1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
代理だぬ、本番はここからだぬ
2 :
たまご ◆EGGMAN.XJI :2007/12/16(日) 20:29:04.65 ID:8yJzcCZD0
ト、
':, '「::::\┐___,,.. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' ー 、., /
':, r-‐'へ::::::::!_'´ __,,,,......,,,,,__ `ヽ. / み み
':, >:、:;::::::>''"´ `"'' ヽ. ,' ょ ょ
':,└─ァ''"' / ,'´ ヽ. ':, i. .ん ん
. \ ,' / / ,' ! ; ', ヽ ':, | み
\ / ,' ,'! /! ! ; /! i .!. .!. ょ
∠__,! / !メ、」_,,./| /! / ! ハ! | |. |. ん
`"'' 、..,,_ ! / ,ァ7´, `iヽ| / |ヽ、」ニイ、 | .| |. |. ! !
i,/レイ i┘ i. レ' 'ア´!_」 ハヽ| | | ∠
─-- / ! ゝ- ' ! ! ! | | `ヽ.
/ 7/l/l/ 、 `'ー‐ '_ノ! | i | ` ' ー---
,. -──-'、 ,人 `i`ァー-- 、 /l/l/l | !. | |
ヽ.ソ `: 、. レ' ', u ,/| | ! |
み み i /ーナ= 、 '、 ノ ,.イ,カ ! | |
ょ ょ .|ヘ./|/レへ`>-r =ニi´、.,_ | i ハ ! ,'
ん ん ! _,.イ´ヽ.7 / /:::| /レ' レ'レ'
み み | /7:::::! ○O'´ /::::::レ'ヽ. ___
ん ょ | / /:::::::レ'/ムヽ. /::::::::/ ヽ. ,. '"´ `ヽ.
! ! ! ./ ,':::::::::::!/ ハ:::::`´:::::::::::;' ', / i
3 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:31:34.88 ID:zaVMlUB40
4 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:32:17.21 ID:zaVMlUB40
後、代理すれ立てありがとうございます
5 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:33:27.60 ID:zaVMlUB40
雲の上。ショボンは丘の様になっている頂きに立っている。
地面は雲である割にはしっかりとし、バランスを崩すようなことはない。
見る先には少年とも少女とも言えそうな子供が一人、ふよふよと。
宙を漂っている。
「やぁ。おめでとう。君はこのダンジョンをクリアしたんだ。
今日が初めて、しかもソロでなんて凄いな。
多分最高の記録じゃないかな?」
(´・ω・`)「そんな事はどうでもいい。さて僕の願いを聞いてもらおうか」
「・・・ん?初めてじゃないのかい?何でその事を知ってるんだい?」
(´・ω・`)「詮無いことさ。さぁ。」
「あぁ。分かった。では君の願いを聞かせてもらおうか。
まぁこの世界限定で、だけどね」
(´・ω・`)「十分だ。」
(´・ω・`)「―――――――――――。」
6 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:34:38.58 ID:zaVMlUB40
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 20:35:08.04 ID:eEY8N3+h0
支援
8 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:35:53.21 ID:zaVMlUB40
2話
あるクラスでの朝礼。
何気ない朝の風景。
少女はその中で不機嫌そうにうな垂れていた。
先生「朝のHRはコレで終いだ。お前ら今日も一日頑張れよ。」
『はーい』
->本当ついてない。全くついてない。悉くついてない。
昨日風邪で寝込んでたらあいつがその分のノートを持ってきてくれてただなんて。
->面と向かって。その場で。直接お礼を言いたかったのに。
さっさと帰っちゃってんじゃないわよ、あの馬鹿。とんちき。あんぽんたん。
ξ゚听)ξ「はい、コレ。」
9 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:39:01.75 ID:zaVMlUB40
「ん? あぁ。体の方はもう良いのか?」
ξ゚听)ξ「まだちょっと熱っぽいけどまぁ大丈夫。」
「無理はすんなよ?」
ξ゚听)ξ「あっ、あんたなんかに心配されるほどヤワじゃないわよ!
それで・・・その・・・あの・・・」
「?」
ξ゚听)ξ「ノートありが・・・え・・・と・・・?」
->急に立ちくらみを覚えた。何コレ。
昨日もしんどかったけどココまでじゃなかった。
->なんなの。本当についてない。家でゆっくり寝てたら良かっ・・・・た・・・。
がたんっ!!
ツンは足に力が入らず其のまま机になだれ落ちる。
「おい!○○!!おい!!大丈夫か!!?」
少年の呼びかけを薄っすらと感じながら少女は糸が切れるように意識を失った。
10 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:39:58.51 ID:zaVMlUB40
3話
->肌寒い。
風が少しずつ冷たくなってきたのを感じる。
->それでもまだ太陽は照ってるし、其処までは寒くならないだろう。
(,,゚Д゚)「やっぱり授業サボっての昼寝は屋上に限る。」
->起きた後の少しの体の軋みもまたオツなもんだ。
日課と言うほどではないがかなり頻繁に屋上にサボりに着ている少年。
今日もまどろみながら雲の動きを見る。
->少し雲の流れが速いか。あー起きたらガッチガチに震えてるかもなァ・・・
そんな事を考えながら彼は眠りについた。
11 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:41:41.00 ID:zaVMlUB40
4話
->よる。
->こうやって一人でぼーっとするのが一番落ち着くなぁ。
->なにかBGMが欲しいかな。でも最近音楽借りてないから新しいの無いしな。
ニュースでもつけて眺めてようかな。
->リモコンどこだったかな。あ、あった。
ぷつん。
電子音のような音を立てたかと思うと音声が流れ始める。
ニュースの内容はまた過眠症の話題。
なんてことはない、寝た人が普通では考えられないほどの長い時間起きなくなる、ただそれだけの話。
だが起きない、と言う事は栄養も取れず、下手すると餓死したり、
衰弱死したりすることもある為、騒がれるだけある大病なのだろう。
从'ー'从「一歩間違ってたらあたしもああなってたのかな・・・?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 20:41:57.50 ID:9ufGIpHw0
斬の絵をオサレにうまくした感じだね!
支援
13 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:42:34.63 ID:zaVMlUB40
少女は一ヶ月程前の出来事を思い浮かべる。
そこで『殺』されて居たならば自分も同じように眠っていたのだろう。
そう考えると少し背筋が寒くなった。
テレビでは鼻から栄養を送られ、寝かされている少年の姿が映っている。
現時点、見つかっている一番最初の過眠症患者。
从'ー'从「そう言えば皆・・・どうしてるのかな?」
1ヶ月程前、彼女はある世界に紛れ込んだ。
其れはくだらない、ユメの話。何てことは無い、悪夢。
だが彼女は其処で信頼出来る仲間と出会えた。
実際にはどんな人で、何が好みか等全然知らない。
それでも古くからの親友のように信頼出来る仲間。
少し寂しさを感じつつ彼女はテレビの電気を消し、ライトのスイッチを切った。
14 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:43:40.79 ID:zaVMlUB40
5話
ふう・・・
待ちに待った、時は来た。
今夜。
ようやく―――――。
15 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:44:38.31 ID:zaVMlUB40
6話
かたんっ。
何か硬い物にあたった感触。
また石畳に寝かされていた。
コレは何か見覚えのあるような・・・
(,,゚Д゚)「ん、お。おはよう。」
从'ー'从「・・・・・・おはよ・・うございま・す。・・・!?」
ξ゚听)ξ「うん。予想通りのリアクションね。」
( ><)「こうなる事は分かってたんです!」
从'ー'从「なんで?私・・・あれ?」
ξ゚听)ξ「こっちが聞きたいんだけどね
まぁまた・・・着ちゃったワケ。」
16 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:45:34.76 ID:zaVMlUB40
(,,゚Д゚)「あー。俺らもなんでまた入っちゃったかわかんねんだ。」
( ><)「まぁでも皆でまた軽くクリアしちゃいましょう><」
(,,゚Д゚)「だな。それでまるっと解決だな。」
「やぁ、ようこそ。 ユメのハコニワへ。
このポーションはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。」
(,,゚Д゚)「誰だッ!!?」
其処には少年。
少しとぼけた顔をしているが、その物腰はいたって落ち着いて居る。
(´・ω・`)「すまない。僕はショボン。
折角クリア出来たのに、『また』なんだよ。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思ってない。」
ξ゚听)ξ「・・・何か知ってるの?」
(´・ω・`)「何かも何も、呼び出したのは僕、だからね。」
(,,゚Д゚)「は?何言ってんだ。」
(´・ω・`)「昨日、クリアしたのさ。
その願いは今までクリアした中で最も安定した戦力のパーティを
もう一度呼び戻す、こと。
其れによって君らは戻ってきたわけさ。」
17 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:46:36.83 ID:zaVMlUB40
从'ー'从「なんで、そんな事・・・!」
(,,゚Д゚)「俺らを巻き込むな。くだんねぇ。
何が目的かしらんが、俺らが手を貸すとでも思ったか?」
ギコさんが反発する。
当然だ。
私もいきなりまた生命の危険に晒されて黙っていれるワケじゃない。
だけど彼は少し意地の悪い表情を浮かべ答えた。
(´・ω・`)「君らの今回のクリア条件が僕の目的だとしても、かな?」
ξ゚听)ξ「・・・一体、どういうこと?」
( ><)「わかんないんです!!><」
平然と。だが断然と。彼は答えた
(´・ω・`)「このユメを終わらす。其れがキミたちの今回のクリア条件、だ。」
言う事だけなら彼らにとって冷酷その上ない内容であったが
その仕草、表情からは痛々しさ(苦々しさといった方がいいかもしれない)がにじみ出る。
->彼は明らかに私達を巻き込んだ事に罪悪感を抱いている。
何となくだけど。
->この人は信用できる。そう思ってしまった。
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader541512.jpg
18 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:49:11.80 ID:zaVMlUB40
7話
ξ゚听)ξ「そんな事出来るわけないじゃない!」
(´・ω・`)「・・・本当にそう思ってるのかい?」
(,,゚Д゚)「どういうことだ?」
(´・ω・`)「出来る事を全て試して出来ない、と言ってるのかい?
この世界を産んだのは誰か、まず考えて欲しい。」
从'ー'从「あの子・・・」
そう、彼。寂しそうな表情を浮かべ。
私の願いを叶える時、涙すら浮かべ。
消えてゆく少年。
このユメを管理し、今まで様々な願いを叶えてきた――――。
―――そして恐らくは。
このセカイを産み出し、暴走させた張本人。
(´・ω・`)「ヤツを、殺す。」
ξ゚听)ξ(,,゚Д゚)从'ー'从( ><)『!!』
19 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:50:25.19 ID:zaVMlUB40
(,,゚Д゚)「・・・随分と物騒な話だな。一体何の目的があって・・・
(´・ω・`)「其れは君達には関係ない。
ただ、分かっているのは君達は
彼を殺さなければ死ぬまでこのユメをループすることだけさ。」
ξ゚听)ξ「くっ・・・!」
(´・ω・`)「まぁおいおい話して行くとしよう。
あまり話してる時間があるわけじゃあない。さぁ。行こうか。」
彼は背を向けたかと思うと直ぐに踵を返し――――
手を伸ばした。
从'ー'从「きゃっ・・・!!」
20 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:51:13.65 ID:zaVMlUB40
くぐもって振動する音が響く。
音源はショボンの手。
その手には矢が握られていた。
(´・ω・`)「とまぁ。今回は前以上に気をつけたほうがいい。
今回は所謂ゲームマスターが敵、なのだから。」
从'ー'从「・・・。あ、ありがとう・・・」
手を掴んだ矢を捨て先を向きなおす。
床に落ちる矢が乾いた音を立てた。
(´・ω・`)「じゃあ、行こうか。」
(,,゚Д゚)「・・・」
21 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:53:46.79 ID:zaVMlUB40
と、此処でレス返し
>>7,12
支援ありまとー
>>斬
似たような絵風かも知れないけど
あっちの方が上手いw
ちゃんとパースとかかけたり出来ないから。
では続きいきます
22 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:54:41.29 ID:zaVMlUB40
8話
('A`)「・・・」
('A`)「・・・」
('A`)「・・・?」
('A`)「あれ、何処だココ?ん?俺、家で寝てたよな。アレか?アレなのか?とうとう二次元に入れたのか?モニタの中の世界か??」
('∀`)「わっほい!!こっから俺の時代!ほらほらそこの角を曲がるとパンを頬張るかわい子ちゃんと・・・・」
23 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:55:14.64 ID:zaVMlUB40
野獣「ぐるるるるるるるる・・・」
('A`)「・・・人の手頬張るかわい子ちゃんですか。」
24 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:56:31.83 ID:zaVMlUB40
9話
「ギャァ!ギャッギャ!!」
「グェーッ!ギャァ!!」
从'ー'从「きゃっ!!」
プテラノドンを模したような翼竜がひっきりなしについばんでくる。
この魔物は群れをなしているらしく
兎に角数が多い。
( ><)「極光よ、血塗られた不浄の大気を
人の手に還せ… ロヲドオブバーミリオン!!!」
閃光が目の前を真っ白にする。
「ギャァァ!!グェ・・・」
「グェェェ!!!」
白銀の世界の中断末魔のみが轟く。
眩い光に眩みそうになる中、光の竜巻を避ける翼竜。
それら全てを眼に映し。
ねらいを定め。
25 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:57:11.22 ID:zaVMlUB40
「グェッ・・・」
「グォッ」
「ギャッ!」
オーロラのように宙を綺麗に染める光。
それに当てられ、かろうじてよける翼竜達に
その雨霰のような矢は避けれる筈も無く。
ξ゚听)ξ「・・・消化試合ね。」
翼竜達はどんどん数を減らし、あるモノは逃げ、
あるモノは矢を大量に撃ちこまれ、他は焦げつき、落ちて行った。
(,,゚Д゚)「終わりだな。」
ξ゚听)ξ「カッコつけてるけどあんた、何かしたっけ?」
(,,゚Д゚)「・・・剣が・・・届きません。」
ξ゚听)ξ「・・・役立たず。」
ガサガサ・・・
茂みがゆれる。
「クェェェ!!」
从'ー'从「え・・・!?」
26 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:57:56.02 ID:zaVMlUB40
翼竜が飛び出す。
其れは先ほどまでのつつく、ついばむような攻撃とは違う
自ら諸共敵を殺す、捨て身の攻撃。
ザッ・・・!
一歩踏み込む。
普通の歩幅より少し大きいくらいの。
だが二歩目、いや、歩と言うには其れは早すぎた。
跳躍。
(´・ω・`)「発ッ・・・けぇぇイ!!!!」
「ギャウッ!!!!」
脇に凄まじい一撃。
翼竜の体が折れ曲がったかのようにしなる。
(´・ω・`)「並びにッ・・・!
寸勁ッ!!」
27 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 20:59:11.10 ID:zaVMlUB40
大きな衝撃が巻き起こる。
翼竜に与えられた打撃の中心部から破壊が起こる。
衝撃に耐え切れずワタナベはよろめいた。
从'ー'从「きゃ・・・!」
とん・・・。
肩が何かにぶつかる。
(´・ω・`)「大丈夫かい?」
見るとショボンが支えてくれていた。
从'ー'从「あ、ありがとうございます。。。」
其れを横目にツンが言った。
ξ゚听)ξ「同じ接近戦専門にしてもアレくらい守ってくれたらねぇ。」
(,,゚Д゚)「・・・精進します」
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader541517.jpg
28 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:00:38.48 ID:zaVMlUB40
10話
暗い部屋の中。
微かに光る物質が画面を映し出している。
その画面に一番近い位置に居るのは足が鳥の下肢を備えた少年。
このセカイのGM、『彼』。
そしてその後ろに三人。
「ふぅん・・・中々やるじゃん、あいつら。」
「でも僕も退屈してたんだ。良い、暇潰しになりそうだね。」
川 ゚ -゚)「暇潰し、か。」
_
( ゚∀゚)「勘弁して欲しいもんだぜ、全くよぉ。」
( ・∀・)「折角安穏な暮ししてたってのにさ。」
「ははっ。ごめんごめん。でも君たちを呼んだのは僕じゃないしね。」
川 ゚ -゚)「? どういうことだ?」
「君たちはある人と一緒にクエストを行ってもらうよ。
ワケはその内分かるさ。」
29 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:01:33.31 ID:zaVMlUB40
_
( ゚∀゚)「気にいらねぇな。」
「? まぁ、今回クリアすればもう二度とこんな例外起こらないと思うよ」
( ・∀・)「ま、いいけどね。で、ある人ってのは誰さ?」
川 ゚ -゚)「見たところ、ココにいるのは私達だけだが?」
「あぁ。あの人夜更かしするから・・・
まぁそのうち来るよ。
其れまでゆっくりしてってよ。」
_
( ゚∀゚)「ちっ・・・」
川 ゚ -゚)「・・・ところで。
あいつは一体なんなんだ?」
クールが指した先の画面には一人で、ひたすら逃げ回る男の存在があった。
30 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:02:49.88 ID:zaVMlUB40
11話
走る走る。
後ろにはティラノサウルスのような恐竜から
猪のような(と言ってもサイズはそれとは比較にならないが。)ケモノ。
2メートル以上もあるカマキリだったりと様々なバケモノが群れをなして彼を追っている。
('A`)「うぼぁああああ!」
('A`)「ありえんありえんッ!!最初はスライムくらいの敵が出てくるもんじゃね!?」
('A`)「いきなり大恐竜時代にタイムスリップしたんですか私は!?!?」
('∀`)「ラストダイナソーは名曲」
('A`)「ってそんなんいってる場合じゃねええええええええええ」
カチッ・・・。
31 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:03:43.26 ID:zaVMlUB40
('A`)「・・・ヤな予感・・・
ガパッ!
床が開く。
当然宙に放り出されるドクオに落下から逃れるすべは無い。
('A`)「 た っ け て ー ! ! ! ! ! 」
('∀`)「あのジャケットはマジでおっきするわ」
('A`)「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
32 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:06:13.55 ID:zaVMlUB40
12話
(,,゚Д゚)「・・・?」
(´・ω・`)「どうした?」
(,,゚Д゚)「いや、何か悲鳴が聞こえたような?」
ξ゚听)ξ「気のせいじゃない?」
从'ー'从「もしかしたらっ、私達の他にも巻き込まれた人が居るのかも!」
(´・ω・`)「あり得ない話じゃないね。でも今は先を急がないと。
僕らがこのユメを終わらせれば
仮にそいつが今日死んでも過眠症にかかることはない。」
( ><)「なんかでも。このフロアは変ですね><
人が先に通った後のような・・・」
ξ゚听)ξ「確かにトラップにいくつか作動済みなのがあるわね。
その割に魔物は全然減ってないけど。」
今回は前と違って様々なフロアが存在する。
前に着た時は地下にひたすら潜っていくような形だったのだが
今はワープする魔法陣の上に乗る事で次のフロアにいけるのだ。
其れによって景色がコロコロ変わる。
実を言うとワタナベは少し、その景色の変化を楽しんでいた。
魔物がでる事が考えられないほど綺麗な世界を散策する事も出来るのだ。
33 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:07:44.02 ID:zaVMlUB40
すこし考え、ショボンが言った。
(´・ω・`)「ワープゾーン次第ではフロアの順番も違うのかもしれないな。」
今まで通った全てのフロアに先に通った痕跡があった訳ではない。
(,,゚Д゚)「まァでも。作動済みのトラップくらいは避けていこうぜ
得したって事でさ。」
ξ゚听)ξ「そうね。特に其処の落とし穴だったり、ね。」
床にがっぽりと口をあけた落とし穴があるのを見て
ツンは少し気になった。
落ちれば一体どうなるのだろう?
だが試すほど無謀ではない。
( ><)「トラップだけでなく魔物も倒してくれたらもっとよかったんです><」
(´・ω・`)「残念ながら其れは無さそうだ。
ほら、向こう。」
ショボンが顎で指した方には先ほどドクオを追っていた魔物の群れが。
(,,゚Д゚)「乱戦、必至。だな。」
一行は戦野にその身を投げ出した。
34 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:09:55.05 ID:zaVMlUB40
13話
( ><)「サンダーボルト!サンダーボルトさんだぼるさんぼさ!!!」
光の矢が降り注ぐ。
その矢の間を縫うかの様にギコが走る。
(,,゚Д゚)「ソニックブロウ!」
8連打の斬撃を息をつく間もなく恐竜の横腹に浴びせる。
(,,゚Д゚)「んでベナムスプラッシャーッ!!」
緑色の液を刃に滴らせ、傷口にもう一閃加える。
「ギャオオオオッ!!」
だがティラノサウルスのような大きさを誇る敵が
それで絶命するわけではない。
尻尾でギコに襲い掛かる。
だが尻尾が当るより先に―――
ショボンが足をすくう。
(´・ω・`)「伏虎拳ッ!」
ドォン・・・
大きな音と埃を立て、ティラノが倒れる。
35 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:10:42.25 ID:zaVMlUB40
从'ー'从「あぶないっ!!」
ワタナベが叫ぶ。
渾身の一撃を放ったショボンの硬直に合わせ、
トリケラトプスのような恐竜が突進してきたからだ。
(´・ω・`)「しまっ・・・!」
从'ー'从「たゆとう光よ、見えざる鎧となりて
小さき命を守れ…
エンジェラス!」
光の渦がショボンを包む。
(´・ω・`)「ぐぁッ!」
一撃で体を貫いてしまいそうな恐竜の角での一撃は
ショボンを大きく弾くのみに終わった。
だが其れでも大きなダメージを受けた事には変わりない。
ショボンは吹き飛ばされ、床に叩きつけられ、壁に衝突した。
(´・ω・`)「・・・がっ。」
ショボンの受けたダメージは深刻らしく、立ち上がる事も出来ない。
翼竜がショボンにとどめを刺そうと急降下する。
だがその行動は為される事無く翼竜は命を失った。
矢によって頭を打ち砕かれたのだ。
ξ゚听)ξ「させると思ってんの!?」
36 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:12:04.19 ID:zaVMlUB40
从'ー'从「清らかなる生命の風よ
失いし力とならん!
ヒール!」
(´・ω・`)「ふぅ。
すまない。恩に着るっ」
回復した途端、走り出す。
( ><)「!」
先ほどのトリケラトプス(のような恐竜、であるが今はそう呼んでおくとする)が
ビロードにねらいを定めていた。
そして走り出した。ビロードの死を求めて。
だがその目的は達成される事は無かった。
大砲のような一撃が掬い上げるかのようにトリケラトプスの横腹を薙ぐ。
其処から手刀、回し蹴り、踵落としの怒涛の連撃。
37 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:13:02.37 ID:zaVMlUB40
一発一発がその巨体を折り曲げる程の一撃であるにも関わらず―――
(´・ω・`)「寸勁・・・」
―――気功による内部破壊を伴う。
まさに必殺の名が相応しい連撃であった。
・・・ずずぅん。
トリケラトプスが腹を割られ 足を折られ
背の刺ごと打ち抜かれ――絶命する。
( ><)「あ、ありがとうなんです」
(´・ω・`)「!!! 気を抜くなっ!」
ティラノサウルスの尻尾がビロードを襲う。
ががん!!!
(´・ω・`)「ぐお・・・」
ショボンは其れを真っ向から受け止めた。
(´・ω・`)「ギコ!」
38 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:13:32.71 ID:zaVMlUB40
(,,゚Д゚)「はいはい。任せときなさいって」
血飛沫の方が先に出た様に感じるほど。
彼のその乱打は激しかった。
いや、激しいと言うよりはむしろ静かだったのかも知れない。
その血飛沫が噴出す頃には全て終わっていたのだろう。
ワタナベには終わった後の斬撃の残影しか見えなかった。
静かに。切り倒されるティラノサウルス。
そして斬音がゆっくりと響く。
(,,゚Д゚)「こんだけ図体もでかいと毒の回りも遅いやね」
「ギャアアアアアアオオオオアアア!!!」
遅れてやって来る断末魔。
続いて倒れる振動。
(´・ω・`)「他は?」
(,,゚Д゚)「皆俺の毒でおネンネさ。
まぁ止めを刺して行くのも良いが、先を急ぐんだろ?」
見渡す限り全ての小型の魔物は痙攣し、
床に寝そべっていた。
39 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:14:15.16 ID:zaVMlUB40
(´・ω・`)「あぁ、助かった。ありがとう」
(,,゚Д゚)「・・・」
ギコが何も言わず手をだす。
ショボンは其れを掴み、立ち上がった。
(´・ω・`)「じゃあ、全員の体力、魔力を回復させたら次へ行こうか。」
ξ゚听)ξ「ええ。」
从'ー'从「大気に満ち、木々を揺らす波動
生命の躍動を刻め!
サンクチュアリ!」
光の陣が皆を包む。
この陣の中にいる間、ゆっくりとではあるが
体力と魔力が回復する。
40 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:14:55.83 ID:zaVMlUB40
ボロボロになったショボンの体をまじまじとみてツンが言った。
ξ゚听)ξ「・・・多分あんただけじゃない?
こんなにダメージ受けたの。」
(´・ω・`)「そう?」
ξ゚听)ξ「庇い過ぎなのよ。ホント、馬鹿みたい。
少しは頼りなさいよ。私達を。」
(´・ω・`)「はは、心配してくれてるのか。
ありがとう。」
ξ////)ξ「だ、誰があんたなんか!」
(,,゚Д゚)「でもさ。そろそろ話してくれないか?
おまいがあの管理人、GMを殺す理由を。」
(´・ω・`)「・・・・・・」
从'ー'从「そうですね。まだ結構時間かかりそうですし。」
ショボンの表情が曇る。
(´・ω・`)「あぁ。そうだな・・・」
「うぉっ!?おおおおおおおおおおおおお!!!?」
41 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:15:33.19 ID:zaVMlUB40
空気が凍る。
叫び声。
上から何かが降ってくる。
がんっががんっ
下に叩きつけられ、跳ねた先にまた壁。
「いでっいでえええええ!!」
「何コレ!いてぇよ!!聞いてねぇよ!!!」
「・・・ん?」
彼と一行の眼が合った。
('A`)「ははははははははじめまs!!!
あああやし、も、ものではなくてですね」
何故か後ずさる。
カチッ・・・
がっぱ。
('∀`)「落とし穴、リターンズ。」
42 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:16:23.90 ID:zaVMlUB40
('A`)「うぎゃああああああああああああああああああああああああああ」
一瞬での退場。
彼らは呆気に取られた。
(,,゚Д゚)「さっきの悲鳴はアイツかな?」
从'ー'从「えっと、助けなくて良いんですか?」
ξ゚听)ξ「運が良ければまた会えるでしょ。」
(,,゚Д゚)「だな。」
(´・ω・`)「傷も粗方癒えた。先に行こう。」
(,,゚Д゚)「・・・。あぁ。」
(´・ω・`)「すまない、また次の機会にでも話すとするよ。」
その表情は出会いの時のあの罪悪感を湛えていた。
43 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:18:36.81 ID:zaVMlUB40
14話
ぺき・・・
ぺきり・・・
崩れる崩れる僕の世界が崩れる。
全てはココから始まった。
いつからだろう?
其れが僕の手に余るような存在と化したのは。
そして其れに裏切られ。僕はこうして消えゆく。
あぁ。僕には何も残っていない。
ただ一つ。僕が創ることの出来たこのユメがずっと続きますように。
僕が消えた後でも。
皆が楽しめるこのセカイが―――。
永遠に――。
ぱきり。
ぴきっ・・・
44 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:20:04.92 ID:zaVMlUB40
15話
「そろそろ行こうか。」
_
( ゚∀゚)「ん?もう一人、は良いのかい?」
( ・∀・)「まぁ早く終わらすに越したことはないけどさ。」
「うん。彼。多分独りでやる気なんじゃないのかな?
其れだったら僕らもそろそろやらなきゃ、ネ。」
川 ゚ -゚)「そうだな。イニシアティブを取るのは大切だ。」
「何より。君たちだったら一人につき2人くらいカルいだろう?」
( ・∀・)「ん?一気に団体戦でやらないのか?」
「あぁ、あのプリーストの子は居るとちょっと厄介だから皆と分岐させなきゃね。」
_
( ゚∀゚)「まァ居ても良いんだが。居ない方がちゃっちゃと済ませれるか。」
川 ゚ -゚)「ふふ。まぁ楽しみだ。
少しはホネがあると良いんだけど。」
「じゃあ行こう。準備はOKかな?」
( ・∀・)「あぁ」
_
( ゚∀゚)「おうよ」
川 ゚ -゚)「万端だ。」
45 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:20:46.72 ID:zaVMlUB40
46 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:25:36.27 ID:zaVMlUB40
16話
通路を歩く。通路と言うよりは橋と言った方がいいのかもしれない。
周りには一面いっぱいの海。
周りには島のようなものは
一つしかない。
先に存在する大きな島。
次は其処に向かって進むのだろう。
迫り来る魔物と戦いながら。
从'ー'从「そう言えば。」
ξ゚听)ξ「どうしたの?」
从'ー'从「や、あの商店経営してた子達はどうなったのかな、って。」
(,,゚Д゚)「復活してクリアしたんじゃないか?」
(´・ω・`)「復活・・・か。確か商人で在れば100万¥以上の通貨を稼ぐ事で
復活するんだったかな。
まぁマーチャントはクリアは難しいが復活も簡単だからね。
組んだパーティの奴らと上手くやったんだろう。」
(,,゚Д゚)「詳しいんだな?」
47 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:26:44.38 ID:zaVMlUB40
(´・ω・`)「あぁ。なぜなら。このユメのルールを考えたのは
僕だからな。」
ξ゚听)ξ「・・・! どういうこと?」
(´・ω・`)「過眠症のさ。一番最初の感染者。分かるかい?」
从'ー'从「えっと、ニュースで出てきてた・・・」
(´・ω・`)「彼は僕の幼馴染だ。」
ショボンの顔がゆがむ。
其れは明らかに負の感情を持った表情。
罪悪感。自己嫌悪。それらの部類。
今にも自傷を始めそうな表情で彼は言った。
(´・ω・`)「僕は彼を裏切った。」
48 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:29:14.06 ID:zaVMlUB40
17話
僕と彼は親友だった。
彼は僕だけにあるセカイの話をしてくれたし、
僕もそのセカイを夢の話だと思い、面白いと思っていた。
彼は言っていた。
「眠るともう一つのセカイがあるんだ。
僕は其処の管理人なんだ。」
僕はその夢をより良くするという彼の話に付き合った。
きっと其の時が一番幸せだったんだろう。
ある時、彼は言い出した。
「誰か人を呼びたいな。
皆で遊べるようなセカイにしたいんだ。
何か良い方法とか無いかなぁ?」
ショボン「何かスリルを味わえるようなセカイにして見たら?
失敗した時、軽いペナルティみたいな感じでさ。
クリアした時のご褒美も欲しいところだね。」
「なるほど。確かに。」
「あぁ。そうだ。
きっと人を呼べるようになったら。君は着てくれるよね?」
49 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:30:28.94 ID:zaVMlUB40
ショボン「喜んで。是非呼んでくれよ。」
そう言うと彼は凄く喜んで。
「ははっ、楽しみだなぁ!
ちゃんとルールも設定して、制限もきっちりかけて。
すばらしいセカイを創って待って無いとね!」
そしてルール。いや、セカイの真理が完成に近づいたころ。
僕と彼はクラス替えによって分かれた。
隣のクラスだったので帰るのは一緒だったけど。
僕は友達付き合いも得意な方で。新しいクラスでも直ぐ馴染めた。
だけど彼は内気なせいもあって打ち解けれなかったんだ。
そして―――
不良1「なぁ。ショボン。お前、アイツと仲良いんだって?」
ショボン「アイツって?」
不良2「アイツだよ。○○。」
不良3「アイツさーうざくねぇ?暗いしよぉ。」
50 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:31:23.85 ID:zaVMlUB40
ショボン「別にそんな事無いと思うけ・・・
がんっ!
不良が壁を蹴る。
不良1「嫌いだよなぁ。あんなヤツの事、さ。」
不良2「お前もアイツの仲間になりたくないだろ?言っとけよ?」
不良1「まぁどっちにつくかはお前次第だけどさ。」
――――僕は逃げたんだ。
彼を売って自分だけ助かろうとしたんだ。
その次の日から彼の眼が怖くて其れから一緒にも帰れなくなった。
そして彼は来なくなった。
51 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:35:45.21 ID:zaVMlUB40
18話
(´・ω・`)「このセカイにきた時ハッとしたよ。
何から何まで僕と彼が作ったルール通りなんだ。」
(,,゚Д゚)「そして殺してどうするんだ?」
(´・ω・`)「彼の所に行ってたたき起こしに行くよ。
そして土下座でもなんでも、謝る。
きっと。この夢がある限り。
彼は起きない。
なら、このセカイでの彼を殺すだけだ。」
ξ゚听)ξ「・・・分かったわ。
そう言うことなら。手伝うわよ。」
从'ー'从「きっと・・・。心から謝れば。きっと!」
( ><)「んじゃあ彼を助けに行くんですッ!!!><」
(´・ω・`)「あぁ。ありがとう。皆。
じゃあ行こう。」
「話は聞かせてもらったぞ!」
ξ゚听)ξ从'ー'从( ><)「!!」(゚Д゚,,)(´・ω・`)
咄嗟に身構える。
だが声の先には誰も居ない。
52 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:36:44.93 ID:zaVMlUB40
どすんっ!!
網に掛り、吊るされたドクオが落ちてきた。
('A`)「俺はドクオ!!
そんないい話きかされちゃ黙っちゃ居れねぇ!
俺も手伝う!」
('∀`)「なんだよなんだよ、お前らいいヤツじゃんよ!?
ビビって損しちゃったよ俺!?」
ξ゚听)ξ「・・・生理的嫌悪感の伴うウザさね。」
Σ('A`)「ええ!?」
从;'ー'从「あは・・・」
ξ゚听)ξ「で。とっとと出てきなさいよ。」
('A`)「お、おう!
・・・・・・・・えっと、あれ。おろ?
・・・ごめんなさい網切ってもらえませんか?」
ξ#゚听)ξ「あんた何がしたいのよ」
53 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:38:07.18 ID:zaVMlUB40
19話
(,,゚Д゚)「んで?おまいはジョブはなんなんだ?」
('A`)「・・・ニート?」
ξ#゚听)ξ「リアルでの職業なんて聞いていないわよ」
(;´・ω・`)「いや、実際にあるぞ。
すっごく弱くて技も無い代わりに死んでも
ペナルティが一切無い職業だ。」
( ><)「良くここまで来れたんです><」
(;´・ω・`)「本当にな。今日は特に厳戒体制が敷かれてる筈なんだが。」
('∀`)「俺を舐めて貰っちゃ困るぜ?」
ξ#゚听)ξ「だからウザいっつってんのよ」
(,,゚Д゚)「まぁまぁ。
俺はギコ。んでこいつはツンだ。」
ξ#゚听)ξ「ふんっ」
(´・ω・`)「僕はショボン。よろしく。」
54 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:39:24.40 ID:zaVMlUB40
从'ー'从「清らかなる生命の風よ
失いし力とならん!
ヒール!」
('A`)「おっおっお!?
回復してくぞ!?」
从'ー'从「ボロボロ、ですよ?」
ワタナベが微笑む。
从^ー^从「ワタナベ、です。」
('∀`)「sneg?」
从'ー'从「へ?」
(;'A`)「いや、なんでもない」
( ><)「ビロードなんですッ!」
(´・ω・`)「じゃあ自己紹介も終わったし、先へ行こうか」
(,,゚Д゚)「そうだな。」
55 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:41:37.60 ID:zaVMlUB40
20話
(,,゚Д゚)「さてと。どうしたもんかね?」
目の前には分岐。
しかも3通り。
ワープゾーンでの分岐であるため、戻ってこれるかも分からない。
(´・ω・`)「本腰入れてきたか。
戦力の分散を図ってるわけだな。」
ぶぅうん。 とんっ とと。とん。
3つのワープゾーン其々から1人ずつ。
(,,゚Д゚)「誰だッ!!?」
川 ゚ -゚)「私はクー。
まぁ安心しな。
罠なんて何も無い。」
( ・∀・)「そうそう。ただ俺ら一人一人と戦うだけさ。」
しかもそっちは二人ずつで良いんだぜ?」
_
( ゚∀゚)「まぁそう言うこった。俺はジョルジュ。
そこのかわい子ちゃんと勝負してーもんだな。
クー程じゃあ無さそうだが良い乳してそうだぜ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 21:42:29.40 ID:3U3DN5jL0
支援
57 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:42:46.46 ID:zaVMlUB40
_
( ゚∀゚)「・・・ぐぇっ!」
ξ゚听)ξ「!」
矢が刺さる。
放ったのはクーと名乗った少女。
川 ゚ -゚)「黙ってろ。しかもお前に胸を見せた事も無い。」
_
( ゚∀゚)「俺ほどにもなると見なくても分かるのさッ!
君のバストは85だな!?
乳輪も程よい大きさと見たッ!」
从////从「え・・・」
ξ;゚听)ξ「いきなりセクハラ?」
川 ゚ -゚)「ふふ。貧乳は黙ってなさい」
ξ#゚听)ξ「あ゛!?」
( ><)「落ち着くですっ!」
川 ゚ -゚)「んじゃ待ってるわよ。
ま な い た ちゃん。」
ξ#゚听)ξ「キイイイイイイ!!!!」
58 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:44:15.55 ID:zaVMlUB40
ツンに引きずられる形でビロードもワープゾーンの中に入る。
(´・ω・`)「あ・・・。」
(,;゚Д゚)「参ったな・・・」
ぶぅうん。
「油断したね?」
GMが突然現れ、ワタナベを掴む。
从'ー'从「きゃっ!!?」
そして宙に浮き始めた。
(;'A`)「ワタナベちゃん!?」
从'ー'从「たったすけて!!」
(`・ω・)「!!」
ドクオがワタナベにしがみつく。
(#'A`)「離すかよぉっ!」
「ん・・・!
あー、もうっ。
仕方ないなぁ。じゃあジョルジュ。君がやりたいって相手を
回してあげるよ。」
59 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:44:53.73 ID:zaVMlUB40
_
( ゚∀゚)「いいねェ。」
ぶぅん。
ジョルジュとGMが消える。
ジョルジュの居たワープゾーンは光をなくし、効果を失った。
(其れはクールの居たゾーンも同様であった。)
( ・∀・)「じゃあ君たちは俺とだな。俺はモララー。よろしく」
ぶぅん。
(´・ω・`)「仕方ない。行くか、ギコ。」
(#゚Д゚)「ああ、急いでぶっ殺して合流しないとな!」
60 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:49:26.29 ID:zaVMlUB40
21話
どさっ!!
从;'ー'从「きゃっ!?」
(;'A`)「うわっ!!」
「ふふ。ごめんね。君は僕にとって無害そうだし、
隔離するだけで済まそうとしたんだけど
こんなのがついて来ちゃったら始末するしかないしね」
ガオンッ!!
着地の際に床を砕き、ジョルジュが現れる。
_
( ゚∀゚)「さーてGMさんよ。
席を外してもらおうか。」
「あぁ。分かった。まァ程ほどにね。」
_
( ゚∀゚)「はッ!分かってんよ。ちょっと遊ぶだけだ」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 21:49:30.89 ID:qeRhiDlEO
支援
62 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:50:44.59 ID:zaVMlUB40
ξ#゚听)ξ「待ちなさいッ!!
蜂の巣にしてあげるッ!!!」
( ><)「熱くなりすぎですっ!」
戦車のようにパワフルに突き進むツン。
引きずられながらも必死に止めようとするビロード。
その先には軽やかで、それで居てしなやかな少女が居た。
川 ゚ -゚)「ふふっ。丁度良い。
二人とも私の相手にぴったりだ。」
63 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:51:38.42 ID:zaVMlUB40
( ・∀・)「ははっ。ちょっとは落ち着けよ。」
(#゚Д゚)「落ち着かずに居られるかってんだぁ!!」
(´・ω・`)「その言い方するのになんか意味あんの?」
広場のような場所で。
3人は対峙した。
広くて周りが見渡せるフィールド。
最もモララーが戦いやすい場所だ。
モララーは余裕綽綽と行った表情で二人に直面する。
( ・∀・)「カモ、だな。」
64 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:54:44.74 ID:zaVMlUB40
22話
('A`)「げふううっ!!」
从;'ー'从「ドクオさんっ!!」
_
( ゚∀゚)「はっは!お嬢ちゃんは黙ってな!
後でゆっくり遊んでやるからよぉ!!」
もだえる、ドクオの腹を蹴る。
('A`)「ぐえっ!!」
从;'ー'从「止めてくださいッ!」
ドクオを庇うようにしてジョルジュとドクオの間に入る。
ジョルジュが首根っこを掴み、ワタナベを軽く投げた。
从;'ー'从「きゃっ!!!」
どさっ、と音を立て、倒れるワタナベ。
('A`)「ワタナベちゃん!!」
_
( ゚∀゚)「人の心配してる場合かよ。
んなぁッ!?」
ドクオを殴る。
('A`)「がっ!」
65 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:55:26.85 ID:zaVMlUB40
_
( ゚∀゚)「つまんねぇつまんねぇつまんねぇ!!
何でこんなに手ごたえ無いんだよ!」
_
( ゚∀゚)「あ”ぁ!!!
そうだ、テメーに5分やんよ。
その間俺は攻撃しねぇ。」
('A`)「・・・なんで・・・そんなこと。」
_
( ゚∀゚)「汗かいた後のおっぱいは格別だろ?」
('A`)「・・・」
->言葉が出ない。何を言ってるんだ。こいつは。
_
( ゚∀゚)「ちょっと疲れた辺りで心地よい感触に顔を埋め!
揉んで吸って舐めてつまんで!」
->吐き気がする。
コイツはワタナベちゃんに何をする気なんだ。
('A`)「うっうおおおおおお!!!」
->コイツを、黙らせてやる。
_
( ゚∀゚)「ちょっとはいい顔つきになったじゃあ無いか!」
66 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 21:56:38.45 ID:zaVMlUB40
キィン!!
渾身の一撃だったが短剣ごと折られる。
ジョルジュは盾を出していた。
_
( ゚∀゚)「だがな。教えておいてやる。
俺はナイトとクルセイダーを両方極めたッ!
防御において、スキなんぞ一切無いぜ!!?」
そのまま盾で押し出される。
('A`)「うわっ!!」
_
( ゚∀゚)「おっとすまねぇ!
ほら、今から5分だ!
必死こいて掛かって来い!!」
幸い、彼の懐にもう一つ短剣はある。
・・・だが当てることが出来るとは思えない。
('A`)「ウアアアアアアアッ!!!」
だが彼に他に出来る事など無い。
彼にとって。絶望へのカウントダウンが始まった。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 22:02:32.19 ID:qeRhiDlEO
支援
68 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:03:48.81 ID:zaVMlUB40
ギィン!!!
火花が散る。
(#゚Д゚)「オオオオオッ!!」
もう一閃。
(;・∀・)「いきなりだね。」
(#゚Д゚)「うるせぇッ!さっさとテメェをたおして
あいつらを助けねぇと――――ッ
ッギギギギギギ パァン。
力押しで弾く。
形勢的にはギコが押しているにも関わらずモララーは
傷一つない。
(;・∀・)「少しは挨拶位させてくれても良さそうなのにね。」
(´・ω・`)「あぁ。だがそんな暇は無いんでね」
(;・∀・)「!?」
脇にショボン。
その拳に気合を乗せて。
(´・ω・`)「猛竜拳!」
69 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:04:58.86 ID:zaVMlUB40
しくった 上の話から23話-1です
だが空を切る。
(´・ω・`)「!?」
一瞬でモララーは二人の間合いから外れていた。
さっきまで打ち合い、鍔迫り合いをしていたギコでさえ
その一瞬での移動に驚いていた。
(,,゚Д゚)「・・・くっ・・・!」
( ・∀・)「ふぅっ。」
ヒュッ・・・
何かが風を切る。
(´・ω・`)「かっ・・・!」
それは苦無。
ショボンの肩に刺さり、ショボンの動きを奪った。
( ・∀・)「いつもなら毒を塗るからコレで一丁上がりだったんだけどね。
それじゃ楽しめないしね。」
(,;゚Д゚)「お前は・・・!何だこのジョブはッ!?
一番早いハズのアサシンがついて行けないだとッ!?」
70 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:06:21.83 ID:zaVMlUB40
( ・∀・)「ふふ。俺は忍者さ
特殊一次職。その様子じゃ会うのは初めてかな?」
(´・ω・`)「特殊一次職・・・!
高いスペックがある代わりに其れになるには
並大抵の努力じゃ不可能な・・・。」
( ・∀・)「まぁその前はアサシンだったけどね」
(,,゚Д゚)「・・・!」
( ・∀・)「俺らは3人とも2種のジョブをマスターしてるのさ。
さて。毒は使わないでおいてやる。
俺を楽しませてくれよ?」
(,,゚Д゚)(くそ。早く倒すどころか勝てるかどうかも微妙、かよ。
ワタナベ、ドクオ・・・無事で居てくれ。)
71 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:08:25.48 ID:zaVMlUB40
23話-2
(;><)「落ち着くですッ!ツン!!」
ξ#゚听)ξ「・・・落ち着いてるわよ。」
(;><)「・・・え?あれ?」
ξ#゚听)ξ「アイツ。多分アーチャー系のジョブよ。
だから私が居ないとどうにもならないでしょ?」
( ><)「さっ、流石なんです!冷静沈着ですッ><」
ξ#゚听)ξ「でも問題はこのフィールド。
弓使いにしたらやりにくい事この上ないのよね。」
周りには障害物が多く、隠れる場所が多い。
コレは直線での攻撃を主とする弓では戦いづらいフィールドといえる。
ξ#゚听)ξ「ヤマナリに打ったところで命中率はたかが知れてるし・・・」
小さな丘の様になっている場所に立ち、クーが言った。
川 ゚ -゚)「さて。改めて自己紹介と行こう。
私はクー。
ジョブは今はハンターだ。」
72 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:09:48.65 ID:zaVMlUB40
( ><)「・・・今『は』?」
川 ゚ -゚)「ふふ。あぁ。今『は』だよ。
昔はウィザードをやっていた。」
ξ#゚听)ξ「私はツン!
ハンターよ!!」
( ><)「ビロードですっ。
ウィザードなんです><」
川 ゚ -゚)「偶然だな。よろしくね、まないたちゃん。」
ξ#゚听)ξ「キィィィィィィィ!!!!」
川 ゚ -゚)「おっと」
ダダダダダダダダダ!!!
嵐のように矢を乱射するツン。
川 ゚ -゚)「ココでは矢はあまり当らないと思うけどね。」
物陰に隠れ、冷静に話すクー。
( ><)「やめるですっ!無駄なんですっ!!
#が取れないと思ったらやっぱり冷静じゃないじゃないですか><」
ξ゚听)ξ「はぁはぁ。」
73 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:11:25.87 ID:zaVMlUB40
川 ゚ -゚)「頭を使って戦いなよ。
其れでこそこのフィールドが生きるのさ。」
( ><)ξ゚听)ξ「!!」
空中に大きな炎の塊が浮かぶ。
川 ゚ -゚)「サイトブラスター。」
ツンとビロードは其れを唖然として見る。
( ><)「確か・・・サイトブラスターは壁としての魔法だった筈・・・」
炎に矢が大量に打たれる。
ξ゚听)ξ「! まさかッ!?」
ツンは覚えていた。
かつて、ブーンが使ったサイトブラスターの効果を。
74 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:12:09.36 ID:zaVMlUB40
炎の球体に攻撃を撃てば撃つほど炎は大きくなり―――。
ξ;゚听)ξ「逃げるわよッ!!」
(;><)「えっ!? ツン!?」
ツンがビロードの手を引く。
ξ;゚听)ξ「なんて使い方よッ!!
死角に隠れてたって向こうの思う壺じゃないッ!!」
ピキ・・・
乾いた音が立つ。
ξ;゚听)ξ「!!」
川 ゚ -゚)「・・・掛かったか。」
乾いた音が連鎖する。
其れは樹をなし、ツンたちを串刺しにする。
(;><)「うあああああッ!!!」
―――そして飽和し、炎の球体がはじける。
ξ; )ξ「きゃあああ!!!」
川 ゚ -゚)「フリージングトラップ。終わりかな?」
75 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:14:06.39 ID:zaVMlUB40
24話-1
( ・∀・)「ひゃははははは!!
どうしたッ?さっきまでの勢いが全く無いじゃないか!!」
(,,゚Д゚)「くそっ!」
唐竹切りを左の短剣で受け流し、そのまま体ごと反転させ
右できりつけようとする。
( ・∀・)「バレバレだよッ!!」
だが其れもモララーのもう片方の苦無によって防がれる。
( ・∀・)「後ろががら空きだァ!」
苦無を突き刺され、よろめくギコ。
(,,゚Д゚)「ぐっ・・・」
(´・ω・`)「フゥッ・・・!」
ショボンが飛び、空中での回し蹴りを繰り出す。
だがモララーの顔を掠めるだけに終わった。
(´・ω・`)「ちっ・・・!」
( ・∀・)「やるじゃん!?」
76 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:14:43.28 ID:zaVMlUB40
そして間合いを開けつつ苦無を3つ、投げる。
それらは正確にショボンの着地点へと向かっていた。
(,,゚Д゚)「させるかよっ!!」
2つの金属音。
(,,゚Д゚)「ぐあ・・・」
両手で2つ払い落としたのは良かったが1つはギコが
体を呈して止めざるをえなかった。
(´・ω・`)「ギコっ!!」
(,,゚Д゚)「あぁ。気にするな。
大丈夫だ」
(´・ω・`)「あぁ、済まない。
だが、このままじゃ負ける。
僕に案がある。少し距離を取るぞ。」
(,,゚Д゚)「?」
77 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:16:58.02 ID:zaVMlUB40
24話-2
(;><)「熱いですっ・・・」
ξ゚听)ξ「ビロードッ! あんたッ!?」
ツンが驚くのも無理は無い。
足を氷によって固められた二人が逃げられず、
二人とも直撃を食らう所を。
ビロードが庇い、炎の直撃を受けたからだ。
( ><)「ぐ・・・」
ξ゚听)ξ「このキズじゃ移動は出来ないわね。
ココに隠れてなさい」
幸い、先ほどの炎の熱のお陰で罠の氷は溶けた。
( ><)「ツン・・・コレを・・・」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 22:33:07.49 ID:Sdvyekc40
支援
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 22:33:24.11 ID:SRMeknmsO
支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 22:59:14.97 ID:1X7HLp+m0
てs
81 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 22:59:48.69 ID:1X7HLp+m0
ξ゚听)ξ「? コレ? 雷の矢じゃない。
コレよりも今使ってる鋼鉄の矢のほうが威力あるわよ?」
( ><)「・・・」
喋るのも息絶え絶えという感じのビロードだったが、
その強健な意思を持った眼はツンをじっと見据えている。
ξ゚听)ξ「・・・分かったわ。
そ、それと。ありがとうなんて今は言わないんだからね。」
ツンの強がりを聞き、ビロードが微笑む。
( ><)「勝った後でゆっくり聞かせてもらうです」
82 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:02:07.81 ID:1X7HLp+m0
25話
かぁん!きぃん!!
ドクオの攻撃は悉く弾かれ、
ジョルジュにキズ一つつけることが出来ていない。
_
( ゚∀゚)「後30秒ーぅ。」
('A`)「うおっ!うがっ!!」
ギン!カン!!
从'ー'从「沈黙の光よ、音の波動のもたらす
邪悪な影から守りたまえ!
ブレッシング!!」
('A`)「おおっ!!」
キキキキ・・・
白い光によって強化された力を持ってしても
盾に拒まれ、ジョルジュに届かない。
_
( ゚∀゚)「はい、時間切れー。
バッシュっとぉ!!」
凄まじい一撃。
ただ振り下ろすだけの雑な一撃では在った。
だが、その絶大な威力はドクオを10メートル近く吹き飛ばす事によって
現れていた。
83 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:02:39.98 ID:1X7HLp+m0
('A`)「うぎゃっ!!」
->俺、カッコわりぃ・・・。
->ココまで遊ばれて、キズ一つつけれないなんて・・・
床をバウンドし、さらに数メートル転がり、やっと止まった。
从'ー'从「ドクオさんっ!!
清らかなる生命の風よ
失いし力とならん!
ヒール!!」
->ワタナベちゃん・・・
やめてくれよ。どうせ回復したってこの地獄が続くだけなんだ。
->どうせ俺みたいなニートが何か出来るはずも無かったんだ。
_
( ゚∀゚)「くぅっ、やさしいねぇっ!!」
ドクオは立ち上がる気配すら見せない。
_
( ゚∀゚)「ん?回復したんだろ?
向かってこいよ!」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 23:03:31.40 ID:YawSsHht0
あれ、そういやコレに覚えがあるような
85 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:03:54.40 ID:1X7HLp+m0
('A`)「ぐ・・・」
->もういやだ。俺の何が悪かったんだ。
ナンデコンナ事ニナッタンダ。
_
( ゚∀゚)「・・・くだんねぇ。
女一人守りきろうともしねーのか。
死ねよ。とっとと。死ね。
ボウリングバッシュ!!」
がががががが。
地面を衝撃波が走る。
('A`)「ごめんよ。ワタナベちゃん。
俺、守れなかったよ。」
ざすっ・・・
鮮血が迸る。
返り血がそこらじゅうに散らばる。
出所は。
ワタナベの背中だった。
86 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:04:39.45 ID:1X7HLp+m0
両手を広げ。
背中を向け。
ドクオを守ったのだ。
(;'A`)「わ、ワタナベちゃん!!」
ドクオが見たのは膝をつき、今にも倒れそうな状態で在ったが。
その前に何があったかは明白であった。
_
(;゚∀゚)「ありゃ。死んで無いよな?
あのボケを殺した後でヒールして回復してやろう。」
_
( *゚∀゚)「そんでその後おっぱいだ。」
(;'A`)「な、なんで俺なんかッ!!?
从'ー'从「えへへ・・・私、こんな事位しか・・・
出来ませんから。」
そう言うと気を失った。
(;'A`)「うっうあああああああああああああああああああ」
87 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:06:54.07 ID:1X7HLp+m0
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 23:08:35.84 ID:Sdvyekc40
保守っておこう
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 23:21:58.58 ID:Sdvyekc40
ほ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 23:31:21.63 ID:Sdvyekc40
しゅ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 23:47:51.24 ID:Sdvyekc40
ほ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/16(日) 23:55:57.37 ID:Sdvyekc40
しゅ
93 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:56:31.84 ID:1X7HLp+m0
待っててくれた方、ありがとうございます。
ただいまです。
そしてID:Sdvyekc40さんマジ感謝。
94 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:58:12.33 ID:1X7HLp+m0
26話-1
(,,゚Д゚)「おい、そんな事出来るはずが無いだろう!
お前じゃヤツの攻撃で鱠切りにされるだけだ!」
(´・ω・`)「だが今のままでもどんどん形勢は不利になるばかりだ。」
ショボンの提案は
『モララーの攻撃をショボンが全て受け、ギコがスキをつき、攻撃をしかける』というものだった。
先ほどまではスピードに何とか対応できるギコがモララーと対峙し、
ショボンがワキから攻撃を仕掛けるというカタチでの戦いだったが。
其れを全く逆転させたモノ。
普通に考えて自殺行為。
ついていけないスピードで繰り出す攻撃にショボンが耐えれる筈も無い。
( ・∀・)「作戦タイムは終了かい?」
モララーが手持ち無沙汰、と言う感じで尋ねる。
(´・ω・`)「ああ。待たせたね。」
(,,゚Д゚)「おい!」
ギコの前にショボンが立つ。
(´・ω・`)「君が僕が死ぬ前にヤツを倒せばすむ事さ。」
(,,゚Д゚)「・・・!
この野郎・・・!」
諧謔味を含んだショボンの微笑みに
ギコも最早異存はなくなっていた。
95 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:59:08.67 ID:1X7HLp+m0
(´・ω・`)「もし・・・僕が死んだら。
そのときは君がGMを倒してくれ。
頼んだ。」
(,,゚Д゚)「はっ。バカいってんじゃねーよ。
ダチに直接思いをぶつけるんだろ?おめーはよ。
其れまで・・・死なせない。あぁ。俺が。
絶対に。」
(´・ω・`)「ふふ・・・。良いやつだな。君は。」
( ・∀・)「ん?決まったみたいだね?
そこの筋肉達磨が先に来るのかい?」
(´・ω・`)「あぁ、そうだ。
・・・征くぞっ!」
床を蹴り、ショボンがモララーに突進する。
( ・∀・)「ひゃはははははは!!」
苦無を乱投し、ショボンを待つモララー。
ショボンが一歩一歩、歩を進めるたび、どんどん傷ついていく。
( ・∀・)「よく死なずに辿り着いたじゃあないか!
直々に俺が殺してやるよ!!」
96 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/16(日) 23:59:55.22 ID:1X7HLp+m0
(,,゚Д゚)「・・・」
モララーが今放とうとしてるのはソニックブロウ。
終わるまで隙の無い八連打の斬撃。
だがその八連撃の後にこそ。硬直は生まれる。
ギコは音も無く走り出した。
(´・ω・`)「金ッ剛!!」
鈍い音を立て、モララーの凶刃がショボンを切り刻んでゆく。
(´ ω `)「ぐ・・・。あぅぁ・・・っ」
(,,゚Д゚)「お前の覚悟ッ!無駄にはしないッ!!」
ギコも隙が生まれる瞬間に間に合っていた。
だが。
( ・∀・)「ひゃはっ!!
俺がそんな隙を出すと思ったか!?」
モララーの反応は思いのほか早い。
(,,゚Д゚)「なんだと!?」
(´・ω・`)「・・・確かに技後硬直は無いようだ。
・・・だが武器の持ち替えはどれくらい時間が掛かるんだ?」
(;・∀・)「!!!」
ショボンは自分の体に刺さった苦無を抜かせなかった。
ショボンの金剛(本来、防御力、魔法防御力を格段に上げる効果をもつ。)
は自身の防御ではなく、この為に。
97 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:01:27.64 ID:0fInIScE0
(´ ω `)「後、ま・・・、せ・・・た」
ギコに最高の一瞬を受け渡すためだけに。
(;・∀・)「くそったれ!なんてヤツだ!!
火遁!!龍炎陣ッ!!」
モララーはギコの攻撃が届く前に巻物を広げ―――
炎の龍を呼び出し―――
―――だが。
ギコは怯まない。
(,,゚Д゚)「おおおおおおおおッ!!!」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 00:01:31.93 ID:uiQ6xXb00
おk 俺は風呂に入る支援
99 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:03:14.25 ID:0fInIScE0
26話-2
川 ゚ -゚)「・・・!」
ツンが瓦礫の上にたって居る。
川 ゚ -゚)「・・・死にたいのか?
ファイヤーボール。」
隠れながらクーが幾つかの炎の弾を撃つ。
だがそれらは全て激しい音を立て、迎撃された。
風船が破裂するように。
川 ゚ -゚)「!」
ξ゚听)ξ「出てきなさいよ。
一対一で勝負も出来ないの?」
川 ゚ -゚)「そんな口車には乗らないさ。
大気に潜む無尽の水、光を天に還し
形なす静寂を現せ!
ストームガスト!」
同時に詠唱する声があがった。
「ロヲドオブバーミリオン!!」
二つの大魔法が炸裂する。
川 ゚ -゚)「!!」
100 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:03:56.41 ID:0fInIScE0
ξ゚听)ξ「く・・・!」
ツンを守るようにして放たれた大魔法。
完全に相殺されたかのように見えたが、
同じく範囲極大魔法であるストームガストは
ツンに少しながらダメージを与えていた。
川 ゚ -゚)「ち。なるほど。
あのコはデコイ、か。
このまま魔法を撃ちあってもウィザードとハンターじゃこちらの魔力が先に尽きる、か。
となると先にあの魔道士を潰すべきか。」
クーがビロードを倒す為に動いた瞬間―――
ぴゅん。
クーの前を矢が通り過ぎた。
ξ゚听)ξ「そこねッ!!」
川 ゚ -゚)「・・・。くっ。
自分は見晴らしの良い場所で私を探せるメリットがある。
さらには動かなければトラップにかかる心配もない。」
川 ゚ -゚)「上手い手だ。」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 00:06:05.33 ID:oEZ02/DKO
支援ないと辛いよね支援
ガンガレ!(`・ω・´)
102 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:06:23.53 ID:0fInIScE0
ξ゚听)ξ「とっとと出てきなさいよ!
怖気づいたの!?」
川 ゚ -゚)「乗ってやるか。」
ツンのように瓦礫の山の上にクーがたつ。
ξ゚听)ξ「ふふっ。ようやく出てきたわね。」
川 ゚ -゚)「あぁ。で?どうする気だ?」
ξ゚听)ξ「撃ち合い、しかないでしょ?
正真正銘。一対一。
さらには純粋な弓同士の勝負よ。
それとも、腕に自信が無いかしら?」
川 ゚ -゚)「へぇ。」
川 ゚ -゚)「じゃあこのコインが床に落ちた瞬間始める、
ってのはどうかな?」
ξ゚听)ξ「良いわね。」
キィン・・・
クーがコインを弾く。
それはキレイな弧を描いて――。
先ほどと同じような音を立て、床に転がった。
103 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:07:40.78 ID:0fInIScE0
の瞬間――――
二人の少女の間に無数の矢が飛び交った。
肩を射られ、太ももを刺され、眼の横を矢が
切り裂いても。
怯みはしない。
何故なら迎撃に入った瞬間。
いや、防御に回った瞬間、押し切られることは明白だったから。
ξ゚听)ξ「・・・」
無表情に。ただ機械のように矢を打ち込むツン。
川;゚ -゚)(くっ、なんだコイツ・・・!痛みを感じていないのか!?
死ぬ気なのか!?)
対照的にその必死に気圧されるクー。
どんっ・・・ぱぁん!!
体が思うように利かなくなってきた。
だがココで負ける訳には行かない。
ビロードが身動きの取れない今。
ツンが倒れる事はクーの勝利を意味する。
裂帛の気合と共に。ツンが叫んだ。
ξ#゚听)ξ「うああああ!!!」
104 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:08:39.79 ID:0fInIScE0
川;゚ -゚)「・・・ッ!!!
サイトブラスター!!!!」
炎の塊がクーを守った。
だがツンは意に解さず矢を打ち続ける。
クーに一つの疑問が浮かんだ。
川;゚ -゚)「まさかもう意識が無いのか?
気絶しながら打ちつづけてるだけなのか?」
炎の球体に凄まじい音を立て、矢が打ち込まれていく。
川;゚ -゚)「だがコレで終わりだ。」
炎の球体が飽和し、弾けた。
ツンの体は炎に呑まれた。
だが――。
ξ゚听)ξ「・・・私の勝ちね。」
――不意に。
ツンが何か呟いた気がした――。
次の瞬間――。
――クーの目の前が光で埋め尽くされた。
105 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:12:11.95 ID:0fInIScE0
支援感謝ですw
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚((●)) ((●))゚o \
| (__人__) | もうさるさんは嫌だお・・・
\ ` ⌒´ /
106 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:13:32.48 ID:0fInIScE0
27話-1
(;・∀・)「がっは!!」
短剣が胸に刺さる。
そのまま逆袈裟に切り上げ。
怒涛の攻撃が始まった。
(;・∀・)(あー何でこう言うときスローなんだろうな
痛みもかんじねーし。
コイツうめーな。俺のよりスキがねーや)
ぼんやりと、鱠切りにされて行く自分の体を眺めて
モララーは思った。
それはあたかも幽体離脱でもしたかのように
他人事のようであった。
そして止めが来るかと思った瞬間。
ギコは短剣を捨てていた。
そして最後の一撃、それは正拳。
(,,゚Д゚)「俺たちの・・・勝ちだ!」
(,,゚Д゚)「・・・!ショボンッ!!」
急いでショボンに駆け寄る。
(´ ω `)「・・・」
(;,゚Д゚)「おいこら!起きろ!!」
107 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:14:51.67 ID:0fInIScE0
(´・ω・`)「・・・ふふ。あぁ。おはよう。
どうやら。僕は誰かさんのせいで、まだ死ねないらしいね。」
(,,゚Д゚)「へっ、バカいってんじゃねーよ」
戯言を交わし、笑い合う。
そして、ショボンに肩を貸し、次のワープゾーンへと歩を進める。
不意にモララーが語りかけた。
( ・∀・)「・・・殺さないのか?」
(,,゚Д゚)「・・・殺さないよ。」
( ・∀・)「何故?」
(,,゚Д゚)「殺したって意味ないかんな。」
( ・∀・)「・・・そうか。
持ってけ。」
そう言ってある袋をギコに渡した。
(,,゚Д゚)「? コレは?」
108 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 00:15:39.93 ID:0fInIScE0
( ・∀・)「カタール。俺がアサシン時代に使ってたもんだ。
アサシンがシーフ時代の短剣をいつまでも使ってんじゃねーよ。
コレで速度が少し上がる筈だ。
攻撃力は言うまでも無く、格段に。な。」
(,,゚Д゚)「あぁ、ありがとう。恩に着るよ。」
( ・∀・)「・・・ふん。」
(,,゚Д゚)「じゃあの。」
ぶぅん。 ワープゾーンが作動し、ギコとショボンが消えた。
モララーが呟いた。
( ・∀・)「・・・あーもう。うぜえうぜえ。ちっくしょー
ぜってー次はボコってやる。」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 00:16:23.00 ID:9E3NrOVRO
がんばれ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 00:20:50.57 ID:pHmW5DXiO
さるさん2っ回目
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 00:30:39.13 ID:9E3NrOVRO
がんばれー
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 00:55:34.72 ID:pHmW5DXiO
さるさんって10分位?
その間に書き込みしようとしたらさらに10待たなならんとか?
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:00:35.27 ID:uiQ6xXb00
そして支援
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:01:22.03 ID:Kbvprmwm0
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:01:56.86 ID:80KLezrKO
シエン
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:05:59.39 ID:pHmW5DXiO
結構待ってるつもりなんだけど。
さるさん解除来ないや
ちょっとコンビニ行って時間潰して来るよ
先楽しみにしてくれてる人が居たら、ごめんね
それと支援本当ありがと。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:08:00.71 ID:80KLezrKO
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:20:17.19 ID:80KLezrKO
ほしゅ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:31:41.77 ID:uiQ6xXb00
保
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:34:01.04 ID:80KLezrKO
★
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 01:44:20.70 ID:80KLezrKO
☆彡
122 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 01:58:35.10 ID:0fInIScE0
27話-2
ひょこ・・・ひょこ・・・
ビロードが足を引きずりながら
ツンの前へと足を運んだ。
( ><)「ツン、大丈夫ですか?」
ξ゚听)ξ「もうボロボロだわよ。」
( ><)「お互い満身創痍ですね><」
ξ゚听)ξ「最後のが無かったら死んでたわね。」
がら・・・
瓦礫が音を立てる。
川 ゚ -゚)「ぐ。あぅ・・・。
何故・・・?」
( ><)「!!」
ビロードが身構える。
殺気だった空気が3人の間に流れた。
ξ゚听)ξ「止めなさい。もうお互いに戦える状態じゃ
無いでしょう?」
川 ゚ -゚)「く・・・。
あのロヲドオブバーミリオンは何で・・・。」
ξ゚听)ξ「コレよ。」
ツンが取り出したのは雷の矢。
( ><)「雷の矢は単体でかなりの帯電を有するです。
コレを複数打ち込まれた状態で
近くの空中で大放電が起こったなら・・・」
川 ゚ -゚)「最も近くの帯電体に流れる・・・。か。
なるほど。サイトブラスターを避ける理由もソレで片がつく。」
( ><)「角度の問題なんです><
僕はある程度の場所だけ予測して上空にロヲドオブバーミリオンを
放つだけでOKだったんです」
川 ゚ -゚)「なるほど、完敗だ。」
ξ゚听)ξ「・・・完敗はこっちよ。
一人じゃ勝てなかった上。多分あのまま撃ち合っても負けてたわ。」
川 ゚ -゚)「いや、私はあそこでお前の気迫に負けたのさ。
何より、あのサイトブラスターへの連射で
ビロードの詠唱を完全に隠された。
ふふ・・・。あんな命知らずは初めてだよ。」
サイトブラスターへの攻撃は炎を増幅し、跳ね返りのダメージを
増やす事へと繋がる。
それを覚悟してまでツンは音を立てる為だけに弓を射った。
詠唱に気づかず、後手に回ったクーに手痛い追い討ちが来たのは必然であった。
124 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:00:30.93 ID:0fInIScE0
会話が止まる。
不意に。
川 ゚ -゚)「使え。」
ξ゚听)ξ「!」
ポーションをクーから受け取る。
川 ゚ -゚)「気休め程度にしかならんが、
動けるようにはなるだろう?」
ξ////)ξ「あ、ありがとうなんて言わないんだからね!!」
( ><)「ありがとうなんです><」
ξ゚听)ξ「・・・」
川 ゚ -゚)「あァ・・・後。気をつけろ。
もしかしたら。もう一人。敵が居るかも知れない。」
ξ゚听)ξ「敵?」
川 ゚ -゚)「『彼』が話していたよ。
本当なら合流して戦っていた筈らしいが。
確か、名前はブーンと言ったか。」
( ><)ξ゚听)ξ「ブーン!!?」
クーの口から出てきたのはかつての仲間であり――
――最凶最悪の敵、であった。
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:01:00.14 ID:uiQ6xXb00
どこまでやるかわからんががんばってくれ
ラスト支援
126 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:01:06.24 ID:0fInIScE0
支援保守してくれた人たち、どうもありがとう
28話
ぶぅん。
広場のような所に出た。
(,,゚Д゚)「俺たちが、一番乗りか。」
(´・ω・`)「他の奴らも同等の力を持ってると思ったほうが良い。
一人づつ、加勢に行った方が良さそうだな。」
(,,゚Д゚)「あぁ、そうだな。」
ぶぅん・・・。
二人の影が見える。
ξ゚听)ξ「あら、ギコ。」
( ><)「お久しぶりなんです!」
(,,゚Д゚)「お前らも大丈夫だったのか!」
ξ゚听)ξ「もうボッロボロだけどね」
(´・ω・`)「はは、僕らもそうさ。
お互い、強敵だった、ね。」
(,,゚Д゚)「じゃあ、後はドクオ、ワタナベ、か。」
ξ゚听)ξ「あの使え無さそうなのが一緒って事は危ないわよ。
急ぎましょう。」
128 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:03:48.17 ID:0fInIScE0
(´・ω・`)「だな。急ごう。」
もう一つのワープゾーンへ急ぐ。
彼らが眼にしたのは。
ξ゚听)ξ「何よ・・・コレ。」
ジョルジュの死体。其れも腹から弾けるように切り刻まれた姿。
大怪我をし、倒れたワタナベ。
そして、ドクオは居なかった。
ξ#゚听)ξ「一体どういうことなのよっ!!」
129 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:05:01.60 ID:0fInIScE0
29話
('A`)「おおおおおおおおおおお!!」
->許さない、許さない。お前だけは絶対に。
俺が死んでも天地がひっくり返っても。
->絶対に、お前を殺してやる。
_
( ゚∀゚)「はっ今ごろおせーんだよ!!」
盾と短剣が激しい音を立てる。
('A`)「うおおおおあああああ!」
_
(;゚∀゚)「ぐっ!!俺がッ!
力負けだとッ!?」
ドクオが始めて。
ジョルジュを吹き飛ばした。
_
( ゚∀゚)「やるじゃねぇか!
バッシュ!!!」
袈裟切りに剣を振り下ろす。
力任せの。ジョルジュの必殺剣。
('A`)「バァァッシュ!!!」
逆袈裟に。
ドクオも力任せで剣を振る。
130 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:05:39.93 ID:0fInIScE0
->ワタナベちゃんが回復してくれたお陰か。
さっきより体が軽い。
->何より。俺はコイツを許せない。
倒すべきは前にあり。
その力は殺意より出でてジョルジュへと。
ハンマーで金属を殴ったような音が轟く。
ドクオはジョルジュの剣を叩きおっていた。
_
(;゚∀゚)「ぐっあああ!!?」
ドクオが不意に呟く。
恐らくは無意識に。
('A`)「スーパー・・・ニータイム。」
_
(;゚∀゚)「なッ!なんなんだッ!!
お前はっ!!」
_
(;゚∀゚)「うっ・・・うわあああああ!!」
それからはただ単に一方的な。
命の略奪。
131 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:06:20.12 ID:0fInIScE0
全てが終わった後。ドクオはゆらりと立ち上がった。
('A`)「・・・俺は・・・ あぁ。うあぁ。
ごめんなさいごめんなさい。
こんな俺でも・・・?
いつだって俺は。」
その表情には。
困惑。
('∀`)「あぁ。そうだ。分かったぞ。俺は。俺に出来る事。」
呟く彼の眼に光が灯る。
其れは先ほど迄とは全く違う。決意と。
狂気のこもった眼光であった。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:06:46.29 ID:TrAeQKyUO
支援
133 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:07:38.25 ID:0fInIScE0
30話
(,,゚Д゚)「ワタナベッ!!ワタナベ!!」
ぐったりとし、力なく横たわるワタナベの頬を叩き、揺らす。
从;'ー'从「ん・・・ん?
ギコさん?」
ξ゚听)ξ「無事・・・とは言わないけど
生きてるわね。良かった。」
(´・ω・`)「ワタナベさん、ドクオは?」
从;'ー'从「え・・・ドクオさん・・・
ジョルジュさんと戦って。」
ξ゚听)ξ「ジョルジュは其処で死んでるわよ」
从;'ー'从「!!!」
ツンの指差した方向を見てワタナベが身を凍らせる。
(,,゚Д゚)「ワタナベは何も知らないか。」
ξ゚听)ξ「ドクオとジョルジュに何か在ったのは
ワタナベが気絶してからのようね。」
(´・ω・`)「取り合えず、皆を回復しよう、ワタナベさん。
先へ進まない事には何も分からない。」
134 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:08:20.00 ID:0fInIScE0
サンクチュアリによる回復が終わり、一段落した時。
ξ゚听)ξ「ギコ。ちょっと話に付き合ってくれる?」
ツンがギコに話し掛けた。
(,,゚Д゚)「?」
ξ゚听)ξ「ここじゃちょっとね。だから。」
(,,゚Д゚)「・・・?あぁ、分かった。」
少し不思議そうに。
だがギコはそれに応じた。
ξ゚听)ξ「ワタナベさんに不安を残すのも悪いし、
あんただけに言っとくわ。」
(,,゚Д゚)「どうした?」
ξ゚听)ξ「今回、ブーンが。関わってるかも知れないわよ。」
(,,゚Д゚)「・・・!」
表情が強張る。
135 :
以下、厨2病全開でお送りします。:2007/12/17(月) 02:09:04.99 ID:0fInIScE0
当然だ。前回のブーンの狂気は決して許せるものではない。
更にはその狂気を実現するだけの実力を、彼は持っている。
その狂気とは――
――快楽殺人。
このセカイに。
人を閉じ込める、最悪の。
(,,゚Д゚)「・・・だとしたら。今回のドクオはブーンにやられたと?」
ξ゚听)ξ「分からない。もしかしたらドクオがブーンなのかも。」
(,,゚Д゚)「それは無いだろう?アイツは技も何も持って・・・」
ξ゚听)ξ「じゃああのジョルジュの死骸はなんなのよ?
分からない、分からないわ。一体、何が起こってるって言うのよ。」
一方、ショボンはその二人を遠目に見て居た。
(´・ω・`)「・・・」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:10:52.58 ID:TrAeQKyUO
支援
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:11:24.25 ID:pHmW5DXiO
とうとう三回目
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:20:50.71 ID:TrAeQKyUO
さるさん?
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:22:23.12 ID:pHmW5DXiO
さるさん。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:24:16.93 ID:TrAeQKyUO
俺の支援がもう少し早ければ……
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:28:00.19 ID:pHmW5DXiO
いや、
>>140さんのせいじゃ無くて人呼べない俺のせい
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:31:59.58 ID:TrAeQKyUO
まあ、深夜だし人いないのも仕方がない。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:37:10.06 ID:pHmW5DXiO
や、八時半位からずっとコレだしねw
キリも良いし、ここで切って前後編にすべきか。
何よりうぷるだけだから今くらいには終わってるだろうって思ってたから予想外過ぎてなきそうwww
学校www
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:42:32.61 ID:TrAeQKyUO
無理はしないほうがいいぜwww
学校があるなら尚更だw
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:46:17.76 ID:ldAOnbBgO
何と言うか、もう凄くつまらないよね
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 02:51:15.34 ID:pHmW5DXiO
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/17(月) 03:03:56.36 ID:oykvH7KmO
設定は好きなんだけど文が少ないのが残念
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
面白いんだぜ!
保守