( ^ω^)ブーンとクーの賢者はかく騙りき、のようです川 ゚ -゚)

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1愚者 ◆uMlVRA4QRk


自由「板垣死んでも死なないらしい」


そんな訳で第四話

まとめサイト ブーン系小説に花束を――さん
http://boooonbouquet.web.fc2.com/savant/mokuji.html
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 16:48:24.15 ID:X6jpoeE10
げっ
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 16:50:52.34 ID:zni7+4LAP
支援
4愚者 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:05:03.35 ID:0eb0BnuN0
あらすじ
この世界を廻す暦官曰く、世は恒、恒は世として『賢者』あり。彼は未だ眠る者。
祖は東に浮かぶ聖母の像より生じた無智にして、その実、時の磐石を司る者。
汝術を知り知る統べを得る時、『賢者』はここに蘇らんとす。

  ――――『創めにありき綻』より抜粋

『智識世界』、そこは四十七の賢者により創世記から統治されて来ていた。
『愚者』は『賢者』により支配され、『賢者』は『愚者』を支配する。それが、この世界の形である。


登場人物紹介
・内藤ホライゾン
『愚者』。賢者が賢者たる由縁である『辞書』の秘密を探る為、
王立図書館に忍び込むも『宰相』であるクーに見つかり締め上げられる。
只今絶賛処刑待ち中。バカ。

・素直クー
『宰相』。宰相は、愚者出身で『賢者』の側近を指す。どの賢者の『宰相』なのはか不明。
王立図書館でちょっとした調べ者をしている最中、ブーンを発見。締め上げる。
衛兵に突き出すも、陰謀に巻き込まれて只今絶賛処刑待ち中。

・藻島ドクオ
『愚者』。ブーンに巻き込まれたブーンの親友。
頭は良いが使い方が悪い。

(省略されました。全部嘘っぱちですすんません。)
5愚者 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:10:51.98 ID:0eb0BnuN0
あらすじ

川 ゚ -゚)『古代ローマの時代では、処女を殺してはならないって戒律があってな。
処刑する前に強姦して穢れさせてから処刑するという風習があったんだぞ』
 
高校二年、春。
世界史Bの初授業は、そんなえげつない猥談で幕を明けた。


これは変な教師と生徒の、文系世界史ラブコメディーだった。らしい。



( ^ω^)ブーンとクーの賢者はかく騙りき、のようです川 ゚ -゚)
           第四話


投下始めます。
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 17:11:09.57 ID:go5vuEFG0
支援
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 17:11:28.09 ID:W7vmFBD90
支援
84話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:14:11.73 ID:0eb0BnuN0


从 ゚∀从「俺ってば優しいからさ、何て言うの。
自分に関わった人間の揉め事は1.5倍にした挙句消火してやんなきゃ気がすまねーのよ。
オーレスキュー。呼んでるぜレスキュー! 要救助者何名だっ!!」


('A`)「今信じられねぇこと聞いたような気がするんですけど!」


( ^ω^)「昼飯、ちょくちょく抜けてたのってまさかその為かお?」


从 ゚∀从「うん? そうだけど、何だ?」


けろりとのたまうハインリッヒ。言葉を失う我々。
平平凡凡な教室で、惰性の沈黙をむさぼるティーンエイジャー。
出てくる言葉はどこまでも呆れに満ちている。


( ^ω^)「……この、ベタボが」

从 ゚∀从「それ、ベタ惚れって事か? うわー、てっれるぅー!」


ヘッドロックで脳みそミキシング。
三半規管クラッシャーとでも言っておこう。対人格闘拘束技部門最終奥義だ。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 17:16:08.49 ID:d5ZfNS2MO
支援
104話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:22:55.71 ID:0eb0BnuN0


('A`)「――――ハ、」


流石のドクオも僕を哀れんでいる様子だった。


('A`)「特定できた、ってのは?」


何コイツ、切り替え早すぎなんですけど!


从 ゚∀从「んー、特定出来たってのはちょっと見栄はっちったかもな。
むしろ限定出来たつーか、サーチ完了つーか……」


ハインリッヒにしては歯切れの悪い返答だ。


('A`)「煮えきらねぇな。結論から言ってくれ」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 17:28:11.72 ID:H4LLdk/+0
sie
124話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:34:18.71 ID:0eb0BnuN0
从 ゚∀从「がっつくな発情期。お前、好きなものを後先考えず先に食べる派だろ。
うわ、ダメだ。それはイカン。いいか、弁当に限らず食事って言うのは常に計算しながら食べるべきものだ。
食事は欲求を満足させる為の生理行動じゃなく崇高で敬謙な計算式に基づいた物であるべきなんだ。
米とおかずの割合、食感、味付けの濃さ、五味のバランス、そして茶の残量。
これらの割合を先付けしながら考えに考えてこそ、初めて『食事』は『食事』と言う一つの形を形せ――」


( ^ω^)「夜汽車にでも乗るかお、ハインリッヒ」


('A`)「そもそも俺には好きなものが存在しないんだが……結局?」


変な所で職人気質のハインリッヒ。その熱弁を遮蔽する。
コイツにこだわりを語らせると墓まで付き合わされる。僕とドクオの殊勝な心がけ。
少なくとも、量と栄養摂取を重きに置いて
旨みとかそう言うのは二の次でいい健全男子には理解できない所業である。
しかしその弁当論、米だけの弁当にも通用するのだろうか。ちょっぴり気にな、


从 ゚∀从「お前は米があるだけでもありがたいと思えよ」

( ^ω^)「げ」


なんと。弁当論は趣向ではなく酒肴だったらしい。上流階級限定の。
134話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:41:36.24 ID:0eb0BnuN0

('A`)「おかずがなければごはんをたべればいいじゃない」

(#^ω^)「黙れそこ革命すんお!?」


从 ゚∀从「で、ん? 何の話――――ウワサの話だったな。
いいからお前らまず聞け。そして訊く。いいか、そもそも風説って言うのは――」


そして、ハインリッヒ高岡の有り難いご高説、もとい調査報告が始まった。
なんとなく悪い予感がするが、聞いて損はないみたいなので黙殺しておく。


从 ゚∀从「ウワサは伝言ゲームだ。広がれば広がる程、情報にはブレが出来る。
尾ひれ胸びれびらびらついてくる訳だ。でも逆に考えればいいんだよ。
情報の根源を知りたいのなら、その『ブレ』がない範囲を特定してやればいい。
情報の『ブレ』が無い所がウワサの発信地だ。で、聞いてきた」


('A`)「全校中に……か?」

从 ゚∀从「そうだけど?」


(; ^ω^)「ど、どんだけ」

从 ゚∀从「お前つくづく流行遅れだな」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 17:44:30.20 ID:3sZdU3UYO
wktk支援
154話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:46:35.62 ID:0eb0BnuN0
('A`)「――病的、と言うか。ここまでくるといっそ尊敬するわ」


从 ゚∀从「その調子でどんどん崇め奉りたまえ。上納金については後日話そう」


カッカッカッ、と上機嫌らしい教祖様。
すべてを毟り取る魂胆丸見えだった。ああ、ここまで来ると清清しくもある。


从 ゚∀从「で、聞いてみた所、やっぱりある『クラス』を中心にして、
ウワサの内容は正確になっていった。ブレがなくなって来たって事だな」


('A`)「ある、クラス?」


从 ゚∀从「ま、それだけじゃ判断材料としてはひのきぼう位の心強さなワケ」


( ^ω^)「ひのきの棒馬鹿にすんなお」


从 ゚∀从「どうのつるぎナメんな。だからそれと同時に、ウワサを聞いた日時も訊いた。
これは人付き合い度とか耳汚さによるから流石に不規則だったけど、付加材料には申し分ねぇ。
魔法使いのメラくらいわな。使えるこたー使えるだろ」
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 17:50:55.26 ID:8HYDpqT1O
支援
174話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:53:20.77 ID:0eb0BnuN0
(; ^ω^)「ん? それ、申し分ありまくりのよーな気がするお……?」


メラ、勇者使えるし。
重厚そうに頷くハインリッヒ。


从 ゚∀从「ものの例えだコノヤロウ。ブレが少ない範囲の中で、
ウワサを聞いた日時が最も早いものがあるのなら。それでビンゴ、だろ」


さあ、待ちに待ったメインディッシュだぜ。
ハインリッヒの眼光が鋭く光った。空恐ろしさに駆られる。
それは生物ならば全員に配布済みの標準装備、生存本能による警鐘だ。


くわれる、と冴え渡る手遅れな直感。


ハインリッヒ高岡は馬鹿であるが白雉ではない。みすみす獲物を逃がさない。
そもそも使命だ、と立ち上がった初動の景気は、享楽や娯楽や借りてきた漫画の影響なのではなく
彼女の持つ不等な正義心から来るものだ。
故にこれは、つい先ほど高言された『ポリシー』に準じて行動した結果の捕食にすぎない。
ならばハインリッヒ高岡に何の罪状も附与されぬ。僕たちに災禍が降りかかる事など何の痛手にもならない。
あたりまえだ。手駒は多い方がいい。
少数精鋭など、圧倒的な数の暴力の前では神話に成り上がる。


――――否、その思考すらも今更だと思い直せ。
184話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 17:58:37.37 ID:0eb0BnuN0
この好奇心の怪物を叩き起こしたのは誰だ。
『ポリシー』を施行するに値する『関わり』を作ってしまったのは誰だ。
あの日、あの時、あの教室で、


ハインリッヒ高岡と砂緒空の関係線を結んだのは、他ならぬ僕ではないか――――!



('A`)「何やらメタな事言ってる最中に悪いんだが、これも運命だ。諦めようぜ」
それでも怨む事は一応するからな、と半目になったドクオ。





直感(わかって)いる。





ハインリッヒが『この段階』で僕らに報告して来た時点で、僕らの運命は決した。
否、この場合、使命と言った方が聞こえがいいだろうか。
ハインリッヒが途中で何かを投げ出した時、その何かを引き継ぐのは僕らの役目だ。
形ばかりの自主的行動。真意は――否、口外すまいとあの夏の日に誓った。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:00:31.30 ID:4bzxI+BE0
wktk
204話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:04:00.30 ID:0eb0BnuN0
使命はウワサを流した『人物』の特定。


ハインリッヒが到達したのはウワサを流した『範囲』の特定。


ならば僕らがやるべき事は、任務の真っ当しかなく。
反論も異論も許されない。ともすれば、待っているのは三半規管の破滅。


从 ゚∀从「うん? ああ、その献身的な態度はとてもいい。けど今回は違うぜ?」


('A`)「誇らしげにない胸張んな」


从 ゚∀从「ったくもってアイロジーだ! 聞けよ。いいから聞け。
ウワサを聞いた最も早い日時は6月12日昼休み、12時5分だ」


( ^ω^)「時間も特定できてんのかお。って――おぉ?」


おかしい、と思った。
床に転がる物言わぬ友人(沈黙は金お! 沈黙は金お!)に目配せし、
フラッシュバックさせる6月12日の昼休み。
214話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:05:14.71 ID:0eb0BnuN0




('A`) 『それが、――ちょっと変な噂聞いたんだよ』



死人の方がまだ元気そうな顔色で語る、友人Aの声。




('A`)『生徒時代、教師と恋愛関係持ったらしいんだよ』



――――まさか、と。小さく悲鳴のような声が出た。




从 ゚∀从「だから俺は、一番最初に聞けと訊けを分けたんだよ。
情報の『ブレ』が少ないクラスは2−4、つまりここ。
ウワサを聞いた最も早い日時は6月12日昼休み、12時5分。なあ、ドクオ」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:06:28.59 ID:H4LLdk/+0
ドクオかよwww
234話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:08:55.99 ID:0eb0BnuN0












从 ゚∀从「ウワサを流したのは、テメェか?」












なんと言う皮肉だ。まるで倒錯している。
正解の場所に立ちながら、ハインリッヒは翻弄していた。
渦中のドクオと言えば、床に伏したまま動けな、動かない。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:10:03.24 ID:W7vmFBD90
支援
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:10:51.05 ID:u48udqSYO
これは予想外
264話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:12:38.10 ID:0eb0BnuN0
( ^ω^)「……まあこの場合、自慢したいが為に内緒してたハインリッヒが悪、
あ、いや、何でもないですお。その、自分まだ人として真っ直ぐ立ってたいんで。
三半規管クラッシャーは。それ二回目はちょっち死にますんで。すんません。
塩ありますけど、岩塩ですけど、要ります? 要らない? うん、お。で……」


微妙に気まずい沈黙が流れる。
青春の甘酸っぱさの破壊力を味わい尽くすティーンエイジャー。
いつか誰かの言葉を借りるなら、6割方バイオレンスだけど。







(  )「…………だ」







从 ゚∀从「あん?」


のっそり。起き上がってくるゾンビ。足取りは幽鬼のよう。
しかしその目に宿っているのは、藻島ドクオの真摯な愚直さに他ならない。
274話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:16:53.58 ID:0eb0BnuN0
('A`)「――――――違う。俺じゃない」

从 ゚∀从「なら、誰だって言うんだ」



一触即発な雰囲気。
火の手があれば粉塵舞うこの空気はすぐに爆発するタイミング。兵どもが夢の跡。








(   )「あーあー。待ちに待って待って待ったらやっとフィッシュした。
…………と思ったら、釣り上げたのは三馬鹿か。ツいてないね」







そしてその荒野に立ち、なお笑う声。
知っている。僕らは、その声の主を知っている。僕の背後で響いた声の主を。
ぬぁあにぃ? とかあからさまなリアクションのあからさまにハインリッヒ。
芸がないっちゃないですお、姉御。
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:19:58.74 ID:H4LLdk/+0
支援
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:27:13.20 ID:8HYDpqT1O
支援
304話 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:32:59.94 ID:/7nPuoZT0


――――――なるほどアンタ、その位置ですかお。



振り返れば、視界に入る人格者っぽい笑顔。
ドクオがため息を漏らした。
疑いが晴れた安堵よりも、この後の憂いを思う色が強いため息だった。





( ・∀・)「なあ、リリースしていいかい?」





チャイムが鳴り響く。笑顔は似非くさいが人気は確か。
世界史Bの一回目の授業ツッコミ役を買って出た2年4組僕らの委員長、長谷川モララーが立っていた。



    賢者はかく騙りき、賢者の格言そのよん。
            〔大抵の場合、真打は遅れて登場する人間の事を指す〕
31愚者 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:35:40.53 ID:/7nPuoZT0
お疲れ様でした。以上で本編の投下を終了します
予告どおり、次回が最終回になります。昔話のウェイトが高くなっとりますが


質問があればしてください
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:36:01.84 ID:W7vmFBD90
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:39:59.66 ID:H4LLdk/+0
次回で終わりか
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:40:28.20 ID:4bzxI+BE0
乙!
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:41:43.10 ID:u48udqSYO
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:45:40.11 ID:PplnKWvvO
乙!
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:50:58.85 ID:u3OUa46W0
弁当で夜汽車ってまた懐かしいネタを
38愚者 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 18:51:36.68 ID:/7nPuoZT0
俺は『本日の投下を終了する』とは言っていない!
『『本編』の投下を終了する』と言ったんだァー!


はいはい、修学旅行でドキ毒気冒険番外編、のんびりと投下始めます。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 18:54:16.41 ID:W7vmFBD90
Ω<な、なんだってー!


支援
40番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 19:01:22.53 ID:/7nPuoZT0
※時空ワープして本編から6ヶ月後の修学旅行の出来事です。


日本人は京都が好きだ。


京都が嫌いな日本人は日本人ではない。
万が一居たとして、それはもう日本人の面を被った髭男爵か
地球人の面を被ったインベーダーだ。と言うのは僕の持論で、なんの根拠もない。


が、魂レベルに刻み込まれた何かがあるのは確かだ。
情緒深い雰囲気、いとおかしの世界観。
そんな古都の空気を肺一杯に吸い込むと、心の臓が疼きまくった。


そんなわけで、


('A`)「ヤダもう帰りてぇ。宿で休みてぇ。人に酔うわこれ」
从 ゚∀从「つまんねーッ! な、な、つまんねーんですけど!」


ただいま絶賛、日本人の面を被った髭男爵と
地球人の面を被ったインベーダーとで京都散策中。うるせい。
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:17:21.83 ID:go5vuEFG0
sien
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:18:32.18 ID:12tVpesEO
支援
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:22:21.64 ID:gGIu39dsO
ドクオのセリフを言ったことがある件について支援
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:22:51.00 ID:u3OUa46W0
まぁ京都に住んでたら情緒なんてもんは糞ほど感じられないけどな
45番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 19:26:06.09 ID:/7nPuoZT0
('A`)「回し蹴りしたら視界も少しは良くなるよな……」

从 ゚∀从「竜巻せんぷるうきゃーーくッ、ってかぁ!」

実現可能な範囲で話をしやがるから性質が悪い。
ロケランとか機関銃とか言ってくれた方がまだスッキリする。
最近外国人の観光客も増え始め、益々熱が篭って来た京都フィーバー。
その観光のメッカ、清水坂は今日も今日とて人ごみにあふれ返っていた。


(; ><)「だ、だめなんです! こんな所で回し蹴りなんてしたら……
その、皆さん2年寝込んじゃうんです!!!!」


隣でるるぶを握り締めながら叫んだ同じ班員
――スケープゴートとも言うが――のわかんないです君。


京都は清水、2年坂と言えば転ぶと2年間寝込む逸話で有名所だ。
『それ位勾配が急』、と言う意味らしい。
ソフトクリームを食べながら黙々と坂を登る隣のクラスメートを見る。
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:28:53.54 ID:W7vmFBD90
支援
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:32:27.78 ID:12tVpesEO
支援
48番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 19:33:52.77 ID:/7nPuoZT0
南京豆腐ソフトなんて言う微妙な商品を嗜むちんぽっぽちゃんが視界に入った。
一匹狼にしてハインリッヒいわく『似非長門』。長門が誰かなのか、僕は知らない。


从 ゚∀从「おお、クラスのポジョンが『良い人』故にこの問題児ばかりの
6班に無理矢理組み入れられ、ちょっと嫌だったけどさしてメンバーの希望もないし
一年の頃から片思いしてたちんぽっぽちゃんと一緒の班になれるなら
まあ俺ぐらいが居てもいいだろうと打算した結果に班長に抜擢されちゃって
振り回されてばかりのわかんないです君。そうだな、ヤるなら3年坂だな!」

(; ><)「わ、わー、わー!!!! っ、僕の説明ありがとうなんですッ!」

(*‘ω‘ *) 「……ちんぽっぽ?」


(; ><)「なななな、何でもないんですちんぽっぽちゃん!」

从 ゚∀从「ほっほっほ、青春でんなぁ青春でんなぁ」


似非関西弁を駆使しながら2年坂を登る我々六班。

女子メンバーはハインリッヒ高岡、斎藤ちんぽっぽ、
男子は藻島ドクオ、内藤ホライゾン、知己島わかんないです。
問題児と被害者体質の寄席みたいな面子の勢ぞろいパレードだ。
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:37:44.52 ID:W7vmFBD90
支援
50番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 19:47:25.24 ID:/7nPuoZT0
从 ゚∀从「して、クラスのポジョンが『良い人』故にこの問題児ばかりの
6班に無理矢理組み入れられ、ちょっと嫌だったけどさしてメンバーの希望もないし
一ね、(; ><)「わーわーわーッッッ!!!!!」

('A`)「班長さんよ、清水寺着いたら『あがり』でいいんだよな?」

(; ><)「そうなんです! 予定より大分早くなりましたが、
清水寺まで行って先生に報告すれば後は自由行動なんです!」

('A`)「やっと宿に帰れる訳か……」

从 ゚∀从「何言ってんだよ、京都駅行くぞ。ジョイポリだジョイポリで遊ぶ!」

('A`)「…………」

げんなりとドクオがため息を吐いた。
大抵、修学旅行の班行動はオリエンテーションだ。
そして僕らの学校も例外なくオリエンテーション形式を取った。
オリエンテーションとは、各ポイントに先生が居り
その先生にチェックを受けながらポイント回る移動形式の事を言う。

ここら辺が修学旅行の神社仏閣仏像をじっくり楽しめない由縁だと思う。
ゴールである清水寺まで着くと余った時間は自由行動に当てていい、なんて言う
僕らの学校は顕著な物で、現にハインリッヒに先に行けと催促され続けた。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:48:08.18 ID:W7vmFBD90
支援
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 19:49:35.33 ID:12tVpesEO
支援
53番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 19:53:54.62 ID:/7nPuoZT0
( ^ω^)「哲学の道とかほぼ競歩だったお……」

(*‘ω‘ *) 「ちんぽっぽ!」

すっかり南京豆腐ソフトを完食したらしいちんぽっぽちゃんが肩を叩いてくれた。


……マイペースな人はホントいい。


僕もそうあれたら、とつくづく思う。
具体的にはほら、胃潰瘍とか防げるレベルでいいから。ちんぽっぽちゃんみたいに。


坂の勾配もきつくなって来、人の往来も増えてきた。
三年坂が近くなって来ている証拠である。
時刻は午後1時、5泊4日で行く京都・奈良修学旅行、3日目のオリエンテーリング。


( ^ω^)「…………回し蹴りはやめろお」

从 ゚∀从「んんー? はっはっはー」


物凄いいい笑顔ではぐらかされた。
54番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 20:03:41.32 ID:/7nPuoZT0
ひゅ、と喉がなる。

見上げた先にあるのは長く続く石畳と賑やかに並ぶ店屋の軒先。
ハレーションを起こしたフィルムみたいに光と人が溢れる三年坂に立ち、
改めて今が修学旅行なのであると実感する。
学生服で学校とは違う場所に立つ自分。見慣れない町の風景。


从 ゚∀从「おーい、いきなり立ち止まるなよ。さすがにそれは迷わ――」


坂道の終わり、T字路になった突き当たりの先。
電柱同士でつながれた幕に書かれているのは『ようこそ清水坂へ』と言う文字。
無言の僕。ん? と僕の視線を追ったハインリッヒ。
次の瞬間、その両目がハッハーン、と獰猛に光った。……嫌な予感がする。

(; ^ω^)「ハインリッヒおま、」

从 ゚∀从「空先生ーーっ!」


川 ゚ -゚)「――――ん?」


……うわぁお。
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:05:07.80 ID:W7vmFBD90
支援
56番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 20:19:32.49 ID:/7nPuoZT0
何か変な事になるだろうと長年コイツと付き合って来た勘が言っていたので、
付け加えて言うのであればそれは僕にとって結構都合の悪い方面に転ぶだろうと言う
どうしようもない直感じみたものがあったので僕は何としてでもハインリッヒの行動を
止めなければならなかったのだろうけど、残念ながら僕は軒先に吊られた
ひょうたん(用途は不明。)を真剣に物色していた彼女――
砂緒空先生の横顔の幼さに見惚れてしまっていてそれ所でなかった訳で、
きっとそれは、弁解させて貰えるなら一生の不覚であり。



川 ゚ -゚)「ああ、六班か。どうした?」




当然の成り行きで絡んで来る先生に背筋はピンと伸びてしまう訳なのであった。
つい6ヶ月ほど前の話になるが、僕は彼女に盛大に告白して盛大にはぐらかされたと言う
男冥利につきまくらない出来事を持っている。
幸い、この話は親友二名の胸だけにしか広まらず『彼女の噂』ほど学校を賑わす事はなかった。
それだからか、他人に弄り回され捏ね繰り回される過程がなかったからか、
望みの薄いこの恋心はまだまだ加熱中であって、進展はなきにしもしかずなのも
またこの継続中な恋の一因になっているのかも知れないが、そこの話はまた別の機会に話すとしたい。
とは言いつつもそれは、米粒大だった可能性が水やら血やら希望やらを吸い込んで豆粒大になっただけの話であるが。
……なんと言うか、あの学園祭の最終日は未だ夢に出てくると言うか、なんとと言うか。


ってうわぁお。なんだこのメタな青春モノローグ!
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:26:07.14 ID:12tVpesEO
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58番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 20:33:06.11 ID:/7nPuoZT0
从 ゚∀从「いやあ、どうしたもこうしたもねぇ」

ニヤニヤと僕を小突きながら笑うハインリッヒ。

……女を殴りたいと思った事はこれで108回目だお。
ハインリッヒ高岡を殴ってやりたいと思ったことも108回目なのだが。
往来の邪魔にならないようにか(変な所での心配りにかけては一級品。)
ハインリッヒに道の端に誘導された。ぐいぐい、と買う気もない土産物屋に連行される。


从 ゚∀从「空先生こそ、何してんすか?」

川 ゚ -゚)「…………む、あ、いや、別に?」

从 ゚∀从「何してんスか?」

縋るように視線を投げられたので、首を横に振った。
無理ですお。コイツからは逃げられまセン。


川*゚ -゚)「む、その、ひょうたん、を見てたんだが……」


歯切れ悪く答える空先生。心なしか頬が少し赤い。
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:38:56.14 ID:W7vmFBD90
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60番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 20:42:11.47 ID:/7nPuoZT0
从 ゚∀从「ひょうたん? 何のために?」

川 ゚ -゚)「…………むう」

怒涛の質問攻めに軽くたじろぐ空先生。
貴重と言うか希少というか、頬を染めてる時点でちょっとときめく思春期の僕。
ひょうたんを片手の彼女は一回は言い出そうとするが、また口を噤んだ。


そして再度縋るように視線を投げられる。一回目よりも早く首を横に振った。
無理ですお。コイツからは逃げられまセン。あとちょっと僕も気になるし。


もったえぶられると喰らいつくのが人間の習性ってものだ。
そのひょうたん、何に使うのか教えて欲しい。
空先生はおもむろにひょうたんの蓋を抜き、その口を此方に向けながら、


川 ゚ -゚)「…………銀角」

(; ^ω^)・从 ゚∀从「「…………」」


じぇねれーしょんぎゃっぷ。
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 20:51:01.60 ID:4bzxI+BE0
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62番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 20:53:00.40 ID:/7nPuoZT0
川 ゚ -゚)「むう。三遊記を知らんのか……」

从 ゚∀从「知ってるけど先生の世代でもねぇだろ!」

楽しげに笑うハインリッヒ。困ったように眉根を寄せる空先生。
レジに来ようとしない客以外には、店主も無関心を貫き通している。
ひょうたんの値札を盗み見れば、5にゼロが3つついていた。
空先生の手には二つのひょうたん。金角と銀角の分らしい。


……心のどこかにひっかかりますな、お財布の中身。


川 ゚ -゚)「今度は私の番だな。六班、どうした?」

从 ゚∀从「いや、どうしたもこうしたもね」

会話が一巡して来た。
ニヤニヤと僕を小突きながら笑い直すハインリッヒ。 ……くっ。

从 ゚∀从「ええ、それが――」

(; ><)「たたった、た、大変なんです!」

从 ゚∀从「ええ、大変なんスよ……て、え?」
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:01:52.74 ID:/7nPuoZT0
時代劇のワンシーンみたくうっかり八兵衛、
もとい知己島わかんないです君が転がり込んできた。

一瞬だけ騒然とする土産物屋。
生八橋を物色していた客やらの視線が僕らに集中する。


从 ゚∀从「なんねぇ、なんねぇ。わかんないの旦那、
そんな急いでどうなすった。ほれ、水でも飲んで落ち着きなせぇ」

(; ><)「すまねぇ高岡の姉御、恩に着るですでござ――っ
てこんな即興やってる場合じゃないんですっっ!!!!」

从 ゚∀从「くはははは! 以外にノリいいな知己島!!」

(; ^ω^)「や、単に乗せされただけとも言うお……?」

从 ゚∀从「で、どうしたよー?」

僕のツッコミを爽やかにスルーして、ハインリッヒは
息を整えるわかんないです君の背中をゆすった。
ゼヒゼヒとまだ荒い呼吸を何とかして規律させるわかんないです君。

時代遅れの寸劇が開催された時点で、観光客の視線は平常へ戻っていた。
一番大事な本題は、僕らだけの物になる。

んぐ、と息を呑んでからわかんないです君が切り出した。
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:03:28.74 ID:W7vmFBD90
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65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:03:29.50 ID:12tVpesEO
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66番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:07:28.80 ID:/7nPuoZT0







(; ><)「ちんぽっぽちゃんが――ちんぽっぽちゃんがどっか言っちゃったんです!」







責任に苛まれて顔色悪く涙目の班長、もとい知己島わかんないです君。
わかんないです君に1分ほど遅れ、やはりいつも通り悪い顔色で
のらりと暖簾を潜って来たドクオがまいったねぇと言う。



从 ゚∀从「あー、マジで。あっそう。ちんぽっぽがねぇ」


割と軽く流すハインリッヒ。……ええ?
67番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:13:21.10 ID:/7nPuoZT0
(; ^ω^)「それって結構一大事じゃないのかおっ?」

从 ゚∀从「いや、だってどっか行くって言って消えたじゃん。あいつ」

(; ^ω^)「お?」

(; ><)「え?」

('A`)「な?」

口々にたった一言疑問の言葉を漏らす男三人集。
その何事も動じない精神力は、ハインリッヒじゃなくて僕らにこそ必要な気がする。


从 ゚∀从「つーかそれ言われたのブーンだろ?」

(; ^ω^)「な、僕かお!!!?」


人差し指で顔を指せば、ライトに頷かれた。
わかんないです君の恨みがましそうな視線が刺さる。何これすげぇ痛てぇお。


从 ゚∀从「あいつなー。口に何か入ってないとダメなやつだからなー」


……まさかとは思うが。
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:15:22.51 ID:W7vmFBD90
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69番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:18:46.24 ID:/7nPuoZT0


    (*‘ω‘ *) 『ちんぽっぽ!』

     すっかり南京豆腐ソフトを完食したらしい
     ちんぽっぽちゃんが肩を叩いてくれた。


…………まさかとは、思うが。


从 ゚∀从「それだよ、それ。どっか行くねの合図」

(; ^ω^)「あれ励ましじゃなかったのかよ!」

从 ゚∀从「マイペースな人間が、正規のタイミングでんな事する訳ないだろ」

ばっかだねぇ、としみじみ馬鹿に言われた。……くっ、110回目っ!
わかんないです君とドクオが僕の両肩を叩いた。
ちんぽっぽちゃんもこれ位わかり易かったらいいのにとしみじみ思う。
具体的には、ほら、この『いてまうぞワレ』オーラをジンジンと感じるほどに。


(#^ω^)「わ、分かりにくいぉぉぉぉおお!!」


店主の至極迷惑そうな視線が、僕の心に第二矢として突き刺さった。
70番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:20:06.27 ID:/7nPuoZT0













「……その話、少なくとも私の前でする事ではなかったな」




そして低い声がする。地を這うような、静かな怒りの篭った声。
ほら、な。僕の直感は当たるんだ。
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:22:48.80 ID:H4LLdk/+0
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72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:23:09.30 ID:12tVpesEO
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73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 21:25:22.91 ID:W7vmFBD90
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74番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:25:44.93 ID:/7nPuoZT0
ギチギチと油の切れた首の関節でそちらを向く。
動物的直感にかけては天下一品のハインリッヒがだらだらと脂汗を流していた。
わかんないです君とドクオは、不穏な空気やっとの事で感じ取ったらしい。







川 ゚ -゚)「君たち、ちょっといいか?」






いつもの白衣は脱いでいる。しかし心はやっぱり教師だった。
背中に背負うオーラが、青い炎のようにゆらゆらと揺れていた。
怒らせちゃいけない人種は存在する。
そして彼女は、そのトップの事項に君臨する人間だった。


(; ><)「は、はは――僕、探してくるんです!!」


何故か敬礼し、脱兎のごときスピードできびすを返す
班長の知己島わかんないです君、もというっかり八兵衛。
75番外編 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:30:05.53 ID:/7nPuoZT0
('A`)「お、俺たちも行こうか高岡!」
从 ゚∀从「ああ、京都駅中心に探そうなドクオ!」
(; ^ω^)「て、てめぇら裏切りやがって!」
从 ゚∀从「ははは、自分の責務くらいちゃんと果たしたまえブーン君!」

だって俺死にたくねぇし! とまた光速で店を後にする二人組。
割と簡単に切り捨てられた。しかも親友に。


信じられねぇんですけどアイツら!



川 ゚ -゚)「戦犯は君だよな、ホライゾン君……?」



そして審判の鐘が鳴り響く。
…………はは。と漏れた空笑い。いっそあれだ。


ころしてくれお。


       後半に続く!
76愚者 ◆uMlVRA4QRk :2007/12/15(土) 21:31:40.14 ID:/7nPuoZT0
ありがとうございました。以上で本日の投下終了します。
支援サンクス。あと京都はいい町です。
一度じっくり観光してください。京都在住じゃないけど。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
乙!