( ^ω^)ブーンは繋げるようです

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
代理っす
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:32:51.28 ID:Sf63sJtg0
代理ありがとうございます
投下します
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:34:17.60 ID:Sf63sJtg0
プロローグ

ここは花が咲き木々が生い茂る自然豊かな大陸 通称『アレフガルド』
ここには様々な種族が住んでいた。

文明がもっとも発達し、魔法と武器をバランスよく使う種族
『ヒューマン』

他の種族と接する事を嫌って森の奥に住み魔物との意思疎通が可能な種族
『エルフ』

小柄な体躯ながらも力が強く、鍛冶等に長けた種族
『ドワーフ』

上半身は人、下半身は魚で魔法に長けた種族
『マーメイド』

アレフガルドでは、この4つの種族が主である。
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:35:30.58 ID:Sf63sJtg0
はるか昔、4つの種族は活発に交流していた。
しかし、ある出来事を境に4つの種族はお互いに交流することがなくなった。
それは、神々が作った『天界』『地上』に次ぐ世界『魔界』そしてそこに住む『魔族』の存在を世に知らしめるものだった。

文献にはこうある。
魔界はもともと地上と同じく裕福な世界だった。
魔物の数は地上とは比べ物にならないほどだったが、たいした問題にはならなかった。
それは『魔族』がエルフを超える魔物との意思疎通能力を持ちドワーフを超える身体能力
マーメイドを超える魔法にヒューマンを超える文明と、地上に住む種族をすべて足しても足りないほどの能力があったからだ

だが、魔族は魔界だけでは満足できず、地上を我が物にしようとした。
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:36:15.87 ID:Sf63sJtg0
その時の魔族の長が魔王である。
その事態を重く見た種族の長たちはそれぞれ屈強な兵士を用意し、魔王討伐を目指した。
そして魔王は敗れ、魔族は絶滅した。
だがこんどはどの種族が魔王を倒したかで問題になった。
このことにより、種族同士の戦争がおきそうになる。
だが、もともと地上の種族は種族間の戦いを好まないので、お互いに顔をあわせないように領土を決め、争いは回避された。

これが文献に載っていた内容である。
そしてこれは魔王討伐から数百年後。
都市アステカに住む平凡なヒューマン。
彼が紡ぐ物語には何が待っているのだろうか。

プロローグ 完
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:37:16.56 ID:Sf63sJtg0
第一話『森の奥での出会い』

ここはヒューマン族の住む街でもっとも大きい街。
都市アステカ。
ひとりのぽっちゃりした少年が金髪の美少女に話しかけている。

( ^ω^)「ツン、おはようだおー」
ξ゚听)ξ「遅い!早くしないとおくれちゃうわよ!」

ツンと呼ばれた美少女が苛立ちながら言う。

(;^ω^)「お、もうそんな時間かお?」
ξ゚听)ξ「ブーンはいっつも起きるのが遅すぎなのよ!」
(;^ω^)「あうあう、ごめんだお」

少年―――ブーンは歩きながらパンをくわえている。
おそらくツンはこのことから寝坊したと思ったのだろう。

ξ゚听)ξ「何とか間に合ったわね」
( ^ω^)「今日は何をやるんだったかお?」

ブーンがパンを取り出しながら言う。
どうやら二枚持ってきていたようだ。
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:38:01.50 ID:Sf63sJtg0
ξ゚听)ξ「あんたそんなに食べてるから太るのよ」
(;^ω^)「でも食べないと飢え死にしちゃうお……」
ξ゚听)ξ「はいはい、えーと今日は実習ね何やるのかしら?」

ツンが予定表を見ながら言う。
この建物は学校と言う、剣術・体術・魔法を学ぶ場所で、大体のヒューマンはこの場所で学び、成長していく。

( ^ω^)「予定がびっしりだお……」
ξ゚听)ξ「そりゃそうよ、つんでれ武具屋の未来の店長よ?」

つんでれ武具屋とは、武具を扱う店の中でも一際大きい武具屋でツンはその一人娘。
ただ、表には出さないがそう扱われる事はあまり望んでないようだ。

( ^ω^)「僕は実習大好きだお、勉強なんかつまんないお」
ξ゚听)ξ「あんたは体力馬鹿だからしょうがないわね」

そのとき、ドアが開く音と共に、人が入ってきた。
弟者と言う名の教師だ

(´<_` )「よーし、今日は森でやるぞー、荷物もって着いて来い」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:38:40.44 ID:Sf63sJtg0
ブーンたちはとても広く向こう側にでるまで丸一日かかる森に来ていた。

(´<_` )「よし、まずは毒消し草を作るぞ」
(´<_` )「材料はこの紙に書いてある、いつも通り森の奥にはいくなよ」

簡単な説明をしながら紙を配っていく弟者。
もうすでに出発した者もいる。

( ^ω^)「ツン!今日も僕と組むお!」
ξ゚听)ξ「はいはい、あんただけじゃ調合出来ないものね」

普段通り、ブーンが話しかけてツンが挑発する。
この流れを繰り返しながら二人は森の奥に入っていく。

ξ゚听)ξ「まずは『苦い木の実』を探さなくちゃ……ってあれ?ブーン!どこいったの!」
「ここだおー!」

少し離れた茂みからブーンの声が聞こえる。
ツンはやれやれと思いながら声の方向に歩いていった。

ξ゚听)ξ「勝手に行かないでよ!あんた道覚えてないでしょ?迷子になったら……」

ツンの言葉は途中で止まった。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:39:36.56 ID:Sf63sJtg0
(*^ω^)「ツン!これ見るお!」
ξ;゚听)ξ「それってもしかして……」

ブーンが持っていたのは『力の木の実』だった。
力の木の実とは食べるとしばらくの間力が強くなる、高級品だ。

ξ*゚听)ξ「すごいじゃないの!こんなトコにこれが生えてたの?」
( ^ω^)「違うお、さっきリスを追いかけてると落としたんだお」
ξ゚听)ξ「リスが……?森の奥にでも生えてたのかしら……」

ツンが興味津々にそれを見ていると、ブーンが急に走り出した。

ξ;゚听)ξ「ちょっと!どこに行くのよ!」

必死でツンはそれを追いかけていった。

ようやくブーンがとまった。
ツンが息を切らしながらどなる。

ξ#゚听)ξ「急に走り出さないでよ!驚いたじゃない!」
(;^ω^)「お……ご免だお、かわいいウサギがいたんだお」
(;^ω^)「それより、ここどこかわかるかお?」
ξ;゚听)ξ「あれ……?ここどこだろ……」
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:40:54.48 ID:Sf63sJtg0
ブーンが走っているうちに森の奥深くまできていた。
ツンも必死でブーンを追っていたから道は覚えていないようだ。

ξ;゚听)ξ「どうするの?」
(;^ω^)「とりあえず誰かいないか探してみるお」

ブーンが言い終わると同時にガサガサととても小さな音がした。

ξ;゚听)ξ「い、いま何か聞こえなかった?」
(;^ω^)「本当かお?もしかしたら僕たちを探しに来てくれたのかも……」

今度ははっきりと茂みを掻き分ける音がする。
そしてゆっくりと男が出てきた。

(‘A`)「誰だ?」

出てきた男は、身長は自分達より少し大きめだが体は細く。
長く伸ばしたその髪は薄い緑色で、その下に少し長く先が尖った耳があった。
そしてその背には身の丈ほどのの大きさの弓がある。

(*^ω^)「人かお?助かったお!」
(;‘A`)「な……ヒューマン……?」
ξ゚听)ξ「尖った耳?何かで聞いたことがあるような……」

ツンが腕を組みながら考えていると、男は慌てた様子で走り去っていった。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:42:12.73 ID:Sf63sJtg0
(;‘A`)「武器持ってるし……逃げよう!」
(;^ω^)「あ、待ってくださいおー!」
ξ;゚听)ξ「ちょっと待って!ブーン!」

ツンがブーンを引き止めるとブーンは落ち着かない様子で振り返った。

(;^ω^)「なんでだおツン!せっかく人に会えたのに!」
ξ;゚听)ξ「あんた、耳が尖ってたの見たでしょ?」
( ^ω^)「そういえばそうだったような……」
ξ;゚听)ξ「あんた習ったの覚えてないの?あれは多分エルフよ」
(*^ω^)「エルフってあのエルフかお?すごいお!みんなに自慢できるお!」

興奮しているブーンを尻目にツンは続ける。

ξ゚听)ξ「いい?昔エルフとヒューマンはいがみ合っていたのよ」
ξ゚听)ξ「今は種族同士で交流してるとこもあるけど、そんなエルフばっかりじゃないのよ。」
(;^ω^)「じゃあ、さっきエルフは助けてくれないのかお?」
ξ゚听)ξ「期待しない方がいいと思うわ、こんな奥に住んでるんだから他の種族にあったこと無いかもしれないし」
(;^ω^)「どうするかお……」

ブーンとツンが考えるが、やはり一つしか選択肢は見つからなかった

( ^ω^)「とりあえず歩くお」
ξ゚听)ξ「そうね、まっすぐ歩いてればいつか出れるわよ」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:42:49.95 ID:zpOel97o0
前にプロローグ投下してたやつかな?
支援
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:43:38.89 ID:Sf63sJtg0
ブーンと達が歩いていると後ろから何かが飛び出した。
そしてブーンに向かって体当たりをする。

(;^ω^)「おっ!危ないお!なんだお?」
スライム「ピギー!」
ξ;゚听)ξ「魔物よ!」

ブーンが間一髪よけて安心していると、今度はスライムがツンに向かっていった。
そしてツンに向かって体当たり、今度は先ほどよりも早い。

ξ;>凵)ξ「きゃー!」
(;^ω^)「ツン!大丈夫かお?」

スライムに倒され涙目になっているツンに駆け寄り、怪我をしていないか確かめる。
擦り傷しかしていないようだ。

(#^ω^)「よくもツンを……許さんお!」

ブーンが叫ぶと共に腰にかけていた銅の剣で、スライムに切り付ける。
だがスライムはそれをかわしブーンの頭に体当たり。
ブーンは直撃を受けよろめきながらももう一度切り付け、スライムを倒した。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:45:07.76 ID:Sf63sJtg0
(;^ω^)「や、やったお」
ξ*゚听)ξ「ブーン!すごいじゃない!」
(*^ω^)「おっおっ、それほどでもないお」

ブーンが照れていると、一回り大きいスライムがブーンに向かって突進してきた。
しかしブーンはとっさの事で頭が回らず呆然としている。
直後、風を切る音がしてスライムを矢が射抜いた。

(;^ω^)「たすかったお……でも誰だお?」

ツンが聞くと、茂みから何かが出てきた。
それは先ほどのエルフだった。

('A`)「お前らはヒューマンだな?」
(;^ω^)「そうだお」
('A`)「お前らはエルフの敵か?」
ξ;゚听)ξ「いや、エルフには恨みも何も無いし……」

ツンが言うと、エルフは安心した様子で喋りかけてきた。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:45:51.82 ID:/9dfqva7O
支援
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:46:05.40 ID:Sf63sJtg0
('A`)「さっきはすまなかった、久しぶりにエルフ以外にあったんだ。
俺の名はドクオ、俺もヒューマンだからと言って差別したりしない。安心してくれ」
ξ゚听)ξ「わかったわ、私はツンでこっちがブーンよ」

ツンがブーンを指差す。
ドクオはそれを見て頷き、「もう遅いから俺の村に来てくれ」と言い歩き出す。
ブーンが空を見ると、すでに太陽が落ちかけていた。

しばらく歩いてついた先は、真ん中に一際大きな建物がある小さな村だった。
その村はアステカと比べるとまったく発展していなくて、家も木で作った簡素な家だった。

('A`)「頭にこれを被れ」

歩みを止め、ドクオがブーン達に渡したのは獣の皮で作られたフードだった。
ブーン達がこれを被るとドクオはこう付け加えた。

('A`)「この村には俺みたいな奴ばかりじゃない、見つかるとやっかいだから俺がいいと言うまで一切喋るな」

そしてドクオは再び歩き出した。

「おう、ドクオじゃねえか 誰だそいつらは?」
('A`)「北の方からきたエルフらしい、とりあえず村長の所に連れて行くつもりだ」
「そうか、お前が親切にするなんて珍しいな」
('A`)「うるせー、俺だって人が困ってたら助けてやるよ」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:47:22.57 ID:zpOel97o0
支援
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:47:42.26 ID:Sf63sJtg0
ドクオは、笑いながらそこらに入るエルフと話している。
服装はみんな同じような緑色の服にベルトという形で、弓を背負ってる人は矢の入った筒をぶら下げていた。
女性も一切着飾っていないのに宝石をちりばめたドレスを着ている人よりも美人に見える。
そしてしばらくして、真ん中の大きい建物についた。

('A`)「村長、ちょっといいでしょうか?」
('、`*川「どうしたの?ドクオ」
('A`)「ちょっと話したいことがあって……中に入っていいですか?」

中から出てきたのは少ししわがあるが、美しいエルフだった。
そのエルフはほかのエルフと違い、不思議な色をした宝石が入っているペンダントをしている。

('、`*川「それで、話ってその人たちのこと?」
('A`)「はい、この二人はヒューマンです」

すると、村長は驚いた顔をした。

('、`*;川「あなたがヒューマンを連れてくるなんてね……どういうつもり?」
('A`)「ただの親切です、お前ら、フードとって喋っていいぞ」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:48:34.21 ID:Sf63sJtg0
('A`)「女の方がツン、男がブーンです」

ブーンたちがフードを取り、ドクオが名前を伝えると村長が自己紹介をした

('、`*川「私の名前はペニサスといいます、この村の村長をしています」
ξ゚听)ξ「あなたは他の種族を差別したりしないんですか?」
('、`*川「私はそういうのは気にしません、みんな同じ生き物ですから」
ξ゚听)ξ「珍しいですね、権力を持った者はだいたい自分の種族が一番だと思う人ばかりなのに」
('、`*川「権力とかはあんまりないですよ、ただのまとめ役みたいなものなので」
ξ゚听)ξ「なるほど……。
エルフは特に他の種族と交流を避けると聞いていたのに違うんですね。」
('、`*川「いえ、私のような物は少数派です。
ここから遠く離れた場所にある世界樹が生えている都市、パシフィスには今あなたが言った様なエルフの方が圧倒的に多いですね」

話を聞きながらボーっとしていたブーンがふと外を見ると、すでに太陽は落ち月が出ていた

( ^ω^)「もう暗いお、どうするんだお?」
('A`)「今日は村に泊まっていけ、明日送っていこう」

ブーン達はドクオについていき、家と言うより小屋のようなところに連れて行かれた。
ここがドクオの家で、ドクオは「ペニサスの家に泊まらせて貰うから好きに使って構わない」と言って何処かへ行った。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:49:29.24 ID:Sf63sJtg0
ξ゚听)ξ「はあ……今日は疲れたな……」

ツンが寝床に入りながらため息をつく。
横をみると、すでにブーンは寝てしまったらしい。

( -ω-)「ぐーっ ぐーっ」
ξ--)ξ「ペニサスさんいい人だったな……あんな人ばかりだったらいいのに……」

翌朝、目が覚めたツンはフードを被り顔を洗いに外へ出た。
ブーンはまだ眠っている。
あたりを見渡すと、まだ早い時間なのにもう何人か起きている。
話しかけられてもやっかいなので、他の人に見つからないようにペニサスの家に向かった。

ξ゚听)ξ「すみません」
('、`*川「あら、ツンちゃんじゃない、どうしたの?」
ξ゚听)ξ「顔を洗いたいんですけど、どうすればいいですか?」
('、`*川「それなら村の東をまっすぐ行けばすぐ川があるわよ、多分ドクオもそこにいると思うからついでによんできてくれない?」
ξ゚听)ξ「わかりました」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:50:15.39 ID:/9dfqva7O
支援
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:50:29.82 ID:Sf63sJtg0
ツンは一礼し、川に向かいながら考えた。
ドクオは川に何をしに行ったのだろう。
だがツンは川についたとたん考えられなくなってしまった。
ドクオが多数の魔物に囲まれていたのだ。

ξ;゚听)ξ「どうしよう……」
「ツーーーーーーン!」

ツンが困っていると後ろから聞きなれた声が聞こえてきた
ξ;゚听)ξ「ブーン!どうしよう!ドクオがやられちゃう!」
(;^ω^)「そのことについてペニサスさんから伝言を伝えに来たんだお」
ξ;゚听)ξ「伝言?」

慌てているツンを落ち着かせると、ブーンはゆっくりと話し出した

( ^ω^)「えーっと、魔物に囲まれてても脅かさないように近づけば安全、だそうだお」
ξ;゚听)ξ「どういう意味だろ……?」

ツンが考えていると、ドクオがこちらに気づき声をかけてきた。
モンスターに囲まれているのに平然な顔をしている。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:51:20.01 ID:zpOel97o0
支援
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:51:46.25 ID:Sf63sJtg0
ξ;゚听)ξ「あんた、その魔物大丈夫なの?」
('A`)「ああ、いい奴だぜ、たまに木の実とか持ってきてくれたりするんだ」
(*^ω^)「ドクオは魔物と仲良しなのかお!?すごいお!」

ドクオは照れて頭をかきながらそうでもねーよと笑った。

スライム「ピギー!」
('A`)「ん?そうか、じゃあまた明日な」

ドクオが手を振ってスライムを森に送り返すと、ツンが驚いた顔で聞いてきた。

ξ;゚听)ξ「魔物と喋れるの?」
('A`)「スライムとか弱いモンスターばっかりだけどな、エルフなら大体のやつが出来ることだ」

そのれからしばらく話していると、先ほどのスライムが帰ってきた。
だが、スライムの体のあちこちには傷があり弱っている。

(;'A`)「ど、どうしたんだ!?」
スライム「ピギー……」
(;'A`)「何……!?」
(;^ω^)「どうしたんだお?」
(;'A`)「話はあとだ!とりあえずこいつを村につれてって傷を治さないと」
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:52:42.85 ID:Sf63sJtg0
村についたドクオはペニサスに魔物を渡し、ブーンたちに急いで帰れと促した。
ドクオはブーンたちを道がわかるところまで送ると、魔物が心配なのかいそいで帰って行った。
忠告を残して。

('A`)「スライムがやられていたのは人による傷だ、そいつはヒューマンを探しているらしい、すぐに帰れ。
そして何かあったら俺を頼れ」

ξ;゚听)ξ「物騒ね、ヒューマンを探してるなんて……」
( ^ω^)「ツンは僕が守るお!安心していいお!」

ツンとブーンが喋りながら歩いていると、茂みから真っ黒なローブに身を包んだ男が出てきた。

(;^ω^)「誰だお?」

ブーンが問いかけると、男はやっと見つけた、と呟き下を向いていた顔を上げた。

(=゚ω゚)ノ「ぃょう、あんたらヒューマンかい?」
(;^ω^)「そ、そうだお」
ξ;゚听)ξ「あたしたちに何のよう?」

男はにたりと笑いブーンにタックルを仕掛ける。
ブーンはそれを避け、男に向かって聞く。

(;^ω^)「何で襲い掛かってくるんだお?」
(=゚ω゚)ノ「簡単に言うと人攫いだょぅ、そちらのお嬢ちゃんに決めたょう」

男は何かを呟きながらツンに手を向ける。
するとツンの体がばたりと倒れた。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:53:30.57 ID:Sf63sJtg0
(;^ω^)「ツン!大丈夫かお!?」
(=゚ω゚)ノ「安心しんするょぅ、気絶しただけだょぅ」
(#^ω^)「ゆるさんお……えいっ!」

ブーンは掛け声と共に腰の銅の剣を抜きその勢いで切りつける。
だがその攻撃は難なくかわされ腹に蹴りを入れられた。
そして男がニ発目の蹴りを入れようとすると、ブーンは高くジャンプしてかわす。

(=;゚ω゚)ノ「なっ!」

男が驚いてる内に体重を乗せた渾身の一撃を叩き込んだ。
本来なら反応する暇もなく頭に直撃をくらい昏倒していたはずの一撃だ。
だが男はそれを右手のみで受け止めていた。
そしてブーンを吹き飛ばし平然とした顔で言った。

(=゚ω゚)ノ「驚いたょぅ、でもその程度の力じゃ俺には傷一つ付けられないょぅ」
(;^ω^)「そんな……」

ブーンが絶望に打ちひしがれていると、懐から何かが転がり落ちた。
それは昨日見つけた力の木の実だった。

(;^ω^)「これなら……」
(=゚ω゚)ノ「何ぶつぶつ言ってるょぅ、そろそろ止めをさしてやるょぅ」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:53:48.03 ID:/9dfqva7O
支援
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:54:54.17 ID:Sf63sJtg0
いようがせまって来るのを見て、ブーンは急いで実を食べた。
ブーンは力が沸いてくるのを感じ、立ち上がって剣を構えなおす。

(#`ω´)「おおおおおおお!」
(=゚ω゚)ノ「まだ向かってくるのかょぅ、おとなしくしとけば苦しまずにっ……!?」

男はブーンの攻撃を先ほどと同じように右手でさばこうとする。
だがその攻撃は男にダメージを与えた。
さばこうとした右手のあちこちから血が吹き出たのだ。

(=;゚ω゚)ノ「どうなってやがるょぅ、これはとっとと片付けた方がいいかもしれないょぅ」

ブーンがもう一度男に切りつける。
だが、その攻撃は通らなかった。
男の腕に当たった瞬間はじかれたのだ。

(=゚ω゚)ノ「スカラ」
(;`ω´)「硬い……魔法かお!?」

ブーンはとっさに飛びのくが、遅かった。

(=゚ω゚)ノ「メラミ!」

男の手から火球が出てきてブーンを襲う。
防御する暇も無く火球はブーンに直撃した。

(メ´ω`)「うう……だめだお……」

男がツンを担いで歩いていく。
ブーンはそれを最期に気を失った。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:56:17.56 ID:Sf63sJtg0
第一話『森の奥での出会い』 完
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:56:21.12 ID:zpOel97o0
支援
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:57:57.35 ID:5KGjDDKGP
釣りか?
つまんねーってレベルじゃねーぞ…
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 19:59:55.66 ID:Sf63sJtg0
これで終了です
処女作なので変なところがあるかもしれません、見つけたらどんどん言ってください

>>22>>24のモンスターは魔物です、脳内変換お願いします

それにしても過疎ってる・・・次は過疎らないほど面白いの作りたいと思います
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:00:31.29 ID:Sf63sJtg0
>>31
すいません・・・
次は努力したいと思います
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:01:01.79 ID:45hx7OMTO
え?これで真性?

ブーン系来んな
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:02:08.86 ID:5KGjDDKGP
過疎とかそういう問題じゃないぞこれ
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:03:49.48 ID:mC9lCttfO
ヒューマン族と聞いたらPSOしか思い付かないから読めない
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:04:00.12 ID:zpOel97o0
過疎は時間帯のせいだと思うぜ
書き溜めはもちょっと欲しいかな

ドラクエがベースなんなら最初に言ってた方がいいかも
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:07:12.23 ID:Sf63sJtg0
>>37
アドバイスありがとうございます
ベースと言うか呪文はドラクエって感じです

皆さん批評ありがとうございます
出直してきたいと思います
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:08:20.50 ID:45hx7OMTO
これは救いようがないな
いきなり世界感を説明されても訳がわからない
ストーリーの中で徐々に明かされて行くのが普通だろ
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:09:21.37 ID:Sf63sJtg0
>>39
ストーリーの中で少しずつにですか・・・
なるほど、勉強になります
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:11:31.89 ID:vPtY9X/k0
厨二小説って奴だな。2年後にはお前を苦しめる元になるぞ。
でもこういうのもたまにはいいから支援
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:13:55.06 ID:qGGgEczF0
プロローグがゲームの取扱説明書みたいだな
意図からは外れるかもしれないけどそう思えばそう悪くない
乙でした
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:14:16.31 ID:zpOel97o0
起承転結の起から転にいくかってとこで切のは
週刊連載でしか許されんってのが俺の持論

初投下だと盛り上げ場面から次の盛り上げ場面に繋がるところで切ると良いと思う
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:15:33.12 ID:Sf63sJtg0
>>41
黒歴史って奴ですね・・・

なんか恥ずかしいんで落としてくれるとうれしいです
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:34:43.24 ID:gIkUyTUn0
ここまで叩かれていると逆に読みたくなる保守
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:39:26.11 ID:7UM6UE3mO
そこまで悪くないと思った俺は間違いなくゆとり 乙
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:48:33.80 ID:dJ0GNHeGO
予告のやつか?
しえん
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:49:38.15 ID:Sf63sJtg0
おう・・・
身勝手だとは思いますがまじで上げないでください・・・
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:50:27.21 ID:45hx7OMTO
まぁ初心者は厨二小説は荷が重いからやめとけ
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 20:51:24.10 ID:gIkUyTUn0
目指せダイ大だな! 乙
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 21:21:27.31 ID:45hx7OMTO
晒し
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 21:40:53.69 ID:w2dXaEzdO
ここから神作になるか
ただの駄作になるか
 
まあ頑張って
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 21:41:26.73 ID:mtML9kPjO
総合に投下した人だよな
まあ応援はしてるよ
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 21:51:07.91 ID:cZihrZwTO
前に読んだ事がある気がするんだが・・・・

>>1
まあ、第二のセカオワ師匠を目指して精進して下さい!
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 21:55:27.27 ID:45hx7OMTO
>>52
>>1
ξれマジで言っナ=ω?ソースぁωナょらす〈〃出せ
マジナょら2(C)ねら総力を上レ+〃τ潰すカゞ
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 22:15:40.69 ID:cZihrZwTO
保守
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 22:21:06.13 ID:y0Fp46xjO
おもしろいと思うけどなあ。
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 22:30:17.55 ID:cZihrZwTO
読むほ
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 22:59:54.12 ID:45hx7OMTO
いやゴミ


晒し
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 23:02:07.97 ID:5KGjDDKGP
>>57
お前すごいな
よっぽど普段ろくなもの読んでないんだろう
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 23:13:01.65 ID:cZihrZwTO
読むほ
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 23:18:13.20 ID:c2oA+EYgO
正直言うと面白くはない
でも、期待はできるかな
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 23:26:43.40 ID:cZihrZwTO
読むほ
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/15(火) 23:41:34.41 ID:cZihrZwTO
読む保守
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/16(水) 00:12:25.29 ID:05nZmnw0O
読む保
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/16(水) 00:30:32.23 ID:kGL5OyEDO
まあ何だ。作品がどうこう以前に作者がネガティブすぎ
こっちまでテンション下がるわ
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/07/16(水) 00:47:04.62 ID:05nZmnw0O
小学生の作文並みだからな
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
将来ふっと思い出して赤面するレベル