1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
8月に入り太陽は更にその猛威を振るっていた
元気よく鳴く蝉達とは対照的に
外を歩く学生やサラリーマンは皆
だらしなく着衣を乱している
この日の気温は38℃を超えることになるらしい
ジュンが不登校になってからはじめての夏休みがやってきた
ずっと休んでいるジュンにとっては関係の無いことではあるが・・・
窓の外を歩く人々を見てジュンは
よくやるよ、と頬杖をついてつぶやいた
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:32:17.25 ID:Z/agLf+40
その隣では翠星石と蒼星石が床に四つん這いになって何かをしている
「・・・・お前ら何やってんだ?新聞か?それ」
外を眺めていたジュンが体を向き直し二人に聞いた
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:34:17.35 ID:Z/agLf+40
「うるせーです。お前には関係ねーです」
「・・・なんだと?お前なんかが新聞読んでも何のことか分からないだろう」
嫌味を言いながらジュンが二人の前で中腰になる。
「バカにするなです!ちゃんとこの政治・・・経済・・・」
「翠星石はこの漫画のところを・・・」
「!! 蒼星石!」
「・・・・あたしン家・・・か。」
「・・・・・!!」
やれやれとため息をつくジュンを見て
顔を赤くした翠星石が一発、蹴りを入れて走り去っていった
「・・・・・・・・ッ!!」
痛みに悶絶し、ジュンが転げまわる
中腰の体勢で蹴りを食らったので、バランスを崩し床で頭を強打したのだ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:36:19.27 ID:wI0/+E8f0
これはのりの夢とかを書いた人だな
俺には分かるぜ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:38:29.52 ID:Z/agLf+40
「ごめんなさい、ジュン君」
「なんでお前が謝るんだよ」
打った頭をさすりながら、ジュンが体を起こした
蒼星石は質問には答えず、苦笑いをして
再び新聞に目を向けた。
その様子を見たジュンは
ふぅ、とため息をついて立ち上がった。
部屋を出るためドアノブに手をかけようとした、その時
ジュンの目にあるものが飛び込んできた
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:39:10.55 ID:fWkazNdHO
もう寝るから保守よろしくね
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:39:53.78 ID:Z/agLf+40
「・・・・・・・尻・・・」
「え?何か言った?ジュン君。」
しえんしとこ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:42:33.42 ID:Z/agLf+40
四つん這いになった蒼星石の小ぶりなお尻。
小ぶり、だがしかしローゼンメイデンが少女の人形であることを思い出させる
丸っこい、柔らかそうな女の子独特のお尻。
「・・・・・・・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・・・」
ジュンは揉みしだきたい感情に襲われた。
「ジュン君?」
蒼星石のその声でハッとジュンが我に帰った。
「い、いや・・・なんでもないよ」
「? そう・・・」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:43:19.47 ID:wI0/+E8f0
まさかのロリ展開
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:43:36.31 ID:Z/agLf+40
「・・・・・・・・・・・」
頭を抱えながらジュンが階段を下りる。
ここのところずっとこんな感じなのだ
真紅たちの着替えのたびに下半身を気にしなくてはならない
ドールにまで欲情してしまうという体たらく。
「夏だからって盛りすぎだぞ・・・僕・・・」
思春期の性欲とは、闘牛よりも勢いを持っている
何をしでかすか分かったものではない
暑さもあいまって、最近のジュンは常にギリギリだった
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:45:45.71 ID:Z/agLf+40
「ジューン!」
「!!」
死角から雛苺が飛びついてきた
あっという間に頭に到達する
「あははージュン登りなのー!」
「・・・・・・・ッ!!」
雛苺の柔らかな前面がジュンの頭に、首に
押し当てられる。
「・・・・や・・・やめろよ・・はぁはぁ・・・」
ぎこちなく雛苺を抱きかかえるとゆっくりと床に下ろした
「うぃ・・・?どうしたのー?ジュンお腹痛いの?」
「何でもないよ・・・」
前かがみのまま、ジュンはリビングの扉を開ける
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:47:09.02 ID:Z/agLf+40
リビングには真紅と
先ほど蹴りを入れていった翠星石がいた。
翠星石とは目が合ったが
ふん、とそっぽを向かれてしまった
とりあえず股間を落ち着けるため椅子に座る。
その目の前では真紅がアイスティーを飲んでいる。
ジュンは出しっぱなしになった麦茶とコップを手に取り
麦茶をコップに注ぎ終わると、一気に口に運んだ。
「!! ぶッ!!」
麦茶を噴出す。
その時。ジュンの目にとんでもないものが飛び込んできたのだ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:48:19.08 ID:Z/agLf+40
「ん!・・・ちゅぱっ・・・どうしたの、ジュン!?」
「え・・・・いや・・・・その」
真紅がおやつのバナナをほお張っていた
その小さな口にはバナナは太すぎるようで
真紅の口の周りには少し唾液がついていた
「ふぇ・・・ふぇ・・・笛・・・はぁはぁ・・・」
「? もう、仕様の無い子ね。」
「え!!」
ぴょんっと椅子から飛び降りると
真紅はおもむろにジュンの濡れた股間を拭き始めた
「あ・・・あああ・・・あ」
「? どうしたの?ジュン。・・・あら、何か硬いものが・・・」
「!! うわああああああああああ!!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:49:37.25 ID:wI0/+E8f0
sien
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:51:19.42 ID:Z/agLf+40
バタバタと騒々しくジュンが階段を駆け上がる
部屋にはきょとん、とした顔をした蒼星石がいたが気にせず
頭から布団をかぶった。
暑かったが、混乱した頭を鎮めるためにはこれが一番だった
「・・・なんですか?あいつは?」
「さぁ?」
リビングに取り残された二人もジュンの行動が理解できず
ぽかん、としていた
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:54:48.03 ID:Z/agLf+40
その日の夜。
夏の太陽はなかなかしぶとい。
もうすぐ7時になるというのにまだ外は赤く照らされている
そんな中、桜田家の玄関が開き、部活帰りののりが家に入ってきた
「・・・・・ただいまー・・」
「! おかえりなのー!!」
「のりー!今日の晩御飯はなんですかー」
雛苺と翠星石が、まだ鞄も下ろしていないのりに抱きつく
のりはフラフラとそれを受け止めた
「・・・・?どうした?顔色悪いぞ?」
階段を降りてすぐ、ジュンがのりの異変に気づいた。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:57:08.40 ID:QdKI2KnRO
シリアスだと思って読んでたら…
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:58:51.80 ID:Z/agLf+40
「・・・・・うん。・・・・翠星石ちゃん、ヒナちゃん。
ゴメンね、今日晩御飯ピザでいいかな?」
「うゅ?どうかしたの?のり〜」
「・・・大丈夫よぅ。すぐ頼むからね。」
力なく微笑むと、のりは電話機を手に取り
ピザを注文し始めた。
注文を言い終えたその時、フラッと
のりの体が傾いた
「!! 姉ちゃん!?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/14(木) 23:59:45.61 ID:Z/agLf+40
「・・・・38度2分。」
「えへへ・・・お外暑いから、頭温まっちゃたのかしらねぇ」
「・・・バカ。・・・麦茶と薬と冷えピタと・・・何か食べれるか?」
熱中症。と、まではいかないが
一日中外でラケットを振っていたのだ
のりのこの発熱は夏の暑さが原因の一つだろう
ジュンに運ばれ、ベッドで横になるのりの顔は
日焼けで真っ赤だ。
「・・・う〜ん・・・・・」
「・・・ゼリー持ってくるから、食べたくなったら食べろよ」
「・・・・・・うん。ごめんねぇ、ジュン君。」
「・・・・・・・・」
返事はせずにジュンは部屋をでた
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:01:31.41 ID:ey5MuTWR0
「! ジュン!のりは大丈夫ですか?」
階段から降りてきたジュンにオロオロと心配そうに翠星石がたずねる。
「薬飲んで寝てれば大丈夫だよ。心配すんな。」
「本当に?」
真紅も心配そうに聞いてくる。
ローゼンメイデンが桜田家に来てから
のりの具合が悪くなることは殆んどなかった
特に、これは翠星石にとっては初めての事態だった
落ち着かないドールズ。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:01:50.13 ID:cthaVdUu0
シリアスなのか
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:02:51.13 ID:WFjdGbgjO
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:03:53.89 ID:ey5MuTWR0
「本当だよ。お前らもピザ食ったらさっさと寝ろよ。」
カチャカチャとコップを出しながらジュンが言う
ジュンにとっても他人の看病なんて始めての体験だ
本当に大丈夫なのかなんて分からない
しかし、その言葉を聞いて、安心したのか
雛苺の表情はいくらか緩んだ。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:05:10.27 ID:ey5MuTWR0
真紅たちが寝付いた9時過ぎ
お盆に麦茶を乗せてジュンが階段を上る
本日二回目の薬の運搬だ。
すっかり夜になり、少しだけ暑さも和らいでいる
夏になったばかりの頃は
クーラーは入れてはいるが鞄で寝ている真紅たちは暑くないのか?
などと心配していたが、いつもケロッとして鞄から出てくるし
どうやら平気なようだ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:06:36.74 ID:ey5MuTWR0
コンコンとドアをノックしジュンがのりの部屋に入る。
「どうだ?少しは楽になったか?」
「うん。ありがとう。ジュン君のおかげよぅ」
のりは横になったまま返事を返す
「・・・・別に・・・・」
お盆を枕もとの棚においてから
頭を掻いて、照れたようにジュンが下を向く
沈黙が流れた。のりの部屋にはゴーっと
少し高めに設定したクーラーの音だけが響いている
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:07:55.53 ID:WFjdGbgjO
支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:10:06.93 ID:ey5MuTWR0
「・・・ねぇ、ジュン君」
横になったまま顔だけをジュンに向け
のりが口を開いた。
「なんだ?」
「私ねぇ、真紅ちゃんたちが来てくれて本当に良かったと思うのよぅ」
「?」
「だってね、前までのジュン君なら、こんなに一生懸命看病してくれなかったと思うもの
それどころか、私が倒れたって気づかなかったかもしれない」
「・・・・・・」
「私はそれでもいいのよぅ?ジュン君に迷惑かけたくないし。
・・・・でもね。そんなことより、私はもっといっぱいジュン君とお話したかったのよぅ」
「・・・・・・」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:11:25.41 ID:WoTxLey7O
いつもと感じが違うような
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:13:36.83 ID:ey5MuTWR0
「だからね、こうしてジュン君とお話できるから
真紅ちゃんたちには凄く感謝してるの。もちろん、ジュン君にもね」
「・・・・・・薬、飲めよ」
再び、顔を赤くして俯きながら
薬を指差した
それを見て、にこっと微笑んで
のりが上体を起こした
まだ熱が少し残っているからかフラッと体が傾く
「! おい、無理するなよ」
「大丈夫よぅ」
額の冷えピタをはがし、笑いながら手をひらひら動かすと
のりはコップと薬へと手をのばした
そのときだった
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:14:51.41 ID:ey5MuTWR0
「・・・・・・・!!」
のりの夏用の、薄い生地で出来たパジャマが
汗で透けていることにジュンは気がついた。
薄く、すけた生地の下にはピンクの女の子らしい下着が見えている
「? どうかしたのぅ?ジュン君?」
薬を飲み終えたのりの顔に視線を移す。
熱と日焼けで赤くなった頬がやけに色っぽく見える
「ジュン君?」
のりが手をついて体を向き直す
ぷるんと胸が揺れた
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:14:54.39 ID:cthaVdUu0
>>28もっとおっぱいジュン君と話したかった
に見えた
疲れてるんだな
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:15:08.48 ID:4/onbJ8kO
ドンキーコング2のバナナコイン
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:16:59.17 ID:ey5MuTWR0
この瞬間、ジュンの中で何かが決壊した
いままで、今日の昼間まで保たれていた自制心、理性。
それを、跡形もなく消し去り・・・
・・・ともかく、猛牛が一頭、奔り出した
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:17:50.03 ID:ey5MuTWR0
「きゃっ!」
「・・・・・・・・」
半身を起こしていたのりに覆いかぶさる。
のりはジュンよりも少し背が高いが、華奢な女の子の体は
ジュンの腕の中にもすっぽり収まった
布団に隠れていて分からなかったが、ズボンも汗でぐっしょり濡れて
パンツもうっすらと見えていた
「じゅ・・・ジュン君?」
暴走状態のジュンの耳には聞こえない
ジュンの視線が体のわりに大きな、のりの胸に行く
相変わらず透けたパジャマからは下着が覗いている
鼻息荒く
ジュンはパジャマのボタンに手を伸ばした。
「・・・・・・!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:18:12.56 ID:cthaVdUu0
しえん眠い
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:18:44.50 ID:ey5MuTWR0
ボタンをつかんだジュンの手をのりがぎゅっと握る
のりの目は少し、おびえているように見えた
だがジュンは止まらなかった
そう、マタドールも闘牛を止めることはできない
彼らにできることはひらりと身をかわすことだけなのだ
ましてやここにいるのは、弱りきったか弱い女の子
止められるはずがなかった
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:18:49.41 ID:XgBc0o4r0
さあパンツは脱いだぞ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:19:59.43 ID:ey5MuTWR0
ジュンは力任せにパジャマを剥ぎ取ると
ネットで得た知識と度重なるイメージトレーニングをもとに
のりのブラジャーを外した
それは自分でも驚くほどのスムーズさだった
「・・・・・・・ジュン・・・く・・・」
のりは両手で胸を隠し、視線をジュンから外している。
ジュンはお構いなしにパジャマのズボンとその下のパンツまでもずり下ろした
「・・・・・・・・・・・・・・・!」
始めて生で見る女の子の体。
ジュンはしばしそれに見とれていたが、やがて
ガバっとズボンを脱ぎ、のりの胸を鷲掴みにした
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:20:31.68 ID:ey5MuTWR0
「いたっ!」
のりの声も気にせず右手は胸を触り続ける
左手はするりと下へ伸ばした
「ちょ・・・ジュ・・・ジュン君・・・・ッ!」
くにゅっと
ジュンの指先に今まで味わったことの無いような柔らかさが伝わる
「・・・・・・!」
ジュンは夢中になって指を動かした
「あ・・・・・っ・・・う・・・だめ・・ジュン君・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
わっふるわっふる
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:23:56.91 ID:5HqOXn5C0
うにゅーうにゅー
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:24:04.96 ID:ey5MuTWR0
我慢の限界を超えたジュンは遂に
その、硬くなったものをのりに押し付けた
しかし
「あ・・・あれ?」
入らない。
ぐっぐっと力をこめて押し込もうとするが入らない
のりは顔を歪めている
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
めんどくさくなったジュンは乱暴にそれを押し込んだ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:24:41.82 ID:ey5MuTWR0
「ああっ!!・・・・う・・・あうぅ!!」
ズンッと体の中に衝撃が走る
のりが悲鳴を上げる
何とか入ったようだったがかなりきつい
僅かずつにしか腰を動かせなかったが
ジュンはネットで見た動画を思い出し、見よう見まねで動いた。
いくらかすべりが良くなったように感じる
「あっ!・・・く・・・ひぅっ・・・ひっ・・・ッ!!・・・あんっ・・・」
ギシギシとベッドの軋む音が続く
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:24:48.46 ID:cthaVdUu0
何という…何という…
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:28:24.77 ID:ey5MuTWR0
なおものりは苦しそうに声を上げている
しかし必死なジュンの耳にはやはり、届かない
「ジュ・・・ジュン君!ジュン君・・・・ッ!だめ・・・・だめぇ・・!」
舌足らずな声を上げるのりの腰がガクガクと揺れる
ジュンも何かがこみ上げてくる感覚が迫ってきた
「で・・・でる・・・ッ」
「だ・・・・めぇ・・・・」
のりがぎゅっと目を瞑り
体により一層力がはいった
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:30:33.73 ID:ey5MuTWR0
なんてことをしてしまったんだ・・・・
事を終えて冷静になったジュンがのりのベッドに腰掛けて俯いている
その後ろでのりは左手の甲を額に当て、裸をさらしたまま仰向けに寝ている
はぁはぁと息遣いが聞こえ
手がだらりとしているところから、体に力が入っていないのが分かる
足の付け根、股の辺りにはべっとりと白い液体がついていた
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:31:19.61 ID:ey5MuTWR0
(ありえないだろ・・・常識的に考えて・・・・姉弟だぞ・・・・)
ぐるぐると思考が回る
嫌な汗が吹き出る
これからどんなふうにして姉と顔をあわせればいいのだろうか
真紅たちに聞こえてはいないだろうか
次々と心配事が浮ぶ。
ジュンはいつも悪態をついていたが、のりのことは別に嫌いではなかった。
むしろ、両親が不在のことが多い桜田家においては
唯一、体温を感じれる人間で ジュンは無意識にだがのりに深い愛を感じていた
きっと姉も同じ感情だったに違いない
それを自分が壊してしまった・・・
気の迷いだとかそんな言葉じゃ済まされないことをしてしまった・・・
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:34:39.30 ID:cthaVdUu0
一つ上のねーちゃんがいる身としては、
複雑な思いだ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:35:06.77 ID:ey5MuTWR0
「・・・ジュンくぅん?」
「!!!!」
急に声をかけられビクッとジュンの背筋が伸びる
「ね・・・ねぇちゃん・・・」
「・・・・・・もぉ。ジュン君!乱暴にしちゃだめよぅ?
女の子は繊細なのよ?」
「・・・・・・・へ?」
「・・・今度からは・・・もっと優しくするのよぅ?」
「・・・・・・・・・・・・・・は・・・・・?」
「・・・あ、あとぅ・・・」
ちゅっ
と不意に唇が重なる
頬を染め、はにかむ姉をみて
ジュンの顔が引きつった
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:35:46.38 ID:5HqOXn5C0
賢者ターイム
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:36:07.25 ID:ey5MuTWR0
>>49 俺にも一つ上のねーちゃんいるが
こんな気持ちには死んでもならんな
義理の妹がほしかったです
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:36:38.82 ID:ey5MuTWR0
次の朝。
眠れるはずが無く、ジュンは自室のベッドで体育座りをして一晩を過ごした
窓から朝日が差し込み、朝だというのにもう気温は上がり始めていた
のりのあの言葉の後。
正直ジュンは心底ホッしていた
どうやら姉は昨晩のことを咎めるつもりは無いらしい
今起きてきている真紅たちにも変わった様子は無い
昨晩のことには気がついていないようだ
ジュンはむしろ昨日のことは夢だったんじゃないかと思っているくらいだ
柔らかくて、温かくて、気持ちよくて・・・どこか現実離れしていた
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:37:12.34 ID:ey5MuTWR0
「ふぁ・・・。おはようジュン。」
「あ・・・ああ。おはよう、真紅」
「? 貴方目が赤いわ。眠れなかったの?」
「う・・・ん。暑くてな・・・」
「そう。無理はしないでね。のりはどうだった?」
その言葉にジュンがドキッと反応する
「いい、い、い、いや、大丈夫だと思うぞ。熱も大分下がってたし」
「? よかったわね。」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:38:13.48 ID:ey5MuTWR0
それから翠星石と雛苺が起きるのを待って一階へ降りた
「あらぁ、おはよう、みんな」
あまりに元気のいいのりの声に4人ともポカンとしてしまった
「の・・・のり・・・体はもう大丈夫ですか?」
「大丈夫よぅ。翠星石ちゃん」
いつものニコニコ顔でのりが返事をする
「よかったのー」
トコトコと走り寄り、雛苺がのりの足に抱きつく
それを、あらあら、と微笑んで眺めながら
のりは朝食をテーブルに並べ終えた
「・・・・・・・・」
ジュンだけがどこかぎこちない表情
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:38:39.05 ID:cthaVdUu0
風邪引いてる子とキスしたら、次の日100%風邪うつるぞ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:40:03.00 ID:WFjdGbgjO
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:42:15.24 ID:ey5MuTWR0
「あっ!もうこんな時間。お姉ちゃん部活にいってくるわね
お留守番よろしくねー」
「ちょっと、のり。貴女、仮にも病み上がりなのだから無理をしてはだめよ」
「ありがとう真紅ちゃん。今日は見学だけにしとくわねぇ」
よしよし、とうなずくと
真紅は先に食卓に座っている翠星石と雛苺のところに加わった
玄関へとパタパタ走っていくのりを
ジュンだけが追いかけた
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:48:32.39 ID:ey5MuTWR0
「あら、ジュン君」
「あの・・・ねえちゃ・・・」
ちゅっ
またも不意打ち、柔らかな唇が押し当てられる
「・・・・・・!!」
「いってきまぁす」
ふわふわした笑顔と口付けが、昨晩の記憶を鮮明にし
夢でないことをジュンに確認させた
顔を真っ赤にしてジュンが口を開く
「・・・行ってらっしゃい」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:53:36.23 ID:ey5MuTWR0
じわじわとしつこい夏の暑さと共に夏休みは過ぎていった
夏独特のつまらないバラエティ番組やホラー特番
桜田姉弟とローゼンメイデンたちはそんな番組をキャーキャー言って観たり
時々外に出て遊んだりした。
翠星石と雛苺は川遊びが気に入ったらしく
そのたびに付き合わされる蒼星石は気の毒な位だ
真紅とジュンは出不精で、夏だというのに肌は白いままで
翠星石に何度も小ばかにされていた
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:54:43.38 ID:WFjdGbgjO
支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 00:57:44.83 ID:ey5MuTWR0
夏休みに入ってのりと過ごす時間の増えた翠星石は更に頻繁にお菓子を作るようになった
それにあてられてか、真紅も度々お菓子作りに参加するようになった
雛苺とジュンは専ら試食専門だ
「できたですよ〜」
「よく焼けているのだわ、美味しそう、私のくんくんクッキー」
「・・・・・・・・これくんくんだったですか」
絶句しながら翠星石がオーブンからクッキーを取り出す
試食要員のジュンと雛苺、二人の先生役であるのりの前にクッキーが並べられた
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:00:30.16 ID:ey5MuTWR0
「・・・・・うわ・・・これ・・・」
「こっちの、変なのじゃない方のクッキーは美味しいのー」
「あっチビ苺、なかなかの舌をしてるです。それは翠星石のクッキーですよ」
「・・・・・・・・」
じろっと真紅が雛苺とジュンを睨む
「し・・・真紅ちゃんのクッキーも食べてみましょお」
真紅に気を遣って、のりが恐ろしくいびつなクッキーを勧める
ゴクリと覚悟を決め雛苺とジュン、言いだしっぺののりがクッキーを口に運んだ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:01:27.18 ID:ey5MuTWR0
「どうかしら?もうこれ以外食べれなくなったのではないの?」
ふふんと得意げに真紅が言う。
この自信はきっと本人がクッキーを食べていないから湧いてくるのであろう。
クッキーを口に入れ、三人が固まる。
「・・・・・・・・・・・・・」
「なんか・・・変なの〜・・・このクッキー」
「苦いみたいな・・・時々辛かったり・・・忙しいクッキーねぇ・・・」
「・・・・なんですって・・・・」
その様子をみる翠星石は必死で笑いをこらえている
「・・・・・・・・・・・・・!!」
「いだぁっ!!」
ジュンが叫び声をあげる。
真紅が思い切りジュンの足を踏んづけたのだ
「何すんだこの呪い人形!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:02:54.15 ID:WFjdGbgjO
支援
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:03:34.48 ID:dTMcStgM0
支援
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:04:16.74 ID:ey5MuTWR0
「恥をかかせた罰よ!!」
「僕はまだ何も言ってないだろ!」
ぴたりと真紅が動きを止め、あごを上げジュンを見下した
「言って御覧なさい。感想を」
威圧的に感想を求める。心なしか周りは期待で満ち溢れているように感じる
「・・・・はぁ・・・」
空気に負けたジュンは心を決め、もう一つクッキーを口に運んだ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:04:49.75 ID:ey5MuTWR0
「・・・・ん?・・・・・・・・これは甘くてうまいぞ」
「え?・・・・・正気ですかチビ人間・・・翠星石も一つ頂くです・・・ブッ!!」
口にクッキーを入れた瞬間翠星石が吐き出す
「ちょっと!それは失礼じゃなくって!?」
「ろしあんるーれっとみたいなものなのね」
そんな様子を、うふふ、と笑ってのりは眺めた
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:09:13.18 ID:ey5MuTWR0
太陽が沈み、月が代わりに熱帯夜を照らす頃
ジュンとのりの蜜月は続いていた
「・・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
「・・・大丈夫?姉ちゃん」
「・・・ふふ・・・平気よぅ」
優しい笑顔で返事を返す
メガネを外した、のりの昼間のおっとりとした顔は
月明かりの下では驚くほど艶やかに見える
ジュンののりに対する感情は日増しに強くなり、完全に姉弟のそれを超えていた
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:09:54.26 ID:ey5MuTWR0
「・・・ん・・・・」
事を終えた後深いキスをするのが二人の習慣となっていた
唇を離した後、見詰め合って、それから少し話をして
それから眠りにつくのだった
「ねぇジュン君?」
「なに?」
同じベッドで横になる二人
のりのベッドの横の棚にはメガネが二つ並んでおいてある
「夏休み明けたら、学校行ってみない?」
「・・・・・・・・」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:09:58.44 ID:5jek5QCD0
いいぞいいぞ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:10:09.56 ID:9yOZ+B5EO
支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:11:02.04 ID:ey5MuTWR0
空気を察してか、のりが次の言葉を言うのを少しためらったように感じられる
しかし、続けてのりが口を開いた
「・・・お姉ちゃんね、知ってると思うけどかなりとろいでしょ?」
「・・・・本当にいまさらだな。」
「ふふ・・・だからね、気にしないようにはしてるんだけど友達からもけっこうバカにされたり
先生から怒られたりなんかしょっちゅうなのよぅ」
「・・・・・・・?」
「一時期はすっごく悩んだんだから」
はらりと顔に落ちてきた茶色のくせっ毛を、くいっと耳にかける
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:11:46.91 ID:ey5MuTWR0
「でもね、どうしようもなく辛いときはこうすることにしたの」
「? わっ」
のりがジュンの目を手で覆い
目隠しをする
「なんだよ?」
「・・・ん!ごほん。 ジュン!紅茶を淹れてきなさい!」
「・・・は?・・・なんだ?」
「今のはだぁれ?」
「真紅か?似てないけど?」
「チビ人間ざまぁみろですぅ〜」
「翠星石。今のはちょっと似てたかも」
すっと、ジュンの目から手を離す。
「ふふ。こうやって、目を閉じてみんなのこと思い出して、慰めてもらうの。
そうすると、不思議とね。もうちょっとがんばれるのよぅ」
「・・・・・・・」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:13:21.47 ID:JmjnG/8X0
いいよいいよ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:13:41.73 ID:UpaZHlNJO
追いついた
支援
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:15:28.32 ID:ey5MuTWR0
「お姉ちゃんはまだ17年しか生きてないけど、人生は醜くて苦くて、辛くて
本当に時々、甘い物だと思うの。
ふふ・・・そうね、真紅ちゃんのクッキーみたいなものよ」
「なんだそれ」
「時々甘くて・・・そんな甘さをくれる人が傍にいるなら、つらくったって頑張れるの」
ジュンの首に手を回して引き寄せ、おでこをコツン、と当てた
「一人で頑張らないで皆を頼っていいのよぅ。
苦くて、辛くてしょうがなくなったなら、私が甘さをあげるから。」
「・・・・・・・・・・」
鼻と鼻があたるほど近い距離でのりがにっこりと笑った。
ジュンは涙目を見られたくなくて、おでこを離して、顔を伏せた。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:19:04.37 ID:ey5MuTWR0
ギシっとベッドが軋む
ジュンがベッドから降りたのだ
「ジュン君?」
「そろそろ部屋に戻る」
ごそごそと服を着ながらジュンが言う。
「・・・・そう。おやすみなさい」
部屋をでて、ドアを閉める直前
「・・・・・ありがとう、姉ちゃん。学校、考えとく」
ジュンはそう、つぶやいた
のりは少し驚いて、それから
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ」
嬉しさをもてあましてベッドの上でゴロゴロと転がっていた。
しえん
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:19:58.40 ID:G5cbK7XXO
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:20:09.02 ID:JmjnG/8X0
のりはかわいいなぁ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:20:26.39 ID:ey5MuTWR0
キィ・・・ パタン。
真紅たちを起こさぬよう静かにドアを閉める。
閉まった鞄を確認すると、ジュンはベッドにもぐり目を閉じた。
そんなジュンの様子を
少しだけ鞄を開けて、真紅が見つめていた。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:20:54.04 ID:ey5MuTWR0
夏休みも佳境に入る8月後半
小学生に限らず、計画性を知らない学生達は宿題に追われている頃だろうか
その一方
宿題の出ていないジュンはのんびりと自分のペースで勉強を進めていた
復学のためだ。
「あー夏が終わっちまうですぅ・・・」
「油断してると残暑にやられるよ翠星石」
ぐてっと床に寝そべる翠星石を団扇で扇ぎながら蒼星石が言う
真紅はアイスティーを飲み、雛苺は夏の思い出を絵に表している
これに加え
時々、金糸雀が新作ドレスを着て訪問してくる
と、いうのが最近のパターンであった
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:21:08.28 ID:5HqOXn5C0
ばれたw
ばれてる?
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:25:31.15 ID:ey5MuTWR0
その夜。
真紅たちは日中はしゃぎすぎたせいか、8時過ぎには鞄に入ってしまった
帰るタイミングを逃した蒼星石も今日は一緒だ
ジュンとのりもこの日はいつもよりも早くベッドに入った
「ジュン君、最近お勉強頑張ってるみたいね」
「・・・うん。学校、もどらなきゃいけないし」
「・・・無理は禁物よぅ」
微笑んで、ちゅうっと吸い付くように口付けをした
ジュンがぷち、ぷちとパジャマのボタンを外す。
手馴れた動作だ。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:26:20.37 ID:ey5MuTWR0
あらわになった乳房を弄ぶ
のりはぴく、ぴくと細かく反応している
ちゅっ ちゅっ と
吸ったり、舐めたりをジュンはのりの表情を見ながら繰り返した
「あん、もぅ、くすぐったいわよぅ」
えへへ、と恥ずかしそうに笑う
ジュンがぐいっとのりうつぶせにを押し倒し、腰を持ち上げた
にゅるっ
とジュンがのりの中に入る
「・・・・っは・・・ぁ・・・・動いて・・・ジュン君」
「・・・うん」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:29:35.33 ID:ey5MuTWR0
ギシッ ギシッという音と共にのりの声が漏れる
「あっ!く・・ぁっ!・・・はぁっ・・・だめっ!・・あんっ!!」
ジュンは目を瞑り、その感触を楽しむ
そのとき
二人ほぼ同時に誰かの視線を感じ、動きを止めた
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:32:26.19 ID:UpaZHlNJO
ついにw
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:35:25.89 ID:ey5MuTWR0
「・・・・・・何をしてるの、あなた達・・・」
空気が凍りつく
のりが口を開いた
「・・・・ママ・・・・・」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:36:30.89 ID:JmjnG/8X0
魔魔・・・だと?
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:37:29.26 ID:tHZY/gPv0
プロレスごっこだよ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:38:13.57 ID:ey5MuTWR0
ガタァン!!
と激しい音がリビングに響いた
リビングに並べられた椅子の一つが倒れる
ジュンはにわかに熱を持った頬に触れて、ようやく自分が殴られたことに気がついた
「お前は何を考えてるんだ!!」
「違うの!パパ、話を・・・」
「何が違うんだ!!お前達は姉弟なんだぞ!!」
桜田家の大黒柱、ジュンとのりの父親の怒声が響く
「あなた・・・近所迷惑になります・・・」
テーブルにひじをつき、頭を抱えている母親が父を注意する
それを聞いて、ジュンの父親は大きく深呼吸をしてガタンと椅子に座った
「久々に帰ってみれば・・・」
眉間に皺を寄せ、大きくため息をつく
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:38:44.16 ID:UpaZHlNJO
!!!
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:39:40.14 ID:byy2cFwD0
ちがうよ!プロレスだよ!!大丈夫だよ!
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:39:59.76 ID:JmjnG/8X0
親居るのにやってたのか
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:45:26.71 ID:G5cbK7XXO
親…だと…?
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:47:53.20 ID:ey5MuTWR0
ジュンとのりの両親は、外交関係の仕事をしている
リビングの隅に並べられているお土産品は
ほとんど全てその仕事先で買ったものばかりだ
今回の帰省は夜になってしまったものの
忙しい二人にとっては奇跡的に取れた休みの賜物だった。
ジュンとのりは最近はあまり会えなくなったが、両親のことが好きだった
母親はのりの母親というだけあって作る料理は美味いし、仕事もできる
父親は威厳があり、優しく、頼りがいのある理想的な父親といえた
そんな父親がここまで怒りをあらわにするのを、二人は初めて見た。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:48:03.92 ID:4/onbJ8kO
かじゅき!あれほどしちゃいかんと言ったのに!
ごめんなさい…
いいかぁ!お前だけはイクなぁ!お前だけは!お前だけは………ふぅ…
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:48:52.07 ID:ey5MuTWR0
「・・・・・・・・・・・・・」
父親の言葉は続かず、眉間に深い皺を刻んだまま下を向いている
ジュンは倒れたまま動かない
のりは立ち尽くしている
いつも明るいリビングに重苦しい空気が流れる
そうしていると
ひじをついて頭を抱えていた母親が口を開いた
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:49:54.50 ID:ey5MuTWR0
「ねぇ、のり。ジュン。
今回はね、私たち本当にほんの少しの仕事の合間にここに立ち寄ったの」
「・・・・・・・・・」
「あなた達のそういう関係がいつから続いているか知らないけど
親としてこれは放ってはおけないわ。どんなに忙しくてもね」
「ママ・・・」
「あなた達には別々に暮らしてもらうわ。すぐにでも。
のりには新しく住むところを見つけてあげるから、見つかり次第引越しなさい」
「・・・!」
ジュンが目を見開く
「・・・もう二人は会わないほうがいいわね。可哀想だけど・・・・」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:51:03.66 ID:JmjnG/8X0
ここに来て急展開
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:53:11.85 ID:byy2cFwD0
蒼の尻の話からは想像できない程のシリアス展開
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:53:15.95 ID:ey5MuTWR0
「・・・・・・・・・」
閉まったガラス戸の向こうで真紅は話を聞いていたが
そこまで話を聞き終わると、俯いて、静かにジュンの部屋に戻った
扉を開けた真紅が小さく声を上げる
「あら・・・あなた達」
「真紅・・・今の声・・・」
翠星石、蒼星石、そして眠そうにしながら雛苺が鞄から出てきていた
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:54:11.21 ID:ey5MuTWR0
「・・・・何でもないわ。鞄に戻りなさい」
「何でもなくないですよ!」
「・・・・・?」
真紅が扉を閉め、三人の前に腰を下ろした
蒼星石がじっと真紅を見つめ、口を開く
「真紅。僕達も実は気づいてたんだ。ジュン君とのりさんのこと」
「! あなた達・・・・」
「あの声はジュンのお父さんですか?ジュンは怒られてるですか?」
心配そうに目を潤ませ身を乗り出して翠星石が質問した
雛苺だけがよく現状を理解していないようで、うにゅ・・・と小さく声を漏らしながら
目をこすっている
107 :
フェイト ◆Fate///C26 :2008/08/15(金) 01:56:06.73 ID:DvDmwNMW0
両親とか空気以下なのにww
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:57:06.28 ID:ey5MuTWR0
「・・・・・ええ。・・・・二人にとってはとても悲しいこと・・・」
「!?何があったですか」
「・・・・・・・のりとは離れ離れになるらしいわ。もう会わせられない、と」
「! そんな・・・」
蒼星石が悲しい表情を見せる。
もうジュンの父親の怒鳴る声は聞こえてこないが、下ではまだ話が続いているのだろう
誰も上がってくる気配が無い。
真紅たちは俯いて、会話はここで途切れた
四人のいるジュンの部屋に沈黙が流れる。
心地の良い、虫の鳴き声がよく聞こえる
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 01:57:47.71 ID:JmjnG/8X0
いいよいいよ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:00:39.82 ID:UpaZHlNJO
支援
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:07:50.46 ID:4/onbJ8kO
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:09:28.24 ID:ey5MuTWR0
「・・・どうして」
翠星石が声をだし、三人が顔を上げて見た
「翠星石はこんなに蒼星石のことが好きですよ?それは悪いことなのですか?
・・・ジュンとのりは何か悪いことをしてるですか?」
隣に座っていた蒼星石にぎゅうっと抱きつき
翠星石が涙声の、少し大きめの声で真紅に聞いた
「・・・・・私だって貴女が大好きよ。」
「それなら・・・!」「でも」
真紅が翠星石の言葉を遮る
「人間は複雑なの。私達ドールのようにはいかないのよ。」
視線を落とし、寂しげな表情を浮かべた
それからは
リンリンと鳴く虫たちの声だけが
ジュンの部屋に響き続けていた
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28579.jpg
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:10:34.64 ID:JmjnG/8X0
!
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:11:21.76 ID:WFjdGbgjO
やはりそうだったのか
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:18:01.80 ID:2j8+vok50
随分と路線変更したんだな
俺様びっくり
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:19:48.28 ID:ey5MuTWR0
先入観あったらアレじゃないかなと思いまして
期待せず読んでください
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:20:14.28 ID:ey5MuTWR0
「・・・それじゃあ、頼みましたよ。」
「ああ。そっちこそ」
父親とのりがタクシーに乗り込み、去っていった。
少し遠いがひとまず父の実家にのりを預けることにするらしい
ジュンはリビングで体育座りをしたまま動かない
「・・・・・・・」
「・・・・ジュン?」
玄関から母親が戻ってくる。
ジュンは体勢を変えないまま、その言葉に耳だけ傾けた
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:21:23.64 ID:JmjnG/8X0
いや、期待はさせてもらう
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:21:58.27 ID:ey5MuTWR0
「あなた・・・学校でいろいろあって・・・気に病むことは沢山あったでしょうけど
・・・こんな・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・本当にジュンには悪いと思うわ・・・でも
これはあなた達のためなのよ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
じっと、ジュンの顔を眺めていたが
母親は無言のままリビングを後にした。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:22:49.96 ID:YpxnJjsAO
ローゼンスレに居ないと心が休まらない…
支援
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:22:56.59 ID:ey5MuTWR0
がちゃん、と玄関の開く音がした
外から夜の道路を走る車の音が静かに響く。
車の通り過ぎた後には虫の鳴き声が聞こえた。
がちゃん、と玄関の閉まる音がそれを遮った
無音状態になったリビングで
ジュンが少しだけ視線を上げた
そして
誰もいないことが分かると
また視線を下げて、眠れないと分かっていても
目を閉じた。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:23:46.37 ID:JmjnG/8X0
そして、俺達の寝れない夜が始まった
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:24:00.70 ID:ey5MuTWR0
朝日が部屋に差し込む。
真紅が目をこすり、鞄から体をだした
自分達までジュンの両親に見つかってはジュンがどんな目にあうか分からないと
蒼星石が提案して、とりあえず皆鞄に戻ったのだった
真紅が起きたのに少し遅れて、蒼星石が鞄から出てきた
「ジュン君・・・部屋に戻らなかったね・・・」
「・・・ええ。」
チラッと
真紅が閉じたままの二つの鞄に目をやる
「翠星石昨日ずっと泣いてたみたい。まだ寝かせてあげて」
蒼星石がポツリとこぼした
「翠星石だってジュン君のこと大好きなはずなのに。
翠星石はジュン君とのりさんのことを想って泣けるんだね・・・」
「・・・優しい子なのよ。とても」
真紅が小さく、そう返すと
静かにドアを開けた
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:24:39.84 ID:ey5MuTWR0
「とりあえず一階に行きましょう。ジュンが心配だわ」
ジュンはリビングで、昨晩とまったく同じ体勢のままそこにいた
顔を膝に伏せ、腕を組んだまま動かない。
一階に下りてきた真紅と蒼星石が傍に寄る
「ジュン・・・ !」
ジュンが小さく震えていることに気づいた。
どんな言葉をかけて良いのか分からないまま
真紅は、震える手をぎゅっと握ることしかできなかった。
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:27:02.32 ID:ey5MuTWR0
9月に入った。
夏休みが終わり、窓の外からは学生達の登校する声が聞こえてくる
残念そうな声だったり、ワクワクしたような声だったり
様々だが、すべてが活気に満ちている
ジュンの部屋。机の上。
開いたままの教科書とノートが放置されている
ジュンは未だに部屋にいた。
ベッドの上に寝転がり、何をするでもなく、ただただ横になっているのだ
翠星石と雛苺が必死に話かけるが大した反応はせず
ジュンは全て生返事で返していた。
それでも二人は今も一生懸命話かけ続けている
毎日欠かさず。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:27:29.74 ID:ey5MuTWR0
そんな様子を真紅が眺めている
ジュンとのりがどんな話をして、どんな風に触れ合って、どんな風に愛し合って
何を感じたのか、真紅に全ては分からない。
でも、ジュンの心にぽっかりと穴が開いてしまっていることは
このジュンの様子から明らかだった
真紅には何も出来なかった。開いてしまった穴に収まることが出来るのは
のりだけだ。
真紅は愛しいマスターが苦しんでいるのに何も出来ない自分に
無力を感じていた
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:28:51.04 ID:WFjdGbgjO
支援
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:28:54.21 ID:ey5MuTWR0
あの夜が明けた、次の夕方
ジュンの母親がまた家にやってきた。
のりはここを離れ一人暮らしをすること、お金のこと、学校のこと
自分達はすぐに仕事に戻らなくてはいけないこと。
沢山のことをジュンに言って聞かせていたが
ジュンは上の空で、何も耳には入っていないように見えた
母親は一通り言いたいことを言った後
のりの私物を持ってタクシーで去っていってしまった
それ以来、ベッドの上のジュン
話しかける翠星石と雛苺
見守る真紅、蒼星石
いまいち状況の分かっていない金糸雀
この構図が続いている
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:31:02.31 ID:40/rn711O
さるさんくらった
うわーん
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:32:08.20 ID:JmjnG/8X0
なん・・・だと?
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:32:20.55 ID:WFjdGbgjO
まぁこのスピードじゃくらうだろよ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:38:13.06 ID:XgBc0o4r0
ほ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:42:42.72 ID:ey5MuTWR0
「翠星石・・・あなた大丈夫なの?」
キッチンでせっせと作業をする翠星石をみて
真紅が心配そうに声をかけた
どうやら昼食を作っているようだ
「大丈夫ですよ!お料理だってちゃんと練習すればジュンだって
ここに降りてきて食べるようになるですよ!」
「・・・・・・料理の話ではなくて」
「え?」
「これは私達にはきっとどうすることも出来ないわ。
ジュンが自力で立ち上がるしかないの」
「・・・・・・・・・」
「頑張りすぎて壊れてしまわないでね・・・」
口をきゅっと閉じ、翠星石の手を握った
翠星石は困ったように苦笑いをして、キッチンに向き直った。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:43:44.35 ID:JmjnG/8X0
いいよいいよ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:55:03.86 ID:2hM2U0l9O
ほ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 02:58:44.85 ID:ey5MuTWR0
―――――――少し時がさかのぼり8月の終わり
「ふぅ・・・・」
目の前の窓から入る夕暮れの
赤い太陽の光に照らされて
ダンボール山の中で桜田のりが座り込んで作業をしている
女子高生の一人暮らしにしては少し広い、アパートの二階の一室。
学校が始まる直前にこの部屋に引越しさせられたのだ。
あと数日で学校が始まるというのに、大変なことだ。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:01:13.11 ID:SKpF0SDaO
のりはいつ初めてやったんだ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:06:55.28 ID:ey5MuTWR0
学校とは大分遠い位置になってしまい、通学には電車を使わなくてはいけなくなった
つまり、桜田家からもかなり遠い位置に来たことになる
容易に家には近づけなくなった
しかし
それ以前に、のりは両親から家に戻ることは固く禁じられていた。
もう、ジュンには会うな、と
それがジュンのためになる、と
頭では分かっていたことだ。
自分のわがままで、自分勝手な感情で
ジュンを振り回していると
気づいておきながら、ジュンとの関係が心地よくて
気づいていないふりをしていたのだ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:11:27.27 ID:WFjdGbgjO
支援
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:13:16.54 ID:ey5MuTWR0
後悔の念が頭の中でぐるぐる回る
目の前のダンボールに黒い、しみが出来た
ポタポタと、しみが数を増やす。
「うう・・・・う・・・・・」
のりはダンボールに額をつけ、肩を震わせて泣いた。
弟が心配で、自分が情けなくて、不安で。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:19:04.11 ID:ey5MuTWR0
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:21:29.03 ID:X3/5RfEg0
わーい。銀様〜
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:21:40.42 ID:XgBc0o4r0
銀様あああああああああああああああ
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:25:14.29 ID:ey5MuTWR0
ごめん
スレ立てる時間間違えたわ
寝ます。
申し訳ないけど、明日の昼に書き込めなかったら
たぶん再開は明日の夜11時過ぎになっちゃうと思います
暇な人保守してくれると嬉しいです
落ちたら落ちたで構いませんので
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:32:55.38 ID:X3/5RfEg0
嫁きた
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:37:45.21 ID:YpxnJjsAO
乙
そして保守
僕のはスレストされたんで…便乗して寝ます
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:40:06.96 ID:YDw8XORI0
やっと追いついたら寝たか
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 03:51:03.73 ID:XgBc0o4r0
ほしゅ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 04:14:35.68 ID:XgBc0o4r0
ほしゅ
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 04:16:25.11 ID:sYV0+5KV0
ぷん太に載ること願って寝るか
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 04:32:59.73 ID:XgBc0o4r0
☆
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 04:46:04.43 ID:XgBc0o4r0
ホ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 05:00:57.34 ID:XgBc0o4r0
米
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 05:06:50.05 ID:0gv0lFtR0
ぷん太だのみだな
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 05:15:15.65 ID:XgBc0o4r0
飯
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 05:32:07.22 ID:XgBc0o4r0
ひ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 05:44:53.89 ID:XgBc0o4r0
と
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 06:25:49.98 ID:XgBc0o4r0
り
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 06:52:37.61 ID:nvvm+SqBO
保守よホーリエ!
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 07:04:34.31 ID:syVRnEiC0
まさかあんたがエロ書くとわな・・・
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 07:41:44.59 ID:XgBc0o4r0
hosyu
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 08:10:41.25 ID:JyJ+vFle0
ほ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 08:38:25.35 ID:XgBc0o4r0
し
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 09:08:03.70 ID:EOyR4dkfO
ゅ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 09:25:20.14 ID:4PzEU1e0O
昼まで残っていてくれ!!
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 09:40:49.76 ID:XgBc0o4r0
う
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 10:05:06.42 ID:UNW9u+J1O
に
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 10:05:22.08 ID:WfaNLjnKO
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 10:05:24.82 ID:EOyR4dkfO
に
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 10:29:13.93 ID:XgBc0o4r0
n
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 10:53:03.54 ID:WFjdGbgjO
y
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 11:23:27.44 ID:UNW9u+J1O
ぶ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 11:46:16.15 ID:XGYiFRqlO
ほ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 12:10:52.96 ID:yLPodKqtO
し
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 12:14:26.59 ID:bFLNaxkO0
この人が・・・まさか・・・
なんという方針転換
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 12:40:49.77 ID:ao/g6jnoO
ほ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 13:02:27.26 ID:XgBc0o4r0
も
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 13:24:25.28 ID:bFLNaxkO0
ほ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 13:31:56.58 ID:JmjnG/8X0
も
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 13:52:03.34 ID:XgBc0o4r0
さ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:08:40.39 ID:u2Ao0OUb0
ぴ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:19:56.57 ID:G5cbK7XXO
さ
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:27:21.97 ID:JmjnG/8X0
ぴ
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:34:45.48 ID:ey5MuTWR0
よーし
バイト休憩中につかの間の再開する
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:35:56.09 ID:ey5MuTWR0
更に少し時をさかのぼる。
有栖川大学病院の一室。クーラーの効いた快適な空間の窓が開けられる
ミンミンと蝉たちの悲鳴にも似た泣き声が部屋に入り込む
「・・・・・・・」
ムッと、眉間に皺を寄せ
この部屋の主、柿崎めぐが窓を閉めた
「開けるのか閉めるのかはっきりしなさいよぉ」
軽く、睨むような視線とともに
部屋の隅に座る黒衣の人形がベッドの上のめぐに声をかけた
ローゼンメイデン第一ドール、水銀燈だ。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:36:41.19 ID:bFLNaxkO0
お、再開か
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:42:52.07 ID:ey5MuTWR0
「水銀燈・・・私ね、夏って大嫌い。
みんな生き生きしてて、なんだか私だけ場違いな感じ。」
ふ、と空虚な笑みを浮べ、ちらりと水銀燈をみて
再び窓の外に目を向けた
言葉と、この様子との違和感を、水銀燈は常に感じていた
「・・・・・・・・ねぇ、めぐ
あなた、やっぱり死にたくなんか無いんじゃない?」
「?」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:46:44.98 ID:ey5MuTWR0
「外の世界が羨ましいからそう思うのよ。あなたは元気になって外にでたいんじゃなぁい?」
「・・・・・・そんな・・・違うわよ。知った風な口きかないで」
窓を閉めた室内にも、小さくミンミンと蝉の声が聞こえる。
ふぅ、とため息をついてから
いくらか間をおいて水銀燈が口を開いた
「・・・蝉の幼虫ねぇ、あなたって。外に出て叫ぶこともできないのね。」
「・・・うるさい!たかが人形なんかに何が分かるのよ!!」
言ってからすぐに、めぐがハッとする。
「あ・・・す・・すい」
「・・・・・・・・・・あなたがそう言うならそれで良いけど・・・」
立ち上がり服をパタパタ叩くと、水銀燈が窓を開けた。
再び蝉たちの鳴き声が室内に響く。
「水銀燈・・・あの・・・」
「・・・・」
無言のまま振り返ることもせず
黒衣のドールはバサッと翼を広げ飛び立っていってしまった
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:49:02.81 ID:hUuYq5Mh0
支援
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:53:41.84 ID:ey5MuTWR0
まぶしい空を飛ぶ水銀燈はめぐのことを考えていた
あの子を死なせるわけにはいかない。
そのためには早急にローザミスティカを集めなければ。
しかし、マスターのいない自分には越えられない壁がある
『絆の力』というやつに幾度と苦汁を飲まされて気づいたことだ
絆なんて必要ないが、力を吸い上げる人間は必要だ
しかし、めぐだけはいけない
自分が力を使えばきっと彼女は死んでしまう
どこかに適当な人間はいないものか
水銀燈はあてもなくふらりと飛び続けた
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 14:59:28.50 ID:ey5MuTWR0
そうして、行き着いたのがこの窓だったのだ
「・・・ちょっと、顔拭いたらぁ?」
「・・・・・・・へ?」
「・・・・・まぁ、いいわ。さっさとこれを指に嵌めなさい。
契約してもらうわよ」
水銀燈がその小さな手に薔薇の指輪をのせて
のりの目の前に差し出した
「・・・・・・・・・これは・・・・・」
のりは少し、指輪を眺めて
すぐにその指輪を嵌めようとする
「え!」
あまりにも軽率なその行動に水銀燈は
あっけにとられてしまい
思わずのりの手をつかみ、その行動を制止した
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:06:06.03 ID:ey5MuTWR0
「・・・あ・・・あんたねぇ・・・分かってるのぉ?
それをつけたら私からは逃げられないのよぉ?
干からびるまで力を吸い取られて死んじゃうわよぉ?」
「でもぉ、これジュン君とおそろいだから。」
嬉しそうに、手に乗せた指輪をまじまじと眺める
のりが何気なく言った一言に水銀燈は反応した
「他に契約してる人間を知っているの!?
あれ?・・・ジュン?・・・・どこかで・・・・・」
「私の弟よぅ。あなたは真紅ちゃんたちのお友達でしょ?
あらあら・・・よく見たらとっても綺麗なお人形さん・・・」
目をキラキラさせて、のりが水銀燈に手を伸ばす
水銀燈はそれに目も向けず、手をパシッと叩き落とした
「真紅・・・・・・!真紅のマスターの姉!?」
「いたた・・・そうよぅ。今は別々に暮らしちゃってるけど・・・」
「?」
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:09:49.62 ID:ey5MuTWR0
僅かな表情の変化を水銀燈は見逃さなかった。
何かあったのか?と、推測できた。
本人に自覚は無いが、こういう観察は実は得意だった
しかし、今はそれどころではない。
よりによって敵のところに来てしまった
これでは契約もできない
場合によっては真紅たちから袋叩きにあってしまうかもしれない
なんとかしなくては・・・
「綺麗な髪ねぇ・・・」
目をキラキラさせてのりが水銀燈の髪をなでている
先ほどの涙はとりあえずどこかに行ってしまっているようだ
「・・・・・・・・・・・」
その表情をみた水銀燈は
とりあえず窓際に座り、一つ仮説を立ててみた
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:12:16.48 ID:ey5MuTWR0
「ねぇ、人間。アリスゲームって知っている?」
「? 何かのテレビゲーム?ごめんねぇ私ゲームしないのよぅ」
決まりだ。
この人間はアリスゲームについては何も知らない
この口ぶりと間抜けな表情が物語っている。
これならば、とりあえずここに身を隠して
新たに媒介を探すことも出来る
「・・・人間。名前は?」
「のり。桜田のりよぅ」
にこにこと、いつもの顔でのりが言った。
水銀燈は、はぁ、とため息をついてダンボールの山にもたれかかった
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:14:58.22 ID:sKXy7U+BO
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:19:47.11 ID:cthaVdUu0
さてさて
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:20:55.73 ID:ey5MuTWR0
―――――――――桜田家。
「・・・・よし。」
「上出来ですぅ!」
真っ白な皿にスコーンが乗せられている。
今、その脇に真紅がクリームを搾り出したところだ
「・・・翠星石。これは貴女が運んでくれないかしら」
「? どうしてです?」
「だって私が運んだらジュンは食べてくれないかもしれないじゃない・・・」
「そんなこと・・・」
「おねがい。」
「・・・・・・・・・わかったですよ。」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:23:37.93 ID:cthaVdUu0
しえん
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:26:36.15 ID:ey5MuTWR0
あれから一週間ほどたった
状況は一向に変わらず、ジュンは引きこもったままだった
「・・・・・でね〜、これがね、真紅で、これがジュンなのよ!」
「雛苺は凄いなぁ。僕は絵なんか描けないや。ね、ジュン君。
雛苺の絵凄いよ?」
「・・・・・・・・・・・・・」
雛苺が描いた絵をジュンに見せている。
その横で蒼星石が拍手をしながらジュンに話しかける
しかし
ジュンは視線は向けてはいるものの大した反応はしない
「・・・・・・・・ジュン・・・・」
しょんぼりと雛苺が掲げていた絵を下ろした。
蒼星石は悲しそうに微笑んで雛苺の頭をなでた
その時、バンッとジュンの部屋のドアが開き
翠星石が入ってきた。
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:29:29.09 ID:cthaVdUu0
14歳で童貞を捨てたジュン
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:30:58.09 ID:ey5MuTWR0
バイト戻る
すみません
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 15:36:55.23 ID:cthaVdUu0
乙!!頑張れ!!
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 16:00:53.58 ID:UNW9u+J1O
ほ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 16:15:17.91 ID:4/5J33S00
翠とジュンのエロシーンはまだかね?
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 16:20:44.96 ID:cFWZepgl0
のりが主役の鬱展開やるって言ってたよね これからエライ事になるんだよね 期待ししていいんだよね
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 16:41:47.05 ID:cFWZepgl0
time=18
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 16:43:54.35 ID:HWGJfOFX0
もう十分鬱です
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 16:45:29.30 ID:XgBc0o4r0
す
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 17:06:32.15 ID:cFWZepgl0
save_dat=0
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 17:06:46.63 ID:UNW9u+J1O
ぃ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 17:24:17.55 ID:XgBc0o4r0
HOSYU
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 17:44:20.67 ID:cFWZepgl0
こっちも保守
ほ
ネい人間だ。
保守保守
br>数を数えられない人間だ。
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 18:48:52.86 ID:cFWZepgl0
数を数えられない人間だ。
がいる。
数を数えられる人間と
数を数えられない人間だ。
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 19:21:25.83 ID:UNW9u+J1O
ほ
し
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 19:34:02.17 ID:lGu46mQP0
ひ
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 19:38:24.37 ID:cthaVdUu0
か
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 19:38:47.56 ID:cthaVdUu0
り
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 19:45:28.27 ID:QRG9UchX0
ローゼンメイデン ハリウッドで実写映画化
ワーナーブラザースは13日、『ローゼンメイデン』の実写映画化を正式に発表した。
同作品はPEACH-PIT原作の人気漫画及びアニメ作品で、一部のファンからは熱狂役な支持を得ている。
大ヒットとなった「マトリックス」シリーズを手掛けたウォシャフスキー兄弟が、今回は何とも意表をつく作品に手を出した。
日本のアニメの大ファンで知られる彼らだが、まさかこの作品を手掛けるとは意外に感じるファンも多いのではないだろうか。
『実は2年前からこの作品にハマってしまって、自分の手で実写映画にしてみたいと思っていたんだ』
堰を切ったように、アンディ・ウォシャフスキーは興奮気味に熱く語り出した
『オタク・アニメのカテゴリに分類されて、一般受けしなさそうだという意見もたくさんあったよ。でも僕はそうは思わないんだ。
魂を持つドール達が、愛する父に会うために悲しい運命を辿っていく、これはもう誇るべきストーリーなんだ。
実写にすればこの作品が本来持っている素晴らしさが存分に表現できると確信しているんだ。
だからこそ今回、周囲の反対を押し切り踏み切ったのさ。期待は絶対に裏切らない。
哀しくて儚い、でも美しいアリスゲーム(作中でドール達が戦う行為)をお見せできると思うよ。』
物語の“主役”ともいえる“ドール”は子役にCG加工を加え人形と人間の中間のような雰囲気を出す手法を取るという。
製作の中心となるのは日本製アニメの海外配給を多数手がけてきた米国のADV Filmsで、
製作費は6億ドル、公開は再来年夏になる見通し。
【ジュンが】ローゼンメイデン実写映画化 part5【ジョンに】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1182689647/l50
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 20:05:31.24 ID:cFWZepgl0
審議中 ・・・・・・
∧,,∧ /⌒ヽ
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 20:13:54.77 ID:JmjnG/8X0
保守するしかないじゃないかー
間だ。
-----------------┐┌---------------------------┐┌--------------
LIVE 【審議中】| | LIVE 【審議中】| |LIVE:::::::::::::【審議中】
∧,,∧ | | ∧,,∧ ∧,,∧ .| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(・ω・`)∧,,∧ ∧ | | ´・ω) ∧,,∧ ∧,,∧(・ω・` | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧∧ (´・ω・)∧,,∧| | ∧,,∧´・ω・)(・ω・`∧,,∧ .| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ⌒
( ´・ω)∧,,_∧( ´・ | | ( ´・ω) つと | U (・ω・`) | | .ヘ⌒ヘ (´・ω・
.U (´・ω・`) | | ( ´・) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ(・` ) | | (´・ω・`) ,ノノ川川
( ) | | ( ´・)/ 旦 旦 丶(・` .| | ノノ川川レ
JAM支部 | | 旦 旦NY支部 | | 火星支部
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧,,∧ zZZ
∧∧ .∧,,∧ ∧,,∧ (´-ω-`) ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
(ω・` ) (´・ω・) (・ω・`) ___(____)___ (・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・)
( U) ( つと) ( ) E======ヨ ( U) ( つと) ( )
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 議 長 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/______________| |_____________ヽ
∧∧ ∧∧ | | ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
( ´・ω)(ω・` ) ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ( ´・ω) (ω・` ) (´・ω・)
| U |と (´・ω・)(´・ω・`)(・ω・`) ( ´・) ∧,,∧ (・` ) ( ´・ω)
( ´・) (・` )| U) ( つと ∧,,∧U) | U ( ) |と (
保守
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 20:47:55.44 ID:nvvm+SqBO
まさかのりと水銀燈だなんて!…面白そうな組み合わせだ
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:01:03.27 ID:UNW9u+J1O
う
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:01:19.20 ID:g4OOJ+sXO
保守
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:11:10.14 ID:bZNMxziL0
ほ
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:22:54.65 ID:cFWZepgl0
保守
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:31:49.57 ID:8oGj8rTK0
翠
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:34:19.08 ID:nvvm+SqBO
雛
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:36:31.71 ID:5bsrUN9g0
蒼
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:44:28.50 ID:WFjdGbgjO
銀
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:54:27.60 ID:8oGj8rTK0
金
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 21:54:30.79 ID:G5cbK7XXO
翠
星
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:01:46.23 ID:cthaVdUu0
暇だなぁ 浦添商について語ろうぜ
ウラジオストク
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:03:55.21 ID:5bsrUN9g0
慶応を負かしたからもう嫌い
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:05:43.38 ID:WFjdGbgjO
それよりも常葉について語ろう
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:11:32.21 ID:40/rn711O
ようやくバイト\(^o^)/
帰って飯食って風呂入ってパピコ食ったら再開します
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:12:43.31 ID:mJeGrh3d0
飯も風呂も分かる
だがパピコはいい
続きを書くんだ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:13:43.57 ID:8oGj8rTK0
>>247 半分ください。そして書いてください。
支援
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:13:48.23 ID:WFjdGbgjO
その通り
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:13:54.75 ID:5bsrUN9g0
北着た来た北
うぬ?やっと戻ったか
しかし、労働時間長いな
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:24:34.22 ID:UNW9u+J1O
パ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:34:01.07 ID:XgBc0o4r0
ン
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:40:16.87 ID:rY2oimD+0
粉
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:47:13.83 ID:MpTK2oZI0
ようやくパピコ\(^o^)/
食って風呂帰って飯入ってバイト食ったら再開します
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:49:28.07 ID:5bsrUN9g0
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 22:59:14.30 ID:cFWZepgl0
保守
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:05:46.52 ID:5bsrUN9g0
☆
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:16:18.75 ID:cFWZepgl0
保守
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:17:35.98 ID:ey5MuTWR0
>>257 ???
派ピコドロドロに溶けてて吹いた
再開する
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:17:55.01 ID:5bsrUN9g0
よしきた
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:19:44.48 ID:ey5MuTWR0
「スコーン焼けたですよ!召し上がれですぅ!」
「わーい!なのー」
「翠星石。いいにおいだね。」
「・・・・・・・・・」
やはりジュンはノーリアクション。
「ちょっと・・・・チビ人間。」
眉間に皺を寄せ、目を細めて翠星石が言う
「・・・・・・僕はいいや・・・・」
「・・・・・・・・・・ていっ!!」
「!!」
翠星石が皿の上にあった一つのスコーンを手に取り
ジュンの口に押し込んだ
「食・え・です!!」
頭とあごを押さえ、口の中に収めさせる
もごもごと、眉間に皺をよせ、ジュンが口を動かす
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:20:01.40 ID:HWGJfOFX0
ktkr
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:22:56.56 ID:WFjdGbgjO
待ってた
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:26:30.08 ID:ey5MuTWR0
その時、味の異変に気づきジュンがバタバタと暴れた
翠星石は、きゃん、と声を上げてしりもちをつく
「・・・・げほっ!!・・・・なんだこれ!?
性悪人形!変なもの食わせるんじゃない!」
ゲホゲホとむせながらジュンが怒鳴る
続けて
「もう・・・・いい加減にしてくれ!・・・僕はこんなこと望んでないだろ!
放っておいてくれ!こんなことされても迷惑なだけなんだよ!!」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:36:04.20 ID:ey5MuTWR0
一瞬
部屋に沈黙が流れた
しかし、つぎの瞬間。
ゴンッ!!と鈍い音が響き渡った
「・・・・・・・・・・・・ッ!」
ジュンが頭を抑えてうずくまる。
翠星石が、皿を運んできたお盆で、思いっきりジュンの頭を叩いたのだ
「す・・・翠星石!?」
蒼星石が翠星石を抑える
「この・・・バカチビへタレ人間!!
このスコーンを・・・・真紅がどれだけの想いをこめて作ったと思ってるですか!!」
「!・・・・これ・・・真紅が・・・?」
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:42:22.65 ID:WFjdGbgjO
やっぱ真紅か
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:43:19.80 ID:ey5MuTWR0
「お前が部屋にこもってからずっと!真紅はスコーンの焼き方を勉強してたです!
全部!!お前のためですよ!!!
お前に元気になってもらいたいから、喜んでもらいたいから!
必死になって・・・・・」
ハァハァと息を切らしながら翠星石が怒鳴り声を上げる
ジュンも雛苺も、蒼星石も
翠星石を見つめていた
「・・・・真紅だって、蒼星石だって雛苺だって・・・
私だって・・・ジュンに元気になってもらいたくて・・・一生懸命・・・」
ぐす、と鼻をすする音が聞こえる。
顔を下げてはいるが、翠星石の表情は用意に想像できた
「・・・・・・・・すい・・」
「・・・・・・もういいです。その一生懸命が迷惑なら
翠星石にはどうしていいかわかりません。」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:43:45.64 ID:O4VlCOJ50
今追いついた
この作者のSSを見れて嬉しいぜ。今夜は寝れない
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:49:12.16 ID:ey5MuTWR0
「!」
ぐっとジュンの左手を引っ張り寄せた。
そして
薬指の指輪にキスをする。
緑色の光が部屋を包み
ジュンの指輪が一回り小さくなった
これは翠星石が契約を解除したことを意味している
「翠星石・・・」
「蒼星石。いくですよ。」
ジュンの声には反応せず
翠星石は蒼星石の袖をぎゅっとつかみ引っ張ってドアまで連れて行く
ドアをくぐる時
「さよならです。人間。」
そう
一言だけつぶやいて、ドアを閉めた。
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:51:15.02 ID:XgBc0o4r0
なんという欝
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:55:51.05 ID:5bsrUN9g0
これはいい鬱展開
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/15(金) 23:59:12.72 ID:ey5MuTWR0
ドアの横の壁にもたれて
悲しい表情で立っている真紅が翠星石の目に入った
真紅は、翠星石と目が合うと力なくにこりと微笑み
下を向いた。
「真紅・・・」
翠星石には真紅の気持ちが痛いほど良く分かる
ずっと一緒にスコーンを焼いていたのだ
かける言葉が見つからない
怒りで頭が良く回らない
きゅっと唇を噛み締め
翠星石は桜田家を後にした
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28602.jpg
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:01:49.52 ID:DUZSn9LS0
暗すぎだろ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:04:17.86 ID:+vxZsp2y0
何か真紅だと笑える
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:12:33.42 ID:nFMnPc+m0
――――――のりのアパート
「はーい、水銀燈ちゃん。いっぱい食べてね」
「・・・・・・・・・」
水銀燈がしかめっ面で並べられえた料理を見る
「やぁよ。人間の料理なんて汚らわしくて食べられないわ」
「そんなこと言わないで、ほらぁ」
あ〜んと言いながらスプーンを水銀燈の口の前まで運んだ
今日の晩御飯はオムライスだ。
水銀燈の鼻に玉子とケチャップの絶妙にマッチした
いい香りが入ってくる
「・・・・・・・・・・・・」
のりからスプーンを奪い取ると静かにそれをくわえた
のりはにこにこと笑いながら反応を待っている
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:19:38.75 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・フンっ」
カチャンっと音を立ててスプーンが皿の上に投げ捨てられた
「・・・あらぁ・・・」
のりは残念そうに
水銀燈用に作った小さいサイズのオムライスにラップをかけ
冷蔵庫に片付けた
一方の水銀燈は
ふんっと再びそっぽを向くと窓際に荒々しく座り込む
水銀燈がのりの家に来ていくらか時がたった
のりのおっとりとしたペースに巻き込まれて
水銀燈は本来の目的を忘れるところだった
「媒介は見つからなかったけど・・・
今夜あたり・・・いっとこうかしらねぇ・・・」
「? え?何かいったぁ?水銀燈ちゃん」
「・・・・・・・・・・・。」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:20:54.61 ID:zlUec0a9O
支援
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:26:06.59 ID:nFMnPc+m0
「翠星石!」
「・・・・・・・・・」
夜の静かな住宅街を翠星石と蒼星石が歩いている
早足の翠星石を蒼星石が追いかけるような形が
桜田家からずっと続いていた
「翠星石!本当に家を出るの!?ジュン君を放っておいていいの?」
「・・・・・・・あんなやつもう知らんです。」
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:30:51.10 ID:nFMnPc+m0
「翠星石・・・意地にならないで。」
「なってないです!翠星石はあいつには愛想が尽きたです!」
「・・・・・・・」
「蒼星石こそ、あいつがそんなに心配ならこんなとこにいないで
さっさと帰っていいですよ!」
「・・・・・・・・・」
数秒間。
二人が真剣な眼差しで見詰め合う
先に動いたのは翠星石だった。
「ふんっ」
鞄をぶんっと振るとそれに颯爽と乗りこむ
蒼星石に声をかけることなく
夏の夜空に翠星石は消えていった
蒼星石も無言のままその後姿を見送った
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:36:13.27 ID:nFMnPc+m0
かちゃ、とスコーンが乗ったままの皿を
真紅がお盆にのせた
二人人数の減った部屋は妙に静かになっていた
「・・・・どうしてかしらね。紅茶の入れ方には自信があるのに」
ふふ、と笑う。
その表情はどこか悲しげだ
「ちっともお菓子作りは上手にならないわ」
「・・・・・・・・・」
雛苺はさっきから重苦しい空気にやられて
押し黙っている
「・・・・・・・・・・なんで放っておいてくれないんだ」
ベッドの上で体育座りをしているジュンがつぶやくように真紅に聞いた
いや、それは本当にただのつぶやきだったのかもしれない
しかし、真紅は返事を返した
支援
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:38:23.57 ID:zlUec0a9O
支援
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:41:17.64 ID:nFMnPc+m0
「貴方が心配だからよ。ジュン
・・・・・・ねぇ。元気をだして?のりだって貴方のこんな姿望んでいないわ」
「・・・・・・・・・・・」
「貴方、学校へ行くって、頑張って勉強してたじゃない。
まだ、学校も始まったばかりだし、〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・」
真紅の声が歪んで聞こえる。
吐き気がする。
あの、周りから疎外された時の不快感がよみがえる
聞きなれた励ましの言葉。皆が同じことを言って
それを自分は何度も聞かされる
自分だけが周りと違う扱いを受ける
「だから・・・」
「うるさい」
「え?」
支援
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:47:59.74 ID:nFMnPc+m0
「・・・うるさいって言ったんだよ。・・・・お前に何が分かるんだ?
僕がどれだけ苦しい思いをしたのかお前にわかるのかよ!?
周りから外されて!ひとりぼっちになって!
それを・・・たかが人形が知った風な口で説教しないでくれ!!」
「・・・・!!」
バシッ
「・・・・あ?」
ジュンのメガネが
ポスっとベッドの上に落ちる
左の頬がじんじんと痛み始め
加えて、視界の隅に真紅の右手があることに気づき
自分が殴られたことを実感した
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:48:52.68 ID:3JU9gyu+0
支援
C
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:52:24.14 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・なによ。・・・たかが人形って」
下を向く真紅の表情はボンネットに隠れ、うかがうことは出来ない
「・・・・・・・・・勝手にすればいいわ」
ジュンに顔を見せることなく
真紅が身を翻してドアに向かう
ぴた、と動きを止め
思い出したように真紅が雛苺の手をとった
「うぃ・・・真紅〜・・・」
「・・・・来なさい。」
真紅に引っ張られ、雛苺も部屋をでる
バンッと荒々しくドアが閉められた
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:53:04.16 ID:nFMnPc+m0
呆気にとられたジュンだけが部屋に残った
追いかけようか、ほんの少しだけ迷ったが
その気持ちはジュンの腰を上げさせるにはいたらなかった
「・・・・・・わかるもんか・・・・・・
支えが無いと立ってられないんだ・・・・・
僕は・・・・弱いんだよ・・・・」
誰もいなくなった部屋で
自分のせいでその支えをなくしてしまったことを思い出し
ジュンはまた暗闇の、自分だけの世界に閉じこもった
C
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:57:33.96 ID:zlUec0a9O
梅岡の出番だな
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 00:58:39.46 ID:nFMnPc+m0
「雛苺。貴女は巴のところにいきなさい。彼女なら良くしてくれるわ」
鏡の部屋で、真紅が雛苺に言って聞かせる
「真紅は?ジュンはどうするの?」
オロオロと雛苺が真紅のドレスを引っ張る。
真紅は雛苺の頭を撫でると、こう続けた
「・・・私は新しいマスターを探すわ。少し遠くまで行ってみるつもり
・・・・・・ジュンは少し頭を冷やせばいいのよ。私はもう知らない」
「え・・・・真紅・・・・」
「ほら。私はもういくわよ雛苺。元気でね」
「真紅!」
とんっと軽やかに鏡に飛び込む。
雛苺が後を追うが、真紅はもう別の次元に飛んでいた
シエソ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:05:05.61 ID:ew6yh1Fa0
しえn
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:05:29.81 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・・・」
ぐすっと雛苺が鼻をすする
みんなバラバラになってしまった。
どうして喧嘩になってしまったのだろう
雛苺には解決策が見出せそうにもなかった
諦めて、とりあえず巴の家を目指そうと
歩みだした
「あらぁ。こんな夜中におチビさんが出歩いちゃダメじゃなぁい・・・」
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:13:51.96 ID:nFMnPc+m0
「!!」
ドスッと鋭い痛みが雛苺の胸に走る
「すい・・・ぎ・・・ん・・・・・・・・と・・・・・?」
ギ・・・ギ・・・
と雛苺の動きが鈍くなっていく
そしてついに
パァッと光り輝く結晶が飛び出した。
「・・・・・・これが・・・ローザミスティカ・・・・」
ほぅ・・・とため息をつくと
刃にかかったままの雛苺を投げ捨て
光り輝くそれを、水銀燈は自分の胸に収めた
なんと
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:18:14.64 ID:3JU9gyu+0
一撃とな
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:19:06.33 ID:nFMnPc+m0
ミーンミンミンミン
一定のリズムで鳴き続ける蝉達。
朝だというのにもう必死になってその声を荒げている
「水銀燈ちゃんどこいたのかしら・・・」
朝食を並べるのりがつぶやいた
二人分しか料理が作れないのは少し寂しいが
一人よりかはいくらかましだ。
水銀燈を探すのをひとまず諦め、箸をもった、その直後
ガタンっと洗面所のほうから物音が聞こえた
あわてて駆け寄る
「・・・・・・・・・う・・・」
「水銀燈ちゃん!?」
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:23:24.26 ID:nFMnPc+m0
「はい。これ飲める?」
「・・・・・・・・・・・」
窓際に置かれたのりのベッドに入り
水銀燈はぼんやりと天井を眺めていた
昨晩
雛苺のローザミスティカを奪った。
理想どおり。一撃でしとめ、確実に勝利を手に入れた
しかし、一つ誤算があった
雛苺のローザミスティカが自分を拒絶しているのだ
ローザミスティカを取り込んだ途端
眩暈がして、その場に倒れこんでしまい
ここにたどり着くまでにも何度も倒れてしまった結果
結局朝までかかってしまった
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:29:09.60 ID:zlUec0a9O
支援
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:32:15.22 ID:nFMnPc+m0
「大丈夫ぅ?どこか怪我でもしたのぅ?」
のりが心配そうに水銀燈の体をさする
「うるさいわねぇ・・・平気だっていってるじゃなぁい」
ぷいっと窓の外へ視線を投げやる
すこし間があって、それからのりが小さく笑った
水銀燈の眉がピクっと動く
「・・・なに笑ってんのよぉ・・・」
「ん?ん〜ん。私も熱を出してこうやって看病されてたことがあってね
その時、ジュン君・・・弟が薬を持ってきてくれたんだけど」
「?」
「胃腸薬だったのよぅ。それ。」
「・・・は?」
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:34:16.49 ID:RJmwDNMj0
しえん
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:35:29.91 ID:nFMnPc+m0
「笑っちゃうでしょ?でも、せっかく持ってきてくれたから
ちゃんと飲んだのよぅ。胃腸薬を」
くすくすと思い出し笑いをするのりを水銀燈はじっと見た
「・・・随分と仲がよかったのねぇ・・・」
「・・・・・うん。私のせいでこんな風になっちゃったけど・・・・
・・・・・・・とっても・・・世界一、大事な弟なの。」
「・・・・・・・」
「叶うなら・・・もう一度会って・・・謝って・・・・
また皆でクッキーとか作ったりしたいなぁ・・・・」
水銀燈には『こんな風』がどんなことなのか分からなかった
しかし、それが、のりにとってつらいことなのは肌で感じることが出来た
前までならこんなこと言わなかっただろう
めぐの傍にいてから、何故だか人を慰めることを覚えてしまったのだ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:36:39.00 ID:3JU9gyu+0
支援
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:40:28.38 ID:nFMnPc+m0
「・・・きっと。その弟も同じこと考えてるんじゃなぁい?
あんたの弟何度か会ったけど、あんた、そっくりよ」
「・・・・・・・・! 水銀燈ちゃん・・・」
「ふん」
水銀燈からの予想外の慰め?の言葉にのりの顔が明るくなる
それをみた水銀燈はうっとおしそうに口を開く
「のり!喉がかわいたわぁ。それちょうだい」
「・・・え・・あ!
これねぇ、小さいから水銀燈ちゃんにも飲みやすいかなって・・・」
「いいから!はやくよこしなさぁい」
「はいはい」
ニコニコ顔で手渡された飲み物を
水銀燈がぐいっと飲み込んだ
「・・・あら・・・美味しいじゃない・・・」
「うふふ・・・」
水銀燈がここにきて初めて飲んだのは
小さな乳酸菌飲料だった。
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28604.jpg
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:42:33.75 ID:RJmwDNMj0
乳酸菌とってるぅ?
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:42:51.15 ID:3JU9gyu+0
ヤクルト支援
ローゼンスレはいい…
心が洗われるようだ
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:46:07.73 ID:nFMnPc+m0
「はあぁぁああああああ・・・・・」
深い深いため息をつくのは翠星石。
桜田家をでてから、約半日。
蒼星石とも言い争いをしてしまっていく場所がないのだ
途方にくれて、ふわふわと鞄にのって漂っていると
美しい歌が、翠星石の耳に入り込んできた
それにつられるように、ふらふらと翠星石はその歌の方へ飛んでいった
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:46:14.23 ID:MUlxdt+pO
SSも書けるうえに絵も書けるとは
>>1はすごいな。
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:48:32.03 ID:zlUec0a9O
以外な組み合わせだな
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:52:06.50 ID:nFMnPc+m0
「からたちの・・・・わ!」
「・・・・です・・・」
「・・・・・びっくりした。水銀燈のお友達?」
翠星石がたどり着いたのは、すぐ側にあった建物の
とある窓だった。
そこにいた歌の主は、色白で華奢な少女。
「? 水銀燈を知ってるですか? あいつに友達なんていやしねぇです!
よってその質問の答えはNO!です!」
「ふふ・・・やっぱり。あの子変わってるものね」
にこりと微笑むと、少女は言葉を続けた
「わたし、めぐ。ねぇ入って。私蝉の声大っ嫌いなの」
「む。私はローゼンメイデン第三ドール翠星石ですぅ」
鞄から飛び降りたその先は
病院のよく磨かれた白い床だった。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 01:58:59.86 ID:nFMnPc+m0
「〜・・・それでですねぇ、苺カルピスの乳酸菌が全てを分離させたですよ」
「ふ〜ん、なんだか案外普通の生活を送ってるのね、あなた達。」
ベッドに二人並んで寝転がり
めぐは翠星石の話を聞いていた。
「う〜・・・そうですねぇ・・・最近は平和です
一昔前はもっと頻繁にアリスゲームが行われてて、正直嫌だったです」
「・・・・そうね。平和が一番よね。」
「・・・めぐは何でここにいるですか?」
「・・・・・私ね。もうすぐ死ぬの。」
「!!」
ガバッと翠星石が体を起こす。
目を見開いて、心配そうな表情をしている
ふふ、と軽く笑ってめぐが話を続けた
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:00:16.03 ID:nFMnPc+m0
「心臓の病気なの。もともといつ死んでもおかしくないのよ。
でもね。この前ハッキリ宣告されちゃった
あと一ヶ月もったら奇跡でしょう、だって。」
「めぐ・・・・」
「それでね、水銀燈に当たっちゃったのよ。私、最低でしょ?」
「・・・・・・・・・」
「ねぇ、翠星石。
明日死ぬって分かってたら何をしたい?」
「え・・・?」
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:01:49.52 ID:zlUec0a9O
支援
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:01:56.29 ID:nFMnPc+m0
「私はね。水銀燈に謝って、そして外で思いっきり遊びたい
水銀燈と一緒に。」
「・・・・・・・・・・めぐ・・・」
「・・・たぶん・・・叶わないんだろうなぁ」
外へ向かった視線は
例えようもないくらい悲しげで
でも、めぐの表情は笑っていて
翠星石は何も言えなった
ただ、水銀燈への怒りが湧いてきた
あいつはこの子を放っておいて何をしているんだ、と
水銀燈の代わりにはなれない。けど
傍にいてあげなければ、と翠星石は思った。
桜田家にいたときも、そう思っていたのになぁ、と
ほんの少し後悔もして
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28605.jpg
しえん
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:07:25.62 ID:nFMnPc+m0
数日たったある日の夜
蒼星石は金糸雀とともに再び桜田家に来ていた
そして言葉を失った
呆れて、である
「・・・・・・・ジュン君・・・真紅は?雛苺は?」
「・・・・・・・出て行った」
蒼星石は渋い顔をして、一旦深呼吸をした。
そして、口を開く。
「・・・・・・ジュン君。君はまた、望んでないだとか、おせっかいだとか
言うかもしれないけど、いいかな?」
金糸雀はやはり状況が良く分かっていない
重い雰囲気が苦手でまだ一言も喋れていなかった
「・・・・・・・なんだよ」
ドキドキ
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:14:15.56 ID:nFMnPc+m0
「君は生きているのに、どうして闘わないの?」
「・・・・・・?」
「君は逃げてばっかりじゃないか。
のりさんも、翠星石も、真紅も雛苺も。どうして追いかけないの?
君は自分の殻の中しか向いていないじゃない」
「・・・・・うるさい。」
「そうだね。話を聞かないのは君の勝手だ
でも、僕は何度でも説教させてもらうよ。」
「・・・・・」
「翠星石も真紅も雛苺も。
ここにいるのが彼女達にとっての幸せだから。
君が心を入れ替えて、彼女達を迎えるまで。何度でも説教させてもらう
彼女達は僕にとって大事な姉妹なんだ」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:19:23.67 ID:nFMnPc+m0
「そ・・・蒼星石・・・」
いつもの穏やかな蒼星石と違い、威圧感がある
金糸雀はその表情と語調に少し怯えていた
「・・・・・・・」
無言のジュンをみて
蒼星石が小さくため息をついた
「・・・お邪魔したね。また来るよ。いこう、金糸雀」
「はい・・・かしら」
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:21:39.08 ID:zlUec0a9O
蒼星石がんばれ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:28:55.15 ID:jsuTSa580
褒めても叱っても叩いても甘やかしても伸びない子
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:29:48.29 ID:nFMnPc+m0
同時刻。のりのアパート
「よし・・・」
洗面所の鏡の前
水銀燈がトントンとつま先を鳴らし、体の調子を確かめた
まだ全快とはいかないものの、戦闘には不自由はないはずだ
メイメイが頑張ったお陰もあるが、のりが近くにいたことで
力が水銀燈に流れ込んでいたため、回復が早まったのだ
のりはここ数日、自分のことは後回しにして、献身的に看護してくれた
素直になれない水銀燈はお礼こそ言えなかったものの
深い感謝の心を持っていた
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:31:43.22 ID:nFMnPc+m0
「あらぁ?水銀燈ちゃん。晩御飯できたわよぅ?」
「・・・・・・・・」
玉子とケチャップのいい匂いが漂っている
今日の晩御飯は、あの日と同じ、オムライスだ
水銀燈は無言で食卓に向かった
「今日はねぇ、ミートボールが、隠し玉で・・・あ。」
ひょいっと水銀燈がスプーンを口に運んだ。
もぐもぐと口を動かす。
「ん・・・ミートボール。あったわ。」
「水銀燈ちゃんが食べてくれた・・・」
のりは喜びと驚きが混ざったような複雑な表情をしている
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:38:51.11 ID:OGkblQk40
翠星石とジュンのエロシーンに期待
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:39:56.98 ID:nFMnPc+m0
そして、そこにおいてあったヤクルトをぐいっと飲み干すと
水銀燈は再び鏡の前へ歩いていった
「・・・のり。」
「へ?」
「・・・オムライス。とっておいて
・・・・・・帰ったら、食べるから」
「え!」
「・・・悪くないわよ。貴女のオムライス」
ぷいっと顔を背けながら、水銀燈は鏡の中
nのフィールドへ飛び込んでいった
もぐもぐしている水銀燈を想像すると可愛い
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:41:16.72 ID:nFMnPc+m0
「ねぇねぇ蒼星石。ジュンになにがあったのかしらー?」
「金糸雀にはまだ早いよ。」
「・・・!私は次女かしら!!貴女は四女よ!」
「・・・・・・・」
「話を聞くかしらー!!」
二人が並んで
nのフィールドを歩く。
「!」
その二人の前に、光が差し込んだ
見慣れたシルエット
「・・・・・・水銀燈・・・」
「お久しぶりぃ・・・蒼星石に金糸雀。」
「す・・・水銀燈!」
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:42:35.21 ID:3JU9gyu+0
>>333 箸を握るようにもってミートボールを刺して
口をめいっぱい開けて頑張って一口で食べる水銀燈想像して
なんだか幸せな気持ちになってきた
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:44:28.29 ID:gm3Sdmvl0
立った立った!死亡フラグが立った!
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:46:07.80 ID:nFMnPc+m0
空気が変わる。
三人同時に臨戦態勢に入ったのだ
「用件は言わなくても分かってるわよねぇ?」
「・・・アリスゲームは望むところだ」
「うふふ・・・ジャンクにしてあげるわぁ・・・あの子みたいにね」
「・・・あの子?」
金糸雀が水銀燈の言葉に引っかかり、声を上げた
「うふふ・・・」
水銀燈が胸に手を当てると、ぱぁっと光り輝く結晶が二つ
飛び出してきた。
「それは・・・・!」
蒼星石の顔に緊張の色が強まる
「そ。これは雛苺のローザミスティカよぉ
一人で間抜けに歩いてたから、後ろからぐさりとやっちゃたぁ」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:48:10.42 ID:Ds/qWgzYO
銀様はめぐのために頑張ってるのに他の妹からは悪役扱い…
銀様がんがれ。超がんがれ
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:48:21.94 ID:OGkblQk40
水銀燈が幸せそうにしてるとこっちも嬉しくなる
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:51:29.86 ID:nFMnPc+m0
水銀燈が両手を胸の前に組んで、ニコニコ顔で嬉しそうに話す。
が、しかし
すぐに目の前の二人の表情の変化に気づき
水銀燈はその目をいつもの鋭さにもどした
「・・・雛苺は・・・闘いたいと言ったかしら・・・?」
「・・・さぁあ?」
「・・・・・・雛苺はアリスゲームなんて望んでいなかった・・・
水銀燈・・・君は許せない。」
「レンピカ!」「ピチカート!」
レンピカとピチカートがほぼ同時に瞬いた
庭師の鋏と、バイオリンが出現する
鋏をつかむと同時に蒼星石が叫んだ
「僕が、君を壊す!!」
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:52:27.16 ID:YQZITyqzO
寝る前に支援
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:53:42.84 ID:3JU9gyu+0
熱いじゃないか
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:55:22.32 ID:nFMnPc+m0
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:55:51.03 ID:nFMnPc+m0
ピーピーピー
と単調な機械音が響いている
もう9月も中頃だ
夜は大分過ごしやすくなった
めぐは、蝉の声が嫌いと言った
でも夜の鈴虫や蟋蟀たちの高くて綺麗な声は大好きなんだと言う
開けられた窓から吹き込んでくる
まだ少し生暖かい風がカーテンをなびかせる
その風にのって、鈴虫たちの歌声が響く
もう少し、風が冷たけれ、もっと気持ち良いのかもしれない
有栖川大学病院
とある個室
翠星石は、ベッドの脇で
固くなった手をぎゅっと握っていた
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:56:31.10 ID:OGkblQk40
その頃翠星石は俺を思ってオナニーしていた
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:57:06.60 ID:3JU9gyu+0
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 02:57:27.04 ID:3JU9gyu+0
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:01:01.44 ID:nFMnPc+m0
―――・・・・・・・
青、黄色、紫の光が
まるで花火のように
輝いては消え、輝いては消えを繰り返す
さらに
金属がぶつかり合う音
爆発音に、羽ばたく音
それらが続いている
「ちっ!!」
水銀燈が翼を広げ、蒼星石の間合いから離脱する
が、しかし、追う金糸雀がバイオリンを弾き
水銀燈を追撃する
蒼星石と金糸雀の相性は最高
この二人のコンビネーションに水銀燈は押されていた
しかし
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:03:10.31 ID:3JU9gyu+0
支援です師匠
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:03:45.25 ID:OGkblQk40
―――しかし
その頃翠星石は俺を思ってオナニーしていた
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:06:13.90 ID:nFMnPc+m0
「調子に乗ってんじゃないわよ!」
ゴォっと漆黒の羽が無数に打ち出される
「うわぁっ!」
「きゃあっ!かしら!」
攻撃力は互角
いや、ローザミスティカを二つ所有する水銀燈が
やや上回っていた
「あははははは!おばかさぁん!
これで、終わりよぉ!!」
羽たちが束になり、竜を模った。
それは、大きく叫び声を上げると
一気に蒼星石と金糸雀の元へ突進していった
「うわわわわわあああ!!かしらー!!」
「・・・・・!!」
蒼星石がキッと顔を引き締める
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:08:58.92 ID:nFMnPc+m0
「蒼星石!?」
金糸雀は驚愕した
蒼星石は鋏を大きく広げると、体の前に固定し
竜に向かって正面から突進していったのだ
両者がぶつかり炸裂する。
「!!」
ザクッと
竜の表面から、金属の一端が飛び出す
「はあああああああっ!!」
その服を、髪を、ボロボロにして
蒼星石も飛び出してきた
声を上げ、鋏を振り切る
「きゃあっ!」
ボンっと音をたてて、水銀燈の片翼が切り落とされた
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28607.jpg
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:10:30.17 ID:zlUec0a9O
この蒼になら掘られてもいいとオモタ
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:13:08.47 ID:jsuTSa580
低スペックジャンク人形がんばれ
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:15:14.18 ID:nFMnPc+m0
下へ下へ
くるくると回りながら水銀燈が落ちていく
「ぐぅっ!」
ドサッと激しく体が打ち付けられる
すぐさま上を見上げるが二人の姿は見えない
随分下に落ちたようだ
反撃しなければ・・・
体をおこすも、うまく動かない
チッと舌打ちするしか
水銀燈にはできることがなかった
そんな様子をみて、メイメイは急いで飛行を始めた
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:15:53.50 ID:3JU9gyu+0
支援です師匠
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:20:23.20 ID:nFMnPc+m0
シャカシャカと歯ブラシの音が響く
のりは洗面所の鏡の前、就寝の準備をしていた
ペッ、と水を吐き出す
「水銀燈ちゃん・・・どこ行ったのかしら」
心配そうな表情で口を拭き、ベッドへ向かおうとした
その時
「きゃっ!・・・妖精さん?」
メイメイが鏡から飛び出してきたのだ
紫色の発光体はのりの周りをひゅんひゅん飛ぶ
「ど・・・どうしたのぅ?」
のりがメイメイに手を触れた
瞬間
一瞬でのりはnのフィールドへと引きずり込まれた
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:21:40.72 ID:zPx1uhdnO
またこいつか
いい加減うざい
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:23:51.85 ID:nFMnPc+m0
「金糸雀。左側から回り込んでくれ
挟み撃ちにしよう」
「了解かしら。」
二人で円を描くようにしながら
ゆっくりと下降していく
まだ目では確認できないが暗闇の先に水銀燈はいるのだろう
・・・次の一合で決着をつける
蒼星石は決意してレンピカの照らす先を目指した
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:25:47.36 ID:nFMnPc+m0
蒼星石の向かう先。
水銀燈は膝をついたまま動けないでいた
「・・・くっ!このままじゃ・・・」
「きゃあっ!」
「?」
焦る水銀燈のすぐ後ろで声がした
聞き覚えのある声
「のり!?・・・メイメイ・・・あなたが?」
「水銀燈ちゃん!・・・ここは?」
きょろきょろと辺りを見渡すのり。
「・・・・!メイメイ・・・・あなた」
キィンキィンと点滅しながら水銀燈の耳元をメイメイが飛び回る
「・・・契約を・・・私が・・・のりと?」
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:28:00.67 ID:nFMnPc+m0
「!・・・水銀燈ちゃん!どうしたのその怪我!?」
「べ・・別に何でも・・・・・・・・
!!」
一瞬。水銀燈の視界に青い光が見えた
レンピカの光だ
考えている時間はない。このままでは負けてしまう
「のり!この指輪をつけなさい!!」
「え!ええ!?」
急に怒鳴られ、反射的に差し出された指輪をつける
それは紫色に光り輝き、のりを包んだ
と、同時に
「・・あ・・・あつ・・・」
指から焼けるような感覚が走る
「・・・・・・!」
一方水銀燈は
見る見るうちに回復していった
のりから力を吸い上げ、回復力が増したのだ
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:28:21.70 ID:M14760Sq0
┌──┐
i二ニニ二i 在日死ね
i´ノノノヽ)))_ _ _
Wリ|゚ ー゚〔::二二〔() ...:;:''"´"'''::;:,,, ドガァーーン!!
/'i)介つ〔三三三:〔[二[二二二[〔()〕″ ,,;;;;´."'''
と⌒__ ⊂ソ |ミ|| |_|_| /A '''''::;;;;::'''"´
ヽr'._ r`γヽ./.゚;・.,'
//`Y. ,,‘ .゚;・.,'`ヽ
i | ノi ノ_';;;∵\@
ヽ>,/! ヾ(i.゚'Д;;。;∵ がじらぁぁぁぁぁぁ!
`ー -(kOi∞iミつ
(,,( ),,)
じ'ノ'
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) 砕け散れですぅ!
⊂|l |リ゚ ヮ゚ノl| .゚;・.,'`ヽ
ヽl_介」とソ' \ 从/ _';;;∵\@ グシャッ
(__二⌒) < > ,ヾ(i.゚'Д;;。;∵
(_丿 /VV\ ;:∵;;;,
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:29:10.00 ID:M14760Sq0
___ お前みたいなゴミが翠星石の姉のはずないですぅ!
く/',二二ヽ> 翠星石の姉は水銀燈一人だけですぅ!!
|l |ノノイハ))
|l |リ゚∀゚ノl| バリバリバリバリバリ ,∵;,'゚; ̄`ヽ
ノl/l_介」 Lr○ュ"_ l_ ___,.,;:''''""`'';;;...,, - ̄‐― _,';;ノ '\@
ト--l∪r=tl[((三三((三((=(;;'', '',.:;,,,. '" .,. .,,..; "'`,.,, ‐― ,';;,,';.゚'Д゚ノ かしらー!
ヒ[冊冊冊ツヽ ̄ ̄!! ̄; ̄ll ̄||'':;:,.. ,...;:''" - ̄‐― ;;';kOi∞iミつ
ミく二二二〉ミ (,,( ),,)
じ'ノ'
___ #ミ まだ生きてるですか?
く/',二二ヽ># さっさと息の根を止めやがれですぅ!
|l |ノノイハ)) ミ
|l |リ ゚ヮ゚ノl| ヾ ヽ ∵: ガスッ
ノl_|| ]]つつ++#####.゚;・.,'`ヽ:, ゴスッ
≦ノ`ヽノヘ≧ _';;;∵\@v (,,( ),,)
ミく二二二〉ミ 'ヾ(i.゚'Д;;。;∵ か…し… ,;;∵;;,i∞iミつ じ'ノ'
___ トドメですぅ!!!
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ))ミ ,,-----、 グチャッ!!
|l |リ ゚ヮ゚ノl| ヾ. ヽ. |;:::: ::::|
ノl_|| ]]つつ二二二|;:::: ::::|⊃', ',・.,'`
≦ノ`ヽノヘ≧ ヽ.∴;;..|;:::: ::::|;* @';;;∵ (,,( ),,)
.ミく二二二〉ミ `.:,゙;~ヽ.''-----'';。,・';;; ,;;∵;;,i∞iミつ じ'ノ'
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:30:07.74 ID:nFMnPc+m0
「よし・・・!これならいけるわ」
回復し終え、上を向いた水銀燈の脳裏にのりの笑顔が浮んだ
その、のりは水銀燈のすぐ後ろで苦しんでいる
ドールは媒介と薔薇の指輪を通して
力の供給を行う。
媒介がドールに力を与えすぎると
つまり、ドールが媒介から力を奪いすぎると
媒介はドールと同化し、取り込まれてしまうという危険がある
かつての雛苺のマスター、巴もこの状態に陥っていた
今、水銀燈と契約を終えたばかりの、のりの背中には
漆黒の翼が生え始めていた
水銀燈との同化が始まった証である
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:31:43.03 ID:nFMnPc+m0
水銀燈が回復に力を使いすぎたため起きた事態であった
少し前ならこんなこと気にも留めない水銀燈だったが
めぐとの出会いが彼女を確実に変えていた
「のり!」
「水銀燈ちゃん・・・指が熱いのよぅ・・・・」
「・・・・・・・・・ッ」
極限の状態で二択を迫られる
闘うか、逃げるか
しかし、水銀燈の頭の中で、決断はすぐに下された
「のり!少し我慢して頂戴!すぐにもどるわ!」
「・・・・・・水銀燈ちゃん・・・」
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:32:14.70 ID:3JU9gyu+0
支援です師匠
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:47:04.69 ID:xn8cmxqPO
さるくらったし
眠いし
続きは明日でおk?
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:50:24.50 ID:jsuTSa580
おk
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:54:33.82 ID:u4Rz5byL0
おつかれさんでした
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:55:21.24 ID:3JU9gyu+0
ゆっくり寝てください師匠
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 03:55:23.90 ID:zdanWGzb0
乙
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 04:00:49.79 ID:KfvNrRozO
追い抜いた
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 04:05:08.35 ID:5PGkuOzW0
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 04:13:16.16 ID:JzmQL6xZO
保守
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 04:34:26.87 ID:jsuTSa580
保守
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 04:37:04.46 ID:C8x7NY3/0
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 04:57:32.10 ID:jsuTSa580
保守
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 05:18:36.58 ID:jsuTSa580
保守
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 05:39:40.71 ID:jsuTSa580
保守
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 05:45:49.61 ID:3b/D9jeLO
続きが楽しみすぎる
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 06:06:45.73 ID:jsuTSa580
保守
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 06:27:50.18 ID:jsuTSa580
保守
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 06:48:54.78 ID:jsuTSa580
保守
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 07:10:02.81 ID:jsuTSa580
保守
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 07:30:14.81 ID:jsuTSa580
保守
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 07:51:19.61 ID:jsuTSa580
保守
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 08:12:23.92 ID:jsuTSa580
保守
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 08:30:14.60 ID:u4Rz5byL0
ほ
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 08:51:30.69 ID:jsuTSa580
保守
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 09:12:34.50 ID:jsuTSa580
保守
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 09:16:15.76 ID:OGkblQk40
翠とジュンのエロ話キボンヌ
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 09:35:19.92 ID:yrPgOWlIO
真紅がJUMに愛想を尽かせるなんて考えられない
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 09:44:23.54 ID:r4/aBRJHO
蒼星石のお尻から始まったとは思えない鬱
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 09:44:56.91 ID:gm3Sdmvl0
真紅は「この人は私が居ないとダメなのよ」とか言っちゃってずるずる続くタイプ
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 09:52:34.37 ID:YQZITyqzO
仕事前に支援
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 10:13:46.06 ID:jsuTSa580
保守
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 10:35:49.63 ID:jsuTSa580
保守
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 10:56:53.60 ID:jsuTSa580
保守
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 11:17:58.10 ID:jsuTSa580
保守
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 11:35:34.32 ID:n1LwE3kKO
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 11:39:42.12 ID:n1LwE3kKO
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 11:42:52.40 ID:jsuTSa580
保守ツール切っていいか?俺のIDばっかりできめぇ
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:09:53.42 ID:qrnO0uoh0
ほしゅ
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:10:08.01 ID:YQZITyqzO
支援
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:23:26.06 ID:RJmwDNMj0
保守
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:32:24.15 ID:qNjTDiFVO
水
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:34:21.19 ID:/eKVrl780
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:57:32.99 ID:JzmQL6xZO
保守
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 12:57:37.30 ID:qrnO0uoh0
捕手
412 :
ちょこッと ◆VIPPER/wFk :2008/08/16(土) 13:14:00.24 ID:u4Rz5byL0
穂
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 13:18:12.11 ID:wB/xdmpC0
コミックの新装版が売ってましたけど
既刊のコミックと内容は同じですか?
単に編集が幻冬舎から集英社に変わってるだけかと
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 13:28:36.74 ID:jsuTSa580
違いますそれは同人アンソロジーコミックです
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 13:47:13.66 ID:vyfzAzj60
ho
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 14:03:45.42 ID:qrnO0uoh0
ほす
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 14:41:19.15 ID:a4eCWarb0
ほ
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 14:45:17.07 ID:M/C75wRx0
血縁関係ある人間同士のセクロスとは
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:02:49.99 ID:UvbwAacm0
ほ
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:06:25.92 ID:xn8cmxqPO
>>421 なんだとwwwww
今バイト休憩入った
飯食ったら再開する
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:08:25.52 ID:1ygtH/Vn0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:10:58.88 ID:UvbwAacm0
北着た来た北
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:15:12.53 ID:4hTPeBNYO
wktk
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:45:02.47 ID:SIpzf2uSO
ほ
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:50:57.71 ID:nFMnPc+m0
おまた。
再開しまし
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 15:55:25.16 ID:nFMnPc+m0
再生した翼を大きく広げ、飛び立つ
今、闘って勝たなければ。めぐにはもう時間がない
速攻で二人を倒す。
そうすれば、めぐものりも救える
後ろを振り返る。のりの髪は銀色になり始めていた
より激しい闘志が水銀燈の目に宿る
支援
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:04:03.01 ID:nFMnPc+m0
「・・・そろそろいくよ金糸雀」
「はいかしら!」
蒼星石が鋏を握り
金糸雀がバイオリンの弦に弓をかけた
その時
ガスガスガスッと
嫌な音が響き渡った
「金糸雀!!」
「あ・・・・れ・・・・?」
暗闇からの強襲。
水銀燈の漆黒の羽は金糸雀の体を射抜き
向こう側が見えそうなくらい大きな穴をその体に空けていた
ぎゃぁぁぁ
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:11:58.13 ID:nFMnPc+m0
堕ちる金糸雀。
飛び出したローザミスティカは
暗闇から飛び上がってきた水銀燈の胸に入り込んでいった
蒼星石の頭の中で疑問がめぐる
さっき与えたダメージは深刻なはずだったのに
むしろ、水銀燈はさっきより力が漲っているように感じる
「水銀燈・・・・!! その力は・・・君もミーディアムを!?」
「ふん・・・・とろいメガネ女だけどねぇ・・・」
「・・・・? ・・・!・・・・まさか・・・のりさん・・・!?」
「ご名答。賢いわね、蒼星石。」
「・・・・君は・・・雛苺に金糸雀・・・・その上にのりさんまで巻き込むつもりなのか!!」
「次は貴女よ。そしてその次は貴女の愛しい姉のローザミスティカでも頂こうかしら?」
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:17:30.84 ID:Zx/6P+DU0
支援
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:24:42.43 ID:nFMnPc+m0
「水銀燈!!」
怒りをあらわにする蒼星石とは対照的に
ふふふ、と余裕の笑みを水銀燈は浮かべた
実際、水銀燈は今までにないくらい力に溢れていた
タンッと蒼星石が飛び出した
二度、三度。水銀燈の鼻先を鋏が掠める
「うわあああああああ!!」
蒼星石が鋏を大きく振りぬいた、その瞬間を狙って
水銀燈はありったけの力で蒼星石の体に羽を打ち込んだ
いいよいいよ
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:30:06.00 ID:nFMnPc+m0
・・・・・・・・・・・・・・・・
目の前には誰もいなくなっていた
蒼星石の感覚がない
ローザミスティカが自分のところに飛んで来ないところを見ると
蒼星石はまだ生きているのかもしれない
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:30:18.36 ID:1zx2K+NG0
支援
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:35:31.36 ID:nFMnPc+m0
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:37:07.75 ID:4hTPeBNYO
これは・・・
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:39:49.27 ID:nFMnPc+m0
―――――のりがいない。
随分広い範囲探したが、まったく見当たらない
水銀燈の脳裏に『同化』『消滅』の二つの言葉が浮んだ
「・・・まさか・・・冗談でしょ・・・・・・」
すると、メイメイが足元に薔薇の指輪が落ちていることを
水銀燈に伝えた
本来、のりの指に嵌っていなければならないはずの指輪である
「・・・ちょっと・・・のり・・・・・・・・・
私・・・・・オムライス食べるっていったじゃない・・・」
落ちた指輪をぎゅうっと握り締める
「あなたが・・・・いないと・・・チンの仕方が・・・・」
ボロボロと涙が落ちる
なんで、いつの間に、あんな人間のことを・・・
水銀燈にとって認めたくないことであった
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:42:17.20 ID:+vxZsp2y0
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:50:02.59 ID:nFMnPc+m0
お父様以外の人間は必要ない、自分の糧となるためだけに存在している
この涙は、その考えを根底から覆していた
「水銀燈!!」
自分を呼ぶ声が聞こえて、ハッと顔を上げた
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:51:53.90 ID:/eKVrl780
ヤッチマッタナー
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:56:41.70 ID:nFMnPc+m0
「・・・・!!翠星石!?」
パタパタとドレスの裾をつかんで翠星石が走ってきている
その目には何故か涙が浮んでいる
「・・・・・お前は・・・こんなところで何をやってるですか・・・!!」
「・・・はぁ?こっちの台詞よぉ。
何であんたなんかにそんなことを・・・」
「めぐが死んだですよ!!」
「・・・・・・・・・・・え?」
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 16:57:10.30 ID:1zx2K+NG0
支援
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:02:43.72 ID:nFMnPc+m0
ぐちゃぐちゃになった頭の中が更に混乱する
何度頭の中で自問自答が繰り返されたことか
しかし、それでは解決できないという答えが水銀燈の頭の中にでた
「・・・・ちょっと・・・ちょっと待ちなさいよ・・・
なんであんたがめぐを知っているのよ・・・?」
「・・・少し前会って、仲良くなったです」
「・・・・・・・」
「めぐは水銀燈のことばかり話していたですよ!!
自分はもうすぐ死ぬって!明日死ぬって分かっていたら
自分は水銀燈に謝りたいって・・・・そして・・・・
水銀燈と一緒に外で遊びたいって・・・!!」
「・・・・・・!」
翠星石がガッと水銀燈の胸倉をつかんだ
「お前は大馬鹿です!!どうしてめぐの傍にいてあげなかったですか!!」
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:02:45.89 ID:1ygtH/Vn0
. : : :: :: :: : ::: :: : ::::: ::: ::: :::::::::::∧_∧::::::::::::::::::::::::::::::::
.... ..: : :: :: :::: ::::::: :::::::::::/彡<_`;):::::::: 見るんじゃなかった
Λ_Λ . . . . . / :::/ ⌒i :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー 、. ./ :::/ ::| |: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ ヽ、 :::i:(_,ノ .::| |:: . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| __| |____.: . . .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ.  ̄ ̄| FMV |_ (u ⊃
|_____|/
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:07:45.51 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・う・・・・うるさい!!」
水銀燈は翠星石の口から語られた、めぐの死が信じられなかった
「うっ!!」
反射的にだ。
考えてやったわけではない
水銀燈が出現させた剣は翠星石の腹部に深々と突き刺さっていた
「水銀・・・と・・・・」
苦しそうに顔をゆがめ、翠星石が水銀燈のドレスをつかむ
ずるずると、手が下がっていく
ドサッと
翠星石が膝をつくと同時にローザミスティカが飛び出してきた
それはするりと水銀燈の胸に収められた
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:09:25.54 ID:/eKVrl780
鬱もいいとこ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:10:46.44 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・・・・・・」
沈黙。
長い沈黙を経て、ようやく水銀燈が口を開いた
「ふ・・・ふふ・・・・
これで4つじゃなぁい・・・・
死んだなんて・・・翠星石の嘘よね・・・・
もうすぐよ・・・めぐ・・・・・」
言ってからすぐに、水銀燈はnのフィールドから抜け出し
有栖川大学病院を目指した
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:13:26.43 ID:/eKVrl780
きらきーは出てくるんだろうか
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:15:06.60 ID:nFMnPc+m0
分かっていたことだった
翠星石があの場面で嘘をつくはずがない
もう、病室にはだれもいなかった
ここに、めぐがいたという痕跡はなくて
水銀燈は、一人ぼっちになってしまった
姉妹も3体壊して
のりも消してしまった
「最低の・・・・ジャンクね」
涙を流しすぎると、体から力が抜けるんだと
初めて知った
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:17:36.55 ID:nFMnPc+m0
シャキンっと剣を取り出し
自分の喉に当てる。
もう生きている意味もない
いや、自分は生きていてはならない
ドールとして初めて感じた責任だった
それだけのことを水銀燈はしたのだ
刃をめり込ませようとした、瞬間
あることを思いたった
一つのやらなければいけないこと。
水銀燈は弱々しく翼を広げると
どこかへ向かっていった
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:18:41.29 ID:NqAqKpTv0
切腹だったら吹いてた
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:19:27.01 ID:HTGhvDUq0
ジュンとセクロスだな よし、パンツぬいだ
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:20:07.73 ID:x3ypQHUG0
切腹なら介錯する人が必要だもんね
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:21:39.89 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・・」
桜田家。
もうこの家にはジュン一人しか残っていない
もう深夜だが、ジュンは眠れずにずうっと何もない空間を眺めていた
蒼星石はまた来るといっていたが
それもいつまで続くだろうか
また、自分の身勝手なひどい言葉で傷つけて
呆れさせてしまうに違いない
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:25:32.51 ID:nFMnPc+m0
のりがいなくなって
翠星石が、真紅が、雛苺がでていって
ジュンは
いろんなことを諦め始めていた
ただ、のりとの思い出をひたすら思い出して
今ののりを思い浮かべて
それで気を紛らわして、何もない日常を過ごしていた
もう、それでもいいと
「・・・ジュ・・・・ンくん・・・」
「!」
ドアの向こうから声がする
聞き覚えのある声
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:26:50.70 ID:/eKVrl780
そうか、そういう展開か
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:29:34.38 ID:nFMnPc+m0
すまん
再びバイトにいかなくては
たぶん再開は昨日と同じくらい
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:30:34.89 ID:nFMnPc+m0
3日落ちしないよね?
明日だよね?
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:31:03.75 ID:7ucEBQI20
あぱtッつたあああああぱっぱpっぱぱああ!!!!!!!!!!
保守
464 :
初心者 ◆850Hv9N4MY :2008/08/16(土) 17:32:14.88 ID:YG5Z6tpc0
保守
おつかれ
頑張って来いよ
こんなタイミングでかよ
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 17:48:13.24 ID:s2wrVynSO
の
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:08:06.74 ID:7ucEBQI20
も
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:22:56.85 ID:RQ+HJ7x+0
保守
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:23:02.91 ID:ts6l+WK3O
保守
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:31:06.23 ID:3VkptTRaO
おつかれさま!
続き、待ってます
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:52:23.96 ID:jsuTSa580
保守
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 18:52:27.78 ID:qrnO0uoh0
再び保守
やらせは仙造
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:12:12.89 ID:u4Rz5byL0
ほ
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:26:10.49 ID:RQ+HJ7x+0
保
477 :
保守:2008/08/16(土) 19:40:40.87 ID:SE8fyF/AO
保守
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 19:54:07.25 ID:u4Rz5byL0
し
ksk
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:03:27.27 ID:u4Rz5byL0
過疎区
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:04:22.46 ID:3JU9gyu+0
保守です師匠
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:13:04.63 ID:NgBmAkFY0
ホアッ
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:27:09.59 ID:3JU9gyu+0
保守です師匠
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:30:31.49 ID:pzytfkhuO
痛いんだ
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:37:58.30 ID:qNjTDiFVO
保守
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:42:16.88 ID:pzytfkhuO
痛いよ
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:56:15.79 ID:u4Rz5byL0
居たいよ
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 20:57:22.84 ID:0Jqjix6s0
味方だけど 愛してないとか
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:02:54.40 ID:pzytfkhuO
どうしたら痛みひくかな
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:03:27.74 ID:RQ+HJ7x+0
守るけど そばに居れないとか
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:04:35.58 ID:pzytfkhuO
痛いなぁ
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:12:39.79 ID:qNjTDiFVO
二律背反
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:13:31.77 ID:pzytfkhuO
薬つけてみる
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:15:28.07 ID:RQ+HJ7x+0
今すぐ
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:15:58.77 ID:NgBmAkFY0
運命
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:19:32.80 ID:pzytfkhuO
凄くしみる…
痛い
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:37:05.29 ID:xn8cmxqPO
なに痛いこと言ってんすかwww
バイト\(^o^)/
保守ありがとうです
飯食って風呂入ってナタデココ食べたら再開します
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:41:00.69 ID:NgBmAkFY0
なに風呂食べてんすかwww
痛い\(^o^)/
ナタデココです
再開して飯入って保守言ったらバイトしますありがとう
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:41:19.08 ID:3JU9gyu+0
待ってました師匠
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:41:26.37 ID:u4Rz5byL0
こいよ
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 21:43:08.52 ID:qrnO0uoh0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:04:23.05 ID:I2BcIdg90
ほしゅ
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:16:09.93 ID:zMGdU6wk0
ほ
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:26:21.96 ID:/eKVrl780
また彼女とセックスか
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:39:01.77 ID:dJvkeN4q0
ho
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 22:49:14.93 ID:zMGdU6wk0
ほほほおh
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:00:45.43 ID:ocLscPwWO
マダー
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:07:52.36 ID:C8x7NY3/0
まだ
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:09:24.42 ID:qrnO0uoh0
セックス長いな
>>323 あーあクズが出てきたせいでまたスレの雰囲気が悪くなった
そろそろ風呂から出て鉈でここタイムだよな
>>349 あーあクズのせいで良スレにどんどん無駄レスが
>>430 やっと何の存在価値もクズが死んだかー
よかったよかった
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:17:13.51 ID:nFMnPc+m0
すまん
いろいろと野暮用があって
再開します
彼女いたらこんなとこいねーといいたい
>>432 何の存在価値もないクズはもう二度と出てこないでくださいね^^
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:19:28.98 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・蒼星石? ・・・・!!」
ドアを開けた
そこには体中に穴をあけ
右腕と左足を失った蒼星石がいた
「お・・・おい!大丈夫か!?何が・・・」
「・・・・・・・・」
カクンカクンと一定のリズムで蒼星石がゆれる
停止の時が近づいている
「・・・・ジュ・・・ジュン君・・・・・」
「?」
「のりさんが・・・消えた・・・・・
水銀燈に・・・・・・取り込まれて・・・」
「!!」
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:24:28.39 ID:3JU9gyu+0
師匠、待ちわびてました
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:25:33.69 ID:nFMnPc+m0
「さっき・・・・水銀燈と闘ったんだ・・・水銀燈はのりさんと契約してた・・・
・・・・・・・・・僕のせいなんだ・・・僕が・・・水銀燈と闘っちゃったから・・・」
「・・・・・ちょ・・・ちょっと待て・・・」
ジュンの記憶がよみがえる
真紅の口から聞いた、雛苺と巴のこと。
力を使い果たした媒介はドールと一体になり、消滅する
「水銀燈の攻撃を受けて・・・落ちていくとき・・・・・
消えていくのりさんが見えた・・・・・・・僕が闘っちゃたから・・・」
「お・・・・おい!!」
「・・・・ごめん・・・・ご・・・めん・・・ジュ・・・・・・」
ギッ ギッ
蒼星石の間接が固まっていく
「・・ご・・・め」
ギッ と
口を開いたままの状態で蒼星石は停止した
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:30:26.12 ID:zlUec0a9O
蒼…
>>520 お前のような職人に彼女がいないなんて、この世はなんて理不尽なんだといいたい
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:32:19.88 ID:nFMnPc+m0
「・・・・・・・・・」
姉ちゃんが・・・消えた?
ジュンは信じることが出来なかった
しかし、腕の中の動かない人形はきっと嘘をついていない
そんな嘘をつくような奴じゃないと、ジュン自身よく知っていた
動かない蒼星石を抱いたまま
そこだけ時間が止まったように、ジュンは固まっていた
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:32:37.75 ID:dJvkeN4q0
ID:qwdRJlYhOはドンだけ金糸雀が嫌いなんだよww
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:33:16.00 ID:qlHSK6fnO
麻生「外務省に通達しろ
ローゼンを捜せと。」
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:33:28.26 ID:nFMnPc+m0
>>526 彼女はいないけど妻がいる
真紅っていうんだ
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:34:49.64 ID:3JU9gyu+0
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:35:31.32 ID:QTvthIOX0
>>528 最近たいていのローゼンスレに言い残していってるぞ
おかげで俺は迷惑極まりない
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:35:45.49 ID:GaLfAivQ0
じゃあ、銀様は俺の嫁で
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:35:46.12 ID:zMGdU6wk0
>>528 見てるスレから糞キム関連の書き込みを全て無くしたいくらい嫌いです^^
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:38:54.29 ID:NgBmAkFY0
前見たときは最初はただの荒らしかと持ってたが
金限定の荒らしだったか
>>528 際も得以降延々と金糸雀関連に粘着し続ける
頭のネジが可哀想な人だから気にスンナ
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:39:59.44 ID:nFMnPc+m0
「・・・はぁい・・・」
元気のない声が時間を動かした
窓からふわりと一体人形が入り込んできたのだ
ジュンがすばやく後ろを振り返る
「・・・・・水銀燈!!」
「・・・・・・・・・」
「姉ちゃんはどうした!?知ってるんだろう!!」
「・・・・・・・・・・・・・私が・・・・契約して・・・力を奪って・・・・・
・・・のりは・・・・消えちゃったわ・・・・」
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:40:33.48 ID:GaLfAivQ0
>>528,536
そいつにかまうな。ローゼンスレに彼女の名前があると
必ずレスを入れる真性の基地外だ。
>>532 僕が現れるのは糞キム関連の書き込みが原因ですから^^
文句は糞キム関連の書き込みをしてる人に言ってください^^
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:42:28.07 ID:HTGhvDUq0
カナリアかわいい
>>537 原作で初登場した時から嫌いでしたが^^
こいつウンコ臭そう
>>539 あーあまた糞キム関連の書き込みが原因で流れがおかしくなってきたねー
ここ何のスレだっけ?
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:43:51.40 ID:/eKVrl780
この子のせいで金糸雀をSSに出しにくいんだよな
>>536 他のドールやローゼンという作品自体は好きですよ^^
何の存在価値もない糞キムが嫌いなだけです^^
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:45:37.14 ID:0Jqjix6s0
逆に考えるんだ
NG入れて常時出しとけば保守ツールになると
>>541 うわーまたクズの信者が嫌がらせ始めたよ
ほんと陰湿ですねー
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:46:08.20 ID:GaLfAivQ0
そろそろ雑談やめない?
>>545 いや何の存在価値もないクズなんか出さなくていいって^^
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:48:16.04 ID:HTGhvDUq0
かわいいよな、のりって
なんていうか癒し系というか・・・
りっぱに弟やドール達の面倒も見てるし
アホなとこあるけど根がいい子だから許せる
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:49:30.61 ID:zMGdU6wk0
のりか・・・
髪型とメガネを変えればいいかな
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:51:18.10 ID:pzytfkhuO
まだ痛いな
どうしたもんか
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:52:45.52 ID:nFMnPc+m0
水銀燈が言い終わるか否かの刹那
ジュンが水銀燈の胸倉をつかんで壁に叩き付けた
「ふざけるなッ!!・・・・なんで・・・なんでそんなことするんだよ・・・」
「・・・・・・・ごめんなさい・・・・・」
「謝ってすむことかよ!!」
何度も壁に水銀燈の体を打ちつけ、ジュンが怒鳴る
最愛の姉を奪われた怒りだった
「・・・・・ええ。すまないわね・・・・。
だから・・・・・」
「・・・・?」
ぜぇぜぇと息を切らしながらジュンが水銀燈を睨んだ
水銀燈の目は真っ赤に腫れ、虚ろで
心ここに在らず、といった様子だ
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/16(土) 23:57:18.76 ID:pzytfkhuO
つまんね
もう止めたら
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:02:06.27 ID:g7nt5WZ30
続きマダー?
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:04:21.80 ID:7W3huv2y0
しばらく、沈黙していた水銀燈が口を開いた
「貴方に私を破壊してもらいたいの。
償いになんてなるか分からないけど・・・」
「!!」
「・・・・・・・早くして頂戴。・・・・私も、もう・・・生きていたくないの」
「・・・・・・・・・ふ・・・ざけんな・・・よ・・・・・
返して・・・くれよ・・・・・姉・・ちゃんを・・返してくれよ・・・・・」
床に、雫が落ちる
ジュンの声は震えて、うまく聞き取れないくらいだ
「・・・・ごめんなさい・・・・・」
「・う・・ぐ・・・・・・頼むから・・・・返してくれ・・・・頼むから・・・・」
「・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・」
「・・・うっ・・・ぐ・・・う・・・うぅ・・・」
謝罪と泣き声が
どれだけ続いただろう
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:08:44.14 ID:1UzuomFe0
オレ「話は聞かせてもらったぞ」
JUM「誰だ!?」
銀「なんなのぉ・・・?」
オレ「くはああ!!オレの妄想力を急激に爆発させることで高密度エネルギーを生み出す!」
銀「こ、これはすごいわぁ!」
JUM「これだけのエネルギーがあればなんだってできるぞ!」
オレ「きええええい!!のりの肉体と精神を今ここへ!!!!」
キュイキュイキュイーン
のり「ただいま・・・JUMくん・・・すいぎんとうちゃん・・・」
JUM「ねーちゃーん!!!!!」
銀「のりー!!!!」
END
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:08:51.03 ID:7W3huv2y0
謝罪と泣き声が
どれだけ続いただろう
ジュンは水銀燈の胸倉から手を離し
部屋をでた
水銀燈の目は、何もない空間をボーっと見つめて
うわごとの様にごめんなさい、ごめんなさいと繰り返している
リビングの棚を開け、中をあさる
大きな金槌を、ジュンは手に取った
滅多に使わない、日曜大工用に買った金槌だ
それを手に、部屋に戻る
水銀燈は部屋をでた時と全く同じ格好でそこにいた
「・・・・・・・・・・」
ジュンは声をかけることもせず
金槌を、綺麗な銀色の頭に向かって
振り下ろした。
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:09:31.28 ID:4741i3Nt0
ジュンやるな
銀様…
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:11:42.73 ID:nmnHLUnH0
このジュンは行動力があるのかないのか微妙だな
いやあるのか?
なんという誰も救われないEMD・・・
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:14:11.23 ID:1UzuomFe0
あれ?まべにはどこにいるんだっけ?
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:14:17.19 ID:7W3huv2y0
「ジュン君。」
「・・・・・・姉ちゃん。」
真っ暗な視界に声が響く。
目を開けると、のりの顔がさかさまに映った
膝枕されているようだ
「久しぶりねぇ。顔色わるいわよぅ?ちゃんとご飯たべてるのぅ?」
「・・・いや。食欲なくて」
のりは何も言わず、ジュンの頭を撫でた
それが、気持ちよくて、ジュンは目を閉じて
身をゆだねていた
のりがゆっくりと喋り始める
「・・・一人っきりの時、目を閉じるとね、ジュン君の顔が浮んでくるのよぅ
だから、一人でもつらくなかった、頑張れた」
「・・・・・・・・」
鬱すぎる、でもそれがいい
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:21:43.34 ID:7W3huv2y0
「・・・ジュン君の周りには真紅ちゃん達がいたのに
真紅ちゃん達に当たったちゃ、め!じゃない。」
「・・・姉ちゃん・・・」
「・・・・ジュン君。ごめんね」
「・・・・・・・」
「もう抱きしめてあげられなくてごめんね。キスしてあげられなくてごめんね。」
「姉ちゃん・・・ッ」
「・・・そして・・・・・・さようなら。
私はジュン君のことを、世界一、愛してました。」
涙を流しながら、のりが微笑むと
ジュンの視界はまた、真っ暗になった
目の前には水銀燈だった破片たちが転がっていて
ジュンはそのうちの一つを握り締めて眠ってしまっていた
のりは・・・水銀燈に取り込まれ、消えた。
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28615.jpg
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:23:11.74 ID:ayXW1Hge0
うわああああああああああああああああああああああああああ
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:23:43.44 ID:7NFef73Z0
銀様こなごな…
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:23:49.12 ID:4741i3Nt0
いい鬱だ
なんという鬱展開・・・・
ところでKYなんだが、作者は「ローゼンメイデンの話」の人?
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:25:57.47 ID:+V7Qw6vkO
こっぱ64!
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:28:24.43 ID:7W3huv2y0
>>572 まぎらわしいスレタイしてるが違う
あんなにクオリティ高い文書けない
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:30:28.55 ID:7W3huv2y0
のそりと、ジュンが体を起こした
どれくらい眠っていたのだろう
カーテンを開けると、あまりの眩しさに目がくらんだ
窓からは9月だというのにまだまだ暑い日差しがが入り込んでいる
「・・・・よし」
決意したように、一言こぼす
ギラリと光る太陽を見つめる目には光が宿っていた
あっという間に着替えてしまうと
ジュンは颯爽と家を出て行った
>>574 すまん、わざわざありがとう
・・・かなりのレベルだと思うんだけどな
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:33:15.30 ID:7W3huv2y0
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:34:59.15 ID:4741i3Nt0
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:35:07.71 ID:4GG6qIQ/0
誰が得するんだこの鬱展開
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:35:21.37 ID:7W3huv2y0
電車を乗り継いで、約3時間
太陽の光が効き過ぎるクーラーに冷やされた体に心地よかった
降りてからは、タクシーに乗った
クーラーの入ったところから離れると
一気に暑い空気が体を襲う
もう9月の中ごろだというのに、暑さは一向に衰えを見せない
テレビを見れば地球温暖化だのなんだのと騒がれている
いい加減見飽きた光景だ
ジュンはタクシーを降りて、少し歩いた
降りるとき心配そうな顔をする運転手に何か言われた気がしたが
話は聞いてなかった
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:35:39.21 ID:ayXW1Hge0
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:36:30.71 ID:1UzuomFe0
じゅ、じゅかい・・・?
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:38:29.57 ID:7W3huv2y0
ジュンの体が木陰に入る。
空気がひんやりしていて気持ちよかった。
汗ばんだシャツの不快感がちょっと和らいだ気がする
「マイナスイオン・・・か。」
都会にいてはなかなか感じることの出来ない感じに少し
感動を覚えながら、ジュンは歩き続けた
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:39:38.62 ID:ayXW1Hge0
自殺・・・いやまさか・・・
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:41:41.01 ID:+V7Qw6vkO
自殺か…
ああ・・・
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:43:24.14 ID:7NFef73Z0
______
|←樹海|
. ̄.|| ̄ ┗(^o^ )┓三
|| ┏┗ 三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:43:52.86 ID:7W3huv2y0
「・・・もう!あの人間・・・今度あったら、ただじゃおかないわ・・・
ホーリエ!適当にマスターを選んでるんじゃないでしょうね!」
そんなことを言いながら
ずるずると大きな鞄を引きずって真紅が歩く。
鏡の中を通れば少しくらい遠くでも、短時間でいくことができる
桜田家を離れた真紅は遠く離れたこの地で新たなマスターを探していた
しかし、動いて喋る人形など
不気味がらない人間の方が多いのではないのだろうか
真紅はもう、何度も契約を失敗していた
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:45:51.70 ID:4v1k+UjMO
支援
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:49:19.81 ID:PyFUXBiB0
あg
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:51:05.06 ID:d/TEJJGo0
さる対策とはいえ投下に感覚あけすぎじゃあないか
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:52:15.87 ID:d/TEJJGo0
誤字カコワルイ 死にたい
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:53:51.73 ID:g7nt5WZ30
VIPで変換間違いなんか気にしても…
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:54:50.20 ID:7W3huv2y0
ぶつぶつ言いながら真紅が前方に視線をやった、その時
真紅の目に見慣れた姿が飛び込んできて
ほぼ同時に二人が声を上げた
「真紅?」「ジュン!?」
久しぶりの再開
真紅は口をパクパクしている
いろいろと言いたい事はあったが
とりあえず、疑問を投げかけた
「・・・・貴方、どうしてここに?こんな遠いところに?」
「・・・・・・・」
ジュンは答えずに真紅が引きずる鞄に目をやった
お札が貼ってある
>>591 修正したりしながら投下してるんだ
すまん
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 00:56:01.27 ID:d/TEJJGo0
>>594 あー、そうなのかー
アホなこといってごめんよー
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:03:30.93 ID:7W3huv2y0
「・・・・・・・・ぷ」
「・・・・なによ」
「・・・・お札。」
「・・・・!これは・・・人間と契約しようとしたら・・・」
「その人の気持ちも分からなくもないな
とりあえず、封印して、どっかに捨てたくもなるよ」
ジュンがニヤニヤしながら真紅の鞄を指差す
真紅は顔を赤くして
「ちっ・・・ちがうのだわ!これは・・・」
「真紅。」
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:10:08.80 ID:7W3huv2y0
「?」
「アリスになれるといいな。」
「?・・・ジュン?・・・あっ!?」
微笑みかけ
鞄を奪い取ると
ゴンッと思い切り真紅の頭に打ちつけた。
真紅は眠ったように気絶する。
真紅の乱れた前髪を直して、丁寧に体を鞄に入れると
ジュンは歩き続けた
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:10:39.41 ID:4741i3Nt0
ジュンやるなほんとに
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:12:36.45 ID:7W3huv2y0
「・・・・・・・!・・・いたた・・・ジュン・・・
あの下僕!主人を思い切りぶったわね!!」
起き上がり、鞄から飛び出すなり、真紅が怒鳴る
辺りはもう真っ暗だった
風の音が人の叫び声のように聞こえる。
木が、岩が、人の顔に見えてくる
「・・・・なによ、ホーリエ。怖くなんかないわよ
でも、ジュンを探さなくちゃいけないから、ここから離れるわよ」
真紅は
小走りでその場を離れた。
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:18:24.05 ID:7W3huv2y0
命は親から頂いた大切なもの
もう一度静かに両親や兄弟、
子供のことを考えてみましょう。
一人で悩まずまず相談してください
ジュンが一時間以上前に通り過ぎたところにあった
看板に書いてあったことだ
ジュンの目にはただの風景にしか映らなかったのだが
ジュンは、大きな木の下で、腰を下ろした
回りはもう、同じような木ばかりで、どこがどこだか分からない
支援
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:20:21.88 ID:4v1k+UjMO
支援
>>600 このフレーズは、「入り口」じゃないかぁ!
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:22:01.07 ID:ygn0Yl4r0
鳴沢村鳴沢村
富士吉田署富士吉田署
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:23:58.75 ID:7W3huv2y0
空を見上げると、星が綺麗だった
こんなに綺麗な空の下には
醜くて
苦くて辛い世界が広がっている。
一人っきりで生きていくには、ちょっと心細すぎる世界が。
こんな選択をした僕を姉ちゃんはどう思うだろうか。
目を閉じると、のりの顔が鮮明に浮んだ
きっと姉ちゃんなら、向こうでも
思いっきり甘えさせてくれるんだろうな
なんて、考えて
ふ、と笑うと
ジュンは膝を抱えて眠った
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:24:34.78 ID:4741i3Nt0
あしたまで
どうか
保守を・・・
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:25:40.83 ID:g7nt5WZ30
俺もお願い。眠い。
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:27:14.75 ID:7W3huv2y0
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:27:55.40 ID:g7nt5WZ30
じゃあ、おきてる
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:28:04.34 ID:7W3huv2y0
夢を見た。
いつものリビングで、真紅と翠星石がクッキーを作ってて
姉ちゃんがこっちを向いて微笑んでる。
雛苺は期待いっぱいで完成を待っている
そうしていると、目の前にクッキーが運ばれてくる
翠星石は得意げに自分の作ったクッキーを自慢しているんだ
姉ちゃんがそれを手にとって食べさせてくれる
翠星石のは確かに美味しい。
次は真紅の。
不恰好な形をしたクッキー
何故だか真紅も自慢げで
口に含むと、やっぱり
苦くて、辛くて。
真紅のクッキーの味がした。
http://rozeen.rdy.jp/up/vipww28616.jpg
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:28:18.45 ID:nmnHLUnH0
あと4レスで終わる終わり方なんて一つしかないじゃないか……
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:28:34.07 ID:iLSLGgXO0
>>608 期待せざるを得ない
長編乙。まだ終わってないけど
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:00.74 ID:7W3huv2y0
>>610 いえす
真紅は殴られて気絶して置いてけぼりくらってたんです
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:26.06 ID:iLSLGgXO0
今となってはこの幸せな絵が・・・逆につらいのよぅ
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:29:51.00 ID:4741i3Nt0
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:30:06.20 ID:7W3huv2y0
「ジュンー?ただいまー。いるのー?」
少し肌寒くなったころ。
ジュンの母親が家に帰ってきた。
その両手には大きな紙袋を下げている
旅先のお土産だろうか。
「ジュンー?」
静かな桜田家。
返事はいくら待っても返ってこなかった。
おわり
オチつまんねぇwwwwwwwwwwwwww
死ねよカス
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:31:46.52 ID:4GG6qIQ/0
真紅と戦う気の無い銀様なんて・・・
うゎあああああああ
乙です
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:33:35.05 ID:1UzuomFe0
真紅は自動的にもうアリスになっちゃうのかこれはw
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:33:55.15 ID:7NFef73Z0
乙
しかしなんという鬱
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:34:13.41 ID:d/TEJJGo0
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:36:24.90 ID:7W3huv2y0
読んでくれてありがとう
なんつーか
欝って書いてて面白くないな
まとまりなくなっちゃたし
長くなってすまんかった
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:36:25.51 ID:ygn0Yl4r0
俺には分かる
まだ終わってない
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:36:45.82 ID:7W3huv2y0
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:37:11.22 ID:4741i3Nt0
あと3レスあると思ってたらいきなり終わったよ
乙
乙
真紅がどうなったんだか気になるな
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:38:06.76 ID:ygn0Yl4r0
何だ終わりか…乙
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:38:08.43 ID:7W3huv2y0
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:39:18.18 ID:4FzxXjXmO
エピローグまだー
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:39:20.34 ID:g7nt5WZ30
余韻の残るいい終わり方だと思いますえ
寝るか
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:39:45.80 ID:nmnHLUnH0
乙でした!
なんかあなたが書いたものは大抵鬱エンドなのは気のせいだろうか…?
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:40:36.44 ID:ygn0Yl4r0
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:41:10.36 ID:7W3huv2y0
gdgdですまんが
本当にこの先は何も考えてない。
欝な話はきっちり終わらせたらいかんと思うのですよ
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:41:31.12 ID:4741i3Nt0
というかなんという方針転換
まさかああいうシーンを描くとは・・・
何かあったか?
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:41:41.23 ID:7W3huv2y0
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:42:32.30 ID:ayXW1Hge0
乙!
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:42:33.89 ID:7W3huv2y0
>>636 何もないさ・・・
そういう気分だっただけだよはぁはぁ
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:43:21.45 ID:4741i3Nt0
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:45:25.21 ID:ygn0Yl4r0
鬱エンドは、読む事で何かを学ぶためのものだからな
鬱エンドの定義も難しいけど
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:45:40.16 ID:7W3huv2y0
いい加減アレだろうし
たぶんこれが最後のSSです
ご愛読ありがとうございました
たぶん
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:07.18 ID:ayXW1Hge0
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:47:52.36 ID:g7nt5WZ30
ハッピーエンドばかりだと「どうせ最後はめでたしめでたしだろ、ワロスワロス」って読者が白ける品。
鬱エンドは苦い毒でもあり、祝福でもあると思う。
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:48:37.25 ID:nmnHLUnH0
>>1 次は明るい話を読んでみたいものだけどね
ということで、まだまだ終わらないでほしい
考えた結果ならしょうがないけど
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:51:59.27 ID:ygn0Yl4r0
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:53:25.72 ID:7W3huv2y0
とかなんとか言って・・・・・
あと一個考えてる話あるから
それうpしたら終わりにする
アンチレスは効くからな
SSはROMにもどる
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:56:12.34 ID:4FzxXjXmO
乙です
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 01:59:06.93 ID:dCD3d1hQ0
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 02:02:31.09 ID:ygn0Yl4r0
ああ、アンチレスは死ねるな。確かに。
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 02:13:34.47 ID:FYQ63VvN0
乙
まあアンチがつくってのも人気になってくると仕方ないわな
鬱展開だから
オチの付け所が難しいし
どうおとしても、こんなもんかと不満が残るのは当たり前
アンチが気になり出すとキツいだろうが
アンチレスくれる人もSSへの批判ではなく
展開に絶望してつい反応してるだけだから大目に見てやってほしい
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 02:14:25.27 ID:uJLMakHJ0
とりあえず、おつかれさん
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 02:31:53.04 ID:5nYX1Pfw0
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 02:36:18.46 ID:6HKO/keuO
乙
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 04:50:03.83 ID:lJwYLgZMO
>>1 乙!
やっと読み終わった。SSも絵も上手いと思うよ、是非これからも続けてくれ
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 05:07:39.12 ID:s1pgk6uTO
前半で死んでった俺の精子がむくわれない…
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 05:57:20.43 ID:qla/myPIO
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 06:16:16.46 ID:je5r8lbwO
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 08:25:21.47 ID:3en0XzBjO
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 08:54:48.59 ID:By/6xymr0
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 08:59:42.16 ID:gKdI54ib0
自殺ENDか。ももたねは絶対書かなそうな展開だったな
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 09:10:43.95 ID:wuBVV8QNO
<(^O^)/バッ
バッ\(^O^)>
バッファローくん\(^O^)/参上!!
今日も牛乳飲んで頑張ります(^O^)/
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 09:30:19.23 ID:BMCNDJFo0
結局翠とのエロシーンはなかったのかよ
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 09:46:43.40 ID:X3TniOhCO
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/17(日) 10:19:48.47 ID:6HKO/keuO
俺なら巴と真紅がいれば満足です
乙
鬱だね