180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:27:48.63 ID:t8Py5bWpO
乙
乙
N
4
W+E
│
S
方位記号ってこうじゃなかったっけ?「+」の部分があったような。
ついでに東はEAST 西はWESTと一応言ってみる。
182 :
('A`)と夢の島のようです ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:30:44.42 ID:od3Go1AG0
ついでに以前総合の方へ投下した番外編も出しときたいと思います。
総合の方にはその節ご迷惑をおかけしました。改めてここで謝罪します。
183 :
◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:32:39.68 ID:ylSdwuUJO
/(^o^)\ヤッチマッタ
次回投下までには直しますすみません。
184 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:33:17.10 ID:od3Go1AG0
とある冬の一日。今日も日本列島には寒波が押し寄せて、熱と言う熱をことごとく奪い去っていった。
まるで泥棒のような天気。オレはインナーを一枚多く着ることでその魔の手から逃れようと苦肉の策を展開中だった。
( ・∀・)「ねぇ、ドクオ」
休憩時間になると教室に備え付けられた今日も動かないエアコンを恨みがましく思いつつ机で丸まっているオレに、
今日も一段とご機嫌なモララーが話しかけてきた。
モララーはクオリティ中学に突如現れた天才児である。
天は二物を与えないと言うが、こいつにはとことんサービスをしやがったらしい。
勉強も出来て、スポーツは万能、顔も良いし人当たりもよく、あぁオレって何なんだろうとつくづく考えてしまう。
( ・∀・)「ねぇってば」
反応の無いオレに痺れを切らしてモララーは冷たい手を首に押し当ててきた。
体温まで奪って行くとは不届き千万な奴め。オレは仕方なくモララーの方を向いてやった。
('A`)「何だよモララー。次の文化祭のポスターならお前が描けよ?オレは来年の県美展の準備もあるんだからさ」
( ・∀・)「違うよ。ひとつ気になってたことがあってさ。
ドクオって絵はいつもクレヨンで描くだろ。他に画材もあるのに何でかなって思って」
オレは少し前の十二月に行われた文化祭のポスターを担当した。
それもこれもモララーのせいだったんだが、今となってはどうでもいい。
モララーの言うとおりオレの絵は鉛筆で下書きこそするが、主な画材はクレヨンだけだ。
他の画材でも描けることは描けるだろうが、オレはクレヨンがいいと言う理由があった。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:34:02.24 ID:ylSdwuUJO
さる怖いC
乙!
次回はいつごろ更新ですかね?
期待してまってますよ
ヨッシーアイランドスーパーマリオワールドだっけかを合わせたようなMAPに見えるw
187 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:35:42.13 ID:od3Go1AG0
('A`)「休憩時間はまだ十分あるな。長くなるからそこに座って聞けよ。
これは、オレが幼稚園の時の話だ」
〜('A`)と夢の島のようです 番外編 『クレヨンとがいこつおばけ』〜
188 :
◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:38:30.95 ID:ylSdwuUJO
>>186 島のイメージはそれに加えてゼルダの伝説夢をみる島も考えてます。
次回はどうだろう。ちょっと今月忙しいので少しずつ書き溜めはしますが、
時間がかかるかもしれません。
189 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:38:30.99 ID:od3Go1AG0
幼稚園の時と言えば右も左もまだ分かっていないようなペーペーだ。
今みたいに授業らしい授業も無くて、やることと言えば専らお遊戯とお昼寝とお絵かきの時間である。
幼稚園のお絵かきと言えば分かるよな、モララー。
( ・∀・)「クレヨンだね。少なくとも幼稚園児が習い事以外で絵筆を握って絵を描くのは見たことが無いし」
('A`)「そうだ。その時オレが持ってたのは六色入りのクレヨンだった」
婆ちゃんに買ってもらったクレヨンの箱には赤青黄緑黒白の六色が入ってた。
当たり前と言っちゃ当たり前なんだが白はほぼ新品のままだった。白い画用紙に白のクレヨンは余りにも目立たないからだ。
ある時婆ちゃんに言われたよ。「白が可哀想じゃないか。使ってもらえないとクレヨンが泣いちゃうよ」ってね。
('A`)『でも婆ちゃん、白い紙に白を塗っても見えないよ』
('、`*川『ドクオちゃん。絵を描くってのはね、線を引いて塗るだけじゃないのよ。
例えば、桃の絵を描きたい時はどうするの』
('A`)『えーと、友達にピンクのクレヨンを貸してもらう!』
('、`*川『そうね。ピンクを借りるのも一つの手ね。でも、それだけじゃないの。
方法は一つだけじゃないのよ―――白を使うの
白が赤に手を貸してあげると、赤はピンクに変身出来るのよ』
婆ちゃんは更に続けた。
('、`*川『それだけじゃないの。青と一緒に頑張れば水色になれるし、黒と混ざればねずみ色になるの。優しい色よ。
――そうね。白は色が足りなくて困ってるドクオちゃんを助けに来るヒーローみたいなものかな』
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:39:00.39 ID:eNLdrv33O
支援
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:39:02.59 ID:JSCRi0HZO
総合で見たが支援してやんよ
192 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:40:41.05 ID:od3Go1AG0
('A`)『ふーん。ヒーローかぁ…』
その時オレはほとんど理解出来てなかった。だから幼稚園に行っても相変わらず白の出番は無かった。
( ・∀・)「それで?結局ヒーローは現れたのかい」
('A`)「そうがっつくな。時間はまだある。
――そうだな。オレの絵に対する情熱でも聞いてもらおうと思ったが、ヒーローを待たすのも悪いし出て来てもらおうか。
それは、ある雨の日。お昼寝の時間の時だった」
オレは夢を見た。夢の中でオレは学校からすぐそこにある図書館の中に居たんだ。
オレが居たのは閲覧スペースの椅子の上で。ほら、子供用のカラフルなクッションの効いた奴だよ。背もたれの無い。
すぐに夢だって気づいたよ。いつの間にか幼稚園から移動してたとかそう言うのじゃなくて、理由はもっとシンプルだった。
何もかも真っ白だったんだ。黒の輪郭だけはあったけどさ、図書館は漂白剤でもぶち撒けたみたいに色が抜き取られてた。
( ・∀・)「ドクオはちっさい時から凄い夢見るもんだね」
(;'A`)「話の腰を折るなよ。まぁ、夢だって気づいたオレはさっそく図書館の中を探検する事にした」
とは言っても全部真っ白だ。どの本を開けても真っ白なページが続くばっかりで面白くもなんとも無い。
帰ろうと思っても入り口の自動ドアは閉ざされたままだった。
夢から覚めたくても目が覚めない。触ってる感触はあるんだが頭を叩いても頬をつねっても痛くないし、完全にお手上げ。
どうしようと自動ドアに背を向けて歩き出そうとしたら背中に気配を感じたんだ。
('A`)「何だったと思う?」
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:41:02.28 ID:nkPcEBAI0
支援
194 :
◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:42:09.08 ID:ylSdwuUJO
>>191 総合ではご迷惑をお掛けしました。本当にすみません。
>>188 期待してまってるおー よければ投下期日決まったら花束にもレスほしす
支援
196 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:42:34.28 ID:od3Go1AG0
( ・∀・)「さぁ、何だろうねぇ。ドクオのことだし好きな子でも出てきたんじゃないの?」
('A`)「阿呆。それはねーよ。――後ろを向いたオレが見たのは『骸骨』だった」
背の高さは幼稚園児のオレと同じくらいで1mあるかないかくらいだった。
真っ白な骸骨はオレを何も言わずに真っ直ぐ見つめていた。
いや、目がないから見つめているって表現は少しおかしいのかもな。まぁ、そんなことはどうでもいい。
( 0Щ0)『…』
(;'A`)『お、お化けだあああああああああああああああああああ』
今でもホラー映画は敬遠し続けている位だ。ガキの中には仲良くしようとスキンシップを取る変り種もいるかもしれんが、
オレにとっちゃお化けは恐怖のシンボル以外の何者でもなかった。
( ・∀・)「起きた時漏らしてた?」
(#'A`)「やかましい!漏らすわけ無いだろうが!(少し出てたけど)」
当たり前だがオレは踵を返して逃げ出した。
とにかく撒こうと書架をジグザグに走ってたら、気づくとオレは絵本のコーナーに居た。
オレの視線は吸い込まれるように本棚へと向かった。
真っ白な絵本が並ぶ中、そこには1冊だけ。
色の無い世界に、その1冊だけカバーが赤、青、黄、緑の4色が田んぼの『田』みたいに塗り分けられていた。
197 :
◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:43:55.84 ID:ylSdwuUJO
198 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:44:28.59 ID:od3Go1AG0
( ・∀・)「色の無い世界に1冊だけねぇ。ちょっと面白くなってきたじゃん。続きは?」
('A`)「いちいち食いつくな。脳が太るぞ?――とにかくオレはその本を開いた」
絵本を開けるとそこには両開きのページを使って野原が描かれていた。
右のページの隅っこには『はるのやま』と書かれている。タイトルだろうか。
(;'A`)『山って…草しか描いてないじゃん』
緑一色で描かれた絵はどことなく寂しい雰囲気を受けた。
何だろう、この気持ち。ふと顔を上げるとそこは図書館じゃなく、オレはあの絵の中に立っていた。
('A`)『この絵、何かつまんない』
この絵には圧倒的に色が足りてなかった。何が無い?――そうだ。花と空が無いんだ。
春に山へ遠足に行った時、空はどこまでも青く、山頂の野原には赤い花があって、黄色い蝶が飛んでいたのを覚えている。
一見緑の野原には、いろんな色が混ざってたんだ。
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:45:33.41 ID:JSCRi0HZO
支援
200 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:46:21.42 ID:od3Go1AG0
('A`)『赤と青と黄色が欲しい』
そう言うと不思議なことに目の前に小さな赤い花が咲いたんだ。
一つだけじゃない、周りにはポツポツと花が咲き賑やかになった。
その香りに誘われたのか、モンキチョウが現れ赤い花の周りをフワフワ飛び回り草原の絵は春の山を思わせた。
変化はそれで終わらず、真っ白な空は青で塗りつぶされていき、天気予報みたいな太陽が昇った。
( ・∀・)「ファンシーな夢だねぇ。女の子みたい。
まぁ、感受性豊かじゃないとあんな絵は描けないか」
(;'A`)「ファンシーは余計だ、阿呆」
それでもこの景色には色が足りなかった。
原色が強すぎたその景色は、オレの見た春の山とはどこか違っていた。
('A`)『何が足りないんだろう』
するとオレはまた後ろに気配を感じたんだ。
恐る恐る振り返ると、あのがいこつお化けが何も言わずに景色を見つめていた。
(;'A`)『わあああああああ!がいこつお化けだ!』
オレが叫ぶとがいこつお化けはちらっと一瞥したが、興味が無いのかまた景色の方に目を向けなおした。
その時オレは気づいたんだ。その空洞の目は、オレと同じ物を訴えていたんだ。この景色の物足りなさを。
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:47:06.89 ID:JSCRi0HZO
支援
202 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:48:41.19 ID:od3Go1AG0
(;'A`)『おい、がいこつお化け!』
オレは腰が引けながらもがいこつお化けの目の前に立ちはだかった。
物言わぬがいこつお化けの目はオレをしげしげと見つめた。
怖い、怖いけどオレと同じことを思ってるんなら。
( 0Щ0)『…』
(;'A`)『お前も、この絵に何か足りないって思うよな!』
( 0Щ0)『…(コクリ)』
がいこつお化けは静かに頷いた。そして自分の右手に左の手をやると、いきなり人差し指を引き抜いたんだ。
(;'A`)『おっ、おい。自分の指を――ってあれ?』
それはよく見ると骨じゃなかった。白い、真っ白なクレヨンだったんだ。
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:50:08.62 ID:JSCRi0HZO
支援
204 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:50:31.26 ID:od3Go1AG0
がいこつお化けは白いクレヨンをオレに渡すとオレの後ろ、原色で統一された景色を指差した。
('A`)『…このクレヨンを使うんだな』
( 0Щ0)『…』
今度は何の反応も無かった。でも、オレにはどうすればいいか分かったんだ。
( ・∀・)「なるほどね。そこでドクオの婆ちゃんか」
(;'A`)「お前…時々空気読めないよな。とにかく婆ちゃんの話を思い出したオレは――」
オレは指揮棒のようにクレヨンを振った。
いくつかの真っ赤だった花は、ピンクの花へ。モンキチョウの何匹かはモンシロチョウへ姿を変えた。
一番大きく変化したのは、空だ。
真っ青でお世辞にも春の陽気とは呼べなかった空。
オレは手に持った白いクレヨンを何度も往復させ、白い雨を降らせたんだ。
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:51:07.05 ID:JSCRi0HZO
支援
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:51:16.54 ID:y36CtecLO
追い付いた!やはりゼルダか
ふいんき(ry的にそうだと思ってたぜ
支援
207 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:52:27.93 ID:od3Go1AG0
オレが満足の行く水色の空を塗り終わる頃には、手に持ったクレヨンは小指ほどの長さまでちびっていた。
('A`)『おい、がいこつお化け!』
振り向くと、そこは図書館だった。
がいこつお化けは相変わらず後ろに立っていたが、その顔はオレと同じく満足そうだった。
('A`)『これ、返す!』
黙ってクレヨンを受け取るとがいこつお化けはまた右手に嵌め直した。短くなった人差し指はどこか可笑しくて。
怖かったはずのがいこつお化けは、今のオレには愛嬌たっぷりだった。
そして、人差し指が短くなった骸骨はオレの手を取ると歩き始めたんだ。
(;'A`)『どこ行くんだよ』
方向からある程度の検討はついていた。
でも、まだ遊びたい。やっと仲良くなれたと思ったのに。
きつく握り締められたがいこつお化けの手は、その意志と同様に硬かった。
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:53:19.18 ID:JSCRi0HZO
支援
209 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:54:36.48 ID:od3Go1AG0
予想通り、そこは図書館の入り口だった。
だけどさっきと違ってたのは、自動ドアが開いていることだった。
('A`)『帰れってことか』
がいこつお化けは何も言わなかった。
ただ、握っていたオレの手を離すと短くなった人差し指で自動ドアの外を指差した。
('A`)『…わかったよ。帰るよ…。』
オレは泣きたいのを堪え自動ドアから一歩踏み出し、図書館の外へ出た。
がいこつお化けの方へ向きなおすと、あいつも悲しそうにうつむいていた。
図書館のドアはゆっくりと自動ドアが閉まりつつあった。
('A`)『がいこつお化け!』
オレは叫んだ。がいこつお化けも顔を上げる。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:55:18.31 ID:JSCRi0HZO
支援
211 :
◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:55:25.44 ID:ylSdwuUJO
>>206 第四夜の最後のシーンは
夢をみる島のあるイベントシーンをイメージしています。
あのゲームは個人的にナンバーワンなので
やっぱりこういう作品を書くと意識しちゃいます。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:55:45.22 ID:nkPcEBAI0
支援
213 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:56:25.87 ID:od3Go1AG0
(*'∀`)『婆ちゃんの言った通りだ!白はいらない色なんかじゃなかった。
白は優しい、正義のヒーローだったんだ!
約束だ!オレはお前を使ってもっとすげー絵を描いてやる!
絶対の約束だ!嘘ついたら針千本飲んでやるからな!』
(0Щ0)『…』
/ ‡ \
/|
(0Щ0)『バイバイ…』
/ ‡ ┘
/|
ttp://www.uploda.org/uporg1285229.gif 真っ白ながいこつお化けは自動ドアが閉まるまでずっと嬉しそうに手を振っていた。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 00:58:24.04 ID:y36CtecLO
うほっこれはイイがいこつ
215 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 00:58:24.93 ID:od3Go1AG0
('A`)「まぁ、オレがクレヨンを使う理由はこのがいこつお化けとの出会いだったわけだ」
( ・∀・)「ふーん。約束の夢か。それを守り続けてるドクオは偉いね」
('A`)「子供っぽい理由って思うかもしれないけどさ、約束は約束だから」
( ・∀・)「そっか。じゃあ、最後にもう一ついいかな。
人物画を描かないのもその夢が関係してるのかい?」
('A`)「あぁ。何だかんだ言って怖かったからな。
人物画を描こうとするとあのがいこつお化けを思い出して手が止まるんだ」
(;・∀・)「あの骸骨も最後の最後で浮かばれないな。
あ、それなら弱点克服ってことで今度の日曜、ホラー映画を見に行こう。決定!」
(;'A`)「ちょ、何でそうなるんだよ!」
話はここまで!と言うようにチャイムが鳴る。
してやったり顔で自分の席へ戻るモララーの背中を、オレは苦々しげに見送った。
おい、がいこつお化け。お前との約束はちゃんと守ってるぞ。
次の県美展こそ、上位入選してすげー絵を描くってお前との約束を果たしてやる。待ってろよな。
そう小さくつぶやいたオレの手には骸骨のストラップがついた携帯が握られていた。
('A`)と夢の島のようです 番外編 『クレヨンとがいこつおばけ』 完
216 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 01:00:45.32 ID:od3Go1AG0
番外編は以上です。
有難い支援超ありがとうございました。
これは第三夜でドクオがクレヨンを使って描く理由を描写しなかったので
何か描きたいなあと思ったことがきっかけでした。
そこで総合でお題を貰ったのですが、本当にご迷惑をおかけしました。すみません。
お題は
・『前スレ473 : 白い雨』
・『前スレ474 : 気づけば図書館、そして背後には骸骨が──』
でした。
番外編は気分転換のようなものなのでブーン編なんかも書いたら面白いかもと思ったり。
批評や感想、質問などおありでしたら張り切ってお答えします。
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 01:01:45.18 ID:y36CtecLO
乙っ!
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 01:04:22.12 ID:JSCRi0HZO
乙
まだ気にしてたのかww別にいいのにwww
乙!
220 :
('A`)と夢の島のようです 番外編 ◆YUME269q/Y :2008/03/05(水) 01:06:27.60 ID:od3Go1AG0
>>218 でも、おかげで反省をバネに他の分野も開拓できそうだぜ。
総合の『( ゚∀゚)o彡゜とおっぱい戦争のようです』もよろしくな!
お疲れ様!
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 01:22:20.51 ID:K2auSGLHO
ほ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 01:43:32.43 ID:xrcjUHKu0
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 02:10:33.65 ID:R6ewG5qf0
おつ
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 02:20:24.62 ID:pmPi5EfnO
何度読んでも面白い
お疲れさまオヤスミ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 03:06:20.76 ID:RaoeUmJAO
読み
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 04:08:21.21 ID:JSCRi0HZO
今更だが
>>38のケフカポイントって場所?それとも特定の事象?
「そこが〜」ともあるし、「〜に巻き込まれる」「〜の時」ともあるからどっちか分からない。
3話だと場所だった気がするんだけど……
あと
>>8〉鬱憤晴らしか
繰り返すなら「なのか」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 04:38:40.06 ID:n/POuGGY0
あげ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
ちょっと読むよ