173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:44:23.52 ID:+5MduKQLO
(*^ω^)「なんか、何なんだお?」
内藤の動きが、平らに見えるくらいの坂道を下る力学台車のように加速していく。
初めは痛みを伴ったものの、渡辺はそれが「なんか」に埋もれていくように感じた。
从////从「あぁぅ……なんか、きもちいいのぉっ!!」
渡辺はもう、快感しか感じてなくて、自分が初体験という事もほとんど忘れていた。
腕を目一杯に伸ばして内藤を抱き寄せて、大人のキスをする。
二人の動きに合わせて、ベッドも軋むし、重ねた唇だってずれる。
だから、唾液なんかいくらでも漏れたし、それが渡辺の両頬に線を作ってさえいたけれども、
どちらかと言えば二人は、(自主規制)をしながらのディープキスのやりにくさに辟易していた。
激しい運動に息が荒ぐのを感じながら、内藤は自分の短距離向きの体を酷使した。
高校に入り、長距離の才能を見出されたドクとは違い、内藤には瞬発的な爆発力しかなかった。
いつだったかは忘れたが、それを呪ったこともあった。しかし今は、自分が短距離ランナーであることが、誇れる気がした。
( ^ω^)「渡辺、もっと激しくしていいかお?」
从////从「大丈夫……もっと、もっと激しくして!」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:47:18.72 ID:+5MduKQLO
( ^ω^)「……了解っ!」
あの日、ドクと競り合った時のように、内藤は必死でスパートをかけた。
最初で最後、内藤はこみ上げる快感による射精欲を抑えつけながら、腰を走らせた。
从////从「あ、あぁっ! ひゃんっ!」
中指を使っているかのようなスピードで、渡辺を犯す。直に、内藤に限界が見えてくる。
(;^ω^)「わ……たなべっ、僕、もうっ!」
从////从「んぅ、ちょっと待って……あ、ひゃぁっ! ブーンっ!!」
内藤が、ゴムの中に精を放つと、渡辺はひときわ大きな声を上げ、膣を激しく痙攣させ、内藤を締め付けた。
巣に棲む精子を全て吐き出させるような、強烈な締め付けだった。
何となく、彼女の言葉が胸をよぎった。
しかし、内藤は、このゴムは安全なはず、と信じるほかなかった。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:49:52.70 ID:wcqcpySKO
支援
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:50:55.27 ID:+5MduKQLO
从'ー'从「……もう帰っちゃうの?」
( ^ω^)「だって、別に今生の別れでもないじゃないかお」
内藤は、敢えて別れも言わずに、早々と渡辺の家を去り、家に帰った。
J( 'ー`)し「連絡もなしに遅かったじゃない。ご褒美に、晩ご飯は抜きよ★」
(;^ω^)「あちゃー、すっかり忘れてたお……」
考えないようにすれば、案外何とかなるな、と内藤は思って、それから悲しくなって部屋に逃げ込んだ。
枕が濡れるのも構わず、うつ伏せになって、それから動かずに朝を迎えた。
(ヽ^ω^)「……卒業式、行かなきゃだお」
カーテンも閉めていなかったから、部屋がだんだん明るくなるのは目に見えた。
うわごとのように呟くと、内藤はゆるゆると起き上がって、転げ落ちるように階段を降りた。
J( 'ー`)し「ちょっと、制服のまんま寝てたのかい? せっかくの卒業式なのに、シワシワじゃない」
(ヽ^ω^)「……まぁ、寝てないけどね」
J( 'ー`)し「……やっとの卒業式だから、止めはしないよ。ともかく、アイロンかけるから、制服脱いで。適当にご飯食べてな」
(ヽ^ω^)「ん……」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:54:12.70 ID:+5MduKQLO
内藤が朝食をとっていると、そこで初めて携帯の存在に気付いた。
あまり気は進まないが、メールが来ていたようなので、仕方なく開いた。
一つは、母からの連絡を求めるメール、そしてもう一つは、ドクからの冷やかしのようなメールだった。
('A`)『祝・卒業!』
ひとまず、冷やかし返すメールを送り、携帯を閉じた。
( ^ω^)『よう童貞。今日風俗行って卒業式やるんだろ?』
母がアイロンをかけ終えて、制服をハンガーに掛けてくれた。
片手のパンを噛りながら、その様を見て、何だか疲れ果てた気分になった。
( ^ω^)『カーチャン、今までありがとうだお。これからあとちょっと、よろしくだお』
普段、携帯をサイレントにしているカーチャンなら、と思って、内藤はこっそり返信しておいた。
それから急に照れくさくなって、さっさと制服に着替えて、さっさと出ていってしまった。
そして、案の定、後背からドクに追突された。
('A`)「おい、何のつもりだ。何だよあのメール!」
(ヽ^ω^)「そんなことはこっちが言いたいお」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:56:19.63 ID:+5MduKQLO
('A`)「……お前、泣いてたのか?」
しばらく内藤の顔を見つめて、怪訝そうに眉をしかめて、ドクはそう訊いた。
(ヽ^ω^)「バッ……泣いてたに決まってんじゃん! バカじゃねーの!」
('A`)「ほー、卒業出来なかったんだ」
(ヽ^ω^)「それも違うけど……」
内藤がドクの処理に拱いていると、またドクから衝突を受けた。
('A`)「ほらほら、ファイナルヌッコロシだぞ。視界がぼやけてちゃ引きずりおろされるぜ」
(ヽ^ω^)「別に今は泣いてないっての!」
ギアを1にして、がむしゃらに漕いで、坂を往った。確かに、この坂を上るのも最後だった。
内藤は全力を出して、心臓ヌッコロシの坂への餞として、そして思い出の清算をした。
(;^ω^)「ッハァ……、この坂にもサヨナラ、かお」
(;'A`)「あぁ。……いいトレーニングだったぜ、全く」
自転車を停め、下駄箱を過ぎ、昨日ごたごたを起こした分岐路で別れ。色々なものが、最後だった。
それらの全てを気にしている訳にもいかず、内藤は目を伏せながら階段を上がった。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:57:58.23 ID:r0cBLOm2O
支援
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:59:02.00 ID:YhQQB1NTO
支援
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 21:59:13.05 ID:+5MduKQLO
卒業式当日ということもあってか、多くのクラスメイトが既に待ちかまえていた。
何かしらの打ち合わせがあったようで、来る人来る人ブサイクとブスにもみくちゃにされていた。
内藤は気配を殺し、黒板側から教室に忍び込んで、適当に群れた。
( ゚∀゚)「あ、ブーンが来てるぞ!」
しかし、すぐに見つかり、同情したくなる顔をした者たちに潰された。
(; ω )「うわあああぁぁっ!!」
( ゚∀゚)「お前ら! ブーンは特にキツくやれよ! こいつは反逆者だ!」
ニキビ面が眼前に接近してくるのを見ながら、内藤はその瞳から珠のような涙を零した。
次の人が来るまで、洗礼は続き、終わった頃には、内藤の意識は朦朧としていた。
(; ω )「お゛えぇっ……ぷ。」
(´・ω・`)「今、どんな気持ち?」
(; ω )「……人がいたら、殺したいかな……」
唇を何度も拭っていると、担任の教師がやって来て、最後の言葉を授けた。
暫し、クラスはお祭り騒ぎを中止して、教師の祝辞に耳を傾けた。
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:02:36.75 ID:+5MduKQLO
( ´∀`)「んー、皆さん。ついに今日、卒業の日がやってきたモナ」
( ^ω^)「……」
( ´∀`)「1年間、君らを見てきたモナ。だからこそ、いっぱい言いたいこともあるモナ」
( ´∀`)「けど、今日は残念ながら時間がないモナ。だから、一番言いたいことだけ、話すモナ」
先生は、黒板に描かれた寄せ書きをちらりと見てから、また話し出した。
( ´∀`)「このクラス、全員揃って卒業できるモナ。……隣のクラスには、学校に残るためだか、ダブったのもいたモナ」
( ´∀`)「でも、そんな風にずるずる引きずったって、良くないモナ。節目ですっぱり切った方が良いんだモナ」
( ^ω^)「……先生」
内藤は、ゆらりと立ち上がって、カサカサの唇を開いた。
( ´∀`)「ん? 何だモナ、内藤」
( ^ω^)「すっぱり切る、と言っても、すっぱり切りにくい場合は、どうすりゃ良いんですかお?」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:05:18.62 ID:+5MduKQLO
( ´∀`)「なるほど、確かにそういう場合もあるモナ」
先生は、ちょっと困ったように頭を掻いて、それから優しい笑顔を見せた。
( ´∀`)「まぁでも……切っても切れない関係なら、切らない方が良いモナ。魚を水から揚げたって、何の意味もないモナ?」
( ^ω^)「……今は切っとかなきゃならない関係なんですお。でも、切りたくないんですお」
从'ー'从「……」
渡辺が、軽く椅子を引く音がした。
( ´∀`)「内藤、それ本気で言ってんモナ?」
(;^ω^)「え?」
先生がとった、ちょっと衝撃を受ける言葉に、内藤はたじろいだ。
( ´∀`)「そんなの、今だけ関係を切れば良いんだモナ。で、ほとぼりが冷めたらのうのうとくっ付けば良いモナ」
(;^ω^)「え……でも、そんなの……」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:08:33.88 ID:+5MduKQLO
( ´∀`)「くっついても、うまく行かない気がする、ですかモナ?」
( ^ω^)「はい……」
( ´∀`)「内藤、うまくいかない未来を仮定しても意味ないモナ。若いうちは、ポジティブに考えるものモナ」
先生は反論を許さなかった。
時間が無かったのか、内藤に無理矢理にでも納得させなければならなかったのかは、分からない。
ともかく、それから程なくして、卒業式が始まった。
( ´∀`)「内藤……ホライゾン!」
( ^ω^)「……はい」
内藤は、いろいろ思いを巡らせながら、証書を受け取った。
( ´∀`)「卒業生、答辞。卒業生代表……渡辺あやか」
从'ー'从「はいっ」
渡辺の名前が呼ばれたような気がして、内藤は目を開いた。
( ゚∀゚)「暢気に寝てんじゃねー、アホ」
脇腹をジョルジュにつつかれて、ようやく状況が知れた。壇上に上がる渡辺を見据えて、内藤はぼやけた意識をはっきりさせた。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:11:03.61 ID:+5MduKQLO
从'ー'从「梅の花びらも開ききり、ぽかぽかとした春が、その目にも分かるようになりました……」
澄んだ声、ありがちな言葉。
渡辺の目は、天井近くに引き上げられたバスケットのゴールを見つめていて、内藤なんて見てなかった。
見ているわけがなかった。
( ^ω^)「……」
彼女だって、そんな節度も持てないような生き方はしてきていない。
それに彼女とはもう、他人になったはずだ。内藤はそう、必死な言い訳をしてみた。
( ^ω^)(……出来れば、僕を見てて欲しかったけど、片思い時代にもそんな事なかったしね)
肩を回して、首を捻り、硬直した関節を鳴らすと、内藤は明後日を見た。
陽光が差し込む、紅白幕のない二階窓。40代の校舎が、時計を付けて立っていた。
从'ー'从「……卒業生代表、渡辺あやか」
渡辺が席に戻り、「河口」を歌い、内藤達は拍手で見送られた。
きっと、自主的なものではない。軽快なリズムで腿を叩いて笑っている者もいた。
卒業なんてものは、結局個々人にしか影響しない。内藤は頭を垂らした。
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:14:22.33 ID:+5MduKQLO
( ゚∀゚)「おらおら、写真撮るぞー! しっかり笑えよ、一生のオカズになるんだからなー!」
(´・ω・`)「ジョルジュ、冗談として許される範囲を超えてるよ?」
カメラマン・ジョルジュは校舎前に人を集めて、何枚も写真を撮っていた。
( ^ω^)「まぁ、良いじゃないかお」
あんなジョルジュも最後だし、と内藤は笑ってやると、
ショボンは、あれが大学生になったくらいで収まると思うかい、と、やっぱり笑った。
( ゚∀゚)「おー、いいね! その笑顔よ!」
( ^ω^)「とりあえず、許してやってくれお」
(´・ω・`)「……勿論だよ。僕も鬼じゃない」
そうしてひとしきり騒ぎ終わって、内藤は寂しさを感じないうちに帰ろうとした。
駐輪場で自転車に乗り、足で地面を蹴っていると、渡辺とすれ違った。
从'ー'从「あ。……内藤くん、もう帰るの?」
( ^ω^)「……この騒ぎに乗じて、寂しさを感じないうちに、と思って」
从'ー'从「ふ〜ん?」
渡辺は、ちゃんと切りたくないものも切れてるじゃない、と褒めてくれた。内藤を、内藤くんと呼びながら。
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:15:42.83 ID:fLhS6GWnO
このタイトルのオナニーされたようですって俺たちのことをさしてる気がしてならない
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:17:20.57 ID:+5MduKQLO
从'ー'从「……ねぇ、内藤くん」
( ^ω^)「お?」
また地面を蹴り、帰ろうとした内藤を、渡辺が荷台を掴んで止めた。
从'ー'从「自転車の後ろに乗せてってよ。お願い」
( ^ω^)「……僕のお願いを聞いてくれるなら、良いですお」
从'ー'从「……なぁに? 何でも言ってよ」
少し照れくささを感じながら、内藤は一旦自転車を降り、渡辺と向き合った。
( ^ω^)「その……えっと、渡辺あやかさん。」
从'ー'从「……はい」
( ^ω^)「僕は……2年生になって、あなたと同じクラスになって、あなたに恋をしましたお」
( ^ω^)「一旦は諦めたけど、今ならまた言えますお。渡辺さん、好きですお……」
( ^ω^)「……だから、もしまた会えたら、付き合ってくれますかお?」
渡辺は、内藤の手を取って、にっこり笑うと、自転車の荷台に腰掛けた。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:18:14.33 ID:0FgzxBfYO
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:19:22.92 ID:r0cBLOm2O
あれ・・・なんか・・下半身から白い汗が・・・
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:20:07.05 ID:+5MduKQLO
校門を出、自転車はスピードを上げていく。
心臓ヌッコロシの坂、と呼ばれた急勾配に乗じて、更にスピードを上げていく。
自転車は止まる気配を見せない。渡辺の肩までの髪を、スカートを靡かせながら、どこまでも走っていって、
やがてドクからは見えなくなった。
('A`)「あんにゃろ、俺に一言も言わずに帰りやがって。泣いちゃうぞ?」
('A`)「……ブーンの家で待ってるか。流石に今日は、まずい事にはならないだろ」
そう安心しきっていたドクが、目に涙をいっぱい溜めた内藤と会うのは、それから数時間後のことだ。
その夜、ドクの計らいで、内藤の家は小さなパーティー会場になった。
しかしながら、内藤の悲しみは結局、癒えなかったのであった。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:23:21.17 ID:fLhS6GWnO
見せつけやがって…
ちくしょう…ちくしょーー!(AA略
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:23:22.75 ID:+5MduKQLO
エピローグ 『グッドエンド』
聞き慣れたチャイムの音も、今や懐かしいものとなってしまった。
ウェディング・ベルというのは、チャペルから出るときに鳴るものだったから、これは少し気が早いか。
内藤はそんな事を考えながら、今からの結婚式に、胸躍らせていた。
( ^ω^)「んー、ウェディングドレスなのにパンチラ……これは良い」
(;'A`)「お前、さっきから何言ってんだ? 幸せすぎて壊れたか?」
学ラン姿で彷徨くドクを尻目に、内藤は頬を摘んで大袈裟な笑顔を作った。
('A`)「……しかし、お前も粋な事するよな。控え室は教室、チャペルは体育館、披露宴会場はグラウンドだもんな」
('A`)「そして何より、ウェディング・ドレスはブレザーにチェックのスカート……最高だろ」
( ^ω^)「ドク、言ってることが僕と変わんないお」
(´・ω・`)「どいつもこいつも……最低だね」
( ゚∀゚)「いや、制服に興奮しない奴の方が最低だ」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:26:03.20 ID:+5MduKQLO
内藤は、23歳になって、外資系企業に就職した。それから1年し、同じ部署に異動してきた渡辺。
そこで初めて二人は、卒業式以来の言葉を交わした。
奇跡か、定めか、再び巡り会った二人は早かった。
邂逅の夜に、二度目の(自主規制)をし、その明後日には、三度目を。
内藤に出張があれば必ず助手として付いていき、旅先で(自主規制)をしたし、残業あらば、必ず共に残った。
次第に、辺りから結婚を唆されるようになり、内藤は少しは出世してから、という意向を曲げ、渡辺にプロポーズした。
( ^ω^)「……でも、良かったお」
('A`)「後で聞いて驚いたよ。まさかそんなに複雑だったとはな」
( ^ω^)「……でも、本当に良かった……また、出会えて」
('A`)「ブーン……また泣いてんのか?」
( ^ω^)「そりゃあ泣くお、こんな奇跡、そうそう無いんだお」
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:29:33.79 ID:+5MduKQLO
ドクが、からかおうとしたのか、口を開いたところで、柔らかなウェディング・ベルが鳴り響いた。
( ^ω^)「……時間かお」
('A`)「じゃ、俺らはチャペルに行ってるからよ。あっちでな、ブーン」
(´・ω・`)「全力で米投げつけてあげるからねー!」
( ゚∀゚)「パンチラ撮影に命と名誉を賭けるからな!」
( ^ω^)「ジョルジュ、もう帰って良いよ」
教室からドク達を追い出し、少しして、制服姿の花嫁がドアをノックした。
かつて、彼女が痴態を晒した教室で、彼女はウェディングドレスと称して、襟に歯形が残ったブレザーを着ていた。
何もかもが、あの頃と変わっていない気がする。
未だに今が未来だと信じられない。
( ^ω^)「じゃあ、行こうかお。あやか」
从'ー'从「うん。頑張ろうね、ブーン!」
でも、未来だろうが今だろうが、内藤の幸せには関係なかった。
この世に、内藤が一人増えた日に、新しい内藤も、旧くからの内藤も、満面の笑みを浮かべていた。
今日だけは土足で、廊下を歩いていく二人は、こっそりと、優しいキスをしていた。
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:30:37.26 ID:+5MduKQLO
( ^ω^)がオナニーされたようです
fin
ふぅ・・・・・・・・
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:32:23.41 ID:+5MduKQLO
あとがき
これで、( ^ω^)がオナニーされたようです
は終わりです。たくさんの支援、ありがとうございました。
何から書くか……とりあえず、この作品への思い入れは、結構ある。
初めて書いた、100レス超の短編ってことで、かなり気合い入れて、プロットも何日もかけて作った。
個人的には、この出来には、そこそこ満足してる。もちろん、客観視するとまだまだだけど。
何となく、時間をかけて、思いを込めて書けば、それなりのものは出来る気がする。
あと、エロ。
今回のエロは、なんかエロとしてはもう何、なんなのこれって感じです。
三人称だからかは分からないけど、どうしても視覚的情報に偏っちゃっていかん、いやーよ。
でも何か、普通の小説のエロってこんなんだよね? それでも何故か抜けるんだけども
それから、ラストの締めも、ヒートと渡辺二種類考えてたけど、やっぱりヒロインは渡辺だから、渡辺にしといた。
ヒートが絡むのも、語り不足でむちゃくちゃになっちゃうかもと思ったし。
で、とりあえず、最後に。
やっぱブーン系いいわ、最高!
読んでくれた人、長い間お付き合いありがとうございましたっ! イエイ!
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:32:59.85 ID:+5MduKQLO
ちなみに、
>>190 そんなつもりは一切ないwww
むしろ、抜けないエロを目指してたよ。それだったらショボ子でも起用すりゃ良いだけだけどもね
ただお前ら、マンコが出てくればオナニーしそうで困る
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:35:18.75 ID:r0cBLOm2O
やっぱりヒートフラグはあったのか
俺はそっちが良かったかなー
なんにせよ乙でした
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:35:40.04 ID:nfxo7hyM0
同じくROMだったけど乙
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:37:44.37 ID:wcqcpySKO
面白かった!
乙!
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:39:05.20 ID:PiUfgI4rO
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:39:25.19 ID:nByxzi080
乙
ふぅ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:41:53.15 ID:0FgzxBfYO
ふぅ・・・
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:42:28.54 ID:fLhS6GWnO
〉〉1そうか
乙、しかしとんだ糞小説を最後まで読んじまった
ひどすぎて涙がでてきたぜ…
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:45:20.83 ID:1lySwMEM0
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:46:28.58 ID:UhGr/sgXO
ヒート!!ヒート!!
>>1乙
ヒート!!ヒート!!
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:48:12.93 ID:gkDNCzHnO
あ
216 :
◆xmNFXyaAwA :2008/03/27(木) 22:48:39.67 ID:7CzPJ4u90
花束です、まとめてもよろしいでしょうか?
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 22:51:03.14 ID:+5MduKQLO
>>216 もちろんですとも
気に入ってるから好きにまとめちゃって下さい
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 23:09:06.11 ID:usKsQ/6GO
(´・_ゝ・`)下手ではないがわかりにくい文章ですな
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 23:15:04.54 ID:0biK/EpNO
乙
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 23:32:48.92 ID:vkKBnahH0
otu
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/27(木) 23:55:18.69 ID:IvhcTBRhO
よむほ
なんというか、20年位前の少女〜少年漫画な雰囲気(何故か変換できた)
昔な感じの絵柄で再生されますた。