ローゼンメイデン百合スを目指して

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここはローゼンメイデンの百合妄想スレです。
絵師、文士求む。

エロ、グロ、鬼畜などは事前に注意書きをお願いします。

荒らし、煽りはスルー。


ローゼンメイデン百合アーノ パー速詰所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1208357096/

ローゼンメイデン百合スレまとめ@wiki
http://www11.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/1.html

VIP過去スレ一覧
http://rozen-thread.org/series/yuri/
2琥珀☆まじかるあんばー ◆3KohakuAJ2 :2008/06/28(土) 08:56:32.63 ID:sGooDtLH0
2げt
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 09:24:27.29 ID:mEtpu6JP0
久しぶり
いちおつ
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 09:37:50.00 ID:Soove9gEO
おおお
1乙
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 09:55:34.47 ID:UrkZZ01DO
今北さん用スレ説明
http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1214614432.jpeg
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 10:13:24.29 ID:pPV/G3uLO
>>1

>>5
かわええwww
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 10:23:44.33 ID:Soove9gEO
>>5
相手になってやるですぅ!
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 11:00:47.73 ID:eeHCzv/b0
>>5
ワラタww

一乙ですぅ!
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 11:22:14.30 ID:QDb3m3kSO
>>1乙!
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 11:29:29.37 ID:eeHCzv/b0
保守代わりにアニメ蒼×原作蒼ネタ

ア「ねえ、ちょっと良い?」
原「なに?」
ア「あるスレ(ローゼン関係ないよ)で『かこの じぶんとのせっくすは おなにーになるのかしらん』という台詞を見つけたんだ」
原「…はぁ」
ア「それで思ったんだけど君と僕とのセックスはオナニーになるのだろうか」
原「…さぁ…」
ア「と言うわけで早速検証してみよう!」
原「な、何を言い出すんだ君は!」
ア「さあ、大いなる実験だよ! この実験に付き合ってくれるのは君だけなんだ!」
原「や、やめ、アッー!」

ギシギシ(ry
どぴゅっどぴゅっ♥

ア「ふう…この快楽はオナニーでは得られない。よってこれはオナニーにならないと言う事が検証されたよ!」
原「……こ…」
ア「どうしたの?」
原「この、ぶっ壊してやる!」
ア「ひゃあ、自分殺し!」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 11:44:27.48 ID:eeHCzv/b0
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 11:54:08.91 ID:Soove9gEO
蒼星石二人…ジュル…デスゥ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 12:16:00.90 ID:eeHCzv/b0
ほっしゅ
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 12:52:28.45 ID:mEtpu6JP0
kaso
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 13:16:05.17 ID:QDb3m3kSO
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 13:40:47.57 ID:QDb3m3kSO
夜まであってくれ…

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 14:01:18.97 ID:QDb3m3kSO
早めほ
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 14:10:11.56 ID:ydwnwCiXO
キラ×水銀だな
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 14:30:08.74 ID:l50G17g90
いちもつ!

>>5ワロタwwwwwwwここでも会ったかw

>>10
アニメ蒼積極的杉ワロタw
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 14:52:54.73 ID:Soove9gEO
眠いですぅ
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 15:34:23.39 ID:Soove9gEO
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 15:59:53.46 ID:eeHCzv/b0
>>20
蒼「一緒に寝ようか…♥」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 16:25:16.89 ID:UrkZZ01DO
珍しい組み合わせだと捗らない保守
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 17:12:06.92 ID:UrkZZ01DO
えええ保守
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 17:39:31.60 ID:QDb3m3kSO
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 17:46:58.01 ID:l50G17g90
  ,---------------------、
 /____[__ i __]____/ ヽ、
 ヽ、:::::::::┌──┐::: ___::::ヽ、 ヽ、
   ヽ、:::i二ニニ二く/',二二ヽ>ヽ、 ヽ
    ヽ,i´ノノノヽ)))|l |ノノイハ))::::ヽ/
     /Wリ゚ ヮ゚ノリ:|l |リ゚ ヮ゚ノ ::/|
   /::::::⊂)_介」つ⊂)_介」つ/ .ノ
  ┌─────────.||´./
  │    [[二二二]]    .|/
  └─────────´
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 18:11:26.11 ID:UrkZZ01DO
保守
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 18:47:01.93 ID:ZMfOJIqwO
遅くなったが>>1乙!
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 18:47:31.47 ID:eeHCzv/b0
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 18:56:25.91 ID:l50G17g90
蒼「翠星石をチュッパチャップス」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 19:04:32.92 ID:eeHCzv/b0
雛銀燈シリーズ

雛銀「うわぁー、すごい雲なのぉ」
 窓の向こうを雛銀燈が指差し、その方を見ると積乱雲が空を覆い始めたところだ。
 湿った風も吹いてきて、一雨来るのを予感させる。
銀「ほんとねぇ。これは夕立が来るわねぇ」
雛銀「雨降るのぉ?」
銀「ええ。すごい雨が降るわよぉ」
雛「大変、洗濯物をしまっとかないと…」
 そう言って慌てて庭に出て雛苺は洗濯物を仕舞い始めた。
 その間にも当たりはどんどん暗くなっていく。
雛銀「お外が真っ暗になってきたのぉ」
銀「そうねぇ。雷も鳴るわねぇきっと」
雛「雷…」
 水銀燈の台詞を聞いて、雛苺は天を仰いだ。

 それから数分経ってからバケツをひっくり返したような大雨が降り出した。
雛銀「降ってきたのぉ!」
銀「とうとう降って来たわねぇ。すごい雨だわぁ」
 ソファに座りながら窓の外を眺める二人。
 その傍らで、雛苺は黙々と洗濯物を畳んでいる。
 その様子に気付いた水銀燈が声を掛けた。
銀「…雛苺、顔青いけど大丈夫ぅ?」
雛「え…ま、まだ大丈夫なの」
銀「本当?」
雛「うん、まだ…」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 19:04:52.04 ID:eeHCzv/b0
 そう言った瞬間に窓の外が光って少し後に雷鳴が聞こえて来た。
 それに雛苺は一瞬身震いする。
雛「っ!」
銀「来たわねぇ」
雛銀「雷さんなのぉ!」
銀「雛銀燈、怖くない?」
雛銀「うん、平気なのよぉ」
銀「強いわねぇ。…あらぁ?」
 さっきまで洗濯物をしていた雛苺が水銀燈の隣に来ていて、その服の裾をギュッと握った。
 その顔は今にも泣き出しそうだ。
雛「…そろそろ、駄目かもなの…」
銀「ふふ…こういうとこは昔と変わらないわねぇ」
雛「だって…」
 そこまで言った時にまた雷が光って雷鳴が響いた。
 そこで思わず水銀燈に雛苺は抱き付いた。
雛「ひぃっ! だ、だって…これはしょうがないの…!!」
 水銀燈の胸に縋りつきながら涙声で搾り出すかのように答える。
 そんな震える雛苺を水銀燈は片手で抱きしめた。
銀「しょうがないわねぇ。鳴り止むまでこうしててあげるわぁ」
雛「そうしてなの…!」
雛銀「あー、雛ママだけずるいー! わたしもだっこなのぉー!」
 そう言って今度は雛銀燈も水銀燈に抱きついてきた。
銀「はいはい。まるでおしくらまんじゅうねぇ」
雛銀「えへへぇ」
雛「うん…こうしてると安心するの…」

 夕立が止むまで3人とも一緒に固まってました。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 19:06:08.77 ID:eeHCzv/b0
たまには雛苺をヘタレさせてみたw というかこれが本来の姿?



職人来ないなぁ…。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 19:28:50.13 ID:pPV/G3uLO
ヒナ可愛いよヒナ


小説書きたいがネタが無いなぁ…
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 19:57:57.16 ID:HqfMzIfSO
保守。


ネタがないなら募集すればいいじゃない

と言ってみる
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 19:59:35.40 ID:QDb3m3kSO
雷が弱点かww
付き合ってた時代はこういうのをネタにされて水銀燈にイジられたりしてたのかなぁ…
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:19:13.23 ID:pPV/G3uLO
>>35
そうしようかと思ったが、気が付けば出来てた


『貴方だけを見つめてる』


 雲一つない青空に、咲き誇る様な太陽の下。
 麦わら帽子を被った太陽の様な笑顔の雛苺は、にっこりと笑った。

「蒼星石、早く早くー!」
「そんなに急がなくても、向日葵畑は逃げないよ?」
「でもでも、待ちきれないのよー」

 そんな雛苺に手を引かれて、慌てる彼女を落ち着かせようとしているのは蒼星石。
 二人は向日葵畑に来ていた。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:20:36.08 ID:pPV/G3uLO
>>37
「ほらほら、早く!」
「仕方ないなぁ」

 呆れた、でも優しい笑顔で、蒼星石は笑った。

「あ、着いたの!」
「わぁ…!」

 二人の視界に入ったのは、見渡す限り一面の向日葵だった。

「もっと近くに行こうか」
「うん!」

 今度は蒼星石が雛苺をリードして、向日葵畑に向かって走り出した。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:21:35.38 ID:pPV/G3uLO
>>38
「うゆ…ヒナより背が高いのよ…」
「向日葵って結構大きいからね」
「来年は負けないのよー!」
「ふふ…」

 向日葵に対抗心を燃やす雛苺に、笑わずにはいられなかった。

「そういえば、向日葵の花言葉って知ってる?」
「ふぇ?」
「『貴方だけを見つめてる』って言うらしいよ」
「ほぇ〜…」

 じぃっ、と向日葵を見つめる雛苺。対して、向日葵も雛苺をじぃっ、と見つめている様だった。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:22:28.69 ID:pPV/G3uLO
>>39
「…………」

 そんな雛苺を見て、微笑ましい筈なのに、何処か気に入らない蒼星石は、キッと向日葵を睨んでみた。
 向日葵は平然としていた。

「ほぇ?どうしたの?」
「え…あ…な、何でもないよ…」

 自分のしていた事を情けなく感じ、全てから気まずそうに目を反らした。
 雛苺はよく分からないという表情だったが、何かに気付いた様な表情をして、じぃっ、と蒼星石を見つめた。
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:23:07.46 ID:pPV/G3uLO
>>39
「? 雛苺?」
「じー……」
「………」

 ただひたすら見つめてくる雛苺に、くすっ、と笑みを溢した後、不意に唇を重ねた。

「!? ふ、不意打ちはひきょーなの!」
「ふふ、されたいのかと思って」

 顔を真っ赤にして後退り雛苺。
 蒼星石は、悪戯っ子の様な笑みを浮かべた。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:23:51.50 ID:pPV/G3uLO
>>41
「ひ、ヒナは…蒼星石も見つめて欲しいのかと思って……」
「正解、かもね」

 次の瞬間、雛苺は蒼星石の腕の中にいた。

「僕以外、見つめちゃ駄目だよ」
「…人じゃなくても?」
「…うん」
「…分かったの」

 雛苺も、ギュッと蒼星石を抱き締めた。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:24:34.08 ID:pPV/G3uLO
>>37-42
投下終了

実は子供っぽい蒼い子
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:47:25.25 ID:Soove9gEO
翠星石憤死の組み合わせキタコレ!
タマラン!
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:48:41.08 ID:UrkZZ01DO
ほのぼのいいよー!!
嫉妬してる蒼い子も可愛すぎるぜ
もうとにかくgj
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 20:50:33.54 ID:QDb3m3kSO
雛受けぃぃぃぁぁぁぁ!!
萌えすぎたぁ!!向日葵に嫉妬する蒼星石もいぃぃぃぃぃぃぃ!!
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 21:08:30.13 ID:QDb3m3kSO
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 21:08:48.33 ID:pPV/G3uLO
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 21:23:09.41 ID:QDb3m3kSO
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 21:45:15.90 ID:pPV/G3uLO
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 21:46:21.96 ID:eeHCzv/b0
>>43
今更だけどGJ!
ほのぼの良いよぉ


ところで、ロックバンドスレでの設定の百合SSネタが浮かんだんだが…ロックバンドスレかこちらか、どっちに投下すれば良いのだろうか…。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 22:01:55.21 ID:eeHCzv/b0
ほしゅ
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 22:03:55.94 ID:QDb3m3kSO
どっちでもいいんじゃないか?
ロックバンドスレあんまり立たないけど
54 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:12:06.78 ID:QDb3m3kSO
白桃伝説投下します
いつも通りエロ鬼畜ですので苦手な方はスルー、または酉をNG登録お願いします
55 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:13:33.73 ID:QDb3m3kSO
第七話『天使堕天使』


「ハァ…ハァ…」
「ぜぇ…ぜぇ…」

あれから数時間…受け攻めを交代し、
数え切れないほどの絶頂を迎えた二人は、息を荒くして重なっていた

「や、やりすぎなのだわ…」
「あ…あなただって最後の方…すごかったじゃなぁい…」
「そりゃやられっぱなしじゃ…それより組んでくれるんでしょう…?」
「えぇまぁ…ねぇ…」

フラフラと起き上がり、服を着る二人
この疲労感では、正直行く気になれない

「明日で…いいかしらぁ…?」
「き、奇遇ね…私も今日は準備をして…明日にしようと…思ってたのだわ…」
「準備ねぇ……………あ!」
「…どうしたの?」
「良いこと思いついちゃったぁ…じゃあまた明日…ここに来なさぁい…」
「…わかったわ」

真紅が帰ると、教会は静寂に包まれた

「めぐに借りができるわねぇ…」

楽しそうな表情を浮かべ、病院へと向かった
56 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:15:34.35 ID:QDb3m3kSO
―†―†―†―†―†―†―†―†―†―†―


「────うぅ!────あぇっ!」

(誰かの声…喘ぎ声…?)

「あぅぅ!─────うぇぇっ!」

(違う…呻き声…?でもこの声…聞いたことが…ある…それに僕…いつの間に眠って…)

「おはようございます。蒼薔薇のお姉さま」
「き、雪華…綺晶…!!」

目の前に雪華綺晶の顔
蒼星石を見下ろしている
体は茨で固定され、頭を雪華綺晶の膝に乗せられていた

「…あれをご覧ください」
「…!!」

首を持ち上げられ、前方を見る
さっき聞こえた呻き声の主がそこにいた
目隠しをされ、体の自由と口を苺の蔓で封じられている翠星石
そのまま空中に吊り下げられ、膣内も蔓で犯されていた
そして横には雛苺──

「翠星石!!翠星石ぃッ!!」
「無駄です。髪の毛で見えませんが、耳栓もしてありますから」
「あ、蒼星石起きたの?おはようなの」
57 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:17:35.67 ID:QDb3m3kSO
無邪気そうな笑顔で言う雛苺

「翠星石を離せぇぇぇ!!」
「捕まってる分際で…よく言えたものですね」
「翠星石!翠星石!返事をして!!」
「…ですから聞こえません。…ホントにあなた達はお互いの事が大好きなんですね」
「うるさい!」
「今、なぜ翠薔薇のお姉さまがあんな目にあってるかわかります?」
「えっ…?」

「蒼薔薇のお姉さまは、あなたのせいで捕まった。今から壊します

と、脅したら

何でもするから蒼星石には手を出さないで

って泣きながら言ったんですよ。だから何でもさせて頂いているんです」

「そんな…!」
「あなたは翠薔薇のお姉さまのおかげで生きているのです。黙って見ていてください」
「翠星石…!」

愛する姉妹を目の前で陵辱される
見ている蒼星石にとってまさに地獄絵図だが、受けている翠星石にはそれ以上に過酷な状況だった
何も見れず、何も聞けず、ちゃんと約束を守っているか、蒼星石が無事なのか否かもわからない

「情報を遮断されると、恐怖感が何倍にもなるんですね…そういうのを利用したプレイもあるみたいですが」

雛苺は翠星石の膣から蔓を引き抜くと、如雨露を手に取った
58 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:19:14.12 ID:QDb3m3kSO
「ほら、ちょうど如雨露攻めが始まりますよ。私が翠薔薇のお姉さまにされた事です」
「やめて…やめて…!」
「あなたがやめてと言っても、本人が何でもしますと言ったのですから…しっかり見てあげてくださいね」

その先端を膣にあてがうと、一気に最奥部にまで挿入する

「あぁぁうう゛ぅぅ!!」

一際大きな呻き声を上げる翠星石
乱暴にピストンさせる雛苺
今まで膣に入れていて愛液がべったりついた蔓を、容赦なく翠星石のお尻に突っ込んだ

「ううぅぅぅあぁぁ!!」

翠星石の膣から愛液が飛び出す
快楽を伴わない絶頂を迎えた
それでも、蔓は直腸で暴れるのをやめない
如雨露攻めもますます激しくなる一方だった

「もうやめろぉぉぉぉぉ!!!!!」

部屋に響く叫び声
それと同時に、全身に巻き付く茨がさらに蒼星石を強く締め上げた

「痛ッ!!ぁ…あぁ…っ!!」

激痛の最中に捉えた一瞬の映像
不気味に歪んだ雪華綺晶の顔…
59 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:20:44.16 ID:QDb3m3kSO
「三度目ですよ…?聞き分けのないお姉様は痛い目にあってもらわないとならないようですね」
「な、何っ…んぅ!?」

髪の毛を掴み、後ろに引っ張る
頭上の雪華綺晶に顎を突き出す形となった蒼星石の唇を、乱暴に奪った

「うぅ…ぐぅっ!」

口内を味わいながら、上下を茨で圧迫されて普段以上に膨らみが増した胸も弄る
その度に茨の痛みと不快感が、蒼星石の体を駆け抜けた

(苦しいっ…!)

無理な体勢と不自由な体が、さらに負担を募らせる
だけど当然だ
自分は捕まっているのだから

(苦しい…けど…翠星石は…こんなもんじゃ…)

大好きな姉の苦しむ姿
例え何があったって忘れられないだろう
これから何があっても、どこへ行っても

だから僕も耐えるよ
意味があるかわからないけど──

「きーらーきー!」

その苦しみが、不意に途切れる
雛苺が雪華綺晶の動きを制止した
60 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:23:00.10 ID:QDb3m3kSO
「翠星石は約束したの。約束破っちゃメっなのよ」
「…申し訳ありません桃薔薇のお姉さま…つい」
「わかったらいいの」

雪華綺晶の頬に軽くキスをする雛苺
そんな姿は天使のようで…
だけど今は悪魔のようで…

「雛苺…翠星石を…離して…」

無駄かも知れないけど、雛苺に言わないと意味がない
どっちにしたって絶望しかない

「だったら…今度は蒼星石が何でもするの…?」

問いかける雛苺
意外な言葉に驚く蒼星石
今、目の前で翠星石にしている攻めの代わりになるの?
そう聞こえた

「…する…するから…!もう翠星石には…何も…しないで…!!」

蒼星石の目から涙が流れる
いや、攻めを見せられているときから既に泣いていた
雛苺が如雨露を抜き、手に持って近づいて来た
61 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/28(土) 22:23:15.74 ID:QDb3m3kSO
「これをここに入れられるのよ?耐えれるの?」

蒼星石の服の上から如雨露で性器をなぞる

「それで…翠星石を…離してくれるなら…」

普段の蒼星石からは聞けない、弱々しい返答

「…その言葉を…待ってたの…」

ニヤリと笑う雛苺
しかし、脱がそうとはしなかった

「…?」
「蒼星石にはね…別の事をお願いするの」
「別の…?」
「それが成功したら、翠星石は解放するの」
「わかった…何を…何をすればいい…?」

「真紅を倒して連れてきて?」

ボロボロにして、立てないくらいに
と付け足して雛苺は満面の笑みを見せた

本当の苦しみは、まだ始まってすらいなかった
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 22:24:49.24 ID:QDb3m3kSO
投下終了
時間があったらまた来ます
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 22:35:40.13 ID:eeHCzv/b0
もう投下無いかとちょっと諦めてた。

相変わらずのダークサイドっぷりがすごい…続きも期待してますー
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 22:53:53.38 ID:eeHCzv/b0
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 23:13:42.96 ID:UrkZZ01DO
>>62

今回も雛黒いぜ…
しかし蒼い子の如雨露姿を想像してしまった俺はもう色々と駄目かもわからんね
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/28(土) 23:39:27.08 ID:eeHCzv/b0
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:00:29.48 ID:Z+OV79UU0
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:15:17.86 ID:vifumGAdO
投下するyo
ちょっと暗いから苦手な方は注意


原作蒼星石(ラピス)×アニメ蒼星石

『明けない夜』


 日と日の境目の一瞬を過ぎて、暫く経った。
 雲から漏れる微かな月の明かりが、窓越しに部屋を照らす。その部屋のソファには、一人の少女、否、一体の人形が座っていた。普段頭の上にある帽子を膝に乗せ、静かに瞼を閉じていた。
 ふと何処からか、紅茶の香りが漂ってきた。

「飲む?」

 湯気が上る紅茶が入ったティーカップを持った、もう一体の人形が、ソファに座った人形に歩み寄る。
 驚く事に、二体の人形は瓜二つだった。双子とか、そういうものではなく、まるで鏡の様に同じだった。
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:16:02.50 ID:vifumGAdO
>>68
「…頂くよ」

 問いに答える様に、閉じていた瞼をゆっくりと開き、紅茶を持ってきた人形を同じオッドアイで見つめた。

「はい」
「…ありがとう」

 差し出されたティーカップを受け取ると、そのまま口元に持っていき、カップを傾けた。

「…相変わらず、美味しいね」
「あ、ありがと…」

 微かに頬を赤く染めて、視線を反らした。そんな反応に、くすっ、と笑みが溢れた。心の中の、あるものが反応して――。
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:16:38.04 ID:vifumGAdO
>>69
「あぁ、そうだ。君も飲む?」
「え……――!」

 問いの意味を理解する前に、唇は塞がれた。その代わり、まだ熱い紅茶の味と香りが口の中に広がった。

「ね、美味しいでしょ?」
「な…な…!!」

 先程のシリアスな雰囲気は何処へやら、悪戯っ子の様な笑みを浮かべる“蒼星石”と、顔を真っ赤にさせる“蒼星石”。
 二人は同じ存在であり、違う存在でもあった。
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:17:32.12 ID:vifumGAdO
>>70
「も、もう…!」
「怒らないの。折角夢で逢えたんだから、ね?」
「そ、それとは関係…」

 言い終わる前に突然抱き締められ、続きの言葉が紡がれる事は無かった。

「ちょ、ちょっと…」
「久し振りの再会なんだから、もう少しこうさせて?」

 より強く抱き締められ、胸はさらに高鳴った。
 自分と同じ筈なのに、表情も、香りも、見つめる瞳も、全て違う。
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:18:22.60 ID:vifumGAdO
>>71
「……相変わらず甘えん坊だね、ラピスは…」
「君に言われたくないな」
「えっ?」
「甘えた表情と声でおねだりを……」
「わー!わーー!」

 ラピスと呼ばれた蒼星石が呟いた瞬間、大声を上げて言葉を中断させた。やっと赤みが引いた顔が、再び赤くなった。

「……ん?そろそろ目覚めの時間の様だね…」
「え…?もうそんな時間なんだ……」

 先程のやりとりとはうって変わって、お互い寂しげな表情を浮かべた。
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:18:57.78 ID:vifumGAdO
>>72
「……また、逢えるよね?」

 俯いた顔を上げ、ラピスを見つめた。

「きっと逢えるよ。君が僕を望んでくれる限り」
「……うん!」

 お互い微笑んだ。
 次の瞬間、蒼星石の姿はすぅ、と消えた。

「……現実の世界に戻ったみたいだね」

 一人残されたラピスは、窓越しに空を見上げた。空には相変わらず月が輝いていた。
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:19:34.94 ID:vifumGAdO
>>73
「……君は、迷っているのか…」

「最近夢の世界には、太陽が昇らなくなってしまった」

「それは、君が朝を望んでいないと言う事」

「………僕は、どうすれば良い…?」

「君にはちゃんと現実の世界で生きて欲しい………でも………僕は………」

『閉じ込めてしまえば良いじゃない…永遠の夜に……』

「なっ…!?君は……!!」



―――――
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:20:28.10 ID:vifumGAdO
>>74
「ん……此処は……夢の世界…?……」

 再び夢の世界に足を踏み入れた蒼星石。しかし、前と比べると世界が変わっていた。
 世界が影に包まれた様だった。

「一体……?」
「蒼星石……」
「! ラピ…ス…?」

 愛しい人の声がして振り返ってみると、そこにはラピスが俯いて立っていた。けれど、明らかに様子がおかしい。
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:20:59.30 ID:vifumGAdO
>>75
「ラピス……何があったの?」
「…………」
「ねぇ……ラピ…!?」

 名を呼ぶ前に塞がれた唇。だがいつもの温もりは感じられず、何処か冷たい唇だった。
 抵抗しようとするが、突然舌を入れられて、どうする事も出来なかった。

「んぅ…!んんっ…」
「はっ……蒼星石……」

 瞳をうるませ、必死に呼吸を整える。頭がボー、としていたせいか、手足に絡む茨に反応が遅れてしまった。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:21:43.34 ID:vifumGAdO
>>76
「っ……これは……」
「…………」
「…君は…本当にラピスなの…?」
「そうだよ」
「っ…!?」

 ラピスの言葉が合図になったかの様に、周りの茨は二人を徐々に捕える。

「ぐっ…!」
「…………」
「ラピス!目を覚まして!」
「………め……」
「え……?」
「…ごめ…んね…」
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:22:20.46 ID:vifumGAdO
>>77
「…ラピ…ス…」
「ずっと君と一緒にいたかった……そんな弱味につけこまれて…」
「…!」
「この夢の主は……僕だった……」
「ラピ…!」

「明けない夜を望んでいたのは、僕だったんだ」

 この言葉を最後に、二人は完全に茨に飲み込まれてしまった。

『おやすみなさい……良い夢を……』



end
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:23:16.32 ID:vifumGAdO
>>68-78
投下終了

なんかダークになってしまったorz
後半文がおかしいのはきっと気のせい
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:30:54.09 ID:Wtz82rxe0
原作蒼はヤンデレですか…。
両方の世界の翠星石も発狂間違いなしですな
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:43:38.94 ID:vifumGAdO
寝るほ
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:47:53.45 ID:7p+ckG2FO
やはり蒼星石にはバッドエンドがよく似合う
何故だろう
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:51:14.29 ID:7p+ckG2FO
いや、ある意味ハッピーエンドか
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:54:57.35 ID:Wtz82rxe0
雛銀燈シリーズ

雛銀「ごちそうさまぁー」
 そう言って雛銀燈が夕食を食べ終えテーブルから離れた。
 だがそのお皿を見て雛苺が声を掛ける。
雛「雛銀燈、ピーマンがまた残ってるの」
雛銀「もういらなぁーい」
銀「そう言ってまた残す気でしょお。好き嫌いはダメよぉ」
雛銀「だってもうお腹いっぱいなのよぉ」
雛「お腹いっぱいって言ったって、あと一口だけなのよ。ほら、あーんなの」
 雛苺が残ったピーマンを箸でつまんで雛銀燈に差し出す。
 だが、それに対してプイッと顔を背けた。
雛「雛銀燈、好き嫌いは許さないのよ。あーん」
雛銀「う、うう…」
銀「好き嫌いしてるとずっと小っちゃいままで大人になれないわよぉ」
雛銀「…だったら小っちゃいままでいいもぉん! おやすみぃ!」
雛「あっ、こら!」
 そう捨て台詞を吐くとピーマンを食べずに駆け出して、そのまま寝室へ行ってしまった。
 残された雛苺はやれやれといった様子でイスに掛け直す。
雛「雛銀燈の好き嫌いにも困ったのよ…」
銀「子供に好き嫌いが多いのはしょうがないけどねぇ…」
雛「何か良い方法は無いの?」
銀「うーん…」
 雛苺にそう言われて水銀燈は少し考える。
 しばらくしてある考えが浮かんで水銀燈は顔を上げた。
銀「…上手くいくか分からないけどぉ…」
雛「なになに?」
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:55:17.19 ID:Wtz82rxe0
 翌朝、水銀燈が会社に行く準備をしていると雛銀燈が興奮した様子で紙切れを持ってきた。
雛銀「銀ママぁ! これ見てぇ!」
銀「どうしたのぉ?」
雛銀「くんくんから手紙が来たのよぉ! 読んでぇ!」
 当然これは昨晩に水銀燈が書いたものである。
雛「本当? すごいのよ」
銀「分かったからちょっと貸しなさぁい」
 手紙を受け取り、水銀燈はそれを読み始めた。
銀「なになに、『雛銀燈ちゃん、いつも応援してくれてありがとう。嬉しいよ』ですってぇ」
雛銀「へへへー」
 更に続きを読む水銀燈。
銀「…『でも、雛銀燈ちゃんはピーマンが嫌いなんだって? 残念だなぁ、もっと良い子だと思ってたのに』」
雛銀「え…」
銀「『好き嫌いの無い良い子だったら、もっと雛銀燈ちゃんのことが大好きになれるのに…』…雛銀燈、どうするぅ?」
 水銀燈にそう尋ねられ、雛銀燈は困ったようにうんうんと唸り始めた。
 その様子を見ながら更に続ける。
銀「『好き嫌いが無くなったら、きっともっと探偵を頑張れるんだ。好き嫌いがなくなるのを願ってるよ』…だってぇ」
雛銀「うう…くんくん…」
銀「どう? くんくんの為にもピーマン食べるぅ? 大変みたいよぉ」
 そう言って目を覗き込む水銀燈。しばらくして雛銀燈は顔を上げた。
雛銀「…食べるのぉ」
銀「本当?」
雛銀「くんくんのためなのぉ!」
銀「嘘じゃないわねぇ。ちゃんと食べるのよぉ」
雛銀「うん!!」
 力いっぱい頷く雛銀燈を見て、水銀燈と雛苺は『作戦通り』とウインクしあった。
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:55:54.12 ID:Wtz82rxe0
 時間は流れて夕食。
 雛銀燈は残った野菜炒めのピーマンを見つめてなかなか動こうとしない。
雛銀「うう…」
銀「どうしたのぉ? くんくんのために食べるんじゃなかったぁ?」
雛「くんくんとの約束、破っちゃうの?」
雛銀「…た、食べるもん!」
 そう意を決すると、残ったピーマンを一気に口の中に放り込み、2,3口噛んで飲み込んだ。
雛「よく出来たのよ!」
銀「食べれたじゃなぁい。偉いわよぉ」
 形はどうあれ食べた事に二人は褒めた。
雛銀「くんくんのためだもん!」
銀「そうねえ。…じゃ、私もごちそうさまぁ」
 そう言って水銀燈も食べ終わったが、雛銀燈が水銀燈のお皿を見てトマトが残ってるのに気が付いた。
雛銀「銀ママ、サラダのトマトが残ってるのよぉ」
銀「え…い、今お腹いっぱいでぇ…」
雛「…水銀燈…」
 雛銀燈とさして変わらない言い訳をする水銀燈をジト目で睨む。
 そこで雛苺はいたずらっぽい笑みを浮かべた。
雛「雛銀燈、水銀燈は甘えんぼさんだからあーんして食べさせて欲しいのよ」
銀「んな、違…!」
雛銀「そうなのぉ? はい銀ママぁ。あーん」
 トマトをフォークで刺して水銀燈に差し出す雛銀燈。
雛「まさか断るつもりじゃないのよねー?」
銀「う…た、食べるわよぉ、食べれば良いんでしょう!?」
 そう言って出されたトマトを口の中に入れ、殆んど味わないで少し噛んでお茶で流し込んだ。
銀「ど、どう…?」
雛銀「食べたのぉー! はい、もう一個あーん」
銀(…カンベンしてぇ…)
 涙目で夕食を食べ終えた水銀燈だった。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:56:39.62 ID:Wtz82rxe0
自分もトマト嫌い。
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 00:59:29.50 ID:0DKsCclW0
みなさん乙
あとでじっくり読ませてもらうわ

http://wktk.vip2ch.com/vipper84610.jpg
「僕達アリスゲームとかどうでもいいんで。じゃ!」 
がばっ
「え、ちょ、蒼星石!?」

二人で愛の逃避行
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:05:05.40 ID:Wtz82rxe0
>>88

相変わらずクオリティ高いなぁ! 大好きだ!
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:06:57.77 ID:XNed9ncbO
>>86
かわええw
銀の好き嫌いが雛銀に出たかww

>>88
お久しぶりです
相変わらずたまらんのぉw
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:21:36.84 ID:Wtz82rxe0
早めに保守
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:27:15.62 ID:h3SGbEVcO
>>88
相変わらず上手いww
お幸せに
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:33:39.74 ID:7p+ckG2FO
>>88
ツンデレと僕っ子が駆け落ちしたのだわ!
にがさないわぁ
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:41:07.71 ID:Wtz82rxe0
ねるほノシ
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 01:55:33.97 ID:MuNekg9DO
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 02:15:30.51 ID:7p+ckG2FO
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 02:34:11.01 ID:7p+ckG2FO
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 03:11:44.62 ID:7p+ckG2FO
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 04:26:32.69 ID:7p+ckG2FO
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 05:24:50.95 ID:7p+ckG2FO
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 05:46:48.26 ID:7p+ckG2FO
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 06:14:42.22 ID:7p+ckG2FO
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 06:50:42.50 ID:MuNekg9DO
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 07:04:37.34 ID:9Kpgjn/z0
おお皆乙!!

>>88
なんという理想形
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 07:41:48.29 ID:72tmMsVBO
翠「蒼星石とちゅっちゅしたいですぅ〜♥」
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 08:13:52.05 ID:7p+ckG2FO
蒼星石「(−_−)zZ」
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 08:36:58.58 ID:72tmMsVBO
翠「(´;ω;`)」
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 09:13:44.54 ID:h3SGbEVcO
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 09:47:22.43 ID:7p+ckG2FO
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 10:12:53.18 ID:MuNekg9DO
蒼「翠星石の母乳が飲みたい」
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 10:21:42.27 ID:Wtz82rxe0
雛銀燈シリーズ番外編

銀「どう、仕事終わったぁ?」
紅「ええ、やっと終わったわ。…もうこんな時間…ごめんなさい、こんな時間まで付き合わせて…」
 時計を見てみるともう既に九時近くまでなっていた。
 当然他の社員は既に帰宅している。
銀「良いわよぉ別にぃ。…だって、今ここでその待機料を貰うからぁ…」
 妖しい目をしてそのまま真紅に深いキスをする水銀燈。
 いきなりの事に真紅は驚いたが、それに抵抗せず真紅からも舌を絡め合わせる。
 しばらくお互いの口を堪能した後に口を離し、銀色のアーチが二人の口を繋ぐ。
紅「…いいの? 雛苺と雛銀燈ちゃんが家で待ってるんじゃない?」
銀「大丈夫よぉ。バレなければどうってことないわぁ」
紅「…困った主人ね」
銀「貴方が誘うから悪いのよぉ」
 そう言って再び口付けをし、更に服の中に手を入れ真紅の胸を


雪「…で、ここからどうなるんですか?」
 やや興奮気味で真紅に尋ねる雪華綺晶。
 それを制すように真紅はパソコンを打ち続けていく。
紅「落ち着きなさい、ここはこうなって…」
雪「まぁ、いきなりそう来るなんて…銀お姉さまも大胆ですわ」
紅「まだまだこんな物じゃないのだわ。これから更に…」
雪「ええ!?{ピー}をここで使うんですか!?」
紅「ふふふ、これだけじゃ収まらないのだわ。こんな物も使うのだわ」
雪「そんな、{バキューン}まで!?」
紅「なかなか面白いのが出来そうだわ。後はこれを元にネーム書いて…」
 そんなふうに興奮気味に二人が騒いでいると、例の如く水銀燈が音もなく背後に現れた。
 そしてそのパソコンの文章を読み始める。
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 10:23:18.47 ID:Wtz82rxe0
銀「……」
紅「よし、次の新刊はオフィスラブ&不倫で行くわ! 帰ったら早速取り掛からないと…」
雪「紅薔薇お姉さま、完成したら私にも見せてくださいませ」
紅「いいわよ、楽しみにしてなさい」
銀「…私にもくれるぅ?」
紅「ええ、もちろん…て、水銀燈!?」
 そこでやっと真紅は引き攣った笑顔を浮かべている水銀燈に気付き、一気に全身から血の気が引いていった。
銀「…あなたも本っっ当に懲りないわねぇ…職場を何だと思ってるのぉ…?」
紅「いや、あの、これはその…」
銀「…言っとくけど私は家族一筋だし、まずあなたみたいなオタクに興味はないからぁ…」
紅「は、はい…」
銀「…それでもお望みなら…その小説どおり胸揉んであげましょうかぁ?」
紅「へ、い、いや、それは結構…」
銀「遠慮するんじゃないわよぉ!」
 言うや否や、真紅の胸を揉む…というか全力で握り潰そうとする。
紅「痛い痛い痛い!! 胸が潰れるー!」
銀「いっそマイナスDカップになるまで揉んであげましょうか!?」
紅「それ揉むじゃなくて抉るだからああああごめんなさーい!!」

 ちなみに雪華綺晶はこっそりと逃げてました。
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 10:24:12.08 ID:Wtz82rxe0
これでダメ真紅妄想シリーズは終わり。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 10:28:09.15 ID:XNed9ncbO
懲りないな真紅ww
水銀燈一家で妄想し過ぎだろww
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 10:51:06.44 ID:Wtz82rxe0
はやめにほ
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 11:20:48.10 ID:7p+ckG2FO
不倫いいな
いいよー
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 11:34:21.74 ID:7p+ckG2FO
翠星石と蒼星石のどちらかが不倫して、残された方がヤンデレ気味になって
もう片方を監禁したり殺したりしてバッドエンド

こういうのが最近好きなんだけど何て言うジャンル?
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 11:55:37.23 ID:7p+ckG2FO
自己解決した。ただのヤンデレ百合か
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 12:00:55.61 ID:TnD/iyAB0
はやめほ
120 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:25:57.57 ID:XNed9ncbO
白桃伝説投下します
エロ鬼畜なので苦手な方はスルー、もしくは酉をNG登録お願いします
121 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:26:31.94 ID:XNed9ncbO
第八話『白桃』


「一晩あげるの…その間に考えて…?」

従わなければ、翠星石は間違いなく壊される
蒼星石が決断を下すのに、一晩も必要ない
それでも時間を与えるのは、肉体的な回復と精神的な追い込みだった
蒼星石と聴覚、視覚、体の自由を奪われたままの翠星石をそれぞれ隔離する
お互いの事が不安でたまらないだろう
だからこそ蒼星石は、真紅を倒す事に必死になる

「蒼薔薇のお姉さまの方は寝やすいように前で縛り、人工精霊も取り上げました…」
「ご苦労さまなの〜…じゃあ寝ようなの」

とても疲れた様子の雛苺
雪華綺晶のミスで翠星石と戦闘、そして攻め、その後の蒼星石との戦闘、再び翠星石への攻め
一日でそれだけすれば疲れていて当然だった
ふらふらとベッドに向かい…座る

「きらきーも早く来るの…」

それが可愛く、愛おしく思え…無意識に雪華綺晶は雛苺を押し倒していた

「きらきー…?」
「桃薔薇のお姉さま…」
「…今日はダメなの…疲れたの…」

わかっている
だから
122 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:28:14.65 ID:XNed9ncbO
「今日は私が…してもいいですか…?」
「うゅ?きらきーが…?んっ!」

唇を奪う
驚いて咄嗟に手で押しあげようとする雛苺
その両手を両手で押さえつけた
さすがに雛苺相手に茨は使えない

「だっ…ダメなのっ!きらきぃ〜〜!」

何とか上半身を起こそうとする雛苺に優しく体重をかけ、体ごと押さえつける

「いつもよくしてもらってますので…今宵は逃がしません…」
「やっ…きらきー…あっ!」

耳、首筋と愛撫をしながら右手でリボンを解き、服を脱がせ始める
雛苺の左手は抵抗するが、無視できるほど微々たるものだった

「きらきー!きらきー…!ひゃう!」
「可愛いです…桃薔薇のお姉さま…」

下着に手を入れ乳首をいじくる
摘んだり抓ったりするたびに、可愛らしい声をあげた
する方は慣れた雛苺でもされることは初めてで、少し本気の抵抗をする
しかし、ジワジワと登って来るくすぐったさに似た快感が、雪華綺晶へ身を預ける事を促した
123 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:29:47.51 ID:XNed9ncbO
「いただきます」
「あぅ!」

左手で雛苺の右手を封じたまま、もう片方の手を背中に回し抱き寄せる
臍の周りから乳首まで、丁寧に舌で舐めまわした

「やっ…あっ!…き、きらきー…!」
「んっ…んむっ」
「やぁーなの…きらきー!きらきー!」

もはや抵抗は口だけになっていた
完全に雪華綺晶を受け入れた証

「きらきー…はぁっ…うゃ…」

その名をもっと…その声でもっと…

呼んで下さい──これからも──!

雪華綺晶は支えている手を足へ回し、雛苺の左足を担ぐように持ち上げる
素早くその間に体を入れ少し強引に下着を脱がせた
露出する雛苺の割れ目
そこは既に多量の愛液で濡れていた

「桃薔薇のお姉さまの…お、おま…んこ…すごく濡れて…います」
「…そ、そんな事言わないでなの〜!」

言葉攻めは逆に言う方も恥ずかしくなる
しかし、言われた方が恥ずかしかったらしく、雛苺の顔が紅潮する
124 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:31:02.85 ID:XNed9ncbO
「失礼します…」
「あっ!舐めちゃやぁーなの!やぁーなの!ひぅぅ…!あっあっ!」

何度もキスはした
何度も唾液が混じり合った
何度も抱かれたイかされた
でも抱いた事はなかった
だが今は愛する人を抱いている
愛する人が自分の稚拙な舌技で悦んでくれている

「うっ…くぅ!やぁ…あぅ!」

クチュ…ヌチュ…
溢れる愛液を啜りながら、もっと欲しいと言わんばかりに舌を膣内にねじ込む雪華綺晶
その行為は容易に雛苺を絶頂へと導いた

「あぁっ…ひゃぅっ!!」

膣から飛び出す愛液も全て口内で受け止める
絶頂の余韻が収まるまで貪り続けた
やがて口を離し…雛苺の目の前で口内に溜まった物を飲み干す

「美味しいです…桃薔薇のお姉さま…」
「きらきー…」

寝ながらスッと手を伸ばす雛苺
何を意味するかを理解した雪華綺晶は、再び上から抱きしめた
そして今度は雛苺からのディープキス
125 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:32:27.17 ID:XNed9ncbO
「…きらきーの…えっち…」

ぷっくりと膨れる顔
怒っている様子はなく、逆に可愛かった

「でも…大好きなの…きらきー…」

そう呟いて眠りにつく雛苺

その大好きは愛してるという意味で取っても構いませんか?

誰かを愛するという行為を知らなそうな精神年齢の雛苺
その無邪気な寝顔を見ながら雪華綺晶は微笑んだ
何か拭いきれない不安を共に抱えて…

―†―†―†―†―†―†―†―†―†―†―

翌朝、蒼星石への決断を迫る
とてもやつれた目をしていて…寝てないだけでは出せない疲労感を醸し出していた

「それで…どうするの?」

聞くまでもない答えのために言うまでもない質問をする

「約束は…約束は守ってくれるんだよね…?」
「もちろんなの。ヒナは真紅が目的なのよ。だから真紅が…ボロボロの真紅が手に入れば翠星石はもういらないの」
「…わかった」
126 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:33:56.40 ID:XNed9ncbO
鋏を渡し距離を取る

「信用は…されてないんだね…」

背中を向け歩き出す

「…じゃあ…行ってくるよ…」

蒼星石は外へと消えていった

―†―†―†―†―†―†―†―†―†―†―

雛苺達は翠星石を閉じこめてる部屋へと向かう

「翠星石…」

返事はない
声も音も聞こえていないから当然の事
雪華綺晶が乱暴に頭を掴むと、ビクッと体を震わせた
耳栓を取り、会話のできる状態にする
だが目隠しは外さない

「翠星石」
「ひ…雛苺!?蒼星石は!?蒼星石は無事ですか!?」
「安心して…蒼星石は無事なの」
「蒼星石と喋らせて欲しいです!お願いです!」
「残念だけど…今は無理なの。翠星石を助けるために次は蒼星石が何でもしてくれてるの…」
「!!」

翠星石の頭に、自分がされた事が鮮明に蘇る
127 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:35:19.45 ID:XNed9ncbO
「蒼星石ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「うるさいです…翠薔薇のお姉さま」
「うぅっ!」

体を縛っている茨が強まり、喚くのをやめさせる

「蒼星石にはね、真紅を捕まえに行ってもらってるの」
「真…紅…?」
「翠星石のためなら真紅を倒せるんだって…」
「し、真紅を…倒す…?」

翠星石はスィドリームで真紅へ伝言したことを思い出す
その時に蒼星石の事も伝えた
だとすれば真紅からすれば蒼星石と会う事はおかしい
敵と見なされ…戦闘は確実

「もし…もし蒼星石が…負けたら…」
「その時はその時です。ですが強者同士がぶつかり合えばお互いただではすまないでしょう。結果的に紅薔薇のお姉さまが戦闘不能になってくださればそれでいい…」

蒼星石は捨て駒
そうとも取れる言い方

「うぅぅぅぅ…うぅぅ…」

蒼星石がやられ真紅も捕まる
そんな最悪の未来が容易に想像でき、涙が流れた
目隠しを外せば、それは雫となって流れ落ちるだろう

「行きましょう…桃薔薇のお姉さま…」
128 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:38:35.56 ID:XNed9ncbO
翠星石のいる部屋から出る
これまで作戦らしい作戦など立てていないが、それなりに上手く成り立っていることに雪華綺晶は感心した

「上手くいけばいいですね…」
「大丈夫なの…きっと上手くいくの!」

それが終われば、雛苺と雪華綺晶はずっと一緒にここで暮らそうと誓う
他のドールやアリスなど、知ったことじゃない

「もうすぐ…全てがここに集うのです」
「そして終わりが始まるの…」

抱き合い、キスをする
身長の差により見下ろす雛苺は、より愛らしいと雪華綺晶は感じた
やがて唇が離れ、二人の間に唾液の橋がかかる

「きらきー…」
129 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 12:40:07.08 ID:XNed9ncbO
名残惜しそうに見上げる雛苺
襲ってしまいたい衝動を抑え、雪華綺晶は抱きしめてる腕を離す

「続きは後のお楽しみです…私は蒼薔薇のお姉さまがどうなったのか見届けてきます」

本当に相打ちだったら、真紅を連れて来るのは雪華綺晶の役目

「う〜…わかったの…」

不満そうな声を出す雛苺

「では…いってきます」
「いってらっしゃいなの!」

それでも最後は笑顔で送り出す
それに答えるように、雪華綺晶も微笑んだ
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 12:46:43.86 ID:XNed9ncbO
投下終了
エロが苦手な方にとって、ようやくあった投下が白桃伝説ではがっかりだと思いますが
自己満足にもうしばしお付き合いください
131 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:01:28.12 ID:XNed9ncbO
引き続き投下します


第九話『誤算』


「霧が濃くなってきたわ…ホーリエ!」

ホーリエの輝きが強くなる
それでも道を照らすのは困難だった

「…仕方ないわね…」

我慢して歩く
さっぱりわからない道をただひたすら前へ進む
曲がったりすればそれこそ永遠に迷ってしまいそうで…

しばらく進むと人影が見えた

「…誰?」

距離は詰めず、問いかける
132 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:03:08.82 ID:XNed9ncbO
「…真紅…」

人影は質問に答えず、真紅の名を呼ぶ
その声には聞き覚えがあった

「あなた…まさか蒼星石!?」

真紅が駆け寄るよりも早く、スィドリームが蒼星石の元へ飛ぶ
その頭上で嬉しそうに舞っていた

「そうか…スィドリームが真紅に…」
「蒼星石!あなた戦ってたんじゃないの?どうなったの?」

完全に警戒を解いている真紅
顔が見える距離…鋏が当たる間合い…

「真紅…僕と来て欲しい」
「どういうこと…?」
「行けば…わかるよ…」

明らかに様子がおかしい

「あなたは雛苺と戦っ…きゃあ!!」

飛びかかり押し倒す
左手で体を押さえ、右手は鋏を振り上げた

「…蒼星石…?」
「話している時間はないんだ…従わないなら眠ってもらうよ…」
133 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:04:21.47 ID:XNed9ncbO
鋏に力が入る

「…あなたは…敵って事?」
「この後に及んで…割と余裕だね…」
「私は聞きたい事がたくさんあるのだわ」
「僕は話す時間がないんだ」
「そんなんじゃ…立派なレディになれないわね」
「余計なお世話だよ…おやすみ」

蒼星石は鋏を振り下ろす
いや、振り下ろそうとして異変に気付く
腕が…動かない

「…」

腕にはびっしりと黒い羽が纏わりついていた

「油断大敵ねぇ…霧のせいもあるけど気付かなかったでしょう?」
「水銀燈…!!…くっ!」

鋏を奪われ逆に押し倒される
絶対的優位に立った時に第三者によって崩されるパターン…
雛苺の時とまったく同じで学習のなさを不甲斐ないと思った

「さぁて…聞きたい事がたぁくさんあるんだけどぉ…」

腕だけじゃなく、全身に羽が纏わりつく
身動きを封じられるのも同じ…
そして腕を磔のように左右に開かれて床に固定される
真紅がドレスをはたきながら近づいてきた
134 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:06:07.61 ID:XNed9ncbO
「単刀直入に聞くと…なぜ私を襲ったの…?」

それを答える事は雛苺に対する裏切り…すなわち翠星石への裏切りを意味する
何も言わず黙る蒼星石

「はいはぁ〜い…そういうことねぇ…」
「水銀燈?」
「この子…何を言っても話さない気よぉ…差し詰め、脅迫でもされてるんでしょう?」
「脅迫って…?」
「翠星石でも人質に取られたのぉ?」

図星を突かれる
スィドリームからの情報で推理したのだろう
だとすれば当てることは難しくない
それでもそうだと言えない

「まぁいいわぁ…無理矢理でも話してもらうからぁ…」

そう言うと懐から小瓶を取り出す

「ここに来る前から持ってたけど…結局それは何なの?」
「めぐに借りた道具の一つよぉ…まぁ見てなさぁい」

蒼星石の頭を掴み、口と喉が一直線になるように押さえつける
ほんの少量だけ口に含むと口移しで一気に流し込んだ

「うむぅぅぅ!!ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!」

噎せる蒼星石
しかし喉を通り過ぎたものは戻って来なかった
135 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:07:26.32 ID:XNed9ncbO
それと同時に体が熱くなるのを感じる

「何を…飲ませて…」

顔が紅潮し、息が荒くなる
異変は主に性感帯に集中していた

「熱くなって来たでしょう…ココとかねぇ」

服の上から股を触る

「やっ!…どこ触って…あっ!」
「楽しい拷問タイムよぉ…」
「やだっ!うぁぁっ!」

歪な笑みを浮かべながらズボンとパンツを剥ぐ水銀燈
露わになった蒼星石の性器は、何もしていないのに充分過ぎるほど濡れている

「………」

楽しそうな水銀燈を見ながら、真紅は固まっていた

「こんなに濡らしちゃってぇ…何を期待してるのぉ?」
「やめっ…」
「なぁんにもしてないわよぉ?」

横に添い寝するように顔を近づける水銀燈
耳に息がかかるまで接近し、囁いた
136 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:08:58.89 ID:XNed9ncbO
「どんな気分…?」
「…はぁ…ァ…」
「聞いてるぅ?」
「あぁっ!」

首筋に指先を当て、反対側までゆっくりなぞる
本来ならばくすぐったいだけの行為
それ故に蒼星石の身震いが真紅には理解できなかった

「ねぇ蒼星石ぃ…気持ちよくなりたいでしょう?」
「やだっ…やめて…」
「心にもないことを言っちゃダメよぉ?」
「いやだっ!!」

リボンを解きボタンを外す
そこから手を侵入させ、お腹の辺りに置いた
細く冷たい水銀燈の指で、蒼星石の体が小さく跳ねる

「あっ…は…ぁ」
「息が荒くなってるわぁ…乳首もこんなに立てちゃってぇ…」
「さ、触るな…ぁ…!んぁぁっ!」

デコピンのように軽く弾く
それだけで悶える蒼星石

「見かけによらず可愛い声出せるのねぇ…乳首よかったぁ?」
「…」
137 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:10:30.20 ID:XNed9ncbO
息を乱しながら、水銀燈を睨む
唾液が口から溢れ、頬を伝って下に落ちた
その顔は普段のような凛々しさはなく、快楽に歪んでいた

(やだぁ…もっとイジメたくなっちゃうじゃなぁい…)

ゾクゾクと体を震わせる水銀燈
その思考を読み、今まで黙っていた真紅が口を挟んだ

「水銀燈…じ、時間がないのだわゎゎ」
「…わかってるわよぉ…もうちょっと遊びたかったけど…残念ねぇ」

水銀燈の手が、蒼星石の胸から性器へと移動し、入り口に指を当てた

「ひぃっ!」
「あらぁ?さっきよりぐちょぐちょぉ…」
「ぁっ!触らないでぇ!」
「指も簡単に入っちゃうわよぉ?」
「あぁぁぁっ!!やだっ!やだっ!抜いてっ!」

本気で止めて欲しいわけじゃない
それは見ているだけの真紅からでも容易にわかるほどだった

「やっ…ぁっ!」

膣内が強張り、水銀燈の指に吸い付く
絶頂が近い
そう読み取った水銀燈は指を引き抜いた
138 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:12:03.74 ID:XNed9ncbO
「あぁ…えっ…?」
「やめて欲しいんでしょう?だからやめてあげたのよぉ?」

愛液にまみれた手を舐めながら、意地悪そうな顔で微笑む
限界スレスレでやめられる事で物欲しそうに膣がヒクついた

「す…水銀燈ぉ…」

ハァハァと
息を切らしながら見つめる眼差しは、先程のような僅かな殺気すらも消え失せていた
あるのは懇願するようなMっ気が漂う目

「なぁにぃ?」
「…もう…できな…」

モジモジと足をくねらせる蒼星石
イきたくてもイケないもどかしさからか…

「聞こえなぁい」
「もう…我慢…できなぃ…」
「だからぁ…何ぃ?」
「…」

涙ぐむ蒼星石
そして…我慢の糸が切れた

「続けて!お願いだからイかせて!」

突然の発言に唖然とする真紅と水銀燈
薬のせいとは言え、蒼星石からこんな言葉が…こんな顔が…
139 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:19:02.35 ID:XNed9ncbO
「…フ…フフ…ダメよぉ…あなたには聞かせてもらわなくちゃならない事がたぁくさんあるんだからぁ」
「何でも…言うから!早く…!頭が…変に…なりそう…っ!」
「わかったわぁ…」
「ふぁぁっ!」

再び指を突っ込み、高速で掻き回す
響く喘ぎ声が色っぽい…
真紅より何より
普段クールなボーイッシュの…女らしい声が…
水銀燈の興奮も高まる
それを見ている真紅も、下着を濡らしている事を自覚していた

「もうっ…ダメっ!あぁぁっ!」
「イっちゃいなさぁい!」
「ひぃぁぁぁぁぁぁ!!」

勢いよく液が飛び出る
それはしばらく続き、水銀燈のドレスまで濡らした
140 ◆HL/R/yyH/. :2008/06/29(日) 13:20:24.67 ID:XNed9ncbO
「あなたのおまんこ…Hねぇ…」
「うっ…くぅ…」

正直、あの蒼星石をここまで乱れさせる薬が恐ろしい

「さぁて…聞かせてもらうわぁ」
「…はぁ…はぁ…」
「…しばらく無理そうねぇ…まぁ回復するまで待とうか…し…ら?」

立ち上がろうとして気付く足元の違和感
というより足が動かない
バランスを崩し、倒れそうになる水銀燈
足を見れば白い茨が巻き付いている

「───水銀燈!!」
「油断したわぁ…あなたが第七ドールとやらねぇ…」

濃い霧と共に雪華綺晶がその姿を表した
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 13:45:13.00 ID:h3SGbEVcO
支援
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 14:08:40.03 ID:+52rfC4IO
久々にエロ書きたいんだが、書きつくしてネタがない
ちなみに今まで書いたのは、初めて、お風呂、4P、拘束、野外、コスプレ、はめどり、夜這い


誰か新たにネタくれー
143ベルレフォーン ◆BELREMhUCA :2008/06/29(日) 14:09:05.10 ID:Jy5ephmD0 BE:425066227-2BP(707)
もなちゃと凸しようぜwwww

もなちゃと大部屋
http://monachat.dyndns.org/monachat6.html

名前:ひろゆき#ヴぃp (←酉は固定で)
AA:一番左
色:赤
場所:もなちゃと

安価行動はレス番10の倍数で
人が集まったら安価行動します。
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1214713971/
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 14:11:09.07 ID:XNed9ncbO
支援サンクス!
今日はこれで投下終了なんですが、その宣言ができないって事が多いなぁ…

改行規制で投下数が多くなり、すると連投規制に引っかかって…辛い
まぁ…頑張ります
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 14:18:37.90 ID:vifumGAdO
>>142
言葉攻め、道具、媚薬…………

俺が思い付くのはこれくらいかなぁ……



趣味丸出しサーセンwwwwwwwwww
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 14:24:38.28 ID:Wtz82rxe0
乙!
危険な雰囲気が最高だ。wktk
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 14:40:16.28 ID:7p+ckG2FO
タマランチ
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 14:55:15.70 ID:Wtz82rxe0
日曜だってのにこれから仕事だ保守
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 15:01:58.69 ID:7p+ckG2FO
>>142
他の姉妹の目の前で!
たとえば双子の片方(拘束)の前でもう片方を凌辱
きゃあああ
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 15:25:28.72 ID:7p+ckG2FO
冷静にほ
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 16:01:58.62 ID:vifumGAdO
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 16:06:54.55 ID:XycmQ5p1O
誰か紅銀を…
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 16:19:54.59 ID:9CAgPNg6O
蒼翠で新婚ネタ
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/06/29(日) 16:43:26.10 ID:7p+ckG2FO
155フェイト ◆Fate///C26 :2008/06/29(日) 16:44:04.13 ID:OD0CQflt0 BE:891761647-PLT(19288) 株主優待
糞パートスレ死ね
!vip2:stop:
---
まほうつかいたんのつよめの攻撃
MP191使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (485/1000)
156フェイト ◆Fate///C26 :2008/06/29(日) 16:44:09.38 ID:OD0CQflt0 BE:891761647-PLT(19097) 株主優待
糞パートスレ死ね
!vip2:stop:
---
まほうつかいたんのつよめの攻撃
MP169使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 485)
このスレは5回目のダメージを受けた (635/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (785/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは7回目のダメージを受けた (935/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (970/1000)
157フェイト ◆Fate///C26
糞パートスレ死ね
!vip2:stop:
---
まほうつかいたんのつよめの攻撃
MP252使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 970)
このスレは9回目のダメージを受けた (1120/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは10回目のダメージを受けた (1270/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは11回目のダメージを受けた (1305/1000)
このスレは・・・

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