1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おにいちゃんがニコニコと東方にはまった……
恥ずかしいおぉ……なんかいつも変な歌歌ってパソコン見ながらニヤニヤしてるよぉ……
あ、代理です
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:42:20.79 ID:6Za8OQQkO
そろそろ読むとするか
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:45:42.35 ID:oWSK6ll6O
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:47:08.45 ID:oWSK6ll6O
前回のあらすじ
爆弾が設置されているらしい廃ビルに潜入することになった三人。
ギコはモララーに先頭に立つように指示する。
本編スタート↓
(;・∀・)「む、無理っ、無理ですよ! なんで!?」
川 ゚ -゚)「君が先頭じゃないと察知する前にこっちが罠にかかってしまうかもしれないからな」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:47:22.30 ID:Wa441O1/0
うおーん 待ってた
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:49:05.91 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「これも訓練だ。腹を決めろ」
(;・∀・)「えう……」
とは言え怖いものは怖い。なかなか決断出来なかったモララーに。
川 ゚ -゚)「安心しろ、モララー」
クーが真正面にモララーと向き合った。
川 ゚ -゚)「私たちが後ろでしっかりサポートする。それに」
クーがモララーの肩に手を置き、幾分か柔らかくなった表情で話す。
川 ゚ -゚)「自信を持つんだ。君の力なら、何も問題ない」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:51:04.27 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「……」
( ・∀・)「はい、判りました。何とか頑張ってみます」
川 ゚ -゚)「ああ、任せた」
(,,゚Д゚)「よーし、じゃドーンと行こうぜ!」
モララーは二人の前に立ち、奥を見据えた。
川 ゚ -゚)「……」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:53:04.73 ID:oWSK6ll6O
.
(,,゚Д゚) ここは解決屋『シルバー&ブラック』本社のようです 川 ゚ -゚)
第三話-b
(計画通り!!)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:55:05.04 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「では、行きます!」
モララーは気合いを入れて扉があった場所をくぐる。
すると―――
( -∀-)キィィン…
(;・∀・)「っ!!」
何かに反応したように、モララーが斜め上を見上げる。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:57:05.50 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「どうしたモララー! いきなり罠か!?」
ギコとクーもモララーの反応を見て、辺りを警戒する。
(;・∀・)「い、いえ……」
だがモララー本人はいまいちしっくりしていない顔を見せる。
(,,゚Д゚)「何だ? 不発か?」
(;・∀・)「ど、どうなんでしょう? 確かに何かを感じ取ったんですが……」
川 ゚ -゚)「ふむ……。取りあえず現時点では異常は見当たらない。先に進もう」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:59:15.52 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「判りました……」
(,,゚Д゚)「ま、一度のミスぐらいで落ち込むなよ」
( ・∀・)「はい……」
そうは言っても気合いを入れた矢先の事だ。
モララーの顔は少し陰っていた。
だが、ギコはポツリと言った。
(,,゚Д゚)「つーかミスじゃないかもしれんしな」
( ・∀・)「……どういう事です?」
(,,゚Д゚)「さてな。じゃ気を取り直して先に行くぞ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:00:26.71 ID:Wa441O1/0
さる防止支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:01:05.27 ID:oWSK6ll6O
そう告げて、ギコは後ろに下がった。
モララーは考える。
今のはギコなりに自分に気を使ってくれたのではないかと。
( ・∀・)(この程度でへこたれてる訳にはいかないな)
再度、意識を集中してモララーは足を動かした。
しばらく探索を続けていた三人は、廊下の隅に置いてある物体に気付く。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:03:04.84 ID:oWSK6ll6O
彼らの目の前にポツンと転がっていたそれは。
( ・∀・)「これは……」
(,,゚Д゚)「……みかん?」
そう、蜜柑。
スーパーで普通に売られているような蜜柑が一つ、そこにあった。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:03:47.27 ID:Wa441O1/0
sien
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:05:06.36 ID:oWSK6ll6O
なぜこんなところにこんなものがあるのか。
不思議ではない。
当たり前ではないが、それは不思議ではない。
もしかしたらここで働いていた女性社員がお茶請けとして持ってきていたのかもしれない。
それがひょんな事から廊下に転がり込み、そのまま放置されたのかもしれない。
そう。確かに蜜柑それ自体は何ら変哲もない。
だが。
この状況。
このタイミング。
全てが疑わしく見える今。
それは危険と呼ぶには十分に相応しいものだった。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:07:13.77 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「よし……。二人とも、ちょっと下がってろ」
ギコは手で合図し、クーとモララーを蜜柑から距離を取らせた。
その動作を確認した後、ギコは懐から鎖を出す。
(,,゚Д゚)「そーっとそーっと、……せいっ!」
ギコは素早く細かく手を動かして、鎖を蜜柑に投げつける。
鎖は蜜柑をそっと包み込むようにして絡み付き、ほとんど衝撃を与えないまま宙に浮かせた。
鎖で持ち上げられた蜜柑はやがて空中でピタリと止まる。
そして重力に従い落下。再び廊下と接地した瞬間。
乾いた破裂音が三人の耳に突き刺さった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:09:08.98 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「やはり、爆弾だったか」
クーがギコの隣に移動する。
(,,゚Д゚)「ああ。威力は手榴弾ぐらいかと思ってたが、それほどでも無いみたいだ」
川 ゚ -゚)「それでも手に持ったまま爆発すれば、
手首から先が無くなるくらいの威力はありそうだがな」
(,,゚Д゚)「おそらく起爆条件はちょっとした衝撃を与える事。
手に持つ程度なら大丈夫だが、落としたりしたらアウトだな。
まあ全ての爆弾がそうであるとは限らんが……」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:11:13.21 ID:oWSK6ll6O
(;・∀・)「ひえ〜。恐ろしい事この上ないですね……」
モララーはまだ怖がっているみたいで、後ろに下がったままだ。
(,,゚Д゚)「この程度で怖がってちゃ先に進めんぜ」
(;・∀・)「うう。ラジャです」
モララーはおっかなびっくりといった様子で先に進む。
もはや最初の勢いはどこへやら、と言った感じだ。
それでも先頭を歩いているので意志は折れていないようだった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:13:05.59 ID:oWSK6ll6O
奥へ向かう三人。
先程の廊下の先に階段があったので登ることにする。
ふとクーが後ろを振り向き、呟く。
川 ゚ -゚)「『時計仕掛けのオレンジ』、か。……妙に凝っている」
犯人の正体に思考を巡らせつつ、クーは前へと向き直る。
廊下が静寂に包まれた。
残ったのは爆発した蜜柑の破片と。
天井付近にひっそりと備え付けられた―――
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:14:21.89 ID:6Za8OQQkO
支援
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:15:09.23 ID:oWSK6ll6O
※ .
二階に着く。
川 ゚ -゚)「どうするギコ? どんどん上に行くのか? それとも各階を調べて回るか?」
(,,゚Д゚)「うーん……。このビル結構背が高いし、本音としてはさっさと上がりたいが……」
ギコはモララーの顔を見た。
(,,゚Д゚)「修行を優先させるか」
( ・∀・)「むう。まあ、判りました」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:15:22.68 ID:15u0AxUEO
犯人が予想できるなwww
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:16:08.14 ID:6Za8OQQkO
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:16:38.25 ID:6Za8OQQkO
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:17:18.40 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「それでは、引き続き頼む」
モララーは頷き、階段踊り場から廊下に足を踏み入れようとした、が。
( -∀-)キィィン…
( ・∀・)「……」
(,,゚Д゚)「何だ、早速か」
モララーが察知する。三人はその場を動かず、辺りを観察する。
( ・∀・)「……! ギコさん、クーさん。あれ……」
モララーが何か発見したようだ。指さす方向に二人の目も向けられる。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:19:10.87 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「ふむ……。センサーの類だな」
踊り場と廊下の境目、腰あたりの高さのところにそれはあった。
小さくて黒く、ボールを半分にしたような形状をしており、壁に取り付けられている。
(,,゚Д゚)「気付かずにここを素通りすると……って訳だ」
( ・∀・)「どうしましょう? この高さなら、くぐって行けそうですけど」
川 ゚ -゚)「……無理に罠を抜けるのも、な」
(,,゚Д゚)「ま、保留って事で。上に行くか」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:21:05.72 ID:oWSK6ll6O
その後もモララーの危険察知を頼りに進んでいく一行。
数あるトラップが襲いかかるも、何とか無事に最上階へとたどり着いた。
決してその間を書くのが面倒になった訳ではない。
確かにネタがないというのも紛れもない真実だ。
この作者、その事実――認めよう。
だが、判って欲しい。
これは物語が冗長になるのを防ぐために必要なのだ。
是非、判って欲しい―――!
PS:正直済まんかった。早く話進めたいんだよ俺は。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:22:07.40 ID:Wa441O1/0
把握支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:23:24.52 ID:oWSK6ll6O
三人は最上階に着いた。
大切なことなので二回言いました。
(,,゚Д゚)「いやー大変だったなー、ここまで来るのに」
川 ゚ -゚)「特にあの空から降る一億のみかんとか圧巻だったな」
( ・∀・)「そんなんありましたっけ……」
(,,゚Д゚)「まあその辺は置いといて」
(,,゚Д゚)「モララー。この階は何かあるか?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:25:17.50 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「……あります」
モララーは先導して廊下を迷うことなく進む。
( ・∀・)「実は上に登っていくにつれ、何かの存在が大きくなっていくのを感じ取っていました」
(,,゚Д゚)「そういう事は先に言っとけよこのターンAが」
(;・∀・)「い、いえ……。ちょっと疲れてたせいでちゃんとは判らなかったんですよ」
でも、とモララーは言葉を区切り、一つの扉の前に立つ。
( ・∀・)「今ならはっきりと判ります。この奥です」
扉を開けた。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:27:06.14 ID:oWSK6ll6O
扉を開けた先にあったもの。それは……。
(;・∀・)「こ、これは……」
川 ゚ -゚)「なんと……」
(,,゚Д゚)「こう来たか……」
一同が息をのむ。
まさかこのような展開になるとは誰も思っていなかったのだ。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:29:05.29 ID:oWSK6ll6O
衝撃の事実が彼らを驚愕させた。
そこにあったのは―――!
( ・∀・)「みかんだー」
やっぱり蜜柑でした。
(,,゚Д゚)「なんかでけー」
しかも大きいようです。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:31:04.59 ID:oWSK6ll6O
そこにあったのは巨大な蜜柑。両手でやっと抱えられる程度の大きさだ。
(,,゚Д゚)「しっかしでけえ……」
川 ゚ -゚)「何もそこまで蜜柑にこだわらなくても……」
流石の二人もこれには呆然としている。
( ・∀・)「しかしこれが爆発したらどれだけの事になるのか……」
(,,゚Д゚)「いやー、いくら何でもこれはスルーでいいだろ」
( -∀-)「あー、それなんですが……」
モララーが少し引きつった笑いを見せる。
( ・∀・)「これ、既に起爆してます」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:33:09.63 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「……マジ?」
( ・∀・)「マジです」
(,,゚Д゚)「あー、ホントだ……。微かに時計の音があのみかんから……」
耳を澄ましてみると確かにカチッ、コチッ、っと機械音が聞こえる。
( ・∀・)「どうしましょう。多分そんなに時間無いと思います……」
(,,゚Д゚)「バックレるか?」
川 ゚ -゚)「しかし、こんなものが爆発したら……」
三人が再び巨大蜜柑を見る。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:35:04.92 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「爆発の規模にも依るが……、街中は一時パニックになるな」
そう発言したクーは、これみよがしに溜息をついた後、じっとギコを見る。
(,,゚Д゚)「む。なんだその目は」
川 ゚ -゚)「別に」
(,,゚Д゚)「……」
川 ゚ -゚)ジーッ
(,,゚Д゚)「……」
(゚Д゚,,)「………」
(,,-Д-)「…………」
(,,゚Д゚)「……………あーもう! 判った! 善処しよう……」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:35:41.27 ID:6Za8OQQkO
支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:36:23.98 ID:6Za8OQQkO
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:37:19.09 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「よろしい」
(,,゚Д゚)「つってもなぁ……。どうしたものか……」
川 ゚ -゚)「大丈夫だ。こういうのは相場が決まっているんだ」
クーは懐から何かを取り出す。
川 ゚ -゚)「これを使うんだ」
(,,゚Д゚)「なにそれ?」
川 ゚ -゚)「見た通りハサミだが」
(,,゚Д゚)「そうじゃなくて……、何で持ってんの?」
川 ゚ -゚)「こんな事もあろうとな。爆弾処理には欠かせんだろう」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:39:05.50 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「何でそんなにノリノリなんだよお前は」
川 ゚ -゚)つ「と、いう訳でよろしく頼む」
と(・∀・ )「やっぱり僕がするんですね……」
モララーはクーからハサミを受け取り、巨大蜜柑の前に行く。
( ・∀・)「さて、配線はどこかなー」
(,,゚Д゚)「なんかアイツ急に神経が図太くなってね?」
川 ゚ -゚)「いちいちうだうだやってたら一向に話が進まんからな。英断だ」
( ・∀・)「最近メタ使い過ぎですよ」
( ・∀・)「あんまり深く考えない様にしてるんですよ。考え出すと足が震えるから」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:39:40.50 ID:ikx1qEjoO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:40:49.59 ID:4vLMLIou0
しえーん
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:41:15.90 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「……この辺りかな」
モララーは当たりをつけて、蜜柑の皮をハサミで切り取っていく。
その下から複雑に絡み合った配線が出てきた。
( ・∀・)「よし、ビンゴ」
(,,゚Д゚)「なーんかどんどん超能力らしさが出てきたな。お前のそれ」
(・∀・ )「うわっ! いつの間にすぐ後ろに」
川 ゚ -゚)「万一に備えてな」
(,,゚Д゚)「まあ、当初の目的は達成したわけだ」
( ・∀・)「確かに扱い方が判ってきた気がします」
川 ゚ -゚)「うむ。良いことだ」
( ・∀・)「……では、切っていきます」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:43:10.19 ID:oWSK6ll6O
時間を掛けて慎重に配線を切っていく。
ふとモララーが作業しながら話し出した。
( ・∀・)「そう言えばこれ、どうやって時限装置が発動したんでしょう?
最初から起動していたとは考えにくいですし」
(,,゚Д゚)「……多分、最初のアレだな」
( ・∀・)「アレ?」
川 ゚ -゚)「君がここに潜入した時、察知したにも関わらず何も起こらなかった事があっただろう」
( ・∀・)「あ……!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:45:04.45 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「だが、実際には事は起こっていた。恐らく何者かが侵入したと同時に
タイマーが動き出す仕掛けになっていたんだろう」
(;・∀・)「な、なるほど」
(,,゚Д゚)「まあそんな事だろうと思ってたさ」
ギコは何故かとても嬉しそうに笑っていた。
パチッ、パチッっと切る音だけが室内に反響する。
モララーの額にうっすらと汗がにじむ。
単調だが、非常に重い作業を繰り返す。
モララーは目に見えて疲弊していた。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:47:04.89 ID:oWSK6ll6O
(;・∀・)「ふう……」
袖で額の汗を拭う。
川 ゚ -゚)「あまり無理するなよ。少し休むか?」
(;・∀・)「いえ……。後少しですし……。それに、時間もありません」
モララーは集中し直して配線を見た。
しかし。
ここでようやく気付く。
(;・∀・)「!!」
(;・∀・)「これは……。そんな、ここまで来て……っ!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:49:06.69 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「どうしたモララー!」
(;・∀・)「……」
(;・∀・)「やられました。この爆弾、二段構えです」
川 ゚ -゚)「二段構え?」
(;・∀・)「はい。最初の方は配線がごちゃごちゃしてて見えなかったんですが……」
(;・∀・)「今になってようやく見えました。……上の方、
おそらく屋上にもう一つ、これより大きい爆弾があります」
(,,゚Д゚)「!」 (゚- ゚ 川
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:51:09.87 ID:oWSK6ll6O
(;・∀・)「二つの爆弾は互いにリンクしてます。
一方の爆弾を止める配線を切ったら、もう一方が爆発します」
(,,゚Д゚)「どうしようもねえってか……」
川 ゚ -゚)「しかも残り時間も少ない。八方塞がりだな」
一同に沈黙が流れる。
固まり、周りの世界が白黒になったような雰囲気と化した空間に。
亀裂が、入る。
( ・∀・)「……提案があります」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:52:34.01 ID:gEVwOMSQ0
待ってたぜ
こいつら好きなんだよ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:53:06.15 ID:oWSK6ll6O
ギコとクーが一瞬驚いた顔を見せる。
だが、クーは直ぐにいつも通りに。
そしてギコは笑いを堪えきれない、といった表情となり、
(,,゚Д゚)「言ってみろ」
そう、告げる。
( ・∀・)「もはや爆発は避けられません。それは絶対です。
ならば僕たちに出来るのは被害を最小にとどめる事です」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:55:05.09 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「この状況での最小はこの部屋の爆弾を爆発させる事です」
(,,゚Д゚)「どうやってだ?」
( ・∀・)「この爆弾の起爆用の配線をわざと切ります。
そうすれば上の爆弾を止める事が出来ます」
川 ゚ -゚)「しかしそれでは……」
( ・∀・)「大丈夫です。配線を切って数秒、余裕があるはずです。
その後は……、お二人に任せます」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:56:23.43 ID:6Za8OQQkO
支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:57:05.67 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「下の爆発によって上のが誘爆するんじゃないか?」
( ・∀・)「そこも問題ないです。上の爆弾は外に取り付けてあるせいか、
衝撃に強くなってます。下が爆発しても何も起きないはずです」
川 ゚ -゚)「……」
(,,゚Д゚)「……」
( ・∀・)「……どう、ですか?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:57:33.00 ID:Wa441O1/0
しえん
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:57:38.66 ID:6Za8OQQkO
支援
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:58:38.08 ID:6Za8OQQkO
支援
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:59:06.74 ID:oWSK6ll6O
再び、静寂。
モララーが息をのむ。
その音がやけに大きく聞こえた気がした。
(,,゚Д゚) (゚- ゚ 川
ギコとクーの視線が合わさる。
そして、ギコが答えを出した。
(,,^Д^)「やってみろ。お前に、託してやる」
全てを信じ、全てを認めてギコは笑った。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:01:05.56 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「ありがとうございます!」
モララーは感謝を示し、スタンバイに入る。
( ・∀・)「コレを切れば、爆発します。……準備はいいですか?」
(,,゚Д゚)「おう、いつでもいいぜ」
川 ゚ -゚)「後の事は私たちに任せろ」
( ・∀・)「では……、いきます!!」
モララーは後ろの二人に見守られながら、力強く配線を切った。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:03:10.40 ID:oWSK6ll6O
高らかに鳴る警報。
それを背にギコとクーが走り出す。モララーはクーに抱えられている。
( ・∀・)「あと3秒!」
(,,゚Д゚)「シャアアッ!」
ギコが窓ガラスに鎖の先端を投げつけた。ガラスは音を立てて割れる。
( ・∀・)「2秒!」
走る。
窓の外に向かって全力で走る。
( ・∀・)「1っ……!」
ギコとクーが同時に跳躍。空に身を投げ出し―――
(;・∀・)「っっっ!!」
世界は白く染まった。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:04:30.25 ID:Wa441O1/0
sien
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:05:05.75 ID:oWSK6ll6O
続いて身に受ける熱と衝撃。
爆発音。
割れる窓。
わき上がる白い煙。
落下していく体。
コマ送りされているような感覚。
モララーは自分の身じゃない、どこか他人の身になったような気がしていた。
川 ゚ -゚)「モララー、無事か?」
(;・∀・)「……っ! あ、はい!」
クーの一言で我に返る。
川 ゚ -゚)「よし。だが、気を抜くなよ。これからが正念場だ」
支援
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:07:09.23 ID:oWSK6ll6O
そうだ、とモララーは状況を思い出す。
十階建て以上のビルの最上階から命綱なしのダイブ。
普通なら助かる確率などゼロに限りなく近い。
だが、それでも。
この二人ならやってくれる。モララーはそう感じ取っていた。
川 ゚ -゚)「モララー、しっかりと私に捕まっているんだ」
(゚- ゚ 川「ギコ!」
(,,゚Д゚)「おうよ!」
ギコとクーが手をつなぐ。
お互いが決して離れないように、強く。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:09:04.82 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「オラァッ!」
ギコが鎖をビルに向けて飛ばす。
鎖はガラスを割り、内部にあるデスクの足に巻き付く。
(,,゚Д゚)「せいっ!!」
ギコは思いっきり鎖を引っ張る。
ビルの中から大きな音が聞こえた。引き寄せられたデスクが壁にぶつかった音だ。
デスクは壊れてしまったようで、その足の一部だけを巻き付かせたまま鎖はギコの元に帰る。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:12:02.62 ID:oWSK6ll6O
(,,゚Д゚)「ちっ、脆いデスクだな。ま、これはこれで使えそうだ……」
足が絡みついたまま、再び鎖をビル内に投げる。
ギコが鎖を軽く引っ張る。動かない。
どうやら予想通り、どこかに足が引っかかったようだ。
(,,゚Д゚)「ビルにぶつかるぞ! 気をつけろ!」
固定された鎖の先端を支点として、振り子の要領でビルへと吸い寄せられる三人。
ギコとクーはビルの壁に勢いを上手く殺して着地。
壁を蹴って再び宙に出る。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:12:18.28 ID:4vLMLIou0
sien
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:14:05.99 ID:oWSK6ll6O
地面との距離は10メートルを切っていた。
(,,゚Д゚)「これで仕上げだ! 『蜘蛛』っ!」
ギコたちと地面との間に『蜘蛛』を展開する。
鎖の先を電柱や樹木、ビルの出っ張りに絡めさせた。
ハンモックのようになった鎖に三人が突っ込む。
鎖はぎしりと音を立て沈んだが、何とか三人分の落下の衝撃を吸収できたようだ。
(,,゚Д゚)「ふー。着地成功だな」
(;・∀・)「生きた心地がしなかった……」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:16:05.79 ID:oWSK6ll6O
地面に降りて鎖を回収する。
( ・∀・)「しかしギコさんの鎖、もはや何でもありですね。何メートルあるんですかそれ?」
(,,゚Д゚)「企業秘密です」
川 ゚ -゚)「ご都合主義とも言うな」
遠くからサイレンの音が聞こえる。
(,,゚Д゚)「っと。ゆっくりしてる場合じゃないな。取りあえずショボンのとこに行こう」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:18:04.72 ID:oWSK6ll6O
※
(´・ω・`)「お疲れ様」
ショボンは三人に水を渡す。
川 ゚ -゚)「うむ。ありがとう」
(,,゚Д゚)「酒じゃないの?」
(´・ω・`)「少なくとも君は駄目でしょ。車で来てるんだから」
(,,゚Д゚)「ちぇ」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:20:05.87 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「はあ……。今回はやたら疲れました」
川 ゚ -゚)「大活躍だったな」
(,,゚Д゚)「これは今度からもお任せに……」
( ・∀・)「それは嫌です」
(,,゚Д゚)「奉仕の精神がないなあ」
(´・ω・`)「しかし危険察知か……。強力な能力だね」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:21:19.97 ID:qqMSbIv6O
気づいたときには終わりかけときたもんだ支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:22:07.01 ID:oWSK6ll6O
(´・ω・`)「だけど攻撃力が無いな」
(,,゚Д゚)「ん……?」
(´・ω・`)「という事でモララー君。何かしらの武器を持とうとは思わないかい?」
( ・∀・)「武器ですか?」
川 ゚ -゚)「これは……」
(´・ω・`)「そうだ、武器だ。言っただろう、僕は武器商人でもあると」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:24:05.29 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「うーん、でも……」
(´・ω・`)「まあまあ一度見てみなよ。地下が収納庫になっているんだ。試し撃ちも出来る」
(;・∀・)「ためしうちって……」
(´・ω・`)「さあ行こう!」
ショボンに半ば押されるようにしてモララーは店の奥に連れて行かれる。
その背中を二人は見つめていた。
川 ゚ -゚)「マズいな……」
(,,゚Д゚)「ああ……。アレが始まるぞ……」
心底、辟易した顔をして。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:26:29.24 ID:oWSK6ll6O
( ・∀・)「うわぁ……、すごいですね」
壁一面に釣り下げられている武器の数々。
内部があまり広くないのも相まってか、何とも威圧感のある部屋となっている。
(´・ω・`)「ははっ。自慢のコレクションだよ」
ショボンはさらにモララーを奥の部屋へ連れていく。
(´・ω・`)「ここが射撃場だよ。モララー君にはナイフなんかの近接武器より
銃とかの中・遠距離武器のが合うと思うんだよ」
( ・∀・)「はあ……」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:27:44.53 ID:t6/LR4NvO
ひさびさ支援
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:28:18.15 ID:oWSK6ll6O
(´・ω・`)「まあ、いきなり大型の銃は無理だから、まずはこれくらいのハンドガンから……」
言ってショボンは耳当てをつけて、銃を両手で構え数メートル離れた的に目掛けて撃つ。
(;・∀・)「うわっ!!」
ショボンが唐突に発砲したので、モララーは思わず声を上げてしまった。
(;・∀・)「びっくりしたー。ショボンさん、いきなり撃たないでくださいよ……」
ドキドキしている胸を押さえながら、モララーは後ろ姿のショボンに話し掛ける。
ショボンは答えを返すために振り返るが―――
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:30:04.79 ID:oWSK6ll6O
.
(`・ω・´)「おう、悪りぃな!! だが男ならこの程度で驚いてんじゃねぇぞ!!」
( ・∀・)「……どちら様?」
一瞬で別人になってました。これなんてマジック?
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:32:05.58 ID:oWSK6ll6O
(;・∀・)「え? え……、ええ?」
(`・ω・´)「しっかしこんなチャチな銃じゃ面白味がねぇな……」
( ・∀・)「いえ、アナタがそれが良いと言ったんですが」
(`・ω・´)「やっぱこれくらい……」
ショボン(?)はそう言いつつ、どこからか円柱状の巨大な物体を取り出してきた。
(`・ω・´)「ビックなもんじゃねえとなあ!!」
ショボン(?)が取り出し、肩に構えたそれは。
(;・∀・)「バッ……、バズーカ砲!?」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:34:04.54 ID:oWSK6ll6O
(`・ω・´)「見てろよモララー! ド派手にぶちかましてやんよ!!」
ショボン(ry は的と向き合う。発射する気満々だ。
(;・∀・)「ちょっ……! ショボンさん! それはいくら何でも……!」
わめくモララーを無視して、カウントを始めるショボン。
(`・ω・´)「3……、2……、1……!」
(;・∀・)「うわあああ!!!」
(`・ω・´)「ファイ……!!」
その時、モララーの背後から銀色の直線が飛んできた。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:36:04.61 ID:oWSK6ll6O
今まさにトリガーを引こうとしているショボンの手。
銀色のそれは一直線にその手に向かい、到達した。
(´・ω・`)「いたっ」
鎖の先端が手にヒットし、ショボンはバズーカ砲を落としてしまった。
部屋中ににカランカランと甲高い音が響き渡る。
(,,゚Д゚)「ったく。ギリギリじゃねーか」
川 ゚ -゚)「様子を見に来て正解だったな」
( ・∀・)「ギコさん! クーさん!」
地上へ上がる階段から、鎖を伸ばしているギコと、肩をすくめているクーが現れた。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:38:04.85 ID:oWSK6ll6O
(´・ω・`)「全く、人が武器構えてる時に。危ないじゃないか」
少し赤くなっている右手をプラプラさせながら、ショボンが非難する。
既に顔つきや話し方が元に戻っている。
(,,゚Д゚)「危ないのはお前の方だ。こんな狭いところであんなモン撃とうとしてんじゃねえよ」
川 ゚ -゚)「この部屋どころか上のバーまで倒壊するところだったぞ」
(´・ω・`)「いやあ。ついついテンションがあがっちゃって……」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:40:04.56 ID:oWSK6ll6O
(;・∀・)「あ、あのー。一体今のは……?」
川 ゚ -゚)「ああ、驚いただろう。ショボンは武器を手にすると
人が変わるんだ。と言うか、正反対になる」
(,,゚Д゚)「迷惑な事この上ないな」
(´・ω・`)「それが武器の魅力ってものだよ」
(;・∀・)「そ、そうなんですか……」
(,,゚Д゚)「な? 普通じゃないだろ?」
(;・∀・)「ええ。身にしみて理解しました……」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:40:16.12 ID:Wa441O1/0
しえーん
支援
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:42:05.82 ID:oWSK6ll6O
(´・ω・`)「散々な言われ様だね。ところでモララー君」
(;・∀・)「は、はい!?」
(´・ω・`)「何か気に入ったのはあったかな? 今なら無料でサービスするよ」
(;・∀・)「え、えーと……その……こ、今回は遠慮しておきます」
(´・ω・`)「そう? まあいいや。欲しくなったらいつでも来てね」
(´・ω・`)「僕が、武器の使い方をとことん教えてあげるから」
(;・∀・)「は、はは、ははははは……」
モララーの乾いた笑い声が、虚しく部屋に消えていった。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:44:04.80 ID:oWSK6ll6O
※
( ・∀・)「おはよーございますー……」
モララーが事務所のドアを開いて中に入ってくる。
その顔はまだ出社したばかりだというのに、疲労に包まれていた。
川 ゚ -゚)「おはようモララー。……やけにげんなりしているが?」
( -∀-)「昨日は本当に疲れました……。主にメンタル面が」
(,,゚Д゚)「確かに昨日は大変だったからな。ま、今日はゆっくり休めよ」
( ・∀・)「そうさせていただきますね……」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:46:27.62 ID:oWSK6ll6O
川 ゚ -゚)「そうだ。昨日の事がニュースでやっているだろうな」
クーは思い出したようにテレビをつけて、チャンネルをニュースに合わせた。
するとタイミング良く、ニュースは廃ビルの爆発について語っていた。
『昨日の夕方頃、市内のビルで原因不明の爆発事故が発生しました』
(,,゚Д゚)「やってるやってる」
( ・∀・)「自分たちが関わってるニュースを見るのは、どうも居心地が悪いですね」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:48:14.05 ID:oWSK6ll6O
『爆発されたビルは廃ビルとなっており、怪我人等はいませんでした』
『ビル内部には、いたるところに爆弾が仕掛けられていた模様です』
『このビルはシベリア運輸株式会社の本社ビルであり』
『親会社がVIPコーポレーションという事もあり、
警察はそちらの関連である事を視野に入れて捜査している模様です』
(,,゚Д゚)「!」(゚- ゚ 川
ギコとクーが音を立てて立ち上がる。
支援
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:50:05.03 ID:oWSK6ll6O
(;・∀・)「え? ど、どうかしました?」
モララーはいきなりの行動に驚き、尋ねるも二人は返事を返さない。
ただ、テレビを食い入るように見つめていた。
(,,゚Д゚)「VIPコーポレーション、だと……?」
川 ゚ -゚)「まさか……、生き残っているのか……?」
「『COLOR's』共が……っ!」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:52:13.36 ID:oWSK6ll6O
※
薄暗い部屋の中。
日の光も届かない様な場所。
照明は点いておらず、ただ一面に並べられた液晶モニターの明かりが部屋全体を照らしていた。
モニターの前には一人の男が座っている。
男はモニターに映る三人の人物を見ていた。
(,,゚Д゚)
川 ゚ -゚)
( ・∀・)
「……」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:53:24.14 ID:6Za8OQQkO
支援
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:54:04.65 ID:oWSK6ll6O
「……こんなところにいたのか」
男はゆっくりと確かめるように、モニターに映る顔を一人ずつ指さしていく。
(,,゚Д゚)
「『錆びた銀弾』」
川 ゚ -゚)
「『ラスト・チャイルド』」
( ・∀・)
「そして……」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:55:26.84 ID:6Za8OQQkO
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:56:09.24 ID:oWSK6ll6O
「モララー、と言われていたかな……」
「面白い……。実に興味深い素材だ……」
「彼を我がものにすれば……」
「ふ、フフフ……」
( ^^ω)「ハーッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」
狂ったように大口で笑う男の声が、いつまでも、いつまでも流れていた。
第三話-b おわり
→第四話へつづく?
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:58:35.29 ID:oWSK6ll6O
本日の投下は以上です
ようやく起承転結の『起』が終わったって感じです
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:59:10.03 ID:15u0AxUEO
おつ
乙です!
おつかれー