( ＾ω＾)　ブーンは世界征服を企むようです

第一章　日本征服

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市街征服じゃないのか・・・っ

第一話　世界征服計画


( ＾ω＾)「やっぱり浦沢作品は面白いお!」

ピザでニートでひきこもりの彼、内藤ホライズンは重度の漫画オタクである

そんな彼のお気に入りの作品は、浦沢直樹の『20世紀少年』だ

昭和のノスタルジーな雰囲気や緻密に張り巡らされた伏線、さらに先が読めない展開などで絶大な人気を誇っている

( ＾ω＾)「フクベエは凄いお」

フクベエとは、たぐいまれなカリスマ性で世界征服を成し遂げた『20世紀少年』の登場人物である

( ＾ω＾)「でもフクベエはちょっと超能力が使えるだけだお」

( ＾ω＾)「案外僕でもいけるかも……」

現実と空想の区別もつかない内藤は本気でそう思い始めた


( ＾ω＾)「よし!　決めたお!」



( ＾ω＾)「僕は世界を征服するお!!」




〜( ＾ω＾)　ブーンは世界征服を企むようです〜

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( ＾ω＾)「という訳で手伝ってくれお」

('A`)「……厨二病ってレベルじゃね−ぞ」

(´･ω･｀)「そんなしょうもないことでわざわざ呼び出したのか。ぶち殺すぞ」

内藤は友人であるドクオ、ショボンに協力を求めたがどうも返事が芳しくない

('A`)「妄想膨らます前に働けよこのニートが」

(´･ω･｀)「食って寝てオナニーするだけのクズになにができる」

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ところでジョルジュの口ってなんて読むんだ？

次々と浴びせられる罵詈雑言

( 　ω　)「……」

('A`)「だいたいな、だからお前は−−


( #＾ω＾)「分かってるお!!!!」

('A`)「!!」


( #＾ω＾)「僕がどうしようもない落ちこぼれだってのは理解してるお!!」

( #＾ω＾)「そんな自分が嫌で!　嫌で!　ずっと変わりたいと思ってたんだお!!」

( ;ω;)「でも今まで何をすればいいのか分からなかったんだお……」

( ;ω;)「やっと見つけた人生の目標だお。それを否定されたらまた無意味な日常に戻ってしまうお……」

ω

ターンエーガンダム

('A`)「いや、だからってんな無茶なこと……」

(´･ω･｀)「……お前の気持ち、よく分かった」

('A`)「ショボン!?」

(´･ω･｀)「内藤」

( ;ω;)「……おっ?」

(´･ω･｀)「本気で世界を、自分を変えたいか」

( ;ω;)「……当たり前だお」

(´･ω･｀)「生半可な覚悟じゃ無理だぞ」

( ;ω;)「……僕は今まで生きながら死んでいたお」

( ;ω;)「……命を捨てる覚悟はできてるお」

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時は流れるものだと！
誰が決めたんだ！

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>>8
「記号」で変換し続けてみれ

('A`)「おいおい何言ってんだよ」

(´･ω･｀)「ドクオ」

('A`)「あ?」

(´･ω･｀)「確かに内藤の話は荒唐無稽で幼稚さ」

(´･ω･｀)「だがお前も一度は考えたことがあるだろ?」

(´･ω･｀)「『この世界はおかしい』と……」


('A`)「……」

(´･ω･｀)「持てる者が持たざる者を搾取し、国同士が不毛な戦争を繰り返す」


(´･ω･｀)「人類は進歩したはずなのに、いつまでたってもこの構図は変わらない」

(´･ω･｀)「もういいかげん、新しい段階へ進むべきだよ」

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('A`)「はは……冗談だろ……いつものショボンらしくないぞ」

(´･ω･｀)「俺は大真面目だ」

( ＾ω＾)「ショボン……」

('A`)「ははは……ふぅ、分かったよ。お前は賢い。何か考えがあるんだろ?」

( ＾ω＾)「ドクオ!」

('A`)「乗るぜ。俺もこのばかばかしい計画にな」

第二話　学会乗っ取り

('A`)「で、具体的にどうするんだ?」

( ＾ω＾)「……まず宗教から始めようと思うお」

(´･ω･｀)「ほう」

( ＾ω＾)「金や人望が手っ取り早く集まるし、なにより元手があんまりいらないお」

('A`)「甘いよ。日本に宗教団体なんていくらでもある。まとまった数の信者を集めるのに何年もかかるぞ」

( ＾ω＾)「あぅあぅあぅ」

(´･ω･｀)「……いや、そうでもないぞ」

(´･ω･｀)「良い方法が一つある」

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−−ソウデスカ学会本部−−


/；3「おぅ!!　ツン君中に出すぞ!　」

ξﾟ�听)ξ「あぁ!　会長きて!　私の中に流し込んでぇぇぇぇ!!!!」

ドピュッ!　ドピュッ!　ドピュッ!

/；3「ハァハァハァ」

ξﾟ�听)ξ「あぁぁぁぁ……」








( ＾ω＾)「おいす−」

/；3「な、なんじゃお前らは!!」

('A`)「死ねよ」

パンッ!　パンッ!　パンッ!

/；3「うぐぅ!!」

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(´･ω･｀)「ソウデスカ学会会長荒巻スカルチノフ」

(´･ω･｀)「隣国の人間でありながら多くの日本人をたぶらかした罪、万死に値する」

ξﾟ�听)ξ「きゃあぁぁぁぁ!!!!」

( ＾ω＾)「お、この女売れっ子女優のツンデレ子だお」

('A`)「こいつ学会員だったのか。この売女め」

( ＾ω＾)「ヤっちまうお」

('A`)「どっちの『ヤル』だよ」

( ＾ω＾)「グヒヒ、そりゃもちろん……」

( ＾ω＾)「両方の意味だお」

ギシギシアンアンドピュッドピュッ





パンッ!

(´･ω･｀)「さて、そろそろ始めるか」

('A`)「……あんま気乗りしねえなぁ」

( ＾ω＾)「何言ってんだお!　芸能人を抱き放題なんだお!?　羨ましいお!」

('A`)「マジで!?　オラwktkしてきたぞ」

(´･ω･｀)「やれやれ、最初の目的を忘れんでくれよ」

(´･ω･｀)「メイク・アップ!!」



('A`)→/；3

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( ＾ω＾)「うはWWWWWWドクオテラじじいWWWWWW」



/；3「……」

(´･ω･｀)「ドクオには荒巻スカルチノフの代わりを務めてもらう」

(´･ω･｀)「約400万人にも及ぶ学会員数、そして小さいながら政党とマスメディアを持っている」

(´･ω･｀)「世界征服への大きな一歩だね」

( ＾ω＾)「この調子でガンガンいくお!!」

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第三話　ショボン出馬

( ＾ω＾)「さて、次は何をするんだお?」

(´･ω･｀)「近々衆議院の解散総選挙が行われる」

(´･ω･｀)「俺は光冥党から出馬するつもりだ」

( ＾ω＾)「光冥党といえばソウデスカ学会の手持ち政党だお」

(´･ω･｀)「そうだ。学会の援助があるし、演説には自信がある」

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ゼオライマーとかローズセラヴィーとか隠し持ってそうだな＞光冥党

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−−街頭演説にて−−


( ＾ω＾)「ショボン〜出来杉ショボンに〜清き一票をお願いしますお〜」

( ・∀･)「私は光冥党の党首モララーであります!　ぜひショボン君に一票を投じていただきたい!!」

从'ー'从「私は売れっ子歌手の渡辺で〜す。ぜひショボンさんに投票してくださ〜い」

( ＾ω＾)(随分と大物が応援に駆け付けてきてくれるお)

(´･ω･｀)(それだけ学会の影響力が強いのさ。ドクオも頑張ってるみたいだしね)

(´･ω･｀)「私は日本の現状を憂いている!　景気の停滞!　将来への不安!」

(´･ω･｀)「思うに日本はもっと『力』をつけなければならない!　強い日本を!　世界に轟く経済大国を再び復活させてみせます!」


ワー!!　パチパチパチ……




( ＾ω＾)「中々良い感触だったお!」

(´･ω･｀)「うん、まあまあかな。学会の組織票もあるし多分当選できるよ」


ワー!!!!　パチパチパチ……


( ＾ω＾)「ん?　何だお?」


(´･ω･｀)「あっちでも演説してるみたいだね。ちょっと見てこようか」

( ﾟДﾟ)「俺は強酸党の猫柳ギコだゴルァ!」

( ﾟДﾟ)「俺が当選したらロリコン皆殺しにして子供の安全を守るぞゴルァ!」

( ﾟДﾟ)「じいさんばあさんが暮らしやすい世の中を作るぞゴルァ!」

( ﾟДﾟ)「教育費を援助して誰でも大学までいけるようにするぞゴルァ!」

ワー!!!!　ワー!!!!　パチパチパチパチ……



( ＾ω＾)「やけに聴衆の反応が良かったお」

(´･ω･｀)「演説ってのは小難しい話よりも単純で勢いあるほうがウケるからね」

(´･ω･｀)「しかし猫柳ギコか……」

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唯一神はでるよね？よね？

( ＾ω＾)「今回の選挙はショボンとギコの一騎討ちになるみたいだお」

(´･ω･｀)「そのようだね」

( ＾ω＾)「テレビ局の調査によるとショボンの支持率が47％、ギコの支持率が49％だお」

(´･ω･｀)「ふむ……」

( ＾ω＾)「どちらに転ぶか分からない状態だお」

(´･ω･｀)「内藤」

( ＾ω＾)「おっ?」

(´･ω･｀)「俺達は負ける訳にはいかない。仕掛けるぞ」

( ＾ω＾)「おっおっおっ!!　ドクオも呼ぶお!」

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( ﾟДﾟ)「ただいま帰ったぞゴルァ!」

( ﾟДﾟ)「……」

( ﾟДﾟ)(おかしいな……いつもなら玄関まで出てくるのに……)

( ﾟДﾟ)「しぃ−!　いないのかゴルァ!」

('A`)「いないよ」

( ﾟДﾟ)「!!　な、何だお前は!」

('A`)「お前の奥さんならウチの者が預かってる」

( ﾟДﾟ)「!!!!」

('A`)「声だけでも聞かせてやんよ」

ドクオはギコに携帯を放り投げた

(*ﾟーﾟ)「あ、あなた……」

( ﾟДﾟ)「しぃ!!　大丈夫か!　どこも怪我はないか!」

(*ﾟーﾟ)「う、うん。私はだいじょ「おおっとお喋りはもう終わりだお」

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( ﾟДﾟ)「しぃ!　しぃ!?」

( ＾ω＾)「んっふっふ、評判通りの愛妻家みたいだお」

( ﾟДﾟ)「貴様!　しぃに何をした!?」

( ＾ω＾)「まだ何もしてないお。『まだ』だけどね……」

( ﾟДﾟ)「……要求はなんだ」

('A`)「立候補の取り消し。ま、今回は運が悪かったと思って諦めてくれや」

( ﾟДﾟ)「……ショボンの仕業か」

( ＾ω＾)「余計な詮索はしないほうがいいお。さっさとYesかNoで答えるお」

( ﾟДﾟ)「俺は……」

恐るべき力技

( ﾟДﾟ)「……Noだ」

( ＾ω＾)「……は?」

('A`)「悪い、よく聞こえんかった」

(#ﾟДﾟ)「Noと言ったんだゴルァ!　政治家を志した日から死ぬ覚悟はできている!　全てを犠牲にする覚悟もなあ!!」

(#ﾟДﾟ)「しぃはそれを承知して俺の嫁になったんだ!　舐めんじゃねぇぞゴルァ!!」

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('A`)「あ〜、内藤?」

( ＾ω＾)「おっ?」

('A`)「ヤっていいぞ」

( ＾ω＾)「おっおっ!!　待ってましたWWWWWW」

( ﾟДﾟ)「……」

('A`)「ただし」



('A`)「まず爪を剥げ」

( ﾟДﾟ)「!!!!」

('A`)「その次は歯を全部引っこ抜け」

( ﾟДﾟ)「あ……あああ……」

('A`)「その次は目を潰せ」

( ＾ω＾)「さすがにそれは引くわ」

( ﾟДﾟ)「わかった!　辞退する!!　だからもう止めてくれ!!」

('A`)(計画通り)

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「−−続いてのニュースです。先程強酸党の猫柳ギコ氏が体調不良を理由に立候補を取り消しました。これにより光冥党の出来杉ショボン氏の当選が確実となり−−」




( ＾ω＾)「やったお!」

('A`)「晴れて衆議院議員だな」


(´･ω･｀)「みんなありがとう。でも大変なのはこれからだよ。まだまだ政治の面は脆弱だからね」

('A`)「まあとにかく……」

( ＾ω＾)「この調子でガンガンいくお!!」

これで第一章前半は終了です

正直学会をネタにするのは恐かった。

支援してくれた人ありがとう!　そしてオムライスの目に止まることを信じて……

乙

>>68
続きはいつやるの？

>>70

また数日後にやる予定です
三話ほどで日本征服篇を終わらせます

>>71
わかった。
オムライスの目に止まったらいいな。期待して待つ。頑張れ。

乙！！！

オムライスの目に止まるといいな・・・

↓ここでMeが颯爽と登場

えむいはしあわせです

オムライスじゃないのでまとめません

おつ