川 ゚ -゚)が660ccに恋をするようです

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
この物語はフィクションであり、   
また、作者の思い込みが沢山仕込まれています。   
車の運転は交通ルールを守り、   
正しい知識は自分で調べましょう。   

   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_   
-''":::::::::::::`''>  トラストのフルチューンぞぉ!!  <   
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄   
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______   
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、   
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、   
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i   
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |   
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||   
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |   
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|   
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /   
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´   

まとめブログ:面白蛇屋様     
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-6943.html   

過去ログで読みたい方用   
(12・13話分)ttp://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1210431922/l50
これ以前はログから遡ってください


どんどん投下時間が遅くなっていく罠   
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:24:12.88 ID:9ZvxBwi+0
待ってたぜ支援
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:26:14.90 ID:Hoqm1Ojt0
第14話

土埃でボディが少し汚れたワークスが、ヘアピンに入っていく。
クーの目に入るのは、時間にして2秒ほど前にいる、
白黒カラーの憎たらしい奴。

川 ゚ -゚)「……なるほど、ツンや渡辺の言う通りって訳か」

川 ゚ -゚)「何とかして一矢報いることは出来ないものか」

S字コーナーを縁石に乗り上げながらクリアしていくハチロク。
試しにクーもそのラインに乗せてみる。

川;゚ -゚)「……っ!!」

ドカッという音と共に体に衝撃が襲い、シートの中で体が踊る。
それを何とかフットレストで目いっぱい踏ん張りながら支え、クリアした。

川;゚ -゚)「ふぅ……お?」

川 ゚ -゚)「アクセルが前よりワンテンポ速く開けられるな」

川 ゚ -゚)「そうか、場合によっては縁石まで使ったほうがいいか……」

何となく縁石に乗せるのを遠慮していたクー。
いつも走っているユトリ旧道は路肩の状況が悪いので、
なおさらぎりぎりに寄せる習慣が無かった。

川 ゚ -゚)「……しばらく欝田に付いて行ってみるか」
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:26:38.93 ID:TJhRG88tO
待ってました!
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:29:39.98 ID:Hoqm1Ojt0
===================

ピットでクーを見つめるツンと渡辺。
さっきのドクオの走りに対する怒りもひとまず落ち着き、今は二人で走りの分析をしているようだ。

ξ゚听)ξ「ん?何かクーのラインが……」

从'ー'从「ハチロクを追いかけだしたのかなぁ?」

ξ゚听)ξ「まぁアイツはここのサーキットもクーよりは慣れてるし、それも一つの方法かもね」

|ω・`)

|三(´・ω・`)

(´・ω・`)「それじゃまだ甘いけどね」

Σξ;゚听)ξ「うわっ!?」

Σ从'ー';从「ふえぇっ!?」

(;´・ω・`)「やぁ……ってそんなに驚かなくてもいいじゃないか」

ξ;゚听)ξ「あ、スミマセン」

ツンと渡辺の後ろから、いつの間にかやってきたショボンが顔をのぞかせる。
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:34:01.99 ID:Hoqm1Ojt0
(´・ω・`)「彼女のスポリミって4駆でしょ?」

ξ゚听)ξ「ええ、HB11Sだからieの4駆と中身は同じですね」

从'ー'从「FRと同じラインをそのまま描くのはちょっと辛いよねぇ」

(´・ω・`)「……それに彼女は気づけるかな」

サーキットを見つめながら、ショボンが呟いた。

===================

ハチロクから徐々に離されながらも、クーは必死になって追いすがる。
同じようなラインをトレースしようと思うが、自然と膨らんでしまう。

川;゚ -゚)「う……っ!!」

コーナーへの突っ込みはほぼ互角。
ブレーキポイントはハチロクもワークスも変わらない。

川;゚ -゚)「くっ……!?どうすれば……」

しかし、ハチロクがわずかにテールを滑らせて曲がっていくコーナーを、
グリップのままで曲がっていくと、どうしても遅くなってしまう。

川 ゚ -゚)「走り方が私と欝田では違いすぎ……ん?」

そこまで考えて、クーはかつてモナーから教わったことをふと思い出した。

「『くるっと回ってドカンと立ち上がる』はあれはあれで正解モナ」
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:36:08.89 ID:9ZvxBwi+0
支援
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:38:23.80 ID:Hoqm1Ojt0
川 ゚ -゚)「……………」

Σ川 ゚ -゚)「……あ、そうか。駆動方式が違ったら走りも違うじゃないか」

川 ゚ -゚)「しかも、焦ってアクセルを早く開けすぎている……これじゃ駄目だな」

ヘアピンでフロントが逃げないように、加速するのを堪えながら曲げる。
その後でアクセルを開ける。
ヒールアンドトゥもしっかり出来ているので、加速体勢に入るのも早い。

川 ゚ -゚)「うん、さっきはなかなか上手く抜けれたかな……」

川 ゚ -゚)「……と言うか、今まで広い広いとばかり思っていたが」

川 ゚ -゚)「よく考えたらホームストレートと第一コーナー以外は、ユトリ旧道と何となくリズムが似てるな……」

川 ゚ -゚)「これなら……もしかしたら」

サーキットに対しての気負いもここへ来て完全に拭い去られ、
クーの走りがさらに洗練されていく。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:43:54.17 ID:Hoqm1Ojt0
==================

ドクオのハチロクの内装は、そのエンジンの内容に似合わずあまり改造はされていない。
ロールケージは後席も乗車できる様になっているし、
オーディオも、古めの内装とはミスマッチなほど凝った物が付いている。
オートエアコンまで付いているという、かなりコンフォータブルな仕様であった。

('A`)「……いいクルマ見つけたよな。快適かつ速い」

('A`)「ヤフオクで見つけたときは飛び上がって喜んじまったぜ……ホントは黒ヘッドベースなら理想だったが」

就職を機に、ほぼ現在の仕様のままの物を買ってから数ヶ月。
フルチューンの5バルブ4A-Gの戦闘力は相当なモノであった。

('A`)「俺だってまだまだ練習中だが、それでもコイツなら誤魔化せる」

大きなサーキットではエンジンのアドバンテージ、
小さなサーキットではそのコンパクトなボディがアドバンテージ。
実力以上のモノが出せる仕様で、基礎を守ればそこそこ走れていた。

('A`)「……だが、今はどうだ」

('A`;)「何で、何で今日サーキット初めての……クーさんがじりじり近づいて来るんだよ……!!」

しかし、今は大きなハチロクに向かって、小さなワークスが迫っているのをバックミラーでちらちらと確認する。
気分を紛らわせるたに、いつも掛けている音楽も耳に入らない。
フルフェイスのヘルメットのシールドの中の、ドクオの表情には焦りが見えていた。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:44:49.07 ID:9ZvxBwi+0
支援
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:48:15.68 ID:Hoqm1Ojt0
===================

(´・ω・`)「ところでツンちゃん、ここのサーキットのクラス別レコードって知ってるかい?」

ξ;゚听)ξ「え、いやぁ……詳しくまでは解りませんが」

(´・ω・`)「テンロクFRのクラスとKカークラス、どっちのレコードが速いと思う?」

ξ゚听)ξ「えーっと、どうだったかしら……」

さすがにそこまではマークしていなかったのか、ツンが頭を抱える。
ショボンはいつの間にか自分のクルマに戻り、
クルマの中からある資料を取り出してきた。

(´・ω・`)「これを見てくれ、こいつをどう思う?」

ξ゚听)ξ「すごく……軽が速いです……」

それは、ヴィップタスサーキットのラップタイムをまとめた物だった。
車格別にベスト10のタイムが載っている。
Sタイヤ仕様を除いたタイムで、テンロククラス1位のロードスターより、Kカークラス1位のワークスのほうが1秒ほど速かった。

(´・ω・`)「こういうミニサーキットって軽の方がラップタイムがいい時って結構あるんだよね。もちろん腕があればの話だけど」

ξ゚听)ξ「そうなんですよねー、ユトリ旧道みたいな感じで」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:54:52.52 ID:Hoqm1Ojt0
ホームストレートを、ハチロクが通り過ぎていく。
4連スロットルがもたらす音は、いかにもメカチューンと言った雰囲気がプンプンして、
その筋の人間にとっては堪らない。

(´・ω・`)「あのハチロク、最初っから結構チューンしてあったしねぇ」

从'ー'从「ホームストレートとバックストレートで頑張ってるから速いって事ですかぁ?」

(´・ω・`)「うーん、一概にそうとは言い切れないけど……ちゃんと捌けてはいるし、基本は出来てる」

(´・ω・`)「ただ、ストレート以外はまだまだ詰められる要素が残ってるドライバーさ」

ξ*゚听)ξ「さすが……なんか言うことが違いますね」

元ダートラ選手の話を、ツンは頷きながら聞いている。
ショボンは、コースを見つめながら呟いた。

(´・ω・`)「ワークスの彼女が、もしコーナーで詰めることが出来るなら……面白いよ、きっと」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:56:05.39 ID:9ZvxBwi+0
支援
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:59:04.22 ID:d/hKKlxf0
支援
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 00:59:49.72 ID:Hoqm1Ojt0
第15話

そろそろ、30分のタイムアタック走行も終わりに差し掛かってきた。
いつの間にかハチロクとワークスの差はわずかな物になっている。

川 ゚ -゚)「コツコツ積み上げてきた甲斐が出てきたな」

何周もする内、コンマ数秒の違いが積み上がり、このような差になった。
ドクオがワンミスすればあっという間に縮まってしまう。

('A`#)「くっそ……負けられっかよっ!!」

さっきは煽った手前、煽られ返されるのはドクオのプライドに大きく影響する。
段々とドクオが熱くなっていった。

('A`#)「おらあぁっ!!」

ホームストレートで一気に突き放す。
NAメカチューンのピックアップの良さが生き、あっという間にストレートが終わる。
その加速を見せ付けられながらも、クーはまだ冷静だった。

川;゚ -゚)「ストレートではさすがに離れるな」

川 ゚ -゚)「……だが、コーナーセクションに入ればまだ詰められる」

第一コーナーから、次のヘアピンまで加速。
S字やら何やらを抜け、バックストレートの終わりごろにドクオがバックミラーを見ると、
またワークスが近づいてきていた。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:04:45.23 ID:Hoqm1Ojt0
('A`;)「クーさんの方が、先にここのコーナーのコツを掴んだのか……?」

('A`;)「……くそっ!!俺の方がまだここを走った回数が多いのに……!!」

===================

さて、クルマの運転と言うものはかなり体力を消耗するものである。
それが峠を初め、神経を使うような状況ならなおさらだ。
序盤での疲れならともかく、ドライブ後半での疲れはかなり効いてくる。

('A`;)「やべ……」

サーキット走行に加え、後ろから余計なプレッシャーを感じる状況。
ドクオの神経は確実に磨り減っている。
本当なら無理せずピットインと言うところだが、
今のドクオにとっては『逃げ』のような気がして出来なかった。

('A`;)「……く、もう少しだし……気分変えるか」

そう言って、オーディオのコントロールパネルに手を伸ばす。
普段ならやらない事を、最終コーナーの手前で何故かついやってしまった。

('A`;)「……っ!?!?」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:08:53.18 ID:9ZvxBwi+0
支援
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:11:33.64 ID:Hoqm1Ojt0
少しだけハチロクがよろけ、アウトへ膨らむ。
ホームストレートの高いトップスピードは、この最終コーナーの脱出を上手くこなした場合の話である。
その大事な所で、望まないテールスライドをしてしまった。

川 ゚ -゚)「……!?何か知らんが、チャンスだ」

('A`#)「畜生……!!何やってんだ俺っ!!」

その後ろから、ほぼレコードラインでコーナーを抜けてきたワークス。
ハチロクのイン側から、加速体勢に入る。

('A`#)「くぅ……負けられっかよ!!」

ターボが効いて、4輪すべてを使ってダッシュを始めたワークスに、ハチロクがアウト側から迫る。
こればかりはエンジンの差だ。

川 ゚ -゚)「第一コーナー……このまま欝田が引いてくれれば……!!」

('A`#)「クソ、届けぇぇっ!!」

しかし、追い越すまでには至らない。
二台がほぼ横一線に並んだ状態で第一コーナーへ飛び込む。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:17:16.45 ID:Hoqm1Ojt0
川;゚ -゚)(待て、さすがにそこからは無理だろ、欝……ドクオぉぉぉっ!!)

ワークスより、さらにワンテンポ遅れてハチロクがブレーキを掛けるのが、少し見えた。
その後ハチロクがどうなったかは、クーは一周して来てから知ることになる。

('A`#)(……くそったれぇぇぇええええっ!!)

曲がりきれなかったハチロクが、アウト側のグラベルトラップへと突っ込む。
そこで大きくスピードを落とされ、ようやく止まった。

===================

川 ゚ -゚)「……欝田……ドクオは大丈夫か?」

帰って来たクーがワークスから降り、開口一番そう言い放った。

ξ゚听)ξ「今スタッフが何とかしてるから、任せておきましょう」

从'ー'从「あの人もケガはしてないみたいだしねぇ」

ξ゚听)ξ「それもだけど……クーは何とも無かった?さっき突っ込んだ時とか」

川 ゚ -゚)「私は何ともないよ」

グラベルの砂利を落としたドクオのハチロクが、ゆっくりと戻って来た。
走行自体は何とも無さそうだが、フロントバンパーはバキバキ。
ズルズルとリップスポイラーの欠片を引きずっている。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:21:12.28 ID:Hoqm1Ojt0
川 ゚ -゚)「……痛々しいな」

ξ゚听)ξ「あそこのグラベルってけっこう深いからねぇ……なぜか」

ξ゚听)ξ「私も前にエアロバンパー一個オシャカにした事があったわ……」

从'ー'从「ああ、ドリフト走行会の時に突っ込みすぎた奴でしょ?」

ξ;゚听)ξ「……まぁね」

ふと、ハチロクの運転席のドクオと、クーの目が合った。

川 ゚ -゚) チラッ

('A`) チラッ

('A`)「……………」

(A`)彡 プイッ

川;゚ -゚)(……明日から会社でどう付き合って行こうか)

ドクオの表情と態度を見て、クーはそんな事を思っていた。
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:26:16.29 ID:Hoqm1Ojt0
===================

薄暗くなった、帰りの高速道路。
クーはツンのカプチーノの後ろに付いて、90キロ巡航でゆっくり帰っていた。

川 ゚ -゚)「ここで事故にあってしまっては元も子もない」

無理せず頻繁に休憩を取りながら、家路を辿る。

川 ゚ -゚)「……………」

ナルディクラシックを握る手に、今日のサーキットの感触がまだ残っているような気がする。
あの接地感、あの競り合い、あのコース外の土の……

川 ゚ -゚)「……濃い時間だったなぁ」

レースに参加している人達は、いつもこんな感覚を味わっているのだろうか。
タイヤを減らし、精神をすり減らし、コンマ一秒を争う。
峠のレースとは全く違う、『競技』の感覚。

川 ゚ -゚)「……私も、いつか競う時が来たりしてな」

川 ゚ -゚)「……………」

川 ゚ -゚)「……さすがに無いか」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:30:52.31 ID:Hoqm1Ojt0
CDコンポからいつもの様にFMラジオを流しながら、
クーはそんな事を一瞬考えた。




川;゚ -゚)「……げっ!?」

白根オートの定休日は月曜。
という事で、帰りにクーとツンは働いているヒートの元を尋ねた。
そこでワークスから降り、ふと足元を見たクーが声を上げる。

川;゚ -゚)「そんな、この前新品にしたばかりなのに……」

タイヤが妙に減っていた。
山が結構あったポテンザが、今日一日のサーキット走行で結構ヤバい。

ノパ听)「お……おおぉおおおお!!すげぇ減り方してるなああぁっっ!!」

ξ゚听)ξ「あれ、ヒート……そういえばアンタもサーキット行ったこと無かったわね」

川;゚ -゚)「……さすがに交換か?」

ノパ听)「うーん、何か危なっかしいよなぁ……」

川 ゚ -゚)「……ツンや渡辺はどうやってタイヤ代を捻出してるんだ?」

ξ゚听)ξ「ん?私はけっこうカツカツよぉ?」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:36:04.10 ID:Hoqm1Ojt0
ξ゚听)ξ「タイヤ然り、ガソリン然り……特にガソリンは、ねぇ」

川 ゚ -゚)「まぁそうだよな……」

ξ゚听)ξ「渡辺はそうでもないはずだけど」

川 ゚ -゚)「は?何でだ?」

ξ゚听)ξ「あの子、確かどっかの会社の社長令嬢だもの」


川 ゚д゚)


川゚д゚ )


ξ゚听)ξ「こっちみんな」

クーがガバッと頭を上げ、立っているツンを見上げる。

ξ゚听)ξ「……うん、かなり前に聞いたから何の会社か忘れちゃったけど、そうだったはずよ」

ξ゚听)ξ「アンタが渡辺に初めて会った日は、珍しくタイヤケチってたけどね」

川 ゚ -゚)「そうか……渡辺は金持ちなのか……」

/川 ゚ -゚)\「……ナンテコッタイ」

いい感じに減ったタイヤのトレッドを撫でながら、クーがため息をついた。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:39:20.11 ID:9ZvxBwi+0
支援
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:39:23.47 ID:Hoqm1Ojt0
これで今回の分は終わりです。
>>1でうrl張り失敗したので一応もう一回張りますね

面白蛇屋様
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/

サーキット描写とかもう……ね。
ああぁ……




では!!ノシ
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 01:41:56.70 ID:9ZvxBwi+0

やっと風呂いけるぜ!
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 02:16:35.74 ID:Y/mHObY4O
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 02:17:17.08 ID:XNSdRKYQO
次も楽しみにしてる!
乙!
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/13(火) 02:29:50.59 ID:M5My4zdUO
AGE
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
みじかっ