45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:13:09.84 ID:MDKIxDHYO
(`∵)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:13:26.16 ID:octEz+qV0
おおおおおおおお支援支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:14:04.72 ID:DebAzN190
支援
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:14:32.59 ID:RVpTkTENO
(∴)?
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:15:28.49 ID:dcprVAsJO
(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)
(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)
(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)
(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)
(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)
(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵(∵(∵)∵)∵)(∵)(∵(∵(∵)∵)∵)
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:15:33.67 ID:RVpTkTENO
∵)…
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:15:41.06 ID:LTJ3K280O
从;゚∀从「おぉぉおぉ!」
人影は荒川静香だろうが織田ナントカだろうが、
決して真似出来ないであろうほどの高速アクセルを行いながら落下してくる。
从;゚∀从「ぶべらッ!」
女子生徒は墜落した。
渾身の作であった、自前弁当の真上に。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:16:03.05 ID:uuD3wlag0
支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:16:37.11 ID:oLSQrhAFO
テラ不憫www
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:17:31.69 ID:RVpTkTENO
(#∵)
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:17:31.59 ID:MDKIxDHYO
(`∵)ぶべらッ支援
56 :
訂正:女子生徒は→女子生徒が:2008/05/18(日) 21:18:06.99 ID:LTJ3K280O
( ∵)「……」
何が起こったのだ。
体育館の屋根から錐揉み回転落下し、目の前に横たわるパンツ丸見えの女子生徒と、
その女子生徒に弾き飛ばされて、無残にも地面に落下し、中身をブチ撒けた弁当を見据え、自分は混乱の極みだった。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:18:36.64 ID:dcprVAsJO
(∵´∵・ω・∵`∵)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:20:32.62 ID:4GlexBvL0
( ∵)
( ∵)
(∵)
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:20:55.31 ID:LTJ3K280O
从#゚∀从「ぬあー!」
唐突に謎の女子生徒が跳ね起きた。
頭をブンブンと振り回し、唸る。
从 ゚∀从「畜生……まさか体育館の屋根で眠りこけて転がり落ちるとは……」
丁寧な説明を含んだ独り言を呟いて、女子生徒は立ち上がり、やっとパンツを隠したスカートをはたいた。
从 ゚∀从「……ん?」
こちら側に気付いたらしい。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:24:15.14 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「……アンタ……もしかしてさ……」
怪訝そうに女子生徒が呟く。
( ∵)「……」
ああ、見ました。スイマセン。
意図的ではないにしろやはり謝るべきだろうと思考する。
しかし。
そんな方向に考えが進んでいた自分にとって、
彼女の次の一言は想定外だった。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:24:14.73 ID:uuD3wlag0
支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:24:15.90 ID:oLSQrhAFO
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:24:46.17 ID:DebAzN190
コレは良い役得www
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:25:47.49 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「笑顔で人を気絶させた男か?」
( ∵)「……」
そっちで来たか。
むしろパンツ見たかと聞いてほしかったぜ。
というか一体話はどこまで広がっているのだろうか。
誰からもそんな風に呼ばれる羽目になったりしたら、これから先生きていく気力が湧かない。
从 ゚∀从「だろ!?やっぱりそうだろ!!」
自分の無言を肯定と受け取ったらしく、女子高生は勝手にテンションを上げていく。
( ∵)「……」
从 ゚∀从「無口だなーおいwwww」
( ∵)「……」
……あー死にたい。
膝を叩きながらケラケラと笑う彼女を傍観しつつ、自分はふとそう思った。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:28:32.71 ID:+gT5dOxEO
支援
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:28:42.00 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「アヒャヒャ……ん……?」
ふと、笑い続ける女子生徒の視線が下を向いて固まった。
その先にあったのは無残な姿に成り果てた我が弁当だ。
自分の手から弾け飛んだ弁当箱から飛び出たおかずが、地面に点々と落ちている。
从 ゚∀从「……お前の?」
( ∵)「……」
女子生徒の問いに頷きで返す。
从 ゚∀从「……」
すると、女子生徒はしばし考えているかのように黙ると、
从 ゚∀从「……三秒ルールだッ!」
コンクリートの地面に落ちていたダシ巻き卵を手に取るなり、口の中に放り込んだ。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:31:21.24 ID:octEz+qV0
ダシ巻き支援
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:32:08.61 ID:LTJ3K280O
( ∵)「……」
いきなり何をするのか。
当の昔に三秒ルールは適用外だというのに、一度は地面に落ちたそれを、躊躇なく食べたことを心の中で驚愕する自分を差し置いて、
女子生徒は口をモゴモゴと動かしている。
やがて巻き卵を飲み込んでしまった。
从 ゚∀从「……本当に無表情なのな」
不思議そうな顔をして、女子生徒は呟いた。
( ∵)「……」
从 ゚∀从「フツー驚くなり怒るなりするだろー」
( ∵)「……」
一応これでも驚きはしているのだが。
どうしたものかと思案した矢先だった。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:33:41.30 ID:5+aGvdNjO
ナツカシス支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:34:07.45 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「てかさ、このダシ巻き卵めちゃめちゃ美味いな!」
女子生徒は感心したようにそう言って、地面に落ちるダシ巻き卵をもうひとつ持ち上げ、口に放り込んだ。
直に地面に落ちたのではなく、靴底の砂利払いに落ちたから、
そこまで汚くはなっていないだろうが、それでもその行動には驚かざるをえない。
从 ゚∀从「味付けがスゲー好みなんだけど!この唐揚げも貰っていい?」
二つ目の巻き卵も食べるや否や、今度は弁当箱に辛うじて残っていた唐揚げも自分の返答も待たずに食べてしまう。
自分は、何とも言えない気分で彼女が次々に弁当を平らげているのを眺める他無かった。
从 ゚∀从「ご飯無いの?ご飯!」
さらに主食を要求してきた。
从 ゚∀从「デザートまであんじゃん!」
そういって彼女は兎りんごにまで手を伸ばす。
……もう好きにすればいい。
数分後。
弁当箱は空になった。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:36:45.13 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「あー美味かった!」
女子生徒は腹をさすりつつ、足を放り出して長座座りに座りなおす。
( ∵)「……」
何なんだ、一体。
从 ゚∀从「わりぃね、昼食盗っちゃって」
明らかに悪く思っていない口調で、女子生徒は片手を面前で立てて謝った。
( ∵)「……」
从 ゚∀从「まだ無口クンか?」
女子生徒に覗き込むように顔を見られて、自分は顔を引く。
( ∵)「……喋るのは苦手だから」
辛うじて声を喉の奥から搾り出す。
なんとも情けない一言だ。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:37:22.06 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「あのさ!」
かと思えば、急にこちらを至近距離で見てくる。
自分は思わず身を反らした。
从 ゚∀从「この弁当、自作?」
( ∵)「……まぁ」
上手い返事が出来ない。
一度は開き直って諦めた、待ちに待ったシチュエーションだというのに。
从 ゚∀从「マジで!?」
女子生徒は驚きつつ再び腹をさすった。
从 ゚∀从「いや、スゲー美味かったぜ?」
正に、正に待ち侘びた瞬間だ。
( ∵)「……どうも」
しかし、口から出たのはありきたりな一言だった。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:37:28.99 ID:uuD3wlag0
支援
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:39:06.68 ID:4GlexBvL0
(*∵)
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:39:10.11 ID:DebAzN190
ビコーズガンガレwwww
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:41:03.02 ID:LTJ3K280O
从 ゚∀从「……」
( ∵)「……」
沈黙が場を包む。
仕方の無いことだ。
あらゆる問い掛けに、話を拡げ様のない返答をされては、どんなに巧みな話術を持つ人もやがては黙ってしまうに決まっている。
从 ゚∀从「あのさー」
女子生徒が適当に拾い上げた石ころをいじりながらさりげなく呟いた。
从 ゚∀从「コレ、一日に二つ作る……ってのは無理か?」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:42:00.46 ID:LTJ3K280O
……何だって?
女子生徒が口にした言葉に、思わず耳を疑う。
そのせいで形相が凄まじいことになったようで、女子生徒はたじろぐように弁解した。
从;゚∀从「い、いや、無理なら良いんだぜ?
都合の良すぎる話だとは分かってんだ。
ただ、余りに気に入ったから、また食べられたらいいなーとふと思っちまったんだよ。
気分悪くするなよ?」
慌ててそう言い繕うのを聞いて、
やはり先の言葉に聞き間違いは無かったと確信する。
今度こそ。チャンスを逃したりはしない。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:43:44.46 ID:4GlexBvL0
wktk
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:44:18.74 ID:octEz+qV0
wktkwktk
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:44:50.34 ID:LTJ3K280O
( ∵)「……いいよ」
……言った。言ってやった。
自分の決死の返答を聞いて、女子生徒の顔が一瞬驚きに染まり、そしてすぐに明るくなった。
从 ゚∀从「いいの?マジで!?
悪いけどお返しとか出来ないぞ!?」
別に見返りなど要求してはいない。
学校で誰かと繋がりを持てることが何よりの報酬だ。
女子生徒の問いに頷きで答えると、女子生徒は両手を天に突き上げて喜んだ。
从 ゚∀从「よっしゃー!
メシ代が浮くぜー!」
( ∵)「……」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:46:08.67 ID:oLSQrhAFO
支援
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:47:52.31 ID:LTJ3K280O
……文句はない。
ただ、デリカシーの無さは分かった。
まぁそんな感じのキャラクターだとは薄々分かっていたが。
从 ゚∀从「あ、まだ自己紹介してなかったか。
アタシはハインリッヒ。ハインでいいぞ」
女子生徒……ハインリッヒは、こちらに向けて手を差し出した。
( ∵)「……ビコーズ」
自分はその手を握る。
从 ゚∀从「よろしくビコーズ!」
握手した手をブンブンと振り回される。
何とも言えないタイプの人間だが、何はともあれ彼女が自分にとって、この学校で初めて知り合った人物になった瞬間だった。
( ∵)ビコーズの災難のようです 第一話 おしまい
83 :
◆L66fmP/Ue6 :2008/05/18(日) 21:50:30.87 ID:LTJ3K280O
酉付け忘れてました。すんません。
以上で第一話は終わりです。
短くてすんません。
二話以降は頑張って長くします。
多分来週末にまた来ます。
何かあったら、しばらくいますんでどうぞ。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:50:30.98 ID:oLSQrhAFO
乙〜
前にもコレやったよね?続くと思っておk?
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:51:26.90 ID:octEz+qV0
乙!これは期待
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:51:35.35 ID:4GlexBvL0
乙
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:52:38.03 ID:uuD3wlag0
乙
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:53:10.22 ID:5+aGvdNjO
激しく乙
前に見た時続かないかなーと思ってたから嬉しいぜ!
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:53:13.59 ID:Hz7iKGjMO
しゃべるんだな〜
乙でした
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:53:49.85 ID:DebAzN190
乙
見覚えあったのは勘違いじゃなかったんだな
続きも待ってるぜ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:54:11.66 ID:RVpTkTENO
なぁ、一話ずつスレ立てるならまとめてからやれよ
92 :
◆L66fmP/Ue6 :2008/05/18(日) 21:57:20.98 ID:LTJ3K280O
>>84 >>88 続きます。
投下ペースがどうなるかまだわかりませんが。
>>91 一応書き溜めはあります。
4話くらい。
投下速度が遅かったという意味ならすいません。以後速くします。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/18(日) 21:59:51.52 ID:oLSQrhAFO
ガンガレよ〜
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
乙。別に遅くないよー