【薔薇乙女の】ローゼンメイデン総合スレ526【チョコ争奪戦】
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 04:45:14.77 ID:YxeFD6860
非アナ!!
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 04:46:20.87 ID:P8Sq4Hr50
おやすみ翠星石
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 06:09:30.01 ID:IBtxkNJy0 BE:872433656-2BP(0)
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| (__人__) | ID:He+n/v090 ◆PITBox8Pc2の馬鹿w
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http://yy63.60.kg/v090/ (_ ) ・ ・ ||
l⌒ヽ _ノ |
| r `(;;;U;;) )__)
(_ノ  ̄ / /
( _)
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 06:34:07.73 ID:WIN3FjrN0
おは☆きら
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 07:12:00.54 ID:JaW4F0jQ0
水銀燈は羽根飛ばしまくるのに全然当たらないのはなぜですか?
あれが全部刺されば他のドールはイチコロだと思いますのに
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 07:21:55.18 ID:WIN3FjrN0
あの羽根を受け止めることができるのは世界で俺一人
のような気もしたがそうでもなかった
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 07:33:51.44 ID:irl5NbBnO
巷で有名なボーカロイドとやらに
銀様そっくりなボーカロイドがいるらしい
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 07:35:14.51 ID:cm7ZkuvUO
おはよう翠星石
おはよう真紅、水銀燈
飯そこに置いとくから仲良く食べといてくれ
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 07:47:41.54 ID:YxeFD6860
RS-1で聴く光の螺旋律泣ける・・・・・・・・
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 09:08:50.65 ID:SVlEFoob0
3分翠ちゅー
薔薇乙女第二人形、金糸雀。
ささやかながらも幸せな暮らしを草笛みつと過ごしていました。
「みっちゃんの卵焼きは世界一かしら〜!!」
「うふふ、いっぱい食べてね」
そんな幸せな日常がまた一日、終わろうとしていました。
金糸雀が眠ろうと鞄の中に戻ります。みっちゃんにおやすみと告げようとした時、
「・・・・・・今月も赤字ねぇ。もうちょっと切り詰めないとだめかなぁ・・・」
そんなみっちゃんの呟きが金糸雀の耳に届きました。
(みっちゃんが困っているかしら・・・。も、もしかしてカナがやってきたせいかしら〜!?)
金糸雀は今まで無神経に卵焼きをせがんだりしていたのを後悔しました。
でも大好きなみっちゃんと離れるなんて考えられません。
金糸雀はみっちゃんのために何かやれることはないだろうかと思案しました。
(でもカナは一度お手伝いしようとして逆にみっちゃんに迷惑をかけたかしら・・・)
洗濯物を片付けようとして逆に汚してしまったり、食器を洗おうとして割ったりしたことを思い出しました。
(他にカナにできること・・・・う〜ん)
しばらく考えてみましたが、いい案が思いつきません。
(ダメだわ・・・カナにできることなんて・・・。・・・・あ!)
ふっと、金糸雀の脳裏に写ったものがありました。以前駅前でギターを片手に歌っている人のことです。
そう、金糸雀は自分のヴァイオリンでストリートミュージシャンをしてお金を稼ぐことを思いついたのです。
(これは名案かしら〜!さすが薔薇乙女一の頭脳派かしら!!)
金糸雀は喜んでくれるみっちゃんの顔を思い浮かべて胸を高鳴らせました。
(・・・・・・・とりあえず明日から頑張るかしら!)
高鳴る胸も眠気には勝てないのでした。ぱたんっ、と鞄を閉じます。
その鞄の中で、その夜、とても喜んでいるみっちゃんの夢を見るのでした。
次の日になり、朝食を済ませた後金糸雀は早速駅前までやってきました。
たくさんの人が足早に駅前を行き来しています。
「早速始めるかしら〜!」
意気揚々と、金糸雀はヴァイオリンを構えます。
一曲目――
自分を奮い立たせるように、力強い行進曲を奏でます。
力強く、力強く、弦が弾け切れそうなほど力を込めて弓を動かします。
この曲で、道往く人が元気になれるように。そんな思いを籠めて。
その想いは――届きませんでした。
一曲目を終えて、辺りを見渡しても、演奏する前と何も変わっているところはありません。
「な、なかなか手ごわいかしら〜・・・」
演奏する前はたくさんの人に拍手喝采されている自分を想像していたせいか、ギャップに多少戸惑いました。
ですが、まだ一曲目。金糸雀はすぐさま気を取り直して二曲目へ入ります。
三曲目・・・
四曲目・・・
曲目を変え、いくら演奏しても、結局午前中足を止めて演奏を聴いてくれる人はいませんでした。
当然、お金は一円も稼げてはいません。
とりあえず一旦中断して、お昼ご飯を食べることにしました。
「おかしいかしら〜。カナの演奏が下手なのかしら・・・?」
ですが、お父様からいただいた才能を疑うことはできません。
「い、いいえ。こんなことでへこたれている場合じゃないかしら!みっちゃんのためかしら!」
みっちゃんの作ってくれた大好きな卵焼きに、みっちゃんの姿を重ねながら決意を新たにします。
そして卵焼きを口に放り込むと、元気が湧いてくるのです。
「さあ午後も頑張るかしら〜!」
天高く登った日の下、金糸雀は演奏を再開しました。
ですがやはり、午後になっても足を止めて聞いてくれる人はいません。
金糸雀は段々不安になってきました。皆してわざと無視しているようにさえ思えてきたのです。
金糸雀の奏でる音は、次第に弱く、か細くなっていきました。
そして日が傾き、赤く染まりかけた頃、ついにその手を止めてしまったのです。
「・・・ダメかしら・・・お父様にいただいたチカラも活かせ・・・うっ・・・」
金糸雀は目に涙が溜まっているのを感じ、拭おうと思いましたが、手が動きません。
もう涙が、感情が限界に達し爆発しそうになった、その時でした。
「諦めてはダメなのだわ」
金糸雀に声をかけるものがいました。金糸雀と同じ薔薇乙女、第五人形真紅でした。
「し、しんくぅ・・・」
「あなたもお父様に作られた薔薇乙女。誇りを持つのだわ」
その言葉は気高く、力強く、だけど優しく。
「うわああぁぁあぁぁぁあぁぁんっ!!」
思わず金糸雀は真紅の胸に飛び込んでいました。誰からも相手にされず、寂しさが募っていたせいでした。
「あなたならきっとできるはずなのだわ」
胸の中で泣く金糸雀の頭を、真紅は優しく撫でるのでした。
翌日、真紅に励まされた金糸雀はまた駅前に来ていました。
「今日こそカナが勝ってみせるかしら!」
何に勝つつもりかはわかりませんが、金糸雀のやる気は十分です。
早速演奏を始めた金糸雀。
真紅に励まされ、2日目ということで心に余裕ができたのか、演奏中でも辺りの様子を見ることができました。
「お稽古事の練習?」
「親が見当たらないけどどうしたんだろ?」
「あんな小さな子が・・・事件?」
「大変そうなのー」
「ドッキリ?どこかにテレビカメラあるんじゃない?」
いろんな声が金糸雀の耳に入ってきます。
(う〜、カナよりカナの演奏を聴いて欲しいかしら)
また今日も、誰の耳にも演奏が届かないのかと、落ち込みかけている時でした。
一人の男性が金糸雀の前で立ち止まりました。
金糸雀の胸がどきっ、と鳴りましたが、演奏の手は止めず最後まで終えます。
「・・・いい曲だね」
男の人のそう感想を述べました。初めてのお客さんです。金糸雀の表情が、ぱぁ、と花咲いたように変わりました。
「リクエストとかあるかしら?何でも演奏するかしら!」
金糸雀は嬉しくなり、得意げにそう言いました。
男の人は、少し間を置いてから、
「・・・・・・・・・・・・さっき彼女にフラれたんだ」
そう悲しそうな笑顔で言いました。
その告白に、金糸雀の嬉しい気持ちが一転、同情の念が支配します。
「僕が悪いのはわかってる・・・。だから、彼女を追いかけられなかった・・・」
「そ、それは大変かしら」
男の人の気持ちはわかるものの、金糸雀はなんと言えばいいのかわかりません。
「諦めないといけないのはわかってる・・・。だけど、まだ心の整理がつかないんだ。もやもやしてて・・・」
「・・・・・・・・・・・・かしら〜・・・」
「このもやもやを吹き飛ばしてくれるような、そんな曲、ないかな?」
そう言われて、金糸雀は自分がどうすればいいか、気付きました。
言葉ではどうすればいいかわからなくても、音楽でなら何かを伝えられそうだと思ったのです。
「わ、わかったかしら」
それでもこれだけの重い気持ちを振り払えるほどの演奏をできるか、金糸雀は不安です。
でも、男の人を励ましたい、その一念で弓を持つ手に力を込めました。ヴァイオリンの上で、弓が滑るように動きます。
その音色は、今の男の人の心を表すように、深く、青く、激情的で、重く震える音は心まで響くようです。
男の人は、目を閉じてその演奏を聴いています。
金糸雀は、心の全てをヴァイオリンに向けているようで、その様子を見ることはできません。
激しくかき鳴らされる弦。ところが、一転曲調が穏やかなものに変わりました。
男の人をなだめるように、やさしく、暖かく。男の人を包み込むように、柔らかく音を紡いでいきます。
母親が我が子を抱きしめるように、音を拡げていきます。
大丈夫だよ、と頭を撫でるかわりに、金糸雀は思いを込めて弓を動かします。
そして、曲はクライマックスへ。男の人を励ますように、荘厳ながら、明るく。
また明日を見つめられるように・・・。金糸雀は精一杯の想いを音に込めました。
どんなに今が苦しくても、明日はあるから。今がきっと、明るい明日に繋がるから。
金糸雀は言葉では伝えにくい事を、全て音の一つ一つに乗せて、男の人へと届けます。
金糸雀は、ヴァイオリンと一体となったかのように錯覚するほど、想いの全てを。
演奏を終えると、金糸雀は思った以上に疲れていました。
今まではそんなことは無かったのに、肩で息をするほどです。
演奏を終えても、拍手はありませんでした。男の人は目を閉じ、黙ったままです。
ですがその頬を、一筋、涙が流れました。
金糸雀はその涙の意味がわからず、心配そうに覗き込みます。
その男の人の口が動きました。
言葉ではどうすればいいかわからなくても、音楽でなら何かを伝えられそうだと思ったのです。
「わ、わかったかしら」
それでもこれだけの重い気持ちを振り払えるほどの演奏をできるか、金糸雀は不安です。
でも、男の人を励ましたい、その一念で弓を持つ手に力を込めました。ヴァイオリンの上で、弓が滑るように動きます。
その音色は、今の男の人の心を表すように、深く、青く、激情的で、重く震える音は心まで響くようです。
男の人は、目を閉じてその演奏を聴いています。
金糸雀は、心の全てをヴァイオリンに向けているようで、その様子を見ることはできません。
激しくかき鳴らされる弦。ところが、一転曲調が穏やかなものに変わりました。
男の人をなだめるように、やさしく、暖かく。男の人を包み込むように、柔らかく音を紡いでいきます。
母親が我が子を抱きしめるように、音を拡げていきます。
大丈夫だよ、と頭を撫でるかわりに、金糸雀は思いを込めて弓を動かします。
そして、曲はクライマックスへ。男の人を励ますように、荘厳ながら、明るく。
また明日を見つめられるように・・・。金糸雀は精一杯の想いを音に込めました。
どんなに今が苦しくても、明日はあるから。今がきっと、明るい明日に繋がるから。
金糸雀は言葉では伝えにくい事を、全て音の一つ一つに乗せて、男の人へと届けます。
金糸雀は、ヴァイオリンと一体となったかのように錯覚するほど、想いの全てを。
演奏を終えると、金糸雀は思った以上に疲れていました。
今まではそんなことは無かったのに、肩で息をするほどです。
演奏を終えても、拍手はありませんでした。男の人は目を閉じ、黙ったままです。
ですがその頬を、一筋、涙が流れました。
金糸雀はその涙の意味がわからず、心配そうに覗き込みます。
その男の人の口が動きました。
「・・・ありがとう」
そう、一言だけ。
金糸雀は呆然として、その言葉を受け取りました。
男の人は財布を取り出し、ヴァイオリンのケースの中に、千円札を一枚入れました。
「・・・また、演奏を聞かせてね」
そう言い残し、男の人は金糸雀の前から去りました。
金糸雀は呆然としたままそれを見送ります。
暫くそのまま呆然として、それからようやく、ようやく胸の底から嬉しさが込み上げてきました。
金糸雀の想いは、男性に届いたのです。
「・・・やった・・・やったかしら・・・!!」
ヴァイオリンケースから千円札を拾い上げると、胸に抱きしめました。
初めての収入。嬉しくないはずはありません。
ですが、金糸雀を喜ばせているのは、初めて自分の演奏を聞いてくれたこと、なにより自分の演奏で感動してくれたことです。
昨日は悲しみの涙、しかし今日は嬉しくて涙を流しているのでした。
>>895-896連投スマソ
それから金糸雀は、順調に稼いでいました。
自分の演奏を聞いてもらえる喜びが、金糸雀の演奏に張りを与えたようです。
流石に千円も出してくれるような人はいませんが、お金とは別の目的で金糸雀は演奏を続けていました。
今日もいつもの場所で演奏していると、見知った顔がやってきたのです。
金糸雀と同じ薔薇乙女、第三人形翠星石でした。
「翠星石!何しにきたかしら?」
「な、何しに来たとはご挨拶ですぅ!真紅に話を聞いて見に来てやったですぅ!!」
翠星石は顔を真っ赤にしてそう言いました。
「心配して来てくれたのかしら〜」
「か、勘違いするなですぅ!あくせく働いている惨めな姿を見にきただけですぅ!!」
「むぅ〜!カナは惨めじゃないかしら〜!!」
「はいはいわかったですぅ。さっさと惨めに働くがいいですぅ」
「カナは惨めじゃないって言ってるかしら〜!!」
本気で怒っている様子の金糸雀を見て満足したのか、翠星石は本題に移ることにしました。
「そんな惨めなお前に、ほれ、クッキーを持ってきてやったですぅ。感謝しやがれですぅ」
「クッキーかしら!?」
金糸雀は惨めと言われたことも忘れて、目を輝かせてしまします。
「ほれほれ、欲しければとってみるがいいですぅ」
翠星石はいじわるそうな表情を浮かべて、クッキーの入った袋を持った手を、高く上げました。
金糸雀の背ではとても届きません。
「い、いじわるしないでほしいかしら〜」
それでも金糸雀は精一杯背伸びをして手を伸ばします。届きません。
「うぅ〜・・・ピチカート!!」
金糸雀がそう言うと、ピチカートがクッキーを持った翠星石の手に体当たりしました。
「痛っ!」
思わず翠星石は手を放し、クッキーの袋は落ちて金糸雀の手元に収まりました。
「やったかしら!」
金糸雀は嬉しそうです。その様子を見て、翠星石は少しむっとした表情になりました。ですがそれはすぐに消えます。
それから微笑んだようですが、すぐにそれをかき消すように、
「・・・せ、せいぜい、それでも食べて頑張るがいいですぅ」
そう言うと、翠星石は立ち去ろうとします。
「あ、翠星石!」
その背に呼びかけ、金糸雀は翠星石を呼び止めました。
「・・・ありがとう」
金糸雀は素直に、そう言いました。
翠星石はその言葉を聞くと、振り返ることなくその場を去ります。
小恥ずかしくて嬉しさを隠せない顔を見せたくないからでした。
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 09:44:34.83 ID:vAwwRR+Q0
俺の嫁優しすぐる
今日も金糸雀は駅前でヴァイオリンを弾いています。と――
パタンッ
金糸雀の前で男の子が崩れ落ちるようにして倒れました。
「ぎゃ〜〜〜〜〜!!大変かしら〜!?し、しっかりするかしら〜〜〜!!」
声を掛けても返事はありません。
「きゅ、救急車!救急車を呼んで欲しいかしら〜!!」
病院まで搬送されると、男の子はすぐさま緊急手術室に入れられました。
金糸雀も救急車が来るまで面倒を看ていたついでで、病院までついてきています。
そこへ、病院ではあるまじき走ってくる足音が近づいてきました。
中年の女性、男の子の母親でした。
「あぁ・・・・」
母親は泣き崩れるように手術室の傍にある椅子に座りました。
「げ、元気を出すかしら。きっと大丈夫かしら〜」
金糸雀も、男の子が心配で仕方ないのですが、無理矢理笑顔を作って覗き込むようにして母親に見せました。
そんな金糸雀の様子に、悲しんでいるばかりなのは恥ずかしくなったのか、母親も息子を信じることにしました。
「・・・あの子は昔から身体が弱かったの・・・」
落ち着いてから、母親は息子のことを話し始めました。
「昨日も急に気分が悪くなって寝込んでいたのよ」
それは目の前の金糸雀に語りかけているのですが、ほとんど独り言のようでした。
ただ黙っているよりは気分が紛れるから。聞き手は誰でもよかったのかもしれません。
「あの子も身体が弱いこと自覚してるから、いつもなら安静にしているのに・・・」
「どうして今日は出歩いていたのかしら〜?」
「今日はあの子の学校で体育祭なの」
その男の子はとてもこの日を楽しみにしていたのです。
例え身体を動かすことは出来なくても、応援したりしたかった。だけど無理をすれば病気が悪化する。
母親は心を鬼にして息子が学校へ行きたがるのを止めました。それがきっかけでちょっとした喧嘩をしてしまいました。
おそらくそれが原因だと、母親は語りました。
「お母さんは間違ってないかしら・・・」
そうは言ってみたものの、励ましにはなりませんでした。
今一番、母親にとって励ましになるもの。それは、息子の元気な笑顔に違いありません。
そしてそのために、金糸雀ができることは一つだけです。金糸雀は迷いませんでした。
金糸雀はヴァイオリンを構え、音楽を奏で始めました。
静かな曲調なのに、力強く、優しく、暖かく。
日なたに野原を吹き抜ける風のように、病院内に響き渡ります。
「誰だ!手術室の外でうるさくしているのは!?やめさせろ!!」
「ま、待ってください!血圧が・・・・・・血圧、心拍数共に安定してきています!」
「何!?・・・・・・よし、このまま続行する」
「信じられません・・・。まさか、本当にこの音楽のせい・・・?」
数日後――
術後の経過もいいということで、男の子は予定より少し早く退院できることになりました。
数人の看護婦さんと主治医さんが男の子を見送ります。母親は嬉しそうに、何度も主治医さんに頭を下げていました。
金糸雀は少し遠巻きにその様子を見ています。いまさら人見知りをしているのです。
「術中は危ない時はありましたが、いやいやどうして、お強いお子さんだ。立派に持ちこたえましたよ」
今だから言える、そんな感じで主治医さんが話します。
そう言われて、男の子はにっこりと微笑みました。
「音楽が、聞こえたんです」
男の子は、主治医さんにそう言いました。
「倒れてから、ずっと暗くて熱くて、すごく怖かったんです。・・・でもそんな時、音楽が聞こえて、とても心地よくて・・・すごく安心できたんです」
その告白を聞いて、看護婦さんと主治医さんは顔を見合わせました。確かに音楽は鳴っていました。
ですが、手術室の中にいたので、何故音楽が奏でられたのかは不思議のままだったのです。
唯一人、母親だけが、金糸雀のほうを向いてお辞儀をしました。
金糸雀も照れながらペコリとお辞儀を返します。
男の子が元気に退院する姿を見て、金糸雀は誇らしげな気持ちになっていました。
自分の演奏で幸せになってくれる人がいるということ。自分が人を幸せにできるということ。
お父様が望むのは全てに完璧であることかもしれません。
だけど金糸雀は、今のこの能力だけで満足している自分に気付いたのでした。
猿さん嫌い
今日も金糸雀は駅前でヴァイオリンを弾いています。
「おぅ、今日も頑張ってんな」
そんな金糸雀に気さくに声を掛ける男がいました。彼もストリートミュージシャンです。
金糸雀は路上ライブにも慣れてきて、ストリートミュージシャン仲間も出来ていました。
「当然かしら!みっちゃんのためかしら〜!」
そうは言ったものの、少し罪悪感が残ります。本当はもう、自分のためにやっているようなものでした。
「・・・・なあ、一度セッションしてみねぇか?」
唐突に男はそう提案したのでした。
「セッションかしら?」
金糸雀はその提案にわくわくした反面、不安も抱きました。まだソロでしか演奏経験がないのです。
それに男がよく歌っているのはポピュラーソングで、金糸雀はほとんどがクラシックです。
「お前の腕なら何でも演奏できるだろ?」
そんな金糸雀の不安を先読みしたように、男はそう言います。
そう言われても、未知の体験に対する不安は拭えません。
それでも、試してみたいという気持ちが勝っていました。元々不安は切り捨てる性分です。
「やってみるかしら!これでさらにお金がっぽがっぽ作戦かしら!」
「おう、がっぽがっぽ」
金糸雀の元気に、男は思わず笑みをこぼしました。
男と金糸雀が打ち合わせをしているところでした。
「あれ〜?キイチじゃん」
派手な服で着飾った女性二人が、近づいてきました。キイチというのは男の名前。知り合いのようです。
ですが、その表情は知り合いにあったというのに怪訝そうに歪んでいました。
その目線の先には金糸雀がいます。
「・・・キイチ、その女の子・・・まさか・・・」
「ちょ、ばっ・・・勘違いすんなって!こいつは、えーっと・・・妹だ!」
キイチは金糸雀のことをそう紹介しました。
(カナは妹かしら?)
金糸雀は少し不思議に思いましたが、言葉にはしませんでした。
「妹?全然似てないけど・・・」
依然、疑いは晴れないようです。
「い、従妹ってことだよ!な、な?金糸雀」
「・・・・・・。そうかしら!カナは妹かしら!」
金糸雀は空気を読んで話をあわせることにしました。
以前の金糸雀ではできなかったでしょうが、いろんな人と接するうちに成長したようです。
「ほら、な?言ったとおりだろ?何疑ってんだよ!」
「ふぅん・・・。で、その従妹を連れてどうしたの?」
何度見ても似ている要素のない二人に疑問を抱かざるを得ませんでしたが、とりあえずは納得してくれるようです。
「これからこいつとセッションするんだよ。ヴァイオリンうまいんだぜ?」
「そうかしら!お兄ちゃんとセッションかしら!」
二人は得意げにそう話しましたが、とてもではありませんが金糸雀の小さいなりで一人前の演奏が出来るようには見えません。
それを先読みしてか、キイチは金糸雀に目配せしてからギターを構えました。
「よし、行くぜ金糸雀」
「任せるかしら〜」
金糸雀がどれほどのものかは、実際に聞いてもらうのが一番だと判断し、キイチは早速演奏に入ることにしました。
男のギターによる伴奏と、金糸雀のメロディ。時には金糸雀が基音を務め、男がソロプレイを魅せます。
二つの螺旋が絡み合うように。互いの弱いところを補うように。時には良い所を押し上げあうように。
金糸雀はその心地よさに酔いしれていました。
二人の女性も演奏に圧倒されて、驚いた表情のまま聞き入っています。
なにこのSSなげーよ
演奏が終わると、すぐさま拍手が起きました。
「すご〜い!!」
二人の女性は手放しで褒め称えています。
金糸雀はそれに対して、照れながらもペコッと頭を下げるのでした。
セッションでの路上ライブの結果は上々でした。
金糸雀もホクホク顔で帰り支度をしていました。
「今日は楽しかったかしら!また一緒に演奏したいかしら!」
金糸雀は勿論、二つ返事で了承してくれるのを期待していました。
しかし、キイチの返事は、金糸雀が想像したものとは違っていたのです。
「・・・ごめん。もうできないんだ」
「えっ・・・・?」
十中八九、期待通りの返事だと思っていた金糸雀は、予想外のことにうまく対応できません。
キイチはその反応を先読みしていたようです。金糸雀が聞く前に語り始めました。
「俺、この街離れるんだ。もっと遠いところへ」
そう言う彼の表情は、曇っていました。金糸雀は黙って聞いています。
「こうやってギター鳴らして暮らしているのは・・・すごく楽しかったけど、もう駄目なんだ。もうこの年齢じゃ、夢は追えない」
「ゆ、夢を諦めるのかしら〜・・・?」
「これでも、色々頑張ったんだぜ?だけど、全部ダメ・・・。俺の音は今の時代には合わないんだとよ」
そう言って自虐的に笑います。金糸雀には、それを黙って見ていることしかできません。
「食って生きていくためには、もう、ちゃんとした働き口を探さないといけない。で、見つけた」
「・・・は、働きながらでもギターは弾けるかしら」
「趣味と実益は違うんだよ。これを機にやめようと思ってる。いや、やめる」
それは新たに、強い決意を持って言われました。
その言葉は金糸雀に強い衝撃を与えました。金糸雀には音楽を捨てるなど、特に今の金糸雀には信じられません。
昔書いたSS投下してるだけだがまだ未完成だと言うことにいまさら気付いた・・・orz
「カナは・・・やめて欲しくないかしら・・・。お兄ちゃんの音を待ってる人もきっといるから・・・」
「・・・ごめん。こればっかりは・・・。・・・・・・今日は楽しかったよ。最後に何かやっておきたかったのかもな」
金糸雀は、自分の声が、言葉が届かないことを悟りました。
キイチは、もう諦観したような表情です。悩んで悩んで、もう悩み疲れた、そんな表情でした。
「・・・ありがとう」
その表情のまま、キイチは金糸雀にお礼を告げました。礼儀とかそんなものではなく、ちゃんと心のこもった言葉。
金糸雀はそれを感じながらも、素直に受け取れずにいました。
キイチが旅立つ日がやってきました。駅のホームで新幹線が到着するのを待っています。
見送る人はいません。キイチが、わざと知り合いの誰にも時間を教えなかったのです。
見送られるのが小恥ずかしいというのもありましたが、夢を捨てて、まるで逃げるように街を出ていくのを見られるのはやはり嫌だったのです。
ただし、一人を除いては。
キイチは金糸雀にだけは教えていました。
それは、子供だったからか、それとも別の何かかもしれません。なんとなく、金糸雀には教えることができたのです。
金糸雀は――来ていませんでした。
わずかに期待を抱いていたキイチでしたが、やってこなくて当たり前だ、と考えていました。
誰も望んでいない旅立ち。自分すらも望んでいない・・・。
そんなことを思い浮かべてしまった頭を、思考を振り払うようにぶんぶんと振ります。
そんなことはずっと前から考えていて、もう答えを出してしまったことです。吐き出すように、深い溜め息を吐きます。
その時でした。
駅の喧騒を掻き分けるようにして、キイチのところまで、綺麗な音色が届きました。
ヴァイオリンの音です。
「金糸雀・・・?」
そう思って辺りを見渡しましたが、どこにも見えません。音も遠く聞こえていて、近くにはいないようです。
いつものように路上ライブをしている音が聞こえているのかもしれません。
ですがキイチは、自分のために弾いてくれている様に感じていました。
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 10:36:18.18 ID:48njBZuPO
なんでこっちに投下するの?
>>907過疎だから保守がてら
金糸雀は、キイチが見えない位置、駅のホームの屋根の上でヴァイオリンを弾いていました。
会ってしまうと、きっと泣いてしまうから。行かないで欲しいと言ってしまいそうだから。
だけど見送りたい。元気よく送り出したい。その気持ちだけでも届けたくて、金糸雀はヴァイオリンを奏でていました。
どこに行っても、元気でいて欲しい。困った時はいつでも戻ってくればいいから。
辛い旅立ちにはさせたくなくて、その想いを、音に。
優しくて、穏やかな音色なのに、どこか力強い。まるで母親のような音色。
その音は、孤独な旅立ちの、寂しい気持ちを砕いていきます。
その時、新幹線の到着を知らせるけたたましい音が鳴り響きます。
キイチがそれに気付いたのは、鳴り始めて数秒経った後でした。
けたたましい音でもかき消せないほど、金糸雀のヴァイオリンの音はキイチの耳に張り付いていました。いや、心に。
キイチの前に止まり、受け入れるように新幹線のドアが開いても、まだキイチは、耳を澄ませていました。
その音色は、紫色の世界を、少しずつ溶かして、段々と光の色に変えていくように。
軽やかなメロディなのに、春一番のように激しく、そして暖かい。
その暖かな風に背を押されるように、キイチは新幹線へと乗り込みます。
背にはパンパンに腫れるほど服を詰め込んだリュック。右手には日用品を詰め込んだキャリーバッグ。
そして左手には、ギターケースを持っていました。
夢を追う事はできなくなったかもしれない。でもそれは、無駄だったわけじゃない。
旅立つのも、過去を全部捨てるためじゃない。きっと明日に繋がっているはずだから。
金糸雀と別れた後、そう思ったキイチは、ギターは手放さず持っていることに決めていたのでした。
きっと戻ってくる。その時はまた、セッションしよう。
キイチは、姿は見えないけれど、きっとどこかにいる金糸雀に誓うのでした。
金糸雀は今度は新幹線をも押し出そうとでもいうように、力強く演奏を続けます。
新幹線が遠く見えなくなるまで、演奏の手は緩めませんでした。
音楽は、時には言葉よりも気持ちを伝えることが出来ると、金糸雀は信じています。
金糸雀のヴァイオリンの音は、とっくに聞こえなくなっていましたが、キイチはいつまでも心でその演奏を聴いているのでした。
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:03:11.12 ID:3TZ0j9wK0
寝すぎた
おはよう水銀
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:20:24.61 ID:7gUx7weuO
カナ
マナ
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:21:34.17 ID:KoH4BdF90
今回は3日落ちしないか
>>758 今更だが、サンクス!
やっぱみんなかぁいいよ
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:37:28.25 ID:m9e0NzR6O
蒼星石「はぁ…結局、チョコ渡せなかったなぁ…ボクのいくじなし…」
蒼星石「ふぇ?あ、わっまっマスター!え?なっ何にも隠してないよ、うん、何でもないから(あははは‥」
ガサッ(蒼星石の足元に落ちるチョコ
蒼星石「あ… えと、その、あの…渡そう渡そうと思ってたんだけれどマスターは翠星石とずっと一緒だったから…ボクのなんて、いらないよね?(シュン」
蒼星石をギュッと抱いてあげてください
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:37:47.93 ID:3+d+/KSU0
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:38:58.93 ID:YG2e5yGVO
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:45:45.22 ID:0Fhql2cb0
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:52:15.72 ID:KoH4BdF90
購入権ってどうすりゃ貰えるんだ
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 11:57:54.94 ID:M9dRqr9cO
翠星石「そ、蒼星石!チョコあげるですよ!ありがたく受け取るですぅ」
蒼星石「ありがとう翠星石。・・・これで薔薇乙女チョココンプリートだ。まいったな〜あはは」
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 12:00:21.05 ID:hWj+jwvEO
キムのSSとか需要あんの?
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 12:08:38.72 ID:48njBZuPO
ガラクタ ならして バイバイの3分銀
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 12:15:34.57 ID:48njBZuPO
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 12:33:06.07 ID:48njBZuPO
調子に乗って3分つかさ
宿命なの
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 13:12:25.31 ID:P8Sq4Hr50
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 13:16:30.64 ID:48njBZuPO
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 13:22:19.65 ID:P8Sq4Hr50
ピザ御用達だな
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 13:53:31.86 ID:P8Sq4Hr50
/ ̄\
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_人人人人人人人人人人人人人人人人_ . \_/
> ゆっくり見ていってね!!! < . _|___
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ./ \
/ `\:::::::ノ´ \
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○ | (__人__) | ___ ___ _ _
U \ `⌒´ / =========== /{
χ~ ̄~κ / 7 \ //|
_____ノi ((从从))ヽ / / r 7 ヽ___,/ |
|\ ( ノ人゚ -$ノ| )\ // / /| / r |.::::::::::/ |
| \ ノ((( i`Y´i)))く \ // / /ノ / / ノへ// ,l
\ | ̄ ̄∪ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄| {l===== { ア====({ 「======l{/ /
\| わごん |. | 「 ̄ ̄ `ー-′ ̄ ̄ `ー-―′ ̄ ̄| /
| わ ご ん . | /
| ________________| /
|_______________l/
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 13:59:46.87 ID:dIrUsFYn0
せっかくだから俺はこの紫のワゴンを選ぶぜ!
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 14:03:00.88 ID:P8Sq4Hr50
/ ̄\
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| (__人__)∪ | ___ ___ _ _
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|\ \ // / /| / r |.::::::::::/ |
| \ \ // / /ノ / / ノへ// ,l
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| {l===== { ア====({ 「======l{/ /
\| わごん |. | 「 ̄ ̄ `ー-′ ̄ ̄ `ー-―′ ̄ ̄| /
| わ ご ん . | /
| ________________| /
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933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 14:15:31.88 ID:3TZ0j9wK0
なんだもう売り切れかよ
出直すとするか
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 14:21:02.63 ID:P8Sq4Hr50
__,冖__ ,、 __冖__ / // / ̄\
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / | |
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / \_/
__,冖__ ,、 ,へ |
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_//  ̄ ̄ ̄ \
ヽ_'_ノ)_ノ \> / ::/:::\::\
n 「 | < ●>::::::<●\
ll || .,ヘ / ` (__人__) |
. n. n. n ヽ二ノ__ { |r┬-/ ' |
|! |! |! _| ゙っ  ̄フ ` ⌒´ /
o o o (,・_,゙> /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 14:23:22.97 ID:48njBZuPO
mg
ミグ?
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 14:28:23.76 ID:P8Sq4Hr50
このスレで党員を久しぶりに見た
行ってきま水銀
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 14:53:15.03 ID:48njBZuPO
ちょっと前、あるネットゲームで出会った外人との会話。
外人 『Japanese! Japanese!』
銀 『うるさいわねぇ毛唐、英語が世界の共通語とかナチュラルに思ってんじゃないわよぉ』
外人 『hmm…』
銀 『Fack you』
外人 『oh』
外人 『miss spell』
外人 『Fuck you』
銀 『Fuck you』
外人 『good!』
その後、一緒に冒険に出かけ、友人になった。
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 15:13:09.68 ID:48njBZuPO
最高に3分銀ってやつだ!!
ss
てめぇにはssがお似合いだ!
試しにssしてみる
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 15:36:40.42 ID:P8Sq4Hr50
着ボイスか
だわわ
そろそろ落ちる季節かな
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 15:51:47.53 ID:P8Sq4Hr50
すぃんくぅう
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 15:54:20.63 ID:P8Sq4Hr50
Kampagneはドイツ語か、なるほど
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:05:29.61 ID:Vf4KUXQQ0
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:12:12.49 ID:P8Sq4Hr50
あと15分くらいで落ちるな
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:12:28.97 ID:P8Sq4Hr50
じゃねえ5分か
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:13:24.58 ID:Vf4KUXQQ0
ksk
ksk
ksk
ksk
翠星石かわいい
真紅様うつくしい
きらきーえろかわ
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:14:49.21 ID:Cp8PVkJK0
kskですぅ
蒼星石クール
、_ , -― ―- .、 _)
_ノ , '´ ` 、 (_, ^i
,.-‐(__ / \ _ノ,. -‐-.、
| r‐-ァ_) , ' ヽ (ノ)<フ /
rt  ̄(__ // `、 )iヘ、X
i l´ヽク/ノ // j l i i (〈_l V /
ヾ= ,イ(__ l | 小 | | `i l ( ゝ---'
/.:l|i フ | | { | | :i| i | ,| ト、 | | | | ):i:::|::::|
/.:/.|l 弋っ| | .: || |、:;| l | | /l/ i l| | !:i /:::::k:|!:::|
/.:;/ |! ::|〈 :i.|| 、 | |什三|上i k. | .j / / リ |ム j , j l 〈::::: i:||::::|
/.::/ | :::| | :| |kl ヽト.l ,ィ干=tt_ヽ|、 .ノ/_ム廾下、 | /, / /,'i :l|:::: . l:||::::|
/.:::i | ::::| | ::|c,ヘ ヽゝイ f¨:::::::ト ̄ヾソ/ノ彳¨::::::} |ト,リ/iノノ | ::|l:::. |:!|/
\| | ::::|.|::|{回}) |、`代::.o.ノ 弋::.o,ナ'´ソ! |{廻})::||::::. |l
| :::::| | :::i⌒ l . |`y  ̄ ,  ̄ / l |´⌒|..::||::::: |! 速さが足りないのだわ
| . :::::| ヽ、l .| .|.∧ ┌―┐ / . | | ヽ、||::::: l!
. | ::::::| ,! . ,|. > ヽ ノ . < l . ! |::::. . |
| . ::::::| ,.' , '.L. -―....> _ < ,...‐-..、..,| | |:::::. |
| :::::::| ./ /::|..|::::. .::::::,-―.==、ー-、::::: ..y'k .! |:::::. . |
| :::::::| , ' 人::::| l::::: :::::::;;;::::({薔}))::`ヾ....、.:::,' .ハ ヘ、 |::::::. |
. | :::::::レ' , ' ヾ! lに:: '´::::::::::7~'イ:::::::::::: .:::/ ハ\ゝ、`.、 .|::::::. . |
| ::::::::ト、 ̄二‐- l |.::Y::. ::::::::/| ::::|ヽ :::: .:,.' / `、ソ ゝ|:::::::. |
銀様ノーコンかわいい
がんばるなあ
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:15:39.22 ID:Cp8PVkJK0
翠星石
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:15:49.21 ID:Cp8PVkJK0
水銀燈
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:15:58.40 ID:i6hTuTCT0
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ))
|l |リ゚ ヮ゚ノl| kskですぅ
⊂{[ [><]]}つ
⌒ヽ .// T \
人 く ' >
Y⌒ヽ)⌒ヽ `し-- O´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:15:59.21 ID:Cp8PVkJK0
蒼星石
俺、1000行ったら絵の練習するんだ・・・
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:16:17.21 ID:Cp8PVkJK0
真紅ぅ
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:16:35.11 ID:Cp8PVkJK0
金糸雀
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:16:44.48 ID:i6hTuTCT0
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ)) さっさとkskするですよ
|l.|リ‘ヮ‘ノl|つ
| ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄|
やあ。 こんなところにお客さんなんて珍しいね。
……君の名は?覚えていないのかい? ∨三三三三三三三三三三ニ/
__ lニ>‐ '´ ̄ ̄ ̄` ー<三三/
名前なんてモノの本質を示すには至らない些細なもの 〈三三二ニ―‐- 、 ___ `ヽ|
でも必要なものだから、大切にした方がいい。 ∨三三三三三三三三三三三三二二ニ¬
僕は自分の名を忘れてしまった…… ヽ三三二ニニニニニ二二三三三三三/
だから、それを探してここにいるんだよ。 Y´::.::.::.::.::/:l::.::.::.::.::.:\::.:`ヽ::<三/
,'::.::.::.::.::.〃∧::l::ヽ::、::.::.ヽ、::.`、:l:T
ここはdat落ち直前の本スレという。 |::.::.::.フ7¬‐、ヾ、:\>、:|-ヽ .::.}::!:|
無意識のレスの底の底に閉じ込められた泡沫のひとつ。 {::.::/代了圷ミヽ. \行‐t予l:ノ/::|
yutori鯖からはみ出して行き場を失ったものの吹き溜まり !::.::.::.:| ゞ-'′ \ 辷シ '/:/::./
君も僕も、そのひとつという訳さ。 |::.::.::.:ゝ , 厶ノ::.;
君には、どうしても逃げたい現実があったかも知れないよ。 ヽ.::.::l|ヽ、 ー=‐ /.::.::/
ここなら何も届かない……特別編の続報もCDの延期も。 \:ト、:j> 、 _,.ィ:´::;:l:: /
ヽ ` ,.イ `¨´ ト、レ'|/ |:/
君と僕は違う。君には帰るべき場所がある。 __,. '´_>v< `ヽ、′
目を離してはいけないスレがある。 ┌イ //了,ハ\\ヽ `┬ァ
―― さぁおいで /7 | { く/ノ/引ヽヽノノ | }-、
/:.:.:.:{ | `ー'´//l弓| |`ー′ | } :.:l
/:.:.:.:.:.{ | // ]弓ト、ヽ |「 :.:.|
一緒に探そう、君自身への帰り道を ――
すいすいかーあいいよ
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:17:13.21 ID:Cp8PVkJK0
雛苺
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/15(金) 16:17:13.99 ID:i6hTuTCT0
___
く/',二二ヽ>
|l |ノノイハ))
>>970のためにkskですぅ
|l.|リ‘ヮ‘ノl|つ
| ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄|
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
薔薇水晶