1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2008/08/19(火) 01:28:38.58 ID:yax0Asey0 「くすくす…久しぶりねぇ、真紅…」 「…ええ、久しぶりね、水銀燈」 「あいかわらず不細工な子……くすっ、『それ』があなたの新しいミーディアム? 情けなぁい…腰抜かしちゃってるみたいよぉ?あなたにお似合いねぇ」 「なにやってるのジュン。それでもあなたはこの真紅の下僕なのかしら。しっかり…」 「あ…あぁ…」 「…ジュン!いい加減に…」 「あはっはははっ!真紅!あなたのミーディアム、もう壊れちゃったみたい!さすがあなたのミーディア…」 「ああ…なんて…なんて………… なんて綺麗なんだ…!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:29:29.05 ID:yax0Asey0
「………はぁ?」「………ジュン?」 「美しい…美しすぎる…!この世にこんな美が存在したのか!存在できたのか! 黒!くろ!!B L A C K ! ! !全ての色を包括し全ての色を体現する色の究極! その究極に染められたドレス!まさに究極の美衣!羽衣!! そう、羽衣!なにより翼!天使の象徴!それが黒!究極!究極の天使!!」 「ちょっと、ジュン」 「うわぁ究極だって!ただでさえ天使美しいのに!それが究極!究極の美天使! それだけじゃない!銀!白の極致!究極の逆の極致!T H E S I L V E R ! ! ! 銀の髪!究極の中で映える逆究極!いやもはや至高!?究極を越えた至高! 至高の美!至高の美天使!!うわもうなにこれ美なんて超越した!神!いや神すら凌駕して久しい!!!」 「…なにこの人間…」 「神じゃない!神なんてもんじゃない!じゃあなに!?なんて言えばいいの!? 言葉がないよ!この地上にこんな奇蹟の言葉はないよ!! !!!!!ああ!!そうだ!!そうだよ!!奇蹟そのものの名前!!水銀燈!?水銀燈だよね!? そうだ!!水銀燈だ!究極の至高!超越の凌駕!世界の奇蹟!水銀燈!!!!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:30:13.18 ID:PJKucHgvO
/⌒メ:: /冫、 ):: __/ ` /::: / 丶' ヽ:: / ヽ / /::: / /へ ヘ/ /:: / \ ヾミ /|:: (__/|\___ノ /:: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:30:55.76 ID:CrAFGHonO
いや…昨日書いてくれた人じゃないよね?
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:31:22.32 ID:WQu3+XPhO
お帰り
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:31:24.59 ID:FZOzZZrV0
小説初めてか? 誰が何言ってんのか分からん
「そう…そうだよ……ふふ…は…うふふ…」 ジュンは陶然と自分の世界に浸り、うすらわらって天井を見上げたまま動かなくなった。 「…この人間頭おかしいんじゃなぁい?真紅、さすが貴女のマスターねぇ」 「…ホーリエはなんでこんなのを選んだのかしら」 「ふふっ…でも私の美しさを理解してはいるみたいねぇ あなたには見向きもしてなかったんでしょう?可笑しぃぃ、やっぱり貴女はアリスには程遠いのよ。 まあ、こんなのに認められたくもないけどぉ…、貴女はこんなのにも認められなかったのよねぇ… くすくす…恥ずかしいわぁ?」 「くっ…!」 「うふふ…気分がいいし、今夜はもういいわ… じゃあねえ真紅。今度はnのフィールドで…きゃっ!?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:32:21.41 ID:yax0Asey0
鏡の向こうに去ろうとする水銀燈の腕を、いつの間にか傍まで来ていたジュンが掴んでいた 「だっ駄目だ!奇蹟が!水銀燈が!!」 「なっ…!離しなさいっ!」 「い、行かないで!水銀燈!僕を置いてかないで!君を見てしまった! 君の美しさを知ってしまったんだ!もう君無しではいられない!」 振り払おうとする水銀燈に必死でしがみつきながら叫ぶジュンに、 水銀燈は恐怖の混じった嫌悪の表情を向ける 「このっ…!気持ち悪い!」 「駄目だ!行かないで!」 「きゃあっ!」 その瞬間ジュンはひきこもりとは思えない機敏な動きで、手近にあった布で水銀燈の両手を縛り上げた
蒼い子がティンポなめなめした続きもありますか?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:33:07.46 ID:CrAFGHonO
お帰りぃぃぃぃぃ待ってたよぉぉぉぉ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:33:23.69 ID:yax0Asey0
「なんてことするのよぉ!死になさい!」 黒い羽根が、ジュンの肌を切り裂く。 「痛っ……はっ!?ぼ、僕は何を…」 黒い羽根の攻撃は止まない。 「イタっ!痛っ!痛い!…あ、でも皮膚が切れるぐらいでそれほど危なくはないな」 「なっ!?」 「紙で指を切るみたいなものか…」 「こ、このっ!」 「痛っ、あっ、アッ……これは新しい快感…」 「変態…!!?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:33:31.75 ID:dishRN9J0
最初からか
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:34:03.63 ID:yax0Asey0
大きな鏡の置かれた物置に、黒い羽が舞う。 「水銀燈…綺麗だな…本当に奇蹟としか言いようがない…」 「いいかげんに放しなさい。さもないと…」 「綺麗だ…美しすぎる…水銀燈…」 捕われた美少女。 見下ろす男。 薄暗い物置。 誰もいない。 抵抗できない。 ふたりきり。 美少女、 男、 物置、 ふたりきり…!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:34:32.68 ID:FZOzZZrV0
名前書かないと誰が何言ってるかわかんないっての 小説の基本くらい知っておけよ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:35:08.67 ID:yax0Asey0
「う…ぉ…あ…」 「な…なによ…」 侵食される。 思考が染められる。 体の一部に血が集まる。 「あ…あぁ・・!ダメだ!だめだ!汚すことに…っ!そんなこと!」 「ちょっと…なにを…」 (ちょっと…ちょっとくらいなら…) (いやダメだ美を侵す気か) (美を変化させないなら)(僕は汚い、汚れる)(美少女)(穢しちゃダメだ)(女の子)(だめだって…) (女)(だ、だめだ…)(美少女)(だめ)(美少女)(だm(美少女美少女美少女美少女美少女美少女美少j 「……さ…さわるだけなら…」 「…!?なにするつもり…!?」 「…さわるだけ…さわるだけ…」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:36:03.32 ID:yax0Asey0
「……」 震えた手を、水銀燈の頬にあてる 「お…おぉ…」 「…っ、触るんじゃないわっ、気持ち悪い!」 片手で頬をなで、首やうなじに反対側の手をまわす 「やめなさい!人間ごときが!」 水銀燈が暴れ、黒いゴシックドレスのすそから白い細足が覗く うなじをなでる一方で、そちらに手が向かう わずかに覗くひざの部分に触れ、そしてドレスの内側へと、撫でるように移動させる 「やっ…!この…!」 「ぎゃっ!!!」 うなじをさわっていたほうの手首を噛まれた。 とっさに、彼女を拘束している布の余った部分で、彼女の口を覆い、そのまま縛る 「ん゛ーーー!!」 ふう、と一息つき、あらためて水銀燈と向き合う (…服の下…裸…) 「……」 (美少女) 「見るだけ…見るだけ…」
不人気の子どこ行ったの
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:37:03.73 ID:yax0Asey0
水銀燈のドレスに手をかける 「ん…んーーーー!!」 上着のような黒いドレスを丁寧に脱がし、白い薄着だけの姿にする すでにこの時点で、かなり卑猥な姿。欲情をそそった 「…さわるだけ…さわるだけ…」 薄着ごしに水銀燈の胸に触れる。 「ん゛ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」 「柔らかい…」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:37:43.85 ID:yax0Asey0
それほど大きいものではないが、柔らかく張りのある膨らみから、両手が離れない 「ん゛っん゛ん゛ん゛っ!!!!」 ふたつの膨らみを優しくゆっくりと、手のひらで味わうように揉みしだく 「ん゛ん゛ん゛っ」 水銀燈はいやいやをするように暴れるが、まったく気にすることなく胸を揉み続ける 揉んでいるうちに、薄着の胸の先端部分に、小さな突起があらわれた。 「あ…乳首…人形も反応するんだ…」 「ん゛ん゛ん゛ん゛っ!!!」
はじめからか さるさんには気をつけろよー
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:38:18.28 ID:yax0Asey0
胸を揉む動作のなかに、突起をさすったりつまんだりする愛撫を加える 執拗に弄り続けるうち、水銀燈のうめき声に、違う色が混じり始める 「んん………んっ……」 罵声を浴びせようとする「声」ではなく、抑えようとしてなお漏れ出る「反応」が、彼女の口から聞こえてくる そのことに若干どころではない喜びを感じながら、水銀燈の胸を弄り続ける
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:38:52.59 ID:tQ9+WFAwO
一応前の保存したけどどうすっかな 頑張れ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:39:12.06 ID:yax0Asey0
ふと、水銀燈の様子がおかしいことに気付く 「…?」 なんだかもじもじしている。 両足をこすり合わせ、なにかかゆそうな、物欲しそうな。 「…あ…そっち?」 問いかけるが、水銀燈は怒ったように睨みつけてくる。声をだす気力はないのか、無言のまま。 わずかに、悩む。 (…さわるだけ…彼女もやって欲しいみたいだし…) ゆっくりと、内腿からドレスの内側へ手を進めていく
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:40:00.65 ID:yax0Asey0
「ん゛ん゛!!!」 久しぶりに、水銀燈が怒りの声をあげる それにかまわず、ドレスをめくりあげながら、女性の秘所に触れる 清廉なシルクのショーツが、溢れた愛液にしとどに濡れていた ショーツ越しに見えるワレメに指を添え、軽く優しくこする 「ん゛ん゛ん゛!!!!」 軽く触れられただけだというのに、水銀燈は体を弓なりにしてのけぞった その素直な反応に愛しさを感じながら、何度も割れ目を指でこする 「ん゛ん゛っ!ん゛っ!ん゛ん゛ん゛!!ん゛ん゛!ん゛ん゛ん゛!」 水銀燈の反応は嬉しいが、びちゃびちゃのショーツに透けて見える大事な部分を、直に見たくなってきた
25 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 01:40:57.26 ID:+QAQM3atO
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:41:02.45 ID:yax0Asey0
「ん゛…?」 愛撫の手が止まったことに、安堵したような、あるいは拍子抜けしたような表情で、水銀燈はジュンを見る だが、ジュンがショーツに手をかけ、脱がしにかかったのに気付き、今度こそ悲鳴をあげる 「ん゛ーー!!ん゛ん゛!!!!」 だが何ができるわけでもなく、すんなりと最後の鎧は剥ぎ取られた 「わあ…やっぱり…すごく、綺麗だ」 「ん゛ん゛!ん゛ん゛!!」 「ここから出る愛液・・・どんな味かな…」 「ん゛ん゛!?」 毛などわずかにも生えていない少女の割れ目に口をつけ、なめる 「ん゛!!!!!!」 「おいしい…!ぴちゃぴちゃ…じゅるっじゅるるっ」 「ん゛ん!!ん゛ん゛ん゛ん!!!!!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:42:00.96 ID:yax0Asey0
…ぴちゃぴちゃ…じゅる・・・ぴちゃ…じゅる…れろ…ぴちゃぴちゃぴちゃ… …かれこれ、三時間ほど味わい続けただろうか
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:43:04.00 ID:yax0Asey0
「ほんとうにおいしい…いくらなめてもまだ足りないや…」 一息ついて、三時間ぶりに立ち上がる 水銀燈は、もうどこを見ているかも分からない目で、天井を見ている 体はビクビクと痙攣し、弛緩した両足を放り出している その姿は、どこまでも、卑猥で、淫靡で、そして美しい。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:44:20.92 ID:yax0Asey0
いくらかして、刺激がなくなったことに気付いたのか、水銀燈はぼやけた表情のままジュンを見る そして、何か言おうとしたようだが、布に遮られ聞き取れない。 「ん?どうした?」 もう噛まれる心配もなさそうなので、口の布を取ってやる 「………ぃ……」 「え?」 「…せ、つなぃ…、………どうに、か・・・して……」 「…」 それは、つまり。 「…欲しい、の?」 水銀燈は、答えない。 「…うん、じゃあ、…いい、よね」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:44:31.82 ID:1Sxc5EWG0
エロいというよりもカオスだな
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:45:06.28 ID:yax0Asey0
ズボンを、脱ぐ。カウパーで、先走りの精液で、パンツがぐちゃぐちゃだった。 その惨状にうわあ…となんとも言いがたい感覚になりながら、パンツも脱ぎ捨てる せつなそうに待つ水銀燈の両足を掴み、ペニスを割れ目にあてがって… 真紅「・・・・・・・・」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:45:12.99 ID:+AN3s4xm0
今度こそちゃんと終わらせていただきたい
あれ?デジャヴ?こんなの前も見たような・・・
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:46:55.13 ID:oS68vYzEO
投下し直しか… ログ貼って続きで良いんじゃないか?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:46:57.95 ID:yax0Asey0
「あああ!ああああぁぁっ!っあうぅぅ!」 美しく濡れそぼる水銀燈の割れ目に、ジュンのペニスがゆっくりと侵入していく。 「うあぁ!水銀燈!すごいよ!気持ちいい!ああ!あはは!なにこれ気持ちよすぎっ…!」 ジュンは初めての快感に、我を失い、水銀燈の小さな体を好き勝手に蹂躙する。 「ああぁんっ!あっ!あっ!やあああぁ!あぁああああぁ!!」 快楽とも恐怖ともとれない悲鳴が、幾度も部屋にこだまする。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:48:01.54 ID:yax0Asey0
「ははっ!はっ!あはははは!」 「あぅん!あああ!あああああぁ!」 その行為に、理性など欠片もない。 「気持ちいい!いいよ!うああ!こんなの初めてだ!」 「やあっ!あっ!んっ!あああっ!」 その言葉に、思い遣りなどわずかすらない。 「出る!ダメだ!射精るよ!射精ちゃう!」 「ぅああ!ああんん!!あっああぁ!」 ただ、一方的に。ひたすら、蹂躙する。 「うあああああ!」 「あああぁ!んぅっ!?あああぁやああぁっ…!」
37 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 01:49:05.75 ID:+QAQM3atO
支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:49:09.79 ID:vnxfbZq00
,、 ,ィ __ -ァトー'.:.:.:.:´.:<_ ≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.< く^イ.:.广7⌒´^ヽ'ヽ、{:くヽ、 /.:Y.:{ '⌒ ⌒ヽ|:.廴∧ .'.:.:∧;| |:∧.:.:.| |.:.:.|Y` ≡≡ ≡≡レ、.|.:.:.| |.:.:.|ヽ、i j i,ノ |.:.:.| ・・・・。 |.: 弋 {u ___ } }:ィ | ヽ八{ ` ー 、_, - ´ ,ノイり /} ,{^\ , < ̄{ィ^ヘ/ィ^ヽ/ ̄>、 / } i { |o } }ヽ. │ | { / / │ { ̄ ̄} y ヘ く { |o V___丿} ', |\| } | / } | | |'´{ | { |o } | | } { ,{ |
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:49:13.32 ID:yax0Asey0
「はあっ……はあっ……」 「…はっ…、…あっ…」 部屋に、静寂が戻る。 「はあっ…、はあっ…、…ふぅ」 「……んっ…」 「気持ち、よかったよ、水銀燈」 「………」 「…水銀燈?」 「………ひぅっ」 「…え?」 「ひぅっ、えぅっ、うぁ…」 「あ…」 「…汚れ、っ、ちゃった、ひぅっ、…おとうさまぁ…」 「…水、銀…燈」 「うぁぁぁぁぁっ、ぁぁぁぁぁぁん…」 「……」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:50:11.85 ID:yax0Asey0
水銀燈は、無言で、嗚咽を漏らしながら、ドレスを身につけていき、そして鏡の中に消えていった 「……」 水銀燈が消えていった鏡を見つめ、ジュンは立ち尽くす そして ドガアッ!!! 「っ!!!」 これまでに出したことのないような力で、自分の顔面を殴る。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:51:00.40 ID:yax0Asey0
「…僕は何をやっている…」 再び鏡を、鏡に映った己の姿を見る。 「奇蹟を、水銀燈を踏みにじり、汚し、あまつさえ涙まで流させるだと… いや、涙する水銀燈も美しかったが… いや違う!あれは違う!断じて違う! あれでは駄目だ!水銀燈を、彼女自身を汚した上の美しさだ! 汚れてる!そんな美しさは汚れてる!許しようのない汚れだ!! 畜生が!僕自身が許せない!奇蹟を汚した桜田ジュンが! 僕ごときが『水銀燈』を汚してしまった!こんなくだらない僕ごときが!!!」 ドゴッ!!! 割れたメガネの破片が、拳にいくつも突き刺さる。 鉄錆のような味が、口の中に広がる。 「僕はなにをやっている…!!!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:52:04.62 ID:yax0Asey0
「…これじゃ、駄目だ」 いくら自分を殴っても、失われた彼女の純潔は戻らない。 「何をするべきだ」 償わなくてはならない。そして彼女の美しさを取り戻さなくてはならない。 「僕に何が出来る」 何が出来るか、それを知るためにはまず、 「彼女のことを知らなければ…!」 水銀燈。ローゼンメイデン第一ドール。 ローゼンメイデンについて調べる。 人形師ローゼンが生み出した幻の傑作、ローゼンメイデンシリーズ。 人形師ローゼン。『お父様』とは彼のことか? 情報が足りない。ローゼンについての情報はあまりに少ない。 手詰まりか。インターネットで調べられることなどたかが知れている。 水銀燈のことを、まだ何もわかっていない。 「どうすればいい、どうすれば…ん?…何か忘れているような…」 真紅「なぜあんなのを選んだのホーリエ。私にはふさわしくないわホーリエ。 待ちなさい逃げるのではないわ泣き言を言っても許さないのよホーリエ」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:52:53.49 ID:yax0Asey0
誤解を受けないように言っとくと俺シリアス路線しか書けないからな エロは期待すんなよ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:53:28.02 ID:vnxfbZq00
・・・。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:54:36.29 ID:yax0Asey0
とことん忘れられて不機嫌な『ご主人様』をなだめすかし、 ジュンはなんとかローゼンメイデンシリーズやアリスゲームの情報を手に入れることに成功した 「…つまり、ローゼンのドールはみんなアリスになることが目的なのか?」 「どうかしらね。この『真紅』はもちろんアリスになるために戦うけれど、他の子も全てそう、ではないかもしれないわ。」 「『翠星石』『蒼星石』はお互いを最も大切に思っている二人でひとつのドールであり、 『雛苺』は難しいことは考えない子よ。 『七番目』のことは知らないけれど、正直アリスになろうと必死な子はあまりいないわね。 …けれど、『水銀燈』はその、『必死な子』ね。 あの子は、特殊だから」 「特殊?」 「ローゼンメイデン第一ドール。最初のドール。 契約者から、強制的に力を引き出す能力を持つドール。 …そして、唯一の未完成のドール」
46 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 01:54:40.23 ID:+QAQM3atO
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:55:51.71 ID:yax0Asey0
「未完成だって?あんな美しいのに?」 「…あなたの基準は知らないわ、この不誠実な下僕…。 …あの子はね、体の一部、お腹とか腰と言える部分が、つくられていないのよ」 「…そういえばなかったな」 ジュンは一度水銀燈を薄着に剥き、その全身を堪能している。 だが、その欠損はたいして気にしなかった。その理由は、 「…別になくてもいいように思うな。全体として美しいし」 それに比較対象もなかったというのもある。 ドールはそういうものなのか、とどこかで思ったのも確かだ。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:55:59.50 ID:+AN3s4xm0
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:57:10.42 ID:yax0Asey0
「あなたが気にしなくても、あの子はそれをひどく気にしているの」 「お父様は自分をどうして不完全な状態にしたのか。 お父様は自分をどう思っているのか」 「それが分からなくて、不安で、怖いから、 あの子はアリスになって、お父様に愛して欲しいのよ。 そのためにも、完全になりたいと思っている」 「未完成な自分を、完璧な少女にしたいと、ね」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:58:04.77 ID:yax0Asey0
「…つまり、水銀燈の目的は、ローゼンに愛されること、そのためにアリスになる、つまり完全になること、か」 アリスゲームで勝つことが水銀燈の目的。それをサポートするのが自分の役割かもしれない。 「…いや、でも」 ローゼンはアリスを「完全な少女」と言ったらしい。 もし水銀燈が本当に『未完成』ならば、アリスゲームで勝ったとして、 水銀燈はアリスになれるのか? ジュンからすれば水銀燈は完全無欠のアリスだが、ローゼン、そして水銀燈にとってそうであるとは限らない。 「…まず、水銀燈を完成させることが必要なのかもしれない」
このスレで終わんなかったらパー速行ってでも終わらせて欲しい
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:58:46.41 ID:CrAFGHonO
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 01:59:04.66 ID:yax0Asey0
朝起きたら、鞄がふたつに増えていた。 「…おい、呪い人形。なんだこのちっこいのは」 真紅の後ろに隠れているのは、結構可愛らしい、はじめて見るドール。 「雛苺よ。話したでしょう?ローゼンメイデンのドールの一人よ」 「だからなんでもう一体増えてるんだよ」 「私の下僕になったのよ。…アリスゲームが始まったの」 「!」 「雛苺、これがもうひとりの下僕よ。仲良くしなさい」 「・・・にゅ〜、しらないひとなの・・・トモエがいいの〜」 「ワガママ言うんじゃないのよ」 「きゃあっ!いたいのお!トモエ〜!」 「この子はもう…」 姉妹喧嘩?を前にしながら、気になる単語があった。 「…巴?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:00:01.95 ID:yax0Asey0
話を聞いてみると、どうやらこの幼女のミーディアムはジュンの幼なじみの柏葉巴だったらしい。 そういえば数日前彼女がジュンの家に来たと聞いた。 そのときジュンは近所の骨董屋や人形屋を訪ねてまわっていて、家に居なかったが。 真紅はその際に彼女がミーディアムであると当たりをつけていたらしい。 そして昨夜、柏葉家を急襲し、幼女をかどわかしてきたということだ。奴隷として。 「なんという人でなし…いや人形だから当然か?」 「ジュン、貴方なにか曲解しているような気がするわ」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:01:04.79 ID:yax0Asey0
かくしてドールは増えた。 (…真紅は絶対させてくれないから先送りしてたけど、この子なら… いや、それは人として…だが手段を選ぶ権利が僕にあるとでも…) あることでジュンが悩んでいたとき。 「うにゅーがたべたいの〜!」 「あらあら、困っちゃったわねぇ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:02:05.26 ID:yax0Asey0
「…なにやってんだ」 いつのまにか人形と打ち解けている姉ののりが、雛苺をあやしている。 「雛苺ちゃんが何も食べてくれないのぅ」 「うにゅーがいいの〜!う〜にゅ〜う〜!」 「あーん、、、うにゅーってなんなのぅ?わかんない、、、っは!絵に描いてみたらいいかしら!? 雛苺ちゃん?絵に描いてくれるかしらぁ?」 そして出来上がる物体。 「………これは何なのかしら雛苺」 「あらあらピカソに通じるものがあるわぁ雛苺ちゃん」 「びええええええええん!!!!!」 それを尻目に、 (…なんで分かっちゃうんだ僕…) 迷い、 (…ああ、しかたない) 外に出る。
やべwwwwwww 明日仕事なのに寝れないwwwwwww
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:03:06.19 ID:koA1qW+rO
追いついた
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:03:51.74 ID:yax0Asey0
一時間ほど後。 「おい、ちびっこ。さっき言ってたやつって……あ」 「…お邪魔してます」 久々に会う幼なじみの少女。学校の制服を見るのも久しぶりのこと。 「雛苺がこれを欲しがってるんじゃないかと思って…」 そう言って巴は皿に山積みにされたいちご大福を指さす。 「あ…やっぱりそうだったか。さすがにそれ以上はいらないかな…」 「…桜田君の持ってるそれ、もしかして」 「あぁ、うん、まあ…なんか泣いてたから。でも余計だったか…」 「…そう、でも、大丈夫よ」 「え?」 「うにゅーがいっぱーい!わあーい!」 「ほら、ね?」 「…結構食うんだな」 「にゅー!」 『うにゅー』を頬張りながら雛苺は笑む。 「ジュン大好きー!」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:05:02.58 ID:yax0Asey0
「ふふ…、良かった。桜田君なら、雛苺を預けても安心できる」 「柏葉?」 「ちょっと不安だったの。長い間、桜田君とは話してもなかったから。でも良かった。…変わってない」 「まあ、ひきこもってたしな…いや今も学校は行ってないけど」 不登校の理由は、以前とは違っている。 恐怖や恥が原因だった以前とは違い、今は大事な目的がある。 学校に行くことより遥かに優先される目的。 ふと、その為に考えていたことが、頭に浮かぶ。 「…柏葉」 「桜田君?」 「…話があるんだ」 声を潜め、切り出す。 「……何?」 「その、だな」 口を濁させる羞恥心とプライドを、振り払う。 「…雛苺を調べさせて欲しい」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:05:34.42 ID:oS68vYzEO
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:06:01.83 ID:yax0Asey0
「…雛苺を?調べるって、雛苺の、何を?」 「…身体とか。…いや、『とか』じゃないな。身体を。 雛苺の身体を調べさせて欲しい」 「なぜ?それにどうして私にそれを言うの?」 「僕は本人の理解を得て調べさせてもらおうと思ってる。でも、雛苺は子供だ。 簡単に騙せてしまうし、本当に理解してもらえるか、あやしいよ。 だから、まずあの子のことを本当に想ってる、保護者みたいな立場の柏葉に僕のしようとすることを伝えて、 そして柏葉から雛苺に是非をきいてほしい。僕が尋ねるより、そのほうが雛苺に正しく伝えられそうだ。 自分で話すと、どうしても自己擁護してしまうだろうし。雛苺を騙すことになるかもしれない」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:06:35.43 ID:FZOzZZrV0
つまんね
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:07:00.71 ID:yax0Asey0
「…なぜ、桜田君は雛苺を調べたいの?」 「…話すと長くなるし、真紅や雛苺がいると話がなかなか進まなそうだな…僕の部屋でいいかな」 「ええ。雛苺は食べるのに夢中だし、当分はここに置いておいてよさそうね」 にゅー、にゅー、にゅー!と楽しげに歌いながら頬張っている雛苺。 「…だな。じゃあ、こっちに」 「あら、ジュン。部屋に戻るの?私も…」 「あらあら真紅ちゃん駄目よう、大人のじかんよぅ」 なにか勘違いしたのりが真紅を捕獲しながら親指を立てて見送っているが、気にしないことにした。
巴がお手本を見せるんですね、わかります。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:08:01.62 ID:yax0Asey0
ジュンは巴に、全てを話した。 水銀燈と出会い、魅了され、そして踏みにじってしまったこと。 それを償うと決意し、水銀燈をアリスとして完成させてあげたいと思っていること。 そのために、ローゼンメイデンを知り、ローゼンを理解しようとしていること。 「…その手段のひとつとして、ローゼンメイデンの雛苺を調べたいと思ってる」 「………」 巴はジュンの話を無表情に聞いていた。水銀燈を陵辱した話のときも、わずかに眉を寄せた程度で、何も言わなかった。 (…軽蔑されたよな。…されて当然だ。これはどこまでも、僕の自分勝手だからな) 話すことは全て話した。あとは、巴の言葉を待つだけだ。巴はずっと、ジュンの目を見ている。 そして巴は口を開く。 「……自分勝手だね」
待ってたぜ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:09:04.22 ID:yax0Asey0
「…っ……その、通りだよ」 直球の批判に一瞬怯むが、目は、そらさない。 巴が再び口を開く。次なる批判の言葉を覚悟する。だが、 「…だけど、前を見てるんだね」 「…え?」 巴の瞳は、優しかった。 「自分を責めて、でもそこでどどまらない。自分を嫌って、でもそこで何もしなくなったりしない。 奪ってしまって、踏みにじってしまって、でもそれを正当化しない。忘れたりもしない。 奪ってしまったから、踏みにじってしまったから、その子を幸せにしてあげようと考える。 自分勝手だと分かっているのに、自分を軽蔑しているのに、その子のために、嫌いな自分をやめない。 …うん、…優しいね。変わってない…ううん、昔より……」 巴は、どこか嬉しそうな苦笑を浮かべる。 「…柏葉?」 「…わかった」 「え?」 「…雛苺に話してみるね。あの子も優しいから、きっと分かってくれると思う」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:10:07.86 ID:yax0Asey0
「え?…ええ?いや、いいのか?こう、頼んでおいて言うのもなんだけど、 僕は、僕の自分勝手のために雛苺を裸に剥こうとしてるんだぞ?」 「…そうね。桜田君は自分の性欲を抑えきれず女の子を辱めたことを後悔して、 その後始末のために今度は小さな子供の裸が見たい、って言ってるのよね。…自分勝手とかそういう話じゃないような気もするわ」 「うぐっ………、で、でもそれが分かってるなら、なんで…」 「…もう起きてしまったことはどうしようもないわ。その子は傷ついてしまった。その傷はなかったことにはならない。 …だったら、癒してあげないといけない。あなたがそうしたいと思っているなら尚更。その子の幸福を、築かなくちゃいけない。 自分勝手な行動でも、それで悲しんでいる子が幸せになれるのなら、するべきだと思う。 雛苺の姉妹だもの、私だって、幸せになって欲しいと思うわ」 凛とした声で、瞳で、宣言する。 「…これは桜田君の自分勝手から始まったことだけれど、だからこそ、桜田君は償いきらなくちゃいけないと思う。 …私は、その手伝いをするわ」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:11:02.40 ID:yax0Asey0
「…あ、ありがとう…柏葉。じゃ、じゃあ、早速雛苺を…」 「…ねえ、桜田君」 「え?」 「…雛苺を調べるのはいいけど…桜田君って、その、女の子の身体のこと…知ってる、の?」 「…へ?」 「だ、だって…ローゼンのドールが、どういう特徴を持つのか、どういうつくりをしてるのか、とか、調べるんでしょ? それだったら、人間の女の子の身体についても知らないと、どこが人間と違うのかとか、わからないと…思うんだけど…」 「そ、それはそうかもしれないけど」 確かに、最初に水銀燈の腹部の欠損に気付かなかったのも、ドールの本来の構造を知らなかったからだ。 ローゼンメイデンが普通の人形とどう違うのかは、一般的な人形を見ていけば分かるだろうが、 人間と比べてどうなのかは、実際に人間の少女を知らないとわからないだろう。
カオスwwwwwwww なんで納得できるんだよwwwwwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:12:02.75 ID:yax0Asey0
巴は目を伏せ、視線をさまよわせながら問いかけてくる。 「だから、その…、知って…るの?」 「い、いや…」 人見知りの引きこもり少年に経験があるわけがない。 以前居間で姉が『やん…だめ、私たち姉弟よジュン君…あっああんっ』とか一人でなにかをしていたのを見たことはあるが、 光の速さで部屋へ引き返したため何もなかった。というかあれは幻覚だ。きっとそうだ。
のりwwwwwwwww
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:13:03.13 ID:yax0Asey0
言いにくいことに口を濁していたところに、忘れようとしていたことを思い出し、 完全に無言になったジュンに、巴は追い討ちをかける。 「…水銀燈の話のとき…『そういう経験なかったし…』って言ってたよね…」 墓穴はすでに掘られていた。諦めざるを得ない。 「…ああ、うん、経験ないし、知らないよ……。でもこう、知りようがないっていうか、 僕みたいなのがどうやって知ればいいんだっていうか…」 「…だったら、その、」 「…私で、どうかな」
なん・・・だと・・・
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:14:01.68 ID:yax0Asey0
「………は?」 「…何回も言わせる気?」 「え、いや、ちょ、意味が」 「わからない?」 「わ、わからないっていうか、なんで」 「…私じゃ、…嫌?」 声に、わずかな悲しみが混じる。 「いやいやいやいや違嫌じゃなくていやいやいやだよ嫌じゃなくていやいや嫌じゃないよいやいやいあいあ」 「桜田君、…深呼吸」 「スー・・・はー・・・・・・」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:14:33.84 ID:h9hi+K1PO
既視観が・・・ デジャブか
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:15:02.26 ID:yax0Asey0
「…いや、だからさ、柏葉はなんでそんなこと言うんだよ…こう、そんな感じで言っていいようなことじゃ…」 「…桜田くんの、手伝いをしたい、って…そう思ったから」 「手伝いにしてもさすがにそれは…」 「…いいよ、私は。」 一呼吸。 「私は、桜田君が好きだから」
誰か!誰か巴のAA頼む!大至急だ!!
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:16:02.24 ID:yax0Asey0
「………………は?」 「…二番煎じ?」 「え、いや、ちょ、二番煎じにはしないけど」 「好きな人を手伝いたいって思うし、好きな人に触れて欲しいとも思うわ。 私にとってこの『手伝い』はなんの問題もないの」 「いや、え?な?ぇえ?」 「…あなたは今水銀燈のことを見ているようだけど、そんなこと関係ない。 それでもいい。私はあなたを支えるわ」 「い、いや、でも、なんで」 「これ以上の言葉は、蛇足だと思うわ」 ベッドに腰掛けた少女が、みつめてくる。 「………」 「………」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:17:03.37 ID:yax0Asey0
「…柏葉。…ありがとう」 少女を、抱き寄せる。 「…っん…」 「…柏葉は、こういうこと、経験あるか?」 「…ないわ。…キスだって、今のが初めてよ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:18:13.42 ID:yax0Asey0
「じゃ、初めて同士だな……ん」 「…ちゅ………んっ……水銀燈のときはいれないの?…人形だから?」 「あのときは、一方的だったから。でも柏葉はさ、……ん」 「ん…?……くちゅ………ちゅぅ………ちゅっ……んちゅ……」 「ん…、…ちゅ…………ほら、柏葉は、…すごい求めてきてる」 「……嫌?」 「…うれしいよ」 「じゃあ、もっと……ん……」 こちらに強く抱きつきながら熱く甘えるように唇を貪ってくる巴が、とてつもなく可愛い。
>>79 | | | | | , ' \
| | | | | / 今 ヽ
| |⊥_ | | _,, -‐ 、_ ,' 日
_,レ":::::::` |_|_/´ ` 、 ,l の
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/' 寝 オ ヽ::::|、:::ヽ /_,,,,,,,,,,,,l__ _,
/ る ナ ヽ::|' ̄`'"::::::::::::::::::/'┴-、
l' だ 二 l::|:::::::::::::::::::::::::/ `l
l け l l::l::::::::::::, -‐'/ . : ::|
| で し |::|::::::::ヽ / ,l.
| す て |::|:;-=、V /.: : :: / l
、 よ l:::l ̄ ̄` |::l:: / l
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:19:05.25 ID:yax0Asey0
舌で巴の甘えに応えながら、指先が緩やかな動きで巴の制服をはだけさせていく。 「ちゅぅ……ん…………あ…」 指先が、スポーツブラの内側に入り込み、少女の胸に触れる。 「…桜田君………その…ごめんなさい…」 「え?…何?」 「えっと…そ、の、…小さくて…」 なんかすごいきた。 「…可愛いよ、柏葉」 胸の先端に、指が行きつく。 「あ………っ、……桜田君に触れられるの、…嬉しい」 微笑みながら、再び甘い口付けをはじめる。 「ん……、柏葉、柔らかいな。それに、熱い…」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:20:03.31 ID:yax0Asey0
「…恥ずかしい……ん、ちゅ…」 さわさわと、優しく、胸の突起を愛でる。 「ん…」 「気持ちいい?柏葉」 「…ふふ、なんだか、くすぐったいわ」 巴は、うれしそうに笑う。 「ん…」 「ちゅ、……んん、…ふふっ」 互いの唇と舌、そして唾液を求め合い、お互いの体を確かめるように触りあう。 ジュンはいつもの私服で、巴はいつもの制服で、恋人のようにささやき合う。 唇を求めれば幸せそうに応え、胸を愛でればくすぐったそうに笑う巴。 どうしようもなく、可愛らしい。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:21:02.84 ID:yax0Asey0
「ん……なんだか、変な気分」 「どんな?」 「…幸せすぎて、溶けちゃいそう」 ふふっ、とまた、巴は幸せそうに笑う。 その表情をいとおしく思いながら、ジュンは巴の太ももに手を伸ばす。 「あ…」 「嫌?」 「…ううん」 どちらからともなく唇を触れあわせる。 巴と舌を絡ませながら、太ももを撫で上げるように、巴のスカートを上にずらしていく。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:22:01.16 ID:yax0Asey0
「ん…ちゅ…んん…」 巴の太ももを、愛でる。 「…ちゅう、…ん、…ちゅ、んぅっ」 巴の下着に、下着越しの大事なところに、触れる。 「ちゅ、…ちゅう、ん」 大事なところを、優しく、撫でる。 「ちゅう、ちゅっちゅっ…」 ゆっくりと、下着の中に手をいれ…
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:23:01.53 ID:yax0Asey0
「……あ」 突然、巴は思い出したような声を上げる。 「え?…どうしたの?」 「えっと、その、待って…」 ジュンの腕を掴む。 目を伏せ、考えるように黙り込む。 「どうしたんだよ、柏葉」 「その、…忘れてたけど、 …これはあなたが女の子の体を知るためのものなのに、説明とか、してなかったね」 「え?」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:24:01.19 ID:yax0Asey0
巴は少し身体を離し、自らの秘部に触れる。 「えっと、ね。ここには、大陰唇とか、色んなものがあって…」 「柏葉」 「…何?」 「…確かに、僕は柏葉の身体のことを知りたい。僕の目的のために、柏葉を利用したい」 「…うん」 「でも、それは後でもできる」 「え?」 「これから、僕を手伝ってくれるんだろ?こういうことも、これ一回きりじゃ、ないだろ? だったら、『そういうこと』はあとでいい。また今度でいい。今じゃなくていい。今は…」 離れていた少女を、 「柏葉の初めての今は、柏葉を幸せにしたい」 ふたたび、抱き寄せる。 「……もう…」 巴が苦笑する。 「本当に…優しいんだから」 目尻に溢れてきたものを隠すように、強く少年を抱きしめる。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:25:02.80 ID:yax0Asey0
再び、お互いの唇を、求め合う。 体を、求め合う。 巴の下着を脱がし、大事な部分に触れ、 「…すごい濡れてるね」 無言ではたかれた。 「いやごめん悪かった」
92 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 02:25:25.90 ID:+QAQM3atO
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:26:01.46 ID:yax0Asey0
可愛らしい唇を吸いながら、 (…大丈夫だよ、な。これだけぬるぬるなら) 自分のモノを出し、巴の『そこ』に当てる。 巴の動きが一瞬止まるが、すぐにまたこちらの舌を求めてくる。 その目は、微笑んでいた。 挿れる。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:26:26.93 ID:UAOB3xlp0
今日のフェイトホイホイはここですか
…………ふぅ
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:27:01.85 ID:yax0Asey0
抵抗はある。 が、押しのけた。 巴は一層、こちらを求めてくる。 少女の腕に込められた意思を感じながら、最後まで、貫く。 巴は、痛みを堪えるような、だがそれ以上に幸せそうな笑みで、受け入れた。
お、再放送中か
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:28:06.06 ID:yax0Asey0
互いの唇をむさぼる音、 ジュンが腰を打ちつけ、巴がそれを受け止める音、 淫靡な音が、部屋に満ちる。 いつしか、打ちつける音はしなくなる。 唇をむさぼる音も、やむ。 「…ふふっ…」 「…ん」 軽く、唇をつけるだけの口付けの音が、した。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:28:47.52 ID:1D7gAE8mO
この前の人?コピペ?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:29:01.05 ID:yax0Asey0
「…はぁ、部屋に入れないのだわ」 「真紅なにしてるのー?」 「こら静かになさい」 「…ジュン君…大人になったのね……あっ…」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:29:51.13 ID:2y4ucQ9q0
支援!
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:30:03.09 ID:yax0Asey0
部屋の前で盗み聞きしていた赤いのとでかいのを蹴っ飛ばし、 ちっこいのを巴に渡す。 「…じゃあ、頼んだ」 「うん。話しておくわ」 「なあに〜?」 「雛苺にね、ちょっとお願いがあるの」 雛苺の説得を巴に任し、居間で時間を潰す。 ジュンのベッドでごろん、と穏やかに寝そべりながら雛苺を抱いている姿が、なんだか印象的だった。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:31:02.00 ID:yax0Asey0
そして。 (どうやら僕にロリ属性は無いらしい) 心中で安堵しながら、雛苺の体を撫でまわす。 「きゃはははっ!くすぐったいのー!」 「こら、裸で逃げ回るな」 「だってくすぐったいんだもんー」 説得は20秒程だったらしい。 彼女の姉でもある水銀燈を幸せにしようとしているジュンの、 手伝いをしてほしいと言われ、迷いもせずうなずいたという。 水銀燈を好いているわけではないけれど、幸せになってくれるならその方がいいと。 ジュンに裸を見せることにも、抵抗は無いようだ。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:32:01.45 ID:yax0Asey0
きゃっきゃと楽しそうに騒いでいる雛苺をあしらいながら、 雛苺というローゼンメイデン第六ドールを観察する。 最初に真紅を見たときにも、水銀燈を犯したときにも感じたが、 おそろしくリアルな、人の質感をもっている。 そのくせ、関節は極めて人形的な球体関節。 異常なアンバランス感。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:33:01.52 ID:yax0Asey0
「雛苺。口開けて」 「はいなのー」 唾液は出る。歯や舌はもちろん人形のものなのに、その機能は人間と変わらない。 「舌とか口の中、舐めるよ。口ふさぐから息は鼻でな」 「んむー」 …うん、人形とは思えない。 「…排泄器官はないのか?…食ったものはどこ行ってんだ」 「きゃははっジュンのえっちー」 「でも女性器はあるのな」 「うにゃう!?」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:33:08.06 ID:7j/pxlfY0
続きはちゃんとあるんだよね?
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:34:01.49 ID:yax0Asey0
「きゃ、あう、や、へんなの、くす、ぐった?、い、の?や、だめ、なんかへんなの…!」 「そんでもって愛液はでるんだよな…」 「ふぇ!?なめ!?や、なんかうにょって!?うにょって!!」 「…ん。水銀燈とも柏葉とも味は違うな」 「まあこんな感じかな」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:38:34.15 ID:QVlJJN+yO
支援
109 :
1 :2008/08/19(火) 02:39:07.80 ID:G4MgAzpHO
さるさんktkr ヘルプ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:39:54.06 ID:+AN3s4xm0
支援
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:39:55.00 ID:7j/pxlfY0
支援
C
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:40:04.77 ID:pCJXTh1C0
ヘルプついでに
>>1 に質問
冒頭の部分、昔エロパロ板で見た事有るんだけど
なんで此処に投下するの?
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:40:13.01 ID:yax0Asey0
「腹部、か…。どうも胴体って感じじゃなくかなり大きい球体関節って感じだ」 「んにゃあ、ジュン、ジュン、へん、やあ、にゃう」 「関節なら、曲がるかどうかが要点なわけで、曲がりさえすれば必要ないのか?」 「ふぇ、うゃ、やぁ、ぁあっ」 「いや、第一ドールの水銀燈になくて、それ以降のドールに皆あるなら、やはり必要なのか」 「えぅっ、あぁぁっ、にゃぁあ!」 「桜田君。さっきから真面目な顔しながら雛苺のアソコをいじってるのはなぜ?」 「え?ああ、さっき止めたら続けたがったんだよ。しつこかったからとりあえずやってるんだけど」 「…そう」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:41:17.63 ID:yax0Asey0
「さて」 雛苺の観察は一通り終わった。 また必要になったら頼む、と言っておいたが、あのぐったりした雛苺に届いたかはわからない。 真紅はもう鞄の中でおやすみ中だし、のりは入室禁止にした。 雛苺はまたなにか物欲しそうにしていたが、「私があやすから」と巴が自宅に連れて行ったので今は居ない。 「浮かんだことのメモをしとこう。そして、これからどうするか、だけど…」 視界の端に空から飛来する鞄が映った。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:42:59.18 ID:yax0Asey0
支援thx
>>113 「書き溜めて一気に投下」ってスタイルは俺に合わなかったらしい
三日前ぐらいにPCに残ってた書きかけのを見つけたから今度はVIPでやってみようかと
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:43:55.14 ID:QVlJJN+yO
し支援
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:44:31.03 ID:pCJXTh1C0
つまり保管庫とかにはいれないのか? あそこに入れても良いできなのに・・・
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:45:18.92 ID:yax0Asey0
鞄が窓をぶち破り、ガラスの破片を撒き散らしながら目の前を通過する 「んなあ!?」 どごうっ! そして壁に突き刺さる 「な、な、なあ!?」 意味が分からない。 鞄は壁から抜け落ち、ごどん、と床に転がる。 「な、なんだ?これ、鞄?て、まさか…」 鞄はひとりでに開き、そして、 「いたい、ですぅ…」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:46:12.64 ID:yax0Asey0
鞄の中から、長い髪の、小さな少女が這い出てくる。 「…ふゅぅ…くらくらするです…」 それはどう見ても、『ローゼンメイデンシリーズ』のドール。 「真紅…そう、真紅です…真紅はどこで…」 目が合った。 「ひゃあああああああ!?人間んん!?真紅!たすけて真紅う!」 「なんだよいきなり!?」
今度は蒼と翠と3Pですね、わかります。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:47:11.27 ID:yax0Asey0
怯え、助けを求めるように部屋を見渡し、真紅の鞄を見つける。 「真紅う!たすけてです!人間が襲ってくるです!」 「襲ってねえよ!?」 「やあ!?鳴いたですう!」 「『鳴いた』!?っておい!」 「…何かしら、騒々しいわね…」 鞄が開き、眠たげな真紅が頭を出す。 「真紅!真紅う!よかったです!会えたですぅ!」 「…翠星石?」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:48:02.70 ID:yax0Asey0
「どうしたの、翠星石。何をそんなにあわてているのかしら」 「人間が!人間が襲ってくるです!助けてです!」 ジュンから身を隠すように、真紅の背中に隠れる翠星石。 「…ジュン?貴方はこの子にまで手を出したの?ものには限度というものがあるんじゃないかしら」 「いや出してねえよ!」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:49:01.47 ID:yax0Asey0
とりあえず真紅の誤解を解き、翠星石を落ち着かせる。 「翠星石。これは私の下僕のジュンよ。あなたは襲わないらしいから安心なさい」 「…翠星石『は』襲わないってどういうことです?」 「前科があるのよ。でも今のところ一度だけだからきっと大丈夫だわ」 「安心できないです…ケダモノですぅ…」 「うぅ…」 反論できないのが痛い。 とりあえず落ち着いた翠星石に、あらためて話を聞く。 「で、お前は何しに来たんだ。窓突き破って」 「近づくなですケダモノが!ですぅ」 「……」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:50:04.74 ID:yax0Asey0
とりあえず落ち着いた翠星石に、あらためて話を聞く。真紅が。 「翠星石。用件はなんなのかしら。私に、用があるんでしょう」 翠星石はうつむく。 「…アリスゲーム、かしら」 慌てたように顔を上げる。 「ちがうです!翠星石はそんなことしたくないです!」 「そう、ね。貴女は、あまり乗り気ではなかったものね」 真紅は安堵にも見えるため息をつく。 「…それなら、貴女は、どんな用件で私のところに来たの?」 「……」 翠星石はまたうつむき、 そして、意を決したように顔を上げる。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:51:02.10 ID:yax0Asey0
「…真紅なら、人間を見る目があると思ったんです」 「…どういうこと?」 「マスターを、探しているです」 「…?貴女はゼンマイを巻かれたのでしょう。その人間は?」 「あいつはだめです!!」 翠星石の目に、怒りが宿る。 「…あいつは、ローゼンメイデンの力を、悪い事に使おうとしてるです。 人を、殺せ、って、言ったです」 「……」 真紅が眉を寄せる。 「…貴女の人工精霊が選んだ人間、ではないの?」 「……」 口をつぐむ。
128 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 02:55:01.13 ID:+QAQM3atO
真紅がアリスになったスレ見てから真紅とジュンが格好よく見えて仕方ない
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 02:59:19.71 ID:6gARp7100
えん
>>128 あれか。
微妙に厨二の空気があったが良かった
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:01:21.70 ID:yax0Asey0
黙ってしまった翠星石に、真紅は諦めるように息をつく。 「まあ、ローゼンメイデンを人殺しに使おうとする人間と、契約したくないのは分かるわ。 でも、別の契約者を探したいなら、人工精霊に頼ればいいのではないの? 貴女に合った人間を、選んでくれるでしょう」 「…翠星石のマスターなら、そうするです。…ううん。翠星石はマスターなんていらないです」 「…どういうこと?貴女のマスターを探してるわけではないのなら…」 何かに気付いたように、真紅は息を止めた。 「…貴女…」 「そう、です。翠星石が探してるのは、真紅に探して欲しいのは、」 翠星石は、自分が入っていた鞄をゆっくりと開く。 その中には。 「…この子のゼンマイを巻く、人間です」 短髪の、翠星石にそっくりなドールが、眠っていた。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:01:41.21 ID:+AN3s4xm0
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:03:21.66 ID:+AN3s4xm0
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:03:35.25 ID:yax0Asey0
「翠星石と蒼星石は、いつも一緒です。 双子の、大事な姉妹です。 …スィドリームは、翠星石の人工精霊は、いつも蒼星石のレンピカが選んだ人間のところに、 翠星石を連れて行くです。…スィドリームは人間を選ばないです。蒼星石についていくです。 だからずっと、二人は一緒で、 今度も二人で、一緒の人間のところに。 あいつは、まず翠星石のゼンマイを巻いたです。 それで、目覚めた翠星石に、言ったんです。 ……『おまえたちの力で、殺して欲しい人間が居る』 …冗談じゃないです。 ドールは、『わたしたち』は、そんなことのために、力を持ってるわけじゃないです。 あんな人間と、契約なんてできるわけがないです。 だから、まだゼンマイの巻かれていない蒼星石を連れて、逃げ出してきたです」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:05:23.70 ID:yax0Asey0
「でも、このままじゃ蒼星石は眠ったままです。 誰かにゼンマイを巻いてもらわないと目覚めないです。 だけど、適当な人間にゼンマイを巻かせて、そいつが蒼星石のマスターになったりしたら。 そいつもあいつみたいにドールの力を悪用しようとしたら。 そんなのは嫌です。 蒼星石のマスターには、ちゃんとした人間がならないとだめなんです。 …でも、翠星石には人間の良し悪しなんて分からないです。スィドリームもそう。 レンピカはあいつをマスターにしたいみたいで、『次』なんて教えてくれないです。 だから、姉妹のなかで、一番人間を見る目がありそうな、真紅に探してもらおうと思ったんです」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:07:10.67 ID:iQ/YGlzK0
きたい
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:09:07.58 ID:yax0Asey0
「…それで、スィドリームに私の居場所を探させて、ここに来たってことね」 「はい。お願いです真紅! ドールの力を正しく使うような、蒼星石にふさわしい人間を探してです!」 「そう、ね。確かに、ドールの力を悪用するような人間に、ゼンマイを巻かせたくはないわね」 「その通りですぅ!」 「でもね、翠星石」 「はい?」 「誰をマスターにするかは、蒼星石が選ぶべきではなくて?」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:10:08.36 ID:yax0Asey0
「…え?」 「ドールと契約者はお互いが唯一にして無二。 その大事な人選を、他人が決めるのはどうなのかしら」 「た、他人じゃないです!翠星石は蒼星石のお姉ちゃんです!」 「そうね。でも、蒼星石の意見も聞かずに、押し付けていいなんてことにはならないわ」 「で、でも…」 「なによりもまず、蒼星石を目覚めさせて、彼女の意見を聞くべきではないの?」 「う…で、でも!目覚めさせるには人間がゼンマイを巻かなきゃですし、 ゼンマイを巻くのは契約の始まりですぅ! 適当な人間に巻かせるわけにはいかないですぅ!」 「そうね。 けれど、契約のことなら、それは蒼星石の決めることよ。 それに、適当な人間はだめ、というのなら、そこに問題ないのがいるわ」 「…はい?ですぅ」 「ジュン。蒼星石のゼンマイを巻きなさい」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:12:41.19 ID:CrAFGHonO
まだ続き始まってねーのかwwww気長に待つぜ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:12:53.66 ID:yax0Asey0
「…僕が?」 かなり長い間空気になっていたところに、いきなり話を向けられた。 「な、なに言ってるです真紅!こんなケダモノでちびでヘタレなんかに巻かせられるわけないですぅ!」 「おい緑人形表出ろ」 「確かに初めて会ったドールを襲うようなケダモノだし背は低いし情けない風貌だし頭も悪いけれど、」 「おい赤いの」 「でも、悪い人間ではないわ」
そろそろだな
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:13:26.30 ID:yax0Asey0
「そ、そんなはずないです!見るからにいろいろと悪い人間です!」 「あー…こいつ腹立つけど、それは置いとこう。 …真紅、なんか変なものでも食べたのか…?」 「あら、二人とも。私の目が信じられないの?」 「う…」 「…なんか変な感じなんだよ」 くすっ、と、真紅は穏やかに微笑む。 「いいから、蒼星石のゼンマイを巻きなさい。ジュン」 「…まあいいけど」 「うぅ…蒼星石ぃ…」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:14:03.74 ID:yax0Asey0
ゼンマイを巻く。 蒼星石というドールは宙に浮かびあがり、そして目覚める。 「ん…」 目が合った。 「…はじめまして。ローゼンメイデン第四ドール、蒼星石です」 「おお…」 これまでにない丁寧で静かなファーストコンタクトに、ちょっと感動すr 「蒼星石いいいいいい!!!!!!!」 突き飛ばされた。 「翠星石。やあ、おはよう…あれ?真紅もいるんだ」 「ええ。久しぶりね、蒼星石」
続きか 支援
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:15:14.08 ID:yax0Asey0
とりあえず、蒼星石に事態の説明をする。 翠星石の説明を聞くごとに蒼星石が困ったように眉を寄せていき、 それを見て慌てた翠星石が持論を展開しさらに蒼星石が困る。 (ずいぶん出来た妹だ。全然似てないな) 口には出さずに感想を述べる。 「僕は…本来の契約者と契約するべきじゃないかと思うよ」 事態を理解した蒼星石は言う。 「だめですぅ!…蒼星石は人殺しをしたいんですか?」 「そんなことはないけど…、でも、レンピカが選んだんだ。何かがあるんだよ、きっと」 「レンピカだってたまには間違えるです!今度のはその間違いです!」 「うーん…」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:16:06.17 ID:yax0Asey0
双子のやり取りを見ながら、 (…どうしようか) 悩む。 だが、それもわずかな間だけ。 (水銀燈) 感情が、ためらいを振り払う。 (水銀燈のために) 想いが、口を開かせる。言わなければ始まらない。 「なあ。二人とも。頼みがあるんだが」 真紅は、その横顔を、見つめている。
きたああああああああああああああああああああああ
150 :
1 :2008/08/19(火) 03:24:48.29 ID:G4MgAzpHO
ヘルプ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:25:35.19 ID:VQtLafIq0
C
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:25:40.28 ID:OOvu+eArO
ワークテーカー
C
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:27:40.04 ID:yax0Asey0
「はい、なんですか?」 「なんですぅ?」 「僕は、水銀燈を幸せにしたい」 「…え?」 「…はぁ?ですぅ」 「水銀燈は、ローゼンに愛されたがってる。 そのために、アリスになろうとしてる。 僕は、その手伝いがしたい。 そのために、僕は、ローゼンのことや、ローゼンメイデンのことを知ろうと思ってる。 それに、協力してくれないか」 「…何言ってるです。なんでお前や水銀燈のためにそんなこと…」 「…ジュン、くん」 「…蒼星石?」 「なに?蒼星石」 「ジュン君はなぜ、水銀燈を幸せにしたいんですか?」 真剣な顔で、聞いてくる。 一瞬すら迷わなかった。 「水銀燈が、好きだからだよ」
頼む…ほんとに朝早いんだ… 早く3Pを……
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:28:23.79 ID:yax0Asey0
「ま、マジですぅ!?に、人形にマジボレしたですか!?」 全力でひく翠星石。 その一方。 「…なるほど。やっぱり真紅は人を見る目があるね」 蒼星石はなんだか嬉しそうだ。 「当たり前でしょう。私の下僕よ。…悪くないでしょう?」 「うん。ドールを、幸せにしようなんて…ふふっ、悪くないね」 「そ、蒼星石?何言ってるです?」 「分かったよ、協力する、ジュン君。……ううん、マスター」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:29:14.88 ID:yax0Asey0
蒼星石が錯乱したですぅ!ちび人間死ねえ!と暴れる翠星石を真紅が押さえつけ、 蒼星石との契約を始める。 「…誓ってください。この指輪に。僕と共に在り続けると」 「…ああ。誓おう」 「…そして僕も誓います。僕のローザミスティカが尽きるまで、貴方の力であり続けると」 指輪に、口付けをする。 「うわああああん蒼星石いいいい!!!」 「静かにするのだわ翠星石」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:30:51.07 ID:m1YkWwmE0
なんて気になる
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:31:59.65 ID:yax0Asey0
「でかくなるんだな、指輪って」 倍近く大きくなった指輪を見る。 「そうね。貴方の指輪は契約の証だから、二人と契約したら二つの契約を表すのでしょうね。 これまで複数の契約なんて見たことなかったけれど、そのまま倍の大きさになるのね」 「マスター…体は大丈夫ですか?力の消費も倍になると思うんですけど…」 「ああ、今のところ大丈夫だよ。心配しなくていい…ありがとな、蒼星石」 「いいえ。体には、気をつけてくださいね」 「…ジュン。紅茶を入れて頂戴」 「なんだよいきなり」 「真紅、紅茶が飲みたいの?茶葉の場所とかを教えてもらえたら僕がいれるよ」 「蒼星石はいいのだわ。ジュン。さっさとなさい」 「はいはい…」
支援支援と
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:34:16.25 ID:yax0Asey0
ジュンが紅茶をいれに行っている間。 「翠星石は認めないですぅ!正気に戻るです蒼星石!」 「翠星石。落ち着くんだ。まず深呼吸から…」 「こんちくしょうですぅ!あんなケダモノ蒼星石にふさわしくないですぅ! 純粋な蒼星石をたぶらかしやがってですぅぅ!!」 「…翠星石。マスターへの侮辱は許さないよ」 「うああ!蒼星石が怒ったですぅ! …うぅ…全部あのケダモノが悪いんですぅ…」
明日早いからブログの管理人いたらまとめてくれ………
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:37:23.72 ID:yax0Asey0
「…それで、本題なんだけど」 いじけて鞄に引きこもりふて寝してしまった翠星石と、また眠りに戻った真紅は置いておき、 「はい、マスター」 蒼星石のことを知ることにした。 蒼星石の能力やローゼンメイデンについて知っていることを聞く。 「庭師の鋏、か」 「はい。『切る』事、『取り除く』事に特化しています。 …とても、攻撃的な力です」 「羽、花びら、いばら、と来て、鋏か。確かに、攻撃力が高そうだ。 翠星石は、ジョウロ、なんだよな」 「はい。僕の『庭師の鋏』の対である、『庭師の如雨露』が、彼女の力です」 「対、か。でもなんか如雨露って大したことなさそうだけど」 「いいえ、翠星石の力はすごいです。僕の鋏なんか、話になりません。 …僕たちは対だから、同等の力のはずなんですけどね」 「へえ…見てみたいな」 「あ、翠星石の力は彼女に頼まないと見られないですけど、僕の鋏なら見せられますよ。 …失礼します」 そう言って、蒼星石はジュンの頬に触れる。 「レンピカ。開いて」 急に、眠気に襲われる。
164 :
1 :2008/08/19(火) 03:45:36.91 ID:G4MgAzpHO
遅い、と思ったら一言でも書き込んでくれると助かるかもしれない
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:46:09.76 ID:AAlvtmaW0
支援
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:46:23.57 ID:6gARp7100
えん
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:46:31.69 ID:yax0Asey0
「…ここ、は…?」 「貴方の夢の中です、マスター。ここでなら、僕の力を見せられます」 奇妙な風景。 ところどころに廃墟のある荒野のように見えるが、砂や岩の下から瑞々しい緑が突き出ている。 現実ではありえない、異常な光景。 「…マスターは、変わったんですね。それも、つい最近」 「え?」 「夢の世界を見れば、その人の心が分かります。 マスターがずっと、停滞していたことも。 そして、また歩き出したということも」 嬉しそうに蒼星石は笑うが、どうも気恥ずかしい。 「いや…頼むからそんな楽しそうに分析しないでくれ」 「ごめんなさい。でも、マスターがいい人だって、あらためてわかって、嬉しいんです」 そして蒼星石は上、空を見る。 「そして、マスターがどれほど水銀燈のことを想っているのかもわかって、 …ちょっと水銀燈が羨ましい」 「え…」 空を見る。 その空の色。 美しい黒天と、まぶしいほどの銀の月が、世界を照らしている。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:46:39.52 ID:WvjC/P6k0
遅い、がしえん
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:46:50.19 ID:9vHsPJda0
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:47:18.94 ID:6gARp7100
えんえーん
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:47:54.87 ID:yax0Asey0
「ここです。マスター」 蒼星石が案内したのは、荒野の奥、小さな森の中央。 「これが、貴方の心の樹です」 そこには、小さな、大きめの草ぐらいの、小さな樹があった。 「たくさんの草に邪魔されてたみたいですね。でも…ふふっ、もうほとんど自力で引きちぎっちゃてますね。 僕の出番はあまりなかったかな?」 「どういうことだ?」 「心の樹は、いろんなものに成長を妨げられるんです。それは自分の迷いだったり、恐れだったりします。 それの表れが、この樹の周りに生えてる草です。 僕の力は、この草を切りはらって、その人の本来の成長を促すことが出来るんです…切りますね」 いつのまにか蒼星石の手には大きな鋏。 さくん、と。 樹に絡み付いていた数本の草を、なんでもないようなしぐさで切る。 「あ…れ…?」 「どうですか、マスター?」 「いや…なんか、よくわかんないけど…、なんだかさっぱりした気分だ」 「ふふ、これが、庭師の鋏です」 「…ああ、なんか、なんていうか、…すごいな」 素直な感想が、口からこぼれた。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:48:34.31 ID:KyYLbkAL0
頑張って昼間保守してたけど寝てしまって落ちちゃった 流石に今日は眠いから保守組みあとは頼んだ
しえん
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:48:52.75 ID:yax0Asey0
「ありがとな、蒼星石。おかげでなんか、もっと迷わずにいけそうだ」 「いいえ、僕なんかが力になれるなら、いくらでも」 蒼星石は微笑む。 「……」 きっと今から僕の口から出る言葉は、その微笑を崩すだろう。 けれど。 今はやけに、迷いがない。 「マスター?」 「蒼星石」 「はい」 「軽蔑されるのを分かった上で言う」 「え?」 「お前の体を、見せてもらえないか」
支援
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:49:43.38 ID:yax0Asey0
「え?……え?」 「お前の体を、見せてほしい」 「ま、ますたー?からだって、え?」 「体は、体だよ。蒼星石の、体」 「え?え?えぇ!?つ、つつつ、つまり!?」 「裸が見たい」 「すごいストレート!?」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:50:23.85 ID:m1YkWwmE0
しえn
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:50:31.41 ID:yax0Asey0
「僕は、ローゼンメイデンのことを知りたいんだ。 それは、構造とかも含めて、だ。 だから、蒼星石。 僕は、お前の体が知りたい」 「う、うう…でも、そんな…からだって、うわあっ」 蒼星石の顔は、すでに真っ赤だ。 「無理やり、なんてことはしない。 だけど、できるなら、協力してほしい。 …頼む」 ジュンの真面目な態度に、蒼星石も少し落ち着きを取り戻す。 「…ローゼンメイデンを、知るために?」 「ああ」 「…水銀燈を幸せにするために?」 「ああ!」 「……」 「頼む、蒼星石。このとおりだ」 「や、やめてよマスター!そんな、頭下げられたりしたら…っ」 「頼む」 「ああ…うう…」 「蒼星石」 「………その、………………………………はい」 「…いい、のか」 「…はい、ええと、お、おねがいします」
支えん
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:51:13.97 ID:yax0Asey0
「…恥ずかしいから、後ろ向いててください」 言って、その身に着けているものを脱いでいく。 背中を向けていても、衣擦れの音だけは聞こえてくる。 (これはこれでなんかエロいな…) そんなことを考えながら待つ。 「…いいですよ、マスター」 許可を得たので、振り向く。 「…下着も靴も全部脱いだのか」 「え!?だ、だってマスターが、その、裸を見たいって…」 恥ずかしがって下着ぐらいは残すかと思っていたが、本当に素直だ。 「いや、それでいいよ、蒼星石。あとその両手をどけてくれるともっといい」 「うう……だって恥ずかしいよ…」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:51:59.37 ID:yax0Asey0
「…うん、やっぱり基本構造は同じなんだよな」 雛苺との違いはパーツの尺が違うというだけで、構造は同じようだ。 「関節の具合を見るか…蒼星石、バンザイして」 「はい…」 「ん?首は結構違うな。ちょっと頭右に傾けて」 「はい…」 「今度は左に」 「はい…」 「ちょっと上向いて」 「あ、はい…」 「…なあ蒼星石」 「…え、あ、はい」 「そんな表情されるとこっちもなんか恥ずかしくなる」 「だ、だって…」
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:52:14.59 ID:dgraev7PO
しえん
しえ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:52:34.98 ID:yax0Asey0
「胸、触るよ」 「はははははははははははいっ!」 ふにゅ。 「……っ!」 やっぱり女の子だ。柔らかい。 さわさわ。 「…っ!…っ!」 「やっぱり他のところとは感覚が違うのか?」 「は、はい。腕とかとは全然ぁんっ」 咄嗟に口を押さえる蒼星石。 「…マスター。話してるときにさわらないでください」 「嫌か?ごめん」 「あ、う、嫌とかじゃなくて、その」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:53:05.50 ID:yax0Asey0
「ここ、触るよ」 「………(こくん)」 さわっ 「…っ(びくんっ)」 こすこす 「っ(びく)!っ(びくん)!っっ(びくびくっ)!」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:53:33.61 ID:m1YkWwmE0
もうすぐ前の場所に追いつくな
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:53:39.49 ID:VQtLafIq0
C
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:53:43.74 ID:yax0Asey0
「…愛液が出てきた」 「…言葉に出さないでください」 「蒼星石。舐めるよ」 「え…え?な、なめるんですか!?」 「嫌か?」 「え、えっと…いえ、その、それはなめるものなんですか?」 「そうだぞ?」 「そ、そうなんですか…な、なら、どうぞ」 「よし」 「〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:54:14.30 ID:yax0Asey0
「…ん。これぐらいかな」 うつ伏せで顔を隠している蒼星石の頭を撫でる。 「はっ…はっ…はぁ……、お、終わりですか、マスター」 「ああ。ありがとうな。蒼星石」 「はい、いえ、僕で力になれるなら、いつでも…」 夢の世界から戻る。 まだ夜は明けていない。 「あ。そういえば、僕の鞄がない」 「あ、そうか、翠星石の鞄に入ってたんだっけ」 「えっと、どうしよう、寝られない」 「え?じゃあ、僕のベッドで寝ろよ。蒼星石ぐらいなら、一緒に寝ても狭くない」 「あ、その、いいんですか?…じゃあ、お言葉に甘えて」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:55:37.26 ID:m1YkWwmE0
ついに・・・
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:55:45.51 ID:dgraev7PO
紫煙
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:55:49.74 ID:yax0Asey0
…… エロい夢を見た。 と思う。 蒼星石の体を調べたのには下心などなかったが、 あの状況で欲情しないほど男として終わってはいなかったのだろう。 それを夢で発散したのだ。 つまり。 夢精した。 ……… 「……あれ?」 ねばねば感やグチョグチョ感がない。 「いや、…あれ?」 いや、確実にやってしまったと思うのだが。ちょっとカピカピしてるし。 「…んん?」 首をひねっていると、 「あ、おはようございます。マスター」 「あ、ああ、おはよう、蒼星石」 「どうかしました?」 「いや、ええと…」 ジュンの視線の先を見て、蒼星石は、恥ずかしそうに笑う。 「あ、すいません、僕がしておきました」 「え?」 「マスターが苦しそうだったから、どうしたのかな、って思って。 そしたらマスター、その、アソコから、出してたので…」 はにかむ。 「舐めておきました。…そういうものですよね?」
>「え、えっと…いえ、その、それはなめるものなんですか?」 >「そうだぞ?」 >「そ、そうなんですか…な、なら、どうぞ」 ここは白眉
194 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 03:56:02.18 ID:+QAQM3atO
前は「舐めておきました」の所で終わったんだったな
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:57:13.28 ID:9JKM29QgO
はいきたー
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:57:37.95 ID:m1YkWwmE0
きたよーこれきたよーー
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:58:22.34 ID:1B+ASW3gP
さてここから新展開か wktk
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 03:59:45.03 ID:yax0Asey0
「ただいまなのー!」 朝から騒がしい。 「おはよう、桜田君」 「よう、柏葉」 昨日雛苺を連れ帰っていた巴が、朝から家に来ていた。 「今日は休日だもの。あなたと一緒に居られるわ」 「…ああ、ありがとな」 「あー!翠星石と蒼星石なのー!なんでジュンのおうちにいるのー?」 「お馬鹿の雛苺です!なんでお前がここにいるですか!?」 「ヒナはおばかじゃないのー!」 「雛苺もこの家に住んでたのかい?でも、誰かと契約はしていないようだし、どういうこと?」 「雛苺はこの真紅の下僕になったのだわ。…アリスゲームから、棄権して、ね」 「…そう、なんだ。でも、なんで昨日は居なかったんだい?」 「そうね、昨日は…」 「うふふ、ヒナはねー、きのーは、トモエといっぱいあそんだのよー。うふふ・・・」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:01:32.84 ID:9JKM29QgO
雛何したんだ?
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:01:44.12 ID:bx/xR3QS0
読むのめんどくさくなってきたから帰るwww
SI E N
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:03:22.44 ID:yax0Asey0
「蒼星石とも契約できたし、今日はローゼンメイデンの力について、もっと調べようと思う」 左手にある巨大な指輪を見る。 「ドールは、契約者の力を使って、能力を強化できるんだろ?でも僕はそれを、まだ見たことがない。 だから、それを実際にやってみようと思うんだけど」 「そうね、最初に契約したときに力は使ったけれど、僅かなものだったしね」 「ああ、僕は真紅の力も雛苺の力も、あと翠星石の力も、 話に聞いてるだけで実際ほとんど見たことないからな」 「あら、蒼星石の力は知っているのね」 「あ…うん、僕は昨日見せたんだ」 ちょっと顔が赤くなってる。何かを思い出したようだ。 「…そう」 真紅は蒼星石の表情で、昨夜何があったのか、察したようだ。 「そ、蒼星石いつの間に!?おのれ、翠星石の目から逃れてこそこそしやがってですちび人間!」 「お前は勝手に寝たんだろ」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:04:57.11 ID:jT3/9BhY0
紫煙
蒼星石と水銀燈好きの俺にはたまらんスレだ(*´д`)
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:05:54.54 ID:yax0Asey0
「それでさ、nのフィールドってとこにも行ってみたい。そこでなら、ドールの力も存分に使えるんだろ?」 「あ、そうか。マスターはnのフィールドに入ったことがないんですね」 「ああ。どういうものか見たいし、それに…、ことあるごとに自分の夢の中に入るのもなんていうか気恥ずかしい」 「そう?私はジュンの夢の中を見てみたいわ。悪い世界ではないのでしょう?」 「夢の中に入るの?…私も桜田君の夢って、興味あるな」 「ふん、です!どうせちび人間にふさわしいしみったれた世界ですぅ!見せてみるです!」 「みんな行くのー?だったらヒナもいくー!」 「行かないって」 何を満場一致してんだお前ら。 「僕の夢を見るのなんて、蒼星石だけで充分だ」 「…はい、マスター」 何を照れてるんだ蒼星石。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:07:17.43 ID:o/rC98jP0
おまえらこの戦車ゲーで殺しあおうぜwww
このURLをコピペしてログイン画面にいく
http://www.tankmania.com/cgi/flash.cgi?movie=twx&scale=0.0 ↓
「Username」に適当な名前を入れる
「Password」は空欄(←ここに何か入力しちゃうとエラーが出るから注意)
↓
ENTARを押す。connetion failed って出る。もう一回ENTARを押す。
↓
英語がいっぱい書いてある画面に来る。右下でcontinueを押す。
↓
メインロビー到着。ここは過疎部屋で誰もいないから、右上のメニューでcompetitionを選択
↓
competitionに到着。ここにみんないるから
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:07:38.39 ID:1B+ASW3gP
特別感に照れる蒼の子かぁいぃよぉ〜
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:08:10.40 ID:9JKM29QgO
もうなんか蒼かわいい もらっていい?
yax0Asey0の書く蒼星石がかわいくてしょうがない
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:09:53.27 ID:yax0Asey0
物置の鏡から、nのフィールドへ。 「…ふぅん?なんだここ。よく分からないところだな」 「雲と、霧、かしら?足元まで雲でできてるみたい」 「そうね。どこかに行こうとしたわけじゃないから、ただの『場所』に来たのね。 世界を形づくる心や思いが、ほとんどないところだわ」 「心や、思い?」 「ええ。世界は人の心によって彩られるの。nのフィールドは『夢の狭間』。 人の心や思いで形づくられる、人の夢から溢れた場所。 幾億の形を持つ、そしてただ一つの『世界』。 ここは誰の夢にも近くない、誰にも彩られていない世界ね」 「へえ。……よし、とりあえずここで力を試そう」
蒼がこんなに可愛いとは知らなかったぜ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:12:07.14 ID:AAlvtmaW0
支援
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:12:11.96 ID:yax0Asey0
真紅の花弁。雛苺の蔓。蒼星石の鋏。そして、 「どりゃあですぅ!」 「ぐほぅ!」 足元からいきなり生えてきた巨大な蔦に、吹っ飛ばされた。 「柏葉君!?」 「マスター!?大丈夫ですか!?」 「はっはっはです!翠星石の如雨露の力、とくと味わいやがれですぅ!」 「のごぅ!?ごはっ!」 翠星石の如雨露。能力は『育てる』ことらしい。
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:14:34.87 ID:dgraev7PO
柏葉君!?
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:14:57.54 ID:yax0Asey0
しくったwww
真紅の花弁。雛苺の蔓。蒼星石の鋏。そして、 「どりゃあですぅ!」 「ぐほぅ!」 足元からいきなり生えてきた巨大な蔦に、吹っ飛ばされた。 「桜田君!?」 「マスター!?大丈夫ですか!?」 「はっはっはです!翠星石の如雨露の力、とくと味わいやがれですぅ!」 「のごぅ!?ごはっ!」 翠星石の如雨露。能力は『育てる』ことらしい。
眠気の限界だ・・・・あとはぷん太のにゅーすにでも載ってることを祈るぜ
yax0Asey0頑張ってな。おやすみノシ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:18:02.51 ID:dgraev7PO
支援!支援!
しえ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:22:16.10 ID:yax0Asey0
「ごめんなさいですぅ……うぅ……」 「分かればいいのよ、翠星石ちゃん」 「もうあんなことしちゃ駄目だよ、翠星石」 翠星石は正座したまま小声でつぶやく。 「…ちくしょうです……蒼星石はともかくこの人間恐ろしいです……夜叉ですぅ…」 「何か言ったかしら?翠星石ちゃん」 「ひぃっ!なっなんでもないですごめんなさいぃ!」 「…柏葉の意外な一面を見たな」 「…トモエ怖かったのー…」 「…恋する乙女は強いものなのだわ」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:25:25.84 ID:AAlvtmaW0
\ / \ / \ / \ ∧∧∧∧/ < 俺 > < 予 .す > < ら > ─────────< 感 い >────────── < な > < !!!! い > /∨∨∨∨\ / \ / \ / \ / \
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:26:48.15 ID:AAlvtmaW0
支援
いるよん
いる
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:27:33.49 ID:AAlvtmaW0
ちと急かし杉か ゆっくりでいいぜ すまんこ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:27:42.72 ID:yax0Asey0
nのフィールドでいろいろと試して、現実世界に戻った。 「ふぅ…なるほど、かなり疲れるな」 「三人分の力だもの。ジュンは大丈夫そうだけれど、人によっては倒れてもおかしくないわ」 「そこらへんの加減も知らないとだな……ん?」 ふと、翠星石のドレスが目に付く。 「そういえば翠星石、ドレスがぼろぼろになってるな」 「うっ…、これはあの女が…」 「何かしら?」 「うわあ!ごめんなさいですぅ!」 「翠星石…マスターを攻撃する君が悪いんだ。…でも、これはたしかにちょっと…」 「…翠星石、ちょっとドレス貸せ」 「な!?ついにケダモノが翠星石に狙いを定めたですぅ!」 「違うわアホ」 「桜田君?ドレスをどうするの?」 「直してやるよ。これじゃみっともないだろ」
じつはいる
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:29:29.94 ID:1B+ASW3gP
縫い物才能発揮→翠とちゅっちゅ ああうらやましい羨ましい
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:30:13.13 ID:E85QJv5M0
紫炎
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:30:43.40 ID:bnoEWtduO
これは今日早くから会議がある俺を寝させない作戦だな
r〈沙夊ァ
,x)水.ゞムイ´Xx,` 、
,xXXXxxxxXXXXXXx,. ` 、
/ァ''^"´, `^''xXXXXX,. ヽ.
/ ´ ! l `xXXXX, ),
, ─<._ / l l `xXXX,. ),
. / ./´ ` -v′ l. l l `xXX{. |
/ V! !/ / ハ, / / i| i ! l / ! ,仆、 `XxL |このスレ気に入ったわ
rオア' .| !' ,イ / ∨,/ | _|小、! |/)' |/,斗∨ |XXマk
>>1 を私の第一の下僕にしてあげる
fニニニニニニニニニニヘノ/ , イマ7 〉l ∨ |≧t圦 リ_>チ〒ァ、} ! };;ト、 }}
/7ア,ィ’ /) l´/ ,ヘ,`マ´/从. ト、ト弋リゝ\{ イ弋リノ' ノ ノ/l;;|,リノ'|
. / (l/L_ , ´ (__Yー'′ `)'マム ', マヽ`ー' _,ノ / /|;! ||. i
/ (Y r'´ ,イ-‐ )//l ト\ マム, ', '込 "" 、 "" _,ノ,/ / l! ノ' |
/ ) 廴_, '´ 厂//l | !| } } ヽ.,イイ;r冖フ,. マ价x、 ー -' , イ,. ,.`l!ー'く、 i
/ 〈 } ノ∨イ j \_j_j 〉片''7ニくコ, ∨从 > .ィ /../ / l! ヽi
く i } ∨ _/ // || '7[f∨ム幺)ヘ,.∨》,. ≫‐≪ // /《 l! ;.i
{ `ー─ '_) /~|.|、 〈| `ーヾニr'"》 ヘ{ 《. ∧ 《/}/ 》 l.|
 ̄7、_ r'´ / 〈/ \ / / _,》 《 》' '《. 》 《 .l. ',
/  ̄ ; /`ー‐ァ'"´l ∨ l`y'′ 》|| ||《 》 ス ,
/ l. / // .i ,! 〉 || || )、_,. -' ´ ハ ,
/ l , , ' ./ | .)' (`7^> !/ || !,ヘ / l !
l , / / | | l レ'\rノヽ j __ rヘ,_j,ノ _,ノ !
l ! / / ' .! ノ .! `!_,ノ (`ーナ ,/ ,r 'l | |
| l.' / _L.⊥─' ',、 }才マ、 / ./ | | |
 ̄ i | !_ ─  ̄ | '.__, <幺フく. , ´ .i :| | |
` 、 | l ! >ィ ; :| ; ,
ヽ | l ≧=- く / / | / /
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:33:21.10 ID:yax0Asey0
「すごい…わ、ジュン…。…すごい」 「…マスター。素晴らしいです」 繕い直した翠星石のドレスを見て、感嘆の声があがる。 「…そんな大したことじゃないだろ。ほつれとかを直しただけだ」 「そんなものじゃないでしょう。これはお父様の仕立てたドレスよ。 大したことのない人間が手を入れて、こんなに自然に仕上がるはずがないでしょう」 「そうです。…なんだかお父様が繕いをしてるような気がしました」 「…大げさな」 「…でも、本当に上手いのね、桜田君。驚いたわ」 「…昔、すこしやってたんだよ」 「…ちょっと、見とれちゃった」 なんだか悔しそうな顔をしている翠星石にドレスを向ける。 「ほら」 「うううう……」 「どうしたんだよ。…どっか不満か?気になるところがあるなら言ってくれ」 「うううううう…!」 ばっ、と、翠星石はドレスを奪いとる。 「ふんだ!ですぅ!受け取ってやるからありがたく思いやがれですぅ!」 「いや、お前な…」 「ちょっとぐらい上手いからって調子に乗るなです!お父様はもっと上手いですぅ!」 やはりなにか悔しそうにまくし立て、飛び出していく。 が、扉のところでふと、止まって、 「………いちおう礼は言ってやらなくもないですぅ!」 走り去った。 「…なんだあいつは」 横で、真紅と蒼星石がため息をついた。
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:35:26.65 ID:JwV2LUupO
紫煙
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:37:37.04 ID:DCWpMpTP0
支援
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:37:37.14 ID:E85QJv5M0
紫炎
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:39:02.41 ID:JwV2LUupO
どーでもいいんだが俺のIDうp
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:41:00.78 ID:yax0Asey0
「…ああ、しまった。もうすぐ時間だ」 「どうしたの?桜田君」 「いや、この前骨董屋とか人形屋とか巡ってたときに、すごい人形師を紹介してくれる、って人に会ったんだ。 その日はもう夜だから、って会わせてくれなかったんだけど、今日会わせてくれるって約束してくれたんだ」 「人形師?…あ、ローゼンメイデンのことを知るため?」 「ああ。やっぱり、ローゼンを知るためには、同じ人形師の人の話を聞きたいと思って。 それに、人形づくりっていうのがどんなものかも、興味がある」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:44:11.61 ID:1B+ASW3gP
ばらしーフラグktkr
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:47:10.26 ID:yax0Asey0
とりあえず、ドール達と巴には家に残ってもらい、約束の場所に来た。 約束の時間より早く着いたのだが、そこにはすでに、約束の人物が待っていた。 「あ、すいません。待たせちゃいましたか?」 「いえいえ。私もつい先ほど着いたばかりですよ」 男はまるで『型通り』の反応を返す。 「では、約束した時間より少し早いですが、ご案内しましょう、ジュン君」 「はい。お願いします。―――白崎さん」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:49:06.72 ID:JwV2LUupO
支援
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:53:08.88 ID:nbA2Hjq0O
眠いよ支援
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:53:49.27 ID:DCWpMpTP0
早くしろよ・・・してください
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:54:29.01 ID:yax0Asey0
「…ここですか?」 目の前にあるのは、小さな店。 「はい。ここの人形師の方は、間違いなく世界屈指の技術を持つ方です」 「そう、なんですか…」 そんな風には見えない。 が、とりあえず店に入ってみる。 「すいません…」 誰も居ない。 「…あれ?」 「工房のほうでしょうね。この店は基本売り場に誰も居ないんですよ。彼は朝から晩まで工房に居ます」 それは店なのか?疑問には思うが黙って白崎についていく。 店の奥の部屋に入っていく。どうやら、人形を作る工房のようだ。 そこに、金髪の青年がいた。 「――槐さん。話しておいた少年を連れてきました」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 04:58:35.42 ID:yax0Asey0
「…君が、桜田ジュン、か」 その青年――槐は、なんだか不機嫌そうな声で聞いてきた。 「は、はい。すいません、お邪魔しちゃいましたか?」 「いや…」 槐は自分を落ち着かせるように息をつく。 「…話はこいつに聞いている。人形作りに興味があるそうだな?」 喋り方は無愛想だが、さっきの不機嫌そうな感じは消えている。 「はい、人形を作るということがどういうことか…」 「で、お前は何ができるんだ?」 ジュンが用意していた言葉を遮って、槐は聞いてくる。 「え?」 「だから、お前は人形作りのために何を学んだんだ?まさか、自分でなにかする前に人に聞こうとか思ってないだろうな」 「え、ええと…」 困った。 そもそも、ジュンは人形を作りたいのではない。人形師の気持ちを知りたかったのだ。 (いや、でも、自分が人形をつくればそれが一番いいのか…?) これまでとは違う思考にたどりつきかけるが、 「おい。本当に何もできないのか」 槐の呆れたような声が遮る。 「あ、いえ、実は僕は…」 (『すごい…わ、ジュン…。…すごい』) (『…マスター。素晴らしいです』) (…あ) 「…僕は人形づくりをしようと思っていたわけじゃないです。あなたの話が聞きたかった」 人形作りのために何を学んだかといえば、何も学んでいない。 「ですけど、」 何ができるかという質問なら。 「人形じゃなくて、人形の着る、ドレスなら、作れます」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:00:35.76 ID:JwV2LUupO
wktk
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:01:26.91 ID:l5NivCmNO
支援
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:02:26.22 ID:yax0Asey0
即座に、 「作ってみろ」 と言われた。 そのまま槐は作業に戻り、こちらの話など聞いてられない、といった感じだった。 「ふふ。彼は能力のない者は相手にしないんですよ。彼と話をするには、彼が認めるような能力を示さないと」 白崎が楽しそうに言う。 ジュンは一瞬むっ、とするが、確かに自分が何も見せていないことを思い出す。 「…はい。槐さんに認められるようなものを、作ってきます」 店を、後にした。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:03:44.91 ID:JwV2LUupO
wktkな展開
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:07:23.67 ID:mA7ADUYX0
/⌒メ:: /冫、 ):: __/ ` /::: 一つだけ言える真理がある / 丶' ヽ:: ローゼンメイデンは黒に染まれ / ヽ / /::: / /へ ヘ/ /:: / \ ヾミ /|:: (__/|\___ノ /::
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:07:44.60 ID:yax0Asey0
「ジュンだー!おかえりなのー!」 「あ、お帰りなさい、桜田君」 雛苺と遊んでいた巴が、微笑む。 「ああ、ただいま。…ごめん、柏葉。ちょっと部屋にこもる。あいつらの相手、頼めるか」 「え?」 ジュンの表情と、両手に抱えている何かの袋を見て、 「…うん。なんだか知らないけど、頑張って」 やはり微笑む。 「…ありがとう」 居間では、真紅が本を読んでいた。 「あらジュン。その荷物はなにかしら?」 「生地とか装飾関係」 「…作るの?」 「ああ」 「そう、期待してるわ」 部屋に入る。 双子が座っていた。 「マスター。おかえりなさい」 「…ふん、ですぅ」 「悪い。ちょっと部屋から出てもらえるか?一人になりたいんだ」 「え?…はい。分かりました」 「何するつもりですぅ?怪しいですぅ」 「…すこし、創作活動を、な」
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:13:19.60 ID:JwV2LUupO
支援
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:14:03.65 ID:DCWpMpTP0
遅い
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:14:56.54 ID:yax0Asey0
…指が、自分の言うことをきかない。 作ろうとするイメージはあるのに、現実がついてこない。 かつての自分を再現しようとする。 だが。 数年のブランクは、大きかった。 それでも何度も。 何度も。何度も。何度も。 指がかつてを再現するように。 ひたすら。 微細に。自然に。緻密に。大胆に。 作り上げるために、指を動かす。
ちくしょう 帰って来てもこのスレが残っていますように
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:18:09.16 ID:JwV2LUupO
支援
ガンバレ
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:21:14.97 ID:yax0Asey0
…感覚が、もどってきている。 できる。 かつて、必死になって勉強し、身に着けた技術を、完全に取り戻した。 一日では終わらなかった。 指が確かに動くように、頭がはっきりとイメージを捕まえ続けるように、休憩を入れながら、 二日でも終わらなかった。 指が技を忘れぬように、頭がイメージを失わぬように、常に意識を向けながら、 三日目で完成した。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:21:19.00 ID:JwV2LUupO
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:21:23.41 ID:l5NivCmNO
支援
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:25:32.42 ID:yax0Asey0
「駄目だな」 一言で斬り捨てられた。 「な…!?」 間違いなく、自分の全力を注いだ会心の出来だった。 「なんで…!」 「お前は分かっていない。作るということが分かっていない。これでは駄目だ。帰れ」 「……!」
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:28:41.63 ID:JwV2LUupO
支援
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:30:39.64 ID:pOFuQyyRO
水銀燈早く
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:31:45.00 ID:DOwhZSSW0
死炎
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:34:13.30 ID:NfIUlvK0O
しぇん
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:35:37.13 ID:yax0Asey0
自分の全てを注ぎ込んだドレスを持っていったのに、槐にはほとんど相手にされなかった。 「なんだよそれ…!何が分かってないっていうんだ…!」 自宅に帰る道を歩きながら、悪態をつく。 「そもそもあいつが凄腕の人形師だって話も、ほんとかどうか怪しいもんだ…!」 家に到着する。 出迎えた姉やドールたちへの挨拶もそこそこに、自室に戻る。 「くそっ!」 乱暴にベッドに腰掛ける。 「…何が悪いっていうんだ…!」 自作のドレスを広げ、見る。 そこかしこにさまざまな趣向を凝らし、最終的に確かな統一感を持たせた黒のドレス。 何度見ても改心の出来だ。 「…なんなんだよ、くそ」
紫煙を纏いつつ支援
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:37:39.32 ID:JwV2LUupO
支援
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:39:42.07 ID:yax0Asey0
「…ジュン、入っていいかしら」 「…珍しいな。いつもはそんなこと聞かないだろう。変なもんでも拾い食いしたか?」 とりあえず軽口をたたく。 気は、晴れない。 「入るわよ」 ステッキを使って、開けようとしている様子が分かる。 「……」 苦戦しているようだ。 「…待ってろ。今開ける」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:42:23.84 ID:JwV2LUupO
真紅キタ
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:42:30.66 ID:E85QJv5M0
紫炎
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:49:15.49 ID:yax0Asey0
「あら、ありがとう」 いつも通りのやけに偉そうな態度をした真紅が言う。 そして、そこにいたのは、真紅だけではなかった。 「マスター…大丈夫ですか?」 蒼星石は心配そうな顔で見上げてきて、 「ジュン、どおしたの?なんかへんなのよ?」 雛苺はもはや泣きそうだ。 そして、 「…なんですか。翠星石は別に心配なんてしてねーですよ」 翠星石はこちらが何か言う前に否定してきた。 「………」 さすがにこれは、悪いことをしたと思った。
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:52:39.71 ID:JwV2LUupO
雛苺に萌えた
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:55:36.68 ID:yax0Asey0
だめだ、きりのいいところまで進めそうにない 休む。寝るかも。
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:56:25.90 ID:dgraev7PO
お疲れー
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:57:45.20 ID:JwV2LUupO
乙 ゆっくり休んでまた続き書いてくれ
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 05:58:59.62 ID:l5NivCmNO
乙 再開する事にも期待
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 06:10:53.15 ID:JzhAz7zIO
保守
あーこないだニコ厨が勝手に立ててたスレかこれは(笑)
乙
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 06:38:05.79 ID:tJ55pUoI0
フェイトー!早く来てくれー!
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 07:03:00.42 ID:aaob1YvK0
うっ
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 07:28:48.79 ID:7j/pxlfY0
ほ
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 07:40:03.18 ID:3c/bmQJR0
銀様が言葉に表すのももったいないくらい至高であるのは確か
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 08:01:45.31 ID:6kQXauGF0
h
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 08:32:26.74 ID:zbLdR97vO
ほし
すいぎんほしゅ
まだまだほしゅ
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:00:21.36 ID:JVgifsjA0
保守してやンよ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:13:00.98 ID:W2s8uiZbO
ほ
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:13:25.66 ID:JVgifsjA0
だれか保守しろよな
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:13:46.48 ID:EMxGAn4F0
まだあったのかよ
銀様とラブラブお好み焼き作りたい
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:32:20.52 ID:LH9CkFwP0
ほしゅ
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:38:50.04 ID:W2s8uiZbO
ほ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 09:43:20.56 ID:LH9CkFwP0
ほ
ほ
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 10:10:21.73 ID:JVgifsjA0
ho
し
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 10:27:52.74 ID:SppFaZZk0
こ
る
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 10:44:20.93 ID:r7UaRc2aO
カナ派だった俺だが、ジャンクライフ読んだら党員に鞍替えせざるを得なかったぜ…… あれは魔性だ……
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 10:44:30.82 ID:LH9CkFwP0
な
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 10:54:09.25 ID:CrAFGHonO
ほ
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 11:01:10.62 ID:A3d56LRyO
ほ
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 11:18:51.85 ID:Xap8Ffee0
ほ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 11:23:32.17 ID:Ktmj4eZ5O
ほす
>>304 あーあせっかくいい流れでスレが進んでたのに糞キムみたいなクズの名前出したせいで台無しだー
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 11:38:24.02 ID:whTWcAcD0
保守間隔空けようぜ
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 11:54:10.77 ID:Ete4pTl9O
ほ
も
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 12:11:26.49 ID:Ktmj4eZ5O
ほし
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 12:17:34.81 ID:LH9CkFwP0
んふぅ
アブドゥル
おーまだ残ってた ほしゅうう
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 12:23:17.39 ID:FM4IkXr10
ほっしゅ!!
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 12:32:42.99 ID:iJn5TtOSO
銀様
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 12:40:49.45 ID:Ktmj4eZ5O
ハイパーほしゅ
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 12:52:46.95 ID:4CwIr8zJ0
保坂
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 13:00:54.18 ID:JJGt0eJG0
h
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 13:13:36.36 ID:Xap8Ffee0
ほ
水銀燈は精子臭い
. ┌- 、,. -┐ く|_,.ヘ_|〉 こんちはなの〜 ノ イ从|从)、 |ミ|ミ!゚ ヮ゚ノミ!| `'' ([{.∞}]) ' /__ハ_| `もテ′
ごばく
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 13:39:44.26 ID:FM4IkXr10
ほしゅ!
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 13:44:29.91 ID:4CwIr8zJ0
保守
補習
追いついた ほしゅ
ではまた始めますが。 ここから当分はエロはないので覚悟してください。
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:06:59.38 ID:9JKM29QgO
きたああああ
「ごめん。心配かけたな」 思ったままに、謝る。 真紅は、ジュンの顔をじっ、と見つめ、 「いいのだわ」 と、息をつく。 「でも、そろそろ、貴方が何をしていて、何があったのか、話してくれないかしら」 蒼星石も。雛苺も。翠星石さえも、同じ意見なようだ。
槐のこと、ドレスを作ったこと、そしてそのドレスが槐に一言で切り捨てられたことを話した。 「そう、なんですか…。でも、こんなに綺麗なのに…」 「うん、きれいなドレスなの」 「…これのどこが悪いんですぅ…?」 「……」 皆はジュンの自作したドレスを囲んで、感心したり、首をかしげるなりしている。 (…あ、れ?) その光景を見て。 (なん、だ?) 違和感。 (違う) ドレスを囲む、四人のドール。 (何かが、違う) 四人のドール。―――四人のドールの、ドレス。 「………!」 違和感の正体に気付く。 真紅。雛苺。蒼星石。翠星石。 その四人のドレスと、自分が作ったドレスは、何かが違った。 (何だ?何が違うんだ?なんで僕の作ったドレスはこんなに……『薄っぺらい』んだ!?) ローゼンメイデンのドレスは、確かに素晴らしい。 だが、ジュンの作ったドレスも、それに技術で大きく劣る、というわけではない。 (だけど、違う…!何かが決定的に、『足りない』…!) 掴めない。それが一体何なのかが、いくら考えても理解できない。 (くそ、なんだこれは…!僕に何が足りないんだ…!?)
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:13:19.84 ID:H9Ysotup0
紫炎
「ねえ、ジュン」 はっ、と、我に返る。 「な、なんだ、真紅」 そして、やはり『それ』が何なのか考えなくてはならないとすぐに思考に没頭し… 「一つ聞きたいのだけれど」 「このドレスは、誰のために作ったの?」 「…………!!!!!」 一瞬で、もやが晴れたような。 そんな、驚愕。
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:16:15.39 ID:DOwhZSSW0
+ + ∧_∧ + (0・∀・) ワクワクテカテカ (0゚∪ ∪ + と__)__) +
違いを理解する。自分に足りなかったものを、理解した。 「そう、だ。そうだな。それを、考えてなかった」 ジュンが作ったそのドレスは、誰かが着ることなど、考えていなかった。 「そうだ。これは、…作るために作っただけの、ドレスだ」 納得する。これは、これでは。 「…ただの技術の寄せ集め」 (『作るということが分かっていない』) 「…まったくだ。僕は何も、分かっちゃいなかった」 作るということは。 「ものを作るということは、…技術をみせびらかすことじゃない」
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:18:20.62 ID:b3kIPC8gO
紫炎とか見て紫霞思い出した、あいつ好きだった 作者何故殺したんだよぅorz
「…ありがとうな。真紅。…おかげで助かった」 「そう。ならいいのだわ」 心の底から礼を言う。そして真紅はそれを微笑みながら受け取る。 「マスター…また、作るんですか」 「ああ。悪いな、また心配かけることになるか」 「…いいえ。大丈夫です。だって、マスター、すごく力強い顔してますから」 四人は、静かに部屋を出て行った。 「…よし」 (…誰のために、作るのか) 自問する。 (…そんなの、決まってる) イメージが沸いてくる。形を求めて暴れだす。 「さあ、…今度こそ、始めよう」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:24:03.79 ID:lS4tUj/F0
わっふるわっふる
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:24:06.12 ID:NMgGJr6+0
普通に読める
ジュンが、己の全てをドレスに注ぎ込んでいるとき。 ジュンたちとは、違う場所では。 歌が、聞こえる。 …からたちの とげは痛いよ あおいあおい 針のとげだよ… ふと、歌が止まった。 歌っている者が、こちらに気付いたようだ。 「…天使さま。いらっしゃい。…どうしたの?」
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:27:12.30 ID:9JKM29QgO
銀様来たああああ
「…なんでも、ないわ」 水銀燈は、答える。 「そう?なんだか、悲しそうに見えるわ」 「…なんでも、ないのよ」 「そう」 沈黙。 「……」 「……」 沈黙。 「……ねぇ、めぐ」 「なに?天使さま」 「…私は天使なんかじゃないって言ってるでしょう」 「そう?天使さまは天使さまよ。…でも、そうね。じゃあ、…なに?水銀燈」 「……私は、…」 うつむく。 「水銀燈?」 「…いいえ。なんでもないのよ」 その様子を、見ている瞳がある。 「…なんでも、…ないのよ…」 それは、水晶に映った、左目を薔薇で隠した、無表情な顔。
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:30:44.04 ID:NMgGJr6+0
支援
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:34:33.23 ID:NMgGJr6+0
大作だな〜
「…ああ。お前が何ができるかは、分かった」 槐はそう言って、ジュンの作ったドレスを返した。 「…ありがとうございます」 嬉しさを隠そうとしているが、声には認められた喜びが混じる。 「…言うまでもないと思うが」 「はい」 「これが、作るということだ」 「…はい」 そう。人形師が人形をつくる気持ちというのは。 結局のところ、ジュンがドレスを作るときの気持ちと、根本的には同じなのだ。 「槐さん」 「なんだ」 褒められた礼とは別の意味で。 「…ありがとうございます」 大事なことを教えてくれた恩人に、敬意と感謝を。 「…ふん」
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:41:14.04 ID:9JKM29QgO
お前に のがわかりやすいんじゃまいか?揚げ足取るようで申し訳ないが
「ところで、お前」 「はい」 「この技術。どうやって身に着けた」 「え?」 「…お前のこれは、独学でなんとかなるようなものじゃない。 まして、お前のような歳でたどり着いていい領域じゃない」 それは、疑問。おだてなど全くない、純粋な疑問。 「え…でも…」 「そうだ。お前は現実に、その技術を持っている。だから、どうやって身に着けたと聞いている」 槐は答えを求めてくる。 「ええと…」
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:50:54.10 ID:DOwhZSSW0
獅焔
なんでだろうか。 分からない。 勉強は一人でしてきたし、その知識を実践できるよう練習もした。 だが、 「…特別なことは、していないと思いますけど」 「そんなはずがあるか」 信じてもらえないらしい。 「いや、でも、ほんとに…」 「ああ、まったく、埒のあかない」 「そもそもお前、なんで洋裁を始めたんだ?」
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:52:05.12 ID:oNbjwQdMO
wktk
それは、とても大事なことのように思えた。 「それは…」 なぜ、自分は洋裁を始めたのか? …光景が、…蘇ってくる。 「子供の、頃に」 そう、あの時。 「かなり昔、に。服を作って、みせてもらって」 あの、公園で。 「それが、すごく綺麗だったから」 あの人に。 「それを、自分でも作りたいと思って…」 …あの人? 「あ…れ?顔が、思い出せない?」 確かに会ったのに。 「顔が…空、白?」 それはまるで、最初から存在しなかったかのように。 「……」 槐は、混乱するジュンを、見ている。
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 14:59:57.80 ID:lS4tUj/F0
支援
「そうか」 槐の声が、ジュンを現実に呼び戻す。 「…え」 「幼少時に、マエストロに、会ったのか」 「…マエストロ?」 「職人だ。神業をその手に持つ、職人だ。その芸術を、お前は見たんだろう?」 「…あの人が」 あの人。顔は、思い出せないけれど。…思い出せない?何か違う。 「…そいつの顔が、存在しなかったように思えるか?」 こちらの考えていることを、そのまま槐が聞いてくる。 「え…は、い。…分かるんですか?」 はあ、と、槐はため息をつく。 「…あの人か……感受性の高い時期にあの人に干渉されたのなら、 …あるいは天性の才も目覚めるか」 なにやら独り言をつぶやく。 「あの人を、知っているんですか?」 「……」 槐は、答えない。 「あの…?」 「…それで、そのマエストロに教わったのは、ドレスだけなのか?」 「え?」 「人形に関しては、全く教わっていないのか」 「え、いえ、教わったっていうか、ドレスを作って見せてもらっただけで…」 「…そうか」
しえん
それ以上、槐はその話題については触れなかった。 こちらの質問にも、我関せずだ。 だが、人形作りや、人形のことに関して質問すると、なぜか素直に教えてくれるようになった。 とりあえず興味のあること、気になっていたことを全て聞き、 そして人形作りの実践を少しだけ教わって、その日は店を後にした。
今日はドールたちの能力を体感するべく、nのフィールドで模擬戦闘のようなものをやってみた。 「…真紅はなんていうか、実戦向きだな」 真紅の能力は非常にバランスがいい。遠距離も近距離も関係なく、攻撃できる。 どちらかというと遠距離系の能力のようだが、本人が意外と近接格闘にも積極的なため、隙のようなものがない。 「雛苺は、補助、か?」 直接の契約ではなく、真紅を媒介にしての力の供給ということで、本来よりかなり性能が落ちているらしい。 できることは、苺わだちで相手の動きを阻害する程度のようだ。 「蒼星石は…極端だな」 蒼星石の鋏は、リーチが短い。近接戦闘しかこなせない能力。 そしてその一方で、相手の防御など全く意味がなさない、圧倒的な破壊力を誇る。 「…で、あれは…」 「えいですぅ!」 渾身の一撃、らしい。 「……」 その太い蔦は、真紅に素手であっさりと叩き落された。 「こ、このぉ!」 今度は如雨露を武器のように振り回し、突進していくが、 「……」 「ぼふぅ!」 真紅を守る薔薇の花の壁に吹き飛ばされる。
い
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:19:18.69 ID:6gARp7100
えん
「…弱いな」 「うるさいですぅ!」 ぼそりとつぶやいたら、蔦がまっすぐにこちらに向かってきた。 「おっと」 指輪を付けた左手で、はじく。 「なあっ!?ちび人間にまで避けられたですぅ!?」 衝撃を受ける翠星石。 「あら、ジュン。力を使えるようになったの?」 「ああ、お前らの動きを見てたら、なんとなく分かってきた」 「さすがです、マスター。僕たちに力を回すだけじゃなく、僕たちの力を使うなんて」 感心している二人はよそに。 「ちくしょうですぅ…こんなに悔しいのははじめてですぅ…」 「翠星石よわっちいのー」 「黙れです馬鹿苺!翠星石とほとんど変わらないくせにです! ……うぅ、こんなちびと同じ程度の力なんて、ですぅ…」 「なかまなのー」 「うるさいですぅ!うわああん!」
ろ
「契約していないのだから、当然でしょう。私達が本来持つ力なんて、微々たるものなんだから」 真紅は、翠星石に諭す。 「…そろそろ契約したらどうかしら?」 「嫌ですぅ!なんで翠星石がこんなちび人間なんかとです!」 「あら。私はジュンと契約しろだなんて言ってないわよ。のりだっているじゃない」 「うぅっ!?…でも、あいつじゃなんか頼りないですぅ…」 「あら。ジュンは頼れるってことかしら?」 「な!?そ、そんなこと言ってないです!勝手なこと言うなです!」 「…素直になりなよ、翠星石」 「そ、蒼星石まで何言ってるですか!翠星石はほんとのことしか言ってないです!」 「…貴女最近、度々ゼンマイが切れるじゃないの。力が足りないんでしょう?」 「う…」 「そうだよ。その度にマスターに巻いてもらってるんだから。 …いい加減に契約しないと、そのうち満足にも動けなくなるよ」 「ううう……」
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:29:39.00 ID:EdlF7PHu0
私怨
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:30:28.77 ID:6gARp7100
えん
ぴ
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:33:58.29 ID:jKAehF+x0
しえん
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:36:03.36 ID:H9Ysotup0
支援
「…まあ、どうしようもなくなったらのりと契約すればいいだろう。 今はまだそこまで切羽詰まってないんだし、無理する必要ないだろ」 なんだか翠星石をいじめるような光景になってきたので、助け舟を出す。 「…あなたはそれでいいの?ジュン」 「…ほんとのこと言えば、翠星石と契約できたほうが助かるけどな。 ローゼンメイデンを理解するためには、翠星石の力も感じたいし。 でも僕は、嫌がる相手に何かを強制するのは、好きじゃないんだ」 「…やっぱり、優しいですね。マスター」 そんな貴方が大好きです、みたいな目をして、蒼星石が言ってくる。 「…そんなんじゃないって」 「貴方も素直じゃないわね。賞賛は受け取っておくものよ」 「……」 気恥ずかしい。 「…ふん、ですぅ」 翠星石はそっぽを向く。
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:39:24.01 ID:a9UjUFWI0
JUM−
「あのね、翠星石」 とてとてと、走りよってきた雛苺が話しかける。 「…なんですぅ、ちび苺」 「翠星石はね、ジュンとけいやくしたほうがいいとおもうの」 「お前まで言うですか。翠星石はあんなのとは…」 「ヒナはね」 「…話を遮るんじゃないです」 「ヒナはね、もうぜんぜん『ちから』がないの」 翠星石の睨みにも、雛苺は構わない。
やっぱ翠が一番かわいい
「…?」 「真紅を『ばいたい』にしてるから、ってだけじゃないの。 雛苺は、もう、指輪もないから。 アリスゲームの、『しかく』もないから。 雛苺のちからはね、どんどんなくなってるの」 「え…」
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:41:36.35 ID:LXo7cPD0O
なんだ翠星石は俺の嫁か
ジュンたちは、少し離れたところで話している。 その言葉は、翠星石だけにしか届かない。 「雛苺は、そのうち、うごかなくなると思うわ。 ゼンマイをまいても、真紅のちからをもらっても、うごけなくなる」 そして、言う。 「こわいわ」 「ちびいちご…」 「うごけなくなるの。もう、めざめることのない、ねむり。 いやよ。ヒナは、いや。 ジュンや、トモエや、真紅や、蒼星石や、翠星石と、もっとあそびたいの。 でも、しかたないの。 ヒナは、もう、おわってしまっているから」 「……」 「だけど。翠星石は、おわってないの。 まだ、はじまってないの。 このままだと、翠星石も雛苺みたいになってしまうけれど、 翠星石は、まだ、おわってないの。 だから」 雛苺は、笑んでいる。 「翠星石は、雛苺みたいに、ならないで」
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:44:44.47 ID:FDKQMhXoO
抜いた
ところでローゼン5巻は何時発売?
真紅、蒼星石と力の使い方について話していた。 ふと、雛苺が翠星石に、何か話しているのに気付く。 翠星石の表情は、優れない 「雛苺、翠星石。なんかあったのか?」 雛苺は笑って、答える。 「ふふ、なんでもないのー」 なんだかものすごく、楽しそうだ。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:49:01.15 ID:1B+ASW3gP
なんて健気な雛
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:52:58.63 ID:a9UjUFWI0
雛・・・・!
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:54:03.44 ID:9JKM29QgO
雛・・・
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 15:57:04.18 ID:EdlF7PHu0
これがローゼンメイデンのノベル版ですか?
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:00:05.52 ID:a9UjUFWI0
-
現実世界に戻って来た。 「あら、ジュンくんおかえりなさーい」 「ああ、ただいま」 のりが、出迎える。 「うふふふふ、みんな、晩ごはんははなまるハンバーグよぉ」 「わーい!はなまるハンバーグなのー!いっぱいたべるのー!」 「雛苺。騒がしいわね。それぐらいでドタバタしないのよ」 「お前も恐ろしく早足じゃないか…」 「……」 「ん?」 いつもなら、雛苺や真紅の騒ぎように一言言うはずの、翠星石が何も言わない。 「どうした翠星石。なんか大人しくないか」 「…なんでもねーです」 「…翠星石?」 蒼星石も、心配そうに声をかける。 「大丈夫?…力がきれかけてるとか?」 その言葉に、翠星石は辛そうな顔をする。 「そうなのか?おい、ゼンマイ巻きなおそうか」 「…違う、です」 辛そうな顔のまま、翠星石は否定する。 「じゃあどうしたんだよ。…そんな顔して」 「…ちび人間」 「ん?」 呼ばれ慣れた言葉。だが、なにかいつもと違う。 「ちょっと、話があるで…」 す、とは続かなかった。 今出てきたばかりの鏡が、いきなり割れた。
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:01:37.37 ID:a9UjUFWI0
う!?
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:02:56.17 ID:9JKM29QgO
なんだなんだ!?
388 :
ちんこ ◆PENISmqLSE :2008/08/19(火) 16:05:52.84 ID:+QAQM3atO
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:06:49.93 ID:a9UjUFWI0
ha-ya-kuwwwww
「な…!?」 鏡の割れる音に、身がすくむ。 「何が…!?」 「何ですぅ!?」 蒼星石と翠星石が身構える。 割れた鏡の破片から、それぞれ、なにかが突き出てくる。 それは――水晶の、刃。 「くっ…!マスター!下がって!翠星石も!」 あらゆる方向から突き出してくるその刃を、蒼星石が、切り払う。 「蒼星石!無茶を…!」 「…痛ぅ!」 無数の刃を捌ききれず、蒼星石はいくつかの刃に切り裂かれる。 蒼星石の動きが鈍り、そこにさらなる無数の刃が殺到し、 薔薇の花弁と苺わだちが、それを防いだ。 「蒼星石!大丈夫!?」 「間に合ったのー!」 「真紅!雛苺!…ありがとう」
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:12:11.62 ID:9JKM29QgO
ばらしーktkr
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:15:34.07 ID:whTWcAcD0
支援
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:17:12.79 ID:a9UjUFWI0
試演
真紅と雛苺が、音に気付いて戻ってきたらしい。 「くそ、これはなんなんだ!?」 事態が呑み込めない。誰にともなく叫ぶ。 「何かは分からないけれど、攻撃されてるのは確かです!」 まだ続いている刃の嵐を切り払いながら、蒼星石が叫び返す。 鏡から出てきた刃は他の鏡の欠片を斬り飛ばし、常に移動しながら攻撃してくる。 「く…!ここじゃ攻められる一方だ!nのフィールドに入るぞ!」 「そうね。こっちでは私たちの力も制限されるわ。 相手はnのフィールドから攻撃してきてる。さすがに不利ね」 「でも、鏡は全部相手の武器です!どうするですか!」
確かに鏡に入るにも入れない。 考える。 危機に際して、頭はやけに、冷静に回る。 「…いや、鏡が相手の武器なんじゃない。相手は鏡から自分の武器を出してるだけだ」 だったら。 落ち着いて、相手の攻撃を観察する。 大きい鏡からは大きな刃が、小さな鏡からは小さな刃が、飛び出してきている。 一つの鏡からは、一つの刃しか出てきていない。 「狙いの鏡を定めて、そこから出てくる刃を破壊しながら入る! 入りやすい、刃を壊しやすい中ぐらいの破片……! 蒼星石!真紅!そこの破片だ!」 「はい!マスター!」 切り裂き、刃を壊す。 「行くのだわ!」 「いくのよ!」 周りから突き刺そうとしてくる刃を、花弁と苺わだちが防ぐ。 破片に走り寄る。 「マスター!」 鏡に、触れた。 nのフィールドに、入る。
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:23:52.69 ID:eXmDkX+C0
. ┌- 、,. -┐ く|_,.ヘ_|〉 支援なの〜 ノ イ从|从)、 |ミ|ミ!゚ ヮ゚ノミ!| `'' ([{.∞}]) ' /__ハ_| `もテ′
すぃんえん
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:30:25.29 ID:LXo7cPD0O
よんえん
日の落ちた、荒野のような世界。 そこにいたのは。 「お前は、誰だ…!?」 紫色のドレスの、左目に薔薇の眼帯をした、小さな少女。 「……お前は、……誰だ…」 少女が、舌足らずな声で、つぶやく。 「な、おい!それはこっちのセリフだ…!」 「……それはこっちの、セリフ……」 舌足らずな声で、オウム返ししてくる。 「くそ!なんなんだよ!真紅!あれはなんだ!」 「…分からないわ。見たことがないもの」 真紅は、困惑している。 「…でも、もしかしたら、…いいえ。きっと他にはありえない」 少女を、見据える。 「あの子は、ローゼンメイデンの…」 「…七番目…」 「!!」 少女はここにきてはじめて、オウム返しでない言葉を出す。 「…ローゼンメイデン、第7ドール……薔薇水晶」 小さな声で、名乗りを上げた。
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:35:55.03 ID:e9RtyhJMO
私怨
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:39:23.05 ID:a9UjUFWI0
sss
次の瞬間。 「マスターあぶない!」 蒼星石に突き飛ばされる。 ジュンのいた場所に、いきなり水晶の柱が突き出てきた。 「うわっ!」 「くっ…ジュン!下がりなさい!」 それを皮切りに、無数の水晶の柱が、地面を突き破って現れる。 「きゃあ!」 「ちび苺!避けるです!」 雛苺が柱にかすり、突き飛ばされる。。 「このっ…!」 雛苺を庇い、翠星石が蔦で防御しようとするが、水晶の柱は易々と突き破る。 「あ…」 「翠星石!」 蒼星石が叫ぶ。 柱が、翠星石に激突する。 先端の刃になっているような部分が、翠星石を、突き刺した。
s
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:41:42.18 ID:a9UjUFWI0
らめっ
「翠星石ぃ!」 貫かれ、吹き飛ばされた翠星石に、ジュンが走り寄る。 「くそお!!」 蒼星石も、必死の形相で、翠星石のもとに走る。 「くっ…!」 真紅は、離れたところで、宙に浮かんでいる薔薇水晶を睨む。 薔薇水晶は、何の表情も浮かべない。
「…あ、れ?…力が、はいんねー、ですぅ…」 「おい!しっかりしろ!翠星石!」 ぐったりとした、翠星石を、抱きかかえる。 その背後に、水晶の刃が迫る。 「くっ…!」 蒼星石が、刃を切り払う。 「翠星石!マスター!」
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:49:20.05 ID:9JKM29QgO
いやあああああ俺の翠がああああああ
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:52:12.72 ID:FDKQMhXoO
やるならあそこで眺めてる不人気ををおおおおおおお
みどりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
「……なにしてるですか、人間。…こんなとこに座ってると、…あぶないですよ」 「何言ってんだ!今一番危ないのはお前だろうが…っ!」 叫ぶ。 「くそ!起きろよ!このままじゃ…!」 「……だめ、です。力が、入らない、です…。…起き上がるのは、むり、ですぅ……」 翠星石は、ぼう、としている。 「くそ、こんな、こんな…!」 周りでは、蒼星石が、必死に迫ってくる刃を切り払っている。 「なにやってる、です…。このままじゃ、ちび人間も、蒼星石も…」 「その前にお前だ…!黙ってろ!すぐに外に連れ出してやる…!」 「…ちび人間……」
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:54:49.54 ID:LXo7cPD0O
小出ししやがって… じらないでください お願いします
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:59:23.75 ID:VyeOIJTs0
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 16:59:49.08 ID:BK2v8LUeO
追い付いた 試演
「…雛苺は、どうしているです」 唐突に、翠星石は聞いてくる。 「雛苺、か?今は…真紅が守ってる、いや、真紅と一緒に戦ってるな」 「そう、ですか…」 翠星石の声は、どこかうつろになってきた。 「あのおちびが、おわってないのに、翠星石が、おわるわけには、いかない、ですね」 「翠星石?どうした」 「なにが、できるか、わからないですけど、 なにも、できないかも、しれないですけど、 …なにもしないより、そっちがいい、です」 「…翠星石、何を…」 「…誓え、です、…ジュン。 …翠星石の指輪に。 翠星石を、雛苺を、みんなを、守ると」
最後はみんな幸せになってほしい。
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:06:55.74 ID:PvZGOKomO
ああああああああああああ追い付いちまったああああああああああああああああ
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:09:08.38 ID:oS68vYzEO
「この…!」 真紅は、襲ってくる水晶の柱を破壊しながら、回避しながら、薔薇水晶に花弁の斬撃を放つ。 「……この…」 花弁は薔薇水晶に届く前に、水晶の柱に邪魔され、散らされる。 「あぶないの!」 真紅に向かってきた柱を、雛苺が止めようとする。 苺わだちはすぐにひきちぎられるが、わずかに方向を逸らされる。 不意の攻撃だったが、回避できた。 「ありがとう。雛苺」 「うん、なの」 これでは、埒が明かない。 こっちは防御に手一杯で、薔薇水晶にはまったく触れられない。 (それになにより、翠星石の身が…!) 光。 「…え?」 翠星石の倒れていた場所から、光があふれる。 「あの光は…」 横で。 「うん。それでいいのよ。翠星石」 雛苺が、微笑む。
>>417 俺はこれからジュンにデレデレになるばらしーを妄想してるってのに・・・
「翠星石…」 「…ですぅ」 指輪がさらに一段と、大きくなる。 翠星石と契約したのだ。 これで、翠星石にもジュンの力が流れるはず…。 だが。 「…翠星石、お前…!」 指輪を通じて、分かる。 翠星石はもう、 おわりかけている。
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:14:20.32 ID:00ErVbxj0
槐先生はまともなのに
翠星石はもう、 おわりかけている。 なんだと!!!!!!!!!!!!!!!
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:18:41.94 ID:N7wpJQ+6O
「…やっぱり、ですぅ」 翠星石は、諦めたように、ため息をつく。 「…だめです。…力は流れてくるですけど、…体が駄目です。 力がすぐに、抜けていってしまうです」 「翠星石…!」 「…へんなかおすんなです、ジュン。 どうしようも、ないんです。 …なんとかしたかったけど…だめ、だった、です」 翠星石は、とても優しげに、笑う。 「…翠星石はもう、だめです。 だから、蒼星石のこと、雛苺のこと… …任せたですよ、ジュン」
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:21:57.30 ID:4xToS/Me0
>>423 水銀灯、金糸雀、翠、真紅、蒼、苺、薔薇
翠星石の、動きが、止まっていく。 「…やめろ、待てよ」 翠星石はもう、何も言わない。 「嫌だ。いくなよ」 微笑んでいる。 「おい…翠星石…!」 それは、指輪の力か。 その動きも、もうすぐ、止まるのだと、分かった。
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:22:13.07 ID:9JKM29QgO
うそだあああああ
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:22:29.44 ID:DCWpMpTP0
>>423 水銀灯、金糸雀、翠、真紅、蒼、ヤムチャ、薔薇
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:25:24.28 ID:9JKM29QgO
>>423 ジャンク、デコ、ツンデレ、不人気、僕っ子、ヤムチャ、眼帯
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:25:42.23 ID:dQkOGef8O
俺の嫁、俺の嫁、俺の嫁、俺の嫁、俺の嫁、サイバイマンの嫁、俺の嫁
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:28:20.13 ID:a9UjUFWI0
★ミ
「だめだ。いかせない」 誓ったのだ。ジュンは、翠星石に。 「お前を守ると、誓っただろうが」 いいんですよ、と、声が聞こえた気がした。 「よくないだろ。誓ったんだ。…誓いを、破りは、しない」 そして、こんどこそ、宣言する。 「僕が、お前を、守る」 指輪が、輝きを放つ。 もうほとんど止まっている翠星石と、ジュンの指輪が、赤い光で結ばれる。 「いかせないぞ、翠星石」 糸のような赤い光が、翠星石の傷口に集まる。 「何度でも言うぞ。何度でも言ってやる」 自分の中身が吸い出されていくような感覚を、受け入れる。 「僕がお前を守るから、お前は僕に守られてろ」 傷口はもはや、あとかたもない。
>>435 JUMかっけえええええええええええええええ
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:32:04.91 ID:DRBzZFxv0
いくとかいかないとかエロいな
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:34:26.48 ID:9JKM29QgO
JUMに惚れた
+(0゚・∀・) + ワクテカ +
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:35:29.26 ID:dQkOGef8O
水銀燈とイチャイチャタイムまだー?
「……え?」 翠星石は、呆然としている。 「…直ってる、です…」 呆然とした表情のまま、自らのマスターを見上げる。 「…ジュン、お前…」 マスターに、抱きしめられた。 「あ…」 「…大丈夫なんだな、翠星石」 「あ、は、はい…」 「よし、じゃあ、行くぞ」 翠星石の契約者は、薔薇水晶を睨む。
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:37:17.50 ID:a9UjUFWI0
JUMすげーーーーーーーーーーー
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:37:41.20 ID:kQfe/sy80
流石マエストロ
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:39:40.82 ID:ATyCa5wk0
もうその力で水銀灯の腹直せんじゃね?
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:40:18.10 ID:dQkOGef8O
くっ… 仕事という現実が襲ってきやがった 後は頼むぞ!
「…さすがは、私の下僕だわ」 言葉とは裏腹に、その声には確かな尊敬があった。 「ジュン、やっぱりすごいの」 ひたすらに、嬉しそうだ。 「マスター…」 感謝と、敬意が、声ににじんでいる。 「…ジュン」 さまざまな感情が、溢れている。 「行くぞ。5対1だ。負けるわけがない」 敵を、見上げる。
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:45:36.93 ID:EdlF7PHu0
俺の中でこのJUMは野太い声でムキムキなんだけど
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:46:01.34 ID:LXo7cPD0O
翠のデレデレクルー?
ジュンは、薔薇水晶との、戦闘をはじめようとする。 …が。 「……ぁ…」 薔薇水晶は、誰かに呼ばれたように、空を見る。 そして、 「…はい……」 ゆらりと。 無数に屹立する水晶のうちの一つに、溶け込む。 それと同時に、全ての水晶が、溶けるように消えた。 「なんだ?」 警戒する。 が、なにが起こるわけでもない。 「…逃げた、のか…?」
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:47:10.02 ID:1TRAjYuR0
>>444 直すのと元々創られてないものを追加するのでは違う、ということじゃね?
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 17:48:47.80 ID:V06JyQhn0
しえn
その後、しばらく待っても、何も起きなかった。 どうやら本当に逃げたようだ。 「…確かに、あの状況なら普通逃げるだろうけど…」 あのドールが、そんな普通の反応をするとは思っていなかった。 「…最後に誰かに呼ばれたような仕草をしていたわ。 きっと、あの子の契約者の指示だったんじゃないかしら」 「あいつの契約者、か」 あの場には他に人間はいなかったと思う。 では、その契約者は、どのようにあの状況を把握していたのか? 「…得体が知れないな」
しえん
現実世界に戻ると。 「ジュンく〜ん!よかった!大丈夫!?みんないきなり居なくなるから心配したのよ!?」 「ああ、うん」 姉があたふたしていた。そういえば放置しっぱなしだったと気付く。 「鏡がすごいことになってるし!どうしたらいいのかってすごい困ってたのぉ!」 「まあ、いろいろあって」 のりはアリスゲームのことを理解していない。子供の遊びのようなものだと見ている節がある。 そののりに状況を説明するのは面倒くさかった。 「…まあ、とりあえずご飯にしよう」
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:03:25.98 ID:oNbjwQdMO
支援
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:03:35.17 ID:iQ/YGlzK0
wktk
「…あの、」 「ん?どうした、翠星石」 人形たちは皆でテレビを見ていたはずだが。 翠星石がひとりでジュンの部屋まで来たらしい。 「…その」 何か言おうとしている。 「どうした?」 「その、」 はっきりしない。 「…なんだよ、言いたいことがあるなら…」 「…二度とは言わないからよく聞くです」 ジュンの言葉を遮って、言う。 ありがとう、です。マスター。 とてて、と階段を下りていく音がする。 「…そこまで、顔を真っ赤にして、言うことか」 …あいつ、あんなに可愛かったっけ?
かわいかったっけ?だと? かわいいよおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!!ぁんぁんぁん
一番かわいいやつに何いってやがる
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:11:44.48 ID:9JKM29QgO
いやああああああかわいいいいいいい
ということで、ここいらで休む。 今度スレストとかがあったら、続きからやるわ さすがにここまで長いと、全部投下してられんw
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:17:41.12 ID:lS4tUj/F0
このやろう 乙だ!
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:18:31.74 ID:FM4IkXr10
すげー面白いんだぜ!乙!!
ほしゅしておいたほうがいいの?
クソコテがスレストするからsage推奨
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:28:15.02 ID:/9eB2vQl0
ローゼンメイデンの話の人かと思ったが違うのか 面白いぜ
hosyu
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:54:17.81 ID:yI5vo/6N0
hosyu
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:57:44.74 ID:No33bEbD0
もはや最初のネタ展開は跡形も無いなw いいぞ、もっとやれ
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:58:39.48 ID:/9eB2vQl0
>>467 でも文は似てね?
路線変更したのかと・・・
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:58:54.28 ID:9NMn9nbeO
追い付いた 電池一個しか立ってないけど保守
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 18:59:49.93 ID:owmky7TE0
電池って「残る」じゃないの?
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 19:04:05.62 ID:/ADaFzHb0
おいおい立ってるのは電池じゃあないだろう? そうだ、鳥肌だな
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 19:17:44.61 ID:yI5vo/6N0
保守
ほ
おいついた保守
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 19:51:07.90 ID:No33bEbD0
保守できてねーよw
むしろ保守間隔短すぎ自重
推して察してやれ
この時間帯は10分以上あくと不安保守
ほーら保守だー
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 20:25:08.17 ID:bdPJq5CZO
ほす
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 20:27:30.15 ID:oS68vYzEO
休むと言ったが
>>1 はどの位で戻って来るのだろうか…
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 20:28:49.20 ID:DRBzZFxv0
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 20:33:28.05 ID:wc3mPeOs0
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 20:50:58.77 ID:PLBuT17N0
ほ
ほしゅ
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 21:04:05.00 ID:AAlvtmaW0
ほ
ho
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 21:22:02.88 ID:/9eB2vQl0
まだかね? >>1君
ほ
今日も、槐の店に行く。 店に向かいながら考える。 昨日、翠星石の傷を治せたのは、槐に人形の構造を聞いていたからだ。 おそらく、槐に会っていなかったら、翠星石を直すことなどできなかっただろう。 ジュンは、少し前まで、洋裁の知識しか持っていなかったのだから。 ジュンは、槐への感謝と尊敬を、新たにする。 「こんにちは」 「…お前か」 なにやら少し不機嫌そうだ。 「あ、すいません。忙しいなら出直します」 「…そういうわけじゃない」 前と同じように、息をつく。 「…で、今日はなんだ」 すでに声に不機嫌はにじんでいなかった。 大人だ、と思う。 「はい。人形作りの実践を、もっと教えてもらいたいと思って」 そう。今日訪れたのは、よりドールへの理解を深めるために、人形作りを学ぶためだ。 なぜならば、ジュンはまだ、ローゼンを理解していない。 ローゼンにとっての水銀燈を、理解していない。 「……」 槐は何も言わず、ジュンへの教授を始めた。
お、お帰り作者
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 21:41:16.44 ID:+AN3s4xm0
槐はタッパが2bあるから怖い。
「どうですか、槐」 ジュンが帰った後、工房で。 いきなり出現したかのように、白崎が槐に話しかける。 「何がだ、白崎」 槐は、動じない。 「彼ですよ。ローゼンメイデンを四体所有し、 そしてほぼ壊れかけていたローゼンメイデンを修復する、あの少年です」 「……」 「ローゼンメイデンの修復。ローゼン以外の人間にそんなことができるとは、はじめて知りました」 「…ふん。あれは、ローゼンの弟子のようなものだからな」 「ですが、貴方にはできないでしょう」 なにも含みがないような声で言う。 「……黙れ」 「おや、怒らせてしまいましたか。これは失礼。では口うるさい『兎』は、これで失礼します」 現れたときと同じように、唐突に姿を消す。 「……」 それには、槐は何の反応も示さない。
少しして。 疲れたように、つぶやく。 「…ローゼン。貴方はなんてものをつくりだしたんです。 技術だけじゃない。吸収能力が異常だ。 あれは間違いなく、――――怪物になる」 そして、 「……惜しいな」 心底、といった言葉を、つぶやく。 「惜しいが、それでもあれは、ローゼンメイデンのマスターだ。 どう転んでも、戦うことになる…、…倒すことになる」 天井を見上げる。 「だが、あれに率いられたドールズを倒すのは簡単には行かんな」 天井の明かりに、目をやる。 「…ならば。他で力を付けてから、だな」
部屋は、緊張に包まれていた。 帰宅してから、ほとんど時間は経っていない。 「…真紅。捕まえた?」 緊張の面持ちで蒼星石が聞く。 「とりあえずあの屋根の上全部さらってきたわ」 こちらも真剣な表情で、真紅が答える。 目の前には、薔薇の花弁の山。 先ほど、蒼星石が何者かの視線を感じたという。 薔薇水晶が現れたのかと、臨戦態勢に入り、真紅が視線のもとらしき影を、花弁の津波で捕らえた。 『……』 その場の全員で、すぐに攻撃できるように備えながら、花弁を引かせる。 その中にいたのは、 「…うぅ……いたいのかしら…」
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 21:53:34.15 ID:oNbjwQdMO
支援
時間は少し遡る。 「…ふっふっふっ。ついに見つけたのかしら」 桜田家の窓を、双眼鏡で見ている者がいる。 「やったわやったわピチカート!雛苺かしら!これは楽勝かしら!」 ふよふよと金色の光の玉、人工精霊ピチカートが舞う。 「え?…あらホント。翠星石もいるのね。…でも大したことないわ。 一気に二つもローザミスティカが手に入るなんて素晴らしいかしら!」 さらにピチカートは舞う。 「え?……あら、ホント。真紅ね。…あれはちょっと手強いかもだけど」 まだまだピチカートは舞う。今度は、慌てたように。 「え?…そ、蒼星石?なんだか異常に手強そうな… …あ。目が合っちゃったのかしら」 ピチカートが何か叫ぶように舞う。 「だ、大丈夫よピチカート。あっちからこっちの姿がみえるわけ……」 ピチカートはなにか諦めるように止まった。 「きゃーーーーーーー!」 悲鳴が上がった。
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 21:54:29.16 ID:UAOB3xlp0
フェイト警報〜
いいよいいよ
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 21:56:32.67 ID:6gARp7100
馬鹿が現れる予感 だがwktk
なに今馬鹿コテ来てるの?
そこにいたのは、黄色とオレンジの衣服の、おそらくはドール。 「う……は!?な、何があったのかしら!?」 きょろきょろしている。元気そうだ。 「…あなたは……」 「し、真紅!いまのは貴女かしら!?いきなりなんてひどいんじゃないかしら!」 「……うーん、ですぅ」 「す、翠星石!?ふ、ふんだ!貴女なんて怖くないかしら!やるんならやったろうかしら!」 「………ええと」 「そ、蒼星石!?あ、貴女はちょっと怖いかもだけど、屈することはないかしら!」 何か、部屋は奇妙な空気になっている。 「…な、なにかしら、この空気は」 そこで、雛苺が、皆の言葉を代弁する。 「…だあれ?」 黄色の少女の怒りの声が炸裂する。
いいよいいよ
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 22:03:14.11 ID:2/ytDeoq0
支援
みんなさげろー
「ああ、うん、ごめん金糸雀。ちょっと思い出すのに時間がかかって」 一番最初に思い出した蒼星石が言う。 「いくらなんでもそれはひどいんじゃないのかしら!? 姉妹の顔も忘れるなんて、薄情にもほどがあるかしら!」 「違うよ、金糸雀。名前が思い出せなかっただけで姉妹ってことは覚えてたよ」 「なんの慰めにもならないかしらーーーー!!!」 「…ああ、そういえばいたわね。ええと。そう、かなりあ?」 「カナリアだったですか?たしかイタリアですぅ」 「いたりあー」 「あんたらはもっとひどいかしらーーー!!!!」
糞コテが荒らさないようにsageて支援
スレタイに水銀の名前が入ってるからssageても時間の問題な気はするな・・・
「で、こいつは結局なんなんだ。ローゼンメイデンなんだろうけど」 「こいつとは失礼ね!カナは由緒正しきローゼンメイデンの第二ドール、 薔薇乙女一の才女、金糸雀かしら!」 「金糸雀、か」 つまり、これで全てのローゼンメイデンに会ったことになるわけか。 「そういうあなたは何者かしら。薔薇乙女を四人も囲ってるなんて非常識かしら!」 「会ったばっかだけどお前に常識を語られるとなんか腹が立つな」
>>509 さっきコテ評価してもらった
60点だった
金糸雀は他のドールのローザミスティカを狙ってきていたようだが、 さすがにこの状況で喧嘩を売るほど無茶ではなかったらしい。 「新しいお友達ね!」と誤解?したのりが用意した晩ご飯を食べてから、 「次は目にものみせてやるかしらー!」と捨て台詞を残して帰っていった。
今日のフェイトホイホイはここですか
「まあ実害はなさそうなあれは放っておいて。 今は薔薇水晶のことが気になる」 部屋には、真紅と蒼星石がいる。 最近一緒に遊ぶことの多い翠星石と雛苺は、居間で遊んでいる。 「気になるって言っても、分かることは限られているのではなくて? 私たちは誰もあの子のことを知らないし、私たちが知らないようなことを他の手段で知れるとは思えないわ」 「いや、それはそうなんだけど。なんていうか…」 「マスター?どうしたんです?あの七番目の、何がそんなに気になるんですか?」 「なんていうか、言葉にしづらいんだけど……何か、違う」 「違う?…そうね。あの子はやけに能力が強かったわね。 もしかして、七番目はドールズのなかでも、特別、ということかしら」 「いや、そういうんじゃなくて、その、」 「マスター…?」 考えを、まとめる。 一番気になることは。 「…あいつ、本当にローゼンメイデンか?」
スレスト来たらもうパー速いこうぜ
スレストとかコテとか
悪い、書くのやめる
なんと…
うぇ・・・
なん…だと…
>>526 なんとなくだけどお前の気持ちわかる気がするよ
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 22:25:05.59 ID:1wMrCT3Q0
やめないでくれ、頼む
いや待て、もう書かないって意味じゃないぞ なんか感情が嫌な方向に向かってるから落ち着くまでやめとこうって意味だ。 また今日の夜か明日には書くと思う
僕からもお願いします
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 22:26:11.75 ID:AAlvtmaW0
とりあえず乙 続きに期待しとく
ここで止めるのは悲しいです・・・ 続きが読みたいです
いやだあああああああああああああああ
把握
それじゃー、wktkしつつ待ってますか
このスレでやるの?
ああ・・・死にたい・・・・ なんか・・・勘違いしてた・・・
wktkしておくよー
>>533 ほっとした
ともかくおつかれさま
落ち着いたらまた書き込みにきてね
楽しみにして待ってる
諸悪の根源は糞コテか 誰だって途中で止められそうなら書く気うせるもんな
お疲れ様だー ゆっくり休んでね
>>544 いや、多分それに過剰反応した俺たちだと思う…
ごめんなさいでした
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 22:33:05.83 ID:00ErVbxj0
面白いけど書き手が構って的なフリをするのはやめてくれよ… 最近の書き手はそんなんばっか
まぁ、そう言ってやるな
追いついた 支援
コテが来るからsageろだの
このスレでダメならパー速行けだの
書いてる横でギャーギャー言われたらうんざりするだろう
現れたらNGにして終わりな分、コテの方がまだマシだよ
書くか止めるかを決めるのは
>>1 だし
物書きなんて作者が書きたいから書く、所謂オナニーなんだから
それを読者の我が儘…オナニーで汚すなよな
変態紳士らしくもない
. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::: /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::NGで済む相手じゃないんだよ… / :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::  ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
>>550 携帯で頑張って打ったんだね!
頑張ったね!
おうおう纏まりも無く無駄に揉めてやがるなwww ニコ厨どもがwwwww
>>426 スレの雰囲気が悪くなるのでクズの名前出すのやめてください
>>429 スレの雰囲気が悪くなるのでクズの名前出すのやめてください
はっきり言っててめえらはVIPの癌だ 消え失せろ
>>430 スレの雰囲気が悪くなるのでクズの名前出すのやめてください
>>504 あーあせっかく良スレだったのに何の存在価値も価値ないクズが出てきたせいで台無しだー
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:01:06.79 ID:DRBzZFxv0
よいこのみんなは黙ってNGな
>>513 クズが出てくるといきなり話がつまらなくなりますねー
さっさと死ねやゴミが
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:01:45.68 ID:4xToS/Me0
はいはいカナリアカナリア
>>519 糞キムのせいで良スレにどんどん無駄レスが増えてますねー
さすが何の存在価値もないクズだ
>>565 うわーまたクズの名前出したせいでスレの雰囲気が悪くなった
NGID:mpkBCipBO
>>566 僕に反応してもスレの雰囲気が悪くなるだけなのでスルーした方がいいですよ^^
>>570 あーあスレに関係ない無駄レスが増えて流れがどんどん悪くなってる
これも全て糞キム関連の書き込みが原因ですねー
好きなスレにしか反応しないって言ってたけど アンチちゃんはこのスレ気に入ってたのねww
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:09:15.93 ID:Ktmj4eZ5O
とりあえずみんな落ちついて
>>1 の帰りを待とうよ…
_..-''''"´: : : : :`'ー .、 ,,, ,, う r‐-,, /_,,二゙゙゙゙"r‐,'ゝ八、: `'..∫`"`ゝ と l.['' ,_ヽ: : : : : : :`,,, ' .r‐‐ ,"''"⌒゙- 、 ! う l:l'、 、゙、 .、: : : ::〈 ∫ t-;;, '`、,,、.丿 `'j と /..ll,:゙li/`、: ゙'-、: : : :'、、.,シ‐"くし'>.,ゝル' } _,.,.. -- ..,,_ !l.:, 'i !`ラ',;;、: `'ーヽ,,xヽ ./ 'ッ、,ハ、,! ._,[. ゛`: :‐: : : : :`゙'‐ :*: l/: :...l、 ``'ー ::,,,,゙‐'/イ |゙ ! ! ,,,'._,゙ ゙̄',-┐..... へ_,, ,!: ./ ゙゙-- '' │!_ ! !、.l.!.'-、',-、 `^`' ,: : : ヽ.! ,,-- ―- l_,,| `] il/从-'''i',  ゙̄\ ゙´',: _..〃`'',.l `、 T/ ,i".rニ┐ `' " /i >;;-〔~ゝ `'l`ー〈,,/;;;;ュ,s \、 .,,.. -r'ン.,ヘ'=ii,ノ'、 { ''ヘハ'' ノ ハ+-- _nノ/---、゙l ゙' k,;;;;ー!''''""{jヘy ..,,:,yト'",,',i ァソ 、、、─(ゝ、そ、_ `~''、. '、,, ゙゙゙⌒-'!?/"゙゙, ' .',,..r''"ヽ个ー─ tっ-―(Uノlノ゙(_へ`゙~゙‐'>ー "/゙゙゙^`''ー `''L.. -i,..‐'― -'ー!-ムノ"^゛ `゛ レ‐`ゝ_r'゙'-r''
十 r‐-「|-‐ヘ r‐、 |ト、 | |_,.ノ┴- 、 /ハj トー<_ `ヽ、 |l /\ ` 、\ヽ. ヾ =彳 /|`丶、 __ \ ヽl { l ,.ニミヽ.メ| . l /,. - ,ィ=r、 廴! ヽ l´ ,ィ=r、 ヘf抖 `メ} ,ゝ ヘi斗 , "" r‐ノ‐、 / 〉-、" r ‐1 `〒´ > > ∨r-、>‐r`ニ行テイ ̄`Y `Y´ ̄下、^ソ/:/`ヽ_人 ∧f⌒}::.}/::..::兮、ノ,::.:l . /::..y'⌒ヽ:/⌒ヾー':/::`ヽ、 /::..::{XXXXXXXX} ::.l::..::..::..l . /::..::../\XXX>‐'´::.∧::..::..::| /::..::..:/ー-::ヽ/::..::..::..: { ヽ::..::.ヽ . /::..::..::/::..::..::..::..::..::..::..::..::..:\}::..::..::ヽ /::..::..::oく::..::..::..::..::..::..::..::..::..::.;: -rヘ::..::..::..::.\ ,ィ弋::..::..o::..::.∧::..::./\::..::..::../::..::..ヽ`;:..::..::..::..::\ 弍、\::./}::..l::..ヽ/::..::..::..\/__;: -―-ヘ|::..::..::.;::-<ファ `Z \` く_イー―-- 、 _rー'´XXXXXXハ:;イフ-yクノ三ヲ  ̄´  ̄` ∨XXXXXX辷ニ-―┬‐、/ 仏rヘノ^ー'´ ̄  ̄丁Z^rヘ 几r匕7 {/|/^Y^ヽ〉ーく_ノト、〉 / |ヽ | /||
〉 / イ|ヽ l 〔 | ヽ-、 Y! な ク | , / / \丶 〉l __,ィf二ヘ ', li 〈 / / ヽ ィ´ -‐j! lヽソ{|_l !l ん ソ // / ヽL. ィ´ゝこZリ、V |, '´ Yz:L┐_ ,-'/j丿 て ッ {イ _ _ _ r‐'、´\イ 丶 | _、_  ̄´ 、_ 「\ ヽ 〉 時 {、'┘ ̄ヾ` _  ̄ヽ〈\ ', / |ーヽ ==x、_/} l //} 代 ´フ:))、 r 、_ノ ,r‐-└{ _ ノイ イ | ̄〉 >、ー_'_〔- 、「 ̄{ゝ'⌒´ノ´/`ヽ だ 〉ソ、 /T⌒ヽ r―'/〈 ヽ // / ̄VYc !ヽ, -┴'/ ,>イ \ .!! 〈:| l、{_ソ> / , イ / /´ ̄ Y⌒Y⌒'´! ヽ _j|`) ∠ 厶' ノノ{.ノ
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:13:08.71 ID:6gARp7100
カナリア可愛い
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:14:02.68 ID:DCWpMpTP0
| | |  ̄ 二.._―-<| | | | | l ′ .ィ  ̄ | | | | い |/ / 孑丕ハ| | | | . ヽ小 ' _x≦、 いYり| | | | . ヽヽ }ト辻小  ̄ | | | | Y'ハ ゞ‐ ' 、 | | | | ハ. い_,. -‐┐ __ ヽ.__| | | | . / >'´ ヽ ー..' /| | | | { / , -―- 、〉__.. イハ| | | | `ア \ }に二.ノ┐| | | / ヽ_/厶 Y_/}| | | . / Y |Y__, イ.| | | ′ | イ| {_,. イ | | |
フェイトに比べりゃまだ大した事ないな
あいつ病気だもんw
ho
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:36:51.41 ID:l5NivCmNO
保守
ごめん
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/08/19(火) 23:49:09.94 ID:izzDzFR70
(・ω・)呼ばれた気がする !vip2:stop: --- MP160使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0) このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000) こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
(・ω・)呼ばれた気がする !vip2:stop: --- MP256使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 300) このスレは3回目のダメージを受けた (450/1000) こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (600/1000)
(・ω・)呼ばれた気がする !vip2:stop: --- MP340使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 600) このスレは5回目のダメージを受けた (750/1000) こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (900/1000)
(・ω・)呼ばれた気がする !vip2:stop: --- MP341使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 900) このスレは7回目のダメージを受けた (1050/1000) こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (1200/1000) このスレは・・・ 停止しました。