1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
──22世紀某日
非常警戒を示す警告音とともに赤い蛍光色がタイムパトロール本部を包んだ。
あわただしい人の声、そして機械音。
「状況は!?」
「依然原因は不明。昨夜未明、20世紀後半において時空の断裂を確認。
現在、時空間の移動ができなくなっており、通信も8割以上が異次元へと飲み込まれていき連絡もままならない状況です。」
「20世紀後半…確かタイムパトロールからエージェントが送り込まれている時代だったな。
嫌な予感がする。
現時点を持ってこれを道具危機(アイテムハザード)ランクSに認定する。
これより全ての道具の凍結を開始する。」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:06:58.35 ID:tekZwdhN0
この時代には
一つの道具で世界情勢を変えることができるような代物が数多く存在する。
無論、そのような道具が好き勝手使えないように
予めそういった道具には何重ものセキュリティロックや監視網が存在している。
故にこれまでそのような道具による世界危機に関わるランクの犯罪は起こっていない──と公式には記録されている。
しかし、
もしもそのようなセキュリティを突破されたら
監視が届かない場所に行ってしまえば
それは世界の終わりをあらわしてしまう。
今がその危機に晒されたとき。
理由はわからない。わからないが、20世紀後半との空間が断絶した。
それだけで、それが世界危機に関わる案件へと肥大していった。
そして、最後のセキュリティに手がかけられた。
全ての道具に対する緊急停止ボタン。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:08:40.10 ID:tekZwdhN0
具体的な機能については省略するが
本来、この広大な時間平面上の危険道具を見失ってしまった場合に
STOPさせるための機能。
全時空平面に発信されるため、わずかでもその電波がワームホールを超えさえすれば
断裂が起こっている20世紀後半の地域の道具も全て凍結させることが可能だった。
この停止スイッチ完全に作動させることに成功した。
タイムパトロールはとりあえずの危機は去ったと束の間の時間を喜んだ。
後は緊急停止した道具を限定解除し、原因の究明と解決をじっくり行うだけだと思われていた。
この時、これが事件の始まりだとは誰も思わなかった。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:12:21.26 ID:tekZwdhN0
──死神界
時を同じくして…というと語弊がある。
なぜなら人とは違う時空間に死神というものたちがいるからだ。
不毛な大地が続く世界。
その中に一人、死神の中でも一際異彩を放っている死神が居た。
名をリュークという。。
「くだらねえつまらねえおもしろくねえええぇぇぇぇえぇぇ。」
いつからだっただろうか。
彼はその言葉を日に何度も叫ぶようになっていた。
そこで彼は死神のボスである死神大王から盗んできた殺人ノート・・・通称デスノートを下界に落とすことにした。
それだけではなかった。
時空間を管理する死神大王を上手く口車に乗せ、ある行動を起こさせていた。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:13:18.99 ID:tekZwdhN0
─19世紀後半日本
退屈だ。
いつまでこんな退屈な任務が続くのだろうか。
世界最高峰のエリートが揃う機関、タイムパトロール。
そのエリートの中でも断トツの才能を持っているのがこの僕だった。
退屈だ。
タイムパトロールの仕事は地味だった。
上司は部下を上手く使えない馬鹿だった。
エリート集団が聞いてあきれる。
僕みたいな才能を持った人間をこんな辺境の時空に飛ばして
猫型ロボットの監視をしなければならないなんて。
─いっそ革命でも起こすか・・・?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:13:58.62 ID:tekZwdhN0
唐突に思いついた考えに自分自身鼻で笑ってみせる。
ありえないな。
無能なタイムパトロールにしては道具及び時空間の管理制度は完璧だ。
それこそ人外の力が加わらない限りほんの少しのエラーさえ起きないだろう。
もはや未来ではA級以上の犯罪が起こる可能性は皆無と言ってよかった。
─でも、もしも、革命を起こす条件さえ整えば・・・
そんな考えに思いを寄せているときにそのノートは僕のもとに落ちてきたのだった。
DEATH NOTE ?
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:14:29.78 ID:tekZwdhN0
なんだこれは?
新しい秘密道具が手違いで届けられたのか・・・?
とりあえず、時空全体を管理しているタイムパトロールに連絡すれば全てわかるか。
耳に手を当てる。
埋め込まれた通信機で管理局と連絡を取ろうとする。
聞こえてくるのはノイズだけだった。
何かがおかしい。嫌な予感がする。
こんなことは今まで起きたことはなかった。
何か異常事態が起きたのか?
状況がさっぱりわからない。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:14:47.18 ID:09yJrr8z0
無駄に回りくどい
簡単な事を難しく書くのは無意味
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:15:07.50 ID:tekZwdhN0
とりあえず、家に帰ってもう一度状況を整理しよう。
そう思い、人目につかないところで
四次元ポケットを取り出し、その中からどこでもドアを取り出そうとする。
もちろんこの四次元ポケットはドラえもんの持っているものとは別のもので
タイムパトロールのエージェントの出木杉のものであった。
無論、この時代の人間で出木杉がこのようなものを持っていることを知っている人間はいなかった。
四次元ポケットに手をつっこむ。
!?
違和感が襲う。
あるはずのないもの。それは底という感覚であった。
本来あるはずの四次元空間がそこにはなかった。
ポケットが本来持っている機能を完全に停止させていたのだ。
僕らエージェントは一般人とは別に
外部から道具の干渉を受けないように特殊なセキュリティを道具に強いている。
外部からの干渉を受ける方法はたった一つしかなかった。
まさか・・・緊急停止スイッチが作動させられたのか???
僕が思考を巡らしているその時に奴はやってきた。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:15:48.49 ID:tekZwdhN0
「コンニチワ」
空から舞い降りてきたそれに僕は完全に思考を停止させられていた。
「俺はリュークだ」
リューク?なんだこの怪物は??
「この世界を作ったのは神々たちなのさ。
その世界・・・時空間を神ではなく人が管理するなんておこがましいとは思わねえか?
…なーんてな。
俺はそんなことどうでもいいのさ。ただ平和ってやつが退屈ってやつが嫌いだっただけのことさ。
だからそれをぶっ壊すためにこの時空間のみを孤立させることにした。
無論、俺一人の力じゃ無理だったが死神大王のジジイをだまくらかせば難しい話じゃなかった。
なんせ、人間どもはどの未来でも
いや、未来に行けば行くほど科学っていうものを信頼するようになり、超能力ってやつを排除するようになっていくからな。
人間が知りえない力が、世界が、確かに存在してるとも知らずにな。」
なんだこの怪物は・・・?
わからない。わからない!!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:16:12.47 ID:gkn1d72u0
まぁまぁ期待
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:16:31.81 ID:tekZwdhN0
「このノートはお前に力を与える。能力はその名の通りだ。」
「どうして僕に?」
「・・・お前、まさか自分が選ばれてこのノートを与えられたと思ってるのか?
偶然だよ・・・と言いたいところだが、今回は違う。
俺が観察した結果、お前に渡すのが一番楽しくなると思ったからお前に渡したんだ。」
「僕も・・・退屈だった。この世界が嫌いだった。何かでかいことを成し遂げたかった。
リュークありがとう。もう僕は決心したよ。」
「ノートを使うのか?」
「あぁ。さっき君は言ったよね。時空間を神ではなく人が管理するなんておこがましいとは思わないかってね。
だから僕は、この世界の神になる。そして僕がこの世界を管理する存在になる!」
リュークが歯をむき出しにして笑顔を見せる。
「やっぱり人間っておもしろ♪」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:17:57.11 ID:tekZwdhN0
>>8 すまん。
イマイチおもしろくなかったっぽいな。
見てる人もいないみたいなんで
これ以上やるとただの俺のオナニースレになってしまうので
この辺でやめとくわ。
正直すまんかった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:25:42.69 ID:tekZwdhN0
>>11 お前みたいなやつが一人でもいて正直うれしかったぜ。
ありがという
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:34:28.30 ID:1CD3pJULO
見てるぞー
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:53:19.07 ID:ykxIqbA70
期待してた俺はどうなる・・・・
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:57:07.95 ID:1CD3pJULO
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:57:43.76 ID:4DzgMda6O
出木杉の理解が早すぎ感はある
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:58:56.46 ID:Cqtmh8FH0
え?もう終わりなの?
期待してたのによ・・・・
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:03:30.53 ID:aBgorOg9O
いいからとっとと書けよ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:07:15.03 ID:ykxIqbA70
>>1ひどいお・・・・
久々に良スレに出会えたのに・・・・
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:08:41.19 ID:nZxY+f0TO
また出来杉スレかwwwwwww
はやくドラえもんがジョジョにはまったを完結させろ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:21:26.33 ID:tekZwdhN0
ちょwwwwwまだこのスレ落ちてなかったのかwwwwwwwwwwwww
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:27:48.47 ID:tekZwdhN0
犯罪者をこの世から一人残らず消す。
そんな風にデスノートを使うほど僕は甘ったるい正義を振りかざしたりはしない。
大事なのは自分。
そのために僕がまずやらなければならないことはただ一つ・・・
─22世紀某日
とりあえずの危機は去ったと安堵していた司令室に激震が走る。
「司令!!!!」
勢い良く一人の男が駆け込んできた。
「人が…人が…・・・消えていっています!!」
─20世紀某日
僕がまずやらなければならないことは・・・
それは、未来においてタイムパトロールを発足させるのに関わる人間を消すことだ。
タイムパトロールさえ作られなければ僕の時間犯罪を止めることができる人間はいなくなる。
その為に未来におけるタイムパトロールの基礎を築いた人間の子孫を探し出し
そして、このノートを用いて
殺す!!!
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:29:10.17 ID:Cqtmh8FH0
ktkrwwwwwwwww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:36:04.33 ID:tekZwdhN0
「ドラえもんの役立たず!!!」
のびたの罵声が聞こえる。
「ポケットが使えないドラえもんなんてクズ!ゴミ!カス!
ただのニートじゃないか!!!!!」
そんな罵声も上の空でドラえもんは考え込む。
(何が起きているんだ・・・?
嫌な予感がする。嫌な予感が・・・。もし何か起きたときは僕の命に代えてものびた君を守らなきゃ・・・)
「死ね!視ね!!視ね!!!僕を助けることができないドラえもんなんてどざえもんになって死ね!!!」
(こんなクズみたいな人間でも・・・のびた君の子孫が未来の秘密道具の基礎となり理論や
タイムパトロールといったノーベル賞が何個あっても足りないようなことを成し遂げるんだから・・・
だから僕はのびた君を守らなきゃいうけないんだ!)
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:41:04.26 ID:tekZwdhN0
出木杉「そうだ!しずかちゃんとセックスしよう!」
スネオ「それはいい考えだね」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:02:36.24 ID:gkn1d72u0
書いたら書いたで反応が無いという
TPの祖先がのびたっていうのは期待
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:08:15.14 ID:tekZwdhN0
>>30 まぁ、そういうことだ。
今回は俺のクオリティが足りなかっただけのこと。
正直、この続きを書く意欲はない。
俺みたいな構ってちゃんはレスないと無理なんだ・・・。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:08:53.65 ID:gkn1d72u0
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:11:41.51 ID:tekZwdhN0
>>32 そうしようかと思ってるが?
見てる人もどうやらあなただけのようなので。
また別の機会に違う作品でも書くかな。
俺も見てるんだが
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:18:04.98 ID:Cqtmh8FH0
ROMってる人は結構居るのによ・・・・
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:19:18.86 ID:gkn1d72u0
いずれにせよその程度のモチベでは書ききれないかもしれんな
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:21:20.46 ID:XyvBzETqO
いるよ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:22:41.66 ID:veUmFJv/O
期待してたのに
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:24:20.74 ID:RC53sjl7O
今見付けたのに終りなのか!?
タイミング悪ぃ・・・orz
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:26:53.55 ID:2VueWWCBO
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:40:10.84 ID:Cqtmh8FH0
元から書く気がなかったってことでおk?
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:40:39.38 ID:tekZwdhN0
未来の道具を使用できない今
僕が未来の社会を構築するに至った一人の人物を特定することは不可能に近かった。
もともと彼の存在は特S級のシークレットヒューマンに認定されており
極一部、一国の長クラスの人間しかその存在は知らされておらず
ネットワーク上のどのデータベースからも彼に関する情報を得ることはできなかった。
それでなくとも僕は彼のことなんてどうででもよかった。
彼の理論には興味はあったが、それを作った人間なんかどうでもよかったんだ。
だから僕はある程度その人物について推論することにした。
ヒントは必ず隠されている。
未来から派遣されるエージェントにはそれぞれある任務がある。
地球の歴史さえも動かしかねない働きをする人物を保護するという役割だ。
ただし、エージェントは保護する対象に関する情報を一切与えられることはない。
エージェントは未来からの干渉のみを防げばいい。
そうすれば歴史の流れがあとは自動的に彼らを導いてくれる。
故に歴史改変の恐れを察知するレーダーを片手に日々退屈な毎日を送ることになるのだ。
レーダーの探査範囲は町1個分程度だった。
この時代にやってきているエージェントはドラえもん、僕、朝比奈みくる、そしてシロという犬に扮しているエージェントの計4人だ。
この中の誰かの近くに僕が対象とするターゲットが必ず含まれているはずだ。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:42:11.08 ID:eW3xpZRk0
レスがつかないなら書かないオナニー小説ならやめれ
反吐がでる
>>25 じつはROMってたくせにwwしらじらしいwwwww
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:49:04.21 ID:1CD3pJULO
見てるよー
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:52:59.21 ID:tekZwdhN0
エージェント同士の繋がりは意外に多い。
対象に接触することは容易かった。
あの日、道具が使えなくなってから何度となくメールや電話で会話を行っていた。
が、一向に殺害対象に迫る情報は得られなかった。
無差別に殺すか・・・?
一瞬不穏な考えが頭をよぎる。
(だめだ!この時代の馬鹿な警察はまだしも
そんなことしたら他のエージェントが怪しみだす。仮にもエリートであるタイムパトロールだ。怪しまないわけがない。)
エージェントは対象がいるターゲットの町の人物の一生に関する概略が詰まっているパソコンを持たされる。
そのデータと実際の町の人との行動にズレが出ていないかということをチェックするのも仕事だった。
不運なことにそのデータはこの時代のパソコンで利用可能なデータであったので
緊急停止ボタンの影響を受けることはなかった。
故に不自然な死だけは避けなければならなかった。
─ならば他のエージェントを消したあとに・・・
(無理だ!馬鹿か僕は!!エージェントの名前は全て偽名。そもそも極秘事項を取り扱うタイムパトロールの人間は
皆一様に名前も戸籍も捨てて任務にあたっているじゃないか。これじゃデスノートは使えない)
くそ!!!!!!!!!!!
僕はそういって机を思い切り殴った。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:53:07.99 ID:KCdLChdFO
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:00:45.46 ID:3EgYsWKy0
ゃ こ
じ り
ん ゃ
な ぁ っ あ
ぁ !
あ
ぁ ! !
あ
ぁ
あ
ぁ あ
ぁ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:01:52.37 ID:tekZwdhN0
「おやおや、まだデスノートに名前を一つも書き込んでないじゃんか。つまんねーの」
リュークが軽口を叩く。
黙れ死神が!
しかし、リュークの言うこともあながち的外れではなかった。計画は最初の段階で頓挫しそうになっていた。
リスクを背負わなければならないか・・・。
仮にエージェントが異変に気づいたとしても犯人が僕だとバレる可能性は低いだろう。
デスノートだよ。
このノートを押さえない限り僕の殺人は完全犯罪なんだよ!
決意したと同時に動く。
人間性や将来性といったものを考慮して子孫が偉大な人物になりそうな人間を
ピックアップしてノートに書き込んだ。
「風間トオル 交通事故で死亡」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:09:50.29 ID:tekZwdhN0
電話が鳴る。
エージェント・シロからの緊急連絡だった。
歴史改竄の恐れがあるとのことだった。
それから1日が過ぎた。
未来の道具は消えていなかった。
失敗・・・か。
未来の基礎を作った人物が死んだなら未来の道具は存在さえしないことになる。
つまり、今やただのポケットとなりはてた元四次元ポケットは影も形も無くなってしまうのだ。
次
「キョン 事故死」
なんだこいつ。本名がキョンなのか???
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:16:36.23 ID:tekZwdhN0
だめだ!
一向に該当者が出ない。
それもそうだ。
一つの町に一体何人の人間がいるというのだ!
そうこうしている内に2ヶ月間が過ぎた。
殺した人間は数百を超えただろう。
未だポケットはポケットとしてそこに存在していた。
そんな時だった
エージェント・シロから全員に連絡が行く。
シロ>僕は今回起きている住人の死にはこの中の誰かが関わっているという結論に至った
デキ>それはどういう?
ドラ>それはどういうこと?
ミクル>???
ドラ>あ、被っちゃったwww
シロ>この中に時間犯罪者が居るということです。
どういうことだ・・・。まさか、バレたのか?
いや、ありえない・・・。落ち着くんだ。
ちょwwwwwシロwwwテラコナンwwwww
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:24:16.62 ID:tekZwdhN0
シロ>腹を割って話し合いたい。できれば、みんな本名を名乗ることにしないか?
デキ>おk
ドラ>おk
ミクル>いいですよ〜
なんていう幸運。奇跡。
エージェントさえ一掃できれば後はどうとでもなる。
自分から提案するのは怪しまれると思いやらなかったが、こんな馬鹿がいたとは。
それに同意してる他の奴らもただの馬鹿か?
デキ>僕は仲居正弘
ドラ>僕は直江リキ
シロ>僕は永井マリオ
ミクル>蒼井空です
どれもこれも偽名っぽいな。
もちろん、僕が名乗ったのは偽名だ。
まぁ、こんなことで本名が引き出せるとも思ってないよ。
そういいつつ、どこか期待しながら皆の名前をデスノートに書き込んでいた。
全く進まない計画に焦っていたのか
その行為は半分自動的に行われた行為だった。
それから1分後
シロ>──チャットから退席しました
シロwwwwwつええwwwww
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:31:53.34 ID:tekZwdhN0
ドラ>まさか、君が犯人だったなんてね。
ミクル>なんてことを・・・
デキ>???
どういうことだ!!?
ドラ>僕も、ミクルも偽名さ。ただ、シロだけが本名だった。つまりはそういうことだよ。
シロはどうやったのかは知らないが君が犯人であるという確信に近いものを見つけたんだ。
そして今回の計画を話し出したんだ。
それからはドラの独壇場だった。
全ては3人で共謀した計画だった。
僕が犯人であることを証明するためにシロが自らの命を犠牲にしたのだ。
「もし名を名乗った直後に僕が死んだら犯人は出木杉である」と。
「信じられないかもしれないけど名前を書くだけで人を殺せるノートが存在するという
伝説が書かれた文献を読んだことがある。それが現実に存在するのではないかと僕は考えてるんだ」
そこまで聞いて
僕はすぐに家を飛び出していた。
ぐずぐずしていたら僕はドラやミクルに捕まってしまう・・・。
くそ!!!!!!!!!
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:32:59.00 ID:sKMiJpjkO
wktk
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:43:48.30 ID:tekZwdhN0
くそ!!くそおおぉぉぉぉ!!!
おい、リューク!!目の取引だ!!
目の取引。
それは死神の目を手に入れる契約。
その目は人の本名と寿命を見通すことができる。その代わりに自分の寿命の半分を差し出さなければならなかった。
今すぐにドラとミクルを殺害しなければ・・・。
一刻を争う事態だった。
早くしなければ国防省に連絡が行き、先ほどのチャットのログより
僕は極秘裏に国家から暗殺されてしまうだろう。
タイムパトロールは緊急事態に備えて国のトップの人間と裏で契約を結んでいるのだ。
目の取引が行われる。
すぐさまポケットよりミクルの画像を取り出し名を確認して、書き込む。
そしてドラえもんについても同様の行為を行う。
助かった・・・のか?
書き込みより数分後。
世界に異変が起こった。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:45:53.97 ID:gkn1d72u0
ほう
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:47:56.25 ID:tekZwdhN0
モノクロの世界が広がる。
その中心に居たのは一人の少女だった。
この世界にはS級指定されている人間が2人いた。
一人は未来の基礎を作る野比のびた
もう一人は神の力を持つ少女、涼宮ハルヒ。
ミクルの保護対象は彼女であった。
愛するキョンの死に耐え
悲しみをずっと内にたくわえてきた彼女。
エージェント・ミクルの支えもありなんとか持ちこたえていた彼女。
そのミクルが突然死んだ。
走っていくミクルに声をかけたその時に彼女は突然心臓を押さえて倒れた。
そして死んだ。
それが引き金となった。
彼女を中心にモノクロの世界が広がっていった。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:51:29.51 ID:X0kABLSHO
ドラえもんとクレしんはいいがデスノとハルヒが厨臭い
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:55:02.97 ID:tekZwdhN0
なんだこれは?
と小声で呟いたその刹那。
腹部に痛みが走る。
それが生ある内に感じた最後の感覚だった。
「なんだこれは?じゃないよねぇ。ドラえもんをこんなにしてさ。」
そのメガネの少年は野比のびただった。
右手には銃が握られていた。
「た・・・ただの・・・オチこぼれの愚図のくせにmjf」
パンパンパンパン
乾いた音とともに絶叫が木霊する。
そして出木杉の両手両足に1発ずつ鉛玉の穴が開く。
「愚図は貴様だろ?お前がミクルを殺したせいで彼女が覚醒した。
そしてドラえもんの死とともに僕、ジャイアン、スネオ、しずかの覚醒が解かれた。
未来は・・・終わりだ。」
どう・・・いう・・・ことだ?
貴様・・・は・・・ただの・・・・・将来・・・・科学者になるだけ・・・の
た・・・だの・・・人間じゃ・・・
そこで出木杉の命は尽きた。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:59:24.71 ID:tekZwdhN0
みりみりみりという嫌な音とともに
のびたの持っていた銃がのびたの身体と同化していく。
「とりあえず、お姫様を止めないとな。」
そう言うとのびたは勢い良く飛んでいった。
生身の肉体のはずなのに彼は空を飛び、彼女のもとへとたどり着いた。
「やあ、ハルヒさん。はじめまして。」
「あなた誰よ?」
「貴方を殺すものです」
そういうと、鉄砲の形を作る指が本当に変形していき
銃がそこに生まれた。
そして乾いた音とともに銃弾が放たれる。
しかしその銃弾が彼女を貫くことはなかった。
「来ないで!!!!!!!!」
その言葉とともに銃弾はあらぬ方向に弾かれていた。
「ちっ・・・ATフィールドか・・・」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:03:12.84 ID:NC+5TUQbO
なんかとんでも展開しまくってるな
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:03:48.46 ID:Zfeb5q4u0
バトル物に変わってきたな、面白いから良いけど
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:06:39.78 ID:G8VFWkkr0
/#\_/#\ / ̄  ̄\
| ### (#) ### | / ヽ
/ヽ##ノ \.#ノ、 / |
/ │ | , -===-、| いつの間にか風呂敷が拡大していっている
| -===-、| │ / ヽ とてもじゃないけど僕の力量じゃ無理だよ。
│ / ヽ ヽ/ | | すごく挫折しそうです。
ヽ/ │| |_| |_|
|_| |_| (.__.) |_.)
(.__) -◎ |_ ) │ -● |
| | | | | |
⊂二⊃⊂二⊃ ⊂二 ⊃⊂二⊃
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:07:25.01 ID:G8VFWkkr0
.r==x r==x
/三/.|/三/ |
(三(/(三(/_/
l ̄¨'| ̄ ̄¨|
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r|:::::::::::::::::::::::|
_ノ  ̄`ー--、,;;l~ヽ
,∠==、ヽ `i'ー- . l
/ ヽ| 「`'ー、`ー、 .ノ
l ミ| / `ー、ヽ
/j R|イ ー-ァ、. Y゙ ホントマジむっり〜☆
{ [`ュハハハr''~] ̄ ___ノ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:11:58.50 ID:AFDUM9t3O
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:13:44.19 ID:5Zd6kX3Q0
普通につまらんし辞めたいなら辞めた方がいい
時間の無駄
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:15:37.98 ID:G8VFWkkr0
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ ATフィールドってなんだおwwwwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒) 覚醒ってwwwwテラ厨二病wwwwwwwwwwwww
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // バ
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ ン
| ノ | | | \ / ) / バ
ヽ / `ー'´ ヽ / / ン
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:19:11.31 ID:Cud/ipnN0
おwwwwいwwwwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:25:09.92 ID:G8VFWkkr0
世界は崩壊へと向かっていっていた。
(くくく・・・やっぱり人間っておもしろ!)
リュークはただの傍観者であった。
出木杉が死んだ今もそれは変わらなかった。
「ハルヒさん、今の僕では君を傷つけることはできないようだ。
でも、君の力を抑制することはできる。」
そう言うと、のびたは巨大なあやとりを出現させ
ハルヒの周囲一帯に張り巡らせた。
「喝!」
そう言うと、糸はハルヒに収束していき
そして包み込んだ。
広がりを続けていたモノクロの世界は動きをやめた。
「さて・・・これからどうするかな」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:27:25.26 ID:sFtNno+V0
期待してた俺が馬鹿だった
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:56:41.18 ID:kiyv3QZO0
ドラえもん「ジャイアンを殺す?へえ!そいつはいいね!君もいなくなる」
のびた「おい、皮肉ってくれるなよ、僕は真面目だ!ああ!大真面目さ!
僕は何をされた?物を取られ、顔を殴られ、安らぎは無しだ!
なのにあいつは?笑っているのさ!おかしいじゃないか!
代わりに命の一つくらい貰うのが筋だろう!」
ドラえもん「それでどうするつもりだい?あいつに振り下ろすバッドなら貸してやろう!
しかし決めるのは君だ!自分を捨てるのも自由だ!
だから僕は喜んだのさ!どちらに転んでも、面白可笑しいよ!」
のびた「よし、わかった、すこし考えるとしよう!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:59:06.32 ID:kiyv3QZO0
のびた「バッドを貸せ!」
ドラえもん「決めたのかい!いいぞ!それもまた面白いじゃないか!
いつやる?今やるかい?おっと!あまり関わっちゃいけないな!
僕は人を殺さないからな!」
のびた「そうするがいい!君には似合わないよ!」
ドラえもん「それは挑発かい?下手なもんだ!
喧嘩はお手の物だろう!憎らしい負け台詞のひとつでもほしいところだ!」
のびた「もういい!君の相手をしている暇は無いな!僕はもう怒り心頭だ!
ああ、我慢ならない!やってやる!」
ドラえもん「ようし!」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:00:57.04 ID:kiyv3QZO0
のびた「ジャイアンはどこに行った!答えろ!」
スネオ「ジャイアンは、ジャイアンは、おい、離すんだ!それどころじゃないぞ!
いいか、聞けよ!?ああ、やはりお前には言うべきではないな
しかしそのバッドは恐ろしいものだ!まあいい、言おう」
のびた「はやくしろ」
スネオ「しかし誰にも言うんじゃないぞ!それだけは約束しなければ
僕は口を塞いで逃げることしかできなくなってしまうからね!」
のびた「約束しよう」
スネオ「よし」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:03:34.92 ID:Dfkx4KIz0
キョン「・・・ハッ」
気が付くと俺は床に寝ていた。
「なんつー夢見ちまったんだ!フロイト先生もビックリだぜ!!」
完
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:04:15.55 ID:kiyv3QZO0
スネオ「ジャイアンは死んだ!車にはねられたのさ!
ところがだよ、ムクだ!それはムクだったんだ!
ムクはジャイアンになり、ジャイアンはムクになり
おい、言っておくが、嘘じゃあないんだ
僕にもよくわからないことなんだ!」
のびた「ああそうだろうね!冗談を真面目に理解する馬鹿はいるものかね!
しかしだ、それが真ならば不可解だ、実に不思議だ!
そして僕には都合がいいことになる!」
スネオ「恐ろしいことはやめてくれ!ムクになった彼に、慈悲の一つもないのかい!」
のびた「僕は彼が人であろうがやるつもりだ!君も媚を売るのはやめるといい!」
スネオ「ようし、やってしまおう!」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:05:06.05 ID:Zfeb5q4u0
ワロタ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:08:07.80 ID:kiyv3QZO0
のびた「ムクはどこだ!」
ジャイコ「御覧なさい!今はそれどころではないのです!のびたさん!
お兄ちゃんが!ああ、私はもう我慢なりません!
あの運転手を今にも八つ裂きにしてしまいそうです!これは真面目な話ですよ!
のびたさん!よろしいのならば、もしよろしいのなら!そのバッドを私に貸してはいただけませんか?」
のびた「よろしい!しかしムクの居場所を聞いてからにしよう!」
ジャイコ「空き地で歩いているところを見たのです、それはとても弱々しかった
何かを嘆いているようでした!あまり追い詰めないでください!
さあ、それでは!」
のびた「真偽はわからないな、しかしよかろう!これを使いなさい!」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:09:55.30 ID:Dfkx4KIz0
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:10:08.80 ID:kiyv3QZO0
スネオ「のびた!君は悪いお人よしだ!彼女を殺人者に仕立て上げ
僕たちの武器まで差し上げてしまうのか!
丸腰だ!どうすればいい?ドラえもんを呼ぼう!そうだ!それがいい!」
のびた「ならば勝手にするがいい!彼はあくまでも見ているだけのようだが?
武器は貸してもらえるかもしれないが、それ以上の期待はするものじゃないよ!」
スネオ「充分だ」
のびた「ようし、ならば僕も行こうかな」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:13:39.56 ID:kiyv3QZO0
たまこ「のびた!ああ、スネオさんまで!来てはいけません!
あなたたちにはあまりにも残酷な姿なのです!
できることなら、聞くこともおよしになって!
私でさえ、今にも泣いてしまいそうなのですよ!」
のびた「ママは嘘が下手なのだね!尚のこと、僕はそれを見なければならない!
彼は僕の友人だ!たとえひどいものだとしても、僕が逃げるのは
あまりにも薄情ではありませんか!」
スネオ「のびたの言うことだ!無茶苦茶かと思えば、なかなかどうして
ママさん、息子の言うことを聞いておやりなさい」
たまこ「しかたがないのでしょうか?それでもやはり私は引き止めたいのです!」
のびた「もういい!それが貴方の人情ならば、そうしているがいい!」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:16:30.53 ID:kiyv3QZO0
のびた「どうやらドラえもんは死んだらしいな!
それも無惨な姿だと言うじゃないか!
ママはあいも変わらず、嘘が下手なんだ!」
スネオ「とすれば、武器の当ては無いな!
やむをえないが、やはり丸腰でムクを、いや、ジャイアンを殺すのか?」
のびた「一本道の上で道を尋ねることは、実に恥ずかしいとは思わないか?」
スネオ「やはりそうか!僕も腹をくくるしかないのか!」
のびた「嘆くなよ!相手は犬だ!ジャイアンですらない!ただの動物だ!
なんならジャイコにバッドを返してもらってもいいが」
スネオ「ぜひそうしてほしいもんだね!しかし無理にとは言わないよ」
のびた「ならば諦めてくれ!面倒なんだ」
スネオ「呆れた!」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:18:58.16 ID:kiyv3QZO0
スネオ「ムク!おい!ムクが!ジャイアンが死んでいる!」
のびた「ジャイコだ!私にはわからない!しかしそんな予感が、大きくて仕方がないのだよ!」
スネオ「やはりバッドを渡すべきではなかった!ああ!これは君がやったことだ!」
のびた「返す言葉もないな!それを見越して言ったのだろうが
それよりも先にジャイコを何とかすべきではないか!?」
スネオ「それもそうだ!」
のびた「しかし急ぐ必要はないな、もうそこにいるのだから!」
ジャイコ「こんにちは!」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:21:05.01 ID:kiyv3QZO0
のびた「ジャイコ!目的ははたせたかな!?」
ジャイコ「ええ!私がやったのよ!」
のびた「それはよかった!しかしだ、僕たちもそいつが要るんだ
用が済んだなら返してはくれないか?」
ジャイコ「だめ!だめ!私はみんなやってしまうのよ!
ドラえもん、ムク、しずかさん、次は誰にしようかしら!?
いいえ!迷うことは無いわね!」
スネオ「なんてことだ!あのバッドは!?」
のびた「そういうことらしいな!恐ろしく凶暴になるようだ!
どうしようもない、どうにもならないな!」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:23:22.70 ID:kiyv3QZO0
スネオ「ぶげぁ」
ジャイコ「次はのびたさん!?そうなのね!?」
のびた「なんてことだ!スネオの顔がおぞましいことになってしまった!
おっと!驚いている余裕はないぞ!次は僕なのだから!
ドラえもんがいないのは困ったことだ!それにしずちゃんが死んだことも悲しい!
しかしどうにもならない!ああ!ジャイコ!お前が悪だった!」
ジャイコ「そう!私が悪だった!そしてそれでかまいません!
それの証明です!のびた!死んでしまえ!」
のびた「うわあ!もう駄目なのか!」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:25:02.84 ID:W3Z9nXKM0
たまこ「のびた!ああ、スネオさんまで!来てはいけません!
あなたたちにはあまりにも残酷な姿なのです!
できることなら、聞くこともおよしになって!
私でさえ、今にも泣いてしまいそうなのですよ!」
のびた「ママは嘘が下手なのだね!尚のこと、僕はそれを見なければならない!
彼は僕の友人だ!たとえひどいものだとしても、僕が逃げるのは
あまりにも薄情ではありませんか!」
スネオ「のびたの言うことだ!無茶苦茶かと思えば、なかなかどうして
ママさん、息子の言うことを聞いておやりなさい」
たまこ「しかたがないのでしょうか?それでもやはり私は引き止めたいのです!」
のびた「もういい!それが貴方の人情ならば、そうしているがいい!」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:25:47.93 ID:W3Z9nXKM0
のびた「ムクはどこだ!」
ジャイコ「御覧なさい!今はそれどころではないのです!のびたさん!
お兄ちゃんが!ああ、私はもう我慢なりません!
あの運転手を今にも八つ裂きにしてしまいそうです!これは真面目な話ですよ!
のびたさん!よろしいのならば、もしよろしいのなら!そのバッドを私に貸してはいただけませんか?」
のびた「よろしい!しかしムクの居場所を聞いてからにしよう!」
ジャイコ「空き地で歩いているところを見たのです、それはとても弱々しかった
何かを嘆いているようでした!あまり追い詰めないでください!
さあ、それでは!」
のびた「真偽はわからないな、しかしよかろう!これを使いなさい!」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:25:49.22 ID:kiyv3QZO0
ジャイコ「あは、あはは、次はどうするべきかしら!?
私はまだまだやれるみたいよ!
きっと止まらないのでしょう!今の私はそれでいいと思っている!
後でたまらなく嫌な気持ちになるかもしれない!それでも駄目みたい!
私はまだまだやるつもりのようなの!
ああ!おそろしい!しかしこれで終わらないのならば
終わるまで耐えることが、私の最後の術のようです!
さようならみんな!」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:26:47.11 ID:W3Z9nXKM0
スネオ「ぶげぁ」
ジャイコ「次はのびたさん!?そうなのね!?」
のびた「なんてことだ!スネオの顔がおぞましいことになってしまった!
おっと!驚いている余裕はないぞ!次は僕なのだから!
ドラえもんがいないのは困ったことだ!それにしずちゃんが死んだことも悲しい!
しかしどうにもならない!ああ!ジャイコ!お前が悪だった!」
ジャイコ「そう!私が悪だった!そしてそれでかまいません!
それの証明です!のびた!死んでしまえ!」
のびた「うわあ!もう駄目なのか!」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
!大杉英才