(　＾ω＾)達の村に人狼が現れたようです

ある辺境の村に「人狼」が入り込んだ。人狼は白昼の下では無害な村人の姿をとっているが
日が落ちると狼に変じて人を食う。村人には人狼の正体を見極める力がない。
彼らにできるのは、村民会議を開き、疑わしい住人を処刑することだけだ。

アオォォーーーーン・・・・


(　＾ω＾)達　の　村　に　人　狼　が　現　れ　た　よ　う　で　す　
　
　
　
　

(　＾ω＾)「ぶーーーーん」

彼の名は内藤ホライゾン、彼もまた、不運な12人のうちの1人である

ξﾟ�听)ξ「ちょっとブーン、落ち着きなさいってば」

('A`)「はしゃぎすぎだろｗ」

広大な2chねる、その世界の隅にある村、通称「VIP村」

なぜそう呼ばれるかはわからない、ただ、誰もその村の本当の名前を知らない・・・

今日は、この村恒例の祭りである「ｋｓｋ祭」が開催される日だ

ｋｓｋ祭とは、1年に1回現れる真っ赤な満月を眺めながら、村人全員でｋｓｋする祭りで、村人全員が毎年楽しみにしている行事の1つである

(　＾ω＾)「今年もｋｓｋしまくるおー」

('A`)「ｋｓｋしすぎて去年みたいに釣られるなよ？」

(；＾ω＾)「うっ・・・ドクはそんなことばかり覚えているお」

('A`)「こちとら暇なんでねｗ」

平和・・・２ｃｈねるという世界では驚くほど平和だった

だがこの平和は・・・数秒後、ｋｓｋ祭の会場で崩れ去る


「人狼が出たぞおおお！！！！！！！！！」

(　＾ω＾)「！？」

ξﾟ�听)ξ「この声は・・・モナー！？」

モナーとは、この村一番の働き者である

笑顔を絶やさず、一生懸命仕事に取り組むので、評判が良く、彼を知らない者はこの村にはいなかった

('A`)「人狼・・・？とりあえず、会場で声がしたみたいだし、行ってみようぜ！」

ξﾟ�听)ξ「うん！早く行かないと！！」

(　＾ω＾)「・・・　・・・？」

('A`)「どうした？ブーン、早く行こうぜ！」

(　＾ω＾)「え、あ・・・い、今行くお！！」


会場へと向かったブーン達、そこで目にしたものは・・・無残にも体を食いちぎられたモナーの姿であった


《モナーは無残な姿で発見されました。》

ξﾟ�听)ξ「・・・！！！！」

(；ﾟДﾟ)「う・・・うわ・・・うわあああああああああ！！！！」
(；ﾟーﾟ)「いやあああああああああああああああ！！！！」

(　＾ω＾)「モ・・・ナー・・・？」

('A`；)「な・・・な・・・」

騒ぎを聞き、村長のショボンが駆けつけた

(；´・ω・｀)「！！・・・これは・・・急いで村の皆を集めてくれ！緊急会議を行う！！」

まだ薄暗い夕頃、村での緊急会議は薄暗い部屋で行われた・・・


(´・ω・｀)「この度は、この村の住民である皆を集めてしまって申し訳ない、忙しい人もいただろう」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「・・・で、なんで俺らは呼ばれたんだ？もうすぐｋｓｋ祭が開催されるから、その準備がいそがしいんだが・・・」

長岡ジョルジュ・・・彼もまたｋｓｋ祭を愛していて、毎年この時期になると彼の「おっぱい！おっぱい！」という声が聞けるだろう

(´・ω・｀)「そうか、まだ知らない人がいたのか・・・では、先に報告しておく・・・」

ショボンは少しだけ間をあけた・・・ゴクリ、と、生唾を飲み込む音が聞こえたと同時に、その口は開いた

(´・ω・｀)「村一番の働き者・・・モナーさんが死んだ」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「！！」

部屋の中が、沈黙と・・・ざわめきで溢れた・・・知っている者は黙ってうつむき、知らぬ者はざわざわと騒ぎ立てた

(´・ω・｀)「静粛に、これより、村人12名の点呼を行う、逃げた者がいた場合、ソイツを捕まえて処刑とする！」

゛処刑�≠ｱの言葉に部屋全体が静まり返った・・・

(´・ω・｀)「・・・よろしい、１」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

(　＾ω＾)「！・・・2！」

ξﾟ�听)ξ「3！」

('A`)「4」

ミ,,ﾟДﾟ彡「・・・5」

/ ,' 3　「6」

(*ﾟ∀ﾟ)「7！」

(*ﾟーﾟ)「え・・・8」

(,,ﾟДﾟ)「えと・・・9」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「10」

（ ・∀・）「１１！」

(´・ω・｀)「モナーさんをいれて12・・・よし、全員揃っているな」

（ ・∀・）「村長さん村長さん」

(´・ω・｀)「ん？どうした？」

村で一番若いモララーが素朴な疑問をぶつける

（ ・∀・）「どうしてこの12人に絞るんだい？外部からの犯行かもしれないじゃないか」

(´・ω・｀)「モナーさんの悲鳴が聞こえてから、私が到着するまで30秒もかからなかった、犯人が逃げ出す前に、誰かが不審者に気づくだろう・・・」

(´・ω・｀)「念のため聞いておく、不審者を目撃した者はいるか？」

少しの間・・・部屋の音が消えた・・・

(´・ω・｀)「よろしい、では明日、また緊急会議を行う、この問題をどう処理するか、それも明日決めたいと思う」

解散！という村長の掛け声とともに・・・村人全員は自らの家に帰っていった・・・

(　＾ω＾)「何か・・・大変なことに巻き込まれたお・・・」

ξﾟ�听)ξ「・・・」

(　＾ω＾)「ツン？」

ξﾟ�听)ξ「・・・っ！近寄らないで！！」

(；＾ω＾)「！？・・・ど、どうしたんだお？」

ξﾟ�听)ξ「あ、ご、ごめん・・・アナタが人狼かもしれないって思うと・・・」

(；＾ω＾)「そ、そんなわけないお、ブーンはksk祭に向かうために、ずっとツンと一緒にいたお」

('A`)「確かに、この3人の中の誰かが人狼ってことはありうるだろうな」

(；＾ω＾)「ド・・・ク・・・？」

('A`)「そもそも、人狼が1匹しないという考えが間違ってる、何人かいて、村人の中に潜んでいる可能性だってある」

(；＾ω＾)「何言ってるんだお・・・？村人の中に潜む？」

('A`)「前、何かの資料で読んだことがあるんだ、人狼について・・・な」

(　＾ω＾)「人狼について・・・？」

('A`)「あぁ、人狼は魔力を持っていて、昼は人間になりすまし、夜に人を食らう化け物だ」

('A`)「それだけじゃない、その人狼の魔力は人間の潜在意識に働きかける場合がある」

(　＾ω＾)「どういうことだお？」

('A`)「人間の中に、特別な能力を開花させた人間が誕生する場合があるってこった」

(　＾ω＾)「た・・・例えば？」

('A`)「今まで確認された代表的なものといえば・・・自らの防衛本能を開花させ、毎晩誰か一人を人狼かどうか確かめれる占い師とかな、月が出てる晩に占えるらしいが、どうも占った後激しい頭痛に襲われるみたいで、１晩に1回しかできないらしい」

(　＾ω＾)「占い師・・・かお」

('A`)「ま、この人狼事件が前起こった村は悲惨な結果になったがな・・・」

(　＾ω＾)「悲惨な結果・・・？」

('A`)「村に誰もいなくなったんだ、人間も、人狼も・・・不思議な話しだがな」

ξﾟ�听)ξ「・・・もうやめて」

('A`)「え・・・？」

ξﾟ�听)ξ「もうやめて！そんな話し！聞きたくない！！」

ミラーズフォローか

ツンは走り出し・・・自分の部屋へ閉じこもってしまった

('A`；)「あ・・・」

(；＾ω＾)「ツン！！」

走り出そうとしたブーンをドクが止める・・・

(；＾ω＾)「ドクッ！何で止めるんだお！」

('A`)「今のあの子に俺達は何もしてやれない、今日はもう、寝よう・・・ksk祭も中止だ」

(；＾ω＾)「でもっ、あんなにおびえて・・・」

('A`)「あの子をなぐさめれる自信があるのか？お前に？自惚れんな、お前には何もできやしねぇ」

(；＾ω＾)「ドク・・・」

('A`)「・・・胸くそ悪ぃ・・・俺はもう寝る、お前も、夜道の一人歩きは気をつけろよ・・・」

(；＾ω＾)「・・・」

(　＾ω＾)「そうだお、何もできやしないんだお・・・ブーンには・・・」

ブーンは家に帰り・・・枕を濡らしながら、静かに眠った・・・　・・・

事件から１日目・・・
《荒巻が無残な姿で発見されました。》

ドンドンドン！！！

誰かがドアを激しくノックする音でブーンは目が覚めた・・・

時計を見ると、朝の8時5分前後・・・

(　＾ω＾)「こんな時間に誰だおー？」

ドアをノックしていたのは、ドク男だった

('A`)「何寝ぼけてんだよ、事件だよ事件！今度は荒巻さんが！！」

(　＾ω＾)「！！！」

寝ぼけていたブーンはやっと思い出した・・・昨日の・・・衝撃的な事件・・・

('A`)「それだけじゃねぇ！人狼の魔力にあてられて、能力を開花したヤツがいる！！」

(；＾ω＾)「な・・・なんだってー（AA略」

('A`)「いいから早く来い！緊急会議がもうすぐ始まるぞ！」

(；＾ω＾)「あ・・・わかったお、今すぐ行くお！」

ブーンが緊急会議部屋に到着した頃には、能力を開花させた二人が口論していた

(#ﾟ∀ﾟ)「だから！俺は人狼がわかったんだって！！人狼はジョルジュ長岡だ！！」

(；ﾟーﾟ)「だから！私が何度も言ってるでしょう！！ジョルジュ長岡は人狼ではありません！！」

(；＾ω＾)「な・・・なんだお・・・これ・・・」

(´・ω・｀)「あぁ、ようやく来たかね、ブーン君」

(；＾ω＾)「村長、これは一体・・・」

('A`)「能力を開花させた者達の意見が食い違ったわけか」

(´・ω・｀)「能力を開花？・・・よくわからんが、何故か人狼がわかったという人が現れて、意見を述べるともう1人がもう反論してきてだな・・・」

('A`)「・・・その件については、私が説明させてもらいます」

ドク男が机の上に立つと、部屋は静まり、村人全員がドク男を見上げる形となった

('A`)「皆さん、落ち着いて下さい、この件については、私がある程度知識を持っています、これから、それを皆さんに発表するので、よく聞いて下さい」

そういうとドク男は、自分が知っている限りの情報を、周囲に説明した・・・

【人狼は魔力をもっていて普段は人間になりすましている、人狼≧村人で勝利】
【人狼の魔力にあてられると稀に、常人を超えた能力を開花する者が現れる】
【占い師：常人にない超能力を手に入れた人間、毎晩一人、人狼か誰かを占うことができる】
【霊能者：常人にない超能力を手に入れた人間、死体が原形を留めていれば、人間か人狼かがわかる】
【狂人：一種のパニック状態に陥り、自らの命を尊重し、人狼の味方となる人間、特に能力は無し】
【妖狐：人でも無く狼でも無い第3勢力、村人か人狼が勝利した場合に生存していたら勝利】
【数年昔、これと似た事件が発生している】
【その時の対処法は・・・】

('A`)「昼のうちに・・・疑わしい村人を処刑で一人ずつ殺していく・・・」

(；＾ω＾)「ドク！！」

(´・ω・｀)「・・・それしか・・・手立てが無いのなら・・・」

(；＾ω＾)「村長さん！？」

(´・ω・｀)「この村の倉庫の中に・・・ギロチン台があったはずだ・・・数年前に似た事件・・・もしかすると、ここで起きたのかもしれないな・・・」

(；＾ω＾)「本気・・・なんですか？」

(´・ω・｀)「・・・・・・できれば、否定したいんだがな」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「・・・村長さん、俺ぁ・・・別の村で女房待たせてんだわ・・・今ここで・・・連絡とってもいいか？」

(´・ω・｀)「・・・　・・・　ダメだ」
　_
(；ﾟ∀ﾟ)「な・・・」

(´・ω・｀)「だが、処刑が確定した時・・・別れの1通は許可しよう・・・」

荒巻たん…

汝は人狼なりや?

(　ﾟ∀ﾟ)「・・・恩に着る」

(´・ω・｀)「さて、ドク男君、処刑者の決定の方法を教えてくれないか？」

('A`)「公平に・・・多数決、ですね、誰の意見も聞かず、見ずに、怪しい人に投票するというのが・・・前の時の対処法でした」

(´・ω・｀)「・・・よし、では、そうしよう」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ちょっと待った」

(´・ω・｀)「・・・？」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「なんでアンタが仕切ってるんだ、他の皆の意見も聞いたらどうなんだ？それとも・・・アンタ・・・人狼じゃねぇのかい？」

(´・ω・｀)「・・・は・・・？」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ドク男とアンタで仕切ってるのが現状だ、ドク男とアンタが揃って人狼だったら、それに乗った俺達村人はただアンタらの手のひらの上で踊らされたことになる・・・」

ミ#ﾟДﾟ彡「んなことはゴメンなんだよおおお！！！！」

(#ﾟДﾟ)「さっきから聞いてりゃうっせーんだよフサ毛！村長さんを信用できないってのかよゴルァ！！」

(；＾ω＾)「ちょっ・・・二人とも、落ち着いて・・・」

ξ；�凵G)ξ「もういやああああああ！！なんでこんなことになってしまうのよ！！！」

（ ・∀・）「・・・皆・・・おかしいよ・・・一人処刑するなんて・・・狂ってる・・・」

(；＾ω＾)「ちょ、ちょっと、落ち着いt」

気づけば、部屋全体が地獄絵図・・・パニックに陥った村人全員が、各々騒ぎ、叫び、混乱させている

深く深く、底なしの沼に沈んでいく・・・

(　＾ω＾)「・・・」


　　　　　　／⌒ヽ 　内藤キ〜ック
　　　　　（　＾ω＾）
　　　 ／　　　　　　）　　　　　ﾄﾞｺﾞｫｫｫ　＿　　／
∩ 　/　,ｲ　、　　ﾉ/　　　　∧ ∧―＝￣　｀ヽ,　＿
| |　/　/　|　　　（ 〈　∵. ・（　　 〈＿_　>　　゛　、＿
| | ｜ |　 ヽ　　ｰ＝-￣￣＝_、　　（／　,　´ノ　＼
| | ｜ |　　　｀iー＿＿＝―＿　;,　／　／ ／
| |ﾆ(!、)　　　=＿二＿＿￣_=;,　／　／　,'
∪　　　　　/　 /　　　　　　　／　 ／| 　|
　　　　　／　 /　　　　　　　!､＿／ / 　 〉
　　　 ／ ＿/　　　　　　　　　　　　 |_／
　　　 ヽ､＿ヽ


(,,ﾟДﾟ)「グハッ」

ミ；ﾟДﾟ彡「・・・」

ξ；ﾟ�听)ξ「・・・」

（；・∀・）「・・・」

(　＾ω＾)「皆落ち着くお、パニックに陥ってたら人狼の思う壺だお」

ミ；ﾟДﾟ彡 「だからって・・・どうすれば・・・」

(　＾ω＾)「考えるんだお」

(；ﾟДﾟ)「は・・・ぁ・・・？・・・」

(　＾ω＾)「ブーン達は無力だお、だから考えるんだお」

ξ；ﾟ�听)ξ「どういうこと？」

(　＾ω＾)「ブーン達は力が無いお・・・なら、ここでのブーン達の武器は・・・」

（；・∀・）「知識しか・・・ない・・・というわけか」

(#＾ω＾)「でしゃばんなクソガキ」

（；・∀・）「ﾌｧｰﾌﾞﾙｽｺ　ﾌｧｰﾌﾞﾙｽｺ」

(　＾ω＾)「そう、ブーン達の武器は知識だお、脳みそ絞ってでも人狼を探し出し・・・処刑するんだお・・・それしか、手は無いお・・・」

トランプ用意してくる

('A`)「考えるっつったって・・・ジョルジュが人狼かもしれない・・・という情報しか無いし・・・」

(　＾ω＾)「十分だお、ブーンはジョルジュに投票するお」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「！？」

ミ；ﾟДﾟ彡 「なんで・・・そんなことを今・・・わざわざ・・・」

(　＾ω＾)「・・・霊能者」

(,,ﾟДﾟ)「！・・・そうか」

ミ；ﾟДﾟ彡「どういうことだ？」

（ ・∀・）「つまり・・・村人か、人狼か、この2択の人を処刑すれば、どっちの占い師が本物か・・・霊能者の結果でわかるってことか」

(#ﾟДﾟ)「でしゃばんなクソガキ」

（；・∀・）「ﾓﾙｽｧ」

('A`)「ジョルジュには悪いが・・・俺はブーンに乗った」

(*ﾟーﾟ)「！！・・・ちょ、ちょっと待って、ジョルジュは人狼じゃありません！断じて違います！」

(　＾ω＾)「・・・これで霊能者の結果が村人だったら君の潔白は確実になるんだお？なんで焦ってるのかお？」

(*ﾟーﾟ)「え・・・ちがっ・・・」

('A`)「決まりだな」

(´・ω・｀)「では皆、投票用紙に投票する人の名前を書いてこの箱にいれてくれ・・・投票結果は後で発表する」

(´・ω・｀)「皆投票したようだな・・・では・・・発表するぞ」


(´・ω・｀)：---0

(　＾ω＾)：---2

ξﾟ�听)ξ：---0

('A`)：---1

ミ,,ﾟДﾟ彡 ：---1

(*ﾟ∀ﾟ)：---0

(*ﾟーﾟ)：---0

(,,ﾟДﾟ)：---0
　_
(　ﾟ∀ﾟ)：---6

（ ・∀・）：---0

　_
(　ﾟ∀ﾟ)「・・・」

(´・ω・｀)「・・・残念だ・・・ジョルジュ君、前へ・・・」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「ああ・・・確かに処刑は受ける、だが約束通り・・・女房に電話させてくれ・・・」

　_
(*ﾟ∀ﾟ)「もちもち、かがみん？僕だよ、ほら、ジョルジュだよ〜、僕ねぇ、今〜、処刑されそうなんでちゅ、え？されてこい？またまた〜、ツンデレなんだからっ☆」

(´・ω・｀)「・・・」

(´・ω・｀)「ちょっと、倉庫から鉄砲持ってきて」

(；＾ω＾)「イ・・・イエッサー」

(´・ω・｀)「・・・」　　スッ
　_
(*ﾟ∀ﾟ)「いいか！？よく聞け！？かがみんは俺の嫁！！！」

ﾀｰﾝ

(；＾ω＾)「・・・」

('A`；)「・・・」

(；ﾟДﾟ)「・・・」

ミ；ﾟДﾟ彡「・・・」

(´・ω・｀)「・・・」

ドサッ

《厳粛なる審議の結果、ジョルジュ長岡が処刑されました。》

(´・ω・｀)「・・・今日の緊急会議はこれで終わりとする、各自解散」

；＾ω＾)「・・・ま、まぁ、明日の朝には霊能者の結果も出てるだろうし、順調かお・・・　・・・　うん・・・」

コンコン・・・

(　＾ω＾)「ん？・・・こんな時間に・・・もう真夜中の12時だ・・・お・・・」

寒気がする・・・本能が脳に命令している・・・

　絶　対　に　扉　を　開　け　る　な　・・・と・・・

(；＾ω＾)「うわああああああ！！！ブーンは死にたくない！！こんなとこで死にたくないお！！！」

ブーンはベッドにこもり、ただガクガクと震えていた・・・やがてノックも激しくなり、ブーンにとって、地獄のように長い時間が続いた・・・

ドンドンドン！！
(；＾ω＾)「イヤだお！！出たくないお！！」

ドンドンドンドン！！！
(；＾ω＾)「もう止めてくれお！！！！これ以上ブーンを苦しめないでくれお！！！！！！！」

ドンドンド・・・・・・・
(；＾ω＾)「おさまった・・・のか・・・お・・・？」

次の瞬間・・・ドアの向こうで・・・狼の遠吠えが聞こえた

「　ア　オ　オ　ォ　ォ　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ン　！　！　！　」

(；ﾟωﾟ)「うわあああああああ今日のポピイイイイイイイイイイ！！！！！！！」

支援

事件から2日目・・・
《ツンが無残な姿で発見されました。》
(　＾ω＾)「？・・・・・・これは・・・なんだお・・・？」

ブーンは、朝、扉をあけて、目の前にある肉塊を見ていた・・・

ソレは原型をとどめてなく・・・ただ、グチャグチャになった肉塊だった・・・だが・・・それが・・・

とてつもなく・・・悲しくて・・・愛おしくて・・・
(　＾ω＾)「ツ・・・ン・・・」

あの夜、ツンは狼から逃げてブーンの家まで来たのだ

「助けて・・・　助けて・・・」と、必死にノックしたに違いない・・・ドアには拳で叩いたような血の跡ができていた・・・

「助けて・・・タスケテ・・・」必死に助けを求めたツンを・・・ブーンは全力で拒絶した

「死にたくない・・・死にたくない・・・」あの時・・・一番そう思っていたのはツンだろう・・・

「死にたくない・・・まだ生きていたい・・・助けて・・・」ツンが泣いている・・・その光景を頭の中で描いたブーンの目から・・・大粒の涙がこぼれた

(　；ω；)「ごめんお・・・ヒック・・・ごめんお・・・気づいてやれなくて・・・ごめん・・・・・・」

肉塊に涙が落ち・・・一筋の血が大地にこぼれおちる・・・

ブーンはずっと泣いていた・・・緊急会議のことをドクが告げにくるまでずっと泣いていた・・・

(　；ω；)「ツン・・・ツン・・・起きるお・・・緊急会議が始まるお・・・ツン・・・ツン・・・！！！」

ツンは・・・目を覚まさなかった・・・「わかってるわよ、早くいくわよ！」・・・そう言ってくれることを信じて・・・ブーンは・・・ツンを呼び続けた・・・・・・・・・

霊も2人出そうな予感

(　＾ω＾)「・・・」

('A`)「・・・おい、ブーン？」

(　＾ω＾)「・・・かお？」

('A`)「は？どうしたんだ？おい、今緊急会議中だぞ」

(　＾ω＾)「ドクも・・・いなくなるのかお？」

('A`)「・・・」

(　＾ω＾)「ドクも・・・ブーンの目の前から消えてしまうのかお？」

('A`)「おい」

(　＾ω＾)「ドクも・・・ブーンが見捨ててしまうのかお？」

('A`)「おい！」

(　＾ω＾)「今日のポピー・・・」

('A`)「いい加減にしろよ！！！」

(　＾ω＾)「んぁ、なんだお？」

('A`)「・・・俺はお前の前からいなくならねぇ、絶対にだ！！」

(　＾ω＾)「ありがとう（ボソッ」

(　＾ω＾)「で、今の状況は？どうなってるんだお？」

('A`)「あぁ・・・最悪な状況だ」

(　＾ω＾)「最悪？」

ミ#ﾟДﾟ彡 「霊能者はいつになったら現れるんだゴルァアアア！！！」

(#ﾟДﾟ)「俺は霊能者じゃNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE」

(*ﾟ∀ﾟ)「モララーは村人だったぜ！！！」

(*ﾟーﾟ)「ギコさんは村人でした、当然ですけど」

(´・ω・｀)「・・・　・・・　・・・」

(　＾ω＾)「最悪だお・・・」

(´・ω・｀)「ところで、今日の処刑先についてなんだが」

(　＾ω＾)「！」

(´・ω・｀)「人狼は1人かもしれない・・・そう考えると、ジョルジュを狼といっていたツーちゃんが怪しい」

(´・ω・｀)「その偽者濃厚なツーちゃんが村人と言ってる・・・モララー・・・というのはどうだろうか」

('A`；)「なっ・・・モララーは一番年下だぞ！？こんな子供に・・・」

(´・ω・｀)「時として子供は残酷となる・・・君達にだって経験はあるだろう？虫を平気で殺したり・・・」

(；＾ω＾)「なんだお・・・それ・・・ブーン達が虫レベルの扱いだって言いたいのかお！？」

(´・ω・｀)「私だって推測で物を言っているのだ、勘弁願いたい」

（ -∀・）「ん・・・おはよー・・・」

(　＾ω＾)「・・・」

（ ・∀・）「ん？どうしたの？皆して僕の顔見て・・・もしかして霊能者がいないとか？」

('A`)「・・・やっぱりムリだ、こんな子供に・・・」

(´・ω・｀)「そうかもしれんが・・・私は考えを曲げるつもりはない」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「・・・俺も村長にのった」

(；＾ω＾)「な・・・！」

(´・ω・｀)「この際・・・年齢など関係無いのだよ」

（ ・∀・）「え？え？どういうこと？え？え？」

(´・ω・｀)「君も・・・子供ながらに察しているのだろう・・・」

（ ・∀・）「・・・」

(　＾ω＾)「（残酷・・・あまりにも残酷すぎるお！！！）」

(´・ω・｀)「時間だ、各々・・・この投票用紙に・・・もうこの説明はいいな、後で発表する」

(´・ω・｀)「では、発表するぞ・・・」

(´・ω・｀)：---3

(　＾ω＾)：---0

('A`)：---0

ミ,,ﾟДﾟ彡 ：---0

(*ﾟ∀ﾟ)：---1

(*ﾟーﾟ)：---0

(,,ﾟДﾟ)：---0

（ ・∀・）：---3

(´・ω・｀)「・・・ん？誰か一人投票してない人がいるようだが・・・」

（ ・∀・）「僕だよ・・・」

(´・ω・｀)「・・・」

(´・ω・｀)「そうか、では、今ここで、誰に投票するか言いなさい、反映してあげよう」

（ ・∀・）「・・・僕は・・・僕には・・・」

（ ；∀；）「村長さんを殺すなんて・・・できないんだ・・・からな」

（ ；∀；）「もし僕が適当なとこいれても、どうせ再投票になるのがオチ・・・なら・・・今ここで・・・」

（ ；∀；）「村長さん！僕は・・・モララーに1票いれる！！！」

(´・ω・｀)「・・・」

(´・ω・｀)「いいのかい？」

（ ；∀；）「男に・・・二言はない・・・から・・・な！」

(´・ω・｀)「・・・よろしい、ギロチンを持って来い」

(#＾ω＾)「・・・」

(´・ω・｀)「聞こえなかったか？ギロチンを持ってこい、そう言ったのだ」

(#＾ω＾)「いつか・・・後悔させてやるお・・・」

ブーンは、静かに怒り、倉庫へと向かった・・・

(#＾ω＾)「・・・持ってきたお」

ギロチンを目の前にして・・・モララーの顔はこの世の未練で溢れてしまった・・・

その様子を見ていた村長は・・・ブーンにただ一言

(´・ω・｀)「ご苦労様」

と言って、ギロチン台から離した・・・



そして、村長は・・・ギロチン台を前に・・・

おもむろに首をつっこんだ・・・

（ ；∀；）「！？・・・そん・・・ちょう・・・？」

(´・ω・｀)「こんな純粋な子が、こんなにもかわいい子が・・・人狼なわけが無い、間違っていたのは・・・私だった・・・」

(´・ω・｀)「すまんなぁ、皆・・・こんなことでしか、償えなくて・・・」

村長の首に・・・ギロチンの刃が・・・鈍い音をたてて通り過ぎる・・・

《厳粛なる審議の結果、ショボンは処刑されました。》

さて、書き溜めが無くなった、続き書くか

投下ペース大丈夫か
支援

・・・

しばらくの間、部屋にはイヤな沈黙が続いた・・・

(；＾ω＾)「・・・」

ミ；ﾟДﾟ彡「えと・・・解散・・・だよな・・・」

ゾロゾロと村人が自分の部屋へ帰っていく・・・

処刑台には、2つになった村長と、泣き喚く子供が一人・・・その様子は・・・「狂」のイメージそのものだった・・・

村人はこの夜・・・一言も喋らずに・・・寝室へと向かった・・・色々なことが・・・頭をぐるぐる回る・・・

(　＾ω＾)「・・・」

('A`)「・・・」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「・・・」

(,,ﾟДﾟ)「・・・」

(*ﾟーﾟ)「・・・」

(*ﾟ∀ﾟ)「・・・」

（ ・∀・）「・・・」

支援

支援

久しぶりに桃栗人狼やりてーな

どこの鯖の奴かわからんが乙！　支援

事件から3日目・・・
《今日は犠牲者がいないようです・・・。》
(　＾ω＾)「あれ？」

最初に異変に気づいたのは、ブーンだった・・・

いつも漂っていた血のにおいがしないのだ・・・

あたりを見回してみても、死体は見つからない・・・

緊急集会所では、6人全員が揃っていた・・・
(　＾ω＾)「どういうことだお？」

('A`)「・・・？人狼が・・・いなくなった・・・？」

(*ﾟーﾟ)「・・・人狼を見つけました、人狼は・・・フサです！」

(*ﾟ∀ﾟ)「人狼を見つけた、フサが人狼だ！！」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「！！」

('A`)「・・・2名からの人狼判定・・・」

(　＾ω＾)「ってことは・・・確定した・・・のかお？」

(,,ﾟДﾟ)「・・・だな、フサが、人狼だ」

ミ,,ﾟДﾟ彡 「ちょ、ちょーーーっと待った、フサギコは犬だから！！」

(　＾ω＾)「よし、もう決まったお？投票用紙に犬の名前を書いて投票してくれおー」

>>37
じゃあ外野は黙ってｋｓｋ祭やってるよ

ｋｓｋ

ksk

(　＾ω＾)「よし、じゃ、皆で開票するお」

('A`)「・・・ま、結果は予想できてるんだがな」

（ ・∀・）「・・・　・・・　・・・」


(　＾ω＾)：---0

('A`)：---0

ミ,,ﾟДﾟ彡 ：---5

(*ﾟ∀ﾟ)：---0

(*ﾟーﾟ)：---0

(,,ﾟДﾟ)：---0

（ ・∀・）：---2

>>45：---1


(　＾ω＾)「モララー・・・」

パチンッ！という、頬を叩く乾いた音が響いた・・・

(#＾ω＾)「馬鹿言うんじゃないお！！生�`！死んで村長さんへの償いになるのかお？ハッ！じゃぁ村長さんは無駄死にだお〜」

（ ；∀；）「！」

('A`；)「おい、そのへんにして、処刑の準備を・・・」

(　＾ω＾)「ドクはちょっと黙っててお」

（ ；∀；）「こんな僕でも・・・生きてていいの？」

(　＾ω＾)「あたりまえだお、死んだら・・・お終いだお、村長さんも、皆も悲しむお、絶対死なない、いいかお？」

（ ；∀・）「・・・うん！わかった！僕、絶対に生きる！」

(　＾ω＾)「よし、それでこそ男！だお」

《厳粛なる審議の結果、フサギコは処刑されました。》

村人達は、フサギコにツバを吐きかけ自分の部屋へ戻っていった・・・

改行エラーに苦しんでたら>>48と>>49の間に

（ ；∀；）「ごめんなさい！ごめんなさい！でも・・・僕・・・僕・・・悪い子だから・・・村長さんを殺してしまった・・・悪い子だから・・・こんな僕・・・いないほうが・・・」

を忘れてしまった

一票ｹﾞﾄｰ
加速

事件から4日後・・・
《ギコが無残な姿で発見されました・・・。》

(　＾ω＾)「・・・」
残り5人・・・この中に人狼が一人・・・
「しい」と「つー」の中に狂人はいるだろう・・・

村人･･･村人・・・占い師･･･人狼･･･狂人・・・

これが自然な流れだろうか・・・だとすると・・・今日の処刑・・・間違ったら・・・
◆村人を処刑したケース◆
人狼は次に村人を食べれば残りの編成は【占い師/狂人/人狼】狂人は人狼の味方なので
占い師を処刑できる

◆占い師を処刑したケース◆
人狼は次に村人を食べれば残りの編成は【村人/狂人/人狼】（以下略

◆狂人を処刑したケース◆
人狼は占い師を食べるだろうから【村人/村人/人狼】
後1回だけチャンスが許される・・・

◆人狼を処刑した場合◆
勝利！！！

残りは・・・
・ブーン
・ドク男
・つー
・しい
・モララー

ｋｓｋｓｋ

>>45ｗｗｗｗｗ
ksk

ID:Nh7z3fJ/O

ksk祭、優勝はおまえさんだ

それはよかった
ttp://hpcgi3.nifty.com/bote-ring/cgi/chat/windy.cgi

ｋｓｋ

('A`)「なんだなんだ、集会所に入ってくるなりうるさいヤツだな」

(#＾ω＾)「モヤモヤするお」

('A`)「どうした？」

(　＾ω＾)「人狼が誰かわからないお」

('A`)「・・・確かにな・・・俺的には・・・今一番疑っているのはモララーなんだが・・・」

(#＾ω＾)「ドクまでそんなこと言うのかお？」

('A`)「・・・よし、ここだけの話だぞ、お前に言っておく・・・」

(；＾ω＾)「な・・・なんだお？」

ksk

ｋｓｋ

('A`)「俺な・・・死体のいなかった日あるじゃん？あの時、深夜頃に、武器持ってお前の家に立ってたんだ」

(；＾ω＾)「そ・・・それで？」

('A`)「見たんだよ・・・モララーの姿を・・・」

(；＾ω＾)「・・・本当かお？」

('A`)「ああ・・・マジだ、だからモララーが狼だと疑ってる、ただ・・・もし、このことがモララーにばれたら・・・もしかすると会議中でも食われるかもしれない・・・だから、内密に・・・内密に・・・だ、わかったな？」

(　＾ω＾)「わ、わかったお・・・」

(　＾ω＾)「そ、そろそろ、時間だお、皆、投票用紙に・・・もう説明はいいお？」

>>56

なんで自殺チャットｗｗｗ

(；＾ω＾)「よ・・・よし、開票するお・・・」


(　＾ω＾)：---1

('A`)：---1

(*ﾟ∀ﾟ)：---1

(*ﾟーﾟ)：---0

（ ・∀・）：---2


(　＾ω＾)「勝ったお・・・勝ったお！！！人狼が滅亡したお！勝った！勝った！！！」

（ ・∀・）「・・・え？」

(　＾ω＾)「この際処刑道具なんていらないおー！この鉄砲でブーンが直々に天罰を下すお！！」

（ ・∀・）「え・・・？え・・・？」

(　＾ω＾)「覚悟しろ人狼め！ゴッドフィンガー！！」

ﾀｰﾝ

《厳粛なる審議の結果、モララーは処刑されました》

(　＾ω＾)「やったお♪ブーン達が生き残ったお！ブーン達が勝ったんだおー！！！」

('A`)「・・・」

(　＾ω＾)「ん？どうしたんだお？ドク？」

('A`)「・・・（ダメだ・・・こらえるんだ・・・」

('A`)「な・・・なぁ・・・ブーン・・・」

(　＾ω＾)「ん？どうしたんだお？どっか苦しいのかお？」

('A`)「　人狼のいなくなった今　我の敵はもういない・・・　」

(　＾ω＾)「！？」

('A`)「俺の勝ちだぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗ？」

(；＾ω＾)「何・・・を・・・」

('A`)「【妖狐：人でも無く狼でも無い第3勢力、村人か人狼が勝利した場合に生存していたら勝利】」

(；＾ω＾)「！！！！」

('A`)「わざわざ・・・説明してやってたんだぜ？バ〜〜〜カｗｗｗｗｗｗｗｗ」　　　　　　


広大な2chねる、その世界の隅にある村、通称「VIP村」

なぜそう呼ばれるかはわからない、ただ、誰もその村の本当の名前を知らない・・・

-END-

約30分間の間、自分の作品を見ていただきありがとうございましたー！！

やっぱり妖狐かｗｗ

乙！

ｋｓｋ

乙！おもしろかったぜｗｗｗｗｗｗ

>>65
乙！

今追いついた！乙！

面白かった！おつお！

トランプ使うやつだよね？

>>72
トランプでもできるような気はするけど専用のカードを使う気がする

乙ー

>>73
狩人とか保安官とかいるやつとは別？

やっと寝れるぜ…。
乙！

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　乙

>>75
保安官はわからん・・・
一応、いつもいってるとこ↓↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kuri/
http://jinrou.dip.jp/
http://w5.oroti.com/~cgigame/deathnote/index.cgi
http://wolvezix.org/w/
http://shadow.s63.xrea.com/jinro2/

乙。結局誰がどの役だったんだろうか。