('A`)手錠と足枷のようです。

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
代理
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 18:42:21.27 ID:Z1OXPmCO0
俺に構わず現行を投下するんだ!
3 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:43:31.81 ID:r5VPDqqH0
代理立てありがとうございます。

それでは投下。
4 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:44:32.26 ID:r5VPDqqH0
──クオ、早く──げ───

ああ、いけない、逃げてはいけないのだ。
あいつは俺が守らないと、俺が守るべき女なんだ。


──早く─げ──貴方は──だ───


違う。
違うんだ!
;'A`)「待ってろ、今行くから!」
川; Δ )「駄目だ…来るな、ドクオ!」


嗚呼、何故だ。腕が動かない。
腕部展開不可、電子回路にエラー発生、融解分子制御装置にエラー発生、Load Error、Load Error、Load Error、、
5 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:45:50.91 ID:r5VPDqqH0
(;'A`)「畜生ぉおお!」


腕が働かない。これじゃただの人だ、ただの非力な人間のガキだ。

否───


俺はずっと、強くなんかなかった。




('A`)手錠と足枷のようです。


〜第一話〜
『手錠と足枷』
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 18:45:59.23 ID:RWF29tL50
支援
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 18:46:38.92 ID:J7y2MhYN0
支援してみよう
8 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:47:06.72 ID:r5VPDqqH0
(゚A゚)「うぉっ、眩し!」
突然目が覚めた。時刻はAM6:00。
早過ぎる…もっと眠れたはずだ。と、意識がハッキリとするにつれて徐々に苛立ちが募り出す。

('A`)「おかしいな、カーテンは閉めて寝たはずなんだが。」

窓を見ると、其処には無残にも引き裂かれた灰色のカーテン。そして、破れた部分から差し込む朝日を浴びてスヤスヤと眠る黒猫の姿。

('A`)「…お前の仕業か。」

決して愛くるしいとは言えない猫だが、おとなしく眠っていれば可愛いものだ。
それに、どうせ叱っても反省などしないだろう。ならば叱るだけ、俺の体力の無駄というものだ。

('A`)「起きろよクロ、もう此処は出るぞ」
着替えながらクロへ声をかける。黒猫は実に物臭そうに立ち上がり伸びをし始めた。

宿の主人には悪いが、破れたカーテンを弁償出来るような無駄金は俺には無い。という訳で、さっさとお暇させて頂きますよっと。
9 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:48:02.41 ID:r5VPDqqH0
(#ФωФ)『にゃーご』
寝起きで機嫌の悪いクロは放っておき、俺は荷物を纏め始める。
古びた鞄の中に先程脱いだ下着を詰め込んで、その上に枕元に投げ捨てられた通信機を放り込む。

('A`)「よし、行くぞクロ。」
( ФωФ)『にゃー』

ちなみに、宿代は既に払い済みだ。
カーテンの件がバレる前に、俺たちは宿を後にした。
10 ◆Excedr3.Fk :2008/06/03(火) 18:48:09.51 ID:JXwOxc4UO
支援
11 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:48:58.08 ID:r5VPDqqH0
おっと、自己紹介が遅れたな。

俺の名はドクオ、流れのバウンティハンターだ。

( ФωФ)『にゃーあ』
そしてこいつ、俺の後ろにくっついて歩いてる黒猫の名はクロ。
名前が安直だって?んなもん気にするな。

ちなみに、今はこの先の街にあるギルドを目指している最中だ。


そういえば、今朝は嫌な夢を見たな。
懐かしくもあるが、あんなものは悪夢でしかない。

あいつとの記憶を忘却の彼方へ消してしまう事は出来ないが、あいつを失った事など思い出したくも無い。

ああ、俺は矛盾しているのだろうか?

('A`)「どう考えても矛盾、だよな。」
( ФωФ)『にゃ。』
12 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:49:59.04 ID:r5VPDqqH0
立ち止まり、絞り出すように呟く。足元のクロが、相槌を打つように小さく鳴いた。

('A`)「変な奴だな。お前、俺の思考が読めるのか?」
( ФωФ)『・・・』

こいつはいつも、肝心な部分には答えてくれない。
それがなんだかムカつくし、懐かしくもある。

ああ、お前も確か、肝心な時はいつも───
13 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:50:58.14 ID:r5VPDqqH0
パキン。

何かが割れるような音が響く。
揺れ動く水面のような波紋を表しながら、何かが地より這い出して来る──



( ゚∀゚)「いよ…っと。被検体0215、久し振りだなぁ?」
マントに付いた土埃を払い落としながら、随分と面倒そうにその男は言った。

('A`)「お前…ジョルジュか。出来るなら会いたくなかったぜ」
( ゚∀゚)「そう言ってくれるな。俺だってテメーより、あの可愛い娘に会いたかったぜ。」

ああ、クーの事か。

('A`)「残念だが、クーはいないぞ。」
( ゚∀゚)「ああ、知ってるさ。」
14 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:52:31.92 ID:r5VPDqqH0
「──俺が、殺したんだからな。」
15 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:53:41.41 ID:r5VPDqqH0
('A`)(両腕部展開、融解分子“零”を放出せよ。)
脳で作り出したイメージをそれぞれ肩部の電子回路へ転送。程無くして展開システムが起動し、両腕が熱を帯び始める。

( ゚∀゚)「面倒くせえ奴らだな、絶対俺達の方が使えるのに。」
一歩退くジョルジュ、しかし直後、身体を覆うマントの中から巨大な斧を取り出し振るう。

(  ゚∀゚)「力ずくでも連行させて貰う!」
思い切り振り上げられた斧が、重力に従い勢いよく下ろされる。

ガンッ。

('A`)「だから前にも言ったはずだ」
──俺の腕は、硬いんだ。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 18:53:51.05 ID:TflRJjYQO
しえん
17 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:55:07.77 ID:r5VPDqqH0
ギリギリで右腕部の展開が完了した。今の俺は人間じゃない、否、元々人間ではない。

( ゚∀゚)「流石は“改人”だな、しかし間一髪って所じゃねぇか?」

('A`)「うるせえ、あん時よりマシだろ」

俺は相手の物と同じ形・同じ大きさの斧で、それを受け止めて居た。
否、間一髪斧となり得た自身の右腕で───

( ゚∀゚)「ああ、アレは酷かったな。呆気なさすぎた。」

苦笑いを浮かべつつ、相当重量があるであろう斧を軽々と持ち上げ体勢を立て直すジョルジュ。
対して、左腕の展開を終え両手を武器に変えた俺。
18 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:56:43.82 ID:r5VPDqqH0
('A`)「俺は、もうあの日の俺じゃねぇ!」

相手を目掛けて駆け出して行く足、振り上げる拳に、見えない何かが絡み付いている気がした。

──ああ、そうか。これは…
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 18:57:18.05 ID:oH51xgAS0
支援
20 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 18:59:13.74 ID:r5VPDqqH0
忘れたはずだった。
俺が失った、そう、例えばあの日の・・・


( ゚∀゚)「いいねぇ、本気になってきたじゃん」
(‘A`)「うるせぇええ!」


絡みつくそれを振りほどくように、俺は左腕を振り上げた。





21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:00:33.89 ID:I7QYNqZQ0
支援
22 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:00:33.93 ID:r5VPDqqH0
続く。


短すぎますね、すみません・・・キリのいいところって此処しか浮かばなかったんです。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:06:44.26 ID:J7y2MhYN0
短いので2話行っちゃえ
24 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:09:32.83 ID:r5VPDqqH0
行っちゃっていいっすか?
皆さんがよろしければ二話も投下しちゃいます。
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:12:01.20 ID:PCOEMj4nO
短いから二話投下してくれ
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:12:41.88 ID:iFz6III80
いっちゃっていいよ
27 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:12:54.28 ID:r5VPDqqH0
了解いたしました。

実はあまり時間無いのでぱぱっと行きますね。
28 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:13:48.44 ID:r5VPDqqH0
通りすがるきらびやかな豪邸の庭先に、一頭の獣が鎖で繋がれていた。
憂いにも呆れにも見えるその獣の溜め息が、俺には気になって仕方なかったのだ。

('A`)「お前は何故此処にいる?」
俺は目の前に蹲る獣に問い掛けた。

彼(或いは彼女かもしれない。)はただ低い唸り声を上げるだけで、何一つ答えない。

いや、それが答えなのか。

('A`)「飼われるって、幸せか?」

獣はこちらを一瞥すると鼻からため息にも似たそれを吐き出して、そっぽを向いてしまった。
・・・まぁ、いいや。

('A`)「すまんかったな、昼寝の邪魔をして。」





('A`)手錠と足枷のようです。

〜第二話〜
『繋がれた獣』
29 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:15:08.55 ID:r5VPDqqH0
前方に生命反応確認、目標と思われる物体を視認成功。
目標認識終了。データ照合の結果、前方の[UnKnown TD-00105]を攻撃目標に設定。ただちに撃破せよ。

(‘A`)「了解した。」

通信機から聞こえる機械音声に簡潔な返事をし、意識を集中させようと双眸を閉じた。

“零”放出開始。右腕部融解開始、形成完了まで残り3.5秒・・・

2

1

右腕部展開完了――Type-R、照準を目標へ。


音もなく射出された光の刃が、目標を一瞬にして炎で包んだ。

目標物、撃破。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:15:17.28 ID:RWF29tL50
支援
31 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:16:20.78 ID:r5VPDqqH0
「よくやった、被検体0215。すぐに帰還せよ。」

('A`)「了解。」

零分子の放出を制御した後、轟々と燃え上がる未確認標的に背を向けて、俺は歩き出す。

今日のアレは何だったのだろうか。
軍用機?それとも戦車?
もしくは、一般人の自家用車?


嗚呼、三番目に思えて仕方がない…


('A`)「俺は何の為に、何を壊すのだろうか」
目の前に腰掛ける白髭の老人に問い掛けた。

荒巻「被検体0215、お前の知るべき事ではないのだ。」

答えはいつでも同じだった。
そう、俺には知る権利が無い。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:17:03.70 ID:p3n/ZK9sO
うわ…なにこれ
33 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:18:15.39 ID:r5VPDqqH0
「よくやった、被検体0215。すぐに帰還せよ。」

('A`)「了解。」

零分子の放出を制御した後、轟々と燃え上がる未確認標的に背を向けて、俺は歩き出す。

今日のアレは何だったのだろうか。
軍用機?それとも戦車?
もしくは、一般人の自家用車?


嗚呼、三番目に思えて仕方がない…


('A`)「俺は何の為に、何を壊すのだろうか」
目の前に腰掛ける白髭の老人に問い掛けた。

/ ,’ 3「被検体0215、お前の知るべき事ではないのだ。」

答えはいつでも同じだった。
そう、俺には知る権利が無い。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:18:44.55 ID:jcPsJDIz0
支援
35 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:20:09.63 ID:r5VPDqqH0
かつての科学者が、古来から続く“魔術”と呼ばれる技法を科学的に分析し始めてから早幾年。
限られた家系にのみ伝承されて来たその異形の能力は、ある分子の発見により解明されつつあった。


“零”。


それが、その分子に付けられた名だ。

更にその分子は、世界中のあらゆる場所に満ちている事が判明。
それは自在に操る事が出来る特殊な遺伝子を持つ家系こそが、魔女や魔人だと発表された。
36 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:21:53.26 ID:r5VPDqqH0
そして、この便利物質を軍事組織が放っておく筈がなかった。

学会で“零分子”が発表された直後、その科学者は殺害された。そして、その論文を奪い取って行ったのである。

こうして始まった計画──零分子活用兵器製作計画。

組織は更に技術力を向上するべく、“零”を操る術を知る者を捕獲・殺害し、解剖するという非情な手段を選んだ。

俗に言う、魔女狩りが始まったのだ。

そうして零分子活用の仕組みは着実に明らかにされて行き、組織はそれに従い幾度と無く実験を繰り返したという。
37 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:23:44.72 ID:r5VPDqqH0
計画の第二段階、人体装着型兵器の製作・実装。

無作為に選別された健全な15歳の少年少女達が、モルモットとして何人も強制連行された。

ある者は腕を削がれ、ある者は両足を切り落とされた。
ある者は脳を刳り貫かれ、またある者は臓器を利用する為に殺害された。

地獄のような世界、それぞれ名も知らずただ怯えていたのだ。
38 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:26:45.18 ID:r5VPDqqH0
/ ,' 3「遂に…遂に出来た、成功だ!」

第三段階、腕部改変型人体装着機器の製作に成功。

痛みに震える日々が終わり、俺は地獄から解放された。

どうやらたまたま、俺は成功だったようだ。

そして───

('A`)「爺さん、俺はもう…こんなの嫌だよ。」

俺は、老人の元を去ると決めた。
いざとなれば殺してでも行くつもりで、右腕は既に展開してある。

老人はゆっくりとため息をつく。
憂いとも呆れともとれる表情だった。

/ ,' 3「ドクオ、そんなにも儂が嫌いか?」
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:27:12.72 ID:jcPsJDIz0
しえ
40 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:28:01.39 ID:r5VPDqqH0
ドクオ、とはこの老人が勝手に付けた名だ。
度重なる苦痛や精神的なショックで本当の名を忘れた俺に、奴は「独りの男」という意味で、「独男」と名付けた。
無論、それは爺さんが俺に(自身初の完成作品として)愛着を持っていたからであり、他の奴にはそんな名を付けるところは見た事が無い。

('A`)「嫌いとか好きとかじゃないんだ。爺さん、俺はもうこんな場所にいたくない。」
/ ,' 3「ならば勝手に出て行けば良いものを、わざわざ儂に話すのは何故じゃ?」

その憂いに満ちた質問に、俺の動きが止まる。きっと、呼吸すら止まっていただろう。

( A )「なんでって、爺さんは…」


('A`)「俺の親、だろうが。」

全て忘れ去った俺にとっては、だがな。


/ ,' 3「…そうか。」

爺さんはそれだけ言って、立ち上がる。
嗚呼…腰の曲がり、襤褸を纏ったその姿、如何に見窄らしい事か。
41 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:28:54.23 ID:r5VPDqqH0
/ ,’ 3「早く行かんか。暗いうちに出ねば奴らに捕まるぞ」

ひび割れた窓から、仄かに明るさを宿し始めた空が見えていた。
俺は“親父”に背を向け、自分でも驚くくらい陰鬱な足取りで研究所を抜け出した・・・
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:29:04.27 ID:jcPsJDIz0
しえ
43 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:30:02.65 ID:r5VPDqqH0
(‘A`)「なぁ」
気がつけば、また此処へ来ていた。

通りすがるきらびやかな豪邸の庭先、そこに獣は繋がれている。
あの日以来――研究所から離れてこの農村へ来て初めてであった日から、俺にはこの獣が気になって仕方なかった。

豹のような姿、ビロードのような美しい漆黒の被毛、その体躯に似合わない大人しさやそっけなさ…
そして何よりも、あの憂いとも呆れとも取れる溜め息が、俺を惹きつけていた。

(‘A`)「良く見たらさ、お前マツゲ長いよな。」
たわいもない言葉を吐き、目元に触れようと手を伸ばす。
何度目のやりとりだろうか、もう幾度も繰り返したものだ。


でも。
44 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:31:46.87 ID:r5VPDqqH0
『気安く触るな、人間。』
いつもの怒った表情と共に、何か聞こえた、気がした。

(‘A`)「は?」
俺はもう一度、引っ込めた手を伸ばす。

『触るなと言っているだろうが、話を聞け馬鹿野郎。』

('A`)「・・・・」
(゚A゚)「えぇええぇぇえ!!!!」

『ふん、黙っていたら調子に乗りおって。私は――』
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:31:57.46 ID:jcPsJDIz0
しえ
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:32:32.97 ID:i/9iUU+J0
支援
47 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:33:03.96 ID:r5VPDqqH0
( ゚д゚ )「おいコラ、他人様に噛み付こうとするんじゃない」

突如現われたガタイのいい貴族風の男に言葉を遮られ、獣はビクリと大げさに怯えた。
どうやらコイツがこの獣の主人のようだった。

(‘A`)「あ、あn」
( ゚д゚ )「すまなかったな。こいつにはあとでたっぷりお仕置きしておくから勘弁してくれ。」
そう言うと、男は獣を繋いだ鎖を掴んで大きな扉へ引きずっていった。




( ゚д゚ )「人間様に牙を向くとはなんということだ。いいか、分かったな・・・クー」
48 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:34:11.89 ID:r5VPDqqH0
俺はしばらくその場から動けなかった。

引きずられていく豹が、泣き出しそうな目をしているように見えて。
それが、少女の瞳に見えて―――
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:34:30.58 ID:jcPsJDIz0
しえ
50 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:36:05.60 ID:r5VPDqqH0
続く。

このような駄文に支援ありがとうございました。
思った以上に短すぎて自分涙目です。

もっと長文に出来るよう精進します。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:41:00.00 ID:iFz6III80
52 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:43:18.16 ID:r5VPDqqH0
ていうか今読み返したら二章で30レス無いとか・・・もうね、駄目すぎるね。

ちょっと吊ってくる。
53 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 19:45:08.45 ID:r5VPDqqH0
しかも本当なんで私こんな時間無い時にスレ立て頼んだんだろう・・・

おかんに飯だと呼ばれたので行ってきます。



また投下いたしますね。
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:46:37.91 ID:44hRn74LO
自虐はあまりうけないぞ
反省点に気付けたなら次回に活かすんだ
期待してる
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:50:30.80 ID:ykNVEaai0
なん顔がころころ変わるのが気になるなあ
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:58:02.87 ID:jcPsJDIz0
おつ
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 19:59:28.49 ID:RWF29tL50
おつつ
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:07:33.29 ID:aL3/cOvO0
いろんな人に言ってて8割当たってるんだが
あんまり本とか読まない生徒さんだろ
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:10:16.61 ID:3H73YOFi0
そりゃVIPに居る奴の8割はあんまり本とか読まない生徒さんだろ
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:11:00.11 ID:J7y2MhYN0
>>58
本を読むからと言って文才があるわけじゃないぞ
鬱だ死のう……
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:12:36.77 ID:aL3/cOvO0
そうとは限らん
学生さんもそこそこいるし
おじさんおばさんからトゥシャイシャイフタナリボーイまで色々いるさ
62 ◆pBtW17xSu2 :2008/06/03(火) 20:13:37.03 ID:5LXnVx22O
携帯ですが帰ってきました。

>>58
はい、本はあまり読みませんね…文才が無いのもそのせいなのかな。
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:18:05.49 ID:aL3/cOvO0
文才ねえ
才能なんて言葉に逃げるのはやめなさいって凡乳が言ってた

表現の上手い下手はあるかもしれんがそれでも大前提として自分の経験が必要だと思うわけですよ
それが感じられないから生徒さんっかなー?とか思って言ってみただけですごめんね
64 ◆Excedr3.Fk :2008/06/03(火) 20:37:24.57 ID:JXwOxc4UO
この作品で練習していけばいいんじゃないかな
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:47:09.35 ID:aL3/cOvO0
まったくもってその通りだけど
他スレでコテつけて主張してる糞シードは黙ってろよ
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:47:44.66 ID:yA0tCU690
本とかいらないだろ
小説書きたいなら文才スレでやれ
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:48:08.06 ID:aL3/cOvO0
と思ったら偽モンだった
ちくしょう一本釣りか
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 20:53:17.14 ID:TbdelU0d0
今来て普通な鬱話だなと油断して読んでたら
>>47でwktk
続き待ってるぜ乙でした!
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/06/03(火) 21:07:35.45 ID:h2GCzYoP0
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
私女だけどID:aL3/cOvO0みたいな人ってすごく恥ずかしいと思う