1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
ξ
川
ω
クララが飛んだァァァァッ!!
代理です
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:38:46.68 ID:DebAzN190
dだ……だと……?
3 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:39:33.73 ID:j1PzyPKE0
飛んだだと…これは予想外だぜ。
四天王様、超ありがとうございます。
超やったよ、明日だけ休みを超貰ったよ!超嬉しいよ!
さて、今回は第六夜の後編その1の投下となります。
後編その2はまだなんだ、すまない。
時間がなくて挿絵も描けなかったし、
今日のおまけ短編も考えてたんだけど用意できなかったんだ…すまない。
ながらでもいいなら終わったあとに書くぜ。
それじゃ始めようか。
みんなの熱い支援や絵を待ってるぜ!
次のレスで まとめ様紹介
その次のレスで 本編 に入ります。ご了承ください。
前回に続き本日の執筆BGM
Robert Miles - Children (Dream Version)
【
ttp://www.youtube.com/watch?v=QCYST35gSvU】
第一夜〜第六夜前編その1までのhtmlとdatファイル
ttp://www.vipper.org/vip822455.zip
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:40:55.30 ID:5+aGvdNjO
ktkr支援
5 :
まとめサイト様 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:41:31.41 ID:j1PzyPKE0
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:41:33.27 ID:vv1Fk4CG0
しえん
支援
8 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:43:28.59 ID:j1PzyPKE0
うそだ、ここはゆめなんかじゃ。
ここはほんとうの、しんじつのばしょだ。
うそつきは――― し ん じ ゃ え 。
9 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:45:25.71 ID:j1PzyPKE0
■夢―アレンテヴォレッツァ南西・裏切りの森
海から吹く風が、いつもより湿っぽい。
これは、霧のせいなのか。いや、違う。これは、
( ^ω^)「ドクオ」
後ろからブーンが声を掛けてきた。
現実では真冬でも、この夢の中は真夏だ。
やはりと言うべきか、ジャケットは脱いで来たらしい。
('A`)「おう」
( ^ω^)「何だか、暗くないかお?」
('A`)「あぁ。それに、湿っぽいにおいがする」
周りは暗く、いつもならば、木々の隙間から漏れるいくつもの光が道を指していたはずなのに、
今はぼんやりとした、切れ掛かった豆電球程度の明かりしか降りてきてなかった。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:45:52.24 ID:vv1Fk4CG0
しえん
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:46:20.67 ID:5+aGvdNjO
支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:47:32.36 ID:uuD3wlag0
ktkr支援
13 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:47:40.54 ID:j1PzyPKE0
今は、夜なのか?
朝にしては、余りにも森の中は暗かった。
夜ならばこの周辺の暗さも説明できる。が、オレ達は夢の島の夜には降り立つことが出来ないはずだ。
まず、ケフカの木のせいでないことはすぐに分かった。
ケフカランプはオレの右手で、煌々と白い光を放ち続けている。
ならば、この暗さ、湿っぽさは何が引き起こしているというのか。
ドクオは、背中がじわりと汗ばむのを感じた。
('A`)「先に海へ行かないか。どうしても気になるんだ」
ドクオは、ケフカポイントを探そうと『勇敢のルビー』を取り出したブーンの手を掴んだ。
ここから村へ戻るよりは、砂浜へ出た方が幾分か早い。
どうせここでは思うように飛べないのだ。
枝に体を引っ掛け、無理を押してでも飛ぶか、広い場所へ出て悠々と飛ぶか。
時間は惜しいが、戦う前に怪我をしては元も子もない。
何よりも、この嫌な予感の正体をオレ自身の目でも確認したかった。
( ^ω^)「分かったお」
小さく頷いたブーンは宝玉をポケットに戻すと、ドクオの後を追って海岸への道を進んだ。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:48:13.48 ID:Qtl3aY63O
支援支援
15 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:49:35.87 ID:j1PzyPKE0
■夢―海岸
( ^ω^)「曇ってるお…」
森を抜け、現れた空は使い古した雑巾のような一面の薄暗い灰色だった。
しばらくの沈黙の後、海の向こうで光が瞬く。
世界は曇り空の灰色に塗りつぶされ、太陽の光を受けていっそう白く映えていた砂浜も、
そこに転がった原色の綺麗な貝殻でさえも、本来の姿を忘れてしまったかのように力なく見える。
海岸から見た景色は暖かく、本来ならば晴れ晴れとした陽気に包まれる島の気候とは逆で、
空はどこまでも暗く、冷たい顔を覗かせていた。
それはまるで、現実世界に戻ったかのような。
顔に吹き付ける風はいつもよりも強く、精々高潮を運ぶくらいならともかくだったのだが、そんな生易しい物じゃない。
それよりも何倍も危険な物がやってくることをオレに告げていた。
('A`)「嵐が来る」
('A`)と夢の島のようです 第六夜 後編その1
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 20:51:20.79 ID:5+aGvdNjO
支援
17 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:51:42.54 ID:j1PzyPKE0
■夢―アレンテヴォレッツァ・雑貨屋
ヒートとちんぽっぽは、二人を優しく包み込むように抱いたクールの腕の中で震えていた。
ガラガラとなる雷の音が、時折吹き付けるゴウゴウという風の音が怖かった。
もうじき、ザーザーというどしゃぶりの雨が加わるのだろう。
川 ゚ -゚)「嵐が来る」
これは、クールが朝一番にヒート達の家に押しかけて放った一言だ。
ヒートが外を確認した時、遠くに見えた黒い雨雲が、親指の爪ほどの大きさだったのを覚えている。
その時はまさか、ここまで大きな騒ぎになるとは思わなかった。
せいぜい小一時間ほどのスコールで、その後は炎の谷で探検でもしよう。
砂浜で貝殻を探してもいいかもしれない。もしかしたらお菓子が落ちてるかも。
ノパ听)(今日も楽しいはずだったのにな)
18 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:54:02.92 ID:j1PzyPKE0
だが、現実は違った。
雨雲はあっという間に島を飲み込んで、
ぷんと強い雨の香りをアレンチヴォレッツァ中に撒き散らした。
やがて風が吹き始め、一時は裏切りの森の霧が村の中まで押し寄せたくらいだ。
霧はすぐに引いたが、風は止むどころか強さを増して二人の家をガタガタと揺らした。
こうなってしまっては、小さな二人には嵐に抗うなど夢のまた夢で、どうすることも出来ない。
だから二人はクールと一緒に、このアレンテヴォレッツァで一番大きくて、
頑丈で、食べ物も一杯あって、大人のいよぅおじさんのところへ非難する事になったのだ。
雷がまた落ちる。かなり近いのか、光と音の間隔は狭く、轟音が窓を叩いた。
二人は身を寄せ合い、クールに益々強くしがみ付く。
ノハ;;)「怖いよぉおおおおおおクー姉ちゃん」
(*;ω; *)「家が壊れちゃうぽっぽ」
川 ゚ -゚)「大丈夫だ。この嵐もそんなに長くは続かない。
だから安心するんだ」
クールにそう言われると、風の音が若干小さく聞こえてくるような気がしてきた。
ヒートは心の中で思った。雷の音も、さっきよりは怖くない。
見上げたクールの顔は、ランプの赤い炎に照らされて強く、そして優しく見え、
自信に満ちた物言いは、二人の心に安堵をもたらした。
19 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:56:03.10 ID:j1PzyPKE0
前にも一度、こんな嵐を体験したような気がする。
クールはそう思いながらも、あえて口にする事はなかった。
気のせいかもしれないし、
悪戯に二人を刺激するのもまずいと分かっていたからだ。
非難してきたクール達を、いよぅさんは何も言わずに中へ招き入れ、
ホットチョコレートを人数分出すと家の補強をしに外へ出て行った。
今もカンカンと窓に板を打ちつける音がする。
徐々に明かりを失い、暗くなっていく部屋に、
ランプの灯火が一つでもあるのは何とも心強い。
ランプの赤い炎は温かく、とても落ち着いた。
20 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 20:58:06.54 ID:j1PzyPKE0
川 ゚ -゚)「やはり、あの訴えかけてくるような白い炎とは違うな」
落ち着いたのかカウンターに座り、ホットチョコレートに手をつけていた二人が、
クールの呟きに反応したのか、首を傾げつつ応えた。
ノパ听)「それって"アネモネの火"の事?」
川 ゚ -゚)「そうだが、知ってるのか?」
(*'ω' *)「確かドクオさんが持ってるっぽ」
川 ゚ -゚)「ドクオが?」
言われてみればそうだった。
先日、ドクオが去り際にケフカランプを取り出して見せたのを、朧げながら記憶している。
あれからドクオはどうしたんだろうか。
裏切りの森に向かってから、既に一日経過している。
21 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:00:04.10 ID:j1PzyPKE0
だが、不思議と心配な気持ちはわいてこなかった。
恐らく二人は無事だろう。
その確信がどこから湧いてくるのかは不明だったが、
クールはそんな気がしてならなかった。
しかしそれよりも気になることが一つ、クールの頭に浮かんでくる。
川;゚ -゚)「ドクオ以外に誰か持ってなかったか?雰囲気がドクオに似た…えぇと」
喉まで出掛かってるのに、最初の一文字が出てこない。
スケッチブックを取り出して似顔絵を描こうとするが、イメージにまるで焦点が合わなかった。
川;゚ -゚)(これも気のせいなのか?)
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:00:15.05 ID:Ox8m4sr/O
うほっ!支援
23 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:02:02.25 ID:j1PzyPKE0
そう諦めの気持ちが出てきたときだ。
ノパ听)「あー、そういえば、誰か持ってたよなぁ」
(*'ω' *)「いつだったぽっぽ…」
川 ゚ -゚)「覚えてるのか?」
二人は頭を捻って考えているようだが、いまいちその正体がつかめないらしい。
それはクールも同様だったが、二人の反応に何かしらの確信を得たのか、
意を決して先ほど口をつぐんだあの嵐のことを話した。
川 ゚ -゚)「今みたいな嵐の時、誰かもう一人、ここに居たような気がするんだ」
(*-ω- *)「んー…」
ちんぽっぽはしばらく考えると、ふと思いついたように、
まだ塞がれていない炎の谷側の窓を指差した。
(*'ω' *)「あれじゃないぽっぽ?『双子灯台』に明かりが点った時」
24 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:03:58.86 ID:j1PzyPKE0
■夢―アレンテヴォレッツァへの道
空を飛ぶ必要はなかった。
次の目的地、ケフカポイントによって発生した最後の宝玉が眠る場所は、
海岸からはっきりと見えていたのだから。
それは奇妙な灯台だった。
島の後方の中央にある、大きな山を挟んだ両側に二つの灰色の塔は立っており、
その頂上から黄色の光で島を照らしている。
(;^ω^)「何で二つなんだお?」
('A`)「夢だから気にするな。と、言いたいところだが…、
恐らくバラバラに行けって事だろうな」
確かに、島の両端に設置されているのならまだしも、
島の中央寄りに建てられた灯台に何の価値があるのだろうか。
そもそも、この島に"海からやってくるお客"なんて存在しないだろうに。
ブーンの最もな意見に、オレは歩みを止めずに答えた。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:05:03.21 ID:5+aGvdNjO
支援
26 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:05:58.26 ID:j1PzyPKE0
もちろんこれは憶測でしかない。
灯台の片方が正解で、もう片方は罠だった、
何てことも確立の上では間違いなく存在している。
だが、二人の目覚めの使者に対して二つの灯台。
今までの経験から行けば、一人ずつ登って来いという意味なのは確かだろう。
裏切りの森のように、外部からは侵入出来ないようになっている筈だ。
('A`)「とりあえず村に行って、話だけ聞いてこようぜ」
( ^ω^)「分かったお。ジョルジュ達も間に合えばいいんだけど…」
('A`)「来るさ。モララーが白といえば全部白だ。
オレ達とは違ってすぐには眠れないだろうから、
時間は掛かるかもしれないけどな」
例え側に来ても姿は見えないし、触ることすら出来ない。
だけど、励ましの声は思いとして届く。
それだけでも、親友が近くに居るというだけで十二分に心強かったし、希望が持てた。
もしもオレ達と合流できた場合には合図を送ってもらうようにしている。
だから―――
('A`)「信じて待つ。それだけだ」
27 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:07:52.69 ID:j1PzyPKE0
■現実―クオリティ中学校・宿直室
ドクオ達が夢の島に行ってしまったからといって、
すぐに眠りにつけというのは不可能な話しだ。
ギコだってそう疲れているわけでもないし、
モララーに至っては、ドクオの最後の言葉にこれ以上ない苛立ちを覚えていたのだから。
電気を消した部屋で、モララーは横になりつつも、
ドクオの言葉を頭の中で反芻し続けていた。
(;A;)『それとモララー、信じてくれてありがとう。
オレは、お前みたいな奴の友達になれてよかった。
今から、最後の宝玉を手に入れるためにハインと戦う。
それでどんな酷い結末になったとしても、それはオレの責任だ。
モララーは何の関係もない。
オレは、絶対にブーンを守るから。
お前の友達を守るから。
だから…
これが、最後の頼み事だ。
オレはどうなってもいいから、何がおきてもブーンだけは守ってやってくれ』
( ・∀・)(同じだ)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:08:19.95 ID:Ox8m4sr/O
作者のせいでwktkが止まりません
29 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:09:45.15 ID:j1PzyPKE0
全く、同じだった。
目の前で安らかな寝息を立てているこの親友は、かつての友達と同じ事を言った。
モララーが、まだ自殺する前のヒッキーと最後に交わした言葉と、全く同じだ。
( -_-)『本当にごめん。
でも、覚えていて欲しい。君と友達になれて良かったよ。
何が起きてもモララーのせいじゃない。何も変える事の出来なかった僕の責任だ』
( -∀-)(何が友達になれてよかっただ。
一体どこが何が起きても僕のせいじゃなく、自分の責任なんだ)
今ここでドクオ達を死なせれば、『そうですか残念でしたね』と幕を引けると思ったら大間違いだ。
自分の親友に、助けられたはずの親友の手を離してしまったせいで、自殺させるものか。
二度と、二度とだ。
モララーは目頭が熱くなるのを感じて、学生服の袖で目をぬぐった。
(,,゚Д゚)「モララー、眠れないのか」
首だけ後ろに向けると、ギコも眠れないのかうっすらと片目だけを開けていた。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:10:01.67 ID:5+aGvdNjO
支援
31 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:11:40.77 ID:j1PzyPKE0
( ・∀・)「ギコこそ、早く寝なくていいのかい。
夢の島の滞在時間は期待するほど長い物じゃないんだよ」
(,,゚Д゚)「うるせぇ。オレだってまだ信じたわけじゃないんだ。
いざ眠ろうと思っても気になってな、そんな簡単に眠れるもんじゃない」
それもそうだ。
眠りに着いたら異世界ですよ、なんて馬鹿げた事を言われて信じられないのは最もだが、
ギコは何かを知っている。
だからこそ、心のどこかでは期待をしているのだろう。
それを表に出したく無いからあんな答え方をしたんだ。
ギコのぶっきらぼうな返事に、内心卑屈な喜びを感じつつもそれを抑え、
モララーは勢いをつけて起き上がった。
( ・∀・)「だったら、体を疲れさせればいい。
"幸い"校庭で催し物の準備はしてないみたいだし」
上着だけを脱ぎ捨ててカッターシャツの袖をまくる。
電気ストーブが効いているこの部屋だからこそ出来る格好だが、
ギコにはこの意味が伝わっただろう。
( ・∀・)「"走るぞ"、ギコ」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:12:56.30 ID:5+aGvdNjO
支援
33 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:13:58.45 ID:j1PzyPKE0
■夢―アレンテヴォレッツァ・雑貨屋
クールは思い出していた。
記憶の隅に押しやっていたあの日の事。
いや、押しやっていたのではなく押しやられていたのではないか。
何かに、"忘れさせられていた"のではないのか。
何故そんな事を思うのか分からない。不思議な気分だった。
しかしどちらにせよ、今の今まで思い出せなかったのは確かな事だ。
川 ゚ -゚)「そうだ。前にも双子灯台に明かりが灯った事があった。
今日みたいな、嵐の日だ」
その日も、私たちはいよぅおじさんの家に非難していた。
既にどしゃ降りの雨は降り始め、嵐が過ぎ去るのを待っている私達の元へ、
誰かが訪ねて来て…。
川;゚ -゚)「誰かとは"誰"だ?」
頭の中に霞が掛かったように、訪ねて来た人物の顔が出てこない。
ヒートとちんぽっぽも腕組みをしたままうんうんと唸っている。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:15:27.42 ID:M1gdFYW2O
支援
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:15:27.43 ID:5+aGvdNjO
支援
36 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:15:57.22 ID:j1PzyPKE0
ドクオに似た雰囲気の人だった事は覚えている。
多分、男だ。とても懐かしい感じがして、その人がやってくると心が落ち着いた。
彼は乾いた服を着て、ドクオが今持っているものと同じ、
アネモネの火が静かに燃えているランプを右手に提げていた。
あの火を見ると、心の中が覗かれているような気がして、
嫌な気分になったのを思い出す。
彼の細かい顔のパーツまでは思い出す事が出来ないが、
その時彼は、私たちが無事だったのを見て喜びつつも、顔を曇らせていたように思える。
何か、悲しい事でもあったのだろうか。
乾いたタオルを差し出そうとしたヒートの手を押し戻した彼の頬に、涙が伝っていた。
何故、泣いているのが分かったのか。それは簡単な事だ。
全身ずぶ濡れだったが、それでも泣いている事が分かるくらいに彼は肩を揺らし、
嗚咽を漏らしながら大粒の涙を流していたのだから。
ノパ听)「兄ちゃん、どうし―――」
( )「僕は、どうしても君たちを殺せないよ。ごめんね」
37 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:16:35.99 ID:j1PzyPKE0
ドクオに似た雰囲気の人だった事は覚えている。
多分、男だ。とても懐かしい感じがして、その人がやってくると心が落ち着いた。
彼は乾いた服を着て、ドクオが今持っているものと同じ、
アネモネの火が静かに燃えているランプを右手に提げていた。
あの火を見ると、心の中が覗かれているような気がして、
嫌な気分になったのを思い出す。
彼の細かい顔のパーツまでは思い出す事が出来ないが、
その時彼は、私たちが無事だったのを見て喜びつつも、顔を曇らせていたように思える。
何か、悲しい事でもあったのだろうか。
乾いたタオルを差し出そうとしたヒートの手を押し戻した彼の頬に、涙が伝っていた。
何故、泣いているのが分かったのか。それは簡単な事だ。
全身ずぶ濡れだったが、それでも泣いている事が分かるくらいに彼は肩を揺らし、
嗚咽を漏らしながら大粒の涙を流していたのだから。
ノパ听)「兄ちゃん、どうし―――」
( )「僕は、どうしても君たちを殺せないよ。ごめんね」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:18:14.74 ID:5+aGvdNjO
支援
口を利いたと思えば突然意味不明なことを呟いた彼は、
ランプを床に置くと踵を返して再びどしゃぶりの中へ飛び出した。
私はその背中を必死に追いかけ、追いつけない事が分かると叫んだ。
川;゚ -゚)「君は、一体何者なんだ!」
どしゃぶりの中、彼は何と言ったのだろう。
( )「ごめんよ。―――――う―が出来ない。目―めさ―――が―来――。
何も―――い僕を許して――。こ――で――無責任――思―。
――――ても言い訳に―――らないけど、僕は次の――全てを託す――に―ぬよ」
ひたすら彼は謝っていたと思う。
何かを後悔していたと思う。
でも、雨の音にかき消されてそれはほとんど聞き取れなかった。
40 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:20:26.90 ID:j1PzyPKE0
でも、最後の一言だけは何とか聞き取った。
名前だけは、どうしても思い出せないけど、
彼は私達の事を最初から知っていたのかもしれない。
( )「みんなは、覚えてないかもしれないけどさ、僕は―――。
ニュー速小学校にいた―――だよ」
彼は、どんどんスピードを上げて裏切りの森へ走り去り、
やがてその姿は森の中へと消えてしまった。
私達が彼の姿を見たのは、その時が"最後"だった。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:21:08.58 ID:5+aGvdNjO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:21:31.27 ID:uuD3wlag0
支援
43 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:22:22.52 ID:j1PzyPKE0
■現実―クオリティ中学校・校庭
もう、走れない。
校庭のトラックをがむしゃらに周り続けた二人の体力は、
限界を迎えようとしていた。
早歩きにもならない速度で、一歩でも相手より遠く進んでやろうと、
息を切らしながらモララーは歩き続ける。
ギコもぜえぜえと口から白い息を吐き出しながら、
懸命に進み続けたものの、やがて力尽きて座ってしまった。
(;・∀・)「どうしたんだい…、ギコ。鈍ってるんじゃないの?」
(;,,゚Д゚)「うるせぇな…。オレは…短距離の選手なんだよ。
何千メートルも…走れるわけが…ないだろうが」
ギコは大の字に倒れて、熱そうにシャツの襟を掴むとばたばたと仰いだ。
膝に手をつき、モララーも少しでも多くの酸素を吸おうと大きく深呼吸する。
( ・∀・)「これなら、嫌でも寝られるだろ」
五分程、沈黙が続いた。
脈拍が落ち着くのと共に、十二月の寒さが思い出したようにぶり返してくる。
その間、モララーは寒がっている事を悟られないようにギコを睨み続けた。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:23:48.08 ID:5+aGvdNjO
支援
45 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:24:35.25 ID:j1PzyPKE0
ギコは、ゆっくり起き上がると背中についた砂を掃い、満足そうな表情で言った。
(,,-Д-)「それは、そうだろうな」
そのまま校舎へ向かい、モララーの横を通り過ぎる。
だが、途中で思い出したように足を止め、モララーのほうを振り返った。
(,,゚Д゚)「モララー、オレが知ってる事を一つだけ教えてやる。
ファミレスで、お前なら知ってるはずだと言ったよな。
あれは嘘でも何でもない。本当の事だ。
ヒントを出してやる。お前の親父は何を調べてた?
それじゃ、オレは先に行ってるから、早く来いよ。
お前の案内がないと訳が分からなくなりそうだからな」
( ・∀・)「…あぁ。分かった」
今になってギコが唐突にヒントをくれた理由は、
いまいち掴み所がなかったが、有難い事に代わりはない。
モララーに負けたからかもしれないし、
少しだけ信じようと思ってくれたのかもしれない。
ギコの背中を見送りつつ、モララーは一言「ありがとう」と言った。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:26:09.99 ID:5+aGvdNjO
支援
47 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:26:33.61 ID:j1PzyPKE0
■夢―アレンテヴォレッツァ・雑貨屋
二回のノックの後、ドアは勢いよく開かれ、スコールの音と共に
ずぶぬれになった二人の男が姿を現した。
片方の男は左手に白い光を放つランプを掲げ、肩で大きく息をしている。
入り口に立っていたのは、昨日の昼に裏切りの森へ消えたドクオだった。
(;'A`)「急に降り出すんだからなぁ」
(;'ω`)「しかたないお。嵐なんだから」
もう一人の男はブーンだった。
一体どれだけの間雨に打たれたのかと呆れるくらいに、ブーンの体は濡れていた。
シャツは体に張り付き、肌の色が透けて見える上に、ジーンズの青は更に色濃い物へと変貌している。
この分だと下着もびしょ濡れになっているだろう。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:28:16.51 ID:5+aGvdNjO
支援
49 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:28:28.91 ID:j1PzyPKE0
誰が見てもこのままだと風邪を引きそうな惨状に、
見かねたヒートとちんぽっぽが、店の棚に置いてあったタオルを奪い取った。
ノハ;゚听)「ブーン兄ちゃん、ずぶ濡れじゃないか!
はい、タオル!」
(*^ω^)「おっおっおっwwwありがとうだおwww」
(*'ω' *)「ドクオさん、これで体を拭くといいぽっぽ」
(*'∀`)「あぁ、さんきゅ」
川 ゚ -゚)「無事だったんだな」
顔をほころばせながら体を拭く二人の姿は無事そのものだ。
なのに、クールはそう言いながらも、ドクオの姿に違和感を覚えていた。
何かおかしい。
足は着いているし、別にお化けというわけではない。
残念そうな顔はいつものことだし、一体何がおかしいというのだろうか。
50 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:30:29.69 ID:j1PzyPKE0
ふと沸いた疑問に頭を捻ったクールだったが、水を滴らせたブーンの服を見たとき、
その疑問はいとも簡単に崩れ去っていった。
ちんぽっぽから受け取ったタオルで体を拭くドクオは、
ブーンと比べると濡れている度合いが明らかに"少なかった"のだ。
どしゃぶりの中に何分も立ち続けたような姿がブーンだとすれば、
小雨の中をほんの少しだけ駆け抜けてきたような格好をしているのがドクオだった。
('A`)「当たり前だ。
オレ達をただの冒険者と思ってなめてもらっちゃ困るぜ」
何故かは分からない。
でも、ドクオの今の格好は、まるであの時の彼みたいな。
彼もどしゃ降りの中を走ってきたはずなのに、濡れていなかった。
ドクオも、ほとんど濡れていない。
家にいたのか?いや、それは違う。
今日の朝確認した時もドクオの姿はなかったし、それ以降もなかったはずだ。
なのに、何故。
これは、偶然なのか。それとも―――
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:31:39.25 ID:5+aGvdNjO
支援
53 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:32:24.21 ID:j1PzyPKE0
(=゚ω゚)ノ「嵐の様子わかるかよぅ?」
('A`)「素人目で見てもあれは酷いな。ここに来てるのはまだ前菜って所だ。
メインディッシュももうじきたどり着く」
(=゚ω゚)ノ「そうかよぅ」
それを聞いたいよぅおじさんは、ドクオ達のホットチョコレートを作るのか、
カップを取りに奥の部屋へと消えていった。
ヒートとちんぽっぽは、まだ酷くなるのかと不安な表情を浮かべ、互いに寄り添う。
頭にタオルを乗せたブーンが膝をつき、二人をなだめる。
私とドクオの間に短い沈黙が流れたが、ドクオがそれを先に破った。
('A`)「クー、一つ聞きたいんだが、
山の両端にある灯台ってどんな所か分かるか?」
川 ゚ -゚)「いや、私にもよく分からない。すまないな」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:33:00.40 ID:Qtl3aY63O
クゥレイィィズゥィィ支援
55 :
またやっちまったアッー!!>>26訂正 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:33:33.92 ID:j1PzyPKE0
もちろんこれは憶測でしかない。
灯台の片方が正解で、もう片方は罠だった、
何てことも確立の上では間違いなく存在している。
だが、二人の目覚めの使者に対して二つの灯台。
今までの経験から行けば、一人ずつ登って来いという意味なのは確かだろう。
裏切りの森のように、外部からは侵入出来ないようになっている筈だ。
('A`)「とりあえず村に行って、話だけ聞いてこようぜ」
( ^ω^)「分かったお。ギコ達も間に合えばいいんだけど…」
('A`)「来るさ。モララーが白といえば全部白だ。
オレ達とは違ってすぐには眠れないだろうから、
時間は掛かるかもしれないけどな」
例え側に来ても姿は見えないし、触ることすら出来ない。
だけど、励ましの声は思いとして届く。
それだけでも、親友が近くに居るというだけで十二分に心強かったし、希望が持てた。
もしもオレ達と合流できた場合には合図を送ってもらうようにしている。
だから―――
('A`)「信じて待つ。それだけだ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:33:49.15 ID:H881o8paO
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:34:19.69 ID:M1gdFYW2O
支援
58 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:35:27.93 ID:j1PzyPKE0
知らないというのは本当の事だ。
ただ、あれが灯台で、嵐の時には明かりが灯る。
それは至極当たり前のことで、これ以上のことは何も知らなかった。
('A`)「そっか。ありがとう」
表情を変えずにドクオは引き下がる。
何故、ドクオは急にそんな事を聞こうと思ったのだろうか。
彼はそんな事言わなかったのに。
( ^ω^)「ブーン達は今から双子灯台に行って来るお」
ブーンが、拭き終わったタオルをヒートの頭にかぶせ、再び立ち上がる。
ノハ;゚听)「今から!?だって、嵐が来るんだぞ兄ちゃん」
( ^ω^)「嵐が来るから行くんだお。邪魔される前に、行かなきゃ」
川;゚ -゚)「嵐が止むのを待ったっていいじゃないか」
59 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:37:47.67 ID:j1PzyPKE0
嵐が来るのに外に出るなんて、自殺行為もいい所だ。
愚行を止めてくれ、とドクオに目で訴えたが、ドクオも同じようだった。
ドクオは私を見ていなかった。
('A`)「オレ達にそんな時間はないんだ。くよくよ悩む時間さえな」
―――何で。こんなに心配しているのに。
川;゚ -゚)「一体何を言ってるんだ?」
('A`)「オレ達は―――」
徐々に声が小さくなっていく。
ドクオはただ口を小さく動かしているだけで、
私にはその後に続く言葉を聞き取る事が出来なかった。
その口の動きでさえ、声の大きさと一緒に下がって行く顔のせいで読み取る事が出来ない。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:37:52.57 ID:5+aGvdNjO
支援
61 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:39:56.67 ID:j1PzyPKE0
危ないのに――――。その言葉がどうしても出なかった。
代わりに私の心の中へ、真っ黒な諦めがじわじわと広がって行くのを感じた。
私はドクオの事が心配じゃないのか?
彼とドクオに、同じ影を見てしまったから言えないのか?
もう、戻ってこないと?
そんな事は無い。ドクオ達は戻ってきた。
今度も、きっと戻ってくる。
それなのに、何故。
私は、まだドクオのことを全然知らない。
ドクオが描くと言う絵を、まだ見てなかった。
62 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:41:51.26 ID:j1PzyPKE0
彼の家に寄ったときも、イーゼルには布が掛かっていて、
私にはドクオの絵を見る事が出来たけれども、どうしてもその行為はためらわれた。
実際どうしたかと言えば、その布に私は手を掛けた。掴んだ。
だが、それをめくる事は出来なかったのだ。
何故ためらったのか。
その理由を考えようとすると心の中にモヤモヤとした物が浮かぶ。
ドクオが見せてくれるのを待っていたのか。
それは、近いようで違う。ここまで考えて、私は一つの結論を出した。
もしかすると、私は偏にドクオの事が気になっていただけなのかもしれない。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:43:35.03 ID:uuD3wlag0
支援
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:43:35.61 ID:5+aGvdNjO
支援
65 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:43:48.33 ID:j1PzyPKE0
そもそもドクオ達は、何故双子灯台へ行く必要があるんだ。
毎日毎日、危ないといわれた場所へ行こうとするんだ。
私は、ドクオ達が何をしようとしているのか、
何故こんな嵐でも危険を冒して出て行かなければならない理由を知っているのか?
川;゚ -゚)(何かを、探しているのか?)
私は一体どうしたというのだろう。
こんなに沢山の疑問が一度に浮かぶなんて、クールには初めてのことだった。
これは、アネモネの火のせいなのか?
彼の持っていた、あの火のせいなのか?
私は、何を知っているんだ?
66 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:45:46.78 ID:j1PzyPKE0
( ^ω^)「とにかく、ブーン達は行かなくちゃならないんだお。
例え何が待っていたとしても」
私の気づかないうちに、ブーンとドクオは入り口に移動していた。
外はまだ酷い雨だ。さっきのタオルも濡れ損と言うところだろう。
皮肉の一つでもくれてやりたい所だったが、
クールはその気持ちを抑え、ここにいる私たちでは解けなかった、
あの疑問を口にした。
川 ゚ -゚)「わかった。だが、最後に一つ、聞かせてくれ」
今、聞かなくては。
今聞かなければ、この考えでさえスコールにかき消されてしまいそうで、
ひたすらに怖かった。
川 ゚ -゚)「ドクオに似た人が、前にも居たような気がするんだ。
その人は、彼は裏切りの森へ消えてしまった。
ドクオは何か知らないか。何でもいい。知っていたら教えて欲しい」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:45:49.66 ID:5+aGvdNjO
支援
68 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:47:46.89 ID:j1PzyPKE0
こんな事を聞くなんて、私は馬鹿な女だと思われるだろうな。
私達の過去なんか、ドクオ達が知ってるわけがないのに。
嫌われるかもしれない。
そう頭によぎった時、クールの心は少しだけ痛んだ。
唐突な質問を受けたドクオは一瞬変な顔をするが、
それは本当に一瞬の事で、すぐに消えた。
('A`)「ヒッキーだ」
川 ゚ -゚)「え?」
69 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:49:56.44 ID:j1PzyPKE0
クールはぽかんと口を開ける。
知らないと思っていたのに。
予想とは真逆の結果に、私は間抜けな一文字をぽんと出す事しか出来ない。
それを無視して、ドクオは言葉を続ける。
('A`)「引田子守、あだ名はヒッキー。元ニュー速小学校の生徒だ」
ヒキタコモル―――。この名前は、何だっけ。
ヒッキーは私たちにとって、重要な名前だったような気がする。
ヒッキーも何かを探していたのか?
でも、途中で諦めた。だから裏切りの森に消えてしまった。
>>66 >クールはその気持ちを抑え、ここにいる私たちでは解けなかった、
71 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:51:41.65 ID:j1PzyPKE0
記憶の中のジグソーパズルに欠けていたピースは、かちりと音を立てて嵌った。
それなのに、どうしてもその場所に違和感を感じてしまう私がいた。
ピースの形はあっているのに、ジグソーパズルの絵とは全く違う背景のような。
それは正解だ。そう叫ぶ私が居る。
それは間違いだ。そう囁く私もいた。
思い出せない。頭が痛い。何も考えたくない。
崩れ落ちそうになる体を必死に踏ん張って、クールは耐えた。
その時、背後でことんと音がするのを私は聞いた。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:51:40.69 ID:5+aGvdNjO
支援
73 :
繋げた忘れてた>>66訂正 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:53:40.51 ID:j1PzyPKE0
( ^ω^)「とにかく、ブーン達は行かなくちゃならないんだお。
例え何が待っていたとしても」
私の気づかないうちに、ブーンとドクオは入り口に移動していた。
外はまだ酷い雨だ。さっきのタオルも濡れ損と言うところだろう。
皮肉の一つでもくれてやりたい所だったが、
クールはその気持ちを抑え、ここにいる私たちでは解けなかったあの疑問を口にした。
川 ゚ -゚)「わかった。だが、最後に一つ、聞かせてくれ」
今、聞かなくては。
今聞かなければ、この考えでさえスコールにかき消されてしまいそうで、
ひたすらに怖かった。
川 ゚ -゚)「ドクオに似た人が、前にも居たような気がするんだ。
その人は、彼は裏切りの森へ消えてしまった。
ドクオは何か知らないか。何でもいい。知っていたら教えて欲しい」
支援だぜ
>>73 そうでなく、一人称なのか三人称なのかはっきりしろと
76 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:55:43.81 ID:j1PzyPKE0
(=゚ω゚)ノ「ヒッキー…?」
いよぅおじさんの足元に、茶色の染みが二つ出来ている。
ようやくホットチョコレートが出来たのだろう。
プラスチックで出来たカップが、その内容物をどろりとさらけ出していた。
視界が揺れている。私の体に、一体何が起きているのだろうか。
ヒート達のほうを向くと、何かを思い出したかのようにガタガタと震えていた。
いよぅおじさんも視点が定まっていない。
ブーンは私達の豹変に心配そうな顔をしたが、
駆け寄る事はなく入り口でじっと立ったままだ。
ドクオは、相変わらずの無表情だった。
77 :
理解した>>66再訂正 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:57:01.10 ID:j1PzyPKE0
( ^ω^)「とにかく、ブーン達は行かなくちゃならないんだお。
例え何が待っていたとしても」
私の気づかないうちに、ブーンとドクオは入り口に移動していた。
外はまだ酷い雨だ。さっきのタオルも濡れ損と言うところだろう。
皮肉の一つでもくれてやりたい所だったが、
私はその気持ちを抑え、ここにいる私達では解けなかったあの疑問を口にした。
川 ゚ -゚)「わかった。だが、最後に一つ、聞かせてくれ」
今、聞かなくては。
今聞かなければ、この考えでさえスコールにかき消されてしまいそうで、
ひたすらに怖かった。
川 ゚ -゚)「ドクオに似た人が、前にも居たような気がするんだ。
その人は、彼は裏切りの森へ消えてしまった。
ドクオは何か知らないか。何でもいい。知っていたら教えて欲しい」
78 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 21:58:58.06 ID:j1PzyPKE0
ドクオの背中で光が瞬く。
逆光でドクオの顔が隠れてしまう。
だがそれは一瞬のことで、再びドクオの顔が見えるようになる。
薄明かりに浮かび上がったのは、いつもの残念そうな顔だ。
だが、私は見逃さなかった。
ドクオの目から、一滴の涙が零れ落ちていたのを。
悲しそうな顔だった。
雷が合図だったかのか二人は背を向け、敷居をまたぐ。
再び雨の中に踏み出したドクオは、その場に止まり天を仰いだ。
79 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:00:55.40 ID:j1PzyPKE0
('A`)「クー、一つ見て欲しいものがあるんだ」
ドクオは、私が聞いているのか確認すらせず、そのまま言葉を繋ぐ。
声が、震えていた。
('A`)「オレの家にある、イーゼルに掛かってた絵。
あれ、見て欲しいんだ。クーの感想が欲しい」
「後で聞かせて欲しい」 そう言うと、ドクオとブーンの二人は雨の中を走り去り、
瞬く間に視界から薄れていった。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:01:37.98 ID:5+aGvdNjO
支援
81 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:02:52.53 ID:j1PzyPKE0
■夢―山の麓
山の麓につく頃には、風と雨は更に勢いを増していた。
吹き荒む風が大量の雨を、頬に叩きつける。
顔をしかめるほどではないものの雨は重く、鈍い痛みを与え続けた。
見上げた山には、なだらかな登山道が左右に大きく振られ、
どこまでも続いているように見える。
雑草すら生えていない禿山は、自然に囲まれたこの夢の島では異質な存在だ。
炎の谷のこともあるから、もしかすると火山なのかもしれない。
だが、今は山ではなく灯台だ。
ここから左右どちらかに行けば、五分ほどで灯台が見えるだろう。
木々の間から見える灯台は、どちらも黄色い明かりを曇り空の中、煌々と放ち続けていた。
82 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:04:49.43 ID:j1PzyPKE0
立ち止まった二人に沈黙が落ちる。
周りは雨と風と、それに打たれて揺れる木々の音だけになる。
ドクオはさっきのことを考えていた。
皆はヒッキーの名前を聞いて、何かを思い出したのだろう。
特にいよぅさんの反応は、他の皆とは違っていた。
もしかしたら、いよぅさんはヒッキーのパートナーだったのかもしれないな。
考えなくてもいいことなのに、むしろ知ってしまえば尚更動きにくくなるだけなのに、
いやな事ばかりが頭の中を駆け巡る。
頭のもやもやを振り払おうと頭を振るが、飛び散ったのは水滴だけで、
不安だけが頭の中に残り続けた。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:06:45.66 ID:5+aGvdNjO
支援
84 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:06:50.49 ID:j1PzyPKE0
( ^ω^)「全部話さなくて、良かったのかお」
ブーンが、沈黙を破って話した。
それは、悪い事をした子供をなだめすかすかのような優しく、暖かい言葉だったが、
今のオレの心には、どんな柔らかい言葉でさえ血が出てしまうほど脆くボロボロになっていた。
('A`)「話しても信じない。信じたいとも思わない。
自分が死んでいるなんて、『だったらここにいるのは誰だ?』 ってことになるだろ?
忘れたのか。
皆は二度と現実世界を見る事は出来ないし、帰れないんだ」
本当は話すべきだったのかもしれない。
炎の谷のヒート達みたいにケフカランプを突きつけて、
思い出すまで真実を言い続ければよかったのかもしれない。
だけどオレには、そこまですることが出来なかった。
何も言わなかったブーンも同じだ。
ブーンはただ一言、寂しそうに「分かったお」と言った。
85 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:09:30.00 ID:j1PzyPKE0
( ^ω^)「それじゃ、どっちの灯台に行くんだお」
('A`)「左かな」
( ^ω^)「何でだお?」
('A`)「理由は特にないけど、オレが左利きだから」
( ^ω^)「じゃ、ブーンは右利きだから右に行くお」
('A`)「分かった」
まるで意味のない会話だ。
別に、どっちの灯台へ行ったとしてもすることは変わらないというのに。
オレがやる事は端から決まっている。
('A`)「ブーン」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:10:11.78 ID:5+aGvdNjO
支援
87 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:11:09.52 ID:j1PzyPKE0
( ^ω^)「なんだお」
('A`)「絶対に死ぬな。危険が迫ったら逃げてオレを呼べ。
何が何でもそっちに行ってやる。
そしてオレを盾にしろ。オレは、大丈夫だから」
( ^ω^)「ドクオ…」
('A`)「それじゃ…『集まれ!』」
忍耐のオパールで服の水気を左手に集めると、
ドクオはそれを使って水の膜を作り出した。
こうすれば、足元はどうにもならないが
少なくとも上からの水には悩まされる事は無い。
ドクオはブーンに背を向けると左の灯台へ歩き出した。
88 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:13:10.59 ID:j1PzyPKE0
一人残されたブーンは、地面を向いたまま雨に打たれるがままでぽつんと立っていた。
勇気も情熱も、この雨で消えてしまいそうな気がして、
それどころかドクオが死んでしまいそうで、
ブーンは雨に打たれ続けたまま、ほろりと涙をこぼした。
ブーンは、ドクオが現実世界で最後に放った言葉を聞いていた訳じゃない。
それでも、ドクオが現実世界で出会ったときから、
ずっと辛そうにしているのがブーンには分かっていた。
昨日の夜、クックルと戦って傷だらけになっていたブーンの体を見て、
ドクオは何も言わなかった。
言わなかったけど、すまなそうにしていたのが分かった。
自分は"何もしていなかった"。そう思っていたのだろう。
そんな事は無かったのに。
ドクオが居ると思うだけで、それだけで心強かったのに。
( 'ω`)「ドクオ…あんまり気負わないでくれお」
―――真実を知ったのは、僕も同じ。辛いのは、僕も同じだお。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:14:59.22 ID:5+aGvdNjO
支援
90 :
('A`)と夢の島のようです 第六夜 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:15:14.21 ID:j1PzyPKE0
■夢―双子灯台・頂上とアレンテヴォレッツァ・青い家
島の上空で、一人の女が目を開けた。
漆黒のマントを纏い、烏のような服を着た燃え盛るような赤い髪の女だ。
彼女は腹の底から声を響かせて、言った。
从 ゚∀从「お前達の真実を見せてみろ。オレ様にお前達の本気を、正義をぶつけてみろ。
オレ様だって、死にたくはないんだからな!」
島の地上で、一人の女が口を開いた。
淡い青の服を纏い、晴れた海のように青く美しい髪の女だ。
ヒートやちんぽっぽ達と一緒にドクオの家を訪れた彼女は、
部屋の片隅に片付けられたイーゼルへ掛けられた布をめくる前に、
壁に掛けられた賞状を目にしたヒートの声を聞いたのだ。
ノハ*゚听)「姉ちゃんすげぇぞ!賞状がある!」
ドクオが話した県美展に出した時に貰った佳作の賞状だろうか。
ふとそれが気になり、手に取ると囁くような声で、言った。
川 ゚ -゚)「ふぅん、これが…か」
第六夜 『アレンテヴォレッツァ』 後編その1 完
91 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:16:43.80 ID:j1PzyPKE0
後編その1は以上です。
支援誠にありがとうございました!
批評感想質問あればお願いします。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:17:30.01 ID:5+aGvdNjO
乙乙
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:20:53.88 ID:Ox8m4sr/O
乙と言わざるを得ない
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:25:10.85 ID:uuD3wlag0
乙
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:25:18.46 ID:j+87PpTBO
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:25:53.99 ID:+Wrn7AWwO
乙!
なんか三人称と一人称がごっちゃになってね?
97 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:28:17.58 ID:j1PzyPKE0
>>95 次いつ休めるかによります。
なるべく早くを心がけたいのですが…。
>>96 結構気をつけていたつもりなんだけどなぁ。
心の中だけ一人称にしていたんだが駄目だったか。
次回から気をつけるように頑張ります。
毎回楽しみにしてるぜ
>>97 ありがとう。
まあゆっくり体を壊さん程度にやってくれよ。
wktkして待ってる。乙。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:32:42.53 ID:raNmTNUwO
乙
101 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:40:12.18 ID:j1PzyPKE0
皆ありがとう、頑張るぜ。
今日書くのは無理そうだけど、
次回の本編の後に投下するおまけの予告だけしておこう。
【予告】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| ^o^ |はクレイジーなようです
- Next Crazy World -
狂夢の島の後、日本に向かったドクオと分かれたブーム君は、
クレイジースキルを磨くために放浪の旅に出る事に。
更なるクレイジースキルの強化には、
ドクオのように自分専用の乗り物が必要になるらしい。
旅先で出会う、様々な事件、それに付いて来る狂人と乗り物。
ブーム君は一体どのように事件を解決するのか。
超短レス短編をお楽しみに!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
狂人のAAと何で悩んでいるのか、
その人が持っている乗り物のリクエストがあれば、書けたら書きたいと思います。
一つは既に決定済み。
中身に関しては特にいう事ない
みんないってくれてるような事を俺も思ってるだけさ
ただ、訂正は気付くたびに1レス全部書き直すより、訂正箇所だけ書いた方が良い
何度も同じ文章読むのが苦痛だし、訂正箇所を探すとテンポ悪くなるから
おう、風呂から出たら終わってたぜ
乙
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:46:07.02 ID:cgbBG9ON0
乙
今回はCrazyはお預けか 残念だ
106 :
>>78訂正 ◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:49:17.44 ID:j1PzyPKE0
>雷が合図だったかのか二人は背を向け、敷居をまたぐ。
>雷が合図だったのか二人は背を向け、敷居をまたぐ。
に訂正をお願いします。
>>102 把握した。ありがとう。
>>105 ながらでいいなら書けないこともないけど…。
どちらかといえば、
お題的な物が欲しいです。
狂人のAA:
何で悩んでいるか(普通じゃない方がいい):
狂人の持っている乗り物(普通じゃない方がいい):
のような。
そうすれば、おまけが二つ以上になるので。
乗り物って毎回例のタクシーゲームっぽく人力車だと思ってた
108 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 22:55:57.99 ID:j1PzyPKE0
>>107 それ以外のものを使ってみようかなぁと思いまして。
今考えているものは【コンバイン】です。
ブーム君のお話では『気にいった乗り物が見つかるまで続くぜ!』
みたいな短編と言う事で。
もちろん、最終的にはリヤカーになるかもしれません。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 22:58:18.33 ID:cgbBG9ON0
_ .. _
/ \
/, '⌒ l.r‐-、.`、
/ ( 八 ) ヽ
( ー-' `ー-' ノ
ー┐ (_八_)┌-'
`ー┐┌┘
-======' ,=====-
-====' ,=====-
-==' ,==-
______ ,r-‐ -‐、_______
アラホラサッサー
。 。 。
o孕o孕o孕o三 ←これ
110 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 23:01:52.31 ID:j1PzyPKE0
>>109 うはwwwwwwwwいいAAwwwwwwwww
ドロンジョ一味のようなものってことか。
乗り物は三つ繋がった自転車(名前何ていうんだっけか…)で
悩み事はヤッターマンのようなものに負け続けているって所かな。
AAは適当に選んで考えてみるぜ!
111 :
◆YUME269q/Y :2008/05/18(日) 23:08:54.75 ID:j1PzyPKE0
さて、他にはないかな。それでは、
/ ̄\
| ^o^ | <今日の投下は以上です ありがとうございました
\_/
_| |_
| |
/ ̄\
| | <おまけは次回と言う事で
\_/
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| |
みんないい夢見ろよ!
乙!!
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
乙!!