長門「コクリ」
キョン「やっと成果がでたかあの糞女」
長門「!?」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:12:23.19 ID:UxtGYWBJ0
ハルヒ「………」
キョン「ハルヒ、いい加減、学校に来いよ」
古泉「そうです、みんな待ってますよ?」
みくる「また一緒に不思議を探しましょうよ〜」
長門「…うざい」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:14:55.36 ID:Yc73uRlV0
書いてからスレたてろ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:15:05.09 ID:KxIdbHQc0
古泉「1年の終わりごろから涼宮さんの精神状態は非常に安定していて、われわれ組織のほうでも
もう監視は必要ないだろうということになっていたのですが…残念です。」
キョン「そうか・・・いつごろから学校には来ていないんだ?」
古泉「ゴールデンウィークが明けたころにはもう学校を休みがちだったそうです、6月以降は1日も。」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:21:49.74 ID:KxIdbHQc0
長門「…涼宮ハルヒにはあなたの励ましが必要…」
キョン「俺の?なんでまたあいつをはげまさにゃならんのだ、あいつは元気のかたまりみたいなもんだったろ」
長門「…あなたじゃなきゃだめ、涼宮ハルヒの住所は調べた、今日終わったらすぐ行く」
キョン「…はいはい、わかりましたよ、でもあまり期待しないでくれよ?俺に人を勇気付ける
トークスキルなんてないんだから」
古泉「頼みましたよキョン君」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:34:19.93 ID:G2vceJn80
書き溜めてからスレを・・・
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:36:04.00 ID:2gln1Dhc0
このスレ、もらった
おい、もらわれちゃったぞ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:38:59.37 ID:Tr0DiO880
ハルヒ「キョン……それにみんな……」
キョン「ハルヒ、頑張れよ」
古泉「頑張ってくださいね」
長門「頑張って」
みくる「がんばってくらひゃ〜い」
谷口「GAGAGA頑張れー」
ハルヒ「……」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 12:52:56.27 ID:2gln1Dhc0
それは俺が2年生に進級した年の夏の日の出来事だった――
ハルヒが学校に来なくなった。
それも欠席と出席を交互に繰り返し、やがて欠席日数が連続するようになった、などの緩やかなものではなく、
ある日を境に、ぴたりと登校しなくなったのだ。
2,3日の間はさして気にならなかった。
あいつのことだ。
夏休みを間近に控え、早めのモラトリアムと洒落込んでいるのかもしれない。
おかげで俺は平穏無事な日々を過ごせるってわけさ。
実際、クラスの奴らもハルヒの欠席になんら興味を示していなかったし、
SOS団のみんなも、空っぽの団長席を気にせず、普段通りに過ごしていた。
ハルヒ不在の学校は、平和だった。
だが、ハルヒの欠席が四日、五日と続いてくると、流石に不安になってくる。
俺はメールしてみた。
今更気づいたことだが、二日に一度は必ず送られてくるはずのハルヒからのメールは、一週間前から途絶えていた。
『今何してんだ?』
……素っ気なさすぎるかな。
『お前が連続して学校休むなんて、どうしたんだ?』
これでいいか。送信、と。
教師の言葉を聞き流しながら、窓の外を眺める。
ハルヒは今頃、何をしているんだろうな……。
お前が後ろからシャーペンで活を入れてくれないおかげで、まったく授業に身が入らないぜ……。
そんなことを考えているうちに、俺は眠りに落ちていた。
キョン「やべえなハルヒの家の壁で1000本ノックしたのが原因か?」
長門「硬球を使用したので壁に損傷を与えた」
古泉「いえ長門さんが放った打球が涼宮さんの部屋の窓ガラスを直撃したのが原因では?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:07:42.69 ID:2gln1Dhc0
目が覚めると既に昼休みだった。
どうやら俺は教師から、起こす価値もないと判断されたらしい。
眠気が残ったまま、無意識に新着メールを確認する。0件だった。
あいつは、まだ寝ているのだろうか。
いや、早寝早起き適時夜更かしがモットーのハルヒが、こんな時間まで寝ているはずがない。
メールを確認していないのか。
それとも、俺のメールに気づいた上で、返信する気がないのか。
電話してやろうかと思った、そのときだった。
「キョーン。早く席もってこいよ」
「あとは君だけだよ。ほら、いつまでも寝ぼけてないで」
谷口&国木田コンビの呼びかけで、俺は自分がとても空腹であることを思い出した。
ハルヒに電話するのは、腹拵えしてからにしよう。
***
弁当をつつきながら、俺はハルヒの連続欠席を話題に挙げてみた。二人の食いつきは鈍かった。
「まぁー言われてみればそうだよな。
珍しいこともあるもんだ。中学ん時も、あいつ、めったなことがない限り休まなかったし」
「病気か、家庭の事情か何かじゃないかなぁ。
どっちにしろ、不穏当なことに変わりはないけどね」
不吉なことを言うな、国木田よ。
病気の線は考えにくい。それならSOS団の誰かを見舞いに来させるだろうし、
何よりこの街の病院すべてを掌握しているであろう機関が、古泉にハルヒの様子を知らせるだろうからだ。
今のところ、古泉に慌てた様子はなかった。
家庭の事情にしても、身内の誰かが亡くなったのなら、
岡部が俺たちに話してくれるだろう。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:10:43.81 ID:uKxt0mnh0
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:17:50.42 ID:2yGNXskLO
どうなんのよ?
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:21:04.08 ID:2gln1Dhc0
俺が国木田の説を否定すると、国木田はコップにお茶を注ぎながら、
「他には考えられないと思うけど。
君は何か思い当たる節はないのかい?」
「そうだよ。お前が一番涼宮と仲良いじゃねえかよ。違うとは言わせないぜ」
谷口を華麗にスルーしながら、考える。
一週間前、そう、あいつがまだ学校にきていた頃、何か変わったことはなかったか。
自分の記憶に問いかけてみる。
あいつはいつものように笑っていた。
あいつはいつものように嬉しそうだった。
あいつはいつものように言葉を交わしていた。
あいつはいつものように目の端に涙を浮かべていた。
………ん?
おかしい。
ハルヒが泣いている?
俺はそんなところ、見た覚えはないぞ。
いつも強気で、どんなに辛くても気丈に振る舞うあいつが、涙を見せるわけがないんだ。
「……ン、キョンってば!」
国木田の声で我に返る。
「ほっとけほっとけ。キョンは今、涼宮のことで頭がいっぱいなんだよ。
あーあー、もどかしいねえ。そんなに涼宮のことが心配なら、
連絡とって会いにいけばいいんじゃねえの」
続く谷口の声で、俺はやっと、先ほどのイメージを振り切れた。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:22:07.26 ID:r4N3HhWL0
これは・・・
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:25:44.53 ID:CBErP7VdO
期待
キョン「おーい野球やろうぜ」
長門「早く出てくるべき」
古泉「野球やりませんか?」
みくる「涼宮さ〜んソフトボールにしますか?」
ハルヒ「なんであたしの家の前でやるのよ・・・ちくしょう・・・朝比奈・・ちくしょう・・・古泉・・・ちくしょう・・・キョン・・ちくしょう・・・有希・・ちくしょう・・」
長門「呼び鈴を押すべき」
カキーン
ピンポーン!
古泉「流石長門さん1発で呼び鈴命中ですよ!」
みくる「でも呼び鈴壊しちゃいましたよ〜」
キョン「これじゃあ呼べないな帰るか」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:27:01.89 ID:7oHr8TKCO
グッゲツァ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:32:49.81 ID:2yGNXskLO
続けたまえ
野球のほうもあながち悪くないから困るwww
だがここは
>>11に期待
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:37:12.39 ID:2gln1Dhc0
ほとんど手をつけていなかった昼飯を一気にかっこんで、
目を丸くしている二人を尻目に、教室を出る。
いくらこの学校が校則ゆるゆるとはいえ、校内で電話しているところを教師に見られるのはまずい。
俺は旧校舎に向かった。
渡り廊下を歩く。この時間帯、旧校舎には人気がない。
蝉の鳴き声だけがうるさかった。
***
『現在、電波の届かない場所に――』
「くそっ」
機械音声に悪態ついても仕方がないのは分かっていた。
一階と二階をつなぐ階段の踊り場で、俺はかれこれ三回くらい同じことを繰り返している。
結果は毎回同じだった。漠然とした予感はあった。
しかしそれが現実になると、不安が一回り大きくなった。
五回目の機械音声を聞いたあたりで、俺はひらめいた。
携帯がダメなら、家に電話するというのはどうだろう。
高校生がこんな真っ昼間からかけたら、ハルヒの家族は驚くだろうが、
まあそこら辺は適当に言い訳するとして……
「あいつの家の電話番号、何番だっけ」
何かの用事でかけた記憶はあるものの、番号が思い出せない。
携帯のメモリをあさったが、無駄だった。
滅多に使わない電話番号を登録するほど、俺は几帳面ではなかった。
ちょうどそのとき、予鈴が鳴った。
俺はモヤモヤした気分を抱えたまま、教室に戻った。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:42:57.82 ID:H9vAWQMz0
期待age
キョン「なあ・・・4人じゃ野球出来ないな」
みくる「そうですね・・・やっぱり戻りましょうよ」
古泉「キョン君・・・朝比奈さん・・・」
長門「これを誘うべき」
古泉「これはピンポンラケッツ!」
長門「時代に乗るべき」
みくる「行きましょう!」
キョン「おいみんなハルヒに聞こえるようにやるんだ!」
みくる「涼宮さーん卓球やりましょうよ」
キョン「おーいこれなら部室でもできるぞ」
古泉「流石長門さん連続で打ち返してます」
かつーん かつーん
ハルヒ「なんでベランダに向けて打つのよおおおおおおおおおおお」
キョン「おっ!ハルヒの声がしたぞ、長門ハルヒの部屋に打つんだ!」
長門「了解」
ハルヒ「やっと帰ったか・・ちくしょう・・・オリンピックちくしょう・・・」
ピリリリッリリ
古泉「はい、・・・・・・・なんですって!・・・はいわかりました・・・」
キョン「まさか・・・古泉」
古泉「大変なことになりました・・・・ゲリラ豪雨が近づいています!!!」
みくる「そ、そんな」
キョン「外で遊べないじゃないか!」
古泉「ええ・・・我々でもどうすることもできません」
キョン「長門何とか出来ないのか?」
長門「接近速度が速すぎて間に合わない・・・だがこれを・・」
キョン「それは・・・」
長門「喜緑江美里から失敬してきた増えるワカメ」
古泉「それです!我々が生き延びる方法は!」
キョン「時間がないさっそくハルヒの家の庭にまくぞ!」
一同「応っ!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 13:53:33.48 ID:2gln1Dhc0
授業を消化し、HRが終わると、俺はまっすぐ文芸部室に向かった。
宇宙人、未来人、超能力者の三人なら、なんらかの情報を仕入れいているかもしれない。
そう考えたからだ。
なに?
数日ハルヒを放っておいたくせにえらい慌てようだな、だって?
はん、何とでも言うがいいさ。
ドアを開ける。
長門と古泉がいた。メイドさんはいなかった。
長門がこちらに一瞥をくれ、古泉が微笑みながら言う。
「お待ちしていましたよ。早速ですが、オセロでもしませんか」
いつもの光景、日常。
……やれやれ。
独り焦っていた自分が馬鹿らしくなった。
俺はパイプ椅子に腰掛けて、古泉と向かい合う。
りん、と涼しげな音が鳴った。
開け放たれた窓の近くに、風鈴が揺れている。
あれは、誰が取り付けたのだろう。
俺は首を傾げながら、古泉に初手を促した。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 14:04:46.71 ID:YPEROJfNO
文豪が2人いると聞いて
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 14:09:51.39 ID:2gln1Dhc0
***
「ハルヒが学校を休んでいることについて、何か知らないか?」
俺が古泉にそれを尋ねたのは、オセロが中盤にさしかかった頃だった。
古泉は一目で演技と見抜ける呻吟をする。
ただ、その間が、俺への返答を考えるためのものか、
オセロの次の一手を考えるためのものかは、判らなかった。
「僕はなにも聞いていません」
盤面を白に塗り替えながら、古泉は言った。
「涼宮さん個人からも、機関の情報部からも。あなたは何かご存じなのですか」
「知らないから聞いてるんだよ。
なあ、今思ったんだが、お前なんでそんなに余裕かましてるんだ?
涼宮ハルヒが連続欠席、しかもその理由は不明。これは組織にとって大事件なんじゃないのかよ」
古泉は目を細めて、かぶりを振る。
「いいえ。機関はあの春の一件以来、静観に徹していますよ。
閉鎖空間は発生していない。僕たちにとって、それはこの世界が安定していることと同義です。
何か問題がありますか?」
「いや、ないけどさ……」
俺は何かがズレていると感じた。
ただ、その違和感を、上手く言葉にすることができなかった。
古泉から目を背ける。長門は俺たちの会話がに興味を示すことなく、読書を続けていた。
こいつはたとえ世界が突然滅びようとも、ちっとも動じずに本を読んでいそうだ。
久しぶりに、そんな感想を抱いた。
期待期待
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 14:23:56.78 ID:2gln1Dhc0
***
帰途。所用があるらしい古泉と校門前で別れ、
俺と長門は口を閉ざしたまま、並んで歩いた。
なにも喧嘩しているわけじゃない。これが普通なんだ。
分かれ道、俺は足を止めた。長門も歩みを止めた。
俺は無意味だと知りつつも、長門に尋ねてみた。質疑応答の結果は、やはり、古泉と一緒だった。
原因は知らない。
涼宮ハルヒの精神状態は極めて安定している。
それだけ告げて、長門は高級分譲マンションへと歩み出す。
淡い苛立ちが、俺の中に生まれていた。
ハルヒの欠席理由が、判明しなかったからじゃない。
古泉と長門が、あいつが欠席しているというのに、
全然心配している風に見えなかったからだ。
俺もつい昨日までそんな風に振る舞っていたのだから、
あいつらに対して悪態をつくことはできないが、
もう少し、俺の情報収集に協力してくれてもいいんじゃないかと思う。
空を見上げて、日が落ちるのが遅くなっているのを実感する。
東の地平線でさえ、まだ菫色だ。
さあ、ハルヒの家に行くとするか。
メールもダメ、電話もダメ。
なら、実際に足を運んで、あいつの安否を確かめるしかない。
「やあキョン、奇遇だね」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 14:32:26.14 ID:r6k1FHTXO
一同「応っ!」
お前は…まさか…
ほんの一部盗作しました
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 14:37:44.15 ID:2gln1Dhc0
鈴音のように、澄んだ声がした。
数瞬前まで、一切の気配はなかった。
無論、俺に近づく足音も。しかしそいつは、当たり前のように俺の耳許に口を近づけ、
「親友と久闊を叙したというのに、嬉しそうじゃないね。
突然の登場で驚かせてしまったのかな?」
くっくっく、と喉を鳴らす。
「佐々木か」
俺はため息をついて歩き出す。
佐々木は俺の隣に並び、歩調を合わせた。
一緒に帰る腹づもりのようだ。佐々木は制服だった。
「お前も下校途中なのか」
「そうだよ。もっとも、先ほどまでは友人たちと駅前の喫茶店で時間を潰していたんだ。
君と出会えたのは、本当に幸運としか言いようがない」
「大げさだな。
それより、喫茶店で時間潰してたって、あいつらと一緒にか?」
俺のいうあいつらとは、橘京子と周防九曜のことである。
「いや、別の人だよ。
彼女たちは最近、色々と忙しいみたいでね。
なかなか時間がとれないんだ」
「ふーん」
「それよりも、キョン。
これからどこかに遊びにいかないか?
久しぶりに会ったんだ、これくらいの我儘、聞いてくれたっていいだろう?」
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 14:54:46.55 ID:2gln1Dhc0
「遊びに行こうって……どこ行くんだよ?」
「どこでもいいよ。
彼女たち――喫茶店で一緒にいた女の子たちとは、話していると疲れるんだ。
複雑巧緻な人間関係というものを、解きほぐそうと躍起でね。
その点、君となら気兼ねなく、息抜きができる」
佐々木が両手で俺の右手をとる。
俺の一瞬の動揺をついて、佐々木はたたみかけた。
「それとも君は、親友の頼みを無視して帰ると言うのかい?」
子犬のように黒い瞳が、俺を見つめる。
俺は五秒と持たずに陥落した。
「……オーケー」
「そうこなくっちゃ」
再び空を見上げると、菫色は既に頭上に迫ってきていた。
西の端は深い紺色に染まっている。
夜の帷が、降りようとしていた。
***
制服で繁華街を彷徨くのは、狩ってくださいと言っているようなモノなので、
俺は映画でも見に行くことにした。
ただ、無駄な努力とは知りつつも、少しは制服に見えなくなるよう努力はしておいた。
具体的にはネクタイを外して鞄の中に押し込み、
佐々木にスクールリボンを外すように言った。
期待
41 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/20(水) 15:06:28.94 ID:nSx/hEKy0
佐々木さん登場と聞いて飛んできたよ。
文章上手いね。羨ましいよ。
期待。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:12:43.29 ID:2gln1Dhc0
「こんな小細工、無意味だよ」
「知ってる。でもやらないよりマシだろ」
「まあね。
うーん、でもそれなら、ボタンをもう一つ外してみたらどうだろう?」
お、おい。
お前自ら露出するなんて、清純なイメージが崩れるぞ。
「何を血迷ったことを言っているんだい? ボタンを外すのは君さ」
佐々木の手が俺のシャツの第二ボタンを開ける。
その間、俺は佐々木の邪魔にならないよう、赤くなっているのがばれないよう、
首を上に上げていた。情けない話だ。
***
映画を観た後は、ファミレスじみた、そこそこ盛況している飲食店に入った。
俺たちが選んだ映画は(というかほとんど佐々木が即決した)そこそこおもしろく、
その感想を述べあっている間に、料理が運ばれてきた。
出し抜けに佐々木が言った。
「君と一緒にいると、時間を忘れるよ。
僕は普段、映画を観るタチじゃないんだが、今日観た映画はまったく眠気を誘ってこなかった。
僕は実のない娯楽には手を出さないことにしているんだが、
君とならこういうのも悪くない。中学時代にはなかった発見だよ」
「普段一緒にいる、その女友達は、よっぽどつまらないのか?」
「ううん、ただ、僕とは波長が合わないというか。
彼女たちの興味は僕の興味とは違う、もっと別の方向に向いているんだ。
そう、たとえば――恋愛とか」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:14:28.77 ID:2gln1Dhc0
出かける
17:30あたりに再開できるかも
スレ落ちてたら終わり
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:17:45.77 ID:DOG1uA2G0
終わり
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:22:42.41 ID:r6k1FHTXO
野球の出番
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:27:16.17 ID:utrdAM1R0
ここ最近の単発ハルヒSSの中ではかなりうまいね
再開が楽しみだ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:28:02.33 ID:QbJbCDnhO
終わらせない
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:31:40.16 ID:utrdAM1R0
保守
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:33:00.24 ID:DRlToOr30
ks
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:37:45.12 ID:YPEROJfNO
ほ守護
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:39:23.33 ID:7DWLSwCf0
これは保守せざるを得ない
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:39:40.75 ID:DEsffaGbO
保守
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:39:51.68 ID:utrdAM1R0
適当に保守
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:46:54.26 ID:utrdAM1R0
適当に保守
保守
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:02:23.73 ID:7DWLSwCf0
ほっほ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:03:36.89 ID:utrdAM1R0
適当に保守
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:09:43.43 ID:mqHt5GBt0
期待
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:12:59.09 ID:utrdAM1R0
保守
60 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/20(水) 16:16:00.29 ID:e+xlM/qEO
少々遅くはないかい?
保守。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:22:50.54 ID:7DWLSwCf0
保守保守
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:26:37.56 ID:utrdAM1R0
保守
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:27:26.73 ID:utrdAM1R0
5時半ゆーとったからね〜
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:28:13.37 ID:3TSEYtPuO
佐々木は苦手だが保守
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:33:57.49 ID:FfCf5MjG0
>>64 お前、ちょっとそこに座れ・・・説教してやる
保守
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:35:43.19 ID:kfCLZjHW0
佐々木、所謂GOD
佐々木に罵って貰えるなら社会的地位でも何でも捨てられる
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:38:24.81 ID:utrdAM1R0
>>65 子供には佐々木のよさは分かんないさ
大人な俺は森さんでも橘でも九曜でもOKなんだぜ?
保守
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:39:58.72 ID:i+kb23Z80
せめて三年にするべきだったな
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:42:38.84 ID:2gln1Dhc0
出かけるの7時からになった
俺たちは窓際の静かな席で食事をしていた。
だから時々、この空間で、俺は佐々木と二人きりではないのかと錯覚してしまう。
「恋愛? あー、そりゃあ馬が合うわけないな。
お前に言わせると、恋愛なんて精神病の一種なんだろ」
俺はまた佐々木が、恋愛感情というのは人間の生殖本能に依存した精神上のまやかしであり――などの持論を持ち出してくることを予想した。
でも佐々木は、窓の外の、流れていく車道に視線を向けたまま、
「うん、そうだね。その通りだよ」
と、頷いただけだけ。
窓に映り込んだ横顔はどこか寂しげだった。
食事を終えて、伝票を手に立ち上がる。
精算に行こうとした俺を呼び止めて、佐々木は笑顔でこう言った。
「半分は僕が持つよ」
「いいよ。たまのことだし、気にすんな」
「優しいな、君は。お人好しが過ぎると、たかられるよ?」
「いーんだよ。黙っておごられてろ。
それに、あいつに比べちゃ、今みたいに申し出てくれただけでも嬉しかったぜ」
佐々木に背を向けて、レジに並ぶ。この時、俺はちっとも気づいていなかったのだ。
佐々木が憂いた表情で俺の精算を待っていたことと、
誰を指しているのか分からないまま「あいつ」という言葉を使っていたことに。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:43:09.65 ID:7DWLSwCf0
ktkr!
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:43:14.72 ID:utrdAM1R0
おか
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:46:16.50 ID:FfCf5MjG0
佐々木タン(;つД`)
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:47:01.49 ID:kfCLZjHW0
佐々木、真剣に愛してる
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 16:54:43.15 ID:2gln1Dhc0
***
「また近いうちにこういう機会を持てるかな」
「俺は最近は暇なことが多いから……
今日みたいにちょいと遊びに出かけるくらいなら、いつでも付き合うぜ。
予定が重なったらダメだけどな」
「重畳だよ。ありがとう。
それじゃあ、ね。楽しかったよ、キョン」
佐々木が扉の向こうに消えていく。
気配が完全になくなってからも、俺は佐々木家の前で少しだけぼーっと佇んでいた。
ここに来るのは何年ぶりだろう。
中学時代の思い出が、みずみずしく蘇ってくる。
ただ、ここに佇み続けて不審者扱いされるのはごめんなので、今度こそ帰途につくことにした。
おふくろにまた小言言われるんだろうな。
いや、それよりも妹の追求の方が熾烈を極めるかもしれない。
結局、家に着いても巧い言い訳は思い浮かばなかった。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:00:50.48 ID:utrdAM1R0
支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:09:02.38 ID:2gln1Dhc0
俺がハルヒのことを思い出したのは、風呂に浸かっている時のことだった。
靄の中から、うすぼんやりと浮かび上がってきて、
佐々木との思い出を反芻していた俺を、きつく咎めた。
今日はハルヒの様子を見にいくんじゃなかったのかよ。
ああ、そうだったな。でも、一日くらい延期したって構わないだろう?
風呂の気持ちよさのせいか、はたまた、佐々木と久しぶりに会ったせいか、
ハルヒに関する緊張感はかなり薄れていた。
つい数時間前まで自分の意志でしようと思っていたことが、今では義務に感じられた。
ハルヒのことは、そう急ぐことでもない。
もしかしたら、ひょっこり学校に顔を出すかもしれない。
そう、ただの杞憂に終わるかもしれないじゃないか……。
***
次の日。
たっぷり余裕をもって登校した俺は、
最初に職員室に向かった。一応、ハルヒのことを聞いておこうと思ったのだ。
なんらかの事情があって休んでいるなら、学校に連絡がされているはずだ。
俺はそれを岡部から聞いて、納得して、終わり。
面倒なことはさっさと終わらせてしまうに限る。
「失礼します。岡部先生はおられますか」
「おう、おはよう」
岡部は既にデスクについてPCで何かの書類を作っていた。
運動ができるだけじゃ教職にはつけないんだなー、と俺は余計な感心をする。
さ、手短に澄ませちまおう。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:10:38.77 ID:7DWLSwCf0
wktk
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:11:54.54 ID:utrdAM1R0
支援
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:18:46.58 ID:2gln1Dhc0
「涼宮のことで質問があるんですが。
あいつ、ここ数日連続で休んでますよね。
なにか理由でもあるんですか」
忌引か? 病気か?
どっちにしろ、シリアスな事情を聞かされることは間違いない。
俺は真面目な顔をして返事を待った。すると岡部は苦笑いしながら、
「それが何の連絡もなくてな。
俺も困ってるんだよ。お前、確か涼宮とは仲良かったよな」
「えぇ、まぁ……」
「何か聞いてないのか?」
ったく、知らないからわざわざ尋ねにきたんだろうが。
「いえ、何も」
「そうか。じゃあ何か分かったら教えてくれ」
は?
おい、たったそれで終わりか?
あんた教師だろ? 涼宮ハルヒの担任だろ?
教え子が理由もなく連続で欠席してて、放っておいていいのかよ。
上記の文章を限りなく敬語に翻訳して、俺は言った。
岡部は相変わらず暢気な顔で答えた。
「あー、うん。あんまり長く欠席が続くようなら家庭訪問しよう」
そして職員室の壁時計を見上げ、
「お前もいい加減、教室に戻れ。俺もあと少ししたら行くから」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:21:24.44 ID:S1QT+FXY0
wktk支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:30:16.52 ID:O5Yiu7LuQ
支援
かなり読みやすい文章でいい感じだ
ぽにぽにほっしゅ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:32:27.66 ID:Hjg5YeRA0
まってるおー
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:32:57.89 ID:H9vAWQMz0
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:34:37.85 ID:r6k1FHTXO
うまぁいなぁ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:35:32.91 ID:7DWLSwCf0
先が気になる
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:38:11.82 ID:2gln1Dhc0
教室に戻って、HRが恙なく終わり、一限目の授業が始まっても、岡部への苛立ちは収まらなかった。
その感情は、昨日、古泉や長門に向けた物と同種のモノだった。
「ハルヒの欠席理由」が分からないのは、まだいい。
でも、どうしてどいつもこいつも「ハルヒの心配」をしていないんだ?
忘れているわけじゃない。
しっかり憶えていているのにも関わらず、まるであいつの存在、不在がどうでもいいように扱っている。
軽視している。俺はそれが我慢ならなかった。
相変わらず、授業には身が入らない。
俺はうたた寝と板書をとるのを繰り返しながら、時間を潰した。
***
昼休み、谷口と国木田と別れ、俺はあてもなく校舎を散歩していた。
廊下は相変わらず喧噪の坩堝と化している。
自然と足は、静かな旧校舎のほうに向かっていた。
いつか、あいつが寝転んでいた木の下に、俺も寝転んでみた。
木陰は涼しく、時折俺の頬を、熱気を含んだ風が撫でていく。
あいつは、今、何をしているのだろうか。
今日こそは絶対、ハルヒの家を訪ねよう。
今まで何度も決意したことを、もう一度復唱する。
ふと、耳慣れた声が聞こえた気がして、俺は体を起こした。
想像したとおり、朝比奈さんが渡り廊下を歩いていた。隣には鶴谷さんもいる。
朝比奈さんは昨日、団活に来ていなかった。
もし忙しくて今日も来ることができないとしたら、ハルヒのことを尋ねるチャンスは今しかないかもしれない。
俺は綺麗な木漏れ日を目に納めてから立ち上がって、朝比奈さんの元に走った。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:39:06.58 ID:5q1k9pezO
このくらい文才ほしいな
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:40:47.49 ID:Rk+0QPFMO
読みやすいし、おもしろい
羨ましい文才だ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:41:03.57 ID:utrdAM1R0
支援
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:41:45.42 ID:7DWLSwCf0
細かくてスマンが鶴屋さんだ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:44:13.16 ID:7DWLSwCf0
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:49:36.72 ID:2gln1Dhc0
「朝比奈さんっ! 待ってください」
俺の存在にいち早く気づいたのは、やはりというべきか、鶴谷さんだった。
「およ、キョンくんじゃないかっ。みっくるー、キョンくんが話があるみたいだよ?」
「ふえっ? キョンくん?」
朝比奈さんが鶴谷さんに体をクルリと回されて、
転びそうになりながら俺を認める。
朝比奈さんは両腕に、ノート類を抱きしめていた。教室移動の最中だったようだ。
今から思えば、先ほどから渡り廊下を歩いているのは、三年生ばかりだった。
「どうしたんですか?」
子リスのように首を傾げる朝比奈さん。
「ちょっとお話が……。あんまり人には聞かれたくないので、
ついてきてもらえますか。すぐ澄みますんで」
渡り廊下の真ん中で話せるような話題じゃない。
しかもこの段階で既に、俺はいたるところから、男子生徒の痛い視線を浴びていた。
北高二大美人との接見には、常に注意を払わねばならないのである。閑話休題。
「えっと、その、次の授業、早く行かないと前の方の席が埋まっちゃって……」
鶴谷さんの方を伺いながら、朝比奈さんは口を濁らせる。そこに鶴谷さんが、助け船を出してくれた。
「内緒話かいっ?
いっといで、みくる。席はあたしが確保しといてあげるからさっ。
でもでもキョンくん、あたしに抜け駆けでみくるに告白は許さないからねーっ」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:51:30.16 ID:S1QT+FXY0
鶴谷さんwwwwwwwwwww
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:53:48.92 ID:utrdAM1R0
sienn
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:54:38.16 ID:7DWLSwCf0
wktk
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 17:57:05.00 ID:Hjg5YeRA0
お皿洗いしてる間に進んでた・・・
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:01:46.19 ID:Hjg5YeRA0
落ちる落ちる
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:02:53.50 ID:Hjg5YeRA0
hosyu
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:03:39.35 ID:3r0C8AvoO
ほす
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:03:50.36 ID:2gln1Dhc0
そして朝比奈さんの腕からノートを奪い取ると、黒髪をなびかせて、颯爽と駆けていった。
残されたのは手ぶらの朝比奈さん。告白という単語だけで、淡く頬を染めている。
どんだけ初心なんだ、この人は。俺は言った。
「それじゃ、部室行きましょうか」
「は、はいっ」
部室につくと、この人の癖になっているのだろう、朝比奈さんは滑らかな手つきでお茶を煎れ始めた。
15分後に授業があることを忘れているに違いない。
コトン、と湯飲みを置いて、テーブルの対面に朝比奈さんが座る。
俺は切り出した。
***
結果は芳しくなかった。
ただ、こう言うと朝比奈さんに失礼だが、
元からあんまり期待していなかったので、残念とも思わなかった。
「メールも、電話も、完全に音信不通ですか」
「はい。四日くらい前に、一度だけメールしたんですけど、返信はありませんでした。
どうしちゃったのかなぁ、涼宮さん」
湯飲みを、悲しげに見つめる朝比奈さん。
その仕草に、俺は朝比奈さんが本気でハルヒのことを心配しているのではないかと希望を持ったが、
何事に対しても情緒豊かな朝比奈さんの性格故に、どの程度の心配なのか、測ることができない。
加えて、最期にメールしたのが四日前ということもあり、
朝比奈さんが、ハルヒのことを常に気にかけているという可能性は極々低かった。
102 :
ザ・ポニーテーラー:2008/08/20(水) 18:04:16.85 ID:jhuH0MfR0
ポニーテール萌えの騎士。ザ・ポニーテーラーが華麗に
>>100ゲtt保守
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:04:24.47 ID:Hjg5YeRA0
ギャー100とられた!!
なんでこんな時だけ出てくるんだバカやロー!!!
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:05:38.81 ID:Hjg5YeRA0
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:06:23.68 ID:gQxP29YS0
しえん
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:08:10.45 ID:Hjg5YeRA0
保守はちゃんとするぉ
てす
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:11:44.12 ID:3r0C8AvoO
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:12:20.70 ID:utrdAM1R0
久しぶりに支援しがいがある
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:12:57.53 ID:Hjg5YeRA0
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:15:22.16 ID:3r0C8AvoO
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:18:07.27 ID:2gln1Dhc0
「本当に、どうしちゃったんでしょうね、あいつ」
居心地の悪い沈黙が降りる。
俺は朝比奈さんの気持ちを確かめようと、こんなことを言った。
「病気でも気合いで克服して、何があってもSOS団を優先するようなハルヒが、
こんなに連続で休むなんて、異常ですよ。朝比奈さんも、やっぱ、心配ですよね……?」
「え……あ、はい。心配といったら心配ですけど」
この含みのある言い方は何なんだ?
普段は愛らしく思える舌足らずなしゃべり方が、今はそう思えなかった。
「涼宮さんは、大丈夫だと思いますよ」
「大丈夫って、何を根拠に大丈夫だと言えるんですか」
「だって、未来から命令は来てないし、長門さんや古泉くんも、何も言っていませんでした。
この時間平面もとっても安定していますよ」
違うんですよ、朝比奈さん。
俺が言いたいのは、そんなことじゃなくて、
「いったいキョンくん、どうしちゃったんですか?
今日のキョンくん、おかしいです……涼宮さんが休んでいるだけなのに」
愕然としたね。今朝比奈さんはなんて言った?
おかしいのは俺じゃない――俺がそう言おうとしたとき、見計らったかのように予鈴がなった。
朝比奈さんが立ち上がる。
そして俺に天使の微笑みを投げかけながら、告げた。
「もしかしたらわたし、これから不定期に団活をお休みするかもしれません。
受験勉強の方が、忙しくって」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:19:28.21 ID:7DWLSwCf0
不穏な動き
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:21:03.19 ID:utrdAM1R0
保守
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:22:31.75 ID:Hjg5YeRA0
>>112 でも金がないから安いのしか買えない
不味い
ひまわり牛乳とか雪印のが飲みたいんだ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:24:10.85 ID:QbJbCDnhO
馴れ合いは消えろ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:32:27.02 ID:3r0C8AvoO
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:32:34.80 ID:2gln1Dhc0
バタン。
ドアが閉まる。俺は独りになった。
予鈴が鳴り終わっても、教室に戻る気になれなかった。
何が起きている?
足音もなく、滑るように、液体が染みいるように、日常が溶けていく。
俺の知っていたものが、いつのまにか書き換えられていく。
そんな恐ろしい想像をした。
無性に、ハルヒに会いたかった。
***
予告通り、団活に朝比奈さんは来なかった。
代わりに古泉がお茶を煎れていた。不味かった。
「僕は気分を害したりしませんが、その言い方はやめた方がいいですよ」
「お前だからこんな言い方になるんだよ」
「やれやれ、しかたありませんね。
まあ、その暴言の原因の一端は僕の不手際に起因するものでもありますし、
朝比奈さんの代役を務められるよう、自宅で練習しておくとしましょう」
長門は既に昇降口に向かっていた。
俺が施錠係で、頼んでもいないのに、古泉がそれに付き合っているというわけだ。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:32:45.12 ID:O5Yiu7LuQ
ほしゅ
キョンがウザ過ぎだけど、良い話だなぁ〜
涼宮に対する態度 本来はこの様になるのがリアルだろ♪
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:37:27.04 ID:utrdAM1R0
保守
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:45:37.35 ID:utrdAM1R0
保守
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:50:10.02 ID:2gln1Dhc0
すまん
七時なんで出かける
戻ってこれるのは十時過ぎだと思う
保守しといてくれると嬉しい
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:50:56.50 ID:Hjg5YeRA0
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:53:43.03 ID:utrdAM1R0
保守
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:55:49.67 ID:Hjg5YeRA0
10時までいけるかな
保守
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:59:09.11 ID:Hjg5YeRA0
すまん
ちょっと離れるから保守頼む
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 18:59:57.10 ID:7DWLSwCf0
これは保守
古泉「今度はこれでもどうですか?」
キョン「お前まずいだろそれは」
古泉「ふふふ、安心してください射的のコルク鉄砲ですよ」
みくる「これなら安心して涼宮さんの部屋に向けて撃てますね!」
ポンッ!ぺちっ!
キョン「なかなか上手ですね朝比奈さん」
みくる「照れます」
古泉「長門さんが見えませんね」
キョン「おいおい勝手に家に侵入したら駄目だろ」
長門「これを・・・」
古泉「お皿ですね・・・」
キョン「クレー射撃か!よし朝比奈さん投げますよ」!えい
長門「ブツブツ・・・」
みくる「撃ちます」
ズドーン
みくる「あわわっわわ」
キョン「おい銃を本物にに変えるな壁に穴が開いたぞ」
ハルヒ「・・・なんでよおおおおおおお・・・・・ちくしょおおおおおおおおおお」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:05:00.32 ID:IwSMKIqh0
野球ktkr
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:05:06.43 ID:QbJbCDnhO
ほす
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:11:15.70 ID:utrdAM1R0
保守
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:17:28.33 ID:Hjg5YeRA0
家事終わったー
キョン「おい、古泉・・・疲れてるのか?たまには部活も休めよ」
古泉「不審に思われてもいけないので遠慮しておきますよ」
みくる「・・・ハーブティー、入れますね」
古泉「ありがとうございます。神人が出る限り・・・あの人がいる限り僕に確実な休みはないんですよね」
長門「最近の神人の発生量は異常。彼女はSOS団が自分の思い通りにならない事に憤りを感じている」
この頃の古泉はハルヒの名前を会話に出さず、あの人と呼ぶようになった。
その古泉を考慮するように朝比奈さんも、長門までもがハルヒの名前を出さない。
みんなグルで、キョンとハルヒをとっととカップルにしてしまおうというオチだったら残念
キョンの気持ちを確かめる為だったんですびえ〜んとかいって朝比奈さんが泣く
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:19:52.69 ID:KxIdbHQc0
今北産業
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:21:24.44 ID:utrdAM1R0
保守
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:25:51.40 ID:Hjg5YeRA0
みくる「ハーブティー、どうぞ」
古泉「・・・ありがとうございます」
部室にハルヒが来ないことを誰も口に出さない。
まるでこれから起こることに対して、体力を温存しているようだった。
みくる「そういえばクッキーがあったんでした、持ってきま
キョン「俺が取りに行くよ。今ぐらい・・・ゆっくりしててください」
みくる「・・・うっ、く・・・・」
小さく嗚咽をもらす朝比奈さんと、少し驚いた様子の長門。
古泉の目にも光るものがあったが、慰めてもどうにもならないんだ。
こんなにもみんなを追い詰めるハルヒを少し恨みながら、俺はクッキーを皿に出してテーブルの上に置いた。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:27:43.87 ID:Hjg5YeRA0
自分の文才のなさに泣きたくなってきた
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:27:58.99 ID:DEsffaGbO
SSスレで展開予想を書き込むのは萎えるから、止めた方がいいんだぜ?
143 :
初心者 ◆850Hv9N4MY :2008/08/20(水) 19:28:49.65 ID:WtUOIfGT0
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:29:15.01 ID:Hjg5YeRA0
>>142 昨日やった奴が叩かれまくってたわwww
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:29:46.87 ID:Hjg5YeRA0
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:17:30.56 ID:vc09jkBxO
みんなグルで、キョンとハルヒをとっととカップルにしてしまおうというオチだったら残念
キョンの気持ちを確かめる為だったんですびえ〜んとかいって朝比奈さんが泣く
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:30:53.40 ID:SNyDbPiEO
>>136 心配する必要はないだろ・・・
>>1なら だいどんでん返ししてくれるはず
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:31:18.30 ID:QbJbCDnhO
岡部まで巻き込むの無理じゃね?
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:32:03.98 ID:Z6GL67Nw0
他人が心配しないことに関してはハルヒの能力で規制かけてるんだろ
キョンにはしてほしいのでかけてない
理由はわからん
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:32:08.15 ID:SNyDbPiEO
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:32:12.14 ID:utrdAM1R0
保守
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:34:45.12 ID:Q0rGz9Ot0
何だよハルヒの家庭がどう描かれてるか気になってここまで読んだのに
親とかは出てこねーんだ・・・
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:36:11.20 ID:Hjg5YeRA0
後2時間半だわさー
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:37:19.51 ID:Hjg5YeRA0
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:38:10.43 ID:utrdAM1R0
保守
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:38:15.52 ID:Q9KPB7mgO
137
以下展開予想禁止↓
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:39:29.73 ID:7DWLSwCf0
野球の人どこいった
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:39:55.45 ID:Hjg5YeRA0
ん?
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:41:00.80 ID:Hjg5YeRA0
>>157 132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:05:00.32 ID:IwSMKIqh0
野球ktkr
こいつか
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:41:58.39 ID:aSzyvU7c0
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:42:23.34 ID:7DWLSwCf0
というか本編とは別に野球の話書いてた人
まあ今別スレで見つけたけど
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:43:13.78 ID:Hjg5YeRA0
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:51:49.41 ID:Hjg5YeRA0
落ちてくのが早いな
暇だから
>>140続き書きます
良ければ見ないで下さい
キョン「クッキー食え、古泉。長門と朝比奈さんも良かったら」
古泉「はい」
みくる「貰いばずね・・うく」
長門「・・・食べる」
キョン「・・・美味いな」
みくる「・・・はいっ」
古泉「お茶に良く合いますね」
長門「・・・・」サクサク
ほのぼのとした時間が流れていた。
こんな時があるのか・・・SOS団も捨てたもんじゃないかもな
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:53:30.81 ID:c6TBJlUT0
>>164 もちろん長門は小さいクッキーを両手で持ち
リスのように食べるんだよな!?な?
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 19:54:10.39 ID:7DWLSwCf0
いや見るけどね
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:01:26.19 ID:utrdAM1R0
hosyu
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:01:35.94 ID:7DWLSwCf0
ほ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:02:54.23 ID:Hjg5YeRA0
クッキーの数がだんだん減っていき、朝比奈さんは食べる事を止めて顔を洗いに行った。
古泉もお茶を飲むのに徹し、長門は読書に戻った。
残されたクッキーは5枚。
キョン「・・・なんでいきなり食うの止めちまうんだ」
古泉「あはは・・・最後の一個になったら気まずいですから」
長門「今日の夕飯はカレー。お腹をいっぱいにしたくない」
みくる「太っちゃいますよぅ」
キョン「はぁ・・・俺2枚食うから食ってくれ。1枚くらい大丈夫だろ、長門。朝比奈さんはそんな心配は要りませんよw古泉、・・・食え」
古泉「なんか僕だけ扱いが・・・」
キョン「いいから食えっ!置いといたら湿気るだろ!」ぐいっ
古泉「キョン君!!ほっぺに押し付けないで下さい!!」
みくる「あはははは!!」
長門「・・・・・ユニーーク」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:04:24.04 ID:Hjg5YeRA0
>>165 残念だが片手に本だ。
まぁ脳内で間違えて本を食いそうになり顔を赤らめる長門でも想像しとけ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:07:22.35 ID:DEsffaGbO
支援!!
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:11:27.41 ID:IKiBKv5sO
>>170 俺の脳内長門はそのまま普通に本を食ったのだが
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:15:18.24 ID:Hjg5YeRA0
書いてる途中でなんか消えたーーーー
チクショーーーー
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:22:03.82 ID:utrdAM1R0
保守
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:28:05.92 ID:Hjg5YeRA0
長門と朝比奈さんがリスのようにクッキーを食い始めた頃、部室のドアが乱暴に開けられた。
ハルヒ「みんな、遅れてごめん!!今日の部活はナシよ!!」
キョン「オイ、俺らがどれだけ待ったと思ってるんだよ・・・」
古泉が少し驚いたようにこっちを見る。
そりゃそうだよな、せっかくの休みを潰す様な発言だから。
でも大丈夫だ。
ハルヒ「あら、良いじゃない。それより、すっごく面白そうなものが見つかったの!みんなびっくりするわよ!!」
ハルヒ「今日はまだ準備があるから・・・そうね、明後日の昼、駅前集合よ!!じゃあね!!」
ほら、大丈夫だったろ。
それに、
キョン「すまんな・・・ああ言わんと部活を嫌がってると思われるだろ」
古泉「そうだったんですか・・・ありがとうございます」
キョン「こんなことで神人出たら困るからな」
みくる「びっくりしましたよ、キョンさんー」
みんな心なしか笑顔が明るい。
でも明後日の日曜日のことを考えたら少し憂鬱だった。
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:32:20.99 ID:rZert+lwO
ほ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:35:34.43 ID:utrdAM1R0
保守
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:40:56.87 ID:7DWLSwCf0
ほ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:43:39.26 ID:Hjg5YeRA0
キョン「あーーーーせっかくの休日がーーーーー・・・」
古泉「すみませんね、あなたはただの人なのに・・・あの人さえ、・・・」
みくる「ダメですっ古泉さん・・・!」
古泉「・・!!すみません、つい・・・」
キョン「気にしないでいいだろ。俺も人だが、お前も変な力使えるだけの人間だ。朝比奈さんだって未来から来ただけの人。長門は・・・」
長門「そのフォローは私には不可能」
キョン「・・・長門も見た目は人間だ!」
古泉「アハハ・・・ありがとうございますキョン君。」
キョン「別に良いさ。それより・・・みんなでどっかいかねえか?」
みくる「行きます行きます!!」
古泉「良いですね」
長門「・・・・・」
キョン「あー・・・晩飯も一緒にどうだ?ファミレスとかならカレーも「行く」
古泉「・・・決まりですね」
みくる「早速行きましょうか!!」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:44:10.43 ID:Hjg5YeRA0
腹壊した・・・・!!
つ正露丸
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:47:04.56 ID:utrdAM1R0
お大事に
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:47:15.68 ID:Hjg5YeRA0
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:50:21.97 ID:Hjg5YeRA0
ー
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:55:12.73 ID:DEsffaGbO
保守
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 20:59:16.57 ID:Hjg5YeRA0
ーーーーー
キョン「カルボナーラで」
みくる「う〜・・・オムライスで」
古泉「では僕もオムライスを」
長門「カレーー」
店員「かしこまりました」
古泉「・・・ふふふ」
キョン「なんだ古泉」
古泉「こんな風に食事をしてみたかったんですよ」
みくる「私もです。なんか修学旅行みたいにわくわくします」
キョン「そうだな・・・なんか新鮮だ」
ならハルヒは俺らを見張る教師ってとこだな。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:00:48.83 ID:utrdAM1R0
保守
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:02:31.53 ID:Hjg5YeRA0
みくる「あ、長門さんカレー来ましたよ」
長門「・・・」目キラキラ
長門「・・・・」
キョン「別に俺らを待たなくても良いよwドリンクバーおかわりしてくるからゆっくり食ってろ」
長門「ありがとう」
古泉「僕も行きますよ」
みくる「あ、私も。長門さん何のみますか?」
長門「・・・なんでも」
みくる「じゃあお茶を^^」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:10:53.78 ID:Hjg5YeRA0
キョン「せっかく飲み放題なんだから混ぜるか」
古泉「面白そうですね」
キョン「カルピスと・・・あ、待て古泉オレンジジュースとコーヒーは強烈だから少なめにしろ」
古泉「なるほど・・・」
みくる「私長門さんにお茶持って行って来ますねー」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:15:27.28 ID:Hjg5YeRA0
キョン「飲め古泉!!」
古泉「!?・・・あっぁぁ不味いです!!!」
キョン「くぁwwwww」
店員「ザワザワ・・ザワザワ・・」
キョン「・・・ん?どうしたんだろう」
古泉「お腹が・・・!トイレ行ってきます!!!」バタバタ
キョン「ああ。・・・厨房がうるさいな。覗いてみるか」
みくる「あああダメですよ長門さぁんっ」
長門「こんなのカレーじゃない・・・!!」ドンガラガッシャン
キョン「!?!?!?!?」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:19:31.27 ID:utrdAM1R0
支援
_ □□ _ ___、、、
//_ [][]// ,,-―''':::::::::::::::ヽヾヽ':::::/
// \\ // /::::::::::::::::::::::::::::::i l | l i:::::::ミ こんなの
 ̄  ̄  ̄/ /:::::::::,,,-‐,/i/`''' ̄ ̄ ̄ `i::;| カレーじゃない
―`―--^--、__ /:::::::::=ソ / ヽ、 / ,,|/
/f ),fヽ,-、 ノ | 三 i <ニ`-, ノ /、-ニニ' 」')
i'/ /^~i f-iノ |三 彡 t ̄ 。` ソ ハ_゙'、 ̄。,フ | )
,,, l'ノ j ノ::i⌒ヽ;;|  ̄ ̄ / _ヽ、 ̄ ゙i )
` '' - / ノ::| ヽミ `_,(_ i\_ `i ヽ、 ∧ ∧ ∧ ∧
/// |:::| ( ミ / __ニ'__`i | Y Y Y Y Y
,-" ,|:::ヽ ミ /-───―-`l | // |
| // l::::::::l\ ||||||||||||||||||||||/ | // |
/ ____.|:::::::| 、 `ー-―――┴ / __,,..-'|
/゙ー、,-―'''XXXX `''l::,/| ー- 、__ ̄_,,-"、_,-''XXXXX |
/XX/ XXXXXXXXXX| | _, /ノXXXXXXXXXX|
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:23:15.92 ID:Hjg5YeRA0
キョン「どうしたんだ!?長門っ」
みくる「はわわわキョンさん、手伝って下さいぃ」
長門「ふざけないで・・・!」ガショーン
キョン「うわわわ長門さん、落ち着いて下さいぃ!何があったんだ!」
みくる「カレーがぁっ」
キョン「カレーが!?」
みくる「不味かったみたいです!」
キョン「あぁぁぁそんなことかよぉ落ち着け長門っカルボナーラが覚めちまうぅぅ!!」
古泉「紙が・・・・ない・・・・!!!!」
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:29:23.26 ID:utrdAM1R0
支援
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:31:45.12 ID:Hjg5YeRA0
長門「・・・恥ずかしいところを見せた」
キョン「はい、長門さん。ファミレスのカレーにプロの味を求めるのは止めましょうね。」
長門「すまなかった。止めてくれて感謝している」
キョン「とりあえず今後ファミレスでカレーは食わないことだな」
みくる「それにしても古泉さん遅いですね・・・」
古泉「キョン君・・・・早く来てください・・・!!!」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:35:34.67 ID:Hjg5YeRA0
ーーーーー
キョン「古泉。携帯があるだろうが・・・」
古泉「すみません、パニックでして・・・」
キョン「まぁ良いか、とりあえずカルボナーラ食う」
みくる「長門さん、お茶どうぞ」
長門「ありがとう」
古泉「オムライス、卵が固くなってますね」
キョン「仕方ないさ」
店長「お客様。」
長門(嫌な予感・・・!!)
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:36:07.02 ID:QbJbCDnhO
ほす
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:37:21.36 ID:hyKpx6ZSO
人少ないな
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:38:25.43 ID:LI3iSzId0
他に見入ってるからさ
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:42:02.88 ID:Hjg5YeRA0
キョン「ん・・・?何ですか?」
店長「これに署名をお願いします」
みくる「私この店に入店しないことを誓います・・・ってこれは。・・・!」
古泉(ブラックリストと言うヤツですね)
長門「・・・初・体・験」
キョン「良い子だから黙ってなさい」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:42:42.09 ID:fcEx2gDM0
保守
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:42:55.77 ID:utrdAM1R0
保守
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:43:04.48 ID:7DWLSwCf0
面白いよ
一応
保守
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:43:56.64 ID:fcEx2gDM0
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:44:59.70 ID:7DWLSwCf0
十時過ぎに戻るらしい
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:45:30.13 ID:7DWLSwCf0
実際こんなのあるのかwwwwwww?
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:46:14.53 ID:Hjg5YeRA0
もうすぐ帰ってくるね
キョン「今日は散々だったな」
みくる「もうあのお店いけないです・・・」
古泉「でも楽しかったじゃないですか」
キョン「・・・そうだな」
みくる「また行きましょうねっ!」
キョン「ええ。そうしましょう。」
古泉「・・・それは僕の真似ですか?」
長門「ユニーク」
俺たちは忘れていた。
涼宮ハルヒの存在を・・・
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:51:15.13 ID:utrdAM1R0
保守
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:52:34.06 ID:Hjg5YeRA0
日曜日
ハルヒ「キョン、遅ーい!」
キョン「悪い、寝坊した・・・」
ハルヒ「もう!下っ端の癖に、何寝坊してんのよ!」
古泉「まぁまぁ、良いじゃないですか」
ハルヒ「それもそうね!じゃあ行くわよ!」
みくる「ど、どこに行くんですかぁ?」
ハルヒ「まずはファミレスで作戦会議よ!新しい宇宙人語を発見したの!!」
キョン「あ、ああ・・・行こうか」
ファミレス・・・?まさかだが大丈夫だよな・・・
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 21:59:04.49 ID:3r0C8AvoO
まさか…
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:02:23.56 ID:Hjg5YeRA0
ハルヒ「この宇宙人語はね、電波通信も可能になった星のものなの!これならグランドに大きな字を書いたりしなくても大丈夫だわ!!」
ハルヒがうるさい。なんで俺に話しかけるんだ。
古泉に目で助けを訴えてみる。
・・・何だよその目は。頑張れってか。頑張れってか。
大事なことなので2回言いましたよ。
ハルヒ「ねぇ、聞いてんの、キョン?」
キョン「あ、ああ・・・」
ハルヒ「あ、着いたわよ!まずは腹ごしらえよね・・・何食べようかしら」
最悪だ・・・ここ、一昨日のファミレスじゃねぇか
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:11:18.62 ID:2gln1Dhc0
帰ったら
>>136の予想的中していた件wwwwwwバロスwwwww俺涙目wwwwwwww
なワケねえだろ
そんな何番煎じか分からんような話書かねえよ
少ししたら再開する
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:12:16.06 ID:7DWLSwCf0
キタ―――――(゚∀゚)―――――!!!
期待してるぜ!
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:12:50.85 ID:utrdAM1R0
保守
帰って来た
期待
今北産業
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:17:43.37 ID:D0C30siDO
早く!早く!
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:18:06.62 ID:Hjg5YeRA0
マズイ。4人で遊んでたってことがばれたら・・・!!
後ろの3人に目線を送る。なにやら話していたようで、古泉が小声で話しかけてきた。
古泉「長門さんとも話しましたが、他の店には変えられそうにありません。店員に気付かれないことを祈るしか・・・」
キョン「長門の力で変装することは・・・」
古泉「涼宮さんに説明がつきません。」
ハルヒ「なにブツブツ言ってんのキョン!行くわよ!」
もう祈るしかない。覚悟を決めて店に入った。
店員「いらっしゃいませ。禁煙席でよろしいですか?」
ハルヒ「ええ。」
店員が俺たちの顔を不思議そうに見ている。
まさか、こいつ一昨日も働いてたのか・・・?
店員「ご注文がお決まりになりましたらお声をおかけ下さい。」
ばれてないみたいだ。全く、心臓に悪い・・・
その時、店員の声が遠くで聞こえた。
「てんちょー!」
!?
222 :
フェイト ◆Fate///C26 :2008/08/20(水) 22:21:20.70 ID:2S1uNlfd0 BE:1114701375-2BP(6459) 株主優待
キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:22:21.37 ID:Hjg5YeRA0
>>1 帰って来たー?
まさかばれてたのか!?
ハルヒ「私カルボナーラにしよっかなー。キョン、どうする?」
うるさい。話が聞こえないだろ・・・。
「なんか見覚えあるんですよねー。誰でしたっけ」
「俺が知るわけないだろ、仕事しろ」
「はぁーい」
良かった・・・忘れているみたいだ。
ハルヒ「もう、何よ黙っちゃって!みくるちゃんはどうするの?」
店員「・・・・みくる・・・・・?」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:23:31.62 ID:Hjg5YeRA0
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:26:54.23 ID:6Y539BZRO
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:27:56.00 ID:Hjg5YeRA0
みくる「・・・え?」
ハルヒ「ん?どうしたのみくるちゃん」
店員「みくる・・・あなた達は!!店長っ!!」
まずい、ばれた!?!?
キョン「待ってくださっ・・・
店員「店長、この人達一昨日の・・・!!」
ハルヒ「・・・おととい?」
・・・ばれ、た・・・・
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:29:08.50 ID:LI3iSzId0
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:29:55.59 ID:Hjg5YeRA0
>>227 じゃあトイレにこもってから来る
初めて書くからそういうの教えてくれたら嬉しい
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:31:48.59 ID:2gln1Dhc0
旧校舎を出て、鍵を元の場所に戻す。
古泉が真顔で俺に「ある誘い」を持ちかけてきたのは、昇降口に向かう道すがらであった。
「あなたは今夜、何か予定がありますか」
「ある」
即答で悪いな。
そのびっくりした顔からするに、俺が暇を持てあますと考えていたみたいだが、
今日はどうしても外せない用事があるんだよ。
「そうですか、とても残念です。
それでは、お話だけでもしておきましょう。後から誹られるのは嫌ですからね」
古泉は歩調を緩めながら語り出した。
意図的に昇降口への到着を遅らせていることは、俺でも分かる。
長門の耳には入れたくない話なのかもしれない。
「実は今夜、ちょっとした会合がありまして。
なに、さして緊急性のある会合ではなく、あなたが欠席されたところで問題はないのですが、
出席するメンバーが、あなたの出席を強く望んでおられましてね。
僕としても、あなたを誘わざるをえなかったんですよ」
いつにもまして勿体ぶった話し方をする古泉。
俺は情けで相槌を打ってやった。
「その俺の出席を強く望んでるってのはどこのどいつなんだ?」
「佐々木さんです」
「なんですと!?」
どうしてここで佐々木の名前が出てくるだ。その会合、組織が絡んでるならさっさと言えよ。何が緊急性はない、だ。
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:34:26.77 ID:7DWLSwCf0
支援
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:36:22.72 ID:O5Yiu7LuQ
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:37:42.93 ID:r6k1FHTXO
お帰りなさい
233 :
>>1じゃないぞ:2008/08/20(水) 22:40:25.01 ID:Hjg5YeRA0
ダメだ、佐々木が誰か分からないw
ハルヒ「ね、ねぇキョン、一昨日ってなによ!」
キョン「そ、それは・・・」
視線を泳がせた。
長門「もう、仕方がない」
キョン「・・・そうか。ハルヒ」
ハルヒ「な、何よ・・・」
キョン「ちゃんと話すから。とりあえず店でよう。店長さん、ホントすみませんでした」
足早に店を立ち去った。
なんでファミレス行ったくらいで大変な思いをしなくちゃいけないんだろう。
・・・ただ、不安に満ちた表情のハルヒを見たら、少し胸が痛んだ
234 :
初心者 ◆850Hv9N4MY :2008/08/20(水) 22:41:06.16 ID:WtUOIfGT0
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:41:15.30 ID:Hjg5YeRA0
読み直してくるよー
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:44:19.17 ID:mhQvaSZo0
はやく
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:45:06.84 ID:Hjg5YeRA0
佐々木知らんから調べたらめっちゃくちゃかわいくてビックリした
公式では女装の設定だが
240 :
初心者 ◆850Hv9N4MY :2008/08/20(水) 22:47:25.89 ID:WtUOIfGT0
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:47:56.79 ID:Hjg5YeRA0
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:48:03.88 ID:2gln1Dhc0
「まったく、それを早く言えっての」
悪態をつく俺に、古泉は形ばかりの謝罪をして、
「しかし、あなたは結局、会合に参加されないんですよね?
なら、僕に悪態をつかれる筋合いはないと思いますが」
「いや、ちょっと待ってくれ……」
ハルヒのお宅訪問と、佐々木が出席する会合とやらを天秤にかけてみる。
ハルヒのことは心配だった。ただ、古泉の口から発せられる会合という台詞は、俺の心を揺さぶった。
何が話しあわれるのだろう。
佐々木派とハルヒ派の組織は、春の一件で、仮初めの和平を結んだはずだ。
そこに罅が入ったからか?
それとも、新たになんらかの問題が発生して、対策を練る必要があるのか?
どっちにせよ、参加しなかった人間が蚊帳の外になることは見え透いている。
俺は逡巡ののち、古泉に参加することを告げた。
「元あった用件は、後回しでいいんですか?」
「あぁ。心残りはあるが、優先度からしたら、ギリギリこっちの方が上だから」
古泉は満足そうな、不満そうな、よく分からない笑みを浮かべ、唇の橋を歪めた。
ほっとくと皮肉を言われそうだったので、俺は古泉を放って歩き出した。
***
服装は結局、ラフなものにした。
機関のどういった階級の人間がやってくるのかは知らされていない。
帰宅後、古泉から送られてきたメールには、
駅前で7時に集合、とだけしか書かれていなかった。
現実世界の会話では話が長い癖に、メールでは淡泊なヤツである。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:50:27.54 ID:K4dssqdNO
フラグスレで連投引っかかった
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:51:54.65 ID:Hjg5YeRA0
佐々木可愛いな
佐々木は機関とは無関係なんだよ・・・・ね?
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:52:01.89 ID:r6k1FHTXO
しかしID:2gln1Dhc0は文章がうまぁいな
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:52:24.89 ID:utrdAM1R0
佐々木氏知らんとこのSS厳しいだろうな
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:53:30.74 ID:Hjg5YeRA0
>>246 朝倉も鶴屋も分からない
SOS団しか知らないw
248 :
フェイト ◆Fate///C26 :2008/08/20(水) 22:53:31.57 ID:2S1uNlfd0 BE:286637933-2BP(6459) 株主優待
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:54:37.66 ID:utrdAM1R0
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:55:12.67 ID:Hjg5YeRA0
>>249 キョンを殺そうとしてたヤツがいたりする?
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:55:49.30 ID:utrdAM1R0
>>250 いや、むしろキョンと佐々木さんをくっつけようとしている。
長門を殺そうとしたやつならいる。
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:57:11.33 ID:Hjg5YeRA0
254 :
初心者 ◆850Hv9N4MY :2008/08/20(水) 22:57:11.21 ID:WtUOIfGT0
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:57:35.19 ID:utrdAM1R0
>>250 いない
あんまり言うと原作のネタばれになるしな〜
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:58:24.65 ID:Hjg5YeRA0
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 22:59:05.85 ID:Hjg5YeRA0
キョン「・・・そろそろ腹減ってきたな」
小泉 「カップ焼きそば買ってきましたよ お湯も入れてきました」
長門 「・・・・3分たった」
みくる「あ、ここの郵便受けにお湯捨てましょうw」
ジョバジョバジョバジョバ・・
ハルヒ「私の家のポストでターボ湯切りするなぁ・・・・っ!!」
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:00:02.24 ID:2gln1Dhc0
駅前を目指して愛車を走らせる。
昨日と打って変わって、気候はとても涼しく、初夏であることを忘れそうになる。
露出した腕は夜風を浴びて、少し肌寒いくらいだった。
駅前につくと、それらしき人影はどこにもいなかった。
いや、正確に言うと顔見知りは数人見かけたのだが、
明らかに古泉の言う会合に参加するメンバーではなさそうだったので、気づかないフリをした。
下手に挨拶して、時間をとられたら面倒だからだ。おいそこ、冷たいヤツだとか言うな。
しかし、駅前の端で、独りぽつねんとしていたら逆に目立つモノで、
やがてあっちから声をかけてきた。
「ようキョン、お前こんなとこで何してんだ?」
「おう、谷口じゃねえか。友達と約束しててさ」
どうか谷口が俺からすぐに興味を失いますように。
そう祈りながら、谷口の背後を確認する。俗に言う遊び人と呼ばれるような同級生の男が、2、3人で喋っていた。
俺はなんとなく、谷口がここにいる理由が分かった気がした。
「どうして俺がここにいるのか聞かないのか?」
誰か俺に、このニヤケ面を殴り飛ばす許可をくれ。
「……どうしてここにいるんだ?」
「よくぞ聞いてくれました!
なんと今日は、某有名進学校の女の子たちと合コンなのよ。
いやぁ〜、抜け駆けして悪いねえ、キョン。
ま、お前にはSOS団があるし、僻む必要もないだろうけどな」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:00:50.96 ID:utrdAM1R0
>>253 漫画かよw
しかし漫画に朝倉も鶴屋さんも出てるはずだが
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:01:45.22 ID:Hjg5YeRA0
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:02:32.72 ID:Hjg5YeRA0
>>261 マジでか!!
3か4までなんだよ、読んだのは
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:03:30.97 ID:7DWLSwCf0
俺、このSSが完結したら ID:2gln1Dhcの他の作品名を聞くんだ・・・
止めるなよお前ら
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:04:39.38 ID:utrdAM1R0
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:05:39.50 ID:N+Q2hpdF0
wktk
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:06:20.68 ID:utrdAM1R0
うわフェイトいんじゃん
かえるわ
>>261 俺、1巻打ち切りのしか持ってない・・・
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:07:43.65 ID:nfOqbidC0
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:09:30.89 ID:utrdAM1R0
>>269 それ逆に見てみたいw
公認暗黒歴史www
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:10:15.69 ID:PZcLdzZyO
佐々木の声について悩んでる人いない?
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:13:47.33 ID:2gln1Dhc0
俺は大きく溜息を吐いた。早く二十歳になりたいもんだ。
もし煙草が吸えたら、溜息ごとこいつの顔面に思いっきり紫煙吹きかけてやれるのに。
「そりゃ良かったな」
「ああ、羨みの言葉、ありがとう」
俺はなんとなく聞いてみた。
「ところで、その某有名進学校の名前は何なんだ?」
「別に教えてやってもいいが……。○○、だよ」
「ふぅーん」
言葉とは裏腹に、俺はかなり動揺していた。佐々木の通っている高校じゃないか!
でもまさか、佐々木がそのメンバーに入っているなんてことは……。
いや、あいつのルックスはかなり、つーか、最上の部類に入るほうだし……。
いやいや待て待て、佐々木の恋愛に対する興味は零に等しい……。
憶測に否定を重ねているうち、谷口は独り勝手に愚痴りはじめる。
「にしても、あいつ遅っせえなあ。約束の時間、もう十分も過ぎてるぜ」
男の遅刻には厳しい男、それが谷口である。
俺も時計を確認してみる。現在、七時十分。古泉も谷口の待ち人と同様、十分の遅刻だった。
俺は待ち時間の退屈しのぎにと、谷口に訊いた。
「なあ、お前の待ち人って誰なんだよ」
「すんげえイケメン。この駅構内にいる男ども全員と比べても、圧勝するレベルのとんでも野郎だよ」
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:14:12.25 ID:r6k1FHTXO
馴れ合いウザっ
>>271 えっと、
古泉かわいそう。
キスしてない。
校庭に絵を描いた。
=古泉がかわいそうで時系列が果てしなくめちゃくちゃで打ち切られてるから謎になってる。
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:15:21.50 ID:Hjg5YeRA0
>>274 中学校の頃にいた猿みたいな女思い出した
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:16:54.74 ID:Hjg5YeRA0
>>265 マジでか
見たいけど・・・持ってるヤツきもいんですよ・・・・
278 :
フェイト ◆Fate///C26 :2008/08/20(水) 23:17:31.96 ID:2S1uNlfd0 BE:1146549694-2BP(6459) 株主優待
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:18:48.19 ID:utrdAM1R0
>>275 さっぱりわからんw
機会があったら見てみる
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:20:40.08 ID:utrdAM1R0
>>277 漫画見るより原作かアニメの方が楽しめると思う
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:21:28.64 ID:Hjg5YeRA0
ああああ
>>1 はやくぅぅぅ
もう俺のどーでもいーや
>>279 なんとなく古泉の閉鎖空間イベントが4Pしかないとだけ言っとく。
ブックオフをあさったら見つけたからついつい買っちゃったんだぜ
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:22:38.40 ID:Hjg5YeRA0
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:25:22.55 ID:utrdAM1R0
しかしこの流れだと今晩に全部投下するのは無理か?
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:25:54.43 ID:2gln1Dhc0
俺はにわかに嫌な予感がした。そして往々にして、嫌な予感とは的中するものなのだ。
「いんや、勿体ぶることなかったな。お前がよく知ってるヤツさ」
出し抜けに谷口は背伸びし、
「……おっ、来た来た」
その名を叫んだ。
「おーい、古泉! ここだよ、ここ」
愕然としたね。一瞬のうちに憶測、推理、推断、認識のプロセスが終了し、
俺は一目散にこの場を立ち去ろうとした。だが、屈強でいてスラリとした、男の理想型みたいな体に阻まれた。
「遅くなって申し訳ありませんでした。
僕以外のメンバーは全員そろっているようですね。それでは参りましょうか」
「どうなってんだ古泉!? 合コンなんて聞いてねえぞ」
古泉は惚けた顔で言った。
「おや、僕は確かに、会合と申し上げたはずですが」
この世のどこに、合コンを「緊急性のない会合」なんて堅苦しい言葉で表現する人間がいるんだよ馬鹿。
「おいキョン、いつまでもゴネてんじゃねえよ。お前はお前で何か別の用事があるんだろ。それじゃあな」
素っ気ない谷口。その前に立った古泉は、俺を指さしながら、
「彼は僕たちと一緒ですよ。今日の昼休み、もうひとり連れてくる可能性がある、と言っていたのは、彼のことです」
じらしかた上手いなw
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:31:35.54 ID:Hjg5YeRA0
おっちっるぅ
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:32:07.93 ID:7DWLSwCf0
いいよいいよ
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:32:08.26 ID:N+Q2hpdF0
うは
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:33:13.16 ID:Hjg5YeRA0
腹減ったよー
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:35:28.89 ID:EUAmCrUnO
あと少ししたら鳥頼む
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:36:15.89 ID:6KP/mi1d0
これって選択の人?
古泉「涼宮さんが登校拒否に」
キョン「マジで?」
長門「家を情報操作で封鎖した」
古泉「なんで!?」
長門「統合思念体の急進派がクーデターに成功した。風車は回されたのよ」
キョン「まさか・・・お前・・・」
長門(朝倉)「そう。わたしは朝倉よ」
古泉「統合思念体が出張ったら組織も未来もお手上げじゃ無いっすか・・・長門さん・・・」
長門(私は末端どころかプログラムだから責任は無い( ´_ゝ`)
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:36:39.81 ID:Hjg5YeRA0
烏?
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:39:26.06 ID:6Y539BZRO
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:41:34.43 ID:2gln1Dhc0
色々と嫌みを言ってくるかの思われた谷口は、しかしそれで得心した様子で、
「なんだ。それならそうと早く言えよ、キョン」
とだけ言い、歩き始めた。どこに向かっているのか分からない俺は、
この場で唯一、怒りの矛先を向けられる古泉の隣に並んだ。
「俺、すぐに抜けるからな」
「女の子たちの顔を確認することはするんですね」
「あのなぁ、そういう下卑た理由じゃねえ。
ここで帰るなんて言ったら、お前の顔が立たないだろ。
合コンが盛り上がって、誰が初期メンバーか分からなくなった頃に、すっと抜けるっていってんだ」
古泉は不適に唇の端を上げて、呟いた。
「さて、どうなることやら。
今夜こそあなたの堅い意志という物を見せてもらいたいものです」
***
結論から言うと、古泉の予言は的中した。
繁華街のネオンの影に、その約束の店はあった。
内装は質素で、どのアンティークも年季が入っており、
清潔感漂う飲食店とは一線を画していた。
ただ、だからといって不潔なわけではなかった。
むしろ店内は洒落ていて、暖色の照明や、温かな木製のテーブルが、
そこで行われる食事や会話を、普段とひと味違ったものに変えるような感じさえした。
要するに、高校生が合コンするには、もったいないくらいの店だった。
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:41:54.13 ID:Hjg5YeRA0
>>295 どこから出てきたんだw
悪いけどまだ見てたいから断る。
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:42:26.34 ID:QbJbCDnhO
書き手は一人でいい
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:43:24.21 ID:7DWLSwCf0
支援だ
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:43:44.91 ID:utrdAM1R0
何か鬱の臭いがぷんぷんするのだが…
佐々木ファンにはうれしい展開
wktk
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:46:10.77 ID:Hjg5YeRA0
>>297 次にSSを書くときはせめて憂鬱だけでも読んできていただきたい
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:48:19.60 ID:Hjg5YeRA0
>>303 そうするよ。
キモいやつじゃない方に借りる
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:51:55.20 ID:6Y539BZRO
典型的な夏厨か…
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:53:07.25 ID:mweanMev0
っNG
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:53:39.52 ID:BnBoZJbt0
憂鬱を読まないでss書くバカなんているの?
原作見たことないけど売れるから同人誌描くみたいなものか
ksk
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:58:24.45 ID:Hjg5YeRA0
>>305-
>>307 今更だが
何で先に言わないんだ・・・
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 23:59:39.53 ID:mweanMev0
>>311 どうやって書くんだろう・・・
キャラ設定だけ見て妄想を膨らませるのか?
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:00:17.37 ID:cTWFO5j70
アニメだけってことじゃないの
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:00:56.79 ID:mVlM00jL0
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:01:10.44 ID:eRmMCwcu0
完全勘違いしてた・・・
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:02:08.50 ID:b4TNgJb40
まず、最初に言い訳をさせてもらいたい。
一つ。何故か俺が通路側ではない、壁側の一番奥に押し込まれこと。
二つ。少し遅れてやってきた女の子たちの背後に隠れるようにいた佐々木が、
はにかみながら対面の席の壁側一番奥、すなわち俺の正面に座ったこと。
三つ。他の男女が時間の経過とともに席の位置を変えているのに、
何故か俺は移動を許されず、また、佐々木も移動しなかったこと。
以上の三点を知った上で、皆さんは俺を批評していただきたい。
そう、これは不可抗力だったのである。
結局俺があれから二時間たっても席を立てずにいることも、
佐々木と、その友達らしい女の子と良い感じにおしゃべりしていることは、
すべて仕方のないことだったのである。
加えて、佐々木のしゃべり方も変化していた。
一人称は僕、俺を呼ぶ時も君だったのが、
今日に限って一人称がわたし、俺を呼ぶ時はあなただったのだ。
これには参った。
俺には佐々木の真意が分からなかった。
にこにこと笑う佐々木は、本当に可愛くて、
服装も今日のためにお洒落してきたのか、
俺の知っている佐々木とは別人になっていた。
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:02:43.40 ID:b4TNgJb40
ちょっと休憩
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:03:16.93 ID:eRmMCwcu0
テラ言い訳www
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:03:48.94 ID:eRmMCwcu0
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:05:53.18 ID:mVlM00jL0
気をつけんと落ちる
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:06:27.79 ID:e3C25ZzT0
うわー、ますます鬱方向に来てるな
胃がザワザワするやつお願い
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:12:38.04 ID:e3C25ZzT0
支援
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:15:10.98 ID:83DAm75pO
保守
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:16:36.91 ID:1+YgnsDN0
読みやすくて面白いなあ
GJ
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:16:45.18 ID:e3C25ZzT0
支援
だめだ、限界だ、後は任せた-----
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:21:32.90 ID:fA/RunAKO
ほす
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:21:56.10 ID:83DAm75pO
ほ
俺は朝まで保守できるぞ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:30:59.63 ID:83DAm75pO
落ちるwwwww
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:31:04.24 ID:WmMc/H5bO
支援
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:32:32.64 ID:0Kxye4Jb0
担任岡部が入ってきたというのに、俺の後ろの席。
つまりハルヒはまで来ていなかった
きつい
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:34:28.97 ID:7eDEs6fd0
鋪
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:34:30.83 ID:jJ6VNKFt0
捕手
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:36:56.41 ID:lniNzhiX0
ほす
次の日、ハルヒは何事もなかったかのように俺の後ろの席に座っていた
「なんで休んでたんだよ」
そしたらハルヒは最高の笑顔で答えやがった
「ごめん、生理だった」
全く人騒がせな
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:40:49.19 ID:mVlM00jL0
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:41:45.79 ID:b4TNgJb40
以下再開
ごめん
悪気はない
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:45:50.46 ID:mVlM00jL0
とりあえず変態とコテを変えるんだ
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:46:19.43 ID:eRmMCwcu0
>>337 キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:46:35.12 ID:Rug+hMqb0
期待
ワクワク
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:47:37.51 ID:5arrsWsH0
>>339 お前は黙ってromってろ
この速度のスレがdat落ちするわけねーだろが
あといくらなんでも空気読め無すぎ
期待する
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:48:31.66 ID:GLVvIG2e0
おこめ?
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:49:05.30 ID:GLVvIG2e0
ъ( ゚ー^) 誤爆スマソ
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:51:22.96 ID:mVlM00jL0
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:55:12.00 ID:b4TNgJb40
合コンがお開きになった頃には、俺はいろんな意味でへとへとになっていた。
――『キョン。近いうちに、またね』
店の前で佐々木が俺に見せた笑顔が、頭から離れない。
互いの成果を確認しあっている谷口含む男どもを尻目に、俺は一人、溜息をついた。
否、古泉がぴったり同じタイミングで、溜息を吐いていた。
「結局最後まで愉しんでいましたね」
嫌みったらしい口調の割りに、目は笑っていない。
「……なんとでも非難するがいいさ」
「先約の方は、本当によろしかったのですか?」
先約? ああ、それならもう時間的に手遅れだからいいんだよ。
俺が返事をするよりも先に、同級生の男どもが俺たちに歩調を合わせてきて、
「おーい、古泉。お前はどうだった?」
イケメン古泉は、さもそれが当たり前のことであるかのように、涼やかな声で言う。
「佐々木さんを除く全員分の連絡先をいただきました」
「ヒュー、さすがだな」
「後で○○ちゃんの連絡先、回してくれよ?」
囲まれる古泉。俺は相手にもされていない。
どうしようもなく切なくなった、そのときだった。
ポケットが振動する。携帯のフラップを開けると、メールが一件、届いていた。
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 00:57:41.85 ID:WmMc/H5bO
おお
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:05:34.77 ID:mTe8+pZl0
カモンカモン
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:05:44.23 ID:b4TNgJb40
差出人は、佐々木。
本文にはたった一行、自転車で、塾の前に来てくれないか。
それでも、俺には佐々木が何を望んでいるのか、すぐに解った。
「お前佐々木さんとなんか話した?」
「いんや。あの人、ずっと席固定だったし」
「佐々木さんの連絡先だけは、誰もゲットできてねぇんだよなあ。
一番可愛いのに、ガード硬すぎ」
「それにあいつ、今日は男に対しても女言葉だったし。イメチェンか?」
遊び人数人の嘆きと、今更のように佐々木の様変わりに突っ込む谷口に、
俺は佐々木の連絡さきなんか四年も前から知ってるよ。
あと谷口、今日数えるほどしか佐々木と会話してないお前に、それに突っ込む権利はねえ。
とそれぞれ心の中で呟いてから、俺は言った。
「俺、急ぎの用ができたから先に帰るわ」
古泉を除く男どもが、口々に
「おー、じゃーなー」
「お疲れー」
と興味のなさそうな返事をする。
唯一古泉だけが、讃えているのか蔑んでいるのか判然としない、微妙な感情を込めた視線で、俺を見つめていた。
それを無視して、駅前の駐輪場に走った。
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:08:37.94 ID:3f6Ac3Lj0
もっと
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:09:37.00 ID:8Bj0LbQK0
たのむから明日までもってくれよ…
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:09:51.71 ID:KImbHcqB0
期待
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:15:16.18 ID:D3DTGVxTO
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:16:51.74 ID:WmMc/H5bO
古泉恐い
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:17:13.69 ID:toAldkzl0
この古泉はなんかいや
古泉なんか文句あるんかコラ
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:22:35.94 ID:b4TNgJb40
とっぷりと闇に沈んだ街を、愛車で駆け抜ける。
通い慣れすぎて、目を瞑ったままでも着けそうな、
しかし高校に入学してからは一度も訪れたことのない場所。
その塾は、変わらぬ外観でそこにあった。
今も高校受験を控えた塾生が、勉強に励んでいるのだろう。
ブラインドが敷かれた窓からは、薄明かりが漏れている。
そしてその仄かな光に照らされて、佐々木が佇んでいた。穏やかな微笑みが浮かんでいる。
俺が来たことには、とっくに気づいているに違いない。
なのに、佐々木は俺の方を見ようともせずに言う。
「受験生だった頃のことを思い出すよ。
緩い人間関係を適当にやり過ごして、ただ勉学に打ち込むだけで褒められていた、あの頃を」
俺は気の利いた返しが思いつかなくて、
「女言葉、やめたんだな」
思ったことを直接口にした。佐々木はくっくっくっと喉を鳴らして、笑った。呆れてるのか?
「安心したんだよ。君があの場で、一度も僕のしゃべり方に指摘を入れないものだから、
てっきり僕の口調の変化に気づいていないのかと思っていた」
「流石にそこまで鈍感じゃねえよ」
なあ、どうして今日は合コンなんかに参加したんだ?
恋愛には興味なかったんじゃなかったのか?
それに、今更だが、どうして女の子みたいに振る舞い出したりしたんだよ。
それらの疑問を口にするよりも先に、愛車を振動が伝う。それはとても懐かしい振動だった。
振り返る。案の定、佐々木がちょこんと荷台に腰掛けていた。
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:23:21.03 ID:CcTI7R3uO
黒古泉好きだから期待
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:25:43.53 ID:/YttJ0GXO
登って漢字が見えた瞬間に能登の話題かと思ってしまった
オレはもう末期か
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:30:19.60 ID:8IrnuI7t0
wktk
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:32:04.83 ID:Bh9nDzCs0
つーか今書いてる人も
>>1じゃないよな
じゃファミレスの人も書いてもいいじゃん
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:32:29.76 ID:76nCqmLVO
追いついた……だと……
365 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/21(木) 01:32:49.58 ID:BXFWCRF20
支援。
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:33:43.06 ID:1Y2ceO0cO
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:34:27.27 ID:b4TNgJb40
「どちらまで?」
「あの場所まで、と言ったら分かるかな」
「十分だ」
漕ぎ出す。佐々木を乗せてなお、自転車のバランスは寸分も狂わなかった。
細い道も、坂道も、まったく苦にならない。
俺たちはゆっくりと、しかしスムーズに、目的地へと近づいていった。
そして、たどり着いた。
「わぁ………」
息を飲む。二年の時を経て変わらぬ美しさが、ここにある。
夜空の星々を、そのまま地上に鏤めたかのような夜景。
高台からの眺望は、最高だった。この時間帯にここに来るのは、本当に久しぶりだ。
二年前は、これが日常だった。
塾の帰り、それも少し早めに授業が終わったときだけ、
俺は佐々木を荷台に載せて、ここまで運んできたのだった。
寝る
どうか明日まで残っていますように………
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:38:32.54 ID:D3DTGVxTO
以下ファミレス不要。
保守
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:41:10.85 ID:5arrsWsH0
乙
集めた佐々木画像のフォルダを整理したらまだ50M分しかなかった件
佐々木画像は少なすぎる
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:47:15.93 ID:ZAYwvrqY0
うむ。きになる
佐々木が黒いな
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:48:34.95 ID:ZkVq3q2fO
保守
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:48:35.23 ID:mTe8+pZl0
hosssyuuuuu!!!!!!
読み手が書き手を追い出すスレは大抵ろくな結末を迎えないぞ
つまり、やりたい奴が適度に空気読んで書くのがいい
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:49:36.96 ID:xxA+8B5VO
選択
誘惑
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:54:46.20 ID:5arrsWsH0
>>373 だからといって課題図書も読んでない小学生の作文みたいなの書かれても困るだろ
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:56:56.16 ID:xxA+8B5VO
ここの
>>1は選択とか誘惑とか書いてた人だよなー?
全部読んだぜー
おもしろかった
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 01:57:23.12 ID:D3DTGVxTO
>>373 内容はともかくタイミングがいつも悪いだろ。
スレ立ててやればいい。
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 02:05:31.61 ID:87R/LKh30
文章が上手いっていいな
>>375>>377 その辺は結構書き手に委ねられる部分が多いんだよな
しかもこういうこと話してると「馴れ合い氏ね」とか言われるわsrst厨来るわで良いことがない
もうどうしろって言うんだろうな
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 02:22:07.50 ID:Bh9nDzCs0
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 02:34:50.98 ID:Qpq1QiotQ
382 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/21(木) 02:37:21.30 ID:BXFWCRF20
保守しておくよ。
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 02:40:07.76 ID:GH0YMLJCO
これって書き溜めじゃないんだよね?
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 02:45:19.99 ID:geMMzK/a0
ハルヒが助けを求めてる どこかでハルヒが叫んでる
急げユキ・ナガト 情報連結解除だ 長門に煌めく伊達眼鏡
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 03:01:27.57 ID:D3DTGVxTO
ほ
保守
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 03:29:45.41 ID:p6cedsiY0
ほす
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 03:32:41.21 ID:DDvwYi9SO
崖の上のほしゅ
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 03:45:48.03 ID:QgwhWnk7O
ほし
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 03:49:31.98 ID:A6KDaOURO
明日の夕方までありますように
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 03:55:50.01 ID:JHgcghH3O
ここは変態のすくつですね
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 04:05:57.11 ID:e3C25ZzT0
保守
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 04:15:14.38 ID:7O//djKIO
っつーかこれ一度VIPに投稿したよな?
なんでまたやってんの?
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 04:17:54.03 ID:SmkRu2e80
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 04:32:42.72 ID:e3C25ZzT0
保守
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 04:41:43.39 ID:e3C25ZzT0
保守
397 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/21(木) 04:57:49.12 ID:BXFWCRF20
保守だよ。
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 05:03:52.64 ID:hrtgi7M8O
干し湯
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 05:04:46.21 ID:e3C25ZzT0
保守
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 05:15:25.81 ID:e3C25ZzT0
保守
401 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/21(木) 05:44:39.28 ID:BXFWCRF20
保守だよ。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 05:50:56.50 ID:lniNzhiX0
ほす
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 05:54:09.85 ID:5kt86fJIO
おいついちまった
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 06:01:40.14 ID:joMEdCXPO
おいついた(^o^)
ほ
ほーーーっ
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 06:51:38.53 ID:t2QJOnZJO
あ
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 06:56:48.61 ID:mVlM00jL0
どうも、ファミレスの馬鹿です。
すみません、カラケが読めないんすよね。
とりあえずおやすみなさい。
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 07:03:44.38 ID:mTe8+pZl0
ホッシュート
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 07:05:52.08 ID:ZkVq3q2fO
保守
ほ
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 07:24:49.19 ID:1OdvRJXaO
やっと追いついた
保守
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 07:45:03.62 ID:qTihWYOJO
ほ
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 07:45:57.48 ID:fA/RunAKO
ほす
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 08:02:23.02 ID:GH0YMLJCO
ほ
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 08:06:32.25 ID:7s6tbtGU0
age
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 08:16:29.55 ID:1+YgnsDN0
hosho
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 08:36:35.70 ID:IqLT8t8pO
保守
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 08:38:22.59 ID:V3f5HrA8O
追いついた
昼くらいまで残ってて欲しいな
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 08:45:29.95 ID:5P9PJ7VS0
おはよう保守
いmkt
少し教えて
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:05:31.13 ID:WQ6m/5Ph0
残ってた!
この人即興氏なの?
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:10:30.85 ID:e3C25ZzT0
だとしたらこれはちょっとした恐怖ですよ
こ
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:23:27.68 ID:CTx2gHGWO
原作のほうで谷口と佐々木が接触する場面はあったのか?
分裂まで読んだが記憶にない
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:27:04.36 ID:GLOW6/y40
>>425 国木田から佐々木のことに関して谷口に説明しているシーンがあったが実際に二人が会ったことはないと思う。
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:38:33.68 ID:KImbHcqB0
ほしゅ ファミレ素の人はいいひとにちがいない
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:39:36.40 ID:WQ6m/5Ph0
即興氏は行方不明じゃなかったなのか
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:50:05.37 ID:mVlM00jL0
ほす
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 09:50:35.05 ID:WQ6m/5Ph0
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:00:55.10 ID:e3C25ZzT0
保守
ほ
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:07:53.47 ID:e3C25ZzT0
保守
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:10:27.09 ID:mVlM00jL0
なんか待ってばっかりなこのスレ
雨でも降ってきたら泣いてしまいそうだ
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:24:40.25 ID:WmMc/H5bO
ほ
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:24:52.11 ID:Jlm5TjSUO
保守
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:42:42.90 ID:znTA5t2A0
ほしゅ、ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:45:25.56 ID:e3C25ZzT0
保守
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:50:31.06 ID:wjLCeQ8f0
なんていいスレなんだ
私も保守しよう
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:52:06.90 ID:b4TNgJb40
以下再開
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 10:52:23.34 ID:mVlM00jL0
wktk
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:10:49.43 ID:b4TNgJb40
佐々木が傍に寄ってくる。
そのまま身を寄せてくるかとおかしな期待をしたが、
俺の脇を通り過ぎ、柵にもたれかかっただけだった。
夜景をバックにした佐々木は、どこかの映画女優のように見えた。
「折角ここまで連れてきてやったのに、
こっち向いてちゃ意味ないじゃないか」
「いいんだよ。僕は"一目"見たかったんだ。
素晴らしいものに感動を覚えるのは、最初の一瞬だけ。
後に続くのはただの余韻に過ぎない」
「そうかい」
手持ち無沙汰になった俺は、近場の、木製のベンチに座った。
煙草でもあればなあ、と思う。
喫煙したいわけじゃなく、こういった間を、簡単に埋めることのできるアイテムが欲しかった。
俺は佐々木を見た。佐々木も俺を見ていた。表情には悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。
「ねえキョン。もし僕が、今から飛び降りると言ったら、君はどうする?」
何を言っているんだろうね、こいつは。
俺はわざとらしく欠伸をしながら、
「馬鹿なこというな。俺はそんなの信じないよ。
お前が命を自ら絶つような人種じゃないのは知ってるし、まず動機がないだろ」
「冷静な推量だね」
言いながら、佐々木は柵を乗り越えようとする。
嫌な汗が、背中を伝った。佐々木の髪が、スカートが、夜風に凪がれていた。
「でも、僕は本気だよ」
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:12:30.81 ID:e3C25ZzT0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
イイヨイイヨー
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:14:14.97 ID:WQ6m/5Ph0
キタ―――――(゚∀゚)―――――!!!
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:15:04.09 ID:d6NrQsvDO
WKTK
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:19:49.77 ID:e3C25ZzT0
支援
449 :
僕 ◆sasaki/Hs2 :2008/08/21(木) 11:21:03.39 ID:BXFWCRF20
待った甲斐があったよ。
ただ眠たいな。
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:23:08.55 ID:e3C25ZzT0
寝てる間に落ちてたら悲惨ですな
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:26:25.12 ID:b4TNgJb40
自分があそこに立っているわけじゃないのに、足が竦んで動かない。
この高さから落ちたら、間違いなく即死だ。
いや、傾斜があるから奇跡的に助かる可能性もなきにしもあらずだが、重傷は免れないだろう。
佐々木が、柵を乗り越え終える。
そして、
「じゃあね、キョン」
「ばっかやろう!!」
駆けだした。佐々木の目が丸くなって、惚けたように口を開けている。
何か慌てたように言っているが、構うものか。
俺は世界最速のスプリンターをぶっちぎりで追い越せそうな速度で柵に近づき、
佐々木の腰を抱えて、一気にこっちに倒れ込んだ。
「はぁっ……はぁ……」
急な全力疾走が祟ったのか、倒れ込んだときに舞い上がった砂塵を吸い込んだからか、派手に咳き込む。
しかし、それが気にならないくらいの安堵感が胸を占めた。
俺は地面に手をついて、身を起こした。ついでに佐々木の体も起こしてやる。
佐々木は地面にへたり込んで、うつむいていた。肩が震えている。
泣いているのか?
心配になった、そのとき、
「……くっくっくっく」
俺はすべてを悟った。
「ちょっくら自殺してくる」
「くっくっく……、待って、待ちなよ、キョン!……くっくっく……、
こんなにうまくいくとは……くっくっく……思ってなかったんだってば」
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:26:36.91 ID:e3C25ZzT0
支援
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:39:50.31 ID:b4TNgJb40
***
佐々木の笑いが止まり、俺の呼吸が落ち着いたのは、それから10分もたった頃だった。
精一杯の怒気を込めて、俺は訊いた。
「どうしてあんなことしたんだ。
ちょっとでもバランス崩してたら、真っ逆さまだったんだぞ」
「理由? そんなもの、実に単純明快だよ。
君も分かってて訊いているんだろう。……面白そうだったからさ。
そして結果は、想定していた以上にエキサイティングだった」
怒りを通り越して呆れたね。
「お前、死ぬのが怖くなかったのか」
「おかしなことを訊くね。
僕は自分が死ぬはずないと確信していたからこそ、あんな行動に出たんだよ。
唯一無二の命なんだ、リスクにはさらせないよ」
「どっから死ぬはずないって根拠が出てくるんだ?」
「君だよ」
佐々木を俺を見つめて、
「君なら絶対助けてくれる。そう思ったから。
口先では、僕が自殺する可能性を否定していたけど、
いざ僕が柵を乗り越えると、君はすぐに駆け寄ってきてくれた」
記憶をたどる。
焦燥で、お前に駆け寄るまで、結構な時間があったと思うんだが。
「精神的に体感する時間は、実際の時間とは大きく異なっているものなのさ。君の行動は迅速だった」
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:40:17.28 ID:76nCqmLVO
支援
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:40:31.62 ID:KImbHcqB0
非常に楽しい
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:42:13.26 ID:v2F/YXIzO
これはwktkするしかない
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:42:19.77 ID:e3C25ZzT0
支援
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:47:06.77 ID:WQ6m/5Ph0
ここ最近なかったほどのwktk
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:53:10.34 ID:e3C25ZzT0
支援
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:56:01.39 ID:b4TNgJb40
「それにしても、面白かったなあ。
興奮して憶えていないかもしれないけれど、あの時の君ったら、必死でね?」
「あーあー、もう思い出させんな」
顔が火照っているのが分かる。
記憶を消せる消しゴムがあるなら、全部すり切れるまで使って、
さっきの記憶を消し去りたい気分だよ。
「酷い言いようだな。僕にとってさっきのハプニングは、
面白いことであると同時に、とても嬉しい出来事でもあったんだよ?」
嬉しい?
その言葉の意味を訝しむ俺に、佐々木は言った。
恥ずかしげもなく。衒いのない、本日最高に可愛い笑顔で。
「だって君は、僕を熱く抱擁してくれたじゃないか。
男性にあんなことをされるのは初めてだったし、
何より、相手が君だったからね。
今僕は女の子として扱われているんだなあと思うと、自然、胸が熱くなったよ」
よくもまあぬけぬけと。
聞いてるこっちが、羞恥で死ねるようなことを言えたもんだ。
俺は怒られているわけでも咎められているわけでもないのに、言い訳する。
「抱きしめたのは、その、成り行きというか。
ああする他に、なかっただけで……」
「ねえ、キョン。少しのあいだ、僕の話を聞いてくれないかな」
出し抜けに、佐々木が喋り始めた。
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 11:57:26.66 ID:e3C25ZzT0
支援
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:09:04.85 ID:YxV7xOsDO
wktk
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:10:43.69 ID:SmkRu2e80
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:17:48.09 ID:e3C25ZzT0
支援
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:20:25.00 ID:57R74g50O
わくわくてかてか
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:21:13.18 ID:FtolPo5P0
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:25:47.80 ID:b4TNgJb40
昼飯食ってた
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:25:56.46 ID:76nCqmLVO
ワクテカ
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:37:03.64 ID:e3C25ZzT0
支援
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:43:36.82 ID:uESw9yR90
ちくしょうニヤニヤしすぎて向かいのおばさんに
怪しまれたじゃねーかw
支援
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 12:47:45.54 ID:D3DTGVxTO
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:00:29.61 ID:qx4b6ePV0
良スレ支援!
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:00:48.91 ID:e3C25ZzT0
支援
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:01:26.86 ID:b4TNgJb40
「恋愛なんて精神病のようなものだ。
以前、もういつのことか記憶は定かじゃないけれど、僕はそう言ったよね。
恋人という関係は生殖行為を望むが相手を伴侶と決めかねている状態を指すモノで、
その先にある婚姻も、所詮は儀礼的なものに過ぎない、恋愛感情は、結局は、余分な感情なんだって。
でも、僕はあれから、いろいろと考えてみたんだ。
すると、僕は早とちりしているんじゃないだろうか、
恋愛を抽象的にしか知らない僕が、果たして恋愛を否定できるのだろうか、と思うようになった」
佐々木の瞳はどこか遠くを見つめたままだ。
地上の夜景を見下ろしているのか。それとも、満点の星空を見上げているのか。
「恋愛の定義とは、何なんだろうね。
今日僕と一緒にいた彼女たちは、以前その問いをしたとき、笑って答えてくれたよ。
極めて世俗的な答えだった。お互いがお互いのことを好いている。
お互いが、必要としあっている。なるほど、確かに世にあふれているカップルは、彼女たちの意見にそぐう形で存在している。
でも、それでも僕は、まだ根本的な理解ができなかった。
そんなときだよ。橘さんが、僕にアドバイスをくれたのは」
橘――橘京子。
佐々木を創造主とする機関の構成員。
俺は黙って耳を傾ける。
「彼女の喋り方をコピーすることはできないから、まとめて説明するとね。
彼女は、僕が勘違いしていると言うんだよ。
順序が逆なんだって、そういった風には恋愛は理解してはいけないって、柄にもなく熱く語っていたよ。
曰く、恋とは自然に落ちるモノらしいんだ。
これだって十分世俗的な文章だけど、彼女はこう付け加えた。
最初は相手のことを何とも想っていない、それがだんだん相手のことを知るにつれて親しみを持つようになり、
やがて相手がいない時間を不満に感じるようになる。そして、常に一緒にいたいと願う。
これが恋らしい。そして彼女は最後に、僕にある質問をした」
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:04:33.41 ID:e3C25ZzT0
支援
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:05:34.22 ID:FtolPo5P0
wktk
鬱の匂いがする…
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:15:46.67 ID:WQ6m/5Ph0
イイヨイイヨー
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:17:20.79 ID:qx4b6ePV0
wktkせざるを得ない
(*´Д`)
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:20:20.11 ID:8IrnuI7t0
wktk
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:21:03.73 ID:e3C25ZzT0
支援
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:26:25.84 ID:b4TNgJb40
「『佐々木さんには、そういう人がいないんですか?』ってね。
僕はしばらく考えてみた。思い当たる人はいなかった。
ただ、常に一緒にいたいとは願わずとも、その人がいない時間を、不満に感じるような人は心の中にいた」
誰だ? 俺は胸の内で質す。
佐々木は淀みなく答えた。
「君だ」
息を飲む。でも、驚きはなかった。
「それから僕は、ある試みをすることに決めたんだ。
本当に君が、僕が恋愛するに不足ない人間なのか。……おっと、勘違いしないでくれたまえよ。
それは僕が君を測るだけではなく、君が僕を測るという意味合いもかねた試みだったんだ。
計画は単純、君を待ち伏せして、二人だけでどこかに出かける。そう、昨日のことだ。
偶然がうまく重なって、僕は下校途中の君を捕まえることができた。
君と過ごした数時間は、本当に有意義なものだったよ。
ただ、一つだけ、気になったことがあってね。
君が僕を女ではなく、男女平等の”親友”という言葉でカテゴライズしているんじゃないか、不安になったのさ」
謎が解けた。
つまり今日の合コンで、佐々木が雰囲気をガラリと変えた理由は、
「そう。君に僕が女の子であることを、思い出させたかったんだ。これも試みの一つさ。
ねえ、率直な意見を聞いてもいいかい?」
佐々木は口元を三日月にして、聞いてきた。
「言葉遣いを変えたわたしは、どう? こっちの方が、あなた好みかしら」
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:30:30.66 ID:WmMc/H5bO
wktk
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:30:32.12 ID:XT6HKaQq0
支援
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:33:56.82 ID:WQ6m/5Ph0
ハルヒが空気だが非常にいい
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:34:25.60 ID:FtolPo5P0
男口調でない佐々木など具のないおにぎりのような物だ
wktk
これはたまらん
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:36:56.00 ID:WmMc/H5bO
古泉の伏線が気になる
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:40:52.03 ID:8IrnuI7t0
たまんね
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:43:18.97 ID:DEozYwYqO
追いついてしまった
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:46:22.19 ID:b4TNgJb40
合コン中に感じていた奇妙な感覚が蘇る。
佐々木、それは反則だ。
「い、今までの喋り方に慣れてた分、戸惑う。
それになあ、お前、矛盾してるぞ。
お前は親友として見られるのが嫌になったと言ってるが、
ことあるごとに『僕たちは親友』と言っていたのは他ならぬお前だろ」
すぐさま抗弁が始まる。拗ねたような口調で。
「だってそれは仕方がないじゃない?
塾を卒業してからつい最近まで、わたしはあなたを遠くから思い出していただけだし、
あなたと共に塾で勉強していた時は、心のどこかで、薄い壁を作っていたんだから。
これ以上仲良くなっても、進学する高校は別だから意味がない。
あの頃のわたしは、そんな悲観的でつまらない考えを、堂々と掲げていたんだと思うわ」
「それは今も同じなのか」
「さあ、どうかしら?」
「じゃあ言ってやる。
お前は、その、美人だし、頭も良くって、喋っていると退屈しなくて、
あー、なんだ、まあその、とくかく!
俺はお前のことを、女じゃないなんて一度も考えたことなんかねーよ」
佐々木はぽかんと呆気にとられた表情をしていたが、
やがて、無邪気に微笑んで、
「そう……。それなら、もっと早くに聞いていればよかった」
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:48:08.44 ID:feGFHK2DO
やべー佐々木可愛い
>あー、なんだ、まあその、とくかく!
慌て過ぎwww
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:48:44.75 ID:FtolPo5P0
ちょっと窓から飛び降りてくる
佐々木カワユス
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:56:10.81 ID:8IrnuI7t0
佐々木党首
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:56:38.63 ID:fA/RunAKO
息が苦しいんだ…これはまさか…
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 13:58:02.36 ID:e3C25ZzT0
佐々木怖え〜〜
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:00:19.96 ID:ed2AWcCg0
>>488 横からなんだが普通の塩だけでのにぎり飯が一番美味いと思うぞ
男口調でない佐々木さんがもの足りないのは、でも同意
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:03:31.42 ID:b4TNgJb40
立ち上がった。
青白い月明かりは、まるでスポットライトのように、佐々木を照らし出している。
綺麗だった。
「それで……話は戻るが、その試みとやらの結果は、どうだったんだ?」
「やっぱり気になるのね?」
「うるさい。さっさと言えよ」
俺が促すと、意外にも佐々木は、恥ずかしがっていた。
こいつが羞恥を表に出すなんて、滅多にないことである。
あいつが涙を見せるくらい珍しい。
ん? あいつって誰のことだ?
佐々木は自嘲的な口調で言った。
「笑いたければ、笑うがいいわ。
試みは見事に失敗よ。だって、途中から意味がなくなっちゃったんですもの。
もっと早く気づくべきだった。
あなたのために洋服を選んで、あなたのために話題を考えて、
あなたのために言葉遣いを変えて、あなたとの夜を想像して眠る。
いつの間にかわたしは、あなたと、常に一緒にいたいと願うようになった。
……あなたが好きよ、キョン」
佐々木は一歩俺の方に近づいて、
「それで、良ければ僕と……、じゃなくてわたしと、付き合ってくれないかしら」
見つめ合う。佐々木の双眸に、嘘の色はなかった。
つまり、本気で俺のことが好きだと言っているのだ。俺は答えた。
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:04:41.00 ID:e3C25ZzT0
支援
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:04:52.24 ID:WQ6m/5Ph0
wkwktktk
うはwww佐々木カワユスwww
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:11:23.13 ID:CoNtmn31O
可愛すぎるだろ!
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:11:31.75 ID:8IrnuI7t0
!
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:12:02.35 ID:qx4b6ePV0
佐々木の女言葉破壊力すごすぎwww
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:13:20.93 ID:Pl73bXBrO
だがキョンは・・・
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:13:28.26 ID:e3C25ZzT0
佐々木が地雷女にしか見えないのは俺だけなのか…
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:17:15.31 ID:b4TNgJb40
「ダメだ」
「えっ」
可愛い顔が、一瞬にして歪む。
自殺未遂のお返しだぜ。
「その言葉遣いを元に戻さない限り、ダメだ。
お前は僕っ子だろ。まあ、たまに女言葉なら刺激的でいいけどな」
「もう、あなたって人は……ううん、君ってヤツは……」
下唇をかんで、怒る佐々木。
しかし、きちんと言葉遣いを元に戻しているあたりが、可愛くてしかたない。
それから佐々木は、もう一度、
今度は俺のよく知る言葉遣いで、告白してくれた。
流石に、もう意地悪はしなかったさ。俺だって、そこまで捻くれちゃいない。
その後、俺は佐々木を家まで送り届けた。
別れ際、俺たちは初めてキスをした。
その瞬間、頭の中で、何かが溶けていったような感じがした。
キス直後の佐々木の照れた顔は、たぶん、一生忘れないと思う。
唇に手を当てて、一人、自転車を走らせる。
火照った体に、夜風が凍みた。
それは、何かが始まって、何かが終わった、とある夏の夜のことだった。
***
次の日、俺は登校してすぐに洗礼を受けた。
言わずもがな、早くも情報を入手した谷口と、谷口からすべてを聞いた男子生徒諸々からである。
ハルヒは・・・
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:18:05.04 ID:SmkRu2e80
ハルヒ空気w
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:18:31.01 ID:b4TNgJb40
全体の三分の二が終了
休憩させて
何かが終わったとは…ハルヒかわいそうだな
キョンはしばらくズルズルと佐々木と付き合ってから
ハルヒの元に行くのだろうな
キョンよ。
悪いことは言わない。
歯食いしばれ。
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:19:44.77 ID:feGFHK2DO
ハルヒぃぃいいぃ!!!!
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:20:35.13 ID:WmMc/H5bO
やっほぅ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:20:38.53 ID:SLLM6fSm0
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:20:52.93 ID:ed2AWcCg0
安価つけないけど
自分の好みは好みで大事にしていいが
SSの流れは流れとして尊重しようね
黒い陰謀が背後に見える…
ハルヒの休みに関して絶対裏あるよなこれ
佐々木絡みで
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:21:57.41 ID:e3C25ZzT0
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:27:46.72 ID:e3C25ZzT0
しかし即興で書いてるような投下タイミングなのだが
出来が良すぎて判断できん
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:29:00.93 ID:FtolPo5P0
佐々木の良さを
>>1は分かってる
でもどっかの考察で見たけど佐々木はハルヒと正反対なんだよな……
ハルヒ、なんだかんだで常識人
正反対の佐々木は……
それでも俺は佐々木派だ
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:30:12.86 ID:WQ6m/5Ph0
面白すぎるwww
これは素晴らしい
長門と佐々木好きの俺にはたまらん
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:34:57.89 ID:us9Md66gO
ええいまだかっ!
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:35:53.73 ID:b4TNgJb40
「聞いたぜ、キョン。佐々木とつきあいだしたんだってな」
「俺佐々木ちゃん狙ってたのによー。どうやって連絡先ゲットしたんだ?」
「バーカ、キョンの野郎は最初から佐々木と仲良かったんだよ」
しかし、俺が質問攻めに合っている間に、
いつの間にか谷口がマネージャー的立ち位置になって代わりに答えてくれるという
奇妙な状況が発生し、俺は難を逃れたのだった。
席に着く。
背後は空席だったが、気にとまらなかった。
当たり前だ。これがいつもと変わらない日常じゃないか。
授業をこなす。
あれほど眠たくてしかたなかった授業を、
今日は起きて聞いていられることができた。
理由はシンプルだ。俺がうつらうつらし始めたときに、携帯が鳴って、
『ちゃんと勉強しているかい?
君のことだから、居眠りしていないか心配だよ』
と目覚ましメールが来たからだ。
それから俺は佐々木とメールを続け、返信を待つ間はきちんと授業を聞き、
なんとそのまま昼休みを迎えた。
国木田なんか、俺が一度もうたた寝しなかったことに、
谷口みたいなこと言ってたっけ。えーっと、あれ、何だったかな。
ああ、思い出した。
「驚天動地」だ。
谷口「まさにキョン天動地だな」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:40:55.69 ID:SmkRu2e80
>>532 【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:41:02.54 ID:Pl73bXBrO
佐々木ってこんなに可愛かったっけ?
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:41:18.59 ID:e3C25ZzT0
>>527 今書いてる人と
>>1は別人でないの?
文体違うし
>>11で占拠宣言、そっから
>>1の設定参考に始まってる
しかしその流すらも演出ならまさに驚天動地
>>535 そう、全ては妄想。ゲームだったんだよ・・・。
ついにキョンまでハルヒがいないのを気にしなくなった…
アニメとSSしか見たことがない俺にとっては佐々木は萌えキャラというイメージがあるんだが…
違かったのか
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:44:11.34 ID:FtolPo5P0
>>536 確かに文体が小説調になってるなw
きがつかんかった。
改めまして、
>>11ガンガレ
佐々木テラカワユス
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:51:23.60 ID:b4TNgJb40
その日一日、俺はスターだった。こんな気分は、何年ぶりだろう。
小学校以来かもしれない。何かつまらない絵の賞をとって、校長先生に、壇上で景品を渡してもらう。
教室に帰ると、みんなに持て囃されて、良い気分になる――。
今はまさに、そんな気分だった。
***
「……お幸せに」
「おめでとうございます」
部室に入って、最初にかけられた言葉がこれだった。
俺が面食らっている間に、すたすたと長門は定位置に戻り、
古泉もお茶煎れにとりかかる。いったいどうしたんだ?
「おや、あまり好ましくない表情ですね。クラッカーを用意したほうがよろしかったですか?」
「用意しなくていいから。おめでとうって、何のことについてだよ?」
このとき、俺はまさか他のクラスの奴らまで、
俺と佐々木のことを知らないだろうと思い込んでいた。
古泉が昨日の合コンの参加者であることは、すっかり失念していたのだ。
「つくづく罪な人だ。僕にわざわざこんな台詞を言わせるとは。
僕たちは、あなたと佐々木さんの交際成立を祝っているんですよ」
「……あぁ、そうだったのか」
大した感慨もなく、ありがとう、と言ってパイプ椅子に座る。
「嬉しい」という感覚が、麻痺しつつあるのかもしれなかった。
それにしても、古泉はどこからその情報を手に入れたんだろう。
機関から? それとも昨日連絡先を交換した佐々木の友達から?
俺は少しだけ推理してから、どうでもよくなって考えるのをやめた。
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:52:28.87 ID:FtolPo5P0
伏線ktkr
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 14:52:47.51 ID:e3C25ZzT0
>>539 まだ原作でも表面的な所しか見せてない
その分イメージを膨らませられるんでしょ
SS見てるんだったら『分裂、或いはSのモノドラマ』見た?
面白い佐々木が見れる
追いついちまった
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:01:44.93 ID:hrtgi7M8O
ID:b4TNgJb40お前が驚愕書けよ
いや…書いてください
ハゲには任せちゃおれん
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:01:53.68 ID:e3C25ZzT0
支援
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:06:02.96 ID:v9GJKF6s0
支援
ハルヒはどうなったっていうwww
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:10:18.57 ID:w4sYagwi0
文ウマー
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:12:49.78 ID:b4TNgJb40
卓上ゲームを嗜み、対戦表に白星を新たに5つ加えたあたりで、長門が本を閉じた。
団活終了の合図。俺たちは帰り支度を済ませて、いつも通り、俺が施錠をした。
古泉は今日は何の内緒話もなかったようで、俺は一人、文芸部室を目に納めて、鍵を回す。
――りん。
かちゃり、という音に重なって、涼しい鈴音が耳に触れた。
この扉の向こう側では、今も、風鈴が揺れているのだろう。
俺は旧校舎を後にする。
無風の文芸部室で風鈴が鳴ったことに、なんら、違和感を感じぬまま。
***
昇降口には、長門と古泉が揃って待っていた。
校門まで一緒に歩き、そこで、俺は別れを告げた。
「何か用事ですか」
古泉が言った。
「ああ、ちょっとな」
「どういった御用向きなのかは、聞くだけ野暮なのでしょうね。
それでは長門さん、僕たちは帰るとしましょう」
古泉が歩き出す。後に続くかと思われた長門は、しかし、すぐには歩き出さなかった。
一瞬、俺を、その漆黒の瞳で見据えて、
「………あなたは、」
「長門さん?」
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:16:16.97 ID:x+CAktuUO
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:17:16.28 ID:e3C25ZzT0
動いた
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:17:44.27 ID:b4TNgJb40
「なんでもない」
ととと、と古泉に追いつく。
俺は長門の様子を不思議に思ったが、
何か言いたいことがあったのかな、まあ本に栞はさんで寄越さないだけ、大事なことでもなかったんだろう、
と自分を納得させて、古泉たちとは反対方向に歩き出した。
目指すは駅前の喫茶店。
そこにはもちろん、俺の彼女が待っている。
***
15分休憩
指つかれた
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:18:38.26 ID:WQ6m/5Ph0
おつ
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:20:24.61 ID:e3C25ZzT0
マジ即興だったのか
これは驚愕に価する
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:20:38.28 ID:FtolPo5P0
乙一
ゆっくり書いてくれ
待ってるんだぜ
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:24:52.25 ID:W1ZLrXbE0
追いついた支援
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:25:31.50 ID:UhKRptcP0
今北支援
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:27:33.03 ID:o56Zu5520
支援させていただく
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:30:09.39 ID:v2F/YXIzO
最初から見てたが・・・もう なんていうんだろ・・・表現力がないから上手く説明できないが・・・
凄いよ
気になる点が二つあって もう早く続きが読みてぇ!
即興で書いてるとか文才すごいな
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:47:15.08 ID:ZkVq3q2fO
もぅ
>>1驚愕が書いてくれ
延期どころか発売されるかどうかも怪しいからな
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:47:26.58 ID:b4TNgJb40
光陰矢の如し。時間の流れとは早いモノで、
佐々木と付き合いだしたあの夜から、一週間が過ぎた。
俺はほぼ毎日、佐々木と会うようにしていた。
何故かって? 会いたかったからさ。
そしてそれは佐々木も同じだったようで、
俺が姿を見せる度、あるいは、喫茶店の中に俺の姿を見つける度、
佐々木は喜色満面で俺の名前を呼ぶのだ。
幸せだった。
会えない時はメールと電話で我慢して、
時間を作れるときは、迷いなく佐々木のために当てた。
恋は盲目というが、その至言は、まさに俺の状態をうまく言い表していると思う。
俺は盲信していた。
この満ち足りた時間が、永遠に続くのだと。
***
転機は、前触れなく訪れた。
それはあの夜からちょうど八日目の、
夏休み突入を三日後に控えた、柔らかい雨が降る日のことだった。
授業をこなし、終礼が終わる。
支度をして文芸部室に直行しようとした俺を、呼び止める声があった。
振り向く。岡部が手招きしていた。
「何か?」
「お前に頼みたいことがある。涼宮のことなんだが……」
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:48:24.02 ID:WQ6m/5Ph0
きましたきました
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:49:42.70 ID:WmMc/H5bO
おお
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:56:40.09 ID:4cemQfZ3O
支援
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 15:57:49.21 ID:b4TNgJb40
涼宮……ああ、俺の後ろの席の涼宮ハルヒか。
思い出すのに数秒、涼宮がここ十日間くらい学校に来ていないことを思い出すのに、さらに数秒を要した。
俺は尋ねた。
「涼宮がどうかしたんですか」
「お前、あいつの家がどこにあるか知ってるよな?」
「ええ、一応知ってますけど」
俺は嫌な予感がした。
岡部はおもむろに、教卓の上のプリントの束の端を、トントンと揃え、
「じゃあ、このプリント持って行ってやってくれないか。
俺が持って行けたらいいんだが、今から職員会議で無理なんだ。頼む」
俺に手渡した。
どうして俺に白羽の矢が?
あいつの家くらい知ってる人間は他にだっているし、
こういう運搬役は、普通、そいつの家に近い人間が行くもんだろ。
たとえば、同じ東中校区の谷口とか。
反論したかったが、岡部と揉めるのは利口じゃないと判断、プリントを受け取る。
「任せたぞー」
岡部は一言、そう残して教室を去っていった。
俺はプリントの束を改めて見た。届け先――涼宮ハルヒ。
やれやれ。
面倒な仕事を押しつけられちまった。
支援
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:04:18.57 ID:j8VrbuxP0
支援
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:11:45.95 ID:e3C25ZzT0
しえん
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:12:31.52 ID:b4TNgJb40
***
団活が終わった後、俺は久しぶりに古泉と長門と帰路を共にした。
歩行者用スペースが狭く、傘を差していることもあり、俺と古泉が並び歩きその少し前を長門が歩く、という帰宅風景だ。
古泉は驚いていた。
「今日は佐々木さんと逢い引きされないのですか?」
俺は声を潜めて、
「声がでかいんだよてめぇは。担任に、用事を頼まれてな。
佐々木とはそれを済ませてから会う予定だ」
「わかりました」
傘に隠れて古泉の表情は伺えない。
また、雨粒が傘をたたく音も、声に含まれた感情を、覆い隠しているように思えた。
東中校区に続く道で、二人と分かれた。
雨脚が、頓に強くなる。俺は傘を上げて空を見た。
鉛色の雲は、その色の濃さを増していた。
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:13:54.02 ID:AsE3pGGh0
支援
鬱に期待
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:19:05.38 ID:m8pmdJ5E0
ハルヒがキョンを寝取るんだなwwこりゃwktk
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:21:30.42 ID:8IrnuI7t0
wktk
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:22:43.70 ID:0cjChlWzO
私怨
このキョンには些か嫌悪感を覚えるな
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:27:42.28 ID:v2F/YXIzO
必ずだいどんでん返ししてくれるはず・・・
まあ冷静に考えればめちゃくちゃなハルヒに付き合ってやってるキョンがいいやつ過ぎるだけだと思うけどな
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:29:49.13 ID:FtolPo5P0
否――――wktkだ――
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:30:56.28 ID:b4TNgJb40
道すがら、俺は佐々木にメールしておくことにした。
当初は遅刻を知らせる予定だったが、この豪雨だ、街まで遊びにはいけないだろうと考え、
『今日はすごい雨だし、やめとかないか。
俺もちょっと用事ができて、約束の時間に間に合いそうにないし』
こう打って、送った。
会えないのは残念だが仕方ない。
まだ今は六時を過ぎた辺りだから、佐々木もちょうど、学校を出た時分だろう。
早めに俺のメールに気がついて、直帰してくれるといいんだが。
涼宮の家にたどり着いた頃には、俺の足下はびしょびしょに濡れていた。
いくら傘で上半身を防ごうとも、水たまりの跳ね返りは防げない。
陰鬱な気持ちでチャイムを押す。
ぴんぽーん。
家人が出てくるまでの間、雨に濡れた家を観察した。
そう、確かあの窓が涼宮の部屋だ。今は電気が灯っていないが。
「はぁい。あら、あなたは……」
出てきたのは、涼宮の母親だった。
俺を知っていることもあってか、無警戒の微笑みを見せているが、
その裏側に、沈んだ感情を湛えているのが分かった。
俺は家に案内された。
母親にプリントを渡して帰っても良かったのだが、
ここまできたら、直接渡してやろうと思った。
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:31:49.03 ID:WQ6m/5Ph0
もはやハルヒと呼んですらいないな
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:32:18.30 ID:b4TNgJb40
用事
五時半に戻るよ
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:33:52.54 ID:WQ6m/5Ph0
うわああああああああああああああ
待ってる
いてら
やっと追いついた……
文章力すげぇ、素直に尊敬できる
>>585が戻ってくるまでは保守してるぜ
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:38:24.25 ID:znTA5t2A0
ハルヒの部屋のドアを開けるとそこにはなんと
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:39:22.93 ID:j8VrbuxP0
雪国があった
佐々木とくっついてからキョンがうざくなったのは気のせいか
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:45:13.86 ID:FBnEo43U0
これだからリア充は困る
佐々木…まさか…
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 16:49:45.70 ID:A6KDaOURO
wktk
支援
ハルヒに力がなくなったんだな
鬱展開大好きです
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:09:05.52 ID:zoRxLwim0
長門はハルヒ寄りかな。何か言いかけたみたいだし
とりあえずここの古泉はちょっとうざい保守
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:10:15.56 ID:/bbMYnrT0
佐々木発動したのか
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:17:27.10 ID:j91fXqok0
「涼宮さんにプリントを渡すよう、岡部先生に頼まれて来ました。涼宮さんは元気ですか?」
そう告げると、涼宮の母親は「ああ、そう…」と心ここにあらずの表情。どうしたんだ? 涼宮に何かあったのか?
俺はリビングに通され、麦茶を出された。
「涼宮さんは…?」
母親は俺から目をそらすと、下を向いた。
しばらく無言のときが続いた。
「今日は本当にありがとうねえ…」
それをそろそろ帰ってくれという意味だと解釈した俺は、「それじゃあ…」と言って立ち上がろうとした。
そのとき不意に、リビングに一人の人間が入ってきた。侵入者の顔をはっきりととらえた俺は絶句した。
「お、お前は…!」
そこに立っていたのは、朝倉涼子だった。
「あら、どうしたの? 涼宮さんのお見舞い?」
それはこっちの台詞だ。長門に消され、カナダに転校した設定のお前が、どうしているんだ?
しかもここは、涼宮の家だろう。
「ふふ」
朝倉は笑いながらこっちを見た。
「何にもわかってないのね」
手にはナイフの代わりにプラカードが握られていた。プラカードにはこう書かれていた。
「スターどっきりマル秘報告。大大大成功!」
「b4TNgJb40、早く戻ってきてくれ…!」俺は心の中でそう叫んだ。
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:17:34.29 ID:M56RnnIS0
追いついた
wktk
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:18:12.96 ID:WQ6m/5Ph0
北!
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:19:14.99 ID:WQ6m/5Ph0
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:19:16.97 ID:j8VrbuxP0
>>602 バロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:26:12.19 ID:zq+L3eH1O
だまさwれwたwww
wktkをかえせよ
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:27:16.57 ID:XanYWk6D0
てめぇwwwww
せきこんで死ぬとこwwwww
つktkw
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:27:33.35 ID:v2F/YXIzO
>>602 お前もその文才をもっと違うとこに注げwwww
やられたwww
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:31:48.67 ID:j91fXqok0
そろそろ、退勤しよ。
家につく頃には続きが来てるだろう。
>>602に騙されるとか読解力無さすぎだろJK
前のと描写が食い違ってるのに
はいはい携帯携帯
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:33:36.30 ID:S4ORyApqO
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:35:59.03 ID:zq+L3eH1O
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:39:11.47 ID:qx4b6ePV0
ハルヒから佐々木に能力が移ったら
佐々木が無意識でもこんなふうに世界は改変されていくんだろうな
良スレ支援
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:45:26.02 ID:feGFHK2DO
ハルヒSSは佐々木とキョンがくっつくとキョンがうざくなること多いよなぁ
でも佐々木可愛い
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:46:33.79 ID:WQ6m/5Ph0
そろそろ戻ってもいい頃だが
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:47:11.06 ID:b4TNgJb40
涼宮の家に来たのは、これが初めてじゃない。
間取りは把握していた。俺は涼宮の母親に断りを入れて、二階に上った。
彼女は一瞬、何か言いたげな顔をしていたが、
結局、何も言わなかった。
ぎしぎしと、階段が軋みを上げる。
静まりかえった二階の廊下に、俺の足音と、雨音だけが反響していた。
俺はノックをして、問いかけた。
「涼宮、開けても良いか」
1秒、2秒、3秒……。返事はない。
だが、ここに涼宮がいることは分かっている。
眠っているのか。聞こえないふりをしているのか。
答えはやはり、後者だろう。俺は続けた。
「お前が学校休んでいる間にたまってたプリント、持ってきてやったんだ。
なあ、入っても良いか? 色々プリントの説明とかもしたいしさ」
返事はない。もう一度ノック。同じく返事ナシ。
俺はドアノブに手を伸ばした。俺の手だけが、虚しく滑った。
ドアには、鍵がかかっていた。
「はは、こりゃ参ったな……」
完全に引きこもりだ。外部からの干渉を拒絶してやがる。
俺がどうするべきかと立ち尽くしていると、
今まで静観していた涼宮の母親が、階段を上ってきた。
「ごめんなさいね。あの子、もうずっとこうなのよ」
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:47:11.64 ID:S4ORyApqO
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:48:10.60 ID:WQ6m/5Ph0
こんどこそ北!
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:48:17.16 ID:gKZp/UliO
(´;ω;`)
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:48:49.42 ID:To2/6KGr0
wktk
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:51:57.57 ID:zq+L3eH1O
携帯の何が悪いんだぁ><おれは戦う!携帯を忌み嫌う今のVIPPERと戦う!!!
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:52:48.86 ID:M56RnnIS0
wktk
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:52:51.64 ID:Q8QqprX6O
2日間露出したし
多分
コピペブログにのるな
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:54:12.84 ID:v2F/YXIzO
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:55:54.15 ID:qx4b6ePV0
b4TNgJb40光臨wktk
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:55:56.73 ID:zq+L3eH1O
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:57:29.58 ID:v2F/YXIzO
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:58:03.52 ID:7RG2aUZwO
>>635 これだから携帯は…
って言われるんだぞ
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 17:58:59.18 ID:gKZp/UliO
(´;ω;`)
いつの間にVIPはこんなに携帯だらけになったんだよ…
もういいから携帯は引っ込んでろよ・・・
雷こえぇ・・・
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:03:56.27 ID:zq+L3eH1O
なかよししよかな^^;
まだあったんだ
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:04:30.94 ID:b4TNgJb40
階下の居間に通されて、俺は少しだけ、話を聞かされた。
涼宮の母親は、多くを語ろうとしなかった。
思い出すだけで悲しくなるんだろう。俺は淡々と、そう思った。
曰く、涼宮の引きこもりは突然始まったらしい。
『今日からあたし、学校行かないから』
その一言を皮切りに、涼宮は自室に籠城した。
母親や父親が説得しても一切効果はなく、部屋から出てくるのは、
トイレと、ドアの前に置かれた食事をとる時だけ。
筋金入りだった。
あの子のことで思い当たる節はないですか、いいえないです、
そう、今日はプリントありがとうね、いえいえ、それじゃあお気をつけて、と言った遣り取りを終え、俺は玄関を出た。
傘を差す。豪雨は、霧雨になっていた。
話を聞いているうちに、雨脚は遠のいていったらしい。
こんなことなら、佐々木との予定をキャンセルするんじゃなかったな。
俺は溜息をつきながら、
元凶が棲まう部屋を、振り返った。カーテンが揺れる。
水滴が張り付いた窓の向こう側に、人影があった。涼宮が、いた。
「………」
数刹那、視線が交錯する。涼宮の表情は、判然としなかった。
奇妙な感情の波が、押し寄せてくる。
なんでプリント受け取りに出てこなかったんだよ――違う、これは怒りじゃない。
引きこもりが、尋ね人が去ってからおでましかよ――違う、これは蔑みじゃない。
可哀想に、このままずっとああやって過ごすのか――違う、これは哀れみじゃない。
そんな黒い感情じゃないんだ。
もっと明るい、何か、笑い出したくなるほど、楽しい感情のはずなのに。
微妙に厨2
うああああああ
ハルヒ……
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:06:51.29 ID:WQ6m/5Ph0
イイヨイイヨー
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:08:32.79 ID:M56RnnIS0
佐々木とはいい関係でいてくれよ…
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:18:21.09 ID:D3DTGVxTO
ほ
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:22:21.05 ID:CcTI7R3uO
>>647 これで佐々木と上手くいってもそれはそれで鬱っぽいけどな
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:22:47.63 ID:b4TNgJb40
無理矢理視線を、地面に落とす。
涼宮の頬を、涙が一筋伝ったような気がしたのは、俺の錯覚だろうか。
いや、きっと、窓の水滴が流れただけだろう。
そう自分に言い聞かせて、俺は踵を返した。
奇妙な感情は、その正体は分からないまま、消えていった。
***
その日、俺は家族団欒の夕食の機会を失った。
涼宮の一件で疲れた俺は、温かい食事と暖かいお風呂を夢見ながら、玄関の框を踏んだ。
が、背後からの声で、俺は玄関先に引き戻されることになる。
「お久しぶりなのです」
「あー、わざわざ訪問してもらってわるいんだが、」
「???」
「帰れ」
きょとん、とした後、大声で俺の名を呼ぶ橘京子。
本能的に俺の足を止める方法を知っているのかもしれない。
「ちょっ、それはいくらなんでも酷すぎますっ。キョンくーん、待ってー!」
「大声出すな。次叫んだら二度と口聞いてやらないからな」
「はい……」
橘は素直に、萎縮する。雨のせいだろう、橘自慢のツインテールも、元気がないように見えた。
「とりあえず、車に乗ってもらえませんか。
立ち話もなんなんで、ドライブしながら話しましょう」
「お前、免許は?」
「持ってません。でも、大丈夫ですよ。訓練受けましたし」
追いついた
なぜだろう、キョンがうざく感じる
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:28:39.80 ID:+6Y1Ica80
驚愕の原稿をこんなとこに投下しないで早く角川にもっていけw
私怨
支援
ハルキョンがジャスティスな俺に佐々木とくっついてハルヒ放置な展開はキツすぎる
>>653 つまりこのSSはハルキョンのかけがえのなさを訴えているんだよ
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:37:41.49 ID:ae0hHWY60
向かいのおばちゃんの小言を無視して帰ってきたぜ
支援
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:39:26.40 ID:b4TNgJb40
俺は溜息をつきながら、車体を確認する。
某有名日本メーカーの、コンパクトカー。色はオレンジ。
目立った傷はなかった。とりあえず、俺の家の前までは無事故で運転できたようだ。
不安は残るが……乗ってやってもいいか。
「オーケー。ただし、絶対安全運転な」
「了解です」
シートベルトをきつく締める。必要以上に用心している俺を、橘は憤慨していたが、
その運転テクニックは本物だった。
ゆっくりと、車体が滑り出す。
拍子抜けしたよ。俺としては、急ブレーキ急発進の、ハチャメチャ運転を予想していたんだが。
***
車に乗ってから十数分。橘は、郊外の県道を適当に流していた。
相変わらず、その運転には危なげがない。
ここまで、俺たちの間に会話はなかった。ワイパーの音だけが、等間隔に静寂を乱している。
「佐々木さん、とっても嬉しそうでした」
橘が、ぽつりと言った。
「キョンくんと付き合いはじめてから、佐々木さんは変わったんです。
前は教室の女の子たちとも、少し距離を置いている感じだったのに、
今ではその真ん中にいます」
佐々木が変わったことには、俺も気がついていた。
婉曲な言い回しが減り、直感的な言葉が増えた。
もっとも、そのせいであいつの理知的な一面が損なわれた、というわけではない。
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:39:50.92 ID:1+YgnsDN0
佐々キョンがジャスティスな俺にはこの展開はwktkすぐる
彼女にも名前で呼んでもらえないキョンが不憫
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:41:33.30 ID:zq+L3eH1O
車はコペンで間違ないな!?
佐々木は好きだがやっぱ王道だろ
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:43:19.61 ID:j8VrbuxP0
ああおもしれえなあ・・・
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:44:49.74 ID:zq+L3eH1O
あっ///
なんか可愛いね俺><
長門ジャスティスの俺からするともうちょっと長門成分増加希望
マーチだろうな
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:53:22.53 ID:zq+L3eH1O
そろそろ寝るわ。保守宜しく
マーチだろ
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 18:53:54.55 ID:b4TNgJb40
俺はシートベルトを解除しながら、
「佐々木が変わったことで、なにか問題でもあるのか。
腹が減ってるんだ。手短に用件を済ませて、家庭料理にありつきたいんだが」
橘がハンドルに手を置いたまま、後ろを振り返る。
心臓が止まりそうになったが、後部座席においてあったファーストフードをとっただけだった。
前方車両との車間は、しっかり保たれている。
「どうぞ。ついさっき買ったばかりだから、まだ温かいと思いますよ」
用意周到なヤツだ。
そう思いながらも、俺の手は勝手に袋を開封していた。
「佐々木さんの方は、何も問題ありません。
あたしが気になっているのは、あなたの方」
「どうして俺が気になるんだ?
お前の所属組織の興味の対象は佐々木なんじゃなかったか」
「もうっ、いつあたしが組織を口にしたんですか。
これはあたしの個人的な調べ物なのです」
「変わったこと、変わったこと……。
うーん、谷口っていう悪友の、嫌味が増えたくらいだな」
夕食
古泉ジャスティスの俺からするともうちょっと●分増加希望
キョンが佐々木好きになったのが極めて唐突だから〜
佐々木に能力が移る→能力によってキョンが佐々木に惚れる(今ここ)
→そのことにキョンが気付く→佐々木を問い詰める→佐々木が反省してハルヒに能力を返し、キョンがハルヒと恋人になることを祝福する〜
という流れですね〜
追いついてしまた\(^o^)/
それにしても
>>1は天才か!?
wktkが止まらん
●<夕食ですか、いってらっしゃいませ
長門の夫の俺からするとだな
ただ長門の成分を増やせばいいってもんじゃないんだよ。
あくまで長門は脇役のポジションにいつつ、だけど毎回クスリと笑わせたり萌えさせたりする一言を発する
そんなことを望んでるんだよな
>>670 書き手が書きづらくなるから予想レスはやめろ
読ませてもらってるんだから黙ってわっふるわっふる
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:04:49.64 ID:82oJafzR0
>>673 なにげなく長門の夫とかいってんじゃねえよw
>>673 夫wwwwwwおwwwwwwっwwwwwwとwwwwwwwwOwwwwwwwwTwwwwwwwwTwwwwwwwwwOwwwwwwwwwwwwww
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:05:50.16 ID:IrxwvMKz0
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:06:04.50 ID:v2F/YXIzO
まぁ
>>1ならそこらへんのなまっちょろい終わり方はしないだろうと期待 結局どんな終わり方でも
>>1が書くなら俺はいいわけだが
679 :
◆Mene.OWFJw :2008/08/21(木) 19:09:57.72 ID:WQ6m/5Ph0
「そうですか・・・良かったですね・・・」
こころなしか暗く沈んだように見える橘の顔。
自身はファーストフードをほおばる事もなく、ただ前を見据えて車を走らせている。
途切れた会話を続ける気もなく、俺は窓から外を見る。
いつのまにか車は山の中に入っていた。
「ごめんなさいキョンくん」
特にあやまられるような状況だとは思わないがいったいどうしたのだろうか。
「このままじゃ・・・佐々木さんは力を失います。お分かりでしょう?佐々木さんはあまりにも変わりすぎてしまったんです」
佐々木が以前と変わったからといって力を失うというのはどうだろう。少し短絡的すぎやしないだろうか。
しかし次の橘の言葉が俺にそれ以上考えるのをやめさせた。
「だから・・・これは私の機関からの命令なんです。・・・ごめんなさい。これが私の最後の仕事」
車はすでに道路を走ってはいなかった。目の前に広がる空を見ながら俺は思った。
ID:b4TNgJb40、早く帰ってきてくれ・・・。
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:14:47.01 ID:v2F/YXIzO
>>679 またかよwwwwなんなんだよwwww文才無駄なとこに費やすなwwww
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:15:40.80 ID:WQ6m/5Ph0
なんで俺鳥付けてんだよ死ねよ
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:15:46.53 ID:6Zs8G8MZ0
だ……騙された………だと…?
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:16:57.75 ID:D3DTGVxTO
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:17:38.04 ID:HYekuAW/0
この釣りはちょっと危ないのではないのでしょうか
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:18:24.08 ID:b4TNgJb40
橘はハンドルを指でとんとんたたきながら、
「それじゃあ、キョンくん自身の、精神的な変化は何かありませんでしたか?」
こいつは俺から何を聞き出したいんだろう。
不信感が募ってきたが、問答を続ける。
「それは佐々木への感情とは、別の面での話か?」
コク、と頷く橘。珍しく真剣な表情だ。
俺はここ最近の自分を反芻してみた。
涼宮の家を訪問して、その帰り道に感じた奇妙な感覚のことが、脳裏をよぎる。
だが、俺は胸の内にしまっておいた。
「ないな。期待に添えなくてすまんが」
「そう……」
声音は残念そうだったが、返事が想定通りであったことに、なんらかの確信を得ていることを、俺は見ぬいた。
こんな表情をするヤツを、俺はよく知っていた。古泉だ。
車の進行方向が、緩やかにターンしていく。ここらが折り返し地点というわけか。
「お前、まだ俺に聞きたいことがあるんじゃないのか?」
「えっ?」
「聞きたいことは、今全部聞いといた方がいいぞ。
お前のドライブに付き合わされるのは、これで最後だからな」
雨脚が、また強くなる。
車体をたたく雨音がうるさい。橘はワイパーの速度を一段階上げて、言った。
「涼宮さんは、今も学校をお休みしているんですか」
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:19:18.04 ID:WQ6m/5Ph0
よし北!
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:21:06.52 ID:mVlM00jL0
私まつわ
いつまでもまつわ
最終的にキョンが長門を「有希」と呼ぶようになったらほめてやるよ
どうせvip徘徊してる程度の物書きもどきには無理だろうけどな
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:21:42.54 ID:8IrnuI7t0
イェス!
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:24:49.23 ID:1+YgnsDN0
俺は最後まで佐々木を応援するぜ!
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:30:31.28 ID:YOIyEGBh0
ようやくハルヒ分補給の兆しが・・・!
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:35:32.55 ID:Bh9nDzCs0
勘違いしてる人が多いようだが、b4TNgJb4Oは
>>1じゃないぞ
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:36:55.04 ID:4/aa7xai0
よくハルヒをツンデレっていうがお前らのハルヒに対す8る態度のほうがツンデレだぜ
いりゃうざいうざいつーくせにいないとさみしがる
>>693 ハルヒはツンデレじゃないよ。
ハルヒは素直になれないだけだよ。
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:38:57.61 ID:b4TNgJb40
「涼宮? ああ、あいつならまだ引きこもってるよ」
「涼宮……?」
橘が、目を真ん丸にしてこちらを見つめている。
それはさながら、自分の悪戯が思わぬ結果を呼んで慌てふためいている、小さな子供のような仕草だった。
「前向け。事故るぞ」
「あっ、はい」
橘はハンドルを握り直す。
「SOS団の皆さんは、涼宮さんに何か働きかけたりしていないの? その、彼女の家を訪問したり、」
「してないよ」
「ど、どうしてですか?
彼女はあなたたちの中心人物だったはずです。
一番涼宮さんのことを気にかけているのは、あなたたちでしょ?」
「いや、そうでもねえよ。
古泉も長門も、朝比奈さんも、この世界は安定していて、涼宮の精神は平静で、時空間にも乱れはないって言ってた。
誰も涼宮の心配はしてない。またあいつが学校に来たいと思うようになったら、来るだろ」
「キョンくんは、それまで放っておくって言うんですか!?」
「だってどうしようもないだろ。
今日も涼宮の家に行ってみたけど、部屋には鍵がかかってて、
俺を入れてもくれやしない」
「彼女に会いに行ったんですか?」
佐々木の瞳に光が灯り、
「ああ。担任に、プリント届けてきてくれって頼まれてさ」
すぐに消えた。
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:40:26.80 ID:b4TNgJb40
>佐々木の瞳に光が灯り
訂正
佐々木→橘な
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:41:13.40 ID:WQ6m/5Ph0
wktk
>佐々木の瞳に光が灯り、
橘?
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:43:23.48 ID:GF3TnulYO
追い付いた〜
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:44:15.74 ID:8IrnuI7t0
wktk
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:44:28.34 ID:WmMc/H5bO
高校生の引きこもりなんて他人じゃどうしようもないのは事実だな
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:53:39.65 ID:at7J9gAl0
追いついた
全く先が読めん
このスレで終わる?
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:59:42.62 ID:b4TNgJb40
その後、橘は
「そんな……こんなのって、酷すぎます……」
とかなんとかブツブツ言っていたが、やがて口を噤んだ。
口元は、何かを決意した直後のように、真一文字に結ばれている。
俺は首を傾げながら、橘の運転を見守った。
満腹になったせいか、眠気が頭を支配しつつあった。
車は一直線に俺の家に向かい、五分もしないうちに俺は玄関に立っていた。
橘の去り際はあっさりしていた。
窓から首を出し、
「おやすみなさい。今日は、ドライブに付き合ってくれたありがとうございました」
それだけ言って、車を発進させた。
角を曲がるまで見守ってから、家の中に入った。
橘は俺に、どういった理由で涼宮のことを尋ねたんだろうな。
と、考える間もなく正面に妹発見。
「キョンくーん、おっかえりー」
「ただいま」
「今日もおそかったねー。どこいってたのぉ〜?」
「ツインテールの超能力者に拉致られてたんだよ。そりゃもう大変だったんだぜ」
「キョンくんのうそつき。本当のことおしえてよ〜」
嘘なもんか。半分は本当だぜ。
大変だった、ていうのは嘘だけどな。
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 19:59:58.61 ID:hrtgi7M8O
俺がちょっと出かけてる間にまた進んでる
wktk
亀だが
>>552 流はハゲだよ
いかにも頭皮が弱そう
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:00:55.47 ID:WQ6m/5Ph0
ほんとに先が気になる展開だな・・・
wktk
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:01:18.88 ID:b4TNgJb40
>「おやすみなさい。今日は、ドライブに付き合ってくれたありがとうございました」
訂正
付き合ってくれた→付き合ってくれて
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:02:04.84 ID:amZdek4ZO
久しぶりのwktk
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:03:09.47 ID:V+G8W0tDO
これスゴイよな……
正直俺のと大違いだ
保守
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:03:30.44 ID:mVlM00jL0
はぁ・・・・・。
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:07:23.68 ID:WQ6m/5Ph0
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:07:42.54 ID:v2F/YXIzO
地の文が忠実なんだよな・・・
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:08:11.30 ID:zoRxLwim0
wktkしてるが雷がやばいので落ちる。がんがれノシ
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:13:57.56 ID:rErO4J8JO
>>708 あまりに変な所以外は直さなくても大丈夫
あと最初の方のハルヒの家の前で遊ぶヤツがみたいのは俺だけ?
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:15:25.64 ID:1+YgnsDN0
昨晩から楽しませてもらってる
まじで作者はいい仕事してるなあ
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:19:32.53 ID:b4TNgJb40
軽く夜食をとって、シャワーを浴びた後。
俺は佐々木とメールするのを忘れたまま、ベッドに入った。
どうしようもなく疲れていたのだ。
睡魔は優しく魔の手を伸ばし、俺のまぶたを引き下げた。抵抗は無意味だった。
その夜、俺は夢を見た。
どこかとても懐かしい場所で、一人の女の子が、俺に背を向けて話している。
「今まで、ごめんね」
俺はその言葉の意味が分からない。
何を謝っているのか。どうしてその女の子が、今にも泣きそうなのか。
分からない。
――りん。
澄んだ音が響く。心地よい、自然と耳に染みいる音色。
やがて、その女の子が、振り向いた。
彼女の名は……
***
「でよぉ、俺がここぞとばかりにアタックかけたんだ。
そしたらその子、なんてメール返してきたと思う? おいキョン、聞いてるのかよ!」
「ん、あぁ、悪い。ちょっと考え事してた」
「まったく、これだから彼女持ちは。独り身の独白なんざ、どーだっていいってか?」
翌日。ここ最近はきちんと早起きできていたというのに、、
夢を見たせいで寝入ってしまった俺は、運悪く谷口に出くわしたのだった。
ちっ、折角思い出しかけていた夢の内容が、
お前のせいで曖昧になっちまったじゃねーか。
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:20:40.61 ID:idCnxaHvO
追い付いてしまった
保守
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:22:47.41 ID:b4TNgJb40
九時まで休憩させて
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:23:51.20 ID:M56RnnIS0
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:24:13.84 ID:V+G8W0tDO
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:24:35.40 ID:WQ6m/5Ph0
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:31:32.07 ID:WQ6m/5Ph0
ほ
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:43:37.02 ID:OCHvciAK0
し
古泉「まっがーれ♪」
キョン「なぁ古泉、そのまっがーれってなんなんだ?」
古泉「今更ですかキョン君?僕は超能力者ですよ?」キョン「超能力者だからスプーンまげってか?小野Dは曲がってなかったぞ。最終的には物理的に曲げてたがな」
古泉「小野さんは僕は存じ上げませんが曲がったって事情が重要なんじゃないですか?」
キョン「激奏買えよ…」
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:48:15.32 ID:++Yze5Hq0
追いついた!
wktkしつつ保守
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 20:51:16.41 ID:CVXVKKdM0
やっと追いついた
長かった
保守
ほ
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:00:58.32 ID:OCHvciAK0
し
の
カ
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:03:08.12 ID:/3X/3J9x0
教室に着くと、後の席は相変わらず空席だった。
誰もいない席なら机を撤去してしまえばいいのに…。
そんなことを考えながら自分の席に着いた。
今日も、居眠りの合間に授業を聞き流していると、あっという間に放課後になった。
ときどき佐々木から来るメールが良いアクセントだった。
他愛もない内容のメールだが、これだけは断言できる。
俺は今、佐々木と付き合っていて、幸せだ。
今日は部室によらずに佐々木と会おう。
***
教室を出ると俺は、旧校舎へと続く渡り廊下を横目に、玄関へと向かった。
下駄箱から靴を取り出そうしたとき、視界の端に人影を認めた。
そちらに眼をやると、下駄箱の端にスマイル美少年が立っていた。
「古泉、何か用か?」
無言で古泉が頷く。だが、悪いな。俺は急いでるんだ。
足早に玄関を出ようとする俺の背後から、古泉の声が追いかけてきた。
「『機関』が解散しました」
何? 驚いて振り向いた俺に向かって、古泉はさらに言った。
「スターどっきりマル秘報告。大大大成功!」
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:04:15.00 ID:WQ6m/5Ph0
いちいちIDを確認する癖がついてしまった俺が悲しい
ま た 騙 さ れ た
さっきはID確認したのに><
ぶww
IDが・・・変わったと思ったんです・・・
>>732 お前だけは許さん
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:06:38.91 ID:OCHvciAK0
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:07:31.81 ID:6Zs8G8MZ0
絶対に許さない、絶対にだ
まwwwたwwwかwwww
>>732はしつこいが文体の上手さは評価するwww
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:19:33.84 ID:v2F/YXIzO
>>732 後日 スレ立てしろってwwww何回俺に言わすんだwwww 文才を無駄遣いすんなwwww
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:26:57.83 ID:b4TNgJb40
一日は、何事もなく経過していった。
空模様は、昨日とはうってかわって快晴で、
涼宮の家を訪ねたことや、橘にドライブに誘われた記憶を、溶かしていった。
ただ、授業中に来るかと期待していた佐々木からメールは、結局昼休みになっても来なかった。
昼休み、俺は旧校舎に向かった。
自分でも、どうかしていると思う。
たった十数時間連絡を取らなかっただけで、どうしてこんなに気を病む必要があるだろう?
「もしもし」
「もしもし――キョン? どうしたんだい?」
「いや、声が聞きたくなってさ」
受話器の向こうから、くすくす笑いが聞こえてくる。
ほら。ただの杞憂だった。
それから俺たちは、他愛のない会話をして、昼休みを過ごした。
予鈴がなり始めた頃に、俺は言った。
「今日は大丈夫だよな?」
「それは僕の台詞だよ。それじゃあ、駅前の喫茶店に、7時にね」
「おう」
携帯を閉じる。
不安はきれいさっぱり、払拭されていた。
俺はゆるんだ顔のまま、教室に戻った。
もしも、一年前の俺が、今の佐々木の声を聞いていたら。
その俺は、難なく佐々木の機微を、察知できていただろう。
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:27:30.37 ID:ZkVq3q2fO
***
自然と佐々木を抱きしめて温もりを確かめる。
「ん…ん…」
俺の唇で佐々木の唇をねじり、こすり合わせると佐々木がかすかな声を上げだした。
佐々木が興奮している?
自分が佐々木を性的に興奮させていると思った途端に下半身に血液が凝縮し始めた。
硬度を上げ始めた男の象徴がパンツの薄い布を押し上げ密着している佐々木の下腹部辺りを突き刺し始めた。
「あ…」
佐々木が驚いて体を離す。
>>746 なんか抜けてると思ったんだがやっぱり抜けてたか、スマンorz
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:29:20.49 ID:b4TNgJb40
やめてくれ
混乱する
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:30:56.70 ID:v2F/YXIzO
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:32:05.73 ID:WlPagWd2O
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:32:16.16 ID:M56RnnIS0
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:32:20.81 ID:GH0YMLJCO
模倣してるやつら自重しろよ
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:36:36.52 ID:1+YgnsDN0
いよいよ結末が迫ってきてる予感…
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:36:46.31 ID:v2F/YXIzO
>>755 同意せざるおえないが 正直その文才を俺に分けて欲しいwwww
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:38:40.41 ID:ZkVq3q2fO
しかし、潤んだ瞳で見つめてきたかと思うと今度は自分から硬さを確かめるように体を押し付けてきた。
自然と再び唇が重ね合わさる。
佐々木が口を浅く開いた。侵入されたがっている?
俺はゆっくりと佐々木の口の中に舌を伸ばした。
佐々木が吸い込むように俺の侵入を受け入れる。佐々木の口内で舌をうごめかす。
はじめはされるがままになっていた佐々木だが、ぬるり、自分でも舌を動かして応え始めた。
佐々木の唾液と俺の唾液が混ざり合い舌と舌がこすれあってお互いの欲情を高め合う。
俺の下半身は痛いほど硬くなっており俺はそれを佐々木にこすり付けた。
佐々木もその動きに合わせるように自分の股間を俺の足にあて、腰を動かしている。
ゆっくりと唇が離れた、が、お互いの下半身は密着したままだ。
佐々木のこすり付けてくる部分が体温以上に熱い。
「今、改めて思う。僕はキョンのことがが大好きだ。」
佐々木が上目使いで囁いた。
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:40:51.68 ID:YOIyEGBh0
>>759 縦読みすると佐ばっかだな
まぁ ID:b4TNgJb40が混乱するってんだからやめとけ
>>759 お前w「やめてくれ」って本人に言われたばかりじゃないかw
うざいのNGぶち込めばいいよ
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:43:41.19 ID:ZkVq3q2fO
>>751 >>759→「が」が多かった
調子に乗りすぎた。
…が反省はしていない。
混乱させて悪かった。
自重します。
>>1がんがれ
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:45:25.34 ID:v2F/YXIzO
>>763 自重は促すが
正直 後日改めて スレ立てして欲しい
まぁ b4TNgJb40はごゆっくりどぞ
わかればいいんだ
だが書き終わったら・・・わかるな?
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:46:10.19 ID:b4TNgJb40
***
文芸部室に入ると、既に俺以外の団員は揃っていた。
今日は珍しく朝比奈さんもいる。ただし、彼女は制服姿でお茶を煎れていた。
メイド服はハンガーに掛けられたまま、ずっと放置されている。
「はい、どうぞ。久しぶりだから、味が変だったらごめんなさい」
湯飲みを一口。お茶は最高に旨かった。
たとえるならそれは、天上の玉露。
古泉のお茶を1とするなら、朝比奈さんのお茶は∞に値するといっても過言ではない。
「誇張表現だと分かっていても、傷つきますね」
古泉が拗ねたように言う。お前が拗ねても全然可愛くないからやめろ。
それで……今日は何のゲームで大敗を喫したいんだ?
「僕が負けるのが前提になっているのが納得できませんが……、将棋はいかがですか?」
「いいね。最近やってなかったし」
駒を並べながら、俺は窓際の方を見やった。
朝比奈さんが、長門にお茶を運んでいるところだった。
「はい、長門さん」
「……ありがとう」
微笑ましい光景。なんて平和な、夏の一コマだろう。
俺は、ほう、と溜息をつきながら、なんとなく、PCが置かれたデスクを見た。
――りん。
風鈴の鈴音とともに、違和感が去来する。
wkwktktk
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:50:51.00 ID:WQ6m/5Ph0
支援
, -=≠=- 、
/ ヽ,
/^ヽ、__i}_/ヽ,
f三≧x、_,ィ7 : : : : : \レ' : : ヽ_,x≦三}
',::::::::::::::::::7: : :/^\: : : /^ヽ ヘ::::::::::::j
ヽ::::::::::::/: : :/ : : : : : : : : : : : :Vハ:::::/
>>1乙モ゙ギュッ
〉,.:.:.:/: : :/ : : : : : : : : : : __: : 'v:∨ モモ゙モギュ
/: : ∨: : /: :/l⌒/l : :/ヽ、}\} :ヘ
,/: : : / : : {; イ ,レ´ j/ ', : ∧
,イ:/ //: : : : :/ ((;・.,;) ((・.,;)〉 : :ヘ ./⌒ヽ_ノ) ) )
〃:/〈 : : : : : \ ∠/ : : ;〉 . ,' ;'⌒'ー''´
`ヽ、\: : : ヽ、:>\ーェェェェァt ./: :/ .| i|
`⌒{≧x、f^^ァ \_ ` ヽイ}/ ノ ,'.!
/^≧x、__>:f⌒{__ノ== '爪`\ \、 / //
`ー――宀イ:::::::::::::::::::::::ヽ:ゝ<.\.、_>'´ ノ'´
/ 廴:::::::::::::::::::::::::::::;:ノヽ. `ー一''´
{ `ヽ、_::::::::::::厂 }
(>、 `⌒´ ,/^)
`ー一'⌒ヽ、___ ..ノー'
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:54:21.70 ID:xcRAbF9x0
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 21:56:30.67 ID:YsZ4/3+JO
おいついた…だと?
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:00:51.67 ID:GEUf597Z0
ハルヒが引きこもってる理由が激しく気になるな
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:02:26.10 ID:b4TNgJb40
昨夜見た夢が、まぶたの裏に浮かび上がってくる。
この鈴音。風に揺られては熱い夏を涼しくする、魔法の音色。
この風鈴は誰が取り付けたものだったっけ?
「…………」
気づけば、みんなが俺を見つめていた。
どうやら俺は、モノローグの最後部分を、実際に口に出していたらしい。
朝比奈さんが復唱する。
「風鈴、ですかぁ? わたしは知らないです。
わたしが休んでいるときに、誰かがとりつけたのかも」
古泉も顎をさすりながら、
「僕も存じません。しかし、妙ですね。
この風鈴がいつからあるのか、思い出せないんです。
まるで意識の隙間を突かれたみたいに、ね」
最後に長門が言った。
風鈴の音とはまた違った意味で、聞く者を涼しくさせる声が響く。
「……涼宮ハルヒ」
「え?」
「涼宮ハルヒが、その風鈴をとりつけた。今から約二週間前のこと」
長門が立ち上がり、風鈴を取り外す。
そして俺を見つめて、
「これを見て」
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:04:03.28 ID:PEDMebS30
激しくwktk
なにを見せてくれるんだろうな
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:06:03.98 ID:76nCqmLVO
わっふる
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:06:38.70 ID:fA/RunAKO
ほす
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:06:41.25 ID:GEUf597Z0
わっふるわっふる
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:06:54.22 ID:WQ6m/5Ph0
wkwktktk
追いついた・・・だと・・・
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:09:18.52 ID:8IrnuI7t0
wktk
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:11:56.56 ID:3QrcHJy6O
いつまでダラダラやってんだよ
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:13:15.58 ID:wjLCeQ8f0
続きが気になって…飯を食いにいけないっっ!!
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:13:16.39 ID:SLLM6fSm0
携帯だな
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:13:29.85 ID:+6Y1Ica80
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:15:32.13 ID:znTA5t2A0
キョンと付き合えますよーに
的な
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:16:00.22 ID:hrtgi7M8O
上野にちんこが付いてたら余裕で舐めれる
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:16:58.13 ID:hrtgi7M8O
誤爆した
スルーしてくれ
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:17:01.11 ID:LwEu07MOO
今寝ると明日には落ちてそうで…寝れないッッッ!!
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:18:05.77 ID:zoRxLwim0
く……そ…………眠いけどこのスレが完結するまでは絶対に寝ない!
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:18:54.90 ID:YOIyEGBh0
駄目だ・・・もうもちそうにない
皆頑張ってくれ
せめてもう1レス読みたかった・・・が・・・ま
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:20:34.39 ID:SQyMMHUT0
追いついてしまった・・・
最後に追いつけた嬉しさと一気に読めないもどかしさ
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:22:10.61 ID:b4TNgJb40
俺は将棋の駒を置いて、長門のもとに歩み寄った。
心の中で、何かが疼き始めていた。
風鈴を受け取って、取り付けようのひもを指にかける。
揺らしてみる。
――りん。
近くで聞いたその音は、今までよりも、より強く、心を揺さぶった。
朧気だった夢の記憶が、鮮明になっていく。
暑い、暑い、午後のこと。その女の子は、夏の始まりを祝うかのように、風鈴をとりつけた。
でも、次に聞いた言葉は、深く物思いに沈んでいた。
「今まで、ごめんね」
――りん。
風鈴が、夏の風を受けて、初めて鳴る。
そして、耳が鈴音に慣れてきた頃。
彼女は、涼宮ハルヒは振り返った。
ハルヒは、目の端に涙を浮かべたまま、笑っていた。
「っ!」
思わず、風鈴を手放した。
やばい、割れちまう!
そう思ったときには、風鈴はすでに、小さな両手のひらに包まれていた。
長門は無言で、風鈴をもとあった場所に設置する。
なんだよ。
涼宮が引きこもる前に、風鈴を置いていったことを思い出しただけだろうが。
……どうして俺が動じなきゃいけないんだよ。
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:22:15.97 ID:WQ6m/5Ph0
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:27:02.63 ID:76nCqmLVO
誤爆か?
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:28:16.41 ID:zoRxLwim0
wktk
そろそろ終盤?
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:29:00.29 ID:8IrnuI7t0
もうすこしはやくかけないのか
急かすなよ
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:29:35.72 ID:fA/RunAKO
うわあああああああああ
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:29:50.92 ID:2+PG9s0X0
まあまあ、ゆっくりでいいから好きに書いてくれ
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:30:49.82 ID:A6KDaOURO
残りすくないから無駄レスは控えようぜ
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:31:14.09 ID:ooFH/ply0
そうせかすなよ、たのしませてもらってるんだから
おせえ…
はやくしてくれ…
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:31:21.29 ID:Pl73bXBrO
1000までには終わるかな?
終わって欲しくないけどな・・・
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:31:37.06 ID:e3C25ZzT0
このままだと書き終わる前にスレ埋まりそう
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:32:38.16 ID:s0NIURTQ0
1000いったらゆっくり読むのであらすじ誰か産業
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:33:43.69 ID:hrtgi7M8O
>>810 ハルヒひきこもる
佐々木とキョン付き合う
俺が恥ずかしい誤爆
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:34:01.52 ID:FtolPo5P0
カーテンコールは盛大に
>>11を称えて終われるようにしようぜ
>810
キョンと
古泉の
愛のお話
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:34:42.07 ID:s0NIURTQ0
把握
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:34:46.23 ID:m8pmdJ5E0
ハルヒがみんなの記憶から自分に関する記憶だけを消そうとしてる、ってこと?
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:36:34.19 ID:GEUf597Z0
何に対してハルヒは謝っているんだろう
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:37:27.09 ID:b4TNgJb40
パイプ椅子に座り込む。
背もたれに背中を預けたとき、俺は初めて、背中が汗でじっとりと濡れていることに気がついた。
***
黄昏時。
喫茶店にむかう俺の足取りは、軽いと言うよりも、急ぎ足だった。
ここ数日、奇妙なことばかりだ。
涼宮のこと然り、橘のこと然り、あの夢と記憶に然り。
早く佐々木に会いたかった。
会って、煩わしいことを全部、忘れてしまいたかった。
喫茶店に入ると、佐々木は既に到着していた。
遠目でもすぐに分かった。安心感が胸に広がる。
「よう。今日はお前が先か」
対面に腰掛ける。
「待っていたよ、キョン。
そろそろ来る頃じゃないかと思って、コーヒーを注文しておいた。
もうすぐ運ばれてくるんじゃないか」
「サンキュ」
いつもの遣り取りが交わされる。
先に到着した方が、相手の好みの飲み物も一緒に注文しておく。
そしてそれらを飲み終わるまで雑談して、遊びに出かける――。
今日も同じことが繰り返されるのだと、俺は信じて疑わなかった。
パイプ椅子がバイブ椅子に見えた
・・・疲れてるのか
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:40:43.80 ID:hrtgi7M8O
>>815 お前俺が言いたくても我慢してたのに
空気嫁
死ね
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:46:33.05 ID:WQ6m/5Ph0
wktk支援
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:47:35.64 ID:HYekuAW/0
風鈴が風鈴の風鈴から風鈴に関する風鈴だけを消そうとしてる、ってこと?
, --、_, -ー 、
|ヽ / v \ /l
ヽ \ /ヽ ヘ / /
/\/ // / ヽ\ \イ l
| /// | | トvヘ ||ヽヽ |、 ヽ、
| / | |i ト ト、|゙`´| |ト、ヽ|ヽ|ヽヽ\`ー-- 、
| || | ィ!ニリ=j、 |,ィ!ニリ=j、レ'ヽヽ\\ヽ丶 \
/ | .|i | | ○ ○ | | |ヽヽ\\ \ ヽ\
// | | | ||"" r--v ",|.| |~'|ヽヽ\\\丶\ \
/// | |/| |`ー-',____ノイノ| | \ ヽヽ ヽヽ \ヽ ヽ
// | |〈 ヽヽ ゝ===彳,〃 〉丶ヾ ヽ } } ヽヽ _」
// | | ヽ |ヾ!、-‐ー‐// | / | | || | | | | |/
|| | || {、 ヽ.ヾ!、 // / ,ィ'| | | | | | | | |
>>815 || | | | T 一>--r≧{}≦-くi´ | | | | | | | | | ./
||. | | | | 入 〃{{ ', ト、 | | | _L-―-ァ
|! L_| | .| / 〃 {{ ',. |  ̄´ /
i  ̄! .| {{ ヽ, ', ヽ/7  ̄フ
,ノ | ! __ `} /
,、-イ r-/ `/ヽ_,ノ └-ァ
,、-'" ト/ / / _ /
'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| _|_ _ヽ_∠ __ |
| |_ ヽ lニl l | 三|三 ∧ └┼┘ / |
| (j ) l─| l 亅 イ `< / \ |_|_| ´⌒) |
|  ̄ -' |
ヽ、__________________________ノ
__,イヽ ヽ_」 |, --ヽ
{--- 'ニニ,、__| |l、r---ヽ
 ̄ ̄ ヽヒニニニ.l
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:50:18.78 ID:xnl9VcDK0
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:51:01.25 ID:7RG2aUZwO
減速を…
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:51:19.34 ID:A6KDaOURO
無駄にレスすんなよ
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:51:26.62 ID:OCHvciAK0
これより下、展開予想禁止
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
だから人が書いてんのに勝手な予想言うなって
どんだけ書きづらくなるのかわかってないだろ
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:52:03.43 ID:1+YgnsDN0
物語りももうすぐ終わりか
wktk
佐々木にも幸せになって欲しいが……
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:52:07.03 ID:rTDrbNsR0
これぞVIP
もっとやるがいい^ ^
自分で自分の楽しみを奪えよ
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:53:06.23 ID:2+PG9s0X0
減速減速
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:54:25.76 ID:b4TNgJb40
大抵、先に飲み終わるのは俺の方だ。
佐々木は上品に、少しずつ飲む。だが、今日は順番が逆だった。
「喫茶店、さっさと出たいのか?」
「え、いや、……うん、そうだね。今日は行きたいところがあるんだ。
でも、君はゆっくり飲んでくれて構わないよ」
「行きたいところって?」
「……それは秘密さ」
人差し指を唇に当てる仕草が、信じられないくらい愛らしい。
人目をはばからずに抱きしめたくなる。
我慢だ、がまん。
***
喫茶店を出た後は、街をぶらぶらすることが多かった。
そして、適当に面白そうな娯楽施設で、時間を潰すのがお決まりのコース。
だというのに、今日に限って佐々木は、
「散歩しよう。町内探索というのも、案外、悪くないものだよ」
と言って、俺の手を引いていく。
行き先を尋ねたい衝動に駆られる。でも、押さえ込んだ。
確かにこういうのも悪くはない。ちょっと退屈だけどな。
どれほど歩いただろう。
街灯が明かりを点し始めた頃、俺は、佐々木の歩みが、ある明確な方向性を持ち始めたことに気がついた。
やがて佐々木が語り出す。
まるで、俺が何かに気がつくことを、待っていたかのように。
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:55:06.90 ID:X369ImDK0
>>815 // |
/ ,ィ介i | う ぶ き
{. |l ,イ ///|| | ち っ え
,-.、Vl / | /// | | 」 に と ろ
lこ!l ! ト ト.l | !i | ヽト、< な ば
| l Vヽ トjヽ\!l ,>‐_ニヽ さ
| | \ ! く__・、jiLノ・_´フ .|| れ
| | __ ヽ} -‐ -─‐ レヘ. ん
_r‐j >イ fヽ l ノ __ ,イ-ハ
/ ′、 i {ノ-、 ヽ `t_/ /| /´ヽ
〈 ヽ l | } \ -' j | \
ヽ / |  ̄ L
これ以上書き込むと、ssが終わる前にこのスレが終わっちまうぞ
保守以外は自重するんだ
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:57:41.66 ID:b4TNgJb40
一時間ほど休憩
展開は
>>815とは違うよ
でも、もう予想は勘弁してね
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:57:43.30 ID:odBYlcxQ0
∧_∧
( ´∀` ) ところでこのゴミ、どこに捨てたらいい?
/⌒ `ヽ
/ / ノ.\_M
( /ヽ |\___E)
\ / | / \
( _ノ | / ウワァァン ヽ
| / / |ヽ(`Д´)ノ|
| / / ヽ(
>>15)ノ
( ) )  ̄ ̄ ̄
| | /
| | |.
/ |\ \
∠/  ̄
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:59:05.75 ID:2+PG9s0X0
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 22:59:55.72 ID:M56RnnIS0
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:00:08.05 ID:CVXVKKdM0
次スレ行くのか?
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:00:43.14 ID:D3DTGVxTO
次スレがいいんじゃね?
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:01:44.90 ID:FBnEo43U0
次スレとかねーよ
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:02:23.21 ID:A6KDaOURO
ねぇよ次スレとか…
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:03:38.44 ID:e3C25ZzT0
ここ消化しちまったらプリンってのは無茶かね?
次スレとかギャグに決まってんだろ
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:04:08.83 ID:m8pmdJ5E0
おk、俺が悪かったよ。
みんなも俺みたいにフルボッコされたくなきゃ展開予想は控えるべきだね。
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:04:15.85 ID:D3DTGVxTO
いや終わるのかなと
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:05:11.73 ID:8IrnuI7t0
ってかおそいよ
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:06:35.85 ID:v2F/YXIzO
以下 黙って 保守タイム
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:06:52.04 ID:xxA+8B5VO
遅いとか無駄なレスつけんな
足んなくなるぞ
一時間休憩ってことは保守が必要。それで10レスぐらい消費。
感想などのレスと今までの投下ペースから見て次スレは必要だと思う
次スレで完結したらさっさと埋めればいいだけの話
>>980辺りで立てたらいいんじゃね?
お前に足りない物、それは!情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ!そして何よりもー!速さが足りない!!
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:09:19.09 ID:odBYlcxQ0
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:09:37.08 ID:e3C25ZzT0
>>850 そうか?
俺には即興でこのスピードとクオリティーは信じられんがな
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:11:48.55 ID:A6KDaOURO
次スレ立てなくてもお前らがレス控えれば足りるだろ
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:13:12.11 ID:1+YgnsDN0
即興で書いてこのレベルはすげぇぞまじで
減速
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:14:41.12 ID:HYekuAW/0
無駄レス控えれば次スレ不要とか言い出すと
打ち切りENDみたいな終わり方した数々のスレのことを思い出す
明らかに足りないようだったら、無理せず叩かれるの覚悟で次スレ立てようぜ
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:16:20.68 ID:znTA5t2A0
次スレとかパー速行けよ
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:18:01.87 ID:A6KDaOURO
>>860 足りなくなったら
>>970が次スレな
でも無駄なレスは控えてなるべくこのスレで終わらせようぜ
にしても遅い
追いついちまった……
支援
休憩するぐらいなら最初から書き溜めておけ
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:37:59.58 ID:hrtgi7M8O
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:41:31.79 ID:GH0YMLJCO
この投下スピードで遅い遅い言ってるのは
長い文章書いたことないに違いない
かなりすごい部類だぞこれは
>>868 質を考えればな
だが遅いことには変わらない
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:47:12.20 ID:e3C25ZzT0
仕方ないだろ
>>1からバトンタッチして急遽書き始めたんだから
建てるならパー速にしようぜ
以降保守以外の書き込み禁止
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:52:14.85 ID:rTDrbNsR0
「キョン、君もこの辺の地理には詳しいのかい?」
「いや、来たことはあるが、そんなに詳しくはないな」
「そうなのかい? 僕はよく来ているんだ」
こんな住宅街に何の用があるんだ?
くっくっく。笑いながら佐々木は俺の手を引き、どんどんと歩いていく。この方向は確か…。
「もう少しだよ」
佐々木が行きたいところというのは、まさか…。
「やっと気付いたのかい? 僕の知っているキョンはもう少し勘が鋭いと思っていたのだけれど」
くっくっく。また笑いながら、佐々木は俺の方を振り向き、ウィンクした。
俺は不覚にもドキッとしてしまう。そのときだった。
――りん。
どこからともなく風鈴の音が聞こえてきた。頭がくらくらする。
なんだ…。遠くから声が聞こえる…。ような気がする。
――りん。
まただ。軽い眩暈を覚える。
「キョン…、着いたよ」
佐々木がじっと俺の眼を見る。
佐々木、まさかお前は…。
――りん。
風鈴の音。そして、遠くからかすれた声が聞こえる。
「スターどっきりマル秘報告。大大大成功!」
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:54:30.41 ID:fqfB0wWRO
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/21(木) 23:54:44.59 ID:CVXVKKdM0
IDでわかってたけどさ
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:02:13.54 ID:gz78T5Um0
>>873 お前だけは決して許すわけにはいかない!
お矢代様にたたられてしまえばいいんだ!あっはははははははははっはははっはっはは…
…ごめん、笑いつかれたorz
877 :
悪いな 俺の力じゃ20分に1レスが限度だ:2008/08/22(金) 00:04:27.93 ID:iZsPw63w0
「さて、もうそうろそろ話始めようかな。
時間的にも、話が終わる頃には、目的の場所に到着しているだろうしね」
俺はにわかに、悪い予感がした。
いや、それは予感というよりは、確かな現実味を持った、確信だった。
「僕は君に……君を含めた、多くの人に謝らなければならないんだ。
僕の行為を罪とするなら、その罪を贖罪しきれないくらい、僕は悪いことをした」
「は? お前、何言って、」
「区切りのいいところまで、僕に話をさせてほしい」
口を噤む。佐々木の横顔は、何か吹っ切れたように落ち着いていた。
「ねえ、キョン。僕にSOS団団長の名前を、教えてくれないか?」
俺は反射的に答えた。
「涼宮だ」
「やっぱり、橘さんの言った通りだ。
落ち着いて思い出して欲しい。
君は本当に、彼女を涼宮、と呼び捨てていたのかな?
僕の記憶が正しければ、君は彼女のことを、ハルヒ、と下の名前で呼んでいたはずなんだが――」
胸が、疼く。
涼宮ハルヒ。俺は口に出してみる。
「……ハルヒ」
唇は滑らかに動いた。まるで、それが正しい呼び方であるとでも言うかのように。
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:04:36.07 ID:r4QU/fGo0
h
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:05:58.97 ID:1avkXAyGO
朝には跡形もなく消えるスレチ。なぜ悲しいのだろう
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:06:07.90 ID:4i0dJsay0
20分だろうがなんだろうがかまわないので完結させてください
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:06:45.43 ID:tInYJRu0O
今北産業
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:07:25.55 ID:RjZIefll0
>>873 プリンに来ておもいっきり腕を振るってみないか?
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:11:42.91 ID:DpBkIdJu0
ほ
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:11:55.06 ID:k7aTZebT0
俺と佐々木の目の前にあったのは、紛れも泣く涼宮ハルヒの自宅だった。
「佐々木、お前ハルヒのこと知ってたのか?」
「何を言っているんだい?SOS団で駅前に集合していたときに一回会っているじゃないか。」
しかし会っているのはあの一回きりのはずで、ハルヒからその後佐々木に会ったなんてことは聞かされていないし、
佐々木も個人的に接触があるのなら俺に一言くらいあってもおかしくはない。
なぜかくしていたんだ?
「隠していたわけじゃないんだよ。キョン。それに僕は涼宮さんとはあの時以来
あってはいないよ。」
「じゃあなんでハルヒの家を知っているんだ?」
「それは私からお話します」
道の曲がり角から出てきたのはツインテール超能力者--橘だった。
りんーー
不意に風鈴の音が聞こえた気がした。
ふと上を見ると、ハルヒの部屋のカーテンが
保守
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:17:43.65 ID:iZsPw63w0
だが、頭が、思考が、それを認めない。認めることができない。
佐々木の前で涼宮の話題を出すことを、俺の中のなにかが拒絶していた。
今すぐにでも、話題転換しようか。
話は佳境に至っていない。まだ間にあう。
「君は、彼女が今どんな状態か知っているよね?」
でも、佐々木がそれを許さなかった。
「知ってるよ。引きこもりだろ」
「なら、どうして君はこんなに落ち着いて、僕と一緒に遊んでいられるんだい?」
「だって、それは……」
言葉が詰まる。継げるはずの二の句が継げない。
「君は麻痺しているんだよ。
いや、君だけじゃない。彼女を知る人間すべてに、麻酔がかけられているんだ。
誰もその麻酔に気づかない。
麻酔はやがて、彼女に対する感情・記憶を消していく。
静かに、ゆっくりと、確実に。抵抗する者には、より強力な麻酔がかけられて、
それは彼女自身にさえ、作用する。こうして輪は閉じる。
一部の人間を除いてね」
佐々木の言葉の意味が、解らなかった。
知らない外国語を無理矢理聞かされているみたいだった。
「そしてその一部の人間というのが、僕よりの機関の人間だよ。
おっと、大切なことを言い忘れていた。
もう気づいているかもしれないが、麻酔をかけていたのが、この僕だ」
ほす
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:22:21.36 ID:8qin4/Th0
ほ
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:23:21.03 ID:5EOxx7iN0
し
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:25:37.36 ID:II9PwjsQ0
の
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:26:33.95 ID:+vLT9ZmH0
あ
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:27:04.07 ID:2xCB/nSo0
あ
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:27:50.36 ID:+vLT9ZmH0
き
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:27:50.52 ID:p82hDRxi0
あ
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:28:07.90 ID:oZfUge3A0
ち
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:28:08.85 ID:2xCB/nSo0
寝る前にほしゅ
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:28:43.90 ID:6XI0BiYAO
保守間隔狭すぎだろjk…
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:33:04.81 ID:DpBkIdJu0
ぬ
る
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:35:13.74 ID:5EOxx7iN0
ぽ
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:36:08.14 ID:iZsPw63w0
「だが、こんな状況になってから言うのも言い訳じみているが、
僕はつい数時間前まで、この事実を知らなかった。
橘さんが、すべて教えてくれたんだよ。涼宮さんが引きこもっていることも、その時初めて聞かされたんだ。
それじゃあ、まずはことの発端から、君に話すとしようか。
彼女の引きこもりの原因も、今から話す、ある春の日の出来事に起因していると、僕は考えているんだ。
ああ、君は耳を傾けてくれるだけで十分だよ」
佐々木は喉を鳴らしてから、
「言うなればこれは、僕の懺悔だ」
学問的、学術的なことを論議するのと同じ調子で、語り出した。
***
春の一件にピリオドが打たれて間もない頃に、僕は涼宮さんと二人きりで、話をする機会を持った。
とある日曜日のことだ。
僕は初めから、彼女に好感を持っていた。
彼女は聡明でいて、衒学的なきらいがちっともなく、溌剌としていた。
今までに見知ったことのないタイプだ。
そして北高に入学してからすぐに、僕の親友と一緒に、なにやら色々と活動していたと言うじゃないか。
僕が彼女に興味を示すのは、必然だったんだ。
そしてそれは、彼女にしても同じだった。
彼女にとって君の中学校時代は、好奇心を大いにそそるものだったのさ。
僕は彼女に中学時代の君の様子を話し、
彼女は僕に高校時代の君の様子を話す。
有意義な情報交換だったよ。
ただ、僕は時間の経過とともに、苛立ちを憶えている自分に気がついた。
その苛立ちの正体に、僕はとうとう、最後まで気づけなかった。
僕はね、君が思っているより、ずっと子供だったんだ。情けない話だがね。
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:36:53.74 ID:dNr0jqbDO
もう保守じゃなくて埋めてるようなもんだろ
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:37:11.85 ID:k7aTZebT0
靡いたような気がしたのだが、気のせいだったようだ。第一、風自体あった様に思えない。
「んっふ やはりここにきていましたか」
ここで登場するかこのニヤケスマイルめ俺はデート中なんだから少しは気を使えっての
「すみません。ですがそこの橘さんに余計なことを言われると、我々としても
SOS団としても大きな被害を被りそうなので」
どういうことだ?というかまた機関か・・・お勤めご苦労なこって。
「古泉さん、ここは引いてもらえないでしょうか?」
橘が震えたーー(びびっているのか?)声で古泉に話しかける。
「我々機関との対立がある限り、ぼくはあなたたちの行動を許すわけにはいきません」
古泉からは明らかにいつもと違う雰囲気が出ている。漫画的、アニメ的に言うにはオーラが違うって
いうんだろうな
りりんーー
なんなんだこの風鈴の音は?聞くたびになんだか悲しい気分になりやがる
「それは涼宮ハルヒの悲しいという感情が音波を通じてここから半径200kの
閉鎖空間に準じた空間に満ちているため。涼宮ハルヒはあなたに感じてほしいと
深層心理で思っている。だから、特別あなたには効果てき面。しかし今から2分
13秒前に私が対音波妨害障壁を張ったため、さっきよりは症状がよくなっている筈。」
長門!いつからそこにいたんだ!?っていうか確かに楽になった気がする
保守
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:38:57.31 ID:t1VXtWr70
だめだ限界・・・
惜しいが寝る
長文自重しろよ
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:45:34.91 ID:reSp2SWb0
本物が投下中にやんなや。
中身もつまらんし。
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:46:11.69 ID:Wke8121kO
偽物しね
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:47:07.74 ID:k7aTZebT0
ごめん
保守
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:47:53.69 ID:r4QU/fGo0
>>903 嫌いじゃないけど本物投稿中にやっちゃだめだと思う
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:52:13.18 ID:p82hDRxi0
おまえら落ち着け
本物がどれかわからなくなってきた
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:54:14.00 ID:reSp2SWb0
わかるだろw
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:54:50.10 ID:dNr0jqbDO
あと90くらいしかないんだぞ
レスをストップ
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:56:31.54 ID:B1MTa2YfO
IDテスト
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 00:58:35.10 ID:iZsPw63w0
苛立ちの正体は、嫉妬さ。
同じ思い出を語り合ったところで、
現在進行形で君と愉しんでいる彼女と、過去を語るだけしかできない僕、
どちらが有利なのかは、自明の理だ。
もちろん、彼女にはそんな暗い考えは、一切なかったと思うよ。
彼女は無垢だった。そして繊細だった。
彼女は君のことをとても気にかけていたよ。
もっとも、その心配のベクトルは、君ではなく彼女自身に向いていた。
君は認めないかもしれないが、彼女は、自分の行動を反省していたんだ。
――どうしてもキョンへの振る舞いが横暴になってしまう。
――キョンは本当はわたしに怒っているんじゃないかしら。
彼女の吐露を聞いて、僕は彼女に、二面性があると確信した。
要するに、彼女は君の前ではペルソナをかぶっていたんだ。
繊細で女の子らしい自分を抑圧し、強気で驕慢な自分を演出する。
でも、それがだんだん難しくなってきた。
想像するに、彼女は君に恋をしていたんじゃないかと思う。
まったくの想像だが、こう考えれば筋は通る。
さて、いつしか彼女の恋愛相談じみてきた話合いに、僕は一層、不満を感じた。
君と彼女が、僕の手の及ばないところにいるんだと思うと、黒い感情が生まれてくるのを止めることができなかった。
そして、僕は彼女に諭したんだ。
君の心理状態を偽り、さもそれが現実であるかのように、巧妙にね。
それは遅効性だった。時間の経過とともに、彼女は不安を募らせるという仕組みだ。
すげー
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:00:34.72 ID:+vLT9ZmH0
YES!
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:02:21.05 ID:mDsEccCr0
たのしいっす。寝ないでよかった。
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:04:38.76 ID:9sEsdUXa0
黒佐々木は最高だ
ハルヒが横暴なのは、基本的に、目上扱いしていない全ての人に対してじゃないのか?
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:08:43.16 ID:zaqwIrIqO
追い付いた…だと
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:10:58.90 ID:+cTxpRslO
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:15:43.10 ID:iZsPw63w0
ところで、君は僕と涼宮さんの持つ能力について、どの程度知っているのかな。
能力規模の話じゃない。発現条件と、その条件に対応した効果のレベルについてだ。
もう、うすうす感づいているんじゃないかと思うんだが、
この環境情報変化能力というヤツは、実に不便にできている。
意識的な行使では、ほんとに手品程度のことしかできない。
でも、それが無意識での行使になると、想像を遙かに超えた現象を引き起こす。
行使した者が行使したことに気づかないぐらい、大がかりな現象だ。
君ならよく知っているはずだ。
言い忘れていたが、意識的な行使が可能なのは僕だけだよ。
彼女は今でも、自分が能力を持っていることに、少しも気がついていないから。
話を戻そう。
その日、彼女と別れた後、僕は少しずつ能力を発現させはじめた。
意識的にか、無意識的にか。答えは、後者だ。
何も僕だって、本気で彼女を傷つけようと考えていたわけじゃない。
ただ、悔しかったんだ。でも、能力が発現するのにはその些細な感情で十分だった。
僕はまだそのとき、感情のコントロールが自在にできるのだと過信していたから、
まさか自分の能力が発現しているとは、露程にも思わなかったよ。
そしてその日から、僕の環境情報変化能力は、一人歩きを始める。
彼女の精神は、毒を盛られていたんだ。
日付が変わるごとに、毒の量は増していく。
彼女は気丈に振る舞っていたかもしれないが、精神は、かなり弱っていたんだ。
これに、僕の能力が関係していたのは、ほぼ間違いないと思う。
確証はないが、そう考えたほうが自然だろう?
君は彼女が、悲観的な感情のスパイラルに、自らハマる様子を想像できるかい?
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:19:09.00 ID:9tyu/rwJ0
支援はする
スレを埋めない
両方しなくちゃならないのが支援のつらいところだな
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:28:13.89 ID:r4QU/fGo0
h
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:36:57.76 ID:iZsPw63w0
彼女の心が、君への自責の念で折れたのが、ちょうど不登校になる一日前のことだと思う。
でも、僕の能力はそれで満足しなかった。
今度は周囲に――彼女の異常を気にかける者すべてに、麻酔をかけ始めたんだ。
ここまでなら、まだ自動的に修復される可能性はあった。
これは推測にすぎないが、SOS団のひとたちは、他の人よりも麻痺が緩かったんじゃじゃないかと思う。
特に君は、最後まで抵抗できたはずだ。
そして異常に気がついた君が、彼女の元に駆けつければ解決することだった。
でも、絶望的に運が悪かった。
橘さんが僕にアドバイスをくれたのは、ちょうどその頃だ。
何も知らない僕は、君に会いたいと切に願った。
すると僕の能力は、素晴らしい偶然を提供してくれた。
それからの成り行きは、君のよく知る通りだよ。
すべては順調に進み、僕は君と交際を始めた。
たぶん、君が彼女を気にかけなくなった直接的な原因は、僕との接近だ。
なにしろ、能力を発現している人間の、目の前にいたんだからね。
例えるなら、広範囲拡散用の神経ガスを、目の前で噴射されているようなものさ。
君は彼女のことを、だんだん忘れていった。
僕よりの機関の人間は、この事態をとっくに察知していたらしい。
でも、放っておいた。彼らにとっては、この事態が好都合だったからだろう。
彼女は引きこもり、外部の刺激を受けることがない。すなわち、精神は悪い形でだが、安定を得る。
でも、橘さんはこの状況をよしとしなかった。だから彼女なりに調べて、僕に話してくれた。橘さんは、自分を責めていたよ。
「佐々木さんが自分で気づくはずのことを、あたしが何も考えずに言っちゃったから、こんなことになったんです」ってね。
おかしいだろう。責任はみんな、僕にあるというのにね。
wktk
だが果てなく眠い
誰か明日の朝まで保守頼む
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:45:49.99 ID:6XI0BiYAO
あさまでほしゅたのむ
さらば
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:51:34.45 ID:reSp2SWb0
橘がこの状況を良しとしなかったのは、なんでだろう?
wktk
931 :
ほしゅまん:2008/08/22(金) 01:52:21.12 ID:9JFrQrkCO
おkまかせろん
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:53:41.04 ID:mDsEccCr0
wktk どうりでハルヒ一筋の俺がこのスレで佐々木に傾いた訳だ
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:54:17.82 ID:+vLT9ZmH0
わくてかっすw
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:56:41.59 ID:iZsPw63w0
話は以上だよ。
……あぁ、やはり予想通り、話の終わりと同時に目的地に到着できたね。
それじゃ行こうか、キョン。
***
ハルヒの家が、宵闇に浮かび上がっていた。
カーテンはぴたりと閉じられ、二階に人気はない。
だが、あの部屋にまだハルヒが閉じこもっていることは、なんとなく分かった。
佐々木の話は、信じがたかった。
状況が状況でなければ、んなわけあるかよ、と一笑に伏しているところだ。
でも、信じる他なかった。
佐々木が、その能力を解いたせいだろうか、それとも、俺が麻痺させられていることを知覚したからだろうか、
感情の波が押し寄せてくる。ハルヒに会いたい。会って、話がしたい。
インターホン越しに、応対を受けている佐々木を観察する。
佐々木を責める気持ちは、少しもなかった。
こいつは自分なりに自分のしたことを認めて、責任を感じている。
ハルヒを、無意識的にせよ、こんな風にしちまったことに、罪悪感を感じている。
もしも佐々木が能力の好き勝手に任せるなら、
このままずっと、橘の口を封じて、俺と付き合っていればよかったんだからな。
ドアが開く。
「いらっしゃい。……来てくれてありがとう」
ハルヒのお母さんが出てきて、俺と佐々木は家の中に入った。
佐々木の横顔を窺う。
相変わらず、緊張したように見えない。何かを恐れている風でもない。
ただ、目を反らしたいモノを直視しなければならない、というような印象を受けた。
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:56:57.89 ID:9JFrQrkCO
ほんしゅう
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 01:58:19.74 ID:iZsPw63w0
眠気が限界……
次スレとかは住人に任せる
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:00:09.57 ID:9JFrQrkCO
乙保守
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:00:47.03 ID:tInYJRu0O
あ…朝まで……保守をたの…
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:03:10.03 ID:2jbMXdn80
乙
じゃあ朝まで保守。埋まったら次ヌレな
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:05:42.26 ID:5YFvOfpx0
原作ではこんな長セリフがあるの?
乙
面白すぎて眠気飛んだわ
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:11:52.01 ID:yRh1+zpJ0
次スレは
>>980位?
スレタイ同じにした方がいいよな
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:12:04.94 ID:kbqFHa3LO
乙
次スレいるかな?
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:12:39.29 ID:dNr0jqbDO
次スレに2とかPART2とかつけないようにな
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:12:45.38 ID:k7aTZebT0
まだいいだろ
見守ろう。次スレ必要なら作者から言ってくれるさ。
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:13:17.60 ID:5EOxx7iN0
パートスレだと悟られず、かつ
>>11にここの次スレだとわかるようなスレタイ
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:18:14.51 ID:aCbJVVok0
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:19:02.18 ID:dNr0jqbDO
とりあえず朝まで帰ってくるの待とう
それまでレスは保守のみってことで
あと保守は一時間に一回とかでたりるから
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:20:19.86 ID:reSp2SWb0
スレタイを「涼宮ハルヒの風鈴」にする。
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:21:01.38 ID:k7aTZebT0
風鈴良いね。
>>952 それならハルヒで検索すれば見つかるし、ここの次スレだって分かるしな
サブタイトルでこのスレのタイトル入れれば完璧
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:35:25.97 ID:k7aTZebT0
>>956 【ハルヒが】佐々木さんの憂鬱【登校拒否に!?】
たまたま開いたスレでこんな良SS読めるとは思わなかったよ
応援してます
>>11さん。そして俺は落ちる
あとはまかせた、ほしゅまん
【ハルヒが】涼宮ハルヒの風鈴【登校拒否に!?】
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:37:56.61 ID:+fr1A3pF0
うむ良作だけに実に惜しい
話の終盤?で
次スレまでいってしまうのは
余計なレスがちょっと多かったからな
もう終わるのであれば書き放題だぜひゅあっほうううう!!!!
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:38:37.06 ID:G+0JVjPpO
シンプルに『涼宮ハルヒの風鈴(ハルヒが登校拒否に!?)』
でいいんじゃね?そのほうがわかりやすいと思うんだが
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:40:59.93 ID:aCbJVVok0
古泉が黒いのか、ただのお気楽野郎だったのかが気になるところだ
同じスレタイが一番無難だと思います
違うスレタイだと
>>11が迷う可能性もあるし
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:41:39.30 ID:Wke8121kO
ハルヒで検索かけたら出るようにすれば何でもよくね?
久々に良SSに出会えた。スレタイはキーワードひとつ入れとくだけでも作者ならわかると思うよ。
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:44:01.30 ID:6gWhGQlbO
余計な事せんでも、次スレ望んでるのは俺等だけだしシンプルに
>>951でいいだろ
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:44:25.97 ID:k7aTZebT0
ちょいわかりにくいが
キョン「ハルヒが登校拒否に!!?」
なんて
結局次スレか……残念だが仕方ないな。
というか、書き手が建てた方が良くね?スレ建てて降臨する前に落ちる可能性もあるからな。
このスレと同じでいいじゃん。
変える必要もないし
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:47:58.88 ID:G+0JVjPpO
>>968 なんでそんなに変えたがるんだよw
それじゃあわからんだろう。
結局は980次第だな
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:48:29.09 ID:B6bgWy180
むしろ次スレがいらない
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 02:59:29.60 ID:XPa/JJ7r0
涼宮ハルヒの風俗がなんだって?
普通に同じでいいだろ
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 03:08:36.62 ID:dNr0jqbDO
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 03:28:28.99 ID:k7aTZebT0
ほほほほほほほほしゅ
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 03:36:50.74 ID:urcGa/LD0
ksk
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 03:45:26.17 ID:2jbMXdn80
(^o^)
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:01:02.07 ID:xFgOvygb0
982 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:02:28.42 ID:Bn8ejzX40
同じスレタイでいいなら立てようか?
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:08:28.43 ID:1Tb9l9l70
頼む
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:09:03.75 ID:0aFsmFKv0
急いで!
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:13:57.60 ID:Bn8ejzX40
986 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:15:40.24 ID:0aFsmFKv0
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:20:56.92 ID:dNr0jqbDO
うめ
うめ
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:44:50.91 ID:1Tb9l9l70
梅
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 04:53:40.28 ID:urcGa/LD0
u-m-e
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 05:29:10.96 ID:1Tb9l9l70
ウメ
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 05:30:27.94 ID:8qTbLtxeO
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 05:34:19.87 ID:jxw/v9MZP
埋め
今北産業
ksk
ksk
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 05:39:27.09 ID:q/LVhOPhO
せん
ksk
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/22(金) 05:40:04.44 ID:W5npwmGl0
1001 :
1001:
16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
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>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
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>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
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