1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
(;^ω^)「ドクオ!大丈夫かお?」
僕は後ろで傷を抑えているドクオの元へと向かう
ドクオの傷はたいした傷ではなかったおかげかまた塞がりかけている
(;'A`)「あ゙〜、いっでぇ〜」
ドクオは少し間の抜けた声で言う
とりあえず安全でよかった
(;^ω^)「ごめんだおドクオ、僕の所為で……」
(;'A`)「いや……それはまぁ許せるんだけど……とりあえず昼間のコロッケ代120円返せよ」
( ^ω^)「それは無理だお」
('A`)「てめぇwwwwwww」
こんな時にでもお金の事を考えられるという事はもう大丈夫だろう
さすがドクオ、こんな時でも卑しさでは他の追随を許さない
('A`)「俺は卑しくねぇ、卑しくもなかったらホモでもねぇ」
( ^ω^)「というかモノローグに入ってくるのはやめてください」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:19:25.20 ID:AkFTQOKy0
('A`)「そういえばよ、ブーン」
ドクオはコンクリートの壁にもたれかかりながら僕に話しかける
( ^ω^)「なんだお?」
('A`)「今何時?」
僕はつけていた腕時計を見る
そして表示されている数字を見ると僕は驚愕する
(;^ω^)「8時3分だお……」
(;'A`)「………まじかよ……」
よく見れば空はもう真っ暗だった
僕達の間に沈黙がはしる
(;'A`)「おい!ブーン!自転車貸せ自転車、俺が明日返すから今日だけ貸してくれ」
(;^ω^)「自転車なんか乗ってきてるわけないお」
(;'A`)「この役立たず!
あんたなんかただの役立たずの雌豚よっ!!」
魔石ってあれか、2個くらいでウィンキー帽子とかと交換できるやつだろ?
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:19:39.43 ID:eQp3ONSjO
* *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:20:40.16 ID:AkFTQOKy0
あの後別れた僕は家の数メートル先に来ている
もうすぐ家だ
そう考えていると家の前に仁王立ちしている人物……ではなく修羅の鬼がいる
あれは……かーちゃんだ……
(;^ω^)「かーちゃん……」
僕は走るのを止めると今度はかーちゃんがこっちに向かって走ってきた
片腕をひろげながら僕目掛けて走ってくる
その表情はまさに鬼そのものだった
J(#'ー`)し「先祖代々続くラリアーーーーーーーーーット!!」
( ゚ω゚)「アッ─!!」
そんなラリアットあったらいやだろ……常識的に考えて……
僕はかーちゃんのラリアットを喰らって地面に倒れる
J(#'ー`)し「ホライゾン……今何時か言ってみろ」
(;^ω^)「遅れてごめんなさい」
僕は立ち上がってからかーちゃんに謝る
J( 'ー`)し「心配したんだからね、早くなかに入りな。
晩御飯もう出来てるからね」
かーちゃんはそう言ってからドアを開けて中に入る
僕もかーちゃんのあとに続いて家の中へと入った
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:21:10.42 ID:/YLqnA42O
部ーんとドクオはセットなんだな。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:22:15.85 ID:EPBMwWcj0
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:22:58.76 ID:AkFTQOKy0
(;^ω^)「なんか今日はもう色々疲れたお」
僕は自室のベッドに倒れこむ
見慣れた自室の天井を見ながら僕はポケットから魔石を取り出し
今日起こった出来事を思い返す
色んな出来事が今日一日だけで起こった
ちょっとした出来事からまさか生死をかけた争いをするとは思いにも見なかった
今日の出来事を思い返していると携帯が音楽を流しながら震える
ディスプレイを見てみるとドクオからだった
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:24:20.48 ID:AkFTQOKy0
( ^ω^)「もしもし?ドクオかお?」
('A`)『あぁ、俺だ、今電話いけるか?』
( ^ω^)「大丈夫だお、ところでどうしたんだお?」
('A`)『いやな、明日1時ごろお前の家に行ってもいいか?』
( ^ω^)「今日の事かお?」
('A`)『まぁ……そうなるな』
( ^ω^)「一体なんなんだお、アレは……」
('A`)『俺もよく知らないんだがな、電話代かかるからそろそろ電話切るわ、詳しい事は明日にでも』
( ^ω^)「わかったお、じゃあおやすみ」
('A`)『あぁ、また明日な』
ドクオはそういうと電話を切り、僕は携帯を閉じて再び天井を見返す
その数分後眠気に襲われた僕は本日二度目の眠りについた
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:25:20.61 ID:AkFTQOKy0
目覚まし時計の音が部屋の中に鳴り響く
眼を覚ました僕は窓から庭を見渡す
気持ちがいいほどの快晴だ。洗濯日和だ
僕は五月蝿い鼾をかきながら寝ているジョルジュをまたぎ
洗濯物を洗濯機に入れて電源を入れる
ゴゥンゴゥンと騒がしい音を立てながら洗濯機は稼動する
僕は台所にあったゾウさん型のジョウロに水を入れ、庭へと向かう
庭へと出た僕はジョウロを足元置いてから軽く伸びをする
そして庭で育てている野菜に水を与える
ジョウロから水が出て、それが野菜へとふりかかる
ジョウロの中の水を全部与え終えると僕は食べごろだと思う野菜を探す
数個食べごろのトマトがあったのでそれをもぎ取り、そしてバスケットに入れる
トマトについている水滴が太陽の光を反射してまるで輝いているようだ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:26:49.57 ID:EPBMwWcj0
支援
しない
12 :
>>10 修正:2008/05/11(日) 04:26:57.76 ID:AkFTQOKy0
──────── ( ´∀`) ────────
目覚まし時計の音が部屋の中に鳴り響く
眼を覚ました僕は窓から庭を見渡す
気持ちがいいほどの快晴だ。洗濯日和だ
僕は五月蝿い鼾をかきながら寝ているジョルジュをまたぎ
洗濯物を洗濯機に入れて電源を入れる
ゴゥンゴゥンと騒がしい音を立てながら洗濯機は稼動する
僕は台所にあったゾウさん型のジョウロに水を入れ、庭へと向かう
庭へと出た僕はジョウロを足元置いてから軽く伸びをする
そして庭で育てている野菜に水を与える
ジョウロから水が出て、それが野菜へとふりかかる
ジョウロの中の水を全部与え終えると僕は食べごろだと思う野菜を探す
数個食べごろのトマトがあったのでそれをもぎ取り、そしてバスケットに入れる
トマトについている水滴が太陽の光を反射してまるで輝いているようだ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:28:03.70 ID:AkFTQOKy0
トマトを収穫し終えて縁側で座りながらのんびりしていると先ほどまで五月蝿い鼾をたてながら寝ていたジョルジュが
起きてきてこっちへとやってきた
_
( ゚∀゚)「旨そうなトマトだな」
ジョルジュはそういうとおもむろにトマトを一つ掴み
そして被りつく
_
( ゚∀゚)「うん、うまい」
ジョルジュはそういうとトマトを一つ、あっと言う間に平らげてしまった
( ´∀`)「早いなおい」
僕はトマトを入れたバスケットを持ちながら立ち上がる
そしてそのまま台所に向かう
( ´∀`)「今トマト切ってやるから、机の上適当に片付けといて」
僕は縁側に座っているジョルジュにそう言うとまな板と包丁をとりだし、
トマトを水道水で洗ってから切り始めた
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:29:18.92 ID:AkFTQOKy0
( ´∀`)「おまたせ」
薄切りにしたトマトを皿に並べた僕は、その皿と塩をもってジョルジュの待っているリビングに到着する
僕はちゃぶ台の上にトマトと食塩を置いてから、テレビの電源を入れる
適当にチャンネルを回しながらボーっとテレビを眺める
気に入ったチャンネルがなかったのでいつも見ているチャンネルに回し、そのチャンネルでやってるニュースを見る
ふと気がつき、皿を見るとジョルジュが皿に置いてあったトマトを半分以上たいらげていた
_
(*゚∀゚)「トマトうめぇwwwwwwwww」
( ´∀`)「お前ちょっとまて、僕の分のトマトはどうした?」
_
( ゚∀゚)「いや、だからこれだよ」
そういって3枚しか残ってないトマトが乗った皿を俺に差し出す
( ´∀`)「お前食いすぎだろ……JK……」
とりあえずなくなったものはしょうがないので
フォークにトマトを刺して、少量の塩を振り掛け口に運ぶ
塩が甘みを引き立てていて美味しい
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:31:05.05 ID:AkFTQOKy0
_
( ゚∀゚)「チーズでもあればいいんだけどな、トマトと一緒に食うと垢がぽろぽろ出てくるほど美味しいチーズ」
( ´∀`)「贅沢いうな」
_
( ゚∀゚)「いーじゃんかよー」
ジョルジュがぶーたれながら残りのトマトに手を伸ばす
そのジョルジュの手の甲をフォークで突く
_
(;゚∀゚)「いっでぇ!!」
( ´∀`)「お前食いすぎ、これは僕の朝ごはんだ」
そういって残りのトマトを全てフォークで突き刺し、口に運ぶ
ジョルジュはうるうるとした目線でこっちを見てくる
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:32:58.89 ID:AkFTQOKy0
(;´∀`)「………なんだ?」
_
( ;∀;)「俺のトマト……」
ジョルジュはもの欲しそうにこっちを見てくる
( ´∀`)「もう食べたからないよ」
_
( ;∀;)「俺のトマト返せー!!」
ジョルジュはじたばたしながらだだをこねてる
朝っぱらから騒がしい
元々僕のトマトだし第一お前居候だろ……
( ´∀`)「わかったわかった、今日の晩飯はコロッケ作ってやるから、な?」
_
( ;∀;)「……ほんとか?」
( ´∀`)「ほんとだほんとだ、だから泣き止め、そして暴れるな」
_
( ゚∀゚)「みwなwぎwっwてwきwたwwwwwwwww」
ほんと現金なやつだ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:33:55.08 ID:lxcimiAG0
ネトラジ厨が沸いて久しいVIPですが
あまりにしつこくVIPでネトラジスレを立ててる「ベンゾウラジオ」スレをご存知ですか?
VIPで馴れ合いだけでもVIP住民に喧嘩を売ってるようなものなのに
なん実Vへ誘導しようとしても、住人は自分がルールかのような態度で
「NGにした」「おまえが逝け」などと、蛆のわいた頭で考えることをしません
いい加減にこらしめませんか?
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1210445999/ このスレに行き「なん実Vでやれ」とレスしてください
あくまでVIPでやるという態度なら、埋めてやってください
お願いします
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:35:17.47 ID:AkFTQOKy0
トマトを食べ終えてから30分くらいたった
僕は適当に服を着替える
_
( ゚∀゚)「どっか行くのか?」
ジョルジュは寝転びながら僕に言う
( ´∀`)「晩御飯の買出しだよ、お前も付いて来い」
そういうとジョルジュは適当に服を着替えた
もう既に準備万端だ
_
( ゚∀゚)「モナー軍曹閣下!このジョルジュめを側近としてお連れ下さいますよう!」
( ´∀`)「はいはい」
服を着替え終わった僕は棚の上においてある青色の宝石がついたネックレスを首にかけ
そしてジョルジュをつれて家をでた
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:37:13.95 ID:AkFTQOKy0
( ´∀`)「よし、閉まってるな」
家の戸締りを確認すると僕は門を出て
ジョルジュと共に商店街へと向かおうとすると、隣の家のドアが開き、隣人のじぃさんが出てきた
爪゚ー゚)「あ、おはようございます」
爽やかな笑顔で僕に挨拶してくれる
あぁ……今日はいい一日になりそうだ
じぃさんは白色のワンピースを着て、麦藁帽子を被っている
少女のような風貌がなんとも印象的で美しい
実に美しい
(*´∀`)「ふつくしい……」
爪゚ー゚)「モナーさん?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:38:01.51 ID:AkFTQOKy0
(*´∀`)「あ、あぁじぃさん、おお、おはようございます」
急なことだったのでかなりテンパりながらも挨拶をする
それにしてもかわいいなぁ……
爪゚ー゚)「ジョルジュ君もおはよう」
_
( ゚∀゚)「おはようございやす」
ジョルジュはなんともやる気なさげに挨拶をする
(;´∀`)「こ、コラ、じぃさんに失礼だろ」
爪゚ー゚)「いいんですよ、気にしないで下さい
あ、そろそろ時間なんで失礼しますね」
じぃさんはそういうと走って何処かへ行ってしまった
あぁ……走るじぃさんもふつくしぃ……
_
( ゚∀゚)「なー、モナー、そろそろ行こうぜー」
見とれている僕をジョルジュが後ろから僕の服を軽くひっぱりながら呼ぶ
( ´∀`)「あ……あぁそうだね」
本来の目的を思い出した僕は再び商店街へ向かうことにした
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:38:07.76 ID:EPBMwWcj0
4円
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:39:16.70 ID:AkFTQOKy0
夏の暑い日ざしが差し込むなか、僕はひとり部屋でボーっとしていた
時刻はもうすぐで1時を示す所にある
昨日から浅い睡眠しか取れなかった僕はおきたり寝たりのくりかえしで、まったく疲れが取れて無い事が自分でもわかった
気にしてないふりをしてても、心のどこかでは昨日の事を気にしてるのだろう
そりゃそうだ、命を懸けた戦いなんて、生まれてこの方したことなかったのだから
( ^ω^)「………」
汗でじんわり湿っている布団から出た僕は
汗でびしょびしょになった下着とパジャマを脱いでから私服に着替えて
リビングに向かう
人っ子一人居ないリビングに少し寂しさを感じながらも僕は机の上に置いてある書置きをみる
「ホライゾンへ
朝ごはん作るのめんどくさいから適当に作ってね♪
もしくは適当に買って来い、自腹で
J( 'ー`)しかーちゃんより」
( ゚ω゚)「だからそんな時間も金もあるKAAAAAAAA!!」
何時もと変わらない日常にすこしホッとする
きっとこの石の事も何とかなるだろう
ていうかこのメモ昨日の使いまわしだよね?
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:40:25.84 ID:AkFTQOKy0
そんなことを考えているとチャイムの音がリビングに鳴る
きっとドクオが来たのだろう、僕は玄関のドアを開ける
('A`)「よぉ、ブーン」
ドクオはそういうと片手に持ってるスーパーの袋を軽く持ち上げる
スーパーの袋からはピザポテトがすこし透けて見える
( ^ω^)「まってたお、入れお」
僕はそういってドクオを家に招き入れる
ドクオは「おじゃまします」と言ってから玄関で靴を脱ぎ、そして玄関の近くにあるリビングへ向かう
別に僕だけしか居ないんだから改まらなくてもいいのに
リビングに入るとドクオは寝転がりながらくつろいでいた
扇風機の前でア゙〜っと言うやつもやってた
やっぱもうちょっと改まれ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:42:21.09 ID:AkFTQOKy0
( ^ω^)「じゃあ、早速話してくれないかお?」
僕は座り、そしてドクオへ話しかける
('A`)「……あぁ、それなんだがな、俺もいまいちよくわからないんだ」
( ^ω^)「………は?」
('A`)「だからいまいちよく分からないって」
微妙な沈黙が流れる……
なんだか凄く気まずい……っていうか
(#^ω^)「分からないってどういうことだお!」
僕は少し怒り気味になりながらピザポテトを貪る
(#'A`)「食う時は落ち着いて食わんか!くっちゃくっちゃ鳴らすな!食べかすを飛ばすな!」
(;^ω^)「お……ごめんだお・・・・・・」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:43:37.01 ID:AkFTQOKy0
(#^ω^)「ってそうじゃなくて!
知らないんだったら結局何しに来たんだお!!」
僕は少し苛立ちながらドクオに問いかける
('A`)「まぁ落ち着け、ほらコーラ飲むか?」
( ^ω^)「それを早くだせお」
僕はコーラを受取る
キャップを開けてコーラを飲む
しゅわしゅわとしたコーラが渇いた僕の喉を通る
('A`)「コーラって原価だと10円くらいなんだってな」
( ^ω^)「へー、そうなのかお」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:43:49.16 ID:vgAyDeeTO
オナニー小説じゃないことを祈って支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:44:53.82 ID:AkFTQOKy0
(;^ω^)「あのさぁ……だからそうじゃないんだって
そういう問題じゃないんだって、ほんとに」
もう怒るのも疲れてきた
なんかドクオにいいように扱われてるような気がしてならない
('A`)「だから落ち着けって
焦っても何もないぞ、疲れるだけだ」
(;^ω^)「なんかドクオにいいように扱われてるような気がしてならんお」
('A`)「気のせいだろ
それとな、今から紹介がてらある人の所に行くぞ」
( ^ω^)「お?誰なんだお?その人は」
('A`)「俺や昨日の連中とは違う魔石使いの1人だ
安心しろ、敵じゃないし絶対敵にはならないからさ」
ドクオはそういうと立ち上がり、残りのピザポテトを全部飲み込んでから
玄関のドアを開けてを出ていった
僕も家の鍵と自転車の鍵を持ってドクオに付いていく様に出て行った
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:46:38.04 ID:AkFTQOKy0
僕はドクオの言うある人の家の前に立っている
その家は僕にも見覚えがあって、何回も来た事のある所で
だからこそ予想外な場所だ
(;^ω^)「………ドクオ…ここって……」
('A`)「そう、モナー先生だ」
僕は今、モナー先生の家の前に居る
「……あれ?」
後ろから声が聞こえる
温厚で優しそうな声で、僕らはよく聞いてる声だ
僕は後ろを向く
( ´∀`)「鬱瀬君に……内藤君だね、どうしたんだい?」
_
( ゚∀゚)「いよーす、昨日ぶりだな」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:47:34.94 ID:AkFTQOKy0
そこには案の定モナー先生とジョルジュさんがいた
ちなみに鬱瀬というのはドクオの苗字だ
('A`)「先生、これこれ」
ドクオはブレスレットについてる魔石を指差す
(;´∀`)「………やっぱり?」
('A`)「やっぱりです、先生」
ドクオと先生は軽くため息をつく
ジョルジュさんは少し気まずそうに
僕は何がなんだかさっぱり分からない状態である
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:48:21.55 ID:lwANEC+yO
モナーはモナモナいってないと違和感が…
あとこれ何話?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:48:48.44 ID:AkFTQOKy0
(;´∀`)「とりあえず、立ち話もなんだし、上がってよ」
モナー先生はそういうと財布の中から家の鍵を取り出し、鍵穴に差し込む
ドアを開けてちょいちょいと手招きしてる
僕らは誘われるがままにモナー先生の家に入っていった
(;^ω^)「ドクオ、何がなんだかさっぱりだお、教えてくれお」
('A`)「お前さぁ、よく理解力無いって言われないか?ここまできたら普通分かるだろ?」
(#^ω^)「あまり僕を怒らせないほうがいいお……」
(;´∀`)「まぁまぁ、落ち着いて
で、内藤君」
( ^ω^)「なんですかお?」
僕はドクオとの無駄なやり取りを中断させてモナー先生に返事を返す
(;´∀`)「……この石と色違いの石を持ってたりするかな?」
そういうとモナー先生は首から提げていたネックレスについてる石を見せる
これは間違いなく魔石
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:49:13.19 ID:AkFTQOKy0
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:49:28.61 ID:AkFTQOKy0
(;^ω^)「という事は……まさか…?」
(;´∀`)「うん、そのまさかだよ」
('A`)「そういう事だ、わかったか?ブーン」
気まずい沈黙
どうしよう、胃が痛くなってきた
_
( ゚∀゚)「おーい、麦茶はいったぞー」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:51:06.17 ID:AkFTQOKy0
('A`)「つー事なんです」
( ´∀`)「そんな事があったんだね、怪我は大丈夫かい?」
('A`)「まぁ大丈夫です」
ドクオは昨日起こったことをモナー先生に説明した
説明しながら麦茶を飲み干すあたりやっぱりドクオはドケチだと思う
( ´∀`)「あ、内藤君麦茶飲んでくれて良いからね」
なんかすっごいグッドタイミングなんですけど
('A`)「ていう事でモナー先生の所に来たんですけども」
( ´∀`)「そうかぁ…けど言うほど僕もよく分からないよ?」
モナー先生は後頭部をボリボリとかく
ジョルジュさんは後ろで鼻歌を歌いながら洗い物をしてる
エプロンを付ける必要はあるのだろうか
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:52:31.64 ID:AkFTQOKy0
( ´∀`)「けど分かる事もいくつかあるよ」
モナー先生はコホンと咳払いをしてから言い始める
( ´∀`)「ひとつはこの魔石は一度契約するともう二度と自分から離れることは無いらしい」
モナー先生は人差し指を立てながら答える
( ´∀`)「死ぬまでずっと付いてくるらしい、まぁこれは聞いた話なんだけどね」
(;^ω^)「死ぬまでですかお……」
( ´∀`)「そうだね、一種の呪いみたいなものだよ、ほんとに」
モナー先生は軽くため息をつく
('A`)「で、誰から聞いたんですか?」
( ´∀`)「敵さんからだね、グレーのスーツが印象的な人だったよ」
( ^ω^)「あぁー……」
('A`)「あぁー……」
二人で口を揃える
グレーのスーツは印象的ですから
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:54:12.59 ID:AkFTQOKy0
( ´∀`)「二つ目は、この魔石を持ってると粗方の魔石使いの居場所が分かるらしい
まぁ分からない人もいるだろうけどね」
(;^ω^)「それは本当なんですかお?」
僕はモナー先生に食いつく
モナー先生はビックリして少し後ずさりをしたが、そんなの関係ない
相手の場所が分かれば逃げることはいつでもできる
(;´∀`)「うん、まぁあれだよ
慣れれば大体分かるようになるよ、内藤君も鬱瀬君も分かるようになると思うよ」
(;^ω^)「そうなんですかお……」
僕は乗り出した体を元に戻してモナー先生の言葉に耳を傾ける
( ´∀`)「ちなみにいくつか条件があってね、ある程度の範囲内じゃないと分からないんだ」
(;^ω^)「ある程度の範囲ですかお……」
( ´∀`)「そう、まぁ近くに来たらいやがおうにも分かるよ、分かる人は」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:54:51.64 ID:vgAyDeeTO
二話だったのかよ
一話どこ?
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:55:19.01 ID:AkFTQOKy0
モナー先生はグラスを手にとって麦茶を飲む
グラスをちゃぶだいに置いて一息つく
それから残りの分かる事を話し始めた
( ´∀`)「もう1つは……まぁ想像の範疇だから話半分で聞いて欲しい」
モナー先生は先ほどとは打って変わって険しい表情になる
( ´∀`)「昨日君たちが戦った相手とは僕もまぁ一戦交えた事があるんだけど
彼らは多分よからぬことを企んでると思うんだ」
( ´∀`)「詳しいこととかはよく分からないけどね、けど目的のためなら殺しも厭わない連中だからね
きっとよからぬことを企んでるに違いない」
(;^ω^)「それはなんですかお……」
モナー先生は麦茶を少し飲んでから僕の問いに答えた
( ´∀`)「ごめんね、流石にそれは分からないんだ
まぁしばらくはお互い共同戦線を張って、何かあったら連絡をしあうようにしよう
それが今は得策だと思うよ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:56:14.08 ID:AkFTQOKy0
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:56:56.94 ID:AkFTQOKy0
モナー先生は粗方の説明を終えると一息つく
僕が残りの麦茶を飲んでいると洗い物を終えたジョルジュさんが居間にやってきた
_
( ゚∀゚)「話終ったか〜?」
フリフリの付いたエプロンで手を拭きながらジョルジュさんはモナーさんの隣に座る
( ´∀`)「お疲れ様、冷蔵庫の中にフルーツオレがあるから飲んでもいいよ
あと冷凍室からミンチ出しておいといてね」
_
( ゚∀゚)「りょーかーい」
ジョルジュさんはフリフリが付いてるエプロンを外しながら
早足で冷蔵庫の方へと向かっていく
( ´∀`)「電話番号とかはドクオ君から聞いておいてね
僕はそろそろ塾の用意をしなくちゃならないから
なんか慌しくてごめんね」
( ´∀`)「それと、これからよろしくね、内藤君」
( ´∀`)「いいかい?敵が来たら1人で応戦せずに応援を呼ぶことだよ、絶対だよ」
大切だから2回言ったモナー先生はそう言ってから立ち上がり別の部屋へと行ってしまった
僕とドクオはその姿を見送ると「おじゃましました」とジョルジュさんに言ってからモナー先生の家を出た
_
( ゚∀゚)「またこいなー」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:58:16.07 ID:AkFTQOKy0
ちょうどいい具合に日が沈み始めた時だった
僕らは近くの公園のベンチに座り込んで缶ジュースを飲みながら夕日を見ていた
('A`)「なぁブーン、昨日デレの家から電話無かったか?」
ドクオは夕日を見ながら僕に話しかける
( ^ω^)「あぁ…確かデレがまだ帰ってきてない的な感じの奴だったら有ったらしいお
僕はその時居なかったんだけど」
('A`)「そうか…
デレな、まだ帰ってきてないみたいなんだ」
(;^ω^)「本当かお!?」
('A`)「本当だ、さっき兄者さんからメールがきた」
兄者さんって言うのはデレがお世話になってる親戚のお兄さんだ
ちょっと変わったところもあるけど優しい人だ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:00:02.21 ID:AkFTQOKy0
(;^ω^)「それってやばくないかお?」
('A`)「だよなぁ……
もうそろそろ来てもおかしくないんだが」
ドクオはジュースを飲みながらボーっとしている
僕がなんとなくドクオの方を見ていると公園の入口付近から自転車のベルの音がなる
( ´_ゝ`)「待たせたな、ドクオ、ブーン」
('A`)「あ、兄者さん久しぶりです」
ドクオはジュースを飲み終えて空き缶をごみ箱へダンクシュートしてから兄者さんのところへ向かっていく
僕も空き缶をごみ箱へ捨ててから兄者さんの方へと向かっていく
( ´_ゝ`)「二人とも待ったか?」
(;^ω^)「僕何も聞いてないんですが……」
('A`)「だって言ってないもん」
( ^ω^)「ちょっと待つお、それはおかしいお」
( ´_ゝ`)「そうだぞドクオ、Wi-fi対戦で終点ばっかり選ぶ奴は居なくなればいいんだ」
( ^ω^)「誰もそんな事言ってないですお……」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:01:16.55 ID:AkFTQOKy0
( ´_ゝ`)「さて、ドクオから聞いてるか聞いてないかはわからんが
デレが昨日から帰ってきてないんだ」
兄者さんは自転車を停めてベンチに腰掛けてから話し始めた
( ^ω^)「それはさっきドクオから聞きました」
( ´_ゝ`)「そうか、話は戻るが一応警察には捜索願を出してきたが
あの税金泥棒が役に立つとは正直思えないんだ、俺は
だから独自で探そうと思うんだが手伝ってくれないか?との事なんだが」
兄者さんは僕たちを見ながらそういう
その目は何時もと違い真剣そのものだった
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:05:47.41 ID:AkFTQOKy0
^ω^)「僕は前々かまいませんお」
('A`)「俺もいいです」
僕立ちはそう兄者さんに言う
( ´_ゝ`)「ありがとう、それとすまないな」
兄者さんは少し微笑みながらそう返事をした
('A`)「気にしないで下さい」
( ^ω^)「デレが心配なのは同じですお、一緒に頑張りましょうお」
少し照れくさいけど、デレが心配なのは同じだからまぁいいだろう
( ´_ゝ`)「本当にありがとうな……
とりあえず今日は帰ったほうがいい、もうすぐ夜だしな
探すのは明日からにしよう」
45 :
>>44 修正:2008/05/11(日) 05:06:27.31 ID:AkFTQOKy0
( ^ω^)「僕は前々かまいませんお」
('A`)「俺もいいです」
僕立ちはそう兄者さんに言う
( ´_ゝ`)「ありがとう、それとすまないな」
兄者さんは少し微笑みながらそう返事をした
('A`)「気にしないで下さい」
( ^ω^)「デレが心配なのは同じですお、一緒に頑張りましょうお」
少し照れくさいけど、デレが心配なのは同じだからまぁいいだろう
( ´_ゝ`)「本当にありがとうな……
とりあえず今日は帰ったほうがいい、もうすぐ夜だしな
探すのは明日からにしよう」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:06:44.33 ID:AkFTQOKy0
兄者さんは立ち上がり、そして自転車を停めてある方へと向かう
( ´_ゝ`)「気を付けて帰るんだぞ」
兄者さんはそういうと自転車にまたがり去っていった
残された僕達二人はは夕日を見ながら
ただデレの無事を祈ることしかできなかった
('A`)「じゃ、俺も帰るわ
お前も昨日みたくラリアットされないように早く帰れよ」
( ^ω^)「ちょっと待つお、なんでそのことをドクオが知ってるんだお」
('A`)「んじゃなー」
ドクオは僕の質問を華麗にスルーし、自転車にまたがり帰っていった
( ^ω^)「……僕も帰るかお」
僕も後を追うように自転車にまたがり、公園を後にした
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:07:31.07 ID:AkFTQOKy0
以上で二話終了です
質問などあれば受け付けます
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:10:33.71 ID:EPBMwWcj0
乙
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:12:06.61 ID:vgAyDeeTO
一話はもう見れないの?
あと次回の投下予定は?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:13:34.03 ID:AkFTQOKy0
>>49 一話は多分保管されて無いから無理だと思う
次回投下は6,7月くらいに出来ればいいなと思う
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:15:43.78 ID:lwANEC+yO
じゃあいまから1話投下だな!
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:17:00.12 ID:AkFTQOKy0
>>51 フォルダ探してたけど見つからないんだ
どこかに紛れ込んでるんだと思うんだが
みつからない
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:17:17.34 ID:vgAyDeeTO
>>50 次回遠いwwwwww
内容忘れちまうよwwww
まあ見つけたら支援するから頑張ってくれ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:20:10.98 ID:AkFTQOKy0
>>53 ありがとう
次回も頑張るよ
そろそろ寝ます
読んでくれてありがとう
出来る限り早く投下するように心がけるよ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:23:09.00 ID:Q8Fens3IO
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:26:14.95 ID:vgAyDeeTO
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 08:22:13.75 ID:g5PeJ7tn0
これは酷い……読めたもんじゃねーよカス
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: