俺が小説を書き、お前らが叩くスレ

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
落ちてたので、また立てました。

【スレを立てた理由】
小説を書き始めて6年もたつのに、完成させた作品がないから。
ゴールデンウィークで暇だった。
実家に帰ってきたので、色々暇をもてあましているから。

【決まりごと】
完成するまで寝ない(ごめん無理だった)
叩かれたところは速やかに直す。
メモ帳も起動させておき、こっちには書き下ろしを投下。直すのはメモ帳。
適当に作った複線はできるだけ回収する。
一回で約5行の投下。
目標は150KB。または原稿用紙250枚本一冊分。
飯、トイレは言ってから行く。
がんばる。途中で逃げ出さない。
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 20:32:50.99 ID:wBWNGiDH0
開始時刻27日6時
現在総書き時間、15時間くらい。
http://www.hsjp.net/upload/src/up16525.txt(現在出来たところまで)

スペック
【デスクトップ上容量】57、3KB
【原稿用紙(39x17行)】 75.4(枚)
【総文字数】 28848(字)
【行数】 1018(行)
3523:2008/04/28(月) 20:32:54.11 ID:Fmsuf9ta0
おーw
寺門ジモンの小説は書けた?まだならいくらでも待つ
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 20:33:45.05 ID:wBWNGiDH0
さて。書くか。
前スレ保守してくれた人たちありがとー。
今日も夜はオールナイトで。
5小説男:2008/04/28(月) 20:34:37.49 ID:wBWNGiDH0
>>3
書き始めるなら後15時間後くらいになるよwww
取り合えず今書いてる奴最優先だから。
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 20:36:17.98 ID:Fmsuf9ta0
了解w今の書き終わったら書いてくれw
あ、オチは「ディーラーで購入しようとするけど書類を忘れた」と言う感じでw
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 20:36:28.88 ID:6hfaCYX30
決まりごとの初っ端から挫折したのかw
8小説男:2008/04/28(月) 20:41:05.61 ID:wBWNGiDH0
風呂からも上がって、部屋のベッドに横になった僕はまた様々なことに思考をめぐらせていた。
良く考えれば、不思議な点は山ほどある。
真琴の計画と言う言葉、スーツの男、真琴の動揺、四日と書かれた朱色の和紙。
あの紙を見た時、スッと消えてしまった不安は、時間が立つ中でどんどんと大きさを増していた。
もう一度良く考えてみろ。
真琴が転校してから言った言葉に、思考をめぐらせる。
トイレではなんと言った?明らかに動揺していた時にはなんと言った?帰宅途中では?食事の合間は?
思い出す。
薄れてしまった記憶を一つ一つたどっていく。

9小説男:2008/04/28(月) 20:41:30.07 ID:wBWNGiDH0
>>7
15時間くらい書いたところで寝たwww
10小説男:2008/04/28(月) 20:48:28.06 ID:wBWNGiDH0
両性の中間に立ち、聡明な人間。
地上げ屋さんなんだけど、良く来るんだよ。
かかわらねぇ方が良いぞ。
来週、か。うん、そうだね。
……。
おかしな点があるとしたらこれくらいだろうか。
まず、一番おかしいのは地上げ屋さんは良く来ると言った事だ。
真琴が学校に来始めたのが3日前。その時に、網谷先生は2日前にこっちに引っ越してきたと言っていた。(後付です)
なら、結構良くと言う表現は的確なのだろうか。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 20:51:32.95 ID:6hfaCYX30
いや、一番おかしいのは「両性の中間に立ち、聡明な人間」だろ
12小説男:2008/04/28(月) 20:52:11.91 ID:wBWNGiDH0
>>11
確かにそうだなw
ちょっと表現直しておく。訂正した奴で確認してくれwww
13小説男:2008/04/28(月) 20:55:50.98 ID:wBWNGiDH0
まず、真琴が女装をしているのはいったいどういう事なのだろうか。
体育の授業は気づいたら着替えていたが、トイレなんかは普通に女子便所の方へ平気な顔をして入っていく。
まぁ、これに着いて僕が何か言うことはないけれど。
それにしても慣れって怖い。こうやってしっかりと考えるまで、真琴が男だと言うことを完全に失念していた。
14小説男:2008/04/28(月) 21:03:14.46 ID:wBWNGiDH0
……。
「だー!悩むの止めた!!もうやだ、電話して聞く」
もやもやと悩んでいるなんて女々しい事はやめる。直球勝負だ。
嘘をついているなら、しっかりと話して欲しい。どんなことでも受け止める。
そう言う所も含め、真琴のことが好きになりたい。
真摯にそう思い、携帯電話を取った。
今日教えてもらったばかりの電話番号を探し、電話機のマークをプッシュ。
そして、少し間があった後、ディスプレイはcallingを示し、次いで通話中へとすぐに変わった。
15小説男:2008/04/28(月) 21:07:10.77 ID:wBWNGiDH0
「もしもしー水樹?」
僕から電話をかけたこと嬉しかったのか、真琴の楽しげな声が聞こえてくる。
「あ、真琴?今大丈夫?」
「うん、大丈夫大丈夫。どうしたの?」
「ちょっと聞きたい事があってさ。いいかな?」
「いいよいいよー。聞いて聞いて」
「あの、答えづらい事だったら別に良いんだよ。でもさ、嘘はつかないでね」
そう言うと、僕はまず一番最初に聞かなければいけない事を真琴に尋ねた。
16小説男:2008/04/28(月) 21:17:07.98 ID:wBWNGiDH0
「四日」
それは3つのひらがなが作るその言葉は、電話のマイクがうまく拾ってくれたか気になる程の小さいつぶやきだった。
だが、ガシャンと、電話の向こうからは落下音が聞こえてくる。
電話が落ちたのか、何か真琴が手に持っていたものが落ちたのか。
それを知るすべは無いが、真琴が何かを話し始めるのを僕は静かに待つ。
少し間があった後、真琴はゆっくりとしゃべり始めた。
「ごめん、水樹。私、水樹に嘘ついてたことあった」
「それはいいから。誰だって嘘はつくよ。でもさ、それを含めて僕は真琴を好きになりたいんだ。だから隠し事はしないでくれないか?」
間髪開けずに素直な気持ちを真琴に告げる。
僕は真琴を追い詰めたいわけじゃない。そう言った意味として伝わってくれれば良いと、願った。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 21:25:01.79 ID:Mm53Mz3F0
保守しとくね。一応
18小説男:2008/04/28(月) 21:26:18.56 ID:wBWNGiDH0
「家の、代引継ぎがあるんだ」
「え?」
聞きなれない言葉に、それがどう言った意味なのかわからず聞き返す。
「あのね、うちさ結構なお金持ちなんだよ。古くからの大地主みたいな。隣町の山の中腹にある相坂って地名知らないかな?」
そういえばそんな地名があったはずだ。
と、言うか、地名というより連なる山々が、昔相坂山って呼ばれてたと、婆ちゃんから聞いたことがあった。
「で、その代引継ぎまでの期間が、後四日なんだ。実は今日居た人も、うちの分家の人で、私のお世話役みたいな人。代を引き継ぐってのは凄く、すごーく大変な式とかがいっぱいあってね。だから、さ」
なるほど。真琴の言いたいことは大体わかった。
僕みたいな一凡人からしてみれば、金持ちというだけで印象が変わってしまうかも知れない、と。そう真琴は考えていたのだろう。
だから出来るだけ嘘をつき、穏便にすませ、何も無かったかのように終わらせたかった。
きっとそういうことなんだ。
19小説男:2008/04/28(月) 21:27:01.08 ID:wBWNGiDH0
>>17
ありがとー。
添削人が帰ってくるまでにある程度がんばらないと。
20小説男:2008/04/28(月) 21:32:06.98 ID:wBWNGiDH0
「なるほど、そういうことだったんだ」
「……ごめん。嘘をついちゃって」
「いいんだよ。真琴の気持ちは全部じゃないけど、なんとなくわかるから」
「ありがと。水樹」
少し落ち込んだように話す真琴を元気付けるために、笑いながら、
「ったく、ひどいぞ。せっかくカップルになったわけなんだし。隠し事は無しでいこう?」
そう言った。
「……うん。そうだね。ありがとう」
「うん。じゃあ、気にしなくて良いよ。僕は全然気にしないから」
「……うん。じゃあ、本当にありがとうね」
「いいっていいって。気にしないでな。じゃ、お休み」
「お休み」
僕は、ピッとボタンをプッシュし、電話を切った。
21小説男:2008/04/28(月) 21:36:10.26 ID:wBWNGiDH0
ちょっと真琴を落ち込ませてしまったのは残念だが、これでよかったんだ。
真琴の秘密を聞けたんだ、なんとなく一気に距離が縮まった気がした。
「ん〜。よかった」
僕は、机の上に携帯電話を置くと、勢い良くベッドに倒れこんだ。
ボスンッとベッドが体を受け止める。
……。
そのまま僕は幸せな気分のまま、眠りに落ちていった。
22添削人:2008/04/28(月) 21:40:02.95 ID:rJVI69+l0
ただいま、ガンガってるね

>ピンッと張り詰めた空気の中、心を沈めつつも、荒ぶる血を抑えるこの従者の気持ちが良くわかった。
↑「〜心を沈めつつも、荒ぶる血えお〜」の「つつも」。
この「つつも」は相反する二つの動作を結びつける意を表す連語なんだけど、文中の「つつも」の前後は「心を沈め」「荒ぶる血を抑える」という似通った意味の文。
それから動作・作用の行われる場所を表す格助詞の「で」を「空気の中」の」後に補うべし。
だから、この場合
ピンッと張り詰めた空気の中で、心を沈め、荒ぶる血を抑えるこの従者の気持ちが良くわかった。
でおk。
>神慈が私の命令を聞かないことなどは無いのだが、すぐに消えないところを見ると、何か伝えたいことでもあるのだろうか。
>「発言を許します」
>神慈は一度スッと頭を下げてから、
>「私の杞憂であり、差し出がましき諫言でありますが」
>仰々しい前置きをしてから、
↑「てから」「てから」と連語の「てから」(接続助詞「て」+格助詞「から」)の重複。
なので
神慈は一度スッと頭を下げ、
「私の杞憂であり、差し出がましき諫言でありますが」
と、仰々しい前置きをしてから、
かな。
>「あまり、感情の移入は避けてくださいませ」
>そう言った。
23添削人:2008/04/28(月) 21:43:28.21 ID:rJVI69+l0
>「――――ッ!!」
>一瞬でその言葉の真意を読み取る。
>私が、水樹惚れ過ぎるな。ということである。
↑「水樹惚れ」タイプミス→「水樹に惚れ」
>わかっている。そんなことは重々に承知していることだ。
>だが、その反論が口から出ずに、だた、
>「疾く」
>とだけ、先ほどまで神慈が居た空間に、この場より去る事を命令しただけに過ぎなかった。
↑う〜ん、難しいな。違和感バリバリなんだが……。
まず、「主語」と「述語」なんだが、最初の文の主部は「その反論」で、述部が「口から出ず」になるわけ。んで、後の文は述部が「この場より去る事を命令しただけに過ぎなかった。 」になるのは自明だけど、じゃあ主語は?
恐らく文の流れ的に最初の文と同じ主語にしたかったんだろうけど、「命令する」の主語が「反論」になるわけはない。
あと、下の文「とだけ、〜命令しれだけに〜」と「だけ」の重複がある。
それから「〜した『だけ』に『過ぎなかった』。」と限定する意の単語が重複しているのも、気をつけよう
だから

だが、私はその反論を口にできずに、ただ、
「疾く」
と、先ほどまで神慈が居た空間に、この場より去る事を命令しただけに過ぎなかった。

とかかな。
これなら「この場より去る事を命令しただけに過ぎなかった。 」てのの主語が「私」てのが何とか通じるし。
いまいち(文法的に)自信ないから、採用するかどうかはそっちで決めてくれ。
24添削人:2008/04/28(月) 21:45:17.18 ID:rJVI69+l0
やべえ、前スレ見れねえwww
どうしよwww
25小説男:2008/04/28(月) 21:46:24.18 ID:wBWNGiDH0


水樹から「四日」という言葉を聞いたとき、体の全ての力が抜けた。
手から携帯がガシャンと音を立てて落ち、体は壁に寄りかかって、何とか立つ。
どこまで本当の事を言えば信じてもらえるか。頭をフル回転させ考える。
そして、口から出た話は、90パーセント以上本当の事だった。
…………。
「最低だ。私」
電話を切ってから、完全に力を抜き、ペタンと床に座り込んでしまった。
90パーセント本当の話というのは、10パーセントは嘘だと言うことだ。
しかもその10パーセントは、一番重要な部分。常人に話しても物語の一つとして片付けられてしまうような話。
だが、水樹は私の話した嘘を本当の話だと信じ、しかもやさしい言葉をかけてくれた。
…………。
「やはり、このような結果となりましたか」
闇から聞こえるは、神慈の声だった。
「発言は、許していません」
26小説男:2008/04/28(月) 21:47:13.45 ID:wBWNGiDH0
>>24
おーオカエリー。
とりあえず上げた奴見てもらえばOKだと思うよー。
ありがとうねー。
27添削人:2008/04/28(月) 21:47:58.24 ID:rJVI69+l0
>>23
ミスた
最終案は

だが、私はその反論を口にできずに、ただ、
「疾く」
と、先ほどまで神慈が居た空間に、この場より去る事を命令しただけだった。

28小説男:2008/04/28(月) 21:50:26.64 ID:wBWNGiDH0
>>27
OK。
にしても、3章UPする際、出来るだけ訂正してもらわないで良い様に見直したつもりだったんだが。
まだまだだな。
言われて確かになと思うことが多すぎる。
29添削人:2008/04/28(月) 21:52:47.63 ID:rJVI69+l0
>>28
仕方あるまい
そのための俺だ
30小説男:2008/04/28(月) 21:56:38.03 ID:wBWNGiDH0
神慈は、発言の許可を取らずに口走ってしまったことに、ハッと顔を上げるが。
「許します」
と、言う私の言葉を聞いて、また頭を下げる。
「寛大なるお心。感謝いたします」
私は何とか足の力を取り戻し、壁に手を付きながらだが、立ち上がる。
下の者が目の前に居る以上、上に立つ人間が膝を床についているわけにはいかない。
「網谷は始末したんですか?」
「……はい」
「共に我が家への従者となるため訓練を受け、兄弟以上の存在となった者を殺すのはつらいことですか?」
「……はい」
素直な神慈の言葉に、私はスッと虚空を仰ぐ。
「今日はもういいです。お帰りください」
「御意」
神慈は何か言いたそうな顔をするが、私が発言をする許可を出さず、寝室への階段を上り始めると、いつの間にか消えていた。
31小説男:2008/04/28(月) 22:04:53.98 ID:wBWNGiDH0
元々無いに等しい、神慈の気配が完全に消えたのを感じ取ると、膝の力が完全に抜けた。
ガタンッと、半分転ぶように階段に座り込んでしまう。
肩を抱くように両手を交差させ、ハァハァと息を切らす。
自分がしようとしている事の恐ろしさを考えると目に涙が溜まる。
生まれながら、教え込まれてきた事。それが人の道に反していることなど重々承知である。
だが、相坂の一族のためだ、と。逃げられぬ運命なのだ、と。
そう幼少より教え込まれた為、もはや引く道を持たない。
…………。
「出来ないよ……」
それでも、口から漏れるのはそんな言葉。
すでに一階は全て消灯し、階段も電気をつけづに上がってきてしまったので、家の中はほぼ真っ暗である。
私はその暗闇のなか、階段を上がってすぐのところにある、大窓から、月を見た。
満月に近づくそれは、黄沙の影響からか、赤く濁っており、不吉な印象を与える。
その月に光の中、
「……水樹を私の変わりに殺すなんて、出来ないよ」
消え入るような声で私はそうつぶやいた。
32小説男:2008/04/28(月) 22:07:08.80 ID:wBWNGiDH0
>>29
そうだな。
サンクス添削人。

4章おわったーorz
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:08:49.71 ID:irVZPcyt0
てか添削人と>>1のスレじゃねえかw
34添削人:2008/04/28(月) 22:09:20.42 ID:rJVI69+l0
>風呂からも上がって、部屋のベッドに横になった僕はまた様々なことに思考をめらせていた。
↑「めらせて」タイプミス→「めぐらせて」。
>良く考えれば、不思議な点は山ほどある。
>真琴の計画と言う言葉、スーツの男、真琴の動揺、四日と書かれた朱色の和紙。
>あの紙を見た時、スッと消えてしまった不安は、時間が立つ中でどんどんと大きさを増していた。
↑「消え」た不安が「大き」くなるとはこれ如何に?
書くならば
あの紙を見た時、スッと消えてしまった不安は、時間が立つ中でまたも芽生えてき、どんどんと大きさを増していた。
とかかな。
>もう一度良く考えてみろ。
>真琴が転校してから言った言葉に、思考をめぐらせる。
>トイレではなんと言った?明らかに動揺していた時にはなんと言った?帰宅途中では?食事の合間は?
>思い出す。
>薄れてしまった記憶を一つ一つたどっていく。
35添削人:2008/04/28(月) 22:10:05.06 ID:rJVI69+l0
>>33
そんな悲しいこと言わずに君も叩いてあげたまえ
36小説男:2008/04/28(月) 22:11:05.39 ID:wBWNGiDH0
>>33
叩いてくれると嬉しいんだぜ。
添削人は文法をしてきてくれるから、物語をもっとこういう風にしたらいい。とか。
37小説男:2008/04/28(月) 22:13:49.63 ID:wBWNGiDH0
ちょっとコンビニに栄養ドリンク買いに行って来るわ。
15分くらいで戻る。
38添削人:2008/04/28(月) 22:16:08.09 ID:rJVI69+l0
>両性の中間に立ち、聡明な人間。
↑問題の表現……。
俺的には雄性雌性の積集合に位置し、かつ聡明な〜、とかが良いが合わないな。
う〜ん。
両性の考えを持ち合わせ、かつ聡明な人間。
とかか。
>地上げ屋さんなんだけど、良く来るんだよ。
>かかわらねぇ方が良いぞ。
>来週、か。うん、そうだね。
>……。
>おかしな点があるとしたらこれくらいだろうか。
>まず、一番おかしいのは地上げ屋さんは良く来ると言った事だ。
>真琴が学校に来始めたのが3日前。その時に、網谷先生は2日前にこっちに引っ越してきたと言っていた。(後付です)
>なら、結構良くと言う表現は的確なのだろうか。
↑「結構良く」?
意味が重複してるし結構は要らないな。
だから
なら、良くと言う表現は的確なのだろうか。
かな。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:17:48.92 ID:irVZPcyt0
>風呂からも上がって、部屋のベッドに横になった僕はまた様々なことに思考をめらせていた。
>↑「めらせて」タイプミス→「めぐらせて」。
開く必要はない
>良く考えれば、不思議な点は山ほどある。
>真琴の計画と言う言葉、スーツの男、真琴の動揺、四日と書かれた朱色の和紙。
と言う言葉は必要ない。
>あの紙を見た時、スッと消えてしまった不安は、時間が立つ中でどんどんと大きさを増していた。
>↑「消え」た不安が「大き」くなるとはこれ如何に?
>書くならば
>あの紙を見た時、スッと消えてしまった不安は、時間が立つ中でまたも芽生えてき、どんどんと大きさを増していた。
んな事よりハッとかスッとかをちゃんと言葉として表せ、スッなんか一瞬でと置きかえれる

>>1の文章力はいわずもがなだが、添削人も全然添削出来てない
40小説男:2008/04/28(月) 22:19:56.55 ID:wBWNGiDH0
コンビニ定休日だったorz

外さっむ。氷点下だわ。
41小説男:2008/04/28(月) 22:21:31.44 ID:wBWNGiDH0
>>39
やっぱりオノマトペって嫌われるのか?
結構使っちゃうんだよね。
42添削人:2008/04/28(月) 22:24:01.49 ID:rJVI69+l0
オロCうめえwww

>まず、真琴が女装をしているのはいったいどういう事なのだろうか。
>体育の授業は気づいたら着替えていたが、トイレなんかは普通に女子便所の方へ平気な顔をして入っていく。
↑「体育の授業は〜」このままだと「体育の授業」さんが着替えてる、てことになりかねないから、係助詞の「は」に主格ではなく(体育の時間という)時・場所・対象の範囲を限定する意を持たせるためにも格助詞「に」を補って
体育の授業の時には気づいたら着替えていたが、トイレなんかは普通に女子便所の方へ平気な顔をして入っていく。
とかのが良いなあ。
>まぁ、これに着いて僕が何か言うことはないけれど。
↑「何か言うことはない」というか自分の立場的にいえないのだから
まぁ、これに着いて僕が何か言う筋合いはないのだけれど。
かな。
>それにしても慣れって怖い。こうやってしっかりと考えるまで、真琴が男だと言うことを完全に失念していた。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:24:30.56 ID:d12kZOC30
コンビニが定休日・・・?
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:24:35.65 ID:irVZPcyt0
>>41
嫌われるというか別に使う必要ないと思うよ、この場面では。
ただ個人的には嫌い、スッか一瞬でどっちがいいかは書き手の自由だからね
どっちがいいと思う?どっちでもいいと言えばいいんだけどね
45小説男:2008/04/28(月) 22:26:00.04 ID:wBWNGiDH0
>>42
知っているか?田舎のコンビには定休日があるんだぜ?
家の自動販売機に売ってるもの飲み飽きたorz
46添削人:2008/04/28(月) 22:26:38.69 ID:rJVI69+l0
>>41
オノマトペは個性だ
俺は気にしない

俺ふが指摘するのは文法とかだけだから、気になるなら小説男の裁量で判断するのが良いよ
47小説男:2008/04/28(月) 22:26:53.69 ID:wBWNGiDH0
>>44
なるほど。
一瞬とか、とりあえず多様するのはやめるわ。
指摘してくれてありがとうな。

んじゃ5章書き始めるか。
あ、そろそろ題名募集www
48添削人:2008/04/28(月) 22:29:05.50 ID:rJVI69+l0
>>39
あと「全然添削出来て」いないというなら代わりにやってあげてくれ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:29:29.29 ID:d12kZOC30
卵酒とかでいいんじゃねえの

>>39
添削人は添削というよりむしろ校正しかしてないからな
50添削人:2008/04/28(月) 22:32:46.43 ID:rJVI69+l0
>>49
まあ、言われるとそうだなwww
校正人に変えるか……

>……。
>「だー!悩むの止めた!!もうやだ、電話して聞く」
>もやもやと悩んでいるなんて女々しい事はやめる。直球勝負だ。
>嘘をついているなら、しっかりと話して欲しい。どんなことでも受け止める。
>そう言う所も含め、真琴のことが好きになりたい。
>真摯にそう思い、携帯電話を取った。
>今日教えてもらったばかりの電話番号を探し、電話機のマークをプッシュ。
>そして、少し間があった後、ディスプレイはcallingを示し、次いで通話中へとすぐに変わった。
↑やっぱ、句点が多いかな。
なので
そして少し間があった後、ディスプレイはcallingを示し次いで通話中へとすぐに変わった。
とか。
まあ、句点も個性だけど。

なので特に問題ナシ。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:34:45.77 ID:d12kZOC30
ちょっと言葉が足りなかったから補足しとくけれど
本格的な添削をすると添削人の文体を強制するようになってしまう。俺は好かん
個性も潰すしな。均一化は熱的な死
52添削人:2008/04/28(月) 22:34:57.88 ID:rJVI69+l0
>「もしもしー水樹?」
>僕から電話をかけたこと嬉しかったのか、真琴の楽しげな声が聞こえてくる。
>「あ、真琴?今大丈夫?」
>「うん、大丈夫大丈夫。どうしたの?」
>「ちょっと聞きたい事があってさ。いいかな?」
>「いいよいいよー。聞いて聞いて」
>「あの、答えづらい事だったら別に良いんだよ。でもさ、嘘はつかないでね」
>そう言うと、僕はまず一番最初に聞かなければいけない事を真琴に尋ねた。

うん、モウマンタイ
53小説男:2008/04/28(月) 22:35:36.93 ID:wBWNGiDH0
いつもより早めにセットした携帯のアラームが、深い眠りに入っていた意識を一気に覚醒させる。
携帯を手探りで探すと、音を止めるために適当にボタンを連打する。
それによって、やかましく鳴り響いていた電子音は沈黙する。
……。
「二度寝しちゃ。駄目だ」
意思によってなんとか体を起こした。
……。
だが、しっかりと背を伸ばしているわけではないので、重心が揺らぎ、また布団に倒れこむ。
が。
ゴンッ。
頭を先ほど適当に置いた携帯に強打。
「ッ!」
反射的にビクッと身を起こした。
その痛みで、意識は3回目の覚醒を迎え、やっとのことで睡魔から逃げ切ることが出来た。
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:35:40.98 ID:Mm53Mz3F0
次いで〜すぐにの流れがもさっとしてるから

ディスプレイはcallingを示し直ぐに通話中へと変わった

だけで良いと思う。
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 22:37:11.17 ID:HhiQqTefO
添削人(苦笑)偉そうに何やってんの^^;
56小説男:2008/04/28(月) 22:37:52.04 ID:wBWNGiDH0
>>添削人
添削人は添削人であってくれ。
まじで。お前の力が無かったらここまで来てないってマジで思うから。

>>51
叩いてくれるのは嬉しいぜ。
どんどん頼む。
57小説男:2008/04/28(月) 22:38:40.16 ID:wBWNGiDH0
>>55
偉そうにとか、そういうのは良いから。


まぁ、VIPだし煽りは仕方が無いが。
58小説男:2008/04/28(月) 22:45:29.14 ID:wBWNGiDH0
「……んーッ」
伸びをして、起きる体制を作る。
今日は、昨晩の事もあったので、早く起きて真琴の家に行く事にしたのだ。
早起きの母は既に起きているはずだし、朝飯をねだっても、すぐに作ってくれるはずだ。
僕は着替えは後にして、トイレを経由してから台所へと向かった。
「おはよー」
「あら、今日は早いのね」
「ちょっとね。友達の家に迎え行くから」
母さんはクスッと微笑すると、
「素直に彼氏って言えば良いのに」
と踵を返し、朝食を作るためにエプロンをして味噌汁に火をかける。
トントントンと、キャベツを刻みトマトを乗せ。簡単なサラダを作り、ご飯をよそり。
素早い動作で全てを机の上に並べ挙げた。
「ほら、食べるなら早く食べちゃいなさい」
そう言って、自分も席についた。
59添削人:2008/04/28(月) 22:50:08.62 ID:rJVI69+l0
>「四日」
>それは3つのひらがなが作るその言葉は、電話のマイクがうまく拾ってくれたか気になる程の小さいつぶやきだった。
↑「それは〜その言葉は、〜」て中称の指示代名詞「そ」が連なってる。
この場合、最初の「その」はいらないかな。
あと、この小説は一人称だから主人公の発した「その言葉は、〜つぶやきだった」て客観視するのも可笑しいかな。
なので、
3つのひらがなが作るその言葉を、電話のマイクがうまく拾ってくれたか気になる程の小声でつぶやいた。
ていう能動的な文のが良いかと。
>だが、ガシャンと、電話の向こうからは落下音が聞こえてくる。
>電話が落ちたのか、何か真琴が手に持っていたものが落ちたのか。
>それを知るすべは無いが、真琴が何かを話し始めるのを僕は静かに待つ。
>少し間があった後、真琴はゆっくりとしゃべり始めた。
>「ごめん、水樹。私、水樹に嘘ついてたことあった」
>「それはいいから。誰だって嘘はつくよ。でもさ、それを含めて僕は真琴を好きになりたいんだ。だから隠し事はしないでくれないか?」
>間髪開けずに素直な気持ちを真琴に告げる。
>僕は真琴を追い詰めたいわけじゃない。そう言った意味として伝わってくれれば良いと、願った。
60添削人:2008/04/28(月) 22:52:50.02 ID:rJVI69+l0
>「家の、代引継ぎがあるんだ」
>「え?」
>聞きなれない言葉に、それがどう言った意味なのかわからず聞き返す。
>「あのね、うちさ結構なお金持ちなんだよ。古くからの大地主みたいな。隣町の山の中腹にある相坂って地名知らないかな?」
>そういえばそんな地名があったはずだ。
>と、言うか、地名というより連なる山々が、昔相坂山って呼ばれてたと、婆ちゃんから聞いたことがあった。
↑句点の数が多い、かな。
>「で、その代引継ぎまでの期間が、後四日なんだ。実は今日居た人も、うちの分家の人で、私のお世話役みたいな人。代を引き継ぐってのは凄く、すごーく大変な式とかがいっぱいあってね。だから、さ」
>なるほど。真琴の言いたいことは大体わかった。
>僕みたいな一凡人からしてみれば、金持ちというだけで印象が変わってしまうかも知れない、と。そう真琴は考えていたのだろう。
>だから出来るだけ嘘をつき、穏便にすませ、何も無かったかのように終わらせたかった。
>きっとそういうことなんだ。

ほうほう、問題ナシ
61小説男:2008/04/28(月) 22:53:12.21 ID:wBWNGiDH0
僕は手をあわせてから、味噌汁や、サラダを口に運ぶ。
それらは食材や、手間を考えると、真琴の手料理には程遠いと言った感じだったが、慣れ親しんだ母味という奴を感じることが出来た。
そう考えながら、
「ん。おいしい」
言うと、新聞に目を通しながら紅茶を口に運んでいた母が驚く
「めずらしい事言うわね」
それには笑って返し、少し急いで朝ごはんを食べつくす。
「ごちそうさま」
食器を流しまで運び、急いで部屋へと行き、着替えを済ます。
時間はまだ7時20分。
間に合う間に合う。
僕は久しぶりに笑顔で、女のものの洋服に腕を通した。
62添削人:2008/04/28(月) 22:54:55.62 ID:rJVI69+l0
>「なるほど、そういうことだったんだ」
>「……ごめん。嘘をついちゃって」
>「いいんだよ。真琴の気持ちは全部じゃないけど、なんとなくわかるから」
>「ありがと。水樹」
>少し落ち込んだように話す真琴を元気付けるために、笑いながら、
>「ったく、ひどいぞ。せっかくカップルになったわけなんだし。隠し事は無しでいこう?」
>そう言った。
>「……うん。そうだね。ありがとう」
>「うん。じゃあ、気にしなくて良いよ。僕は全然気にしないから」
>「……うん。じゃあ、本当にありがとうね」
>「いいっていいって。気にしないでな。じゃ、お休み」
>「お休み」
>僕は、ピッとボタンをプッシュし、電話を切った。

問題ないよー
63小説男:2008/04/28(月) 22:55:18.27 ID:wBWNGiDH0
>>60
句読点を使うのがどうも苦手でな。増えちゃうんだよ。
書くに当たって出来るだけ考えてつけてるんだけど。
、はどんどん指摘してくれ。
64添削人:2008/04/28(月) 22:59:59.78 ID:rJVI69+l0
>ちょっと真琴を落ち込ませてしまったのは残念だが、これでよかったんだ。
>真琴の秘密を聞けたんだ、なんとなく一気に距離が縮まった気がした。
>「ん〜。よかった」
>僕は、机の上に携帯電話を置くと、勢い良くベッドに倒れこんだ。
>ボスンッとベッドが体を受け止める。
>……。
>そのまま僕は幸せな気分のまま、眠りに落ちていった。
↑「そのまま〜気分のまま、〜」
「まま」「まま」と状態が保たれた意を表す接続助詞「まま」が重複してる。
なので
そのまま僕は幸せな気分で、眠りに落ちていった。
かな。
65小説男:2008/04/28(月) 23:03:17.50 ID:wBWNGiDH0
「いってきまーす」
「気をつけてねー」
玄関で大きな声で言うと、台所から声が聞こえてくる。
靴を履き、外に出る。
気持ちの良い秋晴れの中、少し早足で真琴の家に向かった。
とりあえずまず合ったら謝らないとな。
そう考えながら、近所の人に挨拶をしつつ、真琴の家までたどり着いた。
時刻は7時40分。
もう真琴なら用意を済ませているだろう。
そう思って、扉を開いた。
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 23:03:48.10 ID:YOlVvrw7O
あれこれ重複が多すぎる
表現じゃなくただの説明になっている
67添削人:2008/04/28(月) 23:05:50.49 ID:rJVI69+l0
>水樹から「四日」という言葉を聞いたとき、体の全ての力が抜けた。
>手から携帯がガシャンと音を立てて落ち、体は壁に寄りかかって、何とか立つ。
↑解り難いし、ちょっと叙述の順番がおかしいかな。
「 ガシャンと音を立てて落ち」るんじゃなくて、落ちてからガシャンと音を立てる。
あと、「体が〜」の部分も説明不足だから
手から落ちた携帯がガシャンと音を立て、よろめいた体は壁に寄りかかり何とか立っていた。
とか。
>どこまで本当の事を言えば信じてもらえるか。頭をフル回転させ考える。
>そして、口から出た話は、90パーセント以上本当の事だった。
>…………。
>「最低だ。私」
>電話を切ってから、完全に力を抜き、ペタンと床に座り込んでしまった。
>90パーセント本当の話というのは、10パーセントは嘘だと言うことだ。
>しかもその10パーセントは、一番重要な部分。常人に話しても物語の一つとして片付けられてしまうような話。
>だが、水樹は私の話した嘘を本当の話だと信じ、しかもやさしい言葉をかけてくれた。
>…………。
>「やはり、このような結果となりましたか」
>闇から聞こえるは、神慈の声だった。
>「発言は、許していません」
↑動揺、狼狽している時にいきなりの登場だから、
「やはり、このような結果となりましたか」
闇から聞こえるは、神慈の声だった。
「……発言は、許していません」
と、間を持たせた方が良いのでは。
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 23:07:06.45 ID:J/ksxT60O
>>66
まあ、たしかにそうっちゃそうかもな
69小説男:2008/04/28(月) 23:08:06.20 ID:wBWNGiDH0
「真琴ー」
玄関に立ち、呼ぶ。
……。
あれ?
返事が無い。
「真琴ー」
もう一度呼び、少し待つがやはり返事が無かった。
靴があるのを見ると、まだ出ては学校へは行ってないようだ。
「上がるよー。上がっちゃうよー」
家へと上がり、居間や台所を除くが、そこに真琴の姿は無い。
二階で着替えてるのかな?
寝室へと行くため階段を上り、二階へと足を運ぶ。
「真琴ー」
寝室のドアを開けると、やっと真琴の姿を見つけた。
70添削人:2008/04/28(月) 23:10:25.59 ID:rJVI69+l0
>神慈は、発言の許可を取らずに口走ってしまったことに、ハッと顔を上げるが。
>「許します」
>と、言う私の言葉を聞いて、また頭を下げる。
>「寛大なるお心。感謝いたします」
>私は何とか足の力を取り戻し、壁に手を付きながらだが、立ち上がる。
>下の者が目の前に居る以上、上に立つ人間が膝を床についているわけにはいかない。
>「網谷は始末したんですか?」
>「……はい」
>「共に我が家への従者となるため訓練を受け、兄弟以上の存在となった者を殺すのはつらいことですか?」
>「……はい」
>素直な神慈の言葉に、私はスッと虚空を仰ぐ。
>「今日はもういいです。お帰りください」
>「御意」
>神慈は何か言いたそうな顔をするが、私が発言をする許可を出さず、寝室への階段を上り始めると、いつの間にか消えていた。
↑「〜出さず、寝室への〜」は一連の動きだし
神慈は何か言いたそうな顔をするが、私が発言の許可を出さないまま寝室への階段を上り始めると、いつの間にか消えていた。
とかさ。
71小説男:2008/04/28(月) 23:14:13.81 ID:wBWNGiDH0
>>66
確かにそういわれればそうだ。注意する。

真琴は着替えているどころか、まだネグリージェのまま、ベッドの中にも入らず何もかけないで寝ていた。
「まったく……」
目を見てみれば少し腫れているし、目の下にはうっすらとクマが出来ている。
その姿を見れば、昨日のあの電話の後色々考えて寝れず、意識が自然と消えてしまうかなり夜遅くまで起きていただろう事が見て取れた。
もう時間も時間なので、起こさないといけなかったが、その姿が痛々しく、なんとなく声がかけづらい。
ベッドの端に座り、長い黒髪をなでる。
「真琴?」
その簡単な動作で、真琴はうっすらと目を開けた。
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 23:16:32.26 ID:m5cPnN73O
>>69
 また、勝手に直した。下手でごめん。
 「真琴ー」玄関に立ち、呼ぶ。しかし、返事が無い。
 もう一度呼び、少し待つがやはり結果は同じであった。
 靴があるのを見ると、まだ出ては学校へは行ってないようだ。
「上がるよー。上がっちゃうよー」
 勝手しりたる他人の家。上がり込むと、居間や台所を除く。だが、そこに真琴の姿は無い。
 二階で着替えてるのかななどと思い、寝室へと行くため階段を上る。
「真琴ー」
 寝室のドアを開けると、やっと真琴の姿を見つけた。
73添削人:2008/04/28(月) 23:16:45.55 ID:rJVI69+l0
>元々無いに等しい、神慈の気配が完全に消えたのを感じ取ると、膝の力が完全に抜けた。
>ガタンッと、半分転ぶように階段に座り込んでしまう。
>肩を抱くように両手を交差させ、ハァハァと息を切らす。
>自分がしようとしている事の恐ろしさを考えると目に涙が溜まる。
>生まれながら、教え込まれてきた事。それが人の道に反していることなど重々承知である。
>だが、相坂の一族のためだ、と。逃げられぬ運命なのだ、と。
>そう幼少より教え込まれた為、もはや引く道を持たない。
>…………。
>「出来ないよ……」
>それでも、口から漏れるのはそんな言葉。
>すでに一階は全て消灯し、階段も電気をつけづに上がってきてしまったので、家の中はほぼ真っ暗である。
↑係助詞「も」を使い電気がついてないことを示したいなら、
すでに一階は全て消灯し、階段の電気もつけづに上がってきてしまったので、家の中はほぼ真っ暗である。
とかのが良いかな。
>私はその暗闇のなか、階段を上がってすぐのところにある、大窓から、月を見た。
>満月に近づくそれは、黄沙の影響からか、赤く濁っており、不吉な印象を与える。
↑句点の多用。
>その月に光の中、
↑「月に光の中」?おそらくタイプミスだと思うが
月の光の中
も「の」の多用がちょっと煩わしいので
窓から注ぐ月光の中、
とかかな。
>「……水樹を私の変わりに殺すなんて、出来ないよ」
>消え入るような声で私はそうつぶやいた。
74小説男:2008/04/28(月) 23:22:05.91 ID:wBWNGiDH0
「……水樹?」
焦点が定まらない目でも、しっかりと僕の顔を見て、
「ごめんね」
そう、真琴は言った。
「大丈夫。気にしてないから」
真琴は何か言いたそうに口を開くが、だいぶ意識が覚醒してきたのか、半開きの口を閉じてしまう。
「ほら、早く着替えな。もう時間無いよ。朝は購買か学食だね」
そう注意を促すと、真琴は時計を見て、
「ッ!本当だ!!もうこんな時間!?」
素直に驚く。
バタバタとあわてながらネグリージェを脱ぎ捨て、着替えていく。
珍しく慌てる真琴を見て笑いながらも、ネグリージェを脱いだ時にパンツが一瞬見え。
こいつ、やっぱり男なんだな、と、忘れていた事を思い出す。
75添削人:2008/04/28(月) 23:26:38.69 ID:rJVI69+l0
>いつもより早めにセットした携帯のアラームが、深い眠りに入っていた意識を一気に覚醒させる。
>携帯を手探りで探すと、音を止めるために適当にボタンを連打する。
>それによって、やかましく鳴り響いていた電子音は沈黙する。
↑文末が「る」「る」「る」はくどいかな。
なんで3行目は
それによって、やかましく鳴り響いていた電子音は沈黙した。
とか。
>……。
>「二度寝しちゃ。駄目だ」
>意思によってなんとか体を起こした。
>……。
>だが、しっかりと背を伸ばしているわけではないので、重心が揺らぎ、また布団に倒れこむ。
>が。
>ゴンッ。
>頭を先ほど適当に置いた携帯に強打。
>「ッ!」
>反射的にビクッと身を起こした。
>その痛みで、意識は3回目の覚醒を迎え、やっとのことで睡魔から逃げ切ることが出来た。
76添削人:2008/04/28(月) 23:33:39.38 ID:rJVI69+l0
>「……んーッ」
>伸びをして、起きる体制を作る。
↑「体制」てのは組織や仕組みのこと。
この場合は
伸びをして、起きる態勢を整える。
かな。
>今日は、昨晩の事もあったので、早く起きて真琴の家に行く事にしたのだ。
>早起きの母は既に起きているはずだし、朝飯をねだっても、すぐに作ってくれるはずだ。
>僕は着替えは後にして、トイレを経由してから台所へと向かった。
>「おはよー」
>「あら、今日は早いのね」
>「ちょっとね。友達の家に迎え行くから」
>母さんはクスッと微笑すると、
>「素直に彼氏って言えば良いのに」
>と踵を返し、朝食を作るためにエプロンをして味噌汁に火をかける。
>トントントンと、キャベツを刻みトマトを乗せ。簡単なサラダを作り、ご飯をよそり。
↑「〜、ご飯をよそり」?完了の助動詞「り」か。
ここは「よそう」も終止形「よそう」で良いかと。
なんで
トントントンと、キャベツを刻みトマトを乗せ、簡単なサラダを作り、ご飯をよそう。
かな。
>素早い動作で全てを机の上に並べ挙げた。
>「ほら、食べるなら早く食べちゃいなさい」
>そう言って、自分も席についた。
↑「自分」て誰?
この場合必ずしも自明じゃないから
そう言って、母も席についた。
かな。
77小説男:2008/04/28(月) 23:37:38.03 ID:wBWNGiDH0
その日もいつもと同じように、生活リズムの中に組み込まれた『学校』という時間が過ぎていくと思っていた。
しかし、いつもとはちょっと違う、珍しい事が起きたのだ。
朝、本鈴ギリギリに教室に入ると、網谷先生ではなく、あまり見ることは無い副担任の若い先生が教壇に立っていた。
最初は網谷先生が出張か何かで休みになるのだろうと高をくくっていたが、どうやらそうではないらしい。
「網谷先生は、転勤になりました」
と、朝のホームルームで副担任が告げ、教室は騒然となる。
一番騒いでいたのは日村であり、「ちゃんと説明しろ!!」と副担任に食って掛かっていた。
だが、副担任も事務連絡としての情報しか持ってないのか、何を聞いてもしっかりとした回答は帰ってこず、結局その話は1時間目が始まると同時に終わってしまった。
もちろんその事態は僕にとっても驚きのことであり、
「いきなり転勤なんてありえるのかな?」
と、隣の真琴に小声で話しかける。


ああー。なんか5章入ってからかなり説明文っぽい口調になってきてる。
78添削人:2008/04/28(月) 23:37:54.40 ID:rJVI69+l0

>僕は手をあわせてから、味噌汁や、サラダを口に運ぶ。
>それらは食材や、手間を考えると、真琴の手料理には程遠いと言った感じだったが、慣れ親しんだ母味という奴を感じることが出来た。
↑一応、水樹は「男」なんだし
お袋の味
で良いかと。
>そう考えながら、
>「ん。おいしい」
>言うと、新聞に目を通しながら紅茶を口に運んでいた母が驚く
↑読点。
>「めずらしい事言うわね」
>それには笑って返し、少し急いで朝ごはんを食べつくす。
↑特に量が多いワケでもないし、わざわざ「つくす」という表現を使う必要もないかと。
なので
それには笑って返し、少し急いで朝ごはんを食べ終える。
とか。
>「ごちそうさま」
>食器を流しまで運び、急いで部屋へと行き、着替えを済ます。
>時間はまだ7時20分。
>間に合う間に合う。
>僕は久しぶりに笑顔で、女のものの洋服に腕を通した。
79小説男:2008/04/28(月) 23:42:00.95 ID:wBWNGiDH0
「結構あるんじゃない?」
クラスの中では、一番先生ともなじみが浅い真琴はそう返す。
……ある。のかなぁ。
まぁ、僕の世界としては小学校6年と中学校3年しか学校生活が無いわけだし。
そう言ったケースに遭遇してないからといって、無いと決め付ける事も出来ない。
その話は、休み時間などもズルズルと尾を引いていたが、結局要領を得る回答が誰からも得られないため、皆の中で「そういうこともあるんだな」という結論に達したのだ。
80添削人:2008/04/28(月) 23:45:11.07 ID:rJVI69+l0

>「いってきまーす」
>「気をつけてねー」
>玄関で大きな声で言うと、台所から声が聞こえてくる。
↑「〜で〜で言うと、〜」。
動作・作用に関する格助詞「で」の重複。
それから、文末の「〜くる」。
これは補助動詞の「くる」で動作が進行し、また、事態が推移する意を表す。
なので、玄関で大声をだせば、必ず返事がくる。という意味でも捉えられる。
なのでこの場合は
玄関で大声を張り上げると、台所から声が聞こえてきた。
のが良いかと。
>靴を履き、外に出る。
>気持ちの良い秋晴れの中、少し早足で真琴の家に向かった。
>とりあえずまず合ったら謝らないとな。
↑「合ったら」誤変換→「会ったら」。
>そう考えながら、近所の人に挨拶をしつつ、真琴の家までたどり着いた。
>時刻は7時40分。
>もう真琴なら用意を済ませているだろう。
>そう思って、扉を開いた。
81添削人:2008/04/28(月) 23:49:39.99 ID:rJVI69+l0
>「真琴ー」
>玄関に立ち、呼ぶ。
>……。
>あれ?
>返事が無い。
>「真琴ー」
>もう一度呼び、少し待つがやはり返事が無かった。
>靴があるのを見ると、まだ出ては学校へは行ってないようだ。
↑「〜出ては学校へは〜」、重複だね。
なので
靴があるのを見ると、まだ出てはいないようだ。

靴があるのを見ると、まだ学校へは行ってないようだ。
のどっちかにすべし。
>「上がるよー。上がっちゃうよー」
>家へと上がり、居間や台所を除くが、そこに真琴の姿は無い。
>二階で着替えてるのかな?
>寝室へと行くため階段を上り、二階へと足を運ぶ。
>「真琴ー」
>寝室のドアを開けると、やっと真琴の姿を見つけた。
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/28(月) 23:52:34.92 ID:J/ksxT60O
83小説男:2008/04/28(月) 23:53:48.81 ID:wBWNGiDH0
帰り道で、今日はゴタゴタがあり、真琴にしっかりと謝っていない事を思い出した。
やはり真琴は朝から元気があまり無く、どこかボーッとした表情を時折見せている。
「ねぇ真琴?」
「ん? 何?」
「今日、真琴の家行っていいかな?」
そう言うと、真琴の顔が一瞬明るくなる。
だが、それはあくまで一瞬に過ぎず、すぐに困ったような表情になり、何かを考えるかのようにうつむいてしまった。
僕はあせらず、言葉が返ってくるのを待つ。
「……いいよ」
「本当?」
よしっ!と、心の中でガッツポーズを決めながら、なんとなく許してもらえた気になる。
「じゃあ、何とかお母さん説得してみるね」
携帯電話を鞄から取り出し、母親の番号をコールする。
ほどなくして、母親が「もしもし」と、電話を取った。
84添削人:2008/04/28(月) 23:58:15.37 ID:rJVI69+l0
>>82
了承した

>真琴は着替えているどころか、まだネグリージェのまま、ベッドの中にも入らず何もかけないで寝ていた。
↑細かいことだが、真琴がネグリージェではないので
まだネグリージェ姿のまま
とか
まだネグリージェのままの姿で
とか。
>「まったく……」
>目を見てみれば少し腫れているし、目の下にはうっすらとクマが出来ている。
>その姿を見れば、昨日のあの電話の後色々考えて寝れず、意識が自然と消えてしまうかなり夜遅くまで起きていただろう事が見て取れた。
↑また、強烈な表現だな。
まず「かなり夜遅く」は「深夜」でおk。
それから「〜意識が自然と消えてしまうかなり夜遅くまで〜」の部分だが「かなり」をどけると
意識が自然と消えてしまう夜遅くまで
となる。違和感があるので
その姿を見れば、昨日のあの電話の後色々考えて寝れず、意識が自然と消えてしまうほどの深夜まで起きていただろう事が見て取れた。
とか。
>もう時間も時間なので、起こさないといけなかったが、その姿が痛々しく、なんとなく声がかけづらい。
>ベッドの端に座り、長い黒髪をなでる。
>「真琴?」
>その簡単な動作で、真琴はうっすらと目を開けた。
85添削人:2008/04/28(月) 23:58:35.69 ID:rJVI69+l0
>>82
了承した

>真琴は着替えているどころか、まだネグリージェのまま、ベッドの中にも入らず何もかけないで寝ていた。
↑細かいことだが、真琴がネグリージェではないので
まだネグリージェ姿のまま
とか
まだネグリージェのままの姿で
とか。
>「まったく……」
>目を見てみれば少し腫れているし、目の下にはうっすらとクマが出来ている。
>その姿を見れば、昨日のあの電話の後色々考えて寝れず、意識が自然と消えてしまうかなり夜遅くまで起きていただろう事が見て取れた。
↑また、強烈な表現だな。
まず「かなり夜遅く」は「深夜」でおk。
それから「〜意識が自然と消えてしまうかなり夜遅くまで〜」の部分だが「かなり」をどけると
意識が自然と消えてしまう夜遅くまで
となる。違和感があるので
その姿を見れば、昨日のあの電話の後色々考えて寝れず、意識が自然と消えてしまうほどの深夜まで起きていただろう事が見て取れた。
とか。
>もう時間も時間なので、起こさないといけなかったが、その姿が痛々しく、なんとなく声がかけづらい。
>ベッドの端に座り、長い黒髪をなでる。
>「真琴?」
>その簡単な動作で、真琴はうっすらと目を開けた。
86添削人:2008/04/28(月) 23:58:59.18 ID:rJVI69+l0
スマソ
誤爆った
87小説男:2008/04/29(火) 00:01:51.97 ID:9nnPhIDs0
「あの、お母さん、相談なんだけど」
もしもしとも言わずに、そう話し始めると、母さんは電話の向こう側で大きくため息をついた。
「水樹。私はね、あなたをしっかり育ててきたつもりだから、こういうことを言うんだからね」
その言葉を聞いて、説得は難しいかな。と、思ったが、その続きは意外な物だった。
「あんた最近お父さんとあまり顔あわせてないから知らないでしょうけど。今日からお父さんは4日間出張よ」
「え?」
それがどういった事を意味しているのかわからず、聞き返す。
「四日間好きにしなさい。でも、それが終わったら当分は夜家から出さないからね」
その言葉には安堵と共に、母親がしっかりと自分を見てくれていると言うことに感激する。
「あの。お母さん」
「なに?まだ何か文句あるの?」
「本当にありがとう」
「ま、若い頃なんてそんな物よ。じゃ、色々と気をつけてね」
そう言って、母さんの方から電話を切った。
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 00:02:24.24 ID:WccTVUW80
普通は”ネグリジェ”じゃない?
まあ横文字の綴りなんて人それぞれだから、訂正する必要はないのかも知れないけど
89添削人:2008/04/29(火) 00:04:59.27 ID:Mjzl50TT0
>「……水樹?」
>焦点が定まらない目でも、しっかりと僕の顔を見て、
↑「でも」は接続詞ではなく、係助詞だからここは接続詞を用いて
焦点が定まらない目だったが、それでもしっかりと僕の顔を見て、
かな。
>「ごめんね」
>そう、真琴は言った。
>「大丈夫。気にしてないから」
>真琴は何か言いたそうに口を開くが、だいぶ意識が覚醒してきたのか、半開きの口を閉じてしまう。
>「ほら、早く着替えな。もう時間無いよ。朝は購買か学食だね」
>そう注意を促すと、真琴は時計を見て、
>「ッ!本当だ!!もうこんな時間!?」
>素直に驚く。
>バタバタとあわてながらネグリージェを脱ぎ捨て、着替えていく。
>珍しく慌てる真琴を見て笑いながらも、ネグリージェを脱いだ時にパンツが一瞬見え。
>こいつ、やっぱり男なんだな、と、忘れていた事を思い出す。
90小説男:2008/04/29(火) 00:05:24.88 ID:9nnPhIDs0
>>86
よくあるよくある。ドンマイファイト。
91添削人:2008/04/29(火) 00:05:43.35 ID:Mjzl50TT0
>>88
俺も思ったんだが……どうすべきか迷ってそのままにしてた
92小説男:2008/04/29(火) 00:08:09.69 ID:9nnPhIDs0
>>88>>89
ネグリジェなのか!
ネグリージェだと思ってた。
直しておくわ。

で、ちょっと休憩とらない?
10分くらい。
どう?添削人
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 00:09:51.59 ID:jt10Kr+f0
六年男がいると聞いてきますた
94添削人:2008/04/29(火) 00:11:21.69 ID:Mjzl50TT0
>>92
おkおk

>その日もいつもと同じように、生活リズムの中に組み込まれた『学校』という時間が過ぎていくと思っていた。
↑「その日」?今日?
まあ、どっちでも構わないけど。
>しかし、いつもとはちょっと違う、珍しい事が起きたのだ。
>朝、本鈴ギリギリに教室に入ると、網谷先生ではなく、あまり見ることは無い副担任の若い先生が教壇に立っていた。
>最初は網谷先生が出張か何かで休みになるのだろうと高をくくっていたが、どうやらそうではないらしい。
↑綱谷先生は既に休んでいる(HRに来ていない)のだから
最初は網谷先生が出張か何かで休みになったのだろうと高をくくっていたが、どうやらそうではないらしい。
かな。
>「網谷先生は、転勤になりました」
>と、朝のホームルームで副担任が告げ、教室は騒然となる。
>一番騒いでいたのは日村であり、「ちゃんと説明しろ!!」と副担任に食って掛かっていた。
>だが、副担任も事務連絡としての情報しか持ってないのか、何を聞いてもしっかりとした回答は帰ってこず、結局その話は1時間目が始まると同時に終わってしまった。
>もちろんその事態は僕にとっても驚きのことであり、
>「いきなり転勤なんてありえるのかな?」
>と、隣の真琴に小声で話しかける。
95小説男:2008/04/29(火) 00:11:29.53 ID:9nnPhIDs0
とりあえず、今の詳細。

【デスクトップ上容量】71,3KB
【原稿用紙(39x17行)】 94.8枚
【総文字数】 35872字
【行数】 1294行



……
中途半端だから、100枚までがんばるわ。
96添削人:2008/04/29(火) 00:12:48.45 ID:Mjzl50TT0
>>93
昼間は居たよ
今は残念ながら……
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 00:13:57.79 ID:jt10Kr+f0
>>96
>>1のテンプレが明らかにそれっぽいと思ったけど>>1とは別人なの?
98添削人:2008/04/29(火) 00:19:06.73 ID:Mjzl50TT0
>「結構あるんじゃない?」
>クラスの中では、一番先生ともなじみが浅い真琴はそう返す。
>……ある。のかなぁ。
↑読点→句点。
>まぁ、僕の世界としては小学校6年と中学校3年しか学校生活が無いわけだし。
>そう言ったケースに遭遇してないからといって、無いと決め付ける事も出来ない。
>その話は、休み時間などもズルズルと尾を引いていたが、結局要領を得る回答が誰からも得られないため、皆の中で「そういうこともあるんだな」という結論に達したのだ。
↑ここは「〜達したのだ」の「のだ」は準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」の連語。これはつまり、現在形だから、叙述的には過去形の「のだった」のが良いかと。
なので
の話は、休み時間などもズルズルと尾を引いていたが、結局要領を得る回答が誰からも得られないため、皆の中で「そういうこともあるんだな」という結論に達したのだった。
かな。
99小説男:2008/04/29(火) 00:19:33.83 ID:9nnPhIDs0
「水樹のお母さん。本当に良い人だね」
「うん。今それをすごいかみ締めてる」
本当に寛容な親でよかったと、真摯に思った。
夕日がちょうど山の向こうへと消えかかる寸前で、真琴の家の大門にたどり着く。
もう既に、この門を開けるのもずいぶんと慣れた。
また、ギィィィィィィィッという最初に聞いたときは耳障りだった音も、それはそれで良いものだと思えるようになった。
男(間違い)としてやはり、女の子(間違い)には門を開けてあげるものだろう。と、真琴の前に出て、門を開いてやる。
「さ、どうぞお嬢様」
そう言って、わざとらしく礼をすると、アハハッという、あの真琴の笑いを久しぶりに聞くことが出来た。
「そうそう。お前は笑ってないと」
僕も笑って、真琴と一緒に中へと入り、門を閉めてやる。
「うん。……うんッ!そうだね。笑ってようか」
真琴は門の中に入ると、そう言って再度アハハッと笑った。
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 00:19:43.37 ID:yVtHy9WF0
私の名前は・・・そうですね。Nです。
この度は100番目のレスを獲るために日本に
参りました。小説叩き?私には無理です。
私が来た目的は100番目のレスを・・・
皆さん頑張ってください。
(^ω^)/

            100get
101添削人:2008/04/29(火) 00:19:45.16 ID:Mjzl50TT0
>>97
ああ、別人らしい
昼過ぎあたりのトコ呼んでみれば?
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 00:21:20.01 ID:jt10Kr+f0
>>101
そっか、いや面倒だからいいわ
今度また見かけたときにでも覗いてみるよ、ありがとう
103小説男:2008/04/29(火) 00:21:34.11 ID:9nnPhIDs0
>>97
まったく別人だよ。
基本ROM専なもんで。
ちなみに小説書き初めて6年って書いたけど、なんか変な物語を作ってたのは小学校5年生くらいから。
だから実質、7年かな。8年目とも。
104添削人:2008/04/29(火) 00:21:57.72 ID:Mjzl50TT0
>帰り道で、今日はゴタゴタがあり、真琴にしっかりと謝っていない事を思い出した。
>やはり真琴は朝から元気があまり無く、どこかボーッとした表情を時折見せている。
>「ねぇ真琴?」
>「ん? 何?」
>「今日、真琴の家行っていいかな?」
>そう言うと、真琴の顔が一瞬明るくなる。
>だが、それはあくまで一瞬に過ぎず、すぐに困ったような表情になり、何かを考えるかのようにうつむいてしまった。
>僕はあせらず、言葉が返ってくるのを待つ。
>「……いいよ」
>「本当?」
>よしっ!と、心の中でガッツポーズを決めながら、なんとなく許してもらえた気になる。
>「じゃあ、何とかお母さん説得してみるね」
>携帯電話を鞄から取り出し、母親の番号をコールする。
>ほどなくして、母親が「もしもし」と、電話を取った。

No problem!!
105小説男:2008/04/29(火) 00:27:59.13 ID:9nnPhIDs0
家の中へと入り、靴を脱ぐと、
「よし。水樹、今日料理作るの手伝って!」
と僕を台所へと引っ張っていった。
「まてまて、僕料理苦手だぞ」
「いいのいいの。二人で作るほうが楽しいじゃん」
いきなり明るくなったな、と思いながらも、やはり真琴はこうで無ければいけない。
笑って、ちょっと無理やりな性格が真琴らしいのだ。
「おし、じゃあ失敗したら修正は頼むぞ」
「うん。任せて!」
台所で真琴からエプロンを借り、包丁なんて久しぶりに握るな、と考える。
後は、重要なところは全て真琴に任せ、
「じゃあ、このパイ生地伸ばしてー」
とか、
「これに塩かけて。あ、ドバッと。塩釜って言うの作るからさ。もっともっと」
とか、
「飾りつけはお願い。水樹のセンスで」
などなど。雑用的な事を真琴の指示を仰いで行っていった。
106添削人:2008/04/29(火) 00:31:56.22 ID:Mjzl50TT0
>「あの、お母さん、相談なんだけど」
>もしもしとも言わずに、そう話し始めると、母さんは電話の向こう側で大きくため息をついた。
>「水樹。私はね、あなたをしっかり育ててきたつもりだから、こういうことを言うんだからね」
>その言葉を聞いて、説得は難しいかな。と、思ったが、その続きは意外な物だった。
>「あんた最近お父さんとあまり顔あわせてないから知らないでしょうけど。今日からお父さんは4日間出張よ」
>「え?」
それがどういった事を意味しているのかわからず、聞き返す。
>「四日間好きにしなさい。でも、それが終わったら当分は夜家から出さないからね」
>その言葉には安堵と共に、母親がしっかりと自分を見てくれていると言うことに感激する。
↑うぅむ。
「その言葉には」の「には」は対象を表す連語(格助詞「に」+係助詞「は」)だから、正しくない。正確には「その言葉に」かな。
なので(細かいとこも修正して)
その言葉に安堵すると共に、母親がしっかりと自分を見てくれていると言うことに感激を覚えた。
とか。
>「あの。お母さん」
>「なに?まだ何か文句あるの?」
>「本当にありがとう」
>「ま、若い頃なんてそんな物よ。じゃ、色々と気をつけてね」
そう言って、母さんの方から電話を切った。

イイお母さんダナー
107添削人:2008/04/29(火) 00:37:47.94 ID:Mjzl50TT0
>「水樹のお母さん。本当に良い人だね」
>「うん。今それをすごいかみ締めてる」
>本当に寛容な親でよかったと、真摯に思った。
>夕日がちょうど山の向こうへと消えかかる寸前で、真琴の家の大門にたどり着く。
↑こんな、のほほ〜んとした雰囲気の時に「寸前」なんて緊迫した単語を出すのは良くないかな。
この場合は
夕日がちょうど山の向こうへと消えかかろうとする頃に、真琴の家の大門にたどり着いた。
とか。
>もう既に、この門を開けるのもずいぶんと慣れた。
>また、ギィィィィィィィッという最初に聞いたときは耳障りだった音も、それはそれで良いものだと思えるようになった。
↑接続詞の「また」は「OR」の意味しかないから、ここでは不適当。
だから
それに、ギィィィィィィィッという最初に聞いたときは耳障りだった音も、それはそれで良いものだと思えるようになった。
かな。
>男(間違い)としてやはり、女の子(間違い)には門を開けてあげるものだろう。と、真琴の前に出て、門を開いてやる。
>「さ、どうぞお嬢様」
>そう言って、わざとらしく礼をすると、アハハッという、あの真琴の笑いを久しぶりに聞くことが出来た。
>「そうそう。お前は笑ってないと」
>僕も笑って、真琴と一緒に中へと入り、門を閉めてやる。
>「うん。……うんッ!そうだね。笑ってようか」
>真琴は門の中に入ると、そう言って再度アハハッと笑った。
108小説男:2008/04/29(火) 00:39:29.75 ID:9nnPhIDs0
すったもんだで。
「できたー」
「かんせー」
だいぶ時間は掛かったが、かなり手の込んだ料理が完成した。
シェパードパイに、鯛の塩釜焼き、ミネストローネにカポナータ。
名前も初めて聞く料理がいくつかあるそれらは、本当に僕が手を貸して作ったのだろうかと思うほどの出来だった。
「水樹〜。料理下手だなんていって、ちゃんとできるじゃん」
「いやいやいや。どうかんがえても真琴の腕だろ。僕は飾りつけか、料理の味にあまり関係の無いところばっかりだから」
「そういうのも含めて料理ってのは料理っていうんだよ」
そう言って真琴は笑う。
「さ、じゃあ落とさないように運んで食べようか」
既に乗っけてある机があるんだから、ここで食べれば良いじゃないか、とも思うが、やはりあの居間で食べるほうが断然おいしいのだろう。
「よっ」
落とさないようにと、大皿を慎重に持ち上げると、やはりそれなりの重さはある。
これを真琴は一人で何皿も持って片付けてたのかと思えば、凄いとしか良いようは無い。
「気をつけてね」
そういう真琴はやはり片方づつの手に、大皿を乗っけて歩いていった。
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 00:41:04.23 ID:WccTVUW80
また【又】
??接?
@別の事柄をつけ加える語。その上に。それに加えて。さらに。かつ
110添削人:2008/04/29(火) 00:43:16.53 ID:Mjzl50TT0
>家の中へと入り、靴を脱ぐと、
>「よし。水樹、今日料理作るの手伝って!」
>と僕を台所へと引っ張っていった。
↑うん、確かに誰の動作かは自明なんだが……。
真琴て容れた方が……いや、どっちでも良いか。
>「まてまて、僕料理苦手だぞ」
>「いいのいいの。二人で作るほうが楽しいじゃん」
>いきなり明るくなったな、と思いながらも、やはり真琴はこうで無ければいけない。
↑「〜、と思いながらも、〜」。
「思いながら〜」てきたら、「思う」が動詞だから、後の文にも動詞が入らないといけない。
なので
いきなり明るくなったな、と思いながらも、やはり真琴はこうで無ければいけないとも、思った。
かな。
>笑って、ちょっと無理やりな性格が真琴らしいのだ。
>「おし、じゃあ失敗したら修正は頼むぞ」
>「うん。任せて!」
>台所で真琴からエプロンを借り、包丁なんて久しぶりに握るな、と考える。
>後は、重要なところは全て真琴に任せ、
>「じゃあ、このパイ生地伸ばしてー」
>とか、
>「これに塩かけて。あ、ドバッと。塩釜って言うの作るからさ。もっともっと」
>とか、
>「飾りつけはお願い。水樹のセンスで」
>などなど。雑用的な事を真琴の指示を仰いで行っていった。
111添削人:2008/04/29(火) 00:44:20.16 ID:Mjzl50TT0
>>109
スマソ
指摘thx

だってさ、小説男
訂正しといてくれ
112小説男:2008/04/29(火) 00:51:20.07 ID:9nnPhIDs0
全ての皿を居間に運び終えると、既に定位置となった席に座る。
「じゃあ」
真琴が音頭を取り
「いただきますッ」
「いただきまーす」
二人で手を合わせる。
母親が料理好きなのもあり、いつもは食べる側にいる分、自分で作ったものを食べるというのは本当に久しぶりだった。
作る喜びと、食べる喜び。その両方が相まって、
「うまッ」
と、素直な感想が出た。
「うん。さすが水樹。おしーよ」
「だろ?もっと褒めろ」
「む、やっぱり、私が作ったって事で」
そう言って真琴がアハハッと、笑い、つられるように僕も笑った。
113小説男:2008/04/29(火) 00:52:08.71 ID:9nnPhIDs0
>>109
指摘サンクス。
直しておくよ。

にしても。
94枚の状況から、6枚書くのに1時間近く掛かるんだ。
114添削人:2008/04/29(火) 00:55:47.06 ID:Mjzl50TT0
>すったもんだで。
↑巧いな……。
>「できたー」
>「かんせー」
>だいぶ時間は掛かったが、かなり手の込んだ料理が完成した。
>シェパードパイに、鯛の塩釜焼き、ミネストローネにカポナータ。
>名前も初めて聞く料理がいくつかあるそれらは、本当に僕が手を貸して作ったのだろうかと思うほどの出来だった。
>「水樹〜。料理下手だなんていって、ちゃんとできるじゃん」
>「いやいやいや。どうかんがえても真琴の腕だろ。僕は飾りつけか、料理の味にあまり関係の無いところばっかりだから」
>「そういうのも含めて料理ってのは料理っていうんだよ」
↑人物の会話にあれこれ言うのは良くないと思うが一応。
ここは「料理ってのは」は不要かな。
なので
「そういうのも含めて料理っていうんだよ」
かな。
>そう言って真琴は笑う。
115添削人:2008/04/29(火) 00:56:01.56 ID:Mjzl50TT0
>「さ、じゃあ落とさないように運んで食べようか」
>既に乗っけてある机があるんだから、ここで食べれば良いじゃないか、とも思うが、やはりあの居間で食べるほうが断然おいしいのだろう。
↑「既に乗っけてある机があるん〜」は「ある」「ある」の重複。
だから
既に机に乗っけてあるんだから、ここで食べれば良いじゃないか、とも思うが、やはりあの居間で食べるほうが断然おいしいのだろう。
とか。
>「よっ」
>落とさないようにと、大皿を慎重に持ち上げると、やはりそれなりの重さはある。
↑真琴との対比の為にも「両手で」っていう表現を補った方が良いかな。
それから「〜持ち上げると、〜」だけどこの接続助詞「と」は順当の接続(逆説もあるけど、普通は使わない)だから、ここは逆説の接続詞のが良いかな。
ようするに
落とさないようにと、両手で大皿を慎重に持ち上げるが、やはりそれなりの重さはある。
みたいな。
>これを真琴は一人で何皿も持って片付けてたのかと思えば、凄いとしか良いようは無い。
>「気をつけてね」
>そういう真琴はやはり片方づつの手に、大皿を乗っけて歩いていった。
116添削人:2008/04/29(火) 00:57:30.16 ID:Mjzl50TT0
>>113
そろそろまとめ時か?
117小説男:2008/04/29(火) 00:58:24.96 ID:9nnPhIDs0
初めて食べる物も多い中、それらには癖が無く、少し多いと思っていた料理はやはり二人で綺麗に食べ終えてしまった。
「ご馳走様でした」
「ごちそうさまー」


おっしゃ100枚!!
118添削人:2008/04/29(火) 00:58:37.28 ID:Mjzl50TT0
>全ての皿を居間に運び終えると、既に定位置となった席に座る。
>「じゃあ」
>真琴が音頭を取り
>「いただきますッ」
>「いただきまーす」
>二人で手を合わせる。
>母親が料理好きなのもあり、いつもは食べる側にいる分、自分で作ったものを食べるというのは本当に久しぶりだった。
>作る喜びと、食べる喜び。その両方が相まって、
>「うまッ」
>と、素直な感想が出た。
>「うん。さすが水樹。おしーよ」
>「だろ?もっと褒めろ」
>「む、やっぱり、私が作ったって事で」
>そう言って真琴がアハハッと、笑い、つられるように僕も笑った。

モーマンタイあるよ〜?
119添削人:2008/04/29(火) 00:59:19.83 ID:Mjzl50TT0
>>117
乙!!
問題もないよ
120小説男:2008/04/29(火) 01:06:36.82 ID:9nnPhIDs0
http://www.hsjp.net/upload/src/up16579.txt

出来た。
最後に微妙に足りなかったから、章のところの空白を二行にしたのは秘密。
121小説男:2008/04/29(火) 01:10:28.87 ID:9nnPhIDs0
とりあえず30分くらいまで保守しつつ休憩しましょう。
少し体動かしてきます。
122添削人:2008/04/29(火) 01:11:00.13 ID:Mjzl50TT0
うん、イインジャネ?
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 01:12:58.99 ID:WccTVUW80
いいねいいね
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 01:16:09.63 ID:z0uSFjKJ0
保守ぐらいなら役に立たせてもらおう。
125小説男:2008/04/29(火) 01:28:03.98 ID:9nnPhIDs0
ただいまー。
>>123>>124
保守サンクスー。

おしっこが赤い!!不思議!!
126小説男:2008/04/29(火) 01:34:42.26 ID:9nnPhIDs0
ゴンゴンッと、専用のハンマーで塩釜とやらを割って食べる、鯛の塩釜焼き。さまざまな野菜を甘酸っぱく煮込んだカポナータ。
初めて食べる物も多い中、それらには癖が無く、少し多いと思っていた料理はやはり二人で綺麗に食べ終えてしまった。
「ご馳走様でした」
「ごちそうさまー」
食べ始め同様、二人で合掌をする。
真琴が皿を片付け始めるので、手伝おうとすると、
「片付けは大変だから、休んでていいよー」
と、言われてしまった。
まぁ満腹で動く気がしないのは確かだ。
……。
擬態擬態とは言ってたけど。一応戸籍上の性別は女なわけだし、これでいいのか僕?
まぁ、今時家事は女の物と決め付けるのはよくないな、と、ジェンダー論的な見解にたどり着き、現実から目を背ける。
逃げの考えを展開していると、
「あ、水樹〜、もし良かったらお風呂入ってきてもいいよー」
と、台所から真琴が声をかけてきた。
127添削人:2008/04/29(火) 01:34:51.34 ID:Mjzl50TT0
>>125
ヤヴァイだろwww
128小説男:2008/04/29(火) 01:36:35.57 ID:9nnPhIDs0
>>127
いや、こんなに文字を見ながら考え続けたのは受験以来だからな。
……いや、受験勉強も連続でやったのは13時間くらいが最高だから。もしかしたら人生初かもwww

129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 01:37:50.76 ID:z0uSFjKJ0
>>128
俺人生でそんな集中したことねぇw ……
130添削人:2008/04/29(火) 01:38:33.57 ID:Mjzl50TT0
>>126
問題ナシ

>>128
受験勉強www
ナツイなwww
塾さぼって本ばっか読んでたわwww
131小説男:2008/04/29(火) 01:42:51.17 ID:9nnPhIDs0
お風呂か。
この家の風呂ならかなりの物が期待できるな。と、いつもは膝を折りつつ漬かっている風呂を家の風呂と比べて思う。
「じゃあ、入らせてもらう〜。お風呂どこ?」
「居間出て左に少し行ったところの右側」
そういえばまだ入ったことの無い所があったな、と思いながら、立ち上がり言われたところに行ってみる。
引戸を開けると、小さな脱衣所があり、麻で編んだ籠が一つ置いてあった。
小さいながらも、やはり木作りというのは趣があるな、などと考えながら、服を脱ぎ、その籠の中に入れる。
そして、裸になったところで、風呂へと続くであろう、引戸を開いた。
132小説男:2008/04/29(火) 01:45:11.46 ID:9nnPhIDs0
家の近くに塾は無し。
ひたすら教科書を読んだ記憶がある。
倫理と政治を取ってる奴がいたら、俺が作ったすばらしい参考書をやるぞ。
倫理はそれを完全に覚えればセンター90以上狙える。
政治は要点のみ。広すぎるし。
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 01:46:02.06 ID:WccTVUW80
>>132
さあ早くうpするんだ
134添削人:2008/04/29(火) 01:47:40.67 ID:Mjzl50TT0
>お風呂か。
>この家の風呂ならかなりの物が期待できるな。と、いつもは膝を折りつつ漬かっている風呂を家の風呂と比べて思う。
↑「いつもは膝を折りつつ漬かっている風呂」=「家の風呂」なので、この二つを比べるのはおかしい。
なので
この家の風呂ならかなりの物が期待できるな。と、いつもは膝を折りつつ漬かっている家の風呂と思い浮かる。
かな。
まこちゃん家の風呂は見たことないから比べられないと思うし。
>「じゃあ、入らせてもらう〜。お風呂どこ?」
>「居間出て左に少し行ったところの右側」
>そういえばまだ入ったことの無い所があったな、と思いながら、立ち上がり言われたところに行ってみる。
↑「思いながら」「立ち上が」ったのだから、「〜と思いながら、立ち上がり〜」の句点はいらないかな。
だから
そういえばまだ入ったことの無い所があったな、と思いながら立ち上がり、言われたところに行ってみる。
かと。
>引戸を開けると、小さな脱衣所があり、麻で編んだ籠が一つ置いてあった。
>小さいながらも、やはり木作りというのは趣があるな、などと考えながら、服を脱ぎ、その籠の中に入れる。
↑上記を同じ。
>そして、裸になったところで、風呂へと続くであろう、引戸を開いた。
135添削人:2008/04/29(火) 01:51:34.96 ID:Mjzl50TT0
>>132
スゴイなwww

倫理はちくま書房の「世界の名著」読みまくって勉強したわ
政経は受験に使ってないから勉強してね
是非とも見せてくれ
136小説男:2008/04/29(火) 01:53:40.78 ID:9nnPhIDs0
「おおおおおおおっ」
風呂場を見て、脱衣所が小さく作られているのは、浴槽スペースを大きく取るためだということがわかった。
正方体の形をしている風呂場は、真ん中に浴槽があり、その周りを囲むように体を洗うためのスペースがある。
さらに、奥の壁は全てガラス張りになっており、そこからは手入れがされた庭が見えた。
枯山水だろうか。今を盛とばかりに色づくもみじに、大きな石。さらに川の流れをあらわした砂利の流れ。
これなら一人に付き1000円くらい取っても問題ないだろう、と、思ってしまうのは庶民ゆえの性。
そんな風呂場に入り、檜で作られた桶で湯をすくって体にかける。
「ぉ……おおおおおッ」
冷えた体には少し熱めだが、決して熱すぎず。
さらにニ三度掛け湯をし、ゆっくりと足の先から湯に漬かっていった。
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 02:01:23.59 ID:z0uSFjKJ0
なんだ秀才二人が集ってたわけか。道理ですごいと思った。
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 02:02:19.56 ID:ui2k0rzp0
今北
好みかもしれんが、句点が多くてリズムが悪い気がする
あと関係ないが、2ちゃんで読点見るとコピペかと思ってしまうのは俺だけですねそうですね
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 02:03:33.06 ID:ui2k0rzp0
そして句点と読点逆なのに気付いて赤面
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 02:06:05.94 ID:blmaGt+A0
IDにOrzが入ってるのは伊達ではないということか
141添削人:2008/04/29(火) 02:06:43.88 ID:Mjzl50TT0
>「おおおおおおおっ」
>風呂場を見て、脱衣所が小さく作られているのは、浴槽スペースを大きく取るためだということがわかった。
>正方体の形をしている風呂場は、真ん中に浴槽があり、その周りを囲むように体を洗うためのスペースがある。
>さらに、奥の壁は全てガラス張りになっており、そこからは手入れがされた庭が見えた。
>枯山水だろうか。今を盛とばかりに色づくもみじに、大きな石。さらに川の流れをあらわした砂利の流れ。
↑「〜川の流れをあらわした砂利の流れ」の「あらわした」だが、川を表現しているよりは、それに似せて造ってあるのだから「模す」のが良いかな。
あと、砂利が流れるわけじゃないので
枯山水だろうか。今を盛とばかりに色づくもみじに、大きな石。さらにせせらぎを模した砂利の川。
とか。
>これなら一人に付き1000円くらい取っても問題ないだろう、と、思ってしまうのは庶民ゆえの性。
>そんな風呂場に入り、檜で作られた桶で湯をすくって体にかける。
>「ぉ……おおおおおッ」
>冷えた体には少し熱めだが、決して熱すぎず。
↑「熱すぎず」……なんだ?
この「ず」は打ち消しの助動詞「ぬ」の連用形。連用形は文をいったん中止したりする時には使ったりするけど、さすがに文末には使わないかな。
だから、
冷えた体には少し熱めだが、決して熱すぎず気持ち良い。
かな。
>さらにニ三度掛け湯をし、ゆっくりと足の先から湯に漬かっていった。
142添削人:2008/04/29(火) 02:07:30.81 ID:Mjzl50TT0
>>139
大丈夫www
俺も同じミスしてたwww
しかも二日もwww












Orz
143小説男:2008/04/29(火) 02:07:43.10 ID:9nnPhIDs0
http://www.hsjp.net/upload/src/up16584.txt(政治経済)

http://www.hsjp.net/upload/src/up16582.txt(倫理)

人物の名前と、時代はマーカーで塗って見やすくしておくといいんだぜ。
あと倫理はまず全員流れで名前を覚えろ。
その後その人の考え。最後に著書。
それでOK。
倫理は100点取れたwww
144小説男:2008/04/29(火) 02:08:59.36 ID:9nnPhIDs0
遅くなってごめん。
色々データが入ってる鉛筆形USBが、USB接続部にはまらない。はめるとマウスが使えない。
直したらキーボードが使えない。
というわけのわからない連鎖反応が起きて再起してきた。
145添削人:2008/04/29(火) 02:12:46.83 ID:Mjzl50TT0
>>143
ざっと見てみた
しっかり要点抑えてあるな

俺は自分の興味がないとこはてんで勉強してなかったからwww
センターなんか嫌いだったわwww
146小説男:2008/04/29(火) 02:14:16.14 ID:9nnPhIDs0
>>145
今見てみてブラツキー婦人が書いてなくて絶望した!!

…ごめんとりまそんなことより小説を書く。
147小説男:2008/04/29(火) 02:17:47.34 ID:9nnPhIDs0
足を伸ばして風呂に入るということ事態が、中学の修学旅行以来かもしれない。
それにしても、この風呂の大きさがあれば泳げる。いや、泳ぐ。そう、泳ごう。
もぐって、風呂の端を蹴って、向こう側までけ伸びで到着。今度は手で端を押して、逆流。
素っ裸でそんな馬鹿なことをしていると、
「水樹ー。着替えとバスタオル置いておくよー」
と、真琴が、脱衣所から顔を出した。
プハッと、ちょうど顔を出したところだった僕と、目が合って。
スッ。パタンッ。
無言で扉を閉められる。
148添削人:2008/04/29(火) 02:22:48.91 ID:Mjzl50TT0
>足を伸ばして風呂に入るということ事態が、中学の修学旅行以来かもしれない。
↑「〜事態が、〜」の「事態」は「自体」の誤変換だよな?
>それにしても、この風呂の大きさがあれば泳げる。いや、泳ぐ。そう、泳ごう。
>もぐって、風呂の端を蹴って、向こう側までけ伸びで到着。今度は手で端を押して、逆流。
>素っ裸でそんな馬鹿なことをしていると、
>「水樹ー。着替えとバスタオル置いておくよー」
>と、真琴が、脱衣所から顔を出した。
>プハッと、ちょうど顔を出したところだった僕と、目が合って。
>スッ。パタンッ。
>無言で扉を閉められる。
↑ちょwwwマコちゃんwww
水樹カワイソスwww
149小説男:2008/04/29(火) 02:23:39.15 ID:9nnPhIDs0
「ちょっ……これは」
待ったを掛けようとするが、
アハハハハハハハハハハハハッと、一枚ドアを隔てた向こう側では真琴の笑い転げる声が聞こえてくる。
と、いうか。開けるな。一応異性の関係なんだぞ。心と体が別物だとしても!
のぼせたのか、ただ単にはずかしいのか。顔がカッと熱くなる。
「ッ〜〜〜」
どうしていいのかわからず、とりあえず浴槽から上がると、力の限り体を置いてあるスポンジでこする。
やっと止んだ笑い声は、
「水樹〜。あまり遊んでるとのぼせるよー」
と、一言言ってから消えていった。
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 02:28:08.23 ID:4hIG9XAE0
151添削人:2008/04/29(火) 02:28:31.41 ID:Mjzl50TT0
>「ちょっ……これは」
>待ったを掛けようとするが、
>アハハハハハハハハハハハハッと、一枚ドアを隔てた向こう側では真琴の笑い転げる声が聞こえてくる。
↑「〜向こう側では〜が聞こえてくる」……笑い声の発信源(真琴)は向こうにいるのに、「向こう側」に「聞こえてくる」のか?
おかしいよな。
なんで、
アハハハハハハハハハハハハッと、一枚ドアを隔てた向こう側から真琴の笑い転げる声が聞こえてくる。
とか。
>と、いうか。開けるな。一応異性の関係なんだぞ。心と体が別物だとしても!
>のぼせたのか、ただ単にはずかしいのか。顔がカッと熱くなる。
>「ッ〜〜〜」
>どうしていいのかわからず、とりあえず浴槽から上がると、力の限り体を置いてあるスポンジでこする。
>やっと止んだ笑い声は、
>「水樹〜。あまり遊んでるとのぼせるよー」
>と、一言言ってから消えていった。
152小説男:2008/04/29(火) 02:33:16.59 ID:9nnPhIDs0
脱衣所においてあったバスタオルで体を拭くと、女の子女の子した寝巻きと、ブラとパンツを身に着ける。
やっぱり。にあわねー。
擬態する必要無い時くらいは、男物を着させてほしい。
だが、荷物を取りに帰らなかった僕が悪いのだ。文句は言ってられない。
げんなりしながらそれらを身に付け、バスタオルを肩に掛けて出て行った。
とりあえず今へと行き、
「あ、上がったんだ?でも、水樹、泳ぐのはちょっと子供っぽイッ!」
ズビシッという感じで、真琴の額にチョップを入れておく。
「水樹、痛い痛いってッ!」
ビシビシと無言で、冷酷にチョップ。チョップ。チョップ。
風呂を覗いた分。覗いた分。覗いた分。こんな服を出した分。こんな服を出した分。
一発では気がすまないので、何発も。
「わかった。ごめん。ごめんなさいッ!!」
ようやく謝ったので、チョップを止めてやった。
153添削人:2008/04/29(火) 02:36:15.16 ID:Mjzl50TT0
>>152
問題ナッシング
154小説男:2008/04/29(火) 02:36:46.21 ID:9nnPhIDs0
「痛いッ!!」
ちなみに真琴に非が無いことはわかっている。要するに憂さ晴らし。
「じゃあ、真琴も風呂入ってくれば」
いきなり話題を変えられて、涙目でむーッとむくれている真琴はしぶしぶ風呂場へと向かっていった。
155小説男:2008/04/29(火) 02:43:15.56 ID:9nnPhIDs0
真琴が用意してくれていたお茶を啜りながら待っていると、3杯目を入れようか迷っていた頃真琴は風呂から上がってきた。
「長かったね」
「女の子は色々大変だからね」
「そっか。確かにそうだな」
……。
「あれ?突っ込みなし?」
「いや、突っ込んじゃいけないところかと」
そう言うと、有ったら有ったで痛いけど、無いは無いでさびしいな。と真琴がつぶやく。
「んじゃマジモードの突っ込みでいいぞ?」
ハーッと強く握ったこぶしに息を吐きかけながら真琴の方を見た。
「謹んでご遠慮します」
真琴は手を大きく伸ばしてぶんぶんと振る。
156添削人:2008/04/29(火) 02:43:50.05 ID:Mjzl50TT0
>「痛いッ!!」
>ちなみに真琴に非が無いことはわかっている。要するに憂さ晴らし。
>「じゃあ、真琴も風呂入ってくれば」
>いきなり話題を変えられて、涙目でむーッとむくれている真琴はしぶしぶ風呂場へと向かっていった。
↑話題を変えられたらなんで、引き下がるんだ?
ここはむしろ
「じゃあ、真琴も風呂入ってくれば」
そう言って僕は涙目でむーッとむくれている真琴を風呂場へと押しやった。
みたいな。
いや、俺は納得できなかっただけだから。
157小説男:2008/04/29(火) 02:48:52.72 ID:9nnPhIDs0
「……さて。そろそろ眠くなってきたね」
料理を作るのにだいぶ時間を掛けたため、既に時刻は11時を回っている。
「そう?まぁ確かに寝ろって言われれば寝れる時間だけど、まだ大丈夫だよ?」
「ん〜。でももう結構眠い」
「じゃあ寝るか。たまには早く寝るのも良いだろうし」
そう言って立ち上がる。
寝室まで行き、ドアを開けると、朝乱れていたベッドはなぜか完璧にベッドメイキングされていた。
「いつやった?」
「ん?さっき」
なんというか。凄い。
さっきというのがいつなのか。時間があれば漫画やテレビに走る僕としては、この時間の魔術師が行うのは全部魔法に見える。
158添削人:2008/04/29(火) 02:52:11.02 ID:Mjzl50TT0
>真琴が用意してくれていたお茶を啜りながら待っていると、3杯目を入れようか迷っていた頃真琴は風呂から上がってきた。
↑う〜ん。接続助詞の「と」が上手く機能してないね。
「と」は
二つの動作が同時に行われることを表す
同じ主体の動作が引き続いて起こることを表す
てなカンジの意がある。
けど「待っている」と「迷っていた頃」は、前者は動作だけど、後者は時間だから、違和感があるわけ。
なので
真琴が用意してくれていたお茶を啜りながら待つ。3杯目を入れようかどうか迷っていた頃に真琴は風呂から上がってきた。
みたいに、いっそ文を離した方が良いかと。
>「長かったね」
>「女の子は色々大変だからね」
>「そっか。確かにそうだな」
>……。
>「あれ?突っ込みなし?」
>「いや、突っ込んじゃいけないところかと」
>そう言うと、有ったら有ったで痛いけど、無いは無いでさびしいな。と真琴がつぶやく。
↑「〜さびしいな。と〜」句点→読点。
>「んじゃマジモードの突っ込みでいいぞ?」
>ハーッと強く握ったこぶしに息を吐きかけながら真琴の方を見た。
>「謹んでご遠慮します」
>真琴は手を大きく伸ばしてぶんぶんと振る。
159小説男:2008/04/29(火) 02:54:05.75 ID:9nnPhIDs0
にしても。
半分終わったぞ添削人。
今80KBだ。
150にしたら、既に15分の8終わった。

で、物は相談なんだが。四日って書いてあった紙。てか、四日の設定全て。
三日にしない?そろそろ、転結に持って行きたい。
てか、このラブシーンらしきものを後二日書くのは無理だwww

4日前で伝達が来るのもあれだし、ちょうど3日だとほら。なんかきりいいじゃんww
160添削人:2008/04/29(火) 02:58:22.72 ID:Mjzl50TT0
>>159
それは小説男の好きにしてくれ
おれは添削人……ただの読者さ

>「……さて。そろそろ眠くなってきたね」
>料理を作るのにだいぶ時間を掛けたため、既に時刻は11時を回っている。
>「そう?まぁ確かに寝ろって言われれば寝れる時間だけど、まだ大丈夫だよ?」
>「ん〜。でももう結構眠い」
>「じゃあ寝るか。たまには早く寝るのも良いだろうし」
>そう言って立ち上がる。
↑誰の動作解らない。ちょっと主語を補おうか。
>寝室まで行き、ドアを開けると、朝乱れていたベッドはなぜか完璧にベッドメイキングされていた。
>「いつやった?」
>「ん?さっき」
>なんというか。凄い。
>さっきというのがいつなのか。時間があれば漫画やテレビに走る僕としては、この時間の魔術師が行うのは全部魔法に見える。
↑「魔術師」が行うことが「魔法」なのは当然なので、ちょっとくどく感じられる。
なので
っきというのがいつなのか。時間があれば漫画やテレビに走る僕としては、この時間の魔術師のトリックを暴きたい。
とか。
161添削人:2008/04/29(火) 03:05:57.46 ID:Mjzl50TT0
そろそろ寝ようと思うんだが良いか?
162小説男:2008/04/29(火) 03:06:19.07 ID:9nnPhIDs0
「んじゃ、寝るか」
「そうだね」
真琴がまた先にベッドに入り込み、僕はそれに続く。
まだ半乾きの真琴の髪の毛からの良い石鹸が鼻腔を入り、それだけで幸せな気分になってくる。
……。
特に会話も無く、真琴が目を閉じてからだいぶ時間が立った後。
「真琴、おきてる?」
そう声をかける。
反応が無ければ、寝てしまえば良い。むしろ無くても良い。
そう考えていたが、
「ん?おきてるよ」
と、真琴がしっかりとした声で反応した。
「あのさ……キス、して良いか?」
一昨日、しっかりと了承を得てから。と思い、実行に移さなかったことを、真琴に許可を求めてみる。
真琴は、少し考えるようなそぶりを見せてから、クスッと笑い。
「いいよっ」
目を瞑った。
横向きに寝ながらという面白い体制で、一瞬どうしたらうまく唇を届かせられるか迷ったが、手で真琴の頬を触り、角度を調整してから。
唇を合わせたのだ。
163小説男:2008/04/29(火) 03:07:05.66 ID:9nnPhIDs0
>>161
まったく同じ事を考えていた。

そして、タイミングが良いことに、これで4章だか5章だか終わりだ。
164添削人:2008/04/29(火) 03:08:39.88 ID:Mjzl50TT0
>>163
ふむ……
誰か保守してくれる奇特な人は……いるわけないか
165小説男:2008/04/29(火) 03:11:44.90 ID:9nnPhIDs0
まぁ。落ちたら落ちたで。

ちなみに明日はどんな感じ?
予定とか。
166添削人:2008/04/29(火) 03:16:52.83 ID:Mjzl50TT0
>>165
午前中はちょっと
午後は大丈夫
167小説男:2008/04/29(火) 03:19:53.52 ID:9nnPhIDs0
んじゃ午後来る。
今日はお休みって事で。
明日中には書き上げるから。きっと。
じゃあ、おやすみ〜
168添削人:2008/04/29(火) 03:20:27.44 ID:Mjzl50TT0
>>167
オヤス〜
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 03:21:41.39 ID:99CbR4G/O
軽く保守

頑張ってくれ
170添削人:2008/04/29(火) 03:30:37.84 ID:Mjzl50TT0
>>169
頼む……。

>「んじゃ、寝るか」
>「そうだね」
>真琴がまた先にベッドに入り込み、僕はそれに続く。
>まだ半乾きの真琴の髪の毛からの良い石鹸が鼻腔を入り、それだけで幸せな気分になってくる。
↑いくら目に入れても痛くないとはいえ、さすがに「石鹸」はマズイだろ。
ここは「石鹸の香り」だな。
それから「〜が鼻腔を入り、〜」だが、この「を」は動作・作用の対象や移動性の動作の経過する場所を表す格助詞の「を」。なので「入る」に掛かることはない。
「を」を使いたいなら動詞を「くぐる」に。
「入る」を使いたいなら、目標・対象などを指定する格助詞に「に」を。
つまり
まだ半乾きの真琴の髪の毛からの良い石鹸の香りが鼻腔をくぐってきて、それだけで幸せな気分になってくる。

まだ半乾きの真琴の髪の毛からの良い石鹸の香りが鼻にを入ってきて、それだけで幸せな気分になってくる。
とかだね。
171添削人:2008/04/29(火) 03:30:52.95 ID:Mjzl50TT0
>……。
>特に会話も無く、真琴が目を閉じてからだいぶ時間が立った後。
>「真琴、おきてる?」
>そう声をかける。
>反応が無ければ、寝てしまえば良い。むしろ無くても良い。
↑副詞「むしろ」は「どちらかといえば」という意味。
つまり、二つの物事をくらべ合わせ、あれよりもこの方を選ぶという意だね。
だから、「むしろ無くても良い」の接続助詞「て」+係助詞「も」はおかしい。
ここは
反応が無ければ、寝てしまえば良い。むしろ無い方が良い。
とか。
>そう考えていたが、
>「ん?おきてるよ」
>と、真琴がしっかりとした声で反応した。
>「あのさ……キス、して良いか?」
>一昨日、しっかりと了承を得てから。と思い、実行に移さなかったことを、真琴に許可を求めてみる。
>真琴は、少し考えるようなそぶりを見せてから、クスッと笑い。
>「いいよっ」
>目を瞑った。
>横向きに寝ながらという面白い体制で、一瞬どうしたらうまく唇を届かせられるか迷ったが、手で真琴の頬を触り、角度を調整してから。
>唇を合わせたのだ。
↑「のだった」てのは詠嘆的に言い表す効果があるから、
唇を合わせたのだった。
のが良いかと。
それか簡潔に
唇を合わせた。
か。
172添削人:2008/04/29(火) 03:31:44.90 ID:Mjzl50TT0
>>170
ミスた

「を」を使いたいなら動詞を「くぐる」に。
「入る」を使いたいなら、目標・対象などを指定する格助詞に「に」を。
つまり
まだ半乾きの真琴の髪の毛からの良い石鹸の香りが鼻腔をくぐってきて、それだけで幸せな気分になってくる。

まだ半乾きの真琴の髪の毛からの良い石鹸の香りが鼻腔に入ってきて、それだけで幸せな気分になってくる。
とかだね。

な。
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 03:42:16.08 ID:bliH+P2CO
ふむ…… 

174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 04:06:35.67 ID:eox9ymexO
ほす
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 04:07:53.35 ID:eox9ymexO
保守……っ! 保守……っ! 保守……っ!

何度でも保守……っ!
落とすには忍びないスレ……っ!
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 04:51:04.38 ID:fz0Amtt2O
ほ。
おまいらこっちの奴も出来れば応援してやってくれ。
http://ex25.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1209387703/l50

コイツもめちゃくちゃ頑張ってるぞ?俺は寝るがなwwwwwwww
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 04:51:14.39 ID:rtVzWu/cO
同じく!
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 05:44:38.24 ID:rtVzWu/cO
このスレを2回も落としてしまったのは責任を感じる……


だから今度こそ保守
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 06:22:21.92 ID:eox9ymexO
保守せざるを得ない
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 07:01:38.43 ID:bliH+P2CO
ふむ 
……ほ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 07:41:31.85 ID:rtVzWu/cO
保守
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 08:24:21.31 ID:rtVzWu/cO
保守だ
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 09:01:41.85 ID:/EVolvFs0
がんがってるから保守
184小説男:2008/04/29(火) 09:19:05.66 ID:9nnPhIDs0
おはようございます。
10時になったら書き始めるので、もう少し保守をしていただけたら嬉しいです。

出来るだけ早く来ます
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 09:35:33.93 ID:eox9ymexO
保守なんかしてやらん
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 09:48:27.42 ID:rtVzWu/cO
小説男さんは凄い
187小説男:2008/04/29(火) 09:49:51.26 ID:9nnPhIDs0
えー。
総計書き時間が20時間を越えたところから数えるのがめんどくさくなってきました。
小説男です。

まぁ、うだうだ言ってないではじめます。
目標は今日の夜6時。
二日間内の完成を目指します。
188小説男:2008/04/29(火) 09:54:52.42 ID:9nnPhIDs0
現在5章まで完成
ttp://www.hsjp.net/upload/src/up16615.txt

スペック
【デスクトップ上容量】80,7KB
原稿用紙(39x17行)】 108.4枚
【総文字数】 40557字
【行数】 1490行

です。では、6章行きます。お暇な人はお付き合いください。
189小説男:2008/04/29(火) 10:01:16.87 ID:9nnPhIDs0
目を覚ました時、人はどんな状態にあれば幸せを感じるだろうか。
例えば窓から入る日差しが心地よく、外が晴天である事を知らせてくれる時。
例えば休日であり、急いで起きる必要が無く。まどろみへと戻っていく事が出来る時。
そして、
「……真琴」
自分の愛する人間が横にいる時。
いつもより早く寝たせいか、日の光によって早くに目が覚める。
朝日は人間の体のリズムを作るというが、だとしたらこの天蓋は非常に理にかなったものだろう。
睡眠と覚醒の中間地点を彷徨いながら、僕は横にいる真琴の横顔を眺めていた。
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 10:11:42.45 ID:z0uSFjKJ0
保守させてもらいます。
191小説男:2008/04/29(火) 10:12:26.33 ID:9nnPhIDs0
どう考えても僕より手入れが行き届いた肌に整った顔。
やっぱりこいつかわいいな。
昨晩の事を考えると、嬉しいと同時にやはり少し気恥ずかしくなった。
キスという恋人としてのステップを一つ上がり、自分の中にある『好き』という気持ちが強くなったのがわかる。
時刻を見ればそろそろ6時になる。
真琴は大体いつも6時に起きるらしいので、そろそろ起きるだろう。
だったら、それまでの短い時間でも良い。この幸せを噛み締めたい。
すると、
「―――――んんッ」
と、真琴が唸った。
それを見ると、やはり最初の時の子リスというイメージが強く、笑顔になってしまう。
だが、その声を上げている当人は、笑顔としてその声を上げているのでは無いらしい。
「―――ん。……なさい」
192小説男:2008/04/29(火) 10:13:12.40 ID:9nnPhIDs0
>>190
ありがとうございます。
頭がしっかりと動いている間に飛ばしますので、お暇ならお付き合いください。
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 10:20:43.01 ID:rtVzWu/cO
ROMらせてもらってます。
194小説男:2008/04/29(火) 10:21:04.83 ID:9nnPhIDs0
「……え?」
そう寝言を言った真琴はどこか苦しそうであり、見れば額には汗が浮かんでいた。
そして、真琴がもう一度。今度はしっかりした発音で、その言葉を繰り返した。
「ごめん、なさいッ」
声を絞り出すように出す言葉は苦しげで、本当に心からの謝罪という感じに聞こえる。
「……まこ、と?」
悪夢でも見ているのかと思い、直ちに起こそうかと思ったのだが、僕の手はスッと真琴の頬を伝った涙で静止が掛かってしまった。
「ごめんなさい。ごめんなさいッ」
真琴の両目からは目じりに溜まった大量の涙が、途切れることなく頬を伝っていた。
…………。
静止してしまった僕はそれを少しの間眺めてから、ハッとなり真琴の肩を掴み上下に揺さぶった。
195小説男:2008/04/29(火) 10:21:41.64 ID:9nnPhIDs0
>>193
ありがとうございます。
添削人が着たら驚くくらいまでがんばります。
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 10:27:09.87 ID:mF3tjJgA0
保守です
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 10:32:33.82 ID:puKq0S+i0
今北 3分の1くらい読ませてもらった
まだ途中だから中身の感想とかは控えておくけど、なんかあれだね
小説男は人付き合い神経質っぽそうだなとか思った

マターリとしながら続き待ってるぜ
198小説男:2008/04/29(火) 10:34:08.06 ID:9nnPhIDs0
「真琴。真琴起きろって」
なかなか覚醒しない真琴を何とか起こそうと、揺さぶる手に力を込める。
「―――――ッ!!」
やっとのことで半分飛び起きるように覚醒した真琴は、あたりをキョロキョロと見回してから、僕の目線をしっかりと捕らえる。
「水樹ッ!!」
僕の名前を叫びながら、真琴は泣きながら僕に飛びついてきた。
腰の辺りに抱きついて泣く真琴を見て、一瞬どうしていいかわからなかったが、悪夢の事で現実と夢が混同しているのだろう。
そう思うと、僕はそっと真琴の事を抱きしめてやる。
そうしてやると、真琴はハァハァッと荒くなった息をゆっくりと静めていき、落ち着きを取り戻していった。
「ごめん」
「なんで謝るんだよ。悪夢を見るのは誰のせいでもないんだから」
僕がそう言って、まだ少し震えている真琴の頭をなでてやった。
「違う。違うんだよ。私がいけないんだ。だから。だからこんな夢」
そうつぶやいた真琴は一度僕の顔を見ると、どんな夢を見ていたのかということを僕に話し始めた。
199小説男:2008/04/29(火) 10:36:06.34 ID:9nnPhIDs0
>>196
ありがとう!
>>197
文章からそこまでわかるか。
結構当たってるな。凄く親しい奴には結構適当だけど。
親しい奴からはB型、普通に友達からはA型って言われることが多いんだぜ。
200小説男:2008/04/29(火) 10:45:48.03 ID:9nnPhIDs0
その夢とは、僕がいなくなってしまう夢だったらしい。
ところどころ覚えていないのか話が欠けてしまっているが、真琴が何かとんでもないことを起こし、僕がいなくなり、その後悔から悩み苦しむ。
そんな悪夢だったらしい。
最初に僕がいけないと、真琴が言っていたのはその事だったのだろうか。
僕は「大丈夫」と、その言葉をつぶやくと。
「居なくなったりなんてしないからさ」
真琴に声を掛けてやる。
真琴もかなり落ち着き、その言葉を聞いて顔を上げ僕を見ると、エヘヘッと笑顔を作った。
その笑顔を確認して、ようやく落ち着いて朝を感じることが出来た。
「おはよう」
「うん。水樹、おはよう」
そう、天蓋から差し込む朝日の中、朝の挨拶を交わした。
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 10:56:15.81 ID:puKq0S+i0
>>199
まあ>>197のように言われればだいたいのヤツが「結構当たってる」か
「そうゆう部分あるかも」って言うってのもあるけどなw

今やっと3章まで読んだ
202小説男:2008/04/29(火) 10:57:19.16 ID:9nnPhIDs0
私は朝ごはんの片付けをしながら、家に着替えに行くという水樹に、
「いってらっしゃーい」
と、出来るだけ元気良く声を掛けた。
「出来るだけ早く帰ってくるからー」
玄関からは元気の良い水樹の声が返ってくる。
ガラガラガラッと玄関が開き、一瞬を置き閉まった。
その音が消えてしまうと、家の中からはまるで光が消えてしまったかのように感じる。
後に残るは、私の手元から不協和音を立てる水と食器とスポンジの音だけ。
…………。
「神慈」
私はその空気に耐え切れなくなり、その名前を呼んだ。
「おそばに」
常に緊張し、いつ声を掛けられてもこの従者がすぐに返事を返さなかったことは無い。
「お見苦しい所を、見せました」
知らなくて良い事とされ、この家が監視カメラででも見張られているのか、ただこの神慈の力の所なのかはわからないが、自分の行動が常に見張られているということはわかっている。
203小説男:2008/04/29(火) 10:58:53.45 ID:9nnPhIDs0
>>201
まぁ占い師の典型的なパターンだな。
もう三章まで読んでくれたか。4章から超展開になるから気をつけてwww
保守サンクスです。
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 11:09:06.16 ID:z0uSFjKJ0
添削が楽しみだったりしてごめんなさい。
205小説男:2008/04/29(火) 11:13:30.87 ID:9nnPhIDs0
「…………」
皿を洗いながら神慈の事は見ずに、話を続ける。
「私はこの運命に生まれてきた事を後悔もしていなければ、前当主や現当主。さらには相坂の歴史の中で当主となった者達の事を誇りに思います」
カチャカチャと音を立てる食器の数も少なくなり、もう拭いてやれば片付けは終了する。
だが、あえて私は3枚ほどの食器を洗い続けた。
神慈から帰ってくる言葉は無い。
私の言葉に対する返答のみは許可をもらわずとも許されているはずだ。だが、そこに返答が生まれないということは、本当に神慈が私の心中を察してくれているのだろう。
「一族の繁栄のため、当主たる物役目を果たすのが慣わし成れば、私は当主として、それを行いましょう」
静かに言った私の言葉に、後ろに居る神慈がハッと顔を上げるのがわかった。
「しかし……。下賎の者を一人差し出せば、御身に被害は及ばぬものを……。なぜ、なぜそのような事を……」
神慈が言いたい事も良くわかる。
一昨日の忠告。神慈にしてみればそれこそ恐れ多き諫言だったのだろう。
だが、
「あなたは、一昨日網谷を殺しました」
私は思う。
「その時、親友を殺すのはつらい。そうい言いましたね?」
私の言葉に、後ろからギリッと歯軋りする音が聞こえてくる。
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 11:17:42.19 ID:N+72g+d10
俺もたまに書くけど、こんなに一度に書けるのは凄いと思うよ。
続き楽しみにしてるから頑張ってくれ
207小説男:2008/04/29(火) 11:29:48.68 ID:9nnPhIDs0
先代達が愛する者を差し出さず、己が当主となった事がどういう意味を持っていたのか。
「これはきっと試練なのでしょう。一族の為に愛するものを差し出さず、己が当主となることで意思の強さを示す。私にもわかる時が来たようです」
また一度、ギリッと神慈が歯をこすり合わせる。
「明日となりました。もう、私の決意は変わりません」
私はそこで一呼吸置き、手が水の冷たさで赤くなるまで洗い続けていた食器を布巾でしっかりと拭いて片付けた。
そして、神慈に向き直り、
「立ちなさい」
そう、強い口調を持って命令をする。
神慈は一瞬どうして良いのか迷ったようだが、言われた通りに無駄の無い動作で立ち上がった。
しゃがんでいても私の胸の位置にある長身は、この距離で立ち上がられると、私は真上を向かなければ視線を合わせることが出来ない。
だが、視線を合わせることなど無用。
私は膝を折りしっかりと正座をすると、幼い頃から叩き込まれた作法を一つ一つなぞる様に、右手を着き、左手を着き。それがちょうど富士をあらわす形を取って、頭を下げる。
「―――なッ!!」
家柄による地位という事以外全て劣っている私から、礼をされたのが正に『ありえない事』だと言う様に、神慈が動揺する。
208小説男:2008/04/29(火) 11:30:53.71 ID:9nnPhIDs0
>>204
俺も添削人の添削が楽しみだ。
>>206
2日間での完成を夢見ている。
俺、これが終わったらスキーに行くんだ(死亡フラグ)
209小説男:2008/04/29(火) 11:44:37.23 ID:9nnPhIDs0
「今までの任、本当にありがとうございました。言葉では表せぬ感謝を感じております」
「やめてください、お嬢様ッ!」
神慈が私の肩を掴み立たせようとするが、力を込め、礼の状態を保つ。
「幼少時より私の傍に付き、全てを差し置いて私の為に尽くしてくれた。そんなあなたに感謝をするのは当然です」
ググッと神慈の力は強くなったが、私の意志が強固なものだとわかったのか、手を肩から離した。
私は一呼吸置いて、一番この私の為に尽くしてくれた者に言わなければならぬ言葉を繋ぐ。
「任を、解きます。これからあなたは神慈家当主となりなさい。私の傍に付いているんは今で終わりとします」
言い切ってから顔を上げると、どうしていいのかわからないと言った表情の神慈がそこに居た。
私はそれをみてクスッと笑ってしまう。
「己の意思するところを行え。さればそれが法にならん」
祖父が良く言っていた言葉を告げると、神慈の目からは一筋の涙が零れ落ちた。
「私は最後の一日を楽しもうと思います。皆にお伝えください。必ず行くので、最後の日くらいは好きにさせろ。と」
210小説男:2008/04/29(火) 11:55:39.22 ID:9nnPhIDs0
神慈はそれが私の最後の命令になるということがわかったのだろうか。
「……御意」
そう、いつもより強い意志のこもった声で言った。
ほんの少しの間静寂が空間を支配するが、それも、
「ただいまー。帰ったよ真琴〜」
と言う、水樹の声で破られた。
私は一呼吸置く。
そして、出来るだけの元気のこもった明るい声で、
「水樹おっかえりーッ」
と、叫んで玄関へと向かうため小走りをする。
台所を出る時に、一瞬立ち止まり。
「ありがと」
と、何度言っても足りぬ言葉を神慈に掛けた。
そうしてから、「いやー急いで帰ってきたよー」と大げさに息を切らす水樹と顔をあわせるため、笑顔を作って台所を後にした。
残された神慈はギリッと歯を噛み合わせ、ダンッと床を叩いて。
「これが、正義なわけねぇだろうがよッ」
そうつぶやいた。
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 12:09:34.19 ID:z0uSFjKJ0
だいたい15分で原稿用紙一枚か。すごいペースだな。
212小説男:2008/04/29(火) 12:11:12.49 ID:9nnPhIDs0
最後ちょい変更。

残された神慈はギリッと歯を音を立ててかみ合わせ、二人に聞こえないようにダンッと床を叩いた。
「これが、正義なわけねぇだろうがよッ」
自分が命を奪った親友の言葉を思い出す。
道を踏み外した親友を救ってやるのは当然。
……
「『人柱の儀』なんて糞くらえだ……」
神慈は立ち上がり、水樹が自分の気配を察知するまでに消えようと瞬間で気配を消し、勝手口の方から出て行った。
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 12:17:25.82 ID:puKq0S+i0
やっと追いついた ほす
214小説男:2008/04/29(火) 12:21:44.33 ID:9nnPhIDs0

その日は楽しかった。
一分一秒ですら無駄にならないように、全力で平凡な日の幸せを噛み締めようとする。
副担任が休み時間に私を呼び教科書が届いた事を告げたが、水樹に見せてもらうために「後で取りに行かせていただきます」と、適当なことを言ってその場を後にした。
現国、数学、生物、古典。
水樹に教科書を見せてもらいつつ、小声でと筆談でく雑談をしつつ授業を過ごす。
四時間の授業が終わると、昼休みになる。
昨日まではこの時間を神慈からの事務連絡を受け取る時間にしていたが、今日はそんな事を一切考えなくて良かった。
朝食を作る時に一緒に作った大きめなお弁当を、水樹と一緒に屋上へ出て広げる。
周りにも人がちらほら居たが、女子二人だと思われれば特に話題にされることもなく、カップルらしくおかずの交換なんかをし合って昼食を食べる。
途中で水樹が昨日までどこに居たのか、と聞いてきたが、そこは素直に神慈から連絡を受けていたと答える。
一つだけ大きな嘘をついているんだ。嘘はその一つだけで良い。
水樹は誤った解釈をしているのだが、「あーなるほど」とさもわかったかのように返答をしてくる。
215小説男:2008/04/29(火) 12:23:48.69 ID:9nnPhIDs0
>>211
おお。15分で一枚だったか。
ちょっとまって、えっと、250枚が目標だから。
250×15÷6は。っと。
62、5時間。
………なんだと?
>>213
サンクス
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 12:28:19.21 ID:9c34YZUv0
>>215
250*15/6=625

1時間に4枚
250/4=62.5
217小説男:2008/04/29(火) 12:35:04.44 ID:9nnPhIDs0
クスッと笑みがこぼれてしまう。
もし水樹が私の言うことを疑い、問い詰め、嘘をついたら許さない。
そう言ってくれていたら、私は水樹を代替にすることが出来たかもしれない。
5時間目は体育であり、網谷先生が居なくなったので代わりの先生が来た。
「私は君達のクラスを担当してなかったからわからないんだが、何をやっていたんだ?」
そう言う先生に、男子から圧倒的な支持を誇ったバスケットボールが行われることになる。
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 12:35:35.37 ID:d62xEDxGO
>>214
行かせていただきます、ってのに違和感が。

間違った敬語
芸能人の猿真似
真琴は、敬語を使うキャラなのかどうか
219小説男:2008/04/29(火) 12:43:35.29 ID:9nnPhIDs0
「やったね真琴。バスケ、来週まで待たなくても出来るよ」
そう言ってくる水樹に私は笑みを絶やさず、喜びの言葉を作った。
グーパーでチームを決めるだろうということを予想した水樹は私に、自分はグーをだすから真琴はパーをだして、と、耳打ちをした。
水樹の予想通り、グーパーでチーム分けになり、グーとパーと交互に出す作戦によって、私と水樹は打ち合わせ通り別のチームになる。
ピーッと笛の音が鳴り、ジャンプボール。
身長は低いが、ジャンプ力があるという理由で出された僕と、運動神経抜群で身長も高めという理由で出された水樹が地面を蹴った。
は小さい頃から鍛えられていた体で、大きく跳んで指の先何センチか水樹に差をつけ、味方の方へボールを飛ばす。
…………。
負けないよ水樹。最後の試合だからって花は譲ってあげない。
そんな気持ちになりながら、私はいつもは少し制御している力をフル動因し、コートの中を駆けた。
220小説男:2008/04/29(火) 12:45:01.93 ID:9nnPhIDs0
>>214
「後で取りに行きます」
ならおkかな?
確かに言われればその通りだ。気づかせてくれてサンクス。
221小説男:2008/04/29(火) 12:47:50.12 ID:9nnPhIDs0
5章で100KBまで行きたいんだよね。後残り8,6KB
何とかなるかな。
……それにしても精神的にだいぶ疲れてきた。

時間が過ぎるのがものすごく早い。
1時まで休憩させてくだしあ><
222小説男:2008/04/29(火) 13:01:41.09 ID:9nnPhIDs0
ふう。続き書くか。
223添削人:2008/04/29(火) 13:10:50.37 ID:Mjzl50TT0
>>218>>220
「行かせていただきます」……何がおかしい?
「〜させていただく」ってのは相手に動作の許可を請う謙譲表現だから、おかしくなんかないよ。
ここでの敬意の対象は「先生」。
だからマコちゃんが、動作の仕手である自分を低め、受け手である先生を高める謙譲語を使うのは当たり前。
(「取りに行く」のがマコちゃん。それを受けるの先生)
「後で取りに行きます」は丁寧語だから、先生に対して使うのはいただけない……かな。
224小説男:2008/04/29(火) 13:12:02.10 ID:9nnPhIDs0
「あー悔しいッ!」
当たり前のように泊まりに着ている水樹が、夕飯も食べ終え少しのんびりしている時も、今日何度目になるかわからない文句を口にする。
「あはは。だーかーら。良い試合だったって言ってるじゃん」
5時間目のバスケの結果は、7分間の試合だったが38対41。
他の女子のチームが8対10程で終わっているのを見ると、その点数からも凄い試合が展開されたのだろう事がわかる。
途中からは男子達もその白熱した試合を観戦しに来るほどで、バスケ部を含めた運動神経の良い女子達の試合は大盛り上がりを見せたのだ。
私の予想を遥かに超えて水樹は良い動きをしていたと思う。
その試合振りを振り返ると、
「最後の日思い出には、相応しかったかな」
ボソッと水樹には聞こえないようにつぶやいた。
「ん?なにか言った?」
「え?何も言ってないよ。じゃあそろそろお風呂入ってきたら」
覚悟を決めれば、嘘をつくのがうまくなる。
そんな事を考えながら、水樹に風呂を勧める。
225小説男:2008/04/29(火) 13:13:51.13 ID:9nnPhIDs0
>>223
おお。添削人お帰り!
謙譲語、尊敬語、丁寧語ってのは概念的にはわかってるんだけど。
やっぱり使う時はあまり考えて使ってないからな。
そういわれてみれば確かにそうだよな。戻しておくわ。
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 13:14:21.62 ID:z0uSFjKJ0
>>223
ついに添削人登場か!
>>218はおそらく「行かさせていただきます」が正しいと思ったんじゃないか?
227小説男:2008/04/29(火) 13:23:23.33 ID:9nnPhIDs0
「おー。じゃあ行って来るわ」
立ち上がり、風呂に向かおうとする水樹、
「裸で遊んでると風邪引くよ」
と忠告しておく。
一瞬にして苦虫を噛み潰したかのような表情になった水樹は部屋を出る際に
「うるさい」
とだけ言って風呂場へ向かっていった。
そんな水樹を見ると自然に笑いがこぼれる。
と、同時に。その幸せがもう長くは続かないということを思うと笑みは消えてしまった。
ブンブンと私は頭を振り、その憂鬱な気持ちを頭の外へと押しやる。
湯のみを両手で持ち、その湯気の向こう側に見える明日を見据えつつも、それは考えないようにするんだ。
228添削人:2008/04/29(火) 13:28:28.64 ID:Mjzl50TT0
>目を覚ました時、人はどんな状態にあれば幸せを感じるだろうか。
>例えば窓から入る日差しが心地よく、外が晴天である事を知らせてくれる時。
↑「〜外が晴天である事を知らせてくれる時。」の文なんだけど。
「何」がそれを知らせてくれるのか、という主語がない。
文脈から「日差し」なのだろうが、「が心地よく」という表現で中断されているので解りづらい。
なので
例えば窓から入る心地よい日差しが、晴天である事を知らせてくれる時。
とか。
>例えば休日であり、急いで起きる必要が無く。まどろみへと戻っていく事が出来る時。
↑「例えば休日であり、〜」の「であり」。
「である」は断定の助動詞「だ」の連用形「で」+補助動詞「ある」。
んで、「あり」は「ある」の連用形。連用形には文をいったん中止する時に使えるけど、この文は「急いで起きる必要が無く」もまだ続いている。
だから
例えば休日の朝、急いで起きる必要が無く。まどろみへと戻っていく事が出来る時。
かな。
>そして、
>「……真琴」
>自分の愛する人間が横にいる時。
↑「人間」ていうと、ちょっと大げさだから、「人」のが良い気がする。
>いつもより早く寝たせいか、日の光によって早くに目が覚める。
>朝日は人間の体のリズムを作るというが、だとしたらこの天蓋は非常に理にかなったものだろう。
>睡眠と覚醒の中間地点を彷徨いながら、僕は横にいる真琴の横顔を眺めていた。
229添削人:2008/04/29(火) 13:32:03.56 ID:Mjzl50TT0
>>225-226
ただいま。

>>218はおそらく「行かさせていただきます」が正しいと思ったんじゃないか?

「行かさせて」=「行く」+「さす」+「て」
「行かせて」=「行く」+「す」+「て」
「さす」も「す」も敬意を表す助動詞で謙譲語に使える。
どっちでも良いよ。
230小説男:2008/04/29(火) 13:34:34.47 ID:9nnPhIDs0
そう、出来るだけ違うことを考えよう考えよう。そう思っていると、程なくして水樹が風呂から上がってきた。
「今日は早かったね」
私は湯のみを持ったままクスッと笑う。
「うるさいな。真琴も早くお風呂入ってきなよ」
「うん。じゃあそうするよ」
水樹を居間に残し、私は廊下に出て襖を静かに閉じた。
冷静に。明るく。水樹には一切おかしなそぶりを見せない。
そう考える私の手はいつの間にか爪の後がくっきりと付くほど強く握られていて、口の中には噛んだ下唇から流れる血の味が満ちていた。
………………。
「泣いちゃ……だめだッ」
自分に言い聞かせるようにそうつぶやき、私は風呂へと歩いていった。
231添削人:2008/04/29(火) 13:37:59.14 ID:Mjzl50TT0
>どう考えても僕より手入れが行き届いた肌に整った顔。
>やっぱりこいつかわいいな。
>昨晩の事を考えると、嬉しいと同時にやはり少し気恥ずかしくなった。
>キスという恋人としてのステップを一つ上がり、自分の中にある『好き』という気持ちが強くなったのがわかる。
>時刻を見ればそろそろ6時になる。
>真琴は大体いつも6時に起きるらしいので、そろそろ起きるだろう。
↑「〜いつも6時に〜」のトコ。
正直どうでも良いんだけど、時間・時期を限定する「頃」を補った方が良いんじゃないかな。
なので
真琴は大体いつも6時頃に起きるらしいので、そろそろ起きるだろう。
とか。
>だったら、それまでの短い時間でも良い。この幸せを噛み締めたい。
>すると、
>「―――――んんッ」
>と、真琴が唸った。
>それを見ると、やはり最初の時の子リスというイメージが強く、笑顔になってしまう。
>だが、その声を上げている当人は、笑顔としてその声を上げているのでは無いらしい。
↑「〜笑顔としてその声を〜」だけど「〜として」の後が「声」だから、前に「笑顔」が入るのはおかしいかな。
だから、
だが、その声を上げている当人は、笑い声としてその声を上げているのでは無いらしい。
かな。
>「―――ん。……なさい」
232添削人:2008/04/29(火) 13:45:06.21 ID:Mjzl50TT0
>「……え?」
>そう寝言を言った真琴はどこか苦しそうであり、見れば額には汗が浮かんでいた。
>そして、真琴がもう一度。今度はしっかりした発音で、その言葉を繰り返した。
>「ごめん、なさいッ」
>声を絞り出すように出す言葉は苦しげで、本当に心からの謝罪という感じに聞こえる。
↑「声を絞り出すように出す〜」と「出す」「出す」と重複してるので
絞り出すように発する言葉は苦しげで、本当に心からの謝罪という感じに聞こえる。
とか。
>「……まこ、と?」
>悪夢でも見ているのかと思い、直ちに起こそうかと思ったのだが、僕の手はスッと真琴の頬を伝った涙で静止が掛かってしまった。
↑かかるのは「静止」じゃなくて「制止」。
誤変換?
それにちょっと解り難いので
悪夢でも見ているのかと思い直ぐに起こそうかと思ったのだが、僕の手は、スッと真琴の頬を伝った涙に動きを止めた。
みたいな。
>「ごめんなさい。ごめんなさいッ」
>真琴の両目からは目じりに溜まった大量の涙が、途切れることなく頬を伝っていた。
>…………。
>静止してしまった僕はそれを少しの間眺めてから、ハッとなり真琴の肩を掴み上下に揺さぶった。
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 13:47:11.85 ID:puKq0S+i0
たまに文章書いてる俺にとっても添削人の指摘は非常に参考になる
234小説男:2008/04/29(火) 13:48:11.23 ID:9nnPhIDs0
風呂から上がり再び居間の前に立ち、パンッと両手で頬を叩いた。
「よしッ」
鏡の前で何度も表情を作る練習はしたが、それでもなお油断をしてはいけない。
襖を開け、
「あー。良い気持ちだった〜」
と笑顔を作る。
「お〜上がったかー」
水樹が私の顔を見ると、空になった私の湯飲みにお茶を注いでくれた。
「あ。ありがとう」
そう言って湯飲みを受け取り、定位置に座る。
「緊張させるかもしれないから言わないようにしようかと思ったけど。明日だね真琴」
その言葉に、ドキッと心臓が跳ね上がった。
235添削人:2008/04/29(火) 13:49:27.94 ID:Mjzl50TT0
>>233
そう言っていただけると、ありがたい。
俺も普段からこんなに気張った文章書いてるワケじゃないんだけどね……。

>「真琴。真琴起きろって」
>なかなか覚醒しない真琴を何とか起こそうと、揺さぶる手に力を込める。
>「―――――ッ!!」
>やっとのことで半分飛び起きるように覚醒した真琴は、あたりをキョロキョロと見回してから、僕の目線をしっかりと捕らえる。
>「水樹ッ!!」
>僕の名前を叫びながら、真琴は泣きながら僕に飛びついてきた。
↑「 〜叫びながら、〜泣きながら〜」。
接続助詞「ながら」の重複。
ここは
僕の名前を叫ぶと、真琴は泣きながら僕に飛びついてきた。
のが良いかと。
>腰の辺りに抱きついて泣く真琴を見て、一瞬どうしていいかわからなかったが、悪夢の事で現実と夢が混同しているのだろう。
>そう思うと、僕はそっと真琴の事を抱きしめてやる。
>そうしてやると、真琴はハァハァッと荒くなった息をゆっくりと静めていき、落ち着きを取り戻していった。
>「ごめん」
>「なんで謝るんだよ。悪夢を見るのは誰のせいでもないんだから」
>僕がそう言って、まだ少し震えている真琴の頭をなでてやった。
>「違う。違うんだよ。私がいけないんだ。だから。だからこんな夢」
>そうつぶやいた真琴は一度僕の顔を見ると、どんな夢を見ていたのかということを僕に話し始めた。
236小説男:2008/04/29(火) 13:49:43.96 ID:9nnPhIDs0
ごめん超速で昼飯食べてくる。
237添削人:2008/04/29(火) 13:49:49.26 ID:Mjzl50TT0
>>233
そう言っていただけると、ありがたい。
俺も普段からこんなに気張った文章書いてるワケじゃないんだけどね……。

>「真琴。真琴起きろって」
>なかなか覚醒しない真琴を何とか起こそうと、揺さぶる手に力を込める。
>「―――――ッ!!」
>やっとのことで半分飛び起きるように覚醒した真琴は、あたりをキョロキョロと見回してから、僕の目線をしっかりと捕らえる。
>「水樹ッ!!」
>僕の名前を叫びながら、真琴は泣きながら僕に飛びついてきた。
↑「 〜叫びながら、〜泣きながら〜」。
接続助詞「ながら」の重複。
ここは
僕の名前を叫ぶと、真琴は泣きながら僕に飛びついてきた。
のが良いかと。
>腰の辺りに抱きついて泣く真琴を見て、一瞬どうしていいかわからなかったが、悪夢の事で現実と夢が混同しているのだろう。
>そう思うと、僕はそっと真琴の事を抱きしめてやる。
>そうしてやると、真琴はハァハァッと荒くなった息をゆっくりと静めていき、落ち着きを取り戻していった。
>「ごめん」
>「なんで謝るんだよ。悪夢を見るのは誰のせいでもないんだから」
>僕がそう言って、まだ少し震えている真琴の頭をなでてやった。
>「違う。違うんだよ。私がいけないんだ。だから。だからこんな夢」
>そうつぶやいた真琴は一度僕の顔を見ると、どんな夢を見ていたのかということを僕に話し始めた。
238添削人:2008/04/29(火) 13:50:26.71 ID:Mjzl50TT0
うわわ、また誤爆ったwww
スマソwww
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 13:56:14.77 ID:puKq0S+i0
>>236
いってらノシ

>238
あるあるww
240添削人:2008/04/29(火) 13:58:28.99 ID:Mjzl50TT0
>その夢とは、僕がいなくなってしまう夢だったらしい。
>ところどころ覚えていないのか話が欠けてしまっているが、真琴が何かとんでもないことを起こし、僕がいなくなり、その後悔から悩み苦しむ。
↑この文だと「ところどころ」が「覚えていない」に掛かっているのか、「話が欠けている」に掛かっているのか解り難い。
前者なら「ところどころ」の後に対象を表す格助詞「を」を補い
ところどころを覚えていないのか話が欠けてしまっているが、真琴が何かとんでもないことを起こし、僕がいなくなり、その後悔から悩み苦しむ。
にして、
後者なら「ところどころ」の後に句点を設けた方が良いかな。
ところどころ、覚えていないのか話が欠けてしまっているが、真琴が何かとんでもないことを起こし、僕がいなくなり、その後悔から悩み苦しむ。
みたく。
>そんな悪夢だったらしい。
>最初に僕がいけないと、真琴が言っていたのはその事だったのだろうか。
>僕は「大丈夫」と、その言葉をつぶやくと。
↑読点→句点。
>「居なくなったりなんてしないからさ」
>真琴に声を掛けてやる。
>真琴もかなり落ち着き、その言葉を聞いて顔を上げ僕を見ると、エヘヘッと笑顔を作った。
>その笑顔を確認して、ようやく落ち着いて朝を感じることが出来た。
>「おはよう」
>「うん。水樹、おはよう」
>そう、天蓋から差し込む朝日の中、朝の挨拶を交わした。
241添削人:2008/04/29(火) 14:00:38.94 ID:Mjzl50TT0
あと詳しくないから解らないが天蓋てのは窓のことなのか?
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 14:05:17.24 ID:/EVolvFs0
>>241
ゴージャスなベッドについてるカーテンみたいなのじゃね
243添削人:2008/04/29(火) 14:08:39.06 ID:Mjzl50TT0
>>242
だよなぁ……
天窓の方が正しかったか……?
(どっちにせよ、天にある窓って構造上、朝日は差さないよな)
う〜ん、もっと早く聞いておけばよかったか
244小説男:2008/04/29(火) 14:10:15.30 ID:9nnPhIDs0
ただいま。

……
あれ?
天蓋=天井に取り付けられた窓
って意味で使ってたけど

てんがい 【天蓋】

(1)仏具の一。仏像などの上方にかざしたり、つったりする絹張りの笠。瓔珞(ようらく)・宝珠・幡(ばん)で飾られる。棺に差しかけるものもいう。
(2)教会の祭壇などの上におかれる覆い
(3)虚無僧の用いる深編み笠。

違う雰囲気。

245小説男:2008/04/29(火) 14:12:57.39 ID:9nnPhIDs0
えっと。ただの窓って表現に直すか。
カーテンが付いてない窓。
でいい気もする。

最後に直すわ。
とりあえず続き行く。
246添削人:2008/04/29(火) 14:15:39.16 ID:Mjzl50TT0
>私は朝ごはんの片付けをしながら、家に着替えに行くという水樹に、
>「いってらっしゃーい」
>と、出来るだけ元気良く声を掛けた。
>「出来るだけ早く帰ってくるからー」
>玄関からは元気の良い水樹の声が返ってくる。
>ガラガラガラッと玄関が開き、一瞬を置き閉まった。
>その音が消えてしまうと、家の中からはまるで光が消えてしまったかのように感じる。
>後に残るは、私の手元から不協和音を立てる水と食器とスポンジの音だけ。
>…………。
>「神慈」
>私はその空気に耐え切れなくなり、その名前を呼んだ。
>「おそばに」
>常に緊張し、いつ声を掛けられてもこの従者がすぐに返事を返さなかったことは無い。
↑「常に緊張し」がマコちゃんと神慈のどっちの事なのか解り難いから
常に緊張しているこの従者からは、いつ声を掛けてもすぐに返事が返ってくる。
みたいな?
>「お見苦しい所を、見せました」
↑「お見苦しい」と丁寧語にする必要はない。
なので
「見苦しい所を、見せました」
でおk。
247添削人:2008/04/29(火) 14:15:58.85 ID:Mjzl50TT0
>知らなくて良い事とされ、この家が監視カメラででも見張られているのか、ただこの神慈の力の所なのかはわからないが、自分の行動が常に見張られているということはわかっている。
↑ううむ。これは悩ましてくれるな。
・知らなくて良いこと
<過程>
この家が監視カメラででも見張られているのか、ただこの神慈の力の所なのか
・知っていること
<結果>
自分の行動が常に見張られているということ
なんだろうけど、この文からじゃそこいらが直ぐには読み取れない。
なので
自分の行動が常に見張られているということはわかっている。 知らなくて良い事とされ、監視カメラ等で見張られているのか、ただ神慈の力による所なのかはわからないが。
とかかな。
248小説男:2008/04/29(火) 14:19:59.17 ID:9nnPhIDs0
「何があるのかはあまり詳しく聞いてもわからないと思うからさ、まぁ頑張れ」
それは水樹なりの、出来るだけ心労を与えない励ましだったのだろう。
だがそれは、突付いただけで崩れそうになる私の心を、大きく揺れ動かした。
「あり、がとう」
「おう。頑張れ!」
まっすぐにこちらを見てくる水樹の目を見てしまうと、どうしてもそこから目線をはずしてしまいたくなる。
だが、全てがばれてしまえば様々な物の崩壊は免れない。
私が居るうちにその崩壊を見たくは無い。水樹には悪いが、それが私の最後の願いだと許してやってほしい。
そんな願いを込め、私はなんとかいつもの『真琴』を作った。
「あー緊張するな〜」
わざとらしく肩を抱き、ブルブルッと震えてみせる。
すると水樹は大丈夫大丈夫と笑いながらバンバンと私の背中を叩いた。
249添削人:2008/04/29(火) 14:20:25.18 ID:Mjzl50TT0
>「…………」
>皿を洗いながら神慈の事は見ずに、話を続ける。
↑「事」ってのは経過や事柄のことだから、この場合は
皿を洗いながら神慈の方は見ずに、話を続ける。
かな。
>「私はこの運命に生まれてきた事を後悔もしていなければ、前当主や現当主。さらには相坂の歴史の中で当主となった者達の事を誇りに思います」
↑「〜、前当主や現当主。〜」読点→句点。
>カチャカチャと音を立てる食器の数も少なくなり、もう拭いてやれば片付けは終了する。
>だが、あえて私は3枚ほどの食器を洗い続けた。
>神慈から帰ってくる言葉は無い。
>私の言葉に対する返答のみは許可をもらわずとも許されているはずだ。だが、そこに返答が生まれないということは、本当に神慈が私の心中を察してくれているのだろう。
>「一族の繁栄のため、当主たる物役目を果たすのが慣わし成れば、私は当主として、それを行いましょう」
>静かに言った私の言葉に、後ろに居る神慈がハッと顔を上げるのがわかった。
>「しかし……。下賎の者を一人差し出せば、御身に被害は及ばぬものを……。なぜ、なぜそのような事を……」
>神慈が言いたい事も良くわかる。
>一昨日の忠告。神慈にしてみればそれこそ恐れ多き諫言だったのだろう。
>だが、
>「あなたは、一昨日網谷を殺しました」
>私は思う。
↑「思う」→「続ける」。
>「その時、親友を殺すのはつらい。そうい言いましたね?」
>私の言葉に、後ろからギリッと歯軋りする音が聞こえてくる。
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 14:23:39.68 ID:eHUudtkE0
添削人がいるから俺が言う事もないんだが
>「あり、がとう」

「あり…がとう」
の方がいいんじゃないのか?
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 14:27:24.32 ID:/EVolvFs0
そういえば、会話に――(ダッシュ)使わないよね
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 14:29:11.09 ID:z0uSFjKJ0
>>249
>「一族の繁栄のため、当主たる物役目を
のところって、当主たる者じゃないの?
253添削人:2008/04/29(火) 14:29:48.60 ID:Mjzl50TT0
>>250
じゃんじゃん言ってあげてくれ
俺は基本、文法面しかカヴァーしないから

>先代達が愛する者を差し出さず、己が当主となった事がどういう意味を持っていたのか。
>「これはきっと試練なのでしょう。一族の為に愛するものを差し出さず、己が当主となることで意思の強さを示す。私にもわかる時が来たようです」
>また一度、ギリッと神慈が歯をこすり合わせる。
>「明日となりました。もう、私の決意は変わりません」
>私はそこで一呼吸置き、手が水の冷たさで赤くなるまで洗い続けていた食器を布巾でしっかりと拭いて片付けた。
>そして、神慈に向き直り、
>「立ちなさい」
>そう、強い口調を持って命令をする。
>神慈は一瞬どうして良いのか迷ったようだが、言われた通りに無駄の無い動作で立ち上がった。
>しゃがんでいても私の胸の位置にある長身は、この距離で立ち上がられると、私は真上を向かなければ視線を合わせることが出来ない。
↑「しゃがんでいても私の胸の位置にある長身は、〜」さすがに長身そのものが胸の位置にあるわけはないので、ここは
しゃがんでいても私の胸の位置に頭のある長身に、この距離で立ち上がられると、私は真上を向かなければ視線を合わせることが出来ない。
かな。
>だが、視線を合わせることなど無用。
254添削人:2008/04/29(火) 14:30:37.62 ID:Mjzl50TT0
>>252
スマソ、見逃していたthx

>私は膝を折りしっかりと正座をすると、幼い頃から叩き込まれた作法を一つ一つなぞる様に、右手を着き、左手を着き。それがちょうど富士をあらわす形を取って、頭を下げる。
↑詳しいな。剣道でもしてた?
>「―――なッ!!」
>家柄による地位という事以外全て劣っている私から、礼をされたのが正に『ありえない事』だと言う様に、神慈が動揺する。
↑うん?
・マコちゃんが神慈よりすぐれているところ
家柄による地位
・マコちゃんが神慈よりおとっているところ
上以外全部
で、「家柄による地位」がその劣る部分全てをカヴァーして、さらに上回っているから、そんな人物に頭を下げられたから神慈は動揺してるんだよね?
この書き方だとそれが伝わり難いから
家柄による地位という事以外全て劣っているとは言え、主である私から礼をされたのが正に『ありえない事』だと言う様に、神慈が動揺する。
とか。
255小説男:2008/04/29(火) 14:31:52.97 ID:9nnPhIDs0
そんなやり取りをした後。
「そうだ水樹、ちょっとおいしいお茶があるんだけど飲んでみない?」
と、あらかじめ用意していた文句を口にした。
「おいしいお茶かー。いいねいいね。真琴がおいしいって言うんだからまぁ間違いは無いな」
「じゃあ持ってくるね」
台所へと向かい、その『おいしいお茶』というのを入れた。
………………。
スッと、頬を一筋の涙が伝う。
もう、水樹と話すことは全て終わったか?もう、水樹としたいことは全て終わったか?
そんなわけがあるはずが無い。
だが。
いつまでもそんなことを考えていると、引っ込みが付かなくなってしまう。
もうお茶を入れていくと言ってしまった。今だ。今しかないのだ。
私はだいぶ蒸らし終わったお茶を湯飲みにお茶を注ぐ。
朝からずっと服のポケットに忍ばせていた、薬折された薬紙を開きその中の白い粉をお茶の中に入れた。


・・・。
なんか全体的におかしい。
256添削人:2008/04/29(火) 14:36:36.21 ID:Mjzl50TT0
>「今までの任、本当にありがとうございました。言葉では表せぬ感謝を感じております」
>「やめてください、お嬢様ッ!」
>神慈が私の肩を掴み立たせようとするが、力を込め、礼の状態を保つ。
>「幼少時より私の傍に付き、全てを差し置いて私の為に尽くしてくれた。そんなあなたに感謝をするのは当然です」
>ググッと神慈の力は強くなったが、私の意志が強固なものだとわかったのか、手を肩から離した。
>私は一呼吸置いて、一番この私の為に尽くしてくれた者に言わなければならぬ言葉を繋ぐ。
>「任を、解きます。これからあなたは神慈家当主となりなさい。私の傍に付いているんは今で終わりとします」
↑「〜私の傍に付いているんは〜」→「〜私の傍に付いているのは〜」
>言い切ってから顔を上げると、どうしていいのかわからないと言った表情の神慈がそこに居た。
>私はそれをみてクスッと笑ってしまう。
>「己の意思するところを行え。さればそれが法にならん」
>祖父が良く言っていた言葉を告げると、神慈の目からは一筋の涙が零れ落ちた。
>「私は最後の一日を楽しもうと思います。皆にお伝えください。必ず行くので、最後の日くらいは好きにさせろ。と」

問題ないかな
257小説男:2008/04/29(火) 14:37:23.76 ID:9nnPhIDs0
>>添削してくれた奴ら
サンクス。
もうじゃんじゃん頼む。

>>添削人
剣道はもう12年目に突入する。
ほかにも武道系は親父の生でやらされまくった。
258添削人:2008/04/29(火) 14:41:14.19 ID:Mjzl50TT0
>神慈はそれが私の最後の命令になるということがわかったのだろうか。
↑後の流れから考えると「〜わかったのだろうか。」は「〜だろうか」という推量の疑問で終わるよりは、ただ「〜だろうか」の推量で終わる方が良いかな。
なので
神慈はそれが私の最後の命令になるということがわかったのだろう。
かな。
>「……御意」
>そう、いつもより強い意志のこもった声で言った。
>ほんの少しの間静寂が空間を支配するが、それも、
>「ただいまー。帰ったよ真琴〜」
>と言う、水樹の声で破られた。
>私は一呼吸置く。
>そして、出来るだけの元気のこもった明るい声で、
>「水樹おっかえりーッ」
>と、叫んで玄関へと向かうため小走りをする。
>台所を出る時に、一瞬立ち止まり。
>「ありがと」
>と、何度言っても足りぬ言葉を神慈に掛けた。
>そうしてから、「いやー急いで帰ってきたよー」と大げさに息を切らす水樹と顔をあわせるため、笑顔を作って台所を後にした。
↓ここから
>残された神慈はギリッと歯を音を立ててかみ合わせ、二人に聞こえないようにダンッと床を叩いた。
>「これが、正義なわけねぇだろうがよッ」
>自分が命を奪った親友の言葉を思い出す。
>道を踏み外した親友を救ってやるのは当然。
>……
>「『人柱の儀』なんて糞くらえだ……」
>神慈は立ち上がり、水樹が自分の気配を察知するまでに消えようと瞬間で気配を消し、勝手口の方から出て行った。
↑ここまで
誰が語ってるんだ?
あと「……」のあとにも句点な。
259小説男:2008/04/29(火) 14:47:17.95 ID:9nnPhIDs0
サラサラと湯の中に舞いながら落ちていくその粉は、底に溜まる前に溶けて消えてしまった。
しっかりと全てが溶けたのを確認すると、自分の分とあわせて二つを丸盆に乗せ居間へと向かう。
「出来たよー」
笑顔を作る。
きっとそれは不自然な物だっただろう。
だが、水樹はそんなことを一切気にしないといった感じで、
「ありがと」
と、私が差し出した湯飲みを受け取った。
水樹は私が腰を下ろすまで待ち、私が座ったところでお茶に口をつける。
「へー。おいしい……気がする」
「アハハッ。一応高いお茶なんだよ」
「なるほど。じゃあおいしいんだ。うん。凄くおいしい」
そんなことがあるはずは無い。
舌が肥えてる肥えてないなど関係ないのだ。
そのお茶はさっきまで飲んでいたと同じお茶の葉で出しているのだから。
だが、私が言った事を素直に受け取ってしまう水樹を見ていると、自分が口にしているお茶が特別おいしい物に変わったような気がする。
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 14:49:44.76 ID:z0uSFjKJ0
>>256
>「任を、解きます。これからあなたは神慈家当主となりなさい。私の傍に付いているのは今で終わりとします」
のところ「今」って言葉だと時間範囲が微妙じゃないか?
「今この瞬間」とか、「今日」とかのほうがいいように感じる。

>>257
なんという文武両道

261小説男:2008/04/29(火) 14:52:11.14 ID:9nnPhIDs0
>>260
確かに今ってちょっとおかしいかなーって思ってた。
「だから今この瞬間をもって」にしようと思う。
指摘サンクス。
あと、文も武も両方もぐりです><
262添削人:2008/04/29(火) 14:54:22.41 ID:Mjzl50TT0
>>260
う〜ん……
「今」ってどっちの意味も含んでるんだよね
「今この瞬間」も「今日」も
俺は問題ないと判断したが、そう感じる人もいるわけだ
判断は小説男にまかせる

ついでに俺も剣道野郎
小説男とは上手い酒が飲めるかも知れん
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 14:59:35.45 ID:WccTVUW80
剣道と言ったらバンブーブレードだね!そうだね!
と友人が戯けたので、瀕死の重傷を負わせた
264添削人:2008/04/29(火) 15:00:58.26 ID:Mjzl50TT0
やっぱり剣道とかの武道人口多いよな、vipperとかオタって

>その日は楽しかった。
>一分一秒ですら無駄にならないように、全力で平凡な日の幸せを噛み締めようとする。
>副担任が休み時間に私を呼び教科書が届いた事を告げたが、水樹に見せてもらうために「後で取りに行かせていただきます」と、適当なことを言ってその場を後にした。
>現国、数学、生物、古典。
>水樹に教科書を見せてもらいつつ、小声でと筆談でく雑談をしつつ授業を過ごす。
↑ちょっと解らないw
「小声でと筆談でく雑談をしつつ」これの筆談の部分だが、「筆談で雑談をした」と捉えるべきか。
しかし、そうなると「小声でと」の意味が通らなくなる。筆談に大声も小声もないからなぁ。
予想としては
水樹に教科書を見せてもらいつつ、小声で筆談をまじえた雑談をしつつ授業を過ごす。
か。
>四時間の授業が終わると、昼休みになる。
↑まあ、自明のことなので、ある条件が備わると、いつも同じことが起こるという意も含む接続助詞の「と」を使うのは微妙かな。
ここは
四時間目の授業が終わり、昼休みになった。
とかの叙述のが良いかな。
>昨日まではこの時間を神慈からの事務連絡を受け取る時間にしていたが、今日はそんな事を一切考えなくて良かった。
>朝食を作る時に一緒に作った大きめなお弁当を、水樹と一緒に屋上へ出て広げる。
>周りにも人がちらほら居たが、女子二人だと思われれば特に話題にされることもなく、カップルらしくおかずの交換なんかをし合って昼食を食べる。
>途中で水樹が昨日までどこに居たのか、と聞いてきたが、そこは素直に神慈から連絡を受けていたと答える。
>一つだけ大きな嘘をついているんだ。嘘はその一つだけで良い。
>水樹は誤った解釈をしているのだが、「あーなるほど」とさもわかったかのように返答をしてくる。
265小説男:2008/04/29(火) 15:03:48.55 ID:9nnPhIDs0
反応が現れたのは、水樹が湯飲みに3回口をつけたときだった。
「あ…………れれ??」
水城の視線からは私がしっかりと見えていないことが見て取れた。
ゆっくりと水樹の体は力を失っていき、手から滑り落ちた湯飲みがゴンッと音を立てて机の上を転がる。
「……ま。……こ、と?」
消え行く意識の中、水樹は必死で意識を保とうと頑張っている。
「…水樹」
最後の最後まで、水樹を見ていろ。
そう思いながらも視界が涙で霞んでいく。
「ごめんなさい。そして、さようなら」
私がそう言うと、必死で自重に絶えていた力が全て抜けたようで、後ろにバタンと倒れてしまった。
私はそれを確認すると、机の上にこぼれたお茶をふき取り、湯飲みを全て片付けた。
そして、私は最後の。本当に最後の謝罪をするため筆を取り、一枚の手紙を書き上げる。
それをしっかりと包み、机の上に置き。水樹が風邪を引かないようにと二回からおろしてきた毛布をかけてやる。
あふれ出る涙で前が見えず何度も壁にぶつかりながら、私は家を後にした。

後にはスーッ、スーッと寝息を立てる水樹が取り残された。
266添削人:2008/04/29(火) 15:04:33.52 ID:Mjzl50TT0
>一つだけ大きな嘘をついているんだ。嘘はその一つだけで良い。
>水樹は誤った解釈をしているのだが、「あーなるほど」とさもわかったかのように返答をしてくる。
↑あと、ここの部分。
ここは本来なら上の行にも逆説をおぎなって
一つだけ大きな嘘をついているんだが、嘘はその一つだけで良い。
水樹は誤った解釈をしているのだが、「あーなるほど」とさもわかったかのように返答をしてくる。
となるんだが、これだと「だが」「だが」のと逆説の重複になるので
下の行を
水樹は誤った解釈をして「あーなるほど」とさもわかったかのように返答をしてくる。
とかにしたらどうかな。
267小説男:2008/04/29(火) 15:06:37.69 ID:9nnPhIDs0
>>262
一応団体では全国まで行ったけど。長野県なもんでフルぼっこにされた。
九州で剣道野郎って聞かされたら勝てる気がしない件について。
ちなみにまさか九学とかじゃないよなwww

>>263
細くて力強くて早いってのは基本ありえないからね。
女子で強い人はやっぱり腕も足も太いよ。
男子はその倍くらいある。


あ、6章終わり。
268添削人:2008/04/29(火) 15:07:27.24 ID:Mjzl50TT0
>クスッと笑みがこぼれてしまう。
>もし水樹が私の言うことを疑い、問い詰め、嘘をついたら許さない。
>そう言ってくれていたら、私は水樹を代替にすることが出来たかもしれない。
>5時間目は体育であり、網谷先生が居なくなったので代わりの先生が来た。
>「私は君達のクラスを担当してなかったからわからないんだが、何をやっていたんだ?」
>そう言う先生に、男子から圧倒的な支持を誇ったバスケットボールが行われることになる。
↑「そう言う先生に」「バスケットボールが行われることになる。 」?
意味が通じないので
先生のその発言によって、男子から圧倒的な支持を誇ったバスケットボールが行われることになる。
かな。
269小説男:2008/04/29(火) 15:10:46.90 ID:9nnPhIDs0
6章が終わった。
この思い。届け!100KB!!!


……。
97KB
orz
270添削人:2008/04/29(火) 15:10:48.49 ID:Mjzl50TT0
>>267
九州は玉竜旗、予選ないからなwww
本戦でフルボッコだったわwww

ちなみに大学は内緒なんだぜwww
271小説男:2008/04/29(火) 15:13:20.55 ID:9nnPhIDs0
玉竜旗めちゃめちゃ行きたかったのに行けなかった。
先鋒だった俺の活躍どころですやん!って先生に直談判行った所、無言で殴られた。

ちなみに先生に首の骨が折れるかと思うまで、竹刀フルスイングで首あたりを叩かれたことがある。
まぁ、俺がいけないんだが。

にしても、高校時代、先輩の悪行と先生の体罰は普通だった件。
272添削人:2008/04/29(火) 15:15:04.13 ID:Mjzl50TT0
>>269
おっつ!!

>「やったね真琴。バスケ、来週まで待たなくても出来るよ」
>そう言ってくる水樹に私は笑みを絶やさず、喜びの言葉を作った。
↑「言葉を作った」……ちょい微妙かな。
ここは
そう言ってくる水樹に私は笑みを絶やさず、笑顔を作った。
とか。
>グーパーでチームを決めるだろうということを予想した水樹は私に、自分はグーをだすから真琴はパーをだして、と、耳打ちをした。
>水樹の予想通り、グーパーでチーム分けになり、グーとパーと交互に出す作戦によって、私と水樹は打ち合わせ通り別のチームになる。
↑上と微妙に作戦が変わってる件について。
まあ、あんまり気にする必要もないけど。
>ピーッと笛の音が鳴り、ジャンプボール。
>身長は低いが、ジャンプ力があるという理由で出された僕と、運動神経抜群で身長も高めという理由で出された水樹が地面を蹴った。
>は小さい頃から鍛えられていた体で、大きく跳んで指の先何センチか水樹に差をつけ、味方の方へボールを飛ばす。
↑最初に「私」。
>…………。
>負けないよ水樹。最後の試合だからって花は譲ってあげない。
↑「花」「華」……まあ、お好きな方で。
>そんな気持ちになりながら、私はいつもは少し制御している力をフル動因し、コートの中を駆けた。
273添削人:2008/04/29(火) 15:17:34.46 ID:Mjzl50TT0
>>271
玉竜旗は気迫が違ったね
もうオーラでてるヤツばっか

本当に俺みたいなのが居て良いのかと思ったわwww
俺のトコの剣道部は温めだったし
274小説男:2008/04/29(火) 15:17:41.05 ID:9nnPhIDs0
とりあえず一度まとめ時だな。
俺は今までの所で文量を増やせるところ増やしてみるわ。

7章はUPしてからだな。
275添削人:2008/04/29(火) 15:24:25.62 ID:Mjzl50TT0
さて、一つとんでもないことに気付いてしまった
どうしよう……


















なあ、真美タソは?
276小説男:2008/04/29(火) 15:28:58.73 ID:9nnPhIDs0
>>275
…………。
だれ?って聞こうと思ったくらい存在を忘れていたwwww

ま、まぁ。そのね。なんだ。
あの時はこんな展開になるとは思ってなかったしwwwww
友人その1って事でwwww
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 15:31:40.45 ID:puKq0S+i0
とりあえず乙

んで、さしでがましいかもしれんが、、、

話の導入部分1〜3あたりはむしろいらない表現や文章は削ったほうがサクサク
読みやすいとおも。 最初の山、真琴が男だと分かるのと素性がわかってくるあたり
までは特に。
あとこれは水樹の物語だと感じたからなんだけど、全体的に状況とかの説明なども
シンプルにしたほうが水樹の感情表現とかが目立ってくるんじゃないかと。
そうゆう部分はもっと起伏を出しても良いんかなともおもった。

まあエラそうなことは言えないが、ざっとした感想。
278添削人:2008/04/29(火) 15:34:22.42 ID:Mjzl50TT0
>>276
そだなwww
友人その1でwww
でっていうwww
www
……
イイワケないだろっ!!( `Д´)つビシッΣ!!

>>277の言う通りだ
最初の方、導入部は添削しまくれ!!
279小説男:2008/04/29(火) 15:35:05.85 ID:9nnPhIDs0
>>277
なるほどなるほど。
メモっておいて、最後に推敲するわ。
サンクス。
280小説男:2008/04/29(火) 15:39:20.13 ID:9nnPhIDs0
やべえ。サボってニコニコしていたorz

がんばるぜ。
あー。うん、頑張る。
281添削人:2008/04/29(火) 15:46:45.55 ID:Mjzl50TT0
>「あー悔しいッ!」
>当たり前のように泊まりに着ている水樹が、夕飯も食べ終え少しのんびりしている時も、今日何度目になるかわからない文句を口にする。
↑「〜のんびりしている時も、〜」の「も」の部分。
水樹はさっきか同じ事を繰り返し言っているのだから、添加や許容などを表す意の助詞「も」だけじゃなくて、時間などの基準を表す格助詞「に」をあわせた「にも」ののが良いかな。
だから
当たり前のように泊まりに着ている水樹が、夕飯も食べ終え少しのんびりしている時にも、今日何度目になるかわからない文句を口にする。
かな。
>「あはは。だーかーら。良い試合だったって言ってるじゃん」
>5時間目のバスケの結果は、7分間の試合だったが38対41。
>他の女子のチームが8対10程で終わっているのを見ると、その点数からも凄い試合が展開されたのだろう事がわかる。
↑「〜凄い試合が展開されたのだろう事がわかる」て、君たちがした試合じゃないのかね?
なので
他の女子のチームは8対10程度で終わっているので、それだけで凄い試合が展開された事がわかるぐらいだ。
とか。
>途中からは男子達もその白熱した試合を観戦しに来るほどで、バスケ部を含めた運動神経の良い女子達の試合は大盛り上がりを見せたのだ。
>私の予想を遥かに超えて水樹は良い動きをしていたと思う。
>その試合振りを振り返ると、
>「最後の日思い出には、相応しかったかな」
↑「最後の日思い出〜」→「最後の日の思い出〜」。
>ボソッと水樹には聞こえないようにつぶやいた。
>「ん?なにか言った?」
>「え?何も言ってないよ。じゃあそろそろお風呂入ってきたら」
>覚悟を決めれば、嘘をつくのがうまくなる。
>そんな事を考えながら、水樹に風呂を勧める。
282小説男:2008/04/29(火) 15:47:25.19 ID:9nnPhIDs0
7章(最終章だ!!…にしても、ここまでで6章で約100KBで、7章+エピロローグで50KBとかいけるのかな)

頭に靄が掛かったかのように、思考が定まらない。
ズキズキと頭痛はするし、体を起き上がらせようとすれば目が回る。
起きてからだいぶ経った気がするが、僕はそんな吐き気を覚えるような感覚の中にいた。
「……真琴?」
自分が居るのが真琴の家だと言うことを思い出し、真琴の名前を呼び助けを求める。
しかし、真琴の声は帰ってこなかった。
いつもの寝起きの何倍もの遅さで、ゆっくりとはっきりしていく意識の中。自分が今寝ているところが今だと言うことに気が付いた。
なんで僕はこんな所で寝ているんだ?
昨日の事を考える。
二人で作った夕食を食べ、僕が先に風呂に入って真琴がその後に続いた。
それから、いつものように二人でお茶を飲んで……。
と、そこまで思い出すと、ズキッという鋭い痛みが頭に走る。
「ッ!!」
頭を抑え何とかその痛みに耐え、再度思考を続ける。
その後には何があった?
283添削人:2008/04/29(火) 15:50:01.56 ID:Mjzl50TT0
>>282
まあ、必要に応じて8章追加とか、後日談とか容れれば良いんじゃね?
284添削人:2008/04/29(火) 15:53:51.24 ID:Mjzl50TT0
>「おー。じゃあ行って来るわ」
>立ち上がり、風呂に向かおうとする水樹、
↑↓の忠告の対象が水樹だから、ここは
立ち上がり、風呂に向かおうとする水樹に
かな。
>「裸で遊んでると風邪引くよ」
>と忠告しておく。
>一瞬にして苦虫を噛み潰したかのような表情になった水樹は部屋を出る際に
>「うるさい」
>とだけ言って風呂場へ向かっていった。
>そんな水樹を見ると自然に笑いがこぼれる。
>と、同時に。その幸せがもう長くは続かないということを思うと笑みは消えてしまった。
>ブンブンと私は頭を振り、その憂鬱な気持ちを頭の外へと押しやる。
>湯のみを両手で持ち、その湯気の向こう側に見える明日を見据えつつも、それは考えないようにするんだ。
↑「湯のみを〜見据えつつも、」までは叙事、「それは考えないようにするんだ。 」は叙情。ちょっとおかしいかな。
なので
湯のみを両手で持ち、その湯気の向こう側に見える明日を見据えつつも、その事は考えないように努めた。
とか。
285小説男:2008/04/29(火) 15:54:33.14 ID:9nnPhIDs0
激痛が走る中毛布を跳ね上げ、なんとか体を起こす。
すると、だいぶ鮮明になってきた視界に机の上に置いてある一通の手紙が目に入ってきた。
包み紙には楷書の達筆な筆字で『水樹へ』と大きく書かれていた。
それがどういう事なのか把握することが出来なかったが、手に取ってみる。
裏返してみると、裏には相坂真琴と小さい字が書いてあった。
不吉な予感を覚え、急いで包み紙を開き、中にある手紙を取り出す。
286添削人:2008/04/29(火) 15:55:31.90 ID:Mjzl50TT0
>そう、出来るだけ違うことを考えよう考えよう。そう思っていると、程なくして水樹が風呂から上がってきた。
>「今日は早かったね」
>私は湯のみを持ったままクスッと笑う。
>「うるさいな。真琴も早くお風呂入ってきなよ」
>「うん。じゃあそうするよ」
>水樹を居間に残し、私は廊下に出て襖を静かに閉じた。
>冷静に。明るく。水樹には一切おかしなそぶりを見せない。
>そう考える私の手はいつの間にか爪の後がくっきりと付くほど強く握られていて、口の中には噛んだ下唇から流れる血の味が満ちていた。
>………………。
>「泣いちゃ……だめだッ」
>自分に言い聞かせるようにそうつぶやき、私は風呂へと歩いていった。

問題ナシ。
できれば二人で一緒にお風呂に入って欲しかったナリ。
287添削人:2008/04/29(火) 15:57:30.35 ID:Mjzl50TT0
>風呂から上がり再び居間の前に立ち、パンッと両手で頬を叩いた。
↑「再び」?前にも居間の前に立つ描写があったか?
ここは
風呂から上がり居間の前まで行くと、パンッと両手で頬を叩いた。
とか。
>「よしッ」
>鏡の前で何度も表情を作る練習はしたが、それでもなお油断をしてはいけない。
>襖を開け、
>「あー。良い気持ちだった〜」
>と笑顔を作る。
>「お〜上がったかー」
>水樹が私の顔を見ると、空になった私の湯飲みにお茶を注いでくれた。
>「あ。ありがとう」
>そう言って湯飲みを受け取り、定位置に座る。
>「緊張させるかもしれないから言わないようにしようかと思ったけど。明日だね真琴」
>その言葉に、ドキッと心臓が跳ね上がった。
288添削人:2008/04/29(火) 16:01:34.68 ID:Mjzl50TT0
>「何があるのかはあまり詳しく聞いてもわからないと思うからさ、まぁ頑張れ」
>それは水樹なりの、出来るだけ心労を与えない励ましだったのだろう。
>だがそれは、突付いただけで崩れそうになる私の心を、大きく揺れ動かした。
>「あり、がとう」
↑すでに指摘あり。
お好きな方で。
>「おう。頑張れ!」
>まっすぐにこちらを見てくる水樹の目を見てしまうと、どうしてもそこから目線をはずしてしまいたくなる。
>だが、全てがばれてしまえば様々な物の崩壊は免れない。
>私が居るうちにその崩壊を見たくは無い。水樹には悪いが、それが私の最後の願いだと許してやってほしい。
>そんな願いを込め、私はなんとかいつもの『真琴』を作った。
>「あー緊張するな〜」
>わざとらしく肩を抱き、ブルブルッと震えてみせる。
>すると水樹は大丈夫大丈夫と笑いながらバンバンと私の背中を叩いた。

問題ないかな。
289小説男:2008/04/29(火) 16:02:49.61 ID:9nnPhIDs0
拝啓
手紙の作法に乗っ取って書こうかどうしようか迷いましたが、それはきっと水樹の中での私の性格では無いから普通に書きます。
まず、謝らせて下さい。私は水樹にまだ嘘を付いていることがあったんです。
難しい事は正直私にも正確にわからないのでここには記述しませんが、もうきっとこの手紙を水樹が読んでいる頃には全てが始まっていると思います。
始まっちゃえば止めることは出来ないと思います。ごめんなさい。
本当は凄く昔。1000年とか途方も無い昔からはじめってたんだけど、私の番は今日からみたいです。
ごめんね、水樹。
どう書いたらうまく伝わるかわからないんだけど。当主になるってのは、簡単に言えば死ぬって事なんだ。
だからさ、もう会えないんだよ。ごめんね。
じゃあ。短い期間だったけど、ありがとう。楽しかった。
私の勝手な一方通行のお話でごめんね。許してはくれないよね?
でも、最後にもう一度謝らせて下さい。
ごめんなさい。
そして、さようなら。
290小説男:2008/04/29(火) 16:03:27.34 ID:9nnPhIDs0
あ、敬具つけるの忘れた。
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 16:03:51.18 ID:puKq0S+i0
かまわんよ
292添削人:2008/04/29(火) 16:09:54.83 ID:Mjzl50TT0
>そんなやり取りをした後。
>「そうだ水樹、ちょっとおいしいお茶があるんだけど飲んでみない?」
>と、あらかじめ用意していた文句を口にした。
>「おいしいお茶かー。いいねいいね。真琴がおいしいって言うんだからまぁ間違いは無いな」
>「じゃあ持ってくるね」
>台所へと向かい、その『おいしいお茶』というのを入れた。
>………………。
>スッと、頬を一筋の涙が伝う。
>もう、水樹と話すことは全て終わったか?もう、水樹としたいことは全て終わったか?
>そんなわけがあるはずが無い。
>だが。
>いつまでもそんなことを考えていると、引っ込みが付かなくなってしまう。
>もうお茶を入れていくと言ってしまった。今だ。今しかないのだ。
↑居間を出発点と考えた場合(お茶を入れると水樹に言ったのは居間)、
居間→(お茶を入れに『行く』)→台所→(お茶を入れて『くる』)→居間。
てカンジだから、
もうお茶を入れてくると言ってしまった。今だ。今しかないのだ。

もうお茶を入れにいくと言ってしまった。今だ。今しかないのだ。
とかかな。
>私はだいぶ蒸らし終わったお茶を湯飲みにお茶を注ぐ。
↑「だいぶ蒸らし終わる」?
「だいぶ蒸れた」なのか「蒸らし終った」のか、解らない。
それと「お茶」の重複。
なので
私はだいぶ蒸れたお茶を湯飲みに注ぐ。

私は蒸らし終わったお茶を湯飲みに注ぐ。
かな。
>朝からずっと服のポケットに忍ばせていた、薬折された薬紙を開きその中の白い粉をお茶の中に入れた。
293添削人:2008/04/29(火) 16:11:00.07 ID:Mjzl50TT0
>>290-291
かまわないけど、一応「頭語」と「結語」はセットで使うようにね
294小説男:2008/04/29(火) 16:13:23.60 ID:9nnPhIDs0

読んでいく中で、だんだんとはっきりしていく頭からはスッと血が引いていった。
そしてもう一度目を通し、今度は血の気が引いていた顔が熱くなってくるのを感じる。
なんだ、これは?
ふざけるのも大概にしろ。
何が嘘をついていましただ!何がごめんなさいだッ!何が当主として使命をまっとうだッ!!!
「この、手紙自体が……嘘じゃねぇかッ!!!」
もしこの手紙に書いてあることが全て本当ならば、僕は完全にだまされていた。
しかしだまされていた僕にも、この手紙が完全なる嘘であると言うことだけはわかる。
いや、書かれている事態は信じることなど出来ないが本当の事なのかもしれない。
だが、ここに書いてある真琴の気持ちは全て出たら目だ。
295添削人:2008/04/29(火) 16:18:17.41 ID:Mjzl50TT0
>サラサラと湯の中に舞いながら落ちていくその粉は、底に溜まる前に溶けて消えてしまった。
>しっかりと全てが溶けたのを確認すると、自分の分とあわせて二つを丸盆に乗せ居間へと向かう。
>「出来たよー」
>笑顔を作る。
>きっとそれは不自然な物だっただろう。
>だが、水樹はそんなことを一切気にしないといった感じで、
↑「〜そんなことを〜」も部分。
ここは対象を表す格助詞の「を」でも良いんだけど、どっちかと言えば、特に一つの物事をとりあげて表す意の係助詞「は」のが良いかな。
だから
だが、水樹はそんなことは一切気にしないといった感じで、
とか、だと思ったがこれでは「は」「は」の重複が煩わしいので
だが、水樹はそんなことを一切気にはしないといった感じで
かな?
>「ありがと」
>と、私が差し出した湯飲みを受け取った。
>水樹は私が腰を下ろすまで待ち、私が座ったところでお茶に口をつける。
>「へー。おいしい……気がする」
>「アハハッ。一応高いお茶なんだよ」
>「なるほど。じゃあおいしいんだ。うん。凄くおいしい」
>そんなことがあるはずは無い。
>舌が肥えてる肥えてないなど関係ないのだ。
>そのお茶はさっきまで飲んでいたと同じお茶の葉で出しているのだから。
>だが、私が言った事を素直に受け取ってしまう水樹を見ていると、自分が口にしているお茶が特別おいしい物に変わったような気がする。
296小説男:2008/04/29(火) 16:22:33.82 ID:9nnPhIDs0
湿気を含むことによってところどころに歪みが出てしまっている紙。また、読めるか読めないかの瀬戸際まで滲んでしまっている文字。
それらが、真琴がその手紙を泣きながら書いた事を物語っていた。
……………。
沸々と、静かな怒りがこみ上げてくる。
もう会えないなどということは許さない。勝手に死ぬなんて事は絶対に許さない。
その気持ちだけが強く思考を支配する。
僕はこの事態を覆す方法を考えながら、ふら付く足を拳で叩きながら真琴の家を飛び出たのだ。
297添削人:2008/04/29(火) 16:25:33.46 ID:Mjzl50TT0
>反応が現れたのは、水樹が湯飲みに3回口をつけたときだった。
>「あ…………れれ??」
>水城の視線からは私がしっかりと見えていないことが見て取れた。
↑「水城」→「水樹」。
>ゆっくりと水樹の体は力を失っていき、手から滑り落ちた湯飲みがゴンッと音を立てて机の上を転がる。
>「……ま。……こ、と?」
>消え行く意識の中、水樹は必死で意識を保とうと頑張っている。
>「…水樹」
>最後の最後まで、水樹を見ていろ。
>そう思いながらも視界が涙で霞んでいく。
>「ごめんなさい。そして、さようなら」
>私がそう言うと、必死で自重に絶えていた力が全て抜けたようで、後ろにバタンと倒れてしまった。
>私はそれを確認すると、机の上にこぼれたお茶をふき取り、湯飲みを全て片付けた。
>そして、私は最後の。本当に最後の謝罪をするため筆を取り、一枚の手紙を書き上げる。
>それをしっかりと包み、机の上に置き。水樹が風邪を引かないようにと二回からおろしてきた毛布をかけてやる。
↑「〜に置き。水樹が〜」句点→読点。
>あふれ出る涙で前が見えず何度も壁にぶつかりながら、私は家を後にした。

>後にはスーッ、スーッと寝息を立てる水樹が取り残された。
298小説男:2008/04/29(火) 16:28:29.26 ID:9nnPhIDs0
ぉ。6章まで添削おわったから一度UPします。
299小説男:2008/04/29(火) 16:37:00.95 ID:9nnPhIDs0
プロローグ〜6章まで
http://www.hsjp.net/upload/src/up16665.txt

詳細
【デスクトップ上容量】97,4KB
【原稿用紙(39x17行)】 130.2枚
【総文字数】 48952字
【行数】 1782行
300添削人:2008/04/29(火) 16:39:08.78 ID:Mjzl50TT0
>頭に靄が掛かったかのように、思考が定まらない。
>ズキズキと頭痛はするし、体を起き上がらせようとすれば目が回る。
>起きてからだいぶ経った気がするが、僕はそんな吐き気を覚えるような感覚の中にいた。
↑逆説の接続詞助詞「が」の前後が特に逆説にはなっていないので、「大分時間がたったのに」という意味を付加するために
起きてからだいぶ経った気がするが、僕はまだそんな吐き気を覚えるような感覚の中にいた。
にした方が良いかな。
>「……真琴?」
>自分が居るのが真琴の家だと言うことを思い出し、真琴の名前を呼び助けを求める。
>しかし、真琴の声は帰ってこなかった。
>いつもの寝起きの何倍もの遅さで、ゆっくりとはっきりしていく意識の中。自分が今寝ているところが今だと言うことに気が付いた。
↑「〜が今だと〜」の「今」誤変換→「居間」。
>なんで僕はこんな所で寝ているんだ?
>昨日の事を考える。
>二人で作った夕食を食べ、僕が先に風呂に入って真琴がその後に続いた。
>それから、いつものように二人でお茶を飲んで……。
>と、そこまで思い出すと、ズキッという鋭い痛みが頭に走る。
>「ッ!!」
>頭を抑え何とかその痛みに耐え、再度思考を続ける。
>その後には何があった?
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 16:39:23.32 ID:puKq0S+i0
乙乙

なんかゴールが見えてきたって感じだな
302添削人:2008/04/29(火) 16:40:04.97 ID:Mjzl50TT0
おっつカレー(´Д`)b!!
303添削人:2008/04/29(火) 16:41:29.71 ID:Mjzl50TT0
>激痛が走る中毛布を跳ね上げ、なんとか体を起こす。
↑う〜ん「中」と「毛布」の間には句点を入れた方が良いかな。
>すると、だいぶ鮮明になってきた視界に机の上に置いてある一通の手紙が目に入ってきた。
>包み紙には楷書の達筆な筆字で『水樹へ』と大きく書かれていた。
>それがどういう事なのか把握することが出来なかったが、手に取ってみる。
>裏返してみると、裏には相坂真琴と小さい字が書いてあった。
>不吉な予感を覚え、急いで包み紙を開き、中にある手紙を取り出す。
304添削人:2008/04/29(火) 16:45:05.00 ID:Mjzl50TT0
>拝啓
>手紙の作法に乗っ取って書こうかどうしようか迷いましたが、それはきっと水樹の中での私の性格では無いから普通に書きます。
>まず、謝らせて下さい。私は水樹にまだ嘘を付いていることがあったんです。
>難しい事は正直私にも正確にわからないのでここには記述しませんが、もうきっとこの手紙を水樹が読んでいる頃には全てが始まっていると思います。
>始まっちゃえば止めることは出来ないと思います。ごめんなさい。
>本当は凄く昔。1000年とか途方も無い昔からはじめってたんだけど、私の番は今日からみたいです。
↑「はじめって」→「はじまって」
>ごめんね、水樹。
>どう書いたらうまく伝わるかわからないんだけど。当主になるってのは、簡単に言えば死ぬって事なんだ。
>だからさ、もう会えないんだよ。ごめんね。
>じゃあ。短い期間だったけど、ありがとう。楽しかった。
>私の勝手な一方通行のお話でごめんね。許してはくれないよね?
>でも、最後にもう一度謝らせて下さい。
>ごめんなさい。
>そして、さようなら。
↑一応「さようなら (スペース) 敬具」。

途中解り難いとこがあるが、まあ、人物の記述という形だから問題ないか。
305添削人:2008/04/29(火) 16:48:44.08 ID:Mjzl50TT0

>読んでいく中で、だんだんとはっきりしていく頭からはスッと血が引いていった。
↑「頭」がはっきりしたり、血が引いたりと解りにくいので
読んでいく中で意識はだんだんとはっきりしていき、頭からはスッと血の気が引いていった。
とか。
>そしてもう一度目を通し、今度は血の気が引いていた顔が熱くなってくるのを感じる。
>なんだ、これは?
>ふざけるのも大概にしろ。
>何が嘘をついていましただ!何がごめんなさいだッ!何が当主として使命をまっとうだッ!!!
>「この、手紙自体が……嘘じゃねぇかッ!!!」
>もしこの手紙に書いてあることが全て本当ならば、僕は完全にだまされていた。
>しかしだまされていた僕にも、この手紙が完全なる嘘であると言うことだけはわかる。
>いや、書かれている事態は信じることなど出来ないが本当の事なのかもしれない。
>だが、ここに書いてある真琴の気持ちは全て出たら目だ。
↑ちょっとゴチャゴチャかなぁ……。
まあ、でも人物の気持ちというか心情を表していると考えると問題ないか。
306小説男:2008/04/29(火) 16:50:42.28 ID:9nnPhIDs0
家まで全力疾走で駆け、玄関先に止めてあったあの自転車に飛び乗った。
父が少しトレーニングにでもと買ってきたそれは、ボロボロの状態になってしまっているが、実はスポーツタイプのかなり良い物である。
ガチガチに固まったギアチェンジを前と後ろを両方一番重い物にして、足に力を込める。
固まっていたギアを無理やり動かしたので、チェーンが外れそうになってギャリュンとギアが鳴き、それでもギアは外れることなくMAXの状態へと移行する。
立乗りで、一踏み一踏みに全体重をかけてスピードを出していく。
時刻は9時を既に回っている。
真琴の手紙には正確な時間が書いていなかったので、本当に始まる時間と言うものはわからない。
「クソッ!クソッ!クソッ!!」
わからないが故に、全力を出す。
間に合えば良し。間に合わずとも全力を出している分最善ということになるのだ。
場所は、わかっている。
隣町の相坂と言えばそれなりに有名であり、真琴から電話をもらった時に気になって場所を調べておいたのだ。
信号機が点滅を始める交差点を駆け抜け、ひたすらに漕ぐ。
この思いが届かぬ物とならないように、と。そう願いながら。
漕ぐ、漕ぐ。漕ぐ。
息は切れ、心臓は破裂せんばかりに高鳴るが。それでも足は緩めない。
307添削人:2008/04/29(火) 16:55:51.58 ID:Mjzl50TT0
あばば、肩凝った
ちぃと休憩

>湿気を含むことによってところどころに歪みが出てしまっている紙。また、読めるか読めないかの瀬戸際まで滲んでしまっている文字。
>それらが、真琴がその手紙を泣きながら書いた事を物語っていた。
↑主格を表す意の「は」と「が」の話なんだけど、俺はここは「が」より「は」のが良い気はする。あくまで、俺は、だけど。
なので
それらは、真琴がその手紙を泣きながら書いた事を物語っていた。
とか。
>……………。
>沸々と、静かな怒りがこみ上げてくる。
>もう会えないなどということは許さない。勝手に死ぬなんて事は絶対に許さない。
>その気持ちだけが強く思考を支配する。
>僕はこの事態を覆す方法を考えながら、ふら付く足を拳で叩きながら真琴の家を飛び出たのだ。
308小説男:2008/04/29(火) 16:55:58.08 ID:9nnPhIDs0
ゴメ。
まじで集中力無くなってきた。
ちょっと栄養ドリンク買ってくるわ。
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 17:04:19.10 ID:puKq0S+i0
310添削人:2008/04/29(火) 17:08:53.23 ID:Mjzl50TT0
>家まで全力疾走で駆け、玄関先に止めてあったあの自転車に飛び乗った。
>父が少しトレーニングにでもと買ってきたそれは、ボロボロの状態になってしまっているが、実はスポーツタイプのかなり良い物である。
>ガチガチに固まったギアチェンジを前と後ろを両方一番重い物にして、足に力を込める。
>固まっていたギアを無理やり動かしたので、チェーンが外れそうになってギャリュンとギアが鳴き、それでもギアは外れることなくMAXの状態へと移行する。
>立乗りで、一踏み一踏みに全体重をかけてスピードを出していく。
↑「立乗り」……「立漕ぎ」……?
>時刻は9時を既に回っている。
>真琴の手紙には正確な時間が書いていなかったので、本当に始まる時間と言うものはわからない。
>「クソッ!クソッ!クソッ!!」
>わからないが故に、全力を出す。
>間に合えば良し。間に合わずとも全力を出している分最善ということになるのだ。
>場所は、わかっている。
>隣町の相坂と言えばそれなりに有名であり、真琴から電話をもらった時に気になって場所を調べておいたのだ。
>信号機が点滅を始める交差点を駆け抜け、ひたすらに漕ぐ。
>この思いが届かぬ物とならないように、と。そう願いながら。
>漕ぐ、漕ぐ。漕ぐ。
>息は切れ、心臓は破裂せんばかりに高鳴るが。それでも足は緩めない。
311小説男:2008/04/29(火) 17:09:49.46 ID:9nnPhIDs0
ただいま。
うちの村のコンビニ、リポD以上の物が売ってないんだよね。
取り合えず2本一気飲みしてみたけど大丈夫かね。

続きいくよー。
312添削人:2008/04/29(火) 17:14:59.58 ID:Mjzl50TT0
>>311
アホwww
一日一本て書いてあるだろ?
集中力切れたなら、栄養ドリンクに頼る前にランニングするとか、音楽聞くとか、素振りするとかしなさい
313小説男:2008/04/29(火) 17:15:37.10 ID:9nnPhIDs0
風景が後ろに吹き飛んでいく。
時間の感覚も薄れて来たが、田畑が増え、道が上り坂になった所で、やっとかなり近くまで来たということがわかった。
隣町には相坂家の続く山道があり、そこを1キロ程上っていくと、真琴の本当の家に付くのだ。
僕は上り坂で、自転車のスピードがだいぶ遅くなってきたのを感じて、途中で自転車を乗り捨てた。
自転車のスタンドを立てる時間すら惜しい。ガシャンと倒れる自転車の音を背後に聞きながら、私はさらに全速力で登り道を駆けた。
314小説男:2008/04/29(火) 17:17:00.34 ID:9nnPhIDs0
>>312
本当は3本一気しようかと思ったけど、さすがにしぬかなーと思って置いてある。
にしても、なんとなく思っていた以上に6章の文量が少ない件についてorz
315添削人:2008/04/29(火) 17:25:48.19 ID:Mjzl50TT0
>風景が後ろに吹き飛んでいく。
>時間の感覚も薄れて来たが、田畑が増え、道が上り坂になった所で、やっとかなり近くまで来たということがわかった。
>隣町には相坂家の続く山道があり、そこを1キロ程上っていくと、真琴の本当の家に付くのだ。
>僕は上り坂で、自転車のスピードがだいぶ遅くなってきたのを感じて、途中で自転車を乗り捨てた。
>自転車のスタンドを立てる時間すら惜しい。ガシャンと倒れる自転車の音を背後に聞きながら、私はさらに全速力で登り道を駆けた。
↑「私」→「僕」。
他は問題なし。
316小説男:2008/04/29(火) 17:27:09.20 ID:9nnPhIDs0
高鳴る胸を押さえ、過呼吸になりそうな程に早い息をなんとか静めながら走る。
周りに樹が増えていく。
足がいつもとは比べ物にならないほど重くなってきていた。
自分では全力疾走をしているつもりなのだが、すでに足は早足程度のスピードしか出すことが出来ていない。
だが、僕の目はそれを捉えていた。
山の中腹に立つ、巨大な屋敷。
まだかなりの距離があるにもかかわらず、その塀は端が見えない。
そこを目指す。
真琴を殺そうとする馬鹿共がいる、そこをただひたすらに目指す。
317添削人:2008/04/29(火) 17:34:03.06 ID:Mjzl50TT0
いったん落ちます
すぐ帰ってきますので

添削人は常にオマイを見てる
添削人はいつもオマイの側に
Fight!!(`・ω・)b
ノシ
318小説男:2008/04/29(火) 17:39:12.49 ID:9nnPhIDs0
あ、ごめん。俺も集中力ほんっっっとうに限界になった。


いったん落ちます。
また夜に。
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:00:10.05 ID:KlkkyaSD0
ほしゅほしゅほしゅほしゅほしゅ
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:17:19.52 ID:z0uSFjKJ0
二人が落ちた今、保守くらい手伝わせてくれ。
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:23:18.82 ID:CQ4VlT490
見てたよ
復活したのか
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:35:51.04 ID:z0uSFjKJ0
集中力より体力が気になるが、二人とも剣士なら大丈夫か。
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:40:56.63 ID:puKq0S+i0
確かに長時間頑張ってるな 凄い文章量だ
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:58:20.98 ID:z0uSFjKJ0
保守。
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/29(火) 18:59:04.16 ID:rtVzWu/cO
凄いですね。
326小説男:2008/04/29(火) 19:17:14.83 ID:9nnPhIDs0
そして、たどり着いた。
永遠に続くのかとも思える塀の、ちょうど真ん中部分なのだろう。
巨大なる門がそこにあった。
僕の背丈の三倍……いや四倍近いそれは、何人もの力が無ければ開かないのではないかと思うほどの重鎮さをかもし出している。
そして、その門の前に、影が一つ。
「……おまえは」
整わない息を何とか落ち着けようとし、鈍る思考でその人物の事を思い出す。
「…………」
スーツ姿でベルトに太刀を下げたその人間は、真琴が自分の従者だと告げたものだった。
きっとこちらの存在には気づいてだろうが、腕を組み門に寄りかかるようにして、うつむいていた。
「どいてくれ」
「…………」
その男は無言のまま、スッと顔を上げた。
327小説男:2008/04/29(火) 19:23:55.84 ID:9nnPhIDs0
「ここは貴様のような人間が来る場所ではない」
強い意思を持つ鋭き眼光。
もし、決意なくこの場に来てその言葉を言われていたら、一歩引いてしまっていたかもしれない。
だが。その男の強い意志を超える程の望みは持っている。
「真琴を。出しやがれッ!」
その言葉でも男の表情は変わらず。動くことも無く。
「時間が無いんだ。どけよッ!!どかないなら……」
「……退かぬ。そういったらどうするというのだ小娘?」
男は腕組みをとき、左手で腰にある太刀の柄頭をなぞった。
…………。
今の時代で刀を持っていると言う事が、どういうことか理解は出来ない。
だが、刀をもってしてただ何か物を斬るというの動作は、相当の鍛錬が必要になってくるのだ。
それくらいの知識は持っている。もしこの男が、真に刀を持つに値するほどの実力があるとしたら、僕は一瞬にして死を迎えるだろう。
328小説男:2008/04/29(火) 19:33:50.03 ID:9nnPhIDs0
男子と遊んでいた事もあり、喧嘩をしたこともあった。
しかし喧嘩と、格闘技や武道というものはまるで段違いのものなのだ。
だから。僕はこの男には確実にかなわない。
「どかないって言うならば。僕はここでお前に斬られて死んでやる」
そう。意思の強さをみせるならば、それ以外の言葉は無い。
既に、真琴の身には何かしらが起こってしまっているかもしれない。
ならば。そこにたどり着けないならば。自分の意思も貫けず引くというならば。
死んでも良い。
そう考える。
「…………分を。わきまえろッ……小娘がッ!!」
ギリッと、男から強い歯軋りが聞こえてくる。
「なんでわからねぇんだ馬鹿がッ!!てめぇは命を救われたんだぞ!!」
怒声。
だがその声には、悲愁の気持ちが込められているように感じる。
事実、男は怒るというよりも、悲しみに似た表情をしていた。
「なん……だと?」
男は、一度腕につけられた時計で時刻を確認すると、
「どこまで聞いたかはわからねぇが、最初、姫はお前を自分の代わりに殺そうとしてたんだよ」
そう、静かに声を絞り出すように話はじめた。
329小説男:2008/04/29(火) 19:43:08.99 ID:9nnPhIDs0
「我が神慈の本家たる相坂の家系には『人柱の儀』もしくは『望月の人柱』という祭儀がある。お前のような凡人がわかるように言えば、自分の子供を神様に捧げて、一族の繁栄を願おうって言う儀式だ」
神慈と名乗った男の言っている事が、真琴の手紙に書いてあった事と、合致していく。
「お前はなんで男として生まれた真琴様が、女として育てられたかわかるか?わかるわけねぇよな。それはな。神様への供物って奴は完璧であれば完璧で有るほど良いとされているわけだ。つまり、男女の中間に位置するものならどっちかであるよりも良いってわけだ」
それはなんとなくだが、僕にもわからないわけではなかった。
一度、自分がなぜ女なのに、男としての考え方を持っているのか中学時代に真剣に調べたことがあった。
その時に出てきた、西欧の天使や悪魔の図。
それらは男女という性別を凌駕しているが故、男性器と乳房を併せ持つ図で描かれたりしていたのだ。
「そう。だから真琴様はただ、いけにえになるためだけに、英才教育を施された。てめぇにわかるか?夢のためじゃなく、死ぬために運動や勉強をスパルタで叩き込まれる人間の気持ちが?」
330小説男:2008/04/29(火) 19:52:12.80 ID:9nnPhIDs0
僕はなんとかそれに口を挟もうと思うが、どうしても言葉が出てこない。
真琴のことは大体知っている。
そんなうぬぼれた考えが、ガラガラと音を立てて崩れていく。
「だけどな。子孫繁栄ったって、長男や長女を捧げちまうと子供を最低でも二人以上作らなきゃ純粋なる血は残せない。だったらどうする?ここまで言われたら馬鹿でもわかるだろ?」
「自分に代わるものを……用意する」
「その通りだ。300年ほど前まではもちろんそんなことは許されていなかった。だが、寛永を初めとして、享保天明天保。時代時代によって起こる飢饉。それは大地主であった相坂の家までも直撃したっつうわけだ」
そこで一呼吸置いた神慈は、ポケットからタバコを出すとそれに火をつける。
「そこで代替制度っつうもんが生まれた。都合の良い話だが、次期党首が愛したものには神聖が付与されるつう事になり、それを差し出すことも多くなった」
フーッと、肺に溜め込んだ煙を吐き出しながら、そのタバコで神慈は僕を指す。
「そこで、真琴様が選ばれたのはてめぇだったってわけだ」
331小説男
ゴメッ。9時半までまた消えます。
ラストスパートで飛ばしてて文多くなって着てます。
うまい区切り方とかがあったら誰か教えてください。

エロゲ見たいになってきてるきがする。