15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら

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1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：
避難所http://jbbs.livedoor.jp/study/7864/
まとめhttp://www.geocities.jp/story_ts/

注)まとめはhttp://wiki.spc.gr.jp/jikkenpage/に移行中…

定期的に保守よろしく。また、新まとめではまとめ人募集中
wikiの編集法の知識有無関わらず参加待ってます
編集の手順はwiki内『編集について』を参照のこと
2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:19:06.97 ID:BmUsBh0M0
夢がひろがりんぐ
3 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:19:54.55 ID:TxHisxXY0
一応落ち着いたみたいなので立てました
4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:20:53.50 ID:B8d5H2hy0
お疲れさーん！
5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:26:10.68 ID:TxHisxXY0
過疎ってるけど、気にしないで安価

>>11
6 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:31:52.67 ID:TxHisxXY0
自らｋｓｋ
7 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:38:04.97 ID:zhmtdYMC0
>>1乙ですー
8 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:43:59.36 ID:TxHisxXY0
ﾄﾞﾓﾄﾞﾓｋｓｋ
9 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:49:19.95 ID:B8d5H2hy0
ｋｓｋ
10 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:50:20.66 ID:xZHZoOZE0
ksk>>1乙
11 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:52:36.46 ID:Yerv9OkoQ
罰ゲーム
12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:53:32.79 ID:TxHisxXY0
おｋ、罰ゲーム把握！
13 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:54:08.51 ID:2x4YqjoUO
復活を待ってた。>>1乙
14 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:55:15.02 ID:TxHisxXY0
なんかあの機能は使っちゃやばいみたいだね
15 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 19:59:02.36 ID:B8d5H2hy0
あぁ、大学に帰るのめんどくせえ……（'A`）
明日もサボるかなぁ…
16 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:04:23.78 ID:6UI9m3830
またまとめに入るのかよ…
面倒だからパスでいいや
17 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:06:29.09 ID:TxHisxXY0
>>15
ああ、今神戸か
俺も東京に戻るの面倒だったぜ
18 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:10:03.85 ID:B8d5H2hy0
>>17
おまｗ よく覚えてるなｗ
俺は東京じゃないからまだマシかねえ
19 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:10:54.63 ID:TxHisxXY0
>>18
そりゃあもう
大学と聞いてピンと来ましたよ

学校は名古屋とか広島の方？
20 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:16:09.28 ID:B8d5H2hy0
>>19
そうかｗ 京都方面なんだぜ。どっかその辺。
新幹線なんて乗れないから電車で数時間揺られるんだ……。
21 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:17:37.58 ID:TxHisxXY0
>>20
東のほうに行くんだね
特急とか使えないのは痛いよねぇ
俺は特急使って約２時間
22 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:24:44.07 ID:B8d5H2hy0
>>21
いいな、特急使えるって。たかいけど
よく小説とか持ち込んで気を紛らわしてるが二時間も我慢できねｗ
23 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:26:38.87 ID:TxHisxXY0
>>22
特急・・・高いよね

でも東武の特急は安いんだぜ

関西だと２１１？とかＢＯＸの車が多いからまだマシだけどねｗ
ロングシートで２時間とか鬼だよなｗｗｗ
24 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:30:51.04 ID:B8d5H2hy0
>>23
下手したら通常倍くらいするんじゃね

ロングシートで二時間はさすがにないはｗｗ死ねるｗ
向かい席でも我慢できねえｗ
25 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:34:12.16 ID:TxHisxXY0
>>24
俺のとこのやつ、自由席ない特急だからなぁ・・・
そっちならサンダーバードやら雷鳥やら自由席ついてるから羨ましい

俺の友達は５時間かけて実家に帰ったって言ってた
もちろんぶっ通しロングシートで
26 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:36:24.60 ID:Bz+Uudl1O
(ﾟдﾟ)土曜日八時間かけて彦根行ったぜ。電車二時間くらい屁でもねぇ。
27 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:38:49.33 ID:TxHisxXY0
八時間ｗｗｗｗｗ
すげぇとしか言いようがないｗｗｗ
28 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:43:47.23 ID:B8d5H2hy0
>>25
といっても特急とは無縁だからな。
ロングシートだと一時間が限界だ（'A`）
その友人の精神力は評価に値する。

>>26
おま……電車神………っ！
29 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:44:14.36 ID:cnG0Ec2aO
お前らなにほのぼの話してんだよｗｗｗ
30 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:47:37.90 ID:TxHisxXY0
>>28
ロングシートは１５分で限界な俺
しかも端っこじゃないと座る気がしない

なんという我儘っ子

>>29
ここはｖｉｐであってｖｉｐじゃないからなぁ
ほのぼのしたっていいじゃない
だって女体化だもの
31 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:50:49.93 ID:B8d5H2hy0
>>30
だよなｗｗｗｗ俺も何でも端っこじゃないと落ち着かない。



女体化して可愛い服着こなしたいんだぜ………。
32 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:52:51.86 ID:TxHisxXY0
>>31
端っこに座れなければ、手すりに寄りかかる
寄りかかれなければ、次の電車に乗る

女体化したら、人生やり直せるかしら・・・
33 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:53:04.82 ID:UjyBTdrP0
一瞬
友達二人で旅行しててそこに別の一人が割り込んで話して盛り上がって最後のほうでふと「こんなんだから女体化するんだよな」って言う自虐的な落ちの話
なのかと思った俺の頭を誰か救ってくれ
34 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 20:59:52.92 ID:TxHisxXY0
>>33
よし、それで話を書くんだ
35 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:03:06.68 ID:UjyBTdrP0
>>34
が、頑張ってみる
36 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:04:09.81 ID:B8d5H2hy0
>>35
その妄想はありだぜｗｗ
こんなんだから女体化するんだよ、ほんとに（希望）

>>32
あるあるあるあｗｗｗｗ
むしろ最初から女に生まれたかったね、俺は。
37 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:06:35.62 ID:TxHisxXY0
>>35
この投下のない状況を打破してちょ
俺も安価頑張ってるお

>>36
俺手すりに深く寄りかかるから、この前座ってる人と喧嘩しそうになった

俺は男でよかったな
性的な意味で
38 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:19:32.57 ID:TxHisxXY0
執筆ちゅ
スレスト祭りだねぇ
39 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:28:50.85 ID:TxHisxXY0
誰もいない★

一応前章書き終えたんだけど、投下してもいいかな・
前章って言ったて、前倒しの投下だけどねｗ
保守がてらってことで
40 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:30:40.61 ID:B8d5H2hy0
おｋ
41 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:32:53.98 ID:TxHisxXY0
では３レスほど

登場人物は

芋野紫（いもの　ゆかり）
河原辺雪夫（かわらべ　ゆきお）
高野紘幸（たかの　ひろゆき）
東海林小太郎（しょうじ　こたろう）
峠良太（とうげ　りょうた）

主人公が芋野さんってことで
あんまり名前出しても意味ないけど、一応出しといたほうがいいかなと思い
42 ：安価「罰ゲーム」前章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/26(月) 21:33:37.99 ID:TxHisxXY0
日中の暑さも大分和らいでくる真夏の午前零時近く。
夏休みである俺達は仲のよい友達を集め、俺の家にお泊まり保育をする。

９時頃から始めている大富豪も、いい加減飽きてきた。
周りの４人もだれはじめてきている。そろそろやめ時かな。

だって、俺の一人勝ちなんだもの。
さすが、ハンゲで鍛えた腕は伊達じゃないな。
皆弱っちいの。

「ねぇ、そろそろ辞めない？」
「そうだな・・・お前の一人勝ちだし。」
俺の右隣に座っている河原辺が、やる気のない声で言う。
はぁ、と大きなため息をつき、カードを床に叩きつける。
顔は無表情に近いが、恐らくは怒っているだろう。
そういえば、こいつは始まった時からずっと大貧民だったからな。
つまらなくても仕方ないだろう。

「最後は罰ゲームつけてやらない？」
「またお前の勝ちだろ？つまらねぇから。」
こう言うのは、左隣に座っている高野だ。
頬に手を当てながら、少しむすくれた顔をしている。

俺は辺りを見回す。
皆気力があるように思えない。中には眠っているやつもいる。

（つまらなくした原因は俺にあるが、提案したのはお前たちだろうが・・・）

そう思うと、俺もと途端にやる気がなくなってしまった。
大きくため息を吐き、頬を少し膨らます。これじゃただの我儘っ子だ。
43 ：安価「罰ゲーム」前章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/26(月) 21:37:35.38 ID:TxHisxXY0
不穏な空気が漂う中、とある人が口を開く。

「あの・・・いい罰ゲーム考えたんだけど・・・」
ここ５人の中で一番身長の低い東海林だ。
申し訳なさそうに辺りを見回しながら、低い態度で提案する。

「やっぱり、大富豪やろうって言いだしたの俺達だし・・・最後も芋野に付き合おうぜ。」
高野はさすがだ。よくわかってる。
俺は先ほどの状況から一転、にこにこと満面の笑みを浮かべる。
なんとも簡単な人間だろう・・・。

「それじゃ、新聞記者ゲームで罰ゲーム決めるか。」
数学のノートを勉強机から引き出し、後ろの２、３ページをはぎ取る。
ハサミで等間隔に切り、切り終わったやつを４人に渡す。
筆箱をぽんと中心の輪のところに置き、皆に思い思いの言葉を書いてもらう。

１・いつ
２・どこで
３・誰が（大富豪の最下位。つまり大貧民）
４・何を
５・どうする

「みんな、好きなように書いてね。それにこれはどんなのが出ても絶対だからね。」
負けるわけがないと確信している俺。釘をさすように強く言う。
誰かは分からないが、俺の言葉を聞いて舌打ちした奴がいたようだが、まぁ気にしないでおこう。

「みんな書き終わったね。俺トイレ行ってくるわ。」
皆が書き終わったのを確認すると、俺はすくっと立ち上がってトイレに向かう。

その時は、まさかそんなことになろうとは思わずに・・・。
44 ：安価「罰ゲーム」前章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/26(月) 21:45:42.98 ID:TxHisxXY0
身も心もすっきりとした俺は、颯爽と部屋のドアを開ける。
中の様子を見ると、既にカードは配り終えているみたいだ。
相変わらず、皆から覇気を感じられない。
俺はどかっと自分の元にいた場所に座る。
目の前にいる峠が「早くしろよ」というような目線で俺のことを見てくる。

（ま、せいぜい頑張るんだね）
弱い相手は見下してみる俺の性格。本当に最低だとつくづく自分でも思う。

「ようし、始めるか！」
場を盛り上げるため、張りのある声を出す。
どうせ最後も俺が勝つだろう、と心の中で思いながら。

【前章完・続く】
45 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:45:50.36 ID:Yerv9OkoQ
ん？
46 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:46:47.56 ID:Yerv9OkoQ
リロるの忘れた
乙
47 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:48:11.25 ID:TxHisxXY0
前章書くのにこんなに時間かかっちゃった
中章、終章まで行くのにも時間かかりそうだけど、もうちょっと待ってね
48 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:49:29.48 ID:B8d5H2hy0
>>44
乙！ 主人公への罰ゲームを楽しみにしてる
49 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:51:55.19 ID:TxHisxXY0
一応今後の流れはできてるけど、まだ何も手をつけてないんだよね
なるたけ中章を早めに書き終えます

主人公・・・どうなるんだろ・・・ｗ
50 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:53:54.73 ID:Yerv9OkoQ
罰ゲームの王道と言ったらスペシャルドリンク(ドリンク不使用、調味料で作成)
51 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:55:05.98 ID:TxHisxXY0
七味唐辛子、胡椒、山椒、醤油、砂糖、塩・・・

考えただけでやばいな・・・ｗ
52 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:56:57.29 ID:B8d5H2hy0
エロイ事を考えた俺は死んでいい
53 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 21:57:28.91 ID:Yerv9OkoQ
ガムシロップ(５個ぐらい)をベースに辣油、胡椒、ラーメンのスープ適量
を一気飲み
54 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:00:29.46 ID:TxHisxXY0
そういえば、ファミレスで友人にそういうことをやられた記憶がある

トイレ行ってる隙に、コーラの中に思いっきりタバスコを入れられた
俺はそれに気付かず一気飲み

そのあと激しくむせたのは言うまでもない
55 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:03:30.21 ID:Yerv9OkoQ
俺はやる方だからトイレの後はかなり警戒してる
56 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:05:48.04 ID:TxHisxXY0
最近はやられることはなくなったから警戒しなくなったｗ

そろそろ危ないかもわからんね
57 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:07:02.65 ID:Yerv9OkoQ
色の薄いジュースを頼めば万事解決
58 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:13:20.22 ID:TxHisxXY0
ちょっと用事あるから出かけてくる
59 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:13:41.80 ID:z0J7514o0
http://shizu.0000.jp/read.php/doudou/1028393426/
ここの掲示板の人たち厨房のくせに調子乗ってます。
荒らしてください。お願いします。
60 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:14:10.51 ID:TxHisxXY0
俺はコーラしか飲まないんだぜｗｗｗｗ
カルピスとかメロンソーダなら大丈夫かな

１１時くらいに帰ってくる　ﾉｼ
61 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:30:30.56 ID:2x4YqjoUO
ほしゅ
62 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:35:25.49 ID:/csEKdF+0
下がってるne!
63 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:42:06.87 ID:AemXp2Yy0
そーだne!
64 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:43:35.31 ID:B8d5H2hy0
;あっちゃんの夏・初日・アフター

「じゃあなー！」

それなりに遠い、門から玄関までの距離。にも関わらず、彰二の声はよく響いていた。
これもまた定番と言うやつで、今更うんざりしようもない。

「ただいまぁ」
本当に、今日は色々あって疲れた……。


「お帰りなさいませ、ご主人様」
「―――――――ってええええええええっ！？」

玄関を開けるなり、メイド……もとい姉に三つ指をつかれて出迎えられる。これはこれで
何かが間違っているのではというモラルに反した姉の行いに絶句していると早々、

「お帰りー。お母さーん、お兄ちゃん帰って来たよー！」
ひょっこりと出てきた妹による半ば嫌がらせにも似た言動。まさか、出張から帰って来たのか…！？
だとしたらなんて事を――っ！
わなわなと頭を抱えながら、実は母さんは父さんに変わっていた、という妄想に逃げ込む
もそれは無駄な努力だった。

「あっちゃーん、お帰りーー！ 待ってた、待ってたんだからーーーーー！」

通路先の角からその姿を表し、僕に向かい突撃してきたその人は――。
確認する間もなく、僕の視界は暗転した。
65 ：☆：2007/11/26(月) 22:50:23.57 ID:B8d5H2hy0
「あ、あっちゃん起きた？」

見れば僕にすがりつく母親の姿が。帰宅まもなく、どうやら僕は母さんからある愛のダイ
ブを貰って伸びてしまってたらしい。そして、

「………………なに、この格好」
目を覚ますと既にこんな感じ。よくわからない、ひらひらが一杯ついた白い服。
髪に違和感を感じ、触ってみると何やら両端が結われている。

「やだなー、連邦の白い魔法少女じゃない。見て分からない？ ヲタク失格よ！」
いや、そー言う意味じゃなくて。っていうかそもそも僕はヲタクじゃないし、母さんが一
方的に僕らを巻き込んでいるだけじゃないかと反論したくなるもそこは押し黙って、

「なんで、それを僕に着せるわけ？ あいつに着せればいいでしょ」
指を指して。角先から頭半分出して、してやったりと悪者顔でほくそ笑んでいる妹に。

「何言ってるの、すっちゃんに着せたってそれは安易な萌えでしかないの！ むしろ究極
な萌えとはあっちゃんのようなショタ属性を孕んだ小さい男の子に着せてこそ昇華するも
のなのよ！ わかる？ わかるでしょ！？ この女装・TS理論！」

母さんの言っている大方が、理解出来ない。

「母さん、私はもう脱いでいい……？」
「あー、ありがとなっちゃん。母さんはホラ、今代わりを得たから♥」
母の行動を悩ましく思っているその横で、姉が平然と脱ぎだした。

「せめて、自分の部屋で着替えなよ。ホラもう、こんな所に脱ぎ捨てて……」
ぶつくさ不平を言いながら、僕は姉が脱ぎ散らしたものを拾ってたたみ始める。
66 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 22:52:59.84 ID:CU+KYudDP
いちもつ

+（0゜・∀・）+ワクテ～カ+
67 ：☆：2007/11/26(月) 22:55:23.50 ID:B8d5H2hy0
「……でも、あんたが片付けてくれるでしょう？」
そう言いながら、下着姿で階上へと消えてしまった。
本当に、無愛想って言うか無頓着な人だな……。僕が、姉の脱ぎ散らしたカチューシャや
ら、メイド服やら、絶対領域（母知識）をたたみ終えたとき、

「こ、これこそ、至福のとき――！」
母が、暴走した。
「あのねぇ、あっちゃん。折り入って頼みがあるのね？」
「なに…？」
どうせ、ろくな事ではないと予想する。
「『やだ…僕男の子だよ、似合わないよ』 言ってみて！ セイイッナーウ！」
ご丁寧にジェスチャーでポーズまで指定してくる。予想は当たり前のように当たっていた。
「――――馬鹿？」
それを見た僕の当然の反応。事態を一言で表現できる便利な言葉を、いかにも呆れたよう
に言ってやった。
「………ガーン！ 反抗期……！？」
それを聞いた母さんは、大げさにその場に崩れ落ちるとさめざめと泣き出す。
本当に大げさだ。腰を捻らせて片手で涙を、もう片手で雑巾（どこから出したかはわから
ない）で床を拭いている辺り、確信犯にしか思えない。

もう放置して、さっさと部屋に向かおうとした所、
「お母さん！ 大丈夫――！？」
角先からすずが大げさに走りよる。つまらないホームドラマを見てるようで泣きたくなる。
「平気、母さんは平気よ……。寝ずの三日過密スケジュールの中、ただこの時を楽しみに
していただけなんだけど、あっちゃんにはそれが伝わらなかったみたいね…ガク」
「うっ………」
確かに父さんのいない今、この家は母さんによって支えられている。母の仕事の辛さも一度、
身に染みてわかっていた。だからこそ、それを言われると抵抗の余地が、なくなるんだけど……。
68 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:00:40.51 ID:B8d5H2hy0
「でも大丈夫よ、すっちゃん。いくら仕事で辛かろうと、いくらあっちゃんが言う事を聞
いてくれなかろうと…――母さんはきっと立ち上がって見せるから……！」
母さんは握りこんだ拳を片手に、力強く立ち上がって見せるが、
「あ、でもダメ……。今の私には、ショタ分が、ショタ分が足りない………っ！」
即座に、またしても力なく崩れ落ちる。今度は心臓辺りをおさえてうずくまる形で。
「お母さん、ショタ分って…！？ ショタ分って何なの！？」
――棒読みよりは少し、レベルが上がったようだ。

すっちゃんは必死に、母に問いかける。
「うー、あー……」
しかし、依然として母の容態は悪化していた。ショタ分を失い喉が枯れて声が出ないのだ。
このままでは全身からショタ分を失い死んでしまう、そんな時、
「お兄ちゃん！ 何とかしてよ……！ お兄ちゃんにしか出来ない事なんだよ…！？」
慟哭。すっちゃんが怒りも悲しみも入り混じった声で、実の兄にぶつける。そう、母を救
う事は、あっちゃんにしか出来ないことなのだ――。


「――なに、その三文芝居」
こんな事もなければ、母さんの願いを叶えてあげようって気に少しはなるんだけど。
呆れてものも言えない。ただ、

モノローグだけは本当に紛らわしいからやめて欲しい。
もう。お情けはなしにして行ってしまおう。そして、脱ごう。さっさと。

「待って！ あっちゃん…！」
――ここで足を止めて振り返ってしまったのがまたしても全ての誤りだった。
69 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:04:07.61 ID:xZHZoOZE0
このお母さん大好きｗｋｔｋ保守
70 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:06:35.66 ID:B8d5H2hy0
「………なに？ いい加減にしないと色んな意味で危険だけど？」
「お願い。お母さんの願いを叶えて上げて！ お母さんはもう声を出す事も出来ないの」
すずが代弁する。
「――それで？」
そして、母さんは苦しみに満ちた顔で僕を見る。
「せめて一度だけでいいからって…！ 願いを叶えてくれたらもう女装なんてしなくて良
いって、そう言っている！」
すずが代弁する。そして、母さんは苦しみに満ちた顔でコクコクと頷く。すごい、早さで。
「――本当にしなくて良いの？」
苦しみに満ちた母さんの顔がもの凄い勢いで上下に揺れる。顔が見えない。
心が、揺れた。一度の苦しみとこの先永劫続く苦しみ、天秤で重さを量った所で分かりきっている事だ。
「仕方ないな………」
そう言った瞬間、母さんから尋常でない程の煌めく視線を受け、それなりに緊張するが今
この場には妹と母さんしかいないので出来ない事ではない。
それに、これさえやれば苦しみから解放される…、快く引き受けてやろうと思った。

「えーっと、何て言うんだっけ………？」
「『やだ…僕男の子だよ、似合わないよ』と母さんは言っている」
自分で言ってどうするんだ……、母さん。
置いていかれたすずが唖然としていた。台本になかったのだろうか……。

「ヤ、ヤダ…ボクオトコノコダヨ、ニアワナイヨ………」
言ってやった、それほどの緊張もなく。言ってしまえば簡単なものだ。
ついに、この時が訪れたんだ。家族のおもちゃ（主に母さん）から解放される時が――。
71 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:12:07.18 ID:B8d5H2hy0
「――ダメよ！ 棒読みの上に肝心のポーズを忘れてるわ、と母さんは言っている」
自分で言ってどうするんだ……、母さん。
置いていかれたすずが唖然としていた。台本になかったのだろうか……。
ま、まぁ、良い。この苦行さえ乗り越えれば解放されるのだ。今は我慢を……。

「ポーズってどうすれば良いの……」
「こうして、こうして………こうよ、と母さんは言っている」
自分で言ってどうするんだ、母さん。
置いていかれたすずが（略）

力をなくした筈の母さんは、具体的なポーズをゼスチャーで示す。
これをやるのか……、少し恥ずかしい、どころじゃない………。
「いっちゃん？ セイイッナーウ？ ドゥーイッナーウ！？」「と、母さんは言っている」

悩んでいるうちにすずが現状に復帰してきた。これは、由々しき事態だ……。
二人のプレッシャーが強く僕に圧し掛かる。
「わかったよ。やれば良いんでしょ、やれば。とにかく、約束だからね。
これやれば今後女装は一切なし」

「うんうん、わかればよろしいのよ」「と、母さんは言っている」
えーっと、正座して……、足を上下左右対称に外側に崩して、内股に落ち込んだスカート
を片手で抑えて、もう片方の手は猫の手のように丸く握って手の内を口に当てて、

あとは上目遣いで（誰も居ない虚空）を見つめ、

「ゴクリ」
母さんの生唾を飲む音が聞こえてくる。

「や、やだ…――」
頑張れ、あと、もう少しで解放され――。
72 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:14:31.79 ID:CU+KYudDP
さるさる帽子いかかっすかー
73 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:15:29.96 ID:B8d5H2hy0
「――――こんちはー！」

その瞬間、玄関のドアが、開放され、その場にいた全員、闖入者を見つめる。
それが、誰か理解するまで、コンマ数秒。


無意識が警笛を鳴らし、意識が退避を促すが、言う口はもはや、止まらなかった。

交わされる二つの視線。僕は見上げる形で、彰二は見下ろす形で、

「僕男の子だよ。似合わない、よ……」
「ちょっくら言い、わす……」

出会ってはいけない二人が出会ってしまった。


――あ。もう、嫌だ。

「あぁ、良いわ！ でも、やらせたポーズには自然以上の萌えがないー！ ちくしょー！」
「彰二！ ナイスタイミング…！」

そう叫びながらドタバタと慌しく去っていく母さんの足音と、それに追随するすずの足音だけが聞こえた。その場に残された二人は――。




その翌日、僕は学校を休んだ。
74 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:18:12.98 ID:B8d5H2hy0
終わり。これで1/3（多分）ほど消化しまそた。
次ぐらいでこのスレの趣旨にあったものになりまｔ
75 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:22:27.01 ID:TxHisxXY0
今帰ってきたお

そんなこといいが、>>74乙
続き期待してるぜ

コテロリないのかい？
76 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:22:40.07 ID:vD6JHoZU0
だいぶ久々にこのスレ来たが、息なげェなと感心した
77 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:23:34.99 ID:TxHisxXY0
コテロリ・・・
どうタイプミスすればこうなるんだ・・・
78 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:24:48.45 ID:TxHisxXY0
>>76
お帰りなさいまし
このスレは細々と続いてます

と、新参者の私目が言ってみます
79 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:24:56.52 ID:UjyBTdrP0
>>74乙

そして自分のが一向に終わる気配がないので途中まで投下していいんだろーか
80 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:27:08.44 ID:TxHisxXY0
途中投下して未完に終わった作品がどれだけあることか・・・
あ、これは俺の話ですｗ

投下した分はまとめとかに乗っけておけば大丈夫かと
投下待ってるぜぃ
81 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:30:16.18 ID:B8d5H2hy0
読んでくれてthx

>>77
コテロリが何なのかわからなくて思わずググってしまった。
コテもトリはないお。ROMだけで投下してなかったから
82 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:30:35.76 ID:vD6JHoZU0
>>78
ありがとうただいま
と、懐かしい俺が返してみます

ついでに、安価もらおう
>>84
83 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:31:36.70 ID:dAsq2kiS0
ksk
84 ：1/5：2007/11/26(月) 23:32:46.13 ID:UjyBTdrP0
書ききれるように頑張ろう、うん

「でもやっぱり隣に座るのは気が引けるんですよ」
「そうそう、なんかいやと言うか座るぐらいならむしろ立っとくしっていうか」
「あー、わかるなあ。こう、なんか席は一人で座りたいっていうか、くつろぎたいよね」
　がたんがたんと規則正しく揺れる電車に乗って、俺達は席が微妙に余ってる電車に乗ったときどうするかという話で盛り上がっている。
　傍から見れば和気藹々と話すイマドキノオンナノコとして見られるだろうが、元々は三人とも男だ。ついでに言うと俺は他の二人と面識が無い。
　事の起こりは数時間前になる……
85 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:33:34.57 ID:UjyBTdrP0
うわああミスったすまん自粛する
86 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:35:40.23 ID:TxHisxXY0
>>81
それじゃこれからも作品よろしく
だからコテトリもよろしく

流れが意味わからんなｗ

>>82
久しぶりにきたら大変な安価貰っちゃったね

これはさすがに厳しいと思うが・・・
87 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:37:01.77 ID:vD6JHoZU0
いや描くわ
安価だしな！
88 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:37:52.28 ID:TxHisxXY0
がんがれ、超がんがれ

これに関してはがんがれとしか言えないｗ
89 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:38:42.98 ID:CU+KYudDP
これはｗｗｗｗｗ

+（0゜・∀・）+ワークテーカ+
90 ：84：2007/11/26(月) 23:42:18.47 ID:UjyBTdrP0
>>87
ほんとすまんなんというか
リロードするべきだったな…

まずいことになる前にさっさと投下しようと思う
91 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:43:07.81 ID:TxHisxXY0
>>90
専ブラ使えば楽だぜ
92 ：2/5：2007/11/26(月) 23:44:28.49 ID:UjyBTdrP0
　周囲に茂るススキを眺めながら、俺は電車を待っていた。
足元には衣類と食料、それに本が数冊入ったバッグ。孤独な小旅行である。
　陽をさえぎる屋根も無いド田舎の駅では、時間の流れが遅くなっていると肌で感じていた。
腕に巻いた安物の時計は午前9時半を少し回ったことを示し、もうすぐ電車が到着する時間だということを思い出させる。
　何で小旅行なんぞしようとしているのかは、一種の逃避だということだけ伝えておく。
　線路の先を見ると、地平線の彼方から近づく電車が見えた。
椅子に座れればいいが。まあ平日だし、通勤の人も少ないだろうし、多分座れるだろう。
　考えているうちに電車はゆっくりとホームに止まり、続いて扉が開いた。
バッグを持ってさっさと乗り込み、空いている席を探す。
　混んではいないのだが、どの席も一人だけが座っている。隣に座るというのもなんだか億劫で、空いている席を探すことにした。
もっとも、いつも電車を利用する際はこんな感じなのだが。
　それほど時間はかからず、誰もいない席が見つかった。運良くというかなんというか、連結部に近い対面式のシートが空いていたため、そこに座る。
反対の席には女二人が座っているが、見た目おとなしそうだから多分静かにすごせるだろう。
　窓際の席に腰掛け、一息つく。がたんがたんと規則的な揺れを感じながら、少し目をつぶった。
93 ：3/5：2007/11/26(月) 23:46:39.26 ID:UjyBTdrP0
　～～お降りの方は、足元にご注意ください。
　車掌のアナウンスで目がさめる。疲れてはいないと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
　窓の外を見ると、ちらほらと民家が見え始めている。しかし、俺の焦点は、景色ではなく、自分の顔を見つめていた。
　少しつり気味の目に、固く結んだ薄い唇。少しふっくらとした輪郭は角ばった印象がまるで無く、肩まで伸ばした髪は綺麗に黒く染まっている。
50人中49人は確実に女だと思うだろう。
　しかしこれでも元は男だ。
94 ：4/5：2007/11/26(月) 23:48:58.92 ID:UjyBTdrP0
　女体化現象はいまや世間に認知され始めた現象だが、その発生条件である「15,6歳までに異性との性交渉が無い者」に見事に引っかかり、つい先日、俺は女になった。

　以前から女になりそうとか言われていたが、かといって女と付き合って、あまつさえ童貞捨てようなんて、俺には夢ですら叶わぬことだった。
そして結局女になり、大体2日ぐらいが経過している。

　幸い一人暮らしだし、今は学校が長期休暇に入っているため、それほど困ることは無かった。俺の意識以外は。

　誰かに知られたら確実にからかわれると思った俺は、女になった当日一日中寝ていた。これは夢だと思い込んだ。
夢じゃないと恥ずかしすぎて精神がもたない。しかし結局事実は変わらず、俺の身体は女のままだった。

　もう諦めて受け入れるしかない、だがこのままではすっぱり認める事ができない。

　その結果が「電車で知り合いの居ないどっか遠くに旅行に行こう」というある意味傷心旅行的なものだった。
95 ：5/5：2007/11/26(月) 23:51:12.40 ID:UjyBTdrP0
　温泉でも行くか、と思いバッグから近県の旅行雑誌を取り出す。こういった旅行は初めてで、結構心が躍っている、もちろん自暴自棄で。

「しかし、これからどうしよう…」

　先のことを考えてため息が出る。

「ていうか女ってどんな生活してんだろう」

　ああ、確かに全く分からんなあ。

「特に服装関係だよなあ、ブラとか買わないといけねえし」

　まあ、俺は小さいから助かったけど。

「こんなんなら無理してでも彼女作って童貞捨てとくべきだったなあ」

　全くだよ……うん？

　隣を見ると女二人が喋っている。見たところ高校生ぐらいに見えるが、何か様子に違和感がある。
服装にしても喋り方にしても、どこか男っぽい振る舞いなのだ。それに、

「何で俺ら彼女作ろうとしなかったんだろうな」

「そうだね…」

　なんというか、同類のオーラを強く感じた。
96 ：84：2007/11/26(月) 23:54:47.16 ID:UjyBTdrP0
一旦ここまで

読みづらすぎてすまん
あと>>87にはマジで悪いことをした、すみません

続き書いてくる
97 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:56:37.01 ID:TxHisxXY0
乙

電車と書いてあってかなりｗｋｔｋ度が増した俺はただの鉄オタｗ
旅はいいねぇ
98 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/26(月) 23:58:31.95 ID:3FDx9PMK0
毎日スレ検索してたんだが、やっと見つかった…。
安価の続きが煮詰まったやんきーの人っす(´、丶)
とりあえず投下した皆さんお疲れ様です。

気分を変えるために安価してみようかな。
これ+3で。
99 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:00:02.90 ID:4zOsxFCg0
やんき～さんお帰り～

安価なら「お帰りなさい」
100 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:02:44.57 ID:297SVeq70
ksk

怪しい家族愛
101 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:03:47.55 ID:4zOsxFCg0
安価なら「ただいま」
102 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:03:55.56 ID:P7dHFC5G0
>>99　+　>>100
103 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:07:38.61 ID:297SVeq70
さて新しくスレに来る人も増えてるみたいだし
何ヶ月か前に一瞬議論されたまとめのさらなる改造に着手しないか？

具体的にはタグというかジャンル分けさ（甘々とかファンタジーとかシリアスとか）
104 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:10:01.93 ID:Vz3CAg8R0
>>101
安価「ただいま」了解した。
調子いいときはキャラが脳内で勝手に歩き回ってくれるから、それを文章に起こすだけでいいんだぜ…

>>103
18禁の表示だけだっけ？今は。
甘々とかファンタジーとかの境界線は作者じゃないとわかりづらいところもあるから難しいんじゃないかなぁ？
105 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:11:23.15 ID:6UlaCAIw0
今まで見てるだけだったが読んでるうちに書きたくなってきた。
というわけでお題安価ください
>>107
106 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:11:42.08 ID:i2FtsOCl0
それやる場合は、ジャンル分け難しそうだよね
｢甘甘｣と｢ファンタジー｣だと、展開と世界観な訳だし
107 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:14:10.91 ID:4zOsxFCg0
>>103
大分スレ住人増えたよね
古参の人も戻ってきてるみたいだし

ジャンル分けはおもしろそう
ぱっと見どんな内容かがわかるからね

ただやんき～さんが言うように、境界線は作者じゃないと分からないからなって問題がねぇ
傍目から見れば「甘甘じゃないの？」って思う作品がファンタジーだったりってね

基準立てれば・・・って言っても基準あるわけないしなぁ
ミシュランじゃないんだからねｗｗｗ


>>104
よろしく頼むぜぃ
やんき～お姉さん級の衝撃を再び俺に与えてくれ
108 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:14:19.41 ID:zRzL/jyz0
タグにねこほしいな
109 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:14:32.99 ID:ZopywVwUO
ライカンスロープ
110 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:19:57.36 ID:Vz3CAg8R0
>>107
やんき～お姉さんクラスとはまた無理難題を・・・ｗ
よっし、ひらめいた。
今度はお姉さんとは真逆の鉄板娘でいくぜ！（胸的な意味で
111 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:20:13.06 ID:6UlaCAIw0
>>107
安価把握・・・できねぇｗｗ
とりあえず文全部が安価だと考えて頑張ってみる
112 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:22:33.47 ID:mlCBL/7h0
大雑把に何個か分ければいいんジャマイカ？

かなり大雑把にすると、「ハッピーエンド」　or　「バッドエンド」とか。
・・・大雑把すぎたなｗ
113 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:23:08.34 ID:DHb9vFnZO
>>111
待つんだ
再安価でもいいんだぞ
114 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:23:37.32 ID:mlCBL/7h0
>>107
なんという鬼畜安価ｗｗｗ

でも期待しちゃう、悔しい（ビクンビクン）
115 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:24:52.89 ID:4zOsxFCg0
>>110
期待してますよ！
がんがんがんがんれぃ

>>111
うおっ！安価俺がとってたんだｏｒｚ
これは頑張れとしか言えない・・・マジで・・・

俺的には再安価したいんだが、本人がどうくるか？
116 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:26:09.69 ID:6UlaCAIw0
>>113
ここはあえてこのまま突っ走ってみる
せっかくの安価だしなｗ
文の中の一部一部の言葉を使っていけばなんとかなる・・・と思う
117 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:27:37.03 ID:Vz3CAg8R0
>>111
確かに再安でもいいかもね。
ただ、その安価で書ききったら伝説になりそうではあるが…ｗ


そして真逆ということで
やんきー←→お嬢様
ないすばでぃ←→つるぺた（寧ろ鉄板
天然ボケ←→冷静でクール（？

とかいうステキなヒロインの構図が出来上がってきましたｚｚZ
118 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:28:42.41 ID:DHb9vFnZO
>>116
だったら期待しとるｗｗｗ
119 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:30:15.40 ID:4zOsxFCg0
>>116
申し訳ない

とりあえず、文として成立してくれればそれだけで満足
おそらく伝説となるはずですぜ

>>117
これは相当期待しちまうぜ？
てか寝るのかｗ
120 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:37:57.98 ID:i2FtsOCl0
ネタに詰まった息抜きにギャルゲーやってたらいつの間にか一人攻略のに四時間
しかも一行も進んでない
ちょっとした恐怖ですよ
121 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:38:58.54 ID:DHb9vFnZO
ていうか七兄来てたのかよ！！
畜生呑気に寝てんじゃねーよ俺えええええええええええ
122 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:40:45.33 ID:4zOsxFCg0
七兄・・・？
123 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:46:27.66 ID:DHb9vFnZO
>>122
初なれどさんと同期の画師さん
124 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:47:20.82 ID:4zOsxFCg0
なんぜわかる？
125 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:50:45.76 ID:DHb9vFnZO
>>124
コテ出して安価してたじゃん80番台で
まあ目欄に書いてるだけだったが
126 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:53:31.78 ID:Mr32ZZDlO
トリなくても誰が誰だかわかってしまう俺は末期
127 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:55:46.85 ID:ljFM5GLp0
>>126
俺が誰だか分かるかな！？
128 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:55:59.65 ID:ykaQl15K0
七兄見るの久々すぎｗｗ
129 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:56:36.82 ID:ykaQl15K0
>>126
便乗

俺が誰だか分かるかな！？
130 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:57:08.52 ID:i2FtsOCl0
>>126
俺も誰だか分かるかな！？
131 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:57:53.98 ID:4zOsxFCg0
>>125
あ、確かに目欄にあったわｗ
あの方が七兄さん・・・
９月に始めたばかりの俺にはさっぱりんぐ

>>126
俺が誰だか分かるかな？
132 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:58:42.38 ID:29psMVhD0
>>126
便乗ｗ
俺が誰だかわかる？
133 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 00:59:00.29 ID:d90cU6SK0
>>126
俺は誰だろうな？
134 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:00:06.28 ID:6UlaCAIw0
>>126
便乗して
じゃあ俺も誰だかわかるかな？
135 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:00:41.20 ID:ykaQl15K0
126人気杉ｗｗｗｗｗｗ
136 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:01:37.30 ID:i2FtsOCl0
まさか此処まで反応されるとは思ってなかったんだろうなぁ
137 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:01:40.17 ID:4zOsxFCg0
126の人気に嫉妬ｗｗｗｗｗ
138 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:04:10.65 ID:Mr32ZZDlO
まぁな。全く…お前らって奴は……。

予想通りの反応をありがとうございます（ノд`）
139 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:05:25.15 ID:4zOsxFCg0
そして答えが気になる
140 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:05:41.23 ID:29psMVhD0
…釣り？
141 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:07:41.53 ID:i2FtsOCl0
せめて｢IDが赤くなっている｣を付ければ良かったのにね
142 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:07:56.87 ID:DHb9vFnZO
気になる
143 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:14:27.42 ID:i2FtsOCl0
>>126のIDが｢DIO｣に見えてきた
144 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:16:01.69 ID:ljFM5GLp0
ミスター32
ダブルゼータDIO

・・・・ｺﾞｸﾘ
145 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:16:09.03 ID:PsQhHg4O0
ミスター32ﾀﾞﾌﾞﾙｾﾞｰﾀDIO
146 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:17:38.74 ID:i2FtsOCl0
ミスター32が偉大な言葉に思えてきた
147 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:17:57.65 ID:TfCC3Jef0
紙足りなくて一人足りネェ、ゴメスｗｗｗｗｗ
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d272959.jpg

あまりの筆の乗らなさに頭に来たのでもっかい安価
>>150
148 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:18:03.74 ID:4zOsxFCg0
偉大な言葉じゃないの？
149 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:19:06.93 ID:i2FtsOCl0
そうなの？
150 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:19:07.21 ID:PsQhHg4O0
ksk↓
151 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:19:42.72 ID:29psMVhD0
変身
152 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:20:23.14 ID:4zOsxFCg0
>>147
テｗラｗウｗメｗスｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

見た瞬間、本気で笑ってしまった
いや、うますぎて笑ったんだぜ？

これが先人の方の力なのか・・・


安価なら、元気寿司
153 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:22:08.92 ID:PsQhHg4O0
>>147
七兄乙！
よく帰って来てくれたねぇ｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
154 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:22:35.10 ID:Mr32ZZDlO
一行だけじゃわからんち
そして>>141
155 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:24:09.32 ID:4zOsxFCg0
最近いろんな人が戻ってきているのは気のせい・・・じゃないよね？
156 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:27:09.11 ID:SamZNb3G0
>>147
その胸の足りない子を嫁にください！！的な乙
157 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:28:08.34 ID:P7dHFC5G0
>>147
おおお一人足りないのはこの際無視するとしてSUGEEEE
ありがとうございます。そしてすいませんでした。
158 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:30:30.39 ID:TfCC3Jef0
>>157
いやいや謝られることなんか何もないってばっちゃも言ってたよ
安価ってそういうもんじゃん！

安価変身把握
159 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:31:20.69 ID:4zOsxFCg0
ちと睡眠タイムに
眠気が半端ねぇぜ・・・

盛り上がってるのに眠気先行・・・残念だぜ

安価の中章は朝方に投下します
160 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:34:42.95 ID:PsQhHg4O0
>>159
おやす～ ﾉｼ
161 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:37:09.95 ID:6UlaCAIw0
>>159
おやすみーﾉｼ
162 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:39:25.87 ID:P7dHFC5G0
>>159
御疲れお休みーﾉｼ

書いてる話がすすまねえ…
163 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:41:38.80 ID:29psMVhD0
>>159
おやす～です。
164 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:41:58.98 ID:Dwwa2tPo0
通りすがりに久しぶりに来て文章っぽいものを書いてみた
やっていいすか？
165 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:42:04.30 ID:d90cU6SK0
>>159
おやすみ
166 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:45:32.03 ID:SamZNb3G0
>>164
うぇるかむ
167 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:45:41.72 ID:ljFM5GLp0
>>164
誰が拒もうか、いや誰も拒みはしない
168 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:45:50.48 ID:29psMVhD0
>>164
もちろん！
169 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:48:39.87 ID:Dwwa2tPo0
眠いまま書いたので文法とか…
全体的に変なのだけど目を瞑ってくれぃ

以下投下
俺の中に流れるのは虚無感だけ
何にも満たされない毎日、俺はただ平凡に過ごしていく
そんな平凡な毎日、俺は何を求めているのか…？

今はただ、ゆっくりと進む時の流れに身を任せる事にしよう…

――――――
アスファルトから照りあげる暑さに止まる事のない汗が流れる
前方の視界は陽炎の様に揺らめいて、まるでここが砂漠なんじゃないかという錯覚さえ起こさせる

汗により肌に貼り付いたシャツに嫌悪感を覚えながらも俺はそのまま歩みを進めていく
「奈留さん、おはようございます！」
声の聞こえる方向へと目線だけを向ける
そこにはいかにも不良でると誇示する様に髪を染め、ピアスをしている男がいた
「あぁ…おはよう」
気だるそうに俺は一言、相手に振り向く事も無く言葉を交わす
歩む足を緩める事なく、俺はただ歩きつづけた

いつの時代でも不良というものは存在する
形を変え、存在を変え日々変化していく
そして俺はそんな不良たちを一括に統率する立場の人間だ
不良の世界は実力主義、力あるものが統べる、勿論下から親しまれる事が前提だが
170 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:49:46.83 ID:Dwwa2tPo0
気が付けば俺はそんな存在になっていた
昔から格闘技等は習っていたし、喧嘩を重ねていくといつの間にかそんな風になっていた
他の奴から言えば、俺には天賦の才というものがあるらしい
正直、喧嘩の才能なんてあっても役に立たないな

「やれやれ」
やっと学校だ
暑さにより少し朦朧とする意識の中正面の建物を確認する
正直授業は面倒だが、卒業出来る範囲では出なければなるまい…
しぶしぶ歩みを進め昇降口へと向かう
その途中、かすかに聞こえる音に俺は反応を示す

俺の前には案の定の光景が目に浮かぶ
数人の男達に一人の少年が囲まれているという実に分かりやすい光景が目にとまった
不良達は少年を足蹴に楽しそうにしている
そんな光景に俺は苛立ちを覚える
自分より弱い人間にしか力を振るえない、そんな人間は俺は反吐がでる位嫌いだ
171 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:51:02.78 ID:Dwwa2tPo0
「おい」
俺は不良達に声をかける、すると途端こいつらは顔を青らめさせそそくさと去っていく
やれやれ、本当に弱い者虐めしかできないらしい

目線を少年へと向ける
立ち上がり、身体の汚れを叩いている最中だった
顔を見る、顔立ちは幼い、一目だけでは女と間違えてしまうんじゃないかと思えてしまう

何か違和感を感じた、何かと聞かれればそれを答える事は出来ない
ただ…こいつの目には、何か違和感を感じる

「あ、ありがとうございます…」
今にも途切れてしまいそうなか細い声で俺に礼を言う少年
俺は無言で踵を返しその場を去る、少年は動く事もなくただ俺を見つめる…

違和感を覚えながらも…俺はその場を後にした
172 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:53:09.14 ID:Dwwa2tPo0
そんな事から数日俺は運命の時を迎える
「ちっ、やっぱりか…」
洗面所の鏡台に向かい己自身の姿に苦笑する
鏡に映っているのは男の俺ではなく、女の俺…
元々身体の線は太い方ではなかったが、女性化し一層細くなってしまった
「これじゃ、腕力とかも落ちてるよな」
冷静に考えながら己の状態をひとつひとつ確認していく
確認をし終えた俺は自分の制服を着込む
身長はさほど変化していないので、ベルトなどで無理矢理固定していく
ただまぁ…一つだけどうにもならない部分がある訳だ
「胸、無駄にでけーな…」
今にもシャツのボタンが弾けそうである
俺は包帯で胸を無理矢理縛り、上着を着込む
苦しいが仕方ない、俺は両親に女体化の事をメールで伝える
共働きで、会う事さえ稀である
難しい事は親に任せることにしよう

俺は玄関から家を出る、男の頃から感じる虚無感を持ち続けながら

この日から俺の周りの環境が一変する
その時の俺はまだそれを実感することができなかった
173 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:54:27.62 ID:ljFM5GLp0
猿帽子買っておきますね
174 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:56:35.78 ID:Dwwa2tPo0
とりあえずここまで
書いてる内にいい加減になっていく自分に気づいたんだZEっ

因みに内容はダークっぽいの予定、ってか書けるかわからないけど
とりあえず、ありがとしゅしたー
175 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 01:59:44.83 ID:29psMVhD0
乙々！
176 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 02:01:07.38 ID:6UlaCAIw0
乙です！
177 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 02:10:35.18 ID:gfXF2aoq0
保守
178 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 02:10:52.58 ID:TfCC3Jef0
ダメだこりゃｗｗｗｗｗｗ
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d272987.jpg

TSだから女体化って変身でいいんじゃね？っていう反則行為
仮面ライダーポーズでもよかったかもしれない

じゃあおやすみ、アバヨ、再見
179 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 02:20:18.91 ID:ljFM5GLp0
絵のうまい人はうらやましいです。
ぐってんなはと
180 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 02:37:27.14 ID:PsQhHg4O0
>>174
楽しみにしてる！乙！


>>178
100万回保存した再見！
181 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 03:10:22.30 ID:PsQhHg4O0
ほ
182 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 03:28:52.26 ID:P7dHFC5G0
保守

しつつ寝る、仕上げられると思ったけど無理だったー、明日投下します
183 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 03:33:48.03 ID:PsQhHg4O0
おやす～
184 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 03:35:15.49 ID:29psMVhD0
おやすみなさいです～
185 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 03:50:26.93 ID:29psMVhD0
眠れないから下手だけどお絵かき安価↓
186 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:08:26.39 ID:PsQhHg4O0
涙
187 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:09:23.41 ID:29psMVhD0
おｋ。
把握。
188 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:13:39.89 ID:PsQhHg4O0
気付くの遅れてすまんこorz
189 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:19:26.59 ID:29psMVhD0
この時間だからしょうがないさｂ
190 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:48:37.48 ID:M2wFYwopO
|ω・)ノおは
191 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:49:11.36 ID:DSlleVheP
新しい朝がｷﾀｰｗｗｗｗｗ ♪
192 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 04:49:29.37 ID:29psMVhD0
おはようございますです～
193 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 05:30:05.23 ID:PsQhHg4O0
(･∀･)ｵﾊｰﾖ
194 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 05:56:20.09 ID:DSlleVheP
(・∀・)ﾉｼ

☆ゅ
195 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 06:24:47.72 ID:DHb9vFnZO
ほし
196 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 06:43:23.42 ID:29psMVhD0
http://www.vipper.org/vip677420.jpg
やたー
できたよー

何か色々とおかしいのはいつものことだから気にしないこと推奨。
197 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 06:53:04.06 ID:DHb9vFnZO
>>196
可愛いｗｗｗｗｗ乙ｗｗｗｗｗ
198 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 06:55:54.71 ID:29psMVhD0
眠れなかったから安価出したら
眠くなったけど寝れない時間になっちまったよ…
199 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:04:31.67 ID:DSlleVheP
>>196 可愛いいじゃねえかｗｗｗｗｗ
200 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:05:07.67 ID:M2wFYwopO
>>198 ｶﾞﾝｶﾞﾚ♪
201 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:18:07.05 ID:DSlleVheP
ほ
202 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:24:52.06 ID:29psMVhD0
どうせ寝れないんだから調子に乗って安価↓
203 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:26:45.20 ID:Dbc+JjBzO
サスペンス
204 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:28:59.02 ID:29psMVhD0
おｋ把握
205 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:35:31.41 ID:Dbc+JjBzO
考えうる自分が書けないだろうと思うものを出してみた
ガンバレ
206 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:40:00.15 ID:MOsruPEx0
おはよ～さん
207 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 07:55:15.53 ID:29psMVhD0
おはようございますです
208 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:24:29.68 ID:zfgJNLNDO
おはよー。
やんきーお姉さん以上の作品を書こうと構成考えてるやんき～の人です(´、丶)
ヒロインの設定が決まらない…
体格とか容姿はすぐ決まったのに…！
クールで行くかボーイッシュで行くか悩みまくり；ｗ；
209 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:24:51.79 ID:+AZ2YzciO
ほしゅ
210 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:42:52.79 ID:8SgtFypQO
わーい久しぶりに七兄来てるー…………



テ　ラ　ノ　ロ　マ

泣きながらお仕事行ってきますね……
211 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:44:24.92 ID:V0GGGfYOO
おはよー

実は俺、明日誕生日なんだ………
折角の節目だし、帰ったら安価ラッシュでもしてみようかな。問題は私にラ〇ァほどの資質があるか、だが…
212 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:49:15.63 ID:8SgtFypQO
>>211
誕生日オメ！
きっと君にも文字が見えるようになるので大丈夫さ
213 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:51:48.78 ID:Dbc+JjBzO
>>211
じゃあ誕生日プレゼントは俺が作品を全部まとめにまとめるよ
これぐらいしか出来なくてごめんね
214 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:52:27.85 ID:29psMVhD0
>>211
オメ！

迷惑じゃなかったら何か描きますよ～
お絵かきだけど。
215 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 08:54:23.69 ID:zfgJNLNDO
>>211
先誕生日おめでとう～。
そしてIDが勇者王。
つまり、足りない分はガッツで補えばいいってことなんだよ！！
216 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:00:35.94 ID:29psMVhD0
眠いからお風呂で寝てくる。
3時間たっても戻ってこなかったら通報しといて…
おやすみ
217 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:05:18.92 ID:V0GGGfYOO
>>212-215
ありがとー
ま、公表してる時点で祝ってくれって言ってるようなもんだよなｗ
そんなつもりないけどｗｗｗ
とりあえず講義中とか移動時間を利用して前安価を書ききらねば(｀･ω･)

>>216
てらー
死ぬなよーｗ
218 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:06:00.18 ID:V1ODZQ+7O
風呂のなかで寝るのは危険すぐるｗｗｗ
219 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:06:44.61 ID:fn0Gnd8RO
今日は天気が悪いなあ
やんなっちゃう
220 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:12:42.82 ID:Mr32ZZDlO
俺の知り合いに酔っぱらったまま風呂入って溺死した奴がいてな……
221 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:20:06.74 ID:Dbc+JjBzO
そういえば絵師なんて久しぶりだよ
新ジャンルとかじゃあ一度も俺に絵師は付かなかったな(´;ω;｀)うぅ…悲しくなんかないやい
222 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:23:58.86 ID:krZGpS1v0
一応絵もかけるんだけど… 文章に比べたら全然不得意。
文章もアレなのにさらに輪をかけたアレな絵。
つまり……わかるな？
223 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:29:42.91 ID:krZGpS1v0
保守っとこ。
224 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 09:48:46.19 ID:DHb9vFnZO
保守
225 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:04:52.23 ID:Dbc+JjBzO
そういえば
昨日は俺安価書いてからスレストかかったから泣きそうになった
226 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:05:59.50 ID:V1ODZQ+7O
>>221
新ジャンルか・・・
数回立てたが、深夜保守してもらったのが1つ、あとは2桁行くか行かないかだなｗ
227 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:08:06.92 ID:29psMVhD0
ただいも。
ババァにお湯抜かれてシャワーだけｄにしてきた。
残念ながら生きてるようだわ。
228 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:13:19.76 ID:Dbc+JjBzO
>>227
しんじゃらめぇぇ
229 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:14:14.92 ID:krZGpS1v0
この季節シャワーは辛かろう…；ｗ；
まあ、生きてりゃなんかあるさ。
230 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:16:40.40 ID:Mr32ZZDlO
てか寝ないと死ぬぜ…
深夜生活が習慣付いて毎日2時間ぐらいしか寝れなくなる


俺みたいに
231 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:20:52.04 ID:29psMVhD0
>>228
俺のゴキブリ以上の生命力なめんな！

>>229
バカは風邪引かないし大丈夫。

>>230
今寝るときっと用事に間に合わないんだわ。
寝過ごすとお母さんがわざわざ出してくれた3000円がパーになるし…

とりあえず、今日は早く寝るよ。
232 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:43:06.46 ID:DHb9vFnZO
へ
233 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:51:39.63 ID:Dbc+JjBzO
時間安価出す
11:11一番近かったやつね
まぁ過疎だろうが
234 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:54:14.73 ID:zfgJNLNDO
まぁ過疎なのはこの時間帯だと仕方ないよ。
過疎時間帯でも見られる人間が保守とかしてみればいいと思うんだぜ(*ﾟーﾟ)
235 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 10:57:02.72 ID:kB/P9O/OO
過疎区
236 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 11:10:46.81 ID:aS4zZmvPO
保守
安価なら「病院」
237 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 11:21:09.54 ID:Dbc+JjBzO
>>234
今安価を出すのは
そんな☆職人への労いの意を込めてるつもりなんだけどね
まぁ俺の駄作見ても誰も喜ばないだろうから自己満足だけどね
238 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 11:26:03.25 ID:zfgJNLNDO
あんまり自虐しちゃいかんぜよ…
俺がそういう気遣いに気付かなかったのは申し訳ない。

俺も執筆作業に戻るかのう(´、丶)
239 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 11:50:04.79 ID:Dbc+JjBzO
気を使わせてごめんね
今から書くよ
240 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 12:09:41.45 ID:jpVrSUwi0
おはようございます
朝方に中章投下するとか言いつつ、こんな時間まで寝てしまいました
二度寝は気持ちいいッス

これから学校なんで、保守を兼ねて投下します
241 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 12:13:13.15 ID:jpVrSUwi0
前章は>>42-44
中章って言っても中途半端に終わりますが、仕様です
242 ：安価「罰ゲーム」中章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 12:15:16.79 ID:jpVrSUwi0
（嘘だ・・・嘘だうそだウソダ！）
すべてのカードが場に出終わった瞬間、心の中で繰り返す。
俺が負けることなんてない。まして相手がこいつらときたら、そんなことなおさらである。
ただ漠然とカードを出しているあいつらに・・・負けるはずがないんだ・・・！

だが現実はどうだ。

俺は負けた。

言い逃れなんてできるわけがない。

体を小刻みに震わせながら、４人の顔を見る。

・・・っ！こいつら、笑ってやがる・・・！

「まったく、お前は本当にアホだな。」
正面にいる東海林が、不敵な笑みを浮かべながら言う。
先ほどとは一変、手のひらを返したような態度をとっている。
俺は少しばかりカチンときたが、ここで怒っても仕方ない。
立ち上がろうとする自分を抑え、彼の話を黙って聞く。

「少しいい気にさせりゃ、お前を負かせることなんて簡単なんだよ。」
「な・・・なんだと・・・」
「もうね、配られてたカードに何かが仕組まれていないかって考えなかったお前の負けだよ。」
「あの時点で・・・俺が負けてたとでも言うのか？」
「当たり前じゃん。お前が負けるようにカードを仕組んだんだからな。」
「くっ・・・！」
「それじゃあ、罰ゲームを受けてもらおうかな？」
俺を見下すように言う。これから罰ゲーム・・・いや、報復でもするかのような雰囲気だ。
周りの４人も、東海林と同じような表情で俺のことをみつめていた。
243 ：安価「罰ゲーム」中章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 12:26:18.31 ID:jpVrSUwi0
床に散らばっていたトランプを俺が片付け、お待ちかねの罰ゲームのお時間がやってきた。

俺は不貞腐れて、床にごろんと寝転がる。
他の４人は俺のことをみて、これから起こることを想像しながら笑っていた。

「よし、それじゃ俺が引くね。」
妙に上機嫌な河原辺が、一枚目の紙を引く。いつもはそんな表情見せないやつだ。
いつもはヘラヘラと低い腰で俺に接してきているのに、まったく真逆の態度になってやがる。
そんなに俺に罰ゲームを受けさせるのが楽しみなのだろうか。

「一枚目はっと・・・『一週間後』か。」
なんだか不満そうな表情。
一週間後で不満なら、いつがいいんだ。明日か？それとも来年か？

「よし、続けて二枚目！高野が引けよ！」
「オッケ、面白いの引いてやるぜ。」
高野、お前も嬉しそうな表情してやがるな。
俺のケツをホイホイとついてきてるだけのヤツなのに、よくもまぁそんな態度で。

高野は「どれにしようかな」と口ずさみながら二枚目の紙を引く。
「二枚目はっと・・・『コンビニで』か・・・つまらんな。」
嬉々とした表情から一転、口を尖がらせて「おもしろくねぇ」と一蹴。
引いたのはてめぇだろ、と突っ込みたくなったが、立場上何も言えない。
４人を睨みつけながらただただ待つばかりである。

「よし、三枚目は峠が引け！」
「あいよう。」
今までの三人に比べて、こいつ（峠）は少し雰囲気が違う。あまり乗り気でない感じだ。
さすが俺の右腕に立つくらいの力を持つ男。こいつだけ可愛がってた甲斐があったぜ。
244 ：安価「罰ゲーム」中章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 12:36:59.03 ID:jpVrSUwi0
※ちなみに、三枚目は本来であると「誰が」にあたるが、ここでの場合は大貧民が「誰が」にあたるので、自動的に「芋野」が「誰が」の部分になります
　というわけで、三枚目は「何を」ということになります

―――――――――――――――――――――――

「えっと・・・三枚目は・・・プププッ！」
大人しそうな顔をしていた峠が突然、口に手を当て笑い出す。
いつもポーカーフェイスのこいつがこんな風に笑うとは、俺にも想像がつかなかった。
彼は必死に笑いをこらえ、三枚目の紙をみんなに見せる。

「なになに・・・『エロ本を立ち読み』ｗｗｗｗ」
プギャーと指を指して笑う。別にエロ本読むくらいで騒ぐことないだろう・・・常考。
馬鹿みたいに笑う４人を見て、俺はダンマリ。早く終わらせろよとイライラとする。
エロ本如きで騒ぐ奴らを今まで手下に連れていたと思うと、なんだか自分自身が嫌になってくる。

「よっしゃ、最後は東海林だな。」
「面白いの引いてやるぜ！」
指をパキパキとならしながら気合いを入れる。
なんかいつも以上に張り切っているのは気のせいとしておこう。

「何が出るかな？何が出るかな？それは右手に任せようっ！」
右手で素早く四枚目の紙をつかみとり、高らかに掲げる。

「おい・・・これは・・・芋野捕まるなｗｗｗｗｗｗ」
「さすがにやばいかもな。」
「これは捕まるかもわからんね。」
先ほどのハイテンションの三人はどこへやら、少し俺を心配してくれている。
心配してくれているのかどうかはわからないが、犯罪だ逮捕だ何やら気にかかることを言っている。
少しばかり気にかかった俺は上を向き、東海林の引いた四枚目の紙に目をやる。
そこには、実行するには危険すぎる内容が書かれていた。
245 ：安価「罰ゲーム」中章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 12:46:37.04 ID:jpVrSUwi0
「『オナニーする』って・・・オイ、できるわけねぇだろが！」
内容を見た俺は激怒する。どう考えてもできるわけがない。
安価は絶対だ、的な空気の中、俺は荒げた声で言う。

「いや、別にまだやるって決まったわけじゃねぇだろ。そうカッカするなよ、馬鹿。」
見下すように河原辺が言う。単調なしゃべり方が一層頭に来る。

「でもやってもらいたいな。俺達の恨みもあるし。」
高野がにやにやしながら言う。俺達って、お前個人の恨みが大きいんだろうが。
余程俺が捕まってほいいのだろうか。何のためらいもなくそういうことを平気で言う。
ま、俺もこいつらにはそういうようなことをやってきたんだからな。しっぺ返しがここで来たんだろう。

「でもよ高野。さすがにこれはまずいだろ。」
水を差すように峠が一言。その言葉に、高野がぴくんと反応する。

「あぁ？こいつ（芋野）にはどんだけやられてきたと思ってんだよ？今こんなことでもしなきゃ、いつやるんだ？あぁ？」
「お前はそう言ってるが、芋野のお陰で俺達はここまでいい思いもできたんだぜ？」
「う・・・まあ・・・そうだけど・・・」
峠のその言葉に、高野は一気にしゅんと萎えてしまった。つつかれた団子虫のように、顔をうずめて丸まってしまった。

（峠は俺のことを理解してくれているんだ・・・。少しばかり気が楽になるな。）

「それじゃあよ、どうすればいいんだ？」
少しお怒り気味の河原辺。ふてくされた顔で峠に問いかける。

「ＶＩＰで安価でも出すか。」
「ＶＩＰ？何だそれ？」
「同士の集まる場所だよ。」
「同市・・・？」
「お前にゃ分らん世界だ。」
246 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 12:47:25.57 ID:TWDiLcRE0
lostage[ロストエイジ]

清水雅也(Gt.)
五味拓人(Gt.)
五味岳久(Vo/B)
岩城智和(Dr.)

2001年地元奈良にてVo/B五味岳久(兄)とG五味拓人(弟)の兄弟を中心に結成された4ピース
トイズファクトリーから最新作「DRAMA」をリリース
ダークで激しく繊細で美しいサウンドを聴かせる最強のロックバンド

http://jp.youtube.com/watch?v=PF8tIwzFfVo ←「TELEVISION CITY」
http://jp.youtube.com/watch?v=NedCyra9Q_Q ←「RED」
http://jp.youtube.com/watch?v=h5WqZGQiHFE ←「手紙」
http://www.sound-tv.net/artists/lostage/ ←特集サイト
247 ：安価「罰ゲーム」中章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 12:53:52.43 ID:jpVrSUwi0
「芋野、パソコ借りるぜ。」
「あ、あぁ・・・」
ぎしっと事務用椅子に腰掛け、パソコンを操作する峠。
キーボードの小気味よい音が俺の部屋に響く。
こいつのいつもの姿からは想像できないほど、タイピングが早い。
恐らくワープロ検定１級レベルは優に超えているだろう。

「それじゃ、安価で決めるけどいいよな？」
「お前に任せるけど・・・安価って何だ？」
「安価は安価だ。お前らに言った時点でわかりっこないだろ。」

――――――――――――――――――――――――

「変な安価こなけりゃいいんだけどな・・・」
ぼそっと一言。地獄耳の河原辺には聞こえていたようだ。
「峠、何か言った？」
「いや、別に。」
「お、安価番号に達したな。」
「なんて書いてある？」
「ええっと・・・『朗読』って書いてある。」
「優しい人でよかったね。」
峠が俺のほうを見て言う。残念そうな表情をしていたように思えたが、別段気に掛けるほどでもなかった。
確かに、先ほどよりは多少はマシになっているからよしとしよう。

「ついでに、読む本も決めとくか。」
「いや、読む本は俺が・・・」
「お前に決める権利はない。俺の同士が決めるんだ。」
峠に一喝。今この場で一番力があるとすれば、峠良太だろう。
地に落ちた俺の権力。
たかが大富豪でこうなるとは、夢にまで思ってもいなかった。
248 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 12:54:52.12 ID:jpVrSUwi0
とりあえず終了
保守がてらってことで勘弁してください

それとお芋たんへのメッセージ

ごめんなさい
249 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:00:21.97 ID:erDzdtYpO
新ジャンル懐かしいな
俺このスレ来る前、妹はvipperスレに住んでた



だいぶ前だけど
250 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:04:34.16 ID:Dbc+JjBzO
新ジャンルは絵師は神様扱いだったな
いくら書いても俺に神様は来なかったがな
251 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:22:35.75 ID:erDzdtYpO
☆
252 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:23:35.01 ID:jpVrSUwi0
とりあえず学校いてくる
253 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:35:47.19 ID:JD7Kvpoq0
いてら
254 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:56:51.21 ID:V1ODZQ+7O
>>247
二次元ドリーム文庫あたりになると大胆予想
255 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 13:57:50.33 ID:+AZ2YzciO
ほしゅ
256 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:14:53.42 ID:Dbc+JjBzO
書き終わった
一時間くらい寝てたからおそくなった
257 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:20:18.27 ID:jpVrSUwi0
ｗｋｔｋ

結局学校さぼっちまったぜ
258 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:20:40.89 ID:aS4zZmvPO
保守

>>256
お疲れさま
259 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:22:59.96 ID:BjEBKmQQO
ほす
260 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:34:59.59 ID:x0XjkL1i0
新ジャンル風にホス

男「頼みがあるんだ」
女「なにー？」
男「俺、明日女体化しちまう予定なんだ」
女「そうなんだ……女体化した僕が言うのもなんだけど、色々大変だよー？」
男「そうだよな、それは分かってる」
女「おおー、勉強したんだね」
男「まぁな……だが、どうしても勉強しきれない事もある」
女「？？」
男「トイレとか生理とか……いわゆる女体じゃないと分からんこと、だ」
女「あー、そうだよね」
男「そこで元親友のお前に頼みたい、体いぢらせてくれ」
女「いいよ男くんのためな……ってチョット待って、なんて言ったの今」
男「助かる、それじゃ早速」
女「きゃー！」

哀れ女体化子さんは身体の隅々まで勉強させられてしまいましたとさ、まる

渡辺「あれれー？
　　　男くん女体化しちゃうんじゃなかったのー？」
男「一晩中勉強してたからな」
女（ぽっ）
渡辺「？？」
261 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:42:42.97 ID:o4XIDZd5O
今北
ななにぃの安価を取ったのに描いて貰えなかったのはいい思い出
262 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:43:21.87 ID:V1ODZQ+7O
渡辺さんｗｗｗ
263 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 14:48:12.35 ID:jpVrSUwi0
男君がうらやましい
渡辺さんの純情さもまたいいわぁ
264 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 15:07:14.68 ID:Dbc+JjBzO
糞
いきなり小テストがおこなわれたから書き込めなかったぜ
さていくぞ
265 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/27(火) 15:10:17.01 ID:Dbc+JjBzO
｢有難うございます先生｣

今日本は男性が女体化していく病が蔓延してきている。

｢次の方どうぞ｣
｢し、失礼します｣
｢今日どうなさいましたか？｣
｢…女体化してしまいまして｣

カルテを見る…｢谷口 勇治｣ まさに男の名前だ。

｢それで？｣
｢治りませんかね？｣
｢残念ですが現在の医療ではどうにもなりませんね…｣
｢…そ、そうですか｣

今日だけで何度この台詞を患者に言っただろうか。
266 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/27(火) 15:13:51.87 ID:Dbc+JjBzO
｢では大学病院に紹介状を書きましょうか？｣
｢書いてもらったらどうなるんです｣
｢サンプルとして精密な検査が受けられますよ｣
私は皮肉を込めて言った。
実際のところは検査すらしてもらえないだろうが…

｢結構です｣
｢そうですか｣

このやり取りも何千回も繰り返している。
医者として、患者になにも出来ないのは非常に歯痒い、何とか自分でしてやりたい。
そう思って私は研究を始めた。

自慢ではないが私の勤めている病院はかなり大きいしかなりの人が訪れる。
つまりモルモットには苦労しないわけだ。
しかしモルモットといえど患者、自分で作った新薬の人体実験等出来るわけなかった。
267 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/27(火) 15:15:03.96 ID:Dbc+JjBzO
｢どうも｣
｢いらっしゃいませ先生｣
優しそうな女性が出迎えてくれた。
｢いつもいつもすいません｣
｢いえいえ好きでやっていることですから｣

私は一緒に研究をしているメンバーで孤児院へ定期的に健康診断を行っていた。
勿論私の医者の精神で病気の子を何とかしたいという理由でまわっていた。

｢パパー｣
孤児院の子供達は私を父親として慕ってくれていた。
私は診断は勿論薬等も無料で提供していた。
今日も月に一度の診断を行うために来ていた。
｢何か変わったことはありましたか？｣
｢えぇ…女体化した子が二人ほど…｣

そこには先月まで男の子だった子が体を縮みこませてこっちを見ていた。
268 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/27(火) 15:19:12.66 ID:Dbc+JjBzO
｢少し血を貰えるかな？｣
病院では出来ないことだった。
｢そういえばもうすぐですね｣

もう少しというのは半年に一度行われるこの子達の里親捜しだった。

｢では今日はこれで｣
｢有難うございました｣

途中で獣医の所に行き研究用モルモットの血をもらった。

私は家に帰ってモルモットから採った血を機械にかける。
そして受話器に手をかけた。

｢やぁ…そうだよ…そう…二匹追加だよ…そう…タイプは…｣
スクリーンに目をやる。
｢タイプはＡだよ…あぁ…実験ようにストックをしておいてくれ…あぁ…頼んだぞ｣
269 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/27(火) 15:20:43.49 ID:Dbc+JjBzO
その数日後に私の部屋の電話の音がなった。
｢はぃ…そうですか…えぇ…よかったですね…はい…えぇ…では…はい…はい｣

電話は孤児院の先生からだった、この前の女体化した二人の里親が見つかったらしい。

その数分後、再び私の部屋の電話が鳴った。
｢ぁ？…そうか…大事に保管してろよ…あぁ…では頼んだぞ｣

電話はペットショップからでこの前頼んだモルモットの入手に成功したらしい。
270 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/27(火) 15:21:50.60 ID:Dbc+JjBzO
国の機関間は役に立たない、体裁ばかり気にして改革を恐れる。
だから研究が進まないんだよ。

そして今日もまた孤児院へといく。
｢先生…今私が新薬を開発しているんですがね…どうしても先に進まないんですよ。｣
｢はぁ｣
｢人体実験でも出来ればいいんですがね｣
｢家の子でやるつもりですか？｣
｢…まさか、家にいるモルモットにでも実験しますよ｣

｢パパー｣
今日も子供達の元気な声が響く。
私はこの子達を守るために今日も研究をしよう。

終わり
部活行ってくるわ
271 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 15:39:29.78 ID:kB/P9O/OO
さる
272 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 16:12:21.83 ID:gfXF2aoq0
保守
273 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 16:27:09.72 ID:gfXF2aoq0
保守
274 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 16:27:59.98 ID:V1ODZQ+7O
乙！
研究者になりたいが将来的に食べていけるか不安だよ
275 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 16:41:55.44 ID:gfXF2aoq0
保守
276 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 16:52:30.17 ID:V0GGGfYOO
初めて電車で行っちゃいけないとこまで乗り過ごした…orz
277 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 17:13:19.69 ID:MOsruPEx0
>>276
どどんまい
278 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 17:13:22.12 ID:DSlleVheP
小旅行だと 思い込むんだ
279 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 17:18:40.93 ID:V0GGGfYOO
やっと家着いたぜぃ
つーわけでまだ消化してないけど安価出すんだぜ+2
280 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 17:37:23.72 ID:aS4zZmvPO
保守
281 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 17:37:35.99 ID:kxz8h4nkO
ほ

安価なら阿鼻叫喚
282 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 17:44:30.94 ID:zfgJNLNDO
昨日の安価消化してたはずが何故か作詞に力が入ってしまったｗ
作品内に盛り込む予定なんだぜ
283 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:02:26.48 ID:kxz8h4nkO
ほ
284 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:06:31.35 ID:DSlleVheP
し
285 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:17:20.58 ID:6UlaCAIw0
を
286 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:18:25.31 ID:V0GGGfYOO
女体化して一週間。そろそろ異性…って言っても男だけどさ。ヤツラの好奇の目にも慣れてきた頃。
俺は今までと変わらずに、ぼんやりと気だるい午後の授業を聞いていた。
昼飯が消化され始め、それと相俟って担当教諭の平坦な口調が眠気を誘う。
取り敢えず窓の外を見てみる。木々も枯れ始め、すっかり冬の様相を呈していた。
そのまま落ちていく木の葉を眺めていると、なんの気紛れかは知らないがたまには授業を真面目に受けてみるか、なんて考えたわけだ。
そんなわけで我ながら使用感のさっぱりないまっさらなノートに目を落とす。
そしてそこには本来こんな場所にいちゃいけないヤツの姿があった。そう、黒光りするヤツ…ゴッ〇ーの姿が！
今までなら殺すなりなんなりの選択肢もあった。でも、今は得体の知れない感情が沸き起こり、恐怖心を揺り動かす。
そして俺は俺の机を悠然と、縦横無尽に駆け巡るヤツをただ呆然と見送っていた。
目を逸らしたいのに、いつ飛びかかってくるかわからない恐怖にそれすら出来ない。
どうした、机の中から他の教科書なりを取り出して振り下ろすだけだろう！
そう必死に自分を叱咤してみるものの、机へと伸ばした手はへなへなと力を失ってしまう。
きっと今の俺の顔は泣きそうに歪んでいて、悲鳴を上げないのが奇跡に思えた。

そして状況は急激に打開する。そう、ヤツの行動によって！
ヤツは俺の机の上で幾度か翅をうち震わせると、一直線に俺に向かってきたのだ！
「キャーーーーーッ！」
気付けば有らん限りの声を上げていた。するとヤツはその声に驚いたのか、明後日の方向へと飛びすさって行った。
や、やったぞ！俺はこの女体化して初めてのクライシスに我が手で勝利を掴んだ！
なんて頭弛いことを考えているうちに、所々で似たような悲鳴が上がる。
当然クラスは騒然、授業の終わりまで阿鼻叫喚の地獄へと変貌した。

ちなみに最初に悲鳴を上げたのが俺だとばれ、きっちり悪友達にからかわれたのでした。
287 ：ロリ大僧正 ◆lWD6I8D30g ：2007/11/27(火) 18:19:46.34 ID:V0GGGfYOO
いじょ、安価:阿鼻叫喚。
さ、次ー！+3
288 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:25:59.42 ID:ipLdYtaz0
ksk
289 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:26:16.26 ID:DSlleVheP
踏み台
290 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:32:57.95 ID:kxz8h4nkO
乙

安価なら蒸留酒
291 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:33:03.24 ID:TjpOBEw+O
スヌーピー
292 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 18:47:31.85 ID:kxz8h4nkO
ほ
293 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:00:48.70 ID:DSlleVheP
ん
294 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:02:28.40 ID:aS4zZmvPO
保守
295 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:07:20.98 ID:Dbc+JjBzO
>>282
みっくみくに出来るやついないの？ｗｗｗ
296 ：ロリ大僧正 ◆lWD6I8D30g ：2007/11/27(火) 19:24:34.69 ID:V0GGGfYOO
好きなヒトが出来た。その彼に飲み会に誘われた。そして彼らの思惑通りに記憶がなくなるまで飲んだ。
起きたときには彼らや、他の女の子や、私が、裸で転がっていた。
どうやら私の彼に対する想いを知っていて、それを上手く利用されただけらしかった。
…ここまではよくある話。ただ一つ違っていたのは、私が女体化した元男だったこと。
依然女体化男性への風当たりは強い。例え今が完全な女性だとしても、世間様はそうは見てくれない。
そんな私のことを彼が知ったらどう思うだろうか。
今回みたいに体よく遊ばれて捨てられるんだろうか。それとも気味悪がってもう近づいてこないだろうか。
こんなことになっても未だに捨てきれない恋心に溜め息を吐く。
少しだけ残ったウイスキーを軽くあおると、あの頃とは違う、酷く苦い味がした。
297 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:25:29.04 ID:V0GGGfYOO
一時間近くかかったなぁ…orz
さ、次ぃ！↓
298 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:27:10.89 ID:QM+676Gy0
ウォッカ
299 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:29:03.91 ID:V0GGGfYOO
>>298
ちょｗまてｗｗｗ酒で続けるのかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

把握、しかしこのままだと書きにくいから追加安価+2
300 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:33:48.06 ID:MOsruPEx0
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301 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:35:01.33 ID:erDzdtYpO
>>261
あー忙しくなってエクトプラズム出てた頃か
なんだっけ？ロリペタだっけ？
なんなら今日の安価はそれでいいぜ
302 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:37:46.79 ID:kxz8h4nkO
鬼畜安価かwwwww
303 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:39:08.82 ID:V0GGGfYOO
てきとーに単語拾って使えば無問題
ちょい時間かかるかもだがいてきまー
304 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:39:35.67 ID:29psMVhD0
おはようございますです～
結局睡魔に負けて今まで寝てたｗｗ
これから安価の続き描いてきますー
305 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:41:07.97 ID:erDzdtYpO
>>299
ｺﾞﾒｽwww
再安価よろ
306 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:43:33.65 ID:V0GGGfYOO
>>305
いあ、書きやすくなって感謝したいくらいなんだぜｗ
307 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 19:56:20.39 ID:NZwiP16J0
安価ってエクトプラズムとロリペタじゃないんだね…
308 ：ロリ大僧正 ◆lWD6I8D30g ：2007/11/27(火) 19:58:33.90 ID:V0GGGfYOO
女体化(以下女)「んー、炬燵でお酒は最高だね～」
男「見た目はそれなのに言うことはババァか」
女「むぅ、見た目はそれとかゆーなー！」
男「精神年齢まで引き下がったか。なんだっけ？ロリペタだっけ？そういうの」
女「あー、お酒おいし～」
男「誤魔化すな誤魔化すな」

女「でも、こーしてまったりするの、やっぱいいね～」
男「一時忙しくなりすぎてエクトプラズム出てたからな」
女「えくと…？」
男「すまん、お前には難しかったか」
女「バカにしないのー！」
男「しかし、その酒の趣味はなんとかならないのか？ウォッカとか女の子の飲むもんじゃないぞ？」
女「仕方ないじゃん、元男だし。味覚までは変わらなかったみたいでさー。それにどーせ同じもの飲んでないとつまんないとか言うでしょ？」
男「…まーな…ってお前天板に体重かけすぎ！」
女「いーじゃんいーじゃ…ふわー！」
男「っだー！」
309 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:01:19.90 ID:V0GGGfYOO
新ジャンル風で書いてみた
>>300も足してみた
なんなら～のくだりは無理だった
さ、どんどんいくぜー+3
と言いつつ飯中断なんだぜ
帰ってきたらまた書くんだぜ
310 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:06:39.52 ID:htmZmbs/0
今帰宅
久々に大僧正さんを見たぜｗ

これから安価消化します
はよ終章書かなければ・・・
311 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:12:01.48 ID:V0GGGfYOO
自分でｋｓｋ

DOD買っちゃってね、鬱エンド見たさにバイト疲れで死に体なのに寝ないでゲームしてたんだぜ。
セカキューも終わってないのに明後日はバサラも出るしで…
不甲斐ない俺を許しておくれorz
312 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:13:34.29 ID:NZwiP16J0
DDDとDD三種なら持ってるよ
313 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:14:45.88 ID:NZwiP16J0
安価とっちまった安価はきのこで
314 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:19:04.49 ID:V1ODZQ+7O
ウォッカ＋ロリペタ


・・・ゴクリ
315 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:20:16.38 ID:htmZmbs/0
ウオッカと聞くと競馬のほうが先にでてくる俺ギャンブラー
316 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:26:46.41 ID:QM+676Gy0
>>311
DODの鬱っぷりは異常ｗｗｗ

だ　が　そ　れ　が　良　い
317 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:28:57.27 ID:dwYEhFoBQ
ほ
318 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:30:33.05 ID:V0GGGfYOO
きのこはあく
>>312
DDDとDDってなんぞ？
>>315
競馬はわからないんだ…
>>316
取り敢えず今は5章までほぼコンプしたんだぜ
唐沢寿明が激しくウザイ
319 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:39:07.83 ID:erDzdtYpO
>>308
盛大に噴いたwwwww
乙！
320 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:40:35.33 ID:ayb/l2TC0
今北産業
321 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:49:21.53 ID:htmZmbs/0
>>318
競馬、鉄道わからないことあったら俺に聞いてくれ！
322 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:57:55.65 ID:6UlaCAIw0
とりあえず安価>>107で書き終えた
単語の一部一部を散りばめただけなんで
安価の文章の内容は全く関係なくなってしまった・・・
では投下させてもらいます
323 ：安価>.107 1/8：2007/11/27(火) 20:59:07.11 ID:6UlaCAIw0
「最近は女体化住人も増えてきてるみたいだね、凛」
「そうみたいだな、住人というか人口だがな」
同意しつつしっかりと突っ込みも入れてくる友人の奈良崎　凛。
ちなみに話題の発端は、女体化した人が全国で五十万人を突破したとかいうニュースからだ。

「というかそんな呑気に言ってるがお前は大丈夫なのか？　もうすぐ誕生日だろ？」
「んー？　大丈夫なんじゃね？　人生なるようになるさ」
実際にそう思っていた。自分は大丈夫、と。
確信は無いが、そう思うのは当たり前だろう。
いきなり自分が女になるなんて夢にも思いはしない。が、友人は楽観的では無かったらしい。

「バカモン！　甘い、甘甘過ぎるぞ智！」
などといきなり怒鳴ってきやがった。
「大丈夫か大丈夫じゃないかの境界線なんて分からないだろうが！　そんなんだからファンタジー見すぎって言われるんだぞ！」
「いや、そんなこと一回も言われたことねーよ」
というか、何だファンタジー見すぎって。
お前はルー大柴かっつうの。
324 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 20:59:13.91 ID:htmZmbs/0
うお、まじすかｗｗｗｗｗ
俺が安価番号を確認しなかったために・・・

ｗｋｔｋ
325 ：安価>>107 2/8：2007/11/27(火) 21:00:13.00 ID:6UlaCAIw0

「境界線は無いかもしれないが、大丈夫かどうかの基準ならあるじゃないか。
童貞か童貞じゃないかっていう基準が」
俺も負けじと一応反論してみる。

　だがこの反論は相手の一言で全くの無意味となってしまった。
「じゃあお前は童貞じゃないのか？」
……非常に痛いところを突かれてしまった。

　確かに俺は童貞だ。
しかも十五年間生きていて彼女ができたことすら無い。
背は低くて、社交的でも無くて、顔もお世辞にもいいとは言えない。
そんな俺が告白なんぞされるわけもなく、告白する積極性すら無かった。

「ほらな、やっぱり童貞なんじゃないか」
結局何も言えず押し黙っていた俺に、凛の勝ち誇ったかのような声が投げかけられる。
そしてそのまま何も言わずにいると、
「ま、いいんじゃないか？　女体化しちゃっても。今は差別なんて無い時代だしな」
なんてことを言ってきた。
326 ：安価>>107 3/8：2007/11/27(火) 21:01:15.47 ID:6UlaCAIw0

「……いきなりなんだ。さっきあんなに熱弁してたくせに」
「それはほら、お前があまりにも何も考えてなかったからな。警告みたいなもんだ」
「その心遣いには感謝するぜ」
だがもう今更だ。これからどうにかして童貞脱出なんてことは考えてもいない。
最初にも言ったように、なるようになる、だ。
しかし俺のことを思って色々言ってくれたのには少し感動した。
こんなにも友達思いの友人がいて良かった、と思った。

「それにしても女体化してもいいなんて言うとはな。
友人ならそういうのを止めたりするってイメージがあったが」
「あぁ、だってお前背低いから女体化しても大してかわらねーかなーと思って」
「ふーん……そうかそうか」
とりあえず笑顔で一発腹を殴っておいた。
いいところに入ったのか、少し悶絶しているが、俺が気にすることではない。
まったく、人が気にしていることを普通に言いやがって。
友達思いは訂正する。やっぱり無神経な奴だ、こいつは。
327 ：安価>>107 4/8：2007/11/27(火) 21:02:10.12 ID:6UlaCAIw0


　数日後、俺は誕生日を明日に迎えた。
「智、本当に女の子になるの？」
夕飯時、確認的なニュアンスを込めて母は言う。
「うん、もうどうにかしようったって遅いしね」
「そう、それじゃあ、明日からの準備しなくちゃね」
「よろしく頼むぜぃ」
ちなみに、準備というのは性別変換の手続きの、だ。
役所の受付で貰える、書類に変更事項などを書いていくものらしい。
名前に関しては、どっちでも通じそうな名前だったから、そのまま智でいくことにした。

「それにしても、時代ってのは変わっていくものなのねぇ……」
母は、昔を懐かしむような目をしながら、話しかけてきた。
「昔は大変だったわよ。お母さんみたいな女体化した人たちは周りから奇異の目で見られて、
男、女、元男なんていうジャンル分け、なんて呼ばれる差別があったり……ぱっと見では誰が元男かなんてわからないのにね」
328 ：安価>>107 5/8：2007/11/27(火) 21:03:09.18 ID:6UlaCAIw0

　そう、家の母も元男だったのだ。
元男だからこそ、俺の思いを汲み取って、引き止めたりはしないのだろう。
「最近ではそんな差別も無くなったんだけどね。本当、人間の適応力ってのは目を見張るものがあるわね」
だけど、と母は続ける。
「いくらなんでも、古参っていう呼び方はないんじゃ無い？　まだそんな呼ばれ方される歳でも無いのに……ねぇ？」
「ねぇ？　って言われても……確かにまだ若くは見えるけど」
「見えるって何よ、見えるって。まだ私は三十九なんだから」
三十九歳って若いのか……？
他に判断材料が無いから、俺は曖昧にうなずくことしかできなかった。



　そして迎えた翌日。
目を覚ましてすぐ、体に違和感を……覚えなかった。
もしかして女体化しなかったんじゃないか？　と思ったりもしたが、それは無い、と思い直す。
首辺りまでしか無かった髪が、腰の近くまで伸びていたからだ。
そういえば、少し服がきつくなってる気がする。
それに……視界がいつもより高い……？
329 ：安価>>107 6/8：2007/11/27(火) 21:04:02.91 ID:6UlaCAIw0

　そのとき、一つの疑問が生まれた。
常識的に考えてそんなことは無いだろう、と思っていた事。
けど、もしかしたらそうなるかもしれない、と少しの期待を持っていた事。
急いで一階の台所に降り、開口一番、
「お母さん！　私、もしかして背高くなった！？」
あ、一人称がいつの間にか私になってた。まぁそんなことは今はどうでもいい。
「あー、高くなってるねぇ、いつもの10センチくらい」

　10センチってことは……もとが145だったから、今は155か。
まさか希望が現実のものになるとは……
やっべ、これは嬉しい。
思わず顔がニヤケてしまうくらい嬉しい誤算だぜ。
330 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:04:51.06 ID:29psMVhD0
おっちゃーん！
猿帽子ちょうだーい！
331 ：安価>>107 7/8：2007/11/27(火) 21:05:07.79 ID:6UlaCAIw0

　そして私は、いつもより少し気分良く、学校へ登校した。
教室へ入り、自分の席に座ると、ざわめきが聞こえてきた。
そしてその中、凛がこっちへと向かってきて、
「おはよー、えーっと、智のままでいいのか？」
と、いつものあいさつをしてきた。
「あぁ、名前は変えてないからそれでいい」
「いやー、それにしてもお前、美人になったなー」
と、ケラケラ笑いながら凛は言った。
「お褒めに預かり光栄だ」
一応返答として、それだけ言った。
朝は別のことに気をとられてて鏡なんて見なかったから、実際自分がどういう姿になっているか分からない。
女体化した人間は元がどんなのでもあろうと、美人になるという噂はあったから、俺も少しはまともになったのだろうか。

「そんなことより、身長が伸びたんだぜ」
「えー？　そんなこたぁねーだろー」
どうやら、全く信じてない様子で言ってくる。
「椅子に座ってるからわからないんだろ」
と言って、立ち上がり、凛の正面に立ってみる。
「おぉ……確かに、少し伸びてるみたいだな」
「だろ？　なんと10センチも伸びて155センチにまでなったんだ」
というと、やけにオーバーな口調で、
「まさかお前が150センチを超える日が来るとは……人生最大級の衝撃を俺に与えてくれたな」
いやいや、私の身長如きでそこまで驚くこともないだろうに。
332 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:05:17.32 ID:htmZmbs/0
サル帽子売ってないのかい？
333 ：安価>>107 8/8：2007/11/27(火) 21:06:26.94 ID:6UlaCAIw0

「しかし……」
「ん、何だ？」
何か言いかけて言葉が止まったので、気になって聞き返してみた。すると、
「いや、10センチ伸びても俺には遠く及ばないんだな、と思ってさ」
そんなことを人をからかうように笑いながら言ってきた。
「お前は余計な一言が多いみたいだな……！」
やっぱりこいつはこういう奴だったか……と思っていると、
「いやー、すまんすまん。ま、それはともかく、新しい人生おめでとう、これから頑張れよ」
「お、おう、ありがとう」
まさかそんなことを言われるとは思ってなかったから、上手い返事が返せなかった。
やっぱりこいつは無神経だが、最高の友達だな……
ともかく、そんなこんなで私の新しい生活が始まったのであった。
334 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:07:54.57 ID:6UlaCAIw0
というわけでここまでです。
一発目投下しようと思ったら改行規制のため、8レスも使わせていただきました。
もうちょっとつめればレス消費抑えられたかな・・・
335 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:12:59.30 ID:V0GGGfYOO
>>334
乙！これは続くのかい？

>>321
ありがとう、鉄オタさん
…きっとどっちも聞く機会はないけどな、残念ながら
336 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:15:34.50 ID:QM+676Gy0
鉄オタさん涙目ｗｗｗ
337 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:16:21.59 ID:htmZmbs/0
>>334
乙！
あの安価でよく書いてくれた・・・感謝感謝

智には今まで以上に幸せになってもらいたいな

女体化して身長が伸びる
今まで考えもしなかったな

>>335
何だか突き放されたような気分ｗｗｗｗｗ
ま、参考程度にってことで
338 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:17:34.23 ID:NZwiP16J0
>>318
DDDしらないの？
奈須きのこの作品なんだけど…
きのこさん知らない？Fateとか月姫書いた人だよ…
しらない？ならしかたがない

DDはデジタル通信の略ね
339 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:21:39.02 ID:6UlaCAIw0
>>335
シリーズとしては続けていきたい・・・と思ってます

>>337
あの安価で筆が進む進むｗｗ
おかげで三時間でこんなに書けましたよｗ
身長が伸びるっていうのはいつか書くときに使ってみたいなーって思ってた設定なので
ここで使わせてもらいました
340 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:25:23.62 ID:htmZmbs/0
>>339
逆に短い単語だと難しい気がする
俺はそう思うぜ

三時間で書き終わしたとは・・・驚
341 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:25:32.65 ID:V0GGGfYOO
IntelがTSに染まっとるｗｗｗｗ

>>337
ごめんね、ギャンブルだけはするなとばあさんの遺言で…どっちも生きてるけど

>>338
奈須は知ってる
…それできのこなのかｗｗｗ
342 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:29:05.99 ID:htmZmbs/0
>>341
ううん、大丈夫ぜよ

ギャンブルで勝つには？
やらないのが一番です

それにしても、大僧正さんのＩＤがなんだか羨ましい
343 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:30:31.10 ID:V0GGGfYOO
>>339
お、よかった。なんかまだ見てたい話だからうれしいわー

>>長い文のほうが書きやすい
すげーわかる。短いと考えすぎちゃって筆が進まないことが多いな、俺も


さて、そろそろ再開するかな。今夜中に五作は書きたいなー
344 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:36:21.32 ID:V0GGGfYOO
>>342
勇者王です。でも個人的には末尾のフィオのほうが気になります。
ぶぅたぁぁぁぁぁぁ！
345 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:45:09.92 ID:htmZmbs/0
勇者王？フィオ？

ごめん、俺には全くわからん世界なんだ・・・ｏｒｚ
346 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:51:25.10 ID:AkxHzyBvO
短い方が難しいあるあるｗ抽象的な分、いろんな想像ができるんですよねー

それにしてもまだ見てたい話と言われるのがこんなに嬉しいとは…
347 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 21:53:16.75 ID:htmZmbs/0
>>346
わかるわかる
見てみたいと言われるのはすごい嬉しいよね
創作意欲が湧いてくるよ
348 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:00:30.97 ID:QM+676Gy0
>>344
勇者王ｗｗｗ

短編で安価してみる
>>350
349 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:02:01.54 ID:htmZmbs/0
安価ならつくばエクスプレス
350 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:02:52.25 ID:u/n72FnL0
↓
351 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:03:13.53 ID:kxz8h4nkO
未来予知
352 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:04:18.11 ID:u/n72FnL0
安価思いつかんかったから下にしたが・・・
未来予知か・・・wktk
353 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:06:39.27 ID:htmZmbs/0
未来予知・・・
シリーズ物で使ってほしいね
354 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:09:11.92 ID:/EKI+6FL0
ポケモンネタが真っ先に思いつく俺はもう駄目だ
355 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:09:34.89 ID:QM+676Gy0
把握ｗ

まぁ、がんばってみます
356 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:17:28.30 ID:htmZmbs/0
執筆中

まったく流れとは関係ないんだけど、ＳＭスナイパーってどんな内容か知ってる人いる？
357 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:27:34.88 ID:htmZmbs/0
やっぱなんでもない
ごめん
358 ：孔明 ◆fzpLpgOYbk ：2007/11/27(火) 22:33:34.18 ID:QM+676Gy0
短編安価>>350「未来予知」
小学2年生の頃、ある夢を見た。目が覚めるとそれが現実になっていた。
その日から僕には不思議な力が宿った。

そして次第にその力は強くなっていく。

中学に入ると、目が覚めているときでも自分の意思で未来が見ることが出来るようになっていた。
中間テストなどで前の日のうちにどの問題が出るのか分かっていた。
だから、僕はずっと学年トップだった。もちろん両親は大喜びさ。

中学2年の時、初めて賭け事に力を使った。
結果、僕は中学生にして月30万程稼いでいた。
僕は力に溺れていった。

だが、寝ている間は自分意思で見る、見ないを選択出来ない。そして、僕はあの夢を見た。

夢の中で僕は女の子になっていた。
暗い道を1人で歩いている。辺りには街灯が途切れながら光っている。
すると、そこに3～4人の影が見えた。背格好からすると大人の男性であろう。
だんだん僕に近づいてくる。そして1人の男の手が僕の体に触れたその時―――。
僕は目が覚める。

非現実的な未来を初めて見た。･･･少し疲れているのかもしれないな。今日の学校はサボろう。
あまり今日は面白そうな日には"見えなかった"からね。

夜になり、僕は布団から出る。1日寝て過ごしてしまった。
ギュルルル～。腹が鳴った。そういえば朝から何も食べてかったっけ。
冷蔵庫を開けるが何も無い。･･･コンビニでも行くか。

僕の生前の記憶はこの数分後に消失する･･･。
359 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:39:38.49 ID:htmZmbs/0
こーめーｋｔｋｒ！

やっぱ違うね
この数分後の世界がとても気になるのはおれだけじゃないはず

乙なんだぜぃ
360 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:48:21.79 ID:htmZmbs/0
人いない★

投下見送ろうかしら？
361 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:52:14.18 ID:29psMVhD0
乙です～


投下щ(ﾟдﾟщ)ｶﾓｰﾝ
362 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:52:24.25 ID:V0GGGfYOO
おるよー
執筆始めようと思ったら風呂が空いたんで入ってきてしまった。一文字も書けてないorz
363 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:54:20.41 ID:htmZmbs/0
おお、不登校さんと大僧正さんがいたｗｗｗ

業務連絡＞
大僧正さん、大僧正さん

俺が安価書き終えましたら、まとめに作品移行しておきますね
364 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:55:53.28 ID:/EKI+6FL0
前、後編のつもりだったのに中篇が入りそうで俺涙目

カマーン
365 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 22:56:55.02 ID:V0GGGfYOO
グルメサンドすき焼き風メンチカツなる激しく不安なパンをこれから食べる☆

>>363
どもです
ホントいつもご苦労様です(ノ∀`)
366 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:03:12.32 ID:htmZmbs/0
ニコニコでアクエリオンの曲をループで聞いてる
やっぱいい曲だな

>>364
あるあるｗｗｗｗｗｗ
しかも中篇の「篇」の文字が前編後編と違うんだよなｗｗｗｗｗ

なんで中篇だけ難しい字が来るのかってのｗｗｗｗｗｗ


>>365
グルメサンドすき焼き風メンチカツなる激しく不安なパン・・・

ようは
「マックバーガーに吉野家の牛すき焼き定食に加えて、総菜屋のメンチカツが挟まったもの」ってことだね？


いえいえ、結構まとめる作業もおもしろいんでｗｗｗｗ
まとめてる時にじっくり作品読めるんで、案外面白いんですよ
367 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:12:30.16 ID:6UlaCAIw0
保守ついでに安価貰おうかと思う
>>369
368 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:12:42.15 ID:htmZmbs/0
そんじゃ、保守がてら投下だぜぃ

前章は>>42-44
中章は>>242-247

軽くおさらい（今北産業）

大富豪
罰ゲーム
新聞記者ゲーム
369 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:13:23.22 ID:htmZmbs/0
あぶねぇｗ

安価なら、サボタージュ
370 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:14:12.83 ID:6UlaCAIw0
>>369
またもや文章安価になりそうだったｗｗ
サボタージュ把握
371 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:14:15.44 ID:d8OQRzAK0
エロス
372 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:15:52.61 ID:htmZmbs/0
最悪の事態は回避したから一安心ｗ

よろしくねぇ♪
373 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 23:18:47.52 ID:htmZmbs/0
「朗読でいいんだね？」
「異論はない。」
俺への罰ゲームの内容が決まった。

１・一週間後
２・コンビニで
３・大貧民の奴が（芋野）
４・エロ本を立ち読みし
５・朗読する

まったく、うまい具合に内容が決まったものだ。
こんなことするなんて、後にも先にもないだろう。
コンビニでエロ本立ち読みくらいならまだしも、朗読ときたものだ。
恐らくこいつらのことだから、全頁読めとかいいそうだな。
ま、どんなことが来てもある程度覚悟は決めている。
後は読む本を待つばかりだ。

「峠、読む本は結局何になるんだ？」
腹を掻きながら河原辺が言う。早くしてくれとせかしてるようにも見えた。

「ちょっと待てよ・・・何々？『ＳＭスナイパー』・・・？」

一瞬場が固まった。
ピザッツとかＢＵＢＵＫＡとかノーマル系ならまだいいものの、ＳＭスナイパーときたか・・・。

「つうか、その雑誌は近所のコンビニにあるのかよ？」
場を切り裂くように、俺が疑問を投げかける。
正直、ＳＭスナイパーなんて雑誌みたことない。
最近見るのは巨乳ものや熟女ものばかりだ。
そんなコアな雑誌がコンビニに置いてあるのだろうか。
374 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:20:33.50 ID:29psMVhD0
ｗｋｔｋ
375 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 23:22:45.66 ID:htmZmbs/0
「そういや、近所にＳＭとか鬼畜系が趣味なオーナーがいるって、ウチのばっちゃが言ってた。」
そう言うのは、横にごろんと寝転がっている高野。
なんでお前の家のばあちゃんがそんなこと知ってるんだ。
・・・ま、今はそんなことどうでもいい。

「どこだ？その店は？」
目を輝かせながら東海林が言う。
明日の遠足を待ちきれない子供のように無邪気な瞳をしている。

「経堂駅前のコンビニだったな・・・確か。」
「よし、一週間後経堂駅前のコンビニに行くぞ！」
はいはい、経堂駅前のコンビニな。
それまで俺は訓練しときますよ。

「芋野、絶対やれよな。た　と　え　何　が　あ　っ　て　も　な　」
釘をさすように河原辺が言う。
きっと睨みつけながら言っているが、別に凄味も何もない。
子犬が吠えている程度にしか思えない俺がいる。

「わかってるよ、うるせぇな。」
巻き舌気味に返す。

決戦は一週間後、経堂駅前のコンビニで行われる。



・・・一週間後・・・？

俺は何か大変なことを忘れていないだろうか・・・？
まあ、いいか・・・。
376 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:26:54.79 ID:DSlleVheP
+（0゜・∀・）+ワクテカ+
377 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 23:27:13.05 ID:htmZmbs/0
カーテンの隙間から洩れる、夏の強い日差しで目覚める。
あの罰ゲームまであと５日。
今日もコンビニへエロ本朗読の練習へ行かなくてはならない。
正直面倒だし、なんだか自分が嫌になってくる。

掛けていたタオルケットを蹴飛ばし、ベッドから降りる。

ふわっ

・・・なんだろう？

体が妙に軽いし・・・目線がいつもより低いような・・・？

・・・！

シマッタ・・・


それに気付いた時には、すでに遅かった。
あの時俺が忘れていたこと。

そう、俺はまだ童貞だったということ。

あの夜から２日後に俺は誕生日を迎えた。
その時点で童貞だった俺は、もちろん女体化。
鏡で自分の姿を確認する。
１５０センチにも満たないであろう身長。
どう考えても小学生にしか見えないロリフェイス。

これでＳＭスナイパー立ち読み・・・
378 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:31:39.73 ID:29psMVhD0
つ⑩
猿帽子ください
379 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:32:17.80 ID:DSlleVheP
つさるさる帽子
380 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:32:23.90 ID:/JVXGUy40
さるぼーし。
いやー、今日はスレがのびてるねぇ。
おぢちゃんも嬉しいよ(´、丶)
わかる人は(´、丶)←の顔文字で俺が誰だかわかるはず・・・。

亀レスだが>>295
残念ながらミクはもってないんだ。
寧ろ作品にオリジナルの歌詞混ぜ込むのなんて俺くらいだから必要ないかもとｋ
381 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 23:32:33.66 ID:htmZmbs/0
女体化した当日、俺はどうにかして学校に出る。
俺の姿を見た４人は、もちろんお約束の反応をみせる。
皆目を見開き、俺のことを舐めまわすように見る。
俺が童貞だと思ってもいなかったのだろう。

「お前・・・女になるなんて思ってもなかったぜ？」
「それにしても、可愛くなったな・・・」
「男の時の芋野からは想像もできねぇな。」
「・・・可愛い（ボソッ）」
昼休みになり、４人が俺のところに一斉に集まる。
上から下から４人の目線が俺のところに注がれる。

（・・・こうやって見られるのも、悪くないな・・・）

見られるということに快感を覚えるのは、まだ後のお話。

罰ゲーム実行まで後５日。
絶対に逃げられない戦いは、刻一刻と迫っていた。
382 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:35:04.67 ID:SamZNb3G0
ろりふぇいすにｗｋｔｋがとまらない
383 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:36:08.45 ID:QM+676Gy0
これはｗｋｔｋ

別にロリコンとか幼女とかそんなことにｗｋｔｋしているわけではありませんよ
384 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:39:25.78 ID:29psMVhD0
(　ﾟ∀ﾟ)o彡°ロリ！ロリ！
385 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 23:39:47.99 ID:htmZmbs/0
時間は一気に飛んで、罰ゲーム実行の当日。
俺達５人は小田急線の準急電車に乗り、経堂駅を目指していた。

「しっかし、お前本当にいいのか？」
「ああ、かまわん。」
休日の下り線の列車。思ったより人は乗っておらず、俺達はゆっくりと座席に座ることができた。
手すりに肘をかけ、河原辺がにやにやしながら俺を見て言う。
電車まで乗ったんだ。ここまで来て「やっぱりやめよう」なんて言えるわけがない。それに俺のプライドもある。
ここまできたら、やってやろうじゃねぇか。

「間もなくぅ、経堂ぅ、経堂ぅです。お出口は～。」
電車の減速とともに、アナウンスが入る。
すくっと立ち上がり、右側のドアに立つ。

勢いよく開け放たれるドア。
今、勝負の土地に俺達が足を踏み入れる・・・。



第六話

決
戦
、経堂駅前コンビニ

386 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:41:19.60 ID:S2EjJgJD0
■憤懣本舗「第３弾！龍谷大学の学生の通学マナー」
ttp://www.mbs.jp/voice/special/200711/26_10976.shtml

マイカー通学禁止なのに学生を処分しない学長ってｗｗｗｗｗ

龍谷大学第17代学長若原道昭
ttp://www.ryukoku.ac.jp/who/who.php?uid=459
387 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:41:26.50 ID:V0GGGfYOO
(･∀･)ニヨニヨ

勿論幼女にニヨニヨしてるわけじゃありませんとも。…俺のコテじゃ説得力ないですか、そうですか
388 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:42:40.29 ID:6UlaCAIw0
これはｗｋｔｋせざるをえない
389 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:48:37.65 ID:SamZNb3G0
なにがわるい！ロリにｗｋｔｋがとまらないんだ！
390 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/27(火) 23:48:55.10 ID:htmZmbs/0
「エアロスミス～」
コンビニのドアが開くと、店員のやる気のない声が耳に入る。
これが噂に聞く『経堂駅前のコンビニ店員か』と峠がつぶやく。

休日のコンビニ。それほど人はいない。
俺達は目的の１８禁コーナーへ向かう。
そこにはパチンコ雑誌やらエロ本やらが乱雑に置かれている。

「えっと、ＳＭスナイパーは・・・っと。」
河原辺が念入りに探す。
若い男４人と、小学生のような女１人がエロ本を探っている様子は、傍目から見たら怪しいとしか思われないだろう。
だが誰も注意はしない。
注意役である店員も、ぼーっと突っ立っているだけ。
実際のところ、オーナークラスの人でなければ注意はしないのだろう。

「お、あったあった・・・」
本棚の奥底に、目的の本はあった。
亀甲縛りの女性が表紙のその雑誌。まだエロを覚えたての俺たちにとって、少し抵抗のある世界だ。

「それじゃ、俺達は向こうで見てるからな。」
「安価は、絶対だ。」
「楽しみにしてるぜ。」
「大声で読めよな。」
そう言うと、４人は雑誌売り場から遠ざかった。
一人ぽつんと取り残される。
店の中には、店員一人、買い物客４人（母と子、高校生くらいの人２人）・・・そしてあいつらだ。

俺は一回深呼吸し、それから雑誌のビニルテープを勢いよく引っ剥がした。

いかれたゲームの始まりだぜ。
391 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:51:38.22 ID:29psMVhD0
ｗｋｔｋ
392 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:59:04.08 ID:dwYEhFoBQ
さる？
393 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/27(火) 23:59:53.13 ID:j5Xv2vhu0
支援
394 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/28(水) 00:00:11.74 ID:llmorQWH0
すぅっと大きく息を吸う。
上を向き、羞恥心やらを全て捨てる。

よし・・・いくぞ！

「オラオラ！この雌豚がっ！」
「いやぁ、やめてください！」
「聡子の恥部は、男の罵声に応えるかのように、甘い蜜がどんどん溢れ出す。」

俺は精一杯の声で朗読を始めた。
コンビニどころか、経堂駅まで響きそうなくらいの大きな声で。

周りにいた人は、もちろん驚愕の反応。

お菓子を買っていた母子は、持っていたカゴを投げ捨て店を飛び出す。
傍らで雑誌を立ち読みしていた高校生二人組は、瞳孔が見えそうなくらい目を見開いてこちらを直視する。
ぼけっと突っ立っていた店員は、レジから身を乗り出して俺の姿を確認する。

そして例の４人は・・・！

・・・

いねぇ！

逃げやがった！

俺は必死に奴らの姿を確認する。
しかし店中見回しても、どこにも見つからない。

くそっ！くそっ！くそっ！
395 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:07:25.84 ID:g3vEj7et0
さるぼーし
396 ：安価「罰ゲーム」終章 ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/28(水) 00:09:53.09 ID:llmorQWH0
結局、俺は罰ゲームを消化したが、やつら（証人）が逃亡してしまったので、不成立となってしまった。
その後、俺は店員に呼び止められ、思いっきり注意された。
年齢確認されたのは言うまでもない。

「初めてだからいいものの・・・こういうことは本当にやめてくださいよ？」
後から来た店長に強くお灸をすえられる。
初めてだからいいもののってことは、こういうことをやっている奴が他にもいるってことなんだろうか。
警察を呼ばれそうになったが、何とかそこは俺の技量でうまく流すことができた。

それにしても・・・あいつらめ・・・

「アランドロン不在でしたぁ～。」
店を出る際、店員に嫌味たっぷりに言われる。
俺だって、こんな店二度とくるかっつうの。

でも・・・でも・・・

見られるってのは・・・結構快感なんだな・・・

帰りの電車の中、俺の体はずっと火照ったままであった。
今までやる側に立っていたのが、やられる側に立ったからなのだろうか。
今までにない感覚が、俺の体を蝕んでいく。

家に着くころ、俺は違和感を覚える。
なんだか・・・ショーツが濡れている・・・

そういえば・・・電車の中でもずっと股のところに手が行きっぱなしだったな・・・
隣の親父はいやらしい目で見てきたし・・・でも・・・悪くなかった・・・

それから、俺がドＭとして認知されるまではそう遠くなかったという。
397 ：鉄オタ ◆yhNqGdIG7M ：2007/11/28(水) 00:12:52.28 ID:llmorQWH0
うい、終了です
途中支援してくれた人、さんきゅう

いや・・・決してさるってた訳じゃないんだよ
ちょっとおめでたいスレがあったんで、ちょっとそっちに集中しちゃっててね・・・ｗ

ちなみに、俺のとこの店長は巨乳と熟女モノがお好きな様子
398 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:14:08.14 ID:FsKSI2so0
>>397
乙！今北が多分全部追わせてもらた
399 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:14:32.87 ID:GF59xQn70
乙です～
400 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:15:30.91 ID:QZhpCyvWQ
鉄さん超乙GJ！
401 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:16:19.97 ID:XqaVTYBT0
>>397
乙
402 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:17:37.26 ID:btQhdZsN0
乙、GJでした！
403 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:19:24.59 ID:PBK+/vF90
おつー
404 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:21:14.83 ID:llmorQWH0
読んでくださったみんなさーん、ありがとうッス

やっぱ最後ｇｄｇｄになっちゃったわ

早く川の流れにの続編書かないと・・・
405 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:22:13.91 ID:GF59xQn70
お絵かき投下してもいいですか～？
406 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:23:30.12 ID:PBK+/vF90
>>405
かもかも
407 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:23:30.70 ID:FsKSI2so0
おｋ
408 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:23:41.56 ID:llmorQWH0
ズボンおろして待ってるぜ
409 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:25:22.19 ID:GF59xQn70
安価「サスペンス」
http://www.vipper.net/vip397793.jpg

死ぬほど眠かったんだ。
410 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:26:45.88 ID:llmorQWH0
この絵柄は不登校の人と見た

おお、「家政婦は見た！」的な感じだねｗｗｗｗｗｗ
おっつ！

411 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:28:56.30 ID:PBK+/vF90
俺も何かかきたいからお題おくれー
412 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:29:47.28 ID:GF59xQn70
>>410
イェス！ヒナミザワ！

サスペンスで家政婦は見たしか思いつかなかったんだけど、ゆとり脳だと家政婦＝メイドになっちまいましたよー


俺、12月から学校行くんだ。
413 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:31:07.33 ID:aEx0Ig+fO
妹っていいね！
414 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:32:30.20 ID:llmorQWH0
>>411
駅で働くお姉さんをキヴォウ！

>>412
やはりｗｗｗ

お、来月からついに学校に行くんだ！
楽しんできてよぉ
415 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:33:40.63 ID:FsKSI2so0
>>409
市原悦子ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
416 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:34:11.48 ID:GF59xQn70
がんがるさ。

じゃ、おやすみなさいです～
417 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:41:35.64 ID:u9NjCdIp0
>>416
御疲れ、おやすみー
学校楽しんで下さい

ところで投下してもいいんだろーか
418 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:46:16.34 ID:FsKSI2so0
おｋ
419 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:50:59.48 ID:llmorQWH0
ｗｋｔｋして待ってる

・・・だが明日朝早いんで、俺は落ちる　ﾉｼ
420 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:52:28.06 ID:FsKSI2so0
>>419
ﾉｼ
421 ：駅で働くお姉さん：2007/11/28(水) 00:54:07.07 ID:PBK+/vF90
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri6429.jpg
駅員さんなんてｼﾗﾈｰﾖ
422 ：95の続き　1：2007/11/28(水) 00:54:58.39 ID:u9NjCdIp0
んじゃ投下する、そして>>419乙

　環境や境遇が似通っていれば話しやすくなるという、ヘタレ独自の理論で隣の二人組に話しかける。
　自棄になっている俺にとっては、相手が女だろうが構うことは無い。

「あの、君達、ちょっといいかな」
「あ、す、すいません、話し声大きかったですね、もうちょっと小声で話します」

　すぐに慌てて返答したのは、少し大き目のダウンジャケットとジーンズをはき、薄く脱色した髪をポニーテールにした子だった。目がパッチリとして、どことなく子供っぽい印象を受ける。

「キリヤ、ボリューム下げろ」
「う、ご、ごめんさっちゃん」
「さっちゃんいうな」

　びしりとキリヤと呼んだ子の脳天にチョップをかましたのは、奥の窓際に座る子だ。
　開けてるかどうか定かでない細目と、腰まで届いているのでは、と思うほど長いストレートの黒髪が印象的だった。ダッフルコートを着ていたが、下は灰色のカーゴパンツを穿いているらしい。

「あ、いや、声の大きさとかじゃなくてさ」

　きょとんとした二人に声を潜めて話す。違ったら恥ずかしいとかいう次元じゃないなあ。

「もしかして、二人とも前は男だった？」
「！！」

　あ、固まった。
423 ：2：2007/11/28(水) 00:57:13.46 ID:u9NjCdIp0
「ど、どうしてそれおぐ？！」
「お前は少し落ち着け」

　お約束のごとく自白するキリヤさん。そして言い終わらない内に首を絞め口にふたをするさっちゃんさん。
　なんだろうこの微笑ましさは。

「あー、その、実は俺も同じでね？だからちょっと話でもできたらなーなんて」

　なるほど、とキリヤさんを締めたまま納得するさっちゃんさん。
　くぐもって聞き取れないが、おそらく離せと言っているキリヤさんは完璧に無視しているらしい。
　話しかけたのは果たして良かったのか悪かったのか。


「それじゃ二人は、これから他県の高校に進学する為に、その学校の寮に行く途中だった、と」

　荷物とともに席をさっちゃんたちのほうに移動し、自己紹介とこの電車に乗った目的などを聞いてみる。
　ポニーテールの子は氏家キリヤ、ロングの髪の子は咲本サイトというらしい。年齢は15歳。
　誕生日が同じで、ともに同じ日に女になってしまったらしい。
　ちなみに彼（彼女？）等は幼馴染で家が近所であり、いままでずっと同じクラスだったのだという。
　男だったときの写真を見せてもらったが、今と同じような雰囲気だった。というか、どうみてもイケ面です、本当にありがとうございました。

「これでさっちゃん案外抜けてるから、僕がしっかりしないとだめになっちゃうんだよ」
「さっちゃん言うな。あとお前のほうが間抜けだろ、いっつもフォローしてるの俺なんだからな」
「でもさっちゃん、料理とか洗濯とか掃除とか全然できないじゃんか」
「いやそれは、できないんじゃなくてやらねんだっつの。いざとなったらできるよ」
「うっそだー。じゃあこの前のさっちゃん家は何であんな汚かったのさ、いつもは綺麗だったのに」
「いや、だからそれは……」

　なんだこの微笑ましい夫婦漫才。
424 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 00:58:15.56 ID:ETQUJYrb0
こうはならないでねｗ
メッセ送ると副アカ無限増殖教えてくれます
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=10551819
425 ：3：2007/11/28(水) 01:00:19.62 ID:u9NjCdIp0
「ま、まあまあ、落ち着いて」

　なんだろうこの平和な空気は。一つしか歳違わないはずなのにすごく眩しい。
　しかし写真を見せてもらってから、感じるこの気分はなんだろう。こう、胸の辺りにつっかえているようなこの気分は。
　ああ、イケ面だったからだ。

「そういえば、彼女とかできなかったの？二人ともモテそうに見えたんだけど」
「！！」

　あ、また固まってる。まさかすごいトラウマになってたりするのか。

「あー、それはー、そのー…」

　今までのイメージとは違い口ごもるサイト。目（開いてるのか分からんが）泳いでるし、すごい地雷踏んだ感が。

「いや、言い難いんなら言わなくっていいから」

　これから輝かしい未来を掴む若人を暗い気持ちにさせるのも忍びないし。

「えーと、さっちゃん実は男のとき女性恐怖症で」

　言い難いならと思ったのだろう、キリヤが変わりに話し始める。
　さすがになんで女性恐怖症になったかなどは申し訳なくて聞けなかった。

「それに結構人見知りで、遠慮しがちっていうか、それでこんなことになったんじゃないかなー、と」
「あー、大変だったんだね…悪いね、言い難いこと聞いて」
「い、いや、今はもう克服できたからいいんです。気にしないでください」

　照れているのか少し顔を赤くするさっちゃん。
　女でよかった、危うく抱きしめようかってぐらい可愛かった。
426 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:00:50.74 ID:FsKSI2so0
>>421
ｶｺｲｲよ(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
427 ：4：2007/11/28(水) 01:02:42.19 ID:u9NjCdIp0
「僕は、そうだなー、女の子と付き合おうとかいう気持ちにはなんなかったなあ。さっちゃんいたし」

　キリヤの方は予想はついていたが、どうなんだろう。
　納得できるんだけど果たしてそれでいいのかという考えがわいてくる。

「いやお前、別に俺がいても彼女とか作ってよかったんだぞ？つか俺よりお前のほうが人気あっただろ」
「ないない。だって誰からも告白されたことないし」
「まあそれは確かにそうだが」

　それは多分君達の仲がよすぎたせいではないかと思うのだが、あえて言わないことにした。

「あー、まあ、良く分かったよ。しかし二人ともほんと仲いいね」
「たまに喧嘩はしますけどね、生まれたときから一緒だしなあ」
「そーそー、気付いたときからさっちゃんと一緒だったからなー、仲悪かったら最悪だった」

　そりゃあそうだろうなあ。
428 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:03:39.88 ID:llmorQWH0
>>421
かっこよすぎるｗｗｗｗｗ
寝る前にもう一度来た甲斐があったよｗｗｗｗｗｗｗ

俺も来年からは・・・いや、なんでもない・・・
429 ：5：2007/11/28(水) 01:04:22.22 ID:u9NjCdIp0
「そういえば、お姉さん？お兄さんの方がいいかな、どうして女になったの？」

　彼等から話聞いて俺が話さないってのもフェアじゃないしな。しかし話すぐらいの内容があったかどうか。

「えーっと、俺はただ単にモテなかっただけかな」

　口にして思ったが、単純明快すぎて死にたくなってくる。

「モテそうに見えるんだけどなー、優しいし」
「ありがとう、キリヤはいい奴だなあ」

　頭をなでてやるとえへへーとにっこり笑う。
　危なかった。思わず頭ぐしゃぐしゃなで繰り回すところだった。
　どうしてこいつ等は元男だというにもかかわらず俺を犯罪者にしようとするのか。


　それからは他愛ない話で盛り上がった。
　サイトとキリヤが一緒に高校に行く理由や、それぞれの中学時代の思い出。
　田舎の電車の本数の少なさに嘆いてみたり、席が微妙に余ってるときはどうするか考えてみたり。
430 ：6：2007/11/28(水) 01:08:40.35 ID:u9NjCdIp0
「でもやっぱり隣に座るのは気が引けるんですよ」
「そうそう、なんかいやと言うか座るぐらいならむしろ立っとくしっていうか」
「あー、わかるなあ。こう、なんか席は一人で座りたいっていうか、くつろぎたいよね」
「時たま車掌さんがアナウンスで、座席が空いていますのでお使いください、とか言われた事もあったりするけど」
「アナウンスで言うぐらいだから全部の車両に言ってるんだけど、つい自分が言われたもんと勘違いしたりして」
「何か気まずいよねー」

　どんな話で盛り上がってるんだよ。

　しかし話してみるとこの二人は本当にお人好しで　いい奴らだと思った。
　けどだからこそ、女になったんだろうなとも感じる。なんというかいい人で終わりそうな感じというか。
　まあそれ以上の要因がこの二人にはあるが。

「それにしてもー」

　キリヤが人差し指を顎に当てて不思議そうに俺を見る。

「こんだけいい人なのになんでコウにーちゃんはモテなかったんだろーね」
「ははは、いい人だからモテないって人も居るんだよキリヤ」

　言ってて悲しくなってくるが実際そんなもんだ。
431 ：7：2007/11/28(水) 01:10:27.25 ID:u9NjCdIp0
「それに、好きかどうか分からない人と付き合ったりしても、付き合ってる人に悪いだろうなって思うし」

　ただ単に俺が臆病なだけだが、さすがに言えなかった。

「で、でも、コウさんはこれからモテると思います！」
「ありがとうさっちゃん。でもそれ正直微妙だから」

　女になる前も特にモテたいとは思わなかったが、女になってからはモテなくていいと思うようになったものだ。

「うぅ、お役に立てなくて申し訳ない」
「落ち込むことないよさっちゃん、これは俺の問題だから。ありがとう」
「さっちゃん何も泣かなくても」
「泣いてねーよ」

　しかしこの完璧なタッグは一体どこまで行くんだろうか。コンビ的な意味で。
432 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:10:36.86 ID:FsKSI2so0
ｗｋｔｋ
433 ：8：2007/11/28(水) 01:13:22.18 ID:u9NjCdIp0
～～きます。降り口は左側です。お降りの際はー車内に落し物、お忘れ物の～～

「あ、もう着くみたいです」
「おお、ほんとだー」

　時計を確認すると午後2時を少し回ったところだった。
　外の景色は最初に見た状況から一変し、高層ビルが立ち並ぶ市街地に移っている。
　話が盛り上がっていたからさっぱり気付かなかった。

「そっか、ま、高校生活二人で頑張ってね」
「はい、ありがとうございます」
「コウにーちゃんも元気でね」

　定型的な別れの挨拶を言い終えたとき、ちょうど列車が駅に到着した。

「それじゃ、いつかまた会えるといいですね」
「またねー」

　そう言って二人はホームに降り、電車が発車するまでこちらに手を振っていた。
　ホームが見えなくなるまで、にこやかに手を振り返す。
　数時間前に知り会ったばかりなのに、居なくなると寂しいもんだ。
434 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:14:27.99 ID:FsKSI2so0
ｗｋｔｋ
435 ：9：2007/11/28(水) 01:15:50.37 ID:u9NjCdIp0
　周囲を見ると、相変らず乗客の数はまばらだった。
　ため息を一つつき、バッグから旅行雑誌を取り出す。
　背表紙には綺麗な景色と、端に小さくQRコードと携帯サイトのアドレスが書いてあった。
　ああ、そういえば、メアドでも交換しておくべきだったな。

　こういうことに意識が向かないから女体化するんだろうなあ、と思う。

　もう一度ため息をつき、雑誌をバッグに戻した。
　目をつぶり、これからのことを考える。
　年下の二人が見知らぬ土地で頑張っているのに、女になった程度の俺がへこたれていては情けない。
　いつか再開するときに、胸を張って会えるように。
　とりあえず今回は、適当なところで降りて、さっさと帰ることにしよう。

　規則正しい振動で睡魔にさらわれながら、そう決心した。




　目覚めると終点のどことも知れない駅だったことは言うまでもない。

fin?
436 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:20:06.70 ID:u9NjCdIp0
終了
読んでいただきありがとうございました。
落ちも山も意味も不明ですみません。

そして
鉄オタ氏、電車のこと特に書かないで申し訳ありませんでした。
七兄氏、格好思いっきり違って申し訳ありませんでした。

まとめに載せるときは格好だけでも変えてこようかな…
437 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:25:52.96 ID:194TlRmoO
乙カレイ

ゆったりした感じが良かったぜ
438 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:26:41.80 ID:FsKSI2so0
>>436
乙！
変えなくていいんじゃない
439 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:29:14.20 ID:PBK+/vF90
おつー！
440 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:32:17.98 ID:5YsAv57/0
>>436
エピローグ風に涙目で駅員さんに帰り方を聞いてる主人公を妄想しつつ乙！
441 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:33:04.61 ID:wuIBSEYUP
>>440 （・∀・）ソレダ!!
442 ：436：2007/11/28(水) 01:37:55.68 ID:u9NjCdIp0
>>440
なんという奇才
443 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(1/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 01:48:53.88 ID:FsKSI2so0
＜中夜祭＞

日が落ちて夜になり、校内から人気が無くなる。

せめて家に帰ろうとして下に降りてみたが、
校門を出るも、街並みがまったく自分の知らないものに変わっており、
その中を散々うろついた挙句結局ここに戻ってきてしまった。
しかしながら、ここがどこかも分からない以上、下手にうろついて時間を浪費する真似は避けたほうがいい。
だったら、多少面倒でもまずここで情報を集めるべきだろう。
ということは、眠るとしたら校内のどこかということになる。
とはいえ、建物の中は流石に不気味な気がする。
屋上で眠るとしたら、寒さが心配な所だが、どうやら今の俺は寒さや暑さを感じないらしい。

どうしようかと迷っているうちに眠ってしまったらしく、気がつくと朝になっていた。

天気は快晴。
日差しは強く、校庭の砂をジリジリと焼く様が思い描かれるが、熱は全く感じない。
空の様を見て、やはりここの季節は俺のいた場所の冬ではなく、夏であるのだと実感できる。

これからどうしようかぼんやり考えていると、
給水塔の下、階下へと続く扉が開く音がする。
様子を見ていると、駆け寄ってくる足音。
梯子に足をかけ、一段一段ゆっくり登ってくる気配。
444 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(2/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 01:50:13.41 ID:FsKSI2so0
「よかった！今日は居た！」

顔を出したのは睦実だった。
今にも抱きついてきそうなほどの笑顔だった。

「心配したよ～！一ヶ月も居なかったから、もう成仏しちゃったのかと思ってた！やっぱり未練が残ってたんだね～！」

「おいおい･･･」

「でもよかった～！相談したいことがあったから！」

「ん？ちょっと待ってくれ、一ヶ月ってなんだ？」

「こっくりさんみたいな何が降りてくるかわかんないものより、あなたに相談した方がいいもんねー」

「いや、ちょっと」

「実はさ～、隣のクラスのコのことなんだけど」

「ストーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーップ！！！！！！！！！！！！」

流石に大声に驚いたらしく、睦実は言葉を止めて俺の顔を見つめている。
なんでこんなアメリカ人の痴話喧嘩みたいなことをしなければならないんだ･･･
445 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(3/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 01:52:15.74 ID:FsKSI2so0
それはともかく、言葉の欧州、じゃない応酬は何とかストップしたわけなので、
睦実に俺の疑問の答えを問いかけてみる。

「俺とキミが会ってから、一ヶ月経過してるってことか？」

一瞬きょとんとしてこちらを見つめる睦実。

「え？うん、ずっといなかったから出かけてたのかと思ったけど」

呆然としてしまった。
まさか、一ヶ月も眠っていたというのか･･･

「ねえ、どこ行ってたの？」

「･･･ずっと寝てた･･･ここで･･･」

正直にそう答える。

「え？でも居なかったじゃん。ほんとはどこ行ってたの～？」

「いや･･･寝てたのは本当なんだ･･･ただ、その間にどこかへ行ったのかどうかまでは･･･ちょっと･･･」

この身体は、眠っている間周囲の目から隠れられる仕様なのだろうか･･･？
それとも、眠っている間俺は本当にどこかへ行っていたのか･･･
446 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 01:54:12.68 ID:8TlJ7Vcp0
よし落ち着いたら俺も投下する
447 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(4/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 01:54:17.50 ID:FsKSI2so0
「そうなんだ･･･」

場に沈黙が落ちる。
睦実は目を伏せて何事か考え込んでいるようだ。
俺も正直不安だ。
何故ただ眠っただけなのに一ヶ月も眠ってしまったのか、また、本当に眠っていたのかどうか･･･

と、睦実が顔を上げる。
目には、さっきまでの光が戻っていた。

「ねえ！それで隣のクラスのコのことなんだけどさ」

「･･･」

やはり、分析は自分の手で進めるしかなさそうだ･･･
しかしながら、どんな方向で分析を進めればいいものか。
大体、材料が少なすぎる。

「ねえ、ちゃんと聞いてる？」

はっとして向き直ると、睦実はなんとも暗い目でこちらを睨んでいる。

「あ、ああ、聞いてるよ」

「でさ、その谷屋君が今誰か好きな人が居るかどうか聞きたいんだけど」

「おいおい･･･」

聞いてから脱力感が増した･･･
448 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(5/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 01:56:19.15 ID:FsKSI2so0
「ねえ、いいじゃない！幽霊なんだから色々わかるんでしょ！」

「言っておくが、そういうのはわからん」

「も～、そんなことばっかり言って～」

睦実が引き下がる様子は無い。
どうしてくれようこの女･･･

「ねえ、いいでしょ！教えてよ～。テレビでもさ、霊媒師やなんかが霊に何でも聞いて答えてくれるじゃない！」

「それは答えを知ってる霊に聞いてるんだよ！ていうかテレビの霊媒師なんてインチキに決まってんだろが！」

「夢が無いなー」

「夢云々じゃなくて出来ないものは出来ないっての！」

「もー、幽霊の癖にそんなこと言ってー。じゃあいいから一緒においで、･･･ってあれ？」

睦実が俺を捕まえようとでもしたのか、こちらに伸ばした手が空を切る。
そうそう、今の俺は幽霊、あちらから触れることは出来ないのだった。
449 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(6/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 01:58:16.28 ID:FsKSI2so0
「ふっふっふ。引っ張っていこうとでもしたんだろうが、残念だったなー」

「･･･じゃあいいよ！もう頼まないから！」

そう言うと、睦実は梯子を降りていく。
どうやら、本当に行ってしまうらしい。
給水塔から降り、階下へと続く扉を開くのを、俺は静かに見送った。

「･･･」

「なんだ」

睦実が、扉に手をかけた姿勢のまま止まっている。
一瞬間が空いたかと思うと、急に向き直ってこちらを睨みつけた。
きょとんとする俺。

「なんで止めないのよ！こういうときは『待て！』とか言って呼び止めるところでしょ！」

「ん、そうか？じゃあ待て」

「今更言うなーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！」

　

　
450 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:01:38.90 ID:7Swed4XgO
切りのいいとこで猿喰らったので一旦休憩。
投下したい方はお先にどうぞ。
451 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:04:01.34 ID:8TlJ7Vcp0
んじゃロリペッタン
多分長いこと放置されてた安価は、亜総でロリでペッタンで
うにゃうにゃーな感じだったような気がしたんだよな
だからもう適当サ！
なんか腰部分長くしたせいでロリ度低下orz

ttpup2.viploader.netpic2dsrcviploader2d273226.jpg

んじゃバイビー
452 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:05:00.23 ID:8TlJ7Vcp0
ミスたｗｗｗｗ

ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d273226.jpg
453 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:07:41.36 ID:7Swed4XgO
>>452
100万回保存したｗｗｗｗｗ
実年齢と見た目にギャップがある人は最高だと思う
454 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:09:36.93 ID:5YsAv57/0
>>452
ごちそうさまでした！！！
455 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:16:47.52 ID:FsKSI2so0
解除されたかな？
念のためもう少し間を空けておく
456 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:19:01.13 ID:FsKSI2so0
解除されてた
投下できる人は気にせず先に投下していいですからね
457 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:19:17.90 ID:4Vms61vl0
>>452
俺の嫁ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
おぼえてくれててよかたぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ




そして狼子の人にｗｋｔｋ！！！
458 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:33:43.15 ID:FsKSI2so0
てｓ
459 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(7/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:35:56.34 ID:FsKSI2so0
そんなこんなで。

俺は結局折れることになって、睦実について人気の無い校内を歩いている。
今はどうやら夏休みらしく、校内には九月の学園祭の準備を進める生徒、
それから当直の教員以外は居ないらしい。
とはいえ、こんな時期から準備を進めなければならないクラスもそれほど多いわけではないらしく、
廊下は進めども進めどもやはり閑散としていた。

何か収集できる情報でもあるかと思って折れることにしたはずだが、
この人気の無さではどうやら、その期待も露と消えることになりそうだ。

俺が一人でがっかりしていると、先を行く睦実が立ち止まり、柱の陰に隠れてこちらを腕で制すような姿勢を取った。

「どうした」

「･･･しっ！」

「･･･こちとら幽霊なんだが･･･」

それはさておき、俺より幾分小柄な睦実の頭越しに、俺もまた彼女の視線の先を覗き込む。

柱の向こう、開け放たれた戸の向こうで、男女の生徒が二人、学園祭の準備の一環であるらしい作業をしている。
金槌が振り下ろされるたびにカンカンと響く音が耳障りだった。
普段なら聞いても平気でいるはずのこの音を耳障りに感じるということは、
昔の人が金属を打ち鳴らす音や弓を張る音などで魔を祓ったように、
俺という存在のあり方もまたこの音を苦手とするものの領域に踏み込んでいるということなのだろうか。

･･･なーんてトンデモ理論。
460 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(8/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:39:12.44 ID:FsKSI2so0
教室の外とはいえ、彼らとの距離も随分近いため、耳を澄ますまでも無く会話の内容を聞き取ることが出来た。
とはいえ、会話の内容は他愛の無い話題ばかり。俺にとって有意義な情報は得られそうに無い。
強いて言えば、男子生徒のほうが睦実のお目当ての『谷屋』という男子生徒であり、
また女子生徒のほうは『中野』という名で、口調や仕草からしてどうやら女体化者であるらしい･･･ことぐらいだろうか。
どうやら、この世界にも女体化は存在するらしい。

睦実はと言うと、目を飛び出させんばかりに見開き、何かを必死に探ろうとしている様が見て取れる。
最もその何かというのは、大方『谷屋』という男子生徒が目の前の女子生徒に気があるか、などということだろうけど。

「ﾋｿﾋｿ(･･･ねえ！)」

「なに」

「･･･しっ！」

「聞こえやしないって･･･俺の声、キミ以外には聞こえないんだろ？」

反論すると鬼のような形相で睨まれたので、
しぶしぶ俺も彼女のヒソヒソ話に付き合うことにして、彼女の耳元に口を寄せる。

「ﾋｿﾋｿ(で、なんなの)」

「ﾎﾞｿﾎﾞｿ(なんかわかった？)」

「ﾋｿﾋｿ(･･･なんかって何)」

「ﾎﾞｿﾎﾞｿ(･･･だから！谷屋くんが中野くん･･･じゃない、中野さんのこと好きかどうか！)」
461 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(8/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:42:50.51 ID:FsKSI2so0
いえーい。
当ててしまった。
しかし全然嬉しくない。
それどころか、へなへな腰が砕けてしまいそうな気分だよ。

「ﾋｿﾋｿ(･･･だから！俺はこっくりさんやエンジェル様じゃないっての！)」

「ﾎﾞｿﾎﾞｿ(･･･うるさいわね！幽霊だったらそれくらいポーンと答えてよ！)」

「ﾋｿﾋｿ(ポーン)」

「あんたねえ！！」

『じゃ、行ってくるわ』

「「！！！！！！」」

教室の中からこちらに近付いてくる声に気付き、二人揃って咄嗟に柱の死角に隠れる。
というか、ここでは幽霊扱いの俺まで隠れる必要はなかったのではあるまいか･･･
それはともかく、教室から出てきた谷屋は幸いこちらに気づく様子も無く、廊下の向こうへ去っていった。

「み、見つかるかと思った･･･何しに出て行ったのかな？谷屋くん･･･」

「知らね･･･冷たいものでも買出しに行ったんじゃないのか？今日は暑そうだし」
462 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(10/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:46:06.38 ID:FsKSI2so0
その後、俺達は何故か気が抜けたようになって、二人揃って床に座り込み、柱に寄りかかった。
しかし、こうしているとどんどん何もしたくなくなっていく気がする。
それは睦実も同じであるようで、二人で何をするわけでもなく他愛のない話をしてみた。

家族のことや、学校のこと。
睦実が三人姉弟の一番上で、下の弟二人には随分悩まされているらしいこと、
俺も妹には悩まされているということ。
学校での睦実の成績は中の上ぐらいであること、嫌いな先生が居ること。
俺の彼女の起こした珍事件の数々(勿論名前は伏せて話しているが)。
そんなどうでもいい話で、時を過ごした。

しかし、しばらくすると話題もなくなって、また二人でボーっとしていた。

「ねえ幽霊さん」

「んー？」

「谷屋くん遅いね。いつ戻ってくるんだろ･･･」

「さあな。遠くのコンビニにでも行ってるんじゃないのか？」

「ふーん」

また沈黙。
ブラウスの襟元を手で引っ張ってバタバタさせている睦実は随分暑そうだ。
俺は温度を感じないから全く平気なのだが。
463 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(11/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:49:13.89 ID:FsKSI2so0
「ねえ」

「ん？」

また睦実が口を開いた。
振り返ってみると、睦実は相変わらずだらしない姿勢のまま首を柱に預けていた。
俺もまあ、似た様な姿勢のままではあるが。

「教室の中どうなってる？」

「知らね。気になるなら覗いてみれば？」

「幽霊さんが見て」

「自分で見ろよ･･･」

「見て」

「･････はいはい」

で、渋々教室を覗いてみると、残された女生徒が作業を進めて･･･いるわけではなく、
彼女はというと金槌を放り出して、Tシャツにスカートという出で立ちで床に寝そべって寝息を立てていた。
なんともだらしないもんだ。まあ、俺も人の事は言えないが･･･

「無用心だねえ･･･」

結局気になって後ろから顔を出した睦実が言った。
464 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 02:50:35.63 ID:5YsAv57/0
さいどすとーりｗｋｔｋ
465 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(12/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:52:12.89 ID:FsKSI2so0
「･･･そうだな。女体化者のこういう面を変質者は狙ってくるってのにな。
まあ、こんなとこまでわざわざ入って来て悪さしようっていう馬鹿も居ないだろうとは思うが」

「え？中野さんが女体化者だってなんでわかったの？すごい。やっぱり幽霊の力？」

「･･･会話の流れとか仕草で大体わかるだろ。スカートバフバフさせたりさ」

まあ、同じ女体化者を身近な人間として日頃見つめているからな。

「え？あたし元から女だけどそれくらいするよ？」

「･･･」

それはさておき、背後から駆け寄る足音に気付いて、俺達は再び柱の陰に隠れた。
･･･だから、俺は隠れなくていいのに･･･まあ、念のためということで。

走ってきたのは案の定、出かけていた谷屋だった。両手に一つずつ、ジュースの缶を握っている。
「悪い悪い、遅くなった」と謝罪の言葉を口にしながら教室に入った谷屋は、床で寝息を立てる中野を見るとため息をつき、
適当な机の椅子を引いて座った。

プルタブを引く音が響き、谷屋が缶に口をつける。
喉を鳴らして飲み干すと、缶が机の上に置かれた。

しばしの沈黙。
谷屋は下を向き、何事か考えているようだった。
中野は相変わらず、無防備な姿勢で床で寝息を立てている。

と、おもむろに谷屋が立ち上がる。
かと思うと、落ち着かなさげに机と机の間をうろうろし始める。
466 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(13/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 02:55:56.04 ID:FsKSI2so0
固唾を呑んで見守る俺たちには気付かず、谷屋はうろうろを続ける。
ふと立ち止まったかと思うと、寝息を立てる中野の方へ向かう。
目の前で立ち止まり、彼女を見下ろすような格好になる。

そこでも何か、考え込むように眉間にしわを寄せ、俯く谷屋。
しばらくその状態が続くと、彼はゆっくり、中野に向かって屈み込み始める。
彼女を起こそうとしているのだろうか。
いや、それにしては目つきがおかしい。これではまるで･･･

･･･。

あれ？
これってまずいんじゃないだろうか。

恐る恐る睦実を振り返ると･･･

「ﾋｿﾋｿ(おい！お前何消火器なんか持ち出してるんだよ！)」

「え？でも止めなきゃ。ブシューッと一吹き」

「ﾋｿﾋｿ(止めるにしたってもっと穏便な方法があるだろうが！お前その一吹きでどんだけ大変なことになると思ってるんだよ！やめろ！)」

「だいじょぶだいじょぶ。一吹きだし」

「ﾋｿﾋｿ(ふざけんな！ちょっと出して止めなんてことは出来ないんだぞ消火器は！)」
467 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(14/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 03:00:27.40 ID:FsKSI2so0
今にも教室に突入しそうになる睦実を両手で抱えて止めようとする俺。
背後の谷屋は、今にも何かしでかしそうな状態。
凄まじい突進力でグイグイ押してくる睦実。
今にも決壊しそうな俺。
後ろの谷屋。
押す睦実。
守る俺。

『･･･はじめ･･･やめて･･･』

眠っていたはずの中野の声に、一瞬その場が静まり返る。

抱き合うような格好で止まった俺たち。
屈んだ姿勢のまま硬直している谷屋。
未だ寝息を立てる中野。

どうやら、寝言だったらしい。

谷屋はスッと立ち上がると、額に手を当て、雑念を振り払うように首を振る。
ひとつため息をつくと、谷屋は缶の置かれた机に戻り、口の開いていないペプシを手に取ると、また中野のところへ戻る。

しばらく彼女を見下ろしてまた何事か考えていた様子の谷屋は、屈みこむと中野の首筋に、
持っていたジュースをひたりと当てた。

『ぃひゃぁ！！！！』

そんな声を上げながら、中野が飛び起きる。
それを尻目に、ふらふらと歩き出した睦実についてその場を後にした。
468 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(15/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 03:04:05.90 ID:FsKSI2so0
　

　

「こっちからは触れないのに、そっちからは触れるなんてずるい」

屋上、給水塔の陰に逃げ込んできた俺は、睦実に睨まれていた。
俺は頬をぽりぽり指先でかきながら言い訳を探すくらいしか出来ない。

しかし、意識しなかったせいで気付かなかったが、何故あの時は当然のように睦実に触れて押さえることが出来たのか。
あの一瞬で、俺はいわゆるポルターガイストを手動で起こす方法を会得してしまったというのだろうか。
しかし、それを睦実に指摘されて気付き、この場で何度も試してみたが、一度も成功することはなかった。
あの場限りのものだったんだろうか。
しかし、それもまたおかしい気がする。

「そのものの存在を強く意識して『触れる！』って思えば触れるってことなのかな？」

「うーん･･･そうなんだろうか･･･だったら、是非自分のものにしたいところだが･･･」

練習してみる価値はあるかもしれない。
それさえ出来るようになれば、俺の姿を認識できない相手とのコミュニケーションの手段になるかもしれない。
それはともかく･･･

「･････」

睦実は、またすぐに暗い表情になる。
やはり、先ほどの一件が思った以上のショックになっているのだろうか。
しかし、中野はともかく谷屋のあの様子からして、彼女に気があるのは間違いないだろう。
睦実にはかわいそうな事だが･･･
469 ：【狼子と夢の学園祭(2)】(16/16) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 03:07:56.16 ID:FsKSI2so0
「ま、まあ、今回は運がなかったが、男なんて星の数ほどいるんだしな。ははは･･･」

俺が咄嗟にひねり出したのはやはり、滑稽な言葉だった。
滑稽な半幽霊らしい。
どうやら睦実はやはりお気に召さなかったらしく、俺のほうをまた睨みつけてきた。
ひきつった笑顔のまま硬直する俺。
その場に再び、沈黙が落ちる。

「す、すまん･･･」

「･･･まだわかんないじゃない！」

睦実が声を張り上げ、俺は顔を上げる。
相変わらず、俺の顔を真っ直ぐ睨みつけていた。
今まで見たこともないくらい強い光がその両目に宿っていて、俺はその場で立ちすくむ。

「谷屋くんのこと、入学した頃から好きだったんだから！中野さんになんか絶対渡さない！！」

叫ぶようにそういうと、睦実はすっくと立ち上がり、下への扉へ向かう。

「･･･ついこの間までただの友達だったくせに、女の子になっただけですぐに恋人候補になっちゃうなんて、あたしは認めない」

俺は何も言えず見送るくらいしか出来なかった。

「･･･学園祭の日、告白するから。絶対負けない」

扉が閉まり、屋上には俺だけが残された。
日はもう、傾きかけていた。
470 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 03:08:32.72 ID:FsKSI2so0
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471 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 03:10:36.54 ID:u9NjCdIp0
>>470
な　ん　で　え　な　り　ｗｗｗｗｗ

御疲れ様です続きが気になるー
472 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 03:12:20.97 ID:FsKSI2so0
ごめん以上です
どこかで見たような個人名が出てますが、それは人違い･･･
なんて言ったら安価違反になるので、お察しの通りだと申し上げときます。

機能投下し忘れてしまったので、次回はできることなら昼過ぎとか、
その辺に投下できるように最後の手直し頑張ります。
473 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 03:15:22.04 ID:5YsAv57/0
>>470
ねーよｗｗｗｗｗｗｗ
乙！続き期待age
474 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 03:35:37.48 ID:FsKSI2so0
米くれた人ありが㌧保守
475 ：聖なる射精：2007/11/28(水) 03:53:43.58 ID:52zNRQ2+O
躁鬱病同姓愛の未成年の短編小説処女作です
『魚と彼と下半身』性糞尿有
http://hp.kutikomi.net/beatrice/?n=column5
私のサイト↓もみてね★
http://beatriceuplift.blog122.fc2.com/
476 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 04:13:53.47 ID:FsKSI2so0
ほ
477 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 04:33:13.30 ID:FsKSI2so0
ほ
478 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 04:50:37.26 ID:wuIBSEYUP
ほ
｜
た
る
479 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 05:08:39.82 ID:FsKSI2so0
щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ!!
480 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 05:23:50.04 ID:wuIBSEYUP
こ
481 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 05:32:35.66 ID:I1iKxhPrO
っ
482 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 05:38:22.38 ID:wuIBSEYUP
ち
483 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 05:40:21.19 ID:BqcBQnisO
気付いたら寝ちゃってたんだぜ…あと二作は書きたかったのにorz
484 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 05:59:14.97 ID:wuIBSEYUP
寝ても いいじゃないか

人間だもの

ぬるぽ
485 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 06:11:24.24 ID:FsKSI2so0
>>484
　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　ミ　∠＿）
　　　　　　　　　/
　　　　　　　　 /　　　＼＼
　ｳｲｰﾝ　　Γ/了 　 　 |　|
　　ｳｲｰﾝ　 |.＠|　　　　|　|　ｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯ
　　　　　　　| / | . 　 　 人
　　　　　　　|/　|　　　 < 　>_Λ∩
　　　　　 ＿/　 | ／／. Ｖ｀Д´）/
　 　 　　（＿フ彡 　 　 　 　 　 /
486 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 06:12:34.97 ID:K1opk1hh0
目が覚めてしまったガッ！
暇つぶしに携帯で書いてたら40kb超になった
487 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 06:18:08.09 ID:FsKSI2so0
>>486
щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｰﾝ!!
488 ：鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 06:40:21.34 ID:FsKSI2so0
【新・狼子とこたつ】

狼「こたつが暖かい季節になりました～」
辰「雪もこんこん降ってるな」
狼「ぬくぬくこたつ～」
辰「みかんがあれば最高なんだけどな」
狼「りんごなら台所にあるよ～」
辰「りんごもいいな。じゃあ頼んだぞ」
狼「･･･お前が行け」
辰「･･･人の家の台所を漁るのは趣味じゃない」
狼「いいから行けーーー！！！」
辰「今日ばかりは譲れん！！この寒い中こたつの外に裸足でなど出て行けるか！！」
狼「台所で冷えた足をあったかいこたつで暖めるのが気持ちいいんじゃん！」
辰「やかましい！そんなに気持ちいいならお前がやらんかい！」
狼「ふぬぬぬぬ･･･」
辰「ぐぬぬぬぬ･･･」
狼「･･･じゃーんけーん！！」
辰「え？あってめ、卑怯ｄ」
狼「ぽい！！！･･･あ」
辰「･･･お前の負けだ」
狼「･･･ざ、残念だったな、俺のチョキは特殊加工が施してあって石をも砕ｋ」
辰「おい。ベタな言い逃れしてないでさっさとりんご剥きに行け」
狼「う、うるさいうるさい！俺ははさみなんか無くたって石ぐらいこうやって砕けるんだよーーー！！！(ｶﾌﾟｯ」
辰「ちょｗｗｗいたたたたたたたたたたたたたた！！！く、口に入りきらないなら無理して拳なんか噛むなああああああぁぁぁ…」
489 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 06:40:41.56 ID:3MAG7A6pO
おはよござります
今からバイトに向かいますぜぃ

大僧正さん、まとめ移行はもうちょっとまってくらはい
490 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 06:47:00.91 ID:K1opk1hh0
携帯のメールで1～5kbとバラバラ・・・
取りあえずは書き終えた事による自己満足、それと初めて書いた幼稚な文に自己嫌悪
暫くはこのままにしときます


ついでにおやすみの保守
491 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 06:56:24.75 ID:FsKSI2so0
>>490
残念だが期待とともにおやすみ ﾉｼ
492 ：鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 06:58:35.24 ID:FsKSI2so0
【狼子と十二月】

～茂名市中心街～

狼「もうそろそろクリスマスシーズンか～。商店街の横断幕がクリスマスカラーになってる～」
辰「そうだな。今年を越したらもうすぐお前が女体化してから一年か」
狼「あと４ヶ月もあるじゃんｗ」
辰「それもそうだなｗこの季節になると、なんか時間が過ぎていくのが早く感じるよ」
狼「そうだな～。今年も色々あったな～」
辰「ところで狼子さん、女性として迎える初めてのクリスマスへの意気込みは？」
狼「え？えーと･･･さむい」
辰「感想はいいんだよｗｗｗ」
狼「だ、だって寒いじゃん！！」
辰「だってじゃねえよｗｗｗま、今年のクリスマスは寒くならないぞ。そのー、･･･一緒にいるからさ」
狼「え？/////////」
辰「ちょっ･･･//////･･･あ、赤くなんなよ！当たり前だろ！彼氏なんだから！！//////」
狼「//////////･･･た･･･////////////」
辰「ど、どうした」
狼「////////･･･た･･･たつや･･･///////////･･･お･･･お前･･･ちょっと噛ませろーーーーーーー！！！！！！！///////////////(ｶﾌﾟｯ」
辰「ちょｗｗｗｗｗいたたたたたたたたたたたたたたたたた！！！！！」
493 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 07:01:34.15 ID:FsKSI2so0
>>489
(･∀･)ｵﾊｰﾖ

>>490
近日公開なんだよね！ね！
494 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 07:13:40.23 ID:/UucoO4+O
おはよう
俺は自分の作品ほっぽりだして何してんだか…

☆
495 ：鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/28(水) 07:17:45.32 ID:FsKSI2so0
【狼子と首の傷】

～朝の教室～
辰「おっすおはよう」
´･ω･)「おはようがな。首のでかい絆創膏どうしたがな」
辰「･･･いや、猛獣に噛まれて･･･」

～床屋～
辰「とりあえず前髪と、あと毛先整える感じでお願いします」
理容師「はいかしこまりました。ん？首の絆創膏どうしたの？」
辰「･･･いや、猛獣に噛ま･･･」

～バイト先～
辰「お疲れ様でーす」
店長「ほいおつかれ。ん？たっつん首どうした？」
辰「･･･いや、猛獣に･･･」

～家～
辰「たっだいま～。はー疲れた･･･」
祈美(妹)「おかえりちんこまんこ～。ん？兄貴首どうしたの？昨夜はどうやらお楽しみだったようですね～グフフフフｗｗｗ」
辰「･･･猛ｊ･･･」

～翌朝～
狼「おっはよ～。あれ？お前首どうした？」
辰「･･･お前いい加減にしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ…」
496 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 07:40:54.56 ID:FsKSI2so0
なんも思いつかんからおすまい


>>494
(･∀･)ｵﾊｰﾖ
497 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:02:53.39 ID:FsKSI2so0
ほっすぃ
498 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:13:35.87 ID:GF59xQn70
おはようございまーす
499 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:19:29.79 ID:FsKSI2so0
(･∀･)ｵﾊｰﾖ
500 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:45:22.97 ID:FsKSI2so0
ほする
501 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:47:31.24 ID:GF59xQn70
お絵かき安価↓
502 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:49:27.42 ID:/UucoO4+O
クーデレ
503 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:51:42.57 ID:GF59xQn70
おｋ
がんがる
504 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 08:59:50.54 ID:C75y9mVGO
おはよー。
朝弱いから起きるのつらいよ(´、丶)

>>503
お絵描き安価頑張ってねー
505 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:02:15.19 ID:FsKSI2so0
　_、_
( ,_ﾉ` )y━･~
506 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:05:28.41 ID:PBK+/vF90
俺も安価↓　なるべく易しいのにしてくれ
507 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:08:31.91 ID:FsKSI2so0
誕生日プレゼントゥ
508 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:17:42.92 ID:/UucoO4+O
結構人いるね
時間が時間なのに
ぇ？僕ですか？
学生ですよ
509 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:19:14.00 ID:FsKSI2so0
俺は学校昼過ぎからだ

行く保証は無いが･･･
510 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:20:49.57 ID:GF59xQn70
学校？何ソレ？
美味しいの？

来月からちゃんと逝くもん。


>>504
おいよー
下手は下手なりにがんがりますｗ
511 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:23:17.76 ID:C75y9mVGO
卒業に必要な単位とってあるから学校いかなくてもいいんだぜ(´、丶)
512 ：誕生日プレゼントゥ：2007/11/28(水) 09:30:18.66 ID:PBK+/vF90
http://wing2.jp/~orz_rakugaki/cgi-bin/src/raku13334.jpg

もいっちょ真下に安価↓
513 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:31:26.67 ID:/UucoO4+O
結構学生多いですね
僕は工房ですよ
二年の17歳です
514 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:33:40.96 ID:FsKSI2so0
>>512
表情と台詞についニヤッとしてしまったｗｗｗ
515 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:36:49.73 ID:C75y9mVGO
鬼畜安価きた？ｗ
516 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:37:19.85 ID:/UucoO4+O
また安価しくった
安価は工房で
517 ：二年の17歳です ：2007/11/28(水) 09:50:04.42 ID:PBK+/vF90
http://wing2.jp/~orz_rakugaki/cgi-bin/src/raku13336.jpg

もう出かけるから、帰ってきたとき用安価を↓
518 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 09:54:47.48 ID:C75y9mVGO
貧乳気にしてるボーイッシュ娘を描いてくれぇ
519 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 10:11:46.85 ID:FsKSI2so0
>>517
　　 n　　　　　　　　　　　　　　　 n
　（ヨ ）　　　　　　　　　　　　　　（ E）
　/　|　　　　_、_　 　　 _、_　　　　|　ヽ
　＼ ＼/（　,_ﾉ` ）／（ <_,`　）ヽ／ ／ ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!
　　 ＼(uu　　　　　/　　　　 uu)／
　　　　|　　　　　 ∧　　　　　/
520 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 10:31:24.77 ID:FsKSI2so0
∧＿∧
　　　　　　 　::::::(´･ω･`)
　 　　　　　　::::::〔∪￣〕
　　　　　　　::::::◎―◎

　　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　::::::(･ω･` )
　 　　　　　　　　　::::::〔∪￣〕
　　　　　　　　　　::::::◎―◎

　　　　　 ∧＿∧
( ´・ω・) 　　　　　　　　　::::::(･ω･` )
〔∪￣〕　　　　　　　　　　::::::〔∪￣〕
◎―◎　　　　　　　　　　::::::◎―◎


　　　　　∧＿∧
　　　::::::( ´・ω・) 　　　　　　　　　::::::(･ω･` )
　　　::::::〔∪￣〕　　　　　　　　　　::::::〔∪￣〕
　　　::::::◎―◎　　　　　　　　　　::::::◎―◎

　　　　　　　∧＿∧
　　　　　::::::( ´・ω・) 　　　　　　　　　::::::( ´･ω･)
　　　　　::::::〔∪￣〕　　　　　　　　　　::::::〔∪￣〕
　　　　　::::::◎―◎　　　　　　　　　　::::::◎―◎
521 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 10:49:06.01 ID:Q9IIg0fi0
保守
522 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 10:49:53.37 ID:QZhpCyvWQ
>>513
同期なんだぜ
523 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:06:18.10 ID:BLbE2h7LO
東京住みの女の子で今暇な奴、セクロスしたいからメールくれ。
[email protected]
524 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:06:21.35 ID:wCBKTQNcO
単位いくつか落としてるけど気にしない
講義暇なので絵安価↓
525 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:10:33.35 ID:GF59xQn70
武装
526 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:15:20.25 ID:/UucoO4+O
僕も本編の執筆しよう
さて僕は誰でしょう
527 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:15:34.66 ID:FsKSI2so0
錬金
528 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:27:51.47 ID:GF59xQn70
http://www.vipper.org/vip678141.jpg
クーデレってこうですか！？
わかりません＞＜
529 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:43:10.80 ID:FsKSI2so0
>>528
なるほどｗｗｗｗｗ
　　　_、_
　（　,_ﾉ` ） 　 　　　n
￣　　 　 ＼　 　 （ E） ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!
ﾌ 　　　 /ヽ ヽ_／／
530 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:43:32.62 ID:/UucoO4+O
>>528
GJ
欲を言うと影をつけた方がもっと良いと思うよ
ベタ塗りが目立つから
後は線のがたがたを直すといいと思う
絵は数描けば描くほど良いから頑張ってください
生意気言ってすいません
531 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:46:29.88 ID:GF59xQn70
>>530
サンクスです。
アドバイスしてもらえるとこっちとしてもありがたいです。
532 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:49:17.68 ID:/UucoO4+O
>>531
練習ならまず色を使わずにひたすら紙に描くといいよ
533 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 11:51:50.51 ID:GF59xQn70
>>532
イェッサー(｀･ω･´)ゞ
534 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:10:52.06 ID:FsKSI2so0
ところでずっと聞いてみたかったことがあるんだが、
おまいらおすすめの女体化小説とかあるかな？
プロアマ問わず
535 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:16:22.76 ID:/UucoO4+O
>>534
俺！！
…嘘
やっぱりP90さんのはどうかな？
536 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:21:20.53 ID:xsOi1vbVO
棒人間しか描けない俺から見てもみんなうまいと思うよ
537 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:21:45.39 ID:FsKSI2so0
>>535
あ、すまん、このスレ以外で頼むｗｗｗ
みんなのは一通り穴が開くほど読んでしまったので
538 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:23:43.55 ID:hpESLnWs0
>>537
少年少女でググれ
539 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:27:25.35 ID:C/m6AXD30
「少女少年」かと思ってググったらビビったｗ
こんなトコあんのね

転辞苑の「あ」ｗｗｗ
540 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:29:02.47 ID:xsOi1vbVO
少女少年なら知ってる。
あれは女装だけど面白いよ。あのために厨学生にもなって小学6年生を買ってたぜ
541 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:29:27.59 ID:FsKSI2so0
すげえなｗｗｗ
速攻ブクマつけた
542 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:30:32.51 ID:4Q+Iu58sO
パー速いけよカス共ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
543 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 12:51:51.76 ID:FsKSI2so0
ほし
544 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 13:07:26.75 ID:C75y9mVGO
保守
545 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 13:14:55.73 ID:BqcBQnisO
さて、必修英語のテキストを忘れてしまったぞ、と
…寝るか
546 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 13:36:18.18 ID:AIe/QH0oO
あぁ俺も寝るか
547 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 13:36:43.25 ID:7Swed4XgO
>>545
ちょｗｗｗｗｗ
548 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 13:37:06.10 ID:C75y9mVGO
保守
布団から出る気になれない…
549 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 13:47:19.48 ID:vJdJWJvf0
寝てよし丸まってよし齧ってよし
ふとんいいよふとん
550 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 14:03:27.04 ID:CpT7JAZdO
家帰りたいお
551 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 14:18:33.89 ID:BqcBQnisO
>>547
三流大学生なんてそんなもんさ
552 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 14:29:07.36 ID:7Swed4XgO
>>551
うん、すまん、実を言うと激しく同意
553 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 14:34:36.41 ID:BqcBQnisO
でも最近はこんなんばっかで、抜けてるとか天然とかドジッ子属性とか言われる
悲しいお(´;ω;`)
554 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 14:43:54.15 ID:C75y9mVGO
天然可愛いじゃないか。
俺何ぞクールガイとか言われて勘弁してくださいって感じだ。
555 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 14:44:06.11 ID:7Swed4XgO
>>553
そ　れ　も　激　し　く　同　意　orz

あれを忘れたらこれを忘れって感じのいたちごっこorz
学校行く度に今日は何忘れたのとか言われたのもいい思い出
556 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 15:01:15.05 ID:vJdJWJvf0
ほ
557 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 15:26:51.38 ID:7Swed4XgO
ほ
558 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 15:45:37.49 ID:wY73Vpsy0
保守
559 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 16:04:59.66 ID:wY73Vpsy0
保守
560 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 16:24:34.70 ID:3MAG7A6pO
偏差値が未知数な短大生の俺はどうすればいいんだ？
561 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 16:42:28.97 ID:wY73Vpsy0
保守
562 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 16:46:29.03 ID:BqcBQnisO
>>554
そうか！自慢か！自慢なんだな？！
男で、しかもハタチにもなって天然だのドジッ子だの可愛いだの言われることがどんなに恥ずかしいか…
しかも顔までアレなら諦めもつくけど、実際は可愛さの欠片もねーのに…

>>555
そこまで同意ですか？！
数時間もかけて大学行ってるのに、携帯忘れてって一切連絡とれない状況になったのもいい思い出。しかもなぜか充電器は持ってたorz

>>560
タイミング逃しちゃったからスルーだったわけですが
まとめていただけるだけで感謝なので時間のあるときにでも…ほんとありがとうございます

学力テストでは人間の知性測れないんだぜぃ
563 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 17:03:03.78 ID:vJdJWJvf0
保守
564 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 17:23:25.06 ID:wuIBSEYUP
>>534 筒井康隆作品にあった

短編だったけど

漫画家が 女体化

565 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:23:42.87 ID:xSRPy1M70
行き成り5kmのマラソンをやらされてうどん吹いた。もとい吐いた


と言う訳で12レスほど借りますよ

『人身事故から始まるラブストーリー　中編』

前編後編で終わる筈だったのに
相変わらず展開が滅茶苦茶なのは書き終わったのが深夜だから
566 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:24:21.67 ID:xSRPy1M70
｢驚天動地だ」

柳生がそうやって絡んできたのは約二週間後の事だ
この二週間で河原とは結構仲が良くなった、と思う
少なくとも他人から友達ぐらいにはランクアップしたと思いたい

｢女に興味無いと言っていたお前が、まさかアイツと仲良くなるとは」
｢そんな事を言った覚えは無い」

河原は何処か人付き合いが苦手というか、極力他人に関わらないような雰囲気を持っている
同性と話してるのすら珍しい彼女が、同じく人と話してることが珍しい俺と一番仲が良い
色恋が好きな思春期の少年少女にはまたとない題材だな、そういえば

｢で、結局の所どうな訳よ？」
｢何がだ」

今日も勤勉に勤めているらしい
雑談に花が咲く昼休みに、河原の姿が見えない
………いつもの事、と言ってしまえばそれまでだが

｢何処まで親密になったんだよ？」
｢………恋人以上、友達未満だ」
｢…………いや、どっちだよ」



｢あ……篠崎君、ちょっと良い？」
「ん？」

放課後、見知らぬ女生徒に呼び止められた
567 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:25:47.60 ID:xSRPy1M70
｢…………お金なら持ってませんが」
｢違くて。これ」

と言いつつ紙袋を渡してくる
色々入っているようだがそれほど重くない。布か？
中を覗いてみると周りの色を反射したような純白の布
どっかで見た覚えがあるな…………
そうそう、用具室で河原のはだけたブラウスから見えた―――

バンッ、とでも音がしそうな勢いで、紙袋の口を閉めた

｢…………何？これ」
｢六時間目、体育だったでしょ？」

確かそうだったな。男子はサッカーで………女子はバレーだったか？
で、それとこの体操服と下着が何だというんだ？

｢今日、河原さんも参加してて」

見てみたい様なそうじゃないような
体操服を着るのにブラも外すのか？そういえば
河原ならやりそうな気もするが

｢それで、河原さん先生に呼ばれて急いで着替えてたんだけど……忘れちゃったみたいなの、それ」
｢……………」

忘れるか？下着つけるのすら忘れるのか？
物的証拠が挙がってるから何も言えんが。事実が此処にある

｢………という訳で、家まで持って行ってあげて欲しいの」
568 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:27:43.66 ID:xSRPy1M70
女子生徒の言い分によれば、気持ちとしては自分で行きたい
しかし親しくも無いのに家を訪ねるのは失礼ではないか？
そう言えば彼女と仲の良い男子が居た

そんな訳で、俺に頼む事を思いついたとか

（…………仲が良いわけじゃ、ないんだが）

何だかんだで行く俺もお人よしだな
先生に聞けばすぐ住所を教えてくれた。個人情報保護法とか良いのかねぇ？

｢ショートケーキとショコラとモンブラン、後シュークリーム下さい」
｢かしこまりましたー」

営業スマイルを貼り付けた店員から、ケーキの箱を受け取る
塵も積もればを体感するように、ずっしりとした重み
何故ケーキを買っているのかの自問が無い訳ではない
先程から曲がる角を間違え、何度か道に迷った
見慣れた道もあるはずなのに、何故かコンビニが会った事にすら驚いている

｢……………」

さっきは何も無い所で躓いた
別に理由を自覚してない訳じゃないが


｢…………俺、緊張してんのか？」


言うと同時に、目的地に着いた
569 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:29:15.83 ID:xSRPy1M70
塀を越え段差越え、多少の躊躇いを見せつつも呼び鈴を押す
ピンポーン、と軽めの音が聞こえた
地響きの如く地底から響くような低い音が近付いてくる。まぁ足音だけど
足音が一瞬止まると勢いよくドアが開け放たれる

「おっかえりー！」
｢…………」

扉の前に居た俺は見事に鼻頭をぶつけた
少し涙目になりながら不平をぶつけるつもりでその人物を見た
驚愕した

｢あれ？………あれれ？」

えらく饒舌な河原桜が、其処にいた






｢えと、紅茶で良いかしら？」
｢あ、お構いなく……」

忘れ物返しに来ただけなのに、何故持て成されてるんだ？
辺りを見回すと白を基調として綺麗にまとめられた客間
フリルなどの装飾品が多く女性的な空間が作られている
そして、この女性………名を河原菊乃と言うらしい
見た目が河原桜と瓜二つだが、性格は正反対だと思う
饒舌な河原は微妙にレアだな
570 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:31:07.83 ID:xSRPy1M70
｢すみませんね、ご迷惑おかけしちゃって」
｢いえ｣

持ってきたケーキの傍に、ティーカップに入った琥珀色の液体が置かれる
無表情な桜に対して常に微笑を浮かべる菊乃さんは幸せそうにショートケーキを口に運んでいる
二重人格とか言われても信じられそうだな

「………あら？何か付いてます？」
｢いや、河原に姉が居たとは知らなかったもんで」
｢………ふふっ」

表情がほころんだ。元からか？
頬に手を当ててこちらを見る表情はニヤケると言う表現が似合っている
「姉に見えます？｣とでも言いたげだ

｢私、桜の母ですの」

…………幼い
いや、若いな。肌の状態や身長から見ても高校生、下手すれば中学生だ
娘が発達してる胸部周りもどうやら遺伝ではなく様で……これはこれで喜ぶ人もいるんだろうな

｢自己紹介ちゃんとしてませんでしたね。私は河原菊乃、桜の母で……」


｢年齢は、27歳です♪」



えーと………………笑うトコ？
それとも春の小川のせせらぎの様に流すのか？
571 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:33:08.83 ID:xSRPy1M70
｢まさか桜ちゃんに男の子の友達が居たなんてねぇ……」
｢え？｣

菊乃さんの声に意味深な響きを感じて、つい聞き返してみる
その問い返しに別な意味を受け取ったのか、急に不安そうな顔になった
にしても、年齢はスルーなのか

｢あ、もしかして違いました？それなら失礼なことを………」
｢い………ええ、その通りですね」

出しかけた否定の言葉を飲み込み、肯定の言葉を口にする
菊乃さんの表情が若干暗くなる


｢……僕と彼女は、夫婦以上友達未満の関係ですよ」
｢何勝手な事言ってるんですか」

軽快な風切り音とともに後頭部に鋭い打撃が加えられる
この感覚は恐らくは鞄か………
いつの間にか帰ってきた河原がNice control.
投げた筈の鞄は河原の手に収まっていた。どんな原理だ？

｢桜ちゃん失礼でしょ？折角忘れ物届けにきてくれたのに」
｢忘れ物？」

差し出された紙袋を受け取り、中を見る
俺の記憶が正しければ確か一番初めに見えるのは下着………


｢………中、見たんですか？」
572 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:35:13.82 ID:xSRPy1M70
ﾆｱ　はい
　　　いいえ

………｢はい｣を選ぶのは死亡フラグだよな
恐らく既に構えられている鞄が俺に投げられることだろう
無言で居てもYesと取られるだろう
ならば取るべき道は一つ

「おうよ」

あえて運命に立ち向かう！


2秒後、ジャイロ回転する鞄が俺の額にNice hit.





帰る頃には夕日が沈みかけ、オレンジに世界は染まっていた
こんな光景はどうしてもあの現場を思いだしてしまう………
そんな事を考えながら来る時には無かったスクーターの横を通り抜け、家に帰る
なんとなく寄り道をしたい気分に駆られた

｢んー………」

とはいっても行動範囲は広くない
適当にぶらつくにしても、何か今日は疲れた………どうするか

ペーっぺっぺっぺっぺっぺっぺ……
573 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:37:10.02 ID:xSRPy1M70
妙にトラウマなこの音
しかも段々近付いてくる
真後ろから

ぺーっぺっぺっぺっぺっぺ

直感的に右へ避ける
天動説的に音は左へ移動し、恐らく当たることは………

ガスンッ

｢ﾍﾟﾄﾞﾛｱｯ」

奇声を発しながらいつかと同じように轢かれた

｢すみません、手元が狂いました」

全く悪びれることなく河原桜がバイクから降りる。何だ？何か恨み買ったのか？
湿布を買おうと決意する俺の目の前に、学生鞄が差し出される

｢忘れ物です」
｢あ………」

腰を押さえながら受け取る
気付いてみると手ぶらだった
その為に追って来たのか………で、轢いたのか
いやもう良いさ。理不尽な扱いには慣れたよ

｢ありがとう」
｢いえ、別に」
574 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 17:39:17.68 ID:xSRPy1M70
どちらから言い出したことでも無いが、同じ道を行く
わざわざバイクから下りて歩調を合わせている
忘れ物を届けにきたのなら、河原はもう帰っても良いはずだ
それでも帰らないというのなら、彼女は何か用事があるのだろう
恐らく、俺に

｢………」
｢………」

気が重くない沈黙に包まれ、オレンジの道を行く
遠くでゲームセンターの音が聞こえるが、何処か別の世界の事のように思えた
夏が近付くことを知らせるように、少し湿り気を帯びた風
しかし気温はまだまだ春の柔らかな気候だ

｢私」

河原の家より俺の家のほうが近くなった頃、不意に口を開いた
足を止めて耳を傾ける
少し困った表情を浮かべる河原も珍しい
今日はレアな河原が多いな

｢私、1年の時は藤宮高校に通ってたんですよ」

自嘲気味に言ったその名前には聞き覚えがある
藤宮……確か全寮制で、学校のランクも高い男子校
………男子校？

｢私の名前は河原桜花………」

｢女体化した、元男です」
575 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 17:54:32.80 ID:z1ErUG1zO
保守的ななにか
576 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 17:55:58.04 ID:wuIBSEYUP
さる帽子 買ってクルー
577 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 17:58:52.09 ID:vJdJWJvf0
支援
578 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:00:02.19 ID:BqcBQnisO
さるった？
579 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 18:00:04.64 ID:xSRPy1M70
女性経験の無い男子の女体化
確立としては30%を越えるかどうか
自分が免れた為、最近忘れていた
男子校に通い、女になってしまった河原桜……いや、元は桜花という名前か

｢………女体化した男子生徒の通学は、特例として認められていたはずだが」
｢そうですね｣

中学校で進学先を決めるとき、藤宮高校にも目を通した
自分に合いそうに無いからやめたが
確か同級生も何人かが進学していたな

｢私は自分から転校を希望したんですよ」
｢居心地が悪くなったから、とか言わないよな？」

ハンドルを握る手が白くなっている
歯を食いしばっているようにも見える
其処に隠された感情を読み取れない

｢女体化してから数日は、普通に通ってたんですけどね」

声にではなく、表情に、態度に含まれる激情

｢前に、言いましたよね？私は汚れてるって」

その表情は笑顔
しかし、さっき見た河原母の物とは……対極に位置するような


｢私、犯されました。友達だと思っていた人達に」
580 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 18:01:42.62 ID:xSRPy1M70
ピピピピッピピピッ
目覚まし時計が機械的な音を鳴らす
八つ当たりのように全力で音を止めた

｢…………」

一晩寝てもまだ駄目だ
昨日の河原の表情が脳裏に焼きついている
彼女の言葉を聞いた後俺は呆然と、ただ見送っていた
悲しげな表情を
ふらふらとバイクを運転する彼女を
あの時、俺は何をすればよかった？





などと悩んでいても時間は止まってはくれず、寧ろ足早に過ぎていく

｢お前………大丈夫？」
｢何がだ」
｢目つき」

考え事をすると目つきが鋭くなるらしい。初めて知った

｢まぁ、お前の事はどうでも良いんだけど」
｢殴って良いか？」
｢今日、転校生が来るってさ」

なるほど、無視って立派なイジメなんだな
581 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 18:02:25.94 ID:xSRPy1M70
｢あー、知ってると思うが、転校生だ」

相変わらず職務怠慢気味な先生が怠惰をあらわにして言葉を続ける
入ってきたのは男。見た目で体育会系……野球部かバスケ部か、出なけりゃ柔道だな
この時期に転校は珍しいが、いろいろ有ったんだろう。それほど興味がそそられん

「有栖川　春樹です。藤宮高校から転校してきました」

………藤宮。縁があるな、最近
長身で顔も結構良いほうだし、女子も見惚れてる
………同郷の友人とであって、河原はどんな感想を抱くのかね

「……？」

何気なしに向いた隣の席で、河原は珍しく敵意を露にして転校生を見つめていた
気付いているのかは知らんが転校生は涼しげな顔をしている
しかし何故かな、雰囲気からジャイアニズムを思い出すのは
後ろに黒服の男が並んでいたら薬剤師から医師を抜いた人の息子というイメージにぴったりだ

軽く自己紹介を終えた転校生がこちらに歩んでくる
別に俺達に用があるわけでなく、空いている後ろの席に座る為だ
後、先に言い訳をしておく
決して盗み聞こうとした訳ではなく不可抗力というか隣の席だから偶然聞こえただけだ
隣を横切る時、転校生は小さく呟いた
小悪党っぽい、皮肉に満ちた声で


「久しぶりだね………河原、桜ちゃん？」

～続く～
582 ：缶詰の中の人 ◆FP9rUXa9Eo ：2007/11/28(水) 18:03:42.48 ID:xSRPy1M70
ってな訳で後半に続く。サルサミコス

ご都合主義？何のことです？
583 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:15:09.08 ID:BqcBQnisO
乙です
続きマダー？
584 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:24:12.44 ID:vJdJWJvf0
乙
585 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:27:13.21 ID:/UucoO4+O
缶の人乙

あれ僕も今日5㌔マラソン走ったんですけど
586 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:28:01.33 ID:xSRPy1M70
昼食後の罰ゲームなんだ
587 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:30:49.33 ID:/UucoO4+O
僕は部活対抗駅伝なんですが…
588 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:41:08.24 ID:kHk5S8Ga0
うはー続きｗｋｔｋだぜ。
俺も早いトコ安価消化しないとね(´、丶)
589 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:54:28.84 ID:/UucoO4+O
☆
590 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 18:56:32.24 ID:vJdJWJvf0
一ヶ月前の安価書きながら保守
591 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 19:11:39.13 ID:/UucoO4+O
そろそろ僕って言うのに違和感を覚え始めた
てかｷﾓｲ
さて帰ったらまとめを開始しますか
592 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 19:14:41.22 ID:EL8bcJr7O
ほす
593 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 19:22:53.61 ID:vJdJWJvf0
ほ
594 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 19:27:10.47 ID:vJdJWJvf0
飯前保守
595 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 19:51:51.18 ID:Cnd1M7g6O
ほしゅ
596 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:06:33.96 ID:g22j2A4P0
ほしゅ
597 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:24:12.42 ID:6CVxD1dY0
飯後の保守
598 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:24:14.87 ID:Whw5YeIXO
保守
599 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:33:20.68 ID:6CVxD1dY0
なんか過疎ってるんで
今書いてるキャラの名前募集してみる
野郎、日本男児な感じで
>>620
600 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:42:46.09 ID:GF59xQn70
ｋｓｋ
601 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:47:34.96 ID:BqcBQnisO
遠いなｗ
じゃ、今のうちに投下
602 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:48:53.68 ID:lbQluQ2CO
お、600過ぎてる。
603 ：ロリ大僧正 ◆lWD6I8D30g ：2007/11/28(水) 20:48:53.81 ID:BqcBQnisO
「えっへっへ～、はーちゃんとおかいもの～♪」
「って言っても夕飯の買い出しだけどね」
「いいの！しんこんさんきぶんあじわっちゃうんだから！」
「はいはい…」
うちの両親はいい年して未だにラブラブ(字面にするとうわぁ…)なので、二人で外食に行ったりする。
そんなときは僕たちは交代で夕飯を作って食べることにしている。今回は姉さんの番なので、僕が荷物持ちとして付いていくことになった。
「それで、今晩は何にするの？」
「んー…さむくなってきたし、おなべにしようかなぁ」
「鍋かぁ…」
思わず涎を垂らしそうになってしまう。
これで姉さんは結構料理が巧い。男だったときにはそれはもう幾度となく煮え湯を飲まされたものだけどね。鍋と言えば闇鍋だったし。
何で急に料理が巧くなったのか聞いたら、
「やっぱりはーちゃんにおいしいものたべてもらいたいから」
なんて、嬉しいやら気恥ずかしいやらな答えが返ってきた。恋する乙女ってすごいんだねってなんとも恥ずかしい感想を洩らした気がする。
604 ：ロリ大僧正 ◆lWD6I8D30g ：2007/11/28(水) 20:49:34.43 ID:BqcBQnisO
「うーん…」
「まだ悩んでるの？」
「うん、おりょーりはしょくざいえらびからはじまってるんだって。水月がいってた」
へぇ、水月姉さんが教えてたのか。器用だもんな、水月姉さん。でも、姉さんが素直に水月姉さんの言うことを聞いたってのは驚きだなぁ。
…しかし何て言うか…食材を見る目があまりに熱心って言うか、異常に熱を帯びてるって言うか…。
しかも今は対象がきのこ。スーパーできのこを凝視する幼女の図ってなんかやだなぁ…。
「えと…やけに熱心に見てる、ね…？」
「うん、かたちとかおもしろいからね～♪」
ふーん、形ねぇ…あれ？
「え？形？」
「うん、かたち。ほら、これなんかはーちゃんのお[ピー(自粛致しました)]にそっくり～♪」
姉さんの一言で辺りが騒然とする。
「ちょっと奥さん聞きまして？！」
「聞きましたわよ！」
「幼女連れ去り！」
「地下牢！」
「鎖！」
「監禁！」
「調教！」
「サティスファクション！」
「サノバビーッチッ！」
その辺にいたマダム方がいわゆる後ろ指差しスタイル(？)でひそひそ話を始める。いや、全部聞こえてるんだけどね？
勿論僕は冷や汗ダラダラ。慌てて未だに嬉々としてきのこを物色する姉さんを抱えて逃げましたとさ。
605 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:51:28.29 ID:BqcBQnisO
いじょ、安価:きのこでした
直前にユリア100式を読んでたらこうなった。反省はしているが公開はしていない
606 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:52:19.03 ID:BqcBQnisO
×公開
〇後悔
…orz
607 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 20:55:42.46 ID:GF59xQn70
乙です～
608 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:03:46.28 ID:6CVxD1dY0
乙だぜ
609 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/28(水) 21:03:48.69 ID:ETcNeP+w0
まとめに入ろうかと思ったがこのテキストの膨大な量…
しかしｗやって見せるぜｗｗｗ
まとめが終わった暁には俺に名前をください
じゃぁな
（’A`)ﾉｼ
610 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:05:54.16 ID:Pf3vN+82O
何という死亡フラグ…
乙ｋｓｋ
611 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:15:05.19 ID:GF59xQn70
あたしも名前欲しいなー
…不登校でいっか。

ｋｓｋ
612 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:27:27.67 ID:194TlRmoO
じゃあ俺も欲しい
613 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:28:40.26 ID:GF59xQn70
もう安価で決めようぜー
614 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:28:50.37 ID:BqcBQnisO
俺も欲しいなー

あ、安価+2
615 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:40:16.84 ID:xSRPy1M70
御大将
616 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:45:45.41 ID:7Swed4XgO
珍☆魂
もしくは嫁之丞

普通の安価なら冬の合宿
617 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:54:09.57 ID:GF59xQn70
ｋｓｋ
618 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 21:54:54.93 ID:5YsAv57/0
重い話の後に明るい話…いいスレや…
619 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:01:43.98 ID:GF59xQn70
ｋｓｋ
620 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:07:05.83 ID:wuIBSEYUP
おもい
621 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:08:06.36 ID:ETcNeP+w0
野口　正治
622 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:09:13.77 ID:7Swed4XgO
吉衛門之助
623 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:11:10.28 ID:GF59xQn70
あたしにも名前ください＞＜
>>628
624 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:11:13.54 ID:7Swed4XgO
十郎太
625 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:11:56.19 ID:7Swed4XgO
カトリーヌ茨城
626 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:13:15.25 ID:o9Zy2FRH0
村上温泉
627 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:13:39.30 ID:eMxj8umu0
パワプロクン
628 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:14:09.86 ID:7Swed4XgO
渋澤さん
629 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:14:11.84 ID:BqcBQnisO
ふと子
630 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:18:40.14 ID:ETcNeP+w0
編集やったことある人いる?
631 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:21:57.63 ID:eMxj8umu0
DVD？Wiki？
632 ：渋澤さん ◆sblJN2GrFA ：2007/11/28(水) 22:22:41.77 ID:GF59xQn70
中途半端に酷いなｗｗ

ありがたく使わせてもらうｗｗ
633 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:24:48.60 ID:ETcNeP+w0
wikiのほうなんだけど
634 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:26:22.03 ID:eMxj8umu0
>>633
IDが宇宙人っぽいな

一応やった事はある
635 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:28:22.96 ID:ETcNeP+w0
改行ってさ<<<>>>より　{ {br} }のほうがいいのかな？
636 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:32:04.56 ID:6CVxD1dY0
「おもい」か
把握
637 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:32:12.27 ID:eMxj8umu0
<<>>だと、

長い文だと改行されずに続いてしまい横の方へ突き抜けた場合わざわざ横にスクロールしなけりゃならないので見辛い場合がある

{{br}}だと、

一定の枠内に収まるように、端に来たら
自然に改行される


文体で言えば↑の様になる

まぁ長い文が無い場合<<>>の方が手間省けていいんじゃないかな
638 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:35:23.54 ID:ETcNeP+w0
>>637
有難う
もうすぐで全部まとめ終わる

…？
うわぁぁぁぁ
639 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:38:10.02 ID:vZXH/eKK0
少年少女すげぇ
ちょっと読みふけってくる
640 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:43:31.06 ID:6CVxD1dY0
ほ
641 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:44:07.26 ID:wuIBSEYUP
おもい

どうとでもできるよう平仮名にしてみたんだが
642 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:45:36.83 ID:ETcNeP+w0
今日はまだ一度も安価とってない
今日はもう残り少ないけど安価↓
643 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:46:02.30 ID:lCRis1f/0
トリビアの泉
644 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:46:30.37 ID:ETcNeP+w0
はｗｗｗやｗｗｗｗいｗｗｗｗ
645 ：安価：サボタージュ：2007/11/28(水) 22:49:40.70 ID:JmkvNAjq0
「ごほっけほっ……」
「どーした智、風邪でもひいたか？」
「んー……かもしれない」
時は放課後、これから部活があるって言うのに、また寒気が襲い掛かってきた。
朝から調子は良くなかったが、三十七度という微熱程度だったので、学校には行くことにした。
どうせ今日は体育も無いし移動教室も無い、と、楽な授業だったからだ。
だが楽とはいえ元々弱った体だ。
授業中ずっとダルさが続き、完全には集中することができなかった。
休み時間もずっと机に突っ伏していた。
そういえば今日は誰とも話して無かったな……
凛は、そんな私の様子を見かねたのだろう。
心配そうな表情で話しかけてきた。

　人に心配されるってのは少し気恥ずかしい。
余計な心配をされないように少し言っておくか。
「だが心配はいらない。たかだか三十七度の熱だからな。いつも通り過ごすことはできると思うさ」
それでもまだ心配なのか、
「それならいいが……あまり無理はするなよ」
と言って、自分の掃除の場所へと向かっていった。
646 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:49:45.19 ID:6CVxD1dY0
おもいおもい・・・・おいも・・・おもい」・・・
647 ：安価：サボタージュ：2007/11/28(水) 22:50:17.36 ID:JmkvNAjq0

　幸いにも、私の所属している部活は軽音楽部。
比較的部員も少なく、結構自由な活動をさせてもらえる部だ。
「でもここは、大事をとって休むべきなのかなぁ……」
風邪は万病の元？　だっただろうか。
とにかく、悪化させてしまっては元も子もない。
よし、そうと決まれば帰るとしますか。
部長にも一応言っておかなきゃな……

「おーっす智！」
部室へ向かう途中、都合の良いことに部長と出くわした。
「あ、園田先輩。今日部活休ませてもらいますね」
「サボりか！　今流行のサボタージュと言うやつなのか！？」
と、そこまで言った後、微妙な雰囲気を払拭するかのように咳払いを一つして、
「……それは冗談だとして、どうした？　具合でも悪いのか？」
「少し風邪っぽくて」
「そうか風邪か……気をつけろよ。長引くと辛いから」
「はい。それじゃあ、さようなら」
「おう、早く元気になれよー」

　こうして、激励のおかげで少し楽になった気分で家に帰った。
部活とかは極力サボりたくは無かったのだが……
こうなったものは仕方ない。
今日は一日家でゆっくり休むことにしよう……
648 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:52:23.55 ID:JmkvNAjq0
というわけでサボタージュで書かせて貰いました。
やっぱり短いお題の方が書きにくいことを痛感。

オチ？つけられませんでした。
649 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:52:31.98 ID:o9Zy2FRH0
今帰宅
大僧正さん、今からまとめるんで少しばかりお待ちを・・・
650 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:52:42.51 ID:ETcNeP+w0
重居←絶対ﾋﾟｻﾞｗｗｗ
651 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:54:27.29 ID:GF59xQn70
>>648
乙です～
652 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:55:14.33 ID:o9Zy2FRH0
・・・と思ってたら、誰かがやってくれたみたい
俺のもまとめに入ってるし

ありがとうございますた


>>648
乙
俺の安価書いてくれてありがとう

こういうときのサボリはいいんだが・・・
俺のサボリときたら・・・そりゃもう・・・ｏｒｚ
653 ： ◆0M71OVztF. ：2007/11/28(水) 22:58:08.55 ID:ETcNeP+w0
「しってるか？怠け者って実は怠け者じゃないんだぜｗｗｗ」
「へぇ」
「あいつってさ実は腹の中にバクテリアがいてさ、そいつらに食ったもんの栄養もってかれてるから自分用のエネルギーがなくなってそれのせいであれだけ省エネなんだとよ」
「へぇ」
「でさでさｗｗｗなまこって居るじゃんｗｗアレってさびっくりするとさ、すげぇ方法で相手を驚かそうとするんだぜ」
「へぇ」
「なんとさｗｗ内臓吐き出すのｗｗなにもくえねぇじゃねヵっつーのｗｗｗ」
「へぇ」
「俺実は女体化したんだぜ」
「へぇ」
「5年前は元男なんだぜ」
「へぇ」
「それで…お前の事が好きなんだけどいいかな？」
「いいんじゃない？」
「…へぇ」
654 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:59:22.46 ID:vZXH/eKK0
冷静すぎるｗｗｗｗｗｗｗｗ
655 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 22:59:52.31 ID:ETcNeP+w0
>>652
ごめん俺がやった
>>213
の有限実行
656 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:01:56.10 ID:o9Zy2FRH0
>>655
あやまるこたぁない
むしろ俺が感謝

ちょっと整形作業してくる
657 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:02:22.01 ID:BqcBQnisO
お、ホントだ。まとめてくれた人さんきゅーです

>>648
乙！
どーせシリーズならオチなんかなくてもいいと思うんだぜ。なんなら次に書くときにそっから続けたっていいわけだし

>>652
うん、それなんだが、少しだけ手直しお願いしてもいいかな？
658 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:03:15.83 ID:o9Zy2FRH0
>>657
おｋ、合点承知の助！
659 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:04:57.11 ID:ETcNeP+w0
>>656
改行を全部<<<>>>でまとめちゃってるから醜いかもしれないから整形よろ
どうにかしてあのバックを青から白に出来ないのか？
660 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:06:11.72 ID:o9Zy2FRH0
>>659
とりあえず今日まとめられたものに関しては全部整形しておくわ

つうか、スレ落ちるの明日か？
661 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:06:33.80 ID:BqcBQnisO
>>653
乙！そしてありがとう！
ただまとめてもらっておいてなんなんだが、エクトプラズムだと思うんだ…
662 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:08:11.83 ID:BqcBQnisO
確か三日間ルールだったよな
663 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:08:26.58 ID:ETcNeP+w0
…エクトプラズム？

えぇ刀を持ってまいれ
切腹じゃ切腹じゃぁぁぁ
664 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:09:15.32 ID:7Swed4XgO
>>663
やかましい
665 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:10:10.67 ID:JmkvNAjq0
そうかシリーズだからこそ続けて書くと言うこともできるのか・・・
アドバイスサンクスです
666 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:10:25.43 ID:ETcNeP+w0
落ちるの明日の19時頃

>>660
整形大変そうだから俺もやるよ
俺もやるから分担しよう
上下どっちかやる？
667 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:13:03.28 ID:o9Zy2FRH0
>>666
おお、ありがたい

それじゃ、ロリ大僧正さんの上のとこから頼めるかい？
安価：未来予知のとこからね

俺は自分のとこから安価：きのこまでやるよ

あ、タイムスタンプのチェックは外しておいてね
668 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:18:02.80 ID:ETcNeP+w0
>>664
ごめん

☆
669 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:19:25.34 ID:BqcBQnisO
>>663
待て！早まるな！

>>665
ん、作品に関しては自由でいいと思うんだ。安価の解釈然り、形式(小説の体裁を持ってるもの、脚本風、新ジャンル風とかね)然り。
まぁ、俺みたいなダメ作家様(笑)が言っても説得力も公然性もないけどさ。

>>667
あ、ついでで悪いんだが、きのこの位置も移してもらえると助かる。
670 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:20:51.22 ID:o9Zy2FRH0
>>669
きのこの位置、どのあたりがいい？
671 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:22:42.19 ID:BqcBQnisO
>>670
一番下で。
そればっかだけど、ホントいつもお世話になってますm(_ _)m
672 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:23:46.39 ID:o9Zy2FRH0
>>671
おｋ、今確認した
はーちゃんって書いてあった時点で、水月とあきらシリーズだと把握したぜ
673 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:25:52.83 ID:teFelEBjO
http://14.xmbs.jp/tachan9love2aki1/
674 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:29:07.13 ID:6CVxD1dY0
十数年前のSNK社長
675 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:29:46.36 ID:6CVxD1dY0
なんという誤爆・・・
676 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:35:35.75 ID:o9Zy2FRH0
整形中★
677 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:37:13.94 ID:eMxj8umu0
あれだ。読んでて先の展開が不安になる文が書けねぇ……や
678 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:40:23.53 ID:CMPTWElW0
ここで唐突に安価
>>685

風呂出たら描く
679 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:45:54.65 ID:ETcNeP+w0
>>676
終わった
要領はつかんだから
今度からは大丈夫
あと少し作品が残ってるけど居間はまだいいか…
ksk
680 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:46:14.59 ID:P2ZMbhmc0
ksk

ジャンル分け作業か……
試しにやってみっかぁ！
681 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:47:31.98 ID:o9Zy2FRH0
>>679
乙！
要領つかめば結構楽だぜ
正直、一人でまとめ作業はしんどかったｗ

残りの作品は俺が責任もってやる
682 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:50:20.26 ID:ETcNeP+w0
>>681
俺の作品は自分でやるから放置しておいて
有難うです…
あれ？残してたのって全部長編だったような？
683 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:51:05.74 ID:5YsAv57/0
安価なら泡風呂
684 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:52:01.33 ID:o9Zy2FRH0
>>682
俺の作品ってどれだい？

安価なら、騎手
685 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:56:31.90 ID:o9Zy2FRH0
安価誰もとらないのね

安価なら、競艇選手
686 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/28(水) 23:58:09.00 ID:UODK7kJ6O
吉牛
687 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:01:30.50 ID:kfsA/nYu0
>>684
◆0M71OVztF
688 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:01:57.19 ID:7bMqy6J+0
おｋ、手はつけずにおくよ
689 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:06:00.09 ID:U1MGPFyv0
俺も久々に何か書きたいから安価だけ出して寝る
安価はこのレスから五つ下で
690 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:07:30.21 ID:o0asH0Je0
ｋｓｋ
691 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:07:49.69 ID:Eh0ci9uPO
吹き溜まり
692 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:09:40.14 ID:SY+ewUX6O
あぁん、寝る前に軽く眺めるかと思ったら七の兄貴がいる……
凄く久々に見かけたので絡みたい……だが疲れが半端ねぇ……

くそっ、ｋｓｋだけして寝てやんよチクショウ
693 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:11:27.87 ID:o0asH0Je0
ｋｓｋ↓
694 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:11:58.51 ID:7bMqy6J+0
ｋｓｋ

安価なら、津軽海峡冬景色
695 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:15:14.78 ID:Eh0ci9uPO
回転寿司
696 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:22:21.05 ID:7bMqy6J+0
整形終わったら眠くなってきた・・・

なんかまとめページがおもしろい感じになってきてるね
ついにジャンル別の頁を作ったか・・・
697 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:26:02.36 ID:o0asH0Je0
これは面白そうｗｗｗ
ジャンル別検索はどんな風にまとめるの？
作者名？作品名？
698 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:28:18.38 ID:PrAkOrUh0
いま考えてるのはそのジャンルに合った作品をぶっこんでくだけだ

複数のジャンルに当てはまればそれぞれに作品へのリンクはっときゃいいわけだし
699 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:29:11.75 ID:PrAkOrUh0
とりあえず一番わかりやすい１８禁を上から節操なくぶっこんでおくぜ
700 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:29:25.11 ID:7bMqy6J+0
そうか、キーワードに「甘甘」とか入れとけばいいのか

それじゃ、自ら試してみます
701 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:35:42.15 ID:XD3+QTTsP
+（0゜・∀・）+ワクテカ+
702 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:36:17.23 ID:p6nUOKRrO
七兄さんに言いたい事があったが、追い付けなくて言えなかった。
今なら……………











おひさ～半年以上振りくらいかな
703 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:45:02.59 ID:V9ptVYCN0
>>702
なんだ！？まだ未消化の安価がありやがったのかい
とか思っちまったじゃネェか！
ヤア、誰か知らんが久しぶり。七月にチラッと来て以来さ


競艇選手って……どう女体化と結びつければいいんだｗｗｗｗｗ
とりあえず描く
704 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:46:21.63 ID:7bMqy6J+0
>>703
ごめん、相変わらず訳わからん安価出してしまっている

そしてまとめのＲ１８を少し弄んでみた
あんな感じでいいのかな？
705 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:47:54.94 ID:PrAkOrUh0
>>704
俺が考えてたのより全然見やすいぜ、ＧＪ！
706 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:49:48.83 ID:SGHxpD840
競艇選手は女性もいる
707 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:49:55.93 ID:7bMqy6J+0
まだ試験的な段階だからね・・・
皆もいろいろ入れてくれｗ
708 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:53:13.62 ID:tBVztZDbO
まとめ乙です！

今日はこのままゲームして寝よ…
709 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:56:56.00 ID:V9ptVYCN0
>>706
いや、そら知ってるんだが
このスレの趣旨からすると、何故なんだぜ的になｗ
とか書いてるうちに構図が浮かんだ
710 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 00:59:12.01 ID:XD3+QTTsP
ＶＩＰ速＋ 始まったな


まあ 関係ないが
711 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:02:14.43 ID:o0asH0Je0
R-18じゃない作品の中の「はい」と表記されてる部分から
問答無用でR-18ページにリンクされてる

ちょっと直してみるね
712 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:03:50.77 ID:SGHxpD840
「はい」でページ作るんじゃなくて、リンク貼るんだ…
713 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:04:20.29 ID:bBV8Yp/B0
女体化は流行ってきたのか？
こんなエロゲ出てた
ttp://fandc.co.jp/thirua/
714 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:05:01.16 ID:1v/YGwwn0
なんだかスレがやけに伸びてるねぇ。
今日投下できたらよかったんだが…(´、丶)

まとめをして下さる皆さん、いつもご苦労様です。
715 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:06:41.97 ID:7bMqy6J+0
Ｒ１８に関しては、直で作品一覧に行っちゃっていいんじゃないかな？

一番上に強調タグ使って警告しておけば、一応何とかなりそう・・・？
716 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:09:01.44 ID:kfsA/nYu0
>>713
女体化じゃなくて女装ものならいくつか見たことはあるんだがな
717 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:12:40.64 ID:SGHxpD840
>>713
CGギャラリー見た感じファンタジー女装モノ的内容…
718 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:15:26.39 ID:o0asH0Je0
なんとかなった
いちお、確認お願いします
719 ：貧乳気にしてるボーイッシュ娘：2007/11/29(木) 01:18:05.29 ID:YGPpS2+H0
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri6561.jpg

ただいま
720 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:19:47.26 ID:7bMqy6J+0
>>718
ありがとう！
あれでなんとかなりそうだね

>>719
ウホ！いいおっぱい・・・

・・・と思ったら、メインは奥の子ｗ
ボーイッシュの子に目がない俺、大興奮
721 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:25:36.61 ID:o0asH0Je0
>>719
表情いいわ～ｗｗｗ
ｵﾊﾟｰｲでも木器したのは秘密だが
722 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:27:04.51 ID:2Z39KHwu0
ttp://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/austri/src/austri0822.jpg

次はロッコロコにしてやんよ！
723 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:30:31.82 ID:7bMqy6J+0
>>722
おうおうおうおうおうおうおううお！！！！
連続で絵の投下がくるとは・・・

このふんわりとした雰囲気、俺は好きだぜ
やっぱ黒髪ロングは最高だねぇ
724 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:31:41.01 ID:o0asH0Je0
>>722
花恵と相良かｗｗｗ乙ｗｗｗ100万回保存したｗｗｗ
ロッコロコもｗｋｔｋ
725 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:33:49.67 ID:ael8nUhSO
>>713
はやっているわけではないが昔からあるぞTSものは
そんな俺はプリティフェイスで引き込まれ…そして……
726 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:36:22.29 ID:sR35FLaM0
>>725
それなんて俺？ｗｗｗ

プリティフェイスはどうみても反則です。思春期にあれは人生観が変わる
727 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:36:53.74 ID:kfsA/nYu0
さて人も少なくなってきたな…
名前をもらおうか
その後に作品を書こう
728 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:42:40.68 ID:o0asH0Je0
>>727
西日暮里ルドルフ
729 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:44:32.50 ID:kfsA/nYu0
>>728
長い
もうちょっと短く
730 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:47:27.70 ID:o0asH0Je0
>>729
西ルド
731 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:48:15.29 ID:YGPpS2+H0
>>730
ドナルドの地方版みたいだなｗ
732 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:50:07.50 ID:PrAkOrUh0
>>727
いまさらだがＩＤからカフス
733 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:50:29.78 ID:o0asH0Je0
ごめん西ルド無しにしてｗｗｗｗ
ボケただけなんだｗｗｗ

普通にルドルフを挙げとく
734 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 01:54:54.18 ID:o0asH0Je0
うう･･･ごめんよう(´；ω；｀)
いいフリが来たからついボケちゃっただけなんだよう･･･
735 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:00:10.50 ID:2Z39KHwu0
>>727
ふーみん
736 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:05:55.76 ID:YGPpS2+H0
>>735
前にココで「げろしゃぶ」って名前貰ったの思い出した。
737 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:06:03.12 ID:kfsA/nYu0
>>7.34
ごめん返事がおくれて不安にさせてしまったらしい
たんにグレンラガン見てただけだから
738 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:12:26.76 ID:2Z39KHwu0
>>736
それを獲ったのは俺だってことなら覚えてる
739 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:14:55.53 ID:kfsA/nYu0
>>736
よぉｗｗｗげろしゃぶｗｗｗｗ
740 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:24:12.22 ID:YGPpS2+H0
はーい、じゃあげろしゃぶが寝る前に５レス分ほど投下するよー。
良い子は今の内に寝なさーい。
741 ：五分の一：2007/11/29(木) 02:25:27.31 ID:YGPpS2+H0
　ようは「慣れ」なんだろう。
　慣れてしまえば、どうという事はない。些細な問題である。
　しかし、そんな些細な問題こそ、今の俺にとって最大で最難関の最重要課題である。

「おねーさまっ！早く入りなよう」

　その上、最悪である。

「いや、あのさ。気持ちは嬉しいというかありがた迷惑なんだけども、ホント、いいから」
「遠慮なんてしなくてイイんだよぉ？ねえ、皆？」

　周りに居る女子達が一斉にうなずく。

「だって、もう女の子でしょ？」

　そう、それ。それなのだ。俺はもう男じゃあない。女になってしまったのだ。
　思い起こせば10月の頭、文化祭を前にして女になってしまって以来、俺の受難は続いているのだ。

「だからさぁ、あんまり意地張らないで」
「そうだよ。たかだか服を着替えるだけでしょ？」

　数人の女子が、そうだそうだと輪唱する。

「だあーから！俺はまだ慣れてない。っつってるだろっ！？その……、なんだ、あー……あれだよ……」

　女の裸に。
742 ：五分の二：2007/11/29(木) 02:26:13.32 ID:YGPpS2+H0
　しかし、そんなワガママを言い続けられない事ぐらい分かってる。もうすぐ体育が始まってしまうのだから。こんな、更衣室の前で悩んでいても仕方ない。
　女子が全員着替え終わるのを待っているのでは、確実に遅刻する。一回や二回なら平気だが、毎回となると成績に響いてしまうだろう。

「覚悟を決めなってばぁ！」
「そーだよー？」
「うう……、わーったよ！！入ってやる！！」

　更衣室のドアから顔を出していた数人が、黄色い声を上げる。何がそんなに面白いんだ？

「よーし、行くぞ。ホントに行くぞ。嘘じゃないぞ。絶対に行く……」
「早くしなって！」

　引っ張られた。目に飛び込んできた景色は……、

「うわあっ！」
「何で目、隠してるの？」
「お、お前ら！男の前で無防備すぎ！！見えてるって！！」
「だからもう女でしょ」

　いや、ある程度心の準備はしてきましたよ？でもさ…、こりゃヤバいって。肌の露出が高すぎ！下着だって見えてるぞお前ら！なんか…もっと…こう…。

「あー、もうお姉さまカワイすぎ！」
「ほぉら。お姉さまも脱がないと！」
「あ！ちょっと！止めろって！あぅっ」

　イジメだ。これはイジメですよ先生？女子が数人がかりで僕の服を脱がせようとしてるんです先生。男だったら興奮したかもしれないけど、もはや恐怖でしかありません先生。
743 ：五分の三：2007/11/29(木) 02:27:12.35 ID:YGPpS2+H0
　文化祭でのとある事件により、女子達からは「お姉さま」などと呼ばれるハメになっているが、お前ら。ホントに「お姉さま」として俺を見ているのかと問いたい。むしろ「お姉さま」という名前のペットとして扱ってないかお前ら？

「ちょっと…ホント止めろってそれ以上はヤバいって…っ」
「あとちょっとでお姉さまの弱点、みつけられそうだったのになあ」

　何やら怖い発言を残しながら、俺の体から離れていく女子達。いやむしろ「剥がれていく」と言った方が正確かも。
　とにかく、やっと落ち着いて着替える事が出来る。さっきのゴタゴタの間に、何人かはもう着替え終わっているようだし。とりあえず上着を脱ぐ。
　視線。

「きれーい。服着てる時から思ってたけど、お姉さま無駄な肉が全然ないのねー…」
「そうなの…か？」
「ええっ！自覚なし？！」
「じゃあ、もしかしてその胸が女子高生レベルだとかなり大きい方に分類される事にも気づいてないの！？」

　知るかよ！ていうかじろじろ見るなよ！それも下着姿で！！
　急いで体育着に袖を通す。次はスカートな訳だが……。
　視線。痛いほどの視線。

「あの～、とても着替えにくいんだけど…」
「いいから、いいから！早く脱いじゃって下さいな！」
「何がいいんだよ！？」
「あ、お手伝いします？」
「止めてくださいお願いします」

　両手をニギニギしながら近づくなよ。
744 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:27:34.64 ID:o0asH0Je0
>>737
マジでごめんorz

>>738
それで取って>>734みたいなレスをしてたのは覚えてる
745 ：五分の四：2007/11/29(木) 02:28:18.36 ID:YGPpS2+H0
　息を吸う。吐く。深呼吸だ、落ち着け俺。
　……よし！いくぞ！

「えいっ」

　スカートのホックを下ろすや否や、すぐさま脱ぎ捨てる。そして光より速く体育着のズボンに足を入れる……。
　入れようとする……。

「あれ？ちくしょっ」

　あれだけ落ち着いたはずなのに、足がもつれて全然入らない。どーなってんだ？
　その時、背後から気配。お尻に何かの感触。冷たい。

「あ………うっ！！」

　のけぞる。更に足がもつれる。視界の急転。衝撃。
　……転んでしまった。

「だッ！誰だ今触ったの！！？」

　おずおずと手を上げる一人の女子。仕方ない、やって当然と頷くギャラリー。
　何だかもう、怒鳴る事も出来ない。やれた事は、精一杯にらみつける事ぐらいだった。なみだ目で。

「そんな事より、いつまでも寝っ転がり続けてたら、また襲っちゃうよ？」

　言われてからの俺の動きは、本当に光速に届いていたと思う。
746 ：五分の五：2007/11/29(木) 02:29:30.18 ID:YGPpS2+H0
　無事だとは口が裂けてもいえないが、着替え終わった俺は、その日のバレーボールで鬼のようにスパイクを打ち続けた。
　そしてそれが、俺の「お姉さま」としての地位をより確かにしたのは言うまでも無い。




おしまい。
747 ：げろしゃぶ ◆psSj1vTgwI ：2007/11/29(木) 02:32:07.49 ID:YGPpS2+H0
深夜に書いたモノだから、きっと起きてから確認すると死にたくなるんだろーなー。
まあいいや。
駄文失礼しました。
お休みなさい。
748 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:35:09.22 ID:o0asH0Je0
>>747
おやすみ！
次も楽しみにしてる！
749 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:38:05.53 ID:V9ptVYCN0
時間切れ
適当すぎてすまんこ
やっつけで悪いけどこれで勘弁してくんろ
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d273927.jpg

三時間半後に起床・・うわぁぁぁぁアバヨ！
750 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:38:31.39 ID:WY7MTSyRO
>>747
お疲れげろしゃぶ
君は本当に最高のげろしゃぶだよげろしゃぶ
751 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 02:49:12.09 ID:o0asH0Je0
>>749
手前で萌えつつ後ろｗｗｗｗｗｗｗ
彼はホモと見た
752 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 03:19:17.81 ID:o0asH0Je0
新板出来てたんだ
753 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 03:40:34.09 ID:o0asH0Je0
ほ
754 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(1/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:02:15.70 ID:o0asH0Je0
＜後夜祭＞


太陽が高い。
空は晴れていた。
給水塔の陰で横になったまま、どうやら眠ってしまっていたらしい。

屋上から階下へ降りてみると、校舎内は人でごった返していた。
そういえば、学園祭が近いということを睦実から聞いた気がする。
というか、そうそう、この前覗きに行った教室でも準備をしていたっけ。

校舎中の教室は思い思いに装飾され、廊下にはそれぞれの出店に並ぶ客の列、食べ物を手に歩く客達。
放送用のスピーカーからは学生らしくポップスがBGMとして流れており、
校舎内は祭りの様相を呈している。

空いているらしい教室に入り、黒板横にかけられた日めくりカレンダーで日付を確認する。
やはり、半月近く時間が過ぎていた。
俺はやはり、眠るごとに必要以上の時間を浪費していくらしい。

なるべく眠らないようにした方がいいのだろうか･･･
しかし、この身体になってからこれまで、俺は眠気を感じたことがない。
ぼんやりしているといつの間にか眠っていて、気がつくとひどく長い時間が経過しているというのがこの前二回のパターンだった。
眠気を感じないままであるのに、意志に関係なく突然眠りに落ちてしまう。
この身体は少々考え物かもしれない。
755 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(2/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:05:10.82 ID:o0asH0Je0
教室を出ると、走ってきた誰かとぶつかりそうになる。
咄嗟に避けたが、避けた後、そういえば俺は避ける必要がないんだということに気付き、苦笑する。
なんとなく振り返ると、驚いた顔でこちらを見つめる少女の姿。
ラッコの着ぐるみに身を包んでいても、それが誰なのかはすぐにわかった。

「睦実･･･？」

「･･･！」

睦実は咄嗟に顔を伏せる。
目尻には、涙が浮かんでいた。

『･･･学園祭の日、告白するから。絶対負けない』

あの日の睦実の言葉が脳裏に響く。

「睦実･･･」

「･･･あんたの言ったとおりだった」

睦実が俺を見据える。
俺はただ、その視線を受け止めて立ち尽くすしかなかった。
756 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(3/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:08:38.10 ID:o0asH0Je0
「睦実･･･その･･･昨日は･･･」

「･･･うるさい！幽霊なんかにあたしの気持ちなんかわかんないよ！！」


睦実の言葉が、俺の足を止めさせる。
返す言葉が見つからなかった。
睦実ははっとしたように顔を上げ、俺と目が合うと咄嗟に顔を逸らした。

「･･･さよなら」

ラッコは目を伏せると、こぼれる涙を拭いながら走り去っていく。
俺はやはり、何も出来なかった。

　

　
757 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(4/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:11:02.27 ID:o0asH0Je0
幽霊の扮装をした女生徒が呼び込みをしている。
昔の死に装束よろしく真っ白の着物で、裾だけがミニスカートのように短い。
額には定番の白い三角巾。
出し物はオバケ屋敷らしい。

どうせすることもないし、どれ、本物の幽霊(風)の俺が見に行ってみるか。

彼女達の向こうへ足を進めてみると、そこは見覚えのある場所だった。
睦実と二人で覗きに来た、あの教室だった。
入り口には机が置かれ、女生徒が一人腰掛けて受付をしている。

顔を伏せているので初めはわからなかったが、よく見てみるとそれは中野だった。
俺が廊下の反対側の壁に寄りかかって眺めている間も客はひっきりなしにやってきて、
そのたびに彼女は料金を受取った後、手元のノートに何事か書き込んでいた。
売り上げの記録か何かだろうか。

表情は一貫して暗いままで、顔色もどこか生気が感じられない。
人が途切れるたび、顔を伏せ、ただ何事も無く時間が過ぎるのをじっと祈っているようにも見えた。
758 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(5/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:14:50.91 ID:o0asH0Je0
ふと、人ごみの向こうから歩いてくる人物に気付く。

谷屋だった。

初め気付いていなかった中野も、顔を上げて驚いていた。
二言三言交わすと、谷屋は教室に入っていく。
そっけない言葉で答えていたはずの中野は、無意識に別れを惜しむようにそれを目で見送った。
その目には何か、言葉で言い表せない思いのようなものを感じた気がした。

これは･･･見込み無いよな･･･

睦実が谷屋を異性として思い続けてきた時間があるように、
中野にも谷屋を異性として思い続けてきた時間がある。
だが、それでも彼女が親友として彼を思い、頼りにしてきた時間は消えることはない。
それは、同じだけの深さで持って異性としての思いに変わることもある。
それまでの、全てをもって。
それは、思い人である谷屋のなかにも、同じように･･･

誰かが付け入る隙なんて、初めからなかったんだ。
しかしそれでも、それまでの睦実の気持ちが嘘になるはずなど無い。

誰かが幸福を享受すれば、その陰で誰かが不幸になる。
それもまた、当然のことだ。
759 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(6/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:17:43.81 ID:o0asH0Je0

　

　
人でごった返す校舎内を、あても無く歩く。
もう、どこに行けばいいのかわからなかった。
俺がここにとどまる理由も、もう無くなってしまった気がする。

睦実との関係も、これで終わりなのだろうか。
だとしたら、せめて、何か一言でも、言葉をかけてやれたらよかった。
心無い言葉をかけてしまったことを、一言でも謝りたかった。
それだけが心残りだ。

しばらく歩き続けると、人通りの少ない区画に辿り着く。
この辺りは出店のない空き教室ばかりのようだ。
それだけに、通るのもこの学校の生徒ばかり、しかもその数も少ない。

ぼんやり歩いていると、廊下の角、その向こうから怒声のようなものが聞こえてくる。
何事かと覗き込んでみると、誰かと誰かが言い争っているように見えた。
手前に見えたのは見るからに柄の悪そうな男。
派手な金髪に浅黒い肌、その中でまた派手な貴金属が輝いている。
彼は、目の前の女生徒の腕を掴み、しきりに口説こうと、というよりは、無理矢理連れ去ろうとしているようにも見える。

「な？いいだろ？俺、さっきまで汗臭いヤローどもと一緒に狭い部屋に閉じ込められて、精神的に参ってるんだわ」

「やめてください！放して！」

（あーあ･･･盛ってんなー。あれじゃ女の子だってドン引きだろうに･･･）

そう思って女生徒の顔を見たとき、俺はその場で硬直した。
760 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(7/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:20:05.83 ID:o0asH0Je0
あれは、睦実だ･･･

ラッコの着ぐるみは脱いだらしく、制服姿だった。
目尻は赤く腫れており、一人で泣いているところを捕まってしまったことが伺われた。

助けは無いのかと廊下の向こうを見渡してみると遠くの方に小さな人だかりが見えたが、
そこにいる誰もがオロオロするばかりで一向にこちらに向かってくる気配が無い。
教員の誰かが通れば一番手っ取り早いのだろうが、ここは教員の通りそうな場所ではない上、
教員と生徒の人数の割合からしてそう都合よく誰か通るわけがない。

状況は単純であれ、切迫しているようだった。

咄嗟に飛び出すが、それからどうしていいのかわからなくなる。
俺がこんな状態でなければなんとかするきっかけぐらい作れたかもしれないが、
今の俺は誰かにそっと触れることすら出来ない。

そうしている間にも、睦実はアホーにひかれどこかに連れて行かれそうになる。
彼女も足で踏ん張ったり怒鳴りつけたりとしているが、それも長く続きそうに無い。
と、彼女の視線がこちらを向く。
俺の姿を認めても何かを言ってくることはなかったが、目が助けを求めていた。

『そのものの存在を強く意識して『触れる！』って思えば触れるってことなのかな？』

昨日の睦実の言葉が脳裏に響く。
だが、やったからといって、もし失敗したらどうなる？
だが、このまま手をこまねいていても何も変わらない。
一か八か、たとえ八でも、やらずに後悔なんてしてたまるか。
761 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(8/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:23:14.06 ID:o0asH0Je0
まず俺は目を閉じて、頭の中にイメージする。

腕を振り上げる。
その次に、アホーの後頭部に向かって思い切り腕を伸ばす。
伸びきったとき、拳はアホーの後頭部を前のめりに思い切り吹き飛ばす。

何度もイメージして、頭の中をそれで満たす。
アホーの頭に拳が当たる。
拳が当たる。
当たる。

目を開き俺は、ゆっくりと腕を振り上げた。
その姿勢のまま、深呼吸をする。
先ほどまでのイメージを何度も反芻した。
そして･･･

「拳が当たる！！！！！！」

勢いよく拳を突き出す。
762 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(9/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:28:13.52 ID:o0asH0Je0
拳に衝撃を感じた瞬間、アホーは前のめりによろけた。
ポルターガイストを、習得したんか･･･！

「な、なんだぁ～！？」

アホーがゆっくり振り返る。

「当たる！！！」

すかさず放たれる左パンチ。

「当たる！！！！」

アホーの鼻面を捉える。

「当たる！！！！！」

次に右フック。
アホーが左につんのめる。
763 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(10/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 04:31:24.39 ID:o0asH0Je0
「当たる！！！！！！！！！！！！」

反動で左フック！
すかさずボディブロー！！
更にストレート！！！
アホーが仰向けに倒れそうになるところを開いた襟元を引っつかんで引き起こす。

「おらパスじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！」

すかさずタッグパートナーの睦実にスロー！！
どこからか持ち出した消火器を構える睦実！！！

「女を舐めんなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！」

　

　ゴーン

　

消火器はアホーの顔面にクリーンヒット。
アホーは勢いよく床に倒れ、白目をむいて痙攣している。
俺と睦実は肩で息をしながら互いに目線を交わし、安堵の笑みを浮かべる。

しかし、その瞬間睦実の手にした消火器から、衝撃で緩んでいたらしい安全ピンが飛ぶのを、俺は見逃さなかった。
そこだけゆっくりと過ぎていく瞬間。
驚愕の表情。
叫ぶ形に開いた口。
764 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 04:35:19.42 ID:IRob2JyUO
ほ
765 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 04:55:20.74 ID:IRob2JyUO
ほしす
766 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(11/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:00:23.04 ID:o0asH0Je0
「きゃ、きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ！！！！！！」

噴射される消火器の白煙。
俺の体を突き抜ける。

「どどどうしよ！！？ゆ、ゆーれーさーーーーーーーーーーん！！！止まんないーーーーーーーーーーーーーー！！！！！」

「と、とにかく下向けろ！！床に噴射しろ！！」

「わーわー！！！」

阿鼻叫喚。
そして不運は、睦実が消火器のホースを向けた先が白目むいて泡を吹く男だったことか。
悲鳴に次ぐ悲鳴。
白くなっていく廊下。
白くなっていく泡男。
呆然とする観衆。
一人だけ平気な俺。

消火器が最後の一滴まで噴射されつくした後も、俺達はただ呆然とその場に立ち尽くしていた。
767 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(12/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:05:07.87 ID:o0asH0Je0
そのとき、背後からドカドカと走ってくる複数の足音。
はっと我に返り振り替えると、道着姿の逞しい男たちが汗だくで走ってくるところだった。

「どうしたーーーー！！！一体何の騒ぎじゃーーーーーーーー！！！！」

「わしら長台高学園祭警備隊じゃーーーーーーーーーーーー！！！！！！！」

男たちはその場で仁王立ちになると、
各々雄叫びを上げ始める。
オロオロしながら説明しようとする睦実。

「あ、あの、こいつが消火器を噴射しながら攻めて来て、それで･･･」

そんな馬鹿な。まあいいけど。

「ぬおおおおおおおおおそれはけしからん奴はじゃああああああああああああああああああ！！！！！！！！」

納得するのか。
それにしても、一々雄叫びを上げる癖をなんとかしてもらいたいのだが･･･

「こいつよく見るとさっき収容所から脱走した丘サーファーじゃあああああああああああああああ！！！！！！！！！」

「脱走の上またしても女を襲うとは何事じゃああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！」

「ぬおおおおおおおおおおおおおこれはじっくり思い知らせなければならんのじゃああああああああああああああああ！！！！！！！」

男たちは伸びている男の両手両足を掴んで御輿のように担ぎ上げると、そのまま何処かへと去って行った。
後に残ったのは消火器の白い跡と、その中の人型に綺麗になった部分だけだった。
768 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(13/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:10:12.50 ID:o0asH0Je0
「はは、･･･な？しょ、消火器の一吹きで、大変なことになるだろ？」

「う、うん･･･そ、そうだね」

「はは」

「えへへ」

改めて安堵のため息をつき、俺達は笑顔をかわした。
お互い笑顔にはもう、何のかげりも無かった。

と、そのとき･･･

「あれ？ゆ、幽霊さん？」

「うお！？なんだこりゃ！？」

俺の身体が、急に発光し始める。
それに伴って、段々視界まで光に包まれる。
俺は、全てを悟った。

「幽霊さん！」

「･･･そろそろ、お別れみたいだな」
769 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 05:12:30.76 ID:XD3+QTTsP
さるさる帽子いかがっすか～♪
770 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 05:13:26.69 ID:rNxvifnlO
|ω・) くださいな
771 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 05:14:11.52 ID:XD3+QTTsP
つ さるさる帽子
772 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(14/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:16:20.43 ID:o0asH0Je0
まったく、俺がここまで右往左往して思い悩んできたことも、全部無駄だった様だ。
終わりというのは、勝手にやってくるものらしい。

「ゆ、幽霊さん！あたし･･･」

睦実が何かを言いかける。
だが、俺はそれを待たずに口を開いた。

「･･･この前は無神経なこと言って悪かったな。お前がどんな気持ちでいるかとか、考えが足らなかった。ごめん」

「そ、そんなことない！！」

睦実の目から涙がこぼれる。
その手は必死に俺の腕を掴もうとするが、何度やっても空を切るばかりだった。

「あたしだって、酷いこといってごめん！あたし、自分のことしか考えてなかった！！」

睦実の顔はもう、涙でぐしゃぐしゃだった。
もう、泣くのはやめて欲しい。
世界を包む光が一段と強さを増していく。
そろそろ、終わりが近いようだ。
773 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(15/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:20:04.18 ID:o0asH0Je0
「睦実！謝る事無いぞ！ありがとうな！元気でやれよ！」

「あ、あ、あたし、･･･！！！」

睦実が俯き、言葉に詰まる。
涙がポタポタ零れ落ち、肩が震えている。
だが、涙を何とかこらえ、何かを決意したようにこちらに向き直った眼差しは、今迄で一番強い光を秘めていた。

「･･･ありがとう！！あたし、頑張るから！！！」

俺の視界は光に包まれる。
涙でキラキラと輝くような笑顔も光の向こうへ消え、俺の身体は光の柱の中をゆっくりと昇っていく。

　

･･･････かに思われた。

「見つけたああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！」
774 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(16/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:24:21.94 ID:o0asH0Je0
ぱっと光が散り、周囲の景色は元の学校に戻っている。
唯一つ違うことと言えば、周りに誰の姿も見えないこと。
睦実も、遠くで見ていた人だかりも、床の、人型に綺麗になっている白い粉の跡も。

そして、廊下の先、地響きを立てながら猛烈な勢いで駆けて来る一つの人影。

「たああああああああああああああああああああつやあああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」

「ろ、狼子！！？」

人影の、その鬼のような形相をした顔を確認するとともに、俺の頭の中に自分の名前が甦る。

「そこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお動くなあああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！」

「ちょｗｗｗｗｗｗこええよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
775 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(17/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:26:34.91 ID:o0asH0Je0
つい反射的に身を翻し、走り出す俺。

追ってくる狼子。

角を曲がり、地響きから逃れようと必死に走る俺。

狼子。

俺。

狼子。

おｒ

「木村くん？」

誰かが俺の腕を掴んだ。
776 ：【狼子と夢の学園祭(3)】(18/18) 鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 05:29:22.79 ID:o0asH0Je0
先生「･･･木村くん？」
辰「･･･あれ？ここは？」
先「保健室よ。どうしたの？」
辰「え？あの、俺、どうして･･･」
先「･･･もう、どうしたの？あなた、貧血で倒れた月島さんのことお見舞いに来たんでしょ？」
辰「え？狼子を？え？」
先「･･･あなたがさっきそう言ったんじゃない。大丈夫？」
辰「あ、･････そっか。そうでしたよね。すみません、ボーっとしてて･･･」
狼「ん～･･･たつや･･･？(むくっ」
辰「あ、悪い、起こしちまったか。もう大丈夫か？」
狼「ん～･･･だいじょうぶ･･･」
先「･･･もう大丈夫そうね。さ、ふたりとも教室に戻って。もうすぐ昼休みも終わるから」
辰「はい。いくぞ、狼子」
狼「･･･ん～？ん～･･･もう少しねる･･･(ｺﾞﾛﾝ」
辰「おいおい･･･」
先「フフ･･･仕方ないわね。じゃ、大事を取って次の時間まで寝かせておくから。木村くんだけ戻りなさい」
辰「あ、はい。すみません、お願いします。じゃ、俺はこれで･･･失礼しました」
先「はいはい。気をつけて戻りなさい」

　ガラガラ　･･･

先「･･･あなた、危なかったわよ」

辰「･･･え？」

引き戸が閉じられる間際、先生が何か言ったような気がしたが、俺の耳には聞き取れなかった。
立ち止まったまま考え込んでいる内にチャイムが鳴り、俺は見慣れた廊下を自分の教室に急ぐ。

そして、胸の奥に残る暖かな面影はなんなのか、今の俺にはよく思い出せなかった。
777 ：安価『作者×作者』ですた：2007/11/29(木) 05:30:47.81 ID:o0asH0Je0
　　 ／￣￣＼ 　　　　　r～～ｰ-､__
　／　　 _ノ　　＼ 　　　ﾑﾍ._　 　　 ﾉ　　まったく君はまだまだ可愛い子供だなぁ
　|　　　 （ ●）（●）　　┣=ﾚﾍ､_ 了
.　|　　　　 （__人__）　　 ﾑ　　_..-┴へ
　 |　　 r､ 　｀ ⌒´ﾉUヽ　レ⌒',　　　 ヽ.
.　 |(三　 |`iｰ､　　 ﾄ､_ソ　　　}　　　　 ヽ
.　 ヽ　　｀'ｰ､_　｀'ｰ-‐'　　　 .ｲ　　　　　 `､
　　 ヽ　　　　｀ｰ､　　　　／.　ヽ　　　　　　',
　　　/　　　 く 　 ｀ ｰ‐'´　　　 l.　　 　 　　|
　　　|　　　　 ＼ .　　　　　　　|　　　　　　|
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)　　　　|＿＿.. -‐ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　ﾉ/
　　　　
　　 ／￣￣＼r～～ｰ-､__　　
　／　　 _ノ　 ﾑﾍ._　 　　 ﾉ
　|　　　 （ー）┣=ﾚﾍ､_ 了　　　　　　　ン・・・・ﾁｭｯ　　ｸﾁｭｳ
.　|　　　　 （__ﾑ// _..-┴へ 　ﾁｭ
　 |　　 r､ 　｀ レ⌒', 　　　 ヽ.
.　 |(三　 |`,､　ｿ　　　}　　　　 ヽ
.　 ヽ　　｀､　/　 　　ｲ　　　　　 `､
　　 ヽ 　　｀､___,.／.　ヽ　　　　　　',
　　　/　　　 く　 　　 　 l.　　 　 　　|
　　　|　　　　 ＼　　　 　|　　　　　　|
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)　|＿＿.. -‐ｲ　　　　　　　　┼ヽ　 -|r‐､.　ﾚ　|
　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　ﾉ/　　　　　　　　 ｄ⌒)　./|　_ﾉ　 __ﾉ
778 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 05:49:10.24 ID:XD3+QTTsP
乙♪（●´ー｀●）
779 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 05:50:06.77 ID:rNxvifnlO
|ω・) 乙です おもちろかった
780 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 06:25:45.20 ID:o0asH0Je0
米と猿帽子ありがとんね保守

!do
781 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 06:37:48.47 ID:XD3+QTTsP
☆ゅ
782 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 07:10:24.25 ID:apQTHjPv0
おはよー
783 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 07:34:22.67 ID:apQTHjPv0
寒い
784 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 08:25:05.30 ID:rNxvifnlO
|ω・)がっこ イテクル
785 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 08:33:44.76 ID:o0asH0Je0
>>784
|ω･)ﾉｼ ｲﾃﾗ
786 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 09:00:29.17 ID:o0asH0Je0
ほし
787 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 09:25:48.50 ID:wasNAGEsO
ほしゅ
788 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 09:29:29.34 ID:YGPpS2+H0
>>777
読み終わったぜー
789 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 09:32:36.67 ID:1MIoj+u6O
さて…1000いくかな？
790 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 09:45:40.47 ID:wasNAGEsO
1000到達させるために今日は執筆頑張るんだぜ…？
791 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 09:49:03.33 ID:Gs9GoHRtO
おはほし
いつのまにか寝てたｗ

これからバイト先の飲み会だわ
恐らく俺が帰ってくる頃には３日ルールで終わってるはず

みんなさん、頼みましたぜぃ
792 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:10:35.87 ID:o0asH0Je0
まかしぇろい！

>>788
㌧ｗｗｗｗｗｗｗ
793 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:35:41.17 ID:wasNAGEsO
テンションがあがらないなぁ…

ところできいてくれ。
お姉さんキャラ大好きだったはずなのになぜか貧乳キャラにはまりだした件
794 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:42:16.38 ID:o0asH0Je0
>>793
貧乳なお姉ちゃんに萌えればいいじゃないか(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
795 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:46:49.17 ID:wasNAGEsO
>>794
そ　の　発　想　は　な　か　っ　た　わ
貧乳のお姉さんか…俺はロリあんまり好きじゃないから、スレンダーなお姉さんでもだそうかな？
796 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:46:54.99 ID:W+JSrtNWO
>>793
ひんにう＋お姉さん＋巫女＋デレデレ＝至高
797 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:49:50.52 ID:o0asH0Je0
>>795
長身でモデル並みのスタイルなんだけど貧乳(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
俺のドストライクです
798 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:53:21.33 ID:9bLm2KLJO
>>777
遅ればせながら乙！
799 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:57:55.74 ID:1MIoj+u6O
>>793
多分>>719
のせい
800 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 10:58:09.70 ID:wasNAGEsO
>>796
ならば俺のターン！ドロー！
俺は貧乳のお姉さんを攻撃表示で特殊召喚！
さらに装備魔法メイド服を装備させる！
そしてトラップカード、感情の欠落を発動する！
ふはははは！　これが神の力だ！

と、どこかの会社の社長っぽくいってみた。

>>797
スレンダーいいよね！
ベッドの上で｢ごめん…ね？　お姉ちゃんあんまり胸おっきくなくて…｣
とかいってくれたら朝まで頑張れる気がする。
801 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:00:37.52 ID:wasNAGEsO
>>799
その安価とったの俺なんだぜ…？

>>719
投下に気付いてなかった俺の馬鹿ぁぁぁぁぁ！
GJすぎるｗｗｗ
802 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:03:21.71 ID:1MIoj+u6O
俺ツンデレならなんでもいいんだ…
クーデレでもいいよ
803 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:27:05.73 ID:wasNAGEsO
ほしゅ
804 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:27:21.32 ID:o0asH0Je0
>>798
㌧ｗｗｗｗｗｗ

>>800
それ聞いた瞬間俺もう理性なくす
マサイの戦士状態
805 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:28:09.10 ID:mHjTBTKzO
>>797
外人のファッションモデルは貧乳が多いんじゃ？
ファッション通信見てて思った。
806 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:33:42.95 ID:1MIoj+u6O
何だろうこの疎外感
別に乳にこだわらない俺がうらめしい
807 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:41:55.21 ID:o0asH0Je0
>>805
そうそう。だからモデル最高。
あとスッチー
JALのカレンダーで外国のスッチー見てもだえた

>>806
ちょっと待つんだ
乳が好みの大きさじゃないとき最後の砦はやはりツンデレだと思うんだ
というか乳に取って代わる戦力にもなると思うんだ
808 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:48:48.68 ID:wasNAGEsO
>>807

待て、ふとももの存在を忘れていないか？

個人的には無口デレ＞クーデレ＞ツンデレ かなぁ
デレ がつくならねｗ
809 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 11:56:32.53 ID:o0asH0Je0
>>808

　俺　　が　　間　　違　　っ　　て　　い　　た

白い太ももには黒スカートに黒ブーツとか黒ニーソとか
とにかく黒がいいと思うんだ
というか俺は何を話してるんだorz

俺はツンデレ≧無口デレ＞クーデレかな
割合的にはツン8：デレ2くらい･･･か？
810 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:03:45.07 ID:1MIoj+u6O
何だろう俺が変なのか？
体のパーツ最強は髪の毛だろ？
黒の長いやつ

ツンデレ＝クーデレ＝ヤンデレ
あれ？全部同じになった
811 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:04:36.22 ID:mHjTBTKzO
二次元の貧乳は幼女ばっかしつД`)ﾟ･｡｡
812 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:05:33.28 ID:wasNAGEsO
>>809

絶対領域は重要ですよ？
スカートやニーソが黒でもぱんつは白がいい俺は変態？ド変態？Der変態？

ツン多いなｗｗｗｗ
まさか貴様ドMｋ
813 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:13:06.15 ID:wasNAGEsO
>>810
全然変ではない。
今は胸談義にあつくなってしまったが、髪の毛も大好きだぜ？
黒ストレートロングはいいよね！

友達の彼女があずささんっぽい髪型なんだ…
814 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:15:18.89 ID:1MIoj+u6O
待って
すれと関係ない方向にはなしが…
いや、これで書けば良いか
815 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:15:54.82 ID:ael8nUhSO
残念ながら規制でしばらく投下出来ねえ
816 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:17:35.90 ID:wasNAGEsO
OKわかった。
今までの流れを作品にくみこもう。
昼休み返上で作品書いてきますね(*ﾟーﾟ)
817 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:23:13.34 ID:o0asH0Je0
よし、俺も以上の熱い議論を踏まえてなんか新キャラ考えよう

「きもちわりーんだよてめー」(本気)
　　　　　　　　　　↓
「き、きもち･･･気持ち悪いんだよお前！/////」(ﾂﾝﾃﾞﾚ)

この変遷がいいんだと思う
818 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:41:49.01 ID:OZS3IcrxO
>>810が初の字に見えてしょうがネェ

じゃあ俺も流れに乗った！
夜帰ったら一連のをミックスして描く
オラわくわくしてきたぞwwwww
819 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:45:55.69 ID:1MIoj+u6O
俺は1000を目指すぜ
帰ったら本編スターとさせよう
新スレでな

ところで俺に名前をください
820 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:46:14.29 ID:wasNAGEsO
兄ちゃんきたぁぁ！
今から待ってますね！
821 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:48:04.82 ID:p6nUOKRrO
最近盛り上がってイイ感じだおね
822 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 12:54:16.90 ID:o0asH0Je0
>>819
幽助
823 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:03:08.27 ID:v/6im+E20
>>821
やっぱり保守が楽になったのは大きいんでない？
スレが保守ばかりだと作品投下も躊躇いがちになるし
今の新旧作者入り乱れ状態は素晴らしいとオモ

そんなわけで山の賑わいになるために枯れ木が安価↓
824 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:08:54.17 ID:eByNkYbn0
安価なら「姫初め」
825 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:13:39.51 ID:1MIoj+u6O
>>822
気に入った
使わせてもらう
826 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:13:51.25 ID:v/6im+E20
枯れ木だからってそんな潤いを与えなくてもｗｗ
把握、ガンガッテ来る
827 ：幽助 ◆0M71OVztF. ：2007/11/29(木) 13:16:26.89 ID:1MIoj+u6O
流れに乗れなかった☆

｢おまえ胸ないなｗｗｗ｣
｢元男なんだから仕方ないでしょ｣｢でも俺、貧乳派だから｣
｢そ、そんな事言わなくてもいいわよ///｣
｢でもそんなおまえの事好きだぜ｣
｢な、何言ってんのよ…わ、私があんたの事好きな訳無いでしょ///｣
｢やっぱりか…わかったよ｣
｢ちょ、ちょっと…待ちなさいよ、べ、別に嫌いとは言ってないわよ///｣
｢ついでにツンデレだしなｗｗｗ｣
｢違うわよ///馬鹿｣
828 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:17:34.10 ID:o0asH0Je0
>>825
よかったぜｗｗｗｗｗ

そして姫初めｗｋｔｋ
姫初めってなんだ
ググってこよ
829 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:18:18.04 ID:mHjTBTKzO
男「オハヨー、Ｎ」
Ｎ「あぁ、おはよ」
男「あれ？そーいやお前昨日誕生日だったよな、そっかー、ギリで女体化免れたんだなｗ。で、相手はどんな子だったんだ？もしかして巨乳熟女とか！？」
　ガッ(鳩尾に鉄拳)
Ｎ「男の馬鹿野郎～～」
　泣きながら走り去るＮ

貧乳乙女の心は傷つきましたとさ。



携帯からスマソ…
830 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:21:32.22 ID:o0asH0Je0
>>827,829
尻の底から萌えた
ｹｺｰﾝしてくれ
831 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:22:25.73 ID:W+JSrtNWO
>>829
N氏と言えば星新一だよな！
832 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:30:07.84 ID:eByNkYbn0
490です
メモリーに移してパソコンで開こうとしたら「あきまへん」って言われた。
で、10分かけて携帯からパソコンにメールで移した。
43kbほど・・・下手でもこのまま葬るのが忍びなくなってきた
被る部分もあるがどうしたらいい？
833 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:31:55.15 ID:mHjTBTKzO
貧乳ネタ被っちまったか。スマソ

>>831
しまった、男はＭにしとけば良かったか？

>>830
貧乳乙女じゃないから無理Ｗ
834 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:33:42.91 ID:o0asH0Je0
>>832
同じテーマで書いてる分ところどころ被るのは仕方ないさー！！
とにかくｗｋｔｋ
835 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:37:15.29 ID:wasNAGEsO
さっきの会話に女体化成分まぜこんでみたんだが、投下していい？
836 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:37:47.91 ID:eByNkYbn0
じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。
気に入らなかったらスルーしてくれると助かる

wedding ring

男性の女体化が始まってから男性の比率が極端に少なくなってしまい、その為に労働力と婿不足が深刻な問題になっていった。
少しでも女体化を食い止めようと政府は結婚年齢を男女共に15才にする法改正と女体化防止の為の施設を作った。

因みに施設を利用出来るのは女体化前の男性で１度限りである。
結果、男女の比率はかなり改善された。しかし、その影で青少年の性犯罪が数倍に増える事になってしまった。
根本的な解決に向かい研究が進められその研究の成果として女性の男性化が可能になりつつあった。


俺、千秋裕美(ちあきひろよし)高校１年帰宅部、趣味は釣り。
俺には上北瑞希と言う幼なじみの彼女が居る自分では平均的な男子高校生だと思ってる。

俺達は女体化の岐路に立っていた。選択肢は２つ、運命を受け入れるか抗うか、抗うとしたら…

837 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:38:00.80 ID:fQjayreu0
おｋ
838 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:38:30.58 ID:o0asH0Je0
>>835
щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｰﾝ!!
839 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:38:47.74 ID:1MIoj+u6O
>>832
被ったっていいじゃない
個性だもの
840 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:39:02.23 ID:o0asH0Je0
おっ
来てたｗｋｔｋ
841 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:39:37.00 ID:eByNkYbn0
俺と瑞希は今年の秋、俺の誕生日の前に結婚する事になった。
見ず知らずの女性で女体化を防ぐ事に抵抗があったし、なにより瑞希が他の女性とする事を嫌がった。
そんな俺達の結婚を互いの親は認めてくれた。
そうでなくても双方の親同士が昔からの知り合いで、昔から二人を結婚させようかと話してたらしいが、ともかく俺と瑞希は結婚する事になった。

親達は俺達が結婚の話をすると、大喜びで式の日取りや式場の予約なんかを決めてくれた。俺達そっちのけで…
お金とか出してくれるのは親達だし俺達は素直に従った。

夏休みに入ると直ぐにホテルで結納をすませた。いつもと違う雰囲気に緊張してしまい、親達に挨拶するところで噛んでしまった。情けない…
結婚式の衣装はレンタルで済ますことになり俺達は親の着せ替え人形状態になっていた。
その中で瑞希が選んだのはシンプルな白のウエディングドレス
ウエディングドレス姿の瑞希はとても眩しくて俺はドキドキした。
俺の衣装は瑞希のウエディングドレスに合わせて白のタキシードにしたが、瑞希と違って俺のタキシード姿はどこか浮いた様な感じがした。
衣装が決まったところで二人並んで写真を撮ってもらった。

その後、貴金属店で結婚指輪を選んだ。俺と瑞希はプラチナのシンプルやつを選んだ。

842 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:40:18.27 ID:XZobCPWQ0
【ONEPIECE】ルフィ海賊団【その７】
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1195232381/l50
JKルフィに質問どうぞ
843 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:40:34.47 ID:wasNAGEsO
>>836
の投下が終わったら投下するよー
844 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:41:14.56 ID:eByNkYbn0
夏休み中に結納を済ませ、９月の始業式の日、俺達は学校に婚約と式の日取りを報告した。
俺達が付き合っている事は皆知っていたが、まだ騒がれたく無かったので結婚の事はまだ報告はせずにいて友人達には事後報告する事にした。

運動会とかの行事も終わり、式まで残すところ後10日程となったある日、俺と瑞希は何時もの様に途中まで一緒に帰っていた。
両側に植え込みのある歩道を歩いてると一台の車がふらふらしながら走っていた。
運転手は携帯か何かを操作しているのかよそ見をしている。
危ないな、そう思ってたら俺達の方へ向かって曲がってきた。
危ない！俺は咄嗟に瑞希を安全な方へ突き飛ばし俺も避け様とした。
が、間に合わなかった。

最後に見たのは目前に迫った車と運転手の驚いた顔。
最後に聞いたのはブレーキ音と悲鳴。
激しい衝撃と共に俺の意識はそこで途切れた。
845 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:41:47.72 ID:o0asH0Je0
ｗｋｔｋ
846 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:42:44.76 ID:eByNkYbn0
意識を失ってどれくらい経ったろう。
目が覚めて最初に見えたのは白い天井とカーテンレール、それと点滴のバックだった。
ここは病院か…
そういえば俺は車に跳ねられんたんだ…瑞希と一緒に歩いていたら車が俺達の方へ向かってきたんだ。
俺は咄嗟に彼女を守ろうと突き飛ばした。その直後に激しい衝撃を受けた。
あれ程の衝撃を受けたのに身体に痛みは感じられない。俺は少しだけ身体を動かしてみた…
右手…動く…大丈夫みたい。左手…「痛っ！」手首に点滴の針が刺さっていて手首を動かすと痛みがあったがどうやら無事みたいだ。
次に恐る恐る足を動かしてみる…動く…痛みも無い。良かった両足も無事だ。
不思議だ？あれ程の衝撃があったのに怪我をしていないなんて…俺って強運の持ち主だったんだな。
それより瑞希は？俺が突き飛ばしたから車に跳ねられはしなかった筈だが、無事だろうか？
俺がいろんな事を考えていると不意に病室の扉が開き誰かが入って来た。
俺は入って来た人の方へ視線を向けるとそこに居たのは点滴のバックを持った看護婦さんだった。今は看護士って言うだっけ？ややこしいな…

「あっ、千秋さん気が付かれましたか？」
彼女の言葉に俺は「あっ、はい」と返事をし、気掛かりだった瑞希の事を尋ねた「僕が事故に遭った時、もう一人女の子が居たんですけど、彼女は無事なんですか？」
俺の問いに彼女は「此処に運ばれて来たのは貴方だけなんで無事だと思いますよ」
俺が「そうですか」と答えると彼女は「そういえば毎日面会に来る娘がいるけど、彼女の事かな？いつもならもうじき来る筈よ」
「それより千秋さん、具合は如何ですか？」

…ん？
「ちょっと待って！毎日見舞いって俺…」あれ？声が変だぞ？
軽く咳ばらいしてもう一度彼女に尋ねた。
「僕は一体どの位此処に居るんです？」
…やっぱり声がおかしい…
「貴方が救急車でこの病院に運ばれて来てから１ヶ月位かな？その間、ずーと意識が戻らないままだったんですよ」
俺はさーっと血の気が引く感じと共に頭がまたぼーっとしてきてまた意識を失った。
847 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:44:28.90 ID:eByNkYbn0
ふと気が付くと俺は、いや俺達は結婚式場に居た。
ウエディングドレス姿で隣に座る瑞希はとても綺麗だった。
俺は彼女の横顔をずっと見つめてた…俺の視線に気付いたのか、彼女がこちらに向く「どうしたの？」
「いや、綺麗だなぁと思って」
俺の一言に恥ずかしそうに「ありがとう」と彼女
そして俺達は互いの指に指輪を嵌めようとした。
次の瞬間、画面が変わった。
制服姿の彼女が恐怖に引きつった顔で何かを叫びながら俺をみてる。
あれ？指輪は？
何でそんなに驚いてるの？


次に目覚めると俺の横には不安そうな顔をした瑞希と先程の看護婦さんが居た。
あぁ、瑞希…無事で良かった。
看護婦さんは「気付きましたか？ちょっと先生を呼んで来ますね」そう言うと病室から出て行った。
「ねぇ、何そんな顔してんだよ？俺なら大丈夫、事故のせいか声がちょっと変だけど全然平気だから心配すんなよ」
俺がそう言うと瑞希の目に涙が溢れてきた。彼女は泣きながら俺に謝ってきた。
「ゴメンねヒロ君…」
「おいおい、何で瑞希が謝んだよ、俺は瑞希を守る事が出来て良かったし俺は生きてる。泣く事なんてないだろ？」
俺が無事だったんで喜んでるのかな？でも、だったら何でそんな悲しそうな顔をしているんだろう？
そう言えばあの看護婦さん、俺が１ヶ月近く意識が無かったって言ってた様な気がするけど…まさか…
「ねぇ、瑞希…俺が跳ねられてどれ位経つ？」瑞希は答えずに複雑な表情をしていた。
そこへ先程の看護婦さんと30代位の女の先生が入って来た。
先生は俺を見て具合はどうかと尋ねてきた。
「特に身体が痛いとかは無いけど、何故か声が自分の声じゃないみたいなんです」
それに対して先生は「そう…」とだけ言って少し間を置いて話しだした。
「今から説明する事に君は驚くだろうし、混乱もするかも知れない。けど、落ち着いてよく聞いてね」と言って事故の話しから語りだした
848 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:46:17.28 ID:eByNkYbn0
先生の話しによると俺は脇見運転の車に跳ねられて意識不明のまま病院に搬送されてきたそうだ。
運び込まれた俺の状態は骨折や裂傷、内臓にもダメージを受け、血圧も下がってかなり危険な状況だったらしい。
俺は緊急手術と輸血を受けて何とか命は一命は取り留めたもののそれでも何度も危ない状況に陥ったらしい。
その後も一進一退を繰り返しながら少しずつ安定してきていたんだが、ある日俺の身体に変化が起こった。

－女体化－

運が良かったのかどうかは分からないが、身体の組織の再編の際、骨折や怪我が急速に治っていったらしい。
そうして俺は命の危機を脱したそうだ。意識だけは戻らなかったが

「じゃあ、ちょっと診察するね」
「彼女、ちょっとそっちによってくれるかな？」
瑞希は先生の言葉に立ち上がり窓際へ移る。
布団を外され、寝間着の前を開けられた。
そこには今までには無かった二つの膨らみがあった。
聴診器を当てられ色んな音を聞いた後、お腹や脇、首筋等を触れてくる。
「ちょっと起きられるかな？」って言う先生に頷くと先生と看護婦さんがゆっくり俺の上体を起こしてくれた。
長く寝てたせいなのかそれとも女体化のせいなのか身体が凄く重い。
背中や首、腕の関節を確かめ、またゆっくり寝かせてくれた。
その後、足の関節を曲げたり伸ばされたりされた。
先生が持ち上げる俺の足は細く白くなり、元々それ程濃くは無かった体毛はすっかり無くなり産毛だけがうっすら見える程度になっていた。ｺﾚﾊｵﾚﾉｱｼｼﾞｬﾅｲ…
一通り診察を受けた俺は寝間着を直され布団を掛けられた。
先生は「特に問題は無い様だから明日からはリハビリを始めましょう。」
「食事も採れそうだったら…あっ、今日は間に合わないか…それじゃあ明日から出す様にします。」
「もし、何か食べたい物があったら買ってきてもらって構わないわよ、但し食べ過ぎない様にね」
そう言って先生は病室を出て行った。
849 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:47:03.13 ID:o0asH0Je0
wktk
850 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:47:27.81 ID:eByNkYbn0
残った看護婦さんが「親御さんにはあなたの意識が戻った事は伝えてあるからすぐに来る筈よ、それとショックだろうけど気を落とさないでね。あと、何かあったらブザーを鳴らしてね」そう言って部屋から出て行った。
「俺…女の子になったのか…」
俺は窓の所に立っている瑞希に向かって呟いた。
「ゴメン…俺…」
目が熱い…胸が焼けてきて瑞希の姿が涙で歪んでいった。
瑞希はそんな俺の元に来て頬の涙を拭いながら生きていてくれただけでも良かったと言った。


その晩母さんや父さんが来てくれたけど、ショックが大きくて何を言われたのかほとんど覚えてない。
この身体ではもう瑞希と結婚出する事は出来ないし彼女を幸せにする事は出来ないかも知れない。
それと自分はどうやって生きていけばいいのか分からなかった。
俺は今の現実から逃げたくて眠った。朝起きると元の自分に戻っている事を願って。

しかし俺の願いは届く事は無かった。
看護師さんに身体を拭かれ着替えさせられる時に嫌でも現実を認識させられた。
二つの膨らみは男性にはない子供を育てる為の女性の証、もう俺は父親になる事は出来ない。

食事とリハビリが始まる事になりカテーテルを抜かれた。抜かれる時の気持ち悪さはなんとも形容しがたかった。
そして朝食、空腹感は無かったが少し食べてみた。お粥の塩味が何故か美味しかった。

食事からしばらくして先生の回診があって俺のリハビリの内容が伝えられた。
リハビリって言っても大した事はない、歩く練習だけだ。
長く寝ていたせいで筋力が落ち誰かの助け無しでは上手く歩けなくなっていたからだ。
まだトイレに行くのにも看護師さんを呼ばなければいけなかった。
カテーテルを抜かれた後のトイレは残尿感と少しの出血があった。
そのまま下着を上げると下着が濡れた。「だから拭くのか」
トイレの洗面台で初めて鏡を見た。
鏡の中にはショートカットの整った顔立ちの綺麗な娘が居た。俺はこんな顔になりたかったんじゃない！男のままで居たかった！
潤んだ視界、鏡のな中の少女は涙を流していた。
851 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:48:36.03 ID:eByNkYbn0
俺がトイレから戻ると直ぐ母さんが来た。父さんを仕事に送り出してから来たそうだ。
俺は今日からリハビリをして自力で歩ける様になれば直ぐに退院出来るって言うと母さんは喜んでくれた。
俺は歩行器を使って病院を歩き回った。最初は直ぐに疲れたが直ぐに馴れてきた。
この日、担任の先生と瑞希の両親がお見舞いに来てくれた。
先生は俺の変わり様にちょっと驚いてたが大変だけど頑張れって言ってくれた。
瑞希の両親は俺の身体を気遣ってくれ、それと彼女を助けた事の礼を言った。それに対し俺は瑞希と結婚が出来なくなった事を泣きながら詫びた。
おじさんは君のせいじゃない、悪いのはあの運転手だと言ってくれたが、俺は瑞希と二人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

それから数日して俺は無事退院した。

852 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:49:00.14 ID:o0asH0Je0
wktk猿帽子
853 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:50:02.15 ID:eByNkYbn0
久しぶりに我が家に帰ってきた。俺にとっては数日の出来事なんだが
少し疲れたていた俺は母さんに少し休むねって言い自分の部屋に入りベットに潜り込んだ。
あっ、この匂い…男の時の俺の臭いだ…俺は懐かしいかつての自分臭いに包まれていつの間にか眠ってしまっていた。

ヒロ…

ヒロ君…

誰かが俺を呼んでいる。

目を開けると瑞希の姿があった。
「瑞希、来てくれたんだ」
俺は起き上がりベットに腰掛けた。瑞希も俺の横に腰掛ける。
瑞希はとりあえず「ハイ、コレ！」と言って俺にノートを渡す。
「ありがとう」
瑞希は今日の授業や学校での出来事を教えてくれた。
会話が途切れたところで彼女に今の気持を伝えた。
「瑞希…」
「何？」
「俺、こんな身体になってゴメン」
「瑞希の事、お嫁さんに出来なくなってゴメン」
「でもこんな身体になっても俺は瑞希の事が好きだ」
「こんな姿の俺にこんな事を言われて気持ち悪くないか？」
「私もヒロが好き、女の子になってもやっぱりヒロが好き」
そう言うと俺に抱き着いてきた。
俺は瑞希の背中に手を回した。
854 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:50:41.55 ID:eByNkYbn0
暫く抱き合った後、少し離れ互いに見つめ合い自然と唇を重ねた。
唇を離し互いのオデコをくっつけたまま「この先どうなるか分からないけど俺は瑞希の事を好きで居ていいか？」
瑞希は言葉にはせずに軽く頷いた後、もう一度唇を重ねてきた。
そのまま押し倒したい衝動に駆られたが必死で耐えた。
男の脳と女の脳では作りが違っていて、その違いが思考や本能なんかに影響するとかしないとか…今の俺の思考はまるっきり男のそれだ。
でも身体は確実に女性になっている。
いつまで今の自分でいられるか分からない。

そんな事を考えてた時、瑞希にノーブラを指摘された。
言われてみるとシャツに乳首の形が浮かんでいた。
今の俺には女物の服といったらショーツしかない。
体型は変わったけど、身長はほとんど変わって無かったので男の時の服が普通に着られた。

「ブラ、買わなきゃね」
「そうだね」
855 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:51:41.67 ID:o0asH0Je0
ｗｋｔｋ
856 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:53:52.57 ID:jaB/0rc20
支援
857 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:56:41.36 ID:o0asH0Je0
更に支援
858 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:58:07.80 ID:pZ0dqS2RO
投稿し過ぎって怒られたorz
オジーのアルバム聴きながらいじけてみる
あとどれ位待てばいいんだ？
859 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:59:42.94 ID:eByNkYbn0
女体化と共に名前を字は前のままで読み方をヒロヨシからヒロミに変えた。
昔からよく読み方を間違われていたし、現に俺の事をヒロミって呼ぶヤツも居るから違和感も無いしね。
女体化の手続き等を済ませ、冬休みを目前に控えた12月の初め、俺は約２ヶ月振りに登校した。

ウチの学校の女子は上はブレザーだが、下はズボンとスカートのどちらでも良い事になっていた。
俺は強力にズボンを主張したが、母さんは女の子の制服がズボンなんて変！と言い張って俺のささやかな主張は聞き容れて貰えなかった。
「うーっ、スースーするよ～」
「寒いよ母さん、お願いだからズボン買ってよ～」
俺の必死の訴えに「よく似合うわよ～、じゃあ行ってらっしゃ～い！」と俺の訴えを完全に無視して俺を家から追い出しやがった。
「ちくしょー！グレてやる！」
仕方なく学校へ向かう事にしたが外に出ると本当に寒いです。それにものすごく恥ずかしいです。女装して衆人の前に立たされている気分です。
冬でもミニを穿いた娘がいるけど、あの娘達って絶対おかしい。それかあれだ、心頭滅却すればってヤツ！鈍いのか絶対気合いで穿いてるに違いない。

少しでも暖まりたかったので俺は少し早足で歩いた。
あらら早く着いちゃいました。
電話で今日から登校する旨連絡はしておいたけど、一応職員室へお見舞いのお礼と挨拶をしに行った。
先生はあまり無理はするなと言い、それと教室に入り辛かったら俺と一緒に行くかと言ってくれたが大丈夫ですと断り俺は教室に向かった。
860 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:59:54.97 ID:wasNAGEsO
さるったかｗ
じゃぁ場繋ぎでもしていいかい？
861 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 13:59:57.48 ID:o0asH0Je0
>>858
他スレで約十分とか聞いたけど、
油断すると連続で喰らうらしいから
他の人のレスがある程度つくまで間をおいたほうがいいらしいだ
862 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:00:45.59 ID:eByNkYbn0
教室へ向かう俺に皆、一様に誰だ？って表情をしている。
そのまま自分の教室に入る…やっぱり誰だコイツって目で見てくる。
おはようの一言が言い出せない位皆の視線が痛いです。こんな事なら先生と一緒に入ればよかった…
俺は自分の席に向かい、荷物を机の横に掛けて椅子に座ると数人の女子が「えっ？」と言う声を上げた。
「もしかして千秋君？」
隣の席の美帆が恐る恐る俺に声を掛けてきた。
俺は「こんな成相になったけど、もしかしなくても千秋です…」
そう答えると教室が一斉にどよめいた。
わらわらと俺の回りに集まって来て事故は大丈夫だったのかとか、何で女体化してんのかとか、死んだんじゃなかったのとか色々質問攻めに遭った。
事故で生死の境をさ迷ってた事、女体化に伴う傷の治癒で一命を取り留めた事等を話したが瑞希と婚約していた事は黙っていた。

俺の入院中、何人か見舞に来てくれた様だがICUに入ってたのと病室に移ってかも暫く家族以外面会謝絶で俺に会えなかったらしい。
みんなと話していると担任の先生が入って来た。
皆、自分の席へと戻っていく…
「どうやら千秋から聞いたみたいだな…」
「まぁ、そういう事なんで皆、千秋の事をよろしく頼む」
「特に女子、彼…じゃない、彼女の面倒をよく見てやってくれ」
そう言った後、いくつか伝達事項を話し朝のホームルームが終わった。

その後の授業は瑞希に教わってたお陰でどうにか付いていく事が出来た。
863 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:02:43.40 ID:wasNAGEsO
おっちゃん、さる帽子くれよ！
864 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:03:01.62 ID:o0asH0Je0
ｗｋｔｋ
865 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:04:14.13 ID:eByNkYbn0
午前の授業も終わり、昼休みに瑞希が一緒に弁当を食べようと誘いに来た。
>>861ありがとう何とか書けた
時々改行が多いって怒られる

俺は足が寒かったので、じゃあ日当たりの良い所に行こうと瑞希を誘い屋上に出た。
朝は寒かったが今は風も無く温かい。あぁ、こんな日を小春日和って言うんだな。
俺達は南向きのベンチに並んで座り、話しをしながら一緒に弁当を食べた。
瑞希は俺に困った事とかないかと聞いてきたので俺はある質問をぶつけた。
「なあ、スカートって足寒くね？」
彼女はプッ！と笑い「なんだ、そんな事…慣れよ慣れ！そんなに寒いならニーソでも穿けば？」

「あ…あの…ニーソって何ですか？ニュアンス的にソックスの仲間の様ですが…ニーって膝ですよね？膝迄のソックスならハイソックスだから…あれ？」

一瞬ポカンとした表情をした後、急に笑いだしやがった。
俺は携帯を取り出し、検索した。
ニーソ…オーバーニーソックスの事で正式にはオーバーニーレングスハイソックスとな…更に太腿までのサイハイソックスなる物もあるのか…
ありがとう携帯ちゃん！どっかの笑ってるヤツとは大違いだ！
「どうやら分かったらしいね」
「ハイ、お蔭さまでよーく分かりました」
「それと笑った罰じゃ、帰りに太腿まであると言うサイハイソックスとやらを買いに連れてゆけ！」
俺の言葉にそれじゃ可愛くないよとか絶対領域がとかほざいてたけど知りません。
866 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:05:42.69 ID:jaB/0rc20
ん？瑞希いい感じに腐ってないか？
867 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:06:31.66 ID:wasNAGEsO
改行は３０行までだよー。
専ブラつかうとわかりやすい。
868 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:07:04.29 ID:eByNkYbn0
しまった！レス入れるとこ間違ったorz

午後の授業は体育からで隣のクラスと合同で女子は体育館、男子はグランドだそうだ。
着替えは女子が体育館、男子は教室でするんだが、俺はどっちで着替えたらいいんだ？
俺が迷っていつまでも教室に居ると光輝が「いつまでここに居るんだ？お前、ここで着替えるつもりか」と聞いてきた。
「まぁ、別に俺達は構わんがね」
その時、美帆が教室に戻ってきた。
「何やってんのよ！早く行くわよ！」
俺の手首を掴んで教室の外に連れ出すと体育館へと連れていかれた。
そのまま女子更衣室へ向かう。「えっ、ちょっと！まだ心の準備が…」
「つべこべ言わない！」
俺はそのまま女子更衣室へ連れ込まれた。
うわっ、女臭い…
もうだいたい着替えは終わっていた。
「早くしないと授業が始まっちゃう！」俺は美帆に急かされて服を脱ぐ、何か視線を感じるんですけど…
「わぁ、スタイル良い！」
「かわいい下着」
「胸綺麗ねぇ、ねぇ触っていい？」

「えっ、エエエェ…」
下着姿の俺の回りには女の子の集団が…
「やめろ、止め！」
「あっ、ちょっタンマ！」
869 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:08:13.70 ID:eByNkYbn0
ーンコーンカーンコーン！
始業のチャイムが鳴った。慌てて飛び出して行く女子達、残った俺と美帆
「早く！」
俺と美帆は慌てて着替えて出ていく。
俺達が出ていくと既に皆集まってる。
教師に「遅い！」って叱られたが、俺の顔を見て「千秋か…だったら仕方ないな、でも次からは遅れるなよ」そう言って勘弁してくれた。
それから俺達を幾つかの班に分け準備運動をした後、コートを２面使ってバスケを始めた。
最初は居心地が悪くてなかなか馴染めなかったが、コートの中をおもいきり走り回っていると気分が昂揚してきてちょっと気持ちよかった。

でも、また着替えが…

恥ずかしくて、端っこで皆に背を向けて着替えてるとまたしても触られた。
ねぇ、女の子っていつもこんな事してるんですかぁ……！

授業も終わり下校の時刻、俺と瑞希は衣料品店へ向かってた。勿論サイハイソックスとやらを買う為だ。
瑞希と一緒に歩いてると後ろから美帆に声を掛けられた。
「何処へ行くの？」
「足が寒いからながーいソックスを買いに行くんだ」
「だったらアタシも行っていい？」
特に断る理由も無く、俺達３人は衣料品店に向かった。
衣料品店に入ると早速、サイハイソックスとやらを物色する。
俺は出来るだけ長いヤツを３足選んだ。奴ら２人はそれじゃ可愛くないとか言って強引にニーソックスも買わせやがった。
870 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:09:54.06 ID:eByNkYbn0
瑞希やクラスの女子のお陰で俺はこの身体での生活にも少しは馴れてきていたけど、見た目は女の子でも中身は男のままなんでついつい昔の癖で男友達に抱きついて相手を焦らしたり、いつの間にかスカートの中を晒してた。
その都度注意されて気を付けようとするんだが、長年身についた癖は抜けない。
それより今日の体調は最悪だ！母さんは病気じゃないから学校へ行けなんて言って家から追い出してくれたけど、正直今日は休みたかったよ。

うーっ、腰が重い…
頭が痛い…
身体がぴりぴりして死にそう…
俺が机に突っ伏してたら友達の敬一が「どうした具合でも悪いのか？」と肩を叩きながら聞いてきた。
俺は「遂に来るべきものが来てしまった…悪いがそっとしておいてくれ」そう言って敬一を追い払おうとしたら隣の美帆が「うっ、寄るな！伝染る！」だと…
ひどい…あんまりだ！
でもその後の美帆は俺に生理の日の過ごし方とか色々と教えてくれた。
しかしこの生理ってヤツは大変だ。
俺の場合、３日位前から変にお腹が痛たくなっていたんだけど、どうやらこれが前兆だったみたいだ。
昨日の休み、本当は気晴らしに釣りにでも行きたかったんだが、お腹の痛いのは治らないし身体もだるかったので家でゴロゴロしてた。
そしたら何か漏れる感じがしたんだ。
それで慌ててトイレに入ったら下着に血が付いてた。話しには聞いてたけど実際見ると驚くよこれは…
取り敢えずトイレットペーパーを当てがって母さんにあそこから血が出た。どうしようって…
母さんからナプキンを渡され付け方を教わって下着に装着したんだけどお股がゴワゴワして何か変な感じ。
それとあれって肌に直接貼付けるものだと思ってたけど違うんだね。

午前中の授業をなんとか凌いだ昼休み
瑞希が昼ご飯を食べに行こうよって誘いに来てくれたけど、今日はあまり動きたくなかったので食堂へ行ったヤツの椅子を借りて俺の席で食べる事にした。
俺は今日の体調を訴えながら女の子はみんなこんな目に遭ってるのかって聞いた。
それに対して千差万別で重い人も居れば軽い人も居るんだって、瑞希は軽い方らしい。
俺が瑞希と喋ってると美帆が「はいこれ！」って薬を渡してきた。
半分が優しさで出来てるっていう例の薬、保健室で貰ってきてくれたらしい。
ありがとう
871 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:10:56.21 ID:o0asH0Je0
ｗｋｔｋ
872 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:14:18.04 ID:wasNAGEsO
さるったか？
873 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:15:09.44 ID:eByNkYbn0
例の薬のお陰で午後の授業はだいふ楽だった。
帰りに薬局に寄って優しさを買って行こうっと！

翌日から少しずつ楽になっていって５日程で女の子の日は終わった。
それと共に始まったのが期末考査、長期入院のお陰で芳しくは無かったが、その割にはあまり酷くは無かった。



取りあえず４割位いったかな？
読み辛い文章で申し訳ない
続きいいかな？
874 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:15:42.45 ID:jaB/0rc20
いいじゃね・
875 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:16:28.69 ID:o0asH0Je0
щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｰﾝ!!
支援
支援
支援
876 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:17:09.19 ID:wasNAGEsO
さる帽子に２～４レスほどもらっていいかい？
877 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:18:15.68 ID:eByNkYbn0
っしゃ！アムロ行きまーす！


試験も終わり冬休みに入ったある日、俺はとある目的の為に試験を受けた。
試験後少しして合否発表があり俺は合格していた。まぁ、落ちる人はほとんど居ないんだが…
その後、講習を受けて渡されたのは運転免許証、原付だけどね。

俺がまだ男だった時に冬休みには免許を取ってもいいって言ってたんで父さんに免許を取りに行かしてもらったんだが、いざ行くという段になって急にストップが入ったりした。

期末考査も終わって俺が原チャの免許を取りに行ってくるって言うと、前はＯＫしてたのに急に駄目だって言い出した。
この前までイイって言ってたのに横暴だ！なんで駄目なんだって聞くと「女の子だから」って…
その言葉を聞いた途端に急に視界が滲んだ。
あれ？どうして…なんで涙が出るんだ？
女の子になったからダメっていう言葉に俺はとても悲しくなっていつの間にか泣き出してしまっていた。
瑞希との結婚も俺の女体化と共に出来なくなってしまい。今度は楽しみにしていたバイクもダメって…
突然泣き出した娘に父さんはうろたえ色々宥めてきたが効果無し、結局ＯＫしてくれた。

で、これが免許証。
へへっ、結構可愛く写ってんじゃん！
後はバイクだ。
まぁ、何にするかはもう決めてるけど。
878 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:21:56.63 ID:pZ0dqS2RO
>>876 ゴメン
どーぞ！
ちょっくら厠にいてくる
879 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:24:27.32 ID:o0asH0Je0
む、>>876ｗｋｔｋ
880 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:24:44.22 ID:wasNAGEsO
うぃ、どーも。
このスレの>>800付近を参考にしました。

友１｢なぁ男、俺たちもそろそろ女体かすると思うんだが。｣
男｢そうだなぁ。俺たちみんな童貞だし…｣
友２｢ボクが６月生まれだから一番最初に女の子になるのかなぁ？｣
友３｢友２、友１、俺…最後に男の順番だな。誕生日的には。｣

最近昼休みにはこんな話題が多い。
高校２年にあがった俺たちは既に女体化という現象が間近に迫ってきているからだ。

友３｢そういえばおまえらってどんな女が好みなんだ？　せっかく女になるなら、やっぱ自分の好みの女が良くないか？｣
友１｢俺は断・然、ツンデレだ！｣
友２｢友１…外観の話だと思うよ？　女の子になったって性格までかわるわけじゃないし…｣

声を荒げる友１に友２が冷静に突っ込む。
それを傍観していると、友３が“お前は？”と言いたげな視線を向けてきた。

男｢俺は胸はいらないから、スレンダーな身体がいいなぁ…｣
友３｢あれ、お前巨乳のお姉さん大好きじゃなかったか？｣
男｢下手に胸とかあると肩こるし男にじろじろ見られて気持ち悪いって姉さんが言ってた。｣

頭のなかに、はぁ、と大きなため息をついた姉さんを想像した。
姉さんは昔から胸が大きかったからそういうところで苦労をしたらしい。

友１｢お前の姉ちゃん美人でスタイルもいいからなぁ。　でもやっぱり俺は外観の凹凸にかかわらずツンデレが好きだなぁ。｣
友２｢ボクは胸よりもふとももが好きな人間だから、おっぱい談義にはあんまりついていけないかな…。｣
友３｢ほう、友２にそんな趣味があるとはな。　かくいう俺も実は髪フェチでな。　女になったらのばそうと思ってるんだ。｣
881 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:26:52.40 ID:wasNAGEsO
みんなテンションがあがってきたのか、次々に己の好みや嗜好、性癖などを暴露していった。

友２｢やっぱり絶対領域は必要だよね。｣
友１｢ツンとデレの究極のバランスは８：２！｣
友３｢ストレートロングに挑戦したいな。｣
男｢しかしぱんつは白に限る。｣
友'S｢｢｢それは同意。｣｣｣

迫りくる女体化に今日も胸を踊らせ、萌えという名の剣を振りかざす４人の勇者達の旅は続く。
できれば終わってくれ。


携帯で書いたからごっちゃりしてるが勘弁な(´、丶)
882 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:29:11.10 ID:o0asH0Je0
>>881
ﾌﾋﾋｗｗｗｗｗ乙ｗｗｗｗｗ
883 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:31:21.15 ID:1MIoj+u6O
>>881
乙
884 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:35:17.27 ID:eByNkYbn0
>>881乙！
いつも楽しくく読ませてもらってます

趣味が釣りなんでバイクはホンダのズーマーっていうシート下に荷物が入れられるヤツを買ってもらった。
父さんの晩酌、毎日せっせとビールを注ぎましたよ。バイク欲しさに…父親って娘に注いでもらうと嬉しいもんなんだね
バイクが届いて数日、俺は嬉しくてそこら辺を乗り回した。
特に用も無いのに瑞希ん家や友達ん家に押しかけたり趣味の釣りにも出掛けた。

俺より誕生日の早い光輝は夏休みに免許を取っていて、俺が免許を取ってバイクを買ったら一緒に釣りに行く約束だった。
釣りをする友達は他にも居たが、ほとんどが川釣りばかりで海釣りをするのは俺と光輝だけだった。
共に親が釣り好きで小さい時からしょっちゅう海に連れて行かれていたらこうなるのは仕方のない事だろう。
俺は光輝にメールを送る。
題名「バイクキター」
本文「釣りに行くべ！」

返信は直ぐに来た。
題名「オメ」
本文「して、ターゲットは？」

「昼間狙えるアオリイカとロックフィッシュで如何？」
「OK！」
てなやり取りの後、俺と光輝は港と地磯巡りに来ている。
しかし釣り人が多い。
885 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:36:05.93 ID:eByNkYbn0
港では何も釣れず俺達は磯へ回った。他に人の居ない磯で俺達はのんびり釣りを楽しんだ。
光輝が「おっとションベン！」俺に背を向けおもむろに放水を開始した。
俺はその光景をじっと見てた。
俺の視線に気付いた光輝は「えぃ、見せモンじゃない！あっち向いてろ！」って喚いてる。
「チンチン有るっていいな～」
俺は光輝にそうぼやいた。
「そんなモンか？」
光輝は俺のぼやきに一物を仕舞いながらそう答える。
俺はヤツに野糞を人の居る所で出来るか？俺達は小便をする度に野糞と同じ恰好をしなくちゃなんないんだぞ！それに一々拭かなきゃならん、俺は立ち小便の素晴らしさと女の不便さを力説した。
ブルブル…
「お…おしっこ…」
見るんじゃねぇぞ！
そう言って俺は岩陰に隠れた。

さっぱりして戻った俺に光輝は女の子って大変なんだなって言ってきた。
「あぁ、色々とな…」
「その中で一番辛かったのは生理かな、人によって違うらしいけど俺には地獄の５日間だったよ」
「だから光輝にも彼女が出来たら優しくしてやれよな」
「出来たらな」
光輝はそう言いながら竿を煽る。

この日、俺達は烏賊を５杯とカサゴを数匹釣った。
カサゴは逃がして烏賊だけ持ち帰った。
釣果は俺２杯に光輝が３杯だったけど、「どうせ瑞希ん家に行くんだろ？２つじゃ足んないだろうから１つやるよ」そう言って光輝が帰り際に自分の分を１杯くれた。

帰りに瑞希の家に寄ったが瑞希は居なくて姉の真奈美さんが出てきた。
俺は自分の釣った烏賊を彼女に渡し帰った。
886 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:41:18.50 ID:o0asH0Je0
wktk
887 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:42:01.61 ID:eByNkYbn0
冬の陽は短くて辺りは既に薄暗くなっていた。
俺は役員会議で遅くなる瑞希をクラプトンを聴きながら一人体育館脇のベンチで待っていた。
今日はクラブ活動はほとんど無く、体育館には誰も居ない。
人の気配がしたが別段気にも留めず曲に聴き入っていた。いとしのレイラの歌が終わり丁度ピアノとギターの演奏に入ったその時、不意に肩を叩かれた。
振り向くと男が３人居た。
ヘッドフォンを外し、「何か用か？」と聞くと奴らはヘラヘラ笑いながら俺達に付き合わないかとか言ってる。
俺は人を待ってるし、待って無くても付き合う気は無いと断りヘッドフォンをまた耳に入れ様とした。
急に腕を掴まれ引っ張られた。「何すんだ！」
ここで悲鳴でもあげれば良かったかも知れないが、男だった俺には助けを呼ぶ事が出来なかった。
俺は必死に奴らに抗った。
俺は二人に腕を押さえられ口に猿轡をされた。それでも身をよじり足で抵抗する。
もう一人がポケットから何か取り出し俺に突き付けてきた。
「大人しくしろ！死にたいか！」
ヤツの手にはナイフが握られていた…嫌だ！死にたくない…
奴等に体育館裏の部室棟へ連れて行かれ鍵の掛かっていない部屋に連れ込まれた。
奴等は嫌らしそうな目で見ながら
「大人しくしてたら直ぐに終るからね～」
「へっへっへ、それって俺は早漏って言ってる様なモンじゃん」
「うっせぇ！」
とか言ってる。

い…嫌だ！
男なんぞに好きにさせてたまるか！
もう刺されても構わない！
俺は必死で抵抗した。奴等はナイフで威嚇してきたが抵抗を止めない。
奴等はナイフによる威嚇が通じないと悟った様だ。
俺は床に押し倒され腕を押さえ付けられたが足で抵抗した。暴れる俺を何度も殴ってきた。
奴等らは俺を俯せにしてスカートを捲り上げると下着越しに俺の女の部分を荒く揉んできた。
気持ち悪い、ヤメロ！
888 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:42:32.41 ID:V998WGrh0
祭りに来てくたせさい　誰も来ないんで孤独なんです
http://bubble6.2ch.net/test/read.cgi/cafe50/1196310236/l50
889 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:42:35.74 ID:1MIoj+u6O
さてさて
この中で何人がまとめをやろうとするのかな
890 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:44:50.17 ID:eByNkYbn0
持っていたナイフで下着を切り裂かれ、下半身を剥きだしにされた。
執拗に尻を撫でてくる手が気持ち悪い。
必勝で抗うがダメかも知れない…
「痛っ！」

「こいつ全然濡れねェぞ！」
「だったらツバでもつけりゃイイじゃん！」

ヤメロ！

唾をなすり付けてきて直ぐに一人が俺に被い被さってきた。
固い物が俺の尻に当たる…
「痛！！」
激痛が走った。
尻を振って逃れようするが逃れられない。
「なかなか入らないな」
そう言いながら強引に入ってきた。
下半身が引き裂かれる様な痛みに身体が硬直する。
「おお！キツイ、締まる～」
「おい、中に出すなよ。次は俺だかんな！」
俺はこいつ等全員に犯されるのか…
痛みと絶望感から涙が止まらなかった。
悔しかった。俺は女になって犯され俺を犯した奴等は男のままでいられる…不条理だ！
最初の奴の動きが早くなったかと思うと不意に俺から離れた。
次の瞬間、尻に温かい物を掛けられた。
「おい、こいつバージンだぜ！」
「マジかよ！」
「本当だ！」
891 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:46:10.54 ID:eByNkYbn0
尻の精液を拭き取られると次の男が入ってきた。
「おっ、濡れてんじゃん！本当は気持ちいいんだろう？」
…違う！気持ち良くなんかない！
俺は激しい痛みに堪えながら心の中で早く終わって欲しいと願った。
３人の男は俺を犯し、携帯で俺の写真を撮ると「バラスんじゃねぇぞ！もしバラシたら学校中の奴等にメールすっからな」そう言って立ち去った。
奴等が立ち去った部屋で俺は仰向けになり呆然としていた。

暫くして足音が聞こえた。
奴等が戻ってきた？俺は身を強張らせ入口に視線を向けた。
「ヒロ…」
入口に立っていたのは瑞希だった。

892 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:46:56.29 ID:eByNkYbn0
俺の姿に何があったか悟った様だ。
「人を呼んで来る…」
瑞希は直ぐに女の先生を連れて戻ってきた。瑞希の顔は今にも泣き出しそうだった。
「千秋！大丈夫か？」
疋田先生の呼び掛けに俺は小さく頷く。
「起きられそう？」
俺が頷くと先生が手を差し延べてきた。
俺はその手を取って立ち上がる…「痛！」
身体の痛みに顔が歪む。
先に瑞希が気付いた。
「血が…」
俺の太腿から膝にかけて血の筋が数本出来ていた。
先生は瑞希に他の先生を呼んで来てと指示する。
瑞希が呼びに行っている間に先生は誰にやられたの？って聞いてきた。
俺は名前は知らないが見た事があるから多分先輩だと思うって答えた。
「まずいわね…」
直ぐに瑞希は男の先生を連れて戻ってきた。
疋田先生は若い男の先生にこの娘をお願いって言って俺を預けた。
更にもう一人の先生に「他の生徒に気付かれたくないから、もし生徒が居たら直ぐに家に帰して頂戴、あたしは保健室を開けてくるから」そう言って校舎へ戻っていった。
俺は先生に抱き抱えられたまま保健室へ連れて行かれた。
瑞希は既に泣き出していた。
893 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:48:21.31 ID:eByNkYbn0
保健室に入ると俺は椅子に座らされた。
疋田先生は他の先生と瑞希を保健室の外に出し、太腿の血の跡を拭いてくれた。
「あら？貴女、下着はどうしたの？」
「破かれました…」
それを聞いた先生はちょっと待ってねと言って保健室の外に出て、外で待ってる瑞希に何か指示をしてる。

傷や血の跡の手当が終わるとベットで少し休む様に言われ俺は指示に従った。

先生はまた保健室から電話を掛け、名簿を持って来てとか言っている。
暫くして他の先生が名簿を持ってやってきた。
それと何分も変わらず今度は瑞希と先の若い男の先生が入ってきた。

瑞希は疋田先生に何かを渡していた。瑞希からそれを受け取った先生はまた他の人を外に出した。

「これを穿きなさい」
そう言って瑞希が持ってきた物を俺に渡し先生も外に出た。
渡された物、新しい下着とナプキン。

下着を着けた俺に先生は病院に行かなくちゃいけないし、親御さんにも連絡しなくちゃいけないと言った。
前の事故の事もあるし、親には余計な心配を掛けたく無くて一人で家に帰りますって言ったが、先生はこのまま放置したら妊娠の恐れがあるし、傷付けられたところから感染したら大変な事になるから病院には連れて行きますと強い口調で言った。
それにその怪我を見たらただ事じゃない事が分かるわよと、俺は従うしかなかった。
それと救急車を使うと大袈裟になるから先生の車で我慢してねって言われ俺は先生の車で病院へ連れていかれた。
瑞希が一緒に付いて来てくれて俺は少しだけ不安が和らいだ。
894 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:49:17.45 ID:eByNkYbn0
病院で一通り処置をされ薬を渡された。医者はこの薬を飲むと早い内なら妊娠を防ぐ事が出来ると言っていた。

先に連絡していてくれたんだろう。処置を受けている間に母さんと父さんが病院に迎えに来てくれていた。
父さんは少し青ざめ強張った表情で「大丈夫か」と聞いてきた。
「大丈夫、元が男だから心配しなくていいよ」
父さんは「そうか」と言い、今日は病院に泊まるかと聞いてきたが俺は帰りたかった。
それと一人にはなりたくなかった。
ずっと付き添ってくれている瑞希に今夜は一緒に居て欲しいと頼んだ。

帰り際に父さんと疋田先生が話しをしていた。
俺は先生に礼を言って母さんと瑞希と先に車へ行って父さんを待った。

家に戻る車の中では誰も口を開かなかった。

家に戻り、母親にシャワーを浴びる様に促された。

脱衣室で服を脱ぎ、鏡の中の顔を見る。
顔に傷は無かったが、殴られた跡が痣になって腫れていた。
男の喧嘩なら勲章だが、今の俺の顔にはただ痛々しいだけだった。
浴室に入りシャワーを浴びると擦り傷にお湯が滲みた。
俺は奴等が己が欲望をぶちまけた尻を何度もゴシゴシ擦った。

俺と入れ代わりに瑞希が風呂に入る。
895 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:50:06.78 ID:eByNkYbn0
自分の部屋に戻ろうとした俺を父さんが呼び止めた。

「宏美…」
「学校の先生とも話したんだが今回の事件、父さんは警察に届けようと思う」
「このまま黙っていたら奴等は付け上がる」
「他にも同じ被害に遭う娘も出るだろう」
「お前にはまた嫌な目に合わす事になると思うがいいか？」
父さんの言葉にうんと頷く
「分かった」
「それと痣が消えるまで暫く学校は休むといい」
「後はゆっくり休みなさい」

父さんにおやすみと言って部屋に入った。
部屋にでは母さんがもう一組蒲団を構えてくれていた。
「宏美」

「何、母さん？」

「辛かったでしょう…」
「今のあたしはあなたの痛みを和らげてあげる言葉を持ってない」
「でも、あたし達は全力であなたを守る。だから何かあったら必ず言ってね」
「それと絶対変な事を考えちゃダメよ！」
そう言って母さんは部屋を出て行った。

ありがとう

俺はあなた達の子供で良かった。
896 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:53:41.12 ID:o0asH0Je0
wktk
897 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:57:19.40 ID:1MIoj+u6O
終わらない仕事は無いー
次の仕事がまた来るだけー
まとめるのは辛いけど皆が読みやすいっていって喜ぶのが聞きたいから頑張る
898 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 14:58:26.43 ID:pZ0dqS2RO
２度目のおさるさんorz
一人でいっぱい使ってすみませんm(__)m
最初で最後だから許して下さい
899 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:00:40.93 ID:wasNAGEsO
さるぼーし
900 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:01:07.92 ID:eByNkYbn0
お風呂から戻った瑞希に今夜は我が儘言ってごめんねって謝る。

「そんな事言わないで！」
「私の方が謝らなきゃいけない」
「私を待ってくれたばっかりにあなたをこんな目に遭わせてしまった」
「私って疫病神だね…」
「これ以上貴方と付き合うと貴方をもっと不幸にしてしまうかも知れない…」
途中から泣き出した瑞希は更に言葉を続けようとする。言わないで！
「止めて！」
「お願い、言わないで」
「瑞希が必要なの…」
「瑞希が居ないと私は…」
「私は…」
「お願い、私の傍から居なくならないで！」
俺は瑞希に縋り付いて泣いていた。
そんな俺の頭を優しく両手で包んでくれた。
「こんな私でも貴方の傍に居ていいの？」
瑞希の言葉に「瑞希じゃなきゃダメなの…」
彼女に抱かれてると安心していられた
「今夜は一緒に寝ていい？」

もう男の頃の匂いがしなくなったベットで二人寄り添って眠った。

途中、夢を見た。
犯される夢
嫌！痛い！止めて！助けて！
抱きしめられる感覚で目が覚めた。
「大丈夫、もう大丈夫だからね」
瑞希の声が、鼓動が、息遣いが聞こえる…
俺は瑞希の胸に抱かれ落ち着きを取り戻すと安心して眠りに就いた。
901 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:01:53.51 ID:07WIBIBYO
いやいや、GJなんだぜ。
最後とは言わずにまたたのむぜ。
902 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:02:01.06 ID:eByNkYbn0
翌朝、髪を優しく撫でられる感覚で目覚めた。
「起こしてごめんね」
「ううん」
前は頭を撫でられの嫌だったけどおかしいな、今は何故か嬉しかったりする。
瑞希はそろそろ構えなくっちゃと言ってベットから起き出す。
俺も一緒に起きだして洗面所に向かう。動くと身体のあちこちが痛み、股には違和感があった。

洗面所に行くと新しい歯ブラシとタオルが用意されていた。
「瑞希ちゃん新しい歯ブラシ置いといたから使って！それと服は居間に用意してあるから！」
俺達に気付いたみたいで母さんが台所から声を掛けてきた。
「ありがとうございます」

洗顔を済まし居間へ入る。
父さんは既に仕事に出掛けた後の様だった。
居間のソファーの上に瑞希の下着やブラウスが畳んで置かれ、制服はハンガーに掛けてあった。

母さんは「おはよう瑞希ちゃん、ゆっくり休めた？」
「直ぐに朝食を用意するからその間に着替えてらっしゃい」
「それとヒロ、今日は休みなさい」
瑞希は母さんに礼を言い服を持って洗面所へ戻った。
俺は台所へ行きダイニングチェアに腰掛けた。
母さんは俺の事を気遣って身体の具合とかを聞いてきたので素直に股の違和感や身体の痛み、悪夢にうなされたけど瑞希が居てくれて安心した事等を話した。
母さんは違和感は直に消えるから心配無いって言ってくれた。
そうこうしてる内に瑞希が着替えて戻ってきた。
朝食を食べると瑞希は早目に出掛けた。学校に行く前に家に取りに戻る物があるらしい。
俺は出掛ける瑞希にまた泊まりに来て欲しいと頼むと彼女は頷き「うん」と言った後、「行ってきます」と言って出掛けて行った。

903 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:03:31.30 ID:eByNkYbn0
瑞希を見送った後、母さんから今日、警察に行こうと言われた。
俺が頷くと母さんは何処かに電話を掛け始めた。話しの内容から学校か先生と言う事が分かった。
「はい、…時に…署の方で」そう言って一旦電話を切りまた掛けてる様だ。
多分、今度は父さんへ。

母さんは俺に午後から行きましょうと言ってきた。
先生も来てくれるらしい。午後になったのは職員会議をしてから来る先生の都合だそうだ。
もう少し休んでなさいって言われ一旦部屋に戻って横になった。一人で居ると昨日の事を思い出した。
痛かった事、敵わなかった事、悔しかった事
女体化する事のない彼等が許せなかった。

軽くお昼ご飯を済ませた後、母さんと一緒に近くの警察署に行った。
警察署前には疋田先生ともう一人、生活指導の森田先生が来ていた。
疋田先生は俺を見付けると俺の方に駆け寄り、身体は大丈夫かと聞いてきた。それから母さんに挨拶と自己紹介をしてじゃあ行きましょうと中へ入って行く。
中に入ると先生は受け付けの人に学校名と名前を告げた。
直ぐに婦警さんと50代位のスーツ姿のお巡りさんが来て俺達を会議室の様な部屋に案内した。

そこで昨日の暴行の件を訴える訳ですねって聞かれ、俺は「はい」と返事をした。
お巡りさんは君を襲った人は分かるかなって聞いてきたので名前は知らないが同じ学校の先輩だと思うって答えた。
先生がこの中に居る？って言いながら俺に名簿を差し出してきた。
俺は１ページずつ確かめながらめくっていく。
居た！
こいつだ！
いやらしそうな顔をした男、何度も殴り付けてきて真っ先に俺の貞操を奪った男、忘れる訳は無い、俺はこの人です間違いありませんと言った。
あとの二人も直ぐに分かった。指導の先生はこいつらかと言った。
どうやらこの３人はつるんでは悪さをしているらしい。
相手が分かったところで俺は婦警さんに別室へ連れていかれた。
同じ様な小さな部屋がいくつかあり、その中の一室に入る。
904 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:04:20.17 ID:eByNkYbn0
部屋は殺風景で机と椅子が数脚置かれているだけだった。
机の前の椅子に座るように促され椅子に腰掛ける。
婦警さんは嫌な事を思い出させてしまうけど話して頂戴ね、今喋った事は絶対秘密にされるから安心してって言った。
俺は最初から話し始めた。ナイフで脅されて部室に連れていかれた事、抵抗した事、初めてだった事、写真を撮られて脅されされた事
婦警さんは薄い用紙にカーボン紙を挟み俺の話しを聞きながら用紙にペンを走らせていた。
…奴等が俺に言った屈辱的な言葉…濡れてる
俺は話している内にいつの間にか涙を流していた。

婦警さんは俺の話しを聞き終えると辛かったでしょう。よく話してくれたね。
それとね、女の子の身体はね自分を傷付けようとする事から守ろうとして結果濡れてしまう事があるの、だからその事に関して悩んじゃダメよ。
そう言い、じゃあ今までの事を確認するねと言って用紙に書いた事を読み上げ、これに間違い無い？と聞いてきた。
返事をしようとしたが鳴咽が零れそうになってしまい頷く事しか出来なかった。
最後に婦警さんは今の制度で女体化は確実に減ったけど未熟な子供に快楽を教える事になってしまった。
学校でその辺りの事は教える様になってもしたい欲求は無くなる訳は無いからね。
結果貴女達の様な性被害者を増やしてしまってごめんなさい。
ただ彼等には自分の行った事の重大さを知ってもらいしっかり反省してもらいます。

事情を説明し終えた俺は先程の部屋に戻った。

お巡りさんは貴女の悪い様にはしない、この事は秘密にするから私達に任せてって言ってきた。
俺は宜しくお願いしますって頭を下げた。
905 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:04:19.77 ID:W+JSrtNWO
最初で最後なんて言っちゃらめえええええ
906 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:14:23.68 ID:07WIBIBYO
>>905に吹いた
907 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:17:09.55 ID:eByNkYbn0
>>905 そう言って貰えると嬉しいが、多分もう書けない
事は周囲に気付かれる事無く運ばれた。
俺を襲った奴等は翌日から学校へ登校する事は無かったし、話題になる事もほとんど無かった様だ。
それと、後から聞いた話しでは彼等には他にも色々余罪があったそうで俺の在学中には出て来る事はない。
顔の痣は直ぐに薄くなった。俺は母さんにファンデーションとやらで痣を隠してもらい学校へ行った。
クラスの友達がもう風邪はいいの？とか聞いてきたので「うん」って答えた。
忘れてた。先生は俺は風邪で病欠って事にしてくれてたんだ。
「あーっ、宏美が化粧してる」
クラスの女子の一人がファンデーションに気付いた。
俺は咄嗟に熱にうなされてベットから落ちて痣が出来てみっともないからって母さんが隠した。
そう言うと「あっ、本当だ！ちょっと青くなってる」
どうやら信じてくれたみたいだ。
908 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:19:00.09 ID:eByNkYbn0
その後、いつもの様に授業を受け、休み時間には友達と話しをした。
光輝と釣りの話しもした。
瑞希以外は知らないのもあるが、みんなの変わらない対応に救われた。
皆と話しをしていると、誰かが俺の肩をポンと叩いてきた。

俺はビクッと身構えた。振り返ると隣のクラスの祐二が居た。「おい、どうした？何驚いてんだ？」
祐二が不思議そうに見てる。
俺は「あっ、いや、スマン」「何の用？」

「何の用はないだろ？お前が聴きたがってたオジーのアルバム焼いてきてやったんじゃないか？」
「スマン！有り難い、やっぱ持つべきものは友だよな！」

いつもの様に祐二の肩に手を回そうと腕を伸ばしかけたが出来なかった。
それを見た女子はやっと気を使う様になったねって言ってきた。
俺は「まあね、少しは進歩しないとね」とか言ったが違った。無意識に触れる事を躊躇ってしまった。

もう一度祐二にＣＤの礼を言った。
ヤツは「構わんよ、それとお前の好きそうなアルバム、親父が持ってるから何だったら見に来たらいいぞ」
「近い内に行く」俺がそう言うとヤツは「いつでも良いよ」そう言って自分の教室へ戻っていった。
「オジーって何？」
「オジー・オズボーン、クレイジー・トレインとか知ってる？」
「知らない！」
やっぱみんな知らないか…
909 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:19:48.82 ID:eByNkYbn0
学校からの帰りに俺と瑞希と美帆の３人はショッピングセンターへ向かっていた。
「彼女達！俺達とお茶しない？」
あららナンパかよ、俺達は無視してそのまま行こうとした。
「なぁ、ちょっと待てよ」
男に不意に腕を掴まれた。
俺は急に怖くなった。
やだ、身体が硬直して震えてる。
「やめて！」
瑞希が叫ぶ。震える俺を見て男達に「彼女を怖がらせないで、あっちに行って！」
男達は俺の尋常じゃない怖がり様に「ごめんね脅すつもりじゃなかった」そう言って放してくれた。
「一体どうしたのよ？」
美帆が聞いてきたけど分からない…
「さっきの人に腕を掴まれたら何故か急に怖くなったの」
「おかしいね…震えが止まんないや…」
「俺、どうしちゃったんだろ？」
震える俺に瑞希と美帆は今日は帰ろうと言ってきた。
俺は二人に抱えられる様にして家に帰った。
二人は部屋まで来てくれた。
「どうしちゃったの？千秋らしくない。」
「一体、なにがあったの？瑞希は知ってるの？」
瑞希は黙ったまま俯いていた。俺は美穂に全てを話した。
俺の話を聞き終えた彼女は「バカ！二人だけで重荷を背負い込んでんじゃないわよ！」
「助けが居るなら言ってよ！」
美穂はそう言って俺と瑞希を抱きしめた。
910 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:21:26.71 ID:eByNkYbn0
男性恐怖症になってしまった俺だが、男友達と話しをしたり遊んだりっていうのは普通に出来る。
しかし、身体に触れられそうになると一瞬身体が拒否反応を示してしまい、相手が知らない人だと恐怖感で竦んでしまう。
男友達は最初の内は訝しがっていたけど、俺の「どうやら女体化の副作用みたいなんだ」って言う言葉をそんな事もあるんだなって信じてくれた。
友人達は俺に気遣いつつ前と同じ様に接してくれた。

美穂に全てを話してから数日経った休日、光輝が釣りに誘ってきた。
俺は気晴らしに一緒に釣りに行く事にした。
今回は餌釣りだ。俺と光輝は並んで竿を出し、他愛のない話しをしながら波間に漂うウキを見つめていた。
「最近、何かあったか？」
光輝が聞いてきた。
「特に何もないよ…」
そう返事をしたが
「最近のお前、お前らしく無い、何かあったんなら力になるから話してくれ」

光輝の言葉に涙が溢れてきてしまった。
「やっぱり何かあったんだな？」
「言ってしまったら楽になる事もあるって言うじゃん」
「話したく無い事ならこれ以上聞かない」
「でもな、俺達はお前の味方だ。何かあったら助けてやる」
その言葉に俺は光輝の肩に顔を埋めて泣いた。彼は泣き続ける俺にずっと肩を貸してくれた。
かなり長い事泣いてたみたいだ。光輝の肩がぐしょぐしょに濡れていた。
「光輝ゴメン、肩濡らしちまった」
「いいって事よ！それより少しは気が晴れたか？」
「うん、ありがとう」
俺は光輝に全てを打ち明ける事にした。
911 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:22:24.45 ID:eByNkYbn0
「気付いていたかも知れないが、瑞希と結婚する筈だった。それが女体化して二人傷ついた。」
「それと実は俺が男が苦手になったのは女体化のせいじゃないんだ…」
「俺はレイプされたんだ」
彼は驚いた顔で俺を見てる。
必死で抵抗したが殴られ自由を奪われ犯されてしまった事、みんなに知られると俺に対する対応が変わっしまうんじゃないかという怖れがあって嘘をついた事、それに伴う罪悪感を話した。
「お前は悪くない…」
「お前は悪くない！なのに何でお前ばかり苦しまなくちゃなんないんだ！」
光輝の肩が震えていた。
「ちくしょう！」

「いいよ、そう言ってくれるだけで俺は救われる」
「ありがとう光輝」

美帆と光輝に打ち明けてから俺は少し明るくなれた。
打ち明けられた彼女も彼も以前と変わらず接してくれる。
本当にイイ奴だ。
912 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:23:37.85 ID:eByNkYbn0
光輝なんて俺が始めから女だったら惚れてたかも知れない。
おい、女子共よなんでヤツの良さが解らんのだ？

瑞希との関係は変わらずだったが、この頃少し彼女が変わってきた様に思えた。
時折考え込んだり、一人で図書館へ行ったり病院へ行ったり。
どうしたんだ？もしかして俺のせいだろうか？そう考えるといてもたっても居られなくなった。
彼女の好意に甘え、癒されてきたが、彼女は俺の為にずっと傷付いていたんじゃないだろうか？
もしそうならこのまま付き合っていたら彼女の人生を駄目にしてしまう。
もう俺には彼女を幸せに出来る力は無い。
彼女を失う事は辛い、でも不幸になる彼女を見るのはもっと辛い。

俺は意を決して彼女に伝える事にした。

913 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:29:46.67 ID:pZ0dqS2RO
あと４レスってところで３度目の猿 申 去る
うわわん！
914 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:32:37.98 ID:W+JSrtNWO
>>907
こんなに書ける人がこれ以上できないわけ無いじゃないか！
君ならできる俺は信じてる
915 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:33:22.85 ID:07WIBIBYO
携帯だからなかなか支援できんorz
916 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:34:08.07 ID:W+JSrtNWO
ちくせぅ、いいところで猿か
期待させやがってｺﾉｺﾉー
917 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:36:05.74 ID:wasNAGEsO
さるぼうし
918 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:36:09.14 ID:Eh0ci9uPO
サレンダー
919 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:50:40.04 ID:o0asH0Je0
サレンドゥイーーーーー
920 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:51:12.18 ID:pZ0dqS2RO
オジーのアルバム聞き終わったんでDEAD OR ALIVE聞いてる。
ちょっと足を傷めて２週間程まともに歩けなかった
これはその憂さ晴らしとP90氏を始めみなさんの素晴らしい作品に触発されてもしかして俺にも書けるんじゃないかと勘違いして書いた
この中にも出てくるが釣りが趣味なんで足が治ったら読む暇はあっても書く暇はないと思う

まぁ、あと少しなんでちょっと我慢して付き合ってくれると嬉しい
921 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:52:28.80 ID:eByNkYbn0
彼女の家に遊びに行った日、俺は瑞希に別れた方がいいんじゃないかと切り出した。
俺の言葉に驚きを隠せない彼女
「もう一度言って」
「俺達、別れた方がいいんじゃないか？」
「何故そんな事を言うの？私の事が嫌いになったの？」
「違う」
「だったらそんな事言わないで…お願い…」
彼女は泣きながら訴えるが俺は「俺が女体化した時から考えていた事なんだ」
「もっと早く切り出せれば良かったけど、俺は自分の事ばかり考えて君の優しさに甘えてしまった」
「いくら願ってもこの身体じゃ瑞希と結婚する事は出来ない」
「考え込んだりずっと悩んでいる瑞希を見るのは耐えられない」
「俺は不幸になる瑞希を見たくない」
「だから…」
「違う！」
「何が違うんだ？」
「違うの、ねぇ、違うのよ」
「私はね、貴女と一緒になりたいのよ」
「その為に色々調べたの、そうしたら男体化が出来るらしい事が分かったの。」
「女体化を治す治療法として開発されたけど女体化した人には効かなかった。でも、最初から女だった人には効いたって言うのよ」
「だから私、男になる」
922 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:54:28.00 ID:07WIBIBYO
>>920の聞いてる音楽が俺の趣味に近い件について
923 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:54:31.01 ID:eByNkYbn0
「止めて…」
「もう俺の為にそんな事を考えるのは止めて…お願い」
俺はこんなにも彼女を追い詰めてしまっていたのか…
「やっぱり別れよう」
「瑞希が男の子になったら小母さん達が悲しむよ、だからもう二度と言わないで」
俺が帰ろうと立ち上がった時、部屋の扉が開いた。
「小母さん…」
次の瞬間、俺の頬に痛みがはしった。
「ヒロ君、いや今は宏美ちゃんね、この娘は本気よ。」
「それに貴女が言う様に別れたとしてこの娘が本当に幸せになれると思う？」
「貴女はそれで幸せになれる？」
俺は何も言えなかった。

俯く俺に小母さんは
「この娘が一旦言い出したら聞かない事は分かってるでしょう？」
「だったら最後まで我が儘を聞いてあげて」
「私達の娘を幸せにしてそれが出来るのは貴女だけよ」
俺は瑞希と小母さんの気持ちに泣き崩れた。
924 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:55:11.88 ID:eByNkYbn0
俺の女体化から２年後、俺の隣にはタキシード姿の瑞希が居る。
スレンダーだった身体は細くてもしっかりした大人の男性になっていた。
背も男体化してから急に伸び、今は俺よりも背が高い。多分180cm近くあるんじゃないかな？
女の子の時の面影を残す横顔はなかなかハンサムだ。

俺は瑞希の横顔を見つめていた。不意に彼がこちらを向く
「どうした？」
「いえ、恰好いいなと思って」
「宏美こそ綺麗だよ」
私達はみんなの祝福を受けてやっと結婚する事が出来た。
私の薬指には金とプラチナで出来た結婚指輪が輝いていた。

式も終わり最後のブーケトス
大失敗！強く投げすぎた。ブーケは友人の光輝が受け取っちまった。
光輝は困った顔をして美帆にそのブーケを渡す。おもわず顔を赤らめる美帆、そうか…

ありがとうみんな！私達は幸せです。
925 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 15:56:21.57 ID:eByNkYbn0
友人の美帆と家でお茶を飲んでると娘の愛美が「ねぇ、この写真の人だれ？」って聞いてきた。
「それはね、パパとママよ」
「えーっ、違うよ、こっちがパパとママだよ」
私達の結婚式の写真を指差しながら不思議そうな顔をしてる。
「それもパパとママだけどさっきの写真もパパとママなの、愛美にもいつかわかる日が来るわ」
愛美はまだ不思議そうに二つの写真を見ている。
「愛美、ママのお腹を触ってごらん」
恐る恐るお腹に触る。
「あっ、動いてる」
「ママ、赤ちゃん動いてるよ！」
嬉しそうに私を見てる。
「小母さんのお腹も触ってみて！」
今度は美帆のお腹に触れる。
「あーっ、小母さんの赤ちゃんも動いてる」
「愛美は弟と妹、どっちがいい？」
愛美は暫く悩んだ末
「うーん、わかんない」
「でも、産まれたらいっぱいいっぱい遊んであげるんだ！」
「そう、よろしくねお姉ちゃん」
「うん！」
「美帆、これで良かったんだよね？」
美帆は優しく頷いた。
「さてと、旦那様達が帰って来るまでに料理の用意をしますか！」
「ハイ！」
俺と美帆は一緒に旦那様達の為に料理を始めた。

俺の首のチェーンには今は大き過ぎるあの日のプラチナのリングがあった。

926 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:02:11.05 ID:eByNkYbn0
以上で終わりです。
本当は宏美と瑞希が結ばれるシーンや、男時代に友人達と遊ぶシーンもあったんですがカットしました。
長々とお付き合い下さいまして本当にありがとうございました。

これで携帯もパソからも思い残す事無く削除出来ます。
927 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:05:23.01 ID:o0asH0Je0
>>926
おのれｗｗｗｗｗｗｗｗ
感動した！
気が向いたらまた書きに来て欲しい
928 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:05:53.17 ID:07WIBIBYO
乙！
デッド・オア・アライブのBRAND NEW LOVERが脳内再生されたぜ
929 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:17:38.94 ID:Y/1afGHd0
乙です～
930 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:18:17.20 ID:jspvyb0e0
乙です！
感動したｗｗｗ
おおおおおおおおおおおおお
目から汗がｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
931 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:20:25.66 ID:mHjTBTKzO
乙～！映像が目に浮かんだよ
932 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:25:48.13 ID:xYbkP3dNQ
乙！
933 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:28:50.36 ID:o0asH0Je0
残り三時間･･･!!!
934 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:35:17.06 ID:pZ0dqS2RO
1000捕りに行きたい
俺まだこのスレに来て浅いから1000見た事無いんだよね
935 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:42:58.76 ID:2yiLDcUxO
採りに行こうじゃないか
936 ：鵜 ◆Nb/.CEMNjE ：2007/11/29(木) 16:49:05.56 ID:o0asH0Je0
【狼子と無精髭】

辰「うい～～す･･･」
狼「おはよ。お前どうした？顎にカビ生えてるぞ？」
辰「･･･無精髭だよ。今日までの課題のことすっかり忘れてて、昨日結局徹夜しちまってさ･･･」
狼「そうか。真っ青だな。カビ生えてるみたいだ」
辰「･･･わ、悪かったな･･･」
狼「(でも俺だって男の頃はあんなに生えた事無かったのになー･･･)･･･じょりじょり」
辰「な、なんだよ。俺の髭、そんなに珍しいのか？」
狼「ほんとに髭なのか？なんか強いカビみたいだぞ」
辰「強いカビってなにさ･･･そりゃ、お前は男の頃から頭は癖っ毛の癖に体毛は薄かったからな～」
狼「ん～･･･(ｼﾞｮﾘｼﾞｮﾘ」
辰「･･･そんなに気になるか」
狼「え？」
辰「･･･ならば喰らうがいい。親父直伝！必殺髭おろしｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ(ｼﾞｮﾘｼﾞｮﾘｼﾞｮﾘｼﾞｮﾘ」
狼「うへぁ！！？や、やめろー！！！変な髭こすりつけるなーーー！！！もういいお前ちょっと噛ませろーーーーー！！！！！(ｶﾌﾟｯ」
辰「いたたたたたたたたたたたたたた！！！ええそりゃ判ってましたよこういうオチになるこたああああああああああああぁぁぁ…」

ｋｓｋ。
937 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:50:26.41 ID:pU6D67jX0
なんというkskｗｗｗ
938 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 16:56:29.76 ID:BUoQlOoZ0
kskwwwwwwwww
939 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:04:29.34 ID:G21AFBzn0
本物のヲ釜としてはラストの子供のシーンは読んでて辛いというかなんというかｗ
940 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:12:11.31 ID:nrJBmPsc0
>>939
オカマ乙
941 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:12:27.26 ID:XD3+QTTsP
うはｗｗｗｗｗ

朝からの伸びが凄いｗｗｗｗｗ

初めて書いた方

(ｏ^ー')bグッジョビ

また書いてくださいm(__)m

942 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:13:11.02 ID:W+JSrtNWO
光輝と美帆の話が読みたくなったのは俺だけじゃないはず。
943 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:13:47.01 ID:XD3+QTTsP
　　　 ∧＿∧
　　　（ ´∀｀ ）っ　加速するよ
　　　(つ　　　/ 　　するよー
　　 　| 　 （⌒)
　　　 し⌒
944 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:14:10.21 ID:o0asH0Je0
すげえな
やっぱりいろんな人が居るんだな
945 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:18:59.57 ID:W+JSrtNWO
夏休みのころは結構人がいたから1000いってたね
946 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:20:00.84 ID:BUoQlOoZ0
バイト前に安価>>960
947 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:21:37.46 ID:o0asH0Je0
∠__::::::::::::::....　　::::::'　ﾉノ.:::/　　　　　　　　 ＼
　　 ￣７ｰ-､:::::::　　 ´.:::／　.:::::.. 　 　 　 　 　 ＼
　　　　l::..ラ´.::. .:: .:::::::｀`ヽ:.::::.::::..:. :. :. :.　 ::.. :. 　 ＼
　　 　 l／::::／:: .::: .:::::／-!:: :::. :: ::.::.:::::.:::.::. ::::.::.:. ト-ヽ、
.　 　 /.::,.イ::: :: ::.:::‐ナ‐-､|:.::::. ..:. ::!::ﾊ::::::!:::::::::l::::::!
　　 /／!::i:.:.:./::::／/ ,r==､ヽﾄ､:::.:::|:,r=､:::|:::!:::::!::::/
　　´　　l::!:::::l::::/l::::!/　,r=､`　 ヽ:::|,=､　}ｲ:/:::/|:/
　　　　　l|:::::ﾊ/::!l:::l ､ {{ o}}.:.:::::::::ｿ{o}}, '/ｲl::/｡´
　　　　｡　ヽ|::::::::l:ヽヽ｀￣ _　　　､ ￣　j:::メ'､ o　　_,. -‐‐-､　　ｋｓｋ♪
　　　○　ﾟ　lﾊ:::::ヽ::`ド‐ /‐｀＝ｧ _, ィ´::ﾉ二 -‐_二　-‐ = ､ ヽ
　　 　 ,.　'´￣｀`丶ヽ!｀`ﾞ'＝=彳_:⊥'-‐´_, ⊂二二（ *‘∀＾）二⊃
　　 ／　　　　　　　ヽ､ー_.. -‐'´　_..-‐'´-_'´-― ､|　　　 /／
. ／､　　　　　 ..:::_,. -‐'´.::::: _,.　'´￣￣｀ヽ:::::: ≡ （　ヽノ／
´　　ヽ:....:::,. -‐'´..::::....::,.　'´ ヽ　　 　 　 　 ヽ:::::::: ﾉ>ノ､
　　 　 }／｀ヽﾆｰ-,.　'´　 　 　 ヽ　　 　 　 ::r;}::／レﾚ /
　　 ／　　 f´'´／!　　　::c::　 　 !　　　　　　 !'::／::／
　／　　　　`i ｲ',　',　　　　　　　　　　　　　　,!/｀丶、
'´　　　　　　 ｀ヽ',　ヽ　　　　　　 　 　 　 　 ｲ'　　　 ＼
　　　　　　　　 　 ',　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　 ／￣｀　　 !
　　　　　　　　　　　',　　 　 　 ／　　　　 　 l
　　　　　　　　　　　 ﾘ　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　/　　　　　　 　 　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　|
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　　　　　　 　 /　　　　　　　　　 ￣￣　　　 ヽ､
948 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:24:27.47 ID:Y/1afGHd0
ksk
949 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:25:11.13 ID:o0asH0Je0

　　　　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　　 ∧＿∧
　　　　　::::::( ´・ω・) 　　　　　　　　　::::::( ´･ω･)
　　　　　::::::〔∪￣〕　　　　　　　　　　::::::〔∪￣〕
　　　　　::::::◎―◎　　　　　　　　　　::::::◎―◎
950 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:27:49.98 ID:o0asH0Je0
普通にｋｓｋ
951 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:30:04.23 ID:xYbkP3dNQ
加速
952 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:33:29.05 ID:ZPWcBKZxO
過疎区
953 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:34:05.02 ID:s+eEAp5t0
蚊足
954 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:34:20.36 ID:o0asH0Je0
フヮイト
955 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:35:05.38 ID:xYbkP3dNQ
高速進行
956 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:37:10.10 ID:o0asH0Je0
カサック
957 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:37:41.47 ID:o0asH0Je0
カサッカだった
958 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:37:44.37 ID:Y/1afGHd0

　　　┌────ｫ　, '´￣｀ヽ　っ
　≡　| ｋｓｋする　.|　ﾘﾉ｀ヽ卯）
　　　 | 　かしら. 　|　,9､ﾟ ヮﾟﾉﾐ
　≡ └────┤..(　O┬O
　　　　　　　　　　 ◎-ヽJ┴◎　ｷｺｷｺ


959 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:38:27.83 ID:nrJBmPsc0
手ごわいシミュレーション
960 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:38:35.17 ID:V8ojXfk50
邪気眼
961 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:38:48.85 ID:ZPWcBKZxO
保守
962 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:39:09.58 ID:lw2QkNPW0
加速
963 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:40:30.52 ID:o0asH0Je0
邪気眼ｗｗｗｗｗｗｗ
964 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:40:53.87 ID:mHjTBTKzO
コサック
965 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:41:50.85 ID:lC9gwQd10
早くおちねーかなーこのすれ
966 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:50:23.35 ID:o0asH0Je0
ほ
967 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:53:03.92 ID:Y/1afGHd0
まだ書いてないのあるけど、調子に乗って安価>>975
968 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:53:42.96 ID:FXUPcMrt0
ksk
969 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:53:48.93 ID:o0asH0Je0
ゔ〲〰
970 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:54:24.02 ID:pU6D67jX0
不器用
971 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:54:58.11 ID:SY+ewUX6O
久々の1000記念真紀子
972 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:55:07.46 ID:o0asH0Je0
(´ー｀)y─┛~~
973 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:55:38.86 ID:o0asH0Je0
ｋｓｋ↓
974 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:55:49.74 ID:mHjTBTKzO
健さん？
975 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:57:41.74 ID:pU6D67jX0
ミュー○゛固形石鹸
976 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 17:57:48.92 ID:vG4Pgg0f0
↓
977 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:01:02.47 ID:YKMWm5ki0
ミ○ーズｗｗｗ
これは体中に塗りたくってｒｙ
978 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:02:15.74 ID:Y/1afGHd0
ちょｗｗｗ
中途半端に酷いなｗｗｗ
がんがってくる。
979 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:02:48.24 ID:v/6im+E20
安価：姫初め

「週末さ、俺んち親居ねーんだよ
　それでさ……その……ウチにメシ作りに来てくれねーかな？」
「え？　うん、いいよ」
「助かる！　お詫びってワケじゃないけどさ
　お前が楽しみにしてたゲーム買っとくから、夜通し対戦しようぜ！」
「わ、気前がいいんだねー
　僕もお料理気合居いれるから、楽しみにしててね」

「……って、やり取りがあってさー」
「なによそれ、のろけ？」
「いんや、愚痴
　こう何ていうか、あいつ女体化の自覚が無いと言うか
　俺のこと彼氏として見てないんじゃないかって言うか……
　普通、男から泊まりに来いって言われたら、こう……ねぇ？」
「そんなの知らないわよ！」
「そりゃごもっともなワケだけどさー
　女体化したアイツの事で困った事があったら相談しろって言ったのお前だろ？」
「言ったけど……」
「だろ？　だからさ、アイツに自覚と言うかそういうの一つ頼むわ」
「ちょっ！？　待ちなさいよ！」
「よーろしくー♪」
「むぅ……（あたしだってシた事ないのに、どうしろって言うのよ！）」
980 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:03:53.26 ID:v/6im+E20
戸惑っていても仕方が無い。
たしかにあの子……唯の事で困ったら相談してって言ったのは私。
押し付けられたとはいえ、このままじゃあの子のハジメテがどうなる事やら。
ここは私がフォローしてあげないと……。
私は半分義務のような気持ちで、窓辺で空を見上げてたあの子に声をかけた。

「唯、ちょっといい？」
「ふぇ？　詩織ちゃんどしたの？」

ニコニコしながら振り返る唯。
女の私から見ても可愛らしいこの美少女が、半年前まで男だったなんて
変化を見てきた私達にもとてもじゃないけど信じられない。

「えーと、その……週末お泊りなんだって？」
「うん！　お料理作りに行ってあげるんだ
　それで最新ゲームをやらせてもらうの！　いいでしょー♪」

外見アイドル級美少女なのに男の子丸出しで答える唯。
大丈夫か、この子。
981 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:04:38.83 ID:v/6im+E20
「そっかぁ……でもね、唯
　唯はもう女の子なんだから、簡単に男の家に泊まりに行っちゃダメなのよ？」
「ええぇえ！？　それじゃゲームは？」
「多分オアズケね……ていうか、一応彼氏の家に行くんだからゲームから離れなさいな」
「彼氏？」
「……」

あれれー？　唯ってば恋人の自覚が無いよー？
ダメだこの子、早くなんとかしないと。

「ま、まぁいいわ
　とりあえず、今の唯のままじゃイロイロ駄目だから特訓してあげる
　今夜私の家に泊まりに来なさい」
「うん、行くー」

あっさりと決まる予定。
こりゃ自称彼氏も不安になるわけだわ……
982 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:05:37.81 ID:v/6im+E20
「お邪魔しまーす♪」
「お上がりなさい」

大きなバッグを抱えて唯がやって来た。
……そんなにいっぱい服持ってきて、何回着替える気なのかしら？
まぁ、そんな瑣末な事は置いておくとして
恋人の自覚を持たせるってどうすれば……
勢いで呼びつけたは良いけどノープランな私。
とりあえず自室に通して、ココアを出して時間を稼ぐ。

「あったかくて美味しいねー
　それで僕、どうすればいいの？」

しまった、全然時間が稼げてない。

「えーと……えーと……」
「詩織ちゃん？」
「ごめん、チョット待って？　どうすればいいか考えるから」
「じゃぁ僕の方が先でもいい？」
「先？」

意味が分からず唯の方を振り向いた時にはもう遅かった。
後ろから抱きしめられ、その勢いのままベッドに転がる私達。
983 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:06:24.81 ID:v/6im+E20
「ちょっ！　唯！？」
「詩織ちゃんてば無防備すぎー」
「そりゃ、いきなりタックルされたら普通は」
「そうじゃないよ」

私の言葉を遮るように、唯の唇が私の唇に被さる。

「！？」
「あのね、僕『元』とはいえオトコだよ？
　それなのに簡単にお部屋に上げちゃうし、ラフな格好で僕のこと誘うし……」
「待って待って！　『元』はともかく今は女の子でしょ！　唯は！」
「そんな事いっても、僕は詩織ちゃんが好きなんだもん」

とんでもない愛の言葉を囁きつつ、私を見つめてくる唯。
瞳を通して私自身を見透かされそうで、思わずそっぽを向く。

「駄目だよ、もっとよく見せて」

それがイヤだから横を向いているのに、唯が私をイヂメるような事を言う。
984 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:07:22.42 ID:v/6im+E20
女体化して私より小柄になってるはずなのに、唯を突き飛ばせない。
それどころか私の抵抗は簡単に受け流され、どんどん唯の好きなようにされてしまう。
押し合う胸、密着する腰、絡み合う足。

「ねぇ、詩織ちゃん……僕の方、向いてよ」

絶対向いてなんかあげない！
そう思って横を向いていたら、部屋の隅の姿見に映る私達に気付いてしまった。
チョットだけ見た事あるエッチなマンガよりもずっとずっと卑猥でイヤらしくて……とっても綺麗。
可愛い女の子が、もう一人の女の子を愛しそうに抱きしめている。
もう一人の子の方は、それが嬉しくて堪らないのか目が潤み頬を染めている。
……って、待って！
もう一人の子って私じゃない！
今の私、あんな嬉しそうな顔してるの！？
自分の心が分からない。
不安になった私は、唯のほうを向いてしまった。

「詩織ちゃん、可愛い」

天使のような微笑みと接吻が私を襲った。
985 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:08:16.78 ID:v/6im+E20
その後の事はよく覚えていないけど、とてもとても愛された気がする。
気が付くと自分から唯に抱きついている私が居た。

「唯……」
「詩織ちゃん……」

また瞳を覗かれるけど、今はもう心地良い。
むしろ、唯に私の全部を知ってほしい。
そんな気持ちが私の心をいっぱいにしている。
私、唯のモノになりたい。

「詩織ちゃん……」

ぎゅぅっと抱きしめられた。
全部知られてしまった……伝わってしまったんだ、私のキモチ。

「詩織ちゃんの事、僕のモノにしてあげるね」
「私の事、唯のモノにして」

キモチが溶け合い、一つになる。
おかーさん、ゴメン。
私の始めては、この可愛い級友になりそうです。
986 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:09:02.64 ID:v/6im+E20
…と、ここまで書いて姫初めと違う気がすると気付いて無理矢理シメたｗ
しかもスレ覗いたら超大作がｗｗｗ

1000取りに少しは役立ったらのなら良しという事でorz
987 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:10:30.38 ID:o0asH0Je0
>>986
寺　木　器
988 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:11:40.19 ID:eByNkYbn0
>>936 乙！　493の一言で投下する決心がついた。
ありがとう

>> 乙！　俺の脳内も潤いました。俺の出した安価に答えてくれてありがとう！

1000まで12
989 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:12:35.55 ID:Y/1afGHd0
>>986
乙です～
990 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:13:12.46 ID:pU6D67jX0
>>986
ＧＪ！
991 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:13:36.91 ID:eByNkYbn0
数字が抜けてた
>>985 乙！
992 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:13:49.44 ID:Y/1afGHd0
てか、次スレ立ててくる。
993 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:15:19.09 ID:o0asH0Je0
1000なら俺死亡
994 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:15:51.26 ID:eByNkYbn0
994
995 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:16:00.45 ID:Y/1afGHd0
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1196327728/
次スレ
996 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:16:56.74 ID:pU6D67jX0
次スレ早っｗｗ

1000なら良い文が書ける！
997 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:17:23.19 ID:Y/1afGHd0
早かった…？


1000ならみんな女体化
998 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:17:31.18 ID:eByNkYbn0
>>995 乙
997
999 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:18:10.63 ID:pU6D67jX0
いや、ありがたいっす。
遅いよりかは全然ヨシ

1000だったらみんなフタナリ
1000 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。：2007/11/29(木) 18:18:12.05 ID:vG4Pgg0f0
１０００なら願いがかなうかも？
1001 ：１００１：
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　　　　　　　　/ ⌒（__人__）⌒:::　ｌ 　＜1000越えてやんのｗｗｗｗｗどんだけｗｗｗｗｗ
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　　　　￣ヽ＿/＿＿＿_,､_ノヽ_／￣´
　　　　　 　 /　　　　　_／ 　　　　　　　　　　　　　　これが　VIPクオリティ
　　　　　　 （　　（ 　　（ 　　　　　　　　　　　　　　　 http://yutori.2ch.net/news4vip/
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ま、これをVIPPERが落とすのは無理やね(^_^;)