('A`)は絶望し( ^ω^)は歪んでいるようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
処女作です。
携帯からであり、文も整っていませんがよければ読んで下さい。
それでは投下します。
('A`)は絶望し、( ^ω^)は歪んでいるようです
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:08:18.31 ID:G8TujhkwO
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3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:10:24.41 ID:cvQgXbzXO
('A`)「はぁ…」
その日何回目かの溜め息。
冬の夜の風は薄着に響き、容赦をしない。
今日も職は見つからなかった、家に帰れば借金取りに恐怖することを考えれば自然に溜め息が出た。
毎日が変わらない。朝から職を探し、家に帰れば借金取りに恐怖しながら眠る。
その繰り返しだった。
そんな毎日に絶望していた
だが、転機。
と言うものはすぐにやってくるものだった。
いつもどうりに、あるはずのない職を探し、家に帰り、ポストを開く。
そこに一枚の紙。
差出人は不明。だがしかし、少ない言葉で書かれている文字を見て呟く。
('A`)「……VIP中学3年2組同窓会。
12月19日午後6時にVIP中学校庭集合。」
奇妙だな、と思ったが。
すぐに不安は消え、乙なことをするなと思い、旧友との再開に胸を踊らせた。
その不安は、
現実の恐怖になることを少しも知らずに。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:13:03.48 ID:QPpOKf8Y0
全くこんな時間に・・・
支援
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:17:10.64 ID:G8TujhkwO
しえん
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:19:32.93 ID:QPpOKf8Y0
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:20:55.84 ID:cvQgXbzXO
相変わらず外は寒かった。
厚手の服を買う余裕もない自分には、黒いシャツに古くなったジャンパーを着るのが精一杯なのだ。
会場であるVIP中学の校門に辿り着くと、ひきつった様な笑みを浮かべる受け付け。
从'ー'从「こちらが会場になっております」
正直、怖かった。
笑っていなければ、
そう…笑わなくてはいけないと思わせる笑みだったから。
('A`)「ど、どうもッス」
短く返事をし、受け付けに手渡されたお茶を一口飲む。
そして校庭の中心へと歩き始める、歩くにつれ目がまわる感触をうけた。
('A`)「あ……れ…?」
そのまま視界は暗転し、
体は力を失った。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:27:06.57 ID:cvQgXbzXO
「ようやく…
ようやく始まるんだお。
僕の復讐が、始まるんだお。」
暗い部屋に男の声が走る、狂気…いや、歪む声にはありったけの憎しみが込められていた。
「ギコも、モララーも、ツンも、ドクオも
みんな、消しさるんだお」
暗い空間には
準備は整っている。
後は役者が揃えばよかった。
( ^ω^)「後は二人だお。」
歪んだゲームが始まる。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:27:32.37 ID:mcankahdO
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:28:45.93 ID:QPpOKf8Y0
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:29:21.38 ID:VZXWRFn7O
支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:29:32.45 ID:15I5IfM20
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:35:08.10 ID:cvQgXbzXO
徐々に意識が戻る、
眠りから覚めるような感覚を受け止めた。
('A`)「ここ……は?」
辺りは闇、
眠り眼を擦ろうと腕をあげる、
だがしかし
(;'A`)「………ッ!?」
腕が動かない。
いや腕は動くのだが肘が曲がらない。
('A`)「な、なんなんだよぉ……」
段々と恐怖が目覚める。
此処は何処だ?
何故拘束されている?
様々な疑問が流れ、
ただただ、時だけが静かに流れていった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:35:59.14 ID:VAgjbpjm0
SIEN
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:37:42.41 ID:sCYO0M/YO
私をを眠らせないらしいね
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:39:03.12 ID:G8TujhkwO
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:43:12.02 ID:on2egg0dO
しえん
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:43:48.83 ID:QPpOKf8Y0
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:45:09.13 ID:cvQgXbzXO
しかし不意に
ガチャン、と扉の開く音。
少なくとも人はいる。声を出せば助かるかもしれない。
そうは思うものの、
冷静な思考がそれを止めた。自分がここに連れて来られたという事は、連れて来た人がいるのだ。
だったらここは寝たふりがベストだと考える。
(;'A`)(なんなんだよ…)
暗い部屋に、聞きなれない音が響く。
ガチャリ。ガチャリ。
ガチャリ。ガチャリ。
その4つの音が消える。
そして
ガチャン。
扉の閉まる音。
('A`)(新しく連れて来られた人がいるのか?)
だがしかし、
様々な事を考えても答えなど得られなかった。
それと同時に己の無力を悟った。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:45:31.67 ID:XiJderjY0
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:57:56.93 ID:G8TujhkwO
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 03:58:37.34 ID:cvQgXbzXO
わかったことがいくつかある。
俺は拘束されている。
足は動かず、手は肘を曲げることは出来ないがある程度自由がきく。
そして手の届く範囲に恐らく鉄製の机。
最も重要な部屋の温度は…
('A`)「うん、心地いいな」
ってことぐらいだ。
それと
扉を開く音と閉める音が2回。妙な金属音…恐らく拘束具がされる音が8回聞こえた。
そのことから考え、
俺を含めてその空間には4つの何かがある…、もしくは4人の人がいるということだった。
冷静な思考から現実に戻る、
その瞬間に襲うのは恐怖。
状況が、場所が、この場所に対しての存在意義がわからなかった。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:04:44.07 ID:kQ+XMN7dO
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:04:59.17 ID:G8TujhkwO
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:05:18.33 ID:QPpOKf8Y0
もちょい速くなんねーかな支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:10:46.79 ID:cvQgXbzXO
真っ暗だ。
ひたすら闇が広がり、光が入り込む隙間もない。
それを心地良いと思う。
そして、自分を歪ました人が揃った。自分が怨み続ける人が揃った。
( ^ω^)「…やっとだお」
やっと始まる。復讐が。
ギコ、モララー、ツン、ドクオ。奴らは小中高と同じ学校だった。
まず、ギコとモララーはずっとずっと、対人恐怖症になる程以上に僕をいじめ続けた。
ツンは昔から幼馴染みでずっと好きだった。それを打ち明けた時、
ξ;∀;)ξ「キメェwwwww」
と笑い続け、数日後には女子を率いていじめに加わった。大好きだったのになぁ………
ドクオ――
ドクオにはいじめられたことはなかった。むしろ止めてくれた。唯一の友達だった、だけどツンと付き合ってしまった。
最後の一言は
('∀`)「悪いなww」だった。
だからこそ、DAKARAこそ、許せない。許さない。
地獄を、絶望を
奴らにつきつめてやる。
( ^ω^)「全員揃ったお」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:14:59.30 ID:G8TujhkwO
114114支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:16:48.16 ID:cvQgXbzXO
静寂に包まれた闇。
光も音も存在していなかった空間に、光が宿り。音が響く。
(;'A`)「…ッ!うおッ!?」
光がついた。
視界が慣れてきて驚いたのは目の前に座る元カノの、
ξ;゚听)ξ「ドッ、ドックン!?」
ツンだ。
驚いたよ、確かに驚いた。だって元カノだもの。
危機的状況なのにこんなことを考えられる自分を呪った。
ξ#゚听)ξ「此処は何処よッ!!」
うわ…相変わらずだな。
(;'A`)「知るかよ…」
だがわかったことならある。
部屋についてだ、ここはとても狭い部屋だ。
内装は頑丈そうな鉄で出来た椅子が恐らく二つ、そして向かい合わせで座りあう俺等の間にある机。
そして、
机の上の青いトランプ。
(;'A`)(………ッ!)
思わず身震いをした。何が始まるのかわからずに。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:17:32.29 ID:QPpOKf8Y0
支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:20:57.44 ID:G8TujhkwO
前置きなげー、早くしろよ!
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:21:19.17 ID:QPpOKf8Y0
だめだラスト支援
あとは頼んだ…
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:22:53.62 ID:G8TujhkwO
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:25:26.60 ID:0dPYVmxe0
しえn
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:25:49.84 ID:cvQgXbzXO
「始めるお」
声。恐怖を感じさせる、声。
何か、人としての生を失ったかのような声。
そして部屋に入ってくる黒服の人、そして再び声。
「ルールは簡単だお。君達には目の前にあるトランプを使ってゲームをしてもらうお。」
わけがわからなかった。何故?何故トランプなのか、ゲームをする意味はあるのか?
そして声の主。明らかに小中高と同じ学校に行っていた同級生のブーンの声だからだ。
そんな思考とは裏腹にルール説明が続く。
「ババ抜きをしてもらうお。一対一での勝負だお。もうわかってると思うけど、負けた方は死んで、勝った方が生き残れるお。」
(#'A`)「……チッ」
明らかにツンにも黒服野郎にも聞こえるように苛立ちをこめた。
「ギコ、モララー、ツン、そしてドクオ。
生き残るためには、目の前の大切な人をババ抜きで勝って生き残るんだお。
それじゃ、始め。」
今になって後悔した、
何故、
同窓会に来たのかを、奇妙に思っていたことをあまり気にしなかったのかを、
そして自分を恨んだ。もう後戻りできない。という絶対の恐怖に。
ドクオ・ツン部屋編
第1部、ルール説明
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:27:28.43 ID:Mn0Bb5E6O
なんか見たことあるけど好きだったしwktk
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:27:57.52 ID:cvQgXbzXO
とりあえず今日はこれで終わりです。
思い付きで短編を作ろうとしたのですが、少し長くなりそうです。
お付き合い、そして支援。ありがとうございました。
何か質問があれば受け付けます。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:30:06.20 ID:LzqlgzUn0
ちょwwwこれから盛り上がるってところで……
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:30:07.35 ID:QPpOKf8Y0
鮮やかに復活、そして乙。
質問ではないが、ながら投下は見ててきついw
good night.
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:30:56.59 ID:oXWW52ttO
ちょいと投下間隔長くないか?
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:33:09.85 ID:G8TujhkwO
乙。
ピアノみたいにしたら面白そう
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:35:27.66 ID:cvQgXbzXO
>>38 >>39 実際にはババ抜きで切迫つまった勝負をする短編の予定だったのですが、少し気合いが入ってしまい、
ながら投下なのに長く文章を書いてしまい間隔が長くなってすいませんでした。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:37:48.00 ID:oXWW52ttO
ながらはじれったいからやめた方が良いと思うよ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:39:20.42 ID:cvQgXbzXO
>>40 雰囲気的には、ピアノのような「拘束」の感じと、
ブーンの狂わせかたが、何かの作品であった感じを読みなおして感じてしまいました。
完璧なオリジナルを目指すつもりなので、簡単ながら奥深いやり取りを描きたいと思います。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:42:19.05 ID:cvQgXbzXO
次回は、
モララー・ギコ部屋
を主に描きたいと思います。投下予定は1週間後を目安に、作品を書きたいと思ってます。
今回は勢いでながらになってしまったので、次回はしっかりと書いてから投下したいと思います。
長々と付き合ってくれた皆様に、感謝感激雨霰とやらです。
ありがとうございました!
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:48:14.30 ID:LzqlgzUn0
完全にオリジナルというか
なんつーか『( ^ω`)ブーンが壊れたようです』そっくりなんだよな
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:51:20.56 ID:cvQgXbzXO
>>45 すいません、その作品は何処でまとめられてますか?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 04:52:44.60 ID:LzqlgzUn0
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 05:05:29.36 ID:cvQgXbzXO
>>47 読んで来ました。
ありがとうございます。
あくまでも本題は、
「生死をかけたババ抜き」にしたいので、
次回辺りからは大幅に変わってくると思います。
また読んで頂けたらありがたいです。
それでは、長々とお付き合いありがとうございました!
最後に
( うω-)おやすみなさい
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 05:15:22.81 ID:64pKrV08O
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 05:22:18.40 ID:41cJOB5H0
本当だ
確かに壊れたようですに似てるな、ここまでは
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 05:30:30.86 ID:LzqlgzUn0
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 06:54:35.82 ID:2hfx1CvL0
ほ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 07:12:37.22 ID:7UgsQJjyO
精子をかけたババ抜き・・・
死刑囚が葛藤にも似てなくもあらず・・・
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/12/14(金) 07:18:52.65 ID:jcyPdh8WO
パクりならまだしも、似てるだけなら別にいいんでねーの?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
何かとケチを付けるのは最早『彼等』の十八番だろうに