( ^ω^)ブーンが聖杯戦争に巻き込まれたようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:26:11.77 ID:CBhA5I3DO
ktkr
3 :
全体的なあらすじ:2007/12/15(土) 00:27:06.92 ID:n9/6XssF0
手に入れた者のどんな願いをもかなえるといわれている「聖杯」。これを求めて7人の魔術士が7人のサーヴァントを従え、
命をかけて戦い抜く通称・聖杯戦争がVIP市で行われようとしていた。
そんなある晩、魔術士見習いの中学生ブーンは自宅の庭で死んだ母親によく似た女性に命を救われる。
彼女はライダー。聖杯戦争で召還されるサーヴァントのひとりで、なぜかブーンに召還されたのだという。
魔術の師匠である従姉妹のツンや聖杯戦争の管理人ショボンの説明を受け、ブーンは決意する。
自らの母親と同じ名と容姿を持つ『騎兵<ライダー>』クーとともに聖杯を手に入れ、母親をよみがえらせることを……
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:31:32.97 ID:CBhA5I3DO
支援
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:32:04.98 ID:n9/6XssF0
6 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:34:43.73 ID:n9/6XssF0
真夜中のラウン寺。キャスターが術をかけたのだろう。敷地内の住居から人が出てくる気配は全くない。
障害物もない広場になっているところで3人は対峙していた。
ひとりはクー。イヌ狩るドヴァ帝国の親衛隊長にして、ブーンに仕える『騎兵<ライダー>』のサーヴァント。
ひとりはブーン。普通の学校に通う男子中学生で、クーのマスターとして聖杯戦争に参加している半人前の魔術士。
そして二人と対峙する形になっている少女はシィナ。アサシンとともにブーン達と敵対するサーヴァント
『魔術士<キャスター>』であり、生前のクーの主である。
川 ゚ -゚)「……驚きました。シィナ姫様もこの戦いに参加しておられたのですね」
(*゚ー゚)「私も驚いたよ。まさか貴女が私に矛を向けるなんてね、クー=ウィン=ドーベル」
川 ゚ -゚)「いえ、決して矛を向けたわけでは…………くっ……」
(*゚ー゚)「…………ふふっ、冗談よ」
自らの言葉に詰まるクー。
『魔術師<キャスター>』──シィナはおかしそうに笑った。
7 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:36:54.35 ID:n9/6XssF0
(*゚ー゚)「何年かしらね。ドヴァ帝国が滅びてから」
川 ゚ -゚)「────およばずながら、わかりかねます。少なくとも、この国の教育機関で教える歴史の中に
われらがドヴァ帝国の名前はありませんでした。ドヴァだけではありません。
“ラクエン”も、“ツングレン”も、一行の記述も残されておりませんでした」
(*゚ー゚)「ふーん。大陸地図や魔術の系譜をみて違うとはおもってたけど、やはりここは異世界ね───
いえ、“平行世界”といったほうが正しいかしら。ルヴェルトならそう言うでしょうね」
川 ゚ -゚)「ルヴェルト──鍵を持ちし背徳者、ですか……」
(*゚ー゚)「謀略で捕らえられ、死ぬ間際までそういう風に気取ってそうね、ルヴェルトなら」
川 ゚ -゚)「『絶氷の魔女』ルーフレンテ様はいたく彼女を気に入られていましたが……」
(*゚ー゚)「そう。お母様は人を信じすぎた。自らと、自らに向かう絶対性を信じすぎた。
結果、ドヴァは滅びた。ソポポソォンは寝返り、兵器ガットゥーゾは破壊された。
お母様は国を守ろうと禁呪に手を出し、自らが崩壊してしまった」
川 ゚ -゚)「……シィナ様はあのとき、やはりルーフレンテ様のところへ?」
(*゚ー゚)「えぇ。貴女達が私だけは逃がそうとしてくれたことはわかっていましたが、やはり偽とはいえ
母は見捨てられません。催眠をあなた達にかけた後お母様のところへ行き、お母様の最期を見届け、捕らえられました。
『絶対零度の吹雪<エターナルフォースブリザード>』の魔力の暴走でしょうね、私がおかしくなったのは」
川 ゚ -゚)「……わかってらしたので」
(*゚ー゚)「伊達に“魔法立国”ドヴァ帝国の王女はやってないわよ」
8 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:38:49.19 ID:n9/6XssF0
(*゚ー゚)「それより、陽動なんかに使ってしまい貴女には迷惑をかけました。
矢避けのわら人形を私だと思い、国外れまで突っ切らせてしまいましたね」
川 ゚ -゚)「そんな事……任務の内容など何でもありません。私は……憎かった。今でも憎く思っています。
“ラクエン”を、じゃない。磔にされたシィナ様を救うことができなかった事を……!!」
(*゚ー゚)「クー…………」
川 ゚ -゚)「“ラクエン”のソウルメイト──兵が幾重に覆う広場を突きぬけ、シィナ様の磔台までたどり着くことができれば
あなたをお救いすることができた。両手両足から血を流し、滾る炎に苦悶の叫びをあげるシィナ様をお救いできたのに……」
(;^ω^)「(何の話だかサッパリだお……)」
ξ姫゚听)ξ「ツングレン王国第二王女・ツン=グレン=デレーラよ。この辺りの話が知りたかったらアタシが大活躍する
『ξ゚听)ξツンデレのプリンセス・ブライド【ようです】』を読んでね」
('A`犬)「疾風の騎士、ドクオ=ラガンです。そういうワケで、ここまでの会話はスルーしてください」
異世界からどこかで見たような顔の二人が現れて消えた。境内には再び3人だけが残された。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:39:46.95 ID:CBhA5I3DO
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:40:09.05 ID:eMirsesJO
支援
11 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:42:46.41 ID:n9/6XssF0
(*゚ー゚)「ともあれ、また会えてうれしいわ、クー」
かつての臣下と話しているからか、アサシンと話しているときのようなたどたどしさは今のキャスター、シィナからは感じられない。
身にまとったロープから厳かに華奢な左手をクーに向かって差し出した
(*゚ー゚)「クー=ウィン=ドーベル。改めて、これからも私のために尽くしてちょうだい」
川 ゚ -゚)「────────」
(*゚ー゚)「サーヴァントの契約なんて気にしなくて大丈夫よ。『破戒すべき全ての符<ルールブレイカー>』なんてなくても、
貴女が念じて私の手をとれば、そこの魔術士君との契約なんて簡単に破棄できるわよ。他ならぬクー、貴女ならね」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:46:52.01 ID:CGQiggdj0
支援
13 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:46:54.37 ID:n9/6XssF0
(;^ω^)「……な、なに言ってるんだお!!」
それまで黙って二人を見守っていたブーンがたまらず割って入った。
(#^ω^)「クーはブーンのサーヴァントで、家族だお! なんでお前のために尽くさないといけないんだお!」
(*゚ー゚)「簡単よ。私が王女で、クーがその親衛隊だから。カフェ・オ・レには牛乳が必要でしょ? それと同じ事よ」
(#^ω^)「馬鹿いっちゃいけないお! それならブーンとクーは親子丼だお。鶏肉だけでも、卵だけでも完成しない
究極の丼飯だお。ちなみにドクオはお米でツンは玉葱だお。クー、クーも言ってやるが…………」
(;^ω^)「……クー?!」
川;゚ -゚)
きってたーーーーー!!!!!1
いまさらFateゼロ読んでる支援!
15 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:50:11.35 ID:n9/6XssF0
川;゚ -゚)「ブーン、私は正直わからなくなっている────」
(;^ω^)「────!!」
川 ゚ -゚)「昨日、アサシンの矢文に中断されて最後まで言えなかった私の願い。それは…………」
川 ゚ -゚)「シィナ姫様の解放なんだ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:52:50.13 ID:m+u1X9th0
おおお支援
てかプリンセスブライドって実在してんのか?見つからんぜ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:53:25.46 ID:CBhA5I3DO
支援
追いついた支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:54:04.27 ID:eMirsesJO
支援
20 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:54:44.71 ID:n9/6XssF0
川 ゚ -゚)「“ラクエン”兵の罵声を一心に受け、身も心も朽ち果ててなお業火に焼かれたシィナ姫様。
過去をやり直すことはできないかもしれないが、過去を清算する事は可能なはずだ」
川 ゚ -゚)「私は──死ぬ間際のシィナ様に、救いを贈りたかっただけなんだ」
(*゚ー゚)「その贈りたかった相手──私がすでに救われていて、対立しているのだから本当にわからないものよね」
川 ゚ -゚)「…………」
ふらふらと、クーは無言のまま一歩を踏み出した。
(;^ω^)「クー!!」
(*゚ー゚)「……ふふっ」
21 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 00:56:16.38 ID:n9/6XssF0
(*゚ー゚)「安心して、魔術士君、君に興味はないわ。クーが配下になった後、令呪を奪ってから無事に解放してあげる」
(;^ω^)「令呪…………」
( ^ω^)「(そうだお! 今こそ令呪の力を使って、迷ってるクーを救い出すお!
たしか、令呪をつかえばサーヴァントはワープできるんだお。とりあえずここから逃げ出せば……)」
一歩一歩遠ざかってゆく母親の後姿──サーヴァント『騎兵<ライダー>』、クー=ウィン=ドーベル。
左手の甲に刻まれた令呪。三画で構成された特殊な魔術式。右手をかぶせ、一筋の涙を頬に感じながらブーンは叫んだ
@ ( ;ω;)「クー、家に逃げるお!!」
A ( ;ω;)「クー、行っちゃイヤだお!!」
>>24
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:57:59.50 ID:m+u1X9th0
ksk
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:58:48.73 ID:m+u1X9th0
ksk
DEAD ENDは1……かなぁ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 00:59:39.30 ID:m+u1X9th0
うっうーに期待
26 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:01:26.88 ID:n9/6XssF0
( ;ω;)「クー、家に逃げるお」
左腕に熱を感じる。魔術式が一画抜け落ち、クーの姿が光に変わる。光は空へと舞いあがり、街中へ飛んでいった。
( ^ω^)「やったお!!」
(*゚ー゚)「……それで、魔術士君」
キャスターが指を鳴らすと、地面から蔦が伸びだしてブーンの体を絡め捕った。
(*゚ー゚)「クーがいない今、誰が私から君を護るのかな」
(;^ω^)「…………」
27 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:03:13.09 ID:n9/6XssF0
(*゚ー゚)「ツタ君ツタ君。クーが投降してくるまで、死なない程度に魔術士君を陵辱しちゃって」
ツタの触手「ようこそ、アダルトゲームの世界へ」
( ;ω;)「らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
( ^ω^) 内藤ホライゾン・再起不能(アナル開発済)
川 ゚ -゚) サーヴァント『騎兵<ライダー>』・このシィナの軍門へ
阿部孝和 サーヴァント『剣士<セイバー>』・この後ブーンを弟子にとった
〜GAME OVER〜【それなんてショタゲー・エンド】
よっしゃ!
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:05:16.57 ID:n9/6XssF0
, ‐、 ,- 、
ノ ァ'´⌒ヽ , はーい、ゲームオーバーになっちゃったみなさん、こんばんは〜。高槻やよい2X才です
( (iミ//illi))) うー…… この話のテーマのひとつは『主従関係を超えた絆』なんですから
)ノ`(リ^ヮ゚ノ( 下手な考えよりも、自分の思いのままに行動しないとダメですねー
´ ⊂r‐iつ ちなみに、これの原作自体すでにアダルトゲームだったりしますけどね……
fく_ソj) さぁ。再チャレンジです! がんばってください。うっうー、高槻やよいでした〜
し'ノ
>このシィナの軍門へ
この後?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:06:02.54 ID:m+u1X9th0
うっうー
32 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:08:55.48 ID:n9/6XssF0
A
( ;ω;)「クー、行っちゃダメだお!!!!!!」
左腕に熱を感じる。魔術式が一画抜け落ち、クーの歩みが止まる。
顔をキャスターに向けたまま、ブーンの傍まで戻る『騎兵<ライダー>』、クー。
ブーンのサーヴァント。
川 ゚ -゚)「……ブーン、済まなかった。もう大丈夫だ」
( ^ω^)「クー!」
表情は見えない。だが、声の調子はもういつもの状態に戻っていた。
( ^ω^)「クー……本当によかったお……ブーンは、ブーンは……」
33 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:10:04.66 ID:n9/6XssF0
ママが死んだ日を思い出したお
言いかけた言葉を、あえてブーンは途中で切った。
(*゚ー゚)「…………あーあ、面倒だなぁ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:10:23.49 ID:0edWZpZ+O
銀と金の神威家編的なルート希望します><
35 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:14:58.20 ID:n9/6XssF0
クーが腰からレイピアを抜いたのに合わせ、脱いでいたロープのフードを再び被るキャスター。
(*゚ー゚)「結局は実力行使か」
川 ゚ -゚)「ブーン……聞いてくれ」
( ^ω^)「何だお?」
視線はあくまでもキャスターを見据えたまま、小声で話しかけた
川 ゚ -゚)「ボソボソ(ブーンのおかげで私は正気を取り戻した。おそらく、もう操られることは無いだろう。
だが、正直心情的にシィナ……キャスターにとどめを刺す自信がないんだ。
逃げ回るにも、魔術士の本陣でブーンを連れて無傷でいるのは不可能に近い)」
( ^ω^)「ボソボソ(……わかったお。じゃあ、家に戻るのかお)」
川 ゚ -゚)「ヒソヒソ(あぁ。ただ、戻るのはブーン一人だ。私はここでキャスターをひきつける)」
36 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:17:13.85 ID:n9/6XssF0
川 ゚ -゚)「ヒソヒソ(屋敷に戻ったら令呪で私を呼んでくれ。不意打ちでドクオに加戦してアサシンを討つ)」
( ^ω^)「ヒソヒソ(了解だお)」
川 ゚ -゚)「ヒソヒソ(私はかつての主のためとはいえ、かつての主を裏切った。もう騎士ではない。
自分の願いと、そしてブーンのためにただ勝利を目指すサーヴァント。君の守り手だ)」
川 ゚ -゚)「行くぞ!」
言うが否やクーはレイピアを地面につきたて振り向き、ブーンを掴み、そして────
川 ゚ -゚)「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
・・・・・・
入り口に向かって、ブーンを投げ飛ばした。
(;゚ー゚)「!!」
ロープの……フード……?
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:21:49.20 ID:m+u1X9th0
かつての主のため・・・かつての主を裏切った・・・?
39 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:22:16.48 ID:n9/6XssF0
( ;ω;)「ノォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
地面に魔方陣が浮かび、そこから巨大な影──ビーグル・ワンが現れる。
ビークルはブーンを加えると、そのままひとっとびに石段を駆け下りていった。
(;゚ー゚)「…………」
川 ゚ -゚)「……待たせたな、キャスター。それでは相手をしよう」
(*゚ー゚)「……キャスター、じゃなくて、“しぃ”だよ」
その喋り方は帝国の王女のものではない。ただの、恋する少女のものだった。
ここに、かつての主従関係は崩壊した。
(*゚ー゚)「手順は狂ったけど、もういいや。あなたをさっさと倒してギコ君を助けに行くよ」
川 ゚ -゚)「やってみろ。いくら心の底で負い目があるとはいえ、油断しているとその首もらっていくぞ」
(*゚ー゚)「……『花嫁修業<プリンセス・ブライド>』」
6つの蕾が光をともす。瞬間、かつての主従は示し合わせたかのように同時に距離を開いた──
…………
……
…
40 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:24:31.82 ID:n9/6XssF0
(;'A`)「ハァ……あー、きっつぅ……」
(,,゚Д゚)「…………」
ブーンがビーグル・ワンに銜えられて山を駆けおり、結界の外で大の字になって息を整えているちょうどその頃。
内藤家で戦っている二人のサーヴァントも一時打ち合いをやめ、距離をとってそれぞれ好機をうかがっていた。
これまでの戦いでドクオは4本のライトセイバーを失っていた。アサシンの大薙刀、宝具『一凪<ヒトナギ>』には傷ひとつない。
猛烈に攻め込むアサシンを、ドクオは庭や空間に張った罠や魔力溜でただただ防ぎ続けていたのだ
(,,゚Д゚)「……“真っ向から攻め込む『暗殺者<アサシン>』”が言えたことじゃないけどよ」
41 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:27:07.50 ID:n9/6XssF0
向けていた『一凪<ヒトナギ>』を地面につき、アサシンがドクオに向かって話しかける。
ちなみに開始直後は庭の隅で戦っていた両マスターは巻き添えをおそれ、それぞれの後方で
サーヴァント同士の戦いを見守っていた。
(,,゚Д゚)「“知略を尽くす魔術師的戦いをする『凶戦士』”ってのも珍しいよなゴルァ」
('A`)「まぁ、ボクはもともと魔術士なんだけど……その二組がこうして戦う、ってのもそう見れるもんじゃないね」
(,,゚Д゚)「……前の時はよお互い“待ち伏せする『暗殺者<アサシン>』”、“突貫する『狂戦士<バーサーカー>』”っつう
サーヴァントとしてあるべき戦いになっちまったけどよ。俺はやっぱりコレが性に合ってる」
(,,゚Д゚)「俺が俺として、自慢の宝具で真っ向から敵に突貫するのがよ。お前もそうだろ、ドクオ・ナティウ。
お前はお前の戦い方をするのが一番だ。これまでの薄氷を踏むような受け方、嫌いじゃないぜ」
('A`)「……本当、あんたは『凶戦士<バーサーカー>』が似合ってるね。奪ってきた999の武器よりも
その大薙刀の攻撃のほうが何倍も怖いや」
ξ#゚听)ξ「ちょっと! 相手を褒めてばっかりでどーすんのよ!!」
(;'A`)「ご、ごめん……]
42 :
第15話『契約破棄』:2007/12/15(土) 01:28:13.60 ID:n9/6XssF0
('A`)「……で、でも」
('A`)「ボクだって本来は魔術士。戦うとしたら、このスタイルが本物だ。
いくよ。本拠地で戦う魔術師の信念、力、見せてやる」
(,,゚Д゚)「面白い……お互い全ての力、全ての技で勝負だゴルァ。俺は、今のお前を打ち倒す」
('A`)「(……さっきの、クーに聞かせるために用意しておいたんだけどな……)」
再び大薙刀の切っ先をドクオへ向けるアサシン。懐から新たなライトセイバーの増幅器を取り出し、ドクオは青白い刃を生成した。
【第15話・終了】
→第16話へ続く
これはとんでもねぇ
専門用語ばっかりでどうしようもねぇ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:30:24.92 ID:m+u1X9th0
乙
> 再び大薙刀の切っ先をドクオへ向けるアサシン。懐から新たなライトセイバーの増幅器を取り出し、ドクオは青白い刃を生成した。
志村ー、改行ー
46 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:33:30.07 ID:n9/6XssF0
ちゃーちゃーちゃらららっらっらっちゃー
从'ー'从「おはわったー!! みんなのアイドル、WATANABEだよ〜」
(-_-)「お体の調子はどうですか? こんばんは。アシスタントのヒッキーです」
从'ー'从「この話も今日で15回目。ようやく盛り上がってきたよぉ」
(-_-)「一話一話が短いですからね……選択肢で時間と労力食ってますが、話はすすみませんしね」
从'ー'从「まぁ、それがこの話の醍醐味。ちょっと焦らされてる、とかおもって我慢してねー」
从'ー'从「それじゃあ、今日もはりきっていっくよー!!」
从'ー'从「このコーナーは、読者のみんなが今よんでくれたわかりにくいブーン小説
『( ^ω^)ブーンが聖杯戦争に巻き込まれたようです』について、本編では
語りきれない設定や登場人物のバックグラウンド、読者さんからの質問に応えるコーナーだよ」
(-_-)「今日いただいたレスの中でおもしろいモノはどんどん採用してネタにしています。
リアルタイムで書いてるので、遅いのはカンベンしてください」
从'ー'从「それじゃあ、今日のテーマを発表するね。本日のテーマは『(*゚ー゚)と川 ゚ -゚)について』だよ〜!」
47 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:34:56.33 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「作中でも本人達も言ってたけど、二人の正体は『ξ゚听)ξツンデレのプリンセス・ブライド【ようです】』に登場する
ドヴァ帝国王女シィナ=リンゴール=ドヴァと、その親衛隊隊長クー=ウィン=ドーベルです」
(-_-)「…………」
从'ー'从「クーに関しては今までいろいろ書いてきたからいいとして、しぃの説明だね。
もともとは知的でクールな人格者だったんだけど、“ラクエン”にドヴァ帝国が滅ぼされたときに
ちょっとおかしくなっちゃったんだね。現世に召還されてからもオボニダーに令呪をタテに弄ばれ、
身も心もボロボロになったままの状態でアサシンに発見されたんだ(幕間参照)」
(-_-)「……あの…………」
从'ー'从「絶望の中で助けに来てくれたアサシンと自分を、幼い頃に聞かされた童話の主人公“ギコ”と“しぃ”に
なぞらえて今は心の均衡を保ってる状態なんだよ。うーん、健気だねぇ……」
(-_-)「もしもーし……」
从'ー'从「ん、どうしたの?」
(-_-)「それ自体はいい話なので結構なんですが……『ξ゚听)ξツンデレのプリンセス・ブライド』なんてブーン小説、
見たことも聞いたこともないんですが……どこのまとめサイトさんに置かれてるんですか?」
从'ー'从「…………あ、ごめんごめん。説明がなかったね」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:35:07.01 ID:0edWZpZ+O
誤爆った……
安部さんにスパナをケツに突っ込んでもらってくるよ……('A`)
49 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:37:10.78 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「『ξ゚听)ξツンデレのプリンセス・ブライド【ようです】』は、架空のブーン小説なんだよぉ」
(;-_-)「!!」
作者「『アイドルマスター』終わった後に『双子の妹の机から……』スレを見て考えたネタなんですが、
結局続かなさそうなのでやめたネタです。ただ、しぃとクーに関してはおもしろそうなので『聖杯戦争』で使ってます」
从'ー'从「ドヴァ帝国滅亡時の話は外伝という形で書こうとおもってたらしいけど、ア○ファさんが同じような
話を書いちゃったのでボツにしちゃったんだって」
(-_-)「ディ○ッド王子がなぁ……ショ○ンの裏切りネタも痛かったです……」
50 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:38:12.31 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「あと……彼女について説明できるのは能力と宝具ぐらいだね」
(-_-)「だいたいこんな感じです」
(*゚ー゚)
自称:しぃ
クラス:『魔術士<キャスター>』
真名:シィナ=リンゴール=ドヴァ
マスター:オボニダー・キムチ(死亡)
戦闘方法:オールラウンドな魔術攻撃
宝具による遠距離からの近接射撃
宝具:『花嫁修業<プリンセス・ブライド>』(早い話が6つのフィン・ファンネル)
『??????』
特技:カリスマA(王女なのでカリスマがある)
感覚A(自分の周囲を完全に把握する。ニュータイプみたいなもの)
攻撃力:D 防御力:E− 素早さ:D 魔力:AA 魔力耐性:A+ 運:A 宝具:−
从'ー'从「それじゃあ、恒例の質問コーナーでーす」
51 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:38:51.99 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「あと……彼女について説明できるのは能力と宝具ぐらいだね」
(-_-)「だいたいこんな感じです」
(*゚ー゚)
自称:しぃ
クラス:『魔術士<キャスター>』
真名:シィナ=リンゴール=ドヴァ
マスター:オボニダー・キムチ(死亡)
戦闘方法:オールラウンドな魔術攻撃
宝具による遠距離からの近接射撃
宝具:『花嫁修業<プリンセス・ブライド>』(早い話が6つのフィン・ファンネル)
『??????』
特技:カリスマA(王女なのでカリスマがある)
感覚A(自分の周囲を完全に把握する。ニュータイプみたいなもの)
攻撃力:D 防御力:E− 素早さ:D 魔力:AA 魔力耐性:A+ 運:A 宝具:A−
从'ー'从「それじゃあ、恒例の質問コーナーでーす」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:39:19.16 ID:m+u1X9th0
ラーヴィンコーリンフィーリンヒーリンキッシンアゲインダーリン
内容ちがくてもいいから書いてくれよ
あれ?しぃって今誰から魔力供給受けてるんだっけ
あと、遠距離からの……近接射撃……?
54 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:44:55.35 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「
>>14さんおはわったー! 私は呼んだことないけど、フェイトゼロは楽しいですかぁ?」
(-_-)「(そっちに集中したほうがいいんじゃ…)」
从'ー'从「上で書いたけど、『ξ゚听)ξツンデレのプリンセス・ブライド【ようです】』は架空のブーン小説なんだ。
>>16さん、無駄手間かけてごめんね。『WATANABEさんステッカー』1枚あげるから許してね」
(-_-)「
>>24さん、安価回答ありがとうございます。
>>25さんもですが、BADEND希望者多いですね……」
从'ー'从「
>>30さんの指摘通り、該当部は作者のミスです。ごめんなさい」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:47:16.60 ID:MV1fGcdB0
遭遇初めてです。乙です。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:51:21.26 ID:m+u1X9th0
>>54 ステッカー・・・4枚目だ・・・
てか俺しか貰ってないような気がするぜ
57 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 01:54:22.36 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「
>>34 =
>>38さん、ドンマイです。調べたけど、“カイジ”の人なんですね…」
(-_-)「
>>37さん、ここは作者の説明不足&タイプミスです。。
〔ロープ→ローブ〕で、術服と書いてローブと読ませるつもりでした……今後は表記を変更しておきます」
从'ー'从「そうですね。
>>38さんの言うとおり、クーはシィナ姫のため、シィナを裏切りました。
これについてはおいおい説明を入れていくから、待っててねー」
(-_-)「……
>>43さん、これに関しては本当に申し訳ないです。この話は『ある程Fateを知っていて、
第一話から続けて読んでくれている人』向けの話です。ある程度この『わたなべ☆ちゃんねる』でフォローはしていますが
とてもおいつきませんよね……このスレを開いてくださっただけで感謝です。ありがとうございました」
从'ー'从「乙女ーのプライド夢―のブライド〜♪」
(-_-)「そうです。その曲からキャスターの宝具は命名しました。某ニコ○コのアイ○スで知りました。
外伝を書け、とのお達しですが……」
朝倉さん「うん、
>>52無理」
从'ー'从「
>>34 =
>>38さん、ドンマイです。調べたけど、“カイジ”の人なんですね…」
(-_-)「
>>37さん、ここは作者の説明不足&タイプミスです。。
〔ロープ→ローブ〕で、術服と書いてローブと読ませるつもりでした……今後は表記を変更しておきます」
从'ー'从「そうですね。
>>38さんの言うとおり、クーはシィナ姫のため、シィナを裏切りました。
これについてはおいおい説明を入れていくから、待っててねー」
(-_-)「……
>>43さん、これに関しては本当に申し訳ないです。この話は『ある程Fateを知っていて、
第一話から続けて読んでくれている人』向けの話です。ある程度この『わたなべ☆ちゃんねる』でフォローはしていますが
とてもおいつきませんよね……このスレを開いてくださっただけで感謝です。ありがとうございました」
从'ー'从「乙女ーのプライド夢―のブライド〜♪」
(-_-)「そうです。その曲からキャスターの宝具は命名しました。某ニコ○コのアイ○スMADで知りました。
外伝を書け、とのお達しですが……」
朝倉さん「うん、
>>52無理」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:57:05.52 ID:nB4xpLLs0
ステッカーってどんなデザイン?
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 01:57:39.52 ID:T9uCw0uzO
ステッカーはどうしたらもらえるのかねフゥ…フゥ…
(-_-)「
>>53さんからの疑問にお答えします。
しぃことキャスターは現在、魔力を供給してくれるマスターはいません。魔力の豊富なラウン寺から
魔力を限界まで吸い上げ、それを用いて戦っています」
从'ー'从「『遠距離からの近接射撃』っていうのは言葉あそびだね。
遠くから手足のように操れる6つの拳銃で戦える、という意味です」
(-_-)「毎回毎回たくさんの質問をもらってうれしいかぎりですが、説明がないと成り立たないという話は
やはりブーン小説としては失格ですよね」
从'ー'从「全体的に中二病を意識して書いてるのはたしかだけど、それでファンを減らしちゃダメだよねぇ……
うん、もっとがんばるよぉ!」
(-_-)「
>>55さんにまとめで見てくれている人もいるしね。初遭遇おめでとうございます」
从'ー'从「
>>60さん、ステッカーはわたしが「ティン!」ときたレスに進呈してまーす。
>>59さんも知りたがってる、そのデザインはね……」
作者「そのうち絵師さんが作ってくれると信じてる」
(-_-)「(なんという他力本願……)」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 02:07:34.82 ID:SpGonpVe0
ええい、やよいはまだか!
あ、乙です
63 :
『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.15:2007/12/15(土) 02:08:11.65 ID:n9/6XssF0
从'ー'从「さて、そろそろ質問もつきてきたね。 悲しいけど、もうお別れの時間です。次回は未定!」
(-_-)「年末は忙しいですしね……今年中に1回は最低投下します。」
从'ー'从「それじゃあみんな〜」
从'ー'从 (-_-)「「ばいばーい!!」」
从'−'从「ボソボソ(ぶっちゃけさ、進行って辛くない? 本編に出れる目もないし。やよいさんは出てるのに……)」
(;-_-)「(…………)」
64 :
聖杯戦争 ◆YhrftnhMQI :2007/12/15(土) 02:12:19.05 ID:n9/6XssF0
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 02:12:19.62 ID:xKz1fF/uO
乙ー
正直病み上がり&年末でけっこうしんどいです。
『わたなべ☆ちゃんねる』でも書きましたが、年内はあと1〜2回程度しか投下できそうにありません。
不定期で読む人を選ぶ本編ですが、これからもよろしくおねがいします。
それでは、おやすみなさい。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/15(土) 02:16:53.36 ID:m+u1X9th0
乙だぜ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: