('A`)は絶望し、( ^ω^)は歪んでいるようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
第二話。
(,,゚Д゚)・( ・∀・)開戦前。
ξ゚听)ξ・('A`)終戦。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:15:05.96 ID:JiUwMB1DO
まとめサイトはありません。
前回までのあらすじ
産業。
同窓会に呼ばれる。
それは歪んだブーンの罠。
生きるためにはババ抜きで勝ち抜く。
投下します。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:15:34.02 ID:GB6BoIf6O
一話知らんが支援
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:16:13.37 ID:JiUwMB1DO
(,,゚Д゚)「ババ抜き?」
ブーンの奴は命をかけてババ抜きをしろと言う。
目の前にいるのは
( ・∀・)「………」
悪友であったモララー。
俺達以外にも連れてこられた奴はいるのか、二人でババ抜きをしろというのか、それともこの黒服を混ぜてババ抜きをするのか…。
昔から頭でなく、直感で体を動かして行動することが多かった自分だ、頭の回転が速いモララーと知恵比べをしたら先ず勝てない。
だが、
勝負はババ抜き。
恐らく…、直感に頼れる部分が大きいから勝負にはなる。
5 :
か:2007/12/18(火) 01:16:56.77 ID:nFvC+bfKO
(;^ω^)早く選べお!
('A`)せかしなさんな。ひょいっと。
( ^ω^)M9ジョーカーとりやがったプギャー
('A`)………
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:17:13.51 ID:nKO5wCIpO
俺も一話知らんが支援
7 :
か:2007/12/18(火) 01:18:31.50 ID:nFvC+bfKO
( ゚Д゚)なんだとゴラァ!
ξ゚听)ξ………
川 ゚ -゚)………
lw´-_-ノv………
何か最近この手のタイトル増えてるよな
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:20:13.13 ID:mBg8863hO
なんで命を賭けてババ抜きをしてるのか産業で
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:21:36.32 ID:JiUwMB1DO
(,,゚Д゚)「……ッ!」
ハッとした。
何故自分は友との勝負に勝ち生き残ることを考えているのかと。
好きな奴ではないが、ずっと昔から一緒だった奴を競り落とそうとしているのか。
そこまで考えていた時だった。
( ・∀・)「遅ぇよ」
友の声で我に返ると、目の前にはカード。
いつの間にか手だけは拘束が解かれていた。
「あぁ、時間は待ってくれないのか」と思いカードを整理していく。
残ったカードは4枚。
その中にはこちらを睨み笑う、死を導くカード…ジョーカー。
背筋に冷たいものが這っていくのを感じる、それと同時にこのカードが最後まであったら
負けなのだと。そう実感し、目線を上げる。
目の前には……
真剣な標準を浮かべ、
鋭く眼光を光らした、
――――悪友。
( ・∀・)「さぁ、始めようか」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:22:05.76 ID:JiUwMB1DO
12 :
か:2007/12/18(火) 01:23:10.65 ID:nFvC+bfKO
>>9 前回( ゚Д゚)はしんだ
行き交えるために婆抜き
只今バトル中
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:24:19.92 ID:JiUwMB1DO
>>11 さーせん。
いじめられていたブーンが復讐のため皆を集める。
復讐の手段が思いつかなかったので
咄嗟にババ抜き。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:26:24.46 ID:Ey1CEUDW0
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:27:37.73 ID:JiUwMB1DO
―――怖い。目の前の男が、昔の恋人が、ドクオが。
体の芯が冷えきってしまうくらいに、とても怖い。
命をかけたババ抜きをし始めたのはついさっき。
ドクオが先攻で始め、ラスト1枚、私は死神を持っているから2枚。
いまさっきドクオは死神を引いたから、後私は一枚。
私のが優勢。
いくらそう考えてもこの恐怖は拭えなかった。
何故なら…
何故なら…。
死神を引いた瞬間のドクオの自信に満ち溢れた
('∀`)
―――笑み。
普通は命がかかっている時点で死神を引いたらそれは落胆になる。決して笑みなんぞ浮かべない。
だがしかし、あの笑み。
それが私の手を止める。
奴の思考がわかりたい。
とにかく怖い。
次に引いたカード次第で立たされる立場、
そうそれは
――極限まで死に近づくということ。
その時、
ドクオが口を開く。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:27:48.18 ID:mBg8863hO
把握した
17 :
か:2007/12/18(火) 01:33:03.85 ID:nFvC+bfKO
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:33:47.45 ID:JiUwMB1DO
('∀`)「なぁ、ツン。」
この問いかけには無言の返答。それに構わずドクオは続ける。
('∀`)「俺は死にたいな、人生に疲れちまった。
だから死にたいんだ。生きてても良いことなんかないんだよ。
だからさ、この勝負に負けて死にたいんだ。
なぁ、右だ、右がジョーカーだよ。
左を引けば生き残れるんだ、だから左をひいておくれよ。」
―――狂ってる?
怖い。恐い。
ギュッ。と握った手にはじっとりとまとわりつくような汗と死気。背筋をなぞる冷たさは、死神の冷たい手なの?
――恐怖。
それが思考を狂わせる。
咄嗟に手を出したのは左のカード。
生きたい。
そう強く願う心が左のカードを選択する。
その瞬間、確かなる、('∀`)
――絶望の笑み。
ξ;゚听)ξ「―――あ」
気づく。罠だと、気づく。
その次の瞬間にはツンは右のカードを引きよせていた。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:38:00.94 ID:mBg8863hO
つ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:40:08.62 ID:JiUwMB1DO
咄嗟に目にはいるカード。こちらを嘲笑う、死神。
('A`)
残念そうに見つめる、ドクオ。
奴は、彼は、元カレは、狂っているんだ。
しばらく思考を忘れる。私の……負け?いや、まだだ、まだ勝負は終わっていない。
崩れかけていた理性を強引に再構築し、すぐに体の後ろでカードをシャッフルする。
サッと確認。右が死神。彼は今さっき、揺さぶりをかけてきた。ならばこっちも…、口元がにやける。
きっとドクオは正直にカードを引いてくれる。
ならば、
ξ;゚听)ξ「右よッ、右が死神だからね。大丈夫?絶対に右をひいてね?
そうしたらあなたは、死ねるのよ!」
そう断言する。彼に迷いはないだろう。
目を瞑ってしまう。生き残れる、これで私は生き残る。ごめんね、ドクオ。
瞬間、手からカードが抜ける感触。思わず涙が出そうになる。
一瞬の安らぎ。
だが、
('A`)「あれ、左が死神だと思った」
すぐに絶望。
その声が聞こえた瞬間、 耳元で爆音。
あれ……?何か違う。最後に見た、真っ赤な死神。そのまま、視界は暗転する。
いつまでも嘲笑う死神を脳裏に焼き付け、生命維持活動は停止した。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:43:40.56 ID:mBg8863hO
し
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:46:53.52 ID:JiUwMB1DO
泣きそうだ。
生きることに絶望し、ツンを生かして死のうと思った。
だがそれが裏目にでた。
(;A;)「ちく……しょう」
目の前で体を赤く染め、倒れているツン。
何故あの時、左のカードを引いたのだろう。あの状況で嘘なんかつけるはずがないのに、何でなんだよ。
赤い水溜まりはどんどんと広がる。その勢いとは裏腹に急速に、生への執着は更に薄れ、今すぐに死にたいと思えた。
部屋には機械的な音がゴゥンゴゥン、と鳴り響く。
( A )「ううっ…」
そんな単調な音にはならない、嗚咽。
我ながらふがいない、元カノが死んだだけ、未練なんかなかった。
だが、自分のせいで人を一人死なせてしまった。信じることができなかったせいで。生に執着する人を殺してしまった。という意識が、いつまでも頭の中で反響し続けていた。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:47:45.58 ID:mBg8863hO
え
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:53:27.91 ID:JiUwMB1DO
今日はここまでです。
最後までいてくれた方、ここまで読んでくれている方、ありがとうございました。
何か質問があれば、受け付けます。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 01:55:46.22 ID:mBg8863hO
乙
普通に面白かった
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 02:00:32.33 ID:JiUwMB1DO
>>26 そう言ってもらえると、ありがたいです。
次は来週辺りを目安に投下したいと思います。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 02:01:16.35 ID:nKO5wCIpO
乙
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 02:05:44.33 ID:0CdT0m220
1レスに詰め込みすぎじゃね?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 02:08:25.46 ID:JiUwMB1DO
>>28 ほぼ初作品なので、あまり区切りとか( ><)ワカンナイデス
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/18(火) 02:15:47.74 ID:JiUwMB1DO
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
読んだけどおもしろかった
次もガンガレ