もう全部終わる
全て終わる
そう、
ひぐらしのなく頃に
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:04:50.30 ID:9ho+0bZy0
3 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:06:50.67 ID:bIhUVbEA0
>>1感謝感謝です。
http://vipmain.sakura.ne.jp/305-top.html オムライスさんのまとめです。
どうも、またまたお久しぶりです。
えーと、4ページ目からといきたいところですが、3ページ目が納得いかないので書き直しのようなものをしてきました。
読者さんにも、オムさんにも申し訳ないものですが、3ページ目からの投下となります。
あ、もちろん4ページ目も投下しますが。
まぁ、あんまり内容変わんないし即行で投下します。
それでは、夢写し3ページ目から。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:07:02.13 ID:JJAkVYf9O
来たな!
パクりパクり言われた鬼正しの方がいつの間にか喰ってた感じだが、俺はやっぱりあんたが好きだぜ
支援
5 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:07:48.19 ID:bIhUVbEA0
目覚まし時計よりも早く活動を開始した。
朝食をとり終えたころ、ようやく起床時間のベルが鳴る。
隙間から漏れる太陽の光が朝を強要しているようで、どうにも煩わしかった。
朝日が眩しかった。
だから、早くに目が覚めたのだろうか。
いや、それは違う。
そんなことは分かりきっていること。
目を閉じても寝れなかったのだ。
それに、目を閉じていると、嫌な事を考えてしまう・・・・・・僕は言いようのない恐怖に縛られていた。
それはきっと、親しみなれた人の口から発せられるであろう言葉。
きっと、それは僕の聞きたくないような言葉。
まだ内容なんて知る由もない。
だが、なんとなく勘としか言いようがない。
それでも僕は確実に恐れを抱いていた。
恐怖、死よりもずっと恐ろしい恐怖。
自分以外の誰かが傷つくこと、それが今の僕には何よりも嫌だった。
しえn
7 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:08:59.77 ID:bIhUVbEA0
着替えを済ませてから、コーヒーを飲もうと思った。
面倒な事は先に終わらせてゆっくりとしたかったから。
シャツのボタンがうまくとめられなかった。
手が震えていた。
初夏、汗ばむ気温、湿度。
だけど、僕の手だけは血が通ってないかのように冷たかった。
恐怖からくる緊張。
緊張からくる体の不具合。
体の不具合から来る精神の乱れ。
嫌なループが僕の中を巡っていた。
それを理解したとき、軽い眩暈を覚えるほどに。
自分の弱さを思い知る……気持ち悪い。
8 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:10:04.68 ID:bIhUVbEA0
不意に玄関のベルが鳴った。
こんな朝からの来訪者は珍しい。
むしろ、ここに住むようになってからは初めてかもしれない。
変な高揚感を抱き、玄関へ駆け寄った。
体中の血液が戻ってきたような感覚、金縛りから解けたような。
勢いよくドアを開けると、来訪者は驚いたような表情を見せた。
さすがに威勢がよすぎたのだろうか、僕は戸惑う。
そんな僕の様子に気づいたのか、彼は申し訳なさそうに口を開いた。
(;'A`)「あ、わりぃ、正直まだ寝ているものかと思って……。」
ドクオだった。
もっとも、一番彼である可能性が高かったのだが。
9 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:10:49.38 ID:bIhUVbEA0
('A`)「いやさぁ、お前最近遅刻しまくりだったじゃん?
今日ぐらいは遅刻させないように俺がお迎えってやつだよ!」
余計なお世話だ、と言ってやった。
朝っぱらから皮肉を言い合える関係は良いものだと思う。
また、本心としてもありがたい、今は人の心に触れるのが暖かくて嬉しかった・
もっとも、彼が僕の遅刻なんかのために来たのでは無いことは分かっている。
恐らく、彼もまた恐怖を感じた、だからここに来たはず。
('A`)「……あー、その何でもお見通しみたいな目はやめてくれよ。
ブーンにやられたら、なんか深層心理まで読まれそうだ。」
この冗談も強がりの一種。
本題に踏み込みたくても踏み込めない。
なら、僕から切り出すか?
嫌だ、僕だって怖い、楽しい時間を終わらせたくない。
朝のひと時くらい、この調子でいさせてくれないか……。
10 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:11:37.22 ID:bIhUVbEA0
……それで良いのか?
頭の中で誰かに問いかけられたような気がした。
……それは誰に?
いや、分かっている、それは僕自身。
もっと言うならば、後悔を残したまま生を終えてしまったあの世界の僕。
嫌なことから目を背け、時間におわれるがままに失敗を重ねてしまった経験のある僕。
もっとも、早く起こした行動を起こしたところで結果が良くなったのかは分からない。
何をしようが、未熟な僕では惨劇を回避できなかったのかもしれない。
だが、可能性の幅は広まったかもしれない。
彼女と手をとり、幸せな日々を築けたかもしれない。
だから、僕は今度こそやりとげなければならない。
手遅れになる前に、やれるだけのことはやらなくてはならない。
あの世界の経験を経て、内藤ホライゾンは成長したのだから。
・・・・・・それでいいんだと、あの世界の僕が笑いかけてくれたような気がした
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:12:03.99 ID:rk5cMnCk0
ktkr
12 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:13:26.71 ID:bIhUVbEA0
( ^ω^)「ドクオ、今日の放課後、ツンをとっつかまえるお。」
ドクオは一瞬だけ顔を引きつらせた。
だけど、僕は目を逸らさない。ただ、彼の目をじっと見据える。
観念したかのように、彼も覚悟を決める素振りを見せてくれた。
('A`)「……そっか、とうとうあいつと決着をつけるんだな?」
( ^ω^)「うん、いつまでも逃げてばっかじゃいられないお。」
逃げる、その言葉にドクオは少し反応した。
恐らく自らが感じている恐怖を見透かされていることに気づいたのだろう。
照れ隠しのように、咳をゴホンと一つしている姿に思わず口元が緩んでしまった
13 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:14:30.65 ID:bIhUVbEA0
一度、部屋に戻り支度をし直し、心の中でいってきますと呟く。
今度はドアをゆっくりと開けて、いつもどおりの朝を再現した。
2度目に感じた朝日は気持ちが良かった。
('A`)「さてさて、藪の中からは何が出てくることやら。」
( ^ω^)「竜が出てきたら友達になりたいお!」
('A`)「……ちげぇねぇな!」
恐怖心が無くなったわけじゃなかった、でもそれ以上に僕たちには強い気持ちがあった。
仲間の力になりたい、これに勝る気持ちはないと信じていたから。。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:14:33.49 ID:JJAkVYf9O
支援
15 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:15:44.87 ID:bIhUVbEA0
―――――。
学校に来てからの僕達は良い意味でいつもどおりだった。
変に気を張ったりもしてないし、ツンにも態度を変えたりしてない。
現に、今も普通の学生らしく昼休みを満喫していた。
('A`)「とまぁ、そんな訳でナポリタンはケチャップ味しか認めないわけだわ!」
ξ゚听)ξ「カーチャンの作ったやつしかダメって……マザコン?」
(;^ω^)「良い家族愛じゃないかお?」
他愛もない雑談。
こぼれる笑みと、和やかな空気。
こうしていると、ツンに変わった素振りは全く無い。
僕たちの考えなんて唯の思い過ごしなんじゃないかと思うくらいに。
それでも、彼女には何かがあるはずなのだ。
過剰な心配かもしれないが、僕は何故かそう確信している。
そんな心とは裏腹に、何でもないことの様に僕は話を切り出した。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:22:51.83 ID:uAYx7b1PO
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:23:51.18 ID:SXSsmUOoO
支援
18 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:23:51.37 ID:8qGYVNvU0
( ^ω^)「ツン、今日の放課後は暇かお?」
('A`)(おお?)
ξ゚听)ξ「…ゴメン、ちょっと……。」
初めに断られるのは予想通りだった。
だからこそ、僕たちの考えが的中しているみたいに思ってしまう。
嫌な思考回路だが、僕の思いと口は止まらない。
( ^ω^)「ほんのちょっとだけでいいんだお、15分くらいでもいいんだお。」
ξ゚听)ξ「……それなら、今話せばいいんじゃない?」
ツンが苛立ちの気持ちをを全面的にだしてきた。
これはきっと、もうその話をするなと遠まわしに言っているのだ。
それでも、僕とドクオは引くことが出来ない。
他ならぬ、彼女のために。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:24:20.21 ID:ZN9H64TSO
( ^ω^)ブーンはひぐらしのなく頃に干渉するようです
20 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:24:51.31 ID:8qGYVNvU0
('A`)「なぁ、俺からも頼むよ、ここ最近はお前がいなくて寂しいんだって!」
ξ゚听)ξ「アンタが寂しいのを私が止めなきゃいけない理由が思い浮かばないわ。」
(;'A`)「……すいません。」
( ^ω^)「僕も寂しいんだお。」
ξ゚听)ξ「うん…・・・でも、やっぱり無理かな・・・・・・。」
(;'A`)(反応の違い……これが現実か。)
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:25:19.80 ID:DhQCMO7vO
まとめ見て気付いたんだが
TIPSは書かないの?
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:25:47.70 ID:zYcdtbTxO
これ再開してたのか
24 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:26:18.95 ID:8qGYVNvU0
食堂で食事をとっていた生徒達なのが教室に戻り始め、賑やかさ増していく。
つまり、もうじき昼休みも終わってしまう。早く約束をこじつけなければならない。
徐々に、僕の心にも焦りが生まれ始める。
( ^ω^)「別にツンを困らせたい訳じゃないんだお、お願いだお?」
ξ゚听)ξ「ごめん、やっぱり学校にいたくないから……。」
学校にいたくない。
それはつまり・・・・・・。
('A`)「学校にいたくないってさ、つまりなんかあるんだよな?
例えば……どっかの先生のこととかだったり?」
ξ )ξ「……っ!!」
業を煮やしたのか、ドクオは直接的な言葉を使う。
『先生』、この言葉にツンが反応を示した風に見えた。
25 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:27:05.22 ID:8qGYVNvU0
ξ )ξ「……。」
( ^ω^)「ツン?」
口を閉ざしたまま、ツンは俯く。
顔は青ざめ、何かに怯えたように震え始めた。
ξ )ξ「……さっきから。」
( ^ω^)「……お?」
言葉と同時に震えが収まり、ツンの目が僕を捕らえる。
その瞳は赤く染まっていた。いや、あまりの気迫に僕はそう感じてしまった。
睨みつけるその目に秘められているものを僕は知っている。
あの世界で僕に向けられた刃、それよりも恐ろしかったのは僕を刺し殺す様な視線。
それと同じものを再び僕は感じていた。
秘められているのは凍り付いてしまうような憎悪の念。
悲しみと怒りが交じり合った、嘆きの言葉を代用するもの。
ξ゚听)ξ「さっきからうるさいのよ!!
嫌だって言ってるのが分からないの!?
あんた達と話したくなんか無いって言ってるの!!」
26 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:33:44.98 ID:JbPQ/ufh0
ごめん、さっきからたまに書き込み反映されないことがある。
投下間隔開いたり、ID変わるのは再起動したってことで・・・
PC壊れてから調子悪いのよ、とりあえず再開
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:34:24.34 ID:rk5cMnCk0
gんgr支援
28 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:34:30.22 ID:JbPQ/ufh0
乱暴に立ち上がると、ツンはそう言い放った。
廊下にまで響き渡る声にクラス中の視線が集まる。
言葉というよりは心から現れた叫びが変化したものだと僕は思う。
だからこそ、彼女が本当に苛立ちを感じているのが分かってしまった。
(;^ω^)「ご、ごめんだお……。」
ξ )ξ「……うん。」
(;'A`)「い、いやー、さすがツン!
演技もそんなに上手いなんて女優の素質も抜群だな!
みんな驚かしてゴメン、ゴメン!」
「あー、なんだよビックリしたなぁ。」
「ツンちゃんのあんな大きな声初めて聞いたよー。」
(;'A`)(俺、ナイス機転だよな?)
29 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:34:54.22 ID:JbPQ/ufh0
( ^ω^)(ツン・・・・・・。)
ξ )ξ(・・・・・・。)
いつも、いつも彼女とは同じ道を歩んできた。
それは誰が決めたものなのかは分からない、少なくとも僕が作り上げたのではない。
神様がつくりあげた運命というなの道なのだろうか?
それとも、僕がつくりあげた道に彼女が着いてきたのだろうか?
・・・・・・僕は、後者を望んでいた。
彼女が僕のために行動を起こしてくれているのが心地良かった。
それは、この前までは優越感を感じられるからだと思っていた。
だが、それは違っていた。
あの世界で人を信じることを教わった僕は自分自身の気持ちに気付いていた。
僕は彼女のことが好きなのだ。
だからこそ、彼女が共にいるのが心地よかったのだ。
30 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:35:31.38 ID:JbPQ/ufh0
自分の気持ちを知ったときには少し混乱した。
恋とか愛とか、深く考えたことはなかったから。
だから、何という訳ではないが僕は自分自身の気持ちを押し殺した。
そして、このような状況になってその気持ちが溢れ出してくる。
彼女を守りたい。
彼女を救いたい。
僕に出来ることなら何でもしてあげよう。
彼女が暗闇の中にいるのなら、僕が光になってあげたい。
だから、僕はここでひくわけにはいかない。
彼女が拒んだとしても、無理やりにでも手を引っ張ってやる。
( ^ω^)「……それでも僕はあきらめることが出来ないお。
少しでいいから話を聞かせてくれないかお?」
ξ゚听)ξ「ブーン・・・・・・。」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:35:55.59 ID:rk5cMnCk0
支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:36:22.72 ID:QDGmXDFRO
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
支援
33 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:36:54.14 ID:JbPQ/ufh0
( ^ω^)「君が嫌だとわめいても、僕はしつこくつきまとうお。
それで僕が嫌われても構わない、君のためになると僕は思っているから。
自分でも無茶苦茶だとわかってるし、勝手だと思ってる。だけど・・・・・・。」
( ^ω^)「・・・・・・それでも、君の力になりたい。それだけなんだお。」
('A`)「なんかあったら力になれるかもだし……な?」
ξ゚听)ξ「二人とも……。」
半分あきれた感じの表情をツンは見せる。
観念したと言っている様に僕には感じた。
ξ゚听)ξ「わかったわ。じゃあ、アンタ達の話を聞くわよ・・・」。
( ^ω^)「・・・大丈夫、何があっても僕達とツンは仲間だお。」
僕がそういうと同時にチャイムが鳴り響いた。
生徒たちが次々と元の席に着き始め、僕たちもそれに便乗する。
34 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:37:09.10 ID:JbPQ/ufh0
('A`)「それにしても、大当たりって感じだな。
一度言ってみたかったんだが『覚悟はいいか?俺は出来てる。』」
( ^ω^)「覚悟なんて、行動の後についてくるもんだお。」
軽口を叩きながらも不安は募るばかりだった。
話を聞く、それだけでこんなに苦労するとは思わなかったから。
それでも、信じなければならない。
どんなことがあっても僕はツンを仲間だと言える。
そう、僕自身のことを信じなければならないんだ。
あの世界で教わった。
信じる心と、人を愛すること。
いつまでも、忘れてはいけない事だった。
35 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:38:29.02 ID:JbPQ/ufh0
とまぁ、ここまで書き直し3ページで次からが3ページのTIPS分です。
読者一筋の人にはわからんかもしれんが、やっぱり書くの楽しいよね。
戻ってきて良かったよ。んじゃTIPS
36 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:39:19.02 ID:JbPQ/ufh0
【奈落の底の少女】
刃は赤く光り、意識が朦朧とする世界。
腕から流れ出る血を見ながら私は思っていた。
『私が死ねば、最高の復讐になるんじゃないか?』
そんな風に。
遺書にメッセージを残しておけばあの人は破滅する。
だから、今の私にはそれが一番良いのかもしれないと。
だけど、出来なかった。
汚れて、傷ついて、苦しんで、それでも死ぬのが怖かった。
死にたいと思って手を切って。
死にたくないから自ら処置ぞする。
私の行動には矛盾と後悔しか生まれなかった。
いや、負の感情はとめどなく増え続けているが、いつの時からか感じられなくなっただけ。
37 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:39:53.60 ID:JbPQ/ufh0
そして、最近よく考えるようになった。
何故、私は生きているんだろうかって。
人生には浮き沈みがあるものだって誰かが言ってた。
悪い事の後には、必ず良い事があるんだって。
でも、今の私には波などない。
あるのは死にたくなるような絶望の繰り返し。
初めは助けを求めていた。
自力で登れない崖の下から救いの手を。
でも、間違っていたのだ。
私は、気付いてしまったのだ。
ここは奈落の底。
声も、救いの手も、光も、何も届かない。
私はここで、朽ち果てる運命を辿るばかりなのだ。。
38 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:40:11.19 ID:JbPQ/ufh0
もう、喉は枯れていた。
助けを呼ぶことは出来なかった。
だから、誰か気付いてください。
ここには私がいる。
真っ暗で見えない穴の底に、私は確かに存在する。
汚れてしまった私を救い上げてください。
例え、貴方の綺麗な手が汚れてしまっても、笑いかけてください。
もう大丈夫と、ただその一言を言ってください。
……それだけが私の願いです。
39 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:41:34.78 ID:JbPQ/ufh0
【奈落の底の世界】
私はただひたすらに、もがいていた、
抜け出せないと知りながらも、光も届かない場所で上を目指そうと。
何度も、何度も、登ろうと挑戦した。
でも、ダメだった。
この奈落の底からは抜け出せないのだ。
ボロボロになった手で、もがき続けた。
光を求めれば、きっと闇の中から抜け出せると信じて。。
すると、私の手に宿る暖かな力。
暖かくて、優しくて、光の世界の住人のものだとわかった。
「……ブーン?」
「……だお!」
とうとう、救いの手は差し伸べられたのだ。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:42:52.65 ID:uAYx7b1PO
(・3・)
41 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:43:18.28 ID:JbPQ/ufh0
「ブーン、今度はいつまでも一緒だよね?」
「うーん、それは難しいお。」
「ど、どうして?」
「ツンは気付いていないのかお?」
「何のこと?やっぱり、私がいけないの?」
「違うお!ツンに悪いことなんて何も無いお!」
「それじゃあ、何でなの……?」
「それは……。」
42 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:43:32.22 ID:JbPQ/ufh0
「僕が既に死んでしまっているからだお。」
彼がの言葉と共に温もりが消えた。
太陽の光が消えていく、あの場所と同じように世界が黒く染まっていく。
生き物の腐った臭い、光も温かみも希望もない、どこまでも汚れきった地獄の世界。
「ブ、ブーン!?」
彼が崩れるように倒れると背中には刃が鈍く光っていた。
溢れ出す血の赤だけは、この世界の中で怪しく輝きを放っていた。
その時、ようやく思い出したのだ。
この世界にはもう一人の住人がいる。
汚れた世界に私を縛り付ける人がいる。
その人が、私とブーンのことを見下しながら笑っていた。
43 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:43:50.52 ID:JbPQ/ufh0
( ´∀`)「アハハハハハ!僕から逃げられると思ったモナか!?
逃がさない、君はずっと!ずっと!僕だけのものだ!!
この世界には、君と僕だけが存在を許されるんだ!!!」
何も見えない、何も聞こえないはずの奈落の底。
そのはずなのに、モナー先生の笑い声と狂った顔だけは鮮明だった。
目が覚めて、それが夢だと気付いたとき、私の目からは涙がこぼれていた。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:45:06.03 ID:uAYx7b1PO
(・3・)
45 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:45:22.60 ID:JbPQ/ufh0
えーと、ここまで書き直しです。
まぁ、ちょびっとだけだから分からないくらいのレベルかもわからんね。
次から4ページ目突入。
AAつけたり、推敲しながら書くけん、遅くなるかもしれん。
少ししたら始めます。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:45:43.19 ID:HmXbqhsV0
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:46:57.49 ID:iOxRUVUGO
アンタの心理描写好きだ
支援
48 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:49:32.61 ID:JbPQ/ufh0
('A`)「おじゃましまーっす!」
ξ゚听)ξ「・・・・・・お邪魔します。」
( ^ω^)「……いらっしゃいませ、だお。」
('A`)「・・・・い、いやぁブーンの家に3人で揃うなんて久しぶりだよな全く!!
なんだか、俺懐かしさのあまりついつい小躍りしちゃいたいよ!」
( ^ω^)「本当に久しぶり、だお。」
ξ゚听)ξ「そう・・・ね。」
(;'A`)(・・・・・・うあー。)
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:53:38.97 ID:SXSsmUOoO
支援
50 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:54:27.85 ID:eeb11pxd0
test
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:55:22.07 ID:fSEjIlXu0
しえn
52 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:55:39.12 ID:eeb11pxd0
放課後、僕の家にツンを連れてきた。
逃げるように帰ろうとしたツンを、である。
約束を忘れた等と、小学生でも見抜けそうな嘘をつくツンはどこか痛々しく思えた。
道中に会話はなかった。
いや、僕とドクオは雰囲気の悪さを改善しようと努力をしたつもりである。
しかし、ツンが口を開くことはなかった。
そのうち、僕のほうも話しかけるのを止めた。
どうせ、この後嫌となるほど話を聞く事になるのだから。
確証は無いが、そう思っていた。
それも、聞きたくないような話であることも。
ツンは決して、自分の気持ちを語らなかった。
しかし、言われなくても分かる、
彼女の目の中に絶望という名の暗闇が見える、そんな風な気がしたから。
だから22〜3行くらいまでだと何度ry
支援
54 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:57:12.04 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「じゃあ、僕はお茶を入れてくるから少し待っててほしいお。」
ξ゚听)ξ「「・・・そう、ご自由に。」
('A`)「お、おお!とびっきり熱いお茶を頼むぜ、夏だけどな!!」
('A`)(・・・ツンとタイマンはきついから、なるべく早く頼むぞ!)
ドクオが何かを求めるような目をしていたが、とりあえずは無視する。
お茶っ葉を取り出し、お湯を作る作業。
それだけの作業に、有り得ないほどの時間をかけるようにした。
お茶を入れるなんて口実で僕は考える時間が少しでも欲しかったから。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 22:58:54.34 ID:eeb11pxd0
>>53 なんか、それとは別にダメなんだよね。
コピペだけだとダメみたいなアレでもあるのかな?
と、スマソ。この現象についてよくわからんのよ
56 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 22:59:23.96 ID:eeb11pxd0
考えていた、何を聞けば良いのか。
いや、それ以前に僕が踏み込んで良いのかということを。
僕が質問し、彼女が答えるということ。
それは即ち、彼女の傷を抉り取ることに繋がるのである。
もし、今日の僕が彼女に更なる傷を負わせることになったら?
知られたくない秘密を無理やり聞き出して、僕はどうするんだ?
彼女を助けたいと言ったが、果たして僕にどうにか出来る問題なのか?
不安になる材料はいくらでもある。
ツンの今日の態度を見てからはそれが一気に加速したのも事実である。
また、反対に逆の思いもであるのだが。
57 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:00:03.04 ID:eeb11pxd0
わかっている、わかっているのだ。
僕もドクオも、もう引き返せない位置まで踏み込んだのだ。
光の届かない場所まで踏み込んでしまった。
この奈落の底の入り口には決して戻ることが出来ないんだ。
だからこそ、負の思いとは逆の思いもまた強くなる。
彼女を救いたいという気持ち、それは何事よりも強く輝く正の思い。
そして、『救う』という言葉に込められた力は僕だけのものではない。
あの世界の僕が言うのだ。
『彼女達に教えてもらった事を忘れるな』と。
何度も何度も、それを心に誓えと言われたのだ。
僕自身も忘れるわけにはいかない。
死んでまでして、ようやく手に入れた心の力なのだから。
58 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:01:27.79 ID:eeb11pxd0
深い思考の渦から目覚めさせた甲高い音。
どうやら、ヤカンのお湯が沸いてしまったらしい。
もっとも、最後の心の準備は出来た。
後は真正面からツンの闇とぶつかるだけだ。
どんなに醜悪なものでも。
どんなにおぞましいものでも。
僕達は立ち向かわなければならないんだ。
・・・それは好奇心や同情といった心のせいで?
・・・踏み込めないとこまできてしまったから諦めで?
・・・あの世界の自分自身の記憶に咎められるのが嫌だから?
どれも違う。
これは僕の決断であり、本当の心。
理由なんてたった一つ、シンプルだ。
『好きな女の子の力になりたい。』
男である以上、これ以上の理由が必要なんて思えないだろ?
59 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:03:17.13 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「すまんこつ、待たせたお。」
ξ゚听)ξ「気にしてないわ、ありがとう。」
('A`)「全くだぜ・・・気にしてなんか・・・。」
ドクオが5歳は老けて見えるのは気のせいだろうか。
うん、きっと気のせいだろう。
('A`)「いやぁ、この暑いのに熱いお茶なんてね。
こりゃあ、冬にはマグマが湯飲みに入ってるに違いないってな!」
ξ゚听)ξ「・・・・・・。」
( ^ω^)「・・・・・・。」
('A`)「・・・・・・うん、おいしいなぁ。」
60 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:05:00.70 ID:eeb11pxd0
それから、10分程だろうか。
痺れを切らしたと言う言い方は変だが、僕から話を始める事にした。
( ^ω^)「さて、今日ここに来た理由はわかってるお?」
ξ゚听)ξ「・・・私に話があるんでしょ?」
( ^ω^)「・・・正直、そう言ったけど少し違うんだお。
僕とドクオはツンに話をして貰いたくてここに呼んだんだお。」
('A`)「こっちからじゃなくて、そっちから言ってくれるのが理想だったんだけどな。
流石に俺たちも我慢ならねぇから、こういう形で話を聞くことにしたんだ。」
ξ゚听)ξ「・・・・・・私には何も話すような事は無いわ。」
ツンがまたしても、冷たい口調になっていく。
昼休みの二の舞になるのは避けたかったので、逃げる様に話をすすめる。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 23:05:19.87 ID:0y4y17UQ0
復活おめ!
支援
ドクオ憐れwww
63 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:07:04.48 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「ツンが自分から話をしないというなら、こうするお。
僕達の質問に正直に答える、それでもいいお?」
ξ゚听)ξ「アンタ達がそれで良いならどうぞ?」
ツンは挑発的に見下した目を向けてきた。
それは、正直に話す気はサラサラないと言っている様で、僕には悲しかった。
まだ、足りない。
ツンに真実を語らせるのはまだ無理だ。
だからこそ、少しずつ追い詰めていくことが必要なのだ。
一気にまくしたてるのではダメだ。
それでは、錯乱を引き起こしかねない。
一つずつ細かい質問を重ねていき、最後に叩きつける。
これがドクオと決めた攻略法のようなものだった。
もっとも、マニュアル通りにならないのは承知の上だ。
・・・・・・恐らく、ヒートするのは間違いないだろうから。
64 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:08:40.82 ID:eeb11pxd0
('A`)「じゃあ、まず一つ目といこうか。
・・・最近、付き合いが悪いのはどうしてなんだ?」
ξ゚听)ξ「別に付き合い悪い訳じゃないでしょ?
ただ、学校で騒ぐとめんどくさいからいないだけ。」
( ^ω^)「学校で騒ぐと、どうしてメンドクサイんだお?
ξ゚听)ξ「最近、部活止めちゃったからね。
それなのに遊びほうけてるなんて知られたら、気まずいでしょ?」
('A`)「ならよ、何で部活止めたんだよ?」
ξ゚听)ξ「学生の本業は勉強って言うでしょ?
それに、ブーンに一泡吹かせたいからちょっと本腰入れようかなってね。」
・・・・・どうやら、本気で正直に答える気はないらしい。
ドクオもそれ感じ取っているのか、少し呆れた表情だ。
もう少し、踏み込んでみるか・・・。
65 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:11:15.18 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「今日の昼休み、どうしてあんなに怒ったんだお?」
ξ゚听)ξ「なんていうか、あんまりしつこいからかな。
・・・でも、あれは確かに言い過ぎたし謝るわ、ごめん。」
( ^ω^)「それは別に良いんだお・・・それより、僕の言ったこと覚えてるお?」
ξ゚听)ξ「・・・何?」
( ^ω^)「僕は『正直に答える』と言って、ツンもそれに承諾したお?
・・・今、ツンが話した答えの中には本当に『正直な答え』はあったのかお?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・何が言いたいの?」
( ^ω^)「ツンは嘘をついてるんじゃないかって・・・・・・。」
そこまで僕が言ったところで、ドンと大きな音が部屋に響く。
ドクオが机を叩き、おもむろにたちあがったのである。
珍しく感情をあらわにし、こぶしを強く握ってる姿が伺えた。
だが、この行動はまずい。
この先の展開は恐らく僕の考えが当たるなら・・・。
66 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:13:41.22 ID:eeb11pxd0
('A`)「もう我慢ならねぇ、やっぱり探りあいは俺の性根に合わないわ。
ブーンには悪いが、単刀直入にいかせてもらうぜ。」
(;^ω^)「ちょ、おま、落ち着けって・・・。」
('A`)「いや、もうダメだね。限界なんてとうに越えた。
今俺に出来るのは、ただ突き抜けて走ることだけだ。」
ξ゚听)ξ「・・・アンタ、さっきから何言ってるの?頭おかしいんじゃないの?」
('A`)「まさか、自分でも驚くくらい冷静だよ。
お前にぶつける質問の内容だって、さっきからずっと考えてた。」
ξ゚听)ξ「・・・はぁ?」
('A`)「本当はもっと時間をかけなきゃいけねぇのかも知れねぇ。
だけど、ブーンと違って俺はそんなにうまくいけないみたいだからな。
単刀直入に言う、『モナーの野郎と一体何があったんだ』?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・。」
67 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:15:30.76 ID:eeb11pxd0
僕の作戦は水泡となって消えてしまった。
だが、もしかしたらこれで良かったのかもしれない。
嘆きの言葉こそ、彼女が抱える闇の象徴。
それこそが本当の真実、言葉。
何より、ドクオの発言が核心をついてしまっている。
もう、後には戻れない。ドクオの言うようにただ、前へ。
( ^ω^)「・・・ツンには何も聞いてないけど、これが僕達の推測から出た本当に聞きたかった質問だお。
ツンとモナー先生の間に何かがあって、それのせいで最近の調子が悪いと思ってるお。」
ξ゚听)ξ「・・・モナー先生とは何も関係ないわ。」
( ^ω^)「それでも、最近のツンには必ず何かがあったはずなんだお。
今は推測の域をでないけど、普通でいられなくなるようなそんなものが。」
ξ゚听)ξ「さっきから、何も無いって言ってるのがわからない?
・・・そろそろ、いい加減にしてもらいたいんだけど。」
ツンの苛立ちが目立ち始める。
恐らく、昼休みの時の様になるのは間違いないだろう。
68 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:17:33.32 ID:eeb11pxd0
だけど・・・何故か僕の心は高揚していた。
いや、気持ちの高ぶりはもしかしたら良いものではなかったのかもしれない。
これは悲しみと怒りの混ざり合った感情だ。
信じてくれない悲しみと、その負の感情をうまく抑えられない自分への怒り。
同時に巻き起こったそれは、僕の理性の鎖を蝕んでしまった。
だから・・・・・・。
僕の起こした行動は、自分でも理解し難かった。
( ^ω^)「ツン、ちょっとこっちにくるお。」
ξ;゚听)ξ「何?・・・って、きゃっ!」
(;'A`)「お、おいブーン!!」
ツンを無理やりに引き寄せる。
同時に、押し倒し手を押さえつけた。
69 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:20:21.90 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「・・・これは一体なんだお?」
ツンの手にあった包帯を乱暴に引きちぎる。
それを見たとき、ドクオもはっとしたような顔を見せた。
その手には、目を覆いたくなるような傷痕。
平行な直線の線がいくつも並んでいた。
実際に目にするのは初めてだが、間違いない。
これがリストカットの痕、彼女の心の傷を映し出すものだ。
ξ )ξ「・・・・・・。」
('A`)「悪い、お前は隠してたつもりだろうが知ってたんだ。
それが何のための包帯だったっかってことぐらいは簡単に予想できたからな。」
70 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:22:23.11 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「さぁ、話してもらうお。
何がツンをそうさせるのか、何を隠しているのか。」
ξ )ξ「・・・・・・。」
('A`)「辛いかもしれんが、人に打ち明けるのは意外と悪いもんじゃないんだぜ?
自分だけで抱え込むのは・・・ただ、空しいだけだ。」
ξ )ξ「・・・・・・。」
ξ )ξ「私は・・・私は・・・。」
ツンは立ち上がり俯いたままだが、ゆっくりと話始める。
僕達はようやく彼女の闇と対峙する、そう感じた。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 23:22:54.89 ID:z4QwVEim0
支援
72 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:25:50.25 ID:eeb11pxd0
ξ )ξ「・・・数ヶ月前、私の親が離婚したわ。
それは予測は出来ていたけど、あまりにも衝撃的な出来事で・・・・。
だから、私はその辛さを誰かに打ち明けたかった。」
('A`)「俺たちには打ち明けようとは思わなかったのか?」
ξ )ξ「言える訳が無いわ、アンタ達の笑顔をみてたらなおさらね。
・・・・そして私は教室で一人、泣いていたわ。」
少し悔しかった。
彼女が僕達を頼ってくれなかったことが。
だけども、今はそこは問題点じゃないのも分かっている。
ここからが本番ということだ。
73 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:27:39.06 ID:eeb11pxd0
ξ )ξ「そんな時、現れたのが・・・アンタ達の言うとおりモナー先生よ。
大人特有の包容力っていうのに私はすっかり彼を頼り切ったわ。」
ξ )ξ「そして何度か相談を続けたある日・・・家に招待されたわ。
今思えば、それが何を意味するのかなんて簡単に理解できる。
それでも、私は特別扱いされてることに優越感を持って、のこのことついていった。」
('A`)「・・・・・・。」
( ^ω^)「・・・!」
正直言って、この先のことは予測できた。
しかし、僕が驚いたのはツンの話の内容ではない。
ツンの爪が、腕に深い傷をつけていたのである。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 23:27:54.98 ID:QDGmXDFRO
1500秒だ支援
75 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:29:53.15 ID:eeb11pxd0
ξ )ξ「そして・・・私は犯されたわ。
あはは、自分の注意力深さの無さに今でも笑っちゃう。」
掻き毟る手が更に加速する。
傷痕と爪が赤く染まる。
ξ )ξ「レイプってさ、本当に痛いだけなのよ?
漫画とかそういうののは全部フィクションだから、あんまり願望持たないほうがいいわ。」
ガリガリと音が聞こえる様になる。
それに気付いたドクオが固まっているのが見える。
ξ )ξ「その後は写真とか撮られて脅迫されてさ。
誰かに言ったら、これをお前の知り合いという知り合いにばらまいてやつね。
そこら辺だけは、漫画と全く同じなんて笑っちゃうわよね。」
血が腕を伝うようになる。
そこまできて、ようやく僕の震えがおさまった。
76 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:36:50.04 ID:eeb11pxd0
ξ )ξ「私は・・・私はね・・・。」
(;゚ω゚)「もういい、もういいんだお、ツン!!」
彼女の事をもう一度、押さえつけた。
そして、彼女の顔が僕の目に映し出される。
涙が、零れ落ちていた。
ξ;凵G)ξ「私は!何があってもブーンとドクオにそんな事を知られたくなかった!!
汚れてしまった私を見て、二人がどう思うのかを思うと怖くて、辛くて、悲しくて!!
そんな感情を忘れるために痛みで紛らわすことしか出来なかった!!」
ξ;凵G)ξ「嫌われたくなかった、そうなるなら死ぬほうがマシだった!
だから、何度も死ぬことも考えた、けど会えなくなるのも辛かった!!
何度、先生に汚されても、私は耐えることしか出来なかった!」
ξ;凵G)ξ「だけどね、それも今日で全部終わり!
二人に知られてしまったから、私の秘密がばれてしまったから!!
汚れきった私の姿が、照らされてしまったから!!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 23:38:12.99 ID:eiRP7FCg0
支援
78 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:39:09.75 ID:eeb11pxd0
(;^ω^)「ツ、ツンは汚れてなんか・・・。」
ξ;凵G)ξ「そんな気休めは少したりとも聞きたくない!
現に、今のドクオを見ればそれはわかる!!」
(;'A`)「あ・・・うう・・・ああ・・・・。」
ドクオはうろたえていた、戸惑っていた。
実際に目にしたツンの気迫に圧倒されていた。
そして、汚れてしまったと言うツンに少なからずの嫌悪感を抱いていた。
ξ )ξ「同情とか、そういうのは全く欲しくないわ。
もう、私に残されているのは終わりへの道だけ。
私は、先生を道連れにして・・・・・・。」
79 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:40:56.82 ID:eeb11pxd0
( ω )「・・・・・・。」
彼女の言うことに圧倒されたのはドクオだけなのか。
嫌悪感を抱いたのは、本当にドクオだけなのか。
嫌、違う。
僕自身も彼女に対し、何かしらの悪い感情を抱いたのは確かだった。
それは予測できていたこと。
しかし、実際に耳にすると、どうしても黒い感情が湧き上がる。
僕は確定に近い予測をしながらも、期待をしていた。
彼女が、綺麗なままでいることを。
美しく、可憐なイメージを崩そうとはしなかったのだ。
80 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:42:30.20 ID:eeb11pxd0
僕は信じ切れなかったのだ。
彼女が汚れてしまったから、憂いを抱いたのだ。
そう感じたとき、僕は一気に力が抜けてしまった。
彼女を掴んでいた手を放し、立ち尽くす。
ツンの絶望を帯びた顔が嫌に目に付いてしまった。
ξ )ξ「・・・もういいわ、帰るわよ。『さよなら』」
ツンは扉に向かって歩き出す。
その扉の向こうはきっと、奈落の世界。
だから、さよならという言葉に秘められた意味。
それを考えると、引き止めたくてしょうがないのに。
でも、僕の体は少したりとも反応してくれなかったんだ。
81 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:44:21.53 ID:eeb11pxd0
僕に勇気をわけてください。
神様がいるなら、闘う力を僕に。
でも、気付いている。
勇気は神様がくれるなんてものではない。
闘う気持ちはきっといつだってここにある。
忘れるな、信じ続けろ。
僕自身を、彼女を救うと決めた信じる心を。
奇跡は信じる心が引き起こすものなんだから。
『僕はツンが好きなんだ!!』
耳に入ってきた声。
誰かが、声を荒げてそう叫んだ。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 23:45:05.16 ID:SXSsmUOoO
支援
83 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:46:31.21 ID:eeb11pxd0
ξ;゚听)ξ「え・・・・?」
ツンが足を止めてこちらを振り返る。
信じられないといった表情で僕を見つめていた。
(;'A`)「ブーン、おまえ・・・?」
ドクオもまた同じような顔をしていた。
でも、そこには僅かな希望を抱いてるような片鱗もある。
つまり、今『好き』と叫んだのはこの僕だ。
・・・・・無意識の内に叫んだのか?
違う、助けてくれたんだ。
自らの成長という名の形で、手助けしてくれた。
・・・そうだろ?
ありがとう、『あの世界の僕』。
84 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:49:13.78 ID:eeb11pxd0
( ^ω^)「僕は君のことが好きだお、ツン。
これが愛だと、最近になってようやく気付いた。
いや、教えられた。人を愛すること、人を信じること。」
( ^ω^)「少年が僕に言ったお、『運命は簡単に打ち滅ぼせる』と。
だから今、絶望しているようなツンの運命だって、力を合わせればきっと打ち砕けると信じている。
でも・・・確かに、ツンに僅かの嫌悪感を抱いたのは確かだったお。」
ξ;゚听)ξ「そ、それなら・・・。」
( ^ω^)「言ったお、僕は君が好きなんだって。
そんなちっぽけな嫌悪感なんて吹き飛んでしまうほど、僕は君が好きなんだお。」
これが僕の本心。
嘘偽り無い、誠の言葉。
85 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:51:12.06 ID:eeb11pxd0
^ω^)「そして、二人の少女は言った『最後まで信じつけろ』と。
それを死を賭けてまで教えてくれた少女達には感謝している。
僕は今、ツンの事を何があっても仲間だと言い続ける事が出来る。
・・・・・この言葉が真実だと、自分自身を信じることが出来るお。」
( ^ω^)「あの世界の僕を通して僕は成長したんだお。
君を愛することが出来た、ドクオと親友になることが出来た。
だから、僕は君が何を言おうと、君に関わり続けるお。
死なせない、悲しませない、僕が君を取り巻く運命の呪縛をぶち破るお。」
・・・だから、だから。
ブーン「ツンも僕を信じて、仲間だと言って欲しい。
今までと同じように、いやそれ以上に、笑いあいたいんだお。」
86 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:54:13.46 ID:eeb11pxd0
ξ )ξ「・・・・・・。」
('A`)「なんていうか・・・俺が言っていいのかわからないんだけどさ。
ブーンの言ってることは本当だし、それに俺も同じ気分だ。
ツンが俺たちに嫌われたくなかったのはわかるけどさ。
それでも、そんな簡単に切れるような仲じゃないってことなんだよ。
・・・・・・『俺たちは仲間』だからさ。」
ξ )ξ「・・・私は、汚れてる。
この先もその事実は変わることは無いわ。」
( ^ω^)「でも、僕がツンを好きという事実も変わることはないお。
ドクオが仲間であるという事も、同じように。」
ツンはゆっくりと歩き出す。
僕達の方向に。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/13(日) 23:55:00.76 ID:eiRP7FCg0
支援
88 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:56:37.64 ID:eeb11pxd0
ξ;凵G)ξ「嫌われて、拒絶されると思ったんだよ!?
汚らわしい目を向けられると思ったんだよ!?
それなのに、それなのに・・・・・・。」
ツンが僕にもたれるように崩れ落ちる。
背中に手をまわして、強く抱きしめる。
この手を二度と、放すことが無いように。
( ^ω^)「むかえにくるのが遅くなってしまったお。
もう、絶対にこんな思いはさせないお・・・・・・。」
ξ;凵G)ξ「うん・・・うん・・・ありがとう。
私も好き、ブーンが大好きだよ・・・・・・。」
伝わってくる暖かさは紛れも無く本物で。
僕が何よりも求めていたものだった。
ドクオ空気wwwwww
90 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/13(日) 23:59:31.51 ID:eeb11pxd0
ξ;凵G)ξ「ドクオも・・・ありがとう。」
('A`)「お、おお!正直、ここは無視してくれてた方が良かったけどな!」
( ^ω^)「何言ってるんだお、ほら。」
ドクオの事もこちらに引き寄せる。
3人で手を繋ぎ、改めて仲間だと認識しあう。
これが、僕の望んでいた世界。
ξ;凵G)ξ「私は本当に嬉しい、二人とこう出来るのをずっと夢見てた。
でも、あの人がいる限りは絶対に無理だと思ってた。」
ξ゚ー゚)ξ「けど・・・この手の温もりは本物だね。」
ニコリと笑ったツンの笑顔は眩しいくらいに輝いていて。
きっと、どんなものよりも美しいと僕は思った。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:01:45.40 ID:wVHWfE8X0
('A`)「ところでさブーン。」
( ^ω^)「ん?なんだお?」
('A`)「さっきの少年の少女ってさ・・・圭一とかの事なのか?」
( ^ω^)「そうだけど・・・いや、違うお。」
('A`)「あ、そうなのか・・・何か嫌に現実っぽく話すからさ。」
それに、死を賭けてって・・・・どういうこと?」
( ^ω^)「いつか、必ず話すお。
僕が経験した、ありえないけど最高の体験の話を。」
92 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:02:51.14 ID:wVHWfE8X0
そう、あの世界の体験があるから今の僕がある。
あの世界の体験があるからこそ、僕はツンを救うことが出来る。
それはきっと、紛れもない真実。
ゲームの世界なんかじゃない、現実に起きた事。
だから、神様に感謝しよう。
あの世界に僕を連れてってくれた神様に。
一度は恨みをもってしまったけど、今は感謝するばかりだ。
もう一度、会えるのなら必ず伝えよう。
ありがとう、と。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:04:03.75 ID:ZhEIB2uL0
支援
94 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:04:32.61 ID:wVHWfE8X0
と、ここでようやくお終いっす。
次からTIPSだずら。
>>91がさ、ID変更と酉忘れがいいタイミングで被ったなぁと思ったりした。
ま、、いいや。それではTIPS
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:05:18.07 ID:dDWATLBFO
最後の方がなんか鬼正しっぽいな。まぁ構わないが
支援
96 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:05:57.44 ID:wVHWfE8X0
【愛の形】
外部からの音を完全に遮断した部屋に男が一人。
彼がパソコンを操る音と、暖房の無機質な音がそこにはあった。
それだけではない。
時折聞こえる乾いた笑い、それに反したゆったりとした声。
もっとも、それが逆に不気味さを倍増させていた。
彼はこの部屋をコレクションルームと名付けている。
部屋の壁という壁には写真が貼られており、天井もまた同じように。
すべての写真には一人の少女の姿が写されていた。
学校でノートをとっている姿。
笑顔で食事を食べている姿。
泣きながら、服を脱いでいる姿。
日常から非日常、あらゆる姿を彼は写真に収めていた。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:06:50.23 ID:ZhEIB2uL0
支援
98 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:07:36.38 ID:wVHWfE8X0
彼は合成写真を作成していた。
少女の顔と、卑猥な写真集の体を合成させているのである。
「ふふふ、これは会心の出来モナ!
今度はこんな格好をさせるのも悪くないモナね……。」
彼は作った写真を見て満足する訳ではない。
作った画像と同じ格好を少女にやらせて、それを撮影するのである。
そして、作成した写真と撮影したものを見比べる。
そこで彼は初めて興奮し、出来がよければ良いほど感じる快感もまた至上のものになる。
普通の性行為よりも、こういった事をしながら一人でするのが彼にとっては幸せだった。
だからこそ、少女という玩具の存在を彼は欲していたのだ。
昔のように、逃げられるわけにはいかない。
この撮った写真の数が彼の愛の重みなのである。
99 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:08:04.49 ID:wVHWfE8X0
これが彼の愛の形である。
根元にあるのは確かに愛しいという感情。
しかし、彼はその感情をコントロールすることが出来ない。
ただただ、暴走を繰り返し今回のような惨事を巻き起こす。
世間的に言えば、彼は間違いなく悪である。
ただ、忘れないでほしいのは彼はただ少女を愛しているだけなのだ。
好きだから、独り占めにしたかった。
それが
愛しているのだから、私のものなのだ。
に変わってしまったのだ。
何度でも言おう、彼はただ少女を愛しているだけなのだ。
だからこそ、彼の少女を縛り付ける鎖は計り知れないものである。
しかし、それを打ち砕くのは少女の意志である、他の誰でもなく少女そのものなのだ。
それに気付いてるのは神だけである。
しかし、運命の歯車はゆっくりと回り始めた。
神だけが知る結末に、少しずつ動き始めたのだ。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:08:21.98 ID:wVHWfE8X0
100
101 :
◇9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:09:44.35 ID:wVHWfE8X0
投下しゅーりょー。
支援してくださった方、お疲れ様です、ありがとうです。
ところで、後2話くらいでお終いなんだけどさ、どうしよう?
一気に投下した方がいいかね?
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:12:09.19 ID:ml+ArC3+O
一気に
>>101 酉がコピペであせったがID一緒で安心した
一気に投下期待
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:12:40.63 ID:fJym1TnnO
じゃあ気に
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:12:45.56 ID:rz4BsYva0
乙
できれば投下が早い方が読者としては嬉しいけど
無理せず自分のペースが一番かと。
分けてくれたほうが個人的には嬉しい
遅くなるだろうし
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:15:28.12 ID:4+dDnuy0O
おしまいってこの編が、か?それともこの作品が?
もう一度あっちの世界編あると言ってた気が
108 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:16:00.32 ID:wVHWfE8X0
なんで、俺酉コピペしたのか不思議だ。
よし、今んとこは一気で考えとく。
あんまりにも時間かかりそうなら、分けるけど・・・・・・。
逃亡した分、頑張んないとですね。
最高に遅くても、今月中には終わらせるよ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:17:50.41 ID:P+6aI4PYO
心理描写参考になった。
乙。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:18:15.52 ID:ml+ArC3+O
この編が終わったら次の編ってある予定?
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:20:21.44 ID:dDWATLBFO
乙
条件といいひぐらしのブーン小説は良作ばかりでいいな
更新はまた来週とかでもいいんじゃない?
それか今日の夜とか
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:20:22.24 ID:aL8R9+xgO
まとめ二時間かけて一気に読んだよー(^o^)ノ
糞おもすれーwwwwww
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:20:59.80 ID:LxibpZXOO
以前のコメントではまだ何編かあるはずだが…やはり縮めてしまうの?
114 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:21:04.68 ID:wVHWfE8X0
>>107,110
ごめん、超勝手で悪いんだけど、恐らくこれでお終いになる。
本当にすまん、終わらせるの目標で帰ってきたからまた逃亡しちゃいそうな自分が怖い。
今は楽しいけど、この先どうなるかわからんしな・・・・・・。
元々、この話でブーンについての話は終わりだから、区切りはいいんだけど、期待してた人には
誤ることしか出来ない。ごめんなさい。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:22:39.32 ID:ml+ArC3+O
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:23:03.60 ID:dDWATLBFO
>>114 あぁ二話ってそういうことか
これで最後ならもう一気にいっちゃえ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:24:42.97 ID:rz4BsYva0
>>114 残り頑張ってくれれば何事もおk
頑張れ
118 :
◆9d9cVF02x2 :2008/01/14(月) 00:25:18.10 ID:wVHWfE8X0
もう、本当にこんなやつに対してありがとう。
お前らの言葉が何よりも嬉しくてしょうがないよ。
んじゃ、条件読んでくる。
PC壊れてたから、秋ぐらいの作品は読んでないんだ。
被ってるらしいからちょっと慌ててるw
読み終わったら続き書くさ・・・ノシ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:26:15.10 ID:dDWATLBFO
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:26:21.45 ID:FqYY9bLdO
>>114 書き手が楽しくあることが一番だからな、最後がんがれ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:27:27.54 ID:02jQsbFv0
つまり、ブーン編は終わったけど、物語はまだ終わってないってこと?
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:35:13.18 ID:I1vkxXKzO
>>121 当初の目的としてはひぐらしの中でブーンを成長させて現実の問題を解決だったから物語としてはこれで終わりじゃない?
ブーンが改心する描写を濃くして欲しかった
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:36:39.48 ID:LxibpZXOO
>>118 一切被ってるとは思わない
欝展開や神展開望んで読んだら被って見えるのかも知れないけど
ジョルジュの伏線回収お願いします
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:38:41.88 ID:dDWATLBFO
>>123 それぞれの良さがあるよな
あっちはAA一切なしでブーンだけだし
あ、一応ツンもいるか
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:38:54.97 ID:P+6aI4PYO
楽しませてもらた
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:40:46.29 ID:wVHWfE8X0
伏線をさ、張っといて忘れたら終わった後にでも容赦なくつっこんでくれ。
ジョルジュは大丈夫だけど、伏線忘れるのが俺が今一番恐れてることだから・・・。
つか、条件おもすれーwwwwwww
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 00:49:03.78 ID:dDWATLBFO
伏線回収は見る側は楽しいが書く側はつらそうだよな
ところで読み終わるまで保守しとけばいいのかな?
祭囃し編おもすれー
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 01:10:15.22 ID:aL8R9+xgO
乙
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 01:22:49.42 ID:dDWATLBFO
おやすみの保守
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 01:26:49.20 ID:aL8R9+xgO
age
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 01:39:28.20 ID:aL8R9+xgO
ほ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 01:59:30.27 ID:TwKdXzcsO
いつのまにか再会来てたのか
愛してる
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 02:16:14.91 ID:aL8R9+xgO
ほ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 02:23:26.71 ID:hY/qhG7pO
あ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 02:29:43.92 ID:aL8R9+xgO
保守
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/14(月) 02:41:39.09 ID:aL8R9+xgO
age
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
もう寝る 最後の保守