百合もの短編を書いてみますた><

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:31:20.52 ID:677G2+470
人生で2作目

歪みの国のア○スに影響されて書いた
後悔はしている
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:32:10.10 ID:QFYOEGOn0
アヌス
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:32:34.27 ID:I+iHZCEl0
空き巣?
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:32:54.66 ID:r5afzPjq0
能書きは良いから早く勃起させてくれ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:33:56.02 ID:yR/gDaooO
ざわ‥ ざわ‥

 < ̄ ̄ヽr" ̄ ̄マ
-=ニ       ゝ
∠  ハ、     ヽ
/ ィ|i ヽヘヽ   |
レ|ノ|ヽ _//\   |
`|ハ=< `-イ===ハr-、 |
 ||_゚〉u _゚ノ‖)| |
 ||u/   U ‖ソ| |
 ||/_rヽ  ‖ノ |
 |ヽヽニ二) /| ハ
/7lヽ ≡ / | ||
 / | \/ u | ||
`/ リw、l   リノ |
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:34:22.62 ID:677G2+470
金曜日の朝。いつもの朝――
「おはよう」
「おはよー」
たくさんの声で溢れかえる朝の教室
私もその一人に混じって「おはよう」とみんなに返す
その中でもひときわ元気な声で私に「おはよう」と言う人物がいた
答えはわかってる
「うん、おはよ。今日も元気そうだね、まみ」
その声の主は私の親友のまみ

こんなに仲良くなったキッカケは覚えていない
一年生の時に同じクラスになって出席番号が前後だった私達は
どちらからでもなく自然と話すようになっていった
ただそれだけ
言うならドコにでもあるような出会い
それでも二年生になった今でも仲良し
というより傍にいない時の方が短いくらい
休みの日は毎週二人で遊んだりしている

私はまみが好き
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:34:41.09 ID:XTmOehzkO
百合系女装主人公モノに書き換えてこい
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:38:40.65 ID:677G2+470
大きくてパッチリした二重
小顔だからこそ似合う可愛らしいショートヘア
元気いっぱいの声
ほのかに香る甘い匂い
綺麗に手入れされている爪
どれをとっても敵わない。うらやましい。神様は不公平だ。
なんて思ったりするけど
私はそれだけまみに憧れていて
その憧れがあったからここまで仲良くなれたんだと思う
少しでもまみに近づきたい
まみのように優しくて可愛い子になれたら――
「ねえ、ゆい。今日泊まりに行っていい?」
私がそんな、ほんの一年前の思い出にひたっているところに
いきなり飛んできた言葉
「えっ??」
私は無意識に聞き返した
聞き返したと言うよりはただリアクションをしただけ、と言うべきかな
「…あ、やっぱりいきなりは無理?」
まみは申し訳なさそうに言う
「え、あ、ううん。平気」
そんなまみを見て私は適当に答えた
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:42:48.14 ID:677G2+470
……先にお母さんに聞いた方がいいかな?とは思ったけど
いきなり泊まりに来ても、まみだったらお母さんも許してくれるだろう
私の自慢の親友だと毎日のように聞かせているから
まぁメールは入れておくけど
「いいの?」
まみは少し心配そうに私に聞く
「うん、もちろん。きっとお母さんもはりきって晩御飯作ってくれると思う」
「ありがとう。今、家には居たくないから」
「うん、そっか」

…………………………うん?

「じゃあ私達もはりきってオールしちゃおうっ!えいえい―」
「おーっ」
その掛け声と共に
朝のお喋りタイムの終わりを告げるチャイムが鳴る
私はその場のノリでまみに合わせたけど
あの言葉は突っ込まなくて良かったのかな――
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:46:02.90 ID:677G2+470
―――キーンコーン
放課後
帰りのHRも終わってそれぞれ部活動に行ったり帰る準備をしたり
忙しなく人が行きかう
「このまま行ってもいい?」
まみは私の元に来るなりそう言った
(荷物取りに家に帰らなくていいの?)
と、思ったけど口には出さなかった
今朝の言葉を思い出して、私はその言葉を飲み込んだ
その言葉のかわりに
「まみがいいなら」
なんて曖昧な返事をした
聞いていいのか、聞いてはいけないのか――
私には判断出来なかった
「じゃこのまま」
と一瞬も迷う事なくまみは答えた
少し上機嫌なまみが続けて言う
「帰りにどこか寄っていく?」
「どこでもいいよ」
「どこでもいいは禁止」
「え〜?じゃあお任せ」
「これだからゆいはいつまでたってもお子様なのよ」
「むー」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:48:43.47 ID:677G2+470
話をしてる限りではいつも通りのまみだった
私は少し考えすぎていたのかもしれない
考えてみれば年頃の高校生だ
例えば、親と喧嘩したりなんてよくある事だと思う
それで家に帰りたくないだけなのかもしれないし。
うちの家族はとびきり仲が良いから
私にはそんな考えは今の今まで出てこなかった
それだけの事なのかもしれない

でも今はまみが笑ってくれるなら、それだけでいい――
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:51:44.22 ID:677G2+470
ガチャ――

「ただいま」
「おじゃましまーす」
「おじゃまされまーす」
「……ぷっ!何それっ」
本当に自分でもバカな事を言った気がする
まみが泊まりに来るからテンションが上がっちゃったのかもしれない
……そう思っておこう
お母さんがリビングから出てきてまみと軽く挨拶をする
「お母さん、頑張っちゃうよー」
(…あなたは休日のお父さんですか)
心の中でツッコミを入れながら階段を上がって行く
「まみのお母さん、優しいよね」
「でもご飯残すとうるさいよ?」
「あらら」
また、まみは意味深……ではないけど
私を悩ませるには十分な一言を放った
"家に帰りたくなくて"
"私のお母さんは優しい"
やっぱり喧嘩してるとか?
私にそれを聞く勇気はない
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:54:54.90 ID:677G2+470
階段を上がりきって私の部屋に入る
ずっとその間、二人で適当に喋ってたけど
話の内容はまったく頭に入ってなかった
部屋のドアを閉めて
私はカバンを床に置いてベッドの上に座った
まみも同じようにして私の隣に座る
(あ、甘い香り……)
こんな密閉空間で傍にいるといつもよりその匂いを敏感に感じる
私の心臓は高ぶった
普段ならこんなの当たり前で全然気にしないのに
なんで今日に限って、こんなに……
どうしてだか私は緊張した――
そっとまみが口を開く
「ゆい、話があるんだ」
まさか、告白!?
私は自分の考えを中心にまみの話を捉えそうになった
慌てて平静を装って
「…何?」
ちょっと声が上ずった気がしたけど
そんな事気にも留めずにまみは話しを続ける
「私ね……」
少し言うのを躊躇った気がした
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 13:58:49.13 ID:677G2+470
「私の両親、離婚しちゃうんだ……って」
「……………………」
やっぱりフラグだった
じゃなくて
私はどう声を掛ければいいかわからなかった

まみは強い人だから―――

そういえば私はいつもまみに助けられてきた
私が落ち込んでる時はすぐ駆け寄ってきてくれて
「"もう平気"って言うまで傍にいるから」って。
初めの頃は平気じゃなくても「もう平気」なんて強がったら
本当にまみはその場を離れていって
それ以降、一切その事には触れなかった
理不尽な思いだとわかっていても少しだけ寂しかった
だから
それからはもっと傍に居て欲しくて私は本当に立ち直れるまで
ずっとずっと落ち込んでまみに傍に居てもらった
優しく抱きしめてもらいながら。
時々まみの顔を見る
それでもまみは嫌な顔一つせず私を見る
「平気になった?」なんて急かしたりもせず
優しく笑う
私は思いきり甘えた
こんなにも温かい胸の中から離れたくなかった
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:00:23.59 ID:I+iHZCEl0
で、おっぱいは?
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:01:35.65 ID:677G2+470
気付いたら私は
「"もう平気"って言うまで傍にいるから」
そう言ってまみを優しく抱きしめた
子供の頃から教わってきた事だから
"人にしてもらって嬉しかった事は人にしてあげる"という事
だから私はしてもらって嬉しかった事をそのまま同じ人に返す
「それ……私のセリフ」
私の小さな胸の中でまみが呟くように言った
「でも私はそのセリフに何度も助けられてきたよ」
私は泣きそうになった
まみの優しさを思い出して
相手が傷ついて落ち込んでるのがこんなに辛い事だなんて知らなかった
私は少しだけ抱きしめる腕に力をいれた
「………………………」
「………………………」

――沈黙が続く

するとまみが突然
「いつまで私抱きしめてたい?」
私は混乱した
「え?」
まみは私の両腕に包まれながら私の顔を見る
泣きそうになっていた私とはうって変わってケロっとしている
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:03:21.82 ID:677G2+470
>>15
ごめんなすん
そこまでの文才はなかった…
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:05:18.19 ID:677G2+470
「い、いつまでって。まみが"平気"って言うまで…」
「だったら一生このままだよ」
クスッと笑う
(あ、あれ?落ち込んでるはずじゃ………)
そう思って私は言う
「まみ、落ち込んでないの?」
「少しね。でも一つ言っちゃうと――」
そう言って言葉を止めた
「ん?」
すかさず私は聞く
「ゆい、親が離婚しちゃうんだって言ったらすぐ抱きしめてくるんだもん。
 落ち込むひまもなかったっていうか」
言われてみれば私は一人で勝手にヒートアップして
泣きそうになって
それで、まみを抱きしめた
「ご、ごめん!本当にごめんねっ!」
私は恥ずかしかった
顔が真っ赤になってるのが自分でもわかる
……結局また私は自分の事しか考えていなかった
勝手に先走って――
「ううん。だからその事をどう切り出せばいいのかなって思って。
 …多分ゆいが思ってるほど私落ち込んでないし」
まみは私の胸の中から上を向いて私を見つめながら言う
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:08:17.93 ID:677G2+470
「そっか……」
少し名残惜しかったけど、私はまみを解放(?)した
「もういいの?」
どういう意味だろう
そう思ったけど私は「うん」と言って同じ目線に戻ったまみを見つめる
「結構気持ち良いもんだね。ゆいの優しさが伝わってきたって感じ」
何だか恥ずかしい
でも私もまみに抱きしめられてる時はまみの優しさを
いっぱいに感じていた
それを少しでも返す事が出来たのならそれで良しとしよう
「ただ――」
「うん?」
「いくら何でもドキドキしすぎだと思ったけど」
まみは明らかにバカにしたように笑った
(〜〜〜〜〜〜〜!!)
こっちは勇気だして抱きしめたっていうのに!私がそう思った
と、ほぼ同時に
「私の事好き?」
まみはさらっとそんな言葉を言った
「へ?」
当然、私には即答出来るほどの勇気はない
「だから。私の事好き?」
また、まみはごく普通の言葉のように言った
私にとってその言葉はとても重いのに……
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:14:24.18 ID:677G2+470
「…………………………」
私は躊躇った
その言葉を言っていいのか。
そして言ったとしても
きっとそれは"友達として"で済まされてしまう気がした
それでもいいけど
私が伝えたいのはいつの間にかそうじゃなくなっていた
私はまみが好き
それは私が見つめるその唇が欲しいほど――

「私は好きだから」

先にその言葉を言ったのは私じゃない
まみの方だった
私は「私だって」
頭ではそう言おうと思ったのに、口から出た言葉は
「それは友達として?」
その言葉を言った瞬間
時が止まった気がした
多分それはほんの数秒だったと思う
だけど私の心臓の鼓動の速さが時間の感覚を狂わせる
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:18:06.60 ID:677G2+470
私は真っ直ぐまみを見る事が出来ない
目を逸らし、下を向いた
でも僅かに視界の端に見えた、まみの口が動く
「そ――」
「とか本気で言ったらどうする?」
私はまみの言葉をさえぎった
明らかに睨みつけるように私を見る、まみ
私の胸はさらに高ぶった
睨みつけられたのが気持ち良い、とかじゃなくて
もう戻れなくなってしまった気がして……
でもこのままハッキリしない奴だと思われて嫌われてもいい
結局は同性愛者だと思われて嫌われるのがオチだ
「ゆい」
まみは私の名前を呼んだ
その声は怒ってない
私はおそるおそるまみを見る
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:24:24.96 ID:677G2+470

「………〜〜〜〜〜っ!!」

私の唇に何かが触れた
柔らかくて温かいもの
まみの顔がすぐ目の前にある
"それ"をした事を理解した
その途端
私は大きな涙を零した
「…イヤだった?」
少しまみの声が焦っている気がした
「ううん、違うの……」
そう言って私はまみの体にもたれかかった
「なら、良かった」
まみはいつものように優しく抱きしめてくれた
(あ……っ)
まみの鼓動がいつもより速くなっているのがわかった
何だか新しいまみを見つけたみたいで私は嬉しくなった
私も腕を回して抱き合う
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:27:03.40 ID:677G2+470
「私はまみの事が好き。誰よりも……好き」

まみの右手が私の頭を優しく撫でる
「もう一回キスしてあげようか?」
からかうようにまみは言った
「うん」
私はからかわれてるのがわかったから、あえて強気に出た
「えっ」
あまりにも予想外だったらしい。まみの私を撫でる右手が止まった
「してよ」
私はしめた!と思い攻める
「冗談に決まってんじゃん」
まみが顔を赤くしてるのがわかる
「つまんないの〜」
私はそう言って少しにやけ顔でまみを見る
「ばかっ」
まみは言った
そうしてまたどちらからともなく私達は抱き合った

このまま
 一生このままでいたい――

私は
"時間が止まればいいのに"
心の底からそう願った


終わり
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:30:45.02 ID:677G2+470
かなりヘタレですが以上です

悪いところがあったらどんどん指摘してください
責められるのとか好きなんです><
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:33:35.20 ID:BtnBnGGhO
終わりは平仮名のがいい
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:36:31.85 ID:Bf5UKwK50
終わりはカタカナのほうがいいかな
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:43:23.56 ID:677G2+470
>>25
把握

>>26
把握

どっちにすればいいんだ…orz
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 14:54:29.54 ID:b8qKVG8m0
もっと主人公が悶々とした方が好みだ
百合は付き合うまでの過程がクライマックスなのだぜ?
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 15:09:57.49 ID:677G2+470
>>28
なるほど
勉強になります
もしまた書く事があったら悶々させますw
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 15:25:11.09 ID:ebPTHfhGO
描写がほとんど二人だけっていうのはなんかいい
ただ言いようによっては視野がせまいのかもしれない
とりあえず気付いたのはそれくらいかな
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 15:40:20.04 ID:677G2+470
>>30
これまたなるほど
視野が狭いは言われてみればそうかもしれない
ご指摘ありがとうございます
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 16:35:04.80 ID:TnqK2mDl0
もっと個性を出したほうが良いのでは…
どちらか一方でも、はっちゃけてた方がおもしろい
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
なんぞこれ