( ^ω^)はアフターレイヴンのようです

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
実はACではない
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:37:14.62 ID:DgPe+V3r0
キター!
3 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:40:33.12 ID:hSFRLOF0O
>>1代理dクスクス

本日のお品書き

本編六話〜七話+健康漫談

自作自演のまとめ↓
http://hp31.0zero.jp/619/NightWorld/

アムロ、本編投下しまーす!
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:41:23.90 ID:DgPe+V3r0
支援ー
5 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:42:21.59 ID:hSFRLOF0O
第六話 アネ・モネ

━━スパナや電動ドリルの立てる無機質な重低音が、雑多なガレージに響いて耳にうるさい。

( ;^ω^)「疲れるお……」

機械油で汚れた顔をひと拭きし、僕はナイト・ホライズンのコアの上に大の字に寝そべった。

(´・ω・`)「おい、サボってんじゃない。ぶち殺すぞ」

( ;^ω^)「しーましぇーん!」

上から飛ぶ鋭い努声に、僕は思わず飛び起きてスパナを握った。

(´・ω・`)「相変わらず機体の損壊が酷いよ。君はいつになったらもっと丁寧にACに乗ってくれるんだい?
これが二脚だからいいものを、もしフロートだったらと思うと……」

ぐちぐちと文句を言いながら、ショボンは頭部パーツのカメラアイをいじっている。
前々回もさることながら、前回の戦いで僕の愛機は大きな傷を負った。
装甲はその半分がひしゃげ、はぎ取られ、見ているだけでも心が痛くなる程の様相を呈している。

( ;^ω^)「いやぁそうは言いますけどね、僕も生き残る事で精一杯なんですお」

(´・ω・`)「だったらもっと丁寧に回避しなよ。ここまでボコボコにされると、徹夜しなきゃならないだろうがこの愚図が」
6 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:43:36.00 ID:hSFRLOF0O
口調は至って穏やかだが、発する単語単語が鋭く尖っている事から、ショボンはかなりご立腹のようだ。
AC戦の度にこんなやり取りをしているような気がするが、やはり僕の腕が悪いのがいけないのだろうか。

( ^ω^)「でも、それを言ったらドクオだって酷いもんだお」

(´・ω・`)「だから僕はトサカにきてるんだよこの間抜けが」

ショボンのトゲトゲしい言葉に顔をしかめつつ、僕は隣に並ぶバッドエンドを仰ぎ見た。
森林迷彩のボディの至る所の装甲が剥げ落ち、左腿にはレーザーで貫かれた大きな穴が空いている。
機体全体の損傷はナイト・ホライズン程では無いが、こちらもかなりの惨状だ。

(´・ω・`)「君たちが機体をボロボロにしてくれたおかげで、報酬の大半は修理費に飛んだよ。満足かい?」

ショボンの嫌みは止まらない。
あぁ、苦痛だ。

('A`)「……」

そんな中、ドクオは先ほどから何も言わずに黙々と自分の機体の修理作業にふけっている。
いつもなら作戦後は部屋に引きこもって爆睡するか、キッチンで一人酒盛りをしているような彼にしては珍しい。。

( ^ω^)「本当に、どうしたんだお?」

('A`)「……」

ドクオの手が止まる。しばしの沈黙。
やがて難しい顔をしていたドクオは、重々しく口を開いてこう言った。

('A`)「なぁ、ブーン。修理が一段落したら、ちょっと付き合ってくれや」
7 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:45:41.56 ID:hSFRLOF0O
━━白と灰色の無機質なコントラスト。それが私の全て。
長い廊下。鼻をつくリネンの匂い。無愛想なトレーニングマシン。全て見飽きたもの、何度も見たもの。
しかし、それらに対して愛着や親しみは浮かばない。
むしろ、嫌悪感の方が強かった。

「今回の分で投薬は最後だ。後二、三日待って拒否反応が無ければ、いよいよお前も前線の仲間入りというわけだ」

目の前に座った白衣の男が、注射針を引き出しにしまいながらそう言った。

/ ゚、。 /「……」

私は自分の手首に穿たれた注射の後を見つめ、二、三度拳を開いては閉じた。

「どうした、もう行ってもいいぞ」

男は振り返りもせず、机に向かって何か書き物をしながら言う。
私は立ち上がりきびすをかえすと、ラボ01と呼ばれる薬臭い「牢屋」から外の廊下へと出た。
もう一度、手首の注射の後を見つめる。
拒否反応が無ければ前線に投入。彼は確かにそう言った。
これで、この「牢屋」からも解放されると言うわけだ。
そう思うと素直に嬉しい。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:46:30.53 ID:DgPe+V3r0
支援
9 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:46:41.47 ID:hSFRLOF0O
从'ー'从「あ、ダイオードさん」

間延びした声に振り返る。
ちょうど廊下の角から、その声の主がやって来るところだった。

/ ゚、。 /「……」

私が黙っていると彼女はとことこと私の前まで駆け寄り、たどたどしく敬礼をした。

从'ー'从「投薬、終わったんですか?」

そわそわした様子で尋ねる彼女。
確か、名前をワタナベと言ったか。

/ ゚、。 /「ああ」

从'ー'从「そう、ですか。それじゃあ、いよいよ前線に……」

節目がちに呟く声。
彼女は以前にオペレーターとして戦術部隊の補佐をしていたと聞くが、今は人手不足の為にACに乗り込み戦場に立っているらしい。
10 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:48:06.94 ID:hSFRLOF0O
从'ー'从「あの……」

/ ゚、。 /「何だ?」

何やら言い出しにくそうに俯く彼女。
少しの逡巡の後、顔を上げる。

从'ー'从「……いえ、やっぱりいいです」

自嘲気味にそう呟くと、彼女は私の横をすり抜けるようにして歩き出した。
何が言いたいのか。首を捻る。
11 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:49:07.84 ID:hSFRLOF0O
しかし、気にも止める事では無いだろう。そう思って私も歩き出そうとすると、再び声がかかった。

从'ー'从「あの……」

振り返る。

从 ー 从「モナーさんが、亡くなりました」

顔を伏せたため、その表情は読み取れない。

/ ゚、。 /「そうか」

ただ、一言返す。
モナー。そう言えば、そんな名前のレイヴンが戦術部隊に居たかもしれない。
だが、彼が死んだからといってそれを私に告げる必要がどこにあるのか。
私は彼をよく知らない。

从'ー'从「……」

私の口から出た言葉が不服だったのか。ワタナベはそれ以上は何も言わずに、また前に向き直ると再び歩き出した。
その背中に、少し同情でもしたのだろうか。今となってはわからない。

/ ゚、。 /「残念だったな」

もう一言だけ付け加えて、私は彼女に背を向けた。
彼女がその言葉にどんな顔をしたのかはわからない。
私は歩みを止める事も振り向く事も無かったし、彼女ももう何も言葉を返して来る事は無かった。
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:49:34.32 ID:DgPe+V3r0
支援
13 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:50:05.97 ID:hSFRLOF0O
━━ミサイルの分厚い弾幕。
それはさながら一個の雲海のような質量をもって、俺の機体を包み込んだ。
壮大なデジタルの爆音。画面に表示される「Lose」の赤い文字。

( ^ω^)「おっおっwwwまたまたやらせていただきましたぁんwww」

筐体の向こう側に座るブーンの勝ち誇った声が、神経を逆撫でする。
俺はこんなにも弱かったのか。

('A`)「もう一回だ」

コンソールをいじり、再戦を選択。
再び表示されるポリゴンの愛機。

俺達は今、VRシミュレーターで模擬戦闘の真っ最中だ。
先日の作戦で、俺は自分の実力というものを痛いほど実感させられた。
少なくとも狙撃にはそれなりの自信があった。それなのにあの醜態。
情けなかった。憧れのクーの前であんな痴態を晒したのだ。
強くなって、彼女を見返したい。
そんな単純な理由から、今俺はブーン相手にVRシミュレーターで特訓を積んでいるわけだ。

( ^ω^)「受けてたつお」

('A`)「今度こそは負けねぇぜ」

操縦桿を握る。
画面に表示される「Redy」の青い文字。
ポリゴンの砂漠。
戦闘開始の合図が鳴り響いた。
14 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:51:01.45 ID:hSFRLOF0O
━━破損した機体の脚部を睨み付けながら、俺は胸の中で暴れ回る獣のような怒りのやり場を探して、辺りのスクラップを手当たり次第に殴りつけた。

(,#゚Д゚)「畜生!畜生!畜生!」

拳だけでは発散されない力の奔流は、脚をも動かし鉄屑を更に破壊する。
殴って蹴って、 掴んで投げ飛ばして、それでも収まりがつかない俺の体はその破壊欲を完全に持て余していた。

(*゚ー゚)「また物に当たり散らしてぇ。負けて来たの?」

背後からふいにかけられた声に振り返る。
ショートボブに切りそろえた茶色い髪を揺らしながら、彼女は俺を見つめていた。

(,#゚Д゚)「うっせぇんだよ。女は黙ってな」

持て余した破壊欲を言葉に乗せて発射する。
が、そんなものは彼女を傷付けもしないのは百も承知している。
だからこそ、こんな言葉が吐けるのだ。

(*゚ー゚)「はいはい、女でごめんなさいねぇ。にしても、ギコ君が負けるなんて珍しいね。相手はどんな奴?もしかしてラウンジの?」

案の定、彼女は気にした風も無く言葉の銃弾を受け流すと俺の近くまで歩いて来て、スクラップの上に腰を下ろした。
15 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:51:48.73 ID:hSFRLOF0O
(,,゚Д゚)「いや、ラウンジの奴じゃねぇ。あんな機体は見たことねぇな。水色の軽量二脚で、とにかく恐ろしい速さだった」

胸の獣も少し収まって来た。俺もスクラップの上に座る。

(*゚ー゚)「軽量二脚かぁ。クーじゃなかった?」

(,,゚Д゚)「いや、違う。パイルバンカーとブレードだけを装備していたからな。奴じゃねぇ。しかも普通じゃねぇんだよ」

(*゚ー゚)「ふぅん。誰だろうね。それで、普通じゃないって?」

話し半分といった様子で尋ねるしぃ。
聞き流そうとしているのがわかる。
それが気に食わなかった。

(,,゚Д゚)「とにかく、普通じゃねぇんだよ。化け物みたいに強ぇ」

俺は声を荒げる。

(*゚ー゚)「ふぅん」

興味なさげな相づち。気に食わない。

(,,゚Д゚)「ブレードを、オレがブレードを食らったんだ。ありえねぇ、このオレがだ。しかも、奴はわざとオレの脚だけを狙ってきやがった。舐めてやがる。ありえねぇ」

話しているうちに、あの時の光景が思い出される。
ロケットの嵐。それを蠅の特攻をかわすように避け、振り返りざまに振るわれたブレードの一撃。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:52:25.13 ID:6B9HvxfNO
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17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:52:40.92 ID:DgPe+V3r0
支援
18 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:52:47.67 ID:hSFRLOF0O
脚だけを狙った、その橙の剣の放つ毒々しい光がまだ目に焼き付いている。

(,,゚Д゚)「今度あったら、絶対に壊してやる。あんなひらひらした奴に舐められてたまるかよ。壊す。絶対に壊す」

拳を握りしめる。歯を噛み鳴らす。
再びぶり返す破壊欲。
そんな俺の心中など気にもとめないように、目の前のしぃは俺の手を取った。

(*゚ー゚)「うんうん。そうだね。ねぇ、ところで今日は……」

上目遣いで俺の顔を覗き込む。
その両手が、俺の右手を撫で回していた。ゆっくりと媚びるように、愛撫するように動いた。

(*゚ー゚)「“アレ”、しないの?」

その一言が、態度が、オレの中のどす黒い何かに触れた。
虫酸が走る。気に食わない。この目、この手つき、この声色。全てがあの女を思い出させる。
気に食わない。壊してやりたくなる。

(*>ー<)「痛っ!」

とっさにしぃの手が俺から離れる。
無意識に俺は彼女の手を握り潰そうとしていたのだろう。
彼女の両手が赤くなっていた。

(,,゚Д゚)「やかましいぞこの売女が。触るんじゃねぇ」
19 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:53:48.22 ID:hSFRLOF0O
嫌悪と憎悪を込めた一言で一蹴してやる。心なしか、体中がむずがゆい。

(;゚ー゚)「ご、ごめんなさい。私……」

縋るような声色。
それも気に食わない。
立ち上がり、汚物に背を向ける。

(;゚ー゚)「ごめんね、ギコ君。ギコ君を怒らせようと思ったわけじゃないの。ただ、その……お願い、許して」

尚も食い下がろうとするしぃ。
その声は縋るように俺の背中に纏わりつく。許しを乞い媚び諂う態度、それに対する生理的な嫌悪感。気持ち悪い。
はっきりと、その感情が喉元までせり上がって来た。
吐き気がする。比喩じゃなく、物理的な吐き気。
止めろ。気持ち悪い。止めろ。

(;゚ー゚)「ねぇ、ギコ君……」

止めろ。

(,#゚Д゚)「うるせぇぞ糞アマ!オレに寄るんじゃねぇ!」

ホワイトアウト。
既に思考は停止していた。
気に入らないものを、吐き気がするものを、壊す。
ただそのためだけに俺の体は動いていた。
振り上げた拳が、目の前の汚物を打ち据える。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:54:09.17 ID:DgPe+V3r0
支援
21 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:54:39.46 ID:hSFRLOF0O
しなった脚が、汚泥の脇腹を何度も蹴り付ける。殴って蹴って、殴って蹴って、殴って蹴って、殴って蹴って、殴って蹴って、殴って蹴って殴って蹴って殴って蹴って殴って蹴って殴って蹴って蹴って蹴って蹴って蹴って蹴って蹴って。

気がつくと、汚物は汚らしい血反吐を口から垂れ流しながら、涙を流してうずくまっていた。
アスファルトを伝う、血、血、血。
それが俺の頭を締め付ける。頭が痛い。吐き気もする。
脳髄が痺れる。脳内麻薬がキマったのだろう。やがてその痺れが全身に伝わり、手足が震えだす。
そこで思考が完全に戻ってきた。

(,;゚Д゚)「気持ち、悪いんだよ」

カラカラに乾いた口の中、へばりつく舌を拙い動作で動かしてやっと言葉を紡ぐ。
弱々しい響きだった。

(*;ー;)「ごめ……げほっ……なさ、い」

血反吐と涙、嗚咽の混じった声で汚物が呟いた。
まだ生きていたのか。まだ動くのか。そんな事しか、俺は感じられなかった。

(,;゚Д゚)「……」

そんな自分が、気持ち悪くて。
俺はその場にしゃがみこむと、胃の中のモノ全てをガレージの床にぶちまけた。
22 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:55:36.73 ID:hSFRLOF0O
━━疲れた。とにかく疲れた。
スパナを掴む手にも、力が入らない。

(´・ω・`)「ふぅ。一休み、かな」

その言葉を口に出してしまったせいで、更に疲れが増した。
スパナを床に投げ出し、僕はガレージの床に大の字に寝そべり、疲れた頭と体を休めようとゆっくりと目を閉じかけた。

ξ゚听)ξ「お疲れ様」

そこにかけられた突然の声に、気だるげに頭を起こす。
見上げると、コーヒーカップを両手に持ったツンが脇に立っていた。

ξ゚听)ξ「コーヒー淹れたんだけど、飲む?」

そう言って彼女は、右手のカップを僕に差し出す。

(´・ω・`)「有難う、君だけは気が利くね」

体を起こし、カップを受け取る。
コーヒーの温もりと、カフェインのえもいわれぬ香りが疲れた心身に染み渡った。

ξ゚听)ξ「あの二人と一緒にされちゃ困るわ」

彼女は平然と言ってのけると、僕の横に腰をおろした。
二人、肩を並べてしばしコーヒーを啜る。
静かな夜。いつも通りの平和な日常。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:55:41.25 ID:6B9HvxfNO
C
24 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:56:26.98 ID:hSFRLOF0O
ξ゚听)ξ「機体の修理はもう終わったの?」

(´・ω・`)「あぁ、外周はもうね。後は内部の電子機器類のチェックのみさ」

ちらりと腕時計に目をやる。修理を始めてからもう半日はたっていた。

(´・ω・`)「全く。あの二人がろくに手伝ってくれなかったから、こんなにかかっちゃったよ。今彼等は何してるんだい?」

ξ゚听)ξ「さっきまで、二人してVRシミュレーターで対戦してたけど、今は二人とも部屋で寝てると思う」

もう一度、腕時計を見る。二人が修理の手伝いをほっぽりだしたのが四時間程前だから、かれこれ六時間もVRシミュレーターで対戦していた事になるのか。

(´・ω・`)「……頑張るねぇ」

小さな溜め息が出た。
恐らく、僕があまりにも「腕が悪い」とこき下ろしたから、それで躍起になったのだろう。

(´・ω・`)「少し、言い過ぎたかな」

ξ゚听)ξ「は?何が?」

(´・ω・`)「いや、何でもないよ」

コーヒーを啜って、ごまかす。
仄かな苦味が口の中に広がった。

(´・ω・`)「さぁて、それじゃあ僕も早いとこ仕上げちゃおうかな」
25 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:57:16.34 ID:hSFRLOF0O
━━ベッドの上で寝返りを打つ。ひやりとしたアルミの感触が肘に当たった。

('A`)「……」

あれからずっとVRシミュレーターでブーンと対戦を繰り返したが、勝率はなかなか上がらず結局俺は負け越す事になった。
それでも、以前よりも腕は確実に上がっただろう。その証拠に、何回かは俺が一方的にブーンの機体をなぶるような試合展開が築けた。

('A`)「オレ、やっぱやれば出きる子じゃん」

口元がにやける。
しかし目を見張るはブーンの腕の上達速度だ。
この前までは二人、どっこいどっこいな腕前だったはずなのに、AC戦を三回経験しただけでこんなに差が開くなんて思ってもみなかった。
そんな事を考えると、少しブーンに嫉妬してしまう自分が居る。

('A`)「はぁ……」

後退しながらスナイパーライフルを撃っていれば、ある程度は人並みの戦闘も出来る。
だが、それでは何かが違うのだ。
狙撃。遠距離からの攻撃。それが俺の本来の戦闘スタイルなのではないか。

('A`)「レールガンをもっと活かした戦い方が出来れば……」
26 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 22:58:02.60 ID:hSFRLOF0O
もう一度寝返りをうつ。
レールガンの構えに生じる隙。それを何とか出来さえすれば。

('A`)「そうだ!あれしかない!」

勢い良くベッドから飛び上がる。

('A`)「あれならもしかしたら……そうと決まれば早速ショボンに……」

部屋を抜け出し、ガレージへと駆け出す。
とにかく今は誰かに勝ちたい。勝って、自分の実力を確かめたい。試したい。
そしていつかは、クーにも認められるようなレイヴンになって……。

(*'A`)「フヒヒwwwオレってば漫画の主人公みたいだぜwwwもしかして、これってフラグ?www」

案外俺も単純なのかもしれないな、なんて考えながら俺はガレージの扉に手をかける。
ショボンは起きているだろうか。
これから夜更かしさせてしまうが、それは酒でも奢って許してもらおう。

胸が高ぶる。確かな自信が、今俺の中に生まれつつあった。
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 22:58:06.23 ID:DgPe+V3r0
支援
28 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:00:05.57 ID:hSFRLOF0O
第七話 オープンコンバット

━━悪趣味な骨董品が並べられた執務室の中で、私は息苦しさを感じていた。
管理職の嫌な臭いが体に染み付いてしまうような、そんな感覚。

( ・∀・)「お前達に集まってもらったのは他でもない」

執務机の前にふんぞり返ったアライアンス戦術部隊のまとめ役であるモララー司令官その人は、愛用のシガレットパイプを磨きながら話を始めた。

( ・∀・)「先の作戦でモナーが所属不明のACに撃墜された件だが、それについて相手の正体が判明した。まずはこれを見て欲しい」

そう言って、モララーは机の上の立体ホログラファーのスイッチを押した。
机の上の投影機が低い唸りを上げて、一人の男の姿を映し出す。

(`・ω・´)『私は新生バーテックスの最高指導者であるシャキンだ』

隣のヒッキーが唾を飲み込む。

(`・ω・´)『先日ガラブ砂漠でそちらのAC一機を撃破させて貰った。これが何を意味するか、権力を振りかざす事に必死な貴公らにならば察しがつくだろう』

尊大な態度で振る舞うホログラフの男。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:00:43.27 ID:aV4kMYLiO
支援
30 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:00:56.57 ID:hSFRLOF0O
(`・ω・´)『この映像の送信、それと共に我々バーテックスは再びアライアンスに対して宣戦布告を宣言する。覚悟していてくれたまえ』

一際大きい声で男が啖呵を切ったところで、ホログラフはぷつりと途切れた。
静まり返る部屋。と言っても、私の他にはヒッキーとモララーの三人しかいないのだが。

(-_-)「バーテックスなんて、まだ残ってたんですね」

( ・∀・)「一年前の戦いで、我々はジャック・O共々奴らを完全に壊滅させたと思っていたのだが、詰めが甘かったと言おうか。
生き残ったMT乗り達が徒党を組んで、我々に再び宣戦布告してきたというわけだ」

相変わらずパイプを磨きながら、モララーはボヤく。
そんな態度が、彼の人となりを表している。私はこういう人間は好きになれないな、と心の中でボヤいた。

( ・∀・)「全く、ただでさえ各地の武装勢力鎮圧で忙しいのに、前任の隊長は面倒なものを残してくれたものだ」

毒づきながらパイプを置くと、モララーは立ち上がり私達に背を向け、一面ガラス張りの壁を向いた。

从'ー'从「それで、状況は?」

私の質問に、モララーは面倒そうに振り返る。
31 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:01:51.03 ID:hSFRLOF0O
( ・∀・)「現在、奴らの本拠地があると言われるガラブ砂漠へ、MTの二個小隊を向かわせている。現状での奴らの戦力は不明だが、お前達は何か見なかったのか?」

从'ー'从「いえ、詳しくは。ただ、少なくともACを二機以上保有しているのは明らかでしょう」

私のその言葉に、モララーは軽く舌打ちをした。

( ・∀・)「やれやれ……それじゃあ、お前達だけでは手に負えんな。かと言ってダイオードを出す訳にもいかん……」

苛立たしそうに足を踏み鳴らすモララー。
その後ろ姿に、私は怒りを覚えたらいいのか申し訳なさを覚えたらいいのか、戸惑った。

(;-_-)「……」

横目でヒッキーを伺う。彼も私と似たような心境なのだろう。

( ・∀・)「そういえば、先のキサラギの件でお前達とやり合ったレイヴンチームが居たな。なんと言ったかな……」

从'ー'从「“VIP”ですか?」

( ・∀・)「あぁ、そうそれだ。奴らはフリーなんだろう。奴らを雇おう。そうすれば、モナーの穴埋めにもなる」

そう言って、モララーは一人納得したように手をたたくと、執務机に戻った。
32 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:02:51.55 ID:hSFRLOF0O
ノートパソコンを開き、何やらキーを打ち始める。
VIPに依頼のメールでも出しているのだろうか。

从'ー'从「あの……」

手持ち無沙汰になった私は、声を上げた。

( ・∀・)「ん?なんだね、もう下がっていいぞ」

从'ー'从「私達は、どうすれば……」

( ・∀・)「あぁ、別命有るまで待機。近いうち戦闘になるから、それの準備でもしてればいい」

事も無げに言い放つモララー。
もう用は済んだといった様子だ。
その態度に、私達二人は顔を見合わせる。

从'ー'从「そうですか。それでは、失礼します」

(-_-)「……失礼します」

同時に敬礼、退出する。
扉を閉めようとした時、司令官のボヤく声が聞こえた。

( ・∀・)「あーあ、それにしてもどうして僕はこんな所に飛ばされたかなぁ。着任早々部下は死ぬし、バーテックスは宣戦布告するし、面倒な事ばかりだ。本当なら今頃本部で……」

胸の奥が締め付けられるような激しい感情に、私は思わず唇を食いしばる。
情けなかった。何もかもが、情けなかった。
そんな私の気持ちを察してくれたのか、ヒッキーが私の肩に手を置いた。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:02:51.81 ID:DgPe+V3r0
支援
34 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:04:02.18 ID:hSFRLOF0O
(-_-)「行こう、ワタナベさん。機体のチェック、しとかないと」

振り向くと、彼はぎこちなく私に笑いかけてきた。
その微笑みを少し申し訳なく思う。

从'ー'从「そう、だね」

そんな彼に、私も微笑みを返す。
ぎこちない、微笑みを。

━━━━

最初に僕は驚きの声を上げ、次に両手を胸の前で振った。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:05:33.45 ID:DgPe+V3r0
支援
36 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:05:42.12 ID:hSFRLOF0O
( ;^ω^)「ちょっと待った!ちょ、ちょっと待った!それはどういう事だお!?」

ブリーフィングルーム兼リビングのソファに腰を卸したまま、フレキシブルな反応をする僕を前にツンは冷静な態度で答える。

ξ゚听)ξ「だから、アライアンスから支援の要請よ。ちょっとした戦争を始めるから、私達の戦力を一時的に貸して欲しいって」

( ;^ω^)「戦争って、どこと?」

ξ゚听)ξ「バーテックスだそうよ」

バーテックス。その単語が出た時、僕とドクオは思わず立ち上がった。

( ;^ω^)(;'A`)「「な、なんだってー!?」」

(´・ω・`)「ネタが古いよ」

ショボンの冷静な合いの手に、僕達二人は更に目を見張った。
37 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:06:53.06 ID:hSFRLOF0O
(;'A`)「なんで二人ともそんな冷静なんだよ。バーテックスがまだ残ってたってどういう事だよ!?」

( ;^ω^)「アライアンスって、こないだ僕達と戦ったばかりのとこじゃないかお!?しかるべき理由を教えてほしいお!」

怒涛の勢いで互いの疑問をぶつける僕らのステレオ質問波状攻撃に、ツンは冷静にテーブルを叩いた。

ξ゚听)ξ「うるさい」

その静かな剣幕に、僕達は子犬のように大人しくなる。

(´・ω・`)「所属レイヴンが全滅したとはいえ、バーテックスはかなり巨大な組織だ。生き残った奴らが残党を組んだって不思議じゃないだろう」

いつ誰が淹れたのか、お茶を啜りながらショボンが言う。

(´・ω・`)「とにかく依頼が来た以上は、請けるかどうか選ばなきゃならないんだよ。最も、依頼主が依頼主だ。選べるような状況じゃないだろうけどね」

そう言って、ショボンは湯のみをテーブルに置いた。

(´・ω・`)「ここで少し恩を売って、ついでに僕らの実力を見せてやれば、アライアンスも僕らの事をうかつに扱えなくなるだろう。逆にこれをチャンスととらえるんだ」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:07:00.90 ID:DgPe+V3r0
支援
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:07:53.45 ID:DgPe+V3r0
モララー、モリみたいなやつだなw
40 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:08:09.25 ID:hSFRLOF0O
━━日増しに、ニコチンの臭いがキツくなっている。
私は顔をしかめると、ソファに座ったままブリーフィングルーム内に漂う煙を手で払った。

ノパ听)「FOX、少しは禁煙しろよなぁ」

壁際によりかかる細身の男をねめつけるが、彼は私を無視して話しの続きに戻る。

爪'ー`)y‐「で、だ。アライアンスの方々が近々ちょっとした戦争を始めるみたいだけど、オレらはどうすんのよ頭領」

携帯灰皿片手に煙草をふかす彼の視線は、私の向かいのソファに腰掛けた我らが重鎮に向けられている。
私もFOXの言葉に対する回答を求め、彼、ビコーズへと首を巡らした。

( ∵)「……」

件のビコーズと言えば、いつものように何を考えているのかわからない表情で、視線を宙の一点に据えたまま黙考している。
何かを考えているようにはとても思えない、そんな様子の彼だが私にはわかる。
彼は口数が少ない代わりに、頭の中では常にありとあらゆる可能性について考えの糸を張り巡らせているのだ。
それは私達ラウンジの事から、サークシティ、その他ありとあらゆる事物に及ぶ。
彼はまさに「考える人」なのだ。
41 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:09:28.38 ID:hSFRLOF0O
爪'ー`)y‐「噂じゃ、バーテックスもアライアンスもそれなりにフリーのレイヴンを雇ったと聞くが、はてさてそれがどう転ぶか……」

FOXは含みがあるような笑い方をして、煙草の灰を左手の携帯灰皿に落とす。
しばしの沈黙。
ゆったりと流れる紫煙が、時間の流れを現すように漂う。
そんな中、ビコーズが静かに口を開いた。

( ∵)「オレ達には関係の無い話だ。放っておけ。ただし、サークシティに近付くものがあったら容赦なく叩け。少なくとも、スクラップ代で我々の懐が潤うと判断できる限りは、な」

━━━━

ファサード前線基地は、閑散としていた。
斜陽に照らされ、荒野の真ん中にぽつねんと建っているそのたたずまいは、さながら全盛期のレイヴン達の墓場のようでもある。

( ^ω^)「で、結局僕らは依頼を引き受けちゃったわけだけれども……」

コックピットの中から寂れた基地の司令塔を眺め、僕は話し相手を求めてスピーカーに呟いた。

('A`)『まぁいいじゃねぇか。丁度オレも特訓の成果を試したいとこだったし』
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:09:44.60 ID:BFivD0t00
支援
43 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:10:20.33 ID:hSFRLOF0O
返ってくるのはやはりドクオの声。
それもそのはず、ここには僕ら二機以外には誰もいない。
アライアンス戦術部隊の司令官と名乗る男から頼まれた依頼は、ここファサード前線基地を通過しようとするバーテックス残党の勢力を、虱潰しに撃破する事。
そして、同施設の防衛。
アライアンスの戦力は、バーテックス残党の本隊を叩くためガラブ砂漠へと哨戒に向かっている為、ここの疎かになった守りを、傭兵の僕達に任せるという事だった。

( ^ω^)「特訓て、たった半日シミュレーターで練習しただけでそんなに強くは……」

('A`)『うるせい!オレは主人公フラグ立てたから大丈夫なんだよ!』

何やらドクオはよくわからない事をほざいているが、この作戦ではさして力む事も無いだろう。
なんとなくそんな事を考えていると、割り込み回線で通信が入った。

ξ゚听)ξ『ブーン、ドクオ、十二時の方角に敵反応よ。戦力は戦闘機が十三機、それにACが二機よ』

( ^ω^)「って、いきなりACかお」
44 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:11:23.43 ID:hSFRLOF0O
希望的観測、もとい油断が一瞬にして断ち切られる。

ξ゚听)ξ『これは……SA-SU-GA brothersね。気をつけて、前回は結局彼らの実力を見ることが出来なかったわ。どれだけの腕か、未知数……』

ツンの言葉が終わらぬうち、回線に割り込んでくる聞き覚えのある声。

( ´_ゝ`)『おや、またお前達か』

(´<_` )『これは奇遇だな。また会えるとは』

飄々とした声、間違いない。あの双子が来たのだ。

( ^ω^)「この間は逃げられたけど、今度はじっくりとやり合えるお」

操縦桿を握りしめ、OBの姿勢に入る。
敵は真っ向から勝負を挑んで来るようだ。
ならば、先手を取った方が有利。
右手のバッドエンドを見やる。緑の森林迷彩を施した逆関節型機体は、レールガンを構えていた。

( ^ω^)「ドクオ、今回ばかりは狙撃は……」

('A`)『あぁ、わかってるぜ』

スピーカーから聞こえてくるドクオの声は、しかし自信に満ちている。

( ;^ω^)「だからレールガンを……」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:12:05.92 ID:DgPe+V3r0
支援
46 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:12:12.74 ID:hSFRLOF0O
だが、僕の言葉は目の前に迫る三発の砲弾に遮られた。
着弾、その寸前でナイト・ホライズンは羽ばたく事に成功する。
大きく弧を描くように左手にスライド移動すると、紫の光条を放つ。
よくロックもせずに撃った一撃は牽制。
機体を左右に振りながらの小ジャンプ移動でレーダーの敵反応から距離をとり、冷静に戦場を見渡す。
どうやらbrothersが露払いの意味で先行してきたのだろう。
基地の前方数十キロ先に見える機影は、蜘蛛のような四脚型AC二機のものだけだ。

( ´_ゝ`)『さぁて、今日はあたし暴れちゃおっかな☆』

まだ遠い。先手を取るにはもっと近付かなければ。
ブースターをチャージ。いつものようにミサイルのロックに入る。が、今しも敵に向かって駆け出そうとするナイト・ホライズンの横を、緑色の閃光がそれよりも早く駆け抜けた。

( ;^ω^)「ちょ、ドクオ、だからレールガンは……」

明らかにAC戦でのレールガンの運用方法を間違ったドクオの戦術。隙が大きすぎる上に、当たるわけが無い。
47 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:13:06.88 ID:hSFRLOF0O
そんな僕の考えを裏切るように、翡翠の閃光は迫りつつあるライトバーニアのコアに華々しい爆発音と共に直撃した。

( ;´_ゝ`)『や、やるじゃないっ///』

(´<_` )『何故照れる』

今の一撃で虚を突かれたのだろう。スピーカーから双子の焦った声が聞こえる。
心なしか、敵の侵攻速度も遅くなった。

('A`)『超遠距離からの狙撃なら、そんなに隙は生まれないし、オレは狙撃の名手だ。当たらない方がおかしいんだよ』

得意気なドクオの声。

('A`)『それに、忘れるなよ。オレ達の任務はここの防衛でもある。ここを離れる訳にはいかんだろう。もし奴らがおとりだったらどうする』

( ;^ω^)「確かに……」

意外に冷静なドクオの言葉に、僕は不承不承肯定の言葉を返す。
しかし、なんだか納得がいかない。

('A`)『奴らが近付いてくるまでは、オレが後方から狙撃する。お前は出来るだけ奴らを引き付けてくれ』

その言葉にも納得がいかない。だが、最早ここは戦場。
目の前には僕達を殺さんと迫る二機のAC。従うのが一番効率的だ。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:13:11.63 ID:DgPe+V3r0
ドクオ、四脚にすればいいのに・・・
49 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:14:10.26 ID:hSFRLOF0O
( ^ω^)「……わかったお」

反論の言葉を飲み込み、メインモニターを睨み据える。
思考はすぐに戦闘に向けられた。
そのせいで、又も僕は違和感に気付く事が出来なかった。
思えば、この時から僕の胸の中で「変化」は始まっていたのだろう。

( ´_ゝ`)『弟者、逆脚は頼むぜ。オレはこっちのひょろいのをやる』

(´<_` )『おk 兄者』

僕は機体の速度を上げ前へと出る。
前方の二機は左右に別れ、兄者のライトバーニアの方が右肩のチェインガンを構えて僕の方へとその機首を向け、蜂の群を放ってきた。
まだ彼我の距離は遠い。チェインガンも二、三発掠る程度だ。
牽制のマイクロミサイルを発射。ライトバーニアはそれを右スライドで難なく回避。
その間も相手は距離を詰めるのを忘れない。
左手のスナイパーライフルでの小刻みな威嚇。じわじわとした攻勢。
やがて相対距離が二十キロ弱になった時、ライトバーニアのチェインガンの嵐が再び巻き起こった。
50まち針 ◆VOTOMSnK.U :2007/11/29(木) 23:14:48.48 ID:eq0sEqY+O
LRやりてぇな支援
51 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:15:04.97 ID:hSFRLOF0O
ばらまかれる弾丸、弾丸、弾丸、その中に時折混ざる鋭いスナイパーライフルの一撃。
僕は機体を左右に振って出来るだけ被弾を避けようとする。

( ´_ゝ`)『ははは、生まれついてのトリガーハッピーでね。いらいらするだろう?』

近づかれれば、集弾率に比例して被弾率も上がる。
やむを得ず機体を後退させながら、僕はレーザーライフルを放った。
二発、三発、確実に当てていく。
その間もライトバーニアは武装をとっかえひっかえし、雨霰と銃弾をばらまく。
じわじわと削られる装甲。
追いかけっこのような戦況。今や完全に僕は機体を下がらせての引き撃ち体勢だ。

( ´_ゝ`)『……なかなかやるな』

実力は五分と五分、と言ったところか。
レーザーと機関銃との苛烈な撃ち合いは、どちらに軍配が上がってもおかしくない。
思いのほか、僕は善戦していた。

( ^ω^)「面白くなってきたお!」

ブースターペダルを強く踏み込む。
機体を上昇させ、上空からミサイルを放つ。
その弾幕を回避しようと、ライトバーニアは小ジャンプ。
52 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:15:59.75 ID:hSFRLOF0O
そこに隙が出来た。
接地しないと撃てないチェインガン、その激しい銃撃が止んだ瞬間を逃さず、僕はライトバーニアに急接近、レーザーライフルを至近距離で叩き込む。

( ;´_ゝ`)『なんとっ!』

ライトバーニアの若草色の装甲が、光の粒子によって弾け飛んだ。
華々しい爆煙と共にライトバーニアは急後退、僕から距離を取るように動きながら右手のマシンガンと左手のスナイパーライフルを交互に乱射する。
それを追い僕もレーザーライフルを速射しながら機体を左旋回させ、ライトバーニアの右手の死角へと飛び込んでいった。

( ^ω^)「僕をあまり甘く見ない方がいいお」

サイト内を見つめながら、僕は口元を僅かに吊り上げた。

━━━━

遠目に見える青い四脚機体。
俺はレールガンをチャージすると、牽制の一撃を放った。
この距離でのレールガンの命中率はたかが知れている。
案の定青きレフトバーニアはその蜘蛛のようなシルエットを大きく揺らせて、翡翠の一撃を難なく回避した。
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:16:09.63 ID:BFivD0t00
支援
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:16:11.70 ID:7xXO3U860
アウターブーンに見えた
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:16:23.45 ID:DgPe+V3r0
支援
56 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:16:58.25 ID:hSFRLOF0O
(´<_` )『逆関節で肩レールガンとは。相当腕に自信が有るのか?それとも……』

大きく飛び上がったレフトバーニア。
その背中に背負ったデュアルミサイルポッドから、垂直軌道を描いてミサイルが射出された。
更にそれを追うように、エクステンションの連動ミサイルが真っ直ぐに俺目掛けて炎の尾を伸ばす。
その光景に、俺は思わず胸中で含み笑いした。

('A`)「この距離、お前の武装、それから推測してお前が取る行動。まさにThat nowだな」

迫り来るミサイルの群。その多角的なプレッシャーにも、俺は冷静にエクステンションのスイッチへと指を伸ばす。

(´<_` )『ミサイルが迫っているというのに、レールガンの構えも解かずに何を……』

弟者の言うようにミサイルはもうバッドエンドへと食いつかんばかりに、顎を大きく広げつつあった。
その研ぎ澄まされた牙が俺達に立てられようとした、その瞬間。
俺はスイッチを強く押し込んだ。
微かに響くブレーカーのあがったような音。
57 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:18:04.63 ID:hSFRLOF0O
途端、俺達に牙を立てようと迫っていた鮫達がその顎を開けたまま、バッドエンドの足元や背後の地面へと食らいついた。

(´<_`; )『ちっ、妨害電波か』

もうもうと上がる土煙。その凄まじさと相反して、俺のバッドエンドは無傷だ。

('A`)「オレだって馬鹿じゃない。構えが必要なレールガンをAC戦闘で使う以上、それなりの用意はしてるさ。さぁ、食らいな」

昨晩いきなり俺が申し出た武装交換にも、文句を言いながらきちんと対応してくれたショボンに心の中で礼を言い、トリガーを引く。
コクピット内にも響くチャージ音。
虚を突かれて後退しようとするレフトバーニア。
それらを飲み込むような大音響を立て、レールガンはイオンの光条を吐き出す。
その一撃は吸い込まれるようにしてレフトバーニアの四つ脚に命中。その華奢な装甲を食い荒らした。

(´<_`; )『これは痛い。だが、接近すればこんな攻撃!』

翡翠の一撃に面食らっていたレフトバーニアは、すぐに態勢を立て直すとブースターを唸らせ突進して来る。
このまま距離を詰められたらレールガンを撃っている暇は無いだろう。
58 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:18:58.73 ID:hSFRLOF0O
俺はレールガンの構えを解かせると、機体を大きく跳躍させ右肩からレールガンの長大な砲身をパージする。

('A`)「さぁて、オレ様のカッコイい姿をその目に焼き付けて逝けよ!」

二段分離式ミサイルを構え、照準を調整。発射。
弧を描きながら飛んでいく親ミサイルのその後を見届ける事無く、スナイパーライフルを放ちつつもう一発ミサイルを叩き込む。
レフトバーニアはぴょこぴょこ蛙のように跳ねて、俺の猛攻を回避しようとするがこの形勢で行けば俺の削り勝ちは目に見えている。
距離を縮めながらの拡散バズーカ。
集弾率から考えて、早々当たるもんじゃない。
時折思い出したかのように吐き出される垂直ミサイル。
エクステンションがあれば、そんなものはゴミクズ以下の産廃でしかない。

(´<_`; )『こいつは……面倒な事になった……』

地上を四つ脚で駆け迫るレフトバーニア。
それから小さな跳躍を繰り返して引き下がり、的確な狙撃で俺は確実に弟者のACの装甲を削っていく。
まさに完璧だ。

('A`)「早いうちに降参しな。命までは取らねえよ」

('A`)(うはwwwオレかっけぇwwwww)

余裕だ。これは、後続の戦闘機が来る前に決着がつく。
そう確信した時だった。
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:19:24.80 ID:BFivD0t00
支援
60 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:19:58.53 ID:hSFRLOF0O
━━ぐるぐる回る。ぐるぐる回る。
そんな歌が昔あったような気がする。

僕と兄者の戦闘は依然、僕の有利な状態で続いていた。
左旋回で兄者の死角を取りつつレーザーライフルで攻める僕の戦法は、抜群の効果をあげていた。

( ;´_ゝ`)『ちょこまかと……』

時たま狙いを外したマシンガンの弾が機体を掠るが、苦し紛れの目くら撃ちでしか無い。
レーザーライフルでの安定した攻撃。一方的な僕の戦いは続く。

( ^ω^)「さぁて、そろそろ決めるお!」

ブースターをフルスロットル、滑るように滑走するナイト・ホライズンは遂にライトバーニアの背後を取る。

( ;´_ゝ`)『まずい!』

左手を振り上げるナイト・ホライズン。

( ^ω^)「仕上げはお母さ〜ん♪もといブレードだお!」

青の閃光。その光は、僕が最も信頼する輝き。
爽快な斬撃音が機体の左手を通してコクピット内にも伝わる。命中だ。

( ;´_ゝ`)『くそっ、このままでは……』

兄者の声は狼狽を隠すよう、努めて冷静に発せられていた。
だが、これで僕達の勝利も確実だろう。
そう思った時だった。
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:20:40.40 ID:DgPe+V3r0
支援
62 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:21:22.11 ID:hSFRLOF0O
( ;´_ゝ`)『弟者、フォーメーションEだ!』

力強く言い放つ兄者。
その声色には、形勢逆転の予感すらほのめかせるものが混じっている。

( ;^ω^)「……はったりのつもりかお?」

強がり、そう冷やかしてみるものの僕は背中に張り付いた嫌な予感を拭い去る事は出来なかった。

(´<_` )『フォーメーションEだな。……把握した!』

弟者の声も心なしか自信に満ちている。

( ;^ω^)「い、今更こんな状況で何が出来るってんだお。ど、どうせはったりだお!」

双子の不気味な自信、そこから来るプレッシャー。
それを一蹴しようとして怒鳴る僕を嘲笑うように、レフトバーニアの動きが止まった。
若草色のコアの背部が開き、そこから小さな鉄球が吐き出される。
その両肩を、僕の視界外から飛び込んで来たレフトバーニアの両手がしっかりと掴んでいた。

( ;^ω^)「オーバードブースト?でも兄者の機体のコアはEO。これは……」
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:22:14.43 ID:DgPe+V3r0
弟者ったらスティンガーさんw
64 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:22:15.83 ID:hSFRLOF0O
僕が全てを言い切る前に、それは起こった。

( ´_ゝ`)『さらばだ、好敵手よ』

(´<_` )『フォーメーション“エクソダス”、オープンコンバット!』

これまでに無い程勇猛な雄叫びを上げ、これまでに無い程の勢いでレフトバーニアがブースターを爆発させる。
それと同時に先ほどライトバーニアのコアから射出された鉄球が爆ぜた。凄まじい閃光。全視界がホワイトアウト。
僕は視力を守る為、とっさに目をつむっていた。
ACが地を抉りながら巻き上げる土砂と、けたたましいブースターの音、その二つが加速度的に遠ざかっていくのを感じながら僕はゆっくりと目を開いた。

( ;^ω^)「……お?」

そこには巨大レーザー砲の地上すれすれな一撃が抉った用な地面の巨大な轍が残るのみ。
その轍と呼ぶにはあまりにも大きすぎる傷跡の向こうには、地平線とそれに溶け込むような青い空が広がっていた。

( ^ω^)「……」

何が起こったのか。呆然とする僕の耳にツンの声が飛び込んできた。

ξ゚听)ξ『敵ACは二機とも戦闘領域を離脱。さっきの閃光手榴弾かしら。後続の部隊の心配も必要なさそうね。戦闘終了よ』
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:23:39.43 ID:DgPe+V3r0
支援
66 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:25:14.17 ID:hSFRLOF0O
戦闘終了。
そう結論付けるにはあまりにも、あまりにも呆気ない。

('A`)『また逃げられたな』

ドクオの声も、拍子抜けしたように尻すぼみだ。

( ;^ω^)「なんか、最近逃げられてばっかだお」

('A`)『だな。でもよお、これもオレ達の実力の勲章ってヤツだと思えば、カッコ良くね?』

( ^ω^)「うはwwwあるあるwwww」

そんな馬鹿なやり取りが出来る余裕が出来たところで、僕達はファサード基地のガレージへと機体の脚を向ける。
バーテックス残党の戦力がどれほどのものかはわからない。
だが、この分ならしばらくは安心できる。そう思った。
その時は、そう思った。これから何が起こるかもわからず。
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:25:58.40 ID:DgPe+V3r0
支援
68 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:28:02.28 ID:hSFRLOF0O
今日の投下はここまで。
機体紹介は、ドクオがパーツを交換した以外には新しい機体も出てないので無いよ。

質問とか批評とかその他諸々バッチこい!
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:29:24.46 ID:DgPe+V3r0
何でドクオはそこまでしてラドンにこだわるんだ?
ラドンつけるにしろ、四脚のが扱いやすいだろうに
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:29:33.12 ID:vxBh0Qmb0
>>68
乙!
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:29:59.91 ID:DgPe+V3r0
おっと、乙の一言を忘れてたぜ
いつもところどころに小ネタを混ぜてくる作者のこと・・・好きだよ(///)
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:30:51.26 ID:aV4kMYLiO
おつ〜
久々に愛機を駆りたくなってきた。
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:34:31.13 ID:hSFRLOF0O
>>69>>71
一つは、脚部の変更によって機体構成をガラッと変えなければならない事に生じる予算問題。

もう一つは、ガチガチの狙撃戦好きだという事。軍ヲタの中でもスナイパーに燃えるような人種だと思っていただければ。

あとは物語の進行上www
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:35:57.67 ID:DgPe+V3r0
>>73
そうかwwww
それじゃ後もう一つ
うちの猫がカーペットを引っぺがすんだがどうすればいいかな?
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:36:53.75 ID:r4VYxXttO
今北乙を貸そう
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:37:49.25 ID:hSFRLOF0O
>>74
三味線にしちゃえばいいと思うよ。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:39:46.65 ID:DgPe+V3r0
>>76
じょ、冗談じゃ…
おい、早く去勢してくれ!
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:40:51.62 ID:BFivD0t00
乙!
ところで重二はまだですか?
79 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:43:42.47 ID:hSFRLOF0O
>>78
これから大活躍すると思うよ。思うよ!

擬古に注目してればいいんじゃないかな?
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:45:15.06 ID:DgPe+V3r0
重二で軽量の早さに合わせようとしたんかギコ・・・
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:47:22.23 ID:BFivD0t00
>>79
了解した次をwktkしつつ待機する
82 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/29(木) 23:51:47.81 ID:hSFRLOF0O
>>80
ヒント 彼は「まだ」重逆脚

そして多大なコピペミスをしていた事に気付いた。
まとめる時に直すからいいかと開き直った。
キングゲイナーが見たいなと思った。
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/29(木) 23:56:21.49 ID:YDL3OXBxO
これを読み始めたら、ACをやりたくなったので、AC2AAを最近やってる。
俺、受験生なのに……orz
84 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/30(金) 00:03:27.69 ID:MhkZPKXOO
>>83
奇遇だな。オレもAAを友人に借りたばかりだ。
今は一緒に借りたACE3やってるがな!

キンゲ強いよキンゲ。


それじゃあ、これからまとめて来る。
落ちるまでは見てるから質問とか批評とか罵声とかあったらドゾー
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:05:35.79 ID:8gRFNbii0
キンゲ見てみたいぜ・・・
すっかりゲイナーダンスに嵌ってしまってな
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:07:48.20 ID:j9hNgKST0
バッドエンドのアセンkwsk
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:13:27.47 ID:H+aQdmG6O
>>86
まとめサイト
88 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/30(金) 00:13:39.31 ID:MhkZPKXOO
>>86
>>2のまとめにある機体紹介の項を参照していただければ幸いです。
今回の話で交換したパーツの事なら、エクスンテションを連動ミサイル→妨害電波発生装置(いわゆるルリルリ)でございます。

なんか日本語おかしいな。気にしちゃダメだ気にしちゃダメだ気にしちゃダメだ……
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:17:13.95 ID:j9hNgKST0
>>88
把握
OBキャンセルは無理か
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:29:23.10 ID:qUdByXAW0
乙だ。

俺も愛機で孤軍奮闘するか。
91 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/30(金) 00:30:50.81 ID:MhkZPKXOO
>>89
OBキャンセルkwsk
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:33:35.96 ID:j9hNgKST0
>>91
OBのタメの時に構えてOB発動する前に構え武器撃てば、発射の直後にOBで機体が動くから構えた後の隙が消える
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:35:46.59 ID:IRiDKL7wO
>>89
中の人がバラバラになりそうで怖いなw
94 ◆LDjQ6B8uYg :2007/11/30(金) 00:38:45.69 ID:MhkZPKXOO
>>92サンクソ
なる程、なんて恐ろしい技術なんだ……
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:40:01.37 ID:j9hNgKST0
>>94
やってみると脳汁大放出間違いなし
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/30(金) 00:40:59.74 ID:qUdByXAW0
>>92
OBキャンセルはそれなりに使えるけど多用できないよな。
間違ってたら教えてくれ。
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
久しぶりにスレ発見
1スレでAC2と3を勧められた者です
近所の店にあった3とSLを購入、楽しんでます
作者とあの時の回答者達に感謝