1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :
2007/12/16(日) 21:29:56.19 ID:WSlJXCJS0 _ / \―。 ( / \_ / / ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ...―/ _) < ちんちんキッ!キッ!キッ! ノ:::へ_ __ / \_____________ |/\:::: :::: :/::: :::: \/_ /-o-ヽ―ヽ::-o---::::(::::::::.ヽ |:: ̄/ /::::: ̄ ̄: (:::::::::::::) ─┼─ |::::/ :::: ::::::::::::: ヽ/ ─┼─ | \` \ / │ \ ------ / | | / \ - / _/ ワシがオトナ合作に参加したのは別に基地外だからじゃない。 下ネタに拘るわけでもない。 無駄に煽りや叩きに怯えるくらいなら、今は自分のスタイルを貫きたい。 こんなことって、 VIPのリア充で非童貞な奴らには絶対に理解できないだろうし、してほしくもない。 オトナ合作三日目。 明日こそエロエロな内容で攻めるので今日は、まぁ、なんだろう。何かアレです。 途中、様々な意味で気味の悪い部分がありますがあしからず。 苦情は受け付けるフリをしながら流します。。 パロネタで使った作者さんには、いまのうちに謝っておきます。申し訳ないです。 以下本編。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 21:30:30.73 ID:1sXC9nQO0
/ ヽ 12月24日はいつも私に嫌がらせをする | | | | 私には それがたまらなく苦痛なのだ | | | | ならば逃げよう その先に二次元しか無くとも || || 三次元すべてからも 逃げ切ってみせよう し| i |J 私には このクリスマスしか… .| || この現実しか な い | ノ ノ .| .| ( / |\.\ し'  ̄ (゜q゜)フェンリルヒヒヒヒヒヒヒヒhhッヒヒヒヒヒイッヒヒ
3 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:32:17.56 ID:WSlJXCJS0
それでは、天国さんに代わって投下します
4 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:34:50.42 ID:WSlJXCJS0
僕は今から何かを書かされようとしているおそれが何であるかはわからないおなぜなら僕の頭の中にあるわけでなく それはどこからとも無く流れ込み直接僕の手を動かそうとしているのだからそれは即ち 彼は自室のデスクチェアに仕事で困憊した身体を委ねている。 室内は適度に整頓され、そもそも装飾物と呼べるものはほとんど置かれていない。 目立つものといえばノートパソコンの置かれたデスクと天井まで届いている本棚、それにベッドぐらいである。 それはすなわち彼が多趣味ではないということを示し、 あるいはその趣味が本棚やパソコンの中で完結されることを証明している。 日付が変わろうとしている。変わった。 さっさと寝ればよいものを、彼はのろのろと手を伸ばし、パソコンの電源を入れる。 ジリジリと小さな音を立てて起動。 ウェブブラウザを立ち上げて、お気に入りのサイトをチェックする。 それは彼の日課であり、どうしても外せない行事の一つである。彼はそのサイトの古参であった。 飾り気のないシンプルなトップページに、一つの企画が立ち上がっていることが表示されていた。 『大人向けの作品を書いてみませんか?』 そこは素人たちが寄り合って小説を披露し、互いに批評するというスタイルを取ったサイトであり、 時折こうして企画が持ち上がる。 とあるジャンルの小説を一斉に書き、特に優劣を付けるわけでもなく自己満足に終始するという、 極めて保守的、平和的なイベントであった。 今回は大人向けの作品。 エロチック、アダルティ、フロイト的、表現方法は数あれ、要は官能小説、ポルノを書けと言うことだ。 ちなみにこの企画は、かのオトナ合作とは何の関係もなく、 当然ながら彼が参加しようとしている企画の作品には、 アルファベット二十三番目の文字の連続や、記号を組み合わせることによって形成された顔文字、 それを拡張し、何行にもわたって表現するアスキー・アートの類は使用されない。
5 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:37:19.29 ID:WSlJXCJS0
しょぼしょぼする目を出来る限り見開いて、彼は参加要項をざっと眺める。 特に制約はなく、これまでどおり自由に書けばよいであろうという主旨の文言が記されている。 彼はほとんど悩むことなく、参加を表明する内容を掲示板に書き込んだ。 いよいよ眠気が極致に至り、これ以上続けていては死んでしまうと悟り、 彼は早々にブラウザを閉じて眠りにつこうとした。 そこではたと気付く。果たして自分にアダルト作品が書けるのだろうか。 一瞬、彼は遠い目をした。 そのとき彼が、離れた部屋ですやすやと休んで居るであろう妻の姿を見たのか、 或いはもっと別の深淵を見ていたのかは、彼一人だけが知るところであり、 我々には到底知ることの出来ない物事なのである。 さんざ行動主を『彼』と表現していることにさしたる意味はない。 ましてや高尚な叙述トリックが含まれているわけでもない。 ただ単純に、名前や顔を出すよりも『彼』のと表記する方がかっこいいんじゃないかなあという意図のみであり、 更に言えば、このあたりまでが一般的にプロローグと呼ばれる文章だからである。 つまり、次にはタイトルコールがなされて、その次からようやく本編がスタートするのだ。 しっかり読んでくれた方には申し訳ないが、 ここまではほとんど意味を為さない、自慰的文章の羅列に過ぎない。 『( ^ω^)ブーンのようです』
6 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:39:59.07 ID:WSlJXCJS0
妻が身体を求めてきて止まない。 この一文を見たときにどれほどの男共が羨み、嫉妬し、現実に絶望するかなどは、大方予想がつく。 ひねくれ者ならばならば或いは、 「とんでもない醜女で……」 「リアルホルスタインで……」 などと邪推するのかもしれないが、それは間違いであると断言できる。 なぜならばここで切ない気持ちを抑えきれずにいるのはとんでもない美人、 特殊な性的嗜好を持つ人間をのぞきほぼ全員が「美しい」と太鼓判を押すような美人なのである。 スタイルがよく、出るべきところは出ている。 特にスマートでそのくせ肉感のある脚を眺めていたら、唾液腺が枯れてしまうこと必至だ。 背があまり高くないためか、どこか愛玩動物的な可愛らしさも漂わせていた。 常に地味な服装に終始しているが、それはむしろ彼女そのものの美貌と調和し、 魅力を倍増させるに他ならない。 彼女の名前はしぃと言う。ついこの間二十四になったばかりの女盛り。 最早某巨大掲示板の人間すらも文句の付けるべき場所が見あたらないであろう、 沈魚落雁の女性なのである。 さて、それほどの美人をないがしろにしている不逞の輩の名はモララー。 歳のほどは三十半ば。まだまだ男として終わってしまうには早すぎる齢。 大体、年下の女性を貰っておいて不能になるなど誰も許さない。 ただでさえしぃは、夫のために家庭を守るという、最近の馬鹿女とは距離を置いた宝石のような妻であるというのに。 彼が彼女の求めに応じないのには一つ、特殊としか言いようのない理由があるのだ。 そんな彼は今日も行きつけの居酒屋【浪漫S区】の暖簾をくぐる。 夜の帳が降りてすぐの頃合いであった。下弦の月が宵の街を照らす。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 21:41:20.91 ID:NY4A73GCO
支援
8 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:44:18.07 ID:WSlJXCJS0
小綺麗な店内をざっと眺望して、モララーはすでに飲み始めている友人を発見した。 相手も気付いたらしく「おう」と片手を挙げてモララーを隣席へと呼び寄せた。 モララーは狭い通路をすり抜けて辿り着く。 座りながら彼は店の主人に、なれた調子で日本酒を注文した。 ('A`)「よう、久しぶりだなあ」 友人――ドクオからそんな言葉をかけられる。 しかしモララーのキオクが正しければ、昨日もこの時間にドクオと会い、 同じように酒を飲んでいた。一昨日も、一昨昨日も。 ゆえに無視して、出された酒を軽く呷った。 しばらくして、ドクオが「つれねえなあ」とどこか情けない声を出す。 吐く息が酒臭い。もう随分飲んでいるようだった。 ('A`)「で、どうよ。最近は」 ( ・∀・)「相変わらずだ。何も変わらん」 平淡な調子でモララーは答える。実際その通りであった。 社会人であるがゆえ、サラリーマンであるがゆえ、モララーはある一定以上の達成感や苦痛、 あらゆる喜怒哀楽を味わうことが出来ない。 今になって、学生時代が如何に非日常に富んでいたのかがしみじみと実感できるのだ。 かといって、今更中世の騎士に憧れるわけでもなく、ただ日常を甘受するだけで精一杯の 肉体や精神に進化(もしくは退化)したのである。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 21:48:19.49 ID:NY4A73GCO
支援
10 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:48:41.03 ID:WSlJXCJS0
しかし、それらはどうやらドクオの求めていた答えとは若干の差異があるようだ。 彼は首を振りながら大きなげっぷをした。 ('A`)「まあいいや。あっちのほうはどうなんだよ」 ( ・∀・)「あっち……とは?」 モララーが訝しげな表情を作って尋ねる。 だがドクオは「あっちだよ、あっち」と代名詞でばかりしか示さない。 それがつまり下の話であることは現実でも読み物の中でも変わることはない。 話し手が加齢臭漂う三十代とあっては尚更だ。 モララーは一つ溜息をついた。 ( ・∀・)「変わらんよ」 ('A`)「なんだぁ、つまんねえの。 いつになったらお前の童貞喪失ストーリーが聞けるんだ」 ( ・∀・)「諦めてしまえ」 吐き捨てるようにそう言って、今度は主人に向かって「いつもの」と少し声を張り上げた。 話をぶつ切りされたと感じたらしく、ドクオは何やらブツブツと不満らしき文言を漏らしているが、 そんな雑音をモララーは完全にシャットアウトすることにした。 このようなやり取りにうんざりするのも何度目であろうか。おそらく二桁では済まない。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 21:49:21.99 ID:y4mWZoCgO
12 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:52:35.17 ID:WSlJXCJS0
ドクオもモララーと同じく三十代そこそこの、ごく普通の会社員であるのだが、 彼の場合はそもそも妻をもらってすらいないのだ。 まずは自分の身を案じろと言いたくなるが、話題を元に戻すのはモララーの本望ではない。 やがて運ばれてきた料理を箸でつつきながら、二人は中身が無い話に興じることにした。 しかしこれも毎日のイベントであるから、話のタネが尽きてしまうのも早い。 自分の身の上に何も起こらない以上、話題は政治や芸能といった世俗的なものに限られてくるし、 赤の他人の話ばかりしていて面白いはずもない。 巡り巡って、必然的に元の場所へと帰着する。 ('A`)「でもなあ、あんまりほっておくとよくないぜ」 ( ・∀・)「何の話だ」 ('A`)「おめえの嫁さんの話に決まってるだろうが」 またその話か。しかも決まっているのか。 酔いが回ってきたせいか、咄嗟に方向転換できるような言葉が思いつかず、 モララーはぐびりと喉を鳴らして酒を飲んだだけだった。 ('A`)「実際、どうすんだよ、浮気とかされたらよお」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 21:54:02.32 ID:qeRhiDlEO
支援
14 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 21:56:58.55 ID:WSlJXCJS0
( ・∀・)「まさか」 口では否定する。 心の中では、ずっと以前からその可能性について頭を悩ませてきた。 だがそもそも言い寄ってきたのは妻、つまりしぃの方である。 そしてモララーは結婚に際して、性行為に関しては一切行わないことをはっきりと宣言した。 しぃもそれを受け入れたはずである。 そんな諸々の理由から、いやあ浮気などありえないよ、と心の中で決めつけていた。 思いこんでいるだけ、自己防衛しているだけなのかも知れないが。 ('A`)「女てぇのはなぁ、結婚するとびっくりするぐれえ変わるんだよお。 自分の過去の発言なんて知らんふりするぜえ。 いつ他の男にすり寄っていくかわかったもんじゃねえぞお」 完全に酔っぱらってしまっているのか、彼は次第に語気を強めた。 ( ・∀・)「結婚したこともないお前に何がわかるっていうんだ」 ('A`)「結婚したことのない俺でもわかるほどの常識ってことさあ。 なあ、いいのかよお、お前の嫁さんがどこの誰ともわからねえ男に 犯されんだぜえ。あんな、とびっきりの美人がさあ」
15 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:00:23.25 ID:WSlJXCJS0
言っている途中から何やら感極まってきたようだ。 ついにドクオは椅子を蹴飛ばして立ち上がり、酒の入ったコップを片手に泣きながら叫びはじめた。 (;A;)「俺もあんな嫁さんが欲しかったなあ、俺もあんな嫁さんが欲しかったなあ!」 店員が慌てて飛んできて、ドクオを押さえようとする。 「うるせえぞ!」と近くにいた五十前後の男が負けない大音量で怒鳴った。 そんなやり取りを横目に、モララーはもう一杯日本酒を注文した。 (;A;)「俺もあんな嫁さんが欲しかったなあ、俺もあんな嫁さんが欲しかったなあ!」 とうとうドクオが数人の店員に取り押さえられ、店の外へ連れ出されていく。 モララーは、出された酒を一気に飲み干した。 強烈な既視感に、耐えられなかったとでも言えばいいのだろうか。 不意にモララーの目に映る景色がぐにゃりと歪んだ。 あらゆる風景が、人物が、そして自分の姿形、精神までも捻れて輪郭を不鮮明にしていく。 ついにはこの世界観さえ、 が消失し、 していく。 書き手の と 単なこ だ。 つまり 観の構築材料 飛ば ある。 その 転が そし までに幾許かの時間を要した。
16 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:02:38.81 ID:WSlJXCJS0
( `ハ´)「兄さん兄さんちょと待つある」 不意にぎこちない日本語が聞こえ、モララーは吃驚して左を向いた。 ビルとビルの狭間にある細く、薄暗い路地に彼は立っていた。 いつの間にこんなところへ来てしまったのだろう。彼は考える。 答えはでなかった。記憶に霞がかかっており、直前のことにだけ遡ることができないのである。 目の前で、一人の男が小汚い筵を敷いて露店を開いている。 筵の上にはいくつかの紙袋が置かれており、それ以外には何もない。 ( `ハ´)「これ全部漢方ね。あんた、見たところ身体悪そうよ。 一つどうかね」 胡座をかいている男が一つの何も書かれていない紙袋を取ってモララーに差し出した。 モララーは直立したまま紙袋を見つめる。男の、割と細い腕を見つめる。 それらは現実なのだろうか。やがてモララーは首を振った。 ( ・∀・)「悪いが、自分ではどこも悪くないと信じているんでね。 薬の世話にはならないよ」
17 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:06:01.08 ID:WSlJXCJS0
( `ハ´)「あんたもうすぐこの薬の世話なる。それ間違いないことよ、そう決まてるね。 だから、いまのうち買ておいても損ないね」 男は自信ありげにそう語った。まるで未来を見通しているかのように、 モララーの行き先を知っているかのように、その言葉に揺らぎは無かった。 苦い唾液が顎下腺から噴出して、モララーは慌ててそれを飲み込んだ。 ( ・∀・)「……いらん」 ( `ハ´)「そか」 モララーが拒否を示しても、男は笑顔を崩さなかった。 紙袋を筵の上に置いて、彼は言った。 ( `ハ´)「でもあなた、またここくるね。その時きっと、ワタシの薬買うよ」 モララーは逃げるようにして露店に背を向けた。 早歩きで路地を抜け出す。溢れんばかりの光が彼を包んだ。 見慣れた風景。夜を知らない繁華街。【浪漫S区】から目と鼻の先の地点。 彼は慌てて振り返った。男はいなくなっていた。 モララーは頭を二、三度左右に激しく振った。 どうやら随分と酔っており、そのせいで幻視が起きてしまったようだ。 彼はそう信じた。そう信じざるをえず、彼は焦燥に駆られるままに帰宅することにした。
18 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:07:31.72 ID:WSlJXCJS0
【浪漫S区】から自宅のあるマンションまでは徒歩で十分ほどの距離だ。 帰宅の途でモララーが考えることといえばやはりドクオが呪詛の如く口走っていたこと。 まさかあのしぃがいやいやそんなことがあるはずもないそうだそのとおりだおれはただしいぞうん。 そんな考えは彼の足を無闇に早く回転させ、階段を駆け上がって扉の前まで辿り着いたときには、 彼の息はすっかり上がってしまっていた。 そのとき、彼は不思議な声を、自分の家の中から聞いたのである。子供の声だった。 その奇声ともとれるハスキーボイスが鼓膜を震わせた瞬間、 モララーは勢いよく扉を開き、そして叫んだ。 (;・∀・)「※☆△▼○◎※★!!?」 どのような台詞であるか、誰にもわからない。 その声に驚いて彼の妻が慌てて出てきたのは紛れもない事実であるが。 (*;゚ー゚)「どうしたの、どうしたの? そんな大きな声を出して」 (;・∀・)「いいいいい今、今、こ、ここ子供の声、声がしたぞ!」 酔いと混乱のせいで上手く呂律が回らない。 ただものすごい剣幕であることは理解でき、それは妻をもたじろがせた。 しぃがただただ呆気に取られていると、居間の方からその声を発した張本人が駆け寄ってきたのだ。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:08:13.99 ID:E2w3ppIjO
支援
20 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:09:12.21 ID:WSlJXCJS0
(・∀ ・)「どーしたのー?」 背丈から判断するに、幼稚園児ぐらいだろうか。 至近距離まで接近し、汗だくのモララーをしっかりと見上げてくる。 その無垢な双眸に囚われたとき、モララーはいよいよ癲狂し、 来るなとばかりに両手を激しく振って後ずさった。 (*゚ー゚)「どうしたのよ、一体」 しぃが酒の臭いに顔をしかめ、呆れかえった視線をこちらモララーに向けている。 単純に飲んだくれておかしくなったのだろうと思っているようだ。 扉にピタリと背中をくっつけ、崩れそうな足で何とか踏ん張りながら、 モララーはふるえる指をきょとんとしている子供に向けた。 (;・∀・)「なななな、な、なんでこ、子供が、こ、ここにいるんだ」 (*゚ー゚)「え、なんでって……」 (;・∀・)「だ、誰の子だ!」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:11:00.94 ID:E2w3ppIjO
支援
22 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:11:31.34 ID:WSlJXCJS0
その頃になると、子供もモララーの異常な雰囲気を察したらしく、 泣き出しそうな表情になりながら、退いてしぃの脚にしがみついた。 「誰の子だ、誰の子だ!」なおもモララーは叫び続ける。 しぃの彼を見る目は完全にキチガイを見るそれになっていた。 (*゚ー゚)「落ち着いて、落ち着いて、あなたも知ってるでしょう?」 (;・∀・)「し、しし知らんぞ、お、おれはそんな、そんな子供のことなんか……」 (*゚ー゚)「知ってるはずよ。私の甥っ子だもの」 にべもなく彼女はそう答えた。 モララーは一瞬顔を組織する全ての器官を中心へ寄せ集めるようにして顔を歪め、 昇天するような、朧気な息を吐いた。それから慌てて頭の引き出しをかき回した。 その子供に関する記憶はあっさりと見つかった。 確か……名前はまたんき。苗字は斉藤、それはしぃの旧姓である。 何度となく会っているではないか。 結婚式の時にも、それ以降も何度も何度も何度も何度も。 (*゚ー゚)「預かっておいてくれって姉さんに頼まれたのよ。 もうすぐ帰ってくると思うけど」 涙目になっている子供に向かってモララーは柔和な笑みを浮かべた。 表情筋が、メキメキと音を立てているような錯覚を感じた。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:12:08.49 ID:9GoNReQd0
支援支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:12:43.98 ID:IYgoFTMmO
支援
25 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:13:31.09 ID:WSlJXCJS0
それからすぐ、モララーの義姉にあたるしぃの姉が、子供を引き取りにやってきた。 どうでもいいことであるがこの姉、かなりインパクトの強い顔面を持っている。 鼻は曲がり、目はくぼみ、そもそも顔全体が緩やかなカーブを描いている。 アスキー・アートで表すならば川*゚;ё;゚*)←こんなのである。 魔界のモンスターと言われてもなるほどそれはそうだろうなと納得できるレベルだ。 本当に姉妹かと思えるほどに醜悪であるのだが、 しぃによればそれは昔、凄惨ないじめにあって顔が変わるほど蹴られ殴られ火で炙られした故だそうだ。 真相は定かでないし、そもそもこの事実は本編と何ら関わりを持たない。 だが谷佳知と同じ人種がこの地球上には存在するのだという事実には驚愕を隠しきれないので一応記載しておく。 二人きりになり、重たい闃寂が降りかかった。 沈黙の中で二人は別々に風呂に入り、対面しつつ沈黙したまま食事を取った。 冷え込んでいるんだな、とモララーはそのとき初めて感じた。 性行為という多種ある夫婦間の交流のうちの一つが欠けているだけでこうも溝が出来てしまうものなのだろうか。 モララーが性交渉を良しとしない理由はただ一つで、単に汚らわしいと思っているからである。 人伝の話を聞いていると、それが快感を得る行為、もしくは生物の本能が為せる業とはとても思えないのだ。 ゆえに彼は自慰行為に及ぶことすらほとんどない。 思春期の頃に感じていたモヤモヤ感も三十半ばともなればすっかり順応してしまい、最近は淫夢を見ることも稀だ。 しかしそんな自分の我が儘が、今の倦怠期を作り出してしまったのである。 最近ではもうすっかり諦めてしまったらしく、 こうしてリビングに二人で居てもしぃが求めてくることは無くなってしまった。
26 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:17:37.13 ID:WSlJXCJS0
(*゚ー゚)「それじゃあ、お休みなさい」 その声にモララーはテレビに向けていた視線を移す。 寝間着姿のしぃがそこに立ち、小さなあくびをしていた。 モララーは虚ろに「あぁ……」と返事する。それから再びテレビに目を戻そうとしたとき、 壁に貼られた一枚の紙片に気付いた。 立ち上がり、近づいてよく見てみる。 どう考えても餓鬼が描いたとしか思えない下手くそな人物画だった。 (*゚ー゚)「それ、またんきくんが描いたの、お父さんなんですって」 言われてみれば、数度見たことのある義兄に似ていなくもない。 ( ・∀・)「なぜここに貼り付けているんだ。 持ち帰らせればよかったものを」 (*゚ー゚)「だって、くれるって言ったんですもの」 嘘だ、とモララーは直感的に思った。 これは貰ったものではない、いや、もらったものだとしても、 くれるようにお願いしたのだろう。何故か。決まっている、あてつけだ。 精神的に不能である夫に対する、妻のねちっこいあてつけだ。 そうだうんそうにちがいないまちがいないぜったいにそうなんだそうだよそうにきまっているんだ。 先程の自分の醜態を忘却の彼方へ追いやって、モララーの心の中に苛立ちが湧き上がった。 そんな卑劣な手段に出るのか畜生面を向かって言えばいいものをそうやってお前はいつもそうだ。
27 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:19:21.68 ID:WSlJXCJS0
しぃが自室に消えたのを見て、モララーも立ち上がった。 そして自分も部屋に戻って勢い強く扉を閉めた。 彼の価値観に於いて性行為などというものは最底辺に位置する。 それによって現在の寒々しい家庭があるのだと考えると、無性に苛立ってしまうのだ。 デスクチェアに座り、叩きつけるようにしてパソコンの電源スイッチを押す。 ジリジリと小さな音を立てて起動。 ディスプレイが淡く光り輝き始めてからようやく、電灯が付いていないことに気付いた。 だが立ち上がるのもわずらわしく、彼はそのままウェブブラウザを立ち上げた。 唐突に、自分が昨夜特に考えもせずに参加してしまった企画のことを思い出す。 逆に言えば今まで完全に忘れ去っていたのだが、その方が彼にとって幸福であった。 大人向け作品、官能小説の創作。 嫌っていることをどうやって書けばいいというのだろう。 そもそも実体験があるわけでも、傍で見ていた経験があるわけでもないモララーが、 如何ほどリアリティのあるものが書けるのかと言われれば甚だ疑問な部分である。 ちなみに、かのオトナ合作メンバーは限りなく真に迫った内容に挑戦するため、 参加表明から今日までの間に全員が童貞を捨て、更にあらゆるプレイを網羅することに成功している。嘘だ。 それはともかくとして、彼は書かなければならなかった。 古くからこのサイトで箸にも棒にも引っかからないような文章を投稿し続けている身分としては、 逃げ出すわけにはいかないのだ。 知名度があるわけではない、しかしそれに取って代わった矜恃というものがデカい顔で居座っている。
28 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:19:55.68 ID:WSlJXCJS0
テキストエディタを前に彼は首を傾げた。どのようなネタを書けばいいだろう。 どれだけ考えても上手い考えは出てきそうにない。 だが、キャラクターだけは良いものをひねり出せそうだった。 要は、自分と真逆の考えの男を主人公に据えればいいのだ。 そうすればきっと物語が上手く進むであろうと、妙な自信がモララーの中に生まれた。 キャラクターがキッカケで納得できるストーリーが構成されるというのはよくあることだ。 主人公の概要をメモ帳に書き込んでいく。およそ十五分後、一人のキャラクターが虚構の中で創作された。 以下の文章に改行が用いられてないのは「特に読まなくてもいい」ということを暗に示しているのかもしれないが、 伏線をあえて見えにくくしているのかも知れない。
29 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:21:11.76 ID:WSlJXCJS0
『170cm半ばの身長。体つきはどちらかといえば筋肉質で、それゆえに身長以上に大きく見られる場合が多い。 ポリシーとして、常に顎髭をたくわえている。髪は男としては少し長めで、後退現象は見受けられない。 年の程は三十半ばで独身。とはいえ相手が見つからないというわけではなく、 一度身を固めてしまえば女遊びが出来なくなってしまうことを懸念しての判断だ。 趣味は当然の如く女漁り、会社ではあまりその面を見せないが、最早周知の事実となっている。 だが彼の人柄故か、それが理由で女性社員から敬遠されることはほとんどなかった。 仕事を終えると彼は毎日のように繁華街へと足を運ぶ。 そしてほとんど一晩中、クラブを渡り歩くのが彼の唯一と言って良い趣味なのだ。 というよりは、そこでほとんどの金を使ってしまうので、他の趣味に興じる余裕が無いと言うべきか。 自宅は駅近くのワンルームアパート。築何十年と経過しているため、家賃はさほどかからない。 女を自宅へ招き入れることもない(そこまでの関係を結びたがらない)ため、寝るためだけの場所として機能している。 女が好きということはすなわち、下の方もお盛んである。 美人に越したことはないが、どのような女性とも出来る限り肉体関係を結ぶ。 そうすることが彼にとっての楽しみであり、男としての矜恃であると思っている節がある。 だが前述したようにそこから先の関係へ踏み込むことはせず、なるべくドライに終始しようと努力する。 セックスに際してはほとんどの場合に於いて相手の要望を優先する。 たいていの性癖に応じることができるが、スカトロその他諸々のアブノーマルすぎるプレイは好まない。 なお、このような生活を送っているために、当然ながら先行きに不安を感じている。 しかし、現在の中間的な甘美からなかなか逃れることが出来ずに、日々をただずるずると過ごしてしまっているのだ。』
30 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:23:02.58 ID:WSlJXCJS0
ここまで記して、モララーは一通り満足した。 これだけ固めてしまえば、物語を作るのは容易だろう。 小説を書く際、一定以上の縛りを設けた方が筆が進むのだと、彼は考えていた。 何も全てを読者に伝える必要は無く、必要な事柄を必要な時に応じて断片化しつつ説明していけば良いのだ。 ただ、不安要素もいくつかある。 モララー自身、今までクラブに行くことは仕事上の付き合い以外では皆無であり、 ホステス等々の風俗を一般知識以上に知っているはずがなかった。 果たしてこの設定で最後まで書ききることが出来るのだろうか。 これまで、見切り発車で成功したことなど一度も無い。 だが『企画』と銘打たれた作品である以上、無様なモノを仕上げるわけにはいかないのである。 ええい、ままよ。彼は叫んだ。 プロット云々については明日以降に考えれば良い。 無駄に急いてしまうことは後悔のタネとなってしまう場合が多いし、実際彼が今までに何度も経験してきたことであった。 都合よく意識が混濁してきた。今日はこのまま眠ってしまえ。 テキストを保存し、パソコンをシャットダウンしてからモララーが立ち上がったとき、またあの不可解な目眩が襲った。 酔いとは別の、得も言われぬ浮遊感。それはどこか快感を伴っていた。 薄ぼんやりと光るディスプレイがぐにゃりと歪む。 パソコンが放つジリジリという電子音が、ぐわんぐわんと耳鳴りのように鼓膜を劈いた。 そうしてまた世界が、この世界観が溶け出していく。 一瞬その場は何もない、白色すら存在しない完全なる無となってしまっていた。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:23:34.86 ID:E2w3ppIjO
支援
32 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:24:52.54 ID:WSlJXCJS0
溶けて何もかもが終 それでもなおどこかに存在 ゆえに 時折それは荒々しく
33 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:26:31.24 ID:WSlJXCJS0
そのとき 何が起こ 記 する。 け んことに、 をしながら のだ。 なことがで あ のかも知れないが、これ まうのである。 のも、 をほとんど毎日 いた。 のそれは、つい に衝動的 際、 してしま である。 以来彼は やみ てしまい、今日もまた、その を甘受 る。 れてし 戻 つま も装 っていたわけなのだが、 とう てし そのときの彼の じいモノなのであり、と いものである。 そ にはどうして いからこそ あるが、 ピ と ば そうす DAT れてしまった。 そ がり、 揺れ そうすること から解放され、 が、 何 まともに思考を ままならない。 つい でにDAT が再稼働 まい、 となっ きは 周囲には の が彼はそれ い。 動中である。 ……」と彼は らす。次の など たくもない。 世界観が再構築される。 彼は仕事から帰る途中だった。そこから物語は再開し、それは最早自然の摂理なのである。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:29:23.23 ID:NY4A73GCO
支援
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:34:23.59 ID:E2w3ppIjO
支援
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:36:58.99 ID:9GoNReQd0
支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:37:27.92 ID:DmTDxWLOO
支援
38 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:41:33.70 ID:WSlJXCJS0
彼はまた【浪漫S区】の暖簾をくぐる。太陽が沈み、月が昇りはじめる時刻。 小綺麗な店内をざっと眺望して、モララーはすでに飲み始めている友人を発見した。 相手も気付いたらしく「おう」と片手を挙げてモララーを隣席へと呼び寄せた。 モララーは狭い通路をすり抜けて辿り着く。 座りながら彼は店の主人に、なれた調子で日本酒を注文した。 ('A`)「よう、久しぶりだなあ」 友人――ドクオからそんな言葉をかけられる。 しかしモララーの記憶が正しければ、昨日もこの時間にドクオと会い、 同じように酒を飲んでいた。一昨日も、一昨昨日も。 ゆえに無視して、出された酒を軽く呷った。 しばらくして、ドクオが「つれねえなあ」とどこか情けない声を出す。 吐く息が酒臭い。もう随分飲んでいるようだった。 ('A`)「で、どうよ。最近は」 ( ・∀・)「相変わらずだ。何も変わらん」 平淡な調子でモララーは答える。するとドクオはニタアと笑って、「そうだろうなあ」と言った。 まるでこの世の奥底まで見通しているかのような、狡猾な表情をしている。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:43:32.49 ID:e2OajmowO
支援
40 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:43:48.93 ID:WSlJXCJS0
('A`)「最近は本当に何も変わらない。 百年前からここで飲んでいるような気さえするぜ。 おそらく明日も、明後日も、世界が終わるまで俺たちはここで酔い潰れるんだろうさ」 ( ・∀・)「……嫌だな、それは」 ('A`)「ああ。まるで出来の悪い小説を読んでるみてえだ。 作家の意志が先行して、登場人物にちっとも生気を感じない」 ( ・∀・)「おれたちが小説の登場人物だとでも言いたいのか」 ドクオは何も答えなかった。知っているくせに、とでも言いたげだ。 もしもドクオの言うとおり、この世界が小説の中だとするならば、とモララーは考える。 しかし考えたところでどうしようもなかった。今、こうして思考するという事実さえ、 小説内における一つの心理描写の材料として扱われるだけなのかも知れないのだから。 そしてこうして考えることも、こうして考えることも。一分、一秒、一刹那の時間さえ。 最早キリが無い。モララーは考えることを止めた。 しばし沈黙して、またいつものような世間話に興じた。 いつものようにドクオがモララーの性生活に興味を示し始めた。 いつものように酔っ払ったドクオが叫び始め、店員に連れ出されていった。 それを見ているモララーは、コップに残っていた酒をいつものように一気に呷った。 そのままモララーも金を払い、店を出る。 繁華街を少し歩いて右折し、路地をのぞき込んだ。 昨日と違い、そこに中国人らしい男はいなかった。
41 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:46:00.79 ID:WSlJXCJS0
一体いつ頃からだったろうか。自分の体感する時間、世界が繰り返し、想像の域を超えなくなってしまったのは。 会社員などそういうものだという考えが確かに存在する。しかしそれどころの話ではないのだ。 最早何もかもが意外性を失い、まるでモララーが全てを支配しきっているかのように、 あまりにも順調に、円滑に物事が進行していく。 明日は晴れるだろう、という確信があった。なぜなら今日がそうだったから。 下弦の月は明日も今日と同じ時刻に昇り、今日と同じ形で今日と同じだけの光を与えてくるのだ。 そうして考えたとき、モララーにはまるで実在感が無かった。 繰り返される日常に当てはめられた記号のような人間は、 それこそ小説の登場人物のように、何もかもが虚構であるように思えた。 だが……モララーは淡く光る街灯の下で大きくかぶりを振った。 あの中国人には昨日初めて出会ったぞ。親戚の子供も昨日本当に久々に家に来た。 それは間違いなく変化ではないのか。日常の繰り返しから脱却するための足がかりになるのではないか。 そうすれば自分にも実在感が蘇る。自分は虚構ではなく、ノンフィクションとして存在できると、モララーはそう思った。 だがそれには一方で不安も付きまとう。 ただの繰り返しだとはいえ、その中でモララーは平和に生活することができていた。 それが崩れ去ってしまったとき、同様に穏やかに暮らせるとは限らないのである。 世界が変化すれば自分自身の状況も変化するに違いなかった。 嫌な予感が脳みそにへばりついて離れなかった。なぜか、楽観視する気になれないのである。 そしてそのような消極的発想は、特に小説では実現してしまうモノなのである。 彼とてその例の外側に身を置くことはできない。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:47:18.78 ID:L30TC++wO
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43 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:48:34.03 ID:WSlJXCJS0
彼はいつものように自宅の扉の前に立ち、子供の声が聞こえてこないことに安堵した。 扉を開ける。玄関で靴を脱ぎながら、モララーは不審を抱いた。 しぃが出てこないのである。いくら冷え切っているとはいえ(体面上そう取り繕っているだけかも知れないが)、 主人が帰ってくれば今の方からスリッパの音をぱたぱた響かせ、出迎えるのが日常だった。昨日だって。 ( ・∀・)「ただいまあ」 奥に向かってモララーは呼びかけた。しかし返事はない。テレビの音がやけに耳につく。 しばらく茫然と立ちつくしていたモララーは、テレビに混じってもう一つの、小さな音が聞こえてくるのを感じた。 何かはわからない。いや、わかっているのかもしれない。だがわからない。 彼はとみに異空間へ放り込まれたかのように、おっかなびっくりといった恰好で廊下を踏みしめ、居間へと歩いた。 居間ではやはりテレビがついていた。だが、そこにしぃの姿はない。 そこから見えるキッチンにも彼女はおらず、モララーは当然ながら不安を募らせた。 そのとき、一際高い、悲鳴のような声が響いた。 モララーはにわかに声の方角を向いた。その視線の先に、しぃの部屋へと続く扉がある。 彼ら二人の寝室は結婚当初から隔てられていた。 寝るときだけはしぃを遠ざけたいというモララーの意向であることは言うまでもない。 今、その扉は少しだけ開いている。声は中から聞こえてくるのだ。 モララーは早歩きで近づき、扉に手をかけた。 開いたその先に、モララーは有り得てはならないものを見てしまった。 男女がベッドの上に居た。 実際に現場を目撃したことのないモララーにも理解できる。あからさまに、彼らは交合しているのだ。 そしてその女性の方は、紛う事なきモララーの妻、しぃなのである。
44 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:50:03.66 ID:WSlJXCJS0
四つん這いになったしぃに覆い被さるようにして男が腰を振っている。 室内は薄暗く、ベッドランプが輝いているだけなので、顔まで判別することはその時点ではできなかった。 一突き一声。実にリズミカルにしぃは嬌声を上げていた。 彼女たちの汗にまみれた身体が淡い光に照らされ、それは無闇に艶やかである。 さて、これ以上の明確な性描写をあえて省略する。 あらゆる表現技法を駆使して読んでいる方々を射精に導き、更には腎虚でくたばるにまで至らせるのは非常に容易だが、 ここで読むのをやめられてしまうのも、ほんの少し困るモノがある。 それにオトナ合作も今日で三日目、皆様そういう描写にはいささか食傷気味ではないだろうか。 中休みも必要であろう。 何はともあれ、彼らがセックスしているという構図に変わりはない。 そしてそのような図式を、モララーは傍観しているのだった。自分の妻が犯されている。 彼にはまるで実感が湧かなかった。現実に有り得ないだろうと決め込んでいたからである。 やがて、男の方がモララーに気付いたようだった。 ピストン運動を止めることなく、首だけを部屋の入り口に向ける。 その顔を見て、モララーは二度驚愕した。 たくわえられた顎髭、長めの髪の毛から汗が滴っている。 どちらかといえば筋肉質な体格、170センチほどの身長。三十代半ばを思わせる顔。 間違えようがなかった。自分が作ったゆえに、モララーは確信せざるをえなかった。 彼は昨日、モララー自身が作り出した小説の主人公なのである。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:51:51.72 ID:L30TC++wO
支援
46 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:52:20.12 ID:WSlJXCJS0
しぃが一際大きく切なげな声を出して腕を崩し、ベッドに顔を埋めて激しい呼吸を繰り返す。 どうやら果てたらしかった。それまでモララーが何をしていたかといえばただ眺めていただけである。 何をへたれたことをやっているかと言う人もいるかもしれないが、 彼にとって目の前の光景は二重の意味で非現実に過ぎるのだ。 さらに哀しむべきは、しぃが男に犯されることをまったくといって良いほど嫌がっていないことなのであるが、 今のモララーはそこまで頭が回らない。 ベッドからカーペットの上へ、モララー自身が作り出したその男が降り立った。 未だ興奮冷めやらぬ陰茎をむき出しにしているその姿は、 想像する限り滑稽、変態、阿呆極まりないのであるが、少なくともモララーはそのような感想を持つことができなかった。 対峙する二人。どちらも、何も口にしない。 一方は余裕を伴い、もう一方は乱れた思考回路を必死につなぎ合わせている。 唇を吊り上げ、男はにぃと野性的、獰猛な笑みを浮かべた。 (,,゚Д゚)「こういうことなんだよ、所詮な」 それだけ言って、彼は突然霧のようにその姿を段階的に失い始めた。 そしてモララーが声を発そうとしたときには、もうその姿は完全にその場から消失してしまっていた。 あとに、濃厚な男女の体液の臭いだけが充満している。 そのものの存在は失われた。だが、痕跡は明らかに虚構が発言したことを主張している。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:53:37.95 ID:L30TC++wO
支援
48 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:53:53.45 ID:WSlJXCJS0
残念ながらいつまで経っても、モララーの視覚や嗅覚、そして記憶から男の姿がかき消えることはなかった。 そして彼自身、ようやく目の前の光景を受け入れて、どうしたものだろうかとどこか冷静に考え始めた。 本能が活動していなかった。理性ばかりが先行し、しかしもしかしたらそれこそがモララーにとっての本能かもしれない。 ひょろひょろと力なく眼球が左右して、やがてしぃを捉えた。 彼女はベッドの上にへたり込み、だがその双眸はしっかりとモララーを見つめていた。 ざまあみろ、彼女がそう言ってるようにモララーには感じられた。 悲哀といった感情は彼女の中に含まれていないようだ。 歓喜、或いは開放感。出し抜いてやったというような達成感。 ほうら、やっぱりこうなったでしょ。あなたが私の相手をしてくれないからよ。 でも私はちっとも悲しくなんかないわ。逆にうれしいもの。 ようやく繋がれ始めた脳内回路が再び断絶していく。 思考が壊れ始めた。精神が崩れ始めた。心理が裏返る。声も出せない。 彼にはもう、逃避に走る以外に為す術が残されていなかった。 くるりと振り返って扉に向かう。しぃは何も喋らなかった。だが視線だけは背中にひしひしと感じられた。 扉を閉めると、まるで今見てきたことが全て嘘、虚構であるように思えた。 しかしこの世界自体が虚構かも知れず、つまり同次元で起きていることに変わりはないのだからちっとも慰めにならない。 冷え切った頭で考える。しぃは処女だったのだろうか。 それは有り得ないだろうと思う。処女のくせしてあれだけ妖艶に交媾できるはずがないのだ。 ということは彼女はモララーと出会う前に他の男とセックスしていたことになる。 もしかしたら昔の彼女はセックス好きだったのかもしれないし、そうではなかったのかもしれない。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:54:42.74 ID:E2w3ppIjO
支援
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:55:14.28 ID:L30TC++wO
支援
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:55:18.60 ID:e2OajmowO
支援
52 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:55:59.11 ID:WSlJXCJS0
そのまま彼は自室へ戻った。 そしていつものようにコンピューターの電源を入れる。ジリジリと小さな音を立てて起動。 習慣とは恐ろしいモノであり、その間彼はほとんど無意識状態であった。 ぼんやり光るディスプレイを半睡で眺めつつ彼は考える。 先程起きた事態にどう対処しようか。どう対処しようもない。 妻を寝取られたという事実を、他人に伝える手だてがないのである。 何せその張本人は消失してしまったうえ、彼はモララー自身が作り出した虚構の主人公なのだ。 それをそのまま主張したところで、キチガイ扱いされておしまいである。 しぃが彼を拒否すればいいのだが、あの様子を見ている限りそれにも期待できない。 離婚を企てたとして、慰謝料を払うのは自分ということになってしまうだろう。 そうなれば会社でなんと言われるか。せっかく仕事が波に乗りだしてきた時期であるというのに。 彼はモララーの、今まで抑制され続けてきたリビドーの塊なのかもしれない。 深層心理でつながっていて、彼を使うことによってたまりに溜まったストレスを発散しようとしているのか。 デスクトップにテキストファイルが数個並んでいる。 その中には勿論、昨日書いたキャラクターの設定が紛れ込んでいた。 マウスを動かし、削除しようと試みる。しかし叶わなかった。 ドラッグアンドドロップでゴミ箱に移動させても消えない。デリートキーを押しても反応しないのである。 試しにダブルクリックしてみると、すんなり開くことが出来た。 モララーは諦観する。あの存在は絶対なのだ。作り出してしまった以上、最早ねじ曲げることが出来ない。 彼は早々にパソコンの電源を切り、ベッドに潜り込む。 その夜はなかなか眠ることが出来なかった。 どういうわけか、陰茎が勃起してちっとも静まらないのである。 無理矢理眠ると、淫夢を見た。それは彼にとって地獄以外の何者でもなかった。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:57:24.30 ID:L30TC++wO
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54 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 22:59:11.74 ID:WSlJXCJS0
夜が終わる。朝を迎える。 彼は駅へ向かうまでの道程を重たい足取りで歩いていた。 本当は会社になど行ける気分ではないのだ。しかしむやみやたらと休むわけにも行かない。 何せ今が重要な時期なのだ。どうして重要な時期なのかはいまいちはっきりしないが。 今朝、しぃは何を気にする風もなく、平然と朝食の準備をしていた。 モララーに気付いたとき、彼女は微笑を浮かべて「おはよう」と言った。彼はしばらく立ち尽くしてしまった。 まさか忘れてしまっているのだろうか。女性はリアリストだとよく耳にするが、そういう問題なのだろうか。 だからといって昨日のことを、こちらから問いただすのも憚られる。 追及できるだけの材料を持ち合わせていないので、頑なに否定されてしまえばそれで終いなのだ。 幻想だったのだろうか……モララーは自分の記憶に疑いを持ち始める。 だが考えてみればそちらの方が、まだ現実的に有り得る話だ。 ドクオの話や一昨日来た親戚の子供など、種々の要素が絡み合ってかのような幻を見てしまったのかも知れない。 だが、あの時五感で得られた感触は確かに本物だった。 その仮説は、信じたいが信じられない。どうしようもない。 モララーが脳みその形を整えるようにして数度手で自分の頭を叩いた時だった。 ( `ハ´)「兄さん兄さん、ちょと待つあるよ」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:59:23.81 ID:E2w3ppIjO
支援
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 22:59:57.41 ID:e2OajmowO
支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:00:18.31 ID:L30TC++wO
支援
58 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:01:41.07 ID:WSlJXCJS0
声が聞こえた。あの男の声だ。ハッとして、モララーは自分の意識を確かめた。 いつの間にか、彼はまたあの路地裏へとやってきていた。 おそらくまだ朝であるというのに、ビルとビルの狭間に位置するそこは薄い闇に包まれている。 そこで男が、昨夜と変わらぬ風体で座って商売をしていた。 ( `ハ´)「兄さんまたここにきたな。やぱり、兄さんの心、癒し求めてるね」 ( ・∀・)「……」 図星だった。だから否定はしなかった。確かに心が、衝動的に癒しを求めている。 或いは、全てを粉々に打ち砕くほどのカタルシスを。 無言を肯定と捉え、男はにんまり笑って、筵の上に置いてある薬の袋を一つ、モララーに向けて差し出した。 受け取ってみる。何も書かれていない、白い紙袋の中にいくつかの薬包紙が入っている。 ( `ハ´)「祖国の森で採てきた薬草、たくさんまぜあわせてるよ。 どんな病気も一発で治る。まぁ兄さん信じないだろうがね」 ( ・∀・)「それは……例えば、幻覚症状といったものでも治るのか」 ( `ハ´)「何でも治る」 男はきっぱりと言い切った。モララーは左手をポケットに突っ込み、財布を出そうか逡巡した。 男が答えを待っている。薬が答えを待っている。誰かが答えを待っている。 (;・∀・)「……幾らだ」 モララーはやがてか細い声で男に尋ねた。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:03:20.48 ID:L30TC++wO
支援
60 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:03:22.84 ID:WSlJXCJS0
( `ハ´)「一つ千円。まとめて買ってくか?」 ( ・∀・)「いや、一つでいい」 財布から千円札を取り出して、震える手でそれをつきだした。 男は受け取り、穴が開くほど見つめてから大事そうにポケットにしまいこむ。 モララーも同様に、持っていた薬袋を鞄の中に、無造作に放り込んだ。 買ってしまったことに、後悔はしそうになかった。むしろ、これによって果たして救われるだろうかという方が大切だ。 ( `ハ´)「それ、寝る前に一つ水と一緒に飲むといいね。飲み過ぎると、大変な事なるよ」 しばらく動けなかったモララーに、男は楽しげな表情でそう言った。大変な事。モララーは反芻する。 ( ・∀・)「どんなことが起きるっていうんだ?」 ( `ハ´)「試したことないからよくわからないある。 でも、それは例えばとても恐ろしいことかもしれない。楽しいことかも知れないよ。 もしかしたらゴジラに踏みつぶされるのかも知れない。もしかしたら妖精さんと空を飛べるかもしれないね もしくは、アルファベットで戦ってみるか。ひょ、ひょひょ、ひょひょひょひぃ、ひぃひひひひひ」 何が面白いのか、男は電波的な笑い声を発し始めた。 その、聞くに堪えない音波に、モララーは思わず耳を塞いだ。 だがそのうち、彼の心の底からも突発的な笑いがこみ上げてきた。 それが何故だかわからない。だが、彼はついにその衝動を抑えきることが出来なかった。 ( ・∀・)「ふひょ、ひょ、ひょははははははは、く、くくく」 ( `ハ´)「ひょ、ひ、ひひょひょ、ひぃひぃ、ひは、ひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」 二人はいつまでも笑い続ける。そのうち朝が終わって昼が来る。昼が終わって夜が来る。太陽が沈む。月が昇る。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:04:57.08 ID:e2OajmowO
支援
62 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:05:44.97 ID:WSlJXCJS0
ドクオに、かの事を相談しようかと考えた。しかし諦める事にする。 いくら友人であるとはいえ、あのような、下手な小説にありそうな話を信じてはくれないだろう。 彼らは世間話に興じ、酒を飲んだ。下々に関するネタも、いつものように流した。 ドクオが酔って叫び始めた。連れ出されていく。 モララーは、酒を飲み終えてから【浪漫S区】を出た。 考える。なぜ自分はこんなに余裕たっぷりに動いているのだろう。 もしかしたら、今この瞬間にも虚構から、あの男が出てきて我妻を犯しているのかもしれないのだ。 一刻も早く帰り、妻を守る、というよりはむしろ監視しなければならないのではないか。 しかし、そんな気は一向に起きなかった。 しぃが喜んでいるという事実がある。それで夫婦関係が上手くいくならば……と考える弱気な心がある。 また、俺には関係ないという他人面も持ち合わせていた。どれが本物の感情かはよくわからない。 釈然とせぬ心持ちのままに、モララーは帰宅の途につく。 自宅までの道程では、誰とも会う事がなかった。 つまりここでは小説的なフラグ、イベントは発生しないのだな、とモララーは思った。 いつの間にか、モララーも自分が虚構の存在であるという事を自覚し始めていた。 何故だろう。今日、会社に行ったかどうかさえ曖昧であるからだろうか。 答えは出ない。彼はマンションの階段を上る。嬌声が聞こえる。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:06:52.69 ID:L30TC++wO
支援
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:07:41.73 ID:F5LO2J7J0
私怨
65 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:07:45.21 ID:WSlJXCJS0
ドアを開けた。昨日よりも激しい、しぃの切なげなうめき声が響いている。 モララーにまったく遠慮しなくなったのだ。彼女の寝室へと続く扉は開放されたままだ。 何の気も無しに、モララーは部屋に入る。そこにはやはりあの男がいた。 しぃを抱き、その豊満な乳房の谷間に顔を埋めて、ピストン運動を繰り返している。 僅かに垣間見えたしぃの顔は、さながら般若の如き形相であった。 男の背中に力強く爪を立て、「あう、あう、あうあうあう」などと鼻息荒く叫んでいる。 いつもの清純そうな表情はどこへやら。今目の前にいるのは髪を振り乱した、落ち武者である。 やがて男が深々と息を吐いて腰を動きを止めた。射精したらしい。 しぃは射精と同時にキィ、と怪鳥のように鳴いて、男の背中から腰辺りまでを爪で裂いた。 皮膚が破れ、どくどくと血が垂れ流されていく。 男がまたモララーの目の前までやってきた。 そしてぐったりを仰向けに倒れているベッドの上のしぃを指さしてぼやき始める。 (,,゚Д゚)「よっぽど溜まってるのか知らんが、アレはなかなかの猛者だ」 ( ・∀・)「……そうか」 やや憮然としながらも、モララーは普通に応対していた。 (,,゚Д゚)「もしかしたら異常性欲者になったかも知れんな。 お前に相手されないあまり、溜まりに溜まった劣情が爆発してるんだ。 ああ、いてえよ。背中いてえ」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:08:56.87 ID:E2w3ppIjO
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67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:09:13.12 ID:L30TC++wO
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68 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:09:13.58 ID:WSlJXCJS0
( ・∀・)「……お前は、誰なんだ」 男の、不躾な態度にようやく辟易し、モララーは低い声を出した。 (,,゚Д゚)「あぁ?」 ( ・∀・)「お前は一体誰なんだ。おれのリビドーの化身か、それともただの化け物か。 勝手におれの妻を犯しているが、おれが黙って見過ごすと思っているのか?」 (,,゚Д゚)「そりゃあ、思っているとも。 そうでないにしても、お前は俺に手出しする事なんか出来ないだろう? しかも、勝手に犯しているなんて言い方しているがとんでもない話だ。 俺と彼女は合意の上でヤッているんだ。後ろめたい事など何も無いね」 瞬間、反射的にモララーは一歩前に進み出て、男の胸ぐらを掴もうとした。 しかし、すでに男は霧と化していたため、伸ばした腕は空を切った。 霧状の男が嘲笑している。いくら空中を掻き毟っても、捕らえる事は出来ない。 (,,゚Д゚)「そうだ、俺の名前を決めておいてくれよ。 いつまでも「男A」じゃ格好がつかない。しぃだって、俺の名前を呼ぶときに困っているみたいだぜ」 ケラケラ笑いながら、男は消失した。 モララーはあての無くなった指を蠢かせながら、しぃを見た。 シーツに、ギコの残した血液が染みが点在している。 その傍で、しぃはゼイゼイと呼吸を繰り返しながら、譫言のようにぶつぶつと呟き続けていた。 (* ー )「よかったわ、とても、よかった、よかった……」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:10:52.58 ID:L30TC++wO
支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:11:09.44 ID:+KdjH0Nz0
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:11:16.42 ID:e2OajmowO
支援
72 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:13:11.03 ID:WSlJXCJS0
モララーは慌ただしく自室の扉を開けた。 そこで一呼吸つき、しかしやはり落ち着いては居られない。 (;・∀・)「な、ななな、何がよ、よかった、よ、よか、よかった、だ。 お、おれの、おれのいる前で、あ、あんな、あんなこと、ことことことことことことこと」 叫び、喚き散らすがどうにもならない。 昨日とはまるきり心理の行き先が違っていた。 それはおそらく、しぃに直接あのような言葉を吐かれ、更には男に侮蔑されたからであろう。 ああ殺してやりたい、殴って踏みつけて焼いて炙って骨を砕いてぐちゃぐちゃにしてやりたい。 しかしそんな暗澹とした殺意とは裏腹に、出来る事と言えば自室で叫ぶ事ぐらいなのだから、 これでは玩具売り場の前でゲームをねだる幼稚園児と何も変わらない。 そんな自分に嫌気がさして、更に狂躁は加速するのだ。 そのうちに彼は思い出した。今朝、男から薬を買った事を。 探すのももどかしく、スーツケースの中身を全て床にぶちまける。 それから、小銭を拾い集める乞食のような仕草で彼は薬袋を取り上げた。 昼間買った緑茶のペットボトルが一緒に転がり出てきたので、それを使って粉薬を飲み下す。 あまりにも急いだため、口の両端から緑茶が垂れ流れて床に落ちていく。 ざらざらした感触が喉を通り、食道を過ぎていった。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:14:33.69 ID:L30TC++wO
支援
74 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:14:51.44 ID:WSlJXCJS0
何も変化がなかった。即効性では無いのかも知れないが、モララーは妙に焦っていた。 彼は激しくかぶりを振って、それからパソコンの電源を入れた。 ジリジリを小さな音を立てて起動。 日常茶飯事。日に一度はパソコンを使わなければ気が済まない。 ( ・∀・)「企画……」 口に出すと同時に思い出した。そうだ、書かなければならない。 急に現実に引き戻された気がした。いや、正確には虚構そのものであるのだが、 彼にとってはむしろこちらの方が現実的に対処すべき問題へと昇華していた。 テキストファイルを開く。何を書こうかと思索する。 しかしてあのような閨事を見た直後。まともなアイデアなど浮かぶはずもない。 それどころか、デスクトップの隅に追いやった、あの男の設定が保存されているテキストファイルが、 その存在感を膨張させ、今まさにモララーに対して自己主張を始めた、ような錯覚をモララーは覚えた。 (,,゚Д゚)「名前を決めておいてくれよ」 男の台詞がまざまざと蘇る。 そうだ、おれは彼の名前を決めなければならない。そして企画を進行させなければならない。 モララーは普段の落ち着きを取り戻し始めていた。 少しばかり考えて、男の名前を「ギコ」とすることに決めた。 勿論本名ではない、代用のあだ名のようなものだ。 物語の登場人物に、何の脈絡もないあだ名をつけることは、彼の趣味でもあった。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:16:38.42 ID:E2w3ppIjO
支援
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:17:29.46 ID:L30TC++wO
支援
77 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:17:47.47 ID:WSlJXCJS0
物語はギコが繁華街をうろついている場面から始めよう。 彼はそこで、いつものように女漁りに精を出しているのだ。 その日も彼はお気に入りのホステスを見つけ、なんとかして口説き落とそうとする。 話術に長けているのは年期の為せる業だ。そもそもホステスなどというものは、少し酔わせれば大抵股を開く。 彼らはそのままホテルへ向かい、交合する。 ( ・∀・)「……うん、こんなところだなあ」 これは起承転結における「起」の前段階であり、まだ何も物語になりそうなことは始まっていないのだが、 それでもモララーはこのストーリーを気に入っていた。 ( ・∀・)「うん、これはすばらしいぞ、すばらしい」 自己愛とでも表現するべきだろうか。 あまりにも自画自賛したためか、彼の陰茎がやがて鎌首をもたげ始めた。 かつてないほどの性欲が、モララー全体に渦巻いていた。 このとき彼はまだスーツ姿である。ズボンに亀頭が擦れ、それが痛いのやら気持ちいいやら。 ついに彼はファスナーから怒張したペニスを右手で掴んで引っ張り出した。 そしてそのまま手首を上下し……。 男のオナニーを克明に描写して喜ぶ読者の方々はいないだろう。喜ぶ作者もいない。 ゆえにこの部分をおよそ三十行省略する。 もしも具体的に知りたい場合は、自分の下腹部についているソレを弄ってみるといい。 それが答えだ。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:17:50.77 ID:NY4A73GCO
支援
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:19:11.01 ID:L30TC++wO
支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:19:24.77 ID:e2OajmowO
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:19:41.95 ID:F5LO2J7J0
弄ってみる私怨
82 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:19:48.53 ID:WSlJXCJS0
射精までにはほとんど時間がかからず、 彼は成年コミックも目を見張るほどの量の精液を、散弾銃の如き勢いで四方八方へと発射した。 そのとき彼が思い浮かべていたのは、紛れもなく先程の映像、しぃとギコのセックスであった。 快感の余韻がモララーの脳髄に響き渡り、しばらくは動く事が出来ない。 モララーにとって、実に十数年ぶりの自慰行為であった。 ふと我に返って、彼は青臭いにおいに顔をしかめた。 ティッシュをとり、床に飛び散った精液をぬぐっていく。 何か自分が今非常に無様な醜態をさらしているような気がして、 誰に見られているわけでもないのに、彼の陰茎は再び屹立し始めた。 彼は再び(中略)射精した。 結局、モララーはその夜合計七回ものオナニーにトライし、 いずれにおいてもAV男優三人分ほどに及ぶ精液を迸らせた。 普通、ましてや彼ほどの年齢になればそれほど事に及べば出てくる液体に赤色が混じるか、 何も出なくなるか、腎虚でイくのではなく逝ってしまうかするのだが、彼は年齢や常識の壁を乗り越え、 見事に複数回せんずりを達成してのけた。 それができたのもやはり、彼が実在する人物ではなく、虚構であるということを証明しているのだろう。 射精のしすぎで半ば天国に旅立っている頭脳で、これは薬のせいだろうかと彼は考えた。 あの薬には一種の鎮静剤のようなものが含まれていた、興奮した神経を抑える作用があるのだ。 その一方で、性欲を増幅させ、精気に満ち満ちた身体にしてしまう。 それが良いのかどうかはよくわからないが、今のモララーにとっては極上の品物であるように思える。 彼は八回目のオナニーに挑戦したが、途中で文字通り精根尽き果て、ペニスを握り締めたまま眠りこけてしまった。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:21:06.92 ID:F5LO2J7J0
支援
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:21:49.25 ID:L30TC++wO
支援
85 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:22:03.25 ID:WSlJXCJS0
それからの日常を描写する事は、誰の得にもならない。 なぜならば、ほとんど同じ毎日が繰り返されるからだ。 相変わらずモララーは【浪漫S区】に通い、帰宅してからは想像を絶するオナニー祭りを一人開催する。 ギコは相変わらず現れ、しぃの相手をしていた。 モララーに性欲が戻ったのだから、夫婦でやればいいのかもしれないが、 如何せんモララーがそこまでの精神状態に到達していない。 思春期真っ盛り、オナニーしたくてたまらないがセックスは怖くて出来ない、そんな中学二年生のようなものである。 そして彼は次第にギコに対して腹が立たなくなっていった。 薬の効果であることはほとんど間違いない。 しぃの反応加減は日々激しさを増し、最近などは絶頂の快感のあまり、 抱きついていたギコの腕の肉を噛みちぎってしまった。 しかし、ギコは一度消えてまた現れたときにはもうすっかり傷は癒え、元通りになっているので何の問題もない。 だが彼はたびたびこうボヤく。 (,,゚Д゚)「こりゃあ、いつしかアブノーマルな道に進むぜ」 そして、モララーの書く大人向け作品も順調に進んでいた。 現在、彼の作品内ではギコとのセックスの真っ最中であった女が後ろからバットで撲殺されている。 締め切りまで、まだまだ時間はたっぷりあった。 そうして、日々が過ぎていく。 変革が起きたのは、ギコが出現してからおよそ一週間あまり過ぎたころのことだった。 正確な経過日数は、誰にもわからないことであるが、そこに追求し始めるときりがなくなるので先に進める。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:22:46.91 ID:F5LO2J7J0
支援
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:23:18.96 ID:e2OajmowO
支援
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:23:22.94 ID:L30TC++wO
支援
89 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:24:20.46 ID:WSlJXCJS0
モララーが【浪漫S区】を出たとき、前を通り過ぎていく人物にみとめた。 ギコである。彼は何やら忙しなく、早歩きでどこかへ向かおうとしていた。 ( ・∀・)「おい、お前」 (,,゚Д゚)「……ああ、やっぱりお前か。そろそろ会いそうな気はしていたよ」 そんな風に言うギコはどこか憔悴している様子だった。 ( ・∀・)「お前は外を歩ける身分なのか」 (,,゚Д゚)「俺は繁華街を歩くのが好きなんでね。 まぁもっとも、今は女の使いっ走りだからあんまり楽しくないけどな。 ああ、あとコレはお前の服だ。借りてるぜ」 ( ・∀・)「……それで、どこへ行く」 (,,゚Д゚)「どこへ行くも何もねえよ、ちっとは助けてくれ」 ここにきて、ギコが初めて泣き言らしき事をのたまった。 モララーは内心ほくそ笑み、しかし顔には出さず続きを促す。 (,,゚Д゚)「最近、しぃが俺の腕を噛みちぎったのは知ってるだろ? 今日もまた噛まれてな。ほれ見ろ、血が出ている。 しかも最近じゃ、一回のセックスでは我慢できなくなってしまったらしいんだな。 それでさっき、ついにこんなことをいいやがった。『わたし、SMプレイがしてみたいわ』ってよ。 彼女、ドMなんだとよ。それはいいとして、なんで俺がアダルトショップに行かないといけないんだよ。 『恥ずかしいから』ってなんだよ、馬鹿女め」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:25:25.89 ID:L30TC++wO
支援
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:25:59.27 ID:F5LO2J7J0
私怨
92 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:26:36.14 ID:WSlJXCJS0
( ・∀・)「おい、少しは声を落としてしゃべれよ。誰かに聞かれたらどうする」 (,,゚Д゚)「平気だよ、誰も聞いちゃいない」 確かに、ここは繁華街であるというのに近くに人の気配は一つもない。 ギコの猥語に耳を傾けている者はいないようだ。 しかし、しぃがマゾヒストであったとは。モララーの知らなかった事実である。 もっとも、今までに知りようのなかったことであるが。 (,,゚Д゚)「ああ、しかし飽きてくるぜ、そろそろ別の女を捕まえたいもんだ。 それじゃあな、俺は行くぜ」 ( ・∀・)「待て、俺も一緒に行く」 モララーの進言に、ギコは少しばかり驚いた様子だった。 だがやがて、何も言わずに歩き始めた。 大人向け作品を書くための取材だ――そんな言い訳が心の中にできている。 だが本意は別にあり、それはつまり彼自身の性欲からくる興味なのである。 場所もわきまえずに持ち上がりかけている陰茎が何よりの証拠だ。 しぃが教えてくれたというアダルトショップに行くまで、誰にも会わなかった。 そもそも、今日はしぃとギコ、そしてドクオ以外の誰かと出会っただろうか。 出会わなかった気がする。モララーのそれは確信に近かった。 仕事にも行っていない、電車にも乗っていない、【浪漫S区】で酒を飲んだ事さえ怪しい。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:27:16.78 ID:F5LO2J7J0
支援
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:27:39.62 ID:L30TC++wO
支援
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:27:45.68 ID:e2OajmowO
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:28:57.80 ID:E2w3ppIjO
支援
97 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:29:02.32 ID:WSlJXCJS0
【TWO-SEE】という名のアダルトショップで、ギコは低温蝋燭に鞭、縄やアイマスクなどを購入した。 その金はどこから出ているのか、とモララーが尋ねると、ギコはしぃが用立ててくれた、とこともなげに答えた。 知らぬうちに、彼らの世界は急速に広がっていっているようだ。 やはり誰にも会わぬまま帰宅する。 ギコの後についてしぃの部屋に入ると、しぃは手持ちぶさたにベッドの上に座り込んで待っていた。 (*゚ー゚)「遅かったじゃない」 (,,゚Д゚)「いやあ、悪いな。途中でこいつと遭っちまったもんだから」 ギコがモララーを示すと、しぃが鋭い目で彼を睨み付けた。 しかし、モララーは特に何も思わず、言い返しもしなかった。 むしろ彼は、鬱血したイチモツをどう処理したものかと考えるのに必死なのだ。 (*゚ー゚)「まぁ、いいわ。ねえ、早くしてよ」 しぃの言葉に従って、ギコはまず縄を取り出し、彼女の身体を縛り始めた。 いきなりハードすぎやしないのだろうか。モララーは頭の片隅でそんな事を思ったが、 当のしぃは何食わぬ表情、いやむしろ若干頬を紅潮させている。 元来彼女はこのようなプレイが好きなのかも知れなかった。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:29:43.02 ID:IYgoFTMmO
支援
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:29:44.56 ID:F5LO2J7J0
私怨
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:30:06.61 ID:L30TC++wO
支援
101 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:31:28.90 ID:WSlJXCJS0
さすがに手慣れた様子でギコは縄を操り、しぃを後ろ手に縛り上げた。 うつ伏せの達磨のようなその姿を橙色のベットランプが照らし出し、淫猥なことこの上ない。 そんな姿勢のおかげでアヌスやら陰毛やら、その他諸々の恥部は丸見え状態。 最早筆舌尽くしがたい姿態であり、むしろ書かない方が想像をかき立てるのではないかと思うのであまり詳しくは記さない。 しぃは恍惚とした吐息を何度もつき、早く嬲って欲しいと言わんばかりに口の端から涎を垂らし、 だらしのない表情でギコを見上げた。 そんな彼女に、ギコはアイマスクを被せた。視界を奪われ、彼女は身をよじらせる。 ギコは鞭を片手にベッドの上に直立する。 そして、しぃの肉付きの良い尻に向かって、勢いよくそれを振り下ろしたのである。 ヒュウ、と空気を切り裂いた直後、肉の弾けるような音が響く。 あまりの音量にモララーは思わず目を細めたが、 見かけほどには痛くないようで、しぃは押し殺したような声を漏らした。 それからギコは立て続けに二度、三度としぃの尻をひっぱたく。 最初は小さかったしぃの叫びも次第に大きくなり、十回目辺りになると絶叫へと変わった。 それは嫌悪、拒絶の声ではなく、愉悦、快楽を表現するそれであることはモララーにもわかる。 そして今や、モララーのペニスは阪神ファンのごとくいきり立ち、 ズボンを突き破る勢いで股間にテントを張っている。 無様な妻の姿に何よりも興奮していた。それが例え他人の手によるものであろうとも、だ。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:33:18.52 ID:L30TC++wO
支援
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:34:29.50 ID:e2OajmowO
支援
104 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:35:01.68 ID:WSlJXCJS0
ギコは次に言葉責めを始めた。 白豚。淫水女郎。恥垢。ビッチ。汚物。変態。便器。腋臭。家畜。色魔。 顔面障害者。きちがい。不細工。阿婆擦れ。色狂い。種馬。阿呆。ゴミ。クズ。ゲロ。 ある事無い事様々な罵詈雑言が飛ぶ。 だがそんな単語が突き刺さるたび、しぃはぴくりと身体を震わせ、熱い吐息を漏らすのだから世話無い。 傍から見れば完全に異常であるのだが、幸いな事に現状、 ここには異常者しかいないので何もかも正常である事として話を進める事が出来るのである。 さてモララー。 彼最早我慢することままならず、自分が理性を持った高等生物であるということを忘れ、 やおらズボンとパンツを脱いで、そのままベッドの上のしぃに飛びかかった。 そしてそのまま怒張した陰茎をバックの姿勢でしぃの中へ突っ込む。 ずるり、と音がしそうなほど滑らかに、彼のイチモツは挿入された。 ただし、その穴が前の穴か後ろの穴かは定かでない。 (,,゚Д゚)「お前、セックスのやり方知ってるのか?」 ギコがせせら笑うがこれはもう知識云々の問題ではない。 彼の中の、種の保存を第一義とする本能が芽生え、それがそのまま腰の前後運動へと変換されているのだ。 しぃは抗議の声をあげない。この際誰でもいいのだろう。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:36:13.50 ID:L30TC++wO
支援
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:36:52.29 ID:E2w3ppIjO
TWO-SEE……。弟者子育てか。
107 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:37:14.63 ID:WSlJXCJS0
( ∀ )「オウ、オウオウオウウオウ、おう、王欧応黄桜往央」 白痴の猿みたいな顔をして、モララーは奇妙な声を出し続ける。 それと同時にピストン運動。子宮を探る藤岡探検隊。廻る巡るその核へ。 「案餡安暗」としぃが呻けばモララーの腰の動きは更に加速。 その速さ、およそアルファベットZ。モララーは正義のヒーローになれますか。 カウパー腺液出し切って、後は射精を待つのみと。 ここに来て最終局面に突入。朝焼けが来れば世界も終わる。 所詮男女の最終兵器は、チンコとマンコに違いない。 「暗暗餡暗案安」「央往桜凹鴎」只今富士山九合目、もう、ゴールしてもいいよね・・・? ( ∀ )「うほほほう、うほほほ、うほほ、うほ」 ついにモララーの亀頭から、白濁とした数億の兵団が、今初めてしぃの内部へと突入成功。 しぃはグイと首を上げ、獣のような咆吼を吐き出す。 萎れた陰茎抜き取って仰臥。生まれて初めての快感。 モララー、齢三十余年にして童貞投棄に成功。 しぃの、前か後ろかよくわからない穴から一億の兵団が垂れて落ちる。 およそ二千年が経過して、やっとモララーが正気を取り戻したとき、 ギコの笑い声が耳の中で爆発した。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:38:18.72 ID:e2OajmowO
凄いな 支援
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:39:37.44 ID:F5LO2J7J0
支援
110 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:39:37.45 ID:WSlJXCJS0
(,,゚Д゚)「ヒャッヒャッヒャヒャ、ヒャヒャ。 こりゃすげえな、まるで畜生の交尾だぜ」 返す言葉もない。確かに、今までの中でも最高クラスの快感の波が押し寄せた。 なぜ今まで自分は、これほどすばらしい行為を受容しなかったのだろう。 短絡的に不潔と決めつけ、避けてきた事があまりにも馬鹿馬鹿しい。 ただそれを表だって認める事はあまりにも恥ずかしく、彼はてらてらとぬめっている陰茎そのままに、 ギコの言葉を聞いていた。 ギコは持っている鞭を両手で軽く曲げながら言う。 (,,゚Д゚)「今日は、これ以上は無理みたいだなあ。 やれやれ、さすがの俺でも、たまには休みが必要ってもんだ」 そう言って鞭を持ったまま、モララーの服を身につけたまま、彼は消失していった。 モララーとしぃの二人だけがぽつねんと存在する。青臭い残り香が漂う。 しぃの手首を縛っている縄をほどいてやりながら、モララーはおずおずと尋ねた。 ( ・∀・)「良かったのか」 (* ー )「ええ、良かったわ。まあまあ、ね」 一定の評価が下り、モララーの表情に歓喜が満ちた。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:40:33.79 ID:L30TC++wO
支援
112 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:40:50.21 ID:WSlJXCJS0
一瞬視界がぐにゃりと歪んで、元通りになったときには、モララーは自室の真ん中に突っ立っていた。 パソコンを目に付けて、彼は考える。今ならば、よりリアリティに溢れる性描写が書けるに違いないと。 しかし、現実はそういうわけにもいかなかった。 そもそも現実と小説の間には途方もない乖離性がある。 事実は小説よりも奇なりとはよくいったもので、実際その通りなのだ。 現実に起こった事が必ずしもリアリティ溢れるものではないのだ。 三十半ばの男が、他の男に見られながら結婚数年目の妻を相手に童貞を捨てる。 これのどこに現実性があるというのか。皆無である。 性行為にしても、始終脳みそが痙攣していたものだからよく覚えていない。 覚えている事といえば肌色肌色安案暗鴎凹黄白濁ぐらいのものであり、 それだけの情報から性行為を描くなど余りにも危険すぎる。 だが、せめて、今この感触を、できるだけ生のままで保存しておきたい。 そんな一心からモララーはパソコンの電源を入れる。 ジリジリと小さな音を立てて起動。 メモ帳を開き、とにかくダイレクトで、センシブルに文字列を並べていく。 そうしてすらすらと記述されてできあがった物は、 放送禁止用語連発だわ、差別用語全開だわ、そもそも文法が成立していないわでもう滅茶苦茶。 それでもモララーはある種の愉悦を伴いながらその文章を、 性描写のどこかに挿入する事を決意した。 それから、本編を少しだけ書き進めて彼は大きなあくびをした。 活動時間の限界である。中国人から買った粉薬を服用して、彼はベッドに潜り込んだ。 この日の、モララーの自慰回数は六回。 パワプロでいうとピンク色の顔が飛び跳ねているレベルだ。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:42:15.83 ID:L30TC++wO
支援
114 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:42:37.77 ID:WSlJXCJS0
日常にまた新たな変化が加えられ、しかし同じ軌道を巡り続ける。 しぃのSM好きが発露してからしばらくは、彼女の寝室に鞭の音が響かない日は無かった。 日が増すごとにその回数と威力は上昇し、しぃの嬌声は絶叫の域に達している。 それでも気持ちよいと言うのだから、まったくマゾヒストとは理解できない。 モララーはと言えばこちらは日が増すにつれてより一層獣として進化していた。 彼らの性行為の過程はこうである。 まずギコが鞭やら言葉を使ってしぃを嬲り、彼女を興奮させる。 モララーはそれを見て自家発電。無論射精に至らぬよう努めるが、時々叶わぬ場合もある。 だがすぐに蘇生するので何も問題はない。 しぃの鼻息が荒くなってきた頃を見計らい、モララーはしぃにのしかかる。 そしてマンコにフォーリンチンコ。そのままピストンゲットアロング。 事が終わり、もしもしぃが満足していない場合は、ギコが続きを引き受ける。 こんな具合だ。 想像力豊かな人ならば、これが如何にシュールかつアンビリーバブル、 ナンセンスであるかは容易にわかっていただけると思う。 だが別に想像しなくても良い。 一方でモララーは、粉薬を順調に消費していた。 そんな折。どれほど時間が経ったかはもはや不明。 モララーが【浪漫S区】から家へ帰宅する場面から、話は再開する。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:44:24.34 ID:e2OajmowO
支援
116 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:44:41.19 ID:WSlJXCJS0
彼がマンションの廊下を歩いていると、家の方から 「ンォウ! フゴッ! ゴヘァッ!」 という、牛が屠殺されているかのようなうなり声が断続的に聞こえてきた。 すわ獣姦かと、モララーは慌てて家の中へ。 流石に妻が獣に犯されているのには抵抗がある。 だが彼女の寝室に飛び込んでみると、何のことはない。 しぃの姉、つまりモララーの義姉がギコに犯され、ギョホギョホと喘いでいたのだ。 川*゚;ё;゚*)「オオゥン、オオゥン、いいのぉ、ギコにゃんいいのぉ! フゴッ」 まさに阿鼻叫喚の地獄絵図。 その醜女は鼻や口や皮膚から諸々の体液を垂れ流し、 それが今、大便を煮詰めたかのような凄絶な臭気を放っている。 樽のような胴体に、頭がちょこんと乗っているその姿は、まさにリアル黒ヒゲ危機一髪。 そういえば、シミやニキビに混じって、鼻の下にうっすらとヒゲが生えているのが確認できる。 ギコが腰を振るたびに、脂肪にまみれた臀部やら腹部やらがボゥンボゥンと大きく震える。 そういえば――モララーは、自分の作ったギコの設定を思い出す。 『どのような女性とも出来るだけ関係を結ぶ』 今だけは、ギコに同情せねばならなかった。 しかし、紅潮したギコの表情を見ていると、まんざらでもないのかもしれない。 川*゚;ё;゚*)「ギョヘェ、ギョヘェ、グエ、グエ、ゴエエエエエエエエエエエ」 女がウシガエルのように泣き叫び、果てた。 全身の力を抜いてゴヒィゴヒィと激しい呼吸を繰り返している。
117 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:46:18.21 ID:WSlJXCJS0
( ・∀・)「……」 モララーの表情からは、すでに色が失われている。 この世のありとあらゆる業が凝縮されているかのような光景。 そういえば、しぃはどこへいったのだろうかと目玉を動かして探す。 居た。部屋の隅で、茫然自失とした顔で座り込んでいる。充満する毒ガスにやられたのだろう。 (,,゚Д゚)「フゥ……」 対照的にギコは、満足げに陰茎を抜きとった。 (,,゚Д゚)「……おう、どうした。放心状態じゃねえか」 ( ・∀・)「ど、どうしたもこうしたもあるか。いつからここは養豚場になったんだ」 (,,゚Д゚)「お前みたいな、ついこの前まで童貞だった野郎にわかるはずもねえ。 デブにはデブなりの楽しみ方があるんだよ」 川*゚;ё;゚*)「フヒヒィ、フヒヒィ、ねぇ、ギコにゃぁん……もっとぉ……」 女がおねだり口調で懇願する。 切なげに潤んだ双眸が、まっすぐにギコを捉えていた。 モララーは吐き気を覚えた。 (,,゚Д゚)「よしよし、もう一度可愛がってやろう」 ギコがそう言った瞬間、この世界を構成しているDATに、余りある醜悪さによってヒビが入った。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:47:07.73 ID:L30TC++wO
うわぁ…………
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:47:29.09 ID:F5LO2J7J0
世界を破壊する醜さwwwwww
120 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:47:49.23 ID:WSlJXCJS0
ギコは彼女に迫って、まずは片手で恥丘に触れた。 フヒヒィン、と女が奇妙な音で嘶く。 それからギコはあまりにも短すぎる両足をもう一方の手で愛撫する。 恥垢にまみれ、発酵したような臭いを放つ陰唇にギコが舌を這わせると、 女はギョホゥと呻いてドカンの身体をのけぞらせた。 肥大した乳輪を弄びつつ、ギコは今度は上半身を攻めにかかる。 順番が逆であるような気がするのは、二度目だからだろうか。 モギュウと音がしそうなほどの濃厚なディープキスが演じられる。 それはおよそ三十秒間継続し、ギコが口を離すと糸を引いていた。 それが唾液の糸か、納豆の糸かは不明のままである。不明のままで良い。 胃液がこみ上げてくるのをなんとか抑えながら、モララーはその一部始終を見ている。 目を離さないのではない。離せないのだ。 女の肢体は、そのままメデューサなのである。 だがついにたまりかねて、モララーは叫んだ。 (#・∀・)「いい加減にしてくれ! ここは俺の家なんだ!」 巻き戻し。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:48:52.06 ID:L30TC++wO
支援
122 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:48:59.50 ID:WSlJXCJS0
ギコは彼女に迫って、まずは片手で恥丘に触れた。 フヒヒィン、と女が奇妙な音で嘶く。 それからギコはあまりにも短すぎる両足をもう一方の手で愛撫する。 恥垢にまみれ、発酵したような臭いを放つ陰唇にギコが舌を這わせると、 女はギョホゥと呻いてドカンの身体をのけぞらせた。 肥大した乳輪を弄びつつ、ギコは今度は上半身を攻めにかかる。 順番が逆であるような気がするのは、二度目だからだろうか。 モギュウと音がしそうなほどの濃厚なディープキスが演じられる。 それはおよそ三十秒間継続し、ギコが口を離すと糸を引いていた。 それが唾液の糸か、納豆の糸かは不明のままである。不明のままで良い。 胃液がこみ上げてくるのをなんとか抑えながら、モララーはその一部始終を見ている。 目を離さないのではない。離せないのだ。 女の肢体は、そのままメデューサなのである。 だがついにたまりかねて、モララーは言った。 (#・∀・)「……おかしいな、同じことが繰り返されている気がする」 巻き戻し。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:49:02.49 ID:e2OajmowO
なまじ描写力が凄いだけに酷い破壊力 支援
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:49:29.01 ID:E2w3ppIjO
うわぁ……。
125 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:49:54.10 ID:WSlJXCJS0
≠〃⊃レ£彳皮女レニ迫ッτ、ма£〃レ£片手τ〃恥丘レニ角虫яёT=★ フヒヒィ冫、`⊂女ヵゞ奇妙Tょ音τ〃嘶<★ ξяёヵゝら≠〃⊃レ£ぁмаレ)レニм○短£(≠〃ゑ両足をм○ぅ一方σ手τ〃愛撫£ゑ★ ち<レニмаゐяё、発酵UT=∋ぅTょ臭レヽを放⊃陰唇レニ≠〃⊃ヵゞ舌を這ゎ世ゑ`⊂、 女レ£≠〃ョホゥH呻レヽτ├〃ヵ冫σ身体をσレナξ〃ら世T=★ 肥大UT=乳輪を弄ひ〃⊃⊃、≠〃⊃レ£婚忸レ£半身を攻めレニヵゝヵゝゑ★ 順番ヵゞ逆τ〃ぁゑ∋ぅTょ汽譟階£ゑσレ£、二度目T=〃ヵゝらT=〃Зぅヵゝ★ м○≠〃ュゥ`⊂音ヵゞUξぅTょレま`⊂〃σ濃厚Tょ〒〃ィ→┐o≠スヵゞ演U〃らяёゑ★ ξяёレ£ぉ∋ξ三十秒間継続U、≠〃⊃ヵゞ口を離9`⊂糸を引レヽτレヽT=★ ξяёヵゞ唾液σ糸ヵゝ、納豆σ糸ヵゝレ£不日月σмамаτ〃ぁゑ★不日月σмамаτ〃良レヽ★ 胃液ヵゞ⊇ゐレナ〃τ<ゑσをTょω`⊂ヵゝ抑ぇTょヵゞら、м○ララ→レ£ξσ一部始糸冬を見τレヽゑ★ 目を離5Tょレヽστ〃レ£Tょレヽ★離・TょレヽσT=〃★ 女σ肢体レ£、ξσмама乂〒〃ュ→廾Tょστ〃ぁゑ★ T=〃ヵゞ⊃レヽレニT=маレ)ヵゝЙёτ、м○ララ→レ£言ッT=★ (#・∀・)「これじゃあ誰も読めないだろう!」 巻き戻し。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:50:19.36 ID:F5LO2J7J0
支援
127 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:51:53.28 ID:WSlJXCJS0
擬古迫彼女、片手触恥丘。 不狒狒狒狒狒狒陰。女嘶音奇妙也。 其後擬古愛撫短過両足。 擬古舌這大量恥垢陰唇発酵臭放散。 女呻魚砲土管身体起立礼。 弄肥大乳輪、擬古第二段階上半身攻城戦。 順番逆於二度目故也。 音色喪牛濃厚接吻実演中。 約三十秒間継続、擬古離口引糸吐瀉。 彼唾液糸乎、納豆糸乎詳細不明也。現状継続賛成。 胃液逆流注意報、喪螺羅亜一部始終観察中。 視線固定、視線離脱不可。 肢体等号符石化魔女。 我慢不可能。喪螺羅亜絶叫。 (#・∀・)「勘弁してくれ! ここを繰り返して誰が得するんだ!」 再生。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:52:15.12 ID:Sdvyekc40
なんかすげぇな支援
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:53:58.92 ID:L30TC++wO
支援
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:54:15.98 ID:e2OajmowO
支援
131 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:54:19.81 ID:WSlJXCJS0
いつしかモララーは自分の部屋へと逃げ込んでいた。 今日ばかりは下腹部も精力を失い、垂れ下がったままである。 ( ・∀・)「いや……俺は貴重な体験をしたのかもしれない」 確かに、あれほど凄惨な場面を目の当たりにする事は、もう二度と無さそうだ。 最も、この体験はどこにも活かす余地がないのであるが。 目を瞑れば沸々と湧き上がるあの光景。 流石に、小説を書き進める気力は湧いてこなかった。 こんな日は早く寝てしまって、記憶を払拭してしまうに限る。 とはいえ、一夜かそこらで消失するほど生半可なインパクトではなさそうだ。 ( ・∀・)「……ん」 いつものように薬袋をのぞき込み、モララーは愕然とした。 もう一つも粉薬が残っていなかったのだ。昨日のうちに気付かなかった事は大きな失態である。 だが、彼はそれほど問題視していなかった。 一日ぐらい飲まなくても大丈夫だろう……そう安直に考え、彼は就寝した。 そして地獄を見た。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:54:29.11 ID:4+U2tLm50
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:54:37.95 ID:qeRhiDlEO
支援
134 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:55:12.64 ID:WSlJXCJS0
夢の中で、モララーは自分の口から十数匹のゴキブリが飛び出てくるのを見た。 それらは地面に這いつくばると、超スピードで蠢き始める。 カサカサカサカサと走り回りながら、ゴキブリたちはそれぞれ小さな卵を産み落としていく。 それらはたちまち孵化して小さなゴキブリが誕生する。 そして、一瞬のうちに成虫ほどの大きさへと進化するのだ。 たちまち、あたり一面ゴキブリの、茶褐色の海となった。 モララーがわめこうとした時、一匹のゴキブリが羽を広げて飛び立った。 それにつられて、彼らは一斉にモララーにとびつきはじめる。 カサカサと脚を上っていく。腕の表皮やその舌の筋繊維をゴキブリが食い破っていく こめかみにはり付いたゴキブリが、鋭利な前脚をモララーの耳に突っ込んで、 鼓膜をガリバリガリバリと引っかき回した。 何か叫ぼうとして口開くとゴキブリが侵入してふさがれてしまう。 そのうち、モララーは尻のあたりに違和感を覚えた。 違和感はすぐさま激烈な痛みへと変貌する。 一匹のゴキブリが、肛門から体内へと侵入を試みているのだ。 脚の爪でアヌスを無理矢理広げて頭を突っ込む。 あまりの痛みにモララー、失神しそうになる。ゴキブリが侵入に成功した。 大腸から小腸へと、彼は突き進んでいく。その過程で幾十もの卵が産み付けられ、 再び大量のゴキブリが口から…… 目覚めたとき、 彼は汗でぐっしょり濡れていた。と同時に、彼に対して無数の罪悪感が叱責を始めた。
135 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:57:06.25 ID:WSlJXCJS0
自分は今まで何をしていたのだろうか。 せ、性行為などというけ、汚らわしい行為を、それも好きこのんで何度も何度も……・。 それに、いつの間に自分はギコの存在を許してしまったのだろう。 彼は所詮虚構の存在なのだ。それも、モララー自身が作り上げた小説の登場人物だ。 そんな輩が妻を幾度となく鞭でひっぱたき、犯したのだ。 それに対して自分は何も思わなかったのか。 後悔。邪念。恨み。嫉妬。種々の負の感情がモララーを蹂躙した。 死への渇望さえ彼を襲っていた。 それらはどうしようもないほどに大きく、また、複雑に絡み合っている。 モララーは叫んだ。 血反吐を吐き、身体が裏返りそうなほどの勢いで咆吼した。 そしてそのまま部屋を駆け出る。身支度をしたかどうかも分からない。 ただ彼は、迫り来る自分の感情から逃げるように、家を飛び出した。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:57:46.80 ID:F5LO2J7J0
凄まじすぎる私怨
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:58:06.32 ID:L30TC++wO
うわぁ……支援
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:58:48.41 ID:e2OajmowO
支援
139 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/16(日) 23:59:17.60 ID:WSlJXCJS0
その夜。彼はまた【浪漫S区】にいた。 小綺麗な店内をざっと眺望して、モララーはすでに飲み始めている友人を発見した。 相手も気付いたらしく「おう」と片手を挙げてモララーを隣席へと呼び寄せた。 モララーは狭い通路をすり抜けて辿り着く。 座りながら彼は店の主人に、なれた調子で日本酒を注文した。 ('A`)「よう、久しぶりだなあ」 友人――ドクオからそんな言葉をかけられる。 しかしモララーのキオクが正しければ、昨日もこの時間にドクオと会い、 同じように酒を飲んでいた。一昨日も、一昨昨日も。 ゆえに無視して、出された酒を軽く呷った。 しばらくして、ドクオが「つれねえなあ」とどこか情けない声を出す。 吐く息が酒臭い。もう随分飲んでいるようだった。 ('A`)「で、どうよ。最近は」 その瞬間、モララーはわあと泣き叫んだ。 ('A`)「なんだなんだ、どうしたよ、オイ」 慌てるドクオに、モララーがわあわあ泣き喚きながらなんとか事情を説明していく。 しぃのこと。ギコのこと。虚構。自分の性的観念。諸々。何もかもをドクオに吐き出した。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 23:59:24.21 ID:DmTDxWLOO
支援
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:00:06.20 ID:eEK4JoeEO
支援
142 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:00:20.71 ID:2ARyGMos0
('A`)「ふうん……」 やけに冷静な表情で、ドクオは酒を呷った。 ( ∀ )「俺……お、俺ぁ、どうすればいいんだ!?」 ('A`)「いやでもなあ、それはもう、どうしようもないよ。 DATって知ってるか?この世界を構成している核みたいなもんだ。 そいつがある男を動かして、この虚構世界を創造させているわけなんだが。 そのDATは、どうもアダルティな物事がお好みらしくてなあ。 お前が主人公に選ばれた以上、お前がそういう色事に巻き込まれるのは仕方ない事なんだよ。 おそらく、この物語が終わるまで続くだろうな。考えてもどうしようもねえ」 ( ∀ )「……なな、なんだ、そ、それは。 な、なんでお前がそんなことを知っているんだ!?」 ('A`)「お前と、書き手以外はみんな知ってるぜ。 まぁ……俺に伝える役目が与えられたという事は、この物語もそろそろ終わるってことだろうな。 想像以上に性描写が稚拙すぎて、DATに狂いが生じたんだろうよ」 ( ∀ )「で、でも、それじゃあ何のか、解決にもなならないじゃないか!」 ('A`)「だから、もうすぐ終わるから…… どうしてもなんとかしたいって言うなら、ここから出てすぐのところにある路地に行ってみな。 そこで中国人が薬を売ってる。それを買って、飲めば解決だ」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:01:28.02 ID:tCLruLBo0
私怨
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:01:39.75 ID:eEK4JoeEO
支援
145 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:02:05.31 ID:2ARyGMos0
( `ハ´)「お、また来たあるね。そろそろ来ると思てたよ。薬切れたあるね?」 ドクオの言ったとおり、確かに一人の中国人の男が地面に筵を敷いて商売をしていた。 なぜ彼は知っていたのだろう。なぜだ。俺は知らなかったのに。 そんな愚痴が頭の片隅を過ぎったが、今はそれどころでない。 モララーはその男を、泣き腫らした目で睨み付けた。 ( `ハ´)「お、お。どうしたある。目つきが普通違うあるよ」 ( ∀ )「いいから、いいから早くく、くく薬をくれ、薬を、薬……」 そして、男のアクションを待たずにモララーは筵の上から薬袋を一つ強引に取り上げた。 覚束ない手つきでそれを開く。薬包紙がいくつか地面に転がり落ちる。 男は呆気に取られたといった風に彼の狂態を眺めていた。 やがて一つの薬包紙を、モララーは開いて粉をそのままざぁと流し込んだ。 当然ながら咳き込む。白い粒状の集団が気管に侵入して噎せ返る。 食道内で針が飛散したような痛みが襲う。 だが、瞳からさらなる涙を落としながらも、モララーは二つ目の薬包紙を掴んだ。 ( ∀ )「なおら、なおらん。なおらない。治らない。薬が足りていない。薬が。薬が」 二つ目、三つ目。口の端から白色の粒がぼろぼろと零れる。 だが彼は飲み続けた。精神が平坦に帰するまで粉薬を服用し続けた。 やがて彼の視界をグランドピアノが飛び交いはじめた。 六つ目の粉薬を飲み込んだあたりで、「はっははあ!」と破顔一笑。 モララーは小躍りを始めた。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:02:52.19 ID:2f7O6cQhO
支援
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:03:23.68 ID:eEK4JoeEO
支援
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:04:18.16 ID:tCLruLBo0
私怨
149 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:04:24.47 ID:2ARyGMos0
頭の中がくるくるくるりんと回転している。 耳の中に棲んでいるネガティブアバターが戦い始めた。 ぐわんぐわんと反響音。頭蓋の中をどこまで駆ける。 心臓がズコバコズコバコまるで犬の交尾の如き勢いで震動反復反転七転八倒。 心持ちは最高にハイな状態になり、今ならばオーバーエクシードだろうがオーバーゼニスだろうが余裕で発動できる勢い。 ハッハハァ、楽しいな! 楽しいな! たーのしーいな! ここは天国かなー? わーい、わーい、棺桶売ってるよー安いよー安いよー大特価だよー! あー、そこにいるのはかの有名な桃たろおだなー!? セイヤ、セイヤ、かかってこいやあ! あああああああああ、待って、いじめないで、いじめないで、このか弱いボクちゃんをいじめないで! 三丁目にはすんでないけどボクちゃん猫みたいにか弱いの。だからいじめないでええええええええ。 この場合要するに私が述べたい事は即ちここに存在する全ての事象が、 量子学的科学的非科学的空間的結合を果たしているという事でありまして、 あらゆる存在観念はつまり一時のそこにある全ての何かしら特別な問題も来さないならば ならばなぜあらあらまぁまぁ、卵が落ちちゃったわ。 ってゆぅかぁ、さぃきんさぁ、まじちょ→だりぃんだょねぇ(ー。ー;) なに、だっとぉ? なにそれちょ→むかつくぅヾ(`Д´*)ノ ぁたしのカレシさぁ、まじつょぃから(ワラ だっととかってのもぃっしゅんでヤッちゃゥから、そこんとこ、ょろしく→☆(*´艸`) あ、助けてくれお! 僕なんか変なの書かされてるお! 僕こんなつまんない話書きたくないお! 僕もっと面白い話が書きt
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:04:27.63 ID:dETOff6SO
支援
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:05:49.55 ID:tCLruLBo0
私怨
152 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:05:53.91 ID:2ARyGMos0
( `ハ´)「落ち着いたあるか?」 しばらくして、男にそう尋ねられた。 モララーは慌てて落ちている数少ない粉薬を拾い集めた。 それから、恥ずかしそうに財布を取り出し、千円札を男に手渡す。 ( ・∀・)「……ああ、はい。いや、これは失礼しました。目の前で随分な醜態を晒してしまい」 ( `ハ´)「そんなことどでもいいことよ。 それより兄さん、あんなにいっぺんに飲んでだいじょぶか」 ( ・∀・)「全然大丈夫です。逆に、気力が湧いてますよ」 モララーはその場で屈伸運動やスクワットをしてみせる。 男は心配げにモララーを見上げていたが、やがて「それはよかたある」と笑顔を作った。 ( `ハ´)「それじゃあ、また用命の時にはいつでも来るあるよ」 ( ・∀・)「ええ、ありがとうございます。失礼しました」 男に手を振り、背中を向ける。 路地を出たところでモララーは、背中に生えた翼を羽ばたかせて飛び上がり、そのままマンションへと向かった。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:06:02.14 ID:put0P0Yt0
すさまじい・・・
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:07:14.10 ID:eEK4JoeEO
いや凄い……支援
155 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:07:43.07 ID:2ARyGMos0
いつものようにしぃの寝室へ入ると、そこには今日は二人の男がいた。 一方はしぃの口に自らの陰茎を咥えさせている。 そしてもう一方はバックでグイグイ押していた。 典型的な3Pの恰好である。モララーの立ち位置から、前方にいるのがギコであるとは確認できた。 だが後方がわからない。やがてその男は振り向いて、ニッコリとモララーに笑いかける。 (´・ω・`)「やぁ、これはどうも、お邪魔しております」 ( ・∀・)「おやおや、しょぼんさんでしたか。それはどうも、ご無沙汰しておりますでありますです」 その紳士風な面をひっさげている男は、かのしぃの姉の旦那、つまりモララーの義兄にあたる人物だ。 第二の谷佳知とも言えるその人物。 意外にも、普通の美人に対しても性欲が湧くらしい。 (´・ω・`)「只今、あなた様の奥さまを犯させていただいております」 ( ・∀・)「それはそれは。どうぞごゆっくり」 (´・ω・`)「ありがとうございます。それでは、お言葉に甘えて」 セイヤソイヤソイヤッサセイヤッサ。 「つまらねえなあ……」とギコが誰にともなく呟いた。 最近アブノーマルなプレイばかりしていたせいか、例え3Pでも退屈に思えてしまうのだろう。 同様に、しぃもあまり楽しそうではない。 嬌声こそあげているものの、顔はいつもほど紅潮しておらず、心なしか息づかいもおとなしい。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:07:45.92 ID:tCLruLBo0
背中に生えた翼wwwwwww私怨
157 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:09:07.69 ID:2ARyGMos0
やがて行為を終えたしょぼんとギコが煙のようにたち消える。 しょぼんは最後、モララーに向かって丁寧にお辞儀をした。 彼も虚構の存在だったようだ。モララーには一つだけ心当たりがある。 あの日、義理の甥であるまたんきが残した、彼のお父さんを描いたという絵だ。 そういえば、どこか身体の造形がオリジナルよりもおかしかった気がする。気がするだけだろう。 ( ・∀・)「いやああああっははあ! やっほう! いいやっふううううううううううううううううう!」 ハイテンションを持続しつつ、モララーは自室に戻ってパソコンの前に座った。 電源を入れる。ジリジリと小さな音を立てて起動。 彼は怒濤の勢いでキーボードを叩き始めた。 出てくる、出てくる、湯水のように文章が湧いてくる! ああ、ペンが進まないなんて日々が懐かしいよ! キャラクターが勝手に動く! 世界観が自在に構築されていくよ、ああ、なんて楽ちんなんだろう! いつもこうであればいいのに、いつもこうであればイイのに! その夜、モララーの破竹の進撃は空が白み出す頃まで続き、 結果書き上げた量がテキストファイル約80kb分。 例えるなら正義ヒーロー第二部第十三話四回分ぐらいに相当する。 その割に誤字脱字はほとんどなく、言い回しもほとんど違和が感じられないというのだから、 躁状態にも程があるぴょん。 ( ・∀・)「あとちょっとだひゃっほおおおおおい、うぎゃらぎゃらぎゃらぎゃら」 就寝前、彼は残っていた粉薬を、一度にまとめて飲み下したんだぴょん。 その直後に、突発的な破壊衝動に襲われて、モララーはパソコンのディスプレイを力任せに持ち上げ、 壁に向かって投げつけたぴょん。 ガラガッシャンと音 が ょん。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:09:11.14 ID:eEK4JoeEO
支援
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:10:22.92 ID:tCLruLBo0
私怨
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:10:28.52 ID:2f7O6cQhO
支援
161 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:10:40.87 ID:2ARyGMos0
( ^ω^) ( ^ω^) ( ^ω^) ( ^ω^) ( ^ω^) ( ^ω^) ( ^ω^) ( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ^ω^)( ゜ω゜)( ゜ω゜)( ゜ω゜)
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:10:58.40 ID:tCLruLBo0
これはシュールwwwwww私怨
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:11:25.97 ID:eEK4JoeEO
支援
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:11:39.09 ID:vyjiDCOKO
な、何だ……?
165 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:11:56.77 ID:2ARyGMos0
ついに太陽が昇らなくなってしまった。 いや、昇ったのかも知れないがモララーが体感する事は出来なかった。 そしてまた夜だった。彼は【浪漫S区】にいる。ドクオが隣にいる。一緒に酒を飲んでいる。 ('A`)「この話のオチを説明するとだな」 ドクオは口から言葉とげっぷを一緒に吐き出した。 ('A`)「この話はあくまで誰かの手によって書かれたもの。 その中で、なおかつお前が一つのストーリーを書いている」 ( ・∀・)「劇中劇中劇か」 ('A`)「お前が書いている物語は全貌が明かされていない。 だから一概にそうとは言い切れないんじゃないか。俺にはよくわからんが」 ( ・∀・)「ふうん……だがいいのか。劇中にオチをバラして。 サスペンスもので、途中で犯人が分かってしまったら面白くもなんともないぞ」 ('A`)「いいんだろ。そういう役目が俺に回ってきたんだから。 構成要素であるDATが匙を投げてんだ。もうこの話はどうしようもねえさ」 ( ・∀・)「ではいつ終わるんだ」 ('A`)「在るべきところへ収束するんじゃねえかなああ」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:12:46.37 ID:tCLruLBo0
私怨
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:13:19.26 ID:2f7O6cQhO
支援
168 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:13:25.91 ID:2ARyGMos0
( `ハ´)「ワタシの出番、これ最後ね。いやぁ、なかなか楽しかたあるよ」 ( ・∀・)「そう言われても、俺にはまったく実感がないな。 ところで、薬が無くなったんだ。一つ売ってくれないか」 ( `ハ´)「毎度ある。どうせなら、全部持てっていいあるよ。 ワタシ店じまいするあるね」 ( ・∀・)「いや、一つでいい……で、これからお前はどうするんだ」 ( `ハ´)「どうするとはどういうことある?」 ( ・∀・)「この物語が終わってから、だよ」 ( `ハ´)「ははぁ、兄さんまだあまりよくわかてないあるな。 終わった後なんて無いある。所詮虚構、小説、作り物の世界よ。 それ以上でも以下でもないね、ワタシらみんな死んでしまうあるね」 ( ・∀・)「死後の世界なんて考えてもいないのか」 ( `ハ´)「ワタシに宗派の設定無いあるからな。 じゃあ、一緒に運命に喧嘩でも売りにいくあるか」 ( ・∀・)「霊探偵になるのもいいかもしれないな。 ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、ひゃひゃ、ひぃはっぁひゃほほほほほほ」 ( `ハ´)「或いはミュージカルでもするあるか。 ひょひょひょひょひぇひぇひぇひぁひぁひぁ」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:13:48.51 ID:eEK4JoeEO
支援
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:14:28.86 ID:tCLruLBo0
私怨
171 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:15:10.45 ID:2ARyGMos0
モララーが帰宅すると、いつものように艶やかな嬌声と、カバの断末魔のような咆吼が聞こえてきた。 また義姉がいるらしい。二人一斉に啼いているという事は、またしょぼんがいるのだろうか。 だが、そこに居る人物はモララーの想像人数を超えていた。 今、しぃを犯しているのはなんとドクオなのだ。 「分、憤紛吻焚墳」と絶賛淫行中。その光景何度目かも知れず、当然ながら省略。 ちんちんフラフラフラダンス、フラッと不埒に腐乱したフラグを立てようとするドクオとは対照的に、 しぃは無反応無感情無作為無心無為無常無情無上。 ダッチワイフでももう少しまともに反応するんじゃないかと思うぐらいに平然としている。 (;A;)「やったったぁ、やったったぁ、俺ァやったったァ! 犯しとるう、犯しとるう、俺のチンポコがしぃちゃんのオメコを犯しとるぅ!」 そういえばそんな悲願を居酒屋で何度も何度も叫んでいたような気がする。 こうして、どくおくんは、じぶんの、ねがいごとを、かなえることができました。 めでたし、めでたし。 さてそのお隣。 やはりそこに横たわるは、義姉、つまり川*゚;ё;゚*)←コイツである。 ギョホウ、ギョホウ、ギョホホウとゲンセンカンの女将のような声をあげて感じて居るんだかいないんだか。 さて、そんな醜女の脂まみれの身体に挑戦しているのがなんと、先程別れたばかりの筈の中国人。 (;`ハ´)「あ、あ、いいある、いいある。ワタシの陳さんシュッポシュッポあるよ。 ワタシデブ専あるが、こんなにいい女とヤるの初めてね。 あ、あ、出る、出るあるよ、陳さんから白さん出ちゃうある、あ、あ、うひい」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:16:26.01 ID:2f7O6cQhO
支援
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:16:31.00 ID:tCLruLBo0
私怨
174 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:16:50.31 ID:2ARyGMos0
そんな淫靡極める肉の海のそばで、ギコとしょぼんが煙草を吹かしていた。 その横ではまたんきが何やらまた絵を描いている。 ( ・∀・)「やぁ、今日は参加しないのですか」 (´・ω・`)「これはどうも。そうですねえ、たまには見る側にまわるのも一興じゃないですか」 (・∀ ・)「おとーさーん、今度は何をかこーかなー?」 (´・ω・`)「うん、もうやめときなさい。ややこしくなるから」 (,,゚Д゚)「つか今日は最後の夜だぜ。 最後ぐらい、主人公のお前にお鉢が回ってこないと不憫で仕方ねえだろう?」 そういってギコはモララーに笑いかけた。 それと同時、中国人とドクオが一斉に「ヒョヒョイ」と叫んで果てた。 「準備は整ったねえ」とギコが楽しそうに言う。 二人の女がそれぞれ良い感じに熱を持っている。しかしてまだまだ不満なご様子。 たちまちペニスがスタンドアップ。脳内部がリビドーで溢れかえる。 ( ∀ )「ああ……ちょっと待っていてください」 モララーは恍惚とした表情で自室へと慌てて戻った。 そして鞄から購入したての粉薬を取り出して、全て服した。 身体が熱くなる。コイキングがギャラドスに。嗜虐精神が満ちていく。 どこからともなく縄を取り出し、しぃの寝室に戻ったモララーは、早速二人を縛り上げにかかった。
175 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:18:02.91 ID:2ARyGMos0
およそ十分後、そこにできあがる一つの緊縛女体と一つのボンレスハム。 所謂亀甲縛りという奴だ。多少間違っている部分もあるが、大差はないだろう。 鞭をとり、モララーは一度試しに振ってみる。それは盛大に唸り、空間を切り裂いた。 ( ∀ )「クラァ!」 気合いを入れて鞭をしぃの臀部へ叩きつける。 悲鳴をあげるしぃ。感嘆の声をあげるのはギコ。さすがに、ここまで強くやった経験は無いらしい。 だがモララーは容赦しない。二度三度四度五度六度七度八度九度。 「やめてぇ、やめてぇ」なんて声はおそらく幻聴。十度十一度十二度(中略)二十五度。 尻の表皮質が綺麗に破れて、石榴のように鮮やかな赤色の肉が見える。 それを見て、モララーは更に興奮を覚えた。 川*゚;ё;゚*)「うぅん、ううぅん、モララーさまぁん、こっちにもぉ、こっちにもぉ」 醜悪すぎる肉塊が醜悪すぎる表情で醜悪すぎるおねだり。 流石のモララーも拒否拒絶否定そして矛先をギコに向ける。 川*゚;ё;゚*)「ギコさまぁ、おねがいぃん、あたしぃ、もうがまんできないのぉ!」 (,,゚Д゚)「ヘイヘイ、しょうがねえな」 ギコが言葉とは裏腹に嬉しそうな表情で立ち上がった。 そしてボンレスハム攻略戦を開始する。 その後ろ姿を中国人が恨めしげに見つめる。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:18:36.24 ID:2f7O6cQhO
支援
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:18:41.39 ID:eEK4JoeEO
支援www
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:18:54.57 ID:tCLruLBo0
私怨
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:19:19.65 ID:put0P0Yt0
支援
180 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:20:07.28 ID:2ARyGMos0
我慢できなくなったモララーが、股間を通っている縄を賢明にずらして挿入。 得も言われぬエクスタシー。今だけ水も酸素もなくても生きられそうな錯覚。 そして二三度こすっただけで、膣内に放たれ流れ流れるペルセウス座流星群。 だがそれでおさまるはずもなく、素早く弾が装填される彼のセックスピストル。 そうしてそのまま性交続行断行に成功。 時間が流れる。 二人が180回のセックスを終えたとき、2007年が終わった。 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 二人が4560回のセックスを終えたとき、2008年が終わった。 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 そうして順調に年月が過ぎていき、2010年が終わった頃になって、 ようやくモララーのペニスからの精子量が減少傾向に転じた。 さて、その頃になって問題になるのは、やはり便意。 (* ー )「ねぇ、ねぇ……トイレに行きたいんだけど」 縄によってあらゆる場所の血流を止められ、彼方此方が赤黒くなってしまったしぃがモララーに言った。 まぁ三年も我慢していたら仕方のない部分である。 ( ・∀・)「何!」 途端にモララー、先程まで萎えていたペニスを奮い立たせてしぃに叫ぶ。 ( ∀ )「それは大便か!?」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:21:11.26 ID:tCLruLBo0
私怨www
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:21:44.63 ID:eEK4JoeEO
なんという……支援
183 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:21:49.05 ID:2ARyGMos0
(* ー )「いいえ、違うわ、小さい方よ」 ( ・∀・)「なんだ、そうか……」 そうは言いつつモララー、しぃの股間に顔を埋める。 そして彼女の膣に口をつけ、勢いよく吸引運動を開始した。 (* ー )「あ、ひゃ、お、おほ、うほ、うほほほ、うほほ」 しぃが奇声をあげ、同時にモララーの顔全体に濃く黄色い液体が飛散した。 その味わいと言ったらまるでドンペリのよう。 ホストクラブで高価な代物も、ここならタダで飲めるよ! アンモニア臭があたりを包む中、モララーはしぃを犯す作業を再開した。 ところかわってお隣。 川*゚;ё;゚*)「ねぇ、ねぇ……トイレに行きたいんだけどここでしていいのぉん?」 (,,゚Д゚)「……それは大きい方か、小さい方か」 ボンレス、熱したわけでもないのに赤くなり、一言。 川*////*)「大きい方(はぁと」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:22:22.14 ID:tCLruLBo0
支援
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:23:18.89 ID:eEK4JoeEO
支援
186 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:23:39.32 ID:2ARyGMos0
(,,゚Д゚)「……スカトロは好みじゃねえんだがなあ」 そういえば、そんな設定も作ったなあと、モララーは頭の片隅で思う。 川*゚;ё;゚*)「ねぇ……ギコくんにぃ、あたしぃ、一生のお願いがあるの」 (,,゚Д゚)「なんだよ」 川*////*)「あたいの気持ち、そのお口で受け止めて!」 ボンレスが茹でダコに進化。流石のギコも2p引いた。 だが背に腹は代えられず、使いどころを間違っているが気にせず、 ギコはタコの肛門に口を近づけた。 ここで始まるカウントダウン。 そのときが迫る事を知らせる放屁。「あぁ……ぎょひ……」とうめき声。 固形便大腸を順調に通過中。発射まであと五秒。 そしてそのとき、彼女は盛大に声を上げた。 川*゚;ё;゚*)「やぁああああぁあ……見られてるううううぅぅぅう…… あたしのウンコおぉぉぉお、ウンコがおしりからでてくるとこおおぉぉぉお 見られてるのおぉぉおぉお、ギコにゃんにあたい見られてるぅぅぅう! ひゃぅうううぅぅううぅぅぅ。出ちゃってるよぉぉおっぉおぉおおお! ブリブリってえぇええぇえいやああああ、あ見ないでええ 見られてるのぉおぉおおウンコでてるのぉおおぉぉおおお!! ひゃあああああうんちいいいいウンチいいいぃぃいいぃいいいぃい」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:24:00.12 ID:dETOff6SO
支援
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:24:05.77 ID:uiQ6xXb00
ひでぇwwwwww
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:24:14.55 ID:put0P0Yt0
ぎゃあああああ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:24:23.88 ID:tCLruLBo0
なんという破壊力…間違いなく死者が出る
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:25:30.59 ID:2f7O6cQhO
これは酷い
192 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:25:42.43 ID:2ARyGMos0
ボフゥンと爆発音。 ここで彼女のアナルから村人Aなどが放出されればそれはそれで超展開だが、 そんなはずもなく、飛び出したのは勿論バナナ型固形大便。 それを、ギコは見事顔面で受け止めた。 茶褐色に塗りたくられる、それなりにイケメンなひげ面。 ただそれで終わればよかったものを、女は第二波を持っていた。 川*゚;ё;゚*)「ひはぁあぁあああああ」 ビチビチビチビチビチビチビチビチィ。 とばかりに、今度は液状便が四方八方に放散された。 それはベッドの上に飛散し、その被害たるや尋常なものではない。 周囲を漂う、腐った死体と腐った精液と腐った大便を煮しめたような臭気。 あまりの激烈さに、中国人が勢いよく吐瀉した。 それはベッドの上にも飛び散り、それがまたカレーだったもんだから始末が悪い。 これでは、ベッドの上の茶色い液体が上から出たのか下から出たのかわかったもんじゃない。 (;´・ω・`)「おぉおぅ。おおぅふ、フゥフゥ、フフゥ」 一方、そんな妻の姿を見て以上に興奮する夫の姿があり。 我慢ならぬと飛びかかり、先程大便が通過したばかりのアナルにイチモツをぶち込んだ。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:25:48.58 ID:eEK4JoeEO
ある意味凄い
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:27:06.93 ID:tCLruLBo0
し、支援
195 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:27:17.94 ID:2ARyGMos0
(;・∀・)「あぁ、あぁ、薬が足りない、薬が、薬が薬くすくすくす」 更に五年が経過した頃、モララーが禁断症状を起こしてベッドから転げ落ち、ヒクヒクと痙攣をはじめた。 すかさず中国人が持ってきた粉薬をモララーに投与。 機能復活活動再開。 (* ー )「あな、あな、あなた……もう、もう私だめなのぉ……」 しかして、ついにしぃが限界を迎えた。 ( ・∀・)「ななな何をいいいい言う、ふ、不貞を働いたぶ、分際で。 お、お前、お前にはきょ、拒否権など無いんだからな!」 (* ー )「私が悪かったわよ。だから、もう許して」 (#・∀・)「やかましい!」 鞭一閃。しぃの頬が弾け、彼女が左に吹っ飛んだ。 床に落ち、縛られたままなんとか動こうとするしぃ。しかし叶わず、鞭を甘受し続ける。 ( ∀ )「お前のせいで、お前のせいでこ、こんなことに、こんなことになったんだぞ!」 最早逆ギレ逆上その他諸々以外の何者でもなく、しかし止める者もおらず。 薬の作用で躁状態と化し、さらには破壊衝動まで顕在するモララーは遂に鞭を捨て、 彼女の頭をわしづかみにした。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:28:09.58 ID:eEK4JoeEO
支援
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:28:34.79 ID:2f7O6cQhO
支援
198 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:29:39.42 ID:2ARyGMos0
( ∀ )「お前のせいで、お前のせいで!」 しぃの頭を何度も何度も壁に打ち付けるモララー。 ドカドカとばかりに何度も何度も。噎せ返るような臭気。 そのとき、そばで醜女が「ギョホホッホオオオオン」と大きく叫んだ。 川*゚;ё;゚*)「あたい、あたい、もうダメなのお!」 その瞬間カバのように鳴いたカバのような女はカバのような動きでカバのようにカバがカバゆえカバになって、 グア、と大口をあけて一つ重低音で咆吼してから、寝室のトビラを突き破って廊下の方へと駆け抜けていった。 後には彼女が引き裂いた縄だけが残る。 モララーはまだしぃの頭部を壁にぶつけ続けていた。 そのうち、彼女の頭頂部が陥没し、ぐにゃぐにゃになりはじめた。 (* ー )「ごめんなさい、ごめんなさい」 (#・∀・)「お前のせいで、お前のせいで!」 そのうちしぃの身体が溶けていく。 どんどんどんどん溶けていく。ぐにゃぐにゃ。メルトダウン。溶解して妖怪と化す。 こりゃあもう辛抱たまらぬ。 (* )「ごめんなさい、ごめんなさい」 (#・∀・)「お前のせいで、お前のせいで!」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:30:43.61 ID:eEK4JoeEO
うぉぉ……支援
200 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:31:52.30 ID:2ARyGMos0
しぃが完全に溶けきって、生クリームのようになって床に横たわった。 これではもう壁にぶつけることができない。 しかしモララーの破壊衝動はおさまらなかった。 次に彼は中国人の頭を掴んで同じように壁に叩きつけ始めた。 あぁ、これだよぉ。彼は心の中で歓喜する。 これだよぉ、ボクが求めていたのは! 求めていたカタルシスは! あぁ、みんなぐっちゃぐちゃだ、楽しいな、楽しいな。脳味噌と骨の見分けがつかない! あ、もうこの土人クリームになっちゃった。弱いなあ。 でもまだまだまだまだあるもんね、使える人はいるもんね! いよいよ、部屋全体が溶け出し始めた。DATが限界を迎えていた。 その中でも、モララーはあらゆる人物の頭を床やら壁やらよくわからない空間やらにぶつける。 壊す、破壊する。殺す砕くぶちまけるパンッてなる崩す瓦解していく。 やがて世界観さえも崩れる。辺り一面が白色になって何も無くなる。 そのときモララーはやっと思い出した。 (;・∀・)「そ、そうだ、小説、小説を完成させないと!」
201 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:33:14.24 ID:2ARyGMos0
彼は部屋を飛び出て、真っ白になった世界を駆ける。 5000光年の彼方まで完走したとき、彼はようやく目的地の、自分の部屋へたどりつくことができた。 パソコンの電源を入れる。ジリジリと音を立てて起動。 ややあってディスプレイに文字列が表示される。 有稍微表示字符序列示。 It is a little and a character string is displayed on a display. Es ist ein kleines, und eine Zeichenkette wird auf eine Demonstration gezeigt. C'est un petit et une chaine de caracteres est affichee sur une exposition. E un piccolo ed una stringa di caratteri e esposta su una mostra. E um pequeno e uma cadeia de caracteres e exibida em uma exibicao. ξUτ彳皮レ£猛烈Tょ勢レヽτ〃続(≠を≠→ホ〃→├〃レニ打ち込ωT=〃★ だけどぉ、時既に遅し? みたぃなかんじでぇ、もう無駄な抵抗? みたぃな→(ワラワラ そして即ちその瞬間にはもうなかんずく力の作用と反作用の衝動に依りて空間的存在的事象の崩壊が。 ( ・∀・)「あぁ、待ってくれ、待ってくれ! もう少しなんだ、もう少しなんだ!」 もう少しなんだ。 もう少しなんだ。 もう少しなんだ。 もうすこしなんだ。 もうすこしなんだ。 モウスコシナンダ。 モウスコシナンダ。 モウスコシナンダ。 ( ・∀・)「デキタァ!!!!!!」 停止。崩壊。
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:33:21.36 ID:eEK4JoeEO
支援
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:34:56.81 ID:eEK4JoeEO
支援
204 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:35:02.65 ID:2ARyGMos0
やっと終わったお・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・ ・・ ・
ヤバすぎるだろwwwwwR-18の意味が違いすぎるw
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:36:22.32 ID:2f7O6cQhO
支援
207 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:37:25.19 ID:2ARyGMos0
从'ー'从「よいしょっと……あれれ〜?」 (-_-)「ふう、ここが新しい世界か……渡辺さん、どうしました?」 从'ー'从「これって、DATじゃないかな〜?」 (-_-)「あ、本当だ。しかも壊れてますね、これ」 从'ー'从「……」 (-_-)「……」 从'ー'从「私たち……来る意味無かったんじゃない?」 (-_-)「……ええ」 从'ー'从「あ、この人大丈夫かなあ、なんだか精根尽き果てたって顔してるけど」 (-_-)「疲れて眠ってるだけみたいですけどね」 从'ー'从「そか、それじゃあ安心だ♪」 (-_-)「じゃあ次の世界に行きましょうか」 从'ー'从「次もこれぐらい楽だといいねー」 (-_-)「そうですね」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:37:38.88 ID:eEK4JoeEO
支援
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:38:39.37 ID:dETOff6SO
支援
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:38:39.79 ID:cLNZsntYO
211 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:39:25.99 ID:2ARyGMos0
さて、80レスに及ぶ話もここでようやく終了する。 ラストというものはつまりオチが重要になってくる。 よってここにオチを記す。 一応伏線は仕込んだつもりだ。 すなわち、この読み物の作者は―― 『( ^ω^)ブーンのようです』 終わり。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:40:21.28 ID:wEk7k3yPO
乙
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:40:27.27 ID:eEK4JoeEO
乙乙
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:40:48.03 ID:JE9pxiGG0
乙なんだぜ
乙
216 :
◆xh7i0CWaMo :2007/12/17(月) 00:41:25.73 ID:2ARyGMos0
一レスだけのあとがき
やっべえこのスベり具合半端ねえよマジ。
どう考えても
>>1 のシャブオジサンから終始滑ってるじゃないか。どうするのよこれ。
もういいよ。ええい、ままよどうにでもなりやがれってんだこんちくしょうわああああああああん。
こんな時間まで読んでいただいてありがとうございました。
意味を考え出すとキリがありません。
いろいろなことを試してみたのですがどれも失敗したようです。
いやぁ、愉快愉快。
さて、明日は百合魔神こと仲良しさんがエロというよりえっちな作品をお送りします。
明日こそ、チンポ握って待機して損はないんじゃないのかな。
それでは。
こんな電波的廃棄物的文章を。
共通後半で再び披露するつもりです。
ひょひょい。
ではさらば地球。
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:42:19.93 ID:PkudMt1l0
乙 正直に言う キチガイ一歩寸前の臭いがして書き込めなかった こえーよ!
218 :
◆175R.0ombs :2007/12/17(月) 00:42:26.93 ID:2ARyGMos0
天国さん乙でした 一体なんですか、コレは
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:42:31.24 ID:2f7O6cQhO
乙 官能小説だと思ったら筒井の短編だったみたいな感じだ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:43:12.99 ID:vyjiDCOKO
あぁ……。乙!
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:43:38.80 ID:mwsMiAUX0
いい意味で問題作と感じた 乙
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:44:01.30 ID:eEK4JoeEO
あとがきwwwイイカオスで面白かったwww
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:44:31.78 ID:PkudMt1l0
ん?あれ? 後書きも最初っからこういう流れを予見して予め書かれたものだったのか?
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:45:01.00 ID:JE9pxiGG0
あぁ、確かにこれは怖かった
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:45:41.16 ID:dETOff6SO
なんだろう日本の低予算カオス映画見た後みたいな感覚だw 乙
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:45:56.06 ID:/gV/bKl70
291 :名無しさん:2007/12/05(水) 14:08:14 ID:of8QteBY0
>>289 たぶん三国の君主は全員転化を求めていると思うよ。
ブーンが皇帝位継承をどうするのかをアラマキに尋ねたときに
『私が生きているうちにヴィップが天下を統一してくれることを望みます』
のような発言をしていたから、やはりアラマキ自身も天下統一を望んでいるのではないかと。
三国について話していたら疑問が出てきて、既出のような感じもしている…が聞いてみたい。
ラウンジはニューソク国を、オオカミはウンエイ国を滅ぼして取って代わった
…だったような気がしたんだけど、ヴィップの建国の経緯ってどんな感じだったのですかね。
他国を滅ぼして取って代わったのか、どこかの国から独立して建国を旗揚げしたのか…
そこんところを自分の大好きなロマネスク中尉に回答賜りたいのですが
作者さん、軍内の混乱で忙しい中ですが中尉に了承をえられますでしょうか?
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:46:23.82 ID:/gV/bKl70
287 :名無しさん:2007/12/05(水) 01:17:26 ID:Hz2TtVtc0 ここまでくるとミルナが哀れですね。 上司に恵まれない、 部下に恵まれない、 時に恵まれない。 もうすぐ滅亡してしまうと言うときになって始めて、 ディアッド王子が真に忠誠を誓うに値する存在であると知り、 リレントが本当の意味で覚醒した。 もう少し早ければ、少なくとも滅亡することはなかったでしょうに。 しかしアラマキ皇帝が文官の長でないのは意外でした。 ヴィップの文官の長にもぜひとも頑張ってもらいたいですね。
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:46:55.80 ID:/gV/bKl70
287 :名無しさん:2007/12/05(水) 01:17:26 ID:Hz2TtVtc0 ここまでくるとミルナが哀れですね。 上司に恵まれない、 部下に恵まれない、 時に恵まれない。 もうすぐ滅亡してしまうと言うときになって始めて、 ディアッド王子が真に忠誠を誓うに値する存在であると知り、 リレントが本当の意味で覚醒した。 もう少し早ければ、少なくとも滅亡することはなかったでしょうに。 しかしアラマキ皇帝が文官の長でないのは意外でした。 ヴィップの文官の長にもぜひとも頑張ってもらいたいですね。
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:47:30.73 ID:/gV/bKl70
376 :名無しさん:2007/12/14(金) 01:18:22 ID:Hz2TtVtc0 予想はOKだと言うのが主流ですね。 作者さんも、投下中のスレでなければ別に構わないと言っていますし。 基本的に自由にするべきですが、投下中のような回避が難しい場所では止めるべきとの、 非常にバランスの取れた意見であると思います。 要はスレの流れを見極められるかと言うことでしょうね。 長文の流れが終わりそうな時に限って、長文うざいと言う書き込みがあり、 終わりそうだから終わっただけなのに、 自分がうざいと言ったから終わったのだと勘違いしてはいけないと言うことですね。
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:47:50.57 ID:/gV/bKl70
379 :名無しさん:2007/12/14(金) 04:07:35 ID:Hz2TtVtc0
>>377 場慣れすれば時機に理解できるようになりますよ。
さらに言えば、より場慣れすればその時機をかなり左右できるようにもなれます。
ただ、そんな酔狂な人は少ないですが。
>>378 これが荒れる元になると言う自信がおありのようですね。
ただ、私が言えるのはここまでです。それでは。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:48:42.43 ID:/gV/bKl70
379 :名無しさん:2007/12/14(金) 04:07:35 ID:Hz2TtVtc0
>>377 場慣れすれば時機に理解できるようになりますよ。
さらに言えば、より場慣れすればその時機をかなり左右できるようにもなれます。
ただ、そんな酔狂な人は少ないですが。
>>378 これが荒れる元になると言う自信がおありのようですね。
ただ、私が言えるのはここまでです。それでは。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:49:05.85 ID:/gV/bKl70
392 :名無しさん:2007/12/14(金) 11:38:51 ID:Hz2TtVtc0
>>384 私は普通に話しかけただけです。
にも関わらず、あなたは
>理解できるようになりますよ〜とか上から目線で言っときながら
と言っています。
この情報だけでは対等であるのか、それとも上からの目線だったのか分からないのに。
これは分かりやすい、自分の思い描く理想が真実だと決め付けて書き込んだ例と言えるでしょう。
そして、
>>376 や
>>378 や
>>379 もそう言った書き込みの一派だと言うことです。
要するに、『決め付け』の文章です。
>>376 が、『決め付け』を基本とする書き込み群を生み、雰囲気を悪くしていると思われます。
『決め付け』は雰囲気を悪くしてしまう場合が多いと思われるのです。
ですから、長文だろうが、短文だろうが、自治だろうが、
『決め付け』の内容を書くべきではないと思うのです。
私はしばらく来れなくなりますので、最後にとこのようなことをしてしまいました。
このことで不快な思いをされた皆様、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:49:52.31 ID:/gV/bKl70
453 :名無しさん:2007/12/16(日) 13:18:46 ID:bPILAp4I0 流れをぶった切る質問をしたいのだけど ヴィップの東西の溝って完全に修復できたとみていいのかしら? ブーンが大将になったということも自分は納得できないが 現在のヴィップの状況を考えれば仕方が無いのかと思って無理矢理納得させたが さらに東西の壁も修復してしまったとなると、流石に萎える展開になってしまったと 個人的に残念に思っている 結局はショボンが全ての要因だったということだったわけだし たった一人の男の存在で国家そのものが揺さぶられていたなんて 武勇国家なんて大層な言い方をされても、ヴィップなんてその程度存在なのかってさ… あまりにもお粗末過ぎる ちなみにこれは批評のような感想なのであしからず
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:50:05.20 ID:/gV/bKl70
464 :名無しさん:2007/12/16(日) 23:39:35 ID:j8qzZodw0
>>455 わざわざ返信どうもです。
なるほど…つまるところ東西の『将校』においては修復できたと見てもいいのですかな。
それでもやはり兵卒たちの軋轢はそう簡単には埋まらない…というよりは埋まるべきではないでしょうね。
オオカミの滅亡の状況と決定的に違うのはやはりヴィップ特有の『東西の溝』でしょうから…
たとえ国家が危機に瀕している現状とはいえ、その原因であるショボンの裏切りを許してしまった
東塔に対する不信感、憤りなどは恐らく今後の作中でも表現してくれるのだと思ってます。
そう考えると将校の立場と責任って重いですよね…
自分は東塔の兵卒にはあまり責任が重くないと思うのです、兵卒は将校の命令に従うのは当然ですから。
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 00:51:54.57 ID:/gV/bKl70
67 :名無しさん:2007/11/26(月) 21:41:23 ID:iYDqtSw60
なんかさ、作者は今日中に投下って言ってるが
そうなるとスレ遭遇も簡単なわけだ
で、なんだ
提案なんだが、ここを見てる俺らは、レス自重しないか?
今まで、投下の時に人が居ない時間をわざわざ狙ってたりもしたくらいなんだし
騒ぎすぎるのは良くないんじゃないかと
68 :名無しさん:2007/11/26(月) 22:34:44 ID:NE/9.f8g0
素直に賛同する奴は多くないとおもうが
69 :名無しさん:2007/11/26(月) 22:40:28 ID:Hz2TtVtc0
>>67 絶対に自重しません。
良識の範囲内で書き込む。
それが俺のやり方、マイウェイ。
俺のwktkは止められない。
と言うのが、あなたの書き込みを見た時に思った本心であり、
むしろ書き込まねばならないと言う意志が増大した。
あなたの言いたいことは分かるのに、何故か私の本心は全力で反発した。
いくら自治が頑張っても荒らしが減らない理由を私は今まさに自分自身の心で実感できた。
ちなみに私はもう厨房ってレベルじゃないので、
いちいち返信しまくったりはしませんのでその辺は安心です。
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:02:20.03 ID:aBIlyEmD0
誰かいます?
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:03:13.23 ID:uiQ6xXb00
乙
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:07:01.45 ID:AorBNec2O
いるよ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:08:33.66 ID:uiQ6xXb00
まさかゲリラか?
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:09:26.71 ID:ofxDavEAO
ここまでイカレた作品をみるのは初めてだわ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:14:52.15 ID:aBIlyEmD0
>>239 僭越ながら。
保守代わりにゆーっくり行きたいと思いますがおkですか?
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:15:49.19 ID:AorBNec2O
よっしゃこいやああ
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:16:41.86 ID:vyjiDCOKO
おk。まさかのゲリラにwktk。
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:17:09.09 ID:uiQ6xXb00
おらっしゃあああああこいやあああああ
245 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:23:04.76 ID:aBIlyEmD0
えーでは |┃三 人 _________ |┃ (_ ) / |┃ ≡ (__) < エロと聞いてやってきますた ____.|ミ\__( ・∀・) \ |┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |┃ ≡ ) 人 \ ガラッ 『从'ー'从はsnegな魔法少女のようです』の作者です。 祭りはおどらにゃ損の精神でいっちょ投下してみようかと。 ではどうぞ。
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:24:40.86 ID:uiQ6xXb00
これはド本命
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:26:02.96 ID:/gV/bKl70
67 :名無しさん:2007/11/26(月) 21:41:23 ID:iYDqtSw60
なんかさ、作者は今日中に投下って言ってるが
そうなるとスレ遭遇も簡単なわけだ
で、なんだ
提案なんだが、ここを見てる俺らは、レス自重しないか?
今まで、投下の時に人が居ない時間をわざわざ狙ってたりもしたくらいなんだし
騒ぎすぎるのは良くないんじゃないかと
68 :名無しさん:2007/11/26(月) 22:34:44 ID:NE/9.f8g0
素直に賛同する奴は多くないとおもうが
69 :名無しさん:2007/11/26(月) 22:40:28 ID:Hz2TtVtc0
>>67 絶対に自重しません。
良識の範囲内で書き込む。
それが俺のやり方、マイウェイ。
俺のwktkは止められない。
と言うのが、あなたの書き込みを見た時に思った本心であり、
むしろ書き込まねばならないと言う意志が増大した。
あなたの言いたいことは分かるのに、何故か私の本心は全力で反発した。
いくら自治が頑張っても荒らしが減らない理由を私は今まさに自分自身の心で実感できた。
ちなみに私はもう厨房ってレベルじゃないので、
いちいち返信しまくったりはしませんのでその辺は安心です。
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:26:39.65 ID:/gV/bKl70
464 :名無しさん:2007/12/16(日) 23:39:35 ID:j8qzZodw0
>>455 わざわざ返信どうもです。
なるほど…つまるところ東西の『将校』においては修復できたと見てもいいのですかな。
それでもやはり兵卒たちの軋轢はそう簡単には埋まらない…というよりは埋まるべきではないでしょうね。
オオカミの滅亡の状況と決定的に違うのはやはりヴィップ特有の『東西の溝』でしょうから…
たとえ国家が危機に瀕している現状とはいえ、その原因であるショボンの裏切りを許してしまった
東塔に対する不信感、憤りなどは恐らく今後の作中でも表現してくれるのだと思ってます。
そう考えると将校の立場と責任って重いですよね…
自分は東塔の兵卒にはあまり責任が重くないと思うのです、兵卒は将校の命令に従うのは当然ですから。
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:28:16.24 ID:eEK4JoeEO
これはwktk
250 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:28:17.43 ID:aBIlyEmD0
******************* ―――――これまでのあらすじを3行で ・ウチの渡辺さんは ・魔法少女で ・エロい 「从'ー'从はsnegな魔法少女のようです」オトナ合作ゲリラスペシャル ******************* 注:本編の設定を受け継いでいます。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:28:22.84 ID:/gV/bKl70
291 :名無しさん:2007/12/05(水) 14:08:14 ID:of8QteBY0
>>289 たぶん三国の君主は全員転化を求めていると思うよ。
ブーンが皇帝位継承をどうするのかをアラマキに尋ねたときに
『私が生きているうちにヴィップが天下を統一してくれることを望みます』
のような発言をしていたから、やはりアラマキ自身も天下統一を望んでいるのではないかと。
三国について話していたら疑問が出てきて、既出のような感じもしている…が聞いてみたい。
ラウンジはニューソク国を、オオカミはウンエイ国を滅ぼして取って代わった
…だったような気がしたんだけど、ヴィップの建国の経緯ってどんな感じだったのですかね。
他国を滅ぼして取って代わったのか、どこかの国から独立して建国を旗揚げしたのか…
そこんところを自分の大好きなロマネスク中尉に回答賜りたいのですが
作者さん、軍内の混乱で忙しい中ですが中尉に了承をえられますでしょうか?
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:29:08.00 ID:/gV/bKl70
79 :名無しさん:2007/11/27(火) 01:09:16 ID:nPiOvnus0 まとめさん仕事早すぎるから困るwww しっかし、今回でジョルジュ株高騰とショボン株暴落したね ジョルジュ株が上がるのはわかるが、ショボンもそこまで嫌わなくてもいいと思う俺は異端かな? ショボンのラウンジというかクラウンへの忠誠は76話を読めば一目瞭然なんだし アルタイムはカルリナと同等の忠誠心だといってはいたが明らかにショボンのほうが上だと思うんだ カルリナはベルを介してラウンジ、クラウンへの忠誠を誓っていると思うのに対し ショボンはクラウンを軸に忠誠を尽くしている、そのためならばどんな手段をも厭わない それにしても作者さんはジョルジュとショボンをまるで鏡のごとく 水と油、太陽と月のように正反対かつ対極な存在にしていたんですな
253 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:32:44.18 ID:aBIlyEmD0
休日の渡辺家は非常に平和だった。
渡辺の部屋でツンは優雅にパック紅茶をすすり、ドクオはテレビのグルメ特集に釘付けだった。
ξ゚听)ξ「はぁ……なかなかの香りね」
从'ー'从(知ったかぶり乙)
('A`)「うまそー……何なんだよあの肉汁……」
その平和を中断させるメロディーが、渡辺の机の上の携帯電話から鳴り響く。
渡辺が携帯電話を覗くと、メールが一通来ていた。
from:
[email protected] sub:ノパ听)
==========================================
お前駅前にいるだろぉぉぉぉぉぉぉ!!
何か男連れてるじゃないかぁぁぁぁぁ!!
渡辺も隅に置けないなぁぁぁぁぁ!!
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:34:38.99 ID:uiQ6xXb00
支援
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:36:36.11 ID:/gV/bKl70
126 :名無しさん:2007/11/28(水) 14:44:19 ID:X9dhaE720
>>114 作者さん返信どうもです。
大掛かりな葬儀を挙げるのは国に大きく貢献した将校のみが対象ということなんですね。
ブーンが入軍後のヴィップだとモナー、イヨウ、ドクオの三人が該当するということかな。
ビコーズは大したことないようだったから該当せず…
そもそも何故このようなことを聞いたのかというと尉官の重さというか
貴重さとでもいうのか…そのへんがあまり大きくはないと感じていたのですよ。
フィレンウトが軍を去るときにジョルジュから『少尉程度なら減っても影響はさほどない』という発言や
ラウンジVSオオカミのミーナ城攻略戦でファルロを助けたときの謝礼をどうするかを話していた際に
ショボンが『所詮は中尉だから、そこまで過度の見返りは期待できない』みたいな発言があったじゃないですか。
そのファルロと同じ階級のドクオの葬儀が大掛かりなものであっていいのかなぁ…と思ったのですよ。
確かにマリミテ城防衛戦の活躍は凄まじかったですが、統計的に見てドクオはヴィップに
貢献できていたのか、微妙だなぁって…
特に最期のフェイト城攻略戦の失態…あれが名誉ある戦死ではなかったのが、この引っかかりの原因だと思ったのです。
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:37:01.11 ID:/gV/bKl70
132 :名無しさん:2007/11/28(水) 17:08:10 ID:74j9982c0 アルファベットZを操るショボン大将が裏切った。 以下の状況からヴィップ軍を勝利に導け。 難易度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ・ヴィップ 国内…混乱 領土…100 兵数…100 兵糧…100 将官…100 ・ラウンジ 国内…安定 領土…180 兵数…200 兵糧…250 将官…120
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:37:27.49 ID:/gV/bKl70
134 :名無しさん:2007/11/28(水) 18:30:24 ID:74j9982c0 ヴィップとラウンジがオオカミ国の滅亡を目的とし、同時に襲い掛かってきた。 あらゆる手段を駆使し、オオカミ国を存続させよ。 難易度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ・オオカミ 国内…激情 領土…100 兵数…100 兵糧…100 将官…100 ・ラウンジ+ヴィップ 国内…安定 領土…250 兵数…250 兵糧…200 将官…250
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:37:54.49 ID:/gV/bKl70
157 :名無しさん:2007/11/29(木) 10:31:06 ID:74j9982c0 ショボン 武力9 指揮9 知略9 策略9 信頼9 人徳5 ジョルジュ 武力1(8) 指揮2(9) 知略8 策略8 信頼9 人徳4 モララー 武力1(9) 指揮2(9) 知略8 策略9 信頼8 人徳4 ブーン 武力9 指揮6 知略5 策略3 信頼6 人徳8 ベルベット 武力7 指揮7 知略8 策略7 信頼7 人徳4 ギコ 武力7 指揮7 知略7 策略5 信頼7 人徳6 ハンナバル 武力9 指揮9 知略7 策略3 信頼9 人徳9 ミルナ 武力∞(8) 指揮∞(9) 知略∞(8) 策略∞(6) 信頼∞(8) 人徳∞(8) ベル 武力9 指揮9 知略9 策略7 信頼9 人徳8
259 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:38:05.08 ID:aBIlyEmD0
从'ー'从「……へ?」
頭に?マークを浮かべながら、渡辺はメールを打ち返す。
from:
[email protected] sub:从'ー'从
==========================================
え〜?私今家にいるよ〜?
ヒートからすぐに返信が来る。
from:
[email protected] sub:ノパ听)
==========================================
そうかっ!!
すまなかったっ!!
でも激似だったぞぉぉぉぉぉぉぉ!!
从'ー'从「ふぇ〜……?」
ヒートのメールの不可解さにはそのときは気付かずに、渡辺は携帯電話を閉じた。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:39:19.39 ID:/gV/bKl70
291 :名無しさん:2007/12/05(水) 14:08:14 ID:of8QteBY0
>>289 たぶん三国の君主は全員転化を求めていると思うよ。
ブーンが皇帝位継承をどうするのかをアラマキに尋ねたときに
『私が生きているうちにヴィップが天下を統一してくれることを望みます』
のような発言をしていたから、やはりアラマキ自身も天下統一を望んでいるのではないかと。
三国について話していたら疑問が出てきて、既出のような感じもしている…が聞いてみたい。
ラウンジはニューソク国を、オオカミはウンエイ国を滅ぼして取って代わった
…だったような気がしたんだけど、ヴィップの建国の経緯ってどんな感じだったのですかね。
他国を滅ぼして取って代わったのか、どこかの国から独立して建国を旗揚げしたのか…
そこんところを自分の大好きなロマネスク中尉に回答賜りたいのですが
作者さん、軍内の混乱で忙しい中ですが中尉に了承をえられますでしょうか?
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:39:55.50 ID:/gV/bKl70
297 :名無しさん:2007/12/05(水) 22:13:01 ID:8ucLLZ2o0
>>296 作者さん回答どうもです。
なるほど…いまの国王たちは元々は豪族出身だったのですね。
ということは、三国化する前まではニューソク、ウンエイ、ラウンジ、オオカミ、ヴィップ以外にも
豪族たちがそれぞれ土地を保有していた平和な時代だったのでしょうか。
しかし、いきなり勝手に全土統一を宣言って…かなりやんちゃですねw
他にも何気に気になっていたアラマキ皇帝のファミリーネームも教えてくださってどうもです。
やはりその姓でしたかw
最後に作者さんへの感謝とロマネスク中尉に宜しく伝えておいてください。
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:42:48.57 ID:uiQ6xXb00
支援
263 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:45:56.30 ID:aBIlyEmD0
******************* 从'ー'从「そういえば新しい制服届いてたんだっけ」 明日は学校。 この前制服がローションまみれになった上に破けていたので、無理言って新しい制服を買ったのだ。 ξ゚听)ξ「何でわざわざ駅前の洋服店に頼んだのよ」 从'ー'从「だってぇ、たまたまヒーちゃんとペニちゃんと遊びに来てたから都合よかったんだもん」 ヴィップ商店街にVIP高校指定の制服を置く洋服屋は当然あるが、 そんなわけで遠くのVIP駅前店まで来ていた。 ツンは人間の姿、ドクオはお約束でキーホルダーモードだった。 从'ー'从「ふぇ?」 ('A`)「どうした渡辺」 从'ー'从「ドクオ、ツン……あれ……」
264 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:51:29.07 ID:aBIlyEmD0
('A`)「ん……?」 ξ゚听)ξ「何よ……」 从'ー'从三 (-_-)三 三人の目の前を横切る、二人の少年少女。 (゚A゚)ξ゚听)ξ「「……………!?!?」」 从'ー'从 少女は、渡辺とそっくりだった。 ( ゚A゚ )ξ゚听 )ξ「「……………!?!?」」 ふと、少年少女のほうも三人に気付く。 (-_-;)「……!?渡辺さん、あれ……」 从'ー'从「何よヒッキー……!?!?」 从゚ー゚从( ゚A゚ )ξ゚听 )ξ 从゚ー゚从(゚_゚) 从゚ー゚从(゚_゚)「「!?!?!?!?!?!?」」从゚ー゚从( ゚A゚ )ξ゚听 )ξ 五人は思わず、お互いを見合いながら街の中心で立ち尽くした。
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:52:52.51 ID:2ARyGMos0
ゲリラ来てた支援
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 01:55:08.77 ID:uiQ6xXb00
(゚_゚) もはや原型がねぇな
267 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 01:58:30.33 ID:aBIlyEmD0
******************* とりあえず一行は駅前のスタバへと駆け込んだ。 その後、自己紹介やらなんやらがあっさりと渡辺二人によって交わされ、周りもつられて挨拶。 ついには渡辺・ヒッキー一行の目的までさらっと話してしまった。 (-_-)「……けっこうあっさり信じてくれるんですね」 DAT?マザー?ジェネレーター? 一般人なら妄想乙で片付けてしまいそうな設定を、 渡辺・ドクオ・ツンはあっさり飲み込んだ。 从'ー'从「まぁ……私こういうことに慣れてるんで……」 从'ー'从「ふぇ?」 从'ー';从「ふぇぇっ!?何でもないよっ!!」 (-_-)(可愛さ余ってウザさ二倍……) ('A`)(紛らわしいなぁ) 二人の渡辺が向かい合い会話する光景は非常にシュールだ。 一卵性双生児でさえ慣れてくれば見分けはつく。 しかし、目の前の二人の渡辺は、胸の大きさ以外は完全に瓜二つだった。 ξ゚听)ξ「……そうね。ちょっと……」 ツンが、二人の渡辺をおもむろに引き寄せる。
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:02:12.76 ID:uiQ6xXb00
あとはまとめで見るぜ支援 安価がとれないのが残念だ
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:07:45.81 ID:eEK4JoeEO
どっちがどっちだかwwwwww
270 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:07:51.67 ID:aBIlyEmD0
从'ー';从从;'ー'从「ふぇぇぇっっ!?!?」 从'ー';从「なっ!!何するのぉ!?」 从;'ー'从「ちょっと、何するんですかっ」 出来上がったのは、微妙に髪形の違う渡辺が二人。 从'ー'Sハ 从'ー'Dハ ξ゚听)ξ「はい、これで分かりやすくなったでしょ?」 ξ゚听)ξ「从'ー'Dハ があなたの相棒の探偵の渡辺。从'ー'Sハ がこっちのワタナベ」 (-_-)「なるほど、『Detective』と『sneg』ですね」 从'ー'Sハ(『Detective』ならこっちは『Magical girl』だと思うんだけどなぁ……) 不意に、ヒッキーが魔法少女渡辺のバッグにぶら下がるインコのキーホルダーに向かって話しかけた。 (-_-)「あ、そのキーホルダーさん、喋っていいですよ」 ('A`)「!?!?」 (-_-)「……いえ、こっちもいろんな世界回ってるんで、それくらいで驚いてちゃやってられないんで」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:11:09.52 ID:/gV/bKl70
305 :名無しさん:2007/12/06(木) 17:07:09 ID:B9fX5aVc0
( ゚A゚)つZ<アッー!
308 :名無しさん:2007/12/07(金) 00:53:36 ID:JNuqEYic0
(个△个)つZ<あれ?
311 :名無しさん:2007/12/07(金) 11:54:19 ID:iYDqtSw60
( ´°ω゚`)つB{アーッ
312 :名無しさん:2007/12/07(金) 14:53:53 ID:j0qhUPko0
(ゝ○_○)つZ <オッケーイ
313 :名無しさん:2007/12/07(金) 16:12:40 ID:JNuqEYic0
( ´・ω・`)つZ <(あっつw)
315 :乗ってみました:2007/12/07(金) 20:13:28 ID:Hz2TtVtc0
( ´・ω・`)
>>305 「アウトだ、首を刎ねる」
>>308 「それはZではない。Nだ」
>>311 「どうした、Bを持っても罪は許されないぞ」
>>312 「お前は既に死んでいる」
>>313 「騙りのファットマン=ショボンズ少尉だ」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:13:01.03 ID:eEK4JoeEO
支援
273 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:18:48.56 ID:aBIlyEmD0
ξ゚听)ξ「まぁ、私たちも何か手伝える事があればやるわよ」 (-_-;)「え……でも危険ですよ?」 从'ー'Dハ「そうだよぉ、エロエナジーに巻き込まれる可能性のほうが高いし……」 从 ー ;Sハ「……それも慣れてるから」 从'ー'Dハ「ふぇ?」 从'ー';Sハ「ううううううん!?何でもないよっ!!」 何となく気まずいふいんき(ryを、ドクオがいい意味でぶち壊す。 ('A`)「とにかくエロそうな所に行けばいいのか?」 (-_-)「うーん、エロそうな場所にジェネレーターがあるとは一概には……」 ('A`)「可能性の高いところから潰していこうぜ、ほれ」 从'ー';Sハ「ふえっ!!ちょっとドクオ、引っ張らないでよぉぉぉぉぉ!!」 魔法少女渡辺が、まるでど根性ガエルに引っ張られるひろしのようにスタバから出て行った。 (-_-)「……とにかく追いますか?」 ξ゚听)ξ「そうねぇ……」 その後を、探偵渡辺・ヒッキー・ツンがついて行った。 お金は探偵渡辺持ち。
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:19:07.53 ID:/gV/bKl70
341 :名無しさん:2007/12/10(月) 15:13:12 ID:j0qhUPko0
まぁ先のウザすぎる長文の嵐よか遥かにマシだがな
342 :名無しさん:2007/12/10(月) 17:33:49 ID:9zygjoAE0
>>341 お、おまえ俺でも言えなかった事を・・・
343 :名無しさん:2007/12/10(月) 18:24:13 ID:wyemliqE0
>>341 勇者現る
344 :名無しさん:2007/12/10(月) 22:01:57 ID:Hz2TtVtc0
長文は読める人にとっては宝です。
読めない人にとっては雑菌です。
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:20:05.54 ID:/gV/bKl70
365 :名無しさん:2007/12/12(水) 20:11:16 ID:Hz2TtVtc0 今回は長文を書くとしても、 まあ頭打ちになる程度の内容でしょうから気にはならない範疇で済むと思いますよ。 376 :名無しさん:2007/12/14(金) 01:18:22 ID:Hz2TtVtc0 予想はOKだと言うのが主流ですね。 作者さんも、投下中のスレでなければ別に構わないと言っていますし。 基本的に自由にするべきですが、投下中のような回避が難しい場所では止めるべきとの、 非常にバランスの取れた意見であると思います。 要はスレの流れを見極められるかと言うことでしょうね。 長文の流れが終わりそうな時に限って、長文うざいと言う書き込みがあり、 終わりそうだから終わっただけなのに、 自分がうざいと言ったから終わったのだと勘違いしてはいけないと言うことですね。
276 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:31:22.97 ID:aBIlyEmD0
******************* ('A`)「ここだ」 从'ー'Sハ「え……ここって……」 一行が来たのは、駅前から少し外れたビルの地下。 いわゆる『同人ショップ』の前だった。 从'ー'Sハξ゚听)ξ「「きめぇwwwww」」 ('A`;)「う……うっせい!!深夜の情報番組見てたらやってたんだよ!!信じてくれよぉぉぉぉぉぉ!!」 (-_-)「何やらもめてるみたいですね」 从'ー';Dハ「うーん……でも、私もここのふいんき(ryはなんだかヤダなぁ……」 中に入ると、閉店間際らしく人はまばら。 しかし、濃ゆーい数人が同人誌コーナーでサンプルを読み漁っていた。 ( ,'3 )「ふひひwwwwwルイズたんハァハァ」 Ω「みっくみくにされますた〜♪wwwww」 ξ゚听)ξ(ダメだコイツ等……早く何とかしないと……) 从'ー'Sハ「ん?」 ふと別の棚を見ると、魔法少女渡辺にとってはもはや馴染みといっても過言ではない顔が見えた。
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:32:44.08 ID:/gV/bKl70
376 :名無しさん:2007/12/14(金) 01:18:22 ID:Hz2TtVtc0 予想はOKだと言うのが主流ですね。 作者さんも、投下中のスレでなければ別に構わないと言っていますし。 基本的に自由にするべきですが、投下中のような回避が難しい場所では止めるべきとの、 非常にバランスの取れた意見であると思います。 要はスレの流れを見極められるかと言うことでしょうね。 長文の流れが終わりそうな時に限って、長文うざいと言う書き込みがあり、 終わりそうだから終わっただけなのに、 自分がうざいと言ったから終わったのだと勘違いしてはいけないと言うことですね。
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:37:14.69 ID:/gV/bKl70
379 :名無しさん:2007/12/14(金) 04:07:35 ID:Hz2TtVtc0
>>377 場慣れすれば時機に理解できるようになりますよ。
さらに言えば、より場慣れすればその時機をかなり左右できるようにもなれます。
ただ、そんな酔狂な人は少ないですが。
>>378 これが荒れる元になると言う自信がおありのようですね。
ただ、私が言えるのはここまでです。それでは。
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:37:54.09 ID:/gV/bKl70
392 :名無しさん:2007/12/14(金) 11:38:51 ID:Hz2TtVtc0
>>384 私は普通に話しかけただけです。
にも関わらず、あなたは
>理解できるようになりますよ〜とか上から目線で言っときながら
と言っています。
この情報だけでは対等であるのか、それとも上からの目線だったのか分からないのに。
これは分かりやすい、自分の思い描く理想が真実だと決め付けて書き込んだ例と言えるでしょう。
そして、
>>376 や
>>378 や
>>379 もそう言った書き込みの一派だと言うことです。
要するに、『決め付け』の文章です。
>>376 が、『決め付け』を基本とする書き込み群を生み、雰囲気を悪くしていると思われます。
『決め付け』は雰囲気を悪くしてしまう場合が多いと思われるのです。
ですから、長文だろうが、短文だろうが、自治だろうが、
『決め付け』の内容を書くべきではないと思うのです。
私はしばらく来れなくなりますので、最後にとこのようなことをしてしまいました。
このことで不快な思いをされた皆様、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした
280 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:39:48.77 ID:aBIlyEmD0
(* ´_ゝ`)「ふひひwwwwwここはエルドラドじゃのうwwwww」 (´<_` ;)「兄者……………」 从'ー'Sハξ゚听)ξ('A`)「「「ぁ……っ!!」」」 从'ー'Dハ(-_-)「「??」」 (; ´_ゝ`)「なっ……!!ワタナベ!?」 W渡辺一行と、サスガ兄弟がショップの中で対峙する。 ( ´_ゝ`)「ここであったが百年目、死んでいただこう!!」 (´<_` ;)「兄者……死亡フラグ臭がプンプンするぞ」 ( ´_ゝ`)「だーいじょーぶだーいじょーぶ♪だってこれスペシャルでしょ?」 ( ´_ゝ`)b「番外編スペシャルで死ぬほど俺ら雑魚キャラじゃないしー」 (´<_` )(……コイツの脳みそをほじくり返してみてぇ) そのやり取りの後、兄者が結界を発動させる。 結界の中には魔力を持つものしかいなくなった……はずだったが。
281 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:46:41.06 ID:aBIlyEmD0
(-_-;)「なっ!?!?」 从'ー';Dハ「ふぇえっ!?」 (-_-;)「あ、アイツ等何なんですかっ!?」 なぜか、探偵渡辺とヒッキーが居た。 从'ー';Sハ(ふえぇ、何で探偵渡辺さんたちまで結界の中に!?) ξ゚听)ξ(……どの世界の『渡辺さん』も全く同じって事かしら?) ('A`)(いや、それは無いな。大体同じ渡辺同士でも胸の大きさが違ったりするだろ?) ('A`)(考えられるものとしては『DAT』とやらのエネルギーの影響……かな) 対するサスガ兄弟。 渡辺が二人と言う状況に混乱していた。 (; ´_ゝ`)「え、ワタナベがワタナベで……ワタナベ?」 (´<_` )「落ち着け兄者、Don't think.Feelだ」 ( ´_ゝ`)「……………」 よく感覚を研ぎ澄ませば、魔法が使えるほうの渡辺が判別できる。
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:49:29.82 ID:zq1VpTGL0
支援
支援
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:51:03.50 ID:eEK4JoeEO
支援
285 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:51:54.47 ID:aBIlyEmD0
( ´_ゝ`)「こっちか!!」 从'ー';Sハ「ふえっ!!」 (# ´_ゝ`)「覚悟せいやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 魔法少女渡辺が、胸からぶら下げたアクセサリー状の魔法の杖を握ろうとする。 しかし、よく考えてみたらこの空間には探偵渡辺とヒッキーも居るのだ。 从'ー';Sハ(くっ……でも探偵渡辺さんがいちゃ、変身でき……) 从'ー'Sハ(まてよ?この人たち、要するに異世界の住人だし……バレても別にいいんじゃないかなぁ) 開き直った魔法少女渡辺。 从'ー'Sハ「変身……しちゃえっ!!」 光に包まれ、魔力甲冑が編まれていく。 きわどいミニスカート。ピンクの服。胸の強調されたデザイン。 白ニーハイに腰の大きなリボン。 最後は黒い戦斧風デザインのごつい魔法の杖。 『魔法少女ワタナベ』の完成である。 从'ー';Dハ「ふえっ!?」
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:52:20.94 ID:/gV/bKl70
132 :名無しさん:2007/11/28(水) 17:08:10 ID:74j9982c0 アルファベットZを操るショボン大将が裏切った。 以下の状況からヴィップ軍を勝利に導け。 難易度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ・ヴィップ 国内…混乱 領土…100 兵数…100 兵糧…100 将官…100 ・ラウンジ 国内…安定 領土…180 兵数…200 兵糧…250 将官…120
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 02:52:46.63 ID:/gV/bKl70
134 :名無しさん:2007/11/28(水) 18:30:24 ID:74j9982c0 ヴィップとラウンジがオオカミ国の滅亡を目的とし、同時に襲い掛かってきた。 あらゆる手段を駆使し、オオカミ国を存続させよ。 難易度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ・オオカミ 国内…激情 領土…100 兵数…100 兵糧…100 将官…100 ・ラウンジ+ヴィップ 国内…安定 領土…250 兵数…250 兵糧…200 将官…250
288 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 02:59:01.33 ID:aBIlyEmD0
当然探偵渡辺は驚くが、魔法少女渡辺のファンシーな格好を見ていると、 なんとなく羨ましくなってきた。 从'ー'*Dハ「……………かわいい」 从'ー'*Sハ「え、そう?」 ('A`)「馬鹿、和んでるんじゃねぇ!!」 床に置かれたカバンからぶら下がるドクオが叫ぶ。 すでに兄弟が一行に向かって襲い掛かってきていた。 从'ー';Dハ「ふええっ!?」 从'ー'Sハ「『クリムゾンインパルス』!!」 サスガ兄弟がまっすぐ向かってくる中、魔法少女渡辺が赤い雷撃を飛ばす。 (; ´_ゝ`)「ぐっ!!流石『魔法少女ワタナベ』っ!!」 从'ー'Sハ「まだまだ行くよ!」 店内を縦横無尽に駆け巡り、サスガ兄弟と魔法少女渡辺の攻防が続く。 しかし、2対1の状況。 運悪く追い詰められた魔法少女渡辺はサスガ兄弟に組み伏せられてしまった。
289 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:04:16.34 ID:aBIlyEmD0
从'ー';Sハ「ふえぇぇっっ!!」 从'ー';Dハ「!!」 ( ´_ゝ`)「HAHAHA、全く手間かけさせやがって」 (´<_` )「で、捕まえてどうするんだ兄者」 (* ´_ゝ`)「当然!男たちのリビドーを受け止めてもらおうか!カモン!キモオタども!」 パチンと兄者が手を鳴らすと、結界が晴れる。 客の生命エネルギーを奪おうとするが、違和感を感じた。 (´<_` ;)「……………あれ?」 ふらふらと、客が魔法少女渡辺へと近づいてゆく。 まだサスガ兄弟のコントロール下に置かれていないにもかかわらず、だ。 (; ´_ゝ`)「ちょっ!!俺まだ何も言ってないけど」 (´<_` )「待て兄者。こいつ等、何か別のエネルギーに操られてるみたいだぞ?」 目の光を失ったような男が数名、魔法少女渡辺を組み伏せる。 从'ー';Sハ「ふぇぇぇっ!?」
290 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:09:00.49 ID:aBIlyEmD0
(*,'3 )「魔法少女ハァハァ」 (*∴)「どこで買ったのこのコスチューム?いい素材してるねぇハァハァ」 Ω「ロリ巨ハァハァ」 いつの間にか魔法の杖を落としてしまい、ただのコスプレ女子高生に成り下がった魔法少女渡辺。 フリフリヒラヒラのドレスのをはがされてゆく。 ( ´_ゝ`)「……ほっとくか?どうやら俺ら的には追い風のようだぞ」 (´<_` )「そうだな」 すでに胸をはだけさせられた魔法少女渡辺。 男たちは渡辺の推定Fカップの胸にむしゃぶりつく。 从'ー';Sハ「ちょっ……!!やめてよぉ!!」 (;,'3 )「うはー!!やわらけー!!ペロペロペロペロ……」 从;ー;Sハ「うぐっ!?ふぇぇっ……気持ち悪いよぉぉ……」 童貞の妄想が爆発したかのような乱暴な扱い。 ねちっこく攻める舌使い。 ある意味、今までのどんな敵よりも厄介かもしれなかった。
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:10:00.05 ID:zq1VpTGL0
支援
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:10:20.60 ID:CiheAC0VO
支援
293 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:11:44.81 ID:aBIlyEmD0
从*///Sハ「ひゃああああぁぁんっ!!」 ( ,'3 )「腰がぴくぴく動いてるな……感じてる?」 从*///Sハ「くうぅっ……!!ふあぁあっっ……!!」 しかし、そんな愛撫でもおかまいなし。 すっかり敏感な体の魔法少女渡辺は、快感としてしっかり認知していた。 从*///Sハ「ふあっぁっっ……!!そんな事……っ!!」 その光景は、他の連中にも当然見える。 その中でも、探偵渡辺とヒッキーはなんとも複雑な心境…… 从*///Dハ(すごい……ドキドキするよぉ) (-_-*)(ハァハァ……アレが破裂しそうに痛いっ……!!) ……いや、興奮していた。 そんな中、魔法少女渡辺の体がぐいっと持ち上げられ、男のモノの侵入を許した。 从*///Sハ「ふあぁぁあっっ!!」 (*,'3 )「うはwwwww脱童貞wwwww」 ( ∴)「ち、お前に先を越されるとは……くやしいっ!!でも……」 冷たい床に転がされ、乱暴に腰を振られる魔法少女渡辺。 パンパンと言う音が店内にこだました。
294 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:13:55.47 ID:aBIlyEmD0
从*///Sハ「ひゃああっ!!ああんんっ!!」 (*,'3 )「あったけぇ……これが……セックス!!」 ( ∴)「なに目覚めてんだよwwwww」 从*///Sハ「ああんううぅっ!!だめぇっ!!」 早くも射精が近いのか、男が更に腰を動かす。 その動きは、セックスと言うよりは女体を使ったオナニーだった。 从*///Sハ「ひゃぁぁぁぁあああっ!!」 ( ,'3 )「うっ……イく……っ!!」 从*///Sハ「ああぁぁぁぁ!!はあぁぁっ……!!」 どくん、と魔法少女渡辺の中で何かが弾ける。 その感覚は、言わなくても分かるであろう、膣内射精の証拠であった。 从*///Sハ「あ……は……早い……早いよぉ……」 いつも受けている陵辱の類に比べたら意外とあっさりと終わってしまったからか。 魔法少女渡辺は思わずそんな声を漏らす。 (*∴)「ん?あの娘……」 男たちは、離れた所に居る残りの一行へと目をやる。 そこには当然、探偵渡辺が居た。
295 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:16:27.00 ID:aBIlyEmD0
从'ー';Dハ「ふぇぇぇっ!?」 男たちににらまれ、思わず探偵渡辺は駆け出す。 (-_-;)「!?」 ξ;゚听)ξ「だめよ渡辺っ!!」 ( ´_ゝ`)「おっとそうはいかんざき!!」 ヒッキーとツンが止めようとするが、サスガ兄弟によって阻まれた。 从'ー';Dハ「ひゃゃゃぁぁぁっ!?」 (-_-;)「!!」 逃げていた探偵渡辺も、男たちに捕まってしまう。 無理矢理魔法少女渡辺の元まで引きずられていった。 (*,'3 )「うはwwwww双子wwwwwとかちwwwww」 (*∴)「きょぬー姉とひんぬー妹……ハァハァ」 从'ー';Dハ「だめ……そんなぁ……っ!!」 男たちが、探偵渡辺の服を剥いでゆく。 その光景はサスガ兄弟によって見えないが、ヒッキーは思わず叫んだ。
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:17:40.46 ID:0UYFyGfA0
297 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:20:34.28 ID:aBIlyEmD0
(-_-;)「止めろ!!」 ( ´_ゝ`)「おっとそうはいかねぇ」 ( ´_ゝ`)「ワタナベとニセ(?)ワタナベを並べて犯す……こんなに面白そうなシチュもうないぞ!!」 (´<_` ;)「力説するほどかよ……」 ( ´_ゝ`)「もちろんだとも弟者!!俺は今、リアル『双恋』の世界を目の当たりにするのだ!!」 (´<_` ;)「『双恋』はエロゲじゃねーよ……」 探偵渡辺の微乳の先端が男によって弄ばれる。 その横で、魔法少女渡辺はまた新たなモノを受け入れていた。 从*///Dハ「ひっ……くううっ……!!」 从*///Sハ「はあああっ!!やああんっ!!ああっ!!」 从*///Sハ 从*///Dハ「「は……っ!!ら、だ……ダメぇ……っ!!」」 時たま、二人の喘ぎ声がハーモニーを奏でる。 一人は乳房を重点的にまさぐられ、もう一人は膣を犯される。 全く同じ声が、微妙に違ったトーンで一度に楽しめていた。 (-_-;)「ぐっ……やめろ……っ!!」 ξ;゚听)ξ「このっ!!放しなさいよ……っ!!」 ( ´_ゝ`)「ノンノン、君たちにはこのダブルワタナベの痴態をとくと見てもらうよ」
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:24:01.80 ID:zq1VpTGL0
支援
299 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:24:32.23 ID:aBIlyEmD0
いつの間にか弟者の魔法で縛られたツンとヒッキー(とドクオ)。 サスガ兄弟が退くと、二人の渡辺の痴態が丸見えだった。 从*///Sハ 从*///Dハ「「はひゃあぁぁっっ!!」」 ('A`*)「……これは流石の俺もハァハァせざるをえない」 (-_-*)「全くです……」 まるで夢のような光景に、思わず股間に正直になるドクオとヒッキー。 それを見て、ツンが激怒した。 ξ#゚听)ξ「なに寝ぼけた事言ってんのよ!!この毒男ヒッキーコンビがぁぁぁぁぁぁ!!」 ツンのドリルヘアーが回転しだす。 まさにドリルそのものの動きをしながら、 ツンの縦ロールが自由に伸縮しながら店の中を荒らしていった。。 (; ゚_ゝ゚)「ぎゃあああああぁぁぁっ!!俺のエルドラドがああっ!!」 (-_-;)「あーあ、店が壊れていく……」 不意に、バチンと大きな音がする。 その音と、走った火花に思わずツンは小さく叫んだ。 ξ;゚听)ξ「きゃっ!?」 火花のあと、男たちに異変が起こる。 まるで電池が切れた人形のように、動きが止まってしまった。
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:25:31.63 ID:CiheAC0VO
支援
301 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:26:12.69 ID:aBIlyEmD0
(;∴)「……う……っ」 从*///Sハ「はあぁっ……!!」 魔法少女渡辺の膣からモノが抜かれる。 もう射精した後らしく、こぽりと中から精液が垂れてきた。 (;,'3 )「くぅぅ……っ……」 从*///Dハ「ひゃっ……ふぇ?」 探偵渡辺の胸を揉んでいた手が離れる。 ツンと上を向いた乳首が晒された。 (; ´_ゝ`)「な……ナンテコッタイ!何で急に動きが止まるんだ!?」
302 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:28:51.81 ID:aBIlyEmD0
从'ー'Dハ「!?まさか……ジェネレーター!?」 火花が散った方角を見ると、割れた同人CDがあった。 (-_-;)「この世界ではこんな姿をしていたのか……」 从'ー'#Dハ「……ふふふ、許さないよぉ……」 探偵渡辺がフラリと立ち上がり、転がっていた魔法の杖を取る。 それは、まだ立ち上がりかけていた魔法少女渡辺へと手渡された。 从'ー'Sハ「あ、ありがと……よ〜し!!」 二人の渡辺が、一本の魔法の杖を持つ。 『渡辺さん』同士だからこそのコンビネーションを発揮し、同時に呪文を唱えた。 从'ー'#Sハ从'ー'#Dハ「「せーの!!『ク リ ム ゾ ン ・ イ ン パ ル ス 』!!」」 ( ゚_ゝ゚)(゚<_゚ )「「ぎゃあぁぁぁぁああぁぁぁ!!」」
303 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 03:32:50.17 ID:aBIlyEmD0
****************** 从'ー'Sハ「……ホントに、もう行っちゃうんだね」 从'ー'Dハ「うん。まだいろんな世界に散らばってるからね」 VIP公園まで来た一行。 辺りはすっかり暗くなり、人もいない。 (-_-)「どうもありがとうございました」 ξ゚听)ξ「何の何の。当然の事をしたまでよ」 ('Ai)(……あれ?今回俺何もしてねぇや……) 二人の渡辺が、どちらともなく手を出し、握手をした。 从'ー'Sハ「じゃ、頑張ってね」 从'ー'Dハ「あなたもね」
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:34:14.79 ID:CiheAC0VO
支援
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:43:32.23 ID:zq1VpTGL0
支援
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 03:48:36.74 ID:bI1AuvesO
ダブルでさるったから携帯から報告。 ちょっとお待ちください
307 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 04:02:23.64 ID:aBIlyEmD0
ξ゚听)ξ「あ、ヒッキー?」 ふと、ツンがヒッキーに話しかける。 (-_-)「はい?」 ξ゚听)ξ「……もっと体鍛えなさいよ?見てらんないわ」 (-_-;)「……………精進します」 从'ー'Dハ「ん?どうしたの〜ヒッキー?」 (-_-;)「なっ!!何でも無いですよ!!」 从'ー'Dハ「??変なヒッキー」
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 04:03:38.79 ID:CiheAC0VO
支援
309 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 04:04:36.59 ID:aBIlyEmD0
******************* 別れの時が来た。 探偵渡辺が、DAT-DRIVEを起動させる。 从'ー'Dハ「本当にありがと〜!!」 (-_-)「さようなら!」 从'ー'Sハ「ばいば〜い!!」 探偵渡辺とヒッキーの周りの空間が歪みだす。 その歪みに飲み込まれた探偵渡辺とヒッキーは、空間が元に戻るといなくなっていた。 从'ー'Sハ「……行っちゃったね」 ξ゚听)ξ「ホント、何だったのかしらね」 ('A`)「まぁ……ν速国とこの世界みたいに、いろんな世界があるんだなって事は分かったな」 从'ー'Sハ「そうだね……」 魔法少女渡辺が、ふと空を仰ぐ。 VIP公園の上空の空気は澄んで、夜空の星が鮮明に見えた。
310 :
◆xHu6Zz1VAI :2007/12/17(月) 04:11:27.52 ID:aBIlyEmD0
以上です。 途中で早く寝たくなって投下スピード上げたらさる食らいました…… ぱーっと仕上げてみました。 設定も一応したらば参照にして盛り込んでみましたがこれでいいものか心配…… まぁ本筋から外れたお話として、かるーく楽しんでいただければ幸いです。 では、明日の本編をお楽しみください。さようなら!
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 04:16:06.72 ID:zq1VpTGL0
乙
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 05:30:29.07 ID:70/etcBeO
なんというゲリラ 果てしなく乙
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 07:11:47.00 ID:B0NdA6Qr0
ほ
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/17(月) 07:15:12.91 ID:rdhU7KN7O
ガンガレ
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :
2007/12/17(月) 07:29:20.10 ID:uiQ6xXb00 乙むしろ本編でいいんじゃね