( ^ω^)ブーンと川 ゚ -゚)クーは抗い護るようです
1 :
◆BYUt189CYA :
支援
3 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:28:02.91 ID:NP7tvWF90
残る距離は四〇〇メートル。
既に中間地点を突破された状況だが、それぞれの追撃と待ち伏せによる攻撃は確実に効果を生んでいる。
というのも、当初に比べ、ケーニッヒ・フェンリルの歩調が更に遅くなっていた。
しかも大きさが変化している。
遠くから見ることではっきりと解る。
数メートルほどの違いだろうが、全高が低くなっていた。
人間達の度重なる猛反抗、そして異獣を生み出すための魔力消費が効いているのだ。
小さくなれば、その分だけ歩幅も狭くなる。
つまりハインのために時間を稼ぐことが出来る。
言わずとも理解出来る自明の理を、皆は黙して実行していた。
そしてここにもまた、時を稼ぐためにケーニッヒ・フェンリルを待ち構える姿がある。
( ´_ゝ`)「ふむ……予想時間より遅れている。
どうやらこちらにとって追い風が発生しているらしい」
(´<_` )「皆、頑張っているみたいだな」
流石兄弟だ。
桃色の竜の頭に乗っている二人は、互いを支え合うようにして背を合わせている。
度重なる戦闘に、既に二人の体力は限界を超えていた。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:28:04.79 ID:qTM7MNx10
来た!!
支援す
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:28:07.26 ID:Eia4Ju6gO
支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:28:20.11 ID:q6wEpxYz0
うっほほい支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:28:23.80 ID:VUsHNCAhO
支援
ついに最終回ですね…!!
8 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:29:45.40 ID:NP7tvWF90
(´<_` )「兄者、その腕は大丈夫か?」
兄者の左腕は微動だにしない。
ケーニッヒ・フェンリルの攻撃を受けての怪我だ。
急ぎのために止血くらいしかしておらず、痺れるような激痛が兄者を苦しめている。
しかし弟者には、『何も問題ない』と言ってあった。
( ´_ゝ`)「お前の方こそ、さっき限界突破を放ったばかりだろう?」
弟者も顔色が悪かった。
止まらない汗を拭いもせず、ただ荒い息を吐いている。
気を抜けば気絶してしまいそうなほど、彼の意識は安定を失っていた。
しかし、彼も首を横に振り、
(´<_` )「ここで倒れているわけにもいかないさ」
( ´_ゝ`)「強情だな。 誰に似たんだか」
(´<_` )「さぁ? けど一つ言えるのは、兄者も似たようなものだってことだ」
( ´_ゝ`)「む」
(´<_` )「左腕、動かないんだろ。
まったく……ロクな処置もせずに何をしてるんだ」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:29:54.95 ID:P/OOc7WL0
ktkr支援!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:30:07.28 ID:EmGRlfa7O
支援
まってました
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:30:12.55 ID:ort1ntbW0
支援します
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:30:44.08 ID:Nol/skP90
兄者支援
13 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:30:50.08 ID:NP7tvWF90
呆れたような弟者の言葉に、兄者は笑みを浮かべた。
( ´_ゝ`)「弟が無茶しようとしてるのに……兄が、それをただ見てるだけってわけにはいかんだろう」
(´<_` )「双子だから、兄とか弟とかの差は小さいんだけどなぁ」
( ´_ゝ`)「いーの。 お前は俺の弟なの」
随分と地響きが近くなっていた。
疲労が満ちている目を南へ向ければ、巨大な獣が一歩一歩こちらへ向かってきている。
足下や周囲では、未だに魔力の破裂による光が連鎖しており、
( ´_ゝ`)「見ろよ、弟者。 まだ頑張ってる奴らがいるぞ」
(´<_` )「根性だけはあるからな」
( ´_ゝ`)「必死にもなるよ……何せ世界がかかってんだから」
勝てば存続。
負ければ破滅。
その採択を、ある程度自分達で選べるのだから必死は当然だ。
14 :
青空 ◆Aozora.dmE :2008/07/23(水) 19:31:11.44 ID:IJXCYJs4O
よっしゃあ!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:31:22.16 ID:qTM7MNx10
支援す
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:31:44.87 ID:9PFOCS470
本当にこの日が来てしまったんだな
支援
17 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:31:54.14 ID:NP7tvWF90
( ´_ゝ`)「……そろそろ俺達も仕掛けるか。 ところで何か案、ある?」
(´<_` )「先の戦いのように、バリアを張って頭から突撃するのが妥当だと思うが」
( ´_ゝ`)「自分のことを考えてから言いたまえ君ィ。
そんなフラフラな状態で、まともな限界突破が出来るものか」
(´<_` )「実は兄者も、竜を保持し続けるだけで結構キツいんだろ?」
(;´_ゝ`)「…………」
(´<_` )「双子だから何となく解るんだよなぁ」
ずっと一緒にいたわけではない。
幼少時以降、指輪による騒動までは別々の場所で生きてきた。
ある意味、二人は限りなく他人に近い兄弟と言える。
しかし、その身体に流れる血だけは本物だった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:32:00.01 ID:IZw+9xc90
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:32:23.44 ID:AXc/m/S+O
記念
こんな時に限って用事があるとは
あとでまとめサイト見るから今言っとく
楽しませてもらったぜ、支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:33:03.64 ID:ort1ntbW0
支援
22 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:33:11.48 ID:NP7tvWF90
( ´_ゝ`)「しかしどうすっかね。
玉砕覚悟で立ち向かわなきゃ、このままだと何も出来んぞ」
(´<_` )「世界を救うために死ぬか、世界を救えずに死ぬか……か」
( ´_ゝ`)「柄じゃないよなぁ」
(´<_` )「でもこの世界は壊されたくない、と俺は思う」
( ´_ゝ`)「偶然だな。 俺もだ。
こんな芳醇で、美味しくて、素晴らしい世界を壊すなんてもったいない」
初めから答えは決まっていたようなもの。
どんな条件であろうとも、ここでケーニッヒ・フェンリルを迎え撃つ。
全力を出し切り、一秒でも長く時間を稼ぐのだ。
それは、自分達の生きる世界のためでもあり、
( ´_ゝ`)「俺達を信じてくれたハインちゃんのためにも、だな。
ホントあの子良い子だよ」
(´<_` )「うむ……さて、そろそろだぞ」
弟者の言葉に視線を向ければ、ケーニッヒ・フェンリルが更に近く見えている。
満身創痍の双子の力だけで何とか出来る状況とは思えないが
しかし、何もせずに見過ごすことはしたくない心境だった。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:33:31.11 ID:rWsUv9890
まだこれ読んだことないけど面白い?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:34:09.66 ID:9PFOCS470
>>23 是非今から最初から読み始めることをお勧めする
25 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:34:36.86 ID:NP7tvWF90
自分達を信じてくれた少女に応えるためにも、たとえ無謀であろうと挑む。
それは、損得などでは計れない信頼の度量。
兄者は思う。
世界を救う彼女に対応する全てとまでは言えないが、出来る限りの結果を返すのが義というもの。
何より彼女は、自分に知識を与えてくれた恩師の大切な子供なのだ。
(´<_` )「兄者、この身体が保つ限りの最大出力を維持するつもりだが……もし力尽きたらすまん」
隣で12th−W『ジゴミル』を解放した弟者が言う。
申し訳なさそうな響きは、おそらく自信の無さが直結しているのだろう。
連戦に続く連戦に身体は疲労し、限界突破も本日三度目だ。
今までのことを考えれば、むしろよく持った方だと兄者は判断する。
( ´_ゝ`)「その時はその時だな。
ま、成るように成るだろう」
今までもそうだった。
行き当たりばったりで死線を潜り抜けてきたのだ。
少し過去を思い出しながら、兄者は桃色の竜に突撃を命じ――
「――あーあ、そんなことだろうと思いましたよ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:34:47.47 ID:qTM7MNx10
支援す
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:34:49.12 ID:vL2YcYU7O
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:35:05.68 ID:rWsUv9890
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:35:41.99 ID:KgOoDrTcO
ししし支援っ
30 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:35:56.60 ID:NP7tvWF90
( ´_ゝ`)「お?」
突然の声。
響きは少女のもので、空にいる兄者達よりも更に上からだ。
見上げれば、
*(‘‘)*「まったく……アンタらは突撃することしか思いつかないんですか?」
<ヽ`∀´>「手を貸しに来たニダ」
ヘリカルとニダーが、空飛ぶステッキに腰掛けていた。
滑るように飛ぶ二人は竜の傍まで降りてくる。
*(‘‘)*「二人よりも四人。
攻撃力的に心許ないメンバーですが……まぁ、そのくらい集まれば何とかなるんじゃないですか?」
(´<_`;)「簡単に言ってくれるな。 何か良い案でもあるのか」
*(‘‘)*「んー、一斉に撃ちまくるとか?」
(;´_ゝ`)「ヘリカルちゃん、悪いけど人のこと言えたもんじゃないよ」
*(;‘‘)*「……うるせー馬鹿」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:35:58.65 ID:poNQuekN0
最終話にして初遭遇!!!
wktk
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:36:12.32 ID:/gvMyqUZ0
支援!!!
まさか最終回に遭遇できるとは...
感動です!!
支援
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:36:27.79 ID:q6wEpxYz0
支援支援しえーん
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:37:01.04 ID:tR3GEPk+O
支ー援
36 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:37:01.46 ID:NP7tvWF90
気まずい視線をニダーへ向けるが、彼もまた首を横に振る。
つまり彼らは、具体的な作戦も考えずに手伝いに来たことになり、
( ´_ゝ`)「期待させといて落とすなんて酷くね?」
*(;‘‘)*「う、うるさいうるさい!
アンタ達みたいな必殺技なんか持ってねぇんだから仕方ねぇーでしょーが!!」
何とも切実な声である。
ともあれ状況が少し変わった。
突撃の姿勢を見せていた竜をなだめつつ、兄者は考える。
( ´_ゝ`)「戦力が増えたのは喜ばしいのだが、肝心の手段が乏しいのが残念だな。
しかもあんまり時間的余裕もないし……」
(´<_` )「ううむ……」
こんなことをしている間にもケーニッヒ・フェンリルは動いている。
目前とまではいかないが、かなり近い位置まで進まれていた。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:37:05.83 ID:71VLVYD+0
支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:37:16.24 ID:zqXLv41p0
初リアルタイム&支援
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:37:45.74 ID:EmGRlfa7O
今日で終わるのか…
寂しくなるな
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:37:45.70 ID:qTM7MNx10
支援す
42 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:37:59.17 ID:NP7tvWF90
<ヽ`∀´>「もう手段は選んでられないニダ。
ここは各々、持ち得る全ての攻撃力をぶつけるしか――」
( ´_ゝ`)「――お?」
<ヽ`∀´>「ニカ?」
何かに気付いた兄者はニダーを、いや、その背を見ていた。
彼の背には斜めに掛けられたライフル型EWがある。
ニダーの愛用する、魔力を弾丸として打ち出せる特殊な銃器だ。
( ´_ゝ`)「…………」
<ヽ`∀´>「…………」
(*´_ゝ`)「貸してっ☆(キラッ)」
<;ヽ`∀´>「断固として断るニダッ!!」
(;´_ゝ`)「あ、ちょ、おま、人が下手に出てりゃイイ気になりやがって!」
<;ヽ`∀´>「それのどこが下手ニカ!?
……ってヘリカル! 何するニカ!? あ、あ、あぁぁぁあ!!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:38:01.00 ID:BfXWE5G6O
兄者とヘリカルのフラグが立ってる、兄者のくせに!!
支援
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:38:04.40 ID:71VLVYD+0
支援
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:38:32.81 ID:q6wEpxYz0
兄者とヘリカルのコンビが凄い好きだwww
同じく初遭遇!!!
今まで楽しませてもらった
終わりまでwktkさせてもらいます!
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:39:08.30 ID:G6zmz4+4O
ブーン系と出逢ったのもこの作品でした
支援
48 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:39:47.49 ID:NP7tvWF90
(´<_` )「――というわけで」
<;ヽ`∀´>「また獲られたニダ……」
(;´_ゝ`)「ちょっと借りるだけだから、そんな落ち込むなよ……」
*(‘‘)*「でもニダーのライフルなんか何に使うつもりですか?」
( ´_ゝ`)「お前ら完全に忘れてるだろ。
俺がこのEWをメチャクチャにイジり倒したってことを」
それは決戦が始まる前。
アジトにて、ニダーとヘリカルが装備強化の相談を持ちかけた時だ。
本来はデフラグに頼むところを、不在を理由に兄者が受け持ったのだが、
<;ヽ`∀´>「ちょ、ちょっと待つニダ……!
あれはゲシュタルトブラストの機構を組み込んだんじゃないニカ!?」
( ´_ゝ`)「それはフェイクだッ!!」
「「「何で!?」」」
三人分の問い掛けに兄者は腕の動きで答えた。
ボルトを引き、生まれた隙間に左手指を捻じ込んだのだ。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:39:53.41 ID:71VLVYD+0
支援
昨日に引き続き支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:41:39.95 ID:BfXWE5G6O
53 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:41:40.17 ID:NP7tvWF90
<;ヽ`∀´>「え……?」
すると、ややあって『かちり』という硬い音が聞こえた。
何かが外れるような音が続き、ライフル型EWがその形を変えていく。
まったく心当たりのない機構に、ニダーは目を丸くして兄者の動きを追った。
( ´_ゝ`)「ふふふ、この俺がゲシュタルトブラストを組み込むだけで終わると思っていたか?」
<;ヽ`∀´>「出来ればそうあってほしいと願っていたニダ……」
(´<_`;)「――って、兄者! 兄者! もう敵がかなり近くなってるぞ!!」
作業を進める兄者の耳に、慌てた弟者の声が飛び込んでくる。
地を踏み砕く音に混じって羽ばたきの群音も聞こえてくるのは、
雑魚が先行して、こちらに向かってきているということだろう。
(´<_`;)「このままじゃケーニッヒ・フェンリルに攻撃する前に、俺達がやられる!」
( ´_ゝ`)「落ち着け弟者。 何も問題はない」
(´<_`;)「すまん! 控え目に言っても問題だらけだ!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:41:51.75 ID:71VLVYD+0
支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:42:06.37 ID:BY5ZasRi0
支援!
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:42:16.42 ID:q6wEpxYz0
57 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:42:48.61 ID:NP7tvWF90
弟者の慌て様も仕方がなかった。
空から大量の異獣が接近してきているのだから。
赤い目は兄者達が乗る桃色の竜を見据えており、今にも襲い掛かろうと牙を剥いている。
今のまま何もせずにいれば、大した抵抗もすることが出来ずに食われてしまうだろう。
(´<_`;)「くっ……こうなったら限界突破で皆を――!」
(#´_ゝ`)「弟者ッ!!」
(´<_`;)「!?」
今まで聞いたこともないような兄の鋭い声に、弟者の身が固まる。
そして次の瞬間、猛烈な音と光が来た。
音は光線。
光は桃色だ。
《ギュ――!?》
《ア"ァァァァァァァァァアァァ!?》
上空から雨のように降り注ぐ光の線は、的確に空飛ぶ異獣の背を穿った。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:43:01.16 ID:rWsUv9890
これもしかして
( ^ω^)ブーンが戦い、川 ゚ -゚)クーが護るようですの続きか?
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:43:03.88 ID:71VLVYD+0
支援
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:43:27.72 ID:b2IgejAkO
支援
作者頑張れ
俺は勉強やってくる
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:43:32.76 ID:Nol/skP90
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:43:35.31 ID:9PFOCS470
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:43:53.26 ID:qTM7MNx10
64 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:43:58.20 ID:NP7tvWF90
獣の悲鳴が連鎖、大合唱となり、遅れて弟者の驚きが追う。
(´<_`;)「な、何だ!? 何が起きた!?」
( ´_ゝ`)「大丈夫だと言っただろう。
なぁ、ヘリカル?」
放たれた声は上を向いていた。
その方向から降りてくる影がある。
コミカルなステッキに腰掛けて、こめかみをピクピクさせているヘリカルだ。
*(#‘‘)*「まったく……私がアンタの言葉を忘れてたらどーするつもりだったんですか」
( ´_ゝ`)「むしろ憶えてた方に驚きだね。
『お前に俺の護衛を頼みたい』……ふふ、予防線を張っておいて正解だったか」
*(‘‘)*「はいはいワロスワロス。
んで?
私がこうやってアンタ達を護ってやったからには、結果を見せてくれるのでしょう?」
( ´_ゝ`)「うむ、任せろ」
と、兄者は右腕で抱えているものを軽く掲げた。
ニダーから借りたライフル型EWは、変形に変形を重ね別の形になってしまっている。
兄者の隣には、持ち主であるニダーが口をあんぐりと開けて呆けていた。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:44:08.25 ID:71VLVYD+0
支援
キラッ☆wwww
支援
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:44:29.74 ID:rrsuRO/9O
作者・・・
愛してます
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:44:43.28 ID:q6wEpxYz0
兄者×ヘリカルフラグええのう
支援
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:44:45.90 ID:rWsUv9890
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:44:51.86 ID:JuwAKMTuO
|w´-_-ノv しえんしえん
次の絵が出来上がるまで支援
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:44:57.11 ID:8ApjD62mO
73 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:45:08.83 ID:NP7tvWF90
<;ヽ`∀´>「ウ、ウリのライフルは何処へ行ったニダ……もはやその形は……」
既にライフルではない。
銃身部分が縦に大きく開き、全体の長さも1.5倍ほどに展開している。
形状から判断するならば、『バズーカ』が一番近いかもしれない。
<;ヽ`∀´>「ウリが長年愛用してきたEWになんてことを……」
(*´_ゝ`)「わはははは、天才だな俺」
言いながら変形したバズーカ型EWを竜に手渡す。
受け取った竜は、まったく迷いなくそれを口の中に放り込んだ。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:45:13.66 ID:71VLVYD+0
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:45:26.45 ID:KgOoDrTcO
流石です支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:45:41.25 ID:qTM7MNx10
支援す
77 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:46:20.38 ID:NP7tvWF90
<;ヽ゚Д゚>「……あ!? あぁ!? あぁぁぁぁぁぁぁぁあっぁあぁぁぁぁ!?」
*(;‘‘)*「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」(´<_`;)
( ´_ゝ`)「良いリアクションしてくれるなぁ」
ニダーの反応は当然と言える。
愛用していた武器を獲られ、挙句の果てにペットのようなモノに食されたのだから。
あまりのショックに顔の造形も壊滅しよう。
そして弟者とヘリカルも、兄者の奇行に怖れ慄きながら自分の武器を胸に抱きかかえた。
そんなニダーが『orz』のポーズをとると同時、
兄者達の足下――つまり桃色のドラゴンに動きがある。
尻尾を始点として、頭へ向かって震えを走らせたのだ。
<;ヽ゚Д゚>「な、な、な……!?」
( ´_ゝ`)「言ったろう? 俺に不可能はない、と」
(´<_`;)「すまん兄者、記憶の限りでは言っていないはずだが……」
( ´_ゝ`)「…………」
少し沈黙した兄者は気を取り直し、
(#´_ゝ`)「見よ! これが俺達の切り札だ!!」
次の瞬間。
桃色のドラゴンが盛大に嘔吐した。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:46:26.35 ID:71VLVYD+0
支援
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:47:09.39 ID:UWVZYVIDO
支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:47:11.79 ID:P/OOc7WL0
なんというww兄者支援!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:47:18.86 ID:RDuYyOC4O
最終話か‥‥‥
支援
ニダー別物過ぎるwww
嘔吐噴いた
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:47:56.32 ID:9PFOCS470
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:47:59.57 ID:Nol/skP90
やっぱり兄者最高
86 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:48:23.23 ID:NP7tvWF90
いや、よく見れば動きだけだ。
腹の中身を吐き出そうとする動きの中、口から出てくる物がある。
それは胃液や吐瀉物などではなく、金属製の筒のような物体で、
<;ヽ`∀´>「……まさか!?」
果たしてニダーの予感は的中した。
竜の口から迫り出してきたのは砲口であった。
兄者が食わせたEWを解析し、自身のサイズに合うよう魔力で再構成したのだ。
己の思い描く結果が完成したのを見届けた兄者は、強かな笑みを浮かべる。
( ´_ゝ`)「ニダーさんのEWに、我が飛竜の機動力……この二つの要素を合体させた、いわば『砲竜』。
限界突破ならではの荒技だぜっ!」
(´<_`;)「おぉ……! でも『だぜ』はちょっとダサい!」
(#´_ゝ`)「竜の構成魔力も砲弾に使用するから、普通に撃つより何倍も強力!
加速しながらブチ込めば……その威力は更に膨れ上がるっ!!」
*(;‘‘)*「アンタは本当にとんでもないことを……!」
<;ヽ`∀´>「なんという無茶な……」
( ´_ゝ`)「褒め言葉として受け取っておこう。
さぁ、行くぞ諸君!」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:48:27.70 ID:71VLVYD+0
支援
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:48:28.59 ID:SLaXsKoWO
しえ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:48:42.30 ID:MZMXbs3nO
支援
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:49:06.76 ID:MZMXbs3nO
支援
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:49:33.31 ID:MZMXbs3nO
支援
92 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:49:42.70 ID:NP7tvWF90
(´<_`;)「行くって……」
弟者の問いに兄者は頷き、
(#´_ゝ`)「加速しながらの最大の一撃を、ケーニッヒ・フェンリルに叩き込むのだ!」
皆は前へ視線を向けた。
ケーニッヒ・フェンリルがこちらに向かってくる光景が見える。
その周囲には翼を羽ばたかせる多数の獣がいる。
兄者は、あの中に突っ込む、と言っているのだ。
( ´_ゝ`)「いいか? 竜の操作は俺がやる。
ヘリカルは砲撃で道を開き、弟者はヘリカルの攻撃を抜けてきた敵から竜を護るんだ。
そしてニダーさん」
<;ヽ`∀´>「?」
( ´_ゝ`)「進むべき道はアンタが指し示してくれ。
アンタの冷静な観察力と、異獣に対する経験と情報。
それだけが、あのケーニッヒ・フェンリルへの道を知っているはずだ」
先とは打って変わっての真剣な表情。
ニダーは、兄者の切り替えの早さを少しは知っていた。
<ヽ`∀´>「…………」
そしてこうなった時の彼は、かなり容赦がないことも。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:49:47.24 ID:71VLVYD+0
支援
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:49:57.34 ID:FIATtLPQ0
兄者いいなああ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:50:01.68 ID:MZMXbs3nO
支援
支援
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:50:26.91 ID:MZMXbs3nO
支援
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:50:46.06 ID:D9ZUSKWQO
支援
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:50:52.35 ID:MZMXbs3nO
支援
100 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:50:52.83 ID:NP7tvWF90
真剣そのものな眼差しに、ニダーは再度、敵の群れを見た。
<ヽ`∀´>「…………」
ケーニッヒ・フェンリルを護るように展開している軍勢は、雑に見えて統率されている。
指揮官がいるのか、それとも全ての獣の思考がリンクしているのか。
ニダーには詳細など解らないが、一つ言えるのは、
<ヽ`∀´>「……このまま何も考えずに突っ込んでも駄目ニダ」
( ´_ゝ`)「ふむ」
<ヽ`∀´>「つまり道をこじ開ける必要があるニダ。
大量の獣という壁に穴を開ける。 それが出来るのは――」
*(‘‘)*「私ってことですね。 良いですよ。
撹乱に弾幕に突破口の抉じ開け……これくらい忙しい方が集中出来るってもんです」
言いながらステッキを撫でるヘリカルの声には自信が溢れている。
彼女の砲撃能力の高さは、既に皆が知っていることだ。
高威力広範囲のレーザーや雨霰と降らせるビームシャワーなど、その攻撃方法も多い。
何より単独行動がとれるというのが最大の強みと言える。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:50:59.52 ID:71VLVYD+0
支援
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:51:14.61 ID:ort1ntbW0
支援
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:51:17.13 ID:BY5ZasRi0
支援
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:51:23.21 ID:MZMXbs3nO
支援
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:51:47.97 ID:MZMXbs3nO
支援
106 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:52:05.08 ID:NP7tvWF90
( ´_ゝ`)「そして弟者は……」
(´<_` )「あぁ、任せてくれ。
どれだけ持つか解らないが全力を尽くそう。
どんな数でも攻撃でも皆を護り通す」
弟者の視線に、兄者は強く頷いた。
この二人に限っては多くの確認など要らない。
言葉を少し交わすだけで弟の覚悟を感じ取り、そして大丈夫だと確信する。
( ´_ゝ`)「んじゃあ、いっちょ行くかね。
準備と覚悟はOK?」
<ヽ`∀´>「……いつでも」
d(´<_` )「どこでも」
*(‘‘)*「……誰とでも?」
( ´_ゝ`)「良い返事だ。 流石だな。
そしてそこに俺達兄弟の流石分も含めば、それこそ最強の流石が完成する。
故に――」
無事な方の腕を上げ、その指先をケーニッヒ・フェンリルへ向け、
(#´_ゝ`)「――何も恐怖することはないっ! 突撃だ!!」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:52:06.09 ID:ort1ntbW0
支援
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:52:23.04 ID:fjpnlQ7L0
今北支援
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:52:36.67 ID:OS0QAKwaO
OVER SIEN
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:52:40.74 ID:71VLVYD+0
支援
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:52:41.37 ID:BY5ZasRi0
支援
112 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:53:12.17 ID:NP7tvWF90
促されるように、桃色の竜が『発進』した。
大きな翼を一つ羽ばたかせば、その大質量が強く前へと押し出される。
上に乗る兄者達三人は身を押さえつけるようにして衝撃に耐え、それを一拍遅れてヘリカルが追った。
初速は上々だ。
ぶつかってくる風も、上手く羽で制御出来ている。
一気に距離を稼ぐ形となった竜は、文字通り敵陣の中へと突っ込んでいった。
《……!!》
そして当然、追い抜いた群れと迎え撃つ群れに挟まれる結果となる。
いきなり飛び込んできた桃色の竜に、異獣達が最大の警戒を見せ、牙を剥いた。
今にも群がられようとする中で、
(#´_ゝ`)「ヘリカル!」
*(#‘‘)*「貫け根性――ッ!!」
瞬間、光が降り注いだ。
土砂降りに近い光景は、数多の光線が竜の周囲に落ちるもので。
それは見事に、兄者達を避けての砲撃連射として完遂された。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:53:20.88 ID:71VLVYD+0
支援
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:53:21.17 ID:qTM7MNx10
支援す
115 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:54:22.38 ID:NP7tvWF90
射撃を受けた異獣が、翼や力を失い、身を焦がしながら落ちていく。
*(#‘‘)*「はっはぁー! ざまぁみろです!!」
(#´_ゝ`)「今の内だ!!」
羽ばたきを重ね、身を捻り、ひたすらに前を目指す。
竜の突撃に危機を感じ取ったか、展開している異獣が本格的にターゲットをこちらに定め始めた。
状況は良いとは言えない。
上下左右全方位に異獣がいる。
少しでも進路を間違えれば、一斉に飛びかかられて地面に落ちるだろう。
(#´_ゝ`)「だが――!」
<ヽ`∀´>「上ニダ!!」
声に、竜が応じた。
跳ねるような動きだ。
今までの前への動きから、いきなり上方向へ。
羽ばたきによる突風と大気の破裂が重なり、ひ、という細い音を生んだ。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:54:26.43 ID:71VLVYD+0
支援
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:54:45.78 ID:/gvMyqUZ0
しえ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:55:18.32 ID:MZMXbs3nO
支援
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:55:45.56 ID:Nol/skP90
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:55:47.52 ID:MZMXbs3nO
支援
122 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:55:49.66 ID:NP7tvWF90
当然、異獣は追いつけない。
上へ飛んだ竜を、少し遅れて追おうとしたところで
*(#‘‘)*「色々ブチ撒けながら死ね!!」
《!?》
いきなり前から来た多数の光によって、全身を貫かれ消滅する。
だが、それだけで終わらない。
更にロールを加えた彼女は、全方位へ向けてビーム砲を発射した。
回転しながらの砲撃を名付けるならば、
*(#‘‘)*「ローリングガトリングレーザー……!!」
引き金を引き続けることで、スタッカートな連射音がバラ撒かれる。
その連音に対応する数の光線が八方へ飛んだ。
一つ一つが魔力の塊であるそれらは、必殺の勢いを以って敵群を砕いていく。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:55:56.01 ID:71VLVYD+0
支援
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:56:12.64 ID:MeuN18Qs0
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:56:31.31 ID:qTM7MNx10
支援す
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:56:35.79 ID:BY5ZasRi0
ヘリカルいいよヘリカル
支援Q
128 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:56:57.96 ID:NP7tvWF90
半径五十ヤード範囲の獣全てを焼き尽くしたヘリカルは、回転の勢いを止めながらステッキを構えた。
宝石のような装飾が施されている杖頭がケーニッヒ・フェンリルの方を向く。
*(#‘‘)*「さぁ、私達の最大の恨みと怒り……その全てを貴様に受けてもらいますよ!」
機械音。
杖頭が展開した。
*(#‘‘)*「貴様を倒すために死んでいった馬鹿共の!
今も貴様を倒すため戦っている阿呆共の!」
ステッキの先端が大きく広がり、派手な様相となる。
更に核の役割と担っている宝石部分を強調させ、
*(#‘‘)*「その全てを、勝利という一つの結果に繋げるため――」
魔力が集中する。
カートリッジ内の全エネルギーを核へ集め、莫大な力場を編み上げた。
それは彼女が会得しているステッキの使い方の中でも、最も強力な一撃を放つ形態だった。
放たれる音階が最大へ移行。
鼓膜を強く震わせる音の中、ヘリカルはステッキを身体で押さえつけながら
*(#‘‘)*「――派手に死ねッ!!!」
溜まりに溜まった魔力の奔流を、一気に解放した。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:01.75 ID:71VLVYD+0
支援
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:01.92 ID:/gvMyqUZ0
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:06.29 ID:pAwBDCmG0
どうしよう、兄者がかっこいいww
支援!
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:13.74 ID:MZMXbs3nO
支援
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:16.48 ID:E6SU4tkk0
ここにきてヘリカルが好きになるとは思わなんだ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:32.27 ID:hAKw/y/S0
兄者天才兄者天才支援
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:38.24 ID:qTM7MNx10
支援す
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:40.97 ID:MZMXbs3nO
支援
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:57:53.92 ID:/gvMyqUZ0
色々ブチ撒けながら死ね!!wwwww
ヘリカルいいよヘリカル
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:58:05.99 ID:MZMXbs3nO
支援
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:58:23.91 ID:zCHhYm3/0
支援する
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:58:34.19 ID:EmGRlfa7O
3部目はあるんかな?
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:58:39.96 ID:MZMXbs3nO
支援
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:58:44.32 ID:UWVZYVIDO
いや……俺、早漏でよかった
間に合ったよ間に合ったよ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:59:04.73 ID:MZMXbs3nO
支援
えんし
145 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 19:59:14.74 ID:NP7tvWF90
桃色の光と大音が走る。
ステッキから放たれた力は、一本の極太線という形を持って大気を焼いた。
熱線とも光線とも言えるレーザーは、途中にいた異獣の悉くを消し飛ばしていく。
強烈な光。
一瞬遅れて、轟音。
次に見た光景は凄まじいものである。
ヘリカルの位置を起点、ケーニッヒ・フェンリルの額を終点として、その間にある全ての物質が消滅していた。
阻んでいた獣はもちろん、空気や音さえも呑み込むような一撃だった。
(#´_ゝ`)「――!!」
そんな無に近い空間へ、飛び込む動きがあった。
先ほど上昇の軌道を選んだ桃色の竜だ。
一度舞い上がり、放物線を描くように降りてきたのだろう。
その頭に立つ兄者が僅かに、背後のヘリカルの方へ顔を向け、
( ´_ゝ`)「お前の覚悟は見届けたぞヘリカル! 流石だな!!」
*(‘‘)*「御世辞はいいから、さっさとブチ込んできなさい!
もしこの一撃を無為にするようなことになったら、今度はアンタを蜂の巣にしますよ!」
( ´_ゝ`)b「OK任せろ! アンタの怒りと恨みは俺が繋げてみせる!」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:59:16.27 ID:71VLVYD+0
支援
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:59:30.42 ID:MZMXbs3nO
支援
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 19:59:59.68 ID:MZMXbs3nO
支援
生まれて初めて現行に遭遇中
うおお全力で支援っ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:00:08.99 ID:pAwBDCmG0
兄者とヘリカルコンビはいいなw
151 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:00:30.00 ID:NP7tvWF90
同時、竜が吼えた。
翼を大きく、鋭く動かし、身を伸ばすようにして飛ぶ。
ただ速く走ることのみを考えた運動だ。
ヘリカルが貫いた空間を、兄者達は最大戦速で行く。
既に穴は閉じられようとしていた。
いきなりの砲撃に状況を見失っていた異獣達が、桃色ドラゴンの進撃を防ぐために集まり始める。
(#´_ゝ`)「だが甘い、甘いぞ獣ども!!」
それまでの僅かな空白。
今の竜にとっては、充分過ぎるほどの時間であった。
加速に加速を重ね、助走は既に充分。
あとはケーニッヒ・フェンリルの鼻先に、口内のEWから放たれる魔力弾をぶつけるだけだ。
これほどまでの速度を加えた一撃は、おそらくかなりの衝撃とダメージを与えることだろう。
しかし、その前に妨害があった。
ケーニッヒ・フェンリルを護るために集まってきた獣の口に光が灯る。
先の戦いでシャキン達を狙い撃ちした魔力砲撃だ。
爪や牙が届かないのであれば撃ち落としてしまえ、という魂胆がありありと解った。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:00:36.43 ID:71VLVYD+0
支援
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:01:01.75 ID:BY5ZasRi0
さぁて次のターンは・・・
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:01:03.55 ID:hAKw/y/S0
うおおドラゴン燃えるぜ!支援!!
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:01:50.37 ID:TNx9Qseo0
ちょうどVIP開いた所で遭遇。
支援
156 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:01:58.68 ID:NP7tvWF90
(#´_ゝ`)「あと少し……っ!」
<ヽ`∀´>「このタイミングでは間に合わんニダ!!」
ニダーの声に、しかし兄者は前だけを見ることで応える。
その表情には緊張が張り付いていたが、しかし微かに別の色も見え隠れしていた。
《グギュァァァァァァァァァ!!》
砲撃が来る。
三百六十度全方位からの攻撃だ。
獣の口から漏れる光は、限界だと言わんばかりに膨れ上がり、
「――おぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
しかし直前、獣とは違う咆哮と光が放たれた。
獣の口から出る赤色と異なり、竜を丸々包み込む光の色は黄金だ。
それはケーニッヒ・フェンリルの衝撃波を全て受け止めた光と同じ力強さを放っている。
この現象を兄者達が認識するよりも早く、獣の光が弾けた。
( ´_ゝ`)「弟者か!!」
(´<_`#)「もう一仕事頼むぞジゴミル! お前はやれば出来る奴だ!!」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:02:06.79 ID:71VLVYD+0
支援
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:02:12.09 ID:xAGs+zhZO
しかしなんで話を分けないかね 3話くらいにすればいいのに
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:02:48.04 ID:BY5ZasRi0
弟者gngr!支援
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:03:06.47 ID:pAwBDCmG0
弟者がんばれ!
寧ろ弟者がやれば出来る子
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:04:05.87 ID:9PFOCS470
もっと言えば兄者もやれば出来る子
163 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:04:16.72 ID:NP7tvWF90
周囲が赤に染まった。
空よりも深く、血よりも激しい彩りの光。
愚かにも母なる巨獣へ向かう敵を穿つべく、全ての光が竜を一点として集中する。
「「――ッ!!!」」
大きな音が響いた。
ガラスを砕くような高い音――しかも連打だ。
連続で叩かれ生まれた音は、纏う大気を震わせて己を表現する。
同時に光が視界を覆い、竜に乗るニダー達を不可視の世界へと叩き落とした。
<;ヽ`∀´>「な、にが……?」
そんな言葉が出たのは、果たしてどれだけの時間が経った頃か。
数秒とも、数分とも思える空白の感覚。
視覚と聴覚を麻痺させられた状態では、上手く現状を把握出来るわけもなく。
その中で、ニダーの頭が徐々に正常を取り戻す。
あまりの大音に耳を痛めたニダーが、周りを見渡した。
自分達と竜の無事を確認し、信じられない、といった表情で兄者を見ると、
(;´_ゝ`)b「ふ、ふふ……我が弟は流石だろう?」
ニダーと同じように耳を押さえた兄者が、堂々と言い放った。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:04:21.89 ID:71VLVYD+0
支援
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:04:48.38 ID:dVVaUgNt0
支援
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:05:06.22 ID:qTM7MNx10
支援す
最終回にして初遭遇
支援
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:05:42.55 ID:pAwBDCmG0
支援!
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:05:50.26 ID:ort1ntbW0
支援ぬ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:06:06.36 ID:zqXLv41p0
しええん
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:06:21.13 ID:MeuN18Qs0
まだまだ貼る気だよ支援
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:06:30.68 ID:hu6wcdFcO
支援
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:06:37.25 ID:hAKw/y/S0
なんだよこのパーティ最高に燃えるじゃねえか
大好き支援!!
支援
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:07:16.50 ID:vOdE6IHk0
支援
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:07:37.23 ID:4aqUH9Iy0
178 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:08:03.67 ID:NP7tvWF90
その背後には、膝をついて今にも倒れそうな弟者がいる。
(´<_`;)「役に立てたのは良かったが……すまん、マジで限界だ」
( ´_ゝ`)「よし、寝ておけ。 あとは俺とニダーがケリをつけてやる!」
羽ばたきを再開。
戦塵を突っ切り、行く。
《!!》
いきなり煙を裂いて現れた竜に、異獣が驚愕の感情を得た。
しかしそれも一瞬のことで、もはや防御能力がないと見るや否や
再び口に砲撃の準備を灯し始める。
<#ヽ`∀´>「兄者!!」
(#´_ゝ`)「だが、止まらんッ!!」
否定するように叫ぶと、しかしニダーは頷き、
<#ヽ`∀´>「正解ニダ! 今の内に飛ぶニダ!!」
支援
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:08:16.95 ID:71VLVYD+0
支援
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:08:50.05 ID:BY5ZasRi0
しええええん1!!
来てた!
支援
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:09:37.72 ID:kvYKkq7+0
支援
支援
185 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:09:53.88 ID:NP7tvWF90
先ほどの砲撃を見る限り、次まで間があまりない。
(#´_ゝ`)「しかぁぁぁぁしッ!!」
間に合う。
いや、間に合わせてみせる。
ここまで来て終わるわけにはいかない。
加速を念じて竜へ通ず。
思考の共有を経て、一人と一頭は更に等しく。
(#´_ゝ`)「限界を超えてみせろ……! お前は、そのために生まれてきたはずだ!!」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:09:56.32 ID:71VLVYD+0
支援
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:10:07.10 ID:pAwBDCmG0
支援! 兄者ならやってくれる
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:10:51.20 ID:ort1ntbW0
支援
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:10:57.97 ID:q6wEpxYz0
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:11:00.40 ID:KgOoDrTcO
兄者かっけぇ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:11:09.77 ID:hAKw/y/S0
兄者いけええーーー!!!
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:11:11.87 ID:fjpnlQ7L0
流石ドラゴンならやってくれる
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:11:37.79 ID:CPw9JThH0
支援!
支援
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:12:18.16 ID:mm6LS+ZNO
支援
196 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:12:46.85 ID:NP7tvWF90
轟、という風の音。
それを最後に、全ての音が消えた。
視界が飛ぶ。
目にも止まらぬ早さ。
周りを囲う異獣の口に光が灯る。
全天に輝く星々のような光景だ。
あれらが一斉に放たれれば、瞬きする暇もなく竜は朽ちるだろう。
一瞬先の濃厚な死香に、しかし兄者達は吼えることで抵抗する。
<#ヽ`∀´>「ケーニッヒ・フェンリル!!」
(#´_ゝ`)「俺達の受け継いできた全てを、喰らいやがれぇぇぇぇ!!」
同時、加速に加速を重ねたドラゴンも吠える。
流石の意志を籠められた竜に、如何なる恐れも無い。
速度の援護を受けながら、必中必殺の砲が大音と共に光を放った。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:12:49.06 ID:71VLVYD+0
支援
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:13:54.95 ID:ieIoROiXO
超支援
これからバイトでまとめでしか見れないけど作者がんばれ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:14:04.66 ID:rVlb1QEJ0
ハリー・ポッターも読みながら紫煙
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:14:12.87 ID:pAwBDCmG0
支援!
201 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:14:46.61 ID:NP7tvWF90
三〇〇。
本陣までのメートルだ。
一〇〇〇もあった数字は三分の一となり、もはや頼りないものとなっている。
《――――…………》
数々の防護に耐え、全身に傷を負いながらもケーニッヒ・フェンリルは前進していた。
まるで何かにとり憑かれてしまったかのような無機質さを持ちながら。
いや、初めからだったのかもしれない。
たった一言すら理解の言葉を放たない口は、今や血と涎が混じった液体を垂らすのみ。
は、という熱い吐息は、明らかに疲労や痛みから出るものだ。
しかし尚も身体を引き摺ってでも進む挙動は、線路を上を行く列車に似ている。
ただひたすら前へ歩くことしか出来ないように。
その進軍を待つ一団がいる。
装甲服を身に纏った男女が数十名。
誰もが厳しい表情で、各々の武器を握って構えていた。
('、`*川「んー……」
竜の咆哮と、大気を爆焼する音が響く。
一拍遅れて獣の叫び声が聞こえ、大質量が地面を揺らす響きが続いた。
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:14:50.81 ID:71VLVYD+0
支援
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:14:52.90 ID:58XDLbjK0
兄者かっけぇ支援
204 :
VFX:2008/07/23(水) 20:14:56.60 ID:HIlJdGdJ0
乱入支援、最後の場面に立ち会えて嬉しく思う
支援
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:15:13.45 ID:YdtRZ1670
ブーン出てこねえ・・
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:15:58.58 ID:hAKw/y/S0
必死で絵描きながら更新押しては支援して話も読んでで超忙しい
だが支援!支援!支援!!
208 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:16:15.45 ID:NP7tvWF90
('、`*川「何故でしょーねぇ」
震えを足に感じながら、リラックスした状態のペニサスが呟く。
少し後ろで腕を組んでいるミルナが問い掛ける。
( -д- )「何がだ」
('、`*川「いや、ああやって必死になってるのはどーしてかな、って思って」
ノハ#゚ ゚)「……自分のことでもあるのに」
半目で突っ込まれ、しかしペニサスは首を横に振った。
('、`*川「私達じゃなくて異獣の方よ。
あそこまで抵抗されて、痛めつけられて、尚も前に進もうとしている。
『我らに撤退の二文字はない!』みたいな感じでね」
( -д゚ )「俺達と同様に、奴らにも貫くべき覚悟と意志があるのだろう。
そしてぶつかった時……より強く、硬い方が打ち勝つ」
('、`*川「それ矛盾してない?」
問いに、ミルナは首を傾げる。
突拍子もないことを言うのはいつものことで、少しは慣れてきたと自負しているミルナだが
流石に今の言葉の意味は解らなかった。
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:16:22.61 ID:71VLVYD+0
支援
支援
支援!支援!
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:16:44.96 ID:pAwBDCmG0
流石だ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:16:49.48 ID:BY5ZasRi0
英雄ktkr!
支援
しえん
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:17:36.58 ID:CPw9JThH0
支援
216 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:18:00.95 ID:NP7tvWF90
('、`*川「だって流石兄者が言ってたじゃない。
あのデカいのは『異獣製造機』の可能性が高いって。
そういう表現をしたってことは、自分の意思なんかまともに持たないツールみたいな見解なんでしょ?」
( ゚д゚ )「ツール……成程、確かに」
('、`*川「そんな存在が覚悟とか意志に拘るかしら?」
ノハ#゚ ゚)「…………」
何が言いたい、と訴える視線にペニサスは頷き、
('、`*川「個人的に、異獣は狂った機械に見えるわ。
どんな障害があろうとも関係ない……ただ、プラグラムされた命令を実行するだけの存在。
魔力という呼び水に集まるだけの、ね」
ミルナは組んでいた腕を腰に当て、沈黙した。
魔力に固執しているのか、それとも固執させられているのか。
ただ闘争本能を剥き出しに襲い掛かってくる獣を見るだけでは、判断するのは難しい。
( ゚д゚ )「……俺にはよく解らないが、仮にそうだとして……どうなる?」
('、`*川「ん? 何もないけど?」
(;゚д゚ )「は?」
支援
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:19:01.70 ID:P/OOc7WL0
支援っ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:19:11.38 ID:pAwBDCmG0
支援
220 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:19:16.23 ID:NP7tvWF90
思いきり半目で睨んでくるミルナに、ペニサスは『あー』と呆けるように呟いた。
手を頭へやり、ポリポリと掻きながら
('、`*川「ごめんごめん、ただ普通に思ったことを口に出してみただけ。
別に答えが出たって私達のやることは変わらないわ」
ただ、と付け加え
('、`*川「一言で『異獣』とは言うけど、ちょっと気になるのよね。
奴らの過去に何があったのか……そして何故、魔力を求めて戦力を増強するのか」
( ゚д゚ )「もう今はいないブロスティーク。
そして内藤の持つクレティウスが何かを知ってそうだがな。
聞いても喋ってくれないだろうが……間違いなく無関係ではないだろう」
('、`*川「……案外、中核に位置してたりして、ね」
( ゚д゚ )「ん?」
('、`*川「ごめん、何でもないわ」
さっぱりと会話を打ち切るペニサス。
一体何を言ったのか気にはなったが、彼女相手に食い下がる度胸もない。
結局、ミルナもこれから始まる最後の戦いに備え、呼吸を整えていく。
支援
支援
支援
224 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:21:09.88 ID:NP7tvWF90
ノハ#゚ ゚)「…………」
視界の端にはヒートがいる。
彼女は緊張もリラックスもしていない状態で、ただケーニッヒ・フェンリルを見ていた。
( ゚д゚ )「どうした? 何か気になるのか?」
ノハ#゚ ゚)「……ううん、ちょっと考え事。
もし天災で世界が滅ぶ直前っていう時も、こんな気持ちなのかな?」
( ゚д゚ )「また後ろ向きな想像だな。 お前らしくもない」
ノハ#゚ ゚)「自分でもそう思う。
けど、これが最後『かも』しれないんだよね。
そう思うと……どうしても何もかもが切なく見えちゃってさ」
寂しげな言葉に、ふむ、とミルナは吟味の息を吐く。
これまでの行いから勝利を疑わないミルナだが、考え方を少し変えればヒートの言うことも理解出来る。
同時に、ネガティブだと言われても仕方ないだろう、とも思う。
しかし、駄目だと思いながらも想像してしまうのが人間だ。
知能が高い故に余計なことまで考えて、悩むのも人間だ。
だから今のヒートの瞳に浮かぶ感情は、非常に『らしい』ものだと言えるだろう。
225 :
VFX:2008/07/23(水) 20:21:13.51 ID:HIlJdGdJ0
私怨、紫煙、支援
支援
まだまだ支援
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:21:43.47 ID:IZw+9xc90
支援
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:21:47.91 ID:E6SU4tkk0
支援
しえn
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:22:02.52 ID:rVlb1QEJ0
紫煙
232 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:22:15.74 ID:NP7tvWF90
( ゚д゚ )「……結果をいくらか左右出来る状況だが、失敗すれば滅びだからな。
絶対ではないだけマシとはいえ――」
ノハ#゚ ゚)「――私は勝つつもりだよ。 絶対にね」
( ゚д゚ )「……む」
ノハ#゚ ゚)「そしてミルナと離れていた一年間の分を取り戻すんだ。
色んなことを話して、色んなことをして、色んな感情を共有したい」
それはミルナも同じ気持ちだった。
相思相愛と解っている二人は、しかし一時期離れ離れになっていたことがあり、
だからこそ、その空白を未来で埋めたいと思っている。
ノハ#゚ ゚)「でも……もし何かの間違いで異獣に負けてしまったら、って思うとね。
どうしても後悔が残りそうで怖いんだ」
( ゚д゚ )「ふむ、成程な。
だったら今の内に何かしておくか?」
ノハ#゚ ゚)「例えば?」
( ゚д゚ )「む……」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:22:47.49 ID:qTM7MNx10
支援す
235 :
VFX:2008/07/23(水) 20:23:13.13 ID:HIlJdGdJ0
kissだミルナ・・・支援
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:23:25.89 ID:QhfcY9ulO
支援!
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:23:27.50 ID:pAwBDCmG0
ミルナがんばれww
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:23:44.92 ID:CPw9JThH0
ミルナ男を見せろwww
239 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:23:59.75 ID:NP7tvWF90
問い返され、ミルナはしばし考えた。
この戦いが終わってからヒートとしたいことを想像し、その中で今出来そうなのを検索。
アレは無理、コレも無理、ソレは微妙、などと考えていき、
( ゚д゚ )「……キスくらいなら出来るぞ」
ノハ#゚ ゚)「うわ、ミルナって私とそんなことしたいと思って……意外とえっちぃんだ」
(;゚д゚ )「ぐはっ! い、いや、それは、その――!」
ノハ#゚ ゚)「あはは、冗談だよ。 それに私も似たようなこと考えてたしね。
でも今は無理でしょ?」
( ゚д゚ )「! ぁ……す、すまん」
言われてようやく気付いた。
彼女の顔には、表情を覆い隠すような仮面が在ることを。
ミルナいけーっwwww
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:25:12.16 ID:K9Lku4sl0
ペニもいるんですけどwwwww
うひょおおおおおおおお
支援!
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:25:46.29 ID:2xu//950O
ペニサスとキスしたい支援
245 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:25:46.56 ID:NP7tvWF90
暗い顔をするミルナに、しかしヒートは強気な笑みを浮かべた。
ノハ#゚ ゚)「大丈夫だよ。
異獣を倒して、顔を取り返して、ちゃんと私の顔でミルナを見て……それからだよ。
色んなことをするのも、出来るのも」
( ゚д゚ )「……あぁ、そうだな。
そしてそう思うと、絶対に勝とうという気概も湧いてきたぞ。
未来でお前と一緒に生きるための、な」
ノハ#゚ ゚)「ミルナ……」
( ゚д゚ )「ヒート……」
('、`*川「…………」
ノハ#;゚ ゚)「「っ!!?」」(;゚д゚ )
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:25:46.99 ID:hAKw/y/S0
お前らノリいいなwww
支援
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:25:57.34 ID:FZypWFqtO
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ミルナ!ミルナ!
⊂彡
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:25:58.00 ID:pAwBDCmG0
ぺニサス蚊帳の外ww
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:26:12.94 ID:CPw9JThH0
ペニ空気wwwwwwwww
キース!キース!キース!
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:26:22.93 ID:P/OOc7WL0
(*・A・)うはwww
気づいたwww
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:26:36.59 ID:E6SU4tkk0
目の前でイチャイチャされたときの気まずさ
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:27:28.79 ID:HTNJ9DgmQ
終わる前に見つけることができてよかったわ
支援
255 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:27:37.47 ID:NP7tvWF90
('、`*川「えー、ゴホン!
人目もはばからずストロベるのは御勝手だけど、そろそろお時間よ?」
ノハ#;゚ ゚)「ストロ……?」
('、`*川「甘酸っぱいってことよ。
まったく、私の前にでイチャつくなんて命知らずも良いとこね」
(;゚д゚ )「……そ、そういえばペニサスの周りで浮いた話を聞いたことがないな。
こういう時に聞くのも何だが、心に想う人などいるのか?」
( 、 *川「…………」
ペニサスが目を俯かせて黙り込んだ。
今までののん気な空気が氷点下まで落ち、違和感にミルナは首をかしげた。
しかしそれも一瞬のことで、ふと彼女を見ればいつもの表情。
いや、よく見れば妙に頬が赤く――
('、`*川「――私はミルナ君が好きだなぁ」
ノハ#;゚ ゚)「「っ!!?」」(;゚д゚ )
なん…だと…!!
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:14.62 ID:K9Lku4sl0
ウソ・・・だろ・・・?
258 :
VFX:2008/07/23(水) 20:28:18.18 ID:HIlJdGdJ0
やりやがったwwwwwwwwwwwwww
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:26.31 ID:CPw9JThH0
!?
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:26.90 ID:aylXsaUH0
なん…だと…!?
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:27.30 ID:hAKw/y/S0
まさかの修羅場発生・・・!?
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:27.75 ID:E6SU4tkk0
なんだとナリだす
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:32.90 ID:P/OOc7WL0
・・!
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:36.28 ID:FZypWFqtO
なぬううううう
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:28:47.50 ID:pAwBDCmG0
なんだってー!!
266 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:29:05.41 ID:NP7tvWF90
衝撃発言にミルナが一歩引いた。
追うようにペニサスは足を踏み出し、
('、`*川「真面目で、男らしくて、一途で、ゴツいけど顔も悪くないし、英雄の中でもそれなりの地位にいるしぃ?
よく考えたら貴方って凄い良い男なんだと思うんだぁ」
ノハ#゚ ゚)「…………」
(;゚д゚ )「なんということだ……」
('、`*川「ほらぁ、業名の儀式の時だって、
暗闇の中で私を(拳で)触ったり(技で)押し倒したりして、色んなモノ(汗や血)を出したり出させたりさぁ。
最後はミルナ君の凄いアレ(八極拳風体当たり)が私をズッキューン(内臓損傷)って!」
(;゚д゚ )「ま、紛らわしい言い方を……」
ノハ#゚ ゚)「…………」
(;゚д゚ )「待てヒート! 誤解が――ぐぉっ!? ブロスティークで背中を突くな!!」
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:07.64 ID:J1Hi4iDe0
ペニサスふざけすぎワロタ
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:07.62 ID:6K69ul9J0
なんというwww
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:07.80 ID:rVlb1QEJ0
なんとwww
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:08.06 ID:IZw+9xc90
なんてこったいwwwwww
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:17.52 ID:/gvMyqUZ0
ペニサスwwwwwwwww
なんてこったwwwwwwwww
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:36.06 ID:hr+Ps+dn0
!!!
このタイミングでっ!
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:47.01 ID:UWVZYVIDO
流れに乗って告白すると
軍神さんにマウントポジションでぼこされたいよぉ〜
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:52.71 ID:E6SU4tkk0
これがハブられた嫌がらせ…っ!
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:29:54.55 ID:P/OOc7WL0
ちょwwwペニww
死ぬぞwww
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:30:04.31 ID:CPw9JThH0
カオスwwwww
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:30:05.83 ID:rVlb1QEJ0
ちょwww異獣空気だろwww
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:30:06.32 ID:lDrVolGvO
嘘だろ承太郎…!!
282 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:30:27.60 ID:NP7tvWF90
周囲にいる英雄兵達が生暖かい視線を送ってくる中、
ミルナは二人の女性によって精神的にも身体的にも追い詰められていく。
そのテの性癖を持つ者ならば大興奮だろうが、あいにく彼はつまらないほど正常であった。
そして無言で刺突されるミルナを楽しげに見ていたペニサスは、
('、`*川「はいはい、遊びは終わりよー」
(;゚д゚ )「誰のせいでこんなことに……!!」
抗議の声は無視される。
周りから、は、という声。
連鎖し、皆が可笑しそうに笑みを浮かべた。
('、`*川「とまぁ、こんな感じだけどリラックス出来たかしら?」
ノハ#゚ ゚)「ペニサス……ここにいるのは全員英雄だよ?
こんな大きな戦いを前に興奮することはあっても、緊張はあまりしないと思う」
('、`*川「あ」
(;゚д゚ )(刺され損か、俺は……)
言いながら背中から血を流すミルナ。
しかし流石に英雄だけあってかダメージはないようだ。
傍から見れば異常な光景だが、英雄という人種柄か、その程度は怪我の範疇にすら入らないのだ。
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:30:36.29 ID:cm2ZAb/BO
刺され損wwww
支援
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:31:08.70 ID:aylXsaUH0
ブロスティークをそんなことに使うなwwwwwww
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:31:34.92 ID:P/OOc7WL0
ミルナ乙w
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:31:37.70 ID:CPw9JThH0
血流れるまで突いたのかwwwwwww
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:31:38.34 ID:HTNJ9DgmQ
支援
289 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:31:38.47 ID:NP7tvWF90
('、`*川「んじゃ、テンションも上がったことだし。
あのデカい獣を止め――いえ、あわよくば倒しちゃいましょう」
( ゚д゚ )「そう簡単には言うがな……力押しで何とかなる相手でもないぞ」
('、`*川「力押しなんて前時代的なことはしないわよ。
いつの時代も戦いには知恵がいるってね」
(;゚д゚ )(逆にそれが心配だ……)
ウインクするペニサスの表情に、ミルナは背を冷たい汗が流れるのを感じていた。
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:31:42.06 ID:pAwBDCmG0
ぺニサス最高だわwww
291 :
VFX:2008/07/23(水) 20:31:48.03 ID:HIlJdGdJ0
ペニねーさんサイコーwwww
もうこいつ等大好きwww
293 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:32:41.72 ID:NP7tvWF90
数分後。
そこには、ペニサスの提案を実行に移そうとする面々がいるわけだが、
やはりミルナは最後まで首を捻っていた。
(;゚д゚ )「……本気でこれをやるつもりか」
('、`*川「大丈夫。 成功すれば私の言った通りになるわ」
ノハ#;゚ ゚)「それ逆じゃないの……?」
三人は各々の武器を構えて立っていた。
ミルナを真ん中に、一歩引いた形で左にペニサス、右にヒートがいる。
三角の形をとる陣形は、まるでミルナを盾とするような状態だ。
額に汗が浮いているのをミルナは自覚していた。
暑いからではなく、ペニサスの作戦の無茶苦茶さによる不安からだ。
(;゚д゚ )(しかし本当に突拍子もないことを考えつくものだ。
そして更に恐るべきは、彼女のカリスマ性……)
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:03.38 ID:rVlb1QEJ0
ペニサス最高だなwww
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:05.93 ID:CPw9JThH0
ミルナ背中大変だな
血流れたり冷や汗流れたり
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:17.37 ID:Pr5MZAxf0
支援た
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:28.46 ID:pAwBDCmG0
支援!
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:36.88 ID:n+rXx+k80
支援
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:45.54 ID:qTM7MNx10
支援す
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:33:46.05 ID:E6SU4tkk0
あれ、そういやジョルジュとショボンってずっと引きずられてんの?
301 :
VFX:2008/07/23(水) 20:33:49.86 ID:HIlJdGdJ0
支援さ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:34:06.36 ID:rVlb1QEJ0
まさに三角関係
303 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:34:16.19 ID:NP7tvWF90
ペニサスの発案した作戦は、正直に言って無茶も良いところであった。
掻い摘んで言えば、彼女自身とヒートの攻撃力に頼った特攻である。
前提となる二人は確かに強いとは思うが、他の兵達が納得するかは別の問題だった。
しかし、話は滞りなく決着した。
これもペニサスの人柄の恩威だろうか。
最初こそ堅実なミルナは『危険ではないか』と思っていたのだが、
ふと気付けば『大丈夫だろう』と何となく頷いている自分がいた。
根拠も何もないが、彼女が言うならきっと大丈夫だろう、という空気が確かに在った気がする。
不思議なものだ、と己の中で結論したミルナは、ペニサスの言葉を思い出す。
( ゚д゚ )(……作戦の要は俺、か。
俺のような若輩者に任せるとは……いや――)
それだけ信じてくれているのかもしれない、と。
ふと浮かんだ考えに、ミルナは苦笑した。
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:34:22.16 ID:CPw9JThH0
ショボンとジョルジュ忘れてたwwww
まだ引っ張ってんのか?wwww
支援
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:34:35.16 ID:71VLVYD+0
支援
支援
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:35:23.72 ID:q6wEpxYz0
支援
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:35:33.04 ID:HTNJ9DgmQ
支援
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:35:48.79 ID:zqXLv41p0
支援
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:35:55.10 ID:49/tWNxI0
支援
支援
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:36:11.05 ID:P/OOc7WL0
支援
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:36:34.13 ID:CPw9JThH0
支援
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:36:37.52 ID:Pr5MZAxf0
奴等はまだきっとひっばってるに違いない
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:36:54.23 ID:Z2zckH460
やっと追いついたwww
今日まで延びたおかげで最後まで見れるんだぜwww
支援
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:37:13.58 ID:cm2ZAb/BO
319 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:37:15.78 ID:NP7tvWF90
( ゚д゚ )(都合の良い妄想だな。
だが、信じてみたいと思う自分もいる。
本当に不思議だ……これは俺が変わったせいなのか、それとも……)
ノハ#゚ ゚)「ミルナ?」
( ゚д゚ )「……ん、問題ない。 いつでもいいぞ。
俺の拳に賭けて、お前達を絶対に送り出してみせる」
('、`*川「頼もしいわね。 んじゃ、そろそろ実行するわよ。
天賦の才を持つ英雄三人による前代未聞のミッション……成功させましょ?」
言った時、地響きが更に大きくなった。
ケーニッヒ・フェンリルが徐々に近付いてきている。
ミルナは自分の両拳を握ったり開いたりしながら、有効射程範囲を見定めていた。
出来れば最大まで引き付けたいところだが、やり過ぎてもタイミングが合わないだろう。
遠くもなく、近くもない絶好の距離を模索していく。
支援
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:37:21.13 ID:71VLVYD+0
支援
支援
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:39:01.21 ID:J1Hi4iDe0
本音:支援
建前:さっさと投下しろクズ
324 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:39:08.52 ID:NP7tvWF90
果たして絶好の距離は存在し、そして見定めることが出来た。
思うと同時にミルナが強く頷く。
すると、背後に動きが発生した。
ノハ#゚ ゚)「いくよっ!!」
('、`*川「ほいっ」
二人が背後で跳ねたのだ。
跳躍というよりも、ステップに近い動きだ。
瞬発的に放たれた身体を、二人は同じタイミングで背を曲げて丸める。
前へ一回転。
ミルナの肩の少し上を跳んだ二人は、重力に従って身を落とす。
その時には、既に尻と足を地面に向けている状態だ。
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:39:15.83 ID:CPw9JThH0
支援
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:39:17.34 ID:71VLVYD+0
支援
まさか… 支援
328 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:40:13.25 ID:NP7tvWF90
(#゚д゚ )「加減はしない……歯を食いしばれ!!」
二人を迎える動きが一つ。
ミルナだ。
両拳を握り締め、左足を一歩引き、両肘を曲げて背後へ抜く。
構えは打突だ。
しかも両方の。
機を同じくして、跳躍していた二人がミルナの前に落ちようとする。
次の瞬間、
(#゚д゚ )「――っ!!」
身を前に押し出しながら、ミルナが両拳を前方へ向けて放った。
激突の感触はすぐに来た。
しかし、当たったのは敵ではない。
丁度、視界の両脇に落ちてきたペニサスとヒートの揃えられた両足裏だった。
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:40:21.81 ID:71VLVYD+0
支援
支援
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:40:52.28 ID:CPw9JThH0
ミルナSUGEEEEEE
打ち出せ青春! 支援!
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:41:43.02 ID:Xnwlbfs6O
人間カタパルトミルナwwwwwwwwww
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:41:48.22 ID:pAwBDCmG0
英雄すごすぎる
支援
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:42:13.81 ID:E6SU4tkk0
ダブルスカイラブハリケーン!!!
337 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:42:33.07 ID:NP7tvWF90
(#゚д゚ )「っであああああッ!!」
硬い感触を拳の表面に得ながら、ぶち抜く。
身体を前に倒す勢い。
歯を噛んで得る力み。
強靭な腰の踏ん張り。
強力な打撃を生み出す一連の動作を完璧にこなした。
もし英雄神――シャーミンが傍で見ていれば、感嘆の息を吐いただろう。
それほど、彼の打突のフォームは完成の域に近付いていた。
拳を足裏に当てられたヒートとペニサスが、砲弾の如く『発射』されていった。
送り出したミルナは、額の汗を拭い、
( ゚д゚ )「……ただ耐え、護るだけだった俺の拳も随分と贅沢になったものだ」
舞い上がる砂煙に目を細めながらコメント。
幾度となく傷つき、しかしその分だけ障害を破壊してきた拳を見て、自嘲気味な笑みを浮かべた。
( ゚д゚ )「誰かを信じて送り出す、か……悪くはないな」
そして、己の拳を映すに目は――
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:42:40.21 ID:71VLVYD+0
支援
支援
支援
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:43:28.71 ID:PotgpMqY0
.\ 厨房と言えば? / ドーマン セーマン ドーマン
\ / Λ_Λ Λ_Λ ∧_∧
またVIPに流れて.\ ∧_∧ ∩ニコ動です! / ( ・∀・) ( ´Д`) (´Д` )
来るんだって… \ ( ・∀・)ノ______ / ⊂ ⊂ ) ( つ ⊂ ) ( ⊃ ⊃
∧ ∧ \ (入 ⌒\つ /|. / 〉 〉\\ 〉 〉 く く //( (
(゚Д゚ )__ \ ヾヽ /\⌒)/ |/ (__) (_) (__)(_.) (_) (__)
/ ̄ ̄∪ ∪ /| .\ || ⌒| ̄ ̄ ̄| / 『著作権侵害率NO1!』
/∧_∧ またですか・・・.\ ∧∧∧∧ /
/ (;´∀` )_/ \ < ニ >ニコニコ動画内でアップロードされている著作権を侵害している
|| ̄( つ ||/ \ < コ ま >と思われる動画の数は全体の8割を超える。現在では管理者に
|| (_○___) || < ニ >よる削除もままならない状態で常に違法動画が供給されてい
―――――――――――――――― < コ た >――――――――――――――――――――――――――
< か >
< ! ! > Λ_Λプッ Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ 粗末な動画で ∨∨∨∨\ ( ´∀`) (´∀` )<ニコ厨必死だな(藁
( ;´∀`) 職人気取り… / \ ( )__( ) \________
_____(つ_ と)___ / ∧_∧ ニ\Λ_Λ Λ_Λ  ̄ ̄ ̄/.//|
. / \ ___ キイタコト ./γ(⌒)・∀・ ) コ .\ ;) ( ;) /┃| |
.<\※ \____.|i\___アッタラ… ./(YYて)ノ ノ 厨 \↑ ̄ ̄↑\)_/ .|__|/
ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ / \  ̄ ̄ ̄ ̄\め \ニコ厨 | | ┃
\`ー──-.|\.|___|__◎_|_.i‐> / ||ヽ|| ̄ ̄ ̄ ̄|| ! ! \ .|_)
 ̄ ̄ ̄ ̄|. | ̄ ̄ ̄ ̄| / || ̄ ̄ ̄ ̄|| \
\|みかん箱.| /
・予想を超える人数にご来場いただいたことによる大幅な入場制限
・開会時間の前倒しおよび即売会時間の延長
・閉会後に予定しておりましたアフターイベントの中止
(
http://www.reitaisai.com/r5prel.htmlより引用)
にわか+ニコ厨は家にいたほうがいいんじゃないか?
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:44:11.04 ID:PotgpMqY0
大規模な誤爆失礼・・・
支援
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:44:21.09 ID:pAwBDCmG0
いけえええ!
344 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:44:37.29 ID:NP7tvWF90
ノハ#゚ ゚)「……!!」
ミルナの拳によって放たれた二人は、己を弾丸に見立てて真っ直ぐに飛ぶ。
狙いは言うまでもなくケーニッヒ・フェンリルだ。
風に乗るように身体を伸ばし、回転すら掛けながら、一気に。
ヒートは黒剣ブロスティークを。
ペニサスは鍛え上げた両脚を。
誰にも負けない、と自信を持って言える技術を武器に、二人は宙を貫いた。
発射から激突まで僅か三秒。
その短い間に二人は、アイコンタクトで意志を交わしている。
('、`*川(んじゃあ、私は左足。 貴女は右足。
片方だけ崩せればいいから、そっちは寝てても良いわよ?)
意図が伝わったのか、ヒートの目が微かに鋭くなった。
ノハ#゚ ゚)(……それはこっちの台詞だ!
たとえ英雄としての先輩だろうとも、戦いにおいて遠慮する理由にはならない……!)
この期に及んで対抗心を剥き出しにする二人。
ペニサスは口端に小さな笑みを、ヒートは貫くような視線を前へと向ける。
互いの力量を理解しているからこその競い合いだ。
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:45:22.66 ID:HTNJ9DgmQ
支援
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:45:28.74 ID:Xnwlbfs6O
今からバイトで最後まで見れないから先にいっとく
作者今までありがとう
347 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:45:51.29 ID:NP7tvWF90
瞬轟。
大気に穴を開けながらの突撃は、見た目以上の威力を以って果たされる。
ノハ#゚ ゚)「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
《ッッ!!!?》
弾丸と化した二つの身が、それぞれケーニッヒ・フェンリルの前足に激突した。
完遂するは威力の極み。
速度と力と技術を編み上げ目指すは究極のそれ。
英雄という武神のみが到達出来る、人類の頂点光景。
雷鳴に似た音が二つ轟く。
あまりの威力に、衝撃波と大音が可視化した。
白い霧のような粒子が飛散し、一拍遅れて震動が追う。
まさに攻撃力の桜吹雪だ。
スカイラブハリケーンてもう書かれてた
支援っっっ!!
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:46:31.18 ID:GB6KYxAyO
支援
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:46:41.32 ID:pAwBDCmG0
支援!!
352 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:46:48.18 ID:NP7tvWF90
《――ッ――……ッ!!》
果たして痛覚があるのかは解らないが、ケーニッヒ・フェンリルが息を詰めるような声を発する。
ヒートとペニサスがぶつかる前足を震わせ、しかし体勢は崩さない。
最強生物としてのプライドが、支柱として巨躯を支えているのだろう。
('、`*川「でも――!」
ノハ#゚ ゚)「――欲による蹂躙の上に立つ誇りなんかぁぁぁぁぁぁっ!!!」
押す。
ヒートは押し付けたブロスティークの刃を。
ペニサスはぶつけた右足の踵を。
全身の力を前へと向け、ただひたすらに前進を――!
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:47:30.83 ID:CPw9JThH0
支援
支援
355 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:47:56.69 ID:NP7tvWF90
我ら英雄。
生きながらにして修羅。
天分と天運に恵まれた天与的存在。
たとえ絶望的な戦いであろうと、その役目は決して変わらない。
勝利を。
栄光を。
生存を。
望む全てを得るために。
英雄は、英雄足らんと吼え続ける。
《グ――ギュォォォォォォォォォォォォオオオオオオ!!!?》
ケーニッヒ・フェンリルが悲鳴を挙げた。
力の入らない両方の前足を折り、上半身をゆっくりと落としていく。
英雄とはいえ、たった二人の人間が巨獣を揺るがす光景は圧倒的だった。
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:48:04.14 ID:rVlb1QEJ0
紫煙
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:48:31.05 ID:qTM7MNx10
支援す
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:48:32.78 ID:CPw9JThH0
英雄SUGEEEEEEEEEEEEE
支援
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:49:03.62 ID:49/tWNxI0
支援
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:49:27.72 ID:pAwBDCmG0
英雄すげええええ
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:49:43.12 ID:GB6KYxAyO
支援
英雄すげぇ…
支援
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:50:34.48 ID:qTM7MNx10
英雄が支援に見えてきた
支援す
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:50:56.47 ID:dVVaUgNt0
支援
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:51:39.50 ID:rVlb1QEJ0
AU支援
368 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:52:07.17 ID:NP7tvWF90
前足から力が抜けるということは、支えを失う、ということだ。
当然のように重力に従い、首を地面へ落としていくケーニッヒ・フェンリル。
その視線が捉える。
落ちる顎先、待ち構える人影があることを。
( ゚д゚ )「まさかペニサスの言った通りになるとは。
あのようななりでも、やはり遺伝子レベルまで英雄なのだな」
ミルナ。
二人の英雄を送り出した男が、堂々と拳を構えて立っている。
膝を折り、身を屈め、タイミングを合わせ、
(#゚д゚ )「さぁ――受けるがいいッ!!」
アッパー気味に放たれた拳が、ケーニッヒ・フェンリルの顎先をブチ抜いた。
落ちてくる勢いと、打ち上げる力が見事に一致し、深い大衝撃を生み出す。
が、と苦痛の声を挙げた巨獣は、思わず目を瞑って震えを起こす。
(#゚д゚ )「今だ! 全員突撃しろ!!」
ミルナの背中を追い抜かしながら、様々な英雄が走り込む。
英雄の獣狩りは、これからが本番であった。
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:52:13.06 ID:71VLVYD+0
支援
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:52:40.16 ID:HTNJ9DgmQ
支援
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:52:40.31 ID:IiyL72XcO
(*゚∀゚)o彡゚支援!支援!
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:52:41.21 ID:tX42yK57O
30分で300レス、だと……?
今から読む。支援
おおおお…
支援
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:53:15.40 ID:CPw9JThH0
ちょwwwwwwww
英雄すごすぎワロタwwwwwwww
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:53:36.03 ID:pAwBDCmG0
支援!
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:53:36.36 ID:GB6KYxAyO
支援
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:53:37.80 ID:E6SU4tkk0
ミルナかっけええ
支援っっっ!!!
379 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:53:41.31 ID:NP7tvWF90
本陣まで二〇〇メートルを切る。
目を凝らせば『龍砲』の小さく見える距離だ。
ケーニッヒ・フェンリルの大きさを考えれば、ここが防衛可能なギリギリのラインだと言える。
出来る限り時を稼ぎ、ハインリッヒへバトンタッチしなければならない。
遠くに光が見える。
皆がまだ、粘り強く抗っている証拠だ。
遠くから音が来る。
皆がまだ、護れと叫んでいる証拠だ。
そして声が聞こえる。
雄叫びと、獣の方向が混じる混沌とした声の群れだ。
それら全てが、誰もが希望を信じて待っている証拠である。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:53:59.00 ID:P/OOc7WL0
英雄すごすww
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:54:17.51 ID:MeuN18Qs0
おれ将来英雄になるわ
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:54:20.02 ID:J1Hi4iDe0
ちょっと待てよwwwwwwwww英雄軍を最初に当てておけばこんな苦戦してねーじゃねーかwwwwww
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:54:28.51 ID:/gvMyqUZ0
すげええええええ
支援!!
おおお!!
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:54:33.51 ID:tR3GEPk+O
ヽ(゚∀゚)ノ
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:54:40.31 ID:MZMXbs3nO
支援
387 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:54:44.44 ID:NP7tvWF90
川 ゚ -゚)「…………」
人が立っている。
黒いコートを羽織るクーだ。
ハードポイントに装甲を装着しているが、いくつかは壊れてボロボロになっている。
しかし指輪をはめている方の手は、傷だらけでありながらも硬く握られていた。
( ^ω^)「…………」
隣にはブーンもいた。
服はクーと同じように装甲などが崩れ、無いに等しい。
指輪をはめている方の手は、またクーと同じように握り締められている。
二人は並んで立っていた。
手が触れそうなほどに近い。
しかし視線を絡めることなく、ただ前だけを見ている。
敵がいた。
おそろしく巨大な敵だ。
地を揺らしながら、ゆっくりと向かってくる『絶望』そのもの。
戦いの終わりは二つに一つ。
背後に控えている『希望』ハインリッヒが倒されれば、この世界は終焉を迎える。
その前にケーニッヒ・フェンリルを打ち倒せば、この世界は救われる。
未だ本陣から『準備完了』の連絡はない。
本陣に残るオペレータが言うには、ハインが『龍砲』に細工を施している最中らしい。
あとどの程度の時間を稼げば良いのか解らないが、全力を尽くすことには変わりなかった。
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:55:19.54 ID:E6SU4tkk0
きたあああああ
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:55:24.49 ID:KgOoDrTcO
英雄すげぇ
兄者とは違うのだよ兄者とは!
…でも兄者好き支援
支援
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:55:31.66 ID:P/OOc7WL0
きた!主人公キタ!
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:55:34.00 ID:RE2m4ivN0
遂に追いついた支援
来た、主人公!!
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:56:05.19 ID:UWVZYVIDO
イチャイチャしながら支援
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:56:07.39 ID:tR3GEPk+O
ブーンはいずこへ?
396 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:56:12.99 ID:NP7tvWF90
川 ゚ -゚)「内藤」
( ^ω^)「ん? どうしたお?」
川 ゚ -゚)「いや……さっきから黙っているのが気になってな。
もしかしたら怖がっているのかもしれない、と思っただけだ」
( ^ω^)「……怖いのは昔からだお。
二年前のあの日を境に、色んな敵や状況と戦ってきたけど
未だに命を賭けた戦いだと思うと、震えが止まらなくなるんだお」
見えるブーンの左腕。
僅かに震えを見て取ったクーは、申し訳なさそうに眉をハの字に歪める。
川 ゚ -゚)「すまないな……二年も前のことを悔やんでも仕方ないが、
もしあの時、私が君を巻き込まなければ――」
( ^ω^)「あ、それとこれとは話が違うお。
むしろそれなら感謝してるお」
川 ゚ -゚)「?」
( ^ω^)「あの時、クーと出会えたことが……なんというか、今の僕にとっての幸いだと思うんだお」
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:56:18.17 ID:Ofaw31nt0
ペニ姐さん。。
次回作へのfrgが見え隠れしてますよ。。。
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:56:31.45 ID:pAwBDCmG0
主人公がようやくきたな!
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:56:43.83 ID:fjpnlQ7L0
ついにきたぁぁぁぁぁ
主人公sキターーーーーーーーーー(゚▽゚)ーーーーーーーーー!!!!!
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:57:13.53 ID:rVlb1QEJ0
主人公がきた!
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:57:13.84 ID:MZMXbs3nO
支援
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:57:15.82 ID:GB6KYxAyO
支援
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:57:19.94 ID:sKtW+BJvO
主人公(ドクオ)キター?
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:57:21.03 ID:tR3GEPk+O
試演
406 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:57:29.48 ID:NP7tvWF90
向けられるは屈託のない笑顔。
心の底から本気で喜んでいる表情だ。
どういうことだ、という問いを含む視線に、ブーンは再び前を見て
( ^ω^)「確かに戦いとか殺し合いとか、未だに恐怖を感じるお。
でもクーと一緒にいることが出来ると考えれば大丈夫なんだお」
川 ゚ -゚)「…………」
( ^ω^)「だから感謝してるんだお。
君がいなかったら、きっと僕は強くなれなかったから。
強くなくても良い世界で、自分の弱さに自己嫌悪しながら生きてたんだと思うお」
川 ゚ -゚)「そんな……内藤は強いじゃないか。
素質も運もあったと私は思うぞ」
( ^ω^)「それは身体の強さだお? 僕が言ってるのは心の強さだお。
まだまだ弱いとは思うけど、それでも昔より強くなってるって解るんだお」
主人公!
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:57:51.76 ID:MZMXbs3nO
支援
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:58:08.36 ID:MeuN18Qs0
畜生リア充どもめ
ついに主人公きたwwwwwwwwwwwww
411 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:58:16.96 ID:NP7tvWF90
川 ゚ -゚)「様々な敵と戦い、血を流し、緊張することで強く……人としての成長、か」
( ^ω^)「それもあるけど――」
川 ゚ -゚)「む?」
なんだ、と顔を向ければブーンがこちらを見ていた。
彼は頬を少し赤くしながら、言葉を選ぶようにゆっくりと、
(*^ω^)「……く、クーのことが好きだから頑張れたんだお」
川 ゚ -゚)
(;^ω^)(え、何この反応……もしかして地雷踏んだかお……?)
「いいぞいいぞフラれてしまえ小僧め」
「お前もこっち側に戻ってこいよぉ……ウヘヘ」
「さぁ、ネットでエロ画像集める仕事に戻りましょうぜ内藤君」
(;^ω^)「アンタらちょっと黙っててもらえませんかお!?」
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:58:23.27 ID:71VLVYD+0
支援
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:58:27.49 ID:qTM7MNx10
支援す
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:58:59.61 ID:zqXLv41p0
支援
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:02.28 ID:RE2m4ivN0
支援
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:04.70 ID:tR3GEPk+O
最近ブーンが主人公っぽいこと何かしたっけ?
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:11.09 ID:rVlb1QEJ0
紫煙
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:19.69 ID:dVVaUgNt0
支援
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:27.07 ID:pAwBDCmG0
ストロベリいいいいいい!
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:39.47 ID:P/OOc7WL0
(*・A・)お、おまwwこの・・支援
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:45.26 ID:HTNJ9DgmQ
支援
422 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 20:59:50.86 ID:NP7tvWF90
今までなかなか自分から言うことがなかったのがまずかったか。
もしくは、クーから言うのは良いけど相手から言われると冷めるとか、そんな感じなのだろうか。
女という生物はよく解らない、と誰かが言っていたが果たして――
フルスロットルで嫌な予感を連射し始めるブーン。
それを無表情に見ていたクーがいきなり、は、と目を見開いた。
川;゚ -゚)「……あ、いや、すまん。 嬉しくて言葉を失っていた」
(;^ω^)「なんと……」
こういう肝心なところで意思疎通が出来ないのは、まだまだ自分が未熟な証拠なのだろう。
今度からは積極的になるべきか、などと思案していると、
川 ゚ー゚)「嬉しいよ、ありがとう……そして私も君が好きだ」
( ^ω^)「…………」
川;゚ -゚)「……どうした? 迷惑か?
ま、まさか自分から軽々しく言う女は君の好みでは――」
(;^ω^) ハッ
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:56.29 ID:J1Hi4iDe0
一般兵童貞多すぎワロタwwwwww
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 20:59:57.52 ID:eVbAjj6N0
追いついたァ!支援ッ!
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:00:05.99 ID:Y7JwhEsEO
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:00:10.21 ID:71VLVYD+0
支援
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:00:13.28 ID:TNx9Qseo0
ドクオが気になる支援
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:00:26.04 ID:cm2ZAb/BO
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:00:31.23 ID:E6SU4tkk0
FC兵自重しろよwwwwwwwwwww
ブーン死ね!
430 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:00:41.50 ID:NP7tvWF90
(;^ω^)「ご、ごめんお。 なんか正面から言われてフリーズしちゃったお」
今ならクーの気持ちが解る。
心に電流が走ったような感覚だ。
これならば、一瞬でも意識を失うのも当然だろう。
浮かぶ感情は暖かく、そして甘い。
ここが戦場であることを忘れてしまうほどの多幸感に、笑みが止まらなかった。
皆なら一目見ただけで『キモっ』と一蹴するであろう表情を浮かべるブーン。
それを呆けるように見ながら
川;゚ -゚)「なんと……」
呟いたクーは、しかし表情を変え、
川 ゚ー゚)「私と同じ、だな」
(*^ω^)「おっおっ」
背後から嫉妬の声が聞こえてきたが、ブーンとクーは無視を決め込んだ。
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:00:53.66 ID:71VLVYD+0
支援
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:07.91 ID:dVVaUgNt0
支援
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:13.93 ID:BfXWE5G6O
まぁ待て、逆に考えるんだ
一般兵=俺らだと
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:24.30 ID:eVbAjj6N0
リア充Uzeeeeeee支援
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:26.83 ID:tuDUU+Og0
FC兵wwww
支援
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:35.19 ID:uA/Wzq6V0
やっと追いついたしえ
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:46.07 ID:zv4/HzV+O
ブーンがここにきてポジション飛場になっていると聞いて。
ブーン氏ね支援
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:52.05 ID:pAwBDCmG0
バカップルめ!
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:53.75 ID:E6SU4tkk0
ブーンくたばれー
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:01:57.35 ID:aylXsaUH0
一般兵が俺らってことは
俺らも世界を救ってるってことじゃね?
442 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:01:59.07 ID:NP7tvWF90
地響きが近くなる。
足を引き摺りながら、身体を崩しながら、疲労の喘ぎを漏らしながら。
今も全軍の抵抗を見に受けるケーニッヒ・フェンリルが、しかしハインリッヒだけを目指して向かってくる。
その巨体は随分と小さくなっているように思えた。
魔力を放出し、そして外部から執拗に削られてきたせいだろうか。
しかし、まだ余力があるように見える。
足並みは確かに衰えているが、それでも前を目指すだけの力はあるのだから。
川 ゚ -゚)「……ここで止められるかが鍵だな。
少しでも足止め出来れば、今度は皆で移動の要たる足を押さえることが出来るかもしれん」
( ^ω^)「…………」
川 ゚ -゚)「やはり……怖いか?
いや、別に咎めるつもりじゃないが、君の傍には私がいr――」
( ^ω^)「大丈夫だお。 僕にはクレティウスがいるお」
『む?』
_, ,_
川 ゚ -゚)
(;^ω^)「ぬぉ!?」
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:02:03.60 ID:71VLVYD+0
支援
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:02:16.21 ID:MeuN18Qs0
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:02:49.22 ID:eVbAjj6N0
ブーン地雷踏んだざまぁwwwwwwwwwwwww
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:02:54.86 ID:J1Hi4iDe0
今度こそ地雷wwwざまぁwww
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:03:01.29 ID:E6SU4tkk0
ざまあwwwwwwwwwwwwwwww
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:03:08.29 ID:n+rXx+k80
支援
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:03:12.38 ID:zqXLv41p0
座まあああああああああああああああああああああああああああ
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:03:21.90 ID:rVlb1QEJ0
>>444 猫踏んじゃった のメロディで再生された
ブーンwwwざまぁぁぁwwwww
452 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:03:32.93 ID:NP7tvWF90
川 ゚ -゚)「そうか……やはり内藤は、私よりもクレティウスの方が頼りになると言うのだな。
ははは考えてみれば当たり前か。
私なんか、ただ他の者達の能力のレプリカが扱える程度だし、
限界突破は使えないし、人間として見ても女性的な魅力は薄いし、
口うるさいし、融通利かないし、いつも黒コートだし、君のことが好きで好きでたまらないし――」
(;^ω^)「ちょ、ま、待つお!
ってか自分分析が妙に的確なのはどうして!?」
いや、そんなことよりも
(;^ω^)「ってか、違うお!
クーはもう、何て言うか……頼りにしたくないんだお!!」
ガ―――川 ゚ -゚)―――ン
(;^ω^)「うわぁ顔普通!
じゃなくて、そういう意味じゃないんだおー!!」
その後、ブーンの説得は一分にも及んだ。
流石にあまり時間をかけ過ぎるとケーニッヒ・フェンリルが来てしまうので、
クーも控えめにむくれていてくれたのが幸いした。
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:03:37.14 ID:71VLVYD+0
支援
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:03:47.80 ID:dVVaUgNt0
支援
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:00.81 ID:RE2m4ivN0
支援
ブーンwwwwwwwww
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:24.75 ID:E6SU4tkk0
>>441 俺兄者んとこでエロ画像もらってホクホクしてる兵な
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:34.91 ID:pAwBDCmG0
地雷踏みすぎwwざまあwww
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:36.51 ID:3fnSy59m0
少林寺拳法のこと思い出してあげてください
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:50.36 ID:Pr5MZAxf0
>>441 まじか
すげーテンション上がってきたんだがどうしてくれる
地雷wwwwwwwwwwww
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:51.62 ID:P/OOc7WL0
地雷w
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:04:55.58 ID:GB6KYxAyO
支援
464 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:05:06.21 ID:NP7tvWF90
結局ブーンが言いたかったこととは、
川 ゚ -゚)「頼り切るのではなく、自分から率先して頼らせたい……か」
( ^ω^)「今までクーには甘えてばかりだったから。
今回の戦闘だってクーは指揮官みたいでかっこよかったし、こりゃ僕も負けてられないな、と」
川 ゚ -゚)「別に一生甘えてもらっても構わんのだが」
(;^ω^)「そ、それは魅力的な提案だけど、僕も男なんですお……!」
川 ゚ -゚)「そういうものか……」
よく解らん、と唸るクーは本当によく解っていないのだろう。
しかし男に生まれた以上、好きな人におんぶに抱っこではかっこ悪過ぎるというもの。
今までが今までだけあって最後くらいは自分が先頭に立ち、クーを引っ張っていきたいのである。
( ^ω^)(でも、本来の関係はそんなのじゃなくて――)
解っている。
こんな自分がクーを引っ張っていくのは難しい、ということくらい。
そもそも大事な戦いで我を通すのは危険過ぎる。
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:05:08.45 ID:71VLVYD+0
支援
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:05:11.27 ID:tR3GEPk+O
>>425 なんか…随分前のことの様に思えてならない
支援
支援
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:05:23.65 ID:eVbAjj6N0
俺達も1センチくらい押し返してるわけだなw
支援!
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:02.14 ID:aylXsaUH0
1センチどころじゃねぇwwwww
軽く1メートルは押し返してんだろwwwww
きたあああああああああああ
支援ヌ
支援
wktk
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:43.80 ID:dVVaUgNt0
支援
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:44.67 ID:pAwBDCmG0
支援!
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:44.83 ID:RE2m4ivN0
支援
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:46.12 ID:E6SU4tkk0
お前ら支援射撃だ
480 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:06:50.20 ID:NP7tvWF90
( ^ω^)「クー。 そういえば、どういう作戦で足止めするか決めてるのかお?」
川 ゚ -゚)「うむ。
ロマネスクと戦う時も確認したが、私達の中で最大の攻撃力を持つのは君だ。
それを基本に考えない理由はない」
( ^ω^)「っていうことは……」
川 ゚ -゚)「私が14th-W『ハンレ』で道を作り、君が一撃を見舞う、という方法だな」
クーのウェポンは限界突破が使えない。
去年の年末での事件では擬似的に使用出来たようだが、その条件は限定的なものだ。
つまりクーの力は万能だが、ここ一番の爆発力がないという欠点を抱えており、
こういう場面に直面すると途端にサポート役に回らざるを得ないのだ。
( ^ω^)(…………)
川 ゚ -゚)「安心してくれ。
君が突き進むための道は、必ず私が――」
( ^ω^)「クー」
川 ゚ -゚)「ん?」
( ^ω^)「僕に一つ提案があるお」
その提案とやらをクーに話す。
すると今度は、彼女が大慌てする番であった。
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:51.87 ID:uA/Wzq6V0
支援
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:06:52.55 ID:71VLVYD+0
支援
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:07:19.62 ID:E6SU4tkk0
ダブルOZクルー?
484 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:07:41.97 ID:NP7tvWF90
二人は堂々と並び立つ。
満身創痍に近いが、しかし迫力はまったく失っていないケーニッヒ・フェンリルを前に
ブーンとクーは、まったく怖じることなく立ちはだかっていた。
震えはある。
嫌な汗も流れる。
だが、目線は真っ直ぐなままだ。
逸らした方が負け、と言わんばかりに睨みを利かせている。
先ほどまであった柔らかさなどまったく見る影はない。
決意と覚悟も新たに、二人は完全な戦闘体勢でケーニッヒ・フェンリルを迎えようとしていた。
川 ゚ -゚)「……絶対に阻止するぞ。
命以外の、何を投じてでも」
( ^ω^)「解ってるお。 ハインには近付けさせないお」
同時にウェポンを解放。
クーの左手には透明色の刀が、ブーンの両手には白色のグローブが出現する。
今まで何度も使い、助けられ、共に戦ってきた戦闘のパートナーだ。
それでも、ケーニッヒ・フェンリルからしてみれば小さな力かもしれない。
大した傷も刻めずに潰される程度の力なのかもしれない。
しかし、
川 ゚ -゚)「その全てをぶつけていった結果……その累積は、確実に表れている」
この流れは・・・!
つ 支援
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:07:53.75 ID:71VLVYD+0
支援
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:08:25.08 ID:9PFOCS470
支援!
これは…
支援砲撃!!
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:08:53.30 ID:pAwBDCmG0
頑張れ主人公!
490 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:08:55.27 ID:NP7tvWF90
全軍の集中攻撃を受けた巨獣の身体は傷だらけだ。
特に足の損傷は酷いものがあり、兵達の抵抗が凄まじかったことが解る。
今、特に派手に暴れているのは英雄だ。
ミルナやヒートを中心とした軍が、激流のような突撃と攻撃を繰り返していた。
真正面から堂々とケーニッヒ・フェンリルに挑む姿は、まさに神話に出てくるような英雄である。
川 ゚ -゚)「……そろそろ射程範囲内だな」
少し目を鋭くして確認。
巨体過ぎて距離感に少し違和があるが、クーの目は誤魔化せない。
彼女の情報を全面的に信じたブーンは、両の拳を握り締め、右足を一歩引いて構えた。
( ^ω^)「クレティウス。 頼むお」
『了解だ』
両拳のグローブが光に包まれた。
ややあって輝きは分離し、それが何度か続き、合計八つの光球をブーンの周囲に浮くこととなる。
現界。
光が弾け飛ぶと、そこには別の物体が出現していた。
光の数に対応した八つの拳である。
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:09:00.72 ID:A2BpWI4aO
追い付いた
詩音
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:09:03.75 ID:71VLVYD+0
支援
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:09:12.48 ID:RE2m4ivN0
支援
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:09:37.99 ID:dVVaUgNt0
支援
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:09:55.32 ID:E6SU4tkk0
支援
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:09:56.74 ID:ql/3n8dvO
支援支援
支援
498 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:10:11.58 ID:NP7tvWF90
川;゚ -゚)「『OVER ZENITH』の言葉も無しに……」
『元々、あの鍵語はウェポンの音声認識のためだからな。
ウェポンとは多少異なる私にとっては、術者の覚悟を知るための言葉に過ぎない』
( ^ω^)「ってことは……」
『もう、いちいち問いかける必要はあるまい、ということだ。
これでも私は、君を高く評価しているつもりでな』
覚悟は既に知れている。
ならば、あとは意志さえ察知出来れば手を貸してくれる。
それはつまり、クレティウスがブーンを認めていることに他ならない。
(;^ω^)「……こんな僕だけどNE」
『謙遜することはないと思うが。
闘争も何も知らなかった男が、ここまで戦えるのは誇っていい。
なかなか出来ることではない』
( ^ω^)「おっおっ」
『私はかつて君のような、一般人から戦いの世界に巻き込まれた女を知っている。
彼女も君と同じように戦おうとして……しかし、自分の無力さを嘆いていた。
だから、そうやって戦えること自体が稀有なんだ』
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:10:13.88 ID:zqXLv41p0
支援
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:10:18.27 ID:71VLVYD+0
支援
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:10:24.93 ID:IiyL72XcO
支援
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:10:33.15 ID:dVVaUgNt0
支援
えktけktk
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:10:47.61 ID:E6SU4tkk0
クーか
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:03.72 ID:RwYG7t840
真主人公マダー?
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:05.77 ID:TNx9Qseo0
平行世界のクーのことか
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:05.91 ID:A2BpWI4aO
支援
508 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:11:41.63 ID:NP7tvWF90
クレティウスが過去を語るなど珍しい。
珍しいだけに、ブーンは少しばかり嫌な予感を心の中に思った。
この戦いが終わったら二度と会えないような、そんな予感だった。
振り払うように首を振る。
今は、今だけは後ろ向きな考えに引っ張られるわけにはいかない。
( ^ω^)「……うっしゃ! いっちょやったるかお!」
『あぁ』
川;゚ -゚)「内藤、本当に良いのか?」
( ^ω^)「お?」
川;゚ -゚)「その……君の限界突破に私の拳も組み込むなど……」
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:42.08 ID:BSz8ibnSO
まだやってたんだ
いつもアルファが来た後にいるね
話しも作者も厨2なのはいいんだけど無駄に長い(話数じゃなく1話)から読まなくなったな
読ませる文章が分かってないね
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:47.27 ID:71VLVYD+0
支援
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:50.21 ID:pAwBDCmG0
次回作へのfrg在りすぎだろ・・・
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:11:56.98 ID:fGighxP8O
支援
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:12:06.59 ID:iu52t4H+0
支援!!!
514 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:12:49.65 ID:NP7tvWF90
ブーンの提案とは、このことだった。
クレティウスが操作する八つの拳と、ブーンの拳、合計九つの拳を一つにまとめて放つのが彼の限界突破なわけだが
ここにクーの拳も一つ追加して、拳の数を十に増やそう、という内容である。
川;゚ -゚)「君も知る通り、私のハンレに限界突破が使えないんだ。
加えるとしてもノーマルの……いや、その劣化した拳を加えることになる」
それでも良いのか、とクーの視線が問うていた。
だからブーンは迷いなく頷き、
( ^ω^)「たとえ劣化だとしても、その拳は正真正銘クーの拳だお?」
川 ゚ -゚)「……!」
( ^ω^)「それが事実であるなら僕は何でもいいお。
大切なのは攻撃力とかじゃなくて……君と一緒に、同じ位置で立ち向かうことだから」
あ、と付け加え
( ^ω^)「もちろんクーが一緒に来てくれるだけで
僕のやる気もアップして、自動的に攻撃力が一・五倍くらいになるお!
だから、一緒に!」
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:12:52.88 ID:b1KxpE70O
最高級の支援を貴方へ
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:12:53.43 ID:71VLVYD+0
支援
うほおおおおおおお
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:12:57.23 ID:UWVZYVIDO
君は光の支援
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:12:58.13 ID:IiyL72XcO
ξ゚听)ξ支援!
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:12:59.69 ID:dVVaUgNt0
支援
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:13:21.17 ID:pAwBDCmG0
支援!
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:13:26.98 ID:rQUdJl9mO
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:13:28.47 ID:A2BpWI4aO
支援
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:13:51.77 ID:b1KxpE70O
最高級の支援を貴方へ
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:13:56.59 ID:kcLvWBqjQ
支援
526 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:13:59.01 ID:NP7tvWF90
右手を差し出すブーン。
限界突破モードの手甲に包まれた手は、戦いによって傷だらけだ。
それを見ながら、クーは浅く眉を歪めた表情で思う。
……この傷は、私が刻んだようなものだ。
ブーンを巻き込んだのは自分。
その後の戦いも彼の意志で戦ったとはいえ、責任を感じないわけがない。
責任を誇示する気はまったくないが、しかし果たさねばならない、とも思っている。
だから自分はこの手を握るべきなのだ、と心が言っていた。
川 ゚ -゚)「…………」
( ^ω^) ハヤクハヤクー
川 ゚ -゚)(しかし……何故だろうな)
新たに不思議な感情が心に浮かんでいた。
――責任だとかそういう理屈無しに、この手を握りたい、と。
これこそが自分の本当の感情だということに気付くのは直後で。
苦笑を浮かべそうになるのを我慢しながら、クーは自然とブーンの手をとっていた。
しえーん
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:14:01.56 ID:71VLVYD+0
支援
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:14:03.63 ID:RE2m4ivN0
支援
支援!支援!
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:14:26.90 ID:ort1ntbW0
支援
支援!
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:14:50.06 ID:aylXsaUH0
ハヤクハヤクーwwwwwww
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:14:57.57 ID:Ofaw31nt0
>>509 確かに携帯(笑)じゃあ読みづらいだろうねww
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:14:58.87 ID:dkDwEswIO
きてるッきてるッきてるぞぉッ
536 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:15:03.40 ID:NP7tvWF90
川 ゚ -゚)「こんな私でも役に立つのなら。
そして君と一緒に一つのことを成し遂げられるのなら、これ以上の喜びはない」
( ^ω^)「僕もだお!」
言った二人は、同時に前を見た。
ハインを食い殺すために進軍するケーニッヒ・フェンリルを。
未だ、誰かが戦っている戦場の最前線を。
川 ゚ -゚)「雑魚はどうするつもりだ?」
( ^ω^)「……強行突破するお」
川 ゚ -゚)「解った」
そうするしかないだろう。
ブーンは四肢内部に展開する符で、クーはギルミルキルで超速の突撃を掛けるつもりだった。
ギルミルキルは言うまでもなく、ブーンの方もロマネスク戦で見せた通り、爆発的な加速を得ることが出来る。
ケーニッヒ・フェンリルを護るように展開している多くの異獣は、その速度にモノを言わせて散らす算段だ。
もちろん危険は多いだろう。
しかし彼とならばどんな障害だろうと――
その時である。
いきなり、二人の背後で音が鳴った。
正体は銃器を鳴らす音で、
「しゃーねぇな。 雑魚の方は俺らが撃ち落としてやるよ」
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:09.41 ID:71VLVYD+0
支援
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:16.96 ID:UWVZYVIDO
思春期なブーンカワユスwwww
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:23.15 ID:hL6brc91O
誕生日に最終話とか最高だ!
まぁリアルでは誰も祝ってくれなかったわけだが…
おおお!?
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:26.08 ID:tR3GEPk+O
ハヤクハヤクー
※これは支援ではありません
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:40.04 ID:uA/Wzq6V0
イチャイチャしやがってwww
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:44.98 ID:E6SU4tkk0
ドク…オ?
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:51.41 ID:fjpnlQ7L0
まさかドックンかな?
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:56.36 ID:XP36VWhqO
>>509 読まないのに中身が分かるのか?エスパーかwww
是非とも、読ませる文章とやらを書いてくれよ空気作者君
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:15:58.84 ID:aylXsaUH0
548 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:16:05.87 ID:NP7tvWF90
( ^ω^)「!!」
そこにいたのは混合軍の兵士だ。
最終防衛ラインを護らんと、ブーンとクーについて来た者達である。
「何か役に立ちたいからな」
「せめてあのフラフラ飛んでる雑魚共は俺達にくれよ」
「君達は、ケーニッヒ・フェンリルの土手っ腹へ拳をブチ込むことだけに集中してください」
川 ゚ -゚)「皆……」
「勝利の女神のエスコート。 最高じゃないすか」
「ヒモ付きなのがアレだがな」
「内藤は自力で何とかしろ」
(;^ω^)「うえぇぇぇぇぇぇ!?」
ブーンの声に、冗談だよ、と皆が笑った。
しかしその表情もすぐに引き締まり、
「だから、頼むぜ。
その拳はお前らのモノだけじゃねぇ……死んじまった奴も含めて俺達全員の意思を乗せた拳なんだ。
キッチリカッチリ全て籠めて殴ってきてくれよ」
無骨な男の手がブーンの肩を思い切り叩いた。
その音と衝撃と微かな痛みは、確実に心に刻まれる。
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:08.11 ID:71VLVYD+0
支援
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:11.65 ID:0yBAMLvA0
残念ただのFC兵だ
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:11.87 ID:pAwBDCmG0
ドックン!!!!?
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:18.28 ID:zv4/HzV+O
>>539 このスレだから言ってあげる。おめでとうwww
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:22.06 ID:n+rXx+k80
ドクオか
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:31.98 ID:q6wEpxYz0
ドックンは本陣で大活躍中だろJK…
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:32.98 ID:UWVZYVIDO
>>539 FC病的に祝わざるを得ない
おめでとう
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:32.95 ID:J1Hi4iDe0
>>539 おめでとう、誕生日に楽しみにしてた作品の投下が来るなんて最高じゃないか
まさか?!
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:34.27 ID:tR3GEPk+O
ドクオか?www
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:16:59.89 ID:A2BpWI4aO
ドックンキター
ドックンじゃなかった…
>>539 祝うしかないじゃないか
おめでとう
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:17:11.07 ID:pAwBDCmG0
>>539 お前なんだよ
めざわりなんだよ
でしゃばるなよ
とっとと死ね
うんこうんこ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:17:22.49 ID:dVVaUgNt0
支援
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:17:28.10 ID:IiyL72XcO
σ('A`)
ドクオじゃないのか・・・・・・
567 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:17:45.37 ID:NP7tvWF90
( ^ω^)「……解りましたお。 絶対に果たしますお」
川 ゚ -゚)「ありがとう」
構える。
今度は二人ではなく、数十の人の群れとして。
背後で皆が銃口を持ち上げる音が鳴り、応じるようにブーンは前方を見た。
……己の拳で穿つべき敵を。
背中に熱を感じた気がした。
戦いに疲労した兵達の血が滾る体温だ。
それが、とても心強い。
今から強大な障害へ挑むというのに、不思議と大きな不安はなかった。
川#゚ -゚)「GET SET――!」
クーの言葉に、ブーンは腰の重心を下げていった。
視線は前を見たまま上半身を傾け、膝を折り、踵を僅かに浮かせる。
隣の気配を耳で感じてみれば、クーが足に透明色のブーツを纏っていくのが解った。
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:17:48.91 ID:rVlb1QEJ0
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:17:49.54 ID:71VLVYD+0
支援
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:18:05.24 ID:X1Y7c93VO
>>539 誕生日アピールするやつってよくいるよな
マジでうざい
今日だけ言ってやる
おめでとう
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:18:13.26 ID:FZypWFqtO
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:18:32.97 ID:qTM7MNx10
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:18:39.72 ID:eVbAjj6N0
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:18:47.41 ID:cm2ZAb/BO
しえん
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:18:57.81 ID:P/OOc7WL0
ドックンktk
r
ドックン人気あり杉www
>>539 おめでとう!
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:19:07.92 ID:A2BpWI4aO
('A`)支援
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:19:16.04 ID:gXttU8ZUO
580 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:19:20.65 ID:NP7tvWF90
瞬間、銃口が光を噴く。
ブーンとクーの背後から撃ち出された弾丸の群れは、一直線にケーニッヒ・フェンリル目掛けて飛んだ。
滞空時間はほんの数秒で、次の瞬間、着弾の音が遅れて聞こえてくる。
「今だ! 行けよ希望の護り手ッ!!」
川#゚ -゚)「「ッ!!」」(^ω^#)
言葉に押されるように地を蹴った。
足の内部で力が発動し、膨らむような感覚と焼けるような痛みが来る。
しかしこれこそがブーンの身を高速で飛ばすための代償であった。
撃音一つ立て、ブーンの身体が爆発的な速度を得る。
視界が一瞬で背後へ。
壁のような厚みのある大気に顔をしかめ、しかし前を目指した。
隣にはクーがいる。
ブーンと同じように身を前へ倒し、コートをはためかせながら高速で跳躍していた。
その両足には透明色のブーツがあり、彼女もまた音速超過の勢いに乗っていることが解る。
彼女はブーンの視線に気付くと、高速で流れる景色の中、強く頷いた。
アレ? ドクオは?
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:19:29.53 ID:71VLVYD+0
支援
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:19:39.40 ID:BfXWE5G6O
お前らドックン好きだなwww
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:19:54.75 ID:49/tWNxI0
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:08.89 ID:BY5ZasRi0
この盛り上がりがたまらない…!
支援
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:18.25 ID:pAwBDCmG0
支援!
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:21.14 ID:dVVaUgNt0
支援
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:25.32 ID:hL6brc91O
みんな優しすぎるだろ……ありがとう
590 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:20:25.96 ID:NP7tvWF90
( `ω´)「――ッ……!!」
風が強い。
音が聞こえない。
ただ、あるのは速度だけだ。
前方。
巨獣を護るように展開していた異獣の一部が崩れている。
先に放った一斉射撃のおかげだ。
このまま一直線に突っ込めば、渾身の拳をブチ込むことが出来るだろう。
しかし、先んじた動きがあった。
開いた穴を埋めるように異獣が集ってくる。
血のように赤い眼は、既にブーン達を捉えていた。
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:31.21 ID:A2BpWI4aO
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:35.23 ID:71VLVYD+0
支援
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:54.12 ID:P/OOc7WL0
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:20:56.04 ID:dVVaUgNt0
支援
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:02.91 ID:TNx9Qseo0
ドックンはもう復活しないのか…
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:10.78 ID:llkmSIT5O
読者がきもすぐるwwww
支援
支援
599 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:21:26.97 ID:NP7tvWF90
タイミングはギリギリか。
いや、僅かに足りない。
音速超過の速度で向かっているとはいえ、少しばかり距離が開き過ぎていたようだ。
そして何より、異獣の統率力を甘く見ていたのが、この状況を作り出していた。
このままではまずい。
獣の群れの中に突っ込んでしまう。
(;^ω^)(くっ……!)
川;゚ -゚)(どうにもならんか……!)
迷う時間も隙もなかった。
もはや止められない速度の中、二人は危険地帯へ跳び込んでしまう。
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:27.83 ID:n+rXx+k80
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:28.44 ID:Z2zckH460
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:41.78 ID:9vrNLgbY0
支援
ドクオは暗黒面に落ちたんじゃね??
うおおおQ?
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:44.65 ID:b1KxpE70O
最高級の支援を貴方へ
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:21:47.60 ID:UWVZYVIDO
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:22:05.55 ID:A74+MXJm0
やっと追いついた。
支援
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:22:11.20 ID:qTM7MNx10
支援す
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:22:19.36 ID:BY5ZasRi0
限界ギリギリの自分奮い立たせて援護射撃してるよきっと
シエンタ
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:22:29.50 ID:eVbAjj6N0
611 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:22:37.41 ID:NP7tvWF90
風が途切れ、入れ替わるように生暖かい空気が二人を包む。
そこは地獄だった。
三百六十度、全てを獣が覆うという光景。
天の光は全て敵、と言った状態である。
血走った眼はこちらを睨み、羽ばたき一つで跳びかかれる姿勢を作っていた。
ほんの数秒後、おそらく自分達は八つ裂きにされた後で食べられてしまうだろう。
未だ宙にいる以上、ここから逃げることなど出来はしない。
(;^ω^)「クーっ!!」
咄嗟に叫び、右手を出していた。
素早く反応したクーは、左手でそれを力強く掴む。
(;^ω^)(せめてクーだけは……っ!)
川;゚ -゚)「な、内藤!?」
手繰り寄せ、抱き締めた。
川;゚ -゚)「止めろ! それでは君が――!?」
クーが暴れるのを力で抑えつける。
何か必死に叫んでいるが、ブーンの耳には入らなかった。
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:22:49.28 ID:A2BpWI4aO
('A`)に期待
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:22:49.35 ID:71VLVYD+0
支援
>>539 こ、この流れだから祝うんだからな!
おめでとう
支援
支援
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:23:24.76 ID:BY5ZasRi0
主人公の意地を見せてくれブーン…!!
支援
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:23:29.52 ID:qTM7MNx10
支援す
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:23:37.63 ID:A74+MXJm0
支援
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:23:44.25 ID:pAwBDCmG0
おおおお!?
620 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:24:12.34 ID:NP7tvWF90
(;^ω^)(どっちにしろ、このままじゃ二人とも死んじゃうお!
何か手が……)
その時、視界に入ったのはクレティウスだ。
限界突破時だと、ある程度の自律行動を行えることを思い出し、
(;^ω^)(クレティウス! クーだけでもここから連れて逃がしてくれお!!)
『…………』
何故か反応がない。
未だグローブが現界していることから意識があり、そしてこの声も届いているはずなのだが。
(;^ω^)「聞いてんのかお!? クレティウス!!」
『内藤ホライゾン』
(;^ω^)「!?」
『――危険に飛び込んだ以上、君が見て良いのは前だけのはずだ』
え、という疑問を放つ前に音が来る。
直後。
連続した光の帯が、異獣の群れを真横から串刺しにした。
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:24:20.18 ID:71VLVYD+0
支援
ドクオ来るよね!来るよね!?
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:24:36.66 ID:TNx9Qseo0
!!!!!!11
!!!
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:02.91 ID:A74+MXJm0
支援
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:07.46 ID:dVVaUgNt0
支援
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:21.05 ID:Z2zckH460
ドッ……クン……
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:21.22 ID:eVbAjj6N0
ガロンか!?
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:21.27 ID:RE2m4ivN0
支援
ドクオ!?
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:36.54 ID:uA/Wzq6V0
これは・・・
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:50.14 ID:q6wEpxYz0
え、あれ、ドックン!!!!??
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:50.34 ID:pAwBDCmG0
ついにくるか!
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:56.99 ID:kMu1/MQW0
これはきたか
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:25:59.15 ID:A2BpWI4aO
ドックーーーーーーーーン
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:26:00.31 ID:dVVaUgNt0
支援
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:26:10.14 ID:FZypWFqtO
どっくん!どっくん!
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:26:36.71 ID:/Ps41ZA60
記念
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:26:55.30 ID:TNx9Qseo0
ドックン期待支援
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:26:55.56 ID:A2BpWI4aO
めがっさ('A`)支援
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:27:12.17 ID:IiyL72XcO
('A`)ノ
642 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:27:23.92 ID:NP7tvWF90
串刺しの正体は槍に見え、しかし異なる。
最終防衛ラインから来る援護砲撃だ。
間髪入れず連射される威力の光が、ブーンとクーの周りにいる獣を砕いていく。
(;^ω^)「こ、れは……!」
『仲間を信じるのが仲間だろう。
ならば彼らを信じ、君は目的を果たすべきだ』
それが、と言い
『彼らに対する最大の返礼となる』
(#^ω^)「……ッ! クー!!」
川#゚ -゚)「あぁ、解っている!」
思うと同時に身体が動いていた。
抱き締めていたクーの身体を開放し、右手と左手を繋げた状態で四肢を広げる。
初速に乗じて風に乗るように飛んだ。
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:27:29.68 ID:71VLVYD+0
支援
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:27:45.64 ID:RE2m4ivN0
支援
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:27:51.62 ID:b1KxpE70O
最高級の支援を貴方へ
FC兵「サーセンwwwwwwwwwwwwどっくんの出番は無いっすよwwwwwwwww」
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:28:11.66 ID:pAwBDCmG0
支援!
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:28:28.21 ID:dVVaUgNt0
支援
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:28:28.55 ID:9vYgK02B0
どkっくん”#””#”$WS
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:28:33.21 ID:HTNJ9DgmQ
支援
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:28:34.60 ID:BfXWE5G6O
ドックンなら『光の帯』じゃくて『光の弾(玉)』だわな……
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:28:37.33 ID:RwYG7t840
ドクオこおぉぉぉぉぉい!!
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:29:03.79 ID:3fnSy59m0
ドックンは本陣にいるんだろjk
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:29:05.96 ID:CPw9JThH0
いやどっくんは本陣からドデカイのを決めてくれるはずだ・・・!
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:29:08.23 ID:/Ps41ZA60
ドックンカワイソス
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:29:08.46 ID:dVVaUgNt0
支援
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:29:37.93 ID:RwYG7t840
>>651 強化されて普通にレーザーっぽくなってたきがする
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:29:41.26 ID:A74+MXJm0
支援
FCがんばってるぜ!
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:21.69 ID:q6wEpxYz0
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:26.66 ID:IiyL72XcO
('A`)デバンマダー?
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:26.90 ID:RE2m4ivN0
支援
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:29.63 ID:HTNJ9DgmQ
支援
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:37.56 ID:pAwBDCmG0
みんなドクオ待っててワロタww
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:37.37 ID:llkmSIT5O
どっくん!(笑)
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:30:42.44 ID:BfXWE5G6O
>>657 あぁ、そういえば連射捨てて威力上げてたっけ
更に支援
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:31:04.51 ID:32J3yaulO
ドクオの人気は異常
支援!
リアルタイムに間に合った!?
支援なんだぜー!読んでくるわ
(#'A`)ノ● クラエコノヤロー!!
支援
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:31:40.66 ID:BY5ZasRi0
もうちょいgnskした方がいいんじゃね?
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:31:44.15 ID:Z2zckH460
一番人気はドックンでFA??
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:31:51.66 ID:YdtRZ1670
本陣まで200メートル切ってるから
いつでも、どっくん来れるぜ
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:31:56.40 ID:IiyL72XcO
('A`)本陣から支援
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:32:05.75 ID:TNx9Qseo0
FC兵「ドックン発狂したから置いてきちゃったwwwwサーセンwwwwww」
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:32:08.92 ID:UWVZYVIDO
一瞬だけガロンを全身に装着してジェノザウラーみたいになったドックンが脳裏に
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:32:23.98 ID:A2BpWI4aO
('A`)アッー!
680 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:32:25.65 ID:NP7tvWF90
(#^ω^)「もっと接近するんだお!!」
川#゚ -゚)「ならば敵は――」
二人で同時に頷き、
川#゚ -゚)「「――彼らを信じて任せる!!」」(^ω^#)
返答のように射線が増えた。
ガトリングの勢いで来る光の弾は、ブーン達を捉えようとする獣の身体を乱打する。
周囲はまた別の意味で地獄だ。
獣が吠え、光が貫き、血が溢れ、連射音が謳う。
未だにブーンとクーが無事でいられるのが、奇跡だと思ってしまうほどだ。
(#^ω^)(怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない!!!)
心に強く念じたブーンは、右手を強く握る。
すると、クーも同じように左手を握り締めてきた。
『内藤ホライゾン! 近いぞ!』
クレティウスの声に前を見る。
あまりに巨大な獣の眼が、こちらを睨んでいた。
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:32:26.48 ID:RwYG7t840
>>674 主要キャラで一番出番が無くて一番人気とかwww
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:32:29.63 ID:71VLVYD+0
支援
支援
しえん」
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:33:24.02 ID:BY5ZasRi0
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:33:49.08 ID:RE2m4ivN0
支援
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:33:54.27 ID:YdtRZ1670
つか、どっくんだけ、まだOVER ZENITHする余裕があるから期待してしまう
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:34:02.48 ID:dVVaUgNt0
支援
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:34:33.06 ID:dVVaUgNt0
支援
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:34:38.22 ID:TNx9Qseo0
ドックン人気だなwww
しえn
692 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:34:51.00 ID:NP7tvWF90
ぞく、と悪寒が全身を貫いたが、
(#^ω^)「怖くないって……言ってんだおおおおおおおおッ!!」
余った左手で額を殴り、震えかけた身体を強制的に初期化した。
川#゚ -゚)「行くぞ、内藤! タイミングを合わせろ!」
(#^ω^)「合点承知!!」
二人が同時に動いた。
握手するように組まれた手を一旦解き、再び繋ぐ。
手の平同士を合わせ、その五指を絡ませるように、互いの手を包み込むように。
その組んだ手を上げる。
拳が見る先には、巨大すぎるケーニッヒ・フェンリルの顔があった。
穿つべき敵を確認し、やはり同時というタイミングで腕を引く。
打突の構えだ。
しかも両手を絡ませ、組んだまま。
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:34:59.97 ID:71VLVYD+0
支援
おおおおお?! 支援
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:36:02.58 ID:BY5ZasRi0
新生バカップルの底力wktk
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:36:16.84 ID:A2BpWI4aO
支( ^ω^)援
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:36:21.40 ID:RE2m4ivN0
支援
これはハートのキングが飛んでく流れかw
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:36:42.95 ID:sKtW+BJvO
ミルナがクレティウス使ったら一番強いんじゃね?
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:36:44.77 ID:UWVZYVIDO
イチャイチャしながら道開いてやがるw
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:36:50.02 ID:GB6KYxAyO
支援
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:37:12.61 ID:9APckyNmO
支援
熱すぎる
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:37:22.96 ID:pAwBDCmG0
バカップル過ぎて萎える気もないわww
がんばれ!
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:37:48.96 ID:dVVaUgNt0
支援
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:38:08.81 ID:ort1ntbW0
支援
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:38:11.37 ID:dVVaUgNt0
支援
石破ラブラブ天驚拳!!!
( ^ω^)「石破!」
川 ゚ -゚)「ラァーブラブ」
( ^ω^)川 ゚ -゚)「天驚拳!」
こういうことか
709 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:38:37.39 ID:NP7tvWF90
(#^ω^)「クレティウス!!」
『座標固定……「Octet +」を確定する。
あとは打ち出すだけだ』
八つの拳が、二人で作った一つの拳の周囲に集った。
リボルヴの軌道を描きながら回転を開始し、やがては高速の域に達する。
金属同士を強く擦るような、ぎ、という音が連続で、火花を散らしながら響き始めた。
川#゚ -゚)「この一撃に思いを全て……!」
(#^ω^)「籠めて穿つっ!!」
既に身体の引きは限界。
軋みを挙げる筋を更に引き締め、歯を食いしばった。
頬が振れそうなほど顔を近づけた二人は、余った方の手を前方へ突き出し、
川#゚ -゚)「「――『Fist Octet ++』!!」」(^ω^#)
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:38:45.32 ID:wflphL5S0
VIPPERがキモいゲーオタに馬鹿にされてるお(^ω^#)ビキビキ
おまいら突撃汁!! VIPPERの怖さを思い知らせてやるお(^ω^)!!
↓↓↓
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamef/1216724448/14n- 14 :UnnamedPlayer:2008/07/22(火) 20:08:46 ID:Ka45zcWU
VIPはゆとり以下だな
17 :UnnamedPlayer:2008/07/22(火) 20:09:54 ID:M3pljF24
ほんとvipperって糞だな
生きる価値もねえヒキコモリ野郎共死ね
20 :UnnamedPlayer:2008/07/22(火) 20:12:38 ID:CtCMNCVh
昔は馬鹿でも面白い連中だったのに
今はもう・・・
23 :UnnamedPlayer:2008/07/22(火) 20:14:50 ID:LNU2dP2e
VIPPERって頭がおかしいだろ
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:38:48.24 ID:71VLVYD+0
支援
支援
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:39:02.28 ID:+lRgWOcRO
>>699 ヒートにハンレ、ペニサスにギルミルキルですね、わかります
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:40:01.08 ID:hEOJXmdh0
ドックン支援
ブーンうらやましすぎるwwwwwwwwwwwwwww
これは良い合体攻撃ですね
wktk
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:40:37.77 ID:dVVaUgNt0
支援
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:40:38.56 ID:pAwBDCmG0
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:40:50.43 ID:ort1ntbW0
支援
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:40:50.74 ID:YdtRZ1670
少林寺拳法って凄いね
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:41:17.44 ID:dVVaUgNt0
支援
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:41:33.18 ID:J1Hi4iDe0
725 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:41:54.70 ID:NP7tvWF90
――フィスト オクテット ダブルプラス。
合計十もの拳が、爆発的な力を速度に乗せて打ち出された。
《ッッッ!!!?》
肉を穿つ感触。
骨を砕く音。
獣の悲鳴。
三連もの感触を得ながら、二人は更に拳を押し進めた。
川#゚ -゚)「「うぁぁぁぁぁぁぁあああああああッ!!!」」(^ω^#)
思いの力が、更に力を呼ぶ。
ケーニッヒ・フェンリルの上半身が見事に浮いたのは、直後だった。
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:41:55.00 ID:32j4IOQn0
支援
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:41:57.48 ID:71VLVYD+0
支援
支援
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:42:12.64 ID:BY5ZasRi0
いけええええええええええ
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:42:19.18 ID:Bl+TDnrl0
追いついた
支援
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:42:30.47 ID:pAwBDCmG0
支援
いけーーーっ!!!
支援!
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:42:47.55 ID:rVlb1QEJ0
紫煙
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:43:22.90 ID:A74+MXJm0
支援
735 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:43:28.71 ID:NP7tvWF90
その時、全ての要素が繋がった。
機械世界の、
英雄世界の、
魔法世界の、
不滅世界の、
戦いに参加する人々の『生きる』という意志が、音立てて連結する。
総力戦に始まり、
四方戦に繋がり、
結界を破壊し、
追い詰め、
仲間を信じ、
そして、今も少女のために時間を稼いでいる。
過去から、
現在を、
未来のために、
ここに至るまでに得て、失ったモノを否定させないために。
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:43:31.69 ID:sSoK8v+Y0
私怨
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:43:33.51 ID:71VLVYD+0
支援
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:43:42.93 ID:32J3yaulO
ぶちこんでひっくりかえしちまえドクオ
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:43:45.68 ID:Co6ichjvO
つえぇwwwwwwww
ラブラブパワーSUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
支援!!
うおおおおおおおお!!!
743 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:44:35.88 ID:NP7tvWF90
思いが、遺志が、時間が、力が、その全てを一本の線へと化す。
その先にいるのは
从 -∀从「――――」
『最強』たるハインリッヒ。
彼女をサポートする15th-W『アゲンストガード』。
そして、各世界の技術を集結して作り上げた切り札『龍砲』。
異獣という敵対存在を倒すためだけに生まれた『希望』の具現である。
三要素は既に一つの兵器と化していた。
アゲンストガードを纏い、一回り大きくなった『龍砲』が唸りを上げる。
普通ならば自壊するほどに異常な量の魔力は、しかしアゲンストガードによって保たれていた。
しかし動力部は更に不安定な状態だ。
何せ、四世界それぞれに在る純正ルイル核を積んでいるのだから。
しかもそれを強制的に活性化させているとなれば、この危うさは説明せずとも理解出来ることだろう。
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:44:39.55 ID:TNx9Qseo0
ドックンこないまま終わりそうな悪寒
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:44:40.37 ID:pAwBDCmG0
いっけええええ!!
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:44:40.89 ID:71VLVYD+0
支援
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:44:42.83 ID:RE2m4ivN0
支援
うぉぉぉぉぉぉ!!!
支援っっっっ!!!!
もっと支援
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:45:32.13 ID:JbFO18KBO
寝過ごしちまったが追いついたーー!!
支・援!
支援だっ!!
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:45:39.15 ID:HTNJ9DgmQ
支援
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:45:48.24 ID:tR3GEPk+O
ハインかわいいよハイン
754 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:46:02.62 ID:NP7tvWF90
从 ゚∀从「――……」
前方から聞こえる戦いの音は、既に止みかけようとしていた。
ハインの準備が完了し、充分な時間稼ぎが出来ている以上、これより先の妨害に意味は薄い。
ほぼ全ての妨害を失ったケーニッヒ・フェンリルが、足を引き摺りながらもこちらを目指して歩いている。
取り巻きである小さな異獣の数は随分と減っていた。
あれは、限界を超えてまで戦った者達の確かな成果だろう。
そんな光景を見ていると、彼らの声が聞こえてきそうだった。
あとは任せた、と。
从 ゚∀从「……任せてください。
皆さんが繋いできた全てを、僕が責任を持って紡いでみせます」
視線を落とす。
アゲンストガードが形作った小さなウインドウが視界に入った。
画面には大きく数字が表示されており、『97%』と記されている。
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:07.54 ID:Lud1JUzf0
支援します!
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:07.86 ID:hAKw/y/S0
支援んんんん!!!!!!
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:10.46 ID:71VLVYD+0
支援
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:19.08 ID:ort1ntbW0
支援
用事があるから最後まで見れんので今言っとく
今まで本当にお疲れ様!
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:45.23 ID:pAwBDCmG0
支援!
うおおおおお!
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:57.52 ID:zqXLv41p0
支援
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:46:57.64 ID:G+TScJCy0
最後だし
支援させていただく!
支援!
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:02.49 ID:ort1ntbW0
支援
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:03.93 ID:SfLJiQiO0
ドクオ厨ざまあとしかいいようがないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいwwwwwwwwwww
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:05.75 ID:n+rXx+k80
支援
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:10.68 ID:UWVZYVIDO
来た来た来た来たああああああ
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:18.77 ID:MeuN18Qs0
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:26.30 ID:P/OOc7WL0
支援!!!!!!!
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:29.79 ID:32j4IOQn0
まだどっくんのターンは・・・
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:37.10 ID:GB6KYxAyO
支援
773 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:47:37.81 ID:NP7tvWF90
確認したハインは再び前を見た。
ケーニッヒ・フェンリルの進行速度と距離を吟味し、
从 ゚∀从(余裕で間に合いますね……皆さんが頑張ってくれたおかげです)
あとはパーセンテージが百を超えた時、手元にある引き金を引くだけだ。
『龍砲』は莫大な魔力を編み上げた砲撃を放ち、ケーニッヒ・フェンリルを穿つだろう。
それで倒せるかは解らないが、かなりの痛手を与えることは確かだ。
封入されていながらも感じる圧倒的な密度の魔力。
こんなものに耐えられる存在など、ハインにはまったく想像することが出来なかった。
从 ゚∀从「……!」
数字が一つ追加され、『98%』の表示に切り替わった。
刻一刻と近付く決着の時を予感し、ハインが思わず身震いをした時。
( ・∀・)「む」
と、モララーが小さく呟いた。
疑問というよりも警戒の色が濃い。
周囲、未だ残存する異獣を倒す戦いが続いているため、その声が聞こえたのはハインと一部の人間だけだ。
从 ゚∀从「!」
数拍遅れて気付く。
ケーニッヒ・フェンリルに微かな異変があるのを。
支援
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:42.67 ID:dVVaUgNt0
支援
776 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:43.89 ID:71VLVYD+0
支援
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:47:54.68 ID:TNx9Qseo0
ドクオ巻き込まれて死ぬとよそう
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:48:10.72 ID:BY5ZasRi0
これはヤバイ感じ…?!
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:48:31.02 ID:CPw9JThH0
ここでどっくん登場か!?
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:48:32.72 ID:sKtW+BJvO
ここでドックンが空気を読まずにガロンOZでフェンリルあぼーんだろうjk
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:48:41.95 ID:RE2m4ivN0
支援
782 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:48:42.60 ID:NP7tvWF90
それは震えだ。
足を止め、毛を逆立てて震えている。
威嚇するような動きは、先ほどのように身から獣を生む動作に似ていた。
しかし距離から考えれば意味は薄い。
獣を生み出したとしてもこれだけ離れていれば、襲われる前に砲撃準備を終えることが出来る。
むしろ足を止めたのは間違いだろう。
从;゚∀从(ですが……)
果たして本当に問題ないのだろうか。
仮にも最強生物を名乗れる異獣の王が、誰にでも無駄だと解る行動を選ぶだろうか。
ハインの懸念は他の者達も同様らしく、
( ・∀・)「……手が空いている者はハイン君を護るような配置に。
それと、誰かジェイル君を呼び戻してくれ」
爪゚ -゚)「既に戻っていますが」
( ・∀・)「おや、流石だね。
貞子君との決着はついたかな?」
爪゚ -゚)「いえ……悔しいですが彼女は強いです。 私と同じくらいに。
異獣討伐数もさほど変わりなく、また再戦の機会を設けて頂ければ嬉しく思います」
( ・∀・)「考えておこうか」
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:48:49.10 ID:71VLVYD+0
支援
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:49:05.47 ID:dVVaUgNt0
支援
785 :
金ボン ◆tjeRNNBLr2 :2008/07/23(水) 21:49:53.26 ID:ZnwC8mKZO
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:50:02.82 ID:pAwBDCmG0
支援!
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:50:08.15 ID:b2IgejAkO
今北
もうすぐ終わりそう?
まだ結構かかる?
788 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:50:08.55 ID:NP7tvWF90
最前線に出向いたジェイルの無事に、ハインは安堵の吐息。
そこでパーセンテージが『99%』を刻む。
濃い決着の予感が、ハインの身体を緊張させていった。
正面、未だケーニッヒ・フェンリルは足を止めている。
遠吠えに似た格好を維持したまま、首から上を天へ向けた形だ。
胸部や腹部はこちらに晒された状態で、
だが、ハインは見る。
上を向いたケーニッヒ・フェンリルの口から、陽炎のように揺れる光が漏れているのを。
从;゚∀从「あれは……」
どくん、と心臓が蠢いた。
無理に押し出された血流が四肢に流れ、微かな息苦しさをハインへ与える。
距離的にも、時間的にも何も問題などないはずなのに、その光景を見た瞬間から焦りが止まらなかった。
……まさか。
あの距離からの攻撃手段があるのか。
ただ噛みついたり、他の異獣を生み出す以外の力を持っていたのか。
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:50:20.60 ID:71VLVYD+0
支援
しーエンッ!
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:04.42 ID:RE2m4ivN0
支援
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:06.65 ID:eVbAjj6N0
まさかちっこいのと同じく口からビームか・・・!?
支援っっっっ!!!
ウインドウの表示は未だ『99%』。
これが百に到達するには、残り三十秒ほど掛かると予測される。
三十秒。
今のハインにとって、これ以上長く感じる時間はないだろう。
背を伝う冷たい汗を感じつつ、不気味に動きを止めたケーニッヒ・フェンリルを注意深く睨む。
そして
从;゚∀从(……来る!?)
ぞくり、と悪寒が全身を貫いた時。
《――――ギュアァァァァァァァアアアアアアア!!》
身の毛も弥立つ咆哮と共に、ケーニッヒ・フェンリルが首を逸らし、そして前へ振った。
すると口内にあった光の塊が、首を振る勢いによって前へと投げ出される。
塊は、青白い吐瀉物のような半固体の形を持っていた。
放物線を描いて飛ぶ光。
正体を、ハインは敏感に感じ取った。
从;゚∀从「あれは魔力……!? いえ、魔力そのものですか!?」
ここで新たな敵・・・・・・だと・・・・・・!?
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:22.65 ID:ort1ntbW0
支援
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:25.69 ID:71VLVYD+0
支援
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:29.66 ID:CPw9JThH0
ドクオとケーニッヒ・フェンリル正面から砲撃対決か
そうなんだよな!?
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:53.63 ID:BY5ZasRi0
予想は自重しようぜ・・・
支援
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:56.63 ID:pAwBDCmG0
支援!
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:51:59.21 ID:Eped8+X7O
支援
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:52:04.02 ID:aylXsaUH0
お前らドックン好きすぎだろwwwwww
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:52:15.25 ID:hEOJXmdh0
ドックン!ドックン!
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:52:18.44 ID:dVVaUgNt0
支援
805 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:52:31.79 ID:NP7tvWF90
何故、という疑問が最初に出た。
何故今になって、あんな原始的な方法を選んだのか、と。
時間的余裕がないことを察したのだろうか。
まともな遠距離攻撃の手段を持たないケーニッヒ・フェンリルにとって、おそらく咄嗟に出た攻撃に違いない。
しかし、ただの魔力なら恐れることはない。
特に強い魔力耐性を持つハインリッヒなら、あの程度の量の魔力を頭から被っても被害は少ないだろう。
从;゚∀从(あれ? でも、これってもしかして……!?)
ハインは気付く。
今自分がいる場所についてだ。
その事実を確認したハインは、異獣の企みに戦慄した。
狙いがハインということは、彼女が乗る『龍砲』もその範囲内だ。
高密度の魔力が循環している『龍砲』に、あんな魔力の塊が降り注いだらどうなるか。
从;゚∀从「……!!?」
燃え盛る炎に油をぶっかけるようなものだ。
エネルギーが暴走し、周囲一帯は粉微塵に消えてなくなるだろう。
いや、原子の一つすら残さぬ無の空間が出来上がるに違いない。
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:52:38.36 ID:P/OOc7WL0
dkdkdkdk!
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:52:42.48 ID:71VLVYD+0
支援
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:52:55.32 ID:9vYgK02B0
dkdkdkd!!!
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:06.05 ID:7Wpt6H6u0
おいついたああああああ!!!!ドックンマダー?
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:09.73 ID:BY5ZasRi0
YABEEEEEEE!!!
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:14.35 ID:hAKw/y/S0
ひいいいいいい
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:23.76 ID:TyxkfXz20
ドックンはよこいやあああああああああああああ
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:26.63 ID:RE2m4ivN0
支援
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:30.77 ID:q6wEpxYz0
ドックンは、ドックンは何をしているんだ!!
wktkwktk
816 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:53:49.76 ID:NP7tvWF90
( ・∀・)「ジェイル君!」
爪゚ -゚)「了解です」
最初に反応出来たのはモララーだ。
ハインと同じ考えに至ったのかは解らないが、危険と判断したのだろう。
そして、その声よりも先に行動を開始していたジェイルが、ランスを持って前へと出る。
構え、突き出した。
槍の先端が展開し、一つの砲口を作り出す。
ランスに内蔵された魔力が暗い穴の中に集い、そして力を描いた。
一瞬の空白の後、砲からレーザーに似た光の帯が噴出する。
しかし、
爪゚ -゚)「!?」
( ・∀・)「効いていない……いや、吸収されたのか!?」
放物線の頂点に差しかかった魔力塊は、ジェイルの砲撃を受けてほんの少し巨大化していた。
从;・∀・ノ!リ「アレは魔粒子の塊ぞ!
生半可な魔力攻撃では意味がない!」
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:50.36 ID:pAwBDCmG0
ハインがんばれ!
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:54.79 ID:71VLVYD+0
支援
しえん
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:57.63 ID:n+rXx+k80
支援
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:53:59.13 ID:5TjLQ7Ym0
まてお前ら
どくんという文字が見えなかったのか!?
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:54:02.08 ID:SfLJiQiO0
いい加減ドクオ厨しねやあああああ!!!???
5話前でツンと死んだろうがwwwww
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:54:06.60 ID:JbFO18KBO
死亡フラグは裏を返せば生存フラグとなる!
一度立ったフラグを乗り越えることができたのなら、それは強い生存の裏付けとなりうる!
だからあえて唱えよう!
俺、この戦いが終わったら…
ジョルジュに告白するんだ!
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:54:12.31 ID:vK2YvPgE0
おいついた!!!
ドックン来い支援
wktkwktk
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:54:23.53 ID:MeuN18Qs0
ルイルなくなってしまうやん
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:54:30.30 ID:0tODTR0N0
これはドクオの出番だ!!
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:54:55.73 ID:7Wpt6H6u0
みんなで呼ぼうぜ!dkdkdk!!!!
829 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:55:10.82 ID:NP7tvWF90
lw´‐ _‐ノv「いけない……こっちに来る」
頂点を超えた魔力塊が斜め下に下る軌道で、ハインの方へ向かってきていた。
このままでは『龍砲』が破壊されるどころか、本陣自体が消えてしまう。
アゲンストガードを人型に戻して対処することも考えたが、
『龍砲』を包み込む形に変形しているため、元に戻るには若干の時間が必要だった。
从;゚∀从「くっ……イチかバチか……!」
立ち上がり、右の袖を捲った。
包帯に包まれた右腕には、未だ15th-W『ラークレイング』の細胞が少し残っている。
これを稼働させて、何とかあの塊を退けるしかない。
しかし、その直前に跳躍する影があった。
川 -川「――ハインリッヒ、貴女は『龍砲』の発射を」
从;゚∀从「!?」
貞子だ。
武器も何も持たずに、落ちてくる塊とハインの間に割り込む。
四肢を広げ、まるでハインを守る壁になるように構え、
川 -川「護ります……!」
両手から発生した力場で塊を抑えた時。
――無情にも、アゲンストガードが示すウインドウに『100%』の表示が刻まれた。
しえん
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:13.90 ID:eVbAjj6N0
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:14.22 ID:71VLVYD+0
支援
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:17.06 ID:dVVaUgNt0
支援
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:24.34 ID:MeuN18Qs0
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:24.45 ID:nrA9z+ZsO
お前らうるせえ!期待しちゃうだろ!
すげぇ…ドキドキが止まらねぇ…
支援っ!!!
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:44.83 ID:IiyL72XcO
( 'A`)o彡゚ドクオ!ドクオ!
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:55:45.26 ID:+lRgWOcRO
今日のラッキーカラーは茶色です
dkdkdkdkdkdk!!!!
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:08.65 ID:q6wEpxYz0
貞子死んじゃらめええええええええええ!
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:14.14 ID:RE2m4ivN0
支援
842 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:56:19.47 ID:NP7tvWF90
貞子の行なった行為は簡単なものだ。
両手に仕込んだ魔法機構を用いて特殊な重力力場を生成。
その力場で魔力塊を包み込んだのだ。
川 -川(しかし……)
魔力塊は半固形。
その形は、外部からの力によって複雑に歪む。
単純な座標指定ではなく、力場生成タイプのため、
……長くは保たない。
やがては力場に限界が生じ、消滅する。
動きを止められていた塊は、先ほどの続きを再生することで『龍砲』へ落ちるだろう。
その前に何とかしなければならない。
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:20.65 ID:9k4ucjPe0
とにかく支援
…まさか…
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:38.04 ID:71VLVYD+0
支援
wktkがとまらねぇ…
支援っっっっ!!!
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:40.05 ID:lLfbJL220
支援支援支援
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:46.76 ID:yuXLlg8YO
支援
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:58.06 ID:ort1ntbW0
支援
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:56:59.39 ID:7Wpt6H6u0
打っちゃ羅めぇぇぇぇぇっぇえ!!!!!!!
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:05.02 ID:CPw9JThH0
支援!
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:05.19 ID:HTNJ9DgmQ
支援
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:08.57 ID:pAwBDCmG0
貞子おおおおお!
854 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:57:08.57 ID:NP7tvWF90
だから、貞子は後ろを見て、
川 -川「ハインリッヒ! 撃ちなさい!!」
从;゚∀从「……!」
貞子らしからぬ鋭い声に、ハインはコンソールを素早く叩いた。
そして表示されたウインドウを見ながら引き金に手を伸ばし、しかしその腕が止まる。
从;゚∀从「だ、駄目です……撃てません!」
何故なら、
从;゚∀从「効果範囲内に貞子さんが……!!」
爪゚ -゚)「!」
(;><)「そ、そんな!」
射線上ギリギリに貞子が入ってしまっていた。
このまま発射してしまえば、超高密度の魔力が貞子の身を食い殺してしまう。
如何に貞子という機械人形が強力であろうとも、ケーニッヒ・フェンリルすら倒しかねない『龍砲』の一撃に適うわけがない。
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:10.61 ID:FZypWFqtO
貞子おおおおおおおお
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:16.36 ID:b1KxpE70O
最高級の支援を貴方へ
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:16.72 ID:71VLVYD+0
支援
支援だ!!
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:46.82 ID:BY5ZasRi0
貞子…!!!!
支援支援支援しかできない
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:57:57.98 ID:7Wpt6H6u0
ええいドックンの見せ場はまだかっ!!!!
さだこおおおおおおおおおおお!
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:58:18.68 ID:hEOJXmdh0
支援
どっくん支援
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:58:18.89 ID:JbFO18KBO
ドックンをドッキュンっていうとなんかDQNみたいだね(´・ω・`)
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:58:33.44 ID:RE2m4ivN0
支援
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:58:36.78 ID:Z2zckH460
最後で貞子が好きになれた……
867 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 21:58:41.65 ID:NP7tvWF90
从;゚∀从「貞子さん! そこから退いて下さい!!」
しかし貞子は首を振る。
力場の維持に全機能を集中させているのだ。
ここから動こうとすれば、即ち魔力塊のホールドを解除することになる。
だから、動くわけにはいかない。
川 -川「構いません。
私もろとも、異獣を撃ちなさい」
从;゚∀从「で、出来るわけないじゃないですか!
僕は異獣を倒すために……決して貴女を殺すためにここまで来たわけじゃ――」
川 -川「――聞き分けなさい!!」
从;゚∀从「!!?」
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:58:47.28 ID:71VLVYD+0
支援
ネバのあやめ
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:58:51.08 ID:hAKw/y/S0
貞子おおおおおお!!!
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:03.80 ID:iu52t4H+0
もおおおおおどんだけーーーー
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:05.47 ID:32j4IOQn0
貞子・・・!
貞子ーーーーっ!!!
やっと追いついた!
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:19.95 ID:q6wEpxYz0
嫌だああああああああああああああ
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:21.52 ID:mm6LS+ZNO
支援
さだこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:35.29 ID:CPw9JThH0
どうなる・・・!?
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:39.73 ID:EmGRlfa7O
貞子…
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:40.00 ID:03XtBRLa0
さだこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
しえん
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:43.79 ID:P/OOc7WL0
生きろおお!!
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:46.67 ID:ha+RLXZBO
割りきれ!
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 21:59:50.94 ID:vK2YvPgE0
貞子(´;ω;`)ブワッ
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:00:00.44 ID:uT/CXb3PO
ぬおぉぉぉーー
携帯代表支援!!!
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:00:04.25 ID:MeuN18Qs0
義母さんだな
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:00:21.63 ID:ort1ntbW0
支援
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:00:33.21 ID:UWVZYVIDO
ダサコおおおおお
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:01:00.17 ID:pAwBDCmG0
生きてくれ!
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:01:02.13 ID:RE2m4ivN0
熱い支援
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:01:19.80 ID:Lud1JUzf0
支援!!
支援!
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:01:57.00 ID:HqdAjTbrO
支援!
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:00.43 ID:zqXLv41p0
支援
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:09.41 ID:EmGRlfa7O
渡辺のとこにいくのか?
895 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 22:02:18.34 ID:NP7tvWF90
川 -川「貴女は『最強』なのです!
そう作られた存在! ならば己が使命を果たしなさい!!」
从;゚∀从「い、嫌です!
僕は貞子さんを殺すためにここまで来たわけじゃありません!
僕の力は――」
視界が滲む。
息を、ひ、と音立てて吸い、
从 ;∀从「僕の力は、人の敵を倒すためなんですよぉ……?」
川 -川「…………」
システムエラー。
限界を超えた衝撃が、貞子の身体を蝕んでいく。
オーバーヒートして熱を持った機構が、他の部品まで溶かし始めた。
……時間が、ない。
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:21.41 ID:71VLVYD+0
支援
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:22.02 ID:RwYG7t840
このまま終わったらwww
どっくん・・・
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:25.65 ID:Lud1JUzf0
支援!
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:38.48 ID:Bl+TDnrl0
支援!!
支援
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:02:49.04 ID:q6wEpxYz0
ああああああああああああああああ
しえええええええええん
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:05.53 ID:BY5ZasRi0
支援の前にコレ次スレの準備いるんじゃね?
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:07.42 ID:HTNJ9DgmQ
支援
さだこぉぉぉ・・・
うわあああああああ支援
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:21.71 ID:rdtf3NztO
う ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ … … … …
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:29.46 ID:Lud1JUzf0
うあー、貞子おおぉお…支援
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:31.99 ID:VXXDkA390
おっついた!
貞子のために支援!!
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:40.96 ID:xj0kHn0h0
やっべ、最近見てないな…
ちょっと一話から読み直してくるぜ!
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:03:52.22 ID:lLfbJL220
貞子ーーーーーーーーーーー!!!!
ふるーちぇ食いつつ支援
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:04:01.07 ID:JbFO18KBO
みんな…期待をしすぎちゃいけない。
期待が大きければ大きいほど、叶わなかったときに辛い。
だから俺はドックンは来ないと思おう。
そうすれば本当に来なくてもそんなにダメージは少なくてすむし、
まさかまさかで駆けつけてくれたとき…もとから期待していたよりずっと嬉しく思えるじゃないか。
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:04:15.06 ID:7Wpt6H6u0
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:04:40.78 ID:ort1ntbW0
支援
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:05:14.12 ID:hAKw/y/S0
さだコールすげえww
貞子おおおおおおおおおおおっ!!!
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:05:29.15 ID:JbFO18KBO
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:05:51.71 ID:0yBAMLvA0
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:05:57.68 ID:7Wpt6H6u0
貞子死んじゃあかああああああああああああん1111
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:06:15.81 ID:fix2LZg60
いい加減ドクオドクオうるさい
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:06:18.75 ID:HTNJ9DgmQ
支援
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:06:39.01 ID:Lud1JUzf0
支援
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:06:44.41 ID:CPw9JThH0
勢いスゲーからな
大丈夫じゃね?
あれ、作者どした
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:06:53.91 ID:uFlRQ6WY0
追い付いたあああああああああ
支援
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:07:00.43 ID:vK2YvPgE0
サルじゃね?
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:07:08.06 ID:VUsHNCAhO
やっと追い付いた…!!!
貞子は覚悟したんだから ハイン早く!!
早くしないと無駄死にに…!!!
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:07:10.99 ID:MeuN18Qs0
いわゆるモンキー
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:07:13.19 ID:ort1ntbW0
支援
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:07:23.31 ID:b1KxpE70O
最高級の支援を貴方へ
>>929 こんなにウザいほど支援ついてるのにさるか…
やっとおいついたああああああ!
支援!
支援
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:07:56.07 ID:pAwBDCmG0
サルかな? 支援
938 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 22:07:57.17 ID:NP7tvWF90
从 ;∀从「ここまで来て仲間を殺すなんて……っ、僕には出来ません……!」
川 -川「ならば、ならばそれで全世界の人が死んでも良いのですか!?
私という命すら持たぬ機械人形のために、人が死んでも良いのですか!?」
从 ;∀从「うぅ……うぅぅぅぅ……!」
ハインの心で葛藤が暴れ回っていた。
理屈では解る。
貞子一人よりも、全世界の方が重いに決まっている。
いくら綺麗事を言っても、こればかりは事実だ。
でも、
从 ;∀从「なんで……何故、今なんですかぁぁぁ!!」
川 -川「早く……撃って……!」
駄目だ。
限界が目前だと解る。
既に四肢の感覚はなく、全身のフレームが歪み始めていた。
死を目前にして、貞子に一つの感情が浮かぶ。
溶けかかった思考能力と最後の力を振り絞り、貞子は心に得た言葉を紡いだ。
川 -川「ハイン、リッヒ…・・貴女は……私の、希望でも、あるのです」
从 ;∀从「!?」
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:03.11 ID:Bl+TDnrl0
さるさん……?
連投規制……?
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:04.50 ID:71VLVYD+0
支援
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:07.31 ID:7Wpt6H6u0
ここでサルさんとはwwwwwwじらし上手なモンキーだな
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:22.15 ID:uFlRQ6WY0
支援
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:31.94 ID:HTNJ9DgmQ
支援
支援!!
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:35.54 ID:5u+n+OnaO
支援
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:38.01 ID:Uptq7e3G0
貞子・゚・(つД`)・゚・
支援!
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:08:40.41 ID:Lud1JUzf0
ぎゃー、支援
しえん
貞ちゃーん。・゚・(ノД`)・゚・。
さるさん/(^O^)\ナンテコッタイ
と思ったら続ききてるじゃねーか
支援っっっっ!!!
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:13.25 ID:hAKw/y/S0
作者だってちょっとは休憩したいんだよお前ら急かしすぎだぞww
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:19.65 ID:bqJKilqp0
s
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:23.25 ID:q6wEpxYz0
貞子おおおおおおおおお!!(´;ω;`)
(うA;)そ・・んな・・うおおお
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:29.09 ID:HTNJ9DgmQ
支援
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:33.19 ID:RE2m4ivN0
支援
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:50.32 ID:ort1ntbW0
支援
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:56.74 ID:uFlRQ6WY0
支援
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:09:56.87 ID:A7r9GwzB0
支援でスレが埋まっていくwww
埋まるならはよ埋まってくれwww
支援
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:06.43 ID:JbFO18KBO
<さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ さーだーこ
σ(^ω^ )<……
ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ ドークーオ>
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:13.14 ID:CPw9JThH0
支援だ!
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:14.15 ID:ort1ntbW0
支援
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:16.87 ID:HTNJ9DgmQ
支援
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:17.15 ID:32j4IOQn0
ここでどっくん登場
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:26.39 ID:Lud1JUzf0
支援しなければならない!
せいん
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:35.01 ID:7Wpt6H6u0
それでも貞子なら・・・貞子ならこのフラグをへし折ってくれる!!
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:35.35 ID:dVVaUgNt0
支援
971 :
◆BYUt189CYA :2008/07/23(水) 22:10:51.91 ID:NP7tvWF90
川 -川「我がマスター、の、手によって生まれ……」
軋む。
川 -川「我がマス、ターの希望を、受け継ぎ……」
軋んでいく。
川 -川「我が、マスターの、子供とも言える、貴女は――」
一息。
しようと思ったが、既に疑似呼吸器管は死んでいた。
だから、貞子は深く頷き、
川 -川「同じ、生まれで、あり、ながら……破壊、しか呼べぬ、私の――」
――希望でもあるのです。
最後の言葉は声にならない。
しかし、確実に伝わったはずだ。
ハインの目に、僅かな光が灯っていたから。
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:52.03 ID:uFlRQ6WY0
支援
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:10:56.24 ID:71VLVYD+0
支援
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:06.01 ID:Uptq7e3G0
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:28.62 ID:hAKw/y/S0
撃て・・・!!
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:30.83 ID:Lud1JUzf0
支援
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:30.54 ID:71VLVYD+0
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:32.55 ID:EmGRlfa7O
早く撃てぇぇぇ!
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:32.84 ID:RE2m4ivN0
支援
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:39.69 ID:HTNJ9DgmQ
支援
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:40.96 ID:ort1ntbW0
支援
982 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:11:46.93 ID:VXXDkA390
やれええええええ!
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:03.26 ID:UWVZYVIDO
1000なら
秩序守護者「「「地獄から蘇ってきたぜ!!!」」」
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:05.99 ID:uFlRQ6WY0
次スレはあるのを使うのか?
うってー!。・゚・(ノД`)・゚・。
986 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:12.96 ID:Uptq7e3G0
貞子の屍を乗り越えていけええええええええ
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:16.38 ID:lLfbJL220
撃て!!!
988 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:17.56 ID:RpB2FEVs0
支援
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:17.56 ID:pAwBDCmG0
支援!
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:18.25 ID:HTNJ9DgmQ
おまんちん
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:19.75 ID:dVVaUgNt0
支援
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:25.88 ID:Lud1JUzf0
支援!
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:27.13 ID:vK2YvPgE0
最終話で4スレとはwwwwwwwwwwww
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:27.75 ID:ort1ntbW0
支援
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:30.14 ID:zqXLv41p0
1000なら続編決定
1000ならどくお死亡
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:33.91 ID:bqJKilqp0
1000
撃て!
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:38.05 ID:9vrNLgbY0
>>1000だったら世界は救われる
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/23(水) 22:12:40.72 ID:0yBAMLvA0
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレッドは1000を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + 。 + + *
http://yutori.2ch.net/news4vip/ ./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
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