携帯用リンク
>>100>>200>>300>>400>>500>>600>>700>>800>>900 このスレでは
作家さんが要所要所キーワードとなる部分を空白にして小説を書き、
その空白をレス番指定された人が埋めていって小説を完成させるという
読者参加型小説ゲームを行っています。
(例)
18 名前: 作家さん 投稿日: 2007/12/06(木) 00:00:00
主人公「よし、朝ご飯に
>>20を食べよう」
19 名前: 参加者 投稿日: 2007/12/06(木) 00:00:08
↓
20 名前: 参加者 投稿日: 2007/12/06(木) 00:00:10
↑
21 名前: 作家さん 投稿日: 2007/12/06(木) 00:02:40
主人公「無限ループって怖くね?」
と言う感じで書き込んでいきましょい!
■注意点
・作品進行中に、他の話を展開するのはやめましょう。
・むりやり小説ゲームはタイムスケジュールの予約を優先しています。
様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、譲りあったりなどのご協力もお願い致します。
・次スレはレスが900を超えた辺りから立て始めましょう
作家さんの話のスムーズな進行のためよろしくお願いします
・ツッコミはないよりあった方が雰囲気もよくなります
面白いものは素直に面白いと感じましょう
・アンカー内容はなるべく食傷気味にならないよう
同じネタは程ほどに。 版権ネタも程ほどに。
・作家もそうですが、アンカー側も話を左右するという意味では共に作品を作ってる事になります。
時には貴方が話を進めてやる勢いでアンカーを取ると作家はきっと喜びます。
・最近、小説の進行を妨害する荒らしが出没していますので、NGワード指定等で対処して下さい。
荒らしがアンカーを取った場合は↓にするか作家の判断ということにしましょう。
・参加している誰もが楽しめる雰囲気を作り出せるのがベストです。
・スレを立てるときは検索しやすいように接頭に「むりやり」をつけ、
「小説ゲーム」や「物書きゲーム」など文章を作るスレであることが分かるようにしてください
・進行中の作者以外のコテは自粛してください
・アンカーの連続ゲットは、三連続ゲット内でそれ以降は自粛の方向でお願いします。
作品は一人で作るものではないからです。
【01/18 (金) 00:39時点でのタイムスケジュール】 :
ttp://kmix.dabits.net/ts/ 01/18 (金)
19:00〜22:00/(´・ω・) ◆MIMIinTY/c氏 - キリノ3話ですの
22:00〜/散人 ◆syOMJVYn9M氏 - 何かします。短編だったら早めに終わるかもー
01/19 (土)
17:30〜20:00/俺 ◆Ore/5f8uNY氏 - 正論T9話
20:00〜23:00/WJAYO ◆h8Vd0QJA2g 氏 - イスカリオテU第3章第8話「殲滅−凍る空−」
01/20 (日)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - スロー・アウェイ3 【第10回】 - 高坂 泉の仮病 -
01/21 (月)
21:00〜23:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Back March −第十六話 Crazy for You−
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 18:59:06.66 ID:VxEgYCzm0
乙
おとゅ
7 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:02:13.92 ID:sVucpvBo0
というわけでキリノ3話はじめます
がちょいとその前に人数把握させていただいていいですか いる方挙手願います
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:02:57.54 ID:VxEgYCzm0
ノ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:03:13.70 ID:Oyb+3nW50
いちおうノ
10 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:04:36.11 ID:sVucpvBo0
2、3人ってとこっすか
とりあえず人増えてくるまでは最速安価進行でいかせてもらいますね
そんじゃはじめますー
11 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:05:01.73 ID:sVucpvBo0
【あらすじ】
主人公は判子職人キリノ。ある日突然霊的体験と共に自分の家を失いました。
それで実姉キリコの家に行ったらそこで魔王少女に襲われたりポニテ少女に助けられたりでてんてこまい。
なんかよくわからないけど勇者なので魔王を倒さなければいけないそうです。
【登場人物】
キリノ:主人公。判子職人。何故か死霊を操る力を手に入れたので魔王を倒します。
チンク:キリノの助手。ちんちくりんなツインテール少女。
キリコ:キリノの姉。同じく判子職人。黒づくめに黒い眼帯。でもむちむち。
ミサ:死霊のポニテ少女。キリノに従属。なんだけど何かと馬鹿にしてきます。
バンナ:異界の使徒。長身長髪のお姉様。
『魔王』:この世に突如蘇った魔王少女。敵。
12 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:05:58.25 ID:sVucpvBo0
≪第三部≫
キリコ:キリノ君。
キリノ:何?リコ姉。
キリコ:世間では、君みたいな人のことを何て言うか知ってる?
キリノ:水もしたたる
キリコ:疫病神って言うんだよボケ。
すらりと長いリコ姉の両腕、その五指によって僕の頬の肉が左右存分に伸ばされる。
パン作りの基本はまずこの指遣いにあります。
キリコ:キリノくーん、痛い?
キリノ:いふぁいですはなしてくだはい。
キリコ:ホントは痛くないでしょ?
キリノ:おめんなさいマジいたいれす。
キリコ:大丈夫大丈夫。夢なんだから痛いはずないってあははははは。
キリノ:リコ姉かえってきてこっちの世界に。
唐突にメンヘラになってしまったリコ姉になおも引っ張られる頬の痛みをこらえつつ、僕は。
しかしやはり、今この目の前に映し出された惨状を見て。「疫病神」。確かにその汚名も相応しいものだと、そう、感じた。
リコ姉が、僕とチンクに貸し渡してくれた、物置部屋。
その、丸々一室全てが、それはまさしく僕の家と同じごとくに、この空間から消滅していた。
夢だと思うのも、仕方ない。
僕だって。あの、感情。あの、感覚。『魔王』に剣を振るわれた戦慄や、実際に握ったミサの手の冷たさ、
舌を這わせたバンナの太股から味覚神経に伝わる汗の風味の記憶がなければ、こんなこと、間違ったって現実だとは思わなかった。
今、僕の、僕たちの周りでは、間違いなく、“有り得ない”ことが現実として起きている。
そのことを、理解してもらうために、僕は、至近距離で頬肉を集中攻撃してくるリコ姉に……、
>>13
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:06:50.73 ID:xjDkM9xh0
機械の身体に改造された
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:16:45.11 ID:Oyb+3nW50
とりあえず保守
15 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:18:49.67 ID:sVucpvBo0
僕は、ともかくリコ姉を落ち着かせるために。
何らかの策に講じようとした、が、しかしその時。
ぐらり、と。
目前に立つ、彼女の身体が、崩れる。
キリノ:……リコ姉!?
解放される頬。しかし、そんなことはどうでもいい。
僕は、倒れこんだ彼女の身体に手をかけようとするが、しかし。
バンナ:落ち着きなさい。
その、寸前に。
自らを、やはりいつものごとく突如として現れた長身の女性……、バンナに、制される。
キリノ:……あんたが、やったのか?
バンナ:ありがちな返答で、私としてもいささか気恥ずかしいところはありますが……、気を失っているだけです。安心なさい。
キリノ:別に、そうまでする必要もなかったろ。何も今から、リコ姉を拉致監禁するってわけでもないんだし。
バンナ:あら、そうする必要があったから、私はこの手段をとったのですが。
キリコ:何?
バンナ:彼女を、機械の身体に改造します。
静寂。
また、この女は、埒外なことを言いやがる。
どうする?僕としては、そろそろ。いい加減相当に腹が立ってきているところではあるが。しかしだからといっていきなり殴りかかるわけにもいくまい。だとするなら……、
>>17
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:20:21.35 ID:Oyb+3nW50
せめてドリルだけは付けてもらえるように、交渉しよう
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:20:36.12 ID:VxEgYCzm0
相打ち覚悟で斬りかかる
18 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:27:57.79 ID:sVucpvBo0
感じる。
僕の右腕に集まる、血のような熱さ。
しかしそれでいて、それは、現実にありえるはずのない、本来ある種スピリチュアルなものであるのだとも、僕は理解していた。
死霊。
この世界にあるべきでない、亡霊たちの力が、僕の右腕に集結している。
ああ。
そうだ。
そもそもに、こうすればよかったんだ。
キリノ:……もう、やめだ。
はなから、こんなこと。
キリノ:あんたの世迷言に付き合うのにも、飽きた。
僕は、その右腕を。
ただ、高く振り上げ。
そして、ただ、彼女の首筋に……、“落とした”。
***
その後。
僕の目の前に映ったのは、
>>20だった。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:28:53.86 ID:Oyb+3nW50
レトルトのカレー
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:29:23.53 ID:xjDkM9xh0
十勝バター
21 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:41:56.05 ID:sVucpvBo0
キリノ:チンクちゃんチンクちゃん。
チンク:はい!なんですか先生!
キリノ:どうしてこのハンバーグステーキは肉とバターの比率が1:1なのかな?
チンク:節約術です!
キリノ:なってねえよ。
夕刻。
僕は、リコ姉の家で、チンクと共に晩御飯を食べていた。
……晩御飯を食べたかった。
キリノ:チンクちゃんチンクちゃん。これだけの量の油を一度に摂取すれば僕の健康上間違いなく害が出るということがわからないかな?
チンク:はい!先生!でも彩りは美しいです!
キリノ:ならてめぇが食え馬鹿ツインテ。
チンク:う!急におなかが!
キリノ:もし君に少しでも仮病を演じる気があるなら最低二つは三点リーダをつけろ。
リコ姉は、あの後一度目を覚ましたものの、やはり体調が優れないらしく、自室で寝ている。
だから、今、この食卓がこんなふざけたことになっているのだけれど。
キリノ:……まあ、いいか。いただきます。バターは横に除けるけど、いいよね。
チンク:それをよけるなんてとんでもない!
キリノ:メラゾーマ。
チンク:ぎゃー!
どこまでいっても馬鹿は馬鹿だった。
ともあれ、合掌し、その比率以外はうまく焼きあがっているそれに手をつける。
一先ずは、和やかな食事時間。しかし、しばしの時が流れた、その頃に……、
>>23
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:43:37.96 ID:Oyb+3nW50
魔王:こんにちわー! ヒマだったんで遊びに来ちゃいました(はぁと)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:44:28.13 ID:DmZSD8la0
姉だけ出前
24 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 19:52:43.64 ID:sVucpvBo0
チンク手作りのハンバーグステーキを食べ終え。
僕と彼女の、いつもの夕食は、終わった。
キリノ:ふう……、何だかんだで、余計なことさえしなければお前料理上手いよな、チンク。ご馳走さま。
チンク:ほっ、ほめたって何もでないんだからね!
キリノ:はいはいわろすわろす。
平和だった。
その時間は、本当に何事もなく、平和だった。
がちゃり、と。
不意に、居間の扉が開く。
目をやれば、現れたのは……、当たり前といえば当たり前だけど、リコ姉。黒のフリースの上に半纏を着込んだ、全くの家着姿で、登場した。
キリコ:………おはよう。
キリノ:おはよ、リコ姉。大丈夫?
キリコ:頭が痛い。身体の節々が痛い。
キリノ:……それ、風邪じゃない?あー……、晩ご飯、どうする?
キリコ:出前でいい。
キリノ:出前?何食べたい?
キリコ:
>>26
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:53:38.07 ID:FPc8QRto0
お母さんの味
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 19:53:55.12 ID:fuJeFqnd0
寿司だろうが
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:08:44.98 ID:fuJeFqnd0
ほし
28 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 20:09:48.62 ID:sVucpvBo0
キリコ:……体調悪いときに食べたいもんって言ったら、決まってんだろ。
キリノ:ああ、わかった。僕の手作りのお粥だね。もう、リコ姉ったらたまに甘えん坊になるときがあるんだから……、
キリコ:寿司だよボケ死ね。
身体の不調を訴えるリコ姉は、その体調以上に口が悪かった。
しかし……、寿司とな。なかなかに、豪勢な。そういう高価なものは元気なときに食べたいと思うのが僕なのだが、リコ姉はしかしそうではなかったようだ。
キリコ:体調悪いときほど……、いいもん食わねーとな……。
キリノ:リコ姉、頬赤いけど、大丈夫?やっぱり熱あるんじゃない?待ってて、僕が計ってあげるから……。
キリコ:うっせさわんな変態死ねカス。
リアルに機嫌が悪そうだったので、おとなしく電話で寿司を注文することにした。
29 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 20:10:04.65 ID:sVucpvBo0
***
待つこと40分。
家の、インターホンが鳴らされた。
財布を持って、玄関に出る。
全くの作業として、その玄関口での受け渡しを消化するつもりだったが、しかし。
女店員:まいどです!
キリノ:………うお。
女店員:……?どうしましたですか?
おそらく、バイトだろう。少なからず頭の悪そうな喋り方をする女店員が、寿司を届けにきた。
いや、それはいい。それはいいんだ。喋り方など、さしたる問題ではない。
問題は……、その、はっぴのような制服に押さえられてもなお主張を続ける、その、胸。
キリノ:な……、何てデカさだ……!悟空の気の10倍はあるぞ……!
女店員:……あ、あの、お寿司、ご注文してくださったですよね?
キリノ:あ、ああ、はい、ごめんなさい。
れ、冷静になれ。
何を、初対面の寿司屋の店員に欲情してるんだ、僕は。
素数を数え、財布からお金を取り出そうとする。しかし、その時……、
>>31
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:11:03.31 ID:Oyb+3nW50
み、右手が勝手に女店員の胸に…! や、やめろ、やめるんだぁぁぁ〜!!
店員さんのブラからおっぱいを取り出してしまった
迷彩服を着た男が銃を突きつけてきた
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:11:30.43 ID:oNYJNr4S0
不覚にも勃起してしまった
自分の財布からお金を取り出すつもりが、間違えて、店員さんのブラからおっぱいを取り出してしまった。
女店員:…………?
キリノ:…………。
女店員:え?あ、あれ……?お、お客様、なんで、あたしのおっぱい触ってるですか?
キリノ:ち、違うんだ!こ、これは相棒が勝手に!
クッ、鎮まれ!俺の邪気眼!!
だ……、ダメだ!身体が言うことをきかねぇ!僕は、財布から五千円札を取り出したいんだ!違う、胸を揉むな!僕の腕!
お前の相手はこいつじゃない、樋口さんだ!!
キリノ:う、うおおおおお!!助けてくれええええ!!
女店員:お、お客様!大丈夫ですか!お気を確かに!
キリノ:た、助けてくれ、店員さん!お、俺は、怪しい男に狙われてるんだ!!つ、ついでに君の名前と電話番号を教えてくれ!!
女店員:え、え、え?は、はい、あたしの名前は、
>>36。電話番号は……。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:19:20.07 ID:svHfTtj60
柘榴
ノウミ・クドリャフカ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:21:19.91 ID:wVcA5OcCO
38 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 20:30:25.08 ID:sVucpvBo0
それから、僕は。
彼女……、ノーミちゃんの電話番号を聞くことでどうにか清く正しい心を取り戻し、自らの腕の暴走をとめることができた。
彼女は、僕の発作を心の底から心配してくれたようで、「あ、あの、これサービスだから、お代は結構です!」と、リコ姉が注文した上にぎり寿司セットをただでくれた。
まさしく聖母マリアのような娘だった。この世界もまだまだ捨てたもんじゃないな。
***
キリコ:あー、やっぱ寿司はうめぇな。……ところでキリノ君、さっきからどうしてアタシの胸の前で指をせわしなく動かしているのかな?
キリノ:これは単なる練習です。キリコ姉さんには一切ご迷惑をおかけいたしませんのでご安心ください。
キリコ:ふーん。ならいいけど。
いいのか。
思ったよりも心が広かったリコ姉を前に、しかし僕は、やはりこれではいつ通報されてもおかしくないな、と、先ほどから僕の中で繰り広げられていた次にノーミちゃんに出会ったときのためのイメージトレーニングを中断し、おとなしく手を膝の上に、正座の体勢に戻った。
リコ姉宅、居間。
彼女が自ら注文した上にぎり寿司に、リコ姉自身満足してくれたようで、寝起きの彼女の不機嫌さが少し改善されているように見える。
そうだ。今の内に、リコ姉に言っておきたいことがある。それは……、
>>40
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:31:43.42 ID:DmZSD8la0
わさびたっぷり仕込んでおきました
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:31:47.39 ID:FPc8QRto0
実は僕らは血が繋がっていない
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:32:03.52 ID:wVcA5OcCO
おっぱいが揉みたいです…
いや、今はやめておこう。
たとえ仮初の平和だとしても今はまだこの平穏を味わっていたい……
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:32:50.48 ID:49TyWgvy0
世の中銭や
44 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 20:41:22.14 ID:sVucpvBo0
不意に。
あの、光景が。
思い出さないようにしていた、あの光景が、蘇る。
バンナ:……貴方と、貴方の姉には。同じ血は、流れていません。
僕の、右腕の斬撃を。
驚くほど素直に受け止め、そして、そのまま崩れ落ちたバンナの、最期の言葉。
45 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 20:41:35.21 ID:sVucpvBo0
バンナ:……あの、キリコという女性は。貴方の本当の姉ではありません。
キリノ:………本当に、出任せを言うのが得意だな、あんた。
バンナ:事実です。
キリノ:この世界とは別のところにもっと巨大な一つの世界があってこの世界の人間はその世界の歯車を回すために生かされていてこの世界の人間はその世界の原動力となるために殺されてその為にこの世界には魔王が現れて殺戮を繰り返しそんでもって僕とリコ姉が義姉弟だ?
………もう、あんたの妄言に付き合うのは、止めだ。
その言葉を最後に。
彼女は、バンナは、この世界から姿を消した。
僕は。
しかし、判っていた。
おそらく、彼女の言葉。その全てが、紛れもない真実であろうということを。
***
キリノ:……リコ姉。お食事中、失礼するけど。
キリコ:うん?
キリノ:もし、僕とリコ姉の血が繋がってなかったら、どうする?
キリコ:
>>47
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:42:36.14 ID:svHfTtj60
抱く
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:42:43.67 ID:FPc8QRto0
ケコーン
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:42:50.73 ID:49TyWgvy0
そういう時は身を隠すんだ!
殺して埋めて犯す
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:43:05.22 ID:dJxvufg40
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:43:22.69 ID:FPc8QRto0
正直スマンカッタ(´・ω・`)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:44:01.36 ID:wVcA5OcCO
いやむしろGJ
53 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 20:51:17.41 ID:sVucpvBo0
キリコ:アタシと、アンタの間に、血が繋がってなかったら?
キリノ:うん。
キリコ:そりゃ、迷わず結婚するだろうね。
キリノ:……またまた、ご冗談を。
キリコ:茶化すんじゃないよ。
びし、と。
その眼光に見据えられ、僕は、誤魔化しの言葉を呑んだ。
キリコ:アンタほど、いじめやすいヤツは、他にいないんだから。
キリノ:………。
キリコ:いつまでもアタシの手元に置いとけるんなら、誰にも手放したくない。……それが、アタシの姉心だよ。
キリノ:……リコ姉………。
本来なら、ここででかでかとハートマークが浮かび上がってたりするんだろうな、とか、思いつつ。
しかし、彼女のその言葉は僕にとって……、素直に、嬉しかった。
嬉しかったし、同時に、わけもなく、ドキドキした。
キリコ:言っとくけど、アタシは嘘なんてついてないからね。……でも、あんまり、そういう嫌な仮定はするもんじゃないさ。母さんたちが、哀しむ。
キリノ:………。
僕は、いったい。
もしも、僕が、リコ姉の実の弟でないとすれば。いったい、僕は、何なのだろう。
わからない。思考がまとまらない。それでも、必死に考えをまとめようとする。そんな時……、
>>55
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:52:43.01 ID:wVcA5OcCO
借金取りが
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:53:18.54 ID:VxEgYCzm0
キリコが機械化した体を誇らしげに見せつけてきた
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 20:53:51.23 ID:fuJeFqnd0
これは超展開
57 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:04:04.91 ID:sVucpvBo0
キリコ:アンタさ。
そんな時。
リコ姉が、不意に、話しかける。
キリコ:アタシを、守ってくれたんだってね。
キリノ:……うん?
キリコ:あの女から、聞いたよ。
「あの女」。
おそらくは。
僕の、この、嫌な予感が、間違っていなければ。
それは、きっと、――バンナ。
リコ姉は、その親指と人差し指の又に割り箸を挟み、ごちそうさま、と、合掌する。
彼女は、全くに、冷静だった。
キリコ:アタシのために、あの女、一発殴ってくれたんだってね。
キリノ:いや、それは……。
キリコ:ありがとう。
リコ姉は。
その表情に、一点の翳りも乗せず、僕に、そう、告げる。
「ありがとう」。
キリコ:………でもさ。
58 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:06:34.93 ID:sVucpvBo0
「でも」。
キリコ:………アタシも、協力、させてほしいんだよ。
じゅう、と。
奇妙な音と共に、何かが、焦げる音がした。
見たくなかった。
認めたく、なかった。
リコ姉の、手に持たれたその割り箸が。
彼女のその指先から放たれた、バーナーのような炎の元で、瞬時にただの炭素の塊に成り果てる、その光景を。
僕は、ぎり、と、歯軋りをする。
***
そして、夜は訪れる。
掃除不精なリコ姉の家における物置部屋の数は極めて多く、僕とチンクは新たに一つ、部屋を貸してもらえることとなった。
キリノ:……どうしようかな。
洗面所で歯を磨きながら、そんなことを考える。
このまま、今日は寝てしまおうか。それとも……?
>>60
今どこからから物音がしなかったか?
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:07:26.28 ID:xjDkM9xh0
オーシャンクロー+メカバーン=
いや。
そんなことを考えずとも。
僕に、朝を臨み、眠ることが許されるのは、もう少し先のことになるらしい。
女声:………キリノ殿、だな?
ぴとり、と。
服の上からでもわかる、刃の冷たさ。
突如、背後に現れたその少女。
その腕に握られる……、おそらくは、カタナ。その切っ先が、僕の腹部に向けられていた。
少女:お初にお目にかかる。拙の名は、エスタ。
キリノ:………。
エスタ:………お命、頂戴致す。
すい、と。
音も無く、少女の腕が動く。
そして……、
>>63
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:18:13.84 ID:X4h5gb1y0
祖先から受け継いだ鉄球の技術で撃退しようとする
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:18:16.95 ID:VxEgYCzm0
物凄いハイテンションの姉に吹っ飛ばされた
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:18:59.29 ID:dJxvufg40
姉つええww
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:19:18.52 ID:fuJeFqnd0
キリノ:・・・貴様は刀の扱いは名人級だが、ただし!その腕前は日本じゃあ二番目だ。
66 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:30:41.00 ID:sVucpvBo0
否。
音も無く、華麗なる軌跡を描いて、僕の身体を薙ぎ払ったのは。
キリコ:おらおらおらおらぁ!!
メカニカルに、強化改造された、リコ姉の腕だった。
キリコ:ボラーレ・ヴィーア!飛んでいきな!
キリノ:リコ姉、後半部分は声に出して読むとこじゃない。
リコ姉の言葉通り、その身体を彼女自らに吹き飛ばされ、洗濯物の山に突っ込んだ僕は、しかし執念で彼女の言葉にツッコミを入れる。
手加減はしてくれたのだろうけど、それでも殴られた肩口が痛い。悟空に突き飛ばされたチチの気分を味わった。
エスタ:……何奴。
キリコ:ご挨拶だね。この家の主に向かって、その口の効き方はないだろ。それより、アンタこそアタシに名を名乗るべきじゃないかい?
エスタ:……有無。確かに、失礼致した。拙の名は、エ
キリコ:先手必勝ゥ!!
キリノ:うわ、卑怯くせぇ!!
しかし、僕の渾身の非難などものともせず、リコ姉は、自らの名を名乗ろうとほんの少し気を緩ませたエスタちゃんの腹に重い一撃を喰らわせる。
機械の力を得た、リコ姉の一撃。自らでもまだその力のコントロールができていないのだろうそれを、しかし正面からまともに受けてしまった、よく見れば小柄なそのカタナ少女は、文字通り、“吹き飛ばされる”。
そして……、
>>68
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:31:25.88 ID:B2uuFdjO0
ひでぶっ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:31:38.90 ID:X4h5gb1y0
それについてはノーダメージだったがうっかり自分の持っていた刀が刺さってしまい重傷。
ドジっ娘萌え。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:38:17.35 ID:dJxvufg40
70 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:45:01.34 ID:sVucpvBo0
しかし。
キリノ:………え?
その、両手にカタナを構える、小柄な少女は。
しかし、その、自らの身体を吹き飛ばされる、その空中の軌道の中ですら、くるり、と、猫のように体勢を持ち直し。
とん、と。
開け放たれていた浴室のタイルの上に、足をつく。
キリコ:キリノっ!伏せろっ!!
リコ姉の、その警告と、ほぼ同時に。
最早、完全に体勢を立て直したその少女は。ゆらり、と、両腕に握るカタナを揺らし。
駆け出――、
エスタ:きゃっ!?
――そうとした、その瞬間に。
つるり、と、浴室に置かれた石鹸を踏み、ずっこけた。
71 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:45:11.01 ID:sVucpvBo0
キリコ:……ど、ドジっ娘だ。
リコ姉は、その光景に、呑気にそんなコメントをつけたりするが、しかし。
あんな、両腕に長身の刃物を持った状態で、思いっきり前に転んだりなんかしたら……!
その、少女が。
懸命に、身を横に反らし……、おそらくは、カタナを。自らの身体より、その両腕に握るカタナを守ろうと、体勢を歪めた、その姿までは、眼に映った。
しかし、次の瞬間。
僕は、本能的な恐怖から、瞼を閉じる。
ぶじゅり、と、嫌な音が、耳に届く。
次に目を開いた時。
その視界に映ったのは、まるで、死に装束のように、血濡れに染まる少女の白装束だった。
≪第三部 終≫
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:46:07.89 ID:wVcA5OcCO
なんというオチ
おつおつ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:46:58.55 ID:VxEgYCzm0
乙!
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:47:30.63 ID:svHfTtj60
おつつ
(´・ω・)氏がスプラッタ作家に……(ノД`)シクシク
75 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:50:26.53 ID:sVucpvBo0
なんで刀少女って刀持ってるだけなのにかわいいんでしょうかね
あ、エスタちゃん死んでませんよ 安価に重傷って書いてたんで重傷なだけです
何言ってるんですか皆さん 次回から捕虜であんなことしたりこんなことしたりする展開じゃないですか!こんな楽しいことを置いて殺したりするはずないじゃないですか^^
さてさて
少々時間が余っておりますので何か意見などあれば なければこのまま名無しちぇんじしますー
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:51:26.59 ID:X4h5gb1y0
深く考えなかったが次回が凄く楽しみだぜヤッホゥ乙
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:55:13.63 ID:dJxvufg40
乙乙
78 :
(´・ω・) ◆MIMIinTY/c :2008/01/18(金) 21:55:26.15 ID:sVucpvBo0
と、なさそうなので名無しチェンジしときますねー
次はちるてぃん!
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:55:55.42 ID:z3Q5x/Fc0
ログ読んでたら終わってた……残念
乙ー!
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:59:18.53 ID:DmZSD8la0
乙!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 21:59:59.58 ID:DmZSD8la0
【01/18 (金) 00:39時点でのタイムスケジュール】 :
ttp://kmix.dabits.net/ts/ 01/18 (金)
22:00〜/散人 ◆syOMJVYn9M氏 - 何かします。短編だったら早めに終わるかもー
01/19 (土)
17:30〜20:00/俺 ◆Ore/5f8uNY氏 - 正論T9話
20:00〜23:00/WJAYO ◆h8Vd0QJA2g 氏 - イスカリオテU第3章第8話「殲滅−凍る空−」
01/20 (日)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - スロー・アウェイ3 【第10回】 - 高坂 泉の仮病 -
01/21 (月)
21:00〜23:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Back March −第十六話 Crazy for You−
82 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 22:00:07.17 ID:z3Q5x/Fc0
時間ですねー
早めにやろうと思ってて思ったまんまで残酷なまでに時は過ぎ去り
とりあえずアンケートみたいなの
今日やるやつはどれー? とかそなかじ
1.長編(全10話弱のSF学園物の続き)
2.中編(全3話前後でまとめたいお話)
3.短編(今日1日で始まって終わる奴)
>>83
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:01:10.95 ID:xjDkM9xh0
2
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:01:16.40 ID:X4h5gb1y0
ここはあえて2を選ぶと見せかけずにそのまま選ぶ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:01:20.53 ID:svHfTtj60
センター試験対策っぽいの
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:02:17.97 ID:wVcA5OcCO
1だアアアアアアアアアアア
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:02:42.81 ID:DmZSD8la0
そういえば最後に長編やったのいつだっけ・・・・
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:04:57.30 ID:wVcA5OcCO
それは、十年前のあの夏の日の話……
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:06:06.12 ID:sVucpvBo0
中編wktk
ここは、どこだろう。
私は辺りを見渡した。けれど、そこには何もない。
反対側を見た。やはり、何もない。いや、正確には、全くない、というわけではない。
今は昼間で太陽は私の頭に燦々と降り注いでいる。
そしてその太陽とじゃれるかのように、いくつもの雲が日を遮ったりしてる。まるで、昨日の雪が嘘のようだ。
私「そう、昨日雪が降ったんだ。それは間違いがない」
実際に、今地面や木々の上には、雪が降り積もっている。
しかし、問題は、あるべきはずのものがない、ということだ。
それは誰かに奪われたわけでもないし、あったと勘違いしていたわけでもない。
絶対に、そこに存在していなければならないものだった。
私は地面を見下ろす。そこには、私の体が横たわっている以外の、雪の上を歩いた跡が残っていなかった。
私「昨日の雪はそんなひどくなかった」
だから、いつ私があそこに捨てられたとしても、雪で足跡が消えるなんてありえない。
私「ましてや、私の体には雪が積もっていない」
ということは、晴れてから連れてこられたわけだ。
なのにどうして、私の死体はあんなところに放置されているのだろう。
*****
私、
>>94は、友達と一緒に、雪山のペンションへと行った。
しかし大吹雪に見舞われることなく、しとやかに降り注ぐ雪を見れた。
そのまま無事に終わっていたなら、私は死ななかっただろう。
私は前日のことを思い出す。すなわち、私の生前最後の記憶だ。
まず最初に浮かんできたのは、
>>97
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:12:15.56 ID:svHfTtj60
桃
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:12:31.72 ID:wVcA5OcCO
沢松樹理亜
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:12:58.22 ID:X4h5gb1y0
サンダー野鳥四号ブレイブハート
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:13:44.97 ID:DmZSD8la0
始まりの終わり
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:13:51.57 ID:svHfTtj60
半生手裏剣
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:14:06.02 ID:X4h5gb1y0
これは事故だ。故意じゃない……故意じゃないんだ。
ごめん
↓
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:15:14.60 ID:svHfTtj60
じゃがりこ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:15:21.82 ID:wVcA5OcCO
友人の死体
チュパカブラ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:16:25.90 ID:sVucpvBo0
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:16:59.75 ID:X4h5gb1y0
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:17:59.86 ID:wVcA5OcCO
サラダ味ウマー
じゃがりこが眼に刺さったのか……
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:18:57.09 ID:fuJeFqnd0
>>102 じゃがりこにじゃがいもの芽のところが入ってたんじゃないか?
106 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 22:24:00.38 ID:z3Q5x/Fc0
私、山田野鳥(ヤマダノドリ)がここに来たのは、訳がある。
それは、冬の季節にしか飛来してこない、という幻の鳥だ。
趣味は、バードウォッチング。名は体を現す、なんてよく言われるが、それは逆だったりする。
野鳥という、普通に読めば「ヤチョウ」と読んでしまう名前だが、私はそこから引き込まれた。
元々両親が、野鳥好きで、その影響もあるのかもしれない。
けれど、興味が持てたのは名前のおかげだし、それを与えてくれたことを私は誇りに思っている。
野鳥「あー……あ。誇りったって、死んじゃったら意味ないんだけどさ」
私も死んだら戒名をもらうのだろうか。どんなのだろう。あまり高くなくていいよ。
そういえば、仏教徒の友達がもうすでに戒名をもらったらしい。戒名も予約制になったのか。
野鳥「確か昨日は……──」
******
ぽつん、と。それは大広間のテーブルの上に置いてあった。
コンビニでもよく見る、ヒット商品のじゃがりこだ。
正直発売当初は数年で消えるんじゃないかと思っていた。私の認識は甘かったようだ。
辺りを見渡し、所有者を確認する。しかし、周りには誰もいない。
だとしたら、サービス的なものなのだろうか。だとしたら、遠慮なくいただくことにしよう。
ふたを開け、黙々とじゃがりこをかみ締める。
砕ける音が、頭の中にまで響いているかのようだ。
しかし、いつまでもまったり食べれていたわけではなかった。
3本目のじゃがりこに手をかけたと同時に、
>>109
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:26:04.70 ID:X4h5gb1y0
一本のじゃがりこはすぐ折れるが、
三本集まれば健康な奥歯も砕く事ができるという事を体験した
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:26:45.21 ID:wVcA5OcCO
友人が階段をブリッジしながら降りてきた
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:26:48.00 ID:xjDkM9xh0
おばあちゃんがおいしいおせんべいを焼いてくれた
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:27:59.93 ID:sVucpvBo0
111 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 22:34:26.78 ID:z3Q5x/Fc0
オーナー「あらあら。おいしそうなの食べてるのね」
ぺたぺたとスリッパの音をならしながら、彼女はやってきた。
このペンションのオーナーで、結構なおばあちゃんだ。
いつもにこにこ笑っていて、とても優しいひと。
3日間お世話になっただけだけど、それでもいいひとオーラというのはにじり出るものらしい。
野鳥「あ。食べます?」
オーナー「いいのよう。あたしみたいなひとがそんなハイカラな食べ物」
野鳥「そんなんじゃないですよー。棒状のポテトチップスみたいなものですよ」
オーナー「そうかい? しかし残念だねぇ。あまり堅いもの食べると、歯が、ね」
野鳥「あ……。ご、ごめんなさい……」
オーナー「いやいや、いいんだよう。それよりちょっと待ってなさい」
そういうと、オーナーは奥のほうへと消えていった。
しばらくして、香ばしいしょうゆの匂いとともに、オーナーは戻ってきた。
オーナー「泊まってくれたお礼だよ。あたしの手作りなんだ。食べておくれ」
野鳥「あ、いえ。泊めていただいてるのに、そんな」
オーナー「あらやだ。この子ったら。お金を払っているのはあなたなのよ」
野鳥「そりゃあ、そうですけど……」
にこにこと、おばあちゃんは微笑む。
しわくちゃな顔を更にゆがめて、とてもその顔がかわいかった。
オーナー「だからせめてものおもてなしだよ」
そうじゃなくても、お客様が来たらおもてなしするでしょう?
満面の笑みを浮かべ、オーナーはテーブルの上にお皿を置くと、
>>114
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:37:38.12 ID:DmZSD8la0
お茶を煎れはじめた
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:38:11.50 ID:X4h5gb1y0
代々受け継いできた錬金術によって瞬く間にその皿を巨大せんべいに!
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:38:29.74 ID:b6+XFyKWO
……チッ、また「奴ら」が近づいてきたようだな……
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:39:28.19 ID:X4h5gb1y0
>>114 「くっ……!離れるんじゃ!死にたくなかったらすぐにこのペンションから離れるんじゃ!」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:39:37.68 ID:MNJmLchs0
何者だよwwww
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:39:59.29 ID:sVucpvBo0
>>114 この年で厨二病じゃ世話ねーなwwwwwww
118 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 22:46:32.95 ID:z3Q5x/Fc0
ことり、とお皿が机に触れて音を立てる。しかし、オーナーはなかなか置いた手を戻そうとしない。
野鳥「あの、どうかしたんですか?」
私の問いかけにも答えるそぶりを見せない。ただ、窓の向こうを見据えている。
ほそっこい目を大きく見開き、じっと何かを凝視している。
オーナーの視線の先を追ってみても、真っ白い世界が広がっているだけだ。
オーナー「……また『奴ら』が来たのか……」
一切の余所見をせず、オーナーはそうつぶやいた。
よく聞き取れなかったから断言はできないが、そう聞こえた。
野鳥「あの、オーナー? 大丈夫ですか?」
心配になった私は、彼女の肩を軽く揺さぶる。一瞬体がびくっと反応した。
そして、私の顔を見るなり、慌てて笑い始めた。
オーナー「やだわあ。年取ったせいでぼーっとする時間ができちゃって」
そう笑いながら、彼女はどこかへと行ってしまった。
しかし、あの表情は、どう考えても無心でいたから、なんてものではない。
まるで外に、親の仇がいるかのように。
何もいないのは知っているが、ついついもう一度窓の外を見やってしまう。
外には
>>121
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:48:55.23 ID:X4h5gb1y0
ンドル操作を誤ってこちらへ突っ込んでくる大型車両の姿が!
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:49:17.26 ID:DmZSD8la0
どんどん切り倒されていく木
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:49:24.68 ID:xjDkM9xh0
ひきこもりたちが
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:50:22.46 ID:jaXqjoGX0
イイハナシダナー!!
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:50:51.68 ID:sVucpvBo0
>>121 なんて逆説を孕んだ哲学的文章なんだ…!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:51:10.75 ID:fuJeFqnd0
ひきこもってねえww
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:53:07.81 ID:oNYJNr4S0
展開がカオスすぐるwww
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:53:28.17 ID:X4h5gb1y0
何が何だかわからない……
127 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 22:57:15.93 ID:z3Q5x/Fc0
窓の外には、たくさんの人影があった。
しかも尋常な量じゃない。窓の向こうには、雪を被った花壇があった。
しかし、雪のお化粧をした花たちを覆い隠すかのように、彼らはそこにいた。
中には見るからに今まで太陽の光を浴びたことがないような白くて細いひと。
逆にずっと運動していないからなのか、それとも単に大食いなのかすごく太ったひと。
野鳥「え……?」
こんなにたくさんの人間が、どこに潜んでいたのだろう。
アニメとかじゃないんだし、私は気配なんてあるのかないのか判らない。
だが、これだけの人数だ。この大きな窓から隠れるにはスペースが足りない。
私は両手で目をぐしぐしとこすった。
そして目を開けると──誰も、いなくなっていた。
野鳥「……えええ?」
今度は、消えた……? そんな、ミステリじゃあるまいし。
私はそう思いながら、自分の靴をはいて飛び出した。
一応外出用のスリッパも用意されている。
だが、そんな足で外へと出たら、凍傷してしまうこと請け合いだろう。
そうでなくても霜焼けでかゆくてたまらないというのに。
野鳥「確か、この角を曲がったところに……」
建物をぐるっと半周する形で、私はさっきいた窓の下へと駆けてゆく。
そこには、
>>130
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:58:15.17 ID:X4h5gb1y0
元気に走り回る引きこもりたちの姿が!
「もう二度と家の外に出たりしないよ」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 22:58:45.26 ID:oNYJNr4S0
沢山のカラス
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:02:41.82 ID:sVucpvBo0
至極意味ありげな形にばら撒かれたじゃがりこ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:03:28.52 ID:fuJeFqnd0
じゃがりこwwwww
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:04:13.34 ID:X4h5gb1y0
ここで死んだのか?
133 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 23:10:31.54 ID:z3Q5x/Fc0
窓の下には、まるでそこに今までひとがいたことをほのめかすかのように、じゃがりこが散乱していた。
野鳥「……あれ?」
私は箱を手に取り、そして慌てて窓から中を見た。
そこには、私の食べかけだったじゃがりこが消えてしまっていた。
オーナーが片したのか?
いや、誰もいないのに、残ってるものを捨てはしまい。
だとしたら、友人か、他の宿泊客か?
それもないだろう。誰だって所有主不明なものを、持って行こうだなんて思わない。
開封済みなら、なおさらだ。
だとしたら、どうしてこんなところに──
野鳥「……寒い」
しばらく考えてみたが、答えなんて出ようはずもなかった。
何一つとして判らない。当たり前だ、私は探偵なんかじゃない。けれど──
もしもあそこに、じゃがりこがなかったとしたら。
そうしたらきっと、それは私の思い過ごしか、幻覚なんだと思えただろう。
こんな嫌な幻覚もそうはないが、それならまだ、安心できた。
なのに、確かにそれは実在した。無数の足に踏み潰されたじゃがりこが、それを証明している。
ほとんどが砕けて汚れている。踏まれたからだろう。
そしてその周りには、とうてい数人じゃつけきれないだろう量の足跡があった。
今このペンションにいる全員でやったとしても、こんなにつけるのには骨が折れるだろう。
野鳥「あーもう。やめやめ」
私はむりやり頭をシフトさせると、玄関へと向かう。
ここでいつまで考えていたところでしょうがないだろう。
そう思いながら背を向ける。すると、
>>136
134 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 23:11:02.87 ID:z3Q5x/Fc0
うあ、形を入れ忘れてた……ごめんなしあ><
安価なら↓
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:13:01.93 ID:sVucpvBo0
むり小ではよくあること
安価なら↓
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:13:20.75 ID:X4h5gb1y0
背中に軽い衝撃と、焼けるような鋭い痛みが
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:13:54.65 ID:sVucpvBo0
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:14:19.48 ID:X4h5gb1y0
やっちゃったZE☆
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:14:33.23 ID:fuJeFqnd0
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:16:26.33 ID:b6+XFyKWO
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:16:44.09 ID:sVucpvBo0
142 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 23:25:10.23 ID:z3Q5x/Fc0
どん、と、まるで誰かに押されたかのような衝撃が、背中に走る。本当に、たったそれだけだった。
なのに、私の背中には、焼けるように鋭い痛みが走った。
背中を、どろりとした何かが伝っていくのを感じる。
痛い場所はどんどん広がっていき、今では背中全体で、痛みを知らせているかのようだった。
野鳥「ぐ……あぁ……」
前に数歩よろめいた後、そのままばたりと倒れてしまう。
雪が私を包み込む。冷たい。でも、背中は熱いままだ。
体の神経が動かないのを感じる。あぁ、私は死ぬんだな。なんとなく、そう思った。
人間は簡単に死なない、なんて最近の本は気軽に言ってくれる。
けれど、実際死ぬときなんて、あっけないものなのだろう。
野鳥「だ……か、た……けて……」
必死に雪をかきながら、私は助けを呼ぶ。
雪が麻酔代わりになったのか、背中はおろか、体中の痛みが消えた。
あるいは、もう痛みなど感じたところで、無意味だと体が判断したからだろうか。
何をされたのかすら判らないまま、私の意識はフェードアウトしていく。
深い闇へと堕ちていく。深く、深く、深い暗闇の中へ──
******
野鳥「……そして、現在に至る、と」
私は指を折り数えながら、状況の確認をしていった。結局、肝心なところは判らずじまいだったのだが。
誰が私を殺して。誰がそこから足跡もつけず逃げて。
外のひとたちはどこから来て、どこへと消えていったのか。
そしてなぜ、誰かに見咎められる危険を冒してまで、じゃがりこを取ったのか。
涙がこぼれそうになるのを抑え、もう一度私の死体を見やった。死因を推測するためだ。私の死体は
>>145
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:25:46.11 ID:X4h5gb1y0
太った男に死姦されている……ってうおい!
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:26:47.44 ID:fuJeFqnd0
・・・しまった、これは囮だ!ホンモノは別のところだ!
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:29:10.19 ID:ojzFVZjD0
外傷は全く無い
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:30:23.14 ID:sVucpvBo0
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:31:09.27 ID:X4h5gb1y0
>>145 つまりいきなり誰かに押されてショック死か
だっせ
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:35:36.13 ID:sVucpvBo0
きっと押された瞬間になんかスピリチュアルな力で内臓だけ破壊されたんだよ!
149 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 23:36:02.75 ID:z3Q5x/Fc0
外傷らしいものは、何一つとして残ってはいなかった。
背中を押されたあとに走った痛みは、私の勘違いだったのか……?
今何時なのかは判らないが、頭上には太陽が降り注いでいる。
私が外に出たときにはもう薄暗くなり始めていたから……。
野鳥「もう、さすがに死んじゃってるよね」
私は、私の隣に座り込む。まさかこんなシュールな光景を、実演するなんて思ってもなかった。
野鳥「どーしてあんたは死んじゃったんだろうね」
言いながら、私は自分の体をなでる。感触はないが、まぁ、気分的なものだ。
そんなにスタイルがいいほうではなかったが、離れてみて私は実感した。
自分の体は、たとえどんなに醜かったとしても、やはり愛らしいものなのだと。
野鳥「傷なんて、どこにもないのにな」
私は、私に向けた独白をする。
野鳥「背中に何かされたはずなのに……あれは気のせいだった?」
そして一晩。誰か来るはずもない。
野鳥「一体、何がいけなかったんだろうな」
そう言いながら、私は自分の頭をなでてみた。
暖かいのか冷たいのかすら、今の私には判らなかった。
続く。
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:38:11.89 ID:sVucpvBo0
事件編乙!
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:39:48.22 ID:X4h5gb1y0
次回は解決編?
乙!
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:39:58.17 ID:jaXqjoGX0
otu
153 :
散人 ◆syOMJVYn9M :2008/01/18(金) 23:40:22.70 ID:z3Q5x/Fc0
なんか今日は全体的にひと多かったしシリアスだったしでなんかよかったです
今日が金曜日だったから、日がよかったからだって思いたい
みみたんのネームバリューに与ったわけじゃないって信じたい
まぁなんていうか、うまいひとの後ってすごくプレッシャー
というわけでー、まぁなんかぐでんぐでんしてますけど
次かその次くらいで終わらせる予定なんで、まったりとお付き合いくださいませ
あ、ちなみに
どれだけ疑問を提唱したところで、犯人を含む伏線が回収されるとは限りませんよ
判ってるでしょうけど、むり小でミステリって結構無理難題
ではではー
皆様の一時の娯楽で在れたことを祈りつつ
乙!
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:42:57.30 ID:b6+XFyKWO
乙!
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:43:14.11 ID:sVucpvBo0
再乙!
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:44:38.55 ID:svHfTtj60
おつ
こんなスレがあったのか面白そうだな。
就寝時間が心配だけれども、やっぱり明日は土曜日なわけなので、
つまり俺もやってみようかなあとか思うんだけど
これタイムスケジュールとか言うのに予約してなきゃダメなのかい?
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:50:00.98 ID:sVucpvBo0
>>158 予定が入ってないときなら突発も大歓迎だぜ!!
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:50:58.99 ID:z3Q5x/Fc0
>>158 誰も書かないみたいだし書いちゃえばいいと思うよ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:52:41.12 ID:b6+XFyKWO
創価創価
とりあえずなんか設定とかかぶると嫌だから少しまとめ見るんで
まあちょっとまってくださいってことで
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:55:34.61 ID:svHfTtj60
約900スレ分を被らないようにするのは大変だと思うぞw
900スレもあんのなww今までまったく存在に気づかなかったぜ
文芸板ででもやってたのかと思ってたけれど、そうじゃないみたいだし
まあとりあえず内容は考えたぜ、
よろしくな!
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:57:41.64 ID:sVucpvBo0
wktk
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:58:03.02 ID:z3Q5x/Fc0
文芸はねぇ……叩かれちゃったもんね……
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:59:20.81 ID:sVucpvBo0
シベリアに避難した時とか懐かしいです><
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/18(金) 23:59:48.71 ID:svHfTtj60
VIPが使えなくなったときの文芸板進出計画は総叩きで追い出されたね
あのときはVIPPERの方が紳士的で面白かったw
>>166 文芸板怖いよね><
とりあえず戦記ものとかあんまりなさそうだし、いいよな?
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:01:57.45 ID:U6sruEEe0
さっきからwktkして待ってる
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:02:05.06 ID:3e/qklk00
(どれだけ設定練ってても最終的には安価に破壊されるし)いいと思うよ!!
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:03:20.03 ID:ueHA4Agd0
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:06:35.23 ID:U6sruEEe0
安価のたびにプロット組み直さなきゃいけないのがむり小の難しさと楽しさの一つ
主人公の立場
>>175 将軍or軍師
将軍ならオサーンで軍師ならおにゃのこ
主人公の国の名前
>>181 敵の国の名前
>>189 戦場の名前
>>198 主人公の国の主力部隊>>(騎兵、弓兵、軽装備歩兵、重装歩兵)
敵の主力部隊はこれにあわせて相性悪くするお
当日の天気
>>208 主人公の名前
>>215 某国が某国と某所で戦うことになりました。彼我の戦力比はとりあえず後で考えるお
時代背景は中世参考ですお
名前とかどうでもいいんだけどそれっぽい名前にするとかっこよくなるんじゃないかな。
そうしないならしないで面白くなるw
たまにはプロット無しで伏線回収とか気にしないのもいいよね!
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:08:56.78 ID:3e/qklk00
そう、その時
>>169はまだ自分がみそ汁の中を冒険する木綿豆腐の物語を書かされるはめになるとは、予想だにしていなかったのだった…
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:09:28.41 ID:3e/qklk00
うわああああああああ
正直すまんかった
よし、安価の数字を全部+5するんだ!
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:10:23.41 ID:RQXM5yWE0
間隔あきすぎだろww
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:11:17.54 ID:3e/qklk00
確かにこの時間帯のむり小だと安価間隔は2か3ずつぐらいが好ましいかもね
安価なら軍師
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:11:45.44 ID:ueHA4Agd0
千葉
千葉ってあのセンスの無い?
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:13:24.18 ID:RQXM5yWE0
↓じゃー
なんだか無性に申し訳なくなってきた。どうsりゃいいんっだえgyhjjj
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:14:01.21 ID:ueHA4Agd0
おろ?結局安価はどれがどうなるんだ?
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:14:56.73 ID:3e/qklk00
もう一回安価番号調節して書き込みなおしてみてもいいかもね
ちょっと取り消しで仕切りなおさせてくれw
これだと主人公の立場=千葉
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:17:07.05 ID:3e/qklk00
把握軍師ksk
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:17:43.12 ID:RQXM5yWE0
これならいけるぞ
安価なら↓
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:18:19.90 ID:CUIhDZxq0
敵国に囚われた捕虜
女司令官の玩具
zannnennここで終わってしまった。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:19:28.70 ID:RQXM5yWE0
指定外はよくあること
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:19:31.00 ID:3e/qklk00
>>190 ちょwwwwww早速wwwwwwww
安価なら紙ナプキン神聖国
とりあえずマジョリティを尊重して軍師にするから^^
安価なら↓
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:20:41.55 ID:ueHA4Agd0
アルハザード
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:20:44.90 ID:RQXM5yWE0
ハンカチ国
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:20:58.91 ID:3e/qklk00
初めてなんだしもうちょっとだけヌクモリティ見せてやろうぜwwwwwwwww
安価なら↓
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:21:45.90 ID:ueHA4Agd0
カシミヤ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:21:54.37 ID:YyvCSSXy0
「お前チルノ好きだろチルノ使っとけよちょっとてゐ使うなって、てゐ……てゐ使うなってー!」戦争
別にぶち壊し安価もいいんだけど、指定外はさすがにねーよ#^ω^)と思ったんだけど
安価なら↓
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:22:57.00 ID:ueHA4Agd0
霙
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:23:09.38 ID:YyvCSSXy0
あ……戦「争」じゃなくて戦「場」だった……
くたばれ俺。樹海にいって首吊ってる遺体を見てショック死しろ俺。
↓
主力部隊の安価がなかった! みすった。
>>208でよろしく
安価なら下
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:23:26.47 ID:rEzjxhWE0
槍
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:24:29.74 ID:3e/qklk00
>>200 指定外安価はよくあること それを受けて作家さんがどうするかは作家さんの自由だけどな!
安価ならウィスパ・アサマ・デガード
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:24:49.71 ID:RQXM5yWE0
>>204 槍が降るなんてとんでもないなw
安価なら下
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:24:54.50 ID:cv8tXwxsO
ボンバーヘッドハゲ山
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:24:59.22 ID:ueHA4Agd0
重装歩兵
>>207 どう見てもブス女にする他ない名前だな!
安価なら下
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:25:33.11 ID:cv8tXwxsO
お前らビギナーに厳しすぎだろwwwww
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:25:36.63 ID:3e/qklk00
これはいいカオスwwwwwwwww
212 :
べんべんべべん便所ェ衛門 ◆RHlCGJech. :2008/01/19(土) 00:26:28.25 ID:TTCcTyBy0
ようやく私は地獄の苦しみから救われることが出来た!
さて書いてくる。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:28:34.28 ID:3e/qklk00
主人公の立場 軍師
主人公の国の名前 紙ナプキン神聖国
敵の国の名前 ハンカチ国
戦場の名前 「お前チルノ好きだろチルノ使っとけよちょっとてゐ使うなって、てゐ……てゐ使うなってー!」戦争
主人公の国の主力部隊 重装歩兵
当日の天気 槍
主人公の名前 ウィスパ・アサマ・デガード
さて。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:28:56.59 ID:YyvCSSXy0
どんなに頑張って設定考えてもどうせその通りには進ませてもらえないから自分の
中でおおまかに決めてその場その場で適当に捻じ曲げながら書くといいよ。
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:32:26.84 ID:ueHA4Agd0
でも安価任せにしてると確実に暴走するから
どこかで筋は通さないと面白くならないんだよね
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:34:36.99 ID:3e/qklk00
まあ初なんだし何も考えずに始めるぐらいが一番楽しめると思うぞw
この日の「お前チルノ好きだろチルノ使っとけよちょっとてゐ使うなって、てゐ……てゐ使うなってー!」戦争の空は槍で覆われていた――
この日の「お前チルノ好きだろチルノ使っとけよちょっとてゐ使うなって、てゐ……てゐ使うなってー!」戦争は快晴。空は透き通り、見渡す限りの緑の草原はしかし、見事に形を整えた黒い影に覆われていた。
太陽を背にして陣営を組む、紙ナプキン神聖国の誇る重装歩兵を中心とした九千六百の大軍団。それに対峙するのはハンカチ国八千あまりの最後の精鋭達であった。
紙ナプキン神聖国の初戦からの快進撃は止まらず、ついにはハンカチ国の首都の眼前にまで差し迫った。ハンカチ国王
>>219は篭城することをよしとせず、この場で決着をつけようと、自らも戦鎧を身につけ愛馬にまたがり、戦列の先頭を陣取っていた。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:41:45.51 ID:RQXM5yWE0
メン・キヌ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:43:01.02 ID:ueHA4Agd0
ミゼット
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:43:03.20 ID:zQ+BnlBz0
女
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:43:13.26 ID:YyvCSSXy0
ブラック=ニー=ソックス=好男
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:44:18.93 ID:YyvCSSXy0
紙ナプキン神聖国の初戦からの快進撃は止まらず、ついにはハンカチ国の首都の眼前にまで差し迫った。しかしハンカチ国女王ミゼットは篭城することをよしとせず、この場で決着をつけようと、自らも戦鎧を身につけ愛馬にまたがり、戦列の先頭を陣取っていた。
若干十七歳にして国の女王としての責務を背負い込むこととなった、悲劇の姫君。彼女の背中は小さく、鎧は重そうであったが、しかしそれを感じさせない立ち振る舞いは、破滅の時を迎えようとしている国の主を思わせなかった。
「兵士たちよ!」
ミゼットは精一杯叫んだ。その声は震えているが、強い意志がその中に見て取れた。
「紙製品は布製品を追いりました。それは屈辱的なことです! しかし! 紙製品はそれだけでは満足しなかった! 彼らは布製品の滅亡を望んだのです!――」
ミゼットの長い演説が終わった後、ハンカチ国の兵士達は剣をいっせいに打ち鳴らした。甲高く、そして鈍い音の群れは戦場を駆け巡る。
もちろん演説も含めたすべては紙ナプキン神聖国の陣営にも聞こえていた。
「
>>225」
紙ナプキン神聖国の将軍
>>228は
>>231
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:53:06.27 ID:cv8tXwxsO
なん……だと……?
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:53:45.85 ID:RQXM5yWE0
布は滅びればいいと思うんだ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:54:01.98 ID:YyvCSSXy0
……戯言しか吐けんか。やはりまだあまりに幼い。
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:54:43.70 ID:RQXM5yWE0
↓
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:54:57.26 ID:zQ+BnlBz0
行きつけの店で
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:55:50.95 ID:YyvCSSXy0
反ハンカチのレジスタンスが集まっていた
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:56:17.67 ID:zQ+BnlBz0
↓
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 00:58:18.93 ID:ueHA4Agd0
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:00:54.57 ID:on0ts1GS0
店員A「トイレ行っていいですか?」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:13:26.62 ID:RQXM5yWE0
店員B「ここを右に曲がって15000M先にあるよ」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:17:00.78 ID:YyvCSSXy0
店員A「え、でもここに店員Bというクソが落ちてるからここがトイレじゃ?」
コテハン記憶忘れてた
ぶっつけ作業だからか知らないけど描写無さ杉 あ、じつryk(ry
-----------------------------------------------------------
「布は滅びればいいと思うんだ」
紙ナプキン神聖国の将軍”行きつけの店で”は反ハンカチのレジスタンスが集まっていた。
空を鳶が舞った。
そしてすこししてから軍師であるウィスパ・アサマ・デガードがやってきた。若干十四歳にして、小さな傭兵団の頭を務める彼女。子どものあどけなさが残っており、美しさよりもかわいさが見える顔立ち。簡素な服を着ているが、
胸のあるだろうあたり膨らみは”まだ”ほとんどない。だがどんな戦いでも勝利して見せた手腕を持っていた。
「攻撃開始の準備が整いました」
ウィスパが落ち着いた口調で言った。
「そうか、勝てそうだな?」
「彼我の戦力差を見て先ず四割程度です。我々と彼らの兵士の質には殆ど差が無い。けれども向こうは明らかに疲労している、それでさらに三割で、勝てる確立は七割程度かと」
「そんなものなのか?」行きつけの店では露骨に嫌な顔をして見せた。「君はは我が軍の実力を過小評価しているのではないかね」
「いえ、あくまで正当な評価です。それに不確定な条件が重なればいくらでも変動しますよ、確立なんてものは。一が五になることだってあります。それに相手が疲労していなければ、我が軍が負ける可能性のほうが高いのです」
「そうかね……」
「
>>235」
「もういい、開戦のラッパを鳴らさせたまえ」
「わかりました」
ウィスパが下がる。あくまで軍師である彼女は実戦には参加しない。兵士達への指示が終わると、後方のテント群があるところまで引き返す。
彼女が去った後、行きつけの店では愛馬にまたがり、来るべき戦いの時を待った。
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:20:13.77 ID:h8HTV8Ec0
それとラッパが壊れたのでラッパーで代用するそうです
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:20:56.66 ID:YyvCSSXy0
ぐだぐだ言ってないでさっさと兵を出しやがれ。この劣等が。
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:21:22.49 ID:ChmorUdM0
開戦の太鼓も忘れてしまいました
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:21:35.61 ID:RQXM5yWE0
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 01:21:45.81 ID:YyvCSSXy0
やっべ、連取りが過ぎたもんだから秒一桁+コンマ以下が
ヤバい事になってる
「ぐだぐだ言ってないでさっさと兵を出しやがれ。この劣等が。」
「もういい、開戦のラッパを鳴らさせたまえ」(ああんもっとののしってえぇ><)
「わかりました」
ウィスパが下がる。あくまで軍師である彼女は実戦には参加しない。兵士達への指示が終わると、後方のテント群があるところまで引き返す。
彼女が去った後、行きつけの店では愛馬にまたがり、来るべき戦いの時を待った。
ここで解説! 陣形についてだよ!
ハンカチ○は弓兵 △は騎兵 ■は重装歩兵 □は軽装歩兵 ?はまだ秘密!
ちなみに弓兵は騎兵とか歩兵とかボッコボコに出来るけど、近づかれるとオワル
騎兵は機動力と突進力(馬って重いんだぜ)で奇襲かけたり正面突破したりするけど落馬って痛いよね
重装歩兵はごっつい鎧と長い槍を持ってます。これは突撃するときに前に出して相手を突き刺すため。あとは騎兵から身を守るためですねー。馬刺したら落馬しますから。でも馬の体突っ込んでくるよねwwwwちゃんと剣もあります
軽装歩兵は短い槍と剣を持ってます。短い槍は相手に投げつけるため。あとは剣でがんばります。鎧というか楔帷子です。
ハンカチ 紙ナプキン
■ ○ △ □□
? □■○△ ○ △□□
? □■○△ ○■■□
? □■○△ ○■■□□
? □■○△ ○■■□□
? □■○△ ○■■□
? □■○△ ○ △□□
■ ○ △ □□
こんな感じ。ハンカチは騎兵を前面に押し出して正面突破を図る先方です。騎兵突撃の前に弓の一斉射撃を行います。その後更に歩兵がナプキンの左右に、分かれて攻撃します。弓兵は一斉射撃の後軽装歩兵の後ろにつきともに突撃
紙ナプキンは弓兵を前面に押し出し射撃力で圧倒する戦法です。騎兵に近づかれる前に後方に退避します。重装歩兵で受け止め、その左右から更に騎兵で攻撃します。
もし敵騎兵を退けた場合、騎兵は大きく迂回して敵の後方を攻撃することとなります。そして歩兵の激突っと ????は秘密ですね^^
そろそろ眠いw
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 02:01:16.14 ID:RQXM5yWE0
緊急用保守セット
開戦のラッパが鳴り響く。両軍の鬨の声がこだまする。
ハンカチ国の騎兵部隊が前進を開始する。最初はゆっくりと、紙ナプキン神聖国の歩兵部隊に到達する時点で最高速度になるように。
直後紙ナプキン神聖国の弓兵部隊の一斉射撃。それに対するハンカチ国の弓兵部隊も一斉射撃。弓が味方の騎兵部隊に当たってしまう可能性を考えると、弓が斉射可能なのは役三回程度だった。
両軍高い角度で上空に向けて弓を放つ。高度を得た弓はものすごい勢いで重力に加速され、頑強な鎧をも穿つ力を持つ事となる。
弓がしなる音と矢が空を切る音、馬のひずめの音が戦場にあふれる。
空は矢で黒くにごって見えた。
そうして第一回目の弓矢の応酬が始まり、矢がまだ大地に届かない間に、ハンカチ国の陣地から木を打ち鳴らしたような音が響く。それから数秒もしないうちに、紙ナプキン神聖国の兵士達に最初の犠牲者が出る。
横切ったのは黒い影と風。傭兵として戦いに参加していた重装歩兵の>> が見たのはどす黒い血を噴出す自分の右腕と、はるか後方でばらばらになっていた友人だった。
最初の暴風に、一緒に4人ほどの兵士が巻き込まれていた。重装歩兵の隊列に一列、綺麗に穴が開く。
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 02:03:53.67 ID:RQXM5yWE0
ヘイシ・A(本名です)
横切ったのは黒い影と風。傭兵として戦いに参加していた重装歩兵の>>ヘイシ・A(本名です)が見たのはどす黒い血を噴出す自分の右腕と、はるか後方でばらばらになっていた友人だった。
最初の暴風に、一緒に4人ほどの兵士が巻き込まれていた。重装歩兵の隊列に一列、綺麗に穴が開く。
盾を前面に構えていたし、なにより頑強な鎧を身に着けていたのに、これほどまでになるとは何か、誰かの怒声が響くまでは誰にもわからなかった。
「バリスタだ!」(解説。バリスタとは巨大なクロスボウのようなマシーンでで、人間が振り回せないような巨大な槍を、遠くまで飛ばします。すごいことになります)
その誰かはその直後、頭が消えてなくなった。
紙ナプキン神聖国の陣営からはバリスタの姿なんて見えなかったし、今でも見えないが、飛んできた槍の数はゆうに数百を超える。まさに槍の雨だった。横殴りの。しかもそれらの一つ一つが巨大で、必殺の威力を秘めていた。
暴風が去った直後、頭上から矢が襲い掛かる。ハンカチ国は盾を上に向けてやり過ごした――それでも盾すら貫いて命を奪った矢もある――のだが、紙ナプキン神聖国の方は酷い有様となった。バリスタの攻撃で陣形が崩れ、矢に集中する人間が減ってしまったため、
そのままの威力の矢をそのまま受け止める形となった。
兜ごと頭を貫かれた者、腕をもっていかれた者。紙ナプキン神聖国の陣営は悲鳴と、血の匂いと、混乱で埋め尽くされた。
もちろん弓兵たちにもその混乱は伝播した。弓の水平射撃によって敵騎兵の勢いを削ぎ、それから重装歩兵の壁の後ろへと退避するはずだった。しかし果敢に射撃を行うものもいたが、騎兵の勢いに圧倒され逃げようとして、
重装歩兵の構えた槍に自ら突っ込んで死ぬものや、矢を手に騎兵部隊に向かっていくもの等、まさにカオス。
騎兵は案外もろいもので、馬さえやられれば動けなくなる。まばらな射撃ではあったが、それによって落馬、さらにそこに勢いを保ったまま突っ込んで吹き飛ぶものはあった。だがやはり全体の勢いを削ぐことは出来ない。
重装歩兵の壁も薄く、そこに更に第二、第三の矢の斉射が襲い掛かる。隙間だらけとなった壁を騎兵が突破するのは容易だった。
後にハンカチ国の歩兵が続く。乱戦となる間もなく終わった。
将軍である行きつけの店では戦死し、彼の死体は
>>250さた。生き残った兵士達は
>>252
訂正
将軍である行きつけの店では戦死し、彼の死体は
>>250された。生き残った兵士達は
>>252 安価なら↓
誰もいないみたいだし終了すっか。とりあえず自分の書く文章が中二病なのはおいといて、
まとめていっぺんに書こうとするからテンポも悪いし、カオス具合も低くなってしまうね。
もっと三行に一個くらい安価いれてって、小出しにしたほうがよかったのかも。
とりあえず今回は失敗だな!
また今度機会があれば続きからよろしく><
抜いて寝る
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 02:18:11.20 ID:RQXM5yWE0
乙!
改行はもっとしたほうがいいかも
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 02:21:57.46 ID:ueHA4Agd0
おつです
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 02:22:11.89 ID:RQXM5yWE0
【01/18 (金) 00:39時点でのタイムスケジュール】 :
ttp://kmix.dabits.net/ts/ 01/19 (土)
17:30〜20:00/俺 ◆Ore/5f8uNY氏 - 正論T9話
20:00〜23:00/WJAYO ◆h8Vd0QJA2g 氏 - イスカリオテU第3章第8話「殲滅−凍る空−」
01/20 (日)
22:00〜/(゚Д゚ili) ◆efY8NSOxVE氏 - スロー・アウェイ3 【第10回】 - 高坂 泉の仮病 -
01/21 (月)
21:00〜23:00/十六夜 ◆16moonQpow氏 - Back March −第十六話 Crazy for You−
深夜タイム突入時のネタが思い浮かびません
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 03:07:20.40 ID:ChmorUdM0
深→夜→突→入 完成でスーパー深夜タイム!
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 04:40:45.66 ID:zQ+BnlBz0
保
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 05:13:13.70 ID:ciSUxtPW0
明朝の保守劇場
保守太郎くんは今日のセンター試験のげんかつぎのために↓
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 07:28:31.96 ID:2zxOY+eOO
カツ丼とキットカットと豚カツとチキンカツとカツアゲを食べました
↓
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/19(土) 08:36:48.19 ID:Bo2hhcPhO
そして巨大カツアゲ組織に命を狙われました↓
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
一人100円ずつあげたとしても破産してしまいます↓