1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
雛見沢綿流し祭OFF
1 :本当にあった怖い名無し:2008/06/10(火)
雛見沢村伝統の綿流し祭をしませんか?
日時は今月の21日午後から22日の朝頃までを予定としています。
(本当は日曜日にしたいのですが、みなさん忙しいと思いましたので土曜日にしました)
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:45:09.94 ID:Ya9PciMY0
*―――――*―――――*―――――*―――――*
放課後、部活を引退し暇を弄ぶ僕らはいつものようにノートパソコンで某巨大掲示板サイトを閲覧していた。
ξ゚听)ξ 「ブーン、ドクオ このオフに参加するわよ」
(;^ω^)「え!?……」
('A`)「…………」
場の空気を凍らすその少女の名はツン。
彼女がオカルト好きというのは僕もドクオも知っていたのだがこの発言は頂けない。
というのも―――
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:46:03.72 ID:Ya9PciMY0
『雛見沢村』
オカルトマニアなら知らない者はいない、怖がりの僕でさえ知っている。
この村は昭和58年6月に沼から発生した毒ガスによって一晩で住民を全滅にした。
また、その後雛見沢住民の親戚にあたる人々が次々と怪死や奇行をする事件がおきる。
彼らは口をそろえて言った
「あれは自然災害なんかじゃない
………オヤシロさまの祟りなんだ!!!」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:47:16.10 ID:Ya9PciMY0
そんな呪われた村に彼女は行こうと言う。
噂によると去年もオフ会をして事件があったなんて話も聞く。
('A`)「いんじゃね? 暇だし……」
(;^ω^)「ちょwwwまじすかwww」
親友のドクオがいつになくノリ気でいる。
それもそうか、ドクオがツンに雛見沢を教えたんだっけ……
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:48:29.61 ID:Ya9PciMY0
ξ゚听)ξ「じゃあ、決まりね。ほら、ブーンも男なら腹括りなさいよ!」
(;^ω^)「仕方ないお……」
どうせ何を言っても行くことになるだろうし、それにこういった休日もたまにはいい。
今年は受験生、こういった思い出作りも今のうちにしておかないと。
('A`)「…………」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:49:31.02 ID:Ya9PciMY0
( ^ω^)と ξ゚听)ξ の鬼隠しのようです
第0話「雛見沢」
ドクオが全角って…
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:51:51.02 ID:q8cNuoO0O
このノリで祭まで頑張ってくれ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:52:22.87 ID:Ya9PciMY0
*―――――*―――――*―――――*―――――*
( ^Д^)「プギャーwww こんな糞スレ荒らしましょうよ ショボンさんwww」
(´・ω・`)「…………」
下品に笑う男達の中、ショボンと呼ばれた男は神妙にパソコンの画面を見つめる。
そこに書かれていたのは「雛見沢綿流し祭OFF」の文字。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:54:05.23 ID:Ya9PciMY0
(*゚ー゚)「ねぇ、ショボン君…… 警察も捜査を打ち切ったみたいだし、雛見沢の事は忘れよ?」
(´・ω・`)「……ここを見ろ」
(*;゚−゚)「え……?」
10 :本当にあった怖い名無し:2008/06/10(火)
不謹慎 乙
11 :本当にあった怖い名無し:2008/06/10(火)
お前はひぐらしからなにを学んだ
内容は罵声の嵐。
去年あんな事があったのだから仕方ないこと。
少女は思った。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:55:15.92 ID:Ya9PciMY0
(´・ω・`)「ここだ」
51 :本当にあった怖い名無し:2008/06/10(火)
今回は噂の富豪S家へ行ってみたいと思います。
また、去年に悲惨な事件があったのは承知ですが、
オヤシロ様のお怒りを鎮めるためにも綿流しを行うべきだと思います
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 01:58:48.32 ID:Ya9PciMY0
(*;゚−゚)「富豪S家って、まさか……」
(´・ω・`)「警察はビビッて雛見沢関連の事件には首を突っ込まない。
だが、こいつらに何か見つけられたら面倒だろ?」
( ^Д^)「ショボンさん、まさか……」
(´・ω・`)「プギャー、お前は来なくていい。前みたいに面倒になる。
しぃ、ジョルジュに連絡しろ。あの暗いのも呼んでおこう」
(*゚−゚)「う、うん…… でも……」
(´・ω・`)「何か面倒なもの見つけられたら、その時は……」
「“鬼隠し”にすればいい」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:01:05.55 ID:Ya9PciMY0
*―――――*―――――*―――――*―――――*
( ´_ゝ`)「弟者よ」
(´<_` )「むぅ…… どうした兄者」
( ´_ゝ`)「俺は風邪をこじらせてしまった すまん」
(´<_` )「………」
( ´_ゝ`)「……ダメ?」
(´<_` )「うん」
大丈夫、――
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:02:52.99 ID:Ya9PciMY0
*―――――*―――――*―――――*―――――*
少女もまたそのスレを開く。
しかし、少女の場合は
川 ゚ -゚)「……ふむ。 なかなか集まっている」
少女の口元が緩む。
川 ゚ ー゚)「さて、集合場所も書かなくては」
もうすぐ終わる
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:04:26.44 ID:Ya9PciMY0
*―――――*―――――*―――――*―――――*
「ふええん!!圭一さんがいじめますのー!!」
「かわいそかわいそなのです」
「沙都子ちゃんかぁいいようお持ち帰り〜〜〜〜〜!!」
「ししし!! 圭ちゃーん 罰ゲームだよぅ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:06:30.06 ID:Ya9PciMY0
―――夢を見る。
私は雛見沢の住人で、仲間との幸せな日々をおくる。
だが、決まって最後には悲しい死を遂げるのだ。
それは夢の世界とはいい難く、私の心を蝕んでいく。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:08:29.13 ID:Ya9PciMY0
( ゚д゚)「ははは、若い頃は勉強ばかりでね。
あまり青春というものを味わったことがないのだよ」
('、`*川「でも、あなた…… 毎晩うなされているのよ?
やっぱり、病院に行った方が」
( ゚д゚)「ああ、そうする。
だが、心の整理をしておきたいんだ」
('、`*川「………」
(゚д゚)「大丈夫、すぐ戻るさ」
全部終わる
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:11:12.40 ID:Ya9PciMY0
*―――――*―――――*―――――*―――――*
( ゚∀゚)「へへ、お前のおっぱいをおっぱいおっぱいにしてやろーかあ!!」
从;゚∀从「いや、意味わかんねーし! つか、恥ずかしいんだけど」
ティウンティウンティウン ティウンティウンティウン ♪
从 ゚∀从「おい、携帯鳴ってんぞ?」
( ゚∀゚)「ああん? 誰だよ、こんな大事な時に……」
「げっ!?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:11:48.80 ID:wcrJf0Bp0
支援してみよう
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:12:21.89 ID:Ya9PciMY0
―――――そう、ひぐらしのなく頃に
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:13:46.77 ID:Ya9PciMY0
TIPS
T【メール】
件名:おっす
お前もあのオフに参加しろ。
俺ら3人も行く。
ばれないとは思うが、何か見つけたりしたら面倒だしな。
俺らは俺らでオカルト仲間ってことにするがお前とは初対面ということにする。
去年のオフに参加したことも内緒な。
まぁ、ドクオならしゃべんなくても違和感ないだろうしな。
うそ、冗談だ(笑
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:14:12.56 ID:t1c/D8MY0
wktk支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:15:09.65 ID:Ya9PciMY0
U【雛見沢大災害】
死者1200余名、行方不明者20余名を出し、周辺自治体から約60万人が避難することとなった未曾有の大災害。
政府の公式発表では、発生は昭和58年6月21日から22日にかけての深夜。
雛見沢地区水源地の一つ・鬼ヶ淵沼直下のマグマ溜りと温泉より、猛毒の火山性ガス(硫化水素 二酸化炭素)が噴出。
ガス流となって数時間をかけて村内全域を覆いつくしたという
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:15:11.26 ID:icwJe26O0
しえん
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:16:45.72 ID:Ya9PciMY0
第1話「参加者」
ξ゚听)ξ「着いたー!! ……って、ブーン? 何、げっそりしてんのよ!?」
(;ω )「こんなに乗り物乗ったのはじめてだお…… うぇ……」
……耐えた。
自分に何度も言い聞かせる。
これも愛のなせる業……
しかし、乗り物は幽霊の次に苦手だ。
雛見沢に行きたくない理由の1つである。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:19:54.24 ID:Ya9PciMY0
(;'A`)「集合場所はどこなんだ? 雛見沢に行くには車がほしいだろ」
ξ゚听)ξ「……う〜んと、確か何とかっていうファミレスのはずよ」
瞬間、やる気のなかったドクオの表情が一変する。
それは何かに驚き言葉も出ないような、そんな表情。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:20:43.74 ID:Ya9PciMY0
( A )「え………」
(;^ω^)「ドクオ? 大丈夫かお??」
緊張が走る。
ここは興宮という街、雛見沢はもうすぐそばにある。
ドクオはなにか知っているのだろうか。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:22:26.54 ID:wcrJf0Bp0
('A`)「支援」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:22:52.05 ID:Ya9PciMY0
(*'∀`)「エンジェルモートか!?」
へ?
久々にどっくんスマイルが炸裂する。
ドクオがここまで満面の笑みを浮かべるということは、何かよからぬ店に違いない。
( ^ω^)「ドクオ、その店をkwsk!」
(*'∀`)「うへへ…… その店はな〜」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:24:18.90 ID:Ya9PciMY0
その瞬間―――
ごんっ、と鈍い音が頭の中で響く。
なに、いつもの事… いつもの…
( ;ω;)「おっおっお… これがなかったら、ツンはいいお嫁さんになれるのに……」
(; A )「おい、口に出てるぞ……」
二度目の激痛が襲う。これさえなかったら、本当にいいお嫁さんになれるのに……
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:26:51.37 ID:Ya9PciMY0
ξ#゚听)ξ「バカやってないで、ほら着いたよ。確かここね。」
看板には『ファミレス VIP』と書かれていた。
それなりに大きく、カウンター近くにはドリンクバーが設置されている。
それにしても、エンジェルモートが気になる。
ドクオが気持ち悪い笑顔を浮かべ、ツンが顔を真っ赤にして怒りだす。……あとでドクオに聞こう。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:29:07.89 ID:Ya9PciMY0
「何名様でしょうか?」
ξ゚听)ξ「あの、待ち合わせをしているのですが……」
「はい、分かりました。あちらの席へどうぞ」
店員に後ろの方の席へ案内されると男女合わせて5人ほどのグループがこっちを見ていた。
そのうちチャラチャラした男が声をかけてくる。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:30:29.83 ID:Ya9PciMY0
( ゚∀゚)「おー! お前らも雛見沢オフで来たやつか?
俺の名はジョルジュよろしくな」
ξ゚听)ξ「ツンです。今日はよろしくお願いします」
ツンに続いて僕とドクオが挨拶をする。
……どうやら野朗の自己紹介なんて興味がないらしい。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:32:54.82 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「よく、来てくれた。
私はこのオフの主催のクーだ。よろしく」
オカルトマニアには意外と可愛い子が多いらしい。
こんなオフだからどんなやつが主催者だと思ったらこんな美人だとは!
その時、カラン。と店内が響く。男2人、それも双子がこっちへ向かってきた。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:35:24.88 ID:Ya9PciMY0
(´<_` )「遅れてすみません。雛見沢オフの集まりですよね」
( ´_ゝ`)「まったく、みんなに迷惑をかけてんだぞ」
(´<_`#)「兄者が行きたくないって駄々をこねたんだろ!!」
(*´_ゝ`)「な…… こ、怖いなんて思ってないんだからね!!」
(´<_`#)「OK、今日は一人肝試しだな」
突然現われ漫才をしている兄弟は兄が兄者で弟が弟者と名乗る。
服の趣味が全然違う事を除けば顔は瓜二つである。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:38:53.40 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「よし、今度こそ全員集まったな。
しぃさん、ジュースをみんなに配ろう。」
(*゚ー゚) 「あ、はい。みなさん、何をお飲みしますか?」
返事をしたのはこれまた可愛らしい少女。
そういえば、ある一人を除いてほとんどが高校生や二十代前半の若者のようだ。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:42:13.29 ID:Ya9PciMY0
( ゚д゚)「では私は、アイスコーヒーを頼みましょう」
この場で唯一浮いている存在。歳は40あたりだろうか。
( ゚д゚)「紹介を遅れました。私は 前原圭一といいます。
オカルトとかには興味がないんですがね、雛見沢に少し興味がありまして…」
あまり誰も聞いていないように思えるが彼はしゃべっていた。
きっと娘や息子に相手にされなくて寂しいのだろう。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:44:00.39 ID:Ya9PciMY0
(*゚ー゚)「あ、あの…… ショボン君は何にするのかな?」
(´・ω・`)「ん? ああ、僕もアイスコーヒーでいいよ」
じゃあ俺も、という言葉が続き結局全員がアイスコーヒーを注文した。
しぃさんは先に来ていた人達にアイスコーヒーを配り、クーさんは後から来た僕達に
アイスコーヒーと砂糖2袋(棒のやつ)を配る。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:47:10.14 ID:Ya9PciMY0
( ´_ゝ`)「……弟者は相変わらずの甘党だな きめぇww」
(´<_` )「いや これくらい入れなきゃコーヒーは飲めないだろ」
そういって、弟者さんは砂糖を3袋入れ、かき混ぜる。
僕も3袋なきゃ飲めない、クーさんに頼もう。
( ^ω^)「おっおっお… 僕ももう1つほしいお」
ξ゚听)ξ「自分で取りに行きなさいよね! ピザ」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:48:30.81 ID:Ya9PciMY0
最近のツンは冷たい。昔はもっと素直でいい子だったのに…
そう、心の中で泣いているとドクオが砂糖を差し出してきた。
('A`)「ん? じゃあ、俺のやるよ」
( ^ω^)「おっ ありがとうだお」
('A`)「男なら黙ってブラックだろ」
そんな事ない!と、言おうと思ったが辺りを見渡す。
うん、みんな砂糖を入れ…
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:50:50.21 ID:Ya9PciMY0
案外みんな砂糖を使っていなかった。
ドクオにショボンさん、前原さん …意外にも兄者さん。
そして、
ξ゚听)ξ「な、なによ?」
( ^ω^)「ツンって、昔からスイーツとか嫌いだったおね」
ξ゚听)ξ「うん、甘ったるいのは好きじゃないわ」
だからって、コーヒーに砂糖入れないのはおかしいんじゃね?
あれ、僕だけの常識ですか。そうですか。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:51:39.08 ID:dDB1aCsDO
ちと期待
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:52:16.21 ID:Ya9PciMY0
このファミレスでは、交流を深めることを目的に自己紹介などをした。
呪われた村に行くのによそよそしいのもあれだしね。
( ゚∀゚)「いや〜、こんなにもお美しい方々が参加するなんて!
俺、感激で涙が出そうです」
(*゚ー゚) 「アハハ! 相変わらずだね、ジョルジュ君は」
(´・ω・`)「しぃに手出したら、 ぶち殺すぞ」
(;゚∀゚)「ははは…… ショボンさんの女に手出せるわけないじゃないっすか」
(*゚ー゚)「もう〜、いじめちゃだめだよ。
大丈夫だよ、ショボン君はそんな事しないよー」
(´<_` )「あの荒れたスレの中でここまで人を集めるなんて流石ですねクーさん。
兄者にもスルーの能力を覚えさせたいもんです」
川 ゚ -゚)「いや、なかなか大変であったぞ。
これだけ集まったのは雛見沢人気のおかげだ」
……なんとなく入りずらい雰囲気。
合コンとかした事ないが…… こんな感じになるのかも。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:54:30.33 ID:Ya9PciMY0
このオフ会の参加人数は10人。
( ^ω^)ブーン:ツンの付き添い
ξ゚听)ξ ツン:同級生
('A`) ドクオ:同級生
( ´_ゝ`) 兄者:様子を見る限りどうやら弟者さんの付き添い
(´<_` ) 弟者:兄者さんと双子のはずなのにふいんき(←何故か変換できない)イケメン
川 ゚ -゚) クー:主催者。大人びているが、同い年くらいか
( ゚∀゚) ジョルジュ:チャラチャラしてて苦手
(´・ω・`) ショボン:名前の通りしょぼんとしているがどこか怖い… しぃさんとは恋人同士?
(*゚ー゚) しぃ:背が小さく年下の少女のようだが大学生らしい
( ゚д゚) 前原圭一:中年くらいの男性。浮いている
疑問に思っていたのだが、前原さん以外はみんな名前だけしか名乗らない。
まぁ、内藤ホライゾンという本名が気に入らなかったので僕が「ブーン」と名乗るのにはちょうどよかった。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:56:28.58 ID:Ya9PciMY0
1時間くらいたった後、ジョルジュさんと前原さんの車で雛見沢へと向かった。
時刻は夕方4時。
( ゚д゚)「しかし、驚きましたよ。私が学生の時に雛見沢大災害が起こったというのに
参加者全員が私の娘くらいだとは」
車に乗っていたのは僕、ドクオ、ツン、そしてクーさん。
ξ゚听)ξ「あ、お子さんがいたんですか」
( ゚д゚)「はい、今年で高校2年生になります」
川 ゚ -゚)「ほう、私と同い年ではないか」
( ^ω^)「え!?」
つい大声を出してしまった。
そりゃあ、びっくりするさ。なんたって、僕らよりも1個下なんだから……
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 02:58:23.07 ID:Ya9PciMY0
( ^ω^)「ごめんなさいお。あまりに美人だったので年上だと思ってましたお。
ツンとは大違……」
口に出して後悔する。本日三度目のクリーンヒット。
川 ゚ -゚)「ふっ。仲がいいな」
('A`)「ええ、いつもの夫婦漫才ですy
ドクオにも3度目の鉄拳が飛び交う…
頭を叩かれると脳細胞が死ぬらしい。
きっと、僕とドクオはツンのおかげでツルツルな脳みそになってるに違いない。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:01:00.29 ID:Ya9PciMY0
( ゚д゚)「ははは。愉快な人達だ」
前原さんとクーさんが笑う。
自慢じゃないけど、僕達は本当に仲がいいのだと思う。
僕は、携帯のストラップを見て微笑んだ。
小さい頃、ツンが作ってくれた宝物。
熊のぬいぐるみというところがなんとも可愛らしい。
ξ〃 )ξ「な、なにニヤニヤしてんのよ!」
照れ隠しにまた殴る。
あの頃のツンはどこに行ったのだろう。
面白いな、面白いわ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:03:25.41 ID:Ya9PciMY0
( ゚д゚)「はい、着きましたよ。ここが雛見沢村の古手神社です」
漫才?をやっている間に雛見沢村に着いていた。
曇りがちな空にどこか不安を覚えるが、自然に囲まれた田舎の村を赤く染める夕焼けと
ひぐらしの鳴き声がどこか懐かしさを感じさせる雰囲気を漂わせていた。
ジョルジュさんの車は先に到着していたが、全員どこかを見て立ち尽くしていた。
何事かと、僕達は外へ飛び出す。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:06:12.17 ID:Ya9PciMY0
(´・ω・`)「クックック……こいつは面白い」
今まで興味なさげにしていたショボンさんが微笑む。
(;'A`)「うあ……」
ドクオがまず異変に気づき、それから僕達も発見する。
それは、カラスの群れだった。
1匹や2匹どころではない。
雛見沢中のカラスの群れが集まり僕達を見下ろし睨んでいる。
……まるで、余所者を拒むかのように。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:08:15.53 ID:ss/ifYB1O
今北
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:08:38.85 ID:Ya9PciMY0
かなかなかな……
そして、今までどこか寂しげに鳴いていたひぐらしも僕らを嘲笑うかのように騒がしくなる。
その様子に全員が固まっていたが、やがてクーさんが沈黙を破る。
川 ゚ -゚)「ふむ、どうやら歓迎してくれてはいないようだが……」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:09:59.03 ID:Ya9PciMY0
「さて、祭りをはじめようか」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:11:45.53 ID:Ya9PciMY0
僕は、クーさんの一言になぜか不安を感じずにはいられなかった…
それが、惨劇の始まりとは知らず―――
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:15:29.92 ID:Ya9PciMY0
TIPS
V【ひぐらし】
かなかなかな……
ひぐらしが鳴いている。
日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれる。
朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より美しい声で鳴くセミとして
文学などの題材にも使われてきた。
テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。
しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい」印象とは異なるともいう。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:15:38.96 ID:w8tRlmUKO
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:17:19.40 ID:Ya9PciMY0
W【雛見沢村】
××県鹿骨市のはずれ、県境(隣県が岐阜県)にある人口2,000人に満たない小さな村だった。
明治以前は鬼ヶ淵(おにがふち)村と呼ばれた。
雛見沢「村」と呼んでいるが自治体ではなく鹿骨市内の集落にすぎない。
豊かな自然と澄んだ空気に恵まれる。この作品の主要な舞台。
村の半数程度の児童が通う学校、「雛見沢分校」を有する。
他の主な施設には診療所、古手神社などがある。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:19:07.32 ID:hr4Sd2xv0
紫煙
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:24:07.20 ID:Ya9PciMY0
皆さん支援ありがとうございます
続けて第2話に入りますがひぐらしの内容がまんま入ってくるところがあるので
気分を害したらすみません
それとTIPSはおまけ程度として読んでください
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:25:33.12 ID:Ya9PciMY0
第2話「綿流し」
川 ゚ -゚)「さてと・・・・・・」
クーさんはポットのコンセントを電源に繋ぐ。
あとで、ご自慢のコーヒーをご馳走するそうだ。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:27:03.97 ID:w+RAP1hC0
これは面白いな
まったり支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:27:57.80 ID:Ya9PciMY0
( ^ω^)「でも、意外だお。こんな廃村でも電気は通ってるのね」
当然の疑問だろう。
さっきの不気味な出来事を忘れるために話題を振る。
( ゚д゚)「廃村と言ってもつい最近まで人が住んでいましたからね……」
過疎化が進んだからというわけではない。
突然。それも、たった一晩のうちに住民が全滅したという・・・
気を紛らわす質問のはずが、かえって空気を凍らせてしまった。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:30:22.82 ID:Ya9PciMY0
ξ゚听)ξ「それより、すぐ綺麗になりましたね」
今、僕達のいるところは、もとは集会所として使われていたらしい。
そのせいもあってか特に目立った汚れもなく少しの掃除で十分くつろげるようになった。
(*´_ゝ`)「おお! 弟者、水も出るぞ」
(´<_` )「うむ、母者に追い出されたらここに住むのもありだな」
水道水も通っている。
飲むのは、少し抵抗があるが普通に生活できるのだろう。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:33:39.23 ID:Ya9PciMY0
( ゚∀゚)「なあ、そんな事より早く“祭具殿”に行こうぜ!」
ジョルジュさんはデジカメを片手に、外へ行く準備をしていた。
祭具殿というところへ行くらしい。
こっそりドクオに聞こうと思い、彼の方に目をやると
(;'A`)「……」
まただ。
またドクオの顔が青ざめている。
もともと社交的な方ではないドクオだったが、ここ雛見沢に着いてからずっと黙りきったまま。
僕達とでさえ、話そうとはしない。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:35:38.83 ID:w8tRlmUKO
支援
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:35:53.69 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「ああ、すまない。 今回のメインイベントでもあるからな。
だが、その前に綿流しをしよう」
オヤシロさまに祟られてしまうからな、と付け足す。
オヤシロさまとは、ここ雛見沢の神様的なものらしい。
詳しくはわからないが余所者を嫌いよく祟りを起こすとか何とか……
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:39:35.52 ID:Ya9PciMY0
(´・ω・`)「僕達は遠慮しておくよ。
本物の“ワタ”を使わないと効果がないらしいからね」
ショボンさんの発言にはいちいち凄みがある。
彼は、一体何者なんだろうか。
それに、本物のワタ?
(´・ω・`)「しぃも、来るかい?」
(*゚ー゚)「う、うん……」
ショボンさん達は祭具殿へ行く準備をしていた。
どこかで買ってきたのだろう、まだ封を切っていない新品の懐中電灯と電池を取り出す。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:41:17.64 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「そうか…… わかった。私達も終えたらすぐに行く」
クーさんは残念そうに頷く。
本来の目的は綿流しのはずなのに、祭具殿とは一体なんなのだろう。
準備の整ったショボンさん達は足早に外へ出る。
( ゚д゚)「すみません、私もそっちの方に行きます」
……前原さんも着いていくようだ。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:44:23.26 ID:Ya9PciMY0
―――かなかなかな……
今はもう夜の6時くらいだが、相変わらずひぐらしの声が騒がしい。
それほどまでに人がめずらしいのだろうか。
さっきまでいた集会所から少し歩き、今は川原にいる。
結局、綿流しをするメンバーは元よりも半分近くに減っていた。
クーさんは、それでも用意してきたであろう物を今いるメンバーに配る。
(;^ω^)「………」
布団か何かの綿だった。
これを何に使うのか、僕には見当もつかない。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:46:28.95 ID:Ya9PciMY0
辺りを見渡す――
みんな、それの使い方を知っているようだった。
そう、また僕は知らない。
はじめから予想できたことだった。
もともとオカルトには興味ないし、むしろ怖いのは嫌い。
雛見沢だって、ツンとドクオが好きで話題に出るから知っているだけであって
そんなに詳しいわけじゃない。
ツンの頼みとは言え、来たことに少しばかり後悔を感じはじめた……
そんな時だった、共通の悩みを持つ者が現われたのだ。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:49:06.40 ID:Ya9PciMY0
( ´_ゝ`)「時に弟者よ。 オヤシロ様とか綿流しとか、祭具殿とか一体何の話だ?
この綿も何に使うのだ?」
それは、兄者さんだった。
川 ゚ -゚)「ん。 兄者と言ったな。
雛見沢について何も知らないのか?」
(*´_ゝ`)「へ!? えええええ、お、おとじゃが怖いって言うから
つ、付き添いです ははは」
挙動不審な兄者さんだったが、少し嬉しかった。
そういえば、弟者さんと以外話したところを見たことがない。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:51:51.73 ID:Ya9PciMY0
(´<_`;)「いや、一応兄者が着いていきたいって言ったんだが……」
川 ゚ ー゚)「そうかそうか。では、私が雛見沢について教えてあげよう」
どことなくクーさんが嬉しそうな顔をする。
顔に出しているつもりはなかったが、なんとなく二人を羨ましそうに
見ているとツンに声を掛けられた。
ξ゚听)ξ「ちょうど、いいじゃん。ブーンも聞いたら?」
( ^ω^)「お…?」
ξ゚ー゚)ξ「あんた、さっきからずっと寂しそうな顔してんのよ?
この際だから教えてもらいなさいよ」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:53:19.57 ID:Ya9PciMY0
この場にいるのだから、せめて知っておかなければならない事もあるだろう。
ツンには僕の心の奥に芽生えた疎外感に気づいているようだった。
そう――、昔からそうだった。
知らない振りをしているようでちゃんと気遣ってくれる。
ツンはこういった優しさを持っている。
彼女の優しさが、今まで感じていた本当につまらない感情を打ち消してくれる。
だから僕は素直に呟く
( ^ω^)「ありがとうだお」
ツンは、すぐ照れてしまうけれども
ξ////)ξ「べ、別にブーンが心配だからとかそういうのじゃないんだからね!」
そんなツンが可愛いと思った。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:53:31.88 ID:UR5gCy+w0
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:54:29.44 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ ー゚)「うむ、では何から話そうかな……」
クーさんがこの時ばかりとイキイキしだす。
川 ゚ ー゚)「そうだな、まずこの綿流しから教えよう
まずはこうやってだな……」
クーさんは、しゃがみ目を閉じる。
川 − −)「オヤシロさまありがとう、とお祈りしてこの綿を流す」
綿はクーさんの手元を離れ、月の光を浴びながら川を流れていく。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:56:31.09 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「オヤシロさまっていうのはわかるか?
この雛見沢の守り神の事なんだ」
守り神…
その守り神のはずのオヤシロさまの祟りによって消えた村か……
川 ゚ ー゚)「まぁ、私達がオヤシロさまに感謝する事はないんだが、
今日一晩泊めてもらうお礼をしようじゃないか」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 03:58:14.74 ID:Ya9PciMY0
説明されたとおり、僕と兄者さんは綿を流す。
オヤシロさまありがとうと呟きながら。
( ^ω^)「この行為にはもともと何か意味はあるんですかお?」
川 ゚ ー゚)「そうだな、布団を清める儀式とでも言っておこうか」
そして、意味深に「今はな」と付け加える。
(*´_ゝ`)「ふ、布団を清めるなんて変わった儀式なんですね〜。
オヤシロさまって布団の神様なんですかね? ははは」
よほど勇気を出したのだろうか。
冷や汗だらだら、顔真っ赤で兄者さんが問う。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:00:25.47 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「いや、全然違うのだがな…
そうか、オヤシロさまについても言わなければならないな」
何かを考え込むように手を口元に置き、
まるで悪戯を思いついたかのように不敵に微笑む。
川 ゚ ー゚)「じゃあ、この村の昔話をしよう」
いつの間にか今まで騒がしかったひぐらしの鳴き声は止み、川の流れる音だけが響く。
その静かな空間の中、クーさんは口を開く―――
川 ゚ -゚)「昔々、雛見沢村がまだ『鬼ヶ淵村』と呼ばれていた頃のお話・・・
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:02:28.95 ID:Ya9PciMY0
―――鬼ヶ淵村という村に底無し沼があった
その深い沼は
地の底の鬼の国に
つながっていたそうな
ある日のこと
沼の底から鬼たちが
次々に現れ
村人に
襲いかかった
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:03:24.83 ID:Ya9PciMY0
そんな時
神さまが
「オヤシロさま」が
降臨した
オヤシロさまは
鬼たちを鎮め
鬼たちに
人の姿を与え
村人と共存させた
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:04:14.69 ID:Ya9PciMY0
人と鬼との混血が進み
半人半鬼の仙人となった彼らは
麓(ふもと)の人々に
崇められながら
ひっそりと隠れるように
暮らしたそうだ
そしてオヤシロさまも
地上に留まり
末永く村を見守った
これが雛見沢に伝わる昔話
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:04:44.18 ID:hr4Sd2xv0
思ったことがあったけど、なんかネタバレになりそうなんで自重する。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:06:50.33 ID:Ya9PciMY0
オヤシロさまは鬼と人を共存させた。
それは、他にはない変わった昔話に思えた。
しかしこれだけでは「綿流し」の意味が分からない。
川 ゚ -゚)「さてこれからだ。面白くなるのは」
こういう話は、ツンも知らなかったらしく興味津々な眼差しでクーさんを見つめる。
だが、ドクオはこの先を知っているらしく強張った表情をし、下を見つめていた……
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:10:37.71 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「実はな、村を襲った鬼たちは…
鬼は鬼でも“人食い鬼”だったらしい。
その「人食い鬼」の血は村人の体に脈々と流れていて
時折その血が眠りを覚ます」
6月下旬、初夏を感じさせる季節だと言うのに全身を寒気が襲う。
川 ゚ -゚)「それで、何十年かに一度どうしても人間が食べたくなる周期があって
その度に麓の村におしよせ生け贄をさらったんだそうだ」
な……なんだ それ……
川 ゚ -゚)「この鬼による誘拐行為を麓の村人たちは
“鬼隠し”と言って恐れたそうだ」
それじゃ……
(;^ω^)「じゃあ鬼と変わらないじゃないお!?」
そうだ、
(;^ω^)「オヤシロさまは!?
村人に留まって人々を見守っているはずだお!?」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:13:33.69 ID:Ya9PciMY0
この村の昔話ごときで何をムキになっているのだろう。
でも、この時は否定せずにはいられなかった。
嫌な予感に、本能が警告しているかのように。
川 ゚ -゚)「もちろん。オヤシロさまも了承したそうだ」
(;^ω^)「え・・・?」
川 ゚ -゚)「だから“鬼隠し”はオヤシロさまが決めた生け贄以外には
誰もさらわなかったらしい」
これが鬼と共存した村の昔話の結末?
あまりにも残酷な……
しかし、話は続く。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:15:23.83 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「そうして生け贄をさらってきた夜には
犠牲者を美味しく頂くために
“綿流し” の儀式が開かれたという」
ここで、知っている単語が出てくる。
いや、確かさっきやった行為のはずの……
(;^ω^)「綿流しって…
布団を清める儀式じゃなかったんですかお?」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:16:41.77 ID:wcrJf0Bp0
支援
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:17:37.08 ID:Ya9PciMY0
ここで今まで黙って聞いていたツンが口を開く。
ξ゚听)ξ「ねぇ、ブーン。ワタって言わない?
臓物の事を……」
(;^ω^)「おっ? そういえば言うお。
魚のワタって……」
え・・・?
腸…
流し…?
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:19:27.91 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「“綿流し”は布団を清める儀式と言った。
じゃあ、「腸が詰まった布団」って何を意味していると思う?」
ワタの詰まった布団…?
川 ゚ -゚)「さっき流した綿。
あれは実際の祭りでは奉納演舞という儀式をして取り出す物らしい。
祭事用の鍬で布団を裂いて中のワタを引きずり出し
そのワタをみんなで千切って沢に流す…」
祭事用の鍬…
多分、祭具殿はそのような祭具を保管するところなのだろうか。
あれ、布団を引き裂いて中のワタを取り出す。
ワタ流し…
え…?
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:20:59.16 ID:Ya9PciMY0
川 ゚ -゚)「そう。腸の詰まった布団は「人間」…
その鍬は人間の腹をこじ開ける解剖道具というわけだ」
(; ω )「う、うそだお… 解剖道具って…
じゃあ、まさか祭具殿って…!?」
川 ゚ -゚)「ああ、祭具殿の中には人を殺す道具。
残酷な処刑道具を保管されている」
(; ω )「じゃあ、ジョルジュさん達はそんな物を見に行ったのかお!?」
川 ゚ -゚)「ああ、あそこは限られた雛見沢住人以外は入ってはならない神聖な場所だからな。
噂を確かめるにはいい機会というわけだ」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:23:57.98 ID:Ya9PciMY0
再び、静寂に包まれる。
どうして、こんな事を聞いてしまったのだろう。
最初はただの疎外感からか…
それとも、雛見沢を知りたいという好奇心からだろうか。
あの綿流しの行為がこんな残酷な儀式の行為だなんて……
川 ゚ -゚)「あ・・・ すまない。
少し怖がらせすぎてしまったな…」
少しは反省しているらしい。
辺りを見回し申し訳なさそうに呟いていた。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:25:12.48 ID:Ya9PciMY0
(´<_`;)「ま、まぁいいじゃないですか。
どうせ昔話とか大昔の出来事なんですから……」
弟者さんがクーさんにフォローを入れる。
川 ゚ -゚)「いや… この儀式は昭和初期くらいまであったと言われている」
しかし、クーさんは弟者さんのフォローを無駄にする……
この人は自分の言いたいことを素直に言ってしまう性格なのだろうか?
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:27:00.71 ID:Ya9PciMY0
川のせせらぎがやけにうるさく聞こえる。
こんな昔話を知っておきながら、何故クーさんは綿流しをしようとしたのだろう。
ジャリと、足音が聞こえた。
誰かと思い音する方へ向いたらジョルジュさんが立っている。
( ゚∀゚)「おーい、まだそんなところで突っ立ってんのか?
おもしれえのいっぱいあるからこっち来いよ!」
空気が読めるか読めないのか。
こんな話をされて誰が祭具殿に行くか……
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:28:32.46 ID:Ya9PciMY0
ξ゚听)ξ(ブーン、どうする? 私、嫌よ…)
(;^ω^)(僕も嫌だお。 あんな話聞いた後で行けるわけないお……)
しかし、ここでドクオが口を開く。
(;'A`)「あ、…… 俺、行こうかな?
さっきの話聞いて面白そうって思ったし」
(;^ω^)「え!? 本気で言ってるのかお!?」
('A`)「いや、無理についてくる必要はないんだぜ?
ブーンは、ツンと一緒にいろよ」
そう言いながらドクオはジョルジュさんに向かって歩き出す。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:30:38.66 ID:Ya9PciMY0
( ゚∀゚)「クーちゃんは行かないのか!?」
川 ゚ -゚)「ああ、私はあとで行く」
( ゚∀゚)「そ、そうだったな。わかった、じゃあ欝田君行こうか」
こうしてドクオとジョルジュは、林道へ消えていった。
(´<_` )「そうだ、クーさん。あの話の続きなんですが……」
川 ゚ -゚)「ん? ああ、ここではやめておこう」
弟者さんはさっきの話の続きが気になるらしく、クーさんを連れてどこかへ歩き出す。
それを兄者さんが恨めしそうに見ていた。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:31:27.24 ID:w+RAP1hC0
文章組み立てるの上手いなあ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:33:05.53 ID:Ya9PciMY0
(#´_ゝ`)「くそ、あのプレイボーイめ……
あぁ、おんにゃのことそんなにくっついて……」
(;^ω^)「なんか、置いていかれちゃいましたね」
(#´_ゝ`)「そうなんですよ! 弟者のやつ、こんな怖いとこ来た目的もきっとナンパで…」
ξ゚听)ξ「へぇ、意外ですね。てっきり、あの二人知り合いかと思ってました」
(*´_ゝ`)「い、いえ。お、俺は弟者とずっと一緒にいるけどクーさんとは初対面のはずです。
それに、クーさんの年も妹者くらいだし……」
(;^ω^)「妹者?」
( ´_ゝ`)「あぁ、妹の名前です。 弟者はロリコンですからね」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:35:16.81 ID:Ya9PciMY0
その後、兄者さんは散々弟者さんの悪口を言う。
でも、なんだかんだで弟者さんの事好きなんだって思える。
これが兄弟というものなんだろうか?
(;^ω^)「でも、これからどうするお? 誰もいなくなっちゃいましたお」
綿流しに関する話が終わって何分か立ち話をしていたのだろうか。
弟者さんとクーさんの姿もすっかり消え、川原には僕とツンと兄者さんだけになってしまった。
ξ゚听)ξ「とりあえず、集会所に戻りましょ? 集会所は電気付くはずよね」
(;^ω^)「うん、ここ暗いし怖いお」
闇を照らすには月の光だけでは心細かった。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:35:18.52 ID:RngzklKO0
しえ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:37:09.77 ID:Ya9PciMY0
( ´_ゝ`)「……? あれ、何か聞こえませんか」
(;^ω^)「え…? いえ何も……」
それでも兄者さんは聞こえるというので
もう一度聞き耳を立てる。
バサバサ…
さっきいた、カラスの群れだろうか。
(;^ω^)「……カラスかお?」
さきほどのカラスは見かけなくなったが、僕達の荷物を漁りにでも戻って来たのだろうか?
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:38:07.66 ID:Ya9PciMY0
( ´_ゝ`)「とりあえず、戻りましょう」
ここで立ち止まっていても仕方がないので川原を出ようと歩き始めた。
その時―――
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:39:06.76 ID:Ya9PciMY0
『きゃあああああああああ!!!!!』
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:41:14.03 ID:Ya9PciMY0
突然、女の人の悲鳴が響く。
しぃさんだろうか!?
(;^ω^)「い、急ぐお!」
2人は首を縦に振り、そして悲鳴のしたところへ走り出す。
嫌な予感がする。
冷や汗が止まらない。
そして、恐怖心が駆け巡る。
悲鳴のした方向へひたすら走り、たどり着いた場所。
そこは、神社だった。
そこにはすでにドクオとショボンさん、しぃさん、前原さんがいる。
そして……
カラス?
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:43:57.99 ID:Ya9PciMY0
やけに多いカラス達。
そしてカラスは何かを食い散らかしている……
それは……
それは……!?
川 ゚ -゚)「何かあったのか?」
クーさんと、弟者さんも遅れて来る。
ξ゚听)ξ「ねぇ、ブーン何が…」
(# ω )「見るな!!」
僕は、ツンの顔を隠す。
見せてはいけない。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:44:26.12 ID:7kf35JyEO
支援
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:45:23.40 ID:Ya9PciMY0
こんな……
こんなジョルジュさんの姿を……
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:46:36.29 ID:Ya9PciMY0
こんな腹を引き裂かれ臓器を引き出された
ジョルジュさんの死体を!!
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:49:46.00 ID:Ya9PciMY0
ジョルジュさんの死体を見て、あの事を思い出す。
頭の中で必死に否定しても取り消せない。
そして、ショボンさんはそれを言う。
(´・ω・`)「ほう…… これが“腸流し”というわけか」
全員が恐怖で固まる中。
ショボンさんは、死体を見て平然と微笑む。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:50:48.28 ID:Ya9PciMY0
「それとも、“オヤシロさまの祟り”とでもいうのかな?」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:52:11.24 ID:Ya9PciMY0
TIPS
X【綿流し】
毎年6月の第3、4日曜日を選んで行われていた、雛見沢村最大の祭り。
冬の終わりを喜び、寒さを凌ぐために使ってきた布団やどてら(主にその中に詰まった綿)を、
古手神社の巫女による奉納演舞を捧げて供養し、祭事用の鍬で裂いた布団の中の綿を千切って沢に流す。
ただし、昔の鬼ヶ淵村における「綿流し」は、現在の定期的な祭りとはまったく異なる凄惨なものであり、
御三家や村の掟に逆らう者の腹の腸を引きずり出す拷問さながらの行為がなされており、
それが綿流しの由来とされる。
私怨
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:52:41.73 ID:wcrJf0Bp0
支援
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:53:28.20 ID:7kf35JyEO
ξ゚听)ξ嘘だ!
支援
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:56:36.10 ID:UR5gCy+w0
wktk支援
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 04:57:07.28 ID:Ya9PciMY0
本日の投下は以上です。
こんな遅くまで付き合ってくれてありがとうございました!
何か不明な点はありますか?
一応推理小説を目指しているので多くは答えれませんが。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:03:23.18 ID:hr4Sd2xv0
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:04:46.71 ID:vrk+UfGgO
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:04:47.19 ID:SOLPP044O
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:04:56.74 ID:w+RAP1hC0
>>115 いいところでwwwww
乙!
皆殺し編の後ってことでおk?
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:05:13.04 ID:7kf35JyEO
K1がいるって事はひぐらしの世界の20数年後って解釈でいいのかな?
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:06:51.05 ID:hr4Sd2xv0
>>119 そもそもK1が生きてる時点でどの編にも当てはまらないから
オリジナルってことじゃね?
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:07:01.72 ID:SOLPP044O
K1生き残って大災害な話ってあるの?
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:10:22.47 ID:Ya9PciMY0
>>116 かなり意識してます
むしろブーン版宵越し編です
>>117 弟者紹介のところはわざとでまじめなところは雰囲気にしました
紛らわしくてすみません
>>119 いえ、ネタばれになりますが圭一が雛見沢に来なかった場合の世界ってことです
続きはいつの予定かなかな?
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:12:53.60 ID:hr4Sd2xv0
クーが・・・・ぽいっていうのはネタバレになるんだろうか
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:13:58.78 ID:w+RAP1hC0
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:16:14.10 ID:Ya9PciMY0
>>124 本当はすぐにでも掻きたいんですが最終話でてこずってて・・・
おまけに就職の最終試験があるのでなんとも
>>125 ネタバレは基本的にしないので**じゃないです
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:17:36.86 ID:hr4Sd2xv0
ちなみに何話予定?
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:18:59.55 ID:Ya9PciMY0
>>128 4話か5話と解を掻きたいかなと思ってます
解の話数は未定です
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:20:11.95 ID:w+RAP1hC0
楽しみにしてるわwwww
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:20:37.46 ID:hr4Sd2xv0
できれば次回いつになるか、予定でも教えてくれると助かる。
頻繁にVIP来るわけじゃないから見逃したら痛い…。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:21:30.45 ID:wcrJf0Bp0
乙
ドクオの顔が全角なのは仕様?('A`) ⇔ ('A`)
すぐにでもカキたいんですが手でこすってて
吊ってきます
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:24:04.93 ID:hr4Sd2xv0
いや、だから予定でもいいから教えてくれ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:26:24.22 ID:Ya9PciMY0
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 05:35:02.70 ID:Ya9PciMY0
じゃあ、特に何もないようなのでそろそろ寝ます
( ・3・) ノアルェー
乙ー
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 09:05:27.18 ID:Zax7Wpvn0
ほ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 09:30:03.34 ID:iHBoVgK0O
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 10:21:55.00 ID:efWOENsJO
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 10:29:05.67 ID:MwmmW1yt0
朝一時に立てた意味がよくわからんが遭遇できてよかった!乙
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 10:52:14.40 ID:efWOENsJO
読み終わった乙
しかし、原作まんまな文章があるのはどうかと思う
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/11(日) 11:27:48.23 ID:YBoPQUjnO
(’ t ’†)「おっすぉら、かゎるゎりゎな、ぼけのアルファベットピーッでイルミネーションしてやんよ」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
ほ