聖なる闇と邪悪な光が絡み合う牛丼店「善 し の 夜(よしのや)」
プロローグ
ここは一切の光も射さないアンダーグラウンドの一角に聳える牛丼店「善しの夜」。
今宵もまた一人の客が店の中へ入っていく。
「よう!ボス!!元気にしてるか?」
「あぁいらっしゃい!ぴんぴんしてるぜぇ!ガハハハハ!」
店の中に居たのは2mを超す巨漢。体に似合わない上品な服装をしている。腰には長さ1m程のレイピアを提げている。
客はカウンターの右端に腰をかけ店員に話しかけた。
「いつものやつだ!牛丼大盛りつゆDark!!」
店員は水を出しながら応える。
「All light!!」
外からは店内の光が漏れている。そう今夜もまた始まるのである。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/22(土) 15:06:14.19 ID:Z6aQ6L/z0
またこいつかよ…
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/22(土) 15:09:11.03 ID:znZEMFsb0
セラピールーム AllLight前世療法
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/22(土) 15:11:14.07 ID:q0tEP/EyO
マスター、大盛ねぎDark、温泉TAMAGO!
第一章 「光と闇」
店員は牛丼をお盆に乗せ客のカウンターへ持って行く。店にはこの二人しかおらず静まっていた。
「ホラー!出来たぞ!」
「おぅへへありがとよ」
客は箸を割る。箸はうまく割れず歪な形に成っていた。
「あちゃ〜・・・やっちゃったなぁ・・・まぁいいやいただきます。」
店員は苦笑いしながら客を見た。
「お前はいつもそうだな」
客は舌打ちして牛丼を食べだす。
「しかしお前の牛丼は本当にまずいなぁ」
「邪悪うな!!何も絶対に食えとは言ってねぇんだ」
客は牛丼を平らげ店員に言う。
「あぁでも腹一杯になったぜ」
「そうかそりゃよかったな」
2人しか居ない牛丼店からは大きな笑い声が漏れていた。
客は代金を払い外へ出る。外は暗く薄っすらとネオンの光が道を照らしていた。店員は店の前で客を見送った。
暗闇最高!!
そんでもってライトニングも最高!!