( ФωФ)閻魔はゲーム好きのようです

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ◆tbkCfy94n.
( ФωФ)「あいうえを作文ー!」

( ;・∀・)「んなっ…ど、どうしたんですか閻魔様!?」

( ФωФ)「えんまの“え”!」

( ;・∀・)「え…偉い!」

( ФωФ)「えんまの“ん”!」

( ;・∀・)「ん、ん…“ん”なんて無いっすよ!?
       しりとりで言うところのアウトっすよ!?」


( ФωФ)「一つ、マイナーキャラ使います!
        一つ、自分のオリジナルキャラ使います!
        一つ、他人のオリジナルキャラ使います!
        …そんなこんなで、“閻魔はゲーム好きなようです”、始まるのであるッ!」

( ・∀・)「なに、この…何?」

( ФωФ)「…敗北感か? ん?
        悔しいのか? 泣きそうな程悔しいのか?」

( ;・∀・)「…こ、このドSっ!」


↓↓↓↓↓ 第五話 ここから ↓↓↓↓↓
2 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 19:44:55.55 ID:/Jk68glN0
あ、どうしよう

タイトル間違えた…
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:46:40.30 ID:P6wUfOR90
これはひどいwwww
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:48:49.37 ID:HPtWjZjtO
支援
5 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 19:49:28.88 ID:/Jk68glN0
まぁいいや、投下する

書き溜め2本+出来るところまでながら投下

オールナイトで行ってみようか
6 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 19:50:07.76 ID:/Jk68glN0
( ФωФ)「むっふん」

我輩は閻魔である。
名前はまだ無い。

――ロマネスク? それは何だ? パチンコ屋か何かであるか?


( ФωФ)「…ううむ…」

それにしても、暇なのである。
最初は絶対面白いと思って始めたゲームにも、最近飽きてきたのである。


( ФωФ)「何か面白い…こう、イベントみたいなの…」

こう言うときは、頭の中がモヤモヤモヤモヤ。
何かいいアイデアが思いつきそうで、思いつかないのである。


( ФωФ)「画期的な…」

我輩の頭の中で、パズルが組み立てられていく。
しかし、我輩は理解している。

――このパズルのいくつかのピースが、我輩の脳内には存在していない事を。

そして、その事実がこれまた腹立たしいのである。
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:51:01.95 ID:HxGh41hW0
ちょ、来るのは予想GUY
ねれうまでみてるよー
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:51:40.74 ID:balxMvB8O
支援シチャウヨー
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:51:59.37 ID:hfc2hcIOO
ktkr支援
10 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 19:53:17.60 ID:/Jk68glN0
( ФωФ)「ロマネスクと閻魔を会わせてエンマネスク、な〜む〜」
「閻魔様…ロマネスクはさっき否定したばっかりでしょ?」

む。
この、いかにも頭の良さそうと言うか、性格の悪そうな声は――


ノ从。・ヮ・)ハ「性格が悪い…と言うのは、言いすぎじゃありません?」
( ФωФ)「エマ…人の心と言うのはな、そんな簡単に読んでいいものじゃないのであるぞ」


我輩の部下である死神達の中でも、上位の実力者――エマ。


ノ从。・ヮ・)ハ「ところで、先ほどから…新しい企画を考えているようですけど?」
( ФωФ)「うむ、まぁ、話が早いところはいい所ではあるな」

これで空気の読めない子だったら最悪であるが――
彼女は聡明であるゆえ、この“人の心を読む”と言う能力がプラスに働いているのである。


ノ从。・ヮ・)ハ「…僕に、いい考えがあるんですけどねえ?」
( ФωФ)「む、それは本当であるか?」

ノ从。・ヮ・)ハ「ええ、とても楽しいものですよ?
       …でもその代わり、採用された時は――
       そうですね…その企画の指揮を、僕に任せてくれると嬉しいですね?」
( ФωФ)「ふむ…そうか、では特別に許可するから教えてくれい」

まぁ、指揮なんて面倒だし――むしろ有り難いのであるがな。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:53:31.56 ID:5cSnrm0fO
大晦日なのに………支援しちゃう><
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:54:33.40 ID:5cSnrm0fO
僕っ娘?
13 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 19:55:21.71 ID:/Jk68glN0
彼女の提案は、以下の3つだった。


・1日に10組――計20人を選出し、完全決着で決闘をさせる。

・迷宮の中に、数匹の地獄獣(モンスター)を投下。
 地獄獣は倒しても殺害数に加算されないが、便利なアイテムを落とすことも。

・“処刑人”として、数名のフリーの死神を投下。
 普通の参加者と紛れさせ、同じように参加させる。
 報酬として、100人処刑した死神は昇格。
 ただし死神が殺された場合は降格し、ゲームから外れ、
 更にその死神を倒した罪人は、10人分の殺害数が加算される。


( ФωФ)「おぉっ!」

やはりエマは天才だ。
我輩の組み立てていたパズルのみならず、
手付かずだったパズルまで、見事に完成させてくれていた。


ノ从。・ヮ・)ハ「どうですか? …って、聞かなくても解りますけどね?
        …まぁ、閻魔様に気に入って貰えて、僕は嬉しいですよ?」
( ФωФ)「うむ!」

――こやつが居れば、暫くは退屈しなくて済みそうであるな。


( ФωФ)「それでは、早速――取り掛かれいッ!」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:55:32.02 ID:/cekcZsk0
投下うれしいけどガキ使の時間までしか読めねぇwwwwwwwww
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 19:57:04.25 ID:5cSnrm0fO
>彼女
僕っ娘ktkr
16 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 19:57:50.58 ID:/Jk68glN0
ノ从。・ヮ・)ハ「…ふふふっ」

閻魔様を丸め込むのは、本当に簡単だ。


ノ从。・ヮ・)ハ「楽しみ、だなぁ!」

ずっと前から、計画してたコト。
ずっとずっと前から、いつかやろうと思ってたコト。


ノ从。・ヮ・)ハ「考えただけでゾクゾクするよなぁ…」

でも、まずは第一段階。
これから、作戦を次の段階に移さなきゃいけない。


ノ从。・ヮ・)ハ「…るん♪」

スキップをしながら、ある場所に向かう。
身体と一緒に、心が弾む。


ノ从。・ヮ・)ハ「あははははっ!」

長かった。
本当に、長かったなぁ。


これで、やっと――
17 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:01:01.27 ID:/Jk68glN0
ノ从。・ヮ・)ハ「…さ、君達の出番だよ」

僕が思いっきり“檻”を開くと、そこから3人の子供が飛び出して来た。


(。゚O。0)「デバン…?」

身体が液体でできた少女――アクア。


〈 ・、,・〉「…やっと…メシにありつける、と言う事ですね!」

頭に骨を被った少年――ガラ。


【 @ l @】「……。」

そして…ええと、箱? ――ブロック。


ノ从。・ヮ・)ハ「そうだよ! 出番だ!」

みんな、僕の“子供”。

可愛い可愛い、僕の“子供”。


暴れておくれ。

君達の、好きなように。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:01:18.09 ID:iAfehU1lO
―――パン屋
19 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:04:15.20 ID:/Jk68glN0
( ФωФ)「ふむふむふーむ」

素晴らしい!

彼女の考えた3つの企画――実に素晴らしい!

その様子をモニターで見ていて、改めて実感した。


( ФωФ)「これは…面白い!」

戦わなくてはいけない状況に――今まで逃げ惑っていたのに、本気になって戦いはじめる罪人達。

罪人とは比べ物にならない――驚異的な強さの死神に、次々とやられていく罪人達。

そして――強力なモンスター達を目の前に、慌てふためいたり、突然協力し始める罪人達。


( ФωФ)「えきせーてんぐ! ぶーてほー!」

食い入るように、モニターに見入る。

――と、あるものが目についた。


( ФωФ)「…ん?」

それは、2体の地獄獣。

しかし、彼らは――他のものと違い、“人の形”をしていた。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:04:53.67 ID:WWKbY3400
支援
21 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:07:19.02 ID:/Jk68glN0
瓜 ゚∀゚)「…ふふ」

その3匹の内の一体と対峙することになるこの女は、
動かなくなった“人外”を踏みつけながら、血の付着したナイフを楽しそうに舐めていた。


瓜 ゚∀゚) づー

罪:ナイフによる連続通り魔殺人

死因:警察に追い詰められた末、捕まるよりは…と、持っていたナイフで首を切って自殺

殺害数:32


瓜 ゚∀゚)「絶対…許さないのだ、地獄獣ッ!」

彼女のナイフは、何もかもを切り裂いた。

硬い皮膚で包まれた、岩のような獣。
太りに太った、普通の攻撃を通さないような脂肪をもつ獣。
毛が全て鉄で出来ている、鋼鉄の獣。

彼女のナイフは、全てを切り裂いた。


瓜 ゚∀゚)「…どこだ! 出て来るのだ地獄獣ッ!」

彼女は、パートナーを地獄獣に殺されていた。
その復讐心だけが、彼女を突き動かしていた。
22 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:09:11.40 ID:/Jk68glN0
(。゚O。0)「……。」

瓜 ゚∀゚)「何なのだ?」

(。゚O。0)「…罪人、ですね」

瓜 ゚∀゚)「あ?」

その少女の身体は、水のように透き通っていた。


(。゚O。0)「と言う事は…あなたは、獲物ですね」

瓜 ゚∀゚)「獲物…だって? ふん、もしかしてあたしを狩るつもり?
     …違うだろ? …狩られるのはあたしじゃなくて、お前なのだッ!」

づーは、持っていたナイフを前に突き出す。


(。゚O。0)「攻撃、して来るんですね」

瓜 ゚∀゚)「当たり前なのだ…地獄獣なんざ、一匹残らず狩ってやるのだッ!」

そして、づーは――地獄獣、アクアに向かってナイフを振りかざす。
しかし、アクアはそれを回避しようともしなかった。


(。゚O。0)「……。」

ただ、その様子を―― 子を見守る母のように、穏やかな目で眺めていた。
23 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:11:38.08 ID:/Jk68glN0
瓜;゚∀゚)「なッ…!」

づーは――“信じられない”と言った顔で、アクアを見ていた。


瓜;゚∀゚)「バカな…あ、アタシのナイフが…っ!?」

今まで、このナイフで切れなかったものは無かった。
だが、目の前の“化け物”は――


瓜;゚∀゚)「う、うあぁぁぁぁぁぁっ!!」

づーはついに狂乱し、ナイフを無茶苦茶に振り回す。


(。゚O。0)「…愚かですね」

しかし――その射程距離内に居るにも関わらず、
アクアの身体には、かすり傷一つ付いていなかった。


瓜;゚∀゚)「あ、あぁぁぁぁ…」
(。゚O。0)「…終わり…のようですね」

ナイフを取り落としたづーに、アクアがゆっくりと迫る。


瓜;゚∀゚)「あぁぁ…あぁ、あ…」
(。゚O。0)「…さようなら」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:12:44.12 ID:iAfehU1lO
イッキに糞化か
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:14:19.00 ID:5cSnrm0fO
厨臭くなったな
支援
26 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:16:11.19 ID:/Jk68glN0
瓜;゚∀゚)「う…うわぁぁぁぁぁぁぁー!!」
(。゚O。0)「……。」

アクアの身体から出た無数の“触手”が、
づーの身体を絡め取り、持ち上げ、体中の穴という穴に侵入していく。


瓜;゚∀゚)「む…むぐぅぅぅっ!」

そして――その内の一本が、遂にづーの口内に侵入し、づーは喋る事も出来なくなった。


(。゚O。0)「ふふ、ふふふふふ…」
瓜ヽ゚∀゚)「…ぐ…ぐぁ…」

どくん、どくんと、脈を打つように、触手が動く。
その動きと同時に、づーの身体が干からびていく。


瓜ヽ。皿゚)「……。」
(。゚O。0)「…おいしかった」

アクアは、ミイラのようになったづーの亡骸を放り捨てる。


(。゚O。0)「さあ…次の獲物が、待ち遠しいです」

無残にも崩れ落ちた亡骸を見る、彼女のその目は―― 子を見守る母のように、穏やかだった。
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:17:43.79 ID:Oh87eW150
"穴という穴"と聞いてレイプものを想像したのは俺だけでいい
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:17:50.29 ID:iAfehU1lO
凍らすか燃やす!
29 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:18:12.40 ID:/Jk68glN0
(;*゚A゚)「…何やねん、一体…いきなりルール追加とか、ワケ解らんわ!」

その3匹の内の一体と対峙することになるこの少女は、
緑色の血のついた巨大なハンマーを構え、周囲を警戒しながら歩いていた。


(*゚A゚) のー

罪:高校のクラスメート3人を金槌で惨殺

死因:その後、学校の屋上から飛び降り自殺

殺害数:28


(;*゚A゚)「いやや…あんなのにだけは食われたくない!」

彼女は、突如現れた地獄獣に怯えていた。


(;*゚A゚)「……。」

その怯えが、本来気弱な彼女を攻撃的に仕立て上げていた。


(;*゚A゚)「うう…」

出会ったものは、全て“潰す”。
そうする事でしか、彼女の不安は晴れなかった。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:19:59.52 ID:5cSnrm0fO
のーってつーの不機嫌顔じゃないかwww
31 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:20:01.16 ID:/Jk68glN0
〈 ・、,・〉「うふふ…」

(;*゚A゚)「ひっ!?」

〈 ・、,・〉「みぃーつけたぁ…」

(;*゚A゚)「な、な…何や、一体…!?」

その少年の顔は、巨大な獣の頭蓋骨で隠れていた。


〈 ・、,・〉「獲物♪ 獲物♪」

地獄獣――ガラは、楽しそうに身体を動かす。


(;*゚A゚)「うわぁぁぁぁぁ!!」

当然のようにのーはその存在に怯え、ハンマーを振り下ろす。


そして――ガコンと鈍い音がして、砕け散った。


〈 ・、,・〉「…うーん?」

(;*゚A゚)「あ…アホなっ!?」

ただし――のーの、ハンマーが。
32 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:23:06.02 ID:/Jk68glN0
〈 ・、,・〉「…今、何したぁ?」
(*゚A゚)「え…?」

ガラの口調が、変わる。


〈 ・、,・〉「反撃したな? 僕に逆らったな?」
(*゚A゚)「…え、え…?」

〈 ・、,・〉「ふざっ…けんなぁぁぁぁッ!!
      お前等ニンゲンは、僕に狩られるだけの存在なんだよぉぉぉぉぉッ!!」
(;*゚A゚)「ぐふ…っ!?」

のーの腹に、ガラの拳がめり込んだ。


(;*゚A゚)「あぐっ、ぐっ…げほっ! げほっ!」
〈 ・、,・〉「そうだ、それでいいんだ…お前等ニンゲンは、僕らには絶対勝てないんだよ!」

あまりの重い衝撃に、のーは両膝をつき、腹を抑えて咳き込んだ。


(;*゚A゚)「た、たす… 助けて…!」
〈 ・、,・〉「んんー?」

そして――勝てないと思ったのか、命乞いをはじめた。


〈 ・、,・〉「そうだなぁ…ふふ、ふふふ…」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:24:36.48 ID:iAfehU1lO
支援
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:24:43.25 ID:SmiAXngK0
うん、一気に厨臭くなったな
支援
35 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:25:44.90 ID:/Jk68glN0
〈 ・、,・〉「じゃあ…この仮面の下がどうなってるか。
      …それを当てられたら、見逃してあげるよぉ」
(;*゚A゚)「…え?」

〈 ・、,・〉「ほーら、言ってごらん?」

ガラの口調が、徐々に優しくなる。


(*゚A゚)「ふ…普通に、顔とちゃうん…?
    …あ! 顔に酷い傷を負ってるとか!」

〈 ・、,・〉「…はっずれぇ…」

そして――ガラは、自分の仮面に手をかけた。


〈 ・、,・〉「正解はぁ…」

(;*゚A゚)「せ…正解、は…?」


 , -―-、
/γVVVl
| l―-、〈
Lヽ.AAAl 「ぜぇぇぇん、ぶ! 口でしたぁぁぁぁぁぁっ!!」

(;*゚A゚)「ひ、ひぃぃぃぃ…ッ!?」

巨大な口が、のーの頭に勢い良くかぶりついた。
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:25:54.87 ID:5cSnrm0fO
時間帯が良くないな

オムライスも更新止まってるし
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:26:19.47 ID:iAfehU1lO
エクシード詐欺
38 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:27:00.73 ID:/Jk68glN0
〈 ・、,・〉「…ひゃはははは! そりゃぁ当てられないよねぇ!
      まぁ…最初っから、助けてやるつもりは無かったけどねぇ!」

ガラは――首を失った死骸を、何度も何度も踏みつけながら騒ぐ。


〈 ・、,・〉「あー、楽しいっ! 楽しいよぅ!
     ニンゲン狩るのって本当に楽しいぃぃぃっ!!」

そしてのーの死体を押さえ込み、再び仮面を外す。

 , -―-、
/γVVVl
| l―-、〈
Lヽ.AAAl 「あーん♪」

間髪を入れず、右腕にかじりついて引き千切った。
大量の鮮血が、周囲に飛び散っていく。

 , -―-、
/γVVVl
| l―-、〈
Lヽ.AAAl 「うひゃは…ひゃぁははははははははぁ!!」

左腕、胸、腰――のーの死体が、だんだんと食いちぎられていった。

 , -―-、
/γVVVl
| l―-、〈
Lヽ.AAAl 「ひゃぁぁぁああうまいぃぃぃい!」
39 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:27:31.19 ID:/Jk68glN0
( ;ФωФ)「…何だ…奴等は!?」

我輩、吃驚仰天。
あんな地獄獣の存在など、今まで知らなかったのである。


( ;ФωФ)「エマ! エマは居るか!」
ノ从。・ヮ・)ハ「はーい?」

楽しそうなこの顔。
――ああ、やられた。


ノ从。・ヮ・)ハ「どうしたんですか閻魔様ー?」
( ФωФ)「…いや…もういい、大体解った」

こいつの仕業か。


ノ从。・ヮ・)ハ「あれぇ…?
       …閻魔様、もしかして僕を疑ってるんですか?」
( ФωФ)「ああ…お前に全てを任せた、我輩が馬鹿であった」

こうなってしまえば、後の祭り――証拠など、何も残っていない。
ただただ、あの“違法に造られた”怪物達が、迷宮の中で暴れまわるのみ。


ノ从。・ヮ・)ハ「まぁまぁ、閻魔様…折角ですから、楽しみましょうよ?
       …まぁ、誰があんな事したのか――僕も全然解りませんけどね?」
( ;ФωФ)「…ぐ…」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:27:31.25 ID:D/sTMRMz0
>>36
時間帯なんて関係ない。
投下するのは作者の都合でオールオーケーなんだ。
俺達はいつくるかわからないブーン系小説を待っているだけなんだ!!
41 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:28:01.57 ID:/Jk68glN0
( ФωФ)「…エマ、あまり…」
ノ从。・ヮ・)ハ「あははっ♪」

エマが、我輩の膝の上にちょこんと座り、モニターを見ながら笑う。
この姿を見ると、どうしても――彼女の“悪戯”を、咎められなくなるのである。


( ФωФ)「…ううむ」
ノ从。・ヮ・)ハ「ねぇ、閻魔様! 閻魔様も楽しいですよね?」

( ФωФ)「だがな、エマ…あれは、違法なのであるぞ?
        …人間と地獄獣を、掛け合わせると言う行為は…」
ノ从。・ヮ・)ハ「ねー、誰がやったんでしょうね?
        …まぁ、入っちゃったモノは仕方ないですけどねー?」

どうやっても、白を切るつもりであるか。


( ФωФ)「ならば、我輩にも考えがあるぞ…エマ」
ノ从。・ヮ・)ハ「その“考え”とやらも、お見通し…ですけどね?」

( ;ФωФ)「…ぬ、う」

駄目だ、こいつには勝てない。
我輩の考えを見切られている以上、絶対に。


( ФωФ)「…まあ、良い…」

こうなったらもう、我輩も一緒に楽しむしかなかった。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:29:06.95 ID:/g5tJO+X0
劣化したなあ
43 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:29:27.93 ID:/Jk68glN0
放たれた“死神”達もまた、エマの息の掛かった者達だった。

マド゚ヮ゚)レ「キャーハハハハハハッ!!」

可憐な、しかし狂った少女。

(,,・Д・)「…僕を、殺して…」

背中に大いなる影を負った、少年。

/ ,' 3「……。」

そして、足腰立たぬ老人。
どこからどう見ても死神には見えなかったが――彼らの力もまた、恐ろしかった。

それだけでは無い。
決闘の組み合わせすらも、エマが望めば、独断で決められるようになっている。


ノ从。・ヮ・)ハ「…本当に、楽しいですね…閻魔様?」

今や――ゲームの大半は、エマによって動かされていた。


( ФωФ)「…ああ…そうだな」

閻魔はそれに気付いて居たのか、それとも――


――第五話 END
44 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:30:04.18 ID:/Jk68glN0
次の前に、ひとつ。

劣化というか厨臭いのは今回については仕様です。 敢えてです。
数回こう言うのが挟まってくると思いますが、とりあえず耐えてください。
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:30:09.69 ID:5cSnrm0fO
指揮したんだから責任取らせればいいものを………
しえん
46 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:31:58.89 ID:/Jk68glN0
川;゚ -゚)「……。」

気になる。


(//‰ ゚)「……。」

彼があの時――何を言おうとしていたのか、気になる。
あの時は結局、彼が口を開こうとした直後に罪人の襲撃に遭って、聞けなかった。


川 ゚ -゚)「横堀…あの時、何を言おうとしたんだ?」
(//‰ ゚)「…ハテ、アノ時…?」

――ああ、やっぱりか。
やっぱり、はぐらかされるか。


川 ゚ -゚)「…いや、もういい」
(//‰ ゚)「ソウデスカ」

君がそう言うつもりなら、私は――
君がきちんと話してくれるまで、待つよ。


(//‰ ゚)「ソレヨリ、気ヲ抜カナイデ下サイ。
      今ノ時間帯…罪人、死神、地獄獣、何ガ来ルカ解ラナイノデスカラ」
川 ゚ -゚)「…ああ」

そうだよな、今は――目の前の敵と、戦わなくちゃな。
47 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:33:01.11 ID:/Jk68glN0
(//‰ ゚)「…フウム」
川 ゚ -゚)「どうした?」

暫くすると――突然、彼が腕を組んで唸る。


(//‰ ゚)「イエ…クーサン、少シコレヲ見テ下サイ」
川 ゚ -゚)「ん…?」

そう言って彼が取り出したのは、数枚の紙。
その全ての紙に、1枚1枚違う“迷路”が描かれていた。


(//‰ ゚)「コレハ、コノ迷宮ノ全体図ノデータヲ毎日採ッテイタモノデスガ…
     …ドウモコノ迷宮、“毎日構造ガ変ワル”ラシイノデス…」
川;゚ -゚)「…なんだって!?」

(//‰ ゚)「ハイ…ドウモ、罪人ノ数ニ合ワセテ大キサモ変ワルヨウデ、
     …ソシテモウ一ツ、コレガ一番気ニナッテイルモノナノデスガ…」

彼はまた、別の紙を取り出す。


(//‰ ゚)「コレガ、今日ノ迷宮ノ全体図…ソシテ、ココガ私タチノ居ル場所デス」
川 ゚ -゚)「…んなっ」

私は、そのデータを見て驚愕した。
うじゃうじゃと複雑な迷路の中に、丁度、漢字の“回る”と言う文字のような形の通路。

そして――私たちは、その中に居た。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:33:02.76 ID:5cSnrm0fO
第六話?
支援
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:33:55.89 ID:Y0CdVMav0
オーバーエクシードしちゃったか。
50 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:35:19.42 ID:/Jk68glN0
川 ゚ -゚)「これは…つまり?」
(//‰ ゚)「エエ、ソウデスネ…私タチハ安全ト言ウ事デス」

――よし。
これで、暫く落ち着ける。
つまり、彼から“あの事”を聞きだせるチャンスも――


( ^Д^)「おっと、そいつはどうかな!?」


( ^Д^) プギャー

罪:借金取りとして過剰な取立てをして、数名を自殺にまで追い込んだ

死因:取り立てした相手に逆上され、刺殺された

殺害数:42



川;゚ -゚)「…空気を読んでくれ!」

(//‰ ゚)「…クウキ?」

( ^Д^)「プギャーwwww
     空気なんて知らねぇな!
     お前は俺様にぶっ殺されればいいんだよ!」

仕方ない――軽く捻ってやるか。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:36:56.84 ID:KDTngyUVO
支援
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:37:11.02 ID:Oh87eW150
支援
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:39:03.21 ID:iAfehU1lO
緩急だね!
54 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:39:04.34 ID:/Jk68glN0
川 ゚ -゚)「さあ…凍れ!」

( ^Д^)「おっと…手を出したって事ぁ、何か出す能力だな!」

奴――プギャーはそう言うと、懐から札束を取り出して、私に向かって投げる。


川;゚ -゚)「なっ…」

私の手に無数の札束が張り付き、そして拘束した。
――これでは、氷が出せない!


(//‰ ゚)「クッ…ナラ!」

横堀が、右腕をマシンガンに変形させる。


( ^Д^)「おっと、そっちもだ!」

今度は、横堀の右腕が封じられた。


(//‰ ゚)「シマッタ…!」
川;゚ -゚)「こいつ…!」

どうする!?
攻撃も出来なければ――この閉ざされた空間で、逃げる事も出来ないじゃないか!
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:39:46.98 ID:iAfehU1lO
―――とここでネタバラシ
56 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:44:22.26 ID:/Jk68glN0
( ^Д^)「おっと…動くんじゃねぇぞ!
     俺様は天国に行くんだ! …協力して貰うぜ!」

そう言って――今度は、一枚だけ札を取り出す。


川 ゚ -゚)「…何をするつもりだ?」
(//‰ ゚)「サア…シカシ、充分警戒スベキデショウネ…」

私も横堀も、まだ死ぬ訳にはいかない。
ここは、何とかして切り抜けないと!


( ^Д^)「さぁ…とっとと死にやがれ!」

プギャーが、私たちに向かって札を投げる。


(//‰ ゚)「…!」
川;゚ -゚)「よ…横堀!?」

その時――横堀が、体当たりで私を突き飛ばした。


(//‰ ゚)「グッ…!」

横堀の脇腹から、血が噴出す。
そして、その足元には――血のついた札が落ちていた。
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:45:21.09 ID:iAfehU1lO
支援
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:45:45.11 ID:5cSnrm0fO
ナイフで刺されて死んだ割には万能だな


支援
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:46:35.16 ID:5cSnrm0fO
刺殺だった………

しえん
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:47:35.76 ID:vQB/2gPD0
金の力は偉大?

支援
61 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:48:54.35 ID:/Jk68glN0
( ^Д^)「さぁ…まだまだ行くぜ!」
(//‰ ゚)「クッ…!」

プギャーが次の札を構えると同時に、横堀が前に出る。
まさか――私の盾になろうとしているのか!?


川;゚ -゚)「横堀…!」

慌てて立ち上がり、駆け寄るが――


(//‰ ゚)「クー! 大人シクシテイテ下サイ!」
川;゚ -゚)「…っ」

彼のこの言葉を聞くと、どうしても動けなくなる。


( ^Д^)「ふん…カッコつけやがって!
     てめぇみたいな奴見てると、腹が立つぜ!」

そう言うと、プギャーは――私に向けて、札を飛ばす。


(//‰ ゚)「フン!」

彼がまた、私とプギャーの間に入り――私の代わりに、攻撃を受けた。


川;゚ -゚)「横堀…もうやめてくれッ!」
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 20:53:08.46 ID:iAfehU1lO
支援
63 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:53:58.92 ID:/Jk68glN0
(;^Д^)「てめぇ…」
(//‰ ゚)「…生憎、私ハ高性能ナノデネ…
      致命傷ヲ与エナイト、私ハ倒セマセンヨ?」

川;゚ -゚)「駄目だ横堀! いくらお前でも――」


(#^Д^)「ナメやがって! …ふざけやがって!」
(//‰ ゚)「グッ…!」

プギャーが、何とか私に命中させようと札を投げる。
その度に、横堀が私を庇う。

結果――地面は、彼の流した血と、
プギャーの投げた札で埋めつくされていた。


(;^Д^)「ば…化けモンか、こいつ…!」
(//‰ ゚)「頑丈サダケハ、普通ノ人間ニ負ケル気ガシマセンネ!」

川 ゚ -゚)「…くっ…」

何か――何か、しなくちゃ。

だけど、私には何も出来ない。
氷が操れる事以外は、普通の人間なんだから。


(#^Д^)「やってやるよ…どうせてめぇは攻撃できねぇんだ!
     死ぬまで切り刻んで…体中の血ぃ噴出させてやるよ!」
64 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 20:58:10.75 ID:/Jk68glN0
川;゚ -゚)「横堀ーッ!」
(//‰ ゚)「…!?」

ああ――やってしまった。
横堀に、怒られるかな。


( ^Д^)「ははっ! …ついに女の方に刺さったか!」

私の胸に、札が――


川 ゚ -゚)「…あれ?」

――痛くない。
刺さってるのに、痛くない?


( ^Д^)「…あん?」
(//‰ ゚)「ダ…大丈夫デスカ!?」

川 ゚ -゚)「…これは…」

札は私の胸に突き刺さったまま、ぴくりとも動いていない。


(//‰ ゚)「イ…今抜キマス、待ッテイテ下サイ!」

そして、サイボーグが札に触れると――
札が、まるで氷の板のように、綺麗に砕け散った。
65 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:01:44.59 ID:/Jk68glN0
川;゚ -゚)「ん?」

(;^Д^)「なっ…」
(//‰ ゚)「嘘ッ」

――なにこの微妙な空気。


(;^Д^)「くっ…てめぇ、一体何しやがった!?」
川 ゚ -゚)「え、いや…私は何も?」

むしろこっちが聞きたいぐらいだ。


(//‰ ゚)「マサカ…!」
川;゚ -゚)「…っ!?」

ちょ、どこ触ってるんだ横堀――


(//‰ ゚)「…ヤハリ!」
(;^Д^)「んな…バカな!?」

横堀の右手に張り付いていた札が、
私の胸に刺さっていたものと同じように、粉々に砕け散る。


川;゚ -゚)「え…ちょ、どうなっ――」
(//‰ ゚)「…喰ラエ!」
(;^Д^)「…う…嘘だぁぁぁぁぁぁぁッ!」
66 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:03:35.29 ID:/Jk68glN0
( Д )「……。」

川;゚ -゚)「…ふーむ…」

プギャーは――横堀のマシンガンで、リアル蓮画像になっていた。


川 ゚ -゚)「まさか…そうなのか?」

私の能力は、冷気を操るだけじゃなかった。
恐らく――心臓を守る為に、胸に触れたものを凍らせる事が出来るんだろう。


まぁ、何にせよ――


川 ゚ -゚)「横堀…ナイスだ! かっこよかったぞ!」

(//‰ ゚)「ガガガガガ! ピピー! ピピー!
     アニキトワタシ! アニキトワタシ!」

川;゚ -゚)「…熱暴走さえ無ければ、な」

私は横堀の額に手をあてて、熱を冷やしてやる事にした。
67 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:05:28.39 ID:/Jk68glN0
川 ゚ -゚)「…横堀、そろそろ大丈夫か?」
(//‰ ゚)「ハイ…ゴ迷惑ヲオカケシマシタ」

冷却完了。
毎度の事ながら――横堀は、自分の事を全く考えない。
もう少しで、身体が駄目になってたかもしれない。
その位戦って、それでもまだ私の為に戦ってくれようとする。


川 ゚ -゚)「…一体、何の為にそこまで…」
(//‰ ゚)「簡単デス…アナタガ居ナイト、私ガ困ルカラデス」

本当に、そうなのか?
利害一致だけで、ここまで出来るのか?
自分が死んでしまったら、同じなんじゃないのか?

でも、それらを彼に聞く事はできなかった。

何かが壊れそうで――恐かったから。


川 ゚ -゚)「…ありがとう、な」

もし彼が恋愛感情で動いてくれてるなら、思いっきり抱きしめて、キスでもしたい位だが――
しかし、そうでない場合が恐くて、そう言った行動も取れない。


(//‰ ゚)「…ソノ言葉ダケデ、充分デスヨ」

そんな気持ちを察したかのように、彼は優しくそう言ってくれた。
68 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:07:21.09 ID:/Jk68glN0
川 ゚ -゚)「……。」

まぁ、待て。
そもそも――何故私は、こんな事を考えている?


(//‰ ゚)「……。」

彼を何だと思ってるんだ?
彼の事が好きなのか?

いや、確かに好きは好きだ。
私は彼に好意を抱いている、が。

問題は、その好意がどう言ったものなのか――だ。


川 ゚ -゚)「……。」
(//‰ ゚)「……。」

利害一致?
友好関係?
恋愛感情?
相思相愛?

いや、最後のはまず無いか。

生前、あの人にあんな裏切られ方をした私が、
何故か自分を犠牲にして頑張ってくれる横堀に惹かれるのはともかく、
横堀が、こんな私に好意を持ってくれている事なんて――
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:07:37.93 ID:x3t4WfoEO
オリキャラ出す必要ないねん
70 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:08:07.31 ID:/Jk68glN0
川 ゚ -゚)「あ、そうだ…」
(//‰ ゚)「…ドウシマシタ?」

危うく、このチャンスを逃すところだった。
今度こそは――逃がさないぞ、横堀。


川 ゚ -゚)「こないだ言おうとしたこと…きちんと言って貰おうか」
(//‰ ゚)「ハテ、何ノコト――」

川 ゚ -゚)「覚えてるんだろう?」

よし、これだ。
間髪入れずにこう言ってやれば、きっと――


(//‰ ゚)「ハテ…?」
川;゚ -゚)「……。」

あれ?
なんだ、真剣に忘れてるのか?
いや、そんな筈は無い。


川;゚ -゚)「い…言ってくれなきゃ、絶交するぞ!」
(//‰ ゚)「困リマシタネ…ソンナ事ヲ言ワレマシテモ。
     第一、絶交ッテ何デスカ。 アナタハ中学生カ何カデスカ?」
川;゚ -゚)「…む…」

――また、駄目なのか?
71 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:08:54.58 ID:/Jk68glN0
川;゚ -゚)「自分から…私に言わなければいけないことがある、と」
(//‰ ゚)「身ニ覚エガアリマセンネ…」

川 ゚ -゚)「本当に?」
(//‰ ゚)「エエ」

川 ゚ -゚)「本当の本当に?」
(//‰ ゚)「ハイ」

川 ゚ -゚)「本当の本当の本当に?」
(//‰ ゚)「エエ」

川 ゚ -゚)「実は覚えてるだろ?」
(//‰ ゚)「…デスカラ、アナタハ中学生カ何カデスカ…」

やはり引っかからないか。
いや、引っ掛けたところでどうなるものでもないが。


川 ゚ -゚)「そうか…じゃあ、思い出したら話してくれな」
(//‰ ゚)「…ハイ」

仕方ない。
よっぽど、決心の要る話なんだろう。

機会を逃せば、話せなくなる――
そんな事、いくらでもあるじゃないか。

私は、バカだな。
そんな話なら、無理に聞き出していいわけが無いのに。
72 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:09:25.05 ID:/Jk68glN0
横堀と居ると、昔の私と彼を思い出す。
私は――どうでもいい事は何でもストレートに言う癖に、
大事な事になると言い出せない、臆病な性格だった。


川 ゚ -゚)『今日も背が低いな』
(;'A`)『…一日で劇的に背が伸びる訳ねぇだろ…』

彼は、いかにもパッとしない男だった。
顔も体格もそんなに良く無かったが、頭は良かった。


川 ゚ -゚)『こんな話で盛り上がれるの、お前ぐらいだな…』
('A`)『まぁ、お互い勉強バカだしなぁ』

それに、何より――
この時代の男には珍しく、“自己犠牲の精神”を持ち合わせていた。


川;゚ -゚)『ドクオ…』
(;'A`)『下がってろ。 何とか出来ねぇかもしれないけど、
    お前に怪我させるような真似だけはしないぜ…』

あの時。
スズメバチを前にした彼は、今にも泣き出しそうな顔で――
膝もガクガクと震えていたが、格好良かった。

あいつは――いざとなると、頼れる男だった。

それが、何で――
73 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:10:24.67 ID:/Jk68glN0
高校最後の冬休み。
彼と二人で行ったスキー場。


川;゚ -゚)『…ド、クオ…』
( A )『……。』

少し気を抜くと、今でも“あの時”記憶が呼び覚まされる。


川;゚ -゚)『ドクオ、待ってくれ…せめて』

一面の雪景色。
走り去るスノーモービル。


川;- _-)『…せめて…死ぬなら、一緒に…』

雪に埋もれ、体温を奪われていく私。


川  - )『…一緒、に…』

私は、彼に裏切られた。
吹雪の中、私はどうする事もできず――ただ、死を待つしかなかった。

あの寒さが、今でも忘れられない。


川 ゚ -゚)「…そうか…」
74 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:11:00.39 ID:/Jk68glN0
もしかすると、横堀に――昔の彼を、重ね合わせていたのかもしれない。
そして、“今度は絶対に裏切られない”と言う期待が、さらに“それ”を過熱させたのかもしれない。

川 ゚ -゚)「やっと、解ったよ」

――私は、横堀が本当に好きなんだ。


(//‰ ゚)「……。」

察しのいい彼のこと。
きっと、私の気持ちはなんとなく気付いてる。

それでも、何も言ってこないと言う事は――


川 ゚ -゚)「…やはり、そう言うことなのk」
(//‰ ゚)「先程カラ横デ独リ言ヲブツブツト…
      …気ニナルジャナイデスカ、自己完結シナイデ下サイ」
川;゚ -゚)「あ…すまん」

横堀とドクオの決定的な違いは、ここにある。

ドクオは、どんな時でも私に無関心だった。
対して横堀は、わざわざ私を突き放す言い方をする。

結果的にいつも私を助けてくれる所に、変わりは無いのだけど。
75 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:11:37.98 ID:/Jk68glN0
そうだ。

なら、私も今回はやり方を変えよう。
今度こそ、後悔しないように。


川 ゚ -゚)「横堀…」
(//‰ ゚)「…何デスカ?」

私はいつだって、自分に正直だった。
たった一つの場合を除いては。

だけど私は、今日からその“たった一つ”にも正面から立ち向かうよ。
いつ、このゲームで負けて――二度と機会が訪れなくなるか、解らないから。


川 ゚ -゚)「……。」
(//‰ ゚)「…ドウ、シマシタ?」

だから――


川 ゚ -゚)「…好きだ」
(//‰ ゚)「……。」

私はもう、逃げないよ。



――第五話 END
76 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:13:37.29 ID:/Jk68glN0
何か不評みたいだし、どうせこれ以降の書き溜めも無いんで
プロット大幅変更覚悟で>>6-43を無かった事にします。

まとめ様にお願いします。

>>46-75が真の第五話です。
>>6-43は無かった事にして下さい。


今解ったけど、俺どうもプロット立てると駄目になるみたい。
これからはもうインスピレーションだけで書くわ。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:15:30.48 ID:x3t4WfoEO
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:15:37.01 ID:hZCmuSLBO

79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:15:53.55 ID:yNc+88o8O
なかったことにしますてwwwwwwwwwwww
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:16:49.26 ID:7FJcLVP4O
不評だから無かったことにするってのはちょっと……
でも乙!
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:18:30.99 ID:iAfehU1lO
良かった良かった
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:18:37.80 ID:HxGh41hW0
あんたの作った世界だろうが、厨くさいだの言われるからってなかったことにする必要ないと思うんだ
83 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:19:00.74 ID:/Jk68glN0
そのままやって全体駄目にするより
ちょっと無理を通してでも流れを正す

それが俺の選択です


不評だからって言うより、
改めて見ると出来に納得できてないから、の方が強いかも
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:19:14.99 ID:T5AW+Fzd0
安心した。
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:19:36.78 ID:vQB/2gPD0
禁じ手なような気がしないでもない
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:19:58.03 ID:JGzipygyO
作者豪快杉www
87 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:20:49.55 ID:/Jk68glN0
【まとめ様にもういっこお願い!】

1レス目を、次のレスのものと入れ替えて頂けると嬉しいです。

本当に色々とお手数お掛けします、ごめんなさい。
88 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:21:20.11 ID:/Jk68glN0
川;゚ -゚)「……。」

気になる。


(//‰ ゚)「……。」

彼があの時――何を言おうとしていたのか、気になる。
あの時は結局、彼が口を開こうとした直後に罪人の襲撃に遭って、聞けなかった。


川 ゚ -゚)「横堀…あの時、何を言おうとしたんだ?」
(//‰ ゚)「…ハテ、アノ時…?」

――ああ、やっぱりか。
やっぱり、はぐらかされるか。


川 ゚ -゚)「…いや、もういい」
(//‰ ゚)「ソウデスカ」

君がそう言うつもりなら、私は――
君がきちんと話してくれるまで、待つよ。


(//‰ ゚)「ソレヨリ、気ヲ抜カナイデ下サイ。
      イツ襲撃ニ遭ウカ、解ラナイノデスカラ」
川 ゚ -゚)「…ああ」

そうだよな、今は――目の前の敵と、戦わなくちゃな。
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:24:17.26 ID:iXloU6Q8O
コイツ……出来る……!
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:24:26.43 ID:fqeYRKxeO
大胆なやつめw
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:26:35.31 ID:Oh87eW150
なかったことに…だと…?
http://www.imgup.org/iup530335.jpg
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:27:45.34 ID:DIrlbbN2O
>>91
お前はよくやったよwww
93 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:28:23.28 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「おっはらっきー!」

( ;・∀・)「違う! つーさんそれ違います!
       それに色々危ないからやめてください!」

(*゚∀゚)「もうこの際どうでもいいんだよ!
     俺様はフリーダムを貫くぜ! アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

( ;・∀・)「よくない! よくないです! 落ち着いてください!
       つーか見えてます! 色々見えてますってば! はしたない!」

(*゚∀゚)「はいはい、解った解った…わーったよ」

( ;・∀・)「ったく…それでは」

(。゚O。0)「閻魔はゲーム好きなようです!」
< ・、,・>「はじまるよー!」

ノ从。・ヮ・)ハ「絶対本編出てやる! 出てやるからな!」


( ;・∀・)「……。」


↓↓↓↓↓ 第六話 ここから ↓↓↓↓↓
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:28:24.64 ID:iAfehU1lO
>>91
ワロタ
95 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:33:15.62 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「〜♪」

天国は、本当に楽しい。
オレみたいな奴が――本当に、こんな場所に居ていいんだろうか。


(*゚∀゚)「はい! オムライス2つ、お待ちー!」

l从・∀・ノ!リ人「わーい!」
|  ^o^ |「おいしそう です」

そんな疑問も、この笑顔を見れば吹き飛んでしまう。
オレの料理で、沢山の人が喜んでくれている――それだけで、嬉しかった。


(*゚∀゚)「…はぁ…」

もしも、この喜びを地上で知ってたら――
オレは究極の味なんか求めないで、普通の料理人をやって行けてたんだろうか。

そしたら、もっと幸せだったんだろうか。


そんな事を考えていると、店のドアが開き、
ドアについている鈴が綺麗な音を奏でた。


(*゚∀゚)「いらっしゃいませ!」

――お客さんだ。
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:36:11.86 ID:iAfehU1lO
ドクオです
97 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:36:17.20 ID:/Jk68glN0
(*゚ー゚)「あ…」
(*゚∀゚)「…う」

いや、駄目だ駄目だ。
お客様、お客様。


(*゚∀゚)「お一人様ですかっ?」
(*゚ー゚)「はい」

(*゚∀゚)「はい、こちらの席にどうぞー!」

何のつもりで来たんだろう。
わからないけど――この感じ、普通にご飯を食べに来たんじゃないな。


(*゚∀゚)「よいしょ、っと」

そんな事を考えながら――
水とタオル、そしてメニューを差し出す。


(*゚ー゚)「いいお店ですね」
(*゚∀゚)「あ、どうも…」

わざとらしい誉め方。
それに加えて、目がちょっと泳いでる。

――絶対、何かあるな。
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:37:53.22 ID:iAfehU1lO
外しました
99 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:39:23.62 ID:/Jk68glN0
l从・∀・ノ!リ人「おいしかったのじゃー!」
|  ^o^ |「いつも ありがとう」

(*゚∀゚)「あっ。
     …ありがとうございましたー!」

出て行く常連さんに、元気に手を振る。
――これで、店の中に居るのは二人だけ。


(*゚ー゚)「…あの、つーさん…」
(*゚∀゚)「ん…」

やっぱり、か。
一体、オレに何の用なんだ?


(*゚ー゚)「主人と…ギコと、会ったんですか!?」
(*゚∀゚)「…はい、まぁ…」

なんだよ。
オレに、ギコの話させるなよ。


(*゚ー゚)「…もしかして…」
(*゚∀゚)「殺してねぇよ。
     …暫く、一緒に行動してたんだ」

まぁ――嘘付いても、しゃーねぇか。
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:40:08.42 ID:iAfehU1lO
支援
101 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:45:56.92 ID:/Jk68glN0
(*゚ー゚)「…一緒に、ですか」
(*゚∀゚)「ああ、一緒にな…
     …それより、何だよ?
     聞きたい事あるなら聞けよ?」

ああ、イライラする。


(*゚ー゚)「…ごめんなさい…」

ごめんなさい、じゃねぇよ。


(*゚ー゚)「私…主人が心配で。
     何してたのか、知りたくて…」
(*゚∀゚)「…元気そうだったよ。
     沢山殺ってたし、そろそろ来るんじゃないの?」

(*゚ー゚)「え…?
     …主人が、人殺しを?」

なんだよ。
お前の目の前に居るのだって、人殺しなんだぞ?


(*゚ー゚)「嘘…信じられません。
     あの主人が、そんな事…」

信じられません、じゃねぇよ。
――お前等の為に、やってるんじゃねぇか。
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:46:36.49 ID:Oh87eW150
しえ
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:47:00.20 ID:iAfehU1lO
百合
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:47:01.39 ID:Hxkt1XRcO
ぬあああああああああ
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:51:56.27 ID:JASGKoPA0
まさかこんな日に続きスレを発見するとは。わっふるわっふる!

これが後の年越しロマネスクである。
106 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:52:57.70 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「ホントだよ。 沢山殺ってたぜ?
     …もしかしたらあいつ、もうアンタの知ってるギコじゃ無いかもな」
(;*゚ー゚)「て…適当な事、言わないでください!
     あの人が…あの人が、簡単にそんな事…!」

なに、こいつ。


(*゚ー゚)「私のギコ君は、人殺しなんて出来ない優しい人です!
     本当の事を言ってください! …あなた、ギコ君も殺したんでしょ!?」
(*゚∀゚)「……。」

何、勝手な事言ってんだ?


(*゚ー゚)「返してよ! あたしのギコ君を返してよ!」
(*゚∀゚)「ちょっ…ちょっと、ちょっと待てよ!?」

何とち狂ってんだ、こいつ。


(*゚ー゚)「ギコ君に会えないなんて嫌!
     死んでも一緒って約束したのに!」
(;*゚∀゚)「……。」

(*゚ー゚)「折角…折角、お父様とお母様から逃げれたと思ったのに!
     なのに…なのに、何で!? 何でギコ君だけ地獄行きなのよ!」
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:54:33.66 ID:bixR6kQnO
うん、やっぱこういう路線の方が好き
支援
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:55:03.97 ID:iAfehU1lO
昼ドラ
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:55:08.66 ID:Ngr5JHvLO
普通に面白かったぞ? なにもやり直さなくても……
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 21:58:04.46 ID:WWKbY3400
>>109今更そんな事言って困らせてやるな

支援
111 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 21:58:59.84 ID:/Jk68glN0
(*゚ー゚)「いいわ…なら!」
(;*゚∀゚)「あうっ…!」

しぃが、オレを突き飛ばして厨房に走っていく。
あいつ、まさか――


(*゚ー゚)「あなたを殺して…ギコ君の仇を取って、私が地獄に迎えに行くわ!」
(;*゚∀゚)「…マジかよ…」

ちょ、これ何てヤンデレ?
こいつ真剣に、頭おかしいんじゃ――


(*゚ー゚)「死んで…死んでよッ!」
(;*゚∀゚)「おい、落ち着け!
     天国じゃ、殺しても相手は死なないし、
     もし刺しでもしたら本当に地獄行きだぞ!?
     お前子供も居るんじゃないのかよ!?」

(*゚ー゚)「知らない…あんなクソガキ共知らないわ!
     大体、あの人と一緒にいられなくなったのもあいつらの所為なのよ!
     あいつらさえ早く生まれてなければ…きっと、お父様もお母様も!
     出来ちゃった婚なんて言って、ギコ君とあたしの結婚を反対しなかったわ!」

(*゚∀゚)「…最低だな、お前…」

いいよ。

そこまで言うなら――オレが身体張って、お前を地獄に落としてやるよ。
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:00:24.55 ID:iAfehU1lO
支援
113 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:03:17.79 ID:/Jk68glN0
(*゚ー゚)「死ねぇぇぇぇッ!」
(;*゚∀゚)「ぐふ――っ!」

痛い。


(*゚ー゚)「死ね! 死ね!
     死ね!死ね!死ね!
     …死ねぇぇぇぇぇぇッ!!」
(;*゚∀゚)「あっ、が…がふ、っ!?」

痛い、痛い、痛い!
そこまで刺す事無いじゃないか!


(*゚ー゚)「あはははははは…あっはははははははっ!」
(;* ∀ )「…ぐぁ…」

意識が、朦朧として来た。
もう、痛みも感じない。

身体だって、動かない。




こんな奴が居るなら――天国だって、地獄と変わり無いじゃねぇか。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:03:57.26 ID:mmni6dsgO
豪快な作者に惚れた
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:04:19.62 ID:bixR6kQnO
しぃが天国行って、なんでブーンが地獄なんだよ。おかしくね?
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:08:51.35 ID:mmni6dsgO
>>115
地獄もお役所仕事ってことだろ
117 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:09:08.51 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「ん…っ」

嫌な朝だ。
とびっきり恐い夢を見た、次の朝みたい。


(*゚∀゚)「…はぁ…しっかし、酷い有様だなぁ…」

こびりついた大量の血、切り刻まれた机。
一体、オレに何の恨みがあるんだ?


(*゚∀゚)「しゃーねー、頑張って片付けるか…」

そう言えば――昔は、よく恐い夢見てたっけな。

料理にした人間どもがゾンビになって、襲ってくる夢。
オレは何もできずに、生きたまま食われてたっけ。


(;*゚∀゚)「…あー、気持ち悪い…」

そうだよ。
オレなんて、もっと酷いじゃないか。


“あれ”が無ければ――オレは、死ぬまで人を殺してたじゃないか。
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:09:09.48 ID:2C3rVdVi0
今北
無かった事にしますってwwwwwおまwwwwww
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:09:20.80 ID:Ngr5JHvLO
まさかのヤンデレwwwwww

nice boat
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:11:15.40 ID:2p7pK9GqO
建前で可憐なお嬢様演じていたら心は壊れてしまったんだな
121 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:15:19.58 ID:/Jk68glN0
(;*゚∀゚)『…はぁっ、はぁっ…!』

『ほら、待てよ! いい事してやるぜ!』

『フヒヒwwww』

『簡単に逃げられると思うなよ!』

(;*゚∀゚)『何だよ…ゴキブリみたいに湧いて来やがって!』


『ほら、捕まえたぁ!』

『フヒヒwwwwロリ娘ktkrwwwww』

『武器も護衛も無しでここに来た事、後悔させてやるぜ』


(;*゚∀゚)『や、やめろ…
     …やめろぉぉぉぉっ!!』





『あれ? …やべぇ、動かなくなっちまった』

『まぁいいんじゃね? こんなのここでは良くある事wwww』

『そこら辺に放っときゃバレねーって! それより逃げようぜ!』
122 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:19:16.94 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「…っ」

今まで、忘れてたのにな。
あいつの所為で、すっかり思い出しちまった。


(*゚∀゚)「くそッ!」

思わず、椅子を蹴飛ばす。
腹が立って仕方無い。

あんな奴、地獄に落ちて当然――


(*゚∀゚)「…んぁ?」

あれ? そういやあいつ、地獄に落ちたんだよな?

ってことは――


(*゚∀゚)「そ、そう言うこと…か!?」

喜んでいいの?

いや、いいよな。
あいつ、悪い奴だったんだし。
ギコも、話せばきっと解ってくれる。

――解ってくれる、よな?
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:20:23.07 ID:iAfehU1lO
天国は死なない
124 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:22:51.91 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「…っ!」

あぁ――最低だ、オレ。
他人の不幸の筈なのに、こんなに嬉しいなんて。


(*゚∀゚)「でも…でも、でも!」

ギコが天国に来てくれれば、ギコはオレのもの――


(*゚∀゚)「…あ、いや…」

――違う、か。
ギコのことだから、地獄に迎えに行く――とか言い出しそうだよな。


(*゚∀゚)「そうだよな…」

ちゃんと気持ちだって伝えてないんだ。
もしあいつの死神が、これを伝えたりしたら――


(*゚∀゚)「…そう、だよな…」

あいつは絶対、地獄でしぃを探す。
天国になんて、戻ってこない。


(*゚∀゚)「…そんなに、甘くねぇよな…」
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:24:25.67 ID:iy1Tl9kMO
つー葛藤支援
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:26:35.88 ID:Hxkt1XRcO
ギコとしぃが合流

イチャイチャ

クー見参

エターナルフォースブリザード

バカップルは死ぬ


なんという死亡フラグ
127 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:30:14.11 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「よっし、こんなモンかな!?」

店が、綺麗になった。
だけどもう夜だ。

知らずに来てくれた人には、悪い事したなぁ…


(*゚∀゚)「…はぁ…」

この時間帯になると、流石に暗くなってくる。
そうすると――あの地獄の事を。
何よりギコの事を、思い出してしまう。


(*゚∀゚)「ギコ…」

もし――ギコが、しぃと出会ってなかったら。
あんな奴と出会ってなかったら、あいつはもっと幸せだったのに。

地獄に落ちる事だって、無かったのに。


(*゚∀゚)「……。」

(*゚ー゚)『ギコ君に会えないなんて嫌!
     死んでも一緒って約束したのに!』

(*゚∀゚)「そんな約束して、心中したんだ。
     …今更…会いたく無い訳、ねぇよな…」
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:30:57.56 ID:yNc+88o8O
支援
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:31:24.89 ID:Hxkt1XRcO
支援
130 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:34:36.24 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「…あー!」

大の字になって、店の床に寝そべる。
もう、何もやる気が――


从 ゚∀从「ったく…情けないね、おい」
(*゚∀゚)「…は?」

いや、誰ですかあなた?


从 ゚∀从「よし、いっちょアタシが気合い入れなおしてやるよ!」
(*゚∀゚)「え、ちょ…意味わからないんですけど」

両足掴んで、持ち上げて――ちょ、やめて!
女の人でも見られたら恥ずかしいって! やめてってば!

やだ! そこは駄目! どこに足のっけてんの!
恥ずかしいって! 死ねるって!


从 ゚∀从「こいつの痛みを思い知れ…電源不要のエレキ技ッ!」
(;*゚∀゚)「ちょ――や、やめ…ッ!?」


从 ゚∀从「オラオラオラオラー!」
(;*゚∀゚)「ひゃぁぁぁぁぁっ!?」

一体――何なんだ、こいつ!?
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:35:38.73 ID:Hxkt1XRcO
やりやがったwwwwwwwwwwww
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:35:57.76 ID:SwBa/pWc0
これはww
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:36:39.78 ID:fqeYRKxeO
自己パロかw
134 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:36:52.19 ID:/Jk68glN0
(*゙∀゙)「…はぁっ、はぁっ…」
从 ゚∀从b「どうだ、気合い入ったか?」

いや、いまいち入ってねぇよ。
親指立てて言う程の事じゃねぇだろ。


(*゚∀゚)「あ…あんた、一体…」
从 ゚∀从「…アタシかい?
      アタシは…ギコの担当の死神だよ」

何でご○せん風なんすか。


(*゚∀゚)「…って…ギコ!?
     ギコの担当だったの!?」
从 ゚∀从「ああ、そうさ…
      …アンタに、言っておきたい事があってね?」

言っておきたい事?
―― 一体、何なんだ?


从 ゚∀从「…ギコのことさ」
(;*゚∀゚)「いや、ギコのことってのは解るよ」

そりゃ、それ以外で来る事ねーもんな。
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:39:34.72 ID:iy1Tl9kMO
しえ
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:40:09.67 ID:iAfehU1lO
支援
137 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:40:40.30 ID:/Jk68glN0
从 ゚∀从「実はな…」
(;*゚∀゚)「…ちょ、ちょっと待って!」

いきなり言わないでくれ!
こっちだって、心の準備が必要なんだ!

一体、何だ?

100人達成したか、殺されたか?
それとも、もっと他の何かなのか?


――落ち着け。

そうだ、いいじゃないか。
どっちにしろ、聞かなきゃいけない事なんだから。


(*゚∀゚)「…よし…いいぞ、話してくれ!」
从 ゚∀从「ああ、わかった。
      …それで…ギコなんだが、実はな…」


実は――何だ?


(*゚∀゚)「……。」

从 ゚∀从「身長が5ミリ程伸びた」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:41:06.86 ID:yNc+88o8O
世直しwwwwww
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:43:32.45 ID:bMrTrV92O
心底どうでもいいわwwwwwwww
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:44:03.11 ID:6HCS0BH70
冷静に考えると結構すげえwwww
141 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:46:38.31 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「…喧嘩売ってんのか?」
从 ゚∀从「言葉使いに気をつけろよ?
      今度はイかせてやってもいいんだからね?」

(;*゚∀゚)「…ごめんなさい」

なんだこの威圧感。


从 ゚∀从「まぁ、冗談だ…
      …ギコの事なんだがな」
(*゚∀゚)「…う、うん」

冗談だったのかよ。
まぁ、お陰で緊張はほぐれたけど――


从 ゚∀从「もう天国に着てるぞ」
(*゚∀゚)「ふーん、そう…」




(;*゚∀゚)「えぇぇぇぇぇぇっ!?」
从;゚∀从「うおっ…お、大袈裟に驚くなよ!」

いや、驚くって!
何でそう言うこと普通っぽく言うんだよ!
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:47:16.11 ID:yNc+88o8O
地獄で背が伸びるとか裏山wwwwww
143 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:49:12.91 ID:/Jk68glN0
(;*゚∀゚)「ちょ…会わせて! 今すぐ会わせて!」
从;゚∀从「いや…そんな焦らなくてもな?」

(,,゚Д゚)「…もう来てるんだが…」

――ギコ!


(*゚∀゚)「…う、嘘だろ…?」
(,,゚Д゚)「嘘じゃないぞ?」

幻じゃ何かじゃないのか?
夢とかじゃないのか?

本当に、ギコなのか?


(,,゚Д゚)「それよりさ、腹減ったんだ。
     …久々に、料理作って――」

(*;∀;)「……。」

ありえねぇだろ。
何、女房とガキ放っといてんだよ。

何で、こんなにあっさり再会出来んだよ。
感動も何も、無いじゃねぇか…


(*;∀;)「…ギコ…ぉっ!」
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:49:14.34 ID:iAfehU1lO
また地獄に行くな
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:50:04.52 ID:PWw0H4tIO
テラ支援
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:50:51.48 ID:KDTngyUVO
支援
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:50:52.21 ID:Ngr5JHvLO
しぃざまぁwwwwww
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:54:04.80 ID:JASGKoPA0
なんだ?つーが地獄に送ってあげるフラグか?
149 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 22:54:18.66 ID:/Jk68glN0
(;゚Д゚)「お…おい、落ち着けよ!」
(*;∀;)「だ…だって、だって!」

今会えるなんて、思ってないじゃないか。
心の準備ったって、話聞く準備だけで――

まさか、今会えるなんて思ってなかったんだよ!


(*;∀;)「会いたかった…会いたかった!」
(;゚Д゚)「ったく…」

今まで、あれだけ悩んでたのに。
いざ会えるとなると、どうでも良くなるんだな。


(,,゚Д゚)「ほら…いい加減、落ち着けよ。
     …俺、もう離れないから…さ」
(*ぅ∀;)「…ぅ、ぐっ…」

(*゚∀゚)「…うん…でも、何で…?」

从 ゚∀从「…アタシが、全部話したからさ」

全部?
話したって――もしかして。


(,,゚Д゚)「…しぃの事だよ…全部、聞いた」
(*゚∀゚)「あ…」
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:55:18.44 ID:iAfehU1lO
な…ん…だと
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 22:58:39.58 ID:T5AW+Fzd0
死に神w
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:00:29.40 ID:Ngr5JHvLO
支援
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:01:41.23 ID:RmXvtLIf0
支援
154 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:02:12.93 ID:/Jk68glN0
(,,゚Д゚)「正直…俺も、どうして良いかよくわからなかった。
     …だけど…本当の事、言うとな?」

ギコが、しっかりオレを抱きしめる。


(,,゚Д゚)「…あれから…しぃじゃなくて、お前の事を考えてたんだ」
(*゚∀゚)「……。」

嘘だろ?
何で、オレなんかのこと。


(,,゚Д゚)「つー…」
(;*゚∀゚)「な…なんだよ!」

ああ――もっと素直になれよ、オレ。
嬉しいんだからさ、もっと喜べよ!


(,,゚Д゚)「…お前のことは、こいつから聞いた」
( ∵)「……。」

――ビコーズ?
お前、ギコに何話した?


(;゚Д゚)「俺の名前呼びながら…その、“色々”してたとか」

最悪だ…!
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:05:42.36 ID:iAfehU1lO
たった
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:05:49.22 ID:qRVbmEf3O
ビコーズwwwwwwwwwwwww
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:06:58.65 ID:T5AW+Fzd0
ちょw
ビコーズw
そんなところまで監視w
158 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:07:01.95 ID:/Jk68glN0
(;*゚∀゚)「てめぇ何喋っちゃってんの! ふざけんなよ!」
( ∵)「事実を言ったまでっていうwwwww」

あれ? こいつこんなムカつく奴だっけ?


(,,゚Д゚)「…あぁ、本当だったんだ…」
(;*゚∀゚)「ちがっ…! 違うって!
     お前の事考えながらオナニーとか絶対してないて!」

(,,゚Д゚)「…え?」
(*゚∀゚)「え?」

あれ?


(;゚Д゚)「いや…俺が聞いたのはその、
     料理してる時とかにさ、無意識に俺の名前呼んでたって…」
(*゚∀゚)「……。」

えぇー…


从 ゚∀从「いやぁ、若いねぇ」
( ∵)「ニヤニヤ」


え? なに?
死神って皆こんななの?
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:07:08.29 ID:yNc+88o8O
ビコーズwwwwwwwww
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:09:16.68 ID:iAfehU1lO
( ∵) …




( ∵) ゴェェェ!!!
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:09:58.94 ID:MwNfR15LO
追い付いた支援
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:10:37.39 ID:T5AW+Fzd0
ビコーズ変わりすぎw
払いてぇw
間違えた…
腹筋がwこっわwれあるw
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:11:02.82 ID:rfIWPMqVO
自爆wwwwww
164 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:12:59.62 ID:/Jk68glN0
从 ゚∀从「そんじゃ、後は若いもん同士で!」
( ∵)「……。」

あ、出て行った。


(,,゚Д゚)「そうか、そこまで俺の事…」
(*゚∀゚)「……。」

ああ、心臓が張り裂けそうだ。
凄い音立てて、鳴ってる。

ギコに、聞こえてたりしないかな…?


(*゚∀゚)「ギコ…」
(,,゚Д゚)「なぁ…俺、お前に世話になりっぱなしだったよな?
     …何か、お礼させてくれないかな…何でもいいからさ」

ちょ。
この状況で言うか、そういうこと。


(*゚∀゚)「あ…う、ぁ…」
(,,゚Д゚)「……。」

だめだ、上手く喋れない。
何言っていいのか、わかんねぇよ。
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:13:37.42 ID:iAfehU1lO
という夢
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:15:25.72 ID:Ngr5JHvLO
支援
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:15:34.86 ID:h1V89Cig0
ニヤニヤ
168 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:17:01.93 ID:/Jk68glN0
(,,゚Д゚)「……。」
(;*゚∀゚)「…ぁ…」

う、嘘だろ!?
何で、そんな――そんな、顔近づけるんだよ!?


(,,゚Д゚)「つー…」
(*゚∀゚)「…ぁ…」

ああ。
もう、どうでもいいや。






(,,゚Д゚)「…つー…!」
(*゙∀゙)「ん…
     …ぁん、っ」








――ギコ。
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:18:39.37 ID:yNc+88o8O
まさに天国
170 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:20:18.53 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「…はぁ…」
(,,-Д)「スピー…」

冷静に考えると――いい、のかなぁ。


(*゚∀゚)「……。」

話が、うますぎないか?
もしかして、罠か何かじゃないのか?


(,,-Д)

例えば、こう。
ギコの顔がはがれて、中から別の顔が――


<;゚Д゚)「ぁでででででででっ!?」
(;*゚∀゚)「…あ」

(;゚Д゚)「な、何だよ!
     いきなり顔引っ張るなよ…!」
(;*゚∀゚)「ご、ごめん!」

間違い無い。
本物の、ギコだ。

感覚だって夢じゃなかった。
だとすると、オレ――
171 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:24:17.50 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「…んぁ」

――朝、か。
あれから、寝ちゃったんだな。


(,,゚Д゚)「おはよ…」
(*゚∀゚)「あ…おはよ」

でも、まだ信じられない。
こんなに、上手くいっていいもんなんだろうか?


(;゚Д゚)「なぁ、腹減った…」
(*゚∀゚)「あ…はいはいっ!」


まぁ、いいよな。
目の前に居るのは、紛れも無くギコなんだ。

夢なら夢で、楽しめるだけ楽しめりゃいいじゃないか!


(*゚∀゚)「今…作るからなっ!
     …とびっきりのやつをさ!」



――第六話 END
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:24:42.10 ID:yNc+88o8O
マジで引っ張ったのか
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:24:43.74 ID:iAfehU1lO
セクロス!セクロス!
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:25:30.94 ID:T5AW+Fzd0
あれ?
夢落ちじゃなかったw
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:25:42.63 ID:yNc+88o8O
正月はオムさん動けないから現行で会えるというのは実に嬉しい
176 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:27:19.34 ID:/Jk68glN0
さて、少し休憩。

何か質問とかあればどうぞ。
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:27:49.43 ID:bixR6kQnO
子どもより肉欲…
やっぱギコも地獄に行って当然だよな
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:28:08.39 ID:yNc+88o8O
>>176
年越しの瞬間なにする?
179 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:29:00.29 ID:/Jk68glN0
>>177
ちゃんと理由があるんです
彼の事を悪く言わないであげてください

>>178
ジャンプする
んで、年越す瞬間地球から離れてたぞ! って
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:30:03.01 ID:Hxkt1XRcO
>>177
食欲だろ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:30:34.06 ID:Ngr5JHvLO
>>176

もうギコ篇は終了?
182 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:31:49.22 ID:/Jk68glN0
>>180
俗に言う「胃袋で捕まえる」って奴ですね

>>181
まだです
詳しい事はいえないけど、
この後一転二転する予定。
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:32:05.47 ID:bixR6kQnO
>>179スマンコ。引き続き楽しみにしてます
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:39:58.55 ID:T5AW+Fzd0
ねぇ少し休憩ってことは今日はまだ終わりじゃない?
185 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:41:03.31 ID:/Jk68glN0
>>183
よろしく!

>>184
一応、俺がブッ倒れるまで続ける予定だけど…
186 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:43:13.54 ID:/Jk68glN0
よし、休憩及び質問タイムここまで!
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:44:00.31 ID:yNc+88o8O
期待
188 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:46:12.80 ID:/Jk68glN0
(,,゚Д゚)「……。」

どう、話せばいいんだろう。


(*゚∀゚)「〜♪」

嬉しそうなつーの背中を見てると、どうしても言い出せない。



(*゚∀゚)「ほら! たんと食えよっ!」
(;゚Д゚)「あ…わ、わりーわりー!」


(*゚∀゚)「……。」


(*゚Д゚)「…うん、うめぇ!
     やっぱつーの料理は最高だ!
     お陰で固形食糧がクソ不味くてさぁ…」

(*゚∀゚)「あはは、そっかー!」


幸せ、だな。


だけど――
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:48:16.01 ID:JaytsJXRO
支援
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:50:07.48 ID:JaytsJXRO
支援
191 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:50:40.19 ID:/Jk68glN0
(,,゚Д゚)「…つー」
(*゚∀゚)「んー…?」

(,,゚Д゚)「…地獄に、戻ってもいいか?」

つーが、スプーンを取り落として――固まる。


(*゚∀゚)「え…?」

予想通りの反応。
そして、考えうる一番辛い反応。


(*゚∀゚)「…うそ、だろ…?」
(;゚Д゚)「む…」

今にも泣き出しそうな顔。
震える声。

どれもこれも、俺にとっては辛かった。


(,,゚Д゚)「…解ってくれ。
    俺は――しぃや子供達に対して、責任を取らなきゃいけないんだ」
(*゚∀゚)「……。」

ごめん。
解ってくれ。
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:51:57.11 ID:T5AW+Fzd0
マジかよ…
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:52:25.47 ID:JaytsJXRO
支援
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:54:03.10 ID:JaytsJXRO
子供はどうしてるんだ支援
195 ◆tbkCfy94n. :2007/12/31(月) 23:57:42.78 ID:/Jk68glN0
(*゚∀゚)「でも! でもっ!
     …もう一度戻ったら…!」
(,,゚Д゚)「…確かに、戻ってこれる保証は無い」

だけど。


(,,゚Д゚)「それでも、俺が…
     …あいつらの人生を滅茶苦茶にした事に、変わりは無いんだ」
(*゚∀゚)「……。」


(*゚∀゚)「…じゃあ…じゃあ、っ!」
(,,゚Д゚)「ん…?」

(*゚∀゚)「オレも、一緒についていく!」
(,,゚Д゚)「駄目だ、お前を巻き込む訳にはいかない。
     …それに…ここには、お前の料理を待ってくれてる人が居る」

(*゚∀゚)「…で、でも――」


抱きしめて、唇を奪う。
俺だって、離れたくないさ。


(,,゚Д゚)「必ず、戻って来るから。
     …信じて、待っててくれ!」

(*゚∀゚)「…わかったよ…」
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/31(月) 23:59:14.00 ID:Hxkt1XRcO
か、漢だ……
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:00:23.82 ID:NL3sBIlg0
戻ってきたらややこしいことになりそうだなw
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:02:27.07 ID:oirQbgOQO
ギコ漢だな
199 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:03:18.05 ID:umKiRrWz0
――そして、俺は今。


(,,゚Д゚)「…さぁ…」

また、あの迷宮にやって来ていた。

罪人同士が天国を求めて殺しあう、あの迷宮に。


俺は、ケジメを取らなければいけない。

しぃに直接会って、きちんと話さなければいけない。

だから――誰にも負ける訳にはいかない。


(,,゚Д゚)「…本気になった俺は、10倍強いぜ!」

誰が来ても、負ける気が――


( ゚∋゚)「……。」

(,,゚Д゚)「……。」


――今した。
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:04:53.03 ID:4/lxW7pxO
クックルwwwwwwwwwwwwww
201 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:09:30.50 ID:umKiRrWz0
( ゚∋゚)「……。」
(;゚Д゚)「あ…こ、こんにちは」

うん、これは穏便に済まさないと。


( ゚∋゚)「また会ったな」
(;゚Д゚)「は、はい! 会いましたね!」

何だよ、何で話さなきゃいけないんだよ。


( ゚∋゚)「……。」
(;゚Д゚)「あの…俺全然弱いんで、
     あなたの100人目とかふさわしくないんで、
     出来れば見逃して貰えるとありがたいんですけど…」

あぁ――早速かっこ悪いな、俺。
だけど、生き残るにはこうするしか――


ハハ ロ -ロ)ハ「おやっ、こんな所にいつぞやの!」

(,,゚Д゚)


川 ゚ -゚)「…なんだ…やけに密集してるな」

(゚Д゚,,)
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:09:58.21 ID:z1jmO5mj0
あけおめ支援
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:10:21.32 ID:FSqlzd2hO
あっけおめ支援
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:11:02.63 ID:urkKkEwjO
今年初のレスは閻魔だぜ
支援
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:11:12.46 ID:rBJMWbOs0
あけおめ、ギコ天敵tktk
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:11:47.97 ID:vvBwalTRO
支援あけおめ
207 【大凶】 :2008/01/01(火) 00:12:10.53 ID:izh/4Z1HO
終わっとる\(^o^)/
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:12:38.03 ID:4/lxW7pxO
はわわ、さっきのレスが新年初レスだったか
作者あけおめ
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:14:18.79 ID:RtwwL6km0
今年一番の現行になった
応援するんでがんがれ支援
210 【462円】 :2008/01/01(火) 00:15:53.61 ID:HCdZUSmmO
支援
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:17:55.26 ID:NL3sBIlg0
支援
212 【大吉】 【6円】 :2008/01/01(火) 00:18:47.21 ID:YfYL7w0w0
支援
213 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:18:54.69 ID:umKiRrWz0
なんですか、これ。

神様…いや、閻魔様ってこんなに意地悪だったんですか?
何で強敵ばっかり寄越すんですか?


ハハ ロ -ロ)ハ「一つ言っておく!
        私の白衣のunderは白スクだ!」
(;゚Д゚)「興味あるようでねぇよ!」

川 ゚ -゚)「なら…私の下着は黒だ!」
(;゚Д゚)「何だよお前等! 何でいきなりこんな話になってんだよ!」

( ゚∋゚)「私は…」
(;゚Д゚)「言わないでくれ!」


ハハ ロ -ロ)ハ「おや…ところで、横堀はどうしたんだ?」
川 ゚ -゚)「…色々あってな、今は別行動だ」

( ゚∋゚)「……。」

あれ?
もしかして俺、相手にされてない?

ハローとクーは二人で話してるし、クックルはそっちに興味あるみたいだし。
とすれば――


(;゚Д゚)「…逃げるのみ!」
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:19:26.96 ID:7rwDnl2o0
!omikuji!dama
なんとなく
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:21:07.73 ID:NXL+GbiaO
初支援をあげましょう
216 【大吉】 :2008/01/01(火) 00:22:53.21 ID:izh/4Z1HO
支援
217 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:23:09.61 ID:umKiRrWz0
(;゚Д゚)「…追って来られないってのも、寂しいもんだな…」

あの後どうなったのか、少し気になるが――
でも、俺には関係無いもんね。


(,,゚Д゚)「…それより、まずは…しぃを探さないと」

彼女に会えない事には、何も始まらない。
と言うか、彼女に会えなかったら全部終わる。

それこそ、彼女が誰かに殺されてて――地獄にでも行ってたら。


(,,゚Д゚)「…シャレにならねーっつの」

そうなると、俺が降りてきた意味さえ無くなる。
だから――なるべく早く、しぃを見つけないと。


(,,゚Д゚)「…よし!」

俺は、気合いを入れなおして歩き始める。


まぁ、実の所――しぃに会ってからどうするかは、まだ決めてないんだが。
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:24:13.88 ID:izh/4Z1HO
支援
219 【大吉】 【1196円】 :2008/01/01(火) 00:24:15.12 ID:/n1KfK5tO
支援
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:26:09.06 ID:NXL+GbiaO
しぃんでるんじゃね?
221 【626円】 :2008/01/01(火) 00:26:59.54 ID:vvBwalTRO
支援
222 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:28:30.45 ID:umKiRrWz0
川 ゚ -゚)「……。」

ハロー。
横堀が、探して居た人。


(//‰ ゚)『申シ訳アリマセン。
      …少シ、別行動ヲサセテ下サイ…』


川 ゚ -゚)「…横堀…」

――私は、どうすればいい?
お前が居ないと、何も出来ないような気さえする。


ハハ ロ -ロ)ハ「さて…3人になっちゃったね?」

( ゚∋゚)「ハローとか言う奴…
     …貴様からは、凄まじい闘気を感じる」

ハハ ロ -ロ)ハ「あれ? バレた?」


――まずい。
ここでこの化け物にハローを殺されたら、
横堀は、目的を達成できなくなってしまう。


川 ゚ -゚)「…くっ…!」
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:30:14.46 ID:izh/4Z1HO
依存はただの停滞だ
224 【大吉】 【698円】 :2008/01/01(火) 00:30:36.87 ID:l8DhG9++O
支援
225 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:32:31.27 ID:umKiRrWz0
ハハ ロ -ロ)ハ「You! 凄いよ!
        凄すぎてイっちゃいそうさ!」

( ゚∋゚)「貴様こそ――やるな!」


――なんだ、これは。
目にも止まらない攻防が、私の前で繰り広げられている。

駄目だ。

私には、この戦いを止められそうに無いよ。


ハハ ロ -ロ)ハ「これは…能力使わなきゃいけないかな?」
( ゚∋゚)「貴様が使うなら…私も使うまでだ!」

しかも、まだ二人共、能力を使っていない。
もし、これで能力を浸かったら――


川;゚ -゚)「…うぅっ」

考えただけで、身震いがする。
こんな奴等と、まともに戦える訳が無い。

ごめん、横堀。
私には、どうする事もできない。

お前の役に立ってやれる事なんて、何一つ無いんだ。
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:35:42.64 ID:izh/4Z1HO
支援
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:39:18.63 ID:4/lxW7pxO
クックルの死因は飛行機事故・・・ってことはクックルの能力はアレか?






おや、誰か来たな
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:39:28.89 ID:7WRuUw/dO
作者書きながら年越しとかwww
229 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:41:30.43 ID:umKiRrWz0
途中だがちょっと急用が…

戻って来るんでちょっと待っててくれ
230 【大吉】 :2008/01/01(火) 00:47:13.97 ID:NXL+GbiaO
支援
231 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 00:50:33.41 ID:umKiRrWz0
ハハ ロ -ロ)ハ「それじゃ…行こうか!」
( ゚∋゚)「……。」

ハローが右腕を前に突き出し、
クックルが両腕を大きく広げる。


川;゚ -゚)「…能力を…使うのか!」

この場に居ると、私が危険だ。
でも――もし、これでハローがやられたら、私は彼に何て言えばいい?

ハローを倒す事を目標としている彼に、何て言えばいい?



ハハ ロ -ロ)ハ「You...die!」
( ゚∋゚)「…死ぬのはお前だ!」

ハローの腕が、大きな筒のようなものに変わり――
クックルは、ハローに向かって走り出す。


川 ゚ -゚)「……。」

――どうなる。


ハハ ロ -ロ)ハ「さぁ! 砕け散れ!」
( ゚∋゚)「……。」
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:50:43.14 ID:NL3sBIlg0
支援
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:54:12.88 ID:kK91WBHW0
ハローは想像もつかんな。横堀に殺されたとはいえ銃器はすでに腕についてるし。人体改造に関係あるなにかだとは思うけど
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:55:05.11 ID:xk/DzGma0
相手を改造するとか?
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:57:49.82 ID:izh/4Z1HO
>>234
それなんて歯車王?
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 00:59:54.39 ID:xxidrVfWO
私怨
237 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:00:30.10 ID:umKiRrWz0
ハハ ロ -ロ)ハ「…HAHAHA! 騙されたね!」
( ;゚∋゚)「…ッ!」

あのクックルが、初めて動揺の表情を見せた。

ハローが後ろに避けた瞬間――今まで彼女が居た場所に
巨大な“足枷”が現れて、クックルの足を拘束したのだ。


ハハ ロ -ロ)ハ「私の手に掛かったらね…
        …どんなモノでも、一瞬で“改造”しちゃえるんだよ!
       当然、私の身体でさえもね! …HAHAHAHAHAHAHA!」

川;゚ -゚)「…反則じゃないか、それ…?」

まさに、反則的な能力。 つーかこいつの笑い方腹立つな。


( ゚∋゚)「それが、どうした。
     …そんな小細工…」


ハハ;ロ -ロ)ハ「なっ…!?」

(#゚∋゚)「絶対的な力の前では、通用しない!」

クックルの背中から、ジェット噴射のような炎が起こる。
それと同時に、クックルの身体が勢い良く前に傾き――

――それから2秒も経たない内に、足枷が地面から引き剥がされた。
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:02:04.12 ID:kK91WBHW0
239 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:04:36.12 ID:umKiRrWz0
ハハ ロ -ロ)ハ「ま…まだだ!」

ハローは慌てて後退する。
それと同時に――まるで自動ドアのように、
左右の壁から大きな壁が現れ、通路を塞ぐ。


( ゚∋゚)「無駄だ!」

しかし――クックルは、それをものともしなかった。
そのままの勢いで、出てきた壁を突き破る。


ハハ ロ -ロ)ハ「…ひゅぅ…危ない危ない」
( ゚∋゚)「…!」

川 ゚ -゚)「なるほど…あの壁は、クックルの突進を防ぐためではなく…
      視界を塞ぎ、攻撃を逸らせるためのものだったのか!」

私は何故解説してるんだろう。
まぁいいか。


ハハ ロ -ロ)ハ「You、面白いね!
        こんな強い相手、初めてだよ!
        …思わず、濡れてきちゃったよ!」
( ゚∋゚)「…私も、今までに無い程興奮している」

間違い無い、こいつら――
――変態だ。
240 ◆IEhzwfel16 :2008/01/01(火) 01:04:41.89 ID:xxidrVfWO
試演
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:05:24.54 ID:NXL+GbiaO
…間違い


こいつらセックスする
242 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:09:36.57 ID:umKiRrWz0
ハハ ロ -ロ)ハ「さぁ! まだまだ行くよ!」
( ゚∋゚)「…来い」

ハローは、あちこちの壁に触れながら逃げる。


( ゚∋゚)「…フン!」

クックルは、何も考えずそれを追いかける。

――罠が張ってあるのは解りきっているのに。
これは、自分によっぽど自身が無いと出来ない芸当だろう。


ハハ ロ -ロ)ハ「Die!」

ハローの触った場所の横をクックルが通る度に、
そこから巨大な針が飛び出して来る。


( ゚∋゚)「…フン!」

しかし、クックルはそれを一つ一つ破壊しながら、ハローに迫っていく。


川;゚ -゚)「…あ…追わないと!」

一体――この戦い、どうなるんだろう。
243 ◆HMbF.pjsjQ :2008/01/01(火) 01:10:14.24 ID:NXL+GbiaO
てす
244 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:14:06.29 ID:umKiRrWz0
川;゚ -゚)「くそ…」

二人共、足が速すぎる。
どうやったら、あんな人間離れできるんだ?

私なんて、能力以外は普通の人間なのに。


川;゚ -゚)「早く、追いつかないと――」

――その時だった。


「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁー…ッ!」


川;゚ -゚)「…!」

向こうから、大きな悲鳴。

それは、紛れも無くハローのもの。


川;゚ -゚)「くっ…!」

行かないと。

このままだと――取り返しがつかなくなるかもしれない。
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:15:55.30 ID:UR/GiXaWO
人減ってきた?支援
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:17:19.78 ID:NL3sBIlg0
支援!
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:19:20.48 ID:xk/DzGma0
いるぜ
支援
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:23:03.94 ID:Wbd/R3SJO
今追いついた
しえん
249 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:23:50.12 ID:umKiRrWz0
ハハ ロ -ロ)ハ「……。」

( ゚∋゚)「……。」

川 ゚ -゚)「……。」


――遅かった。

ハローは、左胸をクックルの右腕で貫かれ――
宙にぶらんと浮いたまま、びくん、びくんと痙攣を繰り返していた。


川 ゚ -゚)「そんな…」

あの状態では、誰がどう見ても絶命している。
私は一体、横堀に何て言えばいいんだ?


( ゚∋゚)「…弱いな…やはり、能力に頼っているだけでは」

クックルは腕を大きく振り、ハローの亡骸を放り投げる。


( ゚∋゚)「下らん、戦って損をした!」

そして――ハローの頭を、思い切り踏み潰した。


これで、死んだフリという唯一の希望も失われた。
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:25:42.12 ID:HCdZUSmmO
クックルtueeeeeeee!!!
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:25:42.32 ID:6K2lx1UM0
クックル天国行きおめ。いや忍者的に考えて拒否か?
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:25:56.28 ID:NXL+GbiaO
改造してるな
253 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:32:03.05 ID:umKiRrWz0
川 ゚ -゚)「…ん?」

おかしい。
確か、この化け物は――99人殺していた筈。

なのに、死神が迎えに来る様子は無い。


( ゚∋゚)「…成る程…」
川 ゚ -゚)「え…?」

( ゚∋゚)「これは、恐らく――何かを改造して作った、身代わり人形だ」

川;゚ -゚)「…成る程!」


やはり、彼女は天才かもしれない。

あの罠には、二つの効果があったんだ。

ひとつは、単純に“時間稼ぎ”。

クックルが自分に追いつくまでの時間を、長くする。


そして、もう一つは――“カモフラージュ”。

恐らく彼女は、仕掛けた後に少し戻り、別の道を逃げた。

そして――“偽の道”に、身代わり人形を立たせて置いたんだろう。
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:32:23.86 ID:EJh2A8se0
他人を全身改造したな
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:34:22.47 ID:NL3sBIlg0
sien
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:38:09.02 ID:6K2lx1UM0
>>254
今回は他人どころかモノだな。なんという万能能力。

クーといいハローといい能力が多彩なとこ見るとギコも他に能力あるかもわからんね。
257 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:38:21.67 ID:umKiRrWz0
( ゚∋゚)「してやられたな…」
川 ゚ -゚)「…どどんまい」

まぁ、こいつ単純そうだしな。
騙すのは簡単だろう、きっと。


( ゚∋゚)「……。」
川 ゚ -゚)「……。」

しかし、気まずい。
私は一体、どうしたらいいんだろう。

まさか――あの身代わり人形のようにされてしまうのか?
嫌だ、それだけは嫌だ。


( ゚∋゚)「…お前は、強いのか?」
川 ゚ -゚)「弱いです」

こう、言うしか無いよな。
私だって、まだ死にたくないし。


( ゚∋゚)「そうか…ならいい」

彼はそう言うと、そのまま去って行った。
しかし、こうも簡単に相手に背中を向けるとは。

余程、自分に自身があるんだろうな。
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:40:52.60 ID:NXL+GbiaO
誤字ドンマイなんです><
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:42:51.46 ID:6K2lx1UM0
とりあえず地獄獣がボツったのはべつにいいとして、死神がこっそりまぎれて処刑人って設定は生きてるのだろうか?
260 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:44:56.61 ID:umKiRrWz0
川 ゚ -゚)「…はぁ…」

逃げるギコを黙って見送ってやった時、情けないヤツだと思ったが――
私も、たいして変わらないな。

と言うか、ギコの気持ちが解った気がする。

やはり、無茶をしてはいけない。
死んでしまったら、何にもならない。


川 ゚ -゚)「目的を達成してこそ――だよな」

私だって、まだ死ぬ訳にはいかない。

必ず、ドクオを見つけるんだ。
それまでは、絶対に――


川 ゚ -゚)「…負けられない、よな」



――第七話 END
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:46:44.43 ID:/n1KfK5tO
262 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:46:46.43 ID:umKiRrWz0
>>259
現状だと無い。

だが、今後どうなるかは未定。

ただ、いつか死神と戦いたいと思ってる。



さて、そろそろ限界。
やっぱりながら投下の方が調子出るなぁ…


とりあえず、キリの良いこの辺りで終わっとく。

後は寝ちゃうまで質問とかに答える
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:46:48.75 ID:/KBFw+FAO
まだまだ支援
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:46:50.23 ID:HCdZUSmmO
寝る前に言っておこう
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:47:51.47 ID:z1jmO5mj0
乙ー
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:48:12.41 ID:/n1KfK5tO
>>262
ギコの子供はまだ天国にいるんだよね?
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:50:32.01 ID:6K2lx1UM0
現世に転生とかないの?天国パンクしちゃうじゃん。原始人までいるの?
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:50:36.74 ID:xk/DzGma0
死神もなんか反則能力あるの?
269 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 01:55:32.33 ID:umKiRrWz0
>>266
今のところね。
あんまり先考えて無いからどうなる事やら

>>267
今のところ、希望すれば転生できるって設定

>>268
ある。

死神はそれに加えて、“死神の鎌”みたいな感じで
それぞれ“魂を狩る道具”を所持してるって設定に…今のところなってる。
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 01:58:18.43 ID:6K2lx1UM0
とりあえず鳥山とか荒木みたく矛盾・パワーインフレを恐れずインスピレーションで書くのが吉だと思う。
271 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:00:39.56 ID:umKiRrWz0
>>270
なるほど、無理にバランス取ろうとすると駄目なのか。
頑張ってインスピろうと思う。
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:02:56.04 ID:NXL+GbiaO
しかしインフレは起こる
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:07:00.93 ID:xxidrVfWO
いち乙
でもインフレからのパワーアップが楽しみでならない
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:07:49.04 ID:Rm96E8Gn0
既にインフレしてるだろ

何でも作れる博士とか
275 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:10:18.95 ID:umKiRrWz0
博士は確かに反則級だよな、所構わず改造しちゃうんだし

一体誰があんな滅茶苦茶な能力考えたんだか
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:11:22.77 ID:l8DhG9++O
俺なら絶対に転生なんかしないわ
天国って言うくらいだから虹キャラ達が具現化したパラダイスなんだろうな
277 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:14:40.50 ID:umKiRrWz0
誰も働く必要が無くて、もっと言うと何もしなくて良くて、

逆に罪でも犯そうものなら即地獄行き、そんな世界だぞ?

最初は良いけど、そう何年も居れないと思うんだが。
少なくとも俺は、だけど。
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:17:41.96 ID:6K2lx1UM0
逆に適度に働いて遊んでる死神のが楽しそうだな。そういやモララーの受難も気になる今後
279 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:18:55.83 ID:umKiRrWz0
あ。

モララー忘れてた…
280 【末吉】 【130円】 :2008/01/01(火) 02:22:23.28 ID:RtwwL6km0
もららーなみだめwwwwwwwww
281 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:26:04.72 ID:umKiRrWz0
モララーは不憫な子と言う事でひとつ…
前置きトークで出しまくってるから忘れてたわ。

それにしても、まさかこれで年越すとはな…
結局ジャンプもしてないし、もう年越しとかどうでもいいな。

テンション上がってきた
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:28:11.92 ID:6K2lx1UM0
テンション上がってきた=インスピレーション沸いてきた=レスもまだ200台だし8話投下=読者のテンションも上がってくる=今年一年幸せ
283 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:31:34.90 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)「……。」

父さん、母さん。
僕は、死神になってしまいました。


( ・∀・)「あー、えーっと…それじゃあ、説明しますんで」

そして今、なんとある罪人の担当死神になっちゃってます。


▼・ェ・▼「わん!」

ただし、犬ですけど。



( ・∀・)「えー…」

▼・ェ・▼「わん!」

閻魔様。

これは、新手のいじめですか?
そうなんですか?


――このドSめッ!
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:35:02.50 ID:MKs6sa5JO
支援www
285 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:35:04.61 ID:umKiRrWz0
( ;・∀・)「ですから…100人殺したら、天国に行ける訳でしてですね」

▼・ェ・▼「わん!」


( ・∀・)「……。」

▼・ェ・▼「わん!」


( ・∀・)「わ…わん! わんわんわん! わん!」

▼・ェ・▼「日本語でおk」


こいつ殺したろか?

何で僕の周りってこう言う人多いんですか!
いやこいつ犬ですけど! ディー・オー・ジーつまりDOGですけど!


( ;・∀・)「と…とにかく! 解ってるならさっさと行ってください!」

▼・ェ・▼「わん!」


ああ――大丈夫かな、この人、いや犬。
不安でならないんですけど。
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:36:56.66 ID:6K2lx1UM0
本当にキタwwwww元日からステキな作者殿wwwwwwww
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:40:31.48 ID:NL3sBIlg0
DSからしえんである
288 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:40:59.01 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)(でも…こいつ、凄いな)


▼・ェ・▼ ビーグル

罪:3人の人間を噛み殺した

死因:毒ガスで処分された

殺害数:0


▼・ェ・▼「わん!」

( ・∀・)(…ううむ…)


もしかして、これって珍しくない?
だって犬ですよ? 犯罪犬ですよ?

もしかして、これも閻魔様が楽しむ為のものですか?

犬が地獄に落ちるなんて話、普通は聞きませんしね。


とすると――僕は、なんですか。

僕も、あの方のオモチャなんですか。

まあ、今更どうでもいいですけど。
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:43:04.06 ID:6K2lx1UM0
車に轢かれたとかそこらへんかと思ったらやっぱ普通の犬じゃなかったw

そういやただの事故死だったら天国いくよね
290 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:44:42.78 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)「ふぅ…」
从 ゚∀从「アンタも大変だね…」

( ・∀・)「あ、先輩…こんちわっす」

ハイン先輩は、いつも僕の事を心配してくれる。
って言うか僕、やっぱり心配される程いじめられてるんですね。


从 ゚∀从「よし、気合いを入れてやろうか?」
( ・∀・)「はい?」

気合い?


从 ゚∀从「まぁまぁ、まずそこに仰向けになれって」
( ・∀・)「はあ…」

いわれるままに、仰向けになる。
すると――即座に、両足を捕まれた。


( ;・∀・)「え…ちょ、一体なに――」
从 ゚∀从「っしゃ! 気合いだー! 行くぞー!」


( ;・∀・)「ちょ、やめ――あばばばばばばばばば!?」
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:45:44.47 ID:Rm96E8Gn0
どうせ変身する犬だろ?
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:47:40.04 ID:NL3sBIlg0
やられたw
293 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:48:36.75 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)「……。」

ああ、担当死神ってフリーでいいなぁ。
担当してる罪人を迷宮に送ったら、後はちょくちょく様子見に行くだけでいいもんな。

でも、出来るなら可愛い子の担当が良かったな。
いや、あれも可愛いっちゃ可愛いけど、また違うって言うか――


从 ゚∀从「ほら、着替えだ。
      …アタシが悪かったよ、そんな暗い顔しないでくれ」
( ・∀・)「いえ…我慢しきれなかった自分も悪いですから」

うん、現実逃避はよくないか。
とりあえず服を受け取って、トイレの中に入る。


( ・∀・)「……。」

僕ってどこまで虐められればいいんですか?

何が悲しくてメイド服なんですか?

もしかしてそう言う趣味の人ですか?


まぁいいですよ。

着ればいいんでしょ、着れば。
294 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:51:58.16 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从「おお、似合うじゃないか! 可愛いぞ!」
( ・∀・)「……。」

やっぱりか。
そんなに僕をいじめて楽しいですか?


从 ゚∀从「下着はちゃんと渡したの穿いたんだろうな?」
( ・∀・)「ええ…あのフリフリの女物でしょ、ちゃんと穿きましたよ」

お母さん、お父さん。
僕、もう嫌です。


从 ゚∀从「よーしよし、可愛いなぁお前www」
( ・∀・)「…はぁ…」

これ、死神って言うより芸人っしょ?
いや、最悪芸人より酷いでしょ?


从 ゚∀从「よし、じゃあ暫くその格好で生活しろな!」
( ・∀・)「…はーい」

なんかもうどうでもいいです、色々。
どうせ僕はそう言うポジションですから。
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:52:52.48 ID:6K2lx1UM0
モララー&犬畜生が意外と泣ける話と予想
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 02:55:37.79 ID:IdiT/wy0O
男は投下後に雑談
残りは支援
297 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:56:58.68 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)「……。」

(*゚∀゚)「なるほど、死神も大変なんだなぁ…」


父さん、母さん。
僕は今日、美味しいと評判のレストランにやって来ました。

コックの女の子がめちゃめちゃ可愛いです。
この子の手料理食べられると思うとwktkが止まりません。


(*゚∀゚)「はいよ、オムライス一丁ー!」

( *・∀・)「おお、これが看板メニューの…」

その時。
ポケットの携帯電話が鳴る。


( ・∀・)「え…?」

いや、ちょっと待って。
送信元:ハイン って。

言いましたよね?
行ってくるって言いましたよね?

何ですか、いじめなんですか?
298 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 02:59:59.55 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从『よぉ、新入り!』

( ・∀・)「…あ、どうも…」

从 ゚∀从『…ん、どうした? 声が暗いぞ?」

( ・∀・)「…そりゃぁ、ね…」

結局、無視しようとしたら鳴りっぱですもん。
頼むから、今すぐ来いとか言わないで――


从 ゚∀从『今すぐ来い』

( ・∀・)「随分と、ピンポイントなんですね…
      …僕、今食事中なんすよ、後にして貰えませんか…」

从 ゚∀从『いや、今すぐ来い』

( ・∀・)「……。」

辛いなあ。

本当に辛いなあ。


(*゚∀゚)「ん、食べて行かねーの?」

( ・∀・)「…御代だけ、ここ置いときます…」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:01:36.23 ID:P/3nqTPM0
( ´∀`)゚Д゚)・∀・)゚∀゚)・ω・)´_ゝ`)`∀´> ̄ー ̄)*゚ー゚)-_-)゚∋゚)=゚ω゚)
300 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 03:04:20.03 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从「おーっす! 来たか!」
( ・∀・)「…ええ、呼ばれましたから…」

何て酷い人だ。
ご飯食べてるって言ってるのに。


( ・∀・)「で、一体何の用ですか?」
从 ゚∀从「ああ、えっとな。
      もし良かったら、一緒にメシ食わないか?
      勿論、アンタの奢りでだ!」

( ・∀・)「ああ…そう言うこと」


本当に酷い先輩だ。

僕の事を何だと思ってるんだろう。


从 ゚∀从「よし、行くぞ!」

( ・∀・)「…はい、行きましょう…」


まぁ…元々脱獄者だったのを拾って貰った手前、
全ての諸先輩に対して何一つ文句言えないんですけどね。

その辺りは解ってるんですけどね。
301 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 03:07:21.18 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)「それでさぁ、先輩が酷くって…」
▼・ェ・▼「わん!」

こいつ、何言ってるんだろ。
わん! とだけ言いやがって。

やっぱりこいつも、僕のこと馬鹿にしてるのかな?


( ・∀・)「…僕だって、せめて人間ぐらいの扱いはして欲しいもんですよ…」
▼・ェ・▼「わん!」

( ・∀・)「…わん! わわんわん!」
▼・ェ・▼「まぁ…それは仕方ないやな」


それにしても可笑しな犬だ。
こっちがわんわん言った時だけ、普通に喋るなんて。


そう言えば、こいつの能力ってどんなのだろう。

ちょっと気になるような、気にならないような。
302 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 03:10:27.24 ID:umKiRrWz0
( ・∀・)「…ふーむ」

さっきから見ているけど、能力が全然わからない。
ただ――


▼・ェ・▼「わんっ!」

「ぎゃぁぁぁぁ!」

彼は本当に、戦闘力が高い。
飛びついて、噛み付いて、喉を食いちぎる。

そうやって、沢山の罪人達を屠ってきた。


( ・∀・)(…僕より強いんじゃない?)

そう考えると、これまた悔しかった。
犬にまで負けるなんて。



( ・∀・)「くそっ…」

僕にだって、プライドぐらいあるんだ。

このまま、黙ってられるもんか。
303 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 03:13:53.13 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从「〜♪」

――ターゲット、ロックオン。
これより、雪辱戦を開始する。


( ・∀・)「先輩!」
从 ゚∀从「ん?」

( ・∀・)「お疲れでしょ?
      ちょっとマッサージしたいんで、
      そこに寝転んで頂けませんか?」
从 ゚∀从「お、マッサージか…悪いなぁ」

バカめ!
何も疑わず、簡単に横になりやがった!


( ・∀・)「それじゃ、目ぇ瞑ってくださいね?」
从 -∀从「ああ…これでいいかい?」

( ・∀・)「はい、それじゃあ…」


両足を掴んで持ち上げ、右足を股間にあてがう。


( ・∀・)「…たっぷり仕返ししてやんよ!」
从;゚∀从「なっ…!?」
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:14:45.30 ID:6K2lx1UM0
エロス
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:16:42.34 ID:z1jmO5mj0
支援
306 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 03:16:58.93 ID:umKiRrWz0
むに。
むにむにむにむに。
むにバキィィィッ!!



从 ゚∀从「…おい」

(#)∀(#)「…はい」

从 ゚∀从「なぁ…何やってくれたんだ? 先輩によ?」

(#)∀(#)「…電気あんま、です…」

从#゚∀从「あ゙ァ!?」

(#)∀(#)「…ご、ごめんなさい…」

从#゚∀从「謝って済むなら地獄いらねーよな! なぁ!?」


(#)∀(#)「ごめんなさい! ごめんなさい!」


父さん、母さん。
人生そんなに甘くないですけど、
人生終わった後はもっと酷いもんなんですね。


――第八話 END
307 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 03:17:51.58 ID:umKiRrWz0
ごめん、限界近いわ
自分でも何書いてるかいまいちわからんけど、
とりあえず次回に繋げるいくつかの要素を盛り込んでみた。


俺からの返事が無くなったら、もう寝たと思ってくれ…
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:18:03.29 ID:z1jmO5mj0
モララーカワイソスwwwww
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:19:04.18 ID:z1jmO5mj0
とりあえず乙!
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:22:06.23 ID:v+lihjnI0
乙wwwwなんというか話がガンガン横に広がってくネ
現在の主役まとめ
ギコ
クー
横堀
モララー
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:29:04.84 ID:9WGHRTW7O
ほしゅ
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:43:16.74 ID:CLcrGY29O
よむ
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 03:47:27.45 ID:v+lihjnI0
正月休みで見れないやつのためこのスレは保存しとくぜ
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 04:24:06.45 ID:z1jmO5mj0
保守
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 05:01:09.68 ID:N39NMe8eO
あけおめ
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 06:35:16.13 ID:oAwf1x6+O
やっぱ面白いな 保守
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 08:02:20.84 ID:9u3tKALGO
よむほ
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 08:59:16.79 ID:NXL+GbiaO
そんぽ
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 09:18:00.19 ID:NXL+GbiaO
そんぽ
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 09:30:59.17 ID:NXL+GbiaO
そんぽ
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 09:41:47.56 ID:NXL+GbiaO
よむほ
322 【豚】 【598円】 :2008/01/01(火) 09:52:42.36 ID:RtwwL6km0
     (;;゚;;)
    (*‘ω‘ *)
   (       )
  .(        )
 | ̄◇ ̄ ̄ ̄◇ ̄|
  ̄ ◇ ̄ ̄ ̄◇ ̄
   ◇  ●  ◇
    |____|
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 10:03:40.41 ID:oirQbgOQO
読む保
324賢者 ◆Holy/d.Xio :2008/01/01(火) 10:05:06.09 ID:S/JRdmL90 BE:777162593-2BP(3343)
 / ̄\
‖ 十 |
‖__|
(  ゚ー゚) これは良スレ
( つ†と)
と___)__)  
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 10:07:54.79 ID:FeMTH2vQ0
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 10:46:54.43 ID:1JjSiqcs0
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 11:43:24.54 ID:NXL+GbiaO
もつ
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 12:00:17.87 ID:NXL+GbiaO
>>1
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 12:07:29.87 ID:ef2aqo3o0
いまさらながらおいついた

ほす
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 12:22:06.55 ID:01upZhOl0
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 12:55:28.71 ID:NXL+GbiaO
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 13:01:30.01 ID:l3W+7t8RO
実はづーとのーってAA板では結構歴史のあるキャラなんだけどな…。
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 13:04:17.21 ID:cB/yrMJv0
保守
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 13:09:51.09 ID:guOuNOFM0
YUQIわ
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 13:28:39.60 ID:NXL+GbiaO
ふむふむ
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 13:41:02.51 ID:5LUng8/VO

337 ◆viIIIIIIII :2008/01/01(火) 13:57:58.15 ID:NXL+GbiaO
てす
338 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 14:38:31.18 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从「よし、気合い入れてやる!」

(;*゚∀゚)「ちょ、やめて! 気合い入んないから! むしろ抜けるから!」

从 ゚∀从「ん…そう?」

(*゚∀゚)「そ、そうそう…」

从 ゚∀从「じゃあお仕置きしてやる!」

(;*゚∀゚)「オレ何も悪い事してねーだろ!」

从 ゚∀从「アタシの好意を無駄にした!」

(;*゚∀゚)「ちょ、一体どうすりゃいいんだよ!」

从 ゚∀从「大人しく や ら れ ろ !」

(;*゚∀゚)「ちょ、ま…ちょッ!」


从#゚∀从「閻魔はゲーム好きなようですー!」

(*゙∀゙)「は、始ま…あぁぁぁっ!?」



( ;・∀・)「…自由だなぁ、あの人…」

↓↓↓↓↓ 第九話 ここから ↓↓↓↓↓
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 14:39:34.62 ID:z1jmO5mj0
ktkr支援
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 14:43:05.30 ID:KF2/AefXO
ktkr
341 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 14:44:24.03 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「〜♪」

あれから、本当に調子がいい。
迷いとか全部吹っ飛んで、


(*゚∀゚)「はい、オムライスおまt」


(#)∀(#)「あ、どうもっすー」

从 ゚∀从「…そこに置け」

何があったのこの人達ー!?


(;*゚∀゚)「あ…はい」

とりあえずテーブルにオムライスを置いて、厨房に引っ込む。
片方はこないだの死神で、もう片方は…えっと、誰だっけ?
どっかで見たことある気がするんだけどな、しかも2回ほど。

まぁいいや。


(#)∀(#)「それじゃ食べましょうか、ね? …ね?」
从 ゚∀从「…ああ」

何この険悪なムード。
頼むから暴れないでくれよ…?
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 14:44:29.63 ID:OixC/4910
きた!
支援
343 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 14:48:39.60 ID:umKiRrWz0
(;*゚∀゚)「……。」

それにしても何だろう。
あの、思いっきり殴られたような顔。

ケンカの仲直りしに来たのか?

いや、でも、それにしては空気が悪いよな。



从 ゚∀从「…で…モララーよ。
      今度閻魔様と飲みに行くんだけどさぁ…
      …まぁ、アンタが死神としてやって行けるかどうかって
      アンタと話して決めるような事じゃ無いしねぇ…」
(#)∀(#)「…勘弁して下さい、あれはやり過ぎました…」

何か失敗したのかな?
でも――そこまで責めるような事なのか?


(#)∀(#)「そ、それより…食べましょ、ね?
       ほら、冷めちゃいますよ…?」
从 ゚∀从「…ふん」

ここで、やっとスプーンが動く。

一口、二口。

二人は、無言で食べていった。
344 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 14:52:49.46 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从「……。」
(#)∀(#)「……。」

そして――半分ぐらい食べたところで、
ええと、何だっけ…そう、ハインとか言う死神が、
ふと顔を上げて、もう一人の方を向く。


从 ゚∀从「…モララー」
(#)∀(#)「はい…?」

从 ゚∀从「ちょっと顔貸しな」
(#)∀(#)「え…ちょ、勘弁して下さいよ…」

从#゚∀从「いいから!」
(#)∀(#)「は、はいっ!」

(;*゚∀゚)「あっ…」

ハインが、モララーの顔に手をあてる。
――何だろう、まだ何かやる気なのか?


从 ゚∀从「…ほら、もういいよ」
( ・∀・)「あ…え?」

(*゚∀゚)「…あ」

ハインが手を離すと、モララーの顔は元に戻っていた。
これってつまり――許して貰ったって事なのか?
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 14:53:52.38 ID:L1766EBFO
リアルタイム支援
346 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 14:57:06.35 ID:umKiRrWz0
从 ゚∀从「まぁ、アタシもやり過ぎたよ…
      …けどさ、アタシだって一応女なんだ。
      あんな事いきなりやられたら、やっぱり…な?」
( ;・∀・)「あ…す、すんません、本当に」

そして、また無言で食事が進む。


(*゚∀゚)「…へぇ…」

すごい気の変わるのが早い人なんだな。


从 ゚∀从「よし! 美味かった! …ごちそうさま!」
( ・∀・)「ごちそうさま!」

(*゚∀゚)「あ、はいはーい! ありがとうございましたー!」

そうこうしている内に、二人はオムライスを食べ終えた。
お金は貰えないけど、この笑顔と言葉が堪らなく嬉しい。


从 ゚∀从「…あ、そうそう…」
(*゚∀゚)「ん…?」

いきなり、ハインが近づいて来て――オレのに、こっそり耳打ちした。


从 ゚∀从「…アンタのお陰だよ、ありがとね」
(*゚∀゚)「…へ?」
347 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:00:43.28 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「…オレの…?」
从 ゚∀从「ああ…アンタの料理のね。
      …ホントに美味しかったよ、また食べに来るからね!」

そして、オレの肩をぽんぽんと叩く。


(*゚∀゚)「…お陰…?」

そう、なのか?


( ・∀・)「先輩、そろそろ…」
从 ゚∀从「あぁー…ちょこっと用事思い出した、ちょっと先行ってて!」

え? 用事?
まだオレに何か?


(*゚∀゚)「えっと…」
从 ゚∀从「いやさ…アンタに、大事な事伝えるの忘れてたんだ」

(*゚∀゚)「…大事な事?」

また、か。
でも何だろう、大事な事って。


从 ゚∀从「…ギコの、子供のことさ」
(*゚∀゚)「…!」
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:05:13.90 ID:4oBQkdJh0
支援
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:05:56.12 ID:oirQbgOQO
支援
350 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:06:26.36 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「…マジで?」
从 ゚∀从「ああ…マジだ」

ハインから聞いた話をまとめると――

しぃが地獄に落ち、更にギコが地獄に向かった後。
ギコの子供達は身寄りが無くなった為、神様が独断で転生させた。

そしてこの事実は、ギコもしぃも知らない。


(;*゚∀゚)「…なんでまた、オレに…?」
从;-∀从「いや…正直、アタシもどうしていいのか解らないワケさ。
       タイミングだけじゃなくて、二人に伝えていいのかすらもね…」

だから、オレに相談した訳か。
でも、オレだってそんな――


(*゚∀゚)「もう、転生しちゃったんだろ?
     …だったら、どうしようも無いじゃないか…」
从 ゚∀从「ああ…」

そう、最早どうしようもない。
オレに言われたって、オレがどうにかできる訳でもない。


(*゚∀゚)「だから…その、オレにもあんまりいい案は…」
从 ゚∀从「そうか…ありがとう。
      …まぁ、今日一日考えてみるよ…それからでも遅くは無い筈だしね」
351 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:11:28.02 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「…はぁ…」

やっぱり、オレは最低だ。

もう二度と子供達に会えない。
そんな事実を聞いて、ギコがどう思うかは――

だけど、オレにとってはギコの妻と子供。
つまり、手枷足枷が取れたようなもので。

そんな事を考えてしまう自分が、堪らなく悔しくて。


(;*゚∀゚)「…くそっ」

オレの所為、なのか?
オレが関わったから、ギコがどんどん不幸になっていくのか?

だって、そうじゃないか。
オレが余計な事しなかったら。
結果論とは言え、しぃは地獄に落ちなかった。

しぃが地獄に落ちなかったら、
ギコがしぃを地獄に迎えに行く事も無かったし、
それも無かったら、ギコの子供が転生することも無かった。


(*゚∀゚)「……。」

とんだ疫病神だな、オレは――
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:13:14.89 ID:z1jmO5mj0
支援
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:14:13.46 ID:OxUw9qYFO
支援
354 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:16:52.41 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「ん…」

――ああ、もう夜か。
こんな事ばっかり考えてないで、今日はとっとと寝よう。

風呂はいいや。
今日はもう、一刻も早く寝たい。

コックコート着たままだけど、いいや。
下はミニスカートだけど…まぁ、いいや。
ビコーズいつも見張りご苦労さん、たまにはサービスしてやるよ。

帽子は――流石に取っとくか。


(*ぅ∀゚)「ふあぁ…」

仰向けに、大の字になって――ドサリと、ベッドに沈む。

嫌な事は全部忘れよう。

もう、余計な事は考えなくていい。

考えたら、辛くなるだけだから。


もう、これからは――


――ギコと料理の事だけ、考えよう。
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:16:58.57 ID:NXL+GbiaO
支援
356 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:19:41.96 ID:umKiRrWz0
何だ?
ギコとしぃが、向かい合ってる。

――あれ? オレは?


(*゚ー゚)『死んで…死んでよッ!』

(;゚Д゚)『おい…やめろ、しぃ!』

――やめろ!


(*゚ー゚)『死ねぇぇぇぇッ!』

(;゚Д゚)『やめろ…やめてくれ、しぃ!』

お願いだ、それだけは――


(*゚ー゚)『死ね! 死ね!
     死ね!死ね!死ね!
     …死ねぇぇぇぇぇぇッ!!』

(,, Д )『……。』



(*゚ー゚)『あはははははは…あっはははははははっ!』
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:20:45.88 ID:oirQbgOQO
nice boat
358 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:23:06.91 ID:umKiRrWz0
(;*゚∀゚)「うわぁぁぁぁっ!?」
( ∵)「……。」

あれ?
――何だ、夢か。

気持ち悪い夢だな…。


(*゚∀゚)「ん…ビコーズ?」
( ∵)「…うなされてたからな」

(*゚∀゚)「もしかして…ずっと?」
( ∵)b「…ずっとパンツ見てた」

こいつこう言うキャラだっけ?
まぁいいや。


(;*゚∀゚)「こ、この変態!」
( ∵)「……。」

あ、こいつ卑怯だ。
いきなりキャラ戻しやがった。


(;*゚∀゚)「ま、まぁいいよ…」
( ∵)「……。」

――それにしてもこいつ、一体どこから見てるんだろう?
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:25:58.94 ID:z1jmO5mj0
支援
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:28:33.12 ID:UgpjTovFO
これかなり好き
支援!
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:28:40.10 ID:NXL+GbiaO
( ∵)になりたい
362 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:28:41.44 ID:umKiRrWz0
待つって決めたんだ。

だけど。


もし、しぃがギコを殺そうとしてたら?

ギコは、しぃを殺せるのか?

いや――あいつの性格上、間違い無く無理だ。


だから――

(,,゚Д゚)『駄目だ、お前を巻き込む訳にはいかない』

(,,゚Д゚)『…それに…ここには、お前の料理を待ってくれてる人が居る』

(,,゚Д゚)『必ず、戻って来るから。
     …信じて、待っててくれ!』


(*゚∀゚)「…いいや」

そうだよ。
今更、何を迷ってるんだ。

待つって、決めたじゃないか。
363 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:32:36.07 ID:umKiRrWz0
( ∵)「……。」

私は、こんなに一途な女を久し振りに見た。
愛した男をただひたすら待っている、そんな女を。


(*゚∀゚)「……。」
( ∵)「……。」

容姿端麗、料理も出来て性格も良い。
足りないのは胸と身長と頭ぐらいのものだ。

彼女になら、いくらでも男は出来そうなのに。


(*゚∀゚)「ギコ…」

ただ、愛した人を信じて待ち続けている。
それが――人間界で言う不倫にあたるとしても、だ。


( ∵)「…お前は立派だよ」

(*゚∀゚)「ん? 今なにか喋った?」

( ∵)「……。」

声をかけてやりたい。
だけど、いい言葉が思い浮かばない。
口下手な所も相まって、結局彼女に何も言ってやれない。
364 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:36:09.31 ID:umKiRrWz0
( ∵)「……。」

最初は、犯罪者としてしか奴を見ていなかった。

だけど――ギコを一途に待ちつづけたり、
料理で沢山の人を笑顔にしたり、
青と白の縞を惜しげも無く見せてくれ…あ、いや、これは違う。

とにかく、そんな彼女を――私は、いつしか尊敬すらするようになった。


(*゚∀゚)「はい、カレーライスお待ちー!」

だから。


(*゚∀゚)「なぁ、ビコーズも手伝ってくれよ?」

幸せを願うあまり。


(;*゚∀゚)「…ちょ、見てんなよ!」

私は。


(*゚∀゚)「おーい、どうしたんだ? マジにハニワになったか?」

誤った道を、進んでしまった。
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:37:19.16 ID:NXL+GbiaO
まさか!
366 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:38:23.32 ID:umKiRrWz0
あの日――


(*゚ー゚)『あら…死神さん?』

( ∵)『…実は、お話しが』


(*゚ー゚)『嘘…あの人が主人を!?』

( ∵)『…ええ』



――あの時。

( ∵)『神様』

( ̄ー ̄)『ん…何ですか?』


( ∵)『ギコの子供について――少し』

( ̄ー ̄)『ふむ…』


( ̄ー ̄)『確かに、そうかもしれませんね…それでは、転生させましょう』


本当に最低なのは――私だよ、つー。
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:38:23.53 ID:oirQbgOQO
……ゴクリ
368 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:41:36.39 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「おーい…」
( ∵)「……。」

(*゚∀゚)「…ちょっと、手伝ってくれないか?」
( ∵)「…解った」

お前が幸せになれるなら。

私はいつからか、そう思うようになっていた。



(*゚∀゚)「ありがとな!」
( ∵)「…お安い御用だ」

人の事を笑顔にしているお前を。
一途に待ちつづけているお前を。

私なりのやり方で、笑顔にしたかった。


( ∵)「……。」

私は、死神失格だ。

もうお前の傍に居る事は出来ないよ、つー。



――その夜、私は黙ってつーの家を出て行った。
369 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:44:36.57 ID:umKiRrWz0
(*゚∀゚)「ん…」

――朝。
いつもはここで、ビコーズのハニワ顔が飛び込んで来るんだけど。


(*゚∀゚)「…あれ?」

今日は、誰も居ない。
まぁ、あいつ存在感無いし、居なくても一緒だけど。


(*゚∀゚)「よし、今日も頑張るかー!」

どうせまた、用事が出来たんだろ。
その内、帰ってきてくれるだろ。


オレは、そう自分に言い聞かせて――



『つーへ
 私は、あなたの担当死神を辞める事になりました
 今まで、楽しかったです…これからも頑張ってください
                              ビコーズ』



――あいつの置手紙を、無視しつづけた。
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:46:15.87 ID:NXL+GbiaO
イイハナシダナー
371 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:48:41.01 ID:umKiRrWz0
l从・∀・ノ!リ人「おいしかったのじゃー!」
|  ^o^ |「ありがとう」

(*゚∀゚)「おう、また来てくれよー!」

いつもの店、いつもの料理――そしていつもの常連。


(*゚∀゚)「なぁ、ビコーズ…」

だけど。


(*゚∀゚)「…あ、そっか…」

そこに、あのハニワ顔は無い。


(*゚∀゚)「……。」

居なければ居ないで、寂しいもんなんだな。
少し腹は立つけど、いい奴だったのにな。


(*゚∀゚)「…よーし、今日も頑張るか!」

死ぬ訳じゃないんだ。
きっと、また――料理でも食べに来てくれるだろ。 …きっとな。

――第九話 END
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:50:31.95 ID:NXL+GbiaO
|  ^o^ | 九話終わりました
373 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:52:11.23 ID:umKiRrWz0
二日に渡って怒涛の5話連載。
ながら投下超楽しい。


沢山の支援と乙をありがとう。

あと保守もありがとう。

本当ならオムさん再開してから続きやろうと思ってたけど、
この時間までスレが残ってるとは夢にも思わなかったもんで…
たまたま時間あったから、勢い余って続き書かせて貰った。


さて、それじゃあ今日はもうここまで。

今度は俺の気が向いたときに会いましょう。
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:52:26.08 ID:oirQbgOQO
>>372

乙。かなり盛り上がってきたwwwwww
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:53:42.01 ID:4oBQkdJh0
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:55:57.15 ID:Wgkspg+aO
乙。
377 ◆tbkCfy94n. :2008/01/01(火) 15:56:44.74 ID:umKiRrWz0
どうでもいい話。


コック帽、女性用コックコート、白のミニスカ

この組み合わせ可愛くね?


さて、急用も出来たし
今回は質問タイム無しで、これにて失礼
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 15:58:03.58 ID:9kCpzsP+O
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 16:01:08.61 ID:HCdZUSmmO
乙。作者の選択は正しかったと思うよ。
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 16:02:33.28 ID:NXL+GbiaO
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 16:33:39.05 ID:cixEkDlfO

楽しかったよwww
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 17:02:05.99 ID:ef2aqo3o0
知らない間に投下されてたとは…
いないだろうけど、
作者乙!
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 17:49:56.55 ID:wx6rOCZqO
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 18:04:36.86 ID:THkZdZ1zO
よむほ
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 18:40:47.55 ID:9VQltnsOO
お疲
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 18:40:58.81 ID:Ou4V29Vk0
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 19:34:24.60 ID:U6AjrlWF0
よむほ
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 19:56:15.21 ID:IdiT/wy0O
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 20:25:08.46 ID:L1766EBFO
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 20:53:49.10 ID:sYRVTKUmO
よむほ
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/01(火) 21:06:54.48 ID:NXL+GbiaO
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。