1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
「次はあなたに、絶対に勝ってみせるわ」
私は目の前の殺人鬼にむけて言った
男は、私が反抗の気持ちを宿していることを察し、少し苛立ったようだ
男は少し間をおいて、言う
「…勝つ。私はそういった争い事の類が…嫌いなんだ。
『植物の心』のような人生を…。それが私が最も望むことだからね」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:20:03.92 ID:HD1nx1k70
「じゃあこれは何?」
「趣味なんだ…。爪が伸びるのを止められる人間がいるか…?
いない…同じさ。人間の性も…誰にも変えられない」
私は爪切りを手渡す。奴に頼まれた爪切りは、もう2分前ぐらいに終わっていた
「言い直すわ」
「勝利するというよりも、剥奪する。あなたの望む『平穏』は、全て私が奪ってみせるわ。
もともとその『平穏』は、私が最も望んだものだから」
彼は優越感に浸った表情で私の肩に手をかけた
私の意識はそこで逆流した
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:21:20.48 ID:sHROAQi80
このスレを読むかは微妙なとこだが、スレタイには惹かれるよね
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:21:29.49 ID:9Gvyc0jGO
雛見沢に綺麗な手をした女性なんていないぞ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:21:34.13 ID:DX2BuWGn0
確かに
808 :水先案名無い人 [sage] :2008/02/01(金) 22:47:47 ID:Daa8lcwa0
俺よくタオルとかで首絞めながらオナニーするけど、苦しくなったりしないな
視界と意識がさーっと閉じていく感じで気持ちいい。一回ほんとに失神してふるちんのまま
揺り起こされたことあるけど、母親が泣いてたのがどっちが原因かいまだにわからない。
809 :水先案名無い人 [sage] :2008/02/01(金) 22:54:19 ID:NGU2CJRI0
>>808 合わせ技一本だろうな
810 :水先案名無い人 [sage] :2008/02/01(金) 22:58:42 ID:h4pA6tS20
というかどのみち原因はお前だから、どっちとかじゃないだろ。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:22:06.74 ID:HD1nx1k70
小さな村だった。
等間隔に仕切られた田んぼと、そこで働く何人かの人の影
その回りには、緑に彩られた、何処まで続くかわからない大きな山
杜王町よりも眩しい、太陽が私の顔を照らした。
本当のことを言えば、私はまだまだ杜王町にいたかった。しかし…『こうなってしまったもの』は仕方が無い。
私は新たな平穏を見つけることにしよう。この雛見沢村で。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:22:28.96 ID:Abq13ybrO
あれ
これ露判のやつ?
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:23:00.29 ID:9Gvyc0jGO
夜逃げ吉影か
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:24:16.57 ID:HD1nx1k70
事情を話そう。
今からつい半日前の話である
私は焦っていた。
後ろから迫りくる敵(仗助と承太郎)。もう顔も名前もバレてしまっていた。
そこで知っての通り、エステシンデレラに逃げ込み、まんまと違う人間となって逃げ伏せた訳だが、
「そこから」である
『あなたー』
私、いや川尻洪作にかけられる声。若い女性だ。恐らく…この男の妻といった所だろう
『なんだ』
『なんだじゃないわ。探したのよっ…。本当にドンくさいんだから。』
『…すまない』
『さすがに、切符を無くしたってことは無いでしょうね』
『(切符…?)…ああ、あるよ』
財布の中にあったのは、杜王町から遠く離れた××県行きの切符。
どうやら最後の買い物を済ませた後、実家のある××県に引っ越す予定だったらしい。もう荷物は送ってあるとまで言う。
この杜王町で暮らすと決めた…この吉良吉影が、こんな形で引っ越すことになるだなんて…
父さんに挨拶が出来なかったことは気がかりだが、引越しを辞めることも当然出来ず、私はこの杜王町を離れることになった。
ただし、いいことはある。それはその仕事場はこの川尻洪作にとって新しい仕事場ということになるということだ。
そこでは私は『川尻洪作』を真似る心労は無いし、多少のことは『引っ越したばかりで慣れてないから』ということに出来る。
それは私にとって、とても楽なことだろう。悪いことばかりでは無い
私は雛見沢の地面を踏む。電車を降りると、外はもう真っ暗だった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:29:12.13 ID:HD1nx1k70
時計を見る。7時。なんてことだ…。まだ8時にもなっていないじゃないか
これが田舎か。街灯の無いこの田舎では、この時間にしてこの暗さは当たり前なのかもしれない。
家につく。曇りガラスの貼った黒い鉄の扉を開けると、そこは安そうな大理石の玄関。
荷物はまだ届いていない。
居間へのドアを開けると、そこには本当に何もない。私はとりあえず床の中央に座る。
その時、
ピンポーン
「…?」
誰だ?
「はい。」
「今日引っ越してきた川尻さんのお宅ですね。あの、挨拶に来ました」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:31:14.30 ID:HD1nx1k70
「挨拶…」
(ガチャ)
「隣に住んでいる竜宮といいます。」
「竜宮さん。(可愛らしい子だな)」
「これからよろしくお願いします」
「これはご丁寧に、こちらこそよろしくお願いします」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:33:08.80 ID:HD1nx1k70
「あがっていくかい?」
「あっ、え、遠慮します」
「確かにあがっても何も無いからね、ハハハ」
「引っ越してきたばかりみたいですもんね、それでは、おやすみなさい」
(ガチャリ)
「…随分と礼儀正しい子だな。あの糞ったれ仗助にも見習わせてやりたいぐらいだ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:35:16.43 ID:4R8uj5hQO
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:35:19.66 ID:HD1nx1k70
私は部屋の中に入る
川尻の妻は、私をちょっとだけ怪訝な眼差しで見つめていた
「何だ」
「あなた、随分と女の子と喋るのが楽しそうね」
「…当たり前だ」
「そうね」
何か文句でもあるのかこの女は…
「散歩行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:36:04.32 ID:DX2BuWGn0
wktk
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:37:19.30 ID:HD1nx1k70
私は家を出た後、大きく息を吐き出した
「フゥー〜〜ッ、空気が重い!」
一人暮らし、人を入れてもたまに彼女を家に入れるだけの、そんな生活を経験してきた私にとって、
この空気は何とも耐え難いものだった。
会社でこのような空気になっても、いつも私は体よく抜け出し、平穏が待つ自分の家へと帰ったものだ。
それが何故どうしてッ…わざわざ家に帰ってまで、このような『重い空気』を耐えなければいけないんだ
「(殺すか…)」
ならば川尻の息子は誰が育てる
どう考えたってますます負担が大きくなるだけだぞ?
「いや、殺すならば早人の方がいいな。早人がいるからこそくっついているような夫婦だ、この一家は」
恐らく、崩壊する。
いや、しかしそうしたならばあの女、この家を引き取ることを主張するかもしれないな…まだローンがあるとも言っていたこの家を
それはつまり、この「私」に、好きでもない女の為にローンを払いながら、都内の小さいアパートにでも住めと言っているのか!
それでも確かにッ…この空間であと何日も暮らすよりかはずっとが「マシ」…だが
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:37:36.89 ID:P1+eZB6SO
これはなかなか…
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:39:07.34 ID:slWh/PE80
スレタイに惹かれて
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:39:30.56 ID:HD1nx1k70
いや、どちらにしても。まだ私は川尻となってから一日もたっていない
こんな状況で人を殺せと…?いやいやいや…私は杜王町から離れている。どう考えても大丈夫だ…
しかし…、私が消えた日と同じ日に杜王町から引っ越した一家がいて、
それも、その妻と子供が、その近い内に死んでいるという「事実」を…奴らが見つけたらっ?
「無理だ…悔しいが、これが結論だな」
一応、この空気の澄んだ夜の散歩だ
とりあえず私は自動販売機を探して歩くことにした。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:40:16.63 ID:r6VVPoJHO
work taker
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:41:22.69 ID:HD1nx1k70
飲み物なら駅で買った分がある。ただ私は、無性に自動販売機に行きたくなったのだ。
恐らくあの家で飲むよりかは、随分と渇きがおさまるだろう。下手にあの家で飲むと逆に喉が渇くことだって充分ありえる
しかし、10分程歩く内に、私はこの雛見沢には自動販売機すら無いことに気付く。
たばこの自動販売機ならさっき見つけたのに…
「くすくす…」
笑い声。この時間ですら、もう外を歩くものは少ないのに。
声の先…には、長い髪をした、小さな女の子がいた
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:42:14.48 ID:slWh/PE80
まあ、人がぽんぽん死ぬヒナミ沢で殺人犯しても、あまり問題にはならなそうな気はするが
お互いに、何回も繰り返す事が出来るし
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:43:09.10 ID:HD1nx1k70
「いい夜ね」
「そうだな。君は一体、何をしているんだ?」
よく見ると、横に巫女装束を着た女の子がもう一人。無言で、ただジッ…とこちらを見ていた
「あなたよね。ここから15分ぐらい歩いた所にある家に引っ越してきた、川尻洪作って人」
「…?」
引っ越してきた事実は知っていても、私の顔までもを知っているだなんて
こいつ…、スタンド使いか?
「何故…知っている」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:45:04.20 ID:HD1nx1k70
「さぁね」
「り…梨花ぁ…」
「(黙ってて羽入…今こいつは私を殺せないはず)」
「全部知っているわ。例えば…あなたの」
私は咄嗟に身震いする
「性癖とかね」
「ほう…(こいつ…一体…)」
「くすくすくすくす」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:45:05.40 ID:P1+eZB6SO
>>24 村人が人を殺す→村人全員で隠す
吉良が人を殺す→事件になる
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:47:53.16 ID:gPjYEt9/O
この手のスレに初めて遭遇した俺はwktkせざるをえない
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:48:06.17 ID:HD1nx1k70
「手首。それも若い女の手首がいいんでしょう?」
「何が目的だ」
「あなたのことは全て知っている。園崎家はあなたを警戒しているわ」
園崎……聞いたことがあるな。確かここら一帯でデカい顔してる、名門の家で
川尻洪作の転勤先も、確か園崎の息がかかっているだとか、そんな話を妻から聞いたことがあるな
『ぺこぺこするのは得意でしょ』とか言って…思い出すのも腹立たしいが…
「その園崎が、私に何を」
「目的というのならば、それは忠告よ。あなたはここでは大きなことをしない方がいい。
そうでないと、何があなたを大変な目に合わせるかわからないわ」
「何が…?」
この女
「大変な目にあわせるとしたら、それは園崎家しか無いんだろう?」
「飲み込みが早いわね。そう限った話でも無いけれど、
…そういうニュアンスでいいわ」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:50:22.01 ID:4R8uj5hQO
意外と面白い
様子見支援
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:51:02.76 ID:HD1nx1k70
この女ッ!
「浮いているッ!スタンド能力かッ!」
目の前の女は、浮いていた。
おかっぱ頭の方じゃあない!巫女装束の方だッ!
よく見ると頭に角までがあるぞッ!こいつはどう見たって人間じゃない!
「この女、人間じゃないな」
「知っているわ」
「そりゃあ人間じゃないことは見ればわかるからな。能力は?」
「違う、あなたが羽入が見えることを知っているってこと」
「子供だと思って、私が手を出さないとでも思っているのか?」
「思ってないわ。『手』…一度出されたもの」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:54:11.88 ID:HD1nx1k70
「今まで何十人もの女の子を殺したッ!
初めての殺しは18才の時!
そしてあなたが一番嫌うのは…自身の平穏を奪われることよ!」
「…」
「あなたの本名は、『吉良吉影』」
馬鹿な
「間違いだな。何を言っているのかさっぱりだよ」
「今さら誤魔化そうったって無理よ。この事実。私どころか、何十人もの人が知っている。
私を殺そうったって無駄よ。この瞬間、あなたは監視されてないとも言い切れない、でしょう」
「お前を殺せば足がつくってか…」
「私達があなたに求めるのは、この村で『何もしない』こと。
この村はいい村よ。前までにどんな罪を犯そうとも、全て無かったことにしてくれる、「罪を沢に流す」、そういった村。
私は雛見沢御三家の一つを継ぐもの。古手梨花。この私があなたに言い渡す」
「ふぅ…」
私は両手をあげるジェスチャーをする
「……降参だ。もう何もする気がおきないよ、…君に手を出すだなんて、そんな」
「…」
「私が降参だと言っているんだ。今日はもう早く帰ってくれ」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/16(土) 23:57:10.23 ID:HD1nx1k70
怪しげなおかっぱ頭の女、古手梨花と、その古手梨花が操る怪しげなスタンド(?)
二人は夜道を歩き去って行く。辺りには静けさだけが残った。
「…成功かしら」
「わからないのです」
「奴、園崎家が全てを知っているって、何%ぐらい信じたと思う?」
「本当の所、そこまで信じてないと思うのです。梨花がどれだけ奴の本性を言い当てようとも、奴の目には所詮梨花は子供なのです」
「…そうよね、でも、決めたから。今度は、惨劇を防ぐために、絶対にやれるだけのことはやるのよ
絶対に…防ぐ」
「もう起こってしまったのです」
「そういうことは言わないの。彼女はまた、私達の元に戻ってくるわ。だって前がそうだったんだもん」
「奴が来るのはここ数100年のうちまだ二回目なのです。今回は諦めて、また次の機会にかけることも出来るのですよ」
「圭一は沙都子の伯父が帰ってくる絶望的な状況すら脱したわ。今回の相手は完璧に殺人犯。
彼が現場から持ち去るっていう手首を押さえればいい。それで、警察を呼ぶ、終わりよ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:00:09.60 ID:s1J4wEtl0
今の会話でわかったこと…それは
古手梨花はスタンド使い
その一点だ。それ以上の情報も、それ以下の情報も無い
恐らく、あの人間型のスタンドで情報を集めたが、如何せん誰も信じてくれず、私に直接言い渡すことを選んだという訳だろう
(それでも奴を殺していないのは私が1%程奴の言うことを信じているから…と
奴が私に直接訴えかけてきた事実は、とどのつまり、『それぐらいの方法しか無い』とも取れるから…)
「私はこの生き方を変えないよ、いや、変えられない」
私は何もない空間に向けて呟く
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:02:08.24 ID:s1J4wEtl0
次の日の朝、7時に起きた私は居間で新聞を読んでいた
夜11時に寝て、毎日8時間は睡眠時間をとる。
どんな場所に来て、私がどんな私であろうと、私はこのスタイルを変えるつもりは毛頭無かった
「ご飯が出来たわ。早人を呼んできてちょうだい」
「早人。ご飯だ。おきなさい」
「うぅ…」
「早人」
「…」
くそっ…言うことを聞かないガキは少し腹が立つな…
「早人」
「うん、わかったよ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:04:02.68 ID:s1J4wEtl0
私は多少彩りに欠けるご飯を黙々と食べる
見た目によらず、まあそれなりにはおいしい。それでも私の方が幾分かうまく作れるようだが
しのぶ「早人、今日は上級生の竜宮レナちゃんが迎えに来てくれるって言ってたわよ」
早人「…じゃあ、そうする」
吉良「それにしてもレナとはまた変わった名前だな」
しのぶ「本名は礼奈って話よ」
吉良「ふぅん、礼奈ね…」
(ピンポーン)
しのぶ「ほら来たわ。早人、行きなさい」
早人「行ってきまーす」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:05:33.85 ID:s1J4wEtl0
レナ「おはよー、早人君」
早人「…おはよう」
レナ「も、もう雛見沢には慣れたかな?かな?」
早人「…慣れる訳無いよ。まだ24時間も立ってないんだから」
レナ「わっ、わっ、ごめんなさい」
圭一「あっ、そいつかー、引っ越してきたっていう」
早人「おはようございます…」
圭一「いやー、俺は圭一!レナには気をつけろよ!お前みたいな年の子は、お持ち帰られるぜ!」
レナ「わっ、わっ、レナそんなことしないよ」
早人「僕は顔が怖いってよく言われるからね」
レナ「か、関係ないよ〜、早人君は私達の新しい仲間!」
wktk
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:06:25.19 ID:CrkEdRWl0
紫煙
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:07:30.62 ID:s1J4wEtl0
梨花「羽入…」
羽入「何ですか?梨花」
梨花「前回、惨劇が起こった。いや吉良の手によって惨劇が『おこされた』のは、いつだったかしら」
羽入「今から、二日後の昼なのです。」
梨花「そうね、二日後、『何故か平日の昼に表れたあの男によって』殺された
吉良が来るのはこれで二回目だわ。あの事件は、彼の気まぐれだったと思えるけど、
それでも偶然ながら、今ここまであの時と同じことが起こってしまっている」
羽入「殺されるのは…」
梨花「レナ…ね」
羽入「…」
梨花「今日の部活、レナは今までのループのように不参加でしょうね。
皆にレナのための宝探しを提案してみるわ。早人がいるから出来るかはわからないけど…いや、きっと受け入れられる
次の日吉良がゴミ山の近くを通りがかった時、そこにはレナの姿は無い。惨劇なんて絶対におこらない」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:09:03.75 ID:s1J4wEtl0
『お譲ちゃん。あなた綺麗な手をしてますね』
羽入「それでも…まだ挑まなければならない惨劇があるのです」
梨花「あるわね」
梨花「私自身に起こった屈辱…」
『頬ずり…しても、いいですか………フウウウウウウウウ〜』
梨花「あの変態、絶対に投獄してやる。絶対にやってやるわ」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:09:30.67 ID:c5Ly7Hnu0
ターゲットレナかよwwww
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:11:29.90 ID:s1J4wEtl0
レナ「なんだか楽しいね、圭一君」
圭一「ああ」
その後、魅音と合流し、俺達は学校に到着した。
早人は最初こそ暗い奴に見えたが、打ち解けると直ぐに明るい奴になった。
俺達は騒がしい会話で早人を歓迎する。
学校に着くと、早人は知恵先生と共に職員室に消えていった
少しの間、時間が立つのをレナと喋りながら待っていると、
知恵「皆さ〜ん、静かに〜。転校生ですよ〜。」
早人だ。この教室に転校生として招かれるということは、
「いたっ」
そのままこの沙都子のトラップを受けることを意味するのであった。
都会育ち(に見える)早人には、少し痛そうだな!
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:12:24.67 ID:cDPvUvvB0
しおん
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:13:03.30 ID:s1J4wEtl0
沙都子「洗礼ですわー!これを乗り切らないと我がクラスの一員にはなれませんことでよー!」
圭一「おいおい、沙都子、それでもまだ俺の時と比べて優しすぎるぜー」
知恵「こぉら!北条さん!転校生相手に、また!」
沙都子「ごめんなさいですわー!」
早人「(えっ、何これ…)」
圭一「ん?早人の奴、呆然としてるぜ」
魅音「普通の反応だよ。圭ちゃんが異常すぎただけ」
圭一「この…」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:13:40.99 ID:NDU8L/G/O
嫌な事件だったね…
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:14:05.50 ID:89l9UsJZO
急に地の文変わったな
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:14:20.45 ID:c5Ly7Hnu0
支音
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:14:45.61 ID:dxBAK72BO
あるぇー(・3・)
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:16:21.80 ID:s1J4wEtl0
その後、レナが呆然としながら椅子に座る早人に、親切丁寧にこのクラスの道理を教え込んでいた
俺は魅音に対して反論をするが、
心底、「ああトラップを喰らったらこの反応が普通なんだな」と思ってしまう自分が憎い
レナの方を見る。早人は食物連鎖か何かの話を聞くかのように熱心に話を聞いていた。
レナ「で、沙都子ちゃんは悪戯っ子で、」
魅音「早人も私達の部活、入るかねぇ?」
圭一「おいおい魅音、さっきまで黒板消しであたふたしてた奴だぜ
そんな温室育ち、俺達にとっちゃカモになりすぎる…」
魅音「あはは、圭ちゃんも私も、あんまり温室育ちじゃないって言い切れないけどねー!」
圭一「正直な、ハハ」
というよりも、魅音が自分で部活に誘うのは珍しいな。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:17:37.74 ID:RywbdUvkO
ああ、圭一視点になってたのか
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:18:40.49 ID:s1J4wEtl0
レナが登校メンバーに早人を加えたのは、早く学校に溶け込ませるためだろうし、なんだかよくありそうなことの気もするが、
魅音が自分で部活に誘うだなんて、中々あることじゃない
魅音「で、どう?」
早人「は、はい」
そしてOKするのか
自ら死地に赴いたな少年…という風に、俺は早人に視線を送る
早人の後ろで、レナが笑っていた
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:21:09.41 ID:s1J4wEtl0
放課後
俺達は部活をする為に集まる、しかしそこにレナの姿は無かった
レナは具合が悪いからといって先に帰ってしまったのだ。
梨花「それで、レナの気に入るようなものを僕達で探してくるのですよっ」
圭一「いいのか?梨花ちゃん、あんまり新人歓迎っぽい種目じゃないぜ」
梨花「レナの奇行を知らずして、雛見沢住人は名乗れないのです」
圭一「それもそうだな。よし、行くぜ!」
羽入「梨花…」
梨花「勿論…危険もあるわ。たまたま、今日奴がレナを見かけたとしたら、自分の犯行現場を見た私達を皆殺しにする可能性がある」
羽入「えっ」
梨花「可能性の話よ。マジックじゃないんだから…そう簡単に人は消せないわ
もう仲間の死を、黙認することなんて出来ない」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:23:03.55 ID:s1J4wEtl0
くそッ、全く困った。川尻の奴、そんな大事な書類を転勤前の場所から持ってきていたとは
私はそんな物、当たり前だが全く知らないッ
しかもその発表が今日の夕方だと?
くそッ…どこにしまったかは正確にはわからないが…川尻が書類をしまう場所なら知っている。恐らくあそこ…
うん…っ?
あの影、女の子か…。あちらに向かってもゴミ山しか無いはずだ
手にもっているのは新聞紙で包んだ『何か』。ここがどこにでもある道路ならまさか刺身の盛り合わせ…とも考えられるが、そんな訳が無い
なっ…あれは…
吉良「…」
死体を切り裂く斧、いや、こういう場面には首を突っ込まないのが私が平穏に生きるための『方法』だッ…
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:23:55.48 ID:NDU8L/G/O
梨花は吉良の能力は知らないのか・・・
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:24:06.25 ID:0hXhOm/20
面白い
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:25:43.49 ID:s1J4wEtl0
いや、死体を切り裂く…と可能性を見たが、それは…違うな
そんな訳が無い、何を言っているんだ、私は
ここは黙認しよう…。きっと材木を切り裂くようなもの…
秘密基地でも作っているのか?あちらに、いや、この際どうでもいい。
後ろ姿から顔がチラリと見えた。
竜宮…礼奈…
内心、時間に追われる川尻の生活を嫌に思っていた私は、
吸い込まれるようにその後ろをついて行った
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:28:05.82 ID:s1J4wEtl0
レナ「これも私の…幸せのため…」
幸せになる為なら、どれだけの努力でもする権利がある。
私はもう二人も殺したけど、ここから父と一緒に幸せな人生を歩みだせる。
その前に、私はこの死体を処理する必要がある。
こんな大きな死体を持ち運ぶことは出来ないから、幾つかに切り分ける必要がある。
死体を切ると言えば、男は気持ち悪がるだろうが、台所に立つ主婦は強いのだ
まな板の上に乗せた魚が生きていれば、魚が生きていてもその場で切り、料理する
そんなことを考えていた私は、背後に忍び寄る足音すら気付かなかった。
首筋をなぞる柔らかい手触り
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:29:05.98 ID:dxBAK72BO
視点がかわるのは面白いな
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:32:25.62 ID:s1J4wEtl0
「ッ!」
その感触に驚き、背後を向こうとする私。
その感情を一つの声が制止する。不気味なほどにフランクな声だ。
「昔の日本刀ってのは…、それはすごくよく切れたものらしい」
「?…」
「切るって言ったら力任せにブン回すことを考えるだろ?
でも違う。重さで、そのまま切る。切れ味がいいから、それで切れるんだ。すごい剣だろう」
「でも、人を何人か切ると…それで切れなくなっちまう」
川尻洪作…
「人間の油でね、切れ味が弱っちまうんだ」
短く立たせた髪型、川尻洪作の、何とも言えないニヤけ顔がこちらを見ていた
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:35:02.51 ID:s1J4wEtl0
初めて対面したあの日、私は彼を少し怖い人だなと感じた。
普通の人にはあまり感じない違和感。私はその違和感をこの川尻洪作に対して感じていた
私は躊躇無く包丁を身構える
男は、ピンク色というよりも赤い唇を動かし、言葉を発した
「そして君は、人間の油のついた包丁で、私に何をするつもりなのかな」
躊躇無く、包丁を川尻の腹に突き出す
鉄のような感触を空中で感じ、まるで超能力のように包丁の先が止まった
「敵意を持たないでくれ。敵じゃ無いんだよォーッ、君とは。言うなれば共犯さ」
「…」
「あらあら、僕は随分と嫌われちまったみたいだね。
証明しようか。僕が君のパートナーになれる男だってことを」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:38:02.40 ID:s1J4wEtl0
「何が目的なのかな…」
「君と付き合いたい」
「えっ…」
「こんな中年が、君のような十代に向けてその思いを伝えるならば、確かに何が目的かって話になる
大丈夫だよ。君に怖いことはしないか…」
「何が目的ッ!!」
「人が喋っている時に話すなァァーッ!会話には会話で割り込めと学校で教わっているのかッ!」
「…」
「それでいい…喋らない君はとっても可愛いよ…」
川尻は頭上に死体を投げあげる。
死体は、まるで有名なマジシャンのマジックのように、音も無く消えていった
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:40:04.91 ID:QAZfNYcN0
しえん
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:41:05.31 ID:s1J4wEtl0
「私の名前は『吉良吉影』私は今まで…何人もの女性の血でこの手を染めてきたが…」
男はゆっくりと私に近づく
「ウッ…」
「包丁で死体を切り刻んだことは無い。人間を切り刻むのが怖いから?そういう訳じゃあないッ」
「近寄らないで…」
「『死体』を切り刻んだことが無いんだ」
「ッ…」
「爪を切ってもらおうか。」
川尻洪作ではない、吉良吉影が。ボーリングの爪切りを懐から取り出した
喉の置くから嗚咽が漏れそうになるが、しかし、私は耐えた
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:43:17.38 ID:cDPvUvvB0
しおん
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:44:01.80 ID:s1J4wEtl0
早人「宝物?」
圭一「そう、お前と一緒に学校に通う奴は、そういった可愛い、いやマニアックとも言うな。そういう物に目がない奴でな
よくゴミ捨て場から、よくわからない物を拾って来るんだよ」
早人「犯罪じゃないんですか?」
魅音「そ、その辺はよくわかんないよね!アハハ!」
早人「…例えば」
魅音「例えば…う〜ん、そうだねぇ、この前だとケンタ君人形かな」
早人「えっ…?アレはあんまり可愛くないと思うけど…」
圭一「そういう奴なんだよっ!」
梨花「レナのセンスはわからないのです、にぱー☆」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:44:04.04 ID:0hXhOm/20
みえん
支援
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:47:04.17 ID:s1J4wEtl0
「いい、いい調子だよ、じゃあ左手も」
このまま、この男のやりたいようにやられる
嫌だ。
助けを呼んでやる!!
「助けッ」
「キラークイーン!」
「うわッ…ぇ…ぁ…」
声が出ない。火薬の臭いが鼻をついた。
思えば、その臭いは私の喉から出ているようだ。
喉が…焼けるように痛い…
「続き…ほら、左手」
「…」
「左手だって言ってんだよォーッ!」
吉良が私の頬を左手でぶった
音にならない悲鳴が私の喉から漏れる
「ぁっ…あっ…」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:50:42.84 ID:dxBAK72BO
しえん
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:50:47.03 ID:s1J4wEtl0
「おいおいおいおい!!このままじゃ帰れないんだよッ!おいッ!」
ガンガンと容赦なく私の顔をぶつ手
その手は一発ごとに重みを増していく
「くそッ…ガキがッ…糞ったれ…」
それでも私は切らない。切ってたまるものか
ボコボコになった顔。それでも反抗の眼差しで吉良吉影を見つめる。すると吉良は突然、何かいいことを思いついた顔で私を見つめた
「いいだろう。君がそこまで言うのなら」
吉良は私の喉を掴み首を持ち上げた
「…爪切りなんて、『死んだ後でも出来る』…」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:50:47.24 ID:4L3A4bEjO
吉良鬼畜wwwww
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:51:39.38 ID:0hXhOm/20
こわいいいいい
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:53:02.23 ID:s1J4wEtl0
その時、ここに来て初めて気付く、何かしらの音
声 ― 部活メンバーの声だ!
「はぁ…あ…」
「何だ…往生際まで悪い…」
何かを喋ろうとすると、喉が切りつけるように痛かった。
それでも、言ってやらねばならない!
「自分より弱い者にしか暴力を震えない、卑怯者」
「餓鬼がッ!!」
「うわァッ!」
爆発する!
首元から体全体にかけて、熱い血と火薬の臭いが回った!
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:54:00.83 ID:dxBAK72BO
俺の嫁がぁぁぁあぁあ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:55:00.29 ID:RywbdUvkO
レナが康一っぽいwwwww
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:55:22.26 ID:4L3A4bEjO
爆死憐れwwwwwwww
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:56:09.79 ID:s1J4wEtl0
地面には白い煙が立ち込めた
それは近くでなければ見えないほどの薄い煙だった
「餓鬼がァァーッ…そして、糞、新たな餓鬼が、このゴミ山に向かっている…」
私は煙の元から手首を拾い上げ、自分の頬にゆっくりとすり当てる
「君の罪、殺人、そして僕を罵倒したこと。今となってはその全てを恨んではいません。
ただ今は…あなたが可愛い」
血のついた新聞紙を手に取りそれを爆発させる
「フゥゥ〜、礼奈さん、あなたを私の家へと迎え入れたい
今すぐあなたと午後のティータイムでも楽しみたいが、そういう訳にもいかない、
ただ心の奥では、喋らないあなたを想っています」
喋り終わるのが早いか遅いかという内にゴミ山の影の方に身を隠した
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 00:59:04.19 ID:s1J4wEtl0
圭一「ゴミ山ってこんな奥もあったんだなー、さすが梨花ちゃん、こんなの知ってるなんて偉い偉い」
梨花の頭をガシガシと撫でる圭一
梨花「にぱー☆、僕は偉いのですよ」
早人「僕はただのゴミ山に見えるけど」
圭一「いや、物は見ようだぜ、ただ今までの傾向から言って、顔のついている物を好むみたいだな」
ふむ、こんな所にどんな奴らが来るのかと思えば、あの時の少女―…古手梨花
私が犯行を犯す現場でも抑えようとしたのか?
好んでまでこんなゴミ山に来る理由…その理由が、この少女レナの共犯と言ったわけではないようだな
この程度なら会話の内容からわかる…
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:02:29.12 ID:s1J4wEtl0
梨花「羽入…レナがいないわ」
羽入「でも僕らが前回きた時、女の死体が入っていた場所には」
梨花「死体が入っていたの?」
羽入「(コク)」
梨花「……探して」
羽入「はい?」
梨花「吉良吉影を探すのよ。あなたを爆殺することは、彼には不可能だから
発見して、適当にじゃれてるふりをして懐から手首を抜き出して。『吉良相手になら出来るはず。』私は全力で走り降りるから、
あなたは空でも飛んで吉良から逃げて」
羽入「でも…」
梨花「…」
羽入「でもその後…追いつかれて、きっと殺されてしまうのです…
梨花だけじゃなくて…全員…」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:05:17.25 ID:s1J4wEtl0
梨花「そうね…」
少し…わざわざこんなゴミ山くんだりまで来た明確な理由が気になるが、私が慣用することでも無い。
古手梨花もいる。彼女はよくわからないが…危険だ。ここは逃げた方がいいな。
ん?
梨花「…」
梨花「魅音に耳打ちするわ。帰るふりをして、警察に連絡してもらう
早人がカメラを持っていたわね…いや、アレで取るのは不可能ね…でも」
梨花「今はそれしか無いわ。手を抜き取れとは言わない。探して」
羽入「そ、それなら…わかったのです」
クソッ…そういえば左手、まだ切れて無かった…
気になる…爪が、爪が揃わない…
爪切り…よし、あった。幸い私が隠れた近くにあった。やはり私は幸運だ
レナさん、今度は癇しゃくを起こさずに、ちゃんと切ってくださいね…、揃えて、揃えて
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:08:02.86 ID:s1J4wEtl0
うふふ…美しい…やはりあなたは…綺麗な手をしてますよ…
羽入「吉良!」
吉良「なっ」
梨花「羽入…!」
コイツは…古手梨花の…しまった…
急がなければならなかった…のに!でもまだ爪が…
梨花「何をしている!」
とっさに―私は、レナの手を近くの金庫の中に隠した!
元はきちんとしたダイヤルロックだったが、面にぽっかり穴が開いていて、今じゃ使えない、そんな廃品の金庫だ。
吉良「…」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:11:09.56 ID:s1J4wEtl0
梨花「洪作…」
早人「お父さん?」
圭一「なんだぁ?このおっさん…」
吉良「…」
吉良「爪切りの途中なんだ…話しかけないでくれ」
礼奈さん…君の手で、切ってもらいたかったが…
圭一「ハハハ、こんな所で爪切りとは変わってるなぁ、早人の父さんは」
吉良「いい村だな。雛見沢
君も確か…最近引っ越してきたばかりと聞いている」
圭一「…?」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:11:45.87 ID:0hXhOm/20
支援
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:14:03.33 ID:s1J4wEtl0
吉良「今まで住んだどんな所よりも、…空気が澄んでる。ひぐらしじゃなくても鳴き出したいような気分にさせてくれるもんだ」
圭一「ハハ、確かにそうだな。でもそれよりも先にするのは、息子に対しての奇行の弁解じゃないのか?」
魅音「ハハハハー」
吉良「…」
梨花「魅音…」
魅音「?」
梨花「(ボソボソ)…警察を呼ぶのです」
魅音「えー、確かに怪しいオヤジだけどさー」
梨花「そうじゃないのです!!」
圭一「?どうしたんだ?魅音。」
吉良「……」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:15:21.88 ID:QAZfNYcN0
しえ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:17:12.96 ID:s1J4wEtl0
梨花「(駄目だ…ここで手首なんかを発見しても…マジックのように簡単にではないけど、
奴は必ず『する』…。ここにいる全員を…殺す…)」
羽入「梨花…」
梨花「(わかってるッ!)」
吉良は、チラチラと梨花の方を見ながら言う
吉良「いやね、早人。天気があまりにも良かったから…」
吉良「雛見沢に書類を取りにくる…そんな用事があってね、
ついつい…その途中に見つけた、よく日のあたりそうな、この『ゴミ山』に登ってしまった…」
早人「そ、そうなんだ。お父さん」
梨花「(見つけようとすれば…一瞬。あっ、この金庫何ですか?変なものが入っているのです
それで…終わり…でも…)」
羽入「梨花…」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:20:03.05 ID:s1J4wEtl0
梨花「じゃあ、レナの気になるようなかぁいいものを探すのです☆」
圭一「ああ、そうだな。この爪切りは、喜ばないぜ、おっさん」
吉良「………(プイッ)」
圭一「何だ…?あのおっさん。ちょっとせっかちだな…」
早人「…」
圭一「あ、あぁ、ごめん、早人」
梨花「(ここで小一時間物を探せば、奴はいつか会社に戻らざるをえない
奴が去れば、金庫の中の手首を…)」
吉良「…」
ほ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:25:41.11 ID:s1J4wEtl0
わかってないようだな…この場を支配出来るのは、私だッ…
私は金庫にゆっくりと近づく
吉良「…」
梨花「(今は私以外…誰も吉良を見ていない。
でも金庫の直ぐ近くに魅音がいるわ。後ろをちょっと向けば、直ぐに吉良を…)」
吉良「フフフ…」
梨花「(えっ…?『笑い声』、どうして奴は!)」
私は金庫の中に流暢に手を入れ、そのまま彼女の手首を取り出した
そしてそれを見せ付けるように梨花の方に向ける
梨花「うっ…」
梨花「(魅音…くそっ、夢中になって探している・・・こっちを見て…)」
(いや…こっちを見ないで?)
吉良「♪〜♪」
私はそのまま手首を内ポケットに入れる。もうこれで彼女は安全だ
梨花「(くそ…こいつ最初から知っている…どう自分のことが知られようと今の状況、
"いざとなったら全員殺せばいい"
無い…躊躇が…全く。一応の自分の息子を含め、今から4人殺すかもしれないというのに…)」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:29:09.18 ID:s1J4wEtl0
吉良「それじゃあ、私は帰らせてもらうよ」
圭一「おう、おっさん、会議には遅れんなよ!」
吉良「私はお前に言われるまでもなくわかっている」
圭一「げっ…絡みづらいオヤジ…!」
取り逃がした…
魅音「誰が優勝するだろうね」
圭一「いや、意外と早人かもしれないぜ」
千載一遇のこのチャンス…クソ…
吉良「(この吉良吉影…自分で言うのもなんだが…幸運に守られているような気がする…)」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:30:03.18 ID:0hXhOm/20
ほ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:32:04.52 ID:s1J4wEtl0
次の日
プルルルルル
しのぶ「あー、忙しいわ!あなた!じゃない、早人!電話とって!」
早人「はーい」
ガチャッ
「あっ、竜宮と申します…」
早人「礼奈さんが…まだ帰ってきて…ない?」
しのぶ「ゲッ、それは災難ね、早人。道覚えてる?私が案内してあげよっか?」
早人「いや、いい…」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:34:39.52 ID:s1J4wEtl0
圭一「レナが帰ってきてないって?」
早人「うん」
圭一「そうか…どうしたんだろうなあ。少なくとも、連絡もなしに休むような奴じゃ無いんだが…」
吉良「フフ、それじゃあ行ってくるよ」
しのぶ「どうしたの、あなた、なんだかいつもと違うわね
今日の朝も味噌汁作ってたし…」
吉良「特に何も変わらないよ、いつもの朝さ」
早人はやっぱ鋭いのか
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:37:41.28 ID:s1J4wEtl0
昼飯。この会社で食べる二回目の昼飯だ。
昨日は外の町の案内をやりたがる小うるさい先輩達を無視して、適当な店に入った私だからか、
今日は誰一人として誘ってこないようだな
それでいい。誰かと一緒にいたら、そしてもしそれが女性だったならば、
彼女が妬いてしまう
私は近くにあったイタリア料理店に入る。中々おいしいが…杜王町にあったあの店にはかなわないな…
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:39:27.33 ID:X4THNUm80
吉良はパール・ジャムでどこを直してもらったんだろう
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:41:29.94 ID:s1J4wEtl0
予想外に回転の早い店だったため、昼食が早く終わった
まだ昼休みは幾分とある。私は図書館へと向かった
調べるのは、雛見沢の歴史…
あの夜彼女は「御三家の一人」と語ったが、一体御三家とはどういったものだろうか
御三家なんて無いとなれば、いよいよアレが本当に口からでまかせだってことに…
「あら、あなた。雛見沢の歴史に興味が?」
少しバストの大きい女性が、笑顔で私に話かけた
まさか話かけられるとはと思っていた私は少し戸惑った
「君は、専門家か何かかい?」
「違うけど、歴史は詳しいわよ。座りましょう」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:44:35.88 ID:s1J4wEtl0
今日会ったばかりの、いい年の女性が、
図書館で一緒に歴史の話をしましょうとは…
少し戸惑う展開だが、まあ田舎だとこんなもんか
「嬉しいお誘いですが、辞退します」
「ええ…、そんな。本当は聞きたいんでしょう?」
「彼女が妬いてしまう」
「今はいないわ。それともそれは、私を彼女が妬く程に美人と認めているってことかしら」
「ああ、確かにその通りだ」
少し面白そうな女性だな。
時計を見る。…まだまだ時間はあるか。
「いいだろう。聞かせてもらう。」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:47:12.57 ID:s1J4wEtl0
「あら、彼女はいいの?くすくすくす」
「(性格は悪かったか…)歴史の話を聞くだけだからな」
「そうね…」
「どうして、歴史のことを調べようだなんて…?」
「…(何故こんな質問を…?)」
「そうだな…」
「これから住む場所のことを詳しく知りたい…それじゃ駄目か」
「フフ…いいわよ」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:48:09.78 ID:cDPvUvvB0
たかのんニゲテー
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:50:22.21 ID:s1J4wEtl0
「じゃあまず御三家の所から頼む」
「御三家…公由家、古手家、園崎家のことね…」
「(本当にあったのか…)」
彼女は雄弁と、まるで演説かのようにその歴史を語っていった
―おいおい、結構脱線しているじゃないか。
「その古手家に、古手梨花という子供は」
「そう、いるわよ」
「おかっぱ頭の」
「そうよ、おかっぱ頭」
「スタンド使いの…」
「スタンド?何のことかわからないわ」
「(…。知らない…)」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:52:37.49 ID:FFWHVh9P0
⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ≡≡≡
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:56:01.83 ID:s1J4wEtl0
…ならばこれはッ!
「スタンドを知らないのなら!その背後にあるスタンドは何だッ!」
鷹野の肩にいるのは妙な生物!
「ああ…富竹さんね。私は使えないわよ
当然…私の肩にあるだろうものだって…見えない」
「富…竹。知っているじゃないか、嘘吐きめ…」
シュンッ
「逃げるのか…私のキラークイーンから…」
私はキラークイーンを出現させる
「(何処からでも…来い…)」
鷹野「彼は姿を現さないわよ、用心深いから…」
吉良「(くっ…この女も、スタンド使いか…?)」
鷹野「そして…逃げたと思いきや直ぐに姿を現す。私を守るナイトだからよ。くすくすくす」
図書館の柱から、お手上げのポーズをしたタンクトップの男が登場する
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:57:34.30 ID:cDPvUvvB0
しおん
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 01:59:27.44 ID:RywbdUvkO
富竹wwwwwwwwww
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:00:14.16 ID:s1J4wEtl0
富竹「悪いね…僕のこのスタンドには…全くといっていいほど戦闘能力が無いんだ
ただ、見て、聞いて、撮る。それだけさ」
吉良「信用できないな」
富竹「図書館に登場したら、スタンドを出した怪しい男が自分の彼女と話している
彼女を守ってあげたいが無策では飛びでられない、せめて話だけは聞きたいと思うのは当然だからね」
吉良「…」
吉良「(この会話…私は怪しい言葉を一言も発していない…)」
吉良「(そして、この二人を倒すということは、この二人を抱える組織、
おそらく矢を持っているその組織と敵対することになる…)」
吉良「得策ではない…か」
鷹野「主語が無いけど、多分そうよ。くすくすくす」
吉良「いいだろう、行け」
富竹「行こう、鷹野さん」
吉良「ああ…それと…」
鷹野「?」
吉良「話、面白かったよ。また聞きたい」
鷹野と富竹はスタンド使いかwww
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:03:51.13 ID:0hXhOm/20
トミーの能力ワロタ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:04:05.37 ID:3lclee300
この世界では東京≒SPW財団なのか
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:05:09.54 ID:s1J4wEtl0
くそ…スタンド使いから逃れたと思えば、またスタンド使いか
奴らは恐らく、古手梨花の言うことを信じる、もしくは古手梨花の差し金
しかし―私を殺そうとはしない上に、私を倒せるほどの戦闘能力も無かった…
吉良「奴らは一体…」
羽入「本当に良かったのですか?」
梨花「何がよ」
羽入「昨日の夜―鷹野に、スタンドの秘密を教えた。おまけに古手家の家宝まで」
梨花「四の五の言っている場合じゃないわ。東京は強い味方よ。
きっと、吉良吉影を捕まえられる…」
羽入「それならば一日早く…」
梨花「あの時点では、ここまで考えが回ってなかったわ。
でも、既に一人の犠牲が出た。もうここから先は、吉良を倒した後の私の暮らしなんて知ったことじゃないわ
それに…少し面白そうでしょ?もし圭一がスタンドを使ったら…くすくす」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:07:02.44 ID:FFWHVh9P0
吉良一人に雛見沢の力が集結するwwww
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:08:28.75 ID:s1J4wEtl0
夕方―
私は誰よりも早く会社を出る
会社にいるのも、家にいるのも嫌となれば、何処かで時間を潰すか…
この近く、CDショップなど、無いだろうか。CDだなんて私の顔と共に全て失ってしまった
この川尻の好きなCDは、やはり私の耳には合わない…
ブウン…
吉良「警察…?」
私は近くを動いている警察に気付く。全て雛見沢に向かっている
まさか―古手梨花関連…
私は、CDショップ探しをやめ、雛見沢に足を向けることにした
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:11:41.96 ID:5JDS08bOO
吉良はやっぱシアーハートアタックを聴くのだろうか
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:15:24.07 ID:FFWHVh9P0
そういえばまだバイツァダストを覚えていない頃か
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:16:50.77 ID:c5Ly7Hnu0
それよりも圭一のスタンドに期待
「で、どうだい、蔵ちゃん」
「一見したら…ただの家出とも見えないこともないこの事件ですが…
私は長年の勘から、この事件は雛見沢連続怪死事件への…」
「そんなことはわかっとるんじゃ、実際の状況は」
「今の所、三人でバラバラに、村人一人一人に聞き込みをしています
これで若干、隠し事はしづらいかと思います」
「それでも、こういう状況でもやるのが奴らじゃからなあ…」
「諦めていてはつかめる事件もつかめません。絶対に犯人を見つけだしましょう」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:21:16.60 ID:RywbdUvkO
うwwwwんwwwwwこwwwwwwwwww
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:22:40.84 ID:0hXhOm/20
おかwwwwwww
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:23:58.02 ID:s1J4wEtl0
なんだと思えば…竜宮レナの失踪について…か
これは…警察は何も繋がっていない…と、とっていいものだろう
いや、この聞き込み。当然古手梨花か誰かが、私が怪しいと言う、
それだけでマークされるかもしれない
鷹野三四から聞いた、雛見沢連続怪死事件のこともある、…恐らく、それで、マークがキツくなっている…
でもなければ少女一人の失踪だけでここまでは調べない
考え事をしていれば、もう家についていた
吉良「ただいま」
しのぶ「あなた、おかえりー」
早人「で、それで…、沙都子が、」
しのぶ「うんうん(この子がこんなに楽しそうに話をするの…、久しぶりに見るわ)」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:27:58.67 ID:s1J4wEtl0
早人「あっ、お父さんおかえりー」
吉良「ああ…ただいま」
吉良「(風呂でも浴びるか…いや、警察の動向も気になる…)」
しのぶ「あなた」
ふと見るとしのぶが私の目の前に立っていた
吉良「どうした」
しのぶ「さっき警察が来て、レナちゃんが失踪したって、物騒な世の中だわ」
吉良「(ちゃん付け…)物騒だな…」
しのぶ「早人にはまだ伝えてないけど…」
吉良「しかし…恐らく明日、学校で確実にわかる。
隠しておくよりかは―確かに、伝えておいたほうがいいかもしれない」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:30:12.77 ID:FFWHVh9P0
|っ゚、。)っ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:31:16.32 ID:s1J4wEtl0
しのぶ「あなた、伝えてよ」
吉良「どうして私が……(反論してもこの女が自分で伝えることは無いな)
いや、いいだろう」
吉良「早人」
しのぶ「あっ、おかえり」
吉良「…」
しのぶ「どうしたの?お父さん」
吉良「(確かにめずらしい程の上機嫌だな…)竜宮礼奈が失踪した」
早人「え!?」
しのぶ「(直球…)」
吉良「明日からは、出るときは一人だ。登下校は前原圭一についていってくれ…」
早人「あっ…あ…」
124 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 02:33:46.00 ID:s1J4wEtl0
四日目
吉良「おはよう、早人」
早人「……おは…よう…」
吉良「(面倒くさい奴だ…)」
そろそろ眠たい時間帯だから今日はこれで終わるぜ!
おまいらありがとう!
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:34:39.84 ID:FFWHVh9P0
乙
直球噴いたwwww
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:35:01.99 ID:4L3A4bEjO
いいとこでwwwwww
乙w
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:35:45.13 ID:0hXhOm/20
圭一のスタンドが不発wwwwwww
乙!!
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:36:51.88 ID:89l9UsJZO
なんという生き殺しwwwwww
乙
なかなか楽しみだww乙ww
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 02:44:07.11 ID:dxBAK72BO
直球wwwwww
乙wwwww
名前はウッディに1ペソ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 03:02:20.69 ID:c5Ly7Hnu0
名前はウッディバットに1ウォン
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 03:05:44.92 ID:CrkEdRWl0
これは保守しとけば続きを見られるってことか?
保守
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 04:05:56.44 ID:NclyUYPz0
保守
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 04:14:23.88 ID:x6JuBzuIO
ほ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 05:17:34.31 ID:NclyUYPz0
ラスト
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 07:05:21.63 ID:txq7SEM+O
ほ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 07:38:19.70 ID:txq7SEM+O
し
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 07:48:14.46 ID:CrkEdRWl0
☆
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 08:15:08.49 ID:swLvgivm0
これは期待
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 08:47:13.56 ID:oPZvDjZyO
ほ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 09:12:17.94 ID:VOz3agGT0
起きたほsy
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 09:26:55.01 ID:C5zPluPK0
グレート、保守っすよ・・・
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 09:32:28.10 ID:RywbdUvkO
ほ
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 09:42:27.03 ID:oPZvDjZyO
ほ
146 :
B-BOY(ブーンボーイ) ◆KHmAo9ThnU :2008/02/17(日) 09:43:38.56 ID:A7QYberzO
B-BOY(ブーンボーイ)です!まとめさせてください!
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 09:48:43.67 ID:RywbdUvkO
ほ
148 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 09:53:42.27 ID:txq7SEM+O
149 :
B-BOY(ブーンボーイ) ◆KHmAo9ThnU :2008/02/17(日) 09:56:10.18 ID:A7QYberzO
ジョジョ四部は1999年、ひぐらしは1980年頃、って誰か突っ込んだか?w
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 10:02:48.71 ID:CrkEdRWl0
80年頃を舞台にしてるJOJOの物語がないから仕方ないさwww
二部が40年前、三部が89年だしな
どっちかの年数がズレたんだろ
153 :
B-BOY(ブーンボーイ) ◆KHmAo9ThnU :2008/02/17(日) 10:27:03.90 ID:A7QYberzO
B-BOY(ブーンボーイ)です!まとめさせてください!
ほっしゅほっしゅ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 10:55:58.13 ID:C5zPluPK0
保守
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 11:13:46.59 ID:Nkafe95oO
ほ
157 :
マクロス ◆4WnrfIQhl6 :2008/02/17(日) 11:14:25.65 ID:A7QYberzO
昨日の( ^凵O)ξ゚ω゚)ξの作者です!大好評につき読み切りから連載決定しました。ありがとな………おまいら
というわけでスレタテ願います
('-`)ククオと川 ゚ A゚)ドーのようです
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 11:42:41.32 ID:C5zPluPK0
ほしゃ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 11:52:41.08 ID:RywbdUvkO
ほす
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 11:55:32.46 ID:CrkEdRWl0
四部では露伴先生が一番魅力的だと思う
保守
161 :
マクロス ◆4WnrfIQhl6 :2008/02/17(日) 12:04:02.73 ID:Bsctso+e0
uglhu復活
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 12:28:22.03 ID:qNIQG6b80
誰も突っ込んでないみたいだから言うけど、「洪作」じゃなくて「浩作」ね
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 12:33:41.06 ID:C5zPluPK0
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 12:45:22.14 ID:/Ela/OpHO
保守
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 12:55:05.19 ID:RywbdUvkO
ほ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 13:16:09.55 ID:/Ela/OpHO
い
保守なのです
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 13:39:57.99 ID:/Ela/OpHO
保守
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 13:54:50.51 ID:/Ela/OpHO
保守
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 13:55:14.41 ID:Nma32elpO
ほ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 13:57:45.10 ID:XrA8HgcB0
なんという危険な組み合わせ
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 14:09:28.89 ID:/Ela/OpHO
保守
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 14:16:42.31 ID:c/FvTnp30
今北保守
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 14:24:11.63 ID:N2tNQ1WX0
ほ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 14:43:39.75 ID:c/FvTnp30
星影
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 14:58:29.06 ID:/Ela/OpHO
保守
保守
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 15:24:51.45 ID:/Ela/OpHO
保守
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 15:45:18.19 ID:/Ela/OpHO
再開はまだなのか保守
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 15:59:29.12 ID:C5zPluPK0
保守
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 16:17:31.89 ID:c/FvTnp30
ほsy
183 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 16:24:07.64 ID:txq7SEM+O
今気付いたが
>>123誰が喋ってるかごっちゃごちゃだ
脳内補完頼む
今用事で出てるからまだっぽい
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 16:27:26.85 ID:/Ela/OpHO
>>183 そうだったのかwww
それなら用事が終わるまで保守して待ってるぜ
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 16:42:28.75 ID:C5zPluPK0
よし保
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 16:44:10.26 ID:uPP+as8aO
ジョジョ(笑)
クソカスどもが
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 16:51:16.25 ID:c/FvTnp30
なんだとこのド低脳が
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 16:58:15.11 ID:C5zPluPK0
>>186 安っぽい感情で動いてるんじゃあないッ!!!
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 17:13:10.89 ID:/Ela/OpHO
ほ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 17:31:20.50 ID:RywbdUvkO
ほ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 17:53:49.14 ID:/Ela/OpHO
ほ
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 17:54:54.13 ID:obW4lvWX0
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 18:09:51.89 ID:txq7SEM+O
ほ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 18:26:28.97 ID:RywbdUvkO
ほ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 18:40:44.68 ID:s1J4wEtl0
ほ
196 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 18:49:21.78 ID:s1J4wEtl0
今日はまた一段とまぶしい朝だ
その日差しが、さらに私に夏を実感させる
吉良「おはよう、早人」
早人「……おは…よう…」
吉良「(面倒くさい奴だ…)」
背伸びをする私に川尻の妻が話かける
しのぶ「あなた…」
吉良「どうした」
しのぶ「早人…昨日、あんなに元気そうだったのに…」
吉良「……………そうだな」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 18:51:34.07 ID:swLvgivm0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
198 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 18:52:23.88 ID:s1J4wEtl0
早人「行ってきます」
しのぶ「あっ…行ってらっしゃい」
吉良「……」
それにしても、まぶしい太陽だ。
こういう時はいつも、私の心には平穏による「暖かさ」が宿るものだったが…
何故か今日には、それが無かった
吉良「(私の心に宿る…昨日の出来事への杞憂か…せめて殺しておけば…)…じゃあ…私も、もう行くかな」
しのぶ「今日は早いのね。行ってらっしゃい」
199 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 18:56:43.54 ID:s1J4wEtl0
梨花「やれることは全てやったわ。山狗も味方につけた。警察も既に吉良を疑っている」
羽入「梨花は、よくやっていると思うのです」
梨花「あら…てっきり怒っていると思ったけど。こんなにも、大事な「古手家の秘密」を安売りして」
羽入「でも…大切な何かが足りないのです」
梨花「わかっている…わかっているわ」
それは『運』。前回も今回も、吉良の『運』と『行動力』によって全てが破壊されてきた―
昨日の夜
大石『そんな訳なんです。あなたの仲間ですから、何かわかっていることでも』
梨花『知っているのです…』
梨花『怪しい人…知っているのです』
大石『!…それは?』
梨花『レナはよくゴミ山に通っていたのです』
大石『ゴミ山に…ほうほう、確かに、そのことを知っている村人は、大勢いたようですね』
梨花『昨日会っているのです。ゴミ山にいる、「怪しい人」』
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:06:04.39 ID:/Ela/OpHO
支援
大石『ゴミ山にレナさん以外の人間がいた―
確かに、その事実だけで充分怪しいですね。犯行がもしゴミ山で行われていたとするならば―』
梨花『犯人は、恐らくその人なのです』
大石『その人とは―』
梨花『川尻浩作。一昨日引っ越してきた男よ。
彼は何故か、しかも丁度レナが行方不明になった日に、その場所にいた
圭一と魅音、あと川尻早人と沙都子も証明してくれるはずよ』
大石『ふむふむ、それは随分と確実な情報みたいで…いいでしょう
吉良をマークします。どれだけ出来るかはわかりませんが―やれるだけやってみましょう』
梨花『それと大石…』
大石『はい?』
梨花『「超能力」って…信じる?くすくす…』
202 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:10:29.48 ID:s1J4wEtl0
羽入「大石は信じたのですか?」
梨花「100%信じたわ。あなたを目撃して、私の話が信じられない人間…
そんなの、元から「自分は幻覚が見えるんじゃないか」と思い込んでいるような奴だけよ」
羽入「番犬は、動いたのですか?」
梨花「そうね。昨日の富竹の話を聞き、東京から『番犬』が出動した
私に危害を加えるようなことがあれば―即、監視している番犬が吉良を殺すでしょうね」
羽入「でも全部…梨花が死んでからなのです…」
梨花「…」
梨花「やれるだけやっているわ。吉良自身に怪しいそぶりがあれば…きっと私が殺される前にも
私は女王感染者…爆弾よ。見殺しに出来る訳が無いわ」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:14:23.62 ID:otcyB6YX0
でも、よく考えたらレナ死んじゃってるから幸せな未来はもう……こないんだよな
204 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:14:30.14 ID:s1J4wEtl0
教室全体に鈴の音が鳴り響く。校長の鳴らす振り鈴の音だ
教室内はやはり異様な空気だ
レナが行方不明―しかも綿流し前のこんな時期
下手に動けば…自分が殺されるんじゃないか…とか。そういった邪推が一番耳についた
魅音「レナを探しにいかない?」
圭一「そうだな…レナは俺たちの仲間だ。
さらわれているとしたら、その犯人を俺は許せない」
でも「さらわれてる」ったってそれはまだ「願望の域」であって
早人「行こう」
圭一「早人……」
早人「行こう。きっと見つかるよ」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:15:13.46 ID:A6vo436q0
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしていってね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
|::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ ,. -''"´ `' 、
|::::ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,'´ ,. -‐ァ'" ̄`ヽー 、`ヽ
_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 // `ヽ`フ
.:::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 / .,' /! /! ! ハ ! ',
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ ,.ゝ
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ ,ノレ' rr=-, r=;ァir /! ノ
`! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ ノ ! 〃  ̄  ̄"! ヘ(
,' ノ !'〃 ̄  ̄"i .レ' ,.ハ ''" 'ー=-' "'! ',ヽ.
( ,ハ 'ー=-' 人! '! ト.、 ,.イ i .ノ
,.ヘ,)、 )>,、_____, .イ ハ ノヽ,! i`>r--‐ i´レヘ ノ
( )',.イ ヽ、__ノ 「ヽ.レ'ヽノ ヽ(へ レィr'7ア´ ̄`ヽ. )'
ノヽ/ ';::ヽ、/iヽノ::i Y ノ /イ Y
ri !:::::::`ー┘:::! i rくヽ/!ノ __ ,ゝ
./ヽー-,イ:::::::::::::::::::::!ンi /`/::メ:::`ヽ、_二、___イ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:18:21.82 ID:/Ela/OpHO
支援
207 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:21:17.64 ID:s1J4wEtl0
梨花「(前の世界では奴は綿流しの朝まで沈黙した…)」
梨花「大石も呼ぶのです」
圭一「えっ!?あの警部か?…でも俺、あの人あんまり知らないぜ」
魅音「それに…そんなに簡単に動いてくれないよ。大体何処を探すつもり?」
梨花「ゴミ山。ここにいる…レナはきっと見つかるのです。
(私と大石が会っていることを吉良が発見すれば、急いで私を殺しにくるかもしれない。そうなればそれでOK。番犬部隊が私の復讐を果たす
そうでなければ、とりあえず大石との関係を親密にすることだって重要なはずよ
それにもし私が死んだって…雛見沢症候群の人間が全員発狂するだなんて、そんなこと…そんなことが無いことだなんて、あの拷問狂との戦いの時に何度だって知ってるわ
全て大丈夫…全て私一人の犠牲だけで済むわ)」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:25:40.40 ID:4dctbY6u0
209 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:26:41.61 ID:s1J4wEtl0
大石「いやー、突然呼ばれてびっくりしましたよ。ンッフッフッフ」
魅音「げっ…本当に来た」
沙都子「しかも三人も仲間がいましてよ。警察なんて、割と簡単なものですのね」
梨花「それじゃ、出発進行なのです」
なんで梨花ちゃん、直接ゴミ山に呼ばなかったんだろう
梨花「レナはきっとゴミ山の隠れ家で寝ちゃって、その間に山が崩れて動けなくなってしまったのです」
圭一「そりゃー、ヤバいな。ただでさえも熱いってのに
それに小便って、水分を取らないでも出るってはな……」
魅音「…」
圭一「ご、ごめん!」
沙都子「?」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:31:39.10 ID:c/FvTnp30
間違いは誰にでもあること
俺たちはゴミ山に到着した
大量の鉄が、俺たちを出迎える
大石「ンー、その仮説が本当なら、自衛隊でも呼んだ方が良さそうですねぇ」
圭一「そうすると、レナがここに来たのは夜か…」
魅音「その時間、周辺で何か崩れたという情報は?」
大石「ンッフッフッフ…でもその仮説はおかしいですねぇ…
竜宮さんの父親は『今日は私が晩御飯をごちそうする』と礼奈さんに伝え、礼奈さんもそれを喜んでいたそうですから」
圭一「レナはそんな約束を破る人間じゃない…」
あたりに沈黙が流れる
沙都子「ま、まさか今頃…」
圭一「ば、馬鹿沙都子!」
212 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:37:11.87 ID:s1J4wEtl0
大石「で…今日はどういった御用で」
梨花「奴は、どうなの?」
大石「仲間の一人に見張らせていますが…何分、限界があります」
梨花「なんでもいいから難癖つけて捕まえてしまえば?」
大石「それが奴…無いんですよ。「難癖」をつけられるほどの、行動のほころびが、何一つ。交通法さえも」
梨花「…」
大石「(何故電話ではなくわざわざ呼んだのかは…聞くまでもない)
そんなところです。すみません。いい情報を与えてもらえたのに」
梨花「それであなた…能力は?」
大石「いや、依然何も。見えるだけです。」
213 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:41:49.28 ID:s1J4wEtl0
梨花「それでいいわ。しばらく監視。見てさえいれば、何かしら綻びは出るはずよ」
大石「(古手梨花の能力では"この未来"はよめないってことだな)
では、そうします。あと…やはり探したところ、興宮署にはスタンド使いは一人もいません」
梨花「そうね…。私も見たこと無いもの…。長年この能力を使ってきて。"スタンド使い"」
夕方5時
大石「まだ明るいですが…完全に暗くなると危険です。残りは私達が探すので皆様は帰ってください」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:42:12.21 ID:bJtDB+QE0
215 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:46:27.03 ID:s1J4wEtl0
圭一「仲間が真下に埋まっているとしても、何も探すことの出来ない俺達か…」
魅音「多分…気絶しているんだと思う。
目覚めたらレナは声を上げる。私たちはそれを察して直ぐに助けてあげる。今は大掛かりにどけようとしても、返って掘り返すだけだし
今はそれしか無いと思うよ。幸い大石さんも、頻繁にここを見回らせるって」
沙都子「帰りますわよ。梨花」
梨花「みー」
家に帰る。
ガレージのシャッターを開け、玄関の扉を開け、二階に上がる
沙都子「あっ…」
その時、沙都子が何かを思い出したかのような声をあげた
梨花「みー、どうしたですか?」
沙都子「お味噌…帰り道で買うつもりが…買い忘れましてよ。私としたことが…」
梨花「みー。大変なのです」
沙都子「行ってきましてよ!」
梨花「気をつけるのです」
羽入「沙都子…、大丈夫ですか?」
梨花「100%大丈夫よ。このタイミングで、奴が人を殺すだなんて、ありえないわ」
217 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 19:57:08.88 ID:txq7SEM+O
さるさん喰らったwww
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:57:20.67 ID:c+p5TDQtO
脂肪プラグ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 19:58:59.62 ID:dxBAK72BO
支援
220 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:03:34.42 ID:txq7SEM+O
一応解説しておくと、
さるさん=連投規制
つまりあと一時間ぐらい書き込めないってこと
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:05:59.09 ID:otcyB6YX0
んー? いや、猿さん自体は10分程で解けるんだぜ?
支援を怠ると連続で食らったりするがな
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:06:05.50 ID:/Ela/OpHO
支援
私は沙都子が来る間、テレビを見て暇を潰す
吉良を見てから、こんなに無意味に時間を過ごすのは初めてだった。大丈夫―やれることは全てやった
プルルルルル、プルルルルルル
大石の定時連絡だ。もう7時か。随分と早く時間が過ぎるのが感じられたようだ
それにしては、沙都子の姿が無いが…売り切れで、遠くのスーパーに行ってしまったとか?
大石「はい、興宮書房の石田といいます」
梨花「あら、今回は石田なのね」
大石「ンッフッフ、もしかして今までの次元で、似たようなこと。私しました?」
梨花「やってるわ。随分と。思えばあなたには随分と迷惑をかけられたわね」
大石「ンッフッフッフ、それはそれはすいません」
しえん
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:10:57.19 ID:otcyB6YX0
よっしゃ、解除直後は厳しいから支援だ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:11:08.42 ID:ZSmbzdll0
私怨
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:11:27.15 ID:swLvgivm0
支援
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:11:30.99 ID:otcyB6YX0
支援
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:11:55.61 ID:otcyB6YX0
支援
230 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:12:39.30 ID:s1J4wEtl0
梨花「で、本題は?」
大石「本当でしたよ。間宮律子。少し前に行方不明になっています」
梨花「でしょう」
いままでの大石の信頼が100%だとしたら、今ので信頼度120%は硬い
私は風がこちらに来ていることを感じ取った
梨花「それで北条鉄平の方は?」
大石「それがですね…」
大石「北条鉄平。こちらは…普通に興宮で暮らしていますね」
戦慄する
梨花「え…?」
231 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:15:28.18 ID:s1J4wEtl0
梨花「そんな馬鹿な…間宮律子の交際相手…でしょ?」
大石「間宮の交際相手は大体わかっています。でも、それは北条鉄平じゃない、そして
行方不明はその間宮の交際相手の…浦川といった男です」
梨花「馬鹿な…」
大石「これが馬鹿じゃないんです。本当なんですよ。しかしだからといって私があなたを疑うって訳じゃ…」
ガチャン
大石「(ツー、ツー)梨花さん!梨花さん!?」
7時6分…
梨花「…、嘘…」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:15:38.93 ID:/Ela/OpHO
支援
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:17:34.47 ID:/Ela/OpHO
支援
なん……だと……
支援
235 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:18:18.91 ID:s1J4wEtl0
そんな馬鹿な!そんな、前回もう打ち破ったじゃないか!
吉良に加えて…まさかこの男…
私の走り、沙都子の前の家まで戻る
予感通り…。この生活感…、馬鹿な…北条鉄平…
梨花「そんな…」
鉄平「何見とるんじゃ」
梨花「…」
鉄平「何見とるんじゃ、って言っとるんじゃ!おい!」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:19:35.06 ID:/Ela/OpHO
支援
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:21:03.42 ID:/Ela/OpHO
支援
238 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:21:37.36 ID:s1J4wEtl0
梨花「この手は、一体何回沙都子をぶった手なの?」
鉄平「……」
バチン!
鋭い感覚が右の頬から左の頬へ抜ける
鉄平「ワシは沙都子と団欒仲良しじゃ、変な推測はやめい…」
梨花「(…もう怖くないんだ。前は…圭一がこれを打ち破った…
沙都子も多分、前の記憶が残ってる…直ぐに…SOSをくれる…
私の今の激情は…単に沙都子への虐待を酷くするだけ…)」
梨花「ごめんなさい」
鉄平「直ぐに認めるんなら俺につっかかるなや!クソガキ!」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:23:07.83 ID:ZSmbzdll0
支援
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:23:24.07 ID:/Ela/OpHO
鬼畜鉄平支援
241 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:24:40.91 ID:s1J4wEtl0
お願い…耐えて…
明日になれば私は児童福祉委員を呼ぶわ…今回は私達の手に、沙都子、あなた自らが手を伸ばしてくれるんでしょう?
梨花「……」
私はトボトボと帰路につく、帰り道までの道のりは、覚えていない
―午後8時
プルルルルル、プルルルルル
梨花「もしもし…僕なのです」
富竹「あ、梨花ちゃん?こちらも、かなり監視を強化してるよ」
梨花「…それは、ありがとうなのです」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:25:02.94 ID:ZSmbzdll0
紫煙
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:28:28.90 ID:/Ela/OpHO
支援
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:29:09.24 ID:dxBAK72BO
しぇーん
245 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:29:34.35 ID:s1J4wEtl0
富竹「本当に安心していいよ。山狗も協力してくれてる。番犬と山狗の夢のスーパータッグさ」
梨花「本当に頼もしいのです」
富竹「特に助かるのは、小此木君がスタンド使いだったってこと」
梨花「小此木…が?」
富竹「そうさ、彼は数100メートル先から敵の動きを監視するんだ、
彼と彼の部下だけで、吉良の動きは手に取るようにわかるといっていいよ。電話だってもう盗聴してる」
梨花「(吉良は電話は使わないけど…)本当に感謝感謝なのです。富竹はエラいのです」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:29:42.49 ID:swLvgivm0
支援
247 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:33:22.51 ID:s1J4wEtl0
次の日―
いつものように梨花ちゃんが登校する。しかし横には―沙都子の姿は無かった
圭一「沙都子はどうした?風邪か?」
圭一はやはり聞いてくる。
もう私には迷う必要が無かった。
梨花「悪い叔父に…さらわれてしまったのです」
魅音「そ、それって…」
梨花「……」
圭一「そ、それ聞いたことあるぜ…確か変な叔父がいて、昔出て行ったとか…」
魅音「な、何で知ってるの?圭ちゃん」
梨花「(記憶も随分とハッキリしているようね。これは随分と運が良かったわ)」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:36:29.30 ID:dxBAK72BO
支援
249 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:36:32.12 ID:s1J4wEtl0
早人「それで…どうやったら、沙都子を救えるんだ?」
梨花「(早人?予想外に食いついてくるわね)」
梨花「とりあえず児童福祉相談所に行って様子を見てもらうわ。そこで沙都子が虐待を認める…それでいいでしょう?」
早人「無理だよ…」
梨花「え?」
早人「そういう時、叔父のプレッシャーに負けて、口聞かぬ人形になっちゃう時だってあるよ」
梨花「そ、それはそうだけど。でも」
早人「僕に任せて。絶対に助けられる方法。今なら考えられる気がする…」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:40:05.42 ID:4L3A4bEjO
早人活躍のヨカソ
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:41:08.46 ID:/Ela/OpHO
早人
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:41:12.71 ID:4dctbY6u0
早人ktkr
支援
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:43:13.07 ID:/Ela/OpHO
支援
255 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:45:06.93 ID:s1J4wEtl0
早人の頭の中には、既に叔父を捕まえるだけの作戦が出来上がっていた
その作戦は一つ、早人が杜王町で酷使した一つの特技、『盗撮』である…ッ!
何とかして沙都子の家にビデオカメラを仕掛ける、そうすれば
虐待を行う叔父の姿は目に見える
盗聴器を仕掛けてもいい。
怯えきった沙都子の声、怒鳴り狂う叔父の声、それらを拾うことが出来る…ッ!
しかし、早人にはそれを言い出せない一つの杞憂…
それは単純な一つ…。
それは、『それが犯罪だ』ということである。犯罪の片棒を仲間に担がせる。
その事実は彼が初めて作ることの出来た仲間への、明確な侮辱だとさえ彼は感じえたのだった
梨花「(何を考えているかわからないけど…確かに。沙都子を救うための方法を選ぶには無策過ぎたわね
早人を待つ…この子…何か出来るような気がする…)」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:45:35.70 ID:dxBAK72BO
支援
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:47:26.98 ID:/Ela/OpHO
支援
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:48:41.80 ID:swLvgivm0
支援
259 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:50:10.22 ID:s1J4wEtl0
放課後
早人「…」
圭一「わかったのか?早人…」
早人「いや、ごめん…、何も無いよ。電話しよう。いや、電話してもらう。知恵先生に…ッ」
圭一「…そうだな。いや、確かに、虐待が認められない可能性もあり、それにより虐待が加速する場合もある
少し待つのは、充分いい策だったと思うぜ」
早人「ごめん…」
圭一「謝るなよ。それに謝るなら、仲間と一緒に考えず自分一人で考えたってことだぜ」
早人は躊躇した
早人はまだ、それを決断するには若すぎたのだろうか
早人「(いや、自分一人で仕掛ける、やっぱり、犯罪を犯させるだなんて…出来ない…
やるッ…僕一人でやってみせるッ…)」
いや、早人は決断していた!自分一人で、かの沙都子を勇敢にも救うと決断した!
一目見るならば、なんと勇敢な決断だろうか…しかし、彼は知らなかった、その決断が、雛見沢の無言のルールに逆らう決断だということを…
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:51:50.20 ID:/Ela/OpHO
支援
261 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:55:14.71 ID:s1J4wEtl0
知恵「そ、そんな…」
知恵先生は躊躇した。信じられない、いや信じたくないといった風な顔だった
知恵「連絡します。先生が北条さんに対する虐待、絶対にやめさせます」
梨花「(知恵がここまで言い切るのは初めてね、大丈夫…やっぱり、記憶は残っているわ
サブリミナルのように、全員の深層心理に…)」
しかし、僕はその次の作戦を実行しなくてはならない
早人「じゃあ、僕はもう帰るよ」
圭一「そうか…、よし、じゃあ魅音!梨花ちゃん!
今からこれが失敗した時の策を考えるぜ!早人、お前にも宿題だ!」
早人「…うん」
梨花「早人…」
早人「な、何?」
梨花「何か僕に隠し事はありますですか?」
早人「!……無いよ」
262 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 20:55:58.62 ID:s1J4wEtl0
勝手ながら深夜まで休憩させてもらう
お前ら保守ありがとう。
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:56:45.94 ID:ZSmbzdll0
乙
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 20:58:37.15 ID:swLvgivm0
乙
ゆっくり休んでくれ
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:00:59.26 ID:dxBAK72BO
乙
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:02:37.79 ID:/Ela/OpHO
乙だぜ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:04:51.29 ID:OGri8cikO
待ってるよー保守
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:05:06.96 ID:NDU8L/G/O
乙
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:12:45.02 ID:8uaTWKnM0
乙
そして保守
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:23:13.96 ID:LL2RyfKn0
ほ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:30:36.75 ID:RywbdUvkO
乙&ほ
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:40:58.23 ID:HYUYAnrj0
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:44:42.64 ID:dxBAK72BO
ほ
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 21:49:11.54 ID:7qpga9FCO
ほ
ハフハフ
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:11:41.26 ID:HYUYAnrj0
ほ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:17:12.97 ID:8uaTWKnM0
帆種
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:25:03.05 ID:HYUYAnrj0
ほ
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:34:49.30 ID:HYUYAnrj0
ほ
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:43:58.08 ID:dxBAK72BO
ほ
恐らく児童福祉相談所の人が来るまでは、少し時間がある
興宮から車で来る、おおよそ20分と考える
ここから家まで20分、走れば…10分!
僕は学校を出、全速力で家までの道を飛び出した。
理想はこうだ。
児童福祉委員の人が家に上がりこむ、
当然その時、玄関に鍵はされていないし、沙都子も叔父も委員の人の話に集中するだろう
僕はその間に、渇いた息を殺し、廊下に盗聴器をしかける。出来ればビデオだが…これはさすがに無理だ。
僕は背も小さいし、何より廊下に仕掛けた所で意味は無い
盗聴器を仕掛ければ、とりあえずそこから脱出する。
そして後は福祉委員の人が帰った後、盗聴器の音を拾う道具で、ひたすら虐待の瞬間を待つ…
虐待の瞬間の音を拾えたことを確認すれば、直ぐに家に帰り福祉委員に電話をかける…
これで救える…沙都子を…初めての仲間を…
282 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 22:51:14.32 ID:AOlHaVxi0
家に帰り時計を見る、2時43分…。まだ10分しか立っていない、これは随分と調子よく行きそうだ
走る最中にシュミレートした通り、最短の手順で準備をする。
盗聴器と…音を拾う機械。そのたった二つ。両方ともかなりの小ささで、ポケットに入れて持ち運べそうだ
「…ん?」
ふとその時、盗聴器に書いてある妙な落書きに気付いた
注意深くその文字を読み取る
違う、落書きだが、これは文字。書いてある文字は―
『川尻早人』
僕の名前だ、そうかこれ…元は電子紙電話みたいな遊具だったっけ
さすがにこれはマズい、僕は近くのマジックを取り、名前が見えないようにその文字を完璧に消す
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:55:07.14 ID:cDPvUvvB0
しおん
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 22:56:39.48 ID:8uaTWKnM0
続きktkr
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:05:58.31 ID:FFWHVh9P0
( ^^ω)
286 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:10:35.95 ID:AOlHaVxi0
僕、川尻早人は、全ての盗撮器具を買って集めた訳じゃないし、そもそも小学生にそんな金は無い
だから、ディスプレイを使っていないものの一部には、自分で、何かしらの遊具を改造し作った盗撮器具もある
改造元の遊具があるとしたら、当然中にはこういうイレギュラーもあるわけで
「よし…」
僕はマジックを机の上に置く
行こう。もう家の中で2分も使ってしまった。
行ってきますの一言と共に玄関を出、僕は力強く自転車のペダルを漕ぎ出した
287 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:13:09.21 ID:AOlHaVxi0
沙都子の家、いやここは北条家と名づけさせてもらおう。僕は北条家に到着した
玄関には、自動車が一台。間違い無い―児童福祉委員会の車だ
僕は恐る恐る玄関に近づく。
初めて女の子の家に入るんだったら、もっとロマンチックな入り方が良かったな
そんなくだらないことを考えながら、玄関を開ける。そーっと、音は出ない―
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:13:48.53 ID:swLvgivm0
支援
289 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:16:03.45 ID:AOlHaVxi0
沙都子「はい、はいですわ」
鉄平「いやいや、仲良し家族ですよ、ねー」
沙都子「そうですわ…私と鉄平さんは…とっても仲良しなんですわ…」
2分前
鉄平『あれは間違いねえ、福祉委員会じゃ』
沙都子『…福祉?』
鉄平『(ギョロッ)』
沙都子『ち、違うのですわ!沙、沙都子はそんなもの、呼んでないですわ!信じて…』
鉄平『(ニカーッ)』
沙都子『!!』
鉄平『ワシら、仲良し親子じゃ。なー……』
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:18:27.48 ID:ZSmbzdll0
新ジャンル「ニカーッ★」
291 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:19:36.06 ID:AOlHaVxi0
沙都子「はいですわ…、はい…、わかってましてよ…、はい…」
鉄平「確かに誤解される要素はあったかもしれませんなぁ」
くじけてはいけない。
これはにーにーが帰ってくるまでの試練…助けを求めることなんて、許されない…
にーにーが帰ってくるまでに、強くなる、その試練…
『悟史は戦ったわ!』
えっ…誰の声…?
どこか聞き覚えのある…
「ということは、虐待は無いんですね」
鉄平「ああ、そうですよ、とっても仲良しなんですわ」
何か…大切なことを…
いや…
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:21:30.96 ID:FFWHVh9P0
しえ
293 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:22:50.72 ID:AOlHaVxi0
沙都子「私は…!!」
鉄平「!!」
「どうか……なさいましたか……?」
何で…こんなところに…
「どうされましたか?」
沙都子「(早人ッ!!)いや、何でもありませんことよ…」
早人「(…沙都子に見つかった…いや、他の人達は気付いていない…)」
早人「(盗聴器は仕掛けた。これで、もう後は聞くだけ…)」
「今日は、話を聞かせてもらえて、ありがとうございます」
鉄平「いやいや、こちらこそ!」
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:23:07.78 ID:swLvgivm0
支援
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:25:50.12 ID:ZSmbzdll0
早とKYw
296 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:26:06.67 ID:AOlHaVxi0
鉄平「沙都子…おどれ途中…」
沙都子「(ビクッ)」
鉄平「(いやいや…飴と鞭飴と鞭…)今日は、よう頑張ったのう、沙都子…」
沙都子「……当然でしてよ…」
沙都子をその時支配していたものは、暴力とは違う、また別の恐怖だった。
早人「やった…やったぞ…。あとは…」
『ガーガーガー、三連戦も今日で終了し…』
早人「よし、聞こえる…これはテレビの音だな…」
後は待つ…ひたすら…
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:28:15.95 ID:7qpga9FCO
鉄平の「!!」は何だろう
298 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:29:47.24 ID:AOlHaVxi0
鉄平「むぅ…(何かよくわからんがムカつくのぉ…、通帳を探せないからか、
それともあのガキを殴れない状況だからかのぉ…)」
鉄平は既に、沙都子をストレス解消用のサンドバッグのように感じていた
殴る必要が無くても、殴らなければそれはやはりムカつくのだ
麻雀でもするか…いや、そんな気も起こらない
夕方に沙都子を買い物に行かせて、その隙にでも通帳を探すか
いや、あんなことがあった手前、酒や煙草は買わせられないし、そもそも重い荷物が持たせられない
鉄平「(ムカつくのぉ…いっちょあのガキ脅してくるか…)」
299 :
B-BOY(ブーンボーイ) ◆KHmAo9ThnU :2008/02/17(日) 23:31:28.06 ID:A7QYberzO
B-BOY(ブーンボーイ)です!まとめさせてください!
300 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:32:13.42 ID:AOlHaVxi0
そう重いながら鉄平は立ち上がるが、その時、地面に一つのビデオを発見する
「ロッキー」
鉄平「たまには、映画もいいかもしれんのぉ…」
早人「(くっ…さっきからちんたらちんたら映画を見て…
何も無いのが一番いいんだけど、それでもやっぱりじれったい…)」
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:34:00.53 ID:ZSmbzdll0
この鉄平はいい鉄平www
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:34:34.40 ID:0qmKDdAb0
私怨
ロッキーとはwww
徹平少し見直したwww
304 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:35:46.68 ID:AOlHaVxi0
午後5時半
圭一「う〜ん、やっぱり児童相談所に直談判の方向かぁ」
魅音「そうだね、とりあえずはその方向で」
梨花「僕も頑張るのです」
圭一「それにしてもすごいなぁ、梨花ちゃん。俺達が悩んでいるところに、様々な案を飛び立たせて」
梨花「みー。圭一も考えれば出てたと思う策ですよ」
圭一「この、嬉しいこといってくれるじゃねーか」
圭一が梨花の髪の毛をわしわしと撫でた
魅音「それじゃあ帰ろうか。とりあえず、明日。……明日もする必要が無いのが一番いいんだけど…」
圭一「…そうだな」
梨花「きっと明日は普通に部活出来るのです」
圭一「そうだよな。大丈夫さ。梨花ちゃんには予言じみたところがあるから
この予言もきっと当たる!」
305 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:40:10.13 ID:AOlHaVxi0
羽入「梨ぃー花ぁー」
梨花「どうしたの?」
羽入「これからどうするのですか?吉良に加え、鉄平まで…」
梨花「今日は兵隊を増やすわ。もしかしたら、一番の兵隊になるかも…」
羽入「だ、誰ですか?」
梨花「入江京介よ」
羽入「入江…ですかぁ…」
梨花「スタンドの強さは精神の強さよ。…彼の精神に宿る、深い悔恨と決意…!
きっと強くなってくれるわ」
羽入「僕は絶対に無いと思うのです」
梨花「それに…最低限スタンドのことは教えないと、一番火中なのになんだか可哀想でしょう?」
赤坂はどうなるwww
307 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:44:14.84 ID:txq7SEM+O
ハイ今日二回目のさるさん入りましたー!
支援
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:47:49.28 ID:FFWHVh9P0
( ´ω`)
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:50:15.40 ID:FFWHVh9P0
( ´`ω)
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:50:25.52 ID:7qpga9FCO
シオン
支援でも詩音でもなくシオン
312 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:55:40.26 ID:AOlHaVxi0
午後6時10分
一瞬も油断していない
自分の中では既に、24時間が立っている程、僕の精神は何時間をもの時間を越えてきた
その間に聞けたものは、せいぜいロッキーのテーマと、字幕を見なければよくわからない言語のみ…
その時だった
ガシャン!
沙都子「あ、あーっ!す、すみませんですわ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさ」
鉄平「さぁ〜とぉ〜こぉーッ!!よくもワシの家の皿を…!!」
313 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:57:26.83 ID:AOlHaVxi0
ドッドッドッ!!
早人「う…うわっ…」
ドガッ!バキッ!
早人「そ、そんな…こんなに簡単に…」
鉄平「壊すんやったら、男はもっと派手に壊すもんじゃあッ!!」
バリーン!バリバリーン!
早人「う…う…」
鉄平「その皿捨てとけ!」
沙都子「はい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:57:57.90 ID:LL2RyfKn0
てっぺい☆は豪快だなぁ
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/17(日) 23:58:33.61 ID:ZSmbzdll0
この鉄平はよくわからん
316 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/17(日) 23:59:09.50 ID:AOlHaVxi0
早人「……」
ピーンポーン
鉄平「動くなよ。だらずが…。…ハイ、北条です…」
早人「……」
早人「ハッ…、ぼ、呆然としてしまった…あ、あの迫力に…でも、早くいかなきゃ!」
6時11分…もう学校は終わっている…。
ここから一番近い家、圭一さんの家に…ッ!!
早人「えっ…」
あの男…一体どうしてこんな所を歩いて…
317 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:01:08.21 ID:yF9pCiHu0
お父さん(川尻浩作)…!
こんな所、家から会社までの道じゃないぞ…?
散歩…。僕の父は、どちらかと言えば会社帰りには何処にもいかないタイプだったのに…
そんなことは関係が無い、早く圭一さんの家、僕が目指すのは
そこ
待て、くそ、やはり、何か、危険な、臭い…
僕は結局、父さんが通り過ぎるまで、林の影で待つことにする
何かしらの、嫌な予感が胸を覆う
「す、すいません」
「間違いってなんじゃい…なめとんのか。ここはな、24時間前は空き家だったんじゃ、そんな所に
誰が郵便を送ってくんのや、おらんやろ!」
「すいませんでしたー!」
「全くもって…なめとる…」
トットットッ
何だ…?僕のお父さん、あんなどうみても火中の人間のいる方向に歩いていくぞ、
正常な人間なら普通遠回りになってでもUターンする…。まるで、回りが見えていないかのようだ…
318 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:05:00.59 ID:yF9pCiHu0
見られている…
この感覚が、今日一日中、私をずっと縛っている
警察と、富竹の組織―大体見当は付いている。警察はスタンドで行動する分あまり問題がないが
肝心なのは富竹の組織…
またしても強力なスタンド使いと戦うかもしれない。
そして、それならば、見ているのは、スタンド…
小此木「こちらに気付いているようだな」
鷹野「面白いじゃない、くすくす。あそこからここまで、何100メートルとあるのよ。わかりっこ無いわ」
319 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:08:26.47 ID:yF9pCiHu0
鉄平「おい」
吉良「……」
鉄平「おい、聞いとんのかコラァ」
吉良「聞いている。失せろ」
鉄平「あーん!?なんやとぉーッ!!」
早人「うわっ…やっぱり…!」
鉄平がお父さんの首根っこを掴む
10秒程で落としてしまいそうな強い締め方だ
吉良「そうか…見ている人間は…」
鉄平「何をよくわからんことを言っとるんじゃい!おいおい!!」
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:09:56.09 ID:FxUFRlq3O
支援
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:10:06.40 ID:AkPaDRo40
支援
322 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:13:20.71 ID:yF9pCiHu0
吉良「富竹か…う…やはり殺しておけばよかった…」
小此木「富竹を疑ってますね」
鷹野「くすくす、案外当たっているかもね」
吉良「(手を…出せない…こんなクソにも…。…私は…監視されている…)」
ガチャッ
沙都子「そ、その…もしかして、にーにーからの手紙で…」
鉄平「なんじゃい、今取り込み中じゃ」
沙都子「ご、ごめんなさいごめんなさい…」
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:13:43.88 ID:FkONHBO3O
鉄平死んだな・・・
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:14:15.71 ID:NQZygE8UO
入江はメイドインヘブンなのかなあ
325 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:17:12.40 ID:yF9pCiHu0
ガチャリ
鉄平「おら、本当に落とすぞ」
吉良「彼女の名前は?」
鉄平「彼女ぉー?誰じゃ、沙都子のことか」
吉良「ああ、沙都子ちゃん、子供から話は聞いている。随分と私の子は気に入っているみたいだったが」
鉄平「なんじゃい、PTAの話なんて聞きたくも無いわ」
吉良「あの子…綺麗な手をしてますよね。
わたしは…‥子供のころ‥…レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』ってありますよね……あの絵‥画集で見た時ですね‥…
あの『モナリザ』がヒザのところで組んでいる『手』
‥…あれ…初めて見た時……なんていうか…‥その…‥下品なんですが…フフ…勃起しちゃいましてね…‥」
鉄平「!?な、なんじゃい今…」
吉良「汚い手で私に触るな」
ドウン!
鉄平「あがっ!!」
小此木「やった、これでクロだぜ!」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:19:26.74 ID:AkPaDRo40
支援
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:20:13.89 ID:cGlBXwS00
なんか小此木がかわいい
328 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:20:38.99 ID:yF9pCiHu0
富竹「くそ…僕の『フラッシュ』に偵察をさせていたが…まさか本当に…」
吉良「見る…聞く…撮る…そう奴は言っていたな…私の犯行の瞬間、撮りたいんだろう?
撮るんだったら…『光る』だろう…この、暗さ、圧倒的な夕方に…」
吉良「そこを捕まえる!キラークイーン!」
ブチッ
富竹「うぐっ…」
小此木「三佐!富竹二尉のスタンドが!!」
鷹野「えっ…?ジ、ジロウさん!」
吉良「死ね…」
富竹「うっ、うぐっ!!」
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:21:25.69 ID:CuTMuNRj0
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:22:31.08 ID:AkPaDRo40
まずい時報が発動する
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:23:31.10 ID:cGlBXwS00
トミーつかえねぇ
332 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:24:50.91 ID:yF9pCiHu0
富竹「う、うわあああーっ!!」
ブチブチッ
吉良「フン…これで私は、『自由』だ!何だって出来る!」
小此木「三佐、どうやら敵は富竹二尉以外の監視がいるとは思ってないようだぜ
俺達は完全にバレてない…。三佐、おい三佐!?」
鷹野「ジ…ジロウさん…」
吉良「フゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜ッッ!!自由!私は自由だ!元々…監視されている状況こそ怪しいとも言えど!
こうなってしまうと更に元の平穏が恋しくなる!
まだ警察が見張っているだろうが…元々室内相手には無力!スタンドも見えないし、私を立件することは完全に不可能だ!」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:26:16.79 ID:AkPaDRo40
しえ〜ん
334 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:28:43.42 ID:yF9pCiHu0
早人「あ…あいつは誰なんだ!!僕の…パパじゃない!!」
キィィ〜、ガチャッ
沙都子「ひ、ひぃ、許してください許してください…」
吉良「ふふ…特に君をどうしようという訳じゃないよ」
沙都子「叔父さん叔父さん叔父さんすいませんすいません」
吉良「何だぁ、コイツ、目がクソにでもなっているのか?どうやら私のことを叔父だと思い込んでいるようだな…」
吉良「まぁ、心底、同情するよ。まさか虐待されているだなんてな。
幼い頃の虐待は、後々に深いひずみを残すということが心理学的にも知られている」
沙都子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
吉良「そうだな、コーヒーを汲んでくれ」
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:30:09.60 ID:AkPaDRo40
鉄平
富竹
死んだwwwwwwwwwwww
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:31:00.68 ID:NaLawEqX0
そう言えば吉良も虐待されてたんだっけな
337 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:31:16.03 ID:yF9pCiHu0
吉良「ふふ、おいしいよ、随分と君はコーヒーをくむのが上手だね」
沙都子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
吉良「おいおい、謝りなんかいらないぜ」
吉良「!!」
私の視線の端に、この部屋にはあってはならないもの!!
吉良「…盗聴器…!!」
早人「は、はやく、大石さんに、奴は…悪魔だ!!」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:32:07.66 ID:AkPaDRo40
>>336 あの親父が虐待なんかするかよwwwww
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:32:30.34 ID:d2Ov60MsO
早人に脂肪フラグが!
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:33:15.25 ID:NaLawEqX0
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:33:17.28 ID:CuTMuNRj0
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:34:31.20 ID:AkPaDRo40
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:34:37.31 ID:KRk2QXY40
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:34:47.38 ID:KRk2QXY40
誤爆
345 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:36:16.49 ID:yF9pCiHu0
吉良「(くそっ…組織のか…それとも早人…?
好きだと言ってたし、あいつなら盗聴もやりかねないかも…)」
吉良「マジックで塗った後…多分、名前を消したか…」
沙都子「ビクビク…」
吉良「もう一杯」
沙都子「は、はい!」
吉良「組織のではないな。元はラクガキがしてあったか名前が書いてあったってことだ。
まさか盗聴器に身元を特定されかねないものは残すまい。
そうすると…この雛見沢で組織以外に盗聴器を持っている可能性のあるもの…」
吉良「多分何処かの遠距離で録音している…テープがついて無いからな
何処か遠くからここで起こった音を聞き録音している…」
>>1 ∩∩ 血 管 針 攻 撃 ! V∩
(7ヌ) (/ /
/ / ∧_∧ ||
/ / ∧_∧ ∧_∧ _(´∀` ) ∧_∧ ||
\ \( ´∀`)―--( ´∀` ) ̄ ⌒ヽ(´∀` ) //
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ、ペイジ /~⌒ ⌒ /
| |ー、 / ̄| //`i プラント /
| ジョーンズ| | ボーンナム/ (ミ ミ) | |
| | | | / \ | |
| | ) / /\ \| ヽ
/ ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ |
| | | / /| / レ \`ー ' | | /
347 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:40:54.44 ID:yF9pCiHu0
吉良「そして私が気付いたことにも気付いただろう…つまり、次の行動
第三者に、そのテープを譲渡する!!」
沙都子「お持ちしました…」
吉良「君は…」
沙都子「は、はい!」
吉良「虐待を受けているのか?」
沙都子「受けていません仲良し家族本当に仲良し家族です」
吉良「クロ…だな…」
吉良「最後は壊れたテープレコーダーみたいだけど、君は実に可愛かったよ…」
ドウンッ!!
吉良「早人が盗聴したのは虐待を突き止めるためと考えれば辻褄が合う
やはり…早人…。まだ半信半疑なのは自分だが…とりあえずここは決めてかかるべきだろう…
あんなものを警察に渡されれば、私の平穏な生活への夢は……瓦解する…」
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:42:02.99 ID:AkPaDRo40
また一人死亡と
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:42:15.26 ID:FxUFRlq3O
支援
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:43:28.52 ID:CuTMuNRj0
さとこおおおおお!!
しおんが黙っちゃいねぇww
よー殺すなぁ
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:45:54.10 ID:FkONHBO3O
353 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:46:35.48 ID:yF9pCiHu0
吉良「警察に渡すとすれば考えられるのは、単独犯として、この近くの電話ボックス、
前原圭一の家、そして川尻家か…
そして複数犯だと、『部活メンバー』とやらの状況から、
園崎家か古手家など、家の中からここの音を聞いていた可能性がある…」
早人が一人でやれるか…?いや、複数でも出来ないな…
ああ見えて意外と根性があるのかもしれない
吉良「最初に調べるのは…」
今、今と決めよう。ただいま6時13分。今、早人が警察に連絡したとする
警察が来るのは、最速でも6時33分!
それまでに、早人、奴を絶対に…殺す
吉良「最初に調べるのは…私の家だ…
器具を動かすのは恐らく重い、早人はそこにいると考えるのが一番簡単だ…」
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:48:20.26 ID:AkPaDRo40
しえん
355 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:50:06.11 ID:yF9pCiHu0
「も、もしもし!大石さんに代わってください!
はい!はい、川尻早人と言います!」
「ンッフッフ、どうかしましたか?」
「犯人がわかりました…犯人は、僕が一番よく知る人物…」
「川尻浩作…」
「本当ですか!その根拠は…?」
「無理です。いえません、恐らく今僕は追われている
それはつまり時間が無いってことなんです。
…でも、根拠なら端的にいえます。僕が今持っている録音テープに、全てがあります!」
「わかりました。取りに行かせましょう。場所は…」
「あっ、多分覆面パトカーの方がいいと思います」
「わかってます。熊ちゃんにいかせます、それで場所は…」
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:51:25.49 ID:NaLawEqX0
支援
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:51:41.25 ID:FxUFRlq3O
支援
358 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:54:16.83 ID:yF9pCiHu0
吉良「しのぶ!」
しのぶ「ハイ、ハイ、あなた」
吉良「早人は来なかったか?」
しのぶ「昼間に一度来たけど、それ以降来てないわよ」
吉良「(すると…今日の内に虐待を知って、それをすぐに録音するために走ってここまで来たか…)」
私は早人の部屋に入る
吉良「(色々あるが、大概ダンボールだな…、盗聴セットをセットしたような形跡は無い…
ダンボールの中を見る…が、子供が隠れられるような場所は無い
大体、ここまでパトカーがこれたとしても、帰り道で破壊されたら終わりなんだ…こんな簡単な待ち合わせ場所は選ばない…)」
359 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 00:58:14.05 ID:yF9pCiHu0
吉良「すると、『部活メンバー』とやらの家!」
しのぶ「どうしたの?電話の子機なんて自分の部屋に持っていって…」
吉良「うるさい、用事だ」
吉良「(くそ…あと15分。一応電話をしてみるか…それで何かわかるかもしれない。馬鹿正直な親がいるとか…)」
吉良「(まず…前原家)」
プルル、ガチャッ
圭一「ハイ、前原です」
吉良「(チッ…こいつか)そちらに家の早人はあがっていないか?」
圭一「いないですよ、まだ帰っていないんですか、ど…」
吉良「ああ、さよなら(ガチャッ)」
吉良「(チッ…かばっている可能性は大きい、あまり意味は無いか…?)」
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 00:58:47.04 ID:FxUFRlq3O
支援
361 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:01:04.67 ID:yF9pCiHu0
吉良「園崎家…」
プルルルルル、プルルルルル、プルルルル、ガチャッ
お魎「はい、ワシじゃ」
吉良「(ゲッ…ボケ老人…)そちらに、うちの早人は」
お魎「いない!(ガチャッ)」
吉良「くそ…。いや、これは確定。あんなもし隠しているなら、あんなボケ老人、嘘をつけるか不安すぎて電話口に出せない…」
吉良「次…」
私の手が止まる
吉良「古手家…」
鬼婆が電話に出たのかwww
363 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:04:02.78 ID:yF9pCiHu0
吉良「(盗聴が部活メンバー全員による作戦なら…この家にあることも充分ありえる)」
しかし―
吉良「こいつと会話した所で、本当かどうかなんてわかりやしない
いや―人がいるかいないかぐらいならわかる…が。一応、電話するか」
プルルルルル、プルルルルル
梨花「もしもし、僕なのですよ」
吉良「私だ」
梨花「……くすくすくすくすくす」
ちょっと展開が早いな
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:07:34.73 ID:FxUFRlq3O
支援
366 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:11:08.65 ID:yF9pCiHu0
ガチャン
吉良「早人は古手梨花の家…恐らく…1割。例えば早人が全員に盗聴を提案したら、
アイツはまず自分の家でやらせる気がする…。
いやしかし、奴は私に宣戦布告している身ッ!で…それは迂闊…いや、逆に…」
くそっ…
吉良「行くしかない…ここで行けば、電話をした場所は残り二つ、圭一の家と電話ボックスのみ
いやしかし、受け渡し場所を全く違う場所にする可能性もある。例えば…公園」
いや…複数犯ならそれは目立つ。しかし、公園の下にバッグを置き、その中にテープを入れる、それだけでも
私が阻害する方法は随分と限られる。
一応その場合でも方法は三つある
一つ目は、奇跡を起こしてテープを発見する
二つ目は、ここに来る前のパトカーを破壊する
三つ目は、ここに来た後のパトカーを破壊する
吉良「(一つ目は無いし…二つ目三つ目をやるにはまだ早すぎる…
ここは、無理にでも一つ目の可能性を増やす!)」
367 :
ヽゝ゜―゜ν ◆4WnrfIQhl6 :2008/02/18(月) 01:11:13.28 ID:+JNWqILdO
('-`)川 ゚ A゚)支援
オプーナ
369 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:16:19.86 ID:yF9pCiHu0
吉良「大体…残り13分。これで一つ目の方法に浪費する時間は9分、二つ目が4分、三つ目がせいぜい3分といった所か…」
梨花「どう思う?羽入。」
羽入「何をやったのかは見当もつきませんが、多分早人なのです。吉良が焦っているのです」
梨花「そうね、どう見ても余裕が無いって感じだったわ
私の家には何もないのに…くすくす」
羽入「吉良は、自分がグループで追い詰められていると思っているのです
でも大きな間違い、全ては早人一人なのです」
梨花「でも…来るのよね、吉良、ここに」
羽入「そうです、だから逃げるのです」
梨花「逃げる…?それもいいわね、くすくす」
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:16:32.84 ID:UWYbA2V70
バイツァダスト
371 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:20:15.30 ID:yF9pCiHu0
重厚なバイクの発進音が鳴る。古手梨花の家、私はそこを目指す
どこにでもあるようなボロい家、無駄に広い庭が私の無駄な想像力をかきたてる
スタンド攻撃…
今は監視されている感じは全くしない…
しかし、ここに、古手梨花の仲間のスタンド使いが、そう、富竹のようなスタンド使いが、何人といるかもしれない
キラークイーンを出す。戦闘準備は完了だ
一見何も無いように見えるこの庭、おそらく、この私を、誘っている…
私が庭にも家の中にも本当に何もないことをしるのは、その5分程後だった。
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:24:06.59 ID:AkPaDRo40
シアハートアタックの出番はあるのだろうか
373 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:24:52.31 ID:yF9pCiHu0
吉良「くそ…あのアマ!」
これで本気で、一つ目の作戦に使えるのはあと4分―
この程度の時間では何も出来ない
もう二つ目の作戦に移るか…。
確か雛見沢に入る道は一つ、あんなところをパトカーが入って来るんだ、直ぐにわかる
それを爆発させれば、私の暮らしに新たな平穏が帰ってくる…
圭一「で、大丈夫なのか?早人」
早人「大丈夫だよ。奴はまさかここにいるとは思わないよ
難しく考えすぎて、今頃雛見沢に入る唯一の道を必死にマークしてる頃だと思う」
圭一「それは大丈夫なのか?」
早人「ああ、覆面パトカーだよ、奴には絶対にわからない」
現状の能力ってシアハートアタックのみ?
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:26:30.75 ID:FxUFRlq3O
支☆援
第一、第二の爆弾までじゃない?
377 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:28:07.20 ID:yF9pCiHu0
圭一「ハハ、そりゃ傑作だなあ。お前、部活で大活躍出来るぜ」
早人「それ褒めてるのかけなしてるのかわからないよ」
圭一「ハハハ、そりゃそうだな」
圭一「で、警察が来るのはいつ頃だ?」
早人「大体6時33分って所だと思う。あと3分、多分奴は今頃来ないパトカーをずっと待ってる
あと3分ぐらいした後、手遅れって気付くんじゃないかな」
圭一「ハハハ、それくどいぜ」
支援
次の展開で寝るか・・・
379 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:31:29.04 ID:yF9pCiHu0
ボソボソボソボソ…
圭一「ん?早人、何か言ったか?」
早人「え?別に何も」
ボソボソボソ…
圭一「な、何だこの……声!!」
バリン!
早人「窓が割れ…ば、馬鹿な!」
吉良「苦労したよ、お前らの居場所を…探すこと…なッ」
早人「川尻…浩作!!どうして!」
吉良「土壇場で思い出したんだ。お前らの犯した、最大のミスッ!」
少なくとも圭一は死にそうだ
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:34:11.69 ID:6q+ojGC2O
圭一はスタンド使いにならなくちゃいけない
ここは早人が死んで圭一は逃げるとみた
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:35:39.84 ID:bhKz4knq0
予想はだめだぜ。
383 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:36:06.98 ID:yF9pCiHu0
吉良「人間の中には、電話のワンコール目で…つい躊躇をするような人間が沢山いる
しかし前原圭一。お前は逆だったッ!お前はワンコール目であえて出るような人間だったッ!」
圭一「どうしてそれで…」
吉良「一階に両親がいるだろう…?私が二階の窓から入ってきたのもそれが理由なんだが
君は両親に電話を取られたら…バレると思った…」
圭一「……」
吉良「お前の両親は、二人は今楽しく遊んでいて、ここにいるということに、何のやましさも無い状況だと思っている…」
384 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:40:10.84 ID:yF9pCiHu0
吉良「それは電話を取られたらいけないってことだよなァ?私が電話をかけることッ!
それがたとえ10%の可能性だったとしてもッ!早人のいる時間は、絶対に電話は全て取らないとならないッッ!!」
圭一「……」
吉良「これだけじゃ確信とは言えない…五分前…無言電話がかかってきただろう?あれは言うまでもなく私なんだが…
あの電話も、また取ったのはお前で、ワンコール目で取られた…
クサレ脳味噌でもない限り、絶対にわかる。二回電話をかければ…絶対にわかる…」
吉良「答え合わせは終わりだッ!!採点と行こうか!!」
圭一「う、うわあああああああああっっ!!」
ドガァァーンッッ!!
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:42:45.80 ID:AkPaDRo40
死んだwwwwwwww
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:43:36.64 ID:UWYbA2V70
もしかしてジュンが薔薇乙女犯しまくってた話の作者か?
387 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:43:40.30 ID:yF9pCiHu0
早人「う…うぅ…」
吉良「泣いているのか?最後まで小うるさいガキだ」
早人「お前は…」
早人「パパじゃない!」
吉良「ああ、合っている、というよりも、見ればわかるだろう?」
吉良「私の名前は吉良吉影、吉良吉影だ…」
早人「吉良吉影…」
吉良「ああ…。それじゃあ、殺そうか」
早人「僕はまだ殺さない方がいい」
吉良「圭一を見習え、あんなにも簡単に死んでいったのに…」
早人「僕を殺すと、テープの位置は永遠にわからなくなる」
吉良「ッ!?」
スタンド持ってなかった圭一?
吉良「もう一回言ってみろ…」
早人「このボケ老人が…試しに僕の体を調べてみるがいい。お前が期待するようなものは何も出ないぞ」
吉良「くッ…くそ…たわけた罠を」
ドカァァーン!
吉良「6時…32分…くっ…クソがっ…」
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:46:21.29 ID:FxUFRlq3O
あっさり死ぬなwwwwww
圭一マジで死んだのかwww呆気ねぇwwwww
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:48:32.39 ID:NaLawEqX0
圭一・・・
え?早人も?
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:49:42.46 ID:UWYbA2V70
そかそか
ジジイとロリコンENDに笑わせてもらったわ
395 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:49:59.87 ID:yF9pCiHu0
私はバイクに飛び乗る、こうなれば、もうこの町を出るパトカーを探し破壊するしかない…
そんなこと出来るのか…くそっ…覆面パトカーだぞ…
吉良「…」
気がつくと、私は家にいた。6時35分。フルスピードで走りこの…家まで…
吉良「しのぶ…」
おかしい、返事が無い…
その時、私の足に何かが触れる
吉良「しのぶ!?」
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:50:21.40 ID:oSp4YsiTO
さとこって死んだの?
397 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:54:01.41 ID:yF9pCiHu0
それはしのぶだった。酷い汗だ。顔面も蒼白でゼェゼェと喘いでいる。
状態を見るに、電話をかけた後力尽きて倒れたようだ
吉良「どうした?」
しのぶ「あ…あなた、大丈夫、もう救急車は呼んだから…」
吉良「…」
朝にはあれだけ容態が良かったのに…どうみても急変だ
しかし、演技とは思えない。これはどう見たって発熱している
外にブルルと、救急車の止まる音がした。午後6時36分
山犬かww
401 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 01:58:35.84 ID:0YvVNArAO
色々あって今日は終わりだ!スマン!
五日目パートあともうちょっとなのに…
じゃあノシ
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 01:59:19.22 ID:UWYbA2V70
乙!
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:00:44.56 ID:HlqV2cOyO
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:01:23.89 ID:FxUFRlq3O
ちょwww生殺しwwww
乙だぜ
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:01:26.93 ID:NaLawEqX0
乙
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:10:30.76 ID:rkIP+/HCO
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:13:39.29 ID:bhKz4knq0
3日ルールが近いな
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:28:39.90 ID:bhKz4knq0
ほ
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:30:29.65 ID:g1CyDD+o0
また一晩保守する作業が始まるお・・・
最期の保守になった
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:38:44.53 ID:RjGsNoHXO
こうやって読むと、本当にキラークイーンって便利だな
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 02:50:33.45 ID:lMepvwtX0
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 03:33:12.51 ID:vNSkz2xG0
ほ
415 :
師走タンハァハァ ◆SiwaSuC2IQ :2008/02/18(月) 03:41:40.46 ID:w/5cnLkcO
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 04:07:38.85 ID:g1CyDD+o0
人格wwwワラタwwww
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 04:46:14.14 ID:vNSkz2xG0
ほしゅ
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 06:05:14.50 ID:/ywGQBgTO
ホシュッ!
保守…してしまいましてね
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 07:06:51.98 ID:5Dsj6tJfO
追いついた保守
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 07:53:03.16 ID:0YvVNArAO
ほ
昨日全話見たばっかだからおもしれー
保守
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 08:06:16.13 ID:2hnJbB4y0
このスレに追いついた・・・そして423の時点で保守した・・・やれやれだぜ・・・
僕が保守すればいいんだッ!!
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 08:11:27.19 ID:mEyGIVKw0
すまん保守といいつつあげてなかったおrz
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 08:22:20.94 ID:w2tvUfDt0
hosi
保守んまぁぁぁい
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 08:47:44.84 ID:nXxEjyOiO
hooooooosyuuuuuuuuuuuu
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 09:26:03.58 ID:fHzqFAnl0
俺の嫁であるシアーハートアタックまだー?
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 09:44:17.16 ID:9FLCsDSg0
保守
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 10:02:56.66 ID:loU1ASY9O
吉良父がいないならバイツァは発現しないかな
ほす(´∀`)
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 10:31:38.90 ID:vNSkz2xG0
ほ
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 10:48:06.61 ID:NaLawEqX0
保守
↓おまえは次に保守という
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 11:06:12.37 ID:loU1ASY9O
保守 …ハッ!
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 11:39:07.77 ID:GLpMISG10
羽入レクイエムに期待
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 12:07:02.39 ID:vNSkz2xG0
ほ
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 12:24:40.69 ID:9FLCsDSg0
し
キラー女王症候群
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 13:14:34.03 ID:vNSkz2xG0
ほい
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 13:15:02.00 ID:jy1c4U6W0
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 13:55:34.01 ID:d2Ov60MsO
ほ
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 14:09:56.76 ID:5Dsj6tJfO
『保守』するッ!
クレイジーダイヤモンドは落とさない
ヌ・ミキタカゾ・ホシュ
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 14:47:15.28 ID:EEODuckJO
まじかよ…保守できてなかったなんて
携帯は慣れないからな
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 14:52:48.99 ID:5Dsj6tJfO
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 15:02:48.43 ID:6q+ojGC2O
ほ
暇だしもっかい最初から読むか
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 15:25:50.43 ID:LGQLbykFO
ほ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 15:45:49.88 ID:2hnJbB4y0
しばッ
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 15:46:44.67 ID:EEODuckJO
グエグエ
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 15:52:38.67 ID:944E63uR0
別に下げてても保守は出来てるんだぜ?
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 15:55:33.51 ID:EEODuckJO
それは初耳でした
心が救われます
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:17:57.76 ID:EEODuckJO
バイツァダスト(保ち守れ)
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:28:51.06 ID:0Ib/BiKI0
ほしゅ
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:30:54.76 ID:0HQa4FwDO
スレがッ!埋まるまでッ!保守するのをやめないッ!
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:45:58.09 ID:EEODuckJO
んっふっふ保守
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:55:20.09 ID:LGQLbykFO
10分魅音
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:58:19.47 ID:bs1q2vA20
まぁ、待て
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 16:59:34.30 ID:CR1PJJO70
IDがジョジョっぽい俺がカキコ
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 17:11:42.48 ID:loU1ASY9O
夜になったら投下くるのかな
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 17:45:30.04 ID:0YvVNArAO
ほ
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:04:29.07 ID:nXxEjyOiO
もっかい読み返していまきて保守
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:05:07.67 ID:EEODuckJO
ホシュン
私は鍵をかけてしまったことを思い出し、玄関にドアを開けに行く
担架を持った救急隊員が私の前を抜けて行った
「ハイ、大丈夫ですよー!」
しのぶ「ありがとう…ございます…」
「はい、いっせーのーで!ハイ!」
私はその後姿を呆然と見つめる
あのテープはもう相手に渡っているのだろうし、もう何から何までどうでもよかった。
「はい、お父さんも救急車に入ってー!」
吉良「…」
「はい、早く、乗らないのなら出発しますよー!」
吉良「……」
違和感…
しのぶ「あなた…?」
467 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 18:21:22.73 ID:yF9pCiHu0
吉良「…」
しのぶ「そういえば…あなた…私を呼んでいたわね…
一体、何の用事…?『ただいま』も言わないし…」
吉良「隠し事…」
しのぶ「え?」
吉良「君は何か私に隠し事をしていないか?」
しのぶ「!!」
救急隊員「……?」
しのぶ「いや、何もしてないわ…」
吉良「そうか…」
吉良「行ってくれ、私は少し遅れて行く…」
この違和感の正体…
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:22:19.06 ID:944E63uR0
ktkr
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:22:22.50 ID:2hnJbB4y0
いいぞッ!新たなレスが 湧き上がって来る いい感触だッ!!
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:24:27.79 ID:bkxAK9cBO
キター
待ってたぜ!!!!
471 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 18:24:57.18 ID:yF9pCiHu0
ブロロロロロロ、ピーポーピーポーピーポー…
しのぶ「ハァ…ハァ…」
「気を確かにして下さい、直ぐに助けます」
しのぶ「ハァ…ハァ…。…?
あなた、会いませんでしたか?私に…もしかしたら何処かで…」
「あっ、こいつを覚えとりますか、大した記憶力ですわ」
しのぶ「え…?」
「ワシは小此木って言いますん。いや、小此木っていう。
昼間の警官に見覚えがあるか?」
しのぶ「…、まさか…」
472 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 18:31:15.22 ID:yF9pCiHu0
午後6時15分
早人『ハァ…ハァ…』
しのぶ『早人…どうかした?そんなに息を荒げて…』
早人『これを…聞いて欲しい…』
しのぶ『テープ…?何よ、これ…』
早人『じきに…警察が取りに来る…
それまでに…それを…』
フラァ…
しのぶ『は、早人!何処へ行くの!もうこんな時間よ!』
しのぶ「私は止められなかった…そして、早人のその鬼気迫る様子に急用を感じその中を見た
第一声はあるはずの無い夫の、狂気に満ちた声…」
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:35:12.50 ID:rkIP+/HCO
支援
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:35:33.01 ID:rkIP+/HCO
支援
475 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 18:37:50.18 ID:yF9pCiHu0
しのぶ「脅迫か何かのテープ、実際は何をしているのかはわからないけど、夫が小さな女の子を虐めていたのは明白だったわ
その後少し待って夫が帰って来たわ。私は嘘をつき、また夫が出てその直ぐ後、警察が到着…」
小此木「いい記憶力だねぇ、奥さん」
しのぶ「その時の警官が、どうして救急車に?」
小此木「コイツ救急隊員じゃ無いんやわ。山狗、雛見沢を暗躍する、秘密部隊の一人よ
そのテープ…内容は省略するけど、警察に取られるのも俺達は好くことじゃないし、
ガキの浅知恵で、最大の切り札を取られることも好かない…。
でも直ぐに、俺の能力でお前がテープを預かっていることを知ったぜ
警察になりすまして、それを強奪するのは、俺達にとって朝飯前…」
しのぶ「何?一体、家の夫は何の事件に巻き込まれているって言うのよッ!」
小此木「察しがいいねぇ…奥さん…」
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:41:19.35 ID:rkIP+/HCO
支援
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:46:30.33 ID:rkIP+/HCO
支援
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 18:50:44.02 ID:loU1ASY9O
投下ktkr
479 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 19:03:04.55 ID:m40OG0rP0
小此木「最大の切り札とは、雛見沢に土足で上がりこみ勝手に暗躍してくれる死神…吉良吉影を封殺するための切り札ッ…」
しのぶ「誰よそれ…、私は知らないわ」
小此木「吉良吉影…ああ、今は"川尻浩作"と名前を変えている」
しのぶ「えっ!?」
小此木「聞くかい?奴の血塗られた半生…」
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 19:05:53.38 ID:loU1ASY9O
C
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 19:06:38.88 ID:ETJME+ZW0
支援
482 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 19:08:11.95 ID:m40OG0rP0
しのぶ「そんな…」
小此木「そんな訳で俺達は、その少女を救うための正義の味方ということよ(数日したらに自分で殺すけどな)」
小此木「お前が彼女に手を出したら、このテープを警察に渡す。これでいい」
しのぶ「最初から警察に渡すのは?」
小此木「早人がそれをするのが不可能だと思ったから俺達が動いたんだよ」
しのぶ「成程…警察をも上回る…機関…」
とっさに、背筋に走る嫌な予感
しのぶ「あなた達…私をどうする気?」
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 19:20:11.40 ID:loU1ASY9O
支援
484 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 19:26:04.58 ID:m40OG0rP0
小此木「その容態ですが、先ほど来たとき盛らせていただきました」
「ハハハハハ!」
えっ…今笑う所?
車内の空気が異様に包まれる
しのぶ「な、何よ…」
小此木「あんたは人質…あいつに軽率な行動を慎ませるための」
しのぶ「でもあいつは本当の私の夫じゃないんでしょ?…そんなの、人質になりっこないわ…」
小此木「言葉が悪かったな、あんたは信憑性、俺達の実力の『誇示』ッ…
奴に『俺達がお前のテープを盗む実力を持っている』と伝えるための信憑性ッ…!!
だからこそお前に、わざわざ薬を盛って、わざわざ救急車を呼ばせて、こんな面倒くさいさらい方はしない」
しのぶ「えっ…?さらうのッ…?」
小此木「当たり前だ、本当にちょっとだけ、やらせてもらうぜ!」
485 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 19:30:21.75 ID:m40OG0rP0
梨花「早人が…」
羽入「そう…早人が殺されたのです…そして、
早人が持っていたのは…これも絶望の上塗りですがっ…沙都子を詰問する吉良の声を盗聴したもの…」
梨花「盗聴?…あぁ、わかったわ。そういうことだったのね、早人
そして、テープは始末されて?」
羽入「いや、早人の策で、テープは始末されていないのです」
梨花「!!やったわッ!これで全部終わりじゃないッ!
吉良を出し抜いたわ!捕まえられる!立件出来る!」
羽入「でも…そううまくはいかなかったのです」
梨花「えっ…?」
羽入「小此木がテープを強奪したのです
テープを取りに行った熊谷は、道中で残念ながら…」
梨花「はっ…?え?
ど、どうして…あれさえあれば…直ぐに捕まえられるはず…」
羽入「わからないのです」
梨花「わからないって、そんな!」
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 19:30:52.57 ID:zbP/QieP0
支援
487 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 19:31:54.74 ID:m40OG0rP0
梨花「(何がしたいの…?小此木…?
全然意味不明だわ…何…?)」
とりあえず五日目パート終了!
飯食ってくるぜ。
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 19:42:33.94 ID:944E63uR0
ほ
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 19:51:03.91 ID:J/vrCjKD0
本棚から4部引っ張り出した
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 20:08:22.08 ID:FxUFRlq3O
ほっしゅ
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 20:08:39.22 ID:nXxEjyOiO
ほ
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 20:21:08.12 ID:kdiuX7e10
以外!それはdat落ち!
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 20:35:27.20 ID:FxUFRlq3O
保守ぅぅぅぅ
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 20:48:07.85 ID:fHzqFAnl0
ほしぅ
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 20:55:59.23 ID:EEODuckJO
保守ですかぁ?
NO
支援ですかぁ?
NONONO!!
もしかして両方ですかぁ!?
YES!YES!YES!
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 21:01:15.91 ID:WpOOOJtxO
あげ
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 21:02:59.91 ID:MU2qYpBVO
ほ
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 21:30:33.04 ID:0YvVNArAO
ほ
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 21:30:57.87 ID:BjUiWvMPO
ふぅぅぅ……保守だっ…
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 21:34:27.64 ID:nXxEjyOiO
捕手
あぼーん
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 21:45:57.82 ID:5Dsj6tJfO
アナザーワン バイツァダスト
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:03:35.19 ID:rkIP+/HCO
ほ
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:12:47.38 ID:nFt6nA7T0
し
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:19:21.41 ID:w2tvUfDt0
が
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:20:17.67 ID:kdiuX7e10
お
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:32:21.09 ID:00GbkWgs0
ち
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:34:34.32 ID:Pyzpewsj0
る
プラネット・ウェイブスッ!!
吉
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:49:36.35 ID:FxUFRlq3O
だが保守る
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 22:57:31.31 ID:944E63uR0
飯長いな・・・
ィェァ
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:13:11.30 ID:FxUFRlq3O
確かに長いなw
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:16:06.72 ID:6q+ojGC2O
しっかし土曜日からよくdat落ちしないよな
ほ
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:24:13.74 ID:nFt6nA7T0
寝てるのかな
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:31:15.99 ID:/ywGQBgTO
>>1 もしかしてネタ切れ?
俺ジョジョしかわからんけど半分楽しめてる
ひぐらしは犬神家みたいな感じ?
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:35:55.30 ID:nXxEjyOiO
>>518 違うよw
もし、ひぐらしに興味持ったなら絶対原作からやった方がいいぞ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:42:49.56 ID:nFt6nA7T0
俺もひぐらしは知らんがこれは面白い
とりあえずサイトでキャラ調べてきた
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:45:22.82 ID:/ywGQBgTO
>>520 やっぱ違うのかw
友達にひぐらし好きなやつはいるんだが俺はまだいいかなw
とみたけが面白いとは聞いた
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:47:48.34 ID:k77XVC/sO
ザ・ホシュ
朝だ
しかし、眩しい日差しには心地よさは感じない
昨日の夜は寝つきが悪くて、何度も寝返りばかり打っていた気がする
目を閉じれば、何処からか警官の足音が聞こえてくるような被害妄想を胸に抱いて
そして…途中で…結局の所警戒しても同じことだと悟り、寝た
しのぶのお見舞いなんて行く気にすらならなかった
今日は会社に行くか行くまいか
行く意味なんて今さら無い…しかし、「平穏」を維持したい私の中の感情がサボることを拒否する
「平穏」は…もう戻ってくることなど…ありはしないのに…
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/18(月) 23:56:12.35 ID:944E63uR0
ktkr!!
527 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/18(月) 23:58:13.90 ID:m40OG0rP0
とりあえずパンを一枚焼く
児童への脅迫が確定すれば、しのぶは恐らくこの家から出て行くだろう
ただでさえも、冷え切ったこの一家なのに
プルルルルル、プルルルルル
吉良「電話…」
ガチャ
吉良「もしもし、川尻だ」
小此木「小此木造園と言うんじゃが、『吉良吉影』さんはおりますかぁ?」
吉良「……誰だ」
支援
529 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:03:22.68 ID:UnbKHVxN0
小此木「失礼しました、小此木造園、社長の小此木と申します
俺からのメッセージは受け取ってくれたか?」
訛り、敬語、そして普通の喋り方…
吉良「ころころと口調を変えるのは、好きでやっているのか?」
小此木「フフ、正直な所…気に入ってやってるような所もあってねぇ」
吉良「『メッセージ』と言ったな…私はそんなものを受け取ってはいない
それとも朝の郵便受けにでも入っていたか?」
小此木「川尻しのぶさんへの見舞いは行かなかった…?」
吉良「『吉良吉影』の名前を知っている君なら、私が行かない理由なんて直ぐにわかるだろう?」
530 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:06:49.64 ID:UnbKHVxN0
小此木「それもそうだな、突然だが…
川尻の奥さんは、人質としてこちらで預かっている」
吉良「彼女が私にとって、人質的価値があるとは思ってはいまい」
小此木「ああ、本当の人質はもう一つ『ある』ッ…
あんたが欲しがってたテープってのはどうだ?」
吉良「……」
こいつ…何者…
小此木「つまり、あのテープはまだ警察には渡っていないんだぜ」
吉良「……要求は?」
小此木「…まあそう焦りなさんなや、どちらにしても今日、会社は休むつもりだっただろ?」
しえんする
532 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:09:33.44 ID:UnbKHVxN0
小此木「まずは俺達のことをもっとよく知ってもらおうか
お前にとっても願ってもないだろう?」
吉良「信憑性は?」
小此木「ブルーベリージャム」
吉良「?」
小此木「お前が今日、パンにつけようとテーブルに出したジャムだ」
吉良「(……ッ…見られている…)まさかお前が伝えたいのは…聞くしか無いということッ…」
小此木「どちらにしても人質はこちらにあるんだ。まずはこちらの言い分を、ミルクでも飲みながらゆっくりと聞いてもらうぜ」
533 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:17:44.00 ID:UnbKHVxN0
小此木「…っ、…。……。…!」
小此木という男は、先ほどから、妄想とも真実とも取れる話を延々とくっちゃべっていた
しかし…妙な話だ
人質を捕まえた犯人が、自分の所属する組織についての話を取られた側に延々と話す
何が狙いだ?この男、いやこの組織は
小此木「…しかし、この季節に、小泉の死んだこの季節に今回、予想外のことが起こった
古手梨花」
吉良「(アイツか…)奴がどうした」
小此木「奴が最も簡単な方法で。何故か鷹野三佐と富竹二尉にスタンドの存在を明かした
このことで、予算が切られる寸前だったスタンド研究科はあっという間に組織の注目の的へ
次は、スタンド使いの捜索面の強化、更にはスタンド使いによる特殊部隊を作ろうとまでの動きも出来た
敵国と戦争になった時、敵国がスタンド使いを使ってきたらどうする
大抵の場合、こちらもスタンド使いを使わないと話にならない」
吉良「そのスタンドを証明した方法とは?」
小此木「随分と話を戻すな……
古手梨花は、刺したものをスタンド使いにする矢を持っている
昔スタンド使いの集まりとして恐れられた、鬼ヶ淵村の、御三家だった名残なのか…」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:19:44.75 ID:Q5LRG3sc0
支援
535 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:22:11.60 ID:UnbKHVxN0
鬼ヶ淵村
そこは、鬼が住むとして恐れられていた村だった
鬼ヶ淵沼から出てきたウイルスとは、使い主のいないスタンドのビジョンこと
今となってはスタンド使いしか見えないビジョンだが、当時はそれはずっとよく見えたものだったらしい
彼ら(スタンド)が人間を喰らうと表現されているのは、スタンドに憑かれスタンド使いとなった人間が、
大抵スタンドのビジョンに対して何の畏怖も示さなくなるためである
そんな、人間とスタンドのビジョンの間を取り持った存在、それがオヤシロ様だった
その正体は、人間とスタンドの間を取り持つ聖なる矢だったッ!
また、当時の鬼隠しというのは、下界からスタンドの素養のあるものをさらってきた名残であるという
536 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:26:12.44 ID:UnbKHVxN0
小此木「そして、俺達は今世界中から、血眼になってスタンド使いを探している、
どこかの敵国が既にスタンド使いの部隊を作っていることッ…その可能性は、高いからなッ…」
吉良「それで、人質をとってまで…私を仲間に入れようと」
小此木「そうだ。
もしも断れば、このテープを警察に渡し、お前を前科者にすることだって出来るんだ
逆にここで了承すれば、俺達の力でお前の罪を無かったことに出来る
圧力をかけて竜宮礼奈の捜査を打ち切らせることだって…」
吉良「断る」
小此木「……そうか」
537 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:29:28.10 ID:UnbKHVxN0
小此木「ゆっくりと考えるがいい。今からなら、綿流しの三日前である、その日まで待とう
…つってももう明日か。明日の12時、日付が変わるまで、回答を待ってあげても」
吉良「断る」
上司の命令に服従することが絶対とされ、命の危険もある部隊へのエスコートか
そんな部隊…死んだってごめんだ。私は自分のやりたいようにやる
小此木「じゃ…お縄だな。俺は構わないぜ」
吉良「………ああ」
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:30:55.28 ID:7bzZFB610
しえん
539 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:32:49.11 ID:UnbKHVxN0
プツン…ツー…ツー…
吉良「うぅ…くっ…くそォ…ふざけんな、クソ虫共が…」
ガブリ、もう私は、自分の爪を噛まずにはいれれなかった
どうする、私は一体どうすればいい?
捕まって…前科者
それとも了承して…特殊部隊に入るのか?恐らく事件が時効になるまで…永遠にやめることは出来ないだろう
吉良「クソ…クソクソクソ…」
私は家を飛び出、車に乗る
少し風を切れば、このジットリとした気分も変わるかもしれない
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:35:09.23 ID:Q5LRG3sc0
しえん
541 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:36:59.64 ID:UnbKHVxN0
数分後、入江診療所
梨花「そんな…」
小此木「スマンねぇ…梨花ちゃま。こちらも命令でやってるような所があってねぇ」
梨花「酷い…酷すぎるわ。復讐を…
私は沙都子と圭一と早人の復讐をしなければならないのに、
何それ、奴は強制労働させられるってだけ?そんなのォ…嫌よ」
入江「梨花ちゃん…」
梨花「入江、どうかした?…………のですか?にぱー☆」
入江「くれぐれも、一人で仇を取ろうとは思わないように…」
梨花「……………うん」
542 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:41:26.05 ID:UnbKHVxN0
一人では取りに行かない
梨花「(小此木の言うには、奴が決めるのは明後日までの時間…
それまでに奴を殺すわ。…完膚無きまでに……ッ)」
吉良「……よし」
街につくと、少し気分は落ち着いたようだった
もう私には選択肢は無い。それならば、せめて最後の自由な時間だけでも、有意義に使いたい
道行く人に聞きCDショップがある場所を探す
結局探し当てられたのは、それなりに大きいCDショップ
もしかしたら外国にも持って行くCDかもしれない。是非とも一番のお気に入りを持って行きたいものだ
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:42:23.88 ID:Wh1Lc2k40
支援
sien
545 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 00:57:54.48 ID:2vzu7Q+EO
おのれ…さるさんめぇ…
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:58:30.70 ID:2cZDGqEXO
追い付いた支援
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:58:53.44 ID:2cZDGqEXO
支援
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:59:06.40 ID:PPjJd1slO BE:959613449-PLT(25060)
支援
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:59:14.57 ID:2cZDGqEXO
支援
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:59:41.97 ID:2cZDGqEXO
支援
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 00:59:57.47 ID:OE/l9MJw0
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:02:52.79 ID:2vzu7Q+EO
>>551 スマンw
一応10分開けて1時6分から投下する
二連続規制怖い、さっき喰らったし
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:04:17.03 ID:2cZDGqEXO
保守するだーーーッ!!
554 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:06:22.02 ID:UnbKHVxN0
吉良「She's a killer queen♪」
CDを探す、一枚一枚を探していくごとに、その一枚一枚への記憶が蘇える
この曲、この時に好きだったなあ、とか、よく聞いてたなあとか、そういった記憶だ
いつのまにか、私の両手はCDで埋まっていた。店頭まで行き、カゴを探す
カゴを取り、中にCDをバサバサと入れると、内ポケットの中の彼女が寂しそうにこちらを見ていることに気付いた
吉良「(ごめん…忘れてたよ。君の好きなCDも、一枚だけ買ってあげる…)」
しかし実際問題、部隊では彼女と一緒にいられるのだろうか
もしかしてあのシェイクスピアのロミオとジュリエットのように引き離されてしまうんじゃないだろうか
そうなれば、もういけない。ロミオもジュリエットも腐らないが、彼女は腐ってしまうかもしれないのだ
そうなれば…大事…
私は密かに永遠の愛を誓うのであった
555 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:08:35.36 ID:UnbKHVxN0
魅音「そ、そんなことが…いや、信じるけど、それは…」
梨花「全て、本当なのです」
岡村「そんな、梨花ちゃんがそんな巨悪と…」
富田「それも一人で…か…」
梨花「(富田岡村コンビ役に立つかしら)四の五の言ってる場合じゃないわ
今から……考えてっ、奴に勝つ方法!」
魅音「…正直な所……」
梨花「何?」
魅音「どうして梨花ちゃんがそんなに絶望的に考えているのかわからないよ
それこそ復讐というのなら」
梨花「……何?」
魅音「地上戦最強の攻撃。狙撃があるんだから」
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:10:04.18 ID:2cZDGqEXO
支援
557 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:10:15.57 ID:UnbKHVxN0
梨花「狙撃…」
魅音「それじゃあ学校は早退して、もう行くよ、富田岡村も」
富田「行くって…何処に…」
魅音「知り合いのスナイパーの家。興宮だけどね」
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:10:28.43 ID:2cZDGqEXO
支援
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:10:53.04 ID:2cZDGqEXO
支援
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:11:16.54 ID:2cZDGqEXO
支援
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:11:41.38 ID:2cZDGqEXO
支援
562 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:12:36.26 ID:UnbKHVxN0
吉良「……CDショップは中々楽しかったよ、どうしようか、次に行くところ」
「……」
吉良「ふふふ、そうやっていつも僕を困らせる」
「……」
吉良「それじゃあ、映画でも見に行こうか。
思いっきりカルトなラブロマンス、僕が紹介してあげる」
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:13:32.58 ID:2cZDGqEXO
支援
564 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:14:24.46 ID:UnbKHVxN0
詩音「……」
魅音「どう?詩音」
詩音「許せないですね、自分のエゴに任せて、人を殺しまわる、そんな男…」
梨花「(くすくす…あんたのそんな姿、何回も見てるけど)」
詩音「葛西」
葛西「街中で銃とは、流石に無茶し過ぎです」
詩音「四の五の言ってる場合じゃないですよ!もうデストロイアンドデストロイです!」
葛西「二回もデストロイする必要はありませんよ、フフフ…」
詩音「ぐう…」
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:15:02.60 ID:2cZDGqEXO
支援
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:16:26.01 ID:2cZDGqEXO
支援
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:16:46.74 ID:b6CoZUHt0
2cZDGqEXO
お前はえらいwww
568 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:17:20.21 ID:UnbKHVxN0
葛西「危険ですが、狙撃…やってみましょうか。何とかなるかもしれません。
しかし、やるとしても明日。万全の状況でやりましょう。今この時間、奴が何処にいるかすらわからないのでは」
梨花「大石に電話電話です。きっと明日なら尾行して居場所を教えてくれるのですよ♪」
―
魅音「これで…やるべきことはやった…」
梨花「それじゃあ、このメンバーで最後に一つ…」
魅音「どうしたの?」
梨花「『超能力』を、信じますですか?」
羽入「……」
梨花「これで、雛見沢の秘密は、一応全て終了なのです」
魅音「……私の体にも、そんな能力が…今…」
詩音「お姉より私の方がきっと強いですよ」
魅音「ぐう…詩音…なんだか言い返せない…」
569 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:21:01.39 ID:UnbKHVxN0
驚く程簡単に事が進んでいく
そう、それは、吉良吉影殺人計画。
その計画に、何人もの人が絡まりあい、自分の役割を全うしようとしている
夜だ。
今日は随分といい月が出ている
もう、この世界が救われるは無いけれど…
もう、この世界が理想の世界となることは無いけれど…
もしかしたら、世界のためなら私は吉良を黙認するべきだったかもしれないけれど
私は手にもったコーラをグビグビと飲み込む
570 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:24:05.51 ID:UnbKHVxN0
月光が窓枠を照らし、暖かく私を包んだ
けど…それでも、
絶対に許せない人間が私の前に立ちはだかる
今日全員で考えた計画、プランAからプランG
どのような状況にも対応できる策が練ってある。
後はそれを行使するだけ
待っていやがれ…吉良…吉影…
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:24:14.42 ID:b6CoZUHt0
支援
572 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 01:25:07.27 ID:UnbKHVxN0
明日の投下は六日目、吉良吉影殺人計画だ!
今日もお前ら保守と支援ありがとう!ノシ
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:25:59.24 ID:Q5LRG3sc0
乙!
随分引っ張るなwww
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:27:10.55 ID:b6CoZUHt0
乙だが三日ル−ルでこのスレ落ちるぞ
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:27:49.50 ID:2cZDGqEXO
まさかのさるさん\(^o^)/
そして乙
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:33:51.60 ID:2cZDGqEXO
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:35:47.82 ID:Wh1Lc2k40
なんといいところで…期待しておく
乙
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 01:40:25.65 ID:UqpMlDhd0
自動保守ツールいうものがあってだな…
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 02:00:39.37 ID:grAe7+qJO
ほし
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 02:03:46.97 ID:Nhp7F7Tb0
それは『保守』ッ!!!
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 02:24:38.72 ID:grAe7+qJO
☆
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 02:25:25.24 ID:Frmf9pZwO
キ
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 03:37:57.86 ID:jYBhiySpO
この中にボスがいる
ほ
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 05:17:47.68 ID:odW4D0GpO
し
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 05:53:21.96 ID:VEC6xNTu0
そ
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 06:41:26.25 ID:VFBUSteTO
うな
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 07:26:12.52 ID:mK9QISfvO
シエンタ
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 08:13:22.14 ID:2vzu7Q+EO
ほ
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 08:56:58.38 ID:F/BjzfwOO
た
保守…それが僕の能力
☆
ってもこれ今日の23時ごろには落ちるんでしょ?
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 10:52:48.97 ID:F/BjzfwOO
ほ
しゅ
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 12:16:20.27 ID:VEC6xNTu0
しゅっしゅ」
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 13:00:24.15 ID:aSuS2fA2O
ほ
ホッシュレラレラ
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 13:39:42.58 ID:9ZdRrPe90
ぽ
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 14:08:40.79 ID:1F3KHBoA0
ほ
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 14:56:00.90 ID:+JKpRncr0
保守
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 15:29:04.37 ID:mK9QISfvO
内野手
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 15:58:32.75 ID:oHqDtDSeO
「まったく考えなかったわけではありませんが……油断していました」
「バカな……!! もう落とされたのか……!?」
城、陥落。
抵抗虚しく、城内の兵は降伏してしまったという。
は瞬く間に三つの城を落としてきた。
あと一ヶ月は持ち堪えてくれると思っていた。
そう計算していた。
しかし、野戦で大軍に抗い切れず、打ち破られたという。
の先鋭な戦術と、の猛攻。
それをが上手く纏め上げた攻めだったらしい。
157 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2007/08/27(月) 05:19:36.12 ID:+RVM0Kb90 との生死は、不明だった。
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 16:08:26.21 ID:al+mOyph0
ほ
し
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 16:42:08.43 ID:b8i5dkwZO
の
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 16:43:42.10 ID:al+mOyph0
か
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 16:46:10.26 ID:dj5EetnqO
|
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 16:53:05.76 ID:K3sM0IkWO
保守せざるを得ない
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 17:40:05.64 ID:PPjJd1slO BE:1679322097-PLT(25060)
ほ
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 18:08:17.97 ID:mDxuDU+Z0
保守
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 18:15:44.84 ID:SF6cJB5W0
いがい!それは・・・・・dat落ち!
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 18:26:23.46 ID:k3+pegyaO
ほし
614 :
◆0y9Us4tj3E :2008/02/19(火) 18:37:00.69 ID:2vzu7Q+EO
スマン、今日は投下出来そうにない
無駄保守させてすまんかった
だから明日の深夜ぐらいに次スレを立ててそれで投下する
スレタイは今と同じで
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 18:39:54.24 ID:pgZsfYzo0
乙がんばれ
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/19(火) 18:48:37.55 ID:grAe7+qJO
乙
ホホホホホホシュー
待ってる