15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/24(木) 23:31:22.90 ID:PpcbEzYL0
ドタ
バタ ヽ(*゚Д゚)ノ ものすごい勢いで2ゲット!
( )へ
>ω
いちおつ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/24(木) 23:37:05.26 ID:axghrwOo0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/24(木) 23:43:55.50 ID:m6atU3y40
誰か来るまでほ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/24(木) 23:58:21.80 ID:m6atU3y40
ほす
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/24(木) 23:58:50.40 ID:I6Rv9zEs0
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:02:32.20 ID:AJue6zAB0
/ ̄/\/\ ____ _| ̄□__
\ .\ \. \ /. .| | |_ _|へ ̄\
∧∧.\. \. \ .  ̄|. |. . | | |_ ゝ__)__) | ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ̄ヽ
(゚听,,)/ ./ ./ .|. |(,,゚听) / .\(,,゚听)  ̄ ̄ ヽ ,|(,,゚听)
/ /ヽ) / ./ _|. (ノ|__|) ( o | ̄丶.(ノ| .|) _.ノ (ノノ ノ)
\_\/\/ |.___.|__| .ヽ_ノ_ノ_ノ__ノ |__ノ__ノ
し`J し`J し`J し`J
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:11:43.16 ID:wvp+Lxhz0
おちゅ
っつーか10時頃に立ったスレ即死したなw
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:12:01.70 ID:IzfnhzMn0
tes
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:26:12.08 ID:uPPw+sNj0
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:31:08.94 ID:pMJh1sGu0
保守代わりに
「女体化したら付き合ってください!」
あぁ…夏だなぁ…
先週に梅雨が明けて、日差しが一段と強くなった
ジメジメとした蒸暑さがなくなり、まさに灼熱と呼ぶにふさわしい、気が遠くなるような暑さだ
よく、春になるとおかしな人がふえるって聞くけど、
こういうクソあつい日の方がおかしくなる人が多いと思う
ところで「暑い」っていう字は良くできてるよなぁ
「日」の下に「者」と書いて暑い…
昔の人は良く考えて漢字を創ったと思うよ、ホント
「梅雨」という字だって…
「…っねぇ!聞いてるの?」
おっと忘れてた…
どうやら僕も少しおかしくなってたみたいだ
でもこいつよりはまだマシか…
『あぁ…、聞いてるよ』
「ちゃんと聞いてよ!本気で言ってるんだからね?」
『聞いてるってば、っていうかこんなこと本気で言うなよ…』
「だって…」
つづく…かな?
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:37:17.03 ID:AJue6zAB0
つづけつづけつづけ
念じとくから!念じとくから!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:38:26.77 ID:cBngkP2o0
GJ
続きに期待しとく!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:38:47.81 ID:i1K0WGml0
続け!
俺も書くから!
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:42:55.98 ID:FtjCX3Cc0
続け、続け!
誰も覚えてないかもしれんけど、バカな兄貴が出てくるシリーズ書いてた人です。
安価「高校野球」投下するね。
17 :
高校野球:2008/07/25(金) 00:43:43.04 ID:FtjCX3Cc0
「高校野球の季節だな」
「そうだな。よし、じゃあ俺と野球しよう」
「無知蒙昧なる兄君に教えて進ぜるが、野球ってのは総勢18人いないとできないんだぞ?」
「二人でもなんとかなるって!」
「ピッチャーとバッターしかいねーじゃねーか! 取りこぼしたボールは誰がどうするんだよ」
「ぬぬ、仕方ない。兄がこれから独りでに投手の元に戻ってくるボールを開発してくるから、そこで待ってろよ!」
バタン。
「………素直にキャッチボールすりゃあいいのに」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:44:19.44 ID:pMJh1sGu0
wktk
19 :
げろしゃぶ ◆psSj1vTgwI :2008/07/25(金) 00:44:44.85 ID:FtjCX3Cc0
そして次のお題おくれ↓
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:50:18.56 ID:JEpCKLSHO
【通学電車】
【夏服】
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:51:21.93 ID:i1K0WGml0
wktkせざるを得ない
安価ならおっぱいタッチ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:54:41.03 ID:AJue6zAB0
お題がふたつっての、なんかいいな
そして夏服いいな
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:59:15.44 ID:i1K0WGml0
通勤電車、夏服、そしておっぱいタッチ
連想されるのは・・・・・
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 00:59:58.79 ID:JEpCKLSHO
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:01:35.52 ID:AJue6zAB0
(;´Д`)ハァハァ
26 :
つなぎの続き:2008/07/25(金) 01:07:33.71 ID:pMJh1sGu0
世界中で女体化現象が起こり始めてから数十年
当初はいろんな国で問題が起きたり、メディアが騒ぎ立てたりしたみたいだけど
最近やっと世間も女体化現象に慣れてきたようで、
女体化による差別やイジメなんかの話も聞かなくなった
それどころか女体化した奴はみんな可愛くなるっていうし、
最近では女体化した直後から告白が殺到するって話を良く聞くけど…
『女体化することを前提に告白ってのは、どう考えてもおかしいでしょ…
しかもお前、女じゃん…』
「カチーン!」
『口で言うな…』
放課後の校舎裏で愛の告白なんて、普通ならドキドキな展開なのに
相手がこいつなせいか緊張感もなく、思わず突っ込んでしまった
「いーじゃない!女の子が女の子を好きになっちゃいけないって言うの!?
そんなのあたしの勝手でしょ!?」
『僕まだ男なんスけど…』
「もーすぐ女の子でしょ!」
『まぁその予定だけど…』
「それに…、女体化っていろいろ大変でしょ?
アンタ、あたし以外に女の子の知り合いいるの?」
『…いないね』
「でしょでしょ?だからあたしがいろいろ教えてあげる♪」
『でもそれと僕と付き合うこととは関係ないと思うけど…』
「関係あるの!そもそもアンタだって、―――――」
あぁ…、なんて不毛な言い争いが続くんだろう…誰か助けて…
つづく…かな?
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:11:42.96 ID:i1K0WGml0
wktkが止まらなくなってきた
つまりはGJ!
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:12:26.55 ID:AJue6zAB0
百合!百合!
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:20:02.61 ID:hudR4Nf60
こっちもそろそろ投下するかな
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:20:23.29 ID:JEpCKLSHO
ほ
31 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:21:36.26 ID:hudR4Nf60
仕事があれば当然それに見合う休暇も与えられる、休暇というと何もせずにのんびり過ごすのも悪くはないのだが
それだと私の柄に合わないのでここはベターにドライブと言うものもいいだろう。私達が産まれる昔はガソリンの
値段が高騰して社会問題となったのだが現在は原子力エネルギーを応用した技術で石油に代わる燃料を開発して
それが普及して今に至る。旦那は相変わらず病院で仕事をしているので家にはいない、やはり病院の責任者とも
いうとそれなりに休日も仕事まっしぐらなので中々休まる暇はないだろう。前も手術のプランとかなんやらで一人で
頭抱え込んでいたのでよほど毎日が大変なのかもしれない・・
「ま、グダグダ言ったって仕方ねぇか」
駐車場に止めてある車に乗りながらエンジンを掛けて、一応確認をするとアクセルを踏んで発進する。
目的地など大して決めていないのでブラブラと走るのが一番だ、タバコを吸いながらのんびりと運転して最初は
大通りを適当に走りながらのんびりと走行する。やっぱり都市部を走行すると車が多くて余り気分じゃないもので、
それに今日は休日ということも合って車の数が平日よりもかなり多い。渋滞に引っかからないようにすればいけないが・・
前の車が止まりはじめたとなると掴まってしまったようだ。
「はぁ〜・・この様子だと当分は掛かりそうだな」
渋滞というものは余り好きになれないのんびりし過ぎたら前方の車の様子が疎かになってしまうし、かといって視線を
直視し続けるのは却って目が冴えてしまう。何とか抜け道を探してこのピンチから脱したいものだ・・
「やっぱり休日にここは走るもんじゃないな・・道変えるか」
ようやく信号が見えてきたところで私はウィンカーを出して進路を変更する、この道はずっと渋滞するのは目に見えて
いるしこのまま悪戯に時間を消費するのも嫌なので別の所を目指して行くのも悪くはない。
そもそも目的地すら決めていないので何処に向かっていようが関係ないものである。
32 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:25:32.87 ID:hudR4Nf60
渋滞を抜けて大通りからだんだんと遠ざかり、車も落ち着いてきたので通常どおりに走る事が出来る。
タバコを吸いながらのんびりと走行するのは気持ちいいもので景色を楽しめるのもドライブの醍醐味でいい休暇が
送れそうだ。
「ん・・タバコがなくなったな、コンビニ行って買ってくるか」
近くのコンビニを見つけるとそのまま駐車場に車を止めるとタバコを買いにコンビニへと入って行く、そのまま
レジの方へいつも吸っているタバコの絵柄を指定して買っていると・・突然後ろから声を掛けられる、誰だろうと思って
後ろを振り返るとそこには思わぬ人物が立っていた。
「あら? 奈保さん・・」
「どうも」
「こんなところで会うなんて意外ね」
突如として現れたのは旦那の病院の同僚である菊川 奈保(きくかわ なほ)さん、いつも冷静で物静かで口数は
決して多いとは言えない女性ではないのだが私とは同姓の好というか同じ女体化経験者と言うことも
あってか、へんてこな人間が多いあの病院の中では唯一まともに話せられる人だ。
それにしても奈保さんが何故こんなところにいるのかよく解らないものである。
33 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:26:05.61 ID:hudR4Nf60
「ところで奈保さんはどうしてここに?」
「家の近所。あなたは?」
「休暇の暇潰し・・旦那も仕事でいないしね」
「そう・・こっちも似た感じ」
普段の医療服の姿の奈保さんとは違って現在の奈保さんの姿はカジュアルな姿でいたので私は少し驚きながらも
奈保さんの女性らしいところを見れて少し微笑んでしまう。タバコを買って奈保さんの買い物を待つとそのまま会話を
楽しむ。
「奈保さんって旦那さんは確か・・会社員だったわね?」
「彼はタバコ関連の会社、今日は休日出勤・・だから今日は私が子供の面倒を見ている」
「へー、何だか意外ね。でも奈保さんも仕事があるわけだしそういった場合はどうするの?」
「彼の実家に預けている・・私の実家は彼との結婚を反対されていたからそれ以来は音沙汰なし」
「そうなの」
実家という概念がない私にとってはそう言った感覚が余りよく解らないのだが、それでも奈保さんも苦労をして
今の生活を手にしている事がよく解る。育児と仕事を両方こなしながらこうやって生活を続けている奈保さんは
本当に凄いと感心させられる、私のように好き放題しながら後から手痛いしっぺ返しを喰らっている私とは違って
奈保さんは自分の事をきちんとしている姿勢は尊敬物だ。
34 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:27:47.06 ID:hudR4Nf60
「そういえば子供は今幾つになったの?」
「・・今年で上は高校1年生、下は中学2年生。下の方が女体化しないか心配」
「もうそんなになるのね、時が経つのは早いわ」
「それに上の子供が原付の免許を取って今もどこかへ走っている。彼は寛容的だけど私はどこか心配させられる」
「最近の女の子ってそんなものよ。私の学校だって原付はおろか単車で登校している生徒もいるわ」
私の勤めている学校は免許習得とかには結構緩く原付で登校している生徒も珍しくはない、私自身も過去に単車で
登校したりしていたのもで今考えると懐かしい思い出だ。それでもバイクは車と違って構造上の問題から常に
人身事故と隣り合わせなので奈保さんも母親として多分それを心配しているのだろう。
特に女の子は男と違って体のつくりが全然違うので心配はなお更だろう・・
35 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:28:41.29 ID:hudR4Nf60
「奈保さんが心配なのはわかるけど本人もそれはきちんと分かっているはずよ」
「・・・ありがとう。現役の教師はどこか違う」
「そんなに褒められる事はしてないわよ。
保健室だってあくまで生徒個人の自立を促すためのきっかけでしかないんだから・・」
「でもあなたは凄いと思う。子供は成長すると多感になって時としては恐れを抱く、それを和らげているのは簡単なようで
難しいもの・・それが出来るあなたは凄い」
「あんまり自分では大した仕事してないと思うんだけど・・そう言ってくれて嬉しいわ」
やっぱり奈保さんと話しているとどこか落ち着くものだ、思えば同姓の友人は撤兵ぐらいなものだったが全くタイプが
違う奈保さんは別の意味で刺激を貰えるのでいいものだ。
「じゃ、私は家に帰るからこれで・・また職場で」
「ええ・・子供さんにもヨロシクね」
そのまま奈保さんはコンビニの袋を持って私の元から立ち去る。私もそれを確認した後、車に乗って当てもない旅を
続ける・・
36 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:30:11.17 ID:hudR4Nf60
このままのんびりと走行するのはマンネリしてきたと感じた私はそのまま高速に乗るとそのままスピードを思いっきり
出して爆走を開始する。こう見えても暫くは大人しく運転した結果・・免許はゴールドなのだが、ゴールドになった
途端に過去にスピード違反で捕まった事が少しばかりある。やっぱり昔の癖と言うものは中々抜けないもので
撤兵とも前にそんな事を話した覚えがある。まぁ、撤兵が住んでいるアメリカはそういったところが緩いのかどうなのか
よく解らないものだが・・
「やっぱり車はこうでなきゃな」
エンジン音が響く中で私の車は爆走を続け地図上の道を駆け巡る、車はバイクとはまた違った爽快感があるので
癖になって中々やめられないものだ。
「あれ、そろそろガソリンが切れ掛かってるな・・サービスエリアで入れるか」
ガソリンの残量が半分を切ったのでサービスエリアを見つけるとスピードを落としてサービスエリアに入るとガソスタを
見つけて車を停める。一般的なセルフのスタンドとは違って高速道路に完備されているガソスタはなぜか店員がいる
のだが、自分で次ぐ手間も省けるのはいい物だ。
「ふぅ〜・・結構走ったな。やっぱり遠出は気持ちいい物だ」
あてもなく走っていたのでその距離はかなりの物になるだろう。それに往復するのも考えるとぼちぼち帰った方が
いいだろう、明日も仕事なのでそれに触ってもいけない。
「どうせあいつは職場にいることだしいつものようになんか差し入れしてやるか・・」
ガソリンを次ぎ終わって清算を済ませるてそのまま車を走らせて適当なところで高速を降りるとそのまま旦那の
勤めている手土産を考えながら病院へ車を走らせる。
37 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:31:56.51 ID:hudR4Nf60
適当な手土産を買ってそのまま道なりに車を走らせる、本当なら高速で行ったほうがすごい楽なのだが手持ちの
予算が少し圧迫しているのと夜の方が昼とは違ってまた別の景色が味わえるのが大きな理由だ。それにこの時間だと
渋滞にも引っかからないし、景色を楽しみながらのんびりと走行できるので私としたら非常に好都合な
ものだ。車を走らせながら旦那のいる病院へと順調へと向かっていると途中、検問に捕まってしまう。
(チッ、検問かよ・・誰がなにやらかしたんだ!!)
警察と聞くと昔の血が騒いでしまうものだが、今はもうそんな歳でもないのでいつものようにするのだが検問という
ことになると何かしらの事件があったのかもしれない・・警察に車を停められるといつものように免許証の提示を
求められる。
「すみません、免許証の提示お願いできますか」
「はい」
「・・はい、結構です。ついでにアルコールの検査もお願いします」
(今更酒気帯び運転する奴なんていないだろうに・・めんどくせぇな)
こんなに時間の掛かる検問はあまりいい物ではない、だけども法律は法律なので仕方なく警察から差し出された
アルコールの検査のものを手渡され、向こうの説明を受けつつ検査をする。結果は勿論アルコールなど検出されず。
そもそも酒飲んだ後に車など乗るはずもなく、ましてや現在は昔と比べて飲酒運転に関してはかなりの厳罰化されて
おり、発覚すれば運転したもの、その車に乗っている同乗者・・更には提供した物まで裁判なしで即免取り&2000万
以下の罰金で最低3年は刑務所にぶち込まれる、それにもし万が一事故を起こしても医療技術の発達によって
アルコールの検出は容易に可能となっているので飲酒運転など誰もする奴などいないだろう。
タバコに関しては税収の関係もあってか一昔よりも値段がかなり下がってきているので私としては一安心と言った
ところだろう。
38 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:32:24.49 ID:hudR4Nf60
「ご協力ありがとうございました」
「検問敷いているってことは何かあったの?」
「ええ、手配中の犯人がこの界隈を逃走しているとの情報があったので・・」
「なるほど。お仕事大変ね」
「そう言って頂けるとこちらとしても有難いです」
末端の人間と言うものは色々と大変なようだ、こっちも軽く会釈をすると再び車を爆走させる。
余計な事で時間をロスしてしまったがこのまま進めば何とか間に合うだろう、それにこの辺は車や警察も少ないので
うまく行けば時間を取り戻すことが出来る。
そう確信した私はアクセルを踏み込みひたすら車を進めるのであった。
39 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:34:02.73 ID:hudR4Nf60
数時間後、何とか幾多の障害をくぐり抜け旦那の病院へとたどり着く。多分旦那はまだ勤務しているので絶対に
病院内のどこかにいるだろう、いつもは平日にたまに顔を見せる程度なので休日に私が来ればそれなりに驚くに
違いない。そう判断した私は病院へ入って行くといつものように受付の人達に差し入れを渡す。
「どうも、いつもご苦労様」
「あっ、いつもすみません」
「あら? 今日は1人なの」
「ええ、彼女が産休を取ったから夜間は私1人ね」
そういえばもう1人の人が妊娠して出産に備えるために産休を取ると聞いた事があった、それに妊娠と聞くと少し
ばかり複雑な感じだ。
「そういえば他の職員の人は?」
「ああ、そこら辺にウロウロしてると思いますよ」
「そう・・ありがとう。ちゃんと休んだ方がいいわよ」
「はい。ありがとうございました」
いつものように世間話を済ませるとそのまま旦那のいる方へと向かう、やっぱり日曜だから人も少ないものかと思って
いたのだがそれにしては平日並の感じだ。様々な部屋を通り過ぎそのママ旦那のいる部屋へと目指す、その途中に
職員専用の部屋に通りがかったのだがそのままスルーして旦那のいる方へと足を向けるのと・・職員用の部屋から
私を呼び止める声が聞こえる。本来ならガン無視してもいいのだけどもこれも礼儀なので付き合うのも一興だろう。
40 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:34:51.00 ID:hudR4Nf60
「・・何? 多田さん」
「やぁ、礼子さん。付き合いなんて寂しいこと言うなぁ」
相変わらず私の心を見透かしたような感じだ、この人は選ぶ学科を間違えているな。
「おいおい、そりゃないぞ。俺はこう見えても子供好きでついでにあそこを学んだんだけどな・・」
「・・小僧どうした? 勝負はまだまだだぞ」
「ああ、悪い悪い」
突然私達の会話を遮る野太い声、それに反応した多田さんは部屋に戻り席に座る。そして多田さんの席の向かいに
座っている老人、この病院で老人は沢山いるが努めている医者と来れば私の知る限りこの人物しかいない。
「あら? 野田さん・・お久しぶり」
「・・あんたか、見ての通り今取り込んでるんでな。行くぞ小僧、これで互角の勝負も決まる」
「ハハハッ・・お手柔らかにお願いしますよ」
典型的な白衣を羽織り老人特有の背の低さを見せるこの人物は私の中で多田さんと双璧を誇るこの病院の変人は
野田 誠一郎(のだ せいいちろう)先生。この人が担当しているのは麻酔科と整形外科で経歴は昔旦那が師事して
いたジジィ並の持ち主で現場ならその道のプロらしい。
普段なら何ら変哲もない老人なのだがこの人が変人なのは理由がある、それは・・
41 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:36:23.63 ID:hudR4Nf60
「そうじゃ、折角の決勝だ。小僧、何か賭けないか? やはりただのゲームだとつまらん」
「そうですね・・院長に睨まれても困るのでやめておきますよ」
「つまらん奴だな」
そう、この人は医者の癖にギャンブルやゲームとかに目がないのだ。現に患者達との娯楽には必ず参戦するし
プライベートではパチンコや雀荘などは当たり前で連戦連勝の負け知らず、賭けという賭けには本当に目がない
人なのだ。2人が現在しているゲームは何ら変哲もないポーカー、野田さんが得意なゲームの部類が入る。
「濃が昔に見てやった患者の方がもっと度胸があったぞ」
「さすが野田さんだ、患者とギャンブルするなんて俺には出来ませんよ。・・さて俺はこの手で勝負させてもらいますよ」
「カードを一回変えただけか・・粋がるなよ小僧」
「おおっ、怖い怖い。野田さんだって全然カード変えてませんよ」
この変人2人を一度に相手にするのは骨が折れる、ゲーム好きもここまで来たら誰も止める事は出来ないだろう。
本来ならこっから立ち去りたい所なのだが野田さんに差し入れもしていないのでなかなか立ち去る事は出来ない
ものだ。
42 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:37:19.37 ID:hudR4Nf60
「行くぞ、小僧・・」
“多田先生、多田先生。至急診察室へお願いします”
「てなわけで、すみませんがここで仕事ですから失礼します」
「フンッ、うまい事逃げおって・・」
そう言って多田さんはカードを伏せたまま置くと必要な書類を整えるとそのまま立ち上がり私が持ってきた差し
入れの袋に腕を突っ込んで適当に取り出す、全くこの人は遠慮と言うものがわっているのかわかってないのか・・
「誰も上げるって言ってないわよ」
「まぁまぁ、そう怒りなさんなって。それでは失礼します」
全くマイペースな人だ、あそこまで来ると呆れを通り越して感心すらしてしまう。
多田さんが去った後、先ほどの静かな盛り上がりは熱を冷め野田さんは沸かしたお茶を一口飲みながらぼやく。
「全く、底の知れん小僧じゃ」
「手は見なくて良いの?」
「なぁにどうせ濃(わし)の手と同じだよ。あの小僧、終始引き分けになるように仕組んでたな」
そう言われると確認したくなるのが人間の心情と言うもので2人の手を確認すると・・全く同じの手で4カード、野田さん
は懐からタバコを取り出すとそのまま吸い初めると少し視線をそらして語り始める。
43 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:37:53.35 ID:hudR4Nf60
「あの小僧も何考えてるのか解らんが・・もっと解せんのはお前の旦那だ。全くあ奴も変な弟子を育てたものだ」
「別にいいんじゃない? それに弟子のもう片方は今や異国の地で女体化専門の主任チーフよ。
それにあなたもあの人の病院で働いているんだから似たようなものじゃない」
「そうだな・・歳を取るのはあんまいいもんじゃねぇな」
こっちもタバコを吸いながらじっと聞き耳を立てながらだんまりを決め込む、本当に老人といるのは疲れるものだ。
「さて暇だな・・花札あるからオイチョでもしないか? 勿論、何か賭けて・・」
「(やべ・・)あっ、ああ・・また今度お願いするわ。ハイ、差し入れここに置いておくから」
私はそのまま差し入れをテーブルに置くと逃げるようにそのまま職員専用の部屋を後にした。
44 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:38:58.05 ID:hudR4Nf60
「ふぅ〜、野田さんには悪いが無用なギャンブルには巻き込まれたくねぇな」
重い足取りを残しつつ、何とか旦那のいる部屋へと辿りつくことが出来た。
それにしてもこの病院は魔窟そのものだ、ここにいる医師全員は腕は良いのだが性格面では多いに問題が
あるようで特に多田さんと野田さんはその代表格と言っても過言ではないだろう。そういったオリンピックみたい
なのが開催されたら文句ナシに他の代表を押しのけて金メダルは独占する事が出来るだろう。
そんなことを考えつついつものように旦那の入る院長室へと入って行く・・
45 :
◆Zsc8I5zA3U :2008/07/25(金) 01:39:50.35 ID:hudR4Nf60
「・・やぁ、早かったね」
「気にいらねぇな。まるで俺が来る事をわかってたみたいじゃねぇか」
「礼子さんとの付き合いは長いからね」
全く・・とんだ奴と結婚してしまったものだ。それにつかれた素振りは見せてなさそうだし昨日から考え込んでいた
手術は成功したのだろう、本当に仕事がよく似合う旦那である。
「さて、雑務も終わったし・・久々にご飯でも食べに行こうか?」
「ほぅ・・お前にしては気が利いているな」
「ここ最近は仕事の都合で一緒にご飯も食べる暇すらなかったからね」
「・・お前の奢りな。後俺は運転するのに疲れたからお前が運転しろ」
「はいはい」
そのまま車の鍵を旦那に放り投げると久々の夫婦水入らずにどこか充実感を覚える私であった・・
―fin―
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:41:32.20 ID:hudR4Nf60
はい、終了です
保守代わりにはなったと思いますwww
少しネタ切れ気味なので充電しながら考える事にします。
今日も見てくれてありがとさんでしたwwwwwww
皆にwktk
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:44:41.00 ID:pMJh1sGu0
楽しませてもらった
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:48:46.67 ID:ZXxRE31a0
おっつん
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 01:56:34.62 ID:JEpCKLSHO
おつ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:01:25.41 ID:wvp+Lxhz0
おっと 空気が読めないアホがひとり登場〜〜
というわけで適当に投下
女体化…
16歳の誕生日までに、女性経験が無い男は女になってしまう。
そんな話を初めて聞いたのは、丁度中学に上がった頃だっただろうか。
入学してすぐに意気投合した、クラスに一人はいる、やたらエロ知識が豊富なヤツが教えてくれた。
俄かには信じられなかったが、13年間男として生きてきた俺は、
そんな話を「夢がある」と、そう思っていた。
話の出どころははっきりしない。
しかし、誰に聞いても、その噂を知らない男は全くと言って良い程いなかった。
いや、たまにいたにはいた、しかし、そんな人間は俺の知る限り片手で足りる程度の量であった事からして
この噂が、事実はどうあれ、広く知られている事は間違いなかった。
女の子に縁の無かった俺は、中学三年間通して脱童貞するどころか、
彼女と言う存在すらできなかった。
噂の真偽が気になる、と言えばウソでは無い。
しかし、それ以上に俺がヲタでモテなくて、あらゆる事に無頓着だった点に原因があるのは、
火を見るより明らかであろう。
―そして俺は、地元の県立高校へと進学した。
「行ってきま〜す。」
真新しい鞄をひっつかみ、学校へと向かう。
今日は入学式を終えた次の日、いわゆる高校生活初日 ってヤツだ。
正直言って、少々人見知りのケがある俺は、新たな生活に対して、
あまり出会いも期待できるとは思っていなかったのだが…
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:03:55.88 ID:wvp+Lxhz0
「待ってー!」
「あ…?」
ボケーッと学校に向かって歩いていると、後ろから突然声をかけられる。
「はぁ、はぁ…ったく、なんでこっち見たのにさっさと行っちゃうかなぁ?」
「え…あ…は?」
振り向くとそこには、見知らぬ少女。
否、美少女だ。
それも、とびっきりの。
俺の前方に彼女の友人がいる事も考え、後ろを見てみる。
寧ろ、俺としてはその可能性の方が高いと思った。
それならただの、初日から恥ずかしい奴で済むのである。が、そこには誰もいない。
混乱する俺を気にする素振りも見せず、彼女はあろう事か俺の隣に並んでなおも言葉を続ける。
「ま、置いてかれても、どーせ教室で顔合わせるんだけどさ〜 って、あれ?お〜い。」
顔見知りではない美少女が、俺に話しかけて来ている。
女に全く免疫のない俺が、その到底有り得ない事実に対し、
金魚の如く口をパクパクさせて固まってしまったのも仕方のないコトである。
「お〜い? 聞いてる?」
「聞いて無い。」と普段の友人相手なら言えるだろうが、それすらおぼつかない。
俺はただただ、目の前の少女は誰なのか、必死に記憶の糸を頭の中で手繰る。
しかしやはり、俺の記憶の中に、この少女は存在しなかった。
中学の頃に、クラスで影が薄かった子とか、特に関わりが無かった女子とかそんなLvではない。
と言うか、それですらこの状況はおかしいのに、この娘は完全に初対面だ。
それでこの物言い。ただ事ではない。
それならやはり、ここは俺の記憶にない事をアピールして、この一方的な状況を打破するべきである。
それが、俺が彼女が横に並んで歩き出してから数歩のウチにの達した結論であり、
何より俺には、これ以外取れる選択肢が無かったのだ。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:07:48.17 ID:pMJh1sGu0
再びwktk
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:13:05.74 ID:wvp+Lxhz0
「あの…君、誰?」
「えっ…?」
俺の言葉に、驚いた表情でこちらを見る少女。
サッと彼女の顔から血の気が引く音すら聞こえた気がした。
「嘘…だよね?私のコト、忘れちゃった…?ねぇ、冗談でしょ?」
その位、涙声。
俺は瞬間的に、言葉選びを間違えた事を悟る。
「あんなに一緒だったのに!同じクラスになれたのに!一緒の高校行けるようにがんばったのに!」
一方的にまくし立てる彼女、数年ぶりの女子との会話が見に覚えのない修羅場でビビりまくる俺。
「酷い…!酷いよ…!こんなのって無いよぉ…!」
ついに彼女は肩を震わせながら下を向いてしまった。
「いや、あの、人違いじゃ…。」
なんとか悪あがきを試みるが…
「何言ってんの!あんた鈴木でしょ!?鈴木ヒロミチ!12月13日生まれのA型!」
「な…」
「好物はラーメンで辛いものが嫌いでヒマになると小指で耳垢をほじる癖があってオナpもががーッ!?」
撃沈。というかラストどさくさに紛れて何言おうとしたこの娘は。
咄嗟にヤバい気配を感じて口を塞いで止めたものの、彼女が俺の事を知っているのは確定的に明らかのようだ。
しかし、やはり俺の記憶にこの少女の顔は無い。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:14:07.06 ID:i1K0WGml0
さるさる
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:19:50.29 ID:wvp+Lxhz0
「むぐぐー。」
「あ、ゴメン。」
彼女の目での抗議にパッと口を塞いでいた手をどける。
「っぷはぁ いきなり何すんの!息止まるかと思ったよ!」
「そりゃこっちのセリフだ!何なんだよオマエ!」
「なんなんだよって…ッ!」
そこで彼女は言葉に詰まる。
「私は…私はアンタの…。ぅぅ…。」
「え!?ちょっと!?」
「ふっ…く…ぅ…うあ゛ぁぁあああん!」
泣いた。
泣き出した。
しかも天下の往来で盛大に、かつ大声で。
まだ家をでたばかりで住宅街の真っ只中。
他の生徒は見当たらないにしても、いきなり女の子を泣かせていると言うのはまずい。
色々と疑われてしまう。主に俺の世間体とかが。
客観的に見て、俺が加害者に見られるのはまず間違いないだろう。
とにかくこの女の子を泣きやませ、ワケを聞かなければならない。
そう考えると不思議と冷静になってきた。
女の子と学校で必要な情報を交換する以外で話すのなんて、
何年かぶりだが、とにかくここは切り抜けなければ。
降って湧いた不幸のようなモノなのに、その時の俺は目の前の少女の涙に、妙な義務感を覚えていた。
泣いている少女の正面に立ち、ポンとその両肩につかむ。
「ひっ!」
いきなり触れられて驚いたようだが、彼女は涙目でこっちを向いてくれた。
俺は真っ直ぐに彼女の目を見てゆっくりと言葉を発する。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:29:47.76 ID:hudR4Nf60
wktk
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:30:40.96 ID:wvp+Lxhz0
「ショックかもしれないが、とにかく落ち着いて聞いてくれ」
「…うん」
「悪いが…俺の記憶の中に君みたいな…その、なんだ」
「?」
「かっ…カワイイ女の子は存在しなくてだな!」
「うっく…うん…」
「だからその、ビックリしたというか、えーと…」
「うん…ック…」
「だから、ね?泣かないで欲しいんだ。ほら、笑って。可愛い顔が台無しじゃないか。」
言ったところでフッと我に返る。
俺、めっちゃ恥ずかしいコト言ってる?
ていうか恥ずかしい。超恥ずかしい。
見知らぬ少女にこんなコト言っちゃってるし!確実に俺身の程知らずじゃねぇか!
「フッ…プッ…ククク…」
ほーら彼女だって俺の滑稽な語りを聞いて笑って…
笑って…?
「ブフフ…プクッ…駄目ぇ!もう限界!ぶひゃははははは!」
いきなりハラを抱えて笑い出す彼女。
しかも、微笑みとかそんな生易しいモンじゃねぇ。
爆笑。
大爆笑。
確かに笑えとは言ったが、これは俺が望んだ笑いじゃない。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:37:09.95 ID:wvp+Lxhz0
「あんな…ブフッ…あんな…顔で『可愛い顔が台無しじゃないか(キリッ』…だってお!」
バンバンと自分の太股を叩いて大爆笑。
そこにさっきまで涙目だった少女の雰囲気はない。
つーかあのAAしか見えないんですが。
俺にはわかる、このセリフには確実に大量の芝生が生え揃っている。
「ッはー、おもしれ。ここまでやった甲斐があったわー。」
突然打って変わった彼女のセリフに、俺はもうポカーンとおっぴろげて立ち尽くすしかない。
「まったく、ま〜だ気づかないかな〜。」
「はぁ?」
思わせぶりな彼女の反応に、思わず俺はマヌケな返事をしてしまう。
「ほらガッコ行くぞ、ヒロミ。」
ヒロミ、俺のコトをそう呼ぶ奴を俺は一人しか知らない。
『おめーはぜってー16歳まで童貞だなぁ?そうなったら名前はヒロミか?ひはは!』
と、噂を知ってから、散々俺をからかっていた悪友。佐藤リョータただ一人である。
「おま…!まさか…リョータ!?」
「やっと気づいた?お前さんもカンが鈍いねぇ〜」
やれやれとばかりに肩をすくめてみせる目の前の彼女…というかリョータ(仮)
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:45:48.01 ID:ZXxRE31a0
さる?
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:47:58.92 ID:uPPw+sNj0
支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 02:54:01.60 ID:wvp+Lxhz0
「カンも何もあるか!っつーか信じられるか!」
「ふ〜ん、そう。じゃあ今度からおかずの調達は自分でするんだね〜。」
「はぁ!?何の話だよ!?」
「この前言われた、大乱交エロッシュブラジャーズ手に入れたのにな〜。勿体無いな〜。」
「んなッ!?」
「ん〜?どうしたのかな〜?」
ニヤニヤとこちらをみるリョータ(女)
なんでこいつが、エロスの権化に頼んだ代物を…!?
「ホン…トに?」
「う〜ん、信じないならそれでも良いんだけどね〜?」
「え?」
「それだと、お前さんの知ってるリョータは二度と現れない。つまり供給が絶たれるってワケさ。」
「ぅぁ!?いや困る!それは困る!すっごく困る!よし、君はリョータなんだな?それで良いんだな!?よし把握。」
「なんつーか、相変わらず現金だねぇ、お前さんは。私ちょっと傷ついたよ?」
「うっせ。俺の知ってるリョータは、この程度でヘコむタマじゃねーよ。」
「もうタマないけどね〜。」
「…あー。」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:13:45.12 ID:FtjCX3Cc0
さる?
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:25:25.52 ID:wvp+Lxhz0
「いやいや、4日前にこんなんなっちゃって驚いたよ。ホント。」
「は?4日前?」
「私の誕生日、4月5日なんだよね〜。」
「じゃあ、あの噂って…!」
「ホントみたいだね。入学直前に女子で編入手続きするハメになるわ、制服は買い換えるわで大変だったんだよ?」
「親御さん随分冷静だな。数日前だってのに。」
「それがさ、おとんもおかんも、知ってたらしいんだよ。」
「はぁ!?なんでそんなコト黙ってたんだよ!?」
「「それも運命だ」だってさ、笑っちゃうよホント。」
「うあー、キッツ。」
「そーいうわけで、アレくらいやらないと、収まりがつかなかったってコト。」
「アレくらい?」
「『ほら、笑って。可愛い顔が台無しじゃないか(キリッ』ブプッ!」
「ぐぁ、あ、アレはだな…!」
「いやホント、4日で女の子っぽい振る舞い特訓した成果だね〜。」
ニカッと満面の笑みでリョータ(女)はこちらを向く。
「―…。」
不覚にもときめいてしまった。反則だろう。コレ。
「おーい、どした?また記憶喪失〜?」
「いや、何でもない。」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:29:00.29 ID:wvp+Lxhz0
「ならほら、ガッコ行くよ?」
「あぁ―あ、そうだ。」
「ん?」
「お前、名前は?」
「名前?」
「あぁ、昨日名簿見たけど、リョータの名前は無かったぞ。」
「そりゃそーでしょ。女子で編入したんだし。佐藤リョータはもういないよ。」
「じゃあ…。」
「佐藤リョーコ。それが私。よろしくね、ヒロミ。」
「俺はヒロミチだっつーの!」
「さて、どうかな〜?」
「うっせ!いざとなったらテメー襲ってやる!」
「キャー!襲われるぅ〜。」
そう言ってリョーコは笑いながら走り出した。
「コノ!キモいからやめぇ!」
特に意味も無く追いかける。
「でも――なら…」
「あ?」
最後に呟いた、リョーコの声は、風にかき消されて
何を言ったのかはわからなかったが…
桜舞う四月 出会いの季節
童貞の俺に、ちょっとアレな女子の幼馴染ができました―
つづく かも
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:30:47.00 ID:hudR4Nf60
乙
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:30:55.90 ID:wvp+Lxhz0
後半書きながらだったんで、
書き溜めた前半と比べてgdgdですまなかったと思っている
とりあえず続きは考えているが、反省はしていない
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:32:01.50 ID:uPPw+sNj0
GJ!
続きwktk
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 03:32:22.85 ID:wvp+Lxhz0
てかただのワンシーンなのに異常に長くなったな
長々と書いて/(^O^)\ダメダコリャ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 04:11:58.78 ID:5pH+eYtm0
ダレモイナイ投下スルナライマノウチ・・・
===朝、鹿島邸2階===
・・・・・・だるい。
熱っぽくて体がむくんでるような感じがする。夏風邪かな?でも喉は痛くない。昨日の疲れが抜けてないのかも、変な夢見たし。
壁の時計に目をやると6時50分になるところだった。そろそろ起きないと
「にしても体だるいなぁ」
あれ?なんか声高くないですか?そしてTシャツでかくない?おもに肩まわりが。胸(大胸筋)あたりのぴちっとした感覚は変わってないけどなんか重い。どうなってるn
「ふぁっ!?」
柔らかい、あとくすぐったいような変な感じ。これってまさか・・・いや、まだだ、まだ誕生日までは時間がある。落ち着け僕。とりあえず股間をまさぐる。デジャブを感じたが多分気のせいだろう
「・・・・ない?」
6時間前まであったはずのものがそこには無かった。
こんな状況でも頭の中はすこぶる冷静だった。僕の誕生日は来週、つまり今日はまだ男のはず。つまりこれは夢なんだよ!
「てことでおやすみ・・・」
普段より高い声で眠りの挨拶をしながら再びベッドに潜った。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 04:12:44.06 ID:5pH+eYtm0
「・・・眠れん」
時刻は7時。普段起きる時間だから体が覚えてしまっている。改めて自分の体を確認してみる。
「夢じゃない・・・やっぱ女になってる」
稀に誕生より早く、あるいは遅く女体化する人もいるようだがまさかそれが自分だなんて・・・
と、ドアの外にただならぬ気配が。この威圧感、この腐(女子)臭・・・間違いない、姉だ。この姿を見られたら色々とまずい!てか女体化がばれたら・・・食われる!
とりあえず机の上にあった液状スティックのりを手にとってベッドの中へ。
あ、ドアが開いた。ノックぐらいしてよ姉さん。そしていきなり布団が下からめくられて・・・
「・・・ちっ、テント確認。まだ男のままか」
最近毎朝下半身がスースーすると思ったらやっぱりアンタだったか。てかこれで女体化確認してたのか・・・毎朝見られてたってことね(泣)
そして折角部屋に来ても起こしてくれないのなこの人。
ちなみにテントの正体はパンツの下に仕込んだスティックのり。慌ててセットしたせいで中身がパンツに染み出たけど。
そういえば最後に姉さん「先走ってる」とか言ってたけど何のことだろう?まあ起きてすぐ食われるという最悪の事態は免れたから良しとしよう。
鹿島聡の最も忙しい1日の始まりである。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 04:12:46.16 ID:FMEHMjLe0
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 05:10:06.70 ID:hudR4Nf60
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 06:18:58.55 ID:+WUcTomU0
おつおつ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 07:10:46.60 ID:cBngkP2o0
おはようー
おはようございます
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 08:02:46.30 ID:B4yZDH9eP
新しい朝がキターwww
新しいスレも キテタ-www
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 08:25:10.96 ID:Rf3q7GfmO
ほしゅ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 08:35:55.46 ID:B4yZDH9eP
ほ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 08:39:22.27 ID:B4yZDH9eP
の
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 08:53:09.30 ID:Rf3q7GfmO
か
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 09:15:01.31 ID:qMMMW7VV0
か
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 09:45:57.93 ID:qMMMW7VV0
お
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 10:21:28.69 ID:qMMMW7VV0
る
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 10:37:09.37 ID:B4yZDH9eP
ち
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 10:37:28.79 ID:a9EfmgnlO
ゃ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 10:38:06.58 ID:Rf3q7GfmO
は
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 11:02:21.77 ID:ZXxRE31a0
ん
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 11:52:19.24 ID:AJue6zAB0
む
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 12:00:22.88 ID:B4yZDH9eP
し
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 12:19:09.62 ID:62cPAI/i0
食
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 12:30:45.51 ID:Rf3q7GfmO
い
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 12:32:56.24 ID:a+zPln1C0
た
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 12:52:39.20 ID:ZXxRE31a0
く
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 13:09:29.88 ID:R1hgR2HT0
な
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 13:49:38.67 ID:qMMMW7VV0
ら
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 13:53:18.24 ID:ZXxRE31a0
な
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 13:55:00.43 ID:iNdYkb4gO
い
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 14:01:56.28 ID:62cPAI/i0
この保守リレーな流れを断ち切って投下
不登校児が再登校するのって勇気いるよねってお話。
99 :
【通学電車】【夏服】:2008/07/25(金) 14:04:10.97 ID:62cPAI/i0
兄は本当に、突然に提案してきた。
「嫌だよ、なんで今更学校なんていかなきゃならないんだよ」
当然俺は拒否する。
「なんでって、女になったんだから、心機一転! てことで」
「ぜーーーったい行かねえ!」
と、断言したはずなのに。
「ほら、そろそろ出ないと遅刻するぞ」
「分かってるよ! るせえな」
なんで行く羽目になってるんだ。くそっ。とにかく今日だけだ、今日だけ。さっさと制服に着替えて行って帰ってくる。それだけだ。
「それだけ………って」
な、なんだこれ。
「おいっ! クソ馬鹿変態兄貴!!!」
「わはは、俺も称号が増えてきたなあ」
「笑ってんじゃねえ! なんだこれは!!」
ソレを兄貴の目の前に突き出す。
「何って、夏服だろ? 学校の」
「ちげーよ! なんで『女の』制服なんだよ!!」
「お前が女だから、って以外の答えがあると思うか?」
「ぬぐ………っ!」
いや、まあ、そりゃそうなんだが!
「こんなの着ねーぞ!」
「おいおい、裸で往来を歩いたら捕まるぞ?」
「そういう意味じゃねええ!!!」
「仕方ない。女物の服を着るのが初めてだから戸惑っているのだな。どれ、ひとつお兄ちゃんが着させてあげぬぐぅ!!」
「一人で着れるんだよっ!!!」
兄の手を振り切り自室で着替え始める。
あれ? 俺って乗せられてないか?
100 :
【通学電車】【夏服】:2008/07/25(金) 14:05:53.41 ID:62cPAI/i0
「ほう。ほほう! ほほほう!?」
「奇声を発してるんじゃねえよシスコン野郎!」
「いいねえ、いいねえ、いいねえ! 似合ってるねえ! かわいいねえ! 素晴らしいねえ!」
「う、うるせえ………!」
くそ、顔が熱い。そのくせ股下はスースーする。こんなもの、風が吹いたらすぐに下着を見られてしまいそうだ。
薄い上着も、中が透けて見えてしまいそうで、今まで着けた事の無いブラジャーをせざるを得なかった。
ああ、なんだか完全にオンナノコじゃあないか。
「ぬふふ。恥ずかしがってるミユキちゃんはキャワユイのう」
「うるせえ! ミユキって呼ぶな!」
「ま、なにはともあれ出発しようか」
「………なんかさっきっから言葉が引っかかるんだが、まさか兄貴もついてくるのか?」
「Exactly(そのとおりでございます)」
「はあ!? なんでだよ!」
「だぁってぇ〜! 久しぶりに学校に行くミユキちゃんを生で直に側で見たいじゃな〜い?」
「キモイから死ね」
「大丈夫! カメラも用意したよ!」
「何が大丈夫なんだよ。少なくともお前の頭が大丈夫じゃないのは確かだが」
「うりうり、恥ずかしがっちゃってえ」
取りあえず鳩尾に二発叩き込んでおいた。
101 :
【通学電車】【夏服】:2008/07/25(金) 14:08:01.97 ID:62cPAI/i0
駅のホームには、通勤や通学のために人が溢れかえっていた。
「………やっぱ車で行ったほうがよかったんじゃないか?」
「おいおい、学生の登校といったらバスか電車か自転車に決まっているだろう?」
「ハッ、今更」
一体何が目的かは分からないが(そもそもこのバカ兄貴に目的なんてあるのか?)、特に反論しても意味が無いだろうと判断し、俺は電車に乗り込んだ。
幸いなのは俺の通う高校が下り方面にあることだろう。座れはしないが、ぎゅうぎゅうと人に押し付けられる事も無い。
しかしそれは逆に、視界が開けている事を意味する。つまり、なんだか、見られている気がするのだ。
「どうした妹、モジモジして」
「な、なんでもねーよ!」
自分が女物の服を着ていることが、自分が女になってしまったことが、とても恥ずかしく思えてくる。
―――くそ、やっぱり外になんか出るんじゃなかった。大人しく部屋に引き篭もっていれば、こんな………。
その時、電車が停まり、扉から数人の学生服が乗り込んできた。
「………!」
ウチの学生だ。
見覚えノある顔。
ああ、イマオレヲミタ。
気ノセい、ナンカジャナイ。
コエガキコエテクル。
『なんであいつ、女になってるんだよ』
―――ああ、笑われている。
102 :
【通学電車】【夏服】:2008/07/25(金) 14:10:00.89 ID:62cPAI/i0
気づくと次の駅で飛び降り、トイレに直行していた。
胃の中の物をあらかた吐き出してその場にうずくまっていると、背後から兄貴が近づいてきた。
なにやってんだよ! とか、情けないな! とか、言われるのかと思った。
手を伸ばしてきた。
叩かれると思った。
身がすくむ。
撫でられた。
「ごめん」
「え?」
「無理させたな」
「……なんだよ、それ」
ぎゅうと頭を抱きしめられた。
「女体化をきっかけに、吹っ切れてるかな、とか思ってた」
「…………」
「ごめん」
「…………」
「帰ろう」
「………まさか」
「ん?」
「………こうなるかもって予想してたから、ついて来たのか?」
兄貴は目を細める。
「お前を側で見たいからだよ」
「…………ヘンタイ」
「ってゆーか、男子トイレに飛び込む女の子の方が変態なんじゃね?」
「うるさい黙れ喋るな従え殴るぞ」
103 :
げろしゃぶ ◆psSj1vTgwI :2008/07/25(金) 14:13:21.63 ID:62cPAI/i0
以上でござい。
気を抜くと暗くなりそうで困る。
いつまでもバカやっててもらいたいんだけどなあ。
ってわけでバカっぽそうなのをお願い↓
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 14:16:29.45 ID:qMMMW7VV0
くそうこんな兄貴欲しい
…いや、むやみに欲しがると毎日いぢられてしまいそうだし、ムムム
安価なら「靴下かタイツか生足か、いやいっそのこと…」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 14:17:07.14 ID:PhR+CCdSO
ガリガリくん
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 14:55:52.49 ID:AJue6zAB0
ほンドゥル
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 15:05:32.52 ID:eiaLfvb3O
兄貴好きだ、好きだ、だいすきだ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 15:20:57.82 ID:ZXxRE31a0
保守
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 15:25:02.37 ID:Rf3q7GfmO
GJ!
いい兄貴だなぁ…。
110 :
「靴下かタイツか生足か、いやいっそのこと…」 :2008/07/25(金) 15:55:50.12 ID:62cPAI/i0
「なあ兄貴」
「靴下かタイツか生足か、いやいっそのこと…」
「兄貴―?」
「ううむ、流石にニーソは……」
「おいこらシスコン」
「なんだ妹?」
反応しやがった。
「………フォトショで何やってんの」
「なにってミユキの写真を元にスカート履かせたりシャツをちょっとはだけさせたりして加工してるんじゃないか」
「………へえ」
「で、今お前の足はどうしようかと思っているんだが、流石にこれは中々難しい問題でな。実はガーターベルトとかが結構似合うんじゃないかとお兄ちゃんは思うん痛い痛い痛い、ちぎれるって!」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 15:57:26.10 ID:62cPAI/i0
もいっちょ真下のを書きます↓
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 15:58:30.86 ID:ZXxRE31a0
レーベンホルム
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 16:08:53.45 ID:Iya5B4gR0
(´・ω・`) やあ
君たちには、mixiが炎上してマイミク全員に裏切られ、実生活にも影響が出る呪いをかけた。
だが君達は運がいい。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2912633 ↑
このコミュニティを「未成年喫煙の助長」として、種別を「規約違反ユーザーの通報>法令違反・法令違反の助長」にして運営に通報するか
未成年喫煙賛成・擁護のフリをしてコミュニティに参加し、トピックスに「VIPから来ました。コミュニティに参加している中で学校などが特定出来た順に通報します」と書くか
コミュニティ管理人にメッセージ突撃するかしてくれ。
但し未成年喫煙に賛成した場合は呪いは解けないので注意してもらいたい
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 16:23:28.77 ID:qMMMW7VV0
>>110 流石兄貴!妹のためなら写真屋の操作くらいチョロイもんだぜ!
…アレ、よく考えたら妹のためじゃなくね?w
とりあえず、そのデータ保存して俺にも送ってくださいGJ!
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 16:23:45.73 ID:AJue6zAB0
ふぉるす
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 16:56:30.55 ID:AJue6zAB0
ふぉす
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 17:12:23.38 ID:ZXxRE31a0
ほ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 17:41:47.38 ID:uPPw+sNj0
保守
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 17:47:29.54 ID:wvp+Lxhz0
>>50-64の続き
今回は書きながらなんで、煽るなり叩くなりしてほすって貰えるとうれしい
ちなみにgdgdです
「で、だ。」
「うん?」
「なんで当然のようにお前は俺と弁当を食ってるんだ?」
午前の授業が終わって昼休み。
俺は今朝知り合った女の子にして幼馴染、
リョータ改めリョーコと、俺の席で弁当を食べていた。
「友人に正面切ってなんでは無いでしょ。常識的に考えて。」
「いや、そうじゃなくてだなぁ…。」
「そうじゃなくて?」
「お前、言ってみれば高校デビューみたいなモンだろ?良いのか女子の友達作らなくて。」
仮に女体化が事実だとして、春休み中にできたのはある意味ラッキーだろう。
1年半ばに、男→女となってしまうのに比べて、入学から女子扱いであれば、
それは大きなアドバンテージと言えると思う。
今なら知っているのは先生くらいだろうし、
それをわざわざ公言するような意味もあるようには思えない。
「あぁ、そんなコト。」
大したコトではないと言う風に、気の無い返事をするリョーコ。
女体化する前後でなんか体質変化とかあるんだろうか
猫アレルギーになったりとか視力上がるとか尻尾はえてくるとか
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 17:51:44.31 ID:eiaLfvb3O
>>119 ワクテーカ
>>120 不治の病が治るとか、猫抱いて寝てたら猫耳尻尾生えたとか、そんなネタも見た。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:02:15.50 ID:wvp+Lxhz0
「そんなコトって…、お前なぁ。」
「だーって今更だよ? 16年間も男で生きてきて。むしろ、普通の女子として振舞うのが苦痛だよ。」
「っつったって、今更戻れねーんだろ? だったら先のコトをだな…。」
「いーの。私はヒロミがいればそれでいーんだから!」
「ボブッ!」
チャー・フイター [Char Fuitter] (1847〜1912 オランダ)
「うわ、何さ突然!」
「ゲフッ!ゴホッ!そりゃこっちのセリフだ!ワザとか貴様!」
「ワザと?何が?」
「何が…って。」
言えない。
不覚にも「私はヒロミがいれば〜」にときめいたなんて言えない。
つーかこいつには、現状への認識と自覚があるのだろうか。
「ねぇ、何がワザとなのさぁ〜。」
やばい、つつかれ始めた。
早々に話題を切り替えよう。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:03:38.25 ID:uPPw+sNj0
支援
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:12:56.62 ID:wvp+Lxhz0
「てかお前、弁当箱変えたのか?前はどか弁だったよな。」
リョーコの目の前に広げられているのは、小さなプラスチック製の弁当箱がふたつ。
縦に積んで、片方に飯、もう片方におかずとかやるようなヤツだ。
両方とも、ひとつあたりの大きさは、ちょっと型が古くてデカい携帯くらいのサイズしかない。
「この体でどか弁を食べろっていうのかね。チミは。」
「う…まぁ、確かにそりゃそーだろうけどさぁ。」
今のリョーコは女子にしてもかなり小柄だ。4日前まではピザヲタだったなんてちょっと思えない。
そして今の貧相な体つきに、小さな弁当箱と白くて短いプラ箸は、確かに似合っていた。
「何がそんなに不満なのかねぇ。今朝からちょっとヘンだよ?」
「ヘンっつーか今朝からお前の方が不思議の塊じゃねぇか!」
「あ、言ってくれちゃうねぇ。」
「今朝だって一応アレで納得したコトにしたけどなぁ、
せめてリョータが使ってたモノくらい持ってて貰わないとやっぱり信じられないんだよ!」
「ほう、エロブラだけでは不服だと申すか。」
「いや、不服とかそういうんじゃなくて…。」
ここまでの彼女の口調とノリ、そして知識は完全に俺の知るリョータのモノだ。
一朝一夕にして、いや数年訓練したとしても、これだけ「似せる」のは難しいだろう。
というかわざわざそんなコトをする理由も意味も目的も無い。
俺が「独自の進化の可能性を秘めた某団長みたいな存在」とかならともかくとして、
そんな出来事は、ラノベの中で充分な話だ。
とにかく俺は、十年来の友人を、こんな形で失う(?)という現実を
いまいち受け入れることができていない。
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:31:47.21 ID:uPPw+sNj0
wktk
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:44:11.20 ID:wvp+Lxhz0
「じゃーそうだね。これあげようか?」
言い淀む俺に、リョーコは弁当箱から卵焼きを一切れ掴み
俺の目の前に差し出す。
「何…それは!」
「そう、ウチのおかんの卵焼き〜♪」
リョータの母親は料理が上手い。
中でも卵料理の上手さは神がかっていて、
中学時代、リョータの弁当に入っていた卵焼きをイタズラに奪って
食べてからというもの、その美味さの虜になってしまったのだ。
それがリョータにバレてからと言うもの、散々取引材料にされてしまったのは不覚だったが、
それでも食いたいと思わせるほどの代物だったのだから仕方が無い。
「どう?エロブラはともかく、これなら屈する他無いよねぇ?」
「う、うむ…。」
「今回は私のためだし、すぐに食べさせてあげるよ。」
「うは、マジで!?ヒャッホーゥ!」
「んじゃ、はい、あーん。」
ごく自然に、俺の口元に卵焼きを箸で差し出すリョーコ。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:46:13.42 ID:wvp+Lxhz0
「何…だと…?」
「何?いらないの?」
「いや欲しい。すぐ欲しい。マジ欲しい。」
「そ、じゃ、あーん☆」
何だ!?何を考えてるこの男(4日前まで)は!?
恥ずかしいってLvじゃねーぞ!?
何!?すぐに食べさせてあげるよってこういうこと!?何なの!?馬鹿なの!?死ぬの!?
あまりの出来事に思考がついていかない。
「おーい、そろそろ手疲れてるんですけど〜。」
「あ、あ…」
卵焼きを差し出したままお互いに固まる。
「うーん… それッ」
どうしたものかと考えているスキに、ポカッと開いていた口に卵焼きを放り込まれる。
「んがむぐッ!?」
喉の奥に落っこちそうになるのを、舌で押し戻して慌てて咀嚼。
うまい。リョータの母親の味だ。
「どぉ?」
「う…認めるしk…へぶぁ!」
「何をしとるか貴様ァァァァァァァ!!!」
次の瞬間、俺は脇腹への衝撃および誰かさんの罵声と共に、イスから吹っ飛ばされていた。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:47:37.15 ID:wvp+Lxhz0
つづく たぶん
若干尻切れトンボだけどここで一旦終了
やっぱ書きながらとかムリだわ
しかもgdgdのクセになげーわオチはねーわ('A`)ヌルポ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 18:58:13.04 ID:uPPw+sNj0
GJ!ガッ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 19:05:01.58 ID:pMJh1sGu0
GJ
いいなぁ
俺もそんな風にうまく書きたい
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 19:24:49.37 ID:62cPAI/i0
すんなり読めて面白い。GJ
132 :
暇だから>>26の続き:2008/07/25(金) 19:43:27.61 ID:pMJh1sGu0
「おーい、まだかよイモトー?」
おぉ、先輩ナイスタイミング!
あなたの妹さんなんとかしてください
「にっちゃ…なんかダメっぽい…」
「だろうなwこいつは頭が固いからwww」
先輩死ねばいいのに…
「まぁイモトも焦り過ぎだ、こいつが女体化してからまたちゃんと話せば良い」
「ダメだよそれじゃ…、こいつただでさえちっちゃくて可愛いのに
女体化したらすぐに他の男に取られちゃう!」
「大丈夫、俺がちゃんと縄つけておくよw」
『ホント、死ねばいいのに…』
ガスッ!!
『…ッ!痛い…!』
「あんたその口癖なおしなさいよー」
『あー…、口に出ちゃってたか…』
「とりあえずだ、お前も女体化はしたいんだろ?」
『えぇまぁ…はい』
133 :
暇だから>>26の続き:2008/07/25(金) 19:52:10.25 ID:pMJh1sGu0
正直、女体化はしたい
中一で身長がとまり、高2の現在で144cmしかない上にこれ以上伸びる気配も無い
顔もさほど良くないし、運動神経も成績も並程度だし
学校ではいつもいじられキャラで、後輩にまでからかわれる始末だ…
今はまだその程度だが、将来的に144cmのミニマム中年(加齢臭)とか…
考えただけで凹んでくる
それならばいっそ女体化してしまえば、
女なら低身長でも違和感は無い、ちっちゃいおばちゃんだって結構いるしな
なんて考えた訳だ
「まぁさ、女体化した直後に男に言い寄られたり、女共にそれを妬まれたりするよりも
見知ったイモト一人を相手にする方がマシだろ?」
「マシってなによ!マシって!」
『あー…、確かにそうですね』
どう変わるかはまだわからないけど、
少なくともクラスメイトや周りの人間が騒ぎ立てるのは確かだろう
それならまだこいつ一人の方が楽…
「ホント!?それって付き合ってくれるってことだよね!?」
でもなさそうだなぁ…
『勘違いするな、大勢に絡まれるよりもお前一人の方があしらいやすいってだけだよ』
「あしらうなっ!」
「まぁまぁ、とりあえず帰ろうぜ?明後日から夏休みだし
お前の"女体化予定日"もまだ一週間近く先だろ?」
『そうですね、おなかも減ったし帰りましょうか…』
134 :
暇だから>>26の続き:2008/07/25(金) 20:03:29.83 ID:pMJh1sGu0
ふぅ…やっと帰れる…
なんか疲れたし今日はコンビニ弁当でも…
「あ、アンタ今日うちに晩飯食べにきなよ?どうせ両親はまだしばらく海外でしょ?
いいよねにっちゃ?」
また唐突にこいつは…まぁちょっと嬉しいけど
『いや、突然押しかけるのもおばさんに迷惑だし、遠慮しておくよ』
「遠慮すんなwwそれにお前、今一人暮らし状態だろ?
言っとくけど女体化してから頼ってきてもそっちの方が迷惑だぞw
女体化に備えてうちの母さんにも相談しておけよ」
あー…そっか、女体化したとき僕一人じゃ何もできないだろうしな
親父も母さんも海外だし、今頼れるのは先輩たち、もといおばさんだけか…
『じゃあ…お言葉に甘えてご馳走になります、ありがとうございます』
「決まりね♪」
「おし、じゃあとっとと帰ろうぜ」
『はい』
つづk・・・かないかな?
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 20:22:28.67 ID:Rf3q7GfmO
やっと仕事終わったー
今から読むほ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 20:37:42.12 ID:Rf3q7GfmO
読み終わったー
どれも続きが気になる物だらけで素晴らしいです
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 20:41:08.06 ID:eiaLfvb3O
wktkが止まらない!
あー、帰りたいけど帰れない……
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:10:38.74 ID:Rf3q7GfmO
ほ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:11:30.21 ID:62cPAI/i0
乙!
「レーベンホルム 」かきおわった。
全然意味しらなかったから、ググって出たのを元に想像を膨らませてみた。
やっぱ夏といえばホラーだよね。
140 :
レーベンホルム:2008/07/25(金) 21:13:01.91 ID:62cPAI/i0
ぎいぎいと音がしている、あれは何の音だろう?
カラスだろうか? 建付けの悪い扉だろうか?
一歩踏み出す。
レンガ敷きの地面は、静かな町に靴音を反響させる。
「ざりっ、ざりっ、ざりっ」
どこからか吹いてくる風に、砂が混じっている。歩くたびに靴の中に侵入してきた。
「ここはどこだ……?」
予想もつかない。
見覚えも無い。
辺りを見回す。
黒いカゲ。
いや、赤いシミ。
「――――血?」
血。
血だ。
あれは血だ。
じゃあ、あの、転がっている、ゴミのような、あの、塊は?
あの先端が五本に分かれているアレは?
「………腕だ」
腕が転がっている。
無造作に。一遍の生も感じさせずに。あまりにも無残に。
腕が転がっている。
血。腕。
そして赤い紐。
ヒモ?
「………内臓じゃないか」
141 :
レーベンホルム 2/3:2008/07/25(金) 21:14:36.40 ID:62cPAI/i0
引きずり出されたんだ。
中から。
そして、所々千切れている。
つまり、
単純な答え。
「食われたんだ」
誰に?
何に?
………知るか、そんなこと。
とにかく逃げよう。
ここはダメな場所。
いてはいけない場所。
生きてはいけない場所。
生きては帰れない場所。
踵を返す。
走り出す。
走り出そうとする。
転んだ。
捕まれている。
足首だ。何に?
人の手に。
さっきの、あの手だ。
―――勝手に動いたんだ。
腕だけで。
142 :
レーベンホルム 3/3:2008/07/25(金) 21:15:57.09 ID:62cPAI/i0
「うわぁぁぁあああああっっ!!」
喉の奥の方から、精いっぱい搾り出す、声。
張り裂けんばかりに、搾り出す。
息が続かなくなるまで。酸素が脳に行かずに、少しクラクラする。それでも、叫ぶ。
必死で振りほどく。上手くいかない。身体が言う事を聞いてくれない。ちくしょう。それでも、とにかく、早く! 速く!
逃げなければ。取れた。立つ。走る。急ぐ。目的地も分からないのに? でも、走る。とにかく、ここじゃないどこかへ。一秒でも速く。はやく。はやく!
建物の陰で、黒い何かが蠢いている。ぐにゃりぐにゃりと、這い出そうとしている。
背後からは、歩く音、走る音、引きずる音、跳ねる音。レンガ敷きの地面は、静かな町に音を響かせる。まるで背中のすぐ後ろで音がしているかのように。いや、本当にそうなのかもしれない。
ああ、はやく! もっとはやく!
………光? 出口!
見えた! あそこだ!
したたかに頭を打ち付ける。
目の前から飛び出してきたナニモノかに押し倒された。
がっちりと抱きつかれ、もう身動きが取れない。周りにはもうヤツラが取り囲んでいる。
「ああ……うあ……っ」
声が、全身が震える。
そして、ぼそりと、覆いかぶさっているヤツが、俺に言った。
「ん〜〜、キャワユイよミユキちゅわぁ〜ん!」
「って夢オチかよ!」
「突然兄の部屋に入ってきて意味不明の言葉を発しながら蹴り飛ばすのは止めてください!」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:19:18.12 ID:62cPAI/i0
はい、以上です。
ググって出たのがゾンビ撃つゲームの地名だったんで、なんかそれっぽいの書きました。
書いてるウチに「あれ? 兄貴の出番なくね?」とか思ってたらちゃんと出てきて一安心。
またもや真下に安価↓
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:21:25.02 ID:Rf3q7GfmO
花火
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:34:55.23 ID:pMJh1sGu0
ほ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:54:29.94 ID:cBngkP2o0
今帰宅ほ
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 21:54:42.25 ID:62cPAI/i0
ー
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 22:11:30.39 ID:Jmdn62aQ0
ほ
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 22:23:18.30 ID:pMJh1sGu0
ほ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 22:37:02.60 ID:B4yZDH9eP
に
151 :
保守代わりに>>134から続き:2008/07/25(金) 23:00:00.54 ID:pMJh1sGu0
「それじゃあまた後でね〜」
『ああ』
「どうせ夕食まで暇だろ?とりあえず着替えたら来いよ」
『はい、それじゃあ先輩、また後で』
先輩に一礼して家に入る
『はぁ…』
玄関で思わずため息がこぼれる
「女体化したら付き合ってください」……か…
『"女体化したら"はいらないよなぁ…』
別にあいつのことは嫌いではない
むしろ少し前まで割りと本気で好きだった
明るいし、可愛いし、泣いたり笑ったり表情をころころと変えて…
何より一緒にいてすごく楽しい気持ちになる
『僕が女体化してあいつと付き合ったら…、なにか変わるのかなぁ』
『…まぁなるようになるか』
こればっかりは女体化してみないと気持ちがどう変わるかなんてわからない
まぁ、どう変わってもあの2人なら僕を避けたりはしないだろう
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 23:09:48.19 ID:vBInTBtqO
C
153 :
保守代わりに>>151から続き:2008/07/25(金) 23:13:31.99 ID:pMJh1sGu0
『…って、とりあえず着替えないとな』
気がついたら玄関で独り言を言いながら10分もたっていた
我ながら馬鹿らしい…
…ッバフ!
『ふぅ…』
着替え終わってから別途に倒れこみ、ごろごろとしながら時計を確認する
『まだ早いか…』
先輩たちの家は僕の家から二軒先だ、そんなにあわてる必要は無い
それに妹の方はなぜか着替えるのが異様に遅いからな…
『それにしても…女体化かぁ…』
五日後に迎える誕生日を考えるとだんだんと女体化の現実味を感じてくる
一般的に女体化は16,7歳の時点で童貞な男に起こる現象で
ほとんどの場合、誕生日の前後日の間に起こるらしい
まぁ中には例外もいて中学で、あるいは二十歳をすぎてから女体化する人もいるらしい
僕の場合は去年女体化しなかったから、普通にいけば今年の誕生日前後に女体化するだろう
『あいつの言うとおり、いろいろ大変なんだろうなぁ…』
服も買わないといけないし、しかも女物…、あぁ…下着もか…
そうなるとクローゼットなんかの家具も買わないとなぁ…
『…化粧も覚えないとダメかなぁ…めんどくさい…、――――』
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 23:24:30.94 ID:ZXxRE31a0
>>142 乙wwww
しかし安価取った俺が言うのもアレだがよく書けたな
☆
わっふるわっふる
折角だから安価↓
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 23:46:09.91 ID:uPPw+sNj0
わっふる
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 23:49:55.51 ID:N8gBgGZx0
☆
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/25(金) 23:55:51.45 ID:pMJh1sGu0
ほ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:07:51.31 ID:sxxMHOKZO
ほぅ!
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:13:05.60 ID:MQjTNnd20
hosu
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:17:13.29 ID:sxxMHOKZO
どうしようお腹空いた。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:24:36.30 ID:yBK20FTN0
なんか
>>158が欲しそうなので書きかけのを1レスだけ置いてく
>>127続きの数瞬
「何をしとるか貴様ァァァァァァァ!!!」
次の瞬間、俺は脇腹への衝撃および誰かさんの罵声と共に、イスから吹っ飛ばされていた。
ドンガラガッシャン!
「ってーな。何をするだアッー!!」
「やかましいわ!どこのクラスかわからんから、ようやく探し当てたと思ったら…!」
見覚えのある顔に胸ぐらを掴まれ、そのまま前後にガクガクと揺さぶられる。
「…思ったら何ですかこりゃ!?えぇ!?高校生活1日目にして、早くも美少女と仲良くお弁当ですかオイ!
いつ知り合った!?何故知り合った!?どこで知り合った!?しかも何だ!?いきなりアーンとか何なんですか!?
そりゃー飛び蹴りの一発も入れたくなるってモンでしょーねー!?解説の鈴木サン!?お願いしますよ!?」
「いや、待て、佐々木、これじゃ、ムリ、だ。」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:25:28.70 ID:yBK20FTN0
一方的にまくし立てながら揺さぶり続ける乱入者。
「おぉ!?これでまだ吐く気は無いだと!?ならばもっと強く!」
違う。そうじゃない。しかし揺すられ過ぎて、気分が悪く声が出ない。
このままでは別の意味で吐きかねない。
そう覚悟した時のコト。
ゴス!
「ふげ!」
「やかましいのはお前さんだ。食事中だよ。」
俺の胸ぐらを掴んでいた男は、リョーコの広辞苑チョップによって、沈黙させられた。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:26:10.54 ID:sxxMHOKZO
wktk
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:35:39.53 ID:sxxMHOKZO
|・ω・`)
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:46:08.44 ID:sxxMHOKZO
ひとり
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:50:10.21 ID:yBK20FTN0
ふたり?
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:54:23.37 ID:sxxMHOKZO
ふたり!\(^o^)/
さんにん
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:59:21.37 ID:Ry2ndKI/O
そしてwktk
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 00:59:30.84 ID:sGiA+J+s0
よん・・・?
174 :
>>153:2008/07/26(土) 01:07:24.10 ID:Vz736i780
ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ
……目覚まし?
『いや、これはメールの着信音か』
以前先輩が僕の携帯を奪っていろいろ設定をいじくって返してくれた
設定しなおすのも面倒だし、そのままにしておいたけど実にややこしいなぁこの音
時計を見ると結構な時間がたっていた、いつの間にか寝てしまったようだ
とりあえずメールを確認して先輩の家に行かなきゃ
差出人:先輩
件名:起きろ
添付:
本文:飯できた早く来い
相変わらず淡々としたメールだなぁ
『しかたない…、行くか』
先輩の家まで、玄関を出てから徒歩約10秒
頼れる人がこんなに近くにいると、たとえ両親がいなくても安心できる
僕の両親と先輩たちの両親は、その親の代からの付き合いだ
信頼できる人が近くにいるからこそ僕を任せて遠くに行けるんだろうなぁ
でも…、海外に言ってる間に自分の息子が娘になってたら…
『いや…、うちの親ならさほど驚かないだろうな…』
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 01:19:27.70 ID:sxxMHOKZO
いっぱい!\(^o^)/
wktk!
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 01:35:54.02 ID:Vz736i780
ほ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 01:43:16.35 ID:yBK20FTN0
収拾がつかなくなってきたwwwww
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 01:49:42.50 ID:yBK20FTN0
数分後、ブラックアウトから立ち直ったそいつは、
俺の席でリョーコと俺の間に割り込む形で弁当を広げていた。
こいつの名は佐々木ヒカル 中学時代の友人の中でもかなり親しかったヤツだ。
その頃は、同じクラスだったリョータと俺と、こいつの3人で弁当を食べるのが習慣になっていた。
だから、探しに来てさっきの状況になったのだろう。
しかし、こいつが血涙流すような勢いで俺に食って掛かってくる程飢えていたとは…。
「いやはや、取り乱してしまって申し訳ない。」
本人曰く、文系のオサレアイテム、黒縁メガネをずり上げながらのたまう。
「とか言いつつ当然のように弁当を広げるんじゃねぇ。」
「え?女ができたからって、鈴木サンは友人はもういらないと、そう仰る!?」
「いや、普通だったらこの状況で割り込んで来ないだろ。」
「なぁ〜にを仰る!親友が美少女とふたりでお弁当している。
ここは友として、場を盛り上げるべく参上仕るのが男ってものでしょう!」
「…そうか?まぁ、俺は別に良いんだけど。」
そう言ってチラリとリョーコの方を見る。
(面白そうだから、私のコトは黙っておいて)
なんて、佐々木がノビている間に言われたけど、何を考えているのか…。
とりあえず、俺にはそういう才は無いので、流れに任せることにした。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:12:53.99 ID:yBK20FTN0
「ところでお嬢さん、お名前は?」
「ん?私?リョーコ」
「リョーコさん、ね…。見た目と同じく可愛い名前です。」
なんか気障ったらしい口調で元リョータを口説き始めた!
「そう?そんなコト言われるのは初めてだねぇ〜。」
「なんと!あなたの周りの男は見る目が無い…!こんな美少女を褒めないなんて!」
「褒めないなんてってお前…。」
頭が痛い。しかし今朝の出来事が脳裏にフラッシュバックするコトで、リョーコの目的が見えた。
傍目…というか、リョーコの目には、こういう風に映っていたのかと思うと寒気がする。
酷いコトにこいつは、今朝と似たような状態を再現する気らしい。鬼畜め。
「ぬな!?鈴木サンよ。あんたあんなコトして貰ってたのに感謝の気持ちもないと!?」
「いやぁ、だって私が好きでやったコトだし?」
「ぬぁんだってぇ!?」
リョーコの横槍にMMRのナワヤばりに大げさに驚く佐々木。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:13:00.15 ID:8qTPbkC30
wktk保守
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:24:06.56 ID:Vz736i780
hstk
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:24:54.98 ID:yBK20FTN0
「一体…一体こんなののドコが良いんですか!?」
「本人目の前にして言うかソレ。」
「言うよ!言うさ!こんな美少女を目の前にして鈴木サンなんて尊重してられますか!」
「いやお前、さっき親友がどーとか男がどーとか言ってなかったか?」
「あれー?僕そんなこと言いましたっけ〜?」
佐々木の暴走っぷりが凄まじい。
引っかかった俺が思うのも何だが、こうも派手にやってもらうと、
凄く突き落とし甲斐がある。
「う〜んでも、ヒロミチ君とは付き合いも長いし…。」
「え?え!?なんですとぉ!?」
「もう、何年になるのかなぁ?」
激しく驚く佐々木を尻目にこっちに振るリョーコ
「え、あ、あぁ…?」
「夏には一緒にプールで泳いだし〜、あ、冬にはスキー合宿も行ったよね〜。」
「そんな、ウソでしょお!?鈴木サンがそんな…!」
そんな馬鹿な、とでも言いたげな佐々木。
突然振られて生返事しかできない俺。
「ウソじゃないよ〜。ウソは!言ってないよ、ねぇ。ヒロミチ君?」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:28:43.42 ID:Ry2ndKI/O
保守
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:35:36.13 ID:yBK20FTN0
ウソ「は」をやたら強調するリョーコ。どうやらノッて欲しいらしい。
ちょっと考えてみたが、確かにウソはついていない。
両方とも中学時代の学校行事で、共にリョータと行動したのは事実なのだ。
もちろん佐々木もいたのだが。
「あぁ、そうだな。あの時は楽しかった。」
全力で肯定。
「そん…そんな…ウソだ…ウソダウソダウソダウソダッ!」
「残念ながら、ウソじゃない。」
「ね〜。」
リョーコと一緒に頷く。さすが幼馴染、息ぴったりだ。
「仲間だと、思ってたのに…年単位だってぇ!?…畜生!チクショウ!」
「何言ってるんだ、年単位の付き合いなのは、佐々木も一緒じゃないか。」
「そーだよー。」
「僕が…?僕が女の子とそんな付き合いがあると?…ふざけるのも大概にしてくださいよッ!」
やべぇ、キレてる。
「なぁ、そろそろ良いんじゃないのか?」
「ん、そうだねぇ。」
「何なんですか〜?また僕にわからないふたりの会話ですか〜ァ?ハハハハ。」
思いっきり卑屈になっている佐々木に、おもむろに振る。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:45:20.55 ID:yBK20FTN0
「なぁ、佐々木。あの噂、覚えてるか?」
「突然、何の話ですか?」
「16歳まで童貞だと…ってヤツ。」
「ちょ、女の子の前で何の話してるんですか!?」
「覚えてるんだな?」
「まぁ、そうですが…。それが?」
「それが、大事なんだよね〜。」
突然の話題転換にポカンとする佐々木。
気にせず先を続ける。
「リョーコ、自己紹介。」
「おっけ〜、改めまして…コホン。私の名前は、佐藤リョーコ。4月4日生まれの16歳。」
「え、さと…リョ…。」
「ヒロミとは十年来の友人で、プールにもスキーにも、学校で一緒に行った。その時は更衣室、一緒だったけどね。」
「ヒロミって…鈴木サン!?まさか!」
「そのまさかだよ。」
「佐藤リョータ改め佐藤リョーコ、華麗に可愛くただいま参上☆ あ、貸してたリトバス、終わってたら返してネ?」
「…。」
その瞬間からそれっきり、呆けた顔で石化した佐々木の時が動き出すことは無かった…。
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:46:11.67 ID:yBK20FTN0
一旦終了 たぶんつづく
ここまでgdgdにつきあっていただきありがとうございます
オチが同じでサーセンwwww
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 02:50:02.93 ID:Ry2ndKI/O
俺、今日朝早くからサッカー練習試合なのに、話の続き見たさに無駄に頑張っちまったwwwwwwww
とりあえず乙wwwwwwww
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 03:01:32.70 ID:GVwafcC00
今来た乙です
超端折って書いたあらすじがB5で三枚ってのは長いのかどうか分からんね
ねまらほ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 03:12:05.48 ID:sxxMHOKZO
乙!
続きが楽しみだ。
こんな時間にオムポリタンを作って食べてるわけだが……確実にオールwwwwww
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 03:12:14.63 ID:Vz736i780
乙です
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 03:22:50.45 ID:8qTPbkC30
GJ!
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 03:37:22.49 ID:Vz736i780
ほ
kokodeho
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 04:40:21.63 ID:sxxMHOKZO
ほしゅっ☆
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 04:44:43.59 ID:u3bz/aze0
ところで安価↓
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 04:45:26.81 ID:Vz736i780
ティッシュ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 05:35:16.35 ID:sxxMHOKZO
保守
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 05:40:50.39 ID:tT8lgD3UP
+(0゜・∀・)+スバラシカワクテカ♪
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 05:43:18.38 ID:MQjTNnd20
おはほす
200 :
◆rSzvjlbQlk :2008/07/26(土) 05:54:58.96 ID:sxxMHOKZO
保守代わりに書きながら。
十五歳の誕生日まであと三日。俺は童貞。この世界の法則だと、三日後か三六八日後に女体化する運命にある。
一ヶ月程前からカレンダーの日付に斜線を入れてカウントダウン。赤く何重にも丸の付いた日付はもちろん俺の誕生日。
こんなバカな事を自分ではしない。これは双子の弟がやってる事だ。弟は非童貞。つまりそういう事。
「にーちゃん、可愛くなるよ」
毎朝似たようなセリフを吐き、気持ちの悪い笑みで俺を見るんだ。
「きしょい」
朝食もそこそこに、俺は学校へ向かった。弟は多分俺の分まで食ってから出てくるので、ずいぶんな時間差で登校したはずなのに。
「にーちゃんまだこんな所にいたの?」
ズボンのポケットに手を突っ込み、後ろから来た弟を確認する。
「あ? お前走っただろ」
「走るわけないじゃん、時間余裕で出たのに」
そう言う弟だが、なんだか歩くペースが速い。
「早歩きしてんじゃん」
「してないって……にーちゃん遅いんじゃない?」
俺に合わせたのか、弟がピッタリと横に並ぶ。
「遅いか?」
「うん、このままだとギリギリだよ」
「……マジでか」
「マジで」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 06:12:20.23 ID:tT8lgD3UP
わくてか♪
202 :
◆rSzvjlbQlk :2008/07/26(土) 06:13:16.01 ID:sxxMHOKZO
「お前先行けよ」
「やだよ」
「は?」
「にーちゃん具合悪そうに見えるんだけど、大丈夫なの?」
「……放っとけ」
だらだら歩いていると、学校が見えてきた。俺達を追い越して駆けていく生徒がちらほらいて、少し焦って歩幅を広げる。
「無理そうだったら帰りなよ?」
誰のせいで具合が悪いのか、わかっていない弟は教室に入る前にそう言って俺の背中を撫でた。
「ああ」
結局、俺は一時限目の終わりの挨拶で倒れてしまったのだけど、その時はただ単に朝食を食べなかった事と朝の弟のセリフのせいだと思った。
目を覚ますとそこは俺の部屋で、見慣れたはずの風景がいやに懐かしく感じる。
「……あれ?」
ずっしりと重い頭で考えてみた。思わず出た声が異様に高くて驚く。
「え?」
喉を触ってみる。ぼっこりと出ていた喉仏が無い。
「あー!」
喉仏を確認する時、腕が胸に当たり一瞬で悟った。
女体化したのだ。
「うそだ! まだ三日あるはずなのに!」
起き上がり、部屋を見渡すと机に置いてある携帯を掴んで日付を確認する。
「…………携帯壊れた」
日付は三日後だった。
203 :
◆rSzvjlbQlk :2008/07/26(土) 06:29:41.91 ID:sxxMHOKZO
「にーちゃん、オレ、入るよ」
ノックと同時に弟の声。応えられずにいると、ゆっくり扉が開いて覗きみたいに弟の顔だけが部屋に入ってきた。
「あ、良かった服着てた」
携帯を持って扉をガン見していた俺に微笑み、近付いてベッドに座る。
「にーちゃん三日間寝てたんだよ、そんで今日の朝女の子になった」
淡々と語る弟の言葉はちょっと遠くから聞こえて、理解するのに時間がかかった。
「……朝?」
携帯の時間は昼近い。
「だから俺学校休んで、にーちゃんがいつ起きてもいいようにって」
母さんも父さんも仕事だから、と言って頭を撫でられた。
「にーちゃんやっぱり可愛くなった」
頭を撫でていた手が頬に下り、顎を掴み、強制的に上を向かされる。
「……なに?」
そのままなにも行動を起こさない弟に声をかけると、慌て腕が引っ込む。
「見とれてた」
「……きしょい」
弟にそんな事を言われる日が来るとは思ってもみなかった。
「あはは、にーちゃんだ」
またもや頭を撫でられる。
こいつの手が大きく思えてちょっと寂しくなったけど、妙に安心するのもあって何も言わずにされるがまま。
204 :
◆rSzvjlbQlk :2008/07/26(土) 06:33:02.06 ID:sxxMHOKZO
今はよくわからないけれど、いずれこの気持ちが何なのか、わかる日はまだずいぶん先みたいだ。
眠くなったので強制終了w
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 06:40:59.31 ID:wuwnggOBO
おつ!
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 06:44:17.60 ID:tT8lgD3UP
おっつんこ♪
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 07:56:12.03 ID:0gj+gPN60
おはようー
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 08:20:36.08 ID:qoLHrDRJO
もはよう
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 08:46:39.66 ID:qoLHrDRJO
もす
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 09:22:15.79 ID:wuwnggOBO
ばーがー
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 09:57:20.07 ID:Xz52YCcHO
おはほー
これから仕事保守だぜ
日勤だから、夜にまた来るぜぃ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 10:26:13.70 ID:fRuGyv1FO
鼻水がとまらねぇ…
これが夏風邪か!?
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 10:54:37.06 ID:wuwnggOBO
女体化の前兆かもよ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 11:22:49.94 ID:Vz075pkn0
やったね、おめでとう
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 11:54:08.52 ID:7Lz8T1OR0
ぬおー
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 12:29:08.67 ID:qoLHrDRJO
おす
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 12:50:40.62 ID:gk44epbAO
ほ
218 :
花火:2008/07/26(土) 13:04:15.56 ID:Vz075pkn0
暗闇の中、白く閃光が弾ける。
ぱち、ぱち、ぱち……。
「うっほほーう!」
奇妙な奇声と共に、カメラのフラッシュが連続して焚かれる。
「おいコラ糞兄貴、なんで俺だけ花火して、お前は写真撮ってるだけなんだよ?」
「いやあ、ミユキちゃんってば浴衣姿が似合うねえ!」
「質問に答えろよ!」
じゅっ。
「ぅあちっっ!! な、何をする! 暴力は賛成の反対なのだ!」
「だからお前はネタが古いって……」
自宅の広々とした庭で、今俺と兄貴は花火を楽しんでいる。
来週あたりに近所の神社で夏祭りがあり、その中のイベントの一つとして花火大会があるそうだ。
兄貴がそれに誘ってきたのだが、家から出たくない俺は断固拒否。そして庭での小さな花火大会となった。
「そろそろロケット花火の出番だろう」
兄が両手に大量のロケット花火を持ち、先端を差し出してきた。
「って、手に持って着火させる気かい」
「当たり前だろう! それがロケット花火の正しい楽しみ方だ!」
絶対違う。が、まあいいや。これで怪我するのは俺じゃなくて兄貴だろうし。
点火。
「うわはははははははははは!!」
狂ったように笑い、両手から夥しい量の火花を撒き散らしつつ兄は庭を駆け回る。
「あ、いまウチの二階の窓に花火がぶつからなかったか?」
「気にするな! どうせお前の部屋だ!」
「気にするだろ! ………ってゆうか狙ったのかテメー」
「だってお前の部屋の窓に穴が開いてれば、色々と便利だろ?」
「…………燃えろ」
「あぢぃ!!! ホントに燃えるって!! 燃え……、っぎゃーーーー!!!」
219 :
げろしゃぶ ◆psSj1vTgwI :2008/07/26(土) 13:06:10.85 ID:Vz075pkn0
>>142とかの続きものです。
ロケット花火両手もちは常識ですよね?
次のお題くださいな↓
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 13:19:23.11 ID:KosmGl1g0
ねこ
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 13:22:53.79 ID:0gj+gPN60
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 13:42:16.83 ID:7Lz8T1OR0
wktk
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 14:29:58.56 ID:Vz075pkn0
ほ
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 14:36:53.29 ID:zul9EbYi0
兄貴可愛い
225 :
ねこ:2008/07/26(土) 14:37:56.90 ID:Vz075pkn0
「はい、どうぞ」
「ん? 何だよ兄貴」
「これ付けてみて」
「………なにこれ」
「ネコ耳です」
「ぶん殴るぞ」
「殴った後に言わないでくれ……」
「なんで16年間男だった俺が、こんなもん付けなきゃならねーんだよ」
「今を生きろ。お前は可憐な少女さ」
「ってゆーか普通の女も付けねーよ!」
「え? そう? 普通女の子ってこういうのを付けて秋葉原をうろついたりするモンじゃないの?」
「どこから得た情報だよ……」
「まあまあ、いいから付けてみろって」
「殴ります」
「……ちゃんと殴る前に言ったか、えらい……ぞ…………(ガクッ)」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 14:39:59.42 ID:Vz075pkn0
ミユキのパンチは音速を超えます。
またまたお題ください↓
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 14:46:48.90 ID:7Lz8T1OR0
男塾
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 15:01:42.17 ID:sxxMHOKZO
結局猫耳ミユキちゃんを拝めない兄貴。
(´・ω・`)カワイソス
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 15:36:23.70 ID:0gj+gPN60
GJ!
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 16:14:44.37 ID:0gj+gPN60
ほしゅ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 16:29:20.01 ID:sxxMHOKZO
保守を止めない
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 16:46:48.70 ID:sxxMHOKZO
ほ
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 17:11:13.04 ID:sxxMHOKZO
ま
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 17:27:07.09 ID:8qTPbkC30
保守
「16歳の誕生日もうすぐだな。和也」
「なんだよ、照れくさいな……にーちゃん」
「そうか? 来年も二人で祝おうじゃないか」
最近、兄がとても優しい。
俺たち兄弟は親と別居しているので、優しいのはいいことなんだが、どうにも度を越している気がする。
毎日朝食を作ってくれたり、毎晩勉強を見てくれたり。
ひとつひとつはたいしたことは無いんだが、どうにも毎日そう、ずっとべったりだ。
なんでだろうか?
「にーちゃん、最近優しすぎないか?」
準備したケーキを見ながら俺は聞いた。
「そうか? 別にいつもどおりだろ?」
「ま、まあいいけどさ……」
そんな会話をしている最中も、兄はしきりに時計を気にしながら俺の方をちらちらと伺っている。
何なのだろうか?
「そろそろ、時間だな、いいか? 誕生日になった瞬間に消すんだぞ?」
いそいそとケーキのロウソクに火を灯す兄24歳独身。
そういえば極度のイベント好きだった。
そして俺は兄に導かれるままにイスに座り、ケーキに向き、息を吸い込んだ。
「ふーっ!」
零時ちょうどにロウソクを消すべく渾身の息吹を火に浴びせ、次々と鎮火していく。
「あ、一本残っちまったな……」
「和也誕生日おめでとう! 我が妹よ――……って、何でだ!?」
「何だよにいちゃん?」
兄はいきなり俺に抱きついてきた。と思ったら、すぐにガバッと離れて俺の顔や体をじろじろと見回す。
「なんで、お前は、変わってないんだー!!」
「はぁ!?」
兄がいきなり意味不明なことを言い出した。
「体! 何で女の子になってないんだ!?」
「はぁ!? にーちゃん俺が女体化すると思ってたのかよ!?」
「いつだ、いつお前は大人になったんだー!」
兄が急に優しくなった理由は、どうやらこの世界のばかばかしい法則である“15歳か16歳になった時に童貞なら女体化する”ことからだったらしい。
「そんなの関係ねーだろ!?」
「かわいい妹ができると思ったのに……」
兄は相当落胆したようで、肩を落として泣き出してしまった。
「くすん……あはは、いかんな……」
「にいちゃん……」
「でも、これでいいんだよな……和也、お前。男でいたかったんだな?」
「だってにいちゃん……」
俺は泣いている兄を前から抱きしめ、静かに言った。
「にいちゃんが、可愛かったんだからさ、仕方ないじゃん」
「和也・・・・・・」
そう、俺の兄は、1年前から、姉になった。
姉と呼ぶのを嫌がって、男言葉を直す気も無い兄だったが、もうこう呼んでもいいよな……?
「ねーちゃん」
「バカ……」
そう言って顔を赤くして俺の胸にうずくまる姉は、今までで一番可愛かったと思う。
どうも、初めて書かせていただきました。
好評ならいずれまたw
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 17:49:51.19 ID:sxxMHOKZO
どんでん返しktkr!!
GJ!
萌エター
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 18:08:02.44 ID:0gj+gPN60
GJ!
これは良作
ところで兄ちゃんは23まで女体化しなかったのか
個人差が大きい症状だったんですよww
てかぶっちゃけ23まで童貞な兄も兄とゆー
家族からも白い目で見られたかもww
ほ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 19:01:32.33 ID:6ZrN/+k5P
ほ
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 19:16:29.68 ID:wuwnggOBO
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 19:33:08.61 ID:ycV4Opnu0
ほ
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 19:54:20.09 ID:0gj+gPN60
ほしゅ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 20:20:49.37 ID:7Lz8T1OR0
ふぉす
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 20:47:14.61 ID:0gj+gPN60
ほ
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 21:02:13.93 ID:7Lz8T1OR0
っほ
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 21:26:30.62 ID:ghyBQ9cVO
ほ
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/26(土) 21:45:10.96 ID:0gj+gPN60
っほ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守