1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ここは筆力のある人・ない人がお題をもらって自由に小説を書き、それぞれの筆力を向上させるスレです
※※※お題をもらわないでの小説投下はスレの主旨と違いますのでご遠慮下さい※※※
各まとめ入口:
http://www.bnsk.sakura.ne.jp/ まとめwikiコラム:
http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?%A5%B3%A5%E9%A5%E0 初心者の方は上記のまとめwikiコラムの他、掲示板を一度ご覧下さい。
小説を書く際の禁則やテクニック等が具体例付で説明されています
(三行テンプレート)
1:お題をもらう(安価より「↓」を推奨)
2:もらったお題に沿った作品を書いて、完成させる。
3:「投下します」と宣言し、作品投下。メール欄は無記入、名前欄には「もらったお題」を表記する。タイトルは無くても可。
・1レスは30行、4096バイトまで、一行は全角128文字まで(読みやすさの為に50〜60文字推奨)
・書きながらの投下は禁止
・お題をもらっていない作品はたとえ投下されてもまとめサイトには掲載されません
詳細は
>>2-3辺りをご覧下さい
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:25:03.07 ID:Zkkmyn180
まずはお題をもらいましょう。基本的に過疎スレなので↓でもらうと良いです
→人のお題を使って書くのもありです。作品がたくさん投下されればスレも盛り上がります
▽投下の際の注意点
・投下宣言は「投下してもいいですか?」ではなく「投下します」。投下宣言が被らない限り、許可はいりません
・投下する人は最後に「終」「完」「了」など、投下完了の合図をお願いします
・名前欄 に『タイトル(お題:○○) 現在レス数/総レス数』 (例:『BNSK(お題:文才) 1/5』)を書いて下さい
・まとめる際にコピペがしづらいので、メール欄は空にして投下してください。
・作品を投下する際は、テキストエディタで仕上げてから、完成品をまとめて投下して下さい
▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評はできれば書いてあげて下さい
▽保守について
・創作に役立つ雑談や、「お題:保守」の通常作投下は大歓迎です
・落ちた場合は立てられる人が新スレを立てて下さい。人がいる時間を目安に
▽その他
・通常作品でもトリップを付けておくと、wikiで「単語検索」を行えば自分の作品がすぐ抽出できます
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:25:23.98 ID:Zkkmyn180
▲週末品評会
毎週木曜日の夜〜土曜日の午前中に、お題が出されます
作品は土曜日の0:00から日曜日の23:30までの間に投稿してください
その後それぞれに評価をして頂き、月曜日の0:00から火曜日の24:00まで投票を受け付けます
▽作品投稿
・ジャンルは自由、時間を過ぎての投稿も選考外ではありますがまとめサイトに掲載します
・スムーズな流れを保つため、メモ帳等の機能を使って全部書き終わってから投下するようにお願いします
・優勝時の本人確認のため、週末品評会参加者は出来れば酉を付けて下さい(酉は名前欄に#と自由な文字列)
→毎回同じコテや酉で出続けると周囲にわかりやすいです
・作品のタイトルは現在レス数/総レス数、酉を除いて、全角二十文字以内にしてください。
▽締め切り間際の作品投稿について
週末品評会では、投下締切時間の間際に集中的に投下が起こります。
それを無管理で放っておくと大変な事になるので、23時から「予約」という形を取り、運営の指示に従って順番に投下してもらいます。
予約締切は23:30で、以降は時間外の扱いになります
▽投票
・本スレへの書き込みでお願いします(複数選択可)
・ぜひ書き手の方も他の人への感想や投票を行って下さい
・簡単でよいので、感想、批評等書いて下さい。書き手の次への糧になります!
・投票は投票用テンプレを使うか、【投票】と書いて書き込んで下さい
▽優勝者特権
・投票で一番支持を得た作品の作者の方には、次回品評会のお題決定権が与えられます
・投票数が同数の場合は、気になった作品の投票数の差で決定します
・お題の発表時間は優勝者に一任されますが、遅くても土曜日の午前中には提示して下さい
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:25:44.62 ID:Zkkmyn180
現在、週末品評会121thの投票受付中です。今回の品評会お題は『氷』でした。
投稿された作品は■まとめ
http://yy46.60.kg/test/read.cgi/bnsk/1217129863/l50 -週末品評会121th- にてご覧頂けます。
投票期間は2008/07/29(火)24:00:00までとなっております。
感想や批評があると書き手は喜びますが、単純に『面白かった』と言うだけの理由での投票でも構いません。
毎回作品投稿数に対して投票数が少ないので、多くの方の投票をお待ちしております。
また、週末品評会では投票する作品のほかに気になった作品を挙げて頂き、同得票の際の判定基準とする方法をとっております。
ご協力ください。
投票には以下のテンプレートを使用していただくと集計の手助けとなります。
(投票、気になった作品は一作品でも複数でも構いません)
******************【投票用紙】******************
【投票】: <<タイトル>>◆XXXXXXXXXX氏
―感想―
<<タイトル>>◆YYYYYYYYYY氏
―感想―
気になった作品:<<タイトル>>◆ZZZZZZZZZZ氏
**********************************************
携帯から投票される方は、今まで通り名前欄に【投票】と入力してください。
たくさんの方の投票をお待ちしています。
時間外の方も、月曜中なら感想、関心票のチャンスがあります。書き途中の方は是非。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:26:04.96 ID:Zkkmyn180
夏の蚊だって風物詩なんだ。蚊取り線香の匂いかぐと、季節を感じないか?
そういうことだ。火傷には十二分に気をつけて。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:27:03.03 ID:kd5bhbKf0
一乙
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:27:04.74 ID:vvEmDZDE0
>>6 よく読み
よく考えた上で
とにかく書きまくれ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:27:20.41 ID:Q8Uay91V0
No.01 クール・ダンセル ◆OvJXRhOGZw氏
No.02 夏は氷の溶ける空気で ◇fSBTW8KS4E氏
No.03 凍った傲慢はやがて溶ける ◆BqgMEgxWzg氏
No.04 氷像のルイージ ◇pxtUOeh2oI氏
No.05 バー無駄な才能交差点 ◆LBPyCcG946氏
No.06 フンコロガサナイ ◆TQd9MjVDR6氏
No.07 ダーティー・アイス ◆ESKZUVygnM氏
No.08 氷の魔法使いが満たすもの ◆0KF/UBMvVE氏
No.09 氷の世界 ◆VrZsdeGa.U氏
No.10 こおりのこおのう ◆IPIieSiFsA氏
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:27:38.29 ID:BEEXD85r0
>>6 1:お題をもらう(安価より「↓」を推奨)
2:もらったお題に沿った作品を書いて、完成させる。
3:「投下します」と宣言し、作品投下。メール欄は無記入、名前欄には「もらったお題」を表記する。タイトルは無くても可。
>>1乙
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:27:41.13 ID:Q8Uay91V0
では全感転載するよ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:27:55.92 ID:UAM/HYjs0
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:28:15.76 ID:Q8Uay91V0
224 名前: ◆cwf2GoCJdk [] 投稿日:08/07/29(火) 00:04:20 ID:gwXUf9Ko
適当全巻。←もちろん「文才ないけど」とおなじ意味。
No.01 クール・ダンセル ◆OvJXRhOGZw氏
核心のまわりをうろうろする書き方をわざとしているので、ちゃんと読まないとなにを書いているのかわからない。
女は氷壁にしばられている。その空間から彼女は抜け出せないし、抜け出す意味もない。
彼女の生きる意味は「この上なく美しくなる」というその一点にあり、だれかの目に触れることに意味はないからだ。
妖精のように美しい女が美しい踊りを完成させ、究極の美を体現できたとき、彼女はその役目を終える。なので、彼女がそこで死ぬのは義務づけられている。
外貌がコミュニケーションの第一段階であるなら、彼女の存在は滑稽そのものだろう。美しさのみを求めて、見せびらかすことがないのだから。
そういう要素を見いだすことはできたのだが、その先にあるものがわたしにはわからなかった。
氷とダンスはたぶん、作者の中でこれらがきれいなものなんだと思う。
もしかしたら氷は美しさの結晶という意味で使われているのかも知れないと思ったが、そうだとすると、「いつか氷に」が意味不明になるのでちがうのだろう。
No.02 夏は氷の溶ける空気で ◇fSBTW8KS4E氏
喫茶店のようすを即物的に描写しているので飛躍的な部分が薄いのだと思うが、それにしても退屈な場面がつづく。
関連性も細かくてわかりにくいうえに、そのおもしろさがあまりに微妙。
内容が薄っぺらく感じるのは細かい関連性に意味が見いだせないことを通り越して、関連していくようすが結局なんなのかまったくわからないところにある。
No.03 凍った傲慢はやがて溶ける ◆BqgMEgxWzg氏
そもそも「傲慢だから溶ける」というのが意味不明で、それを受け入れたとしても最後に神が溶けるのがまた意味不明。
天罰の原因(不条理な部分の助け)として神を出しておいて、その神に不条理なことを処すのはどうみてもおかしい。
せめて「そういうシステムを作った」ことを明示するべきだし、テーマである「傲慢」の書き方も浅すぎる。
作者の興味は因果遊びにあるので、この指摘が無意味なことはわかっている。
No.04 氷像のルイージ ◇pxtUOeh2oI氏
二次創作を許容できる人ならおもしろく感じるだろう。
個人的にはそれに依りすぎているのでどうかと思う。
もしタイトルがなかったらどうしようもなくつまらない作品で、その意味で秀逸なタイトルではある。
氷像の使い方はなかなかうまい。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:28:36.49 ID:Q8Uay91V0
225 名前: ◆cwf2GoCJdk [] 投稿日:08/07/29(火) 00:04:51 ID:gwXUf9Ko
No.05 バー無駄な才能交差点 ◆LBPyCcG946氏
好みかどうか。きらいではない。
No.06 フンコロガサナイ ◆TQd9MjVDR6氏
わからない。
No.07 ダーティー・アイス ◆ESKZUVygnM氏
展開が早くてよくわからない。
No.08 氷の魔法使いが満たすもの ◆0KF/UBMvVE氏
今回唯一まともにストーリーを作ってたんじゃなかろうか。
氷の義手というのは感覚的にきれいに思える。脆い物ほど美しく見えるというやつ。
ただこの手の話でいつも思うのは「なんでそんなに恋愛にもって行きたがるのだろう」ということ。
それを入れなくてもうまい解決はあるはずだし、要素が薄いもので終わりを迎えると陳腐に思えてくる。
No.09 氷の世界 ◆VrZsdeGa.U氏
なんというか、多分こいつ毎日おなじようなこと考えてるんだろうな、くらいしか思わなかった。
No.10 こおりのこおのう ◆IPIieSiFsA氏
なにをいえばいいのかわからない。読みやすかった。
総感
はなしを かんがえよう まる
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:29:05.15 ID:Q8Uay91V0
226 名前: ◆cwf2GoCJdk [] 投稿日:08/07/29(火) 00:05:21 ID:gwXUf9Ko
******************【投票用紙】******************
【投票】:No.04 氷像のルイージ ◇pxtUOeh2oI氏
No.08 氷の魔法使いが満たすもの ◆0KF/UBMvVE氏
気になった作品:No.01 クール・ダンセル ◆OvJXRhOGZw氏
No.05 バー無駄な才能交差点 ◆LBPyCcG946氏
**********************************************
書くことがなくなってしまった。
新スレで転載してくれたらうれしいかもです。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:29:09.78 ID:vvEmDZDE0
>>9 まとめスレに全作転載してあります(今北用)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:30:15.27 ID:Q8Uay91V0
おついち
18 :
◆IPIieSiFsA :2008/07/29(火) 00:30:51.32 ID:UAM/HYjs0
転載全感乙サマー
というか、前スレではちょっとドキドキしたw
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:31:00.47 ID:yTBMsr3h0
御題を貰おうか。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:31:17.62 ID:evhqkc0Y0
ドジボール
21 :
◆IPIieSiFsA :2008/07/29(火) 00:31:28.40 ID:UAM/HYjs0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:31:47.30 ID:rL80cHXo0
キャプチャボード
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:32:33.20 ID:Zkkmyn180
転載乙です
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:32:59.66 ID:yTBMsr3h0
把握ぅ。
>>21 本人登場ワロタww
さっきはすまんかった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:36:02.45 ID:UAM/HYjs0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:37:26.58 ID:vvEmDZDE0
No.03の「凍った傲慢」の評価に「神が天罰受けるのが不明」ってよくあるけど、「天罰」が
「何であれ傲慢を振りかざしたものは溶ける」というものであれば神自身が(その傲慢さゆえに)
溶けることは論理的には(ある種の事故言及ではあるが)わからないことじゃない。
では「こいつは傲慢だから溶かす。こいつも傲慢だから溶かす」という逐一方式だったとしたら?
それでもここに描かれてはいないがさらに上位の「神」のようなものがいて、それが「神」に罰を
下している(以下無限ループ)、と想像することも、作者の意図を考えれば見当はずれではないと思う。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:39:51.41 ID:Czh0Qdkz0
間違いとは、押さえきれずにこぼれ落ちてしまった無意識で、
それは、お湯を注ぐ前に入れてしまったカップ焼きそばのソースのようなものだ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:41:25.71 ID:Zkkmyn180
できあがったカップ麺の底から、スープの袋を発見したことならある
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:43:46.80 ID:/4F7TIze0
そして間違いが連鎖的に広がっていき悲劇がさらに大きな悲劇を生んだとき、
例えば原発事故などは、流しに落ち込んだカップ焼きそばのようなものである。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:44:16.57 ID:Q8Uay91V0
ここはドジっ子の多いインターネットですね
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:44:20.08 ID:vvEmDZDE0
思考がメルトダウン
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:48:18.19 ID:Jt/4nX2xO
たまごかけご飯うめえな
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:50:41.70 ID:Czh0Qdkz0
>>32 ペヤングなんか食ってるからだろwwww関東人ざまぁwww
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:54:29.92 ID:/4F7TIze0
なにをー!ぺヤング馬鹿にすんなしww
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:55:12.61 ID:Zkkmyn180
何この流れw
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 00:57:58.50 ID:vvEmDZDE0
火曜24:00って水曜の00:00ってことだよね?
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:02:06.31 ID:PKIxs8Jc0
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:04:18.37 ID:vvEmDZDE0
>>40 ためしに非常識的に考えたらどうなるか教えてよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:06:23.45 ID:Q8Uay91V0
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:07:20.40 ID:Zkkmyn180
不覚にも
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:08:42.37 ID:vvEmDZDE0
まだ常識の範疇なきがする・・・・もっと、もっとカオスに!
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:08:44.02 ID:PKIxs8Jc0
>>41 時間表記の常識くらいは流石に持ち合わせてるからちょっと思いつかないね
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:19:09.64 ID:Zkkmyn180
皆、珍回答を編み出している最中のようです
保守
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:21:23.07 ID:/4F7TIze0
もうすぐできる・・・頑張るぞっと
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:26:25.69 ID:Zkkmyn180
したらば、張り切って保守
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:33:47.79 ID:kd5bhbKf0
ほす
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:41:45.23 ID:/4F7TIze0
保守!
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:42:25.77 ID:BEEXD85r0
お休み前にお題ください
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:43:19.66 ID:Q8Uay91V0
おやすみー
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:43:32.04 ID:Zkkmyn180
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:44:16.56 ID:BEEXD85r0
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:44:19.92 ID:kd5bhbKf0
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:44:52.23 ID:BnU0kNE+0
遊んでて鳥居のお題かいてないや。
いかん!とりかかるます
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:45:24.26 ID:hfnqy9IV0
酔ったまま何か書きたいからお題おくれ
焼酎
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 01:51:45.53 ID:Zkkmyn180
ほす
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:00:27.58 ID:hfnqy9IV0
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:03:49.05 ID:Zkkmyn180
寝るでごわす
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:08:54.01 ID:N+aryuaTO
題を欲する
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:11:17.90 ID:Zkkmyn180
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:12:08.35 ID:N+aryuaTO
把握
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:13:40.93 ID:/4F7TIze0
できたー!さっそく投下します
題名:ボン・ニュイ
お題:夜
全6レス
66 :
『ボン・ニュイ』(お題・夜) 1/6:2008/07/29(火) 02:14:16.43 ID:/4F7TIze0
最近、太陽が地平線の向こうに去っていくのがとても待ち遠しい。
別に、ドラマが楽しみなわけでも、恋人が出来たわけでも、
ましてや人目を忍んでみだらな玩具を買ったわけでもない。
――単に、夜風に吹かれながら人気の少ない道を歩くのが、
以前に比べて好きになったのだ。理由は、よくわからない。
わからないが、たぶん“影”になるのが心地よいからだと思う。
夜のしじまが降りてきて私を包み込み、一つの影へと変えてくれる。
昼の凄まじい暑さを忘れさせてくれるかのように、風が肌を冷やす。
影になる。自分ではないモノになって、輪郭のぼやけた通りを歩く。
たいしたランドマークもないふやけた田舎街だが、意外に悪くない。
光の当たり具合、風の機嫌によって、景色は幻灯機のように変わる。
街灯と月に照らしだされた街角に立つ私は、あくまで無名の存在だ。
普段ならば見過ごしてしまうような路地の片隅に、私はふと足を止める。
四角い素朴なビルの一階の角に、これまたつつましいけれど真っ白なドア。
人の背丈の半分くらいのA型看板が出ており、「BAR Bonne Nuit」とある。
悲鳴すら残さず錆びたシャッターに成り果てていく店が多いこの街で、
新装開店の花輪――であろう小さなリース――を見るのは久々だった。
ひととき“影”になった私にとっても、橙色の灯りがなつかしかった。
67 :
『ボン・ニュイ』(お題・夜) 2/6:2008/07/29(火) 02:14:51.25 ID:/4F7TIze0
可愛らしい緑色のリースに目をやりながら、そっとドアを押し開ける。
わずか数坪の店の中に響くドアベルの音色は涼しげで、耳に心地よい。
「……いらっしゃいませ」
しかしながら客を迎える声はそれ以上に涼しげだったので、私は驚いた。
自己言及的になってしまうが、まさしく「鈴を鳴らすような」声なのだ。
カウンターに目を移すと、そこに一輪の百合、いや、少女が立っていた。
一人前のバーテンダーよろしく、白いシャツに黒のネクタイを下げている。
彼女がここの店主だと考えるのが常道なのだが、どうにも不思議な光景だ。
「こちら、メニューです」
少女が控えめな笑顔を見せながら、色白で華奢な手でメニューを手渡す。
二つ折りでたったの三ページしかなかったが、私には必要にして十分だ。
スコッチ、バーボン、カクテル、ワイン、ビール、そして数種の軽食の類。
いずれも、ここが田舎であることをさっ引いてもなお良心的な価格だった。
しかし、彼女はなぜ一人で生まれたての酒場を切り盛りしているのだろうか。
年の頃なら十四、五だろうか、黙々とグラスを拭くしぐさが、実に愛らしい。
他に客もいないので、私は一杯目を考えつつ、小さな女店主を眺めやっていた。
68 :
『ボン・ニュイ』(お題・夜) 3/6:2008/07/29(火) 02:15:26.92 ID:/4F7TIze0
「ご注文はお決まりですか?」
「……そうだね。おすすめは」
図らずも、気取ったことを口にしていた。一杯目はビールと決めていたのに。
しかし少女は、こうした質問にも馴れた様子で、メニューの右下隅を指さす。
「こちらなど、いかがですか」
「……『ボン・ニュイ』?」
「当店オリジナルのカクテルで、“夜”をイメージしたお酒なんです」
「じゃあ、それにしようかな」
「かしこまりました」
“夜”を飲み乾すのにつまみなど必要ないかもしれないということなど、
この時点では考えなかったし小腹も空いていたので、私は言葉を続けた。
「あ、あと、このフレンチフライも」
「はい、すぐご用意いたしますね!」
少女が小さく肯くと栗色のポニーテールが揺れて、かぐわしい香りがした。
アルコールどころか、やっと恋の味を知り初める年頃と思われる彼女だが、
いったいどんな飲み物を私にふるまってくれるというのだろうか。
気まぐれな夜の散歩の途中、ここまで胸が高鳴ったのは初めてだ。
69 :
『ボン・ニュイ』(お題・夜) 4/6:2008/07/29(火) 02:16:08.02 ID:/4F7TIze0
何か質問してもよかったのだが、私は敢えて黙っていることにした。
液体と氷が順序良く注ぎ込まれステアされる音だけが伝わってくる。
瞳を閉じ、夜をモチーフにしたという酒の香り、色、味を思い描く。
「お待たせいたしました、『ボン・ニュイ』です」
まぶたを開くと、細長いグラスの中にまさしく“夜”があった。
その漆黒の闇の向こうに、少女の雪のような手が重なっている。
「ありがとう」
口をつける前から、私はこのカクテルの創り手に謝辞を述べていた。
コーヒーかカルアをベースにしているのだろうか、あくまでも黒い。
しかしその黒さは、決して単純なNoir(ノワール)ではなかった。
油絵の巨匠がいくつもの絵の具を重ねて複雑な黒を作り出すように、
この飲み物も幾重にも色が重なって、完璧な夜の闇を織りなしていた。
心して唇を黒のふちに重ね、グラスを傾けて“夜”を流し込んでいく。
それは身を切るほどに冷たくもあり、火傷を負うほどに熱くもあった。
唇、口、喉、食道を経て胃の腑の中へ落ちていくまでに永遠を感じた。
極彩色の絵の具のようなリキュールが分解され、また再び混ぜ合わされ、
甘み、酸味、苦味などがプラネタリウムの星々のように明滅していった。
70 :
『ボン・ニュイ』(お題・夜) 5/6:2008/07/29(火) 02:16:55.28 ID:/4F7TIze0
「……いかがですか?」
婉然とした表情で目を輝かせながら、宝石の如き美酒の感想を尋ねる少女。
私は意識朦朧として返事さえままならず、ただ阿呆のように肯くばかり。
と、店のドアが開いて一人の女が入ってくるのが、ぼやけた視界に映りこんだ。
その女は、少女と驚くほどよく似ていた。しかし、姉妹といった雰囲気ではない。
少女がこのまま二十年ほど年を経たらこうなるだろうか、と思わせるような女だ。
妖艶という言葉がぴったりと当てはまる丸みのなかに、しかし清楚さを失わない。
「も、もう一杯!早く!」
無我夢中で人差し指を立てると、今度は年長の女が微笑み、肯く。
私は二人の女に導かれるように、幾度となく“夜”を飲み干した。
それぞれの手によって微妙に味の異なる“闇”を心から堪能した。
飲む度に変わる味はさながら万華鏡のようで、飽きることがない。
今思うと、この時の私は影になって闇を呑み尽くそうとしていた。
おそらく母子と思われる二人は、酒を通じて私を一晩中虜にした。
東の空が明るくなる頃、私はカウンターに突っ伏して、うめいた。
年長の方の女が、私の耳元に唇を寄せて「Bonne Nuit」と囁いた。
少女も、私の口元に桜色の唇を寄せて「おやすみ」と口づけした。
私はそれきり、気を失った。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:17:22.88 ID:mimwTyo50
おだいくだしゃいな
72 :
『ボン・ニュイ』(お題・夜) 6/6:2008/07/29(火) 02:18:14.94 ID:/4F7TIze0
そっと示された請求書に書かれた金額は六桁に迫る勢いであった。
しかし夜の味を知ってしまったものとしては、決して高い代償ではない。
この一件以来、今まで以上に夜が来るのが楽しみになったことは、
いうまでもない。
今宵もまた“影”になり、“夜”を飲み干して“闇”と溶け合うべく……
(終)
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:18:57.73 ID:mimwTyo50
ごめん、挟まったorz
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:19:14.69 ID:a2O3Vm590
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:20:05.93 ID:/4F7TIze0
>>73 どどんまい!
ふぅー初投下でヤンス
お手柔らかにww
ねるほ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:38:32.34 ID:/4F7TIze0
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:44:35.99 ID:/4F7TIze0
流れ止まっちまった(´;ω;`)
保守
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:47:49.80 ID:Q8Uay91V0
80 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 02:58:58.26 ID:BnU0kNE+0
これから5分くらいで5レス投下します。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 02:59:10.09 ID:/4F7TIze0
>>79 早速のご感想、ご指摘ありがとう
そう、男性一人称です。「俺」とか「僕」だとしっくりこなかったから・・・
店主の少女のくだりは確かにもっと膨らませられたかも
キーワードに拘泥するあまり、そこは不足気味だったかな
文章作法のリンクもありがとう
まとめて習得して、次の作品に繋げていく所存です
82 :
お題「鳥居」:赤い映画 一 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 03:00:13.51 ID:BnU0kNE+0
あかりははしゃいでいる。傾斜の緩い階段を駆け上がり、振り返って見下ろして笑った。
緑の中で白い布が踊った。
僕たちは休暇を利用して島根は津和野の、太皷谷稲成神社に来ていた。
たいこだにいなりじんじゃ。小気味良い響きがする。あかりがどうしても
SLに乗りたいと言ったので、わざわざ新山口駅から指定席券を買い乗り換えてきたのだった。
SLに乗りたいだなんて、変わった女だ。
「だって、見たことも無い昔に戻れたみたいじゃない。」
ふうん。
そうして僕たちは単線を抜けて津和野にやってきた。
83 :
赤い映画 二:2008/07/29(火) 03:01:15.61 ID:BnU0kNE+0
津和野町の駅周辺は明治時代からの町並みの残る、落ち着いたつくりになっている。
古めかしい建物の町役場があり、カトリック教会があり、民家と土産物屋があり、
その中に森鴎外の旧宅がまちなみにすっと収まっている。道の脇の堀には、鯉がゆったり泳いでいる。
観光と田舎の普通の生活が同時に流れているのだ。
そしてその街から、山と共に、その山に横たわる赤い帯を見上げることが出来る。
太皷谷稲荷神社に続く表参道には、ずっとずっとずっと、鳥居が連なっているのだ。
緩やかな段差の一つ一つに、赤い鳥居がしっかりと建てられている。
それは赤色のトンネルのようだ。
いや、正確に言えば、鳥居の一基一基には隙間があるので、それはまるで赤い柵を、
アーチのような長い長い赤い柵を囲まれて登っていくようだ。
84 :
赤い映画 三:2008/07/29(火) 03:02:08.99 ID:BnU0kNE+0
木々と鳥居の間から差し込む光と、照り返しの赤で、赤と緑の不思議な遊歩道。
あかりは今年で27になるが、普段は落ち着いている彼女らしくなく早足で登ってゆく。
「ねぇ。下を見て」
その景色をうまく説明できるだろうか。柵の中を見ながら柵の隣を歩くいていくと、
景色は、柵に遮られ、隙間は瞬間を映し、まるでフィルムにいるように見える。
同じようにこの鳥居のトンネルの隙間からは、見下ろす町が赤い映画のように見えるのだ。
それは絵ではない。
楽しいかい。
あかりは僕の質問に微笑んだ。
色彩のような女。
ひかりの女。
85 :
赤い映画 四:2008/07/29(火) 03:03:32.10 ID:BnU0kNE+0
僕は君を今まで不幸にしてきただろう。貧しくさせてきただろう。
この旅が終わると、僕にはもう何も残らない。
後には周囲の悪意と敵意が残るだけだろう。
あかり。
君は映写機から零れた光のようにはかない。
「わたしはしあわせよ」
その時、
夕日が降りて、赤いトンネルの先から僕たちを照らした。赤い赤い場面が、赤い夕日で
一瞬が焼きついた。フィルムのひとこまに立ち止まってしまったような。
その時時間が止まった。
かみかくし。
僕は呟いた。
できればこのまま全て、消し去ってください。
86 :
赤い映画 伍:2008/07/29(火) 03:06:46.74 ID:BnU0kNE+0
帰りの汽車の中、僕はあかりの頭を抱いて思った。映画は終わってしまった。
でも、ひかりが焼きついていた。時間が止まった代わりに。ぽうと胸になにかが灯った。
きっとあれは狐が熾した火だったのだ。
87 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 03:08:19.49 ID:BnU0kNE+0
以上です。お題を提供してくれた方、ありがとうございました。
ご意見、ご感想、頂けると幸いです。
拙い文ですがよろしくおねがいします。m(__)m
>>87 うまい。
単なる描写が偶然のようでいて、必然性を保っている。
だから、詩につながりがある。
短編になったとき、ちゃんと話にできるかどうかはわからないが、センスはある。
男か女か?
男なら見込みがある。
女なら感性に頼らず精進するといいよ。
ちなみに好きな小説家、哲学者を教えてくれないかな?
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:21:56.71 ID:9WJ0wb1fO
寝る前保守
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:22:34.35 ID:BnU0kNE+0
>>88 感想ありがとうございます!
短編は一気に世界を拡げることになりそうで恐ろしいです。
男です。精進します。
好きな小説家は中島らもと、詩作は谷川俊太郎氏です。
哲学は手を出したことがないのですが、思想は阿部公房に影響を受けていると思います。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:28:33.82 ID:Q8Uay91V0
>>82 舞台設定が上手い
なんで島根なのに出雲大社じゃないんだろうかと思ったら
鳥居が赤くて色とお稲荷さんじゃないと最後に繋がらないのな
太皷谷稲成行ったことないから読みながら伏見稲荷を思い浮かべてたけどw
>>90 語り手の恋人?に対するスタンスが堀辰雄に似ているのかな。
あまり僕は堀辰雄を読んでいないのでわからないが、そんな気がする。
この文章が何かを露骨にまねていない限りセンスはあるから、
短編に手を出してごらん。
阿部公房が好きだということだけど、
実体験を元にしてそこから想像の翼を広げるなり、言葉で世界を切り開くなりの世界観で作品を構築した方が良いような気がする。
まあ、ほとんどあてずっぽうだが。
阿部公房好きで哲学をしないのはいけない。
焚き木がないと火は燃えないよ。安藤先生の言葉だ。
何かに手を出した方が良い。
ハルヒに「ラカン」というタームが出てくるが、どれだけのハルヒ厨がラカンを知っているのか……。
ラカンを読めとは言わないが、少なからず思想はかじった方がいい。
世界は言葉によって切り分けられるものだから、その方法論を知れば、
世界は今よりずっと広がるよ。
偉大なる暗闇、広田先生の言葉の意義はここにあるんじゃないだろうか……。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:38:39.89 ID:Q8Uay91V0
ラカンはとっつきにく過ぎる
斎藤環のやつもラカンに絡めて自分の言いたいこと言ってるだけだし
いい入門書がない気がする
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:44:04.48 ID:BnU0kNE+0
>>91 どうもありがとうございます。
舞台は実際に行った神社で、思い出に残ったところから選びました。
その切り取った場面と、記憶と調べたことから全体をこねていった感じ。
いいところだよ。太皷谷稲成。
中学の、一番自然がつまらないころに行ったんだけど、時間が経つと鮮やかになりますなぁ。
>>90 アドバイスいろいろありがとう。
堀辰雄は読んだことがないのですが、ちょっと興味が沸きました。機会があればぜひ読みたいです。
女性の描き方は中島らもが瑞々しくてよいと思います。
阿部公房は思想にも詩にも底知れなさを感じます。
計算されつくした世界で、詩を作れるのはなんというか果てしないです。
哲学、かじり始めて見ましょうか。実践と共に平行して以降と思います。
色々な手がかりを教えていただいてどうもありがとう。助かります。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:45:29.76 ID:BnU0kNE+0
>>93 私は新宮一成先生に逢ったことがある。
柄谷行人の講演会のときだ。
真摯にメモをお取りになり、懸命に質問されている姿が印象的だった。
ラカンをやれとは言わないが、知らないことも知らずにいることは、やはり愚かなことに私には思える。
若者がゆとりと言われて久しいが、ハルヒの著者が「ラカン」というタームを出したことに、私は作者の誠意を覚えた。
それが単に無意味な修飾に過ぎなかったとしてもね。
加えて、『涼宮〜』はアニメの方が明らかに作品としては上だ。
時系列の破壊、作品の入れ子構造などは、村上春樹などにも見られるポスト・モダンの手法だ。
優れたクリエイターが参加されているのだろうと思う。
感性だけで作品はできない。
ここにいる人の多くがそれを勘違いしている気がするので、少し気になっていました。
初めて書き込みをするが、これで終わりにします。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:53:59.91 ID:UfN2C3QJ0
よし。小説は白樺派、哲学は性善説とカントが好きなお花畑の住人にお題をくれないかな?
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 03:55:21.07 ID:Q8Uay91V0
ゾンビ
99 :
96:2008/07/29(火) 03:57:28.67 ID:NsL+AW1+0
誤解があるといけないので、一言だけ補足を。
ラカンにこだわってはいないです。
ただ、誰でもいい。
古典と言われる哲学者や評論家に懸命に挑戦して欲しい。
ニーチェでもいい、ソシュールでもいい、マルクスでもいいし、小林秀雄でもいい。
苦しいし、厭になるかも知れないが、厭になれば、違う誰かに移ればいい。
そのうち自分の気持ちを言葉として代弁している人にきっと逢ってしまうはずだから。
夜中にマジレス、スマソ。
おやすみなさい。
Aideu.
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 04:03:40.04 ID:mimwTyo50
きりなしの塔の攻略に失敗して以来私は冒険をやめた
だが塔に置いてきたあの日記があの子たちの冒険の助けになったとすれば
若き日の私は彼らといっしょについにきりなしの塔を攻略したのだ
私の冒険はムダではなかった
そう“古いタイコはなくならない”
これからは彼らがタイコをたたいてくれるだろう
冒険者ラカンの日記より――
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 04:05:25.54 ID:UfN2C3QJ0
>>100 なにそのオッサンどもがネタ抜きに格好いい漫画の変態祭親父
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 04:12:51.44 ID:BnU0kNE+0
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 05:00:40.25 ID:VFlIwQek0
ごじら
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 05:52:38.61 ID:VFlIwQek0
あーたーらしーいーあーさがっきったっ
絶望の夜明け!!
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 05:54:00.88 ID:JlX8IN+B0
おだいくれ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 05:59:28.95 ID:VFlIwQek0
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 06:02:10.81 ID:JlX8IN+B0
>>106もらった
スレが落ちる前に書き上げて来いってことだな了解
お題ください↓
基本過疎スレなんだっけ…
>>106のもらおう。できたらPCで投下します
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 06:25:49.76 ID:VFlIwQek0
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 07:09:04.36 ID:Q8Uay91V0
おっはにょろっぴー。今日も元気にうひゃっほっぴょー
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 07:38:51.77 ID:Jt/4nX2xO
保守
お題を頂きたい
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 07:54:42.73 ID:XRjT3tfh0
ひげ
>>109で、このスレ初めて来たんだけど、
短編書くのって意外と難しいのな…時間かかりそうだわ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 08:16:08.79 ID:Jt/4nX2xO
どんだけ時間かかってもいいし、アイデアが浮かばなかったら新たにお題をもらってもイインダヨー
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 08:19:09.37 ID:kLQpKYGf0
なんかお題くれ
↓
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 08:20:10.55 ID:r+Gq2f+u0
短い中にどれだけ詰め込めるか、もしくはどれだけ簡略化して書くか。
それだけでも結構な制限があるからな。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 08:21:23.56 ID:r+Gq2f+u0
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 08:24:17.27 ID:kLQpKYGf0
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 09:19:43.96 ID:Jt/4nX2xO
保守
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 09:43:01.07 ID:kd5bhbKf0
ho
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 09:43:41.82 ID:+3ro2O660
お題くれください
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 09:44:40.57 ID:kd5bhbKf0
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 09:52:02.05 ID:+3ro2O660
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 10:32:53.77 ID:kd5bhbKf0
ほ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 11:11:58.84 ID:kd5bhbKf0
ほ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 11:45:38.14 ID:+3ro2O660
ほ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 11:57:26.54 ID:BnU0kNE+0
ホセ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 11:57:55.90 ID:6RPheONy0
品評会減った?
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:12:44.09 ID:kd5bhbKf0
少し前でもその話題あったけど、
まぁ夏も始まって皆さん忙しい時期なのだろう
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:23:36.89 ID:3wFlHgRCO
今回の品評会が終わったら、俺、ぬへっほうにプロポーズするんだ。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:39:54.65 ID:Zkkmyn180
うひょー
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:40:23.27 ID:hzwKAhGB0
よろしい、お題をいいなさい
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:40:44.14 ID:xyBUXCQs0
蜂
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:42:56.62 ID:BnU0kNE+0
お題くだちい
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:44:09.77 ID:AMNDLKaS0
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:44:12.43 ID:TCSN7Gml0
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 12:46:18.80 ID:4lsSsAqBO
半年ぶりくらいに来たけどなんか面白いイベントあった?
夏が一人
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 13:01:46.27 ID:BnU0kNE+0
お題頂きました。ありがとう。
141はお題?ちがう?
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 13:12:30.61 ID:Zkkmyn180
141は140への返しじゃないの
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 13:31:26.68 ID:Zkkmyn180
ほす
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 13:32:08.57 ID:Jt/4nX2xO
なーつなつなつなつココーナツ♪
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 13:58:32.20 ID:c7VsQn8fO
俺この試験期間が終わったら小説書くんだ……
たーこたこたーこたーこたこたーこたーこたこたこやき、まんとまん
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 14:02:59.90 ID:Zkkmyn180
たこやきまんとまーん
ほ
151 :
『僕は平和の作り方を見つけた』(お題:人のお題をぱくって保守)1/2:2008/07/29(火) 14:39:27.37 ID:jf8H6qXU0
「なにそれ?」
「なにって?」
「だからその平和の作り方って」
「あー、小学校の時のさ、夏休みの自由研究だったのよ」
「平和の作り方が?どんな小学生だよ」
「俺もやったな、自由研究。確かカブトムシの観察」
「よくカブトムシなんてとれたな」
「爺さんの家が山梨の奥の方でけっこうとれんのよ」
「なんだったけなぁ。それ思いついた時は俺天才だなと思ったんだけど」
「嫌な小学生だな」
「あーでも、いたよな。俺たちと同じ年頃の天才小学生」
「いたいた。やたら難しい数学の公式を解いたとかって奴だろ?」
「あ、それ俺」
「まじかよ」
「でも、お前天才じゃないじゃん」
「20歳過ぎればただの人ってやつ?」
「やつ?って言われてもな」
「偉い先生曰く、順応なんだってさ。公式解けるよりも、ポケモン全部言えた方が幸せなんだと」
「天才小学生なんてむかつくもんな。一緒に遊ぶ気がしねぇ」
152 :
『僕は平和の作り方を見つけた』(お題:人のお題をぱくって保守)2/2:2008/07/29(火) 14:40:06.62 ID:jf8H6qXU0
「だからさびしい夏休みでさ。夏の思い出なんて一つしかないの」
「それが平和の作り方?」
「そう。なんだったけなぁ」
「天才といったって小学生の考えることだしな」
「確か普遍性が重要だーとか言ってた覚えがあるんだよ」
「普遍性ねぇ」
「えーとあった。文化も歴史も宗教も異なる人々に共通した概念でなければそこに生まれるのは独占的な平和であり・・・・・・」
「長い」
「昔の俺に言ってくれよ。保存の概念が平和を阻害・・・・・・しかるに国家という概念の最小単位である家の・・・・・・。ま、そんなわけで小学生が最適なんだと」
「省略しやがった。お前確実にその頃より馬鹿になってるわ」
「うるさいな」
「邪魔して悪かったな天才閣下殿」
「メモじゃわかんないな。全部書いておけよ、当時の俺」
「あ、それロン。リーチ一発・・・・・・」
「くそ、まじかよ。全然見てなかった」
「これで天才の称号は俺がもらったな」
「ぜってー取り返す」
「いや、俺がもらうね。俺南家なら最強だもん。南家水鳥拳見せてやるよ」
「ソーズの無理染めだろ、それ」
完
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 14:53:23.17 ID:Zkkmyn180
ほしゅしゅ
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 15:12:25.85 ID:Zkkmyn180
ほしゅしゅしゅ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 15:28:59.44 ID:Zkkmyn180
ほしゅしゅしゅしゅ
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 15:29:02.78 ID:BnU0kNE+0
ぽー
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 15:44:02.81 ID:Zkkmyn180
ほす
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 16:12:46.60 ID:Zkkmyn180
ほす
ほすほす
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 16:33:18.81 ID:75SD+LCh0
227 名前: ◆fSBTW8KS4E [] 投稿日:08/07/29(火) 15:52:04 ID:SYcjRtLb
全感時間があれば明日投下します、すいません
******************【投票用紙】******************
【投票】:No.09 氷の世界 ◆VrZsdeGa.U氏
社会人と呼ばれる人たちも、リア充も一人になるとこんなこと考えているんじゃないだろうか
気になった作品:No.04 氷像のルイージ ◇pxtUOeh2oI氏
氷像になるほどと思ったただタイトルにルイージつけると意味がだぶるんじゃないだろうか
**********************************************
自作を読んでくださった方、感想をくれた方ありがとうございます
誤字脱字はその、冒頭の「九人ほど」を違和感なくすためで……
って言い訳を思いつきました
あとタンクトップ女とカップルの関係とか店長に渡された五万円の意味ですが
カップルは紺スーツ男とタンクトップ女の取引を目立たなくするための劇団みたいな役
五万円は取引場所としての謝礼と口止め料でした
意味が伝わると良いです
転載お願いします
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 16:42:11.89 ID:Zkkmyn180
転載乙です
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 16:56:23.66 ID:kd5bhbKf0
ほ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 17:18:31.89 ID:Zkkmyn180
ほす
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 17:35:09.90 ID:Zkkmyn180
ほしゅほしゅ
全巻いきますよー
No.01 クール・ダンセル ◇OvJXRhOGZw
きれいな文章だと思った。内容が薄いと思った。オチがよく分からんな、と思った
No.02 夏は氷の溶ける空気で ◇fSBTW8KS4E
なんか他の全巻で結構酷評されてたから読まんかった。自己中とか知ったこっちゃない
No.03 『凍った傲慢はやがて溶ける』 ◇BqgMEgxWzg
俺の。めっちゃ急いで書いた。次は起承転結をしっかり書く。前にも同じ事を言ったような気がするけど知らん
No.04 氷像のルイージ ◇pxtUOeh2oI
あとでルイージの意味を辞書で引こうと思った。特に貶す点も無い。伝わるものもあんまなかった。
だけど伝わらないうんぬんはたぶん俺の好みの問題だろうと思った
No.5 バー無駄な才能交差点◇LBPyCcG946
二回ほど頭をひねった。題名を見てみたらよく分かった。シュールだよな。うん。特に貶す点もなし。
ファニーでファンキーでシリーだった
No.6 フンコロガサナイ ◇TQd9MjVDR6
低脳な俺にはオチがイマイチ理解できんかった。愚かじゃない人間なんていんの?って言った子とデートに行くの?
やっぱ分からん。特に貶す点もなし
No.7 ダーティー・アイス ◇ESKZUVygnM
非常に痛い。別に際立って文章が変というわけではないけど痛い。
『石頭の役人の頭を冷やす厚く重ねた氷の弾丸』ってなんだよ。分かりにくいんだよ。
石頭の役人の頭、って頭痛が痛いと同じ匂いがするぞ。馬から落馬しちゃうぞ
『利害に一致する不正はどちらの国でも歓迎』って、害は一致しちゃだめだろ、歓迎しちゃだめだろ
No.8 氷の魔法使いが満たすもの ◇0KF/UBMvVE
そこはかとなく携帯小説から卒業しました、臭がした。途中から三点リーダが一つだけになっているのが
なんとも微笑ましい。ストーリーは悪くない。文章も別にそこまで悪くはない。でも薄い、し意味がわからんかった
キーポイントの白い塊がなんなのか、なぜ白いのかとか、もうちょっと掘り下げて欲しかった
No.9 氷の世界 ◇VrZsdeGa.U
いいね。なんか書き慣れている気がする。深く考えれば深いところまでいきそうな作品。読みやすかった
でもひきこもりなのに氷の入ったジュースはどこから出てきたんだ
No.10 こおりのこおのう◇IPIieSiFsA
夏にお暑いお話ですね。小説、って感じがなかった。よかったけど
******************【投票用紙】******************
【投票】:なし
気になった作品:No.9 氷の世界 ◇VrZsdeGa.U氏
よかたよ
**********************************************
全感おつ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 17:52:48.73 ID:Zkkmyn180
全感乙です
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 18:11:51.88 ID:2Q6AwhIF0
保守であります
保守
ほす
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 19:25:37.37 ID:Zkkmyn180
あげ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 19:47:20.18 ID:Zkkmyn180
ほすほす
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 19:48:37.45 ID:VFlIwQek0
↓最高にかっこいい保守
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 19:50:31.45 ID:hzwKAhGB0
保守
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:11:40.74 ID:Zkkmyn180
ほっしゅ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:15:11.19 ID:CHLVppDiO
お題くだだださい
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:15:13.72 ID:VFlIwQek0
なんてこった…
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:16:01.10 ID:VFlIwQek0
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:16:51.46 ID:CHLVppDiO
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:24:05.68 ID:r+Gq2f+u0
おまいら読書感想文って何題材にして書いた?
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:29:27.00 ID:Zkkmyn180
十五少年漂流記
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:30:26.81 ID:4XQvkdvi0
五体不満足
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:34:57.98 ID:VFlIwQek0
ホワイトアウト
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:35:21.41 ID:UfN2C3QJ0
舞城王太郎の煙か土か食い物で出したら怒られて、しょうがないから走れメロスで書いた
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:40:07.95 ID:r+Gq2f+u0
>>187 ミステリーだから、とかでだめになったの?
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:41:27.15 ID:ZFMZFrU60
野生の証明で書いたら、オッケーだった。
バッテリーでもオッケーが出たぜ。
むろん、ハリーポッターでも。スレイヤーズでもオッケーが出た。
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:43:09.18 ID:asv9Z7YrO
救済スレに全感投下したので、転載よろしくお願いします。
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:43:17.24 ID:UfN2C3QJ0
>>188 いや、国語便覧に載ってる人じゃないと駄目だったらしい
その説明のあった日ちょうど授業バックレて家で寝込んでたから
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:45:52.34 ID:r+Gq2f+u0
>>189 ハリーポッターの時点であやしいが、スレイヤーズってw
>>191 微妙な基準だな。便覧っていうと高校生あたりか。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:54:30.23 ID:0R4h3aqcO
お代一つ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:57:40.51 ID:ZFMZFrU60
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 20:58:34.04 ID:UfN2C3QJ0
>>189 あさのあつこのバッテリーは高校入試の国語にも出るしなあ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:00:43.47 ID:0R4h3aqcO
はああああああああああああああああああく
197 :
転載:2008/07/29(火) 21:07:39.96 ID:kU1t9zId0
転載するよ
名前: ◆S1JfIY6doA [] 投稿日:08/07/29(火) 20:38:24 ID:nQGl1EwA
全感投下するので転載お願いします
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:07:40.56 ID:asv9Z7YrO
(´・ω・`)
199 :
◇S1JfIY6doA1/4:2008/07/29(火) 21:08:30.34 ID:kU1t9zId0
No.01 クール・ダンセル ◆OvJXRhOGZw氏
閉ざされた世界の中で、美しい女が美しい踊りを踊る。ありとあらゆる美を追求して、
けれどそれは決して人の目に触れることなく終わる。で? っていう。
物凄く不自然だなと思ったのは、美とはそもそも他者の反応によって育てられるもの
だと思うのに、とじた世界の中で自らの計算のみで追求していること。
彼女のそのナルシズムに一体何の意味があるのか分かりませんでした。
それと、不自然なほど美しいとか滑稽なほど美しいとか言われても、頭の中に出てく
る映像、読者の想像力なんてたかがが知れてると思います。
その辺が気になってしまうと、このスレでよくある「詩のような」と言われただけで
終わってしまうと思いました。
ちなみにヴァルキリー・プロファイルは良ゲーだと思います。
No.02 夏は氷の溶ける空気で ◇fSBTW8KS4E氏
2行目までに目が3度ほど滑りそうになりました。それ以降は物事を表面から詳しく淡
々と描写しているのですが、それは無味乾燥とした白黒カメラのようなものではなく、
所々に作者の感情?(上手く言えませんごめんなさい)のような物が見えて、それが
とても浮いているように感じます。村上龍の限りなく透明に近いブルーを限りなく劣
化させた感じと言ったら近いでしょうか。自分で言っててよく分かりません。何故こ
んな書き方をしたのか、その意図が伝わってきませんでした。
No.03 凍った傲慢はやがて溶ける ◆BqgMEgxWzg氏
他の方もおっしゃっていましたが、因果遊びだけを見せられてもそんなものに面白み
は全然なくて、何故それが起こるのかということに納得しないと話として成立しない
と思います。極論を言えば「馬鹿と言ったら自分が馬鹿」と言ってるだけのような小
説だと思いました。
自分はそういう物に面白みを見出せるタイプではないので。
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:08:33.43 ID:asv9Z7YrO
(`・ω・´)
201 :
◇S1JfIY6doA2/4:2008/07/29(火) 21:08:57.05 ID:kU1t9zId0
No.04 氷像のルイージ ◇pxtUOeh2oI氏
ルイージという名前は類似からきていると聞いたとき、僕は彼の半生を思い何とも言
えない気分になりました。例えば、この女優がAV女優(グラビアタレント?)でなけ
れば彼女の苦しみや悲しみも何となく分かります。〜に似ていると、一般人の女性が
言われ続けるのは辛いでしょう。けれど、実際は彼女が自分の容姿を利用しているの
は事実であり、何言ってるんだろう? となります。
言うなれば、悲哀が足りないと思います。だって、ルイージの悲しみというのは、生
まれたその瞬間に決められた宿命でしょう?
No.05 バー無駄な才能交差点 ◆LBPyCcG946氏
無駄な才能を持った者達が集い、それぞれの才能が影響しあって物事が起こる。小さ
な力が集まって、お互いに影響しあうというのはよくある話ですが、それが面白いの
は例えば戦隊モノで、5人が力を結集して苦しみながらも強大な悪に立ち向かっていく
ようなカタルシスだったりすると思います。
仮に、1人では何も出来なくても、二人なら……というようなことであれば、物語も一
定の盛り上がりを見せると思うのですが、この話にはそういうのが無くて、端的に言
えば山場がありません。
結局、この話のどこに面白みを感じればいいのかわかりませんでした。
No.06 フンコロガサナイ ◆TQd9MjVDR6氏
独特なキャラ設定と雰囲気……なんて言えば聞こえはいいのですが、それが物語にど
んな影響を与えているかといえば、特に見るべき所を感じませんでした。
結局雰囲気モノということになるのでしょうか? それは多分成功していると思いま
す。
ただ、どの登場人物もどこか普通でなくて、出てくる人が皆そんな具合だと、そこに
落差が出ませんよね? 例えば天才だけの世界で、1人の天才が光ることができるかっ
てことになると、結局微妙という感想に落ち着いてしまいました。
202 :
◇S1JfIY6doA3/4:2008/07/29(火) 21:09:22.88 ID:kU1t9zId0
No.07 ダーティー・アイス ◆ESKZUVygnM氏
1レスの中で場面が二転三転するので、話についていけませんでした。その割には粗筋
的な書き方をしていない(描写が所々細かい)ので、もう頭に物語が入ってこず、全然
楽しめませんでした。
加えて、出てくる単語が表面上はカッコいいと思われるような物ばかりであるのに「Q国」
とか言われると、話の雰囲気も掴むことが出来ません。
自分は嫌いですが、いっそのこと中二病全開で突っ走られた方が心地いいと思います。
No.08 氷の魔法使いが満たすもの ◆0KF/UBMvVE氏
話の雰囲気と設定は好きです。恋愛要素も、腕が氷である必然性を示しているので悪く
ないと思います。ただ、どなたかも仰っていたように、取ってつけたようになっている
のは事実で、いっそこの氷職人が「彼女の腕を掘るために氷職人になった」くらいの方
がいいと思うのです。たまたま出会い、彼のお陰で腕を手に入れたなんて、偶然の出会
いと言えば聞こえは良いのですが、尺の問題もあってそれが素敵と思えるほど書ききれ
ていません。それならいっそ、彼の存在理由そのものに、彼女を絡めてしまった方が、
物語は自然に流れると思いました。
No.09 氷の世界 ◆VrZsdeGa.U氏
丁寧な描写の割りに描かれていることが大変薄っぺらくて、そこにテーマのような物を
感じることは出来ませんでした。そもそも、自殺なんてそう簡単にできることでは無い
と思うのに、それをたったの4レスで表現しようというのがもう個人的には駄目で、そ
れならいっそ設定で「自殺したい男」とされた方が全然納得がいきます。絶望的に閉鎖
的な世界で過ごす男の内面なんて理解できるともしたいとも思いませんし、それならい
っそNo.1のように美女を詩的に書いてくれたほうが、絵としては綺麗だと思います。
結局、描かれている物がつまらないとしか思えなかったんだと思います。
203 :
◇S1JfIY6doA4/4:2008/07/29(火) 21:09:48.88 ID:kU1t9zId0
No.10 こおりのこおのう ◆IPIieSiFsA氏
地味に良いオチだと思いました。話の流れも、彼と彼女がクーラーの無い部屋でだべっ
ているという設定も中々良くて、ライトな文体に合っていると思いました。
ただ、唯一気に食わないというか、不自然だと思うのが風呂の中での出来事で、何故こ
こでエロを入れたのだろうなんて、多分無粋な質問だと思うのですが、それが正直な感
想です。
全感を拝見する限り、多分書きたくて書いたのでしょうが、それまでの描写と明らかに
違っていて、それが悪い方に浮いていると思います。それならいっそ、部屋で茹だった
彼女の様子も、流れる汗や透ける服などと絡めてもっと官能的に書くべきだと思います。
全体的な構成を考えるのもとても大切だと思うのです。
ただ、ぶっちゃけエロは大好きなので、その心意気は素晴らしいと思います。
総評:出題者としては、数が少なくて凹みました。
******************【投票用紙】******************
【投票】:
No.08 氷の魔法使いが満たすもの ◆0KF/UBMvVE氏
−感想−
氷の腕で、愛しくるビンタを繰り出したら最高だと思いました。
No.10 こおりのこおのう ◆IPIieSiFsA氏
−感想−
ちょっと勿体無いけど、オチが好きなので。
気になった作品:
No.06 フンコロガサナイ ◆TQd9MjVDR6氏
−感想−
せめて、物語がもう少し楽しければ良かったのですが。
**********************************************
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:10:23.53 ID:kU1t9zId0
以上、転載終わり
揚物ヤバイ!
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:10:36.82 ID:asv9Z7YrO
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:16:25.40 ID:kU1t9zId0
ところで、いつも気が付いたら勝手に転載やってるんだけど
向こうの全感想まとめにも勝手に転載やっちゃっていいんでしょうか?
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:20:09.25 ID:1jMCtq9l0
いいです!
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:28:07.13 ID:Zkkmyn180
ほほほ
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:33:47.13 ID:UfN2C3QJ0
よし、ZATUDANNしようぜ
ZATUDANNお題↓
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:34:05.22 ID:kU1t9zId0
ほんとに良いのかよく判らんが
◆BqgMEgxWzg氏
◆S1JfIY6doA氏
の全感想をまとめに転載しました
揚物はちょっと黒いくらいが食べ頃ですよね
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:35:35.93 ID:kU1t9zId0
揚物、個人的にはピーマンが好きなんですが
他人に言うと不思議がられます。
なぜでしょう? おいしいのに……
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:37:43.91 ID:UfN2C3QJ0
ピーマンとかの西洋野菜は嫌われる風潮があるのかな?
揚げ物の定番というとナスしいたけとうもろこしししとうブロッコリー……あれ、西洋野菜あるじゃん
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:37:58.34 ID:Zkkmyn180
ピーマンもいいけど椎茸もおいしいよ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:40:56.06 ID:kU1t9zId0
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:42:00.54 ID:UfN2C3QJ0
>>214 本体から外すように切ってやると割と大丈夫。処理したイカくらいには爆発しない
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:42:19.55 ID:Zkkmyn180
トウモロコシとブロッコリーって揚げるっけ…?
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 21:48:51.44 ID:VFlIwQek0
お前らブロッコリーの話すんじゃねえよ
218 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 21:53:10.19 ID:BnU0kNE+0
これから5〜6レスほど投下します
219 :
お題「コンビニ」「子供」:べつべつ 一 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 21:55:56.29 ID:BnU0kNE+0
自動ドアが開くと、冷えた空気がどっと垂れ流れてくる。白い光の中に僕は足を進める。
さっきまでかいていた汗が一瞬で冷えていく。僕は家から歩いて5分ほどのコンビニに来ていた。
ただ何となくぷらりとやってきただけだ。歩きにやってきただけだ。
とりあえず、一番手前にあるコミックスの棚から、廉価版の「バキ」を取り出した。
パラパラと読み進めていくと、おかしなことに気がついた。
目の前の小学生くらいの子供が「ふたりエッチ」を読んでいた。
220 :
べつべつ 二 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 21:56:49.94 ID:BnU0kNE+0
僕は何だか面白くなってしまって――、えーと、その前にふたりエッチは克・亜樹の描いている、
セックスのHOWTO漫画のようなものである。主人公の真と優良(ゆら)は童貞と処女で見合い結婚。
経験が少ないまま、戸惑いながらも互いに思いやりながらセックスの経験を積んでいくというストーリー。
つまり、「結婚してる夫婦だからあたりまえでしょ?」という「ふつうのセックスシーン」を描く。
「おかしいですかなにか問題でも?」といわんばかりのなんというか開き直りのような漫画である。
水色のテープは貼っていない。だれでも読むことが出来る。
221 :
べつべつ 三 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 21:57:43.08 ID:BnU0kNE+0
ただし、小学生高学年にもなろうかという子供が読んで善いのかと言うと、微妙なところである。
男児は食い入る様にふたりエッチを読んでいる。いつ知ったのかは知らないが、
これはこの子にとっての、未知の領域であったはずだ。彼は今全く知らない世界に踏み込んでしまった。
バキもこういう体験をしたのだろうか、と僕は心の中で笑った。
まあ、知ってしまったものは仕方がない。誰が文句を言おうとそれは彼のものだ。
不意に、子供と目が合った。僕は薄笑いを浮かべて彼を見た。
( エ ロ ガ キ )
彼はなるべく自然に目をそらすと、なるべく彼なりの自然に本をしまい、自然にドアに向かった。
ドアを一歩出ると走り出していた。
走れ、少年。
222 :
べつべつ 四 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 21:59:09.09 ID:BnU0kNE+0
漫画を読む気もなくなって、僕は飲み物売り場に移動した。そこで別の少年に出会う。
卵が潰れて散らばっていた。
先ほどと別の子供だった。卵のパックを開いて一つ一つブチ撒けていた。
レジからは視覚になり、店員には見つかっていない。
子供は僕を睨みつけた。せつない視線だった。
たった一人だ。
――ああ、子供よ。
お前も「ふたりエッチ」あたりを知っておけばよかったのにな。
お前は寂しいものを知ってしまった。
きっとお前が見つける土台を、お前の周りのクソみたいな人々が教えてしまったのだろう。
それはコンビニに入ったときの、眩しさで感じる目の痛みのような。
223 :
べつべつ 五 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 22:02:18.45 ID:BnU0kNE+0
僕は紙パックのもも水を取り上げ、封を開けるとゆっくり床に注いだ。
子供は驚いたように怒ったようにこちらを見たが、僕は無視していた。
全て注いでも、匂いが溢れてくることのない105円の水。
お前にもいつか、「ふたりエッチ」みたいな、幸せな生活がくるといいのにね。
ほんとうに……来れば善いのに。
きっともう少し後に、知ればいいのに。
僕がレジの前を通り店を出るときには、少年は自動ドアから駆け出していた。
外には大粒の雨が降り出していた。店の前で遠ざかる少年の背を見送った。
夏にぎわう町の中に、蒸気の中に、すれ違う人たちのなんと無関係なことか。
僕たちは別々に、雨の中を傘も差さずに進み始める。
走れ少年
224 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/29(火) 22:03:37.15 ID:BnU0kNE+0
以上です。全部トリップを付けてしまった。ありがとうございました。
ご意見ご感想、頂けると幸いです。
よろしくお願いします。
ほしゅほしゅ
>>224 話しはまともに読んでない、ぱっとみ外ツラの感想
無駄な改行はいらない。
1レス30行まで入るから、あまりすぐにレスをわけない。
名前欄は全部トリが入ってて大丈夫。ただ1/5とかいうふうに
レス数を表記した方が良い。
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:24:58.29 ID:vvEmDZDE0
>>219-224 なんかとってつけたような雰囲気とストーリー構成が噛合ってなくてもやもやが残る一品。
人々はまさにそのすれ違う道行きそのままのようにてんで"バラバラ"で、そこにある種の
アイロニーを感じずにはいられない、ということなんだろうか。でもちょっと支離滅裂過ぎでは、と。
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:25:14.82 ID:BnU0kNE+0
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:26:42.79 ID:Zkkmyn180
なんか赤い映画に比べて文章的にたどたどしく感じる。洗礼されてないというか
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:28:23.09 ID:kU1t9zId0
>>218 >>白い光の中に僕は足を進める。
ここで勝手に夜のコンビニだと思ってしまった。
後で使っているから、それに効果を与えるために、使ったんだと思うけど
なんか妙に引っかかった。
感想は、うーん「ふたりエッチ」読んだことないから
よくわかんないや
ということでお茶を濁そうと思う
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:28:58.44 ID:BnU0kNE+0
>>227 ちょっと無理があったかもしれません。もうちょっと煮詰まってから書けばよかった。
もやもや感出したかったです。
感想どうもありがとうございます。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:33:13.43 ID:BnU0kNE+0
>>229 コンビニと言うことで文体を崩してみたのですが、
崩れてはいけないものが崩れてしまったようです。
前の作品も読んで下さったんですね。嬉しいです。どうもありがとう。
>>230 コンビニにあるものの中で、固有名詞などを出そうかどうか迷ったのですが、
やはり考えものですね。
時間の設定と表現は、ピタリと合致させないといけませんね。
細かいところまで、感想どうもありがとうございます。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:34:38.91 ID:UfN2C3QJ0
>>232 俺好きよ? こういうの。
ふたりエッチは読んだことないけど。
次回以降に期待age
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:36:51.03 ID:vvEmDZDE0
雰囲気だけで終わってしまってはいかんという好例のような作品だと思うよ。
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:37:51.37 ID:BnU0kNE+0
>>233 どうもありがとう!嬉しいです。
ふたりエッチは、よい作品ですよ。中学か高校に読んで凄くドキドキした覚えがあります。
また挑戦しようと思います。
>>228 そんなお礼を言われたら、ちゃんと感想を書きたくなっちゃうじゃないか
以下中身の感想
>どっと垂れ流れてくる。
たれ? しだれ? それとも別の読み方だろうか。
ちょっとリズムが悪い気がする。ただ「流れてきた」で良いと思う。
>さっきまでかいていた汗が一瞬で
家から5分でそんなに汗かくかな? 汗って止まった時に流れ出すように、
個人的に感じてるから、ちょっと違和感。
「ふたりエッチ」ってまだやってるのか……
ふたりエッチの説明はいらないかな。
有名だと思って書いてるならいらないし、
わからないかもと思って書くなら固有名詞は止めた方が良いかも。
そのすぐあとで「バキもこういう体験」みたいにあるけど、バキについては説明ないし。
()とか全角スペースとかはあまり使わない方が良いかも。よけいな軽さが見えるように思う。
>僕は飲み物売り場
これでも良いけど、こう書くだけじゃなく、その風景を描写した方がいいと思った。
あのペットボトルとか缶とかがつまってる棚とかね。うまい言葉で。めんどくさいけど。
視覚と死角の間違い。俺も偉そうなことは言えないけど、やっぱり推敲は大事らしい。
たまごのパック開けてたら、音で気づきそうな気もする。
>いいのにね。 >善いのに。 >いいのに。
三行の続いてる文章で真ん中だけ漢字。何か意味があるなら良いけど、
たまたまならそろえた方が良い。意味があるとしても特に感じることはなかった。
全体を通して時間が何時ごろなのかわからなかった。
一番、最初の白い光で、夜かなと思ったけど、少年や終わりの方からすると違うようだ。
コンビニはガラス張りの壁があって外が透けてるから、夜なのか昼なのかぐらいは知りたい。
真昼間だと白い光とかは感じない気がする。作者のなかでは、はじめから曇ってたのかもしれないけど、
やっぱり書いてないとわからない。大粒の雨なのににぎわうというのもちょっと浮かばない。
湿気のことを蒸気というのもちょっと大げさに感じた。雰囲気は感じられた。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:45:54.66 ID:vvEmDZDE0
落ち着けwwwww読みにくいぞwwwww
読みやすさなど考えてない!!
感想は熱いうちに書けだ!
30行ぎりぎりだったんだよ!
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:52:07.21 ID:vvEmDZDE0
>>238 内容とか趣旨、テーマについての感想がないけどそのへんどうだった?
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 22:52:40.82 ID:BnU0kNE+0
>>234 全くです
>>236 wwwwwww
本当にいろいろありがとう!
叩けば叩くほど埃が出てきますなあ。
視覚と死角。お恥ずかしい。
どれも返す言葉もないほどご尤も。スペースも「善いのに」も、何となくいいなと思ったのですが、
もっと真剣に悩んでおくべきでしたね。
どこからどこまで切り出して掘り下げていくか、どこを削るか、
うやむやになっていた気がします。
>>239 とくにあんまり。
そこまで何かを感じるわけでもなく、
雰囲気だけかなという感じ。
あまり好みでもないが、それはこっちの問題なので多分問題無い。
つか何でおまえが聞くんだよ!
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:03:36.87 ID:BnU0kNE+0
>>241 確かにw
雰囲気でさえ、「そこそこ」かぁ。
このテーマは人と場面を変えて、いつか再挑戦しよう。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:03:42.06 ID:vvEmDZDE0
いやあんだけいろいろ感想出てきてそれだけないのは何でだろうなって思って
保守
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:04:13.02 ID:UfN2C3QJ0
よし、盛り上がったところでお題くれお題
助長
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:06:11.63 ID:vvEmDZDE0
そして虚構
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:07:51.44 ID:BnU0kNE+0
さらに非情
あわてて墓標
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:11:54.99 ID:Jt/4nX2xO
なぜか女豹
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:13:17.54 ID:UfN2C3QJ0
お前ら書かせる気、ないだろ……?
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:15:27.05 ID:vvEmDZDE0
早く把握安価ださないからだろwwwwwwwww
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:18:01.30 ID:kU1t9zId0
こんな流れで20個くらいお題消化したやつ
あったよなw
>>244 1レス
ニレスというお題を二回の返事って消化したやつはすげぇと思った。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:27:52.41 ID:75SD+LCh0
>>224 結構面白い。マセガキとからかうことで、男子たるものとはかくあるべきな、恥ずかしい一面を
作中人物と同一目線で愛でたあとに、迷惑行為をしている男の子の悲しさの落差感。
何かが間違っている。かまって欲しさに応えるように叱るわけではなく、大の大人が同じような
ことをしてみせる。彼は自分の姿を客観視することでいたたまれなくなり逃げ出す。
良い対比だと思う。
そしてこれだけ思慮深さを見せつつも、105円と言いながら、弁償も後始末もしないで
至って当たり前のようにレジを通り過ぎ、コンビニを去ってしまった僕の終着点は
「ふたりエッチ」から切り出した話の方向とあっていてニヤリと思った。
死角を撮すカメラにばっちり。タイーホです。
ちょい誤字脱字に難あるけれど、よくまとまっている。
空行の間の使い方も、2ちゃんの表示にあっていてよい。
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:39:07.42 ID:RLNKHp6d0
お題ください
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:40:36.10 ID:75SD+LCh0
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:47:00.53 ID:BnU0kNE+0
>>254 感想どうもありがとう!嬉しいです。
誤字脱字、悪テンポ、今後改善していきたいです。
カメラにはもちろんバッチリ映っています。
卵の子供と僕は、もうそのコンビニに行かないのでしょう。
ふたりエッチの子はこっそりまた行きます。
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:49:58.49 ID:tpAx7sg30
寝られん
お題下さい
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:50:26.62 ID:Crcag7zh0
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:51:30.41 ID:hOLaI2xQ0
ジャンルお題ください
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:53:20.57 ID:UfN2C3QJ0
>>260 ばっかお前それ今俺が書いてるのに出てるぞ
ふふふ、競争というわけかいいぜやったらぁ
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:55:24.85 ID:Q8Uay91V0
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/29(火) 23:55:28.70 ID:75SD+LCh0
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:00:50.60 ID:HHrSXOrf0
ブラコン
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:06:12.50 ID:Stnkge2Q0
規制どうなってるかにゃー
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:10:31.69 ID:eMZNsKivO
集計マダー?
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:14:50.21 ID:Stnkge2Q0
君がするんだ
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:17:14.33 ID:Bhc8cFa+0
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:25:33.08 ID:0EZP8nKv0
誰かがやってくれなきゃ集計はされないものだよね、そういう認識も大切
まあ俺は集計しないけど
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:34:36.17 ID:7JCndYJj0
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:36:44.51 ID:Dxz8kQtw0
お題をもらおうか。
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:37:47.36 ID:6xe2cTt60
図書カード
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:38:39.84 ID:f6e+CJT30
賄賂
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:45:43.05 ID:Dxz8kQtw0
把握ぅ。
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:45:43.36 ID:Kuj84/0X0
夜のコンデンスミルク
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:46:33.86 ID:Dxz8kQtw0
あぶねえwww
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:48:45.93 ID:cdVrFaZd0
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:49:03.99 ID:ldErCtTF0
投 関
− 1 No.01 クール・ダンセル ◆OvJXRhOGZw氏
− 2 No.02 夏は氷の溶ける空気で ◆fSBTW8KS4E氏
− 1 No.03 凍った傲慢はやがて溶ける ◆BqgMEgxWzg氏
1 4 No.04 氷像のルイージ ◆pxtUOeh2oI氏
− 3 No.05 バー無駄な才能交差点 ◆LBPyCcG946氏
2 1 No.06 フンコロガサナイ ◆TQd9MjVDR6氏
− − No.07 ダーティー・アイス ◆ESKZUVygnM氏
3 − No.08 氷の魔法使いが満たすもの ◆0KF/UBMvVE氏
1 2 No.09 氷の世界 ◆VrZsdeGa.U氏
2 − No.10 こおりのこおのう ◆IPIieSiFsA氏
……
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:50:13.18 ID:Kuj84/0X0
おめでとu
!!!!!!!
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:57:07.40 ID:0EZP8nKv0
おめでとー
集計もおつかれさまー
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:58:35.11 ID:P+QMfiHE0
◆0KF/UBMvVE氏おめでとう
たしか、昨日のどじっ子ですね……
昨日のドジっ娘ワロタww
◆0KF/UBMvVE氏おめー
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 00:59:58.86 ID:Stnkge2Q0
◆0KF/UBMvVE氏おめ
集計超おつです
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:01:07.19 ID:59hMUIFA0
おめー
まぁ来週のこの時間に祝辞を受けるのはこのぼくでしょうから、ついでなので今のうちにぼくに言っておくのも手だと思いますよ
おめー
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:02:15.95 ID:RiKRBmiHO
◆0KF/UBMvVE氏おめー!
運営&集計おつー!
お題発表マダー
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:03:52.84 ID:PKKZw7rm0
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:04:55.09 ID:f6e+CJT30
◆0KF/UBMvVE氏おつー
運営&集計おめー
290 :
◆0KF/UBMvVE :2008/07/30(水) 01:07:25.04 ID:cdVrFaZd0
わ…、優勝してるー!
すごく嬉しいです、文才無いけど頑張ってて良かったな〜と。
読んで頂いた方、感想付けて頂いた方、運営の方、
そして文才スレの方全てに感謝を込めて
「ありがとうございます」と。
品評会お疲れ様でした >みなさん
追記、
「夜の練乳」書いたばかりですごく書きづらかったんですが頑張りました。
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:16:27.18 ID:PKKZw7rm0
優勝おめでとー!
品評会優勝者におめでとうも言わずしこしこ書いてたのが上がったから投下してみるよ!
予定レス数は3、お題はゾンビ。
れっつらんなうぇーい。
292 :
青白いキスをしようお題ゾンビ1/3 ◆xy36TVm.sw :2008/07/30(水) 01:16:52.06 ID:PKKZw7rm0
「きれいな星空ね」
「君の方が……ごめんきれいじゃないや」
「一度死になさい」
女の速度のある軽い拳が、男の横っ面を殴りぬいた。
海沿いのテラスで、宝石をちりばめたような空の下、ワイングラスを傾けながら愛を語
らう仲睦まじい恋人達。
女はコバルトブルーの優美なドレスを基調とした青白いコーディネートで、対する男は
よれた白いカッターシャツを着て、どことなくすすけた雰囲気をかもし出している。
「あの日は、こんなきれいな空じゃなかったわね」
「もうよそうよ。あんな日のことは、もう思い出したくもない」
「あなたにとって最悪の日でも、わたしにとっては素敵な日だったわ」
悪戯っぽく笑って、女はすこし赤くなった男の頬に触れる。
「あなたにとってはわたしが死んだ日で、わたしにとっては、あなたがわたしに初めて愛
しているって言ってくれた日だもの。
「あなたは薄暗い病室で、段々と冷たくなっていく私の手を握り締めて、泣きながら叫ん
でくれたわね。うれしかったのよ? 最後の日が最高の日になったのだと思って」
「けど、君は今こうして僕と一緒にいる」
頬に触れていた女の手をつかんで、男もまた微笑んだ。
「君は、あの日が最後の方が良かったかい?」
「まさか。あなたといられる今の一日一日が、あの日よりもいつだって最高よ」
ウインクして、女は真っ赤なワインをあおる。すると、ぽたりと赤い滴がコバルトブ
ルーの布地に垂れた。
「あら、食道に穴でも開いちゃったかしら」
そう言って女は開いた胸元を覗き込む。
そこには骨まで見える穴がぽっかりと開いていた。
「ゾンビって嫌ね。生前とはまるで違ったことで悩まなきゃいけない」
女は恥ずかしそうに笑って、ドレスの胸元を引き寄せる。
「すまないね。残ってた肌の変色は最小限に留めたんだけど、腐り落ちちゃった部分の体
は直せなかったんだ」
「いいわよ。元は死んだ身だもの。愛する人とものを考えられる脳味噌とワインを味わう
293 :
青白いキスをしようお題ゾンビ2/3 ◆xy36TVm.sw :2008/07/30(水) 01:18:40.79 ID:PKKZw7rm0
舌さえ残っていれば、わたしは誰より幸せよ」
胸を張る女の顔は右の眼球が無く、暗い闇が眼窩に覗く。肋骨は半分近く露出していて、
左足の大腿骨も外気に触れていた。先程彼を殴り飛ばしたり頬を撫でたりしていた右腕に
至っては、肘から先の全てが白かった。
「君が幸せだと、僕も幸せだよ」
そう言って、男は彼女の青白い頬を撫でた。
「でもね。一つだけあなたに聞いておきたいの」
不意に鋭い視線を男に向け、女は問う。
「あなたは、わたしがこんな姿でも愛してくれるのは何故? わたしが生きていたころ、
男達はわたしの外見しか見なかったわ。失った今だから言うけど生前のわたしは、それは
もう美人でいやな奴だったからね。こんな姿になったわたしのどこに価値があるの?」
「君は、こんな神様の話を知っているかい?」
飄々とした様子で、男は語りだした。
「その神様には妻がいて、その妻を愛していた。しかしある時妻は火をまとって生まれて
きた息子に焼かれて死んでしまう。
「その神様は怒り、息子を殺してしまった。その後、妻を諦めることができず、彼は死後
の世界に向かった。そこは真っ暗闇で、そこに亡き妻がいた。妻は姿を見るなと言ったの
だけど、彼は妻に会えた喜び我慢することができず、明かりをつけてしまう。
「そしてそこには、腐り、うじの湧いた妻が居たのさ」
「それで、どうなるの?」
「彼は逃げた。妻のあまりの醜悪さに。そのまま追いかけてくる妻から逃げ切り、二人は
喧嘩別れをしてしまった」
「それがどうわたしとあなたの話に繋がるの?」
殺気立った様子で、女は立ち上がる。手には女が履いていたピンヒールが握られている。
「最後まで聞いてくれよ。生前みたいな様子になってるよ、女王様。
「つまりだ、僕は神様じゃない。君だって神様じゃない。だから僕は神様と同じことはし
ない。どんな姿だろうと、君は君なんだから、僕は君を愛するよ」
そう言って、男は女を壊れそうなくらい強く抱きしめた。
「……それ、本心だろうけど、まだ何か隠してない?」
じっとりと、密着したまま鋭い目で男を睨みつける。男は必死に目をそらしている。
294 :
青白いキスをしようお題ゾンビ3/3終 ◆xy36TVm.sw :2008/07/30(水) 01:19:01.65 ID:PKKZw7rm0
しばらく目を泳がせた後、男は決心したように、照れたように言った。
「声」
「なんですって?」
「君の声が、なんというか、大好きなんだ。君にあなたと呼ばれるだけで、とても満ち足
りた気分になる。初めて会った時から、外見よりも声に惹かれてた。生前、君は自分の声
が嫌いだって言ってたけど、僕は君の声が大好きだった。声で好きになるってのがなんと
なくガキっぽいかなって思って、秘密にしてた。だから、諦めきれなくて君を生きた死体
にしてまで取り戻そうとした」
女は呆気に取られたような顔をして、くすりと笑う。
「何? つまり、声だけの女ってこと? それこそ暗闇に居た方が良い?」
「そんなことは口が腐っても言わないさ。それに、君は自分が醜いと言うし、僕もきれい
じゃないとは思う。
「けど、今の外見も心も声も、全部ひっくるめて、僕は君を愛している」
そして彼は、彼女に口づけをした。
「できればあなた、じゃなくて名前で呼んで欲しいんだけどね」
彼女は微笑んで、口にした。愛する恋人の名前を。
「愛してるわ、ヴィクター」
そうして彼らは長い長い口づけをする。
キスは続き、お話は終わり
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:19:57.45 ID:PKKZw7rm0
ふふふ、慣れないことをしたもんで酷評すらもらえるかどうかのSETOGIWAだぜ……
久々に投下後に胃が痛いぜ……
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 01:30:37.62 ID:f6e+CJT30
>>292 冒頭の会話とか
>宝石をちりばめたような空
なんかの紋切型である種チープな比喩からスプラスティックコメディかと思ったんだがな
>男は女を壊れそうなくらい強く抱きしめた。
で文字どおり崩れてそっち方向のオチを期待してただけにうーん……
ビクター博士といわれてもなぁ
今から二レス投下します
酷い暑さだ。歩いてるだけでじわじわと暑くなり、背中に汗が伝う。少しでも涼しいように道で貰ったうちわで
扇いでみるが生ぬるい夏の風は容赦がない。公園が近くなるにつれて祭囃子が一際大きく聞こえた。
「もうすっかり夏だなあ……」
そんなことを呟きながら一人、俺は空を仰ぐ。夏の大三角形とはどれのことだっただろうか?都会の空は
雲がかっていて、かすかな光を頼りに探してみる。
「上を向いてると転ぶよ」
俺は前を行く少女の声で地上に引き戻された。
「そっちこそ……浴衣なのに後ろ向きは危ないよ」
可愛らしい花柄をあしらった浴衣がひらりと揺れる。俺より頭二つ分低い彼女のポニーテールがぴょこりと跳ねた。
「早く早く!」
そうして俺は唯に手を引かれ、祭の喧騒の中に飛び込んだ。
夏祭りというやつは、すぐに終わってしまう花火みたいだと思う。あちこちに出た屋台。食べ物のにおい。たく
さんの人の声と、大人の隙間をすり抜け走る子供たち。それら全て時間が来ればなくなってしまうものだから、
戻らない子供時代を思い出して懐かしくなるのかもしれない。
「あ、ねえ。カキ氷食べよう」
小学生の頃、夏祭りで必ず食べたカキ氷。ブルーハワイは食べたあと舌が真っ青になるから、友達と面白
がって競い合うように食べた。
「いいね。俺イチゴにしようかな」
「だめ。だって健ちゃん男のコでしょ」
唯はそう言って一人でかき氷を買いに行く。
俺は唯の言葉に違和感を感じて立ち止まった。言葉が記憶の片隅を刺激する。何だっただろう? カキ氷に
関係することだろうか?
「健ちゃん」
はっとして前を見ると、赤いカキ氷を持った唯が立っていた。
「健ちゃんのイチゴ味はないんだよ」
「……どうして」
自分で思ったよりも情けない声が出た。目の前のカキ氷。可愛らしい赤の、甘いカキ氷。
「だって“男のコはブルーハワイ”なんでしょ?」
泣き出しそうな俺を一瞥した唯は、溶けかけた氷をひとすくい、スプーンに乗せて俺に差し出す。
いつの間にか周りの喧騒が嘘のように静まっていた。俺にはその赤い塊が、どうしようもなく魅力的に見えた。
「ばーっか、イチゴ味なんて食べれっかよ! 男はブルーハワイだぜ!」
瞬間、後ろから生意気そうな声が飛んでくる。
振り返ると小学生の男の子が立っていた。いや、あれは俺だ。幼い頃の俺だ。顔を真っ赤にして、唯を睨んで立っている。
「それに、誰がお前のカキ氷なんて食べるかっての!」
乱暴にそう言い放つとそのまま走り去ってしまった。今になれば二人とも解るだろう。これがただの照れ隠し
だったことが。でもあの頃の自分は、唯が泣いてるなんて思いもよらなかったはずだ。
「…………唯」
「ふ、うっ……えっ……」
うつむいている唯の頬を伝って、涙がカキ氷に落ちる。
俺は小さな少女の頭にぽんと手を乗せ、昔の贖罪をするように彼女が泣き止むまで頭を撫で続けた。
暫くして落ち着いたのか唯が顔をあげる。涙の跡が残ってはいたが、すっかり涙は乾いていた。
「もういいよ、健ちゃん。これあげるね……おじさん」
唯は殆ど溶けたカキ氷を俺に渡すと、身を翻して走りだす。さっきまでの静けさが嘘のように引いていく。人
ごみの中に花柄の浴衣がまぎれて消えた。
ふいに戻った喧騒の中で考える。あの時、あのカキ氷を口にしていたら何か変わっていただろうか?そこま
で考えてからかぶりを振った。
「…………ナンセンスだ」
残された俺は、手にしたカキ氷をすくって口に含む。
青い液体は独特の苦味を持って口内に広がった。
おしまい
>>299 ダメだ。
若者の感傷とも呼べそうにない代物だ。
誰の共感を呼べない。
「で、なんなの?」だ。
技術的な面で言えば、祭りの描写がない。
作者の「祭り」=「喧噪」、あとはせいぜい浴衣でしかない。
頭の中に何かのイメージがあるんだろうが、言葉にして書かないと、こちらには伝わらない。
文章作法の初歩の初歩の初歩だ。
過去の記憶がメインなんだろうけど、現在とどう関係するのかわからない。
現在がさほど意味がないので、どうせなら過去のとこだけ書けば良い話。
とはいえ、書くほどのテーマとは思えない。
辛辣な批評かも知れないが、読まないで書いたわけでもないし、不真面目に書いたわけでもない。
以上。
×誰の共感を呼べない。
○誰の共感も呼べない。
お題くれると助かる
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 02:00:06.79 ID:lIvQBu62O
>>300 的確すぎフイタ。いや、精進します
こんなんにレスくれてありがとう
小説書くのって難しいね
一文一文が大変な労力で書き出されていると思うと尊敬してしまう
お題plz
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 02:03:09.83 ID:4o6d1xTu0
>>305 とりあえず両方もらう
活かせなかったら片方で
>>303 腹を立てているかも知れないが、そのように言う性分の人になら、さらに言っておきたい。
何かの役に立つかも知れない。
「夏祭りというやつは、すぐに終わってしまう花火みたいだと思う。あちこちに出た屋台。食べ物のにおい。」
おそらくこれが一番良くない文だ。
「夏祭り」=「花火」みたいな慣用句的な概念はいかにもチープでいけない。
「屋台」「食べ物のにおい」→抽象的だし、意義が感じられない。
具体的な描写をしないと。具体的に描写して、そこに何らかの関連性がなければ削る。
それが文を削るということ。
ただ、削れという人が多いが、偶然の状況が本文の文脈に沿わないものを削れということなんだ。
偶然が必然になるのが小説。
和歌の掛詞と同じだ。単なる言葉遊びじゃない。偶然が必然の運命となるところに言葉の運命を感じるのだ。
また、がんばって書いてみてください。
お題
「魔女狩り」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 03:21:38.77 ID:hQ6alaVY0
寝れないから御題くれ
313 :
魔女っ子ポプリちゃん(保守(魔女狩り)):2008/07/30(水) 03:38:37.47 ID:JxruxZT40
教室は既に聖教団の兵士達に取り囲まれていた。
「この中に魔女がいるはずだ!必ず捉まえろ!今すぐ処刑しても構わん」
「どうしようポプリぃ。本当に私達みんなの中に魔女なんているのかな…」
「そ、そうね、マドカ。何かの間違いよ……」
ズダァァァァン!!銃声が鳴り響くと、数メートル傍にいた雅史の頭が吹き飛んでいた。
「今から10秒毎に1人射殺するッ!全滅する前にお前たちの中から魔女を告発するんだなッ!」
「こ、怖いよポプリっ……」
「ゆるせない……、マドカっ、マドカっ!何か布を貸して」
「マドカ、いままで黙っててごめんね……」
ポプリは受け取ったネッカチーフを腕に巻きつけると、注射器を取り出した。
魔法の源は古からの秘薬の力!アンプルを注射した。見る見るポプリの身体が膨れ上がっていく。
「これがッ!あたしのッ!魔女の血ッ!!」
極限まで高められた発熱機能により、拳が燃え上がる。
「ファイヤァァーーーー!!」ドグォォォォッ!聖教団兵士達が紙切れのように吹き飛ぶ!
「そんなに魔法の炎が見たいなら、地獄の底で業火を見るといいわッ!!」
らいしゅうもまたみてね!
314 :
喜劇:2008/07/30(水) 03:55:16.60 ID:hQ6alaVY0
酔っぱらいが投下しまーす。
315 :
喜劇:2008/07/30(水) 03:55:53.84 ID:hQ6alaVY0
時計は11時36分を指していたがそれに何の意味も無かった。
デスクには栄養ドリンクやカップ麺の残骸が転がっている。カップ麺の容器に小さな羽虫がとまっている。
ある種の虫は死ぬ時に痛みではなく快感を覚えるらしい、という話を思い出して、
人間もそうだったらたまらないくらい自殺者が増えるだろうな、と思った。
316 :
喜劇:2008/07/30(水) 03:57:15.40 ID:hQ6alaVY0
外の喫煙所に出ると真夏の蒸し暑さすら心地よく感じる。
二本目の煙草に火をつけようとした所で電話が鳴った。
「よう、今度の日曜みんなで海行くからおまえも来いよ」
「いや、分からないな、仕事がたまってるし」
「楽しいこともしないと頭が腐っちゃうぜ、じゃあ来れそうなら連絡して」
317 :
喜劇:2008/07/30(水) 03:57:47.54 ID:hQ6alaVY0
終電ギリギリの電車は混んでいた。若い四人組の男女が頬を赤くして大声で会話している。
ふと昔読んだ小説を思い出した。高度成長期の反社会的若者が酒やドラッグを使い日々自由と快楽を
求め続け、しまいには自由と快楽の意味を忘れ、反抗の目的を忘れ、自分を忘れてしまう、
主人公の青年は最後に「全員がピエロなら、誰もピエロじゃない」という。
318 :
喜劇:2008/07/30(水) 03:58:11.07 ID:hQ6alaVY0
電車の窓には自分の顔が映っている。自分と酒を飲んで笑っている若い男女と、どちらがピエロに
ふさわしいだろうか。「楽しいこともしないと頭が腐っちゃうぜ」
楽しむことと楽しませることにどれほどの違いがあるのだろうか、楽しませることを職業とするピエロに
楽しむ機会はあるのだろうか。
319 :
喜劇:2008/07/30(水) 04:00:48.71 ID:hQ6alaVY0
電車の窓にはピエロがが映っている。
うっすらと髭が生え、目の下にくまがあり、シャツはしわだらけの薄汚れたピエロだ。
時計は12時36分を指していたがそれに何の意味も無かった。
END
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 04:02:32.80 ID:JLfuQbex0
>>313 デウスエクスなんたらというやつでしょうか。
落ちに物語外の要素を取り入れて、強制終了させるという。
推奨できない技法なのは言うまでもありませんが、
コメディ的な作品には許されるものだと思います。
しかし、私には読了後の余韻を感じませんでした。
何故ならこのお話は要点だけ取り出して、過程がおざなりになっているなと感じたからです。
もう少し丁寧に書き込むことを念頭置きましょう。
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 04:14:27.13 ID:jf5SMqak0
おだいくれ
恋愛
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 04:23:58.10 ID:jf5SMqak0
難しそうだが把握した
お題下さい
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:20:20.47 ID:yVyAvAKC0
優勝者オメー!集計結果出るの遅かったんだなw
◆0KF/UBMvVE氏は次のお題発表がいつ頃か教えてくださると助かると言っておこう。
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:20:33.42 ID:jf5SMqak0
保守しとく
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:21:54.85 ID:yVyAvAKC0
なんでお前らパー速いかないの?
なんで馴れ合ってるの?
死ぬの?
ななし
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:38:16.64 ID:yVyAvAKC0
お題くれ
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:50:26.03 ID:LzUguh0U0
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:52:47.09 ID:yVyAvAKC0
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 05:54:13.36 ID:LzUguh0U0
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 06:36:18.25 ID:cdVrFaZd0
>>328 お題投下は今日の24時あたりで。
保守
ほ
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 08:26:52.70 ID:BKSmokPyO
プリーズおだい
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 09:12:15.21 ID:2Hexqe3q0
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 10:27:52.07 ID:RiKRBmiHO
ほす
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 11:21:00.34 ID:tsh770Gq0
おはようのほしゅ
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 11:50:55.61 ID:eMZNsKivO
保守
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 12:01:46.40 ID:JxruxZT40
お題くだちい
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 12:03:46.00 ID:Ru4HaUUaO
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 12:20:24.02 ID:tsh770Gq0
ほす
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 12:40:28.92 ID:tsh770Gq0
ほす
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 12:51:16.92 ID:JxruxZT40
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:04:50.71 ID:5JhKpJfEO
課題で小説書けって言われたけどどんなのだったらいいんだ
ここで書いてるようなのは絶対に出せないって
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:29:21.89 ID:tsh770Gq0
ほす
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:30:55.09 ID:ewiwFpGXO
試験終わった…!
今晩のお題発表が楽しみだぜぇ…ッ
俺あとテスト三つとレポート一つあるウボアー
353 :
境界線をなぞる:2008/07/30(水) 13:36:31.27 ID:lQ/VJU4T0
―― あの会話はいつの事だったろう。
「ねぇ、劉くん。彼女とかいるの?」
「いえ、存在ないです。……僕、この国来るとき非常に心細いでした。
二年後には中国帰れる知ってたのに、ね。好きな人には同じ気持ちさせたくないです。
帰国の時に別れるのとても悲しいし、一緒に中国帰って相手につらい思いさせるのはもっと悲しいです」
たどたどしく言葉を紡ぎながら横顔に浮かべた、彼の寂しそうな笑顔は、少しも色褪せずに覚えている ――
「?好(ニーハオ)!」
梅雨の合間の晴れた日、折角だからと構内のベンチでぼんやりしていた私に、晴れ渡った空よりも爽やかな声が降ってくる。
眺めていた本から顔を上げると、まぶしい日差しにくらくらした。もう夏はすぐそこだ。
「何を読んでいらっしゃるんですか? 奈月さん」
そう言うと劉くんは、微笑みながら空いていた隣へ腰掛ける。
二年間の留学中に、彼の日本語はずいぶん滑らかになった。
「トルストイの『アンナ・カレーニナ』だよ。高校の時にも読んだけど、もう一度ね」
パタリと本を閉じて私は答えた。この本を選んだのは、とにかく長くてとにかく沢山の人物が出てくるからだ。
細部までの内容を把握するために必死で、読んでる間は他の事を忘れていられるから。
「あぁ、僕も中国にいるときに読みました。
愛のために、夫も、貞淑な妻としての自分も捨て、愛する人のもとへ走り、最後には深すぎる愛ゆえの嫉妬心から自らの命を断つ……。
アンナの炎のような激しい愛には驚きました。女性は、皆、烈しい炎を心の内に秘めているのですか?」
いたずらっぽく微笑んだ彼は、ちらと私を見た。私も同じように微笑んで答える。
「それは、内緒。……確かにアンナの愛にも心を揺さぶられたけど、私がこの本で面白かったのは臆病男なレヴィンの愛だな。
相手のことを想うあまり臆病になって一歩引いてしまい、逆に相手を不安にさせてしまうジレンマが、すごく人間らしくて生々しかった」
「そうですか……」
彼はふいと視線をそらし、黙り込んだ。私たちの間を、涼しい風がさらさらと吹き抜けていく。
ふぁぁ……。
こぼれた欠伸に、あわてて口を押さえる。大口を開けているところを見られなくてよかった。
反射で出た涙をぬぐっていると、彼は苦笑しながら声をかけてきた。
「寝不足ですか?」
「少しね。昨日、ついつい本に熱中しちゃって」
嘘 つ き。本が原因で寝れなかったんじゃない。
眠れなくて、でも必死で目の前の境界線から目をそらしたくて、本に逃げていたくせに!
「では……」
そう呟くと、彼はそっと私の肩をつかんで引っ張る。くるりと空が回ると、私の頭は彼の膝に乗っていた。
「女性がお困りときは、助けるのがブシドー精神ですよね。膝くらいはお貸ししますよ」
「うーん……。膝枕するのは、武士道と違うんじゃないかな……」
苦笑いしながら彼を見上げる。そうですか? と笑顔で答えた彼の眼もとには、深く、暗く、クマが縁どられている。
「劉くんは? 最近、ちゃんと寝てるの?」
意地悪な質問だと思いながら、私は、彼の目の下のクマを撫でる。
黒ずんだ痕が、彼の不眠と疲労を現していた。彼はニコリと笑って答える。
私は彼が演技する顔が嫌いだった。
「えぇ、ぐっすりと」
嘘 つ き。今さらそんな見え透いた嘘で、私を騙せると思ってるの?
私は咄嗟に叫びだしたくなるのをこらえた。
「もう六月か……。劉くん、この前期が終わったら中国に帰るんだよね」
「ええ。父も母も、まだかまだかと毎日のように電話で催促してきます」
私の髪を、撫でたり指でそっと梳いたりと弄びながら彼は囁いた。
彼に髪を撫でられると気持ちがいい。私はそっと目を閉じた。
「私、劉くんと 友だち になれて良かった」
「……僕もですよ、奈月さん。あなたのことは、忘れません」
友だち。それは、本当に酷い言葉だった。ここにある現実と同じように、酷い言葉は人を傷つける。
なぜなら現実ほど酷いものはないから。
私は予想以上に自分の言葉に傷ついた。その言葉は私達を永遠に分ける境界線だったから。
眠れない夜に問い続けた言葉。何度も何度もなぞり続けた、境界線。
―― 私たちは、一体どこまで近づくべきなのだろうか? ――
―― 私たちは、今、どこまで近づいているのだろうか? ――
目を開けて彼を見ると、彼は困った子供を見るように、柔らかい瞳をして私を見つめていた。
彼がさして傷ついていないことに、私は動揺してしまう。
何故あなたは傷つかないの? どうして? どうして?
私は、その答えに気付いていて、でも、気付きたくなくてギュッと目をつぶった。
「……奈月さん? もう、お休みですか?」
彼の優しい声が降ってくる。彼の優しさにふれる度、私は自分の心が渇いていくのを感じた。
渇いていく。渇いていく。渇ききった私の心は粉々に砕けてしまいそうだ。
私が目を閉じたまま微動だにせずいると、彼は小さなため息をつき、そっと私の唇にふれた。
そして、小さな声で呟いた。
「我愛?」
それは、私が第二外国語で中国語を勉強しているときいて、彼が初めて教えてくれた中国語だった。
二年前に、中国語で一番大切な言葉だと言って教えてくれた、あの言葉。
そして彼は、もっともっと小さな声で別の言葉を呟いた。
その二つの言葉は、眠れない夜に私達が問いかけてきたものに対する、彼からの答えだ。
気付きたくなくて、目を逸らしていたのに。
私は中国語を選択した自分を呪った。彼の呟いた言葉が理解できなければ良かった。
そうすれば、こんなに苦しい思いはなかったのに。
気付きたくない! 気付きたくない! 聞きたくない! 聞きたくない!
私は、ギュウっと目を瞑り続ける。今は六月。あじさいの咲く月。
彼は七月の終りには中国へと帰ってしまう。夏になったらもう会えない。
思い出を集め、心を通わせる時間は、あと少ししか残っていない。
彼が呟いた初めの言葉は、中国語で一番大切な言葉。
「我愛弥(あなたを愛しています)」
そして、次の言葉は中国語で、一番、悲しい言葉。
「因此 我死心?(だから、あなたを諦めます)」
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:44:29.88 ID:EKXv7TqwO
『保守』
僕はこのスレを守りたかった。
別にこのスレが気に入っているわけじゃない。
強いて理由を挙げるならば、僕はなんとなくと答えるだろう。
そもそも昔の僕なら路傍に転がる石のように、このスレを開きもしなかっただろう。
しかし、今の僕はこのスレを開いた。
この差はなんなのだろう。
過去と現在を結ぶ線上にこのスレを開く要因などあっただろうか。
思案に暮れても明確な答えは見つからない。
いや、答えは最初から決まってんだ。
昔から僕は熱中したことなんて一度もなかった。
いつでもどんな時でも僕は物事を傍観者的にしか見れなかった。
だから、僕はこのスレを開いた。
僕は、なんとなく小説を書きたくなったんだ。
うっわ……中国語の漢字が『?』になってる
?好(ニーハオ)
我愛?
因此 我死心?
これらの?の部分は『あなた』を表す漢字が入ります。
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:57:26.57 ID:39XTpdmn0
お だ い なんかたのむ
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:59:28.25 ID:eMZNsKivO
予知
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 13:59:58.02 ID:39XTpdmn0
は あ く
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:04:21.56 ID:tsh770Gq0
>>360 終わりが唐突すぎる気が…
気持ちを言葉として聞いて、女性が何を思ったのか。残されたわずかな時間を
二人はどう過ごしたのか。最後はどのように別れたのか…
すべてを描写すると蛇足になってしまうし、この話の本質はそこにはない。
それにしても少し余韻が欲しい、と思いました。
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:24:59.56 ID:BKSmokPyO
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:28:25.67 ID:8U+PJHXV0
おだいいらないなんていわない
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:31:14.81 ID:tsh770Gq0
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:34:26.75 ID:eMZNsKivO
>>362 読んだ。ケータイ小説に毛が生えた程度だと思った。
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:35:21.19 ID:2k69rvPM0
中国で劉姓は1000%ヤクザです
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 14:52:15.64 ID:8U+PJHXV0
369了解です
>>366 そうですね。女性視点だったのに、最後が女性の内面の説明不足だったと思います。
ラストに空港のシーンとかを持ってきた方が終わりらしかったかな?
御批評ありがとうございました! とても勉強になりました。
>>370 拙作をお読み頂き、ありがとうございました。
差支えなければ今後の参考にさせていただきたいので、文章に問題があるのか
内容に問題があるのか、とにかく全部が恋空なのか教えていただけないでしょうか。
>>371 えぇっ?!
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:04:38.48 ID:eMZNsKivO
>>373 スイーツ(笑)女の自己陶酔的自分語り臭がプンプンしたから。
「悲しい別れ」っていう甘くて切ない状況に酔ってるとしか思えなかった。
空白とか空行に頼ると、そういうナルシスティックな印象がでちゃう(と個人的に思う)からよした方がいいよ。
わけのわからん擬音とか記号を使ってないぶんケータイ小説よりはマシだと思った。
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:08:39.61 ID:FezL4x4Y0
規制解除記念お題もらおう
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:09:37.01 ID:eMZNsKivO
記念日
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:10:39.95 ID:FezL4x4Y0
はあく
>>374 あぁ、なるほど! 異性視点で書くの難しいですね……。
ナルシスティックにしたつもりは無かったのですが、言われてみれば確かにスイーツ臭が。
多分、自分の中での女性像がテンプレすぎるせいかな? 『女性だからこう!』みたいに考えすぎなのかもしれません。
空白と改行に頼りすぎっていうのはラストでしょうか?
確かにこれ縦書きだったら読むに堪えない感じですね。反省します。
ありがとうございました! 精進します!
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:15:46.22 ID:eMZNsKivO
やべえ、「スイーツ(笑)」って文字がゲシュタルト崩壊おこした。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:35:55.70 ID:tsh770Gq0
ほす
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 15:38:49.42 ID:Ru4HaUUaO
スイーツっぽく狙って書くのは才能だと思うの
ほ
幽霊「裏メシア」
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 16:18:04.48 ID:tsh770Gq0
ほす
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 16:24:22.20 ID:epULCo1MO
久しぶりだー
簡単なお題くださいな
『フィギュアスケート』or『雨』
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 16:30:05.87 ID:epULCo1MO
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 17:00:00.06 ID:4o6d1xTu0
ほ
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 17:17:34.83 ID:TB1hzVrZ0
ほす
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 17:45:28.79 ID:RiKRBmiHO
ほしゅしゅ
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 17:52:51.84 ID:G80JqbR30
題募集。
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 17:58:13.56 ID:G80JqbR30
>>392 国で殺しとか請け負ってたアレか?
とりあえず把握
KGBとかFBIとかまあヒミツの特殊部隊って感じで一つ
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 18:25:58.47 ID:G80JqbR30
何を血迷ったか日本警察で書いてしまった
きにしなくていいよ!感じだから、感じ!
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 18:54:42.02 ID:TB1hzVrZ0
ほす
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 19:07:09.24 ID:3a4jevCCP
じゃあ俺もほす
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 19:26:52.94 ID:39XTpdmn0
ほ
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 19:49:02.73 ID:yVyAvAKC0
通常作投下。一レス。
お題星座だけど、ただの星みたいになってすまん、と出してくれた人に先に謝っておく。
401 :
ロマンチスト・エゴイスト(お題:星座):2008/07/30(水) 19:49:38.79 ID:yVyAvAKC0
「天体の運行に運命を見出した最初の人って、きっと偉大なロマンティストだったと思うの」
あなたと二人で星空を見上げる。土と草の上に腰を下ろして。こんなロマンチックな夜には、私だってロマン
チストになりたい。それはもう、ロマンチストをロマンティストなんて言っちゃうくらいの夢に浸りたいのだ。
むしろ泳ぎたい。期待せずにはいられないのだ。
そんな私を、あなたは横目にも見てはくれない。子どもみたいに口は開けっぱなしで、その目にはぼんやりと
星を映している。
でも仕方ないよね。あなたは「星が見たい」って言って、私を街から連れ出した。作り物の光が一切届かない
こんな世界の片隅に。あなたの瞳は夜空みたいにキラキラ光っているけれど、私の心のドキドキは星が瞬くより
も早いんだよ。夜を仰ぐあなたの横顔を見つめる私に、少しくらいは目を向けて。
「星を結んで生まれた像に、物語を最初に与えた人。その人には、どんな風に世界が見えていたのかな」
当たり前のようにそこにある夜の光。そこに夢想を広げたその人は、誰よりも感受性の豊かな詩人だったのか
な。それとも、想いを描かずにはいられないほど、その夜は美しかったのかな。
奏でた音色は反響を得ないまま色彩を失って闇に同化した。要するに、質問したけど独り言にされてしまった
ということだ。
あなたはやっぱり遠い星空に夢中になっている。すぐ隣には私がいるのにね。
仕方なく、私も視線を上に戻す。視界の中では、ベガとデネブとアルタイルが夜闇を三角に切り取っていた。
どうせ降りてくる気もないくせに、どうして星は人の心を奪うのだろう。何だか憎らしくて、私は彼らをキッ
と睨みつけようとしてみる。でもどれを睨んだらいいのか分からなくて、考えているうちに私まで吸い込まれて
しまいそうになって。それがまた悔しくて、私は俯いて膝に顔を埋めた。届かないなら輝かないでよ。
湿った吐息が狭い空間に閉じ込められて、暑苦しさと息苦しさを後押しする。洟がゆるくなってきてピンチ。
「なあ」
いきなり聞こえたあなたの優しい声に、耳がぴくんと動いた気がする。ずっと待っていたのだから仕方ない。
「ちょっと訊きたいことがあるんだけど、さ」
「なあに」
訊きたいこと。好きな人はいるか。俺のこと好きか。イエス。これはグッド。結婚しないか。イエスイエス。
ベリーグッド。あなたの問いに答えよう。必ずイエスで答えよう。だからお願い、私のことを愛してね。
「なんかさっき、うんこがどうとか言ってなかった?」
「うん……こ、って、は?」
<ここで終わるのが大人の醍醐味>
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 19:50:17.79 ID:yVyAvAKC0
ああ、ひどいものを書いた
とりあえずポルノ好きなのは解かった
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 19:54:46.31 ID:yVyAvAKC0
名を汚したようで恐縮だけどな
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:02:15.08 ID:5eQchWCr0
>>401 最初にうぜえええと思わせようとしたんだろうが、その気持ちが登場人物ではなく作者に向いた
最近このスレ、ステレオタイプ並べて最後にちょっとひねるだけの作品が多くないかね
後半はともかく前半読むのがめんどくさい
そのひねりを起にもってきてもう一捻りして欲しいなと
そういうこと言われると投下し辛くなるんだけど
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:13:47.81 ID:yVyAvAKC0
>>405 大体そんなような感想が来るだろうとは思ってたから反省はしない。
不快にさせたのは謝ろう。
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:30:28.26 ID:4o6d1xTu0
ほ
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:43:05.98 ID:MAvh5joH0
お題ください、安価
>>480-485 んじゃ、ひとまず忘れていてくださいw
飯食ってきまぁ
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:43:12.88 ID:5eQchWCr0
>>406 そういうこと言われると批評s(ry
いい説明ないかなと探したら、まとめの「削ったり追加する要素について」にまんま書いてあった
桃太郎のラストいじった話を芝刈りから聞くのはしんどいよ
>>407 いや、謝ってどうすんの
不快にさせるのが狙いだったんだから、それは一応の成功だと思うよ
ただそれがこの女に向かなかっただけで
どこがと言われると難しいけど、酔っているのが女でなく
>>407の気がすんだよね
改行が途中で読みづらいのも込みで
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:55:11.13 ID:dxkAFBAtO
ぼっしゅ
>>410 いや、その作品への批評は良いけど「最近は〜」とか言われるとなーって思っただけ
スルーしてくだちい
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:56:43.97 ID:1G3fTn4P0
お題ください
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 20:58:44.77 ID:eMZNsKivO
イエルシニア・ペスティス
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:02:01.55 ID:1G3fTn4P0
〜運営からのお知らせ〜
ガイドライン・ルールを守り常識を持って2ちゃんねるを楽しみましょう。
犯罪予告は、冗談半分やイタズラで書き込みをしても犯罪となり実名がテレビ・新聞などに公表されます。
掲示板犯罪予告=威力業務妨害、等。。。
書き込みした本人だけでは無く家族にも迷惑が掛かる事を忘れないで下さい。
家族の社会的な地位が奪われてしまい本人だけの問題では済まされなくなります。
レスをする前に一度、書き込みを読み直してからクリックしましょう
投稿確認を熟読し楽しい2ちゃんねるライフを送って下さい。
運営@2ちゃんねる
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:09:42.98 ID:39XTpdmn0
初めて文章ってのを書いてみた。
完全に子供が書いたような駄文ですがよろしければ読んでみてください。
5レスほど投下させてもらいます
418 :
お題「予知」1/5:2008/07/30(水) 21:11:16.80 ID:39XTpdmn0
女の子が道路の真ん中に倒れてる。
そのことに気付いた時には、すでにトラックは女の子のすぐそこまで迫っていた。
まるで減速する気配がないそのトラック。
運転手はおそらく女の子の存在には気付いていないのだろう。
「危ない!」
叫んだ。全身全霊で叫んだ。そのつもりだった。
普段ださない大声を出したからなのか、まるで声を出した実感がない。
出したはずの声は女の子に届くことなくフワフワと空の方向に飛んで消えたように思えた。
ドンッ、と人が空を飛ぶ時の鈍い音が聞こえる。
そのすぐ後にキィィ、とタイヤが地面を擦る音が聞こえた。
救急車。とっさの判断でポケットに手をいれ携帯電話を探す。あれ?
そこで初めて、自分がパジャマのままだということに気付いた。
あぁ、だとか、ふぅ、だとか言葉を伴ったため息を吐く。
ドンッ、と人が地面に落ちる時の鈍い音が聞こえる。
なるほど、人ってのは空を飛ぶ時も、地面に落ちる時も同じ音が鳴るんだな。
どういう脳みそを持ってればそんな不謹慎で場違いな考えができるんだ。
「はは…」
乾いた笑い声を出して初めて、自分が今、夢の中にいることに気付いた。
419 :
お題「予知」2/5:2008/07/30(水) 21:11:48.38 ID:39XTpdmn0
嫌な夢を見た。私はすぐにベッドから飛び出し洗面所で顔を濡らした。
車に轢かれる夢。嫌な夢を見た。
今日は最近付き合いはじめた彼とのデートの約束があった。
彼との出会いは私が働いているペットショップの中だった。
彼はつい先日生まれたばかりのコーギーの子犬が入っているゲージを真剣な顔で見つめていた。
「この子かわいいですよね。ほら、こっちの耳の近くにハートマークの模様があるでしょ」
私は彼に近づくとそのマークのあたりを指さして言った。
「それなら、こっちのダッちゃんだって胴の、ほら、ここ、音符みたいなマークがあるよ」
彼はなぜか、コーギーだけ模様が褒められたことが不満だったようだ。
「そうですね、このダックスもかわいい模様してます」
あえて「ダッちゃん」には触れずに笑顔で対応する。
彼は私の言葉を聞くと満足げな表情で頷きふたたびゲージを見つめはじめた。
私は歯磨きをしたあと、台所にいきコップにミルクをいれてトースターにパンをセットした。
ミルクを一口のみTVの電源をつけると、「あまたつー」と見慣れたキャスターが誰かを呼ぶように叫んでいた。
その「あまたつ」は、キャスターの期待に沿えるよう天気予報を面白おかしく伝えていたが
私はまるで上の空で、今朝みた嫌な夢のことが頭の中をぐるぐるかき回していた。
420 :
お題「予知」3/5:2008/07/30(水) 21:12:19.15 ID:39XTpdmn0
「ココちゃんすごいよ。今朝、えさをあげた時なんて何も教えてないのにお座りをしたんだ」
デートの途中で寄った喫茶店の中で彼はソフトクリームを舐めながらうれしそうに話した。
ココちゃんとは、彼が先月から飼いはじめたコーギーの名前である。
耳の近くにハートマークがあるから「心」。あだ名はココちゃん。
彼はあの出会いの日から1ヶ月ほど悩みに悩み結局私が薦めたコーギーを選んだのだった。
「たまたまでしょ?」
「そんなことないよ。あのときのココちゃんは座るべくして座ったんだって表情してたし」
「表情ねぇ」
彼はアイスのコーンにかじりつきながら、私の顔を覗き込む。
「どうしたの、今日、元気ないね」
「そうかな」
「うん、わからないけど、わかるよ」
私は彼の心配そうな顔をみて、今朝見た夢の話をするかどうか悩む。
「別に言うほどのことじゃない」「元気がないというわけじゃない」
しかし、彼が何度も「いつもと雰囲気がちがう」と引き下がらないものだから
私は仕方なく今朝の夢のことを彼に話すことにした。
421 :
お題「予知」4/5:2008/07/30(水) 21:12:52.34 ID:39XTpdmn0
彼は私の話を聞き終わると私の手をつかんで立ち上がった。
「今日はもう帰ろっか」
「え、大丈夫だよ。平気平気」
「平気じゃない。僕が平気じゃないよ」
彼が妙に強く言い切るものだから私はなにも言い返さなかった。
会計してくるね、私の手を離し彼は伝票をとってカウンターに向かう。
私は力なく席に座りなおし、おもむろに窓の外をみる。
はぁ、とため息を吐いたところで本当は全然元気がなかったことを思い出す。
悪いことをしたなぁ。はぁ、と2回目のため息を吐く。
窓の外、視線の先にサッカーボールが転がってくるのが見えた。
ハッとした。夢。夢だ。今朝見た夢で見た。
考えるよりも先に足が動く。カフェの自動ドアを無理やり開けるようにして外に出る。
サッカーボールはコロコロと道路を横断しようとしていた。
その後を追いかけるように男の子はトタトタと小走りでサッカーボールを追いかけていた。
「危ない!」
叫んだ。全身全霊で叫んだ。つもりだった。
お腹に力が入らない。そんなに元気がなかったのか。声はフワフワと空に飛んで、消えた。
トラックが走ってくるのが見える。
私は走った。夢と同じだ。走って。男の子を突き飛ばして。夢と同じだ。つまづいて。同じ。転んで。全く同じ。
422 :
お題「予知」5/5:2008/07/30(水) 21:13:28.15 ID:39XTpdmn0
私は数時間後、病院で目覚めた。夢は、見なかった。
「あ、起きた。起きたよ。気付いたよ。よかった。ちょっとまって今呼ぶから」
彼は片手で私の手をぎゅっと握り、もう片手でぎゅっとナースコールのボタンを押した。
少しして駆けつけた医者が私にいくつか尋ねてきたので、私は頷きで答える。
「男の子は無事ですよ。擦り傷だけですみました。あなたのおかげです」
私は頷きで答える。なんども頷きで答える。
「いや、それにしてもよかった。すぐに対応できたので彼女も大事にはいたらなかった」
医者は私でなく彼の方向を向いて話す。
「しかし、よく救急車があそこに止まっていると気付きましたね」
彼は複雑な表情で医者を見た。
すこしの間のあと、実は、と彼はしゃべり始めた。
「実は、夢で、夢の中であそこに救急車が止まっていました」
医者は少し眉を眉間に寄せ小首をかしげる。
「女の子がトラックに轢かれる夢を見たんです。
彼女が引かれるまでその女の子が彼女だとも
その場所がカフェの前の道路だとも気付かなかったんですが…」
「ふむ。で、その夢の中であそこに救急車が止まっていたとそういうことですか?」
「信じてもらえないかもしれないですが、その通りです。」
彼はそれなのに、と私を助けられなかったことを後悔しているようだった。
「予知夢。夢と全く同じことが起ったということですか」
まだ半信半疑の医者を見て彼は少し表情を崩す。
「いや、でも、ちゃんとした外着は着てたんですよ」
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:27:15.68 ID:yVyAvAKC0
>>417 予知、ってお題から割りと考えやすい話だと思う。一応ハッピーエンドでよかった。
場面が切り替わるのが分かりにくいところがあったから、空行入れるなり段落変えるなりして欲しい。
ていうか行頭一字下げして欲しい。
あんまり予知夢を見たことが物語の中で活かされてないんじゃないかなーと思った。主観だけどね。
文章が単調なせいか、盛り上がりに欠けたように感じる。でもまあ、ハッピーエンドでよかった。
>>410 まあ酔ってるからな、実際w
改行は一応、一行50文字で改行したんで、読みづらいのは許してくれ。
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:27:22.18 ID:dxkAFBAtO
ほしゅ
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:28:12.86 ID:8gc+t1St0
お題おくれ
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:29:46.74 ID:yVyAvAKC0
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:31:31.83 ID:yVyAvAKC0
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:34:01.91 ID:8gc+t1St0
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:42:28.49 ID:39XTpdmn0
>>423 よかった。文の指摘以前のことを指摘されそうで怖かったけど
具体的な感想ありがとうございます。
文章が単調になってしまうのはどうすればいいのだろうか。
話自体があんまり盛り上がる場面ないってのはあるけど
もっとこう、周りの描写とか入れていけばいいんだろうか。
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 21:57:08.93 ID:dxkAFBAtO
ほす
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:14:34.96 ID:4o6d1xTu0
ほ
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:14:41.30 ID:dxkAFBAtO
ほっす
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:15:17.26 ID:dxkAFBAtO
ほす
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:18:47.93 ID:UB7pK2Gu0
お題をください
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:18:55.17 ID:yVyAvAKC0
>>429 んー、まあ、文体は自分の書きたい物とか作品の方向性とかにも依るだろうし、「こうすればいい」とか
一概には言えないんじゃないかな。俺から言えることはなさそう。本をたくさん読むとよい、ってくらいか。
まあ本当は本に限らず色んな物に触れるべきなんだろうけど、それはまた別の話だしねw
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:19:33.45 ID:yVyAvAKC0
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:19:50.79 ID:Vzd3HVxY0
寛恕
439 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/30(水) 22:26:42.67 ID:JxruxZT40
今から5分くらいで5レスほど投函します
440 :
お題「ちい」:地中のきみ 一 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/30(水) 22:29:27.36 ID:JxruxZT40
合鍵で入ったときには、既に妙な予感はしていたのだった。
5日ぶりに会った萌(もゆ)の身体は、あちこち苔のような緑色に覆われていた。萌は泣きそうな顔をしていた。
「あかん、とれへんねん。この苔。」
いや、苔ではない。苔ほど青々としていないし、表面は乾燥してゴツゴツとしている。
所所に赤い粒のようなものもある。これは地衣だ。赤い粒のようなものは地衣の子器である。
地衣は樹木や岩の表面に生える。光合成をするが、植物ではない。菌類だ。表面の僅かな養分を糧に繁殖する。
苔とも葉とも鱗ともつかない凸凹を纏ったその肌は、グロテスクだった。
「痛みはあるか。」
ない、と萌は答えた。ただ、と続けて、
「ただ、私が私でなくなっていくという感覚はする。」
僕はとにかく病院に行くことを提案した。
「いやや、こんな病気、ひとに見せられへん。」
見世物になるのはまっぴらだと主張する。僕はもう少し詳しく話を聞いてみることにした。
4日ほど前から、緑のゴツゴツが急に現れたこと。風呂場で何度洗っても、同じ箇所からふたたび生えてくること。
日毎に範囲が広がり、その度に言いようの無い恐怖に襲われること。
そして昨日のあたりから、こころの別の場所に新しい感情が芽生え始めたこと。
「このままでいい。」
441 :
地中のきみ 二 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/30(水) 22:30:36.38 ID:JxruxZT40
それは回復への望みもないままの、理性を超えた気持ちだったこと。
もしも死んでしまっても、それはそれでいいこと。
「きっと私の生きたいという気持ちが、地衣になって出てってしまったんやろうなぁ。」
口元だけ笑みを浮かべて言った。
「あんまり自分勝手に生きたから、罰が当たったのかも知れへん。」
萌は郷里を捨てて東京に来ている。知り合いも殆どいない。
わたしは変わるのだ、と萌は言う。人としてうまく生きられなかったから。
身体の殆どは菌糸に捉われているだろう。後は萌芽するのを待つだけだとも萌は言った。
森に連れて行ってくれ、と頼まれた。
僕は1週間の休暇を取り、食料を買い込んで車で人気の無い山に出かけた。
僕は森の暗い空気に少したじろぐ。ほとりほとりと5時間ほど歩いて、森の中にテントを貼った。
食事を取りながら、たくさんの話をする。出会った時のこと、暮らした小さな断片。
萌は沢山の土と樹に囲まれて落ち着いたようだった。
森が寝静まった夜、僕は萌を抱いた。
「あかん、もうあまり気持ちよくない。ごめんな。」
「ただ、あつくて、せつない。」
萌はそう言って泣いた。
442 :
地中のきみ 三 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/30(水) 22:32:18.41 ID:JxruxZT40
二日目、僕たちは語り合って過ごした。
三日目、萌はあまり食事を取らなくなった。
四日目、萌は殆ど話さなくなった。僕は少しずつ語りかけた。食べ物も全く受け付けない。
「生まれ変わったら、何になる?」その日僕は彼女に聞いてみた。
「わかった……あんたになるんや。」
僕には何のことだか、よくわらからなかった。
五日目、萌は座った姿勢のまま全く動かなくなった。脈も止まった。身体は殆ど地衣に埋まっている。
このままずっと地衣としていることはないのだろう。これは移り変わりの一つの場面のような気がする。
でもとにかく、萌は帰ってしまったのだろうと思った。まるで帰る場所がない彼女を、命自身が連れ戻しに来たみたいに。
これが何かの暗示や啓示なら、僕に言わないで欲しい。ぜんぶ火をつけてやりたい。聞いたことのない鳥の声が僕の胸を叩いた。
そして僕は…………。森を降りるかどうか、迷っていた。
(光の届かない森の中、聞こえないことばで、萌は呟いている。)
ゆしや。
はるは。
443 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/30(水) 22:33:26.49 ID:JxruxZT40
以上です。ありがとうございました。
すいません5レスもいりませんでした。
ご意見・ご感想、頂けると幸いです。よろしくお願いします。
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:36:38.58 ID:yVyAvAKC0
>>443 取りあえず、今度からは
地中のきみ(お題:ちい) 1/3 ◆ocoMPoZMZc
ってな感じで投下すると良いと思うよ。
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:41:33.69 ID:JxruxZT40
>>444 アドバイスありがとう。
漢数字のナンバリングは気に入っているので、やり方をもう少し検討しようと思います。
三/五とかじゃちょっとみっともないので……。ただツールを導入してレス数はきっちり宣言しようと思います。
無駄な空行。特にセリフ前後の空行いらん。
セリフ後の段落。あるとことないとこがあるのはなぜか?
なんで、最初の段階で、レス数が定まらないのか?
成長が感じられないので、あまり読む気はしない。
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:48:11.93 ID:Vth0jsFu0
お題下さい
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:49:12.79 ID:yVyAvAKC0
>>445 名前欄の 1/3 とかってのは総レス数と現在レス数を表す便宜的なもので、気に入るとか気に入らないとか
関係ないのよ。作品の区分けじゃなくて、あくまでレスの区分けなの。作品の区分けとして漢数字のナンバリングが
使いたいのなら、本文中に入れてしまえばいいんじゃないでしょうか。
あと、一レスに入りきる容量は、テンプレに書いてあるんだけど
>1レスは30行、4096バイトまで、一行は全角128文字まで(読みやすさの為に50〜60文字推奨)
だからね。別にツールとか要らないから。ちなみに全角一文字2byteね。
http://be-sp.com/bnsk/tool/count.html こことかも便利。
>>447 循環
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:52:03.72 ID:JxruxZT40
>>446 申し訳ありません。
空行は自分なりに考えて入れたつもりでしたが、邪魔なようで残念です。
成長は数日で出来たら何の苦労もしないのですが、試行錯誤はしています。
またずいぶん後にもしここにいれば、その時にでも読んでいただければ幸いです。
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 22:57:26.30 ID:JxruxZT40
>>448 ナンバリングは以後適正な形にします。
何度も説明させてしまってごめんなさい。ツールまで紹介して頂いて恐縮の極みです。
とりあえず、本をもっと読んでみたら
2chのSSじゃなくて、本をね
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:05:11.57 ID:JxruxZT40
>>451 最近冨に改行の多い夢枕獏を読んでいたので、改行が増えたのかもしれません。
夢枕獏の発想力と表現の的確さはないままに。
アドバイスありがとう。
2ちゃんで見るんだから、自分の思う見やすい表現でよかよか。
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:17:28.67 ID:JxruxZT40
>>453 おおう。どっちだろう。
ウェブ上にも、空行無しで読みやすい文章もあるので、それを目指したいとおもいます。
2ちゃんは行間隔が殆どないので、自分には難しいです。
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:22:18.07 ID:39XTpdmn0
お題くだしい
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:24:31.16 ID:yVyAvAKC0
>>454 自分の思う見やすい表現で良いと思うよ。本文に関しては好きなように書いたら良い。
ただ、その結果として「空行が多いから読む気が起きない」って意見も甘んじて受ける必要があるってこと。
びっちり書く人が画面が黒くて読む気が失せるって言われたり、横に長い人がそれを理由に読みにくいって
言われたりもするしね。
読んだ。感想。
「ただ、私が私でなくなっていくという感覚はする。」
ネイチブな関西弁しらないんで、男言葉に見える。
そんなことはどうでもいいか。
こういう世にも奇妙な話的なのは、簡単なようで
難しいんだよね。現実を切り離せ無いから。
無理にでも病院行かせないのはなんでよとか
親はどうしてるのとか、
ツッコミ入れられる前に架空の世界の雰囲気出さないとイケナイんで
周到に張り巡らした言い訳か、あるいは凝った文体か、
最初から異世界物にしちゃうかとか、
まぁ色々と工夫が必要。
何が言いたいかというと、設定を受け入れられなかったよ。
入れなかった。
あと、オチの「ゆしや。はるは。」ってなに?
わかんなかったんでオチもわからない。
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:25:47.01 ID:yVyAvAKC0
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:27:20.96 ID:FWk8DGii0
おだいください
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:29:52.40 ID:FWk8DGii0
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:30:27.80 ID:Vzd3HVxY0
おだいくださいい
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:34:19.73 ID:eMZNsKivO
>>443 読んだ。表示形式については、特に譲れないこだわりでもない限りは、テンプレの指示に従っておいた方がいいと思う。
でないと読んでくれない人も結構いるから。投稿するからには多くの人に読んでもらった方が得だしね。
内容について。はっきり言って意味わからん。読者置いてきぼりって感じ。
ちょっと違和感覚えたのは1レス目で萌は自分の体に生えたものを「苔」と言ってるのに
2レス目で「地衣(読み方わからん)」と言ってること。「僕」が説明してあげたの?それならその描写を入れた方がいい。
二人はおそらく恋人なんだろうけど、個人的には、緑色の体を抱くのはどうかと思った。
まあ愛情の強さみたいなのを演出したかったのかもしれないけど、俺の頭には「グリーン姉さん(知らなきゃググレ)」
が浮かんでいたもので。
箇条書き的な進め方もちょっとなあ。どんな効果を意図したの? 普通に書き進めてよかったんじゃないかと思った。
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:40:20.33 ID:JxruxZT40
>>457 感想どうもありがとうございます。
もう少し尺を長くすればよかったのですが……後悔しています。
タイトルは「心中」にしようかと思っていたのですが、
要は男にも破壊衝動があったのです。
最後はオチと言うにはどこにもかけていないのですが、
人間性を失ったものの、ことばだけ残った思考をイメージしました(夢で見ただけなんですが)
そこでぶつぎる様に話を終えようと思いました。
奇譚というのは難しいですね!
467 :
石英(お題 石英)1/1:2008/07/30(水) 23:42:41.32 ID:FWk8DGii0
石英をもらった。
うれしいなあ。
こんなにうれしいプレゼントは初めてだ。
飛影でも照英でもない。
石英だ。
うれしいなあ。
とっても嬉しかったから、床の間に飾ることにした。
きれいだなあ。
石英はとってもいい。
何がいいって、形がいい。
六角柱だ。
アメリカ国防総省よりも一角強い。
やばい。
軽く無敵じゃね?
飛影とか照英とかよりも強いかもしれない。
それはないかもしれない。
だってなんとかこくりゅうはとかはんぱねえ。
マジやべえ。
でも照英よりは強いかもしれない。
いやあいつはギンガマンだからあなどれない。
やっぱり石英とか大して強くないかもしれない。
がっかりだ。
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:47:43.57 ID:eMZNsKivO
>>467 認めない。こんなものは認めない。
でも
> 飛影でも照英でもない。
> 石英だ。
この文章には得体の知れないセンスを感じた……。
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:50:10.87 ID:JxruxZT40
>>465 感想&アドバイス、ありがとうございます!嬉しいです。
テンプレートに関しては、今後準拠していきます。
置いてけぼりでしたか……。
地衣は「ちい」と読みます。お題が「ちい」だったので、色々な地位だの地異だのありましたが、選択しました。
箇条書きは短い言葉で時間が速く過ぎていくような効果を期待したのです。あっという間に終わってしまったかのような。
グリーン姉さん、ググって見ました。キモいっすね!ちょっと吐き気がしました。僕には抱けません。
>>467 照英知らないのも加わって、宇宙ヤバイのコピペの偉大さを知った。
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:53:08.71 ID:yVyAvAKC0
俺も宇宙ヤバイのコピペ想起させられたわw
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:54:04.40 ID:JxruxZT40
>>467 勝手にナンセンスに盛り上がって、勝手に盛り下がる。
なんか憎いです。
そろそろ?
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/30(水) 23:57:44.69 ID:MAvh5joH0
まさか、零時を迎えることになるとは……
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:00:04.23 ID:yVyAvAKC0
夏の申し子が去ったからな。やはり基本は過疎スレだw
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:00:23.00 ID:xK5zuDroO
誰か宇宙ヤバいのコピペとやらをはってくれ
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:03:37.79 ID:6TximKOr0
8:(-_-)さん :2008/07/12(土) 18:57:58 ID:???0 [sage]
____ ) 『 光の速さでケツからうんこ出したらどうなるの?』っと、
/⌒ ⌒\ )
/( ●) (●) \ )/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y丶
/ ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ カ
| l l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l カ タ
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、. タ
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
,. - ''"| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ρ ̄`l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ ̄ ̄
____
/::::::─三三─\ リアルな話すると多分お前の住んでる街が消し飛ぶ
/:::::::: ( ○)三(○)\ 光速でウンコほどの質量(約200?300グラム)
|::::::::::::::::::::(__人__):::: | _____ の物体が動いたら想像を絶する衝撃波が発生する
\::::::::: |r┬-| ,/ .| | ましてそれが地表と激突したら地球がヤバイ
ノ:::::::: `ー'´ \ | | お前のウンコで地球がヤバイ
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:03:58.21 ID:4r61V5Oa0
ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
宇宙ヤバイ。
まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。
広いとかっても
「東京ドーム20個ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ無限。スゲェ!なんか単位とか無いの。何坪とか何ヘクタールとかを超越してる。無限だし超広い。
しかも膨張してるらしい。ヤバイよ、膨張だよ。
だって普通は地球とか膨張しないじゃん。だって自分の部屋の廊下がだんだん伸びてったら困るじゃん。トイレとか超遠いとか困るっしょ。
通学路が伸びて、一年のときは徒歩10分だったのに、三年のときは自転車で二時間とか泣くっしょ。
だから地球とか膨張しない。話のわかるヤツだ。
けど宇宙はヤバイ。そんなの気にしない。膨張しまくり。最も遠くから到達する光とか観測してもよくわかんないくらい遠い。ヤバすぎ。
無限っていたけど、もしかしたら有限かもしんない。でも有限って事にすると
「じゃあ、宇宙の端の外側ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
あと超寒い。約1ケルビン。摂氏で言うと−272℃。ヤバイ。寒すぎ。バナナで釘打つ暇もなく死ぬ。怖い。
それに超何も無い。超ガラガラ。それに超のんびり。億年とか平気で出てくる。億年て。小学生でも言わねぇよ、最近。
なんつっても宇宙は馬力が凄い。無限とか平気だし。
うちらなんて無限とかたかだか積分計算で出てきただけで上手く扱えないから有限にしたり、fと置いてみたり、演算子使ったりするのに、
宇宙は全然平気。無限を無限のまま扱ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、宇宙のヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイ宇宙に出て行ったハッブルとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
>>477 それじゃねーよww
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:04:23.80 ID:6TximKOr0
9:(-_-)さん :2008/07/12(土) 18:58:47 ID:???0 [age]
____ さらにリアルな話をすると、
/:∪::─ニ三─ヾ 今現在の理論では物体は光速に近づくにつれ質量は増加するので
/:::::::: ( ○)三(○)\ 射出されたウンコが光速なった瞬間に質量=∞(無限大)となる為、
(:::::∪:::::::::: (__人__)::::: i| ____ 重力崩壊を起こし想像を絶するブラックホールが発生する
\::::::::: |r┬-| ::::ノ | | それが一瞬で太陽系飲み込み、5秒以内に銀河を飲み込むので宇宙がヤバイ
リ:::::::: `ー'´ ::\ | | お前のウンコで宇宙がヤバイ
______ またウンコ側をリアルに説明すると、
/:∪::─ニjjニ─ヾ 光の速さでウンコをすると、ウンコはスターボウを見る。
/:::li|.:( ○)三 (○)\ ウンコの後方は漆黒の闇が、そしてウンコの進行方向には
(:::||!.:∪::::: (__人__)):::: i| ____ 全ての周囲の風景が一点にあつまるように見える。
)::::::::::::: |r┬-| li::::/ | | そして、ドップラー効果で七色に輝いて見える。
/::::::::::::::: `ー ' ::::::ヽ | | お前のウンコ素敵。
480 :
◆0KF/UBMvVE :2008/07/31(木) 00:04:25.11 ID:TCrUOony0
品評会お題、投下します。
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:05:43.00 ID:TCrUOony0
【 第122回週末品評会 】
少年「いつか小説家になるんだ!」
とても微笑ましいですよね。素直に頑張って、と応援したくなります。
会社の上司・父親が
「いつか小説家になるんだ!」
とか言い始めると、苦笑いしてしまいますよね。
BNSK住人「いつか小説家になるんだ!」
いえ、冗談にならないかも知れないので自重しておきましょう。
「将来の夢は世界征服です」
オバマが言うとブーイングでも少年が言うと許せてしまう。
薄汚れてきた大人の貴方も、少年の頃があったはず。
色んな魅力的な少年でスレを埋め尽くしましょう。
そう、つまりは…
ただ色々な魅力的な少年が見たいだけ。
【 第122回週末品評会 】
『少年』
規制事項:5レス以内。
投稿期間:2008/08/02(土) 00:00 〜 2008/08/03(日) 23:30
宣言締切:日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外。
投票期間:2008/08/04(月) 00:00 〜 2008/08/05(火) 24:00
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:07:58.35 ID:4r61V5Oa0
>>481 お題発表乙!基本的には少年がでてくりゃいいんだよな。
ショタ歓喜で号泣
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:09:17.83 ID:0QCgNSjY0
>>481 要するにお姉さんが少年を襲えばいいんだな?
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:09:43.61 ID:4r61V5Oa0
少年といえばテスタだな
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:10:26.10 ID:6TximKOr0
>>481 少年にピンクローターを突きつけて泣き顔にすればいいんですね。
少年の瞳/Janne Da Arc
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:13:09.52 ID:1TS7+tSq0
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:14:37.25 ID:rt2gECuD0
490 :
◆0KF/UBMvVE :2008/07/31(木) 00:16:22.61 ID:TCrUOony0
少年であれば何でも可。
少年と言い張るシリーズは禁止で。
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:19:19.04 ID:r9IJmPoK0
なあに男は夢さえありゃいつだって少年さ
492 :
自由 0/3 ◆2LnoVeLzqY :2008/07/31(木) 00:21:05.93 ID:0NPlcj1+0
お題発表でどたばたしてるところすいませんが、品評会「決意」の回のときに考えたやつが今更になって書けたので投下させてもらいますよ
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:21:47.92 ID:xK5zuDroO
「少女」の対義語としての「少年」じゃなくて、女の子も含めた年少者としての「少年」でいいの?
それとも男の子限定?
494 :
自由 1/3 ◆2LnoVeLzqY :2008/07/31(木) 00:21:50.63 ID:0NPlcj1+0
かれが38年前に見つけた仕事も、ついに今日でおしまいになった。定年に達したかれの引退の日が来たのだ。かれの勤務最終日には、多くの人がかれに祝辞と感謝を述べた。
かれはとある大学の構内を巡る、循環バスの運転手だった。ここは国内でも五本の指に入るほどの広い大学で、なんでも野球場二百だか三百だかぶんの敷地を持っていた。
そんなんだから年寄りの教授たちには、施設と施設のあいだの移動がひどく堪えたのだ。
複数の施設と施設を結ぶ循環バスの導入を訴えたのは、そんな教授のうちの一人であった。そして当時卒業したにも関わらず職に困っていたかれが、幸運にもその仕事にありつけたのだった。
「いやあ、あなたがいないと寂しくなるね。バスに揺られてるあいだに世間話をする相手が一人減ってしまうよ」
「いえいえ滅相もない。もうろくして変なことを口走り始める前に定年がきてほっとしてるくらいです。この目も頭も、そろそろガタがきてるもんですから。ピンピンしてるのはあのバスだけです」
「ははは、そんな冗談が言えるところを見ると、まだまだお元気そうですな。ところで、後任はもう決まってるのですかな?」
「じつはまだなのですが、近いうちに決まりそうとのことでした。それまでは職員の方々が、交代で運転手を務めてくださるようです」
かれの引退を惜しむ声は多く、中にはまだ引退は早いのではないかという人もいた。
しかし大学職員の多くの定年が60歳であることや、かれの持病の腰痛が少し悪くなり始めていることなどから、かれの同意のもとで引退が決まったのだった。
本でも読みながらゆっくり余生を過ごすよ、とかれは言った。
図書館ならいつでも利用してくださいね、席なら空けておきますから、と大学図書館の司書が言った。
実のところ、かれの余生の過ごし方を心配する人間は少なからずいた。かれに妻子はなく、また住んでいる場所は大学のそばのアパートで、車も持っていなかったからだ。
車の免許は持っていたが、それは循環バスの運転のためにしか使われなかった。生活に必要なものは、大学の中の売店か徒歩で行ける近所のスーパーマーケットで大抵揃った。
友人も多いほうでなかったし、運転手の仕事が終わるとかれはまっすぐ家に帰った。
休暇のあいだは家にいるか、バスに乗って映画や芝居を見に行くのがせいぜいだった。
そこでかれの引退の一週間ほど前、ある職員が上司にこう提案したのだった。
「引退のとき、かれに車をプレゼントできないでしょうか? きっとかれも喜びますし、行動の幅を広げるのにも役立つと思います」
その話はやがて学長にまで伝わり、けっきょく車は退職金とは別に無料でかれにプレゼントされた。引退の当日、車は彼のアパートの前まで直接届けられた。かれはいたく喜んだ。
「いいんですか、車まで戴いてしまって」
「かまわないですとも。これは職員と教員全員からの感謝の気持ちなのです。大学の構内をぐるぐる回るだけの生活は今日でおしまいです。明日からは、自由に自分の車を乗り回してください」
次の日、いつもの時間にベッドから起きると、かれは自分の仕事がもうないことに気がついた。いつものように軽い朝食を取り顔を洗ってひげを剃ったあとに、平日なのに時間が余っているのをかれは少し居心地悪く感じた。
「さて」かれはつぶやいた。「どうしたものか」
もう冷めてしまったコーヒーを啜りながら、かれは時間の使い方を考えた。休日家にいるときは大抵聖書か本を読んでいる。あいにく読む本はまだたくさんあった。
そこでかれは一冊を手に取ったが、そのときふと、昨日自分が車をもらったことを思い出したのだった。かれはアパートの部屋の外に出てみたが、新品の車は依然としてそこにあった。それはかれが自由に運転できる初めての車といってよかった。
かれは、今日はこれに乗ろう、と決めた。
しかしそう思ったのは、もし大学の職員に出会ったとき、車の乗り心地はどうですか? と訊かれたときに、答えられないと困るからだ。
友達こそ少なかったが、かれは人間関係は大事にしたいと思っていた。かれは上着を羽織ると外に出てかれの車に乗り込んだ。
495 :
自由 2/3 ◆2LnoVeLzqY :2008/07/31(木) 00:22:30.90 ID:0NPlcj1+0
普通車を運転するのは免許を取得するとき以来だったが、長年運転手をしてきた彼にとっては、長いブランクもそう問題にはならなかった。運転のコツはすぐにわかった。
しかしかれを困らせたのは交通そのものであった。
周囲の車はかれがこれまで運転してきたバスの二倍以上の速度で走った。それらに合わせるのに、かれはひどく神経をすり減らした。
一度など、後ろから突然クラクションを鳴らされ、あわててアクセルを踏んだかれの車はがくんと嫌な音を立てて加速した。まるで周囲の車に追い立てられるように走りながら、かれはハンドルにしがみつくように走り続けた。
やがてそれにも慣れて、かれはようやく落ち着いて走ることができるようになった。すると次にかれは、向かうべき目的地を全く考えていなかったことに思い当たったのである。
そもそも目的地など最初からありはしなかった。職員への答えを用意するために乗っただけなのだ。
かれは自分が、単なる惰性で走っているように思えてならなくなってきた。「まったく」かれは思った。「自由も疲れるものだな」
駐車場のある喫茶店を見つけると、彼はそこに車を止めた。上映中の芝居か映画がないか、調べようと思った。
店に入って席に着き、置いてあった雑誌を開くと、ふと後ろの席から女性二人の話し声が聞こえてきた。
「ねえ、バスが来ないかもしれないって本当?」
「本当らしいのよ。なんでもバス会社がストを始めたらしくて……私たちが乗るバスも来ないかもしれないそうなの。劇場までタクシーで行くんじゃ、少しお金が掛かりすぎるわ」
「困るわね……せっかく取ったチケットなのに」
「ええ、本当」
聞きながら、急にかれは自分の車で送ることができるのではないかと思った。理由はわからないが、それはかれにとって不思議と魅力的な案に思えた。
「あの、すみません」かれは立ち上がって二人の席の横に立つと、丁寧に話しかけた。
「はい、なんでしょうか?」中年の、少し太った女性が答えた。
その向いにはそれよりも少し若く、ほっそりとした女性が座っていた。
「お話を聞いていたのですが、もし宜しければ、私がお送りしようかと思いまして」
「貴方、タクシーの運転手か何か?」
太った女性はかれに疑いの目を向けた。
「いいえ、その……」かれはとっさに嘘をついた。
「さっき雑誌で見ていてわたしもその劇場に行きたくなったのですが、あいにく道がわからなくて。私が車を運転するので、道を教えていただけないかと」
「うーん、どう思う?」
太った女性が、助けを求めるように向いに目をやった。
「悪くないんじゃないかしら? 悪い人には見えないですもの」若いほうの女性がすぐに答えた。
「そうね。なら、お願いしようかしら」
「ありがとうございます」
なぜだか、かれは無性に嬉しかった。
496 :
自由 3/3 ◆2LnoVeLzqY :2008/07/31(木) 00:22:58.17 ID:0NPlcj1+0
二人は後部座席に乗り込んだ。「いい車ね」と若い女性が言った。
二人は時おり指示を出して、かれはそれに従って手際よくハンドルを切った。かれはこれまでにないほど上機嫌で運転した。車はあっという間に目的地へ着いた。
劇場の正面に止めると、かれは運転席を降りて二人のためにドアを開けた。
「あら、駐車場に停めないのかしら? あなたも劇場に用があるんじゃ……」
降りながら太った女性がそう言ったが、
「いいじゃないの、さあ、行きましょう」と若い女性がそれを制して言った。彼女は降りると財布から札を二枚出して、かれに渡した。
「……これは?」
「お礼よ。受け取ってくださいな」
それだけ言うと、彼女は太った女性と一緒に劇場へと歩いていった。自分は嘘がへただな、とかれは思わず肩をすくめた。
けれど、今のかれはとても気分が良かった。
ふと、かれの隣へタクシーが滑り込んできて客を降ろした。運転手はかれと同じような老人だった。かれはそれを見て、なるほど、これからの人生、それも悪くないかな、と思った。
497 :
◆2LnoVeLzqY :2008/07/31(木) 00:23:51.92 ID:0NPlcj1+0
以上です。3レスなんだから読んでくれたっていいじゃない><
↓では引き続き、お題「少年」で話を考える作業にお戻りください
498 :
◆0KF/UBMvVE :2008/07/31(木) 00:29:50.63 ID:TCrUOony0
>>493 自分で消化してると思えばおっけーで。
少年と聞いたときのイメージで、
「男の子」
「年少の女の子」
「20歳くらいまで」
「18歳くらいまで」
少年の受け取り方は自由です。
ただ、少年の定義が感想を付ける人のイメージと違うと共感はされないかもしれません。
21歳の少年が出てくるのと、13歳の少年が出てくる話で同じくらい面白ければ、
私の場合はショタ成分で13歳に投票します。ただ、それだけ。
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:35:31.47 ID:xK5zuDroO
>>498 おK
別に少年が主人公でなくてもいいよな。
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:38:12.84 ID:xK5zuDroO
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:39:01.70 ID:rt2gECuD0
>>494 祝いの言葉と感謝の意か、祝辞と謝辞かに統一して欲しいというのが
個人的な要求ですが
正直なところ、最初はね、頑張って
どこかツッコミどころを探すべきかなと思うんですが
読んでいると引き込まれて、客観的な視点が無くなってしまうんですね
……つまりは、面白かったから、どっか変なとこあってもいいんじゃね?
気づかなかったし
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:39:48.79 ID:0QCgNSjY0
>>497 淡々と話が流れていった。いい意味で。
悪い意味だと、盛り上がりに欠ける。
けれど、定年を迎えた人にそんな盛り上がりは必要ないとも思う。
定年をこんな感じで迎えられるときっと幸せだよね。
でも主人公は警察に捕まるよね。白タクだよね。
503 :
◆0KF/UBMvVE :2008/07/31(木) 00:40:02.28 ID:TCrUOony0
>>499 あんまり縛りを入れたくないので、感想を付ける人にお任せな方針で。
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:40:46.30 ID:BVVAXv6TO
少年の詩/THE BLUE HEARTS
俺はこれが最初に浮かんだ
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:43:08.52 ID:6TximKOr0
>>484 和訳した文章をそのまま載せたみたい。
>しかしかれを困らせたのは交通そのものであった。
などなど。
ストーリーが上手く入ってこないかもしれない。
美しい文章、激しい文章など個性を持たせると上手く伝わると思う。
少年の“少”ってさ
「ふふんっ」とか言ってる顔に見えね?
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:44:21.28 ID:6TximKOr0
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:47:02.47 ID:xK5zuDroO
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:47:03.12 ID:cgXsSQFG0
少年ナイフ
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:47:08.53 ID:0QCgNSjY0
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:49:44.72 ID:rt2gECuD0
GUILTY GEARのブリジットは少年の内に入るんですか?
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 00:56:32.56 ID:xK5zuDroO
丸岡いずみは少女
投下します。
514 :
(お題:悪趣味)1/4:2008/07/31(木) 01:06:02.98 ID:EeL/70Ov0
ワタナベは今日も満員電車に乗るために通勤時間の駅に向かった。
本来は、彼がわざわざ早起きをしてまでラッシュに揉まれる必要は
全くない。
約1年前に、職場を首になったのである。
社員が10人もいない小さな会社で、ワンマン社長の横暴さに我慢な
らず、つい無礼な口を利いてしまったのだ。−−「このハゲ」と。
毎朝社長席で、数えることができるくらい残り少なくなった毛髪に
ブラシを当てている本人に向かって『ハゲ』は余計だった。
その日のうちに解雇された。
自業自得とも言える結果だが、解雇されてから数日の間は、清々し
た気分だった。
しかし、失業保険を受けながらハローワークに通うも、再就職先が
なかなか見つからないという現実に直面すると、初めの清々しい気
分はすっかりどこかに行ってしまった。
515 :
(お題:悪趣味)2/4:2008/07/31(木) 01:06:24.04 ID:EeL/70Ov0
そして、無職のまま数ヶ月が経ち、ワタナベは再び満員電車に乗る
ようになった。
ぎゅうぎゅう詰めの車内に体を押し込む。
ドアが閉まり、電車が動き出すと、まったく身動きができなくなる。
わずかに動くのは手の先くらいだが、ワタナベの目的にはそれで十
分だった。
ポケットの中に忍ばせたコンパクトナイフを取り出す。
猫爪カッターとも呼ばれるそれは、500円玉を一回り大きくした
サイズの本体から、1センチほどの小さな刃が押し出されるものだ。
それを使って、職場に向かうサラリーマンやOLの鞄を傷付けるの
が、今の彼の唯一の楽しみだった。
ラッシュのため、傷を付けた鞄を目視で確認できるわけではないが、
ナイフの刃を通して伝わる、皮やビニールが裂けていく感触だけで、
ワタナベは十分満足できた。
516 :
(お題:悪趣味)3/4:2008/07/31(木) 01:06:50.28 ID:EeL/70Ov0
その日のワタナベの獲物は、ナイロン製のナップザックだった。
担いでいるのは紺色のジャンパーを着た中年男性。
素材がナイロンのように薄いものの場合、表面を傷付けるだけでな
く、鞄の中身までナイフの刃が達することがあるので、普通より楽
しみの多い対象だった。
いつものようにコンパクトナイフを取り出し、ザックに押し付ける
と、予想通り刃は面白いように沈んだ。
刃先から伝わる感触では、ザックの中身はビニールで包まれた何か
であるようだった。
(昼食のサンドイッチかな……営業で使う商品とかだったら嬉しい
な……)
ワタナベは想像を膨らませながら、少しだけ幸せになった気がした。
「次は、K駅、K駅です」
車内のアナウンスが流れ、彼はナイフをポケットに戻した。
517 :
(お題:悪趣味)4/4:2008/07/31(木) 01:07:14.80 ID:EeL/70Ov0
幸せの余韻に浸りながら、ワタナベは電車を降りた。
改札を抜けたとき、彼は肩を誰かに掴まれた。
「お前、ちょっと待てや」
紺色のジャンパーを着た男が、鬼のような形相でワタナベを睨んで
いた。
「何ですか、人違いじゃないですか」
肩を掴んでいる手を払おうとして、ワタナベは、男の手に小指が欠
けていることに気が付いた。
改めてジャンパー男を観察すると、パンチパーマに細身のサングラ
ス、派手な柄のシャツは胸元を大きく広げ、太い金ネックレスが光っ
ている。
男が担いでいるザックは、横に5センチほど切り裂かれ、その切り
口からは、わずかに白い粉がこぼれていた。
「お前、どこの者だ。何か言ってみろや、おい」
ワタナベは、何か言わなければならないと思った。
「そのシャツ、趣味悪ぅ」
(完)
とりあえず−−はダッシュでよかったんじゃないのか
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 01:31:39.62 ID:6TximKOr0
肝心なシャツの柄が書いてないから、「シャツ」のセリフにギョッとした。
ワタナベって村上春樹の短編みたい(知らないなら関係ないけど、違う設定で時々出てくるキャラクター)。
お題プリザード。
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 02:00:12.18 ID:m3zzcacf0
半年上何も書けない
もう一生何も書けない気がする
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 02:04:30.58 ID:lX+BN2rJ0
お題プリズム
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 02:08:35.26 ID:rt2gECuD0
肉球
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 02:09:08.61 ID:Ydbkpx/g0
プリリズム
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 02:11:55.70 ID:lX+BN2rJ0
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 02:33:01.76 ID:rt2gECuD0
530 :
幻想の風(お題「幻想」(借用保守)):2008/07/31(木) 02:56:53.61 ID:6TximKOr0
そのひはさわやかな風が吹いていた。まるで幻想が吹き込んできたみたいだった。
そのときである。そらのすきまから、虹色のパンティーが降りてきたのだった。
ひらひらとうすい風のような、幻想のパンティーだ。
だれにも見えていないのか、だれもパンティーに気付かない。
僕は少し悩んだが、それをあたまに被ってみた。
えも言われぬ、性的なにおいがした。たちまち僕は射精した。幻想的な射精だった。
「まて!変態め!」声がした。
誰かがこっちを見ている。に、虹色の警官だ!
おいかけてくる!
僕には虹色の前科がついた。
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 03:40:28.13 ID:oxJ4532y0
じ
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 04:13:08.70 ID:oxJ4532y0
ぷ
僕はアイドルオタクだ。
けれど、世間でいうようなオタクではない――と思っている。
ライブには行ったことがない。イベントはなおのこと。それどころか彼女たちの顔を実際に見たことがない。テレビや雑誌を通してでしか見たことがない。
つまり僕と彼女たちには、必ずカメラが挟まれている。
僕らのサークルの仲間の一人、ナカノはこういう。
「オレとアイリちゃんはカメラっていう赤い糸で結ばれてるんだあ」
グラビアオタクのムラキは
「カメラなんてなくてもいい。どんな苦労をしてでもミヤちゃんに会ってみせる! カメラなんて壊しちまえ!」
と激昂する。
僕はといえば。別になんの感慨もない。だってカメラがないと僕らは彼女を見ることができない。
彼女たちはテレビ番組に出ることも、写真に収められることもなくなる。廃業。そんなの常識だろ?
悔しくもなんともない。心からそう思う。
なぜ僕がこんなことを話すのか?
そうだね、君は口が堅そうだから話してもいいかもしれない。このサークルの他の人たちには内緒でね。
忘れもしない2年前の夏。ちょうど今ごろの、陽炎がたゆたい始めるころのことだ――
僕らはサークルの仲間内で、ムラキの家の近くにできたメイド喫茶に行くことになっていた。
あいつらは太ってるからね、汗をタオルで拭きながら歩いていた。僕はさして興味がなかった。
ナカノは古くからの付き合いでそれを知ってるから、強制することはない。
でも僕はその場所へ行くことよりも、みんなといることが楽しいから黙ってついていくことが多かった。
突然の蝉時雨。少し異様な空気を感じて、僕は振り返った。
人通りは少なくないし、一応は繁華街で通っている場所だ。でも僕にはその瞬間、そこが別の世界に感じられた。
いってみれば、写真展や画廊に並べられた一枚の絵、みたいなものかな……
我にかえって前に向き直ると、もうナカノたちはいなかった。
メイド喫茶の場所を聞いてなかった僕は、周辺を20分ほど歩き回った。
一人では来たことのない場所だったからか、自分のいるところがどこなのかもわからなくなった。迷子だね。
辺りには落ち着いた草原が広がっていた。僕の腰ぐらいの高さの葉が道の両脇に茂っていた。
視界の先には丘がある。山というほど大きくはなく、でもどこか毅然とした佇まいで、青い空に映える緑の丘。
立ち昇る草いきれのなか、僕は歩き出した。
草むらを抜けると、丘には木立が並んでいた。薄い木下闇ができていて涼しい。風はさわさわと梢を鳴らし、若い青緑の葉が揺れる。
数分も歩けば頂きに着くのはわかっていた。もうそろそろだな、と予想をつけながら歩く。
下枝で扉のように閉じられた隙間を、ちょっと強引に抜ける。その先には、開けた明るみに出た。
目の前は緩やかな下りの勾配になっていて、眼下には街並み。視界は隣町から遠くの山稜までが臨める。
僕はそのとき、この場所に歓迎されていると感じたんだ。
ふとケータイのことを思い出して、撮っておこうと考えた。
けど被写体はあまりに広すぎて、またケータイでは満足できるものになりそうになくて、結局やめた。
ほら、キミも満月を撮ろうとしたりしたことはない? 悔しいけれど、ケータイはまだ自然に適うまでにはなってないのかもしれない。
ケータイを仕舞おうとしたとき、後ろで葉っぱの擦れる音がした。そこには人がいた。
淡い青のワンピースに黒い髪。僕はあまり服装にはこだわらないからよくわからないけれど……とてもやわらかな輪郭をもっていた。
そしてその肌は陽射しを受けて透けるように白く、少し青みがかった瞳は僕の目を見ていた。
え? ああ、かわいかった。いや、そんなことはないよ。もう、そう興奮しないで。
……うん、そうだね。たしかに、僕はそのとき彼女に一目ぼれしたのかもしれない。うん。そうかもしれない……
僕はどれくらい彼女を見つめてたんだろう。気づけば彼女は草の扉の向こうに隠れようとしていた。
慌てて僕は逃げないで、って手を伸ばした。彼女は怯えたふうに身をすくませる。悲しかった。
どうすればいいのかわからなくて、おろおろとしていた。彼女と、僕の後ろに下る坂とを交互に見やって、僕はゆっくりと後ずさる。
そのとき僕の手からケータイが落ちた。急いで拾おうとすると、彼女が少し身を乗り出すのが見えた。
ケータイを手にして「これ?」というふうに目の高さに掲げてみせる。彼女はおずおずとうなずく。僕は笑って、彼女にケータイを差し出した。
そのときは、なにがそんなに興味を惹いたのかわからなかった。ただのケータイだよ? 折りたたみ式のカメラつき。
古い型ではないけど最新のモデルでもない。丸いフォルムのいくらか傷がついた濃紺。
彼女はしばらくそれを触っていた。ケータイを手渡してからは、僕が隣にいても気にしないふうだった。
いろんな音を再生すると驚いたり、画像を表示させるとおもしろがったりしていた。けどなにより、カメラを気に入ったようだった。
シャッター音が何度も響く。緑を映したり街並みを撮ったり、ときには僕をパシャリと。
そして僕が彼女の手元を操ってみせる。すると画面には彼女の顔が映る。
メインカメラからサブカメラに変えただけだったけれど、彼女にはそれが最大の驚きだったみたい。
わーわー喜びながら自分の顔を触ったりつまんだりしながら幾度も幾度も撮る。
少しカメラの容量が不安だった。いっぱいになってしまったら、彼女が撮る写真はそれ以上、保存できなくなってしまうんだろうなって。
そうならないように、それに彼女が気づかないように密かに願った。
それから彼女と僕は並んで座り、撮った写真を眺めていた。カメラは結局いっぱいにはならなかったけれど、それはそれでもったいないと思ってしまった。
画面に集中する彼女を、そっと見る。純粋な日本人というわけではなさそうだった。髪は黒くつややかだけれど、やっぱり肌の白さと目の青みがかったのがそう思わせた。
僕には彼女がどこか……天使のような気がした。もちろん僕はそんなに信心深くはないよ。ただなんていうかな、男女だとか友達だとか、そういう今までに味わったような雰囲気じゃなかった。
少し日も傾き陰りが濃くなり始めた。遥か先には大きな入道雲。青い匂いをはらんだ風が頬をなでる。
いつまでも永遠に、ここにいられるような気がした。目をつむると消えてしまいそうな、穏やかな時間はゆっくりと流れていった。
しばらくすると彼女はケータイを返してくれた。ひとつ大きく、にっこりと笑んで。僕にはそれが太陽のように思えた。
その途端、辺りが薄暗くなった。見上げると曇天。かすかに雷鳴も轟いている。
彼女を見ると、あきらかに怯えていた。僕と出会ったとき以上に。
すると彼女が走り出す。慌てて僕は彼女を追った。
木の葉が体を打つなか、彼女を見失わぬように走る。そのとき雷が大きく鳴った。彼女が小さく悲鳴をあげ、僕は空を仰いだ。
枝と葉の天井で、うまく空が見えない。そして彼女も見失ってしまった。
あてずっぽうで探して歩いていると、また開けた場所に出た。
さっきとは別のところだ。景観も違うし、いくらか高さがあるように感じた。
僕はそこが丘の頂きなんだと悟った。肌になにかが当たると同時に、一続きの長い音が落ちてきた。雨だ。
それも目も開けていられないほどの驟雨。へばりつく前髪を抑えながら、目に入る雨を拭う。
なぜだろうね。あんな大雨のなか、なにか他の音が聞こえるはずがないんだ。だけど僕は木の葉の擦れる音を耳にした。
その先には、やはり少女がいた。淋しげに笑って。なにか言いたかったのかもしれない。けどあの雨では聞こえなかった。僕には聞こえなかった。
少女が葉の裏に消えると、僕は諦め悪く走って追った。もうすでに彼女の姿は、はっきりとしない。木や葉、雨、そして薄闇。もうすでに目的を失ったように、ただがむしゃらに走っていた。
胸が苦しくて、嗚咽のように声をあげた。それでも走って、見つからなくて。だから僕は大きく叫んだ。
すると目の前になにもなくなった。いや、視界を遮るものがなくなった。僕はもときた草原まで戻ってきていた。そのときにはもう雨はやんでいたよ。
呆然としていると雨の代わりに蝉時雨の声が響いてきて、足が前に進んだ。街並みに戻ると、あいかわらずの人の数。
「おーい」
その声に慌てて振り向く。声を聞けばすぐわかるはずなのにね。ナカノは僕に走り寄ると、肩で息をして膝に手をついた。
「どこいってたんだよ」
呼吸を整えると、ナカノはそういった。
「しばらく探したけど見つかんなかったから、先にメイド喫茶には行ってきちゃったぞ」
額の汗を拭いつつ、ナカノは後ろのムラキたち見る。
「文句はいいっこなしだぞ。悪いのおまえだかんな」
ムラキはそういうと、目を点にして僕の顔を見た。
「おまえ――なに泣いてんの?」
みんなの視線が僕に集まる。頬に手をやると濡れていた。そのとき初めて、雨に濡れていないことに気づいた。
この話を僕は、今まで誰にもしてこなかった。返ってくる言葉は、わかりきっていたからね。
僕はもとから熱狂的なアイドルオタクじゃない。どこか冷めていたのは自分でも知っていたけど、それを嫌う人もいるのは確かだ。
だから僕がこのサークルの部長ってのも気に食わないかもしれない。君もそう思うかい? はは、困らなくていいよ。別に気にしないから。
そういうことだから、信じてもらうために話すっていうのはしたくなかったんだ。
これは失礼な言い方になるかもしれないけどね、このサークルのみんなは僕より幸せかもしれない。
なにも考えずに、純粋に好きな人に熱中できるんだから。僕は、好きな人と自分が隔てていてもそれが当然のように思えてならない。しかたないと諦めるような気持ちになることすらある。
……さっき僕は彼女のことを「一目ぼれ」っていったっけ? あれは、やっぱり違うんだと思う。
たしかに彼女のことは好きだけど、やっぱり恋愛感情ではないんだよ。心の底から大切なものは、けっして汚せない。追ってはいけない。そういうことなんじゃないかな。
カメラ? ああ、彼女が撮った写真ね。ぜんぶ見れなくなった。なぜかケータイは壊れてしまったんだ。雨に濡れた……ということにでもしておこうか。
これでこの話は終わり。なにも続くものはないよ。
あ、もうひとつだけいいかな? 最初に誰にも話さないでって言ったけど……できれば忘れてほしいんだ。
ごめんね、ほんと身勝手で。ただ僕のなかでは、あの出来事は幻なんだよ。僕はただ幻を見て、幻のことを想っている。ただそれだけなんだ。
Ende.
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 04:38:27.94 ID:YF3fgVeH0
あああ、長くてスンマンソ
>>538 おお、おつかれおつかれ。
結構面白く読めたぜ。
少女がカメラを好きな理由が気になったけど、
その答えが出ないのも幻想っていうのかな、いい感じだ。ていうか少女自体が幻想か…。
背景描写も上手いと思ったし、正直俺じゃ、どこを直せだなんて言えそうも無いわw
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 04:49:07.77 ID:YF3fgVeH0
>>539 労いの言葉、ありがと――――ッ。
ちょっとお題を崩してしまった感があって、精進しようと思ってたところです。ハイ。
おはようございますー
>>538 乙。寝起きに気持ちのいいものが読めてよかった。
二度寝したらいい夢みれそうな感じ。
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 06:44:23.16 ID:rt2gECuD0
保守してやろう
ただし一度だけだ
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:01:14.86 ID:xK5zuDroO
ほ
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:19:02.32 ID:zwDwMQ020
久しぶりに来て保守ついでに質問。
もしかして過疎っちゃったりしてる?
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:28:04.22 ID:r9IJmPoK0
まさか。人が多すぎて収集つかないくらいさ
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:28:07.50 ID:xK5zuDroO
お題募集
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:30:29.50 ID:r9IJmPoK0
坂
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:39:56.41 ID:xK5zuDroO
把握
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:40:54.29 ID:4o5GyqAYO
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 07:42:35.87 ID:oxJ4532y0
しじみ目さっさと引退しろ
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 08:35:38.50 ID:xK5zuDroO
保守
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 09:25:30.57 ID:AhOTlDucO
ほ
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 09:51:02.42 ID:6TximKOr0
お題をFREEZE
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 09:54:31.64 ID:9Afz0zto0
笑う
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 09:55:13.17 ID:6TximKOr0
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 10:15:09.01 ID:CVhDGNzg0
お題くれ
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 10:20:46.86 ID:xK5zuDroO
ニヒリズム
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 10:27:06.20 ID:CVhDGNzg0
はあく
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 10:47:05.93 ID:ZnvUn6yyO
品評会お題とお題下さいで貰うお題はどう違うんだ?
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 10:54:42.30 ID:Qe9zkRJQ0
品評会で使うお題と、通常作品で使うお題の違い
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 10:59:50.84 ID:xK5zuDroO
>>559 「お題」であること自体には違いはない。一応品評会作品と通常のお題で書く作品を比較すると
・品評会お題には「5レス以内」みたいな、お題以外の規制がついてる
・同じお題で複数人が競うので自分の力量をはかる腕試し的な機会になる
・「全感(全作品への感想)」という形で、自作への感想を通常作品よりも多くもらえる
みたいな感じ。
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 11:25:38.01 ID:3tHXTwMH0
ほす
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 11:43:40.40 ID:ZnvUn6yyO
40レスくらいの品評会作品が出来上がったら、5レスずつ8回にわければいいの?
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 11:45:35.52 ID:AhOTlDucO
>>563 それがマジなら、ここ以外に行くべき。
んなもん投下されても迷惑なだけ。
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 11:50:48.27 ID:Qe9zkRJQ0
>>563 8回がそれぞれ完結してて、連作短編みたいになってるならいいんじゃない?
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 12:07:47.17 ID:lX+BN2rJ0
40レス文書く労力をこんなところにつかうなw
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 12:26:38.90 ID:irmrW0Wg0
あー、品評会のネタ思いついちゃった保守
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 13:04:18.50 ID:3tHXTwMH0
ほす
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 13:11:25.24 ID:a2usWK6C0
タイガー釘宮かよ・・・保守
ドコモが規制されている所為で保守も出来ない無力な俺を許しておくれ
ところで、現代文とかのテストの記述式問題で「ここでの主人公の気持ちは?」とか聞かれて
意気揚揚と答えるも、あとで回答を見たら「何コレ……。全然違うし。出題者分かってねえよ……」
ってなるのは誰しもが通る道だよな?
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 13:55:39.83 ID:3tHXTwMH0
テストはテストと割り切ることにしました
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 13:56:09.03 ID:lX+BN2rJ0
>>570 あるあるwww
こんな設問じゃ答え何通りもあるわ!って国語の教師にキレて冷たく一蹴されたのはいい思い出。
昔から国語という教科は大嫌いだったけど小説読むのは大好きだった
ある作家が自分の小説がセンター試験に出たから、その問題を解いてみたらしいんだが、
漢字とかの問題以外はほぼ全滅だったらしいぜ
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 14:40:20.92 ID:3tHXTwMH0
ほす
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 14:43:31.59 ID:r9IJmPoK0
まあでも国語は文中に答えがあるもんだし
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 14:57:09.87 ID:vd+rbG0kO
お題はショタか。
股間、もとい腕が鳴るぜ。
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 15:24:39.75 ID:3tHXTwMH0
ほす
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 15:49:36.71 ID:3tHXTwMH0
ほす
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 15:59:45.83 ID:FDluLt/30
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 16:16:00.68 ID:vd+rbG0kO
「お題を一つ、頂けませんか」
吹き出る汗も蒸発してしまいそうな炎天下の空の下、僕は汗を拭いながら言った。
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 16:17:30.34 ID:a2usWK6C0
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 16:17:48.54 ID:3tHXTwMH0
>>580 「声」
絞り出すように呟いて、僕は面をあげた。
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 16:28:12.13 ID:vd+rbG0kO
不覚にも
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 16:44:17.65 ID:3tHXTwMH0
ほす
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 16:54:49.00 ID:F+/9u0GS0
おっちゃん、きなこ棒とお題ね!お金ここにおいとくから!
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 17:06:41.03 ID:Qe9zkRJQ0
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 17:33:26.70 ID:3tHXTwMH0
ほす
ほすほすほす
プロットの推敲ってどの程度やる?
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 18:39:22.00 ID:FDluLt/30
プロットを推敲するやつがいたら聞きたい。
そもそもそれは推敲と言えるのか
夏厨にお題を下さい
蝉
ゴールドエクスペリエンス把握
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 18:55:22.85 ID:ZnvUn6yyO
俺プロットは推敲してる。
あまりにも推敲するから小説が出来てる。不思議
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:01:04.24 ID:3tHXTwMH0
プロットできて書き始めたら、意外と粗がでてきてげんなりする
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:05:07.13 ID:okSzAUXg0
プロットを勘違いしてるやついそうだ
まぁプロットなんて人それぞれか。
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:07:10.94 ID:lX+BN2rJ0
プロットなんて頭でことたりるぜひゃっはー
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:12:21.60 ID:xK5zuDroO
レイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプ
ゴメン、プロットを推敲っていうか、ストーリーを何度か練るというか。そんな感じ
じゃあガチで小説書くときって伝えたいもの(何かウザイ響きでゴメン)があって書く?
それとも、このストーリーは面白いぜ、とか思って書く?上手く伝えられなくてごめん。汲み取ってくれ
何度も質問してゴメン。何回も謝ってゴメン
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:17:48.43 ID:FDluLt/30
>>599 実際、売れている奴もそんな感じだと思うぜ。
せいぜいミステリー作家ぐらいだろう。頑張ってるのは。
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:32:23.64 ID:3tHXTwMH0
ほす
お題頂戴な
野球
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:49:06.92 ID:FDluLt/30
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 19:57:29.52 ID:3tHXTwMH0
ほす
明日今日よりも好きになれるぅー
ただ泣いてーわーらってー
>>601 自分は後者かなあ……「こんな話が書きたいよ」とか「こんな場面がいいな」から始まる
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 20:13:53.71 ID:GMSpOOGy0
>>601 自分はこの一文(たいがいラスト)を書きたいぜ
で始まる。
いつも3/4辺りで繋げられなくてつまる
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 20:29:54.44 ID:3tHXTwMH0
>>601 書きたい場面をイメージして、それをテーマとくっつける
書きたいものがあって書いてる人が多いんだな、参考になった
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 20:47:09.36 ID:ZnvUn6yyO
プロットの書き方
まず主人公クラスを作る。
そしてプロパティを設定して思考メソッドを作る。
後はエンティティを表しながら設計すれば完成。
な?メッセージボックスが出ただろ?
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 20:55:33.19 ID:3tHXTwMH0
ほす
ゴボェエエエエエ
今日まる一日考えて『少年』の話が思いつかんかった……
お題としてはきっと難しすぎたりなんて事はないだろうと思うのにゴボェエエエ
助けて 体中から液体出尽くしちゃう
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 21:04:07.15 ID:yVTGxpCiP
過去2作ばかり普通に少年を使ってるのに改まって書こうとすると書けなくなる不思議
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 21:17:31.03 ID:3tHXTwMH0
ほす
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 21:35:10.73 ID:QeGrxn1Y0
Boys be ambitious !
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 21:50:56.53 ID:BVVAXv6TO
カレーニオドレ
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 22:06:46.66 ID:YF3fgVeH0
昔々、大志という少年がいてだなあ……
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 22:09:21.25 ID:ZgqvCTik0
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 22:30:54.20 ID:zSatS0zD0
作者いるみたいだから感想。
>>533-537 2人称が効いた。最初の部分が布石になってるなんてわからなかったから最後読んで最初読んでゾクッとした。
効果的なプロローグってあまりお目に掛からなかったからちょっと感動。
陽炎がたゆたい始めるとか、薄い木下闇ができていて、とかあまりお目に掛からない語彙
(木下闇って知らなかった)をばっちり違和感無く使いこなしていたりで参りました。
品評会とかでもわかるけれど、本気でこのスレに小説書いてる人は
字下げとかするでしょ、それもしてない。
この小説を3時間で作っちゃうってどういうことですかと。
ただ、
>雨に濡れた……ということにでもしておこうか。
これすっごい余計な一文に思う。作り話でした告白に読めるから落胆する。
>たしかに彼女のことは好きだけど、やっぱり恋愛感情ではないんだよ。
>心の底から大切なものは、けっして汚せない。追ってはいけない。そういうことなんじゃないかな。
こういう台詞、メッセージ性をそうだよねとちゃんと重さを感じてしまう。
小説読めたって気分になれた。
ストーリー的にはありきたり、少女像もステレオタイプ(これはおk)で、そこは十分に豊かに。
加えて2人称の工夫が+で効いた。文才自重。
626 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/31(木) 22:41:56.63 ID:6TximKOr0
今から2分で2レス投下します。
627 :
笑う男(お題:「笑う」) 1/2 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/31(木) 22:43:27.59 ID:6TximKOr0
スターバックスのラテはおいしいなおいしいなクリーミーだ。まあラテだからクリーミーだろ。
スタバのコーヒーは糞ってゆーやつがいるが抹茶ラテ別。極上品だ僅かな苦味しかしマイルド。
おいおいコーヒーがメインじゃなくてどーするうるせー。
などとアホの友人と話をしていると。
「はははははは」
窓際二番目あたりの席に座っていた男がなにやら突然に、両手にガムシロップを持って笑い出した。
「はははははははははああはははははあははああはははははあふはははは」
何だアイツ、やべーんじゃねーのか。
「あはははああはははははあはあはああはっはははあっ」
その時、店の反対側に座っていたサングラスをかけた黒服の男が立ち上がると、
懐に入れた手には黒い塊が握られていて。スッと笑う男に向けると、
ドン。
ドン。
ドン。
三発、正確に男の首、眉間、心臓の順に撃ち抜くと、そのままスタスタと店の外へ。
628 :
笑う男 2/2 ◆ocoMPoZMZc :2008/07/31(木) 22:47:01.43 ID:6TximKOr0
さっきまで笑っていた男は倒れて痙攣し、床に赤い海を拡げ始めている。店内は騒然となった。
後ろの女性は脳漿を髪に浴び、硬直している。アイツまじやべーってやばいよこれ死んでる。
まずい、なんかこのままじゃまずい気がする。俺達は身の危険を感じて店の外に出た。
通りの人ではいつもどおり、ごちゃごちゃとしていて、とりあえず見るからに危険そうな人物は
いなかった。とりあえずケーサツに……。俺達は交番に向かって走り始めた。だが、あまりに
焦りすぎたのか足が縺れて俺は転倒してしまった。その時である。
「あははははあはは」
顔を上げると十メートルほど離れた先で、男が急に笑い始めた。
「あはははははあははっははははははははあはっは」
俺達は呆然とそれを見ていた。そのさらに五メートルほど先に立っていたショップの店員らしき男が、
黒い塊を取り出して笑う男に向けるところを。
ドン。
ドン。
ドン。
わあーーーーーーーーーーーーっ!!!
ちょっと待て、落ち着け……っ、どう考えてもこれはおかしい。だってここは日本で、
ここはただの駅前通りで、俺達は遊びに来てて……、今日は晴れてて……はっ。あはっ
あはっは。ははははは。あははははあはっはははは。あははははははははは!!
それを見た俺の友達。俺のツラを冷めた顔で見ると、ポケットからピストルを取り出し、
笑い転げる俺の頭を目掛けて正確に引き金を一回、はじけ、意識 寸断
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 22:47:56.02 ID:YF3fgVeH0
>>625 本気でありがとう。
俺の文章ってほとんどひどくけなされる(というか読むに値しない、みたいな反応)だから
こういうふうにいっていただけると嬉しい。
>雨に濡れた……ということにでもしておこうか。
この一文については、重く受け止めておく。
自分では実になにげなく挿入した文だから、俺のなかにはない解釈で大事だろうからさ。
字下げのインデントについては、まあ横書きだからね。
縦書きなら当然のようにいれるけれど、横になると途端に違和感が膨れ上がってしまう気がして。
俺の書いた
>>623が恥ずかしくなるくらい嬉しい。有難う。
630 :
◆ocoMPoZMZc :2008/07/31(木) 22:48:10.70 ID:6TximKOr0
以上です。どうぞご意見・ご感想お寄せください。よろしくお願いします。
お題ください
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:00:04.30 ID:3tHXTwMH0
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:03:47.11 ID:QeGrxn1Y0
>>627-628 んーと、どこを面白いと思えばいいのか分からなかった。
>>533-537も見てきたけど、こっちの方が面白かったな。
> その時、店の反対側に座っていたサングラスをかけた黒服の男が立ち上がると、
>懐に入れた手には黒い塊が握られていて。スッと笑う男に向けると、
この文に違和感。
次のも読んでみたい。それでイメージが固まるかな。
>>630への評価はいますごく揺れてる。
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:04:17.39 ID:YF3fgVeH0
>>630 ごめん、なんか間にレス挟んじまったw
感想。
>スタバのコーヒーは糞ってゆーやつがいるが抹茶ラテ別。極上品だ僅かな苦味しかしマイルド。
しかし地獄行く、みたいな文型で、首をひねりたくなるけどおもしろい。
>窓際二番目あたりの席に座っていた男がなにやら突然に、両手にガムシロップを持って笑い出した。
なぜ最初の男が笑い出したのか、疑問が残る。
まあこいつが実際に最初じゃなく、別の経路で感染した何番目かの犠牲者なんだろうと思うが。
ドン。ドンドン。のインデントは意味がありそうでつかみにくい。
たとえば最初は上から順に1、2、3とスペースで区切られてるけど、
純粋な初見では、主人公から離れながら撃っているように感じた。
それに撃った場所も首、眉間、心臓と、位置的に中、上、下と遷移している。
首は三箇所のうちもっとも細いし、俺なら胸から撃つと思うが、俺の知らない事実があるのかもしれない。
語りの人称については、やっぱり主観的一人称と客観的一人称が交じっているのがいささか違和感。
もちろん間違ってはいないけれど、主観のほうがあまりにくだけているからそのギャップが不思議に感じる。
最後のオチについても同様。主人公が狂ったり気絶する物語は、最後に客観的な文を挟むかどうかで変わる。
今回はまずったと思う。ドラマのカメラでいうところの、主人公を追うカメラから
突然、俯瞰のカメラに変わったイメージ。流し読みするならそれでも問題ないけどね。
ラストワード、「はじけ、意識 寸断」もどうだろう。これは主観性が強いと思う。
カメラでは俯瞰に買えて客観にしつつ、文ではさらに主観に戻す。二回移動して、要は往復してる。
読者はラストでストレスを感じるかもしれない。
でもたしかに一人称の主役が発狂するストーリーは難しい。俺も過去に失敗した。
作為を感じるレトリックが多いだけに、それを読み取れないのはもどかしく感じた。
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:27:08.34 ID:QeGrxn1Y0
チューペットうめえwwwwwwwwwww
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:33:59.98 ID:6TximKOr0
>>633 感想ありがとうございます。
筒井康隆のようなふざけた楽しい発狂を目指したのですが、残念な結果に終わったようです。
>>634 細かなところまで、色々とご指摘ありがとうございます。
カメラワークですか。目から鱗です。もっと読み手の立場に立って書くべきだったと反省しています。
首、眉間、心臓の順番は殺しのプロに聞かなければ正確なことは分かりませんが、恐らくまず脳幹を狙ったのだと思います。
最初にくだけた文から勢いをつけて一気に…という目論見でしたが、難しいですね。
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:48:03.49 ID:HjDoAiqEO
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:48:47.73 ID:dDYrvcZDO
お題くれくれ
640 :
お題:こんなこともある 1/2:2008/07/31(木) 23:50:25.29 ID:HjDoAiqEO
先程までからりと晴れていたのに、今は叩きつけるように雨が降っている。
軒下にいた俺の爪先はたちまち濡れて、いっそう惨めな気分が募った。
ひょんなことから俺は同棲中の彼女と喧嘩して、情けなくも家からしめ出された。続いて流れるように雨が降りこの軒下に閉じ込められてしまった。
悪いことは続く。そう、こんなこともある。
喧嘩の元は、つまらない、本当につまらない理由だった。
いつもの、普通の日なら見過ごせるなんてことのない小さな棘が今日に限って目立っていたんだ。
どうしようもなく苛々して、俺はつい怒鳴ってしまい、彼女は泣いた。
でていって、と泣きながら言う彼女。
ひどいやつだと思っただろう。思いっきり絶望しただろう。
それでも今俺は期待していた。彼女が扉を開けて、ごめんね言い過ぎた、仲直りしよう、愛してる、と腕をいっぱい広げて俺を迎えることを。
そりゃあ家に入って仲なおりして雨から逃げたいとかいう思いもあるけれど、それとは違う。罪悪感がちくちく痛い。
彼女は今やっぱりこの雨と同じように止むことを知らず泣いているんだろうか。
妄想はゆっくりふくらんで、俺の胸をしめつけた。
扉は何時までたってもじっと沈黙したままだった。
641 :
お題:こんなこともある 2/3:2008/07/31(木) 23:54:30.63 ID:HjDoAiqEO
そのまま五分ぐらい待って、一向に止まない雨にふうとため息をついた。
ひとまず友人の家に行こうかと、思い切って雨の中に飛び込む。
思ったより雨足は強く、一瞬であますところなく身体は濡れた。手で頭を覆うがなんの慰めにもならない。
これはヤバいと走り出したところで、ふと足をとめた。
視線を感じた。降り注ぐ雨を忘れさせるような強い視線だ。
顔を上げると、家の二階の窓の向こう側に彼女がいた。
二階の窓からはり付くようにしてこちらをじっと見ている。俺は雨も忘れてぼうっと縫い付けられたように立ち止まった。
当たり前だが彼女は全く濡れていなくて、あちらとこちらとはまるで別世界のようだと思った。
ガラス一枚と雨を隔てて俺達は別の世界にいた。
642 :
お題:こんなこともある 3/3:2008/07/31(木) 23:56:33.53 ID:HjDoAiqEO
窓に叩きつけられる雨のせいではっきり彼女の顔がわからない。
しかし雨粒の間から、時々すっときりさいたように見えるその目は、はっきりとうるんでいることがわかった。
うるんだ漆黒の深い瞳はこちらをじっと見てはなさない。
絡まる視線と、ざあざあ降る雨。
ふいに、彼女の薄い唇が何か型どった。
ごめんね
俺は考えることもなく、ただやわらかく笑ってみせた。すると彼女は窓から消えた。
ああ、もうすぐで君はここに来るんだろう。傘を片手にドアを開けて、息を切らして、なあそのときは、俺思いっきり謝るよ。
ぽつぽつという音に、雨足が弱くなっていることに気付いた。空を見ると雲の向こうに鮮やかな夕日が差し込んでいた。
「通り雨だ」
ぽつりと口にして、頭の片隅でやっぱりこんなこともあると思い俺は笑った。
糸冬
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/31(木) 23:58:14.90 ID:HjDoAiqEO
あああ色々と間違えてスマソ
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/01(金) 00:00:26.58 ID:it/oEWkuO
>>642 あれ最初二分の一だったのに
感想は、彼女が病気かという感じです
雨の中追い出すて別れたら?と思いました
お題くれ
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/01(金) 00:02:41.31 ID:2EGu18FF0
アンコール
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/01(金) 00:02:46.85 ID:qHjpwa9G0
>>644 病気を通り越して、彼女が包丁で自殺した終わりかとオモタ
お題ください
驚愕
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/01(金) 00:07:37.80 ID:TBN9eKfIO
アンコール 三レス投稿あとでします
眼こうはそのあとで
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/01(金) 00:09:05.11 ID:K/C+0KB30
>>642 文章がとても自然で、さっと読めました。
男性の心理がもっと描かれたらいいとおもいます。
>>644 彼女は多分生理前だったのかと
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/01(金) 00:24:14.09 ID:y6CKhGck0
八月は夢花火・・・・・・。
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
これが最後のレスだったら品評会優勝