('A`)7つの大罪と祝福なようです

このエントリーをはてなブックマークに追加
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
釣れるかな?
2Aぷりる ◆/4/lymafw. :2008/02/28(木) 02:19:04.09 ID:7K1TtO2d0
フィーッシュ!
3 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:02:28.51 ID:zC8InX4aO
1話方式で二話を書きました。

完結はさせようと思います。


まとめ
オムライス様
http://vipmain.sakura.ne.jp
4 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:03:10.73 ID:zC8InX4aO
『耐熱性、基本耐久値、物理防御、電子防御、強化完了。
頭部、胸部に兵装を装備シマス。』

('A`)「これで少しは楽になったか?」

ドクオは呟いた。
今、ドクオはターミナルと呼ばれる部屋にいる。
ターミナルとは、装備の変更や弾薬の補充、自身の強化や修理などを機械が行ってくれる部屋である。
また、下のフロアや上のフロアへの転移装置もここにある。
ただし、上の階に行くにはこの階のフロアランカー(中ボス的な存在)と、上のフロアに行くためのボスを倒さなければいけない。

そして、ドクオはフロアランカーに勝つために武装を変えている訳だ。
5 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:04:05.98 ID:zC8InX4aO
今までドクオは右腕部の刀と左腕部の斧だけで戦ってきたが、階が上がれば当然、敵の強さも上がっていくのだ。

「より強い武装を、」

「より基本性能の向上を、」

生きる理由が無くとも、この2つは欠かさないアダム達が相手な以上、自分もそれらを怠る訳には行かない。
正確には塔を上がる事という目的があるのだが、所詮は植え付けられた目的であり、生きる理由と呼ぶにはあまりにも拙いものだった。
だが、機械である以上、命令とは何よりも尊いのだ

だから、一人でも多く倒し、一つでも多くの武装を手に入れる必要があった。

当然、倒したからと言って、ただただ勝手に強くなる訳では無い。
アダムを液化させた時に発生する結晶、エリクシルスキンを集めることによりターミナルで強化出来るのだ。
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 03:06:43.90 ID:sYvFi8SU0
作者が釣れた?
どういうことだ!
7 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:07:09.05 ID:zC8InX4aO
('A`)「試し撃ちしてみっか。」

頭部の兵装を構える。
ハンドガンが頭蓋骨から生えたような形状の兵装だ。

ちなみにアダムの武器の全ては人間が制作している。
機械が作った訳では無いのだ。

つまり、武器一つ一つに、名前が存在し、分けられているのである。
現在、ドクオが頭部に付けている兵装はオートマグ580と言う見た目通りの小銃兵器である。

威力は少ないが豊富な弾数と反動の少なさが魅力の武器だ。
ただ、使い続ける武器としては余りにも心細い。

('A`)「そい。」

壁に穴が開く。
が、あまり深くは無いようだ。
8 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:12:07.70 ID:zC8InX4aO
('A`)「イマイチだな、
次。」

今度は胸部の武装を構える。

銃と言うには余りにも太いが、良く見てみれば銃口が8つ付いている。
そう、ガトリングだ。

武器の性能はマシンガンの弾速、弾の口径、連射性を上げたものと考えていただきたい。
ただし、そのサイズ、反動のせいで撃ってる最中の移動はできない。

('A`)「ドルルルルってか?」

ガトリングが回り、一斉に弾を打ち出した。
激しい金属音は人間なら間違い無く耳を塞ぐところだが、彼は人間ではないので平然としている。
兵器が音に弱ければとんだお笑い草である。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 03:14:12.04 ID:mOGrGlddO
作者様?
10 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:26:35.51 ID:zC8InX4aO
('A`)「なかなか。」

どうやら、ドクオはガトリングの破壊力に満足したようだ。

('A`)「よし、弾を補給するか。」

あくまでも無駄撃ちをするのはターミナルだけである。
兵器はエネルギーを補給することで弾薬を作るので、ターミナル以外にも回復の手段はあるが、必ずしも他の回復手段に出会えるとは限らない。
そして、ターミナルはそれぞれのアダム毎に個別に用意されている。
だから、ターミナルは究極の安全を保証された場所なのである。

『メニューヲ選んで下サイ。』

機械音声が告げる。

('A`)「武器弾薬の補充を。」

ドクオは声に出して言っているが、実際には機械の腕がドクオの体に接続しているので、声は必要無いようだ。
11 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:26:57.71 ID:zC8InX4aO
『了解シマシタ。

頭部、オートマグ580

右腕部、徹甲刀

左腕部、トマホーク

以上ノ装備ノエネルギーヲ補給シマシタ。』

機械音声がなると、機械の腕は離れていき、次第にドクオは動きが取れるようになる。

('A`)「さて、行くか。」

そう言うと、機械音声を背に部屋を後にする。
12 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:27:22.58 ID:zC8InX4aO
('A`)「どうやら、前の階より部屋は大きいようだな。」

部屋の隅々を見渡し、ドクオは呟くと頭部の兵装でコンテナを撃ち壊す。

('A`)「いるんだろ?
出て来いよ。」

彼の言葉に反応した訳ではないが、コンテナに隠れて機を伺っていたアダムが飛び出して来る。
ドクオのものと同じと思われる刀を頭部に装備し、右腕部にはボウガンらしき兵装を装備している。

('A`)「お前の兵装は持っていない、
渡して貰おうか。」

脅迫めいた言葉を口にするが、兵装は他のアダムに渡せる訳ではない。
つまり、ドクオは、ぶち殺すと言っているのだ。
前述に脅迫めいたと説明していたが、こちらを直接言うよりはよっぽど紳士的かも知れない。
13 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:29:37.08 ID:zC8InX4aO
(゚Х゜)「…」

右腕部をこちらに翳すと、弦が爆ぜるような音と共にボウガンの矢が飛びだした。
独特の風切り音は、こちらへと真っ直ぐに進んで来る。
鋭い音だ。

('A`)「は、」

ドクオはそれを転がりながら避けると、すぐにガトリングを構える。
その途端に、ガガガガという爆音を発しながら弾丸は飛んでいく。

(゚Х゜)「!」

ボウガンを撃ち、慢心していたアダムは避けきれずに半身を銃弾に晒すことになった。
一つ、また一つと穴を開けていく銃弾に抗う術を持たないアダムはそのまま半身を蜂の巣にする以外に道は無かった。

わずかに、判断力が劣ればそれがそのままで結果に繋がっていく。
とてもシンプルな世界だ。
14 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:30:03.29 ID:zC8InX4aO
(゚Х#「…」

天井を見上げるアダムは何を思い、何を求めて融解していくのか、理解など出来ないのだろう。
そして、アダム達はそれらを伝える術すら持たない。

('A`)「…。」

無言で弾を撃ち込んで行く。
既に融解しかけたアダムに追い討ちをかける。
それはけして、ドクオの悪意から来た行動ではなく、融解のレベルを上げれば兵装や、エリクシルスキンを手に入れ易くなるからだ。

慈悲など存在しない塔を登り続けるアダム達は、もはや亡者と言って差し支えないだろう。
そこにあるのはただ、純粋な闘争だけだった。
15 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:30:37.84 ID:zC8InX4aO
ドクオはアダムから、兵装の情報を手に入れるとそのまま駆け出す。
ただ一人、この塔に疑問を抱きながら、登って行く。
闘うより、他に無かった。

('A`)「は!」

まだこちらを確認していないアダムに近づき、そのまま刀で斬りつける。

(゚Х゜)「!」

鈍い音と火花を上げながら、アダムの体は上下に分かれていく。
追い討ちとばかりに、ドクオは小銃を撃ち込む。
弾は、アダムの眉間へと吸い込まれていく。

やはり、そこに情けなどは存在していない。
ただただ、闘争がある。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 03:44:47.62 ID:rg3B86i2O
作者乙
いろいろ騒ぐバカがいるが、一番悲惨なのは無関心だぜwww
枯れ木も山の賑わいだwww
きちんと完結してくれよ
17 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:45:08.78 ID:zC8InX4aO
そのまま、修羅の如く、ドクオはアダム達を蹂躙していく。
視覚センサーに残った僅かな光はドクオによって摘まれていく。

そしてこの階に残ったのはドクオだけとなった。

今の彼を見れば、人々は悪鬼と罵るだろう。
だが、刀でほふっていく様は鬼と言うより、夜叉だった。
機会仕掛けの夜叉は何を思い、他の夜叉達を倒して行くのだろう。

('A`)「ターミナル。」

ボソッと、ドクオは呟いた。
とても勝ち残った者の出す声では無かった。
心を持つ人形に取っての闘争の虚しさを感じさせる。
孤独に闘い続けるしか無かった。
18 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:45:43.54 ID:zC8InX4aO
『メニューヲ選ンデ下サイ。』

機械の声はいつも変わらない。
少しだけ、それはドクオの心を荒ませた。

('A`)「修復と補給と武装の変更。」

ドクオはこのフロアのボスと話がしたかった。
前の階では、シイが居た。
ならば、きっと、次も部隊のメンバーからフロアのボスが出ているだろう。
そう、考えていた。

『武装ハ何処ヲ変エマスカ?』

エネルギーの補給とボディの修復が済んだのか、機械は聞いてくる。

('A`)「頭部にボウガンを、」

ドクオは先ほどのボウガンが気に入ったのか、頭部の小銃と変えようとする。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 03:47:10.13 ID:ppeu10Dx0
お前の男気に惚れた
支援
20 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:49:00.47 ID:zC8InX4aO
『オートボウガンヲ頭部二組ミコミマシタ。』

ボウガンの名称はオートボウガンと言うのだろう。
機械は変更を告げる。

('A`)「行きますか。」

自分自身に強制をかける。
行くしかないのだ。

('A`)「はあ、」

転送装置を前にして足が竦んだ。
だが、それが頷けるだけの事情はある。
また、かつての自身の仲間を殺さなければいけないのだ。

('A`)「行かなきゃ。」

そう、自分に発破をかけて、前に踏み出した。
21 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:49:23.45 ID:zC8InX4aO
気付けば、周りの景色は豹変している。
辺りは迷彩模様の部屋になっていた。

(´<_`)「ターミナルからじゃ無いんだ。
すまないな。」

迷彩模様のアダムがこちらに話しかける。

('A`)「お前は弟者か?」

前の階で見た、記録を頼りに話しかけてみる。

(´<_`)「何だ、存外覚えているじゃ無いか。
そうだよ、弟者だ。」

どうやら、弟者で間違い無いようだ。

('A`)「やはり、部隊のメンバーがフロアのボスなのか?」

恐らく教えてくれるだろう。
22 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:49:39.83 ID:zC8InX4aO
(´<_`) 「ああ、それで良いだろう。」

('A`)「一人だけ、部隊のメンバーで名前が出ない。
何か知らないか?」

最も気になっていたことを聞く。

(´<_`) 「悪いが、教えられないな。」

('A`)「何故?」

(´<_`)「塔を登れば分かる。
最も、まずは俺を倒さないことには始まらないがな。」

('A`)「僕らは何故話せる?」

(´<_`)「話せるのは部隊の人間だけだ。
そう設定されている。」

('A`)「もう聞くことは無くなったよ。
あとは、言わないでも分かるよな?」
23 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:50:51.83 ID:zC8InX4aO
(´<_`)「ああ。」

('A`)「始めよう」

爆音が耳をつんざいた。
ほぼ同時に弾丸を撃ち出した。
若干早かったのは弟者だ。
だが、先に相手の座標へと到達したのは、ドクオの弾丸だった。

('A`)「お互いに、卑怯だな。」

(´<_`)「生き延びれば、それが正義だよ。」

結果はどちらも当たることは無かった。
だが、内心はお互いに焦っていた。
弟者は、ドクオのガトリングの弾速と近接武装に、ドクオは弟者の早撃ちに。
全ての武装が遠距離攻撃の弟者はドクオと常に距離を取ってる必要があった。

24 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:51:47.66 ID:zC8InX4aO
現在の弟者の装備は上からライフル、マグナム、小銃、マシンガンだ。

対して、ドクオは上からボウガン、刀、斧、ガトリングだ。

弟者が命中重視なのに対して、ドクオは破壊力重視だった。
なかなかに弟者に取っては分の悪い闘いである。

('A`)「は!」

ドクオがボウガンを撃つ。
弟者はこれを淡々と避ける。

(´<_`)(こいつとの相性は最悪だ、だが、別に闘えない訳じゃない。
とりあえずは手数で押して行くしかない。)

ライフルを撃つ、ドクオに当たる。

(´<_`)(しめた、回避の技術はまだまだだ。
これなら…)
25 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 03:53:19.98 ID:zC8InX4aO
弟者は避けていないことを避けれないのだと判断した。
だが、実際はドクオの芝居であった。

('A`)(そうだ、もっと油断しろ。
慢心して見せろ。)

('A`)「ぐ。」

どういうことか、ドクオが地面に膝をついた。
わざと与えた隙が仇となった。
弟者は正確に膝を撃ち抜いたのだ。
なにが起きたのか、ドクオはすぐに判断が出来なかった。
今のドクオは突然動かなくなった足に注意が全ていってしまっている。

(´<_`)「呆気ないな。」

胸部に取り付けられたマシンガンを撃ち込んで、それで終わり。
そう、安直に弟者は考えた。
だが、その慢心が、ドクオとの距離を縮めてしまった。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 03:53:55.21 ID:Dfea40PbO
試演
27 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:01:43.03 ID:zC8InX4aO
('A`)「だ!」

ドクオは残った片足で、最大の跳躍をし、弟者に突っ込んだ。
迎撃するための兵装が無い弟者は、そのままマシンガンを撃ち込むしか無い。

やはり、飛んできたドクオをマシンガンで吹き飛ばすようなことは出来なかった。
左側面をまるまる削られてしまった。

(´<_`「ぐ、」

なんとか、踏みとどまろうとするのだが、傷はあまりに深い。
もはや、立っていることも叶わなかった。

('A`)「言いたいことはあるかい?」

ドクオは同情の念から話しかける。
満身創痍ながら、勝者に相応しい気迫だった。
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:02:51.54 ID:okAu1LAeO
がんがれ支援
29 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:03:56.62 ID:zC8InX4aO
(´<_`「アダムは繰り返す。」

('A`)「なんだ、知っていたか。」

ドクオは死んでしまっても、またアダムとして生まれることを知っている。
それでも、記憶は残らないのだからせめてと思って聞いたのだ。

(´<_「俺は兄者に対しての嫉妬を抑えられなかった。」

('A`)「…。」

(´<「兄者もまたここの塔にいる。」

('A`)。」

(´「あとは頼んだ。」

('A`)「ああ。」

呟いても、すでに弟者は液化してしまっている
30 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:04:57.89 ID:zC8InX4aO
('A`)「…。」

また、記憶に無い、記憶が蘇ってきた。

そろそろ、何も分からなくなる。

視界が暗転していく。













31 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:06:50.64 ID:zC8InX4aO
(´<_`#)「ふざけるな!
お前はこのAIセルを使うって言うのか?」

('A`)「弟者?」

弟者が誰かと言い争っている。

( ´_ゝ`)「ああ、そうだ。
武器と防具、両方が手に入る。」

(´<_`#)「これはシィが使っていたものだ。
言うなれば、遺留品なんだぞ!」

兄者と言い争っているようだ。

( ´_ゝ`)「五月蝿いな〜、綺麗言を言ってられないだろ?」

(´<_`#)「そういう人間的な要素が無くなれば、犬畜生に成り下がるんだよ!
俺たちは!」
32 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:10:47.46 ID:zC8InX4aO
( ´_ゝ`)「五月蝿い、事実だろ?
むしろ、犬畜生以下なんだよ、俺たちは。」

(´<_`#)「ふざけるな、殺してやるぞ!」

( ´_ゝ`)「大体、お前が注意するのは、俺に対する嫉妬だろ?
俺がぶち殺してやるよ。」

('A`)「なんだよ、これ?」

ずっと仲の良い兄弟だと思っていた。
だが、蓋を開けてみれば、兄は弟の愚鈍さに腹を立てていて、弟は兄の才能に嫉妬していてなおかつ、いい加減な性格にも腹を立てていた。

記憶はここまでのようだ。


視界がだんだん戻ってくる。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:11:56.45 ID:EZSze08UO
頑張れ作者!
34 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:13:40.77 ID:zC8InX4aO
('A`)「…」

手を上げてみた。
そこには当然のごとく、刀が付いていた。














('A`)7つの大罪と祝福なようです

第二話[フロア2]

嫉妬

終わり
35 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:14:00.18 ID:zC8InX4aO
「箱庭の研究に熱心だな。」

川 ゚ -゚)「早く、戦争を終わらせたいので。」

別に、戦争を終わらせたいわけでは無かった。
ドクオに早く会いたいだけだった。

川 ゚ -゚)「はあ、」

自然とため息が出る。

感情はAIに焼き付けられた。
だが、感情を焼き付けると、戦闘の兵器であるアダムの生活では耐えられなくなる。

それでは、駄目だ。

ドクオに負担が掛かってしまう。
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:14:21.15 ID:EZSze08UO
乙!
37 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:16:24.84 ID:zC8InX4aO
「君が担当しているアダムの戦闘思考は素晴らしいね。」

川 ゚ -゚)「どうも」

誉められてもまるで嬉しく無い。
どうせ、下心から来る親切心だろう。

「実用化出来たら、全て、その戦闘思考にしたいのだが。」

下心ではなく、利用するためだったか。
まあ、良い。
戦闘思考なら。

川 ゚ -゚)「分かりました。」

適当に肯定しておくか。

「では、努めてくれたまえ。」
38 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:16:50.57 ID:zC8InX4aO
言われなくても、私は目的の為に頑張っている。

川 ゚ -゚)「…」

セクハラオヤジの相手をしたあとは、本当に疲れる。

川 ゚ -゚)「疲れた。」

つい、口に漏らす。
うん、いないから良いか。

とりあえず、当分は彼の精神が壊れない方法を考えよう。
時間はたくさんある。

川 ゚ -゚)「戦闘思考を抽出したら、寝るか。」

今は睡眠欲を満たすとしよう。




アナザーストーリー

欲求
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:18:25.99 ID:r77K0P2DO
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:18:27.24 ID:EZSze08UO
三話か
支援
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:18:55.14 ID:r77K0P2DO
とおおお?
支援
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:20:23.23 ID:EZSze08UO
支援だぁぁぁぁあ
43 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:22:13.28 ID:zC8InX4aO
すいませんが二話までです。

乙や支援を貰えてありがたいです。
44 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:24:33.82 ID:zC8InX4aO
アナザーストーリーと本編の二部構成で毎回書いてます。

アナザーストーリーは番外編というかなんというか…

本編に繋がる話です
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:24:55.99 ID:r77K0P2DO
レヴィアタン的乙。
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 04:26:34.64 ID:EZSze08UO
>>44
2話のあとの話はアナザー?
47 ◆SMzzUeyD7g :2008/02/28(木) 04:30:51.68 ID:zC8InX4aO
>>46
そうです

ちなみに時系列的に過去の話です
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 05:40:38.96 ID:6W6xzlBrO
この調子で頑張れ!
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 05:57:21.55 ID:sYvFi8SU0

釣りスレすまんかった
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/28(木) 07:09:05.60 ID:KP24DjBOO
本スレに投下しろよ
夜中の3時に投下とか馬鹿なの?

あ、叩かれるのが怖かったのかな?
バレバレの自演しちゃうようなリア厨だもんね^^
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
乙!